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アニュアルレポート

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アニュアルレポート
アニュアルレポート
2001年3月期
プロフィール
1948年に設立された本田技研工業株式会社は、今日では世界有数の四輪車メーカーであり、また、
最大の二輪車メーカーでもあります。高効率な内燃エンジン技術を支える専門技術と先進性は、小
型汎用エンジンからスペシャリティースポーツカーまでの広範な商品の開発・生産に活かされてお
り、国際的な評価をいただいております。2001年3月期には、全世界で約1,150万台にのぼるホンダ
製品が販売されました。
商品の開発・生産から販売まで、企業活動のすべてにおいて独創性と革新性、効率性を重視する企
業方針に基づき、当社は、お客さまに満足していただけるよう努力してまいります。当社はお客さま
満足の達成に向けて、理念を共有する多くのパートナーとともに、
434社にのぼる子会社・関連会社、
そして31カ国、118の生産拠点からなるグローバルネットワークのもと、世界の国々にホンダ製品を
提供しています。
目 次
1 財務ハイライト
1 営業活動のハイライト
2 株主の皆さまへ
8 営業活動の概況
13 世界での事業展開
16 取締役・監査役
17 財務セクション
49 四半期財務データ
(監査対象外)
49 事業の種類別セグメントごとの売上高および営業利益
表紙と上の写真について
シビック4ドア:すべての面において一新され
た7世代目のシビックシリーズは、環境への影
響を一段と低減するとともに、スポーティで
洗練されたスタイリング、卓越したエンジン
パフォーマンスと安全性を実現しています。
50 会社概要
51 主な生産拠点
52 主要財務データ
54 投資家メモ
このアニュアルレポートは、米国で一般に認められている会計原則に基づいて英文で作成した、本田技研工業株式
会社および連結子会社の2001年3月期のアニュアルレポートを、日本語に翻訳したものです。
このアニュアルレポートは株主をはじめとする皆さまのために、本田技研工業株式会社とその子会社の連結財務
Honda Motor Co., Ltd. Annual Report 2001
諸表を収録しています。2001年6月28日に東京で開催された第77回定時株主総会招集通知に掲載された財務諸表
は、日本の商法にしたがって日本で一般に妥当と認められた会計原則に基づいて作成され、本田技研工業株式会
社のみを対象としており、子会社との連結をしていないことにご注意ください。2001年6月4日に、日本語の招集通
知原本が日本の普通株式の株主に、また、その英語訳が米国株式の株主に送付されました。
将来見通しに関する注意事項
このアニュアルレポートは、現時点で入手可能な情報に基づき当社の経営者が判断した見通しであり、リスクや不確
実性を含んでいます。したがいまして、これらの業績見通しのみに全面的に依拠して投資判断を下すことは控えるよ
うお願いいたします。実際の業績は、さまざまな重要な要素により、これら見通しとは大きく異なる結果となり得る
ことを、ご承知おきください。実際の業績に影響を与え得る重要な要素には、当社の事業領域を取り巻く経済情勢、
市場の動向、主要な通貨と円との為替レートおよび当社が米国証券取引委員会
(SEC)
に適時報告する事項などが含
まれます。
4
財務ハイライト
本田技研工業株式会社および連結子会社
3月31日に終了した各年度
単位:百万円
(1株当たり
金額を除く)
2000年
売上高及びその他の営業収入 ....................................................................................................... ¥6,098,840
営業利益 .......................................................................................................................................
426,230
税引前利益....................................................................................................................................
416,063
当期純利益....................................................................................................................................
262,415
1株当たり
基本的 ...................................................................................................................................
269.31
1ADR(米国預託証券)当たり
基本的 ...................................................................................................................................
538.62
支払配当金....................................................................................................................................
20,463
1株当たり.................................................................................................................................
21
1ADR(米国預託証券)当たり...................................................................................................
42
株主資本 .......................................................................................................................................
1株当たり.................................................................................................................................
1ADR(米国預託証券)当たり...................................................................................................
総資産 ...........................................................................................................................................
減価償却費....................................................................................................................................
資本的支出....................................................................................................................................
単位:千米ドル
(1株当たり
金額を除く)
2001
2001
¥6,463,830
406,960
384,976
232,241
$52,169,734
3,284,584
3,107,151
1,874,423
238.34
1.92
476.68
22,412
23
46
3.85
180,888
0.19
0.37
2,230,291
2,288.87
4,577.74
5,667,409
170,342
285,687
18,000,735
18.47
36.95
45,741,800
1,374,835
2,305,787
1,930,373
1,981.07
3,962.14
4,898,428
172,139
222,891
注:1ADR(米国預託証券)は普通株式2株に相当します。
営業活動のハイライト
3月31日に終了した各年度
二輪事業
四輪事業
汎用事業
2000年
2001年
2000年
2001年
2000年
2001年
日本................................................................................................... 440
北米................................................................................................... 394
欧州................................................................................................... 389
その他 ............................................................................................... 3,213
407
519
341
3,851
706
1,295
249
223
776
1,346
191
267
183
1,614
1,325
935
164
1,412
1,269
1,039
合計................................................................................................... 4,436
5,118
2,473
2,580
4,057
3,884
売上台数内訳(単位:千)
3月31日に終了した各年度
二輪事業
2000年
四輪事業
その他の事業
2001年
2000年
2001年
2000年
2001年
日本............................................................................................. ¥100,822
北米............................................................................................. 199,793
欧州............................................................................................. 172,803
その他 ......................................................................................... 245,492
¥097,016
259,688
157,300
291,300
¥1,393,414
2,781,869
449,987
335,756
¥1,529,428
2,999,478
311,295
391,125
¥117,955
207,562
56,092
37,295
¥113,896
222,638
53,135
37,531
合計............................................................................................. ¥718,910
¥805,304
¥4,961,026
¥5,231,326
¥418,904
¥427,200
売上高内訳(単位:百万円)
このアニュアルレポートでは、読者の便宜のためにのみ日本円を米ドルに換算して
おり、その換算レートは東京外国為替市場の2001年3月30日の電信売買レートの仲
値である、
1米ドル=123.90円です。
地域区分は、外部顧客の所在地に基づいています。
1
株主の皆さまへ
業績並びに事業の概要
当期の当社をとりまく経済環境は、米国
において景気は上半期は堅調ではありま
したが、下半期は減速基調のもとに推移
いたしました。一方、欧州主要国の景気
は概ね順調で、アジア諸国においてもさ
らなる景気回復の動きが見られました。
しかしながら、日本国内では、個人消費
や民間設備投資が伸び悩むなど、景気の
足踏み状態が続きました。収益に影響を
及ぼす為替につきましては、ドルや欧州
通貨に対し、期後半は円安基調となりま
したが、当期全体では円高で、依然とし
て厳しい状況のもとに推移いたしまし
た。このような環境ではありましたが、
当社は四輪車の連結売上台数で過去最
高値を更新することができました。また
売上金額でも主として北米及び日本にお
ける好調な四輪車販売によって、過去最
高値を更新いたしました。しかしながら
利益面では主に欧州での四輪車販売の
低迷や、それに伴う英国四輪車工場の稼
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
2
働低下に加えて、欧州通貨に対する円高
や、ユーロに対するポンド高などの影響
によりまして減益となりました。
2001年3月期の売上高は、主に北米と日
本における四輪車、北米での二輪車の販
売 が 伸 び た こ と に より 、前 期 と 比 べ
セイ」の販売が好調だったことや、
2000年
比べ12.3%の減少となりました。また、
6.0%増の6兆4,638億円(521億7,000万
9月に「シビック」をフルモデルチェンジ
四輪車の売上台数は、主力の「アコード」
米ドル)
となりました。当期は、海外子会
したこと、同年10月に「ストリーム」を発
や「シビック」シリーズの販売減少に加え
社の現地通貨での売上高を円貨に換算
売したことで登録車の販売が大きく伸
て、英国における販売価格の引き下げの
する際の為替レートが、前年同期に対し
び、売上台数は前期と比べ9.9%増の77
行政指導、いわゆる「高値問題」による買
て円高に推移したことでの減少影響があ
万6,000台となりました。汎用製品は、主
い控えなど、販売環境の変化もあって、
りましたが、この減少影響を除いた試算
に発電機、船外機の販売が減少したこと
前期と比べ23.3%減少し、
19万1,000台と
では、当期売上高は約8.0%の増加とな
により、売上台数は16万4,000台と、前
なりました。汎用製品の売上台数は主と
ります。営業利益は、前期と比べ4.5%減
期と比べ10.4%の減少となりました。
して芝刈り機の販売が減少したことによ
少の4,069億円(32億8,500万米ドル)と
北米では二輪車の売上台数は、大型モデ
り、前期と比べ4.2%減少し126万9,000台
なりました。二輪車及び四輪車の売上台
ルを中心として発売した多くの新機種が
となりました。このような状況のもと、
数増加、機種構成の変化およびコストダ
好調に推移したことにより、
51万9,000台
欧州事業は利益の面でもセグメント別に
ウン効果による増益効果はありました
と前期と比べ31.7%と大幅に増加しまし
見た営業利益が2年連続で赤字となるな
が、円高の影響や研究開発費、販売費お
た。四輪車の売上台数は、米国でのミニ
ど厳しい状況が続きました。
よび一般管理費の増加などにより、減益
バン「オデッセイ」の増加や新型スポー
その他の地域(アジア、大洋州、南米、中
となりました。また、税引前利益は前期と
ツ・ユーティリティー・ビークル(SUV)
近東、アフリカ)では、二輪車、四輪車、汎
比べ7.5%減少し、
3,849億円(31億700万
「アキュラMDX」の発売などライトトラッ
用製品の販売はおしなべて堅調に推移し
米ドル)
、当期純利益は前期と比べ11.5%
ク分野での台数の伸びを中心に、前期と
ました。二輪車の売上台数は前期と比べ
減少し、
2,322億円
(18億7,400万米ドル)
、
比べ3.9%増加の134万6,000台となりま
19.9%増加の385万1,000台、四輪車の売
一株当り当期純利益は238.34円(1.92米
した。一方、汎用製品は、主にOEM供給
上台数は19.7%増加の26万7,000台、汎
ドル)
となりました。
している汎用エンジンの価格競争激化や
用製品の売上台数は11.1%増加の103万
2001年3月期の事業の概要を地域別に
発電機の在庫調整の影響によりまして、
9,000台となりました。とくにアジア地域
見てみますと、日本では、二輪車の売上
売上台数は前期と比べ141万2,000台と
では経済の回復基調が続き、とりわけ二
台数はビジネスバイクやスクーターなど
12.5%の減少となりました。
輪車事業におきましては、インドネシアを
の減少で、前期と比べ7.5%減少の40万
欧州では二輪車の売上台数は、主要市場
中心にアセアン地域での販売が順調に
7,000台となりました。四輪車は、
1999年
のドイツやフランスでの販売が減少した
伸びたほか、インドでの販売が当社の海
12月にフルモデルチェンジした「オデッ
ことなどにより、34万1,000台と前期と
外市場として初めて100万台を超えるな
3
ど、売上台数の増加に大きく貢献しまし
輪車、四輪車、汎用製品及び部品の生産
た。また、四輪車事業においては中国で
を行っています。今年はインド二輪工場、
のアコードの販売が4万台を超え、台数
英国第2四輪工場、米国アラバマ四輪工
増加に大きく寄与いたしました。
場での生産を予定通り開始し、現地生産
を更に拡大してまいります。また、年間
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
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2
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0
1
4
中期目標の達成に向けて
1,000万台といわれる二輪車の大市場で
昨年当社は2004年3月期の販売目標イ
ある中国では、天津本田と地元の有力
メージとして二輪車700万台、四輪車300
オートバイメーカーである新大洲の二輪
万台、汎用製品600万台、合計1,600万台
事業部門との合弁会社である新太州本田
の販売台数を掲げました。
モーター有限会社を設立する予定です。
当期はその目標達成に向けたスタートの
当社では単に工場を増やすことではな
年であり、売上台数は二輪車では511万
く、それらが互いに協力しながらお客様
推し進めることができました。
台、四輪車は258万台、汎用製品は388万
のニーズに応える一つのグローバルネッ
二輪事業、汎用事業についても2003年完
台と、合計では前期と比べて5.6%増加
トワークを構築することが重要であると
了を目指して生産体質改革に取り組んで
の約1,150万台となりました。2002年3
考えております。そしてその強化を図る
おります。先行する四輪車の生産体質改
月期においても、時代に先駆けた技術を
ため、数年前より生産体質の強化に取り
革の考え方と同じく柔軟で、高効率な生
実現した新製品を幅広く投入することに
組んでまいりました。四輪生産拠点の埼
産体制の構築をめざして改革を進めてい
より、二輪車568万台、四輪車271万台、
玉製作所、鈴鹿製作所や、米国のイース
ます。
汎用製品462万台と、合計では今期と比
トリバティー工場、カナダのアリストン
さて、1,600万台の販売目標達成を進め
べて12.3%増加の1,300万台の販売をめ
工場、英国のスウィンドン工場では既に
る上での経営の最重要課題の一つに、欧
ざします。
完成車生産の体質改革が完了いたしまし
州事業の建て直しがあります。2001年3
当社は、中期的な目標達成に向け、今後
た。この体質強化によって品質の向上、
月期は四輪車の販売不振により、英国四
ともマーケット・インの考え方、すなわち
生産リードタイムの短縮、生産ライン間
輪工場の稼働率が生産能力の約半分で
現地ニーズの変化を迅速、的確に捉え、
の柔軟な機種対応および新機種投資の
あったことや、大幅な円高・ユーロ安の
高付加価値の商品を効率的に開発、
生産、
削減、設備稼働率の向上が図れるように
影響などにより収益面で大変厳しい状況
販売する体制を強化してまいります。
なりました。またエネルギー消費削減や
にありましたが、2002年3月期において
当社は、現在世界31カ国、118拠点で二
産業廃棄物のゼロ化などの環境対応も
は、収益性を改善すべく取り組んでまい
ております。当社は小型車やディーゼル
の協力を得ながら、量産にむけて開発を
車を投入することにより市場ニーズへの
進めてまいります。このディーゼルエン
対応強化を図ってまいります。
ジンは当社のガソリンエンジン技術を活
まず新型スモールカーについては競争力
かし、環境性能と動力性能をトップレベ
を大幅に高めたモデルを投入致します。
ルで両立させ高い競争力を持つことをめ
このモデルに搭載する新開発小型エンジ
ざします。
ンは、
1気筒当り2本のスパークプラグを
さて、欧州事業の収益体質を改善するた
コンピュータ制御により異なるタイミン
めには、
2001年夏に稼働する第2工場も
グで点火させることにより、このクラス
含めた英国の四輪車工場の稼働率を上
のガソリンエンジンとしては世界最高レ
げ、維持することが重要です。英国で発
ベルの燃費を実現しております。さらに
売以来好評を博している
「シビック」
シリー
ります。まず、昨年フルモデルチェンジ
排気ガス中の有害物質も大幅に軽減さ
ズの大陸側での本格的拡販、そして欧州
をした「シビック」を中心に販売の拡大を
れております。
の特産品である「シビック」
3ドアの日本
図ります。既に英国では発売されている
次にディーゼル車ですが、1999年末に
および北米向け輸出、新型「CR-V」の北
5ドアモデルを欧州大陸側でも本格的に
ゼネラルモーターズ社と合意したエン
米向け輸出により、フル稼働をめざして
拡販を図るほか、3ドアモデルも新たに
ジン相互供給の一環として、いすゞ社ポー
生産量を上げてまいります。
加えて販売増加をめざします。さらに、
ランド工場製の新開発1.7リッターディー
一方、二輪車事業におきましても、商品
ラインアップ拡充のため、日本で大変
ゼルターボエンジンを搭載した「シビッ
ラインアップの強化を図ってまいります。
ヒットした小型ミニバン「ストリーム」を
ク」を2001年11月より英国工場にて生産
具体的には、大型の新機種の投入やフル
投入する他、スポーツ・ユーティリティー・
を開始いたします。このエンジンは100
モデルチェンジ、現地生産車を主体とし
ビークルとして人気の高い「CR-V」の
馬力の高出力を誇りながらも低燃費であ
た中間排気量モデルのラインアップ拡
フルモデルチェンジ、さらに新型スモー
り、排出ガスもクリーンな競争力のある
大、そしてスクーターの新機種の投入な
ルカー、そして「シビック」ディーゼル車
エンジンで、
「 シビック」の拡販に寄与す
ど、新商品の積極投入を進めてまいりま
などを相次いで発売いたします。
るものと期待しております。
す。合わせて、日本で先行して進めてま
欧州では地球温暖化への環境意識の高
一方、欧州向け次期「アコード」への搭載
いりました生産体質改革を、イタリア、ス
まりを背景に、二酸化炭素の排出が少な
を目標として、軽量アルミの2リッターク
ペインの2工場にも水平展開し、効率的
い小型車やディーゼル車の市場が拡大し
ラスのディーゼルエンジンを、いすゞ社
で柔軟な生産体質を実現させ、大きな投
5
資を行うことなく生産量の拡大を図って
経営課題
に発売したハイブリッド車の
「インサイト」
まいります。
今、自動車業界に求められている大きな
は、平均で1ガロン当り64マイルという
こうした展開により、欧州の二輪車販売
課 題 が 環 境 そして 安 全 へ の 対 応 で す。
圧倒的な燃費性能により、米国環境保護
に占める現地生産車の比率を現在の約
1970年代、当社は当時世界で最も厳し
庁によるランキングで2年連続トップと
50%から、
2004年3月期には60%程度に
いと言われたアメリカの排出ガス規制「マ
なりましたが、昨年10月には同庁より
「地
高め、為替影響を受け難い体質を実現さ
スキー法」
、短期間でのクリアは不可能と
球気候保全賞」を受賞しました。この賞
せてまいります。さらに、進展国から価
思われたこの法律をCVCCエンジンで克
は汚染防止、技術革新やリサイクルなど
格競争力の高い小排気量二輪車を供給
服しました。以来、環境技術のリーダーと
により、地球温暖化ガスの削減に貢献し
することも検討しています。
して低公害エンジンを開発し、常に高い
た個人・企業・団体に贈られるもので、自
汎用事業においても、二輪事業同様、現
目標達成にチャレンジし続けてきました。
動車業界では当社が初の受賞対象となり
地生産の拡大を推進してまいります。具
2000年12月にアメリカで発売した新型
ました。当社ではハイブリッド車の普及を
体的には、イタリアにおいて現在行って
シビック天然ガス車はカリフォルニア大
促進させるため、
2002年3月期には日本と
いる汎用エンジンの生産を更に拡大する
気 資 源 局 より 米 国 初 のAdvanced
米国で量販車種である
「シビック」の進化
と共に、フランスにおける新型歩行芝刈
Techno
l
ogy PZEV
(Part
i
a
l-Cred
i
t
型ハイブリッド車を発売する予定です。
り機や、刈り払い機などの現地生産を本
Zero Emi
ss
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on Veh
i
c
l
e:ゼロ排出ガ
環境対応への規制に先駆けた取り組みに
年より開始します。このような施策によ
ス車として部分換算される先進技術搭載
より、日本国内ではすでに70%を超える
り、現地生産比率を現在の約30%から約
車)認証を取得しました。また、1999年
車種で排出ガス中の有害物質を規制値
40%へと高め、為替の影響を受けにくい
体質に変えてまいります。また、イタリア、
