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Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサルゲートウェイソフトウェア

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Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサルゲートウェイソフトウェア
Cisco AS5350XM/AS5400XM
ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア
コンフィギュレーション ガイド
Text Part Number: OL-6421-02-J
このマニュアルに記載されている仕様および製品に関する情報は、予告なしに変更されることがあります。このマニュアルに記載されている表現、情報、
および推奨事項は、すべて正確であると考えていますが、明示的であれ黙示的であれ、一切の保証の責任を負わないものとします。このマニュアルに記
載されている製品の使用は、すべてユーザ側の責任になります。
対象製品のソフトウェア ライセンスおよび限定保証は、製品に添付された『Information Packet』に記載されています。添付されていない場合には、代理
店にご連絡ください。
シスコシステムズが採用している TCP ヘッダー圧縮機能は、UNIX オペレーティング システムの UCB(University of California, Berkeley)パブリック ド
メイン バージョンの一部として、UCB が開発したプログラムを最適化したものです。All rights reserved. Copyright © 1981, Regents of the University of
California.
ここに記載されている他のいかなる保証にもよらず、各社のすべてのマニュアルおよびソフトウェアは、障害も含めて「現状のまま」として提供されま
す。シスコシステムズおよびこれら各社は、商品性や特定の目的への適合性、権利を侵害しないことに関する、または取り扱い、使用、または取引によっ
て発生する、明示されたまたは黙示された一切の保証の責任を負わないものとします。
いかなる場合においても、シスコシステムズおよびその代理店は、このマニュアルの使用またはこのマニュアルを使用できないことによって起こる制約、
利益の損失、データの損傷など間接的で偶発的に起こる特殊な損害のあらゆる可能性がシスコシステムズまたは代理店に知らされていても、それらに対
する責任を一切負いかねます。
CCSP、Cisco Square Bridge のロゴ、Cisco Unity、Follow Me Browsing、FormShare、StackWise は、Cisco Systems, Inc. の商標です。Changing the Way We
Work, Live, Play, and Learn、iQuick Study は、Cisco Systems, Inc. のサービスマークです。Aironet、ASIST、BPX、Catalyst、CCDA、CCDP、CCIE、CCIP、
CCNA、CCNP、Cisco、Cisco Certified Internetwork Expert のロゴ、Cisco IOS、Cisco Press、Cisco Systems、Cisco Systems Capital、Cisco Systems のロゴ、
Empowering the Internet Generation、Enterprise/Solver、EtherChannel、EtherFast、EtherSwitch、Fast Step、GigaDrive、GigaStack、HomeLink、Internet Quotient、
IOS、IP/TV、iQ Expertise、iQ のロゴ、iQ Net Readiness Scorecard、LightStream、Linksys、MeetingPlace、MGX、Networkers のロゴ、Networking Academy、
Network Registrar、Packet、PIX、Post-Routing、Pre-Routing、ProConnect、RateMUX、Registrar、ScriptShare、SlideCast、SMARTnet、StrataView Plus、SwitchProbe、
TeleRouter、The Fastest Way to Increase Your Internet Quotient、TransPath、VCO は、米国および一部の国における Cisco Systems, Inc. または関連会社の登
録商標です。
このマニュアルまたは Web サイトで言及している他の商標はいずれも、それぞれの所有者のものです。
「パートナー」という用語を使用していても、シ
スコシステムズと他社とのパートナー関係を意味するものではありません。(0406R)
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
Copyright © 2006 Cisco Systems, Inc.
All rights reserved.
C O N T E N T S
はじめに xi
目的 xi
構成および使用方法 xii
最新版のマニュアルの入手方法 xvi
表記法 xvii
マニュアルの入手方法 xviii
Cisco.com xviii
Product Documentation DVD xviii
マニュアルの発注方法 xviii
シスコ製品のセキュリティ xix
シスコ製品のセキュリティ問題の報告 xix
テクニカル サポート xx
Cisco Technical Support & Documentation Web サイト xx
Japan TAC Web サイト xx
Service Request ツールの使用 xxi
問題の重大度の定義 xxi
その他の資料および情報の入手方法 xxii
CHAPTER
1
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識 1-1
基本的なハードウェア アーキテクチャ 1-2
Cisco IOS ファイル システムの概要 1-5
Cisco IOS ソフトウェアの概要 1-8
ヘルプの利用方法 1-8
コマンド モードについて 1-8
コマンド オプションの表示方法 1-9
コマンドまたは機能の取り消し 1-11
変更したコンフィギュレーションの保存 1-11
新しい Cisco IOS リリースへのアップグレード 1-13
コンソールの回線速度の変更 1-16
ゲートウェイの回線速度の変更 1-16
ROM モニタ イメージのアップグレード 1-17
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
iii
Contents
実行する ROM モニタ イメージの選択 1-17
ROM モニタ イメージの確認 1-18
次の作業 1-19
CHAPTER
2
基本的なセットアップの確認 2-1
ギガビット イーサネットの設定 2-2
システム ブート ダイアログの分析 2-2
初期実行コンフィギュレーションの確認 2-6
メモリ使用率の確認 2-9
CPU 使用率の確認 2-10
ヘルス モニタを使用したコンポーネントのステータスの表示 2-12
インターフェイス キュー ウェッジ モニタの使用 2-14
次の作業 2-19
CHAPTER
3
CLI を使用して行う基本設定 3-1
ホスト名、パスワード、タイム スタンプの設定 3-2
設定手順 3-2
設定の確認 3-3
ローカル AAA セキュリティの設定 3-4
ログイン バナーの作成 3-6
ループバック インターフェイス、ギガビット イーサネット インターフェイス、
および IP ルートの設定 3-7
非同期グループ インターフェイスの設定 3-8
設定手順 3-8
設定の確認 3-9
T1 および E1 フィーチャ カードの設定手順 3-10
コントローラの番号付け 3-10
設定手順 3-10
設定の確認 3-11
チャネライズド T3 フィーチャ カードの設定 3-12
コントローラの番号付け 3-12
設定手順 3-12
設定の確認 3-13
ISDN PRI の設定 3-14
Telco サービス プロバイダーへの PRI 回線およびスイッチ コンフィギュレー
ションの発注 3-14
コントローラの番号付け 3-15
設定手順 3-15
設定の確認 3-17
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
iv
OL-6421-02-J
Contents
DS0 トランク グループ ダイヤル アウトの設定 3-21
TGRM 3-21
設定手順 3-22
PRI トランクの設定 3-22
設定の確認 3-24
ISDN シグナリングの D チャネルの設定 3-25
設定手順 3-26
設定の確認 3-27
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの設定 3-28
SPE ファームウェア 3-28
設定手順 3-29
国別コードのデフォルト値へのリセット 3-30
設定の確認 3-31
VFC の設定 3-32
設定手順 3-32
設定の確認 3-33
クロックの設定 3-34
トランク フィーチャ カード ポート 3-34
外部クロック 3-34
フリーラン クロック 3-34
設定例 3-35
設定の確認 3-36
IP 基本設定のイネーブル化 3-39
非同期シェル接続のテスト 3-40
最終的な実行コンフィギュレーションの確認 3-43
変更したコンフィギュレーションの保存 3-45
設定手順 3-45
次の作業 3-46
CHAPTER
4
CLI を使用して行う設定作業の続き 4-1
WAN サポートのための同期シリアル インターフェイスの設定 4-2
設定手順 4-2
設定の確認 4-3
T1 チャネル グループの設定 4-4
設定手順 4-4
設定の確認 4-5
チャネライズド T1 PRI グループ上の ISDN NFAS の設定 4-6
設定手順 4-6
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
v
Contents
チャネルまたはインターフェイスのサービス停止 4-6
設定の確認 4-7
E1 R2 シグナリングの設定 4-8
設定手順 4-8
R2 シグナリングの国別コード 4-10
設定の確認 4-10
アラームの設定 4-12
設定手順 4-12
設定の確認 4-13
変更したコンフィギュレーションの保存 4-14
設定手順 4-14
次の作業 4-14
CHAPTER
5
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラ
ブルシューティング 5-1
SPE パフォーマンス統計の設定 5-3
SPE パフォーマンス統計の表示 5-3
show spe voice コマンド 5-3
show spe digital コマンド 5-4
show spe modem コマンド 5-4
show spe コマンド 5-4
show port コマンド 5-5
ポートの管理 5-6
ポートの削除 5-6
ポート コンフィギュレーション モード 5-6
ポート コンフィギュレーション モードのコマンド 5-7
SPE の管理 5-8
SPE 国別コード 5-8
SPE コンフィギュレーション モード 5-9
SPE コンフィギュレーション モードのコマンド 5-10
トラブルシューティング 5-11
SPE 診断テストの設定 5-11
SPE 起動テスト 5-11
SPE 自動テスト 5-11
SPE バックツーバック テスト 5-12
SPE の回復 5-13
SPE ダウンロード メンテナンス 5-14
SPE の削除 5-14
SPE ファームウェアのアップグレード 5-15
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
vi
OL-6421-02-J
Contents
重要なアップグレード コマンド 5-15
SPE ファームウェア バージョンの表示 5-16
Cisco.com FTP サーバからの SPE ファームウェアのアップグレード 5-17
Cisco.com FTP サーバからローカル TFTP サーバに SPE ファームウェア
をダウンロードする手順 5-17
ローカル TFTP サーバから SPE へ SPE ファームウェア ファイルをコピー
する手順 5-20
Cisco IOS ソフトウェアにバンドルされている SPE ファームウェアを使用す
る手順 5-24
次の作業 5-26
CHAPTER
6
音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング 6-1
DSP パフォーマンス統計の表示 6-2
show voice dsp コマンド 6-2
show voice dsp channel コマンド 6-2
DSP の管理 6-3
DSP コンフィギュレーション モード 6-3
DSP コンフィギュレーション モードのコマンド 6-3
トラブルシューティング 6-4
デバッグ コマンド 6-4
DSP のリカバリ 6-4
DSP の削除 6-4
DSP ファームウェアのアップグレード 6-5
重要なアップグレード コマンド 6-5
DSP ファームウェア バージョンの表示 6-6
アンバンドルの DSP ファームウェアを使用する手順 6-6
Cisco IOS ソフトウェアにバンドルされている DSP ファームウェアを使用す
る手順 6-8
AMR-NB コーデックの使用手順 6-10
AMR-NB コーデックの機能の概要 6-11
AMR-NB コーデックの制限 6-11
次の作業 6-12
CHAPTER
7
VoIP の設定 7-1
VoIP の基礎知識 7-3
コール フロー 7-3
ダイヤル ピア 7-4
構文 7-4
一致のルール 7-5
例 7-5
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
vii
Contents
VoIP の基本設定 7-7
事前に行う設定作業 7-7
音声ポート上でのシグナリングの設定 7-8
ISDN PRI シグナリング 7-8
E1 R2 シグナリング 7-8
T1 CAS シグナリング 7-9
ダイヤル ピアの設定 7-9
設定可能なオプション 7-9
ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブル 7-11
音声フィーチャ カードのエコー キャンセレーションの設定 7-12
設定手順 7-12
Nextport エコー キャンセラ制御の設定(任意) 7-13
音声 QoS の基礎知識 7-16
VoIP のための QoS 機能のイネーブル化 7-17
輻輳管理 7-18
WFQ 7-18
LLQ 7-18
IP RTP プライオリティおよびフレーム リレー IP RTP プライオリティ 7-18
リソースの予約 7-19
コール アドミッション制御 7-19
フラグメンテーションおよびインターリーブ 7-20
フレーム リレーのトラフィック シェーピング 7-20
その他の帯域幅圧縮機能 7-21
音声符号化 7-21
RTP パケット ヘッダーの圧縮 7-21
逐次化遅延 7-22
VAD 7-22
ジッタ バッファリング 7-22
その他の資料 7-23
APPENDIX
A
セットアップ スクリプトの使用方法 A-1
はじめに A-2
AS54-DFC-CT3 を搭載した Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM A-2
AS54-DFC-8CT1 を搭載した Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM A-7
AS54-DFC-8CE1 を搭載した Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM A-12
コンフィギュレーション ファイルの保存 A-17
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
viii
OL-6421-02-J
Contents
次の作業 A-18
APPENDIX
B
ROM モニタ B-1
ROM モニタ プログラムの起動 B-2
ROM モニタ コマンドの表記法 B-2
コマンド エイリアス B-3
ROM モニタ コマンド B-3
APPENDIX
C
総合的なコンフィギュレーション例 C-1
RADIUS を使用する CT3 CAS/ISDN C-2
RADIUS を使用しない CT3 CAS/ISDN C-11
リソース プーリングを使用しない CT3 C-19
リソース プーリングを使用する CT3 CAS C-24
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN C-30
モデムを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN C-41
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS C-46
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS C-50
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN C-55
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN C-66
リソース プーリング、AAA、およびモデムを使用する CT3 C-70
INDEX
索引
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
ix
Contents
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
x
OL-6421-02-J
はじめに
ここでは、このマニュアルの構成、使用方法、最新版の入手方法、表記法、関連資料、マニュアル
の入手方法、およびテクニカル サポートについて説明します。
目的
企業エンドユーザでも、独立系 Internet Service Provider(ISP; インターネット サービス プロバイ
ダー)でも、ダイヤルアップ サービスを提供する Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニ
バーサル ゲートウェイによって、リモートおよびローミング スタッフの容易なアクセスが可能に
なります。また、インターネットにアクセスし、電子メール、E コマース、Web ブラウジングの利
用も容易になります。このマニュアルでは、最初に必要な基本機能の設定手順について説明します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
xi
はじめに
構成および使用方法
構成および使用方法
このソフトウェア コンフィギュレーション ガイドは、次の章および付録で構成されています。
表1
マニュアルの構成
章
タイトル
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニ
Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
バーサル ゲートウェイ アーキテクチャの概要
を示し、Cisco IOS ソフトウェアのアップグレー
ド方法を説明します。
第2章
基本的なセットアップの確認
システムの分析方法、基本的な作業の実行方法
とともに、CLI(コマンドライン インターフェ
イス)を使用してユニバーサル ゲートウェイが
動作するようにシステムを設定する方法を説
明します。
第3章
CLI を使用して行う基本設定
その他の基本的なシステム機能の設定方法を
説明します。
第4章
CLI を使用して行う設定作業の続き
Cisco IOS ソフトウェアの CLI を使用して、
ゲー
トウェイを動作させる方法を説明します。
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダ CLI を使用してユニバーサル ポート カードを
イヤル専用フィーチャ カードの管理 管理する方法を説明します。
およびトラブルシューティング
第6章
音声フィーチャ カードの管理および CLI を使用して音声フィーチャ カードを管理
トラブルシューティング
する方法を説明します。
第7章
VoIP の設定
VoIP コール プロセスの概要を紹介し、ゲート
ウェイ上で VoIP を設定する方法を説明しま
す。
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
ゲートウェイを起動し、プロンプト方式のセッ
トアップ スクリプトによってゲートウェイを
設定する方法を説明します。
付録 B
ROM モニタ
ROM モニタを使用して、ゲートウェイのイン
ストレーション時におけるハードウェア上の
問題を特定して回復する方法を説明します。
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
基本的なコンフィギュレーションおよび高度
なコンフィギュレーションの例を示します。
説明
Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイに関する詳細情報は、次のリ
ソースを参照してください。
•
ハードウェアのインストレーション、適合規格など、プラットフォーム別の資料は、次の URL
にある Cisco AS5350XM ユニバーサル ゲートウェイ テクニカル サポートおよびドキュメン
テーション Web サイトに準備されています。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/univgate/ps501/tsd_products_support_series_home.html
•
ハードウェアのインストレーション、適合規格など、プラットフォーム別の資料は、次の URL
にある Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ テクニカル サポートおよびドキュメン
テーション Web サイトに準備されています。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/univgate/ps505/tsd_products_support_series_home.html
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
xii
OL-6421-02-J
はじめに
構成および使用方法
•
高度な機能の設定については、Cisco IOS マニュアル セットを参照してください。内容は次の
とおりです。
− 『Cisco IOS Command Summary』
− 『Cisco IOS System Error Messages』
− 『Cisco IOS Debug Command Reference』
− 『Cisco IOS Dial Services Quick Configuration Guide』
− 新しいフィーチャ モジュールのマニュアルおよびリリース ノート
− コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンス(図 1 を参照)
ご使用のリリースに対応する Cisco IOS マニュアル セットは、次の URL からオンラインで入手
できます。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/
(注)
ブック アイコンの左にある略語(FC、FR など)は、マニュアルの種類を示す記号です。これらを
マニュアルの索引キーとして使用すると、マニュアルを容易に検索できます。各モジュールの下の
箇条書きのリストには、そのマニュアルで扱っている主なテクノロジー分野が記載されています。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
xiii
はじめに
構成および使用方法
図1
FC
Cisco IOS ソフトウェア マニュアル モジュール
P1C
Cisco IOS
Configuration
Fundamentals
Configuration
Guide
Cisco IOS
Configuration
Fundamentals
Command
Reference
FR
P2C
Cisco IOS
IP and
IP Routing
Configuration
Guide
P1R
Cisco IOS
IP and
IP Routing
Command
Reference
FC/FR
P2R
P1C/P1R
• Cisco IOS
Cisco IOS
AppleTalk and
Novell IPX
Command
Reference
• IP
WC
IC
Cisco IOS
Wide-Area
Networking
Configuration
Guide
Cisco IOS
Interface
Command
Reference
IR
Cisco IOS
Apollo Domain,
Banyan VINES,
DECnet, ISO
CLNS, and XNS
Command
Reference
P3C/P3R
• Apollo Domain
• Banyan VINES
• DECnet
• ISO CLNS
• XNS
Cisco IOS
Security
Configuration
Guide
SR
Cisco IOS
Security
Command
Reference
30464
WR
Cisco IOS
Wide-Area
Networking
Command
Reference
SC
Cisco IOS
Interface
Configuration
Guide
Cisco IOS
Apollo Domain,
Banyan VINES,
DECnet, ISO
CLNS, and XNS
Configuration
Guide
P3R
P2C/P2R
• AppleTalk
• Novell IPX
• IP
• IP
• IP
•
•
P3C
Cisco IOS
AppleTalk and
Novell IPX
Configuration
Guide
WC/WR
• ATM
•
• SMDS
• X.25
IC/IR
•
LAPB
SC/SR
• AAA
•
•
• IP
•
•
• IP
•
AV
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
xiv
OL-6421-02-J
はじめに
構成および使用方法
DNC
DTC
Cisco IOS
Dial Services
Configuration
Guide:
Terminal
Services
XC
Cisco IOS
Dial Services
Configuration
Guide:
Network
Services
XR
XC/XR
•
•
•
• Cisco IOS
Management
• ISDN BRI
•
• Cisco Express
Forwarding
• NetFlow
•
• VPN
• X.25 on ISDN
• PPP
• VLAN
• LANE
LAN
•
•
BC/B1R
•
• DSPU
•
• SNA
• Cisco
• Cisco
•
• CLAW
Cisco IOS
Multiservice
Applications
Configuration
Guide
•
•
Cisco IOS
Quality of
Service
Solutions
Configuration
Guide
SDLC
/
Cisco IOS
Configuration
Guide
Master Index
Cisco IOS
Quality of
Service
Solutions
Command
Reference
QR
CMPC+
Cisco IOS
Command
Reference
Master Index
30465
MR
Cisco IOS
Multiservice
Applications
Command
Reference
QC
TCP/IP
LAN
•
• LLC2
• IBM
• SNA
• NCIA
•
MC
BC/B2R
SNA
• CSNA CMPC
• TN3270
•
•
Cisco IOS
Bridging
and IBM
Networking
Command
Reference,
Volume II
•
•
• Telco
•
•
B2R
Cisco IOS
Bridging
and IBM
Networking
Command
Reference,
Volume I
Cisco IOS
Switching
Services
Command
Reference
DNC/DR
DTC/DR
Cisco IOS
Bridging and
IBM Networking
Configuration
Guide
B1R
Cisco IOS
Dial Services
Command
Reference
DR
BC
Cisco IOS
Switching
Services
Configuration
Guide
MC/MR
• Voice over IP
• Voice over
Frame Relay
• Voice over ATM
• Voice over HDLC
•
•
QC/QR
•
•
•
•
•
•
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
xv
はじめに
最新版のマニュアルの入手方法
最新版のマニュアルの入手方法
このマニュアルは、オンラインでの利用が可能です。オンライン マニュアルには、常に製品の最新
情報が掲載されています。WWW 上でこのマニュアルの最新のオンライン コピーを利用できます。
http://www.cisco.com、http://www.cisco.com/jp、http://www-china.cisco.com、または
http://www-europe.cisco.com にアクセスしてください。
「マニュアルの入手方法」(p.xviii)も参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
xvi
OL-6421-02-J
はじめに
表記法
表記法
このマニュアルでは、次の表記法を使用しています。
表2
表記法
表記
説明
太字
コマンドおよびキーワード
イタリック体
ユーザが値を指定する変数
[
角カッコ内のキーワードまたは引数は、省略可能です。
]
{x | y | z}
screen
フォント
必ずどれか 1 つを選択しなければならない必須キーワードは、波カッコで囲
み、縦棒で区切って示しています。どれか 1 つを選択する必要があります。
画面に表示される情報の例
太字の screen
フォント
ユーザが入力しなければならない情報の例
< >
イタリック体が使用できない文脈で、パスワードなどのように出力されない
文字は、かぎカッコで囲んでいます。
[ ]
システム プロンプトに対するデフォルトの応答は、角カッコで囲んで示して
います。
(注) 「注釈」です。役立つ情報や、このマニュアル以外の参照資料などを紹介しています。
ワンポイント・アドバイス
「時間の節約に役立つ操作」です。記述されている操作を実行すると時間を節約することができま
す。
注意
「要注意」の意味です。機器の損傷またはデータ損失を予防するための注意事項が記述されていま
す。
ヒント
「問題解決に役立つ情報」です。ヒントには、トラブルシューティングや操作方法ではなく、ワン
ポイントアドバイスと同様に知っておくと役立つ情報が記述される場合もあります。
警告
安全上の重要事項
「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作
業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。
これらの注意事項を保存しておいてください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
xvii
はじめに
マニュアルの入手方法
マニュアルの入手方法
シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、Cisco.com で入手することができます。また、テ
クニカル サポートおよびその他のテクニカル リソースは、さまざまな方法で入手することができ
ます。ここでは、シスコ製品に関する技術情報を入手する方法について説明します。
Cisco.com
シスコの最新のマニュアルは、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/techsupport
シスコの Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com
http://www.cisco.com/jp
シスコの Web サイトの各国語版へは、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/public/countries_languages.shtml
Product Documentation DVD
シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、
製品に付属の Product Documentation DVD パッケー
ジでご利用いただけます。Product Documentation DVD は定期的に更新されるので、印刷資料よりも
新しい情報が得られます。
Product Documentation DVD は、ポータブル メディアに収容された、技術的な製品マニュアルの総
合的なライブラリです。この DVD を使用すると、シスコ製品の各種バージョンのハードウェアの
インストレーション、ソフトウェアのインストール、設定、およびコマンドに関するガイドにアク
セスし、HTML で技術マニュアルを表示できます。DVD を使用することで、インターネットに接
続しなくてもシスコの Web サイトと同じマニュアルを参照できます。製品によっては、マニュア
ルの PDF バージョンも用意されています。
Product Documentation DVD は単独で、またはサブスクリプションとして入手できます。Cisco.com
(Cisco Direct Customers)に登録されている場合、Cisco Marketplace から Cisco Documentation DVD
(Customer Order Number DOC-DOCDVD=)を発注できます。Cisco Marketplace には次の URL からア
クセスできます。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
マニュアルの発注方法
Cisco.com に登録されている場合、2005 年 6 月 30 日から、次の URL にある Cisco Marketplace の
Product Documentation Store でシスコ製品のマニュアルを発注できます。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
Cisco.com に登録されていない場合、製品を購入された代理店へお問い合わせください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
xviii
OL-6421-02-J
はじめに
シスコ製品のセキュリティ
シスコ製品のセキュリティ
シスコでは、無償の Security Vulnerability Policy ポータルを次の URL で提供しています。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html
このサイトから、以下のタスクを実行できます。
•
シスコ製品における脆弱性を報告する。
•
シスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける。
•
シスコからのセキュリティ情報を入手するために登録を行う。
シスコ製品に関するセキュリティ勧告および注意のリストが以下の URL で確認できます。
http://www.cisco.com/go/psirt
勧告および注意事項が変更された際に、リアルタイムで確認したい場合は、以下の URL から Product
Security Incident Response Team Really Simple Syndication(PSIRT RSS)にアクセスできます。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_psirt_rss_feed.html
シスコ製品のセキュリティ問題の報告
シスコでは、安全な製品を提供することを目指しています。製品のリリース前に社内でテストを実
施し、すべての脆弱性を迅速に修正するように努めております。お客様がシスコ製品の脆弱性を発
見したと思われる場合は、次の PSIRT にご連絡ください。
•
緊急度の高い問題 ― [email protected]
緊急度の高い問題とは、システムが激しい攻撃を受けている状態、または急を要する深刻なセ
キュリティの脆弱性を報告する必要がある状態を指します。それ以外の状態はすべて、緊急度
の低い問題とみなされます。
•
緊急度の低い問題 ― [email protected]
緊急度の高い問題の場合、次の電話番号で PSIRT に問い合わせることができます。
ヒント
•
1 877 228-7302
•
1 408 525-6532
お客様が第三者に知られたくない情報をシスコに送信する場合、Pretty Good Privacy(PGP)または
PGP と互換性のある製品を使用して情報を暗号化することを推奨します。PSIRT は、PGP バージョ
ン 2.x ∼ 8.x と互換性のある暗号化情報を取り扱うことができます。
無効な暗号鍵または失効した暗号鍵は使用しないでください。PSIRT と通信する際は、次の URL に
ある Security Vulnerability Policy ページの Contact Summary にリンクされている有効な公開鍵を使用
してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html
このページのリンクに、現在使用されている PGP 鍵の ID があります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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はじめに
テクニカル サポート
テクニカル サポート
Cisco Technical Support では、評価の高い 24 時間体制のテクニカル サポートを提供しています。
Cisco.com の Cisco Technical Support & Documentation Web サイトでは、広範囲にわたるオンライン
でのサポート リソースを提供しています。さらに、シスコシステムズとサービス契約を結んでいる
場合は、Technical Assistance Center(TAC)のエンジニアによる電話サポートも提供されます。シ
スコシステムズとサービス契約を結んでいない場合は、リセラーにお問い合わせください。
Cisco Technical Support & Documentation Web サイト
Cisco Technical Support & Documentation Web サイトでは、オンラインで資料やツールを利用して、
トラブルシューティングやシスコ製品およびテクノロジーに関する技術上の問題の解決に役立て
ることができます。この Web サイトは 24 時間ご利用いただけます。次の URL にアクセスしてく
ださい。
http://www.cisco.com/techsupport
Cisco Technical Support & Documentation Web サイト上の ツールに アクセスす る際は、い ずれも
Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。サービス契約が有効で、ログイン ID また
はパスワードを取得していない場合は、次の URL で登録手続きを行ってください。
http://tools.cisco.com/RPF/register/register.do
(注)
テクニカル サポートにお問い合わせいただく前に、Cisco Product Identification(CPI)ツールを使用
して、製品のシリアル番号をご確認ください。CPI ツールへは、Documentation & Tools の下にある
Tools & Resources リンクをクリックして、Cisco Technical Support & Documentation Web サイトから
アクセスできます。Alphabetical Index ドロップダウン リストから Cisco Product Identification Tool
を選択するか、Alerts & RMAs の下にある Cisco Product Identification Tool リンクをクリックしてく
ださい。CPI ツールは、製品 ID またはモデル名、ツリー表示、または特定の製品に対する show コ
マンド出力のコピー&ペーストによる 3 つの検索オプションを提供します。検索結果には、シリア
ル番号のラベルの場所がハイライトされた製品の説明図が表示されます。テクニカル サポートにお
問い合わせいただく前に、製品のシリアル番号のラベルを確認し、メモなどに控えておいてくださ
い。
Japan TAC Web サイト
Japan TAC Web サイトでは、利用頻度の高い TAC Web サイト(http://www.cisco.com/tac)のドキュ
メントを日本語で提供しています。Japan TAC Web サイトには、次の URL からアクセスしてくだ
さい。
http://www.cisco.com/jp/go/tac
サポート契約を結んでいない方は、「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Web サイ
トのドキュメントにアクセスできます。
Japan TAC Web サイトにアクセスするには、Cisco.com のログイン ID とパスワードが必要です。ロ
グイン ID とパスワードを取得していない場合は、次の URL にアクセスして登録手続きを行ってく
ださい。
http://www.cisco.com/jp/register/
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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はじめに
テクニカル サポート
Service Request ツールの使用
オンラインの TAC Service Request ツールを使えば、S3 および S4 の問題について最も迅速にテクニ
カル サポートを受けられます(ネットワークの障害が軽微である場合、あるいは製品情報が必要な
場合)。状況をご説明いただくと、TAC Service Request ツールが推奨される解決方法を自動的に提
供します。これらの推奨リソースを使用しても問題が解決しない場合は、シスコの技術者が対応し
ます。TAC Service Request ツールは次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest
問題が S1 または S2 であるか、インターネットにアクセスできない場合は、電話で TAC にご連絡
ください(運用中のネットワークがダウンした場合、あるいは重大な障害が発生した場合)。S1 お
よび S2 の問題にはシスコの技術者がただちに対応し、業務を円滑に運営できるよう支援します。
電話でテクニカル サポートを受ける際は、次の番号のいずれかをご使用ください。
アジア太平洋:+61 2 8446 7411(オーストラリア:1 800 805 227)
EMEA:+32 2 704 55 55
米国:1 800 553-2447
TAC の連絡先一覧については、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/techsupport/contacts
問題の重大度の定義
すべての問題を標準形式で報告するために、問題の重大度を定義しました。
重大度 1(S1)― ネットワークがダウンし、業務に致命的な損害が発生する場合。24 時間体制であ
らゆる手段を使用して問題の解決にあたります。
重大度 2(S2)― ネットワークのパフォーマンスが著しく低下、またはシスコ製品のパフォーマン
ス低下により業務に重大な影響がある場合。通常の業務時間内にフルタイムで問題の解決にあたり
ます。
重大度 3(S3)― ネットワークのパフォーマンスが低下しているが、ほとんどの業務運用が機能し
ている場合。通常の業務時間内にサービスの復旧を行います。
重大度 4(S4)― シスコ製品の機能、インストレーション、基本的なコンフィギュレーションにつ
いて、情報または支援が必要で、業務への影響がほとんどまたはまったくない場合。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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はじめに
その他の資料および情報の入手方法
その他の資料および情報の入手方法
シスコの製品、テクノロジー、およびネットワーク ソリューションに関する情報について、さまざ
まな資料をオンラインおよび印刷物で入手することができます。
•
Cisco Marketplace では、さまざまなシスコの書籍、参考資料、マニュアル、およびロゴ入り商
品を提供しています。Cisco Marketplace には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
•
Cisco Press では、ネットワーク、トレーニング、認定関連の出版物を幅広く発行しています。
初心者から上級者まで、さまざまな読者向けの出版物があります。Cisco Press の最新の出版情
報などについては、次の URL からアクセスしてください。
http://www.ciscopress.com
• 『Packet』は、シスコシステムズが発行するテクニカル ユーザ向けの季刊誌で、インターネッ
トやネットワークへの投資を最大限に活用するのに役立ちます。
『Packet』には、ネットワーク
分野の最新動向、テクノロジーの進展、およびシスコの製品やソリューションに関する記事を
はじめ、ネットワークの配置やトラブルシューティングのヒント、設定例、お客様の事例研究、
認定やトレーニングに関する情報、および多数の詳細なオンライン リソースへのリンクが盛り
込まれています。『Packet』には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/packet
• 『iQ Magazine』は、シスコのテクノロジーを使って収益の増加、ビジネス効率の向上、および
サービスの拡大を図る方法について学ぶことを目的とした、シスコシステムズが発行する成長
企業向けの季刊誌です。この季刊誌は、実際の事例研究や事業戦略を用いて、これら企業が直
面するさまざまな課題や、問題解決の糸口となるテクノロジーを明確化し、テクノロジーの投
資に関して読者が正しい決断を行う手助けをします。
『iQ Magazine』には、次の URL からアク
セスしてください。
http://www.cisco.com/go/iqmagazine
または次の URL でデジタル版をご覧いただけます。
http://ciscoiq.texterity.com/ciscoiq/sample/
• 『Internet Protocol Journal』は、インターネットおよびイントラネットの設計、開発、運用を担
当するエンジニア向けに、シスコシステムズが発行する季刊誌です。
『Internet Protocol Journal』
には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/ipj
•
シスコシステムズが提供するネットワーク製品およびカスタマー サポート サービスについて
は、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/en/US/products/index.html
•
Networking Professionals Connection は、ネットワーキング専門家がネットワーキング製品やネッ
トワーキング技術に関する質問、提案、情報をシスコの専門家および他のネットワーキング専
門家と共有するためのインタラクティブな Web サイトです。ディスカッションに参加するに
は、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/discuss/networking
•
シスコシステムズは最高水準のネットワーク関連のトレーニングを実施しています。トレーニ
ングの最新情報については、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/en/US/learning/index.html
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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C H A P T E R
1
ハードウェア アーキテクチャおよび
Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
この章の内容は、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ向けのもの
です。この章では、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのハード
ウェア コンポーネントおよび機能を簡単に説明してから、Cisco IOS CLI(コマンドライン インター
フェイス)の使用方法を詳しく紹介します。さらに、Cisco IOS ソフトウェアのアップグレード方
法について説明します。
•
基本的なハードウェア アーキテクチャ(p.1-2)
•
Cisco IOS ファイル システムの概要(p.1-5)
•
Cisco IOS ソフトウェアの概要(p.1-8)
•
新しい Cisco IOS リリースへのアップグレード(p.1-13)
•
ROM モニタ イメージのアップグレード(p.1-17)
•
次の作業(p.1-19)
Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイは、1 つのモジュラ シャーシ
でゲートウェイ、ルータ、およびデジタル モデムの機能を提供する、多機能なデータおよび音声通
信プラットフォームです。
ゲートウェイは、管理されたインターネット接続を提供する Internet Service Provider(ISP; インター
ネット サービス プロバイダー)
、電話会社、およびその他のサービス プロバイダー向けであり、企
業ネットワーク ユーザにデジタルとアナログ両方のアクセスを提供する中規模から大規模サイト
向けのメディアでもあります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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1-1
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
基本的なハードウェア アーキテクチャ
基本的なハードウェア アーキテクチャ
(注)
Cisco AS 5350XM および Cisco AS5400XM シャーシに搭載されるカードには、次の 2 つのタイプが
あります。T1、E1、チャネライズド T3 インターフェイスを提供するトランク フィーチャ カード
と、ユニバーサル Digital Signal Processor(DSP; デジタル信号プロセッサ)を搭載し、音声、ダイ
ヤル、ファックス コールを動的に処理するユニバーサル ポート、ダイヤル専用、および音声フィー
チャ カードです。
図 1-1 に、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイの論理および物理
システム アーキテクチャと、コールの処理に使用するコンポーネントを示します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
1-2
OL-6421-02-J
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
基本的なハードウェア アーキテクチャ
図 1-1
Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM の基本的なシステム アーキテクチャ
Cisco
V
IP
V
D
TTY
S0:1
S0:2…
TDM
T1
PRI
PSTN
POTS
BRI
V
ISDN
PC
PC
=
PPP
PPP
56092
=
=
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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1-3
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
基本的なハードウェア アーキテクチャ
図 1-1 の概要は、次のとおりです。
•
クライアント モデムおよび ISDN ルータは、PSTN(公衆交換電話網)からゲートウェイにダ
イヤルインします。
•
アナログ PPP(ポイントツーポイント プロトコル)コールは、ゲートウェイ内部のモデムに接
続します。
•
ゲートウェイ内部の各モデムは、対応する TTY 回線および非同期インターフェイスを提供し、
キャラクタおよびパケット モード サービスを終端させます。
•
非同期インターフェイスは、グループ非同期インターフェイスからそれぞれのコンフィギュ
レーションのクローンを作成します。
•
同期 PPP コールは、シリアル インターフェイス チャネル(Se2/0:1、Se2/0:2 など)に接続します。
•
同期インターフェイスは、ダイヤラ インターフェイスからそれぞれのコンフィギュレーション
のクローンを作成します。
1 つのアナログ PPP コールで次のリソースを使用します。
•
T1 DS0 チャネル× 1
•
Time Division Multiplexing(TDM; 時分割多重)バス内のチャネル× 1
•
内蔵モデム× 1
•
TTY 回線× 1
•
非同期インターフェイス× 1
1 つの同期 PPP コールで次のリソースを使用します。
•
T1 DS0 チャネル× 1
•
シリアル インターフェイス チャネル× 1
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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OL-6421-02-J
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
Cisco IOS ファイル システムの概要
Cisco IOS ファイル システムの概要
Cisco IOS File System(IFS)機能は、単一インターフェイスを以下のものに提供します。
•
フラッシュ メモリ ファイル システム
•
ネットワーク ファイル システム(TFTP[簡易ファイル転送プロトコル]、rcp、および FTP
[ファイル転送プロトコル]
)
•
データを読み書きするその他のエンドポイント(NVRAM[不揮発性 RAM]、モデム ファーム
ウェア、実行コンフィギュレーション、ROM、raw システム メモリ、フラッシュ ロード ヘル
パー ログなど)
(注)
Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイは、クラス C のフラッ
シュ ファイル システムを使用します。
IFS が登場したのは、Cisco IOS Releases 11.3 AA および 12.0 からです。IFS についての詳細は、使
用 す る ソ フ ト ウ ェ ア の『Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide』の「Using the
Cisco IOS File System」を参照してください。
表 1-1 で、各メモリ ロケーションについて説明します。
表 1-1
メモリ ロケーション
コンポーネント
説明
CPU
750 MHz(Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM)
プロセッサ メモリ
フラッシュ メモリから読み出して圧縮解除した Cisco IOS イメージ
を格納します(別名、メイン メモリまたは DRAM)
。
ルーティング テーブル、コール制御ブロックなどのデータ構造も
ここに格納されます。
パケット I/O メモリ
転送中のパケットを一時的に格納します。
システム フラッシュおよび Cisco IOS イメージ、モデム ファームウェア / ポートウェア、およ
フラッシュ メモリ
びカスタム Web ページを格納します。
NVRAM メモリ
装置の電源が切断されても内容が保持される不揮発性メモリにコ
ンフィギュレーションを格納します。
ファイル システムを調べるには、show file systems コマンドおよび dir コマンドを入力します。次
の手順を参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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1-5
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
Cisco IOS ファイル システムの概要
ステップ 1
さまざまなファイル保管領域およびファイル管理機能を表示します。
Router# show file systems
File Systems:
*
Size(b)
520184
32768000
7602176
-
Free(b)
520184
22992256
4634364
-
Type
nvram
opaque
opaque
network
opaque
flash
flash
opaque
network
network
Flags
rw
rw
rw
rw
wo
rw
rw
wo
rw
rw
Prefixes
nvram:
null:
system:
tftp:
vfc:
flash:
flash:
lex:
rcp:
ftp:
さらに、発注したもの(32 MB のフラッシュ メモリなど)がすべてあるかどうかを確認します。ア
スタリスク(*)は現在のディレクトリを表します。
ステップ 2
システム メモリ ディレクトリ内のオブジェクトを表示します。
Router# dir system:
Directory of system:/
4
1
2
14
(注)
ステップ 3
dr-x
-rwdr-x
dr-x
0
5026
0
0
<no
<no
<no
<no
date>
date>
date>
date>
memory
running-config
ucode
vfiles
dir コマンドには末尾にコロン(:)が必要です。
フラッシュ メモリの内容を調べます。
Router# dir flash:
Directory of flash:/
1 -rw- 18442404 Oct 11
2 -rw- 11978
Sep 13
3 -rw- 18373376 Oct 05
4 -rw- 18446620 Oct 06
2004
2004
2004
2004
16:52:54
13:27:22
14:34:42
13:47:46
+00:00
+00:00
+00:00
+00:00
c5400-js-mz
tb3-2-nemo-sip-stress.conf
c5400-js-mz-nm51520ef
c5400-js-mz.nemo.Sep30
この例のフラッシュ イメージは c5350-js-mz です。圧縮ファイルのサイズは 1962796 バイトです。
フラッシュ メモリの合計サイズは 7602176 バイトです。フリー バイト数は 4634364 です。Crashinfo
ファイルは、システム フラッシュまたはフラッシュ メモリに保管されている現在のクラッシュ関
連情報を集めたものです。
(注)
crashinfo ファイルの詳細については、『Retrieving Information from the Crashinfo File』
(http://www.cisco.com/warp/public/63/crashinfo.html)を参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
1-6
OL-6421-02-J
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
Cisco IOS ファイル システムの概要
ステップ 4
フラッシュ メモリの内容を表示します。
Router# pwd
flash:
Router# dir
1 -rw9950528
Jan 01 2000 00:48:59
c5350-js-mz.121-1.XD1.bin
32768000 bytes total (22817344 bytes free)
The Cisco IOS image named c5350-js-mz.121-1.XD1.bin is present.
ステップ 5
NVRAM ディレクトリを調べます。
Router# dir nvram:
Directory of nvram:/
1 -rw2 ----
0
0
<no date>
<no date>
startup-config
private-config
520184 bytes total (520184 bytes free)
この例では、startup-config および private-config が存在しています。private-config ファイルは、ス
タートアップ コンフィギュレーションに含まれているセキュリティ ファイルです。暗号化テクノ
ロジーをサポートしますが、ユーザはアクセスできません。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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1-7
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
Cisco IOS ソフトウェアの概要
Cisco IOS ソフトウェアの概要
ここでは、CLI を使用してゲートウェイを設定する前に、理解しておくべき(ゲートウェイを稼働
させる)Cisco IOS ソフトウェアの基本事項について説明します。
これらの概念を理解しておくと、Cisco IOS ソフトウェアの使用経験がない、または少ない場合で
も、時間の節約になります。
ヘルプの利用方法
疑 問 符(?)と 矢 印 キ ー を 使 用 す る と、コ マ ン ド の ヘ ル プ 情 報 を 表 示 で き ま す。Router> は、
Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイの Cisco IOS ソフトウェアで
一番最初に表示されるプロンプトです。
(注)
このマニュアルの例では、Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイの
どちらかのプロンプトを示します。ただし、表示されるプロンプトや出力の例はすべて、いずれか
のゲートウェイ タイプにあてはまります。
•
使用できるコマンド リストを表示するには、疑問符を入力します。
Router> ?
•
特定のコマンドを表示するには、最初の 1 ∼ 2 文字と疑問符を(スペースを入れずに)入力し
ます。
Router> s?
•
コマンドの変数リストを表示するには、show コマンドの後ろにスペースと疑問符を入力しま
す。
Router> show ?
•
1 つ前に入力したコマンドを再表示するには、上矢印キーを押します。上矢印キーを押すたび
に、1 つ前のコマンドが表示されます。
コマンド モードについて
ゲートウェイを設定するには、さまざまなコマンド モードを使用する必要があります。各コマンド
モードで実行できるコマンドは限定されています。
ヒント
コマンド入力に失敗した場合は、表示されているプロンプトを確認し、疑問符(?)を入力して使
用可能なコマンドのリストを表示してください。コマンド モードが違っているか、構文に誤りがあ
ります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
1-8
OL-6421-02-J
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
Cisco IOS ソフトウェアの概要
次の例では、コマンドを入力するたびにプロンプトが変わり、新しいコマンド モードが開始されて
います。
Router> enable
Router> password
Router# configure terminal
Router(config)# interface gigabitethernet 0/0
Router(config-if)# ip address 172.16.254.250
Router(config-if)# exit
Router#
%SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
最後に表示されているのは標準メッセージで、エラーを示すものではありません。Return キーを押
すと、Router > プロンプトに戻ります。
(注)
どのコマンド モードからも Ctrl-Z を押すと、ただちにイネーブル モード(Router#)に戻ること
ができます。exit コマンドを入力すると、1 つ前のモードに戻ります。
コマンド オプションの表示方法
ここでは、コマンド オプションの表示方法について説明します。コマンドのオプションを表示する
には、コンフィギュレーション プロンプトで ? を入力するか、またはコマンドの一部を入力したあ
と続けてスペースを入力します。指定したコマンドで使用できるオプションが表示されます。たと
えば、グローバル コンフィギュレーション モードで arap コマンドを入力し、このコマンドで使用
できる全キーワードと引数を調べるには、arap ? と入力します。
コマンド
目的
ステップ 1
Router> enable
Password: password
Router#
イネーブル モードを開始します。パスワード
を入力します。イネーブル モードが開始され
ると、プロンプトが Router # に変わります。
ステップ 2
Router# config terminal
Enter configuration commands, one per line. End
with CNTL/Z.
Router(config)#
グローバル コンフィギュレーション モード
を開始します。グローバル コンフィギュレー
ション モードが開始されると、プロンプトが
Router(config)# に変わります。
ステップ 3
Router(config)# controller t1 1/?
<0-1> Controller port number
Router(config)# controller t1 1/0
controller T1 number グ ロ ー バ ル コ ン フ ィ
ギュレーション コマンドを使用して、設定す
る T1 コントローラを指定します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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1-9
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
Cisco IOS ソフトウェアの概要
ステップ 4
コマンド
目的
Router(config-controller)# ?
Controller configuration commands:
コントローラ コンフィギュレーション コマ
ンドを表示します。
cablelength
channel-group
default
description
ds0
ds0-group
exit
fdl
framing
help
linecode
loopback
no
pri-group
Specify cable length for a DS1
link
Specify timeslots to
channel-group mapping for an
interface
Set a command to its defaults
Controller specific description
ds0 commands
Replacement of cas-group
Configure group of timeslots to a
particular signaling type
Exit from controller
configuration mode
Specify the FDL standard for a
DS1 data link
Specify the type of Framing on a
DS1 link
Description of the interactive
help system
Specify the line encoding method
for a DS1 link
Put the entire T1 line into
loopback
Negate a command or set its
defaults
Configure the specified timeslots
for PRI
Shut down a DS1 link (send Blue
Alarm)
shutdown
ds0-group コ ン ト ロ ー ラ コ ン フ ィ ギ ュ レ ー
ション コマンドのオプションを表示します。
このコマンドを使用して、T1 コントローラに
チャネル関連シグナリングを設定します。
ステップ 5
Router(config-controller)# ds0-group ?
<0-23> Channel number
ステップ 6
Router(config-controller)# ds0-group 1 ?
timeslots List of timeslots in the ds0-group
ds0-group 1 で 使 用 で き る 唯 一 の コ マ ン ド
(timeslots)を表示します。
ステップ 7
Router(config-controller)# ds0-group 1 timeslots ?
<1-24> List of timeslots which comprise the
ds0-group
timeslot オプションの範囲を表示します。1 ∼
24 のうち、使用するタイム スロットの範囲を
指定します。タイム スロットの範囲(例:
1-24)、カンマで区切った個別タイム スロット
(例:1, 3, 5)、または範囲と個別スロットの組
み合わせ(例:1-3, 8, 17-24)を指定すること
ができます。タイム スロット 16 は、チャネ
ル シグナリング伝送専用なので、コマンドラ
インで指定することはできません。
ステップ 8
Router(config-controller)# ds0-group 1 timeslots
1-24 ?
service
type
タイム スロットに使用できる 2 種類のコマン
ド(service および type)を表示します。
Specify the type of service
Specify the type of signaling
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
1-10
OL-6421-02-J
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
Cisco IOS ソフトウェアの概要
ステップ 9
コマンド
目的
Router(config-controller)# ds0-group 1 timeslots
1-24 type ?
サポートされるシグナリング タイプを表示
します。
e&m-fgb
e&m-fgd
e&m-immediatestart
fxs-ground-sta
rt
fxs-loop-start
sas-ground-sta
rt
sas-loop-start
E &
E &
E &
FXS
FXS
SAS
SAS
M Type II FGB
M Type II FGD
M Immediate Start
Ground Start
Loop Start
Ground Start
Loop Start
ステップ 10 Router(config-controller)# ds0-group 1 timeslots
1-24 type e&m-fgb ?
dtmf
DTMF tone signaling
mf
MF tone signaling
service Specify the type of service
<cr>
ステップ 11 Router(config-controller)# ds0-group 1 timeslots
1-24 type e&m-fgb dtmf ?
dnis
DNIS addr info provisioned
service
Specify the type of service
<cr>
e&m-fgb タイプに使用できるチャネル関連シ
グナリングのタイプを表示します。
DTMF トーン シグナリング オプションがサ
ポートしているオプションを表示します。
コマンドまたは機能の取り消し
入力したコマンドを取り消す、または機能をディセーブルにするには、通常、no ip routing のよう
に、コマンド名の前に no を付けて入力します。
変更したコンフィギュレーションの保存
変更したコンフィギュレーションを NVRAM に保存し、システムの再起動時または電源の切断後も
保存されるようにするには、copy running-config startup-config コマンドを入力します。次に例を示
します。
Router# copy running-config startup-config
Building configuration...
コンフィギュレーションを NVRAM に保存するには、1 ∼ 2 分かかります。コンフィギュレーショ
ンが保存されると、次のように表示されます。
[OK]
Router#
ワンポイント・アドバイス
コマンド入力時の補助手段として、疑問符(?)および矢印キーを使用できます。
ワンポイント・アドバイス
各コマンド モードで実行できるコマンドは限定されています。コマンド入力に失敗した場合は、表
示されているプロンプトを確認し、疑問符(?)を入力して使用可能なコマンドのリストを表示し
てください。コマンド モードが違っているか、構文に誤りがあります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
1-11
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
Cisco IOS ソフトウェアの概要
ワンポイント・アドバイス
機能をディセーブルにするには、
no ip routing のように、冒頭に no を付けてコマンドを入力します。
ワンポイント・アドバイス
システム再起動時または電源切断後もコンフィギュレーションを保存しておくには、変更したコン
フィギュレーションを NVRAM に保存する必要があります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
1-12
OL-6421-02-J
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
新しい Cisco IOS リリースへのアップグレード
新しい Cisco IOS リリースへのアップグレード
新しい Cisco IOS リリースにアップグレードすることによって、新しい Cisco IOS 機能とより安定し
たコードを入手します。
ステップ 1
フラッシュ メモリの内容を表示します。
Router# cd flash:
Router# dir
Directory of flash:/
1
-rw-
9950528
Jan 01 2000 00:48:59
c5350-js-mz.121-1.XD1.bin
32768000 bytes total (13041600 bytes free)
ステップ 2
リモート TFTP サーバからフラッシュ メモリに新しいイメージをコピーします。専用 TFTP サーバ
の IP アドレスと、Cisco IOS ファイル名を指定してください。イメージのアップグレード時に問題
が起きた場合は、TFTP サーバに ping を実行できるかどうか、TFTP サーバ上で適切なディレクト
リへのアクセス権が設定されているかどうかを確認してください。ダウンロード操作時に感嘆符
(!)が表示された場合は、端末エミュレーション ソフトウェアで行の折り返しをイネーブルに設定
してください。
(注)
フラッシュ メモリに 2 つのイメージを保管できるだけのスペースがある場合は、両方のイ
メージを残しておいてください。必要に応じて、以前のイメージに簡単に戻すことができ
ます。boot system flash newiosname.bin コマンドを入力し、新しいイメージ ファイル名を指
定します。デフォルトでは、フラッシュ メモリの最初のイメージがロードされます。
スペースが不足している場合は、コピー操作時に、現在のファイルを削除してフラッシュ
メモリをスクイーズし、新しいイメージのためのスペースを確保するよう指示するメッ
セージが表示されます。delete flash:version コマンドに続けて squeeze flash コマンドを入力
し、この削除とスクイーズ操作を実行します。さらに、コピー操作を続けます。
Router# copy tftp flash
Address or name of remote host [172.22.191.135]? 172.22.191.135
Source filename [c5350-js-mz.121-1.XD1.bin]? c5350-js-mz.121-3.T.bin
Destination filename [c5350-js-mz.121-3.T.bin]?
Accessing tftp://172.22.191.135/c5350-js-mz.121-3.T.bin...
Loading c5350-js-mz.121-3.T.bin from 172.22.191.135 (via GigabitEthernet0/0): !!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 9775616/19551232 bytes]
9775616 bytes copied in 66.424 secs (148115 bytes/sec)
注意
TFTP エラーが発生することがまれにあります。チェックサムが [OK] であることを確認してくだ
さい。チェックサム エラーが表示されている場合は、ゲートウェイのリロードを実行しないでく
ださい。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
1-13
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
新しい Cisco IOS リリースへのアップグレード
ステップ 3
新しいイメージがダウンロードされたことを確認します。この例では、Cisco IOS Release 12.1(1)XD
イメージがフラッシュ メモリの先頭にあり、ブート シーケンス時にロードされます。新しいイメー
ジを使用して起動するには、不要なイメージを削除するか、または boot system コマンドでブート
シーケンス時に使用する代替のイメージを指定する必要があります。
Router# dir flash:
Directory of flash:/
1
2
-rw-rw-
9950528
9775616
Jan 01 2000 00:48:59
Jan 01 2000 00:59:10
c5350-js-mz.121-1.XD1.bin
c5350-js-mz.121-3.T.bin
32768000 bytes total (13041600 bytes free)
イメージを削除する手順については、
『Cisco IOS File System』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios113ed/113aa/113aa_2/allplats/ifs.htm)を 参
照してください。
(注)
ステップ 4
Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイは、クラス C のフラッ
シュ ファイル システムを使用します。
ブート シーケンス時に使用する代替イメージを指定するには、boot system flash newiosname.bin コ
マンドで、使用するイメージの保管場所(デバイス)と名前を指定します。
Router(config)# boot system flash c5350-js-mz.121-3.T.bin
Router(config)# ^Z
Router# copy running-config startup-config
Destination filename [startup-config]?
Building configuration...
[OK]
このコマンドが有効なことを確認するには、show running-configuration コマンドを使用します。
ゲートウェイが正しいイメージを読み取るように、実行コンフィギュレーションを保存してからリ
ロードを実行してください。
(注)
コンフィギュレーション レジスタは 0xXXX2 に設定する必要があります。2 により、[boot
system] コマンドを使用するようにシステムに指示します。コンフィギュレーション レジス
タを 0xXXX1 に設定していると、boot system コマンドが無視され、フラッシュ メモリの最
初のイメージがロードされます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
1-14
OL-6421-02-J
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
新しい Cisco IOS リリースへのアップグレード
ステップ 5
Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイをリロードして、新しいイ
メージを実行します。古い Cisco IOS イメージを削除した場合は、boot system flash oldiosname.bin
コマンドがイネーブルではなく、古いイメージ ファイル名が指定されていないことを確認してくだ
さい。そうでないと、ゲートウェイは古いイメージを繰り返しリロードしようとします。
Router# reload
Proceed with reload? [confirm]
System Bootstrap, Version 12.0(20000106:234457) [tombnyg-rommon_1_6 106],
SOFTWARE REV 1.6
Copyright (c) 1994-2000 by cisco Systems, Inc.
AS5400XM platform with 524288 Kbytes of main memory
Self decompressing the image : #################################################
##################################################### [OK]
Self decompressing the image : #################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################### [OK]
Press RETURN to get started!
