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クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ ID:62431
クロスアンジュ 天使 と竜の輪舞 ジェミナ ライズ オービタル ︻注意事項︼ このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にPDF化したもので す。 小説の作者、 ﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作品を引用の範囲を 超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁じます。 ︻あらすじ︼ もし、あの戦争がなかったらどれだけ平和がが続いていただろうか。どうしてあの双 子機を作ってしまったのだろうか。 少年は前世で兄にたぶらかされ見捨てられ孤独で死んでしまいこの世をさまよって いたところ、神が僕を見つけ僕をある世界に転生してくれると。ただ転生するには、条 最後の三つは、君の望みは何なのかと、 件があった 一つは、前世の記憶を一部だけ残すこと 二つは、どんなことがあっても 立ち向かえ そう言って神は僕の望みを聞き入れてくれたかのように,僕の体が光始めた時に何故 僕の望みそれは、・・・ ! か僕は、その場で気絶してしまった。 目が覚めたら、林檎の木に光が射しており、その向こうに赤い髪でツインテールをし た僕ぐらいの女の子が僕を見ていた この世界で愛する人を守り、壊し救って見せる う、いや再会してしまうのだ そして、これが俺にとっての現実と残酷戦いと真実のでもある。そしてこの先に出会 ! 3/6更新 9/15 オリジナル機体追加 ! 10/18 キャラ、機体更新 ! 12/12 キャラ2 更新 ! ! 目 次 オリ機体 ││││││││││ 機体一覧 オリキャラ2 ││││││││ 少年達の決意 ││││││││ 起動・認証 選ばれし二人 ││ タスクと修行 ││││││││ タスクと修行 第1章 │││││││││││ 第0章 │││││││││││ 再生の復活 リジナルキャラ ││││││││ 設定1 オリ主&オリジナル機体 オ 1 謎の敵の正体 アルゼナル 前編1 │││││ 前編 2 │││││││││ 前編3 │││││││││││ 前編4 │││││││││││ 前編5 │││││││││││ 中編1 │││││││││││ 中編2 │││││││││││ 中編3 │││││││││││ 中編4 │││││││││││ 後編1 │││││││││││ 中編5 │││││││││││ 後編2 │││││││││││ 55 59 64 71 76 84 89 93 110 106 102 97 7 12 20 32 26 36 43 後編3 ││││││││││ 後編4 │││││││││││ 少年と少女との出会い 前編 ││││││││││││ 中編 ││││││││││││ 中編2 │││││││││││ 後編1 │││││││││││ 後編2 │││││││││││ 再開と真実とドラゴレイド人 前編1 │││││││││││ 前編2 │││││││││││ 前編3 │││││││││││ 中編1 │││││││││││ 中編2 │││││││││││ 後編1 │││││││││││ 後編2 │││││││││││ ト ゥ ル ー ア ー ス オ ブ プ リ ン セ ス 200 195 191 大救出 前編1 │││││││││││ 前編2 │││││││││││ 前編3 │││││││││││ 前編4 │││││││││││ 中編 ││││││││││││ 後編1 │││││││││││ 後編2 │││││││││││ 258 253 247 241 231 225 220 209 120 115 153 143 138 134 127 185 181 177 161 │ 後編3 ││││││││││ 真なる姿 前編1 │││││││││││ 中編1 │││││││││││ 後編1 │││││││││││ 破壊との再会 前編1 │││││││││││ 前編2 │││││││││││ 中編1 │││││││││││ 中編2 │││││││││││ 後編1 │││││││││││ ドラゴンの姫巫女 前編1 │││││││││││ 266 282 278 272 321 314 308 299 291 334 前編2 │││││││││││ 前編3 │││││││││││ 前編4 │││││││││││ 前編5 │││││││││││ 中編1 │││││││││││ 中編2 │││││││││││ 中編3 │││││││││││ 中編4 │││││││││││ 中編5 │││││││││││ 後編1 │││││││││││ 後編2 │││││││││││ 後編3 ││││││││││ 後編4 │││││││││││ 446 436 427 415 407 402 394 381 374 362 349 345 340 決別の海 前編 ││││││││││││ │ 後編 ││││││││││││ 別の次元 ここは....何処だ..... これからの人生 │││││││ 最深部で超究極進化 │││││ 三種の神器 前編 ││││││││││││ 中編 ││││││││││││ 後編 ││││││││││││ Necessary 前編 ││││││││││││ 中編 ││││││││││││ 後編 ││││││││││││ ラストリベルタス 前編 ││││││││││││ 中編 ││││││││││││ 後編 ││││││││││││ 番外編 救難信号 ││││││││││ 爆破テロ ││││││││││ 来るべき前触れ・・・ ││││ 589 576 656 626 605 726 709 695 467 451 505 501 493 540 522 514 544 ? 機体一覧 プラズマダガー ヴェスバー アイスビームキャノン 武装 変型しビーム砲へ変型しマイナス60℃の フィーリの搭乗するパンドラメイルであり、水色と白色のカラーをした機体。腕部が 全長8.9m 型番 UR│ ZBX 001 ジャンヌ タの超兵器を起動させるための鍵でもある。 1700年前、銀河大戦に使われたヴェクタ人のリーパー殲滅最終兵器.....ヴェク パンドラメイル オリ機体 オリ機体 1 2 パルスランチャー ヘラクレス 型番UR│ ZBX 002 全長9.0m タスクが搭乗するパンドラメイル。タスクの両親が使用していた。父親、イシュト バーンの機体のヴィングと母親、バネッサのアーキバスの装甲でフレーム状態だったヘ ラクレスをシンが改造し黒色のアーキバスになった。︵イメージではアーキバスのアン テナが四本あるような感じ︶ 元々の装甲は何かしらの理由で外されたが真実の地球で本来あるべきの機体へと戻 り、純白のヘラクレスへとなる。 覚醒時には、ラグナメイルに搭載されている﹃ディスコード・フェイザー﹄をも上回 る超光学殲滅砲﹃ハイパーディスコード・フェイザー﹄を放つ事が出来る。 もしかすると他のパンドラメイルにも搭載されているかもしれない。 武装 オリ機体 3 ビームライフル↓ハンドブラスター アサルトブレード↓聖剣ルミナス・ブレード プラズマダガー ハイパーディスコード・フェイザー ヤマト 型番UR│ ZBX 004 全長9.1m リュウガが乗るパンドラメイルまたの名を﹃天神機﹄。 サラマンディーネ、ナーガ、カナメが乗る龍神器、焔龍號、蒼龍號、碧龍號の親機で もある。 武装 バスターライフル 粒子光剣﹃叢雲﹄ プラズマダガー 固定武装ニードルガン ヒミコ 型番UR│ ZBX 000 全長9.0m ペルシウスの双子機で同じ0号機。シンの父親サムの研究所から強奪し、アルベルト が所有している。頭部に黄金の巫女像があるのが特徴。 オラクルビット ヴェスバー 腕部固定武装ニードルガン リフレクターシールド 電磁胡蝶杖オラクリッド 武装 ビット、ビーム砲になることが可能。 敵 を 混 乱 状 態 や 味 方 を 呼 び 出 す 電 磁 胡 蝶 杖 オ ラ ク リ ッ ド は 魔 方 陣 を 作 り ビ ー ム や 双子機 ﹃アヌビス﹄見たいな感じ︶ ︵イメージではZOE ゾーンオブジエンダーズと言うゲームに出てくるジェフティの 4 オリ機体 5 セイクリッドメイル パンドラメイルのデータを解析し開発した。空間戦闘兵器先の銀河大戦にも使われ いたため現在、惑星連合や同盟国も使用している。 ブレイブ 地上、空間戦闘に適した主力兵器 武装 パルスライフル・マシンガン シールド ヒートソード・ヒートアックス サイクルプス 連合、同盟が使用している重装備の機体。背部に装備されているレールキャノンとロ ケットランチャーとガトリングを装備すれば対空戦闘も可能。 武装 ライトマシンガン・ヘビーマシンガン・バズーカ ヒートロングソード・ヒートアックス・メイス 6 スパロー スピード重視で軽量装甲を装備した機体。これを操るには約3年もかかる。 武装 サブマシンガン・マシンピストル・パルスライフル ツインダガー・ヒートショートソード 頭部固定武装180mmミニガン バンシー 惑星連合が開発に成功した高起動兵器。主に隊長、軍曹、将軍が使用している。 武装 パルスライフル・スナイパーライフル・アサルトライフル・ビームガン・バスターラ イフル ビームサーベル・バスターソード・スタンナックル 古の民の生き残りでおとなしい性格をもった人物第一部隊の砲撃班を担当している カズ 使う機体はブレイブ バン・カスタム 古の民の生き残りでヤンキーな性格を持っており第一部隊の救護班を担当している バン 使う機体はスパロー 古の民の生き残りでやんちゃな人物、第一部隊の突撃班を担当している ヒカル 使う機体はバンシー ハンクカスタム 古の民の生き残りであり第一部隊の隊長を務めている ハンク オリキャラ2 オリキャラ2 7 8 使う機体はサイクロプス カズ・カスタム サイ 古の民の生き残りで陰の薄い人物第一部隊では砲撃班と狙撃班を担当している 使う機体はサイクロプス サイカスタム ゾーラ ノーマの女性でアルゼナルでは第一中隊の隊長を務めていたが惑星連合軍に入隊し、 第一部隊の強襲班を務めている 使う機体はバンシー ゾーラ・カスタム フィーリ 氷の種族フィリジス人の青年であり心優しき人物でもありシンの親友、彼の母星は連 盟帝国によって占領されパラヴェンに避難してきた 使う機体はパンドラメイル ジャンヌ アリア・ギムデン︻リーブ︼ オリキャラ2 9 シンとココの実の母親でありヴェクタ高速巡洋艦グリッターの艦長を務めている 自分の子供事を心配しておりちょっといたずら心がありヒルダをシンの良いパート ナーにさせようと頑張っている。 シンとっては困った母親でもある。 ジャヴィック 絶滅種族 プロセアンの生き残りで古の民を助けた恩人 惑星連合では提督を務めている 使う機体は ロバート リアンの男性 惑星連合軍に所属すら軍人 トゥーリアンの母星 パラヴェンに住んでいるトゥー コリンサス 10年前、研究所でジャヴィックに助けられグリッターで副艦長を務めている。 元人間でありシンにとっては格闘の師匠 ??? 10 第三艦隊の旗艦 アレクサンドルスの艦長を務めている モーディン 惑星連合に所属する研究者でありアレクサンドルスの医療班を務めているサラリア ンの男性、物凄く早口を持っておりシンのARS スーツに追加システムを組み込んだ 人物でもある。 リュウガ・ネイル 誇り高きドラゴレイド人の男性で国の皇子であり非加盟種族同盟軍の代表者 ドラゴレイドの母星がエンブリヲによって無くなり移民できる惑星を探していたと ころヘルガスト連盟帝国に捕まり囚われのみになっていた時、シンに助けられ本来ある べきの地球に飛ばされそこで姫巫女のサラマンディーネと出会い移民することが出来 た。 使う機体はパンドラメイル ヤマト アルベルト シンの前世の兄でありパンドラメイルの開発者弟をたぶらかしエンブリヲと手を組 オリキャラ2 11 んだ謎の人物 しかし、なにかを企んでいる 使う機体はパンドラメイル ヒミコ た時にこの世を去った。父さんは、母さんがどんな人と訪ねても知らないふりをしてい している もちろん僕のことは、しっかりと考えてくれている。母さんは、僕が産まれ を神様が見つけてこの世界に転生してくれた。父さんは、ある科学者であり何かを研究 たぶらかされ、利用され、見捨てられ、兵器でこの世を去っでてさまよっていたところ 二つの惑星間戦争によってその惑星は、ある兵器によって死の星へと変わり実の兄に 前世 見た目は、コートギアス亡国のアキトの主人公ヒュウガ.アキト しくない。︶ヘルガスト、スペースパイレーツ 嫌物:ヒルダを泣かすもの、マナの内務省・検疫官、トマト︵理由は、青臭くておい 好物:ヒルダ・父親が作る研究兵器 年齢:7歳∼17歳 シン/シン・ギデオン オリジナル主人公 再生の復活 設定1 オリ主&オリジナル機体 オリジナルキャラ 12 設定1 オリ主&オリジナル機体 オリジナルキャラ 13 でもあの機体の形状 前に見たことがある。 る。き っ と 何 か 隠 し て い る の に 違 い な い そ し て 父 さ ん が 研 究 し て 開 発 し て い る 機 体。 あれは、何だろうか ロバート・酒井 ため子供の前では、吸わないようにしている。 も研究中にタバコを吸っているのが癖だがちゃんと愛する我が子のことを考えている シンの父親であり科学者でもある彼は、息子のためにある機体を修理している。いつ 嫌いな物:マナの内務省、国王 好きなもの:研究、タバコ、愛する我が子 年齢:29 歳 サム・ギデオン であり、ココの実の兄にして、最後のヴェクタ人でもある。 明より進み、進化しすぎた超人類ヴェクタ人の末裔 種族銀河連合の五体勢力の一つ、プロセアンと並び、科学力とテクノロジーが地球の文 しかし、その正体は1700年前、かつて邪神皇ドゥーム率いるリーパーを殲滅した ? 14 年齢:17 シンの父親、サム・ギデオンの助手で修理を手伝っている。シンにとっては、あらゆ る戦法を知っているようなので師匠でもある。少し頑固な性格が特徴。でもシンに対 しては優しすぎる。 ケビン.松永 年齢:22歳 サム・ギデオンの助手であり、研究のサポートを担当をしている。普段は、優しい性 格をしているが怒ると怖いでも 彼は、母さんの秘密を知っているような気がする。 エレナ・イヴァノワ 年齢:20歳 英才教育受けておりギデオン助手をしていて彼女も研究の担当をしている。 DARPA D e f e n s e A d v a n c e d R e s e a r c h p r o j e c t s A g ency ︵国防高等研究計画局︶の略称。ぐんようの新技術開発及び研究を行うエン デラント連合、ローゼンブルム王国、マーメリア共和国の国防総省の機関。局員は、たっ たの4人だけど、向こうに協力者がいるので戦場でのデータ収集などは、あそこに送信 設定1 オリ主&オリジナル機体 オリジナルキャラ 15 しておる プロジェクト ペルシウス サム・ギデオンが今、研究に没頭し続けている計画 上の内務省には、気付かれないように研究しておる。目的は、不明だがこれがにとっ て俺は、これから起こる運命に巻きこまれることになる。 原作キャラ︵重要キャラ︶ タスク 本作のキャラでありサブ主人公 シンと同じ古の民であり責任感が強いラッキースケベな青年 使う装備はARS02とケルベロス、ATD02 アンジュ 原作の主人公であるサブヒロイン ヴィルキスの後継者であり元皇女 孤島で出会ったタスクに恋心を抱いている。 16 ヒルダ 原作のキャラでヒロイン 幼い頃アルゼナルに送られ10年もシン事を思い3カ月後に本人と再開した。 ココ 原作のキャラでノーマの女の子アンジュのようなお姫様に憧れており同僚のミラン ダと仲良し しかし︵ネタバレ注意︶これからの話でココの正体が分かることになる。 ペルシウス 型番 UR │ ZBX 000 体長8.2 m 全長9.0 m シンの父親 サム・ギデオンが仲間たちと共に修理し研究していた謎の機体。 不思議なのは、この機体は、どこで作られ、目的が不明 わかったことは、あり得な いテクノロジーで作られたことだった。 武装 ビームライフル 電磁装甲斬鱗両刀 ファーフェル 設定1 オリ主&オリジナル機体 オリジナルキャラ 17 リフレクターシールド ヴェスパー プラズマダガー 腕部固定武装ニードルガン ペルシウス・オーバーライズ 型番 UR│ ZBX 000 全長10.4m 頭頂部9.8m 別次元の過去のローク跳ばされ、そこでヴェクタ人の遺跡︵研究所︶を使い、超究極 進化したペルシウスの最終形態、ペルシウス・オーバーライズ専用の超兵器﹃三種の神 器﹄が使えるようになっている。コックピットは座席式ではなく、ライダーと言うより、 パイロットの動き回れることが出来る球体になっており、パイロットが動いたりすると ペルシウスもパイロットと同じ動きをする事が可能になった。変形は出来なくなった が、常にペガシオーネスに乗って高速移動している。 三種の神器 時空や惑星や悪しき者を切り裂くことや破壊することが出来る剣 ﹃ディメンジョン・ヴァルキュリア﹄ 普段は三種の神器の一つ、ペガシオーネスの尾になっておる。 銃形態になり、エネルギーをチャージすると全てを巻き込むほどのビームを放出す る。 20%チャージすると敵機を100機を破壊するほどのエネルギービームを放つこ とが可能。 error error 40%チャージすれば、敵艦を50隻を撃沈させるほどのビームを放つ事が可能にな る。 60%チャージすれば、敵基地を一撃で破壊することが可能になる。 error ! 80%チャージすれば、惑星一つを破壊することが可能になる。 error ! ! 100%チャージすればブラックホールを消すことが可能になる。 999%........error ! ! 18 設定1 オリ主&オリジナル機体 オリジナルキャラ 19 ゾディアック・ミラージュ 三種の神器の一つ、星座の鏡の盾であり、あらゆる敵の攻撃を無効化し、自身のエネ ルギーに変え、満タンになると8機のハイパーリフレクタービットを展開してどの方向 から来る敵の攻撃を吸収することが出来、強力なビームを弾き返し、敵に直撃させるこ とが出来る。これぞ防御こそ最大の攻撃とも言える。 ペガシオーネス 元々はプロセアンの超兵器でもあり、他のパラメイルやパンドラメイル そしてペル シウス・オーバーライズよりも大きく、駆逐形態や飛翔形態になることが出来る。天馬 型の超大型無人機。 左右のウィングからペルシウスをサポートし、オールレンジアタックが出来る。ライ トソードビットとダークビットレーザーを展開する事が可能になる。高速移動の時は ペルシウスが乗って行動している。 再生の復活 ヒルダちゃん。﹂ ? いつからなの﹂ ! ﹁シン・・・グス﹂ 僕は、そのままヒルダちゃんのにニッコリ顔した。 が大好きだよ。﹂ は、ヒルダちゃんがノーマだって誰にも言わないし、それに僕は、ヒルダちゃんのこと ﹁最初っから、ヒルダちゃんマナを使っているところ全然見たことないから平気、でも僕 ﹁えっ ﹁知ってるよ。﹂ ﹁私、実はノーマなの・・・・﹂ ﹁何 ﹁ねぇねえ、シン・・・﹂ そんな時、ヒルダちゃんが僕に訪ねてきた 僕は、ヒルダちゃんの家の庭でヒルダちゃんと遊んでいた。 第0章 再生の始まり 第0章 20 じ じゃあ何でもするからぁぁ。﹂ ﹂ 本当にごめんね ;︶﹂ ! ﹁わぁぁぁぁーーー︵>︳<︶﹂ ﹁はわわわ、ごめんね ﹁えっえぇぇぇぇぇぇぇ︵゜ο シンの心のなか ° ? ! ﹁ヒグ・・・ヒッグ・・・何でもする ﹁何でもするから﹂ ﹂ ﹁じゃあチューして。﹂ ﹂ ﹁・・・・えっ ﹁今、何て ? ﹁だからチューして・・・ムス﹂ ? いやいやこれは流石に・・・・﹄ ? 仕方がない ﹂ これは、試練だ試練だと思え ﹁ヒッ・・・・ヒルダちゃんいくよ ! ﹁う・・・うん///﹂ ! ! ヒルダちゃんがほっぺをふくらまして僕を見ている︵焦り︶ ﹁むぅ﹂ いなかった。信頼を確かめるためのことか ﹃僕は、焦った、まさかのヒルダちゃんからのお願いがこんなことになるなんて思っても 第0章 21 22 僕はそっとヒルダちゃんの顔を近づけついに唇との接触をはたした 学校に登校してもやっぱり顔を赤くしていた。 後で二人とも ! そして、明日の学校帰りにあんなことが起こるなんて考えてもいなかった。 学校の帰る最中雨が降って来た。何だか嫌な予感がした。 ﹁雨が降って来たなぁ・・・・早く帰らないと。﹂ 僕は、早あるきで帰って行くその時だった 後方から車らしきエンジンの音を感じた。 ! ﹁ピキィィィィィィィン・・・・・・ブォォォォォォォン﹂ これ ? な 何 ? ﹂ 僕は、急いでヒルダ それを思って振り向いたらもうスピードで走行するパトカー2台が一瞬で通りすぎ た。僕は、あることに気がついた。あの先は、ヒルダちゃんの ちゃんの家に向かった。 ﹂ ! 娘のヒルダを連れていかないでください お願いです ママァ 数時間後、 ヒルダちゃんの家にノーマ ﹁ママァ ﹁お願いです ヒルダちゃんを連れていかないでください。﹂ ﹂ ﹁やめて ﹂ 離れてください。﹂ おい。﹂ ! ! ﹁死んでも離さないぞ ﹁何だね君は ﹁シン ! ﹁仕方がない ! ! ! ! ? ! 第0章 23 ﹂ ﹂ 上の検疫官からしたっぱの検疫官に指示した ﹁はっ はい ﹁何をするのですか ﹁プシュっ ﹁うっ﹂ ﹂ シン 僕は、気力と意識を失う ﹁ドサッ﹂ ﹂ イヤッ ﹂ ﹁シンくん ﹁シン ﹁イヤッ ﹁ヒルダァ﹂ ﹁ガコン﹂ ﹂ ﹂ ママァ シィィィィィン ヒルダァァ ﹁ママァァァァ ! ﹂ ! ! ! ﹁ウー ウー ウー ウー﹂ ! ! ﹁ヒルダ ! ! ! ! ! 検疫官に首を捕まれ首に麻酔薬を射たれた ? ! 24 第0章 25 雨の中、母親の叫び聞こえてくる。 助けられなかった・・・・クソォォォォォォォォォォ 僕は初めて現実と世界を憎んだ。 ! 第1章 ﹂ 僕は、心の中で誰かと話していた。 ﹁だ・・・誰 ﹂ ? シン ﹁えっ でってもヒルダちゃんが‼﹂ 帰りなさい。 シン これから私が話すことをよく聞きなさい。 早くお父さんたちの元へ急いで ﹁母さん、でっても何で母さんが僕の心の中にいるの 私は、アリア 貴方の実の産みの親であり、母親です。 ? ごめんなさい。母さん﹂ ﹂ ! 早く ! い なっ何なんだよそのペルシウスって母さん それと貴方の覚醒も間近なっております。あのスーツも持って行きなさい ﹂ ﹁かっ母さん ﹁はっ ! ! ! 一刻も猶予も時間もありません。研究所にある ペルシウスを起動してお逃げなさ ﹁はっ ! !? ! ! 26 僕は、一体何を、そうだ 家に戻らないと ! しかも、銃声がなっている ズガガガガガガガガッ バリバリバリバリバリバリバリバリ バンッバンッ バンッバンッ ﹁くそっ奴らめ遂にここを嗅ぎ付けたか、﹂ ﹂ ﹂ 母さんの言うとおり研究所に煙がたち燃えているのがわかる。 シンは、大急ぎで研究所に戻った。 ! ﹁このままだとあいつらに残りの機体も奪われる くっ ! ! ﹁シン、早く戻って来いもう時間がないのだ。﹂ ﹁あっ博士ぇ ! うにあった。 こには、黒い兵装しており、顔には、マスクをしているような兵隊の死体がそこらじゅ そこには、何人ものの死体が転がっていた。防御システムは破壊されており、またそ シンは、裏口から研究所内に入りみんなを探していた。 ! シンは、怯えた。どうしてこんな人たちが僕の家をおそって来たのか ? 第1章 27 その時、また、銃声が聞こえた今度は、近い と向かった。 あれは、 シン 来るんじゃない ﹂ ・・・エレナさん ﹁エレナさん ﹂ ! ﹂ ﹂ ﹂ ﹂ どうすれば シンは、急いで銃声があった場所へ そこには、ロバートと博士が謎の組織と攻守を繰り返していた。 ﹂ んっ ! 黒い兵隊はシンに気づきアサルトライフルで撃ってきた。 ! シンは避けきれないと思ったらエレナがシンを庇った。 ﹁ ﹂ ﹁大丈・・・夫 ﹁は、はい !? ﹁良かっ・・・た・・・﹂ ! ? !? ! ! ﹁くそっとうとうこの防護シャッターの近くまで来てしまった。 博士 ﹁くっ ﹁シン ﹂ !? ﹁はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・ 父さーん ? ? ﹁え !? ! ! 28 ﹂ エレナが倒れシン慌てていたとき黒い兵隊がシンに向けて撃とうとした時、 ﹁こんのぉぉぉぉぉぉぉ ロバートがアサルトライフルを連射しながら突撃してきた。黒い兵隊はロバートを !! ﹂ 撃とうとしたが雨のように弾が黒い兵隊の体を貫通し倒れた。 大丈夫か ﹁シン ! !? ﹁博士 ﹂ なんてことだ あれを ﹁ああぁ ﹂ ! ! ていた。 ﹁父さんあれは、・・・・・何 ﹂ ? ? ロバート任せれるか ! ろ 二人とも早く逃げるんだ ﹁わかった。﹂ ! ﹂ ﹁あぁ こりゃとんでもないものと遭遇してしまったか。いいだろうここは、俺に任せ ﹁まさか ﹂ 燃え上がる道の真ん中にみたことのない赤い骸骨格見たいな武装している人が建っ ! ! ロバートがシンを抱えサムの方へ戻った時だった。 ﹂ ﹁うん ! 第1章 29 ! ﹂ ! ﹁これは ﹂ ? ﹁ペルシウス ﹂ ﹁ペルシウスだ﹂ !? ﹂ 接部は、金色に輝いている座席式の機体があった。 その時、ライトが照らされそこには、純白の装甲とシアンカラーのラインがあり、間 ﹁父さん・・・・・ここって﹂ 研究所内 最深部 ﹁さぁ行くぞ ガゴン︵シャッターが閉まる音︶ ﹁ロバートさーーーん ! 30 ﹁そう・・・かつての戦争に使われた絶対究極再生兵器パンドラメイルだ。﹂ 第1章 31 タスクと修行 ているのではないか ! ﹂ ? 少年は、何かに気がついた、太陽が沈んでいる中に、一つの黒い影がこっちに近づい ﹁ひっ・・・ひっ・・・ん は、泣き止み、海の方を見た。 しかし、心に傷が出来てしまった彼は、ただひたすら生きていくしかなかった。少年 理用の道具もあって、水や食料の確保に困らずにすんだ。 幸い、ここには、仲間が住んでいた跡があり、キャンプや生活道具、パラメイルの修 辿り着いた。 少年は、孤独だった。両親も仲間も失い、アレクトラに見捨てられ一人この孤島のに ﹁ひっ・・・ひぐっ・・・父さん・・・母さん・・・僕は、これからどう生きれば。﹂ た。 夕焼けの空 静かな音をたてる波 白い砂浜にポツンと少年は、泣きながら座ってい 前編 孤島の少年 タスクと修行 32 シン side シンは、研究所から兵器の資料と設計図、修理用の道具、キャンプ用のコンテナとテ ント、非常食 そして、何が入っているか分からない父さんの研究兵器が入ったコンテ ナとボックスを持ち去って逃げていた。しかし、先の戦いかスーツのエネルギーを消費 してしまったのかそのせいか体力が消耗し、倒れてしまいそうな気分だったそんな逃げ ているとき、向こうに島があった。シンは、そこで、体力の回復とスタミナと水と食料 の確保に移動した。 所があれば・・・ん あれは、 ・・・島・・・ちょうどいいあそこで休もう。・・・あ ﹁ハァ・・・ハァ・・・このままだとペルシウスから海に落ちてしまう。 どこか休める ∼めまいが来た。﹂ と ﹂ ガゴォン ? ! ! ブオォォォォォン ! ? こっちに近付いてくる。早く隠れない 砂浜から離れ、林の中に入り木の陰に隠れた。 そして、同じ頃、孤島にいる少年は、影がこっちに近づいて来ることに気付き急いで ? ﹁ん ・・・あれってパラメイル ・・・はっ タスクと修行 33 ! スタッ・・・スタッ・・・スタッ・・・ ドサッ ・・・倒れた ﹂ ﹁ハァ・・・ハァ・・・あぅ・・・﹂ ﹁あっ ! ! ﹂ ! ・・・・・・あっ ﹂ 、すぐに治さないと ﹂ さっきまで大人だったのにどうして僕ぐらいの子供に・・・﹂ ﹁それに、この子、ひどい熱だ ﹁あれ ! 数時間後・・・・・・ ! ﹁ 認したら少年が倒れているのがわかった。 シンを助けようとした少年は、突然の光で見えなかったけど一瞬にして光が消えて確 突然、シンの体が光だし、だんだんと背が縮み元の少年期のシンに戻った。 ﹁うわぁっ ピかぁーーーーーー 少年は、すぐさま倒れた人物に近づき隠れ家に運ぼうとしたその時、 ! ? !? 夜になり、あたりは、真っ暗で何も見えない 少年は、すぐさま自分のベッドにシン ! 34 を寝かせ、応急処置をした。 ﹂ ? 少年は不思議に思った。 そしてその日の夜は、とても静かだった。 ﹁どうして、さっきまで大人だったのに僕ぐらいの子供へと変わっただろう タスクと修行 35 起動・認証 選ばれし二人 一方、放置された飛翔形態のペルシウスのバイザーが青く光、それと同時に一緒に運 んできた父親の研究兵器のコンテナから青白く光アタッシュケースと大きなボックス と2つの白と黒の塊が出てきて砂浜に落ちたすると、2つの白と黒の塊が突然強く光だ しそして両方とも一緒に変形しドーベル犬の姿になった純白のアーマーをしたドーベ ル型のロボットは、あたりをキョロキョロし始め落ちてたアタッシュケースを見て反応 し近づいた。だが、ボックスには、パスコード式の鍵が掛かっており、バズーカの火力 でも破壊することは、できないようになっている。すると、ドーベル型のロボットは、い きなり尾からコードらしきケーブルをだし、それをパスコード式の鍵の穴に差し込み、 アタッシュケースの表面からキーボードらしき立体映像が浮かび、それをハッカー並の 早さでうち始め残りのシステムは頭脳で解析し、あっという間に解析を完了した。 さらに、ドーベル型のロボットが喋り始めた ガチャリ ! 中を確認すると銃のトリガーらしきパーツと攻守型のドローンが二個ずつ入ってい ! ﹁認証コード登録完了﹂ 36 たカラーは、白と黒に分けられている。 同じく漆黒のアーマーで覆われているドーベル型のロボットは、青白く光っている ボックスを白いドーベル型のロボットと同じように尾からコードを出してボックスに 色は、白 付けられている鍵穴に差し込み立体映像のキーボードをうち始めそれが終わるとこの ロボットも喋り始めた。 ガチャリ 中身は、驚いたことに、シンが装着していたARS スーツが入っていた 我が息子 タスクへ イシュトバーンより こう書かれていた。 ではなく、黒で赤のラインが引かれていた。その中に、1通の手紙が入っており宛先に ! ! ﹁認証コード登録完了﹂ 起動・認証 選ばれし二人 37 ・・・・うーん﹂ その頃、シンは、目を覚ました。 ﹁ん ﹂ ﹂ ﹂ ﹁ここは一体、確か僕は・・・・﹂ きっ・・・君は ﹁気がついた ﹁ ﹁僕の名前は、タスク 君は ! ? ﹂ !? でも何で・・・一人なの 君も末裔なの お父さん、お母さんは ? ﹁えっ ﹁ホントに ! !? ﹁僕の名はシン シン・ギデオン 古の民の末裔だ。﹂ ? !? ﹂ ? ﹁気の毒に・・・﹂ でエンブリヲの手先によってみんな殺された。﹂ ﹂ ﹁僕の母さんは、古の民で僕を産んですぐに死んじゃって、父さんは、人間である科学者 ﹁どうして ﹁そんな・・・僕ら同じだね。﹂ ﹁父さんと母さんと仲間たちは、エンブリヲに戦いを挑んで皆殺しにされた。﹂ ? ? 38 ﹂ ﹁エンブリヲは、僕が乗ってきたペルシウスとこのスーツを狙っているの。﹂ ﹁えっ ﹁すごい ﹂ シンは、腕出しそれを念じたら腕のパーツが出てきた。 ? 二人が過去話したその時 ﹁そっかぁ・・・・・・﹂ ﹂ ﹁ ﹂ ドガァーーーン ! ! ﹁そうなんだ・・・僕も君見たいな力があったら僕の両親も仲間も助けられたはずだ。﹂ とパンドラメイルのペルシウスを守って死んだ。﹂ ﹁このスーツは、古の民しか装着できないようになっている。父さんは、僕とこのスーツ ! !? あっ シン ﹂ ! ﹂ ! 声の主は、怒りの怒声を出しながら、誰かを探してた。 ﹁何処だ・・・・・・何処にいる 森は、燃え、鳥たちが死に、動物たちは、切り殺され、死んでいく シンは、急いで燃えている方へ走った。 ! 二人が外の様子を見に行ったら、西の方の森が燃えていた !? ﹁あれは、 !? ! ﹁ 起動・認証 選ばれし二人 39 ﹁あのガキァ 何処だぁ 見つけて皮をぶち剥いでやる ﹂ ! ﹂ その頃、シンは、燃えて行く森に着きその光景を見て驚愕した。 声の主は、言葉にならないことを吐いている。 ! 後ろから殺気を感じた ! ガキィィィィィィン クッ ブオォォォォォン 見ぃつぅけぇたぁぁぁぁぁぁぁ その時 ﹁なんて酷いことを !! そして、シンは、その声の主の顔見て驚愕した。 ザイツェフ 瞳は赤く染まっていた ザッ ! 額からものすごい血管が浮かび上がっており、腹部には、拳の形をした跡があった ! ! ! ! シンは、すぐさまARS を装着し、声の主のヒートソードを白羽取りで受け止めた ! ! ! 40 やっと見つけたぞ ゴラァ 誰 ガサッ タスクが道に迷っていた時 何が横を通りすぎた。 ﹁ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・何処にいったのシンは、 ﹂ 一方、タスクは、シンの後を追っていたが途中で見失ってしまい道に迷っていた。 ! た。 タスク驚いた ロッロボット ﹂ ! ん 手紙 これ 父さんからだ タスクは、それを受け取り驚愕した ? !? タスクは手紙の封筒を開け呼んだ。 ! ! ? そしたら黒いドーベルは、何かをくわえていた。 ! ! ? 草むらから出てきたのは、黒いアーマーで覆われているドーベル型のロボットだっ ! ﹁うわぁっ 起動・認証 選ばれし二人 41 タスクへ お前がこの手紙を読んでいるなら、もう 私と母さんは、死んでいるだ ろう。だけどこれだけは、覚えておくのだ。人は一人では、立ち上がれない。けど二人 タスク とやればどんな困難がきても立ち上がれる。 だからお前にこれを渡す。 それを装 着し運命を変えて生きるんだ 父さん・・・・うん ︶ そしてタスクも、ここで運命が変わった タスクの目の前に、黒いARSスーツが置かれていた。 ! 今、助けに行くから待っててくれ、 シン ︵そして青年タスクへチェンジ ! ! タスクは、バイザーを頼りにシンの場所を突き止め猛ダッシュでシンの元へ走った ! ! ! ! 42 少年達の決意 ﹂ 森が燃えているな中、シンは、ザイツェフの攻撃を受け、すでに瀕死間近になってい た。 昨日までの気合いはないのかぁ ﹁ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・クソォォ﹂ ﹁どうしたぁ ! うよね∼子供だから︶ シンは、昨日の戦いでまだ体力が回復していないためボロボロな状態に ︵そりゃそ ! ! ﹁クッ ・・・あの時、ペルシウスに乗ったままこのスーツを着ていたせいだったのか少 ﹁止めだぁぁぁぁぁぁ ﹂ ﹂ ! ﹂ シンは、もうダメだかと思った、その時 ﹁クッ ﹁はっ ﹂ ! ししか回復してない 僕があの時、もっと強かったら・・・﹂ ! ! !? ! ドガァァァァン ! ﹁シン 少年達の決意 43 ﹁・・・ナァニィ ﹁タスク ﹂ ﹂ 黒いARS スーツを着たタスクだった。 煉獄の炎から現れ、ザイツェフの顔面に渾身を込めた右ストレートをかましたのは、 ? ドガァァァァン ﹁ロボット ﹂ く光っていた て顔もえぐれており、目の色がさっきまで青だったのに中身が出てきたことにより、赤 それは、タスクがさっき殴ったところから電線がたれて、機械の脳がむき出しになっ イツェフの顔を見て驚愕した。 その頃、向こうの岩まで吹っ飛ばされたザイツェフが起き上がり、シンとタスクは、ザ ちがいすぎることに、驚きシンは、何も言えなかった。 シンは、目を丸くした。自分のスーツの威力とタスクが着ているスーツの威力の差が ! まで吹っ飛ばされた。 ものすごい威力だったのか、ザイツェフは、ソニックブームを出しながら向こうの岩 バゴォォォォン ピィーーーーー !? ﹁サイボーグ﹂ !? 44 ﹁ギギ・・・ギ・・・ギィィザァァァァ・・・ア・・・ア・・・ラァァァァ・・・ぁぁぁぁぁぁ ﹂︵翻訳すると貴様らです。︶ ﹂ ? 二人が戸惑っていた、その時 後方からもうスピードで走って来る 2体のドーベル ﹁でも、どうやって ﹁クッ ここで一気に蹴りをつけてやる﹂ ザイツェフは、もはや理性を失った殺人マシン化していた。 !! ﹂ ﹁あのロボット さっきの けど、何で ﹂ ? ﹁なっ 型のロボットが二人の頭を飛び越し前に現れた。 ! ﹁ん あっ 開けろってか ﹂ それ父さんのアタッシュケース でも何で おっと ! 白いドーベル、シンに投げた。 ! ﹂ ﹂ ? 中には、白と黒のトリガーとドローンが2個ずつ分けられている。 ! ガチャ そしたら2体のドーベル、シンのことばに反応し頷いた。 ﹁あっ ? ? シンの目の前にいる白いドーベルは、何かをくわえていた。 !? !? ! ﹁こっこれは 少年達の決意 45 ﹁これで戦えってことかな ﹁じゅっ銃になった ﹂ ﹂ ﹁びっくりだ・・・はっ ﹁グギャァァァァァ ﹂ ﹂ 出してきてトリガーとドッキングした。 二人は、それぞれのトリガーを持つと右腕が変形して中から銃のらしきパーツが飛び ? ﹂ かろうとした特、タスクが気付きシンを庇った時だった。 ﹁危ない 何で はっ ﹂ ! ピキィィィィィィィン ザイツェフとタスクがゆっくり動いている !? シンは、ゆっくり目を開けたらその目に写った光景は これ シンは、思い出す。 ﹁なんだ ! ! ! ! ! んだ ・・・はっ ﹂ !? 驚きダイヤルのネジの先のランプの色が白から青へと変色し、アサルトライフルの形が シンのアサルトライフルを見たらいつのまにかダイヤル式のネジが出てきたことに ! ﹁この感覚覚えが確かヒルダちゃんが連れて行かれる前・・・全てがゆっくり動いていた !? 野獣のように飛びかかってきたザイツェフは、今にも、ヒートソードをシンに降りか ! ! ! 46 喰らえ ﹂ ︵正確に言うとショットガンに組み換えている。︶ これなら ショットガンへと変わった ブワァン ﹂ ﹁ショットガンに変わった ﹁なっ ! ! た。 ﹁すっすげぇ ﹂ ﹁この銃ってもしかして ﹂ ﹂ ﹂ ﹁ウォノノノノノノレレラェェェェェ ﹁ ﹁シン ﹂ ! これなら !? チャーになった ﹁変わった ︵己ぇぇぇぇ えぇぇぇぇいぃ﹂ ︶﹂ のランプの色が白からオレンジに変わりライフルからディスクブレードがついたラン 今度は、タスクもなりライフルからダイヤル式のネジが出てきたことに驚きネジの先 ﹁はっ !? ! ! ピキィィィィィィィン ! !? ! ゆっくりした世界が元に戻りザイツェフは、シンのショットガンに撃たれ転げ倒れ ! バシュン ! !? ! ! ! ! 少年達の決意 47 ビュン 断した ﹂ 先端に装填されていたディスクブレードが発射され、ザイツェフの両足を切 ﹁グギャァァァァァ バスン ! ! ! た。 ﹂ ﹁グ・・・ギギ・・・キシャーーー ﹁ ! ﹂ ン形態へ変え二人に向けビームを連射してきた ﹁ケハハハハハ ﹂ り全弾発射した。ドドドドドドドドドドド ﹁グゥ ザイツェフは、ミサイルがこっちに近づいてくることに気付いたがもう遅かった。ド !? ! バリアを張った次に2体のドーベルは、横腹が変形して、ミサイルランチャーへと変わ いた白と黒のドローンが起動し二人の方へ飛んで行き二人の頭上に止まりドーム型の 二人は、これは避けようがないとあきらめたかと思いきやアタッシュケースに入って ! ! ザイツェフは、怒りの怒声を上げながら空へ上昇し、ヒートソードをビームマシンガ !? ﹂ ザイツェフは、両足が切られ無くなったことであまりの激痛耐えられなく悲鳴を上げ ! 48 ガァーーーン ﹂ !? ミサイルは、何発か、ザイツェフに命中し、爆発し、爆煙からボロボロ ﹂ !? らしていた。 ﹂ ﹁すごい戦いだったね。﹂ ﹁俺決めた ﹂ ! ﹂ ﹁ちょっと寄り道して出発する ? ﹁どういうこと ﹂ ルシウスで消火した。夜だったのがいつの間にか日が上っており日の光が二人がを照 やらさっきのレーザーは、シンが撃ったものだと確信した。その後、燃えている森は、ペ ンのショットガンが青からピンクになっておりレーザーキャノンに変わっていたどう したの方では、シンのだけバリアに穴が開いておりドローンがバリアを解除するとシ どころか首が吹っ飛び、ザイツェフは、上空で爆発した。 何が起こったのか突然したの方からレーザーが飛んできて、ザイツェフの頭部を貫通 ﹁グェ バシューン ﹁己れこのままで済むと になったザイツェフが出てきた。 ! ? ! ﹁え 少年達の決意 49 ﹂ 強くなって両親と仲間達の仇をとるために強くなる ﹁ここで10年間修行して大切な人を助けに行く ﹂ ﹁それじゃ 僕も強くなる ﹁そうこなくっちゃ ﹂ ! ! ﹂ 浜に17歳になるシンとタスクが格闘中だった ﹁それだけか シン ﹂ ﹂ ﹂ そうか、なら俺は、本気でいかせてもらうぞ ﹁手加減してるんだよ タスク﹂ ﹁ははっ ﹁そう来なくてはなぁ ﹂﹂ さらに、三ヶ月後 ﹁﹁はあっ ﹁後は、お前一人でも大丈夫かタスク ﹁ああ シンは、行くのか アルゼナルに ! ! ﹂ ! ﹁わかっている﹂ ﹁それにケルベロスとATD 02 大切にしろな。﹂ うだろ ﹁当たり前だあそこには、俺にとって大切なひ人が待ってるんだほっといたらかわいそ ? ? ! ! ! ﹂ 二人は友情の握手を交わし早速修行を開始した。そして、時は、流れ10年∼白い砂 ! ! 50 ﹁タスクは、古の民イシュトバーン様のご子息です。命はってマスターを守ります。﹂ ﹂ ﹁でも無理すんなよ。ケルベロス﹂ ﹁yes ﹂ 大切な人を守る騎士なる ﹁え ﹂ ﹁何でもありません。﹂ ﹂ ﹁マスターのその思い、きっと叶いますぞ﹂ ! ﹁ありがとう シン・・・いつか俺も君みたいに﹂ ブオォォォォォン ビュイイーン ﹁わかった ﹁後、タスク ガレージのなかにプレゼントを用意した。きっときにいるはずだ。﹂ ! ! シン side ﹁何が﹂ ? ? ﹁いいのですかマスター 少年達の決意 51 ﹂ ﹁あの者にケルベロスとドローン、そして、ARS スーツに関する資料を渡してしまっ て ? ﹂ ! ﹁いいじゃないかサリア副隊長﹂ ﹁もう ゾーラ隊長いきなり怖いことを言わないでください﹂ もう一人は、セクシーな声で金髪をしていた。 ﹁新兵初めてのパラメイル操縦でヘマやらかすなのよ﹂ た。 そこには応援する女の子たちがおり12 歳になる女の子はナオミに手を振ってい ﹁ナオミちゃん頑張ってね アルゼナルのドッグでピンクの髪をした女の子がグレイブに乗っていた。 アルゼナル side シンが見たものとは、絶海の孤島に浮かぶ要塞だった。 ﹁あれが・・・﹂ ﹁マスターそろそろ、アルゼナル到着します。﹂ ﹁いいんだよ。あいつも俺と同じ古の民だからな。﹂ 52 ﹂ もう一人は、青い髪をしており、ゾーラ隊長を叱っていた ﹁お前らそこでグダグダ喋るな ! ﹂ そこには、義手をしている指令がたっていた。彼女達は、直ぐ様に敬礼した。 ﹂ ﹁﹁﹁﹁イエス、マム 指令 ﹁ナオミ﹂ ﹁はい ! ! ﹁あっ はい ビュイイーン ﹂ ﹂ 分かっております ﹁よし なら発進せよ ! ! シン side この時、アルゼナルに赤い髪をした少女がナオミを見ていた。 ! ! ﹁グレイブの操縦方法は、わかっているな。﹂ ! ! ﹁ナオミ機 リフトオフ 少年達の決意 53 ﹁アルゼナルからグレイブが発進しました。﹂ ピピー ピピー ﹁あれがグレイブ。﹂ ! ビュイイイイーン この反応ドラゴンです ﹂ ﹁タスクが言っていた元人間がこっちの世界に来るのか・・・・面白い ﹁シンギュラー反応 ﹂ ﹁どうした ! ﹁シンは、ペルシウスを加速させアルゼナルへ向かった。﹂ ﹂ ! ! ! ! 54 謎の敵の正体 アルゼナル 前編1 ナオミは、グレイブで運転テスト終え、アルゼナルに戻ろうとしたとき、目の前から ﹂ ゲートがが開き、中から小型ドラゴンが数体、ブリック級の大型ドラゴン一体ゲートか ら飛来してきた。 ドラゴン !? ・・・このままじゃ やられる ﹂ 突如飛来してきたドラゴン達は、ナオミに襲いかかってきた。 ﹁あれが ! ! ﹂ に来てしまった。 ナオミは、小型ドラゴンの群れからの攻撃を交わし逃れたが運悪く大型ドラゴンの前 ﹁うぐ ! ! ガァァァァァァァァァ ナオミは、心のなかで絶体絶命のピンチなった時 上 空 の 彼 方 か ら シ ン の ペ ル シ ウ ス が 急 降 下 し 飛 翔 か ら 駆 逐 形 態 へ 変 形 し リ フ レ ク ! ! 大型ドラゴンが巨大な魔法陣を出し攻撃してきた。 ﹁うわぁぁぁぁ アルゼナル 前編1 55 ターシールドを張ってドラゴンの攻撃を防ぎ急いでナオミとグレイブの救助へ向かっ た。 アルゼナル side 指令室では、全員が驚愕していたモニター映像では、ペルシウスとドラゴンが戦って いる姿が写し出されていた。 ﹂ ﹁未確認機 ナオミ及びグレイブの確保しました。﹂ ﹁第1中隊を回しナオミ救助及び未確認機を確保 第1中隊 side わかっているな ! 次々と出撃して行く第1中隊は、ペルシウスが戦っている空域へと向かった。 ロザリー機、エルシャ機、クリス機リフトオフ ヒルダ機、ヴィヴィアン機リフトオフ ゾーラ機、サリア機リフトオフ イエス マム ﹂ ﹁お前ら ジル指令から聞いているな あのパラメイルの確保とナオミの救助だ ! ! ! ! ! ! ! ! 56 シン side ﹂ シンは、救助したナオミをグレイブに乗せドローンを呼び出しバリアの球体の中に入 れた。 ﹁これでよしさてといっちょやるかぁ ビームライフルをセミオートからフルオートに切り替え大型ドラゴンに向けてビーム メントモードになりドラゴンの動きがゆっくりになり落ちてくる落雷を華麗に交わし 陣を展開し雷でペルシウスを落とそうとしたがシンは、ARS の力を発動し、オーグ ルで攻撃した。小型ドラゴンは、打ち落とされそれを見て大型ドラゴンは、怒り 魔法 シンは、ARS のバイザーをオンに切り替え、大型ドラゴンに向かいビームライフ ! その時 ! フェンリル ﹂ !? ! ﹂ マシンガンでうちつづけ大型ドラゴンは、頭を撃ち抜かれグラリ、と海へ落ちていった。 ピピー ! ピピー ﹁どうした ! ﹁ドラゴンてっ・・・こんなあっさり殺られる奴だっけ アルゼナル 前編1 57 ? 上空から新たなシンギュラー反応を確認 ﹂ ! 体と駆逐艦が五隻が襲来してきた。 ! それが襲来してきた瞬間フェンリルが警報をだし ヘルガスト ! こういった。 ヘルガスト ヘルガスト ﹂ ﹁ヘルガスト ! ? シンが疑問したとき、戦艦一隻が主砲をペルシウスに向け発泡してきた ! 上空からゲートが開き、中から黒い戦艦三隻と数体の黒いパラメイルに似た機体が数 ﹁今度は、何だ !? 58 前編 2 一方、戦闘空域へ向かっている第1中隊は、途中、目の前に現れた青い球体に近づい ﹂ ﹂ てくることに気付きゾーラが全員に命令した。 ﹁全機 駆逐形態へ ﹂ ﹁あれは・・・ナオミ ﹁イエスマム ! ゾーラは青い球体の中にナオミが入っているのに気付いた。 !? ! ﹂ 青い球体は、ゾーラ機に近付き、白いアーマーを着た男のの立体ホログラム映像を出 した。 ﹂ ﹂ ﹁ほぅ﹂ ﹁映像 ﹁すげー ? ﹁あらあら∼﹂ ? ! ﹁何なんだよこれ・・・ 前編 2 59 ﹁見るからに男だよな ﹂ 繰り返す、至急応援を要請する 全機に告ぐ至急応援を要請したい。 すると、ホログラムに映った男が話しかけてきた。 ﹁本当だ。﹂ ? それ映像を見たゾーラ達は、 ? ﹁なるほど、俺たちに助けがほしいと。﹂ あいつのことばを信じるんですか ! だぁ ゾクゾクするわぁ。﹂ ええ﹂ ﹁おっお姉さまがそういうならあたしは構わないけど なぁ ﹁えっ クリス ﹂ ﹂ ? ! ! 今からあのパラメイルのライダーを助けに行くぞ ﹂ ﹁よーーしお前ら ! ゾーラの後付いていく中、ヒルダが思っていた。 ﹁イエス マム ! ! ! ﹁信じるも何も、あたしは、あいつに興味持った 何か面白い事が向こうで起こってるん ﹁お姉さま ﹂ メッセージが終わると青い球体は、アルゼナルへナオミを運んだ。 ! 60 ﹁あの声・・・・何処かで シン side ﹁クッ 数が多すぎる ﹂ ﹂ まさにその頃、 シンは、ヘルガストの機体 ファントムと苦戦していた。 ? ! ﹂ あなたの生存確率が8%になります。 ここは、今一度手を引く事が優先です。 ﹂ ﹁損害状況 ビームライフル残弾率が17%になりました。 これ以上戦闘を続けたら どうすれば ﹂ ? ﹁くそ ﹁あたし達が必要か ﹂ ? ! ﹂ 後方からゾーラ達が来てくれた。 ﹁ !? ﹁で・・・敵は ? 前編 2 61 ゾーラがシンに言ってきた。 そしてシンは、答えた。 ﹂ ﹁あの黒い艦隊及び数体の機体だ ﹂ ? いた。 ﹂ ﹁ルダ・・・・﹂ ﹁えっ ﹂ シンだ ﹂ 何であたしの名前を ﹁ヒルダ﹂ ﹁なっ ﹁俺だ ﹁えっ ! ? !? ! !? シンは、ARS のバイザーをオフにし、顔を現した。 ! ﹂ よく顔見ると俺は、驚いた。まさに俺が探し求めていた。少女と同じ髪型と色をして ﹁何 第1中隊がヘルガストへ向かって最中、赤い機体がペルシウスに近づいてきた。 ﹁イエス マム ﹁わかったー ! ! ﹂ お前ら行くぞ ! ﹂ ! 62 ﹂ 良いムードだったのにぃ ﹂ ! ﹂ ! ﹁シン ﹂ ﹁また一緒だね ﹂ ゾーラは、前に出て次々と、ファントムを射ち落としていった。 よろしくな坊主 ﹁お前がガキの頃のヒルダが言っていたボーイフレンドかぁ まっお互いノーマだから ! ヒルダは、驚愕した。幼い私にとって優位つ私がノーマであっても友達だった彼が 今、10年ぶりに再会できたということに ﹂﹁ヒルダ 二人は、お互いに名を呼びあった。 ﹁シン ! そこえ、ゾーラが入り込んできた。 ! ! ! ゼナルへ弾薬の補給へ行った。まぁめちゃくち警戒されていたけどまぁいっか。 それから燃え上がっているうちにヘルガスト艦隊を撤退まで追い返していた後、アル ﹁ああ 前編 2 63 前編3 アルゼナルが見えてきた。外には、数体のパラメイルが俺を警戒していた。 ﹂ このイケメン君は、うちのヒルダのボーイフレンドだからなぁ 何かした 俺は、ペルシウスから降りたらいきなり女性達が俺に銃を突き付けてきた時、ヒルダ シンに向けるな が俺の前に出た。 ﹁おいお前ら ! ﹁そこにゾーラも割り込んで来た。﹂ ﹁そうだぞ らただじゃおかないぞ。﹂ ! とした。 シンが安心していたら、いきなりゾーラが来てシンのしりを触って来てシンは、ゾッ 殺されるかと思った。 俺は、ほっとした。 ゾーラが全員にそれを言ったらみんなは、銃をしまった。 話を聞いていたのかよ。 その言葉に、驚き二人は顔を赤くしていた。て言うかゾーラあの時の俺とヒルダの会 ! ! 64 ﹁ヒィッ ﹂ でジャスミンだ。﹂ ﹁自己紹介がまだだったな。私がアルゼナルの総司令ジルだ・・・でこっちがエマ監察官 ﹁いえ、いいですよ。﹂ ﹁すまなかったな うちの同僚が迷惑をかけて。﹂ ゾーラが離れた後、彼女が俺に話しかけた来た。 ﹁へ∼い﹂ ﹁やめろと言ったらやめろ。﹂ ﹁ちぇッ いいじゃないか総司令﹂ ﹁やめろ ゾーラ﹂ そして、総司令らしき女性は、ゾーラに止めさせようと話しかけた。 察官と犬を連れた老婆が来た。 ゾーラが俺の怯える姿を楽しんでいた時、向こうから総司令らしき服装した女性と監 ﹁おー その怯える表情もいいねー﹂ !? ﹂ ! ﹁プイ﹂ ﹁ワン ﹁どうも、お坊っちゃん。こっちは、番犬のバルカンだ。﹂ 前編3 65 ﹂ 後・・・ドローン ﹂ あっちはともかくこっちのエマ監察官は、どう仲良くすれば・・・ フェンリル ! ﹁とりあえず、まずは、総司令室に来い ﹁わかりました。おい ! ﹁お前の名は ﹂ ﹁シン シン・ギムデンだ。﹂ ﹂ !? ﹁知ってるのかジャスミン。﹂ ﹁するとお前は、 するとジャスミンが何かを思い出したかのように俺に話しかけて来た。 ! ? ﹁シン・・・ギムデン・・・あっ ﹂ 部屋内で俺は、さっそく自己紹介した。 俺はジルに従い部屋へ案内された。 ﹁ほぅ・・・それがお前の仲間かまぁいいそいつらも連れていいぞ。﹂ ジルは、納得したような表情で話して来た。 全員は、2体が現れたことに驚愕した。 ンが出てきた。 そしたら、フェンリルがペルシウスの中から出てきナオミのグレイブの中からドロー ! ! 66 ﹂ ﹁知ってるも何もこいつは、サムのせがれだ ﹁親父を知ってるの ﹂ ﹂ ﹁親父は、死んだいや・・・殺されたエンブリヲのしたっぱに、﹂ 俺は、悲しい表情で言った。 ﹁あんたまさか、あいつのガキだったとはねぇ でサムは、元気してるか 続いて医療長のマギーも話しかけて来た。 ﹁ああ。あんたの親父さんとは、19年前から知り合いだよ。﹂ ! ﹂ ﹂ ﹂ シンは、驚きを隠せなかった。 ﹁ ねぇ。﹂ ﹂ 何せパラメイルを開発した。人物であり、アリアと共に戦った。人間の裏切り者だから ﹁あいつめとうとうそこまでしてきたか・・・・・はぁ・・・サムは、いい奴だったよ。 するとジャスミンが ﹁エンブリヲ ! ? !? するとジルが義手の手を強く握りしめ、彼の名を言ってきた。 ﹁ !? !? ﹁あのパラメイルの創立者 !? 前編3 67 ﹁ああ 彼は、何処からともなくあたし達の前に現れエンブリヲとドラゴンに対抗でき ﹂えっ ﹂ るパラメイルを作り古の民のアリアと結ばれ、お前を産んだ後、死に突然と姿を消しち まったのさ。﹂ ﹁そうだったの・・・﹂ 親父のことを考えていたらジルが突然、 ペルシウス﹁ヴィルキス !? ﹁いきなりだかお前はこれからどうする。﹂ ﹂ ﹁俺は・・・エンブリヲを倒す ﹁ヴィルキスもだ。﹂ ﹁ヴィル・・・キス ! だ。﹂ ﹁なんと サムは、それを修理するために、﹂ ﹁ああ、しかもエンブリヲがそれを狙ってきたんだ。﹂ ! ﹁なるほど、ヴィルキスともかくペルシウスか・・・﹂ ヴィルキスと共に ! ! ﹁だから俺は、ペルシウスを使ってエンブリヲを殺す ﹂ ﹁パ ン ド ラ メ イ ル だ。親 父 が 殺 さ れ る 前 に 修 理 し た。そ の ヴ ィ ル キ ス と 同 じ 謎 の 機 体 前の機体の名はペルシウスかあれは、何だ。﹂ ﹁エンブリヲが作ったラグナメイルであり古の民が奪取してきた機体のことだ。後、お ? ! 68 ﹁ジル・・・アルゼナルの﹁いいだろう。﹂ ﹂ ﹂ ﹁お前がそう望むならここにいても構わない。だがリベルタスには、協力しろ ﹁わかった ﹁何だ・・・・わかった。﹂ ジルは相手の話を終えると電話を切りすぐにその場を立ち去ろうとしてた。 ﹂ ﹁お前らは、下がっていいぞ。﹂ ﹁イエス、マム ていた。 ﹂ 私は、ミスルギ皇国第1皇女 アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギなる を下着諸共引き裂かれ両手を拘束し、身体検査を行っていた。でも彼女は、まだ否定し まだ言っておりジルによってあっさりと倒され母親の形見である指輪を奪われ、ドレス ちょうどその頃、ジルはアルゼナルの取り締まり部屋である一人のノーマが人間だと そして、ヒルダ達が嵐でも任務へ行った。 シン達は、部屋からでると外は嵐になっていた。 ! ! !? するとジルのそばにあった。電話がなった。ジルは電話を手に取った。 ! ﹁や、やめなさい ! 前編3 69 ぞ ﹂ ﹁イ、イヤアアアアアァァァァァァァァ ﹁違う。今からお前の名は、アンジュだ ﹂ アンジュリーゼという少女は、必死に叫ぶが届くことはなくジルは、語った。 !! 何だ今の悲鳴は、 !? 鳴がここまで響いた。 ﹁なっ !? ﹂ ここからがシンの本当の戦いが今始まろうとしていた。 ﹂ その頃、シンは、ペルシウスを格納庫にいれていたところ突然、アルゼナル内から悲 !!! ! 70 前編4 ペルシウスの整備を終えた後、本人に頼みジャスミンモールの側にテントを張った。 まぁ悪魔で実験用のサンプルを研究するためだ。その後、机に俺と親父の写真を飾った 時、思った。 今まで俺を育て上げてきた。親父があのエンブリヲの手下 ヘルガストという奴等 に殺されたことをまだ思っていた時、シンの目から涙が流れ落ちた。するとそこにメイ ﹂ というまだ子供なのに整備長なのがすごい。 ﹂ ﹁あのー﹂ ﹁何 ﹁君のお父さんついて話してくれない ﹂ ? のことを話した。︵タスクのことは秘密︶するとメイ驚きを隠せなかった。 私から思えばペルシウスの起動するための鍵かな 俺は、メイの冗談を鼻息で笑った。 ? 俺は、メイに親父のことを話した。研究のことや仲間のこともペルシウスとARS ? ? ﹁でもどうして君のお父さんは、ペルシウスを修理して、そのスーツを作ったのかな 前編4 71 ﹁フフ まさかねメイの冗談が当たったらすごいよ。﹂ ﹂ !? するとメイが呼んでいた。 こともできないということなのか ? ﹂ ? ﹂ ! ﹁あ∼ 実は、シンのペルシウスを点検していたら何か文字が書かれていたから調べて ﹁あなた達そこで何やっているの そこへサリアとエルシャとヴィヴィアンがやって来た。 ﹁これ、何て書いてあるの シンはメイ所に行きペルシウスの胸部をみたら何かが書かれていた。 ﹂ ﹁おーい これなんて書いてるの ? この機体は、ラグナメイルよりもずっと古く、今のテクノロジーでは、作れなく扱う 節部ひ見たことのない合金でできていた。簡単に言えばひとつ が付いており肩のアーマーすこし隙間があり今にも展開するかもしれない。さらに関 ルと同じだったことを頭部には角らしきパーツと後頭部は何かが飛び出しそうな機械 造を見たところ普通のラグナメイルとパラメイルと違いあの時、交戦した黒いパラメイ 俺は、ペルシウスが収納されてる格納庫へ向かったもちろんメイも、ペルシウスの構 ﹁え ﹁いやそのまさかなの・・・﹂ 72 いたの﹂ ﹁あらあら∼どんな文字なの ﹁わかった ペロリーナだ﹂ ﹂ それを見てヴィヴィアンが突然 V C T メイがペルシウスに書かれていた文字をみんなに見せた。 ﹁こんなの﹂ ? エルシャがヴィヴィアンに教えた。 まったく違うことを言ってきたヴィヴィアンにみんなが硬直した。 ! ? だろうねー 結局この文字何て書いてあったんだろ かすれていたから分からないなー ﹁多分それ違うと思うよヴィヴィちゃん。﹂ 前編4 73 ﹂ その夜シンは夢を見ていた。 ここは・・・・・・ !? ﹂ !? 10分後 シンは、急いでARS を装着しブーストで落下速度を減速した。 ﹁え、ええええええええー 目が覚めたら、空から落ちていた。 ﹁あれ ? 74 前編4 75 シンは、ようやく着陸しその光景が目に入った。それは、 廃墟かした町だった。ただ廃墟のなかで一番気になったのは、向こうに大きく閉ざさ れた超巨大な壁が目の前にあったことだ。そこで跳んでもないことになる。 前編5 シンは、廃墟のど真ん中でアルゼナルに通信をしていた。 アルゼナル応答願います ・・・・・・ダメだ通信ができん。とりあえず ! シンが音を聞きたどり着いた場所は、高層ビルが建っておりその中間の広場についた その音の後を追った。それに続き謎の人物もシンを追いかけた。 シンが探索している最中上空から何かが移動している音が聞こえた。シンは、すぐに シンがのんびりと探索している中に建物の影からシンを覗く人物がいた。 ﹁きっと、昔ここは、賑やかな商店街だったんだろうなぁ﹂ か弾薬が散らばっており何かと交戦した後のクレーターがあった。 廃墟になった店やビル、さらにこの世界の原生生物もいた。地面には、あちこち何故 シンは、腕からアサルトライフルを出し先へ進んだ。 人がいないか探索するしかない。﹂ ﹁こちらシン ! 76 ・・・隠れないと ﹂ 時、空から輸送シップが降下してきた。 ﹁あれは !? ﹁いいかお前ら ﹂ 今回の任務は、その 全ては、エンブリヲとアルベルト様のた この近くにパンドラメイルの反応が確認された ﹂ パンドラメイルを確保及びライダーの抹殺だ めだ ﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁了解 ! ﹂ シップに貼ってあったことを を再度確認したら輸送シップにあの時、交戦した黒いパラメイルの肩にマークが輸送 シンは、驚愕した。10年前、俺の親父と仲間達を殺した。やつらだったと言うこと ! ! 数人のヘルガスト兵と1人隊長らしき人物が大声で説明をしていた。 輸送シップ内 シンは、崩れかけの廃墟に隠れ、窓から輸送シップを見た。 ! ! ! ! 輸送シップからザイツェフと一緒にいた兵達が数人出てき何かを探していた。 ﹁あれは 前編5 77 た。 ﹂ すく言えば、メトロイドプライム3に出てきたスペースパイレーツです。︶と交戦してい 廃墟の外で銃声がなり爆音が響きヘルガスト兵と不気味な灰色をした連中︵分かりや シンは、すぐにヘルガスト兵の後を追った。 ﹁はぁ・・・助かったぁだけどあいつら向こうへ行ったなぁ追いかけてみるか﹂ それのおかげかヘルガスト兵達がその場から離れて行った。 えた。 シンがアサルトライフルを出した瞬間、ヘルガスト兵の向こうから悲鳴と銃声が聞こ ﹁くっどうしたら﹂ シンがそう考えているとヘルガスト兵がこっちに近づいて来ることに気づいた。 ﹁まさかあいつらだったとは・・・でも何を ? 78 ﹂ 交戦していたヘルガスト兵が次々と撃たれ斬られ全滅していった。 ﹁◎◇□○△▽※ー ﹁退けー退けー ﹂ ヘルガスト兵は、その数の圧倒さになす統べなく撤退した。 く。 灰色の怪物達は、分からない言葉を言ったとき、次々と瞬間移動で表れ増え続けて行 ! ﹁・・・・・・は、ハーイ﹂ ﹁・・・・・・﹂ 来てしまい運悪く出くわしてしまった。 ヘルガスト兵が撤退していくのを確認し去ろうと思ったらちょうどそこからシンが ! 危な ﹂ そう返事をしたら、予想通り撃ってきた。 ﹁うわ ! シンは、廃墟に入り身を隠した。 ! シンが考えていると、空から氷の破片が降ってき次々と怪物達がそれによって悲鳴を ﹁く、あの数どうすれば﹂ 前編5 79 上げながら死んでいっている。 こ、氷・・・でも何で ﹂ ? ﹂ !? ﹁何 ﹂ ﹂ ﹁君、ヴェクタ人﹂ ﹁え ﹁また会えるなんて﹂ ﹁ヴェクタ・・・・人 ・・・﹂ ﹂ ﹁まさか生き残りがいたなんて﹂ ﹁は ﹂ ﹁ちょ、ちょっと待って俺はヴェクタ人じゃねぇよ ﹁何で ﹁何でって、﹂ ﹂ ! ? !? ? !? ﹁じゃあ、君は、この星の歴史をしってるの ? ? ﹂ 方を見た︵簡単に言えばメトロイドプライム3のランダスの種族︶ それは手から氷を出してそれをスケートのように滑る生命体がこっちに来てシンの ﹁あれは シンがそう考えていると向こうから何かが飛んでくるのが見えた。 ﹁な、何だ !? 80 ﹁歴史 ﹂ ﹁ヘルガーン ・・・あ ヘルガストのこと ! ﹂ ! ﹁僕は、皆の所に戻るよ。﹂ ﹂ ﹂ ﹁そうここは、ヴェクタ人が住んでた星 惑星ヴェクタ﹂ ﹁それが、﹂ ﹁そして今も僕の種族は、ここで難民キャンプをして暮らしているの・・・﹂ ﹁酷い・・・﹂ たり反抗する種族は、皆あの機体に殺られた僕の種族も反抗したが返り討ちにされた。﹂ ﹁やつらは、モンスターだ理性のない・・・手段も選ばなく様々な種族を拉致し奴隷にし ﹁何で﹂ 母なる星 フィリジスを﹂ ﹁そうそしてヴェクタは勝ったけどヴェクタ人は消えてヘルガストが戻って来て僕らの ? ﹁何年も前にここで惑星大戦があった。そうヴェクタとヘルガーンの・・・﹂ ? ﹁あ、待って﹂ ﹁何 ? 僕見たいな種族を・・・友達にしてくれるの !? ﹁よければここであったしダチになろうよ﹂ ﹁ ? 前編5 81 ﹁当たり前だろそれにあのときは、本当に助かった。ありがとうだから友達になろ。﹂ ﹂ 二人は、友情の握手を交わしそれぞれのID を教えた。 ﹁わかった﹂ ﹂ ﹁そういやぁ名前を聞いていなかったぁ 俺は、シン君は ﹁フィーリ フィーリ・フィリジス﹂ ﹁フィーリ いい名だ。またねフィーリ ﹂ シンは、フィーリを後にし帰って行った。 ! 望かもしれない いや彼こそきっと・・・・・・最後のヴェクタ人かもしれない ﹂ ﹁僕のパンドラメイル ジャンヌのシステムならシンを助けれる。シンは、全種族の希 TE と001が書かれていた。 フィーリが叫ぶと向こうからシンのペルシウスと同じ機体が飛んでき胸部にVEC ﹁シンかぁ さてとジャンヌ ! ? 82 ! ﹂ シンは、目を覚ました。気が付けば、キャンプのベットで寝ていた。それに思ってい た。 ﹁あれは、夢だったのかな ﹂ ? ﹁おっと そろそろ起床時間だ。﹂ そばにあった時計を見たら5時まで後、10分だった。 ﹁だよね﹂ すぐにID を確認したらフィーリのはないと確信した。 ﹁そうだID ! その時、シンはまだ気付いていなかった。側におったフェンリルの目が光りだした。 ! ﹁ID 登録 フィーリ﹂ 前編5 83 中編1 今回は、ゾーラの部隊に新兵が入るそうだ。名はアンジュかつてミスルギ皇国第一皇 女だったそうだ。まぁ俺には、関係ない人物だが、 シンは、射撃訓練所でまだ試してない武器を使ってみた。 ﹂ これなら狙撃に困らないお次は、﹂ ! これやば﹂ ! ノンになった。 シンは、すぐさま別のにしたけどデタラメに設定してしまい黄色いメガホン型のキャ ﹁げ 緑に設定したらヤバい武器になったそれは、ロケットランチャーだった ﹁お次は、﹂ ﹁これだったら複数の敵に当てることができる。﹂ レーザーが出て別の的へと直撃した。 次に、シアン色は、変な形をしており構えるとボウガンになりトリガーを引いたら ﹁おお アサルトライフルがスナイパーライフルに変わった。 ﹁紫は、おっと ! 84 ﹁何だこれ うわぁーーー ﹂ ! ﹁何だ ﹂ よる衝撃波が俺を襲い吹っ飛ばされた。 トリガーを引いたら瞬間何が起こったのか電磁ボールが飛び出てせいかその反動に ? ﹂ ? ﹁何か言った ﹂ ﹁はぁ変わったなヒルダ﹂ ﹁いいんだよ。﹂ ﹁あ∼痛て∼筋痛めた。ありがとうヒルダ。﹂ ﹁おいシン大丈夫か そこにヒルダが来てシン抱えを運んだ。 ﹁大丈夫・・・・武器の試し撃ちでこうなった。﹂ そこにゾーラ達が来た。 !? ? そのあと、ジルから連絡が来た。 痛み止めの薬をもらい無理はしないようにと言われた。 そのあとマギーに見てもらったら本当に筋を痛めたみたい。 ﹁いや何も﹂ 中編1 85 ﹁で、俺の任務は、その黒いパラメイルの残骸を探してこいと﹂ ﹂ ﹁用がすんだらシンさっさと調査に向かえ﹂ ﹁イエス、マム まぁいい今は、任務に集中だ。 ジルのやつなぜあんなにエンブリヲに強くこだわる ! ヒルダは、顔を赤くしていた。 ﹁これ・・・やる。﹂ ヒルダからもらったのは、ひし形のペンダントだった。 ﹁シン、これ・・・﹂ ルシウスを起動をしていたらヒルダが来た。 メイに頼みペルシウスを出し直ぐに調査へ向かったもちろんフェンリルも連れてペ ? ﹁まぁそれがわかればあのパラメイルを報酬金になるからねぇ﹂ そこにジャスミンが割り込んできた。 ﹁そうだあのパラメイルのことさえわかればエンブリヲの情報が得られる。﹂ 86 ﹁ありがとう。じゃあ、行ってくる。﹂ ﹁行ってこいシン﹂ シンはペルシウスを発進させたそしてアルゼナルからヒルダがずっとシンを見てい た。 ﹁さて調査を開始するか﹂ 惑星ヴェクタ ﹂ ! 難民キャンプでフィーリが仲間たちと話していた。 ﹁ジャンヌでなんとかシンの居場所を突き止めないと大変なことに そこにトゥーリアンのコリンサス将軍が来た。 ﹁わかっておる彼がゆういつの希望だ。﹂ ﹁だが彼の座標が分かれば・・・﹂ 中編1 87 ﹁座標がわかりました。﹂ ﹂ その時、オーロラユニット475がシンの居場所を突き止めた。 ﹁本当か ﹁よし ﹂ 行くぞお前ら ﹁イエスサー ﹂ ! ジャンヌの能力で時空の狭間を開き大艦隊を連れて行った。 トゥーリアン兵士達は、急いで空間戦闘量産型兵器セイクリッドメイルに乗り込み ! ! ﹁はい、この銀河から約6億光年かかります。﹂ !? 88 中編2 シンがジルからの任務であの黒いパラメイル・・・すなわちヘルガストのパラメイル の残骸を持ってこいと言われ現在こうやって調査している。と言ってもこんな海のど 真ん中に残骸なんてあるはずがない、だってあのパラメイルは、俺とゾーラ達が全滅し てしまったからみんな海中へ沈んだからなぁ今ごろ、海の藻くずとなっているだろう。 ﹁まぁ、いいや フェンリル 金属探知システムで周りの海を調べてくれ、﹂ ﹁了解しました。﹂ ﹁ふん、これで見つかったら凄いよ。﹂ 近くにヘルガスト兵は、﹂ ﹁・・・・・・マスター北北西45度約12キロに正体不明の金属を探知しました。﹂ ﹁早っ ﹂ ﹁いません。﹂ !? ! いていた。シンは、浜辺でペルシウスを着陸して早速調査とサンプルの回収に取りか 速度を上げ座標の場所に着いたら予想外に黒いパラメイルの残骸がたくさん流れ着 シンは、ペルシウスを北西にある無人島へ向け速度を上げた。 ﹁よし 中編2 89 かった。 ﹁フェンリル このパラメイルのデータの詳細を調べてくれ。﹂ ﹁了解しました。﹂ ﹂ フェンリルがデータを解析している間シンは、敵が残っているか辺りを見回した。 ﹁で、でか ﹂ げたら、不気味な大型戦艦がシンの上で浮遊していた。 シンがそう考えて思っていると急に辺りが暗くなった。シンは、おかしいと上を見上 ﹁結局あの夢は何だったんだろう ? ﹂ !? ﹂ ﹂ ﹂ ? ﹂ ﹁スペースパイレーツ ﹂ ﹁ガンシップ来ます ﹁は ! ﹂ 敵の艦についての詳細が分かりました。あの戦艦は、ゼーベス星人の戦艦 ﹁ゼーベス星人 です ﹁マスター ﹁嘘だろ シンが戦艦を警戒をしてたら突然主砲をシンに向けて攻撃してきた。 !? ! ﹁ゼーベス星人は、いわばスペースパイレーツと呼ばれています !? ! !? ! 90 ペルシウス ﹂ 上を見上げると戦闘シップらしき機体が高速で光学兵器で撃ってきた。 ﹁く ! ﹂ ! ﹁俺を知っている ﹂ ﹁コロス ヴェクタジンワミナゴロシダ ﹂ ! ? ﹂ へとなった。 ﹁行くぞ ﹂ シンは、トリガーを持ちライフルモードからソードモードへ変型しビームソード︵刀︶ ﹁させるか ! ﹂ ﹁オマエヴェクタジン アノトキノ・・・﹂ するとゼーベス星人が喋ってきた。 シンは、驚いた何故ならあのときの夢に出てきた灰色の怪物だった。 ﹁お前は が出てきた。 砲 ヴェスバーで撃ち落としていった。その時ガンシップの残骸から跳んでもない者 ルシウスが先端部についているビームライフルと腰部のウイングが変型し高速ビーム シンがペルシウスの名を叫ぶとガンシップが突然爆発し爆炎の中から飛翔形態のペ ! ! ﹁グガァァァァァァァ ! 中編2 91 そしてこの後、大変なことになってしまうことにシンはまだ知るよしもない。 気づいたらもう夕暮れになっていた。 ﹁さて、戻るとするか﹂ の戦艦が真っ二つになっていた。 シンの回りにゼーベス星人の死体が山ほど転がっていた。向こうにはゼーベス星人 ﹁プッ 手こずらせやがって、﹂ 92 中編3 夕暮れで海の色は赤く染まりペルシウスを照らしていた。残骸とゼーベスの死体を アルゼナルへ届けている。その時、シンは、考えていた。 ﹁あれ・・・夢じゃなかったのか・・・だとしたらフィーリも﹂ シンは考えていると端末から通信が来た。 怪我してないよな ﹂ かけたらヒルダが大声でシンにほえてきた。 ﹁こちら シン﹂ ﹁大丈夫か !? ﹂ ! ﹂﹂ お暑いね∼﹂ そこにゾーラが割り込んできた。 ﹁大丈夫じゃねーやん ﹁大丈夫、けど向こうで交戦してしまったからかすり傷ができただけ﹂ !? ! ゾーラ !? ﹁おうおう ﹁﹁ちょ !? 俺も加われいいな ﹂ ﹁まっ・・・それは、あとで今回あたし達は、新兵3人を初任務に同行する その任務に 中編3 93 ? ﹁はぁ・・・まぁいい さっきまで大変なことになっていたけど・・・分かった。﹂ ゾーラとヒルダの通信が切れた。 ﹁良し私たちは準備しておくから早く来いよ。﹂ ﹁さてと 早く帰らないとな﹂ シンは、ペルシウスの出力を最大にし速度を上げた。 その頃 ドラゴンが現れたことによりゾーラ達が出撃しただが新兵のアンジュは、勝 私も魔法の国・・・ミスルギ皇国に連れて行って下さい ﹂ 手に部隊から離れ彼女の祖国ミスルギ皇国へ帰ろうとしていたとき、ココがアンジュに ﹂ ! 近づいてきた。 ココ ﹁アンジュリーゼ様 ﹁ちょ !? されそのまま海へ墜落しそれを見ていたミランダが叫んだ。 イブに近づきココを掴み上げシンの後ろに乗せグレイブから離れた時、グレイブが破壊 時、ココの後ろからペルシウスが猛スピードで飛来しオーグメントモードを発動しグレ その時、アンジュ達の真上から次元の扉が開きドラゴンが現れココに向けこ攻撃する !? ! 94 ﹁ココ ココォォォォォォ ﹂ !? ﹂ ! ・・・うわぁぁぁぁん ﹂ ミランダは、ココが生きていたことで泣いていた。 ﹁ありがとうございます ・・・ずびばぜん︵すみません︶﹂ ﹁泣くなよ。・・・まだ終わってないから。﹂ ﹁はい ! ボーイフレンド君。﹂ ! そう言ってゾーラは、通信を切った。 ﹁戦闘中だが・・・新兵のココを助けてくれてあんがとよ。﹂ ﹁ああ﹂ ﹁やっと来てくれたかぁ遅いぞ するとペルシウスの端末から通信が来た。回線を開いたらゾーラだった。 ? ! ﹁分かった 分かったからこのままじゃ危険だな・・・ん ﹂ ﹁爆発する前に俺が助けてやった・・・・間に合って良かったよ。﹂ ﹁でも あの時﹂ ミランダの隣にペルシウスに乗ったシンがおり後ろには、気絶していたココがいた。 ﹁え ﹁安心しな。﹂ !? ! ﹁さて・・・ミランダと言ったな。﹂ 中編3 95 ﹁は はい ﹂ ! マ・・・﹂ ダディ ﹂ ! 一人だと危険だからな。﹂ シンとミランダは、急いでゾーラ達の元へ行った。 ダディ ﹂ ﹂ ! ﹁良し・・・行くぞ ﹁イエス ﹁あ∼俺のことは、ダディでいいよ マムだと女ぽいし、分かった ﹁イエス ﹁お前は俺と一緒におれ ! ﹁イエス ! ! ! ﹂ ? ! ! 96 中編4 まさに、その頃 ゾーラ達は、小型ドラゴンの群れと交戦していた。しかし、アンジュ は、先のココのグレイブが墜落したことにより怖がりドラゴンの攻撃から逃げ回ってい ﹂ もう一匹だと なら・・・全機、凍結バレット用意 ﹂ た。その時、真上から扉が開き大型ドラゴンがもう一体出てきた。 ﹁くっ マム ! ! ﹂ もう一匹もやるぞ ! ! 上がった海水が氷山へとなった。 マム ﹁一匹は、片付いた ﹁イエス ! ﹂ ! ! ﹁きゃぁぁぁぁぁ ﹂ ゾーラは、次のドラゴンへ向かい凍結バレットを構えた時だった。 ! ﹂ するとドラゴンの腹部から氷塊が出てきてドラゴンは、グラリと海へ落ちた瞬間吹き ラゴンに撃ち込んでいく。 ゾーラ達は、パラメイルの左腕に装填されている凍結バレットを展開し弱った大型ド ﹁イエス ! ! ﹁止めだ 中編4 97 ﹁おい アンジュ 邪魔だ離れろ ﹂ ! ﹂ ﹁うわぁぁっ ﹁キャー ﹂ の機体を受け止めた。 ﹁あぶねぇ あぶねぇ﹂ ﹂ みんながシンのペルシウスの所に来た。 ﹁シン ﹂ !? スキャンしてくれ ﹁ゾーラ姉様は無事ですか ! そっちの新人は ﹂ !? 生きてます ﹂ ! ﹁くそっ ﹁体のあちこちに軽傷 ! ! ﹁ライダーに多数の重傷、火傷あり急いで医務室へ向かってください。﹂ シンは、ドローンを呼び出し、アーキバスをスキャンした。 ! ! ﹁分からん ドローン ﹂ ゾーラとアンジュが海へ墜落しているとき、ペルシウスとミランダのグレイブが二人 ﹁ゾーラァァァァ ﹂ ンジュのグレイブに直撃した。 その時、大型ドラゴンの口から魔法陣が浮かび出て雷を放ちゾーラのアーキバスとア ! ! ! ! 98 ﹂ 一番ヤバいのはゾーラだ・・・早く連れて帰らないと 全機全速力でアルゼナルに帰投せよ ﹂﹂﹂﹂﹂﹂﹂ 副隊長 ! ﹂ ! ﹂ ﹂ ﹁ゾーラお姉様﹂ ﹁姉様 いた。 医務室に運ばれる重傷を負ったゾーラ 横には、ロザリー、クリス、ヒルダが付いて ることに・・・・・・・・ ツのソードによってかすり傷が出来てしまいその傷口から青白く光る物が出てきてい その時シンは、まだ気付いていなかった。先のゼーベス星人つまりスペースパイレー ! ﹁良し ﹁分かった マム ! シン達は、全速でアルゼナルに向かった。 ﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁イエス ! ! ! ! ! ロザリー、クリス、ヒルダが大声でゾーラの名を呼んでいた。 ﹁ゾーラ 中編4 99 シン達は、ゾーラの回復をただ待つしかなかった。 そこには、ジルとジャスミンといつからか目を覚ましたのかナオミがいた。 ﹁あの ﹂ あなたがシンさんですか ﹁ああそうだ・・・何か ﹂ ? ﹂﹂ ! ﹁ヒルダ ﹂ ﹂ ! ゾーラの姉貴をあんなめに合わしあがって ﹂ あの皇女さんの容態は ﹁あのクソ痛姫め ? ヒルダは、アンジュに対し悪口をいっている。 ! ! ﹁いや・・・いいんだ 助けるのは当然だ。﹂ ﹁﹁ありがとうございました そこにミランダと気がついたココもいた。 も助けてくださって本当にありがとうございました ﹁あの時は、助けてくださってありがとうございます。後、ココやミランダ、ゾーラ隊長 ? ! そこにナオミも駆け寄ってきた。 ﹁ゾーラを助けたっなぁ・・・・あんがとよ 墓が増えずに済んだ。﹂ ジャスミンも話しかけて来た。 ﹁ああ﹂ ﹁良く戻って来たな・・・﹂ 100 なんだか体に力が入らなく・・・ ﹁まぁまぁ とにかく俺はジルから頼まれた物を出しに・・・・・﹂ あれ ﹁ヒルダちゃん これが原因じゃないかしら 何だこれ していた。 ﹁なっ 早くマギーに ﹂ ! ﹂ 突然の警報がアルゼナル内に響き渡った。 ヒルダがシンを医務室に運ぼうとしたとき、 !? ﹂ ? ヒルダが見たのは、かすり傷のところから青白く光る蘚と触手が出ており左腕を侵食 ! 駆け寄ってきたヒルダ達、するとエルシャがあるものに気付いた。 ﹁シン‼﹂ ジルの所に行こうとしたシンが突然倒れ、それに気がついたヒルダが走ってきた。 ? !? ﹁今度は、何だ 中編4 101 !? 中編5 ﹂ ﹁ジル司令 ﹂ ﹁どうした ﹂ ﹁シンギュラーに反応あり ﹁場所は ﹁アルゼナル上空からです ﹂ ﹂ 数は大型らしき敵影が16 するとエマ監察官が驚きの声を上げた。 ﹁大型が16体も !? 私達今、帰ってきたばかりだよ ﹂ !? ﹁ドラゴンがアルゼナルに向かっている ﹁そんな ! ﹂ ﹂ ゼナルにドラゴンが向かっている 全メイルライダー及び全員 警戒態勢を ﹂ ﹁何と言うことだ・・・アルゼナル内にいる全員に告ぐ 今、起こっていることは、アル !? ! ! ? ! ! ? 102 ! お前・・・らぁ・・・ぐっ ﹂ ロザリーとクリスが慌てていた時、シンが目を覚まし起きた。 ﹁うるせぇぞ ! ﹂ 青白く光る蘚のせいでフラフラ状態になっているシンをヒルダが支えた。 ﹁大丈夫か シン !? シン 手が ﹂ ・・・俺は、まだ・・・やれる・・・﹂ ! が見えた。 ﹁ちょっ ! ﹂シンは、 左腕を抑え苦しんでいた。ヒルダは、シンの手をみたら青白く光る蘚が広がって行くの ﹁大丈・・・夫・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ペルシウ・・・ぐっ ! ! ﹁あれは ・・・﹂ もスペースパイレーツではなく、赤のラインで塗っている艦隊だった。 その時、アルゼナル上空から次元の扉が開き出てきてのはドラゴンでもヘルガストで レーザーキャノンを持って一人で立っていた。 ア ル ゼ ナ ル 付 近 に は 第 二 中 隊 の エ レ ノ ア 隊 が 警 戒 し て お り カ タ パ ル ト に は シ ン が シンは、ヒルダの助けも借りずアルゼナルのカタパルトへ向かった。 ﹁触るな ! !? !? 中編5 103 シン達は驚いていた。ドラゴンではなく別の物達が来たことに 旗艦 アレクサンドルスside ﹂ トゥーリアンの旗艦アレクサンドルスでは、コリンサス将軍とフィーリがいた。 ﹁現在の状況を確認しろ あれは セイクリッドメイルか ﹂ 我々が辿り着いた惑星はコード・エデン︵偽りの地球︶です。﹂ ﹁うむ・・・・・ん ? ? ! ﹂ ﹂ フィーリがあるものに気付く。 ﹁コリンサスさん ﹁何だねフィーリ君 ! ﹁あのカタパルトの辺りをズームしてください ! ? ﹂ !? ﹁シンさんだ しかも汚染されている コリンサスさん ! ﹂ ! ﹁うむ・・・わかっている。すぐに医療班を向かわせるそれとフェイゾン防護スーツを着 ! コリンサス将軍は、シンの左腕を見て驚愕しフィーリが言う。 ﹁あれは モニターをズームしたらARS を装着したシンの姿が映し出されていた。 ﹁分かった。﹂ ﹂ コ リ ン サ ス 将 軍 は、モ ニ タ ー に 映 し 出 さ れ て い る パ ラ メ イ ル を 見 て い た。そ の 時、 ? ﹁は ! 104 用するようにと・・・後、感染者が出ると思う。直ぐにあのもの達にワクチンを ﹂ ! トゥーリアン兵士達は直ちに各艦隊の医療班を集めアルゼナルに向かった。 ﹁イエスサー 中編5 105 ﹂ ! 後編1 シンの左腕は、段々と青白く光る蘚が出てきており、触手も出始めている。 ﹁シンさん 大丈夫ですか ﹁モーディン医療兵長 ﹂ ﹂ ﹁フィーリさん離れてください !? ﹂ ﹂ ? ﹂ ! ﹁モーディン医療兵長 ﹂ モーディンと同じサラリアンの医師がシンの体調を確認し報告した。 ﹁フェイゾン低下・・・・・・除去完了 の左腕に刺し入れた。すると青白い蘚の光が弱くなりそして溶けてしまった。 モーディンというサラリアンという種族の医師は赤く輝く液体を注射器に入れシン ﹁彼ですね、最後のヴェクタ人は・・・﹂ ! ! ! ﹁あれ・・・フィ・・・リ・・・何で シャトルが数機降下してきた時シンはある人物が来るのを見た。 シ ン は そ の ま ま グ ラ リ と 倒 れ て し ま っ た。す る と ぼ や け て い る せ い か 向 こ う か ら ﹁ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・俺・・・・どうなるんだろう・・・・・・﹂ 106 ! ﹁何だ ﹁何 ﹂ ﹂ ・・・くそっ、輸血パックを持ってくれば良かった・・・仕方がない ﹂ ! ! 彼の血液を分けてくれるものはいないか ﹂ !? た。 ﹁何で入れないんだよ ﹂ ! !? 今検査と提供者を探しているのですから ﹂ 来たらしい。けど出入口をトゥーリアン兵士が塞いでいる。彼女は、それに怒鳴ってい テントの出入口の前にヒルダが怒鳴っていた。どうやらシンのことを心配しに見に ディンとフィーリは、騒いでいる方へ向かった。 モーディンが困っているとテントの出入口から何やら騒がしい声が聞こえた。モー しかし彼女達は自分の血液型を知らないらしい ﹁誰か モーディンは、彼女達の方へ走って行き彼女らにシンの血液提供を頼んでいた。 !? だと貧血死しています ﹁さっきのフェイゾンの影響で彼の血液量が47.2 %へ低下しています。このまま ? ! ﹁落ち着いてください ! 後編1 107 ﹂ ﹂ ﹂ あなた・・・・F 2 型ですか ﹂ 提供者になってくれないか 彼の血液型はF2 型な すると騒ぐ声の主に会いに来たモーディンとフィーリが来てくれた。 何だよ ﹁そこのコード・チルドレン ﹁なっ ! ﹁彼の血液量が減っているんだ んだ ﹁んなもん知らねぇよ !? !? ﹂ !? ﹁え ? では、我らの旗艦アレクサンドルスの医務室に運びます。あなた名は何ですか ヒ、ヒルダだけど﹂ ! ﹁いいだろう﹂ マギーは考えているとジルが来た。 ﹁ドクターマギーよろしいでしょうか ﹂ ﹁ではヒルダさん直ぐに彼と同行してください。﹂ !? ﹂ ﹁良し ﹁本当だとも。なぜならこの子達がここに運ばれるときに調べたからねぇ﹂ ﹁本当ですか ﹁心配すんな、こいつはF2 だよ。﹂ モーディンが絶望のどん底に落ちそうになったとき向こうからマギーが来た。 ! ? ! ! ! 108 ? ﹁そいつが助かるなら許可する。﹂ ﹂ ! るペルシウスのバイザーが青く光っていた。まるで共鳴してるかのように そして、格納庫では、ボロボロのヴィルキスのバイザーが突然赤く光 収納されてい かった。 モーディンは、ジルに敬礼しシンとヒルダをシャトルに乗せアレクサンドルスに向 ﹁ありがとうございます 後編1 109 後編2 、確か俺は・・・﹂ シンはあの時、倒れた後 夢を見ていた。 !? ﹂ !? ﹁いっ そんなに成長しては・・・・﹂ シンは顔を赤くしていた。 !? シン・・・成長しましたねぇ。 ﹁母さん シンが振り替えると母親のアリアが眩い光を発しながら下りてきた。 ﹁誰 ﹂ シン シンがさ迷っていると後ろから声が聞こえた。 ﹁あれ・・・ここは・・・どこ ? 110 そういやぁ 母さん何でここに フフっ そう赤くならないの ﹁あっ ﹂ ? ﹁何だって ﹁ヒルダも ﹂ ﹂ !? ですよ。 しているのです。汚染も免れました。そして、あなたの大切なヒルダも助けてくれたの ですけど、幸運なことにあなたのお友達フィーリ君が仲間を連れてあなたを今、治療 !? ており、あなたはそれによって倒れたのです。 いいですか 今、フェイゾンという有毒を持った高エネルギーによって体が汚染され ! ンの横から巨大なモニターが出てきた。そこに映っていたのは特攻をして死のうとア アリアが手から光が放ちその光が段々と形を変え杖へと変わりそれを振るったらシ ﹁ええ・・・それとこれを・・・﹂ 後編2 111 ンジュの姿だった。 正に、その頃大型ドラゴンに捕まり今にも絶体絶命のアンジュ その時、彼女の指に 母親の形見でもあるソフィアの指輪があり彼女はソフィアの遺言を思い出した。 生き延びるのです。アンジュリーゼ その時ドラゴンがアンジュを襲いかかろとした瞬間 ! アンジュはドラゴンの攻撃を華麗にかわしていきアサルトライフルを撃ち続けてい ﹁あれが・・・・ヴィルキス﹂ と同じ白く頭には、女神象が飾られていたから その様子をモニターで見ていた。シンは、驚きを隠せなかった。なぜならペルシウス アンジュはすぐにドラゴンから脱出し飛翔から駆逐へと変形した。 光り出し錆び剥がれ落ち中から金色に輝き放つヴィルキスの姿だった。 アンジュの額から流れていた血が指輪に落ちその指輪が光り出しヴィルキスも強く ﹁いやぁぁぁぁっ‼﹂ 112 るときアンジュはブツブツ何かを言っていた。 ﹁死にたくない・・・死にたくない・・・・・・死にたくない‼﹂ 次の瞬間、ドラゴンの鱗が光り出しその鱗がビームでできた鱗になりそれをヴィルキ スに放った。 アンジュはそれも華麗にかわし翼に装填されていたラツィーエルを持ちながら振り 回し破壊して行き一気にドラゴンの方へと向かいラツィーエルを突きだし構えていた。 ﹁おっ・・・お前っ・・・お前がっ・・・お前がっ・・・‼﹂ そのままドラゴンの頭部を貫通し血しぶきを上げ苦しんでいた。 アンジュは、ドラゴンに止めの凍結バレットを展開し叫んだ。 凍結バレットをドラゴンの腹部に突き刺さり腹部から氷塊が飛び出しドラゴンはそ ﹁お前が死ねえぇぇぇぇぇぇ‼﹂ のままグラリと海に落ち海面が凍り付いた。 モニターを見ていたシンは驚いていた。 シンがそう言うと突然モニターが消えアリアの体が光、段々と強くなり始めた。 ﹁アンジュ・・・・ようやく立ち上がることができたな・・・﹂ 後編2 113 ﹁うわっ 母さん ! ﹂ ! 私のところへって彼の野望って何を 母さぁぁぁん ﹂ ! ﹂ !? ! 全銀河をどういうこと そう言ってアリアは光ながら上へと浮かび上がり消えた。 !? そして彼の野望を阻止しその民を助け、全銀河をお救いなさい ﹁どう言うことだ !? ﹁いずれ分かります。﹂ ﹁母さん ﹂ !? 品が並んでいた。 目を覚ますとそこは、天井が目の前にあり、起き上がると見たことのない機械と医薬 ﹁はっ ! ﹂ ﹁シン・・・いつかあなたのお父さんの故郷と頼もしいお友達と出会い私のところへ・・・ 114 後編3 シンが目を覚まし辺りを見回していたら布団の上にヒルダが寝ていた。 ・・・・・・シン ﹂ シンはヒルダの頭を撫でていたら起きシンが気がついていることに驚いた。 ﹁ヒルダ・・・・﹂ ﹁う・・・う∼ん ﹂ !? 来た。 ヒルダは目覚めたシンに対しひどい言葉を言いシンは穏やかな表情で言葉を返して ﹁・・・・・バカ﹂ の目には大粒の涙が溢れていた。 シンは目覚めの挨拶をしようとしたその時、シンに抱きついてきた。良く見ると彼女 ﹁おはよう・・・・ヒルっ !? ? てきた。 り今にもまた泣き出しそうな表情になってゆく、するとヒルダは目を閉じ唇を差し出し シンはヒルダの頭を撫でてやった。ヒルダは顔を上げるとすでに顔が赤くなってお ﹁ただいま・・・・ヒルダ﹂ 後編3 115 まさかこんな展開になるとは だが、今の俺は違うぞ ﹄ ! 嘘だろ !? このときシンは思っていた。 ﹃やっベー !? ﹁なっ お前ら ﹂ ! クリス ﹂ いた。得にヒルダは耳まで ﹁ロザリー 彼女らの名を呼ぶと二人はサッと逃げた。 ﹂ あなた何いいシーンを勝手に覗いているのですか そしてフィーリとコリンサス将軍とモーディンがシンの医療部屋に入って来た。 ﹁良く眠れましたかな ﹁眠れましたじゃありませんよ ! ? それよりあなたは ﹂ ﹁すまない、すまない、君たちの様子が面白かったからつい﹂ ﹁たくっ・・・あっ ? !? ! ! ﹂ シンの言葉にヒルダは驚き彼女も後ろを見たらたちまち二人とも顔を真っ赤にして !? して・・・ サス将軍とモーディンが笑顔で見ていた。もちろん、ロザリーとクリスも顔を真っ赤に を開けたらそこにはシンとヒルダのキスシーンをずっと見ていた。フィーリとコリン そう思いシンは、ヒルダとキスをした時、扉から何か物音がした。シンは少しずつ目 ! ! 116 するとフィーリが割り込み説明した。 ﹁彼はトゥーリアン第7艦隊を取り務めており、この旗艦アレクサンドルスの艦長 コ リンサス将軍です。﹂ ﹁よろしく、シン君﹂ コリンサス将軍はシンに手を差し出しシンも手を差し出し握手をした。 ﹁こちらこそ﹂ ﹁そ し て 僕 の 隣 に い る の が 医 療 の ス ペ シ ャ リ ス ト で ヘ ル ガ ス ト の 技 術 を 研 究 し て い る モーディンさんです。﹂ ﹁どうも﹂ ﹁こちらこそ﹂ ﹂ ﹂ ﹁しかし、君は凄い特質を持っているよ何せあのフェイゾンに耐えていたからなぁ﹂ ﹁フェイゾン ﹁ええ・・・ヒルダさんは知っていますかね ﹁あ∼あれか・・・シンの左腕にできていた青い・・・﹂ ? ? ましたか ﹂ 取られ、やがて死に至る。恐ろしいエネルギー源です。何か傷ができるような戦闘をし ﹁そうです。フェイゾンは高度な毒質があり体内に入れば体は汚染され・・・精神を乗っ 後編3 117 ? あの時・・・﹂ するとシンは何かを思い出した。 ﹁あっ ﹂ ? ﹁何ですって ﹂ ﹁それはどこにあるのですか ﹂ ﹁ペルシウスと一緒に持ってきたコンテナの中だけど ﹂ ? !? !? ﹂ フィーリ達は、急いで格納庫に向かった。シンはヒルダに支えられていた。 ﹁良し ﹂ ﹁えっ・・・それなら死体ごと持ってきたけど・・・﹂ ﹁で・・・そのパイレーツはどうしましたか ﹁やはりスペースパイレーツでしたか・・・けどなぜやつらが を出してきてそれを避けようとしたがしくじって左手にかすり傷ができてしまった。 だけど鎧を着たスペースパイレーツのビームガンから青い液体が塗ってあるブレード るように言われそこでゼーベスいやスペースパイレーツと交戦した時にみた目は軽装 シンはみんなに説明した。ジルに頼まれヘルガストのパラメイルの残骸を取ってく ﹁確か・・・﹂ ﹁あの時・・・とは、﹂ ! ! ? 118 後編3 119 格納庫では一緒に持ってきたコンテナの中から青い液体が溢れようとしていた。 後編4 格納庫 side シン達は格納庫に来るとシンのコンテナの周りに青い肌で女性だけの種族のアサリ、 ﹂ サラリアン、トゥーリアン兵士がコンテナの周りを何かシールドで張られていた。 ﹁何で格納庫に入れないの シン達が来た。 ? ﹂ ! みんなはシンの言葉に驚きモーディンが止める。 ﹁俺がやる するとシンが割り込んできた。 ﹁遅かったか・・・﹂ ﹁コリンサス将軍 実はこの格納庫に多数のフェイゾンが反応したのです。﹂ ﹁何があったんですか ﹂ アサリ兵士がメイを格納庫の中に入らせないようにバリアを張っていた時、ようやく ﹁落ち着いてください。今この格納庫はフェイゾンに汚染されています。﹂ !? 120 ﹁ダメです。シン殿 ﹂ ﹂ あなたは今、傷が治ったばかりです 本気か ﹂ !? ﹂ ! ﹁フィーリ お前・・・﹂ ﹁イエスサー ﹂ ﹂ 間もなく格納庫に到着します ﹂ ! ! ﹂ ﹂ 納庫全体が青く染まっており青白く輝く蘚と触手が出ておりすべてを覆っていた。 シン達、いやアルゼナルにいる全員がその光景を見て誰もが凍り付いた。それは、格 ! 絶対に死ぬのではないぞ ﹁フィーリ君 中の状況はシン君のドローンでカメラモードに切り替えて見ているから そう言いフィーリは格納庫の中に入った。 ﹁私を誰だと思っていますか ? ! ! ! ﹁それでも俺があれを持ってきてしまったから・・・だから俺が ﹂ ﹁私が行きます ﹁フィーリ ! 突然フィーリが行くと宣言してきた。 ! ﹁フィーリ君 ﹁はい ! シンは少しフィーリのことを心配していた。 ! ﹁フィーリ君 特異点を探してくれ ! 後編4 121 ﹁了解 ﹂ パラメイルはなんとか無事だがこれは早く何とかしないと ありました ﹂ 数分後、フィーリはコンテナを見つけた。 ﹁コリンサス将軍 ! ! ! ﹂ ! へ持っていった。もちろんヒルダに支えながら・・・ ! ﹁ほう、これが例の物か・・・﹂ そのパーツとか凄いよ ? ジルは残骸を興味深そうに観察していた。メイは興奮していた。 一体何処でこんな合金を作ったんだろう するとジャスミンが話しかけてきた。 ﹁凄いよこれ ! ﹁これだったら小娘達の報酬額を狙うだろう。﹂ ﹂ フェイゾンが消えたことを確認し、シンは早速ヘルガストの残骸を取りだしジルの所 溶け始めやがて海の中へと消えた。 フィーリはコンテナの中の死体を取りだしそれを焼却したら格納庫のフェイゾンが ﹁了解 ﹁良し、ではフィーリ君コンテナの中にあるゼーベスの死体を焼却するのだ。﹂ ! 122 ﹂ ジャスミン・・・・相変わらずだなぁ。 ﹁お前はこれからどうするんだ ? ﹂ 失礼する。﹂ ・・・まさか もし何かあったらこの通信機を使い俺とタスクを呼べ。﹂ ﹁とりあえず、アレクサンドルスにいるエンブリヲとヘルガストの動きを探ってくる。 ﹁タスク ﹁話しは以上だ ! アレクサンドルスの元へ行くことで怒っていた。 ﹂ ﹂ やっと一緒になれたのに ! ﹁大丈夫 しばらくの間だけだから、﹂ ﹁しばらくじゃねぇよ ﹁本当にだな ﹁本当にしばらくだから・・・﹂ ! このパターン・・・覚えが・・・また・・・ ? ? ﹂ それからシンはヒルダにこれからの件のことで話し合ったやっぱりヒルダはシンが ﹁まさか・・・あいつが﹂ そう言ってシンは部屋から出た。 ! ? ﹁本当・・・あれ 後編4 123 ﹁じゃ・・・お守りをあたしにちょうだい・・・﹂ ﹂ なんだお守りか・・・ ﹁何だよ ﹁ん ﹂ うわっ ﹂ !? ! シンはそう言いヒルダと抱き合いながらキスをした。 ﹁・・・・・ああ 俺もだ。﹂ ﹁愛してるよ・・・シン﹂ 突然、ヒルダがシンに抱きついてきた。 ? ﹁シン シンがアレクサンドルスに向かおうとしたとき、 ﹁それじゃ・・・もう行かないと・・・﹂ ヒルダは笑顔で納得したような表情をしていた。 ﹁・・・分かったよ﹂ わない・・・だから・・・お前が見に持っていてくれ・・・﹂ ﹁これ・・・母さんの指輪なんだ・・・身に付けようとしたけどあいにく指のサイズが合 シンはポケットから取り出したものは海のように蒼く輝く宝石が付いた指輪だった。 ﹁いや、何も・・・﹂ ! 124 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー カタパルトの方ではすでに、ペルシウスがアレクサンドルスに運ばれているのが見え た。 ﹁早いなぁ﹂ ﹂ するとシャトルの方からフィーリがシンを呼んでいた。 そろそろですよ∼ ! め心から誓いを告げた。 い彼らの母星 パラヴェンへ戻る所を見ていたヒルダがシンからもらった指輪をはは そしてカタパルトからアレクサンドルスが次元の扉が開き光速ワープシステムを使 どをもらった。 通信機とヘルガスト、スペースパイレーツに対抗できる兵器の設計図、物質と医療薬な アルゼナルではアレクサンドルスの輸送機が万が一のためにアレクサンドルスとの た。 フィーリに呼ばれシンとフェンリルはシャトルにの乗りアレクサンドルスに向かっ ﹁シンさーん ! ﹁シン・・・・また・・・帰ってきてね・・・愛してるよ﹂ 後編4 125 そう告げたヒルダは、笑顔で見送っていた。 その頃、アルゼナル上空からステルス状態の卑弥呼がアレクサンドルスが去るのを見 下ろしていた。その時、アルベルトがアルゼナルにいるヒルダを見て嘲笑っていた。 謎の言葉を言いアルベルトは、どこかへ消えた。 ﹁フッあれがシン・・・・いや・・・前世の愚弟の・・・﹂ 126 少年と少女との出会い 前編 アレクサンドルスに乗ったシンはサラリアンの乗組員に部屋を案内された。 ﹁こちらになります。﹂ 自動ドアが開くと目の前に星が見え武器庫やアーマーを収納できるカプセルやベッ トやバーがあった。さらに大型のテレビが備えられていた。︵分かりやすく言えばアサ リのサマラの部屋︶ シンのARS スーツはモーディンに預けておりあのスーツにシステムを追加する と言っていたけど一体何を追加するんだろう。 そう考えながらシンはポケットから前にヒルダにあげた母親の指輪と同じく炎のよ うに紅く輝く宝石が付いた指輪を取りだしそれを指にはめたら強く光だした。 シンはリモコンを手にテレビをつけたらヘルガストに関するニュースが放送されて ﹁これならいつ何かが起こってもヒルダとの生命力を感知できる。﹂ 前編 127 いた。コロニーが壊滅したことやいろんな星が占領されたこと拉致され奴隷されてい ることが流れていた。 何だ・・・・・これ ﹂ ? 征服する者達から幸福をむさぼるように壊され 抑圧され ﹃孤立し あのいまいましき連合に終止符が打たれる﹄ ﹃永きに渡り ヘルガストの子供達よ﹄ ﹃我が民よ・・・ れており艦内の乗組員達も、それを見ていた。その時、衝撃の言葉が耳に入った。 そのニュースの内容はヘルガストの演説だった。しかも生中継で全銀河中に放送さ ﹁なっ !? シンがチャンネルを変えていると奇妙なニュースが放送されていた。 ﹁どれもヘルガストのことばっかりだな・・・﹂ 128 自らを強者と語り 他種族と連合を築き上げ 我々は絶望のどん底に叩き落とされた。﹄ ﹃10年前 私は時間を授けられた・・・ 諸君が私に授けてくれた時間だ・・・﹄ ﹃民よ 私の力の源・・・﹄ 我々の偉大なる祖先はかつて最大規模の移住を行いそれは自由への旅立ち・・・﹄ ﹃私のの夢の具現者達よ 新しい地は 我々の姿を変え・・・﹄ ﹃ヘルガストは解放されたのだ・・・ ﹃一時的に弱体化したように見えた変化は・・・ 我々を強く変えた﹄ 偉大なるエンブリヲ様とアルベルト様が変えてくれた ﹃私は与えられた時間の中で我々の元に天から二人の神が舞い降り我々をもっと強く変 ! ! えてくれた﹄ ﹄ ﹃そうこの片達が変えてくれた 前編 129 するとカーテンの陰から金髪でロングヘアーの人物と青髪でポニーテール︵簡単に言 ﹄ 彼らの科学力は 我は君たちの幸福と平和を取り戻すためにスペースパイ えばコードギアス亡国のアキトに出てきたシャイング卿︶で仮面で顔を隠していた男が 現れた。 ﹂ レーツ ゼーベスとの同盟を結んだ ﹃ヘ ル ガ ス ト の 民 よ 聞 け ﹁何だって ﹃ヘルガストの民よ 確かに凶悪で残虐な種族だけど考えてみてくれ 連合軍をも圧倒できる兵器や権力を持っている。 た 民よ 同士達よ ﹄ 我に力を 今ここに我らヘルガストとスペースパイレーツとの銀河独立同 スペースパイレーツのゼーベス達よ ! ! 盟帝国を築く ヘルガストの民よ 貸してくれ ! ! ! ! ! 私が何とか彼らと交渉しそしてついに協戦協定をし彼らは我々の味方についてくれ ! !? ! ! 130 するとヘルガストの皇帝が話す。 ! 再建し同盟を築き そして我々の誇りを再建した﹄ ﹃エンブリヲ様とアルベルト様がこのように我々の国家を再建し強くし 我々の軍隊を ﹄ 我々をとうとう怒らせてしまったと言う事を 以前のヘルガストととは違うのだだと言う事を ﹃にっくき連合も思い知らせるのだ ! ! ﹄ ! 我々は一丸となるだろう 今がその時だ ! 我々が虐げられる事は・・・・・・もう無いのだ ヘルガストとゼーベスの夢の守護者達よ ヴィサリ殿下万歳 エンブリヲ様万歳 ゼーベス万歳 銀河独立連盟帝国に栄光あれ‼ アルベルト様万歳 ! ヘルガスト万歳 ! ! ! ! ! ! ﹃今 日 我 々 を 引 き 裂 こ う と す る も の 達 は 我 々 の 怒 り の 鉄 槌 を 受 け る だ ろ う 今 日 前編 131 ︽うおおおおおおおお∼∼∼∼∼∼///////////////// その演説を見ていた種族達は恐怖に怯え背筋を凍らせていた。 ・・・・何が幸福だ ・・・先にやって来たのはそっちだろうが ﹂ ︾ ﹂ !! ! シンは驚愕し暴言を吐きまくった。 ﹁くっ ﹁タスクにこの事を知らせなきゃ ! ﹁痛っ 何 ・・・え !? ﹂ !? タスクが見た物は浜辺に打ち上げられていたヴィルキスだった。 !? タスクがそう思っていると何かに頭をぶつかった。 今頃シンはアルゼナルにいるかなぁ・・・ ﹁大漁 大漁 これなら当分食料に困らないなぁ・・・﹂ た。 一方 シンと別れて数日後、タスクは食料確保に魚を釣りに行きその帰りの事だっ ! ! 132 ﹁ヴィルキス でも何でここに !? ﹂ !? タスクがヴィルキスを見ていた時砂浜に誰かが倒れているのが見えた。 ﹂ !? この時、まだタスクはケルベロスにメールが来ているのに気付いていなかった。 タスクが見たのは綺麗な金髪で青いライダースーツを着た少女だった。 ﹁この子 前編 133 中編 ﹂ タスクは隠れ家に着くとケルベロスが質問してきた。 ﹁主殿 その子は ? てきた。 いや ﹂ 体に泥が付いていたから拭き取ってやろうと・・・本当に絶対にやましい事 なんてしてないから !? するとケルベロスからアラーム音が出た。 タスク ケルベロスの表情が何故か怪しい目で見られているのは気のせいかなと思っている ﹁それならいいんですが・・・﹂ ! ﹁え !?! ケルベロスは問題になってしまう事を言いタスクは慌てる。 ﹁主殿・・・何故その娘のスーツを脱がすのですか ﹂ タスクは少女のスーツを脱がしタオルで汚れを拭き取る最中ケルベロスが話しかけ い。﹂ ﹁ああ 浜辺に倒れていたんだ。もしかしたらこの子がヴィルキスの後継者かもしれな ? 134 ﹂ ﹁体温が下がっています。﹂ ﹁本当に ﹁え えぇぇぇぇ∼∼ ﹂ いた。すると横を見ると見知らぬ青年が寝ていた。 数分後少女が目を覚ました。少女は起き上がろうとしたが両手をロープで縛られて やった。 するとタスクはしっかりと布団をかけ机の上にライダースーツを置き添い寝をして !? !? 念のために縛らせておいた。﹂ ! ﹁君は・・・どうしてここに ああっ ﹂ !! これは・・・﹂ になり タスクは謝ろうとしたが遅かった。 聖域に顔を埋めてしまいさらに両手に彼女の胸を鷲掴みしていた。少女の顔は真っ赤 タスクの足元に転がっていた空き瓶を踏んでしまいバランスを崩してしまい少女の !? タスクはコップに飲み物を入れ少女に渡そうとした時だった。 アンジュは周りの状況を確認し机にライダースーツがあると確認し青年を見た。 ﹁ごっごめん アンジュの叫ぶ声でタスクも起きてしまいタスクは慌て起き上がり少女から離れた。 !? !! ﹁いやぁぁぁぁぁぁ∼‼﹂ ﹁ごっごめん 中編 135 少女はタスクを蹴りあげ奥の倉庫へ蹴り飛ばし手を縛っていたロープを引きちぎり ・・・私どうして ・・・あっ ﹂ 机の上にあったライダースーツを持ちヴィルキスのある浜辺へ走った。 ﹁何なのここ ? ! ﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁イエス マム ﹁ほえ∼あの真っ黒いが ﹂﹂﹂﹂﹂﹂﹂﹂﹂﹂ ﹂ ﹂ ﹂ するとロザリーとクリスとヒルダが割り込んできた。 ﹂ ﹁さらによあいつらの機体を落とせばドラゴンを倒した分の報酬額が2倍らしいぜ ﹁つまりそれって ﹂ ! ? ﹁ああ だから奴等が現れた時はボーナス何だよ ! ! ﹂ ﹁ヘルガストはね この前シン君と一緒に倒していたあの黒いパラメイルの事だよ﹂ ヴィヴィアンが質問しエルシャが説明した。 ﹁ねぇねぇサリアヘルガストって何なの ! ! ? ! ナルに近づけさせないように いいね ﹁全員聞いての通り、ヘルガストがドラゴンと交戦している。何としても奴等をアルゼ ぐに出撃した。 数時間前、アンジュ達は、ヘルガスト軍がドラゴンと交戦しているとの情報が入り直 アンジュはあることを思い出す。 ? 136 ﹁ひょえー つまり何万キャッシュ貰えるって言う事だニャ ﹁そうよヴィヴィちゃん♪﹂ そろそろ戦闘空域に入るよ エルシャが気楽に言うとサリアが叱る ﹂﹂﹂﹂﹂ ﹁全員 おしゃべりはそこまで マム ! ﹂ ﹂ !? していた。 ﹂ ! ﹂ ﹁助けてやろうか は海に落ちこの孤島に漂流した。 するとヴィルキスに向かってくるドラゴンが襲ってきた。そしてそこからアンジュ ﹂ ﹁失せろゴキブリ ? するとヒルダが近寄って来て嘲笑った。 ﹁どうしたの ヴィルキス ベスとドラゴンを狩って行った時突然ヴィルキスの耐熱スタビライザーが爆発し墜落 第一中隊は戦闘を開始するとまたしてもアンジュが勝手な行動しヘルガストとゼー 戦闘空域に入ると早速、銀河独立連盟帝国がドラゴン達を駆逐していた。 ! ! ! ﹁﹁﹁﹁﹁イエス ! !? ! 中編 137 中編2 あの時の出来事を思い出したアンジュは目の前にヴィルキスがあることを確認し直 ﹂ ぐにヴィルキスに乗り起動しようとしたがヴィルキスは何も反応しなかった。 ﹁どうして動かないの ﹁このっ このっ このぉ∼ ! ﹂ !? ﹂ ! ﹁えっ うわっ ちょっ ﹂ ちょっと ! ﹂ !? 俺は君に危害を加えるつもりはない ﹁それ以上近づいたら撃つは ﹁おっ落ち着け それにもう撃っているし﹂ ! !? ! ! !? アンジュはピストルを抜き出しタスクの足元へ向けて発砲した。 ﹁君は命の恩人に何を・・・﹂ ﹁はっ ﹁ひどいじゃないか・・・﹂ ! がり下着を地面に叩きつけ踏んでいた時タスクが来た。 ハッチを開けると中から何枚の下着が落ちそれがヒルダの物と分かりアンジュは悔し ア ン ジ ュ は ヴ ィ ル キ ス か ら 降 り る と 耐 熱 ス タ ビ ラ イ ザ ー が 焦 げ て い る の が 分 か り !? 138 ﹁縛って、脱がして、抱きついて・・・﹂ ﹁いや、だからあれは・・・﹂ ﹁目覚めなかったらもっとひわいでハレンチな事をするつもりだったんでしょ ﹂ ﹁もっとひわいでハレンチ ・・・ハァ、女の子が気を失っている隙に傲慢で形のいい胸 !? なんて汚らわしい この変態 ﹂ ! うわぁっ ﹂ ! ﹁そんな事をするような奴だったの 俺は本当に君を助けようとって痛ったぁぁぁ∼ ! !? る聖域を存分に観察しようとか、そんな事するような奴に見えるって言う・・・﹂ の感触を存分に確かめようとか、無防備な肉体を隅々まで味わおうとか、女体の神秘な !? ﹁変態 ケダモノ 発情期 ! ﹂ それからタスクはアンジュに捕まり弦でぐるぐる巻きにされ吊るされていた。 ﹁うわぁぁぁぁ∼‼﹂ しタスクに銃を向け発砲した。 スを崩してしまい、アンジュの股間にダイブしてしまいアンジュはさらにヒートアップ ちょうどタスクの足元にカニがおりタスクの足の小指を挟みタスクは激痛でバラン ﹁誤解だ ! ! すると茂みの中からケルベロスが出てきた。 ﹁あの∼、もしも∼し、今のは事故なのに﹂ ! ﹁主殿﹂ 中編2 139 ﹁何 ケルベロス﹂ ? ﹂ !? た。 ﹁良し見え、タスクどうしたんだ !? ﹂ !? ﹂ ? ﹁何 ﹂ ﹁まぁ いいそれよりもタスク緊急事態だ﹂ ﹁そんなぁ∼﹂ シンに怒られタスクは落ち込んだ。 ヘタレですか ﹁え、じゃないだろう彼女に向かってそう言う事を言うなんてバカですか、アホですか、 ﹁え ﹁馬鹿か、お前﹂ タスクはさっきまでの事をシンに話した。するとシンは ﹁実は・・・﹂ ﹂ ケルベロスの背部からレンズ式の機械が出てきて3D 映像出来たシンの姿が現れ ﹁ディスプレイに出します。﹂ ﹁シンが ﹁シン殿から緊急連絡が来ています。﹂ 140 ? シンはタスクにヘルガストとゼーベスが同盟を結び銀河独立連盟帝国を築きそこに でも何故 ﹂ エンブリヲがいたことを話した。 ﹁エンブリヲが ? ﹁ちょっシン どうしたの ﹂ その時3D 映像のシンからノイズが出始めブツンと消えた。 ﹁わかった、ありがとうシン。﹂ ケルベロスにインプットしとくから戦闘にはケルベロスが詳細してくれるだろう。﹂ アルベルトだあいつも用心するんだ。後、銀河独立連盟帝国の兵器のデータファイルを ﹁分からん、でも何か企んでやがる。タスクあいつには要注意だ。それとさっき話した !? ﹁ちょっ ケルベロス !? ・・・ん !? ﹂ その時、ケルベロスは何かに気づき茂みの中に消えた。 !? ? ﹂ ? アンジュはタスクの方を見て手を伸ばし助けを求めている事に気づいた。 ﹁あの・・・大丈夫 アンジュに声をかけてやった。 すると森の中からフラフラになっているアンジュが現れそのまま倒れた。タスクは !? ﹁あ くっ﹂ ﹁助け・・・て・・・﹂ 中編2 141 ! タスクは、ナイフを取りだし弦を切りアンジュの方へ駆けつけ容体を見たら足のの股 に毒蛇に噛まれた後の後がありタスクは直ぐに口で毒を吸出し隠れ家へと向かった。 隠れ家に着いたライダースーツを脱がし体に付着した泥を拭き取りケルベロスで解 毒剤を体内に注いでいた。するとタスクはアンジュの指輪を見て自分の過去を思い出 してた。 タスクは落ち込み彼女が目を覚ますのを待った。 ﹁ヴィルキス・・・・﹂ 142 後編1 数分後 ようやくアンジュが目を覚ました。起き上がろうとしたが毒のせいで体が少し麻痺 していた。その時、向こうからタスクの声がした。 ﹁無理しちゃ ダメだよ﹂ アンジュはタスクの話を聞かず起き上がりタスクをにらんだ。 ﹁毒は吸出したばかりだから まだ横になったほうがいいよ。﹂ タスクはスープをお皿に継ぎアンジュの近くにある椅子に腰かけた。 ﹁言っておくけど 動けない女の子にエッチ事なんてしてないからね﹂ ﹁これに懲りたら・・・もうあぶないことをしちゃダメだよ・・・﹂ ﹂ ﹂ タスクはスプーンにスープを継ぎアンジュの口元に出した。 ﹁余計なお世話よ・・・﹂ ﹁何 ﹁いらないわよ そんな訳の分からない物が・・・﹂ ? ? ﹁食事・・・君、何も食べてないだろ 後編1 143 するとアンジュのお腹の方から音が成り響いた。 ﹂ ? ﹂ ? ﹁どうしたの 、怪我、痛む ﹂ ? ﹁さっき、毒を吸出したって行ったわよね ﹁うん﹂ ﹂ ? ? ﹁少女は美味しそうにスープを飲んでいると突然毒蛇に噛まれた所を見る。﹂ ﹁考えとく﹂ するとアンジュは ﹁できればもう殴ったり、蹴ったり、すまきにしないでほしいだけど・・・﹂ タスクが話してもアンジュは無反応のまま ﹁少しは落ち着いたかな アンジュはそれを聞いた瞬間、直ぐにスープを飲み込んだ。 ﹁気に入ってくれてよかった。ウミヘビのスープ﹂ アンジュはまた口を開けた。 ﹁え ﹁むっ・・・まずい﹂ を差し出すとアンジュ思いきって食べたら ﹁変な物なんて入ってないよ、ほら﹂タスクはアンジュの口元にスープが入ったスプーン 144 ﹁口で ﹂ ﹁うん・・・あ ﹁ここから﹂ ﹂ ﹂ ﹁い、いやそれは・・・﹂ ﹁ぬ∼∼∼∼ガブ ﹁噛まないとは言っていない ﹁痛だだだだだだだだ‼﹂ ! ﹂ ? アンジュが来た。 ﹂ 修理かな ﹁何やっているの ﹁え ﹂ ﹂ 翌朝タスクは砂浜に打ち上げられていたヴィルキスを修理していた。するとそこに その時の夜は、シンと出会った時と同じ静かな夜だった。 ! ! ? ﹁直せるの ? ? ? ﹂ ? アンジュは六角レンチをタスクに渡しあることに気付く だ。そこの六角レンチ取ってくれない ﹁ここにはよくパラメイルの残骸が流れてくるんだ。それを調べている内に分かったん 後編1 145 ﹁マナで動かせばいいじゃない﹂ ﹁え・・・・﹂ ﹂ ﹁どうして使わないの ・・・どうしてパラメイルの事を知っているの 体何者 するとアンジュは ﹂ ﹁直したって無駄よ・・・・﹂ ﹁え ? アンジュは納得しタスクとの孤島での生活が始まった。 ﹁・・・・・・そうね﹂ あなた・・・一 ﹁あの、良かったらしばらくここに滞在すれば ・・・その変なことはしないから・・・﹂ アンジュはそう思っている時タスクは動いた。 ﹁連絡しても誰も誰も待ってくれないし、助けにも来ない。無理よ・・・﹂ ? ? やっぱりダメになっている。でもこれさえ直せば通信ができる。そうすれば仲 ! 間との助けが来るよ。﹂ ﹁ああ ﹁いや・・・そうじゃなくて﹂ ﹁俺はタスク・・・ただのタスクだよ。﹂ タスクは作業を中断しアンジュの方を向き名前を言った。 ? ? 146 アンジュとタスクは食料確保に釣りをしに海へ、タスクが大物を釣った時、ちょうど タスクの足元に石がありそれにつまづきアンジュの方へ倒れた。アンジュが見た光景 は自分の胸にタスクの顔がありそれに気づいたタスクは謝ろうとしたが というハプニングが起こっていた。帰った後、取ってきた魚を焼きアンジュはそれを ﹁この変態が∼∼∼‼﹂ 美味しそうに食べていた。タスクの頬に赤い手形が残っていた。 分かった ﹂ このカーテンの中に入ったら殴るからね ﹂ その夜アンジュはベッドがあるところにカーテンをつけるとタスクに言った。 次の日 ! アンジュが起き上がるとアンジュの股間にタスクの顔が当たっておりタスクは鼻血を 色 が 紫 に な り 沸 騰 し 爆 発 の 瞬 間 タ ス ク が ア ン ジ ュ を そ の 場 か ら 離 す と 鍋 が 爆 発 し た。 アンジュがタスクのために昼食を作ってくれると、ところが鍋に入っていたスープの ! ﹁いい ﹁分かった ! ! ﹁後、おやすみ♪﹂ 後編1 147 垂らしていた。するとアンジュは顔を赤くしハンドガンをタスクに向け発砲した。 夕方になりタスクはヴィルキスの修理の最中に寝ておりアンジュがタスクに毛布を かけた。その時、アンジュの心に何かが開いたような表情をしていた。 その夜アンジュとタスクは向こうの川辺で星空を見ていた。 ﹂ ? ﹂ ? ﹂ !? ﹁あ、あの ﹂ ンジュを押し倒した。 アンジュとタスクの顔は赤くなり二人とも顔を近づけるとタスクは何かに気づきア ﹁え ﹁君のほうが、綺麗だよ。﹂ ﹁ するとタスクはアンジュの手を握った。 ﹁外なんてあんまり見ていなかったからねぇ・・・綺麗﹂ ﹁気づかなかった ﹁こんなに星空が見れるなんて初めて・・・﹂ 148 ? ﹁静かに ﹂ いた事だった。 ﹁あれってドラゴン ﹂ !? !? どうして !? ﹂ ﹁逃げるよ ﹂ 命中した。そのまま輸送機は墜落し氷付けになったドラゴンも爆発した。 てしまい全輸送機が爆発した時、一機の輸送機の中からビームが飛び出しドラゴンへと するとドラゴンが襲い掛かって来たのに気づき発砲したがむなしく同士撃ちになっ ﹁あれは その時、向こうの森から小型ドラゴンが飛び出し連盟帝国の輸送機へ向かった ﹁連れていくの ﹂ するとアンジュが見たものは、連盟帝国の輸送機が氷付けになったドラゴンを運んで ! !? ﹂ !? ﹁あれって ﹂ その時茂みの中からケルベロスが飛び出し怪物噛み付いてきた。 ﹁あれは くに墜落しその中から甲殻のようなアーマーを着た怪物が現れた。 タスクがアンジュを連れ逃げようとしたらさっきの輸送機がアンジュとタスクの近 ! !? 後編1 149 ﹁ケルベロス ﹁ケルベロス ﹂ ﹂ ﹂ 奴はバーサーカーロードです﹂ !? 連盟帝国の中型ゼーベスです。﹂ ﹁バーサーカーロード ! ! ﹁じゃあ 黙って殺されろって言うの ﹂ !? ﹂ !? ﹁ヴィルキス あれなら ﹂ ﹂ ﹂ ! 今すぐに ﹁でもまだ修理が ﹁直して ! ﹁分かった ! ! ! ﹂ クは避けきった。するとアンジュはある提案を思い付いた。 その時、バーサーカーロードの口からプラズマビーム∼ガブ放ったがアンジュとタス ! ﹁そんなんでまともに倒せる相手じゃない 殻のせいで弾き返されてしまいタスクはアンジュに注意をする。 するとアンジュはハンドガンを取りだしバーサーカーロードを撃ったが奴の固い甲 ﹁はい !? ﹁主殿 あいつは しかし、振り払われタスクの所へ転がってきた。 ! ! 150 ! アンジュとタスクは急いでヴィルキスの方へ走って行った。 浜辺に着くとヴィルキスがありタスクはダッシュでヴィルキスへ向かいアンジュが ﹂ バーサーカーロードの足止めをすると ﹁急いで ﹁こっちよ このヤドカリ ﹂ ! ﹂ ! ﹂ ﹁やめろ ダメ ﹁タスク ﹂ ! 岩まで吹き飛ばされた。 いりタスクの右腕が変形し特大のパンチで喰らわすとバーサーカーロードは向こうの バーサーカーロードの腹部を目にも止まらぬ早さで殴り続けていると甲殻にひびがは タスクが叫ぶと彼の首からARS スーツが飛び出しそのままタスクの体に付着し ﹁変身 ! の首を掴み握りつぶそうとしていた。するとタスクはそれに気づいた。 したがバーサーカーロードは巨大な豪腕を振りアンジュを吹き飛ばし倒れたアンジュ するとバーサーカーロードはアンジュの方へ突進してきたがアンジュはそれをかわ ! その時森からバーサーカーロードが飛び出してきた。 ! ! 後編1 151 ﹂ ﹂ 倒れたアンジュは目を開けると黒いARS スーツを装着したタスクが目の前にい あなたそれ 今はあいつを何とかしないと !? た。 ﹁タスク ﹁説明は後 ! !? ﹁来い ATD 02 ﹂ ! を向け決め台詞を言った。 ! タスクはブーストマシンガンを銃を突きつけながら発砲した。 ﹁今度は・・・俺が相手だ ﹂ と牙がらビームの刃が飛び出し構えタスクもトリガーを取りだしブーストマシンガン すると森の中から黒いドローンがタスクに近づきマシンガンを出しケルベロスは爪 ! 吹き飛ばされたバーサーカーロードが立ち上がりタスクを見て吠えた。 ! 152 後編2 バーサーカーロードを睨むタスクはブーストマシンガンを連射しブースターで加速 しバーサーカーロードの背後に回り込み後頭部にあるフェイゾンタンクをアンチアー マーピストルに換えて破壊したらピストルの威力が強かったせいか甲殻のアーマーを ケルベロスもっと詳細を ﹂ 貫通し中身が露になったけどバーサーカーロードは倒れなかった。 ﹁何て生命力 ! ! ﹂ れを破壊すれば奴の両腕はもう使えません ﹁分かった ﹂ ﹁はい ・・・・・・確認 主殿、奴の両腕の根本に微かですが熱源を探知しました。あ !? ﹂ けているとひびががはいり直ぐにロケットランチャーに切り換え腹部に撃った。 けた隙にタスクはバーサーカーロードの腹部に移動し分厚い甲殻のアーマーを殴り続 トチャージしバーサーカーロードの豪腕に向けてパンチした。すると巨大な豪腕が砕 ロードが巨大な豪腕でタスクに殴り掛かろうしたがタスクも右腕のアーマーにブース タ ス ク は バ ー サ ー カ ー ロ ー ド の 破 壊 光 線 を か わ し 徐 々 に 近 づ い た ら バ ー サ ー カ ー ! ! ! ﹁喰らえ 後編2 153 ! バーサーカーロードは浅瀬まで吹き飛ばされタスクはブーストでバーサーカーロー ドのに行きアーマーが外れて肉が出ている場所にブースタージャンプで飛びラン チャーからショットガンに切り換えドローンを呼び一緒に肉が剥き出しているところ に撃ちまくった。バーサーカーロードは苦しみながらタスクに目掛けて豪腕を降ろう とした時、ケルベロスがビームの牙でバーサーカーロードの豪腕に噛みつきビームク ローで豪腕を引き裂きながらそしてちぎった。 両腕を失ったバーサーカーロードはなすすべもないまま撃たれ続け苦しんだ。それ ﹂ を見ていたアンジュはただ見ていることしかできなかった。するとバーサーカーロー ドがタスクの方を見て喋りだした。 するとタスクは答えた。 ﹁ギザマ・・・ナニモノダ・・・﹂ ﹁俺はタスク、ただのタスクだ。﹂ ︶・・・・このスーツの事を知っているの ﹁ナゼ・・・オマエワヴェクタノイサンヲ・・・﹂ ﹁︵ヴェクタの遺産 ? タスクはバーサーカーロードに質問したがバーサーカーロードは死んでいた。 !? 154 その後、ケルベロスがドラゴンの死体を持ち運び海へと流しタスクとアンジュはドラ ゴンが流れていくのを見ていた。 君はこれからどうするの ﹂ ﹁仲間を助けようとしたんだね・・・一緒に帰りたかったんだね・・・自分達の世界に・・・ ? ﹂ タスクが質問したけどアンジュは無言のままだった時、タスクがアンジュを見て言い 出した。 ﹂ ﹁一緒に来ない ﹁え ? ﹂ ? ﹁アンジュ ﹂ アンジュのね ﹁ナオミじゃない ﹂ ﹂ するとアンジュがタスクの方へ走ってきた。 ﹁良かった無事だったんだね ! ! ! !? ンクの髪をした少女がアンジュの方へ走ってきた。 その時、空からグレイブが飛んできた。そのグレイブがヴィルキスの近くに着陸しピ 責任とるからさ・・・ん ﹁その・・・変なことはしないから・・・それに君は可愛いし、美人だし、綺麗だから・・・ ? ﹁私、帰るは﹂ 後編2 155 ﹁え ﹂ ﹁だって私にはあそこしか帰る場所がないから﹂ ﹁そっか・・・﹂ ﹁ごめんね一緒に行けなくて﹂ ﹂ ここで私と出会ったことを無しにして するとアンジュはタスクの胸ぐらを掴んだ。 ﹁え ﹂ ﹁良いこと ﹁え ﹂ ﹁何も触られてない、どこ吸われてない、全て忘れなさい ﹂ アンジュはタスクの胸ぐらを離し自分の名前を言った。 ﹁は、はい ﹂ ﹁アンジュ﹂ ﹁え ﹁アンジュよ﹂ ︶﹂ 良いわね タスクはそう言いながらケルベロスと共に森の中へと消えた。 ﹂ ﹁アンジュ・・・いい名前だね・・・後、こいつはケルベロスだ。またねアンジュ !? ! ! ﹁︵あの人、何であいつのと同じものを持っているの ? ﹂ ! ? ! ? !? !? ! 156 アンジュはそう思いながらナオミの方へ歩きアルゼナルへ帰った。 一方、タスクは仲間たちの墓を見た後、格納庫に向かった。格納庫の中に大きくて防 水シーツで覆われている物がありその上に何かスライド式の携帯端末があった。タス クはそれを拾うと端末が起動しシンの姿が出た。 ﹃ようタスク、あんたがこれをみてるなら、俺からのプレゼントを開けようとしてるだろ う。俺が持ってきたパンドラメイルのフレームにお前の両親の機体のパーツを使って いる。簡単に言えばアーキバス・タスク・カスタムだ。でもこの機体には名前がある。 名はヘラクレスだ。いいかタスクお前は一人じゃないそれを使って何か大切な人を助 けるんだぞ、いいな。﹄ するとか映像がはここで終了した後、タスクはシーツを取ると確かにアーキバスだけ ど頭部のアンテナが四本のになっておりウィングが父親の機体のウィングに変わって いたことにそしてコックピット先端にヒームライフルが装備されていた。 ﹁ヘラクレス・・・今日からよろしくな﹂ 早速タスクはヘラクレスに乗りケルベロス共に島を出た。 アンジュの騎士だ ﹂ ﹁シンようやく俺にも大切な人を守ることになったよ。俺はヴィルキスの騎士・・・いや、 後編2 157 ! タスクはそう思い海の彼方へと消えた。 一方、シンはトゥーリアンの母星パラヴェンに着いた。そこにフィーリの家族がたっ た今、移民が完了したという報告があった。そしてシンはパラヴェンの連合基地で評議 ﹂ 会の話を聞いていた。アサリ共和国の評議員、サラリアン連邦の評議員、トゥーリアン 総統府の評議員がコリンサス将軍と話し合っていた。 サラリアンの評議員がコリンサスに話した。 ﹁コリンサス将軍、彼が噂のヴェクタの生き残りですか ﹁その通りです。﹂ 次にアサリ評議員はフィーリに話した。 シンは評議員の方を見て言った。 ﹁成る程、そうなれば本人はどうですか ﹂ トゥーリアンノの評議員はシンに話しかけた。 ﹁はい、僕はシンが優位つの希望と確信しています。﹂ ﹁その者がこの銀河いや、全宇宙の希望だと確信しているのですね。﹂ ? 158 ? ﹁ああ、俺が最後の希望だ。﹂ 評議員達は驚き会議が終了した。 ﹂ 会議室を出た。シンは冷や汗をかいていた。 ﹁すげぇ緊張した するとコリンサス将軍とモーディンがシンとフィーリの所に来た。 ﹁ですよね。何せ話す相手は評議会ですから﹂ ! その紹介したい者たちって ﹂ ﹁そう言えばシン君、実は君に紹介したい者達がいるんだ。﹂ ﹁何ですか ? ? 事を思っていた。 れらの後ろに巡航艦らしき物ががありその内部に軍服を着た美しき女性がおり誰かの 格納庫には大勢の人影リーダーらしき人物と半身サイボーグの女性がおり、そしてか シンはコリンサスの言う通りにコリンサス将軍に付いていった。 ﹁格納庫へ付いて来た前、﹂ 後編2 159 ﹁ようやくここまで来たね。シン﹂ 160 再開と真実とドラゴレイド人 前編1 格納庫にへコリンサス将軍に付いていったシンが見たものは大型ブースターと4枚 ﹂ のウィングが付けられている大型巡航艦があった。 ﹁これは ﹁はい ﹂ ﹁この巡航艦の事か ﹂ シンが驚きコリンサスが答えた。 !? ? ﹂ !? た。 いた探査艦だが見たことのないパーツが使われいたということにシンは不思議に思っ グリッターと言うこの大型巡航艦はかつてヴェクタ人が惑星開拓のために使われて ﹁そう・・・この巡航艦の名はグリッターだ。﹂ ﹁ヴェクタ人が ﹁この大型巡航艦はかつてのヴェクタ人が使っていた巡航艦だ。﹂ ! ﹁グリッター・・・﹂ 前編1 161 するとグリッターの中から数人の男女が降りてきた。シンはコリンサスに質問した。 ﹂ !? ﹂ !!? ﹁どうも﹂ ﹁砲撃班のカズとサイ﹂ ﹁へっ﹂ ﹁救護班のバン﹂ ﹁ちわーす♪﹂ めているハンクだ。それでこちらは突撃班のヒカルだ。﹂ ﹁初めまして、私はこの大型巡航艦グリッターのクルーであり対空間戦闘部隊隊長を務 すると向こうにいる古の民のリーダーらしき男がシンに近づいてきた。 ﹁そうだ﹂ ﹁古の民 シンは驚いた何せ古の民は俺とタスクだけではなかったから ﹁彼等はこの大型巡航艦グリッターのクルーで・・・君とと同じ古の民の生き残りだ。﹂ コリンサスがシンに信じられない事を話した。 ﹁将軍、彼等は 162 ﹁こんにちは・・・﹂ ﹁そして強襲班の﹁私の事か ﹂ ﹂ !? ﹁ゾーラ ﹂ スーツを着たゾーラだった。 ていた彼女は義眼だった右目と左腕がサイボーグになっており紫のスペースライダー するとグリッターの中からシンも良く知る人物が現れた。それは今まで重症を覆っ !? ﹂ !? ゾーラはそう言いながらバンとサイのお尻を摩ったら二人は震えた。 ﹁全くここにはヒルダ達がおらんのが残念だけどこいつらもいいね∼♪﹂ ﹁成る程﹂ ﹁そしてこいつらに会ってこの部隊の強襲班になったのさ﹂ 改造手術をされ右目と左腕がこのようにサイボーグになったと ゾーラは訳を話した。あの戦闘で重症を覆ったゾーラはアレクサンドルスに運ばれ ﹁それはだな・・・﹂ ﹁何でここに ﹁久しぶりだねぇ∼ボーイフレンド君。﹂ シンはゾーラがここにいることに驚いていた。 !? ﹁相変わらず尻を摩りますね。﹂ 前編1 163 ﹁あったり前だろ ﹂ ﹂ ﹁やっぱり ﹁ええ ﹁エンブリヲ‼あの悪魔めぇ ﹂ ﹁すみません俺があの時もっと強かったら・・・﹂ ﹁気にするなあいつはお前を守ろうしたからなぁだからその事は気にするな﹂ ﹁ありがとうございます。﹂ ﹂ ﹁それからお前に会わせたい人物がいる。﹂ ﹁会わせたい人物 ﹁付いてこい﹂ ハンクはシンをグリッターのブリッジへ連れて行った。 ﹂ 趣味だからなそれにあんたとの借りを返さないまま死んでたまるか ﹂ あいつとは昔からの仲だったからなぁ・・・それで親父さん元気してるか ﹁君はサムの息子、シンだな するとハンクがシンに訪ねてきた。 ! ? ? ! するとシンは落ち込んだ顔しハンク達に話した。するとハンクが壁を殴った。 ! ! ? ! 164 グリッター内部ブリッジ ﹁ここがグリッターのブリッジだ。﹂ ﹂ ブリッジは物凄く広くあらゆる機械やコンピューターが並んでおりシンは驚いた。 ﹁凄い ﹂ ? ﹁まさか ・・・そんな ・・・﹂ !? ﹁シン ﹂ すると突然シンはアリアに抱き付いた。 ﹁シン﹂ ﹁何で・・・﹂ シンは驚愕した死んだ筈の母親が今、目の前にいることを ﹁そう、大型巡航艦グリッターの艦長 アリア・ギムデン お前の母親なのだ。﹂ !? その声に聞き覚えがあった。すると座席が降りてきて顔が露になった。 ﹁よくここまで来ましたね。﹂ 上に上がると誰かが座っていた。するとその人物がシンに話しかけた。 ﹁あの方 ﹁そしてあの方が我々をエンブリヲから助けてくれた。﹂ ! !? 前編1 165 アリアが慌てるとシンは泣いていた。 アリアはシンの頭を撫でた。 ﹁母さん・・・﹂ ﹁もう一人にしないわ・・・﹂ 母親との再開は ﹂ その時、誰かが上がってきた ﹁どうだ ? た修理班の ﹁ロバートさん ﹂ 貴方はあの時、ザイツェフによって ? !? ﹁ハハッ、びっくりだろ ﹂ ﹂ その声の主もシンも良く知る人物だった。その人は10年前、シンとサムを守ってい ! ﹁どうして !? ﹂ !? ﹁ロバートさん、彼は ﹂ 緑の肌をした人物が現れた。シンはロバートに質問した。 階段を上がってくる人物がいた。赤いアーマーをしており目が4つあり虫のような ﹁彼が研究所へテレポートし瓦礫の中に埋まった俺を助けてくれたんだ。﹂ ﹁でも、何でここに ﹁気を失ったんだよさすがのザイツェフは俺が死んだと思っていたんだ。﹂ ! 166 ? ﹁彼か ﹂ 、彼は連合の提督であり君と同じ絶滅種族プロセアンのジャビック提督だ。﹂ ﹁君がヴェクタのシンか ﹂ !? ﹁え ﹂ ﹂ ﹁あれサムから聞いてなかったのか ﹁俺がヴェクタ人 お前は正真正銘のヴェクタ人だ。﹂ ﹁知っているも何も彼はヴェクタ人だからなぁ・・・﹂ ﹁親父を知っているのですか ﹁ほー・・・目付きがサムに似ているなぁ﹂ するとジャビックはシンの顔を見て理解した。 ? ? ﹂ ﹂ !? ・・・あ ﹂ !? すると扉からフェンリルが現れた。 ? ンドドッグに組み込んだのだ。﹂ ﹁私がサムに頼んだever portal system通称EPS を2体のバウ ﹁え ﹁私の能力だ。﹂ ﹁でも俺はどうやってあの時、ヴェクタ星に ﹁そうだ、簡単に言えばヴェクタと古の民のハーフだ。﹂ !? ? !? !? ﹁バウンドドッグ 前編1 167 ﹁まさにその通りです。マスター﹂ ﹂ !? ﹂ !? ﹁何だ地球人 ﹂ ﹁あの∼質∼問﹂ するとゾーラが割り込んできた。 ラメイルも全てヴェクタ人が作った者だ。﹂ ﹁ああ、何故、作られたのかは分からないけど君とフィリジスの少年が乗っているパンド ﹁この巡航艦もヴェクタ人が ﹁さらにこの巡航艦グリッターは元々ヴェクタの巡航艦なのだ。﹂ ﹁そうだったのか・・・﹂ ずかな数人を連れて来るのもそうしたのさ﹂ ンに空間転送してきたのだ。ロバートとあの時エンブリヲに殺されかけた古の民のわ ﹁そうだ、お前が生まれた後、アリアはサムに頼みワープドライブ装置を開発しパラヴェ ていたのか・・・﹂ ﹁夢に出てきた母さんはお前がそれを使って俺の脳波に母さんの姿をここから映し出し のです。﹂ ﹁提督の命令でマスターをヴェクタ星に送り夢と言うより脳波でアリア様を撮していた ﹁フェンリル 168 ? 提督の前で何だその態度 ﹂ !? ハンクがゾーラに注意する。 ゾーラ ! だってヴェクタ人って何なのか提督さんに質問しただけど ! ﹂ 宙には恐るべき種族もいた。﹂ 何か悪い事を言った ﹁そうだ惑星VECTE︵ヴェクタ︶お前の故郷だ。これで平和になると思っていたが宇 ﹁それがヴェクタ﹂ するとシンが答えた。 おり、レイリー散乱とミー散乱がある地球に似た星・・・﹂ 星を探しその星に移住しようとした。そして50年後、ようやく見つけた環境に適して 700年前、地球人は人口増加により住む地域が減っていった。そのため彼等は新たな ﹁いいだろう、ヴェクタが何なのか教えてやる。ヴェクタと言うのはお前が生まれる1 ? ﹁コラッ ﹂ ﹁え ? ハンクは手で顔を隠しため息をした。 ? !? ﹁リーパーズ︵死神族︶﹂ ﹁ 前編1 169 ﹁リーパーズ ﹂ ? 700に変えてしまったのだ。﹂ ﹂ シンとゾーラはヴェクタの兵器で驚いていた。 ﹁たった一発で13%まで減らした !? !? ﹁そんな物騒な兵器を作るなんてヴェクタって化け物か ﹂ いがその兵器はたった一発でリーパーズの勢力を13%へと一瞬にして消し勢力を2 しまう高度な科学力を持っておりある兵器を開発した。何の兵器だったかは分からな る連合の勢力はざっと・・・2100万だった。けどヴェクタ人は我々の想像を超えて 傷口にあたると奴等見たいになりそして増殖する。その数は5300万にだった対す ﹁これならリーパーズに勝てると思っていたが既に奴等は他種族の血を奪いその唾液が ﹁種族銀河連合と銀河大戦・・・・﹂ 族銀河連合を築き上げ、第一次銀河大戦を開戦した﹂ にはエルダー共和国やモーフィス、ザンダー星のノバ軍との同盟を結んでおりそして種 しまった。そしてあること決断をした。ヴェクタと交渉し同盟を結びさらにヴェクタ 能を持っていた。私の種族、プロセアン帝国の勢力をもって戦ったが返り討ちにされて をも上回ってしまう数だった。何故なら奴等は吸血鬼のような再生能力や増殖力と知 ﹁リーパーズは何処からともなく現れた次元侵略生命体種族だ。その数は我々惑星連合 170 ﹁私 も 思 っ た 彼 ら の テ ク ノ ロ ジ ー は 我 々 の 種 族 と 地 球 人 よ り も 遥 か に 越 え て い た。だ が、それのお陰で我々は生きている。その後、ヴェクタはヘルガストと言う帝国と戦い 勝利したが忽然と消えたのだ。﹂ ﹁そうだったのか﹂ シンはヴェクタの事で少し納得していた。 ﹁そして今、君の力が必要なのだ。最後のヴェクタ人のシンよヘルガストの悪巧みを阻 止してくれ、﹂ ジャビックが膝を付きシンに訪ねた。 ﹁シン・・・・﹂ アリアは心配そうにシンを見ていた。 するとシンが答えた。 ﹂ ﹁分かりました。﹂ ﹁ が・・・﹂ ﹁ヴェクタのシン﹂ ﹂ ﹁よ う や く 分 か っ た ん だ 俺 が ど う し て フ ィ ー リ 達 か ら ヴ ェ ク タ 人 っ て 呼 ば れ て い た の !! ﹁阻止するよヘルガストの悪巧みと奴隷解放を ! 前編1 171 ﹁おお ﹂ あなた﹂ ﹁艦長について行くぜ ﹂ ! ! ﹁私たちは奴等の奴隷じゃない ﹂ アリアがそう言うと何と全員が手を上げた。 ください。﹂ るの・・・そこで彼らの解放と救出を行います。皆さん賛成する方はどうか手を上げて ておりその要塞内部にパンドラメイルと後継者、及び拉致された人々が捕らえられてい ﹁総員、コリンサス将軍から聞いていますね、惑星エリシアにヘルガストの要塞が浮遊し とハンク達と古の民の男女と研究員が揃っていた。 既にカタパルトが準備されておりグリッターのブリッジにはシンとゾーラ、フィーリ しかもその救難信号は残りのパンドラメイルとその後継者判断した。 空中要塞があるとそこに救難信号をキャッチしたとコリンサス将軍からの報告がでた。 するとジャビック提督が今後の任務を話した。それは惑星エリシアにヘルガストの シンはそう言うとアリアはしょうがないような顔をしていた。 ﹁大丈夫だよ母さん俺には守りたい人がいるんだ。﹂ アリアが心配していた。 ? ! ﹁いいのシン 172 ﹁俺らには生きると言う願いがあるからな ために生きるぞ ﹂ ︽おおおおぉぉぉぉぉーーーーー ︾ ﹂ ﹁俺は奴隷でも何でもないちゃんとした生命だあいつをエンブリヲとアルベルトを倒す そしてシンが前に出てきて全員に話した。 グリッターの総員はアリアの頼みに賛成してくれた。 ! サー ︾ ただちに持ち場に付くのだ。もうすぐパラヴェンから惑星エリシアに向かう ﹁総員 連合基地からグリッターを見送っていたコリンサスとモーディンと仲間たちは敬礼 飛び立った。 うに輝くエネルギー粒子が排出されついにグリッターはパラヴェンからエリシアへと 連合基地のカタパルトから大型巡航艦グリッターが現れバーニアからオーロラのよ ! ! ! ! 次にジャビック提督が前に出てきて総員に命令した。 いいな ! ﹂ ︽イエス ! ! 前編1 173 をした。 グリッターside シンがブリッジから離れようとした時、アリアが話しかけてきた。 ﹂ ? ﹂ ? ﹁・・・・・・・え 今、何て ﹂ ? ﹁私の子なの、要するに貴方の・・・妹なの ﹂ ! ? ﹁そのココって言う女の子は実は・・・私の子なの﹂ ﹁知っている、前に俺が助けたノーマの女の子だろそれが﹂ 知っているよね ﹁実は・・・アルゼナルにはシンはもうあっているから分かるけどココって言う女の子は ﹁何、母さん ﹁シン貴方にはまだ話してない事があったの・・・﹂ 174 ﹁え ・・・・・・ええええええええええええーーーーーーーーーー ココが !!!!!!!!??????? 俺の妹 ! ﹂ !!!!!!!!??????? か声がした。 それはまがまがしく赤黒く輝く巨星、そして遺跡らしき建物がありその時、どこから 就寝中のココはある夢を見ていた。 アルゼナルside シンは驚愕した。まさか自分に妹がおったと言うことにそれがココだった事を、 と、 ココを産んだ後、ジャビック提督に頼み赤ん坊だったココをアルゼナルへと送った そしたらアリアは訳を話した。 !? ような口をもった怪物達が人間やヘルガスト人を襲って血を吸っている所を見てしま その声が聞こえた時だッた。突然、目の前から顎が割れて口の中からヤツメウナギの ﹃奴等が戻ってくるよ・・・リーパーズが﹄ 前編1 175 ﹂ ﹂ いココに襲い掛かってきたらココは目を覚ましベッドから跳ね起きた。 ﹁はっ ﹁どうしたのココ ! ﹁本当に ﹂ ﹂ ﹂ ﹁大丈夫、大丈夫 ? ﹃あの夢・・・何だったんだろう ﹄ ? けど、ココは思っていた。 そう言いココはすぐに布団を被り寝た。 ﹁大丈夫だから、おやすみ﹂ ? ! ﹁そう、大丈夫 ﹁ううん、何でもない。ちょっと恐い夢を見ただけ﹂ !? 176 前編2 惑 星 エ リ シ ア に あ る ス カ イ タ ウ ン そ の 空 中 都 市 に は あ ら ゆ る 知 識 や シ ス テ ム が 揃っておりそのその中央部の塔に謎の種族によって作られた完全なる知識ハイパーコ ンピューターのアイリスが管理している。だが連盟帝国によってスカイタウンは占領 され都市の人々は奴隷にされ更に反抗した防衛軍は皆殺しにされた。そしてタワーの 上空に連盟帝国軍の要塞が浮遊しておりその要塞の指揮者 ヘルガストの貴族グリモ ア・ダミーコの抹殺と奴隷の解放とパンドラメイル及びその後継者の救出に向かう ﹂ スカイタウン上空にグリッターが浮遊しておりブリーフィングルームで作戦を考え ていた。 もし要塞の対空砲に当たったら終わりだぞ するとシンはあることを言いハンク達は驚いた。 ﹁本気なのか !? ・・・ハァ、﹂ ! ! その時、ハンクの横にいたゾーラが突然笑った。 ﹁なっ やろうじゃないかシンの強襲作戦を ﹂ ﹁大丈夫だ。ハンク絶対上手く行く、あいつらは狙うのが下手だから﹂ !? こいつは面白い ! ! ﹁ハハハハハ 前編2 177 ハンクは呆れたがやるしかないと決意した。 そして全員は格納庫に集まりセイクリッドメイルに乗った高速戦闘を得意とするバ ンシーにハンクとゾーラはそれぞれのカスタムに乗りヒカルは軽量型のスパローにバ ンは量産化されているブレイブのレールガン装備のカスタムにカズとサイは重装備型 でビームキャノン装備のサイクルプスのカスタムにそしてシンとフェンリルはペルシ ウスにフィーリはジャンヌへ乗りハンク達はスペースライダースーツのN 7を起動 ﹂ しシンはARS スーツを装着しフィーリは氷で作ったアーマーを装着した。 覚悟はできてるか そしてハンクが叫んだ。 ﹁お前ら ︾ !? ﹂ ﹁行くぞぉぉぉ ! が率いる第二部隊とレナが率いる第三部隊がスカイタウンにいる帝国兵を倒し奴隷の まず最初にハンク達が率いる第一部隊が要塞の攻略そして第一部隊に続きジャイロ ︾ サー ! ︽イエス ! ミサイルが飛んできてデコイに直撃した瞬間、ハンクが全員に発進の合図をした。 リッドメイルのブレイブの形になった。すると突然、こちらに気づいたのか雲の中から そ し て シ ン 作 戦 に 従 い グ リ ッ タ ー か ら デ コ イ を 発 射 し 風 船 の よ う に 膨 ら み セ イ ク ︽うおおおおおおおおおお ! ! 178 解放をしに降下した。 まだ俺に逆らう気か ﹂ その頃、要塞の窓から見ていた大柄で目付きが怖く貴族の服装をしていたグリモアが こざかしいゴミどもが !? 空を見ていた。 ﹁フンッ ! グリモアは命令した後、嘲笑っていた。 ﹁総員に告ぐ上空にゴミどもがまたやって来た。排除せ ﹂ るワインを飲み干しポケットから通信機を取りだし部下達に命令した。 ておりグリモアは奴隷の背中に座りながら彼女らに持たせていたグラスを持ち、中にあ そう言いながらグリモアは鎖で繋いだ傷だらけの女性達を使い椅子のような形をし ! ! の前に帝国の要塞があった。 その頃、上空から降下しているハンク達は雲の中に入りそして雲が晴れると彼らの目 鉄仮面のモビルアーマー ラフレシアとパラメイルが合体したような機体︶ 半身の部分が取り付けられていた。︵分かりやすく言えばガンダムF 91に出てきた 足がありその先にビーム砲らしき銃口がつけられておりその上にパラメイルらしき上 グリモアがそう言うと後ろのカーテンが外れ中から現れたのは巨大なタコのような ﹁フフフフあれを使う手間が省ける﹂ 前編2 179 ﹁良し カズ サイ ! ﹂﹂﹂ バン サー ! ! 要塞の対空砲を全て破壊しろ ! ﹂ ! ︾ ﹂ サー ! ! 上げ要塞へと向かった。 対空砲が無くなった事で倒すのが楽になり更に全員の機体の出力を最大にし速度を ︽イエス ! ﹁良し行くぞ ﹁隊長、破壊しました。﹂ けて連射し破壊した。 3人はハンクの指示通りに先に生きレールガンやビームキャノンを構え対空砲に向 ! ! ﹁﹁﹁イエス 180 前編3 要塞にいるグリモアは大声を上げゼーベス兵を蹴り飛ばした。 ﹂ ﹂ 対空砲が潰れてもまだスカイタウンには奴隷どもがいる ﹁役立たづがぁぁ‼﹂ ﹁グギャッ ﹂ ﹁クソッタレが 盾にすれば ﹁グリモア殿下 ﹂ あいつらを ! ﹂ 放されているのです ﹂ ﹁スカイタウンにいるヘルガスト兵とゼーベス達が複数の敵に殺られており奴隷達を解 ﹁今度は何だ ! ! ! ! !? ! すると部屋からモニターが現れ映ったのはアリアだった。 ﹁何ぃ !? 要塞にいる帝国兵とゼーベスと貴方だけです。おとなしく投降しなさい。後、捕虜と スカイタウンを占拠していた帝国兵達は私の仲間 古の民達が殲滅しました。残るは ﹁グリモア・ダミーコ 貴方の卑怯な手を使わせないよう奴隷の民間人を解放しました。 前編3 181 ﹂ ﹂ オイ ﹂ ﹂ ! それを使えば、貴方様の命が ﹂ !? ﹂ あり得ない それが消える なっているパンドラメイルとその後継者の解放を速やかに解放しなさい。﹂ ﹂ ﹁・・・るな﹂ ﹁ ﹁ふざけるな‼﹂ はい まさか ﹁どいつもこいつもムカつく奴だ ﹁はっ ﹁あれを使う ﹁あれ・・・グリモア殿下 ! ﹁あーあ、そうだ・・・アルベルト様から授かりし悪魔の兵器・・・クラーケンを ﹁グリモア殿下 ﹂ ! ! ﹂ ! !? ﹂ 連合どもが ? まだ敗北していないぞ ! ﹁ 認めんぞ ! ﹁折角俺の奴隷コレクションがたくさん集まるってのに ﹂ そんなこと俺は認めん ﹂ ﹁貴方という方は ﹁もういい ! グリモアの表情が怖くなっておりあかすじが出ていた。 ! ! ? !? ﹁ぐどい ! ! ! ! ! !? ! 182 ﹁ ﹂ ﹁クラーケンを出せ 俺が自ら出る ﹂ ! ﹂ !? ち乱射した。 ! プレゼントだ ﹂ ! ﹂ バンは得意の中距離戦でショットガンで敵を撃ち抜き ﹁ほら ! カイはグレネードランチャーで広範囲の敵を倒し ﹁ひゃっほー ﹂ ロバティックな動きで帝国兵の銃弾をかわしながらデュアルサブマシンガンを手に持 突撃班のヒカルは楽しそうに両足に装着されているジェットブーツで飛び回りアク ﹁オラオラどうした マシンガンを連射しヘルガストを倒していた。 一方ハンク率いる第一部隊は要塞の格納庫に着陸し戦闘していた。ハンクがライト グリモアは怒り狂いながら部屋から出た。 ! ! ﹁掛かってこい ! 前編3 183 サイは高台からロングバレル装備のスナイパーライフルで ﹂ 遠くから来ている帝国兵の頭を撃ち抜きハンク達を援護していた。 ﹁みんなの邪魔はさせん ﹂ !? ﹂ ! ﹂ ! ﹂ ! ゾーラと共に加戦した。 続 い て シ ン と フ ィ ー リ が 走 っ て き て ア サ ル ト ラ イ フ ル と ア イ ス ビ ー ム ガ ン を 構 え ﹁すげぇぇぇ バーサーカーロード3体が半分に切断され陣形を破壊した。 に装着されていたバスターソードを構えファランクス陣形を組んだ帝国兵に振るった。 その時、セイクリッドメイルを着陸した場所からバンシーゾーラ・カスタムが現れ肩 ﹁私に任せろ するとハンクの通信機からゾーラの声がした。 ﹁あいつらを何とかしねぇとなぁ ハンク達は物陰に隠れ苦戦していた。 ﹁あんなのありかよ 形を組 ファランクス陣形になり乱射してきた。 すると向こうからバーサーカーロードが3体現れ残ったゼーベスとヘルガストは陣 ! 184 中編1 シン達は基地の中に入り下層エリアにある監獄部屋へと向かった。そして監獄部屋 ﹂ に入るとそこには円のように並ぶ無数のコンテナがあり地下へと続いていた。 ﹁何だこれ ﹂ ﹁何なんだよこれは ﹂ ﹁こっちはトゥーリアンの民間人だ !? どこに行くんだ ﹂ ﹁おいシン ? ﹂ ﹂ ﹂ ﹂ コード式のロックが掛けられていた。 シンが向かったコンテナは物凄く大きく厳重に鎖が巻き付けられておりしかもパス !? ﹁あれは するとシンがあるコンテナに気づく ﹁このコンテナ全部・・・奴隷部屋 !? ! !? ﹁女の子 シンはコンテナの中を覗くとオレンジの服を着た女の子が泣いていた。 !? ! ﹁何だこのでかいコンテナは 中編1 185 !? ﹂ ﹁恐らくこのコンテナは一番ヤバイ奴を出さないためのコンテナではありませんか 長 サイがハンクに訪ねた ? ﹁どうした ﹂ ﹂ ﹁中から何か音がしてません ﹁音 ? ? 隊 ? ﹂ ﹁時は着た。﹂ て話し出した。 ドラゴンの翼と尾があることにシン達は驚きを隠せなかった。そして彼がシン達を見 のような仮面をしており身軽な甲冑を身にまとっており更に驚いた事にこの後継者は を糸も簡単に斬鉄剣のように斬っていることにそして鉄が何枚かに分けられ中から鬼 ハンク達は直ぐに武器を構え警戒した。何せ爆発物でも破壊できないコンテナの鉄 ﹁うわぁっ !!!!?? び出してきた。 ハンクがコンテナに音を聞き取ろうと耳を近づけた瞬間ハンクの目の前から刃が飛 ? ﹂ ﹁ちょっと待って下さい隊長﹂ ﹁要するにこの中に後継者が監禁されているんだな さてどう開けるか﹂ 186 ﹁え ﹂ ﹂ ? ﹂ ! ﹁こんにちは﹂ ﹁サイ﹂ ﹁どうも﹂ ﹁カズ﹂ ﹁へーい﹂ ﹁バン﹂ ﹁ど∼うも﹂ ﹁ゾーラ﹂ ﹁オッス ﹁俺はハンクこの部隊の隊長を務めているこっちはヒカル﹂ ワンレイクの一族 近衛大将リュウガ・ネイルで御座る。そなた方は ﹁よろしく﹂ ﹂ ﹁・・・自己紹介がまだで御座ったか拙者の名はリュウガ 誇り高きドラゴレイド人 ス ﹁どういう事 ﹁拙者の艦隊 青龍隊が動き非加盟種族同盟国が救援に参る。﹂ ? ﹁フィーリ﹂ 中編1 187 ? ﹁そしてシンだ。﹂ ﹂ ! ﹂ ! 数分後 ? ﹁ん ﹂ ﹂ ﹂ するとリュウガがシンに話しかけた。 そう言い女の子は母親の所へと戻った。 ﹁ありがとう ? ! ! ﹁お兄ちゃん するとシンの所に走ってくる女の子が近づきお礼をした。 ﹁良し﹂ ﹁ああ 170人﹂ ﹁これで全員か ﹂ シン達はコンテナから次々と囚人を解放してあげた。 ﹁わっ分かった われた囚人を解放するの ﹁地球人、フィリジス、そしてヴェクタ人・・・・・・御主ら手を貸してくれここに捕ら 188 ﹁まさかヴェクタに生き残りがおるとはしぶとい種族だな﹂ ﹁何だあの機体は ﹂ ﹂ !? ﹁アイツは ﹂ ﹁あやつの機体は ﹁あれは ﹂ ﹂ ネビュラメイル ﹁グリモア がぁぁぁぁぁぁぁ‼﹂ ﹁ゴ ラ ァ ァ ァ ァ ー ー ー ! ! ! ﹂ !? ﹂ 俺 の 奴 隷 ど も を 勝 手 に 外 へ 出 し て い る ク ソ ど も ? ﹁まあな、正確に言えば俺と妹だけだ。﹂ ﹂ ﹁そうか・・・御主は自分がヴェクタなのに何故あの兵器を使わないのだ ﹁あの兵器 ﹂ ! すると上からイカのような触手をもったパラメイルが降りてきた。 ﹁ああ、あの兵器の名は、 ﹁リュウガ、お前あの兵器を知っているのか ﹁お前の先祖達が作ったリーパーズを一瞬してに消す兵器の事だ。﹂ ? すると機体のコックピットが開き中からグリモアが現れた。 ﹁新型か !? ! ﹂ ! ! 中編1 189 ﹁ネビュラメイル ﹁クラーケン ﹂ ﹂ ﹂ あの機体の名か ﹂ ﹁ああ、だがどうしてここに ﹁どう言う事 ? ﹂ ﹂ !? ? ﹁あの機体は先の銀河大戦で化石となったからだ ! ? !? !? ﹁あの機体はかつてリーパーズが所有していた機体 クラーケン 190 中編2 シンとリュウガは突然上から現れたグリモアを睨んだ。 その時、グリモアが囚人を捕まえようとクラーケンのバイラス・アームを伸ばした時 シンがアサルトライフルからロックオンレーザーライフルに切り替えバイラス・アーム ﹂ 向けて撃ちバイラス・アームに直撃し一本が下に落ちた。 ﹁何するんだぁぁぁぁぁぁぁ ﹂ アルベルト様から与えられたこのネビュラメイル クラーケンの所有者 グリモア・ダミーコ様に歯向かうとは・・・許さん ﹂ ﹂ 何も罪のない種族を殺した挙げ句、民間人拉致し奴隷に きっちり報いを受けろ あんなゴミクズを奴隷にするのが悪いって言うのか ! ﹁許さないのはこっちの方だ ・・・俺が してこんなことをして生きて還すわけねぇだろ ﹁報いを !? ! ﹁ほー面白い ﹁お前のそのやり方が気にくわなかったから撃っただけだ。﹂ ! ! 二人は小声で何か言っていた。 ﹂ ﹂ !? !? !? ! ! ﹁ゴミ・・・クズだと ? ﹁奴隷を行うのが良い 中編2 191 ﹁ああん 今何て言った ﹂ ? ﹁殺す ﹂ ﹁滅してやる ﹂ グリモアのふざけた言葉によりシンとリュウガの頭のねじがついに取れた。 ? ﹂ ! どうすれば 良し モーディンが追加してくれた機能を使うか ! ﹂ ! を隠した。 ﹁クソ ! バイザーにモードと書かれているアイコンがありそのアイコンを選ぶとヘルメス、ア ! 射してきた。シンはオーグメントモードを発動しながら回避しコンテナの中に入り身 するとバイラス・アームの先端が変形しレーザーポインタ装備のマシンガンになり乱 ﹁ヴェクタめが に目掛けて撃ちバイラス・アームを斬った 戦していた。その時、シンはディスクブレードランチャーに切り替えバイラス・アーム をかわしリュウガは刀でバイラス・アームを斬ったが無数にくるバイラス・アームに苦 バイラス・アームを振るったがシンはオーグメントモードを発動させバイラス・アーム グリモアはコックピットの中に入りハッチを閉めクラーケンを起動させた。そして ﹁・・・・そっか・・・・ガキ共‼覚悟するんだな‼﹂ シンとリュウガはアサルトライフルと刀を構えた。 ! ! 192 これだ ﹂ ポロン、アルテミス、トリトン、そしてデュポンだけは何故か警告マークが現れた。 ﹁良し ! ﹂ ! ﹁あれ ﹁シン ﹂ ﹂ 何故、御主がここに ﹁もしかしたら !? ﹁消えた ﹂ ﹁あのヴェクタ どこ行った ﹂ !? !? ﹂ !? ﹂ !? した。 ﹁なっ 何が起こっているのだ 今度は右側のバイラス・アーム5本が爆発し次に左側のバイラス・アーム3本が爆発 ﹁何 すると後方のバイラス・アームが爆発した。 ! シンがバイラス・アームの方を向き走ったら消えた。 ! ﹂ シンがコンテナから出ようとした瞬間何が起こったのかリュウガの所に来ていた。 ﹁やってやるぜ ウィングが付けられていた。 シ ン は ヘ ル メ ス を 選 ぶ と A R S ス ー ツ が 緑 色 へ と 変 わ り 足 元 を 見 る と ジ ェ ッ ト ! !? !? !? 中編2 193 ﹁終わったぞ﹂ ﹂ 一体あやつの機体に何をしたのだ ﹂ ﹂ ショットガンでアイツのアームの根元をぶち壊したのさ ﹁御主 ﹁ん ﹂ ﹂ ﹂ ! !? どうやって俺のクラーケンのバイラス・アームを ﹂ 早い ! !? ﹁4秒 ﹁ありえん ﹁そうだな答えはこの能力だな ﹁はっ ﹁喰らえ !? ! た。 ﹂ ﹁ぐあああああーーーーーーー ﹂ ﹁追いかけるぞリュウガ ﹁承知 ! シンとリュウガはクラーケンを吹き飛ばした時に出来た大穴で監獄部屋を出た。 ! ﹂ シンは渾身の一撃を込めたアッパーを使いクラーケンを上層エリアまで吹き飛ばし ! たったの4秒で﹂ するとそこにはシンが立っておりショットガンを持っていた。 ﹁ !? シンがまた消え今度はグリモアの目の前に現れた。 ! !? ? ! !? 194 後編1 一方、ハンク達はリュウガの種族ドラゴレイドの艦隊とクォリアンとゲス、クローガ ﹂ 拙者の天神機 ﹂ ン、バタリアン、ヴォルス、ハナー、ドレル、ヴォーチャー、エルコーの非加盟種族同 ﹂ 盟国軍の艦隊が要塞の周りを浮遊していた。 ﹁これで全員ですか シンとあんたらの大将が戻ってきてない ﹂ ﹂ ﹁グリモア ﹁おーい ﹂ ﹁あれは・・・シンだ ﹁リュウガ大将 ﹁待たせたで御座る ﹂ ! ヤマトは ﹂ ︵ドラゴレイド人がパンドラメイルの事をこう呼ぶ︶ ! ! ! !? ! !? その時、要塞の上からクラーケンが現れた。 ﹁まだだ ! ! !? ﹁この艦に収納されています 後編1 195 全艦に報告するのだ ﹁良し ! リュウガ・ネイルがお戻りになったと ! ﹂ ! ﹂ ! クズ共は消えろ ! 甲を貫き艦隊が撃沈された。 ﹁ハハハハハ ﹂ するとクラーケンのバイラス・アームの装甲から無数の触手が現れ同盟国の艦隊の装 ﹁目障りだ その頃グリモアは同盟国の艦隊に囲まれていた。 動し格納庫から脱出した。 リュウガはドラゴレイドの駆逐艦に乗り格納庫から離れた。シンはペルシウスを起 ﹂ ﹁承知 ! ﹁クソ アイツまだ落ちていなかったのか ﹂ ﹂ !? ﹁出してくれ ﹂ ﹂ 参る ﹂ ! ﹁天神機 ヤマト出ます ヤマト ! ! ! ﹁リュウガ・ネイル ! 艦にいるリュウガも自分の愛機ヤマトに乗った。 シンはペルシウスの軌道をクラーケンに変えグリモアの所へ向かった。そして駆逐 ﹁早く倒さないと ! ! グリモアはハエを叩き倒すかのように同盟国の艦隊を沈めていた。 ! 196 ﹁オラオラ ヴェクタ人が ﹂ どうすればあのデカ物に大ダメージが与えられるんだ ! ﹂ ﹂ すると向こうから赤く光るヤマトに乗ったリュウガが来た。 ﹁何だ ﹁シン殿∼ ? ﹂ ? ﹂ 画面上にドッキングという文字が現れヤマトがペルシウスに体当たりした直後二体 ﹁何だ ﹂ その時ペルシウスとヤマトが自動で人型へと変わり二体とも強く光り出した。 ﹁リュウガ ﹂ リュウガの乗るパンドラメイルいや、天神機 ヤマトがカタパルトから発進した。す るとヤマトが赤く光り出した。 ﹂ ﹂ その時ヤマトが勝手にペルシウスの方へ向かった。 ﹁何事 ヤマト !? その頃、シンはグリモアと交戦していた。 ﹁どうしたのだ !? その時ペルシウスが青白く光り始めた。 ﹁クッ ! !? ! !? !? ! !? ﹁これは 後編1 197 がバラバラというより粒子化した。それを見ていたグリモアそしてアリア達と同盟国 軍の兵達も、すると粒子がだんだんと集まり何らかの形へなっていったそしてクラーケ ﹂ ン並の全長を持つ人型へとなり強く光り出した。 ﹁何 あの化け物は ﹂ 草薙剣が付いていた。その姿は正にドラゴンと呼べる ﹁何だ !? ! と牙と尾を持っていた。尾の先にはペルシウスのファーフェルとヤマトの格闘武器 グが合体しておりドラゴンのような光の羽が放出しドラゴンと思われる頭部と口と爪 光が消えると出てきたのは赤と白の装甲とペルシウスのウィングとヤマトのウィン !? このクラーケンを凌駕する機体が存在するのか ﹂﹂ ! !? てクラーケンに直撃した。 ﹂ ﹁﹁今度こそ終わりにする するとドラゴンのような機体から声が聞こえた。 ﹁バカな !? 盟国、グリモアも驚いた。ドラゴンのような機体からシンとリュウガがシンクロしたよ アリアとジャヴィックとロバートとグリッター船員とハンク達、ドラゴレイド人と同 ﹁ !? ﹂ グリモアが様子を伺おうとしたときドラゴンのような機体がいきなりパンチしてき !? 198 ﹂ うな声を発したから ﹁おのれぇぇぇぇ ﹂﹂ ! ﹂ ﹁ガアァァァァァァァァ∼∼∼∼ !! 吼えた後、ついに第二ラウンドが始まった。 ! ﹂ ドラゴンのような機体が口を空け吼えた。 ﹁﹁さぁ、ここで落とす ツは外され体中が光輝いておりリュウガも体中が輝いていた。 コックピットでは操縦席はなくバーチャルルームになっておりシンのARS スー ! ﹁ぐちゃぐちゃにしてやる 後編1 199 後編2 クラーケンのバイラス・アームが一気にドラゴンのような機体に襲い掛かったがドラ ﹂ ゴンのような機体は腕からビームソードを出し無数に来るバイラス・アームを斬って いった。 ﹁﹁待て ﹂﹂ ﹂﹂ !? すると要塞の装甲からバイラス・アームが無数に現れ下から巨大なビーム砲が出てき ﹁﹁あいつ何をするつもりだ 貫き内部へと入った。グリモアを追っていたシンとリュウガは警戒していた。 そしてクラーケンは要塞に着いた直後クラーケンのバイラス・アームが要塞の装甲を ﹁これならあいつらを・・・・﹂ 機械でてきた触手が出てきてグリモアの体を覆った グリモアは下にあるボタンを押した。すると座席の後ろから生き物のように生える ! ! ﹁あれを使うか ﹂ グリモアは突然その場から離れ要塞へと戻った。シンとリュウガはその後を追った。 ﹁ちょこざいなぁ ! 200 た時、要塞の変形しだした。 巨大な剛腕が現れ無数もある小型、中型、大型のバイラス・アームが装甲を貫き出て きた直後要塞に一筋線でき開いたその中を見たシン達は驚愕した。 それはなんと生き物のような肉と周りにぎっしり並ぶ牙しかも喉まで続いていた。 そしてその喉からクラーケンが現れたさらにそのクラーケンの頭部が変わっており ﹂﹂ ヤツメウナギのような口があり機械なのに肉と牙があった。シンとリュウガはビーム ソードを構えた。 