フランス両工場での生産効率を向上させ
ると同時に、物流の面でも、在庫拠点の
集約化など、より効率のよい体制を築い
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
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0
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6
ていきます。
当社はこのような施策やこれまで進めて
きた販売網の再編などを推進することに
より、
2003年3月期には欧州事業の黒字
化を目指してまいります。
に対し50%以上低減したエンジンを搭
組むなど、実用化をめざして研究に取り
載しておりますが、2003年3月期までに
組んでおります。
日本国内で販売する全車でこのレベルを
達成することを目指しております。また、
当社は常に多様化するお客様のニーズに
アメリカでも、販売台数に占める低公害
応えることを目指してまいりました。
車の比率は2000年の全販売台数115万台
当社の製造する商品を今まで以上に楽し
のうち98万台と85%に達しています。
く、そして使う喜びをさらに高めること
一方、
燃料電池自動車の開発においては、
はもとより、安全性能や環境性能をも高
アメリカで燃料電池技術の将来性などイ
めることでお客様に新しい価値を提案し
ンフラまで含めてメーカーや関係省庁が
てまいります。
共同で研究する、カリフォルニア・フュー
株主の皆さまにおかれましては今後もよ
エルセルパートナーシップ(CaFCP)に
ろしくご支援のほどお願い申しあげます。
参加し、燃料電池車の公道テストを開始
しました。2001年2月からは自社開発し
2001年6月28日
たスタックを搭載した車両での一般公道
走行テストを開始し、
2003年の実用化を
めざして研究を進めております。
また、安全面においては、昨年クルマ同
代表取締役社長
士の衝突をテストできる世界初の屋内実
吉野浩行
験施設を完成させました。この実験施設
により、より現実の事故形態に即したテ
ストを行うことができ、独自の衝突安全
基準に基づくクルマの安全性の向上や、
歩行者障害を軽減するボディの研究を進
めております。また将来の安全技術確立
のため、運転支援システムやそれをテス
トする先進安全研究車の公道実験に取り
7
FTR:223ccエンジン搭載のフラットトラッ
カータイプのモデル。ロード、オフロードを
問わず優れたパフォーマンスを発揮します。
営業活動の概況
二輪事業
Go
l
d Wi
ng 1800:大排気量1,832cc、水冷・6気筒縦
置きエンジン搭載、革新的なアルミニウムフレームを
採用した「Gol
d Wi
ng」は、快適な走行性を確保しな
がらも、優れたパフォーマンス、ハンドリングによって、
クラスの新基準となっています。
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
8
当期業績
した。
日本市場における展開
当社は二輪事業のさらなる拡大および基盤
当期におけるバギーを含む二輪車の売上台
日本では市場の活性化が急務との認識か
強化を図るためには、お客さまに新しい価
数は、前期比15.4%増の511万8,000台、当
ら、当社はエントリーである原付をはじめ
値を提供できる商品の創造や市場ニーズへ
事業の売上高は前期比12.0%増の8,053億
として、楽しさ、利便性を実感できる魅力的
の迅速な対応をはじめ、開発から生産まで
円(6,500百万米ドル)となりました。また、
な商品の提供を推進してきました。
の期間短縮やコスト競争力および収益力の
営業利益は564億円(455.8百万米ドル)と前
今期日本の二輪車市場の総需要は、若年層
強化、ブランドイメージの向上が必要であ
期比19.5%増加し、営業利益率は7.0%と
の嗜好の変化や景気の低迷を背景に、前期
ると考えています。
なりました。これは、主として北米地域や日
比5%減の77万3,000台となり、引き続き厳
具体的には、部品の共有率の向上やモジュー
本を除くアジア地域における販売が好調で
しい状態が続いています。当社の売上台数
ル 生 産 技 術 の 導 入 、4スト ロ ー ク エ ン ジ
あったため、円高による為替影響や欧州に
は40万7,000台、売上高は970億円(783百
ンへの転換、お客さまがご自分だけの仕様
おける売上台数の減少を吸収したことによ
万米ドル)と、それぞれ前期比7.5%、
3.8%
を楽しめるカスタマイズモデルの投入拡販
るものです。
の減少となりました。
など、さまざまな施策を当期中に展開しま
当社は若年層への販売拡大を狙って、カス
VTX:1,795cc、水冷52°
Vツイ
ン エ ン ジ ン 搭 載 の 新 型VTX。
PGM -F1とデ ジ タ ル イグ ニッ
ションによって、最高のパワーと
すばやいレスポンスを可能にして
います。
CBR600F:1987年発売以来14年間にわ
たって高い人気を誇り、ホンダのベストセ
ラースポーツバイクのひとつとなっている
「CBR600F」
。世界のレースサーキットでも、
そのパワーを存分に示しています。
APE:4ストローク、50ccエンジン搭載。
優れたスタイルによってカスタマイズファ
ンの支持を得ています。
SH125:人気のスクーター「SH」の4スト
ローク、125ccバージョン。エアインダク
ションシステム採用によって低排出ガスレ
ベルをクリアしています。
タマイズモデル「FTR」や大人をターゲット
「@125」を投入し、暦年2000年の二輪車登
これらの市場では、二輪車は最も普及した
とした大型スクーター「フォルツァ」を投入
録台数では欧州地域においてトップの座を
日常の交通手段であり、今後とも引き続き
し、これらのセグメントにおける拡販を行
維持しましたが、大型モデルの販売が急激
コスト競争力を高めたモデルを迅速に市場
いました。
なユーロ安による価格上昇を受けたため、
に投入することが必要と考えています。
また、
50ccスポーツ車においても、親しみ
全体の売上台数は伸び悩みました。
また、インドにおける販売も順調に増加し
やすいスタイリングの新型モデル「エイプ
今後は、大型スクーター「シルバーウイン
ています。2001年4月には、インドにおける
(Ape)」を投入し、市場の活性化を図ってい
グ」やEURO2など環境規制に先行対応する
新たな二輪生産子会社であるホンダ・モー
ます。
商品投入をはじめ、販売拡大および現地生
ターサイクル・アンド・スクーター・インディ
50ccスクーターのラインアップには、新モ
産モデルの拡大を積極的に進め、販売増加
ア・プライベート・リミテッドが、スクーター
デル「クレア スクーピー」や、水冷4ストロー
をめざしていきます。
クエンジンを搭載した新型「Di
o」を追加し
進展国を含むその他の地域において、当社
した。
ました。これらの新型50ccスクーターは、
の二輪車売上台数は前期比19.9%増の385
今後も、二輪車の商品の魅力やマーケティ
モジュールエンジンやモジュールアルミダ
万1,000台 を 達 成 し 、売 上 高 は 前 期 比
ングをさらに強化するとともに、低燃費で
イキャストフレームをコアプラットフォーム
18.7%増の2,913億円(2,351百万米ドル)と
低公害という基本性能を刷新する新技術の
として採用し、開発期間の短縮や生産効率
なりました。当社にとって二輪車最大の市
投入や迅速な開発、そして全世界で、部品
の向上を実現しています。
場である東南アジア諸国における販売は、
やモデルの最適な相互補完の強化を行い、
今後は、海外からの生産部品の調達やアジ
1999年半ば以降の経済の回復基調に伴い
二輪車事業のさらなる収益性の向上を図っ
ア地域などの現地生産4ストロークスクー
増加傾向を示しています。東南アジア市場
ていきます
ターの輸入販売を検討し、低価格化が進む
ではコピー車の流入なども多くみられます
2002年3月期は、引き続き東南アジアを中
国内スクーター市場へ対応していきます。
が、当社の販売は部品の流用化率を高めた
心として二輪車需要の増加が見込まれてお
ファミリースポーツモデルの投入など、市場
り、世界市場全体の二輪車売上台数は、北
海外市場における展開
ニーズに的確に対応し、タイ、インドネシア、
米地域を主市場とするバギーを含めて568
北米では、アメリカンタイプのカスタムバ
ベトナムを中心に好調に推移しました。
万台を計画しています。
「アクティバ(ACTIVA)」の生産を開始しま
イク「シャドウ」、新型「ゴールドウイング」、
「CBR929」などのスーパースポーツやバ
売上台数
売上高
ギー車のラインアップ強化を図ったことに
単位:千
2000
2001
(2001/2000)
日本 ...................................... 440
北米 ...................................... 394
欧州 ...................................... 389
その他の地域 ....................... 3,213
407
519
341
3,851
(7.5)%
31.7
(12.3)
19.9
合計 ...................................... 4,436
5,118
15.4%
3月31日に終了した各年度
より、当期の売上台数は前期比31.7%増の
51万9,000台、売上高は前期比30%増の
2,596億円(2,096百万米ドル)となりました。
増減%
単位:百万円
2000
増減%
2001
(2001/2000)
日本 ......................... ¥100,822
北米 ......................... 199,793
欧州 ......................... 172,803
その他の地域 .......... 245,492
¥097,016
259,688
157,300
291,300
(3.8)%
30.0
(9.0)
18.7
合計 ......................... ¥718,910
¥805,304
12.0%
3月31日に終了した各年度
欧州の二輪車売上台数は、前期比12.3%減
の34万1,000台、売上高は前期比9.0%減
の1,573億円(1,270百万米ドル)となりま
した。125ccスクーター市場においては
(単位:千台)
(単位:十億円)
6,000 5,325 5,257
4,500
5,118
4,295 4,436
1,000
3,000
500
1,500
250
0
1997 1998 1999 2000 2001
日本
北米
欧州
その他の地域
853
755
807
750
0
718
805
1997 1998 1999 2000 2001
日本
北米
欧州
その他の地域
9
オデッセイ:業界のベンチマークとなるク
ラス最高レベルの安全性と革新的デザイン
を実現。210馬力、
24バルブのVTEC V6エ
ンジンを搭載、ライトトラックでLEV基準適
合の低排出ガスレベルを達成しています。
四輪事業
MDX:「アキュラ」初の革新的な高級SUV。240馬力、
3.5リッター、V6エンジンを搭載し、ULEV基準に適合
した低排出ガスレベルを達成しています。
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
10
当期における四輪事業の売上台数は、欧州
が、
当社の四輪車売上台数は77万6,000台と、
1.3リッター
「i-DS
I(DUAL & SEQUENT
IAL
を除くすべての地域で過去最高となり、全
前期比9.9%増加しました。また、売上高は
IGN
I
T
I
ON)」
ガソリンエンジン搭載の新型ス
世界合計で前期比4.3%増の258万台とな
前期比9.8%増の1兆5,294億円
(12,344百万
モールカー、
「CR-V」
、
「インテグラ」のフル
りました。また売上高は、円高による換算
米ドル)となりました。これは、主としてフ
モデルチェンジなどを予定しており、83万
上の減少はあったものの、売上台数の増加
ルモデルチェンジした「シビック」、新型ミ
台を計画しています。
が寄与し、前期比5.4%増の5兆2,313億円
ニバン「ストリーム」
、軽自動車「ライフダン
北米では、米国経済の減速懸念が広がりつ
(42,222百万米ドル)となりました。また、営
ク」の好調な販売によるものです。特に「ス
つあるなか、
「オデッセイ」
や「アキュラTL」の
業利益は3,200億円(2,583百万米ドル)
と前
トリーム」の月間平均販売台数は、当初の
販売が堅調であったことに加え、
「アキュラ
期比8.1%減少し、営業利益率は6.1%とな
目標の6,000台を大きく上回る1万台超の
MDX」の発売により、売上台数は前期比
りました。
好結果となりました。2002年3月期の売上
3.9%増加し、過去最高の134万台となりま
日本では、当期の自動車市場全体の販売台
台数は、
「シビック」の通年販売や新型「ス
した。また、売上高は売上台数の増加やモ
数は、前期比1.6%増の597万台となりました
テップ ワゴン」の拡販をはじめ、新開発
デルミックスの改善により、
2兆9,994億円
シビック5ドア:「スマートコンパ
クト」を開発コンセプトとする新
シビックシリーズは、広く快適な
室内空間、卓越した低燃費と快適
性、安全性そして環境への適合性
を追求しています。
シ ビックク ー ペ:5人 乗りの コ ン パ クト
カー、2ドアの新型「シビッククーペ」。1.7
リッター、16バルブ、ULEVエンジンを搭
載し、より軽量で、よりパワフル、効率的な
走りを可能にしています。
シビック4ドア:すべての面において一新さ
れた7世代目のシビックシリーズは、環境へ
の影響を一段と低減するとともに、スポー
ティで洗練されたスタイリング、卓越したエ
ンジンパフォーマンスと安全性を実現して
います。
ライフ ダンク:2000年12月に日本で発売さ
れた「ライフ ダンク」は、ターボエンジン搭
載車として初めて国土交通省の「優−低排
出ガス」認定を取得した新型軽乗用車です。
(24,209百万米ドル)と、前期と比べ7.8%の
組み込むことにより、
「 シビック」
3ドアの日
5.0%増の271万台を計画しています。当社
増収となりました。米国における2000年の
本および北米向け輸出、新型「CR-V」の北
は今後とも、全世界最適な視点に基づく生
自 動 車 市 場 全 体 の 販 売 台 数 は 、前 期 比
米向け輸出を展開し、同工場の稼働率の向
産機種の配置やコストダウンを実現する部
2.6%増の1,740万台となりました。2001年
上をめざします。
品供給ネットワークの構築や、生産体質改
の自動車市場は景気減速が懸念されるな
日本、北米、欧州を除く
「その他の地域」に
革など、グローバル生産体制の具現化に向
か、約1,600∼1,650万台と見込んでいます。
おける当期の売上台数は、中国をはじめと
けた戦略を加速させていきます。
しかしながら、ライト・トラック市場では今
するアジア諸国での販売が増加した結果、
後も拡大が見込まれるため、当社はカナダ
前期比19.7%増の26万7,000台となりまし
第2ラインの生産能力を17万台から18万台
た。また、売上高については、前期比16.5%
に拡大し、また、
2001年末にはアラバマ新
増の3,911億円(3,157百万米ドル)となりま
工場を立ち上げるなど、当社のライト・トラッ
した。1997年のアジア通貨危機以来、当社
クモデルである「オデッセイ」、
「アキュラ
はコスト削減、技術移転、人材育成、他地域
MDX」への旺盛な需要に対応する体制を整
への輸出などの合理化策に取り組むこと
えることから、
2002年3月期の売上台数は、
で、少量生産体制のもと、収益性や事業基
当期比1.8%増の137万台を計画しています。
盤の強化を図ってきました。一方、中国に
欧州での四輪車売上台数は、円高やポンド
おいては、
2001年4月、現地製「アコード」に
高ユーロ安の影響に加え、英国での高値問
V6エンジン搭載車を投入しましたが、生産
題など販売環境の変化により、前期と比べ
能力についても年間3万台から5万台に拡
て23.3%減少し、
19万1,000台となりました。
大する計画です。
「 その他の地域」における
また、四輪事業の売上高は、前期比30.8%
2002年3月期の売上台数は、当期比4.9%
減の3,112億円(2,512百万米ドル)となりま
増加の28万台を計画しています。
した。
以上の取り組みにより、2002年3月期の全
2002年3月期には、フルモデルチェンジし
世界における四輪車の売上台数は、当期比
た「シビック」シリーズが通年販売されるこ
とに加え、いすゞ製1.7リッターディーゼル
売上台数
売上高
エンジンを搭載した「シビック」の発売、さ
単位:千
ン搭載の新型スモールカー、そして現地製
新型「CR-V」の投入を計画しており、売上
単位:百万円
2001
(2001/2000)
日本 ...................................... 706
北米 ...................................... 1,295
欧州 ...................................... 249
その他の地域 ....................... 223
776
1,346
191
267
9.9%
3.9
(23.3)
19.7
日本 ..................... ¥1,393,414
北米 ..................... 2,781,869
欧州 ..................... 449,987
その他の地域 ...... 335,756
¥1,529,428
2,999,478
311,295
391,125
9.8%
7.8
(30.8)
16.5
合計 ...................................... 2,473
2,580
4.3%
合計 ..................... ¥4,961,026
¥5,231,326
5.4%
3月31日に終了した各年度
2000
2001
増減%
2000
3月31日に終了した各年度
らに「ストリーム」や「i-DS
I」ガソリンエンジ
増減%
(2001/2000)
台数は当期比20.4%増の23万台を計画し
ています。
また、生産面においては英国四輪車工場を
当社のグローバル調達生産ネットワークに
(単位:千台)
2,600
2,184
2,580
2,343 2,333 2,473
(単位:十億円)
6,000
1,950
4,500 4,229
1,300
3,000
650
1,500
0
1997 1998 1999 2000 2001
日本
北米
欧州
その他の地域
0
5,231
4,752 4,989 4,961
1997 1998 1999 2000 2001
日本
北米
欧州
その他の地域
11
その他の事業
ミニ耕耘機 こまめF220
ポータブル発電機 EU16
i
汎用エンジン GX100
船外機 BF9.9
その他の事業の売上高は、四輪事業または
格競争の激化などにより、前期比12.5%減
金融サービス事業
二輪事業に直接かかわっていない事業の売
の141万2,000台となりました。
金融サービス事業では、製品の販売サポー
上高を表しており、汎用製品およびその関
欧州における汎用製品の売上台数は、ユー
トを目的に、日本・米国・カナダ・英国・ドイ
連部品の売上高、金融やレジャー、貿易な
ロ安の影響によって欧州を市場とする芝刈
ツ・ブラジルの各国において、お客さまや
どを業務とする子会社の売上高などから構
機メーカーからの汎用エンジンの受注が減
販売店に対しさまざまな金融サービスを提
成されています。
少したことなどにより、前期比4.2%減の
供しています。
当期の汎用事業と金融サービス事業を含む
126万9,000台となりました。
当期の金融サービス事業の売上高は、北米
その他の事業の売上高は、主に金融サービ
その他の地域における汎用製品の売上台数
における四輪車の販売が好調に推移した
ス事業の売上の増加に伴い、前期比2.0%
は、前期比11.1%増の103万9,000台となり
ことなどにより、前期比23.5%増加して
増の4,272億円(3,448百万米ドル)となりま
ました。
1,692億円(1,366百万米ドル)となりまし
した。
2002年3月期の全世界における汎用製品の
た。また、営業利益は308億円(249百万米
売上台数は、各分野の一層の強化を図るこ
ドル)と、前期に比べ70.6%の増収となり、
汎用事業
とにより、当期比18.9%増の462万台を計
営業利益率は18.2%となりました。
当期における汎用製品の売上台数は、アジ
画しています。
ア地域での販売増はあったものの、日本、北
米、欧州地域において減少し、前期比4.3%
減の388万4,000台となりました。この要因と
して、主に北米および欧州地域での汎用エ
汎用製品売上台数
売上高
ンジンの販売減少や、Y2K需要一巡に伴う
発電機の販売減少があげられます。
日本における汎用製品の売上台数は、発電
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
12
機や汎用エンジンなどの販売が減少したた
単位:千
増減%
2000
2001
(2001/2000)
日本 ...................................... 183
北米 ...................................... 1,614
欧州 ...................................... 1,325
その他の地域 ....................... 935
164
1,412
1,269
1,039
(10.4)%
(12.5)
(4.2)
11.1
合計 ...................................... 4,057
3,884
(4.3)%
3月31日に終了した各年度
単位:百万円
2000
(2001/2000)
日本 ......................... ¥117,955
北米 ......................... 207,562
欧州 .........................
56,092
その他の地域 ..........
37,295
¥113,896
222,638
53,135
37,531
(3.4)%
7.3
(5.3)
0.6
合計 ......................... ¥418,904
¥427,200
2.0%
め、前期比10.4%減の16万4,000台となり
ました。
北米における汎用製品の売上台数は、発電
機の販売減少や歩行芝刈機用エンジンの価
4,057 3,884
(単位:千台)
4,000
3,412
3,000 2,521
2,857
(単位:十億円)
600
393
450
434
418
427
308
2,000
300
1,000
150
0
1997 1998 1999 2000 2001
日本
北米
欧州
その他の地域
増減%
2001
3月31日に終了した各年度
0
1997 1998 1999 2000 2001
日本
北米
欧州
その他の地域
世界での事業展開
ストリーム:7人乗りの新型ミニバン「ストリーム」は、
シビックと同様「グローバル・コンパクトプラットフォー
ム」を活用し、2リッターDOHC i-VTECエンジン(あ
るいは1.7リッターSOHC VTECエンジン)を採用。
ステップワゴン:日本市場では2001年4月にフルモデ
ルチェンジした8人乗りミニバン「ステップワゴン」
。2
リッターDOHC i-VTECエンジンによるパワフルで経
済的な走行性で人気を得ています。
て稼働を開始しています。
このうち汎用エンジンの組立ラインにつ
Japan
新システムの導入にあたっては、品質、コ
いては、現在の浜松製作所の6本のライ
スト、生産の柔軟性、環境対応といったさ
ンを熊本製作所に新設する2本のフレキ
日本
まざまな観点から、溶接、塗装、車体組み
シブルラインに集約し、効率性の高い生
当期における当社の国内での四輪車生
立ての各工程の改革を行い、以下のよう
産体質をめざしています。
産台数は、欧州向けの完成車輸出は減少
な成果をあげています。
したものの、国内販売においてフルモデ
Americas
ルチェンジした「シビック」や新型ミニバ
• 新機種投入時の専用投資および生産ラ
ン「ストリーム」および「オデッセイ」の販
イン増設時の初期投資の50%を削減
売が好調に推移したことが寄与し、CDK
• 初工程投入から完成車検査まで、完成
当期、米国およびカナダにおける四輪車
(ノックダウン生産部品)生産台数も含め、
車の生産にかかる時間の30%を削減
生産台数は、
「アコード」
、
「シビック」
、
「ア
合計で前期比1.6%増の123万4,000台と
• 1ライン当たりの生産可能機種を5機種
キュラ」などが堅調な伸びを示すととも
なりました。2002年3月期における国内で
から8機種に増加
の四輪車生産台数は、国内販売の増加が
米州
に、カナダのホンダ・オブ・カナダ・マニュ
ファクチュアリング(HCM)の生産能力拡
見込まれ、当期比4.3%増の128万7,000台
同様に二輪車では、浜松製作所1本、熊本
大などにより、102万2,000台と前期比
を計画しています。
製作所1本の基幹組立ライン合計2本で日
3.8%増を記録しました。
当社は2000年9月、新生産システムの概
本における生産能力を50万台とし、多様
また2001年4月1日は、
1982年に北米にお
要を発表しました。このシステムは、高品
化する需要に応えながら生産効率を高め
ける四輪生産を開始して以来、四輪車生
質の商品を効率よく生産するとともに、
た基幹ラインの構築を進めています。
産累計が日系自動車メーカーとして初め
短いリードタイムで新機種の生産を立ち
汎用製品については、為替変動による生
て1,000万台を超える記念すべき日とな
上げることのできる生産システムです。
産コストへの影響を低減させるために海
りました。
また、新型「シビック」の投入にあわせて
外への生産移管を進め、基本能力を現在
今秋には、ホンダ・オブ・アラバマ・マニュ
進めていたこのシステムは、すでに2000
の年間約260万台から、
2003年度には約
ファクチュアリング(HMA)において、
年5月より鈴鹿製作所第1生産ラインに
200万台とする計画です。
北米版「オデッセイ」およびV6エンジン
13
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
14
アキュラRSX:「2002アキュラRSX」は、伝説的な支持
を得た「アキュラ インテグラ」のコンセプトを継承した
新型スポーツクーペです。16バルブ、
2リッターDOHC
i-VTECエンジンを搭載、
160馬力、
トルク141
l
b.-ft.