(注)
この例では、ブート シーケンスの大部分を省略しています。
TFTP の詳細については、
『Loading and Maintaining System Images and Microcode』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/12cgcr/fun_c/fcprt2/fcimages.htm)を参
照してください。
ヒント
(注)
システムのリロード時にコンソール セッションがフリーズした場合、または画面に奇妙な文字が表
示された場合は、Cisco IOS のコンソール回線速度と端末サーバの速度との間で、コンソール セッ
ションの不一致が生じている可能性があります。この不一致は、コンソールまたは端末サーバ速度
に関するプログラムの設定に原因があります。
セッションの不一致を修正する前に、ケーブル不良または不適切なケーブル接続が問題を引き起こ
していないことを確認します。ケーブル接続を確認するか、ケーブルを交換して、システムをリ
ロードしてください。
コンソール セッションの不一致を修正するには、次のいずれかの作業を行います。
•
コンソールの回線速度を変更します。
•
端末サーバの速度を変更します。
•
この 2 つの方法でコンソール セッションの問題を解消できない場合は、マザーボードにコン
ソール ジャンパを取り付け、デフォルトのコンソール ポート速度を 9600 bps に設定します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
1-15
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
新しい Cisco IOS リリースへのアップグレード
コンソールの回線速度の変更
注意
アクティブな Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM でユニバーサル ゲートウェイでコンソー
ルの回線速度を変更すると、コンソール回線速度と端末ポート速度の同期が一時的に失われます。
この時点で、ゲートウェイは偽の send break コマンドを認識し、その結果、システム クラッシュ
が起きる可能性があります。
この問題は、次のどちらかの方法で回避できます。
•
Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM のコンフィギュレーション レジスタで Break Abort
Effect ビットがすでに設定されている場合(マスクは 0x0100)
、保護されているので、偽の Send
Break イベントは発生しません(このビットが設定された状態にコンフィギュレーション レジ
スタを変更できますが、変更が有効になるのは、ゲートウェイの再起動後です)。
•
コンフィギュレーション レジスタで Break Abort Effect ビットが設定されていない場合(マスク
は 0x0100)、コンソール ポートのケーブルを切り離し、AUX ポートから、または Telnet の VTY
セッションを使用して Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイに
ログインします。コンソール回線速度および関連端末サーバ速度を変更し、コンソール ケーブ
ルをもう一度接続します。
AUX ポートから、または Telnet の VTY セッションで Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユ
ニバーサル ゲートウェイにログインします。show running-config コマンドを入力し、コンソールの
回線速度がどのように設定されているかを調べます。設定できるコンソール速度は 1200、2400、
4800、9600、19200、38400、57600、および 115200 です。デフォルト値は 9600 です。
ゲートウェイが ROM モニタ モードになっている場合、AUX ポートは機能しません。rommon> プロ
ンプトが表示されるまで、コンソール ポート接続を介して端末サーバのポート速度を変更する必要
があります。付録 B「ROM モニタ」を参照してください。
ゲートウェイの回線速度の変更
次に、Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイで回線速度を設定する
例を示します。グローバル コンフィギュレーション モードから始めます。
Router(config)# line 3
Router(config-line)# speed speed_value
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
1-16
OL-6421-02-J
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
ROM モニタ イメージのアップグレード
ROM モニタ イメージのアップグレード
ROM モニタを新しいバージョンにアップグレードするには、upgrade rom-monitor コマンドを使用
します。Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイには、2 つの ROM モ
ニタ イメージがあります。システム出荷時に付属する元のイメージは、読み取り専用イメージであ
り、フィールドで消去または変更することはできません。2 番めのイメージは、読み書きおよび
フィールド アップグレードが可能です。したがって、新しいイメージを取得する目的でハードウェ
アを物理的に交換する必要がないか、またはその必要性が少なくなっています。
upgrade rom-monitor コマンドを使用すると、次のことが可能です。
(注)
•
アップグレードの ROM モニタ イメージをロードします。
•
ルータを次に再起動するときに、アップグレードの ROM モニタ イメージを使用するようにシ
ステムを設定します。
•
次の再起動時に、読み取り専用の ROM モニタ イメージを選択して実行します。
•
両方の ROM モニタ イメージのバージョンと、現在選択されている ROM モニタ イメージを表
示します。
アップグレードの ROM モニタ イメージを起動できなかった場合、ルータはこの ROM モニタ イ
メージを無効なものとしてマークし、読み取り専用のイメージを使用します。
新しい ROM モニタ イメージを初めてロードするとき、システムを ROM モニタで起動してから、
リセットまたは電源のオフ / オンを行う必要があります。ROM モニタのロード プロセスが中断さ
れると、システムは新しい ROM モニタ イメージの起動が失敗したと解釈し、読み取り専用のイ
メージを使用します。
ステップ 1
コマンドまたは操作
目的
enable
イネーブル EXEC モードを開始します。
例:
•
プロンプトが表示されたら、パスワードを
入力します。
Router> enable
ステップ 2
upgrade rom-monitor file {archive:
[file-path] | cns: [file-path] | flash:
[file-path] | ftp: [file-path] | http:
[file-path] | null: [file-path] | nvram:
[file-path] | pram: [file-path] | rcp:
[file-path] | system: [file-path] | tftp:
[file-path]}
指定したディレクトリ ファイル名から、アップ
グレードの ROM モニタ イメージをロードしま
す。この例では、TFTP パス名を使用して TFTP
サーバから ROM モニタ イメージをロードして
います。
例:
Router# upgrade rom-monitor file tftp:
//00.0.00.0/biff/AS5350_RMFUR.srec
実行する ROM モニタ イメージの選択
ここでは、次の起動時に実行する ROM モニタ イメージを選択する手順を示します。選択している
アップグレードの ROM モニタ イメージの代わりに、読み取り専用の ROM モニタ イメージを使用
する場合は、この手順を行います。ゲートウェイを次にリロードした時点で、読み取り専用の ROM
モニタ イメージが起動されます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
1-17
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
ROM モニタ イメージのアップグレード
ステップ 1
コマンドまたは操作
目的
enable
イネーブル EXEC モードを開始します。
例:
•
プロンプトが表示されたら、パスワードを
入力します。
Router> enable
ステップ 2
upgrade rom-monitor preference [readonly
| upgrade]
例:
Router# upgrade rom-monitor preference
readonly
Cisco IOS のイネーブル EXEC モードでこのコ
マンドを使用すると、次のリロード時に起動さ
れるイメージとして、読み取り専用またはアッ
プグレードの ROM モニタ イメージを選択でき
ます。
•
この例では、読み取り専用の ROM モニタ
イメージを選択しています。その理由とし
ては、アップグレード イメージに望ましく
ない機能や副作用がある場合が考えられま
す。
ROM モニタ イメージの確認
アップグレードの ROM モニタ イメージまたは読み取り専用の ROM モニタ イメージがインストー
ルされていることを確認するには、次の作業を行います。
ステップ 1
enable
イネーブル EXEC モードを開始します。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。
Router> enable
ステップ 2
show rom-monitor
Cisco IOS のイネーブル EXEC モードでこのコマンドを使用すると、読み取り専用およびアップグ
レードの ROM モニタ イメージの両方のバージョンと、実行中の ROM モニタ イメージが表示され
ます。
Router# show rom-monitor
ReadOnly ROMMON version is:
System Bootstrap, Version 12.3(12r)PI6, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
Upgrade ROMMON version is:
System Bootstrap, Version 12.3(12r)PI6, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
Currently running ROMMON from ReadOnly region
ROMMON from ReadOnly region is selected for next boot
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
1-18
OL-6421-02-J
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
次の作業
次の作業
次の作業に進んでください。
•
ヒント
第 2 章「基本的なセットアップの確認」― CLI を使用して Cisco AS5350XM または
Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイを設定する前に、システムを分析し、基本的な作
業とシステム設定を行い、データ コール処理の準備を行います。
次の資料は、Documentation DVD またはインターネット上のシスコのホームページから入手できま
す。
•
Cisco IOS の『Dial Solutions Configuration Guide』および『Dial Solutions Command Reference』か
ら、その他の基本的な設定情報が得られます。さらに高度な設定については、使用している
Cisco IOS ソフトウェア リリースに応じた Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガ
イド、フィーチャ モジュール、およびコマンド リファレンスを参照してください。
•
トラブルシューティング情報については、『System Error Messages』および『Debug Command
Reference』を参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
1-19
第1章
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
次の作業
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
1-20
OL-6421-02-J
C H A P T E R
2
基本的なセットアップの確認
この章の内容は、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ向けのもの
です。この章では、基本的なシステム コンポーネントが正常に動作しているかどうかを確認するた
めの作業について詳しく説明します。
•
ギガビット イーサネットの設定(p.2-2)
•
システム ブート ダイアログの分析(p.2-2)
•
初期実行コンフィギュレーションの確認(p.2-6)
•
メモリ使用率の確認(p.2-9)
•
CPU 使用率の確認(p.2-10)
•
ヘルス モニタを使用したコンポーネントのステータスの表示(p.2-12)
•
インターフェイス キュー ウェッジ モニタの使用(p.2-14)
•
次の作業(p.2-19)
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
2-1
第2章
基本的なセットアップの確認
ギガビット イーサネットの設定
ギガビット イーサネットの設定
Cisco AS5350XM および AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのイーサネット ポートは、ギガビッ
ト イーサネット ポートです(シャーシ上で GE0 および GE1 というラベルが付いています)。
Cisco IOS ファームウェアおよびソフトウェアは、ファスト イーサネットの設定をユーザが変更せ
ずに Cisco AS5350XM および AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイで使用できるように設計され
ています。
Cisco IOS コマンド write または copy running-config startup-config を使用して NVRAM(不揮発性
RAM)にコンフィギュレーションを保存している場合、参照されるイーサネット インターフェイ
スはすべて GigabitEther であり、IOS コマンド write terminal および show running configuration で
は常に GigabitEther が表示されます。
使用するいずれかのスクリプトで FastEther という単語を検索可能にする必要がある場合は、
ROMMON コマンド ethertype fe を使用して、GigabitEther を FastEther に変更できます。ethertype fe
を入力すると、IOS イメージは FastEther だけを認識するようになります。GigabitEther は認識され
ません。
システム ブート ダイアログの分析
Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイには、特有のブート シーケン
スがあります。このブート シーケンスを端末セッションを介して調べるには、ユニバーサル ゲー
トウェイにコンソールを接続してから、ゲートウェイの電源を入れる必要があります。
(注)
コンソール ポートにメッセージが届かない場合は、ボーレートの設定が正しいかどうかを確認し
てください。Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM のコンソール ポートは、115200 までのボー
レートに対応します。
次のブート シーケンスが発生します。この例では、ブート シーケンスを説明するために、ステッ
プ番号と注釈を加えています。
ステップ 1
次のセグメントで、ゲートウェイはシステム ブート イメージの圧縮を解除し、NVRAM の有効性
をテストし、さらに Cisco IOS イメージの圧縮を解除します。
System Bootstrap, Version 12.3(12r)PI6, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
AS5400XM platform with 524288 Kbytes of main memory
Self decompressing the image :
######################################################################################
######################################################################################
######################################## [OK]
ステップ 2
Cisco IOS のリリース、使用可能メモリ、ハードウェア インターフェイス、およびモデム回線が表
示されます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
2-2
OL-6421-02-J
第2章
基本的なセットアップの確認
システム ブート ダイアログの分析
(注)
フィーチャ カードのタイプが認識されない場合は、
最適な Cisco IOS ソフトウェア バージョ
ンを実行しているかどうかを確認してください。オンラインでハードウェア / ソフトウェア
互換性マトリックスを参照できます。
http://cco-sj-1.cisco.com/cgi-bin/front.x/Support/HWSWmatrix/hwswmatrix.cgi にアクセスしてく
ださい。
Restricted Rights Legend
Use, duplication, or disclosure by the Government is
subject to restrictions as set forth in subparagraph
(c) of the Commercial Computer Software - Restricted
Rights clause at FAR sec. 52.227-19 and subparagraph
(c) (1) (ii) of the Rights in Technical Data and Computer
Software clause at DFARS sec. 252.227-7013.
cisco Systems, Inc.
170 West Tasman Drive
San Jose, California 95134-1706
Cisco IOS Software, 5400 Software (C5400-JS-M), Version 12.3(14)T,
(fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 1986-2005 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Sat 29-Jan-05 02:10 by yiyan
Image text-base: 0x60011068, data-base: 0x61F80000
RELEASE SOFTWARE
Cisco AS5400XM (BCM) processor (revision 0x21) with 393215K/131072K bytes of memory.
Processor board ID JAB082904P4
SB-1 CPU at 750MHz, Implementation 1025, Rev 0.3, 256KB L2 Cache
Last reset from IOS reload
Manufacture Cookie Info:
EEPROM Version 0x4, Board ID 0x4BD,
Board Hardware Version 1.11, Item Number 800-6572289-01,
Board Revision 02, Serial Number JAB082904P4.
Processor 0x0, MAC Address badb.adba.d044
2 Gigabit Ethernet interfaces
6 Serial interfaces
648 terminal lines
1 Channelized T3 port
512K bytes of NVRAM.
125184K bytes of ATA External CompactFlash (Read/Write)
ステップ 3
ゲートウェイは未設定なので、スタートアップ コンフィギュレーション ファイルを見つけること
が で き ま せ ん。し た が っ て、ソ フ ト ウ ェ ア か ら [Would you like to enter the initial configuration
dialog?[yes/no]] という問い合わせが出されます。
no を入力します。この例では、Cisco IOS ソフトウェアを手動で設定します。自動セットアップ ス
クリプトは使用しません。Cisco IOS ソフトウェアを手動で設定することにより、ユーザの知識が
豊富になります。
yes を入力して、autoinstall を打ち切ります。
--- System Configuration Dialog --Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]: no
Would you like to terminate autoinstall? [yes]: yes
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
2-3
第2章
基本的なセットアップの確認
システム ブート ダイアログの分析
ステップ 4
次の例は、フィーチャ カードが未搭載の LAN インターフェイスおよびスロットを示しています。
ユニバーサル ポート フィーチャ カード(従来の NextPort モジュール)ファームウェア バージョン
が表示されています(バージョンは 1.1.6.81)。ゲートウェイは、より適切なクロック ソースに切り
替えようとしますが、T1 トランクが未設定なので、適切なソースを見つけることができません。
00:00:03: %NP_MD-6-SLOT_INSERTED: Slot 1 (108 ports max) inserted
00:00:16: %CARRIER-3-NO_DFC: DFC is not present - DFC 3
00:00:16: %CARRIER-3-NO_DFC: DFC is not present - DFC 4
00:00:16: %CARRIER-3-NO_DFC: DFC is not present - DFC 5
00:00:16: %CARRIER-3-NO_DFC: DFC is not present - DFC 6
00:00:16: %CARRIER-3-NO_DFC: DFC is not present - DFC 7
00:00:19: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0/0, changed state to up
00:00:19: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0/1, changed state to up
00:00:19: %LINK-3-UPDOWN: Interface Serial0/0, changed state to down
00:00:19: %LINK-3-UPDOWN: Interface Serial0/1, changed state to down
00:00:20: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet0/0, changed
state to up
00:00:20: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet0/1, changed
state to down
00:00:20: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface Serial0/0, changed state to
down
00:00:20: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface Serial0/1, changed state to
down
00:00:23: %NP_BS-6-MODULE_STARTED: NextPort module 1/0/0 Started - 1.1.6.81
00:00:26: %NP_BS-6-MODULE_STARTED: NextPort module 1/0/1 Started - 1.1.6.81
00:00:30: %NP_MD-6-MODULE_UP: NextPort module 1/0/0 up
00:00:30: %NP_BS-6-MODULE_STARTED: NextPort module 1/0/2 Started - 1.1.6.81
00:00:33: %NP_MD-6-MODULE_UP: NextPort module 1/0/1 up
00:00:37: %NP_MD-6-MODULE_UP: NextPort module 1/0/2 up
00:01:05: %LINK-5-CHANGED: Interface Serial0/0, changed state to administratively down
00:01:05: %LINK-5-CHANGED: Interface GigabitEthernet0/0, changed state to
administratively down
00:01:05: %LINK-5-CHANGED: Interface GigabitEthernet0/1, changed state to
administratively down
00:01:05: %LINK-5-CHANGED: Interface Serial0/1, changed state to administratively down
00:01:06: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet0/0, changed
state to down
00:01:10: %SYS-5-RESTART: System restarted -Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) 5400 Software (C5400-JS-M), Version 12.3(14)T, RELEASE SOFTWARE (fc1)
TAC:Home:SW:IOS:Specials for info
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
Compiled Sun 09-Jul-00 07:06 by beliu
00:01:10: %TRUNK_CLOCK-6-SWITCH: Switching to the clock on slot 2 port 1 priority 205
as the current primary has gone bad
00:01:10: %TRUNK_CLOCK-6-SWITCH: Switching to the clock on slot 2 port 2 priority 204
as the current primary has gone bad
00:01:10: %TRUNK_CLOCK-6-SWITCH: Switching to the clock on slot 2 port 3 priority 205
as the current primary has gone bad
00:01:10: %TRUNK_CLOCK-6-SWITCH: Switching to the clock on slot 2 port 4 priority 204
as the current primary has gone bad
00:01:10: %TRUNK_CLOCK-6-SWITCH: Switching to the clock on slot 2 port 5 priority 205
as the current primary has gone bad
00:01:10: %TRUNK_CLOCK-6-SWITCH: Switching to the clock on slot 2 port 6 priority 204
as the current primary has gone bad
00:01:10: %TRUNK_CLOCK-6-SWITCH: Switching to the clock on slot 2 port 7 priority 205
as the current primary has gone bad
00:01:10: %TRUNK_CLOCK-6-BAD_CLOCKS: There are no good clocks in the system. Remain in
HOLDOVER mode
00:01:10: %TRUNK_CLOCK-6-BAD_CLOCKS: There are no good clocks in the system. Remain in
HOLDOVER mode
00:01:10: %TRUNK_CLOCK-6-BAD_CLOCKS: There are no good clocks in the system. Remain in
HOLDOVER mode
00:01:10: %TRUNK_CLOCK-6-BAD_CLOCKS: There are no good clocks in the system. Remain in
HOLDOVER mode
00:01:10: %TRUNK_CLOCK-6-BAD_CLOCKS: There are no good clocks in the system. Remain in
HOLDOVER mode
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
2-4
OL-6421-02-J
第2章
基本的なセットアップの確認
システム ブート ダイアログの分析
ステップ 5
show version コマンドを入力してシステム ハードウェア、Cisco IOS イメージ名、稼働時間、再起
動の理由を調べます。
Router> show version
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) 5400 Software (C5400-JS-M), Version 12.3(14)T,
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
Compiled Mon 19-Feb-04 04:10 by
Image text-base: 0x60008968, data-base: 0x61180000
RELEASE SOFTWARE (fc1)
ROM: System Bootstrap, Version 12.0(19991122:230447)
BOOTFLASH: 5350 Software (C5350-BOOT-M), Version 12.0(19991112:131]
AS5400 uptime is 1 day, 4 hours, 29 minutes
System returned to ROM by reload at 12:34:33 UTC Tue Nov 30 1999
System image file is "flash:c5350-js-mz.xm.Feb19"
cisco AS5400 (R7K) processor (revision L) with 131072K/65536K bytes of memory.
Processor board ID 99290068
R7000 CPU at 250Mhz, Implementation 39, Rev 1.0, 256KB L2, 2048KB L3 Cache
Last reset from warm-reset
Bridging software.
X.25 software, Version 3.0.0.
SuperLAT software (copyright 1990 by Meridian Technology Corp).
TN3270 Emulation software.
Primary Rate ISDN software, Version 1.1.
Manufacture Cookie Info:
EEPROM Type 0x0001, EEPROM Version 0x01, Board ID 0x31,
Board Hardware Version 1.21, Item Number 800-5171-01,
Board Revision 011, Serial Number 99290068,
PLD/ISP Version 0.0, Manufacture Date 2-Aug-1999.
Processor 0xFF, MAC Address 0x0503EFF5F4C
Backplane HW Revision FF.FF, Flash Type 5V
2 GigabitEthernet/IEEE 802.3 interface(s)
2 Serial network interface(s)
108 terminal line(s)
8 Channelized T1/PRI port(s)
512K bytes of non-volatile configuration memory.
16384K bytes of processor board System flash (Read/Write)
8192K bytes of processor board Boot flash (Read/Write)
Configuration register is 0x2102
表 2-1 で、上記の例における重要な出力フィールドについて説明します。
表 2-1
show version コマンド出力のフィールド
フィールド
説明
AS5400 uptime is....
このフィールドを調べることによって、予定外
のリロードがないかを確認します。
System returned to ROM by reload at....
この行で、前回ゲートウェイがリロードされた
理由がわかります。「power-on」とある場合は、
電源の中断がリロードの原因です。
System image file is....
ゲートウェイはこのイメージ ロケーションから
起動しています。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
2-5
第2章
基本的なセットアップの確認
初期実行コンフィギュレーションの確認
初期実行コンフィギュレーションの確認
Cisco IOS ソフトウェアによって初期実行コンフィギュレーションが作成されます。このコンフィ
ギュレーションを調べ、デフォルトの設定値を把握してください。ユーザ入力は太字で示していま
す。
Router> enable
Password:
Router# show running-config
Building configuration...
Current configuration : 7653 bytes
!
version 12.1
no service single-slot-reload-enable
no service pad
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
no service password-encryption
!
hostname Router
!
no boot startup-test
logging rate-limit console 10 except errors
!
!
resource-pool disable
!
!
voice-fastpath enable
ip subnet-zero
no ip routing
no ip finger
ip name-server 172.16.11.48
ip name-server 172.16.2.132
ip name-server 172.16.2.133
!
call rsvp-sync
!
!
fax interface-type modem
mta receive maximum-recipients 0
!
!
controller T1 1/0
!
controller T1 1/1
!
controller T1 1/2
!
controller T1 1/3
!
controller T1 1/4
!
controller T1 1/5
!
controller T1 1/6
!
controller T1 1/7
!
!
interface GigabitEthernet0/0
ip address 172.21.101.21 255.255.255.0
no ip route-cache
no ip mroute-cache
duplex auto
speed 100
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
2-6
OL-6421-02-J
第2章
基本的なセットアップの確認
初期実行コンフィギュレーションの確認
no mop enabled
!
interface GigabitEthernet0/1
no ip address
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
duplex auto
speed auto
!
interface Serial0/0
no ip address
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
fair-queue
clockrate 2000000
!
interface Serial0/1
no ip address
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
clockrate 2000000
!
interface Async4/00
no ip address
no ip route-cache
!
interface Async4/01
no ip address
no ip route-cache
!
interface Async4/02
no ip address
no ip route-cache
.
.
.
interface Async4/107
no ip address
no ip route-cache
!
interface Group-Async0
no ip address
no ip route-cache
no group-range
!
ip kerberos source-interface any
ip classless
no ip http server
!
!
line con 0
logging synchronous
transport input none
line aux 0
logging synchronous
line vty 0 4
password cisco
login
line 4/00 4/107
no flush-at-activation
modem InOut
!
scheduler allocate 10000 400
end
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
2-7
第2章
基本的なセットアップの確認
初期実行コンフィギュレーションの確認
Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイは、認識したすべての非同期
インターフェイスを表示します。したがって、システムが多数の非同期インターフェイスを備えて
いる場合、実行コンフィギュレーションは非常に長大になります。非同期インターフェイスを集約
するには、group-range コマンドを使用して、非同期インターフェイスを非同期グループ インター
フェイスに割り当てる必要があります。
「非同期グループ インターフェイスの設定」
(p.3-8)を参照
してください。
非同期グループ インターフェイスは、ゲートウェイ上の複数の非同期インターフェイスの設定を制
御するために使用するテンプレートです。各非同期インターフェイスはモデム回線と 1 対 1 で対応
し、対応する回線と同じ番号を使用します。非同期インターフェイスを非同期グループ インター
フェイスとして設定することにより、時間とコンフィギュレーション ファイルのサイズを節約でき
ます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
2-8
OL-6421-02-J
第2章
基本的なセットアップの確認
メモリ使用率の確認
メモリ使用率の確認
次の目的で、show memory summary コマンドを使用します。
•
さまざまなプロセッサおよび I/O メモリ プロセスにメモリがどのように使用されているかを把
握します。
•
メモリ フラグメンテーションおよびメモリ リークを調べます。
− メモリ リーク ― リリースされず、プロセッサに戻されないメモリ。メモリ リークは、空
きメモリが減少し続けることからわかります。ただし、メモリ リークを追跡する方法とし
ては、Object-Identifier Management Information Base(OID MIB)の FreeMem 変数をモニタ
するのが最良です。
− メモリ フラグメンテーション ― 最大メモリ ブロックが最下位ブロックと等しくないこと
からわかります。フラグメンテーションが増えると数字が上昇します。
Router# show memory summary
Processor
I/O
.
.
.
Head
61952B00
40000000
Total(b)
107664640
67108880
Used(b)
24210716
28952352
Free(b)
83453924
38156528
Lowest(b)
82827184
38156528
Largest(b)
82866768
38156412
使用メモリと空きメモリの合計が総メモリです。show memory summary コマンド出力の大部分は、
わかりやすくするために省略してあります。
(注)
terminal length 0 コマンドがイネーブルのときに、show memory summary コマンドを入力しないで
ください。大量の出力画面によって、セッションが中断されることがあります。
(注)
MIB(管理情報ベース)の詳細については、http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/
にアクセスし、オンライン マニュアルを参照してください。
使用している Cisco IOS リリースを選択し、新機能に関するマニュアルから検索してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
2-9
第2章
基本的なセットアップの確認
CPU 使用率の確認
CPU 使用率の確認
show process cpu コマンドを入力し、さらに show process cpu history コマンドを入力すると、高い
CPU 使用率を調べることができます。使用率が高いとネットワーク パフォーマンスにおいて問題
が生じます。たとえば、どのようなときに、50% を超える使用率でルータが稼働しているかを把握
しておくことが重要です。予想外のトラフィック バーストが発生した場合、または OSPF(Open
Shortest Path First)の再計算が行われると、ルータはパケットを廃棄するようになります。CPU 使
用率の引き下げには、高速スイッチングも有効です。
Router# show process cpu
CPU utilization for five seconds: 0%/0%; one minute: 1%; five minutes: 1%
PID Runtime(ms) Invoked uSecs
5Sec
1Min
5Min TTY Process
1
0
20232
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 Load Meter
2
0
12
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 EST msg processing
3
305688
23808 12839
0.00% 0.39% 0.29%
0 Check heaps
4
0
1
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 Chunk Manager
5
4
10
400
0.00% 0.00% 0.00%
0 Pool Manager
6
0
2
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 Timers
7
112
20205
5
0.00% 0.00% 0.00%
0 ALARM_TRIGGER_SC
8
0
2
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 Serial Background
9
0
1
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 RM PROCESS
10
0
1
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 RM PROCESS
11
0
1
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 RM PROCESS
12
0
1
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 RM PROCESS
13
0
2
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 CAS Process
14
220
2803
78
0.00% 0.00% 0.00%
0 ARP Input
15
0
5058
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 HC Counter Timer
16
0
2
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 DDR Timers
17
0
2
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 Dialer event
18
4
2
2000
0.00% 0.00% 0.00%
0 Entity MIB API
19
0
1
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 SERIAL A'detect
20
0
1
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 Critical Background
21
72
13826
5
0.00% 0.00% 0.00%
0 Net Background
PID Runtime(ms) Invoked uSecs
5Sec
1Min
5Min TTY Process
43
0
3
0
0.00% 0.00% 0.00%
0 AAA Accounting
.
.
.
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
2-10
OL-6421-02-J
第2章
基本的なセットアップの確認
CPU 使用率の確認
show processes cpu history コマンドでは、次の一定時間におけるルータの CPU 使用率の合計が
ASCII グラフ形式で表示されます。1 分間、1 時間、72 時間の使用率が、それぞれ 1 秒、1 分、1 時
間の累計で表示されます。最大使用率は 1 秒ごとに測定して記録され、平均使用率は 1 秒あたりで
計算されます。
Router# show process cpu history
44
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
11111
11111
99999
33333
*****
*****
0....5....1....1....2....2....3....3....4....4....5....5....
0
5
0
5
0
5
0
5
0
5
CPU% per second (last 60 seconds)
1
9244444444444444444344444444443443444444444443444444424444
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
*
*
0....5....1....1....2....2....3....3....4....4....5....5....
0
5
0
5
0
5
0
5
0
5
CPU% per minute (last 60 minutes)
* = maximum CPU%
# = average CPU%
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
1
1
0
4444444444444444444449444440
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
0....5....1....1....2....2....3....3....4....4....5....5....6....6....7.
0
5
0
5
0
5
0
5
0
5
0
5
0
CPU% per hour (last 72 hours)
* = maximum CPU%
# = average CPU%
出力の先頭行に、使用率として 50% 以上などの大きい値が表示されている場合は、5Sec、1Min、お
よび 5Min のカラムを調べてください。CPU パワーを最も使用しているプロセスを突き止めます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
2-11
第2章
基本的なセットアップの確認
ヘルス モニタを使用したコンポーネントのステータスの表示
ヘルス モニタを使用したコンポーネントのステータスの表示
ヘルス モニタを使用すると、ユニバーサル ゲートウェイのさまざまなコンポーネントの状態を確
認できます。
show health-monitor summary コマンドにより、次のコンポーネントの状態が表示されます。
•
シャーシ:電源装置、温度、ファン
•
メモリ:プロセッサ、I/O メモリ
•
フィーチャ カード
show health-monitor summary コマンドは、コンポーネントの状態を要約して表示します。
show health-monitor コマンドは、サブコンポーネントの状態など、さらに詳しい情報を表示します。
次に、show health-monitor コマンドの出力例を示します。
AS5400# show health-monitor
Chassis:
Power Supply
Failure
Redundant Power System is present.
PS Input Voltage status:
failure
PS Output Voltage status:
failure
PS Fan status:
normal
PS Thermal status:
normal
PS OverVoltage status:
normal
Temperature
OK
Fans
OK
Memory:
Free Memory processor
Memory Fragmentation Processor
Free Memory I/O
Memory Fragmentation I/O
Detailed summary:
Head
Total(b)
Processor
62EC07E0
219412512
I/O
40000000
67110380
DFC's:
Slot 1 (NP108 DFC)
Slot 2 (NP108 DFC)
Slot 3 (NP108 DFC)
Slot 4 (NP60 DFC)
Slot 5 (NP108 DFC)
Slot 7 (CT3 DFC)
AS5400#
AS5400#
AS5400#
AS5400#
AS5400#show health-monitor summ
AS5400#show health-monitor summary ?
| Output modifiers
<cr>
OK
OK
OK
OK
Used(b)
67221920
46387964
Free(b)
152190592
20722416
Lowest(b)
142181548
20722416
Largest(b)
139874020
20706928
OK
OK
OK
OK
OK, 1 SPE's BAD
OK
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
2-12
OL-6421-02-J
第2章
基本的なセットアップの確認
ヘルス モニタを使用したコンポーネントのステータスの表示
次に、show health-monitor summary コマンドの出力例を示します。
AS5400# show health-monitor summary
Chassis:
Power Supply
Temperature
Fans
Failure
OK
OK
Memory:
Free Memory processor
Memory Fragmentation Processor
Free Memory I/O
Memory Fragmentation I/O
OK
OK
OK
OK
DFC's:
Slot
Slot
Slot
Slot
Slot
Slot
OK
OK
OK
OK
OK
OK
1
2
3
4
5
7
(NP108 DFC)
(NP108 DFC)
(NP108 DFC)
(NP60 DFC)
(NP108 DFC)
(CT3 DFC)
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
2-13
第2章
基本的なセットアップの確認
インターフェイス キュー ウェッジ モニタの使用
インターフェイス キュー ウェッジ モニタの使用
インターフェイス キュー ウェッジ モニタは、インターフェイス キューのウェッジ状態に関する情
報と、この状態が発生する時間についての情報を表示します。
(出力キューの場合)送信パケット
カウント、または(入力キューの場合)受信パケット カウントが、キューの最大パケット カウン
ト サイズ以上になると、インターフェイス キューはウェッジ状態になり、それ以上はパケットを
送受信できなくなります。
インターフェイス キュー ウェッジ モニタをイネーブルまたはディセーブルにするコマンドは、次
のとおりです。
•
interface-monitor enable
•
[no] interface-monitor enable
インターフェイス キュー ウェッジ モニタは、デフォルトではディセーブルに設定されています。
インターフェイス キュー ウェッジ モニタをイネーブルにすると、すべての入力および出力キュー
ウェッジ インターフェイスがモニタされます。show wedged-interfaces [output/input] コマンドは、
キューがウェッジ状態になったインターフェイスを表示します。
show wedged-interfaces output コマンドでは、出力キュー ウェッジ インターフェイスと、それぞれ
のインターフェイスがウェッジ状態になってからの時間が表示されます。
show wedged-interfaces input コマンドでは、入力キュー ウェッジ インターフェイスと、それぞれ
のインターフェイスがウェッジ状態になってからの時間が表示されます。
インターフェイス キュー ウェッジ(出力)の手順
イ ン タ ー フ ェ イ ス キ ュ ー ウ ェ ッ ジ モ ニ タ が イ ネ ー ブ ル に 設 定 さ れ、イ ン タ ー フ ェ イ ス
(GigabitEthernet0/0 など)の出力キューがすでにウェッジ状態になっている場合、次のメッセージ
がコンソール、Syslog、およびバッファに出力されます。
Eg:
00:39:15: %HHM-3-INTFWEDGE: GigabitEthernet0/0 Output Queue Wedged
次に、ウェッジ状態のインターフェイス出力をイネーブルおよびディセーブルにして、結果を表示
する例を示します。
ステップ 1
インターフェイス キュー ウェッジ モニタをイネーブルにします。
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per line.
AS5400#(config)# interface-monitor enable
AS5400#(config)# ^Z
AS5400#
End with CNTL/Z.
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
2-14
OL-6421-02-J
第2章
基本的なセットアップの確認
インターフェイス キュー ウェッジ モニタの使用
ステップ 2
インターフェイスを表示します(この例では、一部のインターフェイスがすでにウェッジ状態に
なっています)。
AS5400# show wedged-interfaces output
Interface Name
Time Since Wedge
Async4/00
00:23:33
Async4/01
00:23:26
Async4/02
00:23:21
Async4/03
00:23:15
GigabitEthernet0/0
00:24:35
GigabitEthernet0/1
00:24:50
Virtual-Access2
00:38:19
Virtual-Access3
00:38:19
AS5400#
ステップ 3
実行中のインターフェイス ウェッジ プロセスを表示します。
AS5400# show proc cpu | i Intf
39
0
341
AS5400#
ステップ 4
0
0.00%
0.00%
0.00%
0 Intf Wedge Monit
インターフェイス モニタをディセーブルにします。
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
AS5400#(config)# no interface-monitor enable
AS5400#(config)# ^Z
AS5400#
AS5400#
ステップ 5
実行中のインターフェイス ウェッジ プロセスを再び表示します(この時点では実行中のプロセス
はありません)。
AS5400# show proc cpu | i Intf
AS5400#
ステップ 6
ウェッジ状態のインターフェイス出力を表示します(出力なし)
。
AS5400# show wedged-interfaces output
Interface Name
Time Since Wedge
AS5400#
AS5400#
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
2-15
第2章
基本的なセットアップの確認
インターフェイス キュー ウェッジ モニタの使用
ステップ 7
インターフェイス キュー ウェッジ モニタを再びイネーブルにします。
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per line.
AS5400#(config)# interface-monitor enable
AS5400#(config)# ^Z
AS5400#
00:39:03:
00:39:04:
00:39:06:
00:39:09:
00:39:12:
00:39:15:
00:39:18:
00:39:39:
00:39:42:
AS5400#
AS5400#
AS5400#
ステップ 8
%HHM-3-INTFWEDGE: Async4/00 Output Queue Wedged
%SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
%HHM-3-INTFWEDGE: Async4/01 Output Queue Wedged
%HHM-3-INTFWEDGE: Async4/02 Output Queue Wedged
%HHM-3-INTFWEDGE: Async4/03 Output Queue Wedged
%HHM-3-INTFWEDGE: GigabitEthernet0/0 Output Queue Wedged
%HHM-3-INTFWEDGE: GigabitEthernet0/1 Output Queue Wedged
%HHM-3-INTFWEDGE: Virtual-Access2 Output Queue Wedged
%HHM-3-INTFWEDGE: Virtual-Access3 Output Queue Wedged
ウェッジ出力を表示します。
AS5400# show wedge output
Interface Name
Async4/00
Async4/01
Async4/02
Async4/03
GigabitEthernet0/0
GigabitEthernet0/1
Virtual-Access2
Virtual-Access3
AS5400#
ステップ 9
End with CNTL/Z.
Time Since Wedge
00:25:26
00:25:20
00:25:15
00:25:08
00:26:29
00:26:44
00:40:12
00:40:12
実行中のインターフェイス ウェッジ プロセスを再び表示します(この時点ではプロセスが実行中
です)。
AS5400# show proc cpu | i Intf
39
0
25
0
0.00%
0.00%
0.00%
0 Intf Wedge Monit
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
2-16
OL-6421-02-J
第2章
基本的なセットアップの確認
インターフェイス キュー ウェッジ モニタの使用
ウェッジ インターフェイス(入力)の手順
次に、ウェッジ状態のインターフェイス入力をイネーブルおよびディセーブルにして、結果を表示
する例を示します。
ステップ 1
ウェッジ状態のインターフェイスを表示します(インターフェイスはすでにウェッジ状態です)。
AS5400# show wedged-interfaces input
Interface
Time Since Wedge
Async4/00
00:21:58
Async4/01
00:21:51
Async4/02
00:21:26
Async4/03
00:21:21
GigabitEthernet0/0
11:58:28
GigabitEthernet0/1
11:58:46
Virtual-Access2
00:08:46
Virtual-Access3
00:08:46
AS5400#
AS5400#
ステップ 2
実行中のインターフェイス ウェッジ プロセスを表示します。
AS5400# show proc cpu | i Intf
39
0
21
AS5400#
AS5400#
AS5400#
ステップ 3
0
0.00%
0.00%
0.00%
0 Intf Wedge Monit
インターフェイス モニタをディセーブルにします。
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
AS5400#(config)# no interface-monitor enable
AS5400#(config)# ^Z
AS5400#
AS5400#
AS5400#
ステップ 4
実行中のインターフェイス ウェッジ プロセスを再び表示します(この時点では実行中のプロセス
はありません)。
AS5400# show proc cpu | i Intf
AS5400#
AS5400#
ステップ 5
ウェッジ状態のインターフェイス入力を表示します(入力なし)
。
AS5400# show wedged-interfaces output
Interface
Time Since Wedge
AS5400#
AS5400#
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
2-17
第2章
基本的なセットアップの確認
インターフェイス キュー ウェッジ モニタの使用
ステップ 6
インターフェイス キュー ウェッジ モニタを再びイネーブルにします。
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per line.
AS5400#(config)# interface-monitor enable
AS5400#(config)# ^Z
AS5400#
AS5400#
AS5400#
12:00:50:
12:00:53:
12:00:56:
12:00:59:
12:01:02:
12:01:05:
12:01:26:
12:01:29:
AS5400#
AS5400#
ステップ 7
%HHM-3-INTFWEDGE:
%HHM-3-INTFWEDGE:
%HHM-3-INTFWEDGE:
%HHM-3-INTFWEDGE:
%HHM-3-INTFWEDGE:
%HHM-3-INTFWEDGE:
%HHM-3-INTFWEDGE:
%HHM-3-INTFWEDGE:
Async4/00 Input Queue Wedge
Async4/01 Input Queue Wedge
Async4/02 Input Queue Wedge
Async4/03 Input Queue Wedge
GigabitEthernet0/0 Input Queue Wedge
GigabitEthernet0/1 Input Queue Wedge
Virtual-Access2 Input Queue Wedge
Virtual-Access3 Input Queue Wedge
実行中のインターフェイス ウェッジ プロセスを再び表示します(この時点ではプロセスが実行中
です)。
AS5400# show proc cpu | i Intf
39
8
110
AS5400#
ステップ 8
End with CNTL/Z.
72
0.00%
0.00%
0.00%
0 Intf Wedge Monit
ウェッジ入力を表示します。
AS5400# show wedged-interfaces input
Interface
Time Since Wedge
Async4/00
00:24:14
Async4/01
00:24:06
Async4/02
00:23:42
Async4/03
00:23:37
GigabitEthernet0/0
12:00:44
GigabitEthernet0/1
12:01:01
Virtual-Access2
00:11:02
Virtual-Access3
00:11:02
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
2-18
OL-6421-02-J
第2章
基本的なセットアップの確認
次の作業
次の作業
次の作業に進んでください。
•
第 3 章「CLI を使用して行う基本設定」― Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサ
ル ゲートウェイが稼働するようにします。
•
基本設定に関するその他の情報は、お使いの Cisco IOS ソフトウェア リリースの『Cisco IOS
Dial Technologies Configuration Guide』および『Cisco IOS Dial Technologies Command Reference』
を参照してください。さらに高度な設定については、お使いの Cisco IOS ソフトウェア リリー
スに応じた Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド、フィーチャ モジュール、
およびコマンド リファレンスを参照してください。
•
トラブルシューティング情報については、ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースの『System
Error Messages』および『Debug Command Reference』を参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
2-19
第2章
基本的なセットアップの確認
次の作業
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
2-20
OL-6421-02-J
C H A P T E R
3
CLI を使用して行う基本設定
この章の内容は、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ向けのもの
です。基本的なセットアップを確認したあと、データ コール処理に対応できるシステムを準備する
ための基本的な設定作業を開始できます。
この章では、Cisco IOS ソフトウェアの CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用して、
Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイが稼働するように設定する手
順について説明します。説明する作業は次のとおりです。
ヒント
•
ホスト名、パスワード、タイム スタンプの設定(p.3-2)
•
ローカル AAA セキュリティの設定(p.3-4)
•
ログイン バナーの作成(p.3-6)
•
ループバック インターフェイス、ギガビット イーサネット インターフェイス、および IP ルー
トの設定(p.3-7)
•
非同期グループ インターフェイスの設定(p.3-8)
•
T1 および E1 フィーチャ カードの設定手順(p.3-10)
•
チャネライズド T3 フィーチャ カードの設定(p.3-12)
•
ISDN PRI の設定(p.3-14)
•
DS0 トランク グループ ダイヤル アウトの設定(p.3-21)
•
ISDN シグナリングの D チャネルの設定(p.3-25)
•
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの設定(p.3-28)
•
VFC の設定(p.3-32)
•
クロックの設定(p.3-34)
•
IP 基本設定のイネーブル化(p.3-39)
•
非同期シェル接続のテスト(p.3-40)
•
最終的な実行コンフィギュレーションの確認(p.3-43)
•
変更したコンフィギュレーションの保存(p.3-45)
•
次の作業(p.3-46)
Cisco IOS ソフトウェアの使用経験がある場合は、
「次の作業」
(p.3-46)に記載されている設定関連
の資料が参考になります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-1
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ホスト名、パスワード、タイム スタンプの設定
ホスト名、パスワード、タイム スタンプの設定
最初に必要な設定作業は、Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM にホスト名を割り当て、暗号
化パスワードを設定し、タイム スタンプをオンにすることです。この作業が必要な理由は、次のと
おりです。
•
ホスト名を割り当てることにより、さまざまなネットワーク装置を識別できます。
•
コンフィギュレーション ファイルに暗号化パスワードを設定することにより、ゲートウェイ上
のセキュリティが強化されます。
•
タイム スタンプは、接続をテストする目的でデバッグ出力を追跡するときに役立ちます。イベ
ントがいつ発生したのかを正確に把握しなければ、バックグラウンド プロセスを検証できませ
ん。
設定手順
コマンド
目的
ステップ 1
Router> enable
Password: password
Router#
イネーブル モード(イネーブル EXEC モードとも呼ば
れる)を開始します。パスワードを入力します。イネー
ブル モードが開始されると、プロンプトが Router# に
変わります。
ステップ 2
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per
line. End with CNTL/Z.
Router(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードを開始しま
す。グローバル コンフィギュレーション モードが開始
されると、プロンプトが Router(config)# に変わりま
す。
ステップ 3
Router(config)# hostname AS5400
AS5400(config)#
ゲートウェイの名前を変更します。AS5400 の代わりに
使用するホスト名を入力します。
ステップ 4
AS5400(config)# enable secret guessme
イネーブル シークレット パスワードを入力します。こ
のパスワードを使用してイネーブル EXEC モードを開
始します。コンフィギュレーション モードにアクセス
するには、EXEC プロンプト(AS5350> または AS5400>)
で enable コマンドとともに、イネーブル シークレット
パスワードを入力する必要があります。guessme の代わ
りにイネーブル シークレット パスワードを入力してく
ださい。
ステップ 5
AS5400(config)# service
password-encryption
パスワードの暗号化を適用します。
パ ス ワ ー ド の 暗 号 化 が イ ネ ー ブ ル の 場 合、show
configuration コマンドを入力すると、暗号化されたパス
ワードが表示されます。
(注)
暗号化パスワードは失われると回復できませ
ん。
ステップ 6
AS5400(config)# service timestamps debug
datetime msec
タイム スタンプ デバッグ メッセージを開始し、日時ス
タンプにミリ秒単位を含めます。
ステップ 7
AS5400(config)# service timestamps log
datetime msec
タイム スタンプ ロギング メッセージを開始し、日時ス
タンプにミリ秒単位を含めます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
3-2
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ホスト名、パスワード、タイム スタンプの設定
コマンド
目的
ステップ 8
AS5400(config)# line con 0
ライン コンフィギュレーション モードを開始し、コン
ソール ポートを設定します。コンフィギュレーション
モ ー ド が 開 始 さ れ る と、プ ロ ン プ ト が
AS5350(config-line)# ま た は AS5400(config-line)#
に変わります。
ステップ 9
AS5400(config-line)# exec-timeout 0 0
一定時間コンソール画面に入力がなくても、ゲートウェ
イの EXEC 機能がタイムアウトしないようにします。
ステップ 10 AS5400(config-line)# exit
AS5400(config)#
(注)
グローバル コンフィギュレーション モードを終了しま
す。
enable password コマンドは廃止されました。使用しないでください。
設定の確認
有効なホスト名とパスワードが設定されているかどうかを確認するには、次のコマンドを使用しま
す。
•
show configuration コマンドを入力します。
AS5400(config)# show configuration
Using 1888 out of 512000 bytes
!
version XX.X
.
.
!
hostname AS5400
!
enable secret 5 $1$60L4$X2JYOwoDc0.kqa1loO/w8/
.
コマンド出力の上部に表示されるホスト名および暗号化パスワードを確認します。
•
グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、新しいイネーブル シークレット パス
ワードを使用してログインします。show privilege コマンドを使用すると、現在のセキュリティ
権限レベルが表示されます。
AS5400# exit
AS5400 con0 is now available
Press RETURN to get started.
AS5400> enable
Password:
AS5400# show privilege
Current privilege level is 15
AS5400#
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-3
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ローカル AAA セキュリティの設定
ローカル AAA セキュリティの設定
ロ ー カ ル ユ ー ザ 名 デ ー タ ベ ー ス を 使 用 し て ロ グ イ ン 認 証 を 実 行 す る よ う に、Authentication,
Authorization, Accounting(AAA; 認証、許可、アカウンティング)を設定します。login キーワード
により、EXEC シェル ユーザが認証されます。さらに、login キーワードによってセッションがま
だ認証されていない場合は、ローカル データベースを使用するように PPP(ポイントツーポイント
プロトコル)認証を設定します。
AAA(トリプル A)は、シスコ製のあらゆる装置で使用される Cisco IOS セキュリティ モデルです。
AAA は、Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ上でアクセス制御を
設定するためのメイン フレームワークになります。
すべてのインターフェイスに同じ認証方式を使用します。ゲートウェイ上で設定されたローカル
データベースを使用するものとして、AAA を設定します。このローカル データベースは、username
コンフィギュレーション コマンドを使用して作成します。
ステップ 1
グローバル コンフィギュレーション モードでローカル ログイン ユーザ名データベースを作成しま
す。この例では、管理者のユーザ名は admin です。リモート クライアントのログイン ユーザ名は
Harry です。
AS5400(config)# username admin password adminpasshere
AS5400(config)# username Harry password Harrypasshere
注意
この手順により、ゲートウェイからロックアウトされることがなくなります。万一、ロックアウト
された場合は、装置を再起動し、パスワードを回復しなければなりません。
ステップ 2
グローバル コンフィギュレーション モードでローカル AAA セキュリティを設定します。他の 2 つ
の認証コマンドを入力する前に、aaa new-model コマンドを入力することが必要です。
AS5400(config)# aaa new-model
AS5400(config)# aaa authentication login default local
AS5400(config)# aaa authentication ppp default if-needed local
表 3-1 で、この設定例について説明します。
表 3-1
ローカル AAA コマンド
コマンド
目的
AS5400(config)# aaa new-model
AAA アクセス制御システムを開始します。この
コマンドにより、ログインおよび PPP 認証がた
だちに禁止されます。
AS5400(config)# aaa authentication login
default local
ローカル ユーザ名データベースを使用してログ
イン認証を実行するように、AAA を設定しま
す。login キーワードにより、EXEC シェル ユー
ザが認証されます。
AS5400(config)# aaa authentication ppp
default if-needed local
login キーワードによってセッションがまだ認
証されていない場合は、ローカル データベース
を使用するように PPP 認証を設定します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
3-4
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ローカル AAA セキュリティの設定
ステップ 3
自分のユーザ名およびパスワードを使用してログインします。
AS5400# login
User Access Verification
Username: admin
Password:
AS5400#
正常にログインできた場合は、ローカル ユーザ名が TTY または VTY 回線で有効であることを意味
します。ログインできるまでは、セッションを切断しないでください。
(注)
ダイヤルベース環境およびルータ環境に Cisco AAA ベースのセキュリティ環境を導入する詳細に
ついては、『Cisco AAA Implementation Case Study』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/cisintwk/intsolns/aaaisg/index.htm)を参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-5
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ログイン バナーの作成
ログイン バナーの作成
バナーは、接続している装置(またはコンソール サーバの場合は接続で経由している装置)を示し
ます。
ステップ 1
バナーを作成します。
AS5400(config)# banner login |
Enter TEXT message. End with the character '|'.
This is a secured device.
Unauthorized use is prohibited by law.
|
AS5400(config)# ^Z
AS5400#
ステップ 2
バナーをテストします。
AS5400# login
This is a secured device.
Unauthorized use is prohibited by law.
User Access Verification
Username: admin
Password:
AS5400#
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
3-6
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ループバック インターフェイス、ギガビット イーサネット インターフェイス、および IP ルートの設定
ループバック インターフェイス、ギガビット イーサネット インター
フェイス、および IP ルートの設定
基本的なダイヤル アクセス サービスを動作させるには、次の作業が必要です。
ステップ 1
•
ループバック インターフェイスを 2 つ作成します。
•
ギガビット イーサネット インターフェイスをアクティブにします。
•
デフォルト ゲートウェイに IP ルートを追加します。
次の例のように IP アドレスを割り当て、デフォルト ゲートウェイに IP ルートを設定します。
AS5400(config)# interface loopback 0
AS5400(config-if)# ip address 172.22.99.1 255.255.255.255
AS5400(config-if)# exit
AS5400(config)# interface loopback 1
AS5400(config-if)# ip address 172.22.90.1 255.255.255.0
AS5400(config-if)# exit
AS5400(config)# interface GigabitEthernet 0/0
AS5400(config-if)# ip address 172.28.186.55 255.255.255.240
AS5400(config-if)# no shutdown
AS5400(config-if)# exit
AS5400(config)# ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 172.28.186.49
この例では
ステップ 2
•
インターフェイス ループバック 0 ― 他と重複しない安定した IP アドレスを使用してユニバー
サル ゲートウェイを識別します。共通アドレス ブロックに含まれる一意の IP アドレスを 1 つ、
IP ネットワーク内の各デバイスに割り当てます。この方法により、Network Operation Center
(NOC; ネットワーク オペレーション センター)でセキュリティ フィルタリングを実行しやす
くなります。デバイス識別に使用する 1 つのクラス C サブネットで、一意のループバック アド
レスを与えられた各デバイスを 254 までサポートできます。
•
インターフェイス ループバック 1 ― リモート ノードに IP アドレス プールを提供します。この
方法では、254 のルートではなく 1 つのルートにまとめた形でバックボーンに伝達されます。
ローカル アドレス プールに割り当てるアドレス範囲の中から、ループバック 1 用の IP アドレ
スを選択します。
ギガビット イーサネット インターフェイスがアップであることを確認します。これを確認するに
は、デフォルト ゲートウェイで ping を実行します。
AS5400# ping 172.28.186.49
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 172.28.186.49, timeout is 2 seconds:
.!!!!
Success rate is 80 percent (4/5), round-trip min/avg/max = 1/1/4 ms
この手順により、サブネット上の他のデバイスと IP 接続できるかどうかを確認できます。デフォ
ルト ゲートウェイに対する ping を正常に実行できた場合は、バックボーンの DNS サーバに ping を
実行してみます。バックボーン ルータがゲートウェイに到達するように設定しておく必要がありま
す。設定しないと、ping がエラーになります。使用しているネットワークまでのルートをサポート
するように、バックボーン ルータを設定してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-7
第3章
CLI を使用して行う基本設定
非同期グループ インターフェイスの設定
(注)
外部デバイスに初めて ping を実行した場合、標準的な ping 成功率は 80% です。Cisco AS5350XM
お よ び Cisco AS5400XM ユ ニ バ ー サ ル ゲ ー ト ウ ェ イ に は、外 部 デ バ イ ス に 対 応 す る Address
Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)エントリがありません。次回、そのデバイス
に ping を実行したときには、100% の成功率になります。
非同期グループ インターフェイスの設定
非同期グループ インターフェイスを使用すると、管理者は管理された 1 つのコピーからクローンを
作成することによって、多数の非同期インターフェイスを容易に設定できます。この場合、個々の
非同期インターフェイスのコンフィギュレーションを最低 1 つの非同期グループ インターフェイ
スに置き換えることができるので、コンフィギュレーションの行数も圧縮できます。非同期グルー
プ インターフェイスに非同期インターフェイスを割り当てるには、ひとまとめにする非同期回線の
数を調べます。この数は、実行コンフィギュレーションからわかります。
「初期実行コンフィギュレーションの確認」
(p.2-6)では、非同期回線に 0 ∼ 107 の番号が与えられ
ています。
設定手順
コマンド
目的
ステップ 1
AS5400> enable
Password: password
AS5400#
enable コマンドを入力します。パスワードを入力しま
す。イネーブル EXEC モードが開始されると、プロンプ
トが AS5350# または AS5400# に変わります。
ステップ 2
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per
line. End with CNTL/Z.
AS5400(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードを開始しま
す。グローバル コンフィギュレーション モードが開始
さ れ る と、プ ロ ン プ ト が AS5350(config)# ま た は
AS5400(config)# に変わります。
ステップ 3
AS5400(config)# interface group-async 1
AS5400(config-if)#
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開
始し、すべての非同期インターフェイスを 1 つのグルー
プに入れ、すべてのインターフェイスに同じパラメータ
を一度に設定できるようにします。
ステップ 4
AS5400(config-if)# group-range slot/port
slot/port
Building configuration...
AS5400(config-if)#
インターフェイスのスロット/ポート グループ範囲を定
義します。指定する範囲は、ゲートウェイ上の非同期イ
ンターフェイス数によって決まります。ゲートウェイに
108 の非同期インターフェイスがある場合、group-range
1/1 1/107 を指定できます。
ステップ 5
AS5400(config-if)# Ctrl-Z
AS5400#
イネーブル モードに戻ります。
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3-8
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
非同期グループ インターフェイスの設定
設定の確認
グループ インターフェイスの設定を確認するには、show interface async コマンドを入力して、プロ
トコルがアップかどうかを確認します。
AS5400# show interface async 4/0
Async4/00 is down, line protocol is down
modem(slot/port)=4/0, state=IDLE
dsx1(slot/unit/channel)=NONE, status=VDEV_STATUS_UNLOCKED
Hardware is Async Serial
MTU 1500 bytes, BW 115 Kbit, DLY 100000 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation SLIP, loopback not set
DTR is pulsed for 5 seconds on reset
Last input never, output never, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Input queue: 0/10/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Queueing strategy: weighted fair
Output queue: 0/1000/64/0 (size/max total/threshold/drops)
Conversations 0/1/32 (active/max active/max total)
Reserved Conversations 0/0 (allocated/max allocated)
Available Bandwidth 86 kilobits/sec
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
0 carrier transitions
問題がある場合、show async status コマンドを入力し、エラー、ローカル アドレス、およびリモー
ト アドレスを調べます。
AS5400# show async status
Async protocol statistics:
Int
1/00
1/01
1/02
1/03
1/04
1/05
4/52
.
.
.
*6/00
*6/01
*6/02
*6/03
.
.
.
*7/102
*7/103
*7/104
7/105
*7/106
*7/107
Local
42.1.1.1
192.168.10.100
192.168.10.100
192.168.10.100
192.168.10.100
192.168.10.100
192.168.10.100
Remote
None
None
None
None
None
None
None
192.168.10.100
192.168.10.100
192.168.10.100
192.168.10.100
34.6.42.1
34.6.92.1
34.5.92.1
34.4.14.1
192.168.10.100
192.168.10.100
192.168.10.100
192.168.10.100
192.168.10.100
192.168.10.100
34.1.89.1
34.4.34.1
34.1.67.1
None
34.4.90.1
34.1.42.1
Qd
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
InPack
0
0
0
0
0
0
0
OutPac
0
0
0
0
0
0
0
Inerr
0
0
0
0
0
0
0
Drops
0
0
0
0
0
0
0
MTU
1500
1500
1500
1500
1500
1500
1500
130
131
130
116
50
53
50
40
5
5
5
4
0
0
0
0
1500
1500
1500
1500
40
40
40
0
40
40
4
4
4
0
4
4
0
0
0
0
0
0
1500
1500
1500
1500
1500
1500
119
118
105
0
119
119
Rcvd: 25762 packets, 1052214 bytes
0 format errors, 891 checksum errors, 0 overrun
Sent: 8891 packets, 222264 bytes, 0 dropped
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-9
第3章
CLI を使用して行う基本設定
T1 および E1 フィーチャ カードの設定手順
T1 および E1 フィーチャ カードの設定手順
Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイでは、チャネライズド T1 お
よび E1 回線に次の方法で、使用可能なチャネルを割り当てることができます。
•
全チャネルが ISDN PRI(1 次群速度インターフェイス)をサポートするように設定します。
•
ISDN PRI が稼働していない場合、全チャネルが損失ビット シグナリング(別名 Channel
Associated Signaling[CAS; 個別線信号方式])をサポートするように設定します。
•
全チャネルを 1 つのチャネル グループとして設定します。
•
ISDN PRI をサポートするチャネル、チャネル グルーピングをサポートするチャネル、および
CAS をサポートするチャネルを組み合わせることができます。
•
1 本の T1 回線上で、ISDN PRI をサポートするチャネル、チャネル グルーピングをサポートす
るチャネル、および損失ビット シグナリングをサポートするチャネルを組み合わせることがで
きます。たとえば、同じチャネライズド T1 回線上で、pri-group timeslots 1-10,24 コマンド、
channel-group 11 timeslots 11-16 コマンド、および ds0-group 17 timeslots 17-23 type e&m-fgb コ
マンドを設定できます。接続の両端でタイムスロットの範囲を正しく調整しなければならない
ため、このようなコンフィギュレーションはほとんどありません。
(注)
専用回線またはダイヤルを使用しない場合の設定情報については、使用するソフトウェア リリー
スに対応する『Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide』を参照してください。
(注)
1 台の Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM シャーシに搭載できるのは、T1 フィーチャ カード
が 2 つまで、E1 フィーチャ カードが 2 つまで、またはチャネライズド T3(CT3)フィーチャ カー
ドが 1 つです。
コントローラの番号付け
T1 および E1 コントローラの番号付け規約は、CLI コマンドの slot/port と同じです。
フィーチャ カー
ド スロットの番号付けは、マザーボードから始まり、左から右へと数字が大きくなります。スロッ
ト 0 はマザーボード専用です。T1 または E1 フィーチャ カード スロットには、1 ∼ 7 が順に番号付
けされます。ポートには 0 ∼ 7 が番号付けされます。
設定手順
コマンド
目的
ステップ 1
AS5400> enable
Password: password
AS5400#
イネーブル モードを開始します。パスワードを入力し
ます。イネーブル モードが開始されると、プロンプト
が AS5350# または AS5400# に変わります。
ステップ 2
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per
line. End with CNTL/Z.
AS5400(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードを開始しま
す。グローバル コンフィギュレーション モードが開始
さ れ る と、プ ロ ン プ ト が AS5350(config)#
または
AS5400(config)# に変わります。
ステップ 3
AS5400(config)# controller [t1 | e1]
slot/port
AS5400(config-controller)#
コントローラ コンフィギュレーション モードを開始
し、コントローラのスロットおよびポートを設定しま
す。スロット値の範囲は 1 ∼ 7 です。T1 および E1 の場
合、ポート値の範囲は 0 ∼ 7 です。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
3-10
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
T1 および E1 フィーチャ カードの設定手順
コマンド
目的
ステップ 4
AS5400(config-controller)# framing esf
Telco フレーミング タイプを入力します。esf または sf
です。
ステップ 5
AS5400(config-controller)# linecode b8zs
Telco 回線符号タイプを入力します。ami または b8zs で
す。
ステップ 6
AS5400(config-controller)# Ctrl-Z
AS5400#
イネーブル モードに戻ります。
設定の確認
コントローラが起動し、アラームが発生していないことを確認するには、show controller コマンド
を入力し、コントローラ タイプ、スロット番号、およびポート番号を指定します。
AS5400# show controller t1 1/7
T1 1/7 is up.
No alarms detected.
Framing is ESF, Line Code is B8ZS, Clock Source is Line Primary.
