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Studiophile BX10s - M

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Studiophile BX10s - M
Studiophile BX10s
ユーザーズ・マニュアル
日本語
日本語 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
製品パッケージ内容 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
Studiophile BX10sの特徴 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
サブウーファ・ドライバ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
パワー・アンプリファイヤ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
バスレフ・ポート . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
エンクロージャ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
様々な用途に使えるクロスオーバー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
位相選択 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
追加機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
BX10sを設定する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
オーディオを接続する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
リアパネルのコントローラを調節する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
BX10sを設置する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
製品保証 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
保証規定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
ユーザー登録 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
付録 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
付録A – 技術仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
付録B – Block Diagram . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
© 2006 Avid Technology, Inc. 無断複写、転載を禁じます。製品の特徴、仕様、
システム環境条件、在庫状況は予告無く変更になる場合があります。AvidとM-AudioとBX10sは
Avid Technology, Incの商標または登録商標です。
ここに記載されているその他全ての商標または登録商標はそれぞれの所有者に属します。
2
Studiophile BX10s Subwoofer
日本語
Studiophile BX10s Subwoofer • ユーザーズマニュアル
はじめに
StudiophileシリーズBX10sアクティブ・サブウーファをお買い上げ頂きまして誠に
有り難うございます。M-Audioと言えばダイレクト・フィールドのスタジオ・ラウド
スピーカー・モニターで有名ですが、更なる広範囲な研究開発の結果、Studiophile
BX10sサブウーファを提供することができました。
M-Audioのデザイン・チームはBX10sをゼロから創造しました。プロやプロジェク
ト・スタジオのモニタリング環境における最も厳しい条件を確実に満たすよう、ロサ
ンゼルスのトップ・ミックス・エンジニア達と協力してテストを重ね洗練したデザイ
ンを作りあげました。目標は全体のモニタリング・システムの低周波数を20Hzまで
に拡張しながら、M-AudioのBX5aやBX8aアクティブ・スタジオ・モニターとシー
ムレスに統合が可能なサブウーファを開発することでした。更にBX10sは2チャンネ
