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長久手市食育推進計画(案)(PDF:1070KB)

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長久手市食育推進計画(案)(PDF:1070KB)
長久手市食育推進計画
【案】
長久手市
目 次
第1章 計画策定の趣旨 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 1
1 計画策定の背景 ·············································· 1
2 計画の位置づけ ·············································· 2
3 計画の期間 ·················································· 2
第2章 長久手市の食を取り巻く現状 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 3
1 人口・世帯状況などの動向 ···································· 3
2 数値目標の達成状況 ·········································· 6
3 課題のまとめ ················································ 7
第3章 計画の理念と方針 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 16
1 計画の基本理念 ··········································· 16
2 計画の基本目標 ··········································· 16
3 計画の体系 ··············································· 18
第4章 食育推進の展開 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 19
1 食を通じて健康な体をつくります ····························· 19
2 食を通じて豊かな心を育みます ······························· 25
3 食を通じて環境に優しい暮らしを築きます ····················· 28
4 食育を支える取組を推進します ······························· 30
市民のライフステージ別行動目標 ································· 32
第5章 計画の推進 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · 33
1 計画の進行管理と評価、見直し ······························· 33
2 数値目標 ··················································· 34
1章
第
1
計画策定の趣旨
計画策定の背景
人々が健康でいきいきと生活するには、まずもって「食」が重要です。バランスのとれた食事
を楽しく摂ることが、健康なからだづくり、いきいきとした生活には欠かせません。
現在の日本は、食料が豊かになり、多種多様な食材が簡単に手に入るようになっています。し
かし、ライフスタイルが多様化したことで、孤食・個食・固食などの問題や、伝統食や行事食な
どの継承がされていないといった問題が起きています。また、食料は豊かであるのに、食に関す
る情報が溢れているため、栄養バランスの偏った食事をする人も少なくないことから、生活習慣
病の増加が引き起こされています。さらには、大量の食品ロス、食への感謝の心が薄れるといっ
た問題も生じています。
この現状を受けて、国では平成 17 年7月に食育基本法を制定し、食育の推進に取り組むため
の基本計画を明らかにしました。これに基づき、愛知県では平成 18 年に「あいち食育いきいき
プラン」を策定し、食育を総合的かつ計画的に推進してきました。さらに、平成 28 年3月には
「あいち食育いきいきプラン 2020(第3次愛知県食育推進計画)」を策定し、規則正しい食生
活の実践などにより「健康な体をつくる」ことはもとより、感謝の気持ちや食を大切にする心と
いった「豊かな心を育む」こと、食べ残しや食品の廃棄量を減らすなどの「環境に優しい暮らし
を築く」ことを基本としながら、健康で活力ある社会の実現を目指しています。
本市でも、平成 19 年3月に「長久手町食育推進計画」を策定し、食に関する施策に取り組ん
できました。食や健康を取り巻く社会情勢が変化する中、計画の進捗状況を分析し、より地域の
実情に沿った食育に関する施策を計画的に推進していくために、このたび、計画を見直し新たに
長久手市食育推進計画(以下「本計画」という。
)を策定するものです。
1
2
計画の位置づけ
本計画は、食育基本法第18条に基づく市町村食育推進計画として位置付けられます。その実
施にあたっては、本市で策定している「第 5 次長久手市総合計画」
「長久手市健康づくり計画(第
2次)
」などの各種計画と整合性をもたせることにより、関係する事業を協働し推進するものと
します。また、本計画は市民一人ひとりが食の大切さを理解して、主体的に食育に取り組むため
の指針とします。
【
計画の位置づけ
】
長久手市
国
第5次長久手市総合計画
食育推進
基本計画
【主な関連計画】
愛知県
整合
あいち食育
いきいきプラン
22020
食
育
推
進
計
画
長
久
手
市
●長久手市健康づくり計画(第2次)
●長久手市子ども・子育て支援事業計画
●長久手田園バレー基本計画
整合
・
連携
●第3次長久手環境基本計画
●長久手市第7次高齢者福祉計画及
び第6期介護保険事業計画
など
3
計画の期間
本計画の期間は、平成 28 年度を初年度とし、平成 32 年度を目標年度とする5年間の計画で
す。計画期間中に状況の変化などが生じた場合には、必要に応じて見直すこととします。
2
年
2章
第
1
長久手市の食を取り巻く現状
人口・世帯状況などの動向
(1)人口・世帯●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
①人口の推移と伸び率
本市の総人口は増加傾向で推移しており、平成 27 年4月1日現在で 53,797 人とな
っています。また、平成 23 年以降の総人口の伸び率は増加していましたが、平成 27
年で 2.63%と微減しています。3区分別の人口の伸び率の推移をみると、0~14 歳と
65 歳以上で大きく伸びており、平成 27 年では 0~14 歳で 3.85%、65 歳以上で
5.78%となっています。全国的に少子高齢化が進む中で、本市では 14 歳以下の人口の
増加が特徴的となっています。
3.00
【
60,000
4.00
総人口の推移と伸び率
】
4.0
(人)
60,000 40,000
47,984
49,721
50,916
52,417
53,797
48,688
6,689
7,028
7,519
7,903
8,360
6,516
20,000
40,000
2.00
20,000
1.00
平成27年
0
2.40
2.95
33,505
0
34,783
33,035
