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報 告 書
コンテンツ産業振興事業に関わる調査分析等委託
報 告 書
平成 28 年 3 月 31 日
松戸市
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
目次
第1章 はじめに ................................................................................................... 1
1. 本事業の背景・目的 .......................................................................................... 1
2. 調査分析の流れ ............................................................................................... 2
第2章 文献・統計調査 ........................................................................................ 3
1. 業界の構造 ...................................................................................................... 3
2. 統計調査 ......................................................................................................... 9
3. 他自治体の動向 ............................................................................................. 34
第3章 インターネットアンケート調査結果 ............................................................. 38
1. 調査目的・調査方法 ....................................................................................... 38
2. 調査結果 ....................................................................................................... 39
3. まとめ ............................................................................................................ 80
第4章 ヒアリング調査結果 ................................................................................. 81
1. 調査目的・調査方法 ....................................................................................... 81
2. 調査結果 ....................................................................................................... 81
3. まとめ ............................................................................................................ 85
第5章 調査結果からみる今後の方向性 ............................................................. 86
1. 調査結果からいえる松戸の可能性 .................................................................... 86
2. まとめの結果を踏まえた政策の方向性 ............................................................... 87
第6章 評価指標の構築 ..................................................................................... 91
参考資料 ........................................................................................................... 92
第1章
はじめに
1.本事業の背景・目的
わが国でコンテンツ産業(ここでは、映画、アニメ、ゲーム、書籍、音楽等の制作・流
通を担う産業の総称とする)は 12 兆円規模にも達しており、他の産業とのコラボレーショ
ンのしやすさ、生産性・利益率の高さ、海外での需要等で今後の成長がさらに期待されて
いる。
本市は、特徴的といえる産業が弱く、住宅都市としての性格が強いため、行政運営とし
て個人市民税が大きく占めている傾向にある。一方で、かつてはフィギュア大手メーカー
や上場を果たしたゲーム制作会社が存在しており、現在もコンテンツ制作会社が立地する
ことから、実態として都市近郊でありながら生活コストが安いといった理由によりコンテ
ンツ産業が立地する上でのポテンシャルが高い街であると推測できる。
また、若手クリエイターを誘致する不動産会社が、ここ数年で約 200 人の誘致に成功し、
アートプロジェクト等の市の文化政策とも連携を図っている。さらに、本市を舞台とする
コンテンツを創りたいという想いを持ったクリエイターから様々な提案を受けている。
このような背景や課題、気運を活かすためには、まず本市のコンテンツ産業を定量的に
把握することが不可欠だと考える。現状を調査分析し、コンテンツ産業の課題やニーズを
抽出することで、コンテンツ産業を活性化させる制度や仕組みを創出し、質の高い雇用を
確保することを目的とする。
1
2.調査分析の流れ
本調査は統計・文献調査を踏まえて、松戸市の都市としての特徴を人口規模や流動から
把握していく。これらで都市間の規模をみながら、松戸市のコンテンツ創作・消費にかか
る動向を他自治体と比較しながら、都市における位置づけを評価するため、インターネッ
ト調査で評価する。
ヒアリング調査では、コンテンツ産業に本業もしくは副業などで関わっているクリエイ
ターに対して、松戸市での働きやすさや課題、施策展開に関するアイデアなどのニーズを
抽出し、具体的な施策展開の方向性について検討する。施策展開の成果を把握するため、
評価指標を構築して、次年度以降に継続的に評価する。
図表 1
1.統計・文献調査
2.インターネットアン
ケート調査
3.ヒアリング調査
4.コンテンツ産業振興の
方向性
5.評価指標の構築
調査分析の流れ
松戸市の都市の特徴を把握
松戸市のコンテンツ創作・消費にかかる動向を把握
既存の事業者からニーズを把握
1~3を踏まえた政策の具体的な方向性を検討
4.の施策を評価するための評価指標を構築
2
第2章
文献・統計調査
1.業界の構造
(1)目的
コンテンツ産業の振興を考える上で、まず既存の統計などを活用しながら、その動向を
明らかにする。
(2)コンテンツ産業の傾向
①国内における市場規模
コンテンツ産業別にみた市場規模をみると、総額約 12 兆円前後で推移しており、2008
~2009 年頃に一時落ち込んだが、その後、徐々に回復傾向にある。内訳をみると、
「静止画・
テキスト」が 4.6 兆円、次いで「動画」
(4.5 兆円)
、
「ゲーム」
(1.6 兆円)
、
「音楽・音声」
(1.3
兆円)と続いている。
図表 2
コンテンツ産業の市場規模
(億円)
160,000
140,000
128,125 129,859 129,962 126,443
120,000
100,000
80,000
60,000
53,419
54,220
54,467
53,200
11,151
17,003
12,652
16,941
12,344
16,441
46,551
46,046
46,710
40,000
20,000
119,154 119,578 118,037 118,623 119,138 120,748
50,016
49,122
47,909
46,906
46,359
46,310
11,660
15,914
10,703
14,454
11,675
13,797
12,321
13,341
13,775
13,639
14,852
13,252
15,768
13,271
45,669
43,982
44,984
44,465
44,303
44,675
45,399
0
2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
動画
音楽・音声
ゲーム
静止画・テキスト
資料)デジタルコンテンツ協会(2015)「デジタルコンテンツ白書」より作成
3
次いで、2005 年を 100 とした場合の業種別の市場規模の伸び率をみると、全分野で減少
傾向にあるなかで、
「ゲーム」が 141.4 と唯一増加傾向となっている。
図表 3
コンテンツ産業の市場規模の伸び率(2005 年=100)
(2005年=100)
160.0
141.4
140.0
120.0
97.5
94.2
86.7
100.0
100.0
80.0
78.1
60.0
40.0
20.0
0.0
2005年
2006年
2007年
動画
2008年
音楽・音声
2009年
ゲーム
2010年
2011年
2012年
静止画・テキスト
2013年
2014年
総額
資料)デジタルコンテンツ協会(2015)「デジタルコンテンツ白書」より作成
しかし、ゲーム業界全体が伸張しているとは限らず、
「パッケージソフト」
(いわゆる「任
天堂DS」等のハードとともにプレイするタイプのゲーム)、「フィーチャーフォン向けゲ
ーム」(いわゆる「ガラケー用」のゲーム)、
「アーケードゲーム
オペレーション売上げ」
(いわゆる「ゲームセンター」の売上げ)は全て減少傾向にあり、他方で「オンラインゲ
ーム
運営サービス売上」が圧倒的に増加するなど、内訳の構造が変化してきている。こ
の背景には、ソーシャルゲームが底上げしていると推察される。
図表 4
ゲーム分野における市場規模の変化
(億円)
16,000
14,000
12,000
11,151
10,000
8,000
6,825
6,000
4,000
2,000
0
589
596
3,141
12,652
12,344
11,660
10,703
11,675
4,958
12,321
4,875
7,029
6,781
5,731
753
737
908
831
1,026
923
1,331
988
2,211
1,064
2,648
3,823
3,980
3,341
3,442
3,185
4,133
5,043
13,775
4,700
14,852
4,564
4,432
475
964
2,286
1,613
15,768
3,857
2,932
6,788
2,537
8,505
2,356
2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
パッケージソフト売上
オンラインゲーム 運営サービス売上
フィーチャーフォン向けゲーム売上
アーケードゲーム オペレーション売上
資料)デジタルコンテンツ協会(2015)「デジタルコンテンツ白書」より作成
4
②海外における市場規模
コンテンツ産業別にみた海外の市場規模について経済産業省(2014)「コンテンツ分野にお
ける商標権、著作権等の管理・活用に関する実態調査」(A.T.カーニー受託調査)では、「日
本由来コンテンツ」を算出している。
図表 5 がその算出プロセスを示したものであり、
「コンテンツ市場規模」は全世界におけ
る市場規模を指し、
「コンテンツ別日本由来コンテンツ売上」は各分野におけるシェアから
日本由来コンテンツの値を算出した値であり、これらを合算した値が「日本由来コンテン
ツ売上合計」となっている。なお、
「日本由来コンテンツの売上構成」は「コンテンツ別日
本由来コンテンツ売上」の値のシェアをグラフにしたものである。
海外のコンテンツ市場は、
「映画 570 億米ドル、放送 3,850 億米ドル、アニメ 170 億米ド
ル、マンガ 60 億米ドル、 音楽 150~200 億米ドル、ゲーム 520~620 億米ドル、キャラク
ター物販 110 億米ドルから構成され、合計で 約 5,500 億米ドルと推定される」とし、その
うち日本由来のコンテンツの展開状況をみると、
「マンガ(規模 15 億米ドル:シェア 24%、
以下同じ)
、アニメ(2 億米ドル:1%)、ゲーム(110 億米ドル:19%)
、キャラクター物販
(9 億米ドル:8%)
」となっている。つまり、我が国のコンテンツ産業の海外展開に占める
割合はほとんどがゲームである。
図表 5
海外の日本由来のコンテンツ売上(コンテンツ別)
資料)経済産業省(2014)「コンテンツ分野における商標権、著作権等の管理・活用に関する実態調査」(A.T.
カーニー受託調査)より
5
(3)コンテンツ産業の業界構造
①概要
コンテンツ産業の業界構造をみると、表現者・クリエイター(作家、脚本家、アーティ
スト、漫画家等)とパブリッシャー(新聞社、出版社、放送局、芸能プロダクション、ゲ
ーム会社等)などに分けられる。その後にコンテンツの形式にあわせて配信流通手段(パ
ッケージやPC・モバイル、放送等)などのメディアを通じて、消費者に届けられる。
例えば、作家と出版社の間では「出版契約」、芸能人ならば芸能プロダクションと「マネ
ジメント契約」など、パブリッシャーは個人の表現者・クリエイターが契約し、個人の表
現がパブリッシャーを経由して、メディアを通じて発信されている。
他のコンテンツ産業をみても、アニメーション産業では、元請から制作会社あるいは直
接元請から個人のアニメーターに発注される仕組みになっているが、アニメーターのほと
んどが個人のクリエイターとなっており、彼らが制作を担っている。
図表 6
アニメーション制作の構造(取引に関するフロー)
製作委員会/テレビ局等
制作会社
(元請)
制作会社
(グロス請)
制作会社・美術会社等
個人事業者
専門家
制作会社・美
術会社等
制作会社・美術会社等
個人事業者
専門家
制作会社・美術会社等
制作会社・美
術会社等
個人事業者
専門家
※これら流れはあくまで相対的なもので、
仕事を請ける立場で位置付けが変ります。
また、作品ごとに位置付けが変化いたしま
す。
注釈)元請制作会社:主に製作委員会(DVDメーカーや広告代理店など出資者による任意組合)やテレ
ビ局から委託されたアニメーションの製作・運営・管理業務を行っている。グロス請制作会社:主
に元請制作会社から委託されてアニメーションの製作・運営・管理業務を話数単位等で一括して行
っている。下請制作会社:他の制作会社から委託されてアニメーション制作工程の業務を行ってい
る。個人事業者:アニメーション制作工程の一部の業務を個人で行っている。
資料)経済産業省(2015)「アニメーション制作業界における下請適正取引等の推進のためのガイドライン」
より
6
また、コンソールゲーム(ゲーム専用機向けのゲーム)を例にとると、ゲーム専用ハー
ドの会社(任天堂、ソニー・コンピュータエンタテイメント等)とパブリッシャー(コナ
ミ、セガサミーホールディングス等)、開発会社で分かれる。ハードに対してパブリッシャ
ーがライセンス契約をし、パブリッシャーから開発会社に発注している。なお、パブリッ
シャーの中には開発・制作に関わる部門を有している企業もいる。
加えて、開発・制作に関しては下請の企業に発注するほか、ゲームの一部(脚本、CG
や音楽等)を個人のクリエイターに発注することもある。
図表 7
ハード
コンソールゲーム制作の構造(取引に関するフロー)
開発会社
パブリッシャー
下請開発会社・
個人(脚本・CG)
②個人のクリエイター
個人のクリエイターにとって、コミックマーケット等に代表される同人誌即売会は、プ
ロ(本業としてのクリエイター)への登竜門のひとつとなっていたが、さらに近年ではイ
ンターネットを通じて作品を発信する場が増えたことによって、プロになる上での選択肢
。
が増えている(図表 8)
具体的には、ダウンロード販売、そのほかウェブサイトを通じて定額でクリエイターを
支援するウェブサイトなど、個人のクリエイターにとって収益モデルが多数現れてきた。
また、コンテンツの数が膨大に増えてきているため、本業として会社勤務をしながら副業
として小説や音楽活動をするクリエイターも増えてきていると推察される。
図表 8
インターネット投稿サイトの例
■映像等:youtube、ニコニコ動画
■画像:Pixiv、TINAMI
■ゲーム等:DMM、DLsite
■小説:小説家になろう
■音楽:Sound Cloud
/等
矢野経済研究所(2015)「
「オタク」市場に関する調査結果 2015」によると、2014 年度の
同人誌市場は 757 億円 1であり、増加傾向となっている。また、同人誌の販売を扱うウェブ
サイトDLsiteによると、参加サークル数・作品数ともに増加傾向となっている。
コミックマーケットによると参加サークル数が1回あたり 35,000 サークルといわれてお
り、我が国の同人サークル数がこれと同数と仮定し、同人誌市場の規模で除すと1サーク
ルあたり約 210 万円/年の市場規模となる。サークルによる売上高はばらつきが多いことが
予想されることから、趣味として携わるクリエイターがいる一方で、サークル活動が本業
あるいは副業となっているクリエイターがいることも推察される。
1
個人及び同好者を集めたグループが自費で出版する雑誌及びソフトウェア全般。同人誌即
売会、同人誌取扱店への委託販売、ダウンロード販売で流通しているものを対象とし、小
売金額ベースにて算出した
7
③「副業」としてのクリエイターに着目
創作活動はかつてより小説家や漫画家をはじめとした個人クリエイターと企業(出版社
等)との分業により創作活動が進められてきており、その中で副業のクリエイターも以前
より存在していた。しかし、新聞のような旧来からあるメディアのように、社員みずから
創作活動(例:記者)をするメディアもみられ、現在でこそ個人のクリエイターによって
創作されているアニメーション産業もかつては雇用契約に基づく社員によって制作される
比率も高かった。
しかし、創作活動が多様な作風に柔軟に対応することや、企業としてのリスク分散の観
点から個人のクリエイターに対して一部を委託することが増え、現在のコンテンツ産業を
みると一つの作品に対して多くの個人クリエイターが関わることもある。さらに、前述の
通り、同人市場の拡大とインターネットの投稿サイトを中心として、様々な形で創作活動
に参加出来るようになったことから、副業として創作活動に取り組む個人クリエイターが
増加してきたと推察される。
こうした観点から今後のコンテンツ産業の振興を図る上では、副業として創作活動に取
り組むクリエイターなどにも着目していくことが重要になると思われる。こうした仮説を
踏まえつつ、次節以降で各種調査を通じてその支援のあり方を検討していきたい。
図表 9
創作活動の時系列的な変化(仮説)
多様な作風への柔軟
な対応とリスク分散
同人市場の拡大と
メディアの分散
時間軸
会社
会社
会社
個人クリエイター
(本業)
個人クリエイター
(本業)
個人クリエイター
(本業)
個人クリエイター
(副業)
比重が
個人クリエイター
増加 (副業)
個人クリエイター
(副業)
裾野
比重が
増加
8
2.統計調査
(1)目的
松戸市の都市特性(人口動態、産業構造、通勤・通学構造等)やコンテンツ産業の概況
(経済規模、雇用規模等)を統計データによって定量的に分析(可視化)することで、松
戸市のコンテンツ産業の立地優位性等のポテンシャルを把握する。
(2)調査の方法
既往の統計調査結果を用いて、図表 10 の項目を分析する。なお、分析の空間単位は国及
び都心部(東京 23 区)
、各郊外拠点都市(松戸市同様に郊外に位置し、ターミナル駅を有
する柏市、町田市、国分寺市、中野区、練馬区の5市区)とする。
なお、分析は規模を計る指標(事業所数、従業者数等などの絶対数)と比較優位性を計
る「指数(構成比もしくは特化計数等)
」を用いる。
図表 10 分析項目
分類
都市の基本
特性
項目
人口規模・動態
人口流動
産業の基本
特性
産業全般
製造業
コンテンツ産業
コンテンツ
産業詳細分
析(経済セ
ンサスの個
票データ取
得後)
総数
分析の視点
・総人口、年齢階層別人口
・人口の転出入インパクト
・他市町村から対象市区町村への通勤・通学流動
・対象市区町村から他市町村への通勤・通学流動
・昼夜間人口比率
・事業所数・従業者総数、業種別構成比
・対象市区町村の業種別構成比(上位業種の比較)
・製造品出荷額等、製造業従業者数
・対象市区町村の業種別構成比(上位業種の比較)
・コンテンツ産業(経済センサスでコンテンツ産業に該当
すると思われる細分類が含まれる小分類単位)の事業所
数、従業者数
・対象市区町村の各分類の特化計数
・コンテンツ産業事業所数、従業者数
(3)コンテンツ産業に含める産業分類
コンテンツ産業に含める産業分類としては図表 11 として整理した。
9
図表 11 コンテンツ産業に該当すると思われる分類(本分析で対象とする業種【小分類】
)
中分類 27
業務用機械器具製造業
272
サービス用・娯楽用機械器具製造業
2721
サービス用機械器具製造業
2722
娯楽用機械製造業
2723
自動販売機製造業
2729
その他のサービス用・娯楽用機械器具製造業
中分類 32
その他の製造業
325
がん具・運動用具製造業
3251
娯楽用具・がん具製造業(人形を除く)
3252
人形製造業
3253
運動用具製造業
中分類 38
放送業
380
管理,補助的経済活動を行う事業所(38 放送業)
3800
主として管理事務を行う本社等
3809
その他の管理,補助的経済活動を行う事業所
381
公共放送業(有線放送業を除く)
3811
公共放送業(有線放送業を除く)
382
民間放送業(有線放送業を除く)
3821
テレビジョン放送業(衛星放送業を除く)
3822
ラジオ放送業(衛星放送業を除く)
3823
衛星放送業
3829
その他の民間放送業
383
有線放送業
3831
有線テレビジョン放送業
3832
有線ラジオ放送業
中分類 39
情報サービス業
391
ソフトウェア業
3911
受託開発ソフトウェア業
3912
組込みソフトウェア業
3913
パッケージソフトウェア業
3914
ゲームソフトウェア業
中分類 41
映像・音声・文字情報制作業
410
管理,補助的経済活動を行う事業所(41 映像・音声・文字情報制作業)
4100
主として管理事務を行う本社等
4109
その他の管理,補助的経済活動を行う事業所
411
映像情報制作・配給業
4111 映画・ビデオ制作業(テレビジョン番組制作業,アニメーション制作業を除く)
4112
テレビジョン番組制作業(アニメーション制作業を除く)
4113
アニメーション制作業
4114
映画・ビデオ・テレビジョン番組配給業
412
音声情報制作業
4121
レコード制作業
4122
ラジオ番組制作業
413
新聞業
4131
新聞業
414
出版業
4141
出版業
415
広告制作業
4151
広告制作業
416
映像・音声・文字情報制作に附帯するサービス業
4161
ニュース供給業
4169
その他の映像・音声・文字情報制作に附帯するサービス業
中分類 60
その他の小売業
607
スポーツ用品・がん具・娯楽用品・楽器小売業
6071
スポーツ用品小売業
6072
がん具・娯楽用品小売業
6073
楽器小売業
中分類 70
物品賃貸業
10
705
スポーツ・娯楽用品賃貸業
7051
スポーツ・娯楽用品賃貸業
中分類 73
広告業
730
管理,補助的経済活動を行う事業所
7300
主として管理事務を行う本社等
7309
その他の管理,補助的経済活動を行う事業所
731
広告業
7311
広告業
中分類 74
技術サービス業(他に分類されないもの)
746
写真業
7461
写真業(商業写真業を除く)
7462
商業写真業
中分類 80
娯楽業
801
映画館
8011
映画館
802
興行場(別掲を除く),興行団
8021
劇場
8022
興行場
8023
劇団
8024
楽団,舞踏団
8025
演芸・スポーツ等興行団
資料)経済産業省「標準産業分類」
(平成 26 年4月1日施行版)より作成
11
(4)統計分析の結果
①都市の基本特性
1)人口
a) 人口規模・構成
松戸市の人口は昭和 55 年に 40 万人であったが、その後も増加傾向を続け、平成 22 年に
は 48 万人余りとなっている。この間の年齢階層別人口をみると 15 歳未満の年少人口が 11
万人(昭和 55 年)から6万人(平成 22 年)に減少する一方、65 歳以上の高齢者人口は2
万人(昭和 55 年)から 10 万人(平成 22 年)まで5倍に増加している。15~64 歳の生産
年齢人口は 27 万人(昭和 55 年)から 35 万人(平成7年)まで増加した後に減少に転じ、
31 万人(平成 22 年)となっている。
図表 12 松戸市の人口総数及び年齢階層別人口の推移
500,000 人
450,000
427,473
400,863
400,000
350,000
456,210
461,503
464,841
472,579
30,415
40,785
56,683
76,971
484,457
23,392
18,387
400,000
350,000
300,000
271,551
302,434
339,776
349,264
341,488
250,000
328,908
200,000
310,363
200,000
150,000
150,000
100,000
100,000
50,000
人
450,000
100,597
300,000
250,000
500,000
110,261
50,000
101,313
84,349
70,728
65,546
64,406
58,921
昭和60年
平成2年
平成7年
平成12年
平成17年
平成22年
0
0
昭和55年
15歳未満
15~64歳
65歳以上
注釈)グラフ上部の人口総数は年齢不詳人口を含むため、各年齢階層別人口の和と一致しない。
資料)総務省統計局「国勢調査報告」
(各年)より作成
図表 13 松戸市の年齢階層別人口構成比の推移(参考)
15歳未満
15~64歳
65歳以上
昭和55年 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年
27.6%
23.7%
18.6%
15.3%
14.1%
13.7%
12.5%
67.9%
70.8%
74.8%
75.8%
73.6%
69.9%
66.1%
4.6%
5.5%
6.7%
8.9%
12.2%
16.4%
21.4%
資料)総務省統計局「国勢調査報告」
(各年)より作成
12
人口推移について昭和 55 年を1として国、都心部、郊外拠点都市を比較したものが図表
14 である。松戸市は比較的緩やかな増加傾向が続き、平成 22 年は昭和 55 年比で 1.21 と
なっている。一方、最も増加傾向が顕著なのは柏市の 1.69、次いで町田市の 1.45 である。
一方、中野区は 0.91 と人口減少を示している。
なお、全国で見ると緩やかな人口増加を続け 1.09、都心部は昭和 60 年以後に人口の郊外
化で人口減を示した後、都心回帰により増加傾向に転じ、1.07 まで増加している。
図表 14 分析対象の人口推移(昭和 55 年=1 とした指数)
1.80
1.69
1.59
1.60
1.45
1.40
1.37
1.37
1.29
1.22
1.28
1.22
1.16
1.17
1.33
1.28
1.20
1.18
1.14
1.14
1.15
1.07
1.00
1.00
1.00
1.07
1.06
1.00
0.98
0.97
昭和55年
全国
昭和60年
都心部
平成2年
松戸市
1.16
1.08
1.23
1.18
1.27
1.21
1.09
1.09
1.07
1.02
0.95
0.97
0.89
0.90
0.90
0.91
平成7年
平成12年
平成17年
平成22年
0.92
0.80
1.33
柏市
練馬区
中野区
国分寺市
町田市
平成17年
127,767,994
8,489,653
472,579
380,963
692,339
310,627
117,604
405,534
平成22年
128,057,352
8,945,695
484,457
404,012
716,124
314,750
120,650
426,987
資料)総務省統計局「国勢調査報告」
(各年)より作成
図表 15 分析対象の人口推移(参考)
全国
都心部
松戸市
柏市
練馬区
中野区
国分寺市
町田市
昭和55年
117,060,396
8,351,893
400,863
239,198
564,156
345,733
