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ADSL モデム スタートアップマニュアル

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ADSL モデム スタートアップマニュアル
ADSL モデム
スタートアップマニュアル
(ATUR110RC ユーザ用)
第1版
2001 年4月
R110PoA-S
1.0
ADSL モデムスタートアップマニュアル 目次
第1章 厳守事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1.使用上の注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
第2章 パソコン側の設定準備
(ADSL モデムとパソコンを接続(設定)される前に) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
1.設定される前のご準備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
2.LANカードの取付方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
3.ネットワーク設定の準備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
(1)Windows の場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
(2)Macintosh の場合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
第3章 ADSL モデムの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
1.ADSL モデムと各機器の接続方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
2.ADSL モデムの設定方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
2.1. IP アドレスの確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
2.2. ADSL モデム管理画面へのアクセス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
2.3. ADSL モデム管理画面の構成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
2.4. ADSL モデムへの認証情報の設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
2.5. ADSL モデムの接続状況確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
2.6. インターネット接続確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
第4章 ADSL モデムのその他の機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
1.接続の認証 ID とパスワードの変更 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
2.ADSL 回線速度の測定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
3.OAM セルループバック試験 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
4.IP アドレスの取得状態の確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
5.設定の初期化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
第5章 トラブルシューティング ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
1.電話に関するトラブル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
2.ADSL モデムに関するトラブル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
3.ADSL モデム設定に関するトラブル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
R110PoA-S
1.0
第1章 厳守事項
ユーザーID とパスワードの取扱いについて
ユーザーID とパスワードはお客様の大切な個人情報です。この入力は、必ずお客様自身で行っていた
だきます。設置工事業者が代行して入力することは絶対にございませんので、十分ご注意ください。
売り切りになった場合の取扱いについて
提供する ADSL モデムが売り切りになった場合の保証期間は 1 年となります
機能に関するマニュアル内容との差異について
本マニュアルの内容に関して、機能追加等により追加事項や変更が生じることがございます。
機能追加や変更等に関わるサポート情報につきましては、弊社ホームページ (www.acca.ne.jp)から
-[サポート]-[ユーザサポート]に進んでいただき、更新情報を定期的に閲覧していただくことをお勧め
いたします。
1. 使用上の注意
警告
本製品を使用したことによるお客様の機器等への影響に関し
警告
異常な熱・煙・音・臭いがする場合はすぐに使用を中止し、電
ては責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。
源を切断して下さい。
ADSL モデム使用中に、もしもこのような異常が生じた場合
は、すぐに使用を中止して電源を切断して下さい。そのまま
使用すると、感電や火災の原因になります。
警告
ADSL モデムの上に物を乗せないで下さい。
ADSL モデムの上に本や布などの物を乗せると、故障の原因
になります。
注意
ADSL モデムは安定した場所で使用して下さい。
壁に掛けたり、落ちやすい場所では使用しないで下さい。故
障や怪我の原因となります。
注意
無線やテレビなどの電磁波や磁気の影響を受ける場所には設
置しないで下さい。
故障の原因になります。
-1-
R100PoA-S
1.0
第2章 パソコン側の設定準備
ADSL モデムとパソコンを接続(
モデムとパソコンを接続(設定)
設定)される前に
1. 設定される前のご準備
以下のパソコン環境をあらかじめ、ご準備ください。
