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湯沢の大地に集う一流の技
JA通信 Public Relations Magazine ＪＡ秋田 ふ る さ と は 、 新 た な 期 待 を 創 造 し ま す 。 【特 集】 湯沢の大地に集う一流の技 11 vol.223 2016 が始ま り 。 九 州 南 部 で 栽 国から 宮 古 島 に 渡 っ た の パに広 ま り 、 日 本 に は 中 アメ リ カ か ら ヨ ー ロ ッ さが魅力。逆に水分が多 のホクホクとしたおいし あり、天ぷらや焼きイモ 加熱しただけで甘みが 食物繊維が豊富なうえ く、ネットリした食感の た。 に、切り口から出る白い ま 皮の 色 は 紅 、 赤 紫 だ け 液のヤラピンが腸の働き つ で な く、 黄 色 や 白 も あ を促進してくれるので便 さ り、中 身 は 白 か ら 黄 色 の 秘 の 改 善 に 効 果 的 で す。 培され た 「 薩 摩 の 芋 」 と ほか、 カ ロ テ ン が 豊 富 な ビタミンＣやＥ、カロテ 品種もあります。 オレン ジ 、 ア ン ト シ ア ニ ンも含んでいます。 して全国に定着しまし ンを含 む 紫 が あ り ま す 。 レシピ 今月は サツマイモ 我が家自慢の レシピを伝授！ 【 サツマイモのパウンドケーキ 】 レシピの紹介者 ● 材料（６人前） ・サツマイモ150g ・バナナ 1本 ・卵 1個 ・Aコープ ホットケーキミックス 200g ・Aコープ こめ油100㏄ ・牛乳 100㏄ ・砂糖 70g ①サツマイモを１cmの厚さに輪切りにす る。水から煮て皮をむき１cm角に切る ②ボウルに卵を溶き、牛乳や砂糖、こめ油を 入れ泡立器でよく混ぜ、ホットケーキミッ クスを入れて粉っぽさがなくなるまでさら に混ぜる ③②に適当に切ったバナナを入れて泡立器や フォークなどでつぶしながら混ぜる ④クッキングペーパーに油を塗り、パウンド ケーキ型に敷く。③の半分の分量を型に流 し込み①の半分の分量を散らす。これをも う１回繰り返し、型を軽く落として生地の 空気を抜く ⑤170℃のオーブンで余熱後30～40分焼き 上げて完成！ 【大雄地区】 髙橋加代子さん 焼け目のさっくり感とふわっとした 生地の中にごろっとしたサツマイモが 顔を出すパウンドケーキ。髙橋さんは 20cm × 12cm 四方、深さが６cm の 型で作っています。サツマイモを栗や 柿などに変えても OK ！サツマイモは 電子レンジで温めるとパサパサになり がち。煮ることでしっとりとした食感 になり、アクセントにもなります。竹 串で刺さるくらいの固さで柔らかすぎ ず煮るというのがポイントです。バナ ナのつぶし加減はお好みで。甘さ控え めにしたい場合は砂糖の分量を調節し ます。焼き上がったときに最終竹串 チェック！生地がくっつかないことを 確認できたら本当の完成です。紅茶と 合わせて晩秋のティータイムの一品に いかがでしょうか♪ JA通信 2016.11 2 JA通信 November 1201 16 NTS CONTE 表紙紹介 02 レシピ 03 もくじ/表紙紹介 04 【特集】 湯沢の大地に集う一流の技 08 ニュース＆トピックス 12 営農ワンポイントアドバイス 13 地元の高校生が行く！ 突撃！アグリリポート 14 平成28年産米共同計算の 経費項目別目標水準の 開示について 18 ふるさとサロン 20 バラエティコーナー 22 インフォメーション 24 ふるさとの民話 JAの概況 農に生きる、 健康情報はお休みします。 「表紙」の男の子 菊地 光珂くん（十文字・ 3 歳《 6 月17日生まれ》 ） こ う が かなで 両親（父：繁宏さん 母：亜希子さん）と姉の奏さん（小 １） 、祖母、曾祖母の６人家族。 「やりたい！」 「見たい！」 「触りたい！」と好奇心旺盛で近所の公園へ猛ダッシュし ます。撮影日には初めてカエルを触ることができました。 キュウリが大好きな光珂くん。近所の農家さんにキュウリ をもらいに行くのが楽しみです。リンゴも１日１個必ず食 べるくらい大好物。最近、保育園の運動会のかけっこで１ 等賞を獲り「燃えてきた―！」と元気いっぱいに話してく れました。光珂くんの名前にはいろいろな人と関わりを 持って人の輪を大切にしてもらいたいという両親の願いが 込められています。今まで会った人そしてこれから出会う 人との絆を深めていってね。 「旬」な 果実 リンゴ リンゴには、ペクチンやカリウム、ポリフェノールなど が豊富に含まれており、便秘改善などの腸内環境改善効果 や、むくみ改善、腎臓病、高血圧の予防に効果があるとさ れています。さらに、ポリフェノールには、抗酸化作用が あるため、ガンなどの生活習慣病の予防効果や美容効果も あります。また、リンゴの酸味のもとである「リンゴ酸」 と「クエン酸」には、疲労回復や食欲増進などに効果があ ります。当ＪＡ管内は、秋田県内のリンゴ生産量の７割以 上の生産量を誇るリンゴ産地。王道の「ふじ」はもちろん、 早生種「つがる」や増田地区生まれの早生ふじ「やたか」、 甘みが高く人気の「シナノスイート」など、30種類以上 もの品種が生産されています。りんご部会の部会員数は、 各部会で最も人数の多い1,059人。約574haで栽培してお り、８月下旬から１月下旬にかけて出荷しています。 1 湯沢の大地に集う 一流の 「第139回秋田県種苗交換会」（主催：ＪＡ秋 湯沢市で９年ぶり７回 目となる秋田県種苗交換 会が開催され、 初日は県内 外から７ 万 ５ ０ ０ ０ 人、 ２日目には 万３０００ 人（主催者発表）が来場 するなど、大盛況となり ました。 開会に際し、ＪＡ秋田 中央会の木村一男会頭が 「生産者の努力の結晶で ある優秀な農産物をご覧 いただき、消費者と生産 者の信頼を一層深くした 食と農の連携による農業 の魅力を発信 【特集】 15 29日から11月４日にかけて、湯沢市で開か れました。明治11年に種子交換会として誕 生以来、１度も休会することなく歴史を積み 重ねてきた秋田県最大の農の祭典。今年は 「実る大地 豊かな食農 こまちの里で」を キャッチフレーズに、その歴史に新たなペー ジを刻みこみました。 い」と強調。齊藤光喜湯 沢市長は 「湯沢の地から、 食と農の連携により農業 の魅力を発信していく」 と述べました。 同市湯沢文化会館で開 かれた「新穀感謝農民祭 と開会式」には約４００ 人が出席。農業功労者表 彰には、園芸作物の生産 拡大やＪＡの発展に尽力 したＪＡ大潟村前組合長 の 宮 崎 定 芳 さ ん（ 大 潟 村）と、酒米の生産振興 に努めた湯沢市酒米研究 会（高橋與志幸会長）の １ 個 人 １ 団 体 が 受 賞 し、 田中央会、協賛：湯沢市協賛会）が、10月 6 3 2 5 4 8 7 木村会頭から表彰状が贈 には７点（ 点中） 、２等 られました。 には 点（１３２点中） 、 ３等には 点（２２９点 農産物出品展示８部門に 中）が輝きました（７頁 １８２４点が集結 に管内全受賞者を掲載） 。 また、同一品目で３年 連続１等を受賞した生産 農産物審査には、８部 門に１８２４点が出品さ 者 に 贈 ら れ る「 顕 彰 状 」 れました。