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計 装 豆 知 識 - M

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計 装 豆 知 識 - M
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計装豆 知 識
の
豆
今
識
月
知
USB
大)です。USBハブ(図1)を介することによって、最
大 127 台の USB 機器を接続できます。USB 機器お
USB(Universal Serial Bus)とは、米国インテル社
よび USB ハブの間は USB ケーブルで接続します。
などが提唱したパソコン向けシリアル・インタ
ケーブル 1 本の最大長は 5m で、ツリー状接続で
フェースの仕様です。SCSI、PC カード、ISA、PCI
USB ハブを最大 5 段まで接続できるため、最も遠
バスなど、周辺機器ごとに個別に存在していたイ
いデバイスは 30m まで離せます。USB1.1 では、
ンタフェースを 1 つに統合できます。具体的には、 「Low Speed モード」の 1.5Mbps と「Full Speed モー
パソコンとマウス、キーボード、モデムなどの周
ド」の 12Mbps が使われています。従来の RS-232-
辺機器を USB ポートを介して接続します。
C ポートの場合は、100∼ 200 Kbpsが上限でしたか
歴 史
ら、
「Low Speed モード」でも比較にならないほど
USB の仕様には、USB1.0 と同 1.1、同 2.0 の 3 種
高速です。USB2.0 は、「Hi-Speed モード」では
類があります。USB1.0 は 1994 年に規格化され、
480Mbps ですが、USB2.0 と USB1.1 の製品間では、
1996 年に仕様書が完成してパソコンに搭載される
12Mbps の「Full Speed モード」でのデータ転送が
ようになりました。なお、USB1.0 の最大データ転
行われます。
送速度は 12Mbps であり、これは、マイクロソフト
コネクタ
の「Windows」やアップル・コンピュータの「iMac」
USB ケーブルの両端には形状の異なるコネクタ
などが標準でサポートしていました。USB1.1 は
が採用されています。これは、パソコン側と機器
1998 年に規格化されましたが、USB1.0 との違い
側を誤って接続しないように配慮されているため
は、周辺機器の消費電力の最大値などが明確にさ
です。コネクタは
れたことです。USB2.0 は 1999 年 10 月に公開され
一方を「A プラグ」
ました。最大転送速度が 480Mbps になり、USB1.0
もう一方を「Bプラ
と1.1の約40倍にスピードアップしました。
Windows
グ」と呼びます(図
との対応は、USB1.0 と 1.1 は Windows95
(OSR2.1)
2)。最近のノート
以降であり、USB2.0 との対応は WindowsXP から
パソコンには、RS-
です。なお、WindowsNTには対応していません。た
232-C が付いてい
だし、以上はマイクロソフト社による対応説明で
ないものが増えていま
あり、実際にはバージョンの違いやハードウェア
す。そのような場合を
の環境によって使用できる状況が異なります。
考慮し、U S B を R S -
Aプラグ
図 2 USB ケーブルのコネクタ
特 長
232-C に変換する便利
プラグアンドプレイに対応していますから、電
なケーブルが発売され
源を切らずに接続の抜き差しができます。USBは、
ています(図 3)。
2本のデータ転送用信号線と2本のUSB機器への電
Bプラグ
図 3 USB 変換ケーブル
今後の動向
源供給線すなわち計 4
USB2.0 で高速データ伝送が可能になったため、
本の線路をもち、USB
今後は映像など高い転送速度が要求される機器を
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含め広範囲にUSBが使用されて行くようになるで
機器に電源を供給でき
ます。供給可能な電源
仕様は 5V、500mA
(最
14
図 1 USB ハブ製品例
(エレコム(株)ホームページより)
しょう。
■
【 (株)エム・システム技研 電算室】
MS TODAY 2003 年 9 月号
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