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Keysight U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載

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Keysight U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載
Keysight U5303A
PCIe高速デジタイザ、
オンボードプロセッシング搭載
2チャネル、12ビット、最大3.2 GSa/s、DC ∼ 2 GHz(最大帯域幅)、
カスタムファームウェアサポート
Data Sheet
02 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
概要
はじめに
U5303Aは、バイオテクノロジー、半導体、物理学などに最適な、プ
ログラマブル・オンボード・プロセッシング搭載の高速12ビット
PCIe®デジタイザです。高速PCI Express 2.0の8レーン接続により、
OEMアプリケーションに最適です。
製品の特長
– 1チ ャ ネ ル で12ビ ッ ト の 分 解 能、 イ ン タ リ ー ブ 使 用 時 は 最 大
3.2 GSa/sのサンプリングレート
– 2チャネルで1チャネルあたり最大1.6 GSa/sの同時サンプリング
レート
– DC ∼ 2 GHzの帯域幅
製品概要
U5303A ADCカードは、ホストPCのフルレングスPCIeスロットを1つ
占有します。サンプリングレートは1チャネルあたり1.6 GSa/s、イン
タリーブモードで3.2 GSa/s、アナログ帯域幅は最大2 GHz、DDR3
捕捉メモリは最大4 GBまで増設可能(オプション)です。また、Xilinx
Virtex-6 FPGAも搭載し、FPGA開発キットを使用してカスタム・リ
アルタイム・プロセッシング・アルゴリズムの実装が可能です。
内蔵のデジタイザファームウェアにより、信号をオンボードメモリに
記録し、PCIeバス経由でホストPCに転送できます。
他 の フ ァ ー ム ウ ェ ア オ プ シ ョ ン の 詳 細 に つ い て は、 キ ー サ イ ト
([email protected])までお問い合わせください。
– 50 Ωの入力インピーダンス、DC結合
– 1 V/2 Vが選択可能なフルスケールレンジ(FSR)
– ±200 fsのチャネル間スキュー安定度
– 15 ps
(実効値)のトリガ時間間隔計測(TTI)精度
– 最大4 GBのDDR3オンボードメモリ
– Xilinx Virtex-6 FPGAを搭載したオンボード・データ・プロセッ
シング・ユニット
– カスタム・リアルタイム・プロセッシングのロードをサポート
– 8レーン(x8)のPCI Express 2.0
– リアルタイムアベレージング/ピーク検出オプション
利点
– デュアルチャネル
– オンボードプロセッシング搭載の高速PCIe 12ビットデジタイザ
アプリケーション例
– 医学研究用機器(OCTなど)
– 環境モニタリング(レーザーおよびライダー)
– タイム・オブ・フライト(TOF)の解析
– 超音波非破壊試験(NDT)
– 半導体テスト
– 広帯域信号を捕捉可能
– 広いダイナミックレンジにより、測定忠実度が向上
– 正確な測定
– 大容量オンボードメモリ
– カスタムファームウェアの実装
– 複数のファームウェアプログラム間で切り替え可能
– 大容量データにも対応する超高速データ転送
– 複数のプログラマブルインタフェースにより、既存の環境への統
合が容易
– 開発時間を短縮し、市場投入までの時間を短縮
– 優れた同期ノイズリダクションを実現するセルフトリガモード
– 連続データストリーミング
– WindowsとLinuxのサポート
03 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
ハードウェアプラットフォーム
製品概要
オンボード・リアルタイム・プロセッシング
U5303Aは、ホストPCのシングルx8スロットに装着して使用され、
PCIe 2.0インタフェースによる超高速なデータ転送速度と高性能によ
タ処理ユニット(DPU)を内蔵しています。このDPUは、各モジュール、
り、多くの商用、産業用、航空宇宙/防衛用のエンベディッドシステ
