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IT 担当者向け: Microsoft Office 2010 の運用ガイド
IT 担当者向け: Microsoft Office 2010 の運用ガイド Microsoft Corporation 発行: 2010 年 9 月 作成者: Microsoft Office System and Servers チーム ([email protected]) 要約 この文書では、Microsoft Office 2010 インストールの管理および保守について説明します。この 文書の対象読者は、IT ジェネラリスト、IT 運用者、ヘルプ デスクおよび展開スタッフ、IT メッセ ージング管理者、コンサルタントをはじめとする IT 担当者です。 この文書は、「Office 2010 リソース キット」 (http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=181453&clcid=0x411) の発行日時点のコンテンツを抜 粋したものです。最新のコンテンツについては、Web 上のテクニカル ライブラリを参照してくださ い。 このドキュメントは現状有姿で提供され、このドキュメントに記載されている情報や見解 (URL 等 のインターネット Web サイトに関する情報を含む) は、将来予告なしに変更されることがありま す。お客様は、その使用に関するリスクを負うものとします。 このドキュメントに記載されている事例の中には説明の目的で架空に設定したものが含まれて います。それらは現実の事例とは一切関係ありません。 このドキュメントは、マイクロソフト製品の無体財産権に関する法的な権利をお客さまに許諾す るものではありません。内部的な参照目的に限り、このドキュメントを複製して使用できます。 c 2010 Microsoft Corporation. All rights reserved. Microsoft、Access、Active Directory、Backstage、Excel、Groove、Hotmail、InfoPath、Internet Explorer、Outlook、PerformancePoint、PowerPoint、SharePoint、Silverlight、Windows、Windows Live、Windows Mobile、Windows PowerShell、Windows Server、および Windows Vista は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。 このドキュメントに記載されている情報は、このドキュメントの発行時点におけるマイクロソフトの 見解を反映したものです。マイクロソフトは市場の変化に対応する必要があるため、このドキュ メントの内容に関する責任をマイクロソフトは問われないものとします。また、発行日以降に発 表される情報の正確性を保証できません。 目次 IT 担当者向け: Microsoft Office 2010 の運用ガイド ................................................................................. 1 ヘルプの利用 .................................................................................................................................................................. 4 Office 2010 の保守と更新 ......................................................................................................................................... 5 Office 2010 で使用可能な更新プログラム ......................................................................................................... 6 Office 2010 管理用テンプレート ファイル (ADM、ADMX、ADML) および Office カスタマイズ ツ ール ................................................................................................................................................................................ 7 新規追加および削除されたグループ ポリシー設定および OCT 設定の概要 ................................ 7 グループ ポリシー設定の場所 ............................................................................................................................ 7 以前のバージョンのグループ ポリシー設定との競合を防止する ........................................................ 8 設定をインストールする .......................................................................................................................................... 9 このダウンロードに含まれるファイル ................................................................................................................ 9 関連項目 ................................................................................................................................................................... 13 Office 2010 の更新プログラムを適用する ....................................................................................................... 14 Outlook 2010 をアンインストールして以前のバージョンをインストールする ...................................... 15 概要 ............................................................................................................................................................................. 15 OCT を使用して Outlook 2010 をアンインストールする ........................................................................ 16 以前のバージョンの Outlook をインストールする..................................................................................... 16 関連項目 ................................................................................................................................................................... 17 Office 2010 を展開した後に言語を追加または削除する .......................................................................... 18 概要 ............................................................................................................................................................................. 18 はじめに ..................................................................................................................................................................... 