Version info of slot 2: HW: 2, Firmware: 14, NEAT PLD: 13, NR Bus PLD: 19
Data in current interval (476 seconds elapsed):
0 Line Code Violations, 0 Path Code Violations
0 Slip Secs, 0 Fr Loss Secs, 0 Line Err Secs, 0 Degraded Mins
0 Errored Secs, 0 Bursty Err Secs, 0 Severely Err Secs, 0 Unavail Secs
Total Data (last 24 hours)
0 Line Code Violations, 0 Path Code Violations,
0 Slip Secs, 0 Fr Loss Secs, 0 Line Err Secs, 0 Degraded Mins,
0 Errored Secs, 0 Bursty Err Secs, 0 Severely Err Secs, 0 Unavail Secs
下記を確認してください。
•
コントローラが起動している
•
エラーが報告されていない
Time Division Multiplexing(TDM; 時分割多重)サブシステム トラブルシューティング コマン
ドは、システムが正常に動作しているときには使用しません。代わりに、Cisco IOS コマンドで
TDM バックプレーンの現在のステータスおよび設定値を表示し、TDM プログラミング時にデ
バッグ出力をユーザに表示できるようにします。さらに、TDM パスの動作をテストできるよ
うに、一連のテスト コマンドを提供します。TDM コマンドは通常、シスコのテクニカル サ
ポートがデータの連続性に関する問題のトラブルシューティングを行うときに使用します。
(注) TDM 機能の詳細については、Cisco IOS ソフトウェアのコンフィギュレーション ガイ
ドおよびコマンド リファレンスを参照してください。これらの資料は、Documentation
DVD およびインターネット上のシスコのホームページから入手できます。また、印刷
資料も発注できます。
「マニュアルの入手方法」(p.xviii)を参照してください。
問題がある場合
•
問題が T1 または E1 回線にあるのか、特定のチャネル グループにあるのかを最初に判断しま
す。特定のチャネル グループに問題がある場合は、インターフェイスに原因があると考えられ
ます。T1 または E1 回線に問題がある、または全チャネル グループに問題がある場合は、コン
トローラに原因があると考えられます(
「ISDN PRI の設定」[p.3-14] を参照)
。
•
E1 または T1 コントローラのトラブルシューティングでは、まず、コンフィギュレーションが
正しいかどうかを確認してください。フレーミング タイプおよび回線コードは、サービス プ
ロバイダーが指定しているものと一致しなければなりません。次にチャネル グループと PRI グ
ループのコンフィギュレーションを調べ、タイムスロットおよび速度がサービス プロバイダー
の指定と同じかどうかを確認します。この時点で、show controller t1 または show controller e1
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-11
第3章
CLI を使用して行う基本設定
チャネライズド T3 フィーチャ カードの設定
コマンドを使用して、T1/E1 エラーの有無を調べます。コマンドを数回使用し、エラー カウン
タが増分しているか、または回線ステータスが継続的に変化しているかを判断します。このよ
うな場合は、サービス プロバイダーとの共同作業が必要になります。
•
また、dial-tdm-clock priority の設定エラーが原因になることもよくあります。デフォルトの設
定はフリーラン クロックですが、これが正しく設定されていないと、クロック スリップの問
題が起きます(「クロックの設定」[p.3-34] を参照)
。
チャネライズド T3 フィーチャ カードの設定
チャネライズド T3(CT3)フィーチャ カードは、データのシリアル転送用に(T3 回線にバンドル
された)28 個の T1 チャネルを提供します。チャネライズド T3 リンクは、C ビット パリティ モー
ドのメンテナンス データ リンク チャネルをサポートするほか、ペイロードおよびネットワーク
ループバックにも対応しています。チャネライズド T3 リンク内で多重伝送される T1 は、Extended
Super Frame(ESF; 拡張スーパ フレーム)フレーミングによる Facilities Data Link(FDL)をサポー
トします。
そのほか、T1 チャネルは、
「T1 および E1 フィーチャ カードの設定手順」
(p.3-10)に記載されてい
る方法で割り当てることができます。
コントローラの番号付け
チャネライズド T3 コントローラの番号付け規約は、CLI コマンドの slot/port と同じです。フィー
チャ カード スロットの番号付けは、マザーボードから始まり、左から右へと数字が大きくなりま
す。スロット 0 はマザーボード専用です。フィーチャ カード スロットには、1 ∼ 7 が順に番号付け
されます。ポート番号値は常に 0 です。
チャネライズド T3 コントローラの下の T1 コントローラの番号付け規約は、CLI コマンドの
slot/port:channel と同じです。ポート番号値の範囲は 1 ∼ 28 です。
設定手順
コマンド
目的
ステップ 1
AS5400> enable
Password: password
AS5400#
イネーブル モードを開始します。パスワードを入力し
ます。イネーブル モードが開始されると、プロンプト
が AS5350# または AS5400# に変わります。
ステップ 2
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per
line. End with CNTL/Z.
AS5400(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードを開始しま
す。グローバル コンフィギュレーション モードが開始
さ れ る と、プ ロ ン プ ト が AS5350(config)# ま た は
AS5400(config)# に変わります。
ステップ 3
AS5400(config)# controller t3 1/0
AS5400(config-controller)#
コントローラ コンフィギュレーション モードを開始
し、T3 コントローラをスロット 1、ポート 0 に設定しま
す。スロット値の範囲は 1 ∼ 7 です。ポート番号は常に
0 です。
ステップ 4
AS5400(config-controller)# framing c-bit
Telco フレーミング タイプを入力します。c-bit または
m23 です。
ステップ 5
AS5400(config-controller)# clock source
line
回線のクロック ソースを入力します。internal または
line です。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
3-12
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
チャネライズド T3 フィーチャ カードの設定
コマンド
目的
ステップ 6
AS5400(config-controller)# cablelength 450
ケーブル長を入力します。値の範囲は 0 ∼ 450 フィート
です。
ステップ 7
AS5400(config-controller)# t1 1-28
controller
T1 コントローラを設定します。値の範囲は 1 ∼ 28 です。
この場合は、28 の T1 チャネルがすべて同時に設定され
ます。
または
AS5400(config-controller)# t1
1-10,15-20,23 controller
または
指定された T1 コントローラを除外し、その他のコント
ローラを設定します。この場合は、T1 コントローラ 11
∼ 14、21、22、および 24 ∼ 28 が除外されます。
(注)
ステップ 8
AS5400(config-controller)# Ctrl-Z
AS5400#
この CLI コマンドは、下位互換性しかありませ
ん。
イネーブル モードに戻ります。
設定の確認
コントローラが起動し、アラームが発生していないことを確認するには、show controller コマンド
を入力し、コントローラ タイプ、スロット番号、およびポート番号を指定します。
AS5400# show controller t3 1/0
T3 1/0 is down.
Applique type is Channelized T3
Transmitter is sending remote alarm.
Receiver has loss of signal.
FEAC code received: No code is being received
Framing is M23, Line Code is B3ZS, Clock Source is Line
Data in current interval (330 seconds elapsed):
0 Line Code Violations, 0 P-bit Coding Violation
0 C-bit Coding Violation, 0 P-bit Err Secs
0 P-bit Severely Err Secs, 0 Severely Err Framing Secs
0 Unavailable Secs, 0 Line Errored Secs
0 C-bit Errored Secs, 0 C-bit Severely Errored Secs
Total Data (last 24 hours)
9944 Line Code Violations, 0 P-bit Coding Violation,
0 C-bit Coding Violation, 0 P-bit Err Secs,
0 P-bit Severely Err Secs, 0 Severely Err Framing Secs,
86400 Unavailable Secs, 0 Line Errored Secs,
0 C-bit Errored Secs, 0 C-bit Severely Errored Secs
ヒント
問題がある場合は、show controller コマンドの出力を調べ、アラームまたは違反が発生していない
かどうかを確認してください。さらに、
「T1 および E1 フィーチャ カードの設定手順」
(p.3-10)も
参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-13
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ISDN PRI の設定
ISDN PRI の設定
ISDN PRI インターフェイスは、8 ポートの T1 または E1 フィーチャ カード上、または CT3 フィー
チャ カード上で設定できます。ISDN はシグナリングに D チャネル、ユーザ データに B チャネル
を使用する帯域外シグナリングを提供します。
チャネライズド T1 ISDN PRI は、23 本の B チャネルと 1 本の D チャネルを提供します。チャネラ
イズド E1 ISDN PRI は、30 本の B チャネルと 1 本の D チャネルを提供します。チャネル 24 は T1
用の D チャネル、チャネル 16 は E1 用の D チャネルです。
このセクションで説明するコマンドの詳細は、お使いのソフトウェア リリースの『Cisco IOS Dial
Technologies Command Reference』を参照してください。
Telco サービス プロバイダーへの PRI 回線およびスイッチ コンフィギュレーションの
発注
シスコ製ルータ上で ISDN PRI を設定する前に、通信サービス プロバイダーに正しく準備された
ISDN PRI 回線を発注する必要があります。
このプロセスは、国内および海外どちらの場合にも、プロバイダーによって異なります。ただし、
次のような一般的なガイドラインがあります。
•
発信 B チャネル コールが昇順か降順かを調べます。Cisco IOS ソフトウェアのデフォルトは降
順ですが、サービス プロバイダーのスイッチが昇順の発信コールとして設定されている場合
は、サービス プロバイダーのスイッチの設定に合わせてルータを設定できます。
•
呼び出し側回線 ID の送付を依頼します。
プロバイダーによっては、これを CLI または Automatic
Number Identification(ANI)と呼ぶ場合があります。
•
ゲートウェイを ISDN バス(その他の ISDN 機器も接続する)に接続する場合は、ポイントツー
マルチポイント サービス(サブアドレッシングが必要)と音声データ回線を発注します。
表 3-2 に、PRI スイッチに必要なチャネライズド T1 の設定属性の例を示します。
表 3-2
チャネライズド T1 の設定属性
属性
値
回線形式
Extended Super Frame(ESF; 拡張スーパ フレーム)形式
回線符号化方式
Binary 8-Zero Substitution(B8ZS; バイナリ 8 ゼロ置換)
コール タイプ
23 本の着信チャネルおよび 23 本の発信チャネル
速度
64 kbps
コールバイコール
(call-by-call)機能
イネーブル
チャネル
B × 23 + D
トランク選択順序
昇順(1 ∼ 23)または降順(23 ∼ 1)
B + D グレア
Yield
ディレクトリ番号
サービス プロバイダーが割り当てるディレクトリ番号は 1 つだけ
SPID の必要性
なし
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
3-14
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ISDN PRI の設定
コントローラの番号付け
T1 または E1 コントローラの番号付け規約は、CLI コマンドの slot/port と同じです。
フィーチャ カー
ド スロットの番号付けは、マザーボードから始まり、左から右へと数字が大きくなります。スロッ
ト 0 はマザーボード専用です。T1 または E1 フィーチャ カード スロットには、1 ∼ 7 が順に番号付
けされます。ポートには 0 ∼ 7 が番号付けされます。
チャネライズド T3 コントローラの番号付け規約は、CLI コマンドの slot/port と同じです。フィー
チャ カード スロットの番号付けは、マザーボードから始まり、左から右へと数字が大きくなりま
す。スロット 0 はマザーボード専用です。フィーチャ カード スロットには、1 ∼ 7 が順に番号付け
されます。ポート番号値は常に 0 です。
チャネライズド T3 コントローラの配下の T1 コントローラの番号付け規約は、CLI コマンドの
slot/port:channel と同じです。ポート番号値の範囲は 1 ∼ 28 です。
設定手順
コマンド
目的
ステップ 1
AS5400> enable
Password: password
AS5400#
イネーブル モードを開始します。パスワードを入力し
ます。イネーブル モードが開始されると、プロンプト
が AS5350# または AS5400# に変わります。
ステップ 2
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per
line. End with CNTL/Z.
AS5400(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードを開始しま
す。グローバル コンフィギュレーション モードが開始
さ れ る と、プ ロ ン プ ト が AS5350(config)# ま た は
AS5400(config)# に変わります。
ステップ 3
AS5400(config)# isdn switch-type
switch-type
PRI に適したサービス プロバイダーのスイッチ タイプ
を選択します(サポートされるスイッチ タイプ キー
ワードについては表 3-3 を参照)。
ステップ 4
AS5400(config)# controller t1 1/0
T1 フィーチャ カードのスロット、ポート番号、および
チャネルを指定します。CT3 フィーチャ カードでは、
ポート番号の範囲は 1 ∼ 28 です。T1 フィーチャ カード
では、ポート番号の範囲は 0 ∼ 7 です。
または
または
AS5400(config)# controller e1 1/0
E1 フィーチャ カードのスロット、ポート番号、および
チャネルを指定します。E1 フィーチャ カードでは、ポー
ト番号の範囲は 0 ∼ 7 です。
(注)
ステップ 5
T1 または E1 コントローラを設定すると、対応
する D チャネル シリアル インターフェイスが
ただちに作成されます。D チャネルの設定方法
については、
「ISDN シグナリングの D チャネル
の設定」(p.3-25)を参照してください。
AS5400(config-controller)# framing esf
T1 または CT3 フィーチャ カードのフレーミング タイ
プを入力します。
または
または
AS5400(config-controller)# framing crc4
E1 フィーチャ カードのフレーミング タイプを入力し
ます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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3-15
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ISDN PRI の設定
ステップ 6
ステップ 7
コマンド
目的
AS5400(config-controller)# linecode b8zs
T1 または CT3 フィーチャ カードの回線符号を B8ZS と
して定義します。
または
または
AS5400(config-controller)# linecode hdb3
E1 フィーチャ カードの回線符号を High-Density Bipolar
3(HDB3)として定義します。
AS5400(config-controller)# pri-group
[timeslots range]1
ISDN PRI を設定します。
タイムスロットを指定しなかった場合、23 本の B チャ
ネルと 1 本の D チャネルでコントローラが設定されま
す。
ステップ 8
AS5400(config-controller)# Ctrl-Z
AS5400#
イネーブル モードに戻ります。
1. T1 では、タイムスロットの範囲は 1 ∼ 24 です。非 PRI チャネル グループ用にその他のタイムスロットが使用されている場
合、タイムスロットの範囲を指定できます(たとえば、pri-group timeslots 12-24)
。
チャネライズド T1 ISDN PRI ― タイムスロットを省略すると、指定されたコントローラは 23 本の
B チャネルおよび 1 本の D チャネルで設定されます。B チャネルの番号範囲は 1 ∼ 23 です。チャ
ネル 24 は T1 用の D チャネルです。対応するシリアル インターフェイスの番号範囲は 0 ∼ 23 です。
コマンドでは、D チャネルは interface serial slot/port:23(たとえば、interface serial 1/0:23)です。
チャネライズド E1 ISDN PRI ― タイムスロットを省略すると、指定されたコントローラは 30 本の
B チャネルおよび 1 本の D チャネルで設定されます。B チャネルの番号範囲は 1 ∼ 31 です。チャ
ネル 16 は E1 用の D チャネルです。対応するシリアル インターフェイスの番号範囲は 0 ∼ 30 です。
コマンドでは、D チャネルは interface serial slot/port:15(たとえば、interface serial 1/0:15)です。
表 3-3
ISDN サービス プロバイダーの PRI スイッチ タイプ
地域
キーワード
スイッチ タイプ
なし
なし
スイッチは定義されていない
オーストラリア
primary-ts014
豪州の PRI スイッチ
欧州
primary-net5
欧州、ニュージーランド、およびアジアの ISDN PRI ス
イッチ(Euro-ISDN E-DSS1 シグナリング システムおよ
び ETSI[欧州電気通信標準協会]に準拠)
日本
primary-ntt
日本の ISDN PRI スイッチ
北米
primary-4ess
AT&T 4ESS スイッチ タイプ(米国)
primary-5ess
AT&T 5ESS スイッチ タイプ(米国)
primary-dms100
NT DMS-100 スイッチ タイプ(米国)
primary-ni
National ISDN スイッチ タイプ
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3-16
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ISDN PRI の設定
設定の確認
インターフェイスが正しく設定されているかどうかを確認するには、次のコマンドを使用します。
•
show controller t3 コマンドを入力し、スロット番号とポート番号を指定します。コントローラ
が起動し、エラーが過剰に発生していないことを確認します。エラーが多いと、コントローラ
が頻繁にダウンする可能性があります。その場合は、スイッチに問題があると考えられます。
AS5400# show controller t3 1/0
T3 1/0 is up.
Applique type is Channelized T3
No alarms detected.
MDL transmission is disabled
FEAC code received:No code is being received
Framing is C-BIT Parity, Line Code is B3ZS, Clock Source is Internal
Data in current interval (270 seconds elapsed):
0 Line Code Violations, 0 P-bit Coding Violation
0 C-bit Coding Violation, 0 P-bit Err Secs
0 P-bit Severely Err Secs, 0 Severely Err Framing Secs
0 Unavailable Secs, 0 Line Errored Secs
0 C-bit Errored Secs, 0 C-bit Severely Errored Secs
Total Data (last 32 15 minute intervals):
0 Line Code Violations, 0 P-bit Coding Violation,
0 C-bit Coding Violation, 0 P-bit Err Secs,
0 P-bit Severely Err Secs, 0 Severely Err Framing Secs,
0 Unavailable Secs, 0 Line Errored Secs,
0 C-bit Errored Secs, 0 C-bit Severely Errored Secs
•
show controller t1 コマンドを入力し、スロット番号とポート番号を指定します。
AS5400# show controller t1 1/0
T1 1/0 is up.
Applique type is Channelized T1
Cablelength is long gain36 0db
No alarms detected.
alarm-trigger is not set
Version info of slot 1: HW:768, PLD Rev:4
Framer Version:0x8
Manufacture Cookie Info:
EEPROM Type 0x0001, EEPROM Version 0x01, Board ID 0x041,
Board Hardware Version 3.0, Item Number 73-4089-03,
Board Revision 05, Serial Number JAB99432626,
PLD/ISP Version 0.1, Manufacture Date 11-Nov-1999.
Framing is ESF, Line Code is B8ZS, Clock Source is Line.
Data in current interval (264 seconds elapsed):
3 Line Code Violations, 1 Path Code Violations
5 Slip Secs, 0 Fr Loss Secs, 1 Line Err Secs, 1 Degraded Mins
5 Errored Secs, 0 Bursty Err Secs, 0 Severely Err Secs, 0 Unavail Secs
.
.
.
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-17
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ISDN PRI の設定
•
show isdn status コマンドを入力し、レイヤ ステータス情報を表示します。
AS5400# show isdn status
Global ISDN Switchtype = primary-5ess
ISDN Serial1/0:1:23 interface
dsl 0, interface ISDN Switchtype = primary-5ess
Layer 1 Status:
ACTIVE
Layer 2 Status:
TEI = 0, Ces = 1, SAPI = 0, State = MULTIPLE_FRAME_ESTABLISHED
Layer 3 Status:
0 Active Layer 3 Call(s)
Activated dsl 0 CCBs = 0
The Free Channel Mask: 0x807FFFFF
.
.
.
ISDN Serial1/0:28:23 interface
dsl 27, interface ISDN Switchtype = primary-5ess
Layer 1 Status:
ACTIVE
Layer 2 Status:
TEI = 0, Ces = 1, SAPI = 0, State = MULTIPLE_FRAME_ESTABLISHED
Layer 3 Status:
0 Active Layer 3 Call(s)
Activated dsl 27 CCBs = 0
The Free Channel Mask: 0x807FFFFF
Total Allocated ISDN CCBs = 0
Serial1/0:1:23(メッセージの前半)について、次の事項を確認してください。
− Layer 1 Status は [ACTIVE] である。
− Layer 2 Status は [MULTIPLE_FRAME_ESTABLISHED] である(レイヤ 2 ステータスが表示
されるまで数秒かかる場合があります)。
− Layer 3 Status は [0 Active Layer 3 Call(s)] である。
− メッセージの後半には、Serial1/0:28:23 の情報が表示される。
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3-18
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ISDN PRI の設定
•
show isdn service コマンドを入力し、ISDN チャネルおよびサービスをモニタします。
AS5400# show isdn service
PRI Channel Statistics:
ISDN Se0:23, Channel (1-31)
Activated dsl 0
State (0=Idle 1=Propose 2=Busy 3=Reserved 4=Restart 5=Maint)
2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 0 0 0 0 3 3 3 3 3 3 3 3
Channel (1-31) Service (0=Inservice 1=Maint 2=Outofservice)
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 2 2 2 2 2 2
ISDN Se1:23, Channel (1-31)
Activated dsl 1
State (0=Idle 1=Propose 2=Busy 3=Reserved 4=Restart 5=Maint)
2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 0 3 3 3 3 3 3 3 3
Channel (1-31) Service (0=Inservice 1=Maint 2=Outofservice)
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 2 2 2 2 2 2
ISDN Se2:23, Channel (1-31)
Activated dsl 2
State (0=Idle 1=Propose 2=Busy 3=Reserved 4=Restart 5=Maint)
2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 0 0 0 0 3 3 3 3 3 3 3 3
Channel (1-31) Service (0=Inservice 1=Maint 2=Outofservice)
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 2 2 2 2 2 2
ISDN Se3:23, Channel (1-31)
Activated dsl 3
State (0=Idle 1=Propose 2=Busy 3=Reserved 4=Restart 5=Maint)
2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 3 3 3 3 3 3 3 3
Channel (1-31) Service (0=Inservice 1=Maint 2=Outofservice)
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 2 2 2 2 2 2
ISDN Se4:23, Channel (1-31)
Activated dsl 4
State (0=Idle 1=Propose 2=Busy 3=Reserved 4=Restart 5=Maint)
2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 3 3 3 3 3 3 3 3
Channel (1-31) Service (0=Inservice 1=Maint 2=Outofservice)
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 2 2 2 2 2 2
ISDN Se5:23, Channel (1-31)
Activated dsl 5
State (0=Idle 1=Propose 2=Busy 3=Reserved 4=Restart 5=Maint)
2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 3 3 3 3 3 3
Channel (1-31) Service (0=Inservice 1=Maint 2=Outofservice)
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 2 2 2 2 2 2
ISDN Se6:23, Channel (1-31)
Activated dsl 6
State (0=Idle 1=Propose 2=Busy 3=Reserved 4=Restart 5=Maint)
2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 0 3 3 3 3 3 3 3 3
Channel (1-31) Service (0=Inservice 1=Maint 2=Outofservice)
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 2 2 2 2 2 2
ISDN Se7:23, Channel (1-31)
Activated dsl 7
State (0=Idle 1=Propose 2=Busy 3=Reserved 4=Restart 5=Maint)
2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 0 3 3 3 3 3 3 3 3
Channel (1-31) Service (0=Inservice 1=Maint 2=Outofservice)
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 2 2 2 2 2 2
(注)
Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイは、1 つの入力トランク
フィーチャ カードで合計 248 の ISDN チャネルをサポートします。チャネライズド T3 カードの
個々の T1 チャネルをバックアップ リンク用またはシリアル バックホール接続用に設定する場合
は、T1 チャネルをチャネル グループに設定する必要があります。各チャネル グループは 24 のタ
イムスロットまたはチャネルを使用します。たとえば、6 つの T1 チャネルを設定して(6 × 24 =)
144 の ISDN チャネルが使用される場合、残りの(248 - 144 =)104 を ISDN に使用できます。
「ISDN
PRI の設定」
(p.3-14)を参照してください。
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3-19
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ISDN PRI の設定
次の show running-config コマンドの例では、6 つの T1 チャネルがチャネル グループに設定されて
います。
AS5400# show running-config
Building configuration...
Current configuration:
!
! Last configuration change at 15:49:30 UTC Mon Apr 3 2000 by admin
! NVRAM config last updated at 01:35:05 UTC Fri Mar 17 2000 by admin
!
version 12.0
service timestamps debug datetime msec localtime show-timezone
service timestamps log datetime msec localtime show-timezone
service password-encryption
!
(テキスト出力は省略)
!
controller T3 1/0
framing m23
clock source line
t1 1-28 controller
!
controller T1 1/0:11
framing esf
channel-group 20 timeslots 1-24 speed 64
!
controller T1 1/0:12
framing esf
channel-group 20 timeslots 1-24 speed 64
!
controller T1 1/0:13
framing esf
channel-group 20 timeslots 1-24 speed 64
!
controller T1 1/0:14
framing esf
channel-group 20 timeslots 1-24 speed 64
!
controller T1 1/0:15
framing esf
channel-group 20 timeslots 1-24 speed 64
!
controller T1 1/0:16
framing esf
channel-group 20 timeslots 1-24 speed 64
問題がある場合
•
Layer 1 Status が [Deactivated] の場合は、ケーブルの接続が緩んでいないか、切断されていない
かどうかを確認してください。このステータス メッセージは、物理レイヤに問題があることを
意味します。
•
Telco またはフレーミングに問題があり、入力した回線符号タイプが Telco に合っていないとい
う可能性があります。Layer 2 エラーは、ゲートウェイが Telco と通信できないことを意味しま
す。データ リンク レイヤに問題があります。
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第3章
CLI を使用して行う基本設定
DS0 トランク グループ ダイヤル アウトの設定
DS0 トランク グループ ダイヤル アウトの設定
DS0 トランク グループ ダイヤル アウト機能は、発信コールに使用される個々の DS0 回線をユーザ
が制御できるようにして、発信コール ルーティング機能を拡張します。この機能が追加される以前
は、発信 DS0 回線を DS1 回線とは別に設定することはできませんでした。DS1 回線のダイヤル ア
ウト機能が、その DS1 回線の下にあるすべての DS0 回線に適用されていました。
現 在、DS1 回線 の ト ラ ン ク グ ル ー プ への ア グ リ ゲ ー シ ョ ン は、Trunk Group Resource Manager
(TGRM)を使用して行うようになっています。DS0 トランク グループ ダイヤル アウト機能によ
り、DS0 回線のトランク グループへのアグリゲーションも TGRM サブシステムによって行われま
す。これらの DS0 トランク グループのダイヤル アウト機能の設定は、TGRM CLI を使用して直接
DS0 レベルで、Authentication, Authorization, Accounting(AAA; 認証、許可、アカウンティング)属
性を設定して行うことができます。
発信コールに関して DS0 回線を設定すると、ダイヤル オンデマンド機能により B チャネルの集合
を使用してコールを発信することが可能になります。
DS0 ダイヤル アウト トランク グループは、Network Access Server(NAS)上に設定します。これら
の グル ー プ は、デ ジタ ル コ ー ルと 非 同期 コ ール の 両方 を サポ ー トし、ISDN PRI 回 線 およ び
Non-Facility Associated Signaling(NFAS)回線を使用するように設定できます。
トランク グループは、同じシグナリング特性を備えた複数の T1 または E1 インターフェイスの論
理グループです。1 つのトランク グループに、最大 64 のトランクを含めることができます。各ト
ランク グループはさまざまな DS0 回線で構成できますが、それぞれの DS0 回線は 1 つのトランク
グループにしか所属できません。
(注)
DS0 ダイヤル アウト トランク グループは、現時点ではダイヤル アウト用にのみプロビジョニング
可能であり、ダイヤル ピアのターゲットとしてプロビジョニングすることはできません。
(注)
DS0 ダイヤル アウト トランク グループは、音声インターフェイスをサポートしていません。
TGRM
Trunk Group Resource Manager(TGRM)を使用すると、1 つまたは複数のインターフェイスの論理
グループ化、設定、および一括管理を行うことができます。TGRM を使用して、コンフィギュレー
ション情報を保管し、要求に応じてトランク グループからインターフェイスを受け入れるか選択し
ます。
トランク グループは、
AAA サーバ上でダイヤル ピアのターゲットまたはダイヤル アウト プロファ
イルとしてプロビジョニングし、着信または発信コールに使用するインターフェイスおよびチャネ
ルは、TGRM によって透過的に選択されます。トランクの選択は、最も使用回数の少ないトランク
(デフォルト設定)
、または設定されたハント方式に基づいて行われます。
トランク グループを使用すると、ダイヤル ピアおよびインターフェイスの設定作業が簡易化され
るだけでなく、アクセス サーバ上で必要に応じてインターフェイスを動的に選択できます。
1 つのトランク グループにインターフェイスを何個でも含めることができますが、1 つのトランク
グループのすべてのインターフェイスが、同じタイプのシグナリングを使用する必要があります。
TGRM サブシステムが機能拡張され、トランク グループにフラクショナル トランクを追加できま
す。フラクショナル トランクは、特定のトランクの 1 つの DS0 回線または DS0 回線グループです。
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3-21
第3章
CLI を使用して行う基本設定
DS0 トランク グループ ダイヤル アウトの設定
設定手順
trunk-group コマンドを使用して、トランク グループの label パラメータを指定し、オプションで
preference パラメータを設定することにより、トランク グループにトランクを割り当てます。
DS0 ダイヤル アウト トランク グループ機能に、次の 2 つの新しいオプション キーワードが追加さ
れています。
•
timeslots list of timeslots
•
preference preference
timeslots キーワードを使用すると、特定のシグナリング チャネルから DS0 回線を選択的に追加で
きます。フラクショナル トランク グループの設定は、コントローラ コンフィギュレーション モー
ドでのみ行います(1 つの PRI シリアル インターフェイスが、NFAS など複数のメンバー インター
フェイスを表す場合があるので)
。timeslots オプションを指定しない場合、シグナリング チャネル
のすべての DS0 がトランク グループに割り当てられます。
preference キーワードは、timeslots オプションの後ろに指定します。このキーワードは timeslots オ
プションを使用した場合にのみ有効です。これにより、list of timeslots 値と preference 値を差別化で
きます。
次に、timeslots キーワードと preference キーワードを使用して、特定の DS0 回線を設定する構文の
例を示します。
trunk-group label timeslot list of timeslots preference preference
次に、シグナリング チャネルのすべての DS0 回線を設定する構文の例を示します。
trunk-group label preference
構文パラメータの説明
label
トランク グループのラベル。長さは最大で 127 文字(英数字)です。
list of timeslots
シグナリング チャネルからトランク グループに追加するインターフェイス
のリスト。範囲は 1 ∼ 64 です。
preference
トランク グループにおけるトランク グループ メンバーのプライオリティ。範
囲は 1(最高のプライオリティ)∼ 64(最低のプライオリティ)です。preference
変 数 を 使 用 し て、ト ラ ン ク の リ ス ト を 特 定 の 順 序 に ソ ー ト で き ま す。
preference 変数を指定しないトランクには、最高の優先順位が与えられます。
次に、PRI シグナリングを設定する例を示します。コントローラ T1 3 が、PRI を設定するトランク
です。
PRI トランクの設定
ステップ 1
フレーミング、クロック ソース、DS0 グループなどを設定します。
AS5400(config)# controller
AS5400(config-controller)#
AS5400(config-controller)#
AS5400(config-controller)#
AS5400(config-controller)#
AS5400(config-controller)#
T1 3
framing esf
clock source line secondary 3
linecode b8zs
pri-group timeslots 1-24
!
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第3章
CLI を使用して行う基本設定
DS0 トランク グループ ダイヤル アウトの設定
ステップ 2
トランク グループ ラベルを設定します。
AS5400(config)# interface Serial3:23
AS5400(config-if)# no ip address
AS5400(config-if)# trunk-group PRI-TRUNK-GROUP
(注)
ステップ 3
シリアル インターフェイスが NFAS シリアル インターフェイスを表す場合があるので、
timeslots オプションは、シリアル インターフェイス コンフィギュレーション モードでは使
用できません。
タイムスロットと優先順位を設定します。
AS5400(config)# controller
AS5400(config-controller)#
AS5400(config-controller)#
AS5400(config-controller)#
AS5400(config-controller)#
AS5400(config-controller)#
AS5400(config-controller)#
AS5400(config-controller)#
10
(注)
T1 3
framing esf
clock source line secondary 3
linecode b8zs
pri-group timeslots 1-24
trunk-group PRI-TRUNK-GROUP-1
trunk-group PRI-TRUNK-GROUP-2
trunk-group PRI-TRUNK-GROUP-3
timeslots 1-10
timeslots 11-15
timeslots 20-22 preference
PRI または NFAS トランクの一部分をトランク グループに追加する場合は、timeslots キー
ワードが必須です。
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第3章
CLI を使用して行う基本設定
DS0 トランク グループ ダイヤル アウトの設定
設定の確認
show trunk group コマンドを使用して、特定のトランク グループに所属する DS0 回線を表示しま
す。
さまざまなシグナリング チャネルの DS0 回線をトランク グループにすることができます。
AS5400#show trunk group pri-tg
Trunk group: pri-tg
Description:
trunk group label: pri-tg
Translation profile (Incoming):
Translation profile (Outgoing):
Hunt Scheme is least-used
Max Calls (Incoming):
NOT-SET (Any)
Max Calls (Outgoing):
NOT-SET (Any)
Retries: 0
NOT-SET (Voice) NOT-SET (Data)
NOT-SET (Voice) NOT-SET (Data)
Trunk 2/1:23
Preference 10
Channels : 1-23
Total channels available : 23
Data = 0, Voice = 0, Modem = 0, Pending = 0, Free = 23
Total calls for trunk group: Data = 0, Voice = 0, Modem = 0
Pend = 0, Free = 23
advertise_flag 0x00000040, capacity timer 25 sec tripl_config_mask 0x00000000
AC_curr 24, FD_curr 0, SD_curr 0
succ_curr 0 tot_curr 0
succ_report 0 tot_report 0
changed 0 replacement position 0
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3-24
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第3章
CLI を使用して行う基本設定
ISDN シグナリングの D チャネルの設定
ISDN シグナリングの D チャネルの設定
ISDN D チャネルは、回線交換データ コールおよびアナログ モデム コールの両方について、ISDN
コールの制御情報およびシグナリング情報を伝送します。
D チャネルは、シスコ製ゲートウェイまたはルータ上の特定のタイムスロットに着信コールを送信
するように、セントラル オフィスのスイッチに通知します。B チャネルはそれぞれデータまたは音
声を伝送します。D チャネルは、B チャネルに関するシグナリングを伝送します。D チャネルは、
コールが回線交換デジタル コールなのか、アナログ モデム コールなのかを識別します。アナログ
モデム コールはデコードされてから、オンボード モデムに送られます。回線交換デジタル コール
は、ゲートウェイの ISDN プロセッサに直接リレーされます。
T1 または E1 コントローラ上で ISDN PRI を設定すると、PRI グループのタイムスロットに対応す
るシリアル インターフェイスが自動的に作成されます。このインターフェイスは、特定のコント
ローラに対応付けられている論理エンティティです。シリアル インターフェイスを作成してから、
シグナリングを伝送する D チャネル シリアル インターフェイスを設定する必要があります。この
設定は、その PRI グループのすべての PRI B チャネル(タイムスロット)に適用されます。
図 3-1 に、T1 ネットワーク構成で使用する ISDN PRI インターフェイスの論理コンテンツを示しま
す。論理コンテンツは、B チャネル× 23、D チャネル× 1、タイムスロット× 24、仮想シリアル イ
ンターフェイス× 24(B の合計数 + D)が含まれます。
B
B
B
B
•
•
•
•
•
B
B
B
D
(注)
ISDN PRI コンポーネントの論理関係(T1 の場合)
1
S0:0
2
3
S0:1
S0:2
4
•
•
•
S0:3
•
•
•
•
•
•
•
21
22
S0:20
S0:21
23
24
S0:22
S0:23
PRI
35765
図 3-1
NFAS バックアップ D チャネル用に T1 コントローラを設定すると、プライマリ D チャネルに障害
が発生したときのみ自動的にシリアル インターフェイスが作成されます。
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3-25
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ISDN シグナリングの D チャネルの設定
設定手順
コマンド
目的
ステップ 1
AS5400> enable
Password: password
AS5400#
イネーブル モードを開始します。パスワードを入力し
ます。イネーブル モードが開始されると、プロンプト
が AS5350# または AS5400# に変わります。
ステップ 2
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per
line. End with CNTL/Z.
AS5400(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードを開始しま
す。グローバル コンフィギュレーション モードが開始
さ れ る と、プ ロ ン プ ト が AS5350(config)# ま た は
AS5400(config)# に変わります。
ステップ 3
AS5400(config)# interface serial 1/0:23
AS5400(config-if)#
シリアル インターフェイス コンフィギュレーション
モードを開始します。T1 コントローラを設定すると、対
応する D チャネル シリアル インターフェイスがただち
に作成されます。たとえば、シリアル インターフェイ
ス 1/0:23 は、T1 コントローラの D チャネルです。シリ
アル インターフェイスが着信シグナリングを受信し、
発信シグナリングを送信するように設定する必要があ
ります。
(注)
チャネライズド E1 PRI 回線では、シリアル イ
ンターフェイスは 1/0:15 です。
ステップ 4
AS5400(config-if)# ip address
172.16.254.254 255.255.255.0
IP アドレスとサブネット マスクをインターフェイスに
割り当てます。
ステップ 5
AS5400(config-if)# isdn incoming-voice
modem
すべての着信音声コールを設定します。
(注)
ステップ 6
AS5400(config-if)# exit
このコマンドで使用できるキーワードは、data
および modem の 2 種類です。モデムと音声コー
ルの両方をイネーブルにするには、modem キー
ワードを使用する必要があります。modem キー
ワードは、音声のベアラ能力を表します。
インターフェイス コンフィギュレーション モードを終
了します。
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3-26
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ISDN シグナリングの D チャネルの設定
設定の確認
D チャネルの設定を確認するには、show interface serial コマンドを入力し、回線プロトコルが起動
しているか、正しい IP インターフェイスが使用されているかどうかを確認します。また、多数の
エラーが発生していないかどうかを確認します。
AS5400# show interface serial 1/0:23
Serial1/0:23 is up, line protocol is up (spoofing)
Hardware is DSX1
Internet address is 172.16.254.254/16
MTU 1500 bytes, BW 64 Kbit, DLY 20000 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation PPP, loopback not set
Last input 00:00:03, output never, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 00:00:01
Queueing strategy:fifo
Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops
1 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
1 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
0 carrier transitions
Timeslot(s) Used:24, Transmitter delay is 0 flags
AS5400#
問題がある場合
•
show interface serial コマンドを入力して、シリアル インターフェイスおよびプロトコルが起動
しているかどうかを確認します。
•
IP アドレスをチェックします。
AS5400# show interface serial 1/0:23
Serial1/0:23 is up, line protocol is up (spoofing)
Hardware is DSX1
Internet address is 172.16.254.254/16
MTU 1500 bytes, BW 64 Kbit, DLY 20000 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation PPP, loopback not set
Last input 00:00:07, output never, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 00:00:06
Queueing strategy:fifo
Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops
1 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
1 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
0 carrier transitions
Timeslot(s) Used:24, Transmitter delay is 0 flags
AS5400#
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-27
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの設定
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの設
定
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードは、すべてのモデム規格および
機能をサポートします。従来のような回線とモデムの 1 対 1 対応ではなく、複数の回線をユニバー
サル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードに配置された System Processing Engine
(SPE)に対応付けます。対応する SPE ファームウェアは、Modem ISDN Channel Aggregation(MICA)
テクノロジー モデムのモデム コードと同様の機能を実行します。
(注)
ダイヤル専用フィーチャ カードはダイヤル サービスだけをサポートします。ダイヤル サービスに
含まれるのはモデム コール(すべての変調)、ISDN デジタル コール、V.110 データ コール、およ
び V.120 データ コールで、モデム パススルー コールは含まれません。
1 つの SPE で、6 つのポートにサービスを提供します。ビジーアウトおよびシャットダウンは、SPE
レベルまたはポート レベルで設定可能です。
ユニバーサル ポート カード、およびダイヤル専用フィーチャ カードが実行する機能は、次の通り
です。
(注)
•
Pulse Code Modulation(PCM; パルス符号変調)ビット ストリームをデジタル パケット データ
に変換します。
•
変換およびパケット化したデータをメイン プロセッサに転送します。
メイン プロセッサはデー
タを調べ、バックホール出口インターフェイスに転送します。
•
すべてのモデム規格(V.34、V.42bis など)および機能(ダイヤルイン、ダイヤルアウトなど)
をサポートします。
詳細については、第 5 章「ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管
理およびトラブルシューティング」を参照してください。
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードでサポートされる CLI コマンド
の詳細については、次の URL の『Monitoring Voice and Fax Services on the Cisco AS5350 and Cisco
AS5400 Universal Gateways』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1839/products_feature_guide09186a0080080e60.html
SPE ファームウェア
システムを最初に起動したとき、またはシステムの動作中にユニバーサル ポート カードまたはダ
イヤル専用フィーチャ カードを挿入したときに、SPE ファームウェアが Cisco AS5350XM または
Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイからユニバーサル ポート カードまたはダイヤル専用
フィーチャ カードに自動的にダウンロードされます。システムの動作中にフィーチャ カードを挿
入すると、Cisco IOS イメージがフィーチャ カードを認識し、必要なファームウェアをフィーチャ
カードにダウンロードします。
SPE ファームウェア イメージは、ゲートウェイの Cisco IOS イメージにバンドルされています。SPE
ファームウェア イメージは、autodetect メカニズムを使用しているので、ユニバーサル ポート
フィーチャ カードは複数のコール タイプを処理できます。SPE はコール タイプを検出し、動作で
きるよう自動的に自己設定します。このファームウェアは、Cisco IOS アップグレードとは無関係
にアップグレードが可能であり、同じフィーチャ カード上の SPE ごとに異なるファームウェア
バージョンを設定できます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
3-28
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの設定
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードは、表 3-4 に示すモデム規格お
よび機能をサポートします。
表 3-4
モデム規格およびサポート対象の機能
機能
説明
キャリア プロトコル
ITU V.23 @ 75/1,200 bps
Telcordia Technologies 103 @ 300 bps
ITU V.21 @ 300 bps
ITU V.22 @ 1,200 bps
Telcordia 212A @ 1,200 bps
ITU V.22bis @ 2,400 bps
ITU V.32、最大 9,600 bps
ITU V.32bis、最大 14,400 bps
V.32 turbo、最大 19,200 bps
V.FC、最大 28,800 bps
V.34、最大 28,800 bps
V.34+、最大 33,600 bps
TIA/ITU V.90
K56flex
エラー訂正リンク アクセス プロトコル
V.42 LAPM、MNP 2-4
圧縮プロトコル
V.42bis(MNP 5 を含む)
コマンド インターフェイス
AT コマンド セットのスーパーセット
帯域内シグナリングまたはトーン生成
および検出
DTMF 生成
DTMF 検出
MF 生成
MF 検出
その他
管理用の帯域外アクセス
PPP および SLIP フレーミング
設定手順
ユーザがネットワークにダイヤルインできるように、回線およびポートを設定します。
コマンド
目的
ステップ 1
AS5400> enable
Password: password
AS5400#
enable コマンドを入力します。パスワードを入力しま
す。イネーブル EXEC モードが開始されると、プロンプ
トが AS5350# または AS5400# に変わります。
ステップ 2
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per
line. End with CNTL/Z.
AS5400(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードを開始しま
す。グローバル コンフィギュレーション モードが開始
さ れ る と、プ ロ ン プ ト が AS5350(config)#
または
AS5400(config)# に変わります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-29
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの設定
ステップ 3
コマンド
目的
AS5400(config)# spe country country name
フィーチャ カード パラメータ(国別コードおよびエン
コーディングを含む)に対応する国を指定します。この
設定はシステム レベルで適用されます。すべてのユニ
バーサル ポート カードまたはダイヤル専用フィーチャ
カードで同じ国別コードが使用されます。ゲートウェイ
が T1 インターフェイスで設定されている場合、デフォ
ルトは usa です。ゲートウェイが E1 インターフェイス
で設定されている場合、デフォルトは e1-default です。
国別コードをデフォルト(usa)に設定するには、この
コマンドの no 形式を使用します。
(注)
このコマンドを実行するには、全スロットの全
ユニバーサル ポート カードまたはダイヤル専
用フィーチャ カード上の全セッションがアイ
ドル状態でなければなりません。
ステップ 4
AS5400(config)# line slot/port slot/port
AS5400(config-line)#
設定するポートの数を入力します。スロット 3 の 108 個
のポートを設定する場合は、line 3/00 3/107 と入力しま
す。スロット 3 ∼ 5 の 324 個のポートを設定する場合
は、line 3/00 5/107 と入力します。スロットごとに 108
個のポートが設定されます。
ステップ 5
AS5400(config-line)# transport input all
回線接続時に、全プロトコルの使用を許可します。
ステップ 6
AS5400(config-line)# autoselect ppp
PPP アプリケーションを実行しているリモート IP ユー
ザが、ダイヤルして EXEC 機能をバイパスし、ネット
ワークに直接接続できるようにします。
ステップ 7
AS5400(config-line)# modem inout
着信および発信コールをイネーブルにします。
ステップ 8
AS5400(config-line)# Ctrl-Z
AS5400#
イネーブル モードに戻ります。
モデムと回線の設定は、ISDN チャネルが動作可能で、POTS 電話コールがモデムに正常にルーティ
ングされるようになってから行います。
各モデムは、ゲートウェイ内部の専用非同期回線に対応付けられます。modem inout コマンドが回
線に適用されると、ゲートウェイはモデム コールを受け付け可能な状態になります。
回線に AAA セキュリティを適用するには、aaa new-model コマンドおよび aaa authentication login
default local コマンドを使用します。AAA は、ローカル ユーザ名データベースを使用して、ログイ
ン認証を実行します。login キーワードにより、EXEC シェル ユーザが認証されます。AAA コマン
ドの詳細については、
「ローカル AAA セキュリティの設定」(p.3-4)を参照してください。
(注)
統合型モデムの場合、115,200 bps のモデム速度とハードウェア フロー制御がデフォルトの設定値
です。
国別コードのデフォルト値へのリセット
モデムの国別コードをデフォルト値へリセットするには、グローバル コンフィギュレーション
モードで no spe country コマンドを入力します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
3-30
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの設定
設定の確認
SPE の設定を確認するには、次のコマンドを使用します。
•
show spe コマンドを入力し、全回線のサマリーを表示します。
AS5400# show spe
SPE settings:
==============
Country code configuration: default T1 (u Law)
Polling interval: 8 secs.
History log events: 50(per port)
Port legends:
============
Port state: (s)shutdown (t)test (r)recovery (d)download
(b)busiedout (p)busyout pending, (B)bad (a)active call
Call type: (m)modem (d)digital (f)fax-relay (v)voice (_)not in use
System resources summary:
======================
Total ports: 108, in use ports: 0, disabled ports: 0, free ports: 108
Total active calls: modem
0, voice
0, digital
0, fax-relay
SPE#
4/00
4/01
4/02
4/03
4/04
.
.
.
•
Port #
0000-0005
0006-0011
0012-0017
0018-0023
0024-0029
SPE
State
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
SPE
SPE SPE
Port
Busyout Shut Crash State
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
Call
Type
______
______
______
______
______
show line number コマンドを入力し、特定の回線のサマリーを表示します。
AS5400# show line 1
Tty Typ
1 AUX
Ready
Tx/Rx
9600/9600
A Modem
-
Roty AccO AccI
-
Uses
0
Noise
0
Overruns
0/0
Int
-
Line 1, Location: "", Type: ""
Length: 24 lines, Width: 80 columns
Baud rate (TX/RX) is 9600/9600, no parity, 2 stopbits, 8 databits
Status: Ready
Capabilities: none
Modem state: Ready
Group codes:
0
Modem hardware state: noCTS noDSR DTR RTS
TTY NUMBER 1
Parity Error = 0 Framing Error = 0 Receive Error = 0 Overrun = 0
Outcount = 0 totalout = 39 incount = 0 totalin = 0
Special Chars: Escape Hold Stop Start Disconnect Activation
^^x
none
none
Timeouts:
Idle EXEC
Idle Session
Modem Answer Session
00:10:00
never
none
Idle Session Disconnect Warning
never
Login-sequence User Response
Dispatch
not set
問題がある場合は、回線接続用にプロトコルをオン(transport input all)にしたか、回線を着信お
よび発信コール用(modem inout)に設定したかどうかを確認してください。
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3-31
第3章
CLI を使用して行う基本設定
VFC の設定
VFC の設定
Voice Feature Card(VFC; 音声フィーチャ カード)には 1 ∼ 6 個の PVDM2-64 モジュールが搭載さ
れており、サポートするポート密度がコーデックの複雑さによって異なります。
(注)
VFC の CLI コマンドの詳細については、次の URL の『High-Density Packet Voice Feature Card for
Cisco AS5350XM and AS5400XM Universal Gateways』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6706/products_feature_guide09186a008060df15.html
設定手順
VFC は、プラットフォーム上のソフトウェアの設定を個別に変更しなくても動作します。ただし使
用するソフトウェアのリリースによっては、VFC のファームウェアをアップグレードする必要があ
ります。
VFC のファームウェアをアップグレードする手順は次のとおりです。
コマンドまたは操作
目的
ステップ 1
AS5400> enable
Password: password
AS5400#
enable コマンドを入力します。パスワードを入力しま
す。イネーブル EXEC モードが開始されると、プロンプ
トが AS5350# または AS5400# に変わります。
ステップ 2
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per
line. End with CNTL/Z.
AS5400(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードを開始しま
す。グローバル コンフィギュレーション モードが開始
さ れ る と、プ ロ ン プ ト が AS5350(config)#
または
AS5400(config)# に変わります。
ステップ 3
AS5400(config)# voice dsp slot [/dsp]
[slot [/dsp]]
voice dsp config モードを開始し、slot/dsp の位置または
範囲を指定します。
•
slot 引数には VFC の位置を示す値を 1 ∼ 7 で指定
します。
•
dsp 引数には DSP の位置を示す値を 1 ∼ 24 で指定
します。
•
範囲を指定する場合は、まず範囲の最初の slot/dsp
を示す引数を 2 つ指定します。次に範囲の最後の
slot/dsp を示す引数を 2 つ指定します。
•
構文にスラッシュ記号(/)が示されている場合は、
スラッシュ記号も必ず入力します。
ステップ 4
AS5400(config-voice-dsp)# firmware
location flash:filename
ファームウェアがフラッシュ メモリに保存されている
こと、およびそのファイル名を指定します。
ステップ 5
AS5400(config-voice-dsp)# end
config-voicedsp モードを終了し、グローバル コンフィ
ギュレーション モードに戻ります。
ステップ 6
AS5400(config-voice-dsp)# Ctrl-Z
AS5400#
イネーブル モードに戻ります。
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3-32
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第3章
CLI を使用して行う基本設定
VFC の設定
設定の確認
ファームウェアのアップグレードを確認するには、show voice dsp version コマンドを使用します。
AS5400#show voice dsp version ?
IOS-Bundled Default
==========================
system:/bundled_fw_image
Version
=======
4.4.5
Firmware-Type
=============
c5510
On-Flash Dspware-Filename
=========================
flash:dsp_c5510_flex.rbf
flash:new_flex.rbf
flash:big.rbf
Version
=======
4.5.9051
4.4.5
4.5.985x
Firmware-Type
=============
c5510
c5510
c5510
DSP#
3/1
3/2
3/3
3/4
3/5
3/6
3/7
3/8
3/9
3/10
3/11
Type
C5510
C5510
C5510
C5510
C5510
C5510
C5510
C5510
C5510
C5510
C5510
Version
4.5.9051
4.4.5
4.4.5
4.4.5
4.4.5
4.4.5
4.4.5
4.4.5
4.4.5
4.4.5
4.4.5
Filename
flash:dsp_c5510_flex.rbf
system:/bundled_fw_image
system:/bundled_fw_image
system:/bundled_fw_image
system:/bundled_fw_image
system:/bundled_fw_image
system:/bundled_fw_image
system:/bundled_fw_image
system:/bundled_fw_image
system:/bundled_fw_image
system:/bundled_fw_image
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-33
第3章
CLI を使用して行う基本設定
クロックの設定
クロックの設定
Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのバックプレーンの TDM バ
スは、ゲートウェイの次の基本ソースの 1 つから入力クロックを受信できます。
(注)
•
T1、E1、および CT3 フィーチャ カード
•
マザーボード上の Building Integrated Timing Supply(BITS)インターフェイス ポートからの外
部 T1 または E1 クロック ソース
•
発振器からのクロックを提供するフリーラン クロック
BITS は、単一のビルディング マスターによるタイミング供給方式です。オフィス全体に DS1 およ
び DS0 レベルのタイミングを供給します。北米では、BITS はワイヤライン ネットワークの下位レ
ベルにタイミングを提供および分配するクロックです。
トランク フィーチャ カード ポート
TDM バスは、任意のトランク カードと同期を取ることができます。T1 または E1 フィーチャ カー
ドの各ポートは、T1 または E1 回線からクロックを受信します。CT3 フィーチャ カードは、M13 マ
ルチプレクサを使用して DS1 クロックを受信します。各トランク フィーチャ カード スロット上の
各ポートには、デフォルトのクロック プライオリティが割り当てられています。クロック プライ
オリティは、dial-tdm-clock priority CLI コマンドで設定することもできます。
外部クロック
TDM バスは、追加のネットワーク リファレンスとして使用できる外部クロック ソースと同期を取
ることができます。クロックが何も設定されていない場合、システムはソフトウェア制御のデフォ
ルト アルゴリズムによってプライマリ クロックを使用します。
(BITS インターフェイスを介して)
T1 または E1 クロックをプライマリ クロック ソースとして使用する場合は、dial-tdm-clock priority
CLI コマンドで設定する必要があります。外部クロックがデフォルトで選択されることはありませ
ん。
BITS インターフェイスには、1.544 MHz に設定された T1 回線コンポジット クロック リファレン
ス、および 2.048 MHz に設定された E1 回線コンポジット クロック リファレンスが必要です。
フリーラン クロック
トランク フィーチャ カードまたは外部クロック ソースから良好なクロックが得られない場合は、
dial-tdm-clock priority CLI コマンドを使用して、ローカルの発振器によるフリーラン クロックを選
択します。
次の表に、TDM バスが使用するクロック ソースおよびクロック ソース プライオリティを設定する
ためのコマンドを示します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
3-34
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
クロックの設定
コマンド
目的
ステップ 1
AS5400> enable
Password: password
AS5400#
イネーブル モードを開始します。パスワードを入力し
ます。イネーブル モードが開始されると、プロンプト
が AS5350# または AS5400# に変わります。
ステップ 2
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per
line. End with CNTL/Z.
