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2016 年 4 月 日本環境管理基準 第 4 章 排水 62 C4. 第 4 章 排水 C4.1

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2016 年 4 月 日本環境管理基準 第 4 章 排水 62 C4. 第 4 章 排水 C4.1
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
C4.
第4章
排水
C4.1.
適用範囲
本章では、地表水への排水の排出管理と規制のための基準について規定する。
これには、産業活動に関係する雨水流出、生活排水、産業排水及び間接的な排
水源からの汚染物質が含まれるが、これらに限定はされない。
C4.2.
定義
C4.2.1.
7 日間の平均 連続した 7 日間に採取したサンプルの汚染物質パラ
メーター値の算術平均値。
C4.2.2.
30 日間の平均 連続した 30 日間に採取したサンプルの汚染物質パ
ラメーター値の算術平均値。
C4.2.3.
月間平均排出限度 1ヶ月間測定された 1 日あたりの排出量の合
計を、その月における1日あたりの排出量を測定した日数で割ることで出
された、1ヶ月を通しての1日あたりの排出量の最大許容平均値。
C4.2.4.
週間平均排出限度 1週間測定された1日あたりの排出量の合計
を、その週における1日あたりの排出量を測定した日数で割ることで出さ
れた、1週間を通しての1日あたりの排出量の最大許容平均値。
C4.2.5.
優良管理事例(BMP) 日本の水域への汚染を最小限にする又は
その可能性をなくす実効的な手法や手続き。
C4.2.6.
生物化学的酸素要求量(BOD5) 微生物による有機物の生物化学
的酸化法で用いられる用存酸素量の 5 日間の測定値。汚染物質パラメーター
が生物化学的酸素要求量である(即ち、酸素要求量で測った生分解性の有機
物)。
C4.2.7.
炭素質生物化学的酸素要求量(CBOD5) 炭素質生物化学的酸素
要求量である汚染物質パラメーターの 5 日間の測定値。この検査は窒素化合
反応・成分を押さえる BOD5 検査を代替できる。
C4.2.8.
化学的酸素要求量(COD) COD は、排水中の生物分解可能また
は不可能な有機物の酸素消費能力の値である。
C4.2.9.
一般的汚染物質 BOD5、総浮遊物質量(TSS)、油及び油脂、全
大腸菌群、pH、COD、銅、亜鉛、鉄、マンガン、クロム、鉱物油、動物性及
び植物性油脂、フェノール、窒素及びリン。
第4章
排水
62
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
C4.2.10. 日間排出量 暦上の1日またはサンプリングのためその1日に相
当する 24 時間中に測定した汚染物質の排出量。限度量が質量単位で表示さ
れる汚染物質について、1日排出量は、1日に排出される汚染物質の総質
量として算出される。限度量が他の単位(例えば濃度)で表示される汚染物
質について、1日排出量は、1日の汚染物質の平均測定値として算出され
る。
直接排出
C4.2.11.
間接排出以外のあらゆる「汚染物質の排出」。
C4.2.12. 汚染物質の排出 あらゆる「点源」からの汚染物質または混合さ
れた汚染物質が日本の水域に排出されること。
C4.2.13. 生活廃水処理施設(DWTS) 日本の水域に排出される前に廃水処
理するために設計され、そのほとんどを家庭下水が占める、国防省または
日本政府の施設。
C4.2.14. 排出水規制限界 点源から日本の水域に最終的に排出される汚染
物質の量、排出量及び濃度に課されるあらゆる制限。
C4.2.15. 既存の汚染源 1994 年 10 月 1 日より前に運転または建設中で、そ
の後、十分に改善されていない排出源。
C4.2.16. 間接排水 生活廃水処理施設(DWTS)へ向かう処理過程廃水中に
汚染物質が混入した状態のこと。
C4.2.17. 雨水と関連する産業活動 雨水流出または排水を汚染する可能性
がある雨天時の活動(表 C4.T3「優良管理事例」を参照)。
C4.2.18. 産業廃水処理施設(IWTS) 生活廃水処理施設の他に日本の水域
に排水される前に処理するために設置された国防省施設。
C4.2.19. 障害 生活廃水処理施設、その処理工程及び稼働運転、または沈
殿物の処理工程、使用または処分を阻害または中断させる汚染物質の添加
または汚染物質排出の組み合わせ。
最大日間排出限度
C4.2.20.
出。
量及び濃度に基づく1日当たりの最大許容排
C4.2.21. 新規の汚染源 排水システムに直接または間接的に汚染物質を排
出する、1994 年 10 月 1 日以降に建設または十分に改善された施設。
C4.2.22. 点源 これらに限定されないが、パイプ、溝、水路、トンネル、
暗きょ、井戸、個々の裂け目、容器、鉄道車輌を含む、識別でき個別の輸
送媒体であるが、船舶、飛行機あるいは地表の雨水の自然な流れを集める
だけの輸送媒体は含まない。
第4章
排水
63
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
C4.2.23. 汚染物質 以下を含むがそれに限定されない。浚渫土砂、廃棄物、
焼却残渣、フィルター逆洗物、下水、生ごみ、下水汚泥、弾薬、化学廃棄
物、生物由来物質、放射性物質、熱、破損または廃棄した機器、岩石、土
砂、掘削土壌ならびに水中に排出される産業廃棄物、一般廃棄物及び農業
廃棄物。
C4.2.24. 処理過程廃水 原材料、中間生産物、完成品、副産物または廃棄
物に、製造中または処理過程で直接接触した水またはそれらの製造や使用
により生じた水。
C4.2.25. 規制施設 生活廃水処理施設、産業廃水処理施設または産業排出
のような、基準が本章で定められている施設。
雨水
C4.2.26.
雨、雪、氷、みぞれ、雹といった天候からの流出や排出。
C4.2.27. 大幅な変更 施設に加えられる変更で、拠出元にかかわらず、そ
の費用が 100 万ドルを超えるもの。
総浮遊物質量(TSS) 汚濁の単位で、ろ過できる浮遊物質の総量。
C4.2.28.
C4.2.29. 総有毒有機物(TTO) 表 C4.T1「総有毒有機物の成分」にある有
毒有機物の 0.01 mg/L 超であるすべての定量化可能な数値の合計。
C4.2.30. 日本の水域
以下を含む:
国際慣習法で認められている領海を含む地表水で、
C4.2.30.1. 現在使用されている水域、過去に使用された水域または商
業利用が可能な全ての水域
C4.2.30.2. レクリエーションまたは他の目的で使用されるまたは使用
可能な水域
C4.2.30.3.
魚介類を捕獲、販売するまたはそれが可能な水域
C4.2.30.4.
企業の産業目的で使用されるまたは使用可能な水域
C4.2.30.5. 湖、河川、小川(間欠河川を含む)、湿地、草原のくぼ地ま
たは自然池
C4.2.30.6.
上述の C4.2.31.1~C4.2.31.5 で特定される水域の支流
C4.2.30.7. 日本の水域における除外 本章の要件を満たすように設計
された処理池や処理ラグーンを含む生活廃水処理施設または産業廃水処
理施設は、日本の水域ではない。この除外は、本来日本の水域でもなく、
日本の水域を囲って作った水域でもない、人工的な水域にのみ適用され
る。
第4章
排水
64
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
基準
C4.3.
一般的汚染物質の直接排出に対する排水規制
C4.3.1.
C4.3.1.1.
日本の水域に直接排出する全ての新規汚染源は以下の排水
規制に従う:
C4.3.1.1.1.
BOD5
C4.3.1.1.1.1.
30 日間の平均が 30mg/L を超過しない。
C4.3.1.1.1.2.
7 日間の平均が 45mg/L を超過しない。
C4.3.1.1.1.3. 先に記したように CBOD5 は BOD5 を代替すること
ができる。BOD5 パラメーターを代替する場合は、CBOD5 の限界
は、BOD5 の 30 日間と 7 日間の平均のそれぞれの数値限界より最
低でも 5mg/L 下回ることとする。CBOD5 の検査手順では BOD5 の
検査手順における硝化作用を抑制し、そのため酸素要求の値、ま
たは影響を低下させる。CBOD5 が BOD5 を代替する際は、以下の
規制が適用される:
C4.3.1.1.1.3.1.1.
30 日間の平均が 25mg/L を超過しない。
C4.3.1.1.1.3.1.2.
7 日間の平均が 40mg/L を超過しない。
C4.3.1.1.2.
TSS
C4.3.1.1.2.1.
30 日間の平均が 30mg/L を超過しない。
C4.3.1.1.2.2.
7 日間の平均が 45mg/L を超過しない。
C4.3.1.1.3.
pH
C4.3.1.1.3.1.
持する。
河川や湖へ排出する場合の排水 pH 値は 6.0〜8.6 を維
C4.3.1.1.3.2.
る。
海域へ排出する場合の排水 pH 値は 6.0〜9.0 を維持す
C4.3.1.2. 日本の水域に排出される全ての既存の汚染源は以下の排水規
制に従う:
C4.3.1.2.1.
BOD5
C4.3.1.2.1.1.
30 日間の平均が 45mg/L を超過しない。
C4.3.1.2.1.2.
7 日間の平均が 65mg/L を超過しない。
C4.3.1.2.2.
TSS
C4.3.1.2.2.1.
第4章
排水
30 日間の平均が 45mg/L を超過しない。
65
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
C4.3.1.2.2.2.
C4.3.1.2.3.
7 日間の平均が 65mg/L を超過しない。
pH
C4.3.1.2.3.1.
持する。
河川や湖へ排出する場合の排水 pH 値は 6.0〜8.6 を維
C4.3.1.2.3.2.
る。
海域へ排出する場合の排水 pH 値は 6.0〜9.0 を維持す
C4.3.1.3.
更なる排水限界 表 C4.T5 から C4.T30 に加え、規定のとお
り、日本の水域に直接排出される全ての新規及び既存の汚染源は以下の
排水規制に従う。同じ限界値において 2 つの基準がある場合、より保護
的な基準を適用する。
汚染物質
最大値(mg/L)
一日の平均(mg/L)
COD(海域、湖または沼への直接排出)
160
120
全大腸菌群
3,000/mL
銅
3
亜鉛
2
鉄(溶解性)
10
マンガン(溶解性)
10
クロム
2
鉱物油(N-ヘキサン抽出物質)
5
動物性・植物性油分(N-ヘキサン抽出
物質)
30
フェノール
5
窒素
120
60
リン
16
8
C4.3.1.4. 日本の水域に直接排出する新規及び既存の非生活排水汚染源
(産業排水処理施設(IWTS)からの直接排出を含む)は、規定とおり
C4.T31 から C4. T 34 までに加えて表 C4.T4 にある有害物質の排出規制に
準拠する。同じ限界値において 2 つの基準がある場合、より保護的な基
準を適用する。
C4.3.1.5. モニタリング モニタリング要件は、全ての規制施設に適用さ
れる。サンプル採取は、日本の水域への排出地点で行うものとする。モ
ニタリング頻度(サンプル採集と分析の両方を含む)は:
第4章
排水
66
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
C4.3.1.5.1. BOD5、TSS 及び pH。モニタリング頻度(サンプル最終と
分析の両方を含む)は、表 C4.T2「モニタリング要件」のとおり。
C4.3.1.5.2. 表 C4.T5 から表 C4.T30 に示されていない限り、表 C4.3.1.3
に示されている排出限界は、排出量が(平均して)1 日あたり 50 ㎥以上
の規制された施設に適用される。モニタリングの頻度は、1 年あたり 1 回
以上である。
C4.3.1.5.3. 表 C4.3.1.4 に示されている危険物の排水限界に係るモニタ
リング頻度は、1 年あたり 1 回以上である。
C4.3.1.6. 記録保持の要件 以下のモニタリング及び記録保持の要件は、
優良管理事例(BMPs)であり、全ての軍施設に適用される。記録は 3 年
間保管すること。
C4.3.1.6.1.
それぞれの規制パラメーターに対して特定されている
排出、濃度または他の測定方法
C4.3.1.6.2.
各点源からの1日当たりの排水量
C4.3.1.6.3.
汚染物質分析の試験手順
C4.3.1.6.4.
時間
サンプリング及び/又は測定の日付、正確な位置及び
C4.3.1.6.5.
サンプリング及び/又は測定を行った人物の名前
C4.3.1.6.6.
分析日
C4.3.1.7. 苦情システム 個人または適切な日本政府の水質汚染管理機
関からの水質汚染に関する苦情を調査するシステムが設置される。これ
には、必要に応じて国防省環境司令官も参画する。
C4.3.1.8. 排水限度基準 生活廃水処理施設(DWTS)の処理能力が 1 日
あたり 0.0 から 0.049 百万ガロン(MGD)であれば、月ごとのサンプリン
グは、30 日の平均のレベルを遵守しなければならない。
分類されていない産業間接廃水に対する排水規制
C4.3.2.
C4.3.2.1.
排水限度 以下の排水限度は、分類別基準が確立されていな
いプロセス廃水から生活廃水処理施設及び関連の集水施設への汚染物質
のあらゆる排出に適用される。(C4.3.3 の分類別基準一覧参照)
C4.3.2.1.1.
固形または粘性の汚染物質 生活廃水処理施設の流れ
に障害を生じさせるような固形または粘性の汚染物質の排出を禁止
する。
C4.3.2.1.2.
引火性、爆発性
C4.3.2.1.2.1. 密閉容器内の発火点が 70oC(158oF)未満の廃水の
排出を禁止する。
第4章
排水
67
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
C4.3.2.1.2.2.
以下の特性を有する廃棄物の排出を禁止する:
C4.3.2.1.2.2.1. アルコール含有量が 24%を超える溶液で、発
火点が 70oC(158oF)未満のもの
C4.3.2.1.2.2.2. 標準温度及び標準気圧において、摩擦で引火
する可能性のある非液体
C4.3.2.1.2.2.3.
引火性圧縮ガス
C4.3.2.1.2.2.4.
過酸化物などの酸化剤
C4.3.2.1.3.
る:
反応性及び有毒性ガス
以下の廃棄物の排出を禁止す
C4.3.2.1.3.1.
棄物
通常不安定で、起爆なしに容易に激変しやすい廃
C4.3.2.1.3.2.
水と激しく反応する廃棄物
