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屋内用 高圧交流負荷開閉器 三菱 エネセーバ(変圧器励磁突入電流抑制機能付) 変圧器の励磁突入電流対策を こんなにコンパクトな機器で実現できます! 省エネルギー対策の行き詰まりを解消! CO2削減に貢献する励突抑制開閉器です! こんなところでお役にたちます。 無負荷変圧器の励磁突入電流(励突)を約18A(6.6kV 3相;簡易計算)に抑制できます。 (3.3kVの場合は、約9Aに抑制) CO2削減に貢献します! ■もっと省エネしませんか。 変圧器に電源が入っているだけで電気を使います。 エネセーバは変圧器の励突を抑制できますので、変圧器に 熱的・機械的なストレスを与えません。 電源不要時に変圧器を運転停止にして、二酸化炭素(CO2) を削減してください。地球温暖化防止に貢献できます。 エネセーバ未使用 エネセーバ使用 励磁突入電流(波高値) 2,500A 2,230A 2,000A 1,930A 1,500A 1,240A 1,000A 変圧器を運転停止できる負荷とできない負荷とに区分し、 運転停止できる負荷をエネセーバにより毎日開閉して無負 荷損を無くすことをお奨めします。 軽負荷変圧器を運転停止し、負荷をほかの変圧器に移して 適正負荷率で変圧器を運転することもできます。 680A 567A 500A 0 単相 100kVA 235A 18A 16A 16A 単相 500kVA 18A 三相 100kVA 三相 500kVA 18A 18A 三相 三相 1000kVA 2000kVA トップランナー油入変圧器【計算値】 13A 13A エネセーバ使用 抵抗投入 主回路投入 エネセーバ未使用 848A 主回路投入 供試器:単相 300kVA ■環境に配慮しています。 欧州RoHS指令を準用しています。有害物質含有禁止指令 に対応し、有害6物質を排除したグリーン調達品です。 変圧器まで含めた保証が必要な場合には、 三菱トップランナー油入変圧器との組合わせで ご使用ください。 C O2 削 減 量 ︵ kg / 年 ︶ 6,000 17,300 5,000 14,500 4,000 11,600 3,000 8,700 2,000 5,800 1,000 2,900 0 500kVA 750kVA 1500kVA 森 林 面 積 ︵ m2 ︶ 0 トップランナー変圧器(Nシリーズ、三相、60Hz)での省エネ ※環境省H17年度データよりCO2 346kgは、森林100m2から算出しました。 ・土日、祝日、夜間停止(114日と14時間/日の停止) ・CO2排出係数:0.555kg/kwh ご注意 1 進相コンデンサ設備の突入電流、電動機の始動電流の抑制効果はありません。 300kVA以下のJ ISキュービクルの主遮断装置として使用する場合、変圧器の励突抑制機能は期待 できますが、進相コンデンサの突入電流抑制効果はありませんのでご注意ください。 2 エネセーバが投入状態で、停電後の復電時などで他の開閉器が投入した場合は励突抑制効果があり ません。 3 モールド変圧器にも使用されていますが、 「結露ラベル」を貼つけるなど結露にご注意ください。 4 変圧器の有負荷開閉時には、励突倍率3以下の保証はできません。 1 省スペース化が図れます! ■電気室が狭くありませんか。 配電盤の面数削減 変圧器上部の空きスペースに設置すれば、 フィーダ盤を 削減できます。 小容量変圧器の統合 励突を抑制できるので、大容量変圧器にまとめることが できます。 高圧非常用発電機(非発)の小型化 常用に比べて非常用の負荷が小さいときなどに小容量化 できます。 パッドマウント変圧器 ●パッドマウント変圧器に! 変圧器の上部にエネセーバ盤を載せるとコンパクトな配 電盤ができます。 壁掛けユニット ●壁掛け盤に! 変圧器の近傍に、薄型・小型軽量の盤を設置できます。 構内配電の安定化が図れます! ■日本の高品質な電力に頼りすぎていませんか。 高度情報化社会は瞬時電圧低下(瞬低)に敏感です。インバ ータなどは10%の電圧低下で影響を受けます。 生産管理、生産設備、自動制御、業務設備などの精密機器、 電子機器の誤作動・不動作の心配を排除します。 電圧低下幅 400 200 電圧 0 -200 -400 -0.10 -0.08 -0.06 -0.04 -0.02 0.00 0.02 0.04 0.06 0.08 0.10 ■保護協調対策はやっていますか。 保護協調不適正による過電流継電器(OCR)の不要動作の うち、24.2%は励突によるものです。 エネセーバは励突が抑制できるので、停電後の復電時の順 次投入が不要となり、上位のOCRとの保護協調が容易にな ります。 最新技術を凝縮しました! ■自動制御したくありませんか。 0.12 0.14 0.16 0.18 0.20 遮断器を投入すると 上位の遮断器が 切れてしまった。 時間 OCRの動作 遮断器 変圧器の の合計 電流 励磁突入 電流 電動操作ですので自動制御ができ、遠隔操作にて安全に開 閉できます。 ■保護を充実させませんか。 現行の電動操作の負荷開閉器ではできない保護ができます。 電動操作でも電圧引外し、ストライカトリップができますの で、地絡保護ができ、 ヒューズ付きで欠相保護、短絡保護も できます。 (TES-EC形では、 30秒タイマを介して電気的にストライカ トリップをしてください。) OCRと組合わせると過電流保護もできます。 負荷開閉器では1,000kVA(6.6kV 3相)までの40kA(実効値) の短絡電流保護が、 2,000kVA(6.6kV3相)まで20kA(実効値) に限流して保護できます。増設などで短絡電流が増加しても 安心です。 2 1 励突抑制原理 エネセーバは抵抗投入方式です。 閉 路 (電動機投入) 電動操作にて投入抵抗接点を先に投入し、変圧器 の励時突入電流を抑制したあと、主接点が投入。 主接点 投入抵抗接点 開 路 (ばね遮断) 電圧引外しをしたあと、ばね力により投入抵抗接 点が開路し、主接点が後から開き、負荷電流を遮断し ます。 エネセーバ(※) 投入抵抗 シンボル記号 変圧器 (※)特許4件出願中 R付 R付 ヒューズ無 エネセーバ ヒューズ有 エネセーバ TES-EA TES-EB TES-EC6 TES-EC3 「励突抑制開閉器」とご用命ください。 主接点と投入接点が機械的に連結されていますので、抵抗への通電時間の微妙な調整がなく、小さい 抵抗体で信頼性の高い構造としています。 投入抵抗 投入抵抗 投入抵抗接点 投入抵抗接点 主接点 主接点 投入動作 主接点と投入接点の寸法差によって、 一定の時間確実に投入抵抗に通電 3 遮断動作 抵抗接点が開くまで、主接点が待機 2 適用のメリット 開閉器、抵抗体、制御装置などの機器を組み合わせた大掛かりな励突抑制装置ではありませんので、安価に 励突を抑制できます。励突抑制機能のほか多くのメリットがあります。 メリット 内 容 省エネ 変圧器停止による無負荷損を削減。 