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2016.1月号

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2016.1月号
医療法人社団 秦和会
就労移行支援事業所「りんく」
ご挨拶
あけましておめでとうございます。りんくも無事一周年を迎えて、日々のプログラムへの取り組みにも、一段
と熱がこもっております。今年も私たちの「働きたい」という思いを実現しようと努力していきます。今回はプ
ログラムの中から「自分を知る」と「朝の体操」を特集し、昨年 10 月 9 日に秦野市内で開催されました合同面
接会のご報告、
「メンバー・スタッフの声」をお届け致します。
プログラム紹介
◆「自分を知る」◆
このプログラムでは「ナビゲーションブック」
(自分取り扱い説明書)を作成します。その狙いは、自己理
解を深めることにより、面接で自分のことをしっかりと伝えられることと、就職してから長く仕事を続けら
れるようにするためです。
「自分を知る」とは
健康管理から金銭管理、職場で具体的に困ること等、様々な切り口から自己理解
を深めていきます。
それを「ナビゲーションブック」に書き記します。
自分の得意・不得意や自身のコミュニケーション能力を知り、自分にはどんな特
徴があるのか、改めて考え、見える形にします。
「自分はこういう人間です」ということを職場の人に説明できるようにし、健康
が悪化する前に自分で対処できることを目標にし、職場で長く、自分らしく働ける
ように努力していくためのプログラムです。
受けてみて・・・
一日の予定
9:20 入室
9:30 朝礼
9:45 朝の体操
10:00 プログラム
11:45 昼食 休憩
13:00 個人ワーク
13:30 プログラム
15:30 終礼
16:00 退室
日の予定
・自分の癖や特徴を知ることができ、直さなければいけない点などを見つけることが
9:20 入室
できて良かったです。(Yさん)
9:30 朝礼
・他の人から指摘やアドバイスを受け、知らない点に自分自身気づけました。(Uさん)
・ナビゲーションブックは、自分を新たに発見でき、深く理解することにとても役立っ10:00 プログラム
11:45 昼食 休憩
ています。
(Kさん)
・心身のコントロールをすることはまだまだ上手くできませんが、プログラムを受ける
ことでストレスのリラックス法を考えることができ、心の健康を保つことに役立って13:00 個人ワーク
13:30 プログラム
います。
(Sさん)
15:30 終礼
・
「自分を知る」を受けることで、就労に必要なものが明確になってきました。
16:00 退室
(Eさん)
◆「朝の体操」◆
ナビゲーションブック
りんくの一日は朝のミーティングから始まり、心身を目覚めさせる「朝の体操」へ
と続きます。デイケアの皆さんと共に、屋外にてラジオ体操を行いますが、天気が悪
い日には室内にて健康体操を行います。日々のプログラムでは就活講座、職場実習、
職場でのマナーやスキルなどを学んでいますが、就労に耐えうる健康な身体や規則正
しい生活習慣を養わないといけません。朝の体操はそこに一役買っています。
朝の体操風景
合同面接会に行ってきました
2015 年 10 月 9 日、秦野市総合体育館にて「西湘地区障害者合同面接会」が行われました。私達りんくの
メンバーも実際に面接を受けたり、見学に行きました。会場は、総合体育館のアリーナ全面を使用しており、今
回は 46 社の企業が参加しました。
開場は 12 時 30 分。手続きを済ませ、入場すると開始 30 分前にも関わらず各企業の前には早くも面接を待
つ方の姿がありました。表情や姿勢も真剣そのもので、働きたいという気持ちが強く表れていました。
午後 1 時、面接開始。重い雰囲気が続くのかと思いきや、話の弾んでいる企業が多かったのが印象的でした。求
職者側と採用者側の熱意が表情から伝わり、緊張感の中にも和やかさがある会場でした。
りんくからも 2 名のメンバーが面接を受けたのでお話を聞きました。
「約 2 週間、応募書類の作成や面接の練
習をして臨みました。その甲斐があり、実際の面接に存分に活かすことができました。」
「内容は、企業側の質問
に答えるだけというものではなく、
『対話』のように進みました。」「面接時間は約 15 分で、待ち時間も面接中
も緊張しましたが、スタッフが同席していたので落ち着いて受け答えができました。」という感想がありました。
面接を受けた人も見学に行った人も手応えを感じつつ、午後 3 時、合同面接会は終了しました。
今回、私は見学者として参加しました。次回の合同面接会では実際に面接を受けたいと思います!(T)
メンバー・スタッフの声
「現在の『りんく』での様子について、メンバーに聞いてみました」
☆自分の考え方の癖などを理解できるようになりました。(20 代)
★就職に対して、前向きに努力しています。
(20 代)
☆りんくでの生活に慣れ、他のメンバーとも話ができるようになってきました。(20 代)
★りんくでのカリキュラムを通じて、自分に不足しているところを見つ
め直し、今後の取り組み方を決めていこうと考えています。(20 代)
☆プログラムなどで様々な経験をすることで、自分の発想が豊かになり、
就労に必要なスキルの向上に活かせています。
(30 代)
★実践的な練習を重ねて、面接に臨みました。
(40 代)
☆体調が不安定な中、スタッフやメンバーに支えられて、諦めること
なく活動できています。
(40 代)
★対人関係・共同作業・期限までに業務を終えるなど、模擬作業を通じ、
就労に向けて、自信がついてきました。
(50 代)
スタッフさんからコメントをいただきました。
『メンバーの声』にあるように、各メンバーさんの現在の状況は様々です。積極的に就職活動に取り組んでい
る方、体調が不安定な中頑張って通所されている方、自分のできる事・できない事を理解しようとされている方
など、それぞれです。私たちスタッフは、メンバーさんの「働く」という最終目標に向けて、個々の現状に合わ
せた適切な支援ができるよう、これからも努力していきたいと思います。
(K)
編集後記
りんくだより第 3 号、いかがだったでしょうか。今回は「自分を知る」と「朝の体操」を中心に紹介しました。
ハローワーク主催の合同面接会も取り上げ、りんくでの活動もより深くおわかり頂けたと思います。
次回のりんくだよりも、楽しみにして頂けたら幸いです。
編集メンバー一同
医療法人社団 秦和会 就労移行支援事業所「りんく」
所在地:神奈川県秦野市三屋 124 秦野病院ケアセンター内
TEL:0463-75-6308
FAX:0463-75-6303
URL:http://www.hatanohp.or.jp
※りんくだよりの作成はプログラム活動の一環として、紙面の企画から発送までを全て利用者の皆様
で行っております。
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