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会議録(PDF/245KB)
第2回燕地区地域審議会 日 時:平成19年1月26日(金) 場 所:燕市役所燕庁舎 会議録(要旨) 午後1時30分~午後3時55分 新館4階大会議室 出席委員:酒井宇一郎会長、笠原庄司副会長、青山哲也委員、江村隆平委員、遠藤愛子委員、 小田島藤吉委員、小柳保男委員、柴山義榮委員、竹井満喜子委員、中野信男委員、 星野和彦委員、渡邉タヅ子委員 出 席 者:中野助役、菊地企画調整部長 (地域振興課) 島田課長、五十嵐課長補佐、田辺副参事、春木副参事 (燕サービスセンター) (企画政策課) 大山センター長、清水参事 宮路課長補佐、杉本副参事 1.開会 2.会長あいさつ 3.助役あいさつ 4.議事 (1)新市建設計画登載事業に対するまちづくり住民会議の提言について (五十嵐課長補佐より、資料1・資料2・資料3・参考資料に基づき説明) ( 委 員 ) 資料3を見ると、実施計画策定時における燕地区の事業費を合計すると 13,670,794 千円となりますが、具体的検討事業の調整(案)段階では 13,143,348 千円ということで、 約5億2千万円の減額となっています。産業ミュージアム建設事業で約2億円の減額、 スポーツランド燕屋内練習場建設事業で 800 万円の減額となっていますが、その他にど ういった事業が減額されたのか教えてください。 (田辺副参事) 地区別事業の一般分の減額については、委員からご指摘のあった部分であります。ガ ス事業譲渡清算金活用事業の減額分約2億4千万円は、22事業以外のものです。ガス 1 事業譲渡清算金を活用する事業の中に、学校の大規模改造事業が含まれております。具 体的には、 「小池小学校校舎大規模改造事業」と「松長小学校校舎・屋内運動場大規模改 造事業」の2事業が、国の補正予算の関係で平成17年度に前倒しで事業を実施したた め、事業費が大幅に減っております。 ( 委 員 ) まちづくり住民会議からの市長への提言内容について、事務局から説明してもらいま した。合併協議会でまとまった108のハード事業のうち、22の事業を精査した結果、 50億円近い額が減額されました。まだ他にも精査検討し、市民の声を反映させたなら ば、総事業費はもっと減額できるのではないでしょうか。なおかつ、3年前の合併協議 の段階に比べて、国も地方も財政状況は非常に厳しくなってきています。それは、市当 局も十分承知されていることと思います。また、県内の動きを見ていますと、昨年改正 された「まちづくり3法」、特に中心市街地活性化法などを勘案した上だと思いますが、 長岡の市役所も中心市街地に持ってこられるのではないかいうような動きもございます。 そういうことを踏まえた上で、さらに事業計画を精査し提言してくださるよう、住民会 議の皆さんの更なるご尽力を期待したいと思います。 (菊地部長) まちづくり住民会議の皆さんからは、年内、期間の短い中で精力的にご協議いただい て、このような提言をいただきました。委員からお話しがありましたとおり、108事 業のうち22事業を再検討させていただいきました。残りは86事業ですが、この中に は県事業や民間事業等も含まれています。それらを除いた中で、再検討していこうとい う方向で準備しておるところでございます。今後、新市の総合計画を作っていく中で、 委員のご意見も踏まえて計画づくりにあたりたいと考えております。 ( 委 員 ) ガス事業譲渡清算金に関しては、旧燕市の分は燕地区、旧吉田町の分は吉田地区、旧 分水町の分は分水地区で使うというように調整されたと思います。資料3のまちづくり 住民会議からの提言後のガス事業譲渡清算金活用事業費 122 億 6228 万円のうち、燕地区 が 29 億 2523 万円で、吉田は 83 億 1500 万円となっているが、こんなにたくさんあった のでしょうか。 (春木副参事) 資料3に掲載されている額というのは、ガス基金を活用する事業の総事業費でありま すので、実際にガス事業民営化の清算金によって積み立てた基金の額とは異なります。 実際、総事業費のうち、合併特例債の3割と地域づくり資金県貸付金と一般財源が市の 後年度負担になりますので、これらの財源として活用させていただこうということで、 基金として積んできたものでございます。したがいまして、実際に旧3市町で積み立て 2 てきた基金のおよその額は、燕地区は 17.2 億円、吉田地区が 29.2 億円、分水地区が 3.5 億円となっております。 ( 委 員 ) ということは、この掲載されている事業費の中には、ガス事業譲渡清算金の他に合併 特例債も含まれているということでしょうか。 (中野助役) その通りです。旧燕市の場合は、各地区から要望が強いということで、ガス事業譲渡 清算金を活用して、合併前の17年度に市単独事業として消雪パイプ事業を実施しまし た。吉田地区の場合は、吉田南小学校の移転改築先を造成中ですが、あの用地の購入や 校舎を建てるのにガス事業譲渡清算金を用いようということで、国の補助金と合併特例 債を活用しながら取り組んでいるわけです。事業規模は、実際の基金の額よりも大きく なるわけですが、担当から説明があったように、合併特例債の70%は国から交付金で 戻ってきますので、その残りはガス事業譲渡清算金で補填するために、旧3市町で財源 を確保したものです。市単独で事業実施した場合と、国の補助金や合併特例債を活用し た場合の違いによって、総事業費とガス基金の間に差が生じているわけです。 ( 委 員 ) 新市建設計画には、旧3市町から持ち寄った事業が載っているが、燕地区はガス事業 譲渡清算金を上手く組み合わせれば、補助金等を使ってもっと事業ができたのではない でしょうか。新市の事業全体を見ますと、とりあえず計画している事業を全て出し、費 用対効果や今後どうなるのかについて合併協議の段階での検討が十分でなかった部分も あるのではないでしょうか。どうしても実施しなければならない事業を中止しろとは言 うわけではありませんが、燕地区でもやらなければならない事業はまだあると思います。 とにかく大風呂敷を広げて事業をたくさん出して、それを縮めたと言いますが、まだ削 減する要素はあるのではないかと感じられます。 (中野助役) 資料3の裏面をご覧いただきますと、燕地区の事業のうち、黒丸が付されているもの が、ガス事業譲渡清算金を活用する中で実施するということで追加した事業です。当初、 合併協議の過程におきまして、合併特例債の総枠の80%を活用するということで協議 が進み、合併協議会でも了承されました。その後、旧3市町ともガス事業の民営化を決 め、その譲渡清算金をどのように活用するかということになりました。合併前にそれぞ れの旧3市町が実施する事業は、それぞれの基金を活用した中で実施しました。一方、 合併後に基金を活用する事業を追加したため、合併特例債の総枠のおよそ98%を活用 する想定になったわけです。その枠というのは、国県とも協議をした中で、新燕市とし ての財政規模であれば、総枠が 306 億円ということで示されたわけです。しかしながら、 今後、国も地方も財政状況が厳しくなっていくことから、見直すべきところは見直しま しょうということで、まちづくり住民会議に検討をお願いしたわけです。合併時におい 3 ては、旧3市町が持ち寄った事業を了解してきたわけです。これには合併協議会の各委 員会で事業を説明してきた経緯もあります。だからと言って、国の財政状況や、合併時 に決めた事業だから全て実施してよいのかという議論にもなっております。そのため、 旧3市町で長期総合整備計画に登載しながら実施できなかった事業を、有利な条件を活 かしながら実施していこうと持ち寄ったわけですが、さらに見直しを図るため22事業 について、具体的に見直しを行いました。資料にもありますとおり、今後予定されてい る事業の中で、事業費が大きいのは学校の改修や改築であります。学校の施設整備事業 は、縮小よりも耐震の面から耐震補強等で事業費を増加しなければならないことも想定 されております。したがいまして、事業規模の縮小を検討できる事業は、残った86事 業の中には少ないかと思いますが、それらも含め見直しを図るべき事業がないか検討し ているところであります。 ( 委 員 ) まちづくり交付金事業について、教えていただきたいのですが、燕三条駅周辺の須頃 郷地区は大雨が降ると毎年冠水してしまうということで、土地改良区等が中心となりま して排水機場の整備をお願いしているということであります。新聞等によりますと、燕 市と三条市が共同事業として取り組むという記事が載ってありましたけれども、その中 で三条市はまちづくり交付金事業で行いたいと載っていましたが、燕市はどういう計画 なのでしょうか。 (中野助役) 燕市にしても三条市にしても、お互いの玄関口が大雨のたびに冠水する状況に大変苦 慮しているわけです。須頃郷地区は地形の面からも起因していますが、ポンプも古くな っており、機能も低下している状況です。三条市とも精力的に話し合いを行い、早急に 取組む必要があるということで、燕市もまちづくり交付金事業として平成19年度から ポンプ等の改修を行う計画でおります。 ( 委 員 ) 建設計画登載事業の中には全市的観点から欠如している事業も見受けられ、事業計画 を見直すことは良いことだと思います。