を実現しながら燃費のよさ、低排出ガスレベルを可能
にしています。
モデルX:「モデル X」は、Honda R&D Amer
i
caに
より開発されたコンセプトカーで、
2001年1月、デトロ
イトの北米国際オートショーでベールを脱ぎました。
新型i-VTEC、
4気筒エンジンを搭載しています。
の生産が開始される予定で、これにより
メキシコでは、
「 アコード」を生産するホ
イツ市場での販売減少の影響で、英国工
北米における四輪車生産能力は2003年
ンダ・デ・メヒコ(HDM)が、メキシコ市場
場ホンダ・オブ・ザ・ユー・ケー・マニュファ
までに年産118万台となります。
向けだけでなく米国向けにも生産を行
クチュアリング・リミテッド(HUM)が生
ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャ
い、根強い「アコード」需要を支えていま
産調整により市場在庫の適性化を行った
リング(HAM)の2つの工場の四輪車生
す。現在、HDMの生産能力は年産2万台
ことが原因となっています。
産能力は、
年間67万台となっていますが、
ですが、
2002年には3万台に拡大する計
今期のHUMにおける生産台数は、前年
今夏に計画されているイーストリバティー
画です。
の2倍となる14万9,000台を計画していま
工場の生産能力拡大により、米国での
当期、米国で販売されたホンダおよびア
す。これは新型「シビック」5ドアや、秋か
四輪車生産能力は暦年2001年末までに
キュラ車の約75%が北米製であったこと
ら生産が行われる
「シビック」3ドアによる
68万台になる予定です。
にみられるように、当社の世界戦略の中
生産増加を見込んでいることによるもの
HAMにおける生産能力増強が完了する
で北米生産事業が占める役割はいっそう
です。また、
2002年から欧州市場に投入
と、北米における当社の設備投資累計額
重要性を増しています。
される新型「CR-V」の生産も、HUMにお
は52億ドルを超え、直接雇用も2万人以
北米では過去60万台以上にも及ぶ四輪
ける生産台数の増加に貢献すると期待さ
上となります。
車を、世界90カ国以上の国々に輸出して
れています。
カナダでは、
2000年秋に第2生産ライン
おり、当社の北米生産拠点は単なる地域
当社は2001年5月、HUMにおける生産モ
で「アキュラMDX」の生産を開始しまし
内供給拠点にとどまらず、世界のあらゆ
デルを新型コンパクトプラットフォーム
た。同ラインは増加するライト・トラック
る市場に向けた供給基地として進化して
を中心とした生産に切り替えることを発
需要に応え、
2001年4月より日産700台か
います。
表しました。これによりHUMにおける生
ら750台に拡大しており、第2生産ライン
での「オデッセイ」
および「アキュラMDX」
の合計年産能力は、
18万台へと拡大しま
産は、今後「シビック」シリーズおよび
Europe
「CR-V」に集中されることになります。
ユーロ安対応、および英国における生産
した。これにより、年産17万台の第1生産
欧州
ラインとあわせて、カナダの四輪車生産
欧州における生産台数は、
27.6%減の7
「シビック」より欧州大陸におけるサプラ
能力は年産35万台となりました。
万6,000台となりました。これは英国、
ド
イヤーからの部品の現地調達比率を高め
を為替変動に対して強化するため、新型
シビック3ドア:ジュネーブモーターショーで発表され
た「シビック3ドア」は、英国スインドン工場で組み立て
られる予定です。スポーティ、コンパクトでありながら
ゆとりある室内空間を実現、快適な走行性とバランス
のよさを可能にしています。
アコード(中国)
:中国で2001年4月に発売された新型
「アコード」
3リッターV6モデル。既に現地で製造販売
されている2.0、
2.3リッターのモデルに加え三つ目の
モデルとなりました。
てきました。
を与えつつあります。コピー車は意匠、商
また、拡大する需要に応えるためにヒー
2001年夏からHUMの第2工場の生産が
標、技術といったブランド、知的財産の侵
ロー・ホンダ・モーターズは、生産能力を
開始されます。2002年にはフル生産の状
害であり、当社は法的な手段も含め正当
今後150万台まで拡大する計画です。
態になり、これによりHUMの生産能力は
な権利を主張していく所存です。
四輪車事業では2000年5月、
9月にそれぞ
25万台になります。この生産能力を最大
当期の東南アジア各市場における販売
れマレーシア、インドネシアにて「CR-V」
限に活用し、欧州四輪事業の収益を増加
および事業展開では、回復傾向にあるタ
の生産を開始しました。これによりアセ
させるため、HUMは活気をもった当社の
イ市場において、新型4ストロークモデル
アン主要4カ国の全生産拠点において
グローバル生産体制の新しい拠点になり
「ソニック」など新製品の投入もあり、販
「シティ」
「
、シビック」
「
、アコード」
「
、CR-V」
売が大幅に増加しました。
4機種の生産、販売が開始されることに
またインドネシアでも、現地通貨の下落
なりました。当社は、今後、東南アジア
が懸念材料としてあるものの、全体的な
市場における部品の相互補完を活性化
市場の回復、金利低下などもあって好調
し、コスト低減および高効率な事業展開
な販売を続けています。2000年8月には、
を推進するために、既存の生産、販売会
現地企業フェデラルモーターとの合弁で
社の一体化を図ってまいりました。
アジアおよびその他の地域
新会社PTアストラ・ホンダ・モーター(資
マレーシアでは生産、販売を行う新合弁
アジアを含むその他の地域(日本、北米、
本金1850億ルピア)を設立しました。こ
会 社 DRB - ORIENTAL- HICOM
欧州を除く全地域)における二輪車、四輪
れにより、東南アジア域内の連携も視野
SDN BHD設立の覚書に調印したほか、
車市場は引き続き好調に推移していま
に入れたコスト競争力の強化を図ってい
タイでは生産子会社ホンダ・カーズ・マ
す。二輪車の売上台数は、
2001年3月期
きます。
ニュファクチュアリング・タイランドと販
において387万1,000台となり、全世界に
インドでは、
2003年度には合弁会社ヒー
売関連会社ホンダ・カーズ・タイランド
おける二輪車売上台数の75%を占める
ロー・ホンダ・モーターズと、子会社のホン
の2社を合併し、ホンダ・オートモービル
までに成長しています。
ダ・モーターサイクル・アンド・スクーター・
(タイランド)カンパニー・リミテッドを設
東南アジア地域では1999年末頃よりコ
インディア・プライベート・リミテッドとあ
立しました。
ピー車が市場に出回り、二輪業界に影響
わせ175万台を生産、販売する計画です。
ます。
Asia and
Other Areas
15
取締役・監査役
代表取締役会長
代表取締役社長
代表取締役副社長
宗国 旨英
吉野 浩行
雨宮 高一
代表取締役 専務取締役
鈴木 克郎
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
16
福井 威夫
萩野 道義
常務取締役
取締役
加藤 憲太郎
岸 曉
恩田 徹
兵後 篤芳
高野 明
小鷲 照雄
大久保 博司
近藤 広一
森口 清一
土橋 哲
吉見 幹雄
岩村 哲夫
土志田 諭
池ノ谷 保男
山本 卓志
清水 郁郎
加藤 正彰
伊東 孝紳
平島 凰希
高木 滋
高林 優
吉村 方宏
大山 龍寛
原田 実
白石 基厚
取締役 相談役
川本 信彦
監査役
中條 邦宏
高島 健一
宮嶋 耕治
籔田 安晴
斉藤 敏雄
黒田 博史
浜田 昭雄
(2001年6月28日現在)
青木 哲
財務セクション
目次
18 財務レビュー
22 連結貸借対照表
24 連結損益計算書
25 連結資本勘定計算書
26 連結キャッシュ・フロー計算書
27 連結財務諸表注記
48 和文アニュアルレポートの発行および監査について
49 四半期財務データ
(監査対象外)
49 事業の種類別セグメントごとの売上高および営業利益
17
財務レビュー
ツ性能と使いやすさを高次元で両立させました。さらに、お客さまの
概 況
ニーズに素早く確実に応えるため現地開発も推進し、欧州ではコミュー
売上高
2000年3月31日に終了した会計年度(以下、
「当年度」)の連結売上高は
6兆4,638億円となり、前年度に比べ6.0%の増収となりました。国内お
よび北米市場における四輪車の販売増加が主な要因となっています。
ターを中心とした商品の現地開発を行い、イタリアでスクーター
「@125」
や「@150」を発売しました。北米、アジア地域についても現地開発を推
進するとともに、北米では、量販車最大排気量の1800cc新型6気筒エン
ジンを搭載した大型ツーリング「ゴールドウイング」を発売したほか、タ
営業利益
イでは、環境に配慮したエンジンの4ストローク化を実施し、その第一
当年度の営業利益は、二輪事業、四輪事業の売上台数の増加に伴う利益
の増加およびコストダウン効果はあったものの、円高による影響、販売
弾モデルとしてファミリーバイク
「ソニック」を投入しました。
なお、当事業に係る研究開発費は、
64,598百万円となりました。
費及び一般管理費および研究開発費の増加により4,069億円と、前年度
四輪事業
に比べ4.5%の減益となりました
お客さまのニーズに応えるため、さらなる創造型の開発の推進により、
販売費及び一般管理費
革新技術の創造と新価値商品づくりに努めるとともに、環境への対応と
当年度の販売費及び一般管理費は、主に新型モデルの販売に伴う広告
宣伝費、および売上増加に伴う品質保証に関連する費用の増加により
1兆1,466億円と、前年度に比べ1.2%増加しました。
安全性向上への取り組みを積極的に展開してきました。
主な成果としては、ショートノーズ&ビッグキャビンを具現化し、広く快
適な室内空間と世界トップレベルの安全性能、さらにリッター20㎞の低
研究開発費
燃費を実現した新型「シビック」シリーズを開発し、世界各地域で発売し
当社グループ(当社および連結子会社)の研究開発は、
先進の技術により、
ました。国内においては、世界トップクラスの低燃費と排出ガスのクリー
個性的で国際競争力のある商品群を生み出すことを目的としています。
ン化を両立し高出力と豊かなトルク特性を備える新世代エンジン
そのために、主要な研究開発部門は子会社として独立し、技術者が自由
「DOHC i−VTEC」
を開発し、新型ミニバン
「ストリーム」
に搭載しました。
闊達に研究開発活動を行っています。製品に関する研究開発について
この「シビック」シリーズおよび「ストリーム」は、
2000-2001日本カー・オ
は、(株)本田技術研究所、ホンダアールアンドディーアメリカズ・イン
ブ・ザ・イヤーを受賞し、さらに「シビック」シリーズは、
2001RJCカー・
コーポレーテッドおよびホンダアールアンドディーヨーロッパ(ドイチェ
オブ・ザ・イヤーを受賞しました。また、ターボエンジン搭載車として初
ランド)・ゲー・エム・ベー・ハーを中心に、また、生産技術に関する研究
めて国土交通省「優-低排出ガス」認定を取得した「ライフ ダンク」を開
開発については、ホンダエンジニアリング(株)およびホンダエンジニア
発、発売しました。北米においては、新開発の4WDシステム「VTM-4」
リングノースアメリカ・インコーポレーテッドを中心に、それぞれ現地に
の搭載により、クラストップレベルのオフロード走行性能とセダン同等
密着した研究開発を行っています。
の優れたオンロード性能を両立するとともに、米国カリフォルニア州の
なお、当年度における研究開発費の総額は、
352,829百万円です。
排出ガス基準ULEVをクリアするなど、環境性能にも優れたホンダ初の
事業の種類別セグメントごとの研究開発活動の状況については、次のと
本格SUV
「アキュラMDX」を開発、発売しました。
おりです。
さらに、自動車排出ガス用触媒に使用する貴金属を大幅に低減するとと
二輪事業
もに高い浄化性能を実現した新世代の自動車排出ガス浄化システムを
世界中のお客さまのニーズにきめ細かく応えるため、新価値商品の開
発や海外におけるスピーディーな現地開発の推進に努めるとともに、業
界をリードする環境・安全テーマを実践するための技術開発に注力して
開発し、世界で初めて実用化しました。
燃料電池車の開発においても、より高い商品性の実現をめざして「FCXV3」を開発し、環境への影響を最小化するクルマの研究開発を推進して
おります。
まいりました。
主な成果としては、国内において、軽量コンパクトな4ストローク223cc
エンジンを搭載し、走破性や扱いやすさなどバイク本来の楽しさを追
求したシンプル軽二輪「FTR」を発売するとともに、低燃費かつ排出ガ
スのクリーン化など環境性能に優れた新開発の水冷4ストロークエンジ
ンを、原付スクーター「クレア スクーピー」や「ディオ」に搭載しました。
安全技術の面では、(株)本田技術研究所栃木研究所内に「屋内型全方位
衝突実験施設」を完成させ、車対車や車対歩行者など現実の交通社会で
起こり得る事故を再現することで、リアルワールドでの安全性の向上に
努めています。
なお、当事業に係る研究開発費は、
277,821百万円となりました。
また、
「CBR600F」を世界各地域においてフルモデルチェンジし、スポー
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
18
売上高
(単位:十億円)
研究開発費/売上高研究開発費率
(%)
(単位:十億円)
当期純利益/1株当たり当期純利益
(単位:十億円)
(円)
8,000
400
8
400
400
6,000
300
6
300
300
4,000
200
4
200
200
2,000
100
2
100
100
0
0
0
1997 1998 1999 2000 2001
0
1997 1998 1999 2000 2001
1997 1998 1999 2000 2001
研究開発費(十億円)
当期純利益(十億円)
売上高研究開発費率 (%)
1株当たり当期純利益(円)
0
その他の事業
前年度に比べ1,010億円の増加となりました。
汎用事業では、豊かな生活をもたらす新価値商品の開発に努めるとと
投資活動によるキャッシュ・フロー
もに、環境に配慮した商品ラインアップの強化に取り組んできました。
当年度における投資活動により支出した資金は、生産体質改革投資に
主な成果としては、高い信頼性や優れた環境性能を実現し、ポータブル
加え、海外現地法人における生産設備投資や金融子会社保有債権が増
発電機などの動力として最適な4ストロークOHC汎用エンジン
「GX100」
加したことなどにより5,170億円と、前年度に比べ2,154億円の減少と
を開発するとともに、同エンジンを搭載したハンディタイプ発電機を発
なりました。
売しました。また、新開発の4ストロークOHVエンジンを搭載した家庭
菜園用小型耕うん機「F220(日本名「こまめ」)」、さらに、低エミッショ
ン・軽量コンパクトの小型4ストローク船外機「BF8」および「BF9.9」を
開発、発売しました。
なお、当事業に係る研究開発費は、
10,410百万円となりました。
基礎研究分野においては、人と社会とのさらなる協調をめざした人間
財務活動によるキャッシュ・フロー
当年度における財務活動の結果、短期借入金及びコマーシャルペー
パーによる資金の調達はありましたが、長期債務の返済などにより147
億円の資金の減少となりました。なお、前年度が299億円の資金の減少
であったことに比べ、当年度は151億円の資金の増加となりました。
型ロボットの研究開発に取り組み、
「AS
IMO」を発表するとともに、エネ
設備投資
ルギー・環境・安全など、将来を担う革新的な技術に関する研究活動を
当年度における生産設備については、設備の拡充、省力・合理化ならび
着実に展開してきました。
に更新などを実施し、生産設備以外については、販売拠点の新設および
なお、基礎研究分野に係る研究開発費は各事業に配分されています。
拡充と研究開発施設に対する充実・強化などを行いました。
なお、当年度の設備投資実施額は285,687百万円となり、前年度に比べ
税引前利益
税引前利益は3,849億円と、前年度に比べ7.5%の減益となりました。
62,796百万円増加しました。
単位:百万円
持分利益
2000年
持分利益は、国内およびアジアの関連会社が増収となったため257億円
と、前年度に比べ53.1%の大幅な増益となりました。
当期純利益
当期純利益は2,322億円と、
11.5%の減益となりました。また、当年度
の実効税率は前年度より4.7ポイント高い46.4%、
1株当たりの当期純利
益は前年度の269.31円から238.34円となりました。
2001年
二輪事業
四輪事業
金融サービス事業
その他の事業
¥024,761
¥034,012
190,311
239,609
合計
1,014
1,320
6,805
10,746
¥222,891
¥285,687
二輪事業では、新機種の投入に伴う投資および生産体質改革投資など
を行いました。
財 政 状 態
また、インドではホンダモーターサイクルアンドスクーターインディア
キャッシュ・フロー
当年度における連結ベースの現金及び現金等価物(以下、
「資金」)は、短
期借入金及びコマーシャルペーパーによる資金の調達に伴う増加はあ
りましたが、長期債務の返済、設備投資および金融子会社保有債権の増
加などによる資金需要が増加したことなどにより、当年度末の資金は
4,175億円と、前年度末に比べ130億円の減少となりました。当年度の
前年度に対する各キャッシュ・フローの増減状況および要因は、次のと
おりです。
において、
4ストロークエンジンのスクーターを中心に生産する工場の
建設を進めるなど、二輪事業合計では34,012百万円の設備投資を実施
しました。
四輪事業では、主に当社およびホンダオブアメリカマニュファクチュア
リング・インコーポレーテッドにおいて、新機種の投入に伴う投資およ
び生産体質改革投資などを行いました。
さらに、ホンダマニュファクチュアリングオブアラバマ・エル・エル・
シーにおいて、ミニバン「オデッセイ」(日本名「ラグレイト」)および 「オ
営業活動によるキャッシュ・フロー
デッセイ」用V型6気筒エンジンの生産工場の建設を開始したほか、ホン
当年度における営業活動により得られた資金は、当期純利益の減少は
ダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッドにおいて、年
ありましたが、主に支払手形及び買掛金の増加などにより5,083億円と、
間10万台の乗用車生産能力をもつ英国第2工場の建設を進めたことな
設備投資額/減価償却費
(単位:十億円)
総資産/株主資本/1株当たり純資産
(単位:十億円)
株主資本利益率
(円)
(%)
400
6,000
2,400
20
300
4,500
1,800
15
200
3,000
1,200
10
100
1,500
600
5
0
0
0
1997 1998 1999 2000 2001
0
1997 1998 1999 2000 2001
設備投資額
総資産(十億円)
減価償却費
株主資本(十億円)
1株当たり純資産(円)
1997 1998 1999 2000 2001
株主資本利益率=当期純利益/株主資本期中平均残高
19
どにより、四輪事業合計の設備投資実施額は239,609百万円となりました。
金融サービス事業
金融サービス事業では1,320百万円、その他の事業では、汎用製品製造
金融サービス事業分野では、売上高は1,760億円と、前年度に比べ
設備の拡充・更新およびモータースポーツ関連施設の改修などにより、
21.7%の増収となりました。また営業利益は308億円と、前年度に比べ
10,746百万円の設備投資を実施しました。
70.6%の増益となりました。
なお、設備の除却、売却等については重要なものはありません。
その他の事業
その他の事業に含まれる汎用事業分野では、新製品としてポータブル発
セ グ メ ン ト 情 報
以下のセグメント情報は、事業の種類別および所在地別のセグメント情
報などに関する追加的な情報の開示について定めた日本の証券取引法
による財務省令に基づいて作成しています。
発電機などに搭載される汎用エンジン「GC160」、イタリアにおいては
二輪事業
汎用製品の国内売上台数は16万4,000台と、前年度に比べ10.4%の減
二輪事業分野では、国内において、環境性能に優れた4ストロークエン
少となりました。一方、海外売上台数は、アジア地域で増加したものの、
ジンを、スタイリッシュな原付スクーター「クレア スクーピー」やフルモ
北米地域、欧州地域で減少したことにより372万台と、前年度に比べ
デルチェンジした原付スクーター「ディオ」に搭載するとともに、当社の
4.0%の減少となりました。汎用製品合計では388万4,000台と、前年度
先進技術を結集した大型スポーツ
「CBR1100XX」
を発売しました。また、
に比べ4.3%の減少となりました。汎用製品を含めたその他の事業の売
北米において大型ツーリング「GL1800」、欧州においてはスクーター
上高は、汎用製品の売上台数の減少に加え、円高による為替換算上の減
少などにより2,647億円と、前年度に比べ8.4%の減収となりました。ま
さらに、インドにおいてはファッショナブルな実用バイク
「パッション」
を、
た、営業損失は3億円と、前年度に比べ132億円の減益となりました。
タイにおいては4ストローク水冷エンジンを搭載したファミリーバイク
所在地別セグメントの状況
国内売上台数は、スポーツバイクなどの増加はあったものの、ビジネス
バイクやスクーターの減少により40万7,000台と、前年度に比べ7.5%
の減少となりました。一方、海外売上台数は、アジア地域および北米地
域などで販売が増加したことにより471万1,000台と、前年度に比べ17.9%
の増加となりました。二輪事業合計では511万8,000台と、前年度に比
日本
国内四輪事業が好調に推移したことにより、輸出金額の円高による為替
換算上の減少などはありましたが、売上高は3兆5,945億円と、前年度に
比べ4.2%の増収となりました。また営業利益は1,460億円と、前年度に
比べ25.6%の増益となりました。
べ15.4%の増加となりました。二輪事業の売上高は、円高による為替換
北米
算上の減少などはありましたが、売上台数の増加により8,053億円と、
二輪事業、四輪事業の売上台数がそれぞれ増加したことにより、円高に
前年度に比べ12.0%の増収となりました。また、営業利益は564億円と、
よる為替換算上の減少などはありましたが、売上高は3兆6,084億円と、
前年度に比べ19.5%の増益となりました。
前年度に比べ8.3%の増収となりました。また営業利益は2,765億円と、
四輪事業
20
品ラインアップの充実に努めました。また、米国においては水ポンプや
芝刈機用エンジン「GCV135E」の現地生産をそれぞれ開始しました。
「ソニック」を、それぞれ生産、発売しました。
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
に、小型船外機「BF8/BF9.9」
や小型耕うん機「F220
(日本名「こまめ」
)
」
をフルモデルチェンジするなど、世界各地域において環境に配慮した商
事業の種類別セグメントの状況
「@125」や「@150」
、スポーツバイク「XL125V」を生産、発売しました。
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
電機などの動力として最適な汎用エンジン「GX100」を発売するととも
前年度に比べ1.3%の増益となりました。
四輪事業分野では、
21世紀コンパクトカーのスタンダードをめざし、
「シ
欧州
ビック」シリーズを世界各地域でフルモデルチェンジしました。国内に
二輪事業、四輪事業およびその他の事業に含まれる汎用製品の売上台
おいては、スポーティーでスタイリッシュな7シーターのミニバン「スト
数がそれぞれ減少したこと、および円高による為替換算上の減少など
リーム」や、ターボエンジン搭載車として初めて国土交通省「優-低排出
により、売上高は5,472億円と、前年度に比べ19.3%の減収となりまし
ガス」認定を取得した軽乗用車「ライフ ダンク」を発売するなど、地球
た。また営業損失は555億円と、前年度に比べ410億円の減益となりま
環境に優しく、安全性能に優れた商品ラインアップの強化に努めてきま
した。
した。また、北米においては、本格SUV
「アキュラMDX」の現地生産を
その他の地域
開始しました。
二輪事業、四輪事業、その他の事業に含まれる汎用製品の売上台数がそ
国内売上台数は、新型「シビック」および「ストリーム」の投入や、
「オデッ
れぞれ増加したことにより、円高による為替換算上の減少などはありま
セイ」の販売が好調に推移したことなどにより77万6,000台と、前年度に
したが、売上高は5,105億円と、前年度に比べ16.4%の増収となりました。
比べ9.9%の増加となりました。一方、海外売上台数は、
「アキュラMDX」
また営業利益は359億円と、前年度に比べ6.7%の増益となりました。
の投入や「オデッセイ(日本名「ラグレイト」)」の販売が好調に推移した北
米地域に加え、アジア地域においても販売が増加したことにより180万
環 境 問 題
4,000台と、前年度に比べ2.1%の増加となりました。四輪事業合計では
当社が日本で製造・販売する四輪車および二輪車は、日本の排出ガス規
258万台と、前年度に比べ4.3%の増加となりました。四輪事業の売上高
制および騒音規制に適合しています。同様に、日本国外で販売される当
は、円高による為替換算上の減少などはありましたが、売上台数の増加
社製品は、各市場で現在施行されている規制に適合しています。当社は、
などにより5兆2,313億円と、前年度に比べ5.4%の増収となりました。ま
そのような市場で制定が見込まれる規制への適合について、大きな困
た、営業利益は3,200億円と、前年度に比べ8.1%の減益となりました。
難は見込んでいません。
事業の種類別セグメント情報
所在地別セグメント情報
単位:百万円
3月31日をもって終了した各年度
2000年
売上高及びその他の営業収入
二輪事業
外部顧客に対する売上高 .............. ¥0,718,910
四輪事業
外部顧客に対する売上高 .............. 4,961,026
金融サービス事業
外部顧客に対する売上高 ..............
