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システム仕様書
別紙
京都府原子力防災ネットワークシステム賃貸借
システム仕様書
平成25年6月
京都府
目次
1.
件名 .......................................................................................................................................... 3
2.
実施概要 .................................................................................................................................. 3
3.
実施内容 .................................................................................................................................. 3
システム概要 ....................................................................................................................... 3
3.1
3.1.1
システム構成 ................................................................................................................ 3
3.1.2
システムの機能............................................................................................................. 5
調達対象機器 ....................................................................................................................... 6
3.2
3.2.1
調達対象範囲及び機器一覧 .......................................................................................... 6
3.2.2
機器要求仕様 ................................................................................................................ 8
4.
現地調査及び設計について ................................................................................................... 16
5.
据付工事について .................................................................................................................. 16
6.
既設設備の改修について ....................................................................................................... 17
7.
現地調整試験について .......................................................................................................... 17
8.
据付工事に際する留意事項 ................................................................................................... 18
8.1
据付工事概要 ..................................................................................................................... 18
8.2
機器設置工事 ..................................................................................................................... 18
2
1. 件名
京都府原子力防災ネットワークシステム用機器賃貸借
2. 実施概要
本システムは、独立行政法人原子力安全基盤機構(以下、
「JNES」という。)が実施する統合
原子力防災ネットワークの拡充に伴い、
新たに接続拠点となる市町村等が電話通信、
FAX 通信、
TV 会議通信及びデータ通信が行えるよう必要なネットワーク接続機器(IP 交換機、
IP 電話機、
IP-FAX、ノート PC、TV 会議システム、接続のための中継機器等)を整備することである。
3. 実施内容
3.1
システム概要
統合原子力防災ネットワークは、原子力災害予防や原子力災害発生時等に国と地方公共
団体の連携強化のために電話通信、FAX 通信、TV 会議通信及びデータ通信を可能とするた
めの全国規模のネットワークである。同ネットワークは、原子力災害対策本部、緊急時対
応センターとオフサイトセンターを通信事業者網により接続するネットワークとオフサイ
トセンターと各地方公共団体とを通信事業者回線や京都府デジタル疎水ネットワークによ
って接続するネットワークから構成される。
京都府原子力防災ネットワークシステム(以下、
「本システム」という。)は、統合原子力
防災ネットワークのうち、京都府が整備・運営する拠点間を接続する通信事業者回線やデ
ジタル疎水ネットワーク回線、電話通信、FAX 通信、TV 会議通信、データ通信に必要なネ
ットワーク接続機器(IP 交換機、IP 電話機、IP-FAX、ノート PC、TV 会議システム、接続
のための中継機器等)からなる。
3.1.1
システム構成
本システムは、IP 交換機、IP 電話機、IP-FAX、ノート PC、TV 会議システム、接続の
ための中継機器等から構成される。システム構成図を
3
図 1 に示す。
図 1 システム構成図
4
3.1.2
システムの機能
1. 通信回線
京都府庁、单丹広域振興局、丹後広域振興局、京都市、福知山市、宮津市、单丹市、
京丹波町、伊根町の間の通話・通信の実施に当たって使用する通信回線は、京都府が
所有しているデジタル疎水ネットワークを使用する。
また、京都府庁、福井県高浜原子力防災センター、福井県大飯原子力防災センター
の間の通話・通信の実施に当たって使用する通信回線は、別途京都府が借用する通信
事業者回線を使用する。通信事業者が提供する回線は、以下の仕様である。
(ア) 回線種別は光ファイバーケーブルによるイーサネット方式
(イ) 回線速度は 100Mbps までのアクセス回線品目を使用できるものとする。
(ウ) 府の指定した電気通信事業者が設置する回線終端装置のユーザー側インターフ
ェースは 10BASE-T 及び 100BASE-TX に準拠し、コネクタ形状は RJ-45 とする。
(エ) レイヤ 3 以上のプロトコルに依存しないレイヤ 2 によるネットワークである。
2. システム機能
(ア) 京都府と関係機関及び関係市町村の各機関はそれぞれ通話・通信において番号
を持ち、国の統合原子力防災ネットワークから通話・通信できるとともに、全
ての機関において、相互の通話・通信が可能で、通話・通信がそれぞれ独立し
て行えること。
(イ) 番号計画及び IP アドレス割当て方針は別途、国と協議することとする。
(ウ) 国との接続について、福井県高浜原子力防災センターに国が設置しているファ
イヤーウォール装置を介して接続可能な構成とし、音声・FAX・TV 会議のすべ
てを IP 信号で接続する。これに伴い、国が福井県高浜原子力防災センターに設
置している IP 交換機との OD トランクインタフェースによる接続は廃止し、IP
接続に変更するための処置を講じること。
(エ) ファクシミリの送受信に当たり、拠点間及び国との通信は、T.37 ダイレクト
SMTP 通信にてフルモード(符号化方式 MH、MR、MMR、JBIG)で FAX 送受信を行う
こと。
(オ) IP 交換機は、京都府庁に 2 台新設し二重化構成とする。また、新設する IP 交
換機は、京都府庁において既設 IP 交換機と OD トランクインタフェースにて接
続することとする。
(カ) 統合原子力防災ネットワークの各拠点と通信を行うに当たり、福井県高浜原子
力防災センター、福井県大飯原子力防災センター、緊急時対応センター(ERC)
及び隣接する電力事業所の IP 交換機等に対して他の交換機を経由せず直接中
継線接続が可能であること。