91,010
295,405
昭和60年
121,048,923
8,354,615
427,473
273,128
587,887
335,936
95,467
321,188
平成2年
123,611,167
8,163,573
456,210
305,058
618,663
319,687
100,982
349,050
平成7年
125,570,246
7,967,614
461,503
317,750
635,746
306,581
105,786
360,525
資料)総務省統計局「国勢調査報告」
(各年)より作成
13
平成12年
126,925,843
8,134,688
464,841
327,851
658,132
309,526
111,404
377,494
b) 人口の転出入
松戸市の近年の転出入者数の推移をみると、東日本大震災が発生した平成 23 年以降は転
出超過に転じ、平成 24 年には 2,190 人の転出超過となっていた。しかし、平成 26 年から
は再び転入増加に転じ、平成 27 年は 1,000 人以上の転入増加となっている。
図表 16 近年の転出入者数の推移(松戸市)
25,000 人
20,000
15,000
10,000
21,480
19,447
18,754
18,859
19,254
20,171
21,234
20,904
20,944
19,590
18,581
19,027
平成22年
23年
24年
25年
26年
27年
5,000
0
-5,000
-10,000
-15,000
-20,000
-25,000
転入者数
転出者数
単位(人) 転入者数 転出者数 転入超過数
平成22年
21,480
21,234
246
23年
19,447
20,904
-1,457
24年
18,754
20,944
-2,190
25年
18,859
19,590
-731
26年
19,254
18,581
673
27年
20,171
19,027
1,144
注釈)グラフの転出者数はマイナスで表記。
資料)総務省統計局「住民基本台帳人口移動報告」
(2012、2013、2014)より作成
また、公表データで把握できる直近3ヶ年(平成 24~26 年)の年齢階層別転出入者数を
みると 10 歳代、20 歳代の若年層では転入超過の傾向にある一方、30 歳代以上の層では転
出超過となっている。この傾向は総数で転入超過となった平成 26 年のみの数値で見ても同
様となっている。
また、年代別の転出入者数の傾向をみると、最も転出入が活発なのは 20 歳代で年平均
6,000 人台が転出入しており、これに 30 歳代が 5,000 人前後の規模で転出入している。
14
図表 17 直近3ヶ年(平成 24~26 年)の転出入者数の平均値
8,000
6,000
4,000
2,000
0~9歳
0
-2,000
1,612
10~19歳
-4,000
-6,000
-8,000
2,106
1,048 860
20~29歳
6,852
30~39歳
6,301
4,785
40~49歳
5,451
2,099
50~59歳
2,362
1,030 1,113
60歳以上
1,527
転入者数
1,505
転出者数
転入者数
平成24年
25年
26年
3ヶ年平均
総数
18,754
18,859
19,254
18,956
0~9歳
10~19歳
20~29歳
30~39歳
40~49歳
50~59歳
60歳以上
1,620
1,007
6,717
4,772
2,148
982
1,506
1,630
998
6,925
4,755
1,986
1,036
1,525
1,585
1,138
6,914
4,829
2,163
1,073
1,549
1,612
1,048
6,852
4,785
2,099
1,030
1,527
転出者数
平成24年
25年
26年
3ヶ年平均
総数
20,944
19,590
18,581
19,705
60歳以上
0~9歳
10~19歳
20~29歳
30~39歳
40~49歳
50~59歳
2,429
876
6,562
5,918
2,419
1,118
1,619
2,005
901
6,357
5,349
2,384
1,134
1,455
1,884
804
5,985
5,085
2,284
1,088
1,442
2,106
860
6,301
5,451
2,362
1,113
1,505
3ヶ年・年平均
の転入超過数
-749
-494
187
551
-665
-263
-83
21
注釈)グラフの転出者数はマイナスで表記。
資料)総務省統計局「住民基本台帳人口移動報告」
(2012、2013、2014)より作成
続いて、松戸市と都心部や郊外拠点都市との転出入の動向をみたものが図表 18~図表
20 である。松戸市と特別区との転出入をみると 4,015 人/年が転入する一方、4,284 人/年が
転出し、転出超過の関係にある。特に 20~30 歳代の転出が顕著である。
また、郊外拠点都市の中では松戸市と隣接する柏市との間で転出入が活発であり、1,185
人/年の転入がある一方、1,712 人/年の転出があり、全世代で転出超過の関係にある。
これ以外の郊外拠点都市とはそれほど活発な転出入は見られないが、中野区との転出入
のうち、20 歳代では松戸市への転入が 36 人/年(転出人口の構成比 36.3%)である一方、
転出は 53 人/年(49.2%)と特徴的な数値を示している。
15
図表 18 松戸市への都心部・郊外拠点都市からの転入人口(平成 24~26 年の年平均値)
柏市
特別区
中野区
練馬区
町田市
国分寺市
総数
1,185
4,015
98
179
53
22
0~9歳 10~19歳 20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60歳以上
104
70
387
312
134
67
111
305
125
1,333
1,166
431
238
417
5
2
36
32
11
5
8
13
8
69
49
16
11
14
4
2
20
15
5
3
4
2
1
10
6
0
2
1
総数
0~9歳 10~19歳 20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60歳以上
8.7%
5.9%
32.7%
26.3%
11.3%
5.7%
9.3%
7.6%
3.1%
33.2%
29.0%
10.7%
5.9%
10.4%
4.7%
2.4%
36.3%
32.2%
11.2%
5.1%
8.1%
7.4%
4.3%
38.7%
27.3%
8.7%
5.9%
7.6%
7.5%
3.1%
36.9%
28.8%
10.0%
5.6%
8.1%
9.1%
3.0%
43.9%
28.8%
1.5%
7.6%
6.1%
柏市
特別区
中野区
練馬区
町田市
国分寺市
注釈)特別区の転入人口は中野区・練馬区の数値を含む
資料)総務省統計局「住民基本台帳人口移動報告」
(2012、2013、2014)より作成
図表 19 松戸市への都心部・郊外拠点都市への転出人口(平成 24~26 年の年平均値)
柏市
特別区
中野区
練馬区
町田市
国分寺市
総数
1,712
4,284
108
188
51
29
0~9歳 10~19歳 20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60歳以上
218
94
506
459
198
98
139
261
139
1,588
1,292
494
236
273
4
1
53
32
9
5
3
15
7
72
54
20
8
11
5
2
16
13
8
3
5
3
2
11
9
1
1
2
総数
0~9歳 10~19歳 20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60歳以上
12.8%
5.5%
29.5%
26.8%
11.6%
5.7%
8.1%
6.1%
3.3%
37.1%
30.2%
11.5%
5.5%
6.4%
3.7%
1.2%
49.2%
30.0%
8.4%
4.6%
2.8%
8.2%
3.6%
38.5%
29.0%
10.5%
4.3%
6.0%
9.7%
3.2%
31.2%
24.7%
15.6%
6.5%
9.1%
11.5%
5.7%
36.8%
31.0%
4.6%
2.3%
8.0%
柏市
特別区
中野区
練馬区
町田市
国分寺市
注釈)特別区の転入人口は中野区・練馬区の数値を含む
資料)総務省統計局「住民基本台帳人口移動報告」
(2012、2013、2014)より作成
図表 20 松戸市への都心部・郊外拠点都市への転出入超過人口(平成 24~26 年の年平均値)
柏市
特別区
中野区
練馬区
町田市
国分寺市
総数
-527
-269
-9
-8
2
-7
0~9歳 10~19歳 20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60歳以上
-115
-23
-119
-147
-64
-31
-29
44
-14
-255
-126
-63
1
145
1
1
-17
-1
2
0
5
-2
1
-3
-5
-4
3
2
-1
0
4
3
-3
-0
-0
-1
-1
-1
-3
-1
1
-1
注釈)特別区の転入人口は中野区・練馬区の数値を含む
資料)総務省統計局「住民基本台帳人口移動報告」
(2012、2013、2014)より作成
16
2)通勤・通学流動
a) 昼夜間人口比率
松戸市及び都心部(特別区)
、郊外拠点都市の昼夜間人口をみると、松戸市は平成 22 年
で 0.815 と夜間人口が昼間人口を上回る状況にあるが、その偏りは平成2年以降緩和して
いく傾向にある。
松戸市と似た特徴を持つ郊外拠点都市は練馬区、国分寺市であり、いずれも平成2年は
0.75 程度の昼夜間人口比率であったものが平成 22 年には 0.82~0.83 までに推移している。
これに対し、柏市、中野区、町田市はやや拠点性が強く、平成 22 年には 0.9 前後の昼夜
間人口比率となっている。
図表 21 松戸市、都心部・郊外拠点都市の昼夜間人口比率の推移
昼夜間人口比率
平成22年
平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 夜間人口
昼間人口
松戸市
0.766
0.762
0.799
0.807
0.815
484,457
394,622
柏市
0.827
0.838
0.866
0.900
0.898
404,012
362,941
特別区
1.394
1.410
1.375
1.351
1.309 8,945,695 11,711,537
中野区
0.827
0.858
0.880
0.920
0.919
314,750
289,176
練馬区
0.750
0.756
0.775
0.824
0.821
716,124
588,243
町田市
0.870
0.879
0.878
0.900
0.910
426,987
388,575
国分寺市
0.751
0.781
0.796
0.830
0.835
120,650
100,798
資料)総務省統計局「国勢調査報告」
(各年)より作成
b) 通勤・通学流動
松戸市に関する通勤・通学流動を図示したものが図表 22 である。
松戸市に常住する 15 歳以上の就業者・通学者は 249,729 人であるが、そのうち松戸市内
で従業・通学する人は 85,756 人(34.3%)である。これ以外が市外に通勤・通学するもの
となるが、その内訳をみると特別区が 89,758 人(35.9%)と市内常住・市内就業・通学者
を上回る状況にある。特別区に次いで隣接する柏市が 11,512 人(4.6%)
、市川市が 6,715
人(2.7%)となっている。
郊外拠点都市への通勤・通学者としては中野区に 513 人、練馬区に 384 人、町田市に 106
人、国分寺市に 88 人となっている。
松戸市で従業・通学する 15 歳以上の就業者・通学者は 160,464 人であるが、そのうち松
戸市内常住者は 85,756 人(53.4%)と過半を占める。これ以外が市外から通勤・通学する
ものとなるが、その内訳をみると柏市が 11,471 人(7.1%)と最も多く、次いで特別区が
6,926 人(4.3%)
、流山市が 4,903 人(3.1%)となっている。
郊外拠点都市からの通勤・通学としては中野区 77 人、練馬区 184 人、町田市 26 人、国
分寺市 24 人となっており、総じて松戸市からの通勤・通学者よりも少なく、特に中野区で
は 436 人少ない。
17
図表 22 松戸市に常住・従業する人の通勤・通学流動
(通勤・通学者数/松戸市従業者数に占める割合)
(通勤・通学者数/松戸市常住者数に占める割合)
柏市(11,471人:7.1%)
特別区(89,758人:35.9%)
特別区(6,926人:4.3%)
柏市(11,512人:4.6%)
流山市(4,903人:3.1%)
市川市(6,715人:2.7%)
船橋市(3,889人:2.4%)
船橋市(4,983人:2.0%)
鎌ケ谷市(3,591人:2.2%)
市川市(3,528人:2.2%)
我孫子市(2,227人:1.4%)
松戸市
市内従業者数
160,464人
常住従業者数
249,729人
(市内常住・従業者数)
(85,756人)
※上記にはいずれも通学者を含む
千葉市(3,541人:1.4%)
流山市(3,257人:1.3%)
鎌ケ谷市(2,474人:1.0%)
野田市(1,534人:1.0%)
浦安市(2,416人:1.0%)
千葉市(1,527人:1.0%)
我孫子市(1,650人:0.7%)
三郷市(1,484人:0.9%)
三郷市(1,489人:0.6%)
中野区(77人)
練馬区(184人)
中野区(513人)
練馬区(384人)
町田市(26人)
国分寺市(24人)
町田市(106人)
国分寺市(88人)
資料)総務省統計局「国勢調査報告」
(2010 年)より作成
18
3)土地価格
松戸市及び都心部、郊外拠点都市の地価公示の平均価格を示したものがである。松戸市
の平均価格は住宅地で 132,700 円/m2、商業地で 334,900 円/m2、全用途で 175,300 円/m2で
ある。松戸市の平均価格(全用途)を1とすると柏市は 0.89 と松戸市より安価となってい
る一方、特別区は 7.13、中野区で 3.89、練馬区で 2.26、町田市で 1.36、国分寺市で 2.02
といずれも松戸市より高価となっている。
図表 23 調査対象市区の地価公示
市区名
用途別平均価格
平均価格(円/m2)
住宅地
商業地
全用途
松戸市
132,700(1.00)
334,900(1.00)
175,300(1.00)
柏市
108,900(0.82)
451,100(1.35)
155,200(0.89)
特別区
504,800(3.80)
2,101,000(6.27)
1,250,400(7.13)
中野区
485,100(3.66)
854,600(2.55)
682,700(3.89)
練馬区
343,800(2.59)
605,600(1.81)
396,800(2.26)
町田市
152,000(1.15)
637,700(1.90)
238,400(1.36)
国分寺市
263,400(1.98)
536,000(1.60)
354,300(2.02)
注釈)平均価格=集計地域内の全地点の合計額/集計地域内の全地点の地点数
資料)一般財団法人土地情報センター「地下公示(平成 26 年)
」より作成
4)都心ターミナル駅へのアクセス
各都市の主要駅から東京都市ターミナル駅(東京駅、新宿駅)へのアクセス時間を整理
したものがである。東京駅・新宿駅への平均時間をみると松戸駅は 36 分であり、中野駅の
12 分、
練馬駅の 27 分に次ぐアクセス性を持っている。松戸駅に次ぐのは国分寺駅の 40 分、
柏駅の 47 分、町田駅の 57 分である。
図表 24 各都市の主要駅から東京都市ターミナル駅(東京駅、新宿駅)へのアクセス時間
市区名(主要駅)
アクセス時間
東京駅
新宿駅
平均
松戸市(松戸駅)
30 分
42 分
36 分
柏市 (柏駅)
41 分
53 分
47 分
中野区(中野駅)
19 分
5分
12 分
練馬区(練馬駅)
35 分
19 分
27 分
町田市(町田駅)
66 分
47 分
56.5 分
国分寺市(国分寺駅)
48 分
32 分
40 分
注釈)各主要駅を平成 28 年2月の平日 10:00 に出発し、
「駅探」検索にて最速の経路・時間を掲載
資料)駅探ウェブサイトより作成
19
5)産業の基本特性
a) 産業全般
松戸市の事業所数は平成 21 年の 15,230 から減少傾向が続き、平成 26 年には 13,594(平
成 21 年比 0.89)であり、この減少幅は全国の推移と同様であり、他の郊外拠点都市と比較
しても中位である。一方、従業者数は平成 21 年の 139,844 人に対し、平成 26 年は 137,700
人(同 0.98)と全国同様の推移であるが、他の郊外拠点都市と比較すると最も低位である。
図表 25 松戸市の事業所数(左)と事業者数(右)の推移
(事業所)
16,000
160,000 (人)
15,230
13,973
14,000
140,000
13,594
12,000
120,000
10,000
100,000
8,000
80,000
6,000
60,000
4,000
40,000
2,000
20,000
139,844
137,700
121,124
0
0
平成21年
24年
平成21年
26年
24年
26年
資料)総務省統計局「経済センサス」
(平成 21 年・26 年基礎調査、平成 24 年活動調査)より作成
図表 26 松戸市の事業所数(左)と事業者数(右)の推移
全国
松戸市
柏市
特別区部
中野区
練馬区
町田市
国分寺市
平成21年 24年
26年
6,356,329 5,768,489 5,689,366
15,230
13,973
13,594
13,306
12,550
12,351
617,114
563,665
526,748
16,018
14,281
12,917
25,277
22,683
21,426
13,705
13,005
12,663
4,034
3,830
3,674
21年
全国
松戸市
柏市
特別区部
中野区
練馬区
町田市
国分寺市
24年
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
平成21年
全国
松戸市
柏市
特別区部
中野区
練馬区
町田市
国分寺市
0.90
0.89
0.93
0.85
0.81
0.85
0.92
0.91
全国
松戸市
柏市
特別区部
中野区
練馬区
町田市
国分寺市
24年
55,837,252
26年
61,788,853
139,844
121,124
137,700
146,518
132,541
150,671
7,902,039 7,211,906 8,066,791
125,683
110,322
128,078
194,976
167,060
195,639
142,839
127,476
143,349
37,668
34,949
37,146
21年
26年
0.91
0.92
0.94
0.91
0.89
0.90
0.95
0.95
62,860,514
24年
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
26年
0.89
0.87
0.90
0.91
0.88
0.86
0.89
0.93
資料)総務省統計局「経済センサス」
(平成 21 年・26 年基礎調査、平成 24 年活動調査)より作成
20
0.98
0.98
1.03
1.02
1.02
1.00
1.00
0.99
図表 27 松戸市の事業所数(左)と従業者数(右)の推移
1.00
1.00
1.05
1.03
1.02
0.95
0.95
0.95
1.00
0.93
0.94
0.92
0.91
0.90
0.89
0.910.92
0.900.91
0.90
1.00
1.00
0.99
0.98
0.95
0.89
0.93
0.85
0.85
0.85
0.91
0.90
0.90
0.89
0.81
0.80
21年
24年
全国
松戸市
柏市
特別区部
中野区
練馬区
町田市
国分寺市
0.88
0.87
0.86
26年
0.85
21年
24年
26年
全国
松戸市
柏市
特別区部
中野区
練馬区
町田市
国分寺市
資料)総務省統計局「経済センサス」
(平成 21 年・26 年基礎調査、平成 24 年活動調査)より作成
21
b) コンテンツ産業
■事業所数
コンテンツ産業に該当すると思われる小分類(一部細分類)(以下、コンテンツ産業該当
分類)の事業所数を調査対象都市について整理したものが図表 28 である。
全国でみるとコンテンツ産業該当分類の事業所数は 88,181 あり、全産業の事業所数に占
める割合は 1.5%である。コンテンツ産業該当分類の事業所数の内訳をみると、ソフトウェ
ア業が 31.8%と最も多く、次いで写真業の 12.8%、広告業の 11.0%となっている。
郊外拠点都市のコンテンツ産業該当分類の事業所数は松戸市で 201(1.5%)
、柏市で 196
(1.6%)
、中野区で 489(3.8%)
、練馬区で 480(2.2%)、町田市で 279(2.2%)、国分寺市
で 97(2.6%)である。
図表 28 調査対象都市のコンテンツ産業の事業所数と全産業に対する割合
A~S 全産業
コンテンツ関連産業(小分類集計)
272 サービス用・娯楽用機械器具製造業
32A がん具製造業
381 公共放送業(有線放送業を除く)
382 民間放送業(有線放送業を除く)
383 有線放送業
391 ソフトウェア業
411 映像情報制作・配給業
412 音声情報制作業
413 新聞業
414 出版業
415 広告制作業
416 映像等情報制作に附帯するサービス業
60B がん具・娯楽用品小売業
60C 楽器小売業
705 スポーツ・娯楽用品賃貸業
731 広告業
746 写真業
801 映画館
802 興行場(別掲を除く),興行団
全国
松戸市
柏市
特別区部 中野区
練馬区
町田市
5,689,366
13,594
12,351 526,748
12,917
21,426
12,663
88,181
201
196
22,947
489
480
279
1,572
4
2
170
6
1
4
1,943
14
5
311
4
1
2
75 2 954 188 972
3
4
88
1
6
3
28,079
63
82
7,968
138
116
122
4,474
8
6
1,971
48
92
14
635
2
1
345
10
12
1
1,382
3
5
337
1
2
3
4,856
12
3
2,522
58
42
8
3,089
10
2
1,156
12
11
6
4,953
11
8
1,334
28
37
11
6,364
16
18
633
45
24
22
3,230
5
10
402
10
10
17
713
1
1
32 7
1
9,706
15
14
2,790
35
37
19
11,329
20
24
1,258
39
46
29
581 3
77
1
2
1
3,274
14
8
1,363
53
34
16
国分寺市
3,674
97
2
1
2
42
12
1
11
3
8
4
1
5
3
2
A~S 全産業
コンテンツ関連産業(小分類集計)
272 サービス用・娯楽用機械器具製造業
32A がん具製造業
381 公共放送業(有線放送業を除く)
382 民間放送業(有線放送業を除く)
383 有線放送業
391 ソフトウェア業
411 映像情報制作・配給業
412 音声情報制作業
413 新聞業
414 出版業
415 広告制作業
416 映像等情報制作に附帯するサービス業
60B がん具・娯楽用品小売業
60C 楽器小売業
705 スポーツ・娯楽用品賃貸業
731 広告業
746 写真業
801 映画館
802 興行場(別掲を除く),興行団
全国
松戸市
柏市
特別区部 中野区
練馬区
町田市
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
1.5%
1.5%
1.6%
4.4%
3.8%
2.2%
2.2%
1.8%
2.0%
1.0%
0.7%
1.2%
0.2%
1.4%
2.2%
7.0%
2.6%
1.4%
0.8%
0.2%
0.7%
0.1% 0.0% 1.1% 0.8% 1.1%
1.5%
2.0%
0.4%
0.2%
1.3%
1.1%
31.8%
31.3%
41.8%
34.7%
28.2%
24.2%
43.7%
5.1%
4.0%
3.1%
8.6%
9.8%
19.2%
5.0%
0.7%
1.0%
0.5%
1.5%
2.0%
2.5%
0.4%
1.6%
1.5%
2.6%
1.5%
0.2%
0.4%
1.1%
5.5%
6.0%
1.5%
11.0%
11.9%
8.8%
2.9%
3.5%
5.0%
1.0%
5.0%
2.5%
2.3%
2.2%
5.6%
5.5%
4.1%
5.8%
5.7%
7.7%
3.9%
7.2%
8.0%
9.2%
2.8%
9.2%
5.0%
7.9%
3.7%
2.5%
5.1%
1.8%
2.0%
2.1%
6.1%
0.8%
0.5%
0.5%
0.1% 1.5%
0.4%
11.0%
7.5%
7.1%
12.2%
7.2%
7.7%
6.8%
12.8%
10.0%
12.2%
5.5%
8.0%
9.6%
10.4%
0.7% 1.5%
0.3%
0.2%
0.4%
0.4%
3.7%
7.0%
4.1%
5.9%
10.8%
7.1%
5.7%
国分寺市
100.0%
2.6%
2.1%
1.0%
2.1%
43.3%
12.4%
1.0%
11.3%
3.1%
8.2%
4.1%
1.0%
5.2%
3.1%
2.1%
資料)総務省統計局「経済センサス」
(平成 26 年基礎調査)より作成
22
■従業者数
コンテンツ産業該当分類の従業者数を調査対象都市について整理したものが図表 29 で
ある。全国でみるとコンテンツ産業該当分類の従業者数は 152 万人であり、全産業の従業
者数に占める割合は 2.5%である。コンテンツ産業該当分類の従業者数の内訳をみると、ソ
フトウェア業が 56.1%と過半を占め、次いで広告業の 8.2%、出版業の 4.7%となっている。
郊外拠点都市のコンテンツ産業該当分類の従業者数は松戸市で 1,557(1.1%)、柏市で
1,801(1.2%)
、中野区で 9,026(7.0%)
、練馬区で 4,134(2.1%)
、町田市で 2,166(1.5%)
、
国分寺市で 795(2.1%)である。
図表 29 調査対象都市のコンテンツ産業の従業者数と全産業に対する割合
全産業
A~S 全産業
コンテンツ関連産業(小分類集計)
272 サービス用・娯楽用機械器具製造業
32A がん具製造業
381 公共放送業(有線放送業を除く)
382 民間放送業(有線放送業を除く)
383 有線放送業
391 ソフトウェア業
411 映像情報制作・配給業
412 音声情報制作業
413 新聞業
414 出版業
415 広告制作業
416 映像等情報制作に附帯するサービス業
60B がん具・娯楽用品小売業
60C 楽器小売業
705 スポーツ・娯楽用品賃貸業
731 広告業
746 写真業
801 映画館
802 興行場(別掲を除く),興行団
全国
61,788,853
1,524,249
40,904
17,290
13,117
33,692
21,311
855,527
60,429
6,650
53,625
71,391
26,546
31,611
36,902
21,553
3,940
124,460
50,648
17,216
37,437
全産業
A~S 全産業
コンテンツ関連産業(小分類集計)
272 サービス用・娯楽用機械器具製造業
32A がん具製造業
381 公共放送業(有線放送業を除く)
382 民間放送業(有線放送業を除く)
383 有線放送業
391 ソフトウェア業
411 映像情報制作・配給業
412 音声情報制作業
413 新聞業
414 出版業
415 広告制作業
416 映像等情報制作に附帯するサービス業
60B がん具・娯楽用品小売業
60C 楽器小売業
705 スポーツ・娯楽用品賃貸業
731 広告業
746 写真業
801 映画館
802 興行場(別掲を除く),興行団
全国
100.00%
2.5%
2.7%
1.1%
0.9%
2.2%
1.4%
56.1%
4.0%
0.4%
3.5%
4.7%
1.7%
2.1%
2.4%
1.4%
0.3%
8.2%
3.3%
1.1%
2.5%
松戸市
柏市
特別区部
中野区
練馬区
町田市
137,700 150,671 8,066,791 128,078 195,639 143,349
1,557
1,801
683,083
9,026
4,134
2,166
30
16
6,459
51
22
60
125
94
4,081
254
3
4
5,329 11,690 184
84
4,538
62
172
27
616
875
412,716
5,103
480
1,139
27
26
38,687
1,053
1,429
81
4
2
5,569
47
38
1
15
49
19,855
2
5
16
82
7
46,076
898
143
40
38
4
13,912
25
234
31
21
16
16,585
230