注1
LANポートのあるパソコン又は Ethernet(10BASE-T)対応 LAN カード(PCI、ISA、PC カードなど)と
LAN ケーブル(UTP ストレートケーブル)
注1 LAN(ラン) ローカルエリアネットワーク(Local Area Network)のことで家庭内や社内など同
じ領域内にあるネットワークのことを指します。
2. LAN カードの取付方法
(1)
デスクトップパソコンの場合
注2
注3
拡張スロットにLANカードを取り付けます。スロットにはPCIやISAなどの種類があります。お使
いのパソコンに対応した LAN カード(10BASE-T 対応)を取り付けてください。詳細は、LAN カ
ードに付属のマニュアルに従って、インストールを行ってください。
現在LANポート使用の場合は別途 HUB をご用意ください。(ADSL モデムと HUB はクロスケ
ーブルでつなぐ必要があります。)
(2)
ノートパソコンの場合
注4
PCカードスロットに LAN カードを取り付けます。PC カードスロットの規格をご確認の上、対応し
た LAN カードを取り付けてください。詳細は、LAN カードに付属のマニュアルに従ってインスト
ールを行ってください。
注2 PCI(ピーシーアイ) パソコン内部の各パーツ間を結ぶバス(データの伝送路)の規格。
急速に普及し、現在の主流となっており、ほとんどのパソコンはこの規格を内蔵していま
す。
注3 ISA(アイサ/Instruction Set Architecture) 旧式のパソコンに内蔵されていたバスの
規格で PCI よりも前の規格です。現在でも一部のパソコンに使用されています。
注4 PC カード(ピーシーカード) ノートパソコン向けの拡張カードの統一規格です。フラッシ
ュメモリカードやハードディスク、SCSI カード、LAN カード、モデムカードなどに利用され
ています。
-2-
R110PoA-S
1.0
3. ネットワーク設定の準備
(1) Windows の場合
① TCP/IP の設定に関して
Windows95/98/Me の場合
「マイコンピュータ」→「コントロールパネル」→「ネットワーク」をダブルクリックし、
「TCP/IP→お使いの LAN カード」注5を選択し、「プロパティ」ボタンをクリックします。TCP/IP の
プロパティが開きます。
以下の設定に変更の上、「OK」ボタンで保存してください。
注5:現在のネットワークコンポーネントの一覧にない場合はお使いの LAN カードのマニュア
ルに従い、「TCP/IP→お使いの LAN カード」を追加してください。
* 設定変更後、再起動が必要となります。
IP アドレス:自動的に取得
ゲートウェイ:指定しない
を使わない
DNS 設定:DNS
設定:
-3-
R110PoA-S
1.0
Windows2000 の場合
「マイコンピュータ」→「コントロールパネル」の「ネットワークとダイヤルアップ接続」をダブルクリ
ックします。「ローカルエリア接続」を右クリックし、「プロパティ」をクリックします。「コンポ-ネント
リスト」から「インタ-ネットプロトコル(TCP/IP)」を選択し、「プロパティ」ボタンをクリックします。
以下の設定に変更の上、「OK」ボタンで保存してください。
-4-
R110PoA-S
1.0
② Windows インターネットプロパティの設定に関して
「マイコンピュータ」→「コントロールパネル」を開きます。「インターネットオプション」をダブルクリッ
クし、「接続」タブを選択します。
•
「ダイヤルアップの設定」の一覧にブロバイダ接続がある場合は「ダイヤルしない」という項
目にチェック
を入れてください。また、ブロバイダ接続がない場合はグレーアウト表示と
なります。
ブロバイダ接続がある
場合は「ダイヤ
アルしな
い」にチェックします。
•
「LAN の設定」ボタンをクリックし、表示される「ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定」画面
内のチェックボックスの全てに「チェックがない」ことを確認してください。
注意:「設定を自動的に検出する」にチェックが入っていると、Web 表示画面に切り替わるの
に時間がかかることがあります。
-5-
R110PoA-S
1.0
(2) Macintosh の場合
アップルメニューから「コントロールパネル」→「TCP/IP」を選択してください。「TCP/IP」の画面
の設定を以下のように設定し、保存してください。
経由先:Ethernet
経由先:
設定方法 :DHCP サーバを参照
DHCP クライアント ID:空白
:空白
検索ドメイン名:空白
以上で設定のための準備は完了です。
-6-
R110PoA-S
1.0
第3章
ADSL モデムの設定
1. ADSL モデムと各機器の接続方法
タイプ1とタイプ 2 について
DSL サービスは、タイプ 1 とタイプ 2 の 2 種類があります。タイプ 1 は、1 本の回線で
電話(音声)と DSL の両方を利用するサービスです。音声と DSL の信号を分ける役
割をするのはスプリッタです。一方タイプ 2 は、DSL 専用で電話番号が無い回線を使
うサービスです。
(1)各機器との接続
下記の図のように接続してください。
(必ずパソコンの電源を切った状態で行ってください)
電話線(モジュラーケーブル)
LAN ケーブル
注意:パソコンと ADSL モデムを1対1で接続する場合はストレートケーブルを使用してください。
:HUB を経由してパソコンと接続する場合、HUB のカスケードポートに接続する場合は
ストレートケーブルを使用し、その他のポートに接続する場合はクロスケーブルを使用してください。
※カスケードポートを使用した場合、通信がうまくつながらない可能性がありますので、クロス接続をお奨めし
ます。
タイプ 1 の場合 ①スプリッタの挿入
ウォールジャック
・電話が繋がっている、電
話線のウォールジャック側
を外して、スプリッタの
PHONE に接続します。
・スプリッタの WALL(もしく
は LINE)側の電話線を
先ほど外したウォールジャ
ックに接続します。
・電話が使えることを確認
します。(発着信両方確
認 す る こ とをお 勧 め しま
す。)
スプリッタ挿入前
ウォールジャック
WALL
or LINE
PHONE
MODEM
スプリッタ挿入後
注意:スプリッタの形状は上図と異なる場合がありますが、接続部分の表記は上図に準じて
おります。接続の際はスプリッタの接続部分の表記を確認してから行ってください。
-7-
R110PoA-S
1.0
ADSL モデム
タイプ 1 の場合 ②モデムとパソコンの接続
To avoid damage,
install according
to instruction
manual
Use manufacturers
’
specifiea power
adapter only.