ルまたはマルチチャンネルのサラウンド環境において、どんな組み合わせのアクティ
ブ・スタジオ・モニターとも動作し様々な用途にお使い頂けます。
商業スタジオのプロフェッショナルなエンジニアにもホームスタジオのオーナーに
とっても同様に、 BX10s でスタジオ・モニタリングにおける新しい基準が設定さ
れます。
製品パッケージ内容
Studiophile BX10sのパッケージに含まれる製品は以下の通りです:
< BX10sアクティブ・パワード・サブウーファ(ドライバ保護グリル取り外し
可能)1台
< AC電源コード(取り外し可能)1本
< コーン型のフット4個
< 本マニュアル
エンクロージャ
その他のコンポーネントと同じくBX10sのエンクロージャは全体の音響のレスポンス
をシェーピングする上で重要な役割りを果たします。より安定した動作を提供するた
めに、BX10sは特別な高音響効果の中密度ファイバーボード(MDF)とユニークな
内部補強を採用し、これはサブウーファが高SPLシグナルと過渡電流を再生するにつ
れて生成される振動と衝撃を吸収するために設計されています。更にキャビネットに
はアコースティック・フォームを注意深く設置し、内部反響を吸収し定在波を弱める
働きをします。アコースティック・フォームはキャビネット内のエア・システムを断
熱過程から等温過程へと変換するため、システムが大変に低い低周波シグナルを自然
で均一に再生できるようになります。
様々な用途に使えるクロスオーバー
BX10sは2チャンネルからマルチチャンネル(5.1サラウンド等)システム、事実上
どんなダイレクト・フィールド・モニターとも同時に使用する等、様々なモニタリン
グ環境でお使い頂けます。このために、典型的なモニタリング・システムのどれでも
上手く動作するようサブウーファのレスポンスを調整するための多目的で有効な方法
を装備しています。2チャンネルのシステムで使用する場合、クロスオーバー周波数
を調節することができる結合ハイパス/ローパス・フィルター・コントロールが装備
され、50Hzから200Hzの間で任意に設定します。シグナルを2つに分け、設定した
周波数以下のシグナルをサブウーファに送信し、それ以上の周波数のシグナルをメイ
ンのモニターに送信します。4th-orderのLinkwitz-Rileyトポロジー採用の回路によ
り、クロスオーバー・ポイントで最もフラットな純レスポンスに達することができま
す。マルチチャンネルのシステムでは、BX10sはLFE(低周波エフェクト)チャンネ
ルの出力だけを再生するか、または従来のマルチチャンネル・ベース・マネージメン
ト方式を使用して、メインチャンネルの一部または全部を再生することができます。
マルチチャンネル環境では、単純に200Hz(外部ベースマネージメントで使用する)
に設定して完全にBX10sを「全開にする」か、120Hz(LFE周波数帯域制限のための
Dolby Digital標準に従う)設定することができます。更に、10dBのブーストスイッ
チを使用すれば、2チャンネルから5.1チャンネルのDolby Digitalのレベル(目盛り付
き)へと簡単に切換えることができます。
位相選択
サブウーファ・ドライバ
ドライバ・ユニットには、10インチ・コンポジット・ダイアフラム、耐熱型ボイス
コイル、ダンパーラバーのサラウンドで構成され、タイトでパンチの効いた低周波
レスポンス(アンダーダンプのサブウーファの低音が大き過ぎる元気の良いレスポ
ンス特性に比べて)を提供するようデザインされています。ドライバの高BLファク
ター(electromagnet force factor)は、パワフルなモーターを生み出し、コーン
が非常に正確に入力シグナルに従うことができるため、卓越した低周波を拡張しま
す。更に、ドライバの大きな電磁構造はシールドされているため、磁場干渉の影響
を受けやすい近隣の機器に大損害を与えることはありません。
パワー・アンプリファイヤ
パワフルでタイトな低音のレスポンスを生成するために、BX10sはディスクリート
のトランジスタのカスタム・アーキテクチャを採用した240Wのアンプを搭載して
います。アンプリファイヤには入念にデザインされた減衰計数を使用し、ドライバ
に搭載の機械的/電気機械的システムと連動し、入力刺激が停止した後にドライバの
自然な傾向である「リンギング」を軽減します。これは主としてBX10sの非常に正
確で制御された低音のレスポンスの原因となります。BX10sが再生するキックドラ
ムやスタッカートベースのノートが、あたかも大きなアコースティック・サスペン
ション・システムから出ているようにタイトでソリッドであることにお気付きのは
ずです。
低周波シグナルは、一般的な部屋の寸法に比べて波長が長いのでサブウーファは劇
的とも言えるルームモードやキャンセルを引き起こす傾向にあります。このため、
