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景観チラシ(PDFファイル 1.39MB)
~南城市 都市建設課からのお知らせ(平成 23 年 2 月発行)~ 特に良好な景観形成が必要な地区については、「景観重点地区」として設定します。 景観重点地区では、規模を問わずすべての建築行為について届出を義務づける予定です。また、景観形成 基準の中身についても、今後(計画策定後)、よりきめ細やかなものとすることを検討します。 南 しい 南城 い自 城市 自然 市は 然 は、 、山 山( (ハ ハン ンタ タ) )の の緑 緑や や、 、イ イノ ノー ーが が広 広が がる る珊 珊瑚 瑚礁 礁の の海 海な など ど、 、沖 沖縄 縄ら らし 環 ・文 文化 化を をあ 環境 あら 境に らわ に恵 わし 恵ま し、 まれ 、 れて てい いま ます す。 。ま また た、 、斎 斎場 場御 御嶽 嶽を をは はじ じめ め、 、沖 沖縄 縄の の長 長い い歴 歴史 史・ 世 世界 界に にも も誇 誇れ れる るよ よう うな な遺 遺産 産が が数 数多 多く くあ あり りま ます す。 。 [景観重点地区の候補(※計画策定後も、順次追加)] け け い か ん けい いか かん ん こ らに (風 によ 風景 よる 景・・街 る美 美し 街並 しく 並み く独 み) 独特 )は 特な は、 な景 、南 景観 南城 観( 城市 市の の大 大切 切な な財 財産 産で であ あり り、 、積 積 これ れら 極 来に に継 継承 承し して てい いく く必 必要 要が があ あり りま ます す。 。 極的 的に に守 守り り、 、育 育て て、 、未 未来 斎場御嶽周辺 久高島 仲村渠集落 奥武島 現在、南城市では、景観法に基づく「景観まちづくり計画」の策定に向けて作業を進めています。 この計画では、南城市らしい美しく独特な景観を守り育て未来に継承するため、皆さんに守っていただく具 体的なルールなどを定めます。 平成 23 年度末を目処に景観まちづくり計画を策定し、平成 24 年度初頭からの届出制度運用スタート を目指しています。なお、それまでの間、市民の皆さんへの情報発信や、皆さんからの意見募集(パブ リックコメント等)の機会も積極的に確保していきます。 平成 22 年度(今年度) ●計画素案の作成 ●講演会の開催(1 月 22 日) ●市民に向けた情報発信(※当パンフレット) ●計画素案の前半部分に対する市民意見募集 (通称“パブリックコメント” 。2 月下旬) ●地域別まちづくり会議による議論(3 月上旬) ●有識者による計画素案の審議(3 月上旬) 平成 23 年度(来年度)の予定 【景観形成基準のメニュー ●計画素案のとりまとめ ●景観条例素案の作成 ●有識者による計画素案・条例素案の審議 ●計画素案・条例素案に対する市民意見募集 ●市民に向けた情報発信(パンフレット等) ●市民や事業者に向けた説明会の開催 ●景観条例の議会上程 など 南城市役所 都市建設課 都市計画係 担当:池村 〒901-0695 沖縄県南城市玉城字富里 143 番地 TEL:098-948-7146 E-Mail: [email protected] 例】 材質(木材、石材、赤瓦、ガラス、金属等) 形態(屋根の形状など) 周辺景観に与える影響が大きい行為(例:大規 模な建築物の新築など)は、工事着手の 30 日前ま でに、市に届出していただきます。 計画では、その行為の内容(種類・規模)を定めます。 市に届出された内容については、景観形成基準 (建築物の高さ、色彩など)に照らして、市がチ ェックを行い、基準に適合していない場合は、改 善に向けて指導・勧告を行います。 計画では、その景観形成基準の内容を定めます。 4 意匠(建築物各部 の外観デザイン) 高さ・ 規模 配置(建築物の位置) 緑化 1 ●建築物の場合 建築物の新築・増改築等のうち、高さ 10mまたは延床面積 300 ㎡ を超えるものを届出対象とする予定です。外観の変更の範囲が 10 ㎡を超えるものについても届出対象とする予定です。 