204
22
99
118
4,242
161
138
148
34
140
4,605
39
49
224
5
2
379 13
1
89
100
61,165
321
104
113
108
117
6,775
104
173
152
102
2,406
15
125
29
80
49
18,014
661
802
78
国分寺市
37,146
795
8
2
12
410
181
4
28
15
40
12
13
50
8
12
松戸市
柏市
100.00% 100.00%
1.1%
1.2%
1.9%
0.9%
8.0%
5.2%
11.8%
4.7%
39.6%
48.6%
1.7%
1.4%
0.3%
0.1%
1.0%
2.7%
5.3%
0.4%
2.4%
0.2%
1.3%
0.9%
6.4%
6.6%
2.2%
7.8%
0.3%
0.1%
5.7%
5.6%
6.9%
6.5%
5.7%
5.1%
2.7%
国分寺市
100.00%
2.1%
1.0%
0.3%
1.5%
51.6%
22.8%
0.5%
3.5%
1.9%
5.0%
1.5%
1.6%
6.3%
1.0%
1.5%
特別区部
100.00%
8.5%
0.9%
0.6%
0.8%
1.7%
0.7%
60.4%
5.7%
0.8%
2.9%
6.7%
2.0%
2.4%
0.6%
0.7%
0.1%
9.0%
1.0%
0.4%
2.6%
資料)総務省統計局「経済センサス」
(平成 26 年基礎調査)より作成
23
中野区
練馬区
町田市
100.00% 100.00% 100.00%
7.0%
2.1%
1.5%
0.6%
0.5%
2.8%
2.8%
0.1%
0.2%
0.7%
4.2%
1.2%
56.5%
11.6%
52.6%
11.7%
34.6%
3.7%
0.5%
0.9%
0.0%
0.0%
0.1%
0.7%
9.9%
3.5%
1.8%
0.3%
5.7%
1.4%
2.5%
4.9%
1.0%
1.8%
3.3%
6.8%
0.4%
1.2%
10.3%
0.3%
0.0%
3.6%
2.5%
5.2%
1.2%
4.2%
7.0%
0.2%
3.0%
1.3%
7.3%
19.4%
3.6%
■特化計数(従業者数ベース)
調査対象都市におけるコンテンツ産業に該当すると思われる小分類(一部細分類)が全
国に比べてどの程度特徴を有しているのかを特化計数を用いて分析する。
松戸市ではがん具製造業が 3.24、有線放送業が 3.87 と特徴的な産業分類となっている。
柏市では楽器小売業が 2.66、映画館が 2.43 となっている。
中野区では興行場・興行団が 8.52、映像情報制作・配給業が 8.41、がん具製造業が 7.09
と特に高い数値を示している。練馬区は映像情報制作・配給業が 7.47、興行場・興行団が
6.77、町田市は楽器小売業が 4.48、国分寺市は映像情報制作・配給業が 4.98 とそれぞれ特
徴的な分類を有している。
図表 30 調査対象都市のコンテンツ産業に該当すると思われる分類の特化計数
A~S
272
32A
381
382
383
391
411
412
413
414
415
416
60B
60C
705
731
746
801
802
全産業
全産業
サービス用・娯楽用機械器具製造業
がん具製造業
公共放送業(有線放送業を除く)
民間放送業(有線放送業を除く)
有線放送業
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
新聞業
出版業
広告制作業
映像等情報制作に附帯するサービス業
がん具・娯楽用品小売業
楽器小売業
スポーツ・娯楽用品賃貸業
広告業
写真業
映画館
興行場(別掲を除く),興行団
全国
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
松戸市
1.00
0.33
3.24
-
-
3.87
0.32
0.20
0.27
0.13
0.52
0.64
0.30
1.20
0.71
0.57
0.32
0.96
-
0.96
柏市 特別区部 中野区 練馬区 町田市 国分寺市
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
0.16
1.21
0.60
0.17
0.63
0.33
2.23
1.81
7.09
0.05
0.10
0.19
-
3.11
-
-
-
-
-
2.66
-
-
-
-
1.62
1.63
1.40
2.55
0.55
0.94
0.42
3.70
2.88
0.18
0.57
0.80
0.18
4.90
8.41
7.47
0.58
4.98
0.12
6.41
3.41
1.80
0.06
1.00
0.37
2.84
0.02
0.03
0.13
-
0.04
4.94
6.07
0.63
0.24
0.65
0.06
4.01
0.45
2.78
0.50
0.94
0.21
4.02
3.51
2.04
0.30
2.10
1.31
0.88
2.10
1.18
1.73
0.54
2.66
1.64
0.87
0.72
4.48
1.00
0.21
0.74
-
1.04
0.11
-
0.33
3.76
1.24
0.26
0.39
0.67
0.95
1.02
0.99
1.08
1.29
0.26
2.43
1.07
0.42
2.29
0.73
-
0.54
3.69
8.52
6.77
0.90
0.53
注釈)特化計数が2以上のセルに網掛けしている。
資料)総務省統計局「経済センサス」
(平成 26 年基礎調査)より作成
24
■特化計数(国勢調査ベース)
調査対象都市におけるコンテンツ産業に該当すると思われる中分類が全国に比べてどの
程度特徴を有しているのかを特化計数を用いて分析する。
松戸市では従業者ベースでは特化計数が2を超える分類はないが、常住者(常住する就
業者数)ベースでは情報サービス業で 2.34、映像・音声・文字情報制作業が 2.06 と特徴的
な産業分類となっている。
柏市、町田市も同様に従業者ベースでは特化計数が2を超える分類はないが、常住者ベ
ースでは情報サービス業で2を超える特徴を有している。
中野区、練馬区においても映像・音声・文字情報制作業で特徴的な数値を示しているが、
いずれも従業者ベースよりも常住者ベースの方が高い値を示しており、郊外拠点都市から
特別区等に当該産業従事者が通勤している様子がうかがえる。
図表 31 調査対象都市のコンテンツ産業に該当すると思われる分類の特化計数
実数
松戸市
柏市
特別区
中野区
練馬区
町田市
常住者
従業者
常住者
従業者
常住者
従業者
常住者
従業者
常住者
従業者
常住者
従業者
全数
226,460 141,430 187,970 147,160 4,106,960 6,644,910 146,110 117,080 319,700 214,220 189,010 138,810
27業務用機械器具製造業
980
370
740
540
21,520
44,540
560
880
1,480
560
1,660
350
32その他の製造業
1,320
830
940
500
23,730
35,700
540
340
1,450
650
1,080
640
38放送業
240
190
200
70
11,580
20,360
360
40
900
200
420
40
39情報サービス業
9,000
1,080
7,340
1,720
170,440
429,290
6,690
5,240
12,090
1,830
7,950
1,570
41映像・音声・文字情報制作業
2,140
230
1,700
450
75,820
143,680
3,920
1,850
6,650
3,240
1,720
450
60その他の小売業
7,960
6,300
6,760
6,660
115,520
168,160
4,120
4,330
9,070
6,560
7,330
6,900
70物品賃貸業
1,240
530
980
570
17,140
34,590
540
240
1,620
610
1,160
910
73広告業
780
220
500
130
30,780
58,570
960
670
1,940
230
500
90
1,680
2,460
1,360
55,850
105,630
2,140
2,040
4,580
2,190
3,500
1,760
74技術サービス業(他に分類されな 3,160
80娯楽業
3,710
1,940
2,560
1,820
51,260
74,800
2,420
1,770
4,230
2,460
2,270
1,630
構成比
全数
27業務用機械器具製造業
32その他の製造業
38放送業
39情報サービス業
41映像・音声・文字情報制作業
60その他の小売業
70物品賃貸業
73広告業
74技術サービス業(他に分類されな
80娯楽業
特化計数
全数
27業務用機械器具製造業
32その他の製造業
38放送業
39情報サービス業
41映像・音声・文字情報制作業
60その他の小売業
70物品賃貸業
73広告業
74技術サービス業(他に分類されな
80娯楽業
国分寺市
全国
常住者
従業者
55,590
36,120 59,607,700
390
150
307,380
230
100
366,900
70
20
72,960
2,590
1,210
1,013,020
1,120
410
273,900
1,510
1,290
2,229,300
170
140
242,930
300
30
134,040
950
920
814,140
810
480
745,180
松戸市
常住者
従業者
100%
100%
0.4%
0.3%
0.6%
0.6%
0.1%
0.1%
4.0%
0.8%
0.9%
0.2%
3.5%
4.5%
0.5%
0.4%
0.3%
0.2%
1.4%
1.2%
1.6%
1.4%
柏市
常住者
従業者
100%
100%
0.4%
0.4%
0.5%
0.3%
0.1%
0.0%
3.9%
1.2%
0.9%
0.3%
3.6%
4.5%
0.5%
0.4%
0.3%
0.1%
1.3%
0.9%
1.4%
1.2%
特別区
常住者
従業者
100%
100%
0.5%
0.7%
0.6%
0.5%
0.3%
0.3%
4.2%
6.5%
1.8%
2.2%
2.8%
2.5%
0.4%
0.5%
0.7%
0.9%
1.4%
1.6%
1.2%
1.1%
中野区
常住者
従業者
100%
100%
0.4%
0.8%
0.4%
0.3%
0.2%
0.0%
4.6%
4.5%
2.7%
1.6%
2.8%
3.7%
0.4%
0.2%
0.7%
0.6%
1.5%
1.7%
1.7%
1.5%
練馬区
常住者
従業者
100%
100%
0.5%
0.3%
0.5%
0.3%
0.3%
0.1%
3.8%
0.9%
2.1%
1.5%
2.8%
3.1%
0.5%
0.3%
0.6%
0.1%
1.4%
1.0%
1.3%
1.1%
町田市
常住者
従業者
100%
100%
0.9%
0.3%
0.6%
0.5%
0.2%
0.0%
4.2%
1.1%
0.9%
0.3%
3.9%
5.0%
0.6%
0.7%
0.3%
0.1%
1.9%
1.3%
1.2%
1.2%
国分寺市
常住者
従業者
100%
100%
0.7%
0.4%
0.4%
0.3%
0.1%
0.1%
4.7%
3.3%
2.0%
1.1%
2.7%
3.6%
0.3%
0.4%
0.5%
0.1%
1.7%
2.5%
1.5%
1.3%
全国
松戸市
常住者
従業者
1.00
1.00
0.84
0.51
0.95
0.95
0.87
1.10
2.34
0.45
2.06
0.35
0.94
1.19
1.34
0.92
1.53
0.69
1.02
0.87
1.31
1.10
柏市
常住者
従業者
1.00
1.00
0.76
0.71
0.81
0.55
0.87
0.39
2.30
0.69
1.97
0.67
0.96
1.21
1.28
0.95
1.18
0.39
0.96
0.68
1.09
0.99
特別区
常住者
従業者
1.00
1.00
1.02
1.30
0.94
0.87
2.30
2.50
2.44
3.80
4.02
4.71
0.75
0.68
1.02
1.28
3.33
3.92
1.00
1.16
1.00
0.90
中野区
常住者
従業者
1.00
1.00
0.74
1.46
0.60
0.47
2.01
0.28
2.69
2.63
5.84
3.44
0.75
0.99
0.91
0.50
2.92
2.54
1.07
1.28
1.32
1.21
練馬区
常住者
従業者
1.00
1.00
0.90
0.51
0.74
0.49
2.30
0.76
2.23
0.50
4.53
3.29
0.76
0.82
1.24
0.70
2.70
0.48
1.05
0.75
1.06
0.92
町田市
常住者
従業者
1.00
1.00
1.70
0.49
0.93
0.75
1.82
0.24
2.47
0.67
1.98
0.71
1.04
1.33
1.51
1.61
1.18
0.29
1.36
0.93
0.96
0.94
国分寺市
常住者
従業者
1.00
1.00
1.36
0.81
0.67
0.45
1.03
0.45
2.74
1.97
4.38
2.47
0.73
0.95
0.75
0.95
2.40
0.37
1.25
1.86
1.17
1.06
全国
注釈)特化計数が2以上のセルに網掛けしている。
資料)総務省統計局「国勢調査」
(2010)より作成
25
100%
0.5%
0.6%
0.1%
1.7%
0.5%
3.7%
0.4%
0.2%
1.4%
1.3%
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
1.00
(5)コンテンツ産業詳細分析
前項では公開統計からコンテンツ産業に該当すると思われる小分類(一部細分類)の事
業所数や従業者数を把握したが、より詳細にコンテンツ産業を分析するため、統計法 33 条
の規定に基づき、経済センサスの調査票情報の提供を受け、詳細分析を行った。
本分析では、経済センサスの一部個票データから、
「391 ソフトウェア業」
「411 映像情報
制作・配給業」
「412 音声情報制作業」
「415 広告制作業」をコンテンツ産業として事業所の
規模別の数や従業者数を集計した。
①コンテンツ産業事業所数・従業者数の推移
調査対象都市のコンテンツ産業事業所数と従事者数の推移を平成 21 年並びに平成 26 年
の2時点で比較したものが図表 32 である。
松戸市の平成 26 年の事業所数はコンテンツ産業全体で 83 となっており、平成 21 年に比
べ 1.14 倍(△10 事業所)になっている。一方、従業者数は 685 名と平成 21 年比で 0.94
倍(▲41 人)となっている。
この従業者の減少要因のほとんどはソフトウェア業にある。一方で、映像情報制作・配
給業は事業所数は倍増(△4事業所)、従業者数も 2.45 倍(△16 人)と増加が顕著となっ
ている。
調査対象の他都市をみてもソフトウェア業に関しては全般的に従業者数は減少傾向にあ
る。また、映像情報制作・配給業は事業所数には大きな伸びはみられないものの、従業者
数は柏市、中野区、町田市でも増加が見られる一方、練馬区、国分寺市では事業所数は増
加しているものの、従業者数は減少しており、都市間での動きに違いがみられる。
この他の特徴としては、練馬区でソフトウェア業の従業者数が半減していること、また
同区において音声情報制作業や広告業の事業所数、従業者数が増加していることがあげら
れる。
26
図表 32 調査対象都市のコンテンツ産業分類の事業所数
■松戸市
事業所数
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
平成21年 平成26年
62
63
4
8
2
2
5
10
73
83
H21比
1.02
2.00
1.00
2.00
1.14
従業者数
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
平成21年 平成26年
668
616
11
27
6
4
41
38
726
685
H21比
0.92
2.45
0.67
0.93
0.94
事業所数
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
平成21年 平成26年
73
82
5
6
1
1
3
2
82
91
H21比
1.12
1.20
1.00
0.67
1.11
従業者数
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
平成21年 平成26年
926
875
15
26
2
2
12
4
955
907
H21比
0.94
1.73
1.00
0.33
0.95
■中野区
事業所数
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
平成21年 平成26年
193
138
59
48
13
10
18
12
283
208
H21比
0.72
0.81
0.77
0.67
0.73
従業者数
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
平成21年 平成26年
5466
5103
927
1053
54
47
60
25
6507
6228
H21比
0.93
1.14
0.87
0.42
0.96
■練馬区
事業所数
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
平成21年 平成26年
131
115
84
92
7
12
6
11
228
230
H21比
0.88
1.10
1.71
1.83
1.01
従業者数
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
平成21年 平成26年
1018
480
1614
1429
9
38
20
234
2661
2181
H21比
0.47
0.89
4.22
11.70
0.82
■町田市
事業所数
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
平成21年 平成26年
130
122
17
14
3
1
9
6
159
143
H21比
0.94
0.82
0.33
0.67
0.90
従業者数
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
平成21年 平成26年
1181
1139
55
81
38
1
37
31
1311
1252
H21比
0.96
1.47
0.03
0.84
0.95
■国分寺市
事業所数
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
平成21年 平成26年
51
42
10
12
4
1
4
3
69
58
H21比
0.82
1.20
0.25
0.75
0.84
従業者数
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
平成21年 平成26年
470
410
292
181
13
4
16
15
791
610
H21比
0.87
0.62
0.31
0.94
0.77
■柏市
資料)総務省統計局「経済センサス」
(平成 21 年基礎調査、平成 26 年基礎調査)より作成
27
②コンテンツ産業事業所数の推移(従業者数別)
1)松戸市
松戸市のコンテンツ産業事業所数を従業者の規模別に整理したものが図表 33 である。
ソフトウェア業では事業所数が増える一方で、従業者数が1割近く減少しているが、こ
れは数名の小規模な事業所が増加する一方で、6人以上 50 名以下の事業者で増減している
ことが影響したと考えられる。
また、映像情報制作・配給業をみると従来から1~5人程度の小規模な事業所ばかりで
あったが、この5年間に増加した事業所も 10 人以下の事業所であり、小規模の事業所の集
積が進んでいることがうかがえる。
広告業に関しては 11~20 人の事業所が1つ減った一方、5人以下の事業所が6つ増加す
るなど、小規模な事業所の増加がみえる。
図表 33 調査対象都市のコンテンツ産業分類の事業所数の推移(松戸市)
平成26年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
総数
63
8
2
10
83
1
総数
62
4
2
5
73
1
総数
1
2
17
2
0
3
22
10
2
2
1
15
3~5
16
3
0
5
24
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
8
8
1
1
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
9
9
1
1
2
従業者数
616
27
4
38
685
9
1
1
1
12
3~5
14
2
1
2
19
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
12
3
5
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
0
0
0
12
5
5
2
1
従業者数
668
11
6
41
726
3~5
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
-4
5
-4
-1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-1
0
0
0
-3
4
-4
-1
1
従業者数
-52
16
-2
-3
-41
平成21年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
2
16
1
0
0
17
平成21年⇒平成26年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
1
4
0
5
10
2
1
1
0
3
5
1
1
1
0
3
2
1
-1
3
5
資料)総務省統計局「経済センサス」
(平成 21 年基礎調査、平成 26 年基礎調査)より作成
28
2)柏市
柏市のコンテンツ産業事業所数を従業者の規模別に整理したものが図表 34 である。
ソフトウェア業では事業所数が増える一方で、従業者数が減少しているが、これは松戸
市と同様に、数名の小規模な事業所が増加する一方で、11 人以上の事業者が減少している
ことが影響したと考えられる。
また、映像情報制作・配給業をみると松戸市同様、1~5人程度の小規模な事業所が中
心であるが、6~10 人の事業所が増えるなど、小規模な事業所が集積している様子がうか
がえる。
広告業に関しては比較的規模の大きな事業所が減少したため、事業所数、従業者数とも
に減少している。
図表 34 調査対象都市のコンテンツ産業分類の事業所数の推移(柏市)
平成26年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
総数
82
6
1
2
91
1
総数
73
5
1
3
82
1
総数
1
2
15
1
0
0
16
19
0
1
2
22
3~5
21
3
0
0
24
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
11
6
8
1
1
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
13
6
8
1
1
従業者数
875
26
2
4
907
15
3
1
1
20
3~5
18
1
0
1
20
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
10
8
7
2
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
12
8
7
2
1
従業者数
926
15
2
12
955
3~5
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
1
-2
1
-1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-1
0
0
0
0
1
-2
1
-1
0
従業者数
-51
11
0
-8
-48
平成21年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
2
12
0
0
0
12
平成21年⇒平成26年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
9
1
0
-1
9
2
3
1
0
0
4
4
-3
0
1
2
3
2
0
-1
4
資料)総務省統計局「経済センサス」
(平成 21 年基礎調査、平成 26 年基礎調査)より作成
29
3)中野区
中野区のコンテンツ産業事業所数を従業者の規模別に整理したものが図表 35 である。
ソフトウェア業では事業所数、従業者数ともに減少しているが、事業所規模別にみても
すべてのカテゴリで減少傾向にあり、ソフトウェア業の集積が小さくなっている様子がう
かがえる。
また、映像情報制作・配給業をみると 10 人以下の小規模な事業所は総じて減少傾向にあ
る一方、100 人を超える大規模な事業所が1から3に増加しており、結果として事業所数は
減少するものの、従業者数は 100 人以上増加している。これは小規模事業者の集積が進む
松戸市とは異なる傾向を示している。
音声情報制作業、広告業はいずれも事業所数、従業者数ともに減少しており、事業所の
規模による明確な傾向はみられず、全般的に減少が進んでいる。
図表 35 調査対象都市のコンテンツ産業分類の事業所数の推移(中野区)
平成26年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
総数
138
48
10
12
208
1
2
総数
193
59
13
18
283
1
総数
-55
-11
-3
-6
-75
1
-11
-2
-3
1
-15
15
2
2
5
24
3~5
25
10
3
1
39
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
19
22
17
7
13
9
7
5
4
3
1
1
0
0
0
1
0
0
0
0
30
30
22
11
16
従業者数
5103
1053
47
25
6228
22
9
0
7
38
3~5
36
11
2
4
53
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
26
32
22
11
13
12
4
8
4
1
5
0
0
0
0
1
2
0
0
0
44
38
30
15
14
従業者数
5466
927
54
60
6507
-7
-7
2
-2
-14
3~5
-11
-1
1
-3
-14
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
-7
-10
-5
-4
0
-3
3
-3
0
2
-4
1
0
0
0
0
-2
0
0
0
-14
-8
-8
-4
2
従業者数
-363
126
-7
-35
-279
20
8
3
5
36
平成21年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
2
31
10
6
4
51
平成21年⇒平成26年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
2
資料)総務省統計局「経済センサス」
(平成 21 年基礎調査、平成 26 年基礎調査)より作成
30
4)練馬区
練馬区のコンテンツ産業事業所数を従業者の規模別に整理したものが図表 36 である。
ソフトウェア業では事業所数、従業者数ともに減少しているが、事業所規模別にみると
比較的大規模な事業者の減少が顕著であり、これに伴って従業者数の減少が著しくなって
いる。
また、映像情報制作・配給業をみると比較的大規模な事業者の数には変動がみられない
が、小規模な事業所の増加、中規模の事業所に減少がみられ、結果として事業所数は増加
するが、従業者数は減少という傾向を示している
音声情報制作業、広告業はいずれも事業所数、従業者数ともに増加しており、音声情報
制作業は小規模な事業者の集積が進み、広告業では小規模及び 50 人以上の大規模な事業者
の増加が確認できる。
映像情報制作・配給業、並びに広告業の小規模事業者の集積が進んでいる面において、
松戸市と同様の動きを示している。
図表 36 調査対象都市のコンテンツ産業分類の事業所数の推移(練馬区)
平成26年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
総数
115
92
12
11
230
1
総数
131
84
7
6
228
1
総数
-16
8
5
5
2
1
2
29
17
3
4
53
3~5
37
12
1
1
51
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
11
6
3
0
0
11
14
15
4
2
1
1
0
0
0
0
0
0
1
1
23
21
18
5
3
従業者数
480
1429
38
234
2181