32,689
平成22年 平成23年 平成24年 平成25年
平成26年 平成27年
33,946
2.12
1.47
2.63
35,331
8,964
9,188
9,451
9,731
10,106
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
平成27年
15~64歳
2.0
3.00
1.0
2.00
8,779
0~14歳
(%)
4.00
3.0
1.00
65歳以上
総人口伸び率
資料:住民基本台帳(日本人住民)
(各年4月1日現在)
3
②世帯の推移
人口と同様世帯数も増加傾向で推移しており、平成 27 年では 21,963 世帯となって
います。1世帯当たり平均人員については、ほぼ横ばいで推移しています。
【
世帯の推移
】
(世帯)24,000
24,000
(人) 3.00
3.00
12,000
12,000
6,00019,618
2.51
2.50
2.50
18,000 2.49
18,000
2.49
2.50
2.49
2.50
2.00
20,183
19,770
20,605
21,320
21,963
6,000
2.00
1.50
1.50
0
0
1.00
平成22年
平成22年
平成23年
平成23年
平成24年
平成24年
総世帯数
平成25年
平成25年
平成26年
平成26年
平成27年
1.00
平成27年
1世帯当たり平均人員
資料:経営管理課(各年4月1日現在)
4
(2)農家の状況●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
本市は、名古屋に隣接した西部地域は住宅地・商業施設などが多く都市化が進んでい
ます。東部地域は、丘陵を中心とした里山、香流川沿いや岩作地区に広がる農地があり、
豊かで身近な自然を形成しています。
そのような中で、農家戸数は、平成 22 年まではほぼ横ばい傾向にありましたが、平
成 27 年では 94 戸となっています。
経営耕地面積は減少傾向にあり、平成 27 年では 95ha となっています。
【
平成 12 年
農家の状況
】
平成 17 年
平成 22 年
平成 27 年
農家戸数
184 戸
135 戸
125 戸
94 戸
経営耕地面積
133ha
117ha
108ha
95ha
※自給的農家を含まず
資料:農林業センサス(平成 27 年は速報値)
(3)学校給食における地産地消の状況
●
●
●
●
●
●
● ●
●
●
●
学校給食における県内産農産物使用割合は、学校給食における県内産農産物使用割合
に努めた結果は、大幅に増加し傾向にあり、平成 26年度では重量ベース(米と牛乳を
除いた重量)で 51.06%となっています。
【
県内産農産物使用割合
(重量ベース)
学校給食における地産地消の状況
】
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
27.97%
27.88%
33.37%
45.94%
51.06%
資料:長久手市給食センター
※
地産地消
地域で生産されたものをその地域で消費すること。新鮮な農産物の入手というメリットがある他、輸送に係
るエネルギー消費の低減や、地域の農産物への理解の醸成につながるといった効果がある。
5
2
数値目標の達成状況
長久手町食育推進計画において目標を設定した全 10 項目のうち、
「食育の認知度の向上」
「内
臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の認知している市民の割合」「学校給食、保育園給
食における地場産物を使用する割合」
「家族と一緒に食事を摂る市民の割合」
「消費者と生産者と
の交流人口」の5項目が目標を達成しており、目標は未達成だが改善しているものを含めるとほ
とんどの項目が改善しています。
その中で、20 歳代の欠食する人の割合と農業体験をしたことのある子どもの割合は改善が見
られず、引き続き改善に向けた取り組みが求められます。
項
目
指
標
食育の認知度の向上
基準値
(H18)
目標値
現状値
状況
食育を認知している人の割合
92.2 95.0以上
99.1※1
◎
(%)
朝食の欠食割合の減少
欠食する人の割合(児童・生徒)
1.0
0.0
0.5※1
○
(%)
欠食する人の割合(男性・女性
10.4
9.0以下
13.1※2
△
20歳代)(%)
欠食する人の割合(男性30~50
10.9
9.0以下
9.9※2
○
歳代)(%)
食事バランスガイドの認知
食事バランスガイドを認知して
34.3 60.0以上
49.5※1
○
度の向上
いる人の割合(%)
食事バランスガイドの活用
食事バランスガイドを活用して
15.0 30.0以上
21.6※1
○
割合の増加
いる人の割合(%)
内臓脂肪症候群(メタボリッ メタボリックシンドロームを認
クシンドローム)の認知して 知している人の割合(%)
87.7 95.0以上
98.8※1
◎
いる市民の割合の増加
学校給食、保育園給食におけ 愛知県産の農林水産物を使用す
る地場産物を使用する割合
る割合(%)
- 30.0以上
51.1※3
◎
の増加
家族と一緒に食事を摂る市
家族と一緒に食事を摂る市民の
77.6 80.0以上
93.0※1
◎
民の割合の増加
割合の増加(%)
農作業に触れる市民の割合
農業体験をしたことのある子ど
86.4 90.0以上
85.6※1
△
の増加
もの割合の増加(%)
消費者と生産者との交流人
消費者と生産者との交流人口の
- 40.0以上
47.1※4
◎
口の増加
増加(万人)
食品の安全性に関する基礎
食品購入時において、栄養成分、
的な知識を持っている市民
原産地、添加物、品質等の表示
33.0 60.0以上
40.0※1
○
の割合の増加
を参考にする人の割合(%)
(状況… ◎:達成、○:改善、△改善見られず)
データ出典:※1 食育に関するアンケート調査
※2 「長久手市健康づくり計画(第2次)
」
※3 長久手市給食センター
※4 長久手田園バレー交流施設利用者数
6
3
課題のまとめ
(1)食を通じた健康の増進
● ●
●
● ●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
市民の食育への認知は高まっているものの、若者の朝食の欠食率や野菜の摂取などに課題が見
られます。また、
「食事バランスガイド」を活用している人は少なく、今後も引き続き、朝食の
大切さを周知するとともに、バランスのとれた食生活の実践に向けた働きかけが必要です。
また、子どもの健全な育成のために、保護者自身が「食」についての正しい知識を身につけ、
家庭での食育を担っていくことが大切です。
さらに、
食品表示の偽装や食中毒等、食品の安全や信頼を揺るがす事件や事故が生じている中、
食品の安全性をはじめとする「食」に関する知識と理解を深めるとともに、近年増加する食物ア
レルギーに対応するため、食物アレルギーに対する正しい理解促進を行うことが必要です。
① 朝食の摂取状況
朝食を毎日食べている小学生は 91.1%、中学生は 89.6%となっており、平成 18 年度より
減少しています。また、朝食の欠食割合は平成 18 年度より改善しています。
【小学生】
有効回答者数 =
今回調査
615
前回調査
(平成18年度)
465
【中学生】
有効回答者数 =
0%
20%
40%
60%
80%
91.1
7.0
0.5
2.8 0.9 0.6
0.6
95.1
0%
20%
40%
60%
毎日食べている
今回調査
