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「EU加盟第一の経済力と伝統の国 ドイツ連邦共和国
2013 年 1 「EU加盟第一の経済力と伝統の国 ドイツ連邦共和国」 ■基礎情報 国名(都市) ドイツ連邦共和国(Federal Republic of Germany) 1.面積 35.7 万平方キロメートル(日本の約 94%)(日本は 37 万 7900 平方 km) 2.人口 約 8,200 万人 3.首都 ベルリン (日本 1 億 2,768 万人、大阪府 880 万、豊中市 38.8 万) 北緯 52°東経 13°(大阪北緯 34°東経 135°)沖縄 24°北海道 稚内 45° 4.民族 ゲルマン系を主体とするドイツ民族 5.言語 ドイツ語 6.宗教 プロテスタント約 2,452 万人、カトリック約 2,518 万人など 1.政体 連邦共和制(16州) 2.元首 ヨアヒム・ガウク大統領(2012 年 3 月 18 日選出、23 日宣誓。任期 5 年) 1.主要産業 世界有数の先進工業国であるとともに貿易大国。GDP の規模では米、日に次 いで世界第 3 位(自動車、機械、電子工学、化学、環境技術、精密機械、光 学、医療技術、バイオ・遺伝子工学、ナノテクノロジー、航空・宇宙産業) 2.GDP(名目) 3 兆 8,097 億ドル 3. 一 人 当 た り 41,500 ドル (日本は約 5 兆 9600 億ドル) (日本は、46,000 ドル) GDP 4.実質経済成長率 0.87% 5.物価上昇率 2.14% 6.消費税 標準税率 19.0% / 軽減税率 7.0%(日本は、標準税率 5.0%) 時差 -8時間 通貨 ユーロ 主要な都市 ベルリン、ハンブルク、ミュンヘン、ケルン、フランクフルト、 隣国 ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、フランス、オーストリア、スイス、チ ェコ、ポーランド、デンマークの 9 カ国 在留邦人数 33,669 人(2011 年 10 月) 在日当該国人数 5,303 人(2011 年度) 特徴 神聖ローマ帝国の頃より地方分権の歴史が長いドイツでは、日本の東京のよう に人口・経済が一極集中された都市圏はない。その為現在もドイツは連邦制の (日本は 2.0%) (日本は-0.04%) 国家である。アメリカ、日本、中国に次ぐ GDP 世界第 4 位の経済大国。 戦前から科学技術が発達しており、ガソリン自動車やディーゼルエンジンはド イツで開発された。現在も技術力に定評があり、ドイツ製工業製品に対する信 頼は高い。世界の先進 8 か国 (G8) の一つ。フランスと並ぶ欧州連合 (EU) の 中核国である。また、世界で初めて公的年金、保険制度を導入した国であり、 日本を含む多くの諸外国が模範とした時代があった。医学をはじめとして化 学、数学、物理学などの自然科学分野、哲学、文学、演劇などでも高い実績を 築いた。 また、非英語圏では群を抜いて多くのノーベル賞受賞者を輩出している。 2 ■地図 ■政治 国家元首は、連邦大統領で、その権能は儀礼 的なものに限られる。任期 5 年で、ドイツ連 邦議会(下院)の全議員と各州議会代表の選 挙人とで構成される連邦会議において選出さ れる。ドイツ連邦議会の解散権は連邦大統領 にある。 行政府の長である連邦首相は、任期 4 年で、 大統領の提案を受け連邦議会で選出され、下 院の信任を必要とする議院内閣制を採用す る。内閣の閣僚は、首相の指名に基づき、大 統領が任命する。 議会は両院制。国民の直接選挙で選出される 連邦議会と、上院に相当する州政府の代表の 連邦参議院とで構成される。下院は、603 議 席で任期 4 年。上院は、69 議席で各州政府が 任命する。 ■気候 ドイツは冬の寒さが厳しい。南のミュンヘンでさえ、まだ札幌よりも北に位置する。したがって服 装を考えるときは、北海道よりもやや寒いくらいのつもりで用意するといい。夏は、猛暑の年もあ るが、雨が降るとかなり冷え込む日もあるので、カーディガン等の防寒着は必携。 