C4.3.2.1.3.3. 水と反応して爆発性混合物を形成する廃棄物また
は水と反応した際に有毒ガスまたは煙を発生する廃棄物
C4.3.2.1.3.4. 有害な毒性の煙、ガス、蒸気を潜在的に発生する
シアン化物または硫化物廃棄物
C4.3.2.1.3.5. 標準温度及び標準気圧で爆発または爆発的分解ま
たは反応する可能性のある廃棄物
C4.3.2.1.3.6.
廃棄物
第 5 章「有害物質」で規制されている爆発物を含む
C4.3.2.1.3.7. 労働者に安全問題や害を及ぼす可能性のある有毒
な煙、蒸気またはガスを発生する廃棄物
C4.3.2.1.4.
腐食性 生活廃水処理施設を構造的に腐食させる恐れ
のある汚染物質の排出を禁止する。加えて、pH5.0 以下の廃水を排出
することは許されない。
C4.3.2.1.5.
油、油脂 生活廃水処理施設を通過するまたは障害を
引き起こす可能性のある以下の油類の排出を禁止する:石油、非生
分解性切削油、鉱物油由来の製品。
C4.3.2.1.6.
流出及び回分排出(スラグ) 流出または回分排出を生
じる重大な可能性がある部隊や軍基地施設は、スラグ防止計画を策
定する。各計画は、以下の最低必要条件を含まなければならない:
C4.3.2.1.6.1.
第4章
排水
不定期な回分排出を含む排出実態に関する記述
68
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
C4.3.2.1.6.2.
保管されている化学物質についての記述
C4.3.2.1.6.3. スラグ排出及び本章の禁止事項に違反する排出に
ついて早急に生活廃水処理施設に通知するための計画と、それに
続く 5 日以内の書面による通知の手続き
C4.3.2.1.6.4. 不測の流出を防止するための必要な措置 保管区
域の適切な点検と維持管理、物資の管理と輸送、荷積み荷下ろし、
施設での流出管理、職員の訓練を含む。
C4.3.2.1.6.5.
続き
封じ込め構造または設備の建設のための適切な手
C4.3.2.1.6.6.
措置
有毒な有機汚染物質及び溶剤の管理に関する必要
C4.3.2.1.6.7. 緊急対応のための適切な手続き及び設備及びそれ
に続く処理施設または環境への被害を抑えるのに必要な計画
C4.3.2.1.7.
廃棄物の車輌による搬入 生活廃水処理施設操業者に
指定された場所以外で生活廃水処理施設に車輌で持ち込んだ廃棄物
の排出は禁止されている。
C4.3.2.1.8.
熱 生活廃水処理施設内での生物活動に支障をきたす
量の熱。いずれの場合も、生活廃水処理施設でのプロセス水の温度が
40oC(104oF)を超えるような量の熱を加えてはならない。
C4.3.2.2.
苦情システム 個人または適切な日本政府の水質汚染管理
機関からの、水質汚染に関する苦情を調査するシステムが設置される。
これには、必要に応じて国防省環境司令官も参画する。
C4.3.3.
分類されている産業排出者に対する排水規制(直接または間接)
下記の産業分類のいずれかに当てはまる活動を行っている施設は全て、以
下の排水規制に準拠しなければならない。(すなわち、排出源における直接
排出または間接排出の規制)大半の区分においては、新規及び既存の活動に
係る排水限度は同じである。1994 年 10 月 1 日以降に建設または、大規模に
改修された活動は、新規の活動のための限度を遵守する点に違いがある。
C4.3.3.1.
電気メッキ 電気メッキ作業(あらゆるベース素材に金属が
電気メッキされる)及び関連する金属仕上げ作業(いくつかの項で明記
されている)には、以下の排出基準が適用される。本基準は、当該作業
が電気メッキと共に、または独立して、あるいは他の作業の一部として
行われるものいずれにも適用される。電気メッキの項は以下のとおりで
ある:
C4.3.3.1.1.
一般金属メッキ 銅、ニッケル、クロム、亜鉛、錫、
鉛、カドミウム、鉄、アルミニウムまたはこれらのあらゆる組み合
わせによるメッキ作業の過程から生じるプロセス水に含まれる汚染
物質の排出。
第4章
排水
69
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
C4.3.3.1.2.
貴金属メッキ 金、銀、イリジウム、パラジウム、プ
ラチナ、ロジウム、ルテニウムまたはこれらの組み合わせによるメ
ッキ作業の過程から生じるプロセス水に含まれる汚染物質の排出。
C4.3.3.1.3.
陽極酸化処理 鉄及び非鉄物質の陽極酸化処理から生
じるプロセス水に含まれる汚染物質の排出。
C4.3.3.1.4.
金属被覆 鉄及び非鉄物質へのクロメート処理、リン
酸処理、または浸漬メッキ作業から生じるプロセス水に含まれる汚
染物質の排出。
C4.3.3.1.5.
化学エッチング・化学研磨 鉄及び非鉄物質への化学
研磨または化学エッチングから生じるプロセス水に含まれる汚染物
質の排出。
C4.3.3.1.6.
無電解メッキ 金属もしくは非金属の基盤への金属層
の無電解メッキ作業から生じるプロセス水に含まれる汚染物質の排
出。
C4.3.3.1.7.
プリント回路基板の製造 プリント回路基板の製造か
ら生じるプロセス水に含まれる汚染物質の排出。これには、絶縁基板
を完成プリント回路基板に加工するために要求または使用される全
ての製造作業が含まれる。
C4.3.3.1.8.
以下の排出基準は、1日当たり 38,000 リットル(10,000
ガロン)未満の直接排出または間接排出をする上記の電気メッキに関
する項に係る施設に適用される:
汚染物質
最大1日限度(mg/L)1
カドミウム
0.03
シアン化物
1
フッ素及びその化合物2
50
鉛
0.1
全有毒有機物
4.57
アンモニア、アンモニア化合物
300
硝酸エステル
及び硝酸エステル化合物2
ホウ素及びその化合物2
40
(海域以外の公共用水域への排水)
4日間の平均(mg/L)
-----------------
注意:
1.基準において異なる許容限度が指定されているならば、施設からの排水は、
最大許容度を適用する。しかしながら、この規則は、表C4T31に示される東
京都の水源地にある新しい工場のホウ素及びその化合物、フッ素及びその化
合物には適用されないものとする。
2.アンモニア、ホウ素及びフッ素に係る基準は暫定のものであり、2016年6月
30日まで効力を有する。
第4章
排水
70
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
C4.3.3.1.9.
以下の排出基準は、1日当たり38,000リットル(10,000
ガロン)以上の直接排出または間接排出をする上記の電気メッキに関
する項に係る施設に適用される:
汚染物質
最大1日限度(mg/L)1
アンモニア、アンモニア化合物
300
硝酸エステル
及び硝酸エステル化合物2
ホウ素及びその化合物2
40
(海域以外の公共用水域への排水)
カドミウム
0.03
クロム(VI)
0.5
3
銅
4.5 (3)
シアン
1
2,4
フッ素及びその化合物
50 (15)
鉛
0.1
ニッケル
4.1
亜鉛5
4.2
総金属
10.5
全有毒有機物
2.13
日間の平均(mg/L)
---
------2.7
------2.6
2.6
6.8
---
注意:
1.基準において異なる許容限度が指定されているならば、施設からの排水は、
最大許容度を適用する。しかしながら、この規則は、表 C4T31 に示される
東京都の水源地にある新しい工場のホウ素及びその化合物、フッ素及びそ
の化合物には適用されないものとする。
2.アンモニア、ホウ素及びフッ素に係る基準は暫定のものであり、2016 年 6
月 30 日まで効力を有する。
3.50,000 リットル以上の排水時、銅の最大1日限度値は 3mg/L である。
4.50,000 リットル以上の排水時、及び海域以外の公共用水域への排水時、フ
ッ素及びその化合物の最大1日限度値は 15mg/L である。
5.亜鉛に係る基準は暫定のものであり、2016 年 12 月 10 日まで効力を有する。
C4.3.3.1.10. 上記の基準に加え、貴金属を電気メッキし、1日当たり
38,000 リットル(10,000 ガロン)以上の直接排出、間接排出をする施
設は以下の基準に準拠しなければならない:
汚染物質
銀
第4章
排水
最大1日限度(mg/L)
1.2
4日間の平均(mg/L)
0.7
71
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
C4.3.3.2.
モニタリング 分類別産業排出者のモニタリング(サンプリ
ングと分析の両方を含む)は四半期ごと遂行され、この章の産業排出者
についてのパラグラフで特定されている全てのパラメーターを含む。サ
ンプルは放流水面と混合する前の排出地点で採取する。総有毒有機物の
サンプリングは、司令官が廃水への濃度の高い有毒有機物の排出はない
と判断し、施設が総有毒有機物の管理計画を履行している場合、必要と
されない。
C4.3.3.2.1. 日本の水域への産業放出に分類される汚染物質全ての直
接排出は、表 C4.T4 及び表 C4.3.1.3 に示される有害物質排水限度を遵
守する。モニタリング頻度は年 1 回以上である。
C4.3.4.
雨水管理
C4.3.4.1.
表 C4.T3「優良管理事例」にある活動について雨水汚染防止
(P2)計画(SWPPPs)を作成、実行する。SWPPPs は内部資料を用いて
毎年更新すること。
C4.3.4.2.
職員訓練 有害物質を取り扱っているまたは雨天時に汚染
物質を流出させてしまう恐れのある活動を行う者は、適切な優良管理事
例に基づいて訓練を受けなければならない。この訓練では、P2 原則や伝
統的な汚染源とは違う沈殿物、硝酸塩、農薬、肥料などの汚染源に注意
を強調しなくてはならない。
C4.3.5.
汚水処理タンク 生物活動に支障をきたすレベルで産業汚染物質
を含む廃水を汚水処理施設に排出することを禁止する。既存の汚水処理施
設への産業汚染物質の排出は中止することとし、汚染物質を除去するため
に適切な措置を講じるべきである。このような施設の設置場所は、第 3 章
「飲料水」で取り上げられている。
C4.3.6.
汚泥の処分 廃水処理中に発生したすべての汚泥は、必要に応じ
て第 6 章「有害廃棄物」または第 7 章「廃棄物」に基づいて処分される。
第4章
排水
72
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C4.T1.
日本環境管理基準
全有毒有機物の要素
揮発性有機物
アクロレイン (プロペニル)
1,2-トランス-ジクロロエチレン
1,3-ジクロロプロピレン(1,3-ジクロロプロペン)
アクリロニトリル」
クロロフォルム(トリクロロメタン)
ベンゼン
塩化メチル (クロロメタン)
1,1,1-トリクロロエタン
2-クロロエチルビニルエーテル (混合)
臭化メチル (ブロモメタン)
1,1,2-トリクロロエタン e
テトラクロロエテン
塩化ビニル (クロロエチレン)
ブロモジクロロメタン
トルエン
塩化エチル
1,1,2,2-テトラクロロエタン
クロロベンゼン
塩化メチレン (9 ジクロロメタン)
1,2-ジクロロプロパン
エチルベンゼン
1,1-ジクロロメタン
ブロロホルム (トリブロモメタン)
四塩化炭素 (テトラクロロメタン)
1,1-ジクロロメタン
トリクロロエタン
1,2-ジクロロメタン
ジブロモクロロメタン
アルカリ性/中性抽出有機物質
N-ニトロソジメチルアミン
アセナフチレン
ピレン
ビス (2-クロロエチル) エーテル
フタル酸ジメチル
ベンジジン
1,3-ジクロロベンゼン
2,6-ジニトロトルエン
フタル酸ベチルベンジル
1,4-ジクロロベンゼン
アセナフテン
1,2-ベンゾアントラセン (ベンゾ (a) アントラセン)
1,2-ジクロロベンゼン
2,4-ジニトロトルエン
クリセン
ビス(2-クロロイソプロピル)エーテル
フルオレン
3,3-ジクロロベンジジン
ヘキサクロロエタン
4-クロロフェニルフェニルエーテル
フタル酸ビス (2-エチルヘキシル)
N-ニトロジ-n-プロピルアミン
フタル酸ジエチル
フタル酸ジ-n-オクチル
ニトロベンゼン
1,2-ジフェニルヒドラジン
3,4-ベンゾフルオランテン (ベンゾ (b)フルオランテン)
イソホロン
N-ニトロソジフェニルアミン
11,12-ベンゾフルオランテン(ベンゾ(k)フルオランテン)
ビス (2-クロロエトキシ) メタン
4-ブロモフェニルフェニルエーテル
ベンゾ (a) ピレン (3,4-ベンゾピレン)
1,2,4-トリクロロベンゼン
ヘキサクロロベンゼン
インデノ (1,2,3-cd) ピレン (2,3-o-フェニレンピレン)
ナフタリン
フェナントレン
1,2,5,6-ジベンゾアントラセン(ジベンゾ(a,h)アントラセン)
ヘキサクロロブタジエン
アントラセン
1,12-ベンゾペリレン (ベンゾ (g,h,i) ペリレン)
ヘクサクロロシクロベンタジエン
フタル酸ジブチル
2-クロロナフタレン
フルオランテン
2-クロロフェノール
2,4-ジクロロフェノール
4-ニトロフェノール
フェノール
4,6-ジクロ-o-クレゾール
p-クロロ-m-クレゾール
2-ニトロフェノール
2,4,6-トリクロロフェノール
ペンタクロロフェノール
2,4-ジメチルフェノール
2,4-ジニトロフェノール
PCB-1242 (アロクロル 1242)
アルファ-エンドスルファン
(p,p-TDE)
PCB-1254 (アロクロル 1254)
ベータ-エンドスルファン
アルドリン
PCB-1221 (アロクロル 1221)
エンドスルファンスルフェート
クロルデン(技術的合成品及び 代謝産物)
PCB-1232 (アロクロル 1232)
アルファ-BHC
ディルドリン
PCB-1248 (アロクロル 1248)
ベータ-BHC
エンドリン
PCB-1260 (アロクロル 1260)
デルタ-BHC
エンドリンアルデヒド
PCB-1016 (アロクロル 1016)
ガンマ-BHC
トキサフェン
4,4-DDT
ヘプタクロル
4,4-DDE (p,p-DDX)
ヘプタクロルエポキサイド (BHC-ヘキサクロロシクロ
酸性抽出有機物質
PCB/農薬
ヘキサン)
第4章
排水
73
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C4.T2.
第4章
日本環境管理基準
モニタリングの要件
プラントの能力(MGD)
モニタリング頻度
0.001-0.99
月ごと
1.0-4.99
週ごと
5.0 以上
日ごと
排水
74
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C4.T3.
日本環境管理基準
優良管理事例
活動
優良管理事例
航空機地上支援装備の整備