(キ) 新規に整備するノート PC には IP-FAX から印刷できる設定を施すこと。
(ク) 無停電電源装置は IP 交換機、ネットワーク機器、IP 電話機、電気通信事業者
5
が用意する回線終端装置の電源容量を含んで設計をすること。
(ケ) TV 会議システムは、国が原子力災害対策本部、緊急時対応センター、福井県高
浜原子力防災センター、福井県大飯原子力防災センターに整備する TV 会議シス
テム(別途整備)と相互接続し、対応策が協議できること。また、新規に整備
する TV 会議制御装置と既設 TV 会議制御装置との相互接続を確認すること。
(コ) 国が整備する TV 会議システム(別途整備)からの会議開催の操作により、国所
有の多地点制御装置を介した1対1TV 会議及び複数拠点間 TV 会議ができるこ
と。
(サ) PC 画面等の外部入力映像を TV 会議画面とは別に表示し、
TV 会議ができること。
(シ) 地上回線不通時に衛星等バックアップ回線(別途整備)に TV 会議操作端末を用
いて遠隔で切り替えることで TV 会議開催及び参加が可能なこと。
3.2
3.2.1
調達対象機器
調達対象範囲及び機器一覧
本作業の調達対象範囲は図 1 システム構成図を参照、調達対象機器を表 1 に示す。
6
表 1 調達対象機器一覧
設置場所
京都府庁
構成品
数量
IP 交換機
1式
備考
本体二重化構成
(運用系 1 台、待機系 1 台)
保守コンソール、保守用電話機
を含む
VoIP ゲートウェイ装置(OD)
2台
OD トランク対応
TV 会議システム
1式
TV 会議制御装置 A (1 台)
TV 会議操作端末 (1 台)
グースネックマイク(2 本)
マイクミキサー (必要数)
モニタスタンド (1 台)
HUB
1台
衛星用ルータ
1台
回線切替装置
1台
無停電電源装置
1台
19 インチラック
1台
福 井県大 飯原子
ルータ
1台
力防災センター
VoIP ゲートウェイ装置(FXS)
1台
FXS 対応
IP 電話機
1台
給電対応
IP-FAX
1台
ノート PC
1台
TV 会議システム
1式
遠隔切替対応
TV 会議制御装置 A’(1 台)
卓上マイク (1 台)
46 インチ液晶モニタ (1 台)
モニタスタンド (1 台)
L2 スイッチ
1台
無停電電源装置
1台
19 インチラック
1台
以下次葉
7
前頁より
拠点
構成品
数量
備考
单丹広域振興局
ルータ
各1台
丹後広域振興局
VoIP ゲートウェイ装置(FXS)
各1台
FXS 対応
京都市
IP 電話機
各1台
給電対応
福知山市
IP-FAX
各1台
宮津市
ノート PC
各1台
单丹市
TV 会議システム
各1式
TV 会議制御装置 A’(各 1 台)
京丹波町
卓上マイク (各 1 台)
伊根町
46 インチ液晶モニタ (各 1 台)
モニタスタンド (各 1 台)
3.2.2
L2 スイッチ
各1台
無停電電源装置
各1台
19 インチラック
各1台
電源供給対応
機器要求仕様
機器要求仕様を以下に示す。
(1)
IP 交換機(二重化構成)
(富士通製 IP Pathfinder IPM 搭載モジュール相当)
1. IP 電話機を 100 台制御するものとし、最大 450 台まで拡張する機能を有するこ
と。
2. 以下の音声コーデックをサポートすること。
・G.711
・G.729
3. 内線電話機をグループ化し、グループ間の内線通話やグループごとの外線発信
経路を設定可能とする機能を有すること。
4. 発信者番号通知機能(発信者番号通知の抑制機能含む)を有すること。
5. 内線番号体系は 3 桁以上に対応していること。
6. IP 電話機の管理は IP アドレスで行えること。
7. 国がオフサイトセンター等に設置する IP 交換機とインタフェース変換を行わ
ずに直接 IP 接続ができること。
8. 公衆網(ISDN 回線等)を収容し、公衆回線へ発信が可能なこと。
9. Telnet 等により遠隔保守が可能なこと。
10. IP 交換機本体装置を二重化構成とし、京都府庁に新設すること。
11. 福井県高浜原子力防災センター、福井県大飯原子力防災センター等に国が設置
している IP 電話機との間の発着信時に発番号情報を送受信し、発番号表示が可
能であること。
8
12. 統合原子力防災ネットワークの各拠点と通信を行うに当たり、福井県高浜原子
力防災センター、福井県大飯原子力防災センター、緊急時対応センター(ERC)
等の IP 交換機に対して他の交換機を経由せず直接中継線接続が可能であるこ
と。
(2)
OD トランクゲートウェイ装置 (富士通 Si-V704SE 相当)
1. 既設 IP 交換機との接続を行うため、OD トランクインタフェースを 4 回線収容す