ウォールジャック
DC-IN
CONSOLE
ETHERNET
LINE
WALL
or LINE
PHONE
スプリッタ
MODEM
LAN(Ethernet)ポートへ
電話機
パソコン
・ ADSLモデムに付属の電話線でスプリッタの MODEM 側と ADSL モデムの LINE を接続します。
・ お 客 さ ま が 用 意 し た LAN ケ ー ブ ル ( ス ト レ ー ト ケ ー ブ ル ) で ADSL モ デ ム の
Ethernet(10BASE-T)ポートとパソコンの LAN ポートに接続します。
以上で接続は終了です。
注意:スプリッタの形状は上図と異なる場合がありますが、接続部分の表記は上図に準じて
おります。接続の際はスプリッタの接続部分の表記を確認してから行ってください。
タイプ 2 の場合
接続図
ADSL モデム
To avoid damage,
install according
to instruction
manual
Use manufacturers
’
specifiea power
adapter only.
DC-IN
CONSOLE
ETHERNET
LINE
ウォールジャック
LAN(Ethernet)ポートへ
ADSLモデムに付属の電話線でウォールジャックと ADSL モデムの LINE を
接続します。
・ お客さまが用意した LAN ケーブル(ストレートケーブル)で ADSL モデ
ムの Ethernet(10BASE-T)ポートとパソコンの LAN ポートに接続します。
・
パソコン
以上で接続は終了です。
-8-
R110PoA-S
1.0
ADSL モデムのランプ
PWR
ACT
LINK
LINE
ALM
ATUR110RC
ランプ
PWR
(緑色)
ACT
(緑色)
LINK
(緑色)
LINE
(緑色)
ALM
(赤色)
説明
消灯・・・ADSL モデムの電源が入っていません。
点灯・・・ADSL モデムの電源が投入されています。
消灯・・・LAN 側でデータを送受信していません。
点滅・・・LAN 側でデータを送受信中です。
消灯・・・10BASE-T のリンクが未確立。
点灯・・・10BASE-T のリンクが確立。
消灯・・・ADSL LINE のリンクが確立されていません。
点滅・・・ADSL LINE がトレーニング中です。
点灯・・・ADSL LINE のリンクが確立しています。
消灯・・・正常。
点灯・・・本装置で異常が発生しています。
トレーニングとは?
