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ユーザー事例PDFはこちら - 株式会社SCREENホールディングス

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ユーザー導入事例
新しい技術・サービスへの飽くなき探求心
遊び心溢れる表現力とUVインクジェットが生み出す、独創の立体ディスプレー
株式会社ほしゆう
新潟県燕市に本社を構える株式会社ほしゆう。紙函製造を起源にオフセット
印刷、デザインへと、パッケージを取り巻く多彩なニーズに応える制作体制を
構築してきた。創業から半世紀を超えた今、
ほしゆうはコア技術であるパッケー
ジ制作に加え、商品の企画・開発、新素材とUVインクジェットを駆使した
独創的な販促ツールなど、商品のトータルコーディネートを手掛ける提案型
の販売促進企業へと成長した。
先見性が根付くほしゆうの経営
1957 年、燕市の洋食器産業を支え
る段ボール紙器製造業として「星雄紙器」
(現・ほしゆう)はスタートした。以降、
紙器にはビジュアル要素が求められるよ
うになり、その市場ニーズを先取りし、
いち早くオフセット印刷機を導入。社内
にデザイン部門も新設するなど、多種
多様なパッケージニーズに応える体制を
次々と構築していった。さらに、パッケー
ジ事業を強化する一方でトナー印刷機の
特約店を務めるなど、早くからデジタル
印刷にも取り組んできた。
このように、ほしゆうの経営には一貫
して、「次の時代でお客様に必要とされる
ものは何だろうか?」という視点、つまり
先見性が根付いている。
いち早く
UVインクジェットを導入
2008 年、ほしゆうは UVインクジェッ
ト印刷機(他メーカー製)を初めて導入
した。「満たされた国・日本では、モノ
が売れない時代になりました。モノが売
れなくてはパッケージも売れない。そこ
で、当社のお客様の商品をもっと売れる
ようにする、いわゆる販売促進を支援し
ていくためのツールの生産機として、大
代表取締役社長
星野 光治 氏
常務取締役
加藤 孝男 氏
営業部 東京グループ
佐久間 敬三 氏
営業部 制作課 プリプレス
中條 貴行 氏
サイズの素材にダイレク
トに印 字できるものが
必要になりました」と星
野社長は導入の背景を
語る。
販 促ツールといって
営業部 開発課 課長
も、日本では個人経営
加藤 眞一 氏
の 小 売 店 なら 10 店 舗
以内がほとんどで、中小のアパレル企業
でも全国で 50 〜 60 店舗が限界。つま
り注文は 50 本以下となる。100 本以上
の注文を取るためには一部上場企業を
相手にするしかないが、日本の市場で商
売を続けるなら小ロットのお客様も無視
できないと、ほしゆうは考えた。
こだわったのは画質とサイズとスピード
で、すでにUVインクジェットの活用が進
んでいたヨーロッパへも調査に出向いた。
懸念していた印刷品質も技術の進歩とと
もに改善されており、「これなら校正機で
はなく生産機として使える」と、他社に
先駆けて導入。UVインクジェットは価格
帯が絶妙で、校正機としては高いが生産
機として考えてみると、他の設備よりも導
入しやすかったことも幸いした。そして、
リサイクル可能なスウェーデン製の新素
材段ボールやフランス製の自立式ディス
プレーを駆使したPOP・什器など、パッ
ケージ事業で培った立体設計技術・製
じゅうき
版技術を生かした独創的な販促ツールを
展開していった。
やがて同社の販促ツールの評判は、既
存の取引先や展示会への出展などを通し
て口コミで広がり、仕事が積み重なって
いく。「“全く新しい産業へ” ではなく、自
社のデザイン・立体設計という強みを基
に新しい市場へと展開していく。だからこ
そ、現場の社員も変化を抵抗なく受け入
れられる」と、開発課の加藤課長は導入
当初を振り返る。
営業担当の佐久間さんは、
「営業とし
ては新たな市場であり、新しいお客様に
対してゼロに近い状態からのスタートで
した。しかし、お客様のニーズに応える
たびにレベルが上がっていることを実感
します」と確かな手応えを感じていた。
リーマンショック以降は広告費が削減さ
れる半面、モノが売れる現場、つまり売
り場作りへの要望が高まっていった。ほ
しゆうの手掛けるPOPやディスプレーも、
そのころから急激に注目を集めるように
なった。
ユーザー導入事例
新たな表現を生み出すTruepress Jet2500UV
新素材段ボールを
使った立 体ディプ
レーや什器
Truepress Jet2500UVを
導入して
UVインクジェットの導入から2 年が経
過した2010 年、ほしゆうでは機種の更
新を決断。さらなる生産性、画質、安
定性を求め、大日本スクリーン製造の
Truepress Jet2500UV を 導 入 し た。
実は、2 年前の初導入時にも同機は候補
に挙がっていたが、採用には至らなかっ
た。しかし、その後の 2 年間で、ほしゆ
うが望むさらなる品質・安定性を持つま