あの化け物は !? ここにいる者達みんな俺の肉となれぇぇぇぇぇぇぇ‼﹂ ﹂﹂ その姿は正に化け物 ﹂﹂ !! ﹂ グリモアは怪物の口の中で身を隠した。そして巨大な剛腕の指と手のひらからビー ﹁﹁来い !!!!!! ﹁﹁グリモア ﹁ハハハハハッ !! !? ! く言えばバイオハザード5に出てきたアーヴィングのバイオ姿です。︶ ︵簡単に言えば人体模型の筋肉構造になった姿しかも血だらけででもさらに分かりやす するとクラーケンのコックピットから肉が飛び出ているグリモアが現れた。 ﹁﹁何だ !? ﹁ガアァァァァァァァァァァァァァァァァーーーー 後編2 201 ム砲を発射してきた。 同士よ ﹂ シンとリュウガはそれをかわしたが同盟国の艦隊に直撃した。それを見たリュウガ すまぬ ﹂ ! ! はめを閉じた。 ﹁クッ ﹁シン ﹂ 聞こえる ﹁母さん ﹂ !? ﹂ ﹂ ﹂ 我等非加盟種族同盟国は連盟帝国貴族グリモア・ダミーコを撃 答えなど分かっておる ・・・・答えは分かってるよな て下さい ﹂ ﹁リュウガ ﹁フンッ ! 全艦隊艦砲射撃で連合軍を援護せよ ﹁同士と同盟国に告ぐ ち取る ! それを見ていたシンとリュウガはあることを考えていた。 砲した。クラーケンは苦しみだした。 ドラゴレイドの艦隊と同盟国の艦隊そしてグリッターが主砲をクラーケンに向け発 ! !? ! ! ! ! ﹁私たちは貴方達を援護します。一緒にいるお友だちの仲間も一緒に援護してと連絡し ! ! その時アリア達からの通信が入った。 ﹁ますいぞ ! ! 202 ﹁すげぇ ﹂ ﹂ ﹁シン殿﹂ ﹁ん ﹁我はこの機体の名を決める。﹂ ﹁このドラゴンのような機体の名を ﹂ ! ﹁ああ﹂ ﹁そうだなぁ・・・良し ﹂ ? ﹂ こいつの名はウロボロスだ ﹁決まったのか ﹁ウロボロス ﹂ ! ? ﹁クソ ﹂ どうすれば ﹁きりがないぞこれ ﹂ しかし無数に来るバイラス・アームは同盟国の艦隊を沈めていった。 一方ハンク達はバイラス・アームを撃ち落としていた。 ウロボロスはビームソードを出しクラーケンへ向かった。 ! ? ! ﹂ !? ! はウィングに付いているビームキャノンを発射しバイラス・アームを破壊した。 ゾーラがハンクを呼び指を指すとその方向からウロボロスが飛来した。ウロボロス ! ! ﹁ハンク 後編2 203 ﹁シン ﹂ さぁいくぞ ﹂ ! ﹂ ! ﹁どうだ ﹂ 俺に逆らった罰だぁぁぁぁ ﹁あのビーム砲を何とかしないと ﹂ ﹂ ! ﹂ ﹂ ﹁これは !? ドラゴニウム・ブラスター いた。 リュウガが見たのは何か文字が映っていたことに気づくその文字にはこう書かれて !? ﹁何だ その時、バーチャルルームの色が黄緑色になった。 ﹁だが、どうやって !? !? !? 艦隊はどんどんと撃ち落とされていった。 するとクラーケンは要塞ごと傾け始めビーム砲を発射してきた。 こうなれば クラーケンのバイラス・アームは次々と破壊され残ったのは巨大な剛腕だけだった ハンク達はウロボロスの後を追った。 ﹁お待たせ ! ! ﹁おのれぇぇぇぇ !! 204 ﹂ 今すぐ回避せよ ﹁ドラゴニウムだと ﹂ 巻き込まれるぞ ﹂ ! ﹁何 ﹁全艦隊 ! !? ﹁何だ ﹂ 肩と装甲が開き翡翠色に輝く光が現れさらに強く光り出した。 すると同盟国軍の艦隊がすぐにクラーケンから離れた。そしてウロボロスの胸部と ! !? ﹂ 最後だぁぁぁぁ ﹂ ! ﹂ グ リ モ ア・ダ ミ ー コ が こ ん な や つ ら に !? ンのビームを押し戻しそしてクラーケンに直撃した。 この俺 ! あぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー !!? みるみるとクラーケンの装甲が剥がれ落ち肉は燃え上がりグリモアは灰にりクラー !! ぐ あ あ あ あ 二つのビーム砲がぶつかり合いそしてドラゴニウム・ブラスターのビームがクラーケ 発射された。 ついにクラーケンのビームが発射したときウロボロスのドラゴニウム・ブラスターが ﹁終わりだヴェクタめ ! するとクラーケンがシンとリュウガに気づきビーム砲を発射しようとした。 ﹁来る ! !? ﹁バ カ な 後編2 205 ﹂ ケンは大爆発した。 まだだ ! ﹁終わった﹂ ﹂ ﹁いや ﹁え ! ﹁わああああーー ﹂ 行動不能になりワームホールの中に吸い込まれた。 あり全艦隊は吸い込まれるのを回避したがシンとリュウガが乗っているウロボロスは 大爆発が起こった直後突然のワームホールが出現した。しかもとてつもない引力が !? ﹂ ! リュウガは目を覚ました。 そ の 頃 い つ の 間 に か ウ ロ ボ ロ ス か ら 元 の ペ ル シ ウ ス と ヤ マ ト に 戻 っ て お り シ ン と ﹁シン それを見ていたアリア達はシンを心配そうに思っていた。 そしてウロボロスが吸い込まれた直後ワームホールは縮小し消えた。 ﹁とてつもない引力だ。﹂ !! 206 ﹁﹁う∼ん ﹂﹂ ﹂ !? 戦闘によってワームホールができそして﹂ ﹁俺達は吸い込まれここに来てしまったと シンとリュウガは辺りを見回した。 ﹁その通りでござる。﹂ ? ﹂ ウガと同じ翼と尾を持った美しき女性が王座にいる巫女と話していた。 そしてシンとリュウガがいる場所より何千㎞離れた場所和風の城がありそこにリュ ﹂ ﹁分からぬだが分かることは一つ我々は別の世界に跳ばされたようだ先のグリモアとの ﹁ここはどこだ は緑の蘚が廃墟を覆っており争った跡があり崩れたビルが並んでいた。 シンとリュウガはそれぞれのコックピットのハッチを開くと二人の目に写った光景 ? それは真なのですか大巫女樣 !? !? ﹁いかにもここより離れた場所に二体の機体が落ちていたという報告があった。﹂ ﹁何と 後編2 207 ﹁それを我々に調査してほしいと ﹂ ? ﹂ ! かった。 サラマンディーネという女性は二人のお付きと共にシンとリュウガのいる場所へ向 ﹁では、頼むぞサラマンディーネよ﹂ ﹁お任せください大巫女樣 ﹁そうじゃ出来ればその者達のが味方であれば・・・・﹂ 208 トゥルーアースオブプリンセス 別の世界に飛ばされたシンとリュウガは向こうから4本足の赤いロボットがシンと リュウガの所に来て二人をスキャンした。 するとロボットが突然目の色が黄色から青へと変わった。 ﹁ヴェクタ人を確認 シェルターへと案内します。﹂ 赤いロボットは青い目をしたままシンとリュウガをシェルターへ案内した。シンと リュウガはロボットに付いていった。 その頃 シンとリュウガが次元の歪みに吸い込まれたことでアリア達が捜索してい た。勿論リュウガの仲間 ドラゴレイド人も ﹂ !? ﹂ !? ジャヴィック提督は言いながらブリッジを出た。 もご同行するようにと伝えてください。﹂ ﹁座標をエリシアからトゥルーアースに指定して下さい。ドラゴレイドと同盟軍の艦隊 ﹁え ﹁いえ、またです。ただ、心当たる場所が一つ﹂ ﹁シンは見つかりました トゥルーアースオブプリンセス 209 アリアはまだシンのことを心配しながらドラゴレイドと同盟軍の艦隊に通信し座標 をトゥルーアースへと教えエリシアからトゥルーアースに変更しグリッターが発進し た。 その頃ロボットに付いていったシンとリュウガはドーム型の建物の中に入った。 ﹂ ﹄ ! た。 ﹂ フェンリル この施設にいる生存者は ﹂ !? ﹁何と ﹁ここの者はもしかして ! !? ! ﹂﹂ ここで何があったんだ ! シンとリュウガはすぐに桜の元へ向かった。 !? 桜と言っていたな !? ﹁﹁何だって ﹁おい ﹂ ﹁マスターこの施設内にいる生存者はマスターとリュウガ樣だけです。﹂ !? は驚愕した。それは何年も放棄されてボロボロになっており、人々はミイラになってい 桜と名乗るコンピュータはハッチを開け部屋を見せた。中を見るとシンとリュウガ た方に良い一日を ﹃こんにちは、私はこの施設の管理コンピュータの桜です。どうぞお好きな部屋へあな すると施設内が明るくなり上のモニターから女性が映った。 ﹁ここは ? 210 ﹁質問に応答します。﹂ ﹂ す る と 辺 り が 暗 く な り そ し て 映 像 が 映 し 出 さ れ た そ の 時 ミ サ イ ル が 町 を 破 壊 し て いった。 ﹁何だ・・・これ ﹁あれは ヴィルキス ﹂ でも何で黒いんだ ﹂ !? !? ﹂ 映像に黒いラグナメイルが映りそして映像に見覚えのある機体が映し出された。 府は戦争を打倒すべく可の絶対兵器 ラグナメイルを投入しました。 ﹂ ナロク D warと呼ばれた戦争により人口が11%まで減少しました。統合政 ﹁実際の記録映像です。統合経済連合と汎大陸同盟機構による大七国家大戦 通称ラグ !? あの機体を知っているのか ! !? あの機体はって何 !? ﹁シン殿 ! !? ﹁ドラゴニウム ここにもか !? ﹂ こし環境が汚染され地球上の文明は滅びました。﹂ ﹁こうして戦争は終戦しました。しかしドラゴニウムのエネルギーが時空共鳴爆発を起 が突然展開し竜巻状のビームを放ち都市が消滅した。 れの都市へそこにアケノミハシラと同じ塔があった。そして7体のラグナメイルの肩 映ったのはヴィルキスだけではなくヴィルキスに似た機体が5体は同盟国のそれぞ ﹁ああ トゥルーアースオブプリンセス 211 !? ﹁ ﹂ ﹁何だそれは ﹂﹂ ﹁538年﹂ ﹁﹁ いつ時の話であるか ﹂ !? ﹁何故だ 何故ドラゴニウムがここに ﹂ ? ﹁分かるの ﹂ ﹁何かがヤマトの方に来る﹂ ﹁どうしたリュウガ ﹁ドラゴニウムと言うのは・・・ ﹂ ﹂ ﹁リュウガ・・・お前が言っているドラゴニウムって何だ ! シンと驚きリュウガはあることに怒っていた。 ﹁嘘だろ・・・﹂ ﹁538年190日前です。﹂ !? !? !? ? 分かるのだ。﹂ ! ﹁俺もその能力欲しい﹂ ﹁さぁヤマトの所へ戻るぞ ﹂ ﹂ ﹁我々ドラゴレイド人は機体との聴覚神経をリンクすれば敵がいつ何処からか来るのが !? ? !? 212 リュウガは一足先に急いで走ったシンもリュウガの後を追った。 ﹂ その頃ヤマトの装甲に手を触れているサラマンディーネがいた。 ﹂ ! ﹁この機体・・・明らかにあちらの世界の機体ではない﹂ ナーガはサラマンディーネにデータパッドを見せた。 ﹁姫様こちらの機体の装甲は見たことのない合金でできています ﹂ ﹁姫様 ﹁ ﹂ ﹁向こうから誰かが来ます ! 引き抜き構えた。 ナーガは二本の小太刀を抜きカナメは薙刀を構えサラマンディーネは鞘から太刀を ! ? ﹁ナーガ、カナメ ! ﹂ サラマンディーネはヤマトを見てるときカナメが何かに気づく ﹁この合金、間違いなく私たちの科学力を上回っている。﹂ トゥルーアースオブプリンセス 213 ﹁来ます ﹂ ﹁﹁﹁ドラゴンの成人男性 ﹂﹂﹂ すると向こうから鬼の仮面を装着し翼を広げたリュウガ飛んできた。 ! ﹁姫様 何奴 ﹂ ﹂ ﹁サラマンディーネ樣 ﹂ するとサラマンディーネが飛び出し攻撃体制をした。 リュウガは鞘から刀を抜き取り攻撃体制をした。 ﹁貴様 ! ガキィィン ﹂ 御主に聞きたいことがある﹂ リュウガは5歩離れ重要なことを話した。 ﹁ではサラマンディーネ殿 ﹂ ﹂ 拙 者 は 非 加 盟 種 族 同 盟 国 近 衛 大 将 ま た は ド ラ ゴ レ イ ド の 皇 子 リュウガ・ネイルだ ﹁御 主 ら 一 体 何 奴 !? ﹁私の名は真相アウラの一族フレイヤの一族 近衛中将サラマンディーネ ! !! そして両者の刃がぶつかった。 !? !? ﹁どうしてここに我々ドラゴレイド人のエネルギー鉱石 ドラグニウムがあるのだ !? ! ! ! 三人はリュウガに驚いた瞬間 !? 214 ﹁﹁﹁ ﹂﹂﹂ ﹁それともう二つここはどこで、御主達は何者 ﹁お待ちを ﹂ 貴方はアウラの民でなないのですか ﹂ !? ﹂ ちょっとリュウガ お前速すぎる ﹂ 拙者はドラゴレイド人御主達からいえばいわゆる エイリアン︵地球 ﹂ 外種族︶だ。﹂ ﹁アウラの民 ﹁地球外種族 ﹂ ちょっと ! ! ! その時、リュウガの後ろからシンが走って来た。 ﹁ドラゴレイド人 ﹁エイリアン !? !? ﹂ ﹁でも彼ら訳あってここに来たんじゃない ﹁ヴェクタ人 あっ ﹂ 俺はシン最後のヴェクタ人だ。﹂ ! ﹁そうだな、簡単にいえば地球人に似た種族だ。お前達は何者だ ﹂﹂ ﹁人間ですわ。﹂ ﹁﹁人間 !? ? ? ? ﹁シン殿すまなかったなぁこのもの達が我等の天神機に触れようとしたからなぁ﹂ ! !? ? ! それをいい終えるとリュウガは刀を鞘にしまった。 ? !? ﹁ハァハァハァ トゥルーアースオブプリンセス 215 ここには地球人はいないはず ﹂ ﹂ ﹂ シンとリュウガは驚きリュウガは答えた。 ﹁え ﹁地球が二つ存在すれば そしてサラマンディーネが言う ﹁バカな !? !? ﹂ ? ﹁何だ ﹂ ? ? ﹁あの機体はあなた達の ﹂ カナメがリュウガに訪ねた。 ﹁すみません。リュウガさん﹂ なった。﹂ ﹁まさか我らドラゴレイドでも扱えなかったドラグニウムを簡単に扱えるとは興味深く ﹁その通りですは、リュウガ殿﹂ 化していると言うことだな ﹁なるほど、つまり御主らは我等ドラゴレイドのエネルギー鉱石ドラグニウム粒子を浄 ことです。﹂ 脱出、もう一つは地球に残り遺伝子改造により自らの体を変えドラグニウムの浄化する ﹁あの戦争により人類は二つの選択をしました。一つは新たな新天地を探すべく地球を !? ? 216 ﹁ああ我の機体天神機 ヤマトと﹂ ﹁俺のパンドラメイル ペルシウスだ。あの悪魔を倒すために俺の親父はあの忌まわし ﹂ き悪魔 エンブリヲに殺されたからな、﹂ ﹂ ﹁エンブリヲですって ﹂﹂﹂﹂ ﹂ ﹂ あの者は、私たちの始祖アウラをさらい仲間を無差別に殺していった者です。﹂ ﹁知っているのか !? ﹁まさか・・・共通する敵がいたなんて﹂ ﹁ええ !? ﹁サラマンディーネ殿﹂ ﹁何でしょうか ? ﹁我々ドラゴレイドと非加盟種族同盟国との同盟を結ぶ気はないか ? ! !? 頼む アウラの民の姫殿 ! ﹂ ! そう簡単に移民を許されるはずが﹂ ﹁この通り ﹁貴様 ! リュウガは刀を地面に置き土下座をした。 を提供して欲しい。﹂ 問題でもある。我々の科学力と戦力が揃えばエンブリヲに勝てるそしてわが民の移民 ﹁我々ドラゴレイドもエンブリヲに仲間を殺されているこのままだと滅びるのも時間の ﹁﹁﹁﹁え トゥルーアースオブプリンセス 217 ! ﹁いいでしょう﹂ ﹂ !? ﹂ ? ﹁リュウガ ﹂ これはわが民の生存の問題でもある ! ! ! ﹂ ? ﹂ ! ﹁ ﹂ !? !? ﹁どうしたフェンリル ﹂ その時フェンリルから通信が来た。 ﹁グリッター 艦隊と同盟国の艦隊が来た。 その時、上空からワームホールが現れ中からグリッターとドラゴレイドの艦隊と移民 ﹁ によって破壊され故郷をなくてしまったのだ。それに丁度来たようだ。﹂ ﹁シン殿 我等の母なる星リィルスはエンブリヲ リュウガが跳んでもないことを言いシンが怒鳴る ﹁・・・・・・いいだろう。﹂ ﹁あなたの天神機 ヤマトのデータをこちらに渡して欲しいのです。﹂ ﹁条件 ﹁この者達には敵意がありません。ですが条件があります。﹂ ﹁ 218 ﹁応答せよ ﹂ こちらアルゼナル司令ジルだ。﹂ ﹁こちらシン ジル何のようだ ﹁何 ﹂ ﹂ 突然のジルからの任務が来た。 ﹁大至急アルゼナルに﹂ シン殿 ﹂ ! ﹁どうした ヒルダが ﹁アンジュとその筆頭侍女モモカとヒルダがさらわれた。﹂ ? ! ? ? ガはサラマンディーネにアウラの都へ案内された。 ルゼナルへ向かうため向こうの世界に戻った。グリッターが去るのを見ていたリュウ シンはペルシウスを起動させグリッターへと戻りジルからのみんなに話し大至急ア ! !? ﹁・・・向こうの世界に帰らないと トゥルーアースオブプリンセス 219 大救出 ﹂﹂﹂﹂ !? シンはその演説を録画した端末をジルに渡した。 ﹁﹁﹁﹁ ﹁そうか・・・それと奴等のトップ演説に・・・エンブリヲが映っていた。﹂ ﹁それは私にも分からん﹂ だ。しかしアンジュはともかくなぜヒルダもさらうのかが分からない れアンジュと彼女がまだ皇女立った頃元筆頭侍女モモカ・荻野目とヒルダをさらったの どうやらフェスタの日にどうやって基地に侵入したのかヘルガストの特殊部隊が現 アルゼナルへ着いたシンは司令室に入って状況を話した。 ﹁大丈夫かな・・・﹂ ブリッジからシンを心配そうにアリアが見ていた。 リッターを着陸しシンはペルシウスを起動させアルゼナルへ向かった。 ワームホール中から出てきたグリッターはアルゼナルから少し遠く離れた孤島でグ 前編1 220 ﹁アルゼナルを離れたときに奴等のど偉い方の演説が放送されていてその中にエンブリ ヲがいたんだ。﹂ ﹂ ジルがモニターに映っている演説中のエンブリヲを見て睨んだ。 ﹁まさか奴がヘルガストを指揮していたとは﹂ ジャスミンがジルに話した。 ﹁今はヘルガスト連盟帝国﹂ ﹁全くこいつらには理性と恐怖と疑心暗鬼と言うのはないのか ﹂ バルカンが吠えた ﹁ワン ? ﹁全くだよ ﹂ あの鼻たれ坊主10年間どこで何していたのだろうか ﹂ ﹂ !? ﹁分かった。それとようやくタスクの存在に気づいたのか 分アンジュ達はそこにいる。そこでお前とタスクの出番って訳だ。﹂ 管理委員会から報告があった。さらにアンジュ達をさらった連中は殺されていた。多 ﹁話しに戻るがエンデラント連合の上空に見たことのない巡洋艦も現れたと言う情報が ﹁さらにゼーベスって言う化物を味方に付けるなんて卑怯なやつだよ、﹂ マギーも話しかけた。 ! ﹁それよりも問題はアンジュ達だあいつらどこにいるんだ ! ? ? 前編1 221 ﹁それには心配はない。﹂ するとシンは指にはめていた指輪にスイッチを押すと紅い宝石から赤く光る光線が 出てきた。 るんだよ﹂ ﹁ほぉ﹂ ﹁あんたそんな対策までしてたの ﹁当たり前だ。﹂ !? ﹁いいよアンジュ達を助けに行くんならこのくらいやるよ ﹁そっか・・・﹂ ﹂ ﹂ メイがペルシウスの事を知るのはちょっと難しいぞ﹂ ﹁それとペルシウスに興味が湧いたの﹂ ! ﹁そうなの ? ﹁ハハッ ! ﹁いつもありがとな﹂ 格納庫ではメイがペルシウスに燃料を満タンにしてもらった。 シンはそう言いながら部屋を出て格納庫へと向かった。 ﹁﹂ ﹂ ﹁俺がヒルダに母さんの指輪をあげておいたからこうやって向こうが発信器になってい 222 ﹁俺は知らない方がいいと思うぞ﹂ ﹁シンさんの正体 ﹂ ﹂ ﹂ 俺はそろそろ行くとするか ﹂ ! ? ﹁フッさてとお喋りしすぎたかな ﹁分かった 出るぞ ! ボコにされていた。 特に本人には﹂ 一方、エンデラント連合のとある田舎 雨の降る中一人の少女がヘルガスト兵にボコ ペルシウスが出撃しシンは指輪の光を頼りにヒルダを追った。 ! シンはペルシウスに乗り機体を起動させた。 ! ? ﹁帰ったらついでにペルシウスの事を教える。そして・・・俺の正体も﹂ ? ﹁え∼けち∼﹂ ﹂ シンはメイにココがシンの実の妹だと言うことを話した。 ﹁後、内緒にしてほしいことがあるんだ皆にはこの事を絶対に言うなよ ﹁嘘 皆には内緒にしておくから﹂ ! ﹁良い子だ。﹂ ﹁分かった ﹁本当のことだ。﹂ !? ﹁シン 前編1 223 ﹁妹に会えたかな・・・﹂ そ の 時 輸 送 シ ッ プ か ら 紅 く ジ ェ ッ ト ウ ィ ン グ を つ け て お り シ ン と 同 じ く A R S スーツを着た人物がヒルダに近づいた。 その人物はニヤリと不気味な笑顔でヒルダを見ていた。 ﹁やれやれ、私の所を離れるなんて不愉快だなぁ私の花嫁﹂ 224 前編2 雨の降る中ペルシウスに乗ったシンは指輪の光を頼りにヒルダを探していた時光線 ﹂ の向きが急に曲がり始めた。 ﹁ ﹂ !? 何もなく付けるとまた赤と黄色の物体が出てきた。 ﹁なるほど、アルテミスは見えない敵を体温で見るって訳か、良し ﹂ シンはペルシウスの出力を最大に上げ赤と黄色の物体を追った。 ﹁これは ! ﹂ 赤と黄色の物体の正体はなんとステルス状態のヘルガスト巡洋艦だった。 !? ﹂ 辺りを見回していたら赤と黄色の物体が現れた。シンは目を疑いバイザーを外すと ﹁何だ マーの色が紫に変わると目の前が青く見えた。 す る と シ ン の A R S ス ー ツ が 自 動 に モ ー ド を ア ル テ ミ ス に 替 え た。す る と ア ー !? ? 指輪を見ると光が巡洋艦を指していた。 ﹁ 前編2 225 ﹁あそこにヒルダが・・・待っててくれ ﹂ ! 開けてくれ ﹂ シンはペルシウスをオートモードに切り替え上空から降りた。 ﹁ドローン ! ﹂ ? ﹂ !? ﹁皮肉だな産みの親がもう一人を産みその娘に前の子の名前を付けたんだ。たしか・・・ ﹁マジかよ ﹁無理もないなぁ実の母親に否定されたのだからな﹂ ﹁ああ、完全におとなしくしてるぞ﹂ ﹁あの赤髪の小娘はどうだ えた。シンはスパイダーを使って盗聴した。 スパイダーは通気ダクトの中に入っていった。奥に進むとヘルガスト兵の話が聞こ ﹁良し頼んだぞ﹂ た。シンはスパイダーの背部ハンドガンと無線機を付けた。 シンは腰からカプセル型の機械を出すと中から小型ロボット スパイダーが出てき ﹁ここは機関室だなさてと﹂ 内部は薄暗く紅いランプと油の臭いがした。 その穴から巡洋艦内部に入り侵入した。 ドローンがヘルガスト巡洋艦の装甲を溶接し人が入るくらいの穴を作った。シンは ! 226 ヒルデガルト・シュリーフォークトだったなぁ﹂ ﹂ ﹁その小娘がどうしたんだ ﹂ 俺らの仲間を殺してきた奴等の小娘に快楽を教えさせられるからな ! なぁ﹂ ﹁ボスって昔ストーカーだったの ﹁ざまぁみろだ ﹂ するつもりらしいぞ﹂ ﹁昔の話だからねぇ本当か分からない ? ふざけんなよ 早く助けないと ﹁ヒルダを花嫁にする ﹁もしかすると ﹂ いている声がした。 ﹂ だがボスはあの小娘を誘拐し快楽を教え花嫁に シンはスパイダーを動かし監獄室へと向かった。奥へさらに奥へ向かうと誰かが泣 ! !? その話を聞いていたシンは今にもぶちギレそうな表情になっていた。 ? ﹂ ﹁ああしかもボスは幼い小娘をずっと見ていたんだよ自分の嫁にすると言っていたから ! 結果化物扱いだ。﹂ ﹁母親に会いに行ったのさ ? ﹁ハハッ良い君だ ! ! ! !? 前編2 227 ﹂ ヒルダ ﹂ ! ! ﹂ ヒルダ ﹂ 通気ダクトを破ると檻の中にヒルダが泣いていた。 ﹂ ﹁ヒルダ ﹁ ! ﹂ ﹁ここだ ﹁シン これを受けとれ シンのスパイダーはヒルダに近寄った。 ﹁いた ! !? ﹁お前を助けに来たんだ ! ? 今開ける ﹂ ﹁それよりもどうやってここに入ったんだよ スパイダーは檻の扉の鍵を溶接し開けた。 ﹁良し ! ﹂ するとヒルダはシンの所に走ってきて抱き付いてきた。 ﹁久しぶりだなヒルダ﹂ が倒れシンが現れた。 すると監獄室の出入り口から何か物音が聞こえた。すると扉が開くとヘルガスト兵 ﹁説明は後で俺が監守を倒すから待ってくれ﹂ !? ! スパイダーの背部に付いていたハンドガンをヒルダに渡した。 ! ! 228 ﹁もう・・・会えないかと思った・・・﹂ ヒルダの目から大粒の涙が溢れ悲しき表情になっていた。 二人が抱き合っているその時上から明かりが照らされた。 ﹁すまん向こうに手こずっていた。﹂ ﹂﹂ ﹂ ! ﹁誰だ ﹂ ﹁いやぁまさか本当に乗り込んで私の愛しき花嫁を迎えに来るとはなぁ﹂ その時何処からか謎の拍手が聞こえた。 ﹁クソッ ルーパーに囲まれていた。 シ ン と ヒ ル ダ 逃 げ よ う と し た が 回 り に ヘ ル ガ ス ト 兵 と ゼ ー ベ ス の フ ラ イ ン グ ト ゥ ﹁﹁ !? ﹁あれは でもなんで俺と同じスーツを ﹂ !? ﹂ すると謎の男はバイザーを解除するとその顔はシンも知っている顔だった。 !? ザイツェフに似ていた。 上を見るとシンは驚愕した。それはシンと同じくARS スーツであり前に戦った !? !? ﹁フフフ そうだ。私だよ﹂ ﹁なんで 前編2 229 あいつを知っているの ﹁なんであなたがヘルガストに ﹁シン ﹂ ﹂ !? !? ﹁昔俺の親父と共にペルシウスを研究していた。親父の助手 ケビン・松永だ ! ケビンは不気味な笑顔でシンとヒルダを見ていた。 ﹂ ! 230 前編3 ﹂ !? 答えは簡単・・・私はヘルガスト人だから﹂ ﹁何であなたがヘルガストにいるんですか ﹂ ﹁何でヘルガストにいるって ﹁ ﹁なんであなたがヒルダを ﹂ ﹁さぁ私の花嫁を大人しく渡しなさい。﹂ ? ﹁なぜあの時、研究所が燃えているとき親父とエレナさんを助けなかったのですか ﹁何でって愛する夫だから、さぁこちらに﹂ !? ﹂ ﹁助けなかった ・・・ハハハハッ それはだな生き残りのヴェクタ人及び関係者の抹殺 !? !!? ! ﹂ ? ・・・お前だけはぁぁぁぁぁぁぁ ﹂ さすがサムのご子息いや最後のヴェクタ人 ﹂ ! その時、シンの心にとてつもない傷ができ始めた。 シンくん ! ﹁あの時の襲撃・・・あなたが通報したのですか ﹁その通りだ !!!!!!! そしてペルシウスの奪取、全てエンブリヲとアルベルト様の命令だったから﹂ ? シンはとてつもない怒声を上げビームソードをケビンに突き付けた。 ! ! ﹁そうか・・・お前だけは 前編3 231 ﹁お前だけはっ 絶対に許さん ﹂ ! ﹁そう来なくてはなぁ お前ら下がってろ こいつは私の獲物だからねぇ﹂ ! 見てください。︶ たイノベイターのMS ガラッゾのビームクローな感じです。詳しくは画像と動画を ビームサーベルを出し指からもビームサーベルが出てきた。︵ガンダムOO に出てき す る と ケ ビ ン は バ イ ザ ー を O N に す る と 背 部 か ら 四 本 の ア ー ム が 出 て き て 先 か ら !! ﹁覚えておけ 私の本当の名はケビン・オベイロンだ ﹂ ! ﹁チッ 逃がすな ﹂ ! ﹂ ! ﹁分かった ヘルメス ! ! ﹁モード変換 ﹂ ﹁遠回りになったがまだ良い方だ。ヒルダしっかり捕まっていろ ﹂ モスがヘビーマシンガンを乱射してきたが右側の通路へと向かった。 シンは発着エリアがある格納庫へ走っていった時前からヘルガスト重装備兵のベヒ ケビンと付き添いのエリートゼーベス兵が四体シンを追った。 ! 逃げた。 シンはケビンのビームクローをビームソードで防ぎ後ろへと下がりヒルダを抱えて ! ケビンは下に飛び降りシンに向かってビームクローを降り下ろした。 ! ! 232 シンのアーマーの色が緑に変わりヒルダを直ぐにお姫様だっこし能力を発動し格納 いつでも脱出可能です ﹂ 庫へ転移した。格納庫にはまだ誰も来ていなくシンはオムニツールでペルシウスを呼 巡洋艦付近にグリッターを呼びました ! ! んだ。発着場からペルシウスが現れフェンリルが降りてきた。 ﹁マスター ﹂ ! ﹂ ﹁フェンリル、自動操縦を頼む﹂ ﹁了解﹂ ﹁シンは ﹂ ! シン ﹂ ﹁了解しました。﹂ ﹁フェンリル頼む﹂ ﹁嫌だ私も戦う ﹁・・・俺は・・・あいつを倒す !? ﹁さぁてこっから先は俺が相手だ ﹂ ペルシウスが発着エリアから外へと飛んでいった。 ﹁シン ! ﹂ き中からケビンとエリートゼーベスが来た。 シンはヒルダをペルシウスの後部座席に乗せ脱出しようとした瞬間向こうの扉が開 ﹁良し ! !? ! ! 前編3 233 するとモードがいきなり選択し始め選んだのはロックされていたデュポンだった。 ﹂ ! ﹂ 向こうにいるケビンはヒルダが逃げたことにカンカンになっていた。 ﹁なるほど俺の怒りが鍵を解いたのか・・・殺ってやるよ ﹁貴様よくも私の花嫁を ! 何だ このおぞましき殺気は ﹂ デュポン ケビンは14本のビームの刃をシンに突き付けた途端シンから何かを感じた。 ﹁なっ その時シンが叫んだ。 !? !? ﹁リミッター解除、痛覚要請システムOFF、出力最大、モードチェンジ ﹂ ! !? ﹁グッ グアァァァァァァァ ﹂ !!!!!!! ﹂ !? ケビンはとエリートゼーベスは武器を構えた瞬間ケビンの目の前がにいたシンが突 ﹁何なんだこいつは ド発光色が赤黒くなりアーマーの色が黒くなった。 バイザーを解錠した途端、額から悪魔の角が生えて来た。さらに持っていたビームソー り始めた背部から悪魔の翼のような物が生き物のように生え爪が尖り牙が鋭くそして 激しい痛みがシンの体中に響き頭からも激痛が来た。そしてアーマーの形状が変わ ! 身の肉体に向けて注射針のような針が刺さった。 シンが叫ぶとアーマーから禍々しき赤黒い電気が流れそしてアーマー内からシン生 ! 234 ﹂ 然消えた。 ﹁ ﹂ ? ﹂ ﹂ !? ﹂ ﹂ ? 殺れぇ ﹂ !! ケビンがエリートゼーベス3体に命令した。エリートゼーベス3体が腕からビーム ! ﹁ケ∼ビ∼ン 遊∼ぼ∼うよ∼﹂ ﹁ ﹁あ∼∼∼∼ん おり鋭い牙と長くなった舌を出しながら笑っていたのだから トゼーベスは恐怖した。なぜならシンの表情は赤黒いオーラと瞳の色が赤く発光して すると彼らの声に気づいたのかシンがケビンの方を向いた。するとケビンとエリー ﹁いつの間に されまくっていた。 彼等が眼にしたのは四体のエリートゼーベスの一体がシンのビームソードで串刺し ﹁ ケビンとエリートゼーベスがその音がした方向を見ると ﹁何だ 次の瞬間、何か斬るような音がした。 !!? !!!!!!!? !!!!!!! ﹁やっ 前編3 235 ソードを出しシンの体を斬り付けたり刺しまくったが斬り付けた肉体がたちまちに治 ﹂ ﹂ り始め元の体へと戻った。 ﹁ナッナンナンダ ﹁コイツサイセイシタ ﹂ !! た。 ﹁ばっ化物だ ﹂ ﹁くっ来るなぁ ﹂ ﹂ ケビンが14本のビームの刃を構えた。 ﹁次はどいつかなぁ∼ ? !! シンはビームソードを構えケビンへ向かった。 ! !! ﹁見ておけ怨念って言うのはこう言う物なんだぁ ﹂ ソードを頭から抜き取りその頭を掴み引きちぎった瞬間、首から青い鮮血が噴き出し そしてシンが高く飛び上がりエリートゼーベスの頭めがけて突き刺しさらにビーム ﹁ヒッヒィィィィー ベスを切り裂きシンのビームソードでもう一体のエリートゼーベスを刺した。 その時シンがエリートゼーベスの腕を掴みそして引きちぎりその腕をエリートゼー !? !? 236 その頃グリッターではロバートが発着エリアでシンを待っていた。 ﹂ ? ﹂ すると向こうからペルシウスが飛んできた。 ﹁シンの奴遅いあいつ何をやっているんだ やっと救出したのか ! ﹁おい ﹂ ﹂ !? ﹁おう ﹂ 久しぶりだなヒルダ ﹂ あれ シンは﹂ ヒルダがゾーラに説明をしようとした時、 ? ﹁ゾーラ 向こうからアリアとゾーラが走ってきた。 ﹁アリアさん ﹂ ﹂ シンはどうしたんだ シンを助けて 小娘 ﹂ ﹁おねがい ﹁え ! ﹁シンがまだあの艦にいるの ! 監守カメラのシステムをハッキングした ﹂ しかしペルシウスに乗っていたのはシンではなくヒルダだった。 ﹁おっ ! ! ﹁それが ﹁良し ! !? ! ! !? ! !? !? ! ! 前編3 237 ﹂ カズが巡洋艦のカメラをハッキングし巡洋艦内部を映した。 ﹁なっ ﹂ 何だ・・・・これ ﹂ ハンクがカメラを見たとき二人は驚愕した。 ﹁見せてくれ ! !? ﹂ ! ﹁こっ これは ﹂ ロバートも監守カメラの映像を見たら驚愕した。 ﹁これを ロバートがハンクに近づいた。 ﹁どうした ? !? ! ﹁バカ ﹂ ﹂ 見るんじゃない ﹂ ﹁それにシンが映っているのか !? ! ﹂ ! ﹂ ゾーラとハンクがもめている隙にヒルダがカメラに映っているシンを見てしまった。 ﹁見てはいけない ﹁いいから見せてくれよぉ∼﹂ ! ? ﹁ゾーラ ゾーラも監守カメラの映像を見に来た。 ﹁どうしたんだ !? !? 238 ﹂﹂ ﹁嘘だろ・・・﹂ ﹁﹁ ﹂ 愕した。 ﹂ ﹁シン ﹁誰 ﹂ ﹂ ﹁シンの母 アリア・ギムデンです。﹂ ﹁シンのママ ﹁えぇ﹂ !? ﹂ !? ﹁・・・﹂ ﹁はい、デュポンモードは・・・﹂ ﹁スーツのモード ﹁シンは多分ARSスーツのモードをデュポンに変えてしまったのです。﹂ !? !? ﹁それよりもシンはどうなっているんだ ﹂ ヒルダが見たのは斬るを楽しんでいるシンの姿だった。アリアもその映像を見て驚 ﹁これがあのシン ? !? !? ﹁ ﹁自分自身の体を一時的に遺伝子改造し人間を辞め悪魔へとなるモードです。﹂ 前編3 239 ﹂ !!!!!!!? ﹁悪魔へとなるモード ﹂ !? アリアから語られた最終手段デュポン果たしてシンは無事にグリッターへ戻れるか ﹁えぇ、あのモードは最終手段なのです。﹂ 240 前編4 ﹁最終手段 ﹂ ﹁何なんだよ ﹂ アリアは黙り混んだ。 ﹁それを使うとシンは・・・﹂ ヒルダが驚く。 !? ﹂ !? ﹂﹂ ﹁これ以上放っておくと戻れなくなってしまうのだ。﹂ ﹁つまり、﹂ ﹁どう言うこと ﹁さっきもいったように悪魔へと変えてしまうのです。﹂ !? ﹂ 向こうからジャヴィック提督が来た。 ﹁﹁ !? ﹁提督 !? ﹁出来るのですか ﹂ ﹁私がシンを連れ戻そう﹂ 前編4 241 ? ﹁ああ私のバイオティクスでシンの動きを止めグリッターの格納庫に転送するそして皆 でスタンロッドとプラズマシールドでさらに動きを止めるそしてサイが麻酔弾をライ ﹂ フルに装填しシンに撃ち込む﹂ ﹁上手く出来るのですか ﹂ ﹁ロバート出来るか ﹂ ﹂ ﹁やるしかないだろ やってやるぞ ﹁ハンク達は ﹁あ∼ ﹁賛成だな﹂ ﹂ ! その頃シンは・・・ ジャヴィックが消えハンク達は準備に取りかかった。 ﹁では ﹁提督お気お付けて﹂ に立った。 ジャヴィックは武器庫にあるサブマシンガンとショットガンを装備し転送装置の上 ! ? ﹁そうだな﹂ ? ! ﹂ ! ﹁やってみなければ分かりません﹂ !? 242 ﹁来るなぁ ﹂ ひゃっ ひゃっ 腕が ひゃっ ! ひゃっ ! ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁ ! 私の腕がぁぁぁぁぁぁぁ ﹂ !! られ落ちた。 ﹂ ﹁あああああああ ﹁死ねぇ !! シン ﹂ !! ﹄ シンを拘束した ﹁ロバート ! ﹂ ! ﹁辞めろぉぉぉぉぉぉ 離せぇぇぇぇぇぇぇ !!!!!! ﹂ !!!! ﹂ ら消えた。転送を終えグリッターの格納庫からシンとジャヴィックが現れた。 シンを拘束したジャヴィックは取り押さえたまま転送を開始され巡洋艦の格納庫か 転送開始 ﹃分かった ! ジャヴィック提督が現れバイオティクスでシンの動きを止めていた。 ﹁止すんだ シンがビームソードをケビンに突き刺そうとした瞬間 !! !!! ケビンが防御の構えをしたが一足遅くシンのとてつもない抜刀でケビンの両腕を斬 ﹂ !!!!!!! ! ケビンは防御してもシンの動きに反応できず苦戦していた。 ﹁ひゃっ ! ﹁ヒィィィィー !! !! ! ! 前編4 243 すごい力だ ﹂ ハンク !! ﹂﹂﹂ かかれ サー 皆 !! ﹁グッ ﹁おうよ ﹁﹁﹁イエス ! ! ﹂ ! ﹁良し ﹂ ﹂ ﹂ ﹂ やばい ﹁こっちもだ ﹁やっ ﹁なんてバカ力だ た。 今だ ﹁嘘だろ ﹂ ﹂ ﹁冗談キツいぞ ﹂ !!! ! !? ﹁あぁぁぁぁぁぁぁ ﹂ サイが二階からライフルを構えシンの首に射ったが何故か効き目がない反応してい ! !!! !? !! ﹁グアァァァァァァァ ﹁サイ ! ﹂ ﹁了解 ! ﹂ 身動きをさらに止めた。 ハンクとカズ、ゾーラ、バンがスタンロッドとプラズマシールドを構えシンに突進し ! !! ! ! ! ! 244 さらにシンは暴れまくり今にも防御を砕かれそうになっていた。サイはライフルに ﹂ ﹂ 早くして ﹂ 早くして ﹂ ﹂ ! ﹂ ﹂ 麻酔弾を補充し射ちまくっていた。 ﹁早くして ﹁もう・・・ダメだ そして等々、 !! ﹁うおおおおおおおお ﹁ヤバイ ﹁化け物か ﹂ ﹁グアァァァァ ﹁強すぎる ﹁もはやこれまで ! ! !! 倒す ﹂ ジャヴィックのバイオティクスが切れハンク達は吹き飛ばされた。 ! !!!!!! ! !? ! ! ﹁敵 ﹂ ﹂ ﹂ シン 殺す ﹁よせ ! ! ﹁シン シンは相手する敵を探しているとヒルダを見てターゲットをロックオンした。 ﹁敵 ! ! !? ! 前編4 245 シン ﹂ シンがビームソードを抜刀しヒルダに方へ走っていった。 ﹂ ﹁辞めろぉぉぉ ﹁死ね ! シン ﹂ ! ! ﹂ !? ﹁シン ﹂ !? ﹂ ﹁了解 ﹂ ! ﹂ 医療室へ運ばれるシン心配する仲間たちとヒルダ艦内では大騒ぎであった。 シン ﹁シン ! ﹁急いで医療室へ ﹁大丈夫か ﹂ シンは段々と体制を崩し倒れた途端シンのアーマーの色が白く戻った。 ﹁ガァッ スタンナックルブラスターが電磁波を放ちシンの腹部に打ち込んだ。 ﹁すまん ! するとロバートがスタンナックルブラスターを手に渾身を込めた。 ! ! ! ! 246 中編 俺はあの時・・・ ﹁何だ ﹂ ﹂ シンは倒れた後、とある夢を見ていた。そこは何処か別の宇宙だった。 ・・・何処だ ? すると向こうから強い光が出てきた。 ﹁ここは ? ? でも何でこんなに !? がワープして現れた。 ﹁艦隊 ﹂ と巨大な要塞、一つは多数の艦隊と戦闘機、最後はセイクリッドメイルと多数の戦闘機 クリッドメイル、一つは滑らかな装甲をした艦隊、一つは艦隊ではないが無数の戦闘機 その時、後ろから多数の艦隊が現れた。一つはタワー型の艦隊と見たことのないセイ ? ? ・・・・うわっ ﹂ するとシンの後ろからとてつもない影が浮かんだ。 ? !? た。 万にもなる禍々しき艦隊とセイクリッドメイルと戦闘機よりでかい怪物達が多数現れ 振り返ってみるとそれは赤黒く全てを上回っている巨大な星そしてその惑星から何 ﹁ 中編 247 ﹁何だ あのでかさ ﹂ !!? 闘が始まった。 ﹁まさか・・・これがジャヴィック提督が言っていた ﹂ ﹁そう・・・銀河大戦です。﹂ ﹂ ? ﹁捕らわれている どう言うことだ ﹁ちょっと待ってくれ ウッ ﹂ !? ﹂ ! ﹁ハッ ﹂ りが暗くなりシンは目を覚ました。 は10体の機体とその下にある巨大な機械でできたリング型の兵器だった。その後辺 すると戦場から強い光が現れシンは目をつぶってしまったが一瞬だけ見れた。それ ! ﹁真実は、その目で確かめてください。﹂ ? ﹁私はある場所に捕らわれています。﹂ ﹁ヴェクタの意志 ﹁私はヴェクタの意志﹂ シンは謎の女性の声に反応し辺りを探しても誰もいなかった。 ﹁誰だ ﹂ すると向こうから来た艦隊から無数のビームが飛んできて禍々しき艦隊に直撃し戦 ! !? ! 248 ! ﹂ それに声の主は、誰なんだ ﹂ ? 気が付くとそこは医務室だった。 ﹁何だったんだ・・・あの夢 ﹁ その時何かが割れ落ちる音が聞こえた。 ? ﹁ヒルダ ﹂ 音が聞こえた場所を見るとそこにいたのはヒルダだった。 !? ﹂ ﹁起きるの遅い !? ﹂ ﹂ ﹂﹂﹂﹂﹂﹂﹂ ﹂ お前っちゅう奴は ﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁シン ﹁皆 ﹁たくっ ハンクが話し ! ! ゾーラも話し ! ﹂ シンはヒルダの頭を撫でると向こうからハンク達が来た。 ﹁・・・ゴメン﹂ ! ﹁ すると突然ヒルダがシンに抱き付いてきた。 ? ! !? ﹁スゲェ生命力だよ 中編 249 ﹁ヤベェよ シンお前は ﹂ ! ﹂ ケビンのあのアーマーごと腕を斬るなんて奴だ バンが褒められ ﹁お前スゲェよ ヒカルが元気はつらつでいた。 ! ﹁え ﹂ 覚えてないのか どう言うこと ﹁お前 ? ﹂ そうだ ﹂ ! ﹂ ? ﹂ !? ﹂ シンは急いで通信端末のスイッチをオンにし再生した。 ﹁え ﹁タスクから﹂ ﹁誰から ハンクはポケットから通信端末をシンに渡した。 ﹁そうか・・・あ ! ﹁ああ たしかケビンと戦う時デュポンモードになった途端そこで意識が・・・﹂ !? ? サイは訳の分からんことを言っていた。 ﹁でも格納庫に転送されたとき超ヤバかったけどな﹂ カズにも褒められた ﹁シン ! !? ! ! 250 ﹃シン聞こえる ﹂ ﹁シン ﹂ ﹁だけど ﹂ ﹂ !? ﹁本気か ﹂ 一人でやれんのか アンジュが大変なんだ ﹂ ﹁本気ですとも﹂ ﹂ ? ﹂ ? ﹁あんた分かってるの ﹂ ! ﹂ ﹄ ・・・早く行かないとグッ ﹁僕がタスクさんとアンジュさんを連れて帰ります。﹂ ﹁フィーリ ハンクの後ろからフィーリが駆けつけた。 ﹁僕が行きます ! ! !? ﹁分かっています。問題でも ﹁了解 ! ﹂ !? ! !? ﹁何 あのバカ ! !? シンがベットから降りた途端倒れた。 ﹁たくっ ! !? ﹁まだ目覚めたばかりだから無理するな﹂ ! ﹁・・・いや、頼む 中編 251 ﹁ジャンヌを用意して ﹁良し ﹂ ﹂ フィーリが格納庫に行くと既にジャンヌが配備されていた。 ! 会ってみれば分かるか ﹂ ! ﹂ 向かった。 ﹁あっ ﹁どうした ﹂ ! ? ! ﹁フィーリにあの変態タスクのことを話すのを忘れていた ﹂ フィーリはジャンヌ出力を最大にしシンから渡されたミスルギ皇国の座標を頼りに ﹁タスクさんどんな人かな ? フィーリがジャンヌに乗るとハッチが開きジャンヌが出撃した。 ! 252 後編1 その頃、ミスルギ皇国の締首台アンジュがおり妹シルヴィアからむち打ちされ国民か 吊 ∼ ∼ る ∼ 私はアンジュリーゼ様の ﹂ 吊 ∼ る ∼ せ っ アンジュリーゼ様は何も悪くありません らこの世とは思えない声援が送られておりモモカが前に出た。 ﹁悪くありません ﹂ ﹂ おかげで幸せに ﹂ ﹁吊∼る∼せっ ﹁えっ 吊 ∼ る ∼ せ っ 吊 ∼ る ∼ せ っ ﹂ ﹁吊∼る∼せっ ! どうしてアンジュリーゼ様だけがこんな酷い目に ! 吊∼る∼せっ ︽吊 ∼ る ∼ せ っ ︾ ﹁どうしてっ せっ ! るミスルギ皇国の国民 醜くて極悪な豚共だわ ! ﹂﹄ ! こんな世界私が否定してやる﹂﹄ 違う ﹃﹁ようやく目が覚めたわ ! !? 人間だとか関係なく、私を受け入れてくれた。それに比べて これが正義と平和を愛す ﹃﹁モモカ・・・あなたとあそこの人達だけねぇ、差別もやえんけい・・・ノーマだとか !? ! ! ! ! ! ! !? ! !? ! 後編1 253 ! 貴女みたいな、げからわしい人物が歌ってはなりません するとアンジュは母からの伝承歌 永遠語りを歌い始めた。 ﹂ ﹂ ﹁♪∼♪∼﹂ ﹁これは ﹁永遠語り ﹂ ﹂ ﹁それはお母様の歌です ﹁近衛兵 お前 ! ﹂ ! !? !? ! ﹂ !? ﹂ !! は足を滑らせヘラクレスから落ちアンジュの股間に頭をダイブしてしまった。 の指輪を奪い返し投げナイフで吊り縄を斬りアンジュを受け止めようとしたがタスク と森の方からヘラクレスに乗ったタスクが飛んできてジュリオが持っていたアンジュ モモカが叫んだその時、閃光が辺りを照らし国民とジュリオ達を目眩ましした。する ﹁アンジュリーゼ様ぁぁぁぁぁぁぁ 締首台の床が開きアンジュが落ちた。 ﹁さらばだ。アンジュリーゼ﹂ ジュリオは近衛兵に命令しアンジュの首に吊り縄をかけた。 ﹁近衛兵 近衛兵が歌っているアンジュを辞めさせようとするとアンジュは近衛兵を睨んだ。 ﹁おい ! ! 254 ﹂ ﹂ すると気がついたアンジュは股間に何かがいることに気づき大声を上げた。 ﹁うぇぇぇぇ∼ ﹂ !!? このぉぉぉ∼ ﹁∼∼∼っ ﹁こっ !! ! タスク ﹂ トが取れ顔が露になった。 ﹁あれ 何をしている ﹂ 早く捕らえよ ﹁やぁ、アンジュ久しぶりだね ﹁近衛兵 ﹂ ﹂ ! ノーマに加担するテロリストどもめ ! !? ? ? ﹁ノーマを助けるあの男・・・一体何者 ﹁反乱分子だ ﹂ アンジュはタスクを蹴り飛ばすとタスクは壁にぶつかりARS スーツのヘルメッ ! !? ﹂ ! ﹂ を解除し国民の前で姿を現した。 ジュリオが叫んだ時、タスク達の目の前からエリートゼーベス10体が光学迷彩機能 ﹁逃がすな アンジュとモモカの所に行き縄を斬りまなの手錠を破壊しヘラクレスへ移動した。 ! ? ! ! エリートゼーベスはタスク達にビームキャノンを構えた瞬間、上から鋭く尖った氷柱 ﹁ゼーベス 後編1 255 がエリートゼーベスの頭を貫いた。 ﹂ ﹂ ムを撃ち次々と凍らせていった。 タスクは上を見ると上空からジャンヌが飛んできてエリートゼーベスにアイスビー ﹁何だ !? ﹁さぁ 乗って ﹂ ! アンジュリーゼ ﹂ ! ﹁さようなら ﹁追え 腐った国の家畜共 追えぇぇぇぇぇ ﹂ !! ﹂ ! するとアンジュはオレンジに輝くヒートダガーをジュリオに強く投げた。ジュリオ ! ヘラクレスとジャンヌはグリッターへと向かった。 ! アンジュはシルヴィアに笑顔を見せシルヴィアは怯えた。 本性を見せてくれて、﹂ ﹁あなたには感謝してるは私の正体を暴いてくれて・・・ありがとうシルヴィア、薄汚い ﹁おのれ フィーリがジャンヌにモモカを乗せタスクとアンジュはヘラクレスに乗った。 ! なった。 さらにジャンヌの後ろからグリッターも現れ、ミスルギ皇国の締首台所がパニックに ﹁あれは !? ! 256 ﹂ の頬に傷ができ悲鳴を上げた。 ﹁あ∼∼∼∼っ その時、リィザがタスク達を見ていた。 ﹁キャァァァァァァァ‼﹂ !! タスクとフィーリはグリッターに入り急いでアルゼナルへと向かった。 ﹃﹁あれが大巫女様が言っていた・・・﹂﹄ ﹁﹂ 後編1 257 後編2 ミスルギ皇国を去り10分後グリッターの格納庫でモモカは自分のせいでアンジュ を傷付けてしまったことに嘆いていた。 ! ﹁アンジュリーゼ様﹂ ﹂ ﹁それよりも、タスク ﹁ん ﹂ バチィン !!? ﹂ ﹁あだっ ﹁えっ !? !! タスクがフィーリと話おる最中アンジュに呼ばれ来た瞬間 ? ﹂ てなくなったんだねぇ・・・﹂ ﹁何言ってるのモモカ、別にあなたのせいでもないわ・・・それに私にはもう帰る所なん ﹁ごめんなさい・・・ごめんなさいアンジュリーゼ様﹂ 258 ﹂ ﹂ ﹂ ﹁ん え∼とっ﹂ ﹂ ﹁多々ならぬ関係です。﹂ ﹁はっ 癖なの ﹂ ﹂ 男勝りのアンジュリー ! 筆頭侍女としてこんなに嬉しいことは初めてです そうでなければ命からがら助けには来ないですね ゼ様にもようやく春が ﹁やっぱり ﹂ ﹂ 病気なの いきなりアンジュに頬を平手されさすがのタスクとフィーリは驚いた。 ﹂ 何が ごっごめん 意地なの するとアンジュはタスクの頭をグリグリした。 ﹁アンジュ あーっ ﹁あなたまたやったはね ﹁何 ! ! !!? !? ﹁どうして股間に頭を突っ込むの ﹁いだだだだっ !? !? ﹁あのぅアンジュリーゼ様そちらの方々はどういう関係なのですか !! ﹂ !! アンジュは怒鳴りながらタスクの頭を叩いた。 ﹁痛てっ ! ! !? !? ? ? !! !? ! ! !? ﹁ちっがーう 後編2 259 ﹁どうしてあそこにいたの ﹁ジル・・・司令から ﹂ ﹂ ﹁連絡が来たんだ。ジルから﹂ !? ﹁それにこれ、大事なものだろ ﹂ ﹁ありがとう助けに来てくれて・・・あなた一体何者 ﹂ ﹁俺はヴィルキスの騎士﹂ ﹁騎士 ﹂ タスクはポケットからジュリオから取り返したアンジュの指輪を渡した。 ﹁君を死なせるなって﹂ ? それ俺も思った ﹂ ! ﹂ !? ゴチン ﹁うわっ お化け 幽霊 ! 海坊主 ! ﹂ ! 突然、タスクの後ろからシンが現れタスクの頭を目掛けて !! ! ﹁ここはグリッターの格納庫です。﹂ その時タスクの後ろからジャヴィック提督が現れた。 ﹁あ ! ﹁そうするは・・・それよりここ何なの ﹁君を護る騎士だよ、詳しいことはジルに聞くといい﹂ ? ? ? 260 ﹂ ﹂ ? げんこつした。 何でここに ﹁お前なぁ、提督前でそれはないぞ ﹁あなた !? ﹁ヒルダを ヒルダは無事 ﹂ ﹁連絡があったんだジルがヒルダを救出するようにと﹂ !? !? ﹂ ? ﹂ ﹂ !? ﹁あ、はい﹂ ﹂ アリアは笑顔で﹁しーっ﹂とした。 ﹁お気が付きのようですが、娘には内緒にしてください。﹂ ﹁初めまして、え 旧姓ではリーブでした。﹂ ﹁この高速巡洋艦グリッターの艦長を務めておりシンの実の母親アリア・ギムデンです。 ﹁あなたは ﹁はじめましてアンジュちゃん﹂ するとアンジュの後ろから足音が聞こえた。 ﹁母さん ﹁ああ、内の母さんが部屋を案内している。﹂ !? ? ﹁それよりも母さんヒルダの方は ? 後編2 261 ﹁部屋で寝ています。﹂ ﹂ まぁいいっか寝る前 するとアリアは謎の笑顔をシンに見せた。シンは疑問に思いながら格納庫を離れ部 屋に戻った。 ﹁あー疲れた。それにしても母さん何であんな笑顔をしたんだろ にシャワーでも浴びるか﹂ シンは部屋のシャワー室へ向かった。 ﹂ シンがシャワーに入ると誰かが入っていた。 ﹁え ごっゴメン ﹂ これは ! ﹂ ! ﹁ーーーーーー ﹁グエッ ﹂ !!!! ヒルダの顔がリンゴのように真っ赤になりシンに目掛けて強烈なキックが炸裂した ﹁イヤァァァァァァァ !!! ! 湯気が晴れるとそこにいたのはシャワーを浴びていた裸のヒルダ姿だった。 ﹁え ? !? ? 262 ﹂ シンは向こうの壁まで跳ばされた。 ﹁あ ﹁シン おーーーい ﹂ 煙が晴れるとシンは目を回しながら倒れていた。 ! !!? を確認した。 ﹁何で俺の部屋にヒルダが ﹁それはこっちの台詞だよ ﹂ ﹂ ﹁俺は暑かったからシャワーを浴びようとしただけだからな ﹁私はシンのママからここが貴女の部屋だよって・・・﹂ ﹂﹂ ! !? !? せたことを ﹁そう言うことだったんだな﹂ ﹁やられた﹂ ﹂ シンとヒルダはようやくあることを思い出す。アリアが突然、謎の笑顔をを二人に見 ﹁﹁はっ ﹂ 5分後シンは目を覚ましシャワーで汗を流した後、上がり急いで私服に着替えて状況 ! ! ﹁あんたのママってどういう性格なの !? 後編2 263 ﹁俺も知らん17年も会っていないから分からんぞ ﹂ ﹁そうなの ? ﹂ !? ﹂ ﹁ねぇ、シン﹂ ﹁ん ﹁あんたのママ・・・優しいね﹂ ﹁うん﹂ ﹂ ﹁私のママよりも・・・﹂ ﹁え あんたなんて産まれて来なければ良かったのに ! ﹁ママは私の事をこう言ったんだよ﹂ ﹁この化物が ﹁・・・﹂ って﹂ シンはタンスの中からキャンプ用の寝袋を取りだし袋の中に入った。 ﹁分かった俺はベッドの下で寝る﹂ ﹁まぁいいわ私は寝るよ﹂ ﹂ ﹁そうだよ ! ? ? ﹁・・・﹂ ﹁それであの女は別の子を産んでいたんだよ私の妹なの・・・﹂ ! 264 ﹁ハハッおかしいだろ 笑ってくれよ ﹂ ! ﹂ 優しく抱きしめた。 絶対に 心に誓って ﹂ 俺と母さんと妹がお ! ﹁ 前を守ってあげる ! ﹁お前だけは絶対に一人にしない ! そんな奴がいたら殴ってやる ヒルダは泣きながらシンに話していた時、シンが起き上がりヒルダに近寄りヒルダを ? ! た。 モカがおりよく見るとタスクの顔面になぜか青アザがあり、爪でかぎられた傷跡があっ 翌朝シンとヒルダは起き朝食しにグリッターの食堂へ行くとアンジュとタスクとモ ﹂﹄ その頃シンの部屋の扉にいるアリアは嬉し泣きしながら親指を立てた。 ヒルダはそれを受けとめ二人の深いさらに深く燃え上がる愛へと入った。 シンの強い思いでヒルダは泣きお互い顔を近付けキスをしシンがヒルダを押し倒し ! ! !? ﹃﹁シン・・・成長したね 後編2 265 後編3 朝日が上り太陽が飛行中のグリッターを照らした。すると目の前にアルゼナルが見 えてきた。 ﹂ ? ﹂ !? ﹁さてともう降りるか﹂ ﹁シン・・・﹂ ﹁言っただろ・・・お前を絶対に一人にしないって﹂ ﹁え ﹁アルゼナルに久しぶりに滞在するか、﹂ ﹁その・・・﹂ ﹁何 ﹁ねぇ、シン﹂ ﹁そろそろ着くか・・・﹂ 艦内放送が流れシンは部屋で準備していた。 ∼﹄ ﹃各 員 に 告 ぐ 各 員 に 告 ぐ 5 分 後 に ア ル ゼ ナ ル に 到 着 い た し ま す。繰 り 返 し ま す ∼ 266 ﹂ シンとヒルダは荷物をまとめてアリアの所へ向かった。 ﹁本当にグリッターから降りるの ﹂ ﹁それに﹂ ﹁ありがとう。母さん﹂ ﹁ん∼・・・許可しましょう﹂ たら俺が守るから﹂ ﹁大丈夫だってもしあのヒルダストーカーのケビンが現れヒルダをまた連れ去ろうとし ﹁なら、いいんだけど﹂ ﹁ああ、ちょっとだけ滞在するだけだから大丈夫だよ母さん・・・﹂ ? ﹂ ﹁分かったよ・・・お義母さん♪﹂ するとヒルダの顔がまた真っ赤になりその後しっかりとした笑顔で話した。 ﹁未来の旦那さんと義理の妹を頼みましたよ♪﹂ アリアはヒルダに近寄り口を耳に近付けた。 ﹁ん ? ! ﹁ ﹂ アリアとヒルダはこそこそと未来の事を話しシンは首をかしげた。 ﹁よろしい 後編3 267 ? その後シンとヒルダそしてタスクとアンジュとモモカはグリッターで送ってもらう ことになった。 ﹂ ? でもこれからのミスルギ皇国の情報が﹂ ? ﹁ああ﹂ ﹁それじゃ行くか﹂ ﹁分かった。ありがとうシン﹂ だ。﹂ ﹁そ れ と 俺 の ペ ル シ ウ ス と お 前 の ヘ ラ ク レ ス も ア ル ゼ ナ ル ヘ 輸 送 す る。も し も の た め ﹁良かった。﹂ ﹁心配するなその件はハンク達が何とかするらしいってだから安心しろ。﹂ ﹁え ﹁お前もアルゼナルに滞在しろ﹂ ﹁何 ﹁タスク﹂ 268 見えてきた ﹁・・・綺麗﹂ ・・・・・・何あれ カッチョイイ ﹂ !! ﹂ ﹂ 各員は驚きを隠せなかった。 ﹁す、すげぇ ﹂ ﹁これ・・・船よね ﹁凄い ﹁それはないと思うよココ﹂ ﹁あれって魔法で飛んでいるのかな ? !? ﹁でも今までの科学じゃこれは作れないよ ﹂ ︵キラキラ︶﹂ ヴィヴィアン、エルシャ、サリアがこっちに来たグリッターを見て発着エリアにいる !? 一方アルゼナル発着エリアにはサリア達がいた ﹁ほよ∼ ! ﹁あらあら∼随分と凄い現れかたねぇ﹂ ? ﹂ !! ちゃ♪﹂ ﹁そ れ は い い と し て 早 く ア ン ジ ュ ち ゃ ん と ヒ ル ダ ち ゃ ん と モ モ カ ち ゃ ん を 出 迎 え な く ? ﹁シンだにゃ∼ ﹂ グリッターの後部かのハッチが開きシン達が現れた。 ? ? !? ﹁後、あの男は・・・誰 後編3 269 サリア達はシン達の方へ走って行きグリッターはシンとタスクの機体をアルゼナル に移送しミスルギ皇国へ向かった。 その様子を指令室から見ていたジルは喜んでいた。 ﹂ ? 直ちに ﹂ ! ﹁フフフフフ楽しいショーが始まるな﹂ ヘルガストの科学者は急いで彼らの所に向かった。 ﹁ハッ ! を授けるように準備をしておくれ﹂ ﹁そうか、それなら彼と私が集めた親衛部隊にネビュラメイルと4機のパンドラメイル ﹁ケビンの改造手術が終わりました。﹂ ﹁何要かな ﹁アルベルト様﹂ その頃、独立連盟帝国の本拠地 惑星ヘルガーンでは・・・ ﹁﹃無事に帰ってきたようだな・・・﹄﹂ 270 後編3 271 その時格納庫にスポットライトが照らされ5機の機体が照らし出されていた。1機 だけは背部にアームのような手が4本あった。 真なる姿 前編1 アルゼナルに滞在して1週間シンとタスクは特訓していた。 ﹁大分、強くなったなタスク﹂ ﹂ ﹁シンもあれからちょっと強くなった気がするよどこで強くなったんだ ﹁聞くと長いぞ﹂ ﹂ ﹁そっか・・・あっそうだ。﹂ ﹁何だ ﹁連盟帝国が言っていた。﹃ヴェクタの遺産﹄って何なんだ するとシンは格闘を止めた。 ﹂ ﹁・・・・・﹂ ﹁シン ﹂ ﹁・・・ヴェクタと言うのは・・・俺の種族の名前だ。﹂ ﹁え ? ? ? ﹂ ﹁簡単に言えば俺は半分、古の民で半分ヴェクタ人 ノーマでも人間でも古の民ではな ? ? 272 く﹂ ﹁つまり ﹂ ﹂ !? 言ってなかったけ 他の連中お前と同じ古の民だぞ﹂ ? ﹁あの女性が いい母さんは古の民でお前も知っていると思うがグリッターの艦長だからな﹂ ﹁俺の親父、サム・ギムデンは遥か古代に存在した。進化しすぎた人類の子孫と言っても !? ・・・えええええええええ∼∼∼∼∼∼ ﹁あれ ﹁え ﹂ !!!!? ? その時、タスクは たんだと俺は思うんだ。だけど私はもう仲間を見捨てたくないんだと﹂ 作らせメッセージを残していた。きっとこれから起こることに運命を変えられなかっ ﹁すまなかった本当にでも彼らは私とサムに会い会いお前にシンと同じARSスーツを たが遅かったとけど彼は言ったんだ。 な人数を彼の元に連れてきたが残りは死んでしまったタスクのご両親も助けようとし 殺されるかと思っていたが俺と同じ絶滅種族のプロセアンのジャヴィック提督が僅か シンは話した。彼らはあの時リベルタスを起こし失敗しエンブリヲの収斂時空砲で ? ﹁何 ﹂ ﹁彼にこう伝えてくれないかな﹂ 前編1 273 ? ﹁貴方を許すと﹂ ﹁分かった。﹂ ﹁それよりもヴェクタってどんな人たちなの ﹂ ? ﹁5万年も からなぁ﹂ ﹂ ? ﹂ ? ﹂ ﹁そ れ を 察 知 し た ジ ャ ヴ ィ ッ ク の 種 族 プ ロ セ ア ン は 大 戦 力 で 戦 っ た が 返 り 討 ち に さ れ ﹁へぇ∼﹂ なぁ﹂ ﹁分からん、何せ俺の先祖とジャヴィックの種族と各惑星の種族が戦った侵略者だから ﹁リーパーズって て滅ぼされていった。﹂ ﹁1700年前リーパーズと言う吸血生命体が現れ各惑星に生きる種族は皆奴等によっ ﹁第一次銀河大戦 ﹂ ﹁そうだ、ヴェクタとプロセアンは1700年前の第一次銀河大戦で共に戦った種族だ !!!? ﹁ああ、何せ彼は5万年生きている人物だからなぁ﹂ ﹁提督が ﹁そうだったなぁ・・・俺は実際に会ったことはないがジャヴィック提督は知っていると﹂ ? 274 た。﹂ ﹁そいつらどれだけいるんだ ﹁10億以上 ﹂ ﹂ ﹁ざっと・・・・10億以上だな﹂ ? ﹁あわわわわ∼ ﹂ ﹁そいつらの星も合わせてな﹂ !!!? ﹁それから ﹂ ダー人と同盟を結び種族銀河連合を結成したんだ。﹂ 力をもつ種族エルダー人と銀河監視者と呼ばれるモーフィスと平和を愛する種族ザン ﹁だからプロセアンは進化しすぎた人類、俺の種族ヴェクタと各惑星の種族高度な科学 ! ﹂ ? ! ﹁要するに・・・﹂ ﹁ジャヴィックが言うには奴等を倒す度に分裂した体の一部がその固体になる。﹂ ﹁どういうこと えていたんだよ﹂ ﹁戦力、勢力、兵力も物凄く跳ね上がっていざ出陣 と思っていたが奴等も物凄い数が増 ? が相手の勢力は5000万以上になってしまった。﹂ ﹁そう相手を増やしてしまったのさプロセアンがそして連合の勢力は2700万以上だ 前編1 275 ﹁嘘だろ ﹂ !? 超最終兵器を作った。﹂ !? ﹂ ? ﹂﹂ !!!!!!!!? た。 いいよ 最初っから聞いていたから﹂ やべぇメイにこの事を話すのすっかり忘れていた ﹂ ! した。勿論分裂した体の一部も含めてこうして種族銀河連合は勝利しヴェクタ人は突 ﹁リーパーズの勢力が2000になった今がチャンスで連合は残ったリーパーズを殲滅 ! ﹁あ ﹁いや、いいよ じゃ続けるぞ﹂ ? ﹁﹁うん﹂﹂ ﹁本当 ! ! 気づくとタスクの横にメイが座って聞いておりシンの衝撃な真実を聞いて驚いてい ﹁ん ﹁﹁2000に てしまったのさ﹂ をたった一撃で10億以上だった兵力と5000万以上の勢力を2000以上に変え ﹁そのまさかだ10体のパンドラメイルとヴェクタの超兵器を使ってリーパーズの勢力 ﹁あれって・・・まさか ﹂ ﹁しかし俺の種族の先祖は進化しすぎた人類だから超高度な科学力がありあれとやばい 276 何で﹂ 然消えたんだ。﹂ ﹁突然消えた アルゼナル上空からドラゴンが多数飛来 その時、アルゼナルから警告音が鳴り響いた。 ﹁凄いだろ・・・あの時は俺とゾーラもビックリしたからなぁ﹂ 各員に告ぐ ﹂ ! ﹂ ! ﹁何だ ﹂ ﹂ !? ﹃各員に告ぐ ﹂ 行くぞ ﹁ドラゴンがここに ﹁タスク ﹁分かった ! シンとタスクとメイは直ぐにペルシウスとヘラクレスの所へと向かった。 ! ! ! ペルシウスとヘラクレスの発進準備を ! ﹂ ﹁メイ ! ﹄ ﹁いいよでも凄いなぁシンのご先祖さんがまさかそういう種族だって言うことが﹂ ﹁二人ともありがとな俺の話を聞いて﹂ ﹁そうか﹂ な、﹂ ﹁俺も分からんだけど俺はこう思う・・・権力を捨て新しい人生に歩もうとしたんだろう ? ! !? ﹁了解 前編1 277 中編1 アルゼナル上空からスクーナー級ドラゴンが多数現れアルゼナルの迎撃システムが ﹂ 作動した。すると一匹のドラゴンが司令部へ突っ込んできた。 ﹁ヒッ ﹂ ﹂ ! 通信機とレーダーが ﹂ パメラが通信コンソールを調べるが ﹁司令 マム ﹂﹂﹂ ﹁・・・現時刻を持って司令部を破棄 ! ﹁大分減ったみたいだね﹂ 一方格納庫では、シン達が侵入してくるドラゴンを撃退していた ! ! ! ﹁﹁﹁イエス ! 以降通信は臨時司令部にて行う﹂ エマの首を強く叩き彼女を気絶させ持っていたマグナムでドラゴンの頭を撃ち抜いた。 おかしくなったエマはライフルのトリガーを引き乱射し三人は身を隠した。ジルが ﹁悪いやつ、死んじゃえー ドラゴンが吠えるとエマの様子がおかしくなった。 ﹁ガアアアアアアアアアー !! ! 278 ・・・ ﹁エレノア隊とベティ隊に感謝ね﹂ ﹁アタシ等の分も稼ぎやがって ﹂ ? するとロザリーとクリスとエルシャは不思議な光景を見た。それは謎の歌声が響き ! ﹂ ドラゴン達が突如アルゼナルから離れて行っていることに 逃げるよ ? ﹁歌 ﹂ ﹂﹄ するとアンジュは歌声に気付く ﹁あれ ? ﹂ !? ﹂ そしてエレノア隊がワームホールから来た赤い機体を警戒していた。 ﹁パラメイルだと 光景を臨時司令部から見ていたジルは驚いていた。 と降りてきた。さらに赤い機体と同じ形状の蒼い機体と緑の機体も降りてきた。その ホールの中からリュウガ・ネイルのパンドラメイル ヤマトに似た赤い機体がゆっくり ドラゴン達はアルゼナル上空から出てきたワームホール周囲を回っていた時、ワーム ﹃﹁この声・・・まさか !? ? !? ド・フェイザー︶を放ちエレノア隊の機体が粒子分解されアルゼナルに直撃した。 すると赤い機体の色が赤から金色へと変わり肩部が展開し収斂時空砲︵ディスコー ﹁何こいつ何処の機体 中編1 279 皆 第三中隊 隊長と部下四名以下ロストしました ﹂ 第一中隊のサリアに達に集約 サリア達を出せ ﹂﹂﹂﹂﹂﹂ パラメイルに騎乗 マム ﹂ ﹂ ! ﹂ アルゼナルの格納庫にいるサリア達が見た光景はさっきの攻撃でアルゼナルの半分 ﹁了解 ﹁﹁﹁﹁﹁﹁イエス ﹂ ﹁サリア、分かっているな ! ! するとサリアが ﹂ 今は命令を実行しろ﹂ ﹁・・・司令、私がヴィルキスで出ます ﹁黙れ ﹁お願いです司令 黙って命令に従え﹂ ! ! ﹁無駄だ ! ﹂ ﹁良し、アンジュに伝えろ、あのパラメイルはヴィルキスではないと無理だ﹂ ﹁はい ! えぐられていたことに戦況がひどく変わった。 ﹁第ニ中隊全滅 ﹂ ﹁残存部隊を後退せよ ﹁了解 ! ジルは直ぐにサリアに指示を出した。 ! ? ! ! そして格納庫で戦っているサリアに命令が出る。 ! ! ! ! ! 280 ﹁どうしてよ・・・ジル・・・くっ ﹂ ! するとサリアはアーキバスからおりヴィルキスに乗り換え発進しようとしたらシン ﹂ は止めようとしたが ! サリアはシンの話を聞かずヴィルキスを発進した。 ﹁待つんだサリア 中編1 281 後編1 出してくれ ﹂ サリアがヴィルキスに乗って赤い機体へ向かいシンはペルシウスに乗りメイに叫ん だ。 ﹁メイ ﹂ !! ﹂ 何これ ・・・あれ !? サリアとヴィルキスは !? !? ジュとヒルダとタスクとモモカが駆けつけた。 ﹁うわ ﹁あそこに ! ﹁サリア ﹂ !? けどシンがペルシウスに乗ってサリアを止めにいったの﹂ 何でヴィルキスに ﹂ ﹁分からない ﹁シンが 失敗したら真っ逆さまだぞ﹂ アタシをヴィルキスの所まで連れていって﹂ ! !? お前正気か !? ﹁ヒルダ ﹁はぁ !? !? !? アンジュはメイが指を指した方向を見ると飛翔形態のヴィルキスが戦っていた。 !! ﹂ メイはペルシウスをカタパルトに乗せペルシウスを起動させ発進した。するとアン ﹁分かった ! ! 282 たくっ ﹂ ! しょうがねぇなぁ ﹂ ! ﹁いいからお願い ﹁あ∼ ! バカにして ﹂ ! ﹁どうしてなの ﹂ ﹂ ﹂ ﹂ ・・・どうして答えてくれなくいの すると向こうからペルシウスが来た。 ﹁サリア こいつは私が相手するのよ ﹂ ヴィルキスを動かせないお前に何が出来る ﹁来ないで ﹁バカ ﹁うるさい !!? ﹁どうして どうしてなの ヴィルキス !? 何で言うことを聞いてくれないの !! ﹂ 赤い機体はヴィルキスに蹴りをだしヴィルキスはそのまま海へと落ちていった。 サリアはシンを黙らせヴィルキスを出力を最大にし赤い機体に突撃しようとしたが !? ! ! !? ひたすら飛び回りアサルトライフルで撃ちまくるしかなかった。 サリアがヴィルキスを変型しようとしたがヴィルキスはそれに答えてくれなくただ ﹁くっ 一方、サリアは赤い機体と苦戦していた。 レスに乗りアンジュを追った。 ヒルダとアンジュはグレイブ・ヒルダ・カスタムに乗りサリアを追いタスクもヘラク ! ! ! ! !! !? !? 後編1 283 ﹂ するとヴィルキスの上にグレイブ・ヒルダ・カスタムが来た 痛姫 ! ﹁良し ﹂ ﹁しっかりしなさいサリア ﹁無理よ、落ちてる﹂ ﹂ ! ﹂ ? ﹁ヒルダ ﹂ ﹂ ﹁今度は何 ﹂ ﹁落とすから拾って ﹁はぁ ! ? ! ﹁え∼∼∼∼∼ ﹂ !! ﹂ ﹁うわぁぁぁぁ∼ するとヒルダの上からサリアが落ちてきた ? ﹂ アンジュはヴィルキスの出力を最大にし墜落寸前に飛び上がった。 ﹁え アンジュがヴィルキスのハンドルを掴んだ途端ヴィルキスが反応した。 ﹁そうでも無いけど ! ﹂ するとアンジュはグレイブからおりヴィルキスに乗り移った。 ﹁行け ! ! 284 !? ﹁無理がありすぎだろ ﹁別料金だぞ バカ姫 ﹂ ﹂ シンが突っ込むとヒルダはサリアを後ろに乗せた。 !? !! ﹂ やりましょうか ﹂ ﹁別料金ってお前・・・﹂ ! そのころアンジュは ﹁うるせぇ ﹁さぁ ! !! ﹂ ﹁あれで五分五分 ﹁すげー ﹂ ? が始まった。 体の腕に装着されている電子光剣天雷を出しヴィルキスへ向かいヴィルキスとの激闘 アンジュはヴィルキスを駆逐形態に変型させ赤い機体へと向かった。すると赤い機 ! ているブレードで防いだ火花が散りヴィルキスは赤い機体を蹴り飛ばした。 ビームをかわしラツィーエルを降り下ろし赤い機体はバスターランチャーに装備され 赤い機体が腰部からバスターランチャーを射ちヴィルキスはバスターランチャーの ! 突然、赤い機体に乗っている者がアルゼナルを破壊したあの歌を奏で始め赤い機体の ﹁♪∼♪∼﹂ 後編1 285 色がまた金色へと変わった。 ﹂ ﹁♪∼♪∼﹂ アンジュはその歌を聴き永遠語り:光の歌を歌い始めた ﹁この歌は !? ﹂ ﹂ するとシンのペルシウスに異変が起きた ﹁何だ !? ﹂ ! ていた。 ﹂ヴィ !? ・・・﹂エ ﹁何だあれぇ ! !? やばいんじゃねぇのか !? ﹁光ってる ﹁おいおい ﹂ロ 三機は今にもあのビームを放とうとしていた。その様子を見ていたタスク達は驚い ﹁あれは ていたジルは驚いていた。 ルキスも白から金色へと変わり二機の肩部が展開した。その様子を臨時司令部から見 イクが展開しアーキバスのようなバイザーが現れ角のようなパーツが前に移動しヴィ ヒルダがシンを心配した途端ペルシウスの色が白・青から金色へと変わり頭部のフェ ﹁どうしたんだシン !? 286 ﹁だよね ﹂ク ﹁はわわわわわ ﹁これは ﹂ ﹂ ﹂ナ ﹁これ・・・シンが言っていた ﹁すげぇ ﹂ ﹂ ﹂ そんな事を言っている場合じゃないだろ ﹁綺麗な所ねぇ ﹁おいおい ! ﹂ ﹁わぁ∼︵ワクワク︶﹂ ﹁何だあれ ﹂ ﹂ ﹁あれって船 !? た。 その時シン達の後ろから銀河連合の艦隊とリーパーズの巨星が現れ戦闘が続いてい ﹁ちょっとココ !? ? !? ﹂ に何かが映ったそれはシンが夢で見た銀河大戦の映像であった。 そして三機のビームが同時に放ち直撃した次の瞬間光が強くなり第一中隊の目の前 ! !? !? !!! ﹁ここどこ∼ !? ﹁凄く綺麗・・・﹂ !? !? 後編1 287 ﹁にしては浮かんでいるぞ ﹂ えた。残ったリーパーズの艦隊は銀河連合の攻撃で大破し爆発していった。 しまう超巨体なワームホールが現れリーパーズの巨星と多数いた艦隊も吸い込まれ消 の巨星の後ろへと周った次の瞬間光線が強く光始めリーパーズの巨星をも飲み込んで グ型の機械の輪に放った。するとリング型の機械の輪から光線が出てきてリーパーズ れ10機のパンドラメイルは肩部が展開し赤い機体とヴィルキスと同じビームをリン すると銀河連合艦隊の中から10機のパンドラメイルと巨体なリング型の機械が現 ? ﹂ !? 預けた。 !? ﹂ !? すると赤髪の少女がマナの検察官に連れて行かれ青髪の少年泣き自分の家へ戻ると ﹁これって、まさか 男性と青髪の少年は健やかに生きて行きそして赤髪の少女と出会った。 ﹁何だこれ ﹂ それは男性と女性が子を産みそのあと女性は消えた別の場所で子を産みある場所へ ﹁何 そしてその光景が消え次は誰かが映っている姿が出た ﹁間違いないタスク、あれがヴェクタの超兵器かもしれない﹂ ﹁あれが・・・﹂ 288 ﹂ 家は燃えており中に入るとヘルガスト兵とその青髪の少年の父親と仲間が戦っていた。 ﹁ああ、間違いない ﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁ ﹂﹂﹂﹂﹂﹂ ﹁俺の・・・記憶だ。﹂ 腹を殴っていた。 そのあと少年は死んだ父親の死体を見て泣きARS スーツを着用しザイツェフの ! ﹂ !? ひょっとしてシンさんとココって ﹂ 青髪の少女は次にピンクの髪の少女と出会った !? ﹁もしかして ﹂ 青髪の少女はアルゼナルで健やかに育ちそこで緑髪の少女と出会い友達になった。 ﹁今度は・・・﹂ そして今度はシンとタスク映像が変わり青髪の少女の姿が映った。 ﹁シン・・・﹂ でシンとタスクは修行し成長した姿が出た。 ルとケルベロスと2体のドローンでザイツェフを倒している姿がありそしてその孤島 そしてまだ小さかった頃のタスクと出会い彼もARS スーツを着用してフェンリ !!!? ﹁私と・・・ココ ﹁私だ !? ! 後編1 289 その時、映像が消え、気が付くと元の場所に戻っていた。そしてもう戦闘は終わって ﹂ おりドラゴンと赤い機体と蒼と碧の機体がワームホールの中に帰っていった。 ﹂ ﹁あらあら∼もう終わっていたの ﹁どうなってんだ ﹂﹂﹂﹂﹂﹂ ﹁・・・そう、俺とココは・・・兄妹だ﹂ ﹁﹁﹁﹁﹁﹁ するとココが そのあと第一中隊はアルゼナルへと戻り真実を話す事になる。 ? !! ﹁シンさんがあたしの・・・・お兄ちゃん ﹂ ﹁シン・・・お前が言っていた妹ってまさか・・・﹂ するとヒルダがシンに近寄った ﹁それよりさっきのあれ・・・﹂ !? ? 290 破壊との再会 前編1 どこか知らない場所で各国の偉い方々の会議があっていた。 ﹂ ﹁ドラゴンから攻めこんで来るなど、﹂ ﹁このパラメイルまさかドラゴンの ﹁シンギュラーの管理はミスルギ後継のお役目、ジュリオ殿下、いえ陛下ご説明を﹂ ? 有り得ん ﹂ ﹁それが、アケノミハシラには起動した形跡が全くないのです﹂ ﹁バカな ! ﹂ !? !? ﹁さらにこれもだ﹂ この機体は ﹂ ﹁あの反乱の災に破壊されたはず﹂ ﹁ヴィルキスだ﹂ ﹁この機体、まさか ﹁だが、そうもいかんのだ﹂ ﹁直ちにアルゼナルを再建し、力を増強せねば﹂ !? ﹁そんなバカな !? 前編1 291 ﹂ ﹂ ﹂ あの忌々しき偽りの人類の兵器 ﹁ペルシウス ﹁まさか ﹁なんと言うことだ ﹂ ﹁監察官からは異常なしとの報告を受けていた﹂ マごときに誘拐されるのを無理はない﹂ ﹁まんまとノーマにあしらわれていたと言うのか ﹂ 無能目 ﹁ミスティの事を愚弄するならば機構とて容赦せぬぞ ﹁どうしようもない﹂ するとエンブリヲが話しかけた ﹂ ﹂ ﹂ これでは一刻の王女がノー ! 私の娘をタブらかしたのは貴様の妹ではないか ﹂ !? ﹁御二人とも落ち着いて﹂ ﹁黙れ、小僧 この罪人の一族が ﹁あれはもう、妹ではありませぬ﹂ ! 今は世界をどう守って行くか話し合うべき時﹂ ﹁そんな言い訳が通じるか ﹁お辞めなさい ! ! ! ? ﹁アルゼナルの管理はローゼンブルム王家の役目、何故放置していた !? !? ﹁それでは乗っている者はヴェクタ人 !? ﹁ノーマが使えない以上、私たち人類が戦うしかないのででしょうか ! !? ? ! !? 292 ﹁エンブリヲ様 ﹁ ﹂ ﹂ ﹁選択肢は二つ、一 ドラゴンに全面降伏する﹂ ﹁本当に、どうしようもない﹂ ? ﹂ !? ﹁え ﹂ ﹁だから、三世界を作り直す﹂ ﹁そんな ﹁二 ドラゴンを全滅させる﹂ !? ﹁素晴らしい作り替えましょう今すぐに ﹂ ﹂ !? ﹂ そもそも間違っていたのです ここまで発展した世界を捨てろと言うのか マと言う存在も奴等を使われないこの世界も﹂ ﹁バカな ﹁では、他に方法がありますか !? ﹁じゃ、庭の鍵を使うと良い気を付けて、ジュリオ君﹂ ? !? ! 忌々しいノー ﹁全てのラグナメイルとパンドラメイルそしてメイルライダーが揃えばね﹂ ﹁壊して世界を作り直す・・・そんなことが可能なのですか ﹁全部壊してリセットする・・・害虫を殺し土を入れ替え正常な世界に﹂ !? ﹁それしかないか﹂ 前編1 293 ! ﹁お任せ下さい エンブリヲ様 ﹂ ! ターブリッジでは、 ﹁聞きましたか、アリア艦長 ﹂ そ の こ ろ ミ ス ル ギ 皇 国 の 情 報 を 盗 む た め ミ ス ル ギ 皇 国 上 空 を 飛 来 し て い る グ リ ッ ﹁出るぞリィザ・・・﹂ ! ﹂ せん。ジャビィック提督 ﹂ ? 第二ざんてい隊長はシン ロザリーとクリスも補佐に付くのだ。﹂ ヴィアン、は補佐に付け ﹁全 パ ラ メ イ ル 部 隊 を 統 合、部 隊 再 編 成 す る ざ ん て い 隊 長 は ヒ ル ダ エ ル シ ャ と ヴ ィ ﹁生き残ったのはこれだけか・・・指揮経験者は た。格納庫にはジルの目の前に生き残ったメイルライダー達が集まっていた。 の大修理 マギーは患者の治療 ジャスミンはドラゴンの死体を大穴の中に捨ててい その頃アルゼナルではドラゴンとの戦闘で壊滅状態になっておりメイはパラメイル グリッターは急いでアルゼナルヘ向かった。 ! ﹂ ﹁分かりました。ヒカル ﹂ ! ﹁了解 ! ﹁ええ、世界を作り直す・・・なんておぞましき事を急いでシン達に伝えなければなりま ? 294 ︽イエス マム ︾ ! ﹂ ﹁ちょっと待て、シン ﹁何だ ﹁そうだよ ﹂ ﹂ ﹁お前とココが兄妹ってどう言うことなんだ ! ﹁何 ﹂ ﹁お母さんはどんな人なのですか ﹂ ﹂ ﹂ メイルライダー達は解散しシンはその場から離れようとしたとき ! ﹁あのぅ、シンさ・・・シンお兄ちゃん﹂ ! !? ? ﹁・・・・・・優しい人だよ﹂ ﹁ ? ? ﹂ ? ﹂﹂﹂﹂﹂﹂﹂﹂ ぎた人類 ヴェクタだ﹂ ﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁﹁ヴェクタ ! ? それあのケビンが言っていた事だあれってシンとココの事だったんだ ﹂ ﹁昔の人間の名前だ。でも俺とお前はノーマでも人間でも古の民でもない・・・進化し過 ﹁古の民 ﹁化物と呼ばなくいつも俺とお前の事を物凄く心配している正しき人間いや、古の民だ﹂ ? ﹁あ ! 前編1 295 ﹁正確に言えばヴェクタと古の民のハーフだ﹂ ﹂ ? ︾ !? ﹂ !? ﹁マジかよ ﹂ ﹂ !? ﹁な、何 ﹂ するとヒルダがつまらなさそうな表情していた。 ﹁ふーん・・・・﹂ ﹁と言う訳だ﹂ !? ﹁そうだ﹂ ﹁ゾーラお姉さまも ﹁正直俺とゾーラ、タスクとメイにも言われた﹂ ﹁何なんだよお前の先祖って シンはヴェクタについて話した。 ﹁はぁ∼、仕方ない教えるか﹂ ︽超兵器 ヴェクタ人が作り上げた超兵器の一部だ。﹂ ﹁親 父 が ヴ ェ ク タ 人 で 母 さ ん が 古 の 民 な ん だ。そ し て ペ ル シ ウ ス は 俺 と コ コ の 先 祖 ﹁ヒルダちゃん、ハーフと言うのはね半分の血を受け継いだ者の事だよ♪﹂ ﹁ハーフ 296 ? ﹂ ﹂ ﹂ 私たちはココを親友と思っています ﹁いや、シンにそんな秘密を隠していたんだと思ったんだ。﹂ ﹁そうか・・・﹂ ﹂﹂ ♪お兄さん ﹂ ﹂ ! だ ! ﹁﹁シンさん ﹂ ﹂ ! ﹁何だミランダ、ナオミ﹂ ﹂ けどここで言わせてください ﹁私たち、ココがヴェクタ人でも構いません ﹁ミランダ ! ﹁シンさんの事をお兄さんと言わせてください ﹂ ! ! ﹁ええええええ∼ ﹁シン﹂ ﹁はぁ ﹁うわぁっ ! ﹁はぁ∼仕方ない、良いよお兄さんって言っても﹂ ﹁言わせておけば ﹁何だヒルダ ﹂ ﹁ココだけずるいです∼ ﹁ちょっとミランダ落ち着け !!? ? ? ! ! !? ! 前編1 297 ミランダがシンに抱きつきココも抱きついて来た。 ﹂ ! ﹁うわっ 寝過ごした ! ﹂ 一方ある部屋ではヴィヴィアンが起きた ﹁﹃やれやれ妹がもう一人増えてしまったなぁ・・・﹄﹂ ﹁シンお兄ちゃん 298 ! 前編2 ﹂ 寝坊したヴィヴィアンは廊下を歩いていた。 ﹁なんか大きくなった気がするなぁ ? エマ監察官だ ﹂ ﹂ すると別の道からエマ・ブロンソンが現れた。 ﹁あ ! ﹁エマ監察官だぁぁぁぁ ﹁あれ 何で ﹂ !? ...これ...私 ﹂ !? !? ナー級のドラゴンだった。 ﹂ 鏡に写ったのはピンクの肌鋭い牙と爪そして尻尾がありいつも討伐しているスクー ﹁え アンはそれに気付き驚いていた。 すると残骸の所にある鏡の破片がヴィヴィアンの姿を写し出されていた。ヴィヴィ !? なぜかエマはヴィヴィアンを見て叫び気を失った。 !! ! ? ﹁これって・・・えええええ∼ 前編2 299 ...ドラゴン ﹂ ﹂﹂﹂ その時、向こうからパメラ、オリビア、ヒカルが駆け付けた。 ﹁ !? ﹁﹁﹁きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ !? ﹁ど ど ど ! どうなってるんだ ! ﹂ !? ︾ ・・・ヴィヴィちゃんは 皆覚悟は出来てるか ﹂ !? ﹂ !? を話していた。 マム ﹁アルゼナル内にドラゴンがいる ︽イエス ﹁あれ するとエルシャがヴィヴィアンがいないことに気づく ! ﹁そういえば、俺の話を語るとき、居らんかっなあ・・・一体どこに ? ﹂ その頃、ドラゴンの姿になったヴィヴィアンは走っている内にカフェテリアに辿り着 ? ! ! そしてアルゼナル内に警告音が鳴り響いた。臨時作戦部でドラゴンとの交戦の作戦 ! 三人は叫びヴィヴィアンは急いで逃げた。 !! 300 いた。 ﹁う∼何でこんなことに・・・ん ﹂ ? ﹂ すると台所から美味しそうな匂いがヴィヴィアンの鼻に来た。 ﹁この匂い...もしかして !? カレーだ いただきま∼﹂ ヴィヴィアンは台所に行き鍋がありその蓋を開けるとカレーが入っていた。 ﹁うわっ ! ﹂ ヴィヴィアンはカレー鍋ごと持ち上げると持ち手が壊れた。 ! ﹂ ﹁あれれ ﹂ ﹁いたぞ ﹂ !? ﹂ ! ヴィヴィアンはそれに驚き外へ逃げた。 しかしドラゴン姿のヴィヴィアンに目掛けてライフルで射ってきた。 ﹁アンジュとサリアだ 2階からアンジュとサリアが来た。 ﹁ ? いかスプーンが曲がった。 ヴィヴィアンは素手で食べるのはいけないと思いスプーンを手に取るが力が強いせ ﹁あれ ? ! 前編2 301 ﹂ ・・・♪∼♪∼﹂ その歌にアンジュは気付いた。 りを歌い始めた。 そして一足先にアンジュが来てライフルを構えた途端ドラゴンがアンジュの永遠語 ヴィヴィアンは飛びながらアルゼナル上空を飛んでいた。 ﹁外へ逃げたわ ! ﹂ ﹂ !! ﹂ ! てきた。 何するんだ ﹁アンジュ ﹂ ﹂ アンジュは歌いながらドラゴンに近づいた。 !? ロザリーがドラゴンを射とうとしたらアンジュがロザリーの足下にライフルを射っ ﹁いたぞ そしてアンジュに続きヒルダ達が駆け付けた。 ﹁ ﹁アンジュ∼ アンジュは永遠語りを奏でているとドラゴンの意識が見えヴィヴィアンが現れた。 ﹁ !? !!? ﹁うわっ !? 302 ! タスクも心配するがちょうどジルとマギーが来た。 そしてアンジュは歌いながら徐々にドラゴンに近付きドラゴンに触れた直後ドラゴ ンが消え煙へとなった時、声がした。 あれ あれれ ? ? ! 私って何 ﹂ ﹁ここでクイズです ・・・人間なのにドラゴンはだ∼れだ ・・・あれドラゴンなのに 人間 ? !? ﹂ ! ・・・あれドラゴンなのに人間 ? ヴィヴィアンが言った言葉に気づく ﹂ ﹃人間なのにドラゴンはだ∼れだ !? ちょうどその時、バルカンがアンジュが近づいていることに気づき吠えた ジュを追った。 アンジュはドラゴンの死体の山がある大穴へ向かいタスクやシン、ヒルダ達もアン !? ﹂ するとアンジュはジャスミンがドラゴンの死体を大穴の中に捨てていた事にそして ﹁よく頑張ったなアンジュ﹂ 射器を打った。 ヴィヴィアンは泣きながらアンジュに抱きつくとマギーが近付き麻酔薬が入った注 ﹁アンジュ∼ ﹁分かっていたはあなたがヴィヴィアンだって言うことを・・・﹂ ? ﹁まさか 前編2 303 ﹁ワンワン ﹂ ﹂ !! ﹂ め人の姿へと変わった。 へ投げるとドラゴンの死体が燃え始めた。するとドラゴンの姿がみるみると変わり始 ジャスミンはポケットからライターを出しライターの火をつけドラゴンの死体の山 ﹁来るんじゃないよ それに気付いたジャスミンは怒鳴った。 ! ﹁アンジュ ・・・ エルシャが怯え ﹂ ﹂ ﹂ !? ﹁アンジュおまっ... ! そしてタスク達が来た。 ﹁ !!? ﹂ !! ︽ ︾ ﹁よくある話だろ !? ﹂ すると後ろからジルが来た。 ﹁二人とも見てはダメだ するとシンはココとミランダの両目を手で隠した。 ﹁何...これ !? !? 304 ? ﹁化物の正体は人間でした。﹂ アンジュは燃えるその光景を見て思い出す今まで戦ってきたあのおぞましいドラゴ ・・・う ﹂ ンがまさか自分達と同じ人間つまり ﹁私......人間を ! ﹁ジル アンジュに言わなかったのか お前 ﹂ ﹁教えてどうする ﹁ジル ﹂ ? !? ﹂ !! ! ジルが基地の近くの林を歩いていると アンジュは怒鳴りジルは基地へ戻った。 ソくらいよ ﹁もうドラゴンも殺さない ・・・ヴィルキスにも乗らない ・・・リベルタスなんてク その時アンジュが シンの心に怒りが沸いた。 ! ﹂ アンジュは気持ち悪くなり吐いた。モモカが背中をさする。 !? タスクがジルに話したが ! ! ﹁ ﹂ ﹁神様か﹂ 前編2 305 !? ! ジルが歩いている道の木の下にエンブリヲがいた。 ﹃創造主﹄と言う意味であれ・・・正解か ? ﹂ !! ﹁シン ﹂ ﹁この放送は ﹂ ! た。 ﹁さぁ、アンジュリーゼ最後の時だ ﹂ 一方、アルゼナルに近づいてくるミスルギ皇国の艦隊その旗艦にジュリヲが笑ってい !? 闘を止め﹄ ﹃こちらはノーマ管理委員会直属、国際救助艦隊です。ノーマの皆さんドラゴンとの戦 シンは怒りながらビームソードを出しエンブリヲに刺そうとしたとき、 ! ! ﹁てめえの首を取ってやる ﹂ 向こうからスナイパーライフルを構えたシンがいた。 ﹁おやおや﹂ ﹁エンブリヲ ジルがエンブリヲにマグナムを向けた途端別の発砲音が聞こえた。 もしれんが﹂ ﹁私は自分から名乗った事は一度もないぞ 306 その時旗艦の格納庫に無数にも並ぶ円盤と巨体な豪腕と背部に4本のアーマーと翼 ここをお前の墓地にしてやる ! ﹂ 見たいな物が装備されておりコックピットの中で誰かが何かを笑っていた。 ﹁シン・ギムデン 前編2 307 ! 中編1 助けが来ましたよ ﹂ アルゼナルにノーマ管理委員会の艦隊の放送が流れモモカは嬉しがりアンジュに話 した。 ﹁アンジュリーゼ様、助けです ︾ ﹁違う﹂ ︽え ! ﹂﹂﹂ ? ﹁﹁﹁イエス マム ﹂﹂﹂ ! アルゼナルの各地から対空パルスキャノン砲台が現れ防御体制を整えた ! ﹁戯言だ。対空防御体制﹂ ﹁﹁﹁え ﹁耳を貸すなよ﹂ 一方、ジルは臨床司令部に行きパメラ達に話した。 ! ? ﹁これは・・・罠だ ﹂ するとシンがあることを思い出す ! 308 ﹁アルゼナル対空兵器を起動 ﹂ ! 断じて見過ごすわけにはいかん 全艦...攻撃開始 たった今ノーマはこちらの救援を拒絶した これは我々、いや、全 ! 世より、全艦艇へ ﹁はぁ、やれやれ...平和的に事を進めたと言うのに......旗艦エンペラージュリオ一 ! 人類に対する明確な反逆である ﹂ ! ! 来るよ ﹂ ! た ...小娘共 ! ﹂ !? ﹁なんて事を ﹂ アリアはアルゼナルにいる二人の子どもを心配していた。 ! ! ハンクが大声を上げ ﹂ その頃ステルス状態のグリッターは大急ぎでアルゼナルヘ向かっていた。 スキャノン砲台が破壊された。 対空パルスキャノンでミサイルを破壊するが残りのミサイルが破壊出来ず対空パル ﹁え ジャスミンはミサイルが来ることに気付きアンジュ達に知らせた ﹁ん !? ジュリヲ率いる艦艇は主砲とミサイル、格納庫にある円盤ピレスドロイドを出してき ! ﹁無事でいてシン、ココ 中編1 309 ﹂ 一方アルゼナルの廊下では皆が集まっておりエルシャが子供達にオルゴールを聞か せていた。 ﹁攻撃して来やがった 離脱、反攻作戦を開始する ...作戦名は.....リベルタス のは武器を持ち、アルゼナル最下層に集結せよ、以上だ﹂ ﹂ 司令と ﹂ ジルは通信を切りパメラ達に話した。 ﹁お前達はどうする ﹁・・・・・・共に参ります その頃ジルは古の民によって造られた潜航艦アウローラを案内した。 サリアはアンジュとモモカを睨んだ ﹁分かってるわ﹂ ﹁サリア、アンジュは必ず連れてこい﹂ ! ! ! ! ! ? ...志しを同じくするも が、抵抗する者は共に来い ........これよりアルゼナル司令部は人間の管理下より 回収し別の場所で別の戦いを従事させるつもりなのだ...それを望む者は投降しろ、だ ﹁諸君、これが人間だ...奴等はノーマを助けるつもりなどない...物のように我々を ロザリーとクリスが慌てていた時、ジルからの放送が流れた。 ﹁シンの言う通り本当に罠だったんだ﹂ ! 310 ﹁いつのまにこんな ﹂ !? マム ﹂﹂﹂ 発進準備だ﹂ ﹁パメラは操縦席へ座れ、ヒカルはレーダーに付き、オリビアは通信に行け、全システム 起動 ﹁﹁﹁イエス ! ﹂ !? ﹁﹁ ﹂﹂ ﹂ 指揮下に入ります 副指揮下に入る ﹁ヒルダ了解 ﹂ ﹁シン了解 ﹁はぁ ﹂ ! ﹁イエス ﹁ ﹂ マム ﹂ ! ヒルダちゃん、シン君 ! ﹂ すると子供達を連れたエルシャが来た。 ! ﹁まもなく敵の第ニ波が来る...パラメイルで迎撃を...﹂ ﹁人間達には恨みも憎しみもある...反旗を翻すには良い機会さ ! !? !? ! ﹂ ! ! ! ﹁司令に従って死ぬか、人間共に殺されるか選べってことでしょ﹂ ﹁反攻ってどう言うことなんだよ 廊下でジルの話を聞きロザリーが驚いていた ! ! !? ﹁私も行くわ 中編1 311 ﹁守らなくちゃね 大切な者を...﹂ ﹂ 念のためあれを造っておいて良かった﹂ ゲオルギー始動 するとシンは通信し何かを読んだ ﹁良し ! ﹁システムログイン ! ! ﹁何だ ......うわぁ ﹂ !? ﹂ !? ﹂ 等に戦えるそしてエルシャの守りたい者も守れる﹂ ﹁ありがとう...シン君﹂ するとクリスが大声を上げた。 ? !? そうだろアンジュ...ん ! ﹁人間に歯向かって生きていけるわけないでしょ ﹁ヴ ィ ル キ ス は が 最 優 先 だ ﹂ ! 弾薬の装填は後回し ! 非常用エレベーターに乗せるんだ ヒルダがアンジュの方を見るとそこにアンジュはいなかった。 ﹁殺ってみないと分からないさ ﹂ ﹁念のために攻撃型アンドロイド...ゲオルギーを開発したんだ。これなら人間共と対 ﹁シンこれって 現れたのは白いロボットが27体が現れた。 ? すると廊下の向こうから何か金属の足音が聞こえた ! 312 ! 発進準備は ﹂ ﹂ ﹂ メイが大急ぎでパラメイルを整理していた。 ﹁メイ ﹁あたしらもね ﹁ああ、いつでも行けるよ ? 、シン副隊長 ﹂ ターニャ以下五名、出撃準備完了です ! 突然の声の正体はターニャ達であった。 ﹁ヒルダ隊長 ﹁良し﹂ ! した。 ﹂ ヒルダがターニャ達に命令しシンはペルシウスに乗りターニャ達も後に続いて発進 ! ! ! ! ! ﹁第一中隊出撃 中編1 313 中編2 あれを ﹂ シンに続いたターニャ、イルマ、シャノン、カミラ、ナンシーはあるものと遭遇した。 ﹂ ﹁シン副指揮下 ﹁ !! ﹂ !? ﹂ !? ﹂ !? しかし無数いるためシン達は苦戦していた時、何機か射ち漏らしアルゼナルの発着エ シン達は武器をピレスドロイドに向けて発砲した。 ﹁何 しシン達へ突撃してきた。 そしてその巨体な豪腕を降り下げるとピレスドロイドからディスクブレードを展開 ﹁何を するとその機体が巨体な豪腕を上げた ﹁何だあれは ハイドラガンダムのアームを4本ある機体︶がいた。 腕を持った黒い機体︵分かりやすく言えばファフナーに出てきたマークニヒトの背部に シャノンが指さした方向を見るとピレスドロイドが浮遊しておりその中に巨体な豪 !? ! 314 ﹂ リアを破壊していった。 ﹁クソッ ...シンどうなってるんだ するとヒルダからの通信が来た。 ﹁何が起こってんだ !? ﹂ ...上空に所属不明機と無数の円盤が飛んでるんだ ﹂ ﹁ヒルダ ﹂ ﹂ ! !? ! ...助けてぇぇぇ ﹁何が ﹁た !! !? ﹁ ﹂ ﹁・・・・・・また会えたなぁ﹂ ペルシウスのファーフェルで防いだときその機体に乗っている人物が話しかけてきた。 がシンに向かって来た。するとその機体の指からビームクローを出してきた。シンは シンはピレスドロイドに連れ拐われているシャノンを助けようとしたとき、謎の機体 ! ! ﹁お前 ...ケビンだな ﹂ 腕の恨み貼らさせて貰うぞ ﹂ ! !? 出しさらには背部にあるアームを起動し先端からビームサーベルを出してきてシンに ケビンのネビュラメイル...ヘカトンケイムはもう片方の指からビームクローを放 ! ! シンはファーフェルを降り防御体制をした。 !! ﹁そうだ 中編2 315 襲いかかってきた。シンはペルシウスの固定武装ニードルガンを撃ったが四本のアー ﹂ ムが回転しビームのバリアを作った。 ﹁チッ 強制オーバーダウンシステム発動 ﹂ ! ﹂ 改造手術をして組み込んだシステムの機能は ントモードが解除された ﹁何 ﹁どうだ !? いた ﹂ ! するとクリスの後ろからマナの特殊部隊の一人が現れヒルダはそれに気付き庇った ﹂ ... 私達皆殺されるんだ ﹁クソッこれじゃパラメイルが出せねぇ ﹁もう終わりだ ! ﹁泣き言、言ってんじゃねぇよ ! ! ! ﹂ 入し罪のない人達を殺していったがシンの作ったゲオルギー達がヒルダ達を援護して シンが空中で戦闘しておる中、アルゼナル内は大苦戦していた。マナの特殊部隊が侵 ﹂ ! !? !? ﹁厄介だ ﹂ するとヘカトンケイムの間接部の色が銀色から赤へと変わった瞬間シンのオーグメ ﹁させるか ! シンはオーグメントモードを発動させ相手の動きを見ようとしたとき ! 316 ﹂ ﹂ ら腕を撃たれヒルダはライフルを乱射しマナの特殊部隊を殺した。 ﹁大丈夫かい ...怯むじゃねぇぞ ﹁ありがとう...﹂ ﹁皆 ︾ ! !? マム ! ﹂ ? ﹂ ﹂﹂﹂﹂ ! た。 ﹁ありがとうございます ! ﹂ さらにその頃、火炎放射器を持った兵隊が各部屋を燃やし続けており子供達が今、正 ! ﹂ 上からヒカル︵古の民︶がデュアルマシンガンでマナの特殊部隊に乱射し倒し着地し ﹁﹁﹁﹁ ﹁させるか マナの特殊部隊はサブマシンガンを人質に向けたとき せ﹂ ﹁目的はアンジュリーゼとヴィルキスとペルシウスとメイルライダーだ...構わん、殺 ﹁どうします隊長 その頃アルゼナルカフェテリアでは逃げ遅れた人がマナの特殊部隊に捕まっていた。 ︽イエス ! ! !? ﹁さぁ皆こっちだよ 中編2 317 に燃やされそうになっていた 何だ ... ﹂ 時、フィーリが火炎放射器を凍らせた ﹁なっ !? !? ﹂ はい ﹂ ありがとうございます 氷の妖精さん ﹂ ! ﹁大丈夫 ﹁あっ ﹁いえいえ... ! ﹂ !? ﹂ ? ﹁行っても、ん ﹂ カズはグレネードランチャーを射ち兵隊を爆死させた。 ﹁ちょっと離れてろ﹂ 現れたのはグレネードランチャーを持ったカズだった ﹁貴方は ﹁困ってるか 一方エルシャは子供達を助けに向かおうとしたとき げた。 すると向こうから兵隊がやって来たフィーリは直ぐに氷の壁を作り子供達を連れ逃 ! ! 子供達は何が起こったのか分からなく混乱していたとき扉からフィーリが来た 兵隊はフィーリのアイスビームで凍らされた。 !? ! ? 318 ? ひどいですよ ﹂ す る と 向 こ う を 見 る と 氷 で で き た ド ー ム が あ り そ れ が 崩 れ る と 子 供 達 を 連 れ た フィーリが出てきた ﹁ちょっとカズさん !? ﹁ああっ 良かった ﹂ ありがとうございます ! ﹂ ﹂ 前よりかさらに 止めだぁぁぁぁぁ ﹁つっ強いコイツ ﹁おらぁ ﹂ ! !? ﹁待たせたな ﹂ ! ﹂ ! ゾーラ ! ﹁手伝うぞ ﹂ ﹂ その時向こうからバンシーハンク・カスタムとゾーラ・カスタムが来てくれた ! ! ﹁おらおらどうした その頃シンはまだケビンと苦戦していた 子供達は無事にエルシャと合流し最下層へ向かった。 ! ﹁あっエルシャママだ ﹁ごめんごめんまさかお前がおったなんてなぁ、﹂ ! ! ﹁嫌々例を言うならフィーリに言ってくれ﹂ ! ! ! ハンクのバンシーがマシンガンを向け発砲しそれを受けたヘカトンケイムは下がっ ﹁ハンク 中編2 319 た ﹂ ﹁大丈夫か ﹁ああ ﹂ !? ﹂ ていた。 ﹂ ケビンは舌打ちしたが何故か笑っておりウイングの翼の六枚の羽がいつもより輝い ﹁チッ ﹁さぁて形勢逆転だな ! ! ! 320 後編1 ケビンが笑うとヘカトンケイムのウイングにある6枚の羽がとれ始めヘカトンケイ ﹂﹂﹂ ムの周りを漂い始めた。 ﹁﹁﹁ ビット‼﹂ シン、ハンク、ゾーラは6枚の羽が取れたことに驚きケビンが叫んだ。 !? ﹂ すると6機のビットが真っ先にペルシウスへと襲いかかってきた。 ﹁殺れ ! ﹂ ! ﹂ !? ﹂ バスターソード目掛けて突進してきた。 ゾーラはバスターソードでビットを弾き防ぐがビットが隙を作らせようとしつこく ﹁こいつら何なんだ ハンクはバスターライフルで向射つが読まれているのか避けられている ﹁クソッ シンはペルシウスで避けるがビットはしつこく追いかけてきた ﹁ ! ﹁きりがねぇ 後編1 321 ! ﹂ するとケビンはふざけた笑い声を上げた シンが怒鳴る ﹁ハハハハハハ ﹂ ハハハハハハ ﹂ ﹂ ﹂ 間抜けにも程があ 俺があの娘をさらった お前らの苦しむ姿が俺のビットにてこづるなんてなぁ ﹁何がおかしい るよ ﹁最高だよ ﹂ シンが怒り ﹁コイツ ﹁殺す 後、たっぷり犯してあげるからなぁ∼﹂ ! !! ゾーラも怒った ﹁むかつく ! ! ! ハンクも怒り ! ﹁そ れ に あ ち ら で は 俺 の 花 嫁 が 傷 つ い て い る な ぁ ∼...ま っ ! ﹂ !! するとペルシウスが水色に光始めた。 ﹁貴様ぁぁぁぁぁ ケビンのふざけた言葉によりシンの怒りメーターの数値がMAXへとなった時、 ! ! !? 322 ﹁何だ ﹂ ﹂ ﹁これは !? ﹂ ! ...フェイゾン粒子 色に輝いた ﹁これは ﹂ ...これなら ﹂ ! ﹂ !! ﹁やるな ﹂ ペルシウスはフェイゾンファーフェルを振り回しビームの刃を防いでいた。 !? り覚醒したペルシウスはファーフェルが分離し二刀流へとなりファーフェルの刃が水 ヘカトンケイムはビームクローとビームサーベルを突き付けペルシウスに襲いかか ﹁良い戦いになるな ウイングを放出した。 膝のパーツが展開し中から三枚のスラスターパーツが出てきてウイングが開きビーム が外れツインアイへと変わりフェイクがオープンし口らしき形になった。さらに肘と ペルシウスの頭部から角らしきパーツが前に移動しバイザー式のアイからバイザー ﹁やれやれ、やっと覚醒したか ! !? ! ! ﹁お前だけはぁぁぁ 後編1 323 その頃アンジュはヴィルキスに乗り崩れた残骸をグレネードランチャーで破壊し出 撃したその時サリアが追いかけてきたが両腕をラツィーエルで斬られ墜落した時、ヴィ ルキスの色が白から赤へと変わり艦艇へ向かった艦艇は多数のミサイルを発射しヴィ ルキスに向けて撃ってきたがラツィーエルから高出力エネルギーブレードで斬られ残 ﹂ りのミサイルがヴィルキスに直撃したがヴィルキスから光学障壁︵ビームフィールド︶ を発生していた。 ...なら ! ﹂ !! ﹂ !! 艦艇のブリッジを斬られ破壊され ヴィルキスは駆逐形態へ変型しエネルギーブレードを放出したラツィーエルを持ち き抜けられ爆発した 艦艇も必死にヴィルキスを攻撃するが光学障壁で守られているため成す術もなく突 ﹁沈め へ突撃した ヴィルキスが艦艇を突き抜け爆発しアンジュはヴィルキスを旋回しもう一隻の艦艇 ﹁はぁぁぁぁぁぁぁっ がら艦艇へ突撃しに行った アンジュはヴィルキスを飛翔形態へと変型し無数に来るピレスドロイドを破壊しな ﹁光の障壁 !? 324 相手はたかがノーマ一人﹂ エンペラージュリオ一世にいるジュリオ達と乗組員は焦っていた ﹁何をしている 急いでその場を離れた。 ..グアアアアアアア∼ ﹂ するとヴィルキスのコックピットからアンジュが現れた。 ﹁アッアンジュリーゼ ! ﹁クッ ﹁﹃撤収 ﹂ ! ﹂ 新政皇帝ジュリオ一世だ全艦艇は直ちに撤収を ﹄﹂ 早く医者を ノーマ達は ﹁止めさせたぞ ﹂ ! ﹁今すぐこの虐殺を止めなさい アンジュがハンドガンを持ちジュリオの右足を射ちジュリオは悲鳴を上げた。 ! !? 話が違う 早まるな 要件は何でも聞く だから殺さないでくれ ﹂ その時ブリッジが斬られジュリオだけ残り上からヴィルキスが舞い降りたリィザは !? ! !? ! ! するとアンジュはヴィルキスに乗りラツィーエルを振り上げた。 待て !! ﹂ !! 物を殺すため くたばれぇぇぇ 場所を壊し、仲間を皆殺しにしようとした。最後に憎悪で満ちたこの腐った本当の化け アンジュはジュリオがやって来たことに怒りを持っていた一つは両親一つは生きる ﹁まっ ! ! !? ! !? ﹁生きる価値のないクズめ ! 後編1 325 ﹂ アンジュは渾身を込めたラツィーエルを降り下げた その時 貴方...さっきの ﹂ ﹁エン...ブリ...ヲ ﹂ ﹁アイツッ ﹂ コイツを...アンジュリーゼをぶっ殺してください エンブリヲ様所へ向かったか ﹂ ! ケビンのヘカトンケイムもペルシウスを追った ! た。シンはそれに気付き猛スピードで旗艦へと向かった。 今すぐ ジュリオの旗艦を見ると黒いヴィルキスがおりその横に覚えのある人物が立ってい ﹁あれは その時、別の場所で戦っているシンはある人物を見た。 !? に ﹁エ...エンブリヲ様っ ﹁ ﹂ ヴィルキスに似た黒い機体がビームシールドを展開しヴィルキスのエネル ﹁ひぃぃぃぃぃぃぃ !! ギーブレードを防いだ ! !? ! !? !! !! !? 326 ﹁アンジュ...君は美しい、君の怒りは純粋で白く何よりも厚い、理不尽や不条理に立ち 向かい...焼き尽くす炎のように...気高く美しい物、詰まらない物を燃やして、その ﹂ 炎を燃やしてはいけない....だから..私が殺ろう﹂ ﹁ ﹂ ﹂ ﹁永遠語り !? ﹂ ! ﹂ ! ﹂ するとヒステリカの両肩とウイングが展開した ﹁エンブリヲ そして翼と尻尾をだし飛んでいたリィザはエンブリヲを睨んだ。 ﹁あの歌、まさか ﹁この歌...知ってる...﹂ そしてヴィヴィアンを乗せたタスクとナオミはアンジュの所に向かった !? ﹁あれは ﹁♪∼♪∼﹂ エンブリヲはの機体...ヒステリカを上昇しながら永遠語りを奏で始めた。 ﹁君の罪は...私が背負う﹂ !? !? そしてヒステリカから収斂時空砲を放ちジュリオが乗っている旗艦を破壊した ﹁ヴィルキスと同じ武器 後編1 327 ﹁ああああああああ∼ ﹁何なのよ ...貴方 ﹂ 一体何者 ﹂ するとアンジュはエンブリヲに話した。 !!! ! !? ﹁タスク ﹂ ﹂ そいつは危険だ ナオミ ! ﹁アンジュ ﹂ その時エンブリヲの横からヘラクレスのビームが飛んできた。 !? ! ﹂ ! ﹁タスク∼ ﹁﹁アンジュ ﹂﹂ ナオミ∼ ﹂ !! ﹂ ! 時空砲が放った途端ヴィルキスと共にタスク達が消えた その時、アンジュの指輪が光ヴィルキスの色が白から青へと変わりヒステリカの収斂 ﹁ダメ∼ !? ! アンジュはそれに気付きタスク達の所に向かう ﹁いけない ﹁♪∼♪∼﹂ ﹁無粋な﹂ エンブリヲはタスク達を見て歌い出す ﹁アンジュ離れて∼ ! ! ! 328 ﹂ ﹁やれやれ逃げられてしまったか...﹂ ﹁エンブリヲォォォォォォォ ﹂ ﹁待っていた !!! 貴様の首を狩り取ってやる ﹂ この時を ﹁はぁぁぁぁぁぁぁぁ ! ﹂ ! 展開した ﹂ ﹁何だコイツ ﹁愚弟 !? ﹁アルベルト ﹂ お前が何でここに ﹁この俺を覚えているか ﹂ !? !? ﹂ 突然の声にシンは攻撃を止めた時、その機体から仮面を被ったアルベルトが現れた。 ! ﹂ 白のカラーをしておりヒステリカとペルシウスに似た機体が現れ手の平からバリアを ペルシウスがエンブリヲにファーフェルを降り下ろそうとしたとき目の前から赤と !! ! すると向こうからファーフェルを構えたペルシウスが飛んできた ﹁ん ? !? !? なった するとアルベルトは仮面を外し素顔を露にした途端、シンの心に想像絶する再開と ﹁え 後編1 329 ﹂ ﹁これでも忘れたとは言わないでくれよ﹂ ﹂ ﹁・・・・・・兄さん ﹁兄さん ? ゾーラは通信を聞きシンの方を向いた !? ﹁それが ﹁シン ...それが兄貴の ...シン ﹂ !? ...シン ! 弟への言葉かぁ ! ﹂ !! ﹂ !!? それよりもシン ? アイツは ﹂ !? ﹁.................﹂ ﹁逃げたのか ! アルベルトが謎の言葉を残しエンブリヲと共に消えた ﹂ ﹁愚弟よ...覚えておけこれから始まる最後の晩餐を楽しみにするが良い﹂ シンは目を覚ましハンドガンを捨てた時、アルベルトが話しかけてきた ﹁は ! そしてハンクがシンを呼んでいた ! ゾーラは怒りながらバンシーのパルスライフルをアルベルトに向けた。 時、 するとシンの様子がおかしく腰部からハンドガンを取りだしそれを頭に突き付けた ﹁シン...いや、我弟よ兄より...お前に命ずる......死ね ! 330 ﹁アイツは......アルベルト...前世の...俺の....兄貴だ﹂ ︾ ﹁ん∼ ﹂ その頃アンジュ達は シンの衝撃の言葉をを聞き一端、シン達はアウローラとグリッターへと帰還した。 ︽ !!!!? ﹂ !? 私 ﹃﹁そう ﹂﹄ ﹂﹄ ﹁ヴィヴィアン ! ﹂ ﹂ ﹁どこも怪我はない ﹁タスク ! ! ﹂ ? 私、達海の上にいたはず ﹂ アンジュはヴィヴィアンを撫でるとタスクとナオミが来た ﹁またなっちゃんたんだ....﹂ ! ? ﹃﹁私 するとドラゴン︵ヴィヴィアン︶はジェスチャーしながら教えた ﹁うわぁっ アンジュが目を覚ますと目の前にスクーナー級のドラゴンがおり彼女は驚いた ? ! ﹁そうだ !? 後編1 331 アンジュはヴィルキスのコックピットから出て辺りを見回すと一部破損している廃 ﹂ リュウガ殿...﹂ 墟がわんさかありアンジュ達は驚いた。 ﹁ここ....どこ その頃.... ﹁来たか....﹂ ﹁どうかされたのですか ﹂ ? ﹁分かりましたは...ナーガ ﹁直ぐに彼らのお迎えを﹂ カナメ ﹂﹁はい ! ﹂ ! サラマンディーネとナーガ、カナメは急いで北北西へ向かったそれを見ていたリュウ ! ﹁さよう...直ぐにお迎えをサラマンディーネ殿﹂ ﹁すると偽りの民がここに ﹁北北西辺りに微かだが電波をキャッチした﹂ ? !? 332 ﹂ ? ガは笑っていた。 ﹁偽りの民かぁ...どういう人類だろうか 後編1 333 ドラゴンの姫巫女 ﹂ !? するとパンドラメイルは前世のお前とアルベルトが作ったって言うの !? ﹁追放ってまさか じゃあ、あの星は フィーリがあることを思い出す !? ﹂ 追放された......わかるのは前世の俺のせいだったと言うことだ﹂ あの戦争で多くの種族が死んでいった。犯した罪の罰としてヴェクタ人は別の銀河へ ﹁そうだ...銀河大戦後宇宙は危険だったもう誰も助けは借りなかった...なぜなら、 ハンクが驚きシンは話を続けた か ﹁共に開発した ヴェクタの科学者だ﹂ ﹁ヤツの名はアルベルト...1700年前、前世の俺と共にパンドラメイルを開発した 教えろ﹂ ﹁教えろシン...あの時、アイツのことを前世の兄貴と言ったなぁ...どういうことか アウローラではジル達がシンの話を聞こうとしていた 前編1 334 ! ﹂ ﹁そう...俺とフィーリが出会った場所...旧ヴェクタ星だ﹂ ﹁それから ︽ ︾ ...それじゃあ俺たちは...ヴェクタ人を殺していたのか サイが大声上げ ﹁そんな バンが信じられない表情をする ﹂ ﹁そのまさかだ...ヘルガーン社は今、俺らが戦っている連盟帝国...ヘルガストだ﹂ ﹁ヘルガーン社...ま...まさか、﹂ だ﹂ ﹁それからと言うのもヴェクタ人にクーデターを起こした種族がいた...ヘルガーン社 !? ﹁そうだ...﹂ !? ﹁そんな...嘘だろ....﹂ !? !!!!!!? トの戦いはまだ続いておりヘルガストの科学者がヘルガーンから採れる光エネルギー うとしたが結果、敗北し追いやられヴィサリは死んだ....その後ヴェクタとヘルガス いたそしてヘルガストの独裁者 ヴィサリ皇帝が立ち上がり惑星ヴェクタを取り戻そ された...その後ヘルガーンに追放された人達は貧しい暮らしと伝染病に悩まされて ﹁その後ヘルガーン社はヴェクタ防衛組織﹁ISA﹂によって 惑星ヘルガーンへと追放 前編1 335 物質 ペトラサイトを使ってまたしてもヴェクタ星を滅ぼそうとした...だが奴等は、 ﹂ ついでに地球も滅ぼそうとしていた﹂ ﹁地球も ? ﹁まじかよ.....﹂ ﹂ ﹁もしかして僕たち...聞いてはならない真実を聞いてしまった カズとバンが慌てていたとき ﹁そうだ...でも知ってほしかった﹂ ﹂ それを聞きハンクは納得する それで前世のお前は ﹁そうか﹂ ﹁あっ ﹁その後、兄貴たぶらかされて孤独死だ﹂ !? ﹁アルベルトは何でお前を殺そうとしたんだろう ﹁分からん﹂ ? ! ﹂ トの粒子が惑星ヘルガーンの大地を割り多くの民が死んでいった....﹂ ガーンの軌道上に滞在しており破壊した時、それが惑星ヘルガーンに墜落しペトラサイ ﹁しかしISAは必死の攻防でペトラサイト砲を破壊したがペトラサイト砲は惑星ヘル サイが大声を上げた !? 336 ﹂ ﹁シン...お前に聞く...アルベルト、兄貴をどう思っている ジルがシンに問う ﹁殺したいですよ﹂ ﹁........﹂ ....﹂ ﹁俺をたぶらかした人物ですから﹂ ﹁ならお前はこれからどうする ﹁やるぞ...リベルタス﹂ ﹁良し﹂ ﹁俺をたぶらかした分を倍で返してやる シンが心の中で決意したとき ﹃それはできないな﹄ ︾ ! ? ﹂ ? ﹁アルベルトォォ ﹂ ﹂ ﹁おやおや、我弟は兄に楯突くのか ? !! ﹁これは、これは、元ガリア帝国第一皇女...アレクトラ マリア・フォン.レーベンヘ !! ﹂ シンの後ろにアルベルトがいたシン達は直ぐに武器をアルベルトに向けた ︽ !!!!!!? ﹁うるせぇ 前編1 337 ルツ殿﹂ ﹂ ﹂ からなぁ﹂ ﹂ ﹁外道め ﹁ ﹂ ﹂ ﹂ それはだなぁ...この世界に興味を持ちエンブリヲのあの力に惚れたのだ ? ﹁お前はエンブリヲの闇を知らんのか ! ﹁...知っているとも﹂ ﹁何 !? ﹁なぜって ﹁なぜお前はエンブリヲの肩を持つんだ シンが驚きアレクトラが質問した ﹁ !? ? ﹂ !? ︾ !? アルベルトの驚愕の言葉がハンク達を絶望へと追い込み怒りを込み上げてしまう出 ︽何だって ルトだからなぁ﹂ ﹁あの時のリベルタス....古の民とお前の仲間を殺したのは........この私、アルベ ﹁どういうことだ ﹁あの闇は素晴らしいよ.......それに古の民の生き残りがいたとはなぁ﹂ !? ? 338 前編1 339 来事に彼らはまだ気付いていない 前編2 アルベルトの言葉により全員の心にとてつもない傷が出来たとき、 ﹂ ハンクが怒声を上げマシンガンをアルベルトに向けて乱射したが ﹁貴様ぁぁぁぁぁぁ ﹂ ! 泣 き 叫 び な が ら...助 け て ! 立体映像で映し出されているためマシンガンの攻撃は無理だった。 ﹁バカめ﹂ ﹂ ﹂ ハハハハハハハハハッ ﹁お 前 達、古 の 民 は 本 当 に 愚 か な 人 類 だ っ た よ って呼んでいたよ 落ち着け ! !! ! ﹁そうですよ 奴の言葉に翻弄されてはダメです ﹂ ! ........﹂ 助けて ......良いか ......奴は俺達を挑発させようと海から出るのを待ってい !? るんだ....奴の思い通りになるな ! ﹁分かったハンク.......ありがとう﹂ ! ﹁ハンク ! シンとフィーリとロバートがハンクを抑えつけた ﹁ハンク ! ﹁クソガァァァァァ ! ! !! 340 ﹁やれやれうまく行かなかったか覚えておけ、アレクトラ、古の民の者達と我弟よ﹂ ﹁そう言えばあんたにはまだ話してなかったことがある......最後の晩餐って何だ ﹂ アルベルトは不気味な笑い声でアウローラから消えた ﹁.......それは楽しみにしておけ我弟よ、﹂ サイがジャヴィックに問う ﹁アイツ....何を企んでるんだろう ﹂ ? その時ジャヴィックは心の中であることを思っていた こちらに呼ぶ﹂ ﹁分からない、ただ....嫌な予感がする。念のためコリンサス達に連絡を取って艦隊を ? ﹂ ﹂ ﹃あのしゃべり方どこかで聞いたことが﹄ ﹂ ﹁ジャヴィック提督 ﹁ん ﹁いや、﹂ ﹁何か考えていますか ? ジャヴィックはアウローラの艦橋へ向かった ? ? ﹁はい ﹂ ﹁そこの地球人﹂ 前編2 341 !? ﹁連合軍の連絡をする 貸してくれ ﹂ ! ﹂ が驚いた。 ター画面が現れた。それを見たジャスミン、マギー、ジル、パメラ、オリビア、ヒカル オリビアが通信機からどきジャヴィックが触れた瞬間、通信機が緑の光が輝いたモニ ! ﹁どうなさいましたか ﹁了解しました ジャヴィック提督 ジャヴィック提督 ﹂ ! ﹂ !? 一方、アンジュ達は 通信が切れジャヴィックはシン達の所へ戻った。 ! ﹁緊急事態だ....急いで此処に来てほしい、﹂ !? すると画面モニターにコリンサス将軍が映った ﹁なんと !? 342 ﹂ アルゼナル応答せよ いたら返事をして ﹁こちらアンジュ シン ! ! ﹁もう どうなってるの ﹂ !? 聞こえてる ! 誰か応答を !? モモカ ! ヒルダ ! ! じゃあここは ﹂ 人類がまだ戦争していた頃の﹂ ず.....こんな場所、俺の知る限りアルゼナルの近くでもない﹂ ﹁え ﹁大昔の廃墟じゃないの ﹁そんな場所が残ってるなんて話....聞いたことなんてないよ﹂ ﹁じゃあ私たちは誰も知らない未知の世界に飛ばされたって言うこと ﹂﹂ ? ? !? ﹁ヴィルキスなら可能性がある﹂ ﹁﹁え ﹂ ﹁全 集 端 数 に 応 答 な し....半 径 五 キ ロ に 動 体 反 応 な し...位 置 セ ン サ ー も 機 能 せ ﹁私のもダメだわ.....﹂ ﹁俺の方もダメだ.....﹂ ! アンジュが通信しているが応答なしだった。 ! !? !? ペルシウスもヴィルキスと同じ能力を持っているような気がするんだ﹂ か も...ヴ ィ ル キ ス は 特 別 な 機 体 だ...何 を 起 こ し て も 不 思 議 じ ゃ な い.....そ れ に ﹁あの時.....奴が放った光...あの光から君達を守るためにヴィルキスが何かしたの 前編2 343 ﹁直せる ﹂ ﹁どうした ﹂ するとケルベロスが向こうのビルを見て吠えていた ﹁じゃあ、お願い....﹂ ﹁何とか....飛べるくらいなら﹂ ? ﹂ !? ﹂ !? ﹂ ﹂ ﹂ ケルベロスが驚きの報告をだし巨人が攻撃体勢をしていた。 ﹁何だって ﹁主殿....あれは....リーパーズです ﹁グガァァァァァァァァァァッ !!!!! そして巨人の下顎が割れて中からヤツメウナギの口が出てきて吼えた ﹁何だあれは イル並の大きさの巨人が現れた。 きたタイラント見たいな顏と姿︶をしており両腕に武器らしき物を装備しておりパラメ すると瓦礫の中から気味の悪い姿︵分かりやすく言えば....バイオハザードに出て ﹁何だ その時、ケルベロスが見ていたビルが突然崩れだした ﹁主殿....緊急事態です.....﹂ ? !? ! 344 前編3 ヴェクタ人か ﹂ ...復讐 ...復讐だ ﹂ ビルから現れた巨人はケルベロスが言うにはリーパーズだと言うことそれが今、タス ク達の目の前にいるのだから ! すると巨人が突然喋りだした。 ﹁貴様 ﹂ !! ﹁やっぱり ﹁ヴェクタ人....許さん ! !? ﹂ ! ﹂ 攻撃体勢を構えた。 タスクはARSスーツ起動させブーストマシンガンを出しドローンとケルベロスが ﹁殺るしかないか レードを展開し吼えた。 巨 人 型 の リ ー パ ー は 両 腕 に 装 備 さ れ て い る 右 腕 の ガ ト リ ン グ と 左 腕 の エ ー テ ル ブ ! ! ! ! タスクはARSスーツのオーグメントモードを発動させガトリングの弾道を予測し 巨人型のリーパーが右腕のガトリングを構え乱射してきた ﹁来い 前編3 345 ﹂ かわし続け近づいた ... !? ﹂ ﹂ ! ...クッ ...何て握力だ ﹂ !!? ﹂ ? ﹂ ﹁タスクから離れろ 骸骨 ! ﹂ 巨人が後ろを振り向くとライフルを持ったアンジュとナオミがいた ﹁ 絶対絶命の時、頭部に弾丸が飛び散った ﹁まずい メウナギの口を出してきて血を吸おうとしていた。 タスクが逃げようとしたが巨人の握力で逃げ出せなかった時、巨人の頭部が現れヤツ ﹁グアッ ! を刺そうとしたとき煙から巨体な腕が飛び出してきてタスクを握り捕まえた。 タスクがブーストマシンガンを射ちまくりフォトンソードに切り替え巨人型に止め ﹁良し イルが発射し全弾命中した それに続きケルベロスが腹部からミサイルランチャーを展開し巨人に目掛けてミサ ﹁グアッ ドローンが目の前に現れパルスガンで目潰しし巨人型のリーパーがのろけた ﹁小癪な ! !! ! !! ! 346 ﹁タスク 逃げて ﹂ ! ....させるか ﹂ すると巨人がタスクを放り投げ目標をアンジュに替えた ! ! ﹁あっ ...しまった ﹂ !! ﹂ 巨人の足が再生した ﹁どうなってるの ﹁再生して増えた ﹂﹂﹂ !? ﹂ ﹂﹂﹂ ...同盟国軍か ! ﹂ すると巨人型のリーパーが叫んだ ﹁﹁﹁ドラゴン !!!? 黒い影の正体はアンジュ達も知っている大型ドラゴンだった。 ﹁﹁﹁あれは 巨人型のリーパーが二体に増え今、正に絶対絶命の時、空から黒い影が現れた。 ! !? !? ﹁これがシンの先祖が倒したリーパーズ.....恐ろしい ﹂ すると斬られた右足がどんどんと大きくなり巨人型のリーパーへとなりもう一体の ! その時タスクはシンが話したことを思い出す タスクが巨人へ向かいフォトンソードを右足に刺し斬った ﹁ ! ﹁ちっ !! 前編3 347 その時大型ドラゴンの上から一人の美少女が降り刀を抜き巨人の胸を刺した直後、巨 ﹂ ﹂ ﹂ 人の体が溶け始め黒い液体になり死んだ ﹁え ﹁死んだ ﹂ ﹁どうなってるの ﹁キュイ んだ。 ﹁死んだの ﹂ ﹁ええ﹂ ﹁ ? ﹁あなたは ﹂ ! !? ﹁ようこそ....偽りの地球人....私たちの世界...真実の地球に ﹂ すると向こうからアンジュも見たことのある美少女が近づいてきた。 !? ﹂ そして大型ドラゴンが巨人に噛みつき振り回した直後またしても巨人が溶け始め死 ! !? !? !? 348 前編4 ....大丈夫だアンジュ.....﹂ 謎の女性と出会ったタスク達はコンテナの中に入れられどこかへ連れていかれてい た。そしてコンテナの中では ﹁どこに連れていかれるんだろう.....﹂ ﹂﹂ その時コンテナがぐらつき皆の体勢が崩れた ﹁﹁うわぁっ .....キュゥゥゥゥ.....﹂ ﹂ もっと丁寧飛んでくれ ドラゴン姿のヴィヴィアンが怯えた ﹁キュイ !? ﹁ヴィヴィアン ﹂ ! ! ﹁女の子が乗ってるんだ ﹁え ! ! ﹁キュゥゥゥゥ ! ! ﹂ ﹂ ﹁たとえここがどんな世界でも、俺が君を守ってあげるから....﹂ ? ﹁はわわわわわ 前編4 349 ヴィヴィアンとナオミが顏を赤くしアンジュがタスクの手を払いのけた あんた また ﹂ ﹂ ﹂ !? わざとじゃないんだ ! お社の近くでコンテナを降ろしヴィルキスとヘラクレス、グレイヴもコンテナの近く とお社が見えてきた。 コンテナからタスクの悲鳴が鳴り響きドラゴン達は関係なく飛びそして大きな建物 ! ﹁ちょっとタスク この変態騎士 ﹁ごっごめん ﹁死ね ﹂ ! !! ﹁あああああああ∼ !! ! ! 突っ込んでしまいアンジュが激怒した。 その時コンテナが傾きタスクがバランスを崩し、またしてもアンジュの股間に頭を ﹁確かに....﹂ か、﹂ ﹁そうね、あの赤い機体に乗っていたあのライダー何か知っているかもここが何処なの 350 に降ろし同盟国軍の兵隊がアサルトライフルとパルスライフルとハンドガンを装備し ﹂ コンテナの扉の前に警戒体勢した 開けるぞ ! ﹁何奴 ﹂ ︾ ﹂ ︽うわぁぁ∼ !? ﹂ !? ﹁黙れ 偽りの地球人 ﹂ ﹁下がりなさい、ナーガ﹂ ! ﹂ ヴィヴィアンの元にドクターゲッコーと同盟国の医者が駆け付けた ﹁ヴィヴィアン するとヴィヴィアンの後ろから麻酔薬が入った注射弾を射ち眠らせた ﹁大巫女様が待っている.....﹂ ていた ろにいるアンジュが頬を膨らまし怒っておりナオミとヴィヴィアンがクスクスと笑っ コンテナ中から顏が腫れ通常の顏では無くなってしまったタスクがのっそり現れ後 !!? ﹁うわぁっ ナーガがコンテナを開けると ﹁良し ! !? ! ﹁ヴィヴィアンに何をしたの 前編4 351 !? ﹁あ 申し訳ございません サラマンディーネ様 ! ﹂ ! ﹁クッ ﹂ ﹁大巫女様がお待ちしています﹂ サラマンディーネと言う女性はドラゴンの頭から降りアンジュ達に近づいた ! 代表者が待っていた ﹁﹁﹁連れて参りました﹂﹂﹂ ﹁異界の者か﹂ しかしアンジュは無言 ﹁大巫女様の御膳ぞ、答えよ ﹂ ﹁それは異界の男か ﹂ ﹂ ﹂ ? ﹁異界の地球人が何故此処に ﹁あの機体、パンドラメイルか ﹁うるさい ﹂ !!!! するとアンジュは代表者の言葉にイライラし激怒した ﹁にしては装甲が違うなぁ﹂ ﹂ アンジュ達は黙ってサラマンディーネの命令に従いお社に入ると大巫女と同盟国の ! ﹁あの機体、あれはお前達の者か ! ? ? ? 352 ﹁パンドラメイルが何だか知らないが貴方達は何者なの すると同盟国代表者が答を言った ﹂ 代表者の一人が立ち姿を現した。 ﹁我らは非加盟種族同盟国の者だ....そして、﹂ ﹁貴方、誰 ﹂ !? ﹂﹂﹂ !!? 殿から許しを得たのだから﹂ ﹁ええ、リュウガ殿﹂ どうしてこの世界は荒廃してるの ﹁それより貴方はここをトゥルーアースって言ったわねぇ ﹂ !? ﹂ 最新式の立体映像をアンジュ達に見せた時、3Dの高層ビルが映された。 リュウガネイルがサラマンディーネに問、サラマンディーネは同盟国に作って貰った !? ﹁地球だが ﹁それでこの人達は何者なの !? ここの何なの﹂ ﹁我々、ドラゴレイド人は地球人と共存することになったそこにいるサラマンディーネ ﹁﹁﹁ドラゴレイド トゥルーアースに...﹂ ﹁非 加 盟 種 族 同 盟 国 軍...ド ラ ゴ レ イ ド 代 表...リ ュ ウ ガ・ネ イ ル.......よ う こ そ、 !? ? ﹁サラマンディーネ殿....真実を...﹂ 前編4 353 ﹁何 ﹂ した。 すると高層ビルが突然空からミサイルが降ってきて破壊され道路に戦車が走り発砲 !? ﹁ラグナルク .....終末大戦 ﹂ ? ﹂ !? ﹂ !? ラに近づいた ? ﹁こ う し て 戦 争 は 終 戦 し た か と 思 わ れ て い た が ア ケ ノ ミ ハ シ ラ 内 部 に あ る エ ネ ル アケノミハシラに放った。 その時、七機のラグナメイルの肩部が露出展開しエンブリヲの機体と同じ光学兵器を ﹁何をする気なの .....﹂ ヴィルキスに似た6機のラグナメイルが汎大陸同盟国の各国に移動しアケノミハシ ﹁黒い....ヴィルキス 映像に映ったのはエンブリヲが乗っていた黒い機体だった。さらに、 ﹁あれは するために時空破壊絶対兵器...﹃ラグナメイル﹄を投入した。﹂ ﹁開戦により地球人の人口は11%にまで減少した.....統合経済連合は同盟国を打破 ? 規模国家大戦.....終末大戦﹃ラグナルク﹄が開戦された....﹂ ﹁1000年前のこの世界な記録映像だ....統合経済連合と汎大陸同盟機構による大 354 ギー....我々、ドラゴレイドの宝物﹃ドラゴニウム﹄が収斂時空砲の光学エネルギーに ﹂ より各国で共鳴爆発を起こり、この世界環境は汚染され地球文明は滅んだ﹂ ﹁世界が....滅んだ ﹁二つの選択 ﹂ ﹁だが、地球人は二つの選択をした...﹂ !? ﹁自らの体を遺伝子 ......じゃあ、貴方達は ﹂ !? あり......﹂ 何で そしてサラマンディーネが問う ﹁﹃人間﹄ですわ﹂ ﹂﹂﹂ !? ﹁﹁﹁え ﹂ ﹁そうです....サラマンディーネ殿と大巫女、そしてドラゴンの方々は....地球人で !? を遺伝子改造し、地球文明の再建する力になる.....﹂ ﹁一つは地球を離れ新しき植民地惑星へ移住.....もう一つはこの星に残って自らの体 ? ﹁人間はマナを持つ方でしょ !!? !? ﹂ ﹁リュウガ殿の話を思い出してください....﹂ ! ﹁地球を離れた人類はそこでの生活を始めました。そしてそれを造った人物がいます。 ﹁あ 前編4 355 貴方達を利用し私たちの始祖 アウラを連れ去った人物 ﹃エンブリヲ﹄です ﹂ !? ﹂ ! ﹂ サラマンディーネが話す ﹁アンジュ....﹂ ﹁何 ﹂ ﹁貴方の世界ではマナという力がありますね﹂ ﹁それが何よ ﹂ ...マナは産まれながらあって無限の力を....まさか ? ? ﹁マナは何でできてると思いますか !? ? ? ﹂ !? ﹁ですが....エネルギーはいつか尽きる、補充する必要がある....ドラゴンを殺して、 ﹁え 去ったアウラからでるドラゴニウムだったのです﹂ ﹁そ の ま さ か で す.....貴 方 方 が 使 っ て い た マ ナ と い う の は、私 た ち の 世 界 か ら 連 れ ﹁え ﹂ ﹁エンブリヲはアウラを連れ去り貴方方の世界をコントロールしてるいるのです。﹂ ﹁綺麗......﹂ ﹁これがアウラです。﹂ その時、3D映像が変わり光輝く白きドラゴンが映し出された。 ﹁エンブリヲ 356 結晶化したドラゴニウムを取りだしアウラに与える必要があったのです﹂ ﹁それが....貴方達の戦い、貴方達は命を駆けた戦いの真実世界のエネルギーを維持す るために、私達の仲間は殺され、心臓を抉られ、結晶化したドラゴニウムを取り出され た﹂ そう言うことだったの....﹂ その時、アンジュはタスクと出会った島で思い出す ﹁あの時のあれは ﹁え ﹂ ﹁私達とともにエンブリヲを倒しませんか ﹂ ﹁それで....そんなことを私達に話してどうするつもりなの ? ﹂ ﹁さらにリュウガ殿の故郷も破壊しヘルガスト連盟帝国を指導しているのです。﹂ ! ? 世界に帰りますか ﹂ ! ? 、あなたの話が全部本物だとしても....私の世界はあっちよ ! ....私がおとなしく拘束さるわけ﹂ アンジュがナイフを取り出した瞬間サラマンディーネが尻尾でアンジュのナイフを ! んから....﹂ ﹁では....貴女方を拘束します......これ以上私達の仲間を殺させる訳には参りませ ﹁当然でしょ ﹂ ﹁偽りの地球....偽りの人間.....そして、偽りの戦いの意味が.....それでも偽りの !? ﹁殺れるものなら殺ってみなさい 前編4 357 このトカゲ女 ! ﹂ !! 払い落とし翼を広げた。 ...本性現したはね ! ﹂ !? ら....﹂ ﹁それで何人死んだと思っているの !? ﹁え ﹂ ....皇女 アンジュリーゼ....﹂ 何であなたが私の名前を !? ? ら﹂ ﹁え ﹂ ...アイツ...貴方達の仲間 ﹂ ﹁近衛長官....リィザ・ランドック....と言えば分かりますか ﹁リィザ !? ? !? ﹁フフ﹂ !? ﹂ ﹁貴女の事はよく二人から聞いていましたから....リザーディアとシン・ギムデンか !? ありませんか ﹁私 の 世 界 を 守 る た め で す か ら.....貴 方 も 同 じ 立 場 な ら....同 じ 選 択 を し た の で は ﹁許しは請いません﹂ ﹂ ﹁あれは龍神器の起動実験です....貴方達はアウラ奪還の妨げる恐れがありましたか ﹁アルゼナルぶっ壊しておいて何を ﹁殺したりはしません...私達は残虐で暴力的な貴方達とは違います....﹂ ﹁クッ 358 ﹁バカにしてぇぇぇぇ ﹁うん うん ﹂ ﹂ ﹂ ﹁速すぎて見えなかった ﹁リュウガ殿 ﹂ ﹁御主は怒りに任せすぎだ少し落ち着くのだ.....﹂ 何ヵ所か指を指しつけた途端アンジュが突然眠った ア ン ジ ュ が サ ラ マ ン デ ィ ー ネ に 突 撃 し た 瞬 間 リ ュ ウ ガ が 飛 び 出 し ア ン ジ ュ の 腹 に !!! ﹂ ゼン提督に問いかけた。 リュウガがクォリアンの代表者ザール・コリス提督、ギャレル提督、シャララン提督、 ﹁同盟国の代表者方々.....彼を.....私の妹に会わせます﹂ ﹁はい ﹁.........タスク殿﹂ ﹁いえ、リュウガ殿....貴方のせいではありませんから﹂ 訳ないことしてしまい﹂ ﹁申し訳ございません皆さま方、タスク殿とナオミ殿もサラマンディーネ殿も大変申し ! !? ! タスクとナオミが驚く ! ! ﹁良いでしょう......﹂ 前編4 359 ﹁ありがとうございます.....コリス提督﹂ リュウガはタスクを連れドクターゲッコーの医務室へ向かった 中に入ると薬品や容器が並ぶ研究室だったそこにはドクターゲッコーとクォリアン ﹂ とバタリアンの研究者がいた ﹂ ? ﹁あ はい ﹂ ! ﹂ !? リュウガが指を指した方向をタスクが見ると赤髪のロングヘアーと白の巫女服を来 て....﹂ ﹁感 染 者 か ら 人 に 移 ら ぬ よ う に ア ウ ラ の 民 が 作 っ た ク リ ー ン ル ー ム だ.....そ し ﹁これって ぐためのビニールや鉄の部屋で隔離されていた タスクはリュウガに連れられ奥の病室へむかったがなぜか奥の病室だけは汚染を防 ! ﹁タスク殿...来てくれ﹂ ﹁そうか﹂ ﹁安定しています﹂ ﹁妹は クォリアンとバタリアンの研究者がリュウガに敬礼した ﹁リュウガ様 ! 360 ﹂ ておりさらに、その子のからだ中に青白く輝く蘚が生えていた ﹁あれは ﹂ ﹁.........フェイゾンだ﹂ !? !? く輝く物質そして今、病室に横になっている幼い少女の体を徐々に蝕んでいた。 リュウガが言った汚染物質フェイゾン.......それはあの時、シンの体を蝕んだ青白 ﹁フェイゾン 前編4 361 前編5 ﹁あの子は ﹂ !? ......﹂ リヲが現れ拙者を切り殺そうしたときカヤが庇い背に傷を得てしまった....カヤを乗 かったが捕まってしまい生き残ったドラゴレイドを移民艦に乗ろうとした直後エンブ て民は死に衛兵、父上、母上もエンブリヲに殺された.....兄上はエンブリヲに立ち向 ギー.....ドラゴニウムを奪いに来たんだ....奴の機体から放たれる光学兵器によっ ﹁....そ う、奴 の 狙 い は リ ィ ル ス に 眠 る ド ラ ゴ レ イ ド の 秘 宝 で あ り、惑 星 の エ ネ ル タスクが答えリュウガも答える ﹁........エンブリヲ﹂ ところがリィルスに奴が来たんだ......﹂ 上、母上、兄上スメラギと妹カヤとドラゴレイドの民と共に穏やかに暮らしていた.... ﹁我 ら ド ラ ゴ レ イ ド 人 の 母 星.....惑 星 リ ィ ル ス が エ ン ブ リ ヲ に 滅 ぼ さ れ る 前....父 タスクが驚きリュウガが過去を話す ﹁え ﹁拙者の....妹だ﹂ ? 362 せリィルスを脱出した直後、ドラゴレイドの母星リィルスが大爆を起こし消えた後、カ ヤ の 体 に 異 変 が 起 き た の だ.....体 中 か ら フ ェ イ ゾ ン が 出 始 め 容 態 が 悪 化 し た の だ.....拙者はなんとか急いで妹を助けたく非加盟種族との同盟を結びなんとか妹の 容態をとりとめたが今の技術では妹を助けることが出来ないと惑星エリシアへ向かっ ﹂ たが....そこはもうエンブリヲによって占領され、ヘルガストに捕まりました......﹂ ﹁それから ﹁古の民 まさか ﹂ !? 襲撃だと﹂ ﹁何日かたったある日、要塞の外壁で何か騒音が聞こえた.....敵の情報では古の民の !? ﹂ ﹂ の恩人ですからなぁ....あの異世界ののお姫様を止めて正解だった﹂ ﹁そ し て.....サ ラ マ ン デ ィ ー ネ 殿 が カ ヤ に 治 療 薬 を 作 っ て く れ た....彼 女 は 妹 の 命 ﹁シンが....リュウガを.....﹂ 助けてくれた....拙者にとって彼は恩人だ....﹂ ﹁そうだ....シンは危険をかえりみずヘルガスト兵を薙ぎ倒しエリシアの民を解放し ﹁シンが ﹁そのまさかだ....お主の友人.....ヴェクタ人のシン・ギムデンが来たのだ.....﹂ ! !? ﹁アンジュの事 ? 前編5 363 ﹁御主はなぜあのような者を護るのだ ﹂ ? ない ﹁え 自分の意思で ﹂ .............﹂ ﹁なるほど、要するに......お姫様に恋をしたのですね ! 、押し付けられた使命じゃ ﹂ ! の瞳は強い思いを持ち一族を取りまとめる素質があるまるで....兄上のように、拙者 ﹁分かります.....実は拙者にも恋をした人物がいます.....サラマンディーネ、彼女 !? ? ! んだ.....あの時、やっと騎士である意味を見つけたんだ だ...彼女は生きようと抗っていた....その時、目が覚めたんだ....俺なにやってた イ ル...ヘ ラ ク レ ス を 渡 さ れ た...け ど 俺 に は シ ン が 去 っ た 後、ア ン ジ ュ が 現 れ た ん なるため、大切な人を守るために.....それが終えシンはアルゼナルへ向いパンドラメ シンはヴェクタ人である父が殺され俺が滞在している島へ....そこで特訓された強く ﹁俺 は 怖 く て 逃 げ て い た.....誰 か の 為 に 死 ぬ こ と で....そ ん な と き シ ン が 来 た ん だ タスクはアレクトラにヴィルキスを護る使命を託されたが 15年前....エンブリヲに歯向かったが返り討ちにされ古の民は絶滅したその頃の タスクはリュウガに自分の過去を話した。 由をかけた反乱があったんだ﹂ ﹁.....15年前、リベルタスと言うノーマと俺の一族...古の民のエンブリヲから自 364 はそれに惚れたのだ﹂ ﹁そっか.....﹂ ﹂ ﹁それよりタスク殿﹂ ﹁何 ﹁トカゲ女目 ....... ﹂ !? うなされていたけど.....﹂ ﹄﹂ ﹁別に、ただ.....あのトカゲ女がムカつくのよ ? ﹂ ﹂ タスクがサラマンディーネに変わりアンジュは悪夢から目を覚ました。 ﹁それって..........﹃私の事ですか !? ! ﹁どうしたの アンジュが目覚ました時、タスクがココアが入ったカップを持ってきた。 ! その頃リュウガに眠らされたアンジュはうなされていた。 リュウガはタスクを連れドクターゲッコーの所へ向かった ﹁少し協力してほしいことがあります......﹂ ? ﹁うわぁぁぁぁっ !!!! 前編5 365 ﹁﹁ひぃー ﹁ナオミ ﹂﹂ ヴィヴィアン ﹂ ﹁オイッス ﹂ 目が覚めたんだね ﹁アンジュ ﹂ ! 私はどうやって元に戻ったんでしょうか ﹁それよりも、ヴィヴィアンあなたどうやって ﹁さてここでクイズです 正解は ........何だっけ ! ﹂ ヴィヴィアンがいきなりのクイズされたが時間切れになった 残念 ! ? ﹂ ? ﹁別に....﹂ ドクターゲッコーが問う ﹁痛い所は ﹁って事でした∼♪﹂ を維持出来る筈です﹂ ﹂ ﹁D型遺伝子の制御因子を調整しました、これで外部からでの投薬なしでの人間の状態 するとドクターゲッコーが来て答えを言う ﹁ブー ! !? !? ! !? ! ﹂ アンジュは横にいるナオミと元の人間姿のヴィヴィアンを見て驚いた。 横にいるヴィヴィアンとナオミがアンジュがいきなり起き上がり怯えた。 !!? ! ! 366 あのトカゲ男が ﹂ ﹁それは良かった、リュウガ殿が手加減して下さったからですね﹂ ﹁手加減 ﹁はい﹂ !? ﹂ ﹂ !!! ? 、やめろ やめるんだ ! .....どわ∼ ! ちょっとそこは !? ﹂ ﹁タスクを話せ ﹁アンジュ ﹂ うわっ ﹂ !? ! 逃げるわよ ! ! ﹂ ! 体のあちこちを触っていた 、これはダメ ﹂ ﹁ちょっと ﹁タスク ! アンジュがアウラの民とドラゴレイドの民を払いのけタスクを助けようと向かった ! 裸状態で縛られているタスクの回りにアウラの民とドラゴレイドの民に囲まれており 突然、別の病室から悲鳴が聞こえアンジュとヴィヴィアン、ナオミが駆けつけると全 ﹁助けて∼ ﹁タスクが ﹁タスク心配してたんだよ、アンジュ大丈夫かなって﹂ !? ! ! につまずきアンジュが転倒しタスクのアウトゾーンに........ アンジュがタスクを助けようとしたときアンジュの足元にビンが転がっておりそれ ﹁タスク 前編5 367 ﹁何よこれ .....何で裸なの 何でこんな !? ﹂ !? ﹁違うんだアンジュ これは ﹂ ヴィヴィアンが興奮しナオミが顔を赤くしており両目を隠していた ﹁グゥレイトォ♪﹂ !? ! ﹁性.....教育に協力 ﹁はい﹂ ﹁待て いた ﹂ アンジュ落ち付いて ﹁アンジュ 落ちついた ﹂ ? ﹂ ﹂ !!!!!!!! ヴィヴィアンがタオルをアンジュに渡した ! 病室からタスクの悲鳴と笑い声が鳴り響きアンジュは外に出て水で手と口を洗って ﹁このケダモノがぁぁぁぁー ! するとアンジュは床に落ちていたピンセットと猫じゃらしを持ちタスクが怯える ﹁へー......人が大変目にあっている間に.....そう﹂ ? 性教育の♪﹂ とは異なっていましたが偽りの地球人の整体を見るのはとても勉強になりました.... ﹁御協力感謝いたしますMR.タスク、ドラゴレイド人の男性、女性の整体はほぼこちら ! 368 ﹂ ﹁私汚れちゃった....欲求不満ならトカゲでも何でも良いのね ﹁その様子ならもう大丈夫のようですね あのバカタスク ! アンジュが振り向くとサラマンディーネとナーガとカナメと一人の女性がいた ? ﹂ !! ﹂ ﹁ラミア、彼女です....遺伝子称号で確認しました....貴方の娘....間違いありませ ん﹂ ﹁え 本当にミィなの ミィ ﹂ ! だ......あんた誰 ﹁お母さんよ﹂ ﹁お母さん....さん ﹂ なにそれ ﹁貴方を産んでくれた人ですよ﹂ ﹂﹂ 、この匂い知ってる...エルシャの匂いみたい ? アンジュとナオミが驚きサラマンディーネが説明する ? ? ? ﹁﹁ヴィヴィアンのお母さん !? ﹂ ﹁いやだから、私はヴィヴィア....ん 知らない女性が突然ヴィヴィアンに抱き付いてきた !? ﹁行方不明になったシルフィスの一族....貴方の子、ミィ﹂ ? ﹁ミィ !? ﹁ええ、彼女はお母さんを追ってあちらの地球に迷い混んだのでしょう....皆、祭りの 前編5 369 準備を.....祝いましょう、仲間が10年ぶりに帰ってきたのですから、﹂ そして夜になりアウラの塔にランタンを持った民達が集まりサラマンディーネがア 姫様よ ﹂ ウラの塔の中から現れた ﹁姫様 ﹂ ﹁サラマンディーネ様 ﹁不思議な光景だね....﹂ その光景を見ていたアンジュの所にタスクが来た に真似をした 民はアウラへ祈りをするとランタンを天高くてと上げヴィヴィアンもラミアの通り ︽アウラよ︾ ﹁アウラよ﹂ 演説が終わるとサラマンディーネは持っていたランタンを天高くへ上げ祈りをした ﹁殺戮と試練の中、この娘を彼岸より連れ戻してくれたことに感謝いたします.....﹂ ラミアは優しそうに答えサラマンディーネが民に演説する ﹁サラマンディーネ様の真似をすれば良いのよ♪﹂ ヴィヴィアンがラミアに質問する ﹂ ﹁何をするのこれから ! ! ? ! 370 ﹁ムゥ....﹂ ﹂ ﹂ ! アンジュはタスクが来ると怒っていた ﹂ ﹁うん﹂ ﹂ ﹁機嫌治してよ、本当になにもしてないんだから.....俺の心は君だけのものだ ﹁体は違うでしょ ﹁え ﹁でも良かった.....﹂ アンジュが言うとヴィヴィアンとラミアを見た ﹁夢なのか現実なのか.....分からないわ﹂ ﹁同じ月だ.......もう一つの地球か.....﹂ するとタスクが月をじっと見ていた ﹁仲良くなって良かった......﹂ その後、二人は笑っていてナオミが言う ﹁バーカ﹂ ﹁う.....だから、ハァ﹂ ? ﹁ヴィヴィアンが.......人間で......﹂ ? ﹁これからどうなるの......私たち.....こんなもの見せてどうするつもり ? 前編5 371 するとカナメとナーガが現れカナメが問う 私たちは貴方達の仲間を殺した.....貴方達も私たちの仲間をを ? ﹂ ? タスクがヴィヴィアンとラミアを見ていた ﹁どうかな、でもヴィヴィアンは楽しそうだ......変えるべきだろうか......﹂ ﹁信じるの ﹁後ゆるりと....だってさ﹂ カナメ、ナーガが去るとタスクが戸惑う ﹁聞かれたら殺されるよ﹂ ﹁全く、姫様のお人好しにも困ったものだ....﹂ していた カナメが伝言をいい終えるとナーガと共に去ると小声でサラマンディーネの事を話 どうか後ゆるりと後滞在下さいっと姫様より伝言です.....﹂ 許すことが出来るのです.......その先に進む事も、全て姫様の受け入れですが..... ﹁怒り、哀しみ、報復.....その先にあるのは滅びだけです.....でも人間は受け入れ、 殺した....それが全てでしょ﹂ ﹁知ってどうするの それが、サラマンディーネ様の願い﹂ ﹁知って欲しかったそうです......私たちの事を知りたいと、そして私たちの事を.... 372 ﹁え ﹂ ? ローてと変わった その頃、格納庫に収納されているヘラクレスの目がライトグリーンからライトイエ アンジュとタスクとナオミが空高く舞い上がるランタンを見て考えていた ﹁アルゼナルに、リベルタス、エンブリヲ.......もし戦わなくて良いとしたら......﹂ 前編5 373 中編1 祭りが終わり、深夜になった時宮殿の玉座の間でリュウガ、サラマンディーネ、アウ ラの民、同盟国代表者が集まっており彼らの前に3D映像で映し出されているリザー ﹂ ディアのホログラムが通信していた。 ﹁真かリザーディア ﹃特異点﹄解放のタイミングは手筈通りに﹂ リザーディアはそれを言い残し通信を終え消えると大巫女が皆に言う ﹁仰せのままに.....﹂ ﹁これはこの星いや、全宇宙の運命をかけた戦い、アウラと地球と同盟国に勝利を ︾ ! AGEに出てくる火星独立国家﹃ヴェイガン﹄の敬礼︶ 大巫女の声とアウラの民が頭をさげ同盟国の代表者が右の拳を胸に当てた︵ガンダム ︽勝利を ! ﹂ 盟国の民よ、これよりエンブリヲの手から全能の母、アウラを奪還する。リザーディア ﹁よくぞやってくれたリザーディア、時は来た......アウラの子、ドラゴレイドの民、同 ﹁はい大巫女様、新生ミスルギ皇国の地下、アウラの反応は確かにここから﹂ !? 374 その中でサラマンディーネは何かを思い詰めていた 朝になり寝室で寝ていたアンジュが目を覚まし襖を開き外の空気を吸っていた時、上 空にドラゴンが飛んでいた ﹁ドラゴンの星......﹂ アンジュはそれを言い終えると中へ戻ると花瓶に入った花を見て彼らの事を思った。 ﹃﹁貴方達の事を知りたいと....それが、サラマンディーネ様の願い....﹂﹄ ﹂ アンジュはカナメの言ったことに腹が立っていた ﹂ アンジュがソファーに腰かけた瞬間 ﹁何のつもりよ、全く ! 君が簀巻きにしておいて .....あ、忘れてた﹂ いた ﹁ ﹁ひどい ﹁だからあれは誤解だって ﹂ ﹂ ? ! アンジュは簀巻き状態のタスクを起き上がらさせて帯をほどいてやった ! ﹂ 突然の悲鳴がソファから聞こえアンジュは下を見ると布団で簀巻き状態のタスクが ﹁ぐわぁぁぁー !! 欲求不満のケダモノと一緒に寝るのは危険でしょ ﹁だって ! !? ! 中編1 375 タスクはやっときつい事から解放されたと時、アンジュの胸を見てしまい顔を赤くし ﹂ アンジュは何かを察知し胸を隠した ﹁どこ見てるの ・・・・いや、別に.....﹂ ? ﹂ ? ﹁ほよ ﹂ 、おはようさーん ﹂ ! ヴィヴィアンは元気よく挨拶しラミアがサラマンディーネに問いかける ? ﹁あ...ヴィヴィアン﹂ それが終えアンジュ達は食堂に向かうとそこにヴィヴィアンとラミアがいた アンジュは蹴り飛ばしたタスクの尻を蹴っていた ﹁ちっがーう !!!!! サラマンディーネの言葉でアンジュはさらにヒートアップしタスクを蹴り飛ばした。 ﹁朝の交尾中でしたか....さぁ、どうぞお続けになって﹂ カナメとナオミが顔を赤くした サラマンディーネが見た光景は呆れてしまうほどのアンジュとタスクの姿、ナーガと ﹁おはようございま......あら に運悪く、サラマンディーネ達が現れてしまった タスクが気を紛らわした時、バランスを崩してしまい運悪くアンジュの方に倒れさら ﹁え !? 376 ﹁サラマンディーネ様﹂ ﹁昨日はよく眠れましたかな ﹁え ...ええ﹂ ﹂ ﹁それは何よりですわ、さっ、お掛けになって私達も朝食に致しましょう﹂ ﹁だから寝不足∼♪﹂ ﹁それが、朝までミィとお喋りしていて....﹂ ? ﹂ ? 凄く美味しいです ずっと非常食だったので、ぐほっ ﹂ !! ﹁お口に合いまして ﹁はい ! ﹁何 普通に食べてるのよ ﹁ご、ごめん....﹂ 毒でも入っていたらどうするのよ !? ﹁え ﹂ ? ﹂ タスクがサラマンディーネに話している途中アンジュがタスクの脇にエルボーした ! タスクが刺身を食べたときとろけるような味が口のなかに広がった ﹁い...いただきます﹂ ﹁さぁ、どうぞ召し上がってください...﹂ アンジュ達が席に付くとサラマンディーネが話した ? ! ﹁ヴィヴィアン大丈夫かしら﹂ 中編1 377 ! ﹁情報を手に入れるために敵を戒重するなんて常套手段じゃない﹂ まさか﹂ ! ﹁わっ 分かってるわよ ﹂ ! ﹂ !? ﹁おー 見る見る ﹂ ! ﹁親子水入らず、か....アンジュ ﹂ ﹁ってことで、ちょっくら行ってくるね∼ ? ﹂ ヴィヴィアンがはしゃぎ、ラミアがヴィヴィアンを抱え家へ帰った ! ﹁この子が産まれた家を見せて上げたくて、﹂ ﹁家に帰る 朝食を終えるとラミアが言う ていた アンジュが刺身を食べるとサラマンディーネは笑顔をしておりアンジュは悔しがっ !? ﹁冷めない内に召し上がれ、﹂ するとアンジュは歯を食い縛るとサラマンディーネが言う ﹁他人には見えないけど﹂ ラミアとヴィヴィアンの光景を見てタスクが言う ﹁母親なんて本物かどうか怪しい者よ﹂ ﹁はっ 378 ! ﹁気に食わないのよ.....何もかも﹂ ﹂ ﹁っで ﹁茶番はもう充分よ、貴方の目的は何 いっぱいだけど....﹂ 哮を上げた 私たちをどうするつもり ﹂ ﹂ 倒したネビュラメイル クラーケン と翼の生えた巨人型のリーパーが現れて来て咆 人型のリーパーと小型のリーパー︵映画ブレイド2に出てきたリーパーの事︶とシンが 向けるとヒミコの後ろから無数のワームホールが現れその中からタスクが苦戦した巨 アルベルトはそれを言い終えるとヒミコの棒状の武器オラクリッドをアウラの都に ﹁フッ.....愚かな種族め、﹂ 一方、アウラの都から離れた場所の上空にヒミコが飛来してきた アウラの都に向かった。 サラマンディーネはアンジュとタスクを連れていきナオミは色々見て回ると言って ﹁では参りましょう﹂ ﹁え ﹁フフ、腹が減っては戦が出来ぬと申します。お腹はいっぱいになりましたか ? アンジュがサラマンディーネに問いかける ﹂ ﹁はい ? ? ? ? ? 中編1 379 ﹃﹃﹃﹃グオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォ するとアルベルトがリーパー達に話しかけてきた ﹄﹄﹄﹄ !!!!!!!!!!!! ﹄﹄﹄﹄︾ シーな人間達と種族の血を存分に味わえ ﹂ ! ....残りは摘みたて、絞りたて、ジュー ! アルベルトが笑い出しリーパー達は徐々にアウラの都へ向かっていった。 ﹁血の祭りが始まるなぁ﹂ リーパー達は歓喜な雄叫びを出しアウラの都へ進軍した ︽﹃﹃﹃﹃ウォォォォォォォォォ !!!!!!! リーゼがいる。そいつは私の元へ連れてこい ﹁お 前 達、餌 は 向 こ う に い る......そ し て そ こ に ミ ス ル ギ 皇 国 の 皇 女 殿 下、ア ン ジ ュ 380 中編2 アンジュ達はサラマンディーネに連れられ﹃HUSTLE1﹄と書かれている建物へ 入った。 ﹂ アンジュとタスクは建物内にある施設を見て唖然した。 ﹁何よ此処 ﹁まさか500年前の施設 ﹁え ﹂ 完璧な保存状態じゃないか ﹁姫様自らが復元されたのだ﹂ !? ﹂ ﹁古代の闘技場ですわ、かつて此処では多くの者が集い、強さを競いあったそうです﹂ !? !! ﹂ ! ﹁それ、機密事項でしょ ﹂ ! ﹂ ナーガがタスクに説明しタスクは納得した。 ﹁へー﹂ ているのだ ﹁サラマンディーネ様はその頭脳を持って旧世界の研究をし様々な遺物を現代に甦らせ !? ﹁我々の龍神器もサラマンディーネ様がっ 中編2 381 !? ﹁はっ ごめんなさい ﹂ ! ナーガは気づき慌てて謝るが、サラマンディーネが許す。 ! ﹁天神機.... ﹂ ﹂ !? ﹂ ? ﹂ ?! ﹁可の者を打倒すれば、戦いは終わる.....私達はアウラを、貴方達は自由を、目的は違 す﹂ い、私達とリュウガの一族を殺し、貴方達を戦わせている全ての元凶....エンブリヲで ﹁私達の目的は、アウラを奪還し、失われた調和と安定を取り戻すこと....アウラを奪 ﹁はっ ﹁共に戦いませんか、私達と.....﹂ ﹁それで、此処で何をするの するとアンジュが前に出て問う ﹁そうです。タスク殿のパンドラメイルのヘラクレスと同じ機体です。﹂ ﹁パンドラメイル ﹁リュウガさんの一族が言うパンドラメイルの事です﹂ ? しょう。﹂ 体です。分かりやすく言えば私とナーガ、カナメの龍神器はヤマトの子供とも言えるで ﹁良いのですよナーガ、龍神器は元々リュウガの天神機 ヤマトのデータから作った機 382 えど倒すべき相手が同じなら協力できる。﹂ ﹁フフフ....ハハハ﹂ 突然アンジュが笑い出した ﹁なーんだ、そう言うこと...結局貴女も私を利用したいだけじゃない、戦力として... 知って欲しかったなど、分かり会えたかったなど、好い人ぶってたのも全部打算だった じゃない﹂ そしてサラマンディーネは笑みを浮かばせてアンジュに言う 私はもう﹂ サラマンディーネの言葉によりアンジュはキレる。 ....ふざけるな ﹂ ﹂ ﹁その通りです、貴方にはそれなりの利用価値がありますから﹂ ﹁ ﹁くっ ﹁もう....誰かに利用されるのはウンザリ.....ですか ! ﹁勝負 ﹂ ﹁そうおっしゃるともうて此処にお連れしたのです。勝負しましょうアンジュ....﹂ サラマンディーネが言いその事を聞いたアンジュは拳を握りしめる。 ! ? !! !? ます。﹂ ﹁そう、貴方の未来を賭けて、私が勝った暁には、貴方には、私の所有物になってもらい 中編2 383 ﹁なっ 何を勝手な ﹂ ﹁その代わり、貴方が勝てば、御二人は解放しましょう。﹂ ﹁何処に行くも、何をするのも、自由ですわ﹂ ﹁アンジュ....﹂ ﹁奴隷か自由か...自分の手で掴み取れって事ね、フフッ ﹂ やってやろうじゃないの サラマンディーネが勝負の説明をし勝敗の条件にアンジュとタスクは驚いた ! ﹁サービス ﹂ ﹂ ! サラマンディーネ様 ! ﹂ ! せて﹄ !!? ﹂ ....ギャフンと言わ ! 入れられてしまった。 サラマンディーネが強烈なサーブをし、アンジュが打ち返そうとするが速すぎて点を ﹁なっ ﹂ ﹃私を所有物なんて、随分舐めてくれるじゃない、あのトカゲ女 試合が始まり、アンジュはサラマンディーネの事を考えていた。 ! ﹁その通り、では始めましょう ﹁その球を打ち返して、枠の中に打ち込めば良いのね 話が纏まりアンジュとサラマンディーネが勝負するため、最初にテニスが始まった。 !! ?! ﹁そう来なくては ! ! 384 ﹂ ﹁15│0 ﹁くっ サラマンディーネ様 ﹂ 手加減しましょう....か ! ﹁結構 ﹁はっ まう。 ﹁﹁なっ ....よ ﹂ ﹂ 15│15 ﹂﹂ ! 続いた。 ﹂ ルフ、卓球、ゲームセンターでのクレーンゲーム、そしてツイスターゲームまで勝負は そしてテニスが終わり、野球へ、次にレーシングカー﹃サイバーフォーミュラ﹄に、ゴ ら笑みを浮かばせいた。 カナメが急いでポイントを変えアンジュとサラマンディーネはお互い睨み合いなが ﹁フィッ ﹂ サラマンディーネは驚き、反応が遅れてしまう。それを見たナーガカナメが驚いてし !!! シーブをする サラマンディーネのターンで強烈なサーブを打つがアンジュの行動力が速くなり、レ !! ! ﹁あら、速すぎました ? ! !!? ! !! !!!? ﹁サラマンディーネ様、右手、緑﹂ 中編2 385 ﹁はい ﹂ カナメの指示にサラマンディーネは指定の位置︵ゲルググの絵 スクがルーレットを押し次の位置をアンジュに教える。 ﹁アンジュ、左手、赤﹂ ﹁何が.... ﹂ ﹁予想以上ですわ...アンジュ ﹂ ︶に右手を置き、タ 両者苦しみながら睨み合っているときサラマンディーネがアンジュに言う。 !? ! ﹂ ! ﹂ ! ﹂ ! ﹁尻尾使うの反則でしょ ﹂ するとアンジュはサラマンディーネの尻尾に噛みつき、サラマンディーネは悲鳴を上 ! ネの尻尾が支える。 アンジュはサラマンディーネを転倒させようとしたが赤のマークでサラマンディー ﹁この∼ ﹁ですから、凄く楽しいのです ﹁サラマンディーネ様、左足、赤﹂ そしてカナメが次のルーレットで色と位置を言う。 中々やりますね... ﹁少 し...楽 し み だ っ た の で す。今 ま で リ ュ ウ ガ 殿 と 互 角 に 渡 り 合 い ま し た が 貴 女 も !? ! 386 ﹂ げアンジュと共に転倒する。 ﹁尻尾を噛むのは反則です .....プッアハハハハ﹂ ! ﹁姫様が笑った ネも笑う ﹂ アンジュとサラマンディーネが起き上がり突然、アンジュが笑い出しサラマンディー ﹁それだけで痛がる ? ﹂ 建造されていた。ナオミは不思議に思った。 同盟国の民間人の店とアウラの民の居住区があり、広間のど真ん中に巨大なタワーが その頃、ナオミはアウラの都で色々なお店を見て回っていた。 タスクは笑みを浮かばせた。 ナーガとカナメが笑い出したサラマンディーネの笑顔がいつものより違く、初めてで ﹁あんな笑顔...初めてだわ﹂ ? ? ﹁あれは超大型シールド展開装置です。﹂ ﹁何だろうあれ 中編2 387 ﹁え ﹂ ナオミの隣にいつの間にかクォリアンの男性がおった !? ﹂ ? ﹂ !! しく﹂ これは、失敬した。僕はヴィトール クォリアン大七部隊所属の兵士です。宜 ﹂ 私はナオミ、向こうの世界から来たノーマです。﹂ ...すると君は偽りの地球人 ﹁あ...ああ ﹁向こう !? ! !? ! ﹁おう ﹁さっきから色々とお喋りしてますが....﹂ ﹁ん ﹁あのっ ら......﹂ 来 る。シ ー ル ド の 外 に い る 敵 は セ イ ク リ ッ ド メ イ ル 部 隊 が 一 掃 し て く れ る。だ か が、大型の敵はシールドの中には入れず前線に配置された兵をうまく援護することが出 ﹁しかし、このシールドには弱点がある。それは、小型の敵を進入させてしまうのだ。だ ﹁あの∼﹂ ルス、ビーム、エーテル系の兵器でもこのシールドには勝てない﹂ アウラの都を囲み外敵から基地や居住区、指令センターを守ることが出来る。しかもパ ﹁このタワーから半径15km直径30km まであるドーム型のシールドを展開させ 388 ﹁え ...はい﹂ 感激です まさかタワーを教えている人物が偽りの地球人であり種族 ﹂ 良ければ友達になっていただけま 良ければ案内しましょうか ハァァァ生で会えるなんてすごいです ﹁ハァァァァァ ﹂ はノーマ ありがとうございます ....別に良いけど、﹂ せんか ﹁え ﹁感激です ﹂ ナオミはヴィトールと出会い街を案内された。 ﹁分かりました案内します ! そうしてください此処のお店の事を知りたくて、﹂ ! ﹂ ﹁分 か り ま せ ん、微 か で す が 衛 星 機 か ら ア ウ ラ の 都 に 向 か っ て い る 物 体 を 確 認 し ま し ? た。 一方、リュウガは同盟国軍の指令センターにいた。何やら大騒ぎになろうとしてい ? ! ! ! ﹁あ ! !? !! ? !? ! ﹁情況どうなっている 中編2 389 た。﹂ ﹁ん∼∼衛星機のカメラをノーマルにしてズームしろ﹂ ﹁了解しました。﹂ リュウガはクォリアン兵士に衛星機のカメラをノーマルに変えズームすると ﹃何だと ﹂ 非常事態です ﹂ 直ぐにシールドを展開せよ ﹂ ﹂ た。これは緊急非常事態だとリュウガは思い直ぐにコリス提督に通信回線をした。 ﹄ ﹁コリス提督 ﹃何だ ! ﹂ 兵士は直ぐに民間人を避難し、シェルターへ ﹁リーパーズの大部隊が此方に進軍しています ! ﹁まさか奴らが.....一体どうしてここへ ! ! ? ﹁承知しました !!!? ﹁急いでください ﹂ ! ! ﹁女や子供、老人を最優先に ﹂ 場所にある地下シェルターの入り口が現れ同盟国の兵士が民間人を案内した。 そしてアウラの都から突然の警報音が鳴り響き民は不安を抱えていた。すると都各 !? ﹄ カメラに映ったのは真っ直ぐアウラの都に進軍してくるリーパーズの大部隊であっ ﹁嘘......だろ !!!!!? ! ! 390 ﹂ ﹁押さないように ! ﹁ヴィトールさんは ﹁何 ﹂ この音 ﹁姫様 ﹂ ? ﹂ ﹂ ﹁サラマンディーネ様 ﹁何事です !? ﹂ ! ! !? の警報が鳴りアンジュが言う ナオミさんも早くシェルターに ﹂ 一方、アンジュ達は試合を終えサラマンディーネとシャワーを浴びていたところ突然 を追った。 へ向かった。しかし、ナオミはまだヴィヴィアンがいないことに気づきヴィトールの後 それを言いヴィトールは背部に収納していたアサルトライフルを持ち民間人の後方 ! !? ﹁私はこれから民間人の後方を護衛します ! 兵士が案内しヴィトールとナオミもいたがヴィトールは後ろへと戻ろうとしていた。 ﹂ ﹁慌てないように ! 中編2 391 ﹂ ﹂ ﹁リーパーズの大軍が此処、アウラの都に進軍しているのです ﹁何ですって ﹁あの化物どもが此処へ !? ﹂ ! 、シャルルン提督 ﹂﹂ ! ﹁それで我々を援軍として ﹁そうだ﹂ ﹁承知しました﹂ ﹂ !? ﹁はい ﹂ ﹁それとタスクさん﹂ ﹁貴方達の兵器を ﹂ ﹁それとあなた方偽りの地球人の機体には我々同盟国の兵器を装備させました。﹂ ? い.......﹂ いセイクリッドメイル部隊で何とか進行を抑えているがいつ持つか分からな ﹁見ての通りだ。やつらはたぶん民間人の血を狙っているに違いないこのままだとまず !? ﹂ ! ﹂ ! ﹁情況はどうなっていますか ﹁サラマンディーネにリュウガか ﹁﹁コリス提督 アンジュとサラマンディーネはすぐ着替え、同盟国の前線基地に来た。 !? 392 ? ﹁貴方にはこれを﹂ シャルルン提督が渡したのは左腕につける端末装置 オムニツールを渡された。早 速使うとオレンジに光るブレードが出てきた ﹂ ﹁その刃にはリーパーズの細胞を破壊するウィルスが組み込まれている....全力で戦 いなさい﹂ ! タスクは胸をはって叫びサラマンディーネとリュウガと共に戦場へと向かった。 ﹁......はい 中編2 393 中編3 シールドの外....戦場に向かったアンジュ達はその光景を目にしてしまう。 ﹂ 何この臭い.... の臭いが漂っていた。 ﹁うっ ﹂﹂﹂﹂﹂﹂ ? ﹁生存者だ ....大丈夫か ﹂ !? それ以上動くと死ぬぞ ﹁ああ...かなり...やられた﹂ ﹁大丈夫だ ! ﹂ ﹁まさか奴らにあんな兵器を持っていたなんて.....﹂ ! !! ながら苦しんでいるヴォーチャー兵士がいた。 突然の呻き声が聞こえリュウガがセイクリッドメイルの残骸へ行くと腹から血を滴 ﹁﹁﹁﹁﹁﹁ ﹁う...うう....﹂ !? !? ﹂ セイクリッドメイルの残骸と巨人型のリーパーの肉片が散らばっており、そこから死臭 そこには沢山のリーパーと同盟国軍とドラゴレイドの兵士とドラゴンの死体があり ﹁何よこれ !? 394 ﹁あんな兵器 ﹂ ﹄ !!!!!!!! ﹂ ﹂ !? ﹂﹂﹂﹂﹂﹂ ﹂ です。分からなければ動画で見てください。 ﹁あの速さで戦闘艦だと ﹂ !? ﹁信じられない...... !!? !!? ﹁正にその通りですわ.....﹂ ﹂ ※ 分かりやすく言えばスターオーシャン4に出てくるカルディアノン人の戦闘艦 ﹁﹁﹁﹁﹁﹁戦闘艦 ﹁主殿、あれはリーパーの戦闘艦です....﹂ するとケルベロスが解析し説明した。 ﹁速すぎます ﹁何だあれ る浮遊体が思わぬ速さでセイクリッドメイル部隊とドラゴンを次々、落としていった。 突然の鳴き声が響きリュウガ達が見ると目の前にタコのような触手と巨大な目があ ﹃オオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーン !? !! !!? ﹁これがシンの一族を苦しめた種族の力なのか 中編3 395 サラマンディーネが戦闘艦を睨み叫んだ ﹂ ﹁貴方達は急いで機体に ﹂ 焔龍號の名を呼ぶとシールドの中から焔龍號が飛来し、サラマンディーネは乗った。 ﹁焔龍號 !! ﹂ !? ﹂ ﹂ !! !! ﹂ !! ﹂ !! タスクはイビルを蹴り上げ、斬ろうとした時タスクの右手に謎のマークが光ながら浮 ﹁このっ 回避した。 イビルは下顎を開かせヤツメウナギの口がタスクの顔面向けて伸びたが運良く横に ﹁クッ ニブレードで防いだ。 小型のリーパー イビルがタスクに飛びかかったがタスクはフォトンソードとオム 出し、タスクはフォトンソードとオムニブレードを展開し、戦いが始まった。 タスクが指差す方向を見ると小型のリーパー達が口を開け腕からビームソードを放 ﹁ ﹁来たよアンジュ ﹁ちょっとサラ子 サラマンディーネはそう言い戦闘艦へと向かった。 !! 396 かび上がり、イビルを斬ったすると再生する筈のリーパーが灰へなった。それを見たア ﹂ ﹂ ンジュとリュウガ、ナーガ、カナメは驚きを隠せなかった。 ﹁嘘 ﹂ ﹁再生する筈のリーパーが灰になった なかった ﹂ ﹂ こったのか分からないまま絶命した。アンジュ達はタスクの戦闘を見て唖然するしか 倒れるオークの後ろへ回り込みフォトンソードを心臓に突き刺した。