室内での整備/修復活動を行う

廃液を垂れ流さないよう漏れ受けを使用する

垂れ流しや流出を防ぐためにホースに栓をする

嵐の前に氷結防止を講じる

格納庫やシェルターに航空機を格納する

雨から給油場所を保護する

給油所に流出対応装置を設置する

室内での整備/修復活動を行う

廃液を垂れ流さないよう漏れ受けを使用する

洗浄水を回収し、排水処理施設へ送る

排水する前に、洗浄水を油水分離器で処理する

燃料損失を減らすために、乾式カムロックコネクタ
ーを使用する

連結部を外す際に漏れ受けで漏れた液を回収する

燃料移送区域に縁石を付け、油水分離器で処理する
建設作業

建設現場周辺に砂防ダムやシルトフェンスを設置す
る
腐食防止作業

飛行機の塗装準備に使用した溶剤・洗剤を回収する

室内で腐食防止作業を行う

有害物質を室内または屋根のある場所で保管する

有害物質の使用を減らす

塩、石炭、尿素の山を覆って路石で囲む

工業製品用ドラム缶は室内または屋根のある場所で
保管する

屋外で保管する資材の量を削減する

適切な処分のために、サンドブラスト剤を回収する

塗装除去剤(シンナー、洗浄水)を回収する
農薬散布

化学物質混合時の洗浄水を回収する

スプレー装置を室内に保管する
発電事業

漏れ受けなどを使用して、発電装置から漏出や流出
を回収する
車輌保管区域

保管車輌の漏出及び流出を点検する

漏れ受けを使用して、漏出液を回収する
航空機/滑走路の除氷
航空機/車輌の給油活動
航空機/車輌の整備・修理
航空機/車輌の洗浄
バルク燃料保管区域
有害物質の保管
屋外資材保管区域
屋外での塗装・除去作業
表 C4.T4. (産業排水施設を含む)非生活排水からの直接排水に係る有害物質
の排出基準
汚染物質
カドミウム及びその化合物
最大許容量(mg/L)
0.03
シアン化物
1
有機燐化合物(パラチオン、メチル・パラチ
1
第4章
排水
75
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
オン、メチル・デメトン及び EPN のみ)
鉛及びその化合物
0.1
クロム(VI)
0.5
ヒ素及びその化合物
0.1
総水銀
0.005
アルキル水銀化合物
PCB
不検知(検知限度は 0.0005)
0.003
トリクロロエチレン
0.3
テトラクロロエチレン
0.1
ジクロロメタン
0.2
四塩化炭素
0.02
1,2-ジクロロエタン
0.04
1,1-ジクロロエチレン
シス-1,2-ジクロロエチレン
1
0.4
1,1,1-トリクロロエタン
3
1,1,2-トリクロロエタン
0.06
1,3-ジクロロプロペン
0.02
チラウム
0.06
シマジン
0.03
チオベンカルブ
0.2
ベンゼン
0.1
セレン及びその化合物
0.1
ホウ素及びその化合物
10(非沿岸地域)/230(沿岸地域)
フッ素及びその化合物
8(非沿岸地域)/15(沿岸地域)
アンモニア、アンモニア化合物、硝酸エステ
ル及びその化合物
100
(アンモニア、-NX0.4、硝酸エステル-N 及び
亜硝酸塩-N の合計)
1,4-ジオキサン
0.5
ダイオキシン
0.00000001(10pg-TEQ/L)
注意:
1.上記の物質 1 つ以上がシステムに取り込まれたことがないと明確に記述す
る文書があれば、それらの物質はモニタリングの要件から除外することが
できる。
第4章
排水
76
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C4.T5.
日本環境管理基準
埼玉県内施設における排水基準(排水量が 1 日あたり 10 ㎥以上)
許容量 2
許容量 3
1) し尿処理施設(501 人以上 2,000 人以下)
60mg/L
25(20)mg/L
2) し尿処理施設(2,000 人超)
30mg/L
25(20)mg/L
項目
区分
BOD
3) 下水道最終処理施設及び前述の 1 及び 2 以外
の特定施設を設置する工場または事業場
4) 指定地域内し尿処理施設(201 人以上 500 人
以下)
1) し尿処理施設(501 人以上 2,000 人未満)
60mg/L
25(20)mg/L
80(70)mg/L
60(50)mg/L
2) し尿処理施設(2,000 人超)
70(60)mg/L
60(50)mg/L
3) 下水道最終処理施設及び前述の 1 及び 2 以外
の特定施設を設置する工場または事業場
TSS
4) 指定地域内し尿処理施設(201 人以上 500 人
以下)
フェノール
25(20)mg/L
し尿処理施設または、下水道最終処理施設以外の
特定施設を設置する工場または事業場
60(50)mg/L
80(70)mg/L
60(50)mg/L
1mg/L
注意:
1.括弧内の値は 1 日の平均である。
2.1992 年 4 月 1 日より前に設置された特定の事業場に適用。
3.1992 年 4 月 1 日以降に設置された特定の事業場に適用(1992 年 4 月 1 日よ
り前に建設中であったものを除く)。
表 C4.T6.
埼玉県内施設における排水基準(排水量が 1 日あたり 10 ㎥未満)
項目
許容量
pH
5.8-8.6
BOD
150(120)mg/L
COD
160(120)mg/L
TSS
180(150)mg/L
注意:
1.括弧内の値は 1 日の平均である。
2.本表に示されるレベルは、以下の施設、施設地域特定施設または、工場や
事業場から排出される水を処理する水処理施設を有する工場または事業場
からの排出水に適用する:
第4章
排水
77
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
・共同調理場に設置される厨房施設(総床面積が 500m2 未満の事業場に係る
ものは除く)
・弁当仕出屋または弁当製造業の用に供する厨房施設(総床面積が 360m2 未
満の事業場に係るものを除く)
・飲食店に設置される厨房施設(総床面積が 420m2 未満の事業場に係るもの
を除く)
・そば店、うどん店、すし店の他、喫茶店その他の通常食と認められる食
事を提供しない飲食店(事項に掲げるものを除く)に設置される厨房施設
(総床面積が 630m2 未満の事業場に係るものを除く)
・料亭、バー、キャバレー、ナイトクラブその他これらに類する飲食店で
設備を設けて客の接待をし、または客にダンスをさせるものに設置される
厨房施設(総床面積が 1,500 ㎡未満の事業場に係るものを除く)
・病院で病床数が 300 以上であるものに設置される厨房施設、洗浄施設、入
浴施設
・自動車分解整備事業の用に供する洗車施設(屋内作業場の面積が 800m2 未
満の事業場に係るもので、自動式車両洗浄施設を除く)
・し尿処理施設
3.BODの排水基準は、湖沼地区以外の公共用水への排水に適用され、CO
Dの排水基準は湖沼地区への排水に適用される。
表 C4.T7.
東京都内工場における排水基準(有害物質、窒素及び燐含有量除く)
水道水源水域
項目
一般水域A
一般水域B
排水量
排水量
排水量
排水量
排水量
500 ㎥/
500 ㎥/
500 ㎥/
500 ㎥/
500 ㎥/日
日以上
日未満
日以上
日未満
以上
排水量
島しょ及び周辺海域
排水量
500 ㎥/日 500 ㎥/日
未満
排水量
500 ㎥/日
以上
未満
20mg/L
25mg/L
pH
5.8 以上 8.6 以下
外観
異常な着色又は発泡が認められないこと。
温度
40 度以下
新
20mg/L
設
20mg/L
25mg/L
20mg/L
第 1 類工
BOD
既
設
20mg/L
25mg/L
20mg/L
25mg/L
25mg/L
第 1 類工 第 1 類工
第 1 類工
場
場
場
場
20mg/L
25mg/L
20mg/L
25mg/L
第 2 類工
第 2 類工
場
場
60mg/L
70mg/L
第 2 類工場
160mg/L
第4章
排水
78
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
新
―
20mg/L
設
20mg/L
25mg/L
第 1 類工
COD
既
設
20mg/L
―
25mg/L
20mg/L
第 1 類工 第 1 類工
25mg/L
第 1 類工
場
場
場
場
20mg/L
25mg/L
20mg/L
25mg/L
第 2 類工
第 2 類工
場
場
60mg/L
70mg/L
40mg/L
50mg/L
第 2 類工場
160mg/L
新
40mg/L
設
40mg/L
50mg/L
第 1 類工
TSS
既
設
40mg/L
50mg/L
40mg/L
50mg/L
40mg/L
第 1 類工 第 1 類工
50mg/L
第 1 類工
場
場
場
場
40mg/L
50mg/L
40mg/L
50mg/L
第 2 類工場
第 2 類工場
90mg/L
200mg/L
Nヘキサン
抽出物質含
5mg/L
有量(鉱油類
含有量)
Nヘキサン
抽出物質含
有量(動植物
5mg/L
10mg/L
30mg/L
油脂含有量)
フェノール
1mg/L
類含有量
銅含有量
5mg/L
1mg/L
亜鉛含有量
3mg/L
2mg/L
6
溶解性鉄含
10mg/L
有量
溶解性マン
ガン含有量
10mg/L
クロム含有
2mg/L
量
大腸菌群数
第4章
排水
3,000/mL
79
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
注意:
1.表中の数値は、全て許容限度を示す。
2.生物化学的酸素要求量は海域及び湖沼を除く公共用水域に排出される汚水
について適用し、化学的酸素要求量は海域及び湖沼に排出される汚水につい
て適用する。
3.新設の工場とは次に掲げる工場をいい、既設の工場とは新設の工場以外の
工場をいう。
・平成 13 年 4 月 1 日以後の着工に係る工場
・平成 13 年 3 月 31 日において既に設置され、又は着工している工場で、同
年 4 月 1 日以後に汚水の発生施設の 構造の変更(排水量が増加するものに
限る。)をするもの
4.第 1 類工場とは次に掲げる既設の工場をいう。第 2 類工場とは第 1 類工場
以外の既設の工場をいう。
・昭和 47 年 4 月 2 日から平成 13 年 3 月 31 日の間に着工した工場
・昭和 47 年 4 月 1 日において既に設置され、又は着工されている工場(排水
量が 50 立方メートル未満の工場を除く。)で、昭和 53 年 7 月 1 日から平成
13 年 3 月 31 日までの間に汚水の発生施設の構造を変更(排水量が増加する
ものに限る。)した工場
5.第 2 類工場のうち排水量が 50 立方メートル未満の工場にあっては、この表
のpH、外観、温度及びクロム含有量以外の項目の基準は適用しない。
6.処理対象人員が 201 人以上のし尿浄化槽を有する第 2 類工場のうち排水量
が 50 立方メートル未満の工場にあっては、この表の基準は適用しない。
表 C4.T8.
東京都内指定作業場における排水基準(有害物質、窒素及び燐含有
量除く)
項目
下水処理場
し尿処理施設(し尿浄化
槽を除く)を有する施設
すべての水域
pH
5.8 以上 8.6 以下
外観
異常な着色又は発泡が認められないこと。
温度
40 度以下
BOD
COD
第4章
新設
15mg/L
20mg/L
既設
25mg/L
40mg/L
新設
15mg/L
30mg/L
既設
35mg/L
40mg/L
排水
80
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
TSS
日本環境管理基準
新設
10mg/L
40mg/L
既設
60mg/L
80mg/L
ノルマルヘキサン抽出物質含
有量(鉱油類含有量)
ノルマルヘキサン抽出物質含
有量(動植物油脂類含有量)
5mg/L
30mg/L
フェノール類含有量
5mg/L
銅含有量
3mg/L
亜鉛含有量
2mg/L
溶解性鉄含有量
10mg/L
溶解性マンガン含有量
10mg/L
クロム含有量
2mg/L
大腸菌群数
3,000/mL
注意:
1.表中の数値は、全て許容限度を示す。
2.生物化学的酸素要求量は海域及び湖沼を除く公共用水域に排出される汚水
について適用し、化学的酸素要求量は海域及び湖沼に排出される汚水につい
て適用する。
3.新設の指定作業場とは次に掲げる作業場をいう。既設の作業場とは新設の
作業場以外の作業場をいう。
・平成 13 年 4 月 1 日以後の着工に係る作業場
・平成 13 年 3 月 31 日において既に設置され、又は着工している作業場で、
同年 4 月 1 日以後に汚水の発生施設の構造の変更(排水量が増加するもの
に限る。)をするもの
4.既設の下水処理場に窒素及び燐の処理機能を持つ高度処理施設及びろ過施
設又は全ての下水処理施設に備え付けられているろ過施設と同等の処理機
能を持つ処理施設が整備されている場合、新設の基準は、それらの施設の稼
働日から適用される。
第4章
排水
81
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C4.T9.
日本環境管理基準
東京都内指定作業場における排水基準(有害物質、窒素及び燐含有
量除く)
し尿浄化槽を有する事業場
水道水源水域
一般水域A
一般水域B
島しょ及び周辺海
域
項目
処理対
処理対
処理対
処理対
処理対
処理対
処理対
処理対
象 501
象 201
象 501
象 201
象 501
象 201
象 501
象 201
人以上
-500 人
人以上
-500 人
人以上
-500 人
人以上
-500 人
25mg/L
30mg/L
pH
5.8 以上 8.6 以下
外観
異常な着色又は発泡が認められないこと。
温度
40 度以下
新設
20mg/L
20mg/L
25mg/L
20mg/L
25mg/L
H3.10.1 以
後に設置、
又は着工さ
30mg/L
30mg/L
30mg/L
40mg/L
れている施
BOD
設
既設
H3.9.30 以
前に設置、
又は着工さ
30mg/L
80mg/L
30mg/L
80mg/L
40mg/L
80mg/L
40mg/L
120mg/L
20mg/L
25mg/L
25mg/L
30mg/L
れている施
設
新設
20mg/L
―
30mg/L
―
H3.10.1 以
後に設置、
又は着工
30mg/L
40mg/L
されてい
る施設
COD
既設
H3.9.30 以
前に設置、
又は着工
30mg/L
80mg/L
―
40mg/L
80mg/L
40mg/L
120mg/L
されてい
る施設
第4章
排水
82
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
新設
40mg/L
40mg/L
50mg/L
40mg/L
50mg/L
50mg/L
60mg/L
H3.10.1 以
後に設置、
又は着工
60mg/L
60mg/L
60mg/L
80mg/L
されてい
TSS
る施設
既設
H3.9.30 以
前に設置、
又は着工
60mg/L
150mg/L
60mg/L
150mg/L
80mg/L
150mg/L
80mg/L
150mg/L
されてい
る施設
Nヘキサン抽出物質含
有量(鉱油類含有量)
5mg/L
Nヘキサン抽出物質含有
30mg/L
量(動植物油脂含有量)
フェノール類含有量
5mg/L
銅含有量
3mg/L
亜鉛含有量
2mg/L
溶解性鉄含有量
10mg/L
溶解性マンガン含有量
10mg/L
クロム含有量
2mg/L
大腸菌群数
3,000/mL
注意:
1.表中の数値は、全て許容限度を示す。
2.BOD は海域及び湖沼を除く公共用水域に排出される汚水について適用し、
COD は海域及び湖沼に排出される汚水について適用する。
3.表 C4.T10 の数値は、現時点で一つのし尿浄化槽を有する既設の施設の BOD、
COD 及び TSS に適用する。
表 C4.T10.
東京都内指定作業場における排水基準(有害物質、窒素及び燐含有
量除く)
し尿浄化槽を有する施設
昭和 47 年 4 月 1 日において既に
平成 3 年 9 月 30 日以前において既に設置、又は着工さ
設置、又は着工されている施設
れている施設(左欄の施設を除く)
平成 3 年 10 月 1 日
以降に着工されて
いる施設
第4章
排水
83
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
指定
指定地域へ
その他の地域への
の排水
排水
指定地域への排水
その他の地域への排水
地域
その他の地
への
域への排水
排水
処理
201
201
501
501
対象
-
人数
500
以上
201
2001
-
-
500
2000
以上
201
501
-
-
500
2000
501
-
以上
500
江戸
川・
水域
江戸
その
全水
全水域
多摩
川・
他水
TSS
川・
その
域
川・
その
多摩
他水
川
域
全水
多摩
他水
多摩
他水
域
川
水域
COD
その
江戸
域
川
201 以上
江戸
全水
域
BOD
2001 以上
域
水域
川
域
水域
水域
80
40
120
80
40
80
30
40
120
30
80
30
40
30
30
40
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
80
40
120
80
40
80
40
120
40
30
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
150
80
150
150
80
150
60
80
150
60
150
60
80
60
60
80
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
mg/
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
―
80
―
mg/
―
L
区
東京都内指定作業場における排水基準(有害物質、窒素及び燐含有
量除く)
表 C4.T8、C4.T9 及び C4.T10 を除く施設
水道水源水域
排水量
項目
500 ㎥
/日以
上
第4章
排水
一般水域A
一般水域B
排水量
排水量
排水量
排水量
排水量
500 ㎥/
500 ㎥/
500 ㎥/
500 ㎥/
500 ㎥/
日未満
日以上
日未満
日以上
日未満
―
mg/
L
注意:
1.表中の数値は、全て許容限度を示す。
2.「指定地域」とは、東京都内の区のうち、以下を除いたものを指す:千代
田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、
目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、荒川