搭載した位相転換スイッチにより、その名の通りサブウーファの出力でπ(または
180°)の位相をシフトすることができます。これにより、モニタリング環境におけ
るBX10sの設置場所(と結果的にクロスオーバー周波数の位相調節)を決める場合
の選択の幅が広がります。
追加機能
この他にも BX10s をより有効にご使用頂くための便利な機能が含まれています。
1 つ目は「スリープ」モードです。スリープモードを有効にすると、サブウーファ
は入力シグナルが無い場合にスタンバイ・モードになり、電力消費を抑え出力が
消音されます。入力シグナルを受信すれば、サブウーファは再び有効になり通常の
動作に戻ります。また、サブウーファのディフィート機能を搭載するため、(オ
ン / オフ 2 極の)フットスイッチを使用して BX10 を完全に(アンプ、ドライバ、ク
ロスオーバーを含む)バイパスすることができ、メインのモニターに全ての周波数
帯域のプログラムを送信することができます。サブウーファが提供する拡張された
低周波がある場合とない場合の両方で、ミックスの状態に合わせて自分のオーディ
ションミックスを聞くことができます。視覚的な目安として、サブウーファの前面
バッフル上の青い電源LEDはスタンバイ・モードまたはバイパス・モードの時に赤
く点灯します。
BX10sを設定する
バスレフ・ポート
BX10s のキャビネットの背面には、カスタムメードの丸断面バスレフ・ポート・ AC 電圧選択: BX10s には専用のアンプリファイヤが内蔵されているため、同梱
チューブを含む通気式のエンクロージャが搭載されています。ポートはドライバ されている脱着可能な AC ケーブルを使用してコンセントに接続して使用します。
の後部出力がシステムの総合出力を促進する手段を提供しますが、「ヘルムホル 「 AC Select 」の電圧選択スイッチ(電源ケーブルのためのIECソケットの下)に
ツ共鳴」(ポートのチューブの中のコンプライアンスと空気の質量により決定) より 100-120V~50/60Hz または 220-240V~50/60Hz のいずれかの電源条件を選
を中心とする周波数の非常に狭い範囲においてのみです。ポートは効率的にサブ 択することができます。まずご使用の地域の電圧に「 AC Select」スイッチが正
ウーファに 20Hz までの滑らかなレスポンスを提供し、その低周波が貢献して、前
面のウーファ・ドライバの低周波を補完し、ウーファは透過帯域にわたりリニア
でディストーションフリー(その動作が最大軌跡限界内に留まるからです)の状
態を保ちます。
しく設定されていることを確認します。
注意:不適切な電圧/電圧選択スイッチの組み合わせにより危険な状態が生じスピー
カーのコンポーネントを著しく損傷することがあります。この場合には、保証の対
象にはなりません。
オーディオを接続する
2チャンネル・ステレオで使用する:ミキシング・コンソール、オーディオ・イン
ターフェイス、サウンドカードのメインの出力左右を、 BX10s のリアパネルにあ
る XLR または TRS バランス入力端子に接続します 。左右の XLR または TRS 出力
からダイレクト・フィールド・モニターに接続します (接続には必ずバランス・
ケーブルを使用して下さい。電源ケーブルからの誘導結合ノイズをより上手く回避
できます)。
Studiophile BX10s Subwoofer
3
日本語
Studiophile BX10sの特徴
< XLR PIN 1 and TRS sleeve = signal ground(shield)
< XLR PIN 2 and TRS tip = signal positive(+)
< XLR PIN 3 and TRS ring = signal negative(–)
< Dolby Digital、DTS、THXの条件に合わせてクロスオーバーを調整できるよ
う、クロスオーバーには(50Hzと200Hzに加えて)80Hz、100Hz、120Hzの
目盛りが付いています。
< BX10sとM-Audio BX5aダイレクト・フィールド・モニターを2チャンネル
で同時に使用する場合、クロスオーバーを80Hzに設定し、お使いのアコース
ティック環境に合わせて調節するようお勧めします。
< BX10sとM-Audio BX8aディレクト・フィールド・モニターを2チャンネル
で同時に使用する場合、クロスオーバーを50Hzに設定し、お使いのアコース
ティック環境に合わせて調節するようお勧めします。
位相調整 :前述の通り、このスイッチはサブウーファ・アンプリファイヤに送信
されるシグナルを位相(位相角を0°から180°に)転換します(クロスオーバー搭
載の2チャンネル・システムを操作している場合は、位相機能はダイレクト・フィー
ルド・モニターに影響しません)。BX10sからのサウンドがシステムからその他の