19 既存のインストールを変更する ........................................................................................................................ 19 言語パックを展開する .......................................................................................................................................... 21 言語パックを削除する .......................................................................................................................................... 22 インストールされている言語を特定する ....................................................................................................... 23 関連項目 ................................................................................................................................................................... 24 Office 2010 のユーザーの構成を管理する ..................................................................................................... 25 Office 2010 のインストール後にユーザーの構成を変更する .................................................................. 26 概要 ............................................................................................................................................................................. 26 既存の Office のインストールのカスタマイズ ............................................................................................ 27 カスタマイズのしくみ ............................................................................................................................................. 28 関連項目 ................................................................................................................................................................... 29 ヘルプの利用 この文書では、正確を期すためにあらゆる努力が払われています。このコンテンツは Office system の TechNet ライブラリからオンラインでも参照できるので、問題が見つかった場合は次 の URL で最新情報を確認してください。 http://technet.microsoft.com/ja-jp/office/bb267342 オンライン コンテンツを参照しても解決しない場合は、Microsoft Office System and Servers コ ンテンツ チーム (下記のメール アドレス) に電子メール メッセージを送信できます。 [email protected] この文書の内容ではなく Microsoft Office 製品に関する問題については、下記の URL を使用 して Microsoft ヘルプとサポート センターまたは Microsoft サポート技術情報を検索してくださ い。 http://support.microsoft.com/?ln=ja-jp 4 Office 2010 の保守と更新 次の表に示された記事では、Microsoft Office 2010 のインストール後に更新プログラムを適用 する方法とユーザー構成を管理する方法について説明します。 このセクションの内容 記事 説明 Office 2010 で使用可能な更 Office 2010 で使用できる更新プログラムについて説明しま 新プログラム す。 Office 2010 の更新プログラ Office 2010 に更新プログラムを適用する方法を説明します ムを適用する 。 Office 2010 のユーザーの構 Office 2010 の既存のインストールを変更する方法を説明し 成を管理する ます。 Migrate an Office 2010 KMS host Office 2010 キー管理サービス (KMS) ホストを別のサーバー に移行する方法を説明します。 5 Office 2010 で使用可能な更新プログラム ここでは、Microsoft Office 2010 で使用可能な更新プログラムについて説明します。 このセクションの内容 記事 説明 Office 2010 管理 「Office 2010 Administrative Template files (ADM, ADMX, ADML) and 用テンプレート Office Customization Tool (英語)」 ファイル (ADM、 (http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=189316&clcid=0x411) (英語) のダウ ADMX、ADML) ンロード パッケージに含まれる、追加または更新された Microsoft および Office カ Office 2010 グループ ポリシーおよび Office カスタマイズ ツール スタマイズ ツー (OCT) の設定について説明しています。 ル 6 Office 2010 管理用テンプレート ファイル (ADM 、ADMX、ADML) および Office カスタマイズ ツ ール この記事では、「Office 2010 Administrative Template files (ADM, ADMX, ADML) and Office Customization Tool (英語)」(http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=189316&clcid=0x411) (英語 ) のダウンロード パッケージに含まれる、新規追加および変更された Microsoft Office 2010 の グループ ポリシー設定および Office カスタマイズ ツール (OCT) 設定に関する情報を示します 。 この記事の内容 新規追加および削除されたグループ ポリシー設定および OCT 設定の概要 グループ ポリシー設定の場所 以前のバージョンのグループ ポリシー設定との競合を防止する 設定をインストールする このダウンロードに含まれるファイル 新規追加および削除されたグループ ポリシー設定 および OCT 設定の概要 「Office 2010 Administrative Template files (ADM, ADMX, ADML) and Office Customization Tool (英語)」(http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=189316&clcid=0x411) (英語) のダウンロー ド パッケージには、Office カスタマイズ ツール (OCT) および OCT ファイルと、Windows Vista および Windows Server 2008 またはそれ以降のバージョンの Windows 向けの Office 2010 管 理用テンプレート ファイルの ADMX および ADML バージョンが格納された \Admin フォルダー が含まれています。 「Office 2010 Administrative Template files (ADM, ADMX, ADML) and Office Customization Tool」ダウンロード ページ (英語)には、更新された Microsoft Excel 2010 ブック、 Office2010GroupPolicyAndOCTSettings_Reference.xls もあり、このダウンロード ページの [Files to download] セクションから入手できます。このブックには、Office 2010 のすべてのグル ープ ポリシー設定および OCT 設定に関する最新情報と、グループ ポリシーと OCT に固有の 新規追加された、削除された、およびバージョン管理されていない設定が含まれます。 グループ ポリシー設定の場所 特定のコンピューターまたはユーザーが含まれるドメインまたは組織単位に関連付けられたグ ループ ポリシー オブジェクト (GPO) に適用されているポリシー設定に関する情報を取得するに は、グループ ポリシー管理コンソールの [グループ ポリシーの結果] を使用できます。