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大黒柱と吹抜けの家

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大黒柱と吹抜けの家
竣工 2004年10月
設計監理 フィールドネット一級建築士事務所
大黒柱と吹抜けの家
南側外観
1階への庇を兼ねる2階の庭と
も言うべきバルコニーを広めに
取りました。星もゆっくり眺め
られます。ウッドデッキは夏の
生活の中心となります。
南側のウッドデッキと浴室
入浴しながらにして日光浴ができそ
うに明るい浴室です。サウナ、ウッド
デッキとあわせて健康増進に最適。
アプローチ外観
大屋根の棟木の下、小
屋根の間が玄関アプ
ローチです。
雁行しながら玄関へ
アプローチします。
北側夜景
昼間は少し影となる玄
関も、夜には照明で明
るく訪れる人を自然に
招きます。
北側道路外観
大屋根の両側に高さの異なる2つの小屋根を
据えた山並みのような屋根のデザイン
大黒柱と吹抜けの家
吹抜上部
ロフトから吹抜を見下す。
ひろま吹抜
ナラの床板と金山杉の腰壁、
梁、天井と漆喰壁
木の家の中心的吹抜です。
吹抜南側
ひろまの北側
2階バルコニー内側のスノコのキャッ
トウォークの吹抜側の手摺はステンレ
スワイヤーで、光の邪魔をしません。
ひろまの北側の角には240mm角、約7mの大黒柱が屋根まで伸びています。2階の胴差梁が差し込まれ、
吹抜を力強く支えています。また、ひろま入口は大きな引戸はレール無しでスムーズに開きます。
中央の巾30cmの板は大黒柱と共に吹抜空間の大きさとバランスがとられています。
階段室の障子を空けると大黒柱と共にダイナミックなスケール感になります。
大黒柱と吹抜けの家
ひろま南側の窓
ひろまの南側のウッドデッキとの
間の建具は 3 枚建ての木製建具で
す。腰窓との組合わせ、さらに開放
性が高くなります。木製雨戸、網戸、
ペアガラス戸、内障子(雪見)によっ
て様々な組合わせが可能です。
台所からひろま、和室を見る
吹抜と南側の窓をオープンにしたため、
ひろまは明るく華やぎます。
3枚建の雪見障子
東京では雪を見ることもなくなりましたが・・
和室
和室のワラ入りケイ砂塗壁は、いくつかの色サンプルから
柔かい薄ウグイス色を選びました。酸化チタンも含まれ
ているため、太陽光による空気中の有機物、ニオイなどを
分解します。漆喰により固化されているためカビなども
心配のない呼吸する壁です。
ひろまから台所を見る
金山杉の大きく美しい
梁が見事です
台所収納
ケヤキの耳付の一枚板が造り付けられ、
小物棚や収納が組み込まれています。
システムキッチンの背面の
金山杉の扉が吊り込まれ
た食器収納
台所カウンター
大黒柱と吹抜けの家
玄関の引戸の戸袋を利
用したインターホンと
表札灯
アプローチアルコーブ
記念の石を置ける
外の床の間です。
アプローチ舗装
サビ御影石の巴貼りの
廻りを玉砂利洗い出し
でまとめています。
1階トイレ手洗
トップライトのある浴室
壁は桧、扉は3枚建の引戸
です。2方向の窓は開放感
があり、外を見ながらの入
浴も可能。
焼物の手洗器を
組み込んだ金山杉
のカウンター手洗い
と朱色の襖紙を貼っ
た壁は1つの部屋の
ような落ち着きがあり
ます。
2階吹抜け・キャットウォーク
1階ひろま上部は大きな吹抜けとなっています。手摺りは、
ステンレスワイヤーによって吹抜けを遮断しないようにして
空間の連続性を高めています。バルコニーからの光と風がの
びやかに家の中に広がります。
2階ホールと吹抜け
サワラの床板と手摺の一体化したベンチ収納と本棚が
造付けられバルコニーに向かって開いていきます。
アプローチ正面
竣工 2004年11月
設計監理 フィールドネット一級建築士事務所
広縁と吹抜けの家
トップライトの下の窓から吹抜を通して
1階のひろまに陽光が差し込みます。
アルコー ブ状に引込んだ玄 関 の軒 先 には木 の縦 格 子 が
取 付 け ら れ ており、道 路 沿いに植 栽 が施 さ れると
落 着いた表情になります。
1 階の大きな窓と 2 階の広めのバルコニー、シンプルな切妻屋根による
飽きのこない外観。植裁が待ち遠しい様子。
東西に細長く、リニアに広がるひろま、
台所、和室のオープンプラン。
バルコニーに面した窓から陽光と風が
通り抜けます。
広縁は夏はひろまと一体化し、
冬はグリーンサンルームになります。
床:桜縁甲板 壁:鉱物顔料入漆喰 天井:金山杉縁甲板
FSC 森林認証の金山杉に囲まれた吹抜は、陽光・風・コミュニケーションの交流空間です。
広縁と吹抜けの家
階段・2 階ホール・吹抜け・サニタリーが
切妻屋根に包まれ中心的な空間をつくっています 。
切妻屋根の連続のもと、主寝室と個室が
吹抜を間に介して一体化しています。
縁側のある和室欄間飾りもシンプルに
バスコートが望める
青森ヒバの浴室
金山杉、椹、赤松による
造り付け食器棚
竣工 2004年12月
設計監理 フィールドネット一級建築士事務所
隠れロフトの家
北側の6寸、南側の4寸勾配の切妻屋根と西側の6寸勾配
入母屋屋根の組合せが変化のある形をつくっています。
2階のロフトはトップ
ライトの光で、やわら
かい明るさです。
2階のひろまから台所、ロフトへと屋根形状が
そのまま天井空間となっています。
梁の木組み、杉の炉座卓の対比が美しい。
6寸勾配の入母屋
の 登 梁 が その ま ま
インテリアに表され
ています。腰掛出
窓の外は緑の借景
です。
隠れロフトの家
金山杉の造り付け
食器棚収納
杉のカウンターと桧の吊戸棚
金山杉の
階段と収納
国産の杉とナラを利用した L 型の木のキッチン
高山から職人が乗り込ん
で勾配天井につくり込んだ
桧のユニットバス
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