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平成27年盛夏号 - 京都府印刷工業組合

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平成27年盛夏号 - 京都府印刷工業組合
盛 夏 号
2015 夏季特別企画
教育セミナー
「ネットリテラシーセミナー」
∼インターネット・トラブルへの対処と自衛策∼
京都府印刷工 業 組 合
2015 Vo l
. 631
目次
巻頭言/理事長 瀧本正明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
夏季特別企画 教育セミナーより
「ネットリテラシーセミナー」
〜インターネット・トラブルへの対処と自衛策〜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
平成27年度通常総会開催・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
京都府印刷業界功労者顕彰式・優良勤続従業員表彰式開催・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
京都府知事表彰(組合功労者表彰)
を受ける・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
京都府中小企業団体中央会会長表彰
(組合功労者表彰)
を受ける・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
23
平成27年度近畿地区印刷協議会定時総会開催
第5回近畿地区印刷協議会懇親コンペ開催・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
産業戦略デザイン室セミナー開催・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
教育セミナー(第1回・第2回)
開催・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
ビジネスマナー講座・印刷技術入門講座開催・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
各種共済制度等加入促進キャンペーン開催のご案内
(各種共済制度等の特長・飲料自販機設置紹介事業の推進)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32
組合ホームページのリニューアルとフェイスブック運用開始のご案内・・・・・・・・・・・・・・・・35
4月定例理事会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37
5月定例理事会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
6月定例理事会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44
委員会だより/総務委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49
支部だより/下支部・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49
会合だより/プリプレス部会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50
/京都青年印刷人月曜会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52
/京都印刷協和会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54
統計だより/材料価格定点調査・集計結果より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
中小企業景況調査・京都府の概況より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56
組合員ニュース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58
ビデオ・DVD貸し出しのご案内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60
書籍の紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61
事務局からのお知らせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・62
印刷会館利用状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・62
組合日誌・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63
組合員異動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64
訃報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64
編集後記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64
春号表紙イラストレーション コンセプト
あおいおそらにむかうんだ
おおきいものからならぶんだ
さあ たべなさい たべなさい
まっかなぼくをたべなさい