ユーザ 7 ーまたはコンピューターのグループ ポリシーの結果データを表示するには、そのユーザーまた はコンピューターが含まれるドメインまたは組織単位の "グループ ポリシー結果データの表示" アクセス許可を持つユーザーであるか、目的のローカル コンピューターの Administrators グル ープのメンバーである必要があります。 別途記載のない限り、グループ ポリシー設定はグループ ポリシー オブジェクト エディターの [ ユーザーの構成/管理用テンプレート] ノードの下で構成し、OCT 設定は OCT の [ユーザー設 定の変更] ページで構成します。 グループ ポリシー管理コンソールについては、「Group Policy overview (Office 2010)」および「 Enforce settings by using Group Policy in Office 2010」を参照してください。グループ ポリシー の結果を使用してレポートを作成する方法の詳細については、「グループ ポリシーの計画およ び展開ガイド」(http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=182208&clcid=0x411) の「グループ ポリ シーの結果を使用した、ポリシーの結果セットの調査」を参照してください。 新しい管理用テンプレート 新しい Office 2010 アプリケーションである Microsoft SharePoint Workspace 2010 が使用でき る、新しい管理用テンプレートがあります。このアプリケーションのグループ ポリシー用として使 用できるテンプレートは、spw14.adm、spw14.admx、および spw14.adml です。 新しいポリシー設定を確認するには、「Group Policy settings reference for Microsoft Office 2010 (英語)」(http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=189156&clcid=0x411) (英語) を参照してく ださい。 OCT の設定と利用可能性 OCT 設定には 2 つの新しいファイル拡張子があります。.opax は標準のファイル名拡張子で, .opal は OCT 設定に関する言語固有の拡張子です。 新しい Office 2010 アプリケーションである SharePoint Workspace 2010 が使用できる、新しい OCT ファイルがあります。このアプリケーションの OCT 用として使用できる OCT ファイルは、 spw.opax および spw.opal です。 以前のバージョンのグループ ポリシー設定との競合 を防止する メモ: このセクションは、グループ ポリシーにのみ適用されます。OCT には適用されません。 Office 2010 のポリシー 設定情報は、次の表に示すように、Windows レジストリ内のバージョン 固有の場所に保存されます。 設定の種類 2010 サブキー ユーザー固有のポリシー HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\14.0 8 設定の種類 2010 サブキー 設定 コンピューター固有のポ HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Office\14.0 リシー設定 同様に、2007 Office system のポリシー設定情報は、次の表に示すように、Windows レジストリ 内のバージョン固有の場所に保存されます。 設定の種類 2007 サブキー ユーザー固有のポリシー HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\12.0 設定 コンピューター固有のポ HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Office\12.0 リシー設定 バージョン固有のレジストリ サブキーのどちらにも保存されない Office 2010 のポリシー設定が いくつかあります。これらのポリシー設定に関して、2007 Office system (またはそれ以前の) バ ージョンを構成済みの場合、これらのポリシー設定を [未構成] 状態に設定してから、前の Office 2010 の ADM ファイルまたは ADMX ファイルを削除し、Office 2010 の ADM ファイルま たは ADMX ファイルを読み込む必要があります。こうすると、そのポリシー設定のレジストリ キ ー情報がレジストリから削除されます。これは, .adm ファイルまたは .admx ファイルが削除され た場合、その .adm ファイルまたは .admx ファイルに対応する設定がグループ ポリシー オブジ ェクト エディターに表示されないためです。ただし, .adm ファイルまたは .admx ファイルから構成 されたポリシー設定は Registry.pol ファイル内に残り、適切な目的のクライアントまたはユーザ ーに引き続き適用されます。 設定をインストールする グループ ポリシー設定をインストールして読み込む方法については、「Enforce settings by using Group Policy in Office 2010」を参照してください。 OCT を更新するには、Office 2010 インストール ファイルまたはインストール イメージ内の /Admin フォルダーを、ダウンロード パッケージに含まれる新しい /Admin フォルダーで置き換 えます。 このダウンロードに含まれるファイル 「Office 2010 Administrative Template files (ADM, ADMX, ADML) and Office Customization Tool (英語)」(http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=189316&clcid=0x411) (英語) のダウンロー ド パッケージには、次のフォルダーとファイルが含まれています。 Office2010GroupPolicyAndOCTSettings.xls 9 重要: ポリシー設定に関する最新情報は、更新された Microsoft Excel 2010 ブック、 Office2010GroupPolicyAndOCTSettings_Reference.xls を参照してください。このブックは 、「Office 2010 Administrative Template files (ADM, ADMX, ADML) and Office Customization Tool」ダウンロード ページ (英語)の [Files to download] セクションから入手できます。 更新されたブック、Office2010GroupPolicyAndOCTSettings_Reference.xls には、ダウンロ ード パッケージのビルド後に加えられた設定の変更が含まれています。 AdminTemplates.exe \ADMX: ADMX フォルダーには、Windows Vista および Windows Server 2008 またはそれ 以降のバージョンの Windows 向けの管理用テンプレート ファイルの XML ベースのバージョン (.admx ファイルまたは .adml ファイル) が格納されています。Windows Server 2008 および Windows Vista またはそれ以降のバージョンの Windows の管理用テンプレート ファイルは、 ADMX (言語に依存しない) ファイルと ADML (言語固有) ファイルに分かれています。既定では 、ローカル コンピューター上の %systemroot%\PolicyDefinitions フォルダーにすべての ADMX ファイルが保存されます。ADML ファイルは、%systemroot%\PolicyDefinitions フォルダーの下の 言語固有のフォルダーに保存されます。各言語サブフォルダーには、その言語の .adml ファイ ルが含まれています。たとえば、英語の ADML ファイルは %systemroot%\PolicyDefinitions\enus フォルダーに保存されます。言語は、簡体字中国語 (中華人民共和国)、中国語 (香港特別 行政区)、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、およびスペイン語です。 \ADMX フォルダーに保存されているファイルは次のとおりです。 access14.admx excel14.admx inf14.admx office14.admx onent14.admx outlk14.admx ppt14.admx proj14.admx pub14.admx spd14.admx spw14.admx visio14.admx word14.admx \de-de: .adml ファイルのドイツ語バージョンが格納されています。 \en-us: .adml ファイルの英語バージョンが格納されています。 