10A、 5,000回の多数回開閉が可能。 省スペース フィーダ盤の削減が可能。小容量変圧器の統合が可能。非発の小型化が可能。 励突抑制 瞬低抑制が可能。保護協調対策が容易。 省力化 自動制御が可能。同時投入により短時間の電圧確立。 安心度 地絡保護、 ヒューズ付で短絡、欠相保護が可能。 (TES-ECはタイマが必要) ヒューズで短絡電流40kAを20kAに限流。 低ノイズ、低サージ。 (サージ倍率は2倍以下) 保守性 長寿命グリースによりグリースアップが容易。絶縁物の清掃が容易。 安全性 電動で安全に遠隔操作。 経済性 制御器具・配電盤削減、省エネを含めた総合評価で安価。 3 励突抑制効果 三菱6.6kVトップランナー油入変圧器(Nシリーズ)の場合 単 相 エネセーバ使用時 エネセーバ未使用時 TR 定格電流 励突電流 励突電流 容量 (実効値) (波高値) 励突倍率 (波高値) 励突倍率 (kVA) (A) (A) (A) 27 434 1.00 16 11.4 75 26 567 0.75 16 15.2 100 26 836 0.50 16 22.7 150 20 857 0.37 16 30.3 200 20 1,290 0.25 16 45.5 300 18 1,930 0.15 16 75.8 500 750 1,000 − 1,500 2,000 三 相 エネセーバ使用時 定格電流 励突電流 (実効値) (波高値) 励突倍率 (A) (A) 1.94 18 6.6 1.46 18 8.8 0.97 18 13.1 0.73 18 17.5 0.49 18 26.2 0.29 18 43.7 0.19 18 65.6 0.15 18 87.5 0.10 18 131.0 0.07 18 175.0 エネセーバ未使用時 励突電流 (波高値) 励突倍率 (A) 19 176 19 235 15 278 14 346 11 408 11 680 10 928 10 1,240 9 1,670 9 2,230 (注)1. 励突電流は第1波波高値(計算値)、励突倍率は定格電流波高値に対する倍率を示します。 2. エネセーバ使用時の無負荷変圧器励磁突入電流は、概ね電圧と投入抵抗で決まり、変圧器容量、製造メーカ、新旧には依存しません。 3. 無負荷変圧器励磁突入電流(簡易計算) 単相:6600 V×√2/(2×300Ω)≒16A 三相:6600 V×√2/(√3×300Ω)≒18A 4. 変圧器の有負荷開閉時には、励突倍率3以下の保証はできません。 4 4 適 用 エネセーバ形名と適用変圧器 適用変圧器 (最大定格) TES-EB ヒューズ付(ストライカトリップ有) 3相 1,000 kVA 単相 500 kVA 3相 500 kVA 単相 200 kVA 図2 TES-EA ヒューズ無 3相 2,000kVA 単相 500kVA 3相 1,000kVA 単相 500kVA 図1 形名 構造 6.6kV 3.3kV 外観 図1 TES-EA 図2 TES-EB TES-EC6、TES-EC3 ヒューズ付(ストライカトリップ無) EC6 EC3 3相 2,000 kVA 3相 1,000 kVA 単相 500 kVA 図3 図3 TES-EC6/TES-EC3 エネセーバ適用系統例 エネセーバを適用した場合の配電系統図の例を以下に示します。 システム上問題がなければ、励磁突入電流の心配がないので変圧器の同時投入も可能となります。 並列に設置された変圧器に励磁突入電流が流れますと、その変圧器が直流電源と等価となり、他の変圧器にも励磁 突入電流が流れますので、すべての変圧器にエネセーバを使用されることをお奨めします。 受電 受電 下記記号はエネセーバを 示しています。 PAS PAS R付 VCT R付 VCT ヒューズ無 エネセーバ TES-EA 断路器 ※ R付 遮断器 ※ ヒューズ有 エネセーバ TES-EB、TES-EC6 TES-EC3 ※ R付 R付 R付 R付 R付 R付 R付 R付 ※進相コンデンサ設備の突入電流の 抑制効果はありません。 直列リアクトル 直列リアクトル 自動力率調整で多頻度開閉の場合 は、VMCをご使用ください。 進相 コンデンサ 動力用 進相 コンデンサ 電灯用 300kVA以下の配電系統 動力用 電灯用 4000kVA以下の配電系統 図4 エネセーバ適用配電系統図の例 5 5 定 格・仕 様 定格・仕様一覧 〔負荷開閉器機能〕 TES-EA TES-EC6 TES-EC3 TES-EB 有(標準装備) 電動操作式(ばね遮断、電動機投入)注4 無 有 有 ― 電気的(タイマー要) 機械的(標準装備) 右 屋内標準使用状態(周囲温度:−15∼40℃) 7.2 3.6 7.2/3.6 60 22 50/60 200 8(1秒) ― 200 10 30 75 C 1,200 注1 ― A 40 注1 A20 注1 ― AC 100/110(85∼121)注2 200 (200A以下) 26 22 JIS C 4611 JIS C 4607 CL CL LB LD ― 7.2,3.6 7.2 3.6 なし エネセーバヒューズ選定表による 1.0 0.9 3.0 JIS C 4604 形 名 電圧引外しの有無 操作方式 ヒューズの有無 ストライカ引外し 手動操作ハンドル取付方向 使用状態 kV kV kV Hz A kA A A A A A kA kA V 回 kg 定格電圧 定格雷インパルス耐電圧 定格商用周波耐電圧 定格周波数 定格電流(開閉器部) 定格短時間耐電流(開閉器部) 負荷電流 励磁電流 定格開閉容量 充電電流 コンデンサ電流 定格過負荷遮断電流 定格投入遮断電流(実効値) 定格短絡投入電流(波高値) 定格制御電圧(電圧変動範囲) 負荷電流開閉回数 総質量(ヒューズ不含) 準拠規格 形 名 形 番 定格電圧 適用ヒューズリンク 定格電流 質 量 準拠規格 kV A kg 〔励磁突入電流抑制機能〕 3以下 (75kVA以上)注5 無負荷変圧器励磁突入電流倍率 無負荷変圧器開閉回数 注1. 注2. 注3. 注4. 注5. 電動機投入 5,000 電圧引外し 回 注3 Aは回数1回、Cは回数3回の意味です。 DC電源仕様品も製作可能ですので、別途お問合せください。 夜間、休日に変圧器を停止すれば、更新推奨時期15年間の開閉回数が約5000回となります。 電動操作機の制御回路には停電補償用コンデンサ(6年毎交換必要)が付いております。 変圧器の有負荷開閉時には、励突倍率3以下の保証はできません。 負荷電流と開閉回数 10000 5000 標準付属品 負荷開閉器1台に対し下記の付属品を標準装備し ています。 本体取付用ボルト、主回路接続端子およびボルト 類、接地線、制御ケーブルおよび圧着端子は付属 しておりません。 1000 開 閉 回 数 ︵ 回 ︶ 品 名 絶縁バリヤ 補助スイッチ 注 100 10 0 50 100 150 開閉電流値(A) 200 250 図5 開閉電流値と開閉回数との関係 注. 