内訳は、①水 （ ５ 人 中 ） に は、 サ ト イ 稲 点、②畑作物・工芸 モで松本清之助さん（山 作物２０８点、③果樹３ 内）が輝きました。 １４点、 ④野菜７００点、 ⑤花き２５８点、⑥農林 恒例の農業機械化ショー 園芸加工品２０９点、⑦ に多くの人だかり 畜産品・飼料 点、⑧林 産品 点となりました。 協賛会場では、農や食 に関する多彩なイベント 当ＪＡ管内からは、２ ２５点の出品がありまし が行われました。このう た。最高賞の農林水産臣 ち、 協 賛 第 ２ 会 場 で は、 賞（８人）には生しいた 恒例の農業機械化ショー けを出品した近剛治さん や植木・苗木市などが開 （平鹿）が受賞。この褒章 催され、多くの人でにぎ を含む１等秋田県知事賞 わいました。 11 10 13 12 68 22 45 21 9 58 29 ①主会場の湯沢市総合体育館に は、県内農家が丹精込めた農産 物が集結 ②農林水産大臣賞を 受賞した水稲に見入る来場者 ③果樹ではリンゴの出品が全体 の64％を占めた ④ダリアは 品種数も多く来場者を魅了して いた ⑤加工品部門にはジュー スや漬け物など感性が光る作品 が並んだ ⑥増田高校も加工品 部門で出品 ⑦顕彰状に輝いた 松本清之助さんの紹介 ⑧主会 場ではミスあきたこまちが来場 者を出迎えた ⑨最新鋭の農機 が集結した農業機械化ショー ⑩話題のドローン ⑪⑫植木・ 苗木市ではお気に入りの苗など を買い求める姿が見られた ⑬ 風物詩とも言われる筋子売りが 物産販売店を盛り上げていた 談 話 会 「花き振興の取組について」 き 対し、産地はもとより行政や関 係機関・団体の適切な支援が重 要とされています。 談話会では①花きの担い手づ くり・産地づくりに向けた取組 方 向、 ② 花 き 振 興 に 向 け た 生 産・流通販売対策と２つの討議 事項について議論され、当ＪＡ からは花卉総合部会の鈴木禎得 部会長（増田）が会員として参 加。花き振興により生産が拡大 される一方で、輸送問題や生産 者やパート従業員の高齢化と人 手不足などの労働力の確保につ い て も 議 論 さ れ ま し た。 ま た、 東京五輪で秋田の花を世界にＰ Ｒし、輸出に結び付けようとの アイデアも提示されました。 【議長】 ⓪秋田県農業試験場 場長 照井 義宣 氏 【会員】 ①ＪＡかづの花き部会 池田 みゆき 氏 （鹿角市） ②ＪＡ秋田みなみ花き部会 会長 安田 善八 氏 （男鹿市） ③秋田県花き生産者連絡協議会 会長 ＪＡ秋田おばこ花き・輪菊専門部会 会長 小山 清司 氏 （大仙市） ④ＪＡ秋田ふるさと花卉総合部会 会長 鈴木 禎得 氏 （横手市） ⑤ＪＡこまち花き部会 会長 篠木 亮太 氏 （羽後町） ⑥ＪＡ新あきた 営農経済部営農センター 長谷川 弘幸 氏 （秋田市） ⑦ＪＡ秋田しんせい 営農生活部園芸販売課 大平 好仁 氏 （由利本荘市） ⑧秋田生花株式会社 代表取締役社長 大澤 一義 氏 ⑨秋田県農林水産部園芸振興課 髙橋 宏彰 氏 ⑩ＪＡ全農秋田県本部 園芸畜産部園芸課 吉田 良 氏 談話会主席者 （名簿順） 県産花きの生産拡大と需要拡大 についての課題と方策探る 交換会２日目には、中心行事 の「談話会」が湯沢文化会館で 開 か れ ま し た。 「花き振興の取 組について」と題し、生産者の 輪を拡大し確固たる花き産地を 目指すため、生産者や関係機関 担当者などが一堂に会して、今 後の取組方向とその方策につい て議論しました。 県は園芸振興による複合型生 産構造への転換を加速化させる ため、花きを重点戦略作物とし て生産販売対策や産地支援に 取 り 組 ん で き ま し た。 ま た 現 在、県内７カ所の園芸メガ団地 のうち５カ所でダリアや菊、リ ンドウなどの生産に取り組んで おり、花き振興の拠点として産 地をけん引していく役割が期待 されています。このような取組 が進む中、平成 年度以降、花 きの系統販売額が着実に増加し てきており、平成 年度の販売 額は 億円に迫る水準に達して います。また作付農家数は延べ １０００戸を超える状況になる など、花きは園芸作物振興にお いて重要な位置付けになってい ます。 24 27 今後は組織的に栽培技術の継 承・普及や生産者の経営課題に 20 ⑩ ⑨ ⑧ ⑦ ⑥ ⑤ ④ ③ ② ① ⓪ 【農産物出品 審査結果】 ※敬称略。 （ ） 内は地区名。なお、２等・３等について、果樹と加工品は複数出品されている方がおりますので、 種類のほか、品種名も掲載しています。 ⑤ ④ ① ⑦ ⑥ ▲管内からの出品で秋田県知事賞を受賞した農産物 【秋田県知事賞・１等賞】 「農林水産大臣賞」 「全国農業協同組合中央会会長賞」 ◆生しいたけ・北研 705 号／近 剛治（平鹿）写真① （その他１等賞） ③ ② ◆水稲・めんこいな／谷口 久寿（横手）写真②中央 ◆りんご包装荷造・シナノスイート／醍醐選果 場 写真③ ◆サトイモ・土垂／平山 民男（山内）写真④ ◆ニンジン・山内にんじん／松本 清之助 （山内）写真⑤ ◆メロン・秋田甘えんぼＲ／佐藤 昭逸（雄物川）写真⑥ ◆パック詰・ぶどうジュー ス／ＪＡ秋田ふるさと 写真⑦ 【２等賞】 ◆葉たばこ／高階 健太郎（山内） ◆葉たばこ／加藤 弥（大森） ◆りんご・ふじ／佐藤 勉（平鹿） ◆りんご・王林／佐藤 和也（平鹿） ◆りんご包装荷造・シナノスイート／増田選果場 ◆りんご・ ぐんま名月／田中 正博（平鹿） ◆りんご・シナノゴールド／粟津 信幸（横手） ◆サトイモ／田代 和博（山内） ◆ニンジン／藤田 弘（横手） ◆ホウレンソウ／佐藤 一夫（雄物川） ◆ホウレンソウ ／吉田 重一（雄物川） ◆ホウレンソウ／佐々木 広也（雄物川） ◆小ギク／佐藤 有（十文字） ◆ スプレーギク／斉藤 孝悦（十文字） ◆スプレーギク／菊地 忠真（十文字） ◆トルコギキョウ／高 橋 孝子（雄物川） ◆漬物・きざみっこ／一般社団法人浅舞婦人漬物研究会（平鹿） ◆漬物・みずと わらびのほっとな仲間／一般社団法人浅舞婦人漬物研究会（平鹿） ◆漬物・千枚漬／一般社団法人 浅舞婦人漬物研究会（平鹿） ◆ドレッシング・山内にんじんドレッシング／山菜恵ちゃん 商品開発 Ｇ（山内） ◆生しいたけ／藤原 進（雄物川） 【３等賞】 ◆あわ／高橋 清太郎（平鹿） ◆葉たばこ／土場 吉蔵（山内） ◆りんご・ふじ／佐藤 謙一（平鹿） ◆りんご・ふじ／佐藤 貢（平鹿） ◆りんご・ふじ／笹山 幸一（横手） ◆りんご・ふじ／佐藤 和也（平 鹿） ◆りんご・王林／佐藤 秀昭（平鹿） ◆りんご包装荷造・秋しずく／醍醐選果場 ◆りんご包装 荷造・ぐんま名月／栄選果場 ◆りんご・シナノスイート／千田 宏二（増田） ◆ぶどう・シャイン マスカット／高橋 陽悦（横手） ◆サトイモ／木村 正雄（山内） ◆サトイモ／東谷 茂（山内） ◆ ニンジン／高橋 昇（山内） ◆ニンジン／藤田 カツ子（山内） ◆ネギ／五十嵐 大（増田） ◆ネギ ／伊藤 傳（平鹿） ◆ネギ／福岡 佑馬（平鹿） ◆ピーマン／安藤 健二（大雄） ◆パプリカ／奥山 彦江（増田） ◆ホウレンソウ／伊藤 久美子（雄物川） ◆ホウレンソウ／古内 誠一（雄物川） ◆ホ ウレンソウ／柴田 あつ子（雄物川） ◆輪ギク／土谷 忠夫（十文字） ◆小ギク／運藤 正（横手） ◆トルコギキョウ／佐々木 隆人（雄物川） ◆トルコギキョウ／渡部 麻子（十文字） ◆瓶詰・りん ご酒／オカノウエプロジェクト（平鹿） ◆漬物・辛子きゅうり／一般社団法人浅舞婦人漬物研究会（平 鹿） 以上 7 JA通信 2016.11 November 2016 ほ ▲前日にリンゴなどの圃場を視察する茂手木氏（右） ▲家庭で上手に焼き餃子ができるポイントを実演 ▲オリジナル中華ランチを堪能する参加者 クッキング・フェスタ2016 4 年ぶりの「食の集い」 地産地消を学ぶ ＪＡは10月26日、一般社団法人家の光協 会と共催で「クッキング・フェスタ2016」を 平鹿生涯学習センターで開き、147人が参加 しました。 