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建 壊 道 ラ 公 築 れ 路 イ 園 物 な ・ フ ・ の い 橋 ラ 緑 応 堤 梁 イ 地 急
4 5 特 集 平成28年(2016年) 8 月20日 安全 安心 防災まちづくり ∼ 江戸川区におけるまちづくりの取り組み ∼ 4 月に発生した平成28年熊本地震では、最大震度 7 の大きな揺れを 2 回も観測し、熊本県と大分県を中心 とした各地で家屋などに甚大な被害をもたらしました。 今後30年の間に70%の確率で発生するといわれている首都直下地震では、震度 6 強∼ 7 の地震による倒壊 家屋および火災により焼失する建物は区内で約 2 万3000棟に上ると想定されています。また、洪水や高潮な ど、同時発生する複合災害も考慮したまちづくりが必要になります。今回の特集では、安全・安心まちづく りに向けた区の取り組みや支援を紹介します。 問 都市計画課調整係☎5662-6368 りょう 狭い道路の拡幅・防災機能を 備えた公園の整備 密集住宅市街地整備促進事業 整備前 南小岩七・八丁目地区 整備後 壊れない堤防整備 道路・橋梁整備 ∼洪水 ・ 高潮 ・ 津波からまちを守る∼ ∼安全なネットワーク∼ 陸地面積の約 7 割が「ゼロメートル地帯」である本区にとって、堤防は生命線ともいえ 大地震や水害などの災害が発生した際に、安全な避難や復旧活動を支えるのが橋梁を含 る重要な施設です。戦後の巨大台風による被災経験から、これまで堤防のかさ上げや防潮 堤整備などの治水事業を行ってきました。 めた道路ネットワークです。区では、都市計画道路の整備や橋梁の耐震対策、長寿命化修 繕、架け替え事業を計画的に進めています。 東日本大震災や首都直下地震の被害想定などを踏まえ、スーパー堤防整備や堤防・水門 などの耐震対策をより一層推進していく必要があります。 今後も国や都と連携を図り、壊れない堤防・水門整備を実施していきます。 今年度から、老朽化した松本橋の架け替えに着手し、平成33年度の完成を目指します。 問 計画調整課計画係☎5662-8389 問 計画調整課計画係☎5662-8389 幅員6m 幅員1.6m 整備前 松島三丁目地区 整備後 密集地域では、ひとたび大きな地震が起きると建物倒壊や火災が発生し、多く の人々が住居を失う危険性があります。狭い道路を拡げ、防災機能を備えた公園 をつくることにより、避難路の確保や緊急車両の進入、早期の復旧・復興につな げます。 ※詳しくは、区ホームページ「密集住宅市街地整備促進事業」をご覧ください。 ライフラインの耐震対策 取り壊し前 南小岩七・八丁目周辺地区 平成28年熊本地震では、住宅や建 などの耐震化を進めています。 区では、平成25年度から液状化に伴う下水道マンホール浮上抑制対策にも積極的に取り組んでいます。こ れまでに約1300カ所の対策を行っており、29年度に完了する見込みです。 問 計画調整課調整係☎5662-1885 築物が大きな被害を受けました。地 マンホールの浮上抑制対策▼ ※都下水道局 経営計画2016より抜粋。 下水道管とマンホールの接続部の耐震化▼ 取り壊し後 対策前 対策後 弁 金網 マンホール壁 液状化現象 液状化現象に よる過剰な水 圧をマンホー ル内に逃がし て浮上を抑制 します。 液状化現象 地震により被害を受 けやすい下水道管と マンホールの接続部 を可とう化します。 地震の揺れ 地震の揺れを吸収するゴム ブロックなどを設置 震発生後の住宅や建築物は、一見被 害がないようでも、その後の余震で 倒壊する恐れがあります。また、ガ ラスの破片や崩れた部材などの落下 物や、ブロック塀倒壊の危険もあり ます。 このため、人命に関わる二次的災 害を防止することを目的として「被 災建築物応急危険度判定」を行い、 判定結果ステッカーを建物に貼って 表示します。 なお、この調査は、建物の「全壊」 「半壊」といった、災害による被害 り 建て替え後 公園・緑地などの防災空間の拡充 公園や緑地は、震災・水害時の 「応急危険度判定員」として熊本県 へ派遣し、現地での判定業務を行い ます。区では、 「みどりのオープ ンスペース」の拡充・高台化を推 ※詳しくは、区ホームページ「不燃化推進特定整備事業」をご覧ください。 問 まちづくり推進課事業調整係☎5662-0895 ました。 現在では、全国の自治体 進していきます。 さらに、かまどベンチや災害時 対応トイレの設置など、防災施設 の充実を図ります。 との連携により、相互に支 援要請ができる体制となっ ています。 問 建築指導課調査係 問 計画調整課調整係 ☎5662-1885 ための調査とは異なるものです。 区では、 4 月下旬に職員を 2 名、 ▼かまどベンチ▼ 避難場所や復旧・復興拠点になり 「不燃化推進特定整備事業」では、特に防災性に課題のある区内 4 地区を指定 し、古い建物の取り壊し費用や、燃えにくい建物へ建て替える場合の設計費など の一部を助成することで、「燃えない・燃え広がらないまち」を目指しています。 の程度を証明する罹災証明書発行の ▶区職員による応急危険度判定︵熊本市︶ 水圧 水圧 水圧の上昇 圧力調整爪 建て替え前 松島三丁目地区 建築物の応急危険度判定 地震などの災害時に、被害を最小限に抑え、ライフラインとしての機能を確保するために、水道・下水道 不燃化推進特定整備事業 松本橋の完成イメージ図 完成間近の補助286号線(中央一・二丁目) 完成後のイメージ図 ◀地震で倒壊したブロック塀︵熊本市︶ 古い木造建物の取り壊し・ 建て替え促進 工事中のスーパー堤防(北小岩一丁目) 普段はベンチとして使用 災害時にはかまどとして使用 ☎5662-1104 判定結果ステッカー