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谷口中学校だより 鶴舞 チュンチュンちゃん 平成26年度 第 3 号 平成26年 5月30日発行 相模原市立谷口中学校 [ホームページ] http://www.sagamihara-yaguchi-j.ed.jp お 校長 の 小野 みつる 充 なか 2年前の5月半ばのことでした。土曜日で学校が休みだったので、家でテレビを見て むすめ まど すがた いると、アルバイトを終えた 娘 が自転車で帰ってきました。ところが、窓の外にその 姿 があったはずなのに、なかなか中に入ってきません。どうかしたのか、と外に出てみる にわさき いってん いち わ と、庭先からこっそりとある一点を見つめています。娘が見つめる先には、一羽の小さ ちか よ そうぞう なスズメ。二人で近寄ってみると、小さな体からは想像できないような大きな声で「チ な なんにち す ちが ー!チー!」と鳴いています。生まれて何日もたたないうちに、巣から落ちたに違いあ すく しん りません。そうなってしまった鳥は人の力では救うことができない、 と信じていた私は、 おやどり まか かわいそうだが親鳥に任せるしかないと、そのままにしておくことにしました。 つづ し かた けれど、テレビの続きを見ていても、どうにも気になって仕方がありません。娘も同 なんぷん ふたた みちばた じだったようで、何分もたたないうちに 再 びスズメのもとに。すると、さっきは道端 い っ しょう け ん め い ま なか にいたのに、一 生 懸命に動いたのでしょう、道の真ん中あたりにいます。このままで おそ は車にひかれたり、カラスに襲われたりしてしまうかもしれない、ということでタオル つつ ほ ご はこ も で包むように保護して小さな箱に入れ、家に持ち帰りました。 さて、持ち帰ったはいいけれど、どうすればよいかがわかりません。そんなとき、娘 しら なん そだ かた たまご がインターネットで調べてみると、何と出ていたのです。スズメの育て方が。 「ゆで 卵 き み しょうりょう くわ ま の黄身に 少 量 の水を加えてよく混ぜ、つまようじの先につけてクチバシにもっていく おどろ せ わ し かた こま しめ と、 驚 くほどよく食べる」ということをはじめ、世話の仕方がこと細かに示されてい かた ます。何日かすると、人の指や肩に乗ったり、家の中をバサバサと飛び回ったりするま せ い ちょう きん む さき ゆず でに成 長 したのですが、それを知った勤務先の先生が鳥かごを譲ってくれました。 な づ し ぜん かえ その後、 「チュンチュンちゃん」と名付けたそのスズメを何とか自然に帰そうと、鳥 とびら あ お しゅう い よ よ かごの な扉 を開けたまま庭に置き、 周 囲にパンくずをまいて他のスズメをたくさん呼び寄 か よ こころ う ま せては仲良くさせようと 試 みたのですが、どうにも上手くいきません。鳥かごを出て、 いっしん ま いち わ じ めん パンくずを一心にむさぼるスズメたちの中に交じりはするのですが、一羽だけ地面で動 は だ ねんぱい くアリたちをクチバシでつまんでは、 ペッペ、 ペッペと吐き出しています。 おまけに、 年配 とお す けいかい や ね に の女性がたまたま近くを通り過ぎ、他のスズメたちが警戒して屋根の上に飛んで逃げて お いっても、一羽だけ「チュン、チュン」とその女性のあとを追っていき、 「あら、変な し まつ スズメねー。 こっちに来ちゃいけません!しっ、 しっ!」と言われる始末。 と ほう く そうだん けん し ぜ ん か ん きょう ほ ぜ ん し せつ 途方に暮れて相談したのが、県の自然環 境 保全センター。その施設も インターネットで知ったのですが、 「チュンチュンちゃん」を引きとっ す う しゅう か ん ご たんとう げん き てくださった数 週 間後に、担当の方が「元気に自然に帰って行きました れんらく よ。」という連絡までくださいました。 ほんらい もど 今思うと、あのスズメが本来いるべき場所に戻ることができたのは、まさにインター さまざま じょう ほ う じょう こうかい かんしゃ ネットのおかげです。様々な 情 報がネット 上 に公開されていることに感謝するばかり かぎ けいたいでん わ き き です。そういった情報に限らず、パソコンやスマートホン、携帯電話などの機器につい つか かた ま ちが ゆうこう じょう ほ う しゅうしゅう し ゅ だ ん つうしんしゅだん ても、使い方さえ間違えなければ、とても有効な 情 報だ い収な 集 手段、通信手段だと言えま す。ただし、よく考えないで使うと人生や友人関係を台無しにすることもある、という じゅう ぶ ん 先日の「ケータイ教室」でのお話を 十 分にかみしめて、正しく使っていきましょう。 むかし たいけんだん まじ そのことを、 昔 の体験談も交えて生徒や保護者の皆様に伝えてください、というメ こうしゃない まよ こ たく ッセージが、先日校舎内に迷い込んだスズメに託されていたような気がしてなりません。 の や ちょう か (5月15日付けのブログに、そのスズメの写真が載っています。なお、スズメなどの野 鳥 を飼うことは ほうりつ きん し たん き かん ほ ご きょようはん い 法律で禁止されていますが、自然に帰す目的で短期間保護することは許容範囲であるとのことです。) ○ 5月10日(土)のご出席ありがとうございました 当日実施した、授業参観、PTA総会、部活動保護者会には、保護者の方々が多数 ご出席くださいました。ありがとうございました。 1年生の授業風景 2年生の授業風景 3年生の授業風景 PTA総会 6 月 の 予 定 PTA総会 ○ 校外での活動を成功させよう! 6月は、各学年とも校外での活動が あります。1年生は、若あゆでの宿泊 学習。2年生は職業体験。そして、3 年生は京都・奈良方面の修学旅行。 どれも3日間にわたる行事で、中学 校生活の中に一度しかないものです。 自分のやるべきことを、きちんと最 後までやって、実りある ものとしてほしいです。 2 日(月) B時間割開始 2年集金日 1年若あゆ(~4日) 5 日(木) 代表委員会 鶴舞祭実行委員会 8 日(日) 3年修学旅行(~ 10 日) 9 日(月) 1年集金日 10 日(火) 2年職業体験活動(~ 12 日) 11 日(水) 3年代休 13 日(金) 鶴舞祭体育実行委員会 18 日(水) 生徒総会 学級プログラム委員会 20 日(金) 試験5日前諸活動停止 25 日(水) 期末試験1日目 一斉下校 26 日(木) 期末試験2日目 一斉下校