データフロー、リアルタイム・シグナル・プロセッシングの制御を行
ムに理想的なプラットフォームです。
います。この強力な機能により、デジタイザレベルでデータを選択/
U5303A ADCカードは、強力なXilinx Virtex-6 FPGAを搭載したデー
保存し、データの転送量を最小限に抑えて解析を高速化できます。
ブロック図
DPU
FPGA
IN 2
DC
フロント
エンド
DC
フロント
エンド
DDR3 SDRAM
ADC
ADC
カスタム
リアルタイム
プロセッシング
ADC
ADC
ADC
ADC
メモリ
DDR3 SDRAM
メモリ
DDR3 SDRAM
メモリ
PCIe
スイッチ
REF IN
CLK IN
タイムベース
TRG IN
TRG OUT
I/O
制御
トリガ
図1. オンボードプロセッシングを搭載したU5303A PCIe高速デジタイザの簡素化したブロック図。
Keysight U5303A PCIe高速デジタイザが
受賞した賞の一部:
2014
2014 WINNER
2014 WINNER
Winner
PCIeバス
IN 1
04 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
ソフトウェアプラットフォーム
Keysightソフトウェアスイート
コンプライアンス
Keysight IOライブラリスイートは、標準化されたインタフェースを
U5303AはPCI Express 2.0規格に準拠しています。高速データインタ
フェースを利用して、PCI Expressスロットに組み込むことができます。
使用してソフトウェアアプリケーションの互換性とアップグレード性
を確保し、U5303Aへの容易なアクセスを提供します。
校正
ドライバー
U5303Aは工場で校正済みであり、校正証明書が同梱されています。
こ の モ ジ ュ ー ル に は、Visual C/C++、C#、VB.NET、MATLAB、
LabVIEWなどの開発環境で動作するKeysight MD2 IVI-COMおよび
IVI-C標準ソフトウェアドライバーが付属しています。IVI-Cドライ
バーでは、Linuxもサポートされています。
ソフトウェアの統合が容易
複雑な作業をすばやく開始/完了するために、U5303Aデジタイザに
は、テストシステムを開発するために役立つ幅広いモジュールドライ
バー、ドキュメント、サンプル、ソフトウェアツールが付属しています。
図2. U5303Aのフロントパネルの
アナログ入力端子とI/O信号端子。
図3. オンボードプロセッシングを搭載したKeysight U5303A PCIe 12ビットデジタイザは、
コンパクトなサイズでPCへの取り付けが簡単です。
05 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
ファームウェア開発
U5340A:FPGA開発キット1
FPGA
FPGA開発キットは、ベースとなる各ハードウェアに対応する開発フ
校正デジタイザ
カスタム・シグナル・プロセッシングの開発には、以下の利点があり
制御
DDR3
– データスループットの最適化
– カスタムIPとOEMの技術ノウハウの実装
制御
PCIe
第2世代
ます。
– リアルタイムプロセッシング
SRAM
設定
フローとデバッグ環境を提供。
カスタム
リアルタイム
プロセッシング
制御
– ターンキーにより市場投入までの時間を短縮し、使いやすい開発
DDR3
FPGA開発キットには以下の特長があります。
– FPGAの密度と速度をフル活用し、フル・デジタイザ・フレーム
ワーク上で数GSa/sのリアルタイムプロセッシングを実現。
ADCインタフェース
レームワークと設計環境を提供します。
システムモニタリング
クロック/リセットマネージャー
– 再利用とアップグレードが可能
FPGA開発キットには、ソースコード、すぐに使えるベースデザイン、
ベースとなるハードウェアに簡単に対応できるコアのセット、設計と
シミュレーションのためのテストベンチ環境、自動構築スクリプトな
ど、FPGAの設計に必要なものがすべて含まれています。
その他の情報:
Keysight U5340A:高速デジタイザ用FPGA開発キット
Keysight Product Brochure 5991-2424JAJP
http://literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/
5991-2424JAJP.pdf
(
)
1.