539
89.6
一週間で1・2回しか食べていない
前回調査
(平成18年度)
401
無回答
92.3
毎日食べている
0% 一週間で、1、2回しか食べていない
20%
40%
91.1
無回答
100%
1.1 0.3
80%
100%
1.3 0.7
一週間で半分くらいは食べている
6.9
1.5
食べていない
5.0 1.0 1.5
0.2
一週間に3~6回食べている
食べていない
60%
80%
100%
7.0 1.1
0.3
0.5
資料:食育に関するアンケート調査
0%
20%
40%
60%
89.6
7
80%
100%
6.9 1.3
0.7
1.5
② 朝食の内容
朝食の内容について、野菜や海藻のおかずを食べている小中学生は、小学生では 63.2%、中
学生では 52.7%となっています。
<今回調査>
【小学生】
【中学生】
有効回答者数 = 539
有効回答者数 = 615
0% 0%
20%
40%
20%
N = 615
問4 ご飯・パン・めん類・
コーンフレーク・もちなど
92.7
問5 肉・魚・豆類・卵などの
おかず
3.833.8
40.5
40.5
問8 果物
16.9
31.2
30.9
9.9 0.5
16.9
39.7
9.9
80%
100%
4.5 0.6 1.1
11.7
48.2
31.2
10.4 0.7
0.2
0.5
27.8
14.5 25.6 0.7
27.1
11.7 8.0 0.5 22.0
17.2
60%
5.4 93.7
0.9
14.5 21.6
0.7
22.0
40%100%
0.5 0.5
1.0
21.6
57.9
57.9
80%
20%
0%
5.4 0.5 0.5
30.9
29.4
問7 牛乳・乳製品
60%
100%
80%
92.7
41.8
41.8
問6 野菜のおかず・海藻の
おかず
60% 40%
8.0
17.2
28.6
18.9
25.8
0.4
12.1
20.8
27.6
13.9
10.434.10.7
21.0
1.5
0.7
9.5 0.7
16.0
0.4
<前回調査(平成 18 年度)>
【小学生】
【中学生】
有効回答者数 = 465
0% 0%
N = 465
問4 ご飯・パン・めん類・
コーンフレーク・もちなど
問5 肉・魚・豆類・卵などの
おかず
問6 野菜のおかず
60% 40%
36.8
36.8
28.8
28.8
55.5
27.3
27.3
60%
100%
80%
20%
0%
10.3
0.2
18.1 37.2
7.5 0.4
34.8
20.0
23.9
36.8
15.5
13.8 6.9
36.8
21.9
よく食べる
食べない
40%100%
2.8 1.1
2.8 1.1
10.3
37.2
34.8
55.5
80%
85.6
85.6
問7 牛乳・乳製品・海草
問8 果物
有効回答者数 = 401
20%
40%
20%
0.9
18.1
37.9
20.0
22.4
13.3 0.6
0.9
6.9
18.0
26.9
20.9
13.3 33.20.6
ときどき食べる
無回答
100%
1.7 1.5
5.5
7.5 0.4
32.2
13.8
53.1
21.9
27.9
80%
91.30.2
15.5
31.7
23.9
60%
20.4
11.2 0.7
18.0
13.5
1.0
12.0 0.5
17.2
1.2
あまり食べない
資料:食育に関するアンケート調査
0%
20%
40%
60%
93.7
8
80%
100%
4.50.6
1.1
0.2
③ 食育という言葉の認知度
食育という言葉を知っている保護者は 99.1%となっており、中学生でも 56.6%の生徒が知
っています。
【中学生】
有効回答者数 =
0%
20%
40%
60%
80%
100%
今回調査
539
56.6
42.3
1.1
前回調査
(平成18年度)
401
55.6
43.9
0.5
はい
【保護者】
有効回答者数 =
今回調査
0%
いいえ
20%
40%
0%
60%
20%
80%
40%
56.6
20.5
1637
無回答
100%
60%
80%
0.7
42.3
18.1
60.5
100%
0.2 1.1
よく内容を知っている
だいたい内容を知っている
内容はあまり知らないが、言葉は聞いたことがある
はじめて聞いた
無回答
0%
20%
40%
20.5
60%
80%
100%
資料:食育に関するアンケート調査
60.5
18.1
0.7
0.2
④ 食品の安全性に関する基礎的な知識を持っている市民の状況
食品を購入するとき、原産地表示や添加物、品質の表示の確認をしている保護者は、81.3%
となっており、平成 18 年度より増加しています。
【保護者】
有効回答者数 =
今回調査
1637
前回調査
(平成18年度)
1284
0%
20%
40%
60%
40.0
80%
51.3
33.0
47.0
必ず確認する
ときどき確認する
確認しない
無回答
100%
1.8
6.8
0.1
3.3
11.1
5.6
ほとんど確認しない
資料:食育に関するアンケート調査
0%
20%
40%
40.0
9
60%
51.3
80%
100%
6.8 1.8
0.1
⑤ 「食事バランスガイド」の認知度
食事バランスガイドを知っている保護者は 49.5%となっており、平成 18 年度より増加して
います。
【保護者】
有効回答者数 =
今回調査
1637
前回調査
(平成18年度)
1284
0%
20%
40%
60%
80%
49.5
100%
50.4
34.3
0.1
65.1
はい
いいえ
0%
20%
49.5
はい
0.5
40%
60%
80%
資料:食育に関するアンケート調査
50.4
いいえ
⑥ 「食事バランスガイド」の活用状況
0%
20%
無回答
100%
0.1
無回答
40%
60%
49.5
80%
50.4
100%
0.1
食事バランスガイドを参考にしている保護者は 21.6%となっており、平成 18 年度より増加
しているものの、食事バランスガイドを活用している人は少ない状況です。
【保護者】
有効回答者数 =
今回調査
1637
前回調査
(平成18年度)
1284
0%
20%
40%
21.6
80%
100%
78.3
15.0
0.1
84.5
はい
0%
20%
40%
無回答
60%
80%
資料:食育に関するアンケート調査
50.4
食事バランスガイド
食生活指針を具体的な行動に結び付けるものとして、1日に
「何を」「どれだけ」食べたらよいか、望ましい食事のとり方や
おおよその量をわかりやすくコマ型のイラストで示したもの。
栄養バランスのとれた食事をとること、適度な運動をすること、
水・お茶といった水分は欠かせないものということを象徴的に表
している。自分自身の食生活を見直すきっかけになるものとし、
「食事」の基本を身に付けるため、より多くの方々に活用される
ことを目的に作成された。
10
0.5
いいえ
49.5
※
60%
100%
0.1
(2)食に対する感謝の念と理解
●
● ●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
食事をする姿勢や配膳の仕方、箸の持ち方といった食事のマナーや作法を身につける機会が減
少しているなか、家庭や集団での楽しい食事を通じて、
「いただきます」
「ごちそうさま」の習慣
や正しい食事のマナー、作法を身につけることが重要です。
また、家族規模の縮小が進み、個々のライフスタイルが多様化する中で、小中学生においても
