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長期通貨オプション契約等(金融デリバティブ商品)の解約に関するお知らせ

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長期通貨オプション契約等(金融デリバティブ商品)の解約に関するお知らせ
平成 21 年3月 16 日
各
位
会
社
代 表 者
コ ー ド 番
上 場 取 引
問 合 せ
電 話 番
名
名
号
所
先
号
ク ロ ス プ ラ ス 株 式 会 社
代表取締役社長 森 文夫
3320
東証・名証(市場第二部)
経営企画室長 日比野 寛
052-532-2211(代表)
長期通貨オプション契約等(金融デリバティブ商品)の解約に関するお知らせ
当社は、従来から為替変動リスクを回避するため、取り組んでおりました長期通貨オプション契約等の全
てを、解約いたしましたのでお知らせいたします。
記
1.解約にいたる経緯及び理由
当社は、商品輸入の決済に係る為替変動リスクを回避するため、平成 12 年から長期の通貨オプション契
約等を利用して為替リスクのヘッジに取り組んでおりました。
平成 18 年1月期から、長期の通貨オプション契約等の残高は、金融商品会計基準に基づき、各決算期末日
毎に当日の為替レート等にて時価評価を行い、前期末日の評価額との差額を評価損益として営業外損益に計
上することになりました。
当該評価損益、連結経常利益および評価損益控除後の連結経常利益の推移は以下のようになっております。
決算期日
評価損益金額
平成 18 年1月期
平成 19 年1月期
平成 20 年1月期
平成 21 年1月期
評価益 31 億円
評価益 6億円
評価損 19 億円
評価損 26 億円
経常利益
35 億 33 百万円
20 億 61 百万円
△6億 13 百万円
△13 億 80 百万円
評価損益控除後経常利益
3億 70 百万円
14 億 38 百万円
12 億 93 百万円
12 億 27 百万円
(注) 平成 21 年1月期の経常利益は、平成 21 年3月 11 日公表の予想値であります。
上記表のように、評価損益控除後の経常利益は、平成 19 年1月期以降安定的に推移しているにも拘わらず、
公表の経常利益は、大きく変動しております。
このようにキャッシュ・フローに影響を与えない当該評価損益により実態の経営成績を適切に把握するこ
とが困難になっておりました。
当社は、大きく変動する最近の為替相場と、実態の経営成績を適切に把握することが困難な状況を考慮し
て、長期通貨オプション契約等の全てを解約いたしました。
2.今後の見通し
当該契約の解約により、新年度に当たる平成 22 年1月期(平成 21 年2月~平成 22 年1月)に、デリバティ
ブ解約益約 12 億円を計上する予定でありますが、詳細は、平成 21 年3月 19 日に公表する予定の「平成 21
年1月期決算短信」中の「次期の業績見通し」にて、ご確認ください。
また、この解約により長期通貨オプション契約等の評価損益が発生しなくなり、経営成績の実態との乖離
状況は、解消されることになります。
今後、商品輸入の決済に係る為替変動リスクについては、評価損益が発生しない為替予約等を駆使して、
リスク回避に継続的に取り組む所存であります。
以上
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