ADSL モデムは、DSL 信号を検出すると、トレーニング状態(LINE ランプが点滅)になりま
す。トレーニングとは、繋がっている電話回線でどれだけの速度がでるかを調べています。
ノイズの多い周波数は、使わないようにしたりデータ量を減らしたりします。そして、DSL のリ
ンクが確立 (LINE 点灯) したときに速度が決定します。その速度の最大が、ATUR110RC
が準拠している G.dmt AnnexC では下り 8Mbps/上り 1Mbps になります。実際の速度の見
方は、「第4章 ADSL モデムのその他の機能 2. ADSL 回線速度の測定」で説明します。
-9-
R110PoA-S
1.0
(2)各機器との接続確認
DSL 回線との接続確認
ADSL モデムの電源を入れてください。以下の流れに沿って正常であると最後の DSL リンク確立まで
行われます。
ランプ
時間
次のステップに
行かない場合は
ADSL モデムの電
源投入
PWR 点灯
-
電源が入っていませ
ん。
コンセントに電源アダプタが
繋がっていることを確認してください。
セルフテスト実行
LINE/ALM
点灯
約 10 秒
-
-
点滅になっても点灯
(DSL リンク確立)しな
い場合は、トレーニン
グで失敗しています。
「(1)各機器との接続」に戻り配線をもう一
度確認してください。
確認しても問題が無い場合は、「トラブル
シューティングの(2-2)」を参照してくださ
い。
-
-
トレーニング中
LINE 点滅
約 20 秒~
DSL リンク確立
LINE
(点灯)
-
確認する個所
パソコンとの接続確認
パソコンの電源を入れ ADSL モデムの LINK が点灯するか確認してください。
点灯しない場合は、以下の個所を確認してください。
ランプ
LINK 消灯
原因
確認する個所
10BASE-T のリンクが
未確立。
LAN ケーブルがきちんと接続されていない
ADSL モデム or パソコンの電源が入っていない
LINE ランプと LINK の両方が点灯することを確認してから、
ADSL モデム設定を行ってください。
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R110PoA-S
1.0
2. ADSL モデムの設定方法
●配線の接続を行い「PWR」と「LINK」と「LINE」が点灯することを確認してください。
(詳細は「第3章 1.ADSL モデムと各機器の接続方法」参照)
PWR
ACT
LINK
LINE
ALM
ATUR110RC
2.1. IP アドレスの確認
(1)
Windows95/98/Me の場合
① パソコンが立ち上がったら「スタートメニュー」から「ファイル名を指定して実行」を開き、
winipcfg と入力後、「OK」を押します。
② 下の画面が表示されたら、▼をクリックし、お使いの LAN カードの名前をクリックします。
クリックして、
LAN カードを表示させます
③ お使いになっている LAN カードを選択し、「すべて解放(A)」をクリックして、
次に「すべて書き換え(W)」をクリックして IP を更新します。
項目名はお使いになっている
LAN カードによって異なります
「すべて開放(A)」をクリックして、
次に「すべて書き換え(W)」をクリ
ックして IP 情報を更新します
- 11 -
R110PoA-S
1.0
④ IP アドレスが 192.168.0.X(X 値は 2~33 です)になっていることを確認し「OK」ボタンで閉じます。
※IP を取得できない場合は、配線の接続を確認してください。(詳細は、「第3章 1、ADSL モデムと各機器の接
続方法」参照)
IP アドレス:192.168.0.X
アドレス:
(X の値は 2~
~33 です)
サブネットマスク:255.255.255.0
サブネットマスク:
デフォルトゲートウェイ:192.168.0.1
デフォルトゲートウェイ:
になっていることを確認
(2)
Windows2000 の場合
① パソコンが立ち上がったら「スタートメニュー」から「ファイル名を指定して実行」を開き、
cmd と入力後、「OK」を押します。
② 「コマンドプロンプト」の画面が表示されたら、ipconfig /renew と入力して「Enter」キー
を押してください。
③ 「Ethernet adapter ローカル エリア接続:」が表示され、IP アドレスが 192.168.0.X(X の値は 2~
33 です)になっていることを確認します。
※IP アドレスを取得できない場合は、配線の接続を確認してください。(詳細は、「第3章 1、ADSL モデムと各機
器の接続方法」参照)
ipconfig /renew と入力
「IP Address」が
192.168.0.X になっていることを確認
(X の値は 2~33 です)
exit と入力
④ 確認後、exit と入力し、「Enter」キーを押して、画面を閉じます。
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1.0
2.2. ADSL モデム管理画面へのアクセス