サウンドと調和する様子を聞いて、このスイッチを適切な位置に設定します。位相
にはそれ自体、正しい位置がありませんが、論理的にはサブウーファがクロスオー
バー周波数でダイレクト・フィールドと位相同期するのが望ましいのです。位相同
期を決定する一つの方法は、選択したクロスオーバー周波数でサイン波を演奏し、
最も出力が強くなる位相の位置を選択します。
マルチチャンネル(例えば 5.1 チャンネル・サラウンド)で使用する:マルチチャ
ンネルのソースをミキシングまたはモニタリングしている場合、外部のベース・マ
ネージメント・システムを使用しているか、 LFE (低周波エフェクト)チャンネル
を直接サブウーファへ(リダイレクションすることなく)送信しているかのどちら
かです。この場合、サブウーファのオーディオシグナルをBX10sの左または右の入
力端子へルーティングすることができます。また、クロスオーバーコントロールを
200Hzの位置(全開)に設定して、BX10sの内部クロスオーバーをバイパスしてお
く必要があります。
パワー・モード :この機能はBX10sを使用していない時に スリープ モードにしま
す。ある意味、これは オーディオのスクリーン・セーバー のようなものです。「always
on」に設定すると、サブウーファは常にオンの状態で動作します。使用していても使用
していなくても、常にオンのままです。スイッチを「auto sleep」に設定して、最低15分
以上シグナルが入力されない場合、BX10sは低電力消費モードになりアンプは消音しま
す。入力シグナルが大変に低い7mVを検知するとサブウーファは「目覚めた」状態にな
り、正常にサウンドを再生します(電源LEDが青から赤に変わればBX10sはスリープ・
モードで、青に戻ればスリープが解除されたことを示します)。「auto sleep」モードは
電力消費を抑える便利な機能です。スリープ・モードでは、最大電流の10分の1しか消費
されません。
ゲイン・ブースト * :「ボリューム」ノブの設定に関わらず、この機能をオンに
すると10dBのゲインを追加できます。マルチチャンネルの操作には最も適していま
す。Dolby Laboratoriesでは、LFEチャンネルがDolby Digitalの他チャンネルに比
べて-10dBでエンコードされることが要求されます。BX10sがメインのモニターと
同じレベルのレスポンスを保つよう調節し、BX10sをLEF再生機として単独で使用す
る場合、ゲインブーストを有効にして適切に設定されたレベルでマルチチャンネル
のミックスを演奏することができます。
ボリューム :ラインレベルの信号は常にBX10s入力端子へ送信する必要があります。
ボリューム・コントロールが最大の時、入力で85mVのピンクノイズはフロントのバッ
フルから1メートルの位置で100dBA出力SPLを再生します。ボリューム・コントロール
はBX10sアンプリファイヤに送信されるレベルに影響し、ダイレクト・フィールド・
モニターに送信されるBX10sの出力レベルに影響しません。一般的に、サブウーファと
ダイレクト・フィールド・モニターの間で最大にフラットで最も均一なシステム・レス
ポンスを得られるようにすることをお勧めします。つまり、ご使用の環境のアコーステ
ィックに加え、シグナル・パスとレベルをどのように設定したかで、サブウーファとメ
インの各モニターのそれぞれのレベルを時間をかけて調節する必要があります。ピンク
ノイズのシグナルや、スイープされたサイン波(リニアと対数の)にアクセスできるな
ら、全体のシステムが完全に滑らかなトーンのバランスを保つのに役立ちます。
サブウーファ・バイパス :これはM-Audio SP-1やその他のキーボード・コント
ローラ用サスティーンペダルのようなアンラッチ・タイプのフットスイッチを接続
するための1/4モノラル端子です。2チャンネルの設定では、フットスイッチをオン
にするとサブウーファ出力を消音し、ダイレクト・フィールド・モニターに直接全
周波数のオーディオ・シグナルをルーティングするリレー回路をトリガーします。
本質的に(クロスオーバーを含む)サブウーファをシグナル・パスから完全に除い
てしまうため、BX10sサブウーファの拡張低周波の有無に関わらず、自分のミック
スを簡単に試聴することができます。この機能もマルチチャンネルの操作で有効で
す。更に、ラッチタイプのフットスイッチ(通常はオープン)でも、この機能を動
作することができます。 BX10s がバイパス・モードの時、フロントパネルの電源
LEDは赤くなります。
「マルチチャンネル環境でサブウーファをご使用になる場合の詳しい情報は、こち
リアパネルのコントローラを調節する
らをご覧下さい。」www.dolby.co.jp, www.dtsonline.com, or www.thx.com.
