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アフリカ市場におけるタンザニアの重要性とは?
FORUM & SEMINAR タンザニアビジネスセミナー アフリカ市場におけるタンザニアの重要性とは? 主催:野村総合研究所 開催日:2014年12月22日 会場:野村総合研究所 大会議室 野村総合研究所(NRI)は、在タンザニア日本国 ビジネスニュースレターや大使レターを通じて定期 大使館の後援で2014年末にタンザニアビジネスセミ 的に現地の情報を発信するとともに、ダルエスサラ ナーを開催した。当日はアフリカ市場に関心を持つ ーム国際商業祭「Saba Saba」を核として現地企業 企業関係者に御来場いただき、タンザニアにおける とのビジネスマッチングに力を入れていると説明。 ビジネスの実態について講演とパネルディスカッシ 国際商業祭への日本企業の積極的な参加を促した。 ョンを行った。 ■講演 1 「アフリカ市場の捉え方とタンザニアの 重要性」(野村総合研究所主任コンサルタント 平本督太郎) ■講演 3 「タンザニアを中心とした東アフリカに おけるビジネス推進上のポイント」(津梁貿易 株式会社代表取締役社長 金城拓真氏) タンザニアで年商300億円のグループを立ち上げ 「最後の巨大市場アフリカの捉え方」として、ア た経験を踏まえて、ビジネスを行う際のポイント フリカ市場の可能性を説明した後に、「インド・中 を、マーケット特性、ビジネスチャンスとビジネス 国から見たアフリカ」として、アフリカ市場におけ リスク、通関上のポイント、近隣国市場との関係と る日本企業の競合になりやすいインド・中国の動向 いう観点から解説。タンザニアにおいては、「構造 とタンザニアとの接点を説明。東アフリカにおいて 調整の時代」と「成長の時代」という 2 つの時代の は、特に印僑の市場への影響力に注目すべきと指 境目において現地企業経営者の価値観が大きく変わ 摘。その上で、「アフリカ市場におけるタンザニア っており、そのことを理解しておかないと現地企業 の重要性」として、タンザニアが東アフリカにおい との信頼関係が築きにくくなることを指摘した。 て経済共同体・宗教/文化といった 2 つの観点から 面的な広がりの核になっていることを示した。 ■講演 2 「タンザニアにおける先進国各国の動き ■パネルディスカッション 「タンザニア市場におけるビジネスチャンス」 登壇者間において、事前に会場で収集した質問の と企業動向」(在タンザニア日本大使館公使 中から、現地での情報収集方法、中長期的に見たタ 松永一義氏) ンザニアにおける投資機会、金融機関の連携方法と タンザニアの魅力、成長戦略、主要国(企業)の いう 3 つのテーマを選定し、ディスカッションを実 進出状況(分野別) 、主要国(企業)の進出状況(国 施した。結果として、日本企業が強みとする安心・ 別) 、日本企業の進出状況、タンザニアのビジネス環 安全・信頼・信用を現地にアピールしていくこと 境、日本政府による支援スキームという 7 つの観点 が、日本企業全体にとっての競争力向上につながる から、タンザニアにおける市場概況を説明。ビジネ というメッセージが導き出された。 ス環境はアフリカ市場においては優れており、特に 注目すべきポイントとしてザンジバルに対する充実 した投資優遇制度を紹介した。日本政府としても、 96 知的資産創造/2015年3月号 本セミナーについてのお問い合わせ 公共経営コンサルティング部 担当者:平本督太郎 電話 03-5533-2528 電子メール:nriafrica@nri.co.jp 編集長:臼見好生 編集委員:荒木尚彦、池澤直樹、大多和俊明、小粥泰樹、木村靖夫、 熊谷直次、此本臣吾、椎野孝雄、潮見 登、志村近史、 袖山欣大、立松博史、辻 直志、鳥谷部 史、中島 済、 野村武司、原 亮一、古川昌幸、松林一裕、三浦智康、 村田佳生、淀川高喜 編集事務局: 野呂直子、中島裕子、清水崇史 編集後記:尖閣諸島周辺をめぐる緊張の高まりなどから、日本企業は中国への投資に慎 重になり、ASEANに対する関心を強めています。