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平成26年度業務報告及び平成27年度事業計画

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平成26年度業務報告及び平成27年度事業計画
第16年度
(平成27年度)
平成27年4月1日から
平成28年3月31日まで
事
業
計
画
中国生乳販売農業協同組合連合 会
岡 山 市 北 区 桑 田 町 1 番 3 0 号
TEL 086-236-3371 FAX 086-236-3372
-1-
目
次
1.基本方針
2.事業方針及び事業実施計画
3.総合損益計画 (案)
(1) 事業管理費明細
-2-
1. 基本方針
(1)平成26年度の業績において自動車及び電器産業を始めとして東証1部上場の相
当数の企業においてアベノミクスによる円安効果及び原油価格低下の恩恵に浴し
好決算が見通されている。
他方、消費経済を巡る情勢は消費増税がもたらす実質賃金の低下を背景として一般
消費は停滞基調で推移している。
(2)このため、現政権は平成27年度の春闘において経営者側に労働賃金への分配を要
請し、勤労者所得の上昇をテコに一般消費の拡大を通じた経済の好循環を目論んで
いる。
(3)また、現政権は戦後体制の改革を旗印として内閣府主導による規制改革に取り組み、
その先鞭として農協組織が俎上に挙げられている。
農政においては農家の所得向上に向けた農地集積及び6次産業化、輸出促進等を核
とする攻めの農政への転換が推進されようとしている。
(4)酪農分野においても内閣府の規制改革検討機関における提起を受けて平成27年
度から指定団体が設置する生乳受託規程の弾力的運用に取り組むこととなった。
(5)酪農政策としては攻めの農政を受けて地域における関係機関の支援による中核酪
農家の育成等の基盤対策となる畜産クラスター事業が設置・運営されることとなっ
た。
(6)平成27年度の酪農情勢としては前年度に引き続き生乳生産基盤の弱体化からの
脱却が重要課題に位置付けられる。
このため生乳計画生産対策は平成24年度を起点に向う3か年を単位とする中期
型となり、平成27~29年度が次期運営期間となるが前期同様に期間中は前年度
実績を下回らない数量設定で運営されることとなった。
しかしながら、酪農経営環境は年度期首からの3円程度/㎏の乳価値上げを享受す
るものの飼料価格の高止まりが吸収できない場合は増産意欲の醸成は困難といえ
る。
(7)生乳需給は年度期首からの牛乳等の小売価格値上げによる消費の減少が懸念され
るものの、搾乳牛資源の停滞に連動して生乳生産も停滞することから需給関係のし
わ寄せは乳製品への出現が予測され、今年度もカレントアクセスを始めとする輸入
頼みによる需給運営が想定される。
(8)このような酪農情勢を踏まえ、当連合会は平成27年度において以下の事項を重点
に事業展開に取り組むものとする。
①
向う3か年(平成27~29年度)の生乳受託数量27万トン以上の確保を目指す第2次
HOSTY生乳生産基盤復元計画の着実な運営
②
酪農経営の実態に基づく乳価交渉及び酪農理解醸成活動(乳価値上げ訴求、牛乳消費の維
持)の展開
③
会員組織間の事業・機能の提携及び共同化等による生産コスト低減の模索
-3-
2. 事業方針及び事業実施計画
(1)酪農経営の実態に基づく適正乳価の実現
①
平成27年度取引価格については、飲用向け並びに醗酵乳等向け用途が平成26年度交
渉の結果、平成27年4月からキロあたり3円の値上げを適用した基本乳価が決定して
いる。上記に加え、平成27年度乳価交渉において決定した学乳向けキロあたり3円、
加工向けキロあたり2円、生クリーム向けキロあたり3円の値上げを適用した基本乳価
により取引を開始する。
② 平成27年度の乳価交渉については、当面は飲用向け及び醗酵乳等向けが対象となるが、
乳価交渉時期については、期首からの乳価値上げがもたらす酪農経営への寄与実態及び
小売価格の値上げによる消費影響の見極めがポイントとなる。
③ 酪農経営実態においては、期首段階から手取り乳価で3円/㎏程度の値上げとなるもの
の飼料価格の高止まりによる厳しい状況が続いていることから、要求事項の設定に当た
っては昨年と同様に経営実態把握のための調査を行なうものとする。なお、具体的要求
事項及び時期については全国情勢も踏まえて取り組むこととする。
④ 他方、小売価格値上げによる消費減退を食い止めるため、流通・小売業界及び消費者に
対し牛乳価値の訴求及び酪農産業への理解促進を内容とする酪農理解醸成活動に取り
組む。また、牛乳の流通・小売市場の正常化による乳価の安定を期するため不当廉売申
告活動への取り組むものとする。
(2)生乳の品質改善・安全安心確保対策
① チェックシートにおいて全項目未記入者は無くなったが、今年度は一部未記入者が無く
なるよう指導と普及に努める。
併せて会員と連携し搾乳機器衛生管理ボードについての確認を行い、正しい搾乳機器管
理について徹底を図る。
② 安全安心の確保に係る地域協議会及び県域協議会を通じ、全国の取り組み方針や管内の
進捗状況等について関係機関で情報を共有し円滑な推進を図る。
③ 引き続き生乳への殺菌・消毒剤の混入防止を徹底するため、適正使用の遵守を指導する。
④ 会員の乳質改善に係る優良事例等の情報交換に努め、相互啓発及び管内への普及を図る。
⑤ 上記の品質改善・安全安心に係る事業展開を通じ乳業者と生乳取引の円滑化を図る。
なお、乳業者との体細胞数取引基準の緩和については、全国的な状況も踏まえながら
継続的に協議を行うこととし、当面は現状の30万/ml以下を維持する。
このことにより、生産者に対しては会員段階に設置された指導基準のもとに衛生的乳
質の維持・改善に努めるものとする。
-4-
(3)広域生乳検査体制の効率的運営
①
引き続き委託先である岡山県畜産協会と連携し検査体制の効率的な運営を図る。
②
更新時期にあるバクトスキャンについては補助事業を活用した更新を検討する。また、
更新に係る経費負担の低減を図るため平成 26 年度事業利益から機器更新への目的積み
立てを行うこととする。
③
乳質改善目標に対しての達成度合いを検証しながら会員間格差を縮小し、成分的および
衛生的乳質基準の統一と合わせて乳価テーブル及びペナルティー体系の統一に向けた
協議を進める。
④
検査結果の有効活用が可能となるよう配信の迅速化に加え乳量データの取込みの実現
に努める。
⑤
生乳検査精度管理認証制度に基づき生乳検査における精度の維持向上に努める。
(4)5県完全共販体制の円滑な運営
①
全国連との連携の下に、一元集荷多元販売及び生乳需給調整機能の円滑な発揮に努め手
取り乳価の向上に努める。
②
生乳共販体制の円滑な運営による合理化メリットの創出に努めるとともに、酪農生産基
盤の動態に対応する効率的な集送乳事業の構築を図る。
③
補助事業を活用した集乳路線の整備に当たり、隔日集乳の推進等、乳量減少下における
経費の増高を抑制する。
④
CS機能の位置付け並びに将来の在り方について引き続き検討を行う。
⑤
会員間で行える協業可能な事業や事務について実施可能なものから進めて行く。
(5)生乳計画生産対策の運営
①
平成27年度生乳計画生産対策は、向う3年間を単位として前年度実績を下回らない中
期型として2期目に移行し、その構図は前年度と同様に供給目標数量(「販売基準数量」
+「特別調整乳」)と「選択的拡大数量」の3階建ての枠組みとなった。
②
全国の供給目標数量は6,765.7千トン、前年度実績見込み対比 102.7%(閏年修
正 102.4%)に設定された。指定団体別配分において当連合会はチーズ向けを除く供給
目標数量で282,819トン、同102.1%(閏年修正101.8%)が割り当て
られている。
③
当連合会は平成27年2月28日開催の生乳受託販売委員会及び理事会で平成27年
度生乳計画生産対策の運営方針等に係る協議の結果、チーズ向けを除く中央からの配分
数量に基づく取り組みを決定した。
④
会員別の数量設定については前年度実績見込み数量をベースに置き、中央配分の供給目
標数量にチーズ向け取引予定数量の400tを加えた伸び率102.5%(閏年修正1
02.2%)を一律適用して平成27年度計画生産目標数量とした。
⑤ 昨年度承認された島根県での新規就農枠140tは同県に別途配分した。運営に
当たっては5会員の一体的な運営を基本に期中における進捗状況を踏まえた会
員間の流動化を絡めた運営を図ることとした。
-5-
⑥ 生乳受託販売委員会では全国の計画生産対策において設置されている過剰回避対策実
施に係る経費負担への対応に当たり、引き続き生産基盤活性化対策資金として0.17
円/㎏の積み立てが決定された。合わせて、超過・未達に係るペナルティー等は中央取
り決めに準ずることとなった。
平成27年度会員別計画生産数量の設定
当連合
会配分
供給目標数量①
鳥取
島根
岡山
広島
山口
56,756
62,623
94,393
50,727
16,801
新規就
農枠
0
140
0
0
0
合計
281,300
140
販売基準数量
(単位:t)
選択的拡大②
特別調
整乳
306
338
510
274
91
1519
チーズ向
計画生産
目標数量
③=①+②
81
89
134
72
24
57,143
63,190
95,037
51,073
16,916
400