137,128
セグメント間の内部売上高
または振替高 ...............................
7,601
単位:百万円
2001年
¥0,805,304
5,231,326
169,293
6,781
計 ............................................
その他の事業
外部顧客に対する売上高 ..............
セグメント間の内部売上高
または振替高 ...............................
144,729
176,074
281,776
257,907
7,100
6,796
計 ............................................
消去 ................................................
288,876
(14,701)
連結 ............................................ ¥6,098,840
営業利益
二輪事業 .......................................... ¥0,047,264
四輪事業 ..........................................
348,061
金融サービス事業 ............................
18,054
その他の事業 ...................................
12,851
連結 ............................................ ¥0,426,230
資産
二輪事業 .......................................... ¥0,491,301
四輪事業 .......................................... 2,422,352
金融サービス事業 ............................ 1,725,309
その他の事業 ...................................
177,176
全社資産及び消去 ............................
82,290
連結 ............................................ ¥4,898,428
減価償却費
二輪事業 .......................................... ¥0,019,106
四輪事業 ..........................................
144,898
金融サービス事業 ............................
389
その他の事業 ...................................
7,746
264,703
(13,577)
¥6,463,830
3月31日をもって終了した各年度
2000年
売上高及びその他の営業収入
日本
外部顧客に対する売上高 .............. ¥1,806,876
セグメント間の内部売上高 ............ 1,641,347
2001年
¥1,950,985
1,643,591
計 ............................................
北米
外部顧客に対する売上高 ..............
セグメント間の内部売上高 ............
3,448,223
3,594,576
3,197,391
134,139
3,488,287
120,123
計 ............................................
欧州
外部顧客に対する売上高 ..............
セグメント間の内部売上高 ............
3,331,530
3,608,410
664,460
14,061
526,923
20,365
計 ............................................
その他の地域
外部顧客に対する売上高 ..............
セグメント間の内部売上高 ............
678,521
547,288
430,113
8,550
497,635
12,921
計 ............................................
438,663
消去 ................................................ (1,798,097)
510,556
(1,797,000)
連結 ............................................ ¥6,098,840 ¥6,463,830
¥0,056,478
320,035
営業利益
30,802
日本 ................................................ ¥0,116,338 ¥0,146,071
(355)
北米 ................................................
273,083
276,540
¥0,406,960
欧州 ................................................
(14,460)
(55,527)
その他の地域 ...................................
33,671
35,920
消去
................................................
17,598
3,956
¥0,597,998
連結 ............................................ ¥0,426,230
2,828,579
2,217,186
資産
191,223
日本 ................................................ ¥1,843,040
(167,577)
北米 ................................................ 2,061,874
¥5,667,409
欧州 ................................................
418,523
その他の地域 ...................................
234,596
全社資産及び消去
............................
340,395
¥0,019,275
¥0,406,960
連結 ............................................ ¥4,898,428
¥5,667,409
143,884
492
6,691
連結 ............................................ ¥0,172,139
¥0,170,342
資本的支出
二輪事業 .......................................... ¥0,024,761
四輪事業 ..........................................
190,311
金融サービス事業 ............................
1,014
その他の事業 ...................................
6,805
¥0,034,012
239,609
1,320
10,746
連結 ............................................ ¥0,222,891
¥0,285,687
¥2,022,021
2,713,508
457,647
286,776
187,457
21
連結貸借対照表
本田技研工業株式会社および連結子会社
2000年および2001年3月31日現在
資産の部
単位:千米ドル
単位:百万円
2000年
(注記2)
2001年
2001年
¥0,417,519
$03,369,806
流動資産
現金及び現金等価物 ................................................................................................... ¥0,430,587
受取手形及び売掛金(貸倒引当金控除後純額)
貸倒引当金残高 2000年3月31日 7,077百万円
2
001年3月31日 7,899百万円(63,753千米ドル)..............................
390,659
440,802
3,557,724
金融子会社保有短期債権(注記3) .................................................................................
731,580
762,368
6,153,091
たな卸資産(注記4) .....................................................................................................
567,705
620,754
5,010,121
繰延税金資産(注記9) ..................................................................................................
154,277
151,722
1,224,552
その他の流動資産(注記7) ...........................................................................................
180,903
205,771
1,660,783
流動資産合計 .........................................................................................................
2,455,711
2,598,936
20,976,077
金融子会社保有長期債権(注記3) .....................................................................................
878,242
1,304,994
10,532,639
関連会社に対する投資及び貸付金(注記5) ...................................................................
175,389
200,625
1,619,250
市場性のある持分証券およびその他(注記6) ................................................................
213,705
175,562
1,416,965
投資及び貸付金合計 ...............................................................................................
389,094
376,187
3,036,215
296,591
299,984
2,421,178
投資及び貸付金
有形固定資産(注記7)
土地...........................................................................................................................
建物...........................................................................................................................
783,055
831,868
6,714,027
機械装置及び備品 ......................................................................................................
1,731,589
1,887,630
15,235,109
建設仮勘定 ................................................................................................................
63,408
99,552
803,487
.....................................................................................................................................
2,874,643
3,119,034
25,173,801
控除ー減価償却累計額 ...............................................................................................
1,753,603
1,864,411
15,047,707
有形固定資産合計 ..................................................................................................
1,121,040
1,254,623
10,126,094
その他の資産(注記7・9) ..................................................................................................
54,341
132,669
1,070,775
資産合計 ................................................................................................................ ¥4,898,428
¥5,667,409
$45,741,800
*連結財務諸表注記を参照してください。
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
22
単位:千米ドル
単位:百万円
負債及び資本の部
2000年
(注記2)
2001年
2001年
¥0,910,417
$07,347,998
274,481
2,215,343
流動負債
短期債務(注記7) ........................................................................................................ ¥0,495,953
1年以内に期限の到来する長期債務(注記7) .................................................................
343,576
支払手形及び買掛金
支払手形 ................................................................................................................
19,332
24,372
196,707
買掛金 ...................................................................................................................
677,544
795,882
6,423,584
未払費用 ....................................................................................................................
483,917
539,348
4,353,091
未払税金(注記9) ........................................................................................................
53,319
38,633
311,808
その他の流動負債(注記7・9) .......................................................................................
128,670
178,124
1,437,643
流動負債合計 .........................................................................................................
2,202,311
2,761,257
22,286,174
長期債務(注記7) ............................................................................................................
574,566
368,173
2,971,533
その他の負債(注記7・8・9・11) ........................................................................................
191,178
307,688
2,483,358
負債合計 ................................................................................................................
2,968,055
3,437,118
27,741,065
発行済株式数 974,414,215株(2000年および2001年3月31日現在)
............................
86,067
86,067
694,649
資本準備金 ................................................................................................................
172,529
172,529
1,392,486
利益準備金(注記10) ...................................................................................................
27,545
27,929
225,416
利益剰余金(注記10) ...................................................................................................
2,218,848
2,428,293
19,598,814
その他の包括利益(損失)累計額(注記6・9・11・13) ........................................................
(574,616)
資本合計 ................................................................................................................
1,930,373
2,230,291
18,000,735
負債・資本合計...................................................................................................... ¥4,898,428
¥5,667,409
$45,741,800
資本の部
資本金ー普通株式(1株当たり額面価額50円(0.40米ドル)
)
授権株式数 3,600,000,000株
(484,527)
(3,910,630)
契約残高及び偶発債務(注記16・17)
23
連結損益計算書
本田技研工業株式会社および連結子会社
1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度
単位:千米ドル
(注記2)
単位:百万円
1999年
売上高及びその他の営業収入(注記3) ............................................................ ¥6,231,041
2000年
2001年
2001年
¥6,098,840
¥6,463,830
$52,169,734
営業費用
売上原価(注記3) .......................................................................................
4,219,689
4,205,879
4,557,382
36,782,744
販売費及び一般管理費 ..............................................................................
1,151,022
1,132,695
1,146,659
9,254,713
研究開発費...............................................................................................
311,632
334,036
352,829
2,847,693
....................................................................................................................
5,682,343
5,672,610
6,056,870
48,885,150
営業利益 ..............................................................................................
548,698
426,230
406,960
3,284,584
営業外収益
受取利息 ..................................................................................................
11,136
10,780
11,833
95,504
その他 .....................................................................................................
1,617
10,732
8,873
71,615
....................................................................................................................
12,753
21,512
20,706
167,119
営業外費用
支払利息 ..................................................................................................
27,890
18,920
21,400
172,720
その他 .....................................................................................................
13,050
12,759
21,290
171,832
....................................................................................................................
40,940
31,679
42,690
344,552
税引前利益...........................................................................................
520,511
416,063
384,976
3,107,151
233,298
212,978
196,863
1,588,886
法人税等(注記9)
当期分 .....................................................................................................
繰延分 .....................................................................................................
(3,674)
(42,544)
(18,424)
....................................................................................................................
229,624
170,434
178,439
1,440,186
関連会社持分利益加算前利益 ...............................................................
290,887
245,629
206,537
1,666,965
関連会社持分利益(注記5) .............................................................................
14,158
16,786
25,704
207,458
当期純利益........................................................................................... ¥0,305,045
¥0,262,415
¥0,232,241
$01,874,423
単位:米ドル
(注記2)
単位:円
1999年
基本的1株当たり当期純利益(注記1
(m)
)
...................................................... ¥0,0313.05
*連結財務諸表注記を参照してください。
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
24
(148,700)
2000年
2001年
2001年
¥0,0269.31
¥0,0238.34
$00,0001.92
連結資本勘定計算書
本田技研工業株式会社および連結子会社
1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度
単位:千米ドル
(注記2)
単位:百万円
1999年
2000年
2001年
2001年
資本金
期首残高 .................................................................................................. ¥0,086,067
¥0,086,067
¥0,086,067
$00,694,649
86,067
86,067
86,067
694,649
期首残高 ..................................................................................................
171,914
172,529
172,529
1,392,486
合併差益 ..................................................................................................
615
—
—
—
期末残高 ..................................................................................................
172,529
172,529
172,529
1,392,486
26,404
26,828
27,545
222,317
期末残高 ..................................................................................................
資本準備金
利益準備金
期首残高 ..................................................................................................
利益準備金積立額(注記10) .......................................................................
424
717
384
3,099
期末残高 ..................................................................................................
26,828
27,545
27,929
225,416
期首残高 ..................................................................................................
1,694,070
1,977,613
2,218,848
17,908,378
当期純利益...............................................................................................
305,045
262,415
232,241
1,874,423
現金配当金(注記10) .................................................................................
(20,463)
(20,463)
(22,412)
合併差益の資本準備金積立額 ...................................................................
(615)
—
利益準備金積立額(注記10) .......................................................................
(424)
(717)
期末残高 ..................................................................................................
1,977,613
2,218,848
期首残高 ..................................................................................................
(370,541)
(499,182)
(574,616)
その他の包括利益(損失) ...........................................................................
(128,641)
(75,434)
90,089
期末残高 ..................................................................................................
(499,182)
(574,616)
(484,527)
資本合計 .............................................................................................. ¥1,763,855
¥1,930,373
¥2,230,291
$18,000,735
¥0,262,415
¥0,232,241
$01,874,423
(128,641)
(75,434)
90,089
727,110
包括利益 .............................................................................................. ¥0,176,404
¥0,186,981
¥0,322,330
$02,601,533
利益剰余金
—
(384)
2,428,293
(180,888)
—
(3,099)
19,598,814
その他の包括利益(損失)累計額(注記6・9・11・13)
(4,637,740)
727,110
(3,910,630)
包括利益の開示
当期純利益............................................................................................... ¥0,305,045
その他の包括利益(損失)(注記6・9・11・13) ................................................
*連結財務諸表注記を参照してください。
25
連結キャッシュ・フロー計算書
本田技研工業株式会社および連結子会社
1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度
単位:千米ドル
(注記2)
単位:百万円
1999年
2000年
2001年
2001年
¥0,262,415
¥0,232,241
$01,874,423
営業活動によるキャッシュ・フロー(注記12)
当期純利益............................................................................................... ¥0,305,045
営業活動により稼得された正味キャッシュへの調整項目
減価償却費...........................................................................................
177,666
(3,674)
(14,158)
172,139
(42,544)
(16,786)
170,342
(18,424)
(25,704)
1,374,835
(148,700)
(207,458)
19,855
15,777
15,584
125,779
(9,069)
(43,327)
(50,610)
(10,018)
(43,732)
(42,376)
(19,071)
(11,437)
(35,460)
(8,372)
(843)
18,508
(286,199)
(67,571)
(6,804)
149,379
その他(純額)
.........................................................................................
29,807
1,240
(20,130)
(42,692)
(2,952)
8,038
62,506
52,400
(13,988)
3,459
19,647
8,821
83,566
31,477
(15,180)
39,791
19,176
1,608
674,463
254,052
(122,518)
321,154
154,770
12,978
営業活動によるキャッシュ・フロー .................................................
345,021
407,230
508,310
金融子会社保有債権の譲渡 .......................................................................
1,400
(237,080)
21,148
(1,751,694)
1,074,553
395,374
14,102
(222,891)
18,573
(1,809,817)
1,299,862
398,580
(8,658)
(285,687)
19,218
(2,083,375)
1,516,094
325,364
(69,879)
(2,305,787)
155,109
(16,814,972)
12,236,433
2,626,021
投資活動によるキャッシュ・フロー .................................................
(496,299)
(301,591)
(517,044)
(4,173,075)
長期債務に含まれるコマーシャルペーパーの増加......................................
198,946
266,375
(293,264)
(20,463)
52,163
(42,096)
290,822
(265,392)
(20,463)
7,187
333,541
149,108
(475,744)
(22,412)
711
2,692,018
1,203,454
(3,839,741)
(180,888)
5,738
財務活動によるキャッシュ・フロー .................................................
203,757
(29,942)
(14,796)
(119,419)
為替変動による現金及び現金等価物への影響額 ............................................
(12,149)
(22,734)
10,462
84,439
現金及び現金等価物の純増減額 ....................................................................
40,330
52,963
(13,068)
(105,472)
現金及び現金等価物の期首残高 ....................................................................
337,294
377,624
430,587
3,475,278
現金及び現金等価物の期末残高 .................................................................... ¥0,377,624
¥0,430,587
¥0,417,519
$03,369,806
繰延税金 ..............................................................................................
関連会社持分利益 ................................................................................
金融子会社保有債権クレジット損失引当金及び
リース残価損失引当金繰入額 ............................................................
資産の減少(増加)
受取手形及び売掛金 .........................................................................
たな卸資産.......................................................................................
その他の流動資産 ............................................................................
その他の資産 ...................................................................................
負債の増加(減少)
支払手形及び買掛金 .........................................................................
未払費用 ..........................................................................................
未払税金 ..........................................................................................
その他の流動負債 ............................................................................
その他の負債 ...................................................................................