28
15
5
1
49
40
12
2
2
56
3~5
30
8
0
2
40
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
15
9
8
0
1
11
18
14
4
2
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
27
27
22
4
3
従業者数
1018
1614
9
20
2661
2
-11
5
1
2
-3
3~5
1
2
1
3
7
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
-4
-3
-5
0
-1
0
-4
1
0
0
1
1
0
0
0
-1
0
0
1
1
-4
-6
-4
1
0
従業者数
-538
-185
29
214
-480
29
17
6
4
56
平成21年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
2
平成21年⇒平成26年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
7
4
1
-1
11
資料)総務省統計局「経済センサス」
(平成 21 年基礎調査、平成 26 年基礎調査)より作成
31
5)町田市
町田市のコンテンツ産業事業所数を従業者の規模別に整理したものが図表 37 である。
ソフトウェア業では事業所数、従業者数ともにやや減少しているが、事業所規模別にみ
ると中規模(11~20 人)の事業所の減少が特徴としてみられる。
また、映像情報制作・配給業をみると数名の小規模な事業者は減少傾向にあるが、中規
模(11~20 名)の事業者の増加がみられ、結果として従業者総数は増加傾向にある。これ
は松戸市の傾向とは異なる。
音声情報制作業は中規模の事業者が減少し、平成 26 年には1人の事業者1つとなり、産
業としての集積はなくなっている。
広告業では小規模な事業所の減少が進み、従業者数全体も減少傾向にある。
図表 37 調査対象都市のコンテンツ産業分類の事業所数の推移(町田市)
平成26年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
総数
122
14
1
6
143
1
総数
130
17
3
9
159
1
総数
-8
-3
-2
-3
-16
1
2
33
5
1
2
41
26
2
0
1
29
3~5
27
3
0
1
31
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
14
8
11
0
3
1
3
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
0
0
0
16
12
11
0
3
従業者数
1139
81
1
31
1252
33
6
0
2
41
3~5
27
2
2
1
32
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
17
18
8
2
2
2
1
0
0
0
0
0
1
0
0
1
1
0
0
0
20
20
9
2
2
従業者数
1181
55
38
37
1311
3~5
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
-3
-10
3
-2
1
-1
2
0
0
0
0
0
-1
0
0
0
0
0
0
0
-4
-8
2
-2
1
従業者数
-42
26
-37
-6
-59
平成21年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
2
23
6
0
4
33
平成21年⇒平成26年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
2
10
-1
1
-2
8
-7
-4
0
-1
-12
0
1
-2
0
-1
資料)総務省統計局「経済センサス」
(平成 21 年基礎調査、平成 26 年基礎調査)より作成
32
6)国分寺市
国分寺市のコンテンツ産業事業所数を従業者の規模別に整理したものが図表 38 である。
ソフトウェア業では事業所数、従業者数ともに減少しており、事業所規模別にみても全
体的に減少が進んでいる。
また、映像情報制作・配給業をみると事業所数は増加しているが、100 人以上の事業所が
なくなったため、全体の従業者数は 100 人以上減少している。
音声情報制作業は4事業者から1事業者のみにまで減少し、産業としての集積はなくな
っている。広告業に関しては大きな変動はみられない。
図表 38 調査対象都市のコンテンツ産業分類の事業所数の推移(国分寺市)
平成26年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
総数
42
12
1
3
58
1
総数
51
10
4
4
69
1
総数
-9
2
-3
-1
-11
1
2
11
1
0
0
12
3~5
8
0
0
1
9
6
3
1
1
11
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
7
4
5
1
0
2
2
4
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
10
6
9
1
0
従業者数
410
181
4
15
610
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
11
5
4
2
0
2
0
4
0
1
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
14
5
8
2
1
従業者数
470
292
13
16
791
6~10 11~20 21~50 50~100 100以上
-4
-1
1
-1
0
0
2
0
0
-1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-4
1
1
-1
-1
従業者数
-60
-111
-9
-1
-181
平成21年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
2
11
0
0
1
12
3~5
14
1
2
0
17
4
2
2
2
10
平成21年⇒平成26年
ソフトウェア業
映像情報制作・配給業
音声情報制作業
広告業
合計
2
0
1
0
-1
0
3~5
-6
-1
-2
1
-8
2
1
-1
-1
1
資料)総務省統計局「経済センサス」
(平成 21 年基礎調査、平成 26 年基礎調査)より作成
7)まとめ
調査対象都市のコンテンツ産業を比較すると、松戸市において特徴としてあげられるの
は映像情報制作・配給業や広告業において小規模な事業者の集積がやや進んでいるところ
にある。
この点において中野区では減少傾向にあり、松戸市とは異なる傾向を示している。一方、
練馬区は松戸市と類似した動きを示しており、競合関係になっている可能性がある。
33
3.他自治体の動向
(1)目的
コンテンツ産業振興のあり方を検討する上での参考とするため、他自治体におけるコン
テンツ産業振興のあり方について整理を行った。
(2)対象事例
コンテンツ産業振興という側面から以下の自治体を抽出した。
図表 39 調査対象とした自治体
(市区町村)
・東京都練馬区
・福岡県福岡市
(都道府県)
・茨城県
(3)調査結果
①東京都練馬区
a) 活動概要
練馬区では日本アニメーションの発祥の地であることから、アニメーション制作業の振
興を長期計画(総合計画、計画期間:平成 22~26 年度)において「ねりま未来プロジェク
ト」として位置づけるとともに、イベントや調査研究が進められた。現在の「みどりの風
吹くまちビジョン」においても、アニメーション産業振興が引き続き位置づけられている。
練馬区「練馬区アニメ企業誘致および産業集積等に関する調査報告書」をみると、調査
結果を整理しており、①事業所集積の向上に向けた支援(環境整備に関する記載、CG機
材等の整備)
、②集積を活かした新たなビジネス展開に向けた支援(PR支援、交流会等)
、
③人材育成(トキワ荘等)
、④集積による新たな展開に向けた支援(制作現場の見学や映画
祭等)などがそれぞれ提案されている。
b) 体制
練馬区ならびに東京商工会議所練馬支部の強い働きかけによって、市内の事業者 50 社以
上を集結して、平成 16 年に一般社団法人練馬アニメーションが設立された。なお、練馬ア
ニメーションは当初任意団体としてスタートしたが、平成 26 年(創立 10 年)に一般社団
法人となった。
c) 活動
練馬区では一般社団法人練馬アニメーションや地域内のアニメーション制作業と連携し
ながらイベント等を開催して PR を進めている。また、フランス・アヌシー国際映画祭・見
本市の出店や独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)の地域間交流支援(RIT)事業を
34
足がかりとして、カナダ-ケベック州の地元企業との国際ビジネスの展開等の支援を行って
いる。
一般社団法人練馬アニメーションでは、「練馬アニメカーニバル」や「アニメプロジェク
ト in 大泉」などアニメーション関連の大規模なイベントを開催している。また、同団体の
ウェブサイトでは、地域でのトピックスやアニメーションの歴史、クリエイター紹介など
のコンテンツがまとめられている。
d) 予算(行政予算等)
区の年間の活動予算をみると、他の関連予算も含めて概ね 10 百万円前後となることが見
込まれている。
図表 40 販路拡大など企業活動の活性化
資料)練馬区(2015)「みどりの風吹くまちビジョン
アクションプラン」より
35
②福岡県福岡市
a) 活動概要
福岡市は「妖怪ウォッチ」等で有名であるレベルファイブなど、ゲーム関連産業が集積
している都市である。この地域では、2003 年より福岡のゲーム制作会社3社が協力して、
「GAME FACTORY FUKUOKA」を開催した。その後、任意団体である GFF(Game
Factory’s Friendship)が誕生している。その後、2005 年には GFF と九州大学が連携し人
材育成・研究開発体制にかかる連携協定を締結、翌年 2006 年には GFF、九州大学、福岡
市3社によって「福岡ゲーム産業振興機構」が設立された。
b) 体制
「福岡ゲーム産業振興機構」では地元ゲーム会社 11 社やそのた関連企業が参加し、彼ら
が中心となって活動を進めている。九州大学では総合大学の強みを活かした研究体制や研
究成果の実用化に取り組んでおり、福岡市では企業誘致課が同市への進出にかかるサポー
トを行っている。
c) 活動
この福岡ゲーム産業振興機構では、①人材育成事業、②市場開拓事業、③広報事業が主
な活動の柱となっている。
①人材育成事業では、福岡ゲームインターンシップや福岡ゲームコンテストを行ってお
り、インターンシップでは 2006 年~2014 年の間に 33 名が地元企業に採用されている。ゲ
ームコンテストでは市民に限らず学生や一般アマチュアが応募できるものでエキシビジョ
ンマッチを行い投票で受賞者を決める仕組みとなっているなど、人材育成事業が充実して
いる。
②の市場開拓事業では、国内外の優れた技術を持つ企業や資金力がある企業と交流事業
を通じて新しいビジネスチャンスを促すことを促進している。
③の広報事業では GFF2014 を開催しており、ゲームの体験や音楽イベント等、10 日間
で3万人が訪れたという。
福岡市は企業誘致課が中心となり、オフィス探しや人材採用の支援や、オフィス賃料や
開発機材リース料を4ヶ月サポートする等の補助を展開している。
また、福岡のゲーム産業の創作環境についてもアンケート調査や、賃料・平均通勤時間
などのデータなどで情報発信している。
36
③茨城県
a) 活動概要
茨城県では「クリエイターの育成やコンテンツ制作の活動拠点づくりなどを通し、コン
テンツ産業の振興を図る」ことを目的として、「コンテンツ産業創造プロジェクト」を進め
ている。
b) 体制
茨城県商工労働部産業政策課産学連携推進室が運営しており、クリエイターなどを育成
する「いばらきクリエイターズハウス」は茨城県庁から民間事業者へ委託して運営してい
る。
c) 活動
マンガ・アニメ、ゲーム等のコンテンツ産業に携わる 12 名のクリエイターを育成する「い
ばらきクリエイターズハウス」の管理・運営や、茨城県内でコンテンツビジネスに関わる
クリエイターや企業、団体などのネットワークをつくる「いばらきクリエイターズネット
ワーク」などの活動が進められている。
また、発表の成果を「いばらきコンテンツコレクション」として秋葉原で展示・発表し、
茨城県内のクリエイターのビジネス展開を支援している。同日にはいばらきクリエイター
ズネットワークの各社が参加するほか、デジタルコンテンツソフトウェア大賞などのアワ
ードも同時開催された。このアワードでは、アプリ部門としてアプリ作品とアイデア作品、
アニメ部門ではショートアニメが募集され、自由テーマと茨城をテーマにしたもののそれ
ぞれ募集している。応募にあたっては茨城にゆかりがあるコンテンツ「ねば~る君」
(ゆる
キャラ)や「小梅・雲雀」
(2014 年度のアワードでの大賞作品)などが活用できる。
d) 予算
茨城県「平成 26 年度 予算案関係資料」をみると、以下の取組について 26 百万円の予
算が計上されている。
新コンテンツ産業創造プロジェクト事業
(若手クリエーターの育成や制作の活動拠点の提供、アドバイザーの設置等)
○コンテンツインキュベーション施設の開設準備
・内容:若手クリエイターが集うコンテンツインキュベーション施設の整備
・整備対象:つくば松代旧研究者用宿舎(鉄筋2階建、2棟)
○大学等との連携による若手クリエーターの支援
・コンテンツインキュベーション施設入居者に指導・助言を行うアドバイザーの配置
・大学と連携し、コンテンツ産業関係者へのアンケート調査、人材発掘等
○フォーラムやコンテスト等の開催
・本県出身の著名人を招聘したフォーラム、交流会の開催、「いばらきデジタルコ
ンテンツ・ソフトウェア大賞」に「アニメ」、
「ゲーム」部門を追加
37
第3章
インターネットアンケート調査結果
1.調査目的・調査方法
(1)目的
松戸市におけるコンテンツに関わる創作活動や消費、都市におけるイメージとの関係性
を把握するため、インターネットアンケート調査を通じて把握する。
(2)調査方法
インターネットアンケート調査では、1,131 票を対象に調査を実施した。スクリーニング
(回答者の制限)は、性年齢階層別、地域別に行った。地域の選定においては、松戸市の
特徴を浮かび上がらせるため、松戸市に加えて都心部・郊外拠点都市・地方拠点都市とい
う区分を設け、それぞれ自治体を選定し、各自治体在住の住民から回答を得た。それぞれ
の内訳は下表の通りである。
図表 41 サンプルの対象(地域別)
地域名
サンプルサイズ
松戸市
292 票
郊外拠点都市
【千葉県】
柏市:70 票
【東京都】
練馬区:70 票
中野区:70 票
国分寺市:69 票
町田市:70 票
都心部
東京 23 区:70 票
地方拠点都市
札幌市:70 票
仙台市:70 票
名古屋市:70 票
大阪市:70 票
広島市:70 票
福岡市:70 票
合計
1,131 票
(3)調査実施
株式会社マクロミル
(4)調査期間
平成 28 年 1 月 21 日~1 月 26 日
38
2.調査結果
(1)回答者の属性
①性別
男女比は概ね半数ずつであるが、女性の方が 50.9%とやや多くなっている。
図表 42 性別(単一回答)
(n=1131)
無回答, 0.0%
男性, 49.1%
女性, 50.9%
②年齢別
年齢別にみると、30 代、40 代、50 代、60 代以上の各カテゴリは概ね同数(17.3%)と
なっており、16~29 歳については他の年齢階層の概ね 1.8 倍程度(30.7%)となっている。
図表 43 年齢別(単一回答)
(n=1131)
60歳以上, 17.3%
16-29歳, 30.7%
50-59歳, 17.3%
30-39歳, 17.3%
40-49歳, 17.3%
39
③家族構成(同居している家族)
家族構成(同居している家族)をみると、
「配偶者」の割合が 49.3%と最も高く、次いで
「子ども」
(31.9%)、「自分もしくは配偶者の親」(24.8%)となっており、
「同居者はいな
い」
(単身世帯)は 22.1%となっている。
図表 44 家族構成(複数回答)
(n=1132)
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
31.9%
子ども
24.8%
自分もしくは配偶者の親
11.8%
兄弟・姉妹
親族以外の同居者
60.0%
49.3%
配偶者
その他親族
50.0%
2.4%
1.9%
22.1%
同居者はいない
④職業
職業は「正社員・会社役員」が 31.0%と最も高く、次いで「専業主婦・専業主夫」
(16.2%)
、
「パート・アルバイト・フリーター」(13.3%)となっている。
図表 45 職業(単一回答)
(n=1131)
無職・定年, 11.8%
その他, 0.4%
正社員・会社役員,
31.0%
学生, 9.9%
専業主婦・専業
主夫, 16.2%
自営業・フリーラン
ス, 7.6%
パート・アルバ
イト・フリー
ター, 13.3%
派遣社員・契
約社員, 6.0%
専門職, 1.5%
公務員, 2.3%
40
⑤個人年収
回答者の個人の年収は「200 万円未満」が 38.7%と最も高く、
「200 万円~400 万円未満」
(21.8%)
、
「400 万円~600 万円未満」
(10.7%)と続いている。
図表 46 個人年収(単一回答)
2000万円以上, 0.4%
1500万円~2000万円
未満, 0.5%
(n=1131)
わからな
い, 7.9%
1200万円~1500
万円未満, 0.4%
無回答, 10.6%
1000万円~1200万円
未満, 1.4%
200万円未満, 38.7%
800万円~
1000万円未
満, 2.9%
200万円~400万円未
満, 21.8%
600万円~800
万円未満,
4.6%
400万円~600万円未
満, 10.7%
⑥世帯年収
回答者の世帯年収をみると、
「わからない/答えたくない」の割合が最も高く 22.6%とな
っている。次いで、
「400 万円以上~600 万円未満」
(20.4%)
、
「200 万円以上~400 万円未
満」
(19.4%)となっている。
図表 47 世帯年収(単一回答)
(n=1131)
無回答, 0.0%
200万円未満, 9.5%
200万円以上~400万
円未満, 19.4%
わからない/答えた
くない, 22.6%
1000万円以上, 9.1%
800万円以上~1000万
円未満, 8.5%
600万円以上~800万
円未満, 10.5%
41
400万円以上~600万
円未満, 20.4%
⑦コンテンツ関連産業の本業・副業での従事
コンテンツ関連産業の本業・副業での従事している割合をみると、93.8%は従事していな
いが、全体の 6.2%は従事している。コンテンツの分野をみると、それぞれの分野について
1%前後であるが回答がみられる。松戸市は 4.8%となっており、全体の割合と比較するとや
や低いものの、本調査の対象地域の中で概ね中位(第7位)に位置する。なお、年齢階層
別にみると「16-29 歳」は全体よりもやや値が高い。
図表 48 コンテンツ関連産業への本業・副業での従事(単一回答)
(n=1131)
本業・副業として従
事している, 6.2%
本業・副業として従
事していない, 93.8%
図表 49 コンテンツ関連産業への本業・副業での従事(コンテンツ分野の内訳)
(複数回答)
0.0%
20.0%
同人誌の制作
1.1%
小説の執筆
0.9%
評論・批評(ライター)の執筆
1.1%
漫画の執筆
0.4%
イラストやグラフィックデザインの制作
1.5%
動画・映像の制作
0.8%
ゲームの制作
0.3%
音楽の制作
0.7%
アイドル・歌手
0.4%
俳優・演劇
0.4%
声優・ナレーター
0.3%
写真集等(撮影もしくは被写体として)の制作
0.4%
模型・フィギュア等の制作
0.4%
上記にかかわるプロデュース業務
0.2%
上記にかかわる販売業務
0.3%
その他
40.0%
60.0%
80.0%
(n=1132)
100.0%
1.1%
コンテンツにかかわる創作活動には
本業・副業ともに関わっていない
93.7%
42
図表 50 コンテンツ関連産業への本業・副業での従事(単一回答、地域別)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
合計 6.2%
93.5%
松戸市 4.8%
95.2%
中野区 2.9%
練馬区
柏市 4.3%
95.7%
8.6%
91.4%
東京23区 7.1%
92.9%
11.4%
95.7%
名古屋市 2.9%
97.1%
8.6%
91.4%
広島市 2.9%
福岡市
100%
88.6%
仙台市 4.3%
大阪市
90%
87.1%
12.9%
95.7%
札幌市
80%
97.1%
国分寺市 4.3%
町田市
70%
97.1%
10.0%
90.0%
本業・副業として従事している
本業・副業として従事していない
図表 51 コンテンツ関連産業への本業・副業での従事(単一回答、年齢階層別)
(n=1061) (n=70) (n=1135)
0%
合計
本業・副業として従事している
本業・副業として従事していない
16-29歳
10%
20%
30%
30.6%
50%
17.3%
34.3%
14.3%
30.4%
30-39歳
40%
17.5%
40-49歳
43
50-59歳
60%
17.3%
70%
17.3%
18.6%
17.2%
80%
18.6%
17.2%
60歳以上
90%
100%
17.3%
14.3%
17.5%
(2)都市のイメージについて
①居住する街について
1)住んでいる街への評価
住んでいる街の評価について「そう思う」と「どちらかというとそう思う」の合計値を
みると、
「庶民的である」が 74.8%と最も高く、次いで「住宅街として落ち着いていて暮ら
しやすい」
(73.3%)
、
「交通が便利である」
(69.8%)となっている。松戸市は総合的にみる
と、「住宅街として落ち着いていて暮らしやすい」(74.4%)や「庶民的である」(81.5%)
の割合が全体の値より高いものの、
「総合的にみてよい地域である」が 58.2%と他の郊外拠
点都市に比べて低くなっている。
図表 52 住んでいる街への評価(単一回答) 2
0%
20%
住宅街として落ち着いていて暮らし
やすい
活気がある
32.9%
22.9%
医療・福祉施設が充実している
8.8%
37.7%
観光地としての魅力がある 5.1% 15.0%
総合的にみてよい地域である
28.0%
そう思う
そう思わない
35.3%
17.2%
51.0%
どちらかというとそう思う
わからない
2
10.5%
33.6%
29.9%
アートやコンテンツが充実している
3.4% 16.6%
など、創造的である
6.4%
15.0%
2.8%
8.0%
19.0%
29.6%
17.7%
3.3%
9.4%
28.6%
28.6%
20.3%
27.9%
36.4%
大規模商業施設が充実している 8.6%
3.7%
13.9%
39.8%
13.3%
19.0%
40.7%
37.7%
製造業・ものづくりが活発である 3.4% 15.1%
10.2% 1.9%
13.3%
31.1%
30.2%
16.6%
オフィスなどが多く立地している 6.6%
28.6%
37.3%
農林水産業が活発である 3.3% 16.4%
駅前や商店街等が充実している
27.9%
42.9%
教育機関が充実しており、子育てし
7.2%
やすい
飲食が充実している
18.0%
43.1%
29.9%
5.7%
16.0% 5.7% 3.3%
37.8%
街並みが綺麗である 8.8%
4.9%
35.4%
55.3%
11.5%
4.2%
31.3%
35.5%
26.9%
7.0% 2.1%
17.8%
34.0%
17.9%
100%
17.5%
36.2%
19.7%
交通が便利である
80%
51.9%
8.9%
おしゃれである 5.6%
自然が豊かである
60%
21.5%
話題性がある 6.9%
庶民的である
40%
29.1%
40.7%
46.1%
38.3%
22.4%
2.7%
4.1%
5.1%
5.7%
6.4%
5.8% 3.6%
どちらかというとそう思わない
「そう思う」と「どちらかというとそう思う」の合計値は小数点以下を四捨五入している
ため、必ずしもグラフで表記されている値と合計値が一致しないことがあることに留意い
ただきたい。
(以下、同様)
44
図表 53 住んでいる街への評価(松戸市と郊外拠点都市との比較)
90.0%
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
総合的にみてよい地域 である
アートやコンテンツが充 実 している など、創
造的である
柏市
観光地としての魅力 がある
オフィスなどが多 く立 地 している
国分寺市
大規模商業施設が充実 している
駅前や商店街等が充 実 している
練馬区
製造業・
ものづくりが活 発 である
飲食が充実している
中野区
農林水産業が活発である
教育機関が充実してお り、子育 てしやすい
松戸市
医療・
福祉施設が充実 している
街並みが綺麗であ る
合計
自然が豊かである
交通が便利である
庶民的である
おしゃれであ る
話題性がある
活気がある
住宅街として落ち着 いていて暮 ら しやすい
0.0%
町田市
図表 54 住んでいる街への評価(地域別)
教育機関
住宅街と
医療・福
街並みが
が充実し
して落ち
活気があ 話題性が おしゃれ 庶民的で 交通が便 自然が豊
祉施設が
綺麗であ
ており、
着いてい
る
ある
である
ある
利である かである
充実して
る
子育てし
て暮らし
いる
やすい
やすい
(n=1133) 合計
73.3%
41.7%
29.7%
23.4%
74.8%
69.8%
49.2%
38.7%
51.6%
44.4%
(n=292) 松戸市
74.3%
23.3%
11.6%
7.5%
81.5%
64.7%
45.9%
27.4%
42.5%
36.6%
(n=70)
中野区
74.3%
52.9%
40.0%
20.0%
81.4%
78.6%
21.4%
38.6%
52.9%
41.4%
(n=70)
練馬区
84.3%
32.9%
12.9%
7.1%
80.0%
75.7%
60.0%
31.4%
52.9%
40.0%
(n=69)
国分寺市
81.2%
37.7%
26.1%
21.7%
75.4%
84.1%
72.5%
40.6%
42.0%
42.0%
(n=70)
柏市
75.7%
61.4%
42.9%
34.3%
80.0%
71.4%
57.1%
35.7%
67.1%
50.0%
(n=70)
町田市
84.3%
52.9%
21.4%
25.7%
82.9%
61.4%
78.6%
35.7%
47.1%
54.3%
(n=70)
東京23区
62.9%
41.4%
34.3%
24.3%
70.0%
81.4%
28.6%
42.9%
52.9%
48.6%
(n=70)
札幌市
78.6%
51.4%
50.0%
45.7%
65.7%
77.1%
71.4%
65.7%
60.0%
47.1%
(n=70)
仙台市
77.1%
51.4%
47.1%
32.9%
65.7%
52.9%
67.1%
65.7%
60.0%
52.9%
(n=70)
名古屋市
65.7%
38.6%
30.0%
25.7%
61.4%
67.1%
30.0%
35.7%
57.1%
45.7%
(n=70)
大阪市
42.9%
44.3%
34.3%
21.4%
65.7%
75.7%
12.9%
22.9%
42.9%
38.6%
(n=70)
広島市
80.0%
42.9%
31.4%
22.9%
75.7%
60.0%
57.1%
37.1%
52.9%
50.0%
(n=70)
福岡市
70.0%
71.4%
62.9%
65.7%
68.6%
75.7%
50.0%
60.0%
71.4%
55.7%
製造業・
農林水産 飲食が充
ものづく
業が活発 実してい
りが活発
である
る
である
(n=1133)
(n=292)
(n=70)
(n=70)
(n=69)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
合計
松戸市
中野区
練馬区
国分寺市
柏市
町田市
東京23区
札幌市
仙台市
名古屋市
大阪市
広島市
福岡市
19.7%
18.8%
7.1%
32.9%
27.5%
27.1%
14.3%
8.6%
21.4%
40.0%
11.4%
0.0%
24.3%
25.7%
54.2%
39.7%
71.4%
41.4%
52.2%
65.7%
61.4%
51.4%
70.0%
62.9%
54.3%
57.1%
51.4%
72.9%
18.5%
13.7%
8.6%
11.4%
15.9%
24.3%
7.1%
5.7%
24.3%
27.1%
28.6%
21.4%
32.9%
35.7%
駅前や商
店街等が
充実して
いる
大規模商
業施設が
充実して
いる
49.6%
34.6%
64.3%
40.0%
44.9%
70.0%
67.1%
50.0%
68.6%
58.6%
38.6%
51.4%
