Comments
Description
Transcript
証券コード9401 第87期中間報告書 平成25年4月1日
証券コード9401 第 87 期 中間報 告書 平 成25年 4月1日−−平成 25年9月30日 株主の皆様へ 株主の皆様には、 平素より格別のご高配を賜り、 あ りがたく厚くお礼申しあげます。 さて、 当社第87期事業年度第2四半期連結累計期 間 (平成25年4月1日から9月30日まで) の事業概況を 中間報告書としてとりまとめましたので、 ご高覧賜りま 代表取締役社長 すようお願い申しあげます。 さて、 放送業界を取り巻く環境は、 企業の海外転出、 少子高齢化の進展、 デバイスの多様化等を受けて大 きく変化しています。 このような経営環境の変化を踏 まえ、 「日本の未来にとって一番責任感の強い放送局」 となることを目指し、 本年5月に 「グループ中期経営計 画2015」 を公表しました。 この計画の骨子は、 創業65 年目を迎える平成27年度 (2015年) にTBSグループ が、 総合メディア・コンテンツ企業としてトップグルー プに立つことを目標に、 重点政策として ①放送事業の 強化 ②総合メディア戦略の充実 ③グループ全体の 収益力向上 ④新規事業開発による多角的な収益力の 向上の4つを中期の経営課題として掲げたものです。 また、 中期経営計画の実現にむけて、 協業関係にあっ た会社と資本業務提携契約を締結し、 自己株式の一部 目次 ○株主の皆様へ……………………… 2 ○連結事業概況……………………… 4 ○連結財務諸表(要約)……………10 ○企業集団の概略……………………11 ○当社の現況…………………………12 ○ネットワーク………………………14 ○株主メモ……………………………16 2 を処分することで資金調達を実施いたしました。引き 続き、 企業価値向上と株主の皆様共同の利益の最大 化を追求してまいる所存でございますので、 株主の皆 様におかれましては、 「グループ中期経営計画2015」 にご理解・ご支援を頂戴できれば幸いです。 テレビ事業につきましては、 日曜劇場 「半沢直樹」 が 最終回視聴率42. 2%を記録し、 社会現象とまで言われ を維持しております。なかでも、 安住紳一郎アナウン るムーブメントを起こしました。 “娯楽の王様” であるテ サーがパーソナリティをつとめる 「日曜天国」 は、 ラジオ レビの媒体価値が、 再認識されたのではないかと思い 番組としても突出した聴取率を記録しております。 しか ます。また、 8月に開催された 「世界陸上モスクワ」 で しながら、 ラジオを取り巻く環境は依然厳しく、 コストコ は、 地上波だけでなくBS ・CS ・インターネットなど各メ ントロールを徹底すると同時に、 放送と連動した新た ディアを駆使して、 世界レベルの陸上競技の魅力を余 な収益源を追求してまいります。 すところなく中継しました。地上波での放送週は、 ゴー 次に、 映像・文化事業部門ですが、 デジタル化による ルデンタイム・プライムタイムとも視聴率トップを記録 ビジネス環境の変化に対応し、 収入源の多角的拡大を しました。さらに、大型特別番組 「テレビ未来遺産」 を 図ります。 また、 映画・催事・ショッピングなどの事業の 4月から月1回程度放送しています。テーマは “未来に 連携を高め、 グループ各社の持ち味・特徴を結集して、 語り継ぐべき大 切 なメッセージ ”です。 TBSテレビ グループ全体としての収益性を追求していく所存であ らしい、 質の高い番組を今後もお届けしていきたいと ります。 考えております。 また、 “新規事業開発による多角的な収益力の向上” この結果、 当第2四半期連結累計期間のゴールデン の一環として、 戦略的な投資を推進していく部署とし タイム・プライムタイムの平均視聴率は、 前年同期を て、 次世代ビジネス企画室に投資戦略部を新設しまし 上回ることができました。 しかしながら、 まだ満足でき た。ベンチャー企業などへの投資を機動的に行い、 新 る水準ではございませんので、 コンテンツ制作力を高 規事業開発やグループ事業の強化に取り組んでまい め、 さらなる視聴率の向上を目指してまいります。