「食の集い」として、著名な中華料 理人茂手木章氏を講師に招き、地域の農畜産 物を使ったオリジナル中華ランチを味わいま した。料理を通じて今一度、地域の農畜産物 のすばらしさを身近に感じてもらい、地産地 消を呼び掛ける本企画は、４年ぶりの開催。 茂手木氏による「家庭でできる手作り中華」 とした焼き餃子のデモンストレーションも実 施されました。 ▲地場産農蓄産物がたくさん入った中華ランチ 地産地消こだわり中華ランチメニュー ・エリンギとハムの炊き込みチャーハン ・ゆで鶏肉と野菜の中華風サラダ ・豚肉と野菜の甘酢 ・杏仁豆腐菊花のせ ・白菜のピリ辛酢漬け ・いものこ汁 JA通信 2016.11 8 美郷フェスタ2016 地域のふれあい 交流の輪広がる 「美郷フェスタ2016」（主催：美郷町）が 10月22～23日の２日間、美郷総合体育館リ リオスなど４会場で開かれ、計9356人の来 場者でにぎわいました。行政や町内の団体な どが協力し合い取り組みを町内外へＰＲ。交 流の機会を得ながら産業の振興と文化の向上 につなげることを目的とした同フェスタは今 年で 12 回目。当ＪＡも協賛し、農産展には 町内の農家が栽培した農産物が145点出品さ れ、当ＪＡ組合員の出品物も数多く見られま した。なお、当ＪＡ組合長賞（金賞12点う ち２点）は、次の通り。 【金賞（ＪＡ秋田ふるさと組合長賞） 】 ・ミニカリフラワー／東海林清賢さん ・輪菊／傅野稔さん ※いずれも金沢地区 ▲農産展や文化展など多くのイベントが開催さ れ、４つの会場は連日にぎわった せ い け ん ▲ＪＡ秋田ふるさと組合長賞を代表して受賞した 傅野さんの代理の妻すみ子さん（右） 大森地域秋まつり 民謡ショーや大抽選会 多くの地域住民が集う ▲「秋田馬子唄」などを披露した山野さん ▲お菓子の有名キャラクターに扮した芸人の秋田 家万助さん（右）も登場し、笑顔を見せる来場者 9 JA通信 2016.11 大森支店は10月23日、「第16回JA秋田ふ るさと大森地域秋まつり」を大森コミュニ ティセンターで開き、地域住民など350人が 来場しました。ステージでは、同地区組合員 の佐々木幸一郎さんや山野修二さん（民謡日 本一）などによる民謡ショーや大抽選会、餅 まきを行い、大いに盛り上がりました。恒 例の大抽選会では家電製品や地元産の農産 物、大森ワインなどの豪華賞品が80本用意 され、地区名と名前が呼ばれると会場から歓 声が沸き起こりました。昼にはJA女性部大 森支部が新米「あきたこまち」で作った炊き 込みご飯を来場者に無料配布。来場者の一人 は「ちょうど良い味付けでおいしい」と話し ていました。また、施設の外では直売所「野 菜蔵」による青果物販売や生活研究グループ などによる惣菜や加工品販売を行い、にぎわ いを見せていました。 歩こう会 今年は秋にも開催 運動と温泉で交流広がる ＪＡは10月13日、ＪＡ健康生き活き100 歳プロジェクトの一つとして「歩こう会」を 行いました。暮らしの中に運動を取り入れ、 生活習慣病の予防に努めようと毎年実施。今 年は初めて秋にも開催し、由利本荘市東由利 の「八塩いこいの森」の八塩ダム周辺約３㌔ のコースを54人の参加者が、 「横手ウォーキ ングクラブ」代表の鎌田耕治氏の指導の下、 元気に歩みを進めました。その後、参加者は 由利本荘市東由利の黄桜温泉「湯楽里」で昼 食と温泉を楽しみ、 運動の疲れを癒しました。 また、平鹿総合病院の佐々木英行保健師から 運動後のクールダウンの方法について指導を 受けました。 参加者の一人は 「大勢でのウォー キングは交流があり、特別に楽しい」と笑顔 で話していました。 ▲参加者は初秋の紅葉や大自然を楽しみながらマ イペースで歩みを進めた ▲コース内に自生していた野草について説明をす る鎌田氏（左） 第51回増田りんごまつり ミスコンや直売など リンゴの産地をＰＲ 「増田のりんごまつり」 （主催：一般社団法 人増田町観光協会）が10月16日、真人公園で 開催されました。リンゴの普及や産地のＰＲ を目的とした同まつりは、今年で51回目を 数え、多くの来場者でにぎわいました。毎年 恒例の「ミスりんごコンテスト」には市内外 から参加した女性 12人がかすりのはんてん 姿で出場しました。審査の結果、市内在住の ３人を「第51代ミスりんご」に選出。ミスり んごの３人は「県内外そして世界に向けて横 手のリンゴをアピールしていきたい」と笑顔 で抱負を語りました。このほか会場ブースで はＪＡりんご部会増田支部によるリンゴの詰 め放題や青物横丁友の会による即売会などを 開催。ステージイベントでは増田中学校の生 徒による太鼓の演奏やリンゴの皮むき大会、 「リンゴの唄」コンクールなどを行い、大いに 盛り上がりを見せていました。 ま ▲晴天に恵まれ、多くの来場者でにぎわいを見せ る会場ブース ▲第51代ミスりんごの３人（左から）伊藤綾美 さん、小山佳那子さん、門脇那楠子さん な な こ JA通信 と 2016.11 10 平鹿総合病院「病院祭」 ＪＡ共済特設ブースや 直売コーナーなどにぎわう 地域へ開かれた病院を目指そうと、平鹿総 合病院は10月29日、 「第９回病院祭」を同 院１階エントランスホールで開き、多くの地 域住民などでにぎわいました。 「新病院10年 目！～これからも地域とともに～」 と題して、 餅まきや各種屋台、骨密度測定や血圧脈波検 査などのほか、市内の園児や児童による演奏 会などの発表も行われました。当ＪＡも協賛 して、ＪＡ共済特設ブースやＪＡ福祉部によ る介護用品の展示、ＪＡ直売の会「ふるさと 安心畑」の新鮮野菜の販売を行いました。こ のうち、ＪＡ共済のふれあいコーナーでは、 イメージキャラクターとの握手会や写真会、 記念品がもらえるゲームなどを実施し、親子 連れの笑顔が見られました。 ▲ＪＡ共済特設ブースにはゲームなどで楽しむ親 子連れでにぎわった ▲限定数量で販売したお買い得な「宝袋」（野菜 の詰め合わせ）を買い求める来院者 山内支店 支店協同活動 10/17「貯蓄の日」を おもてなしデー ▲「貯蓄の日」にメッセージカード入りのプレゼ ントが手渡しされた ▲突然のプレゼントは来場者を笑顔にし、自然と 会話が生まれていた 11 JA通信 2016.11 山内支店は10月17日、日本銀行が1952 年に制定した「貯蓄の日」に合わせて、来店 者に手書きのメッセージカードとマスク、カ イロなどをプレゼントしました。 同支店では、 支店協同活動の一環として２ヶ月ごとに「お もてなしデー」を実施。組合員や利用者から 好評を得ています。