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CSRレポート2012 - みちのくコカ・コーラボトリング株式会社

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CSRレポート2012 - みちのくコカ・コーラボトリング株式会社
みちのくコカ・コーラボトリング株式会社
CSRレポート2012
index
会社概要
Corporate Social Responsibility Report 2012
社名 みちのくコカ・コーラボトリング株式会社〈コカ・コーラ指定会社〉
Top Commitment
Michinoku Coca-Cola Bottling Co., Ltd.
ト ッ プ コ ミ ット メ ント
設立 1962年
(昭和37年)11月6日
資本金 9億8,000万円
2011年3月11日に発生した東日本大震災で被
従業員数 718名
(グループ1,239名)
(2012年9月1日現在)
代表者 代表取締役社長 谷村 邦久(やむら くにひさ)
災された、すべての方々に心よりお見舞い申し上げ
本社所在地 〒 028-3621 岩手県紫波郡矢巾町広宮沢 1-279
(いわてけんしわぐんやはばちょうひろみやさわ)
ます。この出来事は、日本だけでなく世界中に大
TEL
(019)698-3111 FAX
(019)698-3220
目次
きな衝撃を与え、当社の販売エリアである岩手県
事業内容 コカ・コーラ社製品の販売
事業所 本社、26営業所、3物流センター
沿岸にも甚大な被害をもたらしました。
関連会社
みちのくキヤンテイーン株式会社(自動販売機による清涼飲料、食品の販売)
p2 トップコミットメント
p3~6 震災発生後、当社はいち早く製品を提供しまし
みちのくコカ・コーラプロダクツ株式会社(コカ・コーラ社製品の製造)
p1 会社概要・編集方針
特集1 東日本大震災の対応について
p7 ~8 Live Positively
- 世界をプラスにまわそう -
みちのく自動販売機サービス株式会社(自動販売機の設備・修理・保守)
事業エリア
また、日本には事業地域別に12のボトラー社があり、当社は岩手県、青森県、秋田県を
事業地域としています。
TM
TM
北海道コカ・コーラボトリング株式会社
p9 ~10 「安心」
「安全」な商品をお届けするために
青森県
p11~12 特集2
環境に配慮した自動販売機
みちのくコカ・コーラボトリング株式会社
秋田県
★環境
ただき、日本コカ・コーラ㈱やボトラー各社との強
い絆を感じました。
TM
p15~16 環境負荷軽減の取り組み
た。1962年11月6日、北斗飲料株式会社が設立、
な清涼飲料の製造・販売を通じて、地域のみなさ
1966年に商号を「みちのくコカ・コーラボトリング
まに「さわやか」
で「おいしい」
商品をお届けしており
株式会社」としてスタートしました。以来、当社は、
ます。
(リブ・ポジティブリー)- 世界をプラスにまわそう -」
仙台コカ・コーラボトリング株式会社
本レポートをお読みいただいて、当社グループ
四国コカ・コーラボトリング株式会社
の「Live Positively - 世界をプラスにまわそう -」
沖縄コカ・コーラボトリング株式会社
編集方針
★社会
本年の CSR レポートは、当社の理念に基づく取り組みや、
「お客様」
「お得意先様」
「従
の考え方や活動を多くの方々にご理解いただけれ
ば幸いです。
これからも持続的な地域社会の実現に向けて、
業員」
「地域社会」のみなさまとの関わり、社会貢献活動への取り組みを紹介しています。
見やすく、わかりやすく、ありのままにお伝えするというコンセプトのもと、ステークホル
旧岩手工場竣工
さまざまな事業活動を通じて、地域のみなさまとと
ダーのみなさまとともに考え、成長していくことを願い作成いたしました。
データ集計期間/2011年1月1日~2011年12月31日
(活動事例は2012 年8月までを対象とします)
対 象 範 囲/原則的にみちのくコカ・コーラボトリング
(株)およびグループ会社 3 社
★職場
「職場」の具体的な取り組みがあります。
東京コカ・コーラボトリング株式会社
コカ・コーラ セントラル ジャパン株式会社
南九州コカ・コーラボトリング株式会社
p21~22 環境保全活動
p25~26 持続的な社会実現に向けて
という事業指針と 4 つの領域「市場」
「環境」
「社会」
利根コカ・コーラボトリング株式会社
p19~20 再資源化への取り組み
p23~24 スポーツ支援事業
4.社員の生きがいと豊かな人生を築くための場を
提供する
岩手県・青森県・秋田県を販売地域として、多彩
コカ・コーラウエスト株式会社
p17~18 サスティナブル・パッケージ
(持続可能な容器)
TM
3.企業価値の増大につとめる
コカ・コーラシステムには、「Live Positively
北陸コカ・コーラボトリング株式会社
p13~14 水資源保護
2.企業市民としての責任を自覚し、地域社会の
人々と共に発展する
当社は、2012年に『 創立50周年』を迎えまし
岩手県
TM
1.消費者に高品質で安全な商品を提供し、消費
生活の充実に貢献する
向けてできる限りのお手伝いをさせていただきます。
三国コカ・コーラボトリング株式会社
TM
もに発展していきます。
旧岩手工場で製造して
いた製品
を対象としています。
作 成 部 署/みちのくコカ・コーラボトリング株式会社
TM
p27 ~28 企業としての社会的責任
p29 自動販売機の取り組み
p30 会社沿革
1
た。コカ・コーラシステムからも多くの製品提供をい
経営理念
引き続き、事業活動を通して、一日も早い復興に
当社は日本コカ・コーラ
(株)より原液を購入し、製品の製造および販売を行っています。
★市場
Ⓡ
●
管理部 総務・人事課 広報環境グループ
TEL:019-698-3111
(代表)
FAX:019-698-3220
※ホームページでもCSR関連の情報および本レポートをご覧いただけます。
みちのくコカ・コーラボトリング株式会社ホームページ
http://www.michinoku.ccbc.co.jp
工場内の様子
みちのくコカ・コーラボトリング株式会社
代表取締役社長 谷村 邦久
2
特集 .1
東日本大震災の 対応について
みちのくコカ・コーラボトリング
コカ・コーラシステムは、東日本大震災発生直後から被災した工場、倉庫、営
業所などの施設復旧に全力をあげると同時に、安全で安心できる製品を市場に供
給するという清涼飲料メーカーの使命を果たすため、全国のボトラー社や関連会
社が協力して事業継続に最大限努めました。飲料製品や義援金の供出といった緊
急支援を経て、現在は震災後に設立された「コカ・コーラ復興支援基金」を通じて、
自衛隊への飲料支援
備蓄用飲料水を無償提供
震災復旧作業に従事する自衛隊のベースキャ
東日本大震災の経験から、将来の
「災害時
ンプへ自動販売機を設置して、飲料の提供を行
の備え」として備蓄用飲料水を無償で提供しま
いました。
した。 岩 手・青 森・秋 田 県 内 全98市 町 村に
対して「 い・ろ・は・す555mlペットボトル 」を
長期的な被災地域の支援活動に取り組んでいます。
358,488本、岩手・青森・秋田県内全高校・
特別支援学校275校に対して「森の水だより
コカ・コーラシステムと当社の災害支援活動について
2L ペットボトル」99,000本を提供しました。
東日本大震災後、当社では被災された方々に対し全国のコカ・コーラシステムと協力し、自治体を
通じて飲料提供をしました。
これまでに、当社およびコカ・コーラシステム支援分含め、岩手県沿岸の自治体を中心に約8万4千
ケース174万本
(500ml 換算)の飲料を供給しております。(2011年12月末日現在)
また、地震直後には災害救援自動販売機25台が稼働し、3,690本の飲料を無償提供しました。そ
の他、自衛隊や警察、病院、取引先へ飲料の緊急供給や生活用品の提供を実施しております。
■飲料提供支援先一覧
支援先名
災 害 対 策 本 部
そ の 他 自 治 体
自
衛
ケース数
500mlペット換算(本数)
47、491 863、784 隊
32、607 782、640 383 8、976 1、601 消 防 ・ 警 察