でに進化していた。
「生産性、画質、使
い勝手のどれを取っても、当初抱いてい
た印象とは全く違う機械になっていたこと
に驚いた。ユーザー見学で直感し、導入
を即決した。営業・サービスの担当者は
今も非常に良く対応してくれていて助かっ
ている」と、加藤常務は顧客に対するス
クリーンの姿勢を評価する。
UV インクジェットは UV 光によってイ
ンクを硬化させるため、ボード関連の仕
事が多いほしゆうでは素材の反りが悩み
の種となる。ヘッドに接触して品質に影
響を及ぼすだけでなく、最悪、ヘッド交
換につながる恐れもある。そのため、従
来使用していたフラットタイプの装置で
は、素材を一枚一枚テープで固定する必
要があり、連続で出力する場合の労力は
計り知れない。その点、素材搬送式の
Truepress Jet2500UV は準備時間が
短くて済む。ほしゆうの要望が反映され
遊び心に溢れる
クリエーティブな表現
メタリックな表現を取り入れた
印刷サンプル
た新型ダンボールガイド(オプション)と、
自ら準備した固定治具などで素材の反り
を防ぐとともに、運用の工夫によって素材
ごとの特性をつかんできたからだ。「“イン
クだれ” もなく、急ぎの作業でも “ヤレ”
が出ないため、印字速度以上に生産性
に満足しています。また、連続作業の場
合はハンドルとボタン操作だけで誰にで
も使えるので、セッティングの早さと容易
さには重宝しています。従来はシフト制
で対応するしかなかった仕事も、昼休み
にも処理できるようになりました」と、加
藤課長は説明する。「毎日始業時に行っ
ていたヘッドクリーニングが自動になり、
その時間に他のこともできるようになり
ました」と、プリプレス担当の中條さん。
現場ではメンテナンス性の良さも見逃せ
ないポイントで、クリーニングに使う道具
も減った。
さらに白インクが使えるようになり、利
用できる素材の種類や印刷表現がより豊
かになり、仕事の幅も広がった。立体物
を作るほしゆうでは、出来上がりのイメー
ジから最適なデザインや制作方法を決め
ていくというが、白インクの導入で透明
アクリルや濃い色の素材にも展開できる
ようになった。今はボードの仕事がメイ
ンだ が、Truepress Jet2500UV は 本
格的なロール運用にも対応しているため、
長時間の自動運転が可能で生産性の高
いロールの仕事にも取り組んでいきたい
という。
〒102-0074 東京都千代田区九段南2-3-14 靖国九段南ビル
東 京 支 店/ 03
(3237)3111
(代) 大 阪 支 店/ 06(6268)6600(代) 名 古 屋 支 店/ 052(218)6400(代)
福 岡 支 店/ 092
(436)7081
(代) 北海道営業所/ 011(726)0707(代) 東北営業所/ 022
(224)1741(代)
(224)5770(代)
新潟営業所/ 025(241)0112
(代) 静岡営業所/ 054(281)0955(代) 長野営業所/ 026
(代) 京都営業所/ 075(326)1350(代) 中国営業所/ 082
(264)6451(代)
金沢営業所/ 076(292)2345
四 国 営 業 所/ 087
(837)8151
(代)
ほしゆうでは稼働時間の合間を縫っ
て、さまざまな素材に対してどんな表現
ができるかを研究し続けている。新素材
段ボールを使った立体構造物に加えて、
表面加工をどうするか、白インクをどう
活用するかなど、新しいアートな表現に
も挑戦している。こういった試行錯誤も
オフセットだと手間が掛かるが、インク
ジェットなら早ければデータづくりから1
時間で仕上がりを確認できる。
ほしゆうの歴史は、常に新しいものを
取り入れ、大胆な設備投資で会社に技
術革新をもたらしてきた。そして今も、
立ち止まることなく前に進み続けている。
「単に “新しい物好き” なんですよ」と
笑う星野社長には、新しい技術・サービ
スへの飽くなき探求心と、常に一歩先を
見る確かな目がある。
株式会社ほしゆう
創 立 1957 年
代 表 者 代表取締役社長 星野 光治
本社・工場 新潟県燕市吉田東栄町 7 番 8 号
東京営業所 東京都千代田区麹町 6-2
麹町ニュー弥彦ビル 7F
秋田営業所 秋田市飯島道東 2-12-4
ロイヤルガーデン203 号
従業員数 102 人
http://www.hoshiyu.co.jp
〒602-8585 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目
※本カタログは、弊社のFairdot 2 で印刷しています。
※本カタログは、弊社の千都フォントを使用しています。
※本カタログの各商品名は各社の商標・登録商標です。
※本カタログに掲載している商品は、日本国内仕様です。
No.113-053 2011 年 5月発行 040 3XI (R0-0)
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