プツリ キュキュキュ…おあじはいかが?
京都造形芸術大学こども芸術学科3回生 阿部彩花
巻頭言
私と京印工組
京都府印刷工業組合理事長
瀧本 正明
関係各位の皆様、組合員各位の皆様にご協力を賜り、平成27年度の組合通常
総会
(5月29日 於 京都ブライトンホテル)を滞りなく了えることができまし
た。誌面をお借りして、ご報告と御礼を申し上げます。
理事長職をお受けしてから6年目の事業年度を迎えました。本年度におきま
しても、組合員の皆様に良質で価値のある各種情報やサービスの提供に努める
とともに、印刷業界に携わる事業者仲間が一致団結し、新たな印刷需要を創出
する環境づくりに全力で取り組む所存です。
さて、前回の春号では、私の京都青年印刷人月曜会時代の活動記を記しまし
たが、今回は、私が京印工組の理事として活動を始めた時代を振り返り、お世
話になった先輩役員の皆様の思い出を述べさせていただきます。
私が最初に理事に選出されたのは平成6年5月です。今は亡き堀本信一元理
事長に、選挙では無く、理事長の指名推薦枠で選出していただきました。初め
て理事会に出席した頃は宇野印刷㈱の宇野文博社長が専務理事を務めておら
れ、毎回議事をスムーズに運営されていました。
当時の理事会は、スタートこそ今と同じ午後2時でしたが、議論が白熱する
と、閉会が5時、6時を超える事も珍しくありませんでした。この頃の私は営
業の第一線に就いていたので、長時間拘束される理事会は正直申し上げて辛か
ったのも事実です。携帯電話は無く、連絡方法はポケベルの時代でした。
しかし、理事会に出席していたおかげで、この時代には組合活動を通して親
しくさせていただいた先輩方が沢山おられます。吉川宣治前理事長と常盤印刷
㈱の井上孟前社長は、ともに「能」を趣味としておられ、弊社の新築祝いのと
きには一緒に能舞台で祝舞を踊ってくださいました。功美堂印刷㈱の故中野幸
市前社長には、「紙屑でも紙は紙、大切にしなあかん」と、印刷人としての心
構えをご指導いただきました。㈲北斗社印刷所の故細野正次前社長は何処へ行
くにも自転車が一緒で、鴨川まで魚釣りに行かれたお話をいつも聞かせてくだ
さいました。
2
● ●
桜栄印刷㈱の故中西次郎元社長は何時も笑顔の陽気なお人柄で、よくお酒の
場に誘ってくださり、矢野芳文社の故矢野周三前社長、㈲修美社の山下修吉前
社長には、周りの人を楽しく和ませる方法を教えていいただきました。また、
故髙橋督治元理事長には、組合活動は勿論のこと、組合や仕事を離れた場面で
も色々と勉強になることを教えていただきました。
そして何より忘れてならないのは、商工印刷㈱の堀井清社長・組合相談役か
ら受けた御恩です。堀井相談役には、親身になって人の心の掴み方、組合の運
営方法等についてじっくりご教示いただくとともに、難局に対峙したときはい
つも相談相手になってくださり、何度も助けていただきました。
残念ながら誌面の都合もあり、お世話になった全ての方々をご紹介すること
はできませんが、さらに多くの先輩役員の皆様からも数しれぬご指導を賜って
おり、誠に感謝の念に堪えません。先輩諸氏の皆様との交流を通して得た人生
観は、今の私にとって非常に大きな財産となりました。皆様への御恩返しでは
ございませんが、私にできるのは、京印工組での活動を通して業界全体を活性
化させることです。これからも印刷業界が若い人達に夢と希望が持てる業界と
なるよう全身全霊をかけて取り組む所存ですので、引き続きご指導・ご鞭撻を
賜りますようお願い申し上げます。
3
● ●
2015.7
2015夏季特別企画
2015夏季特別企画
教育セミナー
「ネットリテラシーセミナー」
∼インターネット・トラブルへの対処と自衛策∼
講師/水谷 元泰氏(㈱大元堂 代表取締役)
セミナー会場
去る4月9日(木)午後6時30分より京都印刷会館2階大ホールにおいて、教育セミナー「ネットリテラ
シーセミナー」(主催 教育委員会、共催 プリプレス部会・京都青年印刷人月曜会)
が開催されました。
当セミナーでは、インターネットの戦略的アドバイザーとしてご活躍中の水谷元泰氏を講師にお招きし、
インターネット・トラブルへの対処や自衛策、欲しい情報を入手する能力など、インターネットサービス
を正しく安全に使う様々な手法について研修いたしました。
この度、講師の水谷氏にご依頼し、社員がインターネット
やSNSを利用するにあたって備えておきたい知識や注意点
等、中小印刷会社の視点で当セミナーテーマの要旨を取りま
とめていただきましたので、盛夏号の特集記事としてご紹介
いたします。
インターネットやSNSの利用にあたり、積極的な活用と
リスクマネジメントの両立に取り組むうえで大変参考になる
内容となっています。是非ご一読ください。
講師の水谷元泰氏
4
● ●
教育セミナー「ネットリテラシーセミナー」~インターネット・トラブルへの対処と自衛策~
~はじめに~
他にもアフィリエイトでちょっとした小遣い稼
名古屋で株式会社大元堂という印刷会社をして
ぎをしたり、Facebookやmixiの前から、いくつ
おります水谷元泰と申します。
かのSNSもしておりました。
印刷業界では、名古屋而立会に22年間所属し、
思い返してみますと、どちらかというと仕事と
平成23年に会長を努めさせて頂きました。またプ
してよりもプライベートでのインターネット利用
リントネクスト2014では、副実行委員長を努めさ
が多かったと思います。
せて頂きました。
ネットリテラシーといっても、学問として学ん
現在は印刷会社を経営する傍ら、Facebookの
だわけではなく、そのような様々な経験の中で、
ビジネス活用・ITを活用した業務改善・iPad等
人の裏側を見たり、何度も痛い思いをしながら学
デジタルデバイスの活用などのセミナー講師や、
んだ物でございます。
販促や集客のコンサルティングをさせて頂いてお
ネットリテラシーとは?