沿道・ 業務系地域の景観形成基準( 案) 屋上設備 [高さ] 屋上設備を 含めた高さ 建築物 [延床面積] 各階の床面積の合計 [景観の地域区分図(案)] 凡 リゾート系地域の景観形成基準( 案) 南城市を大きく 4 つの地域に区分(住居系、沿道・業務系、リゾート系、自然・農業系)し、それ ぞれで異なる景観形成基準を設定します。なお、地域区分の考え方は、都市計画法に基づく土地利用 規制(用途地域、特定用途制限地域、風致地区)の境界との整合性を重視しています。 例 ■住居系地域 低層住宅地区 中低層住宅地区 ■沿道・業務系地域 市街地沿道地区 農村沿道地区 工業地区 ■リゾート系地域 リゾート地区 ■自然・農業系地域 ★例えば、国道 331 号の海沿いでは・・・ ※基準が何も無い場合] [将来の可能性 ①海側に建つ中層建築物 [現在] ②海側に連続・接近 して建つ建築物 対策の方向性 (景観形成基準の方向性) ③緑の少ない敷地 ①建築物の高さをできる限り抑え(13m 以下) 、海に向けた広がりある眺望を確保する。 ②建築物間の空間を広くとり、少しでも海への見通しを確保する。 ③道路に面した部分は、周辺の植生に配慮した植栽等により修景を図る。 ★例えば、知念岬公園周辺では・・・ [現在] ※基準が何も無い場合] [将来の可能性 ①長大な造成法面 ④海面の埋立 対策の方向性 (景観形成基準の方向性) ②視界を遮る高層・ 大壁面の建築物 ③目を引く色彩・ 形態意匠のホテル ①大規模な地形の改変を避け、造成法面が長大とならぬよう配慮するとともに、植栽等の修景を図る。 ②建築物の位置を工夫したり、上層部の規模を抑え、海への眺望・見通しを確保する。 ③ホテル等では、赤瓦や琉球石灰岩等の自然素材を多用し、沖縄らしさを演出する。 ④護岸では自然素材を活用するなど、埋立後の状態が自然景観に馴染むようにする。 海岸周辺地区 ハンタ緑地地区 農地・集落地区 ★例えば、奥武島を眺望できる海岸周辺では・・・ 海洋地区 [現在] 自然・ 農業系地域の景観形成基準( 案) 地域それぞれで良好な景観形成の方針(景観形成上の基本的な考え方)を設定しています。 景観形成基準については、この方針に基づき、地域それぞれで内容を定めることになります。 [地域区分] 住居系地域 沿道・業務系地域 リゾート系地域 自然・農業系地域 [良好な景観形成の方針(案)] ①潤いを感じる緑豊かな景観づくり ②整然としたまとまりを感じる景観づくり ③周辺の住宅に気遣いの感じられる景観づくり ①潤いを感じる通り景観づくり ②通りからの見え方に配慮した景観づくり ③周辺の住宅や自然に馴染む景観づくり ①沖縄らしさを感じるもてなし景観づくり ②海と緑の自然に馴染んだ景観づくり ③地域の魅力を引き立て、交流を促す景観づくり ①歴史・文化が薫りたつ景観づくり ②風情や落ち着きを感じる住まい景観づくり ③地形や自然条件を生かした美しい景観づくり [将来の可能性 ※基準が何も無い場合] ①目を引く色彩で 大規模な建築物 ②周囲から突出した 高さの建築物 対策の方向性 (景観形成基準の方向性) ③海岸線沿い(奥武島の 前面)に連なる建築物 ①建築物の色彩は、鮮やかさを抑え、海や農地の緑に合った使用するなど、自然景観に馴染むよう工夫する。 ②建築物の高さをできる限り抑え(13m 以下) 、開けた風景のなかで目立たないようにする。 ③建築物の位置の工夫や、高さ・規模の調整等をして、海に浮かぶ島の輪郭を損なわないようにする。 ★例えば、ハンタ緑地周辺では・・・ [現在] [将来の可能性 ※基準が何も無い場合] ④集落周辺に建つ 大規模な建築物 ①山の稜線近傍に建つ建築物 対策の方向性 (景観形成基準の方向性) ③樹木の伐採(グスク 等の周辺) 景観形成基準の 中身の方向性は、 右ページに例示 2 ②長大な造成法面や 大壁面の建築物 ①稜線から突出しないよう尾根よりも低い位置・高さにしたり、稜線に馴染むよう緑化や形態意匠等の工夫を行う。 ②大規模な地形の改変を避け、造成法面が長大とならぬよう配慮する。また、建築物の壁面や敷地を緑化し、背後の緑に馴染むようにする。 ③グスク等の周辺では、樹木の伐採を避け、一帯の独特な雰囲気を守るとともに、見上げる・見下ろす景観を阻害しないようにする。 ④建築物の高さを抑え(13m 以下)、集落への圧迫感の軽減や、開けた風景の保全を図る。 3