4,102,583
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資及び貸付金の減少(増加) ....................................................................
有形固定資産購入額 .................................................................................
有形固定資産売却額 .................................................................................
金融子会社保有債権の増加 .......................................................................
金融子会社保有債権の回収 .......................................................................
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期債務の増加(減少)...............................................................................
長期債務の調達額 ....................................................................................
長期債務の返済額 ....................................................................................
配当金の支払額(注記10)..........................................................................
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
26
*連結財務諸表注記を参照してください。
連結財務諸表注記
本田技研工業株式会社および連結子会社
(1)一般的事項及び主要な会計方針についての要約
(a) 経営活動の概況
(c) 連結の方針
本田技研工業株式会社(以下
“当社”
とします)および連結子会社は、
この連結財務諸表は、当社および連結子会社の勘定をすべて含ん
二輪車、四輪車、汎用製品の開発、製造、販売、これに関連する販売
でいます。全ての重要な連結会社間債権債務残高および取引高は
金融などの事業を営んでいます。生産活動は、主に25の別々の工
連結上消去されています。20%から50%保有する関連会社に対す
場で行われており、そのうち6つの工場が国内にあります。主な海
る投資は、持分法によって評価されています。
外生産拠点は、米国、カナダ、イギリス、フランス、イタリア、スペイ
少数株主持分および少数株主持分損益は重要性がないので、連
ン、インド、パキスタン、フィリピン、タイ、ベトナム、ブラジル、メキ
結 貸 借 対 照 表 お よ び 連 結 損 益 計 算 書 に お い て 別 掲 記して い ま
シコにあります。
せん。
2001年3月31日に終了した年度のセグメント別の売上高
(外部顧客に
対する売上高)の構成比は、二輪事業12.5%、四輪事業80.9%、金融
サービス事業2.6%、その他の事業4.0%となっています。セグメント
別の営業利益の構成比は、二輪事業13.9%、四輪事業78.6%、金融
サービス事業7.6%、その他の事業
(0.1%)
となっています。2001年3
月31日 現 在 の 総 資 産 の 構 成 比 は 、二 輪 事 業10.6% 、四 輪 事 業
49.9%、金融サービス事業39.1%、その他の事業3.4%、全社資産
(3.0%)
となっています。
(d) 見積もりの使用
当社は、米国において一般に認められている会計原則に基づいて
連結財務諸表を作成するために、資産・負債および収益・費用の計
上、偶発資産および債務の開示に関連して、種々の見積もりと仮定
を行っています。実際の結果は、それらの見積もりと異なることも
ありえます。
(e) 収益の認識
当社および連結子会社は、世界の大多数の国で二輪車、四輪車、汎
製品の売上高は、通常、製品を外部顧客に出荷した時点で計上して
用製品を販売しています。2001年3月31日に終了した年度における
います。売上値引・割戻は、通常売上計上時点で、売上の控除項目
所 在 地 別 で の 在 外 子 会 社 の 売 上 高 ( 外 部 顧 客 に 対 する 売 上 高)
として計上しています。
4,512,845百万円(36,423,285千米ドル)は、連結売上高の69.8%を
金融債権の利息収益は、利息法によって認識しています。金融債権
占めています(2000年3月31日に終了した年度:4,291,964百万円、
の初期手数料およびある種の初期直接費用は繰り延べられ、金融
1999年3月31日に終了した年度:4,475,083百万円)
。連結売上高に
債権の契約期間にわたって利息法により認識されます。
おける市場別の構成比は、日本26.9%、北米地域53.9%、欧州地域
金融子会社は、金融債権を毎期譲渡しており、譲渡債権の帳簿価額
8.1%、その他の地域11.1%となっています。在外連結子会社の営
と譲渡対価との差額は、譲渡時に一括して譲渡が行われた年度に
業利益256,933百万円(2,073,713千米ドル)は、国内と在外連結子
損益として認識されます。譲渡債権の帳簿価額は、金融債権への投
会社間の未実現利益の消去影響を無視すると、連結営業利益の
資額を、譲渡日の公正価値に基づいて譲渡部分と残存部分とに按
63.1%になっています(2000年3月31日に終了した年度:292,294百
分することによって算出されます。当社は、売買目的に分類され、
万円、
1999年3月31日に終了した年度:335,745百万円)
。また、在外
見積公正価値で計上されている残存持分の公正価値の変動による
連結子会社の総資産3,457,931百万円(27,909,048千米ドル)は、
損益を認識しています。当社は残存持分の公正価値を、将来のキャ
2001年3月31日現在の連結総資産額の61.0%となっています
ッシュ・フローを割引く方法で算定しています。当該キャッシュ・フ
(2000年3月3
1日に終了した年度:2,714,993百万円)
。
(b) 連結財務諸表作成の準拠基準
当社および日本の子会社は、日本において一般に公正妥当と認め
られた会計原則にしたがって帳簿を作成し、在外子会社は、所在す
る国において一般に公正妥当と認められた会計原則にしたがって
ローは、見積クレジット損失控除後の純額であるとともに、当社が
内包されるリスクと見合うと考えたレートで割引かれています。サ
ービス業務資産および負債は、見積サービス純利益の発生期間に
わたって償却されます。2000年および2001年3月31日現在のサー
ビス業務資産および負債は重要性がありません。
帳簿を作成しています。
(f) 現金等価物
本アニュアルレポートに収められた連結財務諸表は、米国で一般に
取得日から満期日までが3カ月以内の極めて流動性の高い債券およ
公正妥当と認められた会計原則に適合させるために必要な調整を
び類似金融商品を現金等価物としています。
行っています。
(g) たな卸資産
たな卸資産の評価は、原則として先入先出法による原価法に基づく
低価法によっています。
27
(h) 有価証券
(l) 製品関連費用
当社および連結子会社は、保有する負債証券および持分証券を売
広告宣伝費および販売促進費は、発生した年度に費用処理していま
却可能な有価証券・売買目的の有価証券・償還期限まで保有する有
す。1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度におけ
価証券の3つに分類しています。償還期限まで保有する有価証券に
る広告宣伝費は、それぞれ210,032百万円、
189,774百万円、
197,593
分類される負債証券は、償却原価法により評価されます。売買目的
百万円(1,594,778千米ドル)です。製品保証に関連する費用は、売
の有価証券に分類される負債証券および持分証券は公正価値にて
上年度の費用として見積計上しています。
評価され、それに伴って認識される未実現損益は損益計算に含ま
れています。その他の売却可能な有価証券に分類される負債証券
および持分証券は、公正価値にて評価され、それに伴って認識され
る税効果考慮後の正味未実現損益は、その他の包括利益(損失)お
よび連結貸借対照表の資本の部のその他の包括利益(損失)累計額
に含まれています。当社および連結子会社は、金融子会社保有債
(m) 基本的1株当たり当期純利益
基本的1株当たり当期純利益は、普通株式に帰属する当期純利益を
年間加重平均発行済普通株式数で割ることによって計算されてい
ます。
1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度末の、
平均発行済普通株式数は974,414,215株です。
権のうち、譲渡した金融債権に関連する残存持分以外に売買目的の
有価証券に分類される有価証券を、
2000年および2001年3月31日
(n) 外貨換算
現在保有していません。また、償還期限まで保有する有価証券も、
在外連結子会社および持分法適用会社の財務諸表項目の円貨への
2000年および2001年3月31日現在保有していません。
換算については、すべての資産および負債は決算日の為替相場に
(i) 減価償却
有形固定資産の減価償却は、原則として見積耐用年数に基づき定率
法によっています。
より、また、すべての収益および費用は年度の加重平均為替相場に
より換算されています。
この換算により発生する為替換算調整額は、
その他の包括利益(損失)および連結貸借対照表の資本の部のその
他の包括利益(損失)累計額に含まれています。
(j) 長期性資産および処分予定の長期性資産の減損
1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度における
当社および連結子会社は長期性資産および特定の識別可能な無形
当期純利益の計算に含まれている為替差益(差損)は、以下のとお
固定資産について、当該資産の帳簿価額相当が回収できないとい
りです。
う事象や状況の変化が生じた場合には、減損に関する検討を行って
単位:
います。会社が保有および使用している資産の回収可能性は、その
千米ドル
単位:百万円
帳簿価額を当該資産から生じると期待される将来のキャッシュ・フ
ローの純額(現在価値への割引前および支払利息控除前)
と比較す
2000年
2001年
2001年
ることによって判断されます。減損が発生していると考えられる場
¥(886)
¥1,305
¥(8,195)
$(66,142)
合、帳簿価額のうち公正価値を上回る金額が減損額として認識され
ます。
処分予定の長期性資産は、帳簿価額または売却費用控除後の公正
価値のうちいずれか低い価額で評価されています。
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
28
(注記2)
1999年
(o) デリバティブ
当社および一部の連結子会社は、為替リスクおよび金利リスクを管
理するために種々の外国為替契約および金利契約を締結していま
す。これらの契約には、為替予約、通貨スワップ契約、通貨オプショ
(k) 法人税等
ン契約および金利スワップ契約が含まれています。ヘッジ会計の要
法人税は、資産負債法により計算されています。
件に該当する外国為替契約から生じる損益は、ヘッジ対象となって
繰延税金資産および負債は、財務諸表上の資産および負債の計上
いる取引から生じる損益が認識される年度と同一年度に認識され
額とそれらの税務上の簿価との差異、ならびに税務上の繰越欠損
ます。
金利スワップ契約から生じる支払いおよび受取利息の差額は、
金および恩典の繰延べに関連する将来の見積税効果に基づいて、
支払利息の調整として契約期間にわたって認識されます。ヘッジ契
認識されています。当該繰延税金資産および負債は、それらの一時
約が早期に終了した場合、ヘッジ契約から生じる損益は、ヘッジ対
的差異が解消されると見込まれる年度の課税所得に対して適用さ
象の損益が実現するまで繰り延べられます。ヘッジ会計の要件に該
れると見込まれる法定税率を使用して算出されています。税率変
当しないデリバティブは、時価評価されています。
更による繰延税金資産および負債への影響は、その税率変更に関
する法律の制定日を含む年度の期間損益として認識されることに
なります。
また、当社が配当を期待できる範囲で連結子会社および関連会社
の未分配利益に対しても繰延税金を計算しています。
1998年6月に米国財務会計基準審議会は、財務会計基準書第133号
(q) 内部利用のソフトウェア
「デリバティブ及びヘッジ活動に関する会計処理」を公表しました。
当社および連結子会社は、
1999年4月1日より、米国公認会計士協会
2000年6月には財務会計基準書第138号「特定デリバティブ及び特
参考意見書98−1号「内部利用目的で開発もしくは購入したソフトウ
定ヘッジ活動に関する会計処理、財務会計基準書133号の修正」を
ェア費用に関する会計処理」を適用しました。当該内部利用ソフト
公表しました。両基準書は、デリバティブとヘッジ活動に関する会
ウェアの費用の一部は、過去に費用化されていましたが、同参考意
計処理基準と開示方法を規定しています。両基準書は、すべてのデ
見書にしたがい、要件を満たした場合には、
2000年3月31日に終了
リバティブを公正価値で資産または負債として貸借対照表上に計上
した年度より資産として計上し、
5年間にわたり定額法で償却してい
することを要求しています。デリバティブの公正価値の変動額は、
ます。
デリバティブがヘッジ取引の一部であるか、そしてそのヘッジ取引
同参考意見書の適用は、当社および連結子会社の連結財政状態お
の内容により、各連結会計年度の損益またはその他の包括利益(損
よび経営成績に重要な影響を与えるものではありません。
失)に計上されます。ヘッジのうち非有効部分はすべて損益に計上
されます。財務会計基準書第133号と第138号は、
2000年6月15日
以降に開始する会計年度から適用されます。当社は両基準書を2001
年4月1日より適用しました。適用に伴う累積的修正影響は、税効
果調整後純額で、当期純利益が約89百万円(718千米ドル)の減少、
およびその他の包括利益が約5,998百万円(48,410千米ドル)の減
少でした。両基準書適用後も当社および連結子会社のヘッジ活動
に変更はありません。
(r) 新会計基準
2000年9月に米国財務会計基準審議会は、財務会計基準書第140号
「金融債権の譲渡及びサービス業務並びに負債の消滅に関する会計
処理−財務会計基準書第125号の改訂」を公表しました。同基準書
は金融債権の証券化およびその他の譲渡取引、並びに担保に関す
る会計処理基準を改訂するとともに、開示基準を定めています。同
基準書は2001年3月31日以降に発生した取引に適用され、2000年
12月15日以降に終了する連結会計年度における担保に関する認識
(p) 退職年金およびその他の退職後給付
および組替え、並びに証券化取引と担保の開示に適用されます。同
当社および一部の連結子会社は、適格条件を満たす日本および一
改訂基準書の適用は、当社の連結財政状態および経営成績に重要
部の国の概ね全従業員を対象とした各種退職給付および年金制度
な影響を与えるものではないと考えています。
を有しています。北米の一部の連結子会社は、健康保険および生命
保険の制度を退職後の従業員に提供しています。
(s) 勘定科目の組替表示
2001年3月31日に終了した年度の表示にあわせて、それ以前に終了
した各年度の連結財務諸表の金額を、それぞれ組替表示しています。
(2)財務諸表の外貨換算の基礎
連結財務諸表は円貨で表示されています。しかし、読者の便宜のた
ドル=123.90円で換算しています。この換算により、すべての金額
めにのみ、
2001年3月31日に終了した年度の連結財務諸表は、同年
が米国ドルに換算可能であることを表していると解されるものでは
3月30日における東京外国為替市場でのおよその実勢為替相場1米
ありません。
29
(3)金融子会社保有債権および証券化
金融子会社保有債権は、金融子会社の営業上から生ずる正味金融
金融子会社は、顧客にリースされている車輌について見積残存価
債権を表示しています。金融債権には販売店に対する卸売金融お
値の大部分が保障される保険契約を締結しています。リース残価
よび顧客に対する金融(小売金融および直接金融リース)が含ま
損失引当金は、見積損失のうち残存価額の未保障部分を手当てす
れています。
るのに十分な金額を計上しています。当該引当金についても、現
クレジット損失引当金は、金融債権に対する見積損失を手当てす
在の経済動向、業界における過去の状況および残価損失にかかる
るのに十分な金額を計上しています。当該引当金は、現在の経済動
金融子会社における過去の経験値などの種々の要因を考慮して計
向、業界における過去の状況、ポートフォリオに固有のリスクおよび
上しています。
借入人の支払能力などの種々の要因を考慮して計上しています。
2000年および2001年3月31日現在の金融子会社保有債権の内訳は、下記のとおりです。
単位:千米ドル
単位:百万円
2000年
直接金融リース ................................................................................................................... ¥0,671,860
小売金融 .............................................................................................................................
769,573
卸売金融 .............................................................................................................................
169,988
販売店に対する貸付 ............................................................................................................
32,346
(注記2)
2001年
2001年
¥0,892,589
980,215
220,259
26,611
$07,204,108
7,911,340
1,777,716
214,778
小計 ............................................................................................................................
金融債権の譲渡にかかる残存持分 ........................................................................................
1,643,767
67,560
2,119,674
88,898
17,107,942
717,498
..........................................................................................................................................
1,711,327
2,208,572
17,825,440
控除:
クレジット損失引当金.....................................................................................................
リース残価損失引当金.....................................................................................................
未稼得利益 .....................................................................................................................
8,898
9,489
83,118
8,296
8,563
124,351
66,958
69,112
1,003,640
金融子会社保有債権(正味).........................................................................................
控除ー1年以内期限到来分 ...................................................................................................
1,609,822
731,580
2,067,362
762,368
16,685,730
6,153,091
長期分 ................................................................................................................................ ¥0,878,242
¥1,304,994
$10,532,639
2001年3月31日現在の金融子会社保有債権の契約期日別明細は、下記のとおりです。
単位:千米ドル
3月31日に終了する各年度
単位:百万円
2002年 ....................................................................................................................................................... ¥0,741,717
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
30
(注記2)
$05,986,417
2003年 .......................................................................................................................................................
2004年 .......................................................................................................................................................
2005年 .......................................................................................................................................................
2006年 .......................................................................................................................................................
2007年以降 ................................................................................................................................................
521,963
476,591
271,750
84,272
23,381
4,212,776
3,846,578
2,193,301
680,161
188,709
..................................................................................................................................................................
1,377,957
11,121,525
合計 ................................................................................................................................................... ¥2,119,674
$17,107,942
売上高及びその他の営業収入および売上原価には、金融子会社にかかる金融収益および関連費用が含まれており、
1999年、
2000年および
2001年3月31日に終了した各年度における金額は、下記のとおりです。
単位:千米ドル
単位:百万円
1999年
金融収益 .................................................................................................................. ¥169,965
金融費用 ..................................................................................................................
78,853
当社の金融子会社は、金融債権を毎期譲渡しています。上記金融収
益に含まれている、
1999年、
2000年および2001年3月31日に終了し
(注記2)
2000年
2001年
2001年
¥144,729
68,638
¥176,074
89,896
$1,421,098
725,553
れぞれ7,741百万円の利益、
617百万円の損失、および3,170百万円
(25,585千米ドル)の利益です。
た各年度における当該譲渡にかかる税引前利益または損失は、そ
当連結会計年度の債権証券化実施日における公正価値の見積もりのために使用した主要な計算上の仮定は、以下のとおりです。
加重平均年数
2.92年∼3.75年
期限前支払率(月間)
0.85%∼2.55%
想定クレジット損失率(年間)
残存キャッシュ・フロー割引率(年間)
0.00%∼0.35%
1.73%∼12.00%
2001年3月31日における、譲渡した債権からの残存キャッシュ・フローを見積もるための重要な仮定は、以下のとおりです。
仮定(%)
小売債権:
期限前支払率(月間)
...........................................................................................................................................................
想定クレジット損失率(年間)
..............................................................................................................................................
残存キャッシュ・フロー割引率(年間)
..................................................................................................................................
1.39
0.32
9.41
リース債権:
期限前支払率(月間)
...........................................................................................................................................................
想定クレジット損失率(年間)
..............................................................................................................................................
残存キャッシュ・フロー割引率(年間)
..................................................................................................................................
1.38
0.52
9.26
31
証券化金融資産の残高は、以下のとおりです。
単位:百万円
単位:千米ドル
(注記2)
2001年
2001年
譲渡債権:
小売金融 ..................................................................................................................................................... ¥456,389
直接金融リース ........................................................................................................................................... 349,493
$3,683,527
2,820,767
譲渡債権計 ............................................................................................................................................. ¥805,882
$6,504,294
(4)たな卸資産
2000年および2001年3月31日現在のたな卸資産の内訳は、下記のとおりです。
単位:千米ドル
単位:百万円
2000年
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
32
(注記2)
2001年
2001年
製品 ............................................................................................................................................ ¥393,091
仕掛品 ........................................................................................................................................
26,431
原材料 ........................................................................................................................................ 148,183
¥387,714
22,482
210,558
$3,129,249
181,453
1,699,419
.................................................................................................................................................. ¥567,705
¥620,754
$5,010,121
(5)関連会社に対する投資及び貸付金
2000年および2001年3月31日現在、また1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度における関連会社に関する財務情報は、下
記のとおりです。
単位:千米ドル
単位:百万円
2000年
(注記2)
2001年
流動資産 ............................................................................................................................. ¥0,515,628
その他の資産、主として有形固定資産 ...................................................................................
584,722
2001年
¥0,540,145
631,190
$4,359,524
5,094,350
1,100,350
464,586
131,981
1,171,335
494,459
150,895
9,453,874
3,990,791
1,217,877
純資産 .................................................................................................................... ¥0,503,783
¥0,525,981
$4,245,206
..........................................................................................................................................
流動負債 .............................................................................................................................
その他の負債 ......................................................................................................................
単位:千米ドル
単位:百万円
1999年
売上高 ......................................................................................................... ¥1,804,313
当期純利益 ..................................................................................................
41,659
当社および連結子会社が受け取った関連会社よりの現金配当.........................
2,684
(注記2)
2000年
2001年
2001年
¥1,866,464
42,764
4,843
¥2,011,217
60,894
6,264
$16,232,583
491,477
50,557
当社および連結子会社から関連会社への売上および関連会社間の売上は、通常の顧客に対する売上と同じ基準にしたがっています。
当社の関連会社の未分配利益に対する2000年および2001年3月31日現在の持分相当額は、それぞれ91,857百万円および106,198百万円
(857,127千米ドル)です。
2000年および2001年3月31日現在の当社および連結子会社の関連会社に対する債権・債務、また1999年、
2000年および2001年3月31日に
終了した各年度における当社および連結子会社の関連会社に対する取引の状況は、下記のとおりです。
単位:千米ドル
単位:百万円
2000年
債権 ................................................................................................................................................... ¥09,923
債務 ................................................................................................................................................... 92,880
(注記2)
2001年
2001年
¥09,968
89,782
$080,452
724,633
単位:千米ドル
単位:百万円
1999年
仕入高 .................................................................................................................... ¥498,556
売上高 ....................................................................................................................