メッセージカードには、 「朝晩の冷え込みに体調を崩さないように」 などとメッセージが書き込まれていて、プレ ゼントを受け取った来店者とＪＡ職員の間に も自然に笑顔と会話が生まれていました。来 店者の一人は 「突然のプレゼントに驚いたが、 温かい気持ちになった」と笑顔で話していま した。木村優子支店長は「今後もご利用者に 喜んでもらえるような企画を実施していきた い」と話していました。 土壌分析を 夏秋野菜ほの収穫もほぼ終わり、肥料予約注文書など来年に 向けての圃場準備や作付予定などを考えている方もいらっ しゃるのではないでしょうか。今回は土壌分析の結果を来年 の栽培に生かすための活用方法を紹介しますので参考にして 【ＥＣとは】 土壌においてＥＣという指 標は肥料がどれだけ入ってい るかを見る指標です。ＥＣの 数値が高ければ高いほど土の 中に残っている肥料（主に窒 素）が多いということが言え ます。ＥＣの適正値は野菜で は０・３ｍｓ／ｃｍ以下、果 樹では０・２ｍｓ／ｃｍ以下 が望ましいとされています。 せ 【 ｐＨとＥＣから見る施肥の 配分について】 ２種類の指標を参考にする だけでも来年の施肥分量の目 安を決めることができます。 ｐＨとＥＣが適正値にあると いう方はこれまでの施肥で問 題ありません。ｐＨとＥＣの バランスが崩れているという 場合は施肥の配分について考 える必要があります。 【高ｐＨ・高ＥＣの場合】 肥料や石灰資材を与え過ぎ ている圃場です。かわいい子 には手を貸してあげたくなる 気持ちはわかりますが、甘や かし過ぎてもいけません。栄 養の取り過ぎは植物でも悪影 響を及ぼします。このような 圃場は来年の石灰資材や肥料 を減らします。ハウスの場合 は、冬期間中、屋根を外して 雪で肥料分を流す方法もあり ます。 【高ｐＨ・低ＥＣの場合】 石灰資材などの量に対して 肥料が少ない圃場です。硫酸 た い 系肥料を使いながら堆肥 などを投入し、土の状態 を改善しながら肥料の配 分を決めていきましょ う。 【低ｐＨ・高ＥＣの場合】 酸性に傾いていながら も肥料が多く残っている 圃場です。石灰資材を 投入し、ｐＨを適正値に しながら肥料は少なめに し、水を多めにやるなど して肥料成分の調整を行 いましょう。 そ ほ う 【低ｐＨ・低ＥＣの場合】 肥料も石灰資材もあま り投入していないやや粗放的 な圃場です。植物は手をかけ た分応えてくれるので、まず は石灰資材や肥料を与えると ころから始めてみましょう。 ◆ ◇ ◆ ＪＡでは、健全な土づくり の推進と適切な施肥管理を通 して、土壌の健全化を図ると ともに、低コスト生産をサ ポートしています。お気軽に ご相談ください。 12 2016.11 JA通信 みてください。 【 土壌分析とは】 土壌分析は、作物を栽培す るために必要な養分が土の中 にどのくらい入っているかを 調べる土壌の健康診断です。 診断結果は土壌を栽培に適し た環境にするにはどうしたら 良いのかなど改善点を探す参 考資料になります。今回は土 壌診断結果に書かれてある指 標の中で、ｐＨとＥＣを取り 上げて紹介します。 【 ｐＨとは】 土壌の酸性やアルカリ性を 示す指標です。０～ の数字 で表され、７で中性、７より 小さいと酸性、７より大きい とアルカリ性を表します。農 作物の栽培に適したｐＨは作 物によって違いますがおおよ そ５・５～６・５に設定され ています。 14 】 【指導員】 園芸果樹課 小松 将 導 【園芸指 活用しましょう！ あさむらさき 117時間目 紫黒米「朝紫」の栽培と 品質向上のヒントを探ろう！ 今回学んだことを 研究に活かしていきたいです！ 増田 高校 １年 佐藤 友哉さん ゆ う ① 佐藤 綾さん や りょう 私たちは、平鹿町浅舞の古代米研究会を取材 させていただきました。研究会では、紫黒米の 「朝紫」を出荷しており、今回は収穫後の選別 作業に密着しました。 「朝紫」は、アントシア ニンを糠層に含んだ、濃い紫色の糯米です。私 たちの農場でも「朝紫」を試験的に栽培してお りますが、 毎年統一した色にはならず、 また「あ きたこまち」の収穫後に籾摺り、選別を行うた め粳 米が混ざります。特に糠層がはがれてし まった玄米が多く、手作業で選別をしたりして います。 研究会の皆さんから今年の米の出来につい て説明していただきました。稲は、夏に平均 25℃以下の気温が続くと良質な米になります が、 今年は猛暑日が続き、 品質的には良くなかっ たそうです。驚いたことは、10a 当たり生産 量が粳米よりも２俵（120㎏）ほど低いにも関 わらず、粳米相当の所得を上げることができる そうです。需要があるのは主に首都圏や関西圏 で、お菓子の色つけが目的のようです。そのこ とを聞いて、出荷の検査の際に糠層がいかに重 要かを理解することができました。米の品質を 高めるためには、まず石抜き機で石や金属を取 り除きます。その後は光選別機で糠層がはがれ ている米や焼け米、カメムシの斑点米を取り除 きます。規格外となった「朝紫」を見たのです が、 ちょっとしたはがれで規格外になっており、 市場に出荷するための基準が厳しいことに言葉 が出ませんでした。 私たちの先輩は、２年前から小麦の酵素と糯 米の澱粉から飴蜜を作りました。その研究を引 き継ぎ、今挑戦していることは朝紫の澱粉に糖 化です。この蜜ができたらぜひまた、研究会を 訪問したいです。 ぬ か そ う も ち も み うるち ② ③ ④ ⑤ で ん ぷ ん ①選別の様子を見学 ②選別機で選別された「朝紫」 ③④「朝紫」を使ったお稲荷さんをいただいた。ほどよい ピンク色で硬さもちょうど良くとてもおいしかった ⑤品質を高めるために何が重要か分かった 13 JA通信 2016.11 す 平成28年産米共同計算の 経費項目別目標水準の開示について 平成28年産米麦共同計算の経費項目別目標水準について、秋田県本部米麦共同計算要領、ＪＡ秋 田ふるさと米穀共同計算基本要領に基づき、生産者の皆様へ開示いたします。 【１】平成28年産米ＪＡ秋田ふるさと共同計算の経費項目別目標水準明細 うるち米（萌えみのり・酒造好適米を除く） 経費項目 ①流通保管等に係る経費 概算金金利 保管料・入出庫料等 （全農委託分） 運賃 安全安心等検査費用 集約保管等経費 ②事故処理経費 経費単価 （単位：円／60㎏・紙袋込・税込） 備考（設定内容） 943 52 概算金金利 １％（ふるさとecoらいす加算金分含む） ＪＡ倉庫の保管料・入出庫荷役作業料等および県内外の営業倉庫で保 管を実施する際の保管料・入出庫荷役作業料の費用（全農委託分） 米の運搬に係る費用 472 （委託非共計米・直売米は27年産米計画販売先別運賃で試算） 353 9 ＤＮＡ、残留農薬、食用不適米の検査費用等 57 営業倉庫への集約保管等経費 2 責任の所在が特定できない品質事故の費用 ③全農手数料 （（171円（全農手数料162円に機能別手数料２者契約分含む）×全農 委託数量278,992.0俵 （委託通常） ） + （270円×全農委託232,368.0俵 183（収穫前3者等））＋（162円×委託非共計米9,334.0俵）＋（０円×直 接販売分107,124.0俵））÷出荷契約うるち（萌えみのり除く）数量 627,818.0俵 ④販売に係る経費 203 広告宣伝費 ⑤監査委員会費用 203 広告、宣伝、販売促進 （キャンペ－ン） 等の費用 1 全国監査機構による共同計算調査費用等 ⑥米穀周年供給・ 需要供給拡大支援事業 81 米穀周年供給・需要供給拡大支援事業拠出金 ⑦その他 40 フレコン使用料 その他 ⑧ＪＡ経費 ＪＡ販売手数料 保管料・入出庫料・低温加算 （直売分・委託非共計） 加算金財源 安全・安心システム経費 直売米の県域共計への経費負担分 合計（①～⑧） 直売・委託非共計米フレコンはＨ27年産米見通し単価で試算 40 （同額を販売代金に含む） 0 632 536 ＪＡ販売手数料 535.68円／60kg（税抜496円/60㎏） 69 ＪＡ保管料・入出庫料・低温加算（委託県域非共計米・直売米分） 直売米・委託非共計米施設均質調製加算財源 6 （＠216円×11,282俵 （26年産実績） ） 21 栽培防除日誌、ＪＡ分析センター経費 税込21円/60㎏ 0 2,084 注）四捨五入の関係で、合計が合わない場合があります。 