AS5400(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードを開始しま
す。この例では、端末コンフィギュレーション オプショ
ンを使用します。グローバル コンフィギュレーション
モードが開始されると、プロンプトが AS5350(config)#
または AS5400(config)# に変わります。
コンフィギュレーションに応じて、次のいずれかのコマ
ンドを入力します。
ステップ 3
•
AS5400(config)# dial-tdm-clock priority
priority# {external | freerun | slot/ds1
port}
クロック ソースを提供する T1 または E1 フィーチャ
カードのクロック プライオリティ、スロット、および
ポートを設定します。プライオリティ値の範囲は 1 ∼ 99
です。フィーチャ カード スロット値は 1 ∼ 7 です。DS1
ポート番号コントローラの値は 0 ∼ 7 です。
(注)
•
AS5400(config)# dial-tdm-clock priority
priority# {external | freerun | slot/ds3
port:ds1 port}
DS1 ポートは T1 ポートを指定します。
クロック ソースを提供する CT3 フィーチャ カードのク
ロック プライオリティ、スロット、およびポートを設
定します。プライオリティ値の範囲は 1 ∼ 99 です。
フィーチャ カード スロットの値は 1 ∼ 7 です。
DS3 ポー
トは T3 ポートを指定します。DS1 ポート番号コント
ローラの値は 1 ∼ 28 です。
(注)
プライオリティ 100 のクロックは TDM クロッ
クを駆動できません。
ステップ 4
AS5400(config)# Ctrl-Z
AS5400#
イネーブル EXEC モードに戻ります。
ステップ 5
AS5400# copy running-config startup-config
変更した設定値を保存します。
設定例
次の例では、BITS クロックをプライオリティ 1 に設定しています。
AS5400(config)# dial-tdm-clock priority 1 external
AS5400(config)# exit
AS5400#
次の例では、T1 フィーチャ カードからのトランク クロックをプライオリティ 2 に設定し、スロッ
ト 4 および ds1 ポート(コントローラ)6 を使用しています。
AS5400(config)# dial-tdm-clock priority 2 4/6
AS5400(config)# exit
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3-35
第3章
CLI を使用して行う基本設定
クロックの設定
次の例では、CT3 フィーチャ カードからのトランク クロックをプライオリティ 2 に設定し、スロッ
ト 1、ds3 ポート 0、および ds1 ポート 19 を使用しています。
AS5400(config)# dial-tdm-clock priority 2 1/0:19
AS5400(config)# exit
次の例では、フリーラン クロックをプライオリティ 3 に設定しています。
AS5400(config)# dial-tdm-clock priority 3 free
AS5400(config)# exit
設定の確認
システムのプライマリ クロックおよびバックアップ クロックを確認し、すべてのトランク フィー
チャ カード コントローラ クロックのステータスを確認できます。また、最近実行された TDM ク
ロックの変更と、その原因となったイベントのヒストリを 20 個、表示することもできます。
•
show tdm clocks コマンドを使用して、デフォルトのシステム クロックおよびクロック ヒスト
リを確認します(次の例は T1 または E1 の場合)。
AS5400# show tdm clocks
Primary Clock:
-------------TDM Bus Master Clock Generator State = HOLDOVER
Backup clocks for primary:
Source Slot Port DS3-Port Priority
Status
State
------------------------------------------------------------Trunk cards controllers clock health information
-----------------------------------------------Slot Type 7 6 5 4 3 2 1 0
1
T1
B B B B B B B B
CLOCK CHANGE HISTORY
-------------------------CLOCK
----1/1
1/2
1/3
1/4
1/5
1/6
1/7
AS5400#
Event
----Loss Of Signal (LOS)
Loss Of Signal (LOS)
Alarm Indication Signal
Alarm Indication Signal
Alarm Indication Signal
Alarm Indication Signal
Alarm Indication Signal
(AIS)
(AIS)
(AIS)
(AIS)
(AIS)
Time
---00:00:22
00:00:22
00:00:22
00:00:22
00:00:22
00:00:22
00:00:22
UTC
UTC
UTC
UTC
UTC
UTC
UTC
Tue
Tue
Tue
Tue
Tue
Tue
Tue
Nov
Nov
Nov
Nov
Nov
Nov
Nov
30
30
30
30
30
30
30
1999
1999
1999
1999
1999
1999
1999
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3-36
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
クロックの設定
•
show tdm clocks コマンドを使用して、TDM クロック ヒストリを確認します(次の例はチャネ
ライズド T3 の場合)
。
AS5400# show tdm clocks
Primary Clock:
-------------System primary is slot 7 ds3_port 0 ds1_port 1 of priority 1
TDM Bus Master Clock Generator State = NORMAL
Backup clocks for primary:
Source Slot Port DS3-Port Priority
Status
State
------------------------------------------------------------Trunk
7
8
YES
214
Good
Default
Trunk
7
9
YES
215
Good
Default
Trunk cards controllers clock health information
-----------------------------------------------CT3
2 2 2 2 2 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
Slot Port Type 8 7 6 5 4 3 2 1 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 9 8 7 6 5 4 3 2 1
7
0
T3
G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G
CLOCK CHANGE HISTORY
-------------------------CLOCK
Event
--------7/1
Signal recovered from LOS
7/8
Alarm Indication Signal (AIS)
7/1
Signal recovered from LOS
AS5400#
•
Time
---00:03:29 UTC Sat Jan 1 2000
11:27:48 UTC Fri Feb 25 2000
11:30:22 UTC Fri Feb 25 2000
show tdm clocks コマンドを使用して、ユーザが設定したトランク クロック選択を確認します。
AS5400# show tdm clocks
Primary Clock:
System primary is slot 2 port 0 of priority 15
TDM Bus Master Clock Generator State = NORMAL
Backup clocks for primary:
Source Slot Port DS3-Port Priority
Status
Trunk
2
1
NO
205
Good
Trunk cards controllers clock health information
Slot Type 7 6 5 4 3 2 1 0
2
T1
B B B B G G G G
State
Default
CLOCK CHANGE HISTORY
CLOCK
Event
2/1
Controller shutdown
2/0
Change in CLI configuration
AS5400#
Time
23:23:06 UTC Tue Nov 30 1999
23:27:25 UTC Tue Nov 30 1999
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-37
第3章
CLI を使用して行う基本設定
クロックの設定
•
show tdm clocks コマンドを使用して、フリーラン クロック選択を確認します。
AS5400# show tdm clocks
Primary Clock:
System primary is FREE RUNNING with priority 2
TDM Bus Master Clock Generator State = FREERUN
Backup clocks for primary:
Source Slot Port DS3-Port Priority
Status
Trunk
2
0
NO
204
Good
Trunk
2
1
NO
205
Good
Trunk cards controllers clock health information
Slot Type 7 6 5 4 3 2 1 0
2
T1
B B B B G G G G
CLOCK CHANGE HISTORY
Event
CLOCK
Freerun Change in CLI configuration
AS5400#
•
State
Default
Default
Time
23:27:25 UTC Tue Nov 30 1999
show tdm clocks コマンドを使用して、BITS クロック選択を確認します。
AS5400# show tdm clocks
Primary Clock:
System primary is external with priority 1
TDM Bus Master Clock Generator State = NORMAL
Backup clocks for primary:
Source Slot Port DS3-Port Priority
Status
Trunk
2
0
NO
204
Good
Trunk
2
1
NO
205
Good
Trunk cards controllers clock health information
Slot Type 7 6 5 4 3 2 1 0
2
T1
B B B B G G G G
CLOCK CHANGE HISTORY
Event
CLOCK
External Change in CLI configuration
AS5400#
ヒント
State
Default
Default
Time
23:27:25 UTC Tue Nov 30 1999
クロック スリップ問題の原因として最も一般的なのが、dial-tdm-clock priority パラメータが適切に
設定されていないことです。dial-tdm-clock priority パラメータのデフォルトの設定を、フリーラン
クロックからシステム要件に適した設定に変更してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
3-38
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
IP 基本設定のイネーブル化
IP 基本設定のイネーブル化
EXEC シェル ユーザ用に IP ルーティング機能およびドメイン ネーム サービスを微調整するには、
次の作業を行います。
ステップ 1
グローバル コンフィギュレーション モードで IP ルーティング機能を最適化します。
AS5400(config)#
AS5400(config)#
AS5400(config)#
AS5400(config)#
ip
no
ip
ip
subnet-zero
ip source-route
classless
domain-lookup
表 3-5 で、この例で使用しているコマンドについて説明します。
表 3-5
ステップ 2
IP ルーティング コマンド
コマンド
目的
ip subnet-zero
172.22.0.0 を有効なサブネットとして指定します。
no ip source-route
IP ヘッダー パケットがゲートウェイを通過する独自のパスを定義で
きないようにして、セキュリティを強化します。
ip classless
IP ヘッダー パケットがゲートウェイを通過する独自のパスを定義で
きないようにして、セキュリティを強化します。
ip domain-lookup
IP ドメイン名検索をイネーブルにします。
グローバル コンフィギュレーション モードで、EXEC シェル ユーザをサポートするドメイン ネー
ム サービス コマンドを入力します。
AS5400(config)#
AS5400(config)#
AS5400(config)#
AS5400(config)#
ip
ip
ip
ip
host mymap 172.22.53.101
domain-name mydomain.com
name-server 172.22.11.10
name-server 172.22.11.11
表 3-6 で、この例で使用しているコマンドについて説明します。
表 3-6
ドメイン ネーム コマンド
コマンド
目的
ip host mymap 172.22.53.101
名前とアドレスのローカル マップを作成します。
ゲートウェ
イが DNS サーバに設定されていない場合、このマップが役
立ちます。
ip domain-name mydomain.com
DNS 検索の限定方法をゲートウェイに指示します。この例
では、各検索名の末尾に mydomain.com を加えています。
ip name-server 172.22.11.10
ip name-server 172.22.12.11
プライマリおよびセカンダリ ネーム サーバを指定します。ip
name-server コマンドは、名前を IP アドレスに対応付けるた
めに使用します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-39
第3章
CLI を使用して行う基本設定
非同期シェル接続のテスト
非同期シェル接続のテスト
次のコンポーネントが機能しているかどうかを確認する作業です。
•
物理非同期データ パス
•
基本モデム リンク
•
シェル セッションをサポートする基本 IP 機能
Cisco IOS ソフトウェアには、EXEC という CLI が備わっていて、モデムを使用したダイヤル イン
でアクセスできます。EXEC は、次の作業を行うために端末シェル サービス(PPP なし)へのアク
セスを提供します。
•
コンフィギュレーション ファイルの変更
•
パスワードの変更
•
モデム接続などの問題のトラブルシューティング
•
Telnet による他のネットワーク リソースへのアクセス
この作業中、管理者によっては PPP ベースの Web ブラウジングなど、複雑なサービスを動作させ
ようとすることがありますが、先に進まないでください。ほかにも設定しなければならない要素が
多数あります(PPP、IPCP など)
。非同期シェル テストでは、クライアント モデムから EXEC のロ
グイン プロンプトにアクセスできるかどうかを確認します。レイヤ方式でネットワークを構築する
ことによって、問題を特定し、時間を節約できます。
非同期シェル接続をテストする手順は、次のとおりです。
ステップ 1
クライアント PC、クライアント モデム、およびアナログ回線を特定します。クライアント PC か
ら端末エミュレーション プログラム(ダイヤルアップ ネットワーキングではなく、HyperTerminal
など)を起動し、クライアント モデムに接続します。図 3-2 に、このテストに使用するネットワー
ク環境を示します。
図 3-2
テスト環境
POTS
PRI
PSTN
PC
V
V
ステップ 2
56093
Cisco
端末エミュレーション プログラムから、クライアント モデムへの EIA/TIA-232 接続をテストしま
す。at コマンドを入力します。モデムから OK プロンプトが戻ります。
at
OK
(注)
at コマンド セットの詳細については、Technical Assistance Center(TAC)Web サイト
(http://www.cisco.com/pcgi-bin/Support/PSP/psp_view.pl?p=Internetworking:ASYNC&s=Imple
mentation_and_Configuration)にある各種の参考資料を参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
3-40
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
非同期シェル接続のテスト
ステップ 3
ゲートウェイに割り当てられている PRI 電話番号(次の例では 5554100)をダイヤルします。モデ
ムが正常に接続されると、CONNECT メッセージが表示されます。
atdt 5554100
CONNECT 33600/REL - LAPM
(注)
多くのモデムは、前回の at コマンドを呼び出す a/ コマンドをサポートしています。ath コ
マンドを使用すると、モデム コールが切断されます。前回の電話番号をダイヤルする場合
は、atdl コマンドを使用します。
ステップ 4 (クライアント PC から)ゲートウェイ上の EXEC セッションにログインします。
This is a secured device.
Unauthorized use is prohibited by law.
User Access Verification
Username: Harry
Password:
AS5400>
ステップ 5
コールを受け付けた回線を特定します。次の例では、回線 TTY 216 がコールを受け付けています。
このコールは 30 秒間アクティブになっています。
AS5400# show caller
Line
con 0
tty 216
User
admin
Harry
Service
TTY
TTY
Active
Idle
Time
Time
00:39:09 00:00:00
00:00:30 00:00:07
AS5400# show caller user Harry
User: Harry, line tty 216, service TTY
Active time 00:00:42, Idle time 00:00:19
Timeouts:
Absolute Idle
Idle
Session
Exec
Limits:
00:10:00
Disconnect in:
00:09:40
TTY: Line 1/00
DS0: (slot/unit/channel)=2/0/18
Line: Baud rate (TX/RX) is 115200/115200, no parity, 1 stopbits, 8 databits
Status: Ready, Active, No Exit Banner
Capabilities: No Flush-at-Activation, Hardware Flowcontrol In
Hardware Flowcontrol Out, Modem Callout, Modem RI is CD
Integrated Modem
Modem State: Ready
(注)
show caller コマンドは、Cisco IOS ソフトウェアの Cisco IOS Release 11.3 AA および Release
12.0 T で追加されました。使用しているソフトウェア リリースでこのコマンドがサポート
されていない場合は、show user コマンドを使用してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-41
第3章
CLI を使用して行う基本設定
非同期シェル接続のテスト
ステップ 6
IP 機能がシェル セッションをサポートするかどうかをテストします。ゲートウェイからネットワー
ク内の別のデバイスに Telnet で接続します。
AS5400# telnet 171.68.186.49
Trying 171.68.186.49 ... Open
access-gw line 2
access-gw telnet smart
Translating "smart"...domain server (171.68.10.70) [OK]
Trying smart.cisco.com (171.68.191.135)... Open
UNIX(r) System V Release 4.0 (smart)
login: Router
Password:
No directory! Logging in with home=/
Last login: Fri Aug 18 13:50:07 from dhcp-aus-163-230
Sun Microsystems Inc.
SunOS 5.5.1
Generic May 1996
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
3-42
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
最終的な実行コンフィギュレーションの確認
最終的な実行コンフィギュレーションの確認
次に、最終的な実行コンフィギュレーションの例を示します。
AS5400# show running-config
Building configuration...
Current configuration : 6017 bytes
!
version 12.2
no service single-slot-reload-enable
no service pad
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
no service password-encryption
!
hostname AS5400
!
boot system tftp c5350-js-mz.xm.Feb19 171.69.20.20
no boot startup-test
no logging buffered
logging rate-limit console 10 except errors
enable secret 5 $1$ltzj$8lGJ1cGmyZRdXdPXncLAo/
!
!
resource-pool disable
!
!
voice-fastpath enable
ip subnet-zero
no ip finger
ip domain-name cisco.com
ip name-server 171.69.11.48
ip name-server 171.69.2.132
ip name-server 171.69.2.133
!
no ip dhcp-client network-discovery
!
!
fax interface-type modem
mta receive maximum-recipients 0
!
!
crypto mib ipsec flowmib history tunnel size 200
crypto mib ipsec flowmib history failure size 200
!
!
controller T1 1/0
framing sf
linecode ami
!
controller T1 1/1
framing sf
linecode ami
!
.
.
.
controller T1 1/7
framing sf
linecode ami
!
!
interface GigabitEthernet0/0
ip address 172.21.101.21 255.255.255.0
no ip route-cache
no ip mroute-cache
duplex auto
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-43
第3章
CLI を使用して行う基本設定
最終的な実行コンフィギュレーションの確認
speed auto
!
interface GigabitEthernet0/1
no ip address
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
duplex auto
speed auto
!
interface Serial0/0
no ip address
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
clockrate 2000000
!
interface Serial0/1
no ip address
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
clockrate 2000000
!
interface Async4/00
no ip address
!
interface Async4/01
no ip address
!
interface Async4/02
no ip address
!
.
.
.
interface Async4/107
no ip address
!
interface Group-Async0
no ip address
no ip route-cache
no ip mroute-cache
no group-range
!
ip classless
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 172.21.101.1
no ip http server
!
!
call rsvp-sync
!
!
line con 0
logging synchronous
transport input none
line aux 0
logging synchronous
line vty 0 4
password #1writer
login
line 4/00 4/107
no flush-at-activation
modem InOut
!
scheduler allocate 10000 400
end
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
3-44
OL-6421-02-J
第3章
CLI を使用して行う基本設定
変更したコンフィギュレーションの保存
変更したコンフィギュレーションの保存
ゲートウェイのコンフィギュレーションが失われないように、NVRAM(不揮発性 RAM)に保存し
ます。
設定手順
コマンド
目的
ステップ 1
AS5400> enable
Password: password
AS5400#
イネーブル モード(別名、イネーブル EXEC モード)
を開始し、パスワードを入力します。イネーブル モー
ド が 開 始 さ れ る と、プ ロ ン プ ト が AS5350# ま た は
AS5400# に変わります。
ステップ 2
AS5400# copy running-config startup-config
変更したコンフィギュレーションは、リセット、電源
のオフ / オン、停電によって失われることがないよう
に、NVRAM に保存します。
ステップ 3
AS5400(config-if)# Ctrl-Z
AS5400#
イネーブル モードに戻ります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3-45
第3章
CLI を使用して行う基本設定
次の作業
次の作業
次の作業に進んでください。
•
第 4 章「CLI を使用して行う設定作業の続き」を参照して、基本機能のシステム コンフィギュ
レーション作業を続けます。
•
第 5 章「ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラ
ブルシューティング」を参照して、ゲートウェイ上のユニバーサル ポート カード接続および
ダイヤル専用フィーチャ カード接続について、設定、管理、トラブルシューティングを行いま
す。
•
第 6 章「音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング」を参照して、ゲート
ウェイ上の VFC 接続について、設定、管理、トラブルシューティングを行います。
•
付録 C「総合的なコンフィギュレーション例」
• 『Monitoring Voice and Fax Services on the Cisco AS5350 and Cisco AS5400 Universal Gateways』
(http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1839/products_feature_guide09186a0080080e6
0.html)を参照してください。
• 『High-Density Packet Voice Feature Card for Cisco AS5350XM and AS5400XM Universal Gateways』
(http://www.cisco.com/en/US/products/ps6706/products_feature_guide09186a008060df15.html)を 参
照してください。
•
基本設定に関するその他の情報は、
『Cisco IOS Dial Technologies Configuration Guide』および
『Cisco IOS Dial Technologies Command Reference』を参照してください。さらに高度な設定につ
いては、使用している Cisco IOS ソフトウェア リリースに応じた Cisco IOS ソフトウェア コン
フィギュレーション ガイド、フィーチャ モジュール、およびコマンド リファレンスを参照し
てください。
•
Cisco AAA ベースのセキュリティについては、
『Cisco AAA Implementation Case Study』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/cisintwk/intsolns/secsols/aaasols/)を参照してください。
•
トラブルシューティング情報については、『System Error Messages』および『Debug Command
Reference』を参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
3-46
OL-6421-02-J
C H A P T E R
4
CLI を使用して行う設定作業の続き
この章の内容は、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ向けのもの
で す。この 章で は、
「CLI を使 用し て行 う基本 設定」に続い て行 う作 業につ いて 説明 します。
Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイを動作させたあとで、シリア
ル インターフェイスのサポート、T1 チャネル グループ、シグナリングなど、その他の機能を設定
します。
次の各項に進んでください。
ヒント
•
WAN サポートのための同期シリアル インターフェイスの設定(p.4-2)
•
T1 チャネル グループの設定(p.4-4)
•
チャネライズド T1 PRI グループ上の ISDN NFAS の設定(p.4-6)
•
E1 R2 シグナリングの設定(p.4-8)
•
アラームの設定(p.4-12)
•
変更したコンフィギュレーションの保存(p.4-14)
•
次の作業(p.4-14)
Cisco IOS ソフトウェアの使用経験がある場合は、この章の最後にある、
「次の作業」に記載された
設定関連の資料が参考になります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
4-1
第4章
CLI を使用して行う設定作業の続き
WAN サポートのための同期シリアル インターフェイスの設定
WAN サポートのための同期シリアル インターフェイスの設定
CSU(チャネル サービス ユニット)または DSU(データ サービス ユニット)を通して WAN に接
続するには、マザーボードに同期シリアル インターフェイスを設定します。
ここでは、シリアル インターフェイスをイネーブルにし、IP ルーティングを設定し、DCE(デー
タ通信装置)または DTE(データ端末装置)インターフェイス上に外部クロック タイミングを設
定する手順について説明します。ポートに DTE アダプタ ケーブルを接続するだけで、そのポート
を DTE インターフェイスとして使用できます。DTE モード ケーブルが検出されると、自動的に外
部タイミング信号が使用されます。ポートを DCE モードで使用するには、DCE インターフェイス
ケーブルを接続し、clock rate コンフィギュレーション コマンドを使用してクロック速度を設定す
る必要があります。また、ループバック テストを実行する場合にもクロック レートを設定する必
要があります。
設定手順
コマンド
説明
ステップ 1
AS5350> enable
Password: password
AS5350#
イネーブル モード(別名、イネーブル EXEC モード)を
開始し、パスワードを入力します。イネーブル モード
が開始されると、プロンプトが AS5350# または AS5400#
に変わります。
ステップ 2
AS5350# configure terminal
Enter configuration commands, one per
line. End with CNTL/Z.
AS5350(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードを開始しま
す。グローバル コンフィギュレーション モードが開始
さ れ る と、プ ロ ン プ ト が AS5350(config)# ま た は
AS5400(config)# に変わります。
ステップ 3
AS5350(config)# interface serial 0/0
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開
始し、最初に設定するインターフェイスを指定します。
ステップ 4
AS5350(config-int)# ip address
172.22.4.67 255.255.255.0
IP ルーティングをイネーブルにする場合は、インター
フェイスに IP アドレスおよびサブネット マスクを指定
します。
ステップ 5
AS5350(config-int)# clock rate 2015232
DCE インターフェイスを設定する場合は、外部クロッ
ク シグナルだけを設定します。設定できるクロック
レートは、1200、2400、4800、9600、14400、19200、28800、
38400、56000、64000、128000、および 2015232 です。
ステップ 6
AS5350(config-int)# no shutdown
シャットダウン ステートをアップに変更し、インター
フェイスをイネーブルにします。
ステップ 7
AS5350(config-controller)# Ctrl-Z
AS5350#
イネーブル モードに戻ります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
4-2
OL-6421-02-J
第4章
CLI を使用して行う設定作業の続き
WAN サポートのための同期シリアル インターフェイスの設定
設定の確認
インターフェイスが正しく設定されているかどうかを確認するには、次のコマンドを使用します。
•
show interfaces serial port コマンドを使用して新しいシリアル インターフェイスの 1 つを指定
し、最初の出力行にインターフェイスが正しいスロット番号で表示されるかどうかを確認しま
す。さらに、インターフェイスおよび回線プロトコルのステートが正しいかどうかを確認しま
す。ステートは up または down です。
AS5350# show interfaces serial 0/0
Serial0/0 is up, line protocol is up
Hardware is 4T
Internet address is 172.0.0.1/8
MTU 1500 bytes, BW 1544 Kbit, DLY 20000 usec,
reliablility 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation HDLC, crc 16, loopback not set, keepalive set (10 sec)
Last input 00:00:08, output 00:00:04, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Queueing strategy:fifo
Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
392 packets input, 33312 bytes, 0 no buffer
Received 392 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
358 packets output, 25157 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 1 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
0 carrier transitions
DCD=up DSR=up DTR=up RTS=up CTS=up
•
ヒント
(注)
show configuration コマンドを使用して、システム コンフィギュレーション ファイル全体を表
示します。システムおよび各インターフェイスが正しく設定されているかどうかを確認しま
す。
問題がある場合は、ネットワーク インターフェイスが正しく接続され、終端しているかどうかを確
認してください。
疑問がある場合、またはサポートが必要な場合には、
「マニュアルの入手方法」(p.xviii)を参照し
てください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
4-3
第4章
CLI を使用して行う設定作業の続き
T1 チャネル グループの設定
T1 チャネル グループの設定
バックアップ リンクまたはシリアル バックホール接続用に、T1 ごとに最大 24 のチャネル グルー
プを設定できます。
まず、各チャネル グループに属すタイム スロットを定義する必要があります。チャネル グループ
には 0 ∼ 23、タイム スロットには 1 ∼ 24 の番号が付けられます。チャネル グループを定義する
と、シリアル インターフェイスが作成されます。複数のチャネル グループを定義した場合は、同
じ数のシリアル インターフェイスが作成されます。これらのインターフェイスは個別に設定可能で
す。
(注)
各チャネライズド T1 コントローラのチャネル グループ番号は、
任意に割り当てることができます。
設定手順
チャネル グループ、タイム スロット、および(必要に応じて)回線速度を定義するには、コント
ローラ コンフィギュレーション モードで次のコマンドを入力します。
AS5350(config-controller)# channel-group number timeslots range [speed {48 | 56 | 64}]
米国では、チャネル グループの速度は 56 または 64 kbps です。64 kbps を使用する場合は、ESF フ
レーミング タイプおよびライン コード B8ZS の使用を推奨します。ローカル サービス プロバイ
ダーと共同作業を行うことで、1 ∼ 24 のタイム スロットのあるチャネル グループを作成できます。
これらのタイム スロットはどのような順序でもよく、連続でも不連続でもかまいません。
T1 チャネル グループを定義したあと、各チャネル グループをシリアル インターフェイスとして設
定できます(各チャネル グループを仮想シリアル インターフェイスとみなすことができます)。作
成されたシリアル インターフェイス上では、サブインターフェイス コンフィギュレーションもサ
ポートされます。
T1 チャネル グループに対応するシリアル インターフェイスを定義するには、グローバル コンフィ
ギュレーション モードで次のコマンドを入力し、インターフェイス コンフィギュレーション モー
ドを開始します。
AS5350(config)# interface serial slot/port:channel-group
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
4-4
OL-6421-02-J
第4章
CLI を使用して行う設定作業の続き
T1 チャネル グループの設定
設定の確認
次の例は、チャネル グループおよび ISDN PRI(1 次群速度インターフェイス)グループ用に設定
された T1 コントローラを示しています。pri-group コマンドおよび channel-group コマンドのタイ
ム スロットは、重複させることはできません。有効なタイム スロット設定を確認してください。
AS5350# show running-config
Building configuration...
Current configuration:
!
! Last configuration change at 15:49:30 UTC Mon Apr 3 2000 by admin
! NVRAM config last updated at 01:35:05 UTC Fri Mar 17 2000 by admin
!
version 12.0
service timestamps debug datetime msec localtime show-timezone
service timestamps log datetime msec localtime show-timezone
service password-encryption
!
(テキスト出力は省略)
!
controller t1 1/0
channel-group 0 timeslot
channel-group 1 timeslot
channel-group 2 timeslot
channel-group 3 timeslot
pri-group timeslot 12-24
1-6
7
8
9-11
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
4-5
第4章
CLI を使用して行う設定作業の続き
チャネライズド T1 PRI グループ上の ISDN NFAS の設定
チャネライズド T1 PRI グループ上の ISDN NFAS の設定
ISDN Non-Facility Associated Signaling(NFAS)を使用して、1 本の D チャネルで複数の PRI イン
ターフェイスを制御できます。プライマリ NFAS D チャネルで障害が発生したときに使用するバッ
クアップ用 D チャネルも設定できます。
ISDN 用に設定された T1 コントローラに NFAS を設定する場合は、ISDN pri-group コマンドの拡張
バージョンを使用して、次の項目を指定します。
(注)
•
D チャネル(タイム スロット 24)で制御する PRI タイム スロットの範囲
•
タイム スロット 24 で実行する機能(プライマリ D チャネル、バックアップ、または none)。
none は B チャネルとしての使用を意味します。
•
この D チャネルが制御するインターフェイスのグループ ID 番号
Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイは Primary-4ESS、
Primary-DMS 100、または Primary-NI スイッチ(表 3-3 [p.3-16] を参照)に接続する必要があります。
また、
チャネライズド T1 コントローラを使用する必要もあり、
その結果 ISDN PRI 対応になります。
設定手順
ISDN NFAS を設定するには、コントローラ コンフィギュレーション モードで次の作業を行います。
コマンド
目的
AS5350(config-controller)# pri-group
timeslots 1-24 nfas_d primary
nfas_interface number nfas_group number
いずれかのチャネライズド T1 コントローラ上
で、NFAS プライマリ D チャネルを設定します。
AS5350(config-controller)# pri-group
timeslots 1-24 nfas_d backup
nfas_interface number nfas_group number
別のチャネライズド T1 コントローラ上で、プラ
イマリ D チャネルに障害が発生したときに使用
する、NFAS バックアップ D チャネルを設定し
ます。
AS5350(config-controller)# pri-group
(任意)その他のチャネライズド T1 コントロー
timeslots 1-24 nfas_d none nfas_interface
ラ上で、必要に応じて、24 B チャネル インター
number nfas_group number
フェイスを設定します。
チャネルまたはインターフェイスのサービス停止
特定のチャネルまたは PRI インターフェイス全体をサービス停止にしたり、別のステートにしてか
らスイッチへ引き渡すことができます。
インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のいずれかの作業を行います。
コマンド
目的
AS5350(config-controller)# isdn service
dsl number b_channel number state
state-value
個々の B チャネルをサービス停止にするか、ま
たは別のステートに設定します。
AS5350(config-controller)# isdn service
dsl number b_channel 0 state state-value
PRI インターフェイス全体を特定のステートに
設定します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
4-6
OL-6421-02-J
第4章
CLI を使用して行う設定作業の続き
チャネライズド T1 PRI グループ上の ISDN NFAS の設定
サポートされているステート値は、次のとおりです。
•
0 ― サービス実行
•
1 ― メンテナンス
•
2 ― サービス停止
設定の確認
NFAS グループをモニタするには、show isdn nfas group number コマンドを使用します。
AS5350# show isdn nfas group 0
ISDN NFAS GROUP 0x0 ENTRIES:
The primary D is Serial0:23.
The backup D is Serial1:23.
There are 2 total nfas members.
There are 24 total available B channels.
The primary D-channel is DSL 0 in state IN SERVICE.
The backup D-channel is DSL 1 in state STANDBY.
The current active layer 2 DSL is 0.
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
4-7
第4章
CLI を使用して行う設定作業の続き
E1 R2 シグナリングの設定
E1 R2 シグナリングの設定
R2 シグナリングは、チャネライズド E1 ネットワークに共通の国際シグナリング規格です。チャネ
ライズド E1 インターフェイスの設定により、旧アナログ電話網で使用されている各種 R2 シグナリ
ングをサポートできます。
(注)
シスコが実装した R2 シグナリングでは、Dialed Number Identification Support(DNIS)がデフォル
トでイネーブルに設定されています。Automatic Number Identification(ANI)オプションをイネーブ
ルにしても、引き続き DNIS 情報が収集されます。ANI オプションを設定しただけでは、DNIS の
収集はディセーブルになりません。DNIS は着信側の番号、ANI は発信側の番号です。たとえば、
ゲートウェイ A がゲートウェイ B を呼び出すように設定する場合は、ゲートウェイ B に DNIS 番
号、ゲートウェイ A に ANI 番号を割り当てます。ANI は発信側 ID と同様である点にも注意してく
ださい。
設定手順
E1 R2 シグナリングを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードから始めて、次の
コマンドを使用します。
コマンド
目的
ステップ 1
AS5350> enable
Password: password
AS5350#
イネーブル モード(別名、イネーブル EXEC モード)を
開始し、パスワードを入力します。イネーブル モード
が開始されると、プロンプトが AS5350# または AS5400#
に変わります。
ステップ 2
AS5350# configure terminal
Enter configuration commands, one per
line. End with CNTL/Z.
AS5350(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードを開始しま
す。グローバル コンフィギュレーション モードが開始
さ れ る と、プ ロ ン プ ト が AS5350(config)#
または
AS5400(config)# に変わります。
ステップ 3
AS5350(config)# controller e1 0/0
AS5350(config-controller)#
コントローラ コンフィギュレーション モードを開始
し、E1 コントローラ ポートを設定します。
E1 フィーチャ カードのスロット、ポート番号、および
チャネルを指定します。E1 フィーチャ カードでは、ポー
ト番号の範囲は 0 ∼ 1 です。
ステップ 4
AS5350(config-controller)# ds0-group 1
timeslots 1-30 type r2-analog r2-compelled
ani
各 E1 回線に属すタイムスロットを R2 シグナリング用
に設定します。R2 シグナリングを R2 ITU Q411、トー
ン シグナリングを R2 Compelled Register Signaling に設
定し、ANI オプションをアドレス情報プロビジョニング
済みに設定します。
R2 回線シグナリング オプションは、r2-analog、
r2-digital、および r2-pulse です。
トーン シグナリング オプションは、dtmf(デフォルト)、
r2-compelled、r2-non-compelled、および
r2-semi-compelled です。
上記の任意のオプションに ani(ANI アドレス情報プロ
ビジョニング済み)を設定できます。
ステップ 5
AS5350(config-controller-cas)# cas-custom
1
カスタマイズするチャネル番号を入力します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
4-8
OL-6421-02-J
第4章
CLI を使用して行う設定作業の続き
E1 R2 シグナリングの設定
ステップ 6
コマンド
目的
AS5350(config-ctrl-cas)# country country
use-default
指定した国のデフォルト設定を使用します。
(注) (国別のデフォルト値が ITU デフォルト値と同
じである場合)国別パラメータを表示するには、
write term を入力します。
すべての国でデフォルト設定は ITU です。
サポートされる国の一覧は、「R2 シグナリングの国別
コード」(p.4-10)を参照してください。
ステップ 7
AS5350(config-ctrl-cas)# answer-signal
group-b 6
cas custom コマンドの応答信号を group-b 6 に設定しま
す。
[or]
AS5350(config-ctrl-cas)# default
answer-signal group-b 6
[or]
AS5350(config-ctrl-cas)# no answer-signal
group-b 6
CAS カスタム コマンドには、caller-digits、category、
country、unused-abcd、invert-abcd、metering、ka、kd、
dnis-digits、answer-signal、および nc-congestion があり
ます。
answer-signal group-b をデフォルトの ITU 値に設定しま
す。
controller E1 0
clock source line primary
answer-signal group-b 6 をデフォルト値に戻します。
ds0-group 0 timeslots 1-15,17-31 type
r2-analog
r2-compelled
cas-custom 0
(注) 設定しないパラメータは、ゲートウェイにより
country singapore use-defaults
自動的に ITU デフォルト値に設定されます。
category 2
<--- default category for
singapore
answer-signal group-b 6
<--- default
国別パラメータをデフォルト値で設定すると、この例の
bxfree
ような write term 出力が表示されます。
for singapore
AS5350(config-ctrl-cas)# exit
AS5350(config)#
ステップ 8
ステップ 9
AS5350(config)# spe country {country |
e1-default}
AS5350(config)# voice-port
slot/controller-number:DS0 group-number
CAS カスタム モードを終了し、グローバル コンフィ
ギュレーション モードに戻ります。
SPE 国別コードを設定するか、または E1 デフォルト
(A-law)を使用します。
(注)
spe country コマンドを実行するには、ゲート
ウェイがアイドル ステート(アクティブなコー
ルがない)でなければなりません。
(注)
Cisco AS5350XM および
Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイで
は、個々の音声ポートではなく、システム全体
に DS-0 コンパンディング法則の選択を設定し
ます。
設定するポートの音声ポート モードを入力します。
AS5350(config-voiceport)#
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
4-9
第4章
CLI を使用して行う設定作業の続き
E1 R2 シグナリングの設定
コマンド
目的
2 桁の国別コードを入力し、地域別の呼び出し音を設定
します。
ステップ 10 AS5350(config-voiceport)# cptone
contry-code
イネーブル モードに戻ります。
ステップ 11 AS5350(config-voiceport)# Ctrl-Z
AS5350#
R2 シグナリングの国別コード
表 4-1 に、R2 シグナリングでサポートされる国別コードを示します。
.
表 4-1
R2 シグナリングの国別コード
argentina
greece
paraguay
australia
guatemala
peru
bolivia
hongkong-china
philippines
brazil
india
saudiarabia
bulgaria
indonesia
singapore
china
israel
southafrica-panaftel
colombia
itu
telmex
costarica
korea
telnor
croatia
laos
thailand
easteurope
malaysia
uraguay
equador-itu
malta
venezuela
ecuador-lme
newzealand
vietnam
設定の確認
R2 シグナリングの設定を確認するには、show controller e1 コマンドを入力してすべてのコントロー
ラのステータスを表示するか、または show controller e1 # コマンドを入力して特定のコントローラ
のステータスを表示します。コントローラが起動し(次の例の 2 行め)
、アラームが報告されず(4
行め)、エラーが報告されていないこと(9 ∼ 10 行め)を確認してください。
AS5350# show controller e1 0/0
E1 0/0 is up.
Applique type is Channelized E1 - balanced
No alarms detected.
Version info of Slot 0: HW: 2, Firmware: 4, PLD Rev: 2
Manufacture Cookie is not programmed.
Framing is CRC4, Line Code is HDB3, Clock Source is Line Primary.
Data in current interval (785 seconds elapsed):
0 Line Code Violations, 0 Path Code Violations
0 Slip Secs, 0 Fr Loss Secs, 0 Line Err Secs, 0 Degraded Mins
0 Errored Secs, 0 Bursty Err Secs, 0 Severely Err Secs, 0 Unavail Secs
Total Data (last 13 15 minute intervals):
0 Line Code Violations, 0 Path Code Violations,
0 Slip Secs, 12 Fr Loss Secs, 0 Line Err Secs, 0 Degraded Mins,
0 Errored Secs, 0 Bursty Err Secs, 0 Severely Err Secs, 12 Unavail Secs
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
4-10
OL-6421-02-J
第4章
CLI を使用して行う設定作業の続き
E1 R2 シグナリングの設定
接続が正常に確立できない場合、次の現象がないかどうかを確認してください。
•
配線の緩み、スプライス、コネクタ、ショート、ブリッジ タップ、およびアースの不備
•
逆方向の送受信
•
フレーミング タイプの不一致(CRC-4 と非 CRC-4 など)
•
送信および受信ペアの分離(クロストーク)
•
回線カードまたはリピータの障害
•
回線のノイズ障害(電源およびクロストークなど)
回線にエラーが発生し、回線が頻繁に切断される場合は、次の事項を確認してください。
•
回線コードの不一致(HDB3 と AMI)
•
受信レベル
•
クロック設定の不備によるフレーム スリップ
E1 コントローラがアクティブになると、次のメッセージが表示されます。
%CONTROLLER-3-UPDOWN: Controller E1 0, changed state to up
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
4-11
第4章
CLI を使用して行う設定作業の続き
アラームの設定
アラームの設定
現時点でファシリティ アラームのモニタ対象となっている障害イベントは、次のとおりです。
•
インターフェイスのダウン
•
T1、E1、または T3 コントローラのダウン
•
モデム基板障害
•
Redundant Power Supply(RPS; 冗長電源装置)の障害
•
熱障害
•
ファンの障害
Cisco IOS ソフトウェアは、設定に従って障害イベントを検出するため、毎秒ポーリングを行い、障
害イベントを検出するとアラームをオンにします。デフォルトでは、ファシリティ アラームはオフ
に設定されています。障害条件をモニタするには、facility-alarm コマンドを設定する必要がありま
す。
アラーム コマンドをディセーブルにする場合は、コマンドの先頭に no を入力します。
AS5350# no facility-alarm detect rps
設定手順
コマンド
目的
ステップ 1
AS5350> enable
Password: password
AS5350#
イネーブル モードを開始し、パスワードを入力します。
イ ネ ー ブ ル モ ー ド が 開 始 さ れ る と、プ ロ ン プ ト が
AS5350# または AS5400# に変わります。
ステップ 2
AS5350# configure terminal
Enter configuration commands, one per
line. End with CNTL/Z.
AS5350(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードを開始しま
す。グローバル コンフィギュレーション モードが開始
さ れ る と、プ ロ ン プ ト が AS5350(config)# ま た は
AS5400(config)# に変わります。
ステップ 3
AS5350(config)# facility-alarm detect
interface [interface type] [slot/port]
インターフェイスのダウン時にファシリティ アラーム
をオンにします。インターフェイス タイプを入力し、ス
ロットおよびポートを指定します。
ステップ 4
AS5350(config)# facility-alarm detect
controller [t1 | e1 | t3] [slot/port]
コントローラの動作が停止した場合、アラームをオンに
します。スロット値の範囲は 1 ∼ 7 です。T1 および E1
の場合、ポート値の範囲は 0 ∼ 7 です。T3 の場合、ポー
ト値は常に 0 です。
ステップ 5
AS5350(config)# facility-alarm detect
modem-board [slot]
特定のスロットのモデム ボードに障害が発生したとき
に、アラームをオンにします。
ステップ 6
AS5350(config)# facility-alarm detect rps
RPS 障害イベントを検出した場合に、アラームをオンに
します。次の障害が 1 つでも発生すると、アラームがオ
ンになります。
ステップ 7
AS5350(config)# facility-alarm detect
temperature
•
入力電圧の障害
•
出力電圧の障害
•
過電圧状態
•
複数の障害
過熱イベントを検出した場合に、アラームをオンにしま
す。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
4-12
OL-6421-02-J
第4章
CLI を使用して行う設定作業の続き
アラームの設定
コマンド
目的
ステップ 8
AS5350(config)# facility-alarm detect fan
ファン障害イベントを検出した場合に、アラームをオン
にします。
ステップ 9
AS5350(config-if)# Ctrl-Z
AS5350#
イネーブル モードに戻ります。
設定の確認
アラーム ステータスを表示するには、show facility-alarm コマンドを入力します。
AS5350# show facility-alarm
Device
------
State
-----
gigabitethernet 0/0 UP
Modem Card 4
UP
Facility Alarm is ON
問題がある場合
•
ケーブルの接続が緩んでいたり、切断されていないかどうかを確認します。
•
アラーム ポートの端子ブロックの接続に、No. 12 または 14 AWG の銅線が使用されているかど
うかを確認します。
•
アラームが正常に動作しているかどうかを確認します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
4-13
第4章
CLI を使用して行う設定作業の続き
変更したコンフィギュレーションの保存
変更したコンフィギュレーションの保存
ゲートウェイのコンフィギュレーションが失われないように、NVRAM(不揮発性 RAM)に保存し
ます。
設定手順
コマンド
目的
ステップ 1
AS5350> enable
Password: password
AS5350#
イネーブル モード(別名、イネーブル EXEC モード)を
開始し、パスワードを入力します。イネーブル モード
が開始されると、プロンプトが AS5350# または AS5400#
に変わります。
ステップ 2
AS5350# copy running-config startup-config
変更したコンフィギュレーションは、リセット、電源の
オフ / オン、停電によって失われることがないように、
NVRAM に保存します。
ステップ 3
AS5350(config-if)# Ctrl-Z
AS5350#
イネーブル モードに戻ります。
次の作業
次の作業に進んでください。
ヒント
•
第 5 章「ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラ
ブルシューティング」を参照して、ゲートウェイ上のユニバーサル ポート カード接続および
ダイヤル専用フィーチャ カード接続について、設定、管理、トラブルシューティングを行いま
す。
•
第 6 章「音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング」を参照して、ゲート
ウェイ上の VFC 接続について、設定、管理、トラブルシューティングを行います。
•
付録 C「総合的なコンフィギュレーション例」
次の資料は、Documentation DVD およびインターネット上のシスコのホームページから入手できま
す。また、印刷資料も発注できます。
•
基本設定に関するその他の情報は、お使いのソフトウェアに付属の『Cisco IOS Dial Technologies
Configuration Guide』および『Cisco IOS Dial Technologies Command Reference』を参照してくだ
さい。さらに高度な設定については、使用している Cisco IOS ソフトウェア リリースに応じた
Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド、フィーチャ モジュール、およびコマ
ンド リファレンスを参照してください。
•
トラブルシューティング情報については、『System Error Messages』および『Debug Command
Reference』を参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
4-14
OL-6421-02-J
C H A P T E R
5
ユニバーサル ポート カードおよび
ダイヤル専用フィーチャ カードの
管理およびトラブルシューティング
この章の内容は、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ向けのもの
です。この章の内容は次のとおりです。
•
SPE パフォーマンス統計の設定(p.5-3)
•
ポートの管理(p.5-6)
•
SPE の管理(p.5-8)
•
トラブルシューティング(p.5-11)
•
SPE ファームウェアのアップグレード(p.5-15)
•
次の作業(p.5-26)
Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイには、次の 2 種類の Nextport
Digital Signal Processor(DSP; デジタル信号プロセッサ)が使用できます。
(注)
•
ユニバーサル ポート フィーチャ カード ― Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバー
サル ゲートウェイに搭載され、60(NP-60)∼ 108(NP-108)回の音声、ファックス、ダイヤ
ルによるコールをサポートします。
•
ダイヤル専用フィーチャ カード ― Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル
ゲートウェイに搭載され、60(DL-60)∼ 108(DL-108)回のダイヤル コールをサポートしま
す。音声サービスやファックス サービスはサポートしません。
ダイヤル サービスに含まれるのはモデム コール(すべての変調)、ISDN デジタル コール、V.110
データ コール、および V.120 データ コールで、モデム パススルー コールは含まれません。
モニタリング コマンドおよびトラブルシューティング コマンドを使用することによって、フィー
チャ カードのスロット レベル、Service Proccessing Element(SPE)レベル、またはポート レベルで
ポート接続を管理できます。ポートは、マルチサービスのトーン、音声、およびデータが流れる、
トランク カード上のエンドポイントとして定義されます。SPE ごとに複数のポートがあります。
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードには、SPE およびスロット ソフ
トウェア階層が使用されています。Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲート
ウェイでは、slot/spe および slot/port で階層を指定します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
5-1
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
•
スロット値の範囲は 1 ∼ 7 です。
•
ポート値の範囲は、0 ∼カードの総ポート数から 1 を差し引いた値です。
•
SPE の範囲は 0 ∼ 17 です。
たとえば、ユニバーサル ポート カードのポート 2/5 は、ゲートウェイの第 2 シャーシ スロットに
おける 6 番めのポートです。スロット 0 はマザーボード専用です。
SPE 上で実行できる機能は、次のとおりです。
•
ビジーアウト、シャットダウン、または削除などの一般的な設定
•
統計およびステートの表示
•
自動および手動回復プロセスの設定
•
ファームウェアのアップグレード
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
5-2
OL-6421-02-J
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE パフォーマンス統計の設定
SPE パフォーマンス統計の設定
デフォルトでは、イベント ログはイネーブルに設定され、SPE ポートごとに 1 つのイベント キュー
が使用されます。このログにはバイナリ形式の生データが記録されるので、show コマンド(「SPE
パフォーマンス統計の表示」[p.5-3] を参照)を使用して表示する必要があります。記録の保管方法
に関するいくつかの要素は、AS5350(config)# または AS5400(config)# プロンプトに次のグローバ
ル コンフィギュレーション モード コマンドを使用することによって設定できます。
(注)
•
spe call-record modem max-userid ― モデム コールの終了後にモデム コール レコードを生成し
ます。max-userid は、モデムで使用できるユーザ ID の最大サイズ(バイト数)です。call-record
のデフォルト値は 30 で、範囲は 0 ∼ 100 です。コンソールまたは設定した Syslog サーバ上で
このレコードを表示できます。このコール レコードは、ポート イベント ログには保存されま
せん。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。これは、
modem call-record コマンドに代わるコマンドです。
•
spe log-size number ― ゲートウェイで管理可能な SPE に対応するヒストリ イベント キューの
バッファ サイズを設定できます。デフォルトは、1 ポートあたり 100 個のイベントです。ポー
ト イベントを表示するには、show port [modem | voice | fax] log コマンドを使用します。使用方
法は、MICA モデムの場合の modem buffer-size コマンドと同じです。
•
show port [modem | voice | fax] log reverse ― 最新のイベントから順にポート イベントを表示し
ます。
ダイヤル専用フィーチャ カードはダイヤル サービスだけをサポートします。ダイヤル サービスに
含まれるのはモデム コール(すべての変調)、ISDN デジタル コール、V.110 データ コール、およ
び V.120 データ コールで、モデム パススルー コールは含まれません。
SPE に関連するログ イベントの一部または全部を消去するには、AS5350# または AS5400# プロンプ
トに次のイネーブル EXEC モード コマンドを入力します。
•
clear spe log ― スロット ヒストリ イベント ログのイベント エントリをすべて消去します。
•
clear spe counters ― 特定の SPE、SPE 範囲、またはすべての SPE について、全サービス タイ
プの統計カウンタを消去します。SPE の範囲または特定の SPE を指定しなかった場合、全 SPE
の統計情報が消去されます。使用方法は、MICA モデムの場合の clear modem counters コマン
ドと同じです。
•
clear port log ― ポート レベルのヒストリ イベント ログに含まれるイベント エントリをすべ
て消去します。このコマンドは、ポート ログ全体を消去します。ポート ログから個々のサー
ビス イベントを削除することはできません。show port modem log または show port digital log
を使用して特定のサービス イベントを表示できますが、ポート ログ全体を消去するには、clear
port log を使用する必要があります。
SPE パフォーマンス統計の表示
ゲートウェイと Cisco IOS ソフトウェアを使用することによって、SPE の統計情報を表示できます。
ユニバーサル ポート カードまたはダイヤル専用フィーチャ カードのパフォーマンス統計を表示す
るには、次のコマンドを 1 つまたは複数、イネーブル EXEC モード(AS5350# または AS5400# プロ
ンプト)で入力します。
show spe voice コマンド
•
show spe voice active ― 音声トラフィックに対応しているすべての SPE、特定の SPE、または
特定の SPE 範囲について、アクティブな統計情報を表示します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
5-3
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE パフォーマンス統計の設定
•
(注)
show spe voice slot | slot/spe summary ― 音声トラフィックに対応している、特定のスロットの
全 SPE、特定の SPE、または特定の SPE 範囲について、履歴統計情報を表示します。
ダイヤル専用フィーチャ カードはダイヤル サービスだけをサポートします。ダイヤル サービスに
含まれるのはモデム コール(すべての変調)、ISDN デジタル コール、V.110 データ コール、およ
び V.120 データ コールで、モデム パススルー コールは含まれません。
show spe digital コマンド
•
show spe digital active ― デジタル トラフィックに対応しているすべての SPE、特定の SPE、ま
たは特定の SPE 範囲について、アクティブな統計情報を表示します。
•
show spe digital csr ― 特定の SPE、SPE 範囲、または全 SPE について、デジタル コール成功率
統計を表示します。
•
show spe digital disconnect-reason ― 特定の SPE または SPE 範囲について、デジタル切断理由
を表示します。切断理由は、クラス境界と一緒に表示されます。
•
show spe digital slot | slot/spe summary ― デジタル トラフィックに対応している、
特定のスロッ
トの全 SPE、特定の SPE、または特定の SPE 範囲について、履歴統計情報を表示します。
show spe modem コマンド
•
show spe modem active ― モデム トラフィックに対応しているすべての SPE、特定の SPE、ま
たは特定の SPE 範囲について、アクティブな統計情報を表示します。使用方法は、MICA モデ
ムの場合の show modem コマンドと同じです(show modem コマンドは、Cisco AS5350XM ま
たは Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイではサポートされません)。
•
show spe modem csr ― 特定の SPE、SPE 範囲、または全 SPE について、コール成功率統計を
表示します。
•
show spe modem disconnect-reason ― 特定の SPE または SPE 範囲について、切断理由を表示し
ます。切断理由は、クラス境界と一緒に表示されます。使用方法は、MICA モデムの場合の
show modem call-stats コマンドと同じです(show modem call-stats コマンドは、
Cisco AS5350XM
または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイではサポートされません)
。
•
show spe modem {high | low} speed ― 特定の SPE または全 SPE について、個々の高速 / 低速変
調またはコーデック内におけるネゴシエーション後の接続速度を表示します。
•
show spe modem slot | slot/spe summary ― 特定のスロットの全 SPE、特定の SPE、または特定
の SPE 範囲について、履歴統計情報を表示します。使用方法は、MICA モデムの場合の show
modem コマンドと同じです(このコマンドは、Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニ
バーサル ゲートウェイではサポートされません)。
•
show spe log ― 古いイベントから順に、スロット ヒストリ イベント ログを表示します。
•
show spe log reverse ― 最新のイベントから順にログ イベントを表示します。
•
show spe version ― 全 SPE および使用されている SPE ファームウェア ファイルを表示します。
これは、SPE ファームウェア ファイルの更新が必要かどうかを判断するときに役立ちます。使
用方法は、MICA モデムの場合の show modem mapping コマンドと同じです(show modem
mapping コマンドは、Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイで
はサポートされません)
。
•
show spe fax active ― ファックス リレートラフィックに対応している全 SPE、特定の SPE、ま
たは特定の SPE 範囲について、アクティブな統計情報を表示します。
show spe コマンド
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
5-4
OL-6421-02-J
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE パフォーマンス統計の設定
show port コマンド
•
show port config ― 特定のポートまたは特定のポート範囲について、設定情報を表示します。
このコマンドを実行する時点で、ポートにアクティブ セッションが対応付けられている必要が
あります。
•
show port [digital | modem | voice | fax] log ― 古いイベントから順に、イベント ログを表示しま
す。モデムの場合、このコマンドの使用方法は、MICA モデムの場合の show modem log コマ
ンドと同じです(show modem log コマンドは、Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニ
バーサル ゲートウェイではサポートされません)。
•
show port [digital | modem | voice | fax] log reverse ― 最新のイベントから順に、ポート ヒストリ
イベント ログを表示します。
•
show port modem calltracker ― コール トラッカー データベースを使用して、アクティブ モデ
ム コールに関するポート レベルの情報を表示します。指定されたポートにコールがない場合
は、最新のコール情報が表示されます。calltracker enable コマンドを実行して、コール トラッ
カー機能をイネーブルにする必要があります(コール トラッカー機能の詳細については、次の
URL の『Call Tracker plus ISDN and AAA Enhancements for the Cisco AS5300 and Cisco AS5800』を
参照)。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121limit/121x/121xh/121x
h_2/dt_cltrk.htm
•
show port modem test ― 特定の SPE ポート範囲またはすべての SPE ポートについて、テスト
ログを表示します。
•
show port operational-status ― 特定のポートまたはポート範囲について、動作ステータスを表
示します。このコマンドを実行する時点で、ポートにアクティブ セッションが対応付けられて
いる必要があります。
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OL-6421-02-J
5-5
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
ポートの管理
ポートの管理
ここでは、ユニバーサルポートおよびダイヤル専用フィーチャ カード ポートを管理する方法につ
いて説明します。ポート コンフィギュレーション モードを開始することによって、ポートを削除
する、サービスからポートを除外する、ダイヤルアップ サービスからポートをディセーブルにする
ことができます。ダイヤルアップ サービスからポートをディセーブルにする方法については、「ト
ラブルシューティング」
(p.5-11)を参照してください。
ポートの削除
ポートを削除して、ポート上のコールを停止させたり、ポートの不良ステートを消去してリセット
することができます。ポートとの通信がエラーになった場合、またはポートを動作停止にする場合
には、ポートを削除する必要があります。
show spe slot/spe コマンドを使用して、SPE 上のアクティブ ポートを表示します。SPE 上のポート
を削除するには、イネーブル EXEC モードで次のコマンドを入力します。ゲートウェイ上の全ポー
ト、スロット上の全ポート、または 1 つのポートを削除できます。このコマンドは、従来の clear
modem コマンドと同じです。
•
次に、スロット 4 上のポート 1 を削除する例を示します。
AS5400# clear port 4/1
AS5400# This will clear port 4/01 [confirm] yes
AS5400#
•
次に、スロット 4 上のアクティブ ポートをすべて削除する例を示します。
AS5400# clear port 4
AS5400# This will clear port 4/00 - 4/107 [confirm] yes
AS5400#
slot/port を指定した場合、その SPE 上のポートが削除されます。 slot を指定した場合は、その
スロット上のアクティブ ポートがすべて削除されます。引数を指定しなかった場合、全ポート
が削除されます。
さらに、このコマンドによってポートの不良ステートが削除され、リセットされます。ただし、
SPE ファームウェアのダウンロードが原因で、SPE がすでに不良ステートになっていた場合、
ポートは削除されません。
ポート コンフィギュレーション モード
ポート コンフィギュレーション モードは、ライン コンフィギュレーション モードと同様のモード
です。このモードを使用して、個々のポートまたは特定範囲のポートをシャットダウンしたり、ビ
ジーアウト モードを開始したりすることができます。ポート コンフィギュレーション モードのコ
マンドは、MICA モデムで使用していた modem range、modem busyout、および modem shutdown
コマンドと同じです。
•
次に、1 つのポートに関してポート コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per line.
AS5400(config)# port 3/1
AS5400(config-port)#
•
End with CNTL/Z.
次に、特定範囲のポートに関してポート コンフィギュレーション モードを開始する例を示し
ます。
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per line.
AS5400(config)# port 3/1 3/18
AS5400(config-port)#
End with CNTL/Z.
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5-6
OL-6421-02-J
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
ポートの管理
ポート コンフィギュレーション モードのコマンド
ポート コンフィギュレーション モードで使用可能なコマンドは次のとおりです。
•
busyout card/port ― 特定のポートでアクティブ サービスが終了するのを待ち、フィーチャ カー
ド上の 1 ポートまたは全ポートをディセーブルにします。カード上の全ポートをビジーアウト
にすることも、1 ポートだけをビジーアウトにすることもできます。たとえば、busyout 1 は
カード 1 上の全ポートを意味します。busyout 1/4 はカード 1 上のポート 4 だけを意味します。
ポートを再びイネーブルにする場合は、このコマンドの no 形式を使用します。このコマンド
は、従来の modem busyout コマンドと同じです。テストなどのメンテナンス作業は、ポートが
ビジーアウト モードのときでも実行できます。
(注) port busyout コマンドと spe busyout コマンドはそれぞれ異なり、相互に影響を与えま
せん。1 つのコマンドでポートまたは SPE をビジーアウトにした場合、相当する clear
コマンドを使用した場合に限って削除できます。
•
(注)
shutdown ― ポート上のアクティブ コールを削除します。そのポートでは以降、コールを処理
できません。SPE のステートは、show spe コマンドの出力に反映されます。ポートを再度イ
ネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。このコマンドは、従来の modem
shutdown コマンドと同じです。
ポートがビジーアウト モードまたはシャットダウン モードのとき、SPE のステートはその SPE を
構成する全ポートの統合ステートに変更されます。
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5-7
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE の管理
SPE の管理
ここでは、SPE 国別コードの設定、SPE コンフィギュレーション モードの開始、SPE ファームウェ
アのアップグレード、SPE でのビジーアウトの実行、および SPE のアクティブ コール削除の方法
について説明します。
SPE 国別コード
Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイでは、個々の音声ポートでは
なく、システム全体に DS0 コンパンディング法則の選択を設定します。
T1、E1、または T3 コントローラ回線上でコンパンディングを設定するには、グローバル コンフィ
ギュレーション モードで spe country コマンドを使用する必要があります(このコマンドは、従来
の modem country コマンドに代わるものです。国別コードを指定しなかった場合、コントローラ回
線にはデフォルト値が使用されます)
。
T1 インターフェイスの場合、デフォルト値は t1-default(Mu-law)です。E1 インターフェイスの場
合、デフォルト値は e1-default(A-law)です。国別コードをデフォルト値に設定するには、このコ
マンドの no 形式を使用します。
サポートされている国の一部を表 5-1 に示します。
表 5-1
(注)
サポートされる国およびコンパンディング法則
国名
コンパンディング法則 国名
コンパンディング法則
オーストラリア
A-law
オランダ
A-law
オーストリア
A-law
ニュージーランド
A-law
ベルギー
A-law
ノルウェー
A-law
中国
A-law
ポーランド
A-law
キプロス
A-law
ポルトガル
A-law
チェコおよび
スロバキア
A-law
ロシア
A-law
デンマーク
A-law
シンガポール
A-law
フィンランド
A-law
南アフリカ
A-law
フランス
A-law
スペイン
A-law
ドイツ
A-law
スウェーデン
A-law
香港
Mu-law
スイス
A-law
インド
A-law
台湾
Mu-law
アイルランド
A-law
タイ
A-law
イスラエル
A-law
トルコ
A-law
イタリア
A-law
イギリス
A-law
日本
Mu-law
米国
Mu-law
マレーシア
A-law
—
—
spe country コマンドを実行するには、ゲートウェイがアイドル ステート(アクティブなコールがな
い)でなければなりません。
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5-8
OL-6421-02-J
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE の管理
•
次に、国別コードを usa に設定する例を示します。
AS5400(config)# spe country usa
AS5400(config)#
•
次に、DS0 コンパンディングが usa(Mu-law)に設定されているかどうかを確認する例を示し
ます。SPE ビジーアウト ステータスも表示されます。
AS5400# show spe
SPE settings:
==============
Country code configuration usa
Polling interval: 12 secs.
History log events: 50(per port)
Port legends:
============
Port state: (s)shutdown (t)test (r)recovery (d)download
(b)busiedout (p)busyout pending, (B)bad (a)active call
Call type: (m)modem (d)digital (v)voice (_)not in use
SPE#
4/00
4/01
4/02
4/03
4/04
4/05
4/06
4/07
4/08
4/09
4/10
4/11
4/12
4/13
4/14
4/15
4/16
4/17
Port #
0000-0005
0006-0011
0012-0017
0018-0023
0024-0029
0030-0035
0036-0041
0042-0047
0048-0053
0054-0059
0060-0065
0066-0071
0072-0077
0078-0083
0084-0089
0090-0095
0096-0101
0102-0107
SPE
State
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
SPE
SPE SPE
Port
Busyout Shut Crash State
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
0
0
0 ______
Call
Type
______
______
______
______
______
______
______
______
______
______
______
______
______
______
______
______
______
______
SPE コンフィギュレーション モード
SPE コンフィギュレーション モードは、ライン コンフィギュレーション モードと同様のモードで、
SPE の設定を行います。スロットおよびスロットに対応付けられている SPE を指定することによっ
て、SPE を設定できます。または最初および最後の SPE を指定することによって、SPE 範囲を設定
できます。
次に、SPE コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per line.
AS5400(config)# spe 1/1 1/17
AS5400(config-SPE)#
End with CNTL/Z.
