...

2メンインサイド編 - So-net

by user

on
Category: Documents
20

views

Report

Comments

Transcript

2メンインサイド編 - So-net
モーションオフェンス(2メンインサイド編)
オフェンスがボールサイド(図1)から攻めてくるのを防ぐために、ヘルプ
サイド(図1)のディフェンスは仮想のミドルライン(コートを縦に二等分し
たライン)をまたぐ所まで動いてくる。ボールサイドから強く攻めていく時、
そのヘルプサイドのディフェンスが邪魔になるから、ヘルプサイドのディフェ
ンスを動かせば(図2~3)、ボールサイドからのオフェンスは楽になる。その
ヘルプサイドを動かすことが“モーションオフェンス”です。要するにボール
を持っていないオフェンスが動くことにより、ヘルプサイド(ウィークサイド)
のディフェンスを動かすことができる。ここにポイントがあったのです。
【全米
学生選手権(NCAA)で優れた成績を収めているチームの中で、インディア
ナ大のボビー・ナイト氏がモーションオフェンスを得意としており、しっかり
したルールがあるモーションオフェンスと異なり、ノースカロライナ大のディ
ーン・スミス氏はフリーランス・パシングゲームを得意として有名です。】
このモーションオフェンスの特徴は、第1に図に書けないということです。
図に書けないということは、ナンバープレーと違って、相手にその動きを「ス
カウト」されないということなのです。決まった動きがなく、最低限度のルー
ルだけで、あとは選手の判断力と実行力がこのオフェンスを成功させるカギを
握っているのです。第2に、コート上にいる5人の選手が均等にシュートチャ
ンスを得ることになるので、傑出した選手がいなくても、選手個々の能力を上
げることでチーム力が向上するという点です。
モーションオフェンス成功のカギは、選手たちのオプション(選択)による
ところが大きくなります。つまり、相手のディフェンスを読む能力、味方の動
きを予想する能力が、チームとしてのオフェンス力を高くしていきます。具体
的にどういったオプションになるのか、簡単なルールを解説してみましょう。
※一般的なルール
◇レイアップシュート以外
レイアップシュート以外は
以外は、シュートする
シュートする前
する前に最低3
最低3回パスを
パスを回す。
*シュートに持っていく前に3回ほどパスを回すことによってディフェンス
を揺さぶり、チャンスが生まれます。
◇3回のパスのうち
パスのうち、
なくとも1回はポストに
ポストにパスを
パスを入れる。
れる。
のうち、少なくとも1
*ポストにパスを入れることで、ディフェンスラインが下がります(図1)。
◇イアップシュートや
イアップシュートやトラブルから
トラブルから逃
から逃げる時
げる時、スペースを
スペースをキープする
キープする時
する時、パス
の角度を
角度を変える時以外
える時以外、
、
ドリブルを
ドリブル
を
使
ってはいけない。
ってはいけない
。
時以外
*ドリブルすることによって、味方のチャンスを見逃してしまうことがよく
あります。
*パス中心のオフェンスをすることで、ディフェンスをより多く動かすこと
ができます。
◇オープンになって
オープンになってボール
になってボールを
ボールをレシーブしたら
レシーブしたら、
したら、必ずバスケットを
バスケットを見る。
*いわゆる「フェース・ザ・バスケット」と言うことです。
◇スクリーンは
スクリーンは、ディフェンスに
ディフェンスに対してしっかりとかける。
してしっかりとかける。
*スクリーンをかけて味方をオープンにするため、スクリーナーは確実にディ
フェンスを止めます。
◇ディフェンスをよく
ディフェンスをよく読
をよく読む。
*常にディフェンスがどういった状態で付いているのか(例えばタイトかルー
ズか)をよく見てプレーします。
◇レーンに
レーンに近いプレーヤーが
プレーヤーがスクリーナーになる
スクリーナーになる。
になる。
*カッターがボールをキャッチしたとき、シュートしやすくするために、バスケットに背中を向けないようにし
ます(図2)
※アウトサイドマンルール
◇パッサーオプション(
パッサーオプション(パスをした
パスをした後
をした後の動き)
*インサイドカット → タテに切れる。
*スクリーンアウェイ → パスをした逆のスペースでスクリーンをかける。
*ポストカット(スクリーン有り) → ポストマンをスクリーナーにしてカット。
*リプレース → 動いた後、誰も来なければ戻る。
◇アウトサイドプレーヤーの
アウトサイドプレーヤーのルール スクリーンが
スクリーンがセットされていたらそれを
セットされていたらそれを使
されていたらそれを使う
*4~5mのスペースをキープする。
*常にプレーヤー同士の距離を4~5m程度保つ(プレーしやすい距離)。
*レシーバーになるべき時は、ボールに対して動く。
*ハイポストが空いたときはフラッシュする。
*同じポジションに止まっていてもよい時間は2秒まで。
※ポストマンルール
◇ハイポストマンルール
*ボールサイドをスライドする(図3)
*ローポストにスクリーンする(図4)
*パスフィーダーになる。
*ローポストマンにパスをするか、逆サイドにパスを送る。
*アウトサイドマンにバックピックをかける(図5)
◇ローポストマンルール
*ハイポストがあいたら埋める(図6)
*ハイポストからのスクリーンでカットする(図7)
*アウトサイドにポップアウトする(図8)
*アウトサイドマンにバックピックをかける(図9)
*ポスト同士でポジションチェンジをする(図10)
Fly UP