①
Web ブラウザを立ち上げます。
アドレスに http://192.168.0.1 と入力し、ADSL モデムにアクセスします。(下図参照)
②
ADSL モデムアクセス用のパスワードを入力します。
ネットワークログインウィンドウが表示されますので、パスワードを入力します。
①アドレスに「http://192.168.0.1」と入力
後「移動」をクリック
②ユーザー名:入力不要
入力不要
パスワード:xdsl00
(半角小文字エックス・ディ・エス・エル
半角数字ゼロ・ゼロ)
・ ユーザ名は入力不要
ユーザ名は入力不要です。
入力不要です。
・ パスワードは"xdsl00"(半角小文字エックス・ディ・エス・エル
(半角小文字エックス・ディ・エス・エル 半角数字
パスワードは
ゼロ・ゼロ)です。
ゼロ・ゼロ)です。なお、入力文字は"*"で表示されます。
です。
③
ADSL モデム管理画面が表示されます(初期画面)。
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R110PoA-S
1.0
2.3. ADSL モデム管理画面の構成
Web ブラウザにて ADSL モデムにアクセスしパスワード入力を行うと、以下の ADSL モデムの管理画面
が表示されます。
メニューフレーム
設定/表示
フレーム
本サービスは「ルータモード」でないと接続できません。
ヘルプ表示フレーム
※もし「ブリッジモード」の場合は
ここが「ルータモードへ」と表示されているのでここをクリックして、
ルータモードに切り替えてください。
•
メニューフレーム
設定を行う各種項目を表示します。各項目のクリックにより「設定/表示フレーム」(又は詳細メニュ
ーに遷移後)に対応する画面を表示します。また、設定情報の保存/デフォルト値への置き換え、
ファームウェアのアップグレードを行います。
•
設定/表示フレーム
メニュー選択により該当の管理画面を表示し、各種設定項目のパラメータ値を設定します。
•
ヘルプ表示フレーム
「設定/表示フレーム」内の設定項目に隣接する"?"マークをクリックすると、該当設定項目の説
明を表示します。
•
その他の画面
設定情報の保存時、デフォルト値への置換え時等の処理開始する場合には、ポップアップウィン
ドウにて実行確認メッセージを表示します。
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R110PoA-S
1.0
2.4. ADSL モデムへの認証情報の設定
ADSL モデム管理画面が「初期画面」および「モデム状態がルータモード」となっていることを確認してく
ださい。
(1)
「PPPoA設定」画面を表示します。
① メニューフレームのオプションメニューより
[ルータ]をクリック
②メニューフレームが[ルータ]に移動したことを
確認し、PPPoA をクリック
③ 設定/表示フレームに
「PPPoA 設定」を表示します。
- 15 -
R110PoA-S
1.0
(2)
パラメータを設定します。
⑥ 「設定」ボタンをクリック
④ 「有効」をチェック
します。
します。
⑤ プロバイダから提供されたユーザ ID
とパスワードを入力します(パスワー
注意
○で囲んだ部分以外は
囲んだ部分以外は
ドは確認のために再入力が必要で
変更しないでください。
す)。
認証=「
」であること
認証 「CHAP」であること
を確認してください。
注意:以上で設定は終了していますが、
注意:以上で設定は終了していますが、設定を反映させるためにはセーブが必要です。
定は終了していますが、設定を反映させるためにはセーブが必要です。
注意:パスワード入力と再入力時には"*
が表示されます。
注意:パスワード入力と再入力時には *"が表示されます。
(3)
設定情報を保存(ADSL モデムへの反映)します。
⑦ メニューフレーム「TOP」をクリック
⑧ ポップアップウインドウが表示されま
するか、スクロールバー操作にて
す。処理実行の場合「OK」ボタンを
以下のオプションメニューを表示
クリックすると、以下の「セーブ中で
し、さらに「セーブ」をクリックします。
す...」の画面を表示します。
- 16 -
R110PoA-S
1.0
⑨ 時間がカウントアップ表
示され、約 30 秒待ち、
「初期画面」が表示され
ます。
認証情報の設定「PPPoA
設定」は終了です。
認証情報の設定「
設定」は終了です。
ADSL モデムの LINE ランプが点灯することを確認してから「2.5
ランプが点灯することを確認してから「2.5.ADSL モデムの接続状況
確認」にてPPPセッションの接続を確認してください。
- 17 -
R110PoA-S
1.0
2.5. ADSL モデムの接続状況確認
PPP のセッションが接続されていることを確認します。
① メニューフレーム「状態確認」-「ルータ」-「PPPoA」をクリックします。
② 「PPPoA IP」に IP アドレスが表示されているかどうかを確認します。
アドレスが表示されているかどうかを確認
IP アドレスが表示されていれば、PPP のセッションは接続されています。
.
.
.