見直しによる事業費の減額があった場合、須頃 郷地区の排水対策のようにどうしても緊急的な事業が出てきた場合に対応すべきと考え るが、市の考えをお聞かせいただきたい。 (菊池部長) 全市的な観点で個々の事業について精査することは必要であると考えています。また、 緊急的な事業が出てきた場合には、個々事業に当てはまる補助金等財源確保に努めなが ら事業の実施を図ることは当然のことと考えております。須頃郷の関係につきましては、 新市建設計画の実施計画には具体的に登載されてはいませんが、建設計画の施策である 4 防災対策事業の推進という観点から合併特例債事業に該当できるものと判断していると ころであり、また、まちづくり交付金の補助金を活用しながら事業を推進することで検 討している事業であります。今後も緊急的な事業については、健全財政の観点からも有 利な財源の確保を図りながら対応してまいりたいと思っております。 ( 委 員 ) し尿処理場については終末処理場に建設するということで議会の了解を得て、事業費 が3億円9千万円ということだったのですが、1つ市に2つのし尿処理施設があるのは 不都合なので、吉田地区の既存の施設に増設した方が良いのではないかという話を最近 聞いたが、合併特例債は活用できるのでしょうか。既存の施設に増設した場合、6億円 も掛かるような話も聞きます。今まで燕地区で実施することが決まっていた事業が別の 地区で行われることに対して、あまり説明がされていないので、現時点での計画につい て説明願います。 (中野助役) し尿処理施設の事業については、新市建設計画にも登載されており、合併特例債事業 として取り組むことを考えています。場所については、関係機関と協議した中で、当初 計画と別の方向性も選択肢として検討されております。地域とのいろいろな協議もあり ますので、どの方法が今後に一番適切に対応できるのかなどを含めて検討しております。 新市建設計画には登載されておりますが、事業費については、その実施場所と事業内容 によってもう少し変動があり、まだ確定した数値というのはありませんが、変更が見込 まれております。 ( 委 員 ) 資料4の事業概要の欄に「燕地区の下水道終末処理場に前処理施設を建設」と書いて あります。先日、合流式下水道のアドバイザーの会議に地元代表として出席させていた だきました。合流式下水道にするには、10年くらい掛けて直すという話を聞きました。 そういう計画があれば、このし尿処理施設の建設についても、その計画を見据えた中で 行っていかなければならないと思いました。下水道課は、単独で合流式下水道のことだ け考えているのかなと思いました。 (中野助役) 燕地区の町部が雨水も含めた合流式になっています。雨水を分流式に直すという方式 で、処理場に運ばれる量が減ることにより、家庭排水も施設としては、それで十分処理 できます。前処理施設を建設しそこで前処理を行ってから終末処理場で処分をするとい う方法、もう1つは吉田地区の処理場を増設してそこに投入する方法があり、どちらも 一長一短があるわけです。そういった方法を、県をはじめ関係機関と協議した中で、将 来の維持管理を考えた場合どちらが良いかということがあります。下水道が完全に普及 しても、処理施設は必要になります。関係機関との協議の中で維持管理上の面から、吉 5 田地区のし尿処理施設で行ってはどうかという指導もいただいています。そういう面を 捉えながら、地域と話し合いをしていく必要があると考えております。現在ある終末処 理場の一部は直さなければなりませんが、下水道処理の方式はまだ確定していませんの で、下水道課にもそこまで詳しく説明しておりません。 ( 委 員 ) 当初は事業費が3億9千万円だったものが、旧吉田町と旧分水町が南部衛生事務組合 で処理していた施設を増設すると6億円かかるというような話もありました。燕地区の 施設の場所も空いていると思うが、そこに建てれば3億9千万円でできるのに、6億円 も掛ける必要があるのかなというのが住民の感覚であります。 (中野助役) 合併前から旧燕市で協議を進めて計画していたので、その当時は南部衛生組合の選択 肢は考えていませんでした。その中で試算したのが、この3億9千万円です。その後、 いろいろと県をはじめ関係機関と協議した中で、合併をして1つになったのだから吉田 地区にある施設で一括処理することも検討してはどうかと話が出てきたわけです。 ( 委 員 ) 吉田地区にある燕・弥彦総合事務組合のし尿処理施設を利用した方が、経費の面でも 良いということなのでしょうか。 (中野助役) そうなります。吉田地区の衛生センターには職員が既にいるわけですので。 ( 委 員 ) でも、中越処理組合を脱退すれば、そこに出向している職員も燕市に引き上げてくる のではないのですか。 (中野助役) 出向している職員は事務局長1名だけで、あとはプロパーの職員です。ただ、組合で 使っていた施設を解体するわけですので、新たな施設が必要になり、三条市と燕市の組 合の負担金割合が7:3くらいですので、それに応じた職員を受け入れる必要がありま す。 (2)新市建設計画登載事業の進捗状況について (春木副参事より、資料4・資料5に基づき説明) ( 委 員 ) 都市計画道路八王寺佐渡線についてですが、街路の整備に伴って下水道の整備もされ ると思いますが、先ほど下水道は特別会計だという説明がありました。かなりの費用が 計上されておりますが、その辺の説明をしていただきたいと思います。 6 (中野助役) 下水道は敷設済みです。ガスや水道もそうですが、道路改築事業に伴って下水道管の 移設が必要であれば、その道路整備事業の予算内で行っていくということになります。 ですので、下水道事業として実施するということにはなりません。 ( 委 員 ) 障害者地域生活支援センターについてですが、建設事業の完了が 19 年度の予定となっ ておりますが、運営はどうされるのでしょうか。 (中野助役) 運営については、例えば燕更生福祉会はいろいろな施設の運営の経験もあるので、そ ういうところと話し合いながら、行政が直営で運営するのか、それとも運営委託するの かについては、まだ決まっておりません。ただし、この施設建設の計画段階では福祉事 業等の関係者も入った中で施設の内容が検討されております。 (3)新庁舎建設市民検討委員会の中間活動報告について (田辺副参事より、資料6に基づき説明) ( 委 員 ) 新庁舎建設市民検討委員会からの中間活動報告にもありますが、庁舎の機能に関する 意見よりも建設位置について納得できないという意見の方が多く、一般市民においても 何らかの考えをお持ちの方が多いように思います。特に、新庁舎が旧吉田町地内に建設 されることに対しては市民も納得されているでしょうが、吉田西太田地区について疑問 を持っている人もいます。合併して、新しい総合庁舎が必要なのは十分承知しておりま すけれども、市民に分かりやすい事業計画を開示していただきたいと思います。なおか つ、新庁舎を建設することによって街が分散してしまうのではないでしょうか。旧3市 町にはそれぞれ中心市街地があったわけですが、新庁舎建設によって第4の中心市街地 ができるわけです。その辺のことも加味して、既存の中心市街地に建設ができないもの かと思うわけです。大方の市民が納得できるような形で、新しい市民の城ができればな と思います。 (菊地部長) これまでの委員会の中でも、建設位置の関係について、また、現吉田庁舎を増改築し てはどうかといった意見など様々ございました。そういった様々な意見も踏まえた中で、 これから新しい庁舎を造るにあたっての機能のあり方、庁舎の利便性をどう考えていく か、そこへ一歩踏み出すことによってまた新たな情報として市民の方々と共有できるも のも出てくるのではないかということで、現在、ワークショップを進めさせていただい 7 ております。いずれにしましても、市民の皆さんからいただいた意見をもとに19年度 において基本計画を検討しながら、最終的には議会において建設位置の問題についても ご決定いただく予定でおりますので、よろしくお願いします。 なお、新庁舎建設市民検討委員会においては、当地域審議会委員の中にも出席されて いらっしゃる方がおりますので、補足事項がありましたらお願いしたいと思います。 ( 委 員 ) 庁舎の建設計画につきましては、合併協議会の時から携わっておりましたので、この 場をお借りして当時の経過からお話しさせていただきます。 現在の建設候補地に至るまでの経過は、燕地区での候補地から吉田地区においても他 の候補地もあり、当時から合併協議会や議会において相当時間を有して議論されてきた ものであります。新庁舎は新市一体化を醸成するものであり、長期的に見た場合におけ る行政組織・経費の合理化等を図るべきとの観点から協議されてきました。その中で将 来的に福祉施設であるとか文化施設等の市民交流の場としてある程度集中させた中で、 それ相応の大規模な用地が確保できる場所が必要であること。そのためには土地の価格 問題や地元の理解を得ることができる場所であること。さらに交通の利便性の確保が将 来的に可能であること。また、既存庁舎の利用に関しては増築等工法上の問題もあり、 600 台程度の駐車場の確保は現実に厳しく、街なかでの建設は限界があることなど、様々 な角度から検討され、その結果現在の候補地となったものです。 新庁舎建設市民検討委員会では、庁舎に対する市民の率直な声を聞くために組織され たものでありますが、建設候補地の位置問題等で喧々轟々の意見交換がなされ収拾がつ かない状況でありました。