定格電流(200A)を超え定格過負荷遮断電流(1200A)までは3回とします。 ヒューズ動作 表示スイッチ 注 動作回数計 数量 備 考 1式 相間、側面:4枚 1式 引外し回路用:1C接点 入切表示用 :1C接点 ・ ・ヒューズ付 1式 1C接点・ (TES-EB/EC)のみ 1式 注.微小負荷用補助 スイッチ(入切表示用1C接点)、 ヒューズ動作 表示スイッチ(1C接点)も製作可能ですので、別途ご用命くだ さい。 6 ご指定付属品 ■補助スイッチ 種 別 注1 1 2 引外し回路用 (1C接点) 汎 用 (標準装備) 微 小 負荷用 ○ 組合せ・仕様 定格電圧 入切表示用 (V) (1C接点) AC/DC ○ 125/250 ○ 注2 ○ DC5∼30 交 換 用 部品形名 製 作 区 分 スイッチ 形 名 X-10G (茶色) Z-01H (黒色) 適用機種 注3 標準品 XL-S031 標準外品 XL-S081 TES-EA TES-EB TES-EC6 TES-EC3 注1. 汎用スイッチは標準装備しています。微小負荷用はご要求がある場合のみ付属いたします。 (指定付属品) 注2. 汎用、微小負荷用とも、引外し回路スイッチは同一品(汎用)です。 注3. 交換用スイッチを供給する場合は、取付金具、 カム板、ネジ類一式を含みます。ご注文に際しては部品形名をご指定ください。 ■ヒューズ動作表示スイッチ 種 別 注1 1 2 定格電圧(V) AC/DC 125/250 汎 用 (標準装備) 微 小 負荷用 DC5∼30 仕 様 スイッチ形名 X-10G (茶色) Z-01H (黒色) 交 換 用 部品形名 注2 XL-S121 XL-S141 XL-S151 XL-S171 製作区分 接点構成 1C 標準品 1C 標準外品 適用機種 TES-EB TES-EC6、TES-EC3 TES-EB TES-EC6、TES-EC3 注1.汎用スイッチは標準装備しています。微小負荷用はご要求がある場合のみ付属いたします。 (指定付属品) 注2.交換用スイッチを供給する場合は、取付金具、連結部品、ネジ類一式を含みます。ご注文に際しては部品形名をご指定ください。 ■補助スイッチの定格(X-10G、Z-01H) 種 別 使 用 スイッチ 形 名 汎 用 X-10G 微 小 負荷用 Z-01H 電圧 (V) 125 250 − − AC負荷 電流(A) 誘導負荷 抵抗負荷 6 10 1.5 3 − − − − 電圧 (V) 125 250 5 30 DC負荷 電流(A) 誘導負荷 抵抗負荷 6 10 1.5 3 − 0.1 − 0.1 接点構成 (投入状態) N.C N.O COM (+) (注)1. 誘導負荷は力率0.4以上(AC)、時定数7ms以下(DC)の値です。 2. 汎用の場合、最小負荷はDC5V、160mAです。これより小さい負荷の場合は微小負荷用を選定してください。 3. 微小負荷用の場合、最小負荷はDC5V、1mAです。 別売部品 ■停電補償用コンデンサ(6年毎交換部品) 制御回路の停電補償用コンデンサは6年毎に定期交換が必要なため、 コンデンサ基板ユニットを別売部品として準 備しております。 品 名 仕様(形状) 停電補償用コンデンサ 基板ユニット (制御コネクタ付) 部品形名 備 考 XE-R011 ご注文に際しては部品形名をご指 定ください。 基板ユニット 制御 コネクタ コンデンサ ■操作用フック棒(MU−A形) 点検時や制御電源喪失時などの緊急時に手動で開閉操作される場合には、軽量で取扱いが簡単なMU-A形フック棒 をご使用ください。MU-A形フック棒はJIS C 4510に準拠しており、絶縁棒はJIS C 8430に準拠した電気的・機械 的に優れた硬質ビニルを使用しています。 種類は下表に示すとおり、屋内用の1m、1.5m、2mの3種類があります。 1 2 3 MU-1A MU-1.5A MU-2A 適用電圧 (kV) 10 20 30 寸法(mm) A 1000 1500 2000 φ15 A ※上記の別売部品については、最寄りの三菱電機システムサービスにご用命ください。 7 備 考 B 300 500 500 ご注文に際しては形名をご指定ください。 φ30 形 名 45 品 番 B にぎり部 ヒューズの選定 ヒューズリンクは下表にて選定してください。 すでに保護協調がなされている既存の変圧器の開閉器をエネセーバに更新される場合には、既存のヒューズ定格を そのまま選定して更新してください。 三菱6.6kVトップランナー油入変圧器(Nシリーズ)用ヒューズ ○:適用可 ×:適用不可 TES-EC TES-EB 変圧器容量 (kVA) 変圧器 定格電流 (A) [エネセーバ] [エネセーバ] CL-LB形 [ヒューズ] 単 相 変 圧 器 75 100 150 200 300 500 11.4 15.2 22.7 30.3 45.5 75.8 G10 T3 × × × × × × 三 相 変 圧 器 75 100 150 200 300 500 750 1000 1500 2000 6.6 8.8 13.1 17.5 26.2 43.7 65.6 87.5 131 175 × × × × × × × × × × G20 T7.5 × × × × × × G30 T15 ○ ○ × × × × G40 T20 ○ ○ × × × × G50 T30 ○ ○ ○ ○ × × G60 T40 ○ ○ ○ ○ ○ × G75 T50 × ○ ○ ○ ○ × G80 T66 × × ○ ○ ○ × G100 T76 × × ○ ○ ○ ○ − T88 × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ × × × × × × × × ○ ○ ○ ○ ○ × × × × × ○ ○ ○ ○ ○ × × × × × × ○ ○ ○ ○ ○ × × × × × × ○ ○ ○ ○ × × × × × × ○ ○ ○ ○ ○ × × × × × × × ○ ○ ○ × × × × × × × ○ ○ ○ ○ × × × × × × ○ ○ ○ ○ × × 単 相 変 圧 器 22.7 30.3 45.5 60.6 90.9 152 三 相 変 圧 器 75 100 150 200 300 500 750 1000 13.1 17.5 26.2 35.0 52.5 87.5 131 175 × × × × × × × × CL形 CL-LD形 [ヒューズ] 75 100 150 200 300 500 × × × × × × × × ○ ○ × × × × × × × ○ ○ × [エネセーバ] [エネセーバ] CL-LB形 G10 T3 × × × × × × G150 G200 T100 T150 × × × × × × × × × × × ○ ○:適用可 ×:適用不可 TES-EC TES-EB 変圧器 定格電流 (A) [ヒューズ] [ヒューズ] 三菱3.3kVトップランナー油入変圧器(Nシリーズ)用ヒューズ 変圧器容量 (kVA) CL形 