ります。
私とインターネットとの関わりは、平成7年頃、
インターネットへの接続はまだダイヤルアップ接
一言で言いますと、「情報ネットワークを正し
続で、夜中にテレホーダイを使っていた頃に始ま
く利用することができる能力のこと」です。
りました。
正しく利用できるの部分に様々な解釈、様々な
当時は回線のスピードもまだまだ今ほどは早く
要素が含まれると思います。
なく、持っていたモデムも9600bpsと遅かったた
リテラシーとは?
め、軽いデータを送るのにも数十分も掛かり、フ
ロッピーディスクに入れて持って走った方が早い
ような時代でした。
そもそもリテラシーとは、
「識字能力」のことです。
当時はネットサーフィンいう言葉で表現されてお
「文字や言語に対する能力」の意味であり、そ
りましたが、ネットを見てアチコチのサイトを断片
こから派生して「物事を正しく認識できる能力」
的に見て楽しむ程度だったと記憶しております。
を指します。
その後、先述の名古屋而立会で情報交換や案内
ネットリテラシー以外にもITリテラシー、情報リ
などのツールとして「名古屋而立会BBS(電子掲
テラシー、デジタルリテラシーなども使われます。
示板)
」を他のメンバーと立ち上げ、ボランティ
ネットリテラシーとは?
アで会員企業を回り、インターネットの接続環境
を整えて回ったりしました。
個人では、趣味の関係で某掲示板の裏管理人と
つまりネットリテラシーとは、基本的にはネッ
して、悪質な書き込みの削除やトラブルの対応な
トワークにアクセスし、自らが欲する情報を入手
どをしておりました。
できる能力や、その情報が正しいかどうかの判断
また2003年頃からはブログを始め、韓国の映画
ができる能力であると言えます。また他にも出会
や音楽、ITツールのレビューなどを中心に投稿
い系サイトやオークション詐欺などのネット絡み
しており、韓流ブームの頃には既に100本以上の
のトラブルに巻き込まれない、自衛能力を指すこ
レビューを書いていたため、グーグルで韓流女優
ともあります。
の名前を検索すると半分以上が私のブログという
欲しい情報を入手する能力
時代もありました。
その後は、チャット
(chat英語で雑談の意味)に
凝った時期もあり、ICQやネットモというサービ
一般的にはヤフーやグーグルを始めとする検索
スで海外の友人とのコミュニケーションを楽しん
サイトで、調べたい単語や文章などをテキストで
だり、遠方の友人とも仕事などの相談もしていま
入力して、情報を収集する方法がありますがその
した。
他にも、
5
● ●
2015.7
2015夏季特別企画
・RSS
RSSとは、Webサイトの更新情報などの日付や
タイトル、その内容の要約を公開するのに使われ
ています。中身はXML形式で記述されており、
専用の「RSSリーダー」を利用する事で、登録し
た様々なサイトの更新情報を自動的に取得して、
まとめて閲覧できるようになります。
指定したサイトのRSS情報を取り込んで更新状
況をまとめたWebページを生成する巡回ソフト
や、デスクトップに指定したサイトの更新情報を
コピーレフト(コピーライトの反対語)なライセン
表示するティッカーソフトなどがあり、直接ブラ
スのもと、サイトにアクセス可能な誰もが無料で
ウジングするのに比べ、情報を効率的に取得でき
自由に編集に参加できるまとめサイトです。
ます。ニュースサイトやブログなどでは、更新情
報をRSSで公開しています。
・まとめブログ
ブログ形式のまとめサイトで、自由度が高く画
像や動画の埋め込みも容易なため、多くのサイト
が存在します。
2ちゃんねるなど、企業や公共施設から閲覧で
・まとめサイト
きないサイトを見るためや、一覧表示されるため
NAVERまとめ
閲覧性が高いので作られることが多いようです。
韓国のIT企業ネイバーの日本法人、LINE株式
反面、恣意的に編集し読者をミスリードしたり、
会社が運営するCGM型Webキュレーションサー
アフィリエイト目的の単なるアクセス稼ぎや、著
ビスです。
作権を守られていないケースも多く批判の対象に
NAVERがネット上にインフラを用意し、ユー
もなりやすいようです。
ザーが独自に様々な情報を収集して組み合わせ、
・ヤフー知恵袋
ひとつのページにまとめてインターネット上に公
Yahoo! JAPANが運営する、電子掲示板上で利