オークは何が起 あまりの激痛に耐えれなく倒れるがタスクは直ぐにオーグメントモードを発動させ ﹁ギャャャャャャャャャャャャーーーーー オークの腕ごと潰れ骨がむき出しになりオークが悲鳴を上げた オムニブレードが巨大なエネルギーナックルグローブへと換わり拳同士がぶつかり !!!!!!!!!!!!!!!!! のリーパー オークが現れ、巨大な拳をタスクに目掛けて振るうとしたとき、タスクの そしてタスクは何が起こったのか分からず他のイビルを倒していた。すると巨人型 ﹁あの光は !!!!? するとリュウガはタスクの右手に光るマークを見て驚いた。 ﹁どうなって..... !? !? !? ﹁あのリーパーズを.......あっさりと﹂ 中編3 397 ﹁見て ﹂ ﹁まずい このままでは ﹂ カナメが指差す方向に多数のイビルとオークが真っ直ぐこっちに向かってきてる。 ! ! ﹂ ﹂ !? ﹂ ! ﹂﹂ ! ﹁タスク.......﹂ ﹁﹁分かりました リュウガがナーガとカナメとアンジュに言う。 ﹁我らも出撃しよう アンジュが呼ぶがタスクは無言だった。 ﹁タスク クは後ろへ高く跳びヘラクレスに乗った。 た目をして、光っている右手を上に掲げるとアウラの都からヘラクレス飛んできてタス またしても、アンジュ達は唖然することしか出来なかった。するとタスクは青く光っ ﹁リーパーズが落ちて......いった﹂ ﹁すごい を起こり多数のリーパーが叫びながら溶岩の海へ落ちていった。 しかし、タスクはオムニインパクトナックルをおもいっきり地面にぶつけると地割れ ! !!! 398 ﹂ 一方、サラマンディーネは焔龍號のバスターランチャーで戦闘艦を射ち続けていた。 このっ ! このっ ! ﹁クッ ...... ﹂ !? ﹂ ﹂ すると戦闘艦の目が別の方を向いた。向いた先にヘラクレスがこっちに来ていた。 ﹁あれは に閉じ込められている人影が見えた。 サラマンディーネはあるものを見た。焔龍號のカメラに映ったのは戦闘艦の目の中 !! 体当たりをした。 装甲の合金のせいかバスターランチャーのビームが弾かれていた。すると戦闘艦が ﹁このっ ! !? !? ※分かりやすく言えばコードギアスの枢木スザクのKMF ︵ナイトフレーム︶ラン レードから両刃の剣へと変わった。 リーウイングが展開しアーキバスだった装甲が滑らかな装甲へと変わりアサルトブ れ落ち漆黒の装甲が純白の装甲をしており、アーキバスのウイングが天使の翼...ホー するとタスクが乗っているヘラクレスに異変が起きた漆黒の装甲がみるみると剥が ﹁あれはタスク殿 中編3 399 ﹂ スロットアルビオンに天使の翼つまり本当の翼があるような機体 ﹁あれは ﹂ !!? ﹂ ! ﹁速い ﹂ !!! ﹂ せなかった。得にヴィヴィアンは興奮していた。 その戦闘は正に神速の戦いであり、アウラの民や同盟国の兵士、リーパーも驚きを隠 ヘラクレスは手の平からビームを乱射し戦闘艦もプラズマビームを乱射した。 ﹁私の焔龍號のバスターランチャーでも太刀打ち出来なかった戦闘艦を互角で......﹂ そしてヘラクレスの手の平から何とビームが出てきて戦闘艦の装甲を破壊した。 ﹁今までのタスクとは何かがちがう !!!!! グメントモードを使いプラズマビームの弾道を読み避けた。 弾き飛ばされた戦闘艦は目を光らせプラズマビームを乱射して来たがタスクはオー するとヘラクレスは流星並みのスピードで飛んできて戦闘艦ごと弾き飛ばした。 ﹁綺麗..... ﹁何と言う神々しさ.....﹂ ﹁あれ、タスクの サラマンディーネが驚きタスクを追いかけたアンジュ達も驚きを隠せなかった。 !? 400 ﹁人...... ﹂ ﹂ したとき、目の中にいる人物を見て攻撃を止めた。 進したがプラズマスピアがあっさりと真っ二つにされ、ルミナスソードて目を刺そうと ドを抜刀し斬りかかった。戦闘艦は目からプラズマビームできたスピアを展開しを突 するとヘラクレスは腰部に装備されているヘラクレス専用武器 聖剣ルミナスソー ﹁カッチョイイイイイイイイイーーーーー !!!!!! 叫んだ ﹁まさか.....そんな.... ﹂ 知っているのですか ﹁リュウガ殿 ﹂ 拙者とカヤの兄上でござる するとヘラクレスが勝手に動きだしスメラギに刺そうとていた。 ﹂ ! !? !? .....あのお方はスメラギ・ネイル ﹁間違いない ! リュウガの言葉でサラマンディーネ達は驚きを隠せなかった。 ! その人物は皇位な服装をしており髪の色が深紅で男性であった。するとリュウガが ? ! 中編3 401 中編4 止まれ ﹂ ヘラクレスに乗っているタスクはハンドルを操作するが、反応がなかった。 止まれ ! !! 止めてくれ そうとしていた。 ﹁止めろ ヤメロォォォォォォーーーーー ﹂ !!!!! ﹁タスク ﹂ ﹂ 突っ込んできてヘラクレスを別の所へ移した。 ヘラクレスのルミナスブレードがスメラギに突き刺そうとしたとき、ヴィルキスが ! しかし、ヘラクレスは戦闘艦に取り込まれたスメラギをルミナスブレードで止めを刺 ﹁止まれ ! ! !!! ﹁ちょっとタスク ...... 何で振り払おうとするの ヘラクレスが勝手に !! ﹂ ﹂ !? !!? ﹁これは ﹂ タスクは自分の右手を見ると謎のマークが光っていた。 ﹁俺じゃない ! ! するとヘラクレスが反抗し、ヴィルキスから振り払おうとしていた。 ﹁アンジュ !! 402 !? ﹂ するとヘラクレスはシールドの中にいる民間人を見てヴィルキスを振り払いアウラ の都へ向かった。 ......まさか !!!! ﹂ ﹂ するとコックピットの画面が青くなり見たことのない文字が左右に流れ込んだ。 ﹁ホォ...... クレスを弾き飛ばした。コックピットにタスクはホッとした。 ヘラクレスはルミナスブレード降り下ろしたするとシールドが電磁波を起こしヘラ ﹁ヘラクレス !? !? ﹃ハイパーディスコード・フェイザー﹄ 見ると驚きを隠せなかった。 そして流れ込んだ文字が消えると画面に何かが書かれていた。タスクがその文字を ﹁何だこれ !!? ﹂ 止めてくれ ヘラクレス !!! ﹂ !!!!!! ﹁タスク ﹂ 兵器を止めようとアンジュとサラマンディーネが向かった。 肩と手のひらと膝に光が集まり今にも光学兵器を発射しようとしていた。その光学 ﹁頼む !!!! ヘラクレスが動きだし肩と手のひらと膝が露出展開し、光が集まっていた。 ﹁まずい !!!!!!!! !! 中編4 403 ﹁タスク殿 ﹂ ﹂ !! ﹁何で動かないのよ 諦めてはダメです ﹂ ヘラクレスを止めようと無理やり動かそうとしているが !! ! !!? !!? ていた。それを見ていたタスクは自分が情けないと思った。 !!! いた。 ﹁頼むヘラクレス 俺の 言うことを聞いてくれぇぇぇぇぇぇぇ !!!!!! ﹂ !!!!!!!!! ﹂ ? ﹁何だこれ ﹂ するとコックピットの画面から﹃ドッキング﹄と書かれている文字が浮かび上がった。 ﹁止まった.....のか 閉まり赤だった目が緑へと戻った。 マークが消え、ヘラクレスの肩と手のひらと膝のハイパーディスコード・フェイザーが タスクの叫ぶとタスクの目から涙が溢れタスクの右手にこぼれたすると光っていた !!!! ヘラクレスのハイパーディスコード・フェイザーの光がついに、集まり射とうとして .......お願いだ ﹂ ﹁何 で な ん だ ヘ ラ ク レ ス ......ど う し て 動 い て く れ な い ん だ !!!!? 彼らは味方なのに 二人は必死にハイパーディスコード・フェイザーの方向を別の方へ向けようと頑張っ ﹁アンジュ !!!? 404 !? 開始 ﹄ タスクは恐る恐るアイコンに触れると音声が流れた。 ﹃ドッキングシーケンス !! !! マトが赤く輝きはじめた。 ....タスク殿 ﹂ ヘラクレスの目がひかりすると、機体が黄金に輝く光になり、戦闘艦と戦っているヤ !! ﹁何だ ﹂ ﹁タスク殿ぉぉぉぉぉぉ ﹂ えええええええーーーーー !? ﹂ ﹂ ﹂ れ翼から炎と思われる羽が生え、鳥へ....いや不死鳥へとなった。 ﹁何あれ ﹁不死鳥... アンジュとサラマンディーネが言い ﹁スッゲエエエエェェェェェェェェェェェェェェーーーーーーーーーー ﹂ !!!!!!!!!!!!! ヤマトとヘラクレスがぶつかり、粒子化しそれが集まり純白と深紅のアーマーで覆わ !!! !!? ﹁リュウガ !!!! が勝手に動き始めヤマトの方へ向かった。 リュウガがヤマト旋回しヘラクレスへと向かって飛んでいった。そしてヘラクレス ﹁この輝きは ! ? !? ﹁綺麗....﹂ 中編4 405 ﹂ アウラの都にいるナオミは見とれ、ヴィヴィアンはさらに興奮する。 ﹂ 一方、タスクとリュウガは空間内にいた。 ﹁ここは.... ﹂ ﹁またこの展開なるとは.....まぁ良い、行くぞタスク殿 .....分かった !!!! ﹂ ﹁残りは兄上を助ける !! ﹂ 不死鳥は舞い上がりスメラギを取り込んだ戦闘艦へ向かった。 !! ﹁すごい るリーパー達は叫びながら燃え灰へとなった。 羽になりそしてリーパーズの大軍に体当たりした。当たり一面は炎の海になり再生す とてつもない程の猛攻をしてきた。だが、ビームは炎になり不死鳥の体にまとわりつき 不死鳥は炎の翼を羽ばたかせリーパーズの大軍へ突っ込んだ。するとリーパーズは ﹁え !? !! !? 406 中編5 不死鳥は翼を羽ばたかせ戦闘艦へ向かいそして戦闘艦も不死鳥へ向かい戦闘を開始 した。 戦闘艦は不死鳥を撃ち落とそうとプラズマビームを放ったが、不死鳥は翼の間接部分 から専用兵器 プロミネンスシューターを射ちプラズマビームが爆発した。 さらに、不死鳥の翼の羽と尾羽が分離し、合計14機の援護射撃兵器 フェザーウィ スプを展開し、戦闘艦へ向かっていった。 戦闘艦はプラズマビームで攻防するが不死鳥は舞い上がりフェザーウィスプを戦闘 艦に向けビームを射った。 戦闘艦はフェザーウィスプのビームを受け混乱状態へなった。 ﹂ タスクが叫び ﹁今だ 死鳥の嘴に結晶体があり、そこ中にスメラギがいた。 リュウガも叫び不死鳥は物凄いスピードで戦闘艦に突っ込み貫いた。よく見ると不 ﹂ !!!!! !!!! ﹁兄上ぇぇぇぇぇぇぇ 中編5 407 ﹁良し‼﹂ ﹂ ﹂ サラマンドリル ...﹂ ていた。それを見ていたサラマンディーネが叫ぶ ﹁このままでは あれなら.... するとアンジュがあることを思い付く ﹁そうだ ﹂ ! ﹂ ﹂ 至急援護要請を ﹂ 収斂時空砲は威力が大きすぎるため都どころか戦場にいる民や同盟国軍の兵 士に直撃します ﹂ ﹁そんなの三割引で撃てば良いじゃない ﹁そんな都合よく調整できません ﹂ 猛攻を受けている 救援を !! ﹁こちらバタリアン駆逐隊 被弾した ! ! ! すると焔龍號に通信回線が開き同盟国軍の叫び声が聴こえた。 ! ! ! ! ﹁クローガンタンク隊 !!! !!! ﹁え ! ﹁アルゼナルをぶっ飛ばしたあれなら.....あんな大軍を ﹂ だが、まだ下にリーパーズの大軍がおり同盟軍とドラゴン達は全滅寸前に追い込まれ 宿主を失った戦闘艦は機能が停止し、そのまま墜ちていった。 ﹁兄上 ! ﹁ですが !!! !? ! ! 408 ﹁来るな 来るな あああああああああーーーーー ﹂ !!!!! 別に三割引でも良いじゃない 思い出す。 ﹂ ﹁そうよ ﹁え そんなやり方が ﹂ ﹂ ﹁貴女が射ったのを私のと混ぜれば威力を押さえられる ﹁ぶつけて倒す !!!? ﹁ですが ﹂ ﹂ この世界のお姫様なんでしょ 人の上に立つ使命でしょ ﹁貴女 ﹁.......分かりました。殺りましょう サラマンマン ﹂ サラマンディーネが歌い始めアンジュも歌い始める。 ﹂ それが アンジュはあることを ﹂ 危機を止めて皆を救う ﹁どんなやり方でも、それしかないならやるしかないでしょ あの時見たいに 同盟国軍の悲鳴がサラマンディーネを戸惑わせる。その時 ! をした。 そしてリュウガは焔龍號の収斂時空砲が来ると同盟国軍に連絡し大至急、撤退を命令 ! !? ! ! ﹁♪∼♪∼﹂ !!! !!! ! !!!? ! !? !? !!! ? ! ! ! ﹁♪∼♪∼﹂ 中編5 409 サラマンディーネの乗る焔龍號が黄金に輝きヴィルキスも黄金へと輝き始めた。二 機の肩が露出展開し光が集まった。そしてリュウガとタスクが乗っている不死鳥の体 が黄金へと輝き始め画面から﹃鳳凰転生砲﹄と言う文字があらわれ不死鳥の口が開きオ ﹂ レンジ色に輝く光が集まった。それを見ていたアンジュとサラマンディーネが笑った。 放てーーーーー そしてリュウガが叫んだ。 ﹁鳳凰転生砲 !!! ﹁え ﹂ ﹁まさかあの歌に助けられるとは、﹂ ﹁友達を助けただけよ.....﹂ ﹁拙者からもドラゴレイドの民を助けてくれて誠にありがとう......﹂ ﹁貴女のおかげで民と同盟国軍は救われました。感謝しますアンジュ.....﹂ め、元の漆黒のヘラクレスとヤマトに戻った。 笑う兵士もいた。そして不死鳥と焔龍號とヴィルキスが着陸すると、不死鳥が光り始 ンや同盟国軍の兵士が大声を上げ勝利の雄叫び、泣いている兵士やそれを慰める兵士、 を失ったリーパーズは怯え逃げていった。リーパーズが逃げた事を確認するとドラゴ サラマンディーネの収斂時空砲が放たれ燃え上がるリーパーズを吹き飛ばした。大軍 不死鳥からオレンジに輝くビームが出てリーパーズの大軍が燃え盛り、ヴィルキスと ! 410 ? ﹂ ﹁貴女が歌ったのはかつてエンブリヲがここ星を滅ぼしリュウガ殿の星を壊した歌.... 貴女はあの歌をどこで ﹁え ﹂ ﹁私たちと一緒ですね﹂ て.....﹂ ﹁お 母 様 が 教 え て く れ た の....ど ん な と き で も 進 む べ き 道 を 照 ら せ る よ う に っ ? ﹁え ﹂ ! ﹁.......トカゲ﹂ ﹂ ? ﹁それはダメ﹂ ﹁あ.....では私も、貴方の事をアン子と﹂ ﹁サラ子って呼んで良いなら ﹂ ﹁長いのよね、サラマンデンデって﹂ い......私も貴方達と友達になりたい......共に学び、共に歩く友人に.....﹂ た、己 の 未 熟 さ を 皆 を 守 っ て 危 機 を と め る、指 導 者 だ と そ う あ ら な け れ ば い け な ﹁な ん て 愚 か だ っ た の で し ょ......貴 女 は 私 の 所 有 物 だ な ん て......教 え ら れ ま し ﹁星の歌....私たちの歌もアウラが教えてくれたものですから﹂ ? !? ﹁なら、拙者は....... 中編5 411 ﹁え ﹂ ﹂ ﹂ .......目を覚ましたようです ﹂ ﹁アンジュそれはないよ ﹂ ﹁リュウガ殿下 ﹁どうした ! ﹁スメラギ殿下が ﹁誠か ! ? ! ? ﹂ ! ﹁てすが、我々は今も生きています ﹁だが........﹂ ﹂ ? ﹂ 自分を責めないで下さい ﹁名乗るときはまず、お主からじゃ﹂ ﹁お主は すると向こうからアウラの民の大巫女様が来た。 ! ﹂ スメラギは自分の犯した事で責めていたがリュウガが励ましていた。 ﹁すまないことをした.....お前やカナや民たちに申し訳ない......﹂ ﹁兄上 ﹁リュウガ﹂ 駆け付けると車椅子に乗ったスメラギがいた。 リュウガは急いでドクターゲッコーの元へ駆け付けタスク達も向かった。 !!!? ! 412 ! ﹂ ﹁そうであった.....我が名はスメラギ・ネイル ドラゴレイド第一皇子だ。﹂ ﹁スメラギ殿下....お主の話が聞きたい....何故、あの戦闘艦にいたのだ ﹂ ﹁........アルベルトだ﹂ ﹁何 ? ﹁そう 奴だ 間違いなく ﹂ ! ﹁こやつがスメラギ殿をあの異形な姿にした張本人 ! ﹂ するとケルベロスがシンから貰った映像を見せた。 ﹁アルベルト.....﹂ は敗れた。﹂ ﹁炎上する天守閣でエンブリヲを追い詰めた時、アルベルトと名乗る人物が現れ....私 ﹁うむ﹂ リュウガに話されているな﹂ ﹁惑 星 リ ィ ル ス が 滅 び る 直 前、エ ン ブ リ ヲ が ド ラ ゴ ニ ウ ム を 盗 み に 攻 め て き た こ と は ? ﹂ 突然の声で皆が振り向くとそこに椅子に腰かけているアルベルトがいた。 ﹁その通り♪﹂ ﹁そやつはエンブリヲ以上の力を持っている......﹂ !? ! ﹁お主が !!? 中編5 413 その時、車椅子に座っていたスメラギがリュウガの刀を抜き取り防御体勢をした。 ﹂ !! ﹂ ! するとあの時、リーパーズを送ったのは......﹂ !? ﹂ ? ﹂ !? お前のボーイフレンドの事だ。﹂ ? ﹂ !? またしてもアルベルトは謎の言葉を言い消えた。 よ。﹂ ﹁教えるのはこれくらいにして、私は去るよ......最後の晩餐を楽しみにしておくのだ ﹁双子の種族...... ﹁全く、ヴェクタ人と共に死んだ双子の種族が.....﹂ ﹁タスクが ﹁覚えていないのかい アンジュが疑問する。 ﹁ムーア ﹁私だ。まぁそれはともかく、まさかムーア人の子孫がいたとは....﹂ ﹁何だと ﹁まぁ、リーパー共は役立だづだから処分してやった。﹂ ﹁黙るのだ ﹁フフフフフ.....怯える必要はない﹂ ﹁下がれ 414 後編1 アルベルトが消えた後、タスクはリュウガの兄、スメラギに話があると同盟国軍の基 ﹂ ﹂ 地に向かい中に入るとスメラギとリュウガがいた。 ﹁リュウガにスメラギさん ﹁よく来たなタスク.....﹂ ﹁スメラギさん話と言うのは ? ﹂ ﹁その事だ...まず君のDNAを採取し調べる。﹂ ? ﹂ NA鑑定が終わりあることが分かりタスクは驚いた。 スメラギとリュウガとタスクは茶の間でお茶を飲んで待つこと20分後・・・・・・D ﹁しばらく、お茶を飲んで待っておこう。﹂ 取り直ぐに研究所へ持っていった。 すると機械の体である種族、ゲスがきてタスクの腕を掴み注射器を腕に射し血を抜き ﹁え ? !? ﹁4分の1︵quarter︶ね......﹂ ﹁俺、古の民じゃないの 後編1 415 ﹁4分の1︵quarter︶..... ﹂ ? ﹁そう落ち込むのではありません。お主の一族はきっとお主に未来を託したのかもしれ するとタスクは深く落ち込んだ、自分の母親が古代種族の末裔だと言うことに、 ﹁全ては......ムーアから始まった......﹂ ヴェクタ人となった。﹂ そして長い年月が達、地球人はそれを調べごく一部の地球人がその脳と技術力を持ち、 ﹁しかし、ムーアの文明は大規模な大地震と火山の噴火で大陸ごと、深海へ沈んだのだ。 ﹁...........﹂ んだ。﹂ 的な文明を持っていたが、ムーアは違う....既に我々の技術と文明を築き上げていた ﹁ムーアとはかつて数千年前の地球に存在した人類なんだ.....その頃の地球人は原始 ﹁母さんが.....ムーアの末裔......﹂ ﹁タスク殿のお父上は古の民、でも、お母上は......ノーマであり、ムーアなんだ。﹂ タスクはアルベルトが言った事を思い出し、スメラギが話を続ける。 ﹁ムーア.....﹂ ていたのだ。﹂ ﹁君のDNAを調べた結果、微かだが、古の民とノーマ、そして.....ムーアの血が流れ 416 ﹂ ません。そしてあちらの世界にいるシンは一族が滅んでも生きようと必死になってい る。心を決めて生きるか ライダー バネッサの子 ﹁はい ﹂ ﹁そうだタスク﹂ アンジュの騎士 タスクだ タスクは決心し、スメラギとリュウガが微笑む ! 絶対に生きる ! ﹂ ﹁.............俺 は.....古 の 民 の イ シ ュ ト バ ー ン....ム ー ア の 末 裔 で あ り メ イ ル ? ! ! ﹂ !? ﹂ !? ミスルギに侵攻します ﹂ 、私に宣戦に加われって言うつもり ﹂ ? ! ﹁.......まさか、貴女は自由ですは、アンジュ この世界に暮らす事も、あちらの地球 !? ﹁私達は明朝、朱雀の虚空、特異点を解放、アウラを奪還すべく同盟国軍と総力を持って ﹁皇国の地下に....... ウラを発見したと.....﹂ ﹁リザーディアより、報告がありました....ミスルギの地下、最新の機密近くにいて、ア ﹁ミスルギ皇国に侵攻..... その頃アンジュはサラマンディーネと温泉に浸かり次の作戦の事を話した。 ﹁次の作戦だが......﹂ ? ﹁それを聞かせてどうするの.... 後編1 417 に戻ることも、もちろん、私たちと共に戦ってくれるのなら、それほど心強いことはあ ﹂ りませんが、明日の出撃前に貴女の考えを聞いておきたくて.....﹂ ﹁私の ﹂ ? ﹂ ? ﹁信じられないのよ﹂ ﹁え ﹁それでいいのかしら....﹂ からね﹂ も....アウラを救い出せば、エンブリヲの世界に大打撃を与えられるのは、間違いない ﹁ああ、スメラギさんが教えたんだ.......悪くないと思うよ、ドラゴンと一緒に戦うの ﹁﹃そっちも﹄ってタスクの方も ﹁そっちもその話をしてたんだね﹂ 夕暮れになり外でヘラクレスを修理しているタスクとアンジュがいた。 ﹁......﹂ すわ.....﹂ ﹁貴女には民を救っていただいた恩があります。出来ることなら、何でもお手伝いしま ? 418 ﹁サラマンディーネさん....かい か........﹂ ﹂ ﹂ ﹁誰も分からないよ....何が正しいのかって﹂ ﹁え ﹂ ﹁大切なのは、何が正しいのかじゃなくて君がどうしたいか、じゃないかな ﹁......﹂ ﹂ !? ﹁君は自分を信じて進めば良い、俺が全力で支えるから.....﹂ ﹂ ﹁......バカね、そんな自分勝ってな理屈が通じる分けないでしょ ﹁え...そう ああああーー !! ﹂ に ミ ス ル ギ 皇 国 に 攻 め い る な ん て、悪 い 冗 談 よ......分 か ら な い わ、何 が 正 し い の ドラゴンと一緒に戦って、それが間違いだとしたら、代々、元皇女がドラゴン達と一緒 平和になるってのも嘘......あれもこれも嘘ばっかり、もう...ウンザリなの...... ﹁何もかもが、ドラゴンが人類世界に侵攻、敵だっての嘘......ノーマの戦いが世界の ? き込み、倒れてしまい、運悪くそこへリュウガとヴィヴィアンとナオミが来てしまった。 するとタスクの足元にドライバーが転がっており、タスクはそれを踏みアンジュを巻 !? ﹁でも、救われるわ.....そういう能天気な所﹂ ? ? ? ﹁お褒めに預かり光栄で...す 後編1 419 ﹂ お母さんがお礼したいって ! ﹂ ! ﹁ふごっ∼∼ ﹂ 永久発情期がっ ﹂ この ﹂ !!!!!! ﹁タスク殿∼∼∼∼∼ ﹂ なかった人も.....たくさんいます......﹂ ﹁私 は サ ラ 子......サ ラ マ ン デ ィ ー ネ を 少 し 手 伝 っ た だ け で す.....そ れ に 助 け ら れ ﹁本当にありがとうございました。街と私たちを守っていただいて、﹂ の神楽や踊りを人々に見せており、ラミアがアンジュにお礼を言っていた。 そして夜になり街の人々がアンジュ達にお礼のバーベキューとドラゴレイド人伝統 !!!! まいリュウガが慌てる。 アンジュの鉄拳がタスクを吹き飛ばしそのまま場外を越えて崖の下の川へ落ちてい ﹁あ∼∼∼∼∼∼ !!!!!! ! 手で顔を隠しており、リュウガは唖然していた。 アンは頬を赤くして﹁いやん♪﹂と可愛らしいポーズで、ナオミは顔が真っ赤になり、両 煙が晴れるとアンジュの股にタスクの顔があり自分の股を頭に当てており、ヴィヴィ !!!? アンジュ ﹁アンジュ ! 今日はバーベキュー........ ﹁アンジュ ! ﹁くっ∼∼∼ !! !! 420 アンジュは戦場になった街の廃墟を見て辛い表情をした。そして同盟国軍に救助さ れたタスクはあちこち包帯を巻いていた。手が使えなかったがアウラの民の女の子達 ﹁え ﹂ そ、そ、そ、そ∼ ﹁楽しそうね ﹂ ﹂ ? ﹂ ﹂ ! ﹁はい、あーん﹂ アンジュは鼻で笑い飛ばし、タスクの傍まで行き隣に座り、お肉を差し出す。 ﹁フンッ アウラの民の女の子達は悲鳴を上げて逃げていった。 ﹁痛い !!!??? リとかぶり付きタスクは思わず股を抑えた。 る形をしたバーベキューのお肉串を持っており、アンジュはその先端のキノコをガッツ するとアンジュがその場に来てタスクは固まり、そしてアンジュの手元に見覚えのあ ? ﹂ がタスクにお肉を食べさせていた。 ﹁はい、あーん♪﹂ ﹂ ﹁あ∼む ! ﹁やっぱり男の人って可愛い∼ 食べてくれた ﹁ひや∼ ! ? !! ! 後編1 421 ﹂ ﹁え ﹂ 、いや.....な、何で ...いらないの ﹁何 ﹁えっ ﹁手.....使えないでしょ ﹂ .....ちょっとやり過ぎたわ、﹂ ﹁これくらい何ともないさ ﹂ ﹂ アンジュに食べさせて貰うと格別だね アンジュの騎士は不死身だからね ﹁はむっ.......うま∼い アンジュは呆れ、街を見渡しタスクが言う。 ﹁バカね.....﹂ ﹁良いところだね﹂ そんなぁ∼ ﹁モテモテだもんね﹂ ﹁ええ .....そっか ﹂ ﹁はっ ? すると風が吹いた。 ﹁え !! ﹂ 生きてる.......力一杯﹂ ﹂ ﹁でも、本当に良かった.....良いところ、辛い事があっても、マナなんて無くても、皆 タスクは慌てて言うが、アンジュはそう言いながらも、タスクの言葉に同意する。 !! ! ? ? !? ! ? ! ? ? ! ? 422 ! ﹂ ﹁アルゼナルみたい.....なんだ..............﹂ そしてアンジュは立ち上がる。 ﹁私......帰るわ......モモカが待ってるもの ﹁アンジュ......﹂ ﹂ ﹁やはり危険です 脅威になるか この者は我々の事を知りすぎました ﹂ ﹁でも、アンジュさんは都の皆を救ってくれたは 今すぐ ﹂ !? ﹂ あちらに帰せば、どのような 拘束すべきだ ﹁それでも、この間まで殺しあっていた相手だぞ やっぱり私たちと.........え ﹁私はもう.....貴方達とは戦わないは......﹂ ﹁ほら ! ! ! メが止める。 するとナーガが前に出て二刀流の小太刀に手を持ちアンジュとタスクを警戒し、カナ ﹁サラ子......﹂ ﹁また、戦う事になるのかもしれないのですね.....貴女と﹂ ﹁そう.....それが貴女の選択なのですね.....﹂ タスクが頷くとサラマンディーネ達がやって来る。 ! ナーガとカナメが言い合いをしていたとき、アンジュが決意する。 ! ! ! ! ! 後編1 423 ナーガがアンジュの言葉に思わず驚いた。 サラマンディーネ様 ﹂ ! ﹂ ? ﹂ ﹁次はカラオケ対決ね ﹂ ﹂ サラマンディーネがリュウガを探していた。 ﹁そう言えば、リュウガ殿はいらっしゃらないのですか ﹁トカゲに何かようなの ? ! ! その頃、リュウガは寝ているカヤの所にいた。 ﹁ええ、実は.......﹂ アンジュが質問するとサラマンディーネの頬が少し赤くなった。 ? ﹂ ﹁お達者で、アンジュ.....戦いが終わった暁には、今度こそ....決着をつけましょう ﹁サラ子﹂ ﹁友を信じることに何の不思議が ナーガは問うも、サラマンディーネが言う。 ﹁サ !? ナーガを護衛につけましょう。﹂ ﹁.......では、明日開く特異点より、あちらにお戻りください。必要ならばカナメと ﹁貴方達とはもう.....戦わない﹂ 424 ﹁カヤ.....﹂ その時、そこへサラが来た。 ﹁ここにいたのですね.....﹂ ﹁サラ殿......﹂ ﹁カヤ殿....まだ、目を覚まさないのですね......﹂ ﹁ええ........﹂ するとリュウガは突然、歌い始めた。 その歌はサラの歌と似ているが綺麗な歌だった。心の中で風が吹き、草原を走る馬 ﹁♪∼♪∼﹂ 達、水が流れる音と空に鷹が飛びながら鳴いていた。 ﹁綺麗な歌ですね........﹂ ﹁拙者が幼少の頃、母上が歌っていた......ヴェクタ人からの伝承歌を貰ったとサラ殿 ﹂ の歌と少し違うが間違いなく永遠語りだった.....﹂ ﹁え してこのように綺麗な歌を兵器の鍵に使うのかをと........﹂ ﹁けど拙者にはヴェクタ人が何者か知らなかったが、十の時に知ったんだ........どう ? ﹁リュウガ殿.......﹂ 後編1 425 諦めたら地に落ちると ﹄と.....だから拙者はこのような事があっ ﹁けど母上は、言ったのだ......﹃どんな辛い事や強大な山が合っても.....諦めなけ れば未来がある ても諦めなかった.......﹂ ! ! ﹂ ? ﹂ ! ﹂ !? 持ち殴り込みをしようとしているが、カナメとヴィヴィアンとアンジュが止めていた。 二人とも互いの顔を近づけキスをした。扉の外では暴走しているナーガが小太刀を ﹁リュウガ.....﹂ ﹁サラど.....サラ﹂ に歩みたい....文化を見てみたい.....﹂ ﹁来る前に、リュウガ殿に告白をしようとアンジュに言ったのです.....私も貴方と共 ﹁え ﹁私も......貴方の事が好きです。﹂ ﹁拙者は......貴女の事が......﹂ ﹁はい ﹁.........サラ殿 そしてリュウガは決意する。 ﹁絶望と哀しみ、故郷のような地獄にしたくないと......私達の都を守ったのですね﹂ 426 後編2 早朝、アウラの民やドラゴレイド人と共にアウラ奪還するべく各惑星や母星にいる同 盟国軍の艦隊が集結している。 ﹂ ﹁ヴィデルの民、シルフィスの民、待機完了﹂ ﹁ジェノムスの民は、まだ ﹁ラノックからの部隊は ﹂ ﹁川を渡るのに数護符掛かるようです。﹂ ? ﹁うぉ∼ ドラゴンの超フルコースなり∼ ﹂ その様子を見ていたタスク達は驚き、ヴィヴィアンは興奮していた。 ? ﹁タリ提督にグラント コルヤット ﹂ !? !! クォリアンの女性、タリがリュウガに言う。 ! するとリュウガの元にある人物達がやって来て、リュウガは気付く、 ﹁正に総監ってやつだね、﹂ ! タリが言うとクローガンの男性がリュウガの元へ走ってきた。 ﹁リュウガ、お久しぶりですね....﹂ 後編2 427 ﹁リュウガ ハハハッ ! 何ヶ月ぶりだ ! ﹂ !? ﹁コルヤットも ﹁ええ、﹂ す ﹂ ﹂ ﹂ ﹂ カルリーガルです プラザです 自分は第七近衛部隊の隊長を務めています ﹂ 第七近衛部隊所属しております ! 赤いアーマーをしたクォリアン兵士に言うと敬礼した。 ﹁それと君は ﹁ハッ ﹁同じく ﹂ ! ! ? ! ﹁私も第七近衛部隊のジョナです ! ! ﹁自分も第七近衛部隊所属のヴィトールです ! ! ! ﹂ ﹁でも、私は父のアサシンを受け継ぎました。これからは、同盟国軍の戦士として戦いま ﹁そうか....﹂ ﹁2年前.....不治の病に侵され、亡くなりました。﹂ ? ! ﹁セイン殿は元気か ﹂ ﹁お久しぶりです。リュウガ大将﹂ リュウガとグラントが腕を組むとドレルの青年も言う。 ﹁10ヶ月ぶりだ、変わらないな﹂ 428 ﹂ するとナオミが言う。 ﹂ ﹁ヴィトール ﹁はい ﹂ ﹂ ? ﹁ぞぉ∼∼ ﹂ そしてタスクの腕に抱き付く。 !!!? ﹁タ∼ス∼ク∼さん♪﹂ するとタスクの耳元にドクターゲッコーが、 ﹁そうか.....﹂ ﹁出撃の許可は出ているは﹂ ﹁コリス提督は何と 配属になったと言いリュウガが質問する。 そしてグラントの部隊アララクカンパニーとゲスプライム隊もタリ提督の巡洋艦に ﹁第七近衛部隊はタリ提督の艦に配属になったのだ﹂ するとカルリーガルが教える。 ﹁何でここに !? !? ! ﹁あ∼.....そうですか、﹂ ﹁もっと、成人男性の体を観察させていただきたかったのに、残念です。﹂ 後編2 429 ﹁次回は是非、私と交尾の実験を.....﹂ その時、アンジュがタスクの首根っこを引っ張り、ドクターゲッコーに言う。 ﹂ ? ﹁ほら ﹁ああ ﹂ ! ﹂ 行くわよ ﹂ ﹂ ﹁おお∼ ﹁アンジュ∼ !! 三人とも ! ﹂ ! ﹁これ....向こうのお店で買ったのよ ﹁....ありがとう﹂ ﹂ ! だった。 するとアンジュがポケットから何かを取りだしタスクにあげた。それはヘンダント ミ....... 慌 て て 追 い か け る タ ス ク と テ ン シ ョ ン が 良 く あ り な が ら 行 く ヴ ィ ヴ ィ ア ン と ナ オ ! !? ! アンジュは思わず頬を赤くし、ヴィルキスの所に行く。 ﹁ヒューヒュー するとヴィヴィアンがからかう。 ﹁あ...はい ﹁ごめんなさいね、ドクターこれは実験用の珍獣じゃなくて、私の騎士なの﹂ 430 ﹂ タスクはヘンダントを受け取り、身につける。 ﹁どうかな ﹁ほら行くわよ ﹂ アンジュは頬を赤くし、ヴィルキスの元へ走っていった。 ﹁ありがとうアンジュ.....﹂ ﹁似合うわよ....﹂ ? の力を知らしめる時.....我らアウラの子 ﹂ その横にいたスメラギも宣言する。 ﹁そして我、ドラゴレイドの民よ ﹂ ! ﹂ 今こそエンブリヲに我らの怒りとそ ﹂ ! 奮し叫んだ。 ﹁ニャホ∼∼∼ ﹂ その言葉にドラゴン達と同盟国軍が雄叫びを上げ、ヴィヴィアンもつられるように興 ﹁そして同盟国軍に勝利と自由を ﹁たとえ地に落つるとも、決してこの翼は折れず ! !! ! を奪われ、異苦戦いそう、ついに反撃の時が来た ﹁誇り高きアウラの民とドラゴレイドの民、そして同盟国軍の戦士達よアウラと言う光 そしてドラゴン達と同盟国軍が集まり、大巫女が皆の前に現れ宣言する。 ! !!!! 後編2 431 全艦出撃 ﹂ ﹁総司令、近衛中将サラマンディーネである。全軍 大将リュウガネイル ! ! 出撃﹂ ! ﹂ 送っているラミアに言う。 しアンジュ達も出撃した。そしてヴィヴィアンはナオミのグレイブの後ろに乗って見 碧龍號が続き、ドラゴンとドラゴレイド人達と同盟国軍の艦隊が追いかけるように出撃 焔龍號とヤマトが発進し、それに続くかのようにナーガとカナメの龍神器 蒼龍號と ﹁同じく ! ﹁ん ....何 気持ち悪い、﹂ ? ? するとヴィヴィアンが言う。 ﹂ ﹂ ドラゴンさん達が勝ったら戦いって終わるんだっけ .....ああ、多分ね﹂ ﹁ねぇねぇ ﹁え ? ﹁そしたら暇になるね、そしたらどうする ﹁え ? ? ? ﹂ ﹁あ、いや......嬉しくてさぁ、君が俺の事を騎士として認めてくれたのが、﹂ ? タスクがおかしな笑い声に気づき通信回線を開いて言う。 ﹁フッフフ♪﹂ 特異点に向かっている最中、 ﹁行ってきま∼す ! 432 あたしん家に タスクは ! ﹂ ? .....俺は、海辺に綺麗な町で小さな喫茶店を開くんだ.....アンジュ ﹁私はね、サリア達、皆をご招待するんだ ﹁お.....俺 ! ﹁ん ﹂ ﹁タスク殿﹂ その時、リュウガがタスクの話に割り込み言う。 と二人で、店の名前は天使の喫茶店アンジュ...人気メニューは海蛇のスープ﹂ !? 確かに、でもまだあるんだ、二階建てで子供が四人....﹂ ガッテン ﹂ ! いや ﹂ ﹁じゃあ、アンジュは 解放 ﹁私は.....﹂ ! ﹂ そうじゃなくて.....穏やかな日々が来れば良い.....ただ、そう思っ ! ているだけさ、﹂ ﹁ああ ヴィヴィアンはハンドガン M │ 3プレデターを取りだしタスクに向ける。 ﹁お ﹁ヴィヴィアン、撃ち殺しても良いわよ、﹂ ﹁あ ﹁その料理は止めとくのだ。﹂ ? ! ! カナメが皆に言うと目の前からシンギュラーが解放され、ヴィヴィアンが驚く ! ? !! ﹁特異点 後編2 433 ﹁おお∼ 開いた∼ ﹂ ! 我に続け に向かって言う。 ﹁全軍 ﹂ ! ﹂ ﹁全艦隊も拙者に続くのだ ﹁了解 ﹂ シンギュラーが解放と共にサラマンディーネがドラゴン、ドラゴレイド人、同盟国軍 ! ジュはタスクが言った喫茶アンジュの事を考えていた。 ﹁悪くないかもね....喫茶アンジュ﹂ ! そう思いながらシンギュラーに向かって行き抜けると、 ﹂ クンクン....正解は これは !? ﹂ どうなっているのですか 確かに特異点はミスルギ皇国上空に開くはず ﹁到着予定座標、北東...48000 ﹁わかりません !! !? 一方、サラマンディーネは到着座標が違っていることに直ぐに言う。 ? ﹁ここは....﹂ ﹂ ﹂ ここは一体何処でしょうか 空でした∼ 海 ! ﹁戻ってきた....私たち戻ってきたのね の風 ﹁ここでクイズで∼す ! !? !? !? ! ! あたし達 サラマンディーネとリュウガと共に同盟国軍がシンギュラーに突入して行く中、アン !!! ! ! 434 その時、レーダーに警告と言う文字が表示され、サラマンディーネは前方を見ると複 ﹂ 数のミサイルがドラゴン達に飛んでき、それにドラゴン達は光の魔法障壁を展開し防御 した。 ﹁何事 ﹂ ﹁前方にヘルガスト連盟帝国艦隊を確認 ジュ達は驚く。 ﹂ 扇 子 機 体 と 二 刀 流 の 小 太 刀 機 体 と 光 る お 手 玉 を 持 っ た 機 体 が い た。そ れ を 見 た ア ン スが5機とアルベルトのパンドラメイル、ヒミコと火縄銃を持った機体と二枚の巨大な サラマンディーネが目にしたのは複数の帝国艦隊とヴィルキスに似た黒いヴィルキ !? ! 報告する。 飛ばし撃ち落とす、そしてサラマンディーネがある機体に目を開きタリ提督の巡洋艦が 角のガレオン級のドラゴンが吠えた瞬間、緑色に光るビームがガレオン級の頭部を吹き 煙が晴れると複数のドラゴンとセイクリッドメイル部隊、艦隊が海に落ちていき、巻 !? ﹁あれは..... 後編2 435 後編3 あれ ﹂ ﹂ 後の5機はパンドラメイルだ ﹂ 5機のラグナメイルと5機のパンドラメイルを見て皆は驚いた。 ﹁何ぞ ﹂ !! !? ﹁黒いヴィルキス.... ﹁それと ! た。 ﹁姫様 ﹂ これは.... ﹂ ﹁待ち伏せです ﹁待ち伏せ ﹂ ﹁今は敵の排除が最優先です ﹂ ﹁じゃあ、ディザーディアの情報は !? ﹂ サラマンディーネが言うと焔龍號を変型させ、ドラゴン達に言う。 ! !? !? ! ! ビームライフルを射ってきて4機のパンドラメイルはドラゴン達の方へ向かって行っ 皆が驚くと、ヒミコがオラクリッドをドラゴン達に向けると黒いヴィルキス5機は ﹁ !!!?? !? !? 436 ﹁全軍 敵機を殲滅せよ ﹂ ! ...君 の 流 し た 情 報 で 仲 間 や 同 盟 国 軍 が 虐 殺 さ れ 行 く 様 は...リ ィ ザ... がドラゴン達と同盟国軍の戦闘を見て笑っているエンブリヲがいた。 そして、拷問部屋にディザーディアが吊るされておりパンドラメイルとラグナメイル リュウガもヤマトを変型させ、サラマンディーネの焔龍號を追った。 ! ? ﹂と言い火縄銃 !! 二刀流の小太刀を持ったパンドラメイル ﹃百妖﹄ が小太刀をセイクリッドメイル トを貫く、 に、扇子からビームの鎖が三本、飛び出て、遠くにいるセイクリッドメイルのコックピッ パルスライフルの攻撃をかわしまくり、セイクリッドメイル部隊を切り刻み...さら 二枚の巨大な扇子を持ったパンドラメイル ﹃百霊﹄ がセイクリッドメイル部隊の 艦隊を撃沈した。 の引き金を引くと無数の火縄銃からビームの散弾が飛んできてドラゴンと同盟国軍の りから無数の火縄銃が現れ、コックピットにいるライダーが﹁放てっ 持ったパンドラメイル ﹃百鬼﹄ が火縄銃を同盟国軍の艦隊に向けるとその機体の周 同盟国軍の艦隊が火縄銃を持ったパンドラメイルに主砲を向けた。すると火縄銃を ディザーディアは悔しがり、ただここでじっと見ることしか出来なかった。 いや、ディザーディアか﹂ ﹁ど う か ね 後編3 437 部 隊 を 切 り 刻 む と 重 装 甲 を 装 備 し た ド ラ ゴ レ イ ド 人 の セ イ ク リ ッ ド メ イ ル 機 巧 が ヒートランスを構えた時、百妖の小太刀が緑に輝くと百妖は天高く舞い上がり、回転し ながら機巧に目掛けて小太刀を振るうと重装甲の機巧が真っ二つに割れ、爆発した。 四本のアームでお手玉を回していたパンドラメイル ﹃百魂﹄ に同盟国軍の艦隊と ﹂と言うと セイクリッドメイル部隊とドラゴン達に囲まれ主砲とパルスライフルが向けられた。 すると、お手玉が光り輝き始めコックピットにいるライダーが﹁殺れっ スを受け止め百魂の頭部が後ろの方へ向き変えると頭部が変型しブラスター砲へ変型 を振ろうとしたとき百魂の二本のアームがヒートアックスを白羽取りでヒートアック すると百魂の背後に回り込んだバタリアンのセイクリッドメイルがヒートアックス できて、貫通する。 光り輝くお手玉がドラゴン達と同盟国軍の艦隊とセイクリッドメイルに向かって飛ん !! やめろーーーー しセイクリッドメイルを焼き付くした。その光景を見ていたヴィヴィアンは叫んだ。 ﹁ああ ﹂ ﹂ !!!!!! ﹁アンジュ ﹂ !! ! ﹁サラ子を助けに行くわ ﹂ するとアンジュはヴィルキスを動かし最前線へ向かい、タスクが慌てる。 ﹁くっ ! !! 438 ﹁待て ﹂ 相手はエンブリヲとアルベルトだ ﹁黙って見てろって言うの ﹂ ﹂ ﹁ヴィヴィアン ﹁おー 捕まってて ﹂ ! ﹂ ! ﹂ 消耗三割を超えました ﹁早くも戦況が維持できません ﹁相手はたったの10機ですよ た。 ﹁速い ﹂ ﹂ くっ ﹂ 半数パンドラメイルに撃沈された サラは噛みしめ、左腕の固定武装ビームガンで撃つがクレオパトラはスルリとかわし ! ﹂ ﹁クォリアン、バタリアン、ハナー・ドレル合同艦隊 !! ! !! ! ! ﹁戦力 は青のラインがあるラグナメイル﹃クレオパトラ﹄と電子光剣﹃天雷﹄で戦っていた。 そして戦闘は混乱状態へなり、同盟国軍は次々へと落とされて行きサラマンディーネ ナオミもグレイブを動かし、アンジュとタスクの後を追った。 ! タスクもヘラクレスを動かしアンジュの後を追った。 ﹁クソッ ! !? ! !! ! !! 後編3 439 そしてクレオパトラはラツィーエルを焔龍號に降り下げようとしたとき、ヴィルキス ﹂ がラツィーエルで防御する。 ﹁ ﹂ サラ殿 ﹂ ﹁ヴィルキス....アンジュなの ﹂ ﹁大丈夫、サラ子 ﹁ええ ﹁一時退却するんだ ! ﹂ ? ﹂ エンブリヲからアウラを取り戻すまでは ちゃんと周りを見なさい するとアンジュも命令する。 ﹁しかしリュウガ殿 貴女司令官でしょ ﹂ ﹁この状態でアウラを取り戻せるの ﹁ですが ! ﹂ !? 攻出来ない状態ではなかった。 の艦隊やドラゴン達がラグナメイルやパンドラメイルに撃ち落とされており、とても進 サラはアンジュの言う通りに周りを見ると、戦況が混乱状態になっており、同盟国軍 ! ! 映像回線でリュウガが命令する。 ! !? !! ! ! ﹁バカっ ! ﹂ クレオパトラに乗っているライダーは思わず反応し、ヴィルキスを見る。 !? 440 ﹁アンジュとリュウガの言う通りだ ﹂ 勝つために ﹂ !! 戦線を維持しつつ撤退せよ ﹂ ライフルで撃つがタスクのヘラクレスがビームライフルで迎え撃つ。 ンクとイエローのラインがあるラグナメイル﹃ヴィクトリア﹄、 ﹃エイレーネ﹄がビーム タスクがサラの通信に割り込み、思わず反応し、アンジュ達に攻撃を仕掛けてきたピ ! !! その事をサラは目を開かせ、頭を冷やし皆に命令する。 撤退する !! ﹁今は引いて、戦力を立て直すんだ ﹁アウラ....全軍 !! ﹂ !! ﹁くっ.... ﹁アンジュ ﹂ !! ! これを ﹂ しかし、アサルトライフルの弾が切れたことに気付く。 ﹁痛っ ドーラは苦戦する。 そ し て 同 時 に ヴ ィ ル キ ス の ア サ ル ト ラ イ フ ル の グ レ ネ ー ド ラ ン チ ャ ー を 放 ち テ オ ビームシールドを展開し防御する。 リュウガはそれに気付きヤマトのバスターライフルで迎え撃つ、しかしテオドーラは ンがあるラグナメイル﹃テオドーラ﹄がビームライフルで追撃していた。 それによりドラゴンと同盟国軍達は特異点へ向かい撤退し始めた。すると緑のライ ! !! 後編3 441 ﹂ 逃げるのだ ﹂ サラがアンジュに銃剣付きバスターランチャーを渡し、それをアンジュに受け取る。 ﹁リュウガ殿は ﹁拙者はここでタリ提督の巡洋艦と足止めをする !! !? ﹂ ! 怒鳴りながらバスターランチャーを射ち足止めをし、サラ達は特異点へ ! ﹂ !! 速い ﹂ !! このぉぉぉぉぉぉぉ ﹁何なんだコイツは ﹂ !!!! ふざけんなよ !!? ﹂ リュウガはヤマトの出力を最大にし百妖を押し返す。 ﹁くっ !! を展開し防御するがパワーが強く押されていた。 百妖が小太刀をヤマトに降り下げようとしたがリュウガはヤマトの光粒子剣﹃叢雲﹄ ﹁はっ ! ルのビームをかわした。 リュウガはバスターライフルで迎え撃つが弾道が読まれているのかバスターライフ ﹁くっ... そしてリュウガに眼を付けたのか百妖が小太刀振りかぶろうと近付いてきた。 と戻っていく。 アンジュは ﹁良いから、さっさと行きなさい ﹁.....わかりました...アンジュ。リュウガ。どうか後武運を...﹂ ! 442 !!! 百妖のライダーが自分が押されている事に切れる。 その頃、アンジュは迫るクレオパトラの攻撃を回避し、飛翔形態へなり、離れようと したとき、クレオパトラが追跡してアンジュの姿を確認する。 ﹁やっぱり....﹂ ...﹂ ﹁え... ....サリア ﹂ !? ﹁えっ ﹂ ? ﹂ アンはクレオパトラに乗っているサリアを見て驚く。 そしてアンジュとサリアの近くを飛んでいたナオミのグレイブが飛び交いヴィヴィ リアに連絡する。 そしてヴィルキスとクレオパトラが映っている画面を見ていたエンブリヲが笑い、サ !? ﹁あんたが....どうして....﹂ を現しバイザーをオフにするとその人物がサリアだった事にアンジュは驚く アンジュはクレオパトラを見ると、クレオパトラも飛翔形態へとなり、ライダーが姿 ﹁ ? ﹁サリア...サリアだ 後編3 443 ! ﹁でも....﹂ あなた ﹂ ﹂ アンジュはサリアに質問する ﹁何してるの ﹁質問してるのはこっちよ !! ﹂ ﹁まじでビックリ....﹂ ﹁クリスも ﹁アンジュ....何でドラゴンと一緒に戦って...ん ...了解しました。エンブリヲ様...アンジュ、貴女を拘束 その時、サリアに通信が入る。 ﹂ ﹁いいわね、クリス ﹁え ﹂ するわ、色々と聞きたいことがあるから﹂ ﹁こちらサリア...えっ !? ﹁皇女殿下と後の2機のパンドラメイルは我が捕獲する。﹂ アンジュ達の前にヒミコ....アルベルトが現れサリア達を止めた ﹁待つのだ...﹂ ? !? ﹁イエス、ナイトリーダー﹂ ? !? ﹂ するとテオドーラも来て飛翔形態になると現れたライダーはクリスだった。 ! !? 444 ﹁ですが ﹂ ﹁くどい ﹁ アルベルト様 ﹂ !! ! ﹂ ! レイジアは変型しラツィーエルを二刀流で持ちヴィルキスへ襲いかかった。 !!! 向かった。 ﹂ レイジアのライダー﹃ウィル﹄と言う男はレイジアを飛翔形態へとなりヴィルキスへ ﹁かしこまりました。﹂ ﹁皇女殿下をエンブリヲ君の所へ...﹂ ﹁はい...﹂ ﹁ウィル...﹂ サリアとクリスはクレオパトラとテオドーラを動かしヘルガストの艦隊へ向かった。 ﹁....かしこまりました。﹂ に...﹂ こ は 4 機 の パ ン ド ラ メ イ ル と レ イ ジ ア だ け で 任 せ ろ と....そ れ と 艦 隊 に 引 く よ う ﹁エンブリヲに伝えろ...2機のパンドラメイルがおるとラグナメイルは負けるぞ、こ !? ﹁じゃあ.....殺し合いを始めるか 後編3 445 後編4 二刀流のラツィーエルを持ったレイジアはヴィルキスに斬りかかった。アンジュは ﹂ ヴィルキスを動かしラツィーエルで防御するがレイジアのパワーで押されている。 ﹁くっ... ﹂ ﹁2匹目かっ 殺ってやる ﹂ ウィルは次の相手を見て興奮した。 タスクはヘラクレスを動かしアサルトブレードを持ちレイジアに斬りかかった。 ﹁アンジュ すると向こうからヘラクレスが駆けつけた。 !! ! !!! ﹂ に搭載されているプラズマダガーで防御する。 アサルトブレードが折れた事にアンジュ達は驚きタスクはヘラクレスを動かし足部 ﹁なっ !!!? ドが折れてしまった。 ヘラクレスはアサルトブレードで防御した直後、レイジアの一振りでアサルトブレー レイジアはラツィーエルを振り回しヘラクレスに連撃する。 !! 446 ﹁くっ パワーが強すぎる ﹂ !! ﹂ ﹂ ちに向かってきた。 このままでは ﹂ 急いで巡洋艦のデッキに ﹂ ! ﹁タリ提督 全機、デッキに収納しました ﹂ ! 全乗組員 何かに捕まって タリ提督の指示でアンジュ達は巡洋艦のデッキに急いで入った。 ﹁皆さん リュウガが言うとタリ提督がリュウガ達に通信回線を開いた。 ﹁くっ ! これより、緊急ワープを行う ! ! ! 4機のパンドラメイルのライダーは驚く。 4機のパンドラメイルが攻撃しようとしたときタリ提督の巡洋艦が青白く光り始め、 ! ! クォリアンのジョナが報告するとタリが言う。 ﹂ ウィルは舌打ちをしてアルベルトの所へ戻ると今度は4機のパンドラメイルがこっ ﹁ちっ ウィルはレイジアを動かし、ヘラクレスから離れビームシールドで防御する。 ﹁何っ タスクが押されている直後、タリ提督の巡洋艦が艦砲射撃をしてきた。 !! !? ! ! ! 乗組員全員は何かに捕まりアンジュ達もしがみついた。 ﹁良し 後編4 447 ﹁何だ ﹂ ﹂ ﹂ !!? ﹂ ﹁何処行った ﹂ 光が消えるとタリ提督の巡洋艦はいなかった。四人のライダーは驚く ﹁何や ﹁あぁ ﹁これは !!? !!? !? まさか.....﹂ ? タスクが言うとヴィヴィアンは何かに気付く ﹁脱出して、無事でいるはずさ、シン達が簡単に殺られるわけがない﹂ ﹁皆....何処に行ったのかしら アンジュは悲しい声でアルゼナルを見上げて言う。 ﹁帰ってきたんだ....アルゼナルに.....﹂ 夜になりタスクは魚を焼いており、ヴィヴィアンが焼き魚を美味しく食べていた。 したアルゼナルだった。 そしてタリ提督の巡洋艦はワープアウトしたとき何処かに不時着した。そこは陥落 !!? 448 ﹁どうしたのヴィヴィアン ﹂ ? ナオミがヴィヴィアンに間うと海の方に緑色の光の玉が浮いており、その海中から四 ﹂ 人の影が現れた。 ﹁何あれ ﹁何奴 幽霊 ﹂ ﹁お化け 海坊主 ﹂ ﹂ !? ﹁アン.....様....﹂ ﹁いやぁぁぁぁぁぁぁ ﹂ ﹂ .....え ? ? !! ﹁アンジュリーゼ....様 ....私は ! ﹁アンジュリーゼ様∼ ? ﹂ モモカはアンジュに抱きつき、アンジュもモモカに抱きつく。そしてヴィヴィアンは !! ﹂ するとアンジュその人物が水中ゴーグルを外すとモモカだと知る ﹁違う ﹂ アンジュがタスクに抱きつきさらに怯えた。 ﹁いやぁぁぁぁぁぁぁ !!! !? アンジュが怯えリュウガ達は警戒した。 !? !? !? ! ﹁モモカ.... 後編4 449 ﹂ ﹂ その他の三人を見るとヒルダとロザリーとトリトンモードのARSスーツを装着した 皆だ シンを見て驚く。 ﹁うわっ ﹂ ドラゴン女 !!? ﹁シンさんも ....うわっ ! ! ナオミ.... ? ﹂ !? ﹂ ! ﹂ !? ﹁リュウガ ﹂ ﹂ ﹁お前、何でここに ﹁シン殿 !? シン達はアウローラへ戻りリュウガ達を歓迎した。 !? !? ﹁詳しい事は....﹂ ﹂ リュウガが止める。 ﹁待つんだ ﹁何だこいつら するとカルリーガルの部隊がライフルを構えた。 ﹁勿論よ、ヒルダ﹂ ﹁本当にアンジュなの ロザリーはヴィヴィアンを見てビビり、ヒルダは笑みを浮かべアンジュに駆け寄る。 ﹁お ! !? ! 450 決別の海 前編 無事にアンジュ達はアルゼナルの皆と合流し、アレクサンドルス、連合クルーザー、グ リッター、アウローラ、アライアンス︵タリ提督の巡洋艦︶が海底を突き進んでいた。 ﹁第一警戒ライン突破...﹂ ﹁まさか生きてたとはね....﹂ ヒカルが作戦会議室で話し合っている部屋を見ながら言い、オリビエも言う。 ﹁ヴィヴィアンもアンジュもナオミもてっきりロストしたかと思ってました。﹂ ﹁今まで何処に行ってたんだ﹂ パメラが言った言葉にヒカルとオリビエが驚いた。 ﹁シンギュラーの向こう...だって﹂ ﹂﹂ そして作戦会議室では....... ﹁﹁うっそ∼ !!? ﹁並行宇宙ともう一つの地球....ドラゴン、いや...遺伝子改造した人間の世界か﹂ 前編 451 ﹁彼 女 達 は 話 し 合 い が 出 来 る 相 手 よ、人 間 と 違 っ て....手 を 組 む べ き じ ゃ な い か し ら....ドラゴンと﹂ アンジュの一言に皆が驚く 冗談だろ 同盟国はともかく ﹁話して見れば分かるわ、﹂ !? ! ありえねっつーの ﹂ あいつらは今まで、たくさんの仲間を殺してき ジャスミンが納得するとロザリーが抗議してきた。 ﹁じょ ドラゴンと協力∼ !! !? その時、ヴィヴィアンが頬を膨らませ、ロザリーを睨む た化け物なんだぞ !? ﹁無駄だ、奴等は信じるに値しない....﹂ !! ﹁敵の敵は味方か.....成る程、﹂ いの目的の為にも協力するのが一番の近道だと思うけど....﹂ 事が出来るわ....でもサラ子達の進攻作戦は失敗した、被害は尋常ではないはず、お互 のエネルギーを得るためにノーマがドラゴンを狩る、そんな馬鹿げた戦いを終わらせる ﹁そうすればシンギュラーも開かなくなるし、パラメイルと必要なくなる。何より、マナ その事にシン達は驚いた。 マナも、世界も...停止するらしいは...﹂ ﹁ドラゴンの目的はアウラの奪還よ、上手く行けば全てのエネルギーは絶たれ、人間達の 452 ﹁ジル.....﹂ シンがジルに話しかけるがジルは話を続ける。 るのか 神気取りの支配者エンブリヲと古の民を虐殺してきたアルベルトを抹殺し、 ﹁アウラがなんだか知らんがドラゴン一匹助けただけでリベルタスが終わると思ってい たのか ﹂ ﹁それは...... か ﹂ ﹂ 全てを終わらせてからにしろ ﹁腑抜けた者だな、ドラゴンに取り込まれ、洗脳でもされたか ﹂ ﹂ !! ? ! ﹁ピンク花園で男とちちくり合いたいなら ﹁くっ..... それとも、女になったの の怒りを....差別と変幻に満ちたこの世界をぶち壊す、それがお前の意思ではなかっ ﹁.忘れたわけでもない...祖国、兄妹、民衆に裏切られて来た過去を....人間どもへ この世界を壊す....それ以外にノーマを解放するすべはない。﹂ ? ? ﹁しかしジル、あたしらと連合の戦力では心持たないのも事実だ。﹂ ! !! ? サを虐殺をしたと言うのは驚いたよ....﹂ 持っていたとは.....アルベルトと言う奴がタスク達の仲間、イシュトバーンとバネッ ﹁サ リ ア 達 が 寝 返 っ ち ま っ た か ら ね.....さ ら に あ い つ ら も 残 り の パ ン ド ラ メ イ ル を 前編 453 ﹂ ﹁アルベルトが古の民を虐殺 殺したのは !! ﹂ !!? ︾ ﹁前世の兄貴だと ︽ !!!!!????? ....まさか15年前のリベルタスで俺の両親と仲間を !? ﹂ を殺す....お前はエンブリヲに集中攻撃をするんだ。﹂ ﹁分かったわ﹂ シンに変わりジャスミンが話す。 ? ﹁そりゃ、凄い ドラゴンと同盟国軍との共闘、考えてみる価値はあるんじゃないのか ﹁ヴィルキスなら、シンギュラーを開かなくてもあっちまで行けるわ、多分。﹂ ﹁アンジュ、ドラゴンと同盟国軍達とのコンタクトは取れるかい ﹂ ﹁俺はあいつを見るや思い出すだけでも胸等辺が疼いてるんだ。俺も全力持ってあいつ ﹁まさか.....もう片方の相手が.....﹂ パンドラメイル ヒミコまで奪っていき、親父も殺した。﹂ ﹁そうだ.....あいつは前世の俺をたぶらかし、殺した挙げ句、俺の親父が修理していた !!?? ﹁さらに、アルベルトは......前世の....俺の兄貴だ﹂ ﹁何だって ﹁そうだ.....アルベルトだ﹂ 454 ! い﹂ ﹁.....ジル﹂ シンが問いかけ、ジルの口が開く ﹁俺からも頼む......﹂ ジルはそう言い、扉の方へ向かった。 ﹁.....よかろう﹂ ﹁情報の精査の後、今後の作戦を通達する。以上だ﹂ そう言ってジルは出ていきジャヴィックが厳しい目で見ていた。 そしてジャスミンがアンジュの元に行く な....﹂ ﹁あれでも嬉しいんだよ...あんたが無事に帰ってきたことがね、今夜はゆっくり休み 不味いノーマ飯が懐かしい∼ ♪﹂ そしてアウローラの食堂でヴィヴィアンのんきにはモモカが作った料理を食べてい いや∼さすがモモカ飯 ! ! た。 ! するとマギーがヴィヴィアンの体をあちこち触り始めた。 ﹁うま∼い 前編 455 ﹂ ﹁本当に....キャンディーなしでもドラゴン化しなくなったのかい ﹁そう....らしい ! そうだ ﹁うわぁー ﹂ ? 向こうの皆、羽と尻尾あったんだけど、あたし何でないの ﹁大した科学力だねぇ....﹂ ﹁あっ ! ひでー ﹂ ﹁バレるから切ったよ。﹂ ! !! ﹂ ? アンジュがそう言うとヒルダが不機嫌そうな表情をしてアンジュに言う ﹁そっ....良かった。﹂ ﹁ベットは少し狭いですが、とっても快適ですから、御安心を、﹂ んだ。﹂ ﹂ ﹁ああ、古の民が作ったリベルタスの旗艦...俺達は、この船でエンブリヲと戦ってきた ﹁知ってるの ﹁アウローラ....まだ動いてたんだね、﹂ タスクはアウローラを見渡しアンジュに言う。 と苦笑いしていた。 ココ、ミランダ、ミランダ、幼年部の子供達と隣の席に座っている若者3人はクスクス ヴィヴィアンの様子にシン、ヒカリ、バン、サイ、カズ、ゾーラ、ハンク、エルシャ、 ! ? 456 ﹁何も良くない﹂ ﹂ いや、そんな ﹂ ﹂ ﹂ ﹁戦場からロストして、帰ってきたら変な奴等とトカゲ男連れ、こいつとイチャイチャし て ﹁ええ ﹂ ﹁ごめんヒルダ、﹂ ﹁フンッ ﹁何イライラしてんだよ あんた達がいなくなってから、こっちは跳んでもなく大変だったからな ロザリーが悲しい表情で言う。 ﹁別に ? ! !? ﹂ ﹁どんだけ自分勝手何だよ タスクが慌てるとヒルダがアンジュに言う。 ! ﹁にやけ顔.....﹂ ﹁別にイチャイチャなんて....﹂ ! ﹂ !? 容赦なくボコボコに撃って来やがったんだ どうしてサリア達がエンブリヲに ﹂ あんなの友達でも ! ﹁どうして 何でもねぇよ ! ! !? ﹁そうそう、アルゼナルが壊滅するわ、仲間は大勢殺されるわ、クリス達が敵になるわ﹂ ! !? ! ﹁こっちが知りてえよ 前編 457 ﹁じゃあ、戦えるのはあなた達だけ ﹂ ? ﹁はぁっ 喧嘩売ってんのか ﹂ ? こいつらが頑張ってくれたからなぁ﹂ ! ﹂﹂ !! を撫でる。 ﹂﹂ ﹁二人の妹はもう一人前になったからなぁ、無理だけはするなよ﹂ ﹁﹁はい お会いできて光栄です ﹂ ﹁あの ﹁え ﹂ ! ﹂ ﹁第一中隊のエース、ヴィヴィアンお姉様ですよね ? ﹁ずっと憧れていました ! ﹂ ! ! 3人はロザリーを無視してヴィヴィアンの方へ向かっていき、ロザリーは戸惑う。 !? ! ﹁この私がみっちりしごいたおかげでなんとかいっちょ前に.....ってあれ ﹂ シンの横に座っていたココ、ミランダが言いシンが苦笑いをしてココとミランダの頭 ﹁﹁私達の後輩なのです ﹁ノンナ、マリカ、メアリー。戦力不足でライダーに格上げされた新米達さ﹂ ロザリーは指を指し、3人の少女達の方を向かせた。 !? ﹁良く沈まなかったのね、この船﹂ ﹁おぉ 458 ﹂ ﹁大ファンです ! がる。 私にはそんなこと一言も ﹂ !? てめぇーー ﹂ 尊敬する人は絶対に野蛮な事をする奴だな するとバンとゾーラが笑い始めた。 ﹁ちょっとあんた等 ﹁カッカッカ ﹂ ....て言うかバン !! ﹁ロザリー、ドンマイ ﹁ゾーラお姉様 !! ! !! ﹂ ? ましていたなんて....それに.....﹂ ﹁俺の前世の兄貴....っと言いたいのか ﹂ ﹂ ﹁うん....でも何で千年以上前の人がここにいてエンブリヲと協力してるんだろう ﹁分からん﹂ ? ? シンもアルベルトの目的が分からなく答えるとリュウガが問いかける。 ﹂ ﹁いや、アルベルトの事なんだ....まさか15年前のリベルタスでエンブリヲに成り済 ﹁どうしたの アンジュは何やら考えているタスクの方を見て問いかける。 ! ! ! ヴィヴィアンはモモカ飯をメアリー達にも分け、その様子を見ていたロザリーは悔し よし食え食え∼♪﹂ ﹁そっかそっか ! 前編 459 ﹂ ﹁拙者の兄上をあんな事をした挙げ句、生まれ変わって来たシン殿に死ねとは....なん と酷い奴だ。﹂ ﹁そんなアルベルトがエンブリヲと協力するなんて....﹂ ﹁後、アレク....いや、ジルの様子が気になって.....﹂ ﹂﹂ ﹁アレクトラ マリア・フォンレーベンヘルツ....だっけ ﹁﹁え ﹂ !! ﹂ !!? ﹂ ﹁ブヘッ、エマさんでエエわよ ﹁酒臭 !! ....エマさんで∼♪﹂ !? ﹁監察官 が現れ、ワインをラッパ飲みしていた。 突然の別の声にタスクとアンジュは驚き、厨房の方を見るとそこから酔っ払ったエマ ﹁貴女にあの人の何が分かるのよ∼ ﹁意気込みは分かるけど、ガチ過ぎてちょっと退くわ....﹂ ﹁アレクトラが....そんなことを、﹂ も、リベルタスの大義ってやつも、﹂ ﹁皆、知ってるよ、シン達の目の前で司令が全部ぶちまけていたからねぇ。自分の正体 ヒルダがジルの本名をタスクとアンジュに言う。 ? ? 460 アンジュはあまりにもの酒臭さに鼻を摘まむ ﹁この船に乗られてから、ずっとこうなのです。﹂ モモカが説明するとサイが言う。 私....同じ人間に....なのに、なの ﹁程ほどにしてくださいよ、ウィスキーやカルヴァドスやビールや清酒、今日はワインを 殺されかけたのよ∼ ラッパ飲みしてるけど......﹂ ﹁しょうがないでしょ∼ ! のよ ﹂ あの人だけよ∼ ペロリーナ∼ ....ノーマよね そうよね∼ !? ! ! この世界で信じられるのは ! にね、司令ってば私をこの船に乗せてくれたのよ 今までノーマに酷いことしてきた ! ! ﹁でも監察官の言う通りだ。﹂ マギーとモーディンはエマを食堂から医務室へ連れて行った。 ﹁はいはい、それくらいにしときな、モーディン手伝ってくれ﹂ かった。 エマはペロリーナのぬいぐるみを抱きながら泣き崩れ、シン達は呆れて何も言えな !! ! ARS も起動した。 皆は何も言えずにいたとき、シンのARS が勝手に起動し、それと同時にタスクの ﹁私等にとっちゃ、信じられるの司令だけだからな、この世界で.....﹂ 前編 461 ﹁﹁何々何々 ﹂﹂ ﹂ ﹁起動したんだ ﹂ ﹁勝手にARS が ﹁どうしたの !!!!???? !? ﹁データ情報確認 ﹂ ﹂ ﹂ デオカメラの形になった。 ﹁.....ビデオカメラ ﹂ 停止します ﹂ ﹂ ! ﹁何だ ﹁アウローラ !!? ﹁どうなっているんだ !? ! すると食堂の灯り突然が消えてアウローラが停止する。 ? !? ﹁何でビデオカメラなんだ ﹂ フェンリルとケルベロスが分けの分からない言葉を言うと二体が急に変形し始め、ビ ! ! ﹁これよりデータ録画再生を始めます ﹂ ロチップはフェンリルとケルベロスの内部に入った時だった。 枚のマイクロチップが飛び出てフェンリルとケルベロスへ向かっていき二枚のマイク 二人は脱ごうしたその時、バイザーが光り始め、二人のヘルメットの通信端末から二 ! ! 462 ﹁これは..... ﹂ ﹂ ARS が勝手に動いてそれから....﹂ !? ﹁何が始まるんだ ライトが照らす ﹂ シンが説明している時シンがビデオカメラが動きだし暗かった食堂の壁にカメラの ﹁俺も分からん ﹁何が起こってるんだ そしてアウローラの食堂に皆が集まる。 サス将軍とアリア、ロバートがアウローラの所に向かう。 アウローラの停止に気づいたアレクサンドルスとグリッターが止まり急いでコリン !? ! 説明されていた。 ! のベータテスターに選ばれました。 ﹃おめでとうございます あなたはヴェクタ政府中央研究センター会社によって開発中 それはふざけているのかお子様が見る子供番組の音楽が流れており全部クレヨンで そしてビデオカメラの映像が始まり録画された映像が出た !? いた非常に美しく素晴らしいフォルムです。 この兵器を完成させ、リーパーの侵略を打倒しましょう ! ﹃ギャラリック・リング﹄これこそがヴェクタの知恵が結晶した兵器 異星人光学に基づ 共に ! 前編 463 テストに当たっては次の注意事故をお守りください。妊娠中の方、心臓病、異次元、銀 河、惑星移動アレルギー性のある方はあらかじめ医師にご相談ください。 兵器の事故により、異次元移動先で猛獣に襲われた場合は慌てず、ベータテストキッ ト内のペッパースプレーをお使いください﹄ さぁ 研究センターではあなたの成果をお待ちしております ﹄ ! ? のデュポンモードは あれはどう見ても危険だったよ、カズに頼まれたバトルドロイド ﹁それはどうかなぁ、あの時の戦闘、ヤマトとペルシウスが合体したり、ARS スーツ 明らかにシンは信じようとしなかった。 もなく恐ろしい危険物を作るわけがないよ﹂ ﹁リーパーを滅ぼす兵器って、天体移動.... まさかヴェクタ人がそんな物凄くとてつ それを見ていた皆は驚きを隠せなかった。 ラが再起動した。 それが終えるとフェンリルとケルベロスが元の形態へ戻ると停止していたアウロー ! あなたがテストした結果はコロニー7の試験場にレポートしてください。 こした場合は速やかにAバグとしてプログラマーに伺ってください。 ﹃もし、﹃ギャラリック・リング﹄によって宇宙、異次元単列などの危機的状況を引き起 ﹁これ絶対作った人、ふざけてるだろう。﹂ 464 ? ゲオルギーだってどうやって作ったのかな 分からない﹂ ﹂ ﹂ 銀河と異次元操作に惑星移動だぞ ? ﹁うん﹂ ちゃうって言うこと たった一発で ﹂ ﹂ あ その頃、別の場所でラグナメイル レイジアのライダー ウィル︵イメージ姿はコー そこ 粒子変換して発射した筈の北朝鮮の核ミサイルが と言う感じです。︶ !! で﹃ギャラリック・リング﹄の出番 ︵こんな使い方も出来ます。北朝鮮の無数の核ミサイルが日本やアメリカに発射 ! ! 日本やアメリカではなく、真っ先に北朝鮮へ向かってきてハイッ ︾ ﹁......そうなの ? ! ! ﹁それを起動すれば、エンブリヲ、アルベルトどころかヘルガスト連盟帝国軍も一掃し !? ﹁どうやったかなぁ ﹂ り得ないテクノロジーだ ﹁お前、言ってることが全く分かってないのか ﹁何で.... ! !? !? ﹁例えば.......もし俺等が、それを見つけるとするやん﹂ ? !!!!!!! 皆に大声で言われ、シンは何が何だかんだ分からなかったようだ。 ︽そうだよ 前編 465 ドギアスのアシュレイ・アシュラです。︶ が二刀流のビームソードを振り回していた。 ﹂ ﹂ そこにアルベルトが現れる。 ﹁順調か 何のようか ? ﹁ちょっとウィル ﹂ アルベルト様に失礼だよ ﹁いいじゃねぇかよぉ ﹂ ? ﹂ !? が映っていた。 アルベルトはホログラムで説明した。そのターゲットにヒルダとシンとペルシウス ﹁君たちに新たな任務を与える。もちろん私も同行する。﹂ ﹁アルベルト、何のようだ ﹁まぁ二人共、喧嘩は良くないよ﹂ ! ! すると百鬼のライダー エルマが注意する。 ﹁アルベルト ! ? 466 後編 ヴェクタの超兵器﹃ギャラリック・リング﹄の事が分かりコリンサス将軍とモーディ ン、ジャヴィック、アリア、ロバート、タリ、リュウガは混乱していた。 ﹁ギャラリック・リング.....惑星を異次元へ粒子変換させ移動させる......正に禁断 のワープシステムですね﹂ に追放させるためにでしょう......﹂ ﹁きっとシンの....サムの先祖は再生するリーパーを倒すために彼らを異次元の彼方 なかったでしょう﹂ ﹂ ﹁何と言う兵器だ.....もし連盟帝国の手に渡っていたら間違いなく我々はここにはい ﹂ ﹁いや、それは無理だ。﹂ ﹁何故ですか ﹁あの兵器には鍵が必要だからだ。﹂ ﹁鍵とは.....パンドラメイルですか ﹂ ﹁その通りだ。パンドラメイルが全機いなければギャラリック・リングは起動しない﹂ ? ? ﹁要するにペルシウス、ヒミコと後、8機のパンドラメイルが必要と 後編 467 ? ﹂ ﹁そうだ、全機が揃うとギャラリック・リングは起動し移動や呼び出しそして異次元への それが発見したら調べたくなります テレポートも可能だ。﹂ ﹁それは凄い ! ヲ.....﹂ ﹁........﹂ ﹂ ﹁コリンサス将軍、連合本部の対策は ﹁十分です。﹂ ﹁タリ提督、そちらの被害状況は ? ﹁それはアンジュ殿が話した通り多数の艦隊と同士を失いました。﹂ ? ﹂ ﹁そ う か.....あ ち ら に は パ ン ド ラ メ イ ル 5 機 と ラ グ ナ メ イ ル 6 機、そ し て エ ン ブ リ いと判明されました。おそらく、ヴェクタ人がシグムントを持ち去ったのでしょう。﹂ ﹁しかし、旧ヴェクタ星の研究センターや軍事施設を調べましたがそのような痕跡はな まった。﹂ の銀河大戦で大破し、ヴェクタ人によって回収されたがそのヴェクタは追放されてし ﹁それもそうだったなぁパンドラメイル三号機 シグムント.....だが、あの機体は先 が何処にあるかと言う事です。﹂ ﹁ですが、問題があります。それが今、何処にあるかと言う事と後1機のパンドラメイル ! 468 ﹁分かった。モーディン﹂ ﹁はい﹂ ﹂ ﹂ ﹁コリンサス将軍と共にトゥルースエデンへ向かうのだ。﹂ ﹁かしこまりました ﹁それと....リュウガ君、だったかな ﹁はい﹂ ﹂ ﹁安 心 し な ﹁はい﹂ ﹁真ですか ﹂ ! 何か礼がしたい ! ﹁えぇ、私の知能があればフェイゾンなど糸も簡単に除去出来ます。﹂ 誠にありがとう....ございます ﹂ モーディンはこう見えてフェイゾンを研究していて治療薬も持っている ﹁貴方には妹さんがフェイゾンに感染してるとドレルのコルヤットから聞きましたぞ、﹂ ? ! ﹁あ...あ...ありがとう ! ! !!? ! リュウガはさらに泣き崩れ膝を地面に付きモーディンの手を握った。 て、要りませんよ﹂ ない寿命を持っているのでが、私たちは頑張って生きようとしているのです。礼なん ﹁いえいえ、お互い胸はって生きているのです。我々、サラリアンは40年しか生きられ 後編 469 その頃、シンとタスクは格納庫にいた。 危険だな﹂ ! ﹂ ? ﹂ ﹁私 な ら 輸 送 に 使 う わ ! ﹂ ? ジュと働くんだ。﹂ ﹁俺ならこうかな、リベルタスが終わったら天使の喫茶店 喫茶アンジュを建ててアン ﹁でしょっ ﹁ほぉ、面白い使い方だな﹂ ! だってそれさえあれば物資やパラメイルも一瞬で運べるから すると二人の横からメイが現れた。 ﹁私もそれ気になっていたの﹂ ﹁なるほど、﹂ なんだ。﹂ ﹁あぁ、あれを戦闘に使うなんて政府の頭はおかしすぎる。だから正しい使い方が必要 ﹁正しい使い方 ﹁すまん色々とギャラリック・リングの正しい使い方を考えていたんだ﹂ ﹁だからそう言っているじゃないか ﹂ ﹁ギャラリック・リング.....時空と宇宙を操作できる兵器....やっぱり良く考えたら 470 ﹁へー﹂ ﹁ギャラリック・リングがあれば美味しい紅茶やコーヒーの葉やコーヒー豆が一瞬で喫 茶アンジュに転送できそうだから﹂ ﹂ ﹁ハハ、タスクも面白い事を思いついたな﹂ ﹁そうかなぁ、シンは を研究してみる。﹂ ﹁その時は私も手伝うよ 興味あったから、シンさんのご先祖様の故郷に♪﹂ ﹁俺なら親父とご先祖の故郷に行くために使う。そこでヴェクタの遺跡とテクノロジー ? ﹁うん ﹂ ﹁その時は、メイ頼むぞ﹂ ! ﹁分かってる おやすみ ﹂ ! ﹁これからどうなるんだろうか....... ﹂ メイはパラメイルの修理や整備を終えると自分の部屋へ戻った。 ﹁﹁おやすみ﹂﹂ ! ﹁それよりも、子供がこんな夜中に修理すると後で夜更かししても知らないぞ﹂ ! ? い....﹂ ﹁分 か ら な い....で も、俺 は ア ン ジ ュ の 騎 士 だ。ア ン ジ ュ を 守 る た め に 絶 対 死 な な 後編 471 ﹁......変わったな、タスク﹂ ﹂ ﹂ ? タスク ﹁そうかなぁ ﹁シン ! ﹁﹁提督 ﹁提督 ﹂ ? これって.... 何故 ﹂ !? ﹂﹂ !? ﹂ タスクやるぞ 分かった ﹁分かりました ﹁わっ ! ﹂ ! ﹁これで良し ﹂ ? ! ﹁しかし、何で提督があんなことを..... ﹂ シンとタスクは早速、各排気口にガス放出機を設置した。 !? ! ﹁理由があるんだ、各排気口に設置するのだ。﹂ ! それはガス放出機だったそれを見たシンとタスクは驚きを隠せなかった。 ! ﹁彼女......アレクトラの事だ。何か裏がありそうだ。その為これを使う......﹂ ﹁何でしょうか ﹁お前たちに手伝いがある。﹂ ﹁﹁提督﹂﹂ すると格納庫の扉にジャヴィック提督がシンとタスクを呼んでいた。 ! 472 ﹁分からん....提督の事だ。多分.....﹂ その後、シンとタスクは部屋へ戻った。 しかしシンは誰かにメールを送った。 翌朝、アンジュ達はシンやタスク、コリンサス将軍やタリ提督、リュウガと共にアウ ﹂ ローラでジル達の作戦会議を開いていた。 ﹁良く眠れたか ﹁ええ.....﹂ ﹁それは結構......ではお前たちに任務を与える。ドラゴンと接触、交渉し共同戦線の ? お前の提案通り、一緒に戦うと言っているんだ....ドラゴン共と﹂ 構築を要請しろ﹂ ﹁どうした ? ! ﹂ ! ﹁では、作戦を説明する﹂ ﹁うん ﹂ ﹁アンジュ.... と判断した....﹂ ﹁リベルタスに終止符を打つには、ドラゴンとの共闘....それが最も合理的で効率的だ ﹂ ﹁....本気 ? 後編 473 すると机からピンクのマーカーと赤のマーカーが10個と複数の緑のマーカーも現 れた。 ジル.....アレクトラの作戦内容は、ラグナメイルとパンドラメイルがいる場所.... アケノミハシラにエンブリヲとアルベルトが居ることが判明した...つまり、アケノミ ハシラが敵の最終攻略地点となる。アウラもそこに囚われの身となっているはず..... そこにドラゴン、同盟国、連合と共にミスルギ皇国に進攻すると言う作戦だった。 グリッター、アレクサンドルス、アライアンス、アウローラと共にドラゴン達の後方 ﹂ から浮上し、全勢力を持ってアケノミハシラに進攻すると ﹁本当にこの作戦で良いのか.... ﹂ シンは何かに気づく ﹁何故だ ﹁サリア達は.... ? ? ﹂ ﹂ ﹁どうすると..... ﹂ ﹁助けないの.... ? ﹁陽動とはそう言うものだ....﹂ とになる。﹂ ﹁これじゃ、ドラゴンや同盟、連合にもとてつもない大打撃が与えられ、負担を強いるこ ? ? 474 だってサリアよ ﹂ ﹁フッ、持ち主を裏切る様な道具はいらん﹂ ﹁道具って..... !? な....﹂ ﹂ するとジャヴィックが怒鳴り出す ﹁ドラゴンも..... ハハハハハハ アウローラの本当の浮上ポイントはここだ ﹁アレクトラ....お前、何を企んでいる....そろそろ本当の事を話せ ﹂ !!! はバレているんだぞ ﹁ドラゴン共と共撃..... ﹂ ? !! ! !? ﹂ ﹂ そしてシン アレクトラ ﹂ ンブリヲを抹殺しろ ﹁はぁ∼ ﹁サラや同士も !! ﹁皆捨て駒なのか !! !!!? ! お前はアルベルトを殺せ ! ﹂ ている間に、アンジュ.....お前はパラメイル隊と共にアケノミハシラに突入....エ ﹁連合、同盟国とドラゴン共がラグナメイルとパンドラメイル、そして連盟帝国と交戦し すると浮上ポイントの位置が変わりミスルギ皇国に近い場所へとなった。 ! プロセアンに ﹁全てはリベルタスの為の道具に過ぎん。ドラゴン共も、連合や同盟国も、お前も、私も ! !!! 後編 475 ! ﹂ こんな最低な作戦.... 協力できるわけないでしょ すると画面が変わり減圧室に拘束されているモモカがもがいていた。 ﹁モモカ ﹁ジル こんな事 あんたの仕業かい ﹁聞いてないよ ﹂ ﹂ !! !? ﹂ ﹂ ﹁アンジュは命令違反の常習犯、予防策をとっておいたのさ﹂ ﹁アレクトラ.... ﹂ ﹁救いたければ作戦を全て受け入れて行動しろ ﹁自分が何をしているのか分かっているの ﹂ パンド あの侍女はアンジュを動かす道具、お前 ﹂ !! ! 今すぐに ! ラメイル ペルシウスもその一つでもある モモカを解放しなさい ﹂ はヴィルキスを動かす道具、そしてヴィルキスはエンブリヲを殺す究極の武器 ﹁リベルタスの前では全てが駒であり道具だ !!!? !! ! !! !!! ﹁切り札であるヴィルキスを危険にさらす様な真似は出来んからな...﹂ ﹁冗談じゃないは ! ﹁ならば、協力する気にさせてやろう.....﹂ ! ﹁減圧室のハッチを開けば侍女は一瞬で水圧に押し潰される﹂ !! ジャスミンとマギーが言う ! ! ﹁ふざけるな !! ! 476 アンジュがアレクトラにハンドガンを向けるとアレクトラは素早く動きハンドガン を掴み取りアンジュを倒した。 ﹂ アレクトラ ﹂ アレクトラは倒れたアンジュの首を掴み上げた。 ﹁上官への犯行だ ! !! 早く ﹄ ﹁さて、お前の意見を聞こうか....﹂ タスクが止めに入るがアレクトラはタスクを振り払った。 ﹁止めろ !! ! ﹂ ! ﹂ アンジュはアレクトラの頬に唾を突きつけた。 ﹁くたばれ ジャヴィックは隠していたガス放出機のスイッチをONにしようとした。 ﹁やもえない...﹂ ﹁さぁ、答えは﹂ シンが誰かが来るのを待っていた。 ﹃クッ ! ! ヒルダが現れた。 アレクトラがアンジュを殴ろうとした瞬間、モモカが映っている画面にひょっこりと ﹁痛い目にあわないと分からんか 後編 477 ﹂ ? ﹁どうもー、ジル司令﹂ ﹂ ! シン ヒルダ お前、私を裏切ったのか ! ﹂ !? 解除されませんよ﹂ ﹁なっ........... ! ﹂ ! 私を填めるとは100万年早い !!! ﹂ 命すら道具扱いされるって知っても、ジル司令について行くのかな かな ? お前達.......ふざけた真似を ﹁クッ ! !! ﹂ さってありがとうございます。みんな、ドン引きでしょうね∼∼ みんな、どうするの ﹁全 て は リ ベ ル タ ス の 為 の 道 具 に 過 ぎ ん。な ー ん て、予 想 以 上 の ゲ ス な 話 を し て く だ ンドルス、アライアンスに流させて貰ったぞ ﹁えぇ.....後、アレクトラが今、話していたの.....全部艦内やグリッター、アレクサ !? ﹁ですから....今、司令のの手元にある遠隔スイッチを何度押しても減圧室のハッチは して私達に教えてくれたから.....﹂ ﹁あ、いい忘れてましたけど、減圧室のハッチ解除のコード信号は昨日の夜にシンが変更 も協力させたのさ﹂ ﹁そうだ....念の為にヒルダにこの事を連絡してガスだと面倒になるからヒルダ達に ﹁まさか ﹁さぁ、どうしてでしょうねぇ﹂ ﹁ヒルダ......何故そこにお前が 478 ? ﹂ 司令がそう言った次の瞬間、扉が凍りついていきフィーリとヴィヴィアンとロザリー ﹂ ﹂ 、突撃じゃーっ が、扉を蹴って司令室に突入してきた ﹁おらおらおらー お前達まで裏切ったのか ﹁無駄な抵抗はするんじゃねーぞ ﹁ヴィヴィアン、ロザリー ! !! まだ終わっていない ﹂ ! ﹂ ﹁提督 今、何を ﹂ ンブリヲの愛人でもあり、今もなお、エンブリヲに陵辱されている。﹂ して生まれたノーマ.....だが、お前はエンブリヲを殺せなかった。かつてのお前はエ ﹁アレクトラ・マリア・フォン・レーベンヘルツ......かつてガリア帝国の第一皇女と するとジャヴィックがアレクトラの額に手をかざし、眼を瞑った。 ﹁まだだ ! ﹁アレクトラ、君の負けだ。大人しく降参した方が良い﹂ ﹁成り行き上、こうなっただけでね。また何かあった時は、よろしくお願いしますよ﹂ !! !! !! !? ﹁ !!!!??? 本当の事か !!? らなぁ﹂ ﹁ジル ﹂ ﹁アレクトラの心と過去を読み取ったのだ.....これは、我プロセアンの能力なのだか ! ! 後編 479 ﹁.......分かった。アウローラの全指揮権を放棄する.......﹂ ら.....﹂ ﹂ ﹂ 目的地はミスルギ皇国だ アウローラの指揮権は私がいただいた。誰か文句はあるか ﹁半分..... ﹁良し ﹁あげるわ。