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5-9
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE の管理
SPE コンフィギュレーション モードのコマンド
SPE コンフィギュレーション モードで使用可能なコマンドは、次のとおりです。
•
firmware location ― システム フラッシュ メモリから SPE コンフィギュレーション モードの開
始時に指定された SPE に、特定のバージョンの SPE ファームウェアを転送できます。ファーム
ウェア アップグレードの詳細については、「SPE ファームウェアのアップグレード」
(p.5-15)
を参照してください。
•
firmware upgrade busyout | download-maintenance | reboot ― アップグレード方法を指定できま
す。アップグレードの方法は 3 通りあります。
− busyout(デフォルト)を選択すると、すべてのコールが SPE で終端した時点でアップグ
レードします。
− download-maintenance を選択すると、次回のダウンロード メンテナンス時にアップグレー
ドされます。ファームウェア アップグレードの詳細については、
「SPE ファームウェアの
アップグレード」
(p.5-15)を参照してください。デフォルトのダウンロード メンテナンス
時間は 0300 です。
− reboot を選択すると、次回の再起動時にアップグレードされます。firmware upgrade reboot
コマンドが有効になるのは、リロード後なので、copy running-config startup-config コマン
ドを使用して、実行コンフィギュレーションを保存しておく必要があります。
•
busyout ― 特定の SPE 上でアクティブ サービスがすべて終了するまで待つことによって、整
然とした方法で SPE をディセーブルにします。指定された SPE 上にアクティブ ポートがある
場合、SPE のステートは Busiedout に変更されます。SPE は一時的にディセーブルにされます。
SPE を再度イネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
•
shutdown ― SPE 上の全ポートでアクティブ コールを削除します。SPE ステートが
Out-of-Service に変更されるので、SPE では以降、コールを処理できません。SPE のステート
は、show spe コマンドの出力に反映されます。SPE 上のポートを再度イネーブルにするには、
このコマンドの no 形式を使用します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
5-10
OL-6421-02-J
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
トラブルシューティング
トラブルシューティング
ここでは、サービス タイプのモードに関係なく、モデムに当てはまるトラブルシューティング情報
を提供します。組み込まれたポートまたは SPE に対する診断テストの実行、SPE 上のポートの自動
回復の設定、および SPE の定期回復の設定手順について説明します。
SPE 診断テストの設定
SPE モデムの診断テストには、次の 3 種類があります。
•
SPE 起動テスト
•
SPE 自動テスト
•
SPE バックツーバック テスト
SPE 起動テスト
システムの初期起動時または再起動時に、組み込まれている全 SPE ポートに対して診断テストを実
行するには、グローバル コンフィギュレーション モード(AS5350# または AS5400# プロンプト)で
次のコマンドを入力します。
port modem startup-test ― 全モデムの診断テストを実行します。
SPE ポート起動テストの結果は、show port modem test コマンドの出力に表示されます。診断テス
トに合格した SPE ポートには Pass、Fail、および Unkn マークが付けられます。診断テストに不合
格だったポートには、Bad マークが付けられます。これらのポートをコール接続に使用することは
できません。組み込まれているポート数によって異なりますが、診断テストの実行には 5 ∼ 10 分
かかります。正常に動作していない SPE ポートに関して追加テストを実行するには、test port
modem back-to-back コマンドを使用します。起動テストをディセーブルにするには、no port modem
startup-test コマンドを入力します。
SPE 自動テスト
システムの初期起動時、再起動時、またはサービス稼働中に、組み込まれている全 SPE ポートに対
して診断テストを実行するには、グローバル コンフィギュレーションモード(AS5350(config)# ま
たは AS5400(config)# プロンプト)で次のコマンドを入力します。
port modem autotest ― 全ポートの診断テストを実行します。
SPE ポート自動テストの結果は、show port modem test コマンドの出力に表示されます。診断テス
トに合格したポートには、Idle、Busy、Downloading、および Reset マークが付けられ、サービスが
設定されます。診断テストに不合格だったポートには、Bad が表示され、サービスは設定されませ
ん。Bad マークが消えるまで、再テストされます。SPE 上の全ポートが Bad の場合、対応する SPE
にも Bad マークが付けられます。これらのポートをコール接続に使用することはできません。現在
のポート数および Bad マークが付いていないポート数によって異なりますが、診断テストの実行に
は 5 ∼ 10 分かかります。正常に動作していないポートに関して追加テストを実行するには、test
port modem back-to-back コマンドを使用します。テストをディセーブルにするには、no port modem
autotest コマンドを入力します。
このほか、次のオプションを設定することも可能です。
•
port modem autotest minimum ports ― 自動テストの開始に必要な最小空きポート数を定義しま
す。
•
port modem autotest time hh:mm interval ― 自動テストの時間とインターバルをイネーブルにし
ます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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5-11
第5章
トラブルシューティング
•
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
port modem autotest error threshold ― 自動テストの開始に必要な最大検出エラー数を定義しま
す。
次に、診断自動テストの設定例を示します。時刻が 12:45、インターバルが 8 時間に設定されてい
ます。
AS5400(config)# port modem autotest time 12:45 8
AS5400(config)#
SPE バックツーバック テスト
SPE ポートがテストに不合格で Bad マークが付けられた場合は、2 つの SPE ポート間のバックツー
バック内部接続およびデータ転送により、一連の追加テストを実行できます。ポートのテスト接続
はすべて、ゲートウェイ内部で行われます。たとえば、モバイル ユーザがポート 2/5(第 2 シャー
シ スロットに搭載されたユニバーサル ポート カードの 6 番めのポート)にダイヤルインできない
場合、正常に動作することが確認されているポート 2/6 とポート 2/5 の間でバックツーバック テス
トを試みます。
2 ポート間の内部接続バックツーバック テストを実行するには、イネーブル EXEC モード(AS5350#
または AS5400# プロンプト)で次のコマンドを入力します。
test port modem back-to-back slot/port slot/port [num-packets] ― 指定されたサイズのテスト パケット
を送信することで、2 ポート間の内部バックツーバック テストを実行します。
正常に動作しないポートを特定するには、ポートをさまざまに組み合わせ、このコマンドを実行す
る必要があります。2 つのポートが両方とも正常であれば、接続が確立され、双方向にデータを送
信できます。どちらか一方のポートが動作不能であれば、接続は確立されません。
次にバックツーバック テストの例を示します。
AS5400# test port modem back-to-back 2/10 3/20
Repetitions (of 10-byte packets) [1]:
*Mar 02 12:13:51.743:%PM_MODEM_MAINT-5-B2BCONNECT:Modems (2/10) and (3/20) connected
in back-to-back test:CONNECT33600/V34/LAP
*Mar 02 12:13:52.783:%PM_MODEM_MAINT-5-B2BMODEMS:Modems (3/20) and (2/10) completed
back-to-back test:success/packets = 2/2
ポートの設定が問題を引き起こすようになっていた場合、clear spe コマンドを実行することで、修
正できることがあります。詳細については、「SPE の削除」
(p.5-14)を参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
5-12
OL-6421-02-J
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
トラブルシューティング
test port modem back-to-back コマンドの実行結果は、show port modem test コマンドの出力に表示
されます。
AS5400# show port modem test
Date
3/02
3/02
3/02
3/02
3/02
3/02
...
3/02
3/02
3/02
3/02
3/02
3/02
...
3/02
3/02
3/02
3/02
3/02
3/02
3/02
3/02
3/02
3/02
3/02
(注)
Time
12:00:57
12:00:57
12:00:58
12:00:58
12:00:58
12:00:58
PM
PM
PM
PM
PM
PM
Modem
2/01
2/00
2/02
2/03
2/04
2/05
Test
Back-To-Back
Back-To-Back
Back-To-Back
Back-To-Back
Back-To-Back
Back-To-Back
Reason
:STARTUP
:STARTUP
:STARTUP
:STARTUP
:STARTUP
:STARTUP
12:01:14
12:01:14
12:01:15
12:01:15
12:13:52
12:13:52
PM
PM
PM
PM
PM
PM
3/95
3/94
3/75
3/74
3/20
2/10
Back-To-Back
Back-To-Back
Back-To-Back
Back-To-Back
Back-To-Back
Back-To-Back
:STARTUP TEST
:STARTUP TEST
:STARTUP TEST
:STARTUP TEST
:USER INITIATED
:USER INITIATED
Idle
Idle
Idle
Idle
Idle
Idle
PASS
PASS
PASS
PASS
PASS
PASS
12:44:00
12:44:00
12:44:00
12:44:00
12:44:00
12:44:00
12:44:21
12:44:21
12:44:21
12:44:21
12:44:21
PM
PM
PM
PM
PM
PM
PM
PM
PM
PM
PM
3/102
3/103
3/104
3/105
3/106
3/107
2/73
2/72
2/33
2/32
3/37
No Test (Time)
No Test (Time)
No Test (Time)
No Test (Time)
No Test (Time)
No Test (Time)
Back-To-Back
Back-To-Back
Back-To-Back
Back-To-Back
Back-To-Back
:MIN IDLE MODEMS
:MIN IDLE MODEMS
:MIN IDLE MODEMS
:MIN IDLE MODEMS
:MIN IDLE MODEMS
:MIN IDLE MODEMS
:TIME INTERVAL
:TIME INTERVAL
:TIME INTERVAL
:TIME INTERVAL
:TIME INTERVAL
Idle
Idle
Idle
Idle
Idle
Idle
Idle
Idle
Idle
Idle
Idle
NOTST
NOTST
NOTST
NOTST
NOTST
NOTST
PASS
PASS
PASS
PASS
PASS
TEST
TEST
TEST
TEST
TEST
TEST
State Result
Idle PASS
Idle PASS
Idle PASS
Idle PASS
Idle PASS
Idle PASS
Reason カラムは、テストが開始された理由を示しています。TIME INTERVAL は、自動テスト制御
下のトリガーの 1 つです。もう 1 つはエラー スレッシュホールドです。
SPE の回復
グローバル コンフィギュレーション モード(AS5350(config)# または AS5400(config)# プロンプ
ト)で、いつでも次のように SPE 上のポートに自動回復(サービスの除外および SPE ファームウェ
アのリロード)を設定できます。
spe recovery {port-action {disable | recover | none} | port-threshold num-failures}
SPE ポートが一定の回数、連続して接続に失敗した場合は、SPE またはファームウェアの特定の部
分または全体に問題があります。このような SPE は、ファームウェアをダウンロードして回復しな
ければなりません。 num-failures で指定された回数だけ接続に失敗したポートは、port-action に基
づくステートに移行されます。そのステートでは、ポートを disable にする(ポートに Bad マーク
を付ける)か、または SPE がアイドル状態でアクティブ コールがないときにポートを recover する
ことができます。num-failures のデフォルト値は 30 です。
spe download maintenance configuration コマンドを使用して、回復スケジュールを組むこともでき
ます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
5-13
第5章
トラブルシューティング
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE ダウンロード メンテナンス
次のようにグローバル コンフィギュレーション モード AS5350(config)# または AS5400(config)#
プロンプトで、SPE の定期回復を設定することもできます。
spe download maintenance time hh:mm | stop-time hh:mm | max-spes num-of-spes | window time-period |
expired-window {drop-call | reschedule}
ダウンロード メンテナンスは、time で指定した時刻に開始され、回復およびファームウェア アッ
プグレードが必要なすべての SPE を順にめぐり、一度に max-spes 数の SPE 上でメンテナンスを開
始します。window で指定された遅延時間だけ待機し、SPE 上のすべてのポートが動作を停止する
のを待ってから、SPE をアイドル状態に移行させます。SPE がアイドル状態に移行すると、ただち
に フ ァ ー ム ウ ェ ア を ダ ウ ン ロ ー ド し ま す。ポ ー ト が window
の 最 後 ま で 使 用 中 の 場 合、
expired-window の設定に応じて、SPE ポート上の接続がシャットダウンされ、ファームウェアがダ
ウンロードされる(drop-call オプションを選択した場合)か、または次回のダウンロード メンテナ
ンス時にファームウェア ダウンロードが再スケジューリングされます(reschedule オプションを選
択した場合)。メンテナンス対象の SPE の数が max-spes を下回るまで、stop-time(設定されている
場合)が過ぎるまで、または回復 / アップグレード マークが付いている全 SPE のファームウェアが
リロードされるまで、このプロセスが繰り返されます。デフォルトのダウンロード メンテナンス時
間は 0300 です。
SPE の削除
clear spe イネーブル EXEC モード コマンドを使用すると、一時停止状態で凍結したままのポートを
手動で回復できます。このコマンドは、その SPE 用に設定されたファームウェアを特定の SPE ま
たは SPE 範囲にダウンロードし、Power-on Self-Test(POST; 電源投入時セルフテスト)を実行しま
す。このコマンドは、SPE のステートに関係なく実行できます。SPE 上で動作中のすべてのポート
は中断され、適切なログにメッセージが記録されます。このコマンドは、従来の clear modem コマ
ンドと同じです。
次の例は、スロット 1 の SPE 1 でのコールドスタートを示しています。
AS5400# clear spe 1/1
AS5400# Are you sure you want to clear SPE 1/1(Y/N)? Y
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
5-14
OL-6421-02-J
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE ファームウェアのアップグレード
SPE ファームウェアのアップグレード
新しいシステムの場合、Cisco IOS ソフトウェアと互換性のあるバージョンの SPE ファームウェア
が、組み込まれている各 SPE にロードされます。SPE ごとに、RAM にコピーされた SPE ファーム
ウェアのバージョン マップが NVRAM(不揮発性 RAM)に保存されるので、電源のオフ / オン後
も維持されます。
(注)
新しいシステムにプレインストールされている SPE ファームウェア バージョンを使用する場合、
特別な処理は不要です。
Cisco Software Center から新しい SPE ファームウェアを入手する場合は、次のどちらかの方法を利
用できます。
•
通常の Cisco IOS リリースのバンドル。詳細については、「Cisco IOS ソフトウェアにバンドル
されている SPE ファームウェアを使用する手順」(p.5-24)を参照してください。
•
Cisco.com からのアンバンドル。これは、次期 Cisco IOS リリースが登場するまでの最新バー
ジョンの SPE ファームウェア、または新しいボードに付属している SPE ファームウェアの特殊
なバージョンです。詳細については、
「Cisco.com FTP サーバからの SPE ファームウェアのアッ
プグレード」(p.5-17)を参照してください。
新しいファームウェアを使用すると、ユニバーサル ポートまたはダイヤル専用フィーチャ カード
上 の 個 々 の SPE ま た は SPE 範 囲 に さ ま ざ ま な フ ァ ー ム ウ ェ ア バ ー ジ ョ ン を 設 定 で きま す。
firmware upgrade コマンドを使用することにより、さまざまなアップグレード方法を設定すること
もできます。
重要なアップグレード コマンド
SPE ファームウェアをアップグレードするには、いくつかのコマンドを使用します。コマンドの使
用例については、
「Cisco.com FTP サーバからの SPE ファームウェアのアップグレード」
(p.5-17)お
よび「Cisco IOS ソフトウェアにバンドルされている SPE ファームウェアを使用する手順」
(p.5-24)
を参照してください。
• (入手方法に関係なく)SPE ファームウェアのどのバージョンをシステム フラッシュ メモリに
コピーする場合でも、copy tftp flash filename コマンドを使用します。システム フラッシュ メ
モリには、異なるファイル名で複数の SPE ファームウェア バージョンを保存できます。
•
SPE コンフィギュレーション モードの開始時に、特定の SPE ファームウェア バージョンをシ
ステム フラッシュ メモリから指定した SPE に転送するには、firmware location SPE コンフィ
ギュレーション コマンドを使用します。
•
firmware location コマンドで指定されているファイルをいつ SPE にロードするかを設定するに
は、firmware upgrade busyout | download-maintenance | reboot SPE コンフィギュレーション コマ
ンドを使用します。アップグレードの方法は 3 通りあります。
− Busyout(デフォルト)を選択すると、すべてのコールが SPE で終端した時点でアップグ
レードします。
− download-maintenance を選択すると、次回のダウンロード メンテナンスを待ってアップグ
レードを実行します(「SPE ダウンロード メンテナンス」[p.5-14] を参照)。デフォルトの
ダウンロード メンテナンス時間は 03:00 です。
− Reboot を選択すると、次回の再起動時にアップグレードされます。firmware upgrade reboot
コマンドが有効になるのは、リロード後なので、copy running-config startup-config コマン
ドを使用して、実行コンフィギュレーションを保存しておく必要があります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
5-15
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE ファームウェアのアップグレード
(注)
ユニバーサル ポートまたはダイヤル専用フィーチャ カードの場合、copy ios-bundled コマンドは不
要です。別の SPE ファームウェア ファイルを使用するよう特別に構成されていない SPE には、デ
フォルトで Cisco IOS ソフトウェア リリースにバンドルされている SPE ファームウェア バージョ
ンが転送されます。
SPE ファームウェア バージョンの表示
SPE 上で実行されている、システム フラッシュ メモリに保存されている、および Cisco IOS ソフト
ウェアにバンドルされている SPE ファームウェア バージョンを表示するには、show spe version コ
マンドを使用します。この情報は、モデムの実行バージョンを変更する必要があるかどうかを判断
するときに役立ちます。
(注)
SPE 範囲で新しいファームウェアをダウンロードしている間は、一時的に、バージョン番号(Version
カラム)とファイル名(UPG Firmware-Filename カラム)が一致しないことがあります。バージョ
ン番号はアップグレード処理の開始時に更新されるのに対して、ファイル名は処理の完了時に更新
されることが原因です。これは、意図的な不一致であり、show spe version の出力でアップグレー
ド処理を認識できるようにするためです。
AS5400# show spe version
IOS-Bundled Default Firmware-Filename
=====================================
system:/ucode/np_spe_firmware1
Version Firmware-Type
======= =============
0.0.6.75 SPE firmware
On-Flash Firmware-Filename
==========================
flash:np.spe
flash:np_6_77.spe
flash:np_6_79.spe
Version
=======
0.6.4.5
0.0.6.77
0.0.6.79
SPE-# SPE-Type
2/00
CSMV6
2/01
CSMV6
2/02
CSMV6
2/03
CSMV6
2/04
CSMV6
2/05
CSMV6
2/06
CSMV6
2/07
CSMV6
2/08
CSMV6
2/09
CSMV6
2/10
CSMV6
2/11
CSMV6
2/12
CSMV6
2/13
CSMV6
2/14
CSMV6
2/15
CSMV6
2/16
CSMV6
2/17
CSMV6
SPE-Port-Range
0000-0005
0006-0011
0012-0017
0018-0023
0024-0029
0030-0035
0036-0041
0042-0047
0048-0053
0054-0059
0060-0065
0066-0071
0072-0077
0078-0083
0084-0089
0090-0095
0096-0101
0102-0107
Version
0.0.6.75
0.0.6.75
0.0.6.75
0.0.6.75
0.0.6.75
0.0.6.75
0.0.6.77
0.0.6.77
0.0.6.77
0.0.6.77
0.0.6.77
0.0.6.77
0.0.6.79
0.0.6.79
0.0.6.79
0.0.6.79
0.0.6.79
0.0.6.79
UPG
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
Firmware-Type
=============
SPE firmware
SPE firmware
SPE firmware
Firmware-Filename
ios-bundled default
ios-bundled default
ios-bundled default
ios-bundled default
ios-bundled default
ios-bundled default
np_6_77.spe
np_6_77.spe
np_6_77.spe
np_6_77.spe
np_6_77.spe
np_6_77.spe
np_6_79.spe
np_6_79.spe
np_6_79.spe
np_6_79.spe
np_6_79.spe
np_6_79.spe
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
5-16
OL-6421-02-J
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE ファームウェアのアップグレード
Cisco.com FTP サーバからの SPE ファームウェアのアップグレード
Cisco.com FTP(ファイル転送プロトコル)サーバから SPE ファームウェアをアップグレードする
には、次の 3 つのステップが必要です。
•
Cisco.com FTP サーバからローカル TFTP(簡易ファイル転送プロトコル)サーバへ SPE ファー
ムウェアをダウンロードする。
•
SPE ファームウェア ファイルをゲートウェイおよび SPE にコピーする(古いファームウェアの
削除が必要な場合もある)。
•
アップグレードされたファームウェア ファイルを使用するように SPE を設定する。
Cisco.com FTP サーバからローカル TFTP サーバに SPE ファームウェアをダウンロードする手順
(注)
Cisco Software Center にログインできるのは、登録済みシスコ ユーザだけです。登録済みでないユー
ザの方は、製品を購入された代理店へお問い合わせください。
インターネット ブラウザを使用して、または FTP アプリケーションを使用して、
Cisco.com FTP サー
バからソフトウェアをダウンロードできます。次に、これらの手順について説明します。
インターネット ブラウザの使用
ステップ 1
インターネット ブラウザを起動します。
ステップ 2
次の URL から Cisco Software Center のホームページを表示します(URL は事前通知なしに変更され
る可能性があります)
。
http://www.cisco.com/kobayashi/sw-center/
ステップ 3
Software Products & Downloads の下にある Access Software をクリックします。
ステップ 4
AS5350 Series または AS5400 Series をクリックします。
ステップ 5
目的の SPE ファームウェアをクリックし、自分のワークステーションまたは PC へダウンロードし
ます。たとえば、ユニバーサル ポート フィーチャ カード用の SPE ファームウェアをダウンロード
するには、Download Nextport SPE Software をクリックします。
ステップ 6
ダウンロードしたい SPE ファームウェア ファイルをクリックし、以降のダウンロード指示に従い
ます。SPE ファームウェア ファイルを PC にダウンロードする場合は、必ず c:/tftpboot ディレクト
リにダウンロードしてください。他のディレクトリにダウンロードすると、ダウンロード処理がう
まくいきません。
ステップ 7
SPE ファームウェアをワークステーションにダウンロードしたら、端末エミュレーション ソフト
ウェア アプリケーションを使用して、ユニバーサル ゲートウェイから利用できる TFTP サーバにダ
ウンロードしたファイルを転送します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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5-17
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE ファームウェアのアップグレード
FTP アプリケーションの使用
(注)
ステップ 1
cco.cisco.com 上の SPE ファームウェア ファイルへのディレクトリ パスは、事前通知なしに変更さ
れることがあります。FTP アプリケーションを使用してファイルにアクセスできない場合は、シス
コの次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/cgi-bin/ibld/all.pl?i=support&c=3
Cisco.com FTP サーバ、cco.cisco.com にログインします。
terminal> ftp cco.cisco.com
Connected to cio-sys.cisco.com.
220220- Cisco Connection Online
|
|
Cisco Systems, Inc.
220- Email: [email protected]
|||
||| 170 West Tasman Drive
220- Phone: +1.800.553.2447 .:|||||:..:|||||:. San Jose, CA 95134
220220- NOTE: As of February 1,1997 ftp.cisco.com will now point to this
220- service. Please be advised. To use the former ftp.cisco.com after
220- February 1, connect to ftpeng.cisco.com
220220- You may login with:
220- + Your CCO username and password, or
220- + A special access code followed by your e-mail address, or
220- + "anonymous" followed by your e-mail address for guest access.
220220 cio-sys FTP server (CIOESD #103 Sun Dec 15 14:43:43 PST 1996) ready.
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5-18
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第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE ファームウェアのアップグレード
ステップ 2
CCO 登録ユーザ名とパスワード(例:harry と letmein)を入力します。
Name (cco.cisco.com:harry): harry
331 Password required for harry.
Password: letmein
230-##############################################################
230-# Welcome to the Cisco Systems CCO FTP server.
230-# This server has a number of restrictions. If you are not familiar
230-# with these, please first get and read the /README or /README.TXT file.
230-# http://www.cisco.com/acs/info/cioesd.html for more info.
230-##############################################################
230230- ***** NOTE: As of February 1, 1997, "cco.cisco.com",
*****
230- ***** "www.cisco.com" and "ftp.cisco.com" are now all *****
230- ***** logical names for the same machine.
*****
230- *****
*****
230- ***** The old "ftp.cisco.com" is an entirely
*****
230- ***** different machine, which is now known as
*****
230- ***** "ftpeng.cisco.com" or "ftp-eng.cisco.com".
*****
230- *****
*****
230- ***** In general, "ftpeng.cisco.com" is used only for *****
230- ***** distribution of Cisco Engineering-controlled
*****
230- ***** projects, such as beta programs, early field
*****
230- ***** trials, developing standards documents, etc.
*****
230- *****
*****
230- ***** Be sure to confirm you have connected to
*****
230- ***** the machine you need to interact with.
*****
230230- If you have any odd problems, try logging in with a minus sign (-) as
230- the first character of your password. This will turn off a feature
230- that may be confusing your ftp client program.
230- Please send any questions, comments, or problem reports about this
230- server to [email protected].
230230- NOTE:
230- o To download files from CCO, you must be running a *passive-mode*
230capable FTP client.
230- o To drop files on this system, you must cd to the /drop directory.
230- o Mirrors of this server can be found at
230230+ ftp://www-europe.cisco.com European (Amsterdam)
230+ ftp://www-fr.cisco.com
France
(Paris)
230+ ftp://www-au.cisco.com
Australia (Sydney)
230+ ftp://www-jp.cisco.com
Japan
(Tokyo)
230+ ftp://www-kr.cisco.com
Korea
(Seoul)
230230- Please read the file README
230- it was last modified on Sat Feb 1 12:49:31 1997 - 163 days ago
230 User harry logged in. Access restrictions apply.
Remote system type is UNIX.
Using binary mode to transfer files.
ステップ 3
ダウンロードする SPE ファームウェアが格納されているディレクトリ パスを指定します。たとえ
ば、ユニバーサル ゲートウェイ SPE ファームウェアのディレクトリ パスは、/cisco/access/nextport
です。
ftp> cd /cisco/access/nextport
250-Please read the file README
250- it was last modified on Tue May 27 10:07:38 1997 - 48 days ago
250-Please read the file README.txt
250- it was last modified on Tue May 27 10:07:38 1997 - 48 days ago
250 CWD command successful.
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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5-19
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE ファームウェアのアップグレード
ステップ 4
ls コマンドを使用して、ディレクトリの内容を表示します。
ftp> ls
227 Entering Passive Mode (192,31,7,130,218,128)
150 Opening ASCII mode data connection for /bin/ls.
total 2688
drwxr-s--T
2 ftpadmin ftpcio
512 Jun 30 18:11 .
drwxr-sr-t 19 ftpadmin ftpcio
512 Jun 23 10:26 ..
lrwxrwxrwx 1 root
3
10 Aug
6 1996
README ->README.txt
-rw-rw-r-1 root
ftpcio
2304 May 27 10:07 README.txt
-r--r--r-- 1 ftpadmin ftpint 377112 Jul 10 18:08 np-spe-upw-1.0.1.2.bin
-r--r--r-- 1 ftpadmin ftpint 635 Jul 10 18:08 SPE-firmware.3.1.30.readme
226 Transfer complete.
ステップ 5
バイナリ イメージ転送を指定します。
ftp> binary
200 Type set to I.
ステップ 6
get コマンドを使用して、ゲートウェイからローカル環境に SPE ファームウェア ファイルをコピー
します。
ステップ 7
端末セッションを終了します。
ftp> quit
Goodbye.
ステップ 8
ローカル ディレクトリにファイルが正しく転送されたかどうかを確認します。
server% ls -al
total 596
-r--r--r-- 1 280208 Jul 10 18:08 np-spe-upw-1.0.1.2.bin
server% pwd
/auto/tftpboot
ステップ 9
ゲートウェイまたはルータからアクセスできるように、これらのファイルをローカル TFTP または
RCP サーバに転送しておきます。
ローカル TFTP サーバから SPE へ SPE ファームウェア ファイルをコピーする手順
ローカル TFTP サーバからユニバーサル ポートまたはダイヤル専用フィーチャ カードへ SPE
ファームウェア ファイルをコピーする手順は、2 つのステップからなります。
1. SPE ファームウェアをゲートウェイのフラッシュ メモリに転送します。
2. アップグレード ファームウェアを使用するように SPE を設定します。
コンフィギュレーション モードを終了すると同時に、またはコンフィギュレーションでの指定に
従って、アップグレードが自動的に行われます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
5-20
OL-6421-02-J
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE ファームウェアのアップグレード
この 2 つのステップを実行するのは一度だけです。SPE ファームウェア ファイルをフラッシュ メ
モリにコピーしたあとは、この 2 つのステップを実行する必要はありません。SPE ファームウェア
は個々の SPE に応じて、またはある範囲の SPE に応じて設定可能なので、Cisco IOS ソフトウェア
はゲートウェイの再起動ごとに、自動的に SPE ファームウェアを各 SPE にコピーします。
SPE ファームウェアをフラッシュ メモリに転送するには
次のステップに従って、ユニバーサル SPE ファームウェアをフラッシュ メモリにダウンロードし
ます。
ステップ 1
ゲートウェイのフラッシュ メモリ内のイメージを調べます。
AS5400# show flash
System flash directory:
File Length
Name/status
1
4530624 c5350-js-mx
[498776 bytes used, 16278440 available, 16777216 total]
16384K bytes of processor board System flash (Read/Write)
ステップ 2
copy tftp flash コマンドを入力して、TFTP サーバからゲートウェイのフラッシュ メモリへコード
ファイルをダウンロードします。ダウンロード先とリモート ホスト名を入力するように指示されま
す。
(注)
リロード前にフラッシュ メモリを消去するかどうかについてのシステムからの問い合わせ
はなくなりました。SPE ファームウェア コードは小さいので、システム イメージと異なり、
フラッシュ メモリに複数の SPE ファームウェア バージョンを保管することができます。
スペース不足で SPE ファームウェアをコピーできない場合は、コピー操作時に現在のファ
イルを削除し、フラッシュ メモリをスクイーズすることによって、新しいイメージのため
のスペースを確保するよう指示するメッセージが表示されます。delete flash:version コマン
ドに続けて squeeze flash コマンドを入力し、この削除とスクイーズ操作を実行します。さ
らに、コピー操作を続けます。
AS5400# copy tftp flash
Address or name of remote host [192.168.19.91]?
Source filename [c5350-js-mz.xm.Feb16]?
Destination filename [c5350-js-mz.xm.Feb16]?
Accessing tftp://192.168.19.91/c5350-js-mz.xm.Feb16...
Loading c5350-js-mz.xm.Feb16 from 192.168.19.91 (via GigabitEthernet0/0):
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!
[OK - 10573848/21147648 bytes]
10573848 bytes copied in 77.356 secs (137322 bytes/sec)
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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5-21
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE ファームウェアのアップグレード
ステップ 3
ゲートウェイのフラッシュ メモリにファイルが正しくコピーされたかどうかを確認します。
AS5400# show flash
-#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name
1 .. unknown 12375B0E 92704 6 337539 Feb 21 2001 22:46:51 np.spe
2 .. image 1A58C7EA AA7F9C 20 10573848 Feb 21 2001 23:11:59 c5350-js-mz.xm.Feb16
5079140 bytes available (10911644 bytes used)
アップグレード ファームウェア ファイル用に SPE を設定するには
次の手順で、アップグレードされたファームウェアを使用するように SPE を設定します。
ステップ 1
enable コマンドを入力します。
AS5400> enable
ステップ 2
パスワードを入力します。
Password: password
AS5400#
イネーブル EXEC モードが開始されると、プロンプトが AS5350# または AS5400# に変わります。
ステップ 3
SPE ファームウェア バージョンを表示して、フラッシュ メモリのファームウェアのファイル名を
調べます。
(注)
前述したように、アップグレードが完了するまでは、バージョン番号と UPG ファームウェ
ア ファイル名が一致しないことがあります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
5-22
OL-6421-02-J
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE ファームウェアのアップグレード
AS5400# show spe version
IOS-Bundled Default Firmware-Filename
=====================================
system:/ucode/np_spe_firmware1
Version Firmware-Type
======= =============
0.0.6.75 SPE firmware
On-Flash Firmware-Filename
==========================
flash:np.spe
flash:np_6_77.spe
flash:np_6_79.spe
flash:np-spe-upw-1.0.1.2.bin
Version
=======
0.6.4.5
0.0.6.77
0.0.6.79
1.0.1.2
SPE-# SPE-Type
2/00
CSMV6
2/01
CSMV6
2/02
CSMV6
2/03
CSMV6
2/04
CSMV6
2/05
CSMV6
2/06
CSMV6
2/07
CSMV6
2/08
CSMV6
2/09
CSMV6
2/10
CSMV6
2/11
CSMV6
2/12
CSMV6
2/13
CSMV6
2/14
CSMV6
2/15
CSMV6
2/16
CSMV6
2/17
CSMV6
ステップ 4
SPE-Port-Range
0000-0005
0006-0011
0012-0017
0018-0023
0024-0029
0030-0035
0036-0041
0042-0047
0048-0053
0054-0059
0060-0065
0066-0071
0072-0077
0078-0083
0084-0089
0090-0095
0096-0101
0102-0107
Version
0.0.6.75
0.0.6.75
0.0.6.75
0.0.6.75
0.0.6.75
0.0.6.75
0.0.6.77
0.0.6.77
0.0.6.77
0.0.6.77
0.0.6.77
0.0.6.77
0.0.6.79
0.0.6.79
0.0.6.79
0.0.6.79
0.0.6.79
0.0.6.79
UPG
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
N/A
Firmware-Type
=============
SPE firmware
SPE firmware
SPE firmware
SPE firmware
Firmware-Filename
ios-bundled default
ios-bundled default
ios-bundled default
ios-bundled default
ios-bundled default
ios-bundled default
np_6_77.spe
np_6_77.spe
np_6_77.spe
np_6_77.spe
np_6_77.spe
np_6_77.spe
np_6_79.spe
np_6_79.spe
np_6_79.spe
np_6_79.spe
np_6_79.spe
np_6_79.spe
configure terminal コマンドを入力して、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
AS5400(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードが開始されると、プロンプトが AS5350(config)# また
は AS5400(config)# に変わります。
ステップ 5
ライン コンフィギュレーション モードと同様の、SPE コンフィギュレーション モードを開始しま
す。1 つの SPE を設定することもできますし、最初および最後の SPE を指定して、特定の範囲の
SPE を設定することもできます。
AS5400(config)# spe slot/spe
または
AS5400(config)# spe slot/spe slot/spe
SPE コンフィギュレーション モードが開始されると、プロンプトが AS5350(config-SPE)# または
AS5400(config-SPE)# に変わります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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5-23
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE ファームウェアのアップグレード
ステップ 6
選択した SPE に使用する、フラッシュ メモリ内の SPE ファームウェアを指定します。これは、ス
テップ 3 で調べたファームウェア ファイル名です。
AS5400(config-SPE)# firmware location np-spe-upw-1.0.1.2.bin
ステップ 7
SPE ファームウェアをいつアップグレードするかを指定します。
AS5400(config-SPE)# firmware upgrade busyout | download-maintenance | reboot
ステップ 8
exit コマンドを入力して、SPE コンフィギュレーション モードを終了します。
AS5400(config-SPE)# exit
AS5400(config)#
ステップ 9
Enter キーを押して変更を行ってから、Ctrl-Z を押してイネーブル EXEC モードに戻ります。
AS5400(config)# Ctrl-Z
AS5400#
ステップ 10 準備が整ってから変更を保存します。
AS5400# copy running-config startup-config
Cisco IOS ソフトウェアにバンドルされている SPE ファームウェアを使用する手順
ここでは、すでにポートにマップ済みのバージョンではなく、Cisco IOS ソフトウェアにバンドル
されている SPE ファームウェアを使用する場合に、ゲートウェイの SPE の SPE ファームウェアを
更新する手順について説明します。
Cisco IOS ソフトウェアにバンドルされている SPE ファームウェア バージョンへの SPE ファーム
ウェア マッピングを設定するには、次のコマンドを入力します。
ステップ 1
enable コマンドを入力します。
AS5400> enable
ステップ 2
パスワードを入力します。
Password: password
AS5400#
イネーブル EXEC モードが開始されると、プロンプトが AS5350# または AS5400# に変わります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
5-24
OL-6421-02-J
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
SPE ファームウェアのアップグレード
ステップ 3
configure terminal コマンドを入力して、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
AS5400(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードが開始されると、プロンプトが AS5350(config)# また
は AS5400(config)# に変わります。
ステップ 4
ライン コンフィギュレーション モードと同様の、SPE コンフィギュレーション モードを開始しま
す。1 つの SPE のコンフィギュレーションを削除することもできますし、ある範囲の最初と最後の
SPE を指定して、特定範囲の SPE のコンフィギュレーションを削除することもできます。SPE が使
用する SPE ファームウェアが、現在の Cisco IOS イメージにバンドルされているバージョンに自動
的に戻ります。
AS5400(config)# spe slot/spe
または
AS5400(config)# spe slot/spe slot/spe
SPE コンフィギュレーション モードが開始されると、プロンプトが AS5350(config-SPE)# または
AS5400(config-SPE)# に変わります。
ステップ 5
前回のダウンロードがアンバンドルしたファームウェアだった場合は、no 形式の firmware location
コマンドを入力して、デフォルトの Cisco IOS がバンドルされた SPE ファームウェアに戻します。
AS5400(config-SPE)# no firmware location
ステップ 6
exit コマンドを入力して、SPE コンフィギュレーション モードを終了します。
AS5400(config-SPE)# exit
AS5400(config)#
ステップ 7
Enter キーを押してコマンド レジスタを確認してから、Ctrl-Z を押してイネーブル EXEC モードに
戻ります。
AS5400(config)# Ctrl-Z
AS5400#
ステップ 8
準備が整ってから変更を保存します。
AS5400# copy running-config startup-config
このプロセスでは、あとで戻す必要が生じた場合に備えて、システム フラッシュ メモリに保存さ
れている SPE ファームウェアはどれも削除されません。システム フラッシュ メモリからコードを
削除すると、システム フラッシュ メモリ内のすべてのファイルが削除されるので注意してくださ
い。したがって、重要なファイル(Cisco IOS ソフトウェア イメージなど)は保存して復元する必
要があります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
5-25
第5章
ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
次の作業
(注)
新しい Cisco IOS イメージに旧版と同じ SPE ファームウェアが入っている場合、新しいコードが
SPE にダウンロードされることはありません。
次の作業
次の作業に進んでください。
ヒント
•
第 7 章「VoIP の設定」に進み、IP ネットワーク上で音声およびファックス トラフィックを設
定する方法を学びます。
•
付録 C「総合的なコンフィギュレーション例」
MICA モデムを使用するシスコ製のユニバーサル ゲートウェイに精通している場合は、次のマニュ
アルが参考になります。
• 『Comparing Universal Port SPE Commands to MICA Modem Commands』
(http://www.cisco.com/warp/customer/76/nextport_compare.html)
• 『Managing Port Services on the Cisco AS5350 Universal Gateway』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_serv/as5350/sw_conf/alxnxpt.htm)
• 『Managing Port Services on the Cisco AS5400 Universal Gateway』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t3/nextport/inde
x.htm)
•
さらに高度な設定については、Cisco IOS ソフトウェアのコンフィギュレーション ガイド、
フィーチャ モジュール、およびコマンド リファレンスなど、使用する Cisco IOS リリースに対
応する『Dial Solutions Configuration Guide』および『Dial Solutions Command Reference Guide』を
参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
5-26
OL-6421-02-J
C H A P T E R
6
音声フィーチャ カードの管理および
トラブルシューティング
この章の内容は、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ向けのもの
です。この章の内容は次のとおりです。
•
DSP パフォーマンス統計の表示(p.6-2)
•
DSP の管理(p.6-3)
•
トラブルシューティング(p.6-4)
•
DSP ファームウェアのアップグレード(p.6-5)
•
AMR-NB コーデックの使用手順(p.6-10)
•
次の作業(p.6-12)
高密度パケット音声およびファックス フィーチャ カード(AS5X-FC)は最大 6 つの高密度パケッ
ト音声およびファックス Digital Signal Processor(DSP; デジタル信号プロセッサ)モジュール
(AS5X-PVDM2-64)をサポートし、64 ∼ 384 チャネルのスケーラビリティを提供します。音声フィー
チ ャ カ ー ド は 音 声 お よ び フ ァ ッ ク ス コ ー ル を IP パ ケ ッ ト ま た は フ レ ー ム に 変 換 し、Cisco
AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイの各種伝送技術を通じて Voice over
IP(VoIP)として送信できます。
音声フィーチャ カードは、モニタリング コマンドやトラブルシューティング コマンドを使ってス
ロット レベル、DSP レベル、またはチャネル レベルで管理できます。Cisco AS5350XM および
Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイでは、slot/dsp および slot/channel で階層を指定します。
音声フィーチャ カードでは次の機能が実行できます。
•
ビジーアウト、シャットダウン、または削除などの一般的な設定
•
統計およびステートの表示
•
リカバリ プロセスの設定
•
ファームウェアのアップグレード
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
6-1
第6章
音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
DSP パフォーマンス統計の表示
DSP パフォーマンス統計の表示
ユニバーサル ゲートウェイと Cisco IOS ソフトウェアを使用することによって、DSP の統計情報を
表示できます。音声フィーチャ カードのパフォーマンス統計を表示するには、次のコマンドを 1 つ
または複数をイネーブル EXEC モード(AS5350# プロンプト)で入力します。
show voice dsp コマンド
•
show voice dsp active ― アクティブ コールを持つ DSP の統計情報を表示します。
•
show voice dsp summary ― DSP のステート、コール タイプ、および総コールのサマリー情報
を、特定のスロットに搭載されているすべての DSP、指定した DSP、または指定範囲内の DSP
について表示します。
show voice dsp channel コマンド
•
show voice dsp channel operational-status ― 任意のチャネルまたは任意の範囲内のチャネルの
動作ステータスを表示します。コマンド実行時のチャネルにはアクティブ コールが必要です。
•
show voice dsp channel statistics ― 任意のチャネルまたは任意の範囲内のチャネルのエラー統計
情報を表示します。コマンド実行時のチャネルにはアクティブ コールが必要です。
•
show voice dsp channel traffic ― 任意のチャネルまたは任意の範囲内のチャネルのトラフィック
情報を表示します。コマンド実行時のチャネルにはアクティブ コールが必要です。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
6-2
OL-6421-02-J
第6章
音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
DSP の管理
DSP の管理
ここでは、DSP コンフィギュレーション コマンドを入力して DSP を管理する方法を説明します。
DSP ファームウェアのアップグレード、DSP におけるビジーアウトの実行、DSP のアクティブ コー
ルを削除する方法についても併せて説明します。
DSP コンフィギュレーション モード
DSP コンフィギュレーション モードを使用すると DSP を設定できます。スロットおよびスロット
に対応付けられている DSP を指定することによって、DSP を設定できます。または最初および最
後の DSP を指定することによって、一定範囲の DSP を設定できます。
次に、DSP コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per line.
AS5400(config)# voice dsp slot/dsp slot/dsp
AS5400(config-voicedsp)#
End with CNTL/Z.
DSP コンフィギュレーション モードのコマンド
DSP コンフィギュレーション モードでは次のコマンドが使用できます。
•
firmware location ― システム フラッシュ メモリから DSP コンフィギュレーション モードの開
始時に指定された DSP に、特定のバージョンの DSP ファームウェアを転送できます。ファー
ムウェア アップグレードの詳細については、「DSP ファームウェアのアップグレード」(p.6-5)
を参照してください。
•
firmware upgrade busyout | reboot ― アップグレード方法を指定できます。アップグレードの方
法は 2 通りあります。
− Busyout(デフォルト)を選択すると、すべてのコールが DSP で終端した時点でアップグ
レードします。
− Reboot を選択すると、次回の DSP リセット時または再起動時にアップグレードされます。
•
busyout ― 特定の DSP 上のアクティブ サービスがすべて終了するまで待つことによって、安
全に DSP をディセーブルにします。指定された DSP 上にアクティブ コールがある場合、DSP
のステートは Busiedout に変更されます。DSP は一時的にディセーブルにされます。DSP を再
度イネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
•
shutdown ― DSP 上のアクティブ コールをすべて削除します。DSP ステートが Out-of-Service
に変更されるので、DSP では以降、コールを処理できません。DSP のステートは、show voice
dsp コマンドの出力に反映されます。DSP 上のチャネルを再度イネーブルにするには、このコ
マンドの no 形式を使用します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
6-3
第6章
音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
トラブルシューティング
トラブルシューティング
ここでは、音声フィーチャ カードのトラブルシューティングについて説明します。具体的な内容
は、デバッグ情報、自動リカバリ オプションの設定、DSP ファームウェアのアップグレードです。
デバッグ コマンド
イネーブル EXEC モードで、次の debug コマンドを使用します。
•
debug voice dsp crash-dump ― クラッシュ ダンプ機能の詳細に関するデバッグ情報を表示しま
す。最低でも 1 つの DSP がクラッシュしない限り、デバッグ出力は表示されません。クラッ
シュ ダンプ機能をオンにすると、詳細なデバッグ メッセージが表示されます。
•
debug dsp-resource-manager flex ― DSP ファームウェアを DSP にダウンロードする際のエラー
に関するデバッグ情報、および DSP 割り当てに関する統計情報、エラー、機能を表示します。
•
debug voice hpi ― Host Port Interface(HPI)メッセージ イベントに関するデバッグ情報を表示
します。HPI は DSP との通信に使用します。
DSP のリカバリ
音声フィーチャ カードの自動リカバリ(DSP ファームウェアをサービスから削除して再ロードする
機能)は、デフォルトでイネーブルです。
自動リカバリをディセーブルにするには、コンフィギュレーション モードで voice dsp recovery
disabled コマンドを使用します。
DSP の削除
イネーブル EXEC モードで clear voice dsp コマンドを使用すると、手動で DSP を再起動できます。
このコマンドは、DSP をリセットするために使用できます。このコマンドを使用すると、その DSP
に設定されているファームウェアを特定の DSP または一定の範囲の DSP にダウンロードできま
す。このコマンドは、DSP のステートに関係なく実行できます。DSP で動作中のすべてのアクティ
ブ チャネルが未処理のまま終了します。
次の例は、スロット 1 の DSP 1 でのコールドスタートを示しています。
AS5400# clear voice dsp 1/1
AS5400# Are you sure you want to clear voice dsp 1/1(Y/N)? Y
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
6-4
OL-6421-02-J
第6章
音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
DSP ファームウェアのアップグレード
DSP ファームウェアのアップグレード
新しいシステムの場合、Cisco IOS ソフトウェアと互換性のあるバージョンの DSP ファームウェア
が各 DSP にロードされます。DSP ごとに、RAM にコピーされた DSP ファームウェアのバージョン
マップが NVRAM(不揮発性 RAM)に保存されるので、電源のオフ / オン後も維持されます。
(注)
新しいシステムにバンドルされている DSP ファームウェア バージョンを使用する場合、特別な処
理は不要です。
Cisco Software Center から新しい DSP ファームウェアを入手する場合は、次のどちらかの方法を利
用できます。
•
通常の Cisco IOS リリースのバンドル。詳細については、「Cisco IOS ソフトウェアにバンドル
されている DSP ファームウェアを使用する手順」(p.6-8)を参照してください。
•
Cisco.com からのアンバンドル。これは、次期 Cisco IOS リリースが出るまでの最新バージョン
の DSP ファームウェア、または新しいボードに付属している DSP ファームウェアの特殊なバー
ジョンです。詳細については、「アンバンドルの DSP ファームウェアを使用する手順」(p.6-6)
を参照してください。
新しいファームウェアを使用すると、音声フィーチャ カード上の個々の DSP または DSP 範囲にさ
まざまなファームウェア バージョンを設定できます。firmware upgrade コマンドを使用することに
より、さまざまなアップグレード方法を設定することもできます。
(注)
システム フラッシュ メモリには 10 以上の DSP ファームウェア イメージを保存しないでください。
フラッシュ メモリに 10 以上の DSP ファームウェア イメージを保存すると、firmware upgrade コ
マンドが失敗します。残りのアンバンドルの DSP ファームウェア イメージを使用するには、少な
くとも 1 つのファームウェア イメージを削除してゲートウェイを再起動する必要があります。
重要なアップグレード コマンド
DSP ファームウェアをアップグレードするには、いくつかのコマンドを使用します。コマンドの使
用例については、
「アンバンドルの DSP ファームウェアを使用する手順」
(p.6-6)および「Cisco IOS
ソフトウェアにバンドルされている DSP ファームウェアを使用する手順」
(p.6-8)を参照してくだ
さい。
• (入手方法に関係なく)DSP ファームウェアのどのバージョンをシステム フラッシュ メモリに
コピーする場合でも、copy tftp flash filename コマンドを使用します。システム フラッシュ メ
モリには、異なるファイル名で複数の DSP ファームウェア バージョンを保存できます。
•
バージョンを指定した DSP ファームウェアを、システム フラッシュ メモリから DSP コンフィ
ギュレーション モードに指定された DSP に転送するには、DSP コンフィギュレーション モー
ドで firmware location コマンドを使用します。
•
firmware location コマンドで指定されているファイルをいつ DSP にロードするかを設定するに
は、DSP コンフィギュレーション モードで firmware upgrade busyout | reboot コマンドを使用
します。アップグレードの方法は 2 通りあります。
− Busyout(デフォルト)を選択すると、すべてのコールが DSP で終端した時点でアップグ
レードします。
− Reboot を選択すると、次回の DSP リセット時またはシステム再起動時にアップグレードさ
れます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
6-5
第6章
音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
DSP ファームウェアのアップグレード
(注)
音声フィーチャ カードの場合、copy ios-bundled コマンドは不要です。デフォルトでは、Cisco IOS
ソフトウェア リリースにバンドルされている DSP ファームウェア バージョンは、別の DSP ファー
ムウェア ファイル用に特に設定されていないすべての DSP に転送されます。
DSP ファームウェア バージョンの表示
DSP 上で実行されていて、システム フラッシュ メモリに保存され、かつ Cisco IOS ソフトウェアに
バンドルされている DSP ファームウェア バージョンを表示するには、show voice dsp version コマ
ンドを使用します。この情報は、DSP で実行中のバージョンを変更する必要があるかどうかを判断
するときに役立ちます。
(注)
DSP の範囲を指定して新しいファームウェアをダウンロードしている間は、表示されているバー
ジョン番号とファイル名が一時的に一致しないことがあります。バージョン番号はアップグレード
処理の開始時に更新されるのに対して、ファイル名は処理の完了時に更新されることが原因です。
これは、意図的な不一致であり、show voice dsp version の出力でアップグレード処理を認識できる
ようにするためです。
AS5400# show voice dsp version
IOS-Bundled Default
==========================
system:/bundled_fw_image
Version
=======
7.3.0
Firmware-Type
=============
c5510
On-Flash Dspware-Filename
=========================
flash:dsp_c5510_flex.rbf
flash:big.rbf
Version
=======
4.4.5
4.5.985x
Firmware-Type
=============
c5510
c5510
DSP#
5/1
5/2
5/3
5/4
5/5
Type
C5510
C5510
C5510
C5510
C5510
Version
4.4.5
7.3.0
7.3.0
7.3.0
7.3.0
Filename
flash:dsp_c5510_flex.rbf
system:/bundled_fw_image
system:/bundled_fw_image
system:/bundled_fw_image
system:/bundled_fw_image
アンバンドルの DSP ファームウェアを使用する手順
DSP を設定してアンバンドルの DSP ファームウェアを使用するには、この手順を使用します。音
声フィーチャ カードのアンバンドル DSP ファームウェア リリースの詳細については、
「AMR-NB
コーデックの使用手順」
(p.6-10)を参照してください。
(注)
デフォルトでは、
Cisco IOS ソフトウェア リリースにバンドルされている DSP ファームウェア バー
ジョンは、別の DSP ファームウェア ファイル用に特に設定されていないすべての DSP に転送され
ます。この手順は、Cisco IOS ソフトウェア リリースにバンドルされていない DSP ファームウェア
を使用する場合にのみ必要です。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
6-6
OL-6421-02-J
第6章
音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
DSP ファームウェアのアップグレード
ステップ 1
enable コマンドを入力します。
AS5400> enable
ステップ 2
パスワードを入力します。
Password: password
AS5400#
イネーブル EXEC モードが開始されると、プロンプトが AS5350# または AS5400# に変わります。
ステップ 3
DSP ファームウェア バージョンを表示して、フラッシュ メモリのファームウェアのファイル名を
調べます。
(注)
アップグレードが終了するまでは、バージョン番号とファイル名が一致しない場合があり
ます。
AS5400# show voice dsp version
IOS-Bundled Default
==========================
system:/bundled_fw_image
Version
=======
7.0.200x
On-Flash Dspware-Filename
Version
=========================
=======
No voice dsp in the slot range 1 to 7
ステップ 4
Firmware-Type
=============
c5510
Firmware-Type
=============
configure terminal コマンドを入力して、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
AS5400(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードが開始されると、プロンプトが AS5350(config)# また
は AS5400(config)# に変わります。
ステップ 5
DSP コンフィギュレーション モードを開始します。1 つの DSP を設定することもできますし、最
初および最後の DSP を指定して、特定の範囲の DSP を設定することもできます。
AS5400(config)# voice dsp slot/dsp
または
AS5400(config)# voice dsp slot/dsp slot/dsp
DSP コンフィギュレーション モードが開始されると、
プロンプトが AS5350(config-voicedsp)# に
変わります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
6-7
第6章
音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
DSP ファームウェアのアップグレード
ステップ 6
選択した DSP に使用する、フラッシュ メモリ内の DSP ファームウェア ファイルを指定します。こ
れは、ステップ 3 で調べたファームウェア ファイル名です。
AS5400(config-voicedsp)# firmware location vfc-dsp-upw-7.0.1.2.bin
ステップ 7
DSP ファームウェアをいつアップグレードするかを指定します。
AS5400(config-voicedsp)# firmware upgrade busyout | reboot
ステップ 8
exit コマンドを入力して、DSP コンフィギュレーション モードを終了します。
AS5400(config-voicedsp)# exit
AS5400(config)#
ステップ 9
Enter キーを押して変更を行ってから、Ctrl-Z を押してイネーブル EXEC モードに戻ります。
AS5400(config)# Ctrl-Z
AS5400#
ステップ 10 変更を保存します。
AS5400# copy running-config startup-config
Cisco IOS ソフトウェアにバンドルされている DSP ファームウェアを使用する手順
DSP が現在アンバンドルの DSP ファームウェア バージョンで設定されている場合、この手順を使
用してゲートウェイに搭載されている DSP の DSP ファームウェアをアップデートします。
(注)
このプロセスでは、あとで戻す必要が生じた場合に備えて、システム フラッシュ メモリに保存さ
れている既存の DSP ファームウェアは削除しません。システム フラッシュ メモリからコードを削
除すると、システム フラッシュ メモリ内のすべてのファイルが削除されるので注意してください。
したがって、重要なファイル(Cisco IOS ソフトウェア イメージなど)は保存して復元する必要が
あります。
(注)
新しい Cisco IOS イメージに旧版と同じ DSP ファームウェアが入っている場合、新しいコードが
DSP にダウンロードされることはありません。
Cisco IOS ソフトウェアにバンドルされている DSP ファームウェア バージョンに DSP ファーム
ウェアを設定するには、次のコマンドを入力します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
6-8
OL-6421-02-J
第6章
音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
DSP ファームウェアのアップグレード
ステップ 1
enable コマンドを入力します。
AS5400> enable
ステップ 2
パスワードを入力します。
Password: password
AS5400#
イネーブル EXEC モードが開始されると、プロンプトが AS5350# または AS5400# に変わります。
ステップ 3
configure terminal コマンドを入力して、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
AS5400# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
AS5400(config)#
グローバル コンフィギュレーション モードが開始されると、プロンプトが AS5350(config)# また
は AS5400(config)# に変わります。
ステップ 4
DSP コンフィギュレーション モードを開始します。1 つの DSP のコンフィギュレーションを削除
することもできますし、ある範囲の最初と最後の DSP を指定して、特定範囲の DSP のコンフィギュ
レーションを削除することもできます。DSP が使用する DSP ファームウェアが、現在の Cisco IOS
イメージにバンドルされているバージョンに自動的に戻ります。
AS5400(config)# voice dsp slot/dsp
または
AS5400(config)# voice dsp slot/dsp slot/dsp
DSP コンフィギュレーション モードが開始されると、
プロンプトが AS5400(config-voicedsp)# に
変わります。
ステップ 5
前回のダウンロードがアンバンドルしたファームウェアだった場合は、no 形式の firmware location
コマンドを入力して、デフォルトの Cisco IOS にバンドルされた DSP ファームウェアに戻します。
AS5400(config-voicedsp)# no firmware location
ステップ 6
exit コマンドを入力して、DSP コンフィギュレーション モードを終了します。
AS5400(config-voicedsp)# exit
AS5400(config)#
ステップ 7
Enter キーを押してコマンド レジスタを確認してから、Ctrl-Z を押してイネーブル EXEC モードに
戻ります。
AS5400(config)# Ctrl-Z
AS5400#
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
6-9
第6章
音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
AMR-NB コーデックの使用手順
ステップ 8
変更を保存します。
AS5400# copy running-config startup-config
AMR-NB コーデックの使用手順
(注)
AMR-NB コーデックをサポートする DSPWare にアクセスできるライセンスを購入する必要があり
ます。AMR-NB コーデック DSPWare を入手するプロセスを円滑にするために、Cisco SMARTnet 契
約を結ぶことを推奨します。ライセンス取得に当たっては、次の部品番号を使用してください。
Cisco AS5350XM の場合、FR535XM-AMR-LIC
Cisco AS5400XM の場合、FR54XM-AMR-LIC
詳細については Cisco 代理店にお問い合わせいただくか、次の Cisco.com の Web サイトにアクセス
して Cisco SMARTnet 契約を取得してください。
http://www.cisco.com/en/US/partner/products/svcs/ps3034/ps2827/ps2978/serv_datasheet09186a008009249
1.html
Adaptive Multirate Narrow Band(AMR-NB)コーデックは非常に複雑なマルチモード コーデックで、
8 つのナローバンド音声符号化モードをビット レート 4.75 ∼ 12.2 kbps でサポートします。AMR-NB
で使用するサンプリング周波数は 8000 Hz で、音声は 20 ms 音声フレームで符号化されます。その
ため、符号化された各 AMR-NB 音声フレームはオリジナル音声のサンプル 160 個分を表します。
AMR-NB コーデックは当初、Groupe Speciale Mobile(GSM)セルラー システム向けに European
Telecommunications Standard Institute(ETSI)に よ っ て 開 発 お よ び 標 準 化 さ れ、Third Generation
Partnership Project(3GPP)によって Third Generation(3G; 第 3 世代)セルラーシステム向けに必須
コーデックとして選定されました。
表 6-1 に、AMR コーデックのコーデック モードとビット レートを示します。
表 6-1
AMR コーデック モードおよびビット レート
コーデック モード
ビット レート(kbps)
0
4.75
1
5.15
2
5.90
3
6.70
4
7.40
5
7.95
6
10.2
7
12.2
1
8
1.80
1. Silence Indication Detection(SID)フレームに使用
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
6-10
OL-6421-02-J
第6章
音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
AMR-NB コーデックの使用手順
AMR-NB コーデックの機能の概要
AMR-NB のマルチレート符号化(またはマルチモード)機能は、幅広い伝送条件下で高い音声品質
を維持するために設計されています。AMR-NB コーデックは他のコーデックとは異なり、コール中
のチャネル状態に基づいて異なるビット レートを適用することもできます(表 6-1 を参照)。
モードを適合させるためにデコーダ(音声の受信側)からエンコーダ(音声の送信側)に信号が送
られ、適合する新しいモードが示されます。このモード変更信号を Codec Mode Request(CMR)と
呼びます。ほとんどのセッションで音声は両端で双方向に送信されるため、一方のデコーダから他
の側のエンコーダへのモード要求は逆方向の音声フレームにピギーバック方式で送信されます。
CMR 送信時には帯域外信号は必要ありません。Cisco AS5400XM および Ciso AS5350XM は CMR を
開始できませんが、受信された CMR は処理できます。AMR-NB コーデックの詳細については、
RFC3267 を参照してください。
AMR-NB コーデックの制限
アップグレード時に推奨するバージョン以外の DSPWare のバージョンがアップロードされると、
次のメッセージが表示されます。
WARNING: Recommended GSM AMR-NB supported DSPWare for this Cisco IOS image is X.Y.Z
Where X.Y.Z changes depending on the Cisco IOS image that is used by the customer.
