...

ASMLとスタディーツアープログラムについて

by user

on
Category: Documents
0

views

Report

Comments

Transcript

ASMLとスタディーツアープログラムについて
ASMLとスタディーツアープログラムについて
エーエスエムエル・ジャパン株式会社
2016/March
ASMLってどんな会社?
ASMLはオランダに本社を置く、世界有数の半導体製造装置メーカーです。半導体(ICチップ)をつくる過程で使われる露光装
置を製造販売し、世界の主要半導体デバイスメーカーに提供しています。半導体は、携帯電話・テレビ・デジタルカメラ・パソコ
ン・メモリーデバイス・ゲーム・自動車・医療機器など、さまざまなものに使われています。皆さんが日々使われているデジタル
機器の中に、ASMLの露光装置を使って作られた半導体が使われているかもしれません。見えないところで、みなさんとASML
はつながっています。ASMLが開発・設計・製造する露光装置は、半導体の小型化・高機能化を進める上で、たいへん重要な
役割を果たしています。ASMLは、16ヶ国に70ヶ所以上の拠点を構えるグローバル企業で、常勤・契約社員を合わせて合計
14,000名以上(常勤換算)の雇用を創出し、従業員同士が出会い、共に働き、学び、分かち合うことのできる、刺激溢れる職場
環境を提供しています。
≪会社概要≫
設立:1984年
本社:オランダ フェルトホーフェン
従業員数:約12,200名(2015年12月末時点)
拠点:世界16カ国に70カ所以上
売上高:62億90百万ユーロ(2015年)
(8244億円/ユーロ=131.07円2015.12.31為替レート)
≪日本法人≫
設立:2001年
本社:東京都品川区北品川4-7-35 御殿山トラストタワー4F
従業員数:186名(2016年2月末時点)
資本金:27億25百万円
Confidential
Slide 2
1 April 2016
ASMLは、最先端の露光装置で半導体業界をリードする世界第2位の半導体
装置メーカーです。
2014 Top 10 Semiconductor Equipment Suppliers
(worldwide sales, equipment and service)
出典:VLSI(2015年5月時点)
Confidential
Slide 3
1 April 2016
露光装置って何?
•
Confidential
Slide 4
1 April 2016
簡単にたとえると、巨大なカメラのようなものです。カメラは、被写体をレンズを通してフィル
ムに写します。必要な要素は、光・レンズ・フィルムです。それらを露光装置に置き換えると
、被写体の電子回路を同じような仕組みで、短波長の光を使ってシリコンウェーハーに写し
ます。そのとき、レンズにより縮小するので極めて細い回路が描かれ、その回路の幅は50
ナノ(ナノは10億分の1)メートル以下というミクロの世界になります。
光
電子回路
(フォトマスク)
フィルム
レンズ部
分
ウェハー
露光装置 TWNSCAN
SYSTEM
レンズ
被写体
ASMLの装置は半導体製造工程のどこで使われているの?
Confidential
Slide 5
1 April 2016
露光
ウェハー表面の酸化
切断
(シリコンの塊)
フォトレジスト(感光剤) 紫外線(UV光)を露光する
の塗布
研磨
露光装置はこの工程で
使われ、半導体の回路
を転写(形成)する工程
を担います。
現像
パッケージング
ダイシング
エッチング
イオン注入
ウェハー完成
フォトレジスト除去
半導体(ICチップ)はあらゆる
電化製品で使用されています。
オランダ本社スタディーツアーについて
Confidential
Slide 6
1 April 2016
(目的)
グローバルな環境での技術研修、研究機関・現地大学の視察、海外で活躍する日本人との交流を通じで、異なる文化や価値観・国際的なリ
ーダーシップを学ぶ機会を提供し、国際社会で活躍できる人材の育成に寄与することを目的としています。
(内容)
オランダ・フェルトホーヘンにあるASML本社で、ASMLの最新技術やグローバルビジネスについて学んでいただきます。実際にクリーンルー
ムで機械を使っての説明に加え、現地大学(Delft Univ.)・研究機関(IMEC)などの視察も予定しております。
(課題)
スタディーツアーでは、課題を設定し帰国後リポートを提出していただきます。
(対象)
•
•
•
•
•
•
•
理工学部 学部生3年次以上・大学院生(電気・電子、機械、物理、化学等)
グローバルな環境で働くことに興味がある
半導体業界に関心がある
英語に抵抗がなく積極的に英語でのコミュニケーションが取れる方(社内公用語は英語)
何事も前向きに、積極的に取り組む意欲のある方
心身とも健康で、海外生活に支障がないこと
日本国籍を有する者
(概要)
実施時期(予定):2016年9月5日~2016年9月17日
実施期間:約2週間
実施場所:ASMLオランダ本社(フェルトホーヘン)
*渡航費・宿泊費・朝食・海外旅行傷害保険料はASMLで負担いたします。
2016年度プログラムスケジュール
・第1週目
Day 1 (Monday) –オランダへ出発
Day 2 (Tuesday) -- ASMLオランダ(Veldhoven)
• オリエンテーション
• メンターの紹介
• クリーンルームツアー(製造)
Day 3 (Wednesday)– ASML Veldhoven
• D&E部での実習