41.4%
64.3%
37.2%
20.9%
18.6%
17.1%
20.3%
71.4%
48.6%
21.4%
58.6%
64.3%
35.7%
35.7%
50.0%
72.9%
45
アートや
コンテン
オフィス
総合的に
観光地と ツが充実
などが多
みてよい
しての魅 している
く立地し
地域であ
力がある など、創
ている
る
造的であ
る
24.3%
20.1%
20.0%
68.0%
8.6%
4.8%
7.2%
58.2%
34.3%
24.3%
41.4%
77.1%
4.3%
5.7%
14.3%
67.1%
8.7%
24.6%
21.7%
72.5%
17.1%
5.7%
30.0%
71.4%
12.9%
7.1%
22.9%
72.9%
15.7%
21.4%
25.7%
68.6%
48.6%
51.4%
27.1%
78.6%
58.6%
38.6%
27.1%
78.6%
32.9%
17.1%
18.6%
70.0%
31.4%
22.9%
12.9%
57.1%
30.0%
37.1%
12.9%
62.9%
62.9%
50.0%
40.0%
82.9%
2)住みたい街
住みたい街について「そう思う」と「どちらかというとそう思う」の合計値をみると、
「交
通が便利である」が 88.2%と最も高く、次いで「住宅街として落ち着いていて暮らしやす
い」(86.1%)、
「医療・福祉施設が充実している」
(84.4%)となっている。「住みたい街」
は「
(自分が)住んでいる街」の評価に比べて、ばらつきが全体的に少ない傾向にある。
図表 55 住みたい街(単一回答)
0%
20%
住宅街として落ち着いていて暮らし
やすい
39.6%
38.4%
33.3%
46.7%
32.7%
教育機関が充実しており、子育てし
やすい
40.8%
28.4%
製造業・ものづくりが活発である 7.5%
27.2%
オフィスなどが多く立地している 5.3%
観光地としての魅力がある 8.9%
9.1%
8.0%
4.2%
14.9%
2.4%
39.2%
20.6%
5.5%
4.2%
13.7%
2.6%
47.1%
21.4%
大規模商業施設が充実している
40.2%
16.7%
25.4%
38.9%
23.9%
9.5%
33.2%
37.7%
31.0%
どちらかというとそう思う
わからない
46
6.9% 5.6%
19.1%
48.5%
32.4%
駅前や商店街等が充実している
19.7%
37.8%
29.9%
飲食が充実している
5.5% 2.8%
3.4%
13.5%
2.4%
2.4%
10.9%
2.2%
43.1%
27.1%
農林水産業が活発である 6.6%
18.4%
47.9%
41.5%
医療・福祉施設が充実している
4.2%
11.5% 3.4%
3.6%
18.5%
3.4%
1.8%
8.2% 1.7%
32.0%
55.0%
26.6%
5.5% 3.1%
19.6%
54.4%
20.2%
街並みが綺麗である
そう思う
そう思わない
21.9%
28.2%
14.8%
自然が豊かである
100%
1.8%
10.0% 1.9%
48.3%
交通が便利である
アートやコンテンツが充実している
など、創造的である
80%
42.7%
21.2%
話題性がある 8.4%
庶民的である
60%
43.6%
活気がある
おしゃれである
40%
24.5%
36.3%
18.2%
3.5%
5.9%
5.0%
5.3%
どちらかというとそう思わない
図表 56 住みたい街(松戸市と郊外拠点都市との比較)
100.0%
90.0%
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
アートやコンテンツが充 実 している な
ど、創造的である
観光地としての魅力 がある
柏市
オフィスなどが多 く立 地 している
国分寺市
大規模商業施設が充実 している
駅前や商店街等が充 実 している
製造業・
ものづくりが活 発 である
飲食が充実している
練馬区
農林水産業が活発である
教育機関が充実してお り、子育 てしや
すい
中野区
医療・
福祉施設が充実 している
街並みが綺麗であ る
自然が豊かである
交通が便利である
松戸市
庶民的である
おしゃれであ る
合計
話題性がある
活気がある
住宅街として落ち着 いていて暮 ら しや
すい
0.0%
町田市
図表 57 住みたい街(全地域)
住宅街と
街並みが
して落ち
活気があ 話題性が おしゃれ 庶民的で 交通が便 自然が豊
綺麗であ
着いてい
る
ある
である
ある
利である かである
る
て暮らし
やすい
(n=1133) 合計
86.1%
69.4%
36.5%
53.0%
74.4%
88.2%
73.2%
80.5%
(n=292) 松戸市
86.3%
67.8%
32.2%
50.0%
73.3%
88.7%
74.3%
79.5%
(n=70)
中野区
87.1%
78.6%
32.9%
57.1%
74.3%
91.4%
61.4%
87.1%
(n=70)
練馬区
87.1%
62.9%
30.0%
50.0%
77.1%
88.6%
72.9%
77.1%
(n=69)
国分寺市
89.9%
66.7%
30.4%
56.5%
81.2%
85.5%
78.3%
87.0%
(n=70)
柏市
91.4%
68.6%
41.4%
67.1%
78.6%
90.0%
75.7%
95.7%
(n=70)
町田市
85.7%
71.4%
37.1%
58.6%
75.7%
90.0%
82.9%
81.4%
(n=70)
東京23区
82.9%
67.1%
28.6%
45.7%
71.4%
87.1%
67.1%
77.1%
(n=70)
札幌市
84.3%
74.3%
47.1%
58.6%
81.4%
88.6%
82.9%
77.1%
(n=70)
仙台市
85.7%
71.4%
50.0%
54.3%
70.0%
84.3%
78.6%
81.4%
(n=70)
名古屋市
80.0%
62.9%
28.6%
47.1%
65.7%
88.6%
64.3%
72.9%
(n=70)
大阪市
82.9%
74.3%
32.9%
44.3%
80.0%
90.0%
64.3%
75.7%
(n=70)
広島市
94.3%
68.6%
45.7%
50.0%
74.3%
88.6%
74.3%
80.0%
(n=70)
福岡市
84.3%
74.3%
52.9%
61.4%
70.0%
85.7%
72.9%
80.0%
教育機関
製造業・ 駅前や商
が充実し 農林水産 飲食が充
ものづく 店街等が
ており、 業が活発 実してい
りが活発 充実して
る
子育てし である
である
いる
やすい
(n=1133)
(n=292)
(n=70)
(n=70)
(n=69)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
合計
松戸市
中野区
練馬区
国分寺市
柏市
町田市
東京23区
札幌市
仙台市
名古屋市
大阪市
広島市
福岡市
67.7%
65.4%
50.0%
60.0%
69.6%
80.0%
70.0%
64.3%
65.7%
71.4%
74.3%
64.3%
78.6%
75.7%
35.0%
35.3%
15.7%
22.9%
39.1%
44.3%
42.9%
22.9%
48.6%
50.0%
22.9%
25.7%
38.6%
45.7%
78.3%
76.7%
85.7%
80.0%
72.5%
82.9%
78.6%
75.7%
84.3%
75.7%
74.3%
84.3%
75.7%
78.6%
34.7%
33.6%
28.6%
25.7%
33.3%
38.6%
35.7%
27.1%
37.1%
41.4%
30.0%
28.6%
47.1%
48.6%
47
79.4%
78.1%
91.4%
82.9%
79.7%
85.7%
82.9%
82.9%
81.4%
74.3%
72.9%
82.9%
65.7%
78.6%
大規模商
業施設が
充実して
いる
61.5%
61.3%
54.3%
57.1%
50.7%
75.7%
61.4%
54.3%
67.1%
71.4%
55.7%
60.0%
70.0%
62.9%
医療・福
祉施設が
充実して
いる
84.4%
82.2%
82.9%
81.4%
84.1%
94.3%
87.1%
81.4%
84.3%
85.7%
82.9%
88.6%
88.6%
82.9%
アートや
コンテン
オフィス
観光地と ツが充実
などが多
しての魅 している
く立地し
力がある など、創
ている
造的であ
る
22.0%
32.7%
40.1%
15.8%
25.7%
35.3%
22.9%
21.4%
42.9%
12.9%
20.0%
35.7%
11.6%
40.6%
42.0%
25.7%
27.1%
51.4%
21.4%
32.9%
41.4%
18.6%
25.7%
41.4%
32.9%
48.6%
42.9%
40.0%
48.6%
42.9%
12.9%
24.3%
37.1%
27.1%
35.7%
27.1%
28.6%
45.7%
44.3%
35.7%
52.9%
52.9%
3)住んでいる街と住みたい街の比較
住んでいる街の評価(
「そう思う」、
「どちらかというとそう思う」の合計値)から、住み
たい街(「そう思う」、「どちらかというとそう思う」の合計値)を除した値をみると、「松
戸市」は「庶民的である」においては供給過多になっており、他方、ギャップが大きい項
目として、
「活気がある」
、
「街並みが綺麗である」
、
「おしゃれである」
、「駅前や商店街等が
充実している」などの割合において供給不足となっている。
図表 58 住んでいる街と住みたい街の比較
(「住んでいる街」の評価-「住みたい街」の評価、松戸市と郊外拠点都市)
20.0%
供給
過多
10.0%
0.0%
供給
不足
-10.0%
-20.0%
-30.0%
-40.0%
-50.0%
-60.0%
町田市
アートやコンテンツが充 実 している など、創造
的である
観光地としての魅力 がある
オフィスなどが多 く立 地 している
柏市
大規模商業施設が充実 している
駅前や商店街等が充 実 している
国分寺市
製造業・
ものづくりが活 発 である
48
飲食が充実している
練馬区
農林水産業が活発である
教育機関が充実してお り、子育 てしやすい
医療・
福祉施設が充実 している
中野区
街並みが綺麗であ る
自然が豊かである
松戸市
交通が便利である
庶民的である
おしゃれであ る
合計
話題性がある
活気がある
住宅街として落ち着 いていて暮 ら しやすい
-70.0%
図表 59 住んでいる街と住みたい街の比較
(「住んでいる街の評価」-「住みたい街の評価」
、各地域)
住宅街と
街並みが
して落ち
活気があ 話題性が おしゃれ 庶民的で 交通が便 自然が豊
綺麗であ
着いてい
る
ある
である
ある
利である かである
る
て暮らし
やすい
(n=1133) 合計
-12.9%
-27.6%
-6.8%
-29.7%
0.4%
-18.4%
-23.9%
-41.8%
(n=292) 松戸市
-12.0%
-44.5%
-20.5%
-42.5%
8.2%
-24.0%
-28.4%
-52.1%
(n=70)
中野区
-12.9%
-25.7%
7.1%
-37.1%
7.1%
-12.9%
-40.0%
-48.6%
(n=70)
練馬区
-2.9%
-30.0%
-17.1%
-42.9%
2.9%
-12.9%
-12.9%
-45.7%
(n=69)
国分寺市
-8.7%
-29.0%
-4.3%
-34.8%
-5.8%
-1.4%
-5.8%
-46.4%
(n=70)
柏市
-15.7%
-7.1%
1.4%
-32.9%
1.4%
-18.6%
-18.6%
-60.0%
(n=70)
町田市
-1.4%
-18.6%
-15.7%
-32.9%
7.1%
-28.6%
-4.3%
-45.7%
(n=70)
東京23区
-20.0%
-25.7%
5.7%
-21.4%
-1.4%
-5.7%
-38.6%
-34.3%
(n=70)
札幌市
-5.7%
-22.9%
2.9%
-12.9%
-15.7%
-11.4%
-11.4%
-11.4%
(n=70)
仙台市
-8.6%
-20.0%
-2.9%
-21.4%
-4.3%
-31.4%
-11.4%
-15.7%
(n=70)
名古屋市
-14.3%
-24.3%
1.4%
-21.4%
-4.3%
-21.4%
-34.3%
-37.1%
(n=70)
大阪市
-40.0%
-30.0%
1.4%
-22.9%
-14.3%
-14.3%
-51.4%
-52.9%
(n=70)
広島市
-14.3%
-25.7%
-14.3%
-27.1%
1.4%
-28.6%
-17.1%
-42.9%
(n=70)
福岡市
-14.3%
-2.9%
10.0%
4.3%
-1.4%
-10.0%
-22.9%
-20.0%
教育機関
製造業・ 駅前や商
が充実し 農林水産 飲食が充
ものづく 店街等が
ており、 業が活発 実してい
りが活発 充実して
る
子育てし である
である
いる
やすい
(n=1133)
(n=292)
(n=70)
(n=70)
(n=69)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
合計
松戸市
中野区
練馬区
国分寺市
柏市
町田市
東京23区
札幌市
仙台市
名古屋市
大阪市
広島市
福岡市
-23.3%
-28.8%
-8.6%
-20.0%
-27.5%
-30.0%
-15.7%
-15.7%
-18.6%
-18.6%
-28.6%
-25.7%
-28.6%
-20.0%
-15.3%
-16.4%
-8.6%
10.0%
-11.6%
-17.1%
-28.6%
-14.3%
-27.1%
-10.0%
-11.4%
-25.7%
-14.3%
-20.0%
-24.1%
-37.0%
-14.3%
-38.6%
-20.3%
-17.1%
-17.1%
-24.3%
-14.3%
-12.9%
-20.0%
-27.1%
-24.3%
-5.7%
-16.2%
-19.9%
-20.0%
-14.3%
-17.4%
-14.3%
-28.6%
-21.4%
-12.9%
-14.3%
-1.4%
-7.1%
-14.3%
-12.9%
49
-29.8%
-43.5%
-27.1%
-42.9%
-34.8%
-15.7%
-15.7%
-32.9%
-12.9%
-15.7%
-34.3%
-31.4%
-24.3%
-14.3%
大規模商
業施設が
充実して
いる
-24.4%
-40.4%
-35.7%
-40.0%
-30.4%
-4.3%
-12.9%
-32.9%
-8.6%
-7.1%
-20.0%
-24.3%
-20.0%
10.0%
医療・福
祉施設が
充実して
いる
-32.7%
-39.7%
-30.0%
-28.6%
-42.0%
-27.1%
-40.0%
-28.6%
-24.3%
-25.7%
-25.7%
-45.7%
-35.7%
-11.4%
アートや
コンテン
オフィス
観光地と ツが充実
などが多
しての魅 している
く立地し
力がある など、創
ている
造的であ
る
2.3%
-12.6%
-20.0%
-7.2%
-20.9%
-28.1%
11.4%
2.9%
-1.4%
-8.6%
-14.3%
-21.4%
-2.9%
-15.9%
-20.3%
-8.6%
-21.4%
-21.4%
-8.6%
-25.7%
-18.6%
-2.9%
-4.3%
-15.7%
15.7%
2.9%
-15.7%
18.6%
-10.0%
-15.7%
20.0%
-7.1%
-18.6%
4.3%
-12.9%
-14.3%
1.4%
-8.6%
-31.4%
27.1%
-2.9%
-12.9%
②働く街のイメージについて
1)働いている街への評価
就業者を対象に、働いている街について「そう思う」と「どちらかというとそう思う」
の合計値をみると、「交通が便利である」が 63.6%と最も高く、次いで「庶民的である」
(52.7%)
、「飲食が充実している」
(51.3%)となっている。松戸市民が就労している街を
みると、合計値に比べると下回る。しかし、
「地元居住地から遠い」については全体が 32.4%
であることに対して、松戸市は 36.8%となっており、比較的働いている街に近接している
傾向にある。
図表 60 働いている街のイメージ(単一回答)
0%
活気がある
20%
12.5%
庶民的である
飲食が充実している
ショッピングの環境が魅力的である
36.6%
10.7%
18.9%
11.4%
32.5%
16.8%
地元・居住地から遠い
12.4%
総合的にみてよい地域である
11.8%
そう思う
そう思わない
27.9%
25.5%
24.8%
27.5%
37.9%
27.6%
20.1%
42.2%
どちらかというとそう思う
わからない
50
3.8%
4.6%
32.2%
30.9%
7.5%
6.7%
26.6%
30.9%
4.4%
4.3%
34.3%
24.4%
2.8%
4.4%
19.2%
32.1%
アートやコンテンツが充実している
5.6% 15.5%
など、創造的である
地元・居住地に近い、地元である
17.0%
33.8%
4.3%
5.3%
22.4%
35.5%
23.2%
14.2%
35.6%
39.6%
32.2%
4.3%
16.7%
19.1%
26.5%
24.1%
医療・福祉施設が充実している 7.8%
繁華街が魅力的である
26.2%
4.7%
5.3%
32.5%
41.9%
25.6%
9.5%
26.1%
37.3%
27.2%
100%
16.1%
33.5%
17.9%
自然が豊かである 7.0%
街並みが綺麗である
33.0%
24.8%
11.0%
交通が便利である
80%
60%
33.6%
話題性がある 10.4%
おしゃれである 8.0%
40%
4.4%
9.8%
5.3%
どちらかというとそう思わない
図表 61 働いている街のイメージ(松戸市と郊外拠点都市 3との比較)
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
総合的にみてよい地域 である
地元・
居住地から遠 い
柏市
地元・
居住地に近い、地元 である
国分寺市
アートやコンテンツが充 実 している な
ど、創造的である
ショッピングの環境 が魅力 的 である
飲食が充実している
練馬区
繁華街が魅力的である
医療・
福祉施設が充実 している
中野区
街並みが綺麗であ る
自然が豊かである
松戸市
交通が便利である
庶民的である
合計
おしゃれであ る
話題性がある
活気がある
0.0%
町田市
図表 62 働いている街のイメージ(地域別)
(n=704)
(n=182)
(n=46)
(n=49)
(n=38)
(n=34)
(n=35)
(n=47)
(n=47)
(n=46)
(n=51)
(n=40)
(n=41)
(n=46)
医療・福
街並みが
活気があ 話題性が おしゃれ 庶民的で 交通が便 自然が豊
祉施設が
綺麗であ
る
ある
である
ある
利である かである
充実して
る
いる
合計
46.0%
35.1%
25.9%
52.7%
63.6%
32.5%
33.5%
39.9%
松戸市
41.2%
25.3%
19.2%
52.2%
63.2%
30.2%
23.1%
28.6%
中野区
65.2%
43.5%
37.0%
54.3%
73.9%
34.8%
45.7%
47.8%
練馬区
55.1%
44.9%
18.4%
57.1%
71.4%
34.7%
28.6%
46.9%
国分寺市
36.8%
28.9%
28.9%
42.1%
65.8%
23.7%
26.3%
36.8%
柏市
52.9%
38.2%
23.5%
58.8%
55.9%
47.1%
41.2%
50.0%
町田市
57.1%
37.1%
37.1%
31.4%
71.4%
28.6%
37.1%
31.4%
東京23区
46.8%
46.8%
34.0%
46.8%
61.7%
17.0%
31.9%
40.4%
札幌市
46.8%
34.0%
29.8%
63.8%
72.3%
55.3%
46.8%
59.6%
仙台市
32.6%
32.6%
19.6%
60.9%
47.8%
45.7%
47.8%
47.8%
名古屋市
35.3%
29.4%
27.5%
49.0%
58.8%
31.4%
31.4%
39.2%
大阪市
42.5%
37.5%
27.5%
42.5%
62.5%
5.0%
25.0%
20.0%
広島市
46.3%
39.0%
17.1%
58.5%
53.7%
39.0%
31.7%
53.7%
福岡市
58.7%
50.0%
39.1%
65.2%
71.7%
37.0%
52.2%
50.0%
(n=704)
(n=182)
(n=46)
(n=49)
(n=38)
(n=34)
(n=35)
(n=47)
(n=47)
(n=46)
(n=51)
(n=40)
(n=41)
(n=46)
アートや
コンテン
ツが充実
している
など、創
造的であ
る
21.0%
15.4%
32.6%
18.4%
26.3%
17.6%
25.7%
34.0%
23.4%
15.2%
19.6%
17.5%
12.2%
32.6%
ショッピ
繁華街が 飲食が充
ングの環
魅力的で 実してい
境が魅力
ある
る
的である
3
合計
松戸市
中野区
練馬区
国分寺市
柏市
町田市
東京23区
札幌市
仙台市
名古屋市
大阪市
広島市
福岡市
33.8%
29.7%
43.5%
32.7%
34.2%
29.4%
42.9%
40.4%
34.0%
23.9%
23.5%
42.5%
29.3%
50.0%
51.3%
47.3%
60.9%
55.1%
47.4%
52.9%
65.7%
63.8%
51.1%
28.3%
47.1%
60.0%
39.0%
65.2%
36.1%
29.7%
45.7%
24.5%
28.9%
38.2%
37.1%
38.3%
51.1%
32.6%
35.3%
37.5%
36.6%
54.3%
地元・居
総合的に
地元・居
住地に近
みてよい
住地から
い、地元
地域であ
遠い
である
る
44.3%
32.4%
47.8%
55.1%
44.7%
35.3%
25.7%
29.8%
70.2%
45.7%
54.9%
50.0%
61.0%
54.3%
図表 61、図表 62 は回答者の居住地で集計している。
51
32.4%
36.8%
37.0%
38.8%
36.8%
38.2%
62.9%
25.5%
17.0%
23.9%
27.5%
20.0%
26.8%
26.1%
53.8%
44.5%
58.7%
59.2%
44.7%
58.8%
60.0%
53.2%
72.3%
56.5%
51.0%
42.5%
53.7%
73.9%
2)働きたい街のイメージ
働きたい街 4について「そう思う」と「どちらかというとそう思う」の合計値をみると、
「交通が便利である」が 88.4%と最も高く、次いで「飲食が充実している」
(79.3%)とな
っており、
「街並みが綺麗である」(75.7%)と「活気がある」(75.6%)が拮抗している。
全体的に「住みたい街」と同様に、
「働きたい街」は「働いている街への評価」よりも地域
ごとのばらつきが小さい傾向にある。
図表 63 働きたい街のイメージ(単一回答)
0%
20%
40%
60%
80%
100%
4.1%
活気がある
話題性がある
おしゃれである
庶民的である
26.8%
14.8%
15.9%
33.8%
14.3%
32.6%
38.8%
18.7%
42.1%
15.3%
4.2%
13.6%
37.8%
5.2%
27.7%
10.2% 4.6%
28.9%
8.9% 5.7%
1.3%
7.9% 2.2%
29.2%
59.4%
交通が便利である
自然が豊かである
49.0%
31.3%
11.1%
4.5%
3.3%
28.6%
街並みが綺麗である
医療・福祉施設が充実している
22.5%
繁華街が魅力的である
21.2%
47.2%
4.2%
16.7%
47.4%
20.5%
43.0%
23.6%
4.9% 4.8%
7.4% 4.8%
3.2%
33.2%
飲食が充実している
46.2%
13.9%
3.5%
5.1%
ショッピングの環境が魅力的である
アートやコンテンツが充実している
など、創造的である
地元・居住地に近い、地元である
24.8%
10.9%
32.8%
32.8%
地元・居住地から遠い 6.0% 12.4%
そう思う
そう思わない
4
45.1%
21.1%
34.6%
15.0%
41.3%
16.1%
30.9%
どちらかというとそう思う
わからない
44.1%
6.7%
6.3% 3.5%
6.5%
どちらかというとそう思わない
本項目では就業者に限らず、全回答者を対象に質問している。
52
3.8%
図表 64 働きたい街のイメージ(松戸市および地方拠点都市)
100.0%
90.0%
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
町田市
図表 65 働きたい街のイメージ(各地域)
街並みが
活気があ 話題性が おしゃれ 庶民的で 交通が便 自然が豊
綺麗であ
る
ある
である
ある
利である かである
る
(n=1133) 合計
75.6%
48.5%
57.5%
56.3%
88.4%
53.0%
75.7%
(n=292) 松戸市
75.3%
45.2%
56.8%
53.1%
89.7%
53.1%
77.4%
(n=70)
中野区
77.1%
54.3%
55.7%
61.4%
94.3%
51.4%
77.1%
(n=70)
練馬区
75.7%
47.1%
60.0%
50.0%
88.6%
52.9%
75.7%
(n=69)
国分寺市
75.4%
46.4%
56.5%
52.2%
87.0%
49.3%
69.6%
(n=70)
柏市
77.1%
51.4%
60.0%
62.9%
95.7%
52.9%
81.4%
(n=70)
町田市
84.3%
55.7%
71.4%
60.0%
91.4%
62.9%
84.3%
(n=70)
東京23区
70.0%
38.6%
48.6%
50.0%
82.9%
51.4%
67.1%
(n=70)
札幌市
77.1%
54.3%
60.0%
61.4%
90.0%
65.7%
82.9%
(n=70)
仙台市
74.3%
51.4%
52.9%
60.0%
84.3%
55.7%
75.7%
(n=70)
名古屋市
74.3%
48.6%
60.0%
50.0%
85.7%
48.6%
75.7%
(n=70)
大阪市
78.6%
51.4%
50.0%
61.4%
90.0%
51.4%
72.9%
(n=70)
広島市
74.3%
45.7%
57.1%
65.7%
87.1%
51.4%
74.3%
(n=70)
福岡市
72.9%
51.4%
61.4%
55.7%
81.4%
44.3%
67.1%
アートや
コンテン
医療・福
ショッピ
地元・居
繁華街が 飲食が充
地元・居
ツが充実
祉施設が
ングの環
住地に近
魅力的で 実してい
住地から
している
充実して
境が魅力
い、地元
ある
る
遠い
など、創
いる
的である
である
造的であ
る
(n=1133) 合計
69.7%
64.1%
79.3%
69.8%
43.6%
74.0%
18.4%
(n=292) 松戸市
64.7%
62.0%
77.7%
67.5%
38.7%
75.3%
15.8%
(n=70)
中野区
71.4%
62.9%
85.7%
70.0%
45.7%
77.1%
21.4%
(n=70)
練馬区
71.4%
72.9%
84.3%
72.9%
51.4%
68.6%
20.0%
(n=69)
国分寺市
66.7%
55.1%
71.0%
66.7%
43.5%
63.8%
13.0%
(n=70)
柏市
64.3%
68.6%
80.0%
75.7%
50.0%
71.4%
18.6%
(n=70)
町田市
80.0%
71.4%
87.1%
80.0%
54.3%
75.7%
27.1%
(n=70)
東京23区
64.3%
58.6%
78.6%
68.6%
38.6%
60.0%
17.1%
(n=70)
札幌市
78.6%
62.9%
78.6%
70.0%
44.3%
81.4%
18.6%
(n=70)
仙台市
70.0%
68.6%
80.0%
64.3%
42.9%
77.1%
20.0%
(n=70)
名古屋市
70.0%
61.4%
75.7%
68.6%
44.3%
72.9%
22.9%
(n=70)
大阪市
74.3%
71.4%
80.0%
70.0%
38.6%
77.1%
10.0%
(n=70)
広島市
80.0%
60.0%
81.4%
72.9%
35.7%
81.4%
17.1%
(n=70)
福岡市
68.6%
65.7%
77.1%
70.0%
55.7%
77.1%
25.7%
53
地元・
居住地から遠 い
地元・
居住地に近い、地元 である
アートやコンテンツが充 実 している な
ど、創造的である
柏市
ショッピングの環境 が魅力 的 である
飲食が充実している
国分寺市
繁華街が魅力的である
練馬区
医療・
福祉施設が充実 している
街並みが綺麗であ る
中野区
自然が豊かである
交通が便利である