には 0~255 の数値が表示されます。
この例では、IP アドレス:61.12.1.2
アドレス:
を取得して PPP セッションが接続されています。
PPPセッションが接続されているときには
が表示されます。
IP アドレスが取得できない場合や PPP セッションが
切断されているときは「「X.X.X.X」」と表示されます。
このとき
が表示されます。
注意:IP
アドレスが表示されていない場合は、数十秒待ってから再度この画面を表示して接続
注意:
確認を行ってください。IP
確認を行ってください。 アドレスを取得するまでに多少時間が掛かる場合があります。
注意:再確認の際も IP アドレスが表示されない場合、
回線の障害、もしくは設定の誤りの
アドレスが表示されない場合、ADSL
が表示されない場合、
可能性があります。トラブルシューティング(
可能性があります。トラブルシューティング(3-4)を参照してください。
IP アドレスの表示(PPP
セッションの接続)まで確認できたら ADSL モデム設定作業は
アドレスの表示(
全て完了です。
「2.6.インターネット接続確認」にてインターネットに接続できるかどうか確認してください。
- 18 -
R110PoA-S
1.0
2.6. インターネット接続確認
最後にインターネットに接続できるかどうか確認します。
(例)ここでは、Web ブラウザ(InternetExplorer)を使って ACCA のホームページへアクセスします。
※ACCA ホームページ内において最新のサポート情報を掲載してあります。定期的に閲覧していただくことを
お勧めいたします。
① Web ブラウザ(InternetExplorer)を起動します。
② アドレスに「http://www.acca.ne.jp」と入力し、「移動」をクリックします。
「アドレス(D)」に「http://www.acca.ne.jp」と入力後
ここをクリック
③ ACCA のホームページが表示されたら正常に接続出来ています。
以上で ADSL モデム設定~インターネット接続まで全て完了です。
「第4章 ADSL モデムのその他の機能」以降については必要に応じて参照してください。
モデムのその他の機能」以降については必要に応じて参照してください。
- 19 -
R110PoA-S
1.0
第4章 ADSL モデムのその他の機能
1. 接続の認証 ID とパスワードの変更
① メニューフレーム「ルータ」-「PPPoA」をクリックします。
② 新しいユーザ ID とパスワードを入力します(パスワードは確認のため、再入力が必要です)。
注意:新しいユーザ名とパスワードを使用するためには、プロバイダ側のユーザ名とパスワードも
同様に変更する必要があります。
③ 設定/表示フレーム右上の「設定」ボタンをクリックします。
注意:以上で設定は終了していますが、設定情報を
注意:以上で設定は終了していますが、設定情報を反映させるためにはセーブと再起動が必要で
設定情報を反映させるためにはセーブと再起動が必要で
す。
③
①
②
④ メニューフレーム「セーブ」を選択すると、以下のポップアップウィンドウが表示されますので、
「OK」をクリックします。
- 20 -
R110PoA-S
1.0
⑤ 「セーブ中...」の画面が表示されますので、約 30 秒待ちます。
⑥ 「初期画面」が表示されたら、設定完了
設定完了です。
設定完了
2. ADSL 回線速度の測定
① メニューフレーム「状態確認」-「インターフェース」をクリックします。
② インタフェースインフォメーション画面の「WAN インターフェース」の一覧表示から「DOWN RATE」、
「UP RATE」を確認します。
「DOWN RATE」、「DOWN
RATE SNR Margin」、
「UP RATE」は交換局など
の距離により異なります。
- 21 -
R110PoA-S
1.0
3. OAM セルループバック試験
① メニューフレーム「状態確認」-「OAM ループバック」をクリックします。
② ループバックセルを挿入する「PVC」と「Flag」を選択します。
「Flag」の▼をクリックし、「F5 End to End」に設定します。
注意:「PVC」は変更しないでください。
」は変更しないでください。
注意:「
③ 「テスト」ボタンをクリックします。
④ ループバック試験に成功したことを示すメッセージが設定/表示フレームに表示された場合は、
試験完了です。
(ループバック試験成功)
ループバック試験に成功しました。
(ループバック試験失敗)
タイムアウトしました。ループバック試験に失敗しました。
注意:ループバック試験に失敗した場合、ADSL
回線に障害があるか、設定に誤りがある可能性が
注意:ループバック試験に失敗した場合、
あります。トラブルシューティング(
あります。トラブルシューティング(3-3)を参照してください。
- 22 -
R110PoA-S
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4. IP アドレスの取得状態の確認
① メニューフレーム「状態確認」-「ルータ」-「PPPoA」をクリックします。
② 「PPPoA IP」に IP アドレスが表示されているかどうかを確認します。
アドレスが表示されているかどうかを確認
IP アドレスが表示されていれば PPP のセッションは接続されています。
.