62,528
(注記2)
2000年
2001年
2001年
¥509,969
75,172
¥529,317
101,743
$4,272,131
821,170
33
(6)市場性のある持分証券およびその他
2000年および2001年3月31日現在の市場性のある持分証券およびその他の内訳は、下記のとおりです。
単位:千米ドル
単位:百万円
2000年
(注記2)
2001年
2001年
市場性のある持分証券................................................................................................................. ¥146,465
市場性のない優先株式(
(株)東京三菱銀行)
...................................................................................
10,200
敷金 ............................................................................................................................................
33,477
事業保険積立金 ...........................................................................................................................
10,965
貸付金 ........................................................................................................................................
3,734
その他 ........................................................................................................................................
8,864
¥108,080
10,200
32,528
7,697
3,150
13,907
$0,872,316
82,324
262,534
62,123
25,424
112,244
.................................................................................................................................................. ¥213,705
¥175,562
$1,416,965
2000年および2001年3月31日現在の売却可能証券に分類される市場性のある持分証券に関する情報は、下記のとおりです。
単位:千米ドル
単位:百万円
2000年
取得価額 ........................................................................................................................................ ¥067,694
公正価値 ........................................................................................................................................ 146,465
総未実現利益 .................................................................................................................................
86,441
総未実現損失 .................................................................................................................................
7,670
(注記2)
2001年
2001年
¥070,641
108,080
50,780
13,341
$570,145
872,316
409,847
107,676
(7)短期債務および長期債務
2000年および2001年3月31日現在の短期債務の内訳は、下記のとおりです。
単位:千米ドル
単位:百万円
2000年
2001年
2001年
短期銀行借入金 ........................................................................................................................... ¥408,265
ミディアムタームノート ...............................................................................................................
35,360
コマーシャルペーパー.................................................................................................................
52,328
¥344,566
370,805
195,046
$2,781,001
2,992,776
1,574,221
.................................................................................................................................................. ¥495,953
¥910,417
$7,347,998
2000年および2001年3月31日現在の短期債務の期末残高の加重平均利率は、それぞれ5.0%、
5.5%です。
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
34
(注記2)
2000年および2001年3月31日現在の長期債務の内訳は、下記のとおりです。
単位:千米ドル
単位:百万円
2000年
(注記2)
2001年
2001年
¥030,255
—
$0,244,189
—
80,000
30,255
244,189
177,801
207,533
1,675,004
6,546
216,470
30,000
408,765
21
1,461
5,736
154,095
30,000
215,944
—
909
46,295
1,243,705
242,131
1,742,889
—
7,337
..................................................................................................................................................
838,142
612,399
4,942,687
長期債務、および1年以内期限到来分計 ....................................................................................
控除ー1年以内期限到来分 .......................................................................................................
918,142
343,576
642,654
274,481
5,186,876
2,215,343
.................................................................................................................................................. ¥574,566
¥368,173
$2,971,533
本田技研工業株式会社
2000年ー2002年に期限到来の銀行等借入金
無担保 ................................................................................................................................ ¥030,000
ユーロ円建無担保普通社債 償還期 2001年、年利3.8% ..........................................................
50,000
..................................................................................................................................................
連結子会社
コマーシャルペーパー .............................................................................................................
2000年ー2018年に期限到来の銀行等借入金
担保付 ................................................................................................................................
無担保 ................................................................................................................................
円建無担保普通社債 償還期 2005年、年利1.31% ...................................................................
2000年ー2010年に期限到来のミディアムタームノート ..............................................................
その他 ....................................................................................................................................
控除ー社債発行差金(純額)......................................................................................................
当該借入金に対して、上記のとおり有形固定資産を担保として供して
2001年3月31日現在の長期債務の期間別償還または返済予定額
いるか、担保留保を行っています。借入金の利率は、
2001年3月31日
は、下記のとおりです。
現在、年利0.54%から15.4%です。2000年および2001年3月31日現在
の有形固定資産のうち、担保に供されている帳簿価額は、それぞれ
単位:千米ドル
3月31日に終了する各年度
単位:百万円
(注記2)
約13,025百万円および12,240百万円
(98,789千米ドル)
です。
2001年3月31日現在、金融子会社が長期にわたり借換えを行う意思
2002年 ............................................... ¥274,481
$2,215,343
ミディアムタームノートは無担保であり、
2000年3月31日現在その利
2003年 ...............................................
2004年 ...............................................
2005年 ...............................................
2006年 ...............................................
2007年以降 .........................................
247,750
6,526
31,964
6,021
75,912
率は、
0.83%から6.36%の範囲となっています。
...........................................................
368,173
2,971,533
合計 ............................................ ¥642,654
$5,186,876
をもち、そのために必要な与信枠が設定されている長期コマーシャ
ルペーパーの金額は、
1,675,000千米ドルです。なお、上記コマーシ
ャルペーパーの2001年3月31日現在の利率は、約5.15%です。
1,999,596
52,672
257,982
48,596
612,687
35
当社および一部の連結子会社は、外貨建長期債務の発行に伴い生
ライン)を設けていますが、使用残高はありません。この契約は、上
じる為替リスクをヘッジするため、通貨スワップ契約を行っていま
記のコマーシャルペーパープログラムを補完するものです。通常、
す。当該スワップ契約に伴う、為替変動影響額は、連結貸借対照表
この契約信用供与に基づく借入は、プライムレート(最優遇貸出金
上の、その他の資産・負債、あるいはその他の流動資産・負債に含
利)で行われます。
まれています(注記14を参照)
。なお、これらの金額について、資産
日本における慣行として、銀行からの短期および長期借入金につい
と負債の相殺は、特に認められている場合を除き連結貸借対照表
ては、当社と銀行間の一般的な契約に基づき行われています。すな
において行っていません。
わち、当社は、現在および将来に発生する債務について、銀行の請
2001年3月31日現在、当社および連結子会社の未使用融資与信枠
求に基づき、担保の設定または保証の差し入れの義務があります。
は、
595,649百万円(4,807,498千米ドル)です。うち、
314,180百万円
また、銀行からの借入については、支払期日が到来、あるいは当社
(2,535,755千米ドル)は、コマーシャルペーパープログラムに関す
が債務不履行に陥った場合、銀行は、当社の銀行に対するすべての
るものであり、
281,469百万円(2,271,743千米ドル)はミディアムタ
債務について、当社の銀行預金と相殺する権利を有しています。ま
ームノートプログラムに関するものです。これらのプログラムによ
た、一部の債務信託契約について、受託者の請求に基づき追加担保
り、当社および連結子会社は市中金利で資金調達を行うことができ
提供の義務があります。
ます。
2001年3月31日現在、当社および連結子会社は金融機関からの計
526,196百万円(4,246,941千米ドル)の契約信用供与枠(コミテッド
(8)その他の負債
2000年および2001年3月31日現在のその他の負債の内訳は、下記のとおりです。
単位:千米ドル
単位:百万円
2000年
(注記2)
2001年
2001年
長期未払費用 .............................................................................................................................. ¥039,781
少数株主持分 ..............................................................................................................................
30,278
追加最小年金負債(注記11)
...........................................................................................................
95,685
長期繰延税金負債 .......................................................................................................................
2,533
その他 ........................................................................................................................................
22,901
¥056,074
32,058
174,871
—
44,685
$0,452,575
258,741
1,411,388
—
360,654
.................................................................................................................................................. ¥191,178
¥307,688
$2,483,358
(9)法人税等
1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度における法人税等の総額は、下記の項目に配分されています。
単位:千米ドル
単位:百万円
1999年
2001年
2001年
¥170,434
¥178,439
$1,440,186
(27,405)
55,051
46,950
378,935
.............................................................................................................................. ¥202,219
¥225,485
¥225,389
$1,819,121
連結損益計算書 ...................................................................................................... ¥229,624
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
36
(注記2)
2000年
「資本の部」の「その他の包括利益(損失)累計額」
(注記13)........................................
1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度における連結損益計算書の「税引前利益」
と
「法人税等」の内訳は、下記のとおりです。
単位:百万円
法人税等
3月31日に終了した各年度
税引前利益
当期分
繰延分
合計
1999年
国内 ....................................................................................................................... ¥199,848
在外
(a)................................................................................................................. 320,663
¥125,423
107,875
¥(15,144
(18,818)
¥140,567
89,057
................................................................................................................................. ¥520,511
¥233,298
¥0(3,674)
¥229,624
2000年
国内 ....................................................................................................................... ¥127,562
在外
(a)................................................................................................................. 288,501
¥076,015
136,963
¥(22,160)
(20,384)
¥053,855
116,579
................................................................................................................................. ¥416,063
¥212,978
¥(42,544)
¥170,434
2001年
国内 ....................................................................................................................... ¥133,166
在外
(a)................................................................................................................. 251,810
¥065,444
131,419
¥0(4,697)
(13,727)
¥060,747
117,692
................................................................................................................................. ¥384,976
¥196,863
¥(18,424)
¥178,439
単位:千米ドル
(注記2)
法人税等
3月31日に終了した年度
税引前利益
当期分
繰延分
合計
2001年
国内 ............................................................................................................ $1,074,786
在外
(a)
........................................................................................................ 2,032,365
$0,528,200
1,060,686
$0(37,909)
(110,791)
$0,490,291
949,895
....................................................................................................................... $3,107,151
$1,588,886
$(148,700)
$1,440,186
(a)在外には、海外の連結子会社、関連会社の未分配利益にかかる法人税等が含まれています。
1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度における繰延税額を構成している主な項目は、下記のとおりです。
単位:千米ドル
単位:百万円
1999年
2000年
(注記2)
2001年
2001年
下記項目以外の繰延税額 ................................................................................................ ¥(18,478
税法及び税率の変更に伴う繰延税金資産及び負債の調整額 ............................................. (21,942)
繰延税金資産に対する評価性引当金の期首残高の減少 ....................................................
(210)
¥(41,699)
—
(845)
¥(16,803) $(135,617)
—
—
(1,621)
(13,083)
..................................................................................................................................... ¥0(3,674)
¥(42,544)
¥(18,424) $(148,700)
当社および国内の連結子会社は、所得に対し種々の税金を課されていますが、
1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度にお
いてそれらの標準税率の合計は、それぞれ48%、
41%、
41%です。海外の連結子会社の所得に対しては、
30%から52%の範囲の税率が適用
されています。
37
1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度における当社および連結子会社の実効税率と日本の標準税率との差異は、下記の
とおりです。
1999年
2000年
2001年
48.0%
1.2
(3.0)
(4.2)
(0.1)
2.2
41.0%
2.8
(1.3)
—
(0.1)
(1.4)
41.0%
5.2
(1.0)
—
(0.1)
1.3
実効税率 .................................................................................................................................................. 44.1%
41.0%
46.4%
標準税率 ......................................................................................................................................................
連結子会社の当年度の欠損金にかかる評価性引当金繰入 ...............................................................................
海外連結子会社の標準税率との差異 .............................................................................................................
税法及び税率の変更に伴う繰延税金資産及び負債の調整額 ............................................................................
繰越欠損金の減少による評価性引当金戻入 ...................................................................................................
その他 .........................................................................................................................................................
2000年および2001年3月31日現在の繰延税金資産および負債を生じさせる主な一時差異の税効果額は、下記のとおりです。
単位:千米ドル
単位:百万円
2000年
繰延税金資産
たな卸資産評価 ....................................................................................................................... ¥064,660
諸引当金 .................................................................................................................................
68,257
外国税額控除 ..........................................................................................................................
23,936
繰越欠損金 .............................................................................................................................
24,523
最小年金負債調整額 ................................................................................................................
39,231
未払年金費用 ..........................................................................................................................
50,847
その他 ....................................................................................................................................
90,863
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
38
2001年
¥062,535
87,014
31,450
36,295
71,697
59,254
90,174
$0,504,722
702,292
253,834
292,938
578,668
478,241
727,796
繰延税金資産総額 ...............................................................................................................
控除ー評価性引当金 ............................................................................................................
362,317
26,514
438,419
46,225
3,538,491
373,083
繰延税金資産純額 ...............................................................................................................
335,803
392,194
3,165,408
繰延税金負債
たな卸資産評価 .......................................................................................................................
リース資産を除く減価償却費 ...................................................................................................
リース取引 ..............................................................................................................................
関係会社未分配利益 ................................................................................................................
市場性のある持分証券の正味未実現利益..................................................................................
その他 ....................................................................................................................................
(11,323)
(12,957)
(89,389)
(32,224)
(32,296)
(26,740)
(10,878)
(7,301)
(110,079)
(41,914)
(15,349)
(10,425)
(87,797)
(58,927)
(888,450)
(338,289)
(123,882)
(84,140)
繰延税金負債総額 ............................................................................................................... (204,929)
(195,946)
(1,581,485)
繰延税金資産純額(繰延税金負債控除後)
............................................................................... ¥130,874
¥196,248
$1,583,923
1999年3月31日現在の繰延税金資産にかかる評価性引当金は
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
(注記2)
2001年
的には一時的差異が控除可能な期間における将来課税所得によっ
18,436百万円でした。2000年および2001年3月31日に終了した各
て決定されます。当社は、その評価にあたり、予定される繰延税金
年度における繰延税金資産にかかる評価性引当金の増減額は、そ
負債の戻入、予測される将来課税所得および租税戦略を考慮して
れぞれ約8,078百万円および19,711百万円(159,088千米ドル)の純
います。当社は、過去の課税所得水準および繰延税金資産が控除可
増です。
能な期間における将来課税所得の予測に基づき、
2000年および2001
繰延税金資産の実現可能性の評価にあたり、当社は繰延税金資産
年3月31日現在の評価性引当金控除後における控除可能差異の効
の一部または全部が実現する可能性が実現しない可能性より大き
果は、実現する可能性が高いものと考えています。
いかどうかを考慮しています。繰延税金資産の実現可能性は、最終
2001年3月31日現在の一部の連結子会社の税務上の繰越欠損金は
また、当社は連結子会社で発生した未分配利益の一部について、再
約112,857百万円(910,872千米ドル)であり、将来それらの連結子
投資を行った、もしくは行う予定であるため、これに対応する繰延
会社の課税所得から控除できます。将来発生する課税所得から控
税金負債を認識していません。2000年および2001年3月31日現在
除することが可能な繰越可能期間は、各国の法律によって異なりま
の当該未認識繰延税金負債は、それぞれ5,131百万円、
5,987百万
すが、繰越可能期間の内訳は下記のとおりです。
円(48,321千米ドル)です。2000年および2001年3月31日現在の上
記未認識繰延税金負債にかかる未分配利益は、それぞれ649,929百
単位:千米ドル
単位:百万円
(注記2)
1年以内 ................................................. ¥000,510
1年∼5年 ...............................................
11,528
5年∼15年 .............................................
4,147
無期限....................................................
96,672
$004,116
93,043
33,471
780,242
.............................................................. ¥112,857
$910,872
万円、
663,540百万円(5,355,448千米ドル)です。当社は、再投資の
決定が行われていない連結子会社の未分配利益に対しては、繰延
税金負債を認識しています。
2000年および2001年3月31日現在の繰延税金は、連結貸借対照表の下記の科目に表示しています。
単位:千米ドル
単位:百万円
2000年
流動資産ー繰延税金資産 ............................................................................................................. ¥154,277
その他の資産 ..............................................................................................................................
10,345
その他の流動負債 ....................................................................................................................... (31,215)
その他の負債 ..............................................................................................................................
(2,533)
繰延税金資産純額 ................................................................................................................... ¥130,874
(注記2)
2001年
2001年
¥151,722
71,087
(26,561)
—
$1,224,552
573,745
(214,374)
—
¥196,248
$1,583,923
(10)配当および利益準備金
日本の商法は、現金配当や役員賞与など、各期における利益処分
払いおよび積み立てが行われた金額を計上しています。
のうち現金で支払った金額の最低10%を、利益準備金として資本
1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度における
金の25%まで積み立てることを規定しています。
当社の1株当たり現金配当金は21円、
21円および23円(0.19米ドル)
この利益準備金は、配当に使うことは認められていませんが、資本
です。
の欠損の 補や資本金に組み入れることが認められています。当社
2001年3月31日に終了した年度の連結財務諸表中には、
2001年6
の一部の海外の連結子会社についても、各国の法律に基づき、同様
月に提案予定の1株当たり12円(0.10米ドル)
、総額11,693百万円
の利益準備金を積み立てることが定められています。
(94,374米ドル)の配当に関する引当等は一切含まれていません。
現金配当および利益準備金として利益処分された金額は1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度において実際に支
(11)退職年金及びその他の退職後給付
当社および連結子会社は、
各種退職給付及び年金制度を有しており、
退職給付および年金は、一部を除き、内規に基づき計上されていま
ほぼすべての日本における従業員および一部の海外の従業員を対
す。また役員以外の経営幹部が、特別退職一時金を受け取ることが
象としています。退職年金及び一時金の給付額は、基本的に従業員
あります。そのような退職給付は、その金額が状況により大きく異
の給与及び勤続年数に基づいています。当該制度への拠出は、関連
なること、および将来の支払額の算定が容易にできないことなどか
法令の規定にしたがい定期的に行っています。なお、年金資産は主
ら、支出時に費用として計上されています。
として上場株式及び債券によって構成されています。役員への各種
39
給付債務及び年金資産の公正価値の期首残高と期末残高との調整表は、下記のとおりです。
単位:百万円
国内制度
2000年
給付債務の変動
予測給付債務期首残高.................................................................................... ¥(1,235,634)
勤務費用 ....................................................................................................
(48,254)
利息費用 ....................................................................................................
(37,068)
従業員拠出.................................................................................................
(6,257)
数理計算上の利益.......................................................................................
42,133
給付額 .......................................................................................................
11,573
制度変更 ....................................................................................................
33,059
為替換算調整額 ..........................................................................................
—
その他 .......................................................................................................
—
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
40
海外制度
2001年
2000年
2001年
¥(1,240,448)
(44,311)
(37,213)
(8,778)
85,054
16,617
54,410
—
—
¥(93,228)
(8,725)
(6,206)
(469)
2,939
1,046
(912)
11,569
(592)
¥ (94,578)
(9,034)
(7,293)
(429)
7,280
704
—
(13,905)
—
予測給付債務期末残高....................................................................................
(1,240,448)
(1,174,669)
(94,578)
(117,255)
年金資産の変動
年金資産の公正価値期首残高 .........................................................................
年金資産の実際収益 ...................................................................................
事業主拠出.................................................................................................
従業員拠出.................................................................................................
給付額 .......................................................................................................
為替換算調整額 ..........................................................................................
632,742
91,206
44,296
6,257
(11,573)
—
762,928
(103,357)
46,994
8,778
(16,617)
—
87,414
23,987
11,853
469
(1,046)
(11,928)
110,749
(3,332)
7,647
429
(704)
16,280
年金資産の公正価値期末残高 .........................................................................
762,928
698,726
110,749
131,069
年金資産を上回る予測給付債務 ..........................................................................
(477,520)
(475,943)
16,171
13,814
未認識純損失(利益)...........................................................................................
未認識移行時純債務高........................................................................................
未認識過去勤務費用 ...........................................................................................
373,595
10,900
(30,993)
401,547
9,772
(79,844)
(18,825)
169
5,105
(16,904)
148
5,506
未払退職及び年金費用純額 .............................................................................
(124,018)
(144,468)
2,620
2,564
追加最小負債認識に伴う調整(注記8)
その他の包括利益(損失)累計額に含まれる金額 ..............................................
(95,685)
(174,871)
—
—
.........................................................................................................................
(95,685)
(174,871)
—
—
連結貸借対照表で認識される前払(未払)退職及び年金費用 ................................. ¥0,(219,703)
¥0,(319,339)
¥(02,620
¥002,564
年金資産を上回る累積給付債務をもつ制度
予測給付債務 ................................................................................................. ¥(1,236,579)
累積給付債務 .................................................................................................
(978,752)
年金資産の公正価値 .......................................................................................
759,805
¥(1,171,212)
(1,014,820)
695,835
¥
¥ (15,272)
(13,479)
12,727
—
—
—
単位:千米ドル(注記2)
国内制度
海外制度
2001年
2001年
給付債務の変動
予測給付債務期首残高 ....................................................................................................................... $(10,011,687)
勤務費用 .......................................................................................................................................
(357,635)
利息費用 .......................................................................................................................................