1人で食事を食べる孤食が見受けられます。家族や友人等とともに食事づくりや食事をすること
でコミュニケーションを図り、その楽しさを実感できるよう、共食を推進していく必要がありま
す。
さらに、近年では、食品が食べられる状態で廃棄される「食品ロス」の増加が問題になってい
ます。自分に適切な量を把握し、買い過ぎや作り過ぎに注意する必要があります。また食べ物へ
の「もったいない」の気持ちを大切にして、自然への恩恵や生産者等への感謝の気持ちを育むこ
とが大切です。
① 家庭で夕食を食べる時の習慣
家庭で夕食を食べる時に
「いただきます」
や「ごちそうさま」を毎食言っている小学生は 78.5%、
中学生は 67.7%となっています。
【小学生】
今回調査
有効回答者数 =
0%
20%
40%
60%
80%
78.5
615
100%
2.4
13.7
4.6
0.8
【中学生】
有効回答者数 =
今回調査
0%
20%
40%
60%
80%
67.7
539
100%
18.4
7.4
6.5
【保護者】
有効回答者数 =
今回調査
0%
20%
40%
60%
80%
75.6
1637
100%
2.0
15.9
6.5
毎食言っている
1週間に3~6回言っている
ほとんど(1週間に2回以下)言っていない
言っていない
無回答
資料:食育に関するアンケート調査
※
共食
0%
20%
40%
67.7
複数の人が一緒に食事をとること。個食に対していう。
11
60%
80%
18.4
100%
7.4
6.50.0
② 家族との夕食の状況
夕食をひとりで食べることが多い小学生は 5.7%、中学生では 12.2%、いつもひとりで食べ
る小学生は 0.8%、中学生では 2.8%となっています。
【小学生】
有効回答者数 =
0%
20%
40%
前回調査
(平成18年度)
80%
64.4
615
今回調査
60%
28.8
48.6
465
100%
0.8
5.7
0.3
2.4
0.2
7.1
41.7
【中学生】
有効回答者数 =
今回調査
539
前回調査
(平成18年度)
401
20% いつも一緒に食べる
40%
0%
28.7
0%
0%
0%
60%
80%
どちらかといえば一緒に食べることが多い
どちらかといえばひとりで食べることが多い
50.3
34.5
いつもひとりで食べる
無回答
53.1
20%いつも一緒に食べる
40%
60%
100%
2.8
12.2
14.2
80%
0.2
4.0
100%
いつも一緒に食べる
どちらかといえば一緒に食べることが多い
64.4
28.8
5.70.8
0.3
どちらかといえばひとりで食べることが多い
どちらかといえば一緒に食べることが多い
いつもひとりで食べる
どちらかといえばひとりで食べることが多い
無回答
いつもひとりで食べる
無回答
資料:食育に関するアンケート調査
20%
20% 50.3
40%
40%
64.4
12
60%
60%
34.5
80%
80%
28.8
100%
2.8
0.2
12.2 100%
5.70.8
0.3
(3)食に関する体験活動の充実
●
● ●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
食育への意識を高めるためには、子どもの頃から、野菜等の農産物を育てる楽しさ、収穫の喜
びを知ることが重要となります。
農業体験をしたことのある子どもの割合はもともと高いものの、前回調査時から改善は見られ
ない状況となっています。また、こうした農業体験を保育園や学校に委ねている傾向も見られま
す。
より、食に触れる体験機会を充実させていくため、生産者と消費者との交流を図り、農業への
理解と支援、
「食」への関心を高めていくことが必要です。
また、食育を推進する上で、家庭や保育園、学校、家庭、行政等の連携は重要です。それぞれ
の特性を活かした食育の推進に取り組み、ネットワークを構築する必要があります。
① 農作業の体験
農作業の体験がある小学生は 87.2%、中学生は 83.9%となっており、ほとんどの子どもは
農作業の体験をしています。
【小学生】
有効回答者数 =
今回調査
615
前回調査
(平成18年度)
465
0%
20%
40%
60%
80%
87.2
89.7
100%
11.2
1.6
8.8
1.5
【中学生】
有効回答者数 =
0%
20%
40%
60%
80%
100%
今回調査
539
83.9
13.9
2.2
前回調査
(平成18年度)
401
82.5
16.2
1.2
ある
ない
ある
無回答
ない
無回答
資料:食育に関するアンケート調査
0%
0%
20%
20%
40%
40%
83.9
13
60%
87.2
60%
80%
80%
100%
13.9
2.2
100%
11.2 1.7
② 保育園・学校以外での農業の体験
子どもに保育園や学校以外で農業の体験をさせたことがある保護者は 41.1%となっており、
平成 18 年度より減少しています。
【保護者】
有効回答者数 =
今回調査
1637
前回調査
(平成18年度)
1284
0%
20%
40%
60%
80%
41.1
58.6
55.8
0%
いいえ
20%
20%
●
60%
●41.1
● ●
●
100%
●
0.3
無回答
40%
● ●
80%
58.6
資料:食育に関するアンケート調査
いいえ
0%
6.2
無回答
40%
41.1
はい
0.3
37.9
はい
(4)地域の食文化の継承
100%
60%
●
●
●
●
80%
●
100%
● 58.6
0.3
消費者と生産者との交流人口は増加しており、長久手の特産品や郷土食、食文化への関心を高
めるとともに、子どもの頃から地元の食材に直接触れて、食事づくりや食事をする機会を増やし、
次世代へ伝える機会を充実させていくことが必要です。
また、それと合わせて地域でできたものを地域で消費する地産地消を、四季を楽しみ旬の時期
に旬のものを消費する旬産旬消と併せ、積極的に推進していくことが必要です。
① 「地産地消」ということばの認知度
地産地消という言葉を知っている保護者は 86.0%となっており、平成 18 年度より増加して
います。
【保護者】
有効回答者数 =
今回調査
1637
前回調査
(平成18年度)
1284
0%
20%
40%
60%
80%
86.0
13.8
41.4
52.8
はい
0%
0%
無回答
40%
60%
40%
86.0
14
80%
資料:食育に関するアンケート調査
86.0
いいえ
20%
0.2
5.8
いいえ
20%
はい
100%
100%
13.8 0.2
無回答
60%
80%
100%
13.8 0.2
② 長久手市の伝統野菜への関心
長久手市は、真菜などの伝統野菜や五平餅、おこしものなどの郷土料理があります。長久手市
の伝統野菜や郷土料理について関心がある小学生は 72.0%、中学生は 50.5%、保護者では
65.2%となっており、小学生に比べ中学生の関心は低くなっています。
【小学生】
有効回答者数 =
今回調査
0%
20%
40%
31.2
615
60%
80%
40.8
100%
19.7
6.7
1.6
【中学生】
有効回答者数 =
今回調査
有効回答者数 =
20%
15.2
539
【保護者】
今回調査
0%
0%
40%
35.3
20%
80%
32.1
40%
20.5
1637
60%
60%
44.7
100%
15.4
2.0
80%
26.1
100%
7.0
関心がある
どちらかといえば関心がある
どちらかといえば関心はない
関心はない
1.7
無回答
資料:食育に関するアンケート調査