このスタンドアロン・ソフトウェア・パッケージは別途購入する必要があ
ります。
図2. FPGA Xilinx Virtex-6の拡大したブロック図
定義済みのKeysight IPコア
カスタム・リアルタイム・プロセッシング(FPGA開発キットを使用)
06 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
ファームウェアオプション
U5303A PCIe高速デジタイザには、複数のファームウェアオプション
があります。
デジタイザファームウェア:
– DGT1: デジタイザファームウェア
– INT:
インタリーブ・チャネル・サンプリング機能
– FDK2: カスタムファームウェア機能(U5340Aで作成された
FPGAファームウェアをロードするために必要です)
– AVG2: リアルタイムサンプリング/アベレージング用
ファームウェア
– PKD2: リアルタイム信号ピーク検出用ファームウェア
– TSR3: トリガ同時捕捉/読取り機能
モリへの保存、バックプレーンバス経由でのデータの転送など、
標準的なデータ収集が可能です。
– 複数のレコードの収集機能を実装しています。
– 内部または外部基準による固定内部クロック周波数、および可変
周波数の外部クロックをサポートしています。
にできます。ここで、nは、単一レコードに対して1 ∼ 10の範囲で
サンプリングレート
-SR1
な同期を実現するためのチャネルトリガの管理、データの内部メ
オプションを組み合わせて使用すれば、サンプリングレートを1/2n
表1. ファームウェアオプションとサンプリングレート。
-SR0
– デジタイザの初期化、収集モードとクロックモードの設定、最適
– プログラマブル・バイナリー・デシメーションと、SR1およびSR2
– CSR3: 連続同時捕捉/読取り機能
ファームウェア
DGTデジタイザファームウェア
定義されます。例えば、U5303A-SR2に対しては、3.2 GSa/s
(イ
ンタリーブ使用時)
3.125 MSa/sの範囲で選択できます。
-SR2
INTインタリーブ・チャネル・サンプリング機能
-DGT
-INT
このインタリーブオプションを搭載すれば、2つのチャネルを結合し、
-FDK
-AVG
−
-PKD
−
-TSR
−
-CSR
−
1チャネル収集モードで3.2 GSa/s(SR2オプション)の速度でサンプリ
ングできます。
FDKのカスタムファームウェア機能
このオプションを使用すれば、U5340A FPGA開発キットで作成した
カスタムファームウェアをロードできます。
ファームウェアの容易な切り替え
設定関数をコールするだけで、必要なオプションに切り替えることが
できます。
1.
2.
3.
SS1およびBB1オプションとの組み合わせでは使用不可。
各ファームウェアには、校正デジタイザ機能があります。
DGTオプションとの組み合わせでのみ使用可能。
07 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
ファームウェアオプション(続き)
リアルタイムサンプリング/アベレージング用
AVGファームウェア
CSR連続同時捕捉/読取り機能
信号をアベレージングすれば、ランダムノイズの影響が減少し、S/N
APIにより、データ収集しながら複数のストリームを読み取ることが
比を向上させることができ、分解能とダイナミックレンジを改善でき
できます。ストリームは、時間軸上のデータエレメントのシーケンス
ます。
連続同時捕捉/読取り機能では、ファームウェア機能とソフトウェア
として定義されます。データエレメントとしては、サンプル、タイム
スタンプ情報、リアルタイム測定などがあります。各ストリームは独
シングルチャネル/デュアルチャネルでの最高3.2 GSa/sの同期リア
立して、時分割で読み取ることができるので、システムやアプリケー
ルタイムサンプリング/アキュムレーション
ションの性能を微調整できます。
– 8トリガステップごとに1 ∼ 520,000トリガのアキュムレーション1
– 最大480 Kサンプル(シングルチャネル)または240 Kサンプル/
チャネル(デュアルチャネル)の実効収集長
– ノイズ抑圧アキュムレーション(NSA)
– 同期ノイズを最小化するセルフトリガモード
– ベースライン安定化アルゴリズムおよびデジタルオフセット
捕捉データレートは、以下の複数のメカニズムによって、ターゲット
アプリケーションに合わせて調整されます。
– ダウンサンプリング:バイナリーデシメーションを実行すること
により、捕捉サンプリングレートを下げることができます。
– 切り捨ておよび圧縮:より少ないビット数にサンプルを切り捨て、
連続的にパッケージングすることにより、全容量を減らします。
リアルタイム信号ピーク検出用PKDファームウェア
ピーク検出ファームウェアでは、データ収集/ピーク検出をリアルタ
イムで実行し、連続する複数の収集のピーク対時間ヒストグラムを作
成できます。
シングルチャネル/デュアルチャネルでの最高3.2 GSa/sの同期リア
ルタイムサンプリング/ピーク検出
– 外部クロック:入力サンプリングレートを微調整できます。
オーバーフローを発生させることのないデータレートは、ターゲット
システムのPCIeスループットによって制限されます。オーバーフロー
が発生した場合は、ストリームバッファーへの書込みができなくなり
ますが、すでに捕捉されているデータは有効で読取り可能です。
– 8トリガステップごとに1 ∼ 520,000トリガのアキュムレーション1
– 最大480 Kサンプル(シングルチャネル)または240 Kサンプル/
チャネル(デュアルチャネル)の実効収集長
– 同期ノイズを最小化するセルフトリガモード
– ベースライン安定化アルゴリズムおよびデジタルオフセット
TSRトリガによる同時捕捉/読取り機能
トリガ同時捕捉/読取り機能により、特定の構成の高い繰り返しレー
トでの取りこぼしのないトリガが実現します2。
– メモリ容量の拡張により、ホストPCの処理時間の最大マージン
が向上し、短いレコードから非常に長いレコードにまで対応でき
ます。
– 以前のレコードを読み取りながら、新しいレコードを連続的に捕
捉することができるアーキテクチャが採用されています。
– 8レーンのPCIe 2.0により、高速データスループットを実現して
います。
– 高精度の内蔵タイム−デジタルコンバーターを使用すれば、時間
測定の確度が向上します。
1.