クロスオーバー・コントローラ* :この機能については前述の通りですが、詳細と
して以下の説明を追加します。
< 一般的なA/Vホームシアター・システムのクロスオーバーは80Hzに設定され
ています(サブウーファを使うことが前提です)。BX10sを使用してマルチ
チャンネルのマテリアルをミキシングする場合、参考にまず80Hzの設定から
始め、典型的なエンドユーザーのリスニング環境に近づけることをお勧めし
ます。
4
Studiophile BX10s Subwoofer
Studiophile BX10s Subwoofer • ユーザーズマニュアル
BX10sを設置する
製品保証
立地条件を最重要視するのは不動産に限ったことではありません。ラウドスピー
カーとルーム・アコースティックの問題にも同様に(それ以上にも)当てはまりま
す。ご想像とおり、室内でのBX10sの配置はどのように聞こえるかに大きな影響を
与えます。実際、適切に設計されたパワフルなサブウーファは、不十分な配置では
モニタリングの設定の中で全く役に立っていないように聞こえます(この見解はど
んなラウドスピーカーにも当てはまりますが、サブウーファのように低周波を再生
する機器には特にその傾向が強まります)。
保証規定
サブウーファの最適な位置を決定する最善の方法については意見が分かれるところ
で、スタジオ・エンジニア3人に尋ねれば6つの違った答えが返ってくるはずです。
この問題がどんなに重要かを強調してもし切れませんが、部屋の形状、サイズ(天
井の高さを含む)、壁の構造、吸音処理等が全て重なり合ってサブウーファの表面
的な性能に影響します。また、どんなシグナルの周波数も、その波長に反比例しま
す。例えば40Hzで任意の波長が約8.5メートルまたは28フィートであれば、80Hzで
は4メートルまたは14フィートより少し長いくらいです。
はじめに、使用中はサブウーファを必ず床の上に設置します。テーブルやスピーカー・
スタンドの上には絶対に置いてはいけません。一説には2チャンネル・システムでサブ
ウーファの最適な位置は、左右のダイレクトフィールド・モニターから中間地点の床の
上で、フロント・パネルは前向きでダイレクトフィールド・モニターと同一平面上だと
言われています。ここから、サブウーファの位置を最も「正常」な位置まで調節しま
す。また一説には、部屋の床の片方の角で接する両方の壁がサブウーファが放射するサ
ウンドの量を最大にするのに役立つ所に置いて、それから、特定のモニタリング環境に
合うよう位置を調節すると言うものです。どちらの方法も有効ですが、この他にもミッ
クス・エンジニアの多くが、左右対称の法則を活かして首尾よく採用している方法があ
ります。
この方法では、BX10sを自分のリスニングポジションにある椅子の上に設置します
(推定上、左右のダイレクトフィールド・モニターと二等辺三角形の頂点になるよ
うな場所です)。充分な低周波のある音楽を、心地よいリスニング・レベルで再生
しBX10sに送信します。部屋の床から移動してサウンドが最もフルでタイトに聞こ
える場所を探します。それがどこであれ、BX10sが設置されるべき場所です。もっ
と正確に言うなら、耳を使う代わりに 1/12th- オクターブのリアルタイム(スペク
トラム)アナライザを使って同じように場所を探すこともできます(これを行う場
合、テストシグナルにはピンクノイズを再生し、スペクトラムのレスポンスが最も
滑らかで広範な低周波を持つ場所を見つけます)。
エムオーディオでは安全上のご注意に基づいて適切に使用されている場合に限り、
本製品をお買い上げいただいた日より一年間は保証期間となり修理は無償で行いま
す。しかしながら、不適切な使用方法による破損の場合、ご購入者が所有していな
い場合、エムオーディオでのユーザー登録がお済みでない場合などは保証の対象と
なりません。但し、電源アダプタやケーブルなどの付属品は、適切な使用の結果不
具合が生じた場合でも保証対象には含まれません(初期不良の場合は除く)。お使
いの製品に対応する保証規定はwww.m-audio.com/warrantyでご覧下さい。
エムオーディオへ製品を送付する場合には、事前にエムオーディオのRA(Return
Authorization)番号を取得する必要があります。製品のRA番号を取得するには、
エムオーディオへご連絡頂ければ、エムオーディオのカスタマーサービスが症状な
どをお伺いしエムオーディオへ製品の送付が必要と判断した場合に RA 番号を発行
させて頂きます。製品の RA 番号を取得後、具体的な症状や送付理由を書面に記述
し、製品を保護する安全な梱包を施した上、外装パッケージにRA番号を明記しMAudioまで送付下さい。製品の修理には発送時の送料、返却時の送料と発生し得る手
数料はご購入者の負担となります(初期不良の場合は除く)。
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を行って下さい。 1. )コンピュータで(一般的な Web ブラウザ)エムオーディオ
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http://web.m-audio.jp/register/にて、必要事項を入力して送信して下さい。2.)携
帯電話でエムオーディオWebサイトへアクセスできる方:エムオーディオ
モバイ
ルサイトのオンラインユーザー登録ページ http://web.m-audio.jp/