0%
20%
40%
20.5
44.7
15
60%
80%
26.1
100%
7.0 1.7
3章
第
1
計画の理念と方針
計画の基本理念
まちづくりの基本は、健康で笑顔あふれる市民が生き生きと暮らすことです。特に次代を担う
子どもたちの健全な食生活の実践は、健康で豊かな人間性を育む上で重要です。そして、この過
程を通じて大人自身もその食生活を見直すことが期待されます。さらに、高齢者が生き生きと暮
らしていく上でも、健康に過ごすことができる期間を長くすることが重要であり、運動習慣の徹
底等とともに健全な食習慣を心掛ける必要があります。
市民一人ひとりが、健全な食生活を実践する基本的な力を身につけ、健やかなからだ、豊かな
人間性をはぐくみ、長久手の食文化を継承しながらいきいきと暮らせるために、以下の基本理念
を掲げ食育を推進していきます。
みんなで楽しく食べよう、長久手の食
2
計画の基本目標
本市における課題を見据えつつ、基本理念を達成するため、4つの目標を設定し、計画を推進
します。
(1)食を通じて健康な体をつくります
●
●
●
●
●
●
● ●
●
●
●
●
●
●
●
医食同源という言葉があるように、食べることは健康に生きることにつながります。バランス
の取れた食事を適量食べることは、健康な生活を維持するために不可欠です。
現代は飽食の時代と言われ、食料は豊かになっています。また、食に関する情報もあふれてい
ます。しかし、バランスの取れた食事を実践できていない人も多くいます。また、食事の摂り方
を知らなかったり、朝食を摂らない人もいます。
望ましい食生活を送り、健康で元気に暮らし続けることができるよう、食による健康維持を支
援します。
16
(2)食を通じて豊かな心を育みます
●
●
●
●
●
●
●
●
● ●
●
●
●
●
●
●
●
現代では、
ライフスタイルが多様化したことで、家庭での食事の風景も変わっています。また、
単身世帯の増加により、孤食の問題も浮き彫りになっています。
家族や友人と食事をすることは、豊かな心を育むことにつながります。そこで、食を通じたコ
ミュニケーションを図る施策を推進します。また、豊かな自然に育まれた地域の食材や、長い歴
史を持つ食文化を見直すことは、世代間交流のみならず、食に対する楽しさを伝えることとなり
ます。地域の伝統食などを伝えることで、食の楽しさを伝えます。
また、日常生活では多くの消費者は食品を購入するだけで、生産や加工の現場を知らない人が
多くなっています。そのため、食が自然の恵みであること、多くの人がかかわって食品ができて
いることを忘れがちです。食に対する感謝の気持ちを育てられるよう、体験活動の充実を図りま
す。
(3)食を通じて環境に優しい暮らしを築きます
●
●
●
● ●
●
●
●
●
●
●
● ●
現代の食料が豊かになっている一方で、食べ残し、消費期限・賞味期限切れなどに伴う食品の
廃棄が家庭や食品関連事業者から発生しています。
資源の本来の価値を大切にする「もったいない」の心を持って、食べ残しや食品の廃棄を減ら
したり、身近なところでとれる農林水産物を積極的に消費・利用することは環境への負荷の軽減
につながります。
さらに、
調理の工夫などにより、食べ残しを減らすといった生活環境に配慮した取組を推進し、
環境への負荷を減らしながら、食環境を改善していきます。
(4)食育を支える取組を推進します
●
●
●
●
●
●
●
●
● ●
●
●
●
●
食育は、性別・年代を問わず、すべての人が実践する必要があるものです。しかし、ライフス
タイルが多様化した現在では、個人の努力だけですべての人が食育を実践することは難しくなっ
ています。
すべての人が食育を実践できるよう、団体や企業とネットワークをつくり、食育の輪を広げる
ことですべての人に食育が行き届くよう努めるとともに、人材の育成を図ります。
17
●
3
計画の体系
みんなで楽しく食べよう、長久手の食
1 食を通じて
体を
健康な
つくります
2
食を通じて
心を
豊かな
育みます
3
食を通じて
環境に優しい
暮らしを築きます
⑴
バランスのとれた規則正しい
食生活の実践
⑴
家族や友人等と食事を楽しむ
共食の推進
⑴
環境に配慮した食生活の
推進
⑵
生活習慣病や肥満等の予防
⑵
日本型食生活の推進、地域の食
文化の継承
⑵
「地産地消」
「旬産旬消」
の推進
⑶
食に関する情報の理解と選択
⑶
子どもを中心とした農業体験の
促進
⑶
都市農村交流の推進
4
食育を支える取組を推進します
18
⑴
食育に関わる多様な活動の促進
⑵
食育推進のための連携・協働体制の構築
⑶
食育推進のための啓発、情報提供
体
心 環境
4章
第
1
食育推進の展開
食を通じて健康な体をつくります
1-1
バランスのとれた規則正しい食生活の実践
妊産婦や乳幼児期における食育の推進
私達ができること
朝食を摂ることや早寝・早起きを実践すること、また、乳幼児期からの正しい食事の摂り方
や子どもの基本的な生活習慣を育成し、「早寝・早起き・朝ごはん」の習慣で生活リズムを整
えましょう。
市・関係機関の取り組み
「早寝・早起き・朝ごはん運動」の積極的な推進を図ります。
生涯にわたる健康づくりの基盤となる妊娠期や産後の回復期、乳幼児期は妊産婦、乳幼児の
双方にとって非常に重要な時期であるため、特に栄養に関する充実した指導の実施に努めます。
妊産婦についてはパパママ教室の開催に合わせ、
「妊産婦のための食生活指針」等を利用し、
普及啓発を図ります。
乳幼児期については、心身機能や食行動の発達が著しい時期であることから、3~4 か月児
健診、10 か月児相談、1 歳 6 か月児健診、3 歳児健診や離乳食教室等の開催に合わせ、発達
段階に応じた「乳児の食事 Q&A」等を利用し、普及啓発を行います。また、食事を通じた親
子の心の絆の深まりも視野に入れた栄養指導の充実を図ります。
※
「早寝・早起き・朝ごはん」運動
子どもたちが健やかに成長していくための適切な運動、調和のとれた食事、十分な睡眠という基礎的な生活
習慣の確立や生活リズムを整えるために文部科学省が全国展開している運動。
※
「妊産婦のための食生活指針」
平成 18 年 2 月に厚生労働省によって策定された指針であり、妊娠中に摂取の必要のある栄養素や、食生活
上の注意点等が記されている。
※
「乳児の食事Q&A」
発達段階に応じた授乳のポイント・注意事項、離乳食のレシピをまとめたもの
19
幼稚園・保育園・児童館等における食育の推進
市・関係機関の取り組み
保育園においては、食育を計画的に学ぶことができるよう、各年齢に適した食に関する年間
食育計画を立て、その計画に基づき、田植え・稲刈り・いもほり・野菜収穫等を行い、食への
興味や関心を持つよう指導していきます。
子どもの健全な食生活の実現と健全な心身の成長を図るため、園だより、クラスだよりを活
用した啓発活動を実施し、保護者の食育に対する意識を高めるとともに、地域子育て支援事業
の「園開放」や保育所地域活動事業の「たけのこクラブ」を通して、未就園の乳幼児の食に対
する相談や情報提供等を実施します。
また、児童館において、市内の小学生の食への関心を深めるため、月 1 回小学生クッキン
グを計画し、食材の紹介、調理実習、試食を行います。また、放課後児童クラブでは育てた野
菜等を使用して調理体験をし、食への関心を深めます。
学校における食育の推進
市・関係機関の取り組み
学校においては、食育を計画的に学ぶことができるよう、各学年において田植え・稲刈り・
いもほりでの野菜収穫等を行い、以下の方法によって食への興味や関心を持つよう指導してい
きます。