(300,347)
従業員拠出 ....................................................................................................................................
(70,847)
数理計算上の利益 .........................................................................................................................
686,473
給付額 ..........................................................................................................................................
134,116
制度変更 .......................................................................................................................................
439,144
為替換算調整額 .............................................................................................................................
—
$ (763,341)
(72,914)
(58,862)
(3,462)
58,757
5,682
—
(112,228)
予測給付債務期末残高 .......................................................................................................................
(9,480,783)
(946,368)
年金資産の変動
年金資産の公正価値期首残高.............................................................................................................
年金資産の実際収益 ......................................................................................................................
事業主拠出 ....................................................................................................................................
従業員拠出 ....................................................................................................................................
給付額 ..........................................................................................................................................
為替換算調整額 .............................................................................................................................
6,157,611
(834,197)
379,290
70,847
(134,116)
—
893,858
(26,893)
61,719
3,462
(5,682)
131,397
年金資産の公正価値期末残高.............................................................................................................
5,639,435
1,057,861
年金資産を上回る予測給付債務 .............................................................................................................
(3,841,348)
111,493
未認識純損失
(利益)
................................................................................................................................
未認識移行時純債務高 ...........................................................................................................................
未認識過去勤務費用 ..............................................................................................................................
3,240,896
78,870
(644,423)
(136,433)
1,195
44,439
未払退職及び年金費用純額 ................................................................................................................
(1,166,005)
20,694
追加最小負債認識に伴う調整(注記8)
その他の包括利益(損失)累計額に含まれる金額 .................................................................................
(1,411,388)
—
.............................................................................................................................................................
(1,411,388)
—
連結貸借対照表で認識される前払(未払)退職及び年金費用 .................................................................... $0(2,577,393)
$0,020,694
年金資産を上回る累積給付債務をもつ制度
予測給付債務 .................................................................................................................................... $0(9,452,881)
累積給付債務 ....................................................................................................................................
(8,190,638)
年金資産の公正価値 ..........................................................................................................................
5,616,102
$(123,261)
(108,789)
102,720
41
1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度に計上した年金費用の内訳は、下記のとおりです。
単位:千米ドル
単位:百万円
1999年
(注記2)
2000年
2001年
2001年
国内制度
勤務費用 ...................................................................................................................... ¥40,897
予測給付債務の利息費用............................................................................................... 36,200
年金資産の期待収益 ..................................................................................................... (21,735)
償却及び繰延費用
(純額)
................................................................................................ 18,973
¥48,254
37,068
(24,423)
23,073
¥44,311
37,213
(27,808)
11,171
$357,635
300,347
(224,439)
90,162
........................................................................................................................................ ¥74,335
¥83,972
¥64,887
$523,705
海外制度
勤務費用 ...................................................................................................................... ¥09,314
予測給付債務の利息費用...............................................................................................
6,284
年金資産の期待収益 ..................................................................................................... (6,186)
償却及び繰延費用
(純額)..............................................................................................
315
¥08,725
6,206
(6,657)
501
¥09,034
7,293
(6,410)
(1,898)
$072,914
58,862
(51,735)
(15,319)
.................................................................................................................................... ¥09,727
¥08,775
¥08,019
$064,722
上記は、以下の仮定に基づき算出されています。
1999年
国内制度
3月31日現在:
割引率 .............................................................................................................................
昇給率 .............................................................................................................................
3月31日に終了した各年度:
長期期待収益率 ................................................................................................................
2000年
2001年
3.0%
3.0%
3.0%
2.7%
3.0%
2.8%
4.0%
4.0%
4.0%
海外制度
3月31日現在:
割引率 ............................................................................................................................. 5.5–7.5%
昇給率 ............................................................................................................................. 3.5–6.0%
3月31日に終了した各年度:
長期期待収益率 ................................................................................................................ 6.0–9.0%
5.5–8.0%
3.8–6.0%
5.5–8.0%
4.0–6.0%
6.3–9.0%
6.5–9.0%
一部の北米の連結子会社は、健康保険と生命保険の制度を退職後の従業員に提供していますが、これらの制度は、当社の連結財政状態およ
び経営成績に重要な影響を与えるものではありません。
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
42
(12)連結キャッシュ・フロー計算書の補足情報
単位:千米ドル
単位:百万円
1999年
現金支払額
利息 ................................................................................................................... ¥108,694
法人税等............................................................................................................. 254,973
(注記2)
2000年
2001年
2001年
¥078,512
231,277
¥106,446
211,549
$0859,128
1,707,417
(13)包括利益
包括利益は、当期純利益、為替換算調整額の変動、市場性のある持
1999年、
2000年および2001年3月31日に終了した各年度における
分証券の正味未実現利益の変動、最小年金負債調整額の変動で構
その他の包括利益(損失)累計額の変動は、下記のとおりです。
成されており、連結資本勘定計算書に記載されています。
単位:千米ドル
単位:百万円
1999年
為替換算調整額
期首残高 ......................................................................................................... ¥(314,885)
当期調整額 ...................................................................................................... (104,249)
(注記2)
2000年
2001年
2001年
¥(419,134)
(161,542)
¥(580,676)
161,194
$(4,686,651)
1,301,000
期末残高 .........................................................................................................
(419,134)
(580,676)
(419,482)
(3,385,651)
市場性のある持分証券の正味未実現利益
期首残高 .........................................................................................................
当期実現損失(利益)額 .....................................................................................
当期増加(減少)額............................................................................................
21,135
389
4,148
25,672
(1,577)
16,927
41,022
(5,398)
(18,987)
331,090
(43,567)
(153,245)
期末残高 .........................................................................................................
25,672
41,022
16,637
134,278
最小年金負債調整額
期首残高 .........................................................................................................
当期調整額 ......................................................................................................
(76,791)
(28,929)
(105,720)
70,758
(34,962)
(46,720)
(282,179)
(377,078)
期末残高 .........................................................................................................
(105,720)
(34,962)
(81,682)
(659,257)
その他の包括利益(損失)累計額
期首残高 .........................................................................................................
当期調整額 ......................................................................................................
(370,541)
(128,641)
(499,182)
(75,434)
(574,616)
90,089
(4,637,740)
727,110
期末残高 ......................................................................................................... ¥(499,182)
¥(574,616)
¥(484,527)
$(3,910,630)
43
その他の包括利益(損失)は税効果考慮後であり、当期調整額は下記のとおりです。
単位:百万円
税効果額
3月31日に終了した年度
税効果調整前
1999年
為替換算調整額 ......................................................................................................................... ¥(109,137)
市場性のある持分証券の未実現利益(損失)
当期未実現保有利益(損失)....................................................................................................
7,977
当期実現損失の純利益との組替調整 .......................................................................................
747
(注記9)
税効果調整後
¥04,888
¥(104,249)
(3,829)
(358)
4,148
389
(4,187)
4,537
未実現利益(損失)―純額 ...................................................................................................
8,724
最小年金負債調整額 ..................................................................................................................
(55,633)
26,704
(28,929)
その他の包括利益
(損失)............................................................................................................ ¥(156,046)
¥27,405
¥(128,641)
為替換算調整額 ......................................................................................................................... ¥(166,327) ¥(04,785
市場性のある持分証券の未実現利益(損失)
当期未実現保有利益(損失)....................................................................................................
28,689
(11,762)
当期実現利益の純利益との組替調整 .......................................................................................
(2,673)
1,096
¥(161,542)
2000年
16,927
(1,577)
未実現利益(損失)―純額 ...................................................................................................
26,016
(10,666)
15,350
最小年金負債調整額 ..................................................................................................................
119,928
(49,170)
70,758
その他の包括利益
(損失)............................................................................................................ ¥0(20,383) ¥(55,051)
¥0(75,434)
2001年
為替換算調整額 ......................................................................................................................... ¥(257,557 ¥(96,363)
市場性のある持分証券の未実現利益(損失)
当期未実現保有利益(損失)....................................................................................................
(32,182)
13,195
当期実現利益の純利益との組替調整 .......................................................................................
(9,150)
3,752
未実現利益(損失)―純額 ...................................................................................................
(41,332)
最小年金負債調整額 ..................................................................................................................
(79,186)
その他の包括利益
(損失)
.............................................................................................................. ¥(137,039
16,947
32,466
¥(46,950)
¥(161,194
(18,987)
(5,398)
(24,385)
(46,720)
¥0(90,089
単位:千米ドル(注記2)
税効果額
3月31日に終了した年度
税効果調整前
2001年
為替換算調整額 .................................................................................................................. $2,078,749
市場性のある持分証券の未実現利益(損失)
当期未実現保有利益(損失).............................................................................................
(259,742)
当期実現利益の純利益との組替調整 ................................................................................
(73,850)
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
44
未実現利益(損失)―純額 ............................................................................................
(333,592)
最小年金負債調整額 ...........................................................................................................
(639,112)
その他の包括利益(損失)
..................................................................................................... $1,106,045
(注記9)
$(777,749)
税効果調整後
$1,301,000
106,497
30,283
(153,245)
(43,567)
136,780
(196,812)
262,034
$(378,935)
(377,078)
$0,727,110
(14)金融商品の公正価値
2000年および2001年3月31日現在の主要な金融商品の見積公正価値は、下記のとおりです。
単位:千米ドル
単位:百万円
(注記2)
2000年
帳簿価額
2001年
2001年
見積公正価値
帳簿価額
見積公正価値
帳簿価額
見積公正価値
¥0,975,419
¥1,286,935
¥1,277,795
$10,386,884
$10,313,115
146,465
(1,417,669)
108,080
(1,553,071)
108,080
(1,568,921)
872,316
(12,534,874)
872,316
(12,662,801)
外国為替商品(b)
資産ポジション........................................ ¥0,010,811
負債ポジション........................................
(300)
¥0,020,230
(1,086)
¥0,000,767
(17,542)
¥0,001,384
(25,460)
$00,006,190
(141,581)
$00,011,170
(205,488)
純額 ........................................................ ¥0,010,511
¥0,019,144
¥
¥
(24,076)
$
$
金融子会社保有債権(a)............................... ¥1,002,546
投資及び貸付金–
市場性のある持分証券 .............................
146,465
短期債務および長期債務 .............................. (1,414,095)
(16,775)
(135,391)
(194,318)
金利商品
資産ポジション........................................ ¥
負債ポジション........................................
—
—
¥0,011,374
(510)
¥
—
—
¥0,000,023
(24,265)
$
—
—
$00,000,185
(195,843)
純額 ........................................................ ¥
—
¥0,010,864
¥
—
¥
$
—
$
(a)金融子会社保有債権の帳簿価額は、連結貸借対照表の金融子会
(24,242)
(195,658)
(b)外国為替商品の帳簿価額は、主に通貨スワップ契約による外国
社保有債権より直接金融リース債権(正味)を除いた金額です。
為替変動影響の金額であり、連結貸借対照表のその他資産また
2000年および2001年3月31日現在のこれらの直接金融リー
は負債に記載されています。内訳は下記のとおりです(注記7を
ス債権(正味)は、それぞれ607,276百万円、780,427百万円
参照)
。
(6,298,846千米ドル)です。
単位:千米ドル
単位:百万円
2000年
2001年
(注記2)
2001年
その他の流動資産 .......................................................................................................................... ¥07,603
その他の資産 .................................................................................................................................
3,208
その他の流動負債 ..........................................................................................................................
(287)
その他の負債 .................................................................................................................................
(13)
¥(00,758
9
(9,757)
(7,785)
$(006,118
72
(78,749)
(62,832)
................................................................................................................................................. ¥10,511
¥(16,775)
$(135,391)
45
見積公正価値は、関連市場情報および適切な評価方法を使用して決
市場性のある持分証券
定されています。しかしながら、これらの見積もりは、その性質上、
市場性のある持分証券の公正価値は、市場価格に基づいて見積も
主観的であり、また不確実性および見積もりに重要な影響を及ぼす
っています。
判断を含んでいるため精緻に計算することはできません。したがっ
て異なった前提条件および見積もり方法を使用した場合、見積公正
短期債務および長期債務
価値は重要な影響を受ける可能性があります。
社債等の公正価値は、同一あるいは類似銘柄に対する市場価格に
金融商品の公正価値の見積方法および前提条件は、次のとおりです。
基づいて見積もっています。
長期借入金の公正価値は、類似の条件および残存期間の借入金に
現金及び現金等価物、受取手形及び売掛金、支払手形及び買掛金
対する現在入手可能な利率を使用し、将来のキャッシュ・フローを現
これらの帳簿価額は、短期間で決済されるため、公正価値と近似し
在価値に割引くことによって見積もっています。
ています。
短期銀行借入金およびコマーシャルペーパーの帳簿価額は、短期間
で決済されるため、公正価値と近似しています。
金融子会社保有債権
小売金融債権および販売店に対する貸付債権の公正価値は、類似
外国為替商品および金利商品
の残存契約期間の債権に対し適用される直近の利率を使用し、将
為替予約および通貨オプション契約の公正価値は、銀行からその見
来のキャッシュ・フローを現在価値に割引くことによって見積もって
積もりを入手することにより見積もっています。
います。
通貨スワップ契約および金利スワップ契約の公正価値は、類似の条
卸売金融債権は短期間で決済されるので、当該債権の帳簿価額は、
件および残存期間の契約に対する現在入手可能なレートを使用し、
公正価値と近似しています。
将来のキャッシュ・フローを現在価値に割引くことによって見積もっ
ています。
(15)リスク管理とデリバティブ
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
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ー
ト
2
0
0
1
46
当社および一部の連結子会社は、通常の営業の過程において、外国
な有力銀行や金融機関に限定しています。そのため、当社は契約相
為替レートおよび金利変動のリスクを軽減するためにデリバティブ
手先が債務不履行に陥ること、また、その結果損失が発生すること
取引を行っています。通貨スワップ契約については、ある通貨建の
はないと考えています。したがって、当社および連結子会社は、通
長期債務を他の通貨の長期債務に換えるために行っています。為
常これらの金融機関に担保の提供を求めていません。
替予約および外貨買建オプション契約については、通常、外貨建売
為替予約および通貨スワップ契約は、異なる通貨を将来のある特定
上契約(主に米ドル建)をヘッジするために行っています。外貨売建
の日に定められた為替レートにより交換する契約です。通貨オプシ
オプション契約は、買建オプション契約のプレミアム料を相殺する
ョン契約は、異なる通貨を将来の特定の日に定められた為替レート
ために買建オプション契約と組み合わせて行っています。金利スワ
により交換する権利を権利保有者に与える契約ですが、権利保有者
ップ契約については、主に、金融子会社保有債権の金融収益と金融
は権利を行使する義務はありません。2000年および2001年3月31日
費用を対応させることを目的として、コマーシャルペーパーのよう
現在の為替予約、通貨スワップ契約および通貨オプション契約の未決
な変動金利の資金調達を、通常3年から5年の固定金利の資金調達
済残高総額は、それぞれ656,700百万円、
543,623百万円(4,387,595
に換えるために行っています。これらの商品は、程度の差はありま
千米ドル)です。
すが、連結貸借対照表で認識されている金額以上の信用リスク、為
金利スワップ契約は、一般に想定元本額を交換することなしに固定
替リスクおよび金利リスクの要素を含んでいます。
金利および変動金利の支払義務を交換するものです。2000年およ
前述の金融商品には、契約相手先が契約を履行できない場合があ
び2001年3月31日現在の金利スワップ契約の想定元本総額はそれぞ
るというリスクの要素があります。しかしながら、そのようなリスク
れ1,149,563百万円、
1,443,742百万円(11,652,478千米ドル)です。
を回避するために、契約相手を既定の信用基準に該当する国際的
(16)契約残高及び偶発債務
2001年3月31日現在、当社および連結子会社は約8,551百万円
その他の偶発債務に関して当社および連結子会社は、製造物責任
(69,015千米ドル)の有形固定資産の購入に関する契約残高があり
(PL)訴訟、個人損害賠償訴訟、ディーラー訴訟等種々の訴訟等に
ます。従業員、関連会社およびその他の会社の銀行借入に対する保
対する潜在的な義務を負っています。2001年3月31日現在、これら
証債務および保証類似行為残高は約99,780百万円(805,327千米ド
の訴訟等に対する最終的な支払金額は確定していません。もし、支
ル)あります。
払義務が生じたとしても、当社は、弁護士の助言に基づき連結財務
諸表に与える影響は重要でないと判断しています。
(17)リース取引
当社および連結子会社は主に事務所、その他の施設および事務用
1999年、
2000年および2001年3月31日現在のオペレーティングリ
機器を賃借しています。
ースにかかる賃借料は、それぞれ48,939百万円、
49,014百万円お
2001年3月31日現在の当初の契約期間または残存する契約期間が
よび49,400百万円(398,709千米ドル)です。
1年以上で解約不能な賃借契約に基づくオペレーティングリースの
期間別最低賃借料は、次のとおりです。
単位:
千米ドル
3月31日に終了する各年度
単位:百万円
(注記2)
2002年 ..................................................... ¥25,090
2003年 ..................................................... 18,049
2004年 ..................................................... 11,831
2005年 .....................................................
7,158
2006年 .....................................................
5,321
2007年以降 .............................................. 24,910
$202,502
145,674
95,488
57,773
42,946
201,049
最低賃借料の支払額合計 .................. ¥92,359
$745,432
47
公認会計士の監査報告書
本田技研工業株式会社 取締役会及び株主各位 御中
私どもは、添付の本田技研工業株式会社及び子会社の2000年及び2001年3月31日現在の連結貸借対照表、及び2001年3月31日に終
了した3年間における各会計年度の連結損益計算書、連結資本勘定計算書及び連結キャッシュフロー表について監査を実施した。こ
れらの連結財務諸表は、本田技研工業株式会社の経営者の責任において作成されたものである。私どもの責任は、私どもの監査に
基づいてこれらの連結財務諸表について意見を表明することにある。
私どもは、米国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を実施した。これらの基準は、財務諸表に重要な
虚偽の表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、私どもが監査を計画し実施することを要求している。監査は、財
務諸表上の金額及び開示の基礎となる証拠の試査による検証を含んでいる。また、監査は全体としての財務諸表の表示を検討する
とともに、経営者による会計方針の選択及び経営者によって行なわれた重要な見積りの評価も対象としている。私どもは、私どもの
監査が私どもの意見表明に対する合理的な基礎を提供しているものと確信している。
米国において一般に公正妥当と認められる会計原則により財務諸表に開示が要求されているセグメント情報が、添付の連結財務諸
表上開示されていない。外国企業は、現在のところ、米国証券取引法に基づく米国証券取引委員会への報告に際しては、このような
開示要求を免除されている。
私どもの意見によれば、前段落に記載したセグメント情報が開示されていないことを除き、上記の連結財務諸表は、すべての重要な
点において、本田技研工業株式会社及び子会社の2000年及び2001年3月31日現在の財政状態、並びに2001年3月31日に終了した3年
間における各会計年度の経営成績及びキャッシュフローの状況を、米国において一般に公正妥当と認められる会計原則に準拠して
適正に表示している。
添付の2001年3月31日現在及び同日に終了した会計年度の連結財務諸表は、読者の便宜のため米ドルに換算されている。私どもが
換算を再計算した結果、私どもの意見では、日本円で表示された連結財務諸表は連結財務諸表注記2に記載された方法に基づいて
米ドルに換算されている。
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
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ト
2
0
0
1
48
日本、東京
2001年4月27日
四半期財務データ(監査対象外)*
単位:百万円(1株当たりデータは円)
2000年3月31日に終了した年度
第1四半期
第2四半期
第3四半期
2001年3月31日に終了した年度
第4四半期
第1四半期
第2四半期
第3四半期
第4四半期
売上高及びその他の営業収入 ......... ¥1,516,668 ¥1,516,248 ¥1,448,010 ¥1,617,914 ¥1,549,474 ¥1,502,444 ¥1,576,106 ¥1,835,806
営業利益 ........................................
124,997
104,548
105,780
90,905
104,371
97,119
96,322
109,148
税引前利益.....................................
121,062
105,366
104,393
85,242
101,767
90,274
84,913
108,022
当期純利益.....................................
72,862
63,518
63,308
62,727
63,802
58,105
47,334
63,000
1株当たり当期純利益
基本的 .......................................
¥74.78
¥65.19
¥64.97
¥64.37
¥65.48
¥59.63
¥48.58
¥64.65
希薄化後 ....................................
74.78
65.19
64.97
64.37
65.48
59.63
48.58
64.65
1ADR
(米国預託証券)
当たり当期純利益
(1ADRは普通株式2株に相当)
基本的 .......................................
149.56
130.38
129.94
128.74
130.96
119.26
97.16
129.30
希薄化後 ....................................