表 C4.T11.
40
島しょ
及び周
辺海域
84
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
pH
5.8 以上 8.6 以下
外観
異常な着色又は発泡が認められないこと。
温度
40 度以下
新設
BOD
既設
新設
COD
既設
新設
TSS
既設
20mg/L
20mg/L
25mg/L
20mg/L
25mg/L
20mg/L
25mg/L
25mg/L
20mg/L
25mg/L
60mg/L
70mg/L
160mg/L
―
20mg/L
25mg/L
25mg/L
―
60mg/L
90mg/L
160mg/L
40mg/L
50mg/L
50mg/L
20mg/L
20mg/L
25mg/L
40mg/L
40mg/L
50mg/L
40mg/L
50mg/L
40mg/L
50mg/L
90mg/L
200mg/L
ノルマルヘキサン抽出
物質含有量(鉱油類含有
5mg/L
量)
ノルマルヘキサン抽出
物質含有量(動植物油脂
30mg/L
類含有量)
フェノール類含有量
5mg/L
銅含有量
3mg/L
亜鉛含有量
2mg/L
溶解性鉄含有量
10mg/L
溶解性マンガン含有量
10mg/L
クロム含有量
2mg/L
大腸菌群数
3,000/mL
注意:
1.表中の数値は、全て許容限度を示す。
2.生物化学的酸素要求量は海域及び湖沼を除く公共用水域に排出される汚水
について適用し、化学的酸素要求量は海域及び湖沼に排出される汚水につい
て適用する。
3.本表の値は、一日当たりの排水量が 50 立方メートル未満の指定作業場には
適用しない。
4.新設の工場とは次に掲げる工場をいう。
・平成 13 年 4 月 1 日以後の着工に係る工場
・平成 13 年 3 月 31 日において既に設置され、又は着工している工場で、同
年 4 月 1 日以後に汚水の発生施設の構造の変更(排水量が増加するものに
限る。)をするもの
5.既設の工場とは新設の工場以外の工場をいう。
第4章
排水
85
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C4.T12.
日本環境管理基準
東京都内工場における排水基準(窒素及び燐含有量)
1
2
3
化学工業
鉄鋼業
4
5
6
金属製品製造
1 から 4 まで以
業
外の製造業
食料品製造
業、飲料・た
ばこ・飼料製
項目
造業
1 から
5 以外
排水
排水
排水
排水
排水
排水
排水
排水
排水
排水
量
量
量
量
量
量
量
量
量
量
500m3
500m3
500m3
500m3
500m3
500m3
500m3
500m3
500m3
500m3
以上
未満
以上
未満
以上
未満
以上
未満
以上
未満
の工
場
窒
新
20
25
16
16
20
25
16
20
30
素
設
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
20
30
20
20
25
30
20
25
40
設
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
燐
新
2
3
1
1.5
1
1.5
1
1.5
1
2
4
含
設
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
有
既
3
6
1.5
2
2
1.5
3
2
4
6
量
設
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
mg/L
含
有
量
既
注意:
1.表中の数値は、全て許容限度を示す。
2.排水量が 50m3 未満の工場については、いずれの項目も適用しない。
3.この基準は、水道水源水域又は一般水域 A 若しくは一般水域 B(境川水域を
除く。)に汚水を排出する工場についてのみ適用する。
4.2 以上の業種等の区分に該当する工場については、当該区分に係る値のうち
最小の値を適用する。
5.新設の工場とは次に掲げる工場をいい、既設の工場とは新設の工場以外の
工場をいう。
・平成 13 年 4 月 1 日以後の着工に係る工場
・平成 13 年 3 月 31 日において既に設置され、又は着工している工場(1日
あたりの排水量が 50m3 未満の工場を除く。)で、同年 4 月 1 日以後に汚水
の発生施設の構造の変更(排水量が増加するものに限る。)をするもの
6.既設の工場のうち、次に掲げる工場については、新設の基準を適用する:
・平成 11 年 4 月 1 日から平成 13 年 3 月 31 日までに設置され又は着工され
第4章
排水
86
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
た工場
・平成 11 年 3 月 31 日において既に設置され、又は着工されている工場(1
日あたりの排水量が 50m3 未満の工場を除く。)で、同年 4 月 1 日から平成
13 年 3 月 31 日までに汚水の発生施設の構造を変更(排水量が増加するもの
に限る。)した工場
表 C4.T13.
東京都に所在する指定作業場における排水基準(窒素及び燐含有量)
1
2
3
4
下水処
し尿処理施設を有する事業場
畜舎
1 から 3 まで
理場
項目
し尿浄化槽
し尿浄化槽を有する事業
以外の指定
を除くし尿
場
作業場
処理施設を
有する事業
合併処理浄
単独処理浄
化槽
化槽
場
窒素
含有
量
新
設
既
設
新
燐含
設
有量
既
設
20mg/L
20mg/L
30mg/L
40mg/L
1mg/L
3mg/L
120mg/L
2mg/L
3mg/L
6mg/L
16mg/L
120mg/L
30mg/L
120mg/L
40mg/L
16mg/L
4mg/L
16mg/L
6mg/L
注意:
1.表中の数値は、全て許容限度を示す。
2.1日あたりの排水量が 50m3 未満の指定作業場については、いずれの項目も
適用しない。
3.この基準は、付表に定める水域のうち、水道水源水域及び一般水域 A 若し
くは一般水域 B(境川水域を除く。)に汚水を排出する指定作業場についてのみ
適用する。
4.新設の指定作業場とは次に掲げる作業場をいう。既設の作業場とは新設の
作業場以外の作業場をいう。
・平成 13 年 4 月 1 日以後の着工に係る作業場
・平成 13 年 3 月 31 日において既に設置され、又は着工している作業場で、同
年 4 月 1 日以後に汚水の発生施設の構造の変更(排水量が増加するものに限
る。)をするもの
第4章
排水
87
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
5.既設の指定作業場のうち、以下の既設の指定作業場については、新設の基
準を適用する。
・平成 11 年 4 月 1 日から平成 13 年 3 月 31 日までに設置され、又は着工され
た指定作業場
6.既設の下水処理場に窒素及び燐の処理機能を持つ高度処理施設及びろ過施
設又は全ての下水処理施設に備え付けられているろ過施設と同等の処理機能
を持つ処理施設が整備されている場合、新設の基準は、それらの施設の稼働
日から適用される。
表 C4.T14.
以上)
神奈川県に所在する施設における排水基準(1 日の排水量が 50 ㎥
水域 4
許容量 2
許容量 3
5.8-8.6
5.8-8.6
水質保全湖(A 地区)
20(15)mg/L
5(3)mg/L
水質保全湖(A 地区)以外の水域
25(20)mg/L
15(10)mg/L
B 地区
60(50)mg/L
25(20)mg/L
水質保全湖(A 地区)
20(15)mg/L
5(3)mg/L
水質保全湖(A 地区)以外の水域
25(20)mg/L
15(10)mg/L
B 地区
60(50)mg/L
25(20)mg/L
海域
60(50)mg/L
25(20)mg/L
水質保全湖(A 地区)
50(35)mg/L
15(5)mg/L
水質保全湖(A 地区)以外の水域
70(40)mg/L
35(20)mg/L
B 地区
90(70)mg/L
70(40)mg/L
海域
90(70)mg/L
70(40)mg/L
3mg/L
3mg/L
項目
水質保全湖(A 地区)
水質保全湖(A 地区)以外の水域
pH
B 地区
海域
BOD
海域
COD
TSS
水質保全湖(A 地区)
n-ヘキサン抽出物
水質保全湖(A 地区)以外の水域
(鉱物油)
B 地区
3mg/L
海域
n-ヘキサン抽出物
(動植物油)
第4章
排水
水質保全湖(A 地区)
3mg/L
3mg/L
水質保全湖(A 地区)以外の水域
5mg/L
3mg/L
B 地区
10mg/L
5mg/L
88
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
海域
第4章
排水
10mg/L
5mg/L
89
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
フェノール
銅
亜鉛
日本環境管理基準
水質保全湖(A 地区)
0.005mg/L
水質保全湖(A 地区)以外の水域
0.05mg/L
0.005mg/L
B 地区
0.5mg/L
0.5mg/L
海域
0.5mg/L
0.5mg/L
水質保全湖(A 地区)
1mg/L
1mg/L
水質保全湖(A 地区)以外の水域
1mg/L
1mg/L
B 地区
1mg/L
海域
1mg/L
水質保全湖(A 地区)
1mg/L
1mg/L
水質保全湖(A 地区)以外の水域
1mg/L
1mg/L
B 地区
3mg/L
1mg/L
海域
3mg/L
1mg/L
0.3mg/L
0.3mg/L
1mg/L
0.3mg/L
水質保全湖(A 地区)
溶解性鉄
水質保全湖(A 地区)以外の水域
B 地区
3mg/L
海域
3mg/L
水質保全湖(A 地区)
溶解性マンガン
0.3mg/L
0.3mg/L
水質保全湖(A 地区)以外の水域
1mg/L
0.3mg/L
B 地区
1mg/L
1mg/L
海域
1mg/L
1mg/L
水質保全湖(A 地区)
クロム
水質保全湖(A 地区)以外の水域
0.1mg/L
1mg/L
0.1mg/L
B 地区
海域
水質保全湖(A 地区)
全大腸菌群
1,000/mL
水質保全湖(A 地区)以外の水域
B 地区
海域
注意:
1.括弧内の値は 1 日の平均である。
2.1971 年 11 月 1 日より前に設置された特定事業場に適用する。
3.新設の特定事業場とは、1971 年 11 月1日以降に設置された(1971 年 11 月
1 日より前に建設中であったものを除く)事業場をいう。
4.水域の区分:
第4章
排水
90
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
水域 A:千歳川(アゲジ沢との合流点から上流の区域)、新崎川(東海道新
幹線新崎川鉄橋上流端から上流の区域)、早川、酒匂川(飯泉取
水堰ぜき上流端から上流の区域)、金目川(土屋橋上流端から上
流の区域)、相模川(寒川取水堰せき上流端から上流の区域)及
びこれらに接続し流入する河川及び水路
水質保全湖: 芦ノ湖、丹沢湖、相模湖、津久井湖、奥相模湖、宮ヶ瀬湖、
これらに接続し流入する河川及び水路
水域 B:水域 A 以外の日本の水域及び海域
5.生物化学的酸素要求量の排出基準は湖沼を除く公共用水域に排出される汚
水について適用し、化学的酸素要求量の排出基準は湖沼及び海域に排出され
る汚水について適用する。
表 C4.T15.
㎥未満)
神奈川県に所在する施設における排水基準(排水量が 1 日あたり 50
水域 4
項目
許容限度 2
水質保全湖(A 地区)
水質保全湖(A 地区)
5.8-8.6
5.8-8.6
水質保全湖以外の水域(A 地区)
水質保全湖以外の水域(A 地区)
許容限度 3
5.8-8.6
5.8-8.6
pH
B 地区
B 地区
5.8-8.6
5.8-8.6
海域
海域
5.8-8.6
5.8-8.6
水質保全湖(A 地区)
水質保全湖(A 地区)
5(3)mg/L
20(15)mg/L
水質保全湖以外の水域(A 地区)
15(10)mg/L
BOD
水質保全湖以外の水域(A 地区)
25(20)mg/L
B 地区
B 地区
第4章
排水
91
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
海域
海域
水質保全湖(A 地区)
水質保全湖(A 地区)
5(3)mg/L
20(15)mg/L
水質保全湖以外の水域(A 地区)
水質保全湖以外の水域(A 地区)
15(10)mg/L
15(20)mg/L
COD
B 地区
B 地区
海域
海域
水質保全湖(A 地区)
水質保全湖(A 地区)
15(5)mg/L
50(35)mg/L
水質保全湖以外の水域(A 地区)
水質保全湖以外の水域(A 地区)
35(20)mg/L
70(40)mg/L
TSS
B 地区
B 地区
海域
海域
注意:
1.括弧内の値は 1 日の平均である。
2.1971 年 11 月 1 日より前に設置された特定事業場に適用する。
3.新設の特定事業場とは、1971 年 11 月1日以降に設置された(1971 年 11 月
1 日より前に建設中であったものを除く)事業場をいう。
4.水域の区分:
水域 A:千歳川(アゲジ沢との合流点から上流の区域)、新崎川(東海道新
幹線新崎川鉄橋上流端から上流の区域)、早川、酒匂川(飯泉取
水堰ぜき上流端から上流の区域)、金目川(土屋橋上流端から上
第4章
排水
92
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
流の区域)、相模川(寒川取水堰せき上流端から上流の区域)及
びこれらに接続し流入する河川及び水路
水質保全湖: 芦ノ湖、丹沢湖、相模湖、津久井湖、奥相模湖、宮ヶ瀬湖、
これらに接続し流入する河川及び水路
水域 B:水域 A 以外の日本の水域及び海域
5.BOD、COD 及び TSS の排出基準は、繊維の染色・仕上げ業に分類される特定
事業場からの排水についてのみ適用する。BOD の排出基準は湖沼を除く公共
用水域に排出される汚水について適用し、COD の排出基準は湖沼に排出され
る汚水について適用する。
表 C4.T16. 神奈川県に所在するし尿処理施設または下水道最終処理施設のみを
有する特定事業場から排出される廃水の特例基準
項目
施設の種類
許容限度
新規の事業場 1
25(20)mg/L
新規の事業場以外
40(30)mg/L
し尿処理タンクのみ設置
BOD
し尿処理タンク以外のし尿処理または下
水道最終処理施設を設置
25(20)mg/L
新規の事業場 1
25(20)mg/L
新規の事業場以外
40(30)mg/L
し尿処理タンクのみ設置
COD
し尿処理タンク以外のし尿処理または下
水道最終処理施設を設置
25(20)mg/L
新規の事業場 1
70(50)mg/L
新規の事業場以外
80(60)mg/L
し尿処理タンクのみ設置
TSS
し尿処理タンク以外のし尿処理または下
水道最終処理施設を設置
70(50)mg/L
注意:
1.新規の事業場とは、1998 年 4 月 1 日以降(1998 年 4 月 1 日前に建設中であ
ったものを除く)に設置された特定事業場をいう。
2.括弧内の値は 1 日の平均である。
3.BOD の排出基準は湖沼及び海域を除く公共用水域に排出される汚水について
適用し、COD の排出基準は湖沼及び海域に排出される汚水について適用する。
表 C4.T17. 神奈川県内の特定地域において特定施設のみを有する特定事業場か
ら東京湾へ排出される廃水の特例基準
第4章
排水
93
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
項目
施設の種類
許容限度
新規の事業場 2
BOD
新規の事業場以外
40(30)mg/L
合併処理 3
80(60)mg/L
合併処理以外
120(90)mg/L
新規の事業場 2
COD
新規の事業場以外
40(30)mg/L
合併処理 3
80(60)mg/L
合併処理以外
120(90)mg/L
新規の事業場 2
TSS
新規の事業場以外
80(60)mg/L
合併処理 3
160(120)mg/L
合併処理以外
180(140)mg/L
注意:
1.括弧内の値は 1 日の平均である。
2.新規の事業場とは、1992 年 4 月 1 日以降(1992 年 3 月 31 より前に建設中
であったものを除く)に設置された特定事業場をいう。
3.合併処理とは、し尿と併せて雑排水(炊事、洗濯、入浴等人の生活に伴い
排出される廃水をいい、工業排水その他の特殊な廃水を除く)を処理する
指定地域特定施設のみを設置する特定事業場をいう。
4.「特定地域における特定施設」とは、処理対象人数が 201~500 人のし尿浄
化槽をいう。
5.これらの基準は、排出量が 1 日平均 50 ㎥未満の特定事業場の排出水には適
用されない。
6.BOD の排出基準は海域を除く公共用水域に排出される汚水について適用し、
COD の排出基準は海域に排出される汚水について適用する。
表 C4.T18.
ンの基準
神奈川県に所在する特定施設からの排出水に含まれる窒素及びリ
項目
施設の種類
化学工業(上記に掲げるものを除く)
鉄鋼業(ステンレス硝酸酸洗工程を用いるもの)
窒素含有量
第4章
鉄鋼業(ステンレス硝酸酸洗工程を用いないもの)
許容限度 4
許容限度 5
20(10)mg/L
16(8)mg/L
100mg/L
80(40)mg/L
20(10)mg/L
16(8)mg/L
その他の非鉄金属第 1 次精錬・精製業
100(50)mg/L
電気めっき業、溶解めっき業及びアルマイト加工
100(50) mg/L
排水
94
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
業(窒素またはその化合物による表面処理施設を
設置するものに限る)
自動車・同付属品製造業(窒素またはその化合物
50(25)mg/L
40(20)mg/L
製造業(上記に掲げるものを除く)
40(20)mg/L
20(10)mg/L
下水道業
30(20)mg/L
20(10)mg/L
処理対象人員が 200 人超のし尿処理タンク
50(30)mg/L
20(10)mg/L
窒素またはその化合物を含む廃液を処分する産業
80(60)mg/L
40(20)mg/L
50(30)mg/L
30(20)mg/L
惣菜製造業
8(4)mg/L
3(1.5)mg/L
上記に掲げるものを除く食料品製造業
6(3)mg/L
2(1)mg/L
鉄鋼業
2(1)mg/L
1(0.5)mg/L
による表面処理施設を設置するものに限る)
廃棄物処分業
その他