医 療 機 関
226 38、424 5、568 取引先・販売店
1、675 37、338 合 計
84、115 1、740、420 災害救援自動販売機
132 3、690 仮設住宅の建設用地提供
自動販売機の節電
宮古営業所の敷地の一部を震災で被災され
東日本大震災の影響により夏季の電力供給
た方々のための仮設住宅の建設用地として提供
不足が社会的な懸念となった際には、使用電力
しております。現在27棟が建設されています。
を削減するため、自動販売機の冷却を輪番停
止する節電施策を実施しました。2012年夏季
も引き続き、7月2日〜9月30日まで電力使用
ピーク時間帯
(9時~ 20時)において自主的な
自動販売機の消費電力削減に取り組みました。
岩手県災害対策本部へ飲料水提供
3
救援物資として保管される当社飲料水
災害救援自動販売機
4
特集 .1 みちのくコカ・コーラボトリング 東日本大震災の対応について
コカ・コーラ復興支援基金
コカ・コーラシステムでは、ザ コカ・コーラ カンパニーが総額約25億円を拠出して公益財団法人
コカ・コーラ教育・環境財団内に設立した
「コカ・コーラ復興支援基金」の活動を通じて東日本大震災
の復興支援を行っています。 当基金は、公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団の理念に基づき、
教育施設をはじめとする被災した子どもたちの生活復興に必要とされる公共施設等に役立てること
を目的としています。
2012年10月現在、岩手、宮城、福島の3県で活動を展開しています。
岩手県沿岸被災地域の県立高校および
特別支援学校にバス5台を贈呈
東日本大震災により甚大な被害を受けた岩手県沿岸地域で、水産業の将来を担う後継者の育成を支援
したいという岩手県からの要望に応じ、バス5台を贈呈しました。県立高校のバスは、学校から実習先(沿
岸の施設等)への移動手段として活用、また、特別支
援学校のバスは車椅子での乗り降りが可能なリフト付
公立小中学校への
太陽光発電設備設置費用の助成
となっております。
〈バス提供先高等学校および特別支援学校一覧〉
総額約25億円の「コカ・コーラ復興支援基金」の
■県立高校
岩手県立種市高等学校
岩手県立久慈東高等学校
岩手県立大船渡東高等学校
支援金のうち15億円を拠出し、被災した公立小中学
校に防災対応機能を備えた太陽光発電設備および蓄
■特別支援学校
岩手県立宮古恵風支援学校
岩手県立気仙光陵支援学校
電池の設置に関する費用を助成しています。2011
バス贈呈セレモニー(左より谷村社長、菅野岩手県教育長)
年9月の第1期募集から2014年3月までの3期にわ
たって50校を予定しており、第1期は岩手県4校、
田野畑小学校
宮城県2校、福島県5校の合計11校が選ばれました。
〈岩手県内の支援先一覧(第 1 期)
〉
・野田村立野田小学校
・野田村立野田中学校
・田野畑村立田野畑小学校
・田野畑村立田野畑中学校
生徒デザインのオリジナルバス(大船渡東高校)
バスに初乗車する生徒たち(種市高校)
特別支援学校へ贈呈されたリフト付き大型バス
太陽光パネルと生徒たち(野田中学校)
中・高校生の海外ホームステイ研修プログラム
日米両国政府と米日カウンシル
(米国の非営利公益法人)が主導する、被災地の教育支援プログラム
『TOMODACHI』
(ともだち)の趣旨に賛同し、アメリカ政府・アメリカ大使館と協働で高校生を対象に
米国でのホームステイプログラムを提供しています。プログラム参加者が、国際社会において求められ
る他国の文化・社会を理解する力を身につけること
を支援するもので、2012年から2014年までの3年
にわたり、計300名の応募受け入れを予定していま
す。また、中学生についても、コカ・コーラシステム
が長年支援している、高円宮杯全日本中学校英語弁
論大会の運営団体である日本学生協会基金と財団法
人国際青少年研修協会の協力を得て、2012年夏季
に英国へのホームステイプログラムを実施しました。
田野畑小学校 太陽光発電システム設置完成を祝う会
5
ホワイトハウス前で記念写真
6
コカ・コーラシステムでは、持続可能な社会の実現に取り組むことは、事業を行う上で欠かせない要
件であると考えています。
「Live Positively
(リブ・ポジティブリー)–世界をプラスにまわそう–」は、世界各国で事業を展開する
コカ・コーラシステムが日々の業務を通じて、人や社会への貢献とビジネスの成長を両立させることによ
り、
持続可能な社会の実現を目指して設定した世界共通の事業指針です。事業活動を
「市場」
「環境」
「社
会」
「職場」の4つの領域に分け、その中で7つの重点分野を設定しています。また、ザ コカ・コーラ
を達成する上で大切な指針ともなっています。
カンパニーの長期成長戦略「Vision2020 ※」
※
「Vision2020」は、ザ コカ・コーラ カンパニーの長期成長戦略で、2010年を基点に2020年までに世界全体でビジネスを2倍に成長させることを目指すものです。目標達成のた
めの優先事項として職場、取引先、収益、製品、環境、業務効率に関わる目標を掲げ、日本においても日本コカ・コーラ
(株)
と協力して「Vision2020」の達成を目指し取り組みを
進めています。
日本のコカ・コーラシステムについて
コカ・コーラシステムは、日本コカ・コーラ
(株)
、システム各社との強いパートナーシップのもと事業活動
における取り組みを推進し、生産の効率化、徹底した消費者志向、市場への迅速対応、顧客サービスの強化、
厳格な品質管理など、コカ・コーラシステムの全体最適を図り、さらなる成長を目指し協働しています。
■日本コカ・コーラ
(株)
企画
「Live Positively‐世界をプラスにまわそう‐」
4つの領域と7つの重点分野
■各領域で重点的に取り組むべき分野
[飲料価値]Beverage Benefits
お客様のあらゆるライフスタイルやニーズに合う製品をお客様が信頼できる品質でご提供すること
に努めます。
TM
市場
研究
開発
(株)
コカ・コーラ
東京研究開発センター
製品・パッケージの
研究開発
■ボトラー各社・関連会社
原液
製造
製品
製造
物流
・
輸送
販売
回収
リサイクル
コカ・コーラ
ビジネスサービス
(株)
コカ・コーラ カスタマー
マーケティング
(株)
(株)
エフ・ヴィ・
コーポレーション
情報システムの開発およ
びその保守運用、資材等の
全国規模のコンビニエン
スストアやスーパーマー
自動販売機の広域カスタ
マーへの営業
調達業務
ケット等に対する商談、窓
口機能
[活動的/健康的な生活習慣]Active Healthy Living
TM
心身の健康や健全なライフスタイルを提案する清涼飲料メーカーとして、飲料製品に関する情報提
供、飲料を通じた正しい水分補給や食育に関する啓発活動、ならびに活動的で健康的な生活習慣づ
くりを支援するためのさまざまなスポーツ事業への協賛などを通じて、人々が運動やスポーツに親し
む機会を幅広く提供します。
[温暖化防止・エネルギー削減]Energy and Climate
TM
CO₂ をはじめとする温室効果ガスの排出を抑え、その影響を軽減することに努め、飲料業界のリー
ダーとなることを目指します。
[サスティナブル・パッケージ(持続可能な容器)
]Sustainable Packaging
環境
TM
主要製品紹介
世界中で親しまれているコカ・コーラは、1886年5月、米国ジョージア州アトランタで誕生し、いまでは
世界200以上の国で販売され、1日に約18億杯以上のコカ・コーラ社製品が愛飲されています。当社にお
いては、コカ・コーラ、コカ・コーラ ゼロ、ファンタ、アクエリアス、爽健美茶、綾鷹、い・ろ・は・す
(I LOHAS)
、
ジョージアなどの主要ブランドを展開し、地域のみなさまに高品質で安全な製品をお届けしています。
革新的な技術を追求し続け、必要最小限の自然資源でパッケージをつくることを目指します。またパッ
ケージ素材を製造過程に戻して再利用するシステムの構築にも取り組んでいます。
[水資源保護]Water Stewardship
製品を生産する時の水の使用量を削減し、製造時に使用した水をリサイクルして安全に元の環境に
戻します。私たちのゴールは、製品に使用した水と同等量の水を還元することです。
TM
社会
職場
7