access14.adml excel14.adml 10 inf14.adml office14.adml onent14.adml outlk14.adml ppt14.adml proj14.adml pub14.adml spd14.adml spw14.adml visio14.adml word14.adml \es-es: .adml ファイルのスペイン語バージョンが格納されています。 \fr-fr: .adml ファイルのフランス語バージョンが格納されています。 \it-it: .adml ファイルのイタリア語バージョンが格納されています。 \ja-jp: .adml ファイルの日本語バージョンが格納されています。 \ko-kr: .adml ファイルの韓国語バージョンが格納されています。 \zh-cn: .adml ファイルの簡体字中国語 (中華人民共和国) バージョンが格納されて います。 \zh-tw: .adml ファイルの中国語 (香港特別行政区) バージョンが格納されています。 \ADM: 更新された .adm ファイルが含まれています。各言語サブフォルダーには、その言 語の .adm ファイルが含まれます。たとえば、英語バージョンの .adm ファイルは en-us サブフォ ルダーに格納されます。言語は、簡体字中国語 (中華人民共和国)、中国語 (香港特別行政区) 、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、およびスペイン語です。 \de-de: .adm ファイルのドイツ語バージョンが格納されています。 \en-us access14.adm excel14.adm inf14.adm office14.adm onent14.adm outlk14.adm ppt14.adm proj14.adm pub14.adm spd14.adm spw14.adml visio14.adm 11 word14.adm \es-es: .adm ファイルのスペイン語バージョンが格納されています。 \fr-fr: .adm ファイルのフランス語バージョンが格納されています。 \it-it: .adm ファイルのイタリア語バージョンが格納されています。 \ja-jp: .adm ファイルの日本語バージョンが格納されています。 \ko-kr: .adm ファイルの韓国語バージョンが格納されています。 \zh-cn: .adm ファイルの簡体字中国語 (中華人民共和国) バージョンが格納されていま す。 \zh-tw: .adm ファイルの中国語 (香港特別行政区) バージョンが格納されています。 \Admin: 更新された OPAX ファイル、oct.dll ファイルおよび octca.dll ファイルが含まれて います。これらのファイルは、OCT に関係がある以前のすべての修正プログラムを含みます。 各言語サブフォルダーには、その言語の .opal ファイル、Office カスタマイズ ヘルプ ファイル (OCT.chm)、および octres.dll ファイルが含まれます。たとえば、これらのファイルの英語バージ ョンは en-us サブフォルダーに格納されます。言語は、簡体字中国語 (中華人民共和国)、中国 語 (香港特別行政区)、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、およびスペイ ン語です。 oct.dll octca.dll \de-de: \en-us サブフォルダー内のファイルのドイツ語バージョンが格納されていま す。 \en-us: .opal ファイル、oct.chm ヘルプ ファイル、および octres.dll ファイルが格納さ れています。 access14.opal excel14.opal inf14.opal office14.opal onent14.opal outlk14.opal ppt14.opal proj14.opal pub14.opal spd14.opal spw14.opal visio14.opal word14.opal oct.chm Help file octres.dll 12 \es-es: .opal ファイル、oct.chm ファイル、および octres.dll ファイルのスペイン語バ ージョンが格納されています。 \fr-fr: .opal ファイル、oct.chm ファイル、および octres.dll ファイルのフランス語バー ジョンが格納されています。 \it-it: .opal ファイル、oct.chm ファイル、および octres.dll ファイルのイタリア語バー ジョンが格納されています。 \ja-jp: .opal ファイル、oct.chm ファイル、および octres.dll ファイルの日本語バージョ ンが格納されています。 \ko-kr: .opal ファイル、oct.chm ファイル、および octres.dll ファイルの韓国語バージ ョンが格納されています。 \zh-cn: .opal ファイル、oct.chm ファイル、および octres.dll ファイルの簡体字中国語 (中華人民共和国) バージョンが格納されています。 \zh-tw: .opal ファイル、oct.chm ファイル、および octres.dll ファイルの中国語 (香港 特別行政区) バージョンが格納されています。 ADM ファイルを使用する方法については、「Group Policy overview (Office 2010)」および「 Enforce settings by using Group Policy in Office 2010」を参照してください。 Windows Vista で ADMX ファイルを使用する方法については、「グループ ポリシー管理での ADMX ファイルの使用に関するステップ バイ ステップ ガイド」 (http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=75124&clcid=0x411) を参照してください。 Office カスタマイズ ツールを使用する方法については、「Office Customization Tool in Office 2010」を参照してください。 関連項目 その他のリソース Group Policy overview (Office 2010) Enforce settings by using Group Policy in Office 2010 Office Customization Tool in Office 2010 Planning for Group Policy (Office 2010) 13 Office 2010 の更新プログラムを適用する このセクションでは、Microsoft Office 2010 に更新プログラムを適用する方法を説明します。 このセクションの内容 記事 説明 Distribute product updates for Office 2010 Microsoft Office 2010 クライアント ソフトウェアのソフト ウェア更新プログラムとその配布方法について説明しま す。 Outlook 2010 をアンインスト Microsoft Outlook 2010 を削除し、以前のバージョンの ールして以前のバージョンを Outlook を再インストールして、ユーザーの Outlook プロ インストールする ファイルを再作成する方法について説明します。 Office 2010 を展開した後に言 既存の Office 2010 インストールに関して言語パックの追 語を追加または削除する 加と削除の方法を説明します。また、インストールされ ている言語の識別方法も説明します。 14 Outlook 2010 をアンインストールして以前のバ ージョンをインストールする 状況によっては、Microsoft Outlook 2010 にアップグレードした後に、ユーザー グループを以前 のインストールの Microsoft Outlook に復元する必要が生じることもあります。そのためには、 Outlook 2010 を削除し、以前のバージョンの Outlook を再インストールします。また、ユーザー の Outlook プロファイルも再作成する必要があります。 メモ: この記事は Outlook 管理者を対象としています。ユーザーがコンピューターの Outlook 2010 をアンインストールする方法の詳細については、「Office のアプリケーションとコ ンポーネントを個別にセットアップまたは削除する」 (http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=81274&clcid=0x411) を参照してください。 この記事の内容 概要 OCT を使用して Outlook 2010 をアンインストールする 以前のバージョンの Outlook をインストールする 概要 Office カスタマイズ ツール (OCT) を使用して Outlook 2010 をインストールした場合は、 Outlook の削除にも OCT を使用します。OCT で、オプションの一覧から [Office 2010] を選択 し、機能のインストール状態を [インストールしない] に設定してアンインストールします。OCT の詳細については、「Customize Office 2010」を参照してください。 スタンドアロンの製品 CD から Outlook 2010 をインストールした場合は、各コンピューターで /uninstall コマンド ライン オプションを使用してセットアップを実行し、Outlook をアンインストー ルする必要があります。詳細については、「Setup command-line options for Office 2010」を参 照してください。 