この警告が表示されてもファームウェアのアップグレードには影響がありません。DSPWare のバー
ジョンが推奨バージョンではなくても、コールは有効です。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
6-11
第6章
音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング
次の作業
次の作業
次の作業に進んでください。
ヒント
•
第 7 章「VoIP の設定」に進み、IP ネットワーク上で音声およびファックス トラフィックを設
定する方法を学びます。
•
付録 C「総合的なコンフィギュレーション例」
次の資料は、Documentation DVD またはインターネット上のシスコのホームページから入手できま
す。
• 『High-Density Packet Voice Feature Card for Cisco AS5350XM and AS5400XM Universal Gateways』
(http://www.cisco.com/en/US/products/ps6706/products_feature_guide09186a008060df15.html)を 参
照してください。
•
高度なコンフィギュレーションについては、Cisco IOS ソフトウェアのコンフィギュレーション
ガイド、フィーチャ モジュール、およびコマンド リファレンスのほか、使用する Cisco IOS リ
リースに対応する『Dial Solutions Configuration Guide』および『Dial Solutions Command Reference
Guide』を参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
6-12
OL-6421-02-J
C H A P T E R
7
VoIP の設定
この章の内容は、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ向けのもの
です。
Voice over IP(VoIP)テクノロジーにより、音声対応ルータおよびスイッチは、PSTN(公衆交換電
話網)またはプライベート TDM(PBX[構内交換機]
)ネットワークではなく、IP データ イントラ
ネットワークまたはインターネットワーク上で、電話のコールをはじめとするパケット化されたリ
アルタイム音声トラフィックを伝送することができます。その結果、VoIP によってトール バイパ
ス、WAN を介したリモート PBX の配置、音声とデータの統合トランキング、Plain Old Telephone
Service(POTS; 加入電話サービス)/ インターネット テレフォニー ゲートウェイが可能です。VoIP
は、既存の IP データ ネットワークを効率的に利用して、通信コストを削減するだけでなく、デュ
アル ネットワーク(音声およびデータ)のサポートを可能にします。
Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイなどのルータおよびスイッチ
は、VoIP トラフィックの発信、伝送、および終端を処理できます。このようなルータやスイッチ
は、アナログ音声信号をデジタル化して圧縮し、一連の個別パケットの形にパッケージ化して、デー
タ パケットをインターリーブ配置して伝送します。VoIP および非 VoIP 宛先のどちらにも VoIP パ
ケットを送信できます。また、VoIP および非 VoIP コールのどちらでも受信できます。データ回線
が使用中の場合は、PSTN に流すことができます。
音声ユーザに納得のいく Quality of Service(QoS; サービス品質)を保証するには、ゲートウェイを
慎重に設定し、パフォーマンスを常にモニタして、損失と遅延が最小限のプライオリティ サービス
を、音声トラフィックに確保することが重要です。他のデータ タイプと異なり、音声はどのような
形であっても、損失または遅延に寛容ではありません。宛先デバイスがパケットを並べ替え、脱落
しているパケットの再送信を送信側デバイスに要求するまで、ユーザは待つことはできません。こ
れは、多くの他のデータ タイプでは問題ではありません。
基本的な VoIP を設定するには、通常、次の作業が必要です。
•
音声ポート上でシグナリングを設定する
•
ダイヤル ピアを設定する
さらに、次の作業も必要になる場合があります。
•
音声 QoS 機能を設定する
•
VoIP 対応のフレーム リレーを設定する
•
音声コールとモデム コールを区別するようにゲートウェイを設定する(ネットワーク アクセ
ス サーバがモデム ダイヤルアップと VoIP ユーザの両方を同じ POTS インターフェイスでサ
ポートする場合に必要)
•
ダイヤル ピアおよびネットワーク インターフェイスの設定を最適化する
•
VoIP を Microsoft NetMeeting 対応として設定する
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
7-1
第7章
VoIP の設定
この章では、VoIP の設定について簡単に説明し、いくつかの最初の設定作業について説明します。
また、上位レベルでイネーブルにできる一部の音声 QoS 機能についても説明します。ただし、この
問題について広範で詳細な情報を得るには、どの参考資料を参照すればよいかを示すことに重点を
置いています。
この章の内容は次のとおりです。
ヒント
(注)
•
VoIP の基礎知識(p.7-3)
•
VoIP の基本設定(p.7-7)
•
音声 QoS の基礎知識(p.7-16)
•
VoIP のための QoS 機能のイネーブル化(p.7-17)
•
その他の資料(p.7-23)
VoIP を設定する前に、この章の巻末その他で言及している他の資料を参照してください。さらに、
シスコの Web サイトにある他の参考資料からも、
設定値の最適化に必要な情報が得られます(「VoIP
の設定」で検索すると、最新資料にアクセスできます)。利用できる情報が多いほど、コストを削
減し、ユーザからの支持を得ることができます。
VoIP テクノロジーは基本的にソフトウェア ベースですが、Cisco AS5350XM または Cisco
AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイの適切なスロットに、ユニバーサル ポートまたは音声
フィーチャ カードを搭載する必要があります。VoIP データの送信に利用できるポートまたはチャ
ネル数は、カードの容量によって決まります。詳細については、第 5 章「ユニバーサル ポート カー
ドおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング」または第 6 章「音
声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング」を参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
7-2
OL-6421-02-J
第7章
VoIP の設定
VoIP の基礎知識
VoIP の基礎知識
ゲートウェイ上で VoIP を設定する前に、VoIP コール時に上位レベルで何が行われるかを理解して
おくと役立ちます。コールの複数の「レグ」の 1 つで発生する、コール フローの各イベントについ
て考察します。次に一般的な例を示します(図 7-1 を参照)。コールの宛先が IP 電話で、コールが
IP ネットワークから一度も出て行かない場合もあります。
•
コール レグ 1:発信元デバイスから発信元ゲートウェイ
•
コール レグ 2:発信元ゲートウェイから IP ネットワーク内
•
コール レグ 3:IP ネットワークから宛先ゲートウェイ
•
コール レグ 4:宛先ゲートウェイから宛先デバイス
コール レグ
V
1
POTS
IP
V
2
VoIP
35950
図 7-1
3
VoIP
4
POTS
ローカル デバイス(電話、ファックス機、PBX など)をゲートウェイに接続するレグを POTS レグ
といいます。ゲートウェイを IP ネットワークに接続するレグは、VoIP レグといいます。POTS ま
たは VoIP レグは、対応するゲートウェイから見た場合、着信または発信のいずれか一方です。
表 7-1 に、さまざまなタイプのコール レグを示します。
表 7-1
コール レグ
コール レグの起点
コール レグの終点
コール レグのタイプ
発信元デバイス
発信元ゲートウェイ
着信 POTS
発信元ゲートウェイ
IP ネットワーク
発信 VoIP
IP ネットワーク
宛先ゲートウェイ
着信 VoIP
宛先ゲートウェイ
宛先デバイス
発信 POTS
ゲートウェイは 2 つのコール レグ(着信 POTS と発信 VoIP、または着信 VoIP と発信 POTS)を使
用して、ゲートウェイを通過するエンドツーエンド コールを作成します。発信元ゲートウェイと宛
先ゲートウェイの両方を通過するコールには、4 つのコール レグがあります。
コール フロー
表 7-2 および表 7-3 に、発信元ゲートウェイから見た場合と、宛先ゲートウェイから見た場合につ
いて、一般的なコール フローの詳細を示します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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7-3
第7章
VoIP の設定
VoIP の基礎知識
表 7-2
VoIP のコール フロー(発信元ゲートウェイから見た場合)
イベント
レグ タイプ
ユーザが公衆交換電話網を通じてゲートウェイにダイヤル番号を送信し 着信 POTS
ます。
ゲートウェイは次の作業を行います。
•
情報を処理します(ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブ
ルに保管されている情報に基づいて、宛先ゲートウェイに直接接続
している IP ホスト、またはコールを完了できる宛先の PBX のいず
れかに、ダイヤル番号を対応付けます)
。
•
ネットワーク上で H.323 セッションを開始します。
•
音声信号を処理し、ネットワーク上でパケットを送信します。必要
に応じて、コール中およびその他の帯域内信号を送信します。
•
セッションを終了します。
表 7-3
発信 VoIP
VoIP のコール フロー(宛先ゲートウェイから見た場合)
イベント
レグ タイプ
ゲートウェイがダイヤル番号を受信します。
着信 VoIP
ゲートウェイは次の作業を行います。
発信 POTS および
着信 VoIP
•
情報を処理します(ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブ
ルに保管されている情報に基づいて、宛先デバイスにダイヤル番号
を対応付けます)。
•
ゲートウェイはネットワーク上の H.323 セッションに参加します。
•
音声信号を処理し、ネットワーク上でパケットを送信します。必要
に応じて、コール中およびその他の帯域内信号を送信します。
•
セッションを終了します。
ダイヤル ピア
ゲートウェイに出入りする各種コール レグ(着信 POTS、発信 VoIP、着信 VoIP、および発信 POTS)
には、ダイヤル ピアという 1 組の許容可能なコール シナリオを割り当てておく必要があります。
•
POTS ダイヤル ピアにより、ゲートウェイ ポートと宛先エンドポイントが対応付けられます。
ポートとエンドポイントの結び付きごとに、POTS ダイヤル ピアが 1 つずつ必要です。
•
VoIP ダイヤル ピアにより、宛先電話番号と IP アドレス、またはその宛先にパケットを送信す
るその他の手段が対応付けられます。宛先エンドポイント セットごとに VoIP ダイヤル ピアが
1 つずつ必要です。
ダイヤル ピアは、ルーティング テーブル内の 1 つのスタティック ルートです。ダイヤル ピアの集
合がダイヤル プランを形成します。
構文
POTS ダイヤル ピアの構文は次のとおりです。
dial-peer voice tag pots
destination-pattern number
port port#
other configurable options
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第7章
VoIP の設定
VoIP の基礎知識
この場合、tag はローカルだけで意味のある数値です。number は対応するエンドポイントの E.164
の全桁の電話番号です。port は、宛先パターンが一致した場合に、コールが通過して送られるゲー
トウェイの音声ポートです。
VoIP ダイヤル ピアの構文は次のとおりです。
dial-peer voip tag voip
destination-pattern number
session target data address
other configurable options
この場合、tag はローカルだけで意味のある数値です。number は対応するエンドポイントの E.164
の全桁の電話番号です。data address は、コールの宛先パターンがピアの 1 つと一致した場合に、
ゲートウェイがそのコールを送信するアドレスです。
一致のルール
ゲートウェイは最適な発信レグを使用して、着信コールを転送します。ゲートウェイは最初に、宛
先パターンがコールのダイヤル番号と一致する POTS または VoIP(コールの方向による)ダイヤル
ピアを見つけることによって、最適なレグを選択します。発信 VoIP レグの場合、最長一致のダイ
ヤル ピアが選択されます。一致するものが複数あった場合は、ピアに優先順位が設定されているか
どうかを調べ、優先順位が最下位のピアが選択されます。
例
簡単な例で説明します(実装する際ははるかに複雑になります)。ある企業はサンノゼとニューアー
クにオフィスがあります。サンノゼ オフィスの内線番号は 5000 ∼ 5999 です。ニューアーク オフィ
スの内線番号は 6000 ∼ 6999 です。サンノゼの内線番号 5000 番からニューアークの内線番号 6000
番を呼び出すとします。表 7-4 に、この接続で必要なダイヤル ピアを示します。
表 7-4
ダイヤル ピアの例
ダ イ ヤ ル
ピア(タグ)
番号
ダイヤル ピア
機能
サンノゼのゲートウェイ
1
dial-peer voice 1 pots
destination-pattern 5000
port 1/0:1
サンノゼの内線番号 5000 番とサンノゼ
のゲートウェイ ポート 1/0:1 を対応付け
ます。
2
dial-peer voice 2 voip
destination-pattern 6...
サンノゼからニューアークへのコール
(内線 6000 ∼ 6999)をニューアークに設
置された IP アドレス 172.16.1.1 のゲート
ウェイに送信します。
session target ipv4:172.16.1.1
ニューアークのゲートウェイ
3
dial-peer voice 3 voip
destination-pattern 5...
session target ipv4:172.19.1.1
4
dial-peer voice 4 pots
destination-pattern 6000
port 1/0:3
ニューアークからサンノゼへのコール
(内線 5000 ∼ 5999)をサンノゼに設置さ
れた IP アドレス 172.19.1.1 のゲートウェ
イに送信します。
ニ ュ ー ア ー ク の 内 線 番 号 6000 番 と
ニューアークのゲートウェイ ポート
1/0:3 を対応付けます。
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7-5
第7章
VoIP の設定
VoIP の基礎知識
サンノゼの内線番号 5000 番から呼び出し側が 6000 番をダイヤルすると、サンノゼに配置されてい
る発信元ゲートウェイが次の作業を行います。
1. 内線番号 5000 番の接続先ポート 1/0:1 を通じて、ダイヤル番号 6000 番を受信します。
2. 宛先パターンがダイヤル番号と最も一致するダイヤル ピア 2 が見つかるまで、対応する VoIP
ダイヤル ピアを検索します。
3. IP ネットワーク経由で、ダイヤル ピア 2 のセッション ターゲット(172.16.1.1)によって指定
されたゲートウェイへ、ダイヤル番号を送信します。
ニューアークの宛先ゲートウェイは、次の作業を行います。
1. IP ネットワークを通じてダイヤル番号を受信します。
2. 宛先パターンがダイヤル番号と一致するダイヤル ピア 4 が見つかるまで、対応する POTS ダイ
ヤル ピアを検索します。
3. そのダイヤル ピアによって指定されたポート(内線番号 6000 番に接続するポート 1/0:3)に
コールを送信します。
サンノゼからニューアークを呼び出す場合は、ダイヤル ピア 2 および 4 がこの順番で使用されま
す。ニューアークの内線番号 6000 番からサンノゼの内線番号 5000 番を呼び出す場合は、ダイヤル
ピア 3 および 1 をこの順番で使用することになります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
7-6
OL-6421-02-J
第7章
VoIP の設定
VoIP の基本設定
VoIP の基本設定
VoIP の基本設定には、次の作業が必要です。
•
事前に行う設定作業
•
音声ポート上でのシグナリングの設定
•
ダイヤル ピアの設定
•
音声フィーチャ カードのエコー キャンセレーションの設定
•
Nextport エコー キャンセラ制御の設定(任意)
事前に行う設定作業
VoIP 対応としてゲートウェイを設定する前に、次の作業を終えておく必要があります。作業を行
うための補足情報については、これまでの章、およびこの章の最後に紹介する資料を参照してくだ
さい。
ステップ 1
遅延(ping テストで測定)とジッタが最小限の作業用 IP ネットワークを設定します。
ステップ 2
ゲートウェイの適切なスロットに、ユニバーサル ポートまたは音声フィーチャ カードを搭載しま
す。VoIP データの送信に利用できるポートまたはチャネル数は、カードの容量によって決まりま
す。詳細については、第 5 章「ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カード
の管理およびトラブルシューティング」または第 6 章「音声フィーチャ カードの管理およびトラブ
ルシューティング」を参照してください。
ステップ 3
ゲートウェイの基本設定を行います。詳細については、第 3 章「CLI を使用して行う基本設定」を
参照してください。
ステップ 4
次の情報を含む、ダイヤル プランの先頭部分を定型化します。
•
音声ポートとその接続先コンポーネントを示した論理ネットワーク図 ― 電話、ファックス機、
PBX または主要システム、接続を必要とするその他の音声デバイス、音声対応ルータを含む。
•
接続の詳細 ― 物理インターフェイス(T1、アナログなど)、関連 LAN および WAN ポート、す
べての音声ポートを含め、WAN ごとにタイプ(フレーム リレー、PPP [ ポイントツーポイント
プロトコル ] など)を記述します。フレーム リレーに関しては、関連 PVC およびリンク アク
セス速度を記述します。
•
各音声ポートに対応する電話番号または内線番号 ― 論理的に配置し、既存のプライベート ダ
イヤル プランおよび外部ダイヤル方式と矛盾しないようにします。
ステップ 5
作成したダイヤル プランに基づいて、作業用の電話網を設定します。
ステップ 6
ダイヤル プランと電話網を既存の IP ネットワーク トポロジーに統合します。推奨事項は次のとお
りです。
•
2 次ダイヤル トーンなどの不便さを排除し、ルーティングまたはダイヤリングをユーザに対し
てトランスペアレントにする。
•
PBX ベンダーに、PBX インターフェイスの設定変更方法を問い合わせる。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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7-7
第7章
VoIP の設定
VoIP の基本設定
音声ポート上でのシグナリングの設定
Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイは、ユニバーサル ポートまた
は音声フィーチャ カード上でデジタル音声コールの処理および管理を行います。これらのゲート
ウェイは、チャネライズド T1、E1、および T3 トランク インターフェイス上での音声の設定をサ
ポートしています。
ユニバーサル ゲートウェイは ISDN PRI(1 次群速度インターフェイス)、E1 R2、および T1 CAS デ
ジタル シグナリングをサポートします。シグナリング タイプに基づいて、音声ポートを設定して
ください。入力ゲイン、出力減衰量、エコー キャンセレーション、各種タイムアウト、変換ルール
に関するパラメータを必要に応じて設定します。一般にデフォルト値で問題ありませんが、ネット
ワークによっては調整が必要です。
(注)
ヒント
ISDN の設定では、ISDN PRI グループを設定すると、音声ポート(および D チャネルとして動作す
るシリアル インターフェイス)が自動的に作成されます。音声ポートを設定する前に、第 3 章「CLI
を使用して行う基本設定」の説明に従って、B チャネルと D チャネルの両方を設定してください。
詳細については、次のオンライン マニュアルを参照してください。
• 『Voice over IP for the Cisco AS5300』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t3/voip5300/)
• 『Voice over IP for the Cisco 3600 Series Commands』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios113ed/113t/113t_1/voip/commands.htm)
• 『E1 R2 Signaling Configuration and Troubleshooting』
(http://www.cisco.com/warp/public/788/signalling/e1r2config.html)
ISDN PRI シグナリング
ISDN PRI VoIP に関するシグナリングは、ISDN PRI グループの設定で処理します。ISDN PRI 音声
ポートを使用する場合は、次の作業が不可欠です。
•
ISDN PRI の設定(p.3-14)
•
ISDN シグナリングの D チャネルの設定(p.3-25)
•
チャネライズド T1 PRI グループ上の ISDN NFAS の設定(p.4-6)
(D チャネルとして動作する)シリアル インターフェイス上でマルチフレームが設定されることを
確認します。さらに、入力ゲイン、出力減衰量、エコー キャンセレーション、各種タイムアウト、
変換ルールに関するパラメータを必要に応じて設定します。
E1 R2 シグナリング
R2 は、欧州、アジア、南米で使用されるチャネライズド E1 ネットワークのシグナリングに関する
国際規格であり、北米のチャネライズド T1 シグナリングに相当します。R2 シグナリングには 2 つ
の要素があります。
•
回線シグナリング(スーパビジョン)― R2 デジタル、R2 アナログ、および R2 パルスがあり
ます。
•
R2 レジスタ間シグナリング(コール確立制御)― 強制、非強制、および半強制があります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
7-8
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第7章
VoIP の設定
VoIP の基本設定
ISDN PRI 音声ポートを使用する場合は、必ず、
「E1 R2 シグナリングの設定」
(p.4-8)の作業を終え
てください。シグナリング タイプを設定し、さらに必要に応じて、各国固有のパラメータを設定し
ます。
T1 CAS シグナリング
Channel-Associated Signaling(CAS; チャネル連携シグナリング)は、ISDN PRI(D チャネル)のよ
うに独立したシグナリング チャネルで行われるのではなく、データ チャネル内の帯域内で行われ
ます。T1 CAS の場合は、フレーム タイプ、伝送符号といったパラメータを指定します。
ダイヤル ピアの設定
ダイヤル ピアを設定するための準備として、次に、イネーブルにすべき設定可能オプションを特定
します。
設定可能なオプション
設定可能オプションとは、そのダイヤル ピアで処理するコールに適用されるアトリビュートです。
通常は最小限、必要な QoS、音声符号化のコーデック、Voice Activity Detection(VAD; 音声アクティ
ビティ検出)の有無をイネーブルにします。たとえば、VoIP ダイヤル ピアでは次のアトリビュー
トが一般的です。
req-qos best-effort
codec g711ulaw
vad
ダイヤル ピアの設定には、さまざまなオプションを非常に柔軟に使用できます。表 7-5 および表
7-6 に、POTS および VoIP ダイヤル ピアのそれぞれについて、config モードまたは config-dial-peer
モードからイネーブルにできる、代表的な設定可能オプションを示します。
表 7-5
POTS ダイヤル ピア コンフィギュレーション コマンド
コマンド
目的
answer-address
コール宛先番号を設定します。
application
アプリケーションを選択して設定します。
calling-number
呼び出し番号を設定します(fgd_eana シグナリングの場合のみ)
。
default
コマンドをデフォルト値に設定します。
destination-pattern
E.164 の全桁の電話番号を設定します。
digit-strip
POTS ダイヤル番号から数字を外します。
direct-inward-dial
呼び出す番号をコールの最終宛先として設定します。
exit
ダイヤル ピア コンフィギュレーション モードを終了します。
forward-digits
このダイヤル ピアの宛先番号転送を設定します。
huntstop
ダイヤル ピアでのハンティングを中止します。
incoming
着信側の番号を設定します。
info-digits
呼び出し側番号に情報用の数字を付加します。
information-type
ダイヤル ピアの情報タイプを設定します。
max-conn
ピア単位の最大接続数を設定します。[no] は無制限を意味します。
no
コマンドを取り消し、デフォルト値に設定します。
numbering-type
発信側および着信側のナンバリング タイプを設定します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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7-9
第7章
VoIP の設定
VoIP の基本設定
表 7-5
POTS ダイヤル ピア コンフィギュレーション コマンド(続き)
コマンド
目的
port
ピアに対応する音声ポートを設定します。
preference
ピアの優先順位を設定します。
prefix
ダイヤル番号の前にダイヤルするプレフィクスを設定します。
progress_ind
コール中を示します。
register
このピアの E.164 番号をゲートキーパに登録します。
resource
リソース割り当てポリシーを設定します。
session
このピアのセッション [target | protocol | transport] を設定します。
shutdown
このピアの管理ステートをダウンに変更します。
translate-outgoing
変換ルールを設定します。
表 7-6
VoIP ダイヤル ピア コンフィギュレーション コマンド
コマンド
目的
acc-qos
このピアへのコールとして許容される最低限の QoS を設定します。
answer-address
コール宛先番号を設定します。
application
アプリケーションを選択して設定します。
clid_restrict
発信側 ID の表示を制限します。
codec
このピアへのコールに対応するコーデックを設定します。
default
コマンドをデフォルト値に設定します。
destination-pattern
E.164 の電話番号を設定します。
dtmf-relay
IP リンクで DTMF 番号を転送します。
exit
ダイヤル ピア コンフィギュレーション モードを終了します。
expect-factor
音声品質の予期係数を設定します。
fax
ファックス サービスを設定します。
fax-relay
ファックス リレー オプションを設定します。
huntstop
ダイヤル ピアでのハンティングを中止します。
icpif
計算上のプランニング欠陥係数を設定します。
incoming
着信側の番号を設定します。
information-type
ダイヤル ピアの情報タイプを設定します。
ip
IP パケット オプションを設定します。
max-conn
ピア単位の最大接続数を設定します。[no] は無制限を意味します。
max-redirects
このピアの最大リダイレクト数を設定します。
no
コマンドを取り消し、デフォルト値に設定します。
numbering-type
発信側または着信側のナンバリング タイプを設定します。
preference
ピアの優先順位を設定します。
req-qos
このピアへのコールに求められるサービス品質を設定します。
roaming
ローミング サーバの使用を設定します。
session
このピアのセッション [target | protocol | transport] を設定します。
settle-call
セツルメント サーバの使用を設定します。
shutdown
このピアの管理ステートをダウンに変更します(no-> アップ)
。
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7-10
OL-6421-02-J
第7章
VoIP の設定
VoIP の基本設定
表 7-6
VoIP ダイヤル ピア コンフィギュレーション コマンド(続き)
コマンド
目的
snmp
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)音声ピア パラメータを
変更します。
tech-prefix
H.323 ゲートウェイ テクノロジー プレフィクスを設定します。
translate-outgoing
変換ルールを設定します。
vad
VAD の使用を設定します。
voice-class
ダイヤル ピアの音声クラス制御パラメータを設定します。
これらのコマンドの機能のうち一部を紹介します(すでに説明したとおり、config モードまたは
config-dial-peer モードから設定します)。
•
ワイルドカードおよびその他の演算子を使用して、宛先パターンを設定します。
例:6... を使用して、6 で始まる 4 桁の番号を表します。
•
固定長または可変長の宛先パターンを定義します。
例:6... を使用して、6 で始まる 4 桁の番号を表します。9t を使用して、9 で始まる可変長の
番号を表します。
•
特定の発信 POTS コール レグで、コールにプレフィクスを加えることを指定します。
例:外部回線にアクセスするには 9 が必要なので、PBX を通過するコールの前に 9 を加えます。
宛先パターンと一致するので、ダイヤル ピアによって外されるプレフィクスを置換します。
•
特定のダイヤル番号を展開することを指定します。
例:7 で始まる 5 桁のローカルな内線番号を E.164 の全桁の番号の 1-408-7xxx に展開します。
•
着信コールを処理するハント グループを作成します。
例:音声ポートごとに 1 つずつ、複数のダイヤル ピアを設定し、それぞれに同じ宛先パターン
を指定します。ゲートウェイは使用中ではない音声ポートに到達するまで、順番に着信コール
を送ります。
•
ルーティング発信コールに優先順位を設定します。
例:IP ネットワークに発信コールを転送するダイヤル ピア音声 1 に優先順位 1 を割り当てま
す。PSTN にコールを転送するダイヤル ピア音声 2 に優先順位 2 を割り当てます。ゲートウェ
イが一番長く正確に一致するものを探し出し、この 2 つのダイヤル ピアが見つかった場合、差
別化を図るために優先順位が使用されます。
ヒント
詳細については、オンライン マニュアル『Voice over IP for the Cisco AS5300』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t3/voip5300/)を参照
してください。
ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブル
ダイヤル ピアを作成するための次の手順として、ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブル
を作成します。次の見出しの下に、ゲートウェイおよび対応するダイヤル ピアのすべてについて、
データを示します。表 7-7 は、単純なゲートウェイ間の例です。実際にははるかに複雑なものにな
ります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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7-11
第7章
VoIP の設定
VoIP の基本設定
表 7-7
ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブル
宛先
ダイヤル
ピアのタグ 内線番号 パターン タイプ
音声
ポート
セッション
ターゲット
コーデック QoS
サンノゼのゲートウェイ
1
5000
5000
pots
1/0:1
—
—
—
2
—
6...
voip
—
172.16.1.1
6.711
best effort
ニューアークのゲートウェイ
ヒント
3
—
5...
voip
—
172.19.1.1
6.711
best effort
4
6000
6000
pots
1/0:3
—
—
—
ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブルを作成する前に、この章の最後に記載されている
資料を参照してください。さらに、オンライン マニュアル『Voice over IP for the Cisco AS5300』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t3/voip5300/)も参照
してください。
音声フィーチャ カードのエコー キャンセレーションの設定
echo-cancel enable コマンドをイネーブルにすると、インターフェイスから送信されて同じインター
フェイスで受信される音声をキャンセルできます。このような状態で戻ってくる音はエコーのよう
に聞こえるからです。エコー キャンセレーションをディセーブルにすると、接続先でエコーが発生
することがあります。エコー キャンセレーションによる音声品質の低下は最小限ですが不必要なプ
ロセスなので、必要でなければこのコマンドをディセーブルにしておきます。
音声フィーチャ カードでは、ソフトウェア エコー キャンセレーションがデフォルト設定となって
います。G.168 準拠のエコーキャンセレーションがデフォルトでイネーブルとなっており、エコー
時間は 64 ミリ秒です。ハードウェア エコー キャンセレーションは使用できません。
設定手順
ステップ 1
コマンドまたは操作
目的
enable
イネーブル EXEC モードを開始します。
例:
Router> enable
ステップ 2
configure terminal
例:
•
プロンプトが表示されたら、パスワードを入力
します。
グローバル コンフィギュレーション モードを開始
します。
Router# configure terminal
ステップ 3
voice-port slot/port
例:
Router(config)# voice-port 2/1
ステップ 4
echo-cancel enable
例:
Router(config-voiceport)# echo-cancel enable
音声ポート コンフィギュレーション モードを開始
し、コンフィギュレーション パラメータのスロット
とポートを指定します。
インターフェイスから送信されて同じインターフェ
イスに戻ってくる音声のキャンセル機能をイネーブ
ルにします。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
7-12
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第7章
VoIP の設定
VoIP の基本設定
ステップ 5
コマンドまたは操作
目的
echo-cancel coverage {24 | 32 | 48 | 64}
エコー キャンセラを指定した時間(ミリ秒)だけ調
整します。
例:
Router (config-voiceport)# echo-cancel
coverage 24
ステップ 6
exit
例:
Router(config-voiceport)# exit
•
デフォルトは 64 です。
voice-port コンフィギュレーション モードを終了し、
グローバル コンフィギュレーション モードに戻り
ます。
Nextport エコー キャンセラ制御の設定(任意)
AS5350XM および AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイでは、G.711 で符号化された VoIP パケッ
トで着信する 2100 Hz トーンを検出できます。ユーザは Nextport Voicecap を有効にして、ネット
ワークの PSTN または IP 側から G.711 で符号化された VoIP パケットで 2100 Hz トーンを受信した
場合に、エコー キャンセラを制御することができます。
(注)
エコー キャンセラの Nextport 制御は、G.711 コーデック モードでのみ可能です。
(注)
エコー キャンセラの Nextport 制御と、モデム パス スルーを併用することは推奨できません。
CLI(コマンドライン インターフェイス)コマンドを使用して、IP トーン検出とエコー キャンセラ
の Nextport 制御をイネーブルに設定します。ただし、これらの機能をイネーブルにするには、最初
に次の 2 つの Voicecap パラメータを設定しておく必要があります。
•
v51 = 32769
この設定により、IP 側でのトーン検出 / 通知がイネーブルになり、IP 側から 2100 Hz のアン
サー トーンを受信した時点で Nextport が Nonlinear Processor(NLP)またはエコー キャンセラ
をディセーブルにすることができます。この設定は、Cisco IOS Release 12.3T 以降で必要です。
•
v2 = 512
この設定により、250 ミリ秒の無音の検出がイネーブルになります。この設定は省略可能です。
この設定を v51 = 32769 の設定と併用した場合、Nextport は 250 ミリ秒の無音を検出すると、エ
コー キャンセラを元のステートに戻します。
次に、Voicecap エントリを作成して音声ポートに適用することにより、エコー キャンセラの
Nextport 制御をイネーブルにする例を示します。
1. 次の CLI コマンドを入力して、Voicecap エントリを作成します。
構文:
router(config)# voicecap entry <name> <parameter list>
例:
router(config)# voicecap entry npecho_ctrl v2=512 v51=32769
2. 次の CLI コマンドを入力して、Voicecap エントリを音声ポートに適用します。
構文:
router(config)# voicecap configure <name>
例:
router(config)# voicecap configure npecho_ctrl
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第7章
VoIP の設定
VoIP の基本設定
次に、Voicecap を作成して適用する手順の例を示します。
router(config)# voicecap entry npecho_ctrl v2=512 v51=32769
router(config)# voice-port 3/0
router(config-voiceport)# voicecap configure npecho_ctrl
router(config-voiceport)# end
(注)
Voicecap は音声ポートに適用する必要があります。
Cisco IOS CLI の show コマンドでは、現在のエコー ステートは表示されません。ただし、debug trace
module f080 0010 x/y/z を発行すれば、トーン検出とその結果としてのエコー動作を示す EST トレー
ス メッセージを表示できます。Nextport は、IP 側または PSTN 側から 2100 Hz アンサー トーンを受
信したかどうかに基づいて、NLP およびエコー キャンセラをイネーブルおよびディセーブルにし、
検出したトーンおよびそのエコー動作ごとに EST トレース メッセージを生成します。さらに
Nextport は、250 ミリ秒の無音状態も検出し、このような状態を検出したこと、およびエコー ステー
トを回復したことを示す EST トレース メッセージを生成します。
EST トレース メッセージを表示するには、次のように debug trace module f080 0010 x/y/z を発行しま
す。
router# debug trace module f080 0010 s/d/m
ここで、
•
s = スロット
•
d = Dial Feature Card(DFC; ダイヤル フィーチャ カード)
•
m = モジュール番号
Index 51 および Index 52 にデフォルトの設定値を使用すると、IP トーン検出および通知がディセー
ブルになり、既存のすべての機能が通常どおり動作します。
次に、IOS コンソールで収集された EST トレース メッセージの例を示します。
5350-torpedo#
*Apr 26 21:40:51.735:
00:00:14: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.735:
Port
: 3/00
*Apr 26 21:40:51.735:
Address
: 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.735:
Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.735:
Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.735:
Data Len
: 56
*Apr 26 21:40:51.735:
Data
: Session 0x0144 Received Early ANS tone 0x01
from IP side
*Apr 26 21:40:51.735:
00:00:14: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.735:
Port
: 3/00
*Apr 26 21:40:51.735:
5350-torpedo# Address
: 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.735:
Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.735:
Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.735:
Data Len
: 63
*Apr 26 21:40:51.735:
Data
: Session 0x0144 Received Tone Off ntf for code
0x01 from IP side
*Apr 26 21:40:51.735:
00:00:14: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.735:
Port
: 3/00
*Apr 26 21:40:51.735:
Address
: 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.735:
Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.735:
Data Format: ASCII
5350-torpedo# *Apr 26 21:40:51.735:
Data Len
: 45
*Apr 26 21:40:51.735:
Data
: Session 0x0144 Received ANS tone 0x03 from IP
*Apr 26 21:40:51.735:
00:00:14: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.735:
Port
: 3/00
*Apr 26 21:40:51.735:
Address
: 0x3000000
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
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OL-6421-02-J
第7章
VoIP の設定
VoIP の基本設定
*Apr 26 21:40:51.735:
Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.735:
Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.735:
Data Len
: 47
*Apr 26 21:40:51.735:
Data
: Session 0x0144 Non-linear Processor Is
Disabled
*Apr
5350-torpedo# 26 21:40:51.735:
00:00:14: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.735:
Port
: 3/00
*Apr 26 21:40:51.735:
Address
: 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.735:
Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.735:
Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.735:
Data Len
: 63
*Apr 26 21:40:51.735:
Data
: Session 0x0144 Received Tone Off ntf for code
0x03 from IP side
*Apr 26 21:40:51.735:
00:00:14: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.735:
Port
: 3/00
*Apr 26 21:40:51.735:
5350-torpedo#
Address
: 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.735:
Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.735:
Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.735:
Data Len
: 47
*Apr 26 21:40:51.735:
Data
: Session 0x0144 Received ANSam tone 0x07 from
IP
*Apr 26 21:40:51.735:
00:00:13: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.735:
Port
: 3/00
*Apr 26 21:40:51.735:
Address
: 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.735:
Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.735:
Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:5
5350-torpedo#1.735:
Data Len
: 63
*Apr 26 21:40:51.735:
Data
: Session 0x0144 Received Tone Off ntf for code
0x07 from IP side
*Apr 26 21:40:51.739:
00:00:13: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.739:
Port
: 3/00
*Apr 26 21:40:51.739:
Address
: 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.739:
Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.739:
Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.739:
Data Len
: 48
*Apr 26 21:40:51.739:
Data
: Session 0x0144 Received /ANSam tone 0x0f from
IP
5350-torpedo#*Apr 26 21:40:51.739:
00:00:13: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.739:
Port
: 3/00
*Apr 26 21:40:51.739:
Address
: 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.739:
Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.739:
Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.739:
Data Len
: 31
*Apr 26 21:40:51.739:
Data
: Session 0x0144 ECAN Is Disabled
*Apr 26 21:40:51.739:
00:00:04: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.739:
Port
: 3/00
*Apr 26 21:40:51.739:
Address
: 0x3000000
5350-torpedo#*Apr 26 21:40:51.739:
Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.739:
Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.739:
Data Len
: 63
*Apr 26 21:40:51.739:
Data
: Session 0x0144 Received Tone Off ntf for code
0x0f from IP side
*Apr 26 21:46:36.431:
00:00:08: Port Trace Event:
*Apr 26 21:46:36.431:
Port
: 3/00
*Apr 26 21:46:36.431:
Address
: 0x3000000
*Apr 26 21:46:36.431:
Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:46:36.431:
Data Format: ASCII
*Apr 26 21:46:36.431:
Data Len
: 43
*Apr 26 21:46:36.431:
Data
: Session 0x0144 detected 250 msec of silence
*Apr 26 21:46:36.431:
00:00:08: Port Trace Event:
*Apr 26 21:46:36.431:
Port
: 3/00
*Apr 26 21:46:36.431:
Address
: 0x3000000
*Apr 26 21:46:36.435:
Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:46:36.435:
Data Format: ASCII
*Apr 26 21:46:36.435:
Data Len
: 41
*Apr 26 21:46:36.435:
Data
: Session 0x0144 Ecan State 0x0007 Restored
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7-15
第7章
VoIP の設定
音声 QoS の基礎知識
音声 QoS の基礎知識
QoS は、各種基本テクノロジーに基づき、特定のネットワーク トラフィックに差別化されたサービ
スを提供するネットワークの機能です。QoS はネットワーク インフラストラクチャに初めから備
わっているわけではありません。むしろ、イントラネットワークまたはインターネットワーク全体
で適切な QoS 機能を体系的にイネーブルにすることによって、QoS を設定します。
音声トラフィックとデータ トラフィックは、さまざまな点で異なります。
•
データはしばしば、バースト性(急激な増加)がありますが、音声は安定して(滑らか)います。
•
データ アプリケーションは廃棄されたパケットを再送信しますが、音声アプリケーションは廃
棄されたパケットを隠すだけです。
•
データ アプリケーションは一般に、ある程度まで遅延に寛容ですが、音声アプリケーションの
場合は、送信の途切れる音が受信者に聞こえないように、遅延を最小限に抑えなければなりま
せん。
いずれについても、音声トラフィックに厳密なプライオリティを与え、音声とデータを伝送する
ネットワークで信頼性の高い配信を実現し、遅延を最小限に抑えるには、QoS ストラテジーの使用
が必要です。
(注)
ITU-T G.114 勧告では、良好な音声品質を得るには、一方向で 150 ms を超えるエンドツーエンドの
遅延が生じてはならないと定めていますが、実際は 200 ms でも問題ありません。
音声に関する QoS 機能は、信頼性と予測性の 2 点に重点が置かれています。信頼性では、パケット
損失のない配信を保障します。予測性では、大幅な遅延のない配信を保障します。この 2 点により、
低品質の音声伝送を排除することができます。音が割れたり、音節が欠けたりすると、不完全な
コールになるばかりでなく、受信者の混乱も引き起こします。
音声トラフィックには、安定していて予測可能なスループットが得られる、遅延の少ないリアルタ
イム サービスが必要です。バースト性があり、遅延に寛容なデータ トラフィックが存在する一方
で、音声トラフィックには差別化した(つまり、プライオリティの高い)サービス レベルを提供し
なければなりません。データと音声の両方を伝送するネットワーキング機器およびデバイスは、プ
ライオリティの高いサービスを必要とするトラフィックと、そうではないトラフィックを差別する
ことができません。そのため、予測どおりの音声トラフィックを保証する、つまりデータ トラフィッ
クと共用のバックボーンを通じて一定の予測可能な伝送を確保するには、QoS 機能をイネーブルに
するのが唯一の方法です。
ネットワーク全域に及ぶエンドツーエンドの有効な QoS を異なるユーザ、アプリケーション、組
織、およびテクノロジーのすべてに、妥当なコストと労力で提供しなければなりません。QoS 機能
により、ユーザが満足するサービス レベルのバランスをとり、音声にプライオリティの高いサービ
スを提供しながら、必要とされる公平さでデータ伝送に対応することができます。QoS 機能には他
の利点もあります。たとえば、Internet Service Provider(ISP; インターネット サービス プロバイダー)
は、QoS 機能を選択してイネーブルに設定できるので、カスタマー サービスをコスト別に差別化す
ることができます。また、これらのサービス レベルに基づいて、新しいアプリケーションや追加
サービスを幅広く提供できます。
Cisco IOS ソフトウェアには、QoS を最適化するためのさまざまな機能があります。VoIP を適切か
つほぼ確実にサポートできるように、ネットワークを細かく調整するには、これらの機能をイネー
ブルにする必要があります。QoS 実装の詳細については、このマニュアルでは取り上げていないの
で、QoS 機能をイネーブルにするときには、必ず記載されている資料を参照してください。また、
最適な音声性能を実現するには、VoIP 装置だけではなく、ネットワーク全体で QoS を設定する必
要があります。
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7-16
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第7章
VoIP の設定
VoIP のための QoS 機能のイネーブル化
すべての QoS 機能があらゆるネットワーク デバイスおよびトポロジーに適しているわけではあり
ません。エッジ デバイスとバックボーン デバイスとでは、動作が同じとは限りません。簡単に言
うと、エッジ デバイスはパケットの分類、分解、キューイング、帯域幅管理、およびポリシングを
担当します。バックボーン デバイスは、スイッチングとトランスポート、輻輳管理、およびキュー
管理を担当します。したがって、それぞれが実行する QoS タスクも異なる場合があります。エッジ
デバイスとバックボーン デバイスそれぞれのネットワークにおける機能を考慮し、それぞれのタイ
プに合わせて QoS 機能をイネーブルにしてください。
VoIP のための QoS 機能のイネーブル化
次に、イネーブルにできる QoS 機能のうち、重要なものをいくつか簡単に説明します。さらに、各
機能の使用方法と最適化方法をよく理解したうえで判断できるように、参考資料を紹介します。こ
こで取り上げる機能は次のとおりです。
•
輻輳管理
− WFQ
− LLQ
− IP RTP プライオリティおよびフレーム リレー IP RTP プライオリティ
− リソースの予約
•
フラグメンテーションおよびインターリーブ
•
フレーム リレーのトラフィック シェーピング
•
その他の帯域幅圧縮機能
− 音声符号化
− RTP パケット ヘッダーの圧縮
− 逐次化遅延
− VAD
− ジッタ バッファリング
「その他の資料」
(p.7-23)に記載されている参考資料から詳細情報が得られます。
ヒント
QoS に関して問題が生じた場合は、コンフィギュレーションに次のコマンドを追加してみてくださ
い。
•
トップレベルのコンフィギュレーション レベルの場合
io-cache enable
voice-fastpath enable
•
ギガビット イーサネット インターフェイス配下の場合
ip route-cache
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7-17
第7章
VoIP の設定
VoIP のための QoS 機能のイネーブル化
輻輳管理
WFQ
大量トラフィックの高速ネットワークに対応しているバックボーンのゲートウェイでは、輻輳を回
避する必要があります。Weighted Random Early Detection(WRED; 重み付きランダム早期検出)と
呼ばれる Weighted Fair Queuing(WFQ; 均等化キューイング)方式では、
(音声トラフィックをクリ
ティカルに設定するなど)ユーザが設定したプライオリティ値に基づいてトラフィックをキューに
入れ、キューごとに異なるパケット廃棄スレッシュホールドを設定し、プライオリティの高い
キューに十分に対処できるように、必要に応じてプライオリティの低いキューのパケットを廃棄し
ます。この方法によって、広帯域幅アプリケーションがほかに存在している場合でも、狭帯域幅の
会話が通過できるようにします。
ヒント
詳細および設定方法については、
『Configuring Weighted Fair Queuing』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/12cgcr/qos_c/qcpart2/)を参照してくだ
さい。
LLQ
音声パケットを優先させ、かつ他のアプリケーションが帯域幅不足に陥らないようにしなければな
らないという場合、推奨するキューイング方式は Low Latency Queuing(LLQ; 低遅延キューイング)
です。LLQ は IP RTP プライオリティと組み合わせて使用します。LLQ は音声トラフィックをプラ
イオリティ キューに転送しますが、次に低いプライオリティ レベルを処理するまでに、このレベ
ルおよび他のそれぞれのプライオリティ レベルで処理するトラフィック量に制限を設けることが
できます。
ヒント
詳細および設定方法については、
『Low-Latency Queuing』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t7/)を参照してくだ
さい。
IP RTP プライオリティおよびフレーム リレー IP RTP プライオリティ
IP RTP プライオリティ機能は、VoIP コール用に完全優先キューを作成します。ゲートウェイはこ
のプライオリティ キューが空の場合に限り、他のキューを処理します。この機能がアクティブにな
るのは、インターフェイス上で輻輳が生じている場合だけです。
IP RTP プライオリティ機能を設定するのは、ダイヤル ピアの設定時です。IP プライオリティ レベ
ルを設定し、パケット ヘッダーで、音声コールにクラス 5(クリティカル)のプライオリティを与
えることを指定します。この情報を検出した他のキューイングおよびトラフィック管理機能
(RSVP)は、プライオリティ サービスを提供します。
音声トラフィックがフレーム リレー ネットワークを通過する場合、同じ引数が維持されますが、こ
の機能はフレーム リレー IP RTP プライオリティと呼ばれます(後述の 3 番めの参考資料を参照)。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
7-18
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第7章
VoIP の設定
VoIP のための QoS 機能のイネーブル化
ヒント
詳細および設定方法については、次の資料を参照してください。
• 『VoIP over PPP Links with Quality of Service (LLQ / IP RTP Priority, LFI, cRTP)』
(http://www.cisco.com/warp/public/788/voice-qos/voip-mlppp.html)
• 『IP RTP Priority』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t5/iprtp.htm)
• 『Frame Relay IP RTP Priority』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t7/friprtp.htm)
リソースの予約
音声トラフィックを伝送するすべての WAN リンク上で Resource Reservation Protocol(RSVP)をイ
ネーブルにすることによって、自分の送受信システムおよび同様に設定された他の送受信システム
がコール単位で、ルータ パス上の帯域幅を確保するように設定できます。
RSVP 機能を設定するのは、ダイヤル ピアの設定時です。RSVP とフレーム リレー トラフィック
シェーピングを両方ともイネーブルにすることはできません。
ヒント
詳細および設定方法については、
『Voice over IP for the Cisco AS5300』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t3/voip5300/)を参照
してください。
コール アドミッション制御
CPU、メモリ、インターフェイスなど、特定のリソースが不足しているためコールを処理できない
とき、Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイに PSTN からコールが
着信しないようにすることができます。このような機能をコール アドミッション制御といいます。
システムの CPU 使用率が高い、コール ボリュームが大きい、または同時に大量のコールが着信す
る傾向がある場合には、コール アドミッション制御の 2 つの側面(コール スパイクおよびコール
スレッシュホールド)について考慮する必要があります。AAA などのサポートを必要とする、デ
ビット カードが関与するトランザクションを処理する場合には、このことが特に重要です。
コール スパイクを設定して、短時間にわたり着信コール数を制限します。コール スレッシュホー
ルドを設定して、システム リソースを使用できる上限を定義します。
ヒント
コール スパイクおよびコール スレッシュホールドの詳細および設定方法については、次の資料を
参照してください。
• 『Call Admission Control for H.323 VoIP Gateways』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122newft/122limit/122x/122xa/12
2xa_2/ft_pfavb.htm)
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
7-19
第7章
VoIP の設定
VoIP のための QoS 機能のイネーブル化
フラグメンテーションおよびインターリーブ
音声パケットは通常小型(60 ∼ 240 バイト)であり、大型のデータ パケットも伝送するネットワー
クにおいて、後回しにされることがあります。大きいデータ パケットを小さいデータ パケットに
分割し、その断片の合間に音声パケットを差し込むと、ジッタおよび遅延が軽減されます。広帯域
幅(1.5 Mbps 超)の WAN 回線ではなく、狭帯域幅(1.5 Mbps 未満)の WAN 回線を使用する場合
は、フラグメンテーションおよびインターリーブを IP RTP プライオリティ、RSVP などの輻輳管理
技法と組み合わせて使用します。推奨するフラグメンテーションおよびインターリーブ方式は、
Voice over Frame Relay には FRF.12、VoIP-over-PPP 専用線にはマルチリンク PPP です。
ヒント
詳細および設定方法については、次の資料を参照してください。
•
•
FRF.12 の場合、『Frame Relay Fragmentation for Voice』
(http://www.cisco.com/warp/public/788/vofr/fr_frag.html)
マルチリンク PPP の場合、
『VoIP over PPP Links with Quality of Service (LLQ / IP RTP Priority, LFI,
cRTP)』(http://www.cisco.com/warp/public/788/voice-qos/voip-mlppp.html)
フレーム リレーのトラフィック シェーピング
パケットが宛先の対応できる速度で宛先に届くように、トラフィック フローを規制する必要があり
ます。この規制は、設定値より高速で発生したパケットをバッファリングし、設定値で解除するこ
とによって行います。フレーム リレー ネットワークではトラフィック シェーピングをイネーブル
にすることが非常に重要です。PPP 専用線では、トラフィック シェーピングをイネーブルにしない
でください。
ヒント
(注)
詳細および設定方法については、
『VoIP over Frame Relay with Quality of Service (Fragmentation, Traffic
Shaping, IP RTP Priority)』
(http://www.cisco.com/warp/public/788/voice-qos/voip-ov-fr-qos.html)を参照
してください。
フレーム リレー ネットワーク上でトラフィック シェーピングが正しく実行されるようにするに
は、トラフィック シェーピングだけではなく、他のさまざまな QoS 機能を設定する必要がありま
す。詳細については、上記の資料のほか、
「その他の資料」に記載されている資料を参照してくだ
さい。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
7-20
OL-6421-02-J
第7章
VoIP の設定
VoIP のための QoS 機能のイネーブル化
その他の帯域幅圧縮機能
音声符号化
Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイは、音声符号化(デジタル化、
および任意で圧縮)用に複数のコーデック(コーダ / デコーダ)方式を提供します。
(注)
•
G.711
•
G.723.1
•
G.726
•
G.729
•
G.729a
•
G.729ab
•
G.729b
•
GSMAMR-NB
•
GSMFR
•
G.Clear
タンデム スイッチング(別名、二重符号化または二重圧縮)は別の問題も引き起こすことがあり
ます。タンデム(トール)オフィスにルーティングされたデジタル コールは、そこでアナログ形
式に変換され、もう一度デジタル形式に変換されてから伝送されます。このように変換と再変換が
行われると、信号の歪みは 2 倍以上になり、修復不能です。コールがトール オフィスの処理対象
となる場合で、かつ帯域幅に余裕がある場合には、PCM を選択してください。このような処理を
管理する方法として、Cisco IOS Multimedia Conference Manager(H.323 ゲートキーパ)または Cisco
Voice Manager などの管理アプリケーションを使用することを推奨します。
判断を左右するその他の要因、またはパフォーマンス調整に使用できるその他の要因としては、複
数のタンデム符号化を使用する可能性、パケット フラグメンテーションの扱い方などがあります。
ヒント
詳細および設定方法については、
『VoIP over PPP Links with Quality of Service (LLQ / IP RTP Priority,
LFI, cRTP)』(http://www.cisco.com/warp/public/788/voice-qos/voip-mlppp.html)を参照してください。
RTP パケット ヘッダーの圧縮
あとに続く IP/UDP/RTP(ネットワーク / トランスポート / セッション レイヤ)ヘッダーには反復性
があるので、大幅な圧縮が可能です。推奨する圧縮方式は cRTP(Compressed Real-Time Transfer
Protocol)です。この方式では、後続パケットのヘッダーを比較し、最初の順番と 2 番めの順番の
相違を追跡して、40 バイトのヘッダーをわずか 2 バイトまたは 4 バイト(UDP チェックサムがな
い場合とある場合)に圧縮します。ただし、cRTP は CPU の使用率が高いので、遅延の原因になる
場合には、他の方式の方が適しています。圧縮方式は、狭帯域幅(1.5 Mbps 未満)の WAN 回線の
両端に組み込みますが、高速(1.5 Mbps 超)WAN の場合は不要です。
ヒント
詳細および設定方法については、
『VoIP over PPP Links with Quality of Service (LLQ / IP RTP Priority,
LFI, cRTP)』(http://www.cisco.com/warp/public/788/voice-qos/voip-mlppp.html)を参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
7-21
第7章
VoIP の設定
VoIP のための QoS 機能のイネーブル化
逐次化遅延
パケット(ペイロード)サイズは制御可能です。これにより、1 つのパケットがシステム インター
フェイス上に存在する時間の長さを制御します。これはバイト数で設定しますが、20 ms 以内にす
ることが望まれます(通常、1 パケットで 10 ms の音声サンプル 2 つに相当)。逐次化遅延が大きく
なると、エンドツーエンドの遅延も大きくなります。一方向でエンドツーエンドの遅延が 150 ∼
200 ms を超えないようにする必要があります。
(注)
ヒント
選択したコーデックにペイロード サイズを割り当てるときは、注意が必要です。コーデックおよ
び ペ イ ロ ー ド サ イ ズ を 割 り 当 て る に は、dial-peer voip コ マ ン ド の 下 で codec codec bytes
payload_size コマンドを使用します。codec コマンドを使用するとペイロード サイズが広がります
が、ユニバーサル ポートおよび音声フィーチャ カードのサイズも小さくなるので、音声信号のエ
ンドツーエンド遅延が 200 ms を超えることはありません。ネットワークのゲートウェイやルータ
タイプが多岐にわたる場合は、ペイロード サイズを一定で最適(エンドツーエンド遅延が大きく
なりすぎないよう)に設定する必要があります。
詳細および設定方法については、
『Voice over IP ― Per Call Bandwidth Consumption』
(http://www.cisco.com/warp/public/788/pkt-voice-general/bwidth_consume.html)を参照してください。
VAD
通話者は通常、交互に話すので、音声対話は一般に無音が 50% を占めます。VAD という機能によ
り、ゲートウェイは会話が始まったときに送信し、会話が止まった時点で送信を停止することがで
きます。無音の間はホワイト ノイズを発生させ、呼び出し側がコールの切断と無音を混同しないよ
うにします。VAD は無音のパケットを圧縮することによって、処理できるコール数を増やします。
VoIP の帯域幅を計画するときには、VAD によって帯域幅が 35% 下がると考えてください。他のト
ラフィック タイプに割り当てる帯域幅を増やす場合には、VAD をイネーブルにしてください。
VAD で問題になるのは、会話の最初と最後がカットされることが多いという点です。休止時間が
非常に短い場合は VAD が起動しないようにする、また、カットを補正するために、VAD は会話の
停止後、送信を停止するまでに約 200 ms 待機します。送信の再開時には、そのときの会話に直前
の会話の 5 ms を加えます。
周囲の雑音で会話と背景の音を区別できない場合、そのコールの VAD が自動的にディセーブルに
なります。
ヒント
詳細および設定方法については、
『VoIP over PPP Links with Quality of Service (LLQ / IP RTP Priority,
LFI, cRTP)』(http://www.cisco.com/warp/public/788/voice-qos/voip-mlppp.html)を参照してください。
ジッタ バッファリング
ジッタは、音声パケットの到着が予想されるタイミングと実際に到着するタイミングに差がある場
合に発生し、音声ストリームの不連続性をもたらします。シスコ製のデバイスは、受信データを
バッファリングし、滑らかに再生することによって、ジッタに対処します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
7-22
OL-6421-02-J
第7章
VoIP の設定
その他の資料
通常の状況下では、大部分のネットワークはデフォルトのジッタ バッファ設定で問題ありません。
音声信号の途切れまたは音声品質不良が生じる場合には、バッファ サイズを増やしてください。
ネットワーク全体で遅延が大きい場合には、バッファ サイズを引き下げてください。雑音の多い
ネットワークでは、統合メッセージング サーバまたは対話型音声応答といったジッタ軽減アプリ
ケーションを使用し、固定モードおよび比較的大きい平常値を選択してください。ジッタ バッファ
サイズを引き上げると、遅延が大きくなることに注意してください。
シスコ製のジッタ バッファは通常、動的にサイズが設定されるので、アダプティブ モードとデフォ
ルトのバッファ サイズで十分です。ただし、必要な場合には、モードおよびサイズを調整してくだ
さい。
その他の資料
ネットワークに VoIP を設定し、QoS パラメータを設定するには、さまざまな判断が必要であり、
多くのパラメータについて考慮する必要があります。この章では、この複雑な問題について概要を
簡単に紹介しています。詳細については、次の資料を参照してください。
•
IP テレフォニー ソリューションに関するシスコ製品資料:
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/ip_tele/index.htm
•
シスコ製のフィーチャ モジュール:http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/、
使用する Cisco IOS リリースを検索
•
Cisco IOS マニュアル
− 『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』
− 『Cisco IOS Multiservice Applications Command Reference』
− 『Cisco IOS Voice, Video, and Fax Configuration Guide』
− 『Cisco IOS Voice, Video, and Fax Command Reference』
(注) http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/
Cisco IOS リリースを検索してください。
•
にアクセスし、使用している
一般書籍
− Davidson, J. Peters, J. and Gracely, B.『Voice Over IP Fundamentals』Indianapolis, Indiana: Cisco
Press; 2000
− Caputo, R.