[地域社会]Community
TM
私たちは、それぞれの地域社会でつながりを大切にし、地域のニーズに応える必要があります。そ
の地域社会が健全でない限り、私たちのビジネスの成長は得られません。
[職場]Workplace
TM
私たちのビジネスに関わるすべての人が多様で開かれた環境のもとで働けるような職場を目指しま
す。一人ひとりが力を発揮するのに最適な環境づくりに取り組みます。
8
市場
市場での取り組み
「安心」
「安全」な商品をお届けするために
TM
TM
「製造~販売~お客様の声」までのプロセスを、徹底した管理で行っています。
マネジメントシステム
「KORE」
お客様満足のための基本方針
コカ・コーラシステムが全世界共通で導入している独自のマネジメントシステムでオペレーション管理を
おります。
過程における
「品質」
「 食品安全」
「 環境」および
「労働安全衛生」に関する基準を網羅したシステムで、国
に、お客様の声を積極的に企業活動に活かし、お客様から信頼される企業を目指してまいります。
みちのくコカ・コーラボトリング
(株)は
「KORE(Coca-Cola Operating Requirements)」と呼ばれる
行っています。「KORE」は原材料の調達から製造、物流・輸送、販売を経てお客様に製品が届くまでの
際規格である ISOや各種法令の要求事項を満たしつつ、さらに厳しい基準を自らに課す内容となってい
ます。
各項目の要求事項に対して実際のパフォーマンス状況の測定が審査登録機関によって少なくとも年1
回行われています。社外第三者からの客観的評価が加わることで、コカ・コーラシステムにおけるマネジ
メントシステムの公明・公正な運用が保証されています。
みちのくコカ・コーラボトリング
(株)は、より多くのお客様にさわやかなひとときをお届けしたいと考えて
お客様とのコミュニケーションを大切にし、お客様へ安全で安心できる商品やサービスを提供するととも
【行動指針】
◎お客様からの声を真摯に受け止め、迅速かつ適切に誠意をもって対応いたします。
◎お客様からのご指摘・問合せを重要なコミュニケーションの機会ととらえ、正確な情報収集と積極的な情報提供に努めます。
◎お客様からの貴重なご意見は、社内で共有し、商品・サービスの向上に反映させます。
◎お客様の権利を保護するため、関連する法規および社内の自主基準を遵守いたします。
「KORE」
の全体構造
「KORE」は、
「品質」
「食品安全」
「環境」および「労働安全衛生」の4つの側面について、それぞれ「方針」
「基
準」
「規格」
「要求事項/検査方法」
「作業手順および参照文書(手引き)」の5つの階層に分けた体系で構成さ
れています。
「方針」から「要求事項」まで上位4つの階層においては、4側面で達成すべきゴール(「目的」
)
を示し、
すべてをクリアすることが求められます。また、
「作業手順および参照文書
(手引き)
」の階層では、
ゴー
ルに到達するための「方法」を示しており、世界のコカ・コーラシステムで実施されているベストプラクティスも
共有されています。
お客様満足向上への取り組み
みちのくコカ・コーラボトリング
(株)では、お
客様の声を積極的に企業経営に活かし、安全で
安心できる商品やサービス、お客様対応を通じ
てお客様満足の向上に取り組んでいます。2007
年8月には、私たちのお客様対応プロセスおよ
びマネジメントシステムがご指摘対応の国際規格
■
「KORE」マネジメントシステムフレームワーク図
References
HOW
方法
LEVEL5
参照文書
(手引き)
Procedures
作業手順
Requirements/Method
LEVEL4
要求事項/検査方法
Specifications
WHAT
目的
Standards
LEVEL2
基準
Policies
方針
9
とを第三者の評価をもって確認し、自己適合宣言
品質
参照文書
食品安全
参照文書
環境
参照文書
労働安全衛生
参照文書
品質
作業手順書
食品安全
作業手順書
環境
作業手順書
労働安全衛生
作業手順書
品質
要求事項
食品安全
要求事項
環境
要求事項
労働安全衛生
要求事項
品質規格
食品安全
規格
環境規格
労働安全衛生
規格
LEVEL3
規格
「ISO10002(JISQ10002)
」に 適 合して いるこ
品質
基準/法令
ISO9001
食品安全
基準/法令
FSSC22000
環境
基準/法令
ISO14001
LEVEL1
品質
食品安全
環境
労働安全衛生
基準/法令
OHSAS18001
労働安全
衛生
を行いました。
『ISO10002(JISQ10002)』
ISO10002 とは、お客様満足の向上のために、製品・サー
ビス品質やご指摘
(苦情)
対応プロセスの継続的な改善を図るこ
とを目的とした国際規格で、
PDCA サイクル《Plan(計画)
→ Do
(実施)→ Check
(監視・監査)→ Action
(見直し)
》によるマネ
ジメントシステムの運用を規定しています。この規格には、第
三者機関が認証を行う審査登録制度がないため、企業はこの
規格への適合を自ら確認し自己適合宣言を行うことができます
が、コカ・コーラシステムでは第三者による適合性評価
(第三者
意見書)
を受けた上で自己適合宣言を行っております。
■
「ISO10002
(JISQ10002)
」のPDCAサイクル
トップマネジメント
Action(見直し)
お客様対応プロセスの改善
Check(監査・監視)
監査・満足度調査
Plan(計画)
基本方針・体制構築
Do(実施)
お客様対応の実施
10
特集 .2
環境に配慮した自動販売機
環境にやさしい、進化した自動販売機
全事業プロセスの50%以上のエネルギー消費を占める自動販売機部門において
は、2011年より新規購入の缶・PETボトルの自動販売機を、全台ノンフロン化し、
一部の特殊機材を除いてヒートポンプを採用します。それによりコカ・コーラシステム
全体でCO₂排出量 46%削減(2004年比)を目指します。なお、カップ自動販売
機に関しても、2012年より新規購入の全台をノンフロン化にしています。
■展開事例
財団法人 グリーンピア田老
グリーンピア三陸みやこ 支配人 ふ な こ し
ひ ろ ゆ き
船越 博之 様
東日本大震災では、宮古市田老地区も甚大な被
害に遭い、現在、敷地内には、岩手県最大407棟
の仮設住宅が建設され、約1,000名の被災者が生
活しております。
今回、仮設住宅団地の方々の利便性向上のため
自動販売機の設置を検討するのにあたり、みちのく
コカ・コーラボトリング社から「eco る / ソーラー」
自動販売機を提案いただきました。創業時からソー
ラーパネル(温水パネル)を有し、省エネに積極
的に取り組んでいた当館のニーズにも合い、採用
させていただくこととなりました。
仮設住宅に住む子どもたちも身近な太陽光パネ
ルに興味を示しており、今後、このような自動販
売機が増えることで、被災地が“環境配慮型の街”
になっていくことを願っています。
エネルギー環境問題に対して、
さらに積極的な取り組みができてうれしく思います。
コカ・コーラシステムが展開する自動販売機
ecoる/3D VI
S
ecoる/ソーラー
●ヒートポンプ廃熱利用シス
テムと、真空断熱材・LED
照明・ピークカット機能の
採用により当社従来機の約
50%の省エネルギー化を
実現
●ソーラーパネル
●環境にやさしいノンフロン
冷媒の使用
●コカ・コーラのコンツアーボ
トルをイメージした、立体
的で象徴的なデザイン
●製品ディスプレイ部分には
LED 照明を使用、人感セン
サーで販売時のみ全点灯
●ノンフロン・ヒートポンプ機
能の搭載
最新の真空断熱材の使用
敷地内に 40 棟の仮設住宅が建設されている
創業時から設置されているソーラーパネル
三浦 勇一郎
宮古営業所 所長 東日本大震災以降、全国で電力不足が叫ばれて
いる中、環境負荷の低減は必須事項となっていま
「3D V
IS
(スリーディー・ヴイアイエス)
」
は、ひと目でコカ・コーラ
の自動販売機だとわかる画期的なデザインに加え、機能やエコの面
にも配慮した、新しいコンセプトの自動販売機です。コカ・コーラの
コンツアーボトルと同じように、立体的で象徴的なデザインを採用し
た曲線が特徴です。製品を販売する箱から、ハピネスを提供する販