注）上記数字は、概算金金利以外、消費税８％相当を含みます。 注）上記は、全農委託米・直接販売米の平均経費単価となります。 注）概算金設定時の目標経費に基づいて策定していることから、販売先への引渡し時期等の関係で流通経費が変動する可能性があります。 注）販売契約数量は、９月12日現在の数量になります。 注）播種前・収穫前３者契約数量232,368俵（13,942トン）は、全農、ＪＡと販売先において９月末時点で契約成立している数量になります。 JA通信 2016.11 14 酒造好適米（かけ米含む） 経費項目 ①流通保管等に係る経費 概算金金利 （単位：円／60㎏・紙袋込・税込） 経費単価 備考（設定内容） 231 21 概算金金利 １％（直売米は25年産米販売進度による） 保管料・入出庫料等 （全農委託分） 運賃 ＪＡ倉庫の保管料・入出庫荷役作業料等および県内外の営業倉庫で保 管を実施する際の保管料・入出庫荷役作業料の費用（全農委託米） 203 販売のための輸送運賃 8 安全安心等検査費用 0 ＤＮＡ、残留農薬の検査、食用不適米の分析等の費用 集約保管等経費 0 ＪＡ倉庫から営業倉庫までの横持ち運賃 ②事故処理経費 0 責任の所在が特定できない品質事故の費用 ③全農手数料 （162円×全農委託120俵÷販売計画数量（全農委託120俵＋直売米 4 4,692俵） ④販売に係る経費 6 広告宣伝費 6 うるちかけ米（亀の尾・日の丸）分広告宣伝費 ⑤監査委員会費用 0 全国監査機構による共同計算調査費用等 ⑥その他 1 フレコン使用料 1 フレコンの使用料（販売代金に同額を含む） ⑦ＪＡ経費 670 販売手数料 536 ＪＡ販売手数料 535.68円/60kg（税抜496円/60㎏） 保管料・入出庫料等 113 ＪＡ保管料・入出庫料・低温加算（直売米分） 安全安心システム経費 直売米の県域共計への経費負担分 合計（①～⑦） 21 栽培防除日誌、ＪＡ分析センター経費 税込21円/60㎏ 0 Ｃｄ処理経費負担（平成25年産実績にて試算） 912 注）四捨五入の関係で合計があわない場合があります。 注）上記数値の概算金金利以外、消費税８％相当を含みます。 注）上記は、全農委託米・直接販売米の平均経費単価となります。 注）概算金設定時の目標経費に基づいて策定していることから、販売先への引渡し時期等の関係で流通経費が変動する可能性があります。 もち米 （単位：円／60㎏・紙袋込・税込） 経費項目 ①流通保管等に係る経費 概算金金利 経費単価 備考（設定内容） 89 29 概算金金利 １％ 平成27年産米販売計画進度による 保管料・入出庫料等 （全農委託分） 運賃 0 ＪＡ倉庫の保管料・入出庫荷役作業料等および県内外の営業倉庫で保 管を実施する際の保管料・入出庫荷役作業料の費用（全農委託分） 60 販売のための輸送運賃 安全安心等検査費用 0 ＤＮＡ、残留農薬の検査、食用不適米の分析等の費用 集約保管等経費 0 ＪＡ倉庫から営業倉庫までの横持ち運賃 ②事故処理経費 0 責任の所在が特定できない品質事故の費用 ③全農手数料 0 全量ＪＡ直接販売のため０円 ④監査委員会費用 0 全国監査機構による共同計算調査費用等 ⑤その他 0 フレコン使用料 0 フレコンの使用料（販売代金に同額を含む） ⑥ＪＡ経費 739 販売手数料 536 ＪＡ販売手数料 535.68円／60kg（税抜496円/60㎏） 保管料・入出庫料・低温加算（直売分） 173 ＪＡ保管料・入出庫料・低温加算（直売米分） 安全安心システム経費 直売米の県域共計への経費負担分 合計（①～⑥） 21 栽培防除日誌、ＪＡ分析センター経費 税込21円/60㎏ 10 Ｃｄ処理経費負担（平成25年産米にて試算） 828 注）四捨五入の関係で合計があわない場合があります。 注）上記数値の概算金金利以外、消費税８％相当を含みます。 注）概算金設定時の目標経費に基づいて策定していることから、販売先への引渡し時期等の関係で保管料などの流通経費が変動する可能性があります。 15 JA通信 2016.11 うるち米（萌えみのり） （単位：円／60㎏・紙袋込・税込） 経費項目 経費単価 備考（設定内容） ①流通保管等に係る経費 63 概算金金利 43 概算金金利 １％（直売米は27年産米販売進度による） 保管料・入出庫料等 ＪＡ倉庫の保管料・入出庫荷役作業料等および県内外の営業倉庫で保 0 （全農委託分） 管を実施する際の保管料・入出庫荷役作業料の費用（全農委託米） 運賃 0 倉庫置場渡しのため運賃０円 安全安心等検査費用 0 ＤＮＡ、残留農薬の検査、食用不適米の分析等の費用 集約保管等経費 20 営業倉庫への集約運賃 ②事故処理経費 0 責任の所在が特定できない品質事故の費用 ③全農手数料 0 全量ＪＡ直接販売のため全農手数料は０円 ④販売に係る経費 203 広告宣伝費 203 広告、宣伝、販売促進（キャンペ－ン）等の費用 ⑤監査委員会費用 0 全国監査機構による共同計算調査費用等 ⑥その他 60 フレコン使用料 60 フレコンの使用料（販売代金に同額を含む） ⑦ＪＡ経費 910 販売手数料 536 ＪＡ販売手数料 535.68円/60kg（税抜496円/60㎏） 保管料・入出庫料等 280 ＪＡ保管料・入出庫料・低温加算（直売米分） 加算金財源 71 施設均質調整加算（H28年産施設米予定数量にて試算） 安全安心システム経費 21 栽培防除日誌、ＪＡ分析センター経費 税込21円/60㎏ 直売米の県域共計への経費負担分 2 Ｃｄ処理経費負担（平成26年産実績にて試算） 合計（①～⑦） 1,236 注）四捨五入の関係で合計があわない場合があります。 注）上記数値の概算金金利以外、消費税８％相当を含みます。 注）上記は、全農委託米・直接販売米の平均経費単価となります。 注）概算金設定時の目標経費に基づいて策定していることから、販売先への引渡し時期等の関係で流通経費が変動する可能性があります。 