燐またはその化合物による表面処理施設を用いる
2(1)mg/L
電気めっき業、溶融めっき業及びアルマイト加工
業
燐またはその化合物による表面処理施設を用いる
4(2)mg/L
1.5(1)mg/L
電気めっき業、溶融めっき業及びアルマイト加工
リン含有量
業を除く金属製品製造業
燐またはその化合物による表面処理施設を用いる
2(1)mg/L
自動車・同付属品製造業
上記に掲げるものを除く製造業
4(2)mg/L
2(1)mg/L
下水道業
4(2)mg/L
1(0.5)mg/L
処理対象人員が 200 人超のし尿処理タンク
8(4)mg/L
2(1)mg/L
窒素またはその化合物を含む廃液を処分する産業
8(4)mg/L
2(1)mg/L
8(4)mg/L
4(2)mg/L
廃棄物処分業
その他
注意:
1.括弧内の値は 1 日の平均である。
第4章
排水
95
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
2.1 日あたりの平均的な排出水の量が 50 ㎥未満の特定事業場から排出される
排出水には適用されない。
3.本表に記載されている排水基準は東京湾(館山市州崎から三浦市剣崎まで
引いた線及び陸岸により囲まれた海域をいう)及び湾に接続する日本の水
面に排水されるものに適用される。
4.特定事業場が 1999 年 4 月 1 日より前に設置されたならば適用される。
5.特定事業場が 1999 年 4 月 1 日以降に設置されたならば適用される。
6.新設事業場以外の特定事業場で 1999 年 4 月 1 日より前において 1 つを超え
る業種その他の区分に属するものからの排出水については、この表により
その業種その他の区分について異なる許容限度の排水基準が定められてい
る時は、それらの排水基準のうち、最大の許容限度のものを適用する。
7.新設事業場以外の特定事業場で 1999 年 4 月 1 日以後に同日前において属し
ていた業種その他の区分以外の業種その他の区分に属することとなったも
のから排出水については、この表によりそれらの業種その他の区分につい
て異なる許容限度の排水基準が定められている時は、それらの排水基準の
うち、同日において適用される許容限度のものを適用する。
8.新設事業場で 1 つを超える業種その他の区分に属する特定事業場から排出
水については、この表によりそれらの業種その他の区分について異なる許
容限度の排水基準が定められている時は、それらの排水基準(法改正によ
り新たに属することとなった業種その他の区分(以下、追加業種等という)
に係るものを除く)のうち、最小の許容限度のもの(追加業種等を除いた
当該特定事業場が属する業種その他の区分が 1 つである時は、当該業種そ
の他の区分に係る排水基準)を適用する。
9.この表に掲げる排水基準は、工場または事業場に係る汚水等を処理する特
定事業場に係る排出水については、当該特定事業場が当該工場または事業
場に属する区分に属するとみなして適用する。この場合において、当該工
場または事業場が属する区分について異なる許容限度の排水基準が定めら
れている時は、注意6から8を適用する。
表 C4.T19.
広島県に所在する施設の排水基準
項目
区分
許容量
pH
水域45
BOD
水域15(河川)
90(70)mg/L
COD
水域15(湖及び貯め池)
50(40)mg/L
水域25(湖及び貯め池)
85(65)mg/L
水域35(湖及び貯め池)
120(90)mg/L
水域45
130(100)mg/L
第4章
排水
5.5-9.0
96
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
TSS
水域15(河川)
90(70)mg/L
水域15(湖及び貯め池)
90(70)mg/L
水域25(河川)
90(70)mg/L
水域25(湖及び貯め池)
90(70)mg/L
動植物油脂類含有量
水域15(河川)
(n-ヘキサン抽出物)
水域15(湖及び貯め池)
8mg/L
8mg/L
水域25(河川)
8mg/L
水域25(湖及び貯め池)
8mg/L
水域35(河川)
20mg/L
水域35(湖及び貯め池)
20mg/L
水域45
20mg/L
注意:
1.括弧内の値は 1 日の平均である。
2.排水が 1 日 50 ㎥以上の基地に適用される。しかし、特定施設がシアン化物
またはクロムを使用する場合、排水が 1 日 30 ㎥以上の特定事業場に適用さ
れる。
3.排水の容量に関わらず、クロム量は 2mg/L にしなければならない。
4.水域区分の詳細については、表 C4.T.20「広島県における水域の区分」を参
照すること。
5.「河川」とは、海、湖または貯め池以外の日本の水域をいう。
表 C4.T20.
広島県における水域の区分
区分
詳細及び範囲
1 種水域
2 種水域、3 種水域及び 4 種水域以外の日本の水域
2 種水域
以下に示される日本水域及び当該地区を接続する日本の水
・中津岡川との合流点から上流の永慶寺川(中津岡川を含む。)
・佐原田橋から御手洗橋に至る区間の御手洗川
・神路橋から頓子橋に至る区間の可愛川
・池田橋から皆賀橋に至る区間の八幡川
・人甲川との合流点から下流の根谷川並びに行森川との合流点から祇園水
門及び大芝水門に至る区間の太田川
・日浦橋から上流の瀬野川
第4章
排水
97
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
・本庄貯水池から上山手橋に至る区間の二河川
・二級貯水池から上流の黒瀬川
・内海大橋から上流の野呂川
・郷六橋から上流の高野川
・新興橋から上流の三津大川
・田万里川との合流点から親耕橋に至る区間の賀茂川
・入野川との合流点から七宝橋に至る区間の沼田川(入野川を含み、椋梨川
及び仏通寺川を除く。)
・清水橋から上流の和久原川
・桜橋から上流の栗原川
・真川橋から上流の藤井川
・末広大橋から上流の本郷川
・鞆渡橋から上流の山南川
・八幡川との合流点から下流の御調川及び大渡橋から神島橋に至る区間の
芦田川
・鷲尾橋から下流の馬洗川(本村川との合流点から下流の上下川を含む。)、
柳原橋から下流の西城川(川北川を含む。)、千代田橋から下流の志路原
川、多治比川及び野賀橋から生田川との合流点に至る区間の江の川(本川
のみに限る。)
・島地域におけるすべての河川
・第三種水域の1から 20 までに掲げる河川に接続する日本の水域
(主に湖及び貯め池へ排出水及び家庭からの廃水を放流する水路を除
く。)
3 種水域
次に掲げる日本の水域並びにこれに接続する湖及び貯め池:
・中市井堰から下流の小瀬川
・中津岡川との合流点から下流の永慶寺川
・御手洗橋から下流の御手洗川
・頓子橋から下流の可愛川
・皆賀橋から下流の八幡川
・祇園水門及び大芝水門から下流の太田川、旧太田川、天満川、元安川、京
橋川及び猿猴川
・日浦橋から下流の瀬野川
・上山手橋から下流の二河川
・二級貯水池から下流の黒瀬川
・内海大橋から下流の野呂川
・郷六橋から下流の高野川
第4章
排水
98
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
・新興橋から下流の三津大川
・親耕橋から下流の賀茂川
・七宝橋から下流の沼田川
・清水橋から下流の和久原川
・桜橋から下流の栗原川
・真川橋から下流の藤井川
・末広大橋から下流の本郷川
・鞆渡橋から下流の山南川
・神島橋から下流の芦田川
・前述の河川に接続する日本の水域のうち、主に排出水または家庭からの
廃水を放流する水路
・その他海域に直接流入する河川(島地域におけるすべての河川を除く。)
及びこれに接続する日本の水域
4 種水域
海岸に隣接する沿岸地区
表 C4.T21.
広島県の呉水域 11 に排水する施設の排水基準
項目
区分
許容量 3
許容量 4
鉄鋼業
1 日の排水量が
10,000 ㎥未満
COD
1 日の排水量が
10,000 ㎥以上
15(10)mg/L
15(10)mg/L
金属製品製造業及
び関連産業 5
15(10)mg/L
その他の産業
40(30)mg/L
鉄鋼業
1 日の排水量が
10,000 ㎥未満
65(50)mg/L
TSS
1 日の排水量が
10,000 ㎥以上
その他の産業
溶解性鉄
第4章
排水
65(50)mg/L
65(50)mg/L
65(50)mg/L
鉄鋼業
99
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
1 日の排水量が
10,000 ㎥未満
3mg/L
3mg/L
1 日の排水量が
10,000 ㎥以上
1mg/L
1mg/L
金属製品製造業及
び関連産業 5
3mg/L
3mg/L
1 日の排水量が
10,000 ㎥未満
3mg/L
3mg/L
1 日の排水量が
10,000 ㎥以上
1mg/L
1mg/L
金属製品製造業 5
3mg/L
3mg/L
鉄鋼業
溶解性マンガン
注意:
1.括弧内の値は 1 日の平均である。
2.記述がない限り排水量が 1 日 50 ㎥以上の基地に適用する。しかし、特定事
業場がシアン化物またはクロムを使用する場合、排水量が 1 日 30 ㎥以上の
特定事業場に対し基準が適用される。
3.特定事業場 12 が 1973 年 3 月 24 日より前に設置されたならば適用される。
4.特定事業場 12 が 1973 年 3 月 24 日以降に設置されたならば適用される。
5.金属製品製造業及び関連産業:金属製品製造業、一般機器及び器具製造業、
電子機器及び電子器具製造業、輸送のための機器及び器具の製造業、精密
機器及び精密器具製造業。
6.この表に掲げる排水基準は、酸若しくはアルカリによる表面処理施設また
は電気めっき施設を設置する工場または事業場(鉄鋼業及び金属製品製造
業等に属する工場または事業場を除く)に係る排水については、当該工場
または事業場の属する業種が金属製品製造業等に属するものとみなして適
用する。
7.項目ごとに業種に属する工場または事業場が同時に他の業種に属する場合
において、省令またはこの条例の規定によりその業種につき異なる許容限
度の排水基準を定めているときは、当該工場または事業場に係る排水につ
いては、それらの排水基準のうち、最小の許容限度のものを適用する。但
し、当該他の業種に属することとなった日が呉水域の上乗せ排水基準設定
日前である場合は、当該工場または事業場に係る排水については、それら
の排水基準のうち、最大の許容限度のものを適用する。
8.この表に掲げる排出基準は、工場または事業場に係る汚水等を処理する事
業場に係る排水については、当該事業場が当該工場または事業場の属する
業種に属するものとみなして適用する。この場合において、省令またはこ
第4章
排水
100
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
の条例の規定により当該工場または事業場が属する業種につき異なる許容
限度の排水基準が定められているときは、注意 6 を準用する。
9.呉水域の上乗せ排水基準設定日前に設置された工場または事業場(注意 10
により同日前に設置された工場または事業場とみなされたものを含む)で
あって呉水域に排水するものが、同日以後に、他の場所に移転して呉水域
に排出する場合またはその属する業種を変更することなく特定施設の全部
を廃止して新たな特定施設を設置した場合は、COD についての排水基準を
適用するときに限り、当該移転後または新たな特定施設の設置後の工場ま
たは事業は、同日前に設置された工場または事業場とみなす。
10.1 つの施設が特定施設となった際、現にその施設を設置している工場また
は事業場(当該施設の設置の工事に着手されたものを含み、呉水域の上乗
せ排水基準設定日以降に当該施設以外の特定施設を設置しているものを除
く)は、同日前に設置された工場または事業場とみなす。
11.呉水域:呉市と安芸郡坂町の境界である陸岸の地点から同市仁方町と同
市川尻町の境界である陸岸の地点に至る陸岸の地先海域並びに同海域に直
接流入する河川(JR呉線二河川橋梁から上流の二河川及び同呉線西大川
橋梁から上流の黒瀬川を除く)及びこれに接続する日本の水域をいう。
12.特定事業場:特定施設を設置する工場または事業場
13.特定施設:次の各号のいずれかの要件を備える汚水または廃液を排出す
る施設:
・カドミウムその他の人の健康に係る被害を生ずるおそれがある物質を含む
・COD その他の水の汚染状態を示す項目として、生活環境に係る被害を生ず
るおそれがある程度のもの
表 C4.T22.
広島県の瀬戸内海(1)に排水する施設の排水基準
分類
区分
許容量 3
許容量 4
出版、印刷及び関連産業
COD
1 日の排水量が 500 ㎥未満
50(40)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
40(30)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
15(10)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
15(10)mg/L
製鉄業以外の鉄鋼業
1)電機めっき施設が設置されている事業場
1 日の排水量が 500 ㎥未満
第4章
排水
20(15)mg/L
101
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
1 日の排水量が 500 ㎥超
日本環境管理基準
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
15(10)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
15(10)mg/L
2)その他
1 日の排水量が 500 ㎥未満
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
15(10)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
15(10)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
15(10)mg/L
非鉄金属製造業
1 日の排水量が 500 ㎥未満
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
15(10)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
15(10)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
15(10)mg/L
金属製品製造業及び機械器具製造業(武器製
造業を除く)
1 日の排水量が 500 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
20(15)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
15(10)mg/L
共同調理場
1 日の排水量が 500 ㎥未満
第4章
排水
85(65)mg/L
102
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
1 日の排水量が 500 ㎥超
日本環境管理基準
65(50)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
40(30)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
20(15)mg/L
水道業(下水道業を除く)
1 日の排水量が 500 ㎥未満
40(30)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
30(20)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
15(10)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
15(10)mg/L
下水道業
1 日の排水量が 500 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
30(20)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
30(20)mg/L
自動車小売業及び修理業
1 日の排水量が 500 ㎥未満
65(50)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
50(40)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
15(10)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
15(10)mg/L
飲食店
第4章
1 日の排水量が 500 ㎥未満
130(100)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
100(75)mg/L
排水
103
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
1 日の排水量が 500 ㎥未満
40(30)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
20(15)mg/L
産業廃棄物処理施設
1 日の排水量が 500 ㎥未満
50(40)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
40(30)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
20(15)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
15(10)mg/L
その他の産業(アルカリ表面処理または電子
メッキ施設を設置しているもの)
1 日の排水量が 500 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
15(10)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
15(10)mg/L
その他の産業
1)車両洗浄施設が設置されている事業場
1 日の排水量が 500 ㎥未満
65(50)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
65(50)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