開します。アクセス数に応じてユーザーが広告収
用者同士が知識や知恵を教え合うナレッジコミュ
入を得られる独自のシステムを展開しています。
ニティ、知識検索サービスです。「J-Payment」
Wikipedia
という会社の営業資料が流出し、Yahoo!知恵袋で
ウィキメディア財団が運営しているインターネ
宣伝活動を展開するという内容が書かれていたた
ット百科事典です。
「ウィキペディア
(Wikipedia)
」
め、ネット上で騒動になったこともあり、ステル
という名前は、ウェブブラウザ上でウェブページ
スマーケティング(一般人を装い業者が書き込む
を編集することができる「ウィキ
(Wiki)
」とい
やらせ)である事があることも理解する必要があ
う シ ス テ ム を 使 用 し た「 百 科 事 典 」
( 英:
ります。
Encyclopedia)であることに由来する造語です。
6
● ●
教育セミナー「ネットリテラシーセミナー」~インターネット・トラブルへの対処と自衛策~
などなどが挙げられます。
Facebook・Google+・GREE・Instagram・
mixi・Mobage・Pinterest・Twitterな ど が 挙 げ
正しいか判断する能力
られます。
Facebook
このようなネット上の情報は、通常のマスメデ
ィアと違い、一般のユーザが自由に書き込みして
作られているため、様々な立場の色んな情報を聞
その中でも、facebookは実名で使用しているこ
くことが出来ますし、企業広告やマスメディアの
ともあり、文体や話題がリアルとバーチャルで一
情報などだけでは知り得ない裏事情までも分かる
致しやすい傾向にあります。リアルの知り合いと
反面、その書き込まれた情報が正しいかどうかの
対面して喋っている感覚に近いと言われていま
保証はありません。そのため、閲覧者側で、その
す。またfacebookで拡散されるコンテンツはリア
情報が正しいかを判断する能力が必要になります。
ルの場で広がる口コミと非常に似ているため、非
ギーク層の方々が大勢ネット上に来ることになり
ネットの場面ごとの認識
ました。
Facebookの普及前と後で、非ギーク層のネッ
以前から「ネタと炎上はネットの華」とも言わ
ト上での滞在時間が数倍になったとの統計もあり
れますが、ネット上には危険や嘘が付き物である
ます。
との認識が必要です。古くからネットをしている
バイラルメディア
人たちの一部では、嘘を嘘として楽しむような場
すらあります。ところがそのことを知らず、2ち
ゃんねるなどの掲示板、ブログやtwitterなど匿
前述のようにバイラルメディアと言われるもの
名での書き込みに安易に左右される人が増加して
の台頭も、大きく影響しています。問題はあるも
います。
のの、過去の「オタクによるオタク向けのコンテ
ンツ」の中には面白いものも多く、それを一般人
非ギーク層の変化
向けにまとめて加工してあるため、非ギーク層が
これを閲覧することからネットの滞在時間が大幅に
一昔前までのネット上のコンテンツは、ギーク
増え、ネットに依存している人が増加し、結果とし
層(あることに熱中している人。特に、コンピュ
てトラブルが増加しているとも言われています。
ーターやインターネットについて、マニアックな
ネット上でのトラブル対策
技術や知識を有する人)が作る、ギーク層向けの
物が大半でした。
ところがFacebookを始めとするSNSの出現に
インターネット上の情報は、信頼できるものば
より、大勢の非ギーク層がネット上に来るように
かりではなく、疑わしいものも多く存在するため、
なり、滞在時間も大幅に増加をしました。急激な
信頼できる筆者の署名記事や、友人、知人、家族
スマホの普及も後押しとなり、
「PCの娯楽」=「オ
などの意見、当事者の生の声などの複数の情報を
タクが楽しむもの」からそうでないユーザーにま
総合して、自分で信頼して良いかの判断すること
で情報が伝わるように変化しました。
が大切であると言えます。
その情報を信用するか信用しないか、基本的に
SNS
は全て自己責任です。そのことを肝に銘じておく
必要があります。
・SocialNetworkingService
人と人とのつながりを促進・サポートする、
「コ
ミュニティ型の会員制のサービス」
7