CL-LD形 [ヒューズ] [ヒューズ] G20 T7.5 × × × × × × G30 T15 × × × × × × G40 T20 × × × × × × G50 T30 ○ × × × × × G60 T40 ○ ○ × × × × G75 T50 ○ ○ ○ × × × G80 T66 ○ ○ ○ ○ × × G100 T76 ○ ○ ○ ○ × × − T88 ○ ○ ○ ○ × × × × × × × × × × ○ ○ × × × × × × ○ ○ ○ ○ × × × × ○ ○ ○ ○ × × × × ○ ○ ○ ○ ○ × × × ○ ○ ○ ○ ○ × × × × × ○ ○ ○ × × × × × ○ ○ ○ ○ × × × × ○ ○ ○ ○ × × G150 G200 T100 T150 × × × × × × × ○ ○ ○ ○ × × × × × × ○ ○ × × × × × × ○ ○ ○ 上表ヒューズ選定条件 項 目 ①変圧器過負荷運転 ②エネセーバによる励突抑制時の繰返し過電流回数 ③他の開閉器による励突抑制されないときの繰返し過電流回数 ④変圧器二次側直下短絡保護 選定条件 過負荷電流:変圧器定格電流の1.3倍で2時間、 または1.5倍で1時間 回数:800回、1回/1週間の頻度で15年間 変圧器定格電流×3倍、0.1秒、5000回 当社トップランナー変圧器励突電流、0.1秒、100回 当社トップランナー変圧器二次側直下短絡電流、2秒 上記記載の変圧器以外のヒューズ選定は、三菱高圧・特別高圧限流ヒューズカタログ(C1034)をご参照いただくか個 別にご照会ください。 8 6 構造と動作 基本構造と部品名称 TES-EB形エネセーバを代表例として構造と部品名称を示します。 アークシュート(内部に主接点) 抵抗接点 ヒューズ動作表示スイッチ 抵抗体 操作ハンドル 引外しコイル 補助スイッチ 動作回数計 (左)電源ランプ〈橙〉 (右)バックアップ表示ランプ〈緑〉 電動操作機構(電動モータ) 制御回路 端子台 ヒューズホルダ ヒューズリンク ストライカ引外し装置 動 作 閉路信号を入力すると、電動機が回転し閉路動作します。まず抵抗接点が投入されて励磁突入電流を抑制し、次に主 接点が投入します。 開路信号を入力すると、閉路時に畜勢されたバネ力により開路動作します。抵抗接点が先に開放され、次に主接点が 開放し、負荷電流などを遮断します。 主接点 抵抗接点 閉路時の接点の動き 9 開路時の接点の動き ストライカ引外し式の性能と動作機能 ■概 要 限流ヒューズは、一般に大きな故障電流の遮断は得 意でも、 ヒューズ定格電流の2∼3倍というような過負 荷電流域では遮断できません。 ヒューズの I-t 特性曲線上で遮断可能範囲であって も、下図の点Pのような本来のヒューズの保護領域で動 作した場合、必ずしも遮断できません。例えば、変圧器 励磁突入電流のような過渡電流や過負荷電流でヒュー ズエレメントが劣化した場合、長年の使用期間中の繰返 し過電流でヒューズエレメントが劣化した場合などがあ ります。 もし、 ヒューズが1本のみ動作すれば、欠相になる問 題点もあります。 TES-EB形エネセーバでは、ストライカ引外しを標準 装備しています。 TES-EC形エネセーバでは、 ヒューズ動作表示スイッ チが働いてから、30秒タイマを介して電圧引外しをし てください。 30秒タイマは別途ご購入願います。 (推奨タイマ:三菱SRT/SRTD-NN(CX)形) ②ヒューズの小電流遮断不能領域において、 ヒューズ溶 断後、 ヒューズが破壊する以前に負荷開閉器が遮断動 作を完了すること。 ヒューズ溶断後ヒューズが 破壊するまでの最小時間 ③負荷開閉器の過負荷遮断容量は次の条件を満足する こと。 負荷開閉器の最小開極時間より、 ヒューズの最終遮断相の遮断完了 時刻が上回る電流の最大値 負荷開閉器の 過負荷遮断電流 動 作 時 間 ヒューズ溶断後ヒューズが破壊する までの最小時間特性 負荷開閉器の最大遮断時間特性 クロスポイント 負荷開閉器の最小開極時間 ヒューズ の三相遮 断完了特 性 t t= 0 I3 ヒューズの溶断 第一相溶断瞬時。 電 最 ヒ 流小ュ 負荷開閉器 遮ー はこの瞬間 断ズ から開路動 の 作開始。 I1 電過負 流負荷 荷開 遮閉 断器 の ヒューズストライカ による開閉器の遮断 領域 t t ヒ ュ ー ズ 動 作 時 間 ヒ ュ ー ズ 動 作 時 間 P I3 ヒューズ 遮断不能 領域 I1 電流 ヒューズ 遮断可能 領域 ストライカ引外し無し 負荷開閉器の 最大遮断時間 電流 I 電定ヒ 流格ュ 遮ー 断ズ の ヒューズによる 遮断領域 ストライカ引外しにおける動作協調 P I3 I1 電流 ヒューズ ヒューズ ストライカ 遮断可能 による 領域 開閉器 遮断領域 ストライカ引外し式 ■ストライカ引外しにおける動作協調 ヒューズ付負荷開閉器やエネセーバでは、次のような 機能が必要です。 ■ヒューズ動作による欠相の保護も同時達成 ヒューズは三相のうち一本でも動作すると、TES-EB 形エネセーバは遮断動作を開始します。ヒューズ動作に よる欠相の保護も同時に達成しました。TES-EC形は 30秒タイマを介して電気的に実施してください。 ■地絡短絡時の動作協調 電圧引外し装置付で高圧地絡継電器と組合せて使用 する場合、地絡と短絡事故が同時発生した時でも確実 に遮断する必要があり、その条件は次の通りです。 負荷開閉器の 過負荷遮断電流 組合せヒューズの最大定格品の 動作特性において、 地絡継電器の最小動作時間と 開閉器の最小開極時間の 合計時間に対応する電流 ①ヒューズのストライカの突出力は、開閉器を機械的に トリップさせる十分な大きさをもっていること。 10 27 * (注2) 666 600 開極寸法 約380 390±1(取付寸法) 取付穴2箇所 160 50 180 160 32 314 アークシュート 45 297 手動操作ハンドル 500(保護カバー推奨寸法) 149 30 6-φ11端子穴 69.5 10 21 電源側端子板 3 引外しコイル 補助スイッチ 24 3 485 動作回数計 バックアップランプ(緑色) 銘 板 端子台 M12ねじ締付け4箇所 「ゆるめるな!」表示 1.2 1.2 3-φ11予備穴 1.2 電源ランプ(橙色) 1.2 3 77 24 10 保護カバー 左側面絶縁バリヤ 負荷側端子板 144 接地線接続位置 取付穴2-φ14 451.5 421.5(取付寸法) 電動操作機 抵抗体 510 入切表示銘板 344.5 400(保護カバー推奨寸法) 42 手動開路用レバー 15 31.5 15 R7 .5 7 外 形 寸 法・最 小 据 付 寸 法 相間絶縁バリヤ 相間絶縁バリヤ 右側面絶縁バリヤ (注意) 1.*印寸法は最小据付寸法です。 100 2.保護カバー最小据付寸法は接地金属のときは490mm、絶縁板のとき 440mmです。 * (注1) 15 R7 .5 図6 TES-EA形エネセーバ 666 600 27 160 180 160 * (注2) 32 アークシュート 45 開極寸法 約380 ヒューズ動作表示スイッチ 取付穴2箇所 50 500(保護カバー推奨寸法) 30 6-φ11端子穴 375 149 手動操作ハンドル 3 21 69.5 10 電源側端子板 引外しコイル 入切表示銘板 バックアップランプ(緑色) 652 動作回数計 673 475 補助スイッチ 607 421.5(取付寸法) 電動操作機 451.5 抵抗体 512.5 400(保護カバー推奨寸法) 42 手動開路用レバー 15 31.5 390±1(取付寸法) 端子台 銘 板 M12ねじ締付け4箇所 「ゆるめるな!」表示 0 φ5 保護カバー 取付穴2-φ14 左側面絶縁バリヤ 電源ランプ(橙色) 相間絶縁バリヤ 1.2 1.2 相間絶縁バリヤ 1.2 77 接地線接続位置 10 24 ヒューズリンク 1.2 144 負荷側端子板 100 198 (注意) * (注1) 1.*印寸法は最小据付寸法です。 図7 TES-EB形エネセーバ 11 3 右側面絶縁バリヤ 2.保護カバー最小据付寸法は接地金属のときは490mm、絶縁板のとき 440mmです。 3. ヒュ−ズ動作表示スイッチは, ヒュ−ズが動作した場合, NO接点はON状態, NC接点はOFF状態を保持する構造となっております. 600 27 50 180 160 297 M12ねじ締付け4箇所 「ゆるめるな!」表示 30 手動操作ハンドル 149 手動開路用レバー 3 電源側端子板 引外しコイル 10 69.5 42 400(保護カバー推奨寸法) 入切表示銘板 624 動作回数計 銘板 745 718 バックアップランプ(緑色) 766 補助スイッチ 451.5 電動操作機 抵抗体 421.5(取付寸法) 取付穴2箇所 開極寸法 約380 アークシュート 45 500(保護カバー推奨寸法) 6-φ11端子穴 32 15 160 31.5 * (注2) 390±1(取付寸法) 21 R7 15 .5 666 端子台 取付穴2-φ14 保護カバー 左側面絶縁バリヤ φ77 電源ランプ(橙色) 接地線接続位置 ヒューズ動作表示スイッチ ヒューズリンク 10 58 右側面絶縁バリヤ 1.2 1.2 1.2 1.2 負荷側端子板 100 3 144 相間絶縁バリヤ 24 205 相間絶縁バリヤ * (注1) (注意) 1.*印寸法は最小据付寸法です。 2.保護カバー最小据付寸法は接地金属のときは490mm、絶縁板のとき 440mmです。 3. ヒュ−ズ動作表示スイッチは, ヒュ−ズが動作した場合, NO接点はON状態, NC接点はOFF状態を保持する構造となっております. R7 .5 図8 TES-EC6形エネセーバ (定格電圧 7.2kV) 600 * (注2) 160 27 50 160 32 30 297 M12ねじ締付け4箇所 「ゆるめるな!」表示 手動操作ハンドル 149 手動開路用レバー 電源側端子板 3 引外しコイル 10 69.5 42 入切表示銘板 動作回数計 銘板 718 変圧器 仕様銘板 745 バックアップランプ(緑色) 取付穴2-φ14 766 421.5(取付寸法) 補助スイッチ 451.5 電動操作機 抵抗体 624 400(保護カバー推奨寸法) 開極寸法 約380 アークシュート 45 500(保護カバー推奨寸法) 6-φ11端子穴 取付穴2箇所 180 21 31.5 390±1(取付寸法) 15 15 666 保護カバー 左側面絶縁バリヤ φ60 電源ランプ(橙色) 接地線接続位置 10 1.2 1.2 1.2 ヒューズリンク 58 ヒューズ動作表示スイッチ 右側面絶縁バリヤ 1.2 負荷側端子板 * (注1) 100 24 相間絶縁バリヤ 3 144 200 相間絶縁バリヤ 図9 TES-EC3形エネセーバ (定格電圧 3.6kV) (注意) 1. *印寸法は最小据付寸法です。 2. 保護カバー最小据付寸法は接地金属のときは490mm、絶縁板のとき 440mmです。 3.ヒュ−ズ動作表示スイッチは, ヒュ−ズが動作した場合, NO接点はON状態, NC接点はOFF状態を保持する構造となっております. 12 8 制御装置 制御装置は開閉器本体に組込まれております。端子台に6本の配線を接続するだけで操作可能となります。万一閉路 動作中に制御電源が喪失しても、バックアップ用コンデンサにより途中で停止することなく完全投入位置まで動作します。 制御回路(AC回路) 1 入指令 4 3 切指令 5 LS1 LS2 LS3 D4 X6a AC100/110V または DC100/110V D16 X7a LS4 D9 D17 停電補償回路 ZNR1 D1 AC100/110V X5b X5a X7b X7a R2 M:直流電動機 TC:トリップコイル C1,2,3:停電補償用コンデンサ X1,5,6:投入補助継電器 X2:ポンピング防止用継電器 X7:停電補償回路用継電器 LS1:開路位置検出用リミットスイッチ LS2:閉路位置検出用リミットスイッチ LS3:制御用リミットスイッチ LS4:引外し回路用リミットスイッチ D1∼4,9,11∼17:ダイオード R1∼4:抵抗器 ZNR1,2:サージアブソーバ LED1:電源表示ランプ(橙) LED2:バックアップ表示ランプ(緑) DCのとき (+) X1a ZNR2 R1 R3 X2b X2a バック アップ 電源 LED1 R4 D2 X1 D3 X2 M D11 C1 C2 C3 D12 LED2 D13 X5 D14 X6 D15 X7 TC X5a X5b DCのとき (-) 6 2 機内配線側 端子台 1 2 3 4 5 6 φ3.5MIN 6.7MAX 端子配列に従って正しく接続してください。 投入操作用制御電源はAC専用(全波整流回路内蔵)です。 切信号はAC、DC共用となっておりますが、端子番号5が 必ず(+)極となるよう接続してください。 端子台の適合圧着端子は右図になります。 5MIN 3.7MAX 制御電源 制御電源の種類と容量 入信号 切信号 端子台配列 適合圧着端子 投入操作用制御電源はAC 100/110Vです。DC電源仕様品も製作可能ですので、別途お問合せください。 引外し操作用制御電源はAC100/110VとDC100/110Vが共用です。 開閉器操作時の電流値および時間は下表のとおりですので、余裕のある電源容量およびケーブルサイズを選定してください。 制御電源 操 作 投入操作 引外し操作 AC 100/110V 始動時(A) 38.0(波高値) 4.5(実効値) 19.0 ― ― DC 100/110V AC 100/110V DC 100/110V 投入操作電流波形(AC操作時) 始動時 空転時 操作電流値 減衰時定数(秒) 定常時(A) 0.3 2.5(実効値) 約1.5 0.2 ― ― 1.5 5.0(実効値) 7.0 約1.5 0.1以下 0.1以下 操作時間(秒) 引外し操作電流波形(DC操作時) 定常時 備 考 操作時間 操作時間 ※入指令用スイッチは、DC200V 0.02A以上。