加工用米 （単位：円／60㎏・紙袋込・税込） 経費項目 ①流通保管等に係る経費 概算金金利 加工賃 保管料・入出庫料等 （全農委託分） 運賃 安全安心等検査費用 集約保管等経費 ②事故処理経費 経費単価 備考（設定内容） 845 60 概算金借入に伴う金利 １％ 61 加工賃 ＪＡ倉庫の保管料・入出庫荷役作業料等および県内外の営業倉庫で保 171 管を実施する際の保管料・入出庫荷役作業料の費用（全農委託米分） 536 販売のための輸送運賃 0 ＤＮＡ、残留農薬、食用不適米の検査費用等 18 集約倉庫までの横持ち運賃 0 責任の所在が特定できない品質事故の費用 （全農委託数量13,200俵×全農手数料80円）÷加工用米契約数量 ③全農手数料 22 48,649俵 ④販売に係る経費 0 ⑤監査委員会費用 0 全国監査機構による共同計算調査費用等 ⑥その他 31 フレコン使用料 29 フレコン使用料（経費と同額を販売代金に含んでいる) （全農委託数量13,200俵×全農目標水準10円）÷加工用米契約数量 その他 3 48,649俵 ⑦ＪＡ経費 747 ＪＡ販売手数料 291 ＪＡ販売手数料 販売金額の3.4％相当 ＪＡ販売直販経費 98 ＪＡ直販経費 販売金額の1.6％相当 保管料・入出庫料・低温加算（直売分） 336 直売分 保管料・入出庫料・低温加算 安全・安心システム経費 21 栽培防除日誌、ＪＡ分析センター経費 税込21円/60㎏ 合計 （①～⑦） 1,645 注）四捨五入の関係で合計が合わない場合があります。 注）上記は、全農委託米・直接販売米の平均経費単価になります。 注）上記数値は利息以外、消費税８％相当の消費税を含みます。 注）概算金設定時の目標経費に基づいて策定していることから、販売先への引渡し時期等の関係で流通経費が変動する可能性があります。 JA通信 2016.11 16 全農落札政府備蓄米 経費項目 ①流通保管等に係る経費 概算金金利 （単位：円／60㎏・紙袋込・税込） 経費単価 備考（設定内容） 879 34 概算金借入に伴う金利 １％ 保管料・入出庫料等 489 安全安心等検査費用 集約保管等経費 ＪＡ倉庫の保管料、入出庫料および国への引渡し倉庫となる県内外の 営業倉庫における保管料、入出庫料 1 ＤＮＡ検査、残留農薬検査、食用不適米の分析等の費用 355 ＪＡ倉庫から引渡し倉庫までの横持ち運賃 ②事故処理経費 1 責任の所在が特定できない事故処理費用 ③全農手数料 115 全農手数料 ④監査委員会費用 1 全国監査機構による共同計算調査費用 ⑤その他 45 フレコン使用料 45 備蓄米フレコン使用料（販売代金に同額を含む） ⑥ＪＡ経費 557 販売手数料 536 ＪＡ販売手数料 535.68円/60㎏（税抜496円/60㎏） 安全安心システム経費 合計（①～⑥） 21 栽培防除日誌、ＪＡ分析センター経費 税込21円/60㎏ 1,598 注）四捨五入の関係で合計が合わない場合があります。 注）上記数値は利息以外、消費税８％相当の消費税を含みます。 注）概算金設定時の目標経費に基づいて策定していることから、国への引渡し時期等の関係で流通経費が変動する可能性があ ります。 【２】米穀共同計算の適正管理 平成19年産米からは、全農・ＪＡにおける共同計算の適正な運営・管理に関する農水省事務ガイドライ ンが全面適用されておりますが、今まで以上に透明性を高く信頼される共同計算の管理・運営に努めます。 【本件に関するお問合わせ】米穀畜産販売課 23━6556 17 JA通信 2016.11 今回登場してくれたのは、平鹿、金沢、 旭小学校のみなさんです。 管内で農業や ＪＡの組織活動を楽しむ 若手をご紹介します。 【平鹿】 福岡 佑馬さん（32） 恵まれた環境と協力してくれる仲間に感謝 仲間２人と収穫の最盛期を迎えたネギの管理 作業に励む佑馬さん。 「協力してくれる仲間が いて助かっている」と感謝の思いが溢れます。 26歳から２年間、県農業試験場のフロンティ ア研修を受けて28歳のときに就農。冬期間の 農業収入を考え、ネギの栽培を始めました。Ｊ Ａねぎ部会に入って４年。種苗交換会で昨年と 今年、２年連続で３等賞を受賞し、今年度には ねぎ部会の役員に就任。 部会の活動に留まらず、 平鹿町の商工会青年部に所属する佑馬さん。業 種の垣根を越えた横のつながりも大切にし「他 業種の人たちの率直な意見から経営のヒントを もらっている」と話します。今後は畑をネギ作 りに適した土壌に改善していくことが目標。農 業に新たな風を吹かせ、技術の向上を目指して います。 あ ふ ▲高校時代からの仲間 佐藤文重さん（左）と片倉達也さん（右） 元気なお年寄りを ご紹介します。 【金沢】 中川 維一郎さん（82） 畑仕事に精を出し１日気楽に生きていく 20歳の頃に就農し、23歳の頃から神奈川県で 出稼ぎを経験した維一郎さん。地元に自動車部品 製造会社ができたことで帰郷し、42歳から定年 まで勤務しました。65歳からは本格的にリンゴ 作りに精を出しています。周囲から慕われ、上安 本支部の支部長を務めて22年。結婚の仲人も務 めたこともある「世話好き」の維一郎さんは、近 所の人たちからリンゴの剪定や田植えの補助を頼 まれるなど休むことなく働きます。自ら育てたリ ンゴやブドウなどの果物を近所の人におすそ分け し「『甘くておいしい』と言われるのが嬉しい」 と笑顔で話します。たまに時間が空くと、妻の紀 美子さんと道の駅めぐりをして気分転換をしてい ます。元気の源は紀美子さんお手製の野菜たっぷ り料理。１日気楽に生きていくことを目標に今日 も働き続けています。 せ ん て い JA通信 2016.11 18 読者投稿型企画 写真募集 管内の風景などの写真を募集します！ ◇期 間 2016年４月～2017年３月10日まで ◇部 門 ＜農に関する行事やその暮らし＞ 各地の農村行事や農作業の様子、 またそ れに係わる人々の表情などを募ります。 ＜管内の風景＞ 四季折々の美しい風景や厳しい自然の 様子などを募ります。 ◇規 定 応募作品は未発 表のものとします。人 物の肖像権など被写体に関する権利を 尊重し、応募者の責任で了解を得てくだ さい。また、応募作品は今後の広報（掲 載・紹介）で使用させていただく場合が あります。なお、作品はお返しいたしませ んのでご了承ください。いただいた個人 情報につきましては本誌の編集以外に は一切使用いたしません。 ◇応 募 ２Ｌ以上の大きさのプリントまたは 当ＪＡホームページ （http://www.akita-furusato.or.jp/） からデジタルデータで応募ください。 ①氏名②年齢③郵便番号④住所⑤電話 番号⑥撮影地と内容などを明記してく ださい。 ◇送り先 〒013-0036 横手市駅前町6-22 ＪＡ秋田ふるさと 総務課 広報担当 ▲Ｈ・Ｋさん 増田のりんご畑から （10/1） ▲Ｔ・Ｋさん 大森の紅葉 （10/31） コンテストは年度末に実施予定！ 組合長賞 （１人） 副賞・商品券３万円分 専務賞 （２人） 副賞・商品券１万円分 広報担当賞 （若干名） 副賞・商品券５千円分 管内の学校の食と 農をご紹介します。 横手市立旭小学校 5 年生63人のみなさん 校長：高橋 晋先生 手刈りで楽しく収穫できたよ！ ほ 横手市立旭小学校は10月14日、同校近くの圃 場でもち米「きぬのはだ」の稲刈り体験を行いま した。ＪＡ青年部横手支部が県南旭川水系土地改 良区と共同で行う米づくりの授業の一環で、児童 かま たちは稲穂で一面黄金色となった圃場を前に鎌を 使った手刈りに挑戦しました。児童の一人は「鎌 で稲を刈るのが難しそうだと思ったけど、皆さん に手伝ってもらい楽しくできた」と感想を話しま した。