2.
最初に8個のトリガが必要。
特定のアプリケーションの繰り返しレートについては、キーサイトまでお問い合わせください。
08 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
アプリケーションオプション1
特定のオプションを用いることにより、U5303A PCIe高速デジタイザ
を特定のアプリケーション用に構成できます。
– CB0:デジタイザストリーミング
– CB1:デジタル・ダウンコンバーター・ストリーミング
– SS12:掃引レーザー光源OCTアプリケーション
– BB12:高忠実度デジタイザ
CB0デジタイザストリーミング
CB0は、ギャップのない連続捕捉を実現するCSRアーキテクチャを
ベースにしたターンキー・リファレンス・バンドルで、リアルタイム・
デジタイザ・データ・レコーダーを実装しています。特定の推奨シス
テムで最大1 GB/sの記録性能を実現するコマンド・ライン・アプリ
ケーションが含まれています。使いやすいデータ・ビュワー・アプリ
ケーションも付属しています。
付属のアプリケーションによるこの連続同時捕捉/読取り機能によ
り、以下を実現できます。
– 記録を保証。
– アプリケーションによる記録速度の制御。
このオプションでは、以下の構成の定義済みU5303Aを使用します。
– 2チャネル構成(-CH2)
– 1 GSa/sのサンプリングレート(-SR1)
– フル帯域幅(-F10)
– 4 GB捕捉メモリ(-M40)
– LX195T DPU FPGA(-LX2)
– デジタイザファームウェア(-DGT)
デジタイザ・データ・ストリーミング・アプリケーションは、直感的
なコマンド・ライン・アプリケーションで、U5303Aを制御し、ターゲッ
トアプリケーションに合わせてデータレートを調整できます。
データビュワーは、簡単なグラフィカル・ユーザー・インタフェース
(GUI)アプリケーションで、保存されているデータの読み込み、表示、
選択、エクスポートが可能です。
CB1デジタル・ダウンコンバーター・ストリーミング
CB1は、ギャップのない連続捕捉を実現するCSRアーキテクチャを
ベースにしたターンキー・リファレンス・バンドルで、リアルタイム・
デジタル・ダウンコンバーター・データ・レコーダーを実装しています。
特定の推奨システムで最大180 MHzの記録性能を実現するコマンド・
ライン・アプリケーションが含まれています。使いやすいデータ・ビュ
ワー・アプリケーションも付属しています。
付属のアプリケーションによるこの連続同時捕捉/読取り機能によ
り、CB0の機能に加えて、以下の機能が追加されます。
− リアルタイムでのデジタルダウンコンバーター機能。
1.
2.
アプリケーションオプションは、高速デジタイザアプリケーションDVDで提供されています。
DGTオプションは、これらのアプリケーションオプションでは使用できません。
09 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
アプリケーションオプション(続き)
SS1掃引光源OCTアプリケーション
BB1高忠実度デジタイザ
掃引光源光コヒーレンストモグラフィー (OCT)オプションは、クラス
この高忠実度デジタイザオプションは、以下による高性能を実現した
最高の光源掃引OCT性能が必要なユーザーを対象としたバンドルで、
バンドルです。
すべてのOCT処理をオンボードFPGAに統合することにより、リアル
– ADCとフロントエンドの歪みの補正
タイムで演算処理を実行できます。
– インタリーブスプリアスの最小化
– 全雑音帯域幅の低減
このオプションでは、以下の構成の定義済みU5303Aを使用します。
– 2チャネル構成(-CH2)
これにより、有効帯域幅全体で常に高い測定の忠実度が得られるため、
– 500 MSa/sのサンプリングレート(-SR0)
RF/無線周波数ドメイン測定に最適です。デジタイザのポストプロセッ