る機能を有すること。
2. 京都府庁に新設する IP 交換機と連携して動作する機能を有すること。
3. 以下のコーデックをサポートすること。
・G.711
・G.729a
4. SIP 呼制御プロトコルをサポートすること。
5. 最大 8 台のバックアップサーバ連携の登録が可能であること。
6. LAN インタフェース 1 ポートを有すること。
7. Web インタフェースをサポートすること。
8. SNTP クライアント機能をサポートすること。
9. スケジュール機能により、構成定義情報の切替が可能であること。
10. 19 インチラック搭載が可能であること。
(3)
VoIP ゲートウェイ装置(FXS) (富士通 Si-V702SE 相当)
1. 新規拠点各箇所に設置し、IP-FAX の G3 インタフェースと接続するための FXS イ
ンタフェースを 2 回線有すること。
2. 京都府庁に新設する国向けの IP 交換機と連携して動作する機能を有すること。
3. 以下のコーデックをサポートすること。
・G.711
・G.729a
4. SIP 呼制御プロトコルをサポートすること。
5. LAN インタフェース 1 ポートを有すること。
6. 19 インチラック搭載が可能であること。
(4)
IP 電話機 (富士通製 SS-170B 相当)
1. 遠隔地よりファームウェアの更新が可能であること。
2. SIP(RFC3261)準拠していること。
3. Power over Ethernet(IEEE 802.3af)をサポートすること。
4. ヘッドセット接続用のポートを有すること。
9
5. スピーカーを有すること。
6. 内外線発信が可能なこと。
7. 内外線着信時の話中転送が可能なこと。
8. 通話の保留、通話の復帰が可能なこと。
9. 通話のピックアップ応答(代理応答)が可能なこと。
10. 回線ごとのコールステータス(状態、通話時間、番号)の表示が可能なこと。
11. 発信履歴、着信履歴、不在着信履歴が閲覧可能であり、その履歴を基にして発
信することができること。
12. 電話帳の検索、発信が行えること。
13. IP 電話機毎に呼び出し音を変更可能であること。
14. リダイヤルが可能なこと。
15. オンフックダイヤルが可能なこと。
16. IP 電話機の音量調節(受話音声、呼び出し音)が可能であること。
17. 以下の音声コーデックをサポートすること。
・G.711
・G.729
18. 国が緊急時対応センターに整備する一斉指令装置(別途整備)からのリアルタ
イム指令が受信できること。
19. 一斉指令装置からの指令受信時には、電話機の表示部に「指令着信」等の漢字
表示が可能なこと。
20. 周囲から可視可能な外付け着信ランプを接続可能なこと。
(5)
IP-FAX (村田機械製 MFX-2870 相当)
1. 呼制御手順は、TTC 標準 T.37(ダイレクト SMTP 方式、フルモード対応)及び
G3 規格(スーパーG3、G3)に対応すること。
2. 国がオフサイトセンターに設置する FAX と TTC 標準 T.37(ダイレクト SMTP 方
式)を使用し、フルモードで文書の FAX 送受信ができること。
3. T.37 ダイレクト SMTP の符号化方式は、モデファイド MR(MMR)/モデファイド
リード(MR)/MH/JBIG に対応すること。
4. 解像度は、T.37(ダイレクト SMTP 方式)及び G3 規格において、600dpi 以上に
対応すること。
5. インタフェースは、10BASE-T/100BASE-TX 及び RJ-11 に対応すること。
6. 文書送信先の指定は、FAX のタッチパネルボタン操作で可能とし、ボタン毎に、
T.37(ダイレクト SMTP 方式)送信時は送信先 FAX の IP アドレス、G3(スーパ G3
含む)送信時は送信先 FAX の電話番号を登録し接続可能なこと。
7. 同報最大件数は 2,000 件以上であること。
8. 原稿サイズは、A3 及び A4 に対応すること。
10
9. 印刷機能は、A4 サイズにおいて 28 ページ/分以上であること。
10. 送信した文書が確実に受信されたことが送信側で確認できる送達確認機能が、
T.37(ダイレクト SMTP)及び G3 規格において、1 通信毎に実現できること。
11. FAX の送受信後に、通信履歴情報と FAX イメージデータをアーカイブする機能
を有すること。アーカイブ機能は、送受信双方ともにサポートすることとし、
通信履歴情報には原稿ページ数と送信結果ページ数を含めるものとする。
12. ワンタッチ釦に設定する情報(宛先情報)は、国がオフサイトセンターなどに設
置した IP-FAX と共有できること。