283,359
(備考)各会員とも計画生産目標数量③は前年度受託数量実績見込み比102.5%
(6)HOSTY生乳生産基盤復元計画の策定と実行支援
①
中央における平成24年度からの中期計画生産対策に併せ、当連合会では平成24~27
年度の3年間の中で受託数量30万トンへの復元を図る第1次HOSTY生乳生産基盤
復元計画に取り組んだ。
②
初年度の平成24年度こそ前年増を達成したものの、2~3年目は急激な飼料高騰がもた
らす経営窮状から酪農家の廃業が加速度的に進み大きく前年度割れとなり結果として計
画の達成は不調となった。
③
このような状況の中で去る2月28日の生乳受託販売委員会において、今年度からの向こ
う3年間(平成27~29年度)の生乳生産基盤の復元対策となる第2次計画が承認され
た。
④
第2次計画の骨子としては生産基盤の根幹である酪農家戸数と乳用牛資源の加速度的減
少に歯止めを掛け、3年後の平成29年度における受託数量27万トンの維持を目標とし
た。
⑤
また、目標達成対策として当連合会は第1次計画の運営に引き続き会員に対して雌雄判別
精液の普及拡大奨励等、会員の実情に応じた生産基盤対策を支援することとした。
支援に係る平成27年度の事業原資としては、生乳共販事業における合理化メリットから
10,000千円及び生乳生産基盤活性化対策資金から20,000千円の合計30,0
00千円を充当させることとした。
-6-
(7)消費拡大事業関連
①
MILK●JAPAN事業を核とした管内における消費拡大活動に取り組むとともに、
乳価引き上げに関し小売り・流通事業者及び消費者等への酪農理解醸成運動を実施する。
②
牛乳乳製品料理コンクール中国大会を開催する。
(8)総務及び広報機能の強化
ア) 財務及び業務推進体制の強化
①
組織・財務強化を期するため経費節減及び業務の合理化を通じ内部留保の創出に努める
とともに、新人職員の確保及び教育等の人材の育成により業務推進体制の強化を図る。
②
乳価引き上げによる生乳取引高の増高及び過当競争禍が懸念される乳業情勢を踏まえ、
取引先乳業者への信用調査の実施、保証金及び担保の差し入れ等の債権保全措置の拡充
を履行する。また、当連合会自らも取引に係る不測の事態を想定し貸倒引当金の積み増
しを行う。
③
預り金、拠出金の適正管理に努める。
イ) TPP参加交渉における反対運動の継続展開
各種団体と連携を取りながらTPP参加交渉反対運動の継続展開を行う。
ウ) 後継者の確保に資する対策
酪農後継者育成対策の一環として中国四国酪農大学校への継続的な運営支援を行う。
エ) 情報連絡・広報機能の強化
①
当連合会の事業運営に係る理解促進及び情報の発信・収集を図るため、行政機関及び関
係団体との連絡調整を図る。
②
5県完全共販体制の円滑な運営と定着を期するため機関紙(中販連だより)の発行やホ
ームページにおける情報開示等の広報機能の強化に努める。
(9)補助事業の適正運営
当連合会が実施主体となる指定助成事業を始めとする補助事業について会員組織の
参加意向を踏まえた取組を図るとともに、適正な運営に努める。
-7-
3. 総合損益計画
<事業総利益の補足説明>
科
1
(単位:千円)
目
金
71,300
事業総利益
1,593,796
(1)販売事業収益
72,020
24,705
1,497,071
販売手数料
全国連手数料
共販事業収益
1,522,496
(2)販売事業費用
24,705
1,497,791
全国連手数料
共販事業費用
2
75,085
事業管理費
46,426
14,445
6,116
7,098
1,000
(1)人件費
(2)業務費
(3)諸税負担金
(4)施設費
(5)その他事業管理費(貸倒繰入)
事
業
3
事業外収益
額
利
▲3,785
20,472
益
112
2,376
6,850
11,134
(1)受入利息
(2)雑収入
(3)受入助成金
(4)受入補助金
(5)受入補給金
4
16,019
事業外費用
(1)支払利息
(2)貸倒損失
5,500
10,019
(3)支払助成金
(4)支払補助金
(5)雑損失
500
(6)寄付金
事
業
外
経
常
5
特別利益
利
4,453
668
0
益
利 益
0
0
(1)固定資産処分益
(2)その他の特別利益
6
0
特別損失
0
0
(1)固定資産処分損
(2)固定資産圧縮損
668
税引前当期利益
※販売手数料 (受託乳量)277,700 トン×0.26 円/kg=72,020 千円
※生乳販売高、生乳受託高は、31,301,000 千円を計画
-8-
区分
数量・金額
備考
生乳受託販売数量
うち全国連再委託数量
277,000トン
75,920トン
前年見込 100%(閏年換算 99.7%)
受託生乳販売高
31,301,000千円
277,700t×113 円/kg
受託生乳受入高
31,301,000千円
販売高に同じ
※受託生乳販売高、受託生乳受入高は受託販売事業に付き収支予算書に計上せず。
※受託生乳販売に係る中販連受託事業収益
販売手数料(中販連)
72,020千円
277,000t×260 円(0.26 円/kg)
集乳収入
806,901千円
277,000t×2,913 円(2.913 円/kg)
送乳収入
447,078千円
277,000t×1,614 円(1.614 円/kg)
CS収入
177,280千円
277,000t×640 円(0.64 円/kg)
広域検査体制収入
65,812千円
277,000t×0.14 円/kg
牛検・依頼検査等
合
1,593,796千円
計
※受託生乳販売に係る中販連委託事業費用
集乳費用
806,901千円
277,000t×2,913 円
送乳費用
447,078千円
277,000t×1,614 円
CS費用
177,280千円
277,000t×640 円
広域検査体制費用
66,532千円
277,000t×100 円(0.10 円/kg)
牛検・依頼検査等
検査機器リース料(コンビフォス・
オズモメータ)
合
1,522,496千円
収
費
計
益
用
1,593,796千円
1,522,496千円
事 業 収 益
71,300千円
-9-
(1)事業管理費明細
(単位:千円)
損益計算書科目
人
件
内訳科目
費
役員報酬
10,680
給料手当
27,566
法定福利費
5,280
福利厚生費
130
退職給付費用
1,650
役員退任慰労金
0
雑給
0
役員退任慰労金繰入
1,120
計
業
務
費
2,520
接待交際費
237
宣伝広告費
30
通信運搬費
946
印刷費
1,635
消耗品費
945
教育情報・研修費
360
信用調査費
502
旅費
6,000
支払手数料
730
販売雑費、雑費
540
システム構築研究費
0
設
費
144
負担金
5,972
108
保守修繕費
50
保険料
40
水道光熱費
360
賃借料
5,280
消耗備品費
0
リース料
1,260
貸倒引当金
合
6,116
減価償却費
計
その他事業管理費
14,445
租税公課
計
施
46,426
会議費
計
諸税負担金
金額
7,098
1,000
計
75,085
- 10 -
第
15
平成26年4月
年
度
1日から
平成27年3月31日まで
業務報告書
中国生乳販売農業協同組合連合会
岡山市北区桑田町1番30号
TEL 086-236-3371 FAX 086-236-3372
- 11 -
目
次
第1 事業概況書
Ⅰ
連合会の事業活動の概況に関する事項
1 事業の概況
2 事業部門別実施要領
3 事業成績の推移
4 事業の経過
5 その他連合会の事業活動の概況に関する重要な事項
Ⅱ
連合会の運営組織の状況に関する事項
1 総会の開催状況
2 会員の状況
3 役員の状況
4 職員の状況
5 組織の構成
6 施設の設置状況
7 その他連合会の運営組織の状況に関する重要な事項
第2 貸借対照表
第3 損益計算書
第4 注記表
第5 附属明細書
Ⅰ
計算書類に関する事項
1 会員資本
2 固定資産
3 外部出資
4 借入金
5 引当金等
6 役員との取引
7 事業管理費
8 加工原料乳等生産者経営安定対策事業に係る生産者積立金明細
9 その他の重要な事項
Ⅱ
事業概況書に関する事項
1 役員に対する報酬
2 役員の兼業等
3 その他の重要な事項
- 12 -
第1
事業概況書
第15年度(平成26年4月1日~平成27年3月31日)事業概況書
【Ⅰ】連合会の事業活動の概況に関する事項
1. 全国情勢(概況)
(1)一般経済
①
平成26年度は17年振りの消費税増税で幕を開け、税率は5%から8%へと引き上げ
られた。経済財政運営の健全化及びインフレターゲットを指向するアベノミクスにおい
ては平成27年10月からの消費税率10%を既定路線に掲げたことから、このたびの
改定は税制改革の第1弾として位置づけられる。
②
増税後の景気動向は増税前の駆け込み需要の反動を背景とする個人消費の不振、円安イ
ンフレによる物価上昇等の要因から経済成長率は第1及び第2四半期とも大幅なマイ
ナス成長で推移した。
第2四半期までの景気動向を重視した安倍首相は、消費税率10%への改定時期を1年
半延期し平成29年4月からとする政策変更を公表した。
③
消費増税がもたらす景気の減速の傍らで日銀は10月末に追加金融緩和を公表したと
ころ為替市場が強く反応し円相場は1ヶ月間で10円の円安進行、一時は7年4ヶ月振