● ●
2015.7
2015夏季特別企画
して増えています。
情報格差の問題
個人の意見をいう場面でも、企業内でしか知り
得ない情報を書いてしまったりという問題が発生
しています。
情報化社会の進展により、ネットリテラシーの
格差が大きく広がっていると言われています。ネ
企業の立場で発言する者が増加
ットを充分に使いこなせる人は、ショッピングや
SNSなどのサービスを楽しみ、世界中の情報を自
由に取捨選択して日々の生活やビジネスにも上手
またSNSの利用者が増加するにつれて、公式な
に活用しています。
SNSサイトを開設する企業も急増しています。そ
反面ネットを上手に使いこなせない人は、有益
れによって企業内にSNSを担当する者が増加して
な情報を見つけることができなく、様々なトラブ
います。正しい教育を受けないまま公式SNSを担
ルに巻き込まれる可能性が大きくなっており、今
当することにより、身近な物への発言感覚で相手
後その格差は益々広がっていくと予想されます。
への配慮が不足した投稿をしたり、個人の立場で
意見が分かれる内容を発言したりと、危険と隣り
つまりネットリテラシーとは
合わせの運用になっています。
このように企業コンプライアンスに不十分な者
「インターネットばかりではなく、今までのリ
が担当する機会が増加しているのが問題なばかり
アル体験やメディアを通じて得られる大量の情報
ではなく、容易に企業担当者との対話ができる
の中から必要なものを探し出し、課題に即して組
SNSは、ともすればクレームの窓口化してしまう
み合わせたり加工したりして、意思決定したり結
こともしばしばあり、その対応を見誤ると個別の
果を表現したりするための基礎的な知識や技能の
サポートと違い、やり取りが他の方々にも見える
集合」と定義できると思います。
形で進んでいるため、一度炎上してしまうと、そ
のお客様のみならず周りの方をも巻き込んで一気
増加するSNSトラブル
に燃え上がる事にもなり兼ねません。
配慮が必要な情報
SNSの急速な普及で問題発言が多発しています。
社員個人の問題だけでは留まらず、企業のSNS
管理の責任や教育、監査のあり方なども問われる
従来、組織がセキュリティ上で配慮しなければ
ようになり、企業への影響も大きくなってきてい
ならなかった情報は、文書・個人データ・機密フ
ます。
ァイルなどが主なものでした。
社員の私的なSNS利用に対し、企業はどこまで
個人が情報を発信する場所がなかった以前はそ
責任を持てばいいのでしょうか。
れでよかったのですが、業務上で見聞きした情報
従来ネットの担当者に対する教育は、個人のモ
を公私を問わず、業務とかけ離れた場所で発して
ラル・人間性に委ねられていたケースも多かった
しまうケースが増えている昨今では、もっと大き
と思います。
な枠組で仕組みを考えなければなりません。
教育するには個人のプライベートな部分に触れ
SNSの利用拡大による新たなリスク
ることもあり、
一般常識として省略されてきました。
SNS人口の急増
1発信者本人にとっても想定外な情報拡散
2価値観の多様化された大衆への情報発信
3プライベートとオフィシャルのボーダーレス化
手軽に誰もが無料で参加できるFacebookやツ
と曖昧さ
イッター等を中心にSNS利用者の人口が増加する
4問題収拾への対応能力の不足による更なる悪化
にしたがい、社員個人で情報を発信する者も比例
8
● ●
教育セミナー「ネットリテラシーセミナー」~インターネット・トラブルへの対処と自衛策~
と長期化
ィアリテラシーが前提となり、その習得には個人
5学習する環境が整備されていない
での適切な利用が不可欠です。
などが挙げられます。
個人向けソーシャルメディアガイドラインは、
つまり、公式SNSを担当する者ばかりでなく、
3Mジャパングループの従業員と関係者(派遣社
私的にも情報発信する可能性のある者には
員、契約社員、外部委託会社等)を対象として、
・発言の善悪や影響を判断できる能力
ソーシャルメディアの個人利用における適切かつ
・誤解のない表現で発言する語学力
積極的な活用の推進と、適切なリスクマネジメン
が必要であるといえるかもしれません。
トの両立を目的としたものです。
その対策としては、
社員と関係者が当ガイドラインをふまえつつ、
・アンケートにより社員や外部の委託企業も含め