13. FAX 送信できずにエラーとなった場合、同じ宛先に登録された G3 FAX の相手先
番号に切り替えて送信する機能を有すること。
14. 手差しトレイを除く、2 段以上の用紙トレイを有すること。
15. FAX 着信時(IP 及び G3)において、周囲から可視可能な外付け着信ランプを接
続可能なこと。
(6)
ルータ (富士通製 Si-R220D 相当)
1. 標準に準拠した実績のある OS であること。
2. 電気通信事業者の提供する VPN 回線を収容すること。
3. L2 スイッチとの接続は 100Mbps 以上有すること。
4. 10/100BASE-TX インタフェースを 4 ポート有すること。
5. BRI インタフェースを 1 ポート有すること。
6. IP ルーティングプロトコルとして、RIP V1/V2、OSPF、BGP に対応すること。
7. 宛先/発信元 IP アドレス、TCP/UDP ポート番号などにより指定した IP パケット
のフィルタリング機能を有すること。
8. Ether over IP 機能を有すること。
9. 優先制御により、音声・テレビ会議・専用系 LAN 等のトラフィックを識別して
QoS 処理を行う機能をサポートすること。
10. アウトレット電源コンセントにより L2 スイッチに対して給電出来ること。
11. SNMP V1/V2(RFC1157)による管理機能を有すること。
12. MAC 認証機能、IEEE802.1x 認証機能、ARP 認証機能等のセキュリティ機能を有
すること。
13. USB インタフェースを有すること。
(7)
L2 スイッチ (富士通製 SR-S224PS1 相当)
1. 標準に準拠した実績のある OS であること。
2. IEEE802.1Q に準拠した VLAN 機能に対応し、ポート卖位で VLAN を構成できるこ
と。
3. 各スイッチポートにはネットワークシステム内の任意の VLAN 割り当てができ
11
ること。
4. VLAN 制御プロトコルを利用すること。
5. 他機器との接続は 100Base-TX とすること。
6. 1 台あたり24ポート以上有すること。
7. IEEE802.1D に準拠したスパニングツリー機能及び IEEE802.1w/IEEE802.1s に
準拠した高速/多重スパニングツリー機能に対応すること。
8. 宛先/発信元 IP アドレス、TCP/UDP ポート番号などにより指定した IP パケット
のフィルタリング機能を有すること。
9. IEEE802.1p に準拠した CoS 優先制御機能に対応すること。
10. IEEE802.3x に準拠したフロー制御機能に対応すること。
11. すべてのポートで IEEE 802.3af に準拠した給電機能に対応すること。
12. SNMP V1/V2(RFC1157)による管理機能を有すること。
13. MAC 認証機能、IEEE802.1x 認証機能、ARP 認証機能等のセキュリティ機能を有
すること。
(8)
ノート PC (富士通製 LIFEBOOK E752/F 相当)
1. 一般系 PC は、液晶モニタ画面のサイズを 15.6 型(ワイド)相当とすること。
2. OS は Windows7とすること。
3. 中央演算処理装置は、IntelCorei3 相当以上とすること。
4. 主記憶装置容量は 2GB 以上とすること。
5. 内蔵 HDD は、ユーザ使用領域 100GB 以上とすること。
6. DVD-ROM の読み込みが可能なディスクドライブを備えること。
7. USB インタフェース(4 ポート以上)を備えること。
8. LAN インタフェース(100BASE-TX 以上)を備えること。
9. 液晶モニタ 15.6 型(ワイド)相当とし、画素数は横 1366 ドット×縦 768 ドッ
ト以上とすること。
10. 光学式マウスを備えること。
11. WWW ブラウザを装備すること。
12. Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)を装備すること。
13. 電子メールソフトウェアを装備すること。
14. アンチウイルスソフトウェアを装備すること。
15. 設置場所と PC 本体底面の間に敷く、滑り止めマットを付けること。
(9)
TV 会議制御装置 A (Cisco Telepresence System C40 相当)
1. 次の HD カメラを具備すること。
ア) アスペクト比:16:9(HD 対応)
イ) レンズの倍率:光学 4 倍以上
12
ウ) パン、チルトの動作範囲:パン±90°以上、チルト+15°/-25°以上
エ) 1920×1080 ピクセルプログレッシブ @30fps