売チャネルへと大きく進化しています。
また、エコへの対応を推し進めるためにヒートポンプなど環境にや
さしい機能を搭載し、ノンフロン化も図られています。
11
「eco る
(エコる)
/ ソーラー自動販売機」
は、上部に設置したソー
ラーパネルの発電により、夜間照明に使用する消費電力量ゼロ
す。コカ・コーラシステムは、環境配慮型自動販売機
「3D VIS」や
「eco る/ソーラー」をいち早く展開した
を実現した自動販売機で、2010 年より導入を進めています。よ
ことで、被災地の自動販売機の設置需要に応えるこ
り高い環境性能を実現するために、これまでの「eco る」自動販
とができました。
売機の特徴であるヒートポンプ機能やノンフロン冷媒の使用に加
え、最新の真空断熱材を使用しています。また、製品ディスプレ
イに人感センサーと組み合わせた LED 照明も採用しており、省
エネ性能を実現しています。
今後は、自動販売機がお客様の環境配慮の意識を
高めるシンボルとなることを期待しております。
三浦所長㊧と船越支配人㊨
12
環境への取り組み
水資源保護
環境
TM
TM
TM
豊かな水資源環境を守るため、私たちは循環型社会の実現を目指していきます。
リサイクル
コカ・コーラシステムの水資源保護の取り組み
RECYCLE―工場における排水管理
コカ・コーラシステムでは、清涼飲料を製造・販売する企業の社会的責任として水資源の持続的な活用
みちのくコカ・コーラプロダクツの3工場では、
取り組んでいます。製造過程における水使用量削減
(Reduce リデュース)
、製造過程で使用する水の循環
などの排水処理について微生物を使った
「活性汚
ことにより、2020年までに製品および製造で使用した量と同等量の水を自然に還元し、水資源の持続可
られた水質基準
(水質汚濁防止法など)を上回る
に向けた、水資源管理プロジェクト Water Stewardship
(ウォーター・ステュワードシップ)に世界各地で
工場
再利用する水も含めて工場排水、冷却水、汚水
(Recycle リサイクル)
、地域の水源保護
(Replenish リプレニッシュ)の3つの要素を戦略的に推し進める
O₂
泥法」などで工場敷地内で浄化し、国内法で定め
能性におけるグローバルリーダーとなることを目指します。
コカ・コーラシステム独自のマネジメントシステム
有機物
水
CO₂
「KORE」の基準を適用して管理しています。
■ Water Stewardship(ウォーター・ステュワードシップ)イメージ図
酸素 工場から出た
微生物
排水へ
沈殿させて、上澄みを川へ流す。
リプレニッシュ
REPLENISH―水資源保護の取り組み
コカ・コーラシステムでは、水資源管理プロジェクト Water Stewardship
(ウォーター・ステュワードシッ
ぜ い じゃく
プ)の一環として、工場の水源エリアを特定し、その脆 弱 性を評価した上で保護計画を策定する Source
水源涵養の
促進
Water Protection(ソース・ウォーター・プロテクション)に取り組んで
います。水資源保護計画は工場周辺のステークホルダーとの協調・協働
Replenish
を前提として策定され、各地の自然環境特性に合った保護活動を行うこと
を目的としています。みちのくコカ・コーラボトリング株式会社では 2012
製品になる水
取得する水
ぜ い じゃく
年にエリアの3工場
(花巻・青森・秋田)の水源特定・脆 弱 性調査を実施し、
地域の水資源保護計画に役立てていきます。
製造に使用する
水の削減
使用した
水を適切に処理
Reduce
Recycle
豊沢川(岩手県花巻市)
自然へ還元する水
花巻工場の水源域
「豊沢川」での活動
宮沢賢治の愛した郷土の川である花巻市豊沢川
で
「豊沢川漁業協同組合」
と共同で毎年2月には
「鮭
稚魚放流会」
、6月には
「ヤマメ稚魚放流会」
、8月に
は
「豊沢川クリーン活動」
へ支援しております。
リデュース
REDUCE―工場における水使用量の削減
みちのくコカ・コーラプロダクツの3工場では、
世界共通のマネジメントシステム
「KORE」の品
従来
効率化を進めています。2011年の製造におけ
取水
質基準を順守しながら、製造時に使用する水の
る水使用量は 91.2 万㎥となり、前年と比較して
程などで使用されます。使用した水は一部工場
内で回収し、工場の床やリターナブルビンケー
代表理事 組合長 佐藤
容器洗浄
容器洗浄
洗浄水
タンク
洗浄水
タンク
再利用
排水
豊沢川クリーン活動
豊沢川漁業協同組合
補給水
9.4%の削減となりました。水は主にお茶やコー
ヒーなどの抽出、容器やラインの洗浄・殺菌工
ヤマメ稚魚放流会
改良
回収
寛治さん
豊沢川は奥羽山脈に源を発し、花巻市内で北上川に合流する全長約30キロメートルの川です。その流域に
は多くの温泉があり、豊かな田園風景が広がっています。この川の水は、花巻市の水田にかんがい用として
用いられるほか、花巻市民の飲料水としても使われており市民にとって命の川ともいえます。豊沢川漁業協同
処理
回収
タンク
組合では、豊沢川の水辺の環境を守るためにさまざまな活動を行っています。「サケの稚魚放流」
で放流され
た稚魚は、約4年後に産卵のために産まれた豊沢川にもどってきます。水産資源を守ることも大切な役目です。
スの洗浄水として循環利用しています。
13
14
環境への取り組み
環境負荷軽減の取り組み
環境
TM
TM
TM
事業活動の環境負荷を検証し、資源やエネルギーの保護に取り組んでいます。
2011年度環境負荷(マテリアルバランス)
原材料
30千t
原液、
コーヒー豆、
茶葉、容器など
水
912千㎥
INPUT
エネルギー
192千GJ
エネルギー
147千GJ
温暖化防止・エネルギー削減の取り組み
水
11千㎥
エネルギー
31千GJ
電力、LGPなど
自動販売機消費電力
INPUT
INPUT
井水
電力、重油、LNGなど
軽油、
ガソリンなど
井水・上水
INPUT
INPUT
INPUT
INPUT
エネルギー
802千GJ
リサイクル
資材の
再循環
■製造部門
■販売部門
全事業プロセスの約20%のエネルギー消費を構
販売部門における使用エ
成する製造部門では、各種生産性の向上施策によ
ネルギー削減策として、自動
目指します。
進しており、2020年までに
りシステム全体で10%
(2004 年比)
のCO₂削減を
製造
物流・輸送
オフィス
販売
販売
100%ノンフロン型にすることを目指しています。
コンプレッサー
(空気圧縮機)
が製造
全事業プロセスの50%以上のエネルギー消費を
ラインの運転に連動する自動制御装
占める自動販売機部門では、2011年より新規購入
置を考案し、省エネ
(水・電力)と機
OUTPUT
OUTPUT
OUTPUT
OUTPUT
OUTPUT
OUTPUT
械効率向上をはかりました。この考案
OUTPUT
する缶・PETボトルの自動販売機を、すべて地球
により、花巻工場の渡邉健一さん
(写
廃棄物
3千t
コーヒーかす、
茶かす、汚泥など
開示データについて
水
673千㎥
排水
大気排出
11千t-CO₂
大気排出
10千-CO₂
水
11千㎥
大気排出
1.5千t-CO₂
排水
大気排出
34千-CO₂
真)
は、平成24年度文部科学省創意工夫功労者賞を受賞しました。
再資源化量
空容器 0.9千t
ダンボール 0.4千t
●工場照明のLED化
しました。
2009年
これにより、製造から販売まであらゆるCO₂ 削
減の見直しを行い、2015年までの中期目標達成
に向けて取り組みをさらに本格化し、業界No.1
を目指します。
40,915
2010年
38,227
2011年
34,362
11,918
11,986
11,454
10,073
10,076
10,088
1,787
1,790
自販機
工場
省エネ自動販売機については、日本コカ・コーラ
(株)
ホームページをご覧ください。
http://www.cocacola.co.jp/vending/environment/
自動販売機設置に関するお問合せは、お近くの営業所
(本レポート裏表紙参照)
か、
当社ホームページ
(http://www.michinoku.ccbc.co.jp/)
までお願いします。
合計 64,693(t)
■物流部門
■オフィス部門
合計 62,080(t)