別にそんなの欲しくないもの﹂ ﹂ ﹁私は、そう言うの柄じゃねーし﹂ ﹁ヒルダでいいんじゃないの ︾ お前らドラゴンと共闘し、アウラを奪還する ﹁ヒルダちゃんならできるよ﹂ ﹁良し !! ? ? ? ︽イエス・マム ! ! ! その時、敵機の接近を告げる警告音と放送が艦内中に響き渡った !! ﹂ ﹁アレクトラ、俺らはあなたの全てを埋めてあげる事は出来ません。ですがその半分な ﹁ジル........﹂ ノーマの解放の使命、仲間との絆がヤツの愛情、依存、快楽に塗り替えられていくのが﹂ だ..........誇りも、使命も、純潔も.............怖かったんだ、リベルタスの大義、 た.....結 局、私 は エ ン ブ リ ヲ の 人 形 で も あ り、奴 隷 だ っ た。奴 に 全 て を 奪 わ れ た ん ﹁エンブリヲを殺すために生きていた。けれどエンブリヲがいなければ生きられなかっ 480 ﹂ ﹁エンブリヲ騎士団のラグナメイルとパンドラメイル及びネビュラメイルです まっすぐ向かってきます 敵影5 ! り合うんだ ︾ パラメイル、全機出撃準備 全力で迎え撃つよ ﹂ 、こんなときに元隊長とストーカーのお出ましか。まぁいい、どうせいつかはや ! ! ﹁待っていたぞ 俺のヒルダ ﹂ !! ﹂ ﹁ヴェクタ人が ﹁ケビン !!!! ﹁クッ ﹂ ! ﹂ ﹂ シンはヘカトンケイムを振り払い、ビームライフルで撃ちながら向かっていった。 !!!! ビームクローをファーフェルで防ぐ アウローラのハッチが開き真っ先にシンのペルシウスが発進してヘカトンケイムの ケビンはヘカトンケイムを動かしアウローラへと向かった。 !! そしてヘカトンケイムが待ち構えていた。 アウローラが浮上した時、その真上に クレオパトラ、テオドーラ、レイジア、百鬼、 シン達は格納庫に行きそれぞれの機体に乗り込んだ。 ! ﹁チッ ! ︽イエス・マム !! ! ! ﹁待てーー 後編 481 !!! ﹂ そしてアンジュ達はクレオパトラと交戦していた。 ﹂ !! ﹁はああああ 無茶するな ! ﹁クッ 邪魔 ﹂ ﹂ ﹂ ! ﹂ ﹂ マナの光 マナの光よーー ﹂ !!! ﹁キャァァァァァ マナ !! ﹁しまった ﹁マ !! !! モモカはマナの光をスカートに展開させ、パラシュートの替わりにして落下を減速し ! !!!! ルが突き刺さり、それが爆発した直後、後ろに乗っていたモモカが落ちてしまう。 ルを抜刀してヘラクレスに向けて投げた。ヘラクレスは左翼のウィングにラツィーエ タスクはヘラクレスを変形させ回避しようとしたがレイジアの二刀流のラツィーエ ﹁早いっ がレイジアの機動が早くかわされてしまう ウィルのレイジアがヘラクレスに向かっていきタスクはビームライフルで迎え撃つ ﹁俺がやる ! ! タスクはアンジュを追ってテオドーラとレイジアにビームライフルを向けて撃つ。 ﹁アンジュ !!! ! 482 ていた。 ヴィヴィアンはレイザーで百鬼に向けてブーメランブレードを投げつけ、エルシャが ハウザーのグレネードキャノンで迎撃しておりアレクサンドルスとグリッター、連合ク ならば ﹂ ルーザー、アライアンスの艦砲射撃で迎え撃っていた。 多すぎる ! ! ﹂ 浅かったか ﹂ ! ﹂ !!! ﹂ !!! ﹁グッ ﹂ ﹂ シンがヘカトンケイムを蹴る。 ﹁ヒルダは俺が守る ﹁邪魔するんじゃねぇ その頃シンとケビンは超速の戦いを続けていた。 ﹁チッ 複数の連合クルーザーに直撃して爆炎が起こる。 エルマが叫ぶと無数の火縄銃が艦隊に向けて発砲してきた。 ﹁放て 百鬼の上から無数の火縄銃を出してきた。 ﹁チッ ! !!! ! ! ﹁とどめだ !! 後編 483 ペルシウスのファーフェルがヘカトンケイムの胴体を突き刺そうとしたとき後方か ﹂ らビームが飛んできてペルシウスの背部に直撃する。 ﹁グアッ ﹁さぁ、愚弟よ.....久しぶりの兄弟喧嘩といこうではないか ﹂ ﹁うわぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー ﹂ ﹂ ﹂ !! 振るった。 ﹁話せ ! シンが叫んだ直後、目の前のヴェクタの街が炎の海へとなり、ヴェクタ人の女や子供、 !!!! ヒミコの手が緑の発光色を出しペルシウスとシンを苦しめた。 ﹁教えてやる....ヴェクタ人が滅んだ真実を ﹂ ヒミコがペルシウスの頭部を掴みペルシウスが引き離そうとしていた。 お前みたいな兄なんて糞くらいだ ﹁愚弟よ、お前は何故彼らを助ける.... ! ﹁ほぉ、そうかだったら ﹂ 守るべきでもあるからだ ? ! ﹁仲間であり ! !! ﹂ ヒミコはオラクリッドを超杖に変形させペルシウスに向かっていきオラクリッドを ! ﹁アルベルト﹂ シンは後方を確認すると上空にアルベルトが乗っているヒミコがいた。 !!?? 484 老人がある軍に皆殺しにされていた。 ﹁知る.....か...... ﹂ ﹂ た.....狙いはヴェクタの超兵器﹃ギャラリック・リング﹄とパンドラメイルだった。﹂ ﹁そうだ......旧ヴェクタ星だ.....1700年前、ある軍がヴェクタ星に進行してき ﹁ま.....さか.....これは....... ??!!!! ﹂ む......﹂ ﹁そ の 軍 は よ う や く 我 ら の ヴ ェ ク タ の 科 学 力 と 権 力 を 持 ち、欲 望 の 為 に 争 い を 好 !!!! ﹁大丈夫か ﹂ 後ろ で防御する。 ルで凪ぎ払い、横からヒミコがニードルガンを放ちペルシウスがリフレクターシールド ペルシウスの後方からヘカトンケイムがビームクローを降り下ろしたがファーフェ !! ! ! ﹁なんとか﹂ ﹂ ヒミコはそれに気づきかわした。 トライフルを向けて発砲した。 その時、向こうからヒルダのアーキバスがペルシウスに向かってきてヒミコにアサル ﹁黙れ !!! ﹁あぶない 後編 485 ﹁クソッ ﹂ !! げた。﹂ ﹁それがどうしたって言うんだ ヴェクタがそれなら幸せだろ ﹂ ﹂ ? !! ヴェクタに襲いかかった軍の正体が ? ﹂﹂ !! シン ﹂ !!!! ﹂ !! ﹁ ﹂ !!!! ﹁その正体は......かつて同じ種族だった......地球人なのだよ.....﹂ ﹁ハァ.....ハァ....ハァ....﹂ れコックピットが爆発しシンが頭から血を流していた。 投げ飛ばした後、ペルシウスはビットの攻撃でニードルがを装備した腕と両足を斬ら ﹁ちょっ !!!!?? ペルシウスはヒルダのアーキバスを掴み強く投げ飛ばした ﹁ヒルダ.....ごめん 二人が言うとビットがシンとヒルダに目掛けて向かってきた。 ﹁﹁ビット が展開した。 するとヒミコがオラクリッドを降るとヒミコの上から光の玉が現れ、ケビンのビット ﹁まだ分からないのか愚弟よ !!! ﹁結果、ヴェクタ人は彼らを憎むようになりギャラリック・リングを使い別の次元へと逃 486 ﹁.......嘘だ.......嘘だ ﹁消えろ......愚弟よ﹂ .......嘘だぁぁぁぁぁぁぁぁ∼∼∼∼ ﹂ !!!! ルシウスに直撃した。 ヒミコとヘカトンケイムがビームのチャージをし、そして......二体のビームがペ !! ﹂ ﹂ ﹂ ﹂ ﹁それに欠片も残っていない ﹁残念だったなぁ ﹁隊長 ﹂ ﹂ ......﹂ その光景を見ていた皆が驚きを隠せなかった。 ! ﹁ ﹁先の攻撃で奴の体はペルシウスと共に消滅した。﹂ ﹁ ﹁無駄だ﹂ リュウガがヤマトを最大出力で向かった直後ヒミコが現れた。 ﹁シィィィィィン !!!!!!!! ! するとヒルダが...... ?!! !! ﹁シンが......死んだ ﹂ !!!!!!!! !? !!!! ﹁嘘よ......嘘だよ.......嘘に決まってるわぁぁぁぁぁぁぁぁ 後編 487 するとリュウガとフィーリが前に出た。 ﹂ ﹂ 兄弟の恥を知れ ﹂ !!!! リュウガはヤマトを動かし叢曇と草薙の二刀流でアルベルトに斬りかかった ﹁よくもシンさんを ﹁.......許さん !!!!!! !!!! ﹂ しかし、リュウガの前にウィルとエルマとケビンが立ちふさがった。 ﹁貴様は ! カトンケイムに向けて発砲した。 ﹂ ﹁お前らだけはぁぁぁぁぁぁぁぁ ﹁雑魚が ﹂ !? ﹂ !? ﹂ すると謎の機体は腰部に収納されている二刀流を抜刀した時、片方の剣が光に輝き始 ﹁何だあれは ケビンは上を見るとそこにはペルシウスの装甲に似た機体がいた。 ﹁何だ 黄緑に輝くビームがヘカトンケイムに向かっていきヘカトンケイムの腕に直撃した。 ヘカトンケイムがビームクロー突きつけジャンヌに襲いかかろうとした時上空から !! !!!! するとジャンヌがアイスビームキャノンとヴェスバーをヒミコ、レイジア、百鬼、ヘ ﹁ここから先は通さんぞ ! 488 め、もう片方の剣は赤黒い光を輝かし、二つの剣を合体させ薙刀の形態にしヘカトンケ ﹂ イム、レイジア、百鬼、ヒミコに斬りかかった。 ﹂ !? ビームクローで防御するが、 !? ﹂ !! ﹁グァッ 己ぇぇぇぇ ﹂ トンケイムに向けて発砲しヘカトンケイムに直撃した そして謎の機体がヘカトンケイムを蹴り飛ばし、腰部にあったビームライフルをヘカ ﹁メインカメラが 謎の機体は頭部のビームバルカンをヘカトンケイムの頭部に撃った ﹁ビームの出力を上回っているだと ﹂ 謎 の 機 体 は 真 っ 先 に ヘ カ ト ン ケ イ ム に 向 か い 二 刀 流 を 切 り つ け ヘ カ ト ン ケ イ ム は アルベルトはビットで迎え撃つが数が多い性か破壊されてしまった。 ﹁何 4機のビットがアルベルト達に襲いかかった。 く剣らしき刃と赤黒く輝く銃器らしきエネルギー体が現れそれぞれに7機あり合計1 ングが白と黒の光の翼と闇の翼のビームを展開し、中からビームで出来ている白に光輝 ヒミコの上空から無数のビットが現れ謎の機体に向かっていったが謎の機体のウィ ﹁小癪な ! ! !! 後編 489 ﹁止めとくのだケビン﹂ ﹂ !! ﹂ ! ﹂ る天馬へと変型し裂け目に入りその裂け目は消滅した。 ﹁何だ....あの機体は..... !!! ?!! 我がプロセアンの超兵器 ペガシオーネス !!!! すると艦内にいるジャヴィックが心の中で思っていた。 ﹁あれは...... ﹂ そして謎の機体はリュウガ達を見て謎の裂け目が開き謎の機体が変型し始め天駆け ケビンは舌打ちをしてヒミコと共にミスルギ皇国へと帰還して行った。 ﹁了解した.....チッ ﹁サリア達の方は捕らえたらしい、こっちのは予想外の襲来があったから撤退する﹂ ﹁しかし、アルベルト様 490 その頃アルベルトとケビンにやられたシンはペルシウスの残骸と共に何処かの浜辺 に打ち上げられていた。 ﹁俺......生きてるのか.....フッ.....最悪だ...な......﹂ シンは意識が遠くなりその場で気を失った。 ﹂ すると浜辺にに近寄る深紅のアーマーを装着した赤髪の男性が歩いていた ﹁今日はいい収穫だったなぁイレーネとメリクル喜ぶだろうなぁ......ん ? 赤 髪 の 男 性 は 浜 辺 に 何 か が 打 ち 上 げ ら れ て い た の を 見 に 走 る。そ れ は ボ ロ ボ ロ に なっている機体の胴体だった ロボットの.....胴体..... ﹂ ??!! 確認し走った。 ﹂ 赤髪の男性はシンの手に触れ脈を確認した。 ﹁この人 早くイレーネとタトローイのみんなにに知らせないと 赤髪の男性はシンを背に乗せ仲間の所へ向かう。 ﹂ 赤髪の男性はロボットのあちこちを調べると向こうに誰かが打ち上げられてる姿を ﹁何だこれ !!?? ! この赤髪の男性の名はクロウ・F・ アルメディヲ これからのシンの人生を大きく !! !? ﹁生きてる 後編 491 492 変えてくれる人物であることになる........ 別の次元 ここは....何処だ..... ﹂ 止 め る ん だ....... これ以上皆を殺さないでくれっ アルベル それはタスクやフィーリ、ヒルダやアリア達がリーパーに殺されている光景だった。 アルベルトに敗れたシンは悪夢に魘されていた。 ? !! !! そして前にアルベルトおりが笑っていた ト兄さん ﹁止 め ろ........ !! を覚ました。 その時、稲妻が堕ちたときアルベルトの影が変わり別の姿へと変わった途端シンは目 !! ......くそっ......夢だったのか.......﹂ !!? ﹂ ? シンは階段を降りると台所に出た。 ﹁ここは....何処の屋敷だ﹂ シンが起き上がり扉を開け廊下を歩いた。 ﹁ここは.....何処だ 辺りを確認するとベッドにおり体や頭に包帯が巻かれていた ﹁ ここは....何処だ.....? 493 ﹁台所か.....出口は.....﹂ ﹂ シンは出口を探すと反対側の部屋から物音が聞こえた。 ﹁何だ ﹂ ? ﹂ !? ﹂ !? シンは声がした方を見るとそこに獣の耳と尻尾がある巫女服をした女性がいた。 ﹁ ﹁目が覚めたのか﹂ シンはシャム猫の頭を撫でていた時、扉の方から別の声がが聞こえた。 よ﹂ ﹁お 前 は 良 い よ な ぁ.....絶 望 す る 過 去 と 傷 が う ず く 事 も な く て.........羨 ま し い いくいっとするとシャム猫はシンに近寄り指を舐めた。 シンはシャム猫に近づくとシャム猫はソファの後ろに隠れた。シンは笑顔で指をく ﹁......お前が犯人か﹂ 振り向くとそこにいたのは小さなシャム猫だった。 ﹁誰..... シンは魚と野菜を拾いそれとともに落ちた木箱に入れ戻した時背後に何かを感じた。 ﹁誰がこれを..... シンが反対側の部屋に行き扉を開けるとたくさんの魚や野菜が落ちていた。 ? 494 ﹂ ﹁ほぉ...動きは大丈夫みたいだな﹂ ﹁お前は....誰だ ﹂ ﹂ ﹂ ﹁貴様はレディーに向かってお前とは、無礼だぞ ﹁ここは何処だ 何でそんなことが..... それを聞いたシンは驚きを隠せなかった。 ﹁慌てるでない.....別の星から来た小僧よ﹂ ﹁別の星海から来た ? ? !? ﹁そうか......﹂ からなっ﹂ ﹁私を甘く見るな.....こう見えて私は占い師もやっており、オラクル︵神託︶でもある !? ? ﹁......俺は﹂ ﹂ ﹁シン・ギムデンと言いたいのであろう ﹁ ﹂ ? なった。それを見ていたシンは驚いた。 シ ン の 横 に い た シ ャ ム 猫 が 光 始 め 段 々 と 形 が 変 わ り 猫 の 耳 と 尻 尾 が あ る 人 間 体 に ! !? ﹁言っただろ......私を甘く見るなと....それと...メリクル ﹂ ﹁自己紹介がまだだったな、私はイレーネ 聖女イレーネ・ファーレンスだ。﹂ ここは....何処だ.....? 495 ﹁え .......えええええええ∼∼∼∼∼∼ ﹂ シンは状況を確認する。 今、猫が人間に !? ﹂ !!!!???? ﹁えええええええ∼∼∼∼∼ ﹁いえ、全然....﹂ ﹂ ﹁別の星の海から来た人間は呪文を知らないのか !!!! ﹁そいつは元からそう言う姿だ名はメリクルだ﹂ ﹁ちょっと待て ﹂ 女の子はまたソファの後ろに隠れた。 ﹁ミャミャッ !? ? ﹁旦那 イレーネの夫か ﹂ ? ﹁いいえ ﹂ ? イレーネさん ﹁よろしい﹂ ! ﹂ シンはイレーネの殺気にビビり言った。 ﹁殺されたいか ﹁だけどこっちの方が﹂ ﹁そうだ。それとさん付けをするんだ。﹂ ? ﹂ ﹁はぁ、これでは私の旦那に会わせられないなぁ﹂ ? !? 496 ! ﹂ ﹂ ﹃まさかこの俺が殺気で負けるなんて.....﹄ ﹁悔しいか ﹁そこまでバレバレとは.....完敗だ﹂ ﹁フフ....おもしろい小僧だ。﹂ すると向こう扉から開く音がした。 ﹁私の旦那が帰ってきたようだな﹂ 目が覚めたんだ そして扉が開くと赤髪の男性が現れた。 ﹁ただいま.......おっ ﹁はい﹂ ! ﹁俺の名はクロウ クロウ・F ・アルメディオだ。﹂ ! ? ﹁天使 ...... ﹂ !! ﹂ !? クロウはシンを追う ﹁何だ するとシンは急に外へ走り出した。 ? んだ。後、天使見たいなロボットもタトローイのみんなで....﹂ ﹁よろしくなシン あの時は心配したんだよ、浜辺にお前が倒れていてここまで運んだ ﹁俺はシン シン・ギムデン﹂ ここは....何処だ.....? 497 ﹂ タトローイの港近くの砂浜に人々が集まっていた。 ﹁何でしょうか これ何 ﹂ ? ご免なさい ﹂ ! そこにシンが駆けつけた。 どいてください ! ﹂ !? ﹂ ﹁どうしたんだシン ﹁いた ! 急に外へ飛び出て ! ﹂ !? するとクロウがシンに近づく クロウが訪ねるがシンは無視していた。 ﹁シンどうしたんだ 態から飛翔形態へ変型すると人々は慌てた シンは人々の間を通り抜けコックピットが露になっているペルシウスに乗り駆逐形 ﹁すいません ! 人々は大破したペルシウスを見て騒いでいた。 ﹁ママ ! ﹁大きな人形の胴体ね∼﹂ ? 498 ﹂ それは片方のカメラを失ったフェンリルだった ﹁待ってろ ﹁それなんなんだ ﹂ ? ﹁良かった∼﹂ ﹁マ.....スター﹂ シンはフェンリルの内部を開きコードとメモリを組み替えた ! こいつはフェンリル 俺のアシストドロイドだ。それよりフェンリルここは何処 ﹁ん ? ! ﹂ ? ﹁え 何故 どうして !? ﹂ !? 別の宇宙であり......過去の世界にいます。﹂ ﹁何 故 な ら マ ス タ ー.....こ こ は 私 た ち が い る こ の 星....い え、こ の 宇 宙 は........ !? ﹁通信は......無理です。﹂ ﹁何だ ﹁ですがマスター.....﹂ ﹁よし じゃあ提督に俺たちは生きている事を報告しないと﹂ ﹁座標確定 平穏惑星ローク ﹂ フェンリルはすぐに解析をした。 ﹂ だ ? ここは....何処だ.....? 499 ﹂ !!!!!????? この日の夕陽は何処と無く寂しく静かだった。 フェンリルの衝撃の言葉にシンは驚きを隠せなかった。 ﹁何だって......... 500 これからの人生 ﹂ フェンリルが放った衝撃の言葉にシンはただ、呆然とするしかなかった ﹁本当なのか...... するとシンの所にクロウが来てシンを慰める。 ﹁俺があの時.....アルベルトの話を無視していれば....こんな事には.....﹂ シンの目から大粒の涙が溢れその場で泣き崩れた。 ﹁そんな.......皆が.....母さん......ココ.....ミランダ.....ヒルダ......﹂ シンは何も言えない状態になり赤く輝く海を眺めた ﹁はい.....残念ですが私たちは.....戻れる手段がありません﹂ ? ﹁話は....イレーネから聞いた....俺と同じ....別の宇宙から来たって.....﹂ ﹁......﹂ ﹂ ? ﹁......﹂ ﹁俺もお前と同じ別の宇宙から来た人間なんだ....﹂ ﹁え ﹁俺と同じだ﹂ これからの人生 501 ﹁その時は悲しんだよ....死んだ仲間達のためにバロックダークと言う闇の天体に俺 ﹂ のスペースシップ アキュラと共に特攻したんだ....﹂ ﹁クロウが..... ﹂ 間の思いが無駄になる。お前は今.....生きることから逃げている。﹂ ﹁けど.....﹂ ﹂ ﹁けど、ではない ﹁ ﹂ ﹁今、お前が生きてなかったら....大切な人は.....一体誰が守るんだ ! ス.....俺ってバカだな、何弱気になってるだろう.....﹂ ﹁そ う 言 え ば....こ い つ に も 守 ら れ て い た な ぁ......あ り が と う...ペ ル シ ウ そしてシンはペルシウスを見る。 頼している人達が....俺の帰りを待っていることに シンは今までの事を振り替える。俺を守るために死んだ父親やエレナさんや俺を信 ? !? ﹁はっ ! ﹂ ﹁この世界に飛ばされ助けてそして私と結ばれた......命は大切にしないと死んだ仲 するとイレーネが言う ﹁ああ、これで仲間達の所に行けると思ったが....﹂ ? 502 ﹁決心したか ﹂ ﹁ああ.....何としてでも俺は元の世界に戻って皆を助けに行きたい 者に似ている。﹂ ? するとイレーネが目でクロウにヂェスチャーする ﹂ ﹁シンお前に頼みがある。ある任務を受けてくれないか ﹁任務 ﹂ ﹂ ﹁そ れ が お 前 の 答 え か.....フ フ フ....こ の 若 造 は 実 に 面 白 い...数 ヵ 月 前 に 来 た 若 ! ? ﹂ ! ﹂ があった。 クロウが取り出したのは何かのIDカードでありシンはそれを見た時、思わぬマーク ﹁そうだ....確証は分からんがその証拠に.....﹂ ﹁俺のいた次元の技術.....﹂ されたんだ。パージ神殿とことなるがあれは間違いなく俺たちの知る技術ではなく﹂ ﹁この港から西の方面にある砂漠があるんだ。先日そこから見たことのない遺跡が発掘 ﹁何だって ﹁そうだ。その任務はたぶんお前の次元の物かもしれないんだ。﹂ ? ! それはシンの種族 ヴェクタのマークであった。 ﹁これは これからの人生 503 ﹁ヴェクタ ﹂ ﹂﹂ 知らないの ﹁﹁ヴェクタ ﹁え ﹂ つまり﹂ ﹂ ﹂ ヴェクタの遺跡に﹂ ! フェンリル ﹁なら準備をしておくのだ ﹁わかりました ﹁了解しました。﹂ ! シンは早速、遺跡調査の準備に取りかかった。 ! ﹁.....行く シンは深く考えたが..... ﹁俺たちはそれしか考えられない.....どうかな ﹂ ﹁.....あの遺跡の最深部に.....ヴェクタ人の遺産が...... ﹁思い当たりは....お前の種族が建造したと考えられる﹂ ﹁存在しない ﹁ヴェクタ.....そんなものは俺たちの宇宙には存在しない﹂ ? !? ! !? ! ? ﹂ !? ? 504 最深部で超究極進化 シンはクロウに案内されタトローイから西にある砂漠にある遺跡にいた ﹁ここがその遺跡だ。﹂ ﹁これが.....﹂ それは地下にあり、合金と思われる壁は錆び付いており、壁画もあった。 するとクロウはある若い少女を連れていた ﹁紹介する考古学者のナンシーだ﹂ ﹁よろしく∼♪﹂ ﹁こ、こちらこそ﹂ ﹂ 始めてだよ 生のヴェクタ人を見るのと触るの∼♪﹂ シンは恐る恐る握手しよう手を伸ばした時、無理矢理手を掴まれブンブンと握手され た。 ﹁うわぁ∼ ! ﹂ クロウはナンシーの頭をコツンと叩いた ﹁それは置いといてっ ! ! !! ﹁いやー 最深部で超究極進化 505 ﹂ ﹁い て っ ﹂ ﹂ あっ早々 ! ﹁じゃあ言うよ ﹁何 ! 壁画に書かれている文字なんだけど ! 凄い事が書かれていたの ! ﹂ ﹁正確に言えば....邪神かな ? ﹂ ! ﹁ブラックホール ﹂ ﹂ ﹂ ! ﹁ブラックホールはナンシーが言った通り、黒き穴で何もかも全てを吸い込むんだ。﹂ ? クロウが言った ﹁黒き穴.....ブラックホールか 喰らう悪しき神.....邪神と死神族の星と大勢力をまとめて黒き穴に封印した。 五つの大勢力が集まり星の海の戦いが始まり大勢力の一つが次元の扉を開け、星をも 邪神は沢山の星の生命とその星に生きる人達の命を喰らい続け次々と滅ぼしていた。 ﹁そう ﹁邪神....それが銀河大戦の開幕となった火種.....﹂ ! ﹁邪悪な悪しき神....... て現れ星の海を闇に包み込もうとした邪悪な悪しき神がいた。 ナンシーが言うにはかつて星の海の戦う前、星の海の彼方.....凶悪な死神族を連れ ! ? 506 ﹂ ﹁つまり、ヴェクタの超兵器...ギャラリック・リングは邪神を封印するために作られた んだな﹂ ﹁そうなの 行き止まりだ.....﹂ ﹂ 壁画に書かれているのはこれだったのよ ! 今はこの遺跡の最深部に行くんだろ 本当のことなのよ ﹁邪神か∼.....おとぎ話じゃ、在るまいし﹂ ﹂ ﹂ ﹁お と ぎ 話 で も な い よ ﹁本当か∼ ﹂ 喧嘩は止せ ﹁本当だって∼ ﹁ハイハイ ! ! ! シン達は最深部に向かった。 ﹁そうだった﹂ ! だった。 赤 と 青 の 機 体 が 槍 を 持 ち 下 に あ る 槍 先 を 見 る と 邪 神 が 串 刺 し 状 態 に な っ て い る 姿 ﹁これって....ヒミコとペルシウス﹂ は..... そこには巨体な壁があり入り口すらなかった。しかし、ここにも壁画があった。それ ? ? ! ? ! ﹁あれ 最深部で超究極進化 507 ﹁ナンシーこれは ﹁何 々 ﹂ ....フ ム フ ム.....こ こ に 入 る 者....そ の 真 実 と 共 に 光 と 闇 の 力 を 手 に ナンシーは急いで壁画に書かれている文字を見る ? ﹁これは...... ﹂ ﹁こっちは ﹁え ﹂ ﹂ .....アキュラ 何で ﹂ !? 長が使用していた 次元の海を渡ることが出来るスペースシップ スペースシップ1号機 アキュラ......それはかつてクロウ・F ・アルメディオ船 !? ? ﹁でも ! !? ﹁この容器.....ペルシウスが入るくらいのでかさだ﹂ 器が揃っていた。さらにその奥にその奥に巨大な容器とスペースシップがあった。 それはあらゆる実験用の器具や機械、そして古代のセイクリッドメイルのパーツと武 !!?? 音声が終わると行き止まりだった壁が上に持ち上がって行き内部が露になった。 ﹁ヴェクタを確認......光と闇を今、一つに.....﹂ 品の壁へとなった。その時何処からか音声が流れた。 するとシンは壁に触れた途端、壁が強く光始め、錆び付いていた壁が剥がれていき新 し....邪の力を滅ぼせ.....覚悟のある者よここに立ち入れ......と書かれている﹂ ? 508 ﹁アキュラって ﹂ ﹁俺が使用していた船のことなんだ でもなぜここに ﹂ !? クロウさん ﹂ シンとクロウがスペースシップを見ているとナンシーが何かを見つける。 ﹁たぶん....俺の先祖が作ったんだろう....﹂ !? ? ! ﹁これは ﹂ シンとクロウはナンシーの所に駆け付けた ﹁シンさん ! ﹁何だ ﹂ ﹂ するとシンのARSが起動した ﹁何これ それは人が入れるカプセルだった。 !? ? ﹁シン ﹂ ﹁シンさん ﹂ ﹂ 中では何か機械音とシンの悲鳴が聞こえた。 !? !? !!?? ルの中に入れた。 それと同時にカプセルが開き中から多数のアームが伸びシンを掴み無理矢理カプセ !? ﹁うわぁっ 最深部で超究極進化 509 ﹂ それから10分後、カプセルが開いた。 ﹁大丈夫か ﹁俺.....どうなってる ﹂ !? ﹂ !? ﹂ のアームがペルシウスを修理し始めた。 そして大破したペルシウスは巨大な容器に入れられ中から緑の液体が流れ込み、無数 ﹁ペルシウス その時、向こうから何かが飛んできた。それは大破したペルシウスだった。 シンは新しいアーマーを見て満足していた。 ﹁でも.....カッコいい....﹂ イブが装着されておりカラーはホワイトとネイビーです。︶ やすく言えばHALO4のスパルタンアーマー FOTUS であり背部にGNドラ シンのアーマーは物凄くゴツくなりヘルメットの頭頂部に角がついていた。︵分かり ﹁何これ クロウは落ちていた鏡のようになっている鉄をシンの姿を写した。 !? 驚いていた。 っとクロウが心配してシンの姿を確認すると別のアーマーになっていた事に二人は !? 510 ﹁何が起こるんだ.... ﹂ するとフェンリルが説明する。 ﹁ペルシウス.....﹂ れており二丁拳銃剣となっていた。︵ランスロットハルバードのような機体です。︶ 根があった。腰部には光に輝く剣と闇のように輝く刀がそれぞれのライフルに装着さ ンドラメイル。そして虹色に輝く光翼 それには、なんとビームなのに天使のような羽 それは白銀に輝く間接部と純白に輝く装甲、そして頭部に王冠が装備された大型のパ ﹁綺麗.....﹂ ﹁これは.....﹂ そしてたった数分後で液体が容器の外へ排出された ? ﹂ ﹁マスター、そのペルシウスはもうあのペルシウスではありません。﹂ ﹁え !? ﹁何だあれは ﹂ すると上から見たことのない白銀の装甲をした天馬が降りてきた。 ﹁そして.....﹂ ﹁オーバーライズ.....﹂ ﹁その機体の名は.....ペルシウス・オーバーライズです。﹂ 最深部で超究極進化 511 !? お前が使え シン ! ﹂ ! ﹂ ﹁ペガシオーネス.....プロセアンの超兵器であり、次元と時空、時を駆け巡ることが出 ﹂ 来るペルシウス・オーバーライズの三種の神器の一つです。﹂ ﹁三種の神器の一つ ﹁後、二つの神器はマスターの住む宇宙の何処かに眠っています。﹂ ﹂ ﹁なるほど、俺の時代と宇宙に変える前に三種の神器を探せばいいんだな ﹁その通りです。﹂ ﹂ ﹂ 俺に生き方を教えてくれて クロウ ﹂ ﹁良し ﹁ん ﹁ありがとう それと ! ﹂ ! ﹁これってもしかして.....﹂ シンが手や指を動かすと機体も同じ動きをした。 ﹁凄い ︵コックピットは起動武道伝Gガンダムのコックピットを使用しております。︶ シンは笑顔でペルシウス・オーバーライズに乗り込んだ。 ﹁俺にとってはもうそれは必要ない ! するとクロウは腰部から2本のビームセイバーをシンに投げ渡した。 ﹁あぁ ! ? ! ! ! ! ? !? 512 ﹂ ﹂ すると動かなかったスペースシップが動き出した。 ﹁ ! そして俺らの時代に帰るために ! スペースシップのブリッジの中を見るとフェンリルがいた。 三種の神器を集めに ﹂ シンがペガシオーネスを見て心の中で乗れと念じるとペルシウスが動きだしペガシ オーネスに乗り込んだ。 行ってきます ! シンはクロウとナンシーに叫ぶ。 ﹁じゃあ ! 行こうか ! ペースシップと共に次元へと跳んだ。 ペ ル シ ウ ス が ペ ガ シ オ ー ネ ス の フ ォ ト ン ロ ー プ を 引 く と ペ ガ シ オ ー ネ ス が 鳴 き ス !! ? ﹁良し 最深部で超究極進化 513 三種の神器 前編 別の次元の過去から現代の少しの過去へ戻ってきたシンはスペースシップ Νーア キュラ︵ニュー・アキュラ︶で三種の神器を探していた。そこでフェンリルが簡単な探 ﹂ し方があると提案してきた。それは..... ﹁エリシアに行く ﹁ふ∼ん.....それって役にたつの ﹁役にたちます。﹂ ﹂ エリシアに着くとエリシア人はシンを歓迎してくれた。シンはスカイタウンの市長 シンはΝーアキュラの出力を最大にして惑星エリシアに向かった。 ﹁そうか....﹂ ? す。﹂ す。そ の コ ン ピ ュ ー タ ー に 聞 け ば 残 り の 三 種 の 神 器 が ど こ に あ る の か 見 当 が 付 き ま ﹁そこには、謎の種族によって開発されたスーパーコンピューター﹃アイリス﹄がありま そこはリュウガと出会い、グリモアを倒した惑星だった。 !? 514 に事情を話、アイリスの所に案内された。 ﹁これが.....アイリス.....﹂ ﹂ 巨大なボール型の機械が目を開き、シンを見た。 ﹁お待ちしておりました。ギデオン様﹂ ﹁残り二つの三種の神器は何処にあるんだ ﹁それは何処に..... アは......﹂ ﹂ をも.....星も...悪魔も斬り殺せる時空聖魔剣......ディメンジョンヴァルキュリ ﹁星座の鏡の﹃ゾディアック・ミラージュ﹄は惑星レゾナンスにあり、そして......神 ? ﹁.....本当か ﹂ ﹁今、現在.....スペースパイレーツの本拠地、惑星ウルトラガスに保管されています。﹂ ? !? ﹁分かりました﹂ 何をなさるのですか ﹂ ﹁なんて事だ...........フェンリル、座標をアップロードしてくれ﹂ ﹁その通りです。﹂ ? 市長はシンに言うとシンは答えた。 ﹁若者よ ! ﹁向こうで.....ゲームをするんだよ♪﹂ 前編 515 シンは微笑みΝーARS スーツを起動させΝーアキュラに乗り込んだ。 するとシンの所に捕らわれていた女の子がシンにエクサリウム鉱石で作った宝石を 貰った。 ﹁ありがとう.....﹂ シ ン は ヒ ル ダ か ら 貰 っ た ペ ン ダ ン ト に エ ク サ リ ウ ム 鉱 石 を 組 み 込 め る と 女 の 子 は ﹂ ニッコリ笑った。シンはΝーアキュラに乗りスペースパイレーツの本拠地 ウルトラ ガスへと向かった。 ﹁さぁて.....新しくなったアーマーとペルシウスの力を奴等にぶつけるか シンは大声を上げワープした。 ﹁侵入者 侵入者 ﹂ ! 惑星ウルトラガスに硫酸の雨が降るなか煙の中からN ーARSを装着し、クロウか ! 数時間後、惑星ウルトラガスに侵入者が入りこみ本拠地が戦火に包まれていた。 ! 516 ら貰ったビームセイバーを2本持っており、フェンリルが引きちぎったゼーベスの首を くわえていた。 すると前方からゼーベス艦と量産型ネビュラメイル ゾアが多数飛来してきたがシ ンはペルシウスの名を呼ぶ ﹂ すると上空から光と闇の粒子が落ちゼーベス艦を一撃で貫いた。 ﹁ペルシウス......﹂ ﹁何だ た。 ﹁パンドラメイル ﹂ ﹂ !! ﹂ 撃しフェイゾングレネードを投げつけて来た。 シンが走りだし、それに警戒していたゼーベス達がビームガンとビームキャノンで迎 ﹁ゲームスタート マーが白から炎のような真紅になった。 そしてシンはΝーARSのモードを変換しアポロンモードに設定するとシンのアー !!?? グ﹄を放出しながら光の銃剣﹃カリバーン﹄と闇の銃剣﹃レーヴァテイン﹄を構えてい ゼーベス達は上空を見るとペルシウスオーバーライズ虹色の翼﹃ギャラクシーウィン !? ﹁バカがっ !! 前編 517 シンはビームセイバーを振り回し撃ってくるビームを弾き返すと撃って来たビーム は撃った本人に直撃し、投げつけて来たグレネードはシンが受け取り逆に投げつけ爆発 した。 ﹂ すると向こうからジェットパックを装備したフライングゼーベスと重装ゼーベス、そ してバーサーカーロードも現れた。 ﹁ほぉ、そう来るか......ペルシウス ﹂ !? ﹂ ! と彼らの体からフェイゾン粒子を放出していた。 ソードとビームキャノンを展開し構えた時、2体のエリートゼーベスが雄叫びを上げる ゼーベスを倒していく中、シンの後方からエリートパイレーツが5∼6体現れビーム ﹁グェッ ﹁グギャッ ゼーベスの頭を撃ち抜いた。 アライズで現れ、シンは空を飛びビームアサルトライフルでフライングゼーベスと重装 し始めジェットブースターパックになり装着するとビームアサルトライフルがマテリ シンはフェンリルをアサルトモードに切り替えたらフェンリルがシンの上から変型 バーサーカーロードに斬りつけた。 シンに呼ばれペルシウスがカリバーンとレーヴァテインをソードモードに切り替え、 ! 518 ﹁何だ ﹂ ﹂ 防御された。 フェイゾンを放出しているエリートゼーベスに斬りつけた瞬間、簡単にビームソードで シ ン は 構 わ ず エ リ ー ト に 突 っ 込 み ビ ー ム セ イ バ ー で エ リ ー ト ゼ ー ベ ス を 斬 り 倒 し、 ? ﹂ ! 俺にもいい武器と言うより機能がアッ ! ﹂ !! ﹂ はビームスピアを振り回しエリートゼーベスに突きつけた。 叫んだ瞬間、シンの手から粒子が集まり形を変えていきビームの槍へとなった。シン ﹁マテリアライズ するとシンはビームセイバーを収納したとき手を上に掲げ叫んだ。 プされたんだよ ﹁いい武器使ってくるじゃないか......だが ことで猛毒であるフェイゾンを放出させる事で極限の力を得るんだな シンは納得する。彼らが装備しているフェイゾン粒子貯蔵バックパックを装備する ﹁.......なるほど﹂ シンは直ぐに後方に下がりビームセイバーを構えた。 ﹁何 !? !! シ ン は 指 で ク イ ク イ と 挑 発 す る と エ リ ー ト ゼ ー ベ ス が 怒 り だ し た。シ ン は 笑 う と ﹁かかってこい 前編 519 ﹂ オーグメントモードを発動させた。さらにいつものオーグメントより、速く一瞬でゼー ﹂ ベスのアーマーこどビームスピアで貫いた。 ﹁ ﹁弱いじゃねぇか....でも、その技術.....俺が有効に使わせて貰うぞ 叫ぶ。 ! PEDシステム起動 ハイパーモード ! シンはビームスピアを構え、走り出した。 ﹁体から力が湧いてくる.....﹂ ﹁何だ ﹂ ビームスピアで薙ぎ払った時、ゼーベスの動きが止まった ﹂ 射したが、シンはハイパーオーグメントモードを使いハイパービームの弾道をかわし ゼーベス達もハイパーモードを起動させシンに猛攻してきた。ハイパービームを乱 ! れた。 殺ろうか ! フェイゾン粒子がシンを取り囲みシンに力を与える。 ﹁さぁ ! するとフェイゾン粒子タンクがショルダーアーマーの形状になり、シンの肩に装着さ ﹁マテリアライズ ﹂ するとシンはフェイゾン粒子貯蔵バックパックから貯蔵タンクを抜き取るとシンが ! !? 520 ? ﹂ ﹂ ゼーベス達が急に膝魔付いた。すると向こうから赤いアーマーとマントをしたゼー ベスが来た。 ﹂ ﹁そのヴェクタ人は.....私が倒す.....﹂ ﹂ ﹁......お前が指揮官だな ﹁それが何だ..... ﹁.....あの聖魔剣のことか......欲しいのか ﹁アルベルトの首を取るためだ.....﹂ ﹁ほぉ......アルベルト様に悪口とはいい度胸だなぁ ﹂ ﹁あんたに聞きたいことがある....三種の神器は何処だ ? に突きつけた。 ﹁勝負 ﹂ ﹂ シンもビームセイバーを突きつけハイパーモードを発動させた。 ﹁殺ろうじゃないか ﹂ コマンダーパイレーツがハイパーモードになり高出力ビームソードを放出させシン ! ? ? ? !! 両者はビームの刃を構え向かっていった。 !! !! ﹁ゲームオーバー 前編 521 中編 コマンダーパイレーツとシンの戦闘は激しく他のパイレーツをも巻き込んでいた。 ビームの刃が激しくぶつかり合いその反動で衝撃波が来て、機械や対空兵器が破壊さ れていった。 ﹂ ﹁何故、アルベルト様を倒そうとしているのだ ? ﹁......前世の.....兄貴だから......﹂ ﹂ ? ﹁何だ..... ﹁そう言えばお前には聞きたいことがある......﹂ 二人の意見が同じになると一端、二人は一歩引いた。 ﹁﹁始めてだ﹂﹂ ﹁こんなに楽しい戦いをしたのは﹂ ﹁何だろうかなぁ......﹂ 二人は表情は何故か笑顔だった。 ﹁お前こそ....﹂ ﹁中々、やるなぁ﹂ 522 ﹂ ﹁兄貴.......か.........フフフフ﹂ ﹁おかしい..... ﹁ ﹂ ﹁止めた﹂ た。 シンはビームセイバーを構えたが、コマンダーパイレーツがビームソードを収納し すると割れた窓からコマンダーパイレーツが現れた。 ﹁あれが.....ディメンジョン・ヴァルキュリアか......﹂ 大剣が飾られていた。 シンは司令タワーの最上階に飛ばされて深手をおった時、巨大な容器の中に白と黒の をパイレーツの司令タワーへ吹き飛ばした。 そして戦闘が再開されコマンダーパイレーツがビームソードを渾身で振り上げ、シン ﹁別に......﹂ ﹁いや、面白い事を言うんだなっと.....﹂ ? ﹁お前は面白い奴だから.....生かしてやる。﹂ !? ﹁フフフフ.....我はこれまでの戦いでつまらなさを感じていたが、お前と出会えて気 ﹁へ∼....あんた意外と紳士なんだな.....﹂ 中編 523 が変わった。ディメンジョン・ヴァルキュリアは持っていけ ﹂ ! ﹂ ! ﹂ ! ﹂ ? ﹁森に満ちた惑星です。そこにはレゾナンス人が住んでおり、魔法を使用して生活をし ﹁惑星レゾナンスとはどんな星だ る為に緑の惑星レゾナンスへと向かった。 惑星ウルトラガスを離れ、次の三種の神器﹁ゾディアック・ミラージュ﹂を手に入れ コマンダーパイレーツが謎の微笑みと共に何かの作戦を開始しようとしていた。 ﹁さてと.....反抗作戦を開始するか.....﹂ ウルトラガスを去った。 シンはディメンジョン・ヴァルキュリアをΝーアキュラに乗せるとペルシウスと共に ﹁じゃあな ﹁そうか.....ペルシウス ﹁大丈夫だ。罠なんて仕掛けていない。﹂ ﹁.......﹂ 524 ております。文明レベルはローク人と同じで低く、レゾナンス人はいわゆるマスターの 妹様の想像した架空種族﹃エルフ﹄と﹃ダークエルフ﹄ ﹃ハイエルフ﹄の3つの種族に別 れています。﹂ ﹁魔法にエルフかぁ.....ココがいたら大喜びだろうなぁ.....﹂ ﹁そうですね﹂ ﹁この戦いが終わったら連れていこうかな﹂ ﹁間もなく到着いたします。﹂ レ ゾ ナ ン ス っ て.....あ ん な 所 に ド ー ム フ ェ ン リ ル...本 当 に レ ゾ 次元を抜けると確かに緑の惑星だったが一つの大陸にポツンとドーム型の機械が見 ﹂ ? えた ナンスか ﹁あ れ...... !? ﹁機械生命体..... ﹂ その時、警告音がブリッジに流れた。 ﹁えぇ﹂ ? ります。﹂ ﹁分かりません。只、分かることと言えば、現在レゾナンスは機械生命体に支配されてお ? ﹁どうやら警告を出してきたようです。﹂ 中編 525 すると今度は聞いたことのない音声が流れた ﹂ ? と......﹄﹂ ﹁﹃ここは我々、アジマス連邦の殖民地である。警告だ惑星圏内に突入することは禁ずる ﹁何て言っている 526 ﹂ !! 早速、対空兵器が起動したか だが ﹂ ! レーザーが飛んできた。 ﹁おっ ! し、レゾナンス人を解放せよ さもなければお前ら機械生命体をアークキャノンとハド ﹁俺 を 怒 ら せ た ら......こ う な る ぞ と 言 っ と け.....そ れ と 三 種 の 神 器 と こ ち ら に 渡 た。 つとレーザーキャノンが蒸発し横のレーザーキャノンにも次々に感電し蒸発していっ シンはΝーアキュラに装備されているペトルサイト粒子兵器﹃アークキャノン﹄を撃 ! シンはΝーアキュラの出力を最大にしてレゾナンスへ向かった直後惑星から無数の 線を越えましたと ﹁要するに入ってくるなと.....なるほど、そうか....彼らにこう伝えてくれ....... ! スを支配していた。そして今、司令塔の端末から通信がきて内容をみたアジマス連邦兵 その頃、アジマス連邦司令塔ではΣ司令官がレゾナンス人の奴隷をしておりレゾナン ロンエンフォーサーとペルシウス・オーバーライズで皆殺しにするぞと.......﹂ ! が報告する。 ﹁っといっています ﹂ ﹂ 有機生命体の癖に舐めやがって 力を思い知ることになるだろう ﹁ふざけるな 後悔させてやる 我らアジマス連邦の !! ! 定しました。﹂ .....そっ ﹂ ﹁マスター、アジマス連邦の司令官 Σ︵シグマ︶と言う機械生命体がこちらの警告を否 ! !! そしてΣはシンの要求を否定した。 ! !! ﹂ ﹂ また敵からの通信です ﹁また敵からのだと ﹁モニターに出します ! ﹁Σ司令 ﹂ していき連邦の被害は相当な大ダメージであった。 アークキャノンが大きな建物に直撃すると緑の粒子が放出し、動く機械生命体が爆散 シンはさらにアークキャノンを30%の威力で発射した。 ﹁あっ ! ! アジマス連邦兵がモニター画面を出すとヘルメットを被ったシンが映った。 ! ! ﹁愚い 有機生命体の分際で ! お前もレゾナンス人のような実験用のマウスみたいにし ﹁ほぉ、お前がΣ司令官か.....結構なごついアーマーしてるなぁ.....﹂ 中編 527 ! てやる ﹂ が露出展開した。 ﹂ ﹂ シンは通信を切ると速行でペルシウスに乗り込み出撃するとペルシウスの肩部と翼 ﹁なら....仕方がない ! ! ﹂ ! 司令塔に直撃した。 ああああああああああ∼∼∼∼∼∼ !? ﹂ ﹁ありがとうございます ﹁神様∼ ! 神様∼ ! ﹂ ﹂ するとエルフやダークエルフ、ハイエルフがシンの周りに集まりお辞儀していった。 そしてシンは焼け落ちた基地へと行き地下へ向かい廊下に並ぶ扉を開けまくった。 ﹁どうだ....﹂ たように倒れ始めた。 司令塔が破壊した直後、奴隷を監視していた兵や対空防御体勢をしていた兵が脱力し ﹁何だ !!!!!!!! ペルシウスの肩部と翼からハイパーディスコードフェイザーを放ち、アジマス連邦の ﹁地獄に堕ちれ 直ぐにチャージが始まり、シンは叫んだ。 ﹁これは使いたくなかったが ! !! 528 ﹂ ﹂ はちょうど良い ﹂ ゾディアック・ミラージュはその後だ ﹂ ! ﹂ ろ、アジマス連邦兵が報告してくる。 ﹁Ω艦長 ﹂ ﹂ ﹂ !? ﹂ 何機だ..... ﹁一機だと ﹂ ﹁それが一機です ﹁何 三種の神器の一つディメ ﹁大気圏内から未知の機械、有機生命体反応がこちらに向かっております ﹁どうした ! 来ます ! ! ? !? ! !? ﹁敵機 ! ﹂ そしてアジマス連邦艦隊を指揮しているΩ︵オメガ︶は大気圏外で待機していたとこ シンはペルシウスに乗り込みアジマス連邦艦隊へ向かった。 ! ンジョン・ヴァルキュリアの威力を試す時とちょっとだけ.....ウォーミングアップに ﹁あの野郎....死ぬ直前に本部に連絡したな....まぁ良い ! ﹁神様だ 分かったから ﹁分かった ! 惑星レゾナンス圏外に複数のアジマス連邦艦隊がこちらに飛来したのを確 認しました ﹁マスター ! ! ! ! 中編 529 モニターにペルシウスが映り、Ω艦長は全艦隊に迎撃するように命令し、巡洋艦から 粒子砲が飛んできた。 しかし、ペルシウスをハイパーオーグメントモードを使っているため粒子砲の弾道を かわし、ペルシウスはディメンジョン・ヴァルキュリアをソードモードに変形させ、巡 ﹂ 洋艦の装甲にプラズマダガーを差し込みディメンジョン・ヴァルキュリアを突き刺し、 切り裂きながら走り出した。 ﹂ ﹂ 有機生命体をゴミのように扱い、これからの支配は我ら機械生命体のはず たった一匹の有機生命体に殺られるだと ﹁ペガシオーネス そしてシンは三種の神器﹃ペガシオーネス﹄を呼ぶ が....... ! !? していきΩ艦長は疑問に思っていた。 トとダークビットレーザーを展開し残りの艦隊に攻撃した。アジマス連邦艦隊が撃沈 次元からやって来たペガシオーネスが変形し左右のウィングからライトソードビッ !! !? ﹁バカなっ その光景を見ていたΩ艦長は驚いていた。 炎が上がり巡洋艦は爆発した。 ペルシウスはディメンジョン・ヴァルキュリアを切り上げると切り裂いた装甲から爆 ﹁うぉぉぉぉぉぉぉーーーーっ !!!! 530 ﹁バカなっ ﹂ これだけの艦隊を......こんなに 敵機から通信が来ています ! ﹂ すると艦橋のモニターにシンが映った。 ﹁艦隊 !!? !? ヴェクタ人だと ﹂ .....俺は.....只のヴェクタ人だが ﹁お前は.....何者だ ﹁俺か ﹁ヴェ !!!!???? ﹂ ﹂ !? ? ! !! ? えに来たのだ もし文 .......お前らの故郷に .......こ の レ ゾ ナ ン ス は.....今 日 か ら 俺 の 縄 張 り に す る 明レベルが低い惑星に武力行使での侵略や奴隷をしてみろ ﹂ ! していた。 アークビームの威力が5.2%しか出していなかったのを本人は驚きを隠せなく、唖然 シンはペルシウスが持っているディメンジョン・ヴァルキュリアのメーターを見ると そしてアジマス連邦艦隊が尻尾を巻くように撤退した。 ビームを撃ち、巡洋艦は爆発した。 きディメンジョン・ヴァルキュリアをソードからライフルモードに変え、高出力アーク するともう一隻の巡洋艦がペルシウスにターゲットするとペルシウスはそれに気づ 向かって収斂時空砲をぶっぱなすぞ !!!! !? ! ﹁そして.....今、お前らの艦に通信を入れたのはお前ら組織に.....メッセージを伝 中編 531 ﹁え........ ﹂ 分かったよ ﹂ ! 上げされていた。 ﹁分かった 我らを救って頂いたことを感謝しております∼ ﹂ そのあとシンはレゾナンスに戻ると何人者のエルフやダークエルフ、ハイエルフに胴 !? 勇敢なる若者よ ! ! すると老婆のエルフがシンに近づいた。 ﹁おお∼ ! ﹂ ? ﹁ありますとも ﹂ 若者がヴェクタなら神様にお返しします∼ ﹂ ﹂ ! ? シンはゾディアック・ミラージュに近づき触れると何かが見えた。 ﹁これが....ゾディアック・ミラージュ.....﹂ ような鏡であった。 中に入るとパラメイルが持つシールドでそれは月光のように美しく水面に月が写る シンはエルフの老婆に連れられ大樹木に覆われている遺跡の中に入った。 ﹁ありがとうございます ! ! アック・ミラージュ﹄って言うのはないかなぁ...... ﹁助けたんだし手ぶらで持って帰る訳もないし.....ここに三種の神器の一つ﹃ゾディ ﹁何でしょう.....若者よ お互い生きる者として当然の事をしたまでよ.....それよりお婆さん....﹂ ﹁良いよ ! ! 532 ﹁ ﹂ ﹂ ? いた。 !? てを破壊していった。 ? ﹂ そしていつのまにかあの光景が終わっており、シンは目を覚ました。 情でミスルギ皇国どごろか偽りの地球を覆った。 星がミスルギ皇国の上空に飛来し、そこから禍々しい巨体と赤黒い翼、悪魔のような表 ルガストやスペースパイレーツ、ミスルギ皇国の民の血を啜っており、最後に赤黒い巨 えていき、大樹へと育ち、さらに実が生えその中から沢山のリーパーが生まれていき、ヘ そして最後に破壊されてシャフトが見えているアケノミハシラから赤黒い触手が生 ﹁ひょっとしてこれ.....今から起こることを見せているのか..... ﹂ さらにミスルギ皇国が謎の磁気嵐に巻き込まれ人々の体の一部が石の中に埋まり全 ﹁これは..... ﹂ パトラ、レイジア、テオドーラ、百鬼、百魂、百霊、百妖、ヘカトンケイムに襲われて その時、アンジュのヴィルキスとヒルダ達、サラマンディーネがラグナメイルクレオ ﹁ミスルギ皇国...... それは.....ミスルギ皇国であった。 !? ﹁何だ今のは !? 中編 533 ﹂ ﹁邪神じゃ....... ﹁え...... ﹂ !!!! ﹂ ﹁かつて兄妹の神によって封印された邪神が甦ろうとしている だ ﹂ !? あ∼ なんと言うこと ! !? 今の見えたのか ! 印されたのだが......﹂ ﹂ なんと言うことだ ﹁今のでいつか.....甦ると..... ﹁そうじゃ.....ああ∼ シンは今まである言葉を思い出す。 ﹂ ﹁邪神.....ドゥーム.....ちょっと待て..... ! ? ﹂ ﹃最後の晩餐.....前世の記憶.....﹄ ﹂ ! ! ﹁そう言うことだったんだ でも変わった 何かに取り ! ! ﹁アルベルト.....兄さんは.....本当は優しい兄だった ! ﹁邪神はあらゆる世界と別の世界を喰らおうとしたが五つの使徒と兄妹の神によって封 だ......﹄.........﹂ ﹁ド ゥ ー ム ﹃ロ ー ク で ナ ン シ ー が 言 っ て い た こ と は こ れ の 事 だ っ た ん ﹁あれはかつて二人の兄妹の神によって封印された邪神.....ドゥーム﹂ ﹁婆さん !!!! !! 534 つかれてるみたいに つもりだな あんたは俺らの世界と全宇宙を喰らう つまり.....今、アルベルトとして名乗っているのは.....﹂ ﹂ 邪神の皇と呼ばれた滅びの神 ﹂ ..........そうはさせんぞ ﹁邪神ドゥーム シンは上にある壁画を見て言う。 ! 俺らの世界に戻って......邪神を倒す ﹁若者よ行くのか ﹁ああ !!! ﹂ !! !! !!!! !? ! ﹂ ドゥームに騙されてるだろう﹂ ﹁マスター....もしかするとヘルガスト人は..... アルベルト...いや ! ﹂ ラを包み込んだ。 シンはΝーアキュラでワープしようとした直前、謎の橙と翠の二つの光がΝーアキュ ﹁ああ ? へと設定した。 シンはゾディアック・ミラージュをΝーアキュラに乗せると直ぐに進路を偽りの地球 ! ! !? シンは目を覚ますとそこは真っ白の空間にいた。 ﹁何だ 中編 535 ﹁ここは...... ﹂ !? ﹂ !? ﹂ ? ﹁え....セレーネ......はっ セレーネ様 ﹂ !!? でもセレーネ様が何でここにいらっしゃるのですか ﹂ !!?? ﹁ええ♪﹂ ﹁え ﹁セレーネ いい加減にしろ...... ﹂ ! ﹁始めまして﹂ ﹁始めましてシン君......﹂ すると上から灼熱の炎を纏った男性が舞い降りた。 ﹁あら、ご免なさい.....兄様♪﹂ ! ﹁はい♪今回は兄様が貴方と話したいそうなのでこの空間に連れてきました。﹂ !? ! ﹁私はセレーネ........月の女神です♪貴方をこの世界に転生させた者です♪﹂ ﹁あんたは..... するとシンの後ろから月のように美しい女性が現れた。 ﹁怪しい者ではありません.....﹂ 突然、どこからか女性の声に反応しシンは警戒体勢をした。 ﹁誰 ﹁お久しぶりですね......﹂ 536 ﹁我はこの陽気な妹....セレーネの兄である太陽神.....ヘリオスだ﹂ ﹁はい.....﹂ 贈り物とは..... ﹂ ﹁それはさておき....君に贈り物を三つあげようと来たのだ。﹂ ﹁え ﹂ ? ﹂ ? ﹁ギャーーーー なかった。 ﹂ ! ﹁細胞を改造 なんの為に ﹂ !? ﹁邪神とリーパーを ﹂ ﹁邪神とリーパーを倒す力へと変えたのだ....﹂ !? その細胞を破壊できる遺伝 ﹁ご免なさい♪今、あなたの細胞をちょっと改造したのです♪﹂ ﹁何なんだよ..... ﹂ あまりの苦痛にシンは悲鳴を上げ、ようやく眼の痛みがはれると何も変わった様子は !!?? その時、橙と翠の光が真っ直ぐシンの眼に直撃した。 ﹁......え するとヘリオスとセレーネが橙と翠の光へと変わり上へ舞い上がった。 ﹁これだ...... ! !? !? ﹁奴等は無限に再生できる細胞を持つ....ならその逆だ ! 中編 537 子なら奴等と対等に戦える その証拠に....鏡を見てみろ ﹂ ! 瞳が黄色へと変わった。 シンは落ちている鏡を持ち顔を見ると瞳の色が段々と色が変わっていき茶色だった ! ﹂ !? ﹂ !? わった !? ヘリオスとセレーネはお互いにシンの名を呼んだ ﹁シンよ....﹂ ﹁ウフフ♪シン....﹂ ﹁人の顔になった ﹂ 最 後 に ペ ル シ ウ ス の 装 甲 が 虹 色 へ と 変 わ り 頭 部 の フ ェ イ ク が 変 形 し 人 の 顔 へ と 変 して.....﹂ ﹁私たちの力が宿ったペルシウスです。兄様のヘリオスモード、私のセレーネモード、そ ﹁これは..... するとペルシウスの色が赤と橙に変わり次に青と翠の色へ変わった ﹁ペルシウス その時、ペルシウスがシンの目の前に現れた。 ﹁さらに....﹂ ﹁変わった.....﹂ 538 ﹁はい ﹂ ﹂ !! ﹂﹂ !! ﹂ シンはようやくブリッジで目を覚ました そう言いヘリオスとセレーネは消えた。 ﹁﹁この者に太陽と月に光あれ シンは胸を張って大声で言った。 ﹁.......分かりました ﹁我々の変わりに邪神を葬ってくれ.....﹂ !? ﹁マスター ﹂ !? ﹂ ......大丈夫......﹂ 大丈夫ですか ﹁......大丈夫 ﹁本当にですか...... ﹂ ヒルダ ! .....皆 !! ﹂ シンはΝーアキュラの進路を偽りの地球に変更させワープした。 ﹁大丈夫だって ! ? ! ! フェンリルが必死にシンを呼んでいた。 ﹁ !? ﹁待ってろ 中編 539 !! 後編 ﹂ Νーアキュラがワープアウトすると目の前に青い星があった。 ﹁あれは ﹂ !? ﹂ ! ﹁ちょっ...警告抜きかよ ﹁ヤバイ 殺られる ﹂ !! ﹂ ドグウがパルスライフルを発砲しながら追撃したがΝーアキュラはそれを回避しな ! ビュラメイル﹃ドグウ﹄が出動しΝーアキュラを追撃してきた。 シンはΝーアキュラを旋回させ主砲のビームを避けると連盟帝国艦隊から量産型ネ !? に向け、発砲してきた。 報告した直後前方から連盟帝国艦隊がワープアウトをして現れ主砲をΝーアキュラ ﹁え.... ﹁前方に連盟帝国艦隊を確認 その時、アラームが突然鳴り響き、フェンリルが報告する。 ﹁......帰ってこれたんだ.....皆の所に.....﹂ ﹁偽りの地球です﹂ !! 540 操縦頼む がら地球へと向かった。 ﹁フェンリル ﹁フェンリル ﹂ カタパルトを射出してくれ ﹂ シンはブリッジを離れ、ペルシウスに乗り込んだ。 ! ! ペルシウス・オーバーライズ....出る ! ﹁三種の神器の力 思いしるんだな ﹂ ! ﹂ ! 進んだ。 ﹂ タービット、さらにミラーシールドが展開され強力なビームの雨を弾き返しながら突き ミラージュを持つとゾディアック・ミラージュからリフレクターシールドとリフレク 前に大型艦が立ち塞がり強力なビーム砲を乱射してきた。ペルシウスはゾディアック・ キュリアに合体させバスターライフルモードに艦隊の数隻を撃沈させた。すると目の し追撃してきたドグウを撃墜しカリバーンとレーヴァティンをディメンジョン・ヴァル ペルシウス・オーバーライズがディメンジョン・ヴァルキュリアをライフルモードに ! ペルシウス・オーバーライズがペガシオーネスに乗り込みカタパルトから発進した。 ﹁シン・ギムデン ! ! ! ゾディアック・ミラージュは強力なビームも弾き返す事が出来るんだ ! ムで大型艦を貫き地球の軌道へ向かった。 シンは感心しながらビームの雨を突き進み、ディメンジョン・ヴァルキュリアのビー ﹁凄い 後編 541 ﹁マスター ﹁不味い マーメリア共和国からミスルギ皇国への軌道をアップロードします このままじゃ ﹁セレーネ様 ﹂ ﹂ ﹁フフフ♪どうやらお困りのようですね ! ﹁本当ですか ﹂ ﹂ ﹂ ! ﹂ ﹁凄い ! 言ったでしょ♪﹂ ﹁ねっ ? するとペルシウスの前からブラックホールが現れ核ミサイルを吸い込んだ。 ちらに向かってくる核ミサイルに突き刺した。 ペルシウスが手を掲げると月光のように輝く杖﹁ルナティック・スタッフ﹂を持ち、こ ﹁お任せを♪﹂ なった。 するとペルシウスの装甲が青と翠になり後頭部から翠の粒子を放出し、光の髪へと ﹁はい♪﹂ ﹂ ﹁先の大型艦から核ミサイルが発射されました その時、アラームが鳴りフェンリルが報告する。 ! ﹁私の力ならあれを止められますわ♪﹂ !? !? ? ! ! 542 そしてペルシウスの色が元に戻りペガシオーネスと共にΝーアキュラに帰還しミス 皆 ! ﹂ ルギ皇国へと向かった。 ﹁待ってろ 後編 543 ! Necessary 前編 皇女殿下さんよ﹂ ﹂ シンが大気圏突入している間、ミスルギ皇国でアンジュはサリア達に追撃させれてい た。 ﹂﹂ ﹁何処に行くんだ ﹂ ! ﹁﹁ 戻んな ! アンジュリーゼ様﹂ ? ! ﹂ ﹂﹂ !! !? 乗って ﹂ ﹁モモカ ﹁はい ! ﹁﹁ヴィルキス ジュの前に現れた レイジアがビームライフルを向けるとアリエル・モードのヴィルキスが転移してアン ! ﹂ ﹁えぇ ! しゃあない ﹁ちっ ! ﹁走れますか ﹁エンブリヲが探しているぞ !!?? ? 544 ﹁クリス ﹂ ﹁分かってる ﹂ ﹂ 逃がさないよ.....アンジュ﹂ ﹁アンジュリーゼ様 ﹁くっ 號が現れた。 サラ子なの ﹂ ﹁借りを返しに来ましたわ ﹁サラ子 アンジュ ﹂ ﹁アンジュリーゼ様...お知り合いなのですか ! ﹁うっ.....﹂ ﹁お風呂にでも入っていらっしゃったら ﹂ ? サラマンディーネ様 ﹂﹂ ﹁お二人とも.....用意はよろしくて ! ﹂ アンジュはヴィルキスを動かし逃げた。 ﹁じゃあ、お言葉に甘えて ! ﹂ .....ここは私たちが引き受けますので﹂ ﹁しばらく見ない間に随分と淫らしくなって、それに風下だと何だか臭いますわ﹂ ? !? ! その時、上空から巨体なワームホールが出現し、その中から、焔龍號、蒼龍號、碧龍 ! !! ! ! !? ! ? ナーガとカナメは返事しサラマンディーネと共に行く ﹁﹁はい 前編 545 ﹁通して頂きます アウラの元に ! 何か変だ ﹂ !! ......もう戦闘が始まってる !? ﹂ そしてヒルダ達はミスルギ皇国での戦闘に驚きを隠せなかった。 ﹁ヒルダ ﹂ !? ! ﹁はっ ﹂ アンジュあっちにいる ﹂ ﹁あっちにいる !? どうなってんだよ ﹂ !? ﹂ ! 作戦変更だ ﹂ ﹂ これより追跡する ヒルダは急いでタスクに通信回線を開き命令する ﹁クソッ ﹂ ﹁タスク ﹁え ! ﹁アンジュはもう皇宮にはいないらしい ! ﹂ そしてアンジュとモモカは逃げており、モモカがアンジュに報告する。 タスクもヘラクレスの動かしアンジュの所に向かう。 ! !? ﹁分かった !! ! ! ヴィヴィアンはレイザーを左翼に旋回させアンジュの方に行く ! ﹁ヒルダ するとヴィヴィアンがアンジュのにおいを見つけヒルダに言う ﹁はっ ! ! 546 ﹁モモカ ﹂ ﹂ !? ﹂ ﹂ 追っ手は ﹁今のところは ! ﹁アンジュいた∼ ﹁え ! ! ﹁すげー ﹂ アンジュ 本当にいた ﹁助けに来たぞ ﹂ ﹂ ! ! ﹂ ﹂ !! ﹁﹁﹁ ﹂﹂﹂ ﹂ ﹂﹂﹂ ! ﹁﹁﹁アンジュ 機能が停止し、そのまま川へ落下した。 ルドを展開させテオドーラのビームを防御するがあまりの火力のせいでヴィルキスの その時、アンジュの指輪がひかりヴィルキスがミカエル・モードになり、ビームフィー ﹁え ﹁アンジュ その時、クリスのテオドーラのビームライフルがヴィルキス目掛けて狙撃してきた。 ﹁皆 ! ! 突然の声にアンジュは前を向くとヒルダ達が見えた。 ? ! !? !!!? !!! ﹁ヒルダァァァ 前編 547 冗談もよしてくれよ 殺れ クリス シャノン ! ﹂ カミラ ! ナンシー ! ﹂ 上 空 か ら ヘ カ ト ン ケ イ ム が ビ ー ム ク ロ ー を 出 し ヒ ル ダ に 襲 い 掛 か っ た が ヒ ル ダ は わざわざ皇女殿下を救出と俺に告白しに来たのか ? アーキバスを動かし回避し、アサルトライフルを向ける ﹁ヒルダ ﹂ ﹂﹂﹂﹂﹂ ! エル ! ﹁うわぁ∼ ﹂ ﹁まっ待てクリス お前はそいつらに騙されてるんだよ ﹂ ﹂ ! サルトブレードを抜刀し戦う ....しょうがない、なら殺して、死体を回収する ﹂ 光学と実弾がぶつかり合い、ケビンは質問する。 ﹁断る ? ﹁そんなにあのヴェクタ人の男が好きなのか !? ﹂ ヘカトンケイムはビームクローを構え、ヒルダはアサルトライフルを乱射しながらア !! ! ﹁あんたのプロポーズは....絶対に断る ! ! イル 百妖が小太刀を振り回してきた。ヒルダ達はそれを回避し戦闘体制になる クリスはテオドーラのビームライフルでヒルダ達を迎撃しカミラの乗るパンドラメ ! ﹁アンジュは私が貰って行く....それとケビン.....あんただけは絶対に許さない マ ﹁ハハハッ ! ﹁﹁﹁﹁﹁イエス、コマンダー ! ! !! ! 548 護っ シンは幼い頃から、私の友達であり 私がノーマであっても ﹂ ! ヘカトンケイムはビームバスターでヒルダを追い撃ちをかけヒルダは答える。 ﹁......ああ、そうだ ! そして私と妹のココと母親のアリアさんと皆の事も考え そんなシンが私は好きなんだよ 誰にも言わなかった てくれた !! ! ! ! シンやギムデンさんを殺した お前が許せねぇ ﹂ !! はビームクローと四本のアームで防御した。 ﹁そう言うお前は ! ﹂ ヴィルキスが落とされた あの忌まわしき こっちは手が離せねぇ ﹂ アンジュを頼む ﹂ 我が故郷ヘルガーンを滅ぼしたヴェクタ人が あの世に送って会わせて殺るぞ ! するとケビンはヒルダの言葉にぶちギレてしまい、怒り狂っていた。 なに好きだと言うなら !!! ! ! そしてヒルダはタスクに通信を開く。 ﹁タスク ! タスクはヘラクレスの出力を最大にして、アンジュの所に行く。 ﹁分かった ! イムの装甲から血肉の触手が生えヘカトンケイムとケビンを呑み込んだ。 そん するとケビンは下にあるレバーを引くとグリモアのクラーケン見たいにヘカトンケ ! ! ! ヒルダはヘカトンケイムを蹴りあげるとテオドーラがヘカトンケイムを支えた。 ! ヒルダはヘカトンケイムに近づきアサルトブレードを降り下げたがヘカトンケイム ! ! ﹁うぜぇんだよ 前編 549 ﹁ひぃ∼ ﹂ ﹂ さぁ俺の糧となれ ﹂ !! ような姿になり目玉をクルリと回しヒルダを見た。 アームを回避した。 ﹂ ﹁もうこいつは.....人間を辞めて.....バケモノになっちまったか ﹂ ﹂ !? ﹂ 何で私達が殺し合わなければ行けないんだよ そしてロザリーはテオドーラと死闘を繰り広げていた。 ﹁何で ﹂ ﹂ 助けに行きたくても行けなかったんだ でしょ ! ﹁人の事を見殺しにしておいて...... ﹁あの時は ﹁助ける価値もないから... ! ! ! ? !? ﹂ ! ﹁ハハハハハハ !!!!!! ﹁ヒルダァァァァァァァァ !!!!!!! 四本のボーンスピアアームが伸び、ヒルダやヴィヴィアンを襲い二人はボーンスピア アーハハハハハハハハハハハハ !!!!!! 部からヤツメウナギのような口と獣の眼が出てきた。そしてケビンは皮膚が溶け、骨の 装甲は外れ肉が飛び出し四本のアームと背部のウィングは鋭く尖った骨に変わり、頭 その姿にヒルダ達は恐怖を感じた。 ﹁キモい !!! ! ﹁ハハハハハハハハハ !!! 550 ﹂ ﹁あんた達はいつもそう.....何にも変わっていない.....﹂ ﹂ ﹁ねぇ、これ....覚えてる ﹁ ? ! はヒルダとロザリーを憎んだ ﹂ ﹁あの髪形....気に入ってたのに..... ﹁それが今さら....何だって ﹂ ? の気持ちを分からない女と.....何も考えてないバカ ! .....でも....エンブリヲ君 ! 輪を見せ叫ぶ スにラグナメイルを起動させる指輪を渡したとそしてクリスはヒルダとロザリーに指 先のアルゼナルでクリスは死んでいたがエンブリヲが来てクリスを生き返らせ、クリ は違うよ....﹂ 人 彼女は今まで何もかも我慢していたらしくずっとヒルダとロザリーを憎んでいた。 ﹁それだけじゃない ! ﹂ ルダの髪型とクリスの髪型が被っていたらしくクリスの髪型が変わりそこからクリス 七年前のフェスタでヒルダ、ロザリー、クリスでプレゼントを交換していたらしく、ヒ ﹁7年前のフェスタでさ......﹂ ? ﹁友達だと....思っていたのに....フッ、なーんて....分かるわけないか..... 前編 551 ﹁これが....永遠の....友情の証 ﹂ 友達なんかじゃなかったんだ ﹂ !!! !! ﹂ !!! いた ﹂ ﹂ するとマリカが言う ﹁頼むクリス ﹁ロザリー御姉様 ﹂ ﹂ マリカ ﹁私たちも行こ ﹁命令は待機だよ ﹁ちょっと !! マリカ ﹁どうしよう ﹂ !? マリカが ! ﹂ ミランダが止めるが遅かった。そしてココが慌てる ﹁ちょっと ! マリカはグレイブを動かしロザリーを助けに向かった。 ! ! ! ! ! ﹁でも、御姉様が危ない ﹂ 私の話を聞いてくれ その頃、別の場所で待機していたココ達はヒルダ達の通信回線を開き盗み聞きをして クリスはテオドーラを起動させ、戦闘を再開した。 ﹁あんた達は ! ! ! 552 ﹂ ﹄ ﹁落ち着いてココ ﹁でも∼ ....誰 ﹃ココ...... ﹂ ﹂ ! ﹂ !? ﹁まただ ﹄ !! この声......まさか....... ﹃ココ.... ﹁今....誰かが私の名前を.....﹂ ﹁ちょっと、ココどうしたの 突然、ココの頭の中から謎の声が響く ﹁え !? ! ! ! ラに乗せるんだ ﹂ ﹄ ﹂ ﹁........お兄ちゃん ﹁え ﹁お兄ちゃんだ ﹂ ﹂ ココはグレイブを動かし、マリカの後を追った !? ! !! ﹂ ﹃今、お兄ちゃんがマリカを助けに行くから......お前とミランダと後輩をΝーアキュ !! !? !? !! ミランダもグレイブを動かし、マリカとココを追った直後ココの後方からΝーアキュ ﹁ちょっとココ 前編 553 ラが飛来し、それを見ていたココとミランダと新兵は驚く ﹂ ミランダ ﹂﹂ ﹂ ﹂ するとハッチの中からその中から長い髪型をしたシンが現れた。 ﹁ココ ﹁お兄ちゃん ﹂ ! お前たちも ﹁シンお兄さん ﹁乗れ はい ! ! !! ﹁やれやれ、強情な花嫁だな....また、お仕置きが必要かな ﹂ アンジュは絶体絶命の時、上空からヘラクレスに乗っているタスクがヘビーマシンガ ? り、屋上に逃げ込むとそこにエンブリヲがいた その頃、アンジュとモモカはエンブリヲに操られているミスルギ市民から逃げてお スに乗り込み、ペガシオーネスに乗り走らせた。 ココとミランダとメアリー、ノンナはΝーアキュラに乗せると今度はシンがペルシウ ﹁﹁あ !? ! ! ! 554 ﹂ 君たちはヘラクレスに乗って逃げろ ンを撃ちエンブリヲに直撃し倒れる ﹂ ﹂ ﹁アンジュ ﹁タスク ﹂ ﹁遅くなってごめん ﹁あなたは ﹁あいつに用がある..... 行くわよ ﹂ ﹂ ﹂ ﹂ ! タスク 最後の古の民....ムーア人にして アンジュの騎士だ ! ﹂ !! ﹂ !! ろに回り込んだ。 ﹁そうか....貴様が ﹂ タスクがエンブリヲに突っ込むと閃光玉を投げ付けエンブリヲが怯んでいる隙に後 ! ﹁ヴィルキスの騎士イシュトバーンとメイルライダー.. ..ムーアの末裔バネッサの子 ﹁私たちを引き離すなどと.....覚悟は出来ているな....ウジ虫が アンジュとモモカはヘラクレスを動かし逃げ、タスクはフォトンソードを出す ﹁はい ﹁モモカ ﹁急げ タスクが生き返ったエンブリヲを睨む ! ! !? ! ! ! !! ! ! !! 前編 555 エンブリヲが回復するとタスクがフォトンソードを突き刺した。しかし、エンブリヲ は別の所にいた。 タスクは手裏剣を投げ付けエンブリヲがサーベルで防御したとき、タスクがアンカー ﹂ ﹂ グッ 保護を頼む ﹂ アンジュを見つけた 今すぐ回収するのは無理 ﹂ ﹂ ピストルを取りだし、エンブリヲの手に突き刺し逃がさないようにしていた。 ﹂ クリスと骨骨強ぇ∼ そしてヒルダ達はケビン達と苦戦していた ﹁くっ ﹁クソッ ﹁ヒルダ ﹁ヴィルキスは ﹁水没している ﹂ ! ! アンジュと合流し、アウローラに帰還する !! ! するとタスクの通信が途切れてしまう ! 撤退 ! ﹁タスク ﹁総員 ! ! !? ! ! ! ! !! 556 ﹁﹁了解 ﹂﹂ ﹂ ﹂ ﹂ 何しに来たんだ ﹁御姉様の援護を ﹁マリカ !!! 消え去れ ﹂ ﹂ ﹂ !!! した ﹂ ﹁ウジ虫がぁぁ ﹁ ﹁マリカァァァァァァ !! ヒルダ達はマリカを止めるように手を刺し伸ばしたときケビンがビームクローを出 ! !? ﹁御姉様ーーー ケビンが追撃しロザリーにロックオンするとマリカが援護射撃してきた。 ﹁逃がさねぇぇぞ !!!! ヒルダ達は飛翔形態になり戦線を離脱したがクリスとケビンが追撃してくる。 ! !? 邪魔をするなぁぁぁぁぁぁ ﹂ !! 出てきてヘカトンケイムの胴体に直撃し、ヘカトンケイムは吹き飛ばされた。 ヘカトンケイムがビームクローで光の球体に襲いかかろうとした瞬間、球体から拳が !!? ら光の球体が急速に飛来しマリカを護るように前に出てビームクローを弾いた。 ヘカトンケイムのビームクローがマリカのグレイブに直撃する直前、ヒルダの後方か !! !? ﹁何だぁぁ 前編 557 ﹁グアアアアアァァァァ ﹂﹂﹂ ﹂ !!!!!!!! ライズが現れた。 ﹂ あのパラメイルは ﹂ ちょ∼∼ すげぇかっこいいーーー 何だあ !!! ﹁何だ ﹂ ! ﹁何だ れぇぇぇぇ !!!!? ﹁う お お お お お お お お お ー ー ー ー !!!? 皆が驚いていると球体が割れ、中からペガシオーネスに乗ったペルシウス・オーバー ﹁﹁﹁ !!!!!! ﹁何だぁ 貴様ぁ ﹂ !? ﹂ !!!!!!!! ﹂ !! ﹁ここがお前の......ケビンの命日にしてやるよ ﹂ ヒルダ達は死んだはずのシンを見て驚きを隠せなかった。 ﹁まさか..... ﹁等々、人間を辞めたのか.......ケビン.....愚かすぎるよ......﹂ ﹁ するとその人物がヘルメットを外すと長い髪をしたシンだった。 ! た人物が出てきた。 するとペルシウスのコックピットハッチが開き中から見たことのないアーマーを来 !!! !? !? 558 ! シンはヘルメットを装着し、コックピットに入るとペルシウスはペガシオーネスから おりマリカのグレイブをペガシオーネスに乗せ遠くへ離れた。 ﹂ ヘカトンケイムがビームクローでペルシウスに襲ったがオーグメンドモードを使い ﹁ほざけぇぇぇぇぇぇぇぇ !! ヴェクタ人がぁぁぁぁ ﹂ ヘカトンケイムの後ろに回り込み、膝蹴りをした。 ﹁舐めやがってぇぇぇぇ !!! !! ﹂ ケビンは怒りペルシウスを破壊したビーム砲﹃グロールバスター﹄を放とうとした 逃げろ ! そしてケビンはグロールバスターを放つとペルシウスがグロールバスターを手で受 スモードへチェンジするとウィングから炎の翼を展開した。 ヘリオスが言うとシンの瞳の色が赤に変わるとペルシウスの色が赤に変わりヘリオ ﹁シンよ、我に任せるのだ﹂ ﹁確かに....あのビームは受けたくないなぁ....﹂ ヒルダはシンに注意した ﹁まずい ! ﹂ け止めるとグロールバスターが蒸発した。 !! ペルシウスの拳から炎が出てハイパーオーグメンドモードを発動させ超神速で近づ ﹁温い 前編 559 誰だぁ 何で死なないんだ ﹂ ﹂ ﹂ ﹂ !!!!!? き燃え上がった拳でヘカトンケイムのグロールバスターを破壊した。 ﹁そんなバカなぁ ﹁我を甘く見るな !! !!!? 突然の声に皆は驚く ﹁だっ ! !? ﹂ 姿を現した。 ﹁お前はぁ ﹂ !!! !? 百魂を攻撃した。 ﹁グァァァァァァァァァァ ﹂ ! ﹂ ﹂ 太陽神だ ﹂ !! .....こんな奴に !!! 我が名はヘリオス !!! ﹁この俺が ﹁その耳で聞け !!! ! ヴィヴィアンが興奮しているとヘカトンケイムが持ち直す ﹁すげぇ !!!!!!!!! ヘリオスは怒りながら、灼熱の炎でヘカトンケイムと助けに入った百妖、百鬼、百霊、 この愚か者が するとペルシウスの後ろから太陽の陣が浮かびその陣からヘリオスが紅炎を出して ﹁ここだ.... !!? ﹁無礼にも程があるぞ ! 560 ﹂ 今の俺の体は....ヘリオス様とセレーネ様が融合している。つまり ヘリオスはシンの体の中に戻り、シンは戦いながら説明した。 ﹁さらに 体とヘリオス様とセレーネ様と....一心同体になっている 俺の ! ﹁ぐぇっ ﹂ ﹂ お前見たいなヴェクタ人に 報いを受けろ ﹂ !!!! 怒り狂ったケビンはヘカトンケイムの高出力ビームバスターでペルシウスを撃とう !! ﹁親父の !!!! そしてペルシウスは拳を炎のように燃え上がらせヘカトンケイムの頭部に炸裂した。 した百魂のビットが破壊されダークビットレーザーが百魂の四本のアームを破壊する。 グに装着されているライトソードビットとダークビットレーザーをフル展開させ迎撃 がのビットになりペルシウスに向かっていくとペルシウスはペガシオーネスのウィン ヴァテインをソードモードに切り換え防御し百妖を蹴り飛ばす。そして百魂はお手玉 し た。カ ミ ラ の 百 妖 が 二 刀 流 の 小 太 刀 を 振 り 回 す と ペ ル シ ウ ス は カ リ バ ー ン と レ ー ビットを展開させ無数に来る種子島のビームを弾き返すと無数のビームが百鬼に直撃 シウスに向け、発砲してきたがペルシウスはゾディアック・ミラージュとリフレクター を破壊し百魂に大ダメージを与えるとエルマの百鬼が種子島を無数に展開するとペル ペルシウスのカリバーンとレーヴァテインのマグナムがシャノンが乗る百霊の扇子 ! ! !! !!! ﹁ふざえるなぁ 前編 561 とした。 ﹁セイントコロナ ﹂ ヘカトンケイムが停止した ビームバスターが停止した。 !? ﹂ ....太陽焔︵たいようえん︶ 安らかに眠れ 頭部を掴み、叫ぶ ﹁はぁ∼∼∼∼ ! ﹂ !! プロミネンス フィンガーーーーーーー !! ﹂ !!!!!!! この俺が負けるはずがない 負けるはずがぁぁぁぁぁぁ !!! ﹂ !!!!!! いった。 ﹁何故だ !!!? ムクローを出していた指と四本のボーンスピアアームが爆発し、装甲が徐々に溶けて 叫んだ指から紅炎と爆炎の波動がヘカトンケイムを襲い段々と装甲が紅くなりビー !! するとペルシウスの手が太陽のような真っ赤になり、ヘカトンケイムに向かっていき ﹁あばよ ! ケビンがパニック状態になるとシンは拳に力を溜め ﹁何だ !!!?? 陽 の 盾 に な る と 盾 か ら 強 力 な 日 光 を 出 し た。す る と ヘ カ ト ン ケ イ ム の 発 光 部 が 消 え ペルシウスが装備していたゾディアック・ミラージュの色が赤と橙と黄色に変わり太 !!!! シンの体にヘリオスに憑依するとヘリオスは叫んだ。 ﹁リーパーの力に蝕まれているか....仕方ない....今楽にしてやる.....﹂ 562 50万℃の熱がヘカトンケイムとケビンを襲いそしてケビンはあまりの高熱で体ご と破裂し、ヘカトンケイムは溶けた。 するとペルシウスはディメンジョン・ヴァルキュリアをライフルモードに変形させ、 溶けたヘカトンケイムを撃ち抜きヘカトンケイムは爆発した。 それを見ていたクリスはケビンが倒され相手の人数を確認すると撤退した。撤退す るクリスをロザリーは追うがヴィヴィアンに止められ悔しがる。 すると古代月光の女神セレーネも その光景をミスルギ皇宮の窓から見ていたアルベルトが驚いていた。 ﹂ 古代太陽神ヘリオス...... .....厄介な敵を連れてきたな......シン ﹁まさか‼あの光は ケビンを倒したシンはヒルダに通信を開く ﹁久しぶりだなぁヒルダ......﹂ !! そしてヒルダは泣き出しシンに言う ﹁ごめん.....﹂ モニターの画面に映っているヒルダの目には大粒の涙が溢れていた。 ﹁..........﹂ !! !! アルベルトはその場から消えた。 ! ﹁後で....ココとアリアさんと皆に謝るんだぞ.....﹂ 前編 563 お前何で生きてるんだ ! 今ごろ ﹂ ﹂ !? ﹁.....分かったよ﹂ シン ! ロザリーがシンに質問する。 ﹁つうか ﹁え ! ﹁お サラサラさん ﹂ ! ﹁アルベルトの正体が邪神 ﹂ ﹂ ! 空に赤黒い巨星が現れてアルベルトの体から悪魔が出てきたんだ﹂ 早いとこ皆にこの事を知らせないと !! !! 全銀河に生きる生命が滅びる ! ﹁もしそれが真であるなら... ﹁間違いなく ﹂ 無数のリーパーが生まれて人々や連盟帝国兵や仲間を襲っていたんだ.....最後に、上 の中に埋まり、破壊したアケノミハシラから肉のような大樹木が生えて育ちその実から ﹁あの時、ゾディアック・ミラージュに触れた瞬間....未来が見えたんだ....人々が石 !!!? その後、シンはヒルダやサラマンディーネ達にあの時の事と真実を話した。 ﹁お前が向こうの姫さんか.....リュウガから聞いたぞ....﹂ ﹁サラマンディーネです。ヴィヴィアン﹂ ! 號とその上にボロボロのリザーディアがおりこちらにやって来た。 すると向こうからサラマンディーネが乗る焔龍號とナーガの蒼龍號とカナメの碧龍 !? 564 ﹁でも、どうやって ﹂ ﹁何だこれ ﹂ ﹂ ﹂ パラメイルなら数分で着くが.....﹂ ﹁俺のスペースシップだ ﹂ ﹂ ﹁かっちょいい テロリストの残党風情が !! その頃、タスクはエンブリヲと戦っていた 旧世界の猿が ﹂ ﹂ 俺はタスクを助ける これで先に母さんの所に向かってくれ すると向こうからΝーアキュラが飛んできた。 ﹁フェンリル ﹁ ﹁心配するな.....念の為にこれを持ってきた !? 皆はこれに乗ってアウローラへ向かえ ﹁お兄ちゃん !! ! !? 取る。 ﹂ フォトンソードとサーベルの刃がぶつかり交え、タスクは後方に下がって戦闘距離を !? ! ! ! !! シンはペルシウスを動かしタスクのいる方へ向かった。 ﹁良し ! ! !! ! !? ﹁アンジュの騎士だと 前編 565 ﹁無駄じゃないさ ﹂ ハイゼルベルグの悪魔 足止めが出来るならな..... 不確定世界の住人 ! ﹂ .....少しでもお前の ! ﹁ほぉ......猿も少しは賢くなったと言うことか.....だが、所詮は猿 するとエンブリヲが分かったかのようにサーベルを離した。 !! ! ﹂ !! ﹁モモカ 海よ ﹂ ! ﹂ !? アンジュはエンブリヲを見て驚く そしてその方向に海が見える屋敷のテラスにエンブリヲがお茶を飲んで待っており、 ﹁モモカ....... するとモモカが急にヘラクレスを降下させたさせる。 ! その頃、アンジュはヘラクレスを加速させ、港が見える場所を飛んでいた。 タスクは驚き、急いでアンジュの所に向かう。 ﹁しまった するとエンブリヲはマグナムを持ち自分の頭を撃ち抜き、その場から消えた。 ! 566 ﹁アンジュ......怒った顔もまた、美しい......なぜ、そこまで私を拒絶する ﹂ そしてエンブリヲはアンジュの後ろに回り込みアンジュを捕まえる。 ﹂ ﹁アンジュを離せ ﹁フッ ﹂ するとアルベルトが現れエンブリヲに問う 好きにしたまえ.....﹂ ﹁エンブリヲ....ここは私に任せてくれないか ﹁アルベルト ﹂ その時、テラスの下からアンカーピストルを使って登ってきたタスクが現れた ﹁あの猿か..... ? ﹂ ? 無様だな ﹂ を振り回してきた ﹁モモカ ﹁ハハハッ 皇女の筆頭侍女に殺されかけるなんて....﹂ ! ﹁やめて...... 止めなさい モモカ ! ﹂ モモカが素早い突きでタスクを苦しめケルベロスの片方のアイが潰された ! ! !? ﹁肉体の限界まで身体能力を高めた....愚かな男の末路を見ているがよい ﹂ アルベルトがモモカにヂェスチャーするとモモカがタスクに向かっていきサーベル ﹁ムーアの末裔....ヴェクタの双子の片割れめ....﹂ ? ? ! !! ! ! 前編 567 ﹁無駄だよ ﹂ 創造者の命令には抗えない モモカは......私の筆頭侍女よ す......﹂ ﹁ ﹁逃げてください 姫様 ﹂ ! !! ﹂ ? ﹂ 向かっていきそして..... ﹁モモカ マナの光よ ! ﹂ ﹂ 目を覚ましなさい モモカァァ ﹂ エンブリヲごとぶつけモモカと共に崖へ落ちるとモモカは笑い、そして大爆発を起こし サーベルがエンブリヲの腹を貫き、さらにマナの光でそこに停車していた車を動かし 光よ ﹁えーい ﹂ ! ﹁何 ! !? !!!! エンブリヲがマグナムを撃つとモモカの胸に直撃したがモモカは最後まで諦めずに ﹁ほぉ モモカがサーベルをエンブリヲに突き付け向かっていった。 ! ﹁........ア ン ジ ュ リ ー ゼ....様.....タ ス ク さ ん.....姫 様 を お 願 い し ま !! しかしアンジュは諦めなかった。 ﹁違う ! ! ! ! するとモモカは子供の頃、今までの事を思いだし目を覚ます。 ! 568 た モモカァァァァァァ ﹂ !!!!! それを見ていたアンジュが叫ぶ モモカが タスクお願い モモカを !! ﹂ 傷付いたタスクはアンジュを抱き抱えヘラクレスと向かった。 ﹁モモカ........ !? !! !! ﹁エンブリヲ アルベルト よくもモモカを ﹂ ﹂ ヘラクレスに手錠を掛けオートコントロールに設定しロックを掛けた アンジュがエンブリヲとアルベルトに殴りかかろうとした直前、タスクがアンジュと ﹁よくも ! ! ! ﹁哀れな侍女が.....﹂ ﹁いやいや、驚きだよ....ホムンクルス達の中に、私を拒絶する者がいたとは.....﹂ タスクがヘラクレスに乗せた瞬間、エンブリヲの銃弾がタスクの背中に貫く ﹁待って ! ! ダメよ、タスク ﹂ ﹁君は....生きるんだ.....必ず帰るんだ....君の所に♪﹂ ! ! が言う ジュの手にペンダントを預けた。そしてヘラクレスが動きだしタスクを見てアンジュ アンジュが必死に止めようとした瞬間、タスクがアンジュにキスをし、そしてアン ﹁ダメ 前編 569 ﹁タスク タスク ﹂ ﹂ !!! ﹂ ﹂ ﹁嫌....嘘....嘘 よ ね わぁぁぁぁぁぁぁーーー モモカ ﹂ !!!!!!? ﹂ タスク 私 を.....一 人 に し な い で........ ! 大爆発を起こしヘラクレスで逃げていたアンジュがその光景を見る ﹁こいつ ﹁何だと タスクはアーマーを着脱すると体回りに時限爆弾を身に付けておりそして...... ﹁しつこい男は.....嫌われるよ エンブリヲは怒り、持っていたマグナムでタスクの左胸のアーマーに直撃した。 ﹁外道が !! !? !!! !?! ﹂ タスクゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーー 限まで上げて大爆発をした場所へと向かい彼の名を呼ぶ ﹁タスク ﹂ ? ﹁フッ、良いだろう﹂ ﹁久しぶりの弟を相手するから二人でいたいんだ....﹂ ﹁何故だ ﹁エンブリヲ....先に戻ってくれないか !!!? ? ﹂ !!!!!! う アンジュが悲鳴を上げている途中その爆発はシンも見ており、ペルシウスの出力を極 !! !!! ! 570 !! ﹂ アルベルト !! シンは拳を強く握るとムーアのマークが浮かび上がった 絶対に許さないぞ .....嫌 邪神皇ドゥー ! ﹁ ﹂ ﹁きぃさぁまぁぁぁぁぁぁ ム !!!!!! シンは怒声を上げビームセイバーを出した ! 郎は皇女様をエンブリヲから守るために....時限爆弾で犠牲になった....まっ、無駄 ﹁あの筆頭侍女はエンブリヲを刺し、マナの光を使い車ごと崖の下に、ムーアの男と犬野 シンは怒りながらアルベルト︵ドゥーム︶に言う ﹂ ﹂ エンブリヲが消えるとシンが着地した瞬間、アルベルトがシンを笑いながら言う ﹂ ﹁まさか生きていたとは.... ﹂ ﹁タスクは ﹁ん !!!? ﹁タスクはどうしたんだ !!!!? ? 死にだったけど......﹂ !!!!!!!!!!! !! ﹂ ! するとシンの後ろからヘリオスとセレーネが現れた ス、セレーネ....... ﹁......ほぉ、よく我の正体に気づいたなぁ......それと.....久しぶりだなヘリオ 前編 571 ﹂ ﹁貴方は何も変わらないのですね.......ドゥーム﹂ ﹁フッ..........また我を封印するつもりだろ ﹂ ? ﹁そうだ.....﹂ ﹁フフフ....嫌だと言えば ﹂ 俺の 俺の !!!!! エンブリヲもだ 彼を返してどうする ﹁よくもタスクを ﹁ハハハ ﹁お前を殺す !! !! 俺の弟分を ﹂ ﹂ !!!!! アークライフル 返せぇぇぇぇぇぇ !!!!! マテリアライズ ﹂ !! !!?!!!!! ﹂ マテリアライズ !!! ドゥーム目掛けて連射した。 ﹁そう来るか ! ﹂ !! シンは驚く。 ドゥームはアメズヤクラでアークライフルのエネルギー弾を吸収し、それを見ていた ﹁邪心剣アメズヤクラ ドゥームの手から赤い粒子が集まり赤黒く禍々しい剣が現れた ﹁何 !!!!? ﹂ シンの手のひらから粒子が集まり、ペトルサイト粒子が入っている狙撃銃が出現し、 !!!! !!!!! シンがドゥームに向かっていくとドゥームは持っていた太刀を抜刀し防御する。 ﹁強制にだ !! ? !!! 572 ﹂ ハイパーモード ﹂ !! ﹂ !! ﹁マテリアライズが使えるだと !!? ﹁我は邪神でありお前の能力もコピー出来るのだよ PEDシステム発動 ! ﹁ほぉ、そう来るか.......マテリアライズ ATTACK︵エイタック︶ ﹂ ! ﹁嘘だろ ﹂ を乱射してきた。 ドゥームの上から赤い粒子が集まり、形を変え4機の無人攻撃機へとなりマシンガン ! ンの体にまとわりつき、ビームセイバーを構え走り出した。 シンが叫ぶとショルダーに装着されているフェイゾン貯蔵タンクから粒子が溢れシ ﹁くっ ! ﹂ !! もしかしてタスクか ﹂ !? ﹂ !? ﹁分かりません....片方の生命は安否ですが、もう一つの生命はかなり弱まっています !? ﹁さらに、微かですが下の方に二つの生命を感じました♪﹂ ﹁感心してる場合じゃありません ﹁何せ私と兄様が封印した邪神ですからねぇ♪﹂ するとセレーネが心の中でシンに問う。 ﹁マテリアライズであんなデカイ兵器も呼び出せんのかよ 乱射してきたマシンガンをシンは回避し、後方にある瓦礫の影に身を隠した。 !!? ﹁二つの生命 前編 573 何とかして下に行かないと .....ん ! どう切り抜けるのだ ﹂ ﹂ ﹁さぁどうするシン ﹂ ﹁マテリアライズ ﹁ ﹂ ﹂ !? .....そうだ ﹂ ! ﹂ !? ﹁今は生かしておくが.....次はこうは行かんぞ....... ドゥームはその場から消えた。 ﹂ ! たが着地した。それを見ていたドゥームは怒っていた。 てきたがドゥームは回避した。そしてエクソスケルトンに乗ったシンは崖のから落ち クは爆発し墜落していった。煙が晴れるとエクソスケルトンがこちらに向かって走っ シンはエクソスケルトンに乗りミニガンをエイタックに向けて乱射した。エイタッ ﹁ビークルだと 行型ビークルが出現した。 向こうから青い粒子が集まっていきミニガンとミサイルキャノンを装備した二足走 ﹁ ﹁エクソスケルトン ! ? ﹂ クソッ ! ! シンは何かを思い付き、ドゥームのエイタックを見る。 ﹁何だって !? ! !? !! !! 574 前編 575 そしてシンは急いでエクソスケルトンを走らせ、タスクの所に向かった。 中編 どこいったんだあいつは........ ﹂ 夕暮れの森の中を走るエクソスケルトンに乗っているシンはタスクを探していた。 タスクー ! ﹂ ﹂ ﹂ それよりもタスクさんが ってあんた、たしか........﹂ ﹂ ﹁止まって∼∼∼∼∼ ﹁ちょちょちょちょ ﹂ !!? ! ﹁痛たた∼何するんだ ﹂ タスクがいるのか ﹁モモカ・荻野目と申します !? はい ﹁タスク ﹁え ! ﹁案内してくれ ﹁はい !! !? !? ﹁タスクさん ﹂ ﹂ に傷があり最悪な事に左の腕と右の脚が爆発で無くなっていた モモカはタスクの所へ案内するとタスクが横たわっており体の半分が火傷と左の目 ! !! !!!!???? ! !!!!! するとエクソスケルトンの前からメイド服を少女が通せんぼし、叫んだ ﹁タスクー ! 576 ! ﹁タスク ﹂ ﹂ ﹁シ..ン....... ﹁ああ、そうだ 夢じゃねぇ ﹂ 本当に生きてるんだ !! ﹁はは.....夢でもみてる.....かな﹂ ﹁バカ ﹂ !! !! ? !! ﹂ 死ぬぞ フェンリル ﹂ ﹂ 救命処置として鎮痛 !! い....﹂ ﹂ それ以上動いたり、しゃべるな !!!! 急いで外科的治療を要請と輸血も提供しろ 剤とアドレナリン三ミリを投与の要請 ﹁タスク ﹂ !! シンは急いで提督に連絡をとった。そして数分後、ジャヴィックが転移してきてシン ! ﹁了解 ﹂ ﹁それと提督に連絡してくれ ﹁分かりました ﹂ ﹂ ﹁モモカ ﹁はい !! ﹁お前のマナの光でタスクの傷を少しだけでも治療してくれ ! !! ! !! !! ! ﹁で も....俺 は....不 死 身 で あ り.....ア ン ジ ュ の 騎 士 だ か....ら...こ の く ら ! !! !? ﹁分かりました 中編 577 ﹂ ﹂ これは酷い ﹂ はタスクを担ぎ転移魔方陣の上に立ちグリッターへと転移した。 ﹁シン ﹁モーディン ﹂ ﹁話はフェンリルから聞いてる ﹁直せますか 何ですか﹂ ﹁それがどうしたって ........まさか...... ﹂ !? ﹂ !? ﹁そうです......﹂ ﹁その治療薬と科学力が全部ヘルガストの物に....... ﹂ ﹁落とされましたが難を越えて惑星を脱出させましたですが.....﹂ いとシンは疑問に思い込んだ。 最強権力を持つトゥーリアンの母星がまさかの連盟帝国に落とさるなんてあり得な ﹁...............何だって シュとアサリィの故郷セッシアはヘルガスト連盟帝国に落とされたのです.......﹂ ﹁......実は......連合の本部がある将軍の故郷パラヴェンと.....私の故郷サーケ !? ﹁外科的治療ではパラヴェンで行われています....﹂ ﹁ただ ﹁ええ、ただ....﹂ !? ! ! !!? ! ! 578 !! ﹁嘘だろ..... ﹂ ﹁すみません.... ﹂ ﹂ .............. ﹂ ﹂ ﹂ こんな事になってしまい.... どうすれば シンが拳を壁に叩きつけた。 ﹂ ﹁そうだ....... ﹁え ﹁たしか ﹂ 俺が持ってきた親父の研究資料とその調合法があってその中に......ヴェ ﹂ ! ............あった クタ医薬とドラゴニウムを使った薬剤があるんだ これでもない ! ﹂ これじゃない ! ﹁何だって ﹂ ﹁え∼とっ ﹂ ! !? シンが取り出したの小さな箱であり開けると緑色にひかる液体が入っているカプセ !!!! ﹁クソッ !? !!! ? ﹁まだ.....治療法がある ! ! !! するとシンは何かを思い出す !! ﹁何ですと ! ? シンは急いで自分の部屋に生き父親の遺品を探した !? ! ! ﹁ !!! ﹁これだ 中編 579 ﹂ ﹂ ルが一個入っていた。 ﹁それは 何なんだよナノ何てって ﹁ナノライズだ ﹁シン ﹂ !? !!!!? ﹂ !? これは使いたくなかった.....﹂ ﹂ ﹁何なら何であのときに使わなかったんだ ﹂ ﹁1個だけだったんだ !!! 激しい苦痛が来るかもしれないがお前なら耐えれる ﹂ ! はタスクの方を見て言う。 今からこれを使う ! カプセルをセットすると液体がメディカルカプセルの液体に届けられた。するとタス シンはカプセルをメディカルカプセル装置のコンソールにナノライズが入っている ﹁タスク ! シンは急いでメディカルカプセルに入っているタスクの所に向かった。そしてシン ! ﹁ !!!! ﹁だけど、念の為に使わなかったのが正解だったよ ﹂ 素粒子が傷付いた体を再生し元の体へ戻す事が出来る言わばこれは緊急超再生薬.... を物資や武器に変える......それと同じくナノライズは生きてる対象者に打ち込むと ﹁ナノライズ.....俺が使用しているマテリアライズは大気中から素粒子を集め、それ ! ! 580 ﹂ クの様子が変わり中でもがき始めた。 目を覚ませ ﹂ ﹂ アンジュリーゼ様を助けられるのは私とあなただけです さもなきゃ、またあの世に送るぞ ! ﹁タスク ﹂ ﹂ ! アンジュリーゼ様があなたの帰りを待っています ﹁タスクさん起きて下さい ﹂﹂ 目を覚ましやがれ ﹁タスク ﹂ ﹁タスク ﹁﹁タスク殿 ﹂ ﹁タスクさん ﹁タスク ﹂ ﹁タスク ﹁バカタスク ﹂ !! ! ﹂ ﹁うわぁぁっ ﹁タスク !! 父さん、母さんがこっちへ来るなって顔を殴られた !!! ﹂ !!! ら出すとタスクは慌てていた。 赤と青の脈線が現れ、皮膚も元に戻り、傷も無くなったカプセルの液体を排出し、中か 皆が心配するとタスクの体が徐々に元に戻っていた左の腕と右の脚から筋肉と骨と ﹁タスクさん ! !! ! !! ! ! ! ! ! ! ! 中編 581 ﹁え うわぁぁぁぁ シンのお化けだ !!! ﹂ !! ﹂ ....... ﹂ ? ﹂ .....人を心配させやがって でも、俺は何で生きてるんだ ﹁たくっ....お前は ﹁え ! するとシンがタスクを抱く ﹁あだっ ! シンはタスクが言った言葉に切れて拳骨をした。 ﹁うるせぇ シンはタスクが言った言葉に切れて拳骨をした。 !? !? え ﹂ どういうこと ﹂ あ ﹂ 頼む ﹂ それよりアンジュの所に連れてってくれないか ﹁..........提督どうしよう.....﹂ ﹁良いだろう﹂ ﹂ !? を再生させたのです ﹁え ﹂ ! ! ﹁アンジュを慰めることが出来るのは俺だけなんだ ﹁え !!!??? ﹁良いのですか ﹂ ! ? !? ﹁戦力が増えれば戦いやすくなるタスク ! !? ! !? ﹁シンさんがギムデンが開発していたナノライズと言う薬でボロボロだったお前の肉体 !? !!! !! 582 ﹁はい ﹂ ﹂ ド・ムーンまで来る事だ良いか ﹂﹂ ﹂ では二人とも.....皇女殿下の所に向かうのだ ﹁イエス・サー ﹁良し ﹁﹁イエス・サー ? いった ? ﹂ ! そろそろ着くぞ﹂ ! 雨の降る中、シンとタスクが出会った孤島が見え、島の反対側に着陸した。 ﹁なるほど、お ﹁私の出番なのです ﹁たぶんアンジュを慰められるのは俺だけじゃダメかもしれないそこで......﹂ ﹁モモカも連れてきて良かったのか ﹂ Ν ー ア キ ュ ラ に 乗 っ た シ ン と タ ス ク と モ モ カ は ア ン ジ ュ が い る 孤 島 へ と 向 か っ て ! ! !! ﹂ ﹁タスクとモモカを降ろし皇女殿下を連れ戻した後、シンがΝーアキュラでダーク・サイ ! ! ﹁念の為、シャトルも島の反対側に着陸しとくから﹂ 中編 583 ﹁ああ、それじゃ行ってくる ﹂ ﹂ ! ! 私もアンジュリーゼ様の所にいって参ります ! ﹁ん .....誰の服だ ﹂ ? .................﹂ ......お 大きくなったなぁ ﹂ !! ていたヒルダだった やぁヒルダ ! ﹁..................﹂ ﹁や ! ﹂ ヒルダの強烈な蹴りが出て、シンは女性用のシャワールームまで飛ばされた。 ﹁何やってるんだ !!!!! シンはヒルダの胸に向かって言うとヒルダの顔がリンゴのような色になった。 ! シンは恐る恐る背後にいる人物を見るとそれはタオルを巻いた物凄く鬼の顔になっ ﹁ !!!! するとシャワー水の流れる音が止まりシャッターが開く音がした。 ? シンは驚き、かごの中にある赤いスカートとアルゼナルの制服を取り出した。 シンはシャワールームに行き、中に入ると、誰かが男性用のシャワーを浴びていた。 ﹁久しぶりの待ち時間だ......こんなときはシャワーでも浴びようかな......﹂ ンはその場で待つことにした。 Νーアキュラのハッチが開きタスクとモモカは急いでアンジュの所へ向かった。シ ﹁それでは 584 ﹂ に向かい、現状を確認した。 ﹂ ﹂ て言うか何でお前がここにいるんだ ﹂ ﹂ 司令官としての務めは 何で男性用のシャワールームに入ってるんだ ﹁何であんた風呂場を覗くんだよ ﹁それこっちの台詞だ ﹁え........今なんて ﹁だから、何で男性用のシャワールームで﹂ ﹁ええええええーーー ﹁騒 ぐ こ と な い だ ろ う ﹂ ﹁抜け出した﹂ ﹁ええええええーーー ﹂ !? !? ﹁それに.....私を一人にしないで ﹁はい........﹂ ﹂ シンはその場で伸び、しばらくして目を覚まし、急いでシャワーを浴び、ヒルダの所 ﹁グエッ !!!!!! 二人は背を向き合ったままベットの上に座っていた。するとヒルダがシンに言う ! !? !? ! !!!!!!! !!!? !? ﹁ん ﹂ ﹁それと......覚えてるか......あの事を.....﹂ 中編 585 ? ﹁あたしらが始めて会ったときの事を.........﹂ 12年前......エンデラント連合...とある親子がシュリーフォークト家に訪ねて きたシュリーフォークト家の主人に歓迎された時、その側に子供の頃のヒルダがいてい つも暗い表情をしていたシンは無理にヒルダ遊ばされていたが、段々とシンの表情が少 しずつ明るくなり、シンとヒルダは﹃仲良し二人組さん﹄と良く昔の友達に言われまく られた。 ﹁そうか .....﹂ ﹁そうよ﹂ ﹁ハハ.....でも......﹂ ? けたかもしれない.....﹂ ﹂ ﹁ヘルガストは今も騙されているのか ﹁ああ﹂ ﹁ドゥームの奴、許せねぇ ! ﹂ ﹁........ああ、ケビンは......きっとアルベルト兄さん......ドゥームの囁きに負 ? ? ﹁..........ケビンのことか ﹂ ﹁弱かったシンが今ではすごく強い奴に変わったよ﹂ ﹁思い出すなぁ.......あの頃の俺は.......﹂ 586 ﹂ ﹂ ﹁そ の 為 に も こ の 世 界 と.....こ の 宇 宙 と 他 の 宇 宙 に 住 む 命 を 守 ら な け れ ば ﹂ ﹁え ﹁皆を助けるために俺と協力してくれないか 私はアンジュとシンと一緒にいくよ、何処だってさ。﹂ ! ヒルダ ! ﹂﹂﹂ ﹁聞こえるか こちらウィル ﹂ ! 突然、ラグナメイルのライダー ウィルがアウローラの所に近づき通信で言う。 !? ! ラの上空を警戒をしていたとき その頃、アウローラでは大変な人物が来た。それはパメラ達がコンソールでアウロー 入っていった。 し、ヒルダはそれを受け止め、二人の熱く、熱く......永遠に燃え上がる愛の時間へと そしてシンとヒルダは互いの顔を近づけキスをした。するとシンはヒルダを押し倒 ﹁当たり前じゃない !? !? ! ﹁﹁﹁え 中編 587 投降する ! ﹂ ! 突然の言葉にパメラ達は驚きを隠せなかった。 ﹁こちらウィル 588 後編 その頃、アンジュはワイシャツに着替えてベットに寝ていたが、突然、苦しい表情で ゆらゆらしながら起き上がる ﹁み.....水....﹂ そしてアンジュは脱水症状のせいか倒れた。すると上から一冊の日記が落ちてきた。 アンジュはその日記に書かれている文を読んだ。 ﹁モ ー ガ ン さ ん が 死 ん だ......僕 は 一 人 に な っ た.....無 理 だ よ.....エ ン ブ リ ヲ に 戦いを挑むなんて....世界を壊すなんて......何をしても一人....孤独でおかしく なりそうだ.....人は...一人では生きていけない.....﹂ 次のページをめくるとその文も読んだ。 してくれると.....﹂ 入っていて僕もシンと一緒に戦い、ザイツェフを倒した。そしてシンと共にここで強く フって名乗っていた男が現れ、その時、シンが持ってきたコンテナから父さんの形見が ペルシウスって言う機体に乗ってエンブリヲから逃げてきた......その時、ザイツェ ﹁今日、父さんと母さんの事を思って、夕陽を眺めているとシンて言う僕ぐらいの少年が 後編 589 ﹁○○月△△日 10年後、シンは大切な人を護りにアルゼナルへ向かった。ありがと ﹂ う。シン......ようやく目が覚めた......いつか、シンみたいに俺にも護りたい人が 現れたら、絶対に護りきる ! ﹂ ! て.....タ ス ク.... で......﹂ 出 て き て.... モ モ カ... ! タ ス ク... ! 私を一人にしない ! 全装置を解除した。 ふと、ダイアモンド・ローズ騎士団の制服にあるハンドガンを見ると弾薬を確認し、安 ! ﹁ずっと....ずっと守ってくれてたんだ......なのに.....なのに私は.....側にい を言う。 アンジュはずっとタスクに守られてきた事に気付き泣きながらモモカとタスクの事 ﹃﹁彼女を守る.....それが俺の......俺だけの使命﹂﹄ ﹁外界から射し込んだ光....父さん、母さん、シン.....やっと見つけたよ.....﹂ ﹁ だ﹂ り、凶暴で人の話をまるで聞かない子だけど......アンジュは....曙光︵しょこう︶ ﹁今日、島に女の子が流れ着いた.....ヴィルキスと共に、名前はアンジュ.....かな ﹁タスク......﹂ 590 ﹁モモカ....タスク....今、そっちに行くね......﹂ アンジュは恐る恐る、顎に銃を突き付け、引き金を引こうとした瞬間、今までの事と ﹄ タスクの言葉を思い出す。 ﹃君は生きろ ﹁綺麗....﹂ ﹃君の方が.....綺麗だ﹄ ﹁バカッ....どうして私なんかを... !? 貴方を使命のために...全てを失って.....それで望んだ ﹃俺は....アンジュの騎士だからね﹄ ﹂ ﹁それで良かったの..... のは....どんな世界 ? の所に.....﹄ ﹃穏やかな日々が来ればいい、ただ、そう思っているだけさ......必ず帰るから....君 ? ﹂ ﹁無様ね......一人じゃ.....死ぬことも出来ないなんて.....﹂ 雨が止み、アンジュはコンテナトレーラーの上で夕陽を眺めていた。 アンジュは力が抜け、その場で泣き崩れた。 ! ﹁好きよ.....あなたのが﹂ ﹁あなたが居なくなったら...何の意味がないじゃない.....﹂ 後編 591 アンジュが本当の事を言うとまた泣き崩れた ﹂ ﹂ ? ﹂ ? ﹂ ? バチンッ !!! スクの頬を目掛けて、平手打ちをした。 そしてアンジュが立ち上がり、タスクが立ち上がった直後、アンジュがいきなり、タ ﹁ああ、﹂ ﹁タス....ク アンジュはタスクの顔を見て、タスクに問う。 ﹁言ったろアンジュの騎士は不死身って﹂ ﹁......何で ﹁良かった∼無事で﹂ タスクは優しくアンジュを抱いた。 ﹁ !!!?? ﹁本当に するとアンジュの後ろからタスクがひょっこり現れ、アンジュの肩を掴んだ。 ﹁こんなことなら....最後まで居させてあげれば良かった....﹂ 592 ﹁痛っ ...え ﹂ 違う ﹂ ﹂ ﹂ 後、シンも ﹂ 撃たれた血もないもの ﹂ !!! ﹁ち ﹁爆発の傷も ﹂ ﹂ タスク達は死んだの ﹁俺は生きてるよ ﹁信じない ﹁ええ∼∼ ....信じないわ ﹂ ﹁これは....エンブリヲが見せている幻だわ ﹁っぐ ビシッ 今度は逆手で平手打ちをした。 ﹁タスクは....死んだわ !? あだっ ﹂ にタスクを見た。 ﹂ タスクが謝り、アンジュに手を差し伸べると、アンジュが何かを決意をしたかのよう ﹁....ゴメン﹂ ﹁信じない ! !! !!! ! ! ! !? ! !! ! !!? ! ! ! ! !? ! アンジュはいきなり、タスクを押し倒し、服を脱がし始めた。タスクは驚きながらア ﹁え 後編 593 何を ちゃんと アンジュ ﹂ ﹂ !! !? ンジュに言う。 ﹁あっ ﹁確かめるわ ! ﹁確かめるって に問う。 ﹂ アンジュはYシャツを脱ぎ、上半身が裸の状態になり、タスクは驚きながらアンジュ ! ! お願い ﹂ ﹁黙ってて ﹁ん∼......あれ ﹂ ﹂ その頃、Νーアキュラのシンの自室ではヒルダが一人で寝ていた。 そしてアンジュはまた、タスクにキスをして、二人だけの時間へと入っていった。 !! ﹁っ∼∼ !?!?!? ! するとアンジュは突然、タスクにキスをした。 !? ? 594 ﹂ ヒルダは目を覚ますとシンがいなくなっていた。 ﹁シン.... ﹁シン ......シン ﹂ ヒルダは急いで着替え、シンを探した !? ! ﹂ ? 応した。 !? ﹁いやこれは ちょっと ! ﹂ ﹁何、一人で作ってるんだよ﹂ ﹁ヒルダ.... ﹂ するとヒルダは覗くを止め、ドアをゆっくり開けた。そしてドアの開く音にシンは反 ﹁何を作ってるだろ するとボールに入っている物が伸びた。それはクリームだった。 し、また混ぜ始め、今度はアーモンドパウダーと小麦粉を加え、混ぜ、ラム酒を加えた。 シンはボールの中によくかき混ぜた卵を入れそれを混ぜ始めた。それを4回繰り返 くとシンが食堂で何かを作っていた 探している途中にドアから光が照らされていた。ヒルダは恐る恐るドアの隙間を覗 ! ! ﹁......分かった﹂ ﹁続けてよ......怒らないから、﹂ 後編 595 そう言うとシンは先程作ったタルトにクリームを流し、その上に砕いて粉状にした ﹂ クッキーを敷くと一口サイズの林檎飴を乗せた。 ﹁もしかして....... ﹂ ? するとオーブンからアラームが鳴りシンはオーブンから焼きたてのアップルパイを ﹁それと ﹁うん.....それと、﹂ ﹁今、作っていると....﹂ それで....﹂ ﹁お前の為に子供の頃、一緒に食べていたアップルパイを作ってみようかなって...... ﹁良いよ、あのババアの事を気にしなくても﹂ するとシンは途中で口を閉ざした。 ﹁お前の.....﹂ ﹁シン.....もしかして.....あんたが作ってる物って.....﹂ ﹁15分待っとこう.....﹂ た生地に塗り始め、それを塗り終わると、オーブンに入れた。 て、それをタルトの上に乗せた。そうすると今度はさっき作ったクリームを細切りにし ヒルダは何かに気づくとシンは笑った。シンはもう一つの生地を均等に細切りにし ! 596 取り出した。 シンはケーキを切るためのナイフでアップルパイを切り、ヒルダに渡した。そしてヒ ﹂ ルダはシンが作ったアップルパイを食べると、ヒルダの目から涙が溢れていた。 ﹁もしかして......不味かった ﹂ ﹁まい......﹂ ﹁え ﹁美味いに決まってるだろうが ﹂ ﹂ その時、食堂の灯りが突然消えるとヒルダはパニックになっていた。 ﹁良かった♪.....後、﹂ ? ! ? ﹁......嘘﹂ 書かれている名前を見たヒルダは驚きを隠せなかった。 ﹃Happy birthday Hirda﹄ 蝋燭の火をつけるとそこにはこう書かれていた。 すると台所から蝋燭をさしたケーキをシンが持ってきた。 ﹁何だ !? ﹁何...で ﹂ ﹁誕生日おめでとう....ヒルダ﹂ 後編 597 ? ﹁今日は.......お前が生まれた特別の日だよ....﹂ シンがそう言うとヒルダの目からさらに涙が溢れだした。 結婚しよ..... シンは頭を下げ、ヒルダに告白した。 ! ﹁その......あの........この戦いが終わったら........俺と.....﹂ ﹁これって.........﹂ シンは箱を開けると中には藍色の宝石が付いたネックレスだった。 ﹁誕生日プレゼント....﹂ するとシンは小さく長い箱を取り出した。 ﹁それと.....﹂ 598 、 ? ヒルダ ﹂ !! こんなことになるとは思っていなかったから ! ﹂ ﹁つまり...... ﹂ だからそ ﹂ ヒルダは笑顔で答え、シンの手を優しく握ぎると、ヒルダがシンにキスをした。 ! ! ﹁駄目......かな...... ごめん ﹂ !! シンは恐る恐る、顔を上げるとヒルダは泣き崩れていた。 ﹂ ! ﹁あんたはやっぱり.............私にとって、本物の白馬の王子様だよ ﹁ ﹁バカッ の.....﹂ ﹁ご っ ! ! ! !? ﹁はい 後編 599 そしてアンジュとタスクは楽しい時間を過ごし、星空を見上げていた。 ﹂ !? ﹂ ? ﹁ねぇ .....満足した ﹂ ? 二人が愛し合っていると朝日が登り、光が二人を指し込んだ。二人は起き上がるとア ﹁ダメよ....これからなのに.....﹂ ﹁え.....もう....思い残すことはないよ﹂ ? タスクは頷き、アンジュの手を握るとアンジュがタスクに言う。 ﹁生きてるよ、俺は....﹂ じゃないのね ﹁まさかあなシンが生きていて、タスクを助けるなんて....本当に生き返らされたん ﹁何も出来ないんだね....一人って、話し合う事も、抱き合う事も....﹂ ﹁日記....見たんだ....﹂ ﹁人は....一人では生きていけない....﹂ ﹁え...... ﹁さっきね、死のうとしていたの....﹂ お互い手を握っておると、アンジュがあることを話す。 ﹁ああ、........あの時よりずっと、﹂ ﹁綺麗ね.....﹂ 600 ンジュが言う。 ﹁不 思 議 ね...何 も か も が...新 し く 輝 い て 見 え る.....私 ね....あ の 変 態 ス ト ー カー男に言われたの、世界を壊して、新しく作り直そうって....﹂ ﹁えっ.....﹂ ﹁でも私.....この世界が好き....どれだけ不完全で愚かでも.....この世界が...﹂ ﹂ ﹁俺も一緒だ....いつまでも﹂ ﹁私の...騎士だから 命も ﹂ ﹁守らなくちゃね....この世界を.....生きなくちゃ.. ..モモカが守ってくれたこの ﹁好きだからだ....君が﹂ ? ﹂ ﹁お待ちしておりました∼ ﹂ はさらにまずい表情になり、アンジュが唖然する。 そこには死んだはずのモモカがおり、モモカが朝食を準備をしていたことに、タスク ! は...... タ ス ク は ま ず い 表 情 に な っ て 急 い で 着 替 え、ア ン ジ ュ と 共 に 洞 窟 に 戻 る と そ こ に ﹁あっ !! ! ﹁本日のメニューは川魚の燻製、木の実とキノコのポタージュ、猪のジュビエ、山ブドウ 後編 601 のソースを添えて、になります。﹂ ﹁....あれ ﹂ 何でモモカがここにいるの ﹁このフライパンのおかげです ﹂ !? ﹂ アンジュリーゼ様 なったのです ﹁はい ﹂﹂ ﹂ その時、どこからか ﹁﹁え ﹁あれは ﹂ ﹂ ............あっ、大変です。姫様 私、マナが使えなく ! ﹁始めたのね、エンブリヲ.....世界の破壊と再生を !? ﹁けど....これはアルベルトの企みだ﹂ ﹁え !? ! !? ! ! ﹁さすが、私の筆頭侍女ね♪﹂ するとアンジュはそれを見て急に笑いだしモモカに抱きついた。 モ モ カ は エ ン ブ リ ヲ の 銃 弾 が 止 ま っ て 付 い て い る フ ラ イ パ ン を ア ン ジ ュ に 見 せ た。 ! !? タスクはあまりの恥ずかしさに手で顔を隠すとアンジュがタスクに言う。 ﹁12時間....﹂ ﹁おすすめはこちらのポタージュで、12時間ほどコトコト煮込んで、﹂ 602 ! ﹂ ﹁シンが教えてくれたんだ﹂ ﹁シンが ﹂ !? ﹂ まずはヴィルキスの回収からだ シンとヒルダが現れる ﹂ ﹂ ! だ。 ヴィルキス アンジュがそう言うとアンジュは指輪にキスをすると手を掲げ、ヴィルキスを呼ん ! ﹁タスク ﹁行こうアンジュ ! ﹁その必要はないと思うわ﹂ ﹂ するとΝーアキュラから折り畳み式のエスカレーターが現れると、扉が開き、中から ﹁シンのスターシップ﹃Νーアキュラ﹄だ﹂ ﹁あれって 着替えるとシンのいるΝーアキュラ向かった。 タスクはARSを着用しアンジュはタスクの母親が使用していたライダースーツに ﹁早く行かないと大変な事になる ! !? ! ! 行きましょっ ﹂ するとヴィルキスがアリエル・モードで次元転移し現れ、タスクが驚く。 ﹁おいで ﹁さっ ! ! 後編 603 604 アンジュはヴィルキスをΝーアキュラに乗せ、アウローラの所へ向かっていった。 ラストリベルタス 前編 レイジアのライダー ウィルが持ってきた情報によると各地で時空融合が発生し、膨 大な被害と多数の被害者が時空融合に巻き込まれ、死んでいたとそして、時空融合を発 生させているポイントはミスルギ皇国にあるアケノミハシラから出ているとの報告が モウラー をも配備しているとの情報を得た。 騙した上にヘルガストを洗脳しやがって ﹂ ﹂ あり、さらにそのエリアには多数のヘルガスト艦隊が外敵から守ろうと地上に巨体歩行 型兵器 エンブリヲとアルベルトの奴 ﹂ ! するとウィルが拳を握る。 ﹁クソッ ﹂ 向こうのパイレーツの首領さんが報告してきたんだから 今頃、気づいてもおせーんだよ するとバンがウィルに怒鳴る。 ﹁たくっ ﹁しょうがねぇだろ ﹂ 今は喧嘩をしてる場合ではないぞ するとサラとリュウガとサイがバンとウィルの喧嘩を止める。 ﹁二人とも ﹁そうだよ ! ! ! ! ! " ! ! " ! ! 前編 605 ﹁ここで争っては何も解決出来ません 肝心のヒルダがいないんだぞ ﹂ ﹂ 二つの地球が混ざりあったとき、全ては破壊さ どうするんだよ れ、死に絶えるでしょう。それを止めるにはアウラを奪還せねばなりません ﹁けどよ ﹂ ﹁大丈夫......必ず戻ってきますよあの二人は.....﹂ ﹂ こちらアンジュ スピーカーに切り替えます ﹂ ! ! ! ! !? 返事をするんだ ! ﹁通信です ﹁........れか.....聞こえる ﹂ ! これより帰投する。アウローラ ! ﹁ようやく来たか ﹁こちらシン ! ! ! シン ﹂﹂ ると向こうから皆が駆け付けてきた。 ﹂ ﹁﹁アンジュ ﹁お帰り ﹁ただいま皆﹂ てめぇはよ ! ! ! カズ ﹂ 俺たちを心配かけやがって 止めろ ! ! ﹁たくっ ﹁痛てぇよ ! ! おまけに髪まで伸ばしやがって ! ﹂ ロザリーが言うとハンク達がシンの元に来てカズがシンの頭をぐりぐりしてきた。 ! ! ﹁何処ほっつき歩んいやがたんだ ﹂ 通信を終えるとアウローラが浮上しハッチが開いた。シン達はアウローラに帰還す ! ! ! 606 無事だったのね ﹂ あっ.....お酒止められたのですね ﹁モモカさん ﹁監察官 ! レイジア 人間とマナの真実を﹂ ﹁あれ... 何でレイジアがここに ﹁何で あいつ今まで俺らを痛め付けてたのに ﹂ ﹂ ﹁飲んでる場合じゃないわ...私もリベルタスに参加します ? ! ﹁ウィルって奴が時空融合の事を教えたんだ。﹂ !! ﹂ 知ってしまったもの... ! ! ﹂ ﹁向こうのパイレーツ首領 ﹁知ってるの .............あっ ﹂ !! 三種の神器を手に入れるためにあいつらの本拠地に乗り込んで荒らしてきて、 ! まぁいいや﹂ ! ﹁シン ﹂ ヒルダちゃん ! ﹂﹂ お義母さん ! ﹁﹁母さん ! その時、向こうからアリアが来た。 だな そしてその首領を相手して、俺を見逃してくれたんだ......そうか、あいつ知ってたん ﹁ああ !? ? 言ったが....誰も信じてくれなく、裏切ったと.......﹂ ﹁理由は向こうのパイレーツの首領から教えられて.....で、ヘルガストの仲間たちに !? !? !? !? ! 前編 607 ﹂ もう、﹂ するとアリアはシンとヒルダを優しく抱いた。 ﹂ 止めてくれよ 二人とも無事で 母さん ﹁良かった ﹁ちょっ ﹂ ﹂ ココ ﹁お兄ちゃん ﹁うわっ ﹁シンお兄さん ﹂ ! ! そういえば......司令は ﹂ ? ダに言う。 ﹁あれ ﹂ ﹁じゃあ、ジルは..... ﹁え ﹁今の司令は私、﹂ ? ﹁俺たちにARSスーツとPED装置を付けるって ﹂ ﹁相手は邪神皇だ、念のためにお前たち四人にはシンのARSスーツとPEDシステム ? 格納庫で提督と話をしていた。 アンジュとヒルダはジルの所に行き、シンとタスクとフィーリとリュウガとウィルは ? !? ﹂ シンの所にココとミランダが抱き付いてきてシンは倒れる。するとアンジュがヒル ! ! ! ﹁ミランダも ! ! ! ! ! 608 を装着させる。そしてお前たちのパンドラメイルもさらに強化させる。ウィルには我 サンキュー ﹂ ﹂ ﹂ が同胞が使用していたセイクリッドメイル﹃カタストロフ﹄を貸し与えよう。﹂ ﹁お ﹁はい ﹂ ﹂﹂﹂﹂ ﹂ ﹂ ﹁そして......ロバート ﹁﹁﹁﹁おお∼∼ ﹂ ダーにPEDシステムとバックパックにフェイゾン貯蔵タンクが付けられていた。 れ、リュウガ、フィーリ、ウィルに装備され、さらには、三人のARSスーツのショル シンが前に出ると、手のひらから粒子が集まり、ARSが赤と青と橙の3つに分けら ﹁マテリアライズ ﹁こうだ﹂ ﹁でも、どうやって拙者らにARS とPED を ! ! ? ! ﹁例の物は ? が4本あり、大型ブースターが装備されていて、5人は驚いた。 右に大型ビーム砲とジェネレーターが二つずつ装備されており、下部に腕らしきアーム すると壁が開き、中からペガシオーネスの2倍大きく、巨大なウェポンコンテナと左 ! !! ! ! ﹁ありますよ 前編 609 ﹂﹂﹂﹂﹂ これぞ対に作られた兵器、メイと俺と連合、同盟のメカニック班とジャ ﹂ ! ﹂ !? この戦い、我も出よう ﹂ この世界と宇宙を ........﹂ ! やってやるよ ﹁ったく、親父の奴 ﹂ ﹁親 父 ﹁良し !!! ﹂ 突然提督の言葉でシン達は驚く ﹁提督が 守ってやるぞ ﹂ 最後のヴェクタ人として !! 我が愛機﹃フォビドゥン﹄を出すのだ ! !? ﹁私も久しぶりの戦だからなぁ、ロバート ! ! !! ! !! !! う願って、俺たちが不完全だったオリュンポスを作り上げたのさ﹂ 陥ってもそれでも、アリアとココをこの世界や宇宙に生きる皆を守るんだ﹄と.....そ ﹁サムはな、死ぬ前日にこう言ったんだ......﹃逃げることから逃げるな、どんな状況に ﹁親父が... ﹁元々、......サムが用意してくれた物なんだ、﹂ ﹁オリュンポス.......﹂ タムアーマー﹃オリュンポス﹄だ ヴィックの種族のテクノロジーでようやく作り上げたペルシウス専用のサポートカス ! ﹁﹁﹁﹁﹁デカッ !!!? ﹁どうだシンよ 610 ﹁イエス サー ﹂ サー ﹂ ﹁この戦い、絶対に止めなければいけない ! 覚悟は出来ているか ﹁﹁﹁﹁﹁イエス ﹂ ! た。 ﹂ ヒルダ、﹂ ﹁シン ﹁ん ﹁あの提督と何話したの ﹁皆を守るのは得意だろ ! ﹂ ﹁ああ、けど何でアンジュにしなかったんだ お前たち . ........本物の邪神皇と抗う あいつ、人の上に起つんだから....﹂ そうだ.......司令官あんたがやりなよ﹂ ﹁色々と......﹂ ﹁ふぅん、あ ﹂ ﹂ それぞれが班が解散し、シンは自室に戻ろうとしたとき、後ろからヒルダが走ってき ﹂﹂﹂﹂﹂ ! !!? ! ! ﹁では解散 ! ! ? ? ﹁俺が ? ? ! ? ﹁え∼.....わかった、やるよ司令官.....﹂ ﹁言ったんだけど、断られた。シンにすればって、﹂ 前編 611 ﹁あらあら....シンたら、顔が赤くなってますわ♪﹂ ﹂言わないでくれぇぇぇぇ ﹂ !!!! めようとした。 言うなぁぁぁ !!!! 双子の兄妹神は二人の仲を見て笑っていた。 ﹁﹁うわぁぁぁぁぁぁぁ !!!! と、そしてシンとヒルダの顔がリンゴのように真っ赤になり、ヘリオスとセレーネを止 つまり、部屋であれをしていたことやシンがヒルダの前で告白したも見られておった ﹁この戦いが終わったら......﹂ ﹁それと、見て聞いていましたわよ♪誕生日プレゼントを渡した直後、﹂ ﹁ヘリオス様、セレーネ様﹂ シンの影からヘリオスとセレーネが現れた。 ﹁本当だ、これが女の前でアピールと言うことか、﹂ 612 そして、全艦隊が揃うと、オリビエが海上に滞在するミスルギ皇国艦隊がいることを 報告する。 ﹂ 反社会的と呼ば 聞こえるか、総司令官のシンだ。俺たちはこれから、ミスルギ皇国に進攻し、時空 融合を停止するために、アケノミハシラへ強攻突入作戦を完工するぞ ﹁皆 た。 シン達は各艦隊の格納庫で戦闘の準備しており、シンが各艦隊に放送し、演説してい ﹁敵艦隊捕捉 !! なんて....凄いじゃないか 戦おう 俺たちが、俺たちの意思で、生きるために 皆で 戦わ ﹂ .....作戦名﹃ラストリベルタス﹄、神だろうが邪 ! ! ずに滅ぼされる俺たちじゃないだろ ! ? ! 民、そして、連合や同盟も......迫害されてきた俺たちが、一緒に世界と全宇宙を守る れたノーマと互いに戦って合っていたアウラの民、俺と一緒に来てくれる人達と、古の ! ! 神だろうが、エンブリヲとドゥームを.....殺して、勝って、生きるぞ ! 前編 613 ﹁﹁うおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーー ﹁冷却魚雷発射 ﹂ ﹂﹂ ミスルギ皇国艦隊がパラシュート付きの魚雷を放った。 全艦隊にいる皆が大声を上げ、戦闘が開始された。 !!!! 全艦 全弾発射 全艦、マイクロミサイル全弾発射 ﹂ ﹁我らからのプレゼントだ ﹁了解 ! !! ﹂ !! 機関出力80% ﹂ ! ! ミスルギ皇国艦隊に直撃する。 ﹂ ! ﹁間もなくミスルギエリア、沿岸 マム ﹁全システム航空モード ﹁イエス ! ﹂ ﹂ ! ﹁フィールド展開します ! ﹁量子フィールド展開 すると、アウローラが空高く飛び上がり、全艦隊も続く ! ﹂ アウローラ含めて、全艦隊から、ハッチが開き、中からマイクロミサイルが発射され、 ! ! アレクサンドルス、アライアンス、連合のクルーザーが浮上した。 向かったが、冷却魚雷が爆発し、凍塊ができ、防御した。アウローラに続き、グリッター、 アウローラから冷却魚雷が発射され、敵の魚雷が海中に沈むと真っ直ぐアウローラへ !! 614 アレクサンドルスの周りに青く光るフィールドが展開された。 そしてそれを見ていたエンブリヲはアウローラ含めての船の駒を動かした。 ﹁強行突破か、乱暴な事を........﹂ するとエンブリヲが次の駒を前に出すと、アケノミハシラ上空に、ピレスドロイドと 来たぞ ﹂ ﹂ ヘルガストの艦隊とネビュラメイルが警戒していた。︵スペースパイレーツは除いて、︶ ﹁シン 全機出撃 セイクリッドメイル隊 ﹁パラメイル隊 ﹂﹂ サー ﹂﹂、﹁﹁イエス マム ! ! イドとネビュラメイルとヘルガスト艦隊が攻撃してきた。 全艦隊からハッチが開き、パラメイル、セイクリッドメイルが出動するとピレスドロ ﹁﹁イエス ! ヒルダが報告し、シンが皆に出動命令を出す。 ! ! ! ! ! ! 前編 615 616 ヒルダのアーキバスとゾーラとハンクのバンシーが無数に来るピレスドロイドを撃 ち落とし、ココ、ミランダ、ナオミのグレイブがガトリング、ミサイル、キャノンでピ レスドロイドやネビュラメイルを撃墜し、ノンナ、マリカ、メアリーも援護射撃を行い、 ヴィヴィアンとヒカリのレイザー、スパローのブーメランブレードとデュアルサブマシ ンガンがネビュラメイルを撃墜し、ロザリー、バンがピレスドロイドを撃墜し、3サイ がビームスナイパーライフルを構え、グリッター、アレクサンドルス、アライアンス、連 合クルーザーに接近する。ネビュラメイルを撃ち落とし、カズがビームバズーカとパル スキャノンでピレスドロイドを撃墜させ、セイクリッドメイルとネビュラメイルの攻防 戦が激しかった。 タスクは覚醒したヘラクレスのハンドブラスターでヘルガスト艦隊を撃ち抜き、ジャ ンヌがビームランチャーとヴェスバーでネビュラメイルを撃ち抜き、ヤマトが叢雲と草 薙の二刀流がピレスドロイドとネビュラメイルを切り裂き、焔龍號、蒼龍號、碧龍號が バスターランチャーとビームライフルで援護しており、ウィルが乗っているカタストロ フとジャヴィックのフォビドゥンのビームキャノンとバスターライフルが艦隊を撃ち 抜いた。 ヴィルキスはミカエル・モードになり、ミスルギ皇国艦隊に突っ込み、ペルシウスは オリュンポスの大型ハイパービーム砲とマイクロミサイル、ライトソードビット、ダー クビットレーザーでヘルガスト艦隊とネビュラメイル、ピレスドロイド、ミスルギ皇国 艦隊を撃沈していった。 ﹂ その頃、ミスルギ皇宮でエンブリヲは映像に映っているアンジュを見る。 ﹁アンジュ......私たちも出るとしよう ! サリア達が出動するとアルベルト︵ドゥーム︶はヒミコを出すと、何か不気味な微笑 みをした。 発射準備 ﹂ ! ! ﹂ ﹁アケノミハシラ、間もなく、射程圏内に入ります﹂ 衛生砲発射準備 ﹁衛生砲、エネルギー充填 ! ! アウローラから巨大な特殊砲を出した直後、オリビエが報告する。 ﹁了解 前編 617 ﹁アケノミハシラ前に敵影 ﹁エンブリヲ.... ﹂ にエンブリヲがいた。 ﹂ 前方のアケノミハシラの前に、ラグナメイルとパンドラメイルが浮遊しており、そこ ! ﹁沈みたまえ ...古き世界と共に .......♪∼♪∼﹂ ! ﹂﹂ !! ﹂ ! ﹂ ? ﹂ ラを守った。 ﹁アンジュ ﹁エネルギー充填 98% ﹂ ! ! ジャスミンはアウローラを旋回させ、アケノミハシラに特殊砲を向けた。 ! がアウローラ向かって放った直後、ヴィルキスと焔龍號が収斂時空砲を放ち、アウロー ジャスミンがアウローラをアウローラを旋回しよとしたがヒステリカの収斂時空砲 ﹁74% ﹁狙いはアウローラか、エネルギー充填は アンジュとサラマンティーネが歌に気付き、急いでアウローラの方へ向かう。 ﹁﹁これは エンブリヲが永遠語りを歌い始めるとヒステリカが収斂時空砲を展開した。 ! そしてエンブリヲは微笑みながら、アウローラを見る。 ! 618 ﹂ アブソリュート・ゼロ ﹁N式冷製破壊砲 ! ! 撃てぇ ! ﹂ !! ﹂ 我に続け ! が皆に命令する。 ﹁全機 ! ﹂﹂﹁﹁イエス マム サー ﹂﹂ ! ! ﹁﹁イエス ! ﹂ ! ﹁いつの間にあんなものを、﹂ でピレスドロイドとネビュラメイルを撃ち落としアケノミハシラへと向かう。 ドロイドとネビュラメイルの攻撃を防御し斬り付け、ビームガトリングキャノンアーム クローアームの先端から高出力大型ビームサーベルを放出し、それを回転させ、ピレス オリュンポスの2本の大型クローアームとガトリングキャノンアームを展開し、大型 ! シンはヘリオス・モードに変換し、ヴィルキスもミカエル・モードに変換するとシン ﹁あれが、アウラに続くメインシャフトです ラから大きな穴があり、リザーディアが言う。 ノミハシラに直後すると衝撃により、アケノミハシラが崩壊し、破壊したアケノミハシ くエネルギー粒子が放たれ、ピレスドロイドとネビュラメイルが凍り付き、そしてアケ エルシャがトリガーのセーフティーを解除してトリガーを引くと、特殊砲から凍てつ 撃ちます ﹁N式冷製破壊砲 ! 前編 619 ﹁エンブリヲ君 来た ! ﹁諸君 ﹂ ! マスター 迎撃を ﹁﹁イエス ﹂ ﹂﹂ シン達は陣形を組み、戦闘体制を整えた。 ! ! ! ﹁はい、﹂ ﹂ ﹂ ﹁あんた達、また来たの ﹁クリス ﹂ ﹂ ﹁テメェだけは私が ﹁チッ ﹁ロザリー ! ! ﹁﹁ ﹂﹂ ﹁お帰り、アンジュ...﹂ !! ! ﹂ ﹂ ? ﹂ アウラの元へ ﹂ ! ! アンジュ ! ﹁エンブリヲ ﹁行け ! ﹁やはり私たちは、再会する運命だったみたいだね.....﹂ !! ? ﹁サリア、分かってるね ターニャ、イルマ、ナンシー、エルマ、 ! 620 ﹁分かったわ ﹂ ﹁ほぉ、生きていたとは﹂ ﹂ ﹂ ﹁アンジュの騎士は不死身だ ﹁サラ子 ﹂ ﹂ ﹂ ! ! ﹁待ってたわ、アンジュ ﹁サリア ﹁アンジュ ! ! !!? した。 ﹁くっ ﹂ シンがアンジュを援護しようとした直後、上空から、ビームが飛んできてシンは回避 ! シン ﹂ 嫌......最後のヴェクタ人 ドゥーム ﹂ !! 合体していた。 ﹁来たな !! ! そして両者2機を動かし突進し、ぶつかるとミスルギ皇国の大地が割れ、えぐり出す !!! ! すると上空から赤と灰色をしたオリュンポス並みの機体が現れ、その頭部にヒミコと ! ﹁行くぞ 前編 621 ﹂ かのように岩が飛び出た。ヒミコとペルシウスから赤と青の電磁波が流れ、2機は一旦 離れた。 ﹁まさかお前も強化するとは スフィア ﹂ !! ﹂ !! ﹂ !? ﹂ ﹁調子に乗るなぁ ! ﹂ 行けるぞ 親父が開発してくれたオリュンポスと進化したペルシウスの力な ! く。 ﹂ ﹁行ける ら ! ! その時、ペルシウスがオリュンポスごとオロチにぶつけヒミコはドゥームはふらつ !! ﹁グッ するとペルシウスが大型ハイパービーム砲でオロチの2本のサブアームを破壊する。 ﹁何 リュンポスの左右のジェネレーターが起動し、ビットが弾かれ爆散した。 ドゥームが叫ぶと肩から無数の光粒子を展開し、ペルシウス向かって直撃したが、オ ﹁なら、これはどうかな ? ﹁お前を倒すためなら、超武装くらいするぞ 力ビームキャノンを放ちペルシウスはオリュンポスを旋回させ、回避する。 ヒミコのサポートアーマー﹃オロチ﹄のメインアーム含んで、8本のアームから高火 !! 622 これはどうだ リミッター解除 ! ジャッジメント・モード !! ドゥームは気が付き、シンを睨んだ。 ﹁ならば ! リミッター解除 ! ハイパーモード ﹂ !! ビームウィングを放出した。 ならば ! ﹁は 速い あの巨体であの速さとは ﹁エルマ、気づけ なんて奴だ ! ﹂ ! ﹂ 俺たちはエンブリヲとアルベルトに騙されてんだ !! そしてウィルのカタストロフがエルマを必死に抗議していた。 ! ﹂ あいつらはヘル フォビドゥンに乗っているジャヴィックは2機の戦闘を見て驚きを隠せなかった。 そして戦闘が再開し、流星のような閃光と電磁波、そしてそれは超光速の戦いあり、 を放出した。 シンも叫ぶとオリュンポスが青白くひかり、背部から天使の翼をしたビームウィング ﹁そう来るか ! ドゥームが叫ぶとヒミコとオロチの装甲が赤黒くなり、背部から赤黒く悪魔のような ! !! ! ガストも皆殺しにするつもりだ ! 前編 623 ﹁そんな話 信用するか 我らヘルガストを裏切った者め !! ﹂ ! 本当のことなんだ !! させ防御した。 ﹁クソッ ﹂ 百鬼の火縄銃がカタストロフに向けて撃つがカタストロフはビームサーベルを回転 ! ﹁随分、遅かったじゃない ﹂ ﹁野暮用を片付けてきただけよ ﹁じゃあ、.....心荻なく死ねるわね ! ! ルだった。 ﹂ サリアは後方にさがるとレイジアのコックピットハッチが開き、中から現れたのはジ 前にレイジアが来て防御した。 クレオパトラがラツィーエルをヴィルキスに降り下ろそうとした直後、ヴィルキスの !! ﹂ その頃、アケノミハシラの近くでクレオパトラとヴィルキスは戦っていた。 ! 624 ﹂ ﹁エンブリヲの騎士と言うから、どれ程強くなったと思ったら、期待外れだなぁ、サリア 前編 625 ! 中編 ﹂ アンジュとサリアの目の前にレイジアに乗ったジルが現れたことに二人は驚いてい た。 ﹁ジル ﹂ ﹁ふっ、久しぶりだなぁ、サリア﹂ ﹁何しに来たの ﹂ サリアよ あの方を元へは行かせない ﹂ 私はエンブリヲ様騎士 ダイアモンドローズ騎士 ...私がエンブリヲの愛人だって言うことを﹂ ﹁会いに来たのだよ....昔の男に、﹂ ﹁ ﹁聞いてなかったのか ﹂ ﹂ ? もう信じないわ 退いてくれるかい サリアはジルの言葉に驚いた。 ﹁ ﹁さっ 団、団長 ! ! ? ! ! ﹁あ な た の 事 は ! !! ? !? !! ﹁だそうだアンジュ...﹂ ! !? 626 ﹁は ﹂ アンジュ ﹂ ! ﹂ ! ﹁邪魔をするなら ﹂ 斬るわ ﹂ ! ﹂ ? そして艦隊では多数来る敵を迎撃しており、リザーディアが報告する。 御する。 クレオパトラがラツィーエルでレイジアに降り下ろし、レイジアはラツィーエルで防 ! ﹁私の相手をしてくれるんだろ ライフルをクレオパトラに向ける。 クレオパトラがヴィルキスにビームライフルを向けるとレイジアが前に来て、ビーム ﹁待ちなさい ! アンジュはヴィルキスを動かしアケノミハシラへと向かった ﹁じゃあ、お言葉に甘えて ﹁アウラの元へは行って良いらしい、﹂ !? ﹁ほぉ ? ﹁時空融合終焉率83%﹂ 中編 627 ﹁十字方向、数12﹂ ﹂ ﹁飛んで火に入るカブトムシ ﹂ アウローラはその方向にいる敵をヴィヴィアンと一緒に迎撃する。 ﹁了解 ! イドを撃ち落とす ﹂ ﹁続いて二次方向、数5 ﹁了解 ﹂ ﹁右舷から大群が来るよ ﹁了解 ﹂﹂﹂ ﹂﹂ ﹂ ﹂ この船で皆を乗せて帰るんだからね ! ﹁落としても、落としても切りがないにゃ﹂ ﹂ マム サー ﹂ ﹁泣き言を言ってる暇はないよ ﹁﹁﹁イエス ﹁﹁イエス ﹁我らも負けてはおれんぞ ! ! ! ! ! ! ! 連合クルーザーの兵士が大声を上げ、ネビュラメイルとピレスドロイドを撃ち落とし ! ! ! ! しっかり守りな 何故かヴィヴィアンは間違っている言葉を言いながらネビュラメイルとピレスドロ !! 628 て行く そ し て シ ン と ド ゥ ー ム で は か な り も の 戦 い で オ リ ュ ン ポ ス の 右 コ ン テ ナ と ジ ェ ネ この宇宙を滅ぼされるというのに ﹂ ﹂ レーター、左のハイパービーム砲が破壊されており、オロチの方では左肩と5本のアー ムだけになっていた。 ! 全宇宙を守るって ! ! ヒルダと約束したんだ ﹂ ! ﹁全く、無駄な抵抗をするわ ﹂ ドゥーム ! 所詮、我らの家畜に過ぎんのだ 下らん ﹁止めてやるぞ ﹁フンッ ﹁お前ら人間は !! ! ! ! ! ﹂ ! もオロチのアームの先端から大型ビームサーベルを放出させ、斬り合い、防御する。 シンはオリュンポスの大型クローアームから大型ビームサーベルを放出し、ドゥーム ﹁くっ 中編 629 ﹂ その頃、ヒルダとロザリーはテオドーラに苦戦していた。 ﹁こっのぉぉぉぉ る。 ﹁フッ 弱っ ﹂ ! ﹂ ﹁その程度で殺すとか、笑わせないでよ ﹂ お前だけは絶対に止める ﹁だから、エンブリヲ君は私を強くしてくれたの ﹂ ! ﹂ ! ! ! 弱いから、虐げられて、利用されて、バカを見るんだよ ふざけないでよ ﹁マリカを殺そうしたんだ ! ﹁止める ! ? ﹂ ロザリーがアサルトライフルで迎え撃つがテオドーラはビームシールドで防御する。 ! ヒルダがアサルトブレードでテオドーラに降り下ろすが、ラツィーエルで防御され ﹁ハァァァァァァ ロザリーがキャノンでテオドーラに迎撃するがビームシールドで防御された。 !! !! 630 ﹂ そして、ジルとサリアはラツィーエルで斬り合って防御していた。 ﹂ 強さも愛も....全て ﹁ラグナメイルと騎士の紋章、それだ強くなったつもりか ﹁エンブリヲ様が私に全てをくれたのよ サリア ﹂ ﹂ 奴は誰も愛したりしない....利用するために餌を与え、可愛がるだ ! ? 私を利用していたのはあなたよ ! ﹁愛だって.... あなたの事はもう信じないって 私もそう弄ばれ、全てを失った。目を覚ませ !! けだ ! エンブリヲが言う。 その頃、タスクはヒステリカのビームソードをルミナスブレードで防御しているとき ! ! ? ! ! ﹁言ったでしょ 中編 631 ﹁決して、汚されることのない美しさ、しなやかな野獣のような気高さ、実に飼い慣らし ﹂ がいがある﹂ ﹁ ﹂ ﹁お前は知るまいアンジュの乱れる姿を産まれたままの姿を、﹂ ﹂ ﹁.....知ってるよ﹂ ﹁ キスして ﹂ ....... ﹂ !! 抱きまくったんだ ! 、貴様 !! 三日三晩 ! ﹂ !! アンジュに何をした ﹂ 彼女を飼い慣らすだって アンジュは乱暴で、気まぐれで、良く ! 最高に可愛い女の子だよ アンジュの事を お前は ! ﹁お前は何も知らないんだな .....寂しい男だな 最後まで ﹁ほぉ、以前の貴様ではないようだな ﹁アンジュとしたんだよ ﹂ ﹁触れて ! タスクの言葉にエンブリヲは驚きを隠せなかった。 ! ? ! ヘラクレスはルミナスブレードを降り下ろすが防御される。 ! 笑って、すぐ怒って、すぐ泣く !! ! ! タスクが言うとエンブリヲが驚きヘラクレスが蹴りをかます ﹁アンジュの....内腿とほくろの数までね ! !? ? ﹁何 !!? !? ! 632 ﹂ ! アンジュは俺の全てを受け止めてくれたんだ ﹂ 柔らかくて、暖かい、彼女の一 ! ﹁下らぬホラ話で我が妻を愚弄するか ﹁真実さ ﹂ 番深いところで ﹁グッ !! ! ﹁俺はもう 何も怖くない ﹂ ﹂ ! !! 我を凌辱するなど 貴様の存在 ! 全ての宇宙から消し去る ! ﹂ !! そしてサラはアケノミハシラの最下層部に到着すると巨大な容器の中に白き大きな ビームライフルとハンドブラスターでの迎撃が始まった。 ! するとヒステリカのアイがひかり、ビームライフルをヘラクレスに向けた。 ﹁何たる卑猥でハレンチな ! そしてヘラクレスがヒステリカに向かっていき、ルミナスブレードを振りかざした !! ﹁許さんぞ 中編 633 龍が眠っていた。 アウラなのですね ﹂ ! ﹁邪魔をするな ﹂ ドロイドが襲来してきた。 ビームを吸収された。今度は天雷で次元障壁を斬りかかろうとした直前、上からピレス サラは焔龍號のバスターランチャーで容器を撃つが容器に次元障壁が張られており、 ﹁アウラ ! ﹂ ! に不時着した。 その直後、アウローラから煙が上がっておるのが見えて、そのままアウローラは海面 ﹁クッ チに撃つが全くドゥームは怯まず、アームから出るビームを回避していた。 そしてシンは左のコンテナからアークランチャーとビームライフルを取りだし、オロ サラは焔龍號を動かし、ピレスドロイドの迎撃へ向かった。 ! 634 ﹁アウローラが ﹂ ﹁よそ見をしている余裕があるな アンジュ ﹁ちょっと ! あれ撃つつもり ﹂ ﹂ こんなおもちゃに ﹂ ﹁何を手こずっているのよ ﹂ ﹁遅いですよ ﹁え ! ﹂ !? ﹂ を破壊した。サラ上を見るとヴィルキスがこちらに向かってきた。 サラは無数に来るピレスドロイドに苦戦していた直後、別のビームがピレスドロイド ! た。 シンがアウローラを見て言うとオロチのビームがアークランチャーに直撃し、爆発し !! ﹁おもちゃの相手は任せました ! ﹁それしか、アウラを助ける方法はありません ! ! !? ﹂ ! ! 中編 635 ﹁アウラごと吹き飛ばさない ﹁じゃあ 殺っちゃいなさい ﹂ ﹂ ﹁三割引で撃ちますからご安心を ! ! ﹂ 露出展開し、収斂時空砲発射形態へとなった。 ﹂ その歌はシン達にも聞こえていた。 まさか ﹂ ﹁この歌は ﹁サラか 皇女でもない ! 歌も知らない ﹂ 指輪だって持っていない あなたにも ! そして戦っているサリアは怒りながらアレクトラに言う。 ! ﹁私には何もなかった ! ヴィルキスにも ! ! !? なに頑張っても選ばれなかった ﹂ ! !! クレオパトラはレイジアを蹴り飛ばした。 ﹁グッ ! どん サラは永遠語り.風の歌を歌い始めると焔龍號の装甲の色が金色へと変わり、両肩が ! ! ! 636 ﹁そんな私を エンブリヲ様は選んでくれた もういらないわよ ﹂ !!!!! ! ﹁強くなったじゃないか ﹂ サリア ﹂ ! ......だからアレクトラ 貴女なんて !!!! ﹂﹂ ﹂ ているグレネードランチャーを外した。 ﹁﹁え ﹁エルシャ !? !? ﹁カズ君はヴィヴィちゃん達をを連れて逃げて ﹂ イドに苦戦していた。すると戦場に出ていた。エルシャがハウザーの両肩に装備され その頃、アウローラ含む艦隊の守備隊では、無数に来るネビュラメイルとピレスドロ サリアは舌打ちし、ラツィーエルを振りかざした。 ﹁クッ ! ! クレオパトラのラツィーエルでの連撃がレイジアを襲う。 ! ! 中編 637 ﹂ エルシャはハウザーを動かし、ピレスドロイドとネビュラメイルをこちらに引き付け た。 ﹁エルシャよすんだ ﹂ カズが止めるがエルシャは聞かなかった。 !! ﹁エルシャァァァァ ﹂ ﹁何が起こってるんだ ﹂ すると上空からたくさんのドラゴンが現れた。 ドとネビュラメイルに直撃した カズが叫んだその時、別の方向から多数の光弾がハウザーを襲っているピレスドロイ !!!! イドがハウザーのコックピットを切り裂いていた。 しかし、数の多さでハウザーの右足と左足を破壊され、囲まれた。そしてピレスドロ ﹁こっちよ ! ! ルディア﹂ ﹁大巫女様 偽りの.....ノーマの民と連合軍よ。我はアウラの巫女、アウラ・ミドガ ? ﹂ ﹁聞こえるか するとアウローラのモニター画面が現れ、映ったのは大巫女だった。 ﹁恐らく、時空融合の影響でなり、特異点が自然解放されたのでしょう﹂ !!? 638 ﹁アウラの民はこれより、旗艦達を援護する ﹂ スペースパイレーツもだ ﹂ ﹂ その時、モニターから別のモニターが多数現れ、同盟国の各代表とスメラギが映った。 ! ﹁我ら同盟国軍とドラゴレイドの民も、共に戦うぞ ﹁それと.....俺達 ! ! ていくそして三体の︵ガレオン級︶ドラゴンとコマンダーパイレーツの旗艦がエナジー の上空からゼーベス艦隊も現れ、ネビュラメイルとピレスドロイドと帝国艦隊を落とし 上空に開いた特異点から次々にドラゴンと同盟国軍艦隊とセイクリッドメイルと別 ! すげぇ ﹂ ワイヤーで不時着したアウローラを軽々と持ち上げ、それを見ていたヴィヴィアンが興 奮する。 ﹁おお∼ ! ﹁形勢逆転だな ﹂ ﹂ ﹂ ! アルベルト エンブリヲ ﹁それはどうかな ! すると、エンブリヲはアルベルトに通信を回線を開き、オロチに乗っているヒミコと ! ? ! その数を見たエンブリヲは舌打ちするとタスクが言う。 !! ﹁分かった 中編 639 何を ﹂ ヒステリカがドラゴン達の方に手を伸ばした。 アルベルト ! ! ﹁なっ ﹁﹁え ﹂ ﹂﹂ ﹂﹂ ルとネビュラメイルが消えた。 すると2機のツインアイが光ると、それぞれ戦っていたラグナメイルとパンドラメイ ﹁エンブリヲ ! ﹂ と同盟国軍のいる ﹁はっ ﹁えっ ﹂ ﹂ .....これは一体 ﹁エンブリヲ様 !? !? !? ﹁アルベルト様 ﹂ そしてそれはヘルガストも同じだった。 ﹁君達は、私の為に時間を稼いでくれたまえ、﹂ イルマとターニャ、ナンシー、シャノン、カミナ、エルマは驚きを隠せなかった。 ﹁こ ﹂ そしてラグナメイルとパンドラメイルとネビュラメイルが現れた場所はドラゴン達 ﹁﹁クリス !! !? !? ! ! 640 ! ﹁何故ですか ﹂ ﹁我々は貴方のために ﹂ ........所詮 ﹂ お前たちは我のおもちゃに過ぎなかっただけだ するとアルベルトが笑いだした。 ﹁フハハハハ ﹁今まで、我の為に働いてくれて.......ありがとう♪﹂ ﹁.......そんな﹂ とヘルガストに平和をもたらしてくれるのも......嘘だよ ! ﹁仲間達を身代わりに使ったのか ﹂ ﹂ !!!? ﹂ ﹂ ヴィクトリアがラツィーエルを突き付けガレオン級ドラゴンに刺そうとした。 それを見ていたタスクとフィーリが言う。 ﹁なんて酷いことを !!! !? それ ! ! そしてアルベルトはオロチを動かしアケノミハシラへと向かった。 ! !!? !! ﹁コントロールが効かない ! ルに乗っていた。ナンシー、カミナ、シャノン、エルマは一足先にドラゴンの餌食とな トリアとエイレーネのコックピットハッチをこじ開け二人を救出したが、パンドラメイ コントロールを失ったターニャ、イルマが叫ぶとそこにカタストロフが現れ、ヴィク ﹁ターニャ 中編 641 ﹂﹂ あぶねぇ ﹂ り、パンドラメイルも破壊された。 ﹁あぶねぇ ﹁﹁ウィル そしてエンブリヲが言う。 ﹁これがエンブリヲとアルベルトの本性なんだよ ! ﹂ ! ﹂ ! ﹁アレクトラ ﹂ 目を覚ませ いい加減、目を覚ましやがれ 私のように、全てを失う前に ﹂ サリアはアレクトラを呼びながらビームライフルでドラゴンを迎撃する。 ! ! れた。 ﹁これがエンブリヲの本性だ ! アレクトラはそう言いながら、エンブリヲの後を追った。 ! ﹂ アレクトラはレイジアを動かし、クレオパトラを押し、庇って右のウィングが破壊さ ﹁サリア ンが向かっていた。 サリアがエンブリヲに言うが無視され、その時、クレオパトラに近づいているドラゴ ﹁エンブリヲ様 エンブリヲはヒステリカを動かし、アケノミハシラのメインシャフトへと向かった。 ! !? ! ﹁私は花嫁を迎えに行かなくてはならない。後は、頼んだよ、皆♪﹂ ! 642 ﹂ そしてクリスは見捨てられた事に傷付き、混乱していた。 .....エンブリヲ君...... !? うわぁぁぁぁぁぁぁ テオドーラの元にドラゴンが迫っていた。 ﹁嘘....嘘だよね また裏切られた ! 皆、死ねぇぇぇぇぇぇぇ ! ビームライフルがガレオン級ドラゴンの胴体を貫く。 もう何も信じない ﹂ !!!! ﹂ ガレオン級ドラゴンがテオドーラに牙を向け、噛みつこうとした直後、テオドーラの ﹁また捨てられた !!!!! ? ! ﹂﹂ !! 死ねぇ 皆、しんじまえ ! ﹂ !!!!! ヒルダとロザリーが言うがクリスは無視していた。 ﹁﹁クリス していく。 クリスは叫びながら、ビームライフルを乱射し、ドラゴンとセイクリッドメイルを倒 ﹁もう ! ! ていき、ヒルダとロザリーが止めに入る。 連合、同盟国軍艦隊とセイクリッドメイルがテオドーラのビームライフルで撃墜され ﹁死ね 中編 643 ﹂ ! ! ﹂ アーキバスのアサルトブレードで斬りつける。 ﹂ ﹁ざまぁねぇな ﹂ ﹁そうだよ ﹂ ﹂ 騙されやがって このねくらブス ﹂ !! ! いい加減しろ 言わなきゃ分かんねぇよ !! アタシ、バカだから ! ﹂ バカ アーキバスがテオドーラを取り押さえ、コックピットハッチを強引に剥がした。 ! どうして分かってくれないの !!? ﹁グダグタ文句ばかり言いやがって ! ﹁寄って集ってアタシを見下したり、バカにして アタシがこんなに苦しんでいるのに、 !! ! ﹁ が ﹁自分から友達だって名乗る奴が、本物の友達な訳ねぇだろう ﹂ あんた達がアタシを見捨てたから ! ロザリーが必死にクリスに言う。 !! あんた達が ﹁ッ..... ! 見捨ててねぇ ﹁アタシは ! ヒルダはクリスに暴言を吐き、テオドーラを蹴り飛ばした。 !! ! クリスはビームライフルをヒルダとロザリーに向け、発砲したが避けられ、ヒルダの クリス ﹁止めろ 死ねぇ ! ﹂ ﹁来るな ! !? ! 644 ! ﹂ ロザリーのグレイブが飛翔形態になり、テオドーラへと向かっていった。 ﹁来るなぁぁぁぁぁ ﹂ グレイブに撃ち、グレイブのウィングがやられる。 クリスが叫びながらテオドーラでヒルダのアーキバスを振り払い、ビームライフルを !! 飛び込んだ。 ﹁お クリス 離して ﹂ ﹂ 一緒に死んでやる 落ちてる ﹂ ﹁アタシはアンタが居なくちゃ困るんだよ するとロザリーはクリスにキスをする。 ﹁良いよ ! アタシは ﹂ アンタの胸のサイズも 弱いところも アンタを見捨てる訳がねぇだろ アタシ達じゃないか ! ヘソクリの こんなにもアンタを信じ そしてロザリーはクリスをしがみつき、そのまま落ちていった。 ﹁こっのぉぉぉぉ ! ! ﹁でも、私を見捨てて.....﹂ てるのに ﹂ !! ! ! ! ! !! 隠し場所も全部知っているのは ! !! それでもロザリーはテオドーラに向かっていき、そしてグレイブからテオドーラへと ﹁ロザリー !! ! ! ! ! ﹁見捨ててねぇ 中編 645 クリス ﹂ ! ﹁ロザリー....﹂ もう一回友達になってくれよ ! ﹁てぇぇぇぇぇい ﹂ 一番良いのを買ってやる ﹂ ﹂ ﹂ 金はバンに払わせる ﹁許さない、新しい髪止めを買ってくれるまで﹂ ﹁い !!! ﹁ゲームする時もズルしない.... ﹁しない ﹁ああ ﹂ ﹂ そして二人を庇うようにアーキバスの手で守り、陸に不時着した。 するとヒルダのアーキバスが猛スピードで落ちているロザリーとクリスへと向かい ﹁もう一回信じてくれよ ! ﹁ごめんな...ごめんよクリス...﹂ !!! ﹁お風呂の一番...譲ってくれる ! ? ? ! 突然、ヒルダがロザリーの台詞を取り、ロザリーが怒る。 ﹁仲直り...だろ﹂ ﹁バカみたい、世界が終わろうって言うのに....何してるんだろう。アタシ達....﹂ ﹁良いんだよクリス.....﹂ ﹁でも私....取り返しのつかない事をしちゃった....﹂ ! ! 646 ﹁ああ それアタシのセリフ ﹂ !! ﹁アウラ ﹂ が光る龍が現れ、吠えた。 り口から光の柱が現れ、中からガレオン、ブリック級のドラゴンより大きく、白く回り ヒステリカとヒミコが降下している途中、最下層部が光だし、メインシャフトの出入 を守っている次元障壁を破壊した。 そしてメインシャフト最下層部では、ついに焔龍號の収斂時空砲が発射され、アウラ を見て笑う。 するとクリスが大泣きするとロザリーも大泣きしながらクリスを抱き、ヒルダはそれ ! ﹂ !? ﹂ アウローラではリザーディアが言う。 ﹁私たちの母なる始祖.....アウラです。﹂ ﹁あれが..... その光景は全艦隊にも確認されていた ! ﹁アンジュ ! 中編 647 タスクは急いでヘラクレスを動かしアンジュの所へ向かった。 ﹂ アルベルト......﹂ そしてエンブリヲとアルベルトはまだ、メインシャフトの最下層部にいた。するとそ こにレイジアに乗ったアレクトラが現れる。 .....それはどうかな 殺るべき......グッ !? ? ﹁アンタの敗けだな、﹂ ﹁アレクトラ.....フッ ﹁ん ﹁アルベルト 何を ﹂ !? ﹂ !!!! ﹁次 元 の 力......確 か に 貰 っ た お 前 は.....用 済 み だ.......ブ ラ ッ ド・イ ー タ ー するとエンブリヲの体がみるみると干からびていき、倒れた。 ﹁グァァァァァァ となり、エンブリヲの首元に噛みついた。 するとアルベルトの目が獣のような目に変わると下顎が割れてヤツメウナギの口へ ﹁こう言う事だ﹂ ! アルベルトが後ろからエンブリヲの胴体を素手で貫いた。 ? ﹁......その前に殺るべき事がある.....﹂ ! 648 ! ﹂ 馬鹿なぁぁぁぁぁ ﹂ !!!!!!!! ﹂ !!! ﹁シン ﹁ ﹂ ﹂ 染み渡る........素晴らしすぎる ﹂ 力.....素晴らしい....まさか、ここまでとは.....これほどの次元の力が我の体に ﹁ア ヤ ツ は 消 滅 し た......我 に と っ て 奴 は、厄 介 な 存 在 で も あ っ た。し か し、こ の するとドゥームが言う。 !? ! ﹁エンブリヲは ﹂ その時、上からオリュンポスが飛んできた。 ﹁ドゥーム ドゥームはヤツメウナギの口を開け、アレクトラに迫った。 ﹁ふぅ....新鮮な血と肉は美味だ。お前も喰ってやろう。﹂ トラはハンドガンを取りだし、食事中のドゥームに向けた。 カの肩に触れるとヒステリカが消滅さて、ヒミコの色が白から黒へと変わった。アレク 口の中でエンブリヲの悲鳴と骨を砕く音が鳴り響いており、そしてヒミコはヒステリ ﹁そんな ! ドゥームが叫ぶとドゥームの体に巨大な口が現れ、干からびたエンブリヲを食べた。 ! !? 中編 649 ! ドゥームが消えた直後、シンの目の前に現れ、凄まじい衝撃波がシンを襲い、壁まで ﹁それと.....シンよ これは覚えているか ﹂ ? それは.......ギャラリック・リング ﹂ たことのある錆び付いたリング型の兵器が現れた。 ﹁そ ﹂ 我を混沌の狭間へと封印した。あの忌々しき、ヴェクタの超兵器だ 一体をするつもりだ ﹁そうだ ! これさえあれば 星ごとここに呼び出すことが出来る ﹂ ギャラリック・リングを起動し、我の力では多少のリーパーを送り出す ことしか出来なかったが ! ﹁お前 !!!! ! ﹁最後の晩餐だ ! ! ! ﹁待て ドゥーム ! ﹂ ドゥームはギャラリック・リングごと、メインシャフトの出入口へと向かった。 ! ! ! ﹂ するとドゥームはアウラが入っていたカプセルの下に手を出すと、地面からシンも見 ! ジルの腹部から大量の血が流血し、倒れた。 だすとジルの腹部を刺した。 ジルがシンを助けに行こうとした直後、ドゥームが現れ、邪心剣アメズヤクラを取り ! ﹂ ﹂ 吹き飛ばされた ﹁グッ ! うっ ﹁シン ! 650 !!! ﹂ ﹂ アウラは時空融合の起爆剤だ シンは負傷したジルを抱えドゥームの後を追った。 これは ﹁どうなっているの ﹁分かりません ハハハハハ エンブリヲはそれを利用し ! ! !? ﹂ シンから聞いたぞ 正体を現せ .....嫌、ドゥーム ! お前 ! 前世のお兄さん ! う。 アルベルト ! アルベルトがアケノミハシラ上空にヒミコの肩にいるアルベルトがおり、ウィルが言 から我が停止させた.....﹂ て、この世界とあの世界を融合させる......勝手に世界を変えようとした........だ ﹁フハハハハ !! ! !! の体を使って行動してるってなぁ ! ﹁お前 ! ! え、悪魔のような翼を持ち、胴体に顔があり、パラメイルの5倍大きかった。︵分かりや するとアルベルトの顔が割れ、とその中から巨大な赤黒い物が出てきて段々と形を整 ﹁そうだなぁ、この体を使うのも、飽きたからなぁ.......目障りだからなぁ.......﹂ 中編 651 全宇宙を 次元を混沌の世 すく言えば、﹃ウルトラマンガイア﹄最終話に出てきたゾグゥ見たいな奴です。︶ 6000年前 ! ﹂ ! お前らの運命は ﹂ ....ここで決まる ﹂ 忌まわしき双子の神によって封印され敗れ、更には 我が名は邪神皇ドゥーム ﹂ !! ﹁それがお前の本当の姿か ﹁フハハハハハ だが 界に私の領域に変えようとしたが 銀河連合にも敗れた ! ﹁先の銀河大戦の屈辱を張らさせてもらうぞ ! なった。 ﹂ 空が真っ赤っか 一体何を ﹂ !!! ﹁何てことを ﹁ドゥーム ?! ﹁うわぁ !!! ﹂ !!!? 俺が許さん ﹂ その後、ギャラリック・リングでリーパーの星も呼ぶ.......﹂ !!! ! ﹁そんなこと ﹁ ! ストもだ 後は向こうの地球にも増殖木を生えさせ、アウラの民も家畜にする.....勿論、ヘルガ ﹁ヘルヘイムを展開させ、生き残っている人類を家畜にするため捕獲するのだよ...... ! ! ﹂ するとアケノミハシラのメインシャフトから巨大な血肉が樹が生え、巨大な樹木へと !!!! !!!! ﹁何をするんだドゥーム !!!? !! ! !!! ! 652 その時、ヘルヘイムから光が漏れている事にドゥームが気付いた直後、ヘルヘイムが 破壊された。 ﹂ ﹁グアアアアァァァァァァァ∼∼∼ ﹂ !!!!! 己ぇ ヴェクタの小僧が !! よくもヘルヘイムと我 !!! ﹁アレクトラ ﹂ !! !! タンカを ﹂ その間にペルシウスはアウローラの所に行き、負傷したジルを運んだ。 レーザーから守った。 を展開させ、アウローラと連合艦隊と同盟国軍艦隊とアウラ達を無数に来るホーミング ジュ達に目掛けて発射した直後、ペルシウスからヘリオスとセレーネが現れ、光の障壁 ドゥームが怒声を上げると巨大な両翼から無数の赤黒いホーミングレーザーをアン の顔に傷を付けやがってぇ !!!!! 直撃し、大爆発し、ドゥームの顔の左半分が火傷と肉が出てきた。 リュンポスを特攻させペルシウスごと、脱出させた。オリュンポスはドゥームの左目に するとヘルヘイムの中からオリュンポスが飛んできてドゥームの左目に向かって、オ ﹁何 !? ﹁早く ! マギーがタバコを取りだし、火を付け負傷したアレクトラに渡した。 ﹁無駄だよ....それより、タバコを....くれ.....﹂ 中編 653 ﹁エ ン ブ リ ヲ は 奴 に 吸 収 さ れ て 死 ん だ が....代 わ り に ド ゥ ー ム が 人 間 達 を 貪 り 喰 う と......﹂ ﹁ ﹂ アレクトラ ....アタシなんてバカな事を ! アレクトラとシンが説明した直後、サリアが泣き崩れる。 ﹁ごめんなさい ! ﹁本当.....私にそっくり....まるで、妹みたいに....﹂ ! ﹂ ? サリアがアレクトラの名を呼ぶがアレクトラは返事を返してこなく、息を引き取っ ﹁アレクトラ..... するとアレクトラがくわえていたタバコが落ちた。 ﹁良かった....最後に.....あんたと.............﹂ サリアはアレクトラのを握る。 ﹁アレクトラ....﹂ アレクトラはそっと、サリアの頬に触れる。 ﹁ごめんね....辛く、当たって﹂ 巻き込みたくなかった。﹂ ﹁真面目で...泣き虫で...思い込みが激しい所から、男の趣味まで......だから.... !? ﹂ ﹁さらにドゥームはエンブリヲの次元の力で全ての時空をも支配するつもりだ.....﹂ 654 た。 ﹂ !!! 握りしめた。 ﹂ サリアが抱き、さらに泣き崩れ、アンジュ達も悲しんだ表情になり、シンは拳を強く ﹁アレクトラァァァァァァ !!!!! ドゥーム !!! ペルシウス ﹂ シンは怒声を上げ、ペルシウスに乗り込んだ。 ﹁んぞ.......許さんぞ ﹁行くぞ !! ﹂ ガシオーネスに乗り込み、ドゥームへと向かった。 グを放出し、ディメンジョン・ヴァルキュリアとソディアック・ミラージュを持ち、ペ のフェイクがオープンし女神のような顔になり、ウィングから虹色に光るビームウィン するとペルシウスの装甲が光り始め、虹色に光り、間接部が白銀になり、ペルシウス !!! 最後のヴェクタの若造が ! !!! 後の戦いが始まった。 ドゥームはヒミコに憑依し、オラクリッドを突き付けペルシウスに向かって行き、最 ﹁来い 中編 655 後編 シンよ ﹂ ﹂ ﹂ そしてヘルガストとゼーベスをたぶら 虹色に光るペルシウスと黒くなったヒミコはとてつもないスピードで、お互い紅と蒼 その程度か !! の粒子を放出し、戦っていた。 ﹁フハハハハ お前だけは絶対に倒す ﹁殺れるものなら、殺ってみろ ﹂ !!! ﹂ て、連射した。 ﹁愚か者が ダークレーザービット リフレクタービット ヒミコはオラクリッド回し、エネルギー弾を弾いた。 ﹂ !! ﹁オラクルビット !! !! ﹁ライトソードビット !! !!! 2機はそれぞれのビットを展開した。 ﹂ シンはディメンジョン・ヴァルキュリアをライフルモードに切り換え、ヒミコに向け ! !? よくもアルベルト兄さんの体を使って かして ﹁黙れ ! ﹁ウォォォォォ !! !!! ! !! 656 ﹁やるなぁ......﹂ ﹁そっちも.....﹂ 何処に....... ﹂ ﹁さてと....