オ) 1280×720 ピクセルプログレッシブ @60fps
2. 次の入出力端子を有し、各種情報を伝送可能でること。
ア)HDMI 入力 2 ポート以上
イ)DVI-I 入力 1 ポート以上
ウ)S-VIDEO 入力 1 ポート以上
エ)HDMI 出力 1 ポート以上
オ)DVI-I 出力 1 ポート以上
カ)マイク入力(2 系統)
3. 次のプロトコルに対応していること。
ア)接続プロトコル:ITU-T
H.323
イ)画像符号化方式: H.263、H.264
ウ)音声符号化方式:G.711、G.722
エ)データ共有系
:H.239
4. 次の画面解像度に対応していること。
ア) CIF、4CIF 又は、SIF、4SIF
イ) 720p
5. データ共有系において、WXGA(1280×768)がサポート可能なこと。
6. リモコン等の操作により、入出力情報の設定、変更が可能であること。
7. 音声のエコーキャンセラ機能を有していること。
8. 1 対 1TV 会議及び多地点 TV 会議での接続速度は、1Mbps 以上で通信が可能であ
ること。
9. 衛星等バックアップ回線経由で接続する場合、128kbps 以下での TV 会議開催が
可能なこと。
10. 次の収容キャビネットを具備すること。
ア) テレビ会議制御装置等の設備一式を収容するキャスター付きキャビネッ
トを付属すること。
イ) HD カメラを設置するカメラ台を付属すること。
11. グースネックマイク 2 台を付属すること。
グースネックマイクは、手元に電源スイッチ(電源ランプ付)を設け、マイクが
オン状態の時に点灯する LED ランプをマイク先端部に設けること。
12. マイクミキサー等を必要数付属すること。
(10) TV 会議制御装置 A’(Cisco Telepresence System Quick Set C20 相当)
1. 次の HD カメラを具備すること。
ア)アスペクト比:16:9(HD 対応)
13
イ)レンズの倍率:光学 4 倍以上
ウ)パン、チルトの動作範囲:パン±90°以上、チルト+15°/-25°以上
エ)1920×1080 ピクセルプログレッシブ @30fps
オ)1280×720 ピクセルプログレッシブ @60fps
2. 次の入出力端子を有し、各種情報を伝送可能でること。
ア)HDMI 入力 1 ポート以上
イ)DVI-D 入力 1 ポート以上
ウ)HDMI 出力 2 ポート以上
エ)ミニジャックマイク入力(2 系統)
3. 次のプロトコルに対応していること。
ア)接続プロトコル:ITU-T
H.323
イ)画像符号化方式:H.263、H.264
ウ)音声符号化方式:G.711、G.722
エ)データ共有系
:H.239
4. 次の画面解像度に対応していること。
ア)CIF、4CIF 又は、SIF、4SIF
イ)720p
5. データ共有系において、WXGA(1280×768)がサポート可能なこと。
6. リモコン等の操作により、入出力情報の設定、変更が可能であること。
7. 音声のエコーキャンセラ機能を有していること。
8. 1 対 1TV 会議及び多地点 TV 会議での接続速度は、1Mbps 以上で通信が可能であ
ること。
9. 衛星等バックアップ回線経由で接続する場合、128kbps 以下での TV 会議開催が
可能なこと。
10. 次のディスプレイを具備すること。
ア)20~40 型程度の HD 液晶ディスプレイであること。
イ)ステレオスピーカを内蔵すること。
ウ)テレビ会議制御装置等の設備一式を収容するキャスター付きキャビネット
を付属すること。
エ)HD カメラを設置するカメラ台を付属すること。
11. 卓上マイク 1 台を付属すること。また、手元でマイクカットを行える機能を有
すること。
(11) TV 会議操作端末 (NEC 製 TRS-TVCL-J-ver3 相当)
TV 会議操作端末は、以下の機能を有すること。
1. TV 会議制御装置及び多地点制御装置と接続し、TV 会議の各種制御ができるこ
と。また、国が整備する多地点制御装置(TV 会議制御サーバ)の機能を利用し
14
た会議開催及び会議操作等ができること。
2. 衛星等バックアップ回線を経由し、TV 会議開催・出席が可能なこと。
3. 地上回線/衛星等バックアップ回線の遠隔切替の機能を有すること。
4. 多地点制御装置(TV 会議制御サーバ)に対し、通信状況(地上回線経由/衛星
等バックアップ回線経由)を通知可能なこと。
5. TV 会議制御装置の制御(カメラパンチルト etc)が可能なこと。
(12)
HUB (富士通製 SR-S308TL1 相当)
1. 10/100BASE-T ポートを 8 ポート有すること。