シング補正により、スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ(SFDR)
仕様と相互変調成分(IMx)仕様も向上します。
– 650 MHz帯域幅(-F05)
– 256 MB捕捉メモリ(-M02)
– LX195T DPU FPGA(-LX2)
– カード保持具(U5300A-001)
このバンドルには、サードパーティー社製のOCT専用ファームウェア
このアプリケーションオプションは、以下のオプションを搭載した
U5303A PCIe高速デジタイザを使用します。
U5303A-CH2、-SR2、-F05、-M02、-LX2、-BB1、U5300A-001。
と組み合わせて使用できるソフトウェアが付属しています(高速デジ
タイザ・ソフトウェア・アプリケーションDVDに収録)。
以下を備えた高忠実度デジタイザとして使用できます。
– 1.6 GSa/s:650 MHz帯域幅、最大64 Mサンプル/チャネル。
– 800 MSa/s:400 MHz帯域幅、最大32 Mサンプル/チャネル。
– 400 MSa/s:200 MHz帯域幅、最大16 Mサンプル/チャネル。
– 200 MSa/s:100 MHz帯域幅、最大8 Mサンプル/チャネル。
– 100 MSa/s:50 MHz帯域幅、最大4 Mサンプル/チャネル。
10 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
技術仕様と特性
アナログ入力(IN1およびIN2 SMAコネクタ)
チャネル数
2(INTオプションなし)、2または1(INTオプションあり)
インピーダンス
50 Ω±2 %
結合
DC
フルスケールレンジ(FSR)
1 Vおよび2 V
最大入力電圧
1V FSR:3 V RMS、±3.6 Vpk
2V FSR:4.3 V RMS、±6.3 Vpk
入力電圧オフセット
−2xFSR ∼+2xFSR
入力周波数レンジ(−3 dBの帯域幅)
下の表を参照
DC利得確度
±0.5 %
(代表値)、1 V FSR
±0.7 %
(代表値)、2 V FSR
オフセット確度
±0.5 %、1 V FSR
±1.5 %、2 V FSR
時間スキュー 1
±50 ps
(公称値)
±200 fs pk
(公称値)
75 fs RMS
(公称値)2
チャネル間スキュー 2
チャネル間スキュー安定度3
650 MHz
(公称値)
(-SR1および-SR2、-SR0の場合はBWLなし)
帯域幅制限フィルター (BWL)
有効ビット数(ENOB)
-SR0
-SR1および-SR2
@100 MHz
@410 MHz
9.0(9.3
(代表値))
8.7(9.1
(代表値))
信号対雑音歪み(SNR)4
-SR0
-SR1および-SR2
@100 MHz
@410 MHz
56 dB(58 dB
(代表値))
55 dB(57 dB
(代表値))
スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ(SFDR)4 -SR0
-SR1および-SR2
-BB1
100 MHz:
410 MHz:
410 MHz:
55 dBc(63 dBc
(代表値))
56 dBc(64 dBc
(代表値))
65 dBc(71 dBc
(代表値))
-SR0
-SR1および-SR2
-BB1
@100 MHz
410 MHz:
410 MHz:
−55 dB
(−63 dB
(代表値))
−56 dB
(−64 dB
(代表値))
−65 dB
(−68 dB
(代表値))
4
全高調波歪み(THD)4
表2. 各オプションの入力周波数レンジ。
入力周波数レンジ
オプション
-SR0
-F05
-SR1/-SR2
1 V FSR
−
-INT
−
-INT
−
-F10
2.
3.
4.
DC ∼ 400 MHz
(代表値)
DC ∼ 650 MHz
(代表値)
DC ∼ 1.9 GHz
(代表値)
DC ∼ 2.0 GHz
(代表値)
-SR1/-SR2
-INT
1.