.
.
には 0~255 の数値が表示されます。
取得した IP アドレスが表示されます。
下記例)IP アドレス:61.12.1.2
アドレス:
IP アドレスが取得できない場合や PPP セッション
が切断されているときは「「 X.X.X.X」」 と表示されま
す。
PPP セッション接続します。
PPP セッションが未接続時に表示されます
PPP セッション切断します。
PPP セッションが接続中に表示されます
注意:IP
注意: アドレスが表示されていない場合は、数十秒待ってから再度この画面を表示して接続確
認を行ってください。IP
認を行ってください。 アドレスを取得するまでに多少時間が掛かる場合があります。
注意:再確認の際も IP アドレスが表示されない場合、ADSL
回線の障害、もしくは設定の誤りの
アドレスが表示されない場合、
可能性があります。トラブルシューティング((
可能性があります。トラブルシューティング((3
((3-3)(3
)(3-4))を参照してください。
))を参照してください。
5. 設定の初期化
「デフォルト」を実行した場合は工場出荷時の設定になります。
ADSL モデムへのログインパスワードは変更されません。
① メニューフレーム「デフォルト」をクリックします。
② 表示されるポップアップウィンドウの「OK」ボタンをクリックします。
注意:初期化を実行すると、自動的にセーブ動作および ADSL モデムのリスタート動作が実行さ
れます。
注意:「キャンセル」ボタンをクリックした場合は、「デフォルト」押下前の状態に戻ります。
③ 「初期画面」が表示されたら、初期化が完了です。
- 23 -
R110PoA-S
1.0
第5章 トラブルシューティング
(1)電話に関するトラブル
電話が使えなくなってしまいました。(1-1)
配線の繋ぎ間違えはありませんか?
再度「第3章-1.ADSL モデムと各機器の接続方法」を参照して配線の確認を
してください。
それでも使えない場合は電話機から出ている電話線を直接壁ウォールジャック(モジュラージャッ
ク)へ接続してみてください。
・使える場合:スプリッタ又はその周りの電話線が故障している可能性があります。
・使えない場合:電話局内側の故障の可能性があります。
いずれの場合もご契約されているプロバイダまで連絡してください。
電話をかけると ADSL の接続が切れてしまいます。(1-2)
配線の繋ぎ間違えはありませんか?
再度「第3章-1.ADSL モデムと各機器の接続方法」を参照して配線の確認をしてください。
モジュラージャック(壁)からスプリッタまでの間でブランチ(分岐)させていませんか?
スプリッタの取り付け位置はモジュラージャック(壁)のすぐ後ろに接続する事になっています。その
間に何か分配器や機器などを接続してしまうと使用できない場合がありますので配線をもう一度ご
確認ください。
(2)ADSL モデムに関するトラブル
LINE 点滅のまま変化がありません。(2-1)
配線の繋ぎ間違えはありませんか?
再度「第3章-1.ADSL モデムと各機器の接続方法」を参照して配線の確認をしてください。
スプリッタ故障では?
タイプ 1 の場合はスプリッタを外して直接モジュラージャックと ADSL モデムを接続して DSL レイヤでリ
ンクが確立出来るかどうか確認してください。
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1.0
セキュリティー装置が設置されていませんか?
宅内にセキュリティー装置が設置されている場合は別途配線工事が必要になる場合があります。特に
集合住宅の場合は、管理会社様、管理組合様にお問い合わせ下さい。
(セコム・火災報知機・ガス検知機など)
LINE が点滅後、点灯せずに消灯に戻ってしまいます。(2-2)
ウォールジャック(モジュラージャック)からスプリッタ間でブランチ(分岐)させていませんか?
スプリッタの取り付け位置はウォールジャックのすぐ後ろに接続する事になっています。その間に何か
分配器や機器などを接続してしまうと使用できない場合がありますので配線をもう一度ご確認くださ
い。
宅内のウォールジャック(モジュラージャック)が複数ありませんか?