切指令用スイッチは、AC/DC110V10A以上の接点定格をご使用ください。 制御電源の取り方 安定した操作を行うため、制御電源を開閉器の二次側から取ると電動操作ができませんので、開閉器の一次側のVT から電源を取るなど、無停電の別電源をご使用ください。 電圧引外し装置の電源および制御電源 ①VTを使用する場合 エネセーバ1台の動作に必要なVAは2秒250VAです。三菱PD-50HF形 6600/110V、 50VA(2秒定格500VA) エポキシレジンモールド形または三菱EP-OFH形 6600/110V、50VA(2秒定格700VA)エポキシレジンモー ルド(EPTゴムケース入り)形を推奨いたします。 ②操作用変圧器を使用する場合 三菱EMT-K形 6600/110V、連続300VA(2秒定格1500VA)を推奨いたします。 ③コンデンサ引外し装置(KF-100CD形)との組合せ 三菱KF-100CD形コンデンサ引外し電源装置と組合せてコンデンサ引外しが可能です。コンデンサ引外しの場合、 電源喪失時でもコンデンサのチャージエネルギーで引外し操作を行うことができます。 13 補助スイッチ、ヒューズ動作スイッチの接続 R S T 補助スイッチ(1C標準付属)、 ヒューズ動作表示スイッチ (ヒューズ付開閉器のみ1C標準付属)をご使用になる場合 は、各マイクロスイッチに直接配線してください。 ※開閉器が「入」のとき、補助スイッチのNC-COM間がONします。 また、 ヒューズ動作時は、 ヒューズ動作表示スイッチのNO-COM間 がONします。 NC NO COM ヒューズ動作 表示スイッチ PF NC NO COM 補助スイッチ 補助スイッチ、ヒューズ動作スイッチの仕様 定格電圧 誘導負荷(A) 抵抗負荷(A) 常時閉路 常時開路 10.0 3.0 AC, DC 125V AC, DC 250V 常時閉路 7.5 2.0 常時開路 6.0 1.5 停電補償回路 (1)停電補償回路の機能 開閉器の閉路動作中の制御電源が喪失(停電)に対して、万全を期してバックアップとして停電補償回路を設け ています。停電補償用コンデンサが常時充電されており、万一閉路動作中に制御電源が喪失しても、停止すること なく完全投入位置まで動作します。 停電補償用コンデンサが充電状態にあれば、緑色の 停電補償回路の放電特性 停電補償用コンデンサ放電時間 約60分 バックアップ表示ランプが点灯します。なお、ランプ消 バックアップランプ(緑)消灯電圧 約10V 灯時でもコンデンサが充電されていることがあります ので、感電しないように取扱いにはご注意ください。 (2)コンデンサ故障時の影響 故障しても閉路動作中の電源バックアップ機能が失われますが、支障がなく電動投入操作できます。 停電補償用コンデンサが故障すると、緑色のバックアップ表示ランプが消灯します。 (3)コンデンサの取替え方法(6年毎の定期交換をお願いします) 故障修理および定期交換時には正面カバーを外し、 コネクタを切離して停電補償用コンデンサを装着した基板 ユニットを取替えてください。正面カバー及び基板ユニット取付ネジ(M4×0.7)の締付トルクは1.8N・mです。 正面カバー 正面カバー・基板ユニット取付ネジ (M4×0.7ネジ, 2箇所) 基板ユニット取付ネジ (M4×0.7ネジ, 1箇所) コネクタ 電源ランプ (橙) 制御回路 バックアップ ランプ(緑) 基板ユニット 14 9 選 定 及び 適 用 の た め に 適用回路例 MGR-A1V形地絡継電器 断路器 K MZT形 零相変流器 L kt k 計器用変圧器 lt 67 AC100V l 55 Z1 Z2 P1 P2 a b c B1 B2 計器用変圧器 エネセーバ (TES-EC) R付 エネセーバ 引外し回路スイッチ 引外しコイル NC A2 A1 NO ヒューズ動作 表示スイッチ エネセーバ端子台5、6番 BR 14 22 32 44 三菱SRT-NN AC100V (オンディレタイマを30秒に設定する) COM BR 56 13 21 31 41 6番端子 PF リセット ボタン 68 引外し回路 エネセーバ 引外しコイル スイッチ 5番端子 R付 AC 100V BZ ブザー 図10 地絡継電器の回路例 図11 TES-EC 電気的ストライカ引外し回路例 計器用変圧器 AC100V R付 エネセーバ (TES-EB) コンデンサ引外し電源装置 引外し回路 エネセーバ AC1 AC2 スイッチ 5番端子 引外しコイル KF-100CD 6番端子 DC(+) PF DC(ー) P2 不足電圧継電器 P1 b1 MUV-A1V-R C1 切スイッチ 図12 不足電圧継電器の回路例 コンデンサ引外し電源装置(KF-100CD)との接続 KF-100CD形コンデンサ引外し電源装置との接続図を下図に示します。 コンデンサ引外しは、電源喪失時にコンデンサのチャージエネルギーで引外しを行うもので、引外し信号が入った状態で フック棒を押し続けると引外し動作が出来ないだけでなく、引外しコイルが焼損する場合がありますのでご注意ください。 エネセーバ 補助スイッチ 形 名 (引外し回路スイッチ) 電圧引外し装置 定格電圧 形 名 (V) 接 続 図 1C付 KF-100CD AC100/110 コンデンサ引外し電源装置 外形寸法図 形名 KF-100CD(パネル埋め込み形) DC (+) (+) COM NC DC AC2 (−) TC (正面図) 15 引外しコイル (DC100V) 2-M6ネジ AC1 前面カバー (透明) 引外し回路スイッチ (KF-100CD) 27 モールドケース(黒) AC1 AC2 DC+ DC− 90 110.6 TES-EA TES-EB TES-EC6 TES-EC3 AC 100/110V 引外し指令接点 16 87 110 90 110.6 (側面図) (裏面図) (当社受配電システム事業所製) 10 取 扱 いと保 守・点 検 開閉器を長期間にわたって安全確実にご使用いただくためには、適正な取扱いと定期的な点検、手入れが必要です。 据 付 ■設置前の確認 据付、設置前に次の確認を行ってください。 ①定格銘板をチェックして、 ご注文通りの仕様であることを 確認してください。ご注文の仕様と異なる場合は直ちに 購入店へご連絡ください。 ②輸送中の破損、変形等の異常がないことを確認してくだ さい。 (損傷・変形のあるものは使用しないでください) 操作 ラッチ ■据付方法 ハンドル (1)据付中にラッチが外れると 固定 自動トリップして危険ですの バンド で、ラッチの固定バンドの切 断は開閉器の据付完了後に してください。 (2)開閉器は充電部が露出して いるので、不用意に近づい て感電しないように前面ア クリル保護カバー、金網等 の防護処置をしてください。 (3)感電、火災、けがのおそれがあるので、変形させたり、改 造したりしないでください。 (4)主回路結線は、 上部端子(アークシュート側)を電源側に、 下部端子を負荷側に接続し、端子接続ボルトの挿入方 向はナットが手前側となるよう、端子裏側より行ってく ださい。 また、その際、端子に過大な力を加えないよう 注意してください。 電源側端子 ラッチ (5)主回路ケーブル等に アークシュート よる外力が開閉器の 端子に加わらないよ うケーブル のクセ取 りを行うなど調整した 後、ボルト、ナットは端 子に過度の力を加え ぬよう必 ず 2 本 の ス パナで締付けてくだ さい。 ヒューズリンク 端子 ナット 負荷側端子 ボルト スパナ 端子締付 締付けトルク 端子ボルトサイズ M10 M8 保守・点検の実施要領 詳細は取扱説明書を参照ください。 (1)清掃方法 絶縁物の清掃はブラシで埃を払う程度です。汚損が 著しい場合にはメグアップにて清掃してください。メグ アップがないときには、清浄な布を、一般にはアルコー ル水溶液(アルコール分約30%)、塩分付着の多い時 には純水でぬらして拭き、汚れを除去後、乾いた布で拭 き乾燥させてください。なお、メグアップは最寄りの三 菱電機システムサービスにご用命ください。 (2)グリースアップ グリスアップセット(XA−G021)を最寄りの三菱電 機システムサービスにご用命のうえご使用ください。 長期間の使用中にホコリ、砂塵が付着または混入して グリースが劣化することがあります。電気的接触部が 高抵抗となって発熱したり、開閉時の操作が重くなった り、正常な動作特性を維持できなくなるおそれが生じま すので、2年に1回以上適宜グリースアップの実施が必 要となります。 (3)通電部の変色 通電部の銀メッキ面は周囲の雰囲気等により変色す る場合がありますが、実用上の問題はありません。 (4)工場内で組立調整しているボルト・ナットは増し締めし ないでください。 (5)アークシュートの劣化 アークシュートは定格の電流開閉能力はありますが、 経年劣化や環境劣化により細隙の内面が全面にわたっ て炭化したり、細隙が広がって変形したりすれば寿命と みて、前広の更新をお願いします。 ヒューズリンクの取付けと交換 ストライカ 引外し装置 スパナ (2)定期点検 開閉器の使用および点検、修理実績から安全性を総合的 に判断して、次のとおり点検周期を区分します。 (a)使用条件が緩やかな場合・ ・ ・ ・ ・ ・1回/2年 開閉器設置場所の環境が良くて、負荷開閉頻度が少 なく、万一開閉事故が発生しても間接被害が発生し ない場所に設置される場合に適用します。 (b)使用条件が一般的な場合・ ・ ・ ・ ・ ・1回/年 上記(a)以外の条件の場合に適用します。 締付トルク値(N・m) 28 14 保守・点検の周期 (1)日常巡視点検 管理者の日常業務として毎月1∼2回実施し、点検結果を 記録しておきます。 (1)ヒューズリンクの取付け ヒューズリンクを押える押え板のネジ(M5×0.8)をゆ るめ、 ヒューズリンクを挿入してください。ヒューズリンクを ストッパまで十分挿入して押え板のネジを締付けてください。 ヒューズリンク押え板用のネジ(M5×0.8)の締付トル クは2N・mです。 (2)リンクの交換 TES-EB形はヒューズリンクが一相でも動作すると開 閉器が自動的にストライカトリップして開路動作します。 この場合は開閉器本体の点検を実施し、 ヒューズリンクの 取替を行ってください。なお、動作せずに残っているヒュ ーズリンクがある場合でも、劣化していることが考えられ ますので、必ず全相新品と交換してください。 ヒューズリンク予備品の保管 取替え用ヒューズリンクは、変質損傷のないよう高温多湿の 場所をさけ、必要なときは迅速、確実に使用できるような状態 で保管してください。もし多数のヒューズをお使いのときは、 予備ヒューズリンクには使用回路名と、保護機器名を明示して おくと誤使用の心配がなく便利です。 16 11 更 新 推 奨 時 期 と 保 証 更新推奨時期 保 証 使用開始後15年または下記の規定の負荷電流開閉回数に達すれ ば更新をお願いします。 停電補償用コンデンサは6年毎の定期交換をお願いします。 ■保証期間 納入品の無償保証期間は、標準使用状態でのご使 用において納入後1年間です。 更新推奨時期は、機能や性能に対する保証値ではなく、通常の環境 のもとで、通常の保守・点検を行って使用した場合に、機器構成部材 の老朽化などにより、新品と交換した方が経済性を含めて有利と考え られる時期です。系統回路の重要性、環境条件(周囲温度、湿度、雰囲 気など)、保守条件、使用回路の事故履歴など、各々の設備の実情に 合わせて検討する必要があります。 なお、 ヒューズ付エネセーバでは予備ヒューズリンクとセットで更新 されることを推奨します。 ■保証範囲 上記保証期間中に当社の責任により故障が生じた 場合は、無償で修理します。 ただし、次に該当する場合は無償修理の対象範囲か ら除外させていただきます。 ①使用者の不注意や定格責務をこえた使用による 故障、あるいは天変地異による災害などの不可抗 力による故障。 ②当社もしくは当社が委託した業者以外の改造また は修理に起因する故障。 なお、 ここでいう保証とは納入品単位の保証を意味 するもので、納入品の故障により誘発される損害な どの無償保証はご容赦ください。 更新推奨開閉回数 項 目 負荷開閉 無負荷 電動操作 開閉 手動操作 参 考 回 数 200回 5,000回 1,000回 備 考 200A以下 点検時、緊急時のみ 省エネ効果 三菱6.6kVトップランナー油入変圧器(Nシリーズ)の場合 日曜、祝日停止 土日曜、祝日停止 削減費用 CO2 削減費用 CO2 (円/年) (kg/年) (円/年) (kg/年) 767 15,198 451 8,932 505 50 500 単相 676 13,393 397 7,871 445 60 964 19,111 566 11,232 635 50 500 820 16,252 482 9,551 540 60 1,883 37,319 1,107 21,933 1,240 50 1,000 1,777 35,212 1,044 20,695 1,170 60 三相 2,217 43,940 1,303 25,824 1,460 50 1,500 2,293 45,445 1,348 26,709 1,510 60 2,536 50,260 1,490 29,539 1,670 50 2,000 2,794 54,775 1,642 32,546 1,840 60 日曜、祝日停止:67日停止 電気料金単価:11円/kWh 土日曜、祝日停止:114日停止 CO2排出係数:0.555kg/kWh 土日曜、祝日、夜間停止:114日と14時間/日の停止(6,250 h/年の停止) 容量 (kVA) 相 周波数 (Hz) 土日曜、祝日、夜間停止 削減費用 CO2 (円/年) (kg/年) 1,752 34,719 1,544 30,594 2,202 43,656 1,873 37,125 4,301 85,250 4,058 80,438 5,064 100,375 5,238 103,813 5,793 114,813 6,383 126,500 無負荷損 (W) 12 ご 発 注 方 法 (注)形名コードの下3桁はオプションを示します。 