制作 ります。社内外を問わず、 有為な人材やアイディアと連 工程の効率化を進めながら良質な番組を制作し、 視聴 携していきます。 者、 広告主の皆様により一層のご支持を得られるよう なお、 当期の中間配当金につきましては、 1株につき 取り組んでまいります。 8円、 支払開始日は12月6日とさせていただきました。 株式会社BS−TBSは、 媒体価値向上が持続してお 株主の皆様におかれましては、 今後とも当社グルー り、順調な成長を見せております。引き続き、当社グ プに対し変わらぬご支援、 ご鞭撻を賜りますようお願 ループの収益基盤のさらなる強化を目指し、 グループ い申しあげます。 各社とのシナジーを最大限まで高めてまいります。 平成25年12月 ラジオ放送は、 12年2ヶ月にわたり聴取率トップの座 3 連結事業概況 放送事業 当第2四半期連結累計期間における放送事業の売上 高は、 1, 047億1千7百万円で前年同期に比べ0. 2%の 増収となり、 営業利益は6千6百万円で、 前年同期に比 べ12億6千8百万円改善しました。 当第2四半期連結累計期間 (平成25年4月1日から 9月30日まで) における日本経済は、 4月に実施された 日銀の金融緩和などを受けて円安・株高が進み、 企業業 績が改善しました。 また、 政策効果により公共投資の増 加が続いたほか、 個人消費も堅調に推移しました。世界 経済を巡る不確実性は依然大きいものの、 海外経済の 持ち直しなどを背景に、 輸出も持ち直し傾向にあります。 放送業界におきましては、 景気が緩やかながらも回 半沢直樹 テレビ部門 復基調を維持し、 企業業績が改善に向かうなか、 テレビ 地上波テレビのタイムセールスにおきましては、 レ このような状況のもとで、 当社グループは、 基幹とな セールスも 「世界陸上モスクワ」 が売上に寄与しました スポットの広告量は引き続き増加傾向を示しました。 る地上波テレビ番組の一層の強化に注力するとともに、 広告主のニーズに応えた積極的かつきめ細かな営業活 動を展開してまいりました。 当第2四半期連結累計期間における当社グループの 連結業績は、 売上高が1, 718億3百万円で前年同期に ギュラー番組セールスが前年並みで推移し、 単発番組 が、 「ロンドンオリンピック」 、 サッカー 「EURO2012」 など の大型スポーツ番組が相次いだ前年同期の実績には届 きませんでした。 スポットセールスにおきましては、 第1四半期、 第2四 半期いずれも前年同期の実績を上回るなど総じて堅調 比べ0. 4%の減収となりました。 また、 経常利益は56億 に推移しました。業種別では、 猛暑の影響で 「酒・飲料」 、 たが、四半期純利益は28億9千9百万円で、投資有価 サ) 関連で 「金融」 が前年同期の実績を大きく上回りまし 6千4百万円で前年同期に比べ3. 2%の減益となりまし 証券評価損が大きく減少したことなどもあり、 前年同期 に比べ88億4千6百万円改善しました。 来年からスタートする少額投資非課税制度NI SA (ニー た。 このほか、 「精密機器・事務機」 「外食」 といった業種も 前年同期を上回りましたが、 「 医薬品」 「 化粧品・ トイレタ リー」 は前年同期の実績を下回りました。 当第2四半期連結累計期間における地上波テレビの 平均視聴率は、 全日が6. 3%と前年同期を0. 2ポイント下 回りました。 しかし、 ゴールデンタイムは前年同期を0. 7 ポイント上回る9. 9%、 プライムタイムも0. 6ポイント上 4 空飛ぶ広報室 ぴったんこカン・カン 爆報!THE フライデー 炎の体育会TV 回る9. 9%と、 両時間帯の視聴率は大幅に改善しました。 “ドラマのTBS” の底力をあらためてアピールすることが たんこカン・カン」 「 中居正広の金曜日のスマたちへ」 が ラマの 「TAKEF I VE∼俺たちは愛を盗めるか∼」 「なるよ バラエティでは、 金曜夜の 「爆報!THE フライデー」 「ぴっ できました。 このほか、 日曜劇場 「空飛ぶ広報室」 や金曜ド 依然好調を維持しています。土曜夜の 「炎の体育会TV」 うになるさ。」 