ソーシャルメディアの世界を体感し、双方向な対
たSNS利用状況の把握
(個人)
話を通じて知識・理解を深め、得られた有益な知
利用者には使い方やリスクも含め教育
見・アイデアは積極的に共有することで、当社は
利用していない者へも知識として教育
イノベーションの活性化につなげることを目指し
・業務でSNSに携わる担当者の把握
ています。
教育を受けた者のみが公式SNSを担当
ソーシャルメディアガイドラインは以下の7項
・リテラシーチェックリストなどを作成
目で構成しています。
社員のネットリテラシー意識の定期的な確認
1.常に正直さと誠実さをもって行動しましょう
・業務時にはチェックリストを作成
2.著作権、プライバシー、機密情報、ブランド
危険な投稿や行動をしていないかを監視が
の取扱い、および情報の発信に関しては、コ
挙げられます。
ーポレートポリシーを理解して、遵守しまし
ょう
住友3M社が積極的にソーシャルメディアに取
3.発言者の立場を明らかにしましょう
り組んでいますのでご紹介します。
4.投稿しようとする内容を慎重に確認しましょう
5.議論に注意しましょう
住友3Mの個人向けソーシャルメディ
アガイドライン
6.3Mのビジネスパートナーの皆様を守りまし
ょう
7.3Mに関する情報は積極的に社内共有しまし
ょう
これら7項目で構成される個人向けソーシャル
メディアガイドラインは、当社webサイトで公開
しています。
また、3Mジャパングループの各公式アカウン
トにおいては、ガイドラインに則った運用を行う
ことに加え、事前の「ソーシャルメディアトレー
ニング」の受講と、「ソーシャルメディア準備チ
ェックリスト」の提出が社内で義務づけられてい
(2011年8月29日 同社ニュースリリースより引用)
ます。
住友スリーエム株式会社
(本社:東京都世田谷
区 代表取締役社長:ジェシー・ジー・シン)
はこ
ソーシャルメディアポリシー
のほど、個人向けソーシャルメディアガイドライ
ンを制定し、当社ウェブサイトで公開しました。
近年のソーシャルメディアの飛躍的な発展を背
皆様の会社ではソーシャルメディアポリシーを
景に、当社でもビジネスへ活用する事例が増えつ
整備されていらっしゃいますか?
つあります。その運用には一定のソーシャルメデ
もし、整備されていないのであれば、早急に整
9
● ●
2015.7
2015夏季特別企画
備する必要があります。今回は、ソーシャルメデ
・製品やキャンペーンのベンチマーク
ィアポリシーを策定するのにあたって、ぜひ含め
・非公開の広告
て頂きたい項目をまとめました。
・内部処理や方法論
・同僚やクライアントの個人情報
ソーシャルメディアポリシーはなぜ必
要か
公開において質問や疑問がある場合は、情報の
管理者に問い合わせができるような体制(どの部
ここ数年、ソーシャルメディアの社員利用がき
門の誰が窓口になるのか)を整え、周知すること
っかけとなって「炎上」してしまうケースが少な
も重要です。
くありません。
■顧客やビジネスパートナー、取引先との関係の
保護
炎上の背景や影響度は様々ですが、いずれにし
ても言えることは、こうした炎上事件は企業やブラ
自社の情報だけでなく、顧客情報、パートナー
ンドの価値や信用を確実に低下させてしまいます。
情報、ベンダー情報についても、相手の特別な許
ソーシャルメディアポリシーは、企業の公式ア
可がない限りは、ソーシャルメディア上での言及
カウントを運用する担当者だけでなく、全社員や
や特定は避けたほうが良いでしょう。
外部の委託企業にも適用され、理解されなければ
また、取引のない競合他社についての情報につ
なりません。
いても避けるべきでしょう。
なぜなら、一般の方から見れば、社員であろう
■著作権、商標違反の回避
が外部の委託企業の社員であろうが誰であって
他人の著作権や肖像権、コンテンツの二次利用
も、その会社を代表する人であるからです。
については、法律を遵守しなければなりません。
一人が不注意な発言をすることによって、
「あ
著作権は文章だけでなく、ロゴ、写真、動画、音
の企業の情報管理体制は危ない」という評価にな
楽なども含まれます。
ってしまいます。
■誹謗中傷の禁止
ソーシャルメディアポリシーに記載必須の項目
個人の侮辱、猥褻、民族や外国蔑視など、特定