2. IP アドレスによる管理が可能であること。
3. ポート VLAN、タグ VLAN に対応していること。
(13)
衛星用ルータ(TV 会議用)(NEC 製 IX2105 相当)
1. 要求機能
ア) 衛星ネットワーク(別途整備)内の IP アドレス体系、及び衛星設備の仕
様に依存することなく拠点間通信を行うため、TV 会議システムと衛星設
備間にルータを設置する。
イ) 送信元 IP アドレスベースで通過する通信を制限可能であること。
ウ) MAC アドレス、EthernetType、COS、CFI、VLAN-ID でフィルタが利用可能
なこと。
エ) バックプレーン容量:1.3Gbps
オ) IPsec 性能:400Mbps
カ) ポート数:10/100/1000BASE-T × 5 ポート
2. スイッチング機能
ア) RIP2(RFC2453 等)、OSPFv2(RFC2328 等)による動的ルーティングが可能な
こと。
イ) IGMPv2(RFC2236 等)及び PIM-SM(RFC2362)によるマルチキャストルーティ
ングが可能なこと。
ウ) IEEE802.1Q に準拠した VLAN 機能に対応し、ポート卖位で VLAN 構成ができ
ること。
エ) IPIP、GRE、IPsec などのトンネリング機能に対応していること。
3. QoS 機能
ア) CoS(VLAN タグ)及び ToS(IPv4 ヘッダ)を QoS の条件とし、送信優先制御
(PQ、CBQ、LLQ)が可能であること。
イ) 優先制御クラスは、4段階以上設定できること。
ウ) 優先制御クラスが高いクラスの伝送帯域が未使用だった場合は、優先制御
クラスが低いサービスが、未使用の伝送帯域を利用することができること。
15
エ) 対地ごと(宛先ネットワークアドレスごと、VPN ごと、など)に帯域制御、
優先制御の設定が可能なこと。
オ) SW-HUB ポート卖位の優先制御機能に対応していること。
4. 保全機能
ア) SNMP によるネットワーク監視・情報収集が可能なこと。
イ) syslog、及びイベントログを採取し、一定期間保存することが可能なこと。
ウ) ICMP Echo(ping)による監視先を 128 個まで登録可能なこと。
エ) ICMP Echo(ping)による障害検出でルーティングを制御できること。
オ) ICMP Echo(ping)による障害検出で、障害発生と復旧の検知を SNMP トラ
ップで通知可能なこと。
(14)
回線切替装置 (デンソー製 IPSW2-03 相当)
1. TV会議システムの通信を地域系から衛星系通信へ切り替えるよう、ルータとTV
会議システムとの間に設置すること。TV会議システムからのパケットを、地域
系ネットワーク若しくは衛星系ネットワークに切り替えられること。
2. 衛星ルータから衛星ネットワークへの不要なパケットを遮断するために、各拠
点衛星ルータと衛星設備との間に設置すること。衛星ルータからのパケットを、
衛星回線設備若しくは該当パケットの破棄に切り替えられること。
3. パケット入力部10/100BASE-T×1入力に対し、パケット出力部10/100BASE-T×2
出力を有すること。この卖位を2セット有すること。
4. 上記の切り替え操作をTV会議操作端末からの指示で遠隔で行えること。
(15)
無停電電源装置
1. 給電方式は、常時インバータ方式又はラインインタラクティブ方式であること。
2. ルータ、L2 スイッチに給電可能であること。
3. 19 インチラックに収容できること。
4. 現地調査及び設計について
ラックの設置場所、電源状況を各拠点の庁舎の現地調査を行い、その調査結果を基に工事方
法等の検討を行うこと。
5. 据付工事について
据付工事は、19 インチラックの据付と、ラック内搭載、ノート PC、IP 電話機、IP-FAX、TV
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会議システム等の据付、これらの機器とラック間の配線、京都府が準備する分電盤までの電力
配線、国が整備するファイヤーウォール装置までの配線とする。据付事項に際して受注者が留
意すべき一般的事項は 8 章を参照のこと。
6. 既設設備の改修について
京都府が既に運用している原子力防災ネットワークの既設設備に対して、今回新規に整備
する設備との通信を可能にするため、以下の改修を実施すること。
(1)
既設ネットワーク機器の改修
京都府庁、福井県高浜原子力防災センター、中丹局、綾部市、舞鶴市に設置している
既設ルータ、既設 L2 スイッチ等に対して、新規拠点へのルート情報を保有するように
設定を追加・改修すること。
(2)
既設 IP 交換機の改修