といった連続ドラマも、 2桁台の平均視聴 は、 週末に家族で楽しめる番組を目指し、 さらなる企画の 樹立40周年を記念して、 ベトナムテレビジョン (VTV) と 「ジョブチューン∼アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」 強化に取り組んでいます。 また、 火曜夜の 「もてもてナイ ンティナイン」 は、 地方を舞台にした “お見合い大作戦!” 率を獲得しています。単発企画では、 日本・ベトナム国交 共同制作したスペシャルドラマ 「The Pa r t ne r∼愛しき 百年の友へ∼」 を放送しました。史実にもとづく、 明治期 が人気を呼んでいます。単発企画では、 今年も大型音楽 における日本・ベトナム両国の絆を描いたストーリーは、 豪華アーティスト陣の競演で、 音楽ファンの期待に応え など高い評価をいただき、 両国の友好にも貢献すること ドラマでは、 多くのメディアで取り上げられ社会現象に スポーツでは、 「世界陸上モスクワ」 が、 プライムタイム 番組 「音楽の日」 を編成し、 総放送時間13時間を超える ました。 もなった日曜劇場 「半沢直樹」 が平均視聴率28. 7%を記 録したほか、 最終回の平均が42. 2%、 瞬間最高視聴率 46. 7%の驚異的な高視聴率をマークして歴史的なヒッ ト作になりました。最終回の42. 2%という視聴率は、 民放 のドラマとしては、平成に入ってトップの記録であり、 ベトナムフィルムフェスティバルのドラマ部門大賞に輝く ができました。 枠における平均視聴率13. 0%を記録し、 過去の海外開 催の大会と比べても好成績を収めました。なかでも、 男 子マラソンは23. 1%の視聴率を記録して、 注目度の高さ をうかがわせました。 このほか、 サッカー 「キリンチャレン ジカップ 日本vsウルグアイ」 が17. 1%、 「世界バレー ア 5 テレビ部門 もてもてナインティナイン ひるおび! Nスタ NEWS23 ジア最終予選」 もゴールデン・プライムタイムで放送した 女子の試合すべてが2桁台の視聴率をマークするなど 健闘しました。 報道部門では、 「Nスタ」 が、 メインの堀尾正明キャス ターに加えて取材経験豊富な竹内 明記者をキャスター に起用し、 パワーアップを図りました。 また、 「NEWS23」 も、 新たに岸井成格アンカーを迎えてニュースの本質に 鋭く切り込むなど、 「Nスタ」 と 「NEWS23」 の二枚看板が 中心となり、 日々良質なニュースの発信に努めました。 情報系ベルト番組では、 「ひるおび!」 が、 最新の情報 や時事問題を分かりやすく伝えることに努め、 着実に支 持を広げています。 “未来に語り継ぐべき大切なメッセージ” をテーマに、 今年4月から新たにスタートした大型特別番組シリーズ 「テレビ未来遺産」 は、報道・スポーツ・科学など様々な ジャンルでスケールの大きな企画に取り組んでいます。 当第2四半期連結累計期間においては、 「いのちの輝きS P (スペシャル) 「家族のチカラが奇跡を呼ぶ 」 スポーツ “夢” 6 報道ドラマ 「生きろ」 ∼戦場に残した伝言∼ 日本の名峰・絶景探訪 (BS-TBS) SP (スペシャル) 」 や、 太平洋戦争・沖縄戦に焦点を当てた 「 “終戦” 特別企画 報道ドラマ 「生きろ」 ∼戦場に残した伝 言∼」 といった多彩なラインナップを放送して、 多くの視 聴者から高い評価をいただきました。 BSデジタル放送は、 視聴習慣が定着し認知度が向上 して、 市場は着実に拡大しています。 しかし、 その反面、 こ れまで順調に増加してきた視聴世帯数の伸びが鈍化傾 向を示すなど、 楽観は許されない状況にあります。当社 グループの株式会社BS−TBSは、 ブランドイメージの一 層の向上に努めるとともに、 衛星基幹放送局として総合 機能の強化を図りました。 さらに、 今年4月には、 「湯のま ち放浪記」 「日本名曲アルバム」 「日本の名峰・絶景探訪」 といった番組をスタートさせるなどコンテンツの強化に も取り組み、 一段と魅力ある番組編成を推進する一方、 営業・編成一体となったセールス活動を展開して、 当第2 四半期連結累計期間においては過去最高の売上を達成 しています。 *視聴率は世帯視聴率。ビデオリサーチ調べ (関東地区) ラジオ部門 赤江珠緒 (月∼木担当) 小林 悠 (金曜担当) カンニング竹山 (月曜担当) 山里亮太 (火曜担当) たまむすび タイムセールスにおきましては、 自動車関連や食品関 係スポンサーなどの新規決定もありましたが、 全国ネッ ト番組やナイター中継のスポンサー減少が響いて、 前 TBSハウジング 渋谷 首位を堅持し、 首都圏ラジオのリーディングカンパニー の座を不動のものにしています。 また、 7月の選挙開票 特別番組 「参院選スペシャル」 は、 I Pサイマルラジオ 「r a 年同期の実績をわずかに下回りました。 d i ko」 の聴取者数でトップに輝くなど、 TBSラジオへの による生コマーシャルが引き続き好調で、 トイレタリー に開催されたイベント 「夏サカス2013笑顔の扉 デリシャ 支持されています。 また、 7月からベルト枠のセールスを で実施した公開生放送やイベントに多くのリスナーが スポットセールスにおきましては、 番組パーソナリティ 関連や健康食品関係、 保険業といったスポンサーから 開始した、 時報スポットコマーシャルも売上に貢献しま したが、 前年同期の実績には届きませんでした。 編成面では、 昨年4月にスタートした平日午後のワイ ド番組 「たまむすび」 が、 今年8月に実施された首都圏の 個人聴取率調査で同時間帯の単独トップに躍進するな ど、 人気番組に成長しました。 さらに、 ワイド番組週平均 ランキングのトップ10に9番組がランクインするなど、 T BSラジオのワイド番組が圧倒的な強さを見せて聴取率 向上に寄与し、 首都圏の個人聴取率調査では、 平成13 年8月度の調査以降73期連続、 足掛け13年にわたって 信頼度の高さを裏付ける結果が示されました。 この夏 カス」 では、 ラジオ15番組がのべ22日間にわたって会場 詰めかけるなど、 ラジオ媒体の底堅い支持をあらため て実感することができました。 放送関連ビジネスでは、 今年4月に、 山手線環内で唯 一となる住宅展示場 「TBSハウジング 渋谷」 がオープン して、 好評を博しています。 また、 コンサート音源の収録 と終了後の有料配信を事業化した 「T2D」 ビジネスは、 音楽ファンや音楽業界にとどまらず、 系列ラジオ局から も注目を集めるなど堅調に推移し、 放送関連ビジネス トータルとしては、 前年同期の実績を上回る売上を達成 しています。 7 映像・文化事業 アマテラス 真田十勇士 ©岡本隆史 撮影:阿久津知宏 熊川哲也Kバレエ カンパニー ジゼル ©Nobuo Yano 映像・文化事業の売上高は、 595億3千万円で前年同 期に比べ1. 1%の減収となり、 営業利益は9億7千8百万 円で前年同期に比べ60. 2%の減益となりました。 ©宝塚歌劇団 ティーナ礼拝堂の内部を映像化した “システィーナ4Kシ アター” が好評を博しました。 赤坂サカスで51日間にわたって開催された 「夏サカ イベントの分野では、 TBSが初めて宝塚歌劇団の公 ス2013笑顔の扉 デリシャカス」 は、 有名飲食店の協力を ミュージカル・ロマン 「戦国BASARA」 が好評でした。東 年夏の企画を大幅に上回る133万人超の来場者数を記 演に出資・共催した、 東急シアターオーブでの花組公演・ 急シアターオーブの公演では、 ブロードウェイ・ミュージ カル 「ドリームガールズ」 も盛況のうちに幕を閉じていま す。赤坂ACTシアターの公演では、 人間国宝・坂東玉三 郎と太鼓芸能集団・鼓童との共演が話題になった 「アマ テラス」 や、 上川隆也主演の舞台 「真田十勇士」 などが人 気を呼びました。 また、 今年、 紫綬褒章を受章した熊川哲也氏が率いる Kバレエ カンパニーは、 「ベートーヴェン 第九」 「ジゼル」 といった作品でファンを魅了しました。 展覧会関係では、 東京都美術館で開催された 「レオナ ルド・ダ・ヴィンチ展―天才の肖像」 が盛況で、 日本初公 開となる絵画 “音楽家の肖像” は注目を集めました。ま た、 国立新美術館で開催された 「アメリカン・ポップ・アー 得て番組にちなんだグルメ・料理のブースを出店し、 昨 録しました。 