松戸市
庶民的である
合計
おしゃれであ る
話題性がある
活気がある
0.0%
3)働いている街と働きたい街の差
働いている街の評価(
「そう思う」、
「どちらかというとそう思う」の合計値)から、働き
たい街(
「そう思う」
、
「どちらかというとそう思う」の合計値)を除した値をみると、とり
わけ差が大きかった項目は「街並みが綺麗である」が 42.2%の差と最も高く、次いで「シ
ョッピングの環境が魅力的である」
(33.7%の差)、
「繁華街が魅力的である」
(30.3%の差)
となっている。街並みの綺麗さや活気はもちろんであるが、近隣地域あるいは地元での就
労意識が高い傾向にあり、松戸市民はこの3つの項目についてはいずれも全体に比べて差
が大きくなっている。
地方拠点都市の住民は、
「街並みが綺麗である」の差は概ね全国的に近しい値となってい
るが、
「地元・居住地に近い、地元である」については「働きたい街」の割合が高いものの、
差が小さく、
「職住近接」ができていると推察される。
図表 66 働きたい街と働いている街の比較
(「働いている街の評価」-「働きたい街の評価」 5、松戸市と郊外拠点都市)
20.0%
10.0%
供給
過多
0.0%
-10.0%
供給
不足
-20.0%
-30.0%
-40.0%
-50.0%
地元・
居住地から近 い
柏市
地元・
居住地に近い、地元 である
5
アートやコンテンツが充 実 している など、創造 的 である
国分寺市
ショッピングの環境 が魅力 的 である
飲食が充実している
練馬区
繁華街が魅力的である
医療・
福祉施設が充実 している
中野区
街並みが綺麗であ る
自然が豊かである
松戸市
交通が便利である
庶民的である
合計
おしゃれであ る
話題性がある
活気がある
-60.0%
町田市
本項目については「地元・居住地から遠い」はマイナス1を乗じて計上し、
「地元・居住
地から近い」という項目としている。
54
図表 67 働きたい街と働いている街の比較
(「働いている街」の評価-「働きたい街」の評価 6、各地域)
街並みが
活気があ 話題性が おしゃれ 庶民的で 交通が便 自然が豊
綺麗であ
る
ある
である
ある
利である かである
る
(n=1133) 合計
-29.6%
-13.4%
-31.6%
-3.6%
-24.8%
-20.5%
-42.2%
(n=292) 松戸市
-34.1%
-19.9%
-37.6%
-0.9%
-26.5%
-22.9%
-54.3%
(n=70)
中野区
-11.9%
-10.8%
-18.8%
-7.1%
-20.4%
-16.6%
-31.5%
(n=70)
練馬区
-20.6%
-2.2%
-41.6%
7.1%
-17.1%
-18.2%
-47.1%
(n=69)
国分寺市
-38.5%
-17.4%
-27.6%
-10.1%
-21.2%
-25.6%
-43.2%
(n=70)
柏市
-24.2%
-13.2%
-36.5%
-4.0%
-39.8%
-5.8%
-40.3%
(n=70)
町田市
-27.1%
-18.6%
-34.3%
-28.6%
-20.0%
-34.3%
-47.1%
(n=70)
東京23区
-23.2%
8.2%
-14.5%
-3.2%
-21.2%
-34.4%
-35.2%
(n=70)
札幌市
-30.3%
-20.2%
-30.2%
2.4%
-17.7%
-10.4%
-36.0%
(n=70)
仙台市
-41.7%
-18.8%
-33.3%
0.9%
-36.5%
-10.1%
-27.9%
(n=70)
名古屋市
-39.0%
-19.2%
-32.5%
-1.0%
-26.9%
-17.2%
-44.3%
(n=70)
大阪市
-36.1%
-13.9%
-22.5%
-18.9%
-27.5%
-46.4%
-47.9%
(n=70)
広島市
-27.9%
-6.7%
-40.1%
-7.2%
-33.5%
-12.4%
-42.6%
(n=70)
福岡市
-14.2%
-1.4%
-22.3%
9.5%
-9.7%
-7.3%
-15.0%
医療・福
ショッピ
繁華街が 飲食が充
祉施設が
ングの環
魅力的で 実してい
充実して
境が魅力
ある
る
いる
的である
(n=1133)
(n=292)
(n=70)
(n=70)
(n=69)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
合計
松戸市
中野区
練馬区
国分寺市
柏市
町田市
東京23区
札幌市
仙台市
名古屋市
大阪市
広島市
福岡市
-29.8%
-36.2%
-23.6%
-24.5%
-29.8%
-14.3%
-48.6%
-23.9%
-19.0%
-22.2%
-30.8%
-54.3%
-26.3%
-18.6%
-30.3%
-32.3%
-19.4%
-40.2%
-20.9%
-39.2%
-28.6%
-18.1%
-28.8%
-44.7%
-37.9%
-28.9%
-30.7%
-15.7%
-28.0%
-30.5%
-24.8%
-29.2%
-23.6%
-27.1%
-21.4%
-14.7%
-27.5%
-51.7%
-28.7%
-20.0%
-42.4%
-11.9%
6
-33.7%
-37.8%
-24.3%
-48.4%
-37.7%
-37.5%
-42.9%
-30.3%
-18.9%
-31.7%
-33.3%
-32.5%
-36.3%
-15.7%
アートや
コンテン
ツが充実
している
など、創
造的であ
る
-22.6%
-23.3%
-13.1%
-33.1%
-17.2%
-32.4%
-28.6%
-4.5%
-20.9%
-27.6%
-24.7%
-21.1%
-23.5%
-23.1%
地元・居
地元・居
住地に近
住地から
い、地元
近い
である
-29.6%
-42.9%
-29.3%
-13.5%
-19.0%
-36.1%
-50.0%
-30.2%
-11.2%
-31.5%
-18.0%
-27.1%
-20.5%
-22.8%
-14.0%
-21.1%
-15.5%
-18.8%
-23.8%
-19.7%
-35.7%
-8.4%
1.6%
-3.9%
-4.6%
-10.0%
-9.7%
-0.4%
本項目については「地元・居住地から遠い」はマイナス1を乗じて計上し、
「地元・居住
地から近い」という項目としている。
55
③行ってみたい・訪問してみたい街(観光したい街)のイメージ
行ってみたい・訪問してみたい街(以下、観光したい街)について「そう思う」と「ど
ちらかというとそう思う」の合計値をみると、「交通が便利である」が 85.8%と最も高く、
次いで「飲食が充実している」
(82.7%)
、
「自然が豊かである」
(77.2%)となっている。年
齢階層別にみると、
「16-29 歳」においては、
「ショッピングの環境が魅力的である」や「テ
ーマパークが魅力的である」、「ポップカルチャーに関連するショッピングや楽しめる施設
が充実している」、
「ポップカルチャーに関連するイベントが充実している」の項目におい
て特に高い値となっている。
図表 68 観光したい街(単一回答)
20%
0%
自然体験が充実している、もしくは好き
な体験メニューがある
アートやコンテンツが充実しているな
ど、創造的である
映画・アニメ等の縁の地がある
ポップカルチャーに関連するショッピン
グや楽しめる施設が充実している
ポップカルチャーに関連するイベントが
充実している
歴史や伝統文化、地域文化が体験できる
そう思う
そう思わない
21.1%
11.6%
17.3% 4.2% 3.0%
35.5%
29.9%
23.5%
25.0%
23.3%
34.7%
30.3%
27.0%
34.0%
27.6%
31.8%
28.1%
33.3%
41.7%
どちらかというとそう思う
わからない
56
18.9%
31.0%
40.3%
28.9%
11.8%
35.0%
26.1%
16.7%
16.4%
15.9% 6.8% 3.5%
42.4%
22.5%
11.9%
15.2% 5.0% 3.2%
33.2%
25.0%
13.3%
6.5% 3.3%
3.3%
11.2%
2.7%
41.3%
33.1%
スポーツする環境が充実している 10.8%
10.2% 4.7%
40.8%
40.5%
ショッピングの環境が魅力的である
スポーツ観戦が充実している、もしくは
好きなチームがいる
41.6%
42.0%
温泉が魅力的である
テーマパークが魅力的である
31.0%
35.4%
2.7%
14.2% 5.3% 3.1%
36.3%
27.6%
宿泊施設が魅力的である
100%
2.2%
9.2%
40.7%
17.9%
飲食が充実している
80%
38.5%
36.7%
自然が豊かである
繁華街が魅力的である
60%
47.5%
交通が便利である
医療・福祉施設が充実している
40%
4.2%
5.4%
4.6%
9.2% 4.7%
13.8%
21.9%
5.2%
18.4%
21.2%
18.9%
4.5%
5.7%
5.7%
6.9% 3.5%
どちらかというとそう思わない
図表 69 観光したい街(松戸市と郊外拠点都市)
100.0%
90.0%
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
歴史や伝統文化、地域文化 が体 験 でき
る
ポップカルチャーに関連 する イベントが
充実している
ポップカルチャーに関連 する ショッピン
グや楽しめる施 設 が充実 している
柏市
映画・
アニメ等 の縁 の地 がある
アートやコンテンツが充 実 している など、
創造的である
国分寺市
自然体験が充実している 、もしくは好 き
な体験メニュー があ る
スポーツ観 戦 が充実 している、もしくは
好きなチームがいる
練馬区
スポーツする環境 が充 実 している
テーマパークが魅力的 であ る
中野区
ショッピングの環境 が魅力 的 である
温泉が魅力的である
松戸市
宿泊施設が魅力的である
飲食が充実している
繁華街が魅力的である
合計
医療・
福祉施設が充実 している
自然が豊かである
交通が便利である
0.0%
町田市
図表 70 観光したい街(各地域)
医療・福
ショッピ テーマ
繁華街が 飲食が充 宿泊施設 温泉が魅
交通が便 自然が豊 祉施設が
ングの環 パークが
魅力的で 実してい が魅力的 力的であ
利である かである 充実して
境が魅力 魅力的で
である
る
ある
る
いる
的である ある
(n=1133) 合計
85.8%
77.2%
54.0%
69.0%
82.7%
76.5%
73.6%
75.3%
60.5%
(n=292) 松戸市
86.6%
79.8%
55.5%
67.1%
80.1%
74.3%
76.7%
76.0%
63.0%
(n=70)
中野区
90.0%
74.3%
48.6%
74.3%
78.6%
75.7%
65.7%
82.9%
52.9%
(n=70)
練馬区
87.1%
84.3%
61.4%
87.1%
94.3%
78.6%
81.4%
84.3%
62.9%
(n=69)
国分寺市
81.2%
76.8%
44.9%
60.9%
85.5%
75.4%
76.8%
73.9%
46.4%
(n=70)
柏市
88.6%
82.9%
55.7%
65.7%
80.0%
77.1%
78.6%
77.1%
64.3%
(n=70)
町田市
90.0%
91.4%
65.7%
72.9%
88.6%
77.1%
72.9%
87.1%
70.0%
(n=70)
東京23区
80.0%
68.6%
47.1%
68.6%
70.0%
68.6%
65.7%
64.3%
51.4%
(n=70)
札幌市
90.0%
74.3%
54.3%
65.7%
85.7%
80.0%
71.4%
71.4%
57.1%
(n=70)
仙台市
81.4%
74.3%
58.6%
61.4%
84.3%
80.0%
77.1%
71.4%
62.9%
(n=70)
名古屋市
82.9%
75.7%
50.0%
64.3%
82.9%
72.9%
71.4%
65.7%
60.0%
(n=70)
大阪市
88.6%
75.7%
55.7%
75.7%
88.6%
84.3%
77.1%
78.6%
64.3%
(n=70)
広島市
82.9%
70.0%
50.0%
71.4%
84.3%
81.4%
71.4%
72.9%
68.6%
(n=70)
福岡市
85.7%
70.0%
51.4%
70.0%
82.9%
78.6%
62.9%
72.9%
55.7%
スポーツ
観戦が充
スポーツ
実してい
する環境
る、もし
が充実し
くは好き
ている
なチーム
がいる
(n=1133)
(n=292)
(n=70)
(n=70)
(n=69)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
(n=70)
合計
松戸市
中野区
練馬区
国分寺市
柏市
町田市
東京23区
札幌市
仙台市
名古屋市
大阪市
広島市
福岡市
40.6%
41.8%
44.3%
45.7%
30.4%
42.9%
42.9%
35.7%
40.0%
42.9%
40.0%
37.1%
40.0%
41.4%
39.3%
32.9%
40.0%
51.4%
24.6%
47.1%
42.9%
27.1%
44.3%
48.6%
31.4%
32.9%
57.1%
51.4%
自然体験
が充実し
ている、
もしくは
好きな体
験メ
ニューが
ある
62.7%
64.0%
60.0%
62.9%
68.1%
68.6%
70.0%
58.6%
61.4%
60.0%
58.6%
60.0%
64.3%
55.7%
アートや
コンテン
ツが充実
している
など、創
造的であ
る
51.3%
47.9%
51.4%
58.6%
50.7%
55.7%
55.7%
45.7%
48.6%
54.3%
55.7%
47.1%
52.9%
54.3%
57
映画・ア
ニメ等の
縁の地が
ある
38.8%
37.7%
41.4%
42.9%
42.0%
44.3%
44.3%
27.1%
35.7%
38.6%
37.1%
37.1%
35.7%
45.7%
ポップカ
ルチャー
に関連す
るショッ
ピングや
楽しめる
施設が充
実してい
る
44.0%
40.4%
41.4%
54.3%
39.1%
45.7%
45.7%
34.3%
44.3%
50.0%
45.7%
50.0%
48.6%
44.3%
ポップカ
ルチャー
に関連す
るイベン
トが充実
している
39.6%
36.3%
45.7%
50.0%
39.1%
40.0%
38.6%
35.7%
32.9%
44.3%
41.4%
41.4%
44.3%
37.1%
歴史や伝
統文化、
地域文化
が体験で
きる
70.5%
70.9%
70.0%
72.9%
71.0%
75.7%
71.4%
68.6%
74.3%
68.6%
74.3%
62.9%
67.1%
70.0%
図表 71 観光したい街(年齢階層別)
100.0%
90.0%
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
歴史や伝統文化、地域文化が体験できる
(n=196) 50-59歳
ポップカルチャーに関連するイベントが充
実している
ポップカルチャーに関連するショッピングや
楽しめる施設が充実している
映画・
アニメ等の縁の地がある
(n=196) 40-49歳
アートやコンテンツが充実しているなど、創
造的である
自然体験が充実している、もしくは好きな
体験メニューがある
60.5%
74.1%
64.3%
55.6%
52.6%
45.9%
スポーツ観戦が充実している、もしくは好
きなチームがいる
合計
16-29歳
30-39歳
40-49歳
50-59歳
60歳以上
スポーツする環境が充実している
(n=196) 30-39歳
(n=196) 60歳以上
医療・福
ショッピ
繁華街が 飲食が充 宿泊施設 温泉が魅
交通が便 自然が豊 祉施設が
ングの環
魅力的で 実してい が魅力的 力的であ
利である かである 充実して
境が魅力
ある
る
である
る
いる
的である
85.8%
77.2%
54.0%
69.0%
82.7%
76.5%
73.6%
75.3%
83.3%
76.4%
53.0%
72.6%
83.6%
79.5%
73.8%
82.1%
86.2%
75.0%
42.9%
71.4%
83.7%
75.0%
76.5%
73.0%
84.7%
75.5%
56.1%
67.9%
79.1%
73.5%
70.4%
74.5%
86.2%
74.5%
53.1%
67.9%
84.7%
76.5%
73.0%
69.4%
91.3%
86.2%
66.3%
63.3%
82.7%
76.5%
75.0%
73.0%
スポーツ
観戦が充
テーマ
スポーツ
実してい
パークが する環境
る、もし
魅力的で が充実し
くは好き
ある
ている
なチーム
がいる
(n=1133)
(n=347)
(n=196)
(n=196)
(n=196)
(n=196)
テーマパークが魅力的である
ショッピングの環境が魅力的である
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
温泉が魅力的である
合計
16-29歳
30-39歳
40-49歳
50-59歳
60歳以上
宿泊施設が魅力的である
(n=347) 16-29歳
合計
(n=1133)
(n=347)
(n=196)
(n=196)
(n=196)
(n=196)
飲食が充実している
繁華街が魅力的である
(n=1133) 合計
医療・
福祉施設が充実している
自然が豊かである
交通が便利である
0.0%
40.6%
44.1%
35.7%
40.3%
34.7%
45.9%
39.3%
43.8%
38.3%
38.8%
34.2%
38.3%
自然体験
が充実し
ている、
もしくは
好きな体
験メ
ニューが
ある
62.7%
68.6%
62.2%
55.6%
58.2%
64.8%
58
アートや
コンテン
ツが充実
している
など、創
造的であ
る
51.3%
53.9%
47.4%
48.5%
52.0%
53.1%
映画・ア
ニメ等の
縁の地が
ある
38.8%
49.6%
42.3%
32.1%
34.7%
27.6%
ポップカ
ルチャー
に関連す
るショッ
ピングや
楽しめる
施設が充
実してい
る
44.0%
55.0%
44.4%
38.3%
38.3%
35.7%
ポップカ
ルチャー
に関連す
るイベン
トが充実
している
39.6%
53.6%
36.7%
35.7%
32.7%
29.1%
歴史や伝
統文化、
地域文化
が体験で
きる
70.5%
66.6%
69.4%
70.9%
70.4%
79.1%
④松戸市の認知と評価
1)松戸市の認知度
松戸市の認知をみると、松戸市に近隣であるほど認知度が高く、郊外拠点都市では隣接
の柏市では 100%であり、他の郊外拠点都市では概ね8~9割前後となっている。他方、西
日本などの遠方の都市になるほど認知度が下がり、仙台を除くと半数前後となっている。
また、年齢階層別にみると、
「16-29 歳」における認知度が低い。
図表 72 松戸市の認知(単一回答、居住地別)
(n=843)
合計
(n=70)
中野区
(n=70)
練馬区
(n=69)
国分寺市
(n=70)
柏市
(n=70)
町田市
(n=70)
東京23区
(n=70)
札幌市
(n=70)
仙台市
(n=70)
名古屋市
(n=70)
大阪市
(n=70)
広島市
(n=70)
0%
福岡市
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
70.5%
90%
100%
29.1%
87.1%
12.9%
90.0%
10.0%
82.6%
17.4%
100.0%
0.0%
78.6%
21.4%
84.3%
15.7%
60.0%
40.0%
80.0%
20.0%
47.1%
52.9%
40.0%
60.0%
45.7%
54.3%
54.3%
45.7%
知っている
59
知らない
図表 73 松戸市の認知(単一回答、年齢階層別)
60%
70%
80%
90%
(n=843)
50%
合計
(n=263)
40%
16-29歳
(n=144)
30%
30-39歳
(n=144)
20%
40-49歳
72.2%
27.8%
(n=144)
10%
50-59歳
72.9%
27.1%
(n=144)
0%
60歳以上
72.2%
27.8%
70.5%
29.1%
64.6%
35.4%
77.1%
22.9%
知っている
60
知らない
100%
2)松戸市の評価
松戸市外の住民のうち松戸市を知っている回答者を対象に、松戸市に関する評価につい
て「そう思う」と「どちらかというとそう思う」の合計値をみると、
「庶民的である」が 57.4%
と最も高く、次いで「交通が便利である」(41.4%)、「住宅街として落ち着いていて暮らし
やすい」(41.1%)と拮抗している。住宅地であるものの交通の便がよいことで知られてい
るが、全体的に「わからない」の項目が多くなっている。
年齢階層別にみると、16-29 歳の回答者をみると、松戸市を知らない回答者が多かった一
方で、松戸市の評価は全体的に他の年齢層に比べて高くなっている。
図表 74 松戸市外の住民による松戸市の評価(単一回答、n=596、その1)
0%
20%
住宅街として落ち着いていて暮らしやすい 8.1%
活気がある 4.0%
40%
33.0%
18.0%
23.9%
80%
60%
26.4%
9.3%
100%
31.6%
12.5%
33.2%
2.2%
話題性がある
12.0%
おしゃれである
1.5%
11.1%
庶民的である
16.0%
28.1%
27.8%
32.0%
29.6%
30.0%
41.4%
交通が便利である 8.6%
自然が豊かである 4.7%
25.8%
12.0% 6.7%
20.9%
32.8%
28.1%
22.9%
10.4%
14.0%
23.9%
27.3%
30.3%
2.2%
19.4%
26.4%
2.5%
医療・福祉施設が充実している
19.9%
25.6%
11.1%
40.9%
1.9%
20.4%
25.1%
11.6%
41.1%
1.5%
18.9%
28.1%
街並みが綺麗である
教育機関が充実しており、子育てしやすい
繁華街が魅力的である
農林水産業が活発である 4.4% 15.2%
飲食が充実している 4.5%
宿泊施設が魅力的である
1.0%
9.8%
16.0%
16.2%
25.1%
26.6%
18.0%
23.9%
25.4%
25.6%
10.4%
36.0%
35.4%
37.4%
34.5%
38.2%
0.8%
温泉が魅力的である 6.7%
そう思う
そう思わない
23.6%
どちらかというとそう思う
わからない
61
32.3%
36.5%
どちらかというとそう思わない
図表 75 松戸市外の住民による松戸市の評価(単一回答、n=596、その2)
0%
20%
1.7%
製造業・ものづくりが活発である
12.6%
40%
31.0%
60%
15.3%
33.5%
29.1%
13.1%
2.4%
21.2%
28.8%
14.0%
1.7%
20.4%
12.6%
30.3%
2.4%
8.9%
27.3%
29.8%
0.5%
9.3%
24.4%
28.6%
1.7%
28.8%
13.8%
15.2%
1.9%
7.9%
27.9%
22.6%
2.2%
15.2%
25.1%
18.4%
1.9%
8.4%
29.6%
21.0%
1.5%
7.9%
29.1%
19.0%
1.3%
7.6%
29.8%
20.7%
33.3%
27.9%
21.5%
大規模商業施設が充実している 4.2% 20.2%
オフィスなどが多く立地している
観光地としての魅力がある
テーマパークが魅力的である
スポーツする環境が充実している
スポーツ観戦が充実している、もしくは好きな
チームがいる
自然体験が充実している、もしくは好きな体験
メニューがある
アートやコンテンツが充実しているなど、創造
的である
映画・アニメ等の縁の地がある
ポップカルチャー(映画・アニメ等)に関連す
るショッピングや楽しめる施設が充実している
1.3%
ポップカルチャー(映画・アニメ等)に関連す
8.2%
28.8%
るイベントが充実している
2.5%
歴史や伝統文化、地域文化が体験できる
14.8%
26.4%
2.7%
総合的にみてよい地域である
32.5%
そう思う
そう思わない
どちらかというとそう思う
わからない
62
20.2%
33.7%
35.0%
31.6%
37.2%
40.6%
39.7%
39.2%
39.1%
42.4%
40.6%
41.4%
38.2%
18.0%
26.3%
100%
39.4%
11.8%
駅前や商店街等が充実している 5.2%
ショッピングの環境が魅力的である
80%
8.9%
29.6%
どちらかというとそう思わない
図表 76 松戸市の評価(単一回答、年齢階層別、その1)
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
温泉が魅力的である
宿泊施設が魅力的である
飲食が充実している
農林水産業が活発である
繁華街が魅力的である
教育機関が充実しており、子育てしやすい
医療・
福祉施設が充実している
街並みが綺麗である
自然が豊かである
交通が便利である
庶民的である
おしゃれである
総合的にみてよい地域である
歴史や伝統文化、地域文化が体験できる
ポップカルチャーに関連するイベントが充実
している
ポップカルチャーに関連するショッピングや
楽しめる施設が充実している
映画・
アニメ等の縁の地がある
アートやコンテンツが充実しているなど、創
造的である
自然体験が充実している、もしくは好きな
体験メニューがある
スポーツ観戦が充実している、もしくは好
きなチームがいる
スポーツする環境が充実している
テーマパークが魅力的である
観光地としての魅力がある
オフィスなどが多く立地している
ショッピングの環境が魅力的である
大規模商業施設が充実している
駅前や商店街等が充実している
63
(n=104) 60歳以上
(n=105) 50-59歳
(n=104) 40-49歳
(n=111) 30-39歳
(n=170) 16-29歳
(n=596) 合計
(n=104) 60歳以上
(n=105) 50-59歳
(n=104) 40-49歳
(n=111) 30-39歳
(n=170) 16-29歳
(n=596) 合計
話題性がある
活気がある
製造業・
ものづくりが活発である
0.0%
住宅街として落ち着いていて暮らしやすい
0.0%
図表 77 松戸市の評価(単一回答、年齢階層別、その2)
50.0%
45.0%
40.0%
35.0%
30.0%
25.0%
20.0%
15.0%
10.0%
5.0%
図表 78 松戸市の評価(単一回答、年齢階層別)
合計
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
住宅街と
街並みが
して落ち
活気があ 話題性が おしゃれ 庶民的で 交通が便 自然が豊
綺麗であ
着いてい
る
ある
である
ある
利である かである
る
て暮らし
やすい
40.9%
27.9%
14.1%
12.6%
57.2%
41.3%
32.7%
21.5%
50.0%
34.7%
22.4%
21.2%
58.8%
42.9%
38.2%
31.2%
35.1%
21.6%
14.4%
11.7%
55.9%
31.5%
23.4%
16.2%
34.6%
24.0%
8.7%
9.6%
59.6%
40.4%
29.8%
19.2%
37.1%
23.8%
7.6%
5.7%
53.3%
44.8%
29.5%
14.3%
43.3%
31.7%
12.5%
9.6%
58.7%
47.1%
40.4%
21.2%
(n=594)
(n=594)
(n=594)
(n=594)
(n=594)
(n=594)
合計
16-29歳
30-39歳
40-49歳
50-59歳
60歳以上
(n=594)
(n=594)
(n=594)
(n=594)
(n=594)
(n=594)
製造業・ 駅前や商
繁華街が 農林水産 飲食が充 宿泊施設 温泉が魅
ものづく 店街等が
魅力的で 業が活発 実してい が魅力的 力的であ
りが活発 充実して
ある
である
る
である
る
である
いる
合計
20.3%
19.5%
31.0%
10.7%
7.6%
14.3%
33.1%
16-29歳
26.5%
25.3%
40.6%
20.0%
15.3%
20.0%
37.1%
30-39歳
18.9%
14.4%
23.4%
9.0%
8.1%
7.2%
30.6%
40-49歳
17.3%
13.5%
25.0%
8.7%
3.8%
10.6%
28.8%
50-59歳
15.2%
18.1%
26.7%
6.7%
2.9%
15.2%
28.6%
60歳以上
20.2%
23.1%
34.6%
3.8%
2.9%
15.4%
38.5%
スポーツ
観戦が充
テーマ
スポーツ
実してい
パークが する環境
る、もし
魅力的で が充実し
くは好き
ある
ている
なチーム
がいる
(n=594)
(n=594)
(n=594)
(n=594)
(n=594)
(n=594)
合計
16-29歳
30-39歳
40-49歳
50-59歳
60歳以上
9.7%
18.2%
6.3%
6.7%