りに1ドル120円を突破する事態を招来した。
④ 産業界においては円安の急進に加え原油相場の低下を追い風として、自動車・電機業界
等の輸出依存度の高い企業の業績の好転に牽引され株式市場は活況を呈した。
しかしながら、企業活動が好転しつつも賃金への分配が低位に置かれたことが消費低迷
の背景にあったことから経済の好循環を期するに当たっては賃金の引き上げが平成2
7年度における経済成長の重要課題となった。
(2)外交・貿易
①
外交・貿易分野ではTPP(環太平洋連携協定)を巡り、リーダー役として早期合意を
迫る米国に対し我が国は農業団体が中心となり「農産品の重要5品目を自由化からの除
外又は再協議の対象とする」との国会決議の遵守を基本とする運動が展開された。
②
合意を急ぐ米国においても大統領に交渉妥結に係る権限を付与するTPA法案が政党
間での調整が整わず本会議での審議入りは遅延状態にある。
TPP交渉は情報が非公開であり真相は不明であるが報道の範囲では協議は停滞模様
にあるものと想定される。
③
他方、TPPとは別に二国間貿易交渉として日豪EPA(経済連携協定)が7年間の交
渉期間を経て合意に至り11月には国会での批准を見た。主要な合意内容は牛肉、乳製
品の品目ごとの市場アクセスに係る関税率と輸入数量枠が設定されたが、運用において
は国内酪農畜産への影響緩和策として牛肉ではセーフガードの設置、乳製品では関税割
り当て制度が適用されることとなった。
- 13 -
(3)農業・酪農政策
①
アベノミクスにおける農業政策としては「攻めの農業」を標榜し6次産業化、輸出産業
化の推進に向けて内閣府内に設置された産業競争力会議及び規制改革会議を通じて改
革事項が提言され、6月25日には「日本再興戦略」及び「規制改革実行計画」として閣
議決定された。
中でも農協組織は岩盤規制改革の象徴として全国農協中央会をはじめとする全国組織
が改革の照準となった。
②
酪農分野では指定団体が行う生乳受託販売について意欲的な生産者の創意工夫に対応
し得る受け皿の整備に係る提言を受け農水省は指定団体に対し生乳受託販売の弾力化
への対応が可能となるよう生乳受託規程における細則例の整備等の指導通知を発した。
③
平成26年度末(27年3月31日)には酪肉近代化計画が公表された。
酪農については弱体化した生産基盤の実態を踏まえ向こう10年先の生乳生産は75
0万トンで基準年度の平成25年度対比で5万トン増の極めて現実的な数量見通しと
なっている。このため計画では「人(酪農家)」「牛(乳牛)」「飼料(自給度の向上)」
による生乳生産基盤の確保を焦点に施策方針が策定された。
④
750万トンの生乳生産量を消化ずる需要の構図は人口の減少基調を反映して飲用向
けが基準年度の396万トンから359万トンへと減少が予測されることから用途別
には乳製品仕向け需要量(385万トン)が飲用向けを上回る見通しとなっている。
(4)生乳需給情勢
①
平成26年度の生乳需給は生産基盤の弱体化を背景に全国の生乳生産総量は7,331
千トン、前年度比98.4%と2年連続の減産となった。
用途別には飲用向けが3,910千トン(同98.6%)乳製品向けが3,361千ト
ン(同98.1%)、うち特定乳製品向けは1,537千トン(同95.9%)限度数
量を263千トン下回る2年連続の大幅減少となった。
②
このため乳製品需給は綱渡りの状況で推移し、バターはカレントアクセス枠では充足が
できず7,000トンの追加輸入が行われたが年度末在庫は期首当時の2.8ヶ月程度
となった。他方、脱脂粉乳在庫は期首当時をやや上回る3.9ヶ月となった。
③
牛乳類等の生産・消費動向については、生乳生産数量の停滞に制約されて主要品目であ
る牛乳(前年度比99.0%)加工乳・成分調整牛乳(同96.8%)乳飲料(同96.
8%)は前年度割れとなった。
とりわけ減少基調にあった牛乳の生産量は2,994千k㍑と36年振りに3,000
千㍑を下回ったが、消費増税影響が懸念された年度当初の消費観測に対しては軽微に留
まったものと総括されている。
また、前年度まで順調に増加していた醗酵乳については前年度並みへと伸び率が鈍化し
た。
④
指定団体の生乳計画生産対策については生乳生産基盤弱体化の防止を期するため平成
24年度から3ヵ年を単位に前年度生産実績を下回らない数量を目標とする中期型に
移行した。
中期型第1期の最終年度となる平成26年度において、期首段階では供給目標数量6,
827千トン、前年度比101.8%に指定団体から申請されたチーズ向けを主体とす
る選択的拡大数量482千トンを加算した計画生産目標数量は7,309千トン、同1
03.4%の増産設定となった。
- 14 -
しかし、運営途上においては生産基盤の弱体化が反映され、指定団体からの減量申請及
び生産者のアウト・イン等による調整後の最終的な計画生産目標数量は7,065千ト
ン、同98.3%と大幅な減量修正となった。
修正計画に対する実績(受託数量に連動)は7,067千トン、98.5%とほぼ計画通り
の達成となったが指定団体別には当連合会に164トンの微量の未達ペナルティーが
生じた。
(5)乳価情勢
①
乳価情勢としては前年度乳価交渉において飲用牛乳向けが平成25年10月から5円
/kgの値上げで妥結に至ったものの、その適用期間を巡り指定団体と乳業者間、更に
は指定団体間においても認識の違いが生じた。このため、平成26年度の交渉開始には
時期的なズレ込みが生じた。
②
指定団体側は前年度の乳価値上げの範囲では経営改善及び生産意欲の回復には至らず、
流通飼料の高止り等による酪農経営の窮状長期化及び生乳需給の逼迫等を背景に乳価
値上げ交渉に取り組んだ。
各指定団体の要求額については管内の経営実態をベースが加味され3~5円/kg値
上げで臨むとともに、交渉の実効を期するため前年度に引き続き流通・小売業界及び消
費者を対象とする理解醸成活動に取り組んだ。
③
他方、乳業側にも円安の続伸による厳しい酪農経営実態に理解が及び12月頃から交渉
進展への動きが生じ、12月18日には新聞紙上において飲用消費の中心である関東生
乳販連と大手乳業との合意が報道された。
合意内容及び背景としては、
◎ 乳価は飲用及び醗酵乳等向けに対し3円/kgの値上げ。学乳向けについても同
時値上げを検討。
◎ 値上げ財源は卸・小売価格への転嫁により確保する。転嫁にかかる期間として3
ヶ月を見込み、乳価値上げの開始は平成27年4月から開始。
上記を骨格とする回答が相場となり全国的に交渉妥結への展開を見るに至った。
④
平成26年度乳価情勢における飲用牛乳向け以外の情勢において、学乳向けについては
殆どの指定団体が前年度内の期中改定を見合わせ平成26年4月から5円/kgの値
上げを適用した。
また、乳製品向け乳価についてはホクレンと乳業者間で妥結した生クリーム向け3円/
kg、加工原料乳1.5円/kgの値上げが相場となり全国に波及した。
以上のような一般情勢及び酪農情勢下において当連合会は始業15年度目となる平成
26年度の指定団体業務の運営に取り組んだ。
全国の指定団体と同様に当連合会においても生乳生産基盤の弱体化防止を重要課題と
位置づける中にあって、平成26年度内の生産者の廃業は58戸、減少率7.4%に
達し、平成の酪農危機と称された平成19年度をも上回る厳しい実態となった。
頭数基盤も戸数減少に連動した廃用出荷に加えて交雑種生産へのシフト及び初妊牛産
地相場の高騰による更新の停滞等に起因して乳用牛頭数も減少したことから生乳生産
は前年度より約10千トン強の減少による277千トン、前年度比96%台となった。
- 15 -
このため、平成26年度においても前年度に引き続き窮状打開の活路を乳価値上げに
求め組織を挙げて乳価交渉に取り組んだ。更には生産基盤の復元を期するため支援措
置を継続実施すると共に平成27~29年度の3年間を期間とする第2次HOSTY
生産基盤復元計画を作成した。同計画においては生産基盤の趨勢と復元手段を網羅し
たが、生産量としては現実的な視点から平成29年度における管内生産量270千ト
ンの確保を目標とした。
以下、平成26年度における当連合会の取り組み実績について報告する。
2. 事業部門別実施状況
(1)総務部関係
ア) 防府酪農協との係争対応
①
山口県酪農農業協同組合(山口県酪)の准組合員である防府酪農農業協同組合(以下「防
酪」という)が5県生乳共販体制の運営における経費負担の在り方を不服として当連合
会を相手取り提訴(平成26年2月28日付け、山口地裁下関支部宛訴状提出)した不
当利得請求事件への対応を図った。本事案についてはラウンドテーブルを主たる審議の
形式として進行されたが平成26年度内の結審には至らず次年度への繰越しとなった。
当連合会は係争における法的手続き及び論争等への対応に当たり、代理人としての顧問
弁護士を配置した。
②
係争長期化の中で、当連合会は山口県酪を脱退する意向を表明した防酪からの員外利用
の受け入れの要求に対し、共販への認識不足を理由に拒否姿勢を示したところ防酪は農
水大臣宛に指定団体の指定取り消しを求める行動へと転じたことから混迷状態に陥っ
た。
事態の打開に当たり、当連合会は指定団体制度における員外利用の規定に係る法的解釈
等について行政相談を重ねたところ、ようやく平成26年度末において員外利用に関す
る契約の成立を前提とする協議の開始に至った。
イ) 事務局体制の整備
平成26年度期中において、当連合会の業務部販売課長が逝去する不幸が発生した。