『Cisco Packetized Voice & Data Integration』New York, New York: McGraw-Hill; 2000
•
シスコ製デバイスの VoIP に関する資料
− 『Voice-over-IP Quick Start Guide』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_mod/1700/voipqsg.htm)
− 『Cisco IOS Voice Configuration Library』
(http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios123/123cgcr/voice_c/vcl.htm)
•
その他の Web サイト
− 電気通信のさまざまなトピックに関するチュートリアル:http://www.iec.org/tutorials/
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
7-23
第7章
VoIP の設定
その他の資料
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
7-24
OL-6421-02-J
A P P E N D I X
A
セットアップ スクリプトの使用方法
この付録では、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイの電源を投入
し、プロンプト方式のセットアップ スクリプト(System Configuration ダイアログ)を使用してゲー
トウェイを設定する手順について説明します。
ゲートウェイを手動で設定する場合は、「Cisco IOS ソフトウェアの概要」(p.1-8)を参照して CLI
(コマンドライン インターフェイス)について理解したうえで、第 3 章「CLI を使用して行う基本
設定」に記載されている手順に従ってください。
この付録のセットアップ スクリプト例で使用している Cisco IOS ソフトウェアのバージョンは、新
しくロードしたソフトウェアと完全に一致していない可能性がありますが、メッセージ プロンプト
は同様です。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
A-1
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
はじめに
ゲートウェイの電源を投入し、System Configuration ダイアログのセットアップ スクリプトを開始す
る前に、ゲートウェイにケーブルが接続されていること、および PC 端末エミュレーション プログ
ラムが 9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、2 ストップ ビットに設定されていることを確
認してください。コンソール ポートを使用してゲートウェイに接続します。AUX ポートは機能し
ません。ゲートウェイの設定はすべて、PC 端末エミュレーション プログラムのウィンドウから実
行します。
表示されるプロンプトおよび出力メッセージは、入力した応答によって異なります。ほとんどの項
目で Enter キーを押して、角カッコ([ ])付きで表示されるデフォルト値をそのまま使用します。
ここでは、次のハードウェア構成でセットアップ スクリプトを実行する方法を示します。
(注)
•
AS54-DFC-CT3 を搭載した Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM(p.A-2)
•
AS54-DFC-8CT1 を搭載した Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM(p.A-7)
•
AS54-DFC-8CE1 を搭載した Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM(p.A-12)
ユーザが入力する情報は、boldface
フォントで示しています。設定を誤った場合は、System
Configuration ダイアログを終了して再実行します。Ctrl-c を押し、イネーブル EXEC モード(別名
イネーブル モード)のプロンプト(AS5350# または AS5400#)で setup と入力してください。
AS54-DFC-CT3 を搭載した Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM
AS54-DFC-CT3 トランク カード 1 つと AS54-DFC-108NP ユニバーサル ポート カード 5 つで構成さ
れるゲートウェイ上でセットアップ スクリプトを実行する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
ゲートウェイの電源をオンにします。電源スイッチは、背面パネルの右上の電源コード付近にあり
ます(図 A-1 を参照)
。
端末エミュレーション プログラムのウィンドウにメッセージが表示されます。
電源スイッチの位置
31623
図 A-1
An AS54-DFC-CT3 An AS54-DFC-108NP
注意
メッセージ出力が完全に停止するまで、キーボード上のどのキーも押さないでください。メッセー
ジ出力中にいずれかのキーを押すと、メッセージ停止時に最初のコマンドとして認識され、ゲート
ウェイの電源が切断されることがあります。メッセージが停止するまでに、数分かかります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
A-2
OL-6421-02-J
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
次のようなメッセージが表示されます。
(注)
表示されるメッセージは、Cisco IOS ソフトウェアのバージョンおよびフィーチャ セットによって
異なります。ここに記載したメッセージは参考であり、実際の画面内容に一致しているとは限りま
せん。
System Bootstrap, Version 12.3(12r)PI6, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
AS5400XM platform with 524288 Kbytes of main memory
Self decompressing the image :
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Restricted Rights Legend
Use, duplication, or disclosure by the Government is
subject to restrictions as set forth in subparagraph
(c) of the Commercial Computer Software - Restricted
Rights clause at FAR sec. 52.227-19 and subparagraph
(c) (1) (ii) of the Rights in Technical Data and Computer
Software clause at DFARS sec. 252.227-7013.
cisco Systems, Inc.
170 West Tasman Drive
San Jose, California 95134-1706
Cisco IOS Software, 5400 Software (C5400-JS-M), Version 12.3(14)T,
(fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 1986-2005 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Sat 29-Jan-05 02:10 by yiyan
Image text-base: 0x60011068, data-base: 0x61F80000
RELEASE SOFTWARE
Cisco AS5400XM (BCM) processor (revision 0x21) with 393215K/131072K bytes of memory.
Processor board ID JAB082904P4
SB-1 CPU at 750MHz, Implementation 1025, Rev 0.3, 256KB L2 Cache
Last reset from IOS reload
Manufacture Cookie Info:
EEPROM Version 0x4, Board ID 0x4BD,
Board Hardware Version 1.11, Item Number 800-6572289-01,
Board Revision 02, Serial Number JAB082904P4.
Processor 0x0, MAC Address badb.adba.d044
2 Gigabit Ethernet interfaces
6 Serial interfaces
648 terminal lines
1 Channelized T3 port
512K bytes of NVRAM.
125184K bytes of ATA External CompactFlash (Read/Write)
Press RETURN to get started!
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
A-3
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
ステップ 2
次のメッセージが表示されたら、yes を入力します。
Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]: yes
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
ステップ 3
次のメッセージが表示されたら、no を入力してすべてのインターフェイスを設定します。yes を入
力すると、システムが正しく設定されないので注意してください。
Basic management setup configures only enough connectivity
for management of the system, extended setup will ask you
to configure each interface on the system
Would you like to enter basic management setup? [yes/no]: no
ステップ 4
次のメッセージが表示されたら、yes を入力して、現在のインターフェイス サマリーを表示します。
First, would you like to see the current interface summary? [yes]: yes
Any interface listed with OK? value "NO" does not have a valid configuration
Interface
GigabitEthernet0/0
GigabitEthernet0/1
Serial0/0
Serial0/1
.
.
.
ステップ 5
IP-Address
unassigned
unassigned
unassigned
unassigned
OK?
NO
NO
NO
NO
Method
unset
unset
unset
unset
Status
up
up
down
down
Protocol
up
down
down
down
ゲートウェイのホスト名を入力します。
Enter host name [Router]: AS5400
ステップ 6
イネーブル シークレット パスワードを入力します。このパスワードは暗号化される(安全性が高
い)ので、コンフィギュレーションを表示してもパスワードを見ることはできません。
Enter enable secret: lab
ステップ 7
イネーブル パスワードを入力します。このパスワードは暗号化されない(安全性が低い)ので、コ
ンフィギュレーションを表示するとパスワードが見えます。
Enter enable password: guessme
ステップ 8
仮想端末パスワードを入力します。このパスワードは、リモート コンソールにアクセスする際に使
用します。
Enter virtual terminal password: guessagain
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
A-4
OL-6421-02-J
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
ステップ 9
使用するネットワーク環境に応じて、次のプロンプトに応答します。
Configure SNMP Network Management? [no]: yes
Community string [public]:
Configure IP? [no]:
Configure IGRP routing? [yes]:
Your IGRP autonomous system number [1]: 15
Configure bridging? [no]:
(注)
IGRP 設定に no と応答すると、RIP 設定のプロンプトが表示されます。
ステップ 10 使用する Telco スイッチ タイプの ISDN スイッチ タイプに対応する文字を入力します。または Enter
キーを押してデフォルト値を使用します。
Do you want to configure ISDN switch type? [yes]:
The following ISDN switch types are available:
[a] primary-4ess
[b] primary-5ess
[c] primary-dms100
[d] primary-net5
[e] primary-ntt
[f] primary-ts014
Enter the switch type [b]:
ステップ 11 T1 コントローラを作成するには、yes を入力し、作成する T1 コントローラ数を入力します。また
は Enter キーを押して全コントローラを作成します。
Do you want to create t1 controllers? [yes]: yes
Enter # of t1 controllers, you want to create under t3 controller [28]:
Configuring controller T3 3/0:
Next, you will be prompted to configure controllers.
These controllers enable users to dial in via ISDN or analog modems.
ステップ 12 ISDN またはアナログ モデムによるダイヤル インをユーザに許可する場合は、yes を入力します。
Do you intend to allow users to dial in? [yes]: yes
There are 10 controllers on this access server. If you want to use
the full capacity of the access server configure all controllers.
Controller CT3 0,1...etc in software corresponds to Port 0,1...etc
on the back of the access server.
PRI configuration can be configured to controllers all at once
based on your PRI controllers selection. Whereas CAS configuration
will be configured individually for each controller.
ステップ 13 PRI(1 次群速度インターフェイス)コンフィギュレーションに使用するコントローラ数を入力しま
す。または Enter キーを押して全コントローラを設定します。
Enter # of controllers, you will be using for PRI configuration [28]:
Configuring controller parameters:
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
A-5
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
ステップ 14 すべてのスロット、ポート、およびチャネルに関して Enter キーを押します。
Configuring controller t1 3/0:1
Configuring PRI on this controller.
.
.
.
.
Configuring controller t1 3/0:28
ステップ 15 yes を入力して、コントローラ上で損失ビット シグナリングの使用を決定します。
Will you be using CT1 (robbed-bit signaling) on this controller? [yes]: yes
ステップ 16 使用する Telco フレーミング タイプを入力します。
The following framing types are available: esf | sf
Enter the framing type [esf]:
ステップ 17 使用する Telco 伝送符号タイプを入力します。
The following linecode types are available: ami | b8zs
Enter the line code type [b8zs]:
ステップ 18 T1 回線上でモデム プーリングをサポートするには、シグナリング タイプに対応する文字を入力し
ます。または Enter キーを押して、デフォルト値を使用します。
The following line signaling types are available
[a] e&m-fgb
[b] e&m-fgd
[c] e&m-immediate-start
[d] fgd-eana
[e] fgd-os
[f] fxs-ground-start
[g] fxs-loop-start
[h] none
[i] r1-itu
[j] r1-modified
[k] r1-turkey
[l] sas-ground-start
[m] sas-loop-start
ステップ 19 トーン シグナリング タイプを入力します。
The following tone signaling types are available:
dtmf | mf
Enter the tone signal type [dtmf]:
ステップ 20 yes を入力して、Digital Number Identification Service(DNIS)を設定します。
Do you want to provision DNIS address information? [yes]: yes
ステップ 21 ステップ 15 ∼ 20 を繰り返し、他のコントローラを設定します。
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A-6
OL-6421-02-J
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
ステップ 22 yes を入力して、ゲートウェイを LAN に接続する GigabitEthernet0/0 インターフェイスを設定し、続
いて表示される質問に応答して、ギガビット イーサネット ポートを設定します。
Do you want to configure GigabitEthernet0/0 interface? [yes]: yes
Use the 100 Base-TX (RJ-45) connector? [yes]:
(注)
全二重モードを設定すると、送信側と受信側のステーション間で同期データ転送を行うこ
とができます。
Operate in full-duplex mode? [no]:
Operate at 100 Mbps speed? [yes]:
Configure IP on this interface? [yes]:
IP address for this interface [X.X.X.X]: 172.22.50.10
Subnet mask for this interface [255.255.0.0] :
Class B network is 172.22.0.0, 16 subnet bits; mask is /16
ステップ 23 必要に応じてステップ 22 を繰り返し、その他のギガビット イーサネット ポートを設定します。
ステップ 24 次のプロンプトに応答し、シリアル インターフェイスを設定します。
Do you want to configure Serial0/0 interface? [no]: yes
Configure IP on this interface? [no]: yes
Configure IP unnumbered on this interface? [no]:
Assign to which interface [GigabitEthernet0/0]:
ステップ 25 必要に応じてステップ 24 を繰り返し、その他のシリアル インターフェイスを設定します。
コンフィギュレーション スクリプトが終了すると、コンフィギュレーション コマンド スクリプト
が表示されます。
ステップ 26「コンフィギュレーション ファイルの保存」
(p.A-17)に進みます。
AS54-DFC-8CT1 を搭載した Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM
AS54-DFC-8CT1 トランク カード 2 つと AS54-DFC-108NP ユニバーサル ポート カード 5 つで構成さ
れるゲートウェイ上でセットアップ スクリプトを実行する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
ゲートウェイの電源をオンにします。電源スイッチは、背面パネルの右上の電源コード付近にあり
ます(図 A-2 を参照)
。
端末エミュレーション プログラムのウィンドウにメッセージが表示されます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
A-7
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
電源スイッチの位置
31624
図 A-2
An AS54-DFC-8CT1
An AS54-DFC-108NP
注意
メッセージ出力が完全に停止するまで、キーボード上のどのキーも押さないでください。メッセー
ジ出力中にいずれかのキーを押すと、メッセージ停止時に最初のコマンドとして認識され、ゲート
ウェイの電源が切断されることがあります。メッセージが停止するまでに、数分かかります。
次のようなメッセージが表示されます。
(注)
表示されるメッセージは、Cisco IOS ソフトウェアのバージョンおよびフィーチャ セットによって
異なります。ここに記載したメッセージは参考であり、実際の画面内容に一致しているとは限りま
せん。
System Bootstrap, Version 12.3(12r)PI6, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
AS5400XM platform with 524288 Kbytes of main memory
Self decompressing the image :
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(c) of the Commercial Computer Software - Restricted
Rights clause at FAR sec. 52.227-19 and subparagraph
(c) (1) (ii) of the Rights in Technical Data and Computer
Software clause at DFARS sec. 252.227-7013.
cisco Systems, Inc.
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Cisco IOS Software, 5400 Software (C5400-JS-M), Version 12.3(14)T,
(fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 1986-2005 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Sat 29-Jan-05 02:10 by yiyan
Image text-base: 0x60011068, data-base: 0x61F80000
RELEASE SOFTWARE
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
A-8
OL-6421-02-J
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
Cisco AS5400XM (BCM) processor (revision 0x21) with 393215K/131072K bytes of memory.
Processor board ID JAB082904P4
SB-1 CPU at 750MHz, Implementation 1025, Rev 0.3, 256KB L2 Cache
Last reset from IOS reload
Manufacture Cookie Info:
EEPROM Version 0x4, Board ID 0x4BD,
Board Hardware Version 1.11, Item Number 800-6572289-01,
Board Revision 02, Serial Number JAB082904P4.
Processor 0x0, MAC Address badb.adba.d044
2 Gigabit Ethernet interfaces
6 Serial interfaces
648 terminal lines
1 Channelized T3 port
512K bytes of NVRAM.
125184K bytes of ATA External CompactFlash (Read/Write)
Press RETURN to get started!
ステップ 2
次のメッセージが表示されたら、yes を入力します。
Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]: yes
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
ステップ 3
次のメッセージが表示されたら、no を入力してすべてのインターフェイスを設定します。yes を入
力すると、システムが正しく設定されないので注意してください。
Basic management setup configures only enough connectivity
for management of the system, extended setup will ask you
to configure each interface on the system
Would you like to enter basic management setup? [yes/no]: no
ステップ 4
次のメッセージが表示されたら、no を入力し、現在のインターフェイス サマリーの表示を省略し
ます。
First, would you like to see the current interface summary? [yes]: no
ステップ 5
ゲートウェイのホスト名を入力します。
Configuring global parameters:
Enter host name [Router]: AS5400
The enable secret is a password used to protect access to
privileged EXEC and configuration modes. This password, after
entered, becomes encrypted in the configuration.
ステップ 6
イネーブル シークレット パスワードを入力します。このパスワードは暗号化される(安全性が高
い)ので、コンフィギュレーションを表示してもパスワードを見ることはできません。
Enter enable secret: lab
The enable password is used when you do not specify an
enable secret password, with some older software versions, and
some boot images.
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
A-9
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
ステップ 7
イネーブル パスワードを入力します。このパスワードは暗号化されない(安全性が低い)ので、コ
ンフィギュレーションを表示するとパスワードが見えます。
Enter enable password: guessme
The virtual terminal password is used to protect
access to the router over a network interface.
ステップ 8
仮想端末パスワードを入力します。このパスワードは、リモート コンソールにアクセスする際に使
用します。
Enter virtual terminal password: guessagain
ステップ 9
使用するネットワーク環境に応じて、次のプロンプトに応答します。
Configure SNMP Network Management? [no]: yes
Community string [public]:
Configure IP? [no]:
Configure IGRP routing? [yes]:
Your IGRP autonomous system number [1]: 15
Configure bridging? [no]:
(注)
IGRP 設定に no と応答すると、RIP 設定のプロンプトが表示されます。
ステップ 10 使用する Telco スイッチ タイプの ISDN スイッチ タイプに対応する文字を入力します。または
Enter キーを押してデフォルト値を使用します。
Do you want to configure ISDN switch type? [yes]:
The following ISDN switch types are available:
[a] primary-4ess
[b] primary-5ess
[c] primary-dms100
[d] primary-net5
[e] primary-ntt
[f] primary-ts014
Enter the switch type [b]:
ステップ 11 ISDN またはアナログ モデムによるダイヤル インをユーザに許可する場合は、yes を入力します。
Do you intend to allow users to dial in? [yes]: yes
There are 16 controllers on this access server. If you want to use
the full capacity of the access server configure all controllers.
Controller CT1 0,1,...etc in software corresponds to Port 0,1,..etc
on the back of the access server.
PRI configuration can be configured to controllers all at once
based on your PRI controllers selection. Where as CAS configuration
will be configured individually for each controller.
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A-10
OL-6421-02-J
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
ステップ 12 PRI コンフィギュレーションに使用するコントローラ数を入力します。または Enter キーを押して
全コントローラを設定します。
Enter # of controllers, you will be using for PRI configuration [16]:
Configuring controller parameters:
ステップ 13 すべてのスロット、ポート、およびチャネルに関して Enter キーを押します。
Configuring controller T1 1/0:
Configuring PRI on this controller.
Configuring controller T1 1/1:
Configuring PRI on this controller.
Configuring controller T1 1/2:
Configuring PRI on this controller.
Configuring controller T1 1/3:
Configuring PRI on this controller.
.
.
.
.
Configuring controller T1 2/6:
Configuring PRI on this controller.
Configuring controller T1 2/7:
Configuring PRI on this controller.
Configuring interface parameters:
ステップ 14 yes を入力して、ゲートウェイを LAN に接続する GigabitEthernet0/0 インターフェイスを設定しま
す。表示される質問に応答して、ギガビット イーサネット ポートを設定します。
Do you want to configure GigabitEthernet0/0
interface? [yes]: yes
Use the 100 Base-TX (RJ-45) connector? [yes]:
(注)
全二重モードを設定すると、送信側と受信側のステーション間で同期データ転送を行うこ
とができます。
Operate in full-duplex mode? [no]:
Operate at 100 Mbps speed? [yes]:
Configure IP on this interface? [yes]:
IP address for this interface [X.X.X.X]: 172.22.50.10
Subnet mask for this interface [255.255.0.0] :
Class B network is 172.22.0.0, 16 subnet bits; mask is /16
ステップ 15 必要に応じてステップ 14 を繰り返し、その他のギガビット イーサネット ポートを設定します。
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OL-6421-02-J
A-11
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
ステップ 16 次のプロンプトに応答し、シリアル インターフェイスを設定します。
Do you want to configure Serial0/0 interface? [no]: yes
Configure IP on this interface? [no]: yes
Configure IP unnumbered on this interface? [no]:
Assign to which interface [GigabitEthernet0/0]:
ステップ 17 必要に応じてステップ 16 を繰り返し、その他のシリアル インターフェイスを設定します。
コンフィギュレーション スクリプトが終了すると、コンフィギュレーション コマンド スクリプト
が表示されます。
ステップ 18「コンフィギュレーション ファイルの保存」
(p.A-17)に進みます。
AS54-DFC-8CE1 を搭載した Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM
AS54-DFC-8CE1 トランク カード 2 つと AS54-DFC-108NP ユニバーサル ポート カード 5 つで構成さ
れるゲートウェイ上でセットアップ スクリプトを実行する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
ゲートウェイの電源をオンにします。電源スイッチは、背面パネルの右上の電源コード付近にあり
ます(図 A-3 を参照)
。
端末エミュレーション プログラムのウィンドウにメッセージが表示されます。
電源スイッチの位置
35047
図 A-3
An AS54-DFC-8CE1
An AS54-DFC-108NP
注意
メッセージ出力が完全に停止するまで、キーボード上のどのキーも押さないでください。メッセー
ジ出力中にいずれかのキーを押すと、メッセージ停止時に最初のコマンドとして認識され、ゲート
ウェイの電源が切断されることがあります。メッセージが停止するまでに、数分かかります。
次のようなメッセージが表示されます。
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付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
(注)
表示されるメッセージは、Cisco IOS ソフトウェアのバージョンおよびフィーチャ セットによって
異なります。ここに記載したメッセージは参考であり、実際の画面内容に一致しているとは限りま
せん。
System Bootstrap, Version 12.3(12r)PI6, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
AS5400XM platform with 524288 Kbytes of main memory
Self decompressing the image :
######################################################################################
######################################################################################
######################################## [OK]
Restricted Rights Legend
Use, duplication, or disclosure by the Government is
subject to restrictions as set forth in subparagraph
(c) of the Commercial Computer Software - Restricted
Rights clause at FAR sec. 52.227-19 and subparagraph
(c) (1) (ii) of the Rights in Technical Data and Computer
Software clause at DFARS sec. 252.227-7013.
cisco Systems, Inc.
170 West Tasman Drive
San Jose, California 95134-1706
Cisco IOS Software, 5400 Software (C5400-JS-M), Version 12.3(14)T,
(fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 1986-2005 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Sat 29-Jan-05 02:10 by yiyan
Image text-base: 0x60011068, data-base: 0x61F80000
RELEASE SOFTWARE
Cisco AS5400XM (BCM) processor (revision 0x21) with 393215K/131072K bytes of memory.
Processor board ID JAB082904P4
SB-1 CPU at 750MHz, Implementation 1025, Rev 0.3, 256KB L2 Cache
Last reset from IOS reload
Manufacture Cookie Info:
EEPROM Version 0x4, Board ID 0x4BD,
Board Hardware Version 1.11, Item Number 800-6572289-01,
Board Revision 02, Serial Number JAB082904P4.
Processor 0x0, MAC Address badb.adba.d044
2 Gigabit Ethernet interfaces
6 Serial interfaces
648 terminal lines
1 Channelized T3 port
512K bytes of NVRAM.
125184K bytes of ATA External CompactFlash (Read/Write)
Press RETURN to get started!
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A-13
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
ステップ 2
次のメッセージが表示されたら、yes を入力します。
Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]: yes
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
ステップ 3
次のメッセージが表示されたら、no を入力してすべてのインターフェイスを設定します。yes を入
力すると、システムが正しく設定されないので注意してください。
Basic management setup configures only enough connectivity
for management of the system, extended setup will ask you
to configure each interface on the system
Would you like to enter basic management setup? [yes/no]: no
ステップ 4
次のメッセージが表示されたら、yes を入力して、現在のインターフェイス サマリーを表示します。
First, would you like to see the current interface summary? [yes]: yes
Any interface listed with OK? value "NO" does not have a valid configuration
GigabitEthernet0/0
GigabitEthernet0/1
Group-Async0
Serial0/0
Serial0/1
ステップ 5
unassigned
unassigned
unassigned
unassigned
unassigned
NO
NO
NO
NO
NO
unset
unset
unset
unset
unset
up
up
down
down
down
up
up
down
down
down
.
ゲートウェイのホスト名を入力します。
Configuring global parameters:
Enter host name [Router]: AS5400
The enable secret is a password used to protect access to
privileged EXEC and configuration modes. This password, after
entered, becomes encrypted in the configuration.
ステップ 6
イネーブル シークレット パスワードを入力します。このパスワードは暗号化される(安全性が高
い)ので、コンフィギュレーションを表示してもパスワードを見ることはできません。
Enter enable secret: lab
The enable password is used when you do not specify an
enable secret password, with some older software versions, and
some boot images.
ステップ 7
イネーブル パスワードを入力します。このパスワードは暗号化されない(安全性が低い)ので、コ
ンフィギュレーションを表示するとパスワードが見えます。
Enter enable password: guessme
The virtual terminal password is used to protect
access to the router over a network interface.
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A-14
OL-6421-02-J
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
ステップ 8
仮想端末パスワードを入力します。このパスワードは、リモート コンソールにアクセスする際に使
用します。
Enter virtual terminal password: guessagain
ステップ 9
使用するネットワーク環境に応じて、次のプロンプトに応答します。
Configure SNMP Network Management? [no]: yes
Community string [public]:
Configure IP? [no]:
Configure IGRP routing? [yes]:
Your IGRP autonomous system number [1]: 15
Configure bridging? [no]:
(注)
IGRP 設定に no と応答すると、RIP 設定のプロンプトが表示されます。
ステップ 10 使用する Telco スイッチ タイプの ISDN スイッチ タイプに対応する文字を入力します。または
Enter キーを押してデフォルト値を使用します。
Do you want to configure ISDN switch type? [yes]:
The following ISDN switch types are available:
[a] primary-4ess
[b] primary-5ess
[c] primary-dms100
[d] primary-net5
[e] primary-ntt
[f] primary-ts014
Enter the switch type [d]:
ステップ 11 ISDN またはアナログ モデムによるダイヤル インをユーザに許可する場合は、yes を入力します。
Do you intend to allow users to dial in? [yes]: yes
There are 16 controllers on this access server. If you want to use
the full capacity of the access server configure all controllers.
Controller E1 0,1,..etc in software corresponds to Port 0,1,..etc
on the back of the access server.
PRI configuration can be configured to controllers all at once
based on your PRI controllers selection. Where as CAS configuration
will be configured individually for each controller.
ステップ 12 PRI コンフィギュレーションに使用するコントローラ数を入力します。または Enter キーを押して
全コントローラを設定します。
Enter # of controllers, you will be using for PRI configuration [16]:
Configuring controller parameters:
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
A-15
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
はじめに
ステップ 13 すべてのスロット、ポート、およびチャネルに関して Enter キーを押します。
Configuring controller E1 1/0:
Configuring PRI on this controller.
Configuring controller E1 1/1:
Configuring PRI on this controller.
.
.
.
.
Configuring controller E1 2/6:
Configuring PRI on this controller.
Configuring controller E1 2/7:
Configuring PRI on this controller.
ステップ 14 yes を入力して、ゲートウェイを LAN に接続する GigabitEthernet0/0 インターフェイスを設定しま
す。表示される質問に応答して、ギガビット イーサネット ポートを設定します(Enter キーを押し
てデフォルト値を使用することもできます)。
Do you want to configure GigabitEthernet0/0 interface? [yes]: yes
Use the 100 Base-TX (RJ-45) connector? [yes]:
(注)
全二重モードを設定すると、送信側と受信側のステーション間で同期データ転送を行うこ
とができます。
Operate in full-duplex mode? [no]:
Operate at 100 Mbps speed? [yes]:
Configure IP on this interface? [yes]:
IP address for this interface [X.X.X.X]: 172.22.50.10
Subnet mask for this interface [255.255.0.0] :
Class B network is 172.22.0.0, 16 subnet bits; mask is /16
ステップ 15 必要に応じてステップ 14 を繰り返し、その他のギガビット イーサネット ポートを設定します。
ステップ 16 次のプロンプトに応答し、シリアル インターフェイスを設定します。
Do you want to configure Serial0/0 interface? [no]: yes
Configure IP on this interface? [no]: yes
Configure IP unnumbered on this interface? [no]:
Assign to which interface [GigabitEthernet0/0]:
ステップ 17 必要に応じてステップ 16 を繰り返し、その他のシリアル インターフェイスを設定します。
コンフィギュレーション スクリプトが終了すると、コンフィギュレーション コマンド スクリプト
が表示されます。
ステップ 18 次のコンフィギュレーション ファイルの保存に進みます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
A-16
OL-6421-02-J
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
コンフィギュレーション ファイルの保存
コンフィギュレーション ファイルの保存
コンフィギュレーション ファイルを保存する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
次のプロンプトが表示されたら、0、1、または 2 を入力します。
[0] Go to the IOS command prompt without saving this config.
[1] Return back to the setup without saving this config.
[2] Save this configuration to nvram and exit.
Enter your selection [2]:
Use this configuration? [yes/no]: yes
Building configuration...
Use the enabled mode 'configure' command to modify this configuration.
Press RETURN to get started!
%LINK-3-UPDOWN: Interface Ethernet0, changed state to up
%LINK-3-UPDOWN: Interface Serial0, changed state to down
%LINK-3-UPDOWN: Interface Serial1, changed state to down
(テキスト出力は省略)
ステップ 2
メッセージの出力が停止したら、Enter キーを押し、次のプロンプトを表示します。
AS5400>
%AT-6-ONLYROUTER: Ethernet0: AppleTalk port enabled; no neighbors found
(注)
ステップ 3
ポートに接続しているネットワーク上に他のルータが検出されなかった場合、このメッ
セージが表示されます。
AS5350> または AS5400> プロンプトは、ゲートウェイの基本設定が終了し、CLI モードが開始され
たことを意味します。ただし、これは完全なコンフィギュレーションではありません。この時点で、
次の 2 つのいずれかを選択できます。
•
System Configuration ダイアログのセットアップ スクリプトを再実行して、別のコンフィギュ
レーションを作成します。セットアップ スクリプトを再実行するには、次のコマンドを入力し
ます。
AS5400> enable
Password: password
AS5400# setup
•
既存のコンフィギュレーションを変更するか、
『Dial Solutions Configuration Guide』、
『Dial
Solutions Command Reference Guide』、Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド、
およびコマンド リファレンスの説明に従い、CLI を使用して他の機能を設定します。
「マニュ
アルの入手方法」(p.xviii)を参照してください。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
A-17
付録 A
セットアップ スクリプトの使用方法
次の作業
次の作業
第 2 章「基本的なセットアップの確認」に進み、記載された手順に従ってゲートウェイを手動で設
定できます。
高度な設定作業については、次の資料も参照してください。
•
Cisco IOS ソフトウェアのコンフィギュレーション ガイド
•
コマンド リファレンス
• 『Dial Solutions Configuration Guide』
• 『Dial Solutions Command Reference』
これらの資料は、Documentation DVD またはインターネット上のシスコのホームページから入手で
きます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
A-18
OL-6421-02-J
A P P E N D I X
B
ROM モニタ
この付録の内容は、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ向けのも
のです。
この付録では、ゲートウェイの起動時またはリセット時に最初に実行されるソフトウェアである
Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ROM モニタについて説明します。ROM モニタは、ゲー
トウェイのインストレーション時に発生するハードウェア上の問題を特定し、解決するうえで役立
ちます。この付録の内容は次のとおりです。
•
ROM モニタ プログラムの起動(p.B-2)
•
ROM モニタ コマンドの表記法(p.B-2)
•
コマンド エイリアス(p.B-3)
•
ROM モニタ コマンド(p.B-3)
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
B-1
付録 B
ROM モニタ
ROM モニタ プログラムの起動
ROM モニタ プログラムの起動
ROM モニタによる診断機能は、プロセッサ ハードウェアの初期化およびメイン オペレーティング
システム ソフトウェアの起動時に役立ちます。ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタ
(ビット 3、2、1、および 0)を 0 に設定しておくと、スタンドアロン ROM モニタとしてゲートウェ
イを起動できます。ROM モニタ プロンプトの例を示します。
rommon 1 >
Break キーを有効にし、システム ソフトウェアの実行時に ROM モニタがデフォルトで起動するよ
うに設定するには、コンフィギュレーション モードから次のコンフィギュレーション コマンドを
入力し、コンフィギュレーション レジスタを 0x0 にリセットします。
confreg 0x0
reload コマンドを実行してゲートウェイを再起動すると、新しいコンフィギュレーション レジスタ
値 0x0 が有効になります。コンフィギュレーション レジスタ値を 0x0 に設定した場合は、ゲート
ウェイを再起動するたびに、コンソールから手動でシステムを起動しなければなりません。
ワンポイント • アドバイス
Break(システム割り込み)は、コンフィギュレーション レジスタで Break をオフに設定した場合
でも、システム再起動から 60 秒間は、常にイネーブルになります。この 60 秒間は、ROM モニタ
プロンプトに Break を使用することができます。
ROM モニタ コマンドの表記法
ROM モニタ コマンドの表記法を次に示します。
•
角カッコ([ ])は任意指定を意味します。マイナス オプションにコロンが付いている場合(例:
[-s:])
、そのオプションには引数を指定する必要があります。
•
イタリック体の部分には、対応する情報を入力する必要があります。
•
メモリ関連のコマンドのアドレスおよびサイズの引数はすべて、16 進数を前提としています
([0x] プレフィクスも [h] サフィックスも不要)
。
•
メモリ関連のコマンドの [-bwl] オプションは、バイト、ワード、およびロングワードをサポー
トします。デフォルト値はワードです。
•
引数を指定せずにコマンドを入力すると、メモリ関連コマンドが起動し、パラメータの入力プ
ロンプトが表示されます。このオプションは、プロンプトをサポートしているコマンドに使用
できます。
•
組み込みコマンドはすべて、コンソールで Break キー(ユーザ割り込み信号)を押すと中断さ
れます。
•
セミコロンの区切り記号 [;] を使用すると、1 行に複数のコマンド(repeat コマンドを除く)を
指定することができます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
B-2
OL-6421-02-J
付録 B
ROM モニタ
コマンド エイリアス
コマンド エイリアス
ROM モニタは、Korn シェルに組み込まれたエイリアス機能に基づくコマンド エイリアスをサポー
トしています。エイリアス名を設定および表示するには、alias コマンドを使用します。この機能に
より、コマンド名に文字または単語のエイリアスを指定できます。エイリアスは、短いコマンド名
を使用したり、コマンド オプションを自動的に起動したりする場合に便利です。
エイリアスは NVRAM(不揮発性 RAM)に保存され、電源切断後も保持されます。次に、設定済
みエイリアスをいくつか紹介します。
b
h
i
r
k
?
=
=
=
=
=
=
boot
history
reset
repeat
stack
help
ROM モニタ コマンド
rommon n > プロンプトに ? または help を入力すると、次のように、使用できるコマンドおよびオ
プションのリストが表示されます。
rommon 2 > help
alias
boot
confreg
cont
context
cookie
dev
dir
dis
frame
hardware_info
help
history
meminfo
reset
rommon-pref
set
showmon
stack
sync
sysret
tftpdnld
unalias
unset
(注)
set and display aliases command
boot up an external process
configuration register utility
continue executing a downloaded image
display the context of a loaded image
display contents of cookie PROM in hex
list the device table
list files in file system
disassemble instruction stream
print out a selected stack frame
display hardware information
monitor builtin command help
monitor command history
memory information (-spd dumps SDRAM cookie)
system reset
select ROMMON
show all monitor variables
display currently selected ROM monitor
produce a stack trace
write monitor environment to NVRAM
print out info from last system return
tftp image download
unset an alias
unset a monitor variable
コマンド名に -? オプションを付けて入力すると、そのコマンドの詳しい使用方法が表示されます。
次に、各コマンドをアルファベット順に説明します。ROM モニタのコマンドには、大文字と小文
字の区別があります。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
B-3
付録 B
ROM モニタ
ROM モニタ コマンド
•
alias [name = value] ― エイリアスの名前と対応コマンドを設定します。コマンド入力にスペー
スまたは他の特殊(シェル)文字が含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。最終文字
としてスペースを入力すると、コマンドラインの次の単語でもエイリアスの有無がチェックさ
れます(通常は、コマンドラインの最初の単語だけがチェックされます)。引数を指定しない
でこのコマンドを入力すると、すべてのエイリアスと対応コマンド名が表示されます。
次に例を示します。
rommon 1 > alias
r = repeat
h = history
? = help
b = boot
ls = dir
•
boot または b ― イメージを起動します。boot コマンドに引数を指定しなかった場合、フラッ
シュ メモリから最初のイメージが起動します。引数 filename を指定すると、Trivial File Transfer
Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)を使用して、ネットワーク上のファイルを起動
することができます。ローカル デバイスは、デバイスの識別番号(devid)を入力して指定しま
す(b device コマンドの説明を参照)
。指定したデバイス名が ROM モニタに認識されていない
場合は、ネットワーク TFTP サーバからのイメージ(imagename)の起動が試みられます。devid
と imagename の間にはスペースを入れないでください。boot コマンドのオプションは、-x(イ
メージをロードするが実行しない)および -v(詳細)です。boot コマンドの形式は次のとおり
です。
Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイは、ROM モニタ レベル
で次の 3 つの boot コマンドをサポートしています。
boot [-xv] [devid] [imagename]
b ― フラッシュから最初の XM イメージをロードして実行します。
b flash:filename ― flash:filename で指定したイメージをロードして実行します。
•
confreg [hexnum] ― 引数 hexnum を指定して実行すると、Virtual Configuration Register(VCR; 仮
想コンフィギュレーション レジスタ)の値が指定の 16 進数に変更されます。引数を指定せず
に confreg コマンドを入力すると、VCR の内容が英文でダンプされ、ユーザ側で内容を変更す
ることができます。VCR の各ビットの情報を変更または保持できるプロンプトが表示されま
す。いずれの場合も、新しい VCR の値は NVRAM に保存されます。値を有効にするには、ゲー
トウェイをリセットするか、またはゲートウェイの電源をいったん切断し、再投入する必要が
あります。
コンフィギュレーション レジスタは NVRAM に保存されます。コンフィギュレーション レジ
スタの動作は、他のシスコ製ゲートウェイと同じです。メニュー モードで confreg コマンドを
入力するか、レジスタの新しい値を 16 進数で入力します。
(注) レジスタ値は常に 16 進数として解釈されます。メニュー モードを使用すると、confreg
ユーティリティにより、コンフィギュレーション レジスタの変更前後の情報が表示さ
れます。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
B-4
OL-6421-02-J
付録 B
ROM モニタ
ROM モニタ コマンド
次に例を示します。
rommon 2 > confreg
Configuration Summary
(Virtual Configuration Register:0x0)
enabled are:
break/abort has effect
console baud:9600
boot:the ROM Monitor
do you wish to change the configuration? y/n [n]: y
enable "diagnostic mode"? y/n [n]:
enable "use net in IP bcast address"? y/n [n]:
enable "load rom after netboot fails"? y/n [n]:
enable "use all zero broadcast"? y/n [n]:
disable "break/abort has effect"? y/n [n]:
enable "ignore system config info"? y/n [n]:
change console baud rate? y/n [n]: y
enter rate:0 = 9600, 1 = 4800, 2 = 1200, 3 = 2400
4 = 19200, 5 = 38400, 6 = 57600, 7 = 115200 [0]:
change the boot characteristics? y/n [n]:
Configuration Summary
(Virtual Configuration Register:0x0)
enabled are:
break/abort has effect
console baud:9600
boot:the ROM Monitor
do you wish to change the configuration? y/n
•
[n]:
cont [-b] ― 中断されたイメージの起動を続行します。-b オプションにより、続行を開始するブ
レーク ポイントを設定できます。
次に例を示します。
reboot >
monitor: command “launch” aborted due to user interrupt
diagmon 7 > cont
reboot>
•
context ― 障害発生時の CPU コンテキストを表示します。可能であれば、起動イメージのカー
ネル モードおよびプロセス モードからコンテキストが表示されます。
次に例を示します。
rommon 6 > context
CPU Context:
d0 - 0x00000028
d1 - 0x00000007
d2 - 0x00000007
d3 - 0x00000000
d4 - 0x00000000
d5 - 0x02003e8a
d6 - 0x00000000
d7 - 0x00000001
pc - 0x02004adc
a0
a1
a2
a3
a4
a5
a6
a7
vbr
-
0x0ff00420
0x0ff00000
0x02004088
0x020039e6
0x02002a70
0x02003f17
0x02003938
0x0200392c
0x02000000
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
B-5
付録 B
ROM モニタ
ROM モニタ コマンド
•
cookie ― cookie PROM の内容が 16 進フォーマットで表示されます。
次に例を示します。
rommon 1 > cookie
cookie:
00 01 01
42 30 33
0c 1d 00
66 66 77
ff 00 30
ff ff ff
ff ff ff
ff ff ff
•
31
35
00
77
96
ff
ff
ff
03
31
00
88
f8
ff
ff
ff
15
30
00
88
00
ff
ff
ff
03
37
11
99
7a
ff
ff
ff
20
38
11
99
ff
ff
ff
ff
00
32
22
00
ff
ff
ff
ff
14
00
22
00
ff
ff
ff
ff
33
00
33
11
ff
ff
ff
ff
01
00
33
11
ff
ff
ff
ff
30
00
44
22
ff
ff
ff
ff
11
00
44
22
ff
ff
ff
ff
4a
13
55
33
ff
ff
ff
ff
41
63
55
33
ff
ff
ff
ff
dev ― ゲートウェイ上の起動デバイスの ID が表示されます。
次に例を示します。
rommon 10 > dev
Devices in device table:
id name
flash: flash
flash: flash
•
dir devid ― 指定したデバイス上のファイルが表示されます。
次に例を示します。
rommon 11 > dir flash:
File size
Checksum
9474676 bytes (0x909274)
•
File name
0x54322421
c5350-js-mz.Jan6
ethertype [fe | ge] ― Cisco AS5350XM および AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのイーサ
ネット ポートは、ギガビット イーサネット ポートです(シャーシ上で GE0 および GE1 という
ラベルが付いています)。Cisco IOS ファームウェアおよびソフトウェアは、ファスト イーサ
ネットの設定をユーザが変更せずに Cisco AS5350XM および AS5400XM ユニバーサル ゲート
ウェイで使用できるように設計されています。
Cisco IOS コマンド write または copy running-config startup-config を使用して NVRAM にコン
フィギュレーションを保存している場合、参照されるイーサネット インターフェイスはすべて
GigabitEther であり、IOS コマンド write terminal および show running configuration では常に
GigabitEther が表示されます。
使用するいずれかのスクリプトで FastEther という単語を検索可能にする必要がある場合は、
ROMMON コマンド ethertype fe を使用して、
GigabitEther を FastEther に変更できます。
ethertype
fe を入力すると、IOS イメージは FastEther だけを認識するようになります。GigabitEther は認
識されません。
次に例を示します。
rommon 6 > ethertype fe
•
frame [number] ― 特定のスタック フレーム全体を表示します。表示するフレーム番号を入力し
ます。また、表示するスタック フレーム番号を指定することもできます。デフォルトは 0(ゼ
ロ)で、最新のフレームが表示されます。
次に例を示します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
B-6
OL-6421-02-J
付録 B
ROM モニタ
ROM モニタ コマンド
rommon 6 > frame 2
Frame 02: FP = 0x02003960
at 0x02003968 (fp + 0x08)
at 0x0200396c (fp + 0x0c)
at 0x02003970 (fp + 0x10)
at 0x02003974 (fp + 0x14)
at 0x02003978 (fp + 0x18)
at 0x0200397c (fp + 0x1c)
at 0x02003980 (fp + 0x20)
at 0x02003984 (fp + 0x24)
at 0x02003988 (fp + 0x28)
at 0x0200398c (fp + 0x2c)
•
=
=
=
=
=
=
=
=
=
=
RA = 0x020050ee
0x02004f8d
0x0200f390
0x02006afc
0xc0a82983
0x02003a7e
0x02002630
0x00000000
0x02000000
0x0200c4a4
0x0200f448
help ― ROM モニタ コマンドのサマリーをコンソール画面に表示します。これは、? コマンド
の出力と同じです。
次に例を示します。
rommon 11 > help
alias
boot
confreg
cont
context
cookie
dev
dir
dis
frame
hardware_info
help
history
meminfo
reset
rommon-pref
set
showmon
stack
sync
sysret
tftpdnld
unalias
unset
set and display aliases command
boot up an external process
configuration register utility
continue executing a downloaded image
display the context of a loaded image
display contents of cookie PROM in hex
list the device table
list files in file system
disassemble instruction stream
print out a selected stack frame
display hardware information
monitor builtin command help
monitor command history
memory information (-spd dumps SDRAM cookie)
system reset
Select ROMMON
show all monitor variables
display currently selected ROM monitor
produce a stack trace
write monitor environment to NVRAM
print out info from last system return
tftp image download
unset an alias
unset a monitor variable
•
history または h ― コマンド ヒストリ、つまり、モニタ環境で実行された最後の 16 のコマンド
が表示されます。
•
meminfo ― 開始アドレス、メイン メモリの使用可能サイズ(バイト)、パケット メモリの開始
ポイントおよびサイズ、NVRAM のサイズが表示されます。
次に例を示します。
rommon 9 > meminfo
Main memory size:128 MB. Packet memory size:64 MB
Available main memory starts at 0xa000e000, size 0x7ff2000
Packet memory starts at 0xa8000000
NVRAM size:0x80000
Main memory control register:0xbe9022f4
Shared memory control register:0x00000202
•
reset または i ― 電源投入時と同様に、システムをリセットし、初期化します。
•
rommon-pref [readonly | upgrade] ― 次のリロード時に起動する ROM モニタ イメージを選択し
ます。
•
set ― すべてのモニタ変数とその値を表示します。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
B-7
付録 B
ROM モニタ
ROM モニタ コマンド
•
showmon ― 両方の ROM モニタ イメージを表示し、どちらのイメージが実行中かを確認しま
す。
次に例を示します。
rommon 1 > showmon
ReadOnly ROMMON version is:
System Bootstrap, Version 12.3(12r)PI6, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
Upgrade ROMMON version is:
System Bootstrap, Version 12.3(12r)PI6, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
Upgrade ROMMON currently running
Upgrade ROMMON is selected for next boot
•
stack [num] ― num で指定した個数のフレームのスタック トレースを生成します。デフォルト
は 5 です。このコマンドは、起動イメージのカーネル スタックおよびプロセス スタック(使
用できる場合)をダンプします。
次に例を示します。
rommon 5 > stack 8
Stack trace:
PC = 0x02004adc
Frame 00: FP = 0x02003938
Frame 01: FP = 0x02003948
Frame 02: FP = 0x02003960
Frame 03: FP = 0x02003994
Frame 04: FP = 0x02003b00
RA
RA
RA
RA
RA
=
=
=
=
=
0x02005f2a
0x02005df0
0x020050ee
0x02004034
0x00012ca6
•
sync ― 次のリセット時に読み取れるように、環境変数およびエイリアスの実行時コピーを
NVRAM に書き込みます。
•
sysret ― 最後に起動したシステム イメージの戻り情報を表示します。イメージの終了原因、8
フレームまでのスタック ダンプ、および例外が含まれている場合は例外の発生アドレスが表示
されます。
次に例を示します。
rommon 8 > sysret
System Return Info:
count: 19, reason: user break
pc:0x60043754, error address: 0x0
Stack Trace:
FP: 0x80007e78, PC: 0x60043754
FP: 0x80007ed8, PC: 0x6001540c
FP: 0x80007ef8, PC: 0x600087f0
FP: 0x80007f18, PC: 0x80008734
•
tftpdnld -r ― 次のように、TFTP_FILE で指定した TFTP サーバからイメージをロードします。
rommon 1 > set
TFTP_SERVER=1.6.1.2
IP_SUBNET_MASK=255.0.0.0
DEFAULT_GATEWAY=1.2.0.1
IP_ADDRESS=1.2.65.10
TFTP_FILE=hyeh/c5400-js-mz.nemo.Sep20
TFTP サーバから起動するには、前述の 5 つの環境変数(variable = new.value)を設定する必要
があります。
rommon 2> TFTP_FILE=user/newimage.ios
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
B-8
OL-6421-02-J
付録 B
ROM モニタ
ROM モニタ コマンド
•
unalias name ― エイリアス リストから name および対応コマンド名を削除します。
•
unset varname ― 変数リストから変数名を削除します。
•
xmodem [- yc] destination_file_name ― コンソール ポートからシステム イメージをブート フラッ
シュ メモリにダウンロードします。-y オプションを指定すると、ダウンロードが実行されま
す。-c オプションを指定すると、ダウンロード時に 16 ビット CRC エラー チェックが実行され
ます。Xmodem 転送プロトコルは、128 バイトのブロック サイズをサポートし、ファイル デー
タを含むブロック番号 1 から転送を開始します。これは、デフォルトの転送プロトコルです。
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
B-9
付録 B
ROM モニタ
ROM モニタ コマンド
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
B-10
OL-6421-02-J
A P P E N D I X
C
総合的なコンフィギュレーション例
この付録の内容は、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ向けのも
のです。
この付録では、第 2 章「基本的なセットアップの確認」の手順を終了し、各種の高度な機能を設定
したあとで、show config コマンドを実行した場合の出力例を示します。
ここで紹介する例が参考になるのは、Cisco IOS ソフトウェアの使用経験がある場合のみです。
•
RADIUS を使用する CT3 CAS/ISDN(p.C-2)
•
RADIUS を使用しない CT3 CAS/ISDN(p.C-11)
•
リソース プーリングを使用しない CT3(p.C-19)
•
リソース プーリングを使用する CT3 CAS(p.C-24)
•
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN(p.C-30)
•
モデムを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN(p.C-41)
•
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS(p.C-46)
•
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS(p.C-50)
•
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN(p.C-55)
•
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN(p.C-66)
•
リソース プーリング、AAA、およびモデムを使用する CT3(p.C-70)
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-1
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用する CT3 CAS/ISDN
RADIUS を使用する CT3 CAS/ISDN
AS5400# show config
Building configuration ...
Current configuration:
!
version 12.1
no service pad
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
no service password-encryption
service internal
!
hostname CT3-Mixed-UUT
!
no boot startup-test
logging buffered 32000 debugging
aaa new-model
aaa group server radius aaa.router
server 192.168.1.137 auth-port 1645 acct-port 1646
server 192.168.1.138 auth-port 1645 acct-port 1646
!
aaa authentication ppp default group aaa.router local
aaa authorization network default group aaa.router local
aaa authorization network no-author none
aaa accounting update newinfo periodic 30
aaa accounting network default start-stop group aaa.router
enable password lab
!
username cisco password password
!
!
resource-pool disable
!
!
!
!
dial-tdm-clock priority 1 1/0:1
!
!
!
!
ip subnet-zero
no ip domain-lookup
ip host tftpboot 172.22.254.253
!
mgcp package-capability trunk-package
mgcp default-package trunk-package
isdn switch-type primary-5ess
isdn voice-call-failure 0
modemcap entry factory:MSC=&f
modemcap entry test:MSC=s30=28800
cns event-service server
mta receive maximum-recipients 0
!
!
controller T3 1/0
framing m23
clock source line
t1 1 controller
t1 2 controller
t1 3 controller
t1 4 controller
t1 5 controller
t1 6 controller
t1 7 controller
t1 8 controller
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-2
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用する CT3 CAS/ISDN
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
9 controller
10 controller
11 controller
12 controller
13 controller
14 controller
15 controller
16 controller
17 controller
18 controller
19 controller
20 controller
21 controller
22 controller
23 controller
24 controller
25 controller
26 controller
27 controller
28 controller
!
controller T1 1/0:1
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:2
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:3
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:4
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:5
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:6
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:7
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:8
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:9
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:10
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:11
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:12
framing esf
pri-group timeslots
!
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-3
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用する CT3 CAS/ISDN
controller T1 1/0:13
framing esf
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 1/0:14
framing esf
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 1/0:15
framing esf
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 1/0:16
framing esf
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 1/0:17
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:18
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:19
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:20
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:21
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:22
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:23
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:24
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:25
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:26
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:27
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-4
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用する CT3 CAS/ISDN
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:28
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
!
!
!
!
interface GigabitEthernet0/0
description VLAN 6
ip address 192.168.6.100 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
no ip mroute-cache
duplex auto
speed auto
!
interface GigabitEthernet0/1
description VLAN 7
ip address 172.22.36.36 255.255.254.0
no ip directed-broadcast
no ip mroute-cache
duplex auto
speed auto
!
interface Serial0/0
ip address 172.22.123.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
clockrate 8000000
!
interface Serial0/1
ip address 172.22.124.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ppp authorization no-author
!
interface Serial1/0:1:23
ip address 10.1.0.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:2:23
ip address 10.1.1.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
isdn T203 10000
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-5
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用する CT3 CAS/ISDN
interface Serial1/0:3:23
ip address 10.1.2.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:4:23
ip address 10.1.3.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:5:23
ip address 10.1.4.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:6:23
ip address 10.1.5.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:7:23
ip address 10.1.6.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-6
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用する CT3 CAS/ISDN
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:8:23
ip address 10.1.7.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:9:23
ip address 10.1.8.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:10:23
ip address 10.1.9.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:11:23
ip address 10.1.10.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:12:23
ip address 10.1.11.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-7
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用する CT3 CAS/ISDN
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:13:23
ip address 10.1.12.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:14:23
ip address 10.1.13.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:15:23
ip address 10.1.14.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:16:23
ip address 10.1.15.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-8
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用する CT3 CAS/ISDN
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Group-Async0
ip address 192.168.253.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async default routing
async mode interactive
peer default ip address pool one
no fair-queue
ppp authentication chap
group-range 2/00 7/107
!
router eigrp 100
network 192.168.6.0
network 192.168.7.0
!
ip local pool one 192.168.253.2 192.168.253.254
ip nat translation timeout never
ip nat translation tcp-timeout never
ip nat translation udp-timeout never
ip nat translation finrst-timeout never
ip nat translation syn-timeout never
ip nat translation dns-timeout never
ip nat translation icmp-timeout never
ip classless
ip route 172.16.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.17.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.18.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.19.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.20.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.16.0.0 255.0.0.0 172.22.36.1
ip route 172.16.0.0 255.0.0.0 172.22.36.1
ip route 192.168.173.0 255.255.255.0 172.22.36.1
ip route 192.168.243.0 255.255.255.0 172.22.36.1
no ip http server
!
logging facility local5
logging 192.168.1.137
dialer-list 1 protocol ip permit
!
snmp-server engineID local 00000009020000E01E6B2FBE
snmp-server view public-view internet included
snmp-server community public RO
snmp-server community Public RO
snmp-server community junk RW
snmp-server community v2c view v1default RO
snmp-server community v3c view v1default RO
snmp-server contact Test123456
snmp-server chassis-id 'router for AS5400 ct3'
!
radius-server host 192.168.1.137 auth-port 1645 acct-port 1646
radius-server host 192.168.1.138 auth-port 1645 acct-port 1646
radius-server retransmit 2
radius-server timeout 9
radius-server deadtime 30
radius-server key lab
!
line con 0
exec-timeout 0 0
logging synchronous
transport input none
line aux 0
exec-timeout 0 0
password password
logging synchronous
line vty 0 4
no exec
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-9
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用する CT3 CAS/ISDN
no logging synchronous
line 2/00 7/107
autoselect ppp
autoselect timeout 10
logging synchronous
modem InOut
transport input all
!
ntp clock-period 17179742
ntp server 192.168.6.1
scheduler allocate 10000 400
end
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-10
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用しない CT3 CAS/ISDN
RADIUS を使用しない CT3 CAS/ISDN
AS5400# show config
Building configuration ...
Current configuration:
!
version 12.1
no service pad
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
no service password-encryption
service internal
!
hostname CT3-Mixed-UUT
!
no boot startup-test
logging buffered 32000 debugging
!
enable password password
!
username cisco password password
!
!
resource-pool disable
!
!
!
!
dial-tdm-clock priority 1 1/0:1
!
!
!
!
ip subnet-zero
no ip domain-lookup
ip host tftpboot 172.22.254.253
!
mgcp package-capability trunk-package
mgcp default-package trunk-package
isdn switch-type primary-5ess
isdn voice-call-failure 0
modemcap entry factory:MSC=&f
modemcap entry test:MSC=s30=28800
cns event-service server
mta receive maximum-recipients 0
!
!
controller T3 1/0
framing m23
clock source line
t1 1 controller
t1 2 controller
t1 3 controller
t1 4 controller
t1 5 controller
t1 6 controller
t1 7 controller
t1 8 controller
t1 9 controller
t1 10 controller
t1 11 controller
t1 12 controller
t1 13 controller
t1 14 controller
t1 15 controller
t1 16 controller
t1 17 controller
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-11
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用しない CT3 CAS/ISDN
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
t1
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
controller
controller
controller
controller
controller
controller
controller
controller
controller
controller
controller
!
controller T1 1/0:1
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:2
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:3
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:4
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:5
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:6
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:7
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:8
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:9
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:10
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:11
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:12
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:13
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:14
framing esf
pri-group timeslots
!
controller T1 1/0:15
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
1-24
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-12
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用しない CT3 CAS/ISDN
framing esf
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 1/0:16
framing esf
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 1/0:17
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:18
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:19
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:20
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:21
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:22
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:23
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:24
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:25
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:26
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:27
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
controller T1 1/0:28
framing esf
ds0-group 0 timeslots 1-24
cas-custom 0
!
!
!
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
type e&m-fgb
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-13
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用しない CT3 CAS/ISDN
!
!
interface GigabitEthernet0/0
description VLAN 6
ip address 192.168.6.100 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
no ip mroute-cache
duplex auto
speed auto
!
interface GigabitEthernet0/1
description VLAN 7
ip address 172.22.36.36 255.255.254.0
no ip directed-broadcast
no ip mroute-cache
duplex auto
speed auto
!
interface Serial0/0
ip address 172.22.123.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
clockrate 8000000
!
interface Serial0/1
ip address 172.22.124.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ppp authorization no-author
!
interface Serial1/0:1:23
ip address 10.1.0.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:2:23
ip address 10.1.1.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
isdn T203 10000
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:3:23
ip address 10.1.2.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-14
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用しない CT3 CAS/ISDN
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:4:23
ip address 10.1.3.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:5:23
ip address 10.1.4.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:6:23
ip address 10.1.5.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:7:23
ip address 10.1.6.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:8:23
ip address 10.1.7.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-15
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用しない CT3 CAS/ISDN
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:9:23
ip address 10.1.8.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:10:23
ip address 10.1.9.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice data
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:11:23
ip address 10.1.10.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:12:23
ip address 10.1.11.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
no fair-queue
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-16
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用しない CT3 CAS/ISDN
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:13:23
ip address 10.1.12.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
no fair-queue
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:14:23
ip address 10.1.13.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:15:23
ip address 10.1.14.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Serial1/0:16:23
ip address 10.1.15.2 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
ip mroute-cache
logging event link-status
no keepalive
dialer idle-timeout 72000 either
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Group-Async0
ip address 192.168.253.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async default routing
async mode interactive
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-17
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS を使用しない CT3 CAS/ISDN
peer default ip address pool one
no fair-queue
ppp authentication chap
group-range 2/00 7/107
!
router eigrp 100
network 192.168.6.0
network 192.168.7.0
!
ip local pool one 192.168.253.2 192.168.253.254
ip nat translation timeout never
ip nat translation tcp-timeout never
ip nat translation udp-timeout never
ip nat translation finrst-timeout never
ip nat translation syn-timeout never
ip nat translation dns-timeout never
ip nat translation icmp-timeout never
ip classless
ip route 172.16.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.17.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.18.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.19.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.20.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.16.0.0 255.0.0.0 172.22.36.1
ip route 172.16.0.0 255.0.0.0 172.22.36.1
ip route 192.168.173.0 255.255.255.0 172.22.36.1
ip route 192.168.243.0 255.255.255.0 172.22.36.1
no ip http server
!
logging facility local5
logging 192.168.1.137
dialer-list 1 protocol ip permit
!
snmp-server engineID local 00000009020000E01E6B2FBE
snmp-server view public-view internet included
snmp-server community public RO
snmp-server community Public RO
snmp-server community junk RW
snmp-server community v2c view v1default RO
snmp-server community v3c view v1default RO
snmp-server contact Test123456
snmp-server chassis-id 'router for AS5400 ct3'
!
line con 0
exec-timeout 0 0
logging synchronous
transport input none
line aux 0
exec-timeout 0 0
password lab
logging synchronous
line vty 0 4
no exec
no logging synchronous
line 2/00 7/107
autoselect ppp
autoselect timeout 10
logging synchronous
modem InOut
transport input all
!
ntp clock-period 17179742
ntp server 192.168.6.1
scheduler allocate 10000 400
end
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-18
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリングを使用しない CT3
リソース プーリングを使用しない CT3
AS5400# show config
Building configuration ...
Current configuration:
!!
version 12.1
service timestamps debug datetime msec
service timestamps log datetime msec
no service password-encryption
!
hostname CT3-CAS-UUT
!
no boot startup-test
no logging console
!