8.6%
3.8%
15.4%
22.4%
7.2%
15.4%
17.1%
11.5%
9.7%
17.6%
6.3%
3.8%
10.5%
5.8%
自然体験
が充実し
ている、
もしくは
好きな体
験メ
ニューが
ある
17.3%
24.1%
13.5%
11.5%
20.0%
13.5%
アートや
コンテン
ツが充実
している
など、創
造的であ
る
10.2%
20.6%
8.1%
5.8%
6.7%
3.8%
64
映画・ア
ニメ等の
縁の地が
ある
9.4%
16.5%
8.1%
4.8%
10.5%
2.9%
ポップカ
ルチャー
(映画・
アニメ
等)に関
連する
ショッピ
ングや楽
しめる施
設が充実
している
8.9%
13.5%
7.2%
6.7%
8.6%
5.8%
教育機関
医療・福
が充実し
祉施設が
ており、
充実して
子育てし
いる
やすい
22.3%
22.1%
28.8%
27.6%
14.4%
16.2%
16.3%
23.1%
22.9%
21.0%
26.0%
20.2%
大規模商
業施設が
充実して
いる
24.3%
30.0%
18.9%
20.2%
28.6%
21.2%
ショッピ
ングの環
境が魅力
的である
23.5%
30.0%
21.6%
17.3%
21.9%
23.1%
オフィス
観光地と
などが多
しての魅
く立地し
力がある
ている
14.3%
11.2%
18.8%
23.5%
12.6%
9.0%
12.5%
4.8%
14.3%
7.6%
10.6%
3.8%
ポップカ
ルチャー
(映画・
アニメ
等)に関
連するイ
ベントが
充実して
いる
歴史や伝
統文化、
地域文化
が体験で
きる
総合的に
みてよい
地域であ
る
9.6%
17.1%
5.4%
5.8%
10.5%
4.8%
17.3%
24.1%
16.2%
11.5%
17.1%
13.5%
35.1%
47.1%
27.9%
25.0%
28.6%
40.4%
松戸市外の住民による松戸市の評価と、松戸市民の評価を比較すると、全体的な傾向こ
そ一致するものの、
「住宅街として落ち着いていて暮らしやすい」
(33.4%の差)や「庶民的
である」
(24.3%の差)
、
「交通が便利である」
(23.5%の差)などは大きくギャップがある結
果となり、
「総合的にみてよい地域である」も 23.2%の差となっている。
住民ほど松戸市に対する理解が広まっていないことは仕方ないものの、「わからない」と
いう回答の多さが評価のギャップが生まれている要因となっている。
図表 79 松戸市外の住民による松戸市の評価
(「そう思う」、
「どちらかというとそう思う」の合計値)
90.0%
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
住宅街と
街並みが
して落ち
活気があ 話題性が おしゃれ 庶民的で 交通が便 自然が豊
綺麗であ
着いてい
ある
利である かである
る
である
ある
る
て暮らし
やすい
40.9%
27.9%
14.1%
12.6%
57.2%
41.3%
32.7%
21.5%
74.3%
23.3%
11.6%
7.5%
81.5%
64.7%
45.9%
27.4%
22.1%
36.6%
20.3%
39.7%
総合的にみてよい地域 である
アートやコンテンツが充 実 している など、創
造的である
観光地としての魅力 がある
他地域からみた松戸市の印象・評価
松戸市民の評価
オフィスなどが多 く立 地 している
松戸市民の評価
19.5%
13.7%
65
33.1%
34.6%
医療・福
祉施設が
充実して
いる
22.3%
42.5%
アートや
コンテン
オフィス
総合的に
観光地と ツが充実
などが多
みてよい
しての魅 している
く立地し
地域であ
力がある など、創
ている
る
造的であ
る
24.3%
14.3%
11.2%
10.2%
35.1%
20.9%
8.6%
4.8%
7.2%
58.2%
教育機関
駅前や商 大規模商
が充実し 繁華街が 農林水産
店街等が 業施設が
ており、 魅力的で 業が活発
充実して 充実して
である
子育てし ある
いる
いる
やすい
(n=594)
(n=291)
大規模商業施設が充実 している
他地域からみた松戸市の印象・評価
松戸市民の評価
駅前や商店街等が充 実 している
(n=594)
(n=291)
農林水産業が活発である
他地域からみた松戸市の印象・評価
繁華街が魅力的である
教育機関が充実してお り、子育 てしやすい
医療・
福祉施設が充実 している
街並みが綺麗であ る
自然が豊かである
交通が便利である
庶民的である
おしゃれであ る
話題性がある
活気がある
住宅街として落ち着 いていて暮 ら しやすい
0.0%
⑤本業・副業としてコンテンツに携わる人が住みたい・働きたい街のイメージ
本節では本報告書の主題である本業・副業としてコンテンツ関連産業に携わる人を対象
に住みたい・働きたい街について集計した。
1)住んでいる街(コンテンツ関連産業への従事別)
「本業・副業として従事している」を対象に住んでいる街の「そう思う」と「どちらか
というとそう思う」の合計値をみると、
「農林水産業が活発である」
(11.7%の差)、
「アート
やコンテンツが充実しているなど、創造的である」
(11.4%の差)
、
「おしゃれである」
(8.0%
の差)が、合計に比べて大きく高い値となっている。
図表 80 住んでいる街(合計とコンテンツ関連産業への従事別)
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
総合的にみてよい地域 である
アートやコンテンツが充 実 している など、創
造的である
観光地としての魅力 がある
オフィスなどが多 く立 地 している
大規模商業施設が充実 している
駅前や商店街等が充 実 している
製造業・
ものづくりが活 発 である
飲食が充実している
農林水産業が活発である
教育機関が充実してお り、子育 てしやすい
医療・
福祉施設が充実 している
街並みが綺麗であ る
自然が豊かである
交通が便利である
庶民的である
おしゃれであ る
合計
話題性がある
活気がある
住宅街として落ち着 いていて暮 ら しやすい
0.0%
本業・副業として従事している
(n=1133) 合計
(n=70)
本業・副業として従事している
(n=1061) 本業・副業として従事していない
住宅街と
街並みが
して落ち
活気があ 話題性が おしゃれ 庶民的で 交通が便 自然が豊
綺麗であ
着いてい
る
ある
である
ある
利である かである
る
て暮らし
やすい
73.3%
41.7%
29.7%
23.4%
74.8%
69.8%
49.2%
38.7%
74.3%
42.9%
37.1%
31.4%
75.7%
65.7%
51.4%
45.7%
73.3%
41.8%
29.3%
22.9%
74.9%
70.2%
49.2%
38.3%
製造業・ 駅前や商
農林水産 飲食が充
ものづく 店街等が
業が活発 実してい
りが活発 充実して
である
る
である
いる
(n=1133) 合計
(n=70)
本業・副業として従事している
(n=1061) 本業・副業として従事していない
19.7%
31.4%
18.9%
54.2%
51.4%
54.5%
18.5%
28.6%
17.9%
66
49.6%
50.0%
49.7%
教育機関
医療・福
が充実し
祉施設が
ており、
充実して
子育てし
いる
やすい
51.6%
44.4%
51.4%
50.0%
51.7%
44.1%
アートや
コンテン
オフィス
総合的に
観光地と ツが充実
などが多
みてよい
しての魅 している
く立地し
地域であ
力がある など、創
ている
る
造的であ
る
37.2%
24.3%
20.1%
20.0%
68.0%
37.1%
21.4%
24.3%
31.4%
68.6%
37.2%
24.5%
19.9%
19.3%
68.1%
大規模商
業施設が
充実して
いる
2)住みたい街(コンテンツ関連産業への従事別)
「本業・副業として従事している」を対象に住みたい街の「そう思う」と「どちらかと
いうとそう思う」の合計値をみると、
「アートやコンテンツが充実しているなど、創造的で
ある」が 19.9%の差と最も高くなっており、他の項目は概ね下回っており、特に「教育機
関が充実しており、子育てしやすい」(13.4%の差)、「おしゃれである」
(8.0%の差)につ
いては差が大きくなっている。
図表 81 住みたい街(コンテンツ関連産業への従事別)
100.0%
90.0%
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
アートやコンテンツが充 実 している など、創
造的である
観光地としての魅力 がある
オフィスなどが多 く立 地 している
大規模商業施設が充実 している
駅前や商店街等が充 実 している
製造業・
ものづくりが活 発 である
飲食が充実している
農林水産業が活発である
教育機関が充実してお り、子育 てしやすい
医療・
福祉施設が充実 している
街並みが綺麗であ る
自然が豊かである
交通が便利である
庶民的である
おしゃれであ る
合計
話題性がある
活気がある
住宅街として落ち着 いていて暮 ら しやすい
0.0%
本業・副業として従事している
(n=1133) 合計
(n=70)
本業・副業として従事している
(n=1061) 本業・副業として従事していない
住宅街と
街並みが
して落ち
活気があ 話題性が おしゃれ 庶民的で 交通が便 自然が豊
綺麗であ
着いてい
る
ある
である
ある
利である かである
る
て暮らし
やすい
86.1%
69.4%
36.5%
53.0%
74.4%
88.2%
73.2%
80.5%
84.3%
64.3%
32.9%
41.4%
72.9%
78.6%
72.9%
74.3%
86.4%
69.8%
36.9%
53.9%
74.6%
89.0%
73.3%
81.1%
教育機関
製造業・ 駅前や商
が充実し 農林水産 飲食が充
ものづく 店街等が
ており、 業が活発 実してい
りが活発 充実して
る
子育てし である
である
いる
やすい
(n=1133) 合計
(n=70)
本業・副業として従事している
(n=1061) 本業・副業として従事していない
67.7%
54.3%
68.7%
35.0%
38.6%
34.8%
78.3%
74.3%
78.7%
67
34.7%
40.0%
34.4%
79.4%
71.4%
80.1%
医療・福
祉施設が
充実して
いる
84.4%
82.9%
84.6%
アートや
コンテン
オフィス
観光地と ツが充実
などが多
しての魅 している
く立地し
力がある など、創
ている
造的であ
る
61.5%
22.0%
32.7%
40.1%
55.7%
24.3%
31.4%
60.0%
62.0%
21.9%
32.9%
38.8%
大規模商
業施設が
充実して
いる
3)働いている街
「本業・副業として従事している」を対象に働いている街の「そう思う」と「どちらか
というとそう思う」の合計値をみると、
「交通が便利である」が 9.9%と最も差があり、
「ア
ートやコンテンツが充実しているなど、創造的である」
(9.2%の差)
、
「おしゃれである」
(8.1%
の差)となっている。
図表 82 働いている街(コンテンツ関連産業への従事別)
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
総合的にみてよい地域 である
地元・
居住地から遠 い
地元・
居住地に近い、地元 である
アートやコンテンツが充 実 している など、創
造的である
ショッピングの環境 が魅力 的 である
飲食が充実している
繁華街が魅力的である
医療・
福祉施設が充実 している
街並みが綺麗であ る
自然が豊かである
(n=704)
(n=53)
(n=649)
交通が便利である
(n=704)
(n=53)
(n=649)
庶民的である
合計
おしゃれであ る
話題性がある
活気がある
0.0%
本業・副業として従事している
合計
本業・副業として従事している
本業・副業として従事していない
医療・福
街並みが
活気があ 話題性が おしゃれ 庶民的で 交通が便 自然が豊
祉施設が
綺麗であ
る
ある
である
ある
利である かである
充実して
る
いる
46.0%
35.1%
25.9%
52.7%
63.6%
32.5%
33.5%
39.9%
47.2%
32.1%
34.0%
50.9%
73.6%
30.2%
32.1%
47.2%
46.1%
35.4%
25.3%
53.0%
63.0%
32.8%
33.7%
39.4%
合計
本業・副業として従事している
本業・副業として従事していない
アートや
コンテン
ショッピ
地元・居
総合的に
繁華街が 飲食が充
地元・居
ツが充実
ングの環
住地に近
みてよい
魅力的で 実してい
住地から
している
境が魅力
い、地元
地域であ
ある
る
遠い
など、創
的である
である
る
造的であ
る
33.8%
51.3%
36.1%
21.0%
44.3%
32.4%
53.8%
32.1%
45.3%
41.5%
30.2%
49.1%
35.8%
62.3%
34.1%
51.9%
35.7%
20.3%
44.1%
32.2%
53.3%
68
4)働きたい街
「本業・副業として従事している」を対象に働きたい街の「そう思う」と「どちらかと
いうとそう思う」の合計値をみると、「アートやコンテンツが充実しているなど、創造的で
ある」が 20.7%の差と最も高く、次いで「庶民的である」
(5.1%の差)
、
「地元・居住地に近
い、地元である」
(4.6%の差)となっている。
図表 83 働きたい街(コンテンツ関連産業への従事別)
100.0%
90.0%
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
地元・
居住地から遠 い
地元・
居住地に近い、地元 である
アートやコンテンツが充 実 している など、創
造的である
ショッピングの環境 が魅力 的 である
飲食が充実している
繁華街が魅力的である
医療・
福祉施設が充実 している
街並みが綺麗であ る
自然が豊かである
交通が便利である
庶民的である
合計
おしゃれであ る
話題性がある
活気がある
0.0%
本業・副業として従事している
(n=1133) 合計
(n=70)
本業・副業として従事している
(n=1061) 本業・副業として従事していない
街並みが
活気があ 話題性が おしゃれ 庶民的で 交通が便 自然が豊
綺麗であ
る
ある
である
ある
利である かである
る
75.6%
48.5%
57.5%
56.3%
88.4%
53.0%
75.7%
68.6%
45.7%
50.0%
61.4%
87.1%
57.1%
70.0%
76.2%
48.7%
58.1%
56.1%
88.7%
52.9%
76.2%
医療・福
ショッピ
繁華街が 飲食が充
祉施設が
ングの環
魅力的で 実してい
充実して
境が魅力
ある
る
いる
的である
(n=1133) 合計
(n=70)
本業・副業として従事している
(n=1061) 本業・副業として従事していない
69.7%
72.9%
69.7%
64.1%
65.7%
64.1%
69
79.3%
78.6%
79.5%
69.8%
70.0%
69.9%
アートや
コンテン
ツが充実
している
など、創
造的であ
る
43.6%
64.3%
42.3%
地元・居
地元・居
住地に近
住地から
い、地元
遠い
である
74.0%
78.6%
73.8%
18.4%
21.4%
18.2%
5)松戸市の認知
松戸市の認知度は合計が 70.5%であることに対して、「本業・副業として従事している」
の割合では 82.1%と 10%以上高い値となっている。
図表 84 松戸市の認知(単一回答)
(n=843)
合計
(n=56)
本業・副業として従事している
(n=783)
0%
本業・副業として従事していない
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
70.5%
80%
100%
29.1%
82.1%
17.9%
70.0%
知っている
90%
30.0%
知らない
6)松戸市の評価
松戸市の評価をみると、認知度の高さに比例して、多くの項目で高い値となっている。
「教
育機関が充実しており、子育てしやすい」が 23.5%の差となっており、次いで「歴史や伝
統文化、地域文化が体験できる」
(13.2%の差)
、
「庶民的である」
(12.4%の差)となってお
り、
「総合的にみてよい地域である」も 8.4%の差となっている。ただし、「交通が便利であ
る」はこれらの項目の中で唯一値が低く、わずかであるものの 2.2%下回っている。
図表 85 松戸市の評価(その1)
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
温泉が魅力的である
宿泊施設が魅力的である
飲食が充実している
農林水産業が活発である
繁華街が魅力的である
70
教育機関が充実してお り、子育 てしやすい
本業・副業として従事している
医療・
福祉施設が充実 している
街並みが綺麗であ る
自然が豊かである
交通が便利である
庶民的である
おしゃれであ る
合計
話題性がある
活気がある
住宅街として落ち着 いていて暮 ら しやすい
0.0%
図表 86 松戸市の評価(その2)
50.0%
45.0%
40.0%
35.0%
30.0%
25.0%
20.0%
15.0%
10.0%
5.0%
総合的にみてよい地域 である
歴史や伝統文化、地域文化 が体 験 できる
ポップカルチャー(映画 ・アニメ等 )に関 連 す
るイベントが充実 している
ポップカルチャー(映画 ・アニメ等 )に関 連 す
るショッピング や楽 しめる施設 が充実 して
いる
映画・
アニメ等 の縁 の地 がある
アートやコンテンツが充 実 している など、創
造的である
自然体験が充実している 、もしくは好 きな
体験メニューがある
スポーツ観 戦 が充実 している、もしくは好
きなチームがいる
スポーツする環境 が充 実 している
本業・副業として従事している
合計
本業・副業として従事している
本業・副業として従事していない
住宅街と
街並みが
して落ち
活気があ 話題性が おしゃれ 庶民的で 交通が便 自然が豊
綺麗であ
着いてい
る
ある
である
ある
利である かである
る
て暮らし
やすい
40.9%
27.9%
14.1%
12.6%
57.2%
41.3%
32.7%
21.5%
45.7%
34.8%
17.4%
13.0%
69.6%
39.1%
34.8%
37.0%
40.7%
27.4%
13.9%
12.6%
56.4%
41.6%
32.7%
20.3%
教育機関
医療・福
が充実し 繁華街が
祉施設が
ており、 魅力的で
充実して
子育てし ある
いる
やすい
22.3%
22.1%
20.3%
28.3%
45.7%
30.4%
21.9%
20.3%
19.5%
合計
本業・副業として従事している
本業・副業として従事していない
製造業・ 駅前や商
農林水産 飲食が充 宿泊施設 温泉が魅
ものづく 店街等が
業が活発 実してい が魅力的 力的であ
りが活発 充実して
である
る
である
る
である
いる
19.5%
31.0%
10.7%
7.6%
14.3%
33.1%
32.6%
37.0%
15.2%
15.2%
21.7%
34.8%
18.4%
30.7%
10.4%
6.9%
13.7%
33.0%
スポーツ
観戦が充
スポーツ
実してい
する環境
る、もし
が充実し
くは好き
ている
なチーム
がいる
(n=596)
(n=46)
(n=548)
テーマパークが魅力的 であ る
観光地としての魅力 がある
(n=596)
(n=46)
(n=548)
オフィスなどが多 く立 地 している
(n=596)
(n=46)
(n=548)
ショッピングの環境 が魅力 的 である
合計
大規模商業施設が充実 している
駅前や商店街等が充 実 している
製造業・
ものづくりが活 発 である
0.0%
合計
本業・副業として従事している
本業・副業として従事していない
15.4%
26.1%
14.6%
9.7%
17.4%
9.1%
自然体験
が充実し
ている、
もしくは
好きな体
験メ
ニューが
ある
17.3%
23.9%
16.8%
アートや
コンテン
ツが充実
している
など、創
造的であ
る
10.2%
15.2%
9.9%
71
映画・ア
ニメ等の
縁の地が
ある
9.4%
17.4%
8.8%
ポップカ
ルチャー
(映画・
アニメ
等)に関
連する
ショッピ
ングや楽
しめる施
設が充実
している
8.9%
15.2%
8.4%
大規模商
業施設が
充実して
いる
24.3%
30.4%
23.9%
ショッピ
ングの環
境が魅力
的である
23.5%
32.6%
22.8%
オフィス
テーマ
観光地と
などが多
パークが
しての魅
く立地し
魅力的で
力がある
ている
ある
14.3%
11.2%
9.7%
23.9%
15.2%
17.4%
13.5%
10.9%
9.1%
ポップカ
ルチャー
(映画・
アニメ
等)に関
連するイ
ベントが
充実して
いる
歴史や伝
統文化、
地域文化
が体験で
きる
総合的に
みてよい
地域であ
る
9.6%
15.2%
9.1%
17.3%
30.4%
16.2%
35.1%
43.5%
34.5%
(3)コンテンツの消費と創造
①コンテンツに関する趣味
コンテンツに関する趣味は「インターネット・パソコンの閲覧」が 57.2%と最も高く、
「音
楽鑑賞」(51.1%)、
「読書(マンガ以外)」(41.9%)となっている。主にコンテンツを消費
する趣味において割合が高くなっている。他方、創作活動に関する趣味では「写真を撮る」
は 27.5%、
「音楽の歌唱・演奏」
(15.5%)、「手芸・造型」(11.6%)となっており、他の項
目では 10%以下となっている。年齢階層別にみると「読書(マンガ)」や「テレビ・PCゲ
ームをプレイする」などの多くの項目において「16-29 歳」が高い割合となっており、
「絵
画等芸術作品の鑑賞」などについては逆に高齢者になるほど割合が高くなっている。
図表 87 コンテンツに関する趣味(複数回答、創作に関わる項目は灰色のグラフで表記)
(n=1132)
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
32.7%
読書(マンガ)
41.9%
読書(マンガ以外)
27.5%
写真を撮る
57.2%
インターネット・パソコンの閲覧
プログラミング・ウェブサイト構築等
3.2%
小説・評論の執筆
2.8%
6.1%
イラスト・マンガを描く
22.2%
テレビ・PCゲームをプレイする
ボードゲーム・カードゲームをプレイする
5.7%
51.1%
音楽鑑賞
15.5%
音楽の歌唱・演奏
作詞・作曲
1.9%
36.7%
映画の鑑賞
動画・映像の作成・投稿(実写)
動画・映像の作成・投稿(アニメ・CG)
2.1%
0.8%
7.8%
絵画等芸術作品の鑑賞
絵画等芸術作品の創作
2.7%
コスプレ
2.1%
プラモデル・フィギュアの製作
4.0%
11.6%
手芸・造形
その他
60.0%
3.2%
19.2%
特に無し
72
70.0%
図表 88 コンテンツに関する趣味(年齢階層別)
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
その他
手芸・
造形
プラモデル・
フィギュアの製作
コスプレ
絵画等芸術作品の創作
50-59歳
絵画等芸術作品の鑑賞
動画・
映像の作成・
投稿(
アニメ・ CG
)
動画・
映像の作成・
投稿(
実写)
映画の鑑賞
40-49歳
作詞・
作曲
音楽の歌唱・
演奏
音楽鑑賞
30-39歳
ボードゲーム・
カードゲーム
をプレイする
テレビ・ PC
ゲームをプレイする
イラスト・
マンガを描く
小説・
評論の執筆
16-29歳
プログラミング・
ウェブサイト構築等
インターネット・
パソコンの閲覧
写真を撮る
合計
読書(
マンガ以外)
読書(
マンガ)
0.0%
60歳以上
プログラ
インター
テレビ・
読書(マ
イラス
ミング・
読書(マ
写真を撮 ネット・
小説・評
PCゲーム
ンガ以
ト・マン
ウェブサ
ンガ)
る
論の執筆
パソコン
をプレイ
外)
ガを描く
イト構築
の閲覧
する
等
(n=1133) 合計
32.7%
41.8%
27.4%
57.2%
3.2%
2.8%
6.1%
22.2%
(n=347) 16-29歳
52.2%
44.1%
34.0%
56.5%
5.5%
5.5%
12.7%
32.9%
(n=196) 30-39歳
43.4%
40.8%
18.4%
59.7%
3.6%
0.5%
4.6%
28.1%
(n=196) 40-49歳
27.0%
38.3%
24.5%
58.2%
2.0%
1.5%
5.1%
21.4%
(n=196) 50-59歳
17.9%
40.3%
24.0%
58.7%
2.0%
3.1%
2.0%
11.7%
(n=196) 60歳以上
8.2%
44.4%
31.6%
54.1%
1.0%
1.5%
1.0%
8.7%
ボード
ゲーム・
音楽の歌 作詞・作 映画の鑑
カード
音楽鑑賞
唱・演奏 曲
賞
ゲームを
プレイす
る
(n=1133) 合計
5.6%
51.0%
15.5%
1.9%
36.7%
(n=347) 16-29歳
12.7%
55.0%
23.6%
3.7%
39.8%
(n=196) 30-39歳
5.1%
52.6%
13.3%
1.5%
30.1%
(n=196) 40-49歳
2.6%
46.9%
6.6%
2.0%
34.2%
(n=196) 50-59歳
2.0%
55.1%
12.2%
0.0%
41.8%
(n=196) 60歳以上
0.5%
42.9%
15.8%
0.5%
35.7%
動画・映
動画・映
絵画等芸
像の作
像の作
成・投稿 術作品の
成・投稿
鑑賞
(アニ
(実写)
メ・CG)
2.1%
5.2%
0.5%
2.0%
0.5%
0.0%
プラモデ
絵画等芸
ル・フィ 手芸・造
その他
特に無し
術作品の コスプレ
ギュアの 形
創作
製作
(n=1133) 合計
2.6%
2.1%
4.0%
11.6%
3.2%
19.2%
(n=347) 16-29歳
2.9%
4.6%
6.9%
11.2%
2.0%
15.6%
(n=196) 30-39歳
2.6%
2.6%
3.1%
10.2%
3.6%
21.4%
(n=196) 40-49歳
2.0%
0.5%
4.1%
10.2%
2.6%
24.0%
(n=196) 50-59歳
1.5%
1.0%
2.0%
10.7%
3.1%
18.9%
(n=196) 60歳以上
4.1%
0.0%
1.5%
15.8%
5.6%
18.9%
73
0.8%
1.7%
0.0%
1.5%
0.0%
0.0%
7.8%
6.9%
3.6%
5.1%
11.7%
12.2%
②趣味に関するウェブサイト等の利用状況
趣味についてウェブサイトをどのように活用しているのかをみると、「Facebook」や
「Twitter」あるいは「それ以外の SNS」においては「投稿ならびに閲覧(ダウンロード)
している」の割合が高くなっている。
図表 89 趣味に関するウェブサイトの利用状況(単一回答)
0%
20%
27.6%
Facebook
80%
21.0%
Instagram
10.7%
12.3%
上記以外のSNS
12.1%
8.8%
2ちゃんねる 7.1%
60%
18.2%
25.5%
Twitter
ブログ(はてな、アメーバ、FC等)
40%
49.2%
2.5%
48.5%
2.8%
54.4%
21.5%
40.7%
37.6%
34.9%
12.8%
44.2%
28.5%
Wikipedia 4.5%
100%
12.6%
39.1%
59.2%
17.2%
18.3%
16.4%
3.1%
YouTube 10.0%
ニコニコ動画 5.1%
2.1%
9.6%
Pixiv
1.4% 0.6%
TINAMI
8.0%
1.1%2.8%
小説家になろう
9.1%
0.5% 2.4%
SoundCloud
8.1%
72.0%
12.8%
42.2%
43.9%
21.7%
7.5%
66.0%
89.5%
86.7%
88.3%
AppStore 7.3%
24.8%
GooglePlay 6.8%
24.9%
20.7%
46.2%
30.2%
37.4%
2.3%
9.9%
0.4% 2.6%
DLSite
11.8%
DMM.com
39.3%
47.9%
84.6%
投稿ならびに閲覧(ダウンロード含む)して利用したことがある
投稿のみ利用したことがある
閲覧(ダウンロード含む)のみ利用したことがある
知っているが利用したことはない
知らない
74
③ウェブサイトにおける投稿の経験
ウェブサイトにおける投稿の経験について、ウェブサイトの分類(図表 90)に基づき、
それぞれについての投稿経験をみると、
全てのウェブサイトでみると 51.7%となっており、
コンテンツ分野では 21.7%、コア向けコンテンツ分野では 8.2%となった。こうしたウェブ
サイトはコンテンツ関連産業への従事している回答者の回答割合は明らかに高い。
また、年齢階層別にみると、いずれのウェブサイトにおいても、年齢層が低くなるほど、
回答割合が高くなる傾向となっており、表現の場としてこれらのウェブサイトが活用され