149.56
130.38
129.94
128.74
130.96
119.26
97.16
129.30
東京証券取引所
高値(円)
......................................
¥5,880
¥5,400
¥4,620
¥4,300
¥5,000
¥4,420
¥4,360
¥5,360
安値(円)
......................................
4,800
4,100
3,600
3,380
3,380
3,480
3,510
4,160
ニューヨーク証券取引所
高値(ドル) ..................................
$887/8
$865/8
$8413/18
$811/4
$903/8
$801/8
$741/4
$8511/21
安値(ドル) ..................................
827/8
801/2
7515/16
651/4
647/8
667/8
657/8
7115/16
*すべての四半期データは独立監査人の監査およびレビューを受けていません。
事業の種類別セグメントごとの売上高および営業利益*
単位:百万円
3月31日に終了した各年度
1997年
二輪事業
売上高 .......................................................................................... ¥0,755,873
営業利益.......................................................................................
84,752
1998年
1999年
2000年
2001年
¥0,853,279
101,922
¥0,807,593
82,350
¥0,718,910
47,264
¥0,805,304
56,478
売上高営業利益率 .........................................................................
11.2%
11.9%
10.2%
6.6%
7.0%
四輪事業
売上高 ..........................................................................................
営業利益.......................................................................................
4,229,055
289,820
4,752,473
320,469
4,989,071
427,039
4,961,026
348,061
5,231,326
320,035
売上高営業利益率 .........................................................................
6.9%
6.7%
8.6%
7.0%
6.1%
金融サービス事業
売上高 ..........................................................................................
営業利益.......................................................................................
94,009
21,681
139,582
30,917
162,007
24,308
137,128
18,054
169,293
30,802
23.1%
22.1%
15.0%
13.2%
18.2%
214,365
5,194
2.4%
254,404
9,005
3.5%
272,370
15,001
5.5%
281,776
12,851
4.6%
合計
売上高 .......................................................................................... ¥5,293,302
営業利益.......................................................................................
401,447
売上高営業利益率 .........................................................................
7.6%
¥5,999,738
462,313
7.7%
¥6,231,041
548,698
8.8%
¥6,098,840
426,230
7.0%
売上高営業利益率 .........................................................................
その他の事業
売上高 ..........................................................................................
営業利益.......................................................................................
売上高営業利益率 .........................................................................
257,907
(355)
(0.1%)
¥6,463,830
406,960
6.3%
*セグメント情報は、日本の証券取引法に基づき、大蔵省令に準拠して作成しています。
当社および連結子会社は、
2000年3月31日に終了した年度より、事業区分の方法を変更しました。この変更に伴い、従来「その他の事業」に含まれていたバギーに関する事業が、
「二輪事業」に含まれることになりました。前年度までの数値は、すべて当年度と同一の事業区分の方法にあわせて修正再表示されています。
49
会社概要
本田技研工業株式会社
設立
1948年9月24日
主な事業
二輪、四輪および汎用製品の製造、販売、
リース、修理
本社
〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1
埼玉製作所
狭山工場 埼玉県狭山市
和光工場 埼玉県和光市
栃木製作所
真岡工場 栃木県真岡市
高根沢工場 栃木県高根沢町
浜松製作所
鈴鹿製作所
三重県鈴鹿市
熊本製作所
熊本県大津町
部品部
埼玉県狭山市
静岡県浜松市
主要関係会社(%は出資比率)
日本
(株)本田技術研究所(100%)埼玉、栃木
当社製品の研究開発
ホンダエンジニアリング(株)
(100%)埼玉
当社製品の製造用設備の製造・販売および生産
技術の開発
(株)ユタカ技研(69.7%)静岡 二輪・四輪・汎用製品用部品の製造
本田金属技術(株)
(82.1%)埼玉
二輪・四輪・汎用製品のエンジン部品の製造
浅間技研工業(株)
(77.5%)長野
ホンダ製品の精密部品の製造
(株)ホンダロック(100%)宮崎
二輪・四輪・汎用製品用カギ、錠の製造
(株)ホンダアクセス販売(100%)東京
ホンダ四輪用アクセサリーの販売
(株)ホンダファイナンス(100%)東京
およびその子会社1社
当社製品の販売金融および機械・設備の
リース
(株)鈴鹿サーキットランド(85.4%)三重、東京
遊園地、レースサーキットの運営
(株)ホンダトレーディング(87.6%)東京
輸出入および販売
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ホンダ総合建物(株)
(70.0%)東京
不動産の管理、リース
(株)ホンダベルノ新・東京(100%)東京
およびその他販売会社113社
ホンダ製品の販売
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
50
北米
欧州
Amer
ican Honda Motor Co.,Inc.
(100%)
(米国)およびその子会社7社
ホンダ製品・精密部品の輸入、製造、販売
Honda MotorEuropeLimi
ted
(100%)
(英国)およびその子会社5社
欧州での事業統括、ホンダ製品の輸入・販売
Honda North Amer
ica,Inc.
(100%)
(米国)
北米子会社の統括
Honda MotorEurope (South) S.A.
(100%)
(フランス)
地域の事業統括、ホンダ製品の輸入・販売
Honda of Amer
ica Mfg.,Inc.
(100%)
(米国)およびその子会社1社
二輪車・四輪車・バギーの製造
Honda MotorEurope (North) G.m.b.H
(100%)
(ドイツ)
地域の事業統括、ホンダ製品の輸入・販売
Honda R&D Amer
icas,Inc.
(100%)
(米国)
本田技術研究所との共同による北米での研究開発
Honda ofthe U.K. Manufactur
ing
Limi
ted(100%)
(英国)およびその子会社3社
四輪車・エンジンの製造
Honda Engineering North America,Inc.
(100%)
(米国)
機械工具の製造および販売、プラントレイアウ
トを含む設備、製造技術
Honda R&D Europe (Deutschland)
G.m.b.H(100%)
(ドイツ)
Honda R&D Co., Ltd. との共同による
ヨーロッパにおける研究開発活動
Amer
i
canHondaFi
nanceCorporat
i
on
(100%)
(米国)およびその子会社14社
ホンダ製品にかかわるファイナンスおよびリース
Honda Europe N.V.(100%)
(ベルギー)
およびその子会社4社
欧州における汎用製品の輸入・販売、ホンダ
製品用部品の供給
Card
i
ngtonYutakaTechno
l
ogi
esI
nc.
(100%)
(米国)
二輪車・四輪車用精密部品の製造
Cel
ina Aluminum Precision
TechnologyInc.(100%)
(米国)
四輪用精密部品の製造
Honda Trading Amer
ica Corp.
(100%)
(米国)およびその子会社6社
輸出入および販売
Honda CanadaInc.(100%)
(カナダ)
ホンダ製品の輸入・販売および四輪の製造
Honda Canada Finance,Inc.
(100%)
(カナダ)
ホンダ製品にかかわるファイナンスおよびリース
Honda de Mexico, S.A. de C.V.
(100%)
(メキシコ)
ホンダ製品・部品の輸入、製造および販売
Honda Europe PowerEquipment
S.A.(100%)
(フランス)
汎用製品の輸入・製造・販売
HondaI
tal
iaIndustr
iale S.p.A.
(100%)
(イタリア)
ホンダ製品の輸入・製造・販売
Montesa HondaS.A.(88.1%)
(スペイン)
二輪車の輸入、製造および販売
Honda Finance Europe plc.(100%)
(英
国)およびその子会社2社
ホンダ製品の販売金融
アジアおよびその他の地域
Asian Honda Motor Co., Ltd.
(100%)
(タイ)
アジア地域の子会社統括、ホンダ製品の輸入・
販売
Honda Automobile
(Thai
land) Co., Ltd.(91.4%)
(タイ)
四輪車の製造・販売
ThaiHonda Manufactur
ing Co., Ltd.
(60%)
(タイ)
二輪車・汎用製品の製造
Honda Phi
l
ippines,Inc.
(99.6%)
(フィリピン)
ホンダ製品の輸入、製造および販売
Honda Cars Phi
l
ippines,Inc.
(54.2%)
(フィリピン)
四輪車の製造・販売
Honda South America Ltda.(100%)
(ブラジル)およびその子会社8社
ホンダ製品・精密部品の輸入、製造および販売
HondaVietnam Co., Ltd.(7
0%)
(ベトナム)
二輪車の製造・販売
Honda SielCarsIndia Ltd.(99%)
(インド) 四輪車の製造・販売
Honda Motorcycle and Scooter
India (Pr
ivate) Ltd.(100%)
(インド)
二輪車の製造・販売
Honda At
las Cars (Pakistan) Ltd.
(51%)
(パキスタン)
四輪車の製造・販売
Honda Automoveis do Brasi
lLtda.
(100%)
(ブラジル)
四輪車の輸入、製造および販売
Honda Austral
ia Pty., Ltd.
(100%)
(オーストラリア)
およびその子会社2社
ホンダ製品の輸入、製造および販売
Honda New ZealandLimi
ted
(100%)
(ニュージーランド)
ホンダ製品の輸入・販売
2001年3月31日現在
主な生産拠点
所在地
稼働開始
従業員数(名)
主な生産品目
埼玉県和光市
1953年 5月
779
埼玉県狭山市
1964年 11月
5,313
エンジン
四輪車
栃木県高根沢町
1990年 5月
1,280
四輪車
静岡県浜松市
1954年 4月
3,825
二輪車、汎用製品、
トランスミッション
三重県鈴鹿市
1960年 5月
8,298
四輪車
熊本県大津町
1976年 3月
2,855
二輪車、汎用製品、エンジン
オハイオ州メアリズビル(米)
1979年 9月
7,546
二輪車、四輪車、バギー
オハイオ州アンナ(米)
1985年 7月
2,601
エンジン
オハイオ州イーストリバティ(米)
1989年 12月
2,586
ノースカロライナ州スウェプソンビル(米) 1984年 8月
341
汎用製品
バギー
四輪車
サウスカロライナ州ティモンズビル(米)
1998年 7月
971
オンタリオ州アリストン(カナダ)
1986年 11月
4,050
四輪車
エルサルト(メキシコ)
1988年 3月
1,464
二輪車、四輪車
ウィルシャー、スウィンドン(英)
1989年 7月
3,791
四輪車、エンジン
オルムス(仏)
1985年 1月
171
汎用製品
アテッサ(伊)
1977年 4月
637
二輪車、汎用製品、エンジン
バルセロナ(スペイン)
1980年 5月
255
二輪車
ゴータムブッド ナガル(インド)
1997年 12月
802
四輪車
ラホール(パキスタン)
1993年 10月
267
四輪車
マニラ(フィリピン)
1973年 5月
566
二輪車、汎用製品
アユタヤ(タイ)
1993年 1月
1,366
四輪車
バンコク(タイ)
1965年 4月
2,372
二輪車、汎用製品
ビンフック(ベトナム)
1997年 12月
863
二輪車
スマレー(ブラジル)
1997年 9月
847
四輪車
マナウス(ブラジル)
1977年 1月
3,109
二輪車、汎用製品
2001年3月31日現在
51
主要財務データ
本田技研工業株式会社および連結子会社
1991年
1992年
1993年
1994年
売上、利益および配当
売上高及びその他の営業収入 ....................................................................... ¥4,301,518
営業利益 ......................................................................................................
146,833
税引前利益 ..................................................................................................
132,021
法人税等 ......................................................................................................
63,418
関連会社持分利益 ........................................................................................
7,670
当期純利益 ..................................................................................................
76,273
売上高純利益率 ............................................................................................
1.8%
支払配当金 ..................................................................................................
13,564
研究開発費 ..................................................................................................
194,039
支払利息 ......................................................................................................
40,231
¥4,391,864
153,345
130,756
68,459
1,273
59,731
1.4%
13,617
192,475
42,615
¥4,132,435
108,756
88,564
53,208
1,801
37,157
0.9%
13,620
199,233
43,426
¥3,862,716
78,328
46,890
33,719
10,528
23,699
0.6%
13,631
188,815
35,379
資産、長期債務および資本合計
総資産 ......................................................................................................... ¥2,949,333
長期債務 ......................................................................................................
479,015
資本合計 ...................................................................................................... 1,087,707
¥3,153,992
589,899
1,097,663
¥3,012,896
569,479
1,030,867
¥2,921,084
612,511
967,345
191,233
261,207
190,671
237,861
173,733
168,205
143,229
121,838
1株当たり
当期純利益
基本的 ..................................................................................................... ¥0,0078.57
希薄化後 ..................................................................................................
77.46
支払配当金 ..................................................................................................
14
純資産 .........................................................................................................
1,118.29
¥0,0061.40
61.27
14
1,128.35
¥0,0038.19
37.94
14
1,058.80
¥0,0024.34
24.28
14
993.47
122.80
122.54
28
2,256.70
76.38
75.88
28
2,117.60
48.68
48.56
28
1,986.94
¥1,444,852
(33%)
2,947,012
(67%)
¥4,391,864
(100%)
¥1,379,748
(33%)
2,752,687
(67%)
¥4,132,435
(100%)
¥1,282,771
(33%)
2,579,945
(67%)
¥3,862,716
(100%)
減価償却費 ......................................................................................................
設備投資 ..........................................................................................................
1ADR(米国預託証券)当たり
(1ADRは普通株式2株に相当)
当期純利益
基本的 .....................................................................................................
希薄化後 ..................................................................................................
支払配当金 ..................................................................................................
純資産 .........................................................................................................
157.14
154.92
28
2,236.58
売上推移
売上高
日本......................................................................................................... ¥1,392,962
.......................................................................................................................
(32%)
海外......................................................................................................... 2,908,556
.......................................................................................................................
(68%)
合計......................................................................................................... ¥4,301,518
.......................................................................................................................
(100%)
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
52
売上台数
二輪事業 ..................................................................................................
四輪事業 ..................................................................................................
汎用事業 ..................................................................................................
3,464
1,915
1,331
3,675
1,961
1,355
4,035
1,793
1,450
4,251
1,753
1,632
従業員数(単位:名).........................................................................................
85,500
90,500
90,900
91,300
為替レート(対米ドル)
期末............................................................................................................. ¥0,000,141
期中平均 ......................................................................................................
141
¥0,000,133
133
¥0,000,116
125
¥0,000,103
108
3月31日に終了した各年度
単位:百万円
単位:千米ドル
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2001年
¥3,966,164
107,916
94,287
44,904
12,142
61,525
1.6%
13,635
203,004
34,382
¥4,252,250
143,633
115,134
58,281
13,948
70,801
1.7%
13,638
220,573
30,601
¥5,293,302
401,447
390,722
189,044
19,490
221,168
4.2%
13,640
251,128
27,514
¥5,999,738
462,313
443,351
201,278
18,552
260,625
4.3%
16,563
285,863
27,655
¥6,231,041
548,698
520,511
229,624
14,158
305,045
4.9%
20,463
311,632
27,890
¥6,098,840
426,230
416,063
170,434
16,786
262,415
4.3%
20,463
334,036
18,920
¥6,463,830
406,960
384,976
178,439
25,704
232,241
3.6%
22,412
352,829
21,400
$52,169,734
3,284,584
3,107,151
1,440,186
207,458
1,874,423
¥3,014,410
589,537
1,017,462
¥3,516,113
656,461
1,144,540
¥4,191,294
734,255
1,388,430
¥4,815,265
677,750
1,607,914
¥5,034,247
673,084
1,763,855
¥4,898,428
574,566
1,930,373
¥5,667,409
368,173
2,230,291
$45,741,800
2,971,533
18,000,735
125,115
128,644
125,007
150,489
141,351
217,782
153,337
309,517
177,666
237,080
172,139
222,891
170,342
285,687
1,374,835
2,305,787
単位:円
180,888
2,847,693
172,720
単位:米ドル
¥0,0063.16
63.00
14
1,044.44
¥0,0072.68
72.63
14
1,174.73
¥0,0227.00
226.97
14
1,425.04
¥0,0267.49
267.45
17
1,650.14
¥0,0313.05
313.05
21
1,810.20
¥0,0269.31
269.31
21
1,981.07
¥0,0238.34
238.34
23
2,288.87
$00,0001.92
1.92
0.19
18.47
126.32
126.00
28
2,088.88
145.36
145.26
28
2,349.46
454.00
453.94
28
2,850.08
534.98
534.90
34
3,300.28
626.10
626.10
42
3,620.40
538.62
538.62
42
3,962.14
476.68
476.68
46
4,577.74
3.85
3.85
0.37
36.95
単位:百万円
¥1,326,487
(33%)
2,639,677
(67%)
¥3,966,164
(100%)
単位:千米ドル
¥1,540,463
(36%)
2,711,787
(64%)
¥4,252,250
(100%)
¥1,826,284
(35%)
3,467,018
(65%)
¥5,293,302
(100%)
¥1,710,813
(29%)
4,288,925
(71%)
¥5,999,738
(100%)
¥1,556,333
(25%)
4,674,708
(75%)
¥6,231,041
(100%)
¥1,612,191
(26%)
4,486,649
(74%)
¥6,098,840
(100%)
¥1,740,340
(27%)
4,723,490
(73%)
¥6,463,830
(100%)
$14,046,328
38,123,406
$52,169,734
単位:千台
4,910
1,794
1,909
5,488
1,887
2,268
5,325
2,184
2,521
5,257
2,343
2,857
4,295
2,333
3,412
4,436
2,473
4,057
5,118
2,580
3,884
92,800
96,800
101,100
109,400
112,200
112,400
114,300
¥0,000,089
99
¥0,000,106
96
¥0,000,124
113
¥0,000,132
123
¥0,000,121
128
¥0,000,106
112
¥0,000124
111
53
投資家メモ
注記:
(1)2001年3月31日に終了した年度の金額は、
1米ドル=123.90円で米ドル
に換算しています。換算レートは2001年3月30日における東京外国為替
市場の電信売買レートの仲値です。
(2)1株当たり当期純利益は、米国財務会計基準書第128号
「1株当たり利益」
に基づき計算されています。1998年3月31日に終了した年度より前の普
通株式(または米国株式)
1株当たり当期純利益は、
128号の規定に基づ
き修正再表示しています。
(3)当社は米国財務会計基準書第109号「法人税の会計処理」を1994年3月
31日に終了した年度より、
1991年4月に開始した年度まで遡り第109号
を適用しています。したがって、
1992年および1993年3月31日に終了した
各年度とも、この基準で再表示しています。
(4)当社は1994年4月より米国財務会計基準書第115号「特定の負債及び持
分証券への投資の会計処理」を適用しました。法人税控除後の市場性の
ある有価証券の正味未実現利益は、資本の部におけるその他の包括利益
(損失)の累計額に含まれています。1995年3月31日に終了した年度の当
期純利益は、この基準書を適用した影響を受けていません。
(5)当社および連結子会社は、
2000年3月31日に終了した年度より、事業区
分の方法を変更しました。この変更に伴い、従来「その他の事業」に含ま
れていたバギーに関する事業が、
「二輪事業」に含まれることになりまし
た。1999年3月31日に終了した年度までの数値は、すべて前年度と同一
の事業区分の方法にあわせて修正再表示されています。
株式名義書換代理人
中央三井信託銀行株式会社
〒105-8574 東京都港区芝3-33-1
米国預託証券(ADR)の預託および名義書換代理人
MorganGuarantyTrustCompanyofNew York
60Wa
l
lSt
reet,
New York, NY10260-0060, U.S.A.
上場証券取引所(国内)
東京、大阪、名古屋、札幌、福岡
上場証券取引所(海外)
ニューヨーク、ロンドン、パリ、スイス
発行済株式数
974,414,215株(2001年3月31日現在)
株主数
33,551名(2001年3月31日現在)
区分
株主数
所有株数
%
(千株)
個人 ....................................... 31,728
金融機関.................................
302
証券会社.................................
41
国内事業会社その他................
620
外国法人および個人................
860
合計 ....................................... 33,551
68,298
562,381
2,654
122,952
218,126
974,414
7.0
57.7
0.3
12.6
22.4
100.0
本田技研工業株式会社
本社:〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1
03
(3423)
1111
URL: http://www.world.honda.com
Honda North Amer
ica,Inc.
New York Of
f
i
ce
540 Mad
i
son Avenue, 32ndF
l
oor,
New York, NY10022, U.S.A
(212)
355-9191
Honda MotorEuropeLimi
ted
470LondonRoad,
S
l
ough, Berksh
i
reSL38QY, U.K.
(01753)
590-590
本
田
技
研
工
業
株
式
会
社
ア
ニ
ュ
ア
ル
レ
ポ
ー
ト
2
0
0
1
54
本アニュアルレポートは、
100%再生紙
(1∼16ページ)
および
非木材紙(17∼54ページ)を使用しています。
本田技研工業株式会社
Printed in Japan
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