(ア)家庭科、保健体育科を始めとする各教科、総合的な学習の時間等の授業や給食の時間
を中心に、担任や教科担任、あるいは学校栄養職員、栄養教諭、養護教諭による指導
を行います。
(イ)給食委員会、保健委員会、放送委員会等子どもたち自身による問題把握、啓発活動を
行います(ポスターの掲示、放送での呼びかけ、集会での劇や発表等)。
(ウ)養護教諭や給食主任が作成する保健だより、給食だよりでの児童への啓発や保護者へ
の協力の呼びかけを行います。
20
体
心 環境
若い世代を中心とした食育の推進
私達ができること
規則正しい食生活を実践するとともに、子どもに対して望ましい食生活を実践できるような
環境を整えましょう。
市・関係機関の取り組み
食育を次世代に伝えていく重要な世代であるので、望ましい食生活を実践できるよう、努めま
す。
特に20歳代及び30歳代の若い世代はその他の世代よりも朝食の欠食等の課題が見られ
るので、若い世代が食育に関心を持ち、自らの食生活を改善できるよう、リーフレット等を作
成し、食生活の重要性について理解・促進します。
高齢期における食育の推進
私達ができること
健康状態に合わせた適切な食事内容を理解し、実践しましょう。
市・関係機関の取り組み
高齢者同士や地域の子ども達等と共食の場作りを推進するため、NPO 等と連携し、サロ
ンなどを活用した食事の機会を提供します。また、健康で元気に暮らし続けることができる
よう食による健康維持を支援します。
21
食育ガイドや食事バランスガイドの活用促進
地域・団体の取り組み
市民の生活の中で食育ガイド、食事バランスガイドが有効に活用されるよう、食育に関連し
たボランティア機関、団体を通じ、市民への浸透を図ります。
市・関係機関の取り組み
食生活指針を具体的な行動に結びつけるため、食品の望ましい組み合わせやおおよその量を、
イラストを交えて分かりやすく示した食育ガイド、食事バランスガイドを啓発します。
※
食育ガイド
内閣府が作成した、国民一人一人が日々の生活の中で食育の取組が実践できるよう、乳幼児から高齢者に至
るまで、ライフステージのつながりを大切にし、生涯にわたりそれぞれの世代に応じた具体的な取組を示した
ガイド。小学校高学年以上の多くの人が使えるよう、わかりやすい表現になっており、家族、友達や仲間、地
域の方々などの異世代とも共有できる内容になっている。
22
体
心 環境
1-2
生活習慣病や肥満等の予防
健康寿命の延伸につながる食育の推進
私達ができること
生活習慣病、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)等の予防を図るため、
「食育ガ
イド」「食事バランスガイド」等を参考にして油脂類や塩分等の過剰摂取に、また、自分にあっ
た食事の量を調節し、適度な運動と合わせた肥満予防にも取組みましょう。
家庭において、子どもが好むからといって、ファストフードやジャンクフードのような簡便
食を安易に取り入れることなく、子どもの時期から適切な食生活や運動習慣を身につけさせる
よう努めましょう。
市・関係機関の取り組み
市民の栄養や運動に関する実態を把握するとともに、栄養と運動の両面から肥満防止対策を
推進します。特に保育園や保健センターにおける健診や身体測定の結果を踏まえ、園医等をは
じめ地域の医療機関とも連携した肥満防止対策を実施します。
健康寿命の延伸には適切な食生活だけでなく、自分にあった適度な運動が不可欠なため、食
と運動を連携させた施策を実施します。
また、学校においては、学校医等による学校保健活動の推進を図ります。具体的には以下の
施策に取り組みます。
(ア)適切な食に関する知識の定着
脂質、食塩、また糖質の大量摂取による影響、野菜を摂るための食物繊維の効用、バランス
の良い食事、適正な量、食事に適した時間帯等、必要な知識についての教育を行います。
(イ)適切な運動習慣の定着
体育授業、学級遊び、外遊び、さらにクラブ活動や部活動において必要な運動量の確保
を図ります。
※
ファストフード
※
ジャンクフード
短時間でつくれる、短時間で食べられる手軽な食品や食事のこと。
エネルギー(カロリー)は高いが、他の栄養価・栄養素の低い食べ物のこと。
ハンバーガーやドーナッツ、ポテトチップス・ポップコーン等のスナック菓子全般を指し、単に食感を通じ
た快感や満腹感を目的とする食品の総称。
23
1-3
食に関する情報の理解と選択
食の安全に関する情報提供及び啓発
地域・団体の取り組み
食品の供給者側は、食品の安全性、栄養成分、食物アレルギー、食品履歴、その他食生活に
関する情報を的確に提供できるように情報を収集・整理し、分かりやすく伝えることが大切で
あり、そのための体制づくりが必要です。
市・関係機関の取り組み
昨今、マスメディア等を通じた情報が氾濫しており、消費者がそれらの情報を適切に選別し、
活用することが難しい状況も見受けられます。健全な食生活の実践には、食生活や健康に関す
る正しい知識を持ち、自らの判断で食を選択していくことが不可欠であるため、食品の安全性
や栄養成分、食物アレルギー、食習慣等の正しい情報を、市の広報紙、パンフレット、ホーム
ページ、講習、ケーブルテレビ等を活用し、市民に情報提供をし、
「食」に関する知識と理解
を深めるとともに、近年増加する食物アレルギーに対応するため、食物アレルギーに対する正
しい理解促進を行います。
24
体
心 環境
2
食を通じて豊かな心を育みます
2-1
家族や友人等と食事を楽しむ共食の推進
共食の推進、食事作法の習得
私達ができること
一日最低一食は、家族や友人等と一緒に、楽しく 30 分以上かけて摂るように心掛けましょ
う。
また、家族や友人等と一緒に、コミュニケーションをとり、食事の時間を楽しむよう心がけ
ましょう。
食事のマナーは、
人に不快感を与えずに楽しく食事をするために必要なことです。このため、
箸を正しく持つ、使い方に気をつける、背筋を伸ばして座るなど、食事マナーに気をつけ、食
事ができることへの感謝のことば、「いただきます」、「ごちそうさま」などを言う習慣を身につ
けるようにしましょう。
地域・団体の取り組み
地域での行事やイベント等を活用し、様々な年代の人が一緒に食事をする機会をつくるよう
働きかけます。
市・関係機関の取り組み
家族や友人等と共に食事をとりながらコミュニケーションを図ることは、食育の原点でもあ
り、
「共食」はバランスのとれた食事の摂取や規則正しく食べるという基本的生活習慣の確立
につながり、食事マナーの習得の機会となることから、家庭、友人、地域で共食への関心が高
められるように、情報の発信や周知に取り組みます。
保育園において、
「いただきます」
「ごちそうさま」の感謝の言葉や、食器をしっかり持って
食べる等の食事マナーを習慣として身につくよう園児に指導するとともに、園児の発達段階に
応じて、箸の持ち方なども教えていきます。
また、管理栄養士が各保育園を巡回する際、食べ残しの状況を確認し、担任保育士等にアド
バイスを行います。
25
2-2
日本型食生活の推進、地域の食文化の継承
日本型食生活の推進、地域の食文化の継承
私達ができること
米を主食に、農産物、畜産物、水産物等多様な副食から構成された「日本型食生活」は栄養
バランスに優れています。
「日本型食生活」を積極的に取り入れ、合わせて箸の使い方等の日
本食のマナーや、
「旬」の食材を積極的に料理に取り入れるといった日本固有の、あるいは地
方独特の、また我が家ならではの食文化の伝承を図りましょう。
市・関係機関の取り組み
地域の伝統的な食文化の継承については保育園、児童館、平成こども塾等において、地域の