映像・ソフトビジネス分野では、 「図書館戦争」 やドラマ 「ATARU (アタル) 」 の続編となる 「劇場版ATARU-THE F I RSTLOVE & THELASTK I L L-」 といった劇場映画が 好評でした。 DVD・ブルーレイディスクでは、 劇場映画の公開に合 わせて発売した 「ATARUスペシャル」 「とんび」 といった ドラマ作品や、 人気シリーズの第3弾 「EX I LE ATSUSH I PREMI UM L I VE∼命をうたう∼」 などが良好な売れ行き を示しています。 アニメ作品では、 人気シリーズの第2弾 「僕は友達が少ないNEXT」 や 「やはり俺の青春ラブコメ はまちがっている。」 などがファンの支持を得ています。 番組販売ビジネスでは、 番組のコンセプトなどを販売 ト展」 には、 アンディ・ウォーホルの代表作 “200個のキャ する海外向けのフォーマットセールスが依然好調に推 西洋美術館で開催された 「ミケランジェロ展―天才の軌 「SASUKE (サスケ) 」 は、 アメリカ・マレーシア・シンガ の 放 送 局として 初 めて 超 高 精 細4Kカメラにてシス います。ベトナムテレビジョン (VTV) とスペシャルドラマ ンベル・スープ缶” が出展され話題を呼びました。国立 跡」 は、 日本初公開の大理石彫刻 “階段の聖母” や、 日本 8 ミュージカル・ロマン 「戦国BASARA」 移しています。 150を超える国と地域に販売実績がある ポールで完全現地版の番組が制作され人気を呼んで 僕は友達が少ないNEXT ©2013 平坂読・メディアファクトリー 製作委員会は友達が少ないNEXT とんび リアル脱出ゲームTV レオナルド・ダ・ヴィンチ展−天才の肖像 ©Veneranda Biblioteca Ambrosiana‐Milano /De Agostini Picture Library EX I LEATSUSH IPREMI UM L I VE ∼命をうたう∼ 「The Pa r t ne r∼愛しき百年の友へ∼」 を共同制作した スクリーンサービスの新たな展開に期待を抱かせてく ど、 アジア市場への展開も加速しています。また、 爆発 るデジタルサイネージ (電子看板) ビジネスは、 全国62 ベトナムへは、 TBSのドラマ100本ほどが販売されるな 的なヒットとなったドラマ 「半沢直樹」 は、 アジア圏にとど まらず欧米のテレビ業界からも注目を集めています。 ペイテレビビジネスでは、 動画配信サービスの 「TBS オンデマンド」 が、 テレビ史に輝く人気バラエティ 「8時 だョ!全員集合」 やドラマ 「半沢直樹」 などで人気を呼 び、 大幅に売上を伸ばしました。 CS放送では、 昨年10月 に開局した 「TBSチャンネル2」 が、 本年4月末に契約件 数100万件を突破するなど、 スカパー!を中心に順調 に加入者数を増やしており、 従来の 「TBSチャンネル1」 「TBSニュースバード」 との3チャンネル体制で、 さらなる 契約件数の拡大を図っています。 ライセンスビジネスでは、 「 炎の体育会TV」 と玩具 メーカー・タカラトミーとのコラボレーション商品 “ミリ れました。 また、 大学生協などの協力を得て展開してい 大学に109面が導入されるなど、 順調に拡大しています。 不動産事業 不動産事業の売上高は、 75億5千6百万円で前年同 期に比べ2. 9%の減収となり、 営業利益は33億3千5百 万円で、 前年同期に比べ8. 5%の減益となりました。 開業5周年を迎えた 「赤坂サカス」 は、 各種の興行や 「Sacas広場」 で開催される様々なイベントを通じて、 文 化・エンタテインメントの発信地としての人気を確立し ています。 このような状況を受けて、 「赤坂B i zタワー」 の 商業施設は順調に稼動しており、 住宅施設の 「赤坂 ザ レジデンス」 も引き続き高い成約率を維持しています。 オンスプーン” が、 日本おもちゃ大賞ボーイズ・ トイ部門 優秀賞を獲得し、 年末商戦に向けて出荷数を伸ばして います。 