Day 4 (Thursday) – ASML Veldhoven
• D&E部での実習
Day 5 (Friday) – Veldhoven
• Katholieke大学訪問(技術大学)現地学生によるキャンパスツアー
• IMEC*(ヨーロッパ最大の研究機関組織)視察訪問
• IMEC勤務日本人研究者と懇親会(ランチ)
Confidential
・第2週目
Day 8 (Monday)
•社内研修
Day 9 (Tuesday) – ASML Veldhoven
•社内研修
Day 10 (Wednesday) – Veldhoven
•HighTechCampus(HTCE)
• HTCE勤務日本人研究者と懇親会(ランチ)
Day 11 (Thursday) – ASML Veldhoven
•最終日レポート発表
• Q&A, フィードバックセッション
• 関係者全員でのディナー
Day 12 (Friday) – 日本へ帰国
・週末
Day6・7 (Sat・Sunday)
• 週末観光
• アムステルダム市内周辺の観光、
•ドイツもしくはベルギー観光(移動距離2時間程度の場所)
*IMEC公式サイト http://www2.imec.be/nl_BE/belgie/error.html
HTCE公式サイト http://www.hightechcampus.com/go/pages/welcome
Slide 7
1 April 2016
参加者の声
Confidential
Slide 8
1 April 2016
•
私は、このプログラムを通してとても貴重な経験をさせて頂いたと思っています。まずはオ
ランダにある国際企業の雰囲気・文化について目で見て肌で触れることができました。様々
な人種・文化が混ざる中でどう国際企業として取り組んでいるか、またこのグローバル社会
の中でどう取り組んでいくべきかなどを教わり、またASMLが作っている露光装置の最先端
技術の紹介して頂きました。これらの経験は普段の生活ではとても体験できない、とても有
意義であったと思っています。
•
オランダ本社での経験は貴重な体験でした。日本企業とは違った文化や仕事の進め方を「
グローバル企業」であるASML社で経験することができました。頻繁にコーヒーブレイクを取
り、コーヒーメーカーの近くで活発に議論をするのに驚かされました。また、難しい技術の説
明(しかも言語の壁がある!)を理解するまで丁寧に説明してもらえたため、技術理解も深ま
りました。
2週間という期間、英語圏の海外で過ごした際に受けた刺激が英語をこれから頑張らなくて
はいけないという強い刺激を受けました。なぜならデルフト工科大学の学生と触れ合った際
や、自由時間に現地のオランダ人の人との会話の際に英語がもっとスムーズに話せたらい
いなと率直に思えたからです。国内にいると英語のモチベーションが下がりがちですが今
回を機に社会に出ても困らないように今から頑張っていきたいなと思えました。
•
参加者の声
Confidential
Slide 9
1 April 2016
•
最近では多くの日本企業が海外展開をしていて,仕事で海外に行く機会が多いと就職活動中に伺
い,海外で仕事をしてきた方の話を多く聞きました.そこでは,海外で苦労した話,海外だから面白
かった話など様々でしたが,やはり話を聞くだけなので具体的に仕事をする姿をイメージするのは
難しいことでした.しかし,今回のプログラムでは現在進行形で働いている日本人の方々と会い,
様々なお話を聞くことができました.過去形で話される内容と,進行形で話される内容では同じ内
容でも圧倒的に説得力が異なります.話の内容から自分でイメージするのではなく,直接イメージ
が頭に叩き込まれる感覚で,非常に面白い経験になったと思います.
•
技術研修として3日間オランダ本社で働いている現地の技術者にASMLが製造している装置に利
用されている技術や次の製品に向けての新たな技術について説明を受けました.ここでは,日本
語は一切通用せず,問答無用で英語で話を聞き,質問も常に英語という環境でした.自分にとっ
ては英語しか受け付けられない厳しい環境でしたが,戸惑いながらも楽しさが大きかったように感
じています.日本で英会話などをやっていても,所詮は英会話学校.英語を話せないのは当たり
前で,しっかり教えてくれます.しかし,向こうの技術者は英語が話せることが前提で話してきます
.ただ頷いているだけでは,本当に分かっているのかと疑われる.そんな状況で,分からなかった
らしっかり英語で伝え,プレゼンも英語で行い,文法が間違っていようととにかく英語を使う度胸と
,話せば何とか分かってくれる,という英語に対する自信がついたと思います.
参加者の声
Confidential
Slide 10
1 April 2016
•
IMECという研究機関に行きました。日頃から論文や学会で良く耳にする名前だったため、
訪問を非常に楽しみにしていましたが、実際内部を案内してもらうことで日本に戻ってから
の研究意欲が増しました。また、デルフト工科大学とルーベン大学では現地学生の案内に
より研究室の中まで入り、海外の学生がどのような環境・意識・意欲で勉強をしているのか
知ることができました。
•
普段の研究室生活では交流のない、さまざまなバックグラウンドを持った学生が集まって一
緒に参加しました。皆進んで参加してきているため学習意欲が高く、またバックグラウンド
が異なるため自分とは違った考え方をするなと実感しました。会話をするだけで非常に勉
強になり自分のモチベーションを高めてくれる良い仲間に巡り会えました。
Fly UP