15(10)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
15(10)mg/L
2)その他
1 日の排水量が 500 ㎥未満
第4章
排水
130(100)mg/L
104
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
1 日の排水量が 500 ㎥超
日本環境管理基準
130(100)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
15(10)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
15(10)mg/L
注意:
1.括弧内の値は 1 日の平均である。
2.表示されていない限り排水量が 1 日あたり 50 ㎥以上の基地に適用される。
3.事業場が 1974 年 3 月 27 日より前に設置されたならば適用される。
4.事業場が 1974 年 3 月 27 日より前に設置されたならば適用される。
5.瀬戸内海水域の上乗せ排水基準設定日前に設置された工場または事業場(注
意 65 の規定により同日前に設置された工場または事業場とみなされたもの
を含む)であって瀬戸内海水域に排水するものが、同日以後に、他の場所
に移転して瀬戸内海水域に排水する場合またはその属する業種等を変更す
ることなく特定施設の全部を廃止して新たな特定施設を設置した場合は、
当該移転後または新たな特定施設の設置後の工場または事業場は、同日前
に設置された工場または事業場とみなす。
6.1つの施設が特定施設となった際現にその施設を設置している工場または
事業場(当該施設の設置の工事に着手されたものを含み、瀬戸内海水域の
上乗せ排水基準設定日以後に当該施設以外の特定施設を設置しているもの
を除く)は、同日前に設置された工場または事業場とみなす。
7.この表の業種等に属する工場または事業場が同時に他の業種等に属する場
合において、この表によりその業種等につき異なる許容限度の排水基準が
定められているときは、当該工場または事業場に係る排水については、そ
れらの排水基準のうち、最小の許容限度のものを適用する。
8.この表に掲げる排水基準は、工場または事業場に係る汚水等を処理する事
業場に係る排出水については、当該事業場が当該工場または事業場の属す
る業種等に属するものとみなして適用する。この場合において、この表に
より当該工場または事業場が属する業種等につき異なる許容限度の排水基
準が定められているときは、注意 6 を準用する。
9.特定事業場:特定施設を設置する工場または事業場
10.特定施設:次の各号のいずれかの要件を備える汚水または廃液を排出す
る施設
・カドミウムその他の人の健康に係る被害を生ずるおそれがある物質を含む
・COD その他の水の汚染状態を示す項目としてし、生活環境に係る被害を生ず
るおそれがある程度のもの
第4章
排水
105
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C4.T23.
日本環境管理基準
広島県の瀬戸内海(2)に排水する施設の排水基準
分類
区分
許容量 3
許容量 4
廃棄物処理業
1 日の排水量が 500 ㎥未満
65(50)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
65(50)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
40(30)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
20(15)mg/L
ホテル及びその他の宿泊業
COD
1 日の排水量が 500 ㎥未満
85(65)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
65(50)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
40(30)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
20(15)mg/L
医療業
1 日の排水量が 500 ㎥未満
85(65)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
65(50)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
40(30)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
20(15)mg/L
試験研究機関
第4章
1 日の排水量が 500 ㎥未満
85(65)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
65(50)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
40(30)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
30(20)mg/L
排水
106
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
20(15)mg/L
し尿処理施設(500 人超用)
1)1975 年 4 月 19 日より前に設置
1 日の排水量が 500 ㎥未満
120(90)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
120(90)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
40(30)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
20(15)mg/L
2)その他
1 日の排水量が 500 ㎥未満
50(40)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
50(40)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
40(30)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
20(15)mg/L
し尿処理施設(201 以上 500 人以下用)
1)家庭からのし尿の処理施設で 1981 年 6 月
1 日より前に設置されたもの
1 日の排水量が 500 ㎥未満
120(90)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
120(90)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
50(40)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
40(30)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
30(20)mg/L
2)その他
第4章
1 日の排水量が 500 ㎥未満
80(60)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
80(60)mg/L
排水
107
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
1 日の排水量が 500 ㎥未満
50(40)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
40(30)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
30(20)mg/L
し尿処理業(し尿処理施設に係るものを除く)
1 日の排水量が 500 ㎥未満
65(50)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
65(50)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥未満
20(15)mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥以上 5,000 ㎥未満
15(10)mg/L
1 日の排水量が 5,000 ㎥以上
15(10)mg/L
注意:
1.括弧内の値は 1 日の平均である。
2.表示されていない限り排水量が 1 日あたり 50 ㎥以上の基地に適用される。
3.事業場が 1983 年 4 月 1 日より前に設置されたならば適用される。
4.事業場が 1983 年 4 月 1 日より前に設置されたならば適用される。
5.瀬戸内海水域の上乗せ排水基準設定日前に設置された工場または事業場(注
意6の規定により同日前に設置された工場または事業場とみなされたもの
を含む)であって瀬戸内海水域に排水するものが、同日以後に、他の場所
に移転して瀬戸内海水域に排水する場合またはその属する業種等を変更す
ることなく特定施設の全部を廃止して新たな特定施設を設置した場合は、
当該移転後または新たな特定施設の設置後の工場または事業場は、同日前
に設置された工場または事業場とみなす。
6.この表の業種等に属する工場または事業場が同時に他の業種等に属する場
合において、この表によりその業種等につき異なる許容限度の排水基準が
定められているときは、当該工場または事業場に係る排水については、そ
れらの排水基準のうち、最小の許容限度のものを適用する。
7.この表の業種等に属する工場または事業場が同時に他の業種等に属する場
合において、この表によりその業種等につき異なる許容限度の排水基準が
定められているときは、当該工場または事業場に係る排水については、そ
れらの排水基準のうち、最小の許容限度のものを適用する。
8.この表に掲げる排水基準は、工場または事業場に係る汚水等を処理する事
業場に係る排水については、当該事業場が当該工場または事業場の属する
業種等に属するものとみなして適用する。この場合において、この表によ
り当該工場または事業場が属する業種等につき異なる許容限度の排水基準
が定められているときは、注意6を準用する。
9.特定事業場:特定施設を設置する工場または事業場
10.特定施設:次のいずれかの要件を備える汚水または廃水を排出する施設
第4章
排水
108
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
・カドミウムその他の人の健康に係る被害を生ずるおそれがある物質を含む
・COD その他の水の汚染状態を示す項目としてし、生活環境に係る被害を生ず
るおそれがある程度のもの
表 C4.T24.
山口県に所在する施設の排水基準
許容限度 3
許容限度 4
40(30)mg/L
40(30)mg/L
簡易処理 6
150(120)mg/L
150(120)mg/L
中級処理 7
80(60)mg/L
80(60)mg/L
高級処理 8
25(20)mg/L
25(20)mg/L
項目
区分
1)し尿処理施設
2)下水道最終処理施設
3)その他の施設 12
1 日の排水量が 500 ㎥未満
BOD
1 日の排水量が 500 ㎥超
130(100)mg/L
55(40)mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥未満
120(90)mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥以上 1,000
㎥未満
80(60)mg/L
1 日の排水量が 1,000 ㎥以上
10,000 ㎥未満
50(40)mg/L
1 日の排水量が 10,000 ㎥以上
100,000 ㎥未満
25(20)mg/L
1 日の排水量が 100,000 ㎥超
15(10)mg/L
1)し尿処理施設
40(30)mg/L
40(30)mg/L
簡易処理 6
150(120)mg/L
150(120)mg/L
中級処理 7
80(60)mg/L
80(60)mg/L
高級処理 8
25(20)mg/L
25(20)mg/L
2)下水道最終処理施設
COD
3)その他の施設 12
第4章
排水
109
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
1 日の排水量が 500 ㎥未満
1 日の排水量が 500 ㎥超
130(100)mg/L
55(40)mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥未満
120(90)mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥以上 1,000
㎥未満
80(60)mg/L
1 日の排水量が 1,000 ㎥以上
10,000 ㎥未満
50(40)mg/L
1 日の排水量が 10,000 ㎥以上
100,000 ㎥未満
25(20)mg/L
1 日の排水量が 100,000 ㎥超
15(10)mg/L
1)下水道最終処理施設
簡易処理 6
190(150)mg/L
190(150)mg/L
中級処理 7
150(120)mg/L
150(120)mg/L
高級処理 8
90(70)mg/L
90(70)mg/L
3)その他の施設 12
1 日の排水量が 500 ㎥未満
TSS
1 日の排水量が 500 ㎥超
150(120)mg/L
90(70)mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥未満
鉱物油類
(n-ヘキサン抽出
物)
第4章
排水
90(70)mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥以上 1,000
㎥未満
90(70)mg/L
1 日の排水量が 1,000 ㎥以上
10,000 ㎥未満
40(30)mg/L
1 日の排水量が 10,000 ㎥以上
100,000 ㎥未満
40(30)mg/L
1 日の排水量が 100,000 ㎥超
20(15)mg/L
1)廃油処理施設
2mg/L
2)その他の施設 12
1 日の排水量が 500 ㎥超
3mg/L
110
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
1 日の排水量が 1,000 ㎥以上
10,000 ㎥未満
2mg/L
1 日の排水量が 10,000 ㎥以上
100,000 ㎥未満
2mg/L
1 日の排水量が 100,000 ㎥超
1mg/L
1)その他の施設 12
1 日の排水量が 500 ㎥未満
10mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
5mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥未満
動植物油類
(n-ヘキサン抽出
物)
15mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥以上 1,000
㎥未満
15mg/L
1 日の排水量が 1,000 ㎥以上
10,000 ㎥未満
10mg/L
1 日の排水量が 10,000 ㎥以上
100,000 ㎥未満
10mg/L
1 日の排水量が 100,000 ㎥超
5mg/L
1)その他の施設 12
1 日の排水量が 500 ㎥未満
1mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
1mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥未満
フェノール
溶解性鉄
第4章
排水
1mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥以上 1,000
㎥未満
1mg/L
1 日の排水量が 1,000 ㎥以上
10,000 ㎥未満
1mg/L
1 日の排水量が 10,000 ㎥以上
100,000 ㎥未満
1mg/L
1 日の排水量が 100,000 ㎥超
1mg/L
1)その他の施設 12
111
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
1 日の排水量が 500 ㎥未満
10mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
10mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥未満
3mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥以上 1,000
㎥未満
3mg/L
1 日の排水量が 1,000 ㎥以上
10,000 ㎥未満
3mg/L
1 日の排水量が 10,000 ㎥以上
100,000 ㎥未満
3mg/L
1 日の排水量が 100,000 ㎥超
3mg/L
1)その他の施設 12
1 日の排水量が 500 ㎥未満
10mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
10mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥未満
溶解性マンガン
3mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥以上 1,000
㎥未満
3mg/L
1 日の排水量が 1,000 ㎥以上
10,000 ㎥未満
3mg/L
1 日の排水量が 10,000 ㎥以上
100,000 ㎥未満
3mg/L
1 日の排水量が 100,000 ㎥超
3mg/L
1)その他の施設 12
クロム含有量
1 日の排水量が 500 ㎥未満
2mg/L
1 日の排水量が 500 ㎥超
2mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥未満
1 日の排水量が 100 ㎥以上 1,000
㎥未満
1 日の排水量が 1,000 ㎥以上
第4章
排水
2mg/L
2mg/L
2mg/L
112
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
10,000 ㎥未満
1 日の排水量が 10,000 ㎥以上
100,000 ㎥未満
2mg/L
1 日の排水量が 100,000 ㎥超
2mg/L
注意:
1.括弧内の値は 1 日の平均である。