2 V FSR
(代表値)
DC ∼ 1.3 GHz
チャネル間スキューは、2つのデジタイズされたチャネル入力間の時間遅延の差の大きさとして定義され、同じ信号が正確に同じ時間に各チャネルに入力される
ことを保証します。
測定は単一のユニットの2つのチャネル間の最大時間スキューを表します(400 MHzの正弦波信号の100 kサンプルを正弦波フィッティング法で測定、10回のア
ベレージング)。
スキューとオフセット安定度は25 ℃のチャンバー内で測定しています。チャネル間のスキューとオフセットは、12時間かけて1時間の安定化時間をおいて5分ご
とに測定されます。値は測定値の分散を表します。
内部クロックモードで−1 dBFSの入力信号に対して、オプションF10搭載で1.6 GSa/s
(オプションSR2)および1 GSa/s
(オプションSR1)、オプションF05搭載
(オプションSR0)で測定。
で500 MSa/s
11 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
技術仕様と特性(続き)
デジタル変換
12ビット
分解能
捕捉メモリ(合計)
-M02
-M10
-M40
256 MB(64 Mサンプル/チャネル)
1 GB(256 Mサンプル/チャネル)
4 GB(1 Gサンプル/チャネル)
サンプリング・クロック・ソース
内部または外部
内部クロックソース
内部、外部基準
リアルタイム・サンプリング・レート
下の表を参照
サンプリングジッタ
225 fs
(公称値)1
クロック確度
±1.5 ppm
外部クロックソース(CLK IN MMCXコネクタ)
50 Ω
(公称値)
インピーダンス
周波数レンジ
2
-SR0
-SR1
-SR2
500 MHz ∼ 1 GHz
1.8 GHz ∼ 2 GHz
2 GHz ∼ 3.2 GHz
信号レベル
+5 dBm ∼+15 dBm
(公称値)、0 Vdc
結合
AC
外部基準クロック(REF IN MMCXコネクタ)
インピーダンス
50 Ω
(公称値)
周波数レンジ
100 MHz±1 kHz
(公称値)
信号レベル
−3 dBm ∼+3 dBm
(公称値)
結合
AC
収集モード(ファームウェアオプションに依存)
シングルショット、シーケンス3、連続
表3. リアルタイム・サンプリング・レート(内部クロックソース)。
最高サンプリングレート
チャネル構成
-SR0
-SR1
-CH2
0.5 GSa/s
1 GSa/s
1.6 GSa/s
-CH2および-INT
1 GSa/s
2 GSa/s
3.2 GSa/s
1.
2.
3.
-SR2
100 Hz ∼ 1600 MHzの位相雑音の積分に基づいたジッタ指数。
サンプリングレートは、2チャネルモード(非インタリーブチャネル)で、外部クロック周波数の半分に相当します。インタリーブモード(オプションINTでのみ使
用可能)では、サンプリングレートは外部クロック信号の周波数に相当します。
最大131072レコード。最大レコード長=メモリサイズ/チャネル数。
12 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
技術仕様と特性(続き)
トリガ
トリガモード
エッジ
(立ち上がり、立ち下がり)、レベル
トリガソース
外部、ソフトウェア、チャネル
チャネルトリガ周波数レンジ
DC ∼ 250 MHz
外部トリガ(TRG IN MMCXコネクタ)
結合
DC
インピーダンス
50 Ω
(公称値)
レベル範囲
±5 (
V 公称値)
最小振幅
0.5 Vp-p
周波数レンジ
DC ∼ 2 GHz
(公称値)
タイムスタンプの最大持続時間
下の表を参照
トリガ時間間隔計測(TTI)の分解能
下の表を参照
トリガ時間間隔計測(TTI)の精度
下の表を参照
リアーム時間(デッド時間)
-SR0および-SR1
-SR2
トリガ出力(TRG OUT MMCXコネクタ)1
800 ns
(公称値)
500 ns
(公称値)
1個(プログラマブル)、信号源抵抗50 Ω
0.8 Vpp±2.5 Vオフセット
(公称値)、高インピーダンス負荷
信号レベル
制御IO
(I/O 1および2 MMCXコネクタ)2
出力
収集アクティブ
トリガレディ
クロック再同期トリガ出力
100 MHz基準クロック、分周比23
サンプリングクロック、分周比323
ローレベル
ハイレベル
FPGA同期
入出力
FPGAプログラマブルI/O
表4. トリガ時間パラメータ。
サンプリングレート
モード
-SR0
-SR1
-SR2
タイムスタンプの最大持続時間
32日
32日
52日
トリガ時間間隔計測(TTI)の分解能
10.15 ps
(公称値)
10.50 ps
(公称値)
6.25 ps
(公称値)
トリガ時間間隔計測(TTI)の精度
19.75 ps RMS
(公称値)
20.25 ps RMS
(公称値)
15 ps RMS
(公称値)
1.
2.
3.