ご注文に際しては、オプションを含めたフル形名コードでご指定願います。 形 名 形 名コ ード: 記号 A 17 ヒューズ ストライカ 無 無 B 有 機械的 C6 C3 有 有 電気的 電気的 形 番 オプション TES-E 適用ヒューズ ― CL-LB G20∼G75 CL-LD G80、G100、T88 CL 7.2kV G150、G200 CL 3.6kV G150、G200 制御電圧 記号 AC100/110V A DC100/110V D 備 考 標準仕様 特殊仕様 注. 記号A(AC)は標準仕様です。 記号 A V 補助スイッチ(入切表示) 接点構成 種 別 1C付 汎 用 1C付 微小負荷用 注. 記号A(汎用)は標準装備しています。 記号 N A V ヒューズ動作表示スイッチ 接点構成 種 別 − な し 1C付 汎 用 1C付 微小負荷用 注. 記号A(汎用)は標準装備しています。 (ヒューズ付の場合) 三菱FAX.技術サービス 〈お問合わせ元〉 所 属 名 会 社 名 住 所 年 月 日 機 種:ヒューズ,LBS,エネセーバ 断路器,PAS 三菱電機株式会社 成松分室 技術課 〒 (TEL. ) 氏 名 様 FAX. (市外局番 ) 番号 − お取引代理店及び担当者 〈ご質問内容〉 件名 担当: FAX 0795-82-5308 TEL 0795-82-2038 〈ご要求期限〉 月 日 添付別紙参照( 枚) 〈回 答〉 別添資料(有り、無し)/計( ページ) (コピーしてご使用ください) 18 三菱 屋内用 高圧交流負荷開閉器(変圧器励磁突入電流抑制機能付) エネセーバ 三菱配電制御機器技術情報サービス インターネットによる省エネ・配電制御機器の情報サービスを行っています。 新製品の情報がいち早く 入手できます。 外形図形データや特性曲線データのCAD データが無償でダウンロードできます。 メーリングサービス ダウンロードサービス 4大特長 で Q&A ますます使いやすく なりました! 製品・技術に関する質問を インターネットで受付けています。 キーワードを入力すればすべての情報 情報検索機能 (PDFファイル含む) を検索出来ます。 インターネットにより、三菱電機の配電制御機器の最新かつ詳細な技術情報が入手できます。 情報サービスメニュー What′ s New、アナウンスメント、ラウンジ、関連サイト 一 般 トピックス、新製品&製品情報、カタログ&資料紹介(資料請求)、フェア&セミナ、お問い合わせ窓口 技 術 製品ラインアップ&詳細、規格適合品、Q&A DI-LAND 用途&使用事例、技術情報、標準外形図、旧形製品情報、取扱説明資料、ダウンロードサービス 詳細はこちら http://www.MitsubishiElectric.co.jp/haisei 〒100-8310 東京都千代田区丸の内2-7-3(東京ビル) お問合せは下記へどうぞ 本社機器営業第一部.......〒100-8310 北海道支社...................... 〒060-8693 東北支社.......................... 〒980-0011 関越支社.......................... 〒330-6034 新潟支店.......................... 〒950-8504 神奈川支社...................... 〒220-8118 北陸支社(金沢)..............〒920-0031 中部支社.......................... 〒450-8522 関西支社.......................... 〒530-8206 中国支社.......................... 〒730-8657 四国支社.......................... 〒760-8654 九州支社.......................... 〒810-8686 東京都千代田区丸の内2-7-3(東京ビル).................................(03)3218-6660(配電制御課) 札幌市中央区北2条西4-1(北海道ビル)..................................(011)212-3789(機器一課) 仙台市青葉区上杉1-17-7(仙台上杉ビル)..............................(022)216-4554(配電制御課) さいたま市中央区新都心11-2(明治安田生命さいたま新都心ビル)..(048)600-5845(機器二課) 新潟市中央区東大通2-4-10(日本生命ビル)..........................(025)241-7227(機器課) 横浜市西区みなとみらい2-2-1(横浜ランドマークタワー18F)..(045)224-2625(FAシステム第一課) 金沢市広岡3-1-1(金沢パークビル4F)....................................(076)233-5501(機器システム課) 名古屋市中村区名駅3-28-12(大名古屋ビル11F)...............(052)565-3340(配電制御課) 大阪市北区堂島2-2-2(近鉄堂島ビル5F)................................(06)6347-2871(高圧機器課) 広島市中区中町7-32(ニッセイ広島ビル)................................(082)248-5296(配電制御課) 高松市寿町1-1-8(日本生命高松駅前ビル7F)........................(087)825-0072(FAシステム第二課) 福岡市中央区天神2-12-1(天神ビル5F)................................(092)721-2243(配電制御課) 詳細技術事項のお問合せは 成松分室.......................... 〒669-3465 兵庫県丹波市氷上町横田858番地............................................(0795)82-2038(代表) 安全に関するご注意 ●正しく安全にお使いいただくため、 ご使用の前に必ず「取扱説明書」をお読みください。 ●安全のため接続は電気工事電気配線などの専門技術を有する人が行ってください。 ●本品のうち、外為法に定める規制品(貸物・技術) を輸出する場合は、経済産業大臣の許可が必要です。 ●このカタログは、再生紙を 使用しています。 70049-0810(MDOC) この印刷物は2008年10月発行です。なお、お断りなしに仕様を変更することがありますのでご了承ください。 2008年10月作成