Comments
Description
Transcript
個人投資家向け会社説明会（日本橋）（6MB）
⽇本投資環境研究所 ＩＲセミナー 海外３５社と「真のグローバル企業」を⽬指して９０年 ■ ■■ ■ ■ 2016年2月25日 (証券コード6381 東証1部 機械) 1 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 説明者 ■説明者 代表取締役 社⻑執⾏役員 壷田 貴弘 ・ ⽬次 ■⽬次 Ⅰ 当社の概要 Ⅱ 当社の業績 Ⅲ 成⻑戦略 Ⅳ 株主還元政策について Ⅴ 参考資料 2 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 社名の由来 Ⅰ 当社の概要 1996年、岩⽥塗装機⼯業株式会社からアネスト岩⽥株式会社に改名 旧銘柄略称 『岩⽥塗』 アネスト(ANEST)とは ? 現『アネスト岩⽥』東証1部（機械）6381 その1 ・開発型企業を表す。 Active ＆ Newest Technology 常にいきいきとした活⼒と新規性のある技術⼒を持った開発型企業 アネスト(ANEST)とは ? その2 ・社是である｢誠⼼｣(まことのこころ)の精神を造語の「ANEST」に託しました。 「誠⼼」は、「真摯：EARNEST」であれ、「正直：HONEST」であれ。 ANEST ＝ EARNEST + HONEST アネスト アーネスト オネスト 3 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 会社沿⾰ Ⅰ 当社の概要 1926年の創業から約90年間、塗装機器・空気圧縮機をリードし続けています。 開発型企業として、世界初・⽇本初の製品を世に送り出し続けています。 1926年 1927年 1928年 1957年 1961年 1962年 1969年 1973年 1985年 1991年 1993年 1995年 1996年 1999年 2003年 2005年 2009年 2010年 2013年 国産初のスプレーガン 最新のスプレーガン 当社の前⾝、岩⽥製作所創⽴ 国産初のスプレーガンの製造・販売を開始 ⼩形コンプレッサの製造・販売を開始 岩⽥塗装機⼯業株式会社を設⽴ 東京証券取引所第⼆部に上場 （上場実績55年間） 塗装設備分野に本格進出 WS-400 国産初の空冷⼆段・中形コンプレッサを発売 東京証券取引所第⼀部に上場 世界初の多関節電動塗装ロボットを発売 世界初のオイルフリースクロール圧縮機 世界初のオイルフリースクロールコンプレッサー開発 世界初のドライ（オイルフリー）スクロール真空ポンプを開発 世界初の樹脂製ピストンのオイルフリーコンプレッサー開発 CIを実施し、アネスト岩⽥株式会社に社名変更 世界初のV溝付塗料ノズルの低圧スプレーガンLPH-400発売 国産初の外部帯電⽅式の静電ハンドガンを発売 世界初のオイルフリーブースターコンプレッサ開発 WS-400スプレーガンが世界⼤⼿塗料メーカーのグローバル認証を受ける オイルフリーブースターコンプレッサが省エネルギー機器表彰を受賞 ⼩形バイナリー発電装置を開発し、NEDOの委託・開発テーマに採択 4 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 会 社 社 名 アネスト岩⽥株式会社 創 業 1926年5⽉１⽇(⼤正15年) 設 ⽴ 1948年6⽉2⽇（昭和23年） ⾦ 3,354百万円 式 東京証券取引所 第⼀部 資 上 本 場 株 概 1973年上場 発 ⾏ 済 株 式 41,745,505 株 主 第⼀⽣命保険株式会社 5.42% アネスト岩⽥仕⼊先持株会 ⽇本トラスティ･サービス信託銀⾏ 4.83% 4.58% アネスト岩⽥得意先持株会 4.51% 明治安⽥⽣命保険相互会社 3.63% 要 株 事 主 業 汎⽤機械器具製造業 Ⅰ 当社の概要 要 本社 (横浜市港北区新吉⽥町) (⼀般機械器具の製造販売) ・空気圧縮機とその周辺機器 ・塗装機器 及び液圧機器とその周辺機器 ・真空ポンプとその周辺機器 従 業 拠 員 1,358名 / 国内 571名（42％）・海外 787名（58％）2015年12⽉現在 点 国内拠点（本社・⼯場:2・販売拠点:20） グループ会社 42社（内、海外35社） 決 3⽉31⽇ 算 期 ホームページ http://www.anest-iwata.co.jp/ 市営地下鉄ブルーライン新⽻駅から徒歩10分 新横浜駅から⾞で10分 5 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation Ⅰ当社の概要 国内販売・サービス⼦会社ネットワーク 圧縮機の国内販売とサービス 本社：横浜 拠点：札幌、東北、新潟、関東、中部、関⻄、福岡、他 秋⽥⼯場（⼤仙市） 真空機器の国内販売とサービス 真空販売グループ（製品販売） （保守・サポート） 福島⼯場（⽮吹町） 本社：横浜 2016年4⽉に⼦会社を吸収合併し、アネスト岩⽥株式会社 真空機器事業部に⼀本化 塗装機・設備、液圧機器・設備の国内販売とサービス 本社：横浜 拠点：札幌、東北、関東、中部、関⻄、福岡、他 DIY関連（圧縮機、塗装機器、⼯具） 本社：横浜 □ 本社及び⼯場 ■ ⽀店・営業所他 ■ サービス拠点 6 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 当社のビジネス（製造・販売） 空気圧縮機（エアコンプレッサ） 塗装⽤の塗布機器 Ⅰ 当社の概要 真空機器（真空ポンプ） 気体を取扱う機器 52％ 液体を取扱う機器 48％ 塗料以外の液体⽤塗布機器 ⼯場の塗装設備 7 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 空気圧縮機の仕組み 空気圧縮機とは？ Ⅰ 当社の概要 「⾃転⾞の空気⼊れ」は⼈⼒で圧縮空気を作りますが、 「空気圧縮機」はモーターなどの動⼒で、⼤気圧の １０倍程度に圧⼒を⾼めた圧縮空気を作る機械です。 ■圧縮機本体の圧縮機構 モーターなどの動⼒で 空気を圧縮する機械 空気圧縮機 圧縮機本体 モーター 空気タンク 8 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 空気圧縮機の⽤途と市場 圧縮空気の⽤途は？ Ⅰ 当社の概要 空気圧縮機は、⼀般に⽬することは稀ですが、 私たちの⽣活のあらゆる場⾯で利⽤されています。 ・物作りの現場（⼯場）では、電気・⽔道・ガスと同様に 圧縮空気は⼯場中に配管され、ｵｰﾄﾒｰｼｮﾝ⽤の空圧機器 （ＳＭＣ様製品など）を動かす動⼒になっています。 ・⾃動⾞修理⼯場やガソリンスタンドでは、タイヤの空気充填、 インパクトレンチ(タイヤのねじ締め)等に利⽤されています。 ･病院では各病室に圧縮空気が配管で配られています。 ⼈⼯呼吸器、⿇酔装置等。 病院のベット脇にあるガス取出⼝ ⇒ ⻭科医院では、必需品です。（⻭を削る、乾燥、掃除等） ・公共交通機関（電⾞・バス）の⾞輌では、圧縮空気は ドアの開閉やブレーキ制御などに利⽤されています。 ・郵便局では⼿紙の⾃動仕分けに。 (その他の様々な⾃動機械に組み込まれています。) ・圧縮空気から作る窒素ガスをポテトチップス・フリカケの 袋に⼊れて酸素を追い出し、⾷品の鮮度を保っています。 （窒素ガス発⽣装置も当社製品です。） 9 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 当社製圧縮機の特徴 1.製品シェア・・・国内２位 ４台の内１台は弊社製 2.製品の特徴 ①世界初を作る技術開発⼒。 ・世界初のオイルフリースクロール圧縮機 ・世界初の樹脂ピストンオイルフリー圧縮機 ・世界初のオイルフリーブースタ圧縮機 ②地球に優しい圧縮機が得意。 ・オイルフリー圧縮機（潤滑油を使わない） 半導体・⾷品・医療などのクリーンエアの ニーズに基づき開発。国際的認証機関TÜVが 認める“クラスＯ（ゼロ）”のクリーンエア Ⅰ 当社の概要 競合は⽇⽴・東芝・神⼾製鋼所 ④応⽤が進むスクロール技術。 スクロール技術を基に⽤途を拡⼤ 世界初のオイルフリースクロール圧縮機 世界初のドライスクロール真空ポンプ バイナリー発電装置 再⽣可能エネルギー利⽤のバイナリー発電装置 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) の 依託・開発テーマとして開発を進めています。 ・省エネ提案で、CO2削減に貢献。 ⽇本機械⼯業連合会優秀省エネルギー機器表彰 ③豊富なバリェーション ・多様な圧縮機構を開発 温泉や⼯場排熱など90℃未満の 低温温⽔の熱エネルギーを利⽤して、 発電できる⼩型発電装置。 10 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation Ⅰ当社の概要 真空ポンプの市場・⽤途 真空ポンプとは、圧縮機とは逆に空気の圧⼒を減らす機械です。 真空ポンプとは？ ・気体を吸引するポンプ 家庭の掃除機も⼀種の真空ポンプ。 真空の性質とその利⽤ ①熱が伝わりにくくなる (魔法瓶) ②空気(酸素)が少ないと物が痛みにくい。⼩さくなる。（真空パック・太陽電池パネル・圧縮布団袋） ③気圧が低くなると蒸発が速くなる ④気圧が低い所に物は移動する。 (乾燥⾷品・半導体製造装置) （吸着パット・窯業⽤⼟脱泡機・調味料充填） ⑤気圧が低いと、移動の抵抗が少なくなり⾼速移動が可能になる。 (最先端科学 魔法瓶 放射光施設※1 真空包装 ） ※1放射光施設については、後のページで解説しています。 フリーズドライ 半導体製造装置 プラズマ/液晶 11 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 真空機器の⽤途例 Ⅰ 当社の概要 当社の真空ポンプは、最⾼の品質と最新の技術が求められる世界の加速器・放射光施設で、 たくさん採⽤されています。 【放射光施設】真空中で加速された⾼エネルギー電⼦ビームから発⽣する放射光 を利⽤して実験・研究する施設です。⾮常に明るい放射光を使って、原⼦レベル の微細な構造や働きを観察することができ、物理学・⽣命科学・医学等の幅広い 最先端の研究分野で利⽤されています。 ・⾼エネルギー加速器研究機構の⼩林教授が、2008年ノーベル物理学賞を受賞 ⾼エネルギー加速器研究機構 広島⼤学 上海 放射光施設 東海村 J-PARC 欧州 ESRF 台湾 NSRRC 世界トップクラスの放射光施設 兵庫県播磨の SPring-8 ⽩い円は周⻑約1.5kmの蓄積リング 設置例 当社の真空ポンプ ＩSP-250C ⽶国 APS タイ SSRC 12 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 当社製真空機器の特徴 Ⅰ 当社の概要 1.シェア・・・600リッター以下のドライ真空ポンプで、国内50%以上 海外売上⽐率51.4％ 2.製品の特徴 ①世界初を実現した技術開発⼒ 世界で初めて潤滑油を使わない空冷式ドライスクロール真空ポンプを開発しました。 ②⾼い評価の製品性能 ・NASA(アメリカ航空宇宙局)が選んだ技術⼒ ＮＡＳＡが世界中の真空ポンプ 13機種を⽐較評価し、当社の真空ポンプを採⽤。 宇宙ステーションで使⽤されています。 ・世界の最先端科学分野の放射光施設が認めた性能 世界最上位クラスの放射光施設である兵庫県播磨のSPring-8 、 ⼩林教授のノーベル賞受賞で有名になった⾼エネルギー加速器機構、 茨城県東海村のJ-PARC（⼤強度陽⼦加速器施設）、 海外（アメリカ・ヨーロッパ・アジア）の放射光施設で使⽤されています。 13 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 塗装と塗装機器について 霧化機器―塗料を霧化 Ⅰ 当社の概要 塗装は ⾃動⾞・家電品・⾦属・プラスチック・⽊⼯・家具 建築・鉄⼯・橋梁・⽪製品・更にネールアートなど ⾝の回りの様々な製品に使⽤されています。 国内の塗装⼯程では、ほぼ100%のユーザーが 何らかの当社製品を使⽤しています。 供給機器―塗料の搬送 国産第1号のスプレーガンを製造した弊社は、 霧化装置から環境装置までの塗装に関する幅広い 製品群を90年間に亘って提供し続けています。 環境装置―作業環境保護 14 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 塗装機器の⽤途事例 ⾃動⾞補修塗装市場 Ⅰ 当社の概要 ホビー・アート市場 エアーブラシ 3Dスプレーペイント トレーナー ⼯業塗装市場 ⾼い塗着効率で環境にもやさしい 静電塗装機（液体・粉体） ハード商品だけでなく専⽤カラー等の ソフト商品も多数取り揃えております。 ⽇⽐野克彦⽒の個展とコラボレーション 15 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 当社製塗装機器の特徴 Ⅰ 当社の概要 １. シェア・・・塗装機器スプレーガン 国内トップ≒75%が当社製品を使⽤。 世界２位 (世界シェア≒30％） 2. 製品の特徴 世界に先駆けた環境対応技術 ・欧⽶の環境規制に適合した製品の開発。 圧倒的なシェアに裏付けられた製品品質 国内≒75％ 欧⽶≒30％ ・世界の塗料メーカーが当社を推奨 ・国内塗料メーカーの推奨モデルも 世界の塗料メーカー が当社製品を推奨 歴史に裏付けられた総合提案⼒と技術⼒ ・塗装機器総合メーカーとしての90年の実績 と技術⼒で、お客様の満⾜する製品を提供。 16 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation Ⅰ 当社の概要 当社の塗装設備機器と市場 塗装設備事業は、⼯場の塗装ラインを提供する事業です。 