物流・輸送では、供給ネットワークの見直し
(配
オフィスでは、電気やガスなどのエネルギー使用
ドライブの推進・徹底を行っています。また、ハイ
廃棄物の分別徹底によ
合計 57,441(t)
1,538
10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000
0
2012年より新規購入の全台をノンフロン化します。
した。
■ CO₂ 低減実績推移(みちのくコカ・コーラ社)
は 2015 年を目標年とする中期目標・計画を策定
プ自動販売機に関しても、一部の特殊機材を除いて
量が使用前と比べ約12%削減されま
CO₂排出削減にむけてコカ・コーラシステムで
し、一部の特殊機材を除いてヒートポンプを採用し
45.5%削減
(2004 年比)
を目指します。なお、カッ
を LED 照明化しました。 電気使用
みちのくコカ・コーラグループのCO₂ 総排出量
温暖化係数の低いノンフロン冷媒を使用したものと
ています。これにより、システム全体でCO₂排出量
工場で使用している水銀灯の一部
●環境負荷データの開示範囲は、製造活動、物流・輸送活動、オフィスおよび販売活動としています。
●販売時の環境負荷については、自動販売機の消費電力分の発電にともなう CO₂ 排出量を集計しています。
●物流・輸送におけるエネルギーの使用量は、製品製造から自動販売機・販売店への輸送までのプロセスにともなうエネルギー使用量を集計したものです。
● J(ジュール)とは熱量を表す世界共通の計量単位です。1J =約 0.24cal(カロリー)
、GJ(ギガジュール)= J × 10⁹
販売機の環境性能向上を推
市場すべての自動販売機を
●空気圧縮機台数制御装置の考案
OUTPUT
最新の eco る / ソーラー
自動販売機
(kg)
物流
オフィス
■コカ・コーラシステム中期パフォーマンス目標(2015 年目標)
日本コカ・コーラ
(株)とボトラー社12社などで構成される日本のコカ・コーラシステムでは、製造工程から物流・輸送、販売に至るまでのサプライチェー
ン全体の環境負荷削減に向けた総合的な中期環境パフォーマンス目標を、新たに策定しました。2015年を目標年に、清涼飲料事業での主な環境負荷で
ある
「エネルギー」
「容器」
「水」
「廃棄物」の4つが対象領域として設定されます。当社では、
このパフォーマンス目標に沿った自社環境目標を設定しています。
このたびの中期環境パフォーマンス目標に日本のコカ・コーラシステムが一体となって取り組むことは、現在、全世界のコカ・コーラシステムで展開している
事業指針
「Live Positively - 世界をプラスにまわそう -」を環境分野において実践するものでもあります。この事業指針は、清涼飲料の製造・販売を通じて、
送ルートの見直し)などによる輸送の効率化、エコ
量の管理、ノー残業の設定、クールビズの推進、
ブリッドルートカーを 16 台
(全体の 6.4%)
導入する
るリサイクル率の管理を
ステム全体の目標 CO₂5%の削減
(2004 年比)に
社屋上へ太陽光パネルと
など、低燃費車両への入替を促進することで、シ
取り組んでいます。また、エコドライブによる燃費
向上にも取り組み、全車両に“エコドライブ宣言”
ステッカーを貼付し、啓発活動を行っております。
行っています。また、本
温水パネルを設置し、発
電および太陽熱の利用を
行っています。
発電システムパネル
プラスの循環を生み出し、企業として社会とともに持続的に成長していくことを目指していくもので、市場や環境などの4つが重点領域として設定されて
います。日本のコカ・コーラシステムでは、2015年の中期環境パフォーマンス目標達成に向けて2012年より施策への取り組みを本格化し、環境パフォー
マンス面における清涼飲料業界でのリーダーとしての地位の確立を目指してまいります。
当社のCO₂削減目標
(2004年比)
●販売部門(自動販売機)……………………………… 約 60%削減
●製造部門………………………………………………… 約 20%削減
●物流部門…………………………………………………約5%削減
●オフィス部門………………………………………………約5%削減
15
2015 年までに 2004 年比で CO₂ 総排出量
約40%削減
ハイブリッドカー導入推移
● 2009 年 4台
● 2010 年 10 台
2011年
16台
ハイブリッドルートカー
太陽光パネル
(左)
と温水パネル
(右)
16
環境
環境への取り組み
サスティナブル・パッケージ
(持続可能な容器)
TM
TM
TM
「地球と人にやさしい」を目指して、使いやすく楽しいパッケージづくりを推進してます。
サスティナブル・パッケージ(持続可能な容器)
コカ・コーラシステムでは、資源の有効利用を中
心とする世界共通の容器開発・流通戦略のもとに
植物由来のプラントボトル
■地球と人にやさしい容器
ボトルに使用する樹脂の一部を植物由来の素材にすることで、非再生資源である
取り組みを推進しています。資源利用の観点での
石油への依存を減らすことができます。ボトルの軽量化だけではなく、素材にも配
コカ・コーラシステム
らしさ
楽しさ
慮することで、より環境にやさしいボトルになりました。
環境配慮に加え、お客様にとって使いやすく安全
■植物由来のプラントボトルの導入
なものであること、ブランドの世界観をお届けする
ことを基本要件として製品パッケージの開発に取り
組んでおり、これを「サスティナブル・パッケージ
(持続可能な容器)
」と呼んでいます。
リデュース
リユース
環境対応
使いやすさ
ユニバーサル
デザイン
リサイクル
サトウキビ
容器の軽量化
副産物
コカ・コーラシステムでは、容器の軽量化に取
糖 蜜
り組んでおり、ウォーターブランドの
「い・ろ・は・す
(I LOHAS)
」では、国内最軽量 ※1の PET ボトル
また、2LサイズのPETボトルも国内最軽量クラ
ス※2の35gに軽量化され、持ちやすさも考慮した
「eco るボトル ラク持ち」が導入されております。
※1 280mlPETボトル:12g、555ml PETボトル:12g、1020ml PET:18g
(2012年4月末現在/日本コカ・コーラ社調べ)
※2 2LクラスPETボトル(2012年4月末現在/日本コカ・コーラ社調べ)
5∼30%
減量率
36
%
で飲んだ後につぶしやすい
「eco る
(エコる)ボト
ル しぼる」を導入しております。
砂 糖
減量率
20%
減量率
30%
現在
26g
スチール缶
現在
減量率
現在
62%
16g
12g
アルミ缶
PETボトル
現在
48g
PETボトル
( )( ) ( ) ( )
1968年比
190ml
1968年比
350ml
1996年比
水555ml
※ 555mlPETボトルは2010年12月末時点(日本コカ・コーラ
(株)調べ)
1982年比
炭酸1.5L
ecoるボトル ラク持ち
「森の水だより」
「綾鷹」などの2L 製品にも国内最軽量クラスの35gのPET
ボトルを採用しています。「ecoるボトル ラク持ち」と呼ばれるこの容器は、
軽いばかりでなく、持ちやすく注ぎやすいデザインが特長です。
■サスティナブル・パッケージの紹介
17
グリップボトル
フィットボトル
エアーボトル
バブルボトル
「コカ・コーラ」に採用されてい
「爽健美茶」に採用されている
2010 年、「アクエリアス」の
「バブルボトル」とは炭酸の“泡
る「グリップボトル」は、移動中
「フィットボトル」は、ボトルの握
500mlPET ボトルに採用された
の形”をデザインしたパッケージ
の飲用にも便利な持ち運びやす
りやすさを考慮した設計で、ボ
「エアーボトル」は、人間工学に
です。 今までにない個性的な形
さを意識した設計で、ボトル中央
トルの中央部のくびれが特徴の
基づく設計で、握りやすくエアー
状で、
「ファンタ」の“ポップ”で
のくぼみおよび独特の表面加工
パッケージです。
クッションのように弾力のある握
“はじける楽しさ”を表現してい
を施した、握りやすいパッケージ
り心地を実現した、スタイリッシュ
です。
なボトルです。
ます。
18
環境への取り組み
再資源化への取り組み
環境
TM
TM
TM
限りある資源を有効利用するとともに、循環型社会の実現を目指します。
空容器回収とリサイクル
■再資源化の推移