事態の重大性に鑑み、後任職員の早期補充が求められたが、中長期観点からの人材育成
を基本に平成27年4月1日付け採用となる新卒のプロパー職員を確保した。
ウ) 島根県農業協同組合の発足
平成27年3月1日に島根県内11JA が統合し新たに島根県農業協同組合(略称 JA し
まね)が発足した。
当連合会では3月26日開催の臨時総会において全農島根県本部からJAしまねに対
する権利義務継承に伴う会員の変更(平成27年4月1日付け加入)に係る承認及び役
員の補欠選任においては坂本忍氏が理事として選任された。
エ) 酪農情勢及び当連合会の事業推進内容等に係る情報提供・理解促進に資するため
機関紙「中販連だより」並びにホームページの開設運営等の広報活動に取り組ん
だ。
- 16 -
(2)業務部関係
ア) 乳価交渉について
①
平成26年度の乳価情勢は、当面するプール乳価見通しにおいて、
◎ 飲用牛乳向けについては前年度(平成25年度)交渉の妥結内容を反映して、平
成26年度上半期末までは5円の値上げが担保されていること。
◎ 学乳向け乳価については前年度飲用牛乳向け乳価の改定時に、期中の学乳供給価
格の改定を回避し、平成 26 年度期首から5円/kgの値上げが適用できること。
このような飲用及び学乳向け乳価情勢に加え、
◎ 乳製品向け乳価ついては北海道における平成26年度乳価交渉で妥結した内容
(加工向け1.5円/kg、生クリーム向け3円/kgの値上げ)が平成26年度
期首から適用できること。
等により年度を通じた乳価水準は前年度より上昇が確実な見通しにあり、結果として上
記を範囲に留まったことから平成26年度のプール乳価は上半期で3.85円/kg、
下半期で0.58円/kg、通期では2.24円/kgの上昇実績となった。
②
しかしながら平成26年度乳価交渉は、前年度交渉においてミルク年度(平成25年1
0月~26年9月末)を提唱した最大手乳業者が平成26年度上半期内の乳価交渉に敬
遠姿勢を示すとともに、指定団体側にもミルク年度の評価及び消費増税と消費動向の見
極め等を巡り足並みの乱れが生じた。
③
当連合会は前年度の乳価決定が発酵乳向けの据え置きによりプール乳価ベースでは要
求額を大幅に下回る水準となったことから、平成26年度交渉においては前年度の積み
残しを含め酪農経営の窮状実態を反映した値上げ交渉に取り組むこととした。
平成26年度乳価交渉は、既に前年度末の段階において管内生乳生産基盤の弱体化脱却
を基本に大幅値上げの意向を提示した。
④
その後、酪農経営実態の把握及び生乳需給動向等の調査分析を踏まえた具体的な要求に
ついては平成26年7月3日開催の生乳受託販売委員会(以下「販売委」という)及び
理事会において決定した。
要求内容は、学乳を除く飲用牛乳向け5.1円/kg、発酵乳向け7円、燃油高騰に伴
う乳業者への生乳輸送費支援0.3円を構成要素に置き全生乳換算では5円/kgの値
上げ、改定時期は平成26年10月1日に設定した。
指定団体の要求事項7~8月にかけて全国的に出揃ったが、要求乳価については3~5
円/kgの範囲でバラツキが生じたことから後述のとおり妥結水準において当連合会
としては不満の残る妥結内容となった。
⑤
交渉経過において、上半期内は大手乳業者の消極姿勢からこう着状態を余儀なくされた
が、8月下旬~9月にかけての円安状態に伴う流通飼料価格の上昇が乳業者にも乳価対
応への検討機運が生じ交渉は急速な進展をもたらすこととなった。
⑥
乳価値上げの実現に当たり、乳業者はその原資を流通・小売等の川下段階への価格転嫁
で確保する意向にあった。このため、各指定団体とも流通業界及び消費者に対する厳し
い酪農現場の窮状打開を訴求する酪農理解醸成運動に取り組み、当連合会も管内各県の
有力紙を通じた広報活動を展開した。
また、マスコミにおいてはバター不足の社会問題化の背景について酪農家の廃業等の生
乳生産基盤の低下が報道されたことも、交渉進展の追い風となった。
- 17 -
⑦
12月への移行と共に交渉は正念場を迎え、乳業者からは妥結の模索に当たり有額回答
が提示される状況となった。
当連合会も地元交渉に加え大手乳業本社への訪問による直接交渉により妥結促進を図
った。
12月18日には平成27年4月1日から飲用牛乳及び醗酵乳向けを対象に3円/k
g値上げの適用を旨とする関東地区における交渉妥結が新聞報道され、これが全国相場
へと波及することとなった。
なお、飲用牛乳向け値上げの範疇には学乳向けも含めた検討が提案された。
⑧
当連合会は醗酵乳の値上対象としたことは評価しつつも3円の値上げ額及び回答への
不満から追加交渉に全力を傾注した。しかしながら、牛乳等において川下転嫁の実行可
能な値上げ水準及び3ヶ月を想定した川下との交渉期間並びに小売値上げによる消費
減少懸念を背景に頑なに3円の回答に固執した。
⑨
平成26年度乳価交渉の総括時期を控え、当連合会は12月8日に生乳受託販売委員会
及び理事会を開催し追加交渉経過及び新聞報道以後の全国情勢を報告し乳業者に対す
る回答方針を協議した。
その結果、値上げ額3円/kgへの不満を総意としつつも、全国的に受け入れの潮流に
ある情勢を踏まえ、当連合会としては
◎ 値上げ乳価の適用時期について平成27年4月1日の前倒し適用を求める。
◎ 乳業者の回答は、平成26年度乳価交渉に係る内容であり27年度版は改めて交
渉する。
◎ 乳成分の取引基準の見直し改定について乳業者の支援を求める。
等を中心に意見集約を図り、大詰めの交渉については理事会に一任する旨のとりまとめ
を行った。
⑩
このような販売委におけるとりまとめを踏まえて乳業者との大詰めの交渉に臨んだ結
果、適用時期の前倒しについては川下転嫁の期間の必要性が強く主張され合意回答は不
調となった。
他方、平成27年度版交渉の実施及び乳成分取引基準の見直し改定については生処を挙
げたコンセンサスの形成への理解が得られた。
更には、平成27年度への移行までに北海道における乳製品向け乳価が妥結した場合に
は当連合会にも適用することで合意した。
以上の大詰めの交渉結果を踏まえて理事会における承認及び総括を行った。
イ) 体細胞数取引基準の見直し協議について
生産基盤の弱体化が進行する中で生乳生産量の増加を期するに当たっては乳牛の長命
連産等限りある乳牛資源の有効活用を目的に体細胞数の取引基準に着目が及び30万/
mlから40万/mlへの緩和についてJミルク等の関係団体は平成27年度からの移
行を提唱、国も今年度公表の酪肉近代化計画で政策課題への位置づけを図った。
当連合会では平成27年2月28日開催の販売委及び理事会において、乳質改善に向け
た最近の会員組織の取り組みの方向性を踏まえ、生乳の安全安心確保及び乳房炎罹患に
よる乳量損失の観点から協議を行った。
その結果、当連合会においては、当面、平成27年4月から乳業者との間における取引
基準および会員組織内においけるペナルティー基準の見直し等の緩和改正は行わない
という方針を決定した。
- 18 -
ウ) 指定団体機能の整備強化の推進について
①
5県完全共販体制下において合理化メリットの創出及びその有効活用を図った。
1. 生乳生産量は年度当初から減産が進み、生乳の供給に支障を来たすこととなったが、
域内への優先配乳やCS集乳量減少などの影響から合理化メリットは25,256
千円を確保した。
2.
合理化メリットの取り扱いについては、販売委における協議・とりまとめを踏まえ
て、弱体化した生産基盤の回復を促し HOSTY 生乳生産復元計画に基づく目標数量
の達成を期するための諸対策を実施した。
3.
HOSTY生乳生産基盤復元計画の推進に当たっては生乳共販合理化メリット及
び生産基盤活性化対策資金と合わせた3,000万円の予算規模により、ⅰ)緊急
導入助成、ⅱ)後継牛確保対策助成、ⅲ)育成牛保留助成、ⅳ)乳用雌子牛生産流
通助成事業、ⅴ)会長特認事業の5事業から成る「生産基盤維持拡大対策助成事業」
を実施した。
② 自然災害時乳代見舞金制度において、会員からの申請に基づき広島県における夏季の豪
雨禍によって発生した廃棄乳 12,481kgに対して廃棄費用を含み1,462,569円
を支出した。
エ) 広域生乳検査体制の整備強化について
①
指定団体の広域化に伴う適正な生乳取引と乳代精算の公明性及び乳質改善等に資する
ため広域生乳検査体制を確立し岡山県畜産協会に生乳検査業務を委託して実施した。
平成26年度の検査実績は格付検査(生乳取引)、配分検査(乳代精算)、細菌検査、
牛群検査、依頼検査など合計380,374検体の検査を実施した。
生産者戸数、生乳生産量の減少を背景に検査検体数も漸減傾向にある。
検査項目
格付検査
細菌検査
配分検査
牛群検査
依頼検査
計
検体数(本)
5,374
28,017
29,004
285,117
32,744
380,374
前年比(%)
98.1
93.6
93.2
93.1
95.3
93.4
②
平成25年10月1日付で生乳検査精度管理委員会の生乳検査精度管理認証(3年ごと
に審査)を更新し、生乳検査精度の維持向上と検査業務の効率化に努めた。
- 19 -
オ) 生乳計画生産対策の運営
①
平成26年度の生乳計画生産対策は中央配分による当初割り当ての「供給目標数量」2
91,060トン(前年度実績費101.4%)をベースに「選択的拡大生産数量」4
00トンを加算した「計画生産目標数量」291,460トン(前年実績対比101.
