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東日本大震災での対応で意見交換
Topics ■ 第10回警察歯科医会全国大会 11月15日 東日本大震災での対応で意見交換 … 1 ∼ 2 ■ ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー 2011 1 5 46 号 回警察歯科医会全国大会 武井咲さん、三浦知良さんが受賞 ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー 2011 ストスマイル・オブ・ザ・ フレーズに展開しているベ さ ん︵ 愛 知 県 ︶ の﹁ 冷 た コンテストでは、有賀悦子 た。また、スマイルフォト 選出された。 を深めて、有事に対応した システムを構築することが 急務である﹂との見解を示 した。 業のため被災地へ会員を派 の要請により、身元確認作 書に基づいた岩手県警から 箱 崎 岩 手 県 歯 会 長 は、﹁ 覚 認作業に係る今後の対応に の念を示した上で、身元確 述べ、心からの敬意と感謝 く、また意義深いもの﹂と されたことは大変感慨深 した場合に備え、今回明ら 向けて鋭意検討を重ねてい 認に係るシステムの構築に 問題について、特に身元確 た書籍の出版を計画してい な活動をしたのかを記録し 科医師や関係者がどのよう の 3 氏 に、﹁ 全 国 警 察 歯 科 歯会長、箱崎岩手県歯会長 県歯会長、金子振・福島県 力﹂として細谷仁憲・宮城 かになった多くの課題をク で浮き彫りとなった様々な リアし、警察当局との連携 道府県歯の連携がより迅速 彰が行われた。 れぞれ授与された。 塚本享・葛飾区歯監事にそ の統一化への貢献﹂として 医会の連携構築・身元確認 ることを披露した。 よう頑張 浅井愼平 た の で、 こ けてもらっ で両親につ という意味 えた。 けていきたい﹂と笑顔で答 明るいハッピーオーラを届 露。﹁ こ れ か ら も、 皆 様 に 日頃の歯のケアについて披 ストが無事に行われたこと ﹁ 震 災 の 影 響 が 残 る 中、 こ が激戦だった﹂とした上で、 晴らしい笑顔ばかりで評価 で 浅 井 審 査 委 員 長 は、﹁ 素 の笑顔写真﹂を表彰。総評 ∼ 歳で ﹁健康日本 % ﹂における 歯以上が が富の % を 保 有 す る に 至 っ た。 0 0 年 の 報 告 で は、 世 界 人 口 の 国民の1%が % %の富を占めること の 富 豪、ウ ォ ー レ ン・バ フ ェ ッ ト 氏 は へ の 反 発 だ っ た ▼ 一 方、 世 界 第 3 位 年 国 民 健 康・ 栄 養 調 項目 ・8%という高い し か な か っ た。 8 0 2 0 も 新 た な 局 ▼不平等の緩和策には累進課税や社 秘書よりも低い税率だと述べていた い る。バ フ ェ ッ ト 氏 は 以 前 か ら 自 分 が 査では 数 値 が 示 さ れ た。 全 項目 面に入ったと言える▼実は別の意味 た と さ れ て い る が、 内 容 は、 国 民 の イ タ リ ア の 学 者、 パ レ ー ト が 発 見 し 我 々 も 誇 り を 感 じ て い る。 今 後 は そ 制 度 も そ の 一 翼 を 強 力 に 担 っ て お り、 だ が、 近 年 は 自 由 主 義 経 済 で こ の 傾 の。 分 配 の 不 平 等 さ を 表 現 し た も の ても批判は起きないだろう。 ある。