収穫した「きぬのはだ」は12月の親子レ クリエーションで餅つきを行い、米作りでお世話 になった方々やお家の人にふるまう予定です。 19 JA通信 2016.11 ねぎら ●今月の最優秀作品 ひこばえに 藤ノ木 のり子さん 平(鹿 ※「ひこばえ」…刈取り後の稲の茎から自然に出る側芽が伸びたもの ●優秀作品 ＪＡの 民謡ショーで 苦労飛ぶ 佐々木 幸一郎さん（大森） いたわ 労り合い Ｎ． Ｒさん （雄物川） Ｐ． 残りの舞台 バラ色に ふれあいと 労ねぎらいの 芋煮会 （増田） 阿部 昭二さん 労りの （平鹿） 柴田 丈夫さん 声を力に 老農夫 今年も労う まんまうめ 今月のテーマ： 『労』 ) 楽しい川柳作品をお待ちしております。最優秀作品には、素敵な記念品を進呈！ 【12月号のテーマ】「 暮 」 【応募方法】ハガキに川柳作品（パズルにご応募の方はその 答えも）のほか、次頁下段の応募方法①～⑥をご記入の上、ご応募ください【応募先】 応募作品数…15作品 〒013-0036 横手市駅前町6─22 総務課 広報担当【応募締切】11月30日㈬必着 ＜作品をご応募いただく皆さまへ＞ 掲載された作品を横手かまくらＦＭにおいて毎月第３木 ■稲刈りを終えた田を見ながら「今 年も頑張ったなぁ」と新米を頬張 曜日午前８時30分より（変更あり）ご紹介させていただいております。作品と投稿者名（地区 る様子が目に浮かびます。 は除く）をご紹介しますので、ペンネームでのご紹介をご希望の方は必ず記載してください 【10月号について】 ●「みなさんの声にお答えしま す」私が知りたいと思っていた ことが多く質問されていてと てもよかったと思います ／雄物川 Ｙ・Ｋさん（57） 前号では秋季座談会や地区運 営委員会などに多く寄せられ たご意見やご質問に対する回 答を掲載しました。「座談会特 集号」にも回答を掲載しており ますのでぜひご覧ください。 ●学童野球大会の写真を見て なつかしくなりました。息子も 小学校の時から野球をしてい ました。チームプレーいいもの ですネ！ 皆、がんばれー！ ／平鹿 Ｙ・Ｔさん（52） チームメイト同士で助け合い ながら一緒に頑張った経験は、 思い出になって、きっと彼らの 生涯の財産になるのだと思い ました。 ●川柳のコーナーが大好きで す。みなさん言葉にひとひねり があって上手だなと思います。 私も作れるようになりたいな ぁと思いました ／雄物川 Ｉ・Ｉさん（45） 川柳のコーナーにはファンの 方が多く、これからも継続して いきたいです。12月のテーマは 「暮」ですよ―！ ▲子育て支援施設「りんごちゃん ひろば」では10月５日にサツマ イモ掘りが行われました。 ▲第１回種苗交換会の開催から 20余年後、平鹿郡単位でも品評 会が開かれた際の貴重な賞状が伊 藤明さん（十文字）のお宅から見 つかりました。 管内の風景写真や自慢の逸品、珍品 野菜など、みなさんの「作品」を募 集しています。ご応募は当ＪＡホー ムページにある専用フォームからお 寄せ下さい。（携帯からは、以下ア ドレスへ）掲載者には、素敵なプレ ゼントを差し上げます。 メール【[email protected]】 JA通信 2016.11 20 タテのカギ 2 本誌の中に ヒントがあるよ！ 5 7 8 10 12 14 16 18 20 【解き方】全部の問題を解き二重枠の文字 を並べ替えると一つの言葉ができます。そ れが答えです。 21 小包でよく見る「――注 意」のシールはガラス細 工や精密機器を送るとき などに使います ホテルでベッドが二つあ る部屋 ――を憎んで人を憎まず 榊（さかき）や水を供え ます 華やかではなくつつまし やか 奥の反対側 床に張ったりかまぼこの 土台にしたり 西洋料理の澄んだスープ といえば 繊維をすいて作ります 超高層ビルが立ち並ぶ中 東の観光都市 機械を使わず――で選果 した ヨコのカギ 1 2 3 4 6 9 11 13 15 17 19 ピーナツと呼ばれることも 学校給食の――表が配布 された レジが混んでいるときは 長く延びます 秋の山を赤く染めます 分からないときは国語辞 典などで調べることも 海の鼠（ねずみ）と書く 生き物 受け取り伝票などに押し ます マラソン選手に――から 声援が飛んだ 三角形の面積＝底辺×― ÷2 かけ、ざる、もりといえば 南を向いたとき西の方向 ●応募方法 ※川柳もこちら！ セラミック包丁研ぎ器 ３名さまにプレゼント！ 便利なマグネット付き！ 【応募方法】 ハガキに ①答え ②住所 ③氏名（当選発表時にペンネームが 必要な方は別途記載してください） ④年齢 ⑤電話番号 ⑥当 誌を受け取った場所 ⑦今月の好きな記事とその理由 または、 当誌やJAへのご感想をご記入の上、下記までご応募くださ い。なお、お寄せ頂いたご意見は「お手紙」のコーナーにて ご回答させて頂く場合がございます。（①～⑦の項目は必須 となります） 【応募先】 〒013-0036横手市駅前町6-22 JA秋田ふるさと総務課・広報担 当（※応募はホームページからでもOK。トップページの「みな さんの声と作品をお寄せ下さい！」バナーをクリック！） 【締 切】 11月30日 （水） 当日消印有効 ■ 10月号の答え／ナシモギ ■ 当選者 阿部昭二さん（増田） 高橋行子さん（平鹿） P.N.クワガタさん（雄物川） ■応募総数／35通 ■正解者数／35通 21 JA通信 2016.11 新春恒例「福引き抽選会」 今年も豪華景品がいっぱい！！ 今年も左記の通り、ＪＡバンクウィンター キャンペーンが始まりました。当ＪＡでは、 これと同時に、定期貯金や定期積金をご契約 の方（一定の条件がございます）を対象に福 引き抽選券の配布を行っております。初春の 運試しに、ぜひご利用ください。 ●お問合わせ／各支店・出張所貯金窓口まで 「肉コン！」参加者募集のお知らせ おいしいお肉を食べながら、すてきな出会 いを見つけませんか？市役所近くのお店「肉 バル・サザンハンター」で11月20日、男女 30名を募集中。お気軽にご参加ください。 ●お申込み／ＪＡ秋田ふるさとホームページより 【ＵＲＬ】http://www.akita-furusato.or.jp ●お問合わせ／営農企画課 婚活実行委員会 事務局 23-6552 「ＪＡ秋田ふるさと女性大会・家 の光大会」参加者募集のお知らせ ＪＡでは、標記大会の参加者を募集いたし ます。今年は「ふるさとのうた、祈りの歌」 と題し、記念演奏会を行う予定です。東成瀬 村出身のソプラノ歌手長谷川留美子さんなど による演奏会のほか、ＪＡ女性部によるアト ラクションやお楽しみ抽選会など盛りだくさ んの内容です！ ●日時／12月2日㈮11:30～16:00 ●場所 ／秋田ふるさと村ドーム劇場 ●参加費／ 300円（家の光年間購読世帯無料）入場には 整理券が必要 ※「入場整理券」は11月18 日まで各営農センターでお受取りください ●内容／記念演奏会・家の光記事活用体験発 表・アトラクション・各種展示など ●お申 し込み・お問合わせ／営農企画課または各営 農センター生活指導担当者まで 山内支店代表が最優秀賞を受賞 人事異動のお知らせ 下記の通り人事異動を行いましたのでお知 らせいたします。（ ）は旧任部署 【11月７日付】 ◆大雄支店 成田 陽子（共済業務課） 退職者のお知らせ 下記の職員が退職いたしました。