4%)を当連合会の運営・管理数量として設定し会員別配分を行い運営した。
②
『供給目標数量』には「販売基準数量」288,922トンと「新規就農枠」300ト
ン並びに「特別調整乳数量」1,838トンから構成され、『選択的拡大生産数量』は
チーズ向け数量を充当して設定した。
③
当連合会の運営方針としては、昨年どおり個人別割り当ての採否は会員段階に委ね、会
員間の流動化を調整の基本に置き一体的な運営を図ることとした。また全国で取り組む
過剰回避対策の経費については会員共通負担とし、生産基盤活性化対策資金として設定
した全生乳0.17円/kgの内の0.12円/kg相当を充てることとした。
④
計画生産の運営に際しては、廃業増加などから経産牛飼養頭数が減少しており年度当初
から受託数量は著しく減少し、上期の前年実績比は95.5%、下期は97.0%と減
少した。このため中央段階の運営要領に基づき9月末の早期返還時に10,000トン、
12月の最終返還時に3,000トン追加の合計13,000トンを中央返還した。
⑤
このことにより最終の『計画生産目標数量』は278,460トン(前年実績対比96.
8%)、内訳として『供給目標数量』278,060トン及び『選択的拡大生産数量(チ
ーズ向け実績数量)
』400トン)に修正された。
⑥
中央への最終返還時における判断は、下期の生産回復を期待しての数量枠としたが、固
体資源事情がF1 牛指向及び初妊牛価格の高止まりによる導入の停滞などの影響もあっ
て、平成26年度生乳計画生産実績は、チーズ向けを除く受託実績ベースで276,3
53トン(前年実績対比96.3%)となった。
⑦
この受託実績(チーズを除く)は供給目標数量対比99.4%と中央における計画生産
要領の下限値(前年実績比96.8%)アローアンスの0.5%内に収まらない状況と
なった。このため中央の定める計画生産対策要領に基づき当連合会に対しては164t
の数量ペナルティーが適用され次年度の計画生産枠から減量が生じることとなる。
カ) 受託乳量の状況
チーズ向けを含む総受託乳量は276,742トン(前年対比96.2%)となった。
期別内訳としては上半期が139,475トン(前年同期比95.5%)、下半期が1
37,267トン(前年同期比97.0%)となり、全会員が前年実績を下回った。
平成26年度会員別生乳受託実績
上期累計
鳥
取
島
根
岡
山
広
島
山
口
中販連合計
数 量
27,764
30,876
46,950
25,578
8,307
139,475
(単位:㌧%)
下期累計
前年比
93.7
97.0
96.1
95.4
93.4
95.5
数 量
28,028
30,663
46,111
24,174
8,293
137,267
※端数処理につき合計不一致
- 20 -
合計
前年比
96.3
99.6
98.2
92.9
95.9
97.0
数 量
55,791
61,538
93,061
49,752
16,600
276,742
前年比
94.9
98.3
97.1
94.2
94.6
96.2
キ) 販売乳量の状況
上記受託数量に公共施設分を加えた販売実績は277,401トン(前年対比96.3%)
となった。販売に当っては、全国連と連携を図り需給調整に努めた。
その結果、域内業者への販売数量は全体の92.8%に当る257,379トン(前年
対比97.6%)、域外乳業へは同7.2%に相当する20,023トン(前年対比8
2.2%であった。管内生乳生産量の減少により域外販売が若干減少し、前年度に比べ
域内比率が0.7ポイント上昇した。
平成26年度総受託販売実績
上期累計
数
量
( 単位:㌧%)
下期累計
前年比
数
量
合
計
前年比
数
量
前年比
員
受 会
託 公共施設
139,475
304
95.5
95.2
137,267
356
97.0
116.6
276,742
660
96.2
105.9
総受託乳量計
139,779
95.5
137,622
96.3
277,402
96.3
販 域内乳業
売 域外乳業
129,316
10,464
96.3
86.6
128,063
9,559
98.9
82.2
257,380
20,0243
97.6
82.2
販売数量合計
139,779
95.5
137,622
96.3
277,402
96.3
※端数処理につき合計不一致
ク) 用途別販売量
①
全国の用途別販売実績をみると、少子高齢化による減少トレンドから、飲用牛乳向けは
3,271千トン、前年度対比98.9%となった。平成 26 年 4 月からの消費増税に
伴う税込み小売価格の上昇が消費にどう影響するか心配されたが、牛乳消費への影響は
無かったものと思われる。
醗酵乳等向けはヨーグルトの機能性が浸透し製造量ベースでは前年並みで推移したも
のの生乳取引数量では446千トン、同98.1%とやや前年を下回った。
生クリーム向け取引も生乳生産量の伸び悩みの影響を受け1,348千トン、同100.
6%のほぼ前年並みとなった。
チーズ向け取引数量も、乳製品不足や生乳生産減退の影響を受け462千トン、同96.
7%とやや前年を下回った。
特定乳製品向けも、全国的な生乳生産減少の煽りを受け1,537千トン、同95.9%
と減少した。
②
当連合会の用途別販売状況(公共施設分含む)は、飲用牛乳向け前年度実績比95.5%
と受託実績の減少に伴って同様の減少となったが、醗酵乳等向けは全国同様に好調に推
移する機能性ヨーグルトの影響もあって、同101.3%と増加した。生クリーム向け
は同91.4%と減少し、加工向けについては受託乳量の減少もあって飲用化にも努め
た結果、前年を大幅に下回り同88.2%となった。
- 21 -
平成26年度用途別販売実績(公共含む)
上期累計
数 量
飲用牛乳向
100,611
醗酵等向
30,344
生クリーム向 5,154
チーズ向
207
加工原料乳向 3,463
合 計
139,779
(単位:㌧%)
下期累計
前年比
94.6
103.0
89.9
81.5
76.0
95.5
数 量
99,070
27,838
5,248
191
5,280
137,625
合計
前年比
96.5
99.6
93.0
78.9
98.7
97.0
数 量
199,680
58,182
10,402
398
8,743
277,404
前年比
95.5
101.3
91.4
80.2
88.2
96.3
※端数処理につき合計不一致
ケ) 牛乳・乳製品消費促進及び酪農理解醸成について
③
ミルク●ジャパン(牛乳定着化事業)の実施
◎ 5会員が実施した牛乳消費促進イベントの実施を支援した。
◎ 生産者乳価値上げに対する消費者・小売店の理解促進を図るため中国5県の主要
地方紙(約150万部)への広告の掲載及びリーフレット配布等の理解醸成活動
を展開した。
④
中国地区牛乳・乳製品料理コンクールの開催
平成26年11月15日に、第4回中国地区牛乳・乳製品料理コンクールを開催した。
応募総数1,295点の中から県予選を勝ち抜いた10名(2名/県)が牛乳料理の腕
を競った。最優秀賞には「ぎゅっNewパリゾット」を出品した中原蘭(鳥取県)が選
ばれた。
③
酪農教育ファーム活動
酪農教育ファーム認証牧場(管内16牧場)を拠点として、酪農体験学習等を通じた酪
農理解醸成に取り組んだ。次年度からは新規3牧場が認証牧場として活動することとな
った。
コ) 生乳安全安心確保対策
中販連独自の新様式により「生産管理チェックシートへの記帳記録の皆実施」に向け取
り組んだ。
また、「生乳への混入リスクのある箇所への殺菌・消毒剤の適正使用」について、前年
度に引き続き県域組織と連携を図り積極的な指導を実施した。
サ) 補助事業への取組み
行政・農畜産業振興機構及び中央酪農会議等の指導を得ながら補助事業に取り組み、実
績総額は135,336千円となった。各事業の実績は以下のとおり。
- 22 -
平成26年度補助事業及び助成事業の実績状況
補
助
事
業
名
(単位:円)
26年度実績額(補助金・助成金ベース)
加工原料乳生産者補給交付金
117,881,906
加工原料乳供給安定緊急特別対策事業
1,748,095
牛乳定着化事業の地域活動事業
8,846,000
酪農教育ファーム地域活動推進支援事業
1,560,430
生乳需要基盤強化対策事業
5,300,000
合
3.