Outlook 2010 は、複数の Microsoft Exchange Server 電子メール アカウントを使用できるように 変更されていることから、Outlook 2010 にアップグレードされたユーザー プロファイルは、以前 のバージョンの再インストール後には動作しません。つまり、Outlook 2010 をアンインストールし 、以前のバージョンの Outlook (Office Outlook 2007 など) を再インストールして、同じユーザー プロファイルで Outlook を起動することはできません。以前のバージョンの Outlook を再インス トールした場合には、ユーザー用に新しいプロファイルを構成および展開する必要があります。 Outlook の設定への影響 15 以前のインストールの Outlook に戻した場合、Outlook 2010 で指定した設定は維持されません 。Outlook の設定は既定値に戻るか、Outlook 2010 をインストールする前の状態に戻ります (設 定によって異なります)。 ルールは Outlook ストアに保存され、Outlook のアンインストールと再インストールによる影響 は受けません。 .pst ファイルへの影響 Outlook の個人用データ ファイル (.pst) は、Outlook 2010 のインストールまたはアンインストー ルによる影響は受けません。 ユーザーが Unicode の .pst ファイルを持っていて、Unicode の .pst ファイルをサポートしない、 以前のバージョンの Outlook を再インストールする場合は、Outlook 97-2002 の個人用フォル ダー ファイルに情報をコピーできます。そのためには、古い Outlook 97-2002 の個人用フォル ダー ファイル形式でデータ ファイルを作成し、Unicode データ ファイルからそのファイルにアイ テムをインポートします。自動的な手順でファイルの形式を変換することはできません。 OCT を使用して Outlook 2010 をアンインストールす る Office カスタマイズ ツールを使用して Outlook 2010 を削除するには 1. ネットワーク インストール ポイントのルートから、次のコマンドを実行して OCT を起動しま す。 \\server\share\setup.exe /admin 2. 既存のセットアップ カスタマイズ ファイル (.msp) を編集するには、[製品の選択] ダイアロ グ ボックスで [既存のセットアップ カスタマイズ ファイルを開く] をクリックします。新しいカ スタマイズ ファイルを作成するには、カスタマイズする Office スイートを選択し、[OK] をクリ ックします。 3. ナビゲーション ウィンドウで、[機能のインストール状況の設定] を選択します。 4. 中央のウィンドウで、[Microsoft Office] ツリーを展開し、[Microsoft Outlook] を右クリックし ます。 5. インストール オプションの [インストールしない] を選択します。ユーザーが Outlook を再イ ンストールできないようにするには、[非表示] および [ロック] を選択します。アプリケーショ ン名は [[H] [L] Microsoft Outlook] と表示されます。 6. すべてのカスタマイズが完了したら、セットアップ カスタマイズ ファイル (.msp) を保存し、 OCT を終了します。 7. セットアップ カスタマイズ ファイル (.msp) をユーザーのコンピューターに展開および適用し ます。 以前のバージョンの Outlook をインストールする Outlook 2010 を削除したら、以前のバージョンの Outlook を再インストールします。インストー ルの一部として、ユーザー用の新しいプロファイルを構成します。たとえば、OCT を使用して Office Outlook 2007 用のオプションを設定するか、カスタム インストール ウィザードを使用して Office Outlook 2003 またはそれ以前のバージョン用のオプションを設定します。または、 16 Outlook プロファイル (.prf) ファイルを配布することで、新しいプロファイルを構成することもでき ます。 関連項目 概念 Office 2010 のインストール後にユーザーの構成を変更する その他のリソース Customize Outlook profiles by using an Outlook Profile (PRF) file Configure feature installation states for Office 2010 17 Office 2010 を展開した後に言語を追加または 削除する ここでは、Microsoft Office 2010 の既存のインストールに対して言語パックを追加および削除す る方法について説明し、インストールされている言語を特定する方法についても説明します。 この記事の内容 : 概要 はじめに 既存のインストールを変更する 言語パックを展開する 言語パックを削除する インストールされている言語を特定する 概要 Office 2010 で最もよく展開される言語は製品と同時にリリースされますが、その他の多くの Office 2010 言語パックは順次リリースされます。Office 2010 Multi-Language Pack には使用で きるすべての言語パックが含まれていますが、すべての個別の言語パックがリリースされるまで リリースされません。ただし、すべての言語パックがリリースされる前に、多言語を使用する組織 を Office 2010 にアップグレードする場合、後で言語を追加または削除できます。Office 2010 の Office 2010 Multi-Language Pack CD および Office 2010 Proofing Tools Kit CD は、主要小 売店、Web サイト、または Microsoft ボリューム ライセンス プログラムを通じて購入できます。 Office 2010 を展開した後で言語を追加するには、次の 2 つの方法を使用できます。 既存のインストールを変更する方法。推奨されているこの方法を使用すると、言語が、 Office 2010 の展開に追加する 1 つの機能として扱われます。この方法では、Config.xml フ ァイルを変更して該当の言語を追加し、Setup.exe を再実行します。この方法の場合、ユー ザーのコンピューターにインストールされている製品に必要な言語部分のみがインストール されます。たとえば、Microsoft Office Professional 2010 のインストールに日本語を追加す る場合、日本語の Microsoft Visio 2010 リソースはインストールされません。ただし、コンピ ューターに Office Professional 2010 と Visio 2010 がインストールされている場合は、2 つ の個別の操作を通じて、それぞれの製品の日本語リソースを追加する必要があります。 言語パックを個別の製品として展開する方法。この方法の場合、少なくとも 1 つの Office 2010 製品がコンピューターにインストールされている必要があります。この方法では、イン ストールする Office 2010 言語パックの Setup.exe を実行して、完全な言語パックがコンピ ューターにインストールされるようにします。この方法は、Office 2010 のどの製品セットが ユーザーのコンピューターにインストールされているか不明な状態で、Office 2010 の展開 後に言語を追加するのに適しています。 18 はじめに 展開の開始に際して、使用する言語を決めることが重要です。初期展開後にユーザーの構成を 変更し、カスタマイズの一部として追加の言語を含める場合は、まず、展開するすべての Office 2010 言語パックを、Office 製品のファイルを格納するネットワーク インストール ポイント (たとえ ば、\\サーバー\共有\Office14) にコピーする必要があります。インストール ソースに含まれる 製品の静的リストは、カスタマイズ .msp ファイルの初期作成時にのみ作成されます。後で言語 をインストール ソースに追加する場合、既存の .msp ファイルは、この変更を反映するようには 更新されません。この問題に対処するには、次の手順を実行します。 1. Office カスタマイズ ツール (OCT) を使用して新しいカスタマイズ ファイルを作成します。 2. OCT の [ファイル] | [インポート] コマンドを使用して、既存のカスタマイズ .msp ファイルを インポートします。 3. 必要なカスタマイズを追加し, .msp ファイルを保存します。 4. 追加の言語でインストール ソースを更新した後、新しい .msp ファイルをユーザーに展開し ます。 既存のカスタマイズ .msp ファイルへの変更は、追加した言語には適用されないため、新しい .msp ファイルの作成および展開が正しく行われないと、予期しない動作が発生する可能性があ ります。新しい .msp ファイルを作成し、そのファイルに既存の .msp ファイルをインポートしない 場合、ラボのテストでは展開が正しく動作することもありますが、ユーザーの Office 2010 アプリ ケーションには新しい言語が表示されなかったり、言語機能の一部しか表示されなかったりする ことがあります。