大変お世 話になりました。 【10月31日付】 ◆岡本 寛（金融共済部） ◆皆川 由樹（雄物川営農センター） ＪＡは10月22日、 「第４回窓口ロールプレ イング大会」を本店で開きました。金融窓口 での接客応対の向上を目的として、各支店や 出張所からテラー役と上司役のペア計11組 が出場。来店者役との会話の中からいかにお 客様に最適なサービスを提供できるかなどが 審査され、山内支店代表の高橋加代子支店長 補佐（写真左）と土田修子さん（同中央）が 最優秀賞を受賞しました。同代表は、来たる 12月３日に秋田市で開催する全県大会に当 ＪＡ代表として出場する予定です。 JA通信 2016.11 22 理事会 だより ウィンターキャンペーンのお知らせ 【第7回定例理事会】 平成28年10月31日開催 議案（抜粋） ■平成28年産米共同計算の経 費項目別目標水準の開示につ いて ■コンプライアンス・マニュア ルの一部改正について 報告事項（抜粋） ■員外貸付金残高報告について ■農畜産物の生育及び販売状況 について ■平成28年度上半期決算（9月 末） 並びに見込決算 （３月末） 結 果について 出席理事・監事数38名 （40名中） 【11月の主要行事予定】 29日 定例理事会 （平鹿支店） ●報告事項第16号「平成28年 度秋季支部座談会の意見・要望 について」において、以下のよ うに討議されました。 （抜粋） 支部座談会への組合員の参加 が年々減少している現状につい て、問題にあがった。秋の座談 会は、特に米生産農家に対する 営農資料で、稲作をしていない 組合員には魅力がないこと。ま た、稲作をしていないのに記念 品の稲刈り鎌は不要などという 声もあった。組合員の営農形態 が変化していることに対し、今 までの通りの座談会では出席率 が低下することに危機感もあっ た。一部では、取り止めをした ほうがよいのではとの声もあ がったが、座談会は組合運営の 根本となる重要な場である考え は変わらず、今後の運営につい てより良い改善策を検討するこ とでまとまった。 23 JA通信 2016.11 11月１日から１月31日までの期間中、特別金利で実施中。 定期貯金をご契約の方に、県内産農畜産物をプレゼント！ ●お問合わせ／各支店・出張所貯金窓口まで ●お問合わせ／増田営農センター 電話45-2035 ふるさとの民話 べこ ま た い し こ ん ぞ さ ま じ ば ば おやがだせ ん あずが ふ ●再話／中川文子 ●画／佐々木愉美子 じ え ん 特集でもご紹介した「第１３９ 回秋田県種苗交換会」が湯沢市で 開催されました。主会場で行われ た農産物出品展示には、生産者が 丹精込めた農産物がイキイキと輝 いていました。時期的な問題で管 内自慢のスイカなどは出品されま せんが、もし夏場の開催になった らとも想像してしまいます。県で は稲作と園芸作物による複合経営 を呼び掛けています。園芸振興を 推進するための１つとして、夏場 の開催もまた面白いのではないで しょうか？来年の交換会は由利本 荘市で開催される予定です。県内 最大の農の祭典で、新たな刺激を 受けましょう。 （ か） もよお （2016年9月30日現在） 種苗交換会、皆さん行きました か。恥ずかしながら私は、今回初 めて行きました。 種苗交換会の１回目（当時は種 子交換会）は明治 年。会開催に 尽力した「農聖」石川理紀之助翁 は こ の 年 に 十 文 字 地 域 を 調 査 し、 県南の腐米対策に取り組んだこと が「十文字町史」などに記されて います。明治 年には「平鹿郡物 産品評会」を開催。郡市単位でも 同様の催しを行い、農業振興を図 ろ う と し て い た こ と が 垣 間 見 え、 驚きを持って史料や文献を拝見し ました。今回、「おたより」コーナー に貴重な史料を提供してくださっ た伊藤明さんにこの場を借りて御 礼申し上げます。 （き） 共済保有高（保障） …… 4433億1722万円 じ お し え 販売品販売高………… 67億9270万円 げ よぐたがれ 購買品供給高………… 31億1239万円 11 貸付金……………… 322億6635万円 33 貯金………………… 987億3423万円 ま わ お たば、小僧っこ通りががったけ ど。隣の老婆、小僧っこどご引 ぎ 止 め で、 「 一 晩、 泊 ま っ て い げ 」 っ て 言 っ た け ど。 小 僧 っ こ、 「 先、 急 い で る が ら 」 っ て 断ったたて、ぐりぐりど家の中 さ連れ込んで、ご馳走たらふぐ 食 わ せ だ け ど。 「疲れだべがら 寝れ」 って小僧っこさ言ったば、 「食ってすぐ寝れば牛になるか ら 寝 ら れ ね ゃ」 っ て 言 う け ど。 老 婆、 「 そ っ た ご ど ね ゃ」 っ て 言いながら囲炉裏端さゴロンと 寝転んだば、年寄の牛になって しまったんだど。 それがら、牛になった老婆は 小僧っこどご背中さ乗せで、死 ぬまで旅して回ったけど。 とっぴんぱらりのぷう （准組合員）………………… 4,485人 さ あ くたび さ が けっち か っ ち ゃ ま て神様さ頼んだのも、元さは戻 らねゃけど。 仕方ねゃがら、家で飼うごど にしたんだど。したば、この黒 牛の稼ぐごど稼ぐごど…。爺様 ど婆様の暮らしぶり、日増しに 良ぐなっていぐけど。 深きゃ この家の隣りさ、欲の 老 爺 ど 老 婆、 暮 ら し て だ け ど。 隣の家が金持になっていぐおだ が ら、 老 婆 が 不 思 議 に 思 っ て、 理由、聞ぎに行ったけど。した ば、 正 直 に 小 僧 っ こ が 黒 牛 に なったごど教ぇだど。 強欲老婆、「良ぇごど聞いだ。 俺らも真似して牛儲げでみる べ」って叫びながら、尻逆様に して家さ戻って行ったけど。 そ れ が ら 毎 日、「 小 僧 っ こ 来 ねゃべがな」って、 家の前さ立っ て待じでるなだけど。何日がし （正組合員）……………… 13,090人 牛になった小僧 ば ひ や 大 層 た貧乏だ 爺 様 昔むがし、 ど 婆様 、二人して暮らしてだけ ど。 吹雪の晩、「旅の小僧だのも、 道 さ 迷 っ て し ま っ た。 ど う が、 一晩泊めでけれ」って叫ぶ声し たけど。 婆様、門口さ出でみだば、小 僧っこ、プルプルど震えでえだ けど。婆様、「先んず、先んず。 中さ入って暖だれ」って囲炉裏 さ呼ばって「貧乏で何ぇもねゃ ど も、 湯 っ こ 一 服 飲 め 」 っ て、 欠げだ茶碗コさ注いでけだけ ど。小僧っこ 疲 れで、囲炉裏端 さ 寝 転 ん で 湯 っ こ 啜 っ た け ど。 「 小 僧 っ こ、 寝 な が ら 飲 み 食 い するおでねゃ」って婆様が言う より早く、黒牛になってしまっ たけど。爺様ど婆様、動転して 「小僧っこどご戻してけれ」っ 組合員数…………………… 17,575人 検索サイトでＪＡのホームページに簡単アクセス！ T E L ／ 0182-35-2630 F A X ／ 0182-35-2701 E-mail ／ [email protected] 発 行／秋田ふるさと農業協同組合 企画･編集／総務課 〒013-0036秋田県横手市駅前町6番22号 印 刷／㈱全農ビジネスサポート秋田支店 JA通信 編 集 後 記 Situation ＪＡの概況