計
135,336,431
事業成績の推移
(単位:円)
項
目
11 年度
(平成 22 年度)
12 年度
(平成 23 年度)
13 年度
(平成 24 年度)
14 年度
(平成 25 年度)
15 年度
(平成 26 年度)
事業利益
8,733,310
9,302,448
△11,368,461
△9,917,107
961,388
経常利益
15,172,530
14,069,258
2,429,748
6,628,506
12,159,986
当期剰余金
4,884,102
11,105,088
1,153,165
3,607,138
5,502,618
総資産
2,611,598,358
2,644,406,632
2,662,242,328
2,538,229,346
2,600,783,897
純資産
30,763,032
41,868,120
43,021,285
46,628,423
52,131,041
総取扱高
32,979,032,585
32,541,674,099
32,978,964,776
32,639,181,491
32,104,781,493
販売品販売高
31,273,105,859
30,864,857,660
31,281,988,518
31,036,738,763
30,505,526,473
- 23 -
4. 事業の経過
月
日
4月4日
4月8日
4 月 11 日
4 月 16 日
4 月 17 日
4 月 22 日
4 月 23 日
4 月 24 日
5 月 14 日
5 月 14 日
5 月 14 日
5 月 20 日
5 月 22 日
5 月 23 日
5 月 27 日
5 月 28 日
5 月 29 日
5 月 31 日
6月5日
6 月 13 日
6 月 17 日
6 月 19 日
6 月 24 日
6 月 25 日
6 月 26 日
6 月 27 日
7月1日
7月2日
7月3日
7月7日
7月8日
7 月 11 日
7 月 15 日
7 月 16 日
7 月 17 日
7 月 18 日
7 月 22 日
7 月 24 日
金
火
金
水
木
火
水
木
水
水
水
火
木
金
火
水
木
土
木
水
火
木
火
水
木
金
火
水
木
月
火
金
火
水
木
金
火
木
活
動
内
容
全酪講演会
Jミルクブロック会議
山口県酪農組織整備強化研究会
指定団体実務責任者会議
実務責任者会議
第4回学乳問題特別委員会
TPP説明会
補助事業説明会
酪農教育ファーム全国地域委員会
生乳需要基盤強化対策事業担当者会
山口県組織問題検討会
指定団体実務責任者会議
地域交流牧場全国連絡会代議員会
会員実務者会議
理事会
監事会
島根県乳業協会総会
「牛乳の日」学術フォーラム
運送業務対策会議
指定団体実務責任者会議
運送業務対策会議
理事会
おからく・広酪・山酪通常総会
山口県組織問題検討会
島根県乳用牛群検定協議会総会
酪農乳業食育推進会議研修会
実務責任者会議
西日本指定団体等実務責任者会議
理事会・販売委員会
山口県酪農組織整備強化研究会
全酪ブロック別会長・組合長会議
中国地区酪農乳業定例会議
指定団体実務者会議
牛乳定着化事業担当者会議
中国地域酪農乳業定例会議
島根生乳販売委員会
生乳生産基盤維持拡大会議
全酪連通常総会
- 24 -
7 月 25 日
8月4日
8月5日
8月6日
8月7日
8月8日
8月8日
8 月 19 日
9月3日
9月4日
9月5日
9 月 16 日
9 月 17 日
9 月 18 日
9 月 25 日
9 月 28 日
10 月 1 日
10 月 7 日
10 月 15 日
10 月 19 日
10 月 21 日
10 月 22 日
10 月 28 日
10 月 29 日
11 月 4 日
11 月 6 日
11 月 8 日
11 月 11 日
11 月 11 日
11 月 12 日
11 月 15 日
11 月 17 日
11 月 18 日
11 月 19 日
11 月 20 日
11 月 21 日
11 月 25 日
11 月 26 日
11 月 28 日
12 月 2 日
金
月
火
水
木
金
金
火
水
木
金
火
水
木
木
日
水
火
水
日
火
水
火
水
火
木
土
火
火
水
土
月
火
水
木
金
火
水
金
火
第 14 回通常総会
西日本指定団体実務者会議
山陰乳業活性化協議会
指定団体会長懇談会
生乳の安全安心の確保対策会議
酪農教育ファーム実践研究会
島根畜産課長会議
指定団体実務者会議
会員実務責任者会議
ポジィティブリスト委員会
乳業再編ブロック会議
指定団体・全国連実務責任者会議
理事会
Jミルク普及専門部会
Jミルク理事会
大山牛乳祭り
しまね牛乳まつり
計画生産ヒアリング
実務責任者会議
広島ミルクジャパン
指定団体実務責任者会議
会長・副会長会議
農水ヒアリング
理事会・販売委員会
蒜山酪農ジャージ生乳取引打合
全酪連会員職員研修会
おからくミルクフェア
理事会
西日本指定団体協議会
監事会
中国地区牛乳・乳製品料理コンクール
フォトコンテスト表彰式
指定団体実務責任者会議
会員実務者会議
山陰乳業活性化協議会
乳和食講習会
生乳検査運営委員会
ジャージ振興会
広酪20周年記念式典
Jミルク酪農乳業セミナー
- 25 -
12 月 16 日
12 月 19 日
12 月 25 日
1 月 13 日
1 月 15 日
1 月 16 日
1 月 20 日
1 月 21 日
1 月 26 日
1 月 28 日
2月5日
2月6日
2月9日
2 月 12 日
2 月 13 日
2 月 16 日
2 月 17 日
2 月 19 日
2 月 25 日
2 月 25 日
2 月 28 日
3月4日
3月6日
3月9日
3 月 12 日
3 月 13 日
3 月 16 日
3 月 17 日
3 月 23 日
3 月 24 日
3 月 26 日
火
金
木
火
木
金
火
水
月
水
木
金
月
木
金
月
火
木
水
水
土
水
金
月
木
金
月
火
月
火
木
会員実務責任者会議
島根県乳業者会議
島根県生乳販売委員会
計画生産対策に係る担当者会議
会員実務責任者会議
広島県酪農乳業定例会議
指定団体・全国連実務責任者会議
山口県酪組織問題協議
理事会
平成 26 年度中国地区酪農教育ファーム
岡山県酪農乳業定例会議
第 2 回Jミルク普及専門部会
生乳格付け補助員会議
平成 26 年度飼料用米生産利用技術シンポジュウム
おからく酪農講演会
島根県生乳販売委員会
指定団体・全国連実務責任者会議
会員実務責任者会議
平成 27 年度生乳及び牛乳乳製品需給見通等説明会
平成 26 年度第 2 回牛乳普及定着化事業担当者会議
理事会・生乳受託販売委員会
地域交流牧場全国会議
補助事業説明会
生乳格付け検査補助員・検体採取責任者合同会議
全国安全安心担当者会議
山口県酪組織問題協議
全酪連ブロック会議
指定団体・全国連実務責任者会議
会員実務責任者会議
島根県生乳販売委員会
臨時総会・理事会・酪農乳業懇談会
- 26 -
5. その他連合会の事業活動の概況に関する重要な事項
①
生産者手取乳価の安定化により、生乳生産基盤の復元を図る。
②
安全安心の確保に係る生産現場における意識浸透及び実践気運を醸成する。
<備考>
1.
平成26年度事業計画主要事項・・第9回臨時総会にて承認(平成 26 年 3 月 27)
(2) 酪農経営の実態に基づく適正乳価の実現
(3) 生乳の品質改善・安全安心確保対策
(4) 広域生乳検査体制の効率的運営
(5) 5県完全共販体制の円滑な運営
(6) 生乳計画生産対策の5会員一体的な運営
(7) HOSTY生乳生産基盤復元計画の実行支援
(8) 第2次HOSTY(平成27~29年度)生乳生産基盤復元計画の作成
(9) ミルクJAPANを核とした牛乳消費拡大対策の実施
(10)
2.
財務及び広報機能の強化
経費の賦課体系
(1)賦課金の額及び賦課方法
販売手数料
毎月の本会委託数量1㎏当り
0.260円
集乳経費
〃
2.913円
送乳経費
〃
1.614円
CS経費
〃
0.640円
生乳検査手数料
〃
0.140円
生産基盤活性化対策資金
〃
0.170円
(内訳)
生産基盤活性化対策事業
自然災害発生時乳代見舞金制度
- 27 -
0.120円
0.050円
【Ⅱ】連合会の運営組織の状況に関する事項
1. 総会の開催状況
通常総会
平成26年7月25日開催
総会日現在正会員数
会員
左の議決権数 票
実際に出席した正会員数
5
5
出席
代理人
0
0
正会員数
書面
0
0
重要な議事及び議決事項
第14年度(平成25年度)事業報告、貸借対照表、損益計算書、
剰余金処分案及び附属明細書の承認について
2. 会員の状況
イ) 会員数
資
準
会
員
格
区
分
正 会 員
農業協同組合法
第12条第2項
第2号法人
農業協同組合法
第12条第2項
第3号法人
計
合
計
前期
末
当期
加入
5
5
当
0
持分全部
の譲渡
0
0
0
0
0
期
脱
退
0
0
5
0
0
0
5
除名
ロ) 出資口数
資
準
会
員
摘要
格
当期末
その
他
0
解散
計
(単位:口)
区
分
正
会
員
農業協同組合法第12
条第2項第2号法人
農業協同組合法第12
条第2項第3号法人
計
前期末
200(0)
当期増加
0
当期減少
0
合
計
200(0) 0
0
1 ( )内は後配出資であり内数である。
2 出資一口金額 100,000円
3 当期末払込済出資総額 20,000,000円
4 1正会員当たり出資金額 4,000,000円
5 1会員当たりの持口最高限度 200口
- 28 -
当期末
200(0)
200(0)
3. 役員の状況
イ) 役員数
(単位:人)
資 格 区 分 前
期
末 当 期 増 加 当 期 減 少 当
理
事
6
1
1
(うち常勤)
(1)
(0)
(0)
監
事
2
0
0
(うち常勤)
(0)
(0)
(0)
8
1
1
合
計
(1)
(0)
(0)
期
6
(1)
2
(0)
8
(1)
末
ロ) 当期末現在の役員
区
分
名
常勤・非
常勤の別
代表権
の有無
氏
代表理事会長
非常勤
有
東山
代表理事副会長
非常勤
有
代表理事常務
常
勤
理
事
理
理
名
就任年月日
任期満了年月日
H24.7.23
H28.7 総会終了時
幅田信一郎
H22.7.26
H28.7 総会終了時
有
鍵山
信儀
H22.7.26
H28.7 総会終了時
非常勤
無
原田
康典
H22.7.26
H28.7 総会終了時
事
非常勤
無
岩竹
重城
H25.7.26
H28.7 総会終了時
事
非常勤
無
坂本
忍
H27.3.26
H28.7 総会終了時
代表監事
非常勤
無
鈴木
道弘
H25.7.26
H28.7 総会終了時
監
非常勤
無
岡田
穂積
H24.7.23
H28.7 総会終了時
役
職
事
基
職員の状況
4.