(テキスト出力は省略)
!
resource-pool enable
resource-pool call treatment resource busy
resource-pool call treatment profile no-answer
!
resource-pool group resource 4700
range port 1/0 1/107
range port 2/0 2/1
!
resource-pool group resource 5300
range port 2/2 2/107
range port 3/0 3/107
range port 4/0 4/107
range port 5/0 5/107
range port 6/0 6/107
!
resource-pool profile customer 4700
limit base-size 110
limit overflow-size 18
resource 4700 speech
dnis group default
!
resource-pool profile customer 5300
limit base-size 538
limit overflow-size 18
resource 5300 speech
dnis group elnino
!
resource-pool profile service gold
modem min-speed 33200 max-speed 56000
resource-pool aaa protocol local
!
!
!
!
dial-tdm-clock priority 1 7/0:1
!
!
!
!
ip subnet-zero
no ip domain-lookup
ip host jurai 172.23.254.253
!
mgcp package-capability trunk-package
mgcp default-package trunk-package
isdn voice-call-failure 0
cns event-service server
mta receive maximum-recipients 0
!
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-19
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリングを使用しない CT3
!
controller T3 7/0
clock source line
t1 1 controller
t1 2 controller
t1 3 controller
t1 4 controller
t1 5 controller
t1 6 controller
t1 7 controller
t1 8 controller
t1 9 controller
t1 10 controller
t1 11 controller
t1 12 controller
t1 13 controller
t1 14 controller
t1 15 controller
t1 16 controller
t1 17 controller
t1 18 controller
t1 19 controller
t1 20 controller
t1 21 controller
t1 22 controller
t1 23 controller
t1 24 controller
t1 25 controller
t1 26 controller
t1 27 controller
t1 28 controller
!
controller T1 7/0:1
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:2
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:3
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:4
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:5
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:6
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:7
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:8
framing esf
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-20
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリングを使用しない CT3
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:9
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:10
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:11
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:12
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:13
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:14
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:15
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:16
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:17
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:18
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:19
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:20
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:21
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:22
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-21
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリングを使用しない CT3
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:23
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:24
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:25
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:26
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:27
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:28
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
!
!
!
interface GigabitEthernet0/0
ip address 192.168.18.100 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
no ip mroute-cache
no keepalive
duplex auto
speed auto
!
interface GigabitEthernet0/1
ip address 192.168.19.100 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
no ip mroute-cache
duplex auto
speed auto
!
interface Serial0/0
no ip address
no ip directed-broadcast
clockrate 2000000
!
interface Serial0/1
no ip address
no ip directed-broadcast
shutdown
clockrate 2000000
!
interface Group-Async0
no ip address
no ip directed-broadcast
no group-range
!
interface Group-Async1
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-22
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリングを使用しない CT3
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
no fair-queue
ppp authentication chap
group-range 1/00 6/107
!
router eigrp 100
network 192.168.18.0
network 192.168.19.0
!
ip nat translation timeout never
ip nat translation tcp-timeout never
ip nat translation udp-timeout never
ip nat translation finrst-timeout never
ip nat translation syn-timeout never
ip nat translation dns-timeout never
ip nat translation icmp-timeout never
ip classless
ip route 172.16.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.17.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.18.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.19.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.20.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.21.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.22.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.22.254.253 255.255.255.255 GigabitEthernet0/0
no ip http server
!
snmp-server engineID local 000000090200003096F80084
!
line con 0
exec-timeout 0 0
logging synchronous
transport input none
line aux 0
exec-timeout 0 0
logging synchronous
transport input all
line vty 0 4
password password
no logging synchronous
line 1/00 6/107
autoselect ppp
autoselect timeout 10
logging synchronous
modem InOut
transport input all
!
ntp clock-period 17179843
ntp server 192.168.18.1
scheduler allocate 40000 200
end
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-23
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリングを使用する CT3 CAS
リソース プーリングを使用する CT3 CAS
AS5400# show config
Building configuration ...
Current configuration:
!
version 12.1
service timestamps debug datetime msec
service timestamps log datetime msec
no service password-encryption
!
hostname CT3-CAS-UUT
!
no boot startup-test
no logging console
aaa new-model
aaa group server radius aaa.router
server 192.168.1.137 auth-port 1645 acct-port 1646
server 192.168.1.138 auth-port 1645 acct-port 1646
!
aaa authentication ppp default group aaa.router local
aaa authorization network default group aaa.router local
aaa accounting update newinfo periodic 30
aaa accounting network default start-stop group aaa.router
enable password password
!
(テキスト出力は省略)
!
resource-pool enable
resource-pool call treatment resource busy
resource-pool call treatment profile no-answer
!
resource-pool group resource 4700
range port 1/0 1/107
range port 2/0 2/1
!
resource-pool group resource 5300
range port 2/2 2/107
range port 3/0 3/107
range port 4/0 4/107
range port 5/0 5/107
range port 6/0 6/107
!
resource-pool profile customer 4700
limit base-size 110
limit overflow-size 18
resource 4700 speech
dnis group default
!
resource-pool profile customer 5300
limit base-size 538
limit overflow-size 18
resource 5300 speech
dnis group elnino
!
resource-pool profile service gold
modem min-speed 33200 max-speed 56000
resource-pool aaa protocol local
!
!
!
!
dial-tdm-clock priority 1 7/0:1
!
!
!
!
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-24
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリングを使用する CT3 CAS
ip subnet-zero
no ip domain-lookup
ip host jurai 172.23.254.253
!
mgcp package-capability trunk-package
mgcp default-package trunk-package
isdn voice-call-failure 0
cns event-service server
mta receive maximum-recipients 0
!
!
controller T3 7/0
clock source line
t1 1 controller
t1 2 controller
t1 3 controller
t1 4 controller
t1 5 controller
t1 6 controller
t1 7 controller
t1 8 controller
t1 9 controller
t1 10 controller
t1 11 controller
t1 12 controller
t1 13 controller
t1 14 controller
t1 15 controller
t1 16 controller
t1 17 controller
t1 18 controller
t1 19 controller
t1 20 controller
t1 21 controller
t1 22 controller
t1 23 controller
t1 24 controller
t1 25 controller
t1 26 controller
t1 27 controller
t1 28 controller
!
controller T1 7/0:1
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:2
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:3
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:4
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:5
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:6
framing esf
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-25
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリングを使用する CT3 CAS
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:7
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:8
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:9
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:10
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:11
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:12
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:13
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:14
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:15
framing esf
ds0-group 1 timeslots
!
controller T1 7/0:16
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:17
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:18
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:19
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:20
framing esf
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis cas-custom 1
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-26
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリングを使用する CT3 CAS
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:21
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:22
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:23
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:24
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:25
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:26
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:27
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:28
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
!
!
!
interface GigabitEthernet0/0
ip address 192.168.18.100 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
no ip mroute-cache
no keepalive
duplex auto
speed auto
!
interface GigabitEthernet0/1
ip address 192.168.19.100 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
no ip mroute-cache
duplex auto
speed auto
!
interface Serial0/0
no ip address
no ip directed-broadcast
clockrate 2000000
!
interface Serial0/1
no ip address
no ip directed-broadcast
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-27
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリングを使用する CT3 CAS
shutdown
clockrate 2000000
!
interface Group-Async0
no ip address
no ip directed-broadcast
no group-range
!
interface Group-Async1
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
no fair-queue
ppp authentication chap
group-range 1/00 6/107
!
router eigrp 100
network 192.168.18.0
network 192.168.19.0
!
ip nat translation timeout never
ip nat translation tcp-timeout never
ip nat translation udp-timeout never
ip nat translation finrst-timeout never
ip nat translation syn-timeout never
ip nat translation dns-timeout never
ip nat translation icmp-timeout never
ip classless
ip route 172.16.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.17.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.18.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.19.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.20.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.21.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.22.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.22.254.253 255.255.255.255 GigabitEthernet0/0
no ip http server
!
!
dialer dnis group callblock
number 5555
!
dialer dnis group v90
number 815..............
!
dialer dnis group elnino
number 915.....
!
snmp-server engineID local 000000090200003096F80084
!
radius-server host 192.168.1.137 auth-port 1645 acct-port 1646
radius-server host 192.168.1.138 auth-port 1645 acct-port 1646
radius-server retransmit 2
radius-server timeout 9
radius-server deadtime 30
radius-server key lab
!
line con 0
exec-timeout 0 0
logging synchronous
transport input none
line aux 0
exec-timeout 0 0
logging synchronous
transport input all
line vty 0 4
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-28
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリングを使用する CT3 CAS
password password
no logging synchronous
line 1/00 6/107
autoselect ppp
autoselect timeout 10
logging synchronous
modem InOut
transport input all
!
ntp clock-period 17179843
ntp server 192.168.18.1
scheduler allocate 40000 200
end
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-29
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
AS5400# show config
Building configuration ...
Current configuration:
!
version 12.1
no service pad
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
service password-encryption
!
hostname AS5400-T1-PRI-UUT
!
no boot startup-test
logging rate-limit 5
no logging console
enable password password
!
resource-pool disable
!
!dial-tdm-clock priority 1 2/4
!
!ip subnet-zero
ip ftp source-interface GigabitEthernet0/0
ip ftp username frank
ip ftp password 7 060F022C4D1D0
no ip domain-lookup
ip host greenbug 172.22.43.28
ip host jurai 172.23.254.253
!
mgcp package-capability trunk-package
mgcp default-package trunk-package
isdn switch-type primary-5ess
isdn voice-call-failure 0
cns event-service server
mta receive maximum-recipients 0
!
!
controller T1 2/0
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/1
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/2
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/3
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/4
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-30
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/5
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/6
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/7
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/0
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/1
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/2
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/3
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/4
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/5
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/6
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/7
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
!
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-31
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
!
!
!
interface GigabitEthernet0/0
ip address 192.168.10.102 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
no keepalive
duplex auto
speed auto
!
interface GigabitEthernet0/1
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
duplex auto
speed auto
!
interface Serial0/0
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
fair-queue 64 256 0
clockrate 2000000
!
interface Serial0/1
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
clockrate 2000000
!
interface Serial2/0:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial2/1:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial2/2:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial2/3:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-32
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
!
interface Serial2/4:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial2/5:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial2/6:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial2/7:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/0:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/1:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/2:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/3:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/4:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-33
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/5:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/6:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/7:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Async1/00
ip address 172.16.97.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout 2000000
dialer string 6151300001
dialer-group 1
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
no fair-queue
ppp authentication chap
hold-queue 1000 in
hold-queue 1000 out
!
interface Async1/01
ip address 172.16.98.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout 2000000
dialer string 7150100001
dialer-group 1
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
no fair-queue
ppp authentication chap
hold-queue 1000 in
hold-queue 1000 out
!
interface Async1/02
ip address 172.16.99.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-34
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout 2000000
dialer string 7150100002
dialer-group 1
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
no fair-queue
ppp authentication chap
hold-queue 1000 in
hold-queue 1000 out
!
interface Async1/03
ip address 172.16.100.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout 2000000
dialer string 7150100003
dialer-group 1
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
no fair-queue
ppp authentication chap
hold-queue 1000 in
hold-queue 1000 out
!
interface Async1/04
ip address 172.16.101.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout 2000000
dialer string 7150100004
dialer-group 1
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
no fair-queue
ppp authentication chap
hold-queue 1000 in
hold-queue 1000 out
!
interface Async1/05
ip address 172.16.102.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout 2000000
dialer string 7150100005
dialer-group 1
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
no fair-queue
ppp authentication chap
hold-queue 1000 in
hold-queue 1000 out
!
interface Async1/06
ip address 172.16.103.1 255.255.255.0
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-35
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100006
dialer-group 1
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async1/07
ip address 172.16.104.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100007
dialer-group 1
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async1/08
ip address 172.16.105.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100008
dialer-group 1
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async1/09
ip address 172.16.106.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100009
dialer-group 1
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async1/10
ip address 172.16.107.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100010
dialer-group 1
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async1/11
ip address 172.16.108.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-36
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100011
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Async1/12
ip address 172.16.109.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100012
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Async1/13
ip address 172.16.110.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100013
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Async1/14
ip address 172.16.111.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100014
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Async1/15
ip address 172.16.112.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100015
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
no cdp enable
ppp authentication chap
!
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-37
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
interface Async1/16
ip address 172.16.113.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100016
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Async1/17
ip address 172.16.114.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100017
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
ppp authentication chap
!
interface Async1/18
ip address 172.16.115.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100018
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
ppp authentication chap
!
interface Async1/19
ip address 172.16.116.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100019
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
ppp authentication chap
!
interface Async1/20
ip address 172.16.117.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100020
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-38
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
ppp authentication chap
!
interface Group-Async0
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
async mode interactive
no peer default ip address
ppp authentication chap
group-range 1/21 7/107
!
router eigrp 100
network 192.168.10.0
!
ip local pool ip-pool 10.4.1.1 10.4.1.250
ip default-gateway 192.168.10.1
ip nat translation timeout never
ip nat translation tcp-timeout never
ip nat translation udp-timeout never
ip nat translation finrst-timeout never
ip nat translation syn-timeout never
ip nat translation dns-timeout never
ip nat translation icmp-timeout never
ip classless
ip route 172.16.1.97 255.255.255.255 Async1/00
ip route 172.16.1.98 255.255.255.255 Async1/01
ip route 172.16.1.99 255.255.255.255 Async1/02
ip route 172.16.1.100 255.255.255.255 Async1/03
ip route 172.16.1.101 255.255.255.255 Async1/04
ip route 172.16.1.102 255.255.255.255 Async1/05
ip route 172.16.1.103 255.255.255.255 Async1/06
ip route 172.16.1.104 255.255.255.255 Async1/07
ip route 172.16.1.105 255.255.255.255 Async1/08
ip route 172.16.1.106 255.255.255.255 Async1/09
ip route 172.16.1.107 255.255.255.255 Async1/10
ip route 172.16.1.108 255.255.255.255 Async1/11
ip route 172.16.1.109 255.255.255.255 Async1/12
ip route 172.16.1.110 255.255.255.255 Async1/13
ip route 172.16.1.111 255.255.255.255 Async1/14
ip route 172.16.1.112 255.255.255.255 Async1/15
ip route 172.16.1.113 255.255.255.255 Async1/16
ip route 172.16.1.114 255.255.255.255 Async1/17
ip route 172.16.1.115 255.255.255.255 Async1/18
ip route 172.16.1.116 255.255.255.255 Async1/19
ip route 172.16.1.117 255.255.255.255 Async1/20
no ip http server
!
dialer-list 1 protocol ip permit
!
!
!
line con 0
exec-timeout 0 0
logging synchronous
transport input none
line aux 0
logging synchronous
line vty 0 4
password 7 1042081B
no logging synchronous
login
line 1/00 1/107
autoselect ppp
script dialer dial
logging synchronous
modem InOut
transport input all
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-39
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
line 3/00 4/107
autoselect ppp
script dialer dial
logging synchronous
modem InOut
transport input all
line 6/00 7/107
autoselect ppp
script dialer dial
logging synchronous
modem InOut
transport input all
!
exception core-file coredump
exception protocol ftp
exception dump 172.23.254.253
ntp clock-period 17179873
ntp server 192.168.10.1
scheduler allocate 4000 200
end
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-40
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN
モデムを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN
AS5400# show config
Building configuration ...
Current configuration:
!
version 12.1
no service pad
service timestamps debug datetime msec
service timestamps log uptime
no service password-encryption
service internal
!
hostname AS5400-E1-PRI-UUT
!
enable password password
!
(テキスト出力は省略)
!
!
resource-pool disable
!
!
spe country united-kingdom
!
!
ntp server 192.168.10.1
!
!
!
ip subnet-zero
no ip domain-lookup
ip host jurai 172.23.254.253
!
isdn switch-type primary-net5
isdn voice-call-failure 0
cns event-service server
mta receive maximum-recipients 0
!
xgcp snmp sgcp
!
controller E1 6/0
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 6/1
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 6/2
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 6/3
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 6/4
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 6/5
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 6/6
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 6/7
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/0
pri-group timeslots 1-31
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-41
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN
!
controller E1 7/1
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/2
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/3
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/4
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/5
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/6
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/7
pri-group timeslots 1-31
!
!
!
!
interface GigabitEthernet0/0
ip address 192.168.10.103 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
!
interface GigabitEthernet0/1
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
!
interface Serial0/0
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
fair-queue 64 256 0
clockrate 2000000
!
interface Serial0/1
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
clockrate 2000000
!
interface Serial6/0:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial6/1:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-42
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN
no cdp enable
!
interface Serial6/2:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial6/3:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial6/4:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial6/5:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial6/6:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial6/7:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial7/0:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial7/1:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial7/2:15
no ip address
no ip directed-broadcast
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-43
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial7/3:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial7/4:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial7/5:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial7/6:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial7/7:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Async1/00
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async1/01
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async1/02
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async mode interactive
ppp authentication chap
!
.
.
(テキスト出力は省略)
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-44
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN
.
.
!
interface Async5/106
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async5/107
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Group-Async0
no ip address
no ip directed-broadcast
no group-range
!
router eigrp 100
network 192.168.13.0
!
ip default-gateway 192.168.13.1
ip classless
no ip http server
!
!
!
line con 0
exec-timeout 0 0
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-45
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS
AS5400# show config
Building configuration ...
Current configuration:
!
version 12.1
no service pad
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
service password-encryption
!
hostname AS5400-T1-CAS-UUT
!
no boot startup-test
enable password password
!
(テキスト出力は省略)
!
!
resource-pool disable
!
!
dial-tdm-clock priority 1 2/0
!
!
ip subnet-zero
ip ftp source-interface GigabitEthernet0/0
ip ftp username frank
ip ftp password 7 000D1E0B0508
no ip domain-lookup
ip host jurai 172.23.254.253
!
mgcp package-capability trunk-package
mgcp default-package trunk-package
isdn voice-call-failure 0
chat-script dial ABORT ERROR ABORT BUSY ABORT "NO CARRIER" TIMEOUT 120 "" at OK
"\datd,,\T" CONNECT
cns event-service server
mta receive maximum-recipients 0
!
!
controller T1 2/0
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 2/1
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 2/2
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 2/3
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-46
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 2/4
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots
cas-custom 0
!
controller T1 2/5
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots
cas-custom 0
!
controller T1 2/6
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots
cas-custom 0
!
controller T1 2/7
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots
cas-custom 0
!
controller T1 3/0
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots
cas-custom 0
!
controller T1 3/1
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots
cas-custom 0
!
controller T1 3/2
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots
cas-custom 0
!
controller T1 3/3
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots
cas-custom 0
!
controller T1 3/4
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots
cas-custom 0
!
controller T1 3/5
framing esf
linecode b8zs
1-24 type e&m-fgb
1-24 type e&m-fgb
1-24 type e&m-fgb
1-24 type e&m-fgb
1-24 type e&m-fgb
1-24 type e&m-fgb
1-24 type e&m-fgb
1-24 type e&m-fgb
1-24 type e&m-fgb
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-47
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 3/6
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 3/7
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
!
interface GigabitEthernet0/0
mac-address 000b.7264.9173
ip address 192.168.10.100 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
duplex auto
speed auto
!
interface GigabitEthernet0/1
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
duplex auto
speed auto
!
interface Serial0/0
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
fair-queue
clockrate 2000000
!
interface Serial0/1
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
clockrate 2000000
!
interface Async1/00
ip address 10.1.1.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
dialer in-band
dialer idle-timeout 30 either
dialer string 10000
dialer-group 1
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Group-Async0
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async mode interactive
ppp authentication chap
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-48
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS
group-range 1/01 7/107
!
router eigrp 100
network 192.168.10.0
!
ip default-gateway 192.168.10.1
ip nat translation timeout never
ip nat translation tcp-timeout never
ip nat translation udp-timeout never
ip nat translation finrst-timeout never
ip nat translation syn-timeout never
ip nat translation dns-timeout never
ip nat translation icmp-timeout never
ip classless
ip route 192.168.21.1 255.255.255.255 Async1/00
ip route 172.16.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.17.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.18.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.19.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.20.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.21.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.22.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
no ip http server
!
dialer-list 1 protocol ip permit
!
!
line con 0
exec-timeout 0 0
logging synchronous
transport input none
line aux 0
logging synchronous
line vty 0 4
password 7 13091610
no logging synchronous
login
line 1/00 1/107
exec-timeout 0 0
autoselect ppp
script dialer dial
logging synchronous
modem InOut
transport input all
line 4/00 7/107
exec-timeout 0 0
autoselect ppp
script dialer dial
logging synchronous
modem InOut
transport input all
!
exception core-file coredump
exception protocol ftp
exception dump 223.255.254.253
ntp clock-period 17179726
ntp server 192.168.10.1
scheduler allocate 40000 400
end
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-49
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI
CAS
AS5400# show config
Building configuration ...
Current configuration:
!
version 12.1
no service pad
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
service password-encryption
!
hostname AS5400-T1-CAS-UUT
!
no boot startup-test
enable password password
!
(テキスト出力は省略)
!
!
resource-pool enable
resource-pool call treatment resource channel-not-available
resource-pool call treatment profile no-answer
!
resource-pool group resource group1
range port 1/0 1/107
!
resource-pool group resource group2
range port 4/0 4/107
range port 5/0 5/107
!
resource-pool group resource group3
range port 6/0 6/107
range port 7/0 7/107
!
resource-pool profile customer telco1
limit base-size all
limit overflow-size 0
resource group2 speech
dnis group group2
!
resource-pool profile customer telco2
limit base-size 60
limit overflow-size 100
resource group1 speech
dnis group group1
!
resource-pool profile customer all
limit base-size all
limit overflow-size 0
resource group3 speech
dnis group default
!
resource-pool profile discriminator not_allowed
call-type speech
dnis group not_allowed
!
!
!dial-tdm-clock priority 1 2/0
!
!ip subnet-zero
ip ftp source-interface GigabitEthernet0/0
ip ftp username frank
ip ftp password 7 000D1E0B0508
no ip domain-lookup
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-50
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS
ip host jurai 172.23.254.253
!
mgcp package-capability trunk-package
mgcp default-package trunk-package
isdn voice-call-failure 0
chat-script dial ABORT ERROR ABORT BUSY ABORT "NO CARRIER" TIMEOUT 120 "" at OK
"\datd,,\T" CONNECT
cns event-service server
mta receive maximum-recipients 0
!
!
controller T1 2/0
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 2/1
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 2/2
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 2/3
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 2/4
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 2/5
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 2/6
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 2/7
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 3/0
framing esf
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-51
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 3/1
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 3/2
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 3/3
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 3/4
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 3/5
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 3/6
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
controller T1 3/7
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 0
!
!
interface GigabitEthernet0/0
mac-address 000b.7264.9173
ip address 192.168.10.100 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
duplex auto
speed auto
!
interface GigabitEthernet0/1
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
duplex auto
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-52
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS
speed auto
!
interface Serial0/0
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
fair-queue
clockrate 2000000
!
interface Serial0/1
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
clockrate 2000000
!
interface Async1/00
ip address 10.1.1.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
dialer in-band
dialer idle-timeout 30 either
dialer string 10000
dialer-group 1
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Group-Async0
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async mode interactive
ppp authentication chap
group-range 1/01 7/107
!
router eigrp 100
network 192.168.10.0
!
ip default-gateway 192.168.10.1
ip nat translation timeout never
ip nat translation tcp-timeout never
ip nat translation udp-timeout never
ip nat translation finrst-timeout never
ip nat translation syn-timeout never
ip nat translation dns-timeout never
ip nat translation icmp-timeout never
ip classless
ip route 192.168.1.1 255.255.255.255 Async1/00
ip route 172.16.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.17.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.18.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.19.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.20.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
no ip http server
!
dialer dnis group group1
number 10000
call-type cas speech
!
dialer dnis group group2
number 10001
call-type cas speech
!
dialer dnis group not_allowed
number 66666
dialer-list 1 protocol ip permit
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-53
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS
!
!
!
line con 0
exec-timeout 0 0
logging synchronous
transport input none
line aux 0
logging synchronous
line vty 0 4
password 7 13091610
no logging synchronous
login
line 1/00 1/107
exec-timeout 0 0
autoselect ppp
script dialer dial
logging synchronous
modem InOut
transport input all
line 4/00 7/107
exec-timeout 0 0
autoselect ppp
script dialer dial
logging synchronous
modem InOut
transport input all
!
exception core-file coredump
exception protocol ftp
exception dump 172.23.254.253
ntp clock-period 17179726
ntp server 192.168.10.1
scheduler allocate 40000 400
end
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-54
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI
ISDN
AS5400# show config
Building configuration ...
Current configuration:
!
version 12.1
no service pad
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
service password-encryption
!
hostname AS5400-T1-PRI-UUT
!
no boot startup-test
logging rate-limit 5
no logging console
enable password password
!
(テキスト出力は省略)
!
resource-pool enable
resource-pool call treatment resource channel-not-available
resource-pool call treatment profile no-answer
!
resource-pool group resource group1
range port 1/0 1/107
!
resource-pool group resource group2
range port 4/0 4/107
range port 5/0 5/107
!
resource-pool group resource group3
range port 6/0 6/107
range port 7/0 7/107
!
resource-pool profile customer bell_atlantic
limit base-size all
limit overflow-size 0
resource group2 speech
dnis group group2
!
resource-pool profile customer us_west
limit base-size 60
limit overflow-size 100
resource group1 speech
dnis group group1
!
resource-pool profile customer all
limit base-size all
limit overflow-size 0
resource group3 speech
dnis group default
!
resource-pool profile discriminator not_allowed
call-type speech
dnis group not_allowed
!
! dial-tdm-clock priority 1 2/4
!
! ip subnet-zero
ip ftp source-interface GigabitEthernet0/0
ip ftp username frank
ip ftp password password
no ip domain-lookup
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-55
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
ip host greenbug 172.22.43.28
ip host jurai 172.23.254.253
!
mgcp package-capability trunk-package
mgcp default-package trunk-package
isdn switch-type primary-5ess
isdn voice-call-failure 0
cns event-service server
mta receive maximum-recipients 0
!
!
controller T1 2/0
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/1
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/2
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/3
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/4
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/5
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/6
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/7
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/0
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/1
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-56
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/2
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/3
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/4
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/5
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/6
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 5/7
framing esf
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
!
interface GigabitEthernet0/0
ip address 192.168.10.102 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
no keepalive
duplex auto
speed auto
!
interface GigabitEthernet0/1
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
duplex auto
speed auto
!
interface Serial0/0
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
fair-queue 64 256 0
clockrate 2000000
!
interface Serial0/1
no ip address
no ip directed-broadcast
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-57
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
clockrate 2000000
!
interface Serial2/0:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial2/1:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial2/2:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial2/3:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial2/4:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial2/5:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial2/6:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial2/7:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-58
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
interface Serial5/0:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/1:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/2:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/3:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/4:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/5:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/6:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Serial5/7:23
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Async1/00
ip address 172.16.97.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-59
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout 2000000
dialer string 6151300001
dialer-group 1
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
no fair-queue
ppp authentication chap
hold-queue 1000 in
hold-queue 1000 out
!
interface Async1/01
ip address 172.16.98.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout 2000000
dialer string 7150100001
dialer-group 1
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
no fair-queue
ppp authentication chap
hold-queue 1000 in
hold-queue 1000 out
!
interface Async1/02
ip address 172.16.99.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout 2000000
dialer string 7150100002
dialer-group 1
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
no fair-queue
ppp authentication chap
hold-queue 1000 in
hold-queue 1000 out
!
interface Async1/03
ip address 172.16.100.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout 2000000
dialer string 7150100003
dialer-group 1
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
no fair-queue
ppp authentication chap
hold-queue 1000 in
hold-queue 1000 out
!
interface Async1/04
ip address 172.16.101.1 255.255.255.0
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-60
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout 2000000
dialer string 7150100004
dialer-group 1
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
no fair-queue
ppp authentication chap
hold-queue 1000 in
hold-queue 1000 out
!
interface Async1/05
ip address 172.16.102.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout 2000000
dialer string 7150100005
dialer-group 1
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
no fair-queue
ppp authentication chap
hold-queue 1000 in
hold-queue 1000 out
!
interface Async1/06
ip address 172.16.103.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100006
dialer-group 1
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async1/07
ip address 172.16.104.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100007
dialer-group 1
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async1/08
ip address 172.16.105.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100008
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-61
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
dialer-group 1
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async1/09
ip address 172.16.106.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100009
dialer-group 1
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async1/10
ip address 172.16.107.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100010
dialer-group 1
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async1/11
ip address 172.16.108.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100011
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Async1/12
ip address 172.16.109.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100012
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Async1/13
ip address 172.16.110.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100013
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-62
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Async1/14
ip address 172.16.111.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100014
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Async1/15
ip address 172.16.112.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100015
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Async1/16
ip address 172.16.113.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100016
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
no cdp enable
ppp authentication chap
!
interface Async1/17
ip address 172.16.114.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100017
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
ppp authentication chap
!
interface Async1/18
ip address 172.16.115.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-63
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100018
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
ppp authentication chap
!
interface Async1/19
ip address 172.16.116.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100019
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
ppp authentication chap
!
interface Async1/20
ip address 172.16.117.1 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
dialer in-band
dialer idle-timeout AS5400
dialer string 7150100020
dialer-group 1
async mode interactive
no peer default ip address
ppp authentication chap
!
interface Group-Async0
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
no ip route-cache
no ip mroute-cache
async mode interactive
no peer default ip address
ppp authentication chap
group-range 1/21 7/107
!
router eigrp 100
network 192.168.10.0
!
ip local pool ip-pool 10.4.1.1 10.4.1.250
ip default-gateway 192.168.10.1
ip nat translation timeout never
ip nat translation tcp-timeout never
ip nat translation udp-timeout never
ip nat translation finrst-timeout never
ip nat translation syn-timeout never
ip nat translation dns-timeout never
ip nat translation icmp-timeout never
ip classless
ip route 172.16.1.97 255.255.255.255 Async1/00
ip route 172.16.1.98 255.255.255.255 Async1/01
ip route 172.16.1.99 255.255.255.255 Async1/02
ip route 172.16.1.100 255.255.255.255 Async1/03
ip route 172.16.1.101 255.255.255.255 Async1/04
ip route 172.16.1.102 255.255.255.255 Async1/05
ip route 172.16.1.103 255.255.255.255 Async1/06
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-64
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN
ip route 172.16.1.104 255.255.255.255
ip route 172.16.1.105 255.255.255.255
ip route 172.16.1.106 255.255.255.255
ip route 172.16.1.107 255.255.255.255
ip route 172.16.1.108 255.255.255.255
ip route 172.16.1.109 255.255.255.255
ip route 172.16.1.110 255.255.255.255
ip route 172.16.1.111 255.255.255.255
ip route 172.16.1.112 255.255.255.255
ip route 172.16.1.113 255.255.255.255
ip route 172.16.1.114 255.255.255.255
ip route 172.16.1.115 255.255.255.255
ip route 172.16.1.116 255.255.255.255
ip route 172.16.1.117 255.255.255.255
no ip http server
!
dialer dnis group group1
number 10000
call-type cas speech
!
dialer dnis group group2
number 10001
call-type cas speech
!
dialer dnis group not_allowed
number 66666
dialer-list 1 protocol ip permit
!
dialer-list 1 protocol ip permit
!
!
line con 0
exec-timeout 0 0
logging synchronous
transport input none
line aux 0
logging synchronous
line vty 0 4
password password
no logging synchronous
login
line 1/00 1/107
autoselect ppp
script dialer dial
logging synchronous
modem InOut
transport input all
line 3/00 4/107
autoselect ppp
script dialer dial
logging synchronous
modem InOut
transport input all
line 6/00 7/107
autoselect ppp
script dialer dial
logging synchronous
modem InOut
transport input all
!
exception core-file coredump
exception protocol ftp
exception dump 223.255.254.253
ntp clock-period 17179873
ntp server 192.168.10.1
scheduler allocate 4000 200
end
Async1/07
Async1/08
Async1/09
Async1/10
Async1/11
Async1/12
Async1/13
Async1/14
Async1/15
Async1/16
Async1/17
Async1/18
Async1/19
Async1/20
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-65
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 E1/PRI
ISDN
AS5400# show config
Building configuration ...
Current configuration:
!
version 12.1
no service pad
service timestamps debug datetime msec
service timestamps log uptime
no service password-encryption
service internal
!
hostname AS5400-E1-PRI-UUT
!
enable password password
!
username AS5400-E1-PRI-UUT password password
!
(テキスト出力は省略)
!
resource-pool enable
resource-pool call treatment resource channel-not-available
resource-pool call treatment profile no-answer
!
resource-pool group resource group1
range port 1/0 1/107
!
resource-pool group resource group2
range port 4/0 4/107
range port 5/0 5/107
!
resource-pool group resource group3
range port 2/0 2/107
range port 3/0 3/107
!
resource-pool profile customer bell_atlantic
limit base-size all
limit overflow-size 0
resource group2 speech
dnis group group2
!
resource-pool profile customer us_west
limit base-size 60
limit overflow-size 100
resource group1 speech
dnis group group1
!
resource-pool profile customer all
limit base-size all
limit overflow-size 0
resource group3 speech
dnis group default
!
resource-pool profile discriminator not_allowed
call-type speech
dnis group not_allowed
!
!
spe country united-kingdom
!
!
ntp server 192.168.10.1
!
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-66
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN
!
!
ip subnet-zero
no ip domain-lookup
ip host jurai 172.23.254.253
!
isdn switch-type primary-net5
isdn voice-call-failure 0
cns event-service server
mta receive maximum-recipients 0
!
xgcp snmp sgcp
!
controller E1 6/0
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 6/1
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 6/2
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 6/3
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 6/4
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 6/5
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 6/6
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 6/7
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/0
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/1
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/2
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/3
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/4
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/5
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/6
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 7/7
pri-group timeslots 1-31
!
!
!
interface GigabitEthernet0/0
ip address 192.168.10.103 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
!
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-67
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN
interface GigabitEthernet0/1
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
!
interface Serial0/0
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
fair-queue 64 256 0
clockrate 2000000
!
interface Serial0/1
no ip address
no ip directed-broadcast
no ip route-cache
no ip mroute-cache
shutdown
clockrate 2000000
!
(テキスト出力は省略)
!
interface Serial7/7:15
no ip address
no ip directed-broadcast
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice modem
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface Async1/00
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async1/01
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async mode interactive
ppp authentication chap
!
(テキスト出力は省略)
!
interface Async5/106
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Async5/107
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
no ip directed-broadcast
encapsulation ppp
async mode interactive
ppp authentication chap
!
interface Group-Async0
no ip address
no ip directed-broadcast
no group-range
!
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-68
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN
router eigrp 100
network 192.168.13.0
!
ip default-gateway 192.168.13.1
ip classless
no ip http server
!
dialer dnis group group1
number 10000
call-type cas speech
!
dialer dnis group group2
number 10001
call-type cas speech
!
dialer dnis group not_allowed
number 66666
dialer-list 1 protocol ip permit
!
!
line con 0
exec-timeout 0 0
transport input none
speed 9600
line aux 0
line vty 0 4
login
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-69
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリング、AAA、およびモデムを使用する CT3
リソース プーリング、AAA、およびモデムを使用する CT3
AS5400# show config
Building configuration . . .
Current configuration:
!
version 12.1
service timestamps debug datetime msec
service timestamps log datetime msec
no service password-encryption
!
hostname CT3-CAS-UUT
!
no boot startup-test
logging buffered 10000000 debugging
no logging console
aaa new-model
aaa group server radius aaa.router
server 192.168.1.137 auth-port 1645 acct-port 1646
server 192.168.1.138 auth-port 1645 acct-port 1646
!
aaa authentication ppp default group aaa.router local
aaa authorization network default group aaa.router local
aaa accounting update newinfo periodic 30
aaa accounting network default start-stop group aaa.router
enable password lab
!
username cisco password 0 lab
username 4700-F8 password 0 lab
username 4700-F13 password 0 lab
username 4700-I4 password 0 lab
username ELNINO-N3 password 0 lab
username ELNINO-N4 password 0 lab
username ELNINO-N5 password 0 lab
username NAS password 0 lab
username HGW password 0 lab
username all
!
!
resource-pool enable
resource-pool call treatment resource busy
!
resource-pool group resource 4700
range port 1/0 1/107
!
resource-pool group resource 5300
range port 2/0 2/107
range port 4/0 4/107
range port 5/0 5/107
range port 6/0 6/107
!
resource-pool profile customer 4700
limit base-size 110
limit overflow-size 18
resource 4700 speech
!
resource-pool profile customer 5300
limit base-size 538
limit overflow-size 18
resource 5300 speech
dnis group elnino
!
resource-pool profile service gold
modem min-speed 33200 max-speed 56000
!
!
!
!
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-70
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリング、AAA、およびモデムを使用する CT3
dial-tdm-clock priority 1 freerun
calltracker enable
!
!
!
!
ip subnet-zero
ip ftp source-interface GigabitEthernet0/0
ip ftp username router
ip ftp password lab
no ip domain-lookup
ip host jurai 223.255.254.253
!
isdn voice-call-failure 0
cns event-service server
!
!
!
mta receive maximum-recipients 0
!
!
controller T3 7/0
clock source line
t1 1-28 controller
!
controller T1 7/0:1
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb dtmf
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:2
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb dtmf
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:3
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb dtmf
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:4
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb dtmf
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:5
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb dtmf
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:6
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb dtmf
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:7
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb dtmf
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:8
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb dtmf
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:9
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb dtmf
cas-custom 1
dnis
dnis
dnis
dnis
dnis
dnis
dnis
dnis
dnis
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-71
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリング、AAA、およびモデムを使用する CT3
!
controller T1 7/0:10
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:11
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:12
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:13
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:14
raming esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:15
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
ontroller T1 7/0:16
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:17
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:18
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:19
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:20
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:21
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:22
framing esf
ds0-group 1 timeslots
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:23
framing esf
ds0-group 1 timeslots
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-72
OL-6421-02-J
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリング、AAA、およびモデムを使用する CT3
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:24
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:25
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:26
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:27
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
controller T1 7/0:28
framing esf
ds0-group 1 timeslots 1-24 type e&m-fgb
cas-custom 1
!
!
!
interface Loopback0
no ip address
!
interface GigabitEthernet0/0
ip address 192.168.18.100 255.255.255.0
no keepalive
duplex auto
speed auto
hold-queue 4000 out
!
interface GigabitEthernet0/1
ip address 172.22.35.71 255.255.0.0
shutdown
duplex auto
speed auto
!
interface Serial0/0
no ip address
shutdown
clockrate 2000000
!
interface Serial0/1
no ip address
hutdown
lockrate 2000000
!
interface Group-Async0
no ip address
no group-range
!
interface Group-Async1
ip unnumbered GigabitEthernet0/0
encapsulation ppp
async default routing
async mode interactive
no peer default ip address
fair-queue
ppp authentication chap
group-range 1/00 6/107
!
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
dtmf dnis
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
C-73
付録 C
総合的なコンフィギュレーション例
リソース プーリング、AAA、およびモデムを使用する CT3
router eigrp 100
network 192.168.18.0
network 192.168.19.0
!
ip nat translation timeout never
ip nat translation tcp-timeout never
ip nat translation udp-timeout never
ip nat translation finrst-timeout never
ip nat translation syn-timeout never
ip nat translation dns-timeout never
ip nat translation icmp-timeout never
ip classless
ip route 172.16.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.17.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.18.14.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.19.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 172.20.1.0 255.255.255.0 192.168.21.10
ip route 192.168.0.0 255.0.0.0 GigabitEthernet0/1
ip route 192.168.173.18 255.255.255.255 GigabitEthernet0/1
ip route 223.255.254.253 255.255.255.255 GigabitEthernet0/0
no ip http server
!
logging facility local2
logging 192.168.1.131
!
dialer dnis group callblock
number 5555
!
dialer dnis group v90
number 815..............
!
dialer dnis group elnino
number 915.....
!
snmp-server engineID local 000000090200003096F80084
snmp-server community public RW
!
radius-server host 192.168.1.137 auth-port 1645 acct-port 1646
radius-server host 192.168.1.138 auth-port 1645 acct-port 1646
radius-server retransmit 2
radius-server timeout 9
radius-server deadtime 30
radius-server key lab
!
!
line con 0
exec-timeout 0 0
logging synchronous
transport input none
line aux 0
exec-timeout 0 0
logging synchronous
transport input all
line vty 0 4
password lab
no logging synchronous
line 1/00 6/107
autoselect ppp
autoselect timeout 10
logging synchronous
modem InOut
transport input all
!
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
C-74
OL-6421-02-J
I N D E X
cont コマンド B-5
A
context コマンド B-5
aaa authentication login default local コマンド 3-4, 3-30
cookie コマンド B-6
aaa authentication ppp default if-needed local コマンド 3-4
copy tftp flash コマンド 5-15, 6-5
aaa new-model コマンド 3-4, 3-30
AAA セキュリティ、ローカル
設定 3-4
alias コマンド B-4
CPU 使用率 2-10, 7-19
CT1 コントローラ
チャネル グループの設定 4-4
CT1 コントローラのチャネル グループ 4-4
AMR コーデック 6-10
制限 6-11
D
ビット レート(表)
6-10
ライセンス 6-10
D チャネル
ISDN D チャネルを参照
delete flash コマンド 1-13, 5-21
B
dev コマンド B-6
banner login コマンド 3-6
Dial Feature Card(DFC; ダイヤル フィーチャ カード)
トランク カードまたはユニバーサル ポート カード
を参照
boot コマンド B-4
Break キー(割り込み) B-2
dial-tdm-clock priority コマンド 3-34
Building Integrated Timing Supply(BITS) 3-34
dir flash コマンド 1-6
dir コマンド 1-5, B-6
DS0 トランク グループ 3-21
C
DSP
CE1 の設定 3-10
管理、コンフィギュレーション モード 6-3
Cisco IOS File System 1-5
パフォーマンス統計
表示 6-2
Cisco IOS ソフトウェア
ファームウェアのアップグレード
undo コマンド 1-11
コマンド 6-5
イネーブル モード 1-9
ファームウェア バージョンの表示 6-6
機能の取り消し 1-11
リカバリ 6-4
コマンド モード 1-8
ヘルプの利用方法 1-8
変更したコンフィギュレーションの保存 1-11
clear port log コマンド 5-3
clear spe counters コマンド 5-3
clear spe log コマンド 5-3
CLI、コマンドライン インターフェイスを参照
E
E1 R2 シグナリング
シグナリングを参照
exec-timeout コマンド 3-3
confreg コマンド B-4
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
1
Index
確認 3-17
F
コントローラの番号付け 3-15
frame コマンド B-6
設定 3-14
チャネル サービス ステートの表示 3-19
必要な回線コンフィギュレーション 3-14
G
ポイントツーマルチポイント サービス 3-14
group-range コマンド 3-8
ISDN PRI シグナリング
シグナリングを参照
H
help コマンド B-7
history コマンド B-7
L
LLQ、低遅延キューイングを参照
Low Latency Queuing(LLQ; 低遅延キューイング) 7-18
I
Internet Protocol、IP を参照
M
io-cache コマンド 7-17
IOS マニュアル セット xiii
meminfo コマンド B-7
IP
modem autotest コマンド 5-11
IP RTP プライオリティ 7-18
modem buffer-size コマンド 5-3
IP ルート 3-7
modem startup-test コマンド 5-11
基本設定のイネーブル化 3-39
ip classless コマンド 3-39
ip domain-lookup コマンド 3-39
N
ip domain-name コマンド 3-39
Nextport エコー キャンセラ制御 7-13
ip host コマンド 3-39
NFAS グループのモニタ 4-7
ip name-server コマンド 3-39
no ip source-route コマンド 3-39
ip route-cache コマンド 7-17
ip subnet-zero コマンド 3-39
ISDN D チャネル
IP アドレス 3-26
NFAS バックアップ D チャネル 3-25, 4-6
NFAS プライマリ D チャネル 4-6
P
port busyout コマンド 5-7
PRI
ISDN PRI を参照
show interface serial コマンド 3-27
show interface コマンド 3-27
VoIP 用 7-8, 7-9
Q
確認 3-27
サブネット マスク 3-26
シリアル インターフェイス コンフィギュレーショ
ン モード 3-26
設定 3-25, 4-6
ISDN PRI
NFAS グループのモニタ 4-7
show controller e1 コマンド 3-17
show controller t1 コマンド 3-17
QoS、サービス品質を参照
Quality of Service(QoS; サービス品質)
機能
IP RTP プライオリティ 7-18
Low Latency Queuing(LLQ; 低遅延キューイン
グ)
7-18
Resource Reservation Protocol(RSVP)
7-19
RTP パケット ヘッダーの圧縮 7-21
show isdn status コマンド 3-18
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
2
OL-6421-02-J
Index
Weighted Fair Queuing(WFQ; 均等化キューイン
グ) 7-18
show port operational-status コマンド 5-5
音声アクティビティ検出(VAD)
7-22
show process cpu history コマンド 2-10
音声符号化(コーデック)
7-21
show process cpu コマンド 2-10
ジッタ バッファリング 7-22
show spe digital active コマンド 5-4
逐次化遅延 7-22
show spe digital csr コマンド 5-4
フラグメンテーションおよびインターリーブ
7-20
show spe digital disconnect-reason コマンド 5-4
説明 7-17
show privilege コマンド 3-3
show spe digital summary コマンド 5-4
show spe log reverse コマンド 5-4
show spe log コマンド 5-4
show spe modem active コマンド 5-4
R
show spe modem csr コマンド 5-4
R2 シグナリング
show spe modem disconnect-reason コマンド 5-4
シグナリングを参照
show spe modem speed コマンド 5-4
reset コマンド B-7
show spe modem コマンド 5-4
Resource Reservation Protocol(RSVP) 7-19
show spe version コマンド 5-4, 5-16
ROM モニタ B-1
show spe voice コマンド 5-3
RSVP、Resource Reservation を参照
show spe コマンド 5-6
RTP パケット ヘッダーの圧縮 7-21
show tdm clocks コマンド 3-36
show voice dsp channel operational-status コマンド 6-2
show voice dsp channel statistics 6-2
S
show voice dsp channel traffic 6-2
service password-encryption コマンド 3-2
show voice dsp summary コマンド 6-2
set コマンド B-7
show voice dsp version コマンド 6-6
show async status maps コマンド 3-9
show voice dsp コマンド 6-2
show config コマンド C-1
SPE
show configuration コマンド 3-3
回復、spe recovery コマンド 5-13
show controller e1 コマンド 3-11, 3-13, 3-17, 4-10
管理、コンフィギュレーション モード 5-9
show controller t1 コマンド 3-11, 3-13, 3-17
診断テスト
show file systems コマンド 1-5
SPE 起動テスト 5-11
show interface async コマンド 3-9
SPE 自動テスト 5-11
show interface serial コマンド 3-27
SPE バックツーバック テスト 5-12
show interface コマンド 3-27
show isdn nfas group コマンド 4-7
ダウンロード メンテナンス 5-14
spe download maintenance コマンド 5-14
show isdn service コマンド 3-19
パフォーマンス統計
show isdn status コマンド 3-18
設定 5-3
show line # コマンド 3-31
表示 5-3
show line コマンド 3-31
ファームウェア
show memory summary コマンド 2-9
spe country 3-30
show port (modem | voice | fax) log 5-5
設定 3-29
show port (modem | voice | fax) log reverse コマンド 5-5
説明 3-28
show port config コマンド 5-5
モデム規格およびサポート対象の機能 3-29
show port log reverse コマンド 5-3
ファームウェアのアップグレード
show port log コマンド 5-3
コマンド 5-15
show port modem calltracker コマンド 5-5
ファームウェア バージョンの表示 5-16
show port modem test コマンド 5-5
spe busyout コマンド 5-7
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
OL-6421-02-J
3
Index
spe call-record modem コマンド 5-3
spe log-size コマンド 5-3
Managing Port Services on the Cisco AS5400 Universal
Gateway 5-26
squeeze flash コマンド 1-13, 5-21
MIB の参考資料 2-9
stack コマンド B-8
Retrieving Information from the Crashinfo File 1-6
sync コマンド B-8
SPE ファームウェア ファイル 5-18
sysret コマンド B-8
TAC 3-40
Voice over IP - Per Call Bandwidth Consumption 7-22
T
Voice over IP for the Cisco 3600 Series Commands 7-8
T1 CAS シグナリング
Voice over IP for the Cisco AS5300 7-8, 7-11, 7-12,
7-19
シグナリングを参照
TAC 3-40
Voice over IP for the Cisco AS5800 7-23
test port modem back-to-back コマンド 5-12
Voice over IP Quality of Service for Low-Speed PPP
Links 7-19, 7-20, 7-21, 7-22
Voice-over-IP Quick Start Guide 7-23
U
unalias コマンド B-9
VoIP over Frame Relay with Quality of Service
(Fragmentation, Traffic Shaping, IP RTP
Priority) 7-20
unset コマンド B-9
このマニュアルのオンライン コピー xvi
URL
シスコ製のフィーチャ モジュール 7-23
ハードウェア / ソフトウェア互換性マトリックス 2-3
Call Admission Control for H.323 VoIP Gateways 7-19
Call Tracker plus ISDN and AAA Enhancements for the
Cisco AS5300 and Cisco AS5800 5-5
URL、Cisco Web サイト xvi
Cisco AAA Implementation Case Study 3-5, 3-46
Cisco IOS Dial Technologies Command Reference 3-46
Cisco IOS Dial Technologies Configuration Guide 3-46
V
voice-fastpath コマンド 7-17
VoIP
Cisco IOS File System 1-14
基本的な VoIP の設定 7-4
Cisco IOS マニュアル 7-23
音声ポートの設定 7-8
Cisco IOS マニュアル セット xiii
ダイヤル ピアの設定 7-9
フレーム リレーの考慮事項 7-1, 7-7, 7-19, 7-20
Cisco Software Center 5-17
Comparing Universal Port SPE Commands to MICA
Modem Commands 5-26
Configuring Weighted Fair Queuing 7-18
W
E1 R2 Signaling Configuration and Troubleshooting 7-8
Web サイト、シスコ xvi
Frame Relay Fragmentation for Voice 7-20
Weighted Fair Queuing(WFQ; 均等化キューイング) 7-18
Frame Relay IP RTP Priority 7-19
IP RTP Priority 7-19
IP テレフォニー ソリューションに関するシスコ製
品資料 7-23
X
Loading and Maintaining System Images and Microcode
1-15
xmodem コマンド B-9
Low-Latency Queuing 7-18
Managing Port Services on the Cisco AS5350 Universal
Gateway 5-26
あ
アップグレード、新しい Cisco IOS リリース 1-13
Cisco AS5350XM/AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
4
OL-6421-02-J
Index
ワンポイントアドバイス xvii
アラーム
起動、ROM モニタ B-4
コマンド
facility-alarm detect controller 4-12
機能の取り消し、Cisco IOS ソフトウェア 1-11
facility-alarm detect fan 4-13
facility-alarm detect interface 4-12
facility-alarm detect modem-board 4-12
facility-alarm detect rps 4-12
く
国別コード
facility-alarm detect temperature 4-12
R2 シグナリング 4-10
show facility-alarm コマンド 4-13
デフォルト値へのリセット 3-30
障害イベント 4-12
クロック
ステータス 4-13
BITS ポート 3-34
設定 4-12
dial-tdm-clock priority コマンド 3-34
show tdm clocks 3-36
外部クロック 3-34
い
確認 3-36
イネーブル モード 1-9
設定 3-34
インターフェイス キュー ウェッジ モニタ 2-14
設定例 3-35
ソース 3-34
フリーラン 3-34
え
エコー キャンセラ制御 7-13
け
ゲートウェイの回線速度 1-16
お
大きいコール ボリューム 7-19
こ
音声アクティビティ検出(VAD)
7-22
音声符号化(コーデック)
7-21
コーデック 7-9, 7-12, 7-21, 7-22
音声ポート、VoIP 用の設定 7-8
コール アドミッション制御 7-19
コール スパイク 7-19
コール スレッシュホールド 7-19
か
コール ボリューム 7-19
コール ボリューム、大きい 7-19
カード
トランク カードまたはユニバーサル ポート カード
を参照
外部クロック 3-34
コール レグ 7-3
互換性マトリックス、ハードウェア / ソフトウェア 2-3
コマンド オプション 1-9
コマンド モード、Cisco IOS ソフトウェア 1-8
き
コマンドライン インターフェイス A-1
キー、Break(割り込み)
B-2
ギガビット イーサネット インターフェイス 3-7
ギガビット イーサネットの設定 2-2
記号
コンソールの回線速度 1-16
コンフィギュレーション
初期 A-2
タイムアウト 3-3
保存 1-11, 3-45, 4-14
注 xvii
例
注意 xvii
ヒント xvii
RADIUS を使用しない CT3 CAS/ISDN C-11
RADIUS を使用する CT3 CAS/ISDN C-2
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Index
テスト環境 3-40
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを
使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN C-66
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを
使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS C-50
RADIUS(AAA)およびリソース プーリングを
使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN C-55
モデムを使用する 2 つの 8 E1/PRI ISDN C-41
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI CAS C-46
モデムを使用する 2 つの 8 T1/PRI ISDN C-30
電源スイッチの位置 A-2, A-8, A-12
スイッチング、タンデム 7-21
スパイク、コール 7-19
スレッシュホールド、コール 7-19
せ
セキュリティ、設定 3-4
リソース プーリングを使用しない CT3 C-19
そ
リソース プーリングを使用する CT3 CAS C-24
速度、ゲートウェイの回線 1-16
リソース プーリング、AAA、およびモデムを使
用する CT3 C-70
コンフィギュレーション レジスタ B-4
た
タイム スタンプ
し
service timestamps debug datetime msec コマンド 3-2
シグナリング
service timestamps log datetime msec コマンド 3-2
設定 3-2
E1 R2 4-11, 7-8
ISDN PRI 7-8
タイムアウトのディセーブル化 3-3
T1 CAS 7-8
タイムセーブ記号の意味 xvii
システム ブート ダイアログ 2-2
ダイヤル ピア 7-9
ジッタ バッファリング 7-22
ダイヤル プラン 7-7
初期実行コンフィギュレーション 2-6
高い CPU 使用率 7-19
シリアル インターフェイス コンフィギュレーション
モード 3-26
タンデム スイッチング 7-21
診断テスト
port modem autotest コマンド 5-11
port modem startup-test コマンド 5-11
SPE 起動テスト 5-11
SPE 自動テスト 5-11
SPE バックツーバック テスト 5-12
test port modem back-to-back コマンド 5-12
ち
逐次化遅延 7-22
着信コールの制限 7-19
チャネライズド CE1 3-10
チャネライズド CT1 3-10
チャネライズド CT3 3-12
チャネライズド E1 または T1
show controller e1 コマンド 3-11, 3-13
す
show controller t1 コマンド 3-11, 3-13
図
注意記号の意味 xvii
Cisco AS5350 および Cisco AS5400 の基本的なシス
テム アーキテクチャ 1-3
注釈記号の意味 xvii
Cisco IOS ソフトウェア マニュアル モジュール xiv
て
ISDN PRI コンポーネントの論理関係(T1 の場合)
3-25
電源スイッチ A-2
コール レグ 7-3
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Index
と
POTS ダイヤル ピア コンフィギュレーション コマ
ンド 7-9
同期シリアル インターフェイス
R2 シグナリングの国別コード 4-10
WAN サポートのための設定 4-2
show version コマンド出力のフィールド 2-5
トランク カード
VoIP ダイヤル ピア コンフィギュレーション コマ
ンド 7-10
CE1 の設定 A-12
VoIP のコール フロー、宛先ゲートウェイから見た
場合 7-4
CT1 の設定 3-10, A-7
CT3 の設定 A-2
VoIP のコール フロー、発信元ゲートウェイから見
た場合 7-4
VoIP 用の設定 7-8
設定
コール レグ 7-3
クロック 3-34
サポートされる国および対応するコンパンディン
グ法則 5-8
定義 1-2
トランク グループ 3-21
ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブル 7-11, 7-12
ダイヤル ピアの例 7-5
に
ドメイン ネーム コマンド 3-39
二重圧縮 7-21
マニュアルの構成 xii
二重符号化 7-21
マニュアルの表記法 xvii
メモリ ロケーションの説明 1-5
モデム規格およびサポート対象の機能 3-29
は
ローカル AAA コマンド 3-4
ハードウェア アーキテクチャ 1-2
ハードウェア / ソフトウェア互換性マトリックス 2-3
パケット ヘッダー 7-18, 7-21
表記法、マニュアル xvii
表示 1-9
ふ
パスワード
show config コマンド 3-3
ファームウェア
確認 3-3
busyout コマンド 5-10, 6-3
設定 3-2
firmware filename location コマンド 5-10, 6-3
firmware filename upgrade コマンド 5-10, 6-3
firmware location コマンド 5-15, 6-5
ひ
firmware upgrade コマンド 5-15, 6-5
非同期グループ インターフェイス 2-8
group-range コマンド 3-8
shutdown コマンド 5-10, 6-3
輻輳管理
show async status maps コマンド 3-9
IP RTP プライオリティ 7-18
show interface async コマンド 3-9
Low Latency Queuing(LLQ; 低遅延キューイング) 7-18
確認 3-9
グループ化 3-8
設定 3-8
非同期シェル接続
Resource Reservation Protocol(RSVP)
7-19
Weighted Fair Queuing(WFQ; 均等化キューイング)
7-18
フラグメンテーションおよびインターリーブ 7-20
テスト 3-40
表
CTI の設定属性 3-14
フリーラン クロック 3-34
フレーム リレー、VoIP 対応の設定 7-1, 7-7, 7-18,
7-19, 7-20
IP ルーティング コマンド 3-39
ISDN サービス プロバイダーの PRI スイッチ タイ
プ 3-16
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Index
へ
モデム管理
SPE ダウンロード メンテナンス 5-14
ヘッダー、パケット 7-18, 7-21
SPE の回復 5-13
ヘルス モニタ 2-12
モデム ファームウェアのアップロード 5-17
ヘルプ、Cisco IOS ソフトウェア 1-8
変更したコンフィギュレーションの保存 1-11, 3-45,
4-14
モニタ 2-14
ほ
ゆ
ポート管理
リモート IP ユーザのイネーブル化 3-30
ユニバーサル ポート カード
コンフィギュレーション モード 5-6
VoIP 用に搭載 7-2, 7-7
シャットダウン 5-7
定義 1-2
ビジーアウト 5-7
ポート コンフィギュレーション モード 5-6
ポートの削除 5-6
ホスト名
show config コマンド 3-3
る
ループバック 3-7
確認 3-3
設定 3-2
ろ
ローカル AAA セキュリティ
ま
設定 3-4
マトリックス、ハードウェア / ソフトウェアの互換性
2-3
ローカル AAA セキュリティの設定 3-4
ログイン バナー 3-6
マニュアル
構成 xii
最新版 xvi
マニュアルのオンライン コピー xvi
マニュアルの表記法 xvii
も
モデム
show line # コマンド 3-31
show line コマンド 3-31
確認 3-31
規格およびサポート対象の機能 3-29
コールのイネーブル化 3-30
設定 3-28
全プロトコルのイネーブル化 3-30
ファームウェアのアップロード 5-17
モデム シグナリング
確認 3-27
設定 3-25
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