2.表示がない限り、1 日の排水量が 50 ㎥以上の基地に適用される。
3.1972 年 6 月 24 日より前に設置された施設に適用される。
4.1972 年 6 月 24 日以降に設置された施設に適用される。
5.鉱油類含有量及び動植物油脂類含有量について、それぞれ異なる許容限度
が定められている場合、当該項目ごとの汚濁負荷量の大きい方の項目に係
る許容限度を適用する。
6.簡易処理:沈殿法による下水の処理
7.中級処理:高速散水濾床法、モディファイド・エアレーション法その他こ
れらと同程度に下水を処理することが可能な方法
8.高級処理:活性汚泥法、標準散水濾床法その他これらと同程度に下水を処
理することができる方法
9.下水道区域内特定事業場で公共用水域に排水している場合、下水道最終処
理施設に適用される上乗せ基準を適用する(最終処理場が2以上設置され
ている場合は、それぞれの最終処理場に係る排出水の汚染状態について適
用される上乗せ排水基準のうち最も厳しいものを適用する)。
10.特定事業場:特定施設を設置する工場または事業場
11.特定施設とは、次のいずれかの条件を満たす汚染水または廃水を排出す
る施設をいう:
・カドミウムその他の人の健康に被害を生ずるおそれがある物質を含むもの
・COD その他の水の汚染状態を示す項目として、生活環境に係る被害を生ず
るおそれがある程度のもの
12.その他の施設:ガス供給施設、給水施設、酸またはアルカリ表面処理施
設、電子めっき施設、集中調理施設、飲食店、廃油処理施設(1972 年 6
月 24 日以降に設置されたもの)。
表 C4.T25.
長崎県に所在する施設の排水基準 5
項目
区分
許容限度 3
許容限度 4
下水道処理区域内
1 日の排水量が 2 ㎥以上 10 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 10 ㎥超
30(20)mg/L
BOD
1 日の排水量が 2 ㎥超
第4章
排水
30(20)mg/L
113
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
下水道処理の無い区域内
1 日の排水量が 10 ㎥以上 20 ㎥未満
80(60)mg/L
80(60)mg/L
1 日の排水量が 20 ㎥以上 50 ㎥未満
80(60)mg/L
80(60)mg/L
1 日の排水量が 50 ㎥超
30(20)mg/L
30(20)mg/L
下水道処理区域内
1 日の排水量が 2 ㎥以上 10 ㎥未満
30(20)mg/L
1 日の排水量が 10 ㎥超
30(20)mg/L
1 日の排水量が 2 ㎥超
30(20)mg/L
COD
下水道処理の無い区域内
1 日の排水量が 10 ㎥以上 20 ㎥未満
80(60)mg/L
80(60)mg/L
1 日の排水量が 20 ㎥以上 50 ㎥未満
80(60)mg/L
80(60)mg/L
1 日の排水量が 50 ㎥超
30(20)mg/L
30(20)mg/L
下水道処理区域内
1 日の排水量が 2 ㎥以上 10 ㎥未満
50(40)mg/L
1 日の排水量が 10 ㎥超
50(40)mg/L
1 日の排水量が 2 ㎥超
50(40)mg/L
TSS
下水道処理の無い区域内
1 日の排水量が 10 ㎥以上 20 ㎥未満
100(80)mg/L
100(80)mg/L
1 日の排水量が 20 ㎥以上 50 ㎥未満
100(80)mg/L
100(80)mg/L
1 日の排水量が 50 ㎥超
50(40)mg/L
50(40)mg/L
注意:
1.括弧の値は 1 日の平均である。
2.表示がない限り、1 日の排出量が 50 ㎥以上の基地に適用される。
3.特定施設 6 が 1988 年 1 月 1 日より前に設置されたなら適用される。
4.特定施設 6 が 1988 年 1 月 1 日以降に設置されたなら適用される。
5.適用地区:大村湾(西海橋下の海面の線、佐世保市掛崎川河口左岸から西
南方 90 ㍍の地点(北緯 33 度 6 分 35 秒、東経 129 度 47 分 40 秒の点(佐世
第4章
排水
114
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
保市崎岡町潮位観測跡地))の 270 度線及び陸岸により囲まれた海域)及
び同湾へ流入する全ての川及び水域。
6.特定施設とは、次のいずれかの要件を備える汚水または廃水を排出する施
設をいう。
・カドミウムその他の人の健康に係る被害を生ずるおそれがある物質を含む
・COD その他の水の汚染状態を示す項目としてし、生活環境に係る被害を生ず
るおそれがある程度のもの
表 C4.T26.
基準
沖縄県中城湾海域、与勝半島及び金武湾海域に排水する施設の排水
項目
区分
下水処理区域内に特定施設 3 を有するもの全て
許容限度
30(20)mg/L
下水処理役務を有しない区域内の施設
1)下水道終末処理施設(対象 500 人以上、1 日の排出量が 50
㎥超)
BOD
30(20)mg/L
2)その他の施設 3
1 日の排出量が 20 ㎥以上 50 ㎥未満
160(120)mg/L
1 日の排出量が 50 ㎥以上 200 ㎥未満
70(50)mg/L
1 日の排出量が 200 ㎥超
30(20)mg/L
下水処理区域内に特定施設 3 を有するもの全て
30(20)mg/L
下水処理役務を有しない区域内の施設
1)下水道終末処理施設(対象 500 人以上、1 日の排出量が 50
㎥超)
COD
30(20)mg/L
2)その他の特定施設 3
1 日の排出量が 20 ㎥以上 50 ㎥未満
160(120)mg/L
1 日の排出量が 50 ㎥以上 200 ㎥未満
70(50)mg/L
1 日の排出量が 200 ㎥超
30(20)mg/L
下水処理区域内に特定施設 3 を有するもの全て
90(70)mg/L
TSS
下水処理役務を有しない区域内の施設
第4章
排水
115
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
1)下水道終末処理施設(1 日の排出量が 50 ㎥超)
90(70)mg/L
2)その他の施設 3
1 日の排出量が 20 ㎥以上 50 ㎥未満
200(150)mg/L
1 日の排出量が 50 ㎥以上 200 ㎥未満
130(100)mg/L
1 日の排出量が 200 ㎥超
90(70)mg/L
注意:
1.括弧の値は 1 日の平均である。
2.表示がない限り、全ての排出量に適用される。
3.特定施設:ガス供給施設、給水施設、酸またはアルカリ表面処理施設、電
子めっき施設、共同厨房、飲食店、クリーニング施設、写真印刷施設、300
を超えるベッドを有する病院、廃油処理施設、科学技術研究ための事業場、
調査または試験(人文科学に関するもののみを除く)、廃棄物処理施設、
し尿処理施設、国内汚水処理施設(対象 501 人以上)、自動車両洗浄施設
4.BOD の排出基準は海及び湖を除く公共用水域に排出される汚水について適用
し、COD の排出基準は海及び湖に排出される汚水について適用する。
表 C4.T27.
沖縄県比謝川及び天願川水域に排水する施設の排水基準
項目
pH
区分
現地下水処理区域内に特定施設 3 を有するもの全て
6.5-8.5
現地下水処理サービスがない区域内に特定施設 3 を有
する(1 日の排出量 20 ㎥以上)
6.5-8.5
下水処理区域内に特定施設 3 を有するもの全て
BOD
3
TSS
許容量
現地下水処理サービスがない区域内に他の特定施設
を有する(1 日の排出量 20 ㎥以上)
30(20)mg/L
30(20)mg/L
現地下水処理区域内に特定施設 3 を有するもの全て
90(70)mg/L
現地下水処理サービスがない区域内に他の特定施設 3
を有する(1 日の排出量 20 ㎥以上)
90(70)mg/L
注意:
1.括弧の値は 1 日の平均である。
2.表示されない限り、全ての排出量に適用される。
3.特定施設:ガス供給施設、給水施設、酸またはアルカリ表面処理施設、電
子めっき施設、共同厨房、飲食店、クリーニング施設、写真印刷施設、300
第4章
排水
116
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
を超えるベッドを有する病院、廃油処理施設、科学技術研究ための事業場、
調査または試験(人文科学に関するもののみを除く)、廃棄物処理施設、
し尿処理施設、国内汚水処理施設(対象 501 人以上)、自動車両洗浄施設
表 C4.T28.
沖縄県大保川水域に排水する施設の排水基準
項目
pH
区分
全ての特定施設 3
許容量
6.5-8.5
BOD 全ての特定施設 3
30(20)mg/L
全ての特定施設 3
90(70)mg/L
TSS
注意:
1.括弧の値は 1 日の平均である。
2.表示されない限り、全ての排出量に適用される。
3.特定施設:ガス供給施設、給水施設、酸またはアルカリ表面処理施設、電
子めっき施設、共同厨房、飲食店、クリーニング施設、写真印刷施設、300
を超えるベッドを有する病院、廃油処理施設、科学技術研究ための事業場、
調査または試験(人文科学に関するもののみを除く)、廃棄物処理施設、し
尿処理施設、国内汚水処理施設(対象 501 人以上)、自動車両洗浄施設
表 C4.T29.
項目
沖縄県那覇港湾水域に排水する施設の排水基準
区分
許容量
pH
全ての特定施設 3
6.5-8.5
BOD
全ての特定施設 3
30(20)mg/L
COD
全ての特定施設 3
30(20)mg/L
TSS
全ての特定施設 3
90(70)mg/L
注意:
1.括弧の値は 1 日の平均である。
2.表示されない限り、全ての排出量に適用される。
3.特定施設:ガス供給施設、給水施設、酸またはアルカリ表面処理施設、電
子めっき施設、共同厨房、飲食店、クリーニング施設、写真印刷施設、300
を超えるベッドを有する病院、廃油処理施設、科学技術研究ための事業場、
調査または試験(人文科学に関するもののみを除く)、廃棄物処理施設、し
尿処理施設、国内汚水処理施設(対象 501 人以上)
4.BOD の排出基準は海及び湖を除く公共用水域に排出される汚水について適用
し、COD の排出基準は海及び湖に排出される汚水について適用する。
第4章
排水
117
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C4.T30.
日本環境管理基準
沖縄県の水域区分
水域区分
水域説明
中城湾地区
知念岬と久高島南端、久高島沿岸を結ぶ直線、久高島北端と津堅
島南端、津堅島沿岸を結ぶ直線、津堅島北端と勝連岬を結ぶ直線、
沖縄本島陸地及び海に流入する公用水面で囲まれた海域
与勝半島地区
以下の点を連続して結ぶ直線に囲まれた海域:勝連岬の北緯 26
度 16 分東経 128 度 1 分;北緯 26 度 25 分東経 128 度 1 分;北緯
26 度 25 分東経 128 度;北緯 26 度 22 分東経 127 度 56 分;うるま
市与那城屋慶名と平安座島を結ぶ道路(以下「海の道」という。)
の接続地点と東経 127 度 56 分;海の道と海岸が接続する場所囲
まれる海域;及び海に流入する公用水面(天願川を除く)
金武湾地区
金武湾(金武岬から海岸及び海の道沿いの以下の点を連続して結
ぶ直線に囲まれた海域:海の道と東経 127 度 56 分の交差地点;
北緯 26 度 22 分東経 127 度 56 分;北緯 26 度 25 分東経 128 度)
及び海に流入する公有水面(天願川を除く)
比謝川地区
比謝橋下流に設置されている取水堰の上流にある部分及び比謝
川に接続する公有水面
天願川地区
天願川及び天願川に接続する公有水面
大保川地区
大保川及び大保川に接続する公有水面
那覇港湾海域
大嶺はな(北緯 26 度 11 分 40 秒、東経 127 度 38 分 18 秒)から
358 度の方角に向かって 3,500m 引いた直線、同地点から 30 度の
方角に向かった 4,850m 引いた直線、同地点から 45 度の方角に向
かって 4,600m 引いた直線、同地点から 135 度の方角に向って
2,400m 引いた直線、同地点から 30 度の方角に向って 4,850m引い
た陸地と交差する直線;及び海に流入する公有水面(国場川を除
く)に囲まれた海域
表 C4.T31.
東京都に所在する施設の排水基準(有害物質)
項目
カドミウム及びその化
水域
工場 3
0.003mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.03mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
工場及び指定作業
場
0.03mg/L
その周辺海域
排水
許容量
水道水源水域
合物
第4章
施設
118
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
シアン化合物
有機燐化合物
鉛及びその化合物
六価クロム化合物
砒素及びその化合物
水銀及びアルキル水銀
日本環境管理基準
水道水源水域
工場 3
水道水源水域
指定作業場 4
1mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
1mg/L
水道水源水域
工場 3
水道水源水域
指定作業場 4
1mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
1mg/L
水道水源水域
工場 3
0.01mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.1mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.1mg/L
水道水源水域
工場 3
0.05mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.5mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.5mg/L
水道水源水域
工場 3
0.01mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.1mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.1mg/L
水道水源水域
工場 3
0.0005mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.005mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.005mg/L
水道水源水域
工場 3
ND(不検出)
水道水源水域
指定作業場 4
ND(不検出)
一般水域 A,B、島嶼及び
工場及び指定作業
場
ND(不検出)
その他の水銀化合物
アルキル水銀化合物
その周辺海域
第4章
排水
ND(不検出)
ND(不検出)
119
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
ポリ塩化ビフェニル
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
ジクロロメタン
四塩化炭素
1,2-ジクロロエタン
1,1-ジクロロエチレン
日本環境管理基準
水道水源水域
工場 3
水道水源水域
指定作業場 4
0.003mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.003mg/L
水道水源水域
工場 3
0.03mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.3mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.3mg/L
水道水源水域
工場 3
0.01mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.1mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.1mg/L
水道水源水域
工場 3
0.02mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.2mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.2mg/L
水道水源水域
工場 3
0.002mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.02mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.02mg/L
水道水源水域
工場 3
0.004mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.04mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.04mg/L
水道水源水域
工場 3
0.1mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
1mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
工場及び指定作業
場
1mg/L
その周辺海域
第4章
排水
ND(不検出)
120
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
シス-1,2-ジクロロエチ
日本環境管理基準
水道水源水域
工場 3
0.04mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.4mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.4mg/L
水道水源水域
工場 3
1mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
3mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
3mg/L
水道水源水域
工場 3
水道水源水域
指定作業場 4
0.06mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.06mg/L
水道水源水域
工場 3
0.002mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.02mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.02mg/L