3 ■ドイツ語 Guten Tag/グーテン・ターク ……こんにちは Auf Wiedersehen/アウフ・ヴィーダーゼーン …… さようなら Danke schön/ダンケ・シューン …… ありがとうございます Vielen Dank/フィーレン・ダンク …… 本当にどうもありがとうございます ■都市 ◆ベルリン - 首都。ドイツ最大の都市。 ◆ハンブルク - ヨーロッパ第 2 の港湾都市。ドイツ最大の貿易港であり、第 2 の都市。ハンバーグ の語源。 ◆ミュンヘン - ドイツ第 3 の都市。ドイツ南部の中心都市。バイエルンの州都。ビールの生産地と して有名。BMW の本社がある。 ◆ケルン - ドイツ第 4 の人口を誇る。ライン河沿いの街でケルン大聖堂が町のシンボルである。ド イツ最大のカーニバルを行うことで有名。オーデコロンの語源。 ◆デュッセルドルフ - ノルトライン=ヴェストファーレン州の州都。日本企業が多数進出している ため、ドイツ国内で最も日本人数が多い。 ◆フランクフルト - ルール地方に次ぐドイツ第 2 の都市圏。ヨーロッパの玄関口。ヨーロッパ中央 銀行があり、EU の金融の中心地。高層ビル密集地であるニューヨークのマンハッタンにちなみ「マ インハッタン」と称される。フランクフルトソーセージ発祥の地。文豪ゲーテの生地。 ◆ポツダム - 古都。ブランデンブルク州の州都。ベルリンの隣町にあたる。 ◆ライプツィヒ - バッハなどの音楽家が活動した町として有名。 ◆アイゼナハ - 世界遺産ヴァルトブルク城と J.S.バッハの街。 ◆シュトゥットガルト - バーデン=ヴュルテンベルク州の州都。ベンツ、ポルシェの本拠地であり 自動車博物館がある。 ◆ハイデルベルク - 古城で有名。 ◆ブレーメン - 「ブレーメンの音楽隊」の舞台。 ◆フュッセン - 白雪姫にでてくる城のモデルとなったノイシュヴァンシュタイン城がある。 ◆ドレスデン - 「ドイツのフィレンツェ」と称される。 4 ■ハイデンベルク ハイデルベルク(標準ドイツ語: Heidelberg [ˈhaɪdəlbɛʁɡ], アレマン語:Heidelbärg)は、ドイ ツ連邦共和国バーデンヴュルテンベルク州北西部に位置する都市。ライン川とネッカー川の合 流点近くに位置する。ネッカー川及び旧市街を見下ろす高台にあるかつてのプファルツ選帝侯 の宮廷であった城跡や、ドイツで最も古い大学ループレヒト=カールス大学で知られ、世界中 の数多くの観光客や学者を惹きつけている[2]。人口 140,000 人強のこの都市はバーデン=ヴュ ルテンベルク州で 5 番目に大きな都市である。この都市は郡独立市であると同時にライン=ネ ッカー郡の郡庁所在地でもある。ハイデルベルクが近隣のマンハイムやルートヴィヒスハーフ ェンと形成する人口密集地域はライン=ネッカー大都市圏と呼ばれている。 ハイデルベルク旧市街 ハイデルベルク大学 図書館 ■エネルギー転換という挑戦課題(2012 年 6 月) ユーンデ村は、エネルギーに溢れています。ニーダーザクセン州にある人口 800 人のこの村は、 ドイツで初めてのバイオエネルギーの村として、村が必要とする電力と熱エネルギーを、2005 年からバイオマス発電で完全に自給自足しています。この先駆的プロジェクトは、世界から大 きな注目を集めました。日本やアメリカから訪問団がユーンデ村にやってきて、し尿、トウモ ロコシ、穀物などから、どのようにしてバイオガスプラントでエネルギーを作るのか、説明を 受けました。ドイツにも、これを手本にしたプロジェクトがたくさんあります。このようにエ ネルギーを自給自足する町村は、今では約 100 カ所あり、ドイツで一年前に決議されたエネル ギー政策の転換が、いかに成果をあげられるかを示しています。 振り返れば 2011 年 5 月末、日本の福島で起こった原子炉の重大事故から数週間後に、ドイツ政 府は広範囲にわたる決定を下しました。ドイツは工業国では初めて、脱原発を決定したのです。 ドイツにある 17 の原子力発電所のうち、1980 年以前に建設されたものは既に停止されていま す。残った 9 か所の原子力発電所は段階的に停止し、最終的には 2022 年末までに、ドイツの 原発は全て停止することになったのです。