そろそろ時間だ....﹂ ﹁消えた !? ﹂ ﹁皇女殿下は貰うぞ..... ﹂ ﹂ !? ﹂﹂ ドゥームが言った直後、ドゥームはアンジュを拐い、アンジュと共に消えた。 ﹁﹃最後の晩餐﹄のプランBだ......﹂ タスクがドゥームに言う。 ﹁ドゥーム何をするんだ ! を強く握る。 アンジュがハンドガンをドゥームに向けた直前、ドゥームが早く動き、アンジュの首 ﹁ドゥーム !!!? ﹁皇女殿下貴様が必要だ.....﹂ その頃、アウローラではアンジュの後ろから突然、ドゥームが現れた。 ! !!! タスクとサラマンティーネとヒルダが叫び、タスクは急いでシンに通信回線を開い ﹁﹁アンジュ 後編 657 た。 何処行った ﹂ その頃、シンはまだドゥームを探していた。 ﹁あいつ !? ﹁大変だ ﹂ ﹂ ドゥームがアンジュを拐って消えたんだ ﹂ そこにいます。﹄ ﹁誰だ ......夢に出てきた ﹂ ....ヴェクタの意思だ ヒルダが叫ぶとシンはあることを思い出す。 ﹁この声 ! ﹂ アウローラ上空にアウラがおり、シン達に伝えた。 ﹁アウラ ドゥームは時空の狭間にいると....... ! !? するとサラマンティーネが上を見て言う。 ! !? ﹂ ﹃時間と空間の狭間......かつてヴェクタ人によって作られた領域......ドゥームは ! !? シンは慌てると何処からか女性の声が聞こえた。 ﹁何 !!!? ! ﹁どうしたタスク するとタスクからの通信が来て、シンは通信回線を開き、話した。 ! 658 オリジナル のだ﹂ その頃アンジュは、何処か知らない施設の寝室に寝かされており、アンジュが目を覚 ﹂ まし、外に出た直後、見覚えのある場所に目をつけた。 ﹁まさか......ここは ﹁そうだ皇女殿下......アルゼナルだ....... " ﹁ドゥーム ﹂ ドゥームへとなった。 上空からヒミコが浮遊しており、ヒミコから禍々しい黒い物が出てきて形状を整え、 " !? ﹂ 界へと変われる。そのためには貴様の皇家のの血が必要なのだよ......﹂ 律者.....私の二度の復讐は全てここから始まったのだ....そして間もなく混沌の世 ﹁我 の 二 度 の 復 活 と 二 つ の 地 球 と 人 類....残 り の ラ グ ナ メ イ ル.....マ ナ の 世 界 と 調 ! ! アンジュはドゥームから逃げるとドゥームが言う。 ﹁冗談じゃないわ 後編 659 ﹁逃 げ よ う と も 無 駄 だ。こ こ は お 前 の 知 る ア ル ゼ ナ ル で は な い.....少 し......あ る 男と邪神の昔話をしよう。﹂ ﹂ !? そしてアルベルトが一人なった直後、我は隙を見てアルベルトに取りつき、体と意識 ルベルトがいた。 侵入し、我はヴェクタ中央区研究所でまだ行くと....前世の頃のヴェクタの若造とア 出られた。そこからだ.....我の復讐は.....まずは体が必要だった為、ヴェクタ星に ヴェクタ人はこの時空の狭間へと超次元転送させ、閉じ込めたが、エンブリヲのお陰で ﹁銀 河 大 戦....ギ ャ ラ リ ッ ク リ ン グ が 我 の 心 臓 で も あ る 惑 星 リ ィ ボ ラ と 我 を...... ﹁え この時が止まった世界に来ていたのはエンブリヲではなく.....この私だからなぁ﹂ ごと時空の狭間へと飛ばされた......だが、それが全ての始まりでもあった。 しかし、突如に発生した局所的インフレーションによってシステムは暴走し、この島 開こうとした。 航海次代へと幕を開けた.....有人次元兵器﹃ラグナメイル﹄この機体で別次元の扉を 統一理論、超対象制粒子、そして多元宇宙と別次元.....別次元への進出は新たな大 し、発見した。 ﹁この島は元々、最高の素粒子研究所でもあった。その時、ある男は色んな物を生み出 660 を奪い、前世の若造を地獄へ叩き落とした。その後、地球に通信回線を開き、虚言させ、 パンドラメイルとギャラリック・リングを奪い、そしてパンドラメイルを研究させ、作 り上げた量産型パンドラメイル....それが残りの6機のラグナメイルだ。 たが、エンブリヲは余計なことをしてくれた。 戦争を終わらせ、新たな地球を作り、人間も作り直した。人類を導く調律者となって なぁ、私はエンブリヲが目障りで厄介な存在として、アルベルトに成り済まし、エンブ リヲに近づき、たぶらかさせた。お陰でエンブリヲはまんまと我の手のひらで何も知ら ないまま踊ってくれたよ.....そして...エンブリヲの次元の力も奪えた......後は ﹂ ギャラリック・リングと皇家の血筋で惑星リィボラを呼び出すだけだ。その為に我に協 ﹂ 力してくれないかね ﹁お断りよ ? アンジュがドゥームに殴ろうとしたがドゥームの目が光、アンジュを吹き飛ばした。 ! ﹂ ﹁無駄な抵抗は止めろ.....下等な人間が﹂ ! アンジュはアルゼナル内を逃げ回った。 ﹁誰が 後編 661 その頃、アウローラではアンジュがいる場所を知るとヒルダが問う。 ﹂ !? ﹂ !? ﹂ !? ! ンドラメイルの超次元跳躍システムなら.....﹄ ヴィルキスを使えるのはアンジュだけだ ! ﹄ ! ﹂ !? ﹂ ! ﹁お前ならアンジュの事を誰よりも思っている。﹂ ﹁え ﹁タスク、お前がやれ それを聞いたシンはタスクに問う。 ﹁強気...意思....﹂ 人の思いに答えるはずです。必ず ﹃いいえ、人類の未来を照らす光、ラグナメイルはその為に作られし物.....強気意思を ﹁だけど ﹂ ﹃時空跳躍システムが解放されたヴィルキスとヒステリカを除くラグナメイルの親機パ ﹁ ﹃ヴィルキス...そしてパンドラメイル﹄ ﹁んな所どうやって行けば良いんだよ リングで惑星リィボラを呼び出すつもりです。﹄ ﹃そう、あらゆる宇宙が孤立した、特異点からでは、辿り着けない場所、ギャラリック・ ﹁時空の狭間 662 タスクはアンジュの指輪を見てヘラクレスに乗り込む。 そしてアンジュは逃げ回るがドゥームに先回りして待ち伏せされていて、アンジュが ヴィルキス ﹂ 何度も何度もヴィルキスを呼ぶ ﹁ヴィルキス ! ﹂ するとドゥームの人指し指の形状が変わり、ナイフのような指になり、拘束したアン ﹁さてと﹂ ﹁まだ抗うのか....無駄な事をやるなぁ、人間は﹂ ンジュの首と手足を縛る。 アンジュはドゥームを蹴ろうとしたが、アンジュの後ろの草むらから血肉の触手がア ﹁こっの∼∼ アンジュは歯を食い縛り、ドゥームに蹴ろうとした。 ﹁無駄だ....指輪は置いてきた。﹂ しかし、アンジュが叫んでも出てこない。 ! !!! ﹂ ジュの手に突き刺す ﹁クッ ! 後編 663 ﹂ ! ﹁フン....﹂ リィボラを呼び出せ ! る。 ﹁頼む 俺に力を貸してくれ ﹂ ! ﹁ヴィルキス ﹂ しかし、タスクがヴィルキスを起動しようとボタンを押したが、反応はなかった。 ! その頃、ヴィルキスに乗り込んだタスクはアンジュの指輪を持ち、ヴィルキスに答え ングの内側から巨体なワームホールが現れ、その中から赤黒い巨星が現れた。 ドゥームが叫ぶとギャラリック・リングが変型し、巨体なリングへと変わり、そのリ ﹁さて....これで良し.....ギャラリック・リング 664 !! 神気取りの化物が ﹂ ﹂ ! ﹂ ! するとタスクが怒鳴る。 偉そうな事を言って 結局は自分の世界に作り変えたいだ ヴィルキス ﹂ お前もずっとアンジュを守っ !!! なのに....あんな奴の思い通りになってもいいのか !! どうして動いてくれないんだ しかし、ヴィルキスは何も反応しなかった。 !? !? てきたんだろ !!? 報告した直後、船内は揺れが起こり、ヘリオスとセレーネが惑星捕食を止めていた。 ﹁凌ぎきれ ﹁惑星捕食.....来ます そしてリザーディアがリィボラとの衝突率を報告した。 ヘリオス、セレーネ、アウラがアウローラとグリッターを含む艦隊を守っていた。 ドゥームの手からモニターが現れ、そこに映し出されたのは、惑星リィボラの衝突を ﹁神に向かって口答えか.....まぁいい......見たまえ、ラストステージだ......﹂ ! そしてアンジュはドゥームに怒鳴る。 ﹁この けでしょ ! するとドゥームはアンジュに平手打ちをした。 ! ! ﹁どうして 後編 665 その頃、ドゥームがアメズヤクラを持ち出し、アンジュに突き付けた直後、アンジュ が歌い始めた。 ....無駄な足掻きを...﹂ 突然の事でドゥームは首をかしげる。 ﹁♪∼♪∼﹂ 俺に力を 貸してくれぇぇぇぇ ﹂ !!!!! ヴィルキス ! 涙が落ちた。 タスクがヴィルキスに向かって叫び、涙が指輪に落ち、アンジュがタスクの名を言い、 ! ドゥームのアメズヤクラがアンジュの胸に突きつけると一筋の血が流れた。 ﹁ ? ﹁目を覚ませ ! 666 ﹁タスク..... ﹂ ! ﹂ ......聞こえた ﹂ その時、アンジュの指輪が光、アンジュの声が聞こえた。 ﹁ ﹁何 ! ! アンジュの声が ﹂ ! ﹁良し ﹂ ﹂ ﹁私達も共に ! ﹂ ﹂ ! ﹁タスクさん ﹂ アンジュリーゼ様をお願いします 私のラグナメイルで行って ! ﹂ ! ﹂ クリスとロザリーがヒルダに近づき、クリスは指輪をヒルダに渡した。 ﹁ヒルダ ! ! サラマンティーネやヒルダ、フィーリ、リュウガがそれぞれの機体に乗り込んだ。 ! ! ﹁すげぇ ﹁ヴィルキスが が白から元の黒︵ザ・プリミティブ︶へと変色し、皆が驚く。 するとヴィルキスのモニター画面から天使の絵が映し出され、ヴィルキスの装甲の色 ﹁今 サリアがタスクに問う。 !? ! ﹁わかった ! 後編 667 ﹁絶対死ぬんじゃねぇぞ ﹂ ﹂ ! ! ヒルダ ! ﹁案内してくれ ﹁シン ヴィルキス ﹂ ﹂ ﹂ お兄ちゃん 帰ってきてね 御武運を ﹁頑張って ﹁皆さま ! ! ﹁頑張ってけ∼∼ ﹂ ﹁御託をお祈り申し上げます ! ﹂ ! ﹂ ヴィヴィアンが応援するとヴィルキスと共にシン達は消えた。 !!! ! ! ! ! そしてヴィルキスを含むラグナメイルやパンドラメイルが強く光始める。 ! ヘラクレスとペルシウスが自動で動くヴィルキスを見て叫ぶ。 サリアは笑った表情でクレオパトラを動かす。 ﹁サリアちゃん....必ず、帰ってきて.....﹂ そしてサリアはクレオパトラに乗り込むとエルシャとヴィヴィアンが言う。 ヒルダはクリスのテオドーラに乗り込んだ。 ﹁待っているからね 668 ....これが時空の狭間 ﹂ シン達は虹に輝いく空間を飛んでいた。 ﹁ !? ﹁ ........まだ分からないのか......﹂ ﹂ ﹂ ﹂ ! ﹁これって..... アンジュだ サラマンティーネさん そして空間を飛んでいたシン達の耳にアンジュの歌が聞こえてきた。 ﹁ 突然、アンジュがまた歌い始めた事にドゥームは怒りの表情を見せた。 ﹁♪∼♪∼﹂ そしてその歌はアンジュだけに聞こえ、アンジュも歌い始める。 ﹁♪∼♪∼﹂ ヒルダが言うとサラマンティーネが歌う。 !? !? !? ﹁アンジュ.... ! ! ! 後編 669 タスクがサラに言い、するとヴィルキスが別方向へと向かい始め、その目の前にアル ゼナルが見えてきて、シン達は加速する。 そしてドゥームがアメズヤクラでアンジュを突き刺そうと構えた直後、空間からヴィ ルキスが現れ、その後ろからシン達も現れる。ドゥームはそれを見て驚き、その場から ﹂ 離れる。タスクはARSスーツのヘルメットを外し、アンジュへと向かう。 ﹂ ! ごめん ..... ﹂ ? ﹁怖かったよね ﹂ タスクはアンジュが泣いている事に気付き、慰める。 ﹁ごっ ! むと言うハプニングになり、タスクは直ぐにアンジュに謝ろうとする。 タスクはアンジュをキャッチし助けたが、こんな状況でもアンジュの股に顔を突っ込 ﹁タスク アンジュはタスクの方を向き、タスクはドローンを呼び出し、血肉の触手を破壊した。 ﹁アンジュ∼∼ !! !! ? 670 ﹁ありがとう...来てくれて....﹂ ﹁皆が力を貸してくれたんだ﹂ 二人の良き雰囲気はヒルダに見られており、ヒルダが謎のブーイングをしており、ア ンジュがヒルダの方に向くとヒルダの表情が嬉しそうな顔になっていた。 するとタスクはポケットからアンジュの下着を取り出した。それを見たアンジュは ﹁これを....返すために﹂ 怒る。 ﹂ ﹁そろそろ決着を付ける時が来たな ﹂ ﹂ ﹂ タスクはアンジュに指輪を渡し、お姫様抱っこでヴィルキスへと移した。 ペルシウスはペガシオーネスから降り、ヒミコを蹴り飛ばす。 ! リアのソードモードが襲い掛かる。 ヒミコはオラクリッドを突き付けた直後、ペルシウスがディメンジョン・ヴァルキュ ﹁貴様ら....どうやってヒステリカなしでここまで来たのだ !!!!? ミコが現れ、ドゥームが液体へと変わり、憑依し、黒いヒミコに変わった。 タスクはヴィルキスが着陸している場所にヘラクレスを着陸させると目の前からヒ ﹁バカッ ! ﹁アンジュはヴィルキスを...スーツはバケットの中だ ! 後編 671 タスクはアンジュを降ろし、ヘラクレスに乗り込み、シン達の所へと向かっていった。 ア ン ジ ュ が ヴ ィ ル キ ス に 触 れ た 瞬 間、指 輪 が 強 く 光 だ し、そ れ に ア ン ジ ュ は 驚 く。 ﹁あなたが連れてきてくれたのね....皆を﹂ ヴィルキスの色が黒から元の白と青と赤のラインへ変わり、さらにアンジュの服が変わ 行くわよ ヴィルキス ﹂ り、白のライダースーツへと変わり、頷く。 ﹁さぁ ! ! ﹂ リーパーの巨星リィボラを動かしているのはあの機体よ ﹂ ﹂ ! ン達に言う。 ﹁皆 はドゥーム ﹂ ﹂ サリア達もアサルトモードに変型させ戦闘体制をした。 ﹂ ﹁まだ我を倒そうなど考えているのか愚者よ ﹁ ﹁分からせなくてはなぁ....力ずくで ! ドゥームが手を指し伸ばすとヒステリカ及びレイジア、ヴィクトリア、エイレーネそ !! !? それとリィボラの心臓 アンジュはヴィルキスを動かし、空へと舞い上がり、アサルトモードへ変型させ、シ ! ﹁つまり、両方倒さない限り ! ! ! ﹁世界と...時空が滅ぼされると言う事ですね ! 672 ﹂ してパンドラメイルの百鬼、百魂、百霊、百妖を呼び出した。 ﹁殺ってみろ ﹂ ﹂ ! ﹂ ﹁ハハハ 愚かな者達だ ﹂ 素直にヴェクタ人のような腰抜けで逃げれば良かったものの ! ﹂ 人間共に嘘を吐き、ヴェクタを壊滅させたのは、紛れもなくこの我な ﹁どう意味だ...... ﹂ ﹁言葉の通りだよ のだからなぁ ! そしてサリアはエイレーネを相手しているとエイレーネのアイが光、ドゥームの声が シンはカリバーンとレーヴァティンをマグナムモードに変型させ、追撃する。 !!! ! 御する。するとドゥームがシンに言う。 シンはディメンジョン・ヴァルキュリアを降り下ろし、ドゥームがオラクリッドで防 ﹁俺達はパンドラメイルを ! ﹁私達はラグナメイルを シンが叫ぶとタスク達はそれぞれの機体を相手しに向かった。 ! ! !? ! ﹁なるほど....結局ヴェクタ人を滅ぼしたのは.......お前だったのか 後編 673 ﹂ ! ﹂ ? サリアに話す。 ﹁これは アレクトラの仇 ﹂ !! ライフルを焔龍號に向けた。 ﹁お前は我の奴隷に過ぎない ﹂ ! どうしちまったんだこれ !!? ! ムに操られていた。 ﹁何だよ ﹂ 気付き、急いで回避するが、ヒルダの方もテオドーラもクレオパトラと同じく、ドゥー サラマンティーネはクレオパトラのビームライフルが焔龍號に向けられている事に ﹁避けて ! ﹂ エイレーネのアイが光ると、クレオパトラのアイも光、するとクレオパトラがビーム ﹁フフフ....愚かなサリアだ....﹂ ! クレオパトラはエイレーネを蹴り飛ばし、ラツィーエルを振りかざす。 ﹁えぇ、あなたを倒すためにね ﹁我のために戻ってきてくれたのかい....サリア 674 シンはペガシオーネスのライトソードビットとダークビットレーザーを展開し、ヒミ コを迎撃するが、ヒミコはオラクルビットを展開し、オラクルビットがヒミコを包み込 み、防御体制をとり、ソードビットとビットレーザーの攻撃を防ぐ。 無しでギャラリック・リングを起動出来たからなぁ﹂ ブリヲを手のひらに踊らせ、ラグナメイルを開発してくれたお陰です最後のパンドラメ ﹁人間共に感謝してるよ....パンドラメイルとギャラリック・リングを強奪させ、エン シグムント イル " " 皇よ ﹂ ﹁サラさん ﹂ その通りだ ﹂ ! 言う。 シンはディメンジョン・ヴァルキュリアで回転斬りでヒミコに斬りつけ、ドゥームに ﹁ヒルダ ! ヒルダとサリアも必死にテオドーラとクレオパトラを動かそうと抗っていた。 ! ! ! ﹁そんな卑劣な奴に負けるシンじゃねぇっての ﹂ ﹁つまり、あなたの復讐の為に何もかも利用させたと........卑怯な者ですね...邪神 するとサラマンティーネがドゥームに言う。 ﹂ ﹁くっ ! 後編 675 ﹁俺は 誰の思い通りにはならないぞ ﹂ ! ﹁そ う よ.....私 だ っ て ﹁私も 糞みたいな奴の奴隷にはならねぇ ﹁俺達も ! ﹂ ! ならぬぞ ﹂ ト・モードを使った。 ラグナメイルは人の思いに答えて ﹂ あいつらのパンドラメイルとラグナメイルが覚醒しただと それを見ていたドゥームは驚いていた。 !? ﹂ クレオパトラとテオドーラと焔龍號がレイジア、ヴィクトリア、エイレーネを破壊し ﹁なんだと !!!!???? リュウガのヤマトも紅きドラゴンのような翼を展開すると三機はハイパーオーグメン は金色に輝く翼が展開され、フィーリのジャンヌも蝶のような、青白く輝く羽が展開し、 タスクとフィーリとリュウガが叫ぶとそれぞれのパンドラが光、タスクのヘラクレス ! ﹂ ﹁僕達も ! ﹂ ﹁絶対に ! そして、ヒルダの指輪も光だし、テオドーラの色が黒から赤へと変わった。 ! その時、サリアの指輪が強く光、クレオパトラの色が黒から青へと変色した。 もう誰の支配も受けない ....ア ウ ラ が 言 っ て た そしてサリアは気づき、アウラの言葉を思い出す。 ! くれるって、私は私よ ! ! ! ! 676 た。 ヘラクレスのハンドブラスターがハイパーハンドブラスターへとなり、フェイゾン粒 子を使ったハイパービームを連射し、ヒステリカの胴体を貫き、破壊し、 フィーリも超高速で百鬼と百魂の後ろへと回り込み、ハイパーアイスビームキャノン とハイパーヴェスバーとハイパービームランチャーを乱射し、百鬼と百魂を破壊する。 エンブリヲの次元の力 ﹂ 何故立ち上が ! 邪神皇を滅ぼす力を持ち邪神皇の支配を壊すため ﹂ ﹂ ヴェクタは古代種族ムーアの遺志を継 それが人間だ 支配する力があるのに リュウガも超高速で百妖、百霊を連撃し、叢雲から青白く発光するハイパーエネル ﹂ 何故なんだ ﹂ 混戦的で反抗的イレギュラー ! ギーブレードで二機を切り刻む。 れるのだ ﹁何故だ ﹂ ﹁人間だからだ ﹁ ﹁支配をぶち壊す そして 何故ヴェクタが生まれたのか いだもう一つの種族 シンは心の中で実父サムの事を思う。 ! ﹁今なら分かる !!! !? ! ﹁俺はヘリオス様とセレーネ様に願ったんだ ﹃邪神皇からの支配を断絶し、真の平和を ! ! ! ! ! ! !!!! ! ! !? ﹁だから親父は.....父さんは.....ペルシウスを託したのか 後編 677 ! ふざけるな ふざけるなぁぁぁぁ 我の力 !! 思いし ! ﹂ ﹂ ! 取り戻す﹄って 取り戻だと !? それに...... 選んだ次元を間違えたな ﹂ 次元とリーパーの力だ お前は只の弱虫な屑神だ !!!! ﹁何が思いしれだ けで支配するなんてそんなの神でも何でもない !!! ﹁これで終わりにする .......受けてみろ ! 俺らの絆を ! ﹂ !!!!! えばパズドラの虹の番人の色です。︶、6枚の虹色に輝く翼を展開した。 の光の弓糸を引くとペルシウスの装甲がさらに光輝く虹色へと変わり︵分かりやすく言 ガシオーネスがペルシウスと合体し、射手︵サジタリウス︶へとなり、ペルシウスは虹 トダークビットレーザーとリフレクタービットが光輝く弓の辺を回り始め、さらにはペ り、ディメンジョン・ヴァルキュリアと合体し、光輝く弓へと変わり、ライトソードビッ し、そしてひとつになると、なんともう一つのディメンジョン・ヴァルキュリアへとな し始めた。するとペルシウス腰部に収納していたカリバーンとレーヴァティンが浮遊 ントが光、コックピットから飛び出し、ディメンジョン・ヴァルキュリアの周りを回転 するとシンが身に付けていた少女から貰ったエクサリウム結晶が付いているペンダ ! ! を放とうとしていた。するとシンが怒鳴る。 ドゥームは怒りだし、ヒミコの肩が露出展開し、ハイパーディスコード・フェイザー れぇぇぇぇぇぇ ﹁断 絶 だ と !? !! !!!!! !!! 678 タスクとアンジュ達の機体から金色に輝く粒子が溢れ、ペルシウスに吸収すると2つ のディメンジョン・ヴァルキュリアのチャージがあっという間に999%から1000 %へとなり、ペルシウスは弓糸を放した。そして、ディメンジョン・ヴァルキュリアか ら無数の光の矢と金色に輝く巨体なビームを放ち、ヒミコが放ったハイパーディスコー ド・フェイザーを貫き、ヒミコとドゥームと惑星リィボラを直撃し、包み込んだ。 グァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ∼∼∼∼∼∼∼ ﹂ !!!!!????? ........己ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ∼∼∼∼ ﹂ !!!!! ボラは、まるで生命のない灰色の惑星になっており、今にも崩れそうな状態であった。 なり、ドゥームの体は溶けていき、再生出来ない姿になり、さらに赤黒かった惑星リィ ヒミコの装甲が剥がれ落ち、ビームウィングが停止し、爆発を起こし、上半部だけに ﹁バカな !!!!! ﹂ !!! で手を差し伸ばしてきた。 9000兆万年早いぞ ドゥーム !!!!! ド・フェイザーやハイパーディスコード・フェイザーを放った。惑星リィボラはパズル テオドーラ、クレオパトラ、ジャンヌ、ヤマト、焔龍號と共に収斂時空砲とディスコー ペルシウスがハイパーディスコード・フェイザーを展開し、ヘラクレスやヴィルキス、 !!!! 皆やこの宇宙に生きる種族を滅ぼそうなんて............ 上半部になっているヒミコ....嫌、ドゥームはペルシウスへと向かいおぞましき姿 ﹁己 ! ﹁これで最後だ 後編 679 何故だ 我の野望が 我の次元の力が !!! !!!!!!!!!! ﹂ ........こんな薄汚い !! .....何故なんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ ....だと !? 虫ケラ !!!! のように崩れていった。 な種族に !!!!!!!! ﹁アンジュ ﹂ タスクはヘラクレスから降り、アンジュへと走っていった。 ! 降下した。 ドゥームが消滅した直後、辺りが光輝いた直後、太陽が現れ、シン達がアルゼナルへ ﹁それが人間の絆だ........﹂ える.........それが............﹂ ﹁教えてやるよ.......何度でも言うが......その力は無限の力を凌駕し、次元をも超 に向かって教える。 ドゥームはヒミコごと粒子分解され、叫びながら消えていた。するとシンがドゥーム !!! ﹁消える 680 ﹁タスク ﹂ ﹂ ﹂ 何処でしょうかここは ﹂ ? ンがクイズを出す。 ﹁ここでクイズで∼す ﹁確かに ﹂ ﹁とっても見覚えがあるような∼....﹂ ! アウローラやグリッター含む艦隊はアルゼナルの発着場に降りると突然、ヴィヴィア 艦隊が降下して、アルゼナルの近くに着陸した。 それはアウローラとグリッター、アレクサンドルス、アライアンス、連合、同盟国の ﹁あれは 二人が抱き合っている時、アンジュが上を見る。 ﹁タスク......﹂ ﹁アンジュ......﹂ アンジュもヴィルキスから降り、タスクへと走っていき、二人とも抱き付いた。 ! ! ! ﹁ここ...アルゼナルだ !! 後編 681 ﹁本当だ でもなんで ﹂ !? 何でアルゼナルでっかくなってんの その時、ヴィヴィアンがアウラに問う。 ﹃ようこそ、我々の星...真なる地球へ﹄ すると上空からアウラが現れ、皆に言う。 ! ﹁ねぇねぇ ! ﹁これから、どうされるのですか ﹂﹂ ﹁国を作るわ ここに.....﹂ ﹂ シンが考え込むとアンジュが答える。 ﹁そうだな...俺達これからどうしようか ! ﹂ ﹂ ﹁貴方達が戦う必要も.....わたくし達が殺し合う理由も、もうないのです。﹂ サラマンティーネがシン達に問う。 ﹁﹁ん ? ? ﹁ああ、﹂ ﹁終わったんだな.....リベルタスが﹂ シン達は壊れたギャラリック・リングを見て言う。 世界と宇宙は解放されました....戻ってきたのです。世界が....あなた達の手に﹄ ﹃時空が解放され、全てがあるべき場所に戻ったのです。時空融合と惑星移動は停止し、 ? 682 ? それを聞いたシン達は驚く。 ﹁私達だけの国....ノーマや人間もドラゴンも種族も関係ない...皆が自分の意思で 生きる、厳しくて当たり前の国よ.....﹂ するとヒルダはシンに近づき、話す。 ﹂ ﹁アタシはあんたと...そして...シンと一緒に行くよ...何処だってさ﹂ ﹁ヒルダ....﹂ ﹂ するとモモカがヒルダの話に割り込んで問う。 ﹁それは私の仕事です ﹁あの.....アンジュリーゼ様、あちらの地球はどうなるのでしょうか ﹂ ﹂﹂ ﹂ ﹁分からんよ....向こうでは、もうすでに自分の足で皆を導いている者がおるかもよ くれない。自分たちの力で生きなければ、ノタレ死ぬだけよ...﹂ ﹁知ったこっちゃないわ、エンブリヲとドゥームは死んだ。これからはもう誰も導いて ? ! ﹁さっ、私達も行きましょう。自分の道を自分の足で マム ! れば、どんな山でも越えられる。 皆は敬礼し、自分達のこの足で未来を歩み、どんな状況に陥っても、仲間との絆があ ! ! ? ﹁﹁イエス 後編 683 その時、シンの背後から気配を感じた。 ﹂ ﹁父さん..... ﹂ シンはそっと後ろへ振り向くと、そこには..... ﹁ ? ﹂ !? れた。 !? ﹄ ! ﹁あんたは一人じゃないよ.......﹂ ダがシンに近づき、そっと抱いた。 シンの目元には涙が溢れ、泣いた。その光景を見ていた皆も泣いていた。するとヒル ﹁兄さん..........﹂ た。 アルベルトがそれを言い終えると、サムとエレナと一緒に天空の彼方へ帰っていっ ﹃未来を頼むぞ........弟よ...... アルベルトが現れた事にシンは驚くとアルベルトが近づき、シンの頬に触れた。 ﹁兄さん..... ﹂ サムの助手、エレナがニッコリと微笑み、そして.....シンも見覚えがある人物が現 ﹁エレナさんに.... 薄い青白く、輝いているサムが笑っており、さらに..... !? 684 シンは直ぐに涙を拭き、再びヒルダと共に歩んだ。 2年後...... 旧ヴェクタ星の廃墟に連合、同盟国、アウラの民達がヴェクタのテクノロジー研究し、 ﹂ ﹂ ウィルの故郷のヘルガーンの大気がテラフォーミングして、ヘルガーンに 流石、俺の御先祖だ このシステムと俺らが使っているシステムを組み 調査していた。そこにシンとロバートとメイがおり、ヴェクタ星を再建していた。する ﹂ ﹂ とシンがメイを呼ぶ。 ﹁メイ ﹁何か見つけた 合わせれば ﹂ 早速ギャラリック・リングを起動してヘルガーンに運ばなきゃ ん ! 住むヘルガスト人の多くが生きられる環境になるんだよ ﹁凄い ﹁そうだな ? !! ! ! ﹁これ凄いよ ! !? ! ! ! 後編 685 分かりました !? ﹁どうしたの ﹂ 後は頼む ﹂ メイ ﹁スマン ﹂ ﹂ ! !? ﹁シン ﹂ ﹁シンお兄さん ! ﹂ ﹂ シンは皆の所に行き、そして病室の扉をゆっくりと開けた。そこにはヒルダが寝てお ! ! ﹁お兄ちゃん ﹂ シンが駆けつけてきた。 マギーが設立した共和国病院内ではアリアとココとミランダが座っていた。すると シンはペルシウスを動かし、地球へとワープした。 !! ! もしかして ﹁..... ! ﹁ああ ? ! !! するとシンの端末から通信が来る。 .....はい∼ ? シンは慌てて、端末を切り、ペルシウスに乗り込んだ。 ﹁こちらシン.....はい....え 686 ﹂ り、その横に元気な双子の赤ちゃんが寝ていた。 ヒルダ ﹁遅せぇよ、シン﹂ ﹁遅れてごめん ! ﹁おめでとう ヒルダちゃん ﹂ ! 赤ちゃん触ってみても良いですか ﹂ ! ? ﹁お義母さん....﹂ ! ﹂ るとカメラを持っていたアリアとココとミランダが涙目にいた。 ヒルダ涙目に微笑むと、扉の方からカメラのシャッター音がなる。二人は扉の方を見 ﹁ありがとう.....﹂ ﹁良かった.....ヒルダも双子も無事で.........﹂ ﹁赤髪が男の子で藍の髪が女の子だよ。﹂ ヒルダは双子の赤ちゃんを抱き抱え、シンの腕に移した。 ﹁ほら、パパが来たよ∼♪﹂ ! ﹁あの...ヒルダお姉さま ﹁良いわよ﹂ ! ! プニプニだ ﹂ ! ココとミランダは双子の赤ちゃんに近づき、頬を触った。 ﹁本当だ ﹁暖かくて 後編 687 ココとミランダは興奮した。 ﹂ ? ドメイル、艦隊やドラゴン達の手伝いになってくれたから、たぶん...7週間でヴェク れに....ヴェクタ星の原生生物もいたから、物資を運ぶのにパラメイルやセイクリッ ﹁大変だよ再建は....それにあそこには地球文明が滅びる前の動物がいたからねぇ、そ ﹁シンもメイとロバートさんと一緒に旧ヴェクタ星の再建に取りかかってるってね﹂ シンはタスクに言う。 ﹁タスク、久しぶりだな﹂ ﹁アンジュ...後、タスクにソフィアちゃんも﹂ ﹁ヒルダ、いる には小さな子供が寝ていた。 すると扉からノックがした。扉が開き、中からアンジュとタスク、そしてタスクの腕 じゃなく、双子ちゃん達ののママになったからねぇ﹂ ﹁そうだねぇ、もうヒルダちゃんはアンジュちゃんが独立した人類銀河共和国軍の隊長 ﹁けど、マギーが検査して双子も身ごもっているって聞いたときは私も驚いたよ﹂ とき、私とシンとココとミランダで大喜びだったよ﹂ んが結婚してその4ヶ月後だったある日に、突然ヒルダちゃんが妊娠したって報告した ﹁あの時は、ビックリしちゃって声を上げまくって興奮しゃったよ。シンとヒルダちゃ 688 タ星は再建して、ノーマや人間達やアサリィ、サラリアン、トゥーリアン、ドラゴレイ ﹂ ﹂﹂﹂ ﹂ ﹂ それに双子が泣いたらどうするの するとアリアがシンの肩に触れる。 ﹁﹁﹁反省するの早っ ﹁大丈夫よシン、サムも喜んでるわ﹂ ﹂ ﹁.....そうだな、ありがとう。母さん﹂ ﹁その意気よ お兄ちゃん ! ﹂ ド、クォリアン、ゲスやヘルガスト等のいろんな種族が移住してくるからなぁ.......﹂ これは ﹁大変だな、﹂ ﹁大変だよ ﹁何そんなので怖じ気づくの シンが興奮するとアンジュに怒られる。 ! !? アリアに慰められたシンは立ち直った時、 ! するとココがシンに質問する。 ﹂ ﹁ねぇねぇ ﹁ん ! !? ! ﹁はい.....すいませんでした。﹂ ! 赤ちゃん達の名前はどうするの ? ? ﹁そろそろ思ったんだけど ! 後編 689 ﹁......ヒルダ﹂ シンがヒルダを見て言う。 ﹁凄い..... ﹂ ﹂ ﹁あんたって以外と綺麗なネーミングセンスするねぇ ﹁そうか !? ! シンは双子の赤ちゃんを抱き抱え、窓を見た。もう外は夕焼けになっており、太陽が を....種族を....仲良く、友好、分かり合えてくれよ.....﹂ ﹁陽弥....ルナ.....これからどんな困難に陥っても、立ち上がり、全てに生きる生命 だ。 シン達は笑うと小さな双子の兄妹も笑った。それを見ていたシンはやさしく微笑ん ﹁そうだよ﹂ ? ﹂ 名前の由来を聞いたアンジュとタスクは驚きを隠せなかった。 生きてほしいと願っているんだ。﹂ 太陽と月は、昼と夜に交代しながら地球を照らしてる。互い太陽と月のように仲良く、 ﹁二人の名は、ヘリオスとセレーネ様は太陽と月の神を名を持っている。だから、お互い たの...﹂ ﹁えぇ、この子達の名前は........男の子なら陽弥︵はるや︶、女の子ならルナって決め 690 後編 691 紅く輝いていた。微かだが、空に月も浮かんでおり、綺麗に輝いていた。 そして、それを天空から見ていたヘリオスとセレーネは笑っていた。 ジェミナライズ.......END、 NEWエピソード ングしている。 ﹂ お父さんとお母さんとおばあちゃんとココ叔母 藍髪の少女はいつも兄思いと家族思いでもあった。 ﹁俺は......俺らを守っている父さんを超えて皆を守れる男に俺はなる それは私の台詞だから さん、ミランダ叔母さんを守るのは私だからね ﹁お兄ちゃん ! それはママとパパの役目だよ ﹂ ! ﹂ ! 皆はしゃぐなよ∼ ! さてさてここでクイズで∼す ! ! あったが、今では隊長を務めている。 ﹁これこれ∼ 私は一体誰でしょう そ し て ピ ン ク 髪 で ピ ー キ ー な 美 少 女 は 人 類 銀 河 共 和 国 軍 の 第 一 中 隊 の 突 撃 班 で も ﹁やれやれ∼この四人は、﹂ ヤンキー口調な青髪の少女は三人の競い合いを見て、呆れていた。 ﹁待つのでござるよ∼ 指導者同士の子であり、赤い翼を持ちながら、なぜか飛ばないが優しき心を持つ少年 ﹁ちょっと二人とも ﹂ 赤髪の少年はかつて......この次元を邪神皇から救った父親を越えようとトレーニ !! ! 金髪の少女はいつも赤髪の少年と藍髪の少女と競い合っていた。 ! ! ! 692 ﹂ ﹂﹂ そして新たに来る機械生命体侵略者...アジマス連邦の恐怖 ﹂ 我らアジマス連邦の敵ではない 復讐だぞ ! 忌まわしきノーマとドラゴンめ ! フハハハハハハ 覚悟しておけ この世から消してやる ﹂ !!!!! ! 貴様達の存在を ! 少年は白銀と深緑の装甲をした禁断の機体と聖女のような聖なる機体をを手にした ! ! さらに、アジマス連邦の裏で機械生命体を操る謎の支援者でもあり、影法師..... ﹁下等な有機生命体のガキ共が ! !! ! ﹁﹁エンデラント...... ﹁お母さんの......故郷......﹂ ﹁ここが.....母さんの.......﹂ 双子の兄妹はかつて母親が生まれた土地に着く。 ? ﹁復讐だ 後編 693 双子の兄妹は、アジマス連邦に立ち向かう ! ﹂ ﹂ 俺 と 共 に....皆 を....こ の 銀 河 の 命......産 ま れ て く る 皆 の 命 を 守 ろ う シグムント ﹁行 く ぞ ! ! ﹁私も.....お兄ちゃんと一緒に.....お父さんが守った宇宙を守りたい ! 向かっていく ! 双子の兄妹は機体の出力を上げ、目の前に存在するアジマス連邦艦隊と巨大要塞へと ! 694 番外編 救難信号 ドゥームの戦いが終わり、シンとヒルダは育児生活をしていた。母親アリアは軍の中 でも優秀な提督に昇進した事により、シン達はアリアの大豪邸で住むことになった。そ ルナ やっぱり速すぎる ﹂ 待ちなさい ﹂ して時は流れて4年後.......大豪邸の廊下でヒルダは走り回っている陽弥とルナを 陽弥 ﹂﹂ ! ! 追いかけていた。 ﹁コラッ ! ﹁﹁キャハハハハハ ﹁アイツら ! !! ! 陽弥とルナは、はしゃぎながら豪邸の廊下を走っていおり、ヒルダでも中々追い付け ! がシンに抱きついてきた。 シンはこちらに走ってくる陽弥とルナを見て通せんぼのポーズをすると陽弥とルナ ! うるさいなぁ、﹂ ﹂ ないスピードであった。すると別のドアが開き、中からシンが現れた。 ﹁何だ ? そいつら捕まえて ﹁シン ! 救難信号 695 ﹁コラコラ に問う。 ﹂ ﹁何が起こったんだ ﹂ シンは陽弥とルナの頭を撫で、ヒルダの所に行き陽弥とルナを降ろし、状況をヒルダ ﹁﹁パパ∼♪﹂﹂ ! ﹂ ! ﹂ ! ﹂ ? ﹂ ? ﹁大破した世界で連合のブラボー中隊との連絡が4時間前に途絶えたんだ。﹂ ﹁それより、緊急命令って いって......バンロザリー...サイとクリスも任務中で無理って.....﹂ ﹁アンジュが緊急命令だって....残念な事にエルシャとカズは幼稚園の都合で来れな ﹁どうしたの ﹁はい、こちらシン..........分かった直ぐに行く....﹂ ヒルダが頬を膨らますとシンのデバイスから通信音が鳴る。 ﹁もう ﹁アハハハハ....無理もないよ、ここ無駄に広いから﹂ だよ の家だからって探検ごっこしたり、かくれんぼしたりして、メイドの邪魔になってるん ﹁陽弥とルナ...お義母さんの家が広いからって遊びまくりなんだよ....お義母さん ? 696 ﹁何があったんだ ﹂ ﹁また.....あの世界に行くの ﹁ああ、行ってくる﹂ パパ ﹂ ﹂﹂ ! み込んだ。 をステルスモードに切り換え、着陸した。シンとタスクはコードアースの大地を再び踏 シンはタスクと共にΝーアキュラでコードアースへ向かい、森林の中でΝーアキュラ シンとヒルダは口付けをしてコードアースへと向かっていった。 ﹁﹁いってらっしゃい ! ﹁いってらっしゃい......シン.....﹂ ! ? ﹁.....心配するな、必ず帰ってくる ﹂ するとヒルダは陽弥とルナを抱き抱える。 ﹁分からん....だけど嫌な予感がするんだ.....﹂ ? ﹁また.........この地球に来てしまったなぁ.......﹂ 救難信号 697 ﹁ああ、急ごう ﹂ の廃墟へと向かった。 ﹂ ﹁タスク、ブラボー中隊のビーコンは特定できたか ﹂ ﹁今、座標を縮小中........場所は........ ﹁場所は ! ﹂ シンとタスクは互いのARSスーツを装着し、ミスルギ皇国 ! ﹂ ﹂ そこは何と大破したアケノミハシラだった。 ﹁アケノミハシラからだ....... 何かの間違いじゃ ?! !? とにかくアケノミハシラへ向かおう ﹂ 確かにブラボー中隊のビーコンがアケノミハシラから座しているんだ ﹁アケノミハシラ ﹁だけど ﹂ ! シンとタスクはビーコンが大穴から出ていると分かり、ジェットパックで降下した。 ﹁この中からだ.......﹂ ! !? ﹁どうなってるんだ...... ﹁分かった ? ! シンとタスクは直ぐ様、アケノミハシラへと向かい、大穴がある場所にいた。 ! ﹂ するとタスクがビーコンの座す方向を見た。シンもタスクが見ている方向を見ると、 ? ? 698 ﹂ 最下層へ着陸すると確かに連合の中型艇の残骸があり、連合のブラボー中隊が倒れて いた。 ﹁いた ﹂ ! ﹂ ﹁脈動が停止している ﹁こっちもだ ﹂ ! .....ここで..........、ん タスクも報告すると、シンは疑問に思う。 ﹁何があったんだ !? するとシンは何かに気付く。 ﹂ ? ! 何か見つけたの ﹂ 倒れている隊員の手元にデータデバイスらしき端末が落ちていた。 ﹁これは ! ﹂ シンが大声を出しても返事はなく、シンは隊員の首を指で触れた。 ﹁しっかりしろ シンとタスクは倒れている。ブラボー中隊の隊員に近づき、揺すった。 ! ! ? ﹁ブラボー中隊の隊長キャプテン・α・エグゼクターが残した.......レポートだ。これ タスクがシンの所に駆けつける。 ﹁シン 救難信号 699 をアンジュの方に送信してくれ ﹂ ! ﹂ ! ﹂ ﹂ ﹂ ﹁どうした ﹂ ﹁これ..... !? ! ﹂﹂ !? ﹁だけど .....何 ﹂ ? シンの指差す方向を見ると小型リーパーの胸に青白く輝く苔が穴がある胸から出て ﹁変わった死にかたなんだ.....見ろ﹂ ? て、逃げて来たんだろう......だけど﹂ ﹁多分、リィボラが破壊される前に脱出して、さ迷っている所をブラボー中隊に発見され ﹁﹁リーパー それは何と小型のリーパーの死体があちらこちらに転がっており、 ﹁ !! !? ﹁タスク タスクは通信を終えた直後、シンが大声で呼ぶ。 ﹁ああ ﹃分かったわ、タスク......無茶だけはしないでよ﹄ 早速タスクはアンジュの所に通信をする。 ﹁分かった﹂ 700 いた。 ﹁これって........フェイゾン粒子 ﹁つまり ﹂ ﹂ んだ......だけどこれは......膨大な量のフェイゾンなんだ...... ﹂ ﹁そうなんだ.....フェイゾン粒子は普通俺らARSを着た者しか発動できない粒子な !? ! フェイゾンなんだ...﹂ ?! ﹂﹂ ﹂ ? ﹂ エグゼクターのファイナルレポートをヒカリとパメラとヒカルに解 ! 跳んでもない物が映っていたの ! 大変よ ﹁どうしたたんだアンジュ すると二人の通信機からアラームが鳴る。 蹴散らすなんて.....﹂ ﹁考えられないんだ......意思を持つフェイゾンがブラボー中隊やリーパーの残党を ﹁自ら生成出来るフェイゾン...... ﹂ ﹁こ の フ ェ イ ゾ ン は 天 然 な ん だ....さ ら に 言 う と こ の フ ェ イ ゾ ン は 自 ら 生 成 出 来 る シンがフェイゾンに触れるとかすかだが、フェイゾンが動いた。 ﹁ああ、間違いなく.....これは.....フェイゾン貯蔵タンク無しで.....しかも....﹂ ? ! 読した結果 ﹁﹁え ?! ! ﹁タスク 救難信号 701 アンジュが言うには、ファイナルレポートの中身は一つの映像らしくその内容は、大 破したコードアースの軌道上でパトロールしている最中、煙を上げているリーパーの残 党兵のアルマダ級の小型艦と遭遇し、戦闘が開始された。戦闘後、リーパー残党兵の小 型艦が大破し、コードアースに墜落、ブラボー中隊は殲滅の手段に出て、リーパーが墜 落 し た と 思 わ れ る ア ケ ノ ミ ハ シ ラ の 最 下 層 へ 追 跡 し た。し か し、そ こ に い た の は.......黒く青白い発光をしたARSスーツを着た人物とリーパー残党兵の死体が 転がっていた。我々は彼との接触を試みようした直後、その人物がフェイゾン粒子へと 変貌し、隊員に寄生した。寄生した隊員に攻撃を許可した直後、寄生された隊員が突然 我々に襲いかかり、我々ブラボー中隊に攻撃してきた。結果、ブラボー中隊は全滅し、黒 く青白い発光をした人物は飛び去っていった。エグゼクターは死ぬ直前にこのファイ ﹂ ﹄ ナルレポートを映像記録として、4時間前に連合や共和国に送信していたと...... ﹁何だあれは...... ﹃さらに映像にはあのシンと同じARSスーツを着た人物が映っていたの ﹁見せてくれ......﹂ ﹁.......俺 ﹂ !?!? おり腕のアームキャノンからフェイゾン粒子ビームを撃っていた。 シンが言うと黒く青白く発光するシンと同じARSスーツを装着した人物が映って ! ?! 702 ﹂ ﹂ ﹁まるで.....闇のシンだ......ダーク・シンだ.....﹂ ゴメン ﹁俺を闇化するなタスク ﹁ゴッ ! ! ﹂ か..........悪くないなぁ﹂ ダーク・シン ﹂ 俺の似たような姿で悪さしやがって ﹂ ﹂ 会ったとき ! ﹁え ﹁どっからでも来い ﹂ ﹂ それ彼に喧嘩売っているような感じだよ は絶対に倒してやるからな ﹁シン ﹂ ﹁悪い.... ﹁え ﹁それに.......まだいるんだろ....... ﹂ .........お前は一体誰だ ﹂ ﹂ ? ﹁え 一体何を ! ﹁何で連合の部隊も殺した ﹁ちょっとシン !? ? するとシンはタスクにビームアサルトライフルを向ける。 ? ? !? ! ﹁で も.....確 か に そ れ は 言 え る な......も う 一 人 の 俺.....ダ ー ク・シ ン ! ! ! ! ? !? ? ﹁いい加減、タスクに付きまとうのを止めろ ! 救難信号 703 ﹁え ﹂ ﹂ .......まさか....... ﹁はっ ﹂ ?! ﹂ ! ﹂ ......﹂ rk.......dar.......k.......sin...... ﹁何故、連合の部隊も殺した..... ﹁...........my.......kill..... タスク ﹂ ? お前はΝーアキュラに戻ってろ ! ? !? ﹁........you....are .....kill..........﹂ 全力で倒す ﹂ でも.......﹂ ﹁仕方ない ﹁え ﹁早く行け ﹂ ! ンが脱出しようとしているタスクにアームキャノンを向けた直後、シンがビームアサル タスクはジェットパックを展開し、アケノミハシラから脱出した。するとダーク・シ ﹁..........分かった ! ! ! !! ! ﹂ ﹁.......m y......n a m e.....i......i s......s........d a...... するとダーク・シンが話しかけてきた。 ﹁ダーク・シン タスクが後ろを見ると黒く青白く発光したダーク・シンがいた。 ! !! !? ﹁タスクから離れろ 704 存分に戦おうじゃないか ﹂ トライフルでアームキャノン目掛けて射ち、アームキャノンに直撃し、方向をそらした。 ﹁さぁて、俺とお前だけだ ! ﹁行くぞ ﹂ ク・シンに向けた。 ダーク・シンはアームキャノンをシンに向け、シンもビームアサルトライフルをダー ﹁........my..........you.....fight........﹂ ! ﹁コ イ ツ ッ 俺 と 同 じ 動 き で .......こ う な っ た ら......マ テ リ ア ラ イ ズ ﹂ ! ﹁さらに モードチェンジ デュポン・モード ﹂ ! シンのアーマーが赤黒く変色し、2倍速くなった。 ! ビーム ! 走りながら、鏡のように両者は同じ動きで戦っていた。 お互いはビームを乱射し、爆発が起こり、煙が晴れるとシンとダーク・シンが突撃し、 ! シンの手のひらから二本のビームの刀が現れ、ダーク・シンに斬り付けた。 セイバー ! !! ! ﹂ !! ! セイバーを振り回した。 ショルダーに装備されているPEDシステムを発動させ、3倍の速さになり、ビーム ハイパーオーグメントモード発動 ﹁こんなときのために........制御出来るように改良しとって正解だった ......... 救難信号 705 ﹁おんどりゃぁぁぁぁぁぁぁっ ﹁Wha....t........ ﹂ ノミハシラの外へ飛ばした。 ﹂ ダーク・シンが退けぞった直後、シンが渾身の一撃でダーク・シンを蹴り上げ、アケ !!!! ﹂ とシンは手に持っていた閃光玉をダーク・シンの目に向けて投げつけた。 ﹁フラッシュバン 眩い閃光がダーク・シンの目を焼き付けた。 ﹂ ﹂ ダーク・シンが怯んでいる隙にシンは踵落としをした。 ﹁eye....... 糞がっ !! ﹁マテリアライズ イルランチャー ビームガトリング ﹂ グレネードランチャー ! ENPグレネード アークキャノン タイフーンマシンガン ! ! シンの踵がダーク・シンの頭部に直撃し、地面へ叩き落とされた。 ﹁くたばれっ !! にグレネードランチャーを装備し、左手にENPグレネード装備のタイフーンマシンガ シンの背部からビームガトリングとアークキャノンが現れ、ビームアサルトライフル ! ! !! !! ! ! ミサ シンがダーク・シンの後ろに回り込み、ダーク・シンは後ろに回ったシンを見た。する アケノミハシラの外へ飛ばされたダーク・シンは体制を整えたその時、物凄い速さで !? 706 マテリアライズ プ ンを持ち、ミサイルランチャーは脚に装着され、フル装備で地面に叩き落とされたダー ﹂ !!! ク・シンに向けて一斉射撃をした。 ラズマダイバーミサイル ﹁ウオオオオオオオオオオォォォォォォォォォ∼∼∼∼∼∼∼∼ !!!!!!!! ﹁これで終わりだ ﹂ 腕くらいある高さのミサイルを装填し、ダーク・シンにロックオンした。 シンは装備を全て外し、手からロケットバズーカらしき重兵器が現れ、パラメイルの !! しくなっていた。 ? ........今 の 本 気 だ っ た の に......何 も な か っ た すると煙が晴れると中から無傷のダーク・シンが現れ、シンは驚きを隠せなかった。 ﹁ハァ、ハァ、ハァ、ハァ...........これで終わりか....... ﹂ シンは疲れきった体で降下した。既にデュポンモードは解除されており、息切れが激 が出来た。 発射され、ダーク・シンに直撃した瞬間、とてつもない爆音と爆風が起こり、キノコ雲 シンがプラズマダイバーミサイルのトリガーを引くとプラズマダイバーミサイルが !! ..........ち ょ っ と 待 て っ !!!!!!!! ! シンは疲れきった体で倒れてしまった。 かの様に......ピンピンしてやがる.......もうダメ.....スタミナが.......﹂ ﹁ 救難信号 707 ﹁You.......strong.......﹂ ダーク・シンはアームキャノンをシンに向けた直後、上空からΝーアキュラが飛来し、 ﹂ 急いでトラクタービームでシンを回収した。 ﹁ られまくられた事になった。 タスクに回収されたシンはトゥルーエデンに帰還し、後で愛する妻.....ヒルダに怒 ダーク・シンはそれを言うとコードアースから飛び去っていった。 ソノ......ツヨサ......イツカ.........コロス......イツカ...........﹂ ﹁シ.....ン.......y o u....ワ ス レ......ナ イ.......ソ ノ.....カ オ...... 言う。 そしてダーク・シンはコードアースから去っていくΝーアキュラを見ながら独り言を タスクはΝーアキュラの出力を最大に上げ、急いでトゥルーエデンへ帰還した。 !? 708 爆破テロ 真実の地球より、離れた惑星......シンによって再建された新星ヴェクタ星である 日.......事件が起こった。突然、マナが使えなくなった人達の居住区コロニーに爆破 テロが起こり、被害は深刻化し、民間種族や人達は爆発テロリスト犯に怯えた。そして シンによって設立されたヴェクタ安全保障局を建て、局長のエマ・ブロンソンがカズと バン、ロザリー、サイ、クリス、ヴィトール、ナオミが集められ、ブリーフィングルー ムでサリアがテロリスト犯の行動と作戦を説明していた。 .....爆破テロ組織名﹃新人類﹄は現在、居住区コロニーで民間人を無差別で ﹂﹂ !! 良いわね ! ﹂ ガンとトゥーリアンの同盟は破られ、クローガンが反乱を起こしてしまう。それだけは マーチが捕らえられている。もしリーヴ夫妻とブリマーチ大統領が殺されたら、クロー 国のクローガンの代表リーヴ夫妻とトゥーリアン総統府の大統領フェドリアン・ブリ 奪そして民間人86名及び、連合の軍人54名を人質にしているらしく、その中に同盟 虐殺し、物資を強奪している。さらには、連合軍の新型強襲母艦﹃アルキメデス﹄を強 ﹁良い事 ? 絶対に避けなければならない ﹁﹁了解 爆破テロ 709 ?! カズ達はシャトルで避難民キャンプ場に向かっていくと隣に座っているナオミがカ ズに問う。 らったのに....﹂ 、と言うことか﹂ 後、カズ...お前良かったのか ﹄っ ?! ﹂ ! ﹂ ? ﹁だって、愛するエルシャが待っているのですから﹂ ﹁何で ﹁そうなのですか.......でもカズさんなら大丈夫ですよ﹂ さないんだ....... て......俺は......そんな子供好きのエルシャを泣かせるテロリスト犯を......許 だ。エルシャは悲しんでいたよ.....﹃どうしてこんな酷い事をするの....... ﹁確かにそれも大事だけど......あのコロニーには何人者の子供達が殺されているん ? ﹁これぞ恩を仇で返す...... そいつ助けなければ良かった.... ﹂ ! ! バンが割り込み、暴言を吐く。 ﹁糞っ の奥さんをそのままにして ! するとカズは落ち込んだ表情をして、皆に言う。 ? 出産間近 ﹁だよね.....その人、おかしいよ....リベルタスが終わった後、アンジュに助けても ﹁まさかテロリストの首謀者がアンジュを売った友達だなんてなぁ、﹂ 710 ﹂ ﹁そうだな....おっと ﹁はい そろそろ着くぞ ! ﹂ ! ﹁サイ ﹂ するとサイが死体に近付いて手を合わせて念仏を唱え始めた。 い......﹂ て.....テ ロ 組 織﹃新 人 類﹄を 語 り、無 差 別 攻 撃 始 め た.....止 め な け れ ば な ら な に......友 達 だ っ た 者 を 殺 し、マ ナ が 使 え な く な っ た 狂 っ た 人 間 達 を 集 め、従 え 壊し.....アンジュさんに救われ、シンが再建したヴェクタ星に移住させてくれたの アンジュさんからの助けを呼んだ。結果......マナが使えなくなったことで精神が崩 ﹁酷い事をする.......アンジュさんを売り、処刑台で暴言を吐いた挙げ句、時空融合で カズが死体を見るとヴィトールが手を胸に当て、れいをする ﹁エマ局長の報告通り.......被害は尋常ではないなぁ......﹂ ビニールシートで隠されていた。 や、手で頭を守ったまま怯えるものが多く、別の場所では、無数の死体が転がっており、 で割れていた。避難民のキャンプ場では多数の負傷者がおり、タンカで運ばれるもの 所は爆破され転倒しており、ガラスには大量の血がこびりついており、無数の銃弾の穴 シャトルが着陸し、ハッチを開くとその光景は正に地獄だった......建物だった場 ! ? 爆破テロ 711 ﹁・・・・・・・・・・・・・・・・・・﹂ ﹂ ? た。 よく聞くが良い ........我等の名は 新人類 ﹂ 無差別に殺っているじゃないか それが消えるとカズは早速ハッキングを開始した。 ﹁これ......どっからハッキングしてんだ ﹂ !? 何が地に落ちただ ! ! ﹂ ﹂ .......... 我等、地に落ちた人間達を救いし、忌々しきノーマを根絶 させ、再び平和を取り戻そうではないか ﹃家畜達よ " ここを我等の世界に変え、新・ミスルギ皇国を再建し・・・・・・・・・・﹄ " ! ﹁今、場所をハッキングしている ﹁好き勝手にやりやがって !! ﹁ここを何だと思っているんだ !? !! ! ! そう言うと皆も手を合わせて祈った直後、上空から3Dモニターが現れ、映し出され ﹁そうか.......ありがとう.....サイ﹂ らしいんだとリュウガのお兄さん....スメラギさんから教えてもらったんだ。﹂ て、念仏を唱えてお経するんだ......ドラゴレイド人の葬式の時に僧侶に頼んで言う ﹁昔の人は.....亡くなった人がしっかりと天国に行ける様に、こうやって手を合わせ カズが問うとサイが立ち上がる。 ﹁何やってるの 712 ﹂ バンとロザリーが暴言を吐くとカズがハッキングを終えて、報告する。 ﹂ ﹁場所が分かったぞ ﹁何処だ ! る ﹂ 待ってよろよ ﹂ いかれ主義者が そこから発進している ﹁よ∼し てやる 取っ捕まえて 制裁を下す為に裁判にかけてやる サイは言うとカズに続いて壁の方へ向かった。 ﹁それか良い考えがある ! 進した。 ! ﹂ ﹂ ﹁クリア ! ﹁クリア ﹂ 大破した地球に逆戻りにし ﹂ サイとクリスは壁の上層部で確認と狙撃をしてくれると、カズ達は辺りを確認し、前 が緑溢れる森林に変わっていた。 巨大な壁の扉に付き、開門すると向こうの光景を見たカズ達は驚いた。廃墟だったの ! ! ! ! !! ﹁このヴェクタシティの壁の向こうにある旧ヘルガスト難民用の街で基地を築いてやが ?! !! ! ! ﹁クリア 爆破テロ 713 ! ﹁﹃そのまま前進して.....﹄﹂ 2時方向と11時方向に見張りが五六人いる.....クリス ﹂ サイが報告し、カズ達は前進する。その時、サイが何かに気付き報告する。 ﹁待って ﹂ ! ! 備した。 ! ﹂ ! ﹂ ! ﹄﹂ ! カズ達は前進し、サイとクリスも下に降りていった。 行くぞ ﹁﹃良いよ 俺らも後で合流するから先に行っていて ﹁分かった ! ! 見張りを全て狙撃したサイとクリスはカズ達に報告する。 ﹁サイとクリス....二人共、息ピッタリに狙撃してやがる。﹂ その様子を見ていたロザリーは安心感を得た。 クリスは喜び、サイはホッとした表情で次の見張りをクリスと一緒に狙撃する。 ﹁やった スの辺りで小さな銃声が鳴り、見張りの頭に直撃した。 クリスはスコープに写った見張りを狙い引き金を引いた。銃声は響かず、サイとクリ ﹁よ∼く狙って.......射て ﹂ クリスとサイはスナイパーライフルの銃口にサイレンサーを装備し、高速鉄鋼弾を装 ﹁うん ! 714 ﹂ カズ達はテロリストの基地がドーム型の建物の真下にいると判明した。 ﹂ ! 前進しよう ﹂ ! ﹁この下にいる ﹁良し ! ﹁待った ﹂ ! ﹁それは ﹂ ﹂ ﹂ ﹁俺とロザリーとシンと一緒に作った最新装置 ﹁﹃ジャミングパルサー﹄ まった。 その名も﹃ジャミングパルサー﹄だ ﹂ に鳥の鳴き声も何も聞こえなかったかのようになり、怯えるはずの鳥はカズの肩に止 バンは装置の回転式レバーを右に回すと聞こえていた物が急に聞こえなくなり、さら ! ? ﹁この装置を......地面に付け、そして ! ?? ! バンがカズを止めるとロザリーの腰部に付いていた長方形の形をした装置を外した。 ﹁ ? ﹁............﹂ 爆破テロ 715 ﹁こ の 装 置 を 作 動 し た ら ど ん な 銃 声 も 爆 発 音 も 何 も 聞 こ え な く な っ て し ま う ん だ......﹂ ﹂ ﹁めっちゃ便利やろ﹂ ﹁だろ ﹂ ﹁レイジング隊だ 全員動くな !! ﹂ 見張りは気付くのが遅いまま、カズ達のアサルトライフルで倒された。 カズに続いて、バンとロザリー、ヴィトールとナオミが穴の中に入り、その中にいた ﹁突撃 ヴィトールは地面に高圧カッターを作動し、人が入れるくらいの穴を開けた。 ﹁了解﹂ ﹁ヴィトール殺れ﹂ ? !! ﹁居ない ﹂ ? ﹂ バンは恐る恐る布を取るとそれは........ ﹁ するとバンが騒音を出すモニターと布で隠れた何かに気付く、 !? !? ﹁どう言うことだ ﹂ しかし、基地ないを確認するが誰一人も居なかった。 !! 716 ﹁何てこった ﹂ ﹂ 皆、破裂して死ぬ ら間違いなく ﹂ ﹂ ペトルサイト ﹂ だった 外へ出たカズ達はシンに頼んだスペースシップを呼んだ。 ! ﹂ ﹁Νーダンデリオン ﹁Νーエレーミア ! ヴィトール ナオミ ﹂ ! ! シンに連絡してくれ ! ! エルシャが ! ﹁早いとこアンジュやシンに知らせないと 地球が ﹁このままじゃ ﹂﹂ ! ペトルサイト粒子がアウラの都に充満した 画だった。それを見たカズ達は驚きを隠せなかった。 地球軌道上に配置し、ペトルサイト粒子が入った核爆弾をアウラの都に落とすと言う計 するとモニターから作戦についての事が書かれていた。その内容はアルキメデスを " ﹁これは・・・・・・ それは緑に発光し、人を死に至る粒子 ﹂ カズは驚き、モニターの電源を付ける。 ﹁ペトルサイト粒子 " !? ﹁ペトルサイトでどうするつもりだ........ ? !? ヴィトールとナオミは直ぐにサリアがいるヴェクタ安全保障局へと向かった。 ﹁﹁了解 ! !! ! !!!! ! 爆破テロ 717 ﹁オリオン ﹂ あの艦隊間違いなく奪われた新型の連合クルーザー アルキメデス だ " ﹂ ! トルサイト粒子が入っていた。 ﹁いた " 戦艦が移動しており、その下に巨大なミサイル並の突起物があり、その容器に大量のペ 3機のスペースシップはワープアウトすると目の前に黒とオレンジをした変わった 乗り、アルキメデスを追ってワープした。 ラに似た3機のスペースシップが飛んできた。カズ達はそれぞれのスペースシップに すると、上空の彼方から、イエロー、グリーン、オレンジのカラーをしたΝーアキュ ! る。 ﹂ するが装甲全体に高出力シールドが貼られているためフェイズキャノンが無力化され サイが言った直後、8時の方向からフェイズキャノンのビームがアルキメデスに直撃 ! できた。︵分かりやすく言えば、スペースシップ カルナス " 武装強化verとアキュ フェイズキャノンが発射された方向から武装強化と改造されたΝーアキュラが飛ん ﹁あれは !? " 718 ラ高速巡航戦艦verのブースターとスターウォーズのXウィングのようなレーザブ ﹁﹁了解 ﹂﹂ ﹂﹂ ﹂ 旧惑星ヘルガーンのように 時間を稼ぐから、お前らはその隙に奴を殺せ トの炎で焼き付かされる 俺が新型アーキバスに乗って あの艦隊を止めなければ地球はペトルサイ ラスター付きのウィングのようになっている。︶ ﹂ しかも改造している 久しぶりだな ﹁﹁Νーアキュラ ﹁お前ら ﹂ !! ﹁話はヴィトールとナオミからから聞いた ﹁シン !! ﹁頼むぞ 新型で俺のアーキバス ﹂ ! ﹁この機体......凄い アルゼナル制のアーキバスと違って、共和国が開発したこの試 く輝く粒子を放出し、空間へと出た。 シンはARSを着用し、新型アーキバスを起動するとアーキバスのウィングから青白 ! を装備しているような感じです。︶ 備したアーキバスが用意されていた。︵分かりやすく言えば、オーライザーのウィング ラーと背部のウィングは普通のアーキバスのではなく、変わった形のしたウィングを装 カズ達はスペースシップを散回し、シンは格納庫に行き、ネイビーとホワイトのカ ! ! !! ! ! ! ! ! ! 爆破テロ 719 ﹂ カズ ﹂ 作機アーキバスは俺の操作に追い付いている ﹁行けっ ! 更に出力も ! 推進力も ! ﹁クソッ 絶対に クソッ ﹂ 私はこんな所で死ねない ﹂ ! あの御方が言ってくださったのだから ! ﹁アハハッ 何で....... ! ﹂ 二人は武器を構えるとテロリストのリーダーは笑う。 ﹁追い詰めたぞ.......﹂ ムアサルトライフルを構えたシンとグレネードランチャーを持ったカズが現れた。 その時、艦橋のメインシャフトがグレネードランチャーで破られた。その中からビー ! そして艦橋ではテロリストのリーダーが慌てていた。 シンとカズは装備を整えアルキメデスの艦橋へと向かった。 ﹁分かった ! ! ! ! ! ? 720 ﹁ ﹂ ﹁何でっ ﹂ 何であんた達はあんな化物が本当の人間って言うの 者が人間のはず マナを持つものだった !? ﹁当たり前でしょ ﹂ あんな奴等は私たち人間の奴隷でいれば良いだけの道具だから ﹂ ! ? ストはあまりの痛さに耐えられなく、悲鳴を上げた。 ﹂ ﹁アアアアアアアアアアアアアア∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼ 当たり前だよ ﹂ ﹃全てが元に戻ると﹄........あの御方が私を導いてくれたか ﹁道具って.......貴様、子供もか........ ﹁グッ ﹂ ! 、誰だ ﹂ ! ﹁あの御方...... アタシ達人間を救ってくれる創造 シンとカズはテロリストのリーダーが放った言葉に反応した。 ら !? あの御方こそ ! ? ? アンタ達みたいな化物は悲鳴を上げながら.....ッ ! ﹂ するとカズはハンドガンでテロリストのリーダーの頭を3発撃ち込んだ。 主.......... !!!!!! ! !!!!!! その時、カズが怒りだし、ハンドガンを取りだし、テロリストの足を撃った。テロリ ! 人達を殺すつもりか........ ﹁アンタは.....そうやって親友だった者を殺し、罪のない人達を殺し、今度も罪のない !? !? ?! !! ﹁ア ン タ 達 が 知 ら な い 人 物 だ よ 爆破テロ 721 ﹁何 ﹂ ﹄﹂ ﹂ ﹄﹂ ﹁それ以上、皆やエルシャや産まれてくる子供の事を化物を言うな .............ア ﹂ 聞こえるか ンタの方が化物だ....... ﹁﹃カズ ﹁どうしたバン ! ﹁﹃その強襲母艦から膨大な熱が出てるんだ ! ! かった。 !? ﹁コイツ ﹂ 死ぬ直前に自爆スイッチを押したのか ﹂ ﹁最悪だ........ ﹁逃げるぞ クソッ !! ﹂ !!! ﹂ ........なら俺と一緒にマギーの病院に最速で行くぞ 何で ?! ﹁良し ﹁え !? ! ﹂ ! して爆発した。 シンとカズはアルキメデスから脱出するとアルキメデスの装甲が赤くなっており、そ ! ! ! シンはテロリストのリーダーの死体を見ると手元に自爆装置の機械があった。 ﹁何で自爆モードに ﹂ シンとカズは艦橋のコンピューターを見ると自爆システムが起動していることが分 !? ! ? ! 722 ﹁エルシャが産気づいてるんだ 突然の事態にカズは驚いた。 ﹂ .....................なんですとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ ! ﹂ !!!!!????? 大丈夫か ﹂ !? 扉を開けると寝ている赤ちゃんを抱いたエルシャがいた。 ﹁エルシャァァァァァァァァ !!!!!! マギーの病院に着いたカズは最速でエルシャがいる部屋へ向かった。 シンとカズは急いで地球へワープした。 ∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼ ﹁.................え ?! カズ君お帰り♪それより、ほら.....﹂ ? エルシャに問う。 カズは恐る恐るエルシャと赤ちゃんの所に行き、赤ちゃんを抱くとカズは泣きながら ﹁あら 爆破テロ 723 ﹁...............俺らの.........子だよね エルシャが答えるとカズは大泣きした。 ﹁勿論よ♪﹂ ﹂ ﹂ ? ﹁もう泣き止んだか ﹂ 数分後、カズは泣き止み、シンの所に向かった。 すると大泣きしたカズを見て抱いていた赤ちゃんが嬉しそうに笑った。 ﹂ !!!!!! でも......エルシャも ! この子も無事で良かった∼ ﹁そうだな...... ﹁カズ.......思う存分泣け......もうお前はあの子の父親なんだからな......﹂ するとシンは大泣きするカズに言う。 エルシャは大泣きするカズの頭を撫でた。 ﹁..............良かった∼ !!!!!! 724 ? ﹁ああ ありがとうシン.....お前があの場にいなかったら.......ユナとエルシャに ﹂ シンは愛する奥さん母親と二人の子供と二人の妹達が待っている家へ帰りながら、あ ﹁ありがとう.....﹂ してくれるよう頼んでみるよ﹂ ﹁創造主ねぇ.......その件については母さんに連絡して連合、同盟、アンジュにも調査 て.......﹂ ﹁アイツが死ぬ前に言った......﹃あの御方こそ、アタシ達を救ってくれる創造主﹄っ ﹁何だ ﹁ああ、.......それに........﹂ だぞ......﹂ ﹁ユ ナ か.......良 い 名 前 だ な......こ れ か ら は ユ ナ ち ゃ ん と エ ル シ ャ 守 っ て や る ん 会えないまま、死んでいたかも.......﹂ ! ? あの御方 って.誰の事なんだろう...........嫌な事が起こらなければ良いんだ の言葉の事を思う。 " が.......﹂ ﹁ 爆破テロ 725 " 来るべき前触れ・・・ ラストリベルタスと邪神皇ドゥームの戦いから、6年・・・・・・今日はその戦いが 終わった日を祝う特別な日、その日の名は﹁解放の日﹂とも呼ばれ、ノーマとアウラの ﹂ リラックスして、﹂ ﹂ 民や全種族が地球に集まり、盛大に祝う事になる。しかもその日とシンとヒルダの子 供、陽弥とルナの誕生日である。 まだか そしてシンは部屋でパーティ用のスーツに着替えていた。 ﹁おいシン ほらっ ! る。 ? ﹁出来た。﹂ ﹁いやっ、何も﹂ ﹁何 ﹂ シンはリラックスし、ヒルダがネクタイを結ぶとヒルダの胸が見えてシンが赤くな ﹁アタシが結ぶから ﹁待ってくれ、このネクタイデリケートで結びにくいんだよ...... ドレス姿のヒルダがシンを呼ぶ。 ? ! ! ! 726 ﹁ありがとうヒルダ.....﹂ ﹂ まだ ! ? ミランダ ﹂ そろそろ会場に行くぞ ! お兄ちゃん ! ﹁ココ ﹁分かった ﹁本当 ありがとう !? お兄ちゃん ! ﹂ ﹁似合っているぞ、ココ、ミランダ.....﹂ ! ! ! ﹂ 階段を降りるとドレス姿のココとミランダ、着物姿のアリアが待っていた。 ﹁行ってくるよ......父さん.....﹂ と亡くなった父親のサムが一緒に写っている写真を見て微笑む。 シンとヒルダは部屋から出る直前、棚の上に置いてある写真の一覧、少年時代のシン ﹁そうだね、﹂ ﹂﹂ するとシンとヒルダが口付けをしようと唇を近づけるが陽弥とルナに邪魔される。 ルナ ! ﹁続きはまた後でか.......﹂ ! お母さ∼ん 陽弥 ﹁﹁お父さ∼ん ! ﹁今行く ! 来るべき前触れ・・・ 727 ! ﹂ ココは嬉しがっているがミランダは何故か顔を赤くしていた。 ﹂ ﹂ あ.....いえ、私たちこういうドレス着たことがないので.....﹂ ﹁どうしたんだ、ミランダ ﹁うん ﹁そうだよミランダ﹂ ﹁大丈夫よ﹂ ﹁ええ、﹂ ﹁緊張してる....と ﹁え ? お婆ちゃん ﹂ ﹂ ﹂﹂ そろそろ行くよ∼ ! 行くぞ ! ﹁皆∼ ルナ ! ﹁﹁はーい 陽弥 ! そしてアウラの塔には連合、同盟国、共和国の種族の代表達が集まっていた。 シン達はリムジンカーに乗り、アウラの塔へ向かった。 ! ! ! すると向こうから出迎え用のホバー式リムジンカーが待っていた。 ! ? ! ﹁良し ! 728 シン ﹂ ﹁賑わっているなぁ.....﹂ ﹁おーい ! た。 ....ハ ン ク 兵 長 君とシアちゃんも、﹂ ﹁ん ﹁こんにちは.....﹂ そ れ と.....ネ ネ ち ゃ ん と ジ ョ ン 君 と ヒ ロ 四人も、﹂ それとゾーラも ゾーラ...﹂ ! のがねぇ∼﹂ ﹁まっ、私は大変じゃないけど、むしろ幸せだよ、ダーリンとこの子達と一緒にいられる ﹁まぁね、だろ ﹁良い子だ....子育て大変でしょう ! 突然の声にシンは振り向くとスーツとドレス姿のハンクとゾーラと四人の子供がい ! ? ? ! シン達はハンクと一緒にアウラの塔へ向かった。 ﹁そうだな、﹂ か....﹂ ﹁ハ ハ ハ、そ っ ち も 頑 張 っ て る 様 で す ね...さ て、そ ろ そ ろ ア ウ ラ の 所 に 行 き ま す 来るべき前触れ・・・ 729 ﹂ アウラの塔に着くとそこにドレス、スーツ姿のアンジュとタスクと二人の娘のソフィ アちゃんがいた。 ﹁アンジュにタスクにソフィアも・・・・﹂ ﹁良く来たね、ヒルダも﹂ ﹁当たり前だろ、ここの招待チケットを配付したのは誰 タスク﹂ ﹁ん いや、これは......﹂ タスクったら ﹂ ﹂ ﹂ また床の電話線に引っ掛かって、私の股に飛び込んできたのよ まただよ ?! ! あれしょうがなかったんだ !? ! ﹁全く アンジュ ﹂ ! 一回だけなら許すのに ﹁ごめん ! ﹁うるさい ! ! ! タスクが問うとしたときアンジュが代わりに問う。 ﹁え ﹁お前、その傷どうしたんだ ﹂ ﹁何 ? ?! ? ? するとシンはタスクの顔に絆創膏が付けられている事に気付く。 ﹁まぁ、私だけど﹂ ? 730 ﹂ アンジュはタスクの頭に拳骨をした。 ﹁あだっ 、久しぶりだな .....髪伸びたなぁ ﹁ハハッ、良く言われるよ.....﹂ ﹁お久しぶりで御去る。シン殿﹂ ﹁こんにちは、﹂ ﹂ !? ネの裏に隠れる少年がいた。 ﹁リュウガ ! 今度はリュウガ、スメラギ、カヤ、そしてサラマンディーネと一緒にサラマンディー ﹁シン殿....﹂ ﹁ハハハ.....アンジュもタスクも元気そうで良かった......﹂ ! ﹁シン殿も.....立派な男になったなぁ﹂ ! 君も﹂ ﹂ ﹁ほら、リョウマ.....御挨拶は ﹂ 僕、リョウマです ? ﹁初めまして ! ﹁ほれ.....もうそろそろ、アウラ・ミド・ガルディアの演説が始まるぞ・・・・・・﹂ ! ! ﹁うん.......元気で良いなぁ.... ﹂ ﹁スメラギさんにカヤちゃんも......サラマンディーネさんも......それとリョウマ 来るべき前触れ・・・ 731 ホールのステージに大巫女アウラ・ミド・ガルディアが現れ、観客は盛大な拍手をし た。 した日でもある 皆の者 今宵は盛大に祝うのじゃ ﹂ ! ﹁よう ﹂ サリア シン ﹂ ﹂ ﹂ 元々、同じ種族だったから仲良くな ﹂ 大巫女の演説が終わるとシン達は皆のところに集まった。 ! 俺が開発して送ったテラフォーミングマシーン﹃ユグドラシル﹄は ﹁そっちこそ ﹁そっちも ﹁久しぶりだな ﹁ウィル ! ﹁順調か ! ! ! ! ! ! ! ? ﹂ ? ﹂ それとヘル ! すると、ウィルの後ろからヘルガストの御衛兵6人を連れた女性が現れた。 ﹁ど偉い方 ガーンのど偉い方があんたに会って話したいそうだ﹂ 緑に溢れる星になったから、息苦しかったガスマスクも付けなくて良いぜ ﹁ああ、お陰で惑星ヘルガーンの大気と環境も、ペトルサイトの炎が消えて、水と空気と ? ! リベルタスで偽りの調律者エンブリヲ、全てを滅ぼそうとした邪神の皇ドゥームに勝利 ﹁皆様、本日はご来場、誠に感謝する。今宵は﹁解放の日﹂とも呼ばれ、6年前のラスト 732 ﹁こちらだ・・・・女帝ヘラ・ヴィサリ様.....初代ヘルガスト皇帝スカラー・ヴィサリ 貴女がどうして ﹂ の第一皇女様でもある。﹂ ﹁初代 !? ﹁ ﹂ ﹁では私はこれで.......それと﹂ ﹁そうですか......﹂ た。﹂ 罪 で 処 刑 し ま し た。安 心 し て く だ さ い。私 達 は も う 貴 方 達 を 襲 わ な い と 約 束 し ま し いたのです。しかし、ドゥームに騙され、ヴラド・タイランは仲間を死に追いやった大 ﹁ヘルガスト連盟帝国元偽帝ヴラド・タイランが......コールドスリープで幽閉させて !? ヘラ・ヴィサリは無表情で別の場所へ移動した。 ます。﹂ ﹁困った事があれば言いなさい.....直ぐに我々、新生ヘルガスト連盟帝国が駆け付け ? ﹁ん お ? ﹂ ! フィーリ ! ﹂ 今度の声の主の正体はワイングラスを持ったフィーリだった。 ﹁シンさ∼ん ﹁ヘルガストにも良いやつがいたんだなぁ......﹂ 来るべき前触れ・・・ 733 ! ﹁お久し振りです ﹁あ ﹂ 冷たっ ﹂ 故郷のフィリジス星に戻って久し振りの│5℃の気温を感じてい あれ て言うかお前の家族は ﹂ 多分、その気温と体温が合わさって│55℃の体温になっているのかもし ごめんなさい ましたので まだ冷てっ ? ﹁そうだね......﹂ ﹁それと......そろそろあの二人にもサプライズを......﹂ ﹁そうだなぁ.....﹂ ﹁皆、元気で良かった∼﹂ シンとヒルダは展望クラスで外の夜景を眺めいた。 ﹁はい♪﹂ ﹁そっか......パーティ楽しめよ﹂ ? れません。﹂ ﹁早よ言え ! ﹁向こうにおります。﹂ !! ! ! シンとフィーリが握手をしようとした直後、シンは伸ばした手を引っ込めた。 ! ! ﹁お前も久しぶり、って ! ! 734 ルナ ﹂ ちょっと来て ﹂ シンは展望クラスに陽弥とルナを呼んだ。 ﹁陽弥 ﹂ ! ﹁ん∼.....解放の日じゃないの ﹂ ﹁ここでクイズです。今日は何の日でしょうか ﹁何なんだ ﹁何、お父さん ! ﹂﹂ ﹂ シンは陽弥とルナに袋に包んでいる箱を見せ、陽弥とルナに渡した。 ﹁それもありだけど、今日は.....﹂ ? ? ? ? ! ?! ﹁アタシは指輪 ﹂ ? ﹂ ﹁僕はペンダント ﹁今日は....陽弥とルナの6歳の誕生日だ。﹂ トとルナには青い宝石が付いた指輪が入っており、シンが陽弥とルナに言う。 二人は渡された箱を開けると中に入っていたのは、陽弥は赤い宝石が付いたペンダン ﹁﹁これって 来るべき前触れ・・・ 735 ? ﹁﹁何で ﹂﹂ ? ﹁提督.....何なのですか その姫君とは ﹂ ? しれない。そのため.....双子達を来るべき者に備えて.....﹂ ﹁分からん、只.......私が見た未来予知は、我々全種族の存亡を掛けた戦いになるかも ? 2年後.......ある別の宇宙から姫君が来るだろ。﹂ ﹁うん.....私が見た未来予知であの子達は運命を切り開く鍵になるだろう。そして1 ﹁渡しました。ジャヴィック提督.......﹂ シンは会場の外へ向かいジャヴィックと話した。 シンは陽弥とルナをヒルダに預け、ジャヴィックの所へ向かう。 ﹁分かったわ。﹂ ﹁すまん、ヒルダ.....二人を見てくれ......﹂ するとシンは向こうにいるジャヴィックに頷くとヒルダに言う。 ﹁それは......これから起こることからの備えだ。﹂ 736 ﹁強くすると...... ﹁そうだ.......﹂ ﹂ ﹂ するとシンはジャヴィックに怒鳴った。 ﹁あなたは正気ですか ﹁...........﹂ ﹂ ﹂ ﹁せっかくあの子達に平和の道を歩んでいると言うのに か ﹂ ﹁........じゃあ何なのだ ﹁え ﹂ ﹁お前の息子がやらなくて、他の者に殺らせるつもりか ﹂ 戦争への道を歩ませるのです ﹂ シンは悔しがり、地面に膝を付き、拳を地面に叩きつけた。 ﹁それは..............クッ ! ? ?! 前回のラストリベルタスの戦況をよりも大きくなるかもしれない ﹂ ﹁恨 ん で も 良 い.....だ が......来 る べ き 戦 い は.......ド ゥ ー ム 以 上.......嫌 ! ジャヴィックは不安な表情で夜空を見た。 ! ! ! ? ? !? ? ﹁クソッ 来るべき前触れ・・・ 737 そして・・・・・・別の宇宙で、ある低文明の惑星が機械生命体に侵略されていた。炎 上する王国......沢山の人々が機械生命体に捕獲され、反抗するものは殺されて行く ハァ ﹂ 中......城壁の外の森に逃げ込む、男性と女性.....そして少女...... ハァ ! ! エミリア ﹂ ! う。 ﹁逃げなさい ! 下敷きになりかけている男性と女性を助け出そうと木を持とうとした直後、女性が言 性は落下している木を見て、少女を押し出し、庇った。少女は起き上がると直ぐに木の その時、機械生命体の追手が木を抜き取り、逃げている三人に向けて投げつけた。、女 ﹁ハァ ! 738 御母様 ﹁御父様 ﹂ 私たちの希望でもあります ﹁貴女は ﹂ お父さんとお母さんを恨んでも良い ! ! ! 御父様 .....御母様 ﹂ ........早く ﹂ ! 生きるんだ ﹄﹂ ! 態になっていた。 ﹁﹃ ﹄﹂ ﹂ ﹂ 少女が叫んだ直後、崖の下から白銀に輝く宇宙船が現れ、機械生命体と少女は驚いた。 ﹁いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ∼∼∼∼∼∼ !!!!!! 機械生命体が現れた。逃げ道を無くした少女はその場で腰が抜けてしまい動けない状 少女は必死に逃げると目の前は弾丸絶壁....少女は引き返そうとしたとき森林から 機械生命体は二人を捕らえ、真っ直ぐ少女を追いかけた。 ﹁﹃見ツケタ・・・・・目標確認・・・・・捕獲スル 少女は涙目で唇を噛み締め、男性の言うことに従い、逃げた。 ﹁・・・・・・︵コクリ︶﹂ ! 少女は怯える。 ﹁ヒッ !? ﹁早く行くのだ !! ! その時、巨体な足で動いている機械生命体が三人をターゲットに入れる。それを見た ! ! ﹁だからエミリア ! ! 来るべき前触れ・・・ 739 !? ﹁何 ﹂ ﹁﹃逃ゲラレタ・・・・・ ﹄﹂ 映像を見ていた人物がいた。 そして惑星軌道上に滞在している要塞の内部で白銀に輝く宇宙船が宇宙を出て行く 宇宙船はそのまま、空へ向かった。 いた機械生命体は白銀に輝く宇宙船に向けて、ビームキャノンを撃つが弾かれ、白銀の すると白銀に輝く宇宙船は少女を球体の中に入れ、宇宙船の中に入れた。それを見て ?! ﹄﹂ !! ﹄﹂ ! 兵は急いで追撃部隊を送り、上官らしき人物は黙り込んだ。 ﹁﹃ハッ ナイ・・・・・・追撃部隊ヲ送レ ﹁﹃ソウカ・・・・・・何トシテデモ・・・・アノ御方ノ元マデドウコウシナケレバナラ ﹁﹃ハイ・・・・逃走場所ハ恐ラク・・・・太陽系第三惑星トゥルーアースヘト・・・・・・﹄﹂ ? 740 来るべき前触れ・・・ ﹁﹃・・・・・・・﹄﹂ 741