これは建設候補地に至る経過や選定の理由等が市当局におい て説明不足であったものと感じていますし、これから市民に理解を得るためには積極的 にこれらを公表すべきだと思います。現在委員会では建設候補地を前提とした庁舎のあ り方や機能についてワークショップ形式で話し合われておりますが、費用対効果の観点 から合併の第一の効果は合理化であり、そのためにも建設候補地を確定させ、新市のま ちづくりの基本を明確にすべきだと考えております。 ( 委 員 ) 私は燕地区地域審議会からの推薦で、新庁舎建設市民検討委員会に出席しております ので、少し説明させていただきます。我々が決める一番大事なポイントは新庁舎の位置 問題だと思って参加しました。第1回会議は、皆さんそれぞれの想いがあるので、位置 問題について議論が白熱し大変な状況でした。資料6の2ページの四角囲みの中に「三 市町の議会での慎重な審議をいただきながら、合併協議会で決定されているものであり ますので、これも同様に尊重すべきものと考えております」と書いてあります。合併す る前に議会で審議いただいているので、ここで決めてくださいというような感じを、個 人的には受けております。委員としては、位置についてはこれ以上踏み込めず、これは これで受け止めざるを得ないのかなという印象です。第2回会議は、市の見解を受けて 8 意見交換を行いました。それを踏まえて、第3回会議からワークショップ形式で意見を 出し合っているのですが、新庁舎にあれもこれも盛り込んだ欲張った内容であることに 疑問も持ちました。ワークショップでは委員の皆さんから新庁舎に対する思いをポスト イットに書いたのですが、それをまとめるのではなく何でもかんでも意見として出れば、 最終的にそれが模造紙に残るわけです。それをグループ発表時に述べれば、あたかもグ ループとしての意見と捉えられ、非常に欲張った内容の新庁舎に感じられたと思います。 したがって、意見のまとめ方はこれでいいのだろうかとも思いました。この辺も踏まえ て、審議会の委員の皆さんからの要望があれば、それを今後のワークショップで発言し たいと思いますが、何かございますか。 ( 委 員 ) 先ほど他の委員さんからもお話のあった「まちづくり3法」ですが、最近改正されま した。ご存知のように郊外型の大型ショッピングセンターは 10,000 ㎡以上のものは建て られないというもので、地元の商店街や既存の所にコンパクトシティをつくろうという 発想なのです。それはなぜかというと、公共施設を街に持ってくることによって、その 街が経済的に潤ってくるという、ひとつの発想だと思うのです。私はそれに賛成であり、 国もそういう流れが出ているということです。また、私は行政庁舎というのは、基本的 には役所に用事に行く人はあまりいないと思うし、用事が無いのに役所に行って楽しん でこようという人もいないと思う。だから役所というのは、本当に必要な事務のみを行 う場所で良いと思うのです。ワークショップをやりますと、住民感情としまして床屋が 欲しいとか喫茶店が欲しいとかそういう話になるわけです。そうすると、お金が掛かっ てきますので、基本的には、行政事務を行うだけの必要最低限でよろしいかと思います。 (4)その他 (杉本副参事より、資料7「燕市総合計画に関する基本方針(案)」について説明) (島田課長より、資料8「燕市地域審議会会議傍聴規程」について説明) ( 委 員 ) 防災行政無線整備事業について、調整案の欄に「緊急告知ラジオについては、災害発 生後の情報伝達手段としては有効であると考えられるので、自治会長や民生委員等への 配布を検討する」とあります。これは燕三条FMラジオのことだと思います。旧燕市で は、7.13 水害の時に市が希望する高齢者に配布しましたので、新たに配布するものが 無駄にならないようにしてもらいたいと思います。 (菊地部長) 新市建設計画に登載されている内容は、防災行政無線のデジタル化を図りながら親局 を1局にしていこうというものでございます。その他に緊急告知ができるラジオを、高 9 齢者等を中心に配布できるような形で検討している最中でございます。 (中野助役) 旧燕市で配布したものは、スイッチを入れるとFM放送が聞こえるというものでした。 しかし、新しく配布を検討しているラジオは、災害が起こった場合、電源を入れていな くても強制的に電源が入るという機能が付いたもので、設置には約1万円の費用がかか ります。したがって、自治会長さんや民生委員さんや高齢者の世帯と限定した中での貸 与を考えています。自治会長さんが交代すれば、専門の業者から新しい自治会長さんの 家に付け替えてもらうことを考えています。 5.閉会 10