伝統食である「おこしもの」づくり等を実施します。特に平成こども塾での活動は、小学校の授
業の一環としても実施しているところであり、子どもが伝統的な食文化に触れる機会を提供し
ます。
「日本型食生活」ついて子どもが早い段階から関心を抱くことができるようにするため、学校
給食において郷土料理や伝統的な食文化を反映した献立を取り入れ、食に関する指導を行う上
での教材として活用されるよう促進を図ります。また、家庭に対しても、郷土料理や伝統料理
の情報提供を行います。
※
日本型食生活
昭和 50 年代半ば頃に実践されていた、米を主食に、水産物、畜産物、野菜等多様な副食から構成され、栄
養バランスに優れた我が国独自の食生活のこと。
26
体
心 環境
2-3
子どもを中心とした農業体験の促進
農業体験の促進
私達ができること
農業等の生産活動等についてさまざまな体験をすることは、食べ物が動植物の命をもとにし
ていることを実感したり、食を支える人々への理解を深めることにつながります。このため、
特に子どもに対してこのような体験の機会の拡大を図りましょう。
市・関係機関の取り組み
保育園や学校において、近隣の田畑を活用した農体験の機会を提供します。周辺地域で適切
な農地を確保できない場合には、ポリバケツを活用した米づくりプランター、植木鉢を活用し
た野菜の栽培等、方法を工夫し、計画的に実施していくよう、「教育ファーム」の取り組みを推
進します。
平成こども塾では、農業体験の機会を設け、水稲、野菜等多方面にわたる農作物の生産に関
する活動を実施していきます。
※
教育ファーム
自然や食に関わる人々の様々な活動への理解を深めること等を目的として、農業者等が一連の農作業等の体
験の機会を提供する取り組みのこと。
27
3
食を通じて環境に優しい暮らしを築きます
3-1
環境に配慮した食生活の推進
むだや廃棄の少ない食事づくりの推進
私達ができること
資源の本来の価値を大切にする「もったいない」という意識を持って、食べ残しや食品の廃
棄を減らす努力をし、食料の無駄をなくし、浪費を防ぐよう努めましょう。
市・関係機関の取り組み
身近な食生活における環境への負荷の軽減のため、環境教育を推進する中で、環境と食の関
わりについて学習する機会を提供し、環境にやさしい料理の普及啓発に取り組みます。
また、食品廃棄などに対する「もったいない」という意識の浸透に努め、食べ残しをしない
よう啓発するとともに、残菜の堆肥化などにより、食品廃棄物の減量に取り組みます。
3-2
「地産地消」・
「旬産旬消」の推進
地元農産物の積極的な活用
私達ができること
地元で採れた食材は新鮮であり、また輸送に係るエネルギーが少ないため、環境に対しても
良い影響を及ぼすことから、地元産の食材を利用する「地産地消」に取り組みましょう。また、
このような取り組みを積極的に推進することによって、市民が、「フードマイレージ」の低減に
寄与することを知り、土地で採れたものを旬のうちに食すという食に対する基本姿勢を持つよ
う努めましょう。
※
フードマイレージ
輸入食糧の総重量と輸送距離を掛け合わせたもので、食料の生産地から食卓までの距離が長いほど、輸送に
係る燃料や二酸化炭素の排出量が多くなるため、フードマイレージが高い国ほど、食料の消費が環境に対して
大きな負荷を与えていることになる。
28
体
心 環境
市・関係機関の取り組み
田園バレー交流施設(あぐりん村)や JA グリーンセンター等の農産物直売所を地域の農産
物販売を通じた生産者と消費者の交流拠点とし、生産者と消費者の距離を近づける取り組みの
推進を図ります。
学校給食においても、引き続き長久手給食食材生産会やあぐりん村、JA等と協力して、献
立にも工夫をこらし、できる限り長久手市産農畜産物の利用に努めるとともに、愛知県産の
米・野菜の利用による地産地消を進めていきます。
3-3
都市農村交流の推進
農を通じた交流の推進
市・関係機関の取り組み
都市部と農村部が隣接している本市の地理的条件を活かして、いのちある食物が生長する過
程を地域で体験することによって、食に対する感謝の念をはぐくみ、両地域の交流を促進しま
す。
農産物直売所を中心とした田園バレー交流施設(あぐりん村)や JA グリーンセンターにお
いては、生産者の名前を明記した新鮮な野菜や旬の野菜類等の販売し、生産者と消費者の距離
を近づける取り組みの推進を図ります。
また、収穫祭、もちつき大会など各種イベントを開催し参加者同士の交流を図ると共に、
くらしに身近な場面で農に親しめる場として、まちなか農園を設置し、子ども、高齢者、障が
いがある人など、誰もが農に親しめる機会を確保します。また市民農園や長久手農楽校など趣
味的に農業と携わりたい人から本格的に農業参入を考えている人まで、関心の高さに応じた農
との関わりの場を提供します。
※
田園バレー交流施設(あぐりん村)
農産物直売所、ふるさと薬膳レストラン、パン工房、ふれあい農園などを備えた田園バレー事業の拠点とな
る施設で都市部と農村部の交流を目的とする。
※
まちなか農園
市街化区域内の農地や空き地を活用して、住宅地やまちなかに「農」をしたい人ができる場、地域のふれあ
いの場・憩いの場となるような農園
29
4
食育を支える取組を推進します
4-1
食育に関わる多様な活動の促進
ボランティア活動の支援
市・関係機関の取り組み
食育を適切に浸透させていくためには、市による取り組みだけでなく市民の生活に密着した
活動を行っているボランティアの役割が重要です。食品の安全性やアレルギー、正しい食事マ
ナーの普及等、食に関する基本的な知識の普及を図りつつ、子ども食堂や高齢者の配食サービ
スなど市民の取り組みが活性化されるよう、環境の整備や情報の共有化を図ります。
4-2
食育推進のための連携・協働体制の構築
食育に取り組む関係者との連携の推進
市・関係機関の取り組み
食育を推進するためには、学校、家庭、地域社会の連携が重要になります。そこで、保育園、
学校等において、あらゆる機会と場所を利用して、積極的かつ魅力的な食育活動を行い、子
どもの健全な食生活の実践と豊かな人間形成を図るため、栄養教諭、管理栄養士、学校栄養職
員や地域のボランティア等と連携した施策を行います。
地域ボランティアや学校と連携しながら、食に関する指導の充実を目指します。
保育園、学校、家庭、行政、その他関係機関・団体の連携を促し、食育推進のための(仮称)
食育推進支援会議を開催し、情報交換や意見調整を行います。
※
子ども食堂
地域の子どもに対して、地域の方々・NPO 等が協力して、居場所、食事を提供する取組。
30
4-3
食育推進のための啓発、情報提供
食育月間における事業
市・関係機関の取り組み
食育推進基本計画において「食育月間」と定める 6 月に、市の広報紙、パンフレット、ホ
ームページ、ケーブルテレビ等を通じた広報活動や啓発活動を行うとともに、平成こども塾や
子ども関連施設等においては、収穫祭等のイベントを実施し、食育月間の周知を図ります。
また、
「愛知を食べる学校給食の日」と連動し、給食センターの施設見学や学校給食の試食
会など、食育の機会の提供に努めます。
食育に関する情報発信の充実
市・関係機関の取り組み
市民を対象に、食育に関するアンケート調査や、市実施の各種検診におけるアンケート調査、
事業終了時のアンケート調査結果等を踏まえた効果的な広報啓発活動を行うとともに、以後の
施策及び事業の企画に活用します。
また、市民だけでなく、広く食育の関係者が食育に対する関心と理解を深め、食育に関する
施策や推進計画の進捗状況等、必要な情報を容易に入手することができるよう、市の広報紙や