(単位:人)
資 格 区 分 前
期
末 当 期 増 加 当 期 減 少 当
職
員
7
0
0
(うち被出向者)
(2)
(0)
(1)
嘱
託
職
員
合
計
(うち被出向者)
平
均
年
齢
摘
要
期
6
(1)
1
0
0
1
8
(2)
0
(0)
0
(1)
7
(1)
末
52歳2ヶ月
52歳11ヶ月
平 均 勤 続 年 数
3年8ヶ月
4年8ヶ月
平 均 年 間 給 与
5,073 千円
5,134 千円
(注)1)平均年齢は合計職員数
2)平均勤続年数、平均年間給与額はプロパー職員4名分
- 29 -
5. 組織の構成
総会
理事会
監事会
会長・副会長・常務
生乳受託販売委員会
参
事
総務部
機能整備推進室
業務部
総務課
販売課
受託課
6. 施設の設置状況
種
別
事務所
名
称
所
在
地
職員数
中国生乳販売
岡山市北区桑田町1番30号
7
農業協同組合連合会
岡山県農業共済会館4階
7. その他連合会の運営組織の状況に関する重要な事項
「該当する事項なし」
- 30 -
第2
貸借対照表
第15年度
平成27年3月31日現在
科 目
金 額
科 目
( 資 産 の 部 )
( 負 債 の 部 )
流動資産
2,596,924,604 流動負債
現金
534,854
短期借入金
預金
311,578,955
当座貸越
系統預金
267,950,301
系統短期資金
普通貯金
137,950,301
受託販売未払金
受託販売費用未払金
定期貯金
130,000,000
未払生産者補給金
系統外預金
43,628,654
事業未収金
2,301,256,983
受託販売未収金
2,255,541,288
雑負債
未収生産者補給金
45,715,695
未払金
雑資産
28,133,812
未払法人税等
未収金
22,619,352
事業預り金
立替金
△2,522,141
受入保証金
仮払金
7,669,401
仮受金
前払費用
367,200
前受収益
賞与引当金
繰延税金資産
繰延税金負債
貸倒引当金(△)
△44,580,000 固定負債
固定資産
3,859,293
長期金銭債務
有形固定資産
216,893
長期借入金
工具器具備品
216,893
長期未払金
無形固定資産
218,400
役員退任慰労引当
電話加入権
218,400
長期繰延税金負債
ソフトウエアー
負 債 の 部 計
外部出資その他資産
3,424,000 ( 純 資 産 の 部 )
系統出資
2,000,000 出資金
敷金
1,424,000 回転出資金
繰延資産
資本準備金
利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
任意積立金
当期未処分剰余金
会員資本合計
資 産 の 部 合 計 2,600,783,897 負 債 及 び 純 資 産 の 部
- 31 -
(単位:円)
金 額
2,542,791,333
0
0
0
2,209,413,906
31,392,060
45,715,695
254,762,512
17,858,224
10,756,700
65,195,243
160,952,345
0
1,507,160
0
5,861,523
0
0
0
5,861,523
0
2,548,652,856
20,000,000
18,850,000
13,281,041
52,131,041
2,600,783,897
第3
損益計算書
第15年度
平成26年4月1日から平成27年3月31日まで
(単位:円)
科 目
1 事業総利益
(1)販売事業収益
受託生乳販売高
受託販売手数料
受託業務受託料
広域検査受託料
(2)販売事業費用
生乳受託受入高
販売業務委託料
広域検査委託料
2 事業管理費
(1)人件費
(2)業務費
(3)諸税負担金
(4)施設費
(5)その他事業管理費
事業利益
3 事業外収益
(1)受取利息
(2)受取出資配当金
(3)雑収入
(4)受入生産者補給金
(5)受入補助金
4 事業外費用
(1)支払利息
(2)寄付金
(3)雑損失
(4)支払生産者補給金
(5)支払補助金
経常利益
5 特別利益
(1)固定資産処分益
(2)退任慰労金引当戻入
6 特別損失
(1)固定資産売却損
(2)固定資産除却損
(3)減損損失
(4)その他の特別損失
税引前当期利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
当期剰余金
前期繰越剰余金
当期未処分剰余金
金額
87,865,782
32,104,781,493
30,505,526,473
72,124,913
1,460,658,249
66,471,858
32,016,915,711
30,505,526,473
1,444,716,511
66,672,727
86,904,394
47,107,962
20,280,491
6,260,600
8,255,341
5,000,000
961,388
152,696,809
89,861
40,000
3,470,808
117,881,906
31,214,234
141,498,211
6,027
500,000
1,462,165
117,881,906
21,648,113
12,159,986
12,159,986
6,657,368
5,502,618
7,778,423
13,281,041
- 32 -
第4
注記表
項目
注記事項
継続組合の前提 ・該当項目無し
に関する注記
重要な会計方針
に関する注記
・外部出資 原価法によっています
・固定資産の減価償却方法
有形固定資産
無形固定資産
定率法を採用しています
定額法を採用しています
・引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため、一般債権について法人税法の規定による
法定繰入率により計上するほか、個々の債権の回収可能性を勘案して計
上しています。
(2)役員退任慰労金引当金
役員の退任慰労金の支給に備えて、役員退任慰労金規定に基づく
期末要支給額を計上しています。
・リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファ
イナンスリース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準
じた会計処理によっています。
貸借対照表に
関する注記
・消費税及び地方消費税の処理方法
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
・貸借対照表の計上した固定資産の他、リースにより使用している固
定資産として下記の資産があります。
巡回車
月額
45,000 円(税抜,未経過リース料 5 ヶ月 225 千円)
・役員に対する金銭債権並びに金銭債務
損益計算書に
関する注記
・該当項目無し
- 33 -
0円
第5
附属明細書
第15年度(平成 26 年 4 月 1 日~平成 27 年 3 月 31 日)附属明細書
【Ⅰ】 計算書類に関する事項
1. 会員資本
(単位:円)
種類
出資金
前期末残高
当期増加額
当期減少額
当期末残高
20,000,000
0
0
20,000,000
利益剰余金
26,628,423
5,502,618
0
32,131,041
利益準備金
15,350,000
3,500,000
0
18,850,000
その他任意積立金
11,278,423
2,002,618
0
13,281,041
当期未処分剰余金
(又は当期損失金)
11,278,423
2,002,618
13,281,041
計
46,628,423
5,502,618
52,131,041
うち後配出資
回転出資金
資本準備金
目的積立金
特別積立金
合
- 34 -
2. 固定資産
(単位:円)
前期末
残高
種類
当期
増加額
当期
減少額
当期末
残高
当期
償却額
減価償却
累計額
建物
構築物
機械装置
車両運搬具
有
形
固
定
資
産
減価償
却資産
工具器具
備品
330,114
216,893
113,221
2,630,634
小計
330,114
216,893
113,221
2,630,634
330,114
216,893
113,221
2,630,634
218,400
218,400
0
0
218,400
218,400
0
0
外部出資
2,000,000
2,000,000
0
敷金
1,424,000
1,424,000
0
3,972,514
3,859,293
土地
建設仮勘定
小計
有形固定資産計
借地権
無
形
固
定
資
産
地上権
営業権
商標県
電話加入権
ソフトウエア
無形固定資産計
外部出資その
他の資産
合計
- 35 -
113,221
2,630,634
3. 外部出資
(単位:円)
出資先
前期末残高
全国農業協同組合連合会
当期増加額
当期減少額
当期末残高
系統出資
1,000,000
0
0
1,000,000
1,000,000
0
0
1,000,000
2,000,000
0
0
2,000,000
0
0
0
0
2,000,000
0
0
2,000,000
(うち回転出資金)
全国酪農業協同組合連合会
(うち回転出資金)
計
(うち回転出資金)
株式
その他
系統外出資
計
合計
4. 借入金
イ) 長期借入金
ロ) 短期借入金
該当項目無し
該当項目無し
5. 引当金等
(単位:円)
(単位:円)種類
貸倒引当金
前期末残高
当期増加額
当期減少額
目的使用
当期末残高
その他
39,580,000
5,000,000
0
0
44,580,000
39,580,000
5,000,000
0
0
44,580,000
賞与引当金
1,286,410
3,222,373
3,001,623
役員退任慰労金引当金
4,781,523
1,080,000
0
0
5,861,523
45,647,933
9,302,373
3,001,623
0
51,948,683
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
外部出資等損失引当金
合計
- 36 -
1,507,160
6. 役員との取引
(単位:千円)
取引内容及び金額
役職名・氏名
摘要
取引の種類
取引金額
当期取引額
生乳販売
代表理事
副会長
幅田信一郎
販売費用