将来はドイツの電力は主に再生可能エネルギーを使 用し、2022 年には 35%、2050 年には 80%を再生可能エネルギーでまかなう予定です。現在は、 風力、太陽光、水力、バイオマスなどの再生可能エネルギーが、エネルギーミックスの約 20% を担っています。 脱原発の決定により、ドイツ政府はエネルギー政策の転換をその中心的プロジェクトとしまし 5 ■「ドイツの料理」は、 質素で手間のかからない料理が多いが、マイスター制度によって磨かれてきた職人技術と郷土・家 庭料理の伝統をもち、各地方の郷土料理が豊富である。朝食のパン・チーズ・ハムもバラエティに 富み、地域ごとに特色を持つ。 食材が不足しがちな風土のため、ザウアークラウト(塩漬けキャベツ)やヴルスト(ソーセージ) をはじめとする保存食品が発達してきた。特にヴルストは世界一とされるほどの種類がある。また、 かつて不作の時期に飢えを満たすのに大きな役割を果たしたジャガイモは現在でもドイツ料理の 中で大きなウェイトを占める。 ハンバーグの発祥地について、ドイツ北西部のエルベ川下流に沿う湾岸都市、自由ハンザ都市ハン ブルク(Hamburg)であるといわれることがある。実際にはハンバーグはドイツの伝統料理・タ ルタルステーキを原型としてアメリカで広まったものである。 <お菓子> 日本でも広く親しまれているバウムクーヘンをはじめ、シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ (さくらんぼ酒のケーキ)、アプフェルキュヘル(林檎のフライ)、クラプフェン(揚げパン)、シ ュトーレン(ドライフルーツの入った菓子パン)などのデザートを楽しむことができる。甘さは控 えめな傾向にあり、旬の果物を使ったものなど素材の風味を生かしたものが多い。 <お酒> ビールなしの生活など考えられないほどの、世界有数のビール大好き国家。一人当たりの消費量は チェコ、アイルランドに次ぐ 3 番目である(実に日本人 1 人当たりの 2.3 倍)。ただ、最近は若者 のビール離れが始まっているらしい。 世界最大のホップ生産地ハラタウ地方をはじめ南ドイツの農業地帯を抱えるミュンヘンでは、毎年 「オクトーバーフェスト」という毎年 600 万人以上の人が訪れる世界最大のビール祭が毎年秋に 開催されており、数百万リットルのビールが消費される。 故郷(ふるさと) 作詞/高野辰之 作曲/岡野貞一 故郷・英語訳版(translation) by Greg Irwin 1.Back in the mountains I knew as a child 1 兎(うさぎ)追いし かの山 小鮒(こぶな)釣りし かの川 夢は今も めぐりて 忘れがたき Fish filled the rivers and rabbits ran wild Memories, I carry these, wherever I may roam I hear it calling me, my country home 故郷(ふるさと) 2.Mother and Father, how I miss you now 2 如何(いか)に在(い)ます 恙(つつが)なしや 友がき 雨に風に つけても 思い出(い)ずる 故郷 3 志(こころざし)を いつの日にか 帰らん 山は青き 故郷 水は清き 故郷 父母(ちちはは) はたして How are my friends I lost touch with somehow? When the rain falls or the wind blows I feel so alone I hear it calling me, my country home 3.I’ve got a dream and it keeps me away When it comes true, I’ll go back there someday Crystal waters, mighty mountains Shining like an emerald stone I hear it calling me, my country home