デジタルビジネスでは、 地上波テレビのゴールデン タイムに初進出し、 全国ネットで放送されたデジタル連 動番組企画 「リアル脱出ゲームTV」 が、 番組総参加者数 172万人、 サイト総アクセス数650万というデジタル視 聴者参加型番組としては良好な成績を記録し、 セカンド 9 連結財務諸表(要約) 連結貸借対照表 区 分 (単位:百万円) 連結損益計算書 当第2四半期 前第2四半期 連結会計期間末 連結会計期間末 前連結会計年度末 区 分 自 平成25年4月 1 日 至 平成25年9月30日 自 平成24年4月 1 日 至 平成24年9月30日 自 平成24年4月 1 日 至 平成25年3月31日 売上高 171,803 172,410 352,351 (平成25年9月30日現在) (平成24年9月30日現在) (平成25年3月31日現在) (ご参考) (ご参考) (資産の部) (ご参考) (ご参考) 流動資産 144,594 144,612 139,130 売上原価 121,141 123,351 245,187 固定資産 436,131 385,933 420,496 売上総利益 50,662 49,058 107,164 有形固定資産 210,095 211,863 212,030 販売費及び一般管理費 46,286 44,161 90,975 無形固定資産 30,801 29,837 29,178 営業利益 4,376 4,897 16,188 投資その他の資産 195,233 144,232 179,286 営業外収益 2,354 2,129 3,538 資産合計 580,726 530,546 559,626 営業外費用 1,066 1,176 2,055 経常利益 5,664 5,850 17,671 流動負債 86,253 78,148 96,090 特別利益 1,074 1 127 固定負債 125,248 142,226 119,062 特別損失 1,206 9,372 3,392 負債合計 211,502 220,374 215,152 税金等調整前四半期純損益 5,532 △3,520 14,407 法人税、住民税及び事業税 1,633 1,223 5,363 584 551 △1,979 3,314 △5,295 11,023 415 651 1,850 2,899 △5,947 9,173 (負債の部) (純資産の部) 株主資本 308,280 281,098 295,150 資本金 54,986 54,986 54,986 資本剰余金 59,512 60,254 60,254 利益剰余金 230,102 214,829 228,882 △36,321 △48,973 △48,973 45,680 14,253 33,314 自己株式 その他の包括利益累計額合計 15,263 14,819 16,008 純資産合計 369,224 310,171 344,473 負債・純資産合計 580,726 530,546 559,626 少数株主持分 法人税等調整額 少数株主損益調整前四半期純損益 少数株主利益 四半期純利益(△純損失) 連結キャッシュ・フロー計算書 区 分 営業活動によるキャッシュ・フロー (単位:百万円) 当第2四半期 前第2四半期 連結累計期間 連結累計期間 前連結会計年度 自 平成25年4月 1 日 至 平成25年9月30日 10,985 自 平成24年4月 1 日 至 平成24年9月30日 (ご参考) 14,469 自 平成24年4月 1 日 至 平成25年3月31日 (ご参考) 28,156 △16,947 △14,300 △13,649 8,699 △3,168 △25,475 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 2,810 △3,013 △10,770 現金及び現金同等物の期首残高 68,031 78,801 78,801 現金及び現金同等物の四半期末残高 70,842 75,788 68,031 投資活動によるキャッシュ・フロー 10 (単位:百万円) 当第2四半期 前第2四半期 連結累計期間 連結累計期間 前連結会計年度 財務活動によるキャッシュ・フロー グループ 赤坂熱供給㈱ ㈱TBSサンワーク ㈱TBS企画 ㈱緑山スタジオ・シティ ㈱トマデジ * ㈱BSーTBS ㈱TBSメディア総合研究所 TBSインターナショナル ︵米国︶ ㈱東通 * ㈱TBSテックス ㈱ティ・エル・シー * ㈱赤坂グラフィックスアート ㈱アックス ㈱ビューキャスト ㈱ジャスク ㈱エフエフ東放 ㈱ドリマックス・テレビジョン ㈱TBSプロネックス ㈱TBSビジョン コミュニケーションズ ㈱TBSラジオ& 不動産事業 放 送 事 業 業務委託等 サービス等 保守・ 番組制作等 業務委託等 業務委託等 調査研究等 情報提供・ 制作協力委託 番組制作協力等 販売委託等 番組制作・ 番組制作等 共同事業等 共同事業等 CG制作 業務委託 物品販売 物品販売委託 音声制作等 業務委託等 業務委託等 ビデオ制作等 業務委託等 TCエンタテインメント㈱ ㈱TBSサービス ㈱TBSトライメディア ㈱日音 ㈱グランマルシェ OXYBOT㈱ 美悉商貿 ︵上海︶ 有限公司 マキシム・ド・パリ㈱ ㈱CPコスメティクス ショッピングクラブ ㈱ライトアップ ホールディングス ㈱スタイリングライフ・ 販売・小売等 CG制作・ 販売等 通信販売 音楽著作権・ 音声制作・ 販売等 各種イベント の企画・ 制作・運営等 ビデオソフト 等の企画・ 制作等 不動産賃貸・ 保守・サービス 衛星放送、 データ放送 投資・情報提供・ 調査研究等 放送関連技術提供 番組制作・販売 (平成25年9月30日現在) ー 企業集団の概略 ー ㈱東京放送ホールディングス・㈱TBSテレビ 映 像 ・ 文 化 事 業 *は持分法適用会社であります。 11 当社の現況 会社の概要 (平成25年9月30日現在) 創 立 昭和26年5月10日 (設立登記5月17日) 商 号 株式会社 東京放送ホールディングス (略称 TBSホールディングス) 英文表示 TOKYO BROADCASTING SYSTEM HOLDINGS, INC. 本 社 東京都港区赤坂五丁目3番6号 (〒107−8006) 資 本 金 54, 986, 892, 896円 事業内容 認定放送持株会社 傘下子会社およびグループの経営管理、不動産事業 ○テレビ放送 JORX-DTV 22チャンネル (リモコン 6チャンネル) ◇ BS-TBS 161チャンネル (リモコン 6チャンネル) ○ラジオ放送 JOKR 954kHz 株式の状況 発行可能株式総数 発行済株式の総数 株主数 (平成25年9月30日現在) 400,000,000株 190,434,968株 13,005名 大株主およびその持株数 (上位10名) 株 主 名 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (退職給付信託口・株式会社電通口) 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 三 井 物 産 株 式 会 社 株 式 会 社 毎 日 放 送 株式会社三井住友銀行 三井不動産株式会社 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 日本生命保険相互会社 株 式 会 社 ビ ック カ メ ラ 株 式 会 社 講 談 社 持 株 数 (株) 持株比率 (%) (%) 9, 310, 500 5. 73 8, 836, 600 7, 691, 000 6, 576, 100 5, 745, 267 5, 713, 728 5, 713, 000 5, 631, 935 4, 190, 000 3, 771, 200 5. 44 4. 73 4. 04 3. 53 3. 51 3. 51 3. 46 2. 57 2. 32 (注1) 当社は、 平成25年9月30日現在、 自己株式28, 031, 866株を保有しておりますが、 上記 大株主から除外しております。 (注2) 持株比率は、 自己株式を控除して計算し、 小数点第3位以下を切り捨てて表示しており ます。 (注3) 当第2四半期連結会計期間末の外国人等の議決権に占める電波法上の割合は9. 81% であります。 (注4) 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (退職給付信託口・株式会社電通口) の持株数 9, 310, 500株は、 株式会社電通が保有する当社株式を退職給付信託に拠出したもので あります。 