しかし、将来を展望する と、日中両国はさまざまな面で関係・交流を深めていくことが、両国の発展 にとって極めて重要です。政府間では、2014年11月に開催されたAPEC首脳 会議に際して、 2 年 6 カ月ぶりに日中首脳会談が行われ、対話が始まりまし た。本号では、「現地から見た中国市場の変化と機会」というテーマで、最近 の状況や今後の方向性を特集いたしました。本号が、あらためて中国での事 業展開を考える契機になれば幸いです。 (編集長) 2015年 3月号 Vol. 23 No. 3 2015年 2月20日 発行 発行人 嶋本 正 編集人 臼見好生 発行所 コーポレートコミュニケーション部 〒100-0005 東京都千代田区丸の内 1-6-5 丸の内北口ビル ホームページ http://www.nri.com/jp 年間購読料 9,500円+税(年12回発行 送料を含む) 販売 NRI ワークプレイスサ ービス株式会社 〒240-0005 横浜市保土ケ谷区神戸町134 電話(045)336-7331/直通 FAX(045)336-1408 デザイン 株式会社 東洋経済新報社 基本デザイン 株式会社 デザインコンビビア 印刷・製本 東港出版印刷株式会社 本誌記事の無断転載・複写を禁じます。 Copyright Ⓒ2015 by Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 本誌2014年 1 2 月号以前の論文・記事は、野村総合研究所のホームページでご覧いただけます。 また、丸善・丸の内本店で過去 1 年間のバックナンバーをお求めになれます。最新号は丸善・日本橋店でもお求めいた だけます。 NRI グループの組織 株主総会 取締役会 経営会議 社長 統合リスク管理会議 コンプライアンス会議 監査役 監査役会 人材開発会議 報酬諮問委員会 研究開発会議 システム開発会議 システムリリース会議 事業評価会議 情報開示会議 危機管理会議 [ 野村総合研究所 ] [ グループ会社 ] 未来創発センター NRI ネットコム株式会社 コンサルティング事業本部 NRI セキュアテクノロジーズ株式会社 モスクワ支店 北米支社 株式会社ユービーセキュア システムコンサルティング事業本部 金融 I Tイノベーション事業本部 証券ソリューション事業本部 資産運用ソリューション事業本部 保険ソリューション事業本部 金融ソリューション事業本部 産業 I Tイノベーション事業本部 流通・情報通信ソリューション事業本部 NRI ワークプレイスサービス株式会社 NRI データi テック株式会社 NRI サイバーパテント株式会社 NRI 社会情報システム株式会社 NRI プロセスイノベーション株式会社 NRI フィナンシャル ・グラフィックス株式会社 NRI システムテクノ株式会社 株式会社だいこう証券ビジネス サービス・産業ソリューション第一事業本部 株式会社ジャパン・ビジネス・サービス サービス・産業ソリューション第二事業本部 関西支社 株式会社DSB情報システム [ 海外拠点 ] 中部支社 ノムラ・リサーチ・インスティテュート・ホールディングス・アメリカ 中国・アジアシステム事業本部 ノムラ・リサーチ・インスティテュート・アイ・ティ・ソ リューションズ・アメリカ IT基盤イノベーション事業本部 ソリューション開発センター 基盤サービス事業本部 クラウドサービス事業本部 データセンターマネジメント本部 総合企画センター 品質・生産革新本部 本社機構 内部監査室 監査役室 ノムラ・リサーチ・インスティテュート・アメリカ パシフィック支社 ノムラ・リサーチ・インスティテュート・ヨーロッパ ルクセンブルク支店 野村総合研究所(北京)有限公司 上海支店 野村総合研究所(上海)有限公司 北京支店 野村総合研究所(大連)有限公司 ノムラ・リサーチ・インスティテュート・アジア・パシフィック マニラ支店 ジャカルタ駐在員事務所 ノムラ・リサーチ・インスティテュート・ホンコン 野村総合研究所台湾有限公司 野村総合研究所ソウル ノムラ・リサーチ・インスティテュート・インディア ノムラ・リサーチ・インスティテュート・ フィナンシャル・テクノロジーズ・インディア 野村総合研究所タイ