使用していないモジュラージャックも含めて複数ある場合はスプリッタの増設が必要になる場合があり
ます。また、スプリッタを増設しても上手くいかない場合は、宅内の配線工事が必要になる場合がござ
います。詳しくはご契約のプロバイダまでお問い合わせください。
ADSL モデムの設置位置に問題はありませんか?
冷蔵庫・TV・電子レンジなど、ノイズを発生させる要因がある機器の上、横などに置かれている場合
はその機器から離して試してください。
ADSL 接続が時々切れてしまいます。(2-3)
ADSL モデムの設置位置に問題はありませんか?
冷蔵庫・TV・電子レンジなど、ノイズを発生させる要因がある機器の上、横などに置かれている場合
はその機器から離してください。
セキュリティー装置が設置されていませんか?
?
宅内にセキュリティー装置が設置されている場合は別途配線工事が必要になる場合があります。特に
集合住宅の場合は、管理会社様、管理組合様にお問い合わせ下さい。
(セコム・火災報知機・ガス検知機など)
保安器の問題の可能性があります。
保安器の一部(6PT という種類)では、電話着信時に DSL 回線が切断もしくは著しい速度低下する場
合のあることが確認されており、保安器の交換をしたほうが良い場合があります。
詳しくはご契約のプロバイダにお問い合わせ下さい。
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1.0
(3)ADSL モデム設定に関するトラブル
ADSL モデムに接続できません。(3-1)
LINK は点灯していますか?
LINK が点灯していない場合は、再度「第3章-1.ADSL モデムの接続方法」を参照して配線の確認
をしてください。また、パソコンが LAN カードを認識しているか確認してください。
パソコンのネットワーク設定に問題はありませんか?
ネットワーク設定が間違っていないかどうか、「第2章-3.ネットワーク設定の準備」を参照してくだ
さい。
DSL 回線速度を見たのですが速度があまり出ません。(3-2)
下記に挙げるような原因である可能性があります。対処を行った場合は
ADSL モデムをリブート(再起動)してください。
ADSL モデムの設置位置に問題はありませんか?
冷蔵庫・TV・電子レンジなど、ノイズを発生させる要因がある機器の上、横などに置かれている場合
はその機器から離して試してください。
電話線の配線に問題はありませんか?
電話線はノイズを拾いやすいのでウォールジャックとパソコンの間隔がある場合は、長い LAN ケーブ
ルを使用し電話線はなるべく短くなるようにしてください。
AC 電源のコンセントを変えてみてください。
。
TV 等の電源からのノイズが混入して ADSL モデムが不安定になっている可能性があります。
ループバック試験で失敗してしまいました。(3-3)
LINE は点灯していますか?
DSL のレイヤでリンクが確立しないとループバック試験は必ず失敗します。
LINE が点灯するように「第3章-1.ADSL モデムと各機器の接続方法」から行ってください。
本マニュアルを見て ADSL モデムを設定しましたか?
設定されていないとループバック試験は行えません。
「第3章-2.ADSL モデムの設定方法」から行ってください。
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R110PoA-S
1.0
「PPPoA インフォメーション」画面で IP アドレスが表示されていません(3-4)
LINE ランプは点灯していますか?
点灯している場合は、ループバック試験を実行してください(「第4章-3.OAM セルループバック試
験」)。点灯していない場合は、LINE ランプが点灯するように「第3章-1.ADSL モデムと各機器の接続
方法」から行ってください。
ループバック試験は成功しましたか?
ループバック試験で失敗すると認証プロセスが実行されません。
トラブルシューティング(3-3)を参照して対処してください。
認証情報(ユーザIDまたはパスワード)は正しく入力していますか?
ユーザ ID またはパスワードの設定を間違えると、IP アドレスの取得が出来ません(=表示されません)。
再度、「第3章-2.4.ADSL モデムのへの認証情報の設定」から行ってください。
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ADSL モデムスタートアップマニュアル ATUR110
ATUR110RC
110RC PPPoA
作成日: 平成 13 年 9 月
作成者: 株式会社アッカ・ネットワークス
* 本マニュアルの版権は株式会社アッカ・ネットワークスに有ります。
無断で複写、複製することを禁止します。
* 本マニュアルの内容は改善のため予告無く変更する可能性があります。
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