ていることがわかる。コンテンツ関連産業への従事している回答者の年齢階層は概ね全体
、情報の投稿については年齢による差が大きくみられる。
と同じであったが(図表 51)
図表 90 ウェブサイトの分類
ウェブサイトの分類
定義
図表 89 で質問したウェブサイト全て
投稿経験(全て)
投稿経験(コンテンツ分野) 図表 89 のうち、YouTube、ニコニコ動画、Pixiv、TINAMI、
小説家 にな ろう 、SoundCloud、AppStore 、GooglePlay 、
DMM.com、DLSite
投稿経験(コア向けコンテ
図表 89 のうち、ニコニコ動画、Pixiv、TINAMI、小説家になろ
ンツ分野)
う、DLSite
図表 91 趣味に関するウェブサイトの投稿経験(単一回答)
(n=1131) (n=1131) (n=1131)
0%
10%
30%
40%
50%
60%
51.7%
投稿経験(全て)
投稿経験(コンテンツ分野)
20%
21.7%
91.8%
投稿経験あり
投稿経験なし
75
80%
48.3%
78.3%
投稿経験(コア向けコンテンツ分野) 8.2%
70%
90%
100%
図表 92 趣味に関するウェブサイトの投稿状況(単一回答、コンテンツ関連産業への従事別)
0%
10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
51.5%
投稿経験
(全て)
(n=1135)合計
77.1%
(n=70)本業・副業として従事している
投稿経験
(コンテンツ分野)
22.9%
50.0%
(n=1061)本業・副業として従事していない
投稿経験
(コア向けコンテンツ
分野)
48.1%
50.0%
21.6%
(n=1135)合計
78.1%
45.7%
(n=70)本業・副業として従事している
54.3%
20.1%
(n=1061)本業・副業として従事していない
79.9%
(n=1135)合計 8.2%
91.5%
30.0%
(n=70)本業・副業として従事している
70.0%
(n=1061)本業・副業として従事していない 6.8%
投稿経験あり
93.2%
投稿経験なし
図表 93 趣味に関するウェブサイトの投稿状況(単一回答、年齢階層別)
0%
10%
20%
投稿経験(全て)
60%
42.3%
51.0%
59.2%
17.3%
82.7%
21.6%
(n=1135)合計
78.1%
30.3%
(n=347)16-29歳
69.7%
25.0%
(n=196)30-39歳
75.0%
23.0%
(n=196)40-49歳
90%
24.5%
40.8%
(n=196)50-59歳
77.0%
15.3%
84.7%
(n=196)60歳以上
8.2%
91.8%
(n=1135)合計
8.2%
91.5%
15.9%
84.1%
(n=196)30-39歳 6.1%
(n=196)40-49歳
80%
48.1%
49.0%
(n=196)40-49歳
(n=347)16-29歳
70%
57.7%
(n=196)30-39歳
(n=196)60歳以上
投稿経験(コンテンツ分野)
50%
75.5%
(n=347)16-29歳
(n=196)50-59歳
40%
51.5%
(n=1135)合計
投稿経験
(コア向けコンテンツ分野)
30%
93.9%
8.2%
91.8%
(n=196)50-59歳 2.6%
97.4%
(n=196)60歳以上 2.6%
97.4%
投稿経験あり
投稿経験なし
76
100%
④利用している情報端末
図表 89 において投稿もしくは閲覧のために利用している情報端末をみると、
「パソコン」
が 83.6%と最も高く、次いで「スマートフォン」(61.7%)、
「タブレット端末(15.9%)
」と
なっており、概ね「パソコン」か「スマートフォン」を利用しているといえる。
また、年齢階層別にみると、
「16-29 歳」については「スマートフォン」が 86.6%と「パ
ソコン」
(72.4%)より 10%以上高い値となっている。
図表 94 趣味に関するウェブサイトの投稿状況(単一回答、年齢階層別)
100.0%
90.0%
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
その他情報端末
インターネットテレビ
ゲーム機(
ニンテンドー
等)
DS
(n=189) 30-39歳
タブレット端末 ( iPad
等)
(n=337) 16-29歳
携帯電話(
スマートフォン以 外)
(n=1026) 合計
スマートフォン
パソコン
0.0%
(n=179) 40-49歳
携帯電話 タブレッ
スマート (スマー ト端末
パソコン
フォン
トフォン (iPad
以外)
等)
(n=1026) 合計
83.6%
61.7%
3.5%
15.9%
(n=337) 16-29歳
72.4%
86.6%
3.3%
15.1%
(n=189) 30-39歳
83.1%
74.6%
3.2%
14.3%
(n=179) 40-49歳
88.8%
51.4%
3.4%
19.6%
(n=171) 50-59歳
90.6%
45.6%
5.3%
18.1%
(n=148) 60歳以上
96.6%
20.3%
2.7%
12.8%
77
(n=171) 50-59歳
(n=148) 60歳以上
ゲーム機
インター
その他情
(ニンテ
ネットテ
報端末
ンドーDS
レビ
等)
3.0%
1.0%
0.1%
6.5%
2.7%
0.0%
0.5%
0.0%
0.5%
3.4%
0.6%
0.0%
1.2%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
⑤コンテンツを活用した地域振興について
コンテンツを活用した地域振興について「そう思う」、
「どちらかというとそう思う」の
合計値をみると、
「地域の知名度をあげている」
(44.6 %)、
「地域の魅力を PR するのに役立
っている」(47.0%)など比較的前向きな回答が得られている。他方、ネガティブな回答を
みると、「地域のイメージが崩れている」(12.9%)については低いが、「行政がうまく活用
できていない」
(42.6%)などの項目では高い割合がみられる。
年齢階層別でみると、
「16-29 歳」は「地域の知名度をあげている」や「地域の魅力を PR
するのに役立っている」などの項目が約5%ずつ高い値となっている。他方で、
「地域のイ
メージが崩れている」等のネガティブな項目も高い傾向にあり、他の年齢階層に比べて関
連する情報についての情報が敏感ゆえにこのような傾向になっていると推察される。
図表 95 コンテンツを活用した地域振興(単一回答)
0%
10%
地域の知名度をあげている 10.6%
20%
30%
40%
34.0%
地域の経済に好影響がある 9.0%
33.3%
50%
地域住民がその地域の魅力を見直すきっかけになる 7.1%
31.7%
70%
80%
90% 100%
22.9%
17.2%
15.2%
26.0%
15.6%
16.0%
35.5%
地域の魅力をPRするのに役立っている 11.5%
60%
23.2%
29.8%
15.3% 14.5%
15.6%
15.9%
2.9%
地域のイメージが崩れている
38.2%
10.0%
何のために作っているのか分からない 8.0%
20.4%
行政がうまく活用できていない 11.1%
行政主体であり、市民の意見が反映されていない 8.2%
31.6%
27.1%
そう思う
どちらかというとそう思う
そう思わない
わからない
78
29.9%
34.2%
19.7%
27.8%
31.4%
9.7%
10.6%
19.0%
17.7%
19.8%
22.7%
どちらかというとそう思わない
図表 96 コンテンツを活用した地域振興(年齢階層別)
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
合計
16-29歳
30-39歳
40-49歳
50-59歳
60歳以上
44.6%
50.4%
41.8%
40.3%
42.3%
43.9%
42.3%
48.4%
36.2%
41.3%
42.9%
38.3%
47.0%
52.2%
41.8%
44.9%
44.4%
48.0%
79
行政主体であり、市民 の意見 が
反映されていない
(n=1133)
(n=347)
(n=196)
(n=196)
(n=196)
(n=196)
地域住民
がその地
域の魅力
を見直す
きっかけ
になる
38.7%
43.8%
32.7%
35.2%
38.3%
39.8%
(n=196) 50-59歳
行政がうまく活用 できていない
地域の魅
地域の知 地域の経 力をPR
名度をあ 済に好影 するのに
げている 響がある 役立って
いる
(n=196) 40-49歳
何のために作 っているのか分 から
ない
(n=196) 30-39歳
地域のイメージが崩 れている
地域住民がその地域 の魅力 を見
直すきっかけになる
(n=347) 16-29歳
地域の魅力をPR するのに役
立っている
(n=1133) 合計
地域の経済に好影響 がある
地域の知名度をあげている
0.0%
(n=196) 60歳以上
行政主体
何のため
地域のイ
行政がう であり、
に作って
メージが
まく活用 市民の意
いるのか
崩れてい
できてい 見が反映
分からな
る
ない
されてい
い
ない
12.9%
28.3%
42.6%
35.2%
17.0%
32.0%
41.2%
34.6%
10.7%
29.6%
45.9%
37.2%
14.8%
34.2%
46.9%
40.8%
7.7%
17.9%
40.3%
31.1%
11.2%
25.5%
40.3%
33.2%
3.まとめ
松戸市の都市イメージをみると、郊外拠点都市ならびに地方拠点都市に比べて大きく秀
でている項目はみられなかったものの、コンテンツ関連産業に本業・副業として携わって
いる回答者をみると、全体的に評価が高まる傾向となっている。
こうしたコンテンツ関連産業に携わる回答者は、概ね全年齢階層に一定割合ずつ存在し
ており、松戸市はこれらに該当する回答者が今回の比較地域(郊外拠点都市、都心部、地
方拠点都市等)の中では概ね中位となっている。
コンテンツの趣味をみると、多くの人は創作よりも消費している。特に年齢階層が若く
なるほど消費の割合が高く、趣味をインターネットのウェブサイトに投稿する割合も顕著
となる。
全体の割合からみると、コンテンツ関連産業に携わっている回答者は少ないかもしれな
いが、彼らからの松戸市への評価も比較的高く、工夫することで松戸市を居住地あるいは
従業地として選ばれる可能性も考えうる。また、若い年齢層になるほどコンテンツへの関
心が高く、コンテンツ関連産業について本業として携わりたい、あるいは本業までとはい
かないが副業や趣味として携わりたい人もある程度いるのではないだろうか。
次節では、松戸市内のコンテンツ関連産業の企業と、個人として活動しているクリエイ
ターに対してヒアリングを行い、具体的な施策の方向性について検討を行う。
80
第4章
ヒアリング調査結果
1.調査目的・調査方法
ヒアリング調査では、松戸市でどのような創作活動を進めており、松戸市がどのような
コンテンツ施策に展開すべきかについて具体的に意見を抽出することで、今後の支援施策
等を検討する情報を抽出することを目的とする。
市内に所在地を持つ事業者ならびに市内在住のクリエイター、市にゆかりがあるクリエ
イター、個人クリエイターを支援するプラットフォーマー等に以下の項目についてインタ
ビューを行った。
・事業概要(市内立地を選んだ経緯や具体的な創作活動)
・本市の事業環境(良い点、悪い点)
・本市の事業環境改善に向けた提案
・具体的なコンテンツ作成の考え方やあり方についての意見
・本事業継続に向けて提供可能なデータ等
2.調査結果
(1)事業概要
在住・起業した経緯をみると、もともと本市在住・出身の方が多かった。他市出身の場
合には、都内へのアクセス(特に秋葉原)が良好であるなかで、家賃相場が安価であるこ
とが松戸市で創作活動をした経緯となっている。創作活動の分野はゲームと音楽が中心で
あった。なお、全国的な動向をみると、アニメ・ゲーム関連の事業所は都内に集積してい
るものの、同人活動はネット専門のクリエイターも多く、全体の6~7割は地方在住であ
るという意見もみられた。
■松戸市で在住してから起業
・松戸市に住んでいたため、最初は個人事業主として起業して、その後規模を拡大した。(企
業)
・松戸市出身であるため。(企業および個人クリエイター)
■家賃相場を鑑みて創業
・以前は都内に住んでいたが、家賃相場等を鑑みて、松戸市を選んだ。(クリエイター)
・周辺に住んでおり、近場のオフィスを探していたところ松戸市のオフィスが規模と価格が魅
力的であった。(企業)
■全国的な動向
・アニメやゲーム関連事業者は都内に集積しているが、同人はイベントで販売するタイプの人
もいれば、ネット専門のクリエイターも多く、全国の6~7割くらいは地方部のクリエイタ
ーだと思われる。(企業)
81
(2)松戸市の事業環境(良い点・悪い点)
松戸市の事業環境をみると、起業の経緯と同様に家賃相場と都内へのアクセスについて
触れられた。また、あわせて松戸に愛郷心があるため、市のために協力したいという声も
聞かれた。逆に改善すべき内容としては松戸のイメージが弱いことや、都内よりもクリエ
イターを雇用しにくい点について意見が挙げられた。
①よい点
■都内へのアクセス
・都内へのアクセスが良好だと思う。(企業)
・都内、特に秋葉原へのアクセスが良好である。(クリエイター)
■家賃相場が安価である
・家賃相場が安価である。割と広いオフィスであるが、非常に安価で借りることができている。
(企業)
・周辺市区町村と比べて家賃が安価である。最近は打ち合わせも電話やメールであり、納品物
もメール等で納品することが多いため、松戸であることが不便であるとは思わない。(クリ
エイター)
■職住近接が可能である
・当社に所属しているクリエイターは市内在住が多い。(企業)
■愛郷心がある
・松戸市に長く住んでいるので愛着がある。松戸に貢献したい。(企業・クリエイター)
②悪い点
■松戸のイメージが弱い
・中野区等に比べると松戸は創作活動をしているイメージが無く、都内から遠いという印象が
ある。(企業)
■雇用しにくい
・地方出身のクリエイターならば採用しやすいが、都内出身のクリエイターを雇用しにくい。
イメージや魅力が伝わっていないように思える。(企業)
■文化的なものが必要
・中央線沿線のような文化に楽しめるものがあるとよく、さらにはそれを情報として発信して
ほしい。(クリエイター)
82
(3)松戸市から移転した理由
他方、松戸市から移転した理由について市外に転出した企業から意見を尋ねると、需要
にかなうオフィスが確保できなかったことや、松戸市内の事業者としては収益が目立って
しまい税務署とトラブルになった等の指摘もみられた。
(4)本市の事業環境改善に向けた提案
インターンシップ等の人材育成・雇用に関する支援や、共同受注・ビジネスマッチング、
クリエイターを一歩踏み込んで支援すること、さらに支援の内容を取りまとめて情報発信
してはどうかという意見もみられた。
■クリエイターとして一歩踏み出すための支援
・創作活動に関心があるものの、一歩踏み出せない人に対してワークショップを開催してはど
うか。(クリエイター)
■経理等の業務支援
・個人クリエイターは特に年収が 1,000 万円を超えて納税するタイミングでトラブルになりが
ちである。しかし、税務についてインターネット等で相談しにくい。彼らのための相談窓口
があるとよいのではないか。(企業)
■インターンシップや人材育成等
・インターンシップなどで試しに松戸市内で働けるようにしてはどうか。(企業)
・同業者ギルドのような仕組みを作り、CGとか脚本、声優などのコースに分けて少人数に絞
った育成プログラムを作ってみてはどうか。その間に指導者のもとで創作活動を続けて貰い、
家賃補助や税理士の派遣、イベントで PR するなど、各種サービスを受けられればよい。(企
業)
・支援するスキームは広くあまねくではなく、努力した人が支援の恩恵を受けることができる
仕組みが必要だ。(企業)
・育成されたクリエイターがゲーム等を発売するときに、1枚数円のシールを添付する。その
費用を活動費に充てる等の方法も考えられるだろう。
■共同受注やビジネスマッチング
・市内事業者で仕事の状況を共有できるような情報交換の場があるとよい。(企業)
・通常1社では受託できない仕事を市内の事業者が連携することで受託できればよいだろう。
(企業)
■情報発信
・松戸市で創作活動を支援する自治体であることを前面に同人イベントなどで発信してはどう
83
か。松戸の創作支援活動を取りまとめたパンフレットを制作することや、駅前で同人イベン
トを開催するなどの方法が考えられる。(企業)
(5)具体的なコンテンツ作成の考え方やあり方についての意見
全般的にゲーム分野に携わる方が多いためか、ゲームに関する意見が多く挙げられた。
また、アプリや位置ゲームについても意見がみられた。コンテンツの創作にあたっては、
1つの作品を大規模で創作よりも、複数のコンテンツを作り出してはどうかという意見が
挙げられた。
■ゲーム分野について
・ゲームを作るのであれば、テーマに1つにお金をかけるよりは複数のコンテンツを作った方
がよいのではないか。(企業)
・ゲームを作るのであれば、「松宮アヤ」のような市にゆかりがあるキャラクターを活用して
はどうか。(クリエイター)
■アプリケーションや位置ゲーム等
・アプリや位置ゲームを作り、ストーリーにあわせて松戸を紹介する仕組みにすればよいので
はないか。
(6)本事業継続に向けて提供可能なデータ等
提供可能なデータについては販売額等のデータや、簡易なアンケート調査等は協力でき
るという意見が得られた。また、支援を受けている事業者ならばデータを提供いただきや
すいのではないかという意見もみられた。
■提供可能なデータ
・販売額のデータ等は提供できるが、利益については回答しにくい。(企業)
・販売額や簡易なアンケート調査ならば協力できると思う。(クリエイター)
■インセンティブの代わりにデータを提供してもらう仕組み
・クリエイターを手厚く支援する代わりにデータを提供して貰ってはどうか。
84
3.まとめ
コンテンツ関連企業もしくはクリエイターは、松戸市に地理的な縁があった、もしくは
松戸市以外の企業・クリエイターからは住居を探していたときに賃料と交通の便のバラン
スで転入したという意見が主であった。
松戸市の強みとしては、松戸市外からの転入理由と同様に、賃料と交通の便について挙
げられた。他方で、本市出身の企業・クリエイターがどの程度いるのか、あるいは松戸市
にクリエイティブな印象がまだ弱いことなど課題が挙げられた。
こうしたなかで、創作活動に関する支援とともに市外に対して松戸の魅力を伝えていく
必要があると指摘された。また、創作活動に関する支援においては、①入門者向けの支援、
②クリエイターの支援、③企業の支援の3つの観点から意見が得られた。①は創作活動を
進めたいが一歩踏み出す市民のためのワークショップ、②はクリエイターの支援はインタ
ーンシップや、協議会等の組織でいくつかのコース設定を行い、少人数に対して発表の場
などの提供や指導者による育成、税務等の事務などについて手厚く支援することが指摘さ
れた。また、③では、情報交換の場を設定することによる共同受注や営業支援、ビジネス
マッチングなどが挙げられた。
松戸市で作成するコンテンツ分野としては、主にゲームが挙げられ、様々なクリエイタ
ーを包摂できる分野であることや、ゲーム関連事業者が多く立地していることが要因と推
察される。このゲーム創作の方向性としては、全体で1つの大きな作品より小規模でもい
くつかのタイトルを運営していく方が望ましいという指摘が主であった。
提供可能なデータ等は年間の販売額やアンケート調査等については提供可能であるが、
他方で、利益など細かいデータは避けて欲しいという要望がみられた。したがって、デー
タ取得の現実性と、支援によるインセンティブのバランスをみながら指標を設定したい。
85
第5章
調査結果からみる今後の方向性
1.調査結果からいえる松戸の可能性
松戸市の自身の特徴として強み・弱みを整理して、そして外部環境からみた追い風・向
かい風から分析すると以下の通りである。
図表 97 松戸市の強み(S)
・弱み(W)・追い風(O)
・向かい風(T)
(SWOT分析)
松戸の強み
松戸の弱み
松戸の追い風
松戸の向かい風
【統計調査】
・家賃相場が地方拠点都市の中でも安価であるため、個人クリエイターと
して活動している人がみられる。
・在住者でコンテンツ関連産業に従事している人が多い。
・ビジネスエリア(東京・新宿)や、一大消費地(秋葉原)等へのアクセ
スが良好である。
【アンケート調査】
・コンテンツに本業・副業で携わっている人からの認知度が高く、評価が
高い。
・若者からの松戸の評価が高い。
【ヒアリング調査】
・住民からクリエイターとして起業している人が多い。
・職住近接であり、創作活動に専念できる。
【統計調査】
・有名企業が立地していたが、現在の集積度は高くない。
【アンケート調査】
・若者からの認知度が低い。
・松戸市の認知度が低く、首都圏から離れると顕著となる。
【ヒアリング調査】
・技術力はあるが、受注体制が個別企業では弱い。
・市外の人に松戸市は「遠い」と思われている。
・都心部勤務のクリエイターを雇用しにくい。
・市外の制作会社・個人にとって松戸の印象があまり無い。
・オフィスが不足している。
(規模が大きくなると転出してしまう。
)
・コンテンツ産業のうち、ゲーム産業は成長基調にある。
・関東経産局内において地方創生先行型先駆的事業分(タイプⅠ)でコン
テンツ振興を提案しているのは松戸市のみ。
・円安により外国人観光客が増加しており、さらに東京五輪では一層外国
人が訪れる機会があり、国内外に松戸市のクリエイティブな情報を発信
するチャンスがある。
・ゲーム産業全体は成長しているが、パッケージソフトはこの 10 年くら
いで約半減している。
・コンテンツは制作に時間がかかり、さらに人気を高めていくまでに、時
間がかかる。2020 年(平成 32 年)に東京五輪に合わせるならば今か
ら準備する必要がある。
・同種の自治体と比較すると産業規模では劣る。他自治体はイベントによ
る振興が中心だが、福岡市など他部局と連携して誘致活動に積極的な自
治体もみられる。今後本格化する可能性がある。
86
2.まとめの結果を踏まえた政策の方向性
(1)全体構成
企業や個人クリエイターなど供給者側と、消費者や企業(パブリッシャー等)の需要者
を結びつける仕組みを作り上げる。結びつけるまでの段階を「認知拡大」、
「関心喚起」
、
「行
動促進」に大きく分割して、それぞれの段階に合致した施策を進めていく。
特に創作の現場を担っているのは企業だけではなく、本業・副業を含めた個人のクリエ
イターも多くの役割を担う。したがって、通常の企業支援に活用されるようなイベント等
による情報発信も必要であるが、個人のクリエイターが創作に集中できるように経営支援
(税務や契約等)や具体的な創作活動の斡旋等を行うことなど、地道な支援が必要となる。
これらのイベントと経営支援を両輪としつつ、クリエイターを育成していくことを視野に
いれていく。
図表 98 各種施策の全体イメージ
供給者
需要者
認知拡大
市外
松戸を知っても
らう
認知拡大
関心喚起
松戸に関心を
持ってもらう
副業を視野にい
れてもらう
関心喚起
行動促進
行動促進
松戸で開業して
もらう
松戸のコンテンツを
消費してもらう
松戸で開業して
もらう
松戸のコンテンツを
消費してもらう
市内
市民に松戸のコ
ンテンツ産業を
知ってもらう
87
松戸のコンテン
ツ産業や作品に
価値を持っても
らう
市内のクリエイ
ターに感心を
持ってもらう
松戸にゆかりが
あるコンテンツ
を知ってもらう
市民に松戸のコ
ンテンツ産業を
知ってもらう
(2)個別施策の考え方
上記を踏まえつつ、消費者から個人の副業としての創作活動、ひいては本業としてのク
リエイターに発展し、ひいては制作会社に発展できるように各段階に応じた支援も視野に
いれていくことが考えられる。
図表 99 供給者の発展段階別の支援メニュー
(直接的に関係する=●、間接的に関係する施策=△)
施策メニュー
①クリエイター向け住宅情報発信
段階
関心
喚起
認知
拡大
●
②松戸市の創作環境等をまとめたパン
フレット[チラシ]の制作・配付
③コンテンツ創作・発信支援
●
●
④イベントへの出展支援
●
●
行動
促進
●
⑤情報発信支援(WEBカタログ等)
個人
(副業)
●
(市外)
●
供給者
個人
(本業)
●
(市外)
●
●
(市外)
●
△
●
●
●
●
●
△
●
会社
⑥インターンシップ事業
●
●
●
●
⑦経営支援(税務・知財)
●
●
●
●
⑧起業支援
●
●
●
⑨松戸コンテンツ産業連絡協議会の設
立・運営
⑩マッチング支援
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
⑪総合窓口
●
図表 100
●
需要者の発展段階別の支援メニュー
(直接的に関係する=●、間接的に関係する施策=△)
施策メニュー
③コンテンツ創作・発信支援
認知
拡大
●
段階
関心
喚起
●
④イベントへの出展支援
行動
促進
●
⑤情報発信支援(WEBカタログ等)
●
需要者
消費者
会社
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⑩マッチング支援
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①クリエイター向け住宅情報発信
クリエイター向けの住宅情報の発信に向けて、アフィリエイトプログラムを活用するこ
とや、クリエイター誘致に取り組む市内不動産業者と連携するなど情報を発信する。
②松戸市の創作環境等をまとめたパンフレットの制作
松戸市は創作活動によい環境を持っているが、その魅力が十分に伝わっていないことか
ら、簡潔に松戸の創作活動を伝えるようなパンフレットを作成・配付し、市外のクリエイ
ターや市内中高生等に配付できるようにする。
③コンテンツ創作・発信支援
具体的なコンテンツを創作することによって、松戸の技術力等を発信するとともに、市
内経済にも還元する仕組みにする。コンテンツ分野は市内事業者の特性から、彼らを巻き
込む仕組みとしてはゲーム産業が望ましいと思われる。
ここで創作されたゲーム等はダウンロードコンテンツとして今後の活動資金にするとと
もに、二次利用できる仕組みとする。二次利用の形態は引き続き検討する。
④イベントへの出展支援
松戸市は市外のクリエイターへの認知度は高いが、若年層は認知している人には評価が
高いものの、認知度自体にはまだまだ課題がある。同人イベントへの団体ブース等を通じ
て、松戸市のコンテンツの魅力を発信するとともに、次年度のインターンの募集にも繋げ
ていく。
⑤情報発信支援(WEBカタログ等)
後述する連絡協議会のクリエイターについて、カタログやウェブサイト等で発信し、営
業支援を行う。
⑥インターンシップ事業(平成 29 年度以降)
情報発信支援などを踏まえて、市内事業者への関心が高まった後に、インターンシップ
に取り組みたい事業者に対して支援を行う。インターンシップは市内在住の高校生・大学
生や上記の情報発信にかかる取組を通じて市外のクリエイターからも参加を募る。
⑦経営支援
経営支援にかかわる税務・知財等の支援を税理士、弁護士・弁理士などと連携しながら
行っていく。実施にあたっては松戸商工会議所等と連携しながら進めていく。
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⑧起業支援
既存の企業立地関連の施策等や個人クリエイター向けの支援を踏まえながら、企業立地
を促進していく。また、開業にかかるノウハウなどを取りまとめたセミナーやワークショ
ップの開催や、必要な情報を発信していく。
⑨松戸コンテンツ産業連絡協議会の設立・運営
松戸のコンテンツ事業者への支援メニューに関する情報提供や交流を促進する場として、
松戸コンテンツ産業連絡協議会の設立・運営を行う。
⑩マッチング支援
上記の活動を通じて、地域内外の企業とのマッチングを支援する。協議会事務局が市外
からの依頼に対して、市内のクリエイターを鑑みながら、共同受注できるようにコーディ
ネートする。
⑪総合窓口
その他、本施策に関する問い合わせ等に対して文化観光課が一元的に役割を担う。
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第6章
評価指標の構築
評価指標においては、アウトカム指標(最終成果に対する指標)を中心に評価を行うこ
とで、事業の進捗を計測できるようにする。
(1)協議会加盟事業者数及び就業者数
松戸コンテンツ産業連絡協議会の加盟事業者数および就業者数を算出する。毎年アンケ
ート調査を踏まえて情報を更新する。
(2)コンテンツ産業の市内での粗利益(粗付加価値額)
上記事業者へのアンケート調査から売上高を算出し、経済センサス等から売上げに占め
る粗利益(粗付加価値額)の比率を乗じることで、市内での粗利益を概算で算出する。
(3)コンテンツに関わる創作等に取り組む市民の数
インターネットアンケートからコンテンツに係る創作等に取り組む市民の割合ならびに
その割合を乗じることで市民の数を算出する。
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参考資料
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