10 MHz、50 Ω負荷。
I/0 3は将来の拡張用。
I/O 1のみ。
13 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
技術仕様と特性(続き)
環境/物理仕様1
温度範囲
動作時
0 ℃∼+50 ℃(海抜∼ 3,048 m)2
0 ℃∼+45 ℃(3,048 ∼ 4,572 m)2
保管時
−40 ℃∼+70 ℃
高度
最高4,572 m
EMC
欧州EMC指令2004/108/ECに準拠
– IEC/EN 61326-1
– CISPR Pub 11グループ1、クラスA
– AS/NZS CISPR 11
– ICES/NMB-001
このISMデバイスは、カナダのICES-001に準拠しています。
音響
欧州機械指令2002/42/EC、1.7.4.2u
音響雑音放射
LpA<70 dB
オペレーター位置
ノーマル動作モード
消費電力3
+3.3 V
+3.3 VAUX
+12 V
PCIeエッジコネクタ
0.8 (
A 代表値)
0.2 (
A 代表値)
2.3 (
A 代表値)
31 W
(代表値)
+5 V
+12 V
追加の電源ケーブル3
1.5 (
A 代表値)
1.5 (
A 代表値)
26 W
(代表値)
メカニカル特性
PCIe x8規格(ファンを含む全長)
外形
サイズ
質量
1.
2.
3.
4.
5.
ファンを除く
17.6 mm(幅)×126.3 mm(高さ)×169.5 mm(奥行き)4
ファンを含む
40.6 mm(幅)×126.3 mm(高さ)×252.1 mm(奥行き)5
0.68 kg
本製品は、Keysight環境試験マニュアルに基づいた型式試験が行われ、保管、輸送、使用の際の環境ストレスに対して耐性があることが検証されています。こ
のようなストレスの例として、温度、湿度、衝撃、振動、高度、電源条件などがあります。テスト手法はIEC 60068-2に準拠し、レベルはMIL-PRF-28800F
Class 3相当です。
デジタイザのファン吸気口付近のPC内部温度。
PCIe規格に準拠した十分な電源分配を実現するには、別途電源ケーブルが必要です。
60 m³/hのエアフローが必要です。カードの動作中はファンも動作している必要があります。
PC内でPCIeカードを支えるガイドレールを含みます。
14 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
技術仕様と特性(続き)
システム要件(推奨ホストコンピューターのリストについては、キーサイト([email protected])までお問い合わせください)
トピック
Windows
オペレーティング
システム
Windows 7(32ビットおよび64ビット)のすべてのバージョン Linux Kernel 2.6以上(32ビットまたは64ビット)、Debian 7.0、
Windows 8.1(32ビットおよび64ビット)のすべてのバージョン CentOS 6
Linux
注記:高速デジタイザアプリケーションDVDを使用する場合は、
Windows 7(64ビット)がサポートされています。
プロセッサ速度
1 GHz 32ビット(x86)、1 GHz 64ビット(x64)、
Itanium 64のサポートなし
選択したディストリビューションの最小要件に準拠
利用可能メモリ
1 GB以上
選択したディストリビューションの最小要件に準拠
ハードディスクの
空き容量1
1.5 GBのハードディスク空き容量:
– 1 GB
(Microsoft .NET Framework 3.5 SP1で使用)
– 100 MB
(Keysight IOライブラリスイートで使用)
100 MB
128 MBのグラフィックメモリ(推奨)でDirectX 9グラフィック
に対応(スーパー VGAグラフィックに対応)
グラフィック機能不要(ヘッドレスシステム)。
Microsoft Internet Explorer 7以上
ディストリビューションに付属のブラウザー
注記:400 MB
(高速デジタイザアプリケーションで使用)
ビデオ
ブラウザー
X Windows
仕様の定義
仕様は、特に記載のない限り、0 ℃∼+50 ℃の動作温度範囲内で少なくとも2時間保管し、45分間のウォームアップを行った後の、校正済みカー
ドの保証性能を表わしています。特に記載のない限り、本書に掲載されているデータは仕様です。
特性は、製品を利用する際に役立つ製品性能を表していますが、製品保証の対象ではありません。特性は、ほとんどの場合、代表値または公称
値と呼ばれます。
– 代表値は、20 ∼ 30 ℃の温度範囲で動作させた場合に、測定器の80 %が適合する特性性能です。代表値は保証されていません。
– 公称値は、20 ∼ 30 ℃の温度範囲で動作させた場合に、製品を利用する際に役立つ代表的な性能を表しています。公称値は保証されていま
せん。
注記:特に記載のない限り、すべてのグラフのデータは複数のユニットを使用して室温で測定されたものです。
1. インストール処理の手順上、動作時に必要なディスク空き容量は、インストール時に必要な容量よりも少なくなることがあります。インストール時には上記のディ
スク空き容量が必要です。
15 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
構成とオーダー情報
オーダー情報
ソフトウェア情報
サポートされている
オペレーティング
システム/ホスト
コンピューター