ホームページ、パンフレット、ケーブルテレビ等により積極的な情報提供を行います。
※
食育月間
内閣府が定めた、食育推進運動を重点的かつ効果的に実施し、食育の国民への浸透を図るための月間(毎年
6月)
。国、地方公共団体、関係団体だけでなく、家庭、学校、保育所、職場等に対して、これを食育実践の契
機とするよう呼びかけることとしている。
31
市民のライフステージ別行動目標
健康な体をつくる
乳
幼
児
期
(
0
~
5
歳
頃
)
豊かな心を育む
環境に優しい暮らしを築く
・早寝早起きや睡眠等の生活リズ ・家族や友達と一緒に食事をすること ・食べ残しがよくないことを知
ム、基本的習慣を身につけます。
の楽しさを味わう。
る。
・色々な食べ物を味わい、味覚を育 ・様々な料理を口にし、食に興味を持
てる。
つ。
・よく噛んで食事をする習慣を身に ・動植物への親しみと感謝の気持ちを
付ける。
持つ。
・簡単な料理や片付けの手伝いをする。
・季節や行事にちなんだ料理を楽しむ。
・食事の挨拶の習慣を身に付ける。
・正しい箸の使い方を身に付け始める。
少
年
・
青
年
期
(
6
~
22
歳
頃
)
・朝食を始めとする規則正しい食習
慣の重要性を理解し、毎日実践す
る。
・栄養と食品の正しい知識に基いて
自ら判断できる能力を身に付け
る。
・肥満、痩身の健康被害を知り、自
分に適した食事の内容や量を調
整し、運動習慣を身に付ける。
・生活習慣病に関する知識を持つ。
・家族や友達と一緒に食事を楽しみな ・食生活と環境との関わりや世界
がら、マナーや思いやりの大切さを
の食料事情を知り、問題意識を
実感する。
持つ。
・農業の体験を通じて食べ物の生産へ ・「もったいない」の精神を持っ
の理解を深める。
て、食べ物を残さず食べるよう
・買い物や調理を経験する。
にする。
・季節や行事にちなんだ料理や地域独 ・生物多様性の保全など、農林水
自の食文化、旬の食材を知り、関心
産業の多様な機能を理解する。
を持つ。
・地域の特産物を知り、親しみを
・食事のマナーを身に付ける。
持つ。
壮
年
・
中
年
期
(
23
~
64
歳
頃
)
・規則正しい食習慣を維持する。
・子どもの望ましい食習慣を身に付
けるような環境を整える。
・生活習慣病や痩身等への知識を持
ち、食事の自己管理をし、運動習
慣を身に付ける。
・食品表示の知識を食品選択に活用
する。
・食の安全や食品衛生の知識を持
ち、食中毒など食品による被害を
防止する。
・仕事と生活の両立を意識し、家族や ・エネルギー・水などのむだを減
友人とコミュニケーションをとり、
らす、環境に優しい食生活を実
食を楽しむゆとりを持つ。
践する。
・分担して家事に取り組む。
・「もったいない」の精神を持っ
・子どもとともに、農業の体験行い、
て、食べ残しや食品の廃棄を減
食べ物の生産への理解を深める。
らす。
・季節や行事にちなんだ料理や地域独 ・生物多様性の保全など、農林水
自の食文化を理解し、自分で調理す
産業の多様な機能への理解を
る。
深める。
・旬の食材を生かした食事づくりをす ・地域の特産物を積極的に利用す
る。
し、地産地消に取り組む。
・健康状態に合わせた適切な食事内
容を理解し、実践する。
・経験に基づいた、食の安全や食品
衛生に関する知恵を次代に伝え
る。
・世代を超えて食を通じた交流をはか ・「もったいない」の精神や、環
る。
境に優しい食生活の知恵を次
・地域の集まりなどを活用し、人とと
代に伝える。
もに食事をする機会を持つ。
・地域の農産物を使った料理を次
・食べ物に対する感謝の気持ちの大切
代に伝える。
さを、次代に伝える。
・季節や行事にちなんだ料理や地域独
自の食文化や食事作法を、次代に伝
える。
高
齢
期
(
65
歳
頃
~
)
32
5章
第
1
計画の推進
計画の進行管理と評価、見直し
(1)進捗状況の把握と計画的な施策の実施
●
●
●
●
● ●
●
●
●
●
●
●
●
● ●
本計画を着実に推進していくためには、計画の進捗状況を常にチェックし、取り組み内容を修
正するなど、柔軟に対応していくことが求められます。庁内関係部局からなる「長久手市食育推
進部会(仮)
」を設置し、食育事業を総合的、継続的かつ横断的に行うため、基本目標ごとに掲
げている施策に対する関係事業の進捗状況を年度毎に確認します。
さらに、行政、食育関係者で構成される「
(仮称)長久手食育推進支援会議」を設置し、関係
事業を評価します。
長久手市食育推進部会
(仮称)長久手食育推進支援会議
事務局産業課
市民
関係各課
関係各課
各種団体
●目標の管理・把握
企業
関係各課
(2)推進計画の見直し
学校
●
●
●
●
●
● ●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
本計画は、食育基本法において示された基本理念と方向性に従い、基本計画の策定時点での諸
情勢に対応して作成したものです。しかしながら、社会経済情勢は常に変化しており、今後食育
をめぐる諸情勢も大きく変わることが充分考えられます。また推進計画は、国、県の計画に整合
するように策定しているため、これらの計画に大幅な変更がある場合や、推進計画の目標達成や
施策の進捗状況によっても計画の見直しが必要となる場合が考えられます。
このため、計画期間終了前であっても、見直しの必要性や時期等を適時適切に検討することと
します。
33
●
2
数値目標
1 食を通じて健康な体をつくるための目標
項
目
食育の関心の向上
指
標
食育に関心のある市民の割合(%)
朝食の欠食割合の減少
欠食する人の割合(児童・生徒)(%)
現状値
目標値
-
90.0以上
0.5
0.0
13.1
9.0以下
9.9
9.0以下
朝食で野菜・海藻を食べる市 朝食で野菜・海藻を食べている小中学生の割合
民の増加
(%)
58.3
80.0以上
食事バランスガイド、食育ガ 食事バランスガイド、食育ガイドを認知してい
イドの認知度の向上
る市民の割合(%)
49.5
60.0以上
食品の安全性に関する基礎
的な知識を持っている市民
の割合の増加
40.0
60.0以上
欠食する人の割合(20歳代~30歳代)(%)
欠食する人の割合(男性40~50歳代)(%)
食品購入時において、栄養成分、原産地、添加
物、品質等の表示を参考にする市民の割合(%)
2 食を通じて豊かな心を育むための目標
項
目
家族や友人等と一緒に食事
を摂る市民の割合の増加
指
標
一日最低一食は、家族や友人等と一緒に食事を
摂る市民の割合の増加(%)
農作業に触れる市民の割合
の増加
現状値
目標
-
50.0以上
農業体験をしたことのある子どもの割合の増加
(%)
85.6
90.0以上
食事の際に「いただきます」 一日一回以上、食事の際に「いただきます」「ご
「ごちそうさま」を言う市民 ちそうさま」を言う市民の割合の増加(%)
の増加
-
50.0以上
3 食を通じて環境に優しい暮らしを築くための目標
項
目
地元の農作物を購入する市
民の増加
指
標
愛知県内で生産された農作物を購入するように
している市民の割合(%)
食を通じて環境に優しい暮
らしに取り組む市民の増加
むだや廃棄の少ない食事づくりを積極的に行っ
ている市民の割合(%)
現状値
目標
34.7
50.0以上
-
50.0以上
4 食育を支えるための目標
項
目
食育の推進に関わるボラン
ティア数の増加
指
標
食育の推進に関わるボランティア数 (人)
34
現状値
283
目標
350以上
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