詳細については、「Import an Office 2010 Setup customization file」の「カスタマ イズ .msp ファイルをインポートして既存のインストールに言語を追加するには」および「Office 2010 のインストール後にユーザーの構成を変更する」を参照してください。 複数言語のネットワーク インストール ポイントを作成する方法の詳細については、「Customize language setup and settings for Office 2010」を参照してください。 言語タグの一覧については、「Language identifiers and OptionState Id values in Office 2010」を 参照してください。 既存のインストールを変更する Office 2010 の既存のインストールに言語を追加するには、セットアップを再度実行し、既存の Office インストールを変更する方法が推奨されています。元のインストールを変更しているだけ なので、[コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] に新しいエントリは表示されませ ん。 最初のインストールでインストールされたシェル ユーザー インターフェイス (シェル UI) の言語 を置き換えることはできません。シェル UI には、ファイル名拡張子、ツール ヒント、右クリック メ ニュー項目など、オペレーティング システムに登録される Office のコア要素が含まれます。 複数言語のインストールを更新する場合は、新しい言語がローカル コンピューターで設定され たユーザー ロケールに一致することを指定できます。たとえば、英語ユーザーとロシア語ユー ザーがいる組織では、最初に全員に英語を展開します。後でロシア語の言語パックが利用可能 になったら、次の行を Config.xml に追加します。 19 コードのコピー <AddLanguage Id="match" /> この場合、ユーザー ロケールがロシア語に設定されているすべてのコンピューターに、ロシア 語の言語要素がインストールされます。ユーザー ロケールが英語のユーザーには影響はあり ません。 Office のインストール後に追加の言語を展開するには 1. 新しい言語パックのファイルおよびフォルダーをソース メディアから元のネットワーク インス トール ポイントにコピーします。セットアップ ファイルを上書きするかどうかの確認メッセー ジが表示されたら、[いいえ] をクリックします。 各言語パックには、Office 2010 内のすべての製品の言語固有の要素が含まれています。 ただし、セットアップによってインストールされるのは、更新する Office 製品の言語固有の 要素だけです。 2. 更新する製品のコア製品フォルダーで、Config.xml ファイルを探します。 たとえば、Microsoft Office Professional Plus 2010 のインストールに言語を追加する場合 は、ProPlus.WW フォルダーで Config.xml ファイルを探します。 3. メモ帳などのテキスト エディターで Config.xml を開きます。 4. <AddLanguage> 要素を検索します。開始タグ <!-と終了タグ --> を削除して行のコメントを解除します。 5. Id 属性の値を、インストールする言語に対応する言語タグに設定します。追加の <AddLanguage> 要素および属性を含めることによって、複数の言語を指定できます。 たとえば、ロシア語バージョンを追加するには、次のように設定します。 コードのコピー <AddLanguage Id="ru-ru" /> 6. Config.xml に複数の言語を追加する場合は、1 つの言語をシェル UI の言語として指定す る必要があります。次に例を示します。 コードのコピー <AddLanguage Id="ru-ru" ShellTransform="yes" /> <AddLanguage Id="en-us" /> 最初のインストールで設定された ShellUI 言語がセットアップによって変更されない場合で あっても、ShellUI 言語を指定する必要があります。 7. Config.xml ファイルを保存します。Setup.exe を実行し、変更した Config.xml ファイルのパス を指定します。 20 完全修飾パスを使用する必要があります。たとえば、\\server\share\Office14\setup.exe /config \\server\share\Office14\ProPlus.WW\Config.xml のように指定します。 Office14 はネットワーク インストール ポイントのルートです。 セットアップも言語パックを個別の製品として認識するため、言語パックではなく、更新する Office 製品の Config.xml ファイルを指定する必要があります。 新しい Office 2010 インストールのこれらの言語を展開するには、「Customize language setup and settings for Office 2010」の「インストールする言語を指定する」を参照し、既存のカスタマイ ズ .msp ファイルを新しいカスタマイズ .msp ファイルにインポートします。インストール ソースに 含まれる製品の静的リストは、カスタマイズ ファイルの初期作成時にのみ作成されます。後で 別の言語をインストール ソースに追加する場合、既存のカスタマイズ ファイルは、この変更を 反映するようには更新されません。詳細については、「Import an Office 2010 Setup customization file」の「カスタマイズ .msp ファイルをインポートして既存のインストールに言語を 追加するには」を参照してください。 言語パックを展開する 組織内に複数の Office 2010 製品が展開されており、言語サポートを追加する必要がある場合 、言語パックを個別の製品として展開できます。この場合、セットアップは、Office 2010 のすべ ての製品の言語固有の要素をインストールします。どの製品がインストールされていても、追加 の言語バージョンにアクセスできます。 この展開方法を使用する場合は、少なくとも 1 つの Office 2010 製品が展開先のコンピュータ ーにインストールされている必要があります。 言語パックを個別に展開する場合、ユーザーのコンピューターに必要なディスク容量を検討する 必要があります。言語パックで必要なハード ディスク容量は、800 MB~1.5 GB の範囲です。 Microsoft Project 2010 と Microsoft Visio 2010 の言語固有の要素は個別にインストールされ ます。各言語パックでは、Project 2010 のコア製品フォルダーは PMUI.ll-cc です。Visio 2010 のコア製品フォルダーは VisMUIll-cc です。 言語パックを展開するには 1. 新しい言語パックのすべてのファイルおよびフォルダーをソース メディアからネットワーク上 の場所にコピーします。Office 2010 Multi-Language Pack を使用している場合は、インスト ールする言語のファイルとフォルダーのみをコピーできます。セットアップ ファイルを上書き するかどうかの確認メッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。 2. インストールする言語パックのコア製品フォルダーで、Config.xml ファイルを探します。 たとえば、ロシア語の言語パックをインストールする場合は、OMUI.ru-ru フォルダーで Config.xml ファイルを探します。 3. Office 2010 Multi-Language Pack または Office 2010 言語パックのネットワーク インストー ル ポイントのルートから言語パックのセットアップを実行し、Config.xml ファイルのパスをコ マンド ラインで指定します。次に例を示します。 \\server\share\Office14\LP\Setup.exe /Config\\server\share\Office14\LP\RU\OMUI.ru-ru\Config.xml Office14\SLP は言語パックのネットワーク インストール ポイントのルート、RU は言語フォ ルダーの名前です。 21 インストールする言語ごとに、上記の手順を実行します。 新しい Office 2010 インストールのこれらの言語を展開するには、「Customize language setup and settings for Office 2010」の「インストールする言語を指定する」を参照し、既存のカスタマイ ズ .msp ファイルを新しいカスタマイズ .msp ファイルにインポートします。インストール ソースに 含まれる製品の静的リストは、カスタマイズ ファイルの初期作成時にのみ作成されます。後で 別の言語をインストール ソースに追加する場合、既存のカスタマイズ ファイルは、この変更を 反映するようには更新されません。詳細については、「Import an Office 2010 Setup customization file」の「カスタマイズ .msp ファイルをインポートして既存のインストールに言語を 追加するには」を参照してください。 言語パックを削除する Office 2010 言語パックが個別の製品として展開されている場合は、Windows のプログラムの追 加と削除の機能を使用して、言語パックを削除できます。 