残存歯なら﹁9020﹂に至っ 等是正策をさらに充実させる必要が ︵青︶ 向 は さ ら に 進 ん で い る。 国 連 の 2 0 %が富の こ に と ど ま ら ず、 医 療 の 中 に も 不 平 象 が 10 0 年 前 か ら 指 摘 さ れ て い る。 会 政 策 な ど 様 々 あ る が、 国 民 皆 保 険 で﹁ 8 0 2 0 の 法 則 ﹂ と 言 う べ き 現 8 月 に、米 国 富 裕 層 へ の 増 税 を 訴 え て の う ち 目 標 値 に 達 し た の は、 平成 以 上 ﹂ と い う 目 標 に 対 し、 月 に 米 国 ウ ォ ー ル 街 で 起 き た デ モ は ﹁ 述べた。 かつ適切に進むよう対応を 引き続き、河原忍・兵庫 特 別 表 彰 は、﹁ 東 日 本 大 ま た、 図っている﹂とした。また、 震災に対する歯科保健・医 県警察歯科医会会長による 写 真 家 の 厳しく過酷な状況下で、歯 療 救 護・ 身 元 確 認 へ の 協 ︽2面に続く︾ と抱負を り た い ﹂ をさらに密にし、日歯と都 衛隊、海上保安庁との連携 その後、来賓祝辞を挟ん で、日本歯科医師会特別表 る。従来からの警察庁、自 大災害・大事故が万一発生 遣 と 作 業 で あ っ た。 今 後、 言 及。﹁ 日 歯 は 今 回 の 震 災 遣したが、極めて過酷な派 長 が 主 管 県 挨 拶 を 行 っ た。 の主管の下に本大会が開催 り、箱崎守男・岩手県歯会 ﹁ 被 災 県 で も あ る 岩 手 県 歯 続いて、大久保満男日歯 大会は岩渕安信・岩手県 歯副会長の開会の辞に始ま 会 長 が 主 催 者 挨 拶 を 行 い、 東日本大震災での対応で意見交換 第 第 回警察歯科医会全国大会が 月4日 ︵金︶ 、﹁東日本大震災と警察歯科﹂ のメインテーマの下、みちのくの地・盛岡市の盛岡グラントホテルで開催 され、 ﹁東日本大震災に対する歯科保健・医療救護・身元確認への協力﹂と して細谷仁憲・宮城県歯会長、金子振・福島県歯会長、箱崎守男・岩手県 歯会長の3氏を、 ﹁全国警察歯科医会の連携構築・身元確認の統一化への貢 献﹂として塚本享・葛飾区歯監事をそれぞれ特別表彰した。また、出羽厚二・ 岩手医科大学医学部法医学講座教授による特別講演では﹁歯科所見による 照合作業においては、被災県同士の情報共有が必須であり、新しい体制の 構築が求められている﹂などの見解が示された他、シンポジウムの質疑応 答で身元確認作業についての理解を深めた。 株 ﹁﹃ い い 歯 で、 い い 笑 顔 ﹄ 良さんが﹁今年、最も笑顔 を 日 本 中 に。﹂ を キ ャ ッ チ が輝いた著名人﹂に選ばれ イヤー2011︵協賛 ﹂がグランプリに いっっ 月8 式会社ロッテ︶の授賞式 が﹁いい歯の日﹂の 氏を審査 じいさんがつけた﹂と答え、 委 員 長 に 迎 え た ス マ イ ル フォトコンテストでは、応 の賞の受賞 は素晴らしいこと。笑顔は 20 %を保有するというも 10 受賞を受けて、武井さん 日︵ 火 ︶、 都 内 の マ ン ダ リ は、自身の名前の由来に触 会場の笑いを誘った。 録 ・小冊子「歯の学校 No.53」 94 ンオリエンタル東京で開催 れ、 ﹁ 咲︵ え み ︶ と い う 名 三 浦 さ ん は、﹁ ス ポ ー ツ を嬉しく思 選手にとって、歯はプレー 平和と幸福の象徴。希望と 40 募総数2260点の中から グランプリ1作品と入賞7 で コ メ ン ト。 に影響すると言われるほど う﹂と笑顔 歯科医院に通っている﹂と、 し て の 笑 顔 を 忘 れ な い、そ 大切。