ソーシャルメディアポリシーといっても、見た
の個人や集団に対して、攻撃的、差別的、性的、
ことがなければ何をポリシーとして定義するべき
排他的に受け止められるような発言は避けるべき
かイメージがわかないと思います。
です。同様に、宗教的、政治的な話題についても
ソーシャルメディアポリシーの目的は、企業の
避けるべきです。
利益を守り、炎上や訴訟、中傷、セキュリティ違
■個人の責任の説明
反などから保護するものです。
従業員は、自分のオンラインの投稿やコメント
はすべて、本人に最終的な責任があることがわか
ソーシャルメディアポリシーに含めて
頂きたい項目
るように、ポリシー内に明示しておきます。
ソーシャルメディアポリシーに記載し
ておいたほうがよい項目
■機密事項や知的所有権の保護
どんなサイトでもハッキングされる危険性があ
ります。よって、ソーシャルメディア上で機密事
やってはいけないことだけでなはく、オンライ
項や経営情報を取り扱うことは避けるべきです。
ンでの行動、コンテンツ、コメントなどについて
例えば、以下のような項目の投稿やコメントを
の適切な運用方法についても定義しておくとよい
制限します。
でしょう。
・非公開の経営情報や財務データ
■オンラインでのあり方
・訴訟や法務に関する事柄
所属と責任の明記
・知的所有権のある情報
ビジネスを目的とした個人アカウントの場合、
・企業戦略や将来予測
役職や部署、連絡先(会社ドメインのメールアド
・研究調査による成果
レスなど)などをどのように公開できるのかを定
10●
●
教育セミナー「ネットリテラシーセミナー」~インターネット・トラブルへの対処と自衛策~
義します。
http://www.social-recruiting.jp/
また、ユーザーネーム
(本名かニックネームか)
個人向けソーシャルメディアガイドラ
イン
やアバターなどの許可範囲も決めておくとよいで
しょう。
ガイドライン制定の目的と背景
なお、個人のアカウントで発信するとき、特に
仕事に関係する話題について投稿する場合、所属
当ガイドラインは、3Mジャパングループの従業
組織との関係や責任について明記するかどうかを
員と関係者
(派遣社員、契約社員、外部委託会社等)
決めておくとよいでしょう。
を対象とし、ソーシャルメディアの個人利用にお
ブログの責任の明記の例
ける適切かつ積極的な活用の推進と、適切なリス
このブログの掲載内容は私自身の見解であり、
クマネジメントの両立を目的としたものです。
必ずしも所属組織の立場、戦略、意見を代表する
近年のソーシャルメディアの飛躍的発展を背景
ものではありません。
に、当社でもビジネスへ活用する事例が増えつつ
■公式アカウントのコンテンツポリシー
あります。その運用には一定のソーシャルメディ
ソーシャルメディアポリシーを策定している企
アリテラシーが前提となり、その習得には個人で
業の多くが、効果的なやり取りやエンゲージメン
の適切な利用が不可欠です。
トの観点から、公開するコンテンツについても定
社員と関係者が当ガイドラインをふまえつつ、
義しています。
ソーシャルメディアの世界を体感し、双方向な対
オンライン上のコミュニケーション方法やエン
話を通じて知識・理解を深め、得られた有益な知
ゲージメントの手法、コンテンツ投稿の頻度やユ
見・アイデアは積極的に共有することで、3Mの
ーザーコメントへの反応、間違えたときの訂正な
イノベーションの活性化につなげましょう。
どについてガイドラインを用意しています。
態度
3Mジャパングループの公式アカウントにおい
ソーシャルメディアのコミュニケーションはカ
ては、ガイドラインに則った運用を行うことに加
ジュアルになりがちですが、多くの企業で明るさ
え、事前の「ソーシャルメディアトレーニング」
と節度を保って自分らしく利用することを推奨し
の受講と、「ソーシャルメディア準備チェックリ
ています。
スト」の提出が社内で義務づけられています。
ユーザーへの返信
1.常に正直さと誠実さをもって行動しましょう
ソーシャルメディア上にユーザーから意見やコ
メントが寄せられたときの対応方法を決めておき
ソーシャルメディアは不特定多数が集うオー
ましょう。
プンな場です。3Mの経営理念に掲げる通り、
また不適切なコメントが寄せられた場合の対応
「すべての活動において妥協のない正直さと誠