Office 2010 言語パックが個別の製品としてではなく、Office 2010 と共に展開されている場合、 言語パックを削除する手順は、言語パックを展開する手順に似ています。<AddLanguage> タグの代わりに、<RemoveLanguage> タグを使用します。具体的な手順については、次の説明を参照してください。 削除する言語ごとに、次の手順を実行する必要があります。 言語パックを削除するには 1. 言語が、独立した製品としてではなく Office 製品と共に展開されている場合は、更新する 製品のコア製品フォルダーで、Config.xml ファイルを探します。 たとえば、Office Professional Plus 2010 のインストールから言語を削除する場合は、 ProPlus.WW フォルダーにある Config.xml ファイルを検索します。 2. メモ帳などのテキスト エディターで Config.xml を開きます。 3. <Display> 要素を検索します。開始タグ <!-と終了タグ --> を削除して行のコメントを解除します。 4. Level の値を “basic” または “none” に、CompletionNotice を “yes” に、 SuppressModal を “yes” に、そして AcceptEula を “yes” に設定します。 22 この行は次のようになります。 コードのコピ ー <Display Level="basic" CompletionNotice="yes" SuppressModal="yes" AcceptEula="yes" /> 5. <AddLanguage> 要素を検索します。ファイル内で要素が見つかったら、その要素を開始タグ <!-と終了タグ --> で囲んで行をコメントにします。 この行は次のようになります。 コードのコピー <!-- <AddLanguage Id="ru-ru" /> --> 6. <RemoveLanguage> 要素を追加します。 7. Id 属性の値を、削除する言語に対応する言語タグに設定します。 たとえば、ロシア語バージョンを削除するには、次のように設定します。 コードのコピー <RemoveLanguage Id="ru-ru" /> 8. Config.xml ファイルを保存します。 9. コア製品フォルダーで Config.xml ファイルを編集した場合は、Setup.exe を実行して、変更 した Config.xml ファイルのパスを指定します。 完全修飾パスを使用する必要があります。次に例を示します。 \\server\share\Office14\Setup.exe /Config\\server\share\Office14\ProPlus.WW\Config.xml Office14 はネットワーク インストール ポイントのルートです。 \\server\share\Office14\LP\Setup.exe /Config\\server\share\Office14\LP\RU\OMUI.ru-ru\Config.xml Office14\LP は言語パックのネットワーク インストール ポイントのルート、RU は言語フォル ダーの名前です。 削除する言語ごとに、上記の手順を実行する必要があります。 インストールされている言語を特定する 言語パックの初期インストール時、または言語パックの個別のインストール時に、レジストリ内で 、Office 2010 用にインストールされている言語のリストを確認できます。 Office 2010 のアプリケーションはすべて、共有のレジストリ データ セットを使用してそれぞれの UI 言語を決定していますが、それらすべてが必ずしも同じ UI 言語で表示されるとは限りません 23 。通常、Office 2010 のアプリケーションは、このレジストリ キーの UILanguage の値で示された UI 言語で表示されます。しかし、場合によってはそのようにならないことがあります。たとえば、 展開によっては、Microsoft Word 2010 と Microsoft Excel 2010 がフランス語でインストールされ ていて、それ以外の Office 2010 アプリケーションが別の言語でインストールされている場合が あります。この場合、他のアプリケーションはこのレジストリ キーの UIFallback リストを参照し、 インストールされている構成で機能する最初の言語を使用します。 インストールされている言語を特定するには 1. レジストリを開きます。 2. レジストリ キー HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Common\LanguageResources\ EnabledLanguages を展開します。 3. 言語の LCID が表示されます。言語を特定するには、「Language identifiers in Office 2010」 を参照してください。 4. UI 言語を確認するには、次のレジストリ キーを確認し、「Language identifiers in Office 2010」を参照してください。 5. HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Common\LanguageResourc es\HelpLanguage HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Common\LanguageResourc es\UILanguage フォールバック言語を確認するには、 HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Common\LanguageResources\ UIFallback のレジストリ キー値を確認します。言語を特定するには、「Language identifiers in Office 2010」を参照してください。 関連項目 概念 Office 2010 のインストール後にユーザーの構成を変更する その他のリソース Import an Office 2010 Setup customization file Language identifiers in Office 2010 Customize language setup and settings for Office 2010 Plan for multi-language deployment 24 Office 2010 のユーザーの構成を管理する このセクションでは、Microsoft Office 2010 でのユーザーの構成を管理する方法を説明します。 このセクションの内容 記事 説明 Office 2010 のインストール後にユーザー Office 2010 の既存のインストールを変更する の構成を変更する 方法を説明します。 25 Office 2010 のインストール後にユーザーの構 成を変更する ここでは、Microsoft Office 2010 の既存のインストールを変更する方法について説明します。 この記事の内容 概要 既存の Office のインストールのカスタマイズ カスタマイズのしくみ 概要 ユーザーのコンピューターに Office 2010 をインストールした後、当初のインストールのカスタマ イズに使用したツールを使用してインストールを変更できます。Office カスタマイズ ツール (OCT) を使用してセットアップ カスタマイズ ファイル (.msp ファイル) を作成または編集すること により、Office のインストールをカスタマイズできます。たとえば、機能を追加または削除したり、 ユーザー設定を変更したり、ファイルやレジストリのエントリを追加または削除したりできます。 Office 2010 では、2 種類のアーキテクチャ別の OCT を使用できます。1 つは 32 ビット版 Office 2010、もう 1 つは 64 ビット版 Office 2010 です。64 ビット版の OCT は、Office 2010 の 64 ビット版クライアント エディションをサポートし、32 ビット版の OCT と同じユーザー インターフ ェイス、機能、および構成可能な設定を備えています。同じコマンドを使用して、32 ビット版また は 64 ビット版の OCT を実行します。たとえば、32 ビット版 OCT を実行する場合は、次の例に 示すように、x86 (32 ビット) フォルダーから setup.exe /admin コマンド ラインを実行します。 \\server\share\Office14\x86\setup.exe /admin。64 ビット版 OCT を実行するには、x64 (64 ビット) フォルダーから setup.exe /admin コマンド ラインを実行します。64 ビット版 Office 2010 の詳細については、「Office 2010 64-bit editions」を参照してください。OCT の詳細については 、「Office Customization Tool in Office 2010」を参照してください。 26 メモ: Office 2010 製品 (たとえば Microsoft Office Professional Plus 2010) 用の初期セットアップ カスタマイズ ファイル (.msp ファイル) を作成してあり、後でインストールを変更して 言語パックを追加する必要がある場合は、OCT のインポート機能を使用して実現できま す。このような場合は、最初に、Office 製品のソース ファイルが格納されているネット ワーク インストール ポイントに、言語パックを追加します。