システム要件を参照
規格に準拠した
ドライバー
IVI-COM、IVI-C、MATLAB
サポートされている
アプリケーション
開発環境(ADE)
VisualStudio(VB.NET、C#、C/C++)、VEE、
LabVIEW、LabWindows/CVI、MATLAB
モデル
概要
U5303A
オンボードプロセッシング搭載PCIe 12ビットデ
ジタイザ
付属品:
– ソフトウェア、サンプルプログラム、製品情報
–
–
–
–
(CD)
1 mのMMCX-BNCケーブル(1本)
追加の電源ケーブル
モジュールに取り付けられたファン
3年保証付き
構成可能なオプション
サンプリングレート
関連製品
モデル
概要
U5340A
高速デジタイザ用FPGA開発キット
U5303A-SR0
500 MSa/sサンプリングレート
(オプションINTでサンプリングレート1 GSa/s)
U5303A-SR1
1 GSa/sサンプリングレート
(オプションINTでサンプリングレート2 GSa/s)
U5303A-SR2
1.6 GSa/sサンプリングレート
(オプションINTでサンプリングレート3.2 GSa/s)
アドバンテージサービス:校正
Keysightアドバンテージサービスは、お客様の機器のライフタイム全
体にわたって、お客様の成功を支援します。
帯域幅
アクセサリ
U5303A-F05
帯域幅、最大650 MHz
(オプションSR2/SR1)
または400 MHz
(オプションSR0)
U5303A-F10
フル帯域幅
モデル
概要
U1092A-CB0
MMCX−SMAケーブル(1 m)
U5303A-M02
256 MB(64 Mサンプル/チャネル)捕捉メモリ
MMCX−BNCケーブル(1 m)
U5303A-M10
1 GB(256 Mサンプル/チャネル)捕捉メモリ
U5303A-M40
4 GB(1 Gサンプル/チャネル)捕捉メモリ
U1092A-CB1
メモリ
データ処理ユニット
ここに記載されていない他のオプションについては、キーサイトまで
お問い合わせください。
[email protected]
U5303A-LX2
DPU FPGA:LX195T
ファームウェア
U5303A-DGT
デジタイザファームウェア
U5303A-INT
インタリーブ・チャネル・サンプリング機能
U5303A-FDK
カスタムファームウェア機能
(U5340Aで作成されたFPGAファームウェアを
ロードする必要があります)
U5303A-AVG
リアルタイム・アベレージング・ファームウェア
U5303A-PKD
リアルタイムピーク検出ファームウェア
U5303A-TSR
トリガ同時捕捉/読取り機能
U5303A-CSR
連続同時捕捉/読取り機能
アプリケーション
U5303A-CB0
デジタイザストリーミング
U5303A-CB1
デジタル・ダウンコンバーター・ストリーミング
U5303A-SS1
掃引レーザー光源OCTアプリケーション
U5303A-BB1
高忠実度デジタイザ
カード保持具
U5300A-001
カード保持具付き
U5300A-002
カード保持具なし
U5300A-003
ショートカード保持具
これらのオプションは標準構成を表しています
16 | Keysight | U5303A PCIe高速デジタイザ、オンボードプロセッシング搭載 - Data Sheet
myKeysight
www.keysight.co.jp/find/mykeysight
ご使用製品の管理に必要な情報を即座に手に入れることができます。
www.axiestandard.org
AXIe(AdvancedTCA® Extensions for Instrumentation and Test)は、
AdvancedTCA®を汎用テストおよび半導体テスト向けに拡張したオープン規格
です。Keysightは、AXIeコンソーシアムの設立メンバーです。
www.pxisa.org
PXI(PCI eXtensions for Instrumentation)モジュラー測定システムは、PCベー
スの堅牢な高性能測定/自動化システムを実現します。
www.pcisig.com
PCI-SIG®、PCIe®、PCI Express®は、PCI-SIGの登録商標/サービスマークです。
www.keysight.com/go/quality
Keysight Technologies, Inc.
DEKRA Certified ISO 9001:2008
Quality Management System
www.keysight.co.jp/find/high-speed-digitizers
www.keysight.co.jp/find/u5303a
キーサイト・テクノロジー合同会社
本社〒192-8550 東京都八王子市高倉町9-1
受付時間 9:00-18:00(土・日・祭日を除く)
TEL
0120-421-345 (042-656-7832)
FAX
0120-421-678 (042-656-7840)
Email [email protected]
www.keysight.co.jp
© Keysight Technologies, 2013 - 2016
Published in Japan, January 6, 2016
5991-1104JAJP
0000-00DEP
www.keysight.co.jp
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