方法についても検討しておきましょう。ブログな
実さをもって行動する」が、ソーシャルメディ
どのコメントは、承認制にしているところもあり
ア上においても最も正しい態度あり、あらゆる
ますし、不適切なコメントが投稿されたらその都
トラブルを遠ざけることになるでしょう。
度削除しているところもあります。特に、コンテ
2.著作権、プライバシー、機密情報、ブランド
ンツには関係の無いスパム的なコメントや、誹謗
の取扱い、および情報の発信に関しては、コ
中傷、差別的な内容などを含むコメントは削除し
ーポレートポリシーを理解し、遵守しましょう
たほうがよいでしょう。
3M社員はソーシャルメディアを個人として
ミスや誤りの扱い
利用する場合も、3Mが定めたポリシーに準
間違いや不適切な投稿をしてしまったことに気
拠する必要があります。特に、著作権、プラ
づいたときの対応方法として、訂正方法などを決
イバシー、機密情報、ブランドの取扱い、お
めておきましょう。
よび情報の発信等に関しては、社内イントラ
(リクルーティングの世界より引用)
ネットに掲載されている各種基準書に必ず目
11●
●
2015.7
2015夏季特別企画
7.3Mに関する情報は積極的に社内共有しまし
を通して下さい。
ょう
3.発言者の立場を明らかにしましょう
3M社員であることを明らかにする場合は、
ソーシャルメディア上で発見した3Mに関す
個人アカウントのプロフィール欄等に、投稿
る有益な情報、或いはリスクについては、タ
する意見や活動内容が3Mを代表するもので
イムリーに関連部門とコーポレートストラテ
はない旨を明示して下さい。
ジー&マーケティング本部eビジネス部への
例:投稿する意見や活動内容は私個人の見解
共有をお願いします。内容を検討の上、適切
な対応をいたします。
に基づくものであり、所属企業・部門見解を
※当ガイドラインは今後のソーシャルメディアの
代表するものではありません。
4.投稿しようとする内容を慎重に確認しましょう
社外動向、社内活用状況を総合的に考慮し、適
宜改訂を行う予定です。
ソーシャルメディア上で、匿名性は決して保
障されません。仲間内での会話が広く拡散し
住友スリーエム「個人向けソーシャルメディア
たり、過去の投稿を手がかりに本人が特定さ
れることは日常茶飯事です。言動は全て社会
ガイドライン」より引用
に公開される可能性があり、いちど発信され
http://www.mmm.co.jp/corporate/sns/socialmedia.
た情報は完全に消去することが極めて困難で
html
あることを理解しましょう。また、発信内容
に誤りがあった際には、速やかに訂正し、そ
~まとめ~
れを自ら公表しましょう。一人ひとりの振る舞
住友3Mのニュースリリースにもありますよう
いが、3Mの信用・名声および3Mブランドの
に、ソーシャルメディアの個人利用における適切
評価を左右し得ることを十分認識して下さい。
かつ積極的な活用の推進と、適切なリスクマネジ
5.議論に注意しましょう
メントの両立が大切です。
ソーシャルメディアは議論が起こりやすい場
ソーシャルメディアの世界を体感し、双方向な
ですが、感情的にならず、建設的な議論を心
対話を通じて知識・理解を深め、得られた有益な
がけましょう。また、批判は推奨しません。
知見・アイデアは積極的に共有してくださいませ。
あなたの批判の正しさを証明することが本当
恐れて距離を置くのではなく、正しく理解して
に社会に付加価値を生むのかを冷静に考えて
より積極的に活用してくださると幸いです。
下さい。
6.3Mのビジネスパートナーの皆様を守りまし
ょう
3Mのビジネスは多岐にわたっており、たく
さんのビジネスパートナーの皆様に支えられ
ています。3M自身と同様に、ビジネスパー
トナーの機密情報を守ることが重要です。相
手先の言動について許可無く公開することは
避け、また、企業や個人が特定できるような
投稿も避けるべきです。ビジネスパートナー
に不利益を生じないように配慮して下さい。
本人、会社とも、場合によっては、名誉棄損、
守秘義務違反といった法的紛争の当事者とな
り得ることを認識して下さい。
12●
●
(文責・編集委員会)
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