次に、ネットワーク イン ストール ポイントのルートから OCT を実行して、同じ製品に対する新しいセットアッ プ カスタマイズ ファイルを作成し、以前に Office Professional Plus 2010 用に作成した元 のカスタマイズ .msp ファイルをインポートします。詳細については、「Import an Office 2010 Setup customization file」の「.msp カスタマイズ ファイルをインポートして既存の インストールに言語を追加するには」を参照してください。ネットワーク インストール ポイントについては、「Create a network installation point for Office 2010」を参照してく ださい。 Outlook プロファイルの更新 Microsoft Outlook では、OCT を使用してインストールを変更する方法以外に、新しい Outlook プロファイル ファイル (.prf) を配布して Outlook プロファイルを更新することもできます。たとえ ば、Microsoft Outlook 2010 をインストールするときに、ユーザーの Outlook プロファイルの構 成が含まれる .prf ファイルを保存した場合、プロファイルを少し変更するには, .prf ファイルで変 更を行って、そのファイルをユーザーに配布できます。PRF ファイルを使用してプロファイルを更 新する方法の詳細については、「Customize Outlook profiles by using an Outlook Profile (PRF) file」を参照してください。 既存の Office のインストールのカスタマイズ Office 2010 の既存のインストールをカスタマイズするには、次の手順に従います。 インストールをカスタマイズするには 1. ソース ファイルが格納されているネットワーク インストール ポイントのルートからコマンド ラ イン \\server\share\setup.exe /admin を実行して、OCT を起動します。 2. [製品の選択] ダイアログ ボックスで、カスタマイズする製品を選択し、[OK] をクリックしま す。 3. 左側のウィンドウでカスタマイズの項目を選択し、カスタマイズするオプションをクリックして から、右側のウィンドウでインストールをカスタマイズします。 たとえば、Microsoft Access 2010 をインストールから削除する場合は、左側のウィンドウで [機能] を探し、[機能のインストール状況の設定] をクリックします。次に、右側のウィンドウ で、[Microsoft Office] を展開し、[Microsoft Office Access] を右クリックして、[インストール しない] をクリックします。 4. インストールのカスタマイズが終了したら、[ファイル] メニューの [名前を付けて保存] をクリ ックします。 27 5. ファイル拡張子 .msp を付けて一意のカスタマイズ ファイル名を指定し、[保存] をクリックし ます。 6. ユーザーのコンピューターにセットアップ カスタマイズ ファイル (.msp) を展開して適用しま す。詳細については、「既存インストールへのセットアップ カスタマイズ .msp ファイルの適 用」を参照してください。 後で、既存のインストールにさらに変更を加える必要が生じた場合は、OCT を使用して新しい 保守用カスタマイズ .msp ファイルを作成できます。たとえば、既存の機能のインストール状況を 変更できます。 Office 2010 の既存インストールで既存機能のインストール状況を変更する最善の方法としては 、新しいセットアップ カスタマイズ .msp ファイルを作成し、実装する必要のある変更のみを行う ことをお勧めします。予期しない結果を防ぐには、必要な変更だけを指定する必要があります。 たとえば、初期インストールの後でセットアップ カスタマイズ .msp ファイルを作成して Access 機能を追加するには、OCT を起動し、製品用の新しいカスタマイズ .msp ファイルを作成します 。OCT の左側のウィンドウで [機能] を探し、[機能のインストール状況の設定] をクリックします 。右側のウィンドウで、[Microsoft Office] を展開し、[Microsoft Office Access] を右クリックして 、[マイ コンピューターから実行] をクリックします。[ファイル] メニューの [名前を付けて保存] を クリックし, .msp カスタマイズ ファイルのパスとファイル名を指定します。 カスタマイズのしくみ OCT によって作成されるセットアップ カスタマイズ ファイルは Windows インストーラー パッケー ジ (.msp) なので、ソフトウェアの更新プログラムの適用と同様の手順で、ユーザーのコンピュー ターにファイルを適用できます。.msp ファイルで定義されているカスタマイズの設定を使用して、 Office のインストールが変更されます。以下では、カスタマイズ .msp ファイルを既存の Office インストールに展開する方法を説明し、カスタマイズの修正プログラムのシーケンス番号を示し ます。 既存インストールへのセットアップ カスタマイズ .msp ファイルの適用 セットアップ カスタマイズ (.msp) ファイルを既存のインストールに適用するには, .msp ファイルを ユーザーのコンピューターに直接適用する必要があります。.msp ファイルを Updates フォルダ ーに格納してユーザーのコンピューターで再びセットアップを実行する方法や、コマンド ラインで カスタマイズ ファイルを指定してセットアップを実行する方法では、既存のインストールにカスタ マイズ ファイルを適用できません。 たとえば, .msp ファイルをダブルクリックすることで、または次の例で示すようにコマンド プロン プトで /p オプションを指定して msiexec を実行することで、セットアップ カスタマイズ .msp ファ イルを適用できます。 msiexec.exe /p \\server\share\custom.msp Windows インストーラーのコマンド ライン オプションの詳細については、「Windows Installer Command-Line Options (英語)」(http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=162945&clcid=0x411) ( 英語) を参照してください。 Microsoft System Center Configuration Manager 2010 などの展開管理プログラムを使用して、 セットアップ カスタマイズ ファイルを展開することもできます。詳細については、「System Center Configuration Manager TechCenter」 28 (http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=162933&clcid=0x411) の Web サイトを参照してください 。 Windows Server Update Services (WSUS) を使用してソフトウェアの更新プログラムを展開でき ますが、WSUS を使用してセットアップ カスタマイズ .msp ファイルを展開することはできません 。 カスタマイズの修正プログラムのシーケンス番号 OCT でカスタマイズ .msp ファイルを保存するたびに、そのカスタマイズ ファイルの修正プログ ラムのシーケンス番号が現在のコンピューターのタイム スタンプによって更新され、新しい修正 プログラムのグローバル一意識別子 (GUID) が生成されます。OCT .msp ファイルは、ファイル のタイム スタンプに従って時間順に適用されます。 シーケンス番号のしくみを説明するために、次の .msp 保守用ファイルを作成しているものとしま す。 1. Microsoft Office Access を [インストールしない] に設定した、uninstall-access.msp という 名前の OCT .msp ファイル。このファイルは事前に保存されるため、修正プログラムのシー ケンス番号はより若く、スタンプの日時はより古いものとなります。この .msp ファイルには 事前に番号が付けられ、Access はユーザーのコンピューターで [インストールしない] に設 定されます。 2. Microsoft Office Access を [マイ コンピューターからすべて実行] に設定した、installaccess.msp という名前の OCT .msp ファイル。このファイルは最後に保存されるため、修正 プログラムのシーケンス番号はより大きくなり、スタンプの日時はより新しいものとなります 。この .msp ファイルには、最初の OCT .msp ファイル uninstall-access.msp よりも後に番号 が付けられます。したがって、Access はユーザーのコンピューターで [マイ コンピューター からすべて実行] に設定されます。 関連項目 その他のリソース Office Customization Tool in Office 2010 Office 2010 64-bit editions Setup architecture overview for Office 2010 Import an Office 2010 Setup customization file 29