1,653
当社では、容器の回収・リサイクルについて、資源の循環利
486
用の鍵となる取り組みを積極的に推進しております。花巻・青森・
で回収した空容器を分別後、一定量にプレスし、処理業者へ搬
出します。
2011年は約1,348トンの空容器の回収・処理が行われ、再
資源化されました。
5
1,359
468
115
111
153
5
164
253
265
3
ダンボール
444
アルミ
111
121
プラスチック
PETボトル
185
630
594
2009
2010
ビン
495
スチール
2011
(年)
自動販売機のリサイクル
長期間の使用や故障した自動販売機・クーラーは、
グループ会社である、みちのく自動販売機サービス
(株)にて再使用可能な部品が取り除かれた後、フ
■処理台数とフロンガス回収量の推移
(台)
ファストフード店
飲食店
小売店・スーパー
コンビニエンスストア
PETボトル
2.00
5,030
4,590
アルミ缶
スチール缶
分別
リサイクルセンター
(自治体・民間)
自治体回収
ガラスびん
(ワンウェイ)
段ボール
製紙工場で
再処理されて
砕かれた片
(フレーク)
となり
アルミ地金に
なって
溶解されて
砕かれた片
(カレット)
となり
衣料・カーペット
プラスチック加工品
アルミ鋼材・缶
自動車部品
建築用鉄材
製鉄材料
ガラス原料・飲料ビン
断熱材・砂材
段ボール
ガラスびん
(リターナブル)
1.19
2,
000
1.50 処理台数
3,141
1.15
0.72
2009
2010
2011
工場廃棄物のリサイクル
工場では再利用などによる減量化を含めた適正
動で発生する廃棄物を最大限再資源化し、中間処
理後の残さを含めた最終処分量をゼロに近づけて
んでいます。
当社では、環境に配慮した製品の優先的な購入・活用に努めてい
ます。ユニフォームや空容器回収ボックスなどの販売資材のほか、
ノートやボールペンなどの事務用品まで、資源再生によって作られ
たさまざまな製品を使用しています。
お客様に親しみをもってリサ
イクルに取り組んでもらえるよ
■工場廃棄物量とリサイクル率の推移
(t)
4,
000
うにデザインされた新型の空
容器回収ボックスもグリーン購
ユニフォーム
ガラス
ステンレス
アルミニウム
プラスチック
99.4
3,
259.6
3,
000
98.9
99.1
3,
134.4
3,
172.9
入の一つです。
電炉メーカーへ
最終処分場
0.00
(年)
ロエミッション
(再資源化率 99.5%以上)に取り組
●リサイクルボックス
「リサボ」
銅
0.50
いくことにより、環境への負荷を最小限にするゼ
■グリーン購入
鉄
1.00
処理・リサイクルを推進しています。特に事業活
コカ・コーラの工場で
洗浄・検査・再利用
ニカド電池
分別
フロン回収量(t)
1,
000
0
蛍光灯
➡
コカ・コーラ
営業所
コカ・コーラ
回収
フロンガス
廃棄自動販売機
➡
ボトリング
工場
(t)
6,
000
3,
000
ボトリング工場
(洗浄再利用)
➡
質が適正に廃棄され、リサイクルが行われます。
4,
000
分別
リサイクルセンター
(当社)
分別回収
ロンガスの回収や乾電池・蛍光灯に含まれる有害物
5,
000
■空容器回収と
リサイクルの流れ
■リサイクルの流れ
処分業者︵委託︶
秋田の各工場に併設しているリサイクルセンターでは、事業所
(単位:t)
1,596
(%)
100 リサイクル率
90
80
■ 2011年工場廃棄物の内訳
種類
排出量(t) リサイクル率(%)
再生利用用途
コーヒー
2201.6
100.0
肥 料
茶 か す
88.9
100.0
肥 料
汚 泥
519.8
100.0
肥 料
プラスチック類
61.9
77.3
ガラス類
86.7
99.9 ガラス原料・断熱材・砂材
金 属 類
45.3
99.6
アルミ缶・鉄材
廃 油
2.9
75.0
再生重油・再生燃料
紙 類
82.9
95.3
ダンボール・再生紙
そ の 他
82.0
87.0 バイオマスエネルギー
全体
3172.0
プラスチック加工品
99.1
工場廃棄物
発生量
70
2,
000
60
50
1,
000
40
30
ボールペン
0
19
2009
2010
2011
20
(年)
コーヒーかすの収集運搬
20
環境
環境への取り組み
環境保全活動
TM
TM
TM
北東北の豊かな自然を守る活動と、地域で取り組む人々を応援しています。
公益財団法人 コカ・コーラ教育・環境財団
コカ・コーラ
「森に学ぼう」プロジェクト
3つの事業(1.環境教育、2.奨学支援、3.スポーツ教育)を柱とした活
どもを中心とした環境教育プロジェクトとして、コカ・コーラ
「森に学ぼう」
「心豊かでたくましい人づくり
(Healthy Active Live)
」
を基本理念とし、
コカ・コーラシステムでは、環境省、林野庁後援のもと、次世代を担う子
動を企画・提供することで、国際社会が求める青少年の育成と彼らを取
プロジェクトを全国12のボトラーで2006年より実施しています。
り巻く地域社会を支える人材の育成に貢献することを目指しています。
■みちのくコカ・コーラ
「森に学ぼう」
プロジェクト
■コカ・コーラ環境教育賞
当社では、花巻工場の水源域を流れる豊沢川の保全活動を通
じた、森に学ぼうプロジェクトを継続的に行っております。
1994年の創立以来18年にわたり、環境保全活動に積極的に取
2011 年に開催された
「水生いきものについて学習しよう in
り組み、環境教育を行っている団体や個人を表彰しています。
豊沢川」
では約30名の家族連れに参加頂きました。秋晴れの下、
2009年より、小中学生を対象に地域社会の環境教育に関する
豊沢川漁業協同組合の方に指導をうけ、清流 豊沢川の水生生
活動実績を表彰する
「活動表彰部門」
と、高校生・大学生を対象と
物を調査し、多様な生物が住んでいることを学びました。
した環境保全・環境啓発に寄与する新しい企画を支援する
「次世
代支援部門」
の2部門制へと発展しました。
2011年は、青森県立名久井(なくい)農業高校
(青森県南部町)
が次世代支援部門で大賞に輝きました。同校は、東日本大震災の
●稚魚の放流
第18回コカ・コーラ環境教育賞
節に応じてサケやヤマメの稚魚を放流しています。
受けた花壇の早期再生への取り組みが評価されました。
●植樹
また、活動表彰部門では、南部町立名久井小学校が優秀賞に選
水資源保護の観点から、豊沢ダム上流での植樹を実施。森の
ばれ、青森県南部町から2校が受賞となりました。
果たす役割について学びました。
次世代支援部門 大賞
青森県立名久井農業高校
経済的理由で進学困難な優秀な学生を地域社会に貢献できる
人材に育てることを目的に
「コカ・コーラ教育・環境財団」
を通じて、
大学在学期間中奨学金を授与しています。
水生いきものについて学習しよう in 豊沢川
生物たちを支える水資源の大切さを学びます。豊沢川では、季
被害を受けた種差海岸
(八戸市)
のサクラソウの保護活動や塩害を
■奨学支援事業
子どもたち自らが稚魚の放流をすることで、生命の大切さと
捕獲した水生生物を観察
活動表彰部門 優秀賞
南部町立名久井小学校
46年間で
133名
の支援
1966年にスタートして2012年で発足46年を迎え、当社では
毎年3名の学生を支援しております。
植樹の様子
地域に根ざした活動
■清掃活動
■環境イベントへの参加
「きれいなまちづくり」
の実現に向けて、本社や事業所周辺
各種環境イベントにおいて、当社とコカ・コーラシステム
の環境美化に努めるほか、企業市民として各地域で開催さ
が行っている環境への取り組みについて、積極的に紹介し
れる清掃活動にも従業員がボランティア参加しております。
ています。
■雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス
北海道夕張郡栗山町で廃校になった小学校が、環境教育などを
体験学習する宿泊型施設
「雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス」
として再生されました。
毎年8月に開催されるコカ・コーラ環境フォーラムには、全国か
ら多くの児童・学生が参加し、自然環境について学び、交流を深
めています。
21
雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス
小さな親切運動「青森県 春のクリーン大作戦」
いわて県民情報交流センター
(アイーナ)
での環境展示
22
社会
社会での取り組み
スポーツ支援事業
TM
スポーツを通した、活動的で健康的なライフスタイルを応援しています。
インターハイ
全日本少年サッカー大会
コカ・コーラシステムでは、未来の J リーガーや日本代表を目指し、世界で
若手アスリートを地域と共に応援
活躍するサッカープレイヤーになりたいという子どもたちの夢を応援するため、
30年以上の歴史を誇る
「全日本少年サッカー大会」へ第1回大会より特別協賛し
全国の高校生アスリートたちが集うスポーツの祭典
「インターハイ」
。コカ・コーラシステム
ています。
2011年は当社販売エリアである北東北が舞台でしたが、3月11日に東日本大震災が発生し、一時は開催
などの支援を実施しています。
では次世代育成の一環として、1993年からインターハイの正式協賛企業を務めてきました。
当社では、販売エリアの岩手・青森・秋田各県大会で子どもたちへ飲料提供
そのものが危ぶまれました。しかし、私たちはそうした困難な時期だからこそ高校生たちにスポーツを通じて
一体になる喜びを味わってもらいたいと考え、開催地や実行委員会など関係者と連携し、開催に向け準備を
進めました。そして、一部の競技場の変更を余儀なくされたものの、例年どおり無事に大会を開催すること
ができました。
本大会では、選手や監督・大会関係者5万8千人へ 81万本の大規模なサンプリングを実施。一部会場で
はPRブースを設置し、コカ・コーラの歴史や環境への取り組みについて紹介しました。
これからも、地域の方々と手を携えてさまざまな場面で若きアスリートの成長を応援していきます。
開会式
(選手宣誓)
自転車競技
(トラック)
試合の様子
陸上競技
スペシャルオリンピックス
スペシャルオリンピックス
(SO)とは、知的
発達障害のある人たちにさまざまなスポーツト
レーニングとその成果の発表の場である競技
自転車競技
(ロード)
女子ソフトボール
会を提供している国際的なスポーツ組織です。
参加者とふれあう有森裕子理事長
コカ・コーラシステムは、1998年よりスペシャ
ルオリンピックス日本のプレミアムスポンサー
として支援しています。
2011年8月には、当社販売エリアの岩手県
で活動する SO アスリートの復興支援を目的に
「がんばれ SO!スポーツキャラバン in 岩手」
男子バレーボール
23
ボート競技
フェンシング
が開催され、参加者の水分補給をサポートし
ました。
正しい走り方を練習
24
社会での取り組み
持続的な社会実現に向けて
社会
TM
地域とともに歩む企業として、地域に根ざした社会貢献活動に取り組んでいます。
災害協定締結
高円宮杯全日本中学校
英語弁論大会への支援
公益社団法人
日本一輪車協会への支援
飲料水の供給に関する協定」を締結し、各自治体
コカ・コーラシステムでは、
「国際性豊かな青少
コカ・コーラシステムでは、青少年の創造的・
化の発展と国際親善に寄与する」という理念に賛
団法人日本一輪車協会を通じて一輪車事業を支援
当社販売エリア内の自治体と「災害時における
が定めた災害時において飲料などの提供ができる
年を育てるために英語教育の普及を図り、日本文
体制を整えています。
自治体名
協定締結
年
岩手県
2007年
1月
秋田県大仙市
2007年
7月
秋田県
2007年
8月
青森県
2007年
9月
岩手県奥州市
2007年
11月
青森県むつ市
2009年
6月
青森県弘前市
2011年
9月
青森県七戸町
2012年
10月
岩手県警察本部
2012年
10月
同し、1963年から49年にわたり本大会の協賛を
しています。
当社では、販売エリアの岩手・青森・秋田各県
やさわやか一輪車指導者研修会
(岩手県)
、さわや
援をしています。
者まで幅広く支援しています。
続けています。
月
個性的な育成を目的として、1988年より公益社
大会での飲料提供や表彰、全国大会出場への支
当社では、全日本一輪車舞台演技大会
(弘前市)
か岩手県一輪車競技大会など、小学生から指導
青森県弘前市との災害協定締結(葛西市長(左)
・当社谷村社長(右)
)
工場見学
みちのくコカ・コーラプロダクツ
(株)は、岩手・
青森・秋田の3県に製造工場を持ち、地域のみな
さまにコカ・コーラ社製品を身近に感じていただく
ために工場見学を実施しております。
各 工 場は、品 質と安 全 性を守るコカ・コーラ
社 独 自 の マ ネ ジ メントシ ス テ ム「KORE」 や
ISO9001/14001 を は じ め、FSSC22000、
OHSAS18001を認証取得しており、コカ・コーラ
幼稚園児 449人
25
日本赤十字社には、これまでに血液輸送車や寄
沖地震、スマトラ沖地震の際には、日本赤十字社
を通じて被災地へ募金や飲料水の提供を行いまし
た。また、本社では定期的に献血の協力も行って
おります。
さらに、 全 肢 連
東北ブロック大会で
は 協 賛 企 業として
飲料の提供および
一般(大人)
2,
350人
コカ・コーラブース
計6,
581人
よかった。
んでいました。
部が全肢連の福祉活動資金に役立てられます。
■ご来場者数の内訳
(2011年)
●大好きなファンタグレープを作っている様子を見学できて
●やさしく、ていねいに教えてもらい、子どもたちが楽し
ループ会社含め 15 台が設置され、売上金の一
工場見学をする高校生
●身近なコカ・コーラが地元の水で作られていることに感動
●夏休みの自由研究の研究材料に使います。
付金を寄贈したほか、阪神大震災や新潟県中越
機を設置しております。当社販売エリア内にもグ
か”な製品ができあがるまでを見学できます。
●細かな所まで、手間がかかるのに驚いた。
コカ・コーラシステムでは、1980 年より社団法
全肢連)の支援のため、ステッカー付の自動販売
この厳しい基準をクリアした“おいしく”
“さわや
しました。
日本赤十字社への支援
人全国肢体不自由児・者父母の会連合会(通称:
社製品は、
厳しい品質管理のもとで生まれています。
■ご来場者さまの声
全国肢体不自由児・者父母の会
連合会
(全肢連)への支援
小学生
3,
085人
を 開 設し、 大 会 を
盛り上げています。
その他学生
111人
高校生 303人
中学生 283人
26
職場
職場での取り組み
企業としての社会的責任
TM
お客様満足向上のため、従業員一人ひとりが力を発揮できる職場づくりを推進しています。
コンプライアンスプログラム
企業にとって、法令や社会的規範を遵守することはもちろん、高い倫理観を保持しながら企業活動を行
うことが重要です。
当社では、コンプライアンスプログラムによって誠実性と倫理的な行動を尊重する企業文化の醸成に努
めております。
■コンプライアンス
憲章
危機管理体制
当社では、天災や製品事故によるリ
■災害対策本部の情報伝達ルート
スクに対応するべく「危機管理マニュア
ル(災害発生版)
」と「製品危機管理マ
災害対策本部
本部と品質危機対策委員会による、危
本部長
ニュアル」を制定し、それぞれ災害対策
(社長)
機管理体制を構築しております。
(1)私たちは、高い倫理観を持ち、法令を順守します。
(2)私たちは、お得意様に対し安全な商品とサービスを提供します。
(3)私たちは、消費者の満足と安心が得られるよう、努力します。
(4)私たちは、「よき企業市民」として、社会貢献活動を行います。
(5)私たちは、環境保全活動の推進と維持向上につとめます。
また、世界のコカ・コーラシステム共
通の危機管理プログラム
(IMCR ※)と
の連携や社内研修などを通して、リス
指示
副本部長
本社
(専務・常務取締役)
指示
クへの対応力の向上に全社で取り組ん
でいます。
※ Incident Management & Crisis Resolution
(6)私たちは、安全で働きやすい職場環境の確保につとめます。
報告
他グループ会社
関連施設
報告
事務局長
報告
報告
(管理部長)
指示
指示
指示
報告
報告
コーポレート・ガバナンス
営業所
経営幹部で構成される経営会議が開催され、経営に関わる課題の検討と意思決定が行われています。