12 取締役・監査役および執行役員 (平成25年9月30日現在) 代表取締役 会 長 井 上 弘 代表取締役 副 会 長 財 津 敬 三 代表取締役 社 長 石 原 俊 爾 専務取締役 武 田 信 二 常務取締役 信 国 一 朗 常務取締役 豊 中 俊 榮 取 締 役 藤 田 徹 也 取 締 役 難 波 一 弘 取 締 役 加 藤 嘉 一 取 締 役 星 野 誠 取 締 役 新 田 良 一 取 締 役 平 本 和 生 取 締 役 山 本 雅 弘 取 締 役 槍 田 松 瑩 取 締 役 髙 嶋 達 佳 取 締 役 朝比奈 豊 常勤監査役 小 川 邦 雄 常勤監査役 神 成 尚 史 監 査 役 岡部 敬一郎 監 査 役 田 中 健 生 監 査 役 明 石 康 執 行 役 員 田 代 冬 彦 執 行 役 員 桑波田 景信 執 行 役 員 入 江 清 彦 執 行 役 員 石 川 康 喜 執 行 役 員 菅 井 龍 夫 (注1) 取締役のうち、 山本雅弘、 槍田松瑩、 髙嶋達佳、 朝比奈 豊の4氏は社外取締役であります。 (注2) 監査役のうち、 岡部敬一郎、 田中健生、 明石 康の3氏は社外監査役であります。 13 TBSテレビとTBSラジオ&コミュニケーションズ ■■ HBC (TBS R&C)をキーステーションとする テレビネットワークJNN(全国28局加盟)と ラジオネットワークJRN(全国34局加盟)は ■ ATV ■ RAB 良質で徹底した取材力を誇る ABS ■ 国内最強の民放ネットワーク。 ■■ IBC 世界10都市に網羅された海外支局とともに、 TUY ■ YBC ■ 瞬時に正確な情報を提供しています。 ■■ BSN ■■ BSS ■■ RSK ■ tys ■■ RCC ■ KRY ■ RNC ■■ ITV ■ ■ RKB ■■ RNB ■ ■ RKC JRT ■■ ■ KUTV OBS NBC ■■ RKK ■■ ■■ MRT MBC ■■ RBC 26 14 ■■ ■ KNB MRO ■ TUT ■■ SBC ■ FBC UTY ■ YBS ■ ■■ ■■ MBS CBC ■■ SBS ■ ABC ■ wbs ■■ TBC ■ TUF ■ rfc ■■ TBS TBS R&C 海外支局網 London● ●Berlin (Middle East Bureau) ●Moscow Beijing● Los Angeles● ●Seoul ●Shanghai ●New York ●Washington Bangkok● (Japan Radio Network) (Japan News Network) HBC ATV IBC TBC TUY TUF UTY BSN TUT MRO 北海道放送 青森テレビ アイビーシー岩手放送 東北放送 テレビユー山形 テレビユー福島 テレビ山梨 新潟放送 チューリップテレビ 北陸放送 SBC SB S CBC MBS RCC B S S tys R SK KUTV ITV 信越放送 静岡放送 中部日本放送 毎日放送 中国放送 山陰放送 テレビ山口 山陽放送 テレビ高知 あいテレビ RKB NBC RKK OBS MRT MBC RBC TBS RKB毎 日 放 送 長崎放送 熊本放送 大分放送 宮崎放送 南日本放送 琉球放送 TBSテレビ HBC RAB ABS I BC YBC TBC rfc BSN SBC KNB MRO FBC 北海道放送 青森放送 秋田放送 アイビーシー岩手放送 山形放送 東北放送 ラジオ福島 新潟放送 信越放送 北日本放送 北陸放送 福井放送 YBS SBS CBC MB S ABC wbs BSS RSK RCC KRY JRT RNC 山梨放送 静岡放送 中部日本放送 毎日放送 朝日放送 和歌山放送 山陰放送 山陽放送 中国放送 山口放送 四国放送 西日本放送 RNB RKC RKB NB C OBS RKK MRT MBC RBC TBS R&C 南海放送 高知放送 RKB毎 日 放 送 長崎放送 大分放送 熊本放送 宮崎放送 南日本放送 琉球放送 TBSラジオ& コミュニケーションズ 27 15