京都府庁に設置している既設 IP 交換機に OD トランクインタフェースを必要チャネル
数準備し、新規整備する VoIP ゲートウェイ(OD)装置との接続を行うことによって既設
拠点と新規拠点との通話が可能となるよう、設定・改修を実施すること。
(3)
衛星回線設備用の通信回線確保
別途整備される衛星系回線設備(IDU)と衛星系端末設備(IP-FAX、IP 電話機、TV 会議
制御装置)とを接続するための通信回線を京都府庁内で確保するための既設ネットワー
ク機器の改修を行うこと。
(4)
セキュリティ強化のための改修
京都府庁、福井県高浜原子力防災センター、中丹局、綾部市、舞鶴市に設置システム
既設ルータ、既設 L2 スイッチに対するセキュリティ上の脆弱な箇所がないかを調査し、
その点に対するセキュリティ強化策を京都府に対して提案・協議し、京都府が指示した
ものについてはその処置を施すこと。
(5)
テレビ会議システムの改修
新規に整備するテレビ会議制御装置と既設テレビ会議制御装置が国が設置している
テレビ会議制御サーバを介して相互に接続できるよう、既設テレビ会議制御装置に対し
て必要な処置を講じること。
7. 現地調整試験について
本システムの要求機能が正常に機能するか、機器間の通話及び通信試験等の総合試験を実
施すること。また、緊急時対応センター、オフサイトセンター等との通話及び通信試験を行
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い、統合原子力ネットワークとの相互接続を確認すること。また京都府が指定する者に対し
て取扱いの教育を行うこと。
8. 据付工事に際する留意事項
8.1
据付工事概要
本整備に関する機器の据付工事を実施するに当たり、現地調査を行い、現地の状況を
十分に把握すること。現地調査は以下の要領で実施すること。
①
ネットワーク機器、端末の設置する室のレイアウト及び建物内の位置条件等を調査
し、機器配置、配線図の基礎資料とする。
②
ネットワーク機器、端末への電源供給用の分電盤容量及び位置を調査し、電源ケ
ーブル等の配線図の基礎資料とする。
8.2
機器設置工事
(1)機器配置計画
①
機器配置は、機器相互の接続関係、保守スペース、更新スペース、緊急時持ち込
み機材スペース等を考慮し配置すること。
②
機器設置場所は、現地設置条件に整合した機器配置とすること。
③ 機器の配線ケーブルは、フリーアクセス床、OA フロア内、天井裏内、配管内への
配線とすること。
④ 機器室に設置する設備は、19 インチラック内搭載を基本とする。
⑤
机上に設置する機器は、基本はそのまま置くものとし、必要に応じて適切な耐震対
策(固定バンド等)を施すこと。
⑥ 機器の据付等に際し、施設・機械等に損壊が生じた場合は、受注者の責任において
これを補償すること。
(2)耐震対策
①
19 インチラックの据付は耐震上問題ないものとすること。
②
ラック内搭載機器は必要に応じて、転倒防止、耐震対策を施すこと。
(3)配線工事
①
配線は、フリーアクセス配線を原則とする。ケーブル保護は必要に応じて行うこと。
② 通信用ケーブルと既設電源ケーブルは適切な離隔距離を保つこと。ただし、配線用
パレート付ケーブルトレー等で、適切な離隔距離と同等な機能を保つことができる
場合は、この限りではない。
③ レイアウトに柔軟に対応したケーブルの長さを考慮すること。
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④ 配線ルートは事前に発注者の承認を得ること。
(4)配線ケーブル選定
①
通信用ケーブルは、電源等の電磁波障害が発生するところはシールドケーブルを
採用すること。
②
ケーブルは、環境に考慮し環境調和型電線・ケーブルを使用すること。
③ 通信用ケーブルは、システム毎や用途等の区別が認識できるようにするため、異な
る色のケーブルを使用することを原則とする。具体的なケーブル色は、事前に発注
者の承認を得ること。
④ 事前調査を実施し、施工に適したケーブルを選定し、使用すること。
(5)電源工事
①
必要時機器室内既設分電盤より取得すること。
②
分電盤の取得先は事前に発注者の承認を得ること。
③
機器に電源が必要な場合は既設電源(OA タップ等)の空きコンセントを使用する
こと。但し、空きが無い場合は OA タップ等で分岐すること。
(6)表示等
①
装置には、装置名、装置型名、製造番号、製造年月等を明示したラベルを取り付け
ること。
② 装置間を接続するコネクタ、入出力端子及びケーブル等には、接続先が判明できる
表示を行うこと。
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