水道水源水域
工場 3
0.006mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.06mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.06mg/L
水道水源水域
工場 3
0.003mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.03mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.03mg/L
水道水源水域
工場 3
0.02mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.2mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
工場及び指定作業
場
0.2mg/L
レン
1,1,1-トリクロロエタン
1,1,2-トリクロロエタン
1,3-ジクロロプロペン
チウラム
シマジン
チオベンカルブ
その周辺海域
第4章
排水
0.0006mg/L
121
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
ベンゼン
セレン及びその化合物
ほう素及びその化合物
日本環境管理基準
水道水源水域
工場 3
0.01mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.1mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.1mg/L
水道水源水域
工場 3
0.01mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.1mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
0.1mg/L
水道水源水域
工場 3
水道水源水域
指定作業場 4
1mg/L
10mg/L(海域を除く
地区)
230mg/L(海域)
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
10mg/L(海域を除く
地区)
230mg/L(海域)
フッ素及びその化合物
水道水源水域
工場 3
水道水源水域
指定作業場 4
0.8mg/L
8mg/L(海域を除く
地区)
15mg/L(海域)
一般水域 A,B、島嶼及び
その周辺海域
工場及び指定作業
場
8mg/L(海域を除く
地区)
15mg/L(海域)
1,4-ジオキサン
水道水源水域
工場 3
0.05mg/L
水道水源水域
指定作業場 4
0.5mg/L
一般水域 A,B、島嶼及び
工場及び指定作業
場
その周辺海域
0.5
mg/L
注意:
1.本表の基準値は以下の工場に適用し、これら以外の工場については国内の
基準値を適用する(本表の基準値が適用されない工場の、ほう素及びその
第4章
排水
122
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
化合物及びフッ素及びその化合物については、海域以外の日本の水域に放
出される場合の基準値を適用):
・2001 年 4 月 1 日以後の着工に係る工場。但し、ほう素若しくはその化合物、
またはふっ素若しくはその化合物を含む汚水を排出する工場にあっては、
2002 年 4 月 1 日以前の着工に係る工場。1,4-ジオキサン濃度については、2012
年 8 月 1 日以後の着工に係る工場。
・2001 年 3 月 31 日において既に設置され、または着工している工場で、同年
4 月 1 日以降に汚水の発生施設の構造を変更(排水量が増加するものに限る)
するもの。但し、ほう素若しくはその化合物、またはふっ素若しくはその化
合物を含む汚水を排出する工場にあっては、2002 年 3 月 31 日において既に
設置され、または着工している工場で、同年 4 月 1 日以降に汚水の発生施設
の構造を変更(排水量が増加するものに限る)するもの。1,4-ジオキサン濃
度については、2012 年 7 月 31 日において既に設置され、又は着工している
工場で、同年 8 月 1 日以後に汚水の発生施設の構造の変更(排水量が増加す
るものに限る。)をするもの
2.水域区分の詳細については、表 C4.T32 を参照すること。
3.工場:
3.1.定格出力の合計が 2.2 キロワット以上の原動機を使用する物品の製
造、加工または作業を常時行う工場(レディミクストコンクリートの製
造については、同一工場において、一年以上行うものに限る。)
3.2.定格出力の合計が 0.75 キロワット以上 2.2 キロワット未満の原動機
を使用する物品の製造、加工または作業で次に掲げるものを常時行う工
場
・印刷または製本
・金属の打抜き、型絞りまたは切断(機械鋸を使用するものを除く)
・木材、石材若しくは合成樹脂の引割りまたは木材のかんな削りもしく
は細断
・ガラスの研磨または砂吹き
・液体燃料用のバーナーの容量が 1 時間当たり 20 リットル以上または火
格子面積が 0.5m2 以上の炉を使用する食品の製造または加工
3.3.次に掲げる物品の製造、加工または作業を常時行う工場:
・電気またはガスを用いる金属の溶接または切断
・厚さ 0.5mm 以上の金属材つち打ち加工または電動若しくは空気動工具
を使用する金属の研磨、切除若しくは鋲打ち
・ショットブラストまたはサンドブラストによる金属の表面処理
・塗料、染料または絵具の吹付け
・ドライクリーニング
・電気分解及び電池製造
・床面積の合計が 50m2 以上の作業場で行われるテレビジョン、電気蓄音
機、警報器その他これらに類する音響機器の組立、試験または調整
・ガス機関、石油機関その他これらに類する機関の試験または調整
第4章
排水
123
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
・発電の作業
・火床面積が 0.5m2 以上または焼却能力が 1 時間当たり 50kg 以上の焼却
炉を使用する廃棄物の焼却炉
・写真の現像
・有害ガスを排出する物の製造または加工
・有害物質を排出する物の製造または加工
4.指定作業場:
・自動車駐車場(自動車等の収容能力が 20 台以上のものに限る)
・業務用自動車を 10 台以上停留させることができる自動車ターミナル
・ガソリンスタンド、液化石油ガススタンド及び天然ガススタンド
・スチームクリーナーまたは原動機を用いる洗浄機を使用する自動車洗
車施設
・廃棄物の積替え場所または保管場所
・面積が 100m2 以上の材料置場
・青写真の作成の用に供する施設を有する作業場
・洗濯施設を有する事業場
・廃油処理施設を有する事業場
・汚泥処理施設を有する事業場
・処理対象人員が 200 人以上の能力があるし尿浄化槽を有する事業場
・工場、作業場等から排出される汚水の処理施設を有する事業場
・下水処理場
・暖房用熱風炉(熱源として電気または廃熱のみを使用するもの及び硫
黄化合物の含有率が体積比で 0.1%以下であるガスを燃料として専焼さ
せるものを除く)を有する事業場
・ボイラー(熱源として電気若しくは廃熱のみを使用するもの並びに JIS
B8201 及び B8203 伝熱面積の項で定めるところにより算定した伝熱面積
が 5m2 未満のもの(硫黄化合物の含有率が体積比で 0.1%以下であるガ
スを燃料として専焼させるものについては伝熱面積が 10m2 未満のも
の)を除く)を有する事業場
・ガスタービン(燃料の焼却能力が重油換算 1 時間当たり 50 リットル未
満のもの及び非常用のものを除く)、ディーゼル機関(燃料の燃焼能
力が重油換算 1 時間当たり 5 リットル未満のもの及び非常用のものを
除く)、ガス機関(燃料の燃焼能力が 1 時間当たり 5 リットル未満の
もの及び非常用のものを除く)を有する事業場
・焼却炉(火床面積が 0.5m2 未満であって焼却能力が 1 時間当たり 50kg
未満のものを除く)を有する事業場
・冷暖房用設備、水洗便所または洗車設備の用に供する地下水を揚水す
るための揚水施設を有する事業場及び浴室の床面積の合計が 150m2 を
超える公衆浴場で揚水施設を有するもの
・水道施設、工業用水道施設または自家用工業用水道の施設のうち、浄
化施設に供する沈殿施設またはろ過施設を有する事業場(これらの浄
水能力が 1 日当たり 10,000m3 未満の事業場に係るものを除く)
・300 以上の病床を有する病院
第4章
排水
124
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C4.T32.
日本環境管理基準
東京地区における水域区分
水域区分
水域細区分
江戸川水域
東京都と埼玉県の境(以下「埼
玉県境」という。)から栗山浄
水場取水口左岸(千葉県松戸市
下矢切地先)、右岸(葛飾区柴
又 5 丁目地先)に至る区間の江
戸川本川及びこれに流入する日
本の水域。
多摩川水域
多摩川本川(砧下浄水所取水口
左岸(世田谷区鎌田 2 丁目 4 番
地地先)、右岸(神奈川県川崎
市宇奈根地先)から下流及び小
河内ダム貯水池(奥多摩湖)を
除く。)及びこれに流入する日
本の水域。
霞川水域
霞川本川及び矢端川(いずれの
河川も、埼玉県境から上流に限
る。)並びにこれに流入する日
本の水域。
成木川水域
成木川本川(埼玉県境から上流
に限る。)及びこれに流入する
日本の水域。
小河内貯め池(奥多
摩湖)
小河内ダム貯水池(奥多摩湖)
河川
水道水源水域
湖沼
江戸川水域(下流)
一般水域 A
河川
地区の詳細
栗山浄水場取水口(江戸川水域
と同じ。)から河口左岸(千葉
県浦安市舞浜地先)、右岸(江
戸川区臨海町 5 丁目地先)に至
る区間の江戸川本川及び旧江戸
川並びにこれに流入する日本の
水域(新中川を除く。)
砧下浄水所取水口から東京都調
布取水堰左岸(大田区田園調布
多摩川水域(下流 A) 1 丁目 57 番地地先)、右岸(神
奈川県川崎市上丸子天神町)に
至る区間の多摩川本川及びこれ
第4章
排水
125
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
に流入する日本の水域。
多摩川水域(下流 B) 東京都調布取水堰(多摩川水域
(下流 A)と同じ。)から河口
左岸(大田区羽田 3 丁目 33 番地
地先)、右岸(神奈川県川崎市
大師河原 1 丁目地先)に至る区
間の多摩川本川及びこれに流入
する日本の水域。
荒川水域
次に掲げる水域及びこれらに流
入する日本の水域。
1 埼玉県境から河口左岸(背割
堤南端)、右岸(江東区新砂 3
丁目 7 番地地先)に至る区間の
荒川本川
2 埼玉県境から河口左岸(江戸
川区清新町 1 丁目 1 番地地先)、
右岸(背割堤南端)に至る区間
一般水域 B
河川
の中川本川
3 新中川
4 隅田川本川左岸(中央区豊海
町 8 番地西端)、右岸(港区海
岸 1 丁目 10 番地東端)から上流
に限る
5 隅田川派川左岸(江東区豊洲
2 丁目 1 番地地先)、右岸(中
央区晴海 2 丁目 2 番地東端)か
ら隅田川本川との分脈点までの
区域に限る。
6 埼玉県境から下流の新河岸川
7 埼玉県境から中川合流点に至
る区間の綾瀬川
8 白子川、黒目川、柳瀬川、野
火止用水及び不老川(いずれの
河川も、埼玉県境から上流に限
第4章
排水
126
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
る。)
9 江東河川(荒川右岸(江東区
新砂 3 丁目 7 番地地先)南端か
ら江東区枝川 1 丁目南端をへて
相生橋東端(江東区越中島 2 丁
目 1 番地地先)に至る陸岸から
地先海域に流入する公共用水
域)
城南水域
次に掲げる水域及びこれらに流
入する日本の水域
1 古川左岸(港区海岸 1 丁目 15
番地地先)、右岸(港区海岸 2
丁目 7 番地地先)から上流に限
る
2 目黒川左岸(品川区東品川 1
丁目 39 番地地先)、右岸(品川
区東品川 3 丁目 8 番地地先)か
ら上流に限る
3 目黒川派川左岸(港区港南 2
丁目)、右岸(品川区東品川 1
丁目 3 番地地先)から上流に限
る
4 立会川左岸(品川区東大井 2
丁目 27 番地地先)、右岸(品川
区南大井 1 丁目 6 番地地先)か
ら上流に限る
5 内川左岸(大田区大森東 1 丁
目 36 番地地先)、右岸(大田区
大森東 1 丁目 37 番地地先)から
上流に限る
6 旧呑川左岸(大田区大森東 5
丁目 28 番地地先)、右岸(大田
区大森南 4 丁目 4 番地地先)か
ら上流に限る
第4章
排水
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JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
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7 呑川左岸(大田区大森南 5 丁
目 6 番地 2 号地先)、右岸(大
田区東糀谷 6 丁目 3 番地 1 号地
先)から上流に限る
鶴見川水域
鶴見川本川(東京都と神奈川県
の境(以下「神奈川県境」とい
う。)から上流に限る。)及び
恩田川(神奈川県境から上流に
限る。)並びにこれらに流入す
る日本の水域。
境川水域
境川本川(神奈川県境から上流
に限る。)及びこれに流入する
日本の水域。
東京湾水域
江戸川区の江戸川河口右岸から
大田区の多摩川河口に至る東京
都に属する陸岸の地先海域及び
これに流入する日本の水域で他
の水域に属しない水域。
島嶼水域(真水)
伊豆諸島及び小笠原諸島内の河
川及びこれに流入する日本の水
域。
島嶼海域
伊豆諸島及び小笠原諸島の周辺
海域。
海域
河川
島嶼及びその
海域
海域
表 C4.T33.
神奈川県に所在する施設の排水基準(1 日の排水量が 50 ㎥以上)
水域 3
項目
水質保全湖(A 地区)
カドミウム及び
その化合物
水質保全湖(A 地区)以外の水域
許容量 1
許容量 2
ND(不検出)
0.05ml/L
ND(不検出)
B 地区
海域
シアン
水質保全湖(A 地区)
0.5ml/L
水質保全湖(A 地区)以外の水域
0.5ml/L
B 地区
第4章
排水
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JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
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日本環境管理基準
海域
水質保全湖(A 地区)
有機リン化合物
鉛及びその化合
物4
ND(不検出)
水質保全湖(A 地区)以外の水域
0.2mg/L
ND(不検出)
B 地区
0.2mg/L
0.2mg/L
海域
0.2mg/L
0.2mg/L
水質保全湖(A 地区)
0.05mg/L
0.05mg/L
水質保全湖(A 地区)以外の水域
B 地区
海域
水質保全湖(A 地区)
六価クロム化合
物
0.05mg/L
0.05mg/L
水質保全湖(A 地区)以外の水域
B 地区
海域
水質保全湖(A 地区)
砒素及びその化
合物 5
0.01mg/L
0.01mg/L
水質保全湖(A 地区)以外の水域
B 地区
海域
水質保全湖(A 地区)
フッ素及びその
化合物 6
水質保全湖(A 地区)以外の水域
0.8mg/L
0.8mg/L
B 地区
海域
注意:
1.括弧内の値及び全大腸菌群は 1 日の平均である。
2.特定事業場とは、1971 年 11 月1日以降に設置された(1971 年 11 月 1 日よ
り前に建設中であったものを除く)事業場をいう。
3.水域の区分:
水域 A:千歳川(アゲジ沢との合流点から上流の区域)、新崎川(東海道新
幹線新崎川鉄橋上流端から上流の区域)、早川、酒匂川(飯泉取
第4章
排水
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JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
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日本環境管理基準
水堰ぜき上流端から上流の区域)、金目川(土屋橋上流端から上
流の区域)、相模川(寒川取水堰せき上流端から上流の区域)及
びこれらに接続し流入する河川及び水路
水質保全湖: 芦ノ湖、丹沢湖、相模湖、津久井湖、奥相模湖、宮ヶ瀬湖、
これらに接続し流入する河川及び水路
水域 B:水域 A 以外の日本の水域
4.鉛及びその化合物についての排出基準は、特定事業場(1995 年 2 月 1 日前
に設置されているもの及び同日前から建設工事中のものに限る)から水域 A
のうちの水質保全湖以外の水域への排水については適用しない。
5.特定事業場(1995 年 2 月 1 日前に設置されているもの及び同日前から建設
工事中のものに限る)から水域 A のうち水質保全湖以外の水域への排水に
係るこの表の適用については、砒素及びその化合物の項中「0.01」とある
のは「0.05」とする。
6.フッ素及びその化合物についての排水基準は、1 日当たりの平均的な排水量
が 50m3 未満である特定事業場(2002 年 7 月 1 日前に設置されているもの及
び同日前から建設工事中のものに限る)から水域 A のうち水質保全湖以外
の水域への排水については適用しない。
表 C4.T34.
山口県に所在する施設の排水基準
区分
許容限度 2
許容限度 3
1)その他の施設 4
フッ素
1 日の排水量が 100 ㎥未満
15mg/L
1 日の排水量が 100 ㎥以上 1,000 ㎥未満
15mg/L
1 日の排水量が 1,000 ㎥以上 10,000 ㎥未満
15mg/L
1 日の排水量が 10,000 ㎥以上 100,000 ㎥未満
15mg/L
1 日の排水量が 100,000 ㎥超
15mg/L
注意:
1.表示がない限り、1 日の排水量が 50 ㎥以上の基地に適用される。
2.1972 年 6 月 24 日より前に設置された施設に適用される。
3.1972 年 6 月 24 日以降に設置された施設に適用される。
4.その他の施設:ガス供給施設、給水施設、酸またはアルカリ表面処理施設、
電子めっき施設、集中調理施設、飲食店、廃油処理施設(1972 年 6 月 24 日
以降に設置されたもの)。
第4章
排水
130
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