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掲 示 板 ギャラリートーク

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掲 示 板 ギャラリートーク
ギャラリートーク
152号
平成 28年3月1日
教員対象ギャラリートーク
神戸っ子
アートフェスティバル
小・中・特別支援学校の先生方とアートフェ
スティバル会場を回りました。
参加の先生方の自校の作品を皆で見て感
想を言い合ったり異校種の作品を見て質問
したり、と幅広い交流の場になりました。
作品を直接指導された先生方ならではの
指導にあたっての思いや現場の悩みなど、生
の声が聞けて時間を忘れるほど熱のこもっ
たギャラリートークになりました。
神戸市立北山小学校内
図工部ホームページ http://www2.kobe-c.ed.jp/zu-es/
今年度の研修を終えて
第 15 回アートフェスティバルも盛況のうちに無事終わり、今年度もあとわずかになりました。いつもな
がら会場いっぱいの子供達の作品のパワーに圧倒されました。教科書移行の時期でもあり、新しい題材も見
られ、例年以上に多種多様であったように思います。つぶやきや思いが聞こえてきそうなもの、時間をかけ
て完成させたであろうものなど見応えがありました。見方をかえれば先生方の教材研究や指導に対する熱意、
努力の賜物と言えます。今年度は研修部新体制 2 年目となり、テーマ「形や色に主体的に関わり、豊かに表
現する子供を育てる」のもと、
「A 表現1」と「鑑賞」の内容で始まりました。取り組みについては前号での
各研修会や A、B、C グループの報告でご存じのことと思います。各グループとも全市、ブロック内と発表
掲
5月 12日
研修世話係会①
KEC
5月19日
運営委員会①
KEC
6月 2日
ブロック別研修
A、
「授業づくりを支えるワーク」
摩耶小
「図画工作を通じて育てたい子供の姿について」
B、
「造形の会どうしていますか?」
「研修計画」
会下山小
C、
「墨絵体験」
「研修計画」
竹の台小
6月 16日
研修世話係会②
KEC
7月 7日
ブロック別研修
A、
「紙バンド、紙帯を使った造形遊びの実習」
魚崎小
B、
「ベテランの先生の授業を見せていただこう①」
授業者 若草小 藤井有子先生
「造形遊びの題材を持ち寄ろう」
若草小
C、
「アートカードを使った授業について」 舞子小
7月21日
研修委員会Ⅰ
KEC
7月29日
教育課程研究集会
KEC
8月 3日
研修講座「これからの図工教育
~神戸の作品から~」
講師:文部科学省初等中等教育局教育課程課
岡田京子調査官
稗田小
8月 21日
全体研修会
「鑑賞の授業を考えましょう」
兵庫大開小
8月 25日
神小研合同研修会
夢野の丘小
9月 1日
研修委員会Ⅱ
兵庫大開小
9月 15日
ブロック別研修
A、ブロック内公開授業に向けて「造形遊び」
なぎさ小
B、
「吉田先生の先行授業より」
箕谷小
C、
「墨絵の授業を見学しよう」
下畑台小
授業者 下畑台小 西尾拓也先生
示
板
の仕方は違いますが、世話係の先生方を中心に授業者、授業づくりリーダー、たくさんの協力者によって発
表する日を迎えました。指導案の検討、先行授業、そのための指導計画立案など膨大な話し合いの時間を使
B ブロック全市公開授業
妙法寺小
4 年「自然のカタチ、つな GO!GO!」
授業者 妙法寺小 吉田佑奈先生
10 月 13 日 研修世話係会③
KEC
10 月 20日 A ブロック内公開授業
摩耶小
5 年「つないでつないでぐんぐんぐん」
授業者
摩耶小 三澤弘昴先生
11 月 10 日 C ブロック研修
美賀多台小
「粘土の会」講師:津野充利先生
11 月 17日 C ブロック 全市公開授業
竹の台小
6年「ぼくの わたしの墨アート」
授業者 竹の台小 櫻井和代先生
12 月 8日 運営委員会② 研修世話係会④
KEC
12 月 15日 区別世話係会
1 月 12日 ブロック別研修
A、授業研究会 3年「つくろう!マイガーデン」
授業者 中央小 長原まどか先生
中央小
B、
「試してみよう 教科書題材」
小部小
C、
「ワークショップの場から学ぶ~子供がいきい
きと主体的に活動に取り組むために」
デザイン・クリエイティブセンター神戸
1 月 26日~31日
第15回神戸っ子・アートフェスティバル
県立美術館
2月 2日 研修世話係会⑤
KEC
2 月 16 日 ブロック別研修
A、作品持ち寄り・題材紹介
高羽小
B、
「絵の導入どうしていますか?」
夢野の丘小
「研究授業その後」
C、
「ベテランに学ぼう」
太山寺小
3月 1日 研修委員会Ⅲ
KEC
3月 8日 運営委員会③
KEC
10 月
6日
ってより良いものを見つけていきました。毎年のことながら、関わった先生方お疲れ様でした。ありがとう
ございました。研修会に参加していつも思うのは、熱心な若い先生が多いなということです。知りたい、学
びたいという気持ちが強く、研修終了後も個人的にたくさんの質問をしておられます。授業を見る、発表を
聞くというのもよい研修ですが、自らが試してみる授業ほど深い研修はないと思います。その際年間計画や
授業時数はどうする?となりますが、造形遊びや鑑賞は短時間でもすることができます。子供の生の反応を知
り、授業の展開や準備不足に気づくことが次へのステップになります。この点、担任の先生に比べ同じ授業
を複数するわけですから研修の場はたくさんあります。まさしく私の苦手なアルファベット=PDCA サイク
ル(実はいつもやっていることですが)です。少しでも授業経験が増すと研修への参加がよりおもしろくな
り、授業展開もまた広がっていきます。大がかりな授業だと気が重いけれど、時間を決めて短時間ですると
負担は少ないです。絵や工作の合間に、造形遊びや鑑賞の授業を入れてみてはいかがでしょうか。
ベテランと言われるようになって久しいですが、若い頃は毎日教材研究に追われ、他の校務をうらめしく
思いながら過ごしていました。使い慣れた道具一つをとっても子供の立場からすれば初めてのもの、自分で
使うのと子供が使うのとの大きな違いにとまどったものでした。ただ目をキラキラさせてやってくる子供達
に応えたい一心で授業をしていたように思います。下手な導入、ばたばたと用意した準備物、板書など失敗
を上げたらきりがありません。授業を終えた後は反省だらけ。でも子供達はついてきてくれました。その頃
からの積み重ねで今の私があります。この教材をしたい、こんな授業をやってみたいという熱意は子供に伝
わります。15 年目の頃、図工が何より苦手な 6 年生の男の子が休み時間に木工作を仕上げていました。何
度も使っていた工具をやっと使えて満足のいく表現ができた時、彼は「先生!図工っておもしろいなぁ」と
言ったのです。決して上手にできたわけではないけれど、彼にとっては大きな一歩だったのでしょう。あの
時「ああ、私はこの一言を聞きたくて図工の先生をしているんだ。」と思いました。
今日も図工室へ期待いっぱいの子供達が「おはようございます!」と言いながら入ってきます。
「さぁ、今
日も頑張ろう。
」
神戸市立花谷小学校
橋本 雅美
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