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細胞培養キャニスタ 細胞培養キャニスタ 「マイキャニスタ」

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細胞培養キャニスタ 細胞培養キャニスタ 「マイキャニスタ」
平 成 25年 12月 9 日
有 限 会 社 デコレ
- 細胞培養の汚染防止とインキュベータの効率的運用
細胞培養の汚染防止とインキュベータの効率的運用を実現
運用を実現 -
細胞培養キャニスタ 「マイキャニスタ」
マイキャニスタ」 の販売開始
有限会社デコレ(田中 聡 代表取締役)では、紀ノ岡 正博 教授(大阪大学大学院 工学研究科 生命先
端工学専攻)との共同で、培養細胞のクロスコンタミネーション(交叉汚染)防止と培養細胞の種類ごとの
個別管理によるインキュベータ―(CO2インキュベータ―)の効率的な運用を可能とする、細胞培養キャ
ニスタ 「マイキャニスタ」の開発・商品化に成功しました。
iPS細胞やES細胞に代表される幹細胞などを用いた再生医療研究や治療(細胞治療)では、細胞の培養が
必須です。これまでは、研究者や医療従事者がクリーベンチ内で細胞操作したシャーレをそのまま手に持って、
インキュベータ(CO2インキュベータ)に移動させていました。
そのため、シャーレをクリーンベンチからインキュベータ(CO2インキュベータ)に移動させる際に、外部からの
雑菌の混入等によるコンタミネーション(雑菌汚染)や多種多様な細胞を同時に取り扱うことによるクロスコンタミネ
ーション(交叉汚染)が発生することがありました。また、1 台のインキュベータ(CO2インキュベータ)で、同時に
多種多様な細胞を培養することによるクロスコンタミネーションが発生することがありました。
今回、開発・商品化に成功し、商社等を通して全国販売する細胞培養キャニスタ「マイキャニスタ」は、これまで、
当社が取り組んできた宇宙関連機器開発で培った高気密性維持に関する設計技術を応用し、
(1)容器に、オートクレーブ滅菌が可能で透明な材料(ベース:ポリカーボネート(白)、フタ:ポリカーボネート(透
明))を用いることにより、外部からの観察が可能
(2)容器の内部と外部を無菌的に通気可能とする透湿性に優れたフィルターを装備することにより、雑菌のコン
タミネーションや培養細胞同士のクロスコンタミネーション(交叉汚染)の防止が可能
(3)培養細胞種ごとに細胞培養キャニスタ「マイキャニスタ」で培養することにより、これまでインキュベータ(CO2
インキュベータ)内に雑然と収納されていたシャーレなどを研究者別、あるいは培養細胞種ごとに個別管理す
ることが可能
(4)インキュベータ―(CO2インキュベータ―)の効率的な運用を実現
なお、今回、開発に成功した細胞培養キャニスタ「マイキャニスタ」は、紀ノ岡 正博 教授(大阪大学大学院 工
学研究科 生命先端工学専攻)のニーズをもとに開発・商品化に成功した第 1 号で、大学等の研究者からも高い
評価を得ています。
今後は、細胞培養キャニスタ「マイキャニスタ」関連商品としての個別管理ソフト開発をはじめ、研究や医療現
場のニーズをもとに、当社の強みである高気密性維持に関する設計技術を応用した細胞培養や細胞運搬、保存
などの理化学・医療機器開発を行っていく予定です。
細胞培養キャニスタ 「マイキャニスタ」
マイキャニスタ」について
1.特 徴
(1)オートクレーブ滅菌が可能
①ベース : ポリカーボネート(白)
②フタ : ポリカーボネート(透明)
(2)高精度に設計された気密性の高い構造であるため、雑菌や目的外の細胞の混入によるコンタミネーション
やクロスコンタミネーションを防止
(3)透湿性に優れたフィルターの交換が容易
(4)フタに透明な材質(ポリカーボネート)を用いているため、収納容器内のシャーレ(培養容器)を取り出すこ
となく観察可能
(5)様々な種類、サイズのシャーレ(培養容器)の対応可能
(6)ベース部にシリコーンラバーを使用することにより、シャーレ(培養容器)の滑りを防止
(7)収納容器が軽量で、積み重ねが可能であるため、1台のインキュベータ―(CO2インキュベータ―)の効
率的な運用が可能
(8)収納容器側面にラベルの貼り付けることにより、培養細胞の種類ごとの個別管理が可能
2.仕 様
(1)サイズ
①内 寸 : 330(W)×100(D)×62(H) mm
②外 寸 : 393(W)×158(D)×64(H) mm
(2)容 量 : 2.8L
(3)質 量 : 500gram
(3)材 質
①ベース:ポリカーボネート(白)
②フ タ:ポリカーボネート(透明)
③パッキン・シート:シリコーン
(4)シャーレ収納数
①100mmシャーレの場合:最大9枚(3個×3列)/収納容器
②6ウェルプレート(127.8(W) × 85.5(D) × 22.7(H) mm)の場合:4枚/収納容器
3.販売時期
平成25年12月より、日本ジェネティクス(株)、ワケンビーテック㈱、iPSアカデミアジャパン㈱ を通じて、本格的販売
4.評価の依頼先
(1)紀ノ岡 正博 教授 (大阪大学大学院 工学研究科 生命先端工学専攻)
(2)澤 芳樹 教授 (大阪大学大学院 医学系研究科 外科学講座心臓血管外科学)
(3)梅澤 明弘 副所長 (国立成育医療研究センター 再生医療センター 生殖・細胞医療研究部)
(4)株式会社リプロセル (横山 周史 代表取締役社長)
(5)株式会社ヘリオス (鍵本 忠尚 代表取締役社長)
(6)iPS アカデミアジャパン株式会社 (村山 昇作 代表取締役社長)
以 上
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