mobile/にて、必要事項を入力して送信して下さい。(注意:ユーザ
ー登録完了の御案内は行っておりませんのでご了承下さい。)
低周波のシグナルは全方向へ放射されるため、BX10sの音響上の最適な位置が都合
の悪い場所になるかもしれません。この場合、もう少し都合の良い場所を探すには
BX10sのリアパネルにあるPhaseスイッチを切り換えて同じように最適な位置をさ
がします。
Studiophile BX10s Subwoofer
日本語
最後に、BX10sが最も良いサウンドに聞こえる場所に置いたら、任意のマテリアル
をダイレクトフィールド・モニターも一緒に使用して再生し、標準のミックスの位
置から聞いてみます(BX10sのレベル、位相、クロスオーバーが適切に設定されて
いることを確認します)。何かが違うように聞こえれば、サブウーファの位置を変
えて試してみます。様々な位置で試すことで、たとえ現在の位置が既に良いサウン
ドだと思っていても、思わぬ場所でそれ以上にサブウーファに最適の位置が見つか
るかもしれません。
5
付録
付録A – 技術仕様
タイプ
バスレフ・ポート装備アクティブ・パワード・サブウーファ
ウーファ・ドライバ
10インチ・コンポジット(表面加工紙/ファイバーグラス)コーン、耐熱型ボイスコイルとダンパー・ラバー・サラウ
周波数特性
20Hz – 200Hz(-3dB points)
クロスオーバー
HP/L結合フィルタ50-200Hzからスイープ可能; 24dB/オクターブ 4th-order配置
入力感度
85mVピンクノイズ入力が100dBA出力SPLを生成(ボリュームコントロール最大、1メートル)
アンプリファイヤ
8Ω,へ240VA平均電力、ディスクリートトランジスタ設計
S/N比
86dB(A-weighted)
定格出力での歪み率、モノラル・モード
0.019%(175W)
入力
XLRバランス入力2系統;TRSバランス/アンバランス入力2系統
出力
XLRバランス出力2系統(サテライト用)
コントロール
ボリューム/ゲイン・コントロール、10dBベース・ブースト・スイッチ、スリープモード・スイッチ、位相転換スイッ
チ、可変クロスオーバー・コントロール、サブウーファ・バイパス・フットスイッチ端子
入力インピーダンス
20kΩバランス、10kΩアンバランス
最大入力レベル
+20dBu
自動停止までの時間
15分
ンド
自動開始になる入力感度
7.3mV
保護
過熱保護、電源オン/オフ過渡電流、サブソニック・フィルタ、外部メイン・ヒューズ、DC保護、過負荷保護
インジケータ
電源オン(青)またはスタンバイ/バイパス(赤)
電源条件
デュアル・ボルテージ(リアパネルのスイッチで選択)100-120V/~50/60Hzまたは220-240V/~50/60Hz、脱着可能
でアース付きのIECケーブルで電源供給
キャビネット
ビニール・ラミネート加工のMDF
サイズ
15in.(h) x 15in.(w) x 15in.(d);38.1cm(h) x 38.1cm(w) x 38.1cm(d)
積荷重量
54.6lbs, 24.75kg
* 技術仕様は予告無く変更する場合があります。
付録B – Block Diagram
6
Studiophile BX10s Subwoofer
M-Audio USA
5795 Martin Rd., Irwindale, CA 91706
Technical Support
M-Audio Germany
Kuhallmand 34, D-74613 Ohringen, Germany
Technical Support
web:
www.m-audio.com/tech
e-mail:
[email protected]
tel (pro products):
(626) 633-9055
tel:
+49 (0)7941 - 9870030
tel (consumer products):
(626) 633-9066
fax:
+49 (0)7941 98 70070
fax (shipping):
(626) 633-9032
Sales
Sales
e-mail:
[email protected]
e-mail:
[email protected]
tel:
+49 (0)7941 98 7000
tel:
1-866-657-6434
fax:
+49 (0)7941 98 70070
fax:
(626) 633-9070
Web
www.m-audio.de
Web
www.m-audio.com
M-Audio Canada
M-Audio U.K.
Floor 6, Gresham House, 53 Clarenden Road, Watford
WD17 1LA, United Kingdom
Technical Support
1400 St-Jean Baptiste Ave. #150, Quebec City,
Quebec G2E 5B7, Canada
Technical Support
e-mail:
[email protected]
e-mail:
[email protected]
phone:
(418) 872-0444
tel:(Mac support):
+44 (0)1765 650072
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