製品群 グロスフィニッシング専⽤ ⾃動スプレーガン（GFAシリーズ） ギヤポンプ （GPAシリーズ） ⼆液電⼦制御混合装置 （i4 Mixer） アジャストメントフリー 供給システムシリンダポンプ （CYPシリーズ） 塗装ロボット（APRシリーズ） SWAN 動画 設備コンサルティングの納⼊事例 ドア・テレビ枠等の塗装 (中物・コンベア⽅式等) 携帯電話・⾞のライト・ドア取⼿等の塗装 (⼩物・スピンドル⽅式) ツールチェンジャー 電⾞・⾞両台⾞・建築資材等⼤物部品の塗装 動画 17 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation Ⅰ 当社の概要 液圧機器事業の展開 液圧機器事業は、塗料の技術を応⽤して、塗料以外の液体を扱う事業 塗装よりも⼤きい市場があり、今後の成⻑が期待できる事業です。 「塗装（塗料）」以外の全ての液体市場に対して、 ① ② ③ 低圧⼒から⾼圧⼒ 低粘度から⾼粘度 液体から液体/固体混合流体 を搬送するポンプ類と、その液体の最終使⽤⽬的の実現 （塗布/霧化/接着等）を含めて「総合コンサルテーション」 を⾏なう事業として、お客様へ最適商品をご提供して参ります。 ゴム製品製造 ⾦属製品製造 樹脂製品製造 液圧機器 薬品製造 ⾷品製造 印刷関連 ⾃動⾞関連 畜産・農業関連 18 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 液圧機器の⽤途例 Ⅰ 当社の概要 液体塗布と供給制御のイノベーター 19 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation Ⅱ 当社の業績 業績の推移 売上⾼と利益 （単位：百万円） 更なる成⻑ に向けて 次期中期 経営計画 （2016〜2018） 赤字企業が多かったリーマン ショック後の最悪期でも、 売上高は40%減少しましたが、 利益は黒字確保しました。 超円高に加えて、東日本大震災の 影響もあり厳しい時期ではありまし たが、順調に回復・成長を続けて まいりました。 次期中期経営計画 2016年度～2018年 次期の成長戦略については、Ⅲ項の 「成長戦略」にてご説明いたします。 20 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation Ⅱ 当社の業績 事業別・エリア別の業績推移 製品別売上⾼の構成と推移 （2014年度） 地域別売上⾼の構成と推移（2014年度） 8.3% 39.3％ 14.2% 27,428 27,428 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 売上高（百万円） 09年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 圧縮機 真空機器 塗装機器 塗装設備 53.7% 20.4% 46.1％ 6.3％ 11.7% 16000 14000 12000 10000 8000 6000 4000 2000 0 09年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 国内 海外合計 海外売上は、各地域に分散され、地域毎の変動リスクは分散されています。 全地域で売上高が伸長しています。 欧州 アジア 北米その他 21 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation Ⅱ 当社の業績 安定性と健全性を備えた財務内容 ⾼い財務安定性 ①⾼い⾃⼰資本⽐率・・・・・ 69.4% ②⾼い現⾦及び現⾦同等物残⾼・・・・45.8億円 ③事実上の無借⾦経営 短期借⼊⾦ 2.6億円、⻑期借⼊⾦ 0.8億円は、②に⽐べ僅かで事実上の「無借⾦経営」 ⾃⼰資本⽐率 2015年3⽉期 2015年3⽉期 69.4％ 22 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation Ⅱ 当社の業績 自己資本比率 35,000 30,000 80 69.4 68.7 70.0 68.4 69.4 67.4 25,000 60 20,000 15,000 50 10,000 40 5,000 30 0 09年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 ROE(純利益/自己資本) ROA(純利益/総資産) 1株当り当期純利益(円) 60 1株当り当期純利益 70 9.9 50 7.8 20 6.81 4.3 5.67 11.0 10.4 12.0 10.0 8.2 40 30 自己資本比率(%) 自己資本 90 40,000 7.47 7.13 8.0 6.0 5.38 4.0 2.99 ROE・ ROA 総資産 総資産 自己資本(百万円) ⾃⼰資本⽐率とROEの推移 2.0 10 0.0 0 09年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 企業の安全性を⽰す⾃⼰資本⽐率が69.4％と⾼く、且つ、ＲＯＥも2桁の10.4％を確保しています。 （高い利益率と回転率が貢献） 23 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation Ⅱ 当社の業績 （単位:百万円） 2015年度連結業績の予想 修正増加幅 2014年度実績対比 修正前（5月開示） 修正後（11月開示） 金額 利益率 金額 利益率 金額 増減率 利益率変化 前期実績 増減率 売上高 28,500 29,000 500 1.8% 27,428 5.7% 営業利益 3,300 11.6% 3,700 12.8% 400 12.1% 1.2Ｐ 3,199 15.5% 経常利益 3,850 13.5% 4,100 14.1% 250 6.5% 0.6Ｐ 3,716 10.3% 親会社株主に帰属する 当期純利益 2,330 8.2% 2,650 9.1% 320 13.7% 0.9Ｐ 2,214 19.7% ・高い利益率 営業利益率 12%超 高収益体質を確立 ・継続的成長を確保（増収増益の見込み） ・当年3Ｑの進捗率は順調 ・2015年までの中期経営計画値（売上高280億円/営業利益率12％）を上回る予想 3Ｑ進捗率＝３Ｑ累計/通期（ 4Ｑ） 売上高 進捗率 通期（4Ｑ） ＦＹ2013 69.7% 25,457 ＦＹ2014 70.0% 27,428 前年 ＦＹ2015 74.1% 29,000 当年 営業利益 進捗率 ＦＹ2013 70.5% ＦＹ2014 68.8% ＦＹ2015 77.8% 通期（4Ｑ） 2,940 3,199 前年 3,700 当年 経常利益 進捗率 ＦＹ2013 71.9% ＦＹ2014 74.3% ＦＹ2015 77.8% 通期（4Ｑ） 3,579 3,600 前年 4,100 当年 純利益 進捗率 ＦＹ2013 73.5% ＦＹ2014 74.4% ＦＹ2015 76.9% 通期（4Ｑ） 2,181 2,214 前年 2,650 当年 ※ ※ ※ 24 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation グローバル化で成⻑を促進 Ⅲ 成⻑戦略 当社グループは、世界中のお客様のニーズを集め、市場毎に最適なマーケティング・開発 ・販売・⽣産&調達・経営管理体制を保有する「真のグローバル企業」を⽬指します。 ■生産拠点体制 ①主たる生産工場(マザー工場) 日本・中国・台湾・インド・イタリア ②ノックダウンの生産工場 中国・韓国・タイ・インド・イタリア ドイツ・アメリカ・ブラジル ■事業別の開発拠点体制 ①塗装機 開発本部 イタリア 其の他開発 日本・中国・米国 ②塗装設備 開発本部 日本 其の他開発 中国・タイ ③圧縮機 開発本部 日本 その他開発 中国・インド 25 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation Ⅲ 成⻑戦略 グローバルネットワーク（アジア・オセアニア） 韓国 (1) 中国 (6) 計：15社 + 1⽀店 ANEST IWATA KOREA (2005) 上海阿耐思特岩⽥塗装機械 (1992) インド (3) 嘉興阿耐思特岩⽥産業機械 (2002) ANEST IWATA MOTHERSON （2000) ANEST IWATA MOTHERSON COATING EQUIPMENT (2006) 阿耐思特岩⽥産業機械(上海) (2003) AIR FACTORY ENERGY (2007) （分公司）⻑春、⼤連、天津、広州、重慶、武漢、⻄安 タイ (1) ANEST IWATA SOUTH EAST ASIA (2002） インドネシア (1) PT. ANEST IWATA Indonesia 阿耐思特岩⽥（上海）商貿 (2011) 圧縮機の販売 東莞阿耐思特岩⽥機械 (2006) 真空機器の販売 杭州阿耐思特岩⽥友佳空圧機（2009) 塗装機の販売 ⽣産⼯場 台湾 (1) (2014） ベトナム (1) ミャンマー (⽀店：1) オーストラリア (1) 岩⽥友嘉精機股份 (1987) ANEST IWATA VIETNAM (2013） ANEST IWATA Corporation MYANMAR BRANCH (2014） ANEST