また、内部統制システムの基本方針が定められており、業務の適性を確保する体制が整備されております。
■コーポレート・
ガバナンス組織図
工場
みちのくコカ・コーラ
プロダクツ㈱
指示
自動販売機
みちのく自動販売機
サービス㈱
選任
選任
取締役会
監査
社内研修
監査
選任
規律・基礎・基本を学ぶ集合教育や専門分野に特化した学習会の実施を通して、社員の能力開発に注力
代表取締役
しています。また、階層別の研修や通信教育への助成制度など、社員のキャリアプランに合わせた教育体
監査
監査室
監査
コンプライアンス体制
監査
コンプライアンス委員会
リスク管理体制
製品危機管理
災害危機管理
個人情報保護委員会
連携
監査役会
会計監査人
経営会議
監査
corporate
governance
報告
東日本大震災時 ミーティングの様子
株主総会
選任
指示
系が確立されております。
■主な社内研修
●新入社員研修
報告
● FT
(フレッシャーズトレーナー)研修
社内部門
●入社3・4年目研修
グループ会社
●新任監督者研修
●職場活性化研修
報告
連携
●キャリア開発支援研修
●危機管理研修
新入社員研修
27
28
自動販売機の取り組み
みちのくコカ・コーラボトリング株式会社
会社沿革
環境への負荷を軽減し、社会に貢献する自動販売機。
最新鋭の技術と地域への想いが集結しております。
災害時に活躍する
「災害救援自動販売機」
災害時に、専用のキースイッチにより自動販売機内の製品を無償で
提供することができ、緊急時の飲料水確保に貢献しています。
金の一部が地域の社会事業やス
ポーツ団体などの活動資金として
防犯支援自動販売機
防犯協会連合会
(各自治体)
水難支援自動販売機
公益財団法人 日本水難救援会
域振興・医療・福祉などさまざま
緑の募金自動販売機
公益財団法人 国土緑化推進機構
犯罪被害者支援自動販売機
公益財団法人 被害者支援センター
(各自治体)
赤い羽根共同募金支援自動販売機
置を展開しております。
昭和38年
1965 年
昭和40年
「コカ・コーラ」
と
「ファンタ」
の販売を開始
北斗コカ・コーラボトリング株式会社に商号変更
昭和41年
みちのくコカ・コーラボトリング株式会社に商号変更
1968 年
昭和43年
ポストミックスシロップディスペンサーを導入
1970 年
昭和45年
青森工場
(青森市浪岡)
竣工
昭和57年
❸さわやか少年野球教室を開催
1986 年
昭和6 1年
花巻工場
(花巻市太田)
竣工
社会福祉法人 共同募金会
(各自治体)
1988 年
昭和63年
岩手工場、製造終了
秋田ノーザンハピネッツ応援自動販売機
秋田プロバスケットボールクラブ株式会社
岩手ビッグブルズ応援自動販売機
株式会社岩手スポーツプロモーション
1989 年
平成元年
グループ会社 みちのくキヤンテイーン株式会社を設立
1990年
平成 2年
グループ会社 みちのく自動販売機サービス株式会社を設立
1992 年
平成 4年
❹'92FIS アルペンスキー世界選手権が雫石で開催
売上発生
お客様
みちのく
コカ・コーラボトリング
株式会社
支援分
支援型自動販売機の売上
●
❷
❷秋田工場
(秋田市河辺)
竣工
1982 年
◎支援型自動販売機による地域支援活動の仕組み
支援型自動販売機で
ご購入
1963 年
北斗飲料株式会社(資本金 2,500 万円)設立
自動販売機が初めて設置される
支援先
な分野へ支援型自動販売機の設
昭和37年
❶岩手工場オープニングセレモニー
自動販売機名
役立てられています。 環境・地
1962 年
1966 年
お客様とともに地域社会を支援する
「支援型自動販売機」
■主な支援型自動販売機
年号
岩手工場(花巻市城内)竣工。本社を同工場2階へ移転。
また、停電時でも内蔵バッテリーで飲料を提供できるので安心です。
支 援 型 自 動 販 売 機 は、 売 上
西暦
●
❶
●
❸
●
❹
❺三陸・海の博覧会
「コカ・コーラ館」
の出展
売上の一部を活動資金として提供
1993 年
平成 5年
資本金4億8,000万円に増資
1997 年
平成 9年
'97WSF スノーボード・ワールドカップ盛岡・雫石大会が開催
1999 年
平成1 1年
❻岩手インターハイ開催
2001年
平成13年
❼第6回ワールドゲームズが秋田県で開催
2002年
平成14年
新本社
(矢巾町広宮沢)
竣工
●
❺
みちのくコカ・コーラ健康保険組合
介護老人保健施設
「シェーンハイムやはば」
を開設
2003年
平成15年
❽第5回アジア冬季競技大会青森 2003 が開幕
環境に配慮した
「ルーフ緑化自動販売機」
2004年
平成16年
キャッシュレス自動販売機の導入
2007年
平成19年
みちのくコカ・コーラプロダクツ株式会社を設立
ていたもので、自動販売機のルーフ部分をスナゴケで緑化し表
2009年
平成21年
資本金9億8千万円に増資
2011年
平成23年
ルーフ緑化自動販売機は、日本コカ・コーラ
(株)が開発を進め
面部の温度上昇を抑制と、さらに機器内部にも最新の省エネル
ギー技術を導入して、自社従来機に比べて年間消費電力量を削
減できる仕様になっています。
29
●
❻
【東日本大震災が発生】
北東北インターハイ開催
2012 年
平成24年
●
❼
創立 50 周年
30
●
❽
岩手県
1 盛岡営業部・チェーンストア岩手営業所
盛岡物流センター
〒020-0891 紫波郡矢巾町流通センター南三丁目 6-3
2
西根営業所
3
宮古営業所
4
久慈営業所
5
花北営業所
6
水沢営業所
18
〒028-7405 八幡平市平舘 25-142
〒027-0036 宮古市田鎖第 9 地割 60-6
〒028-0041 久慈市長内町 37-17-7
〒024-0014 北上市流通センター 19-42
13
〒023-0001 奥州市水沢区卸町 1-4
7
一関営業所
8
釜石営業所
11
12
20
14
〒029-0132 一関市滝沢字鶴ケ沢 7-54
15
〒026-0001 釜石市大字平田 1-6
9
青森県
大船渡営業所
〒022-0006 大船渡市立根町字萱中 210-3
10
19
みちのくコカ・コーラプロダクツ㈱花巻工場
〒025-0037 花巻市太田 29-200-1
16
27
26
青森県
4
1
1
青森営業所
12
チェーンストア青森営業所・青森物流センター
1
3
五所川原営業所
1
4
黒石営業所
1
5
弘前営業所
1
6
八戸営業所
1
7
十和田・三沢営業所
1
8
むつ営業所
1
9
野辺地営業所
〒038-0001 青森市新田三丁目 11-15
〒030-0113 青森市第二問屋町三丁目 4-12
〒037-0093 五所川原市大字一野坪字朝日田 205
21
22
2
1
28
〒036-0514 黒石市富田 132
10
24
〒038-0243 南津軽郡大鰐町大字八幡館字山下 17-6
〒039-1121 八戸市卸センター一丁目 15-20
秋田県
25
〒033-0074 上北郡六戸町小松ヶ丘四丁目 77-720
23
〒035-0043 むつ市南赤川町 1-33
〒039-3154 上北郡野辺地町字上小中野 25-21
20 みちのくコカ・コーラプロダクツ㈱青森工場
〒038-1303 青森市浪岡大字徳才子字山本 171
秋田県
21
17
秋田営業所
〒011-0901 秋田市寺内字神屋敷 295-49
22 チェーンストア秋田営業所・秋田物流センター
〒010-1417 秋田市四ツ小屋字与左衛門川原 385-1
23
横手・湯沢営業所
24
大仙営業所
25
本荘営業所
26
能代営業所
27
秋北営業所
28
みちのくコカ・コーラプロダクツ㈱秋田工場
〒013-0102 横手市平鹿町醍醐字当面町 73
〒014-0072 大仙市大曲西根字仁応治 500-1
〒015-0852 由利本荘市一番堰 25
〒016-0883 能代市字五雲岱 16-8
〒018-3501 大館市岩瀬字羽貫谷地山下 10-1
〒019-2601 秋田市河辺和田字坂本北 560
みちのくコカ・コーラボトリング株式会社(コカ・コーラ指定会社)
〒028-3621 岩手県紫波郡矢巾町広宮沢 1-279
[管理部 総務・人事課 広報環境グループ]
TEL.019-698-3111(代表)
http://www.michinoku.ccbc.co.jp
岩手県
3
5
6
8
9
7
Fly UP