(送乳費)
前期末残高
0 販売未収金
当期末残高
0 販売未収金
当期取引額
1,95 大山乳業農協
前期末残高
164 販売未払金
当期末残高
71 販売未払金
当期取引額
代表理事
会長
東山 基
199 販売未払金
当期末残高
4,291 販売未払金
当期取引額
11,018,310 おかやま酪農協
前期末残高
953,511 販売未払金
当期末残高
976,054 販売未払金
業務委託費
(集乳・CS 費)
生乳販売
事
重城
業務委託費
(集乳・CS 費)
業務委託費
(集乳費)
理
原田
32,790 大山乳業農協
業務委託費
前期末残高
(集乳・CS 費)
当期取引額
理
岩竹
6,648,346 大山乳業農協
事
康典
前期末残高
0 販売未収金
当期末残高
0 販売未収金
当期取引額
5,887,434 広島県酪農協
前期末残高
524,782 販売未払金
当期末残高
495,789 販売未払金
当期取引額
1,931,777 山口県酪農協
前期末残高
171,258 販売未払金
当期末残高
172,385 販売未払金
当期取引額
生乳販売
8,868 広島県酪農協
2,186,181 やまぐち県酪乳業
前期末残高
179,344 販売未収金
当期末残高
216,429 販売未収金
- 37 -
7. 事業管理費
(単位:円)
損益計算書科目
人件費
内訳科目
10,680,000
給料手当
19,154,284
賞与・賞与引当金繰入
4,723,185
法定福利費
4,996,169
福利厚生費
146,659
退職給付費用
1,650,000
94,665
給与負担金
4,583,000
役員退任慰労金繰入
1,080,000
計
47,107,962
会議費
3,144,690
接待交際費
762,847
宣伝広告費
45,000
通信運搬費
891,783
印刷費
1,495,364
消耗品費
1,745,810
教育情報・研修費
241,833
信用調査費
567,889
旅費交通費
8,122,150
支払手数料
565,030
販売雑費、雑費
2,698,095
計
20,280,491
租税公課
諸税負担金
施設費
122,600
分担金
6,138,000
計
6,260,600
減価償却費
113,221
保守修繕費
0
水道光熱費
362,546
賃借料
5,529,284
保険料
0
消耗備品費
1,276,020
リース料
その他事業管理費
額
役員報酬
雑給
業務費
金
974,270
計
8,255,341
貸倒引当金
5,000,000
合
計
86,904,394
- 38 -
8. 加工原料乳当生産者経営安定対策事業に掛かる生産者積立金明細
預り金(生産者拠出金)明細・・・A
区分
大山乳業
全農島根
25 年度末(H26.3.31)
4月(第4四半期積立)
5 月(第4四半期積立)
7 月(第 1 四半期積立)
10 月(第 2 四半期積立)
2,537,691
182,461
1 月(第 3 四半期積立)
2 月(第 3 四半期積立)
拠出金解約(H26.10.6)
△ 54,440
△ 41,901
拠出金解約(H26.10.8)
△ 499,727
2,432,905
9 月利息
3 月利息
26 年度末利息累計額
26 年度末預り金
(H27.3.31)
1,785,426
おか酪
広島県酪
山口県酪
合
2,607,766
293,410
2,042,300
165,164
379,919
55,101
124,443
48,858
194,641
136,853
54,859
209,546
79,679
113,686
45,196
37,970
14,374
93,619
101,837
149,770
27,554
計
9,353,102
696,136
194,641
622,498
242,966
△ 122,638
80,523
△ 22,302
△ 10,299
△ 516,880
△ 807,117
△ 463,985
△ 156,795
372,780
80,523
△ 251,580
△
2,444,504
1,066
837
75,678
1,714,835
2,410,416
1,960,582
347,824
8,942,240
生産者拠出金通帳残高・・・B
口座番号:8759260
区分
大山乳業
25 年度 3 月末
4月(第4四半期積立)
5 月(第4四半期積立)
7 月(第 1 四半期積立)
10 月(第 2 四半期積立)
拠出金解約(H26.10.6)
2,537,691
182,461
124,443
48,858
△ 54,440
拠出金解約(H26.10.8)
1 月(第 3 四半期積立)
2 月(第 3 四半期積立)
9 月利息
3 月利息
利息累計
26 年度末(H27.3.31)
27.5.19(第 2 四半期積
立)
27.5.19 口座残高
分
25 年度末(H26.3.31)
9 月利息
3 月利息
26 年度末(H27.3.31)
1,785,426
おか酪
広島県酪
山口県酪
合
2,607,766
293,410
2,042,300
165,164
379,919
55,101
113,686
45,196
△ 22,302
37,970
△ 41,901
209,546
79,679
△ 122,638
△ 10,299
△ 499,727
△ 516,880
△ 807,117
△ 463,985
△ 156,795
93,619
101,837
149,770
194,641
136,853
2,432,905
1,659,976
2,410,416
27,554
1,960,582
54,859
2,432,905
1,714,835
2,410,416
口座番号:8759287
金
1,960,582
計
9,353,102
696,136
194,641
622,498
173,733
△251,580
△
2,444,504
372,780
80,523
1,066
837
80,523
機構補助金通帳残高・・・C
区
全農島根
333,450
75,678
8,873,007
14,374
69,233
347,824
8,942,240
26年度末残高(27.2.31)
額
金額
23,520,350
2,448
2,242
23,525,040
預り金 (A)+(C)
通 帳 (B)+(C)
- 39 -
32,467,280
32,398,047
9. その他の重要な事項
該当する項目無し
【Ⅱ】事業概況書に関する事項
1. 役員に対する報酬等
(単位:円)
区
分
当期中の報酬等支払額
総会で定められた報酬等限度額
理
事
10,200,000
10,200,000
監
事
480,000
500,000
合
計
10,680,000
10,700,000
2. 役員等の兼職等
役職名
常勤・非
常勤の別
代表権
の有無
氏名
代表理事会長
非常勤
有
代表理事副会長
非常勤
有
幅田信一郎
常
有
鍵山
代表理事常務
勤
東山
兼職先名又は兼業事業名
基
信儀
兼職等先の役職名
おかやま酪農協
(一社)中央酪農会議
(一社)全国酪農協会
全国酪農業協同組合連合会
大山乳業農協
鳥取県ホルスタイン協会
鳥取県家畜改良協会
伯耆酪農商事(株)他2団体
全国農協乳業協会他6団体
代表理事組合長
理事
理事
理事
代表理事組合長
会長
会長
取締役
理事
な
な
し
し
山口県酪農農協
やまぐち県酪乳業(株)
山口県乳用牛群検定組合
山口県酪農乳業協会他3団体
広島県酪農農協
山陽乳業(株)
代表理事組合長
取締役
組合長
会長
代表理事組合長
取締役
島根県農業協同組合
常務理事
理事
非常勤
無
原田
康典
理事
非常勤
無
岩竹
重城
理事
非常勤
無
代表監事
非常勤
無
鈴木
道弘
広島県酪農農協
代表理事専務
監事
非常勤
無
岡田
穂積
おかやま酪農協
(社)矢掛畜産公社他2団体
代表理事専務
理事
坂本
忍
3. その他の重要な事項
該当する項目なし
- 40 -
第6
剰余金処分計算書(案)
第 15 年度(平成 27 年 3 月 31 日)剰余金処分計算書
(単位:円)
科目
1
2
金額
当期未処分剰余金
任意積立金取崩額
計
3
剰余金処分額
(1)利益準備金
(2)任意積立金
(3)出資配当金
普通出資に対する配当金
後配出資に対する配当金
(4)事業分量配当金
4
次期繰越剰余金
13,281,041
13,281,041
3,500,000
9,781,041
次期繰越金には、会員の農業の経営及び技術の向上並びに農村の生活及び文化の改善
に充てるための繰越額200,000円が含まれています。
- 41 -
第7
監査報告書
監 査 報 告 書
私たち監事は、平成26年4月1日から平成27年3月31日までの平成26年度
(第15年度)に係る事業並びに決算等の執行について監査を行いました。その結果につ
き下記のとおり報告いたします。
1
監査の方法の概要
(1) 監事はJA監事監査基準を参考にし、監査の方針、監査計画、監査業務の分担等
を定め、理事会その他重要な会議に出席するほか、役職員から業務執行について
報告を徴取し、必要に応じて説明を求め、決算書類等重要な書類を閲覧するとと
もに、業務報告書との照合等監査を実施いたしました。
(2) 会計監査にあっては、会計諸帳簿等の調査を行い、貸借対照表、損益計算書、剰余
金処分案及び注記・付属明細書に付き検討いたしました。
2
監査の結果
(1)会計帳簿は、記載すべき事項を正しく記載し、貸借対照表、損益計算書及び注記・
付属明細書の記載と合致しているものと認めます。
(2)貸借対照表及び損益計算書は、法令及び定款に従い、本会の財産及び損益の状況を
正しく示しているものと認めます。
(3)事業報告書は、法令及び定款の定めに従い、本会の事業実績を正しく示しているも
のと認めます。
(4)剰余金処分案は、法令及び定款及び本会状況に照らし相当と認めます。
(5)理事の職務執行に関する不正の行為または法令若しくは定款に違反する重大な事実
は認められません。
(6)指定生乳生産者団体としての機能強化については、各会員の実態や実状を十分調
査・勘案するとともに積極的な協議に努め、具体的取り組みに一層の努力をされた
い。
平成27年6月1日
中国生乳販売農業協同組合連合会
- 42 -
代表監事
鈴 木 道 弘
監
岡 田 穂 積
事
Fly UP