IWATA AUSTRALIA (1997) 26 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation グローバルネットワーク（ヨーロッパ・中東・アフリカ） スウェーデン (1) Ⅲ 成⻑戦略 ロシア (1) 計：14社 ANEST IWATA Rus (2010) ANEST IWATA SCANDINAVIA (2000) イタリア (4) イギリス (1) ANEST IWATA (U.K) (1993) ANEST IWATA EUROPE (1989) ドイツ (2) ANEST IWATA Italia (1988) ANEST IWATA AIR TEC (2012) ANEST IWATA DEUTSCHLAND (2010) AIR GUNSA (1944) ポーランド(1) ANEST IWATA Babatz GmbH（2014） フランス (1) ANEST IWATA FRANCE (1992) ANEST IWATA Polska Sp. z o.o. （2014） 南アフリカ (1) アラブ⾸⻑国連邦 (1) スペイン (1) ANEST IWATA IBERICA（2007) ANEST IWATA SOUTH AFRICA (2012) ANEST IWATA Middle East FZE （2014） 27 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation グローバルネットワーク（北・南⽶） Ⅲ 成⻑戦略 アメリカ (4) ANEST IWATA MEDEA (1998) ANEST IWATA USA（1994) ANEST IWATA AIR ENGINEERING (2011) Powerex-Iwata Air Technology (1987) 2015年度メキシコ進出決定 ブラジル (2) ANEST IWATA DO BRASIL COMERCIAL (2010) Airzap ANEST IWATA INDÚSTRIA E COMÉRCIO LTDA. 計：6社 アネスト岩⽥グループ：42社（内、海外：35社） 28 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation オイルフリーで世界NO.1を⽬指す圧縮機事業 Ⅲ 成⻑戦略 オイルフリー圧縮機で世界NO.1メーカーを⽬指す。 特定市場向け製品の拡⼤ 病院・歯科向け 車両（鉄道・バス）向け 窒素発生器・ブスター 圧縮機事業グローバル化の促進 ① 現地子会社を整備し、現地ニーズに適した製品の開発・販売を進める。 ② 世界の圧縮機セットメーカー（現在の競合会社）に圧縮機本体（ｺｱ･ｺﾝﾎﾟｰﾈﾝﾄ）を供給する ③ 中形圧縮機の世界展開 従来、OEM提供を受けて国内とアジアの一部のみに販売していた中形圧縮機を 昨年度に、自社開発製品に切り替えて販売先を、世界に展開中です。のまま輸出できないた め海外展開には制約が社も 29 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation Ⅲ 成⻑戦略 オイルフリーで世界NO.1を⽬指す圧縮機事業 世界最⾼⽔準のオイルフリー技術から⽣まれた コアコンポーネント ( 圧縮機本体 ) 圧縮機本体を、従来供給しているグループ会社に加え 新たに世界の圧縮機セットメーカー（提携先）へ 供給を拡⼤し、オイルフリーで世界NO.1を⽬指します。 供給量の拡⼤に対応し、増産設備投資を進めています。 ⽇本からグループ⼦会社へ、そして提携先へ スクロール形 クロー形 往復動形 本体供給先の役割 開発 当社が供給する圧縮機本体を使い、現地仕様の圧縮機セットを設計 従来のグループ⼦会社の役割 生産 設計した圧縮機セットを⽣産 新たな 圧縮機ｾｯﾄﾒｰｶｰ の役割 販売 当社圧縮機本体を搭載した圧縮機セットの販売・サービスを担当 供給量の増⼤に伴い ⽣産を担当する福島⼯場の 増産設備投資を進めます。 世界の提携先 圧縮機セットメーカー 30 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation オイルフリーでグローバル化を推進する真空機器 Ⅲ 成⻑戦略 製品領域を拡大し成長を狙う ISP-500C-THT（低リーク仕様） クリーンな真空・排気 GVSC-500B（中国専用モデル） （低振動仕様） 航空機CFRPリペア専用 可動式ユニット GVSC-500B（タイ専用モデル） GVSC-500B（北米専用モデル） 31 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 霧化技術で世界NO.1メーカーを⽬指す塗装機事業 Ⅲ 成⻑戦略 塗装機の市場 ・塗装機マーケットの増加 世界中の物づくりが増加し、塗装⼯程が増加。 （新興国での⾃動⾞・家電・住宅等の需要は増加・・・・・物づくりの増加） ・当社は、⾼い技術⼒とブランド⼒を保有するグローバル塗装機メーカー。 欧州・米国などのメインマーケットで、シェアを更に拡大。 そして、『グローバル塗装機メーカー』としての地位を不動のものとする。 新興国では、当社製品を直接購入できる体制を構築し、 メインマーケットでのブランド力を生かす。 そして、『 世界NO.1の塗装機メーカー』 を目指します。 ■ ■■ ■ ■ 32 製品開発⼒の最⼤化 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 霧化技術で世界NO.1メーカーを⽬指す塗装機事業 イタリア 開発体制のグローバル化 欧⽶向け製品 Ⅲ 成⻑戦略 中国 建築塗装⽤ 欧州の開発本部を中⼼に、各地域のニーズにあわせて開発を進めます。 ・塗装機開発本部 イタリア 欧⽶市場向け開発 世界の塗料メーカーとの連携窓⼝ ・市場対応 ⽇本 ⽇本市場開発G 北⽶ エアーブラシ開発G 中国 中国・東アジア開発Ｇ ⽇本 ⽇本向け製品 アメリカ エアーブラシ 新製品の継続投入とブランド力ＵＰ 継続的な新製品の投⼊や話題の提供で、ブランド⼒を⾼めています。 ＷＳ-400 ＳＵＰＥＲＮＯＶＡ 世界的デザイン⼯房 ピニンファリーナがデザインした 当社の旗艦スプレーガン。 ケータハム提携モデル 英国のＦ1チーム ケータハム と提携したモデル。 欧⽶で⼤好評です。 製品開発⼒の最⼤化 ジャン・アレジ提携モデル 世界的トップレーサーのアレジ と提携したモデル。 欧⽶で⼤好評です。 ⽶⾃動⾞レース ナスカーに参戦 ⽶で⼤⼈気のナスカー（NASCAR） にスポンサーとして参戦。 33 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation Ⅲ 成⻑戦略 世界に活動範囲を拡⼤する塗装設備事業 現地⽣産体制の整備により利益を確保できる体制が整い、アジアから世界に活動範囲を拡⼤ 北米・中南米 販 開売 生 欧州 販 開売 生 発 産 設計・製造・販売 発 産 設計・製造・販売 メキシコに新会社設⽴予定 世界標準の回転塗装ロボット「スワン」 インド・中近東 販 開売 生 発 産 設計・製造・販売 アセアン 販 開売 生 発 産 設計・製造・販売 中国・東アジア 販 開売 生 発 産 設計・製造・販売 34 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 液体塗布で新たな市場を開拓する液圧機器事業 Ⅲ 成⻑戦略 塗装市場より圧倒的に⼤きい液体塗布市場で、新たな成⻑事業に育成。 ・離型剤塗布⽤スプレーガン ・⾷液塗布スプレーガン （油・調味料など） ・ ⾷液加温ユニット ケーキの上の透明なゼリーに似た ナパージュの塗布等に使⽤ ・加温式スプレーガン チョコレート等を塗布 35 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation ガバナンス体制の強化 ・社外取締役の複数化（2名化） 2015年度の取り組み Ⅲ 成⻑戦略 取締役・監査役全12名中5名（40％以上）が社外役員 2016年6⽉の定時株主総会で、監査役会設置会社から 監査等委員会設置会社へ移⾏し、コーポレートガバナンス体制を更に強化します。 36 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 株主還元政策 Ⅳ 株主還元 (配当と株式消却) 配当方針・・・株主の皆様に対する安定的な利益還元に努めることを重要な使命とし、 配当性向30%を基準とし、最低でも１株当り年間３円を実施します。 2014年度の実績 第2四半期 末（中間） 期末 合計 8円 8円50銭 16円50銭 2015年度の予想 （修正前） 8円 8円50銭 16円50銭 2015年度の予想 （修正後） 10円（確定） 9円 19円 13 4 4 4 5 6 8 8 5 19 50,000 48,000 46,000 44,000 42,000 40,000 2円50銭の増配 配当金 発行済株式数 52,000 発行済株式数（千株） 16.5 15.5 12.5 9.5 10 14.5 年 01 度 年 '0 度 2年 ０３ 度 年 ０４ 度 年 ０５ 度 年 ０６ 度 年 ０７ 度 年 ０８ 度 年 ０９ 度 年 １０ 度 年 11 度 年 １２ 度 年 13 度 年 14 度 年 １５ 度 年 度 20 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0 00 配当金 （円） 配当金と発行済株式数(自己株式を除く)の推移 年間配当予想を16円50銭 から19円に修正し、前期の 16円50銭に比べ2円50銭 の増配となる予定です。 ・継続的に株式の取得消却を進め １株価値の向上に努めてきました。 ・発⾏済株式数は2000年に⽐べ 18.4％減少しています。 15年度は予想値 37 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation Ⅴ 参 考 当社特徴 まとめ 1.創業90周年の実績 （創業1926年） 創業以来、信頼ある製品作りで、お客様のご⽀持を頂き成⻑してまいりました。 ２.⾼い製品シェア ・塗装⽤スプレーガンは国内75%超の圧倒的なＮｏ.1シェア 、世界では2位、欧⽶シェアは約30% ・圧縮機は国内で２位。 （競合は⽇⽴・東芝・神⼾製鋼所等） 3.健全な財務体質と経営 ・⾃⼰資本⽐率 69.4% ・実質的な無借⾦経営 4.２桁の営業利益率とＲＯＥ ・営業利益率 11.6% ・経常利益率13.5％ ・リーマンショック後の厳しい時も⿊字経営 ・2桁のＲＯＥ10.4％（⾃⼰資本⽐率69.4％でも2桁） 5.技術開発⼒を備えた開発型企業 ・世界で初めてを作る技術開発⼒ ・最先端科学分野で評価された技術開発⼒ ・技術開発⼒をベースに省エネ・CO2削減に貢献する製品提案 省エネ圧縮機 /省エネ塗装 / 再⽣可能エネルギーを利⽤したバイナリー発電機 /省エネ表彰 ６.グローバル企業・・・・・地域バランスの良い海外活動 ・子会社 35社 (うち海外31社) ・関連会社 ６社 (うち海外4社) ・海外従業員比率 58％ ７.明確な株主還元政策 ・配当⽅針・・・・・・ 配当性向３０%を基準に、最低でも年間３円は確保。 ・⾃⼰株式取得/消却・・適時実施 (⾃⼰株式消却実績) 2000年基準で現在まで１８％消却済み ８.強化されたコーポレート・ガバナンス ・社外取締役 複数名 ・監査等委員会設置会社へ移⾏予定 ・社外役員（取締役/監査）⽐率 ２０１６年６⽉ 40％以上 38 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation Ⅴ 参 考 株価推移と経営指標 東証開⽰ ⽉間株価データより 各種指標 東証データ+当社計算値（連結） 株価 （円） 株価推移 指 標 時価総額 値 時点 指 標 ≒370億円 （2016/2/18） EPS（予想1株利益） 41,745,505 （2016/2/ 18） BPS（1株株主資本） 配当利回り ( 昨年実績16.5円) 1.85% （2016/2/18） ROA (総資産純利益率) 配当利回り ( 今年予想19.0円) 2.13% （2016/2/18） ROE （ 株主資本純利益率） 発行済株式数（ 株） 値 時点 63.49 （2016/03予想） 587.0 （2015/12） 7.1% （2015/03） 10.4% （2015/03） PER（株価収益率） 14 .02 （2 016 /2/ 18） 最低購入代金（円） 89 ,000 PBR（純資産倍率） 1.52 （2016/2/18） 2016/2/18の株価終値は890円です。 （ 201 6/2 /18 ） 39 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation 本⽇は、ご清聴ありがとうございました。 ご⽀援のほど、よろしくお願い申し上げます。 ホームページのアドレスのご案内 http://www.anest-iwata.co.jp 経営情報や製品情報など、さまざまな詳しい 情報をご覧いただけます。 アネスト岩⽥ 検索 将来⾒通しに関する記述及びその他の注意事項 このプレゼンテーション資料で述べられている将来の当社に関する⾒通しは、現時点で知りうる情報をもとに 作成されたものです。世界経済、為替レートの変動、業界の市況、設備投資の動向など当社業績に影響を与える さまざまな外部要因があります。従いまして、このプレゼンテーション資料に記載の内容と異なる可能性がある ことをご承知おきください。 また、この資料は投資家⼀般の皆様への情報伝達を⽬的としており、当社の株式その他の有価証券等の売買等を 勧誘⼜は推奨するものではございません。 40 Copyright© 2015, ANEST IWATA Corporation