年に4回は定期的に んな幸福な時代が続くこと 20 21 20 10 され、女優の武井咲さんと 武井さんは、自身にとっ て の 歯 磨 き を﹁ 一 日 の ス 付 ・スマイルフォトコンテスト 表彰作品ポスター 10 59 みが絶えな これを受け を 祈 っ て い る ﹂と コ ン テ ス 21 挨拶を行う箱崎守男・岩手県歯会長 前 は、 ﹃花が咲くように笑 い女の子に﹄ タートのスイッチ﹂と例え、 作 品 を 選 出 し、﹁ と び き り て、 三 浦 さ 歯に対する思いを示した上 トを評した。 のような﹃笑顔﹄のコンテ ん は、﹁ 私 の で、﹁ 良 い プ レ ー を 沢 山 し 84 26 10 プロサッカー選手の三浦知 グランプリに選出された 有賀悦子さんの「冷たいっっ !!」 ■ 三師会が共同で記者会見 TPP交渉参加に懸念示す…… 2 発行所 ◆ 社団法人 日本歯科医師会 〒 102-0073 東京都千代田区九段北 4-1-20 編集兼発行人 ◆ 倉治ななえ 11 名前は知良 75 80 !! ベストスマイル・オブ・ザ・イヤーに輝いた 武井咲さんと三浦知良さん ︵かずよし︶。 て、良い笑顔が自然に出る 20 11 (昭和35年10月24日第三種郵便物認可) [1]2011年(平成23年)第1546号(毎月3回5の日発行)定価1部65円 年間2,080円(消費税・送料共) 武井咲さん、三浦知良さんが受賞 … 1 ︽1面から続き︾ 日本は元々﹁死因不明・身 ない。早急に新しい体制を 岩手県歯常務理事が﹁東日 なお、大会に先立ち、 題のポスターセッションが なカルテの流失と生前資料 科医師会の取り組み︱膨大 診療所﹂に関するTVCM 作した﹁大槌町の仮設歯科 行われた他、岩手県歯が制 本大震災における岩手県歯 の 収 集 ︱﹂、 柳 川 忠 廣 日 歯 が上映され、会場の注目を 第 9 回 大 会 報 告︵ 代 読 ︶ 、 元 不 明 大 国 ﹂ な の で あ る。 構築することが求められて 常務理事が﹁日本歯科医師 浴びていた。 る身元確認作業﹂をテーマ で あ っ た と 痛 感 し て い る。 医 学 部 法 医 学 講 座 教 授 の 続けた各シンポジストの必 らも懸命の身元確認作業を いる。 会の対応﹂と題してそれぞ また、現在も継続中の歯科 に、工藤祐光・福島県歯常 警察庁主催の有識者会議の ◇ ◇ ◇ る 次 回 開 催 県 挨 拶 を 経 て、 提 言 が ま と め ら れ た の は、 シンポジウムでは、座長 特別講演、シンポジウムへ まさに震災直前であった。 の花岡洋一・東京歯科大学 峰正博・三重県歯会長によ 法歯学講座准教授、助言者 れ講演した後、会場との質 と移った。 現在、このような大規模 災害に対しては救急医療に の出羽厚二・岩手医科大学 所見による照合作業におい 務理事が﹁原発事故下の身 ◆旭日双光章 ││││││││ 準じるフェーズ管理が必要 ◎東日本大震災における身 ては、被災県同士の情報共 死さが伝わった大変有意義 特 別 講 演 元確認体制 有が必須である。岩手県で 元 確 認 業 務 ﹂、 江 澤 庸 博・ なシンポジウムであった。 菅 弘賢/ 歳/長崎県 ︵元長崎県南有馬町教育委 しない限り、TPP交渉へ の医療の安全と安心を約束 をはっきりと表明し、国民 国民皆保険制度を守ること に つ い て、 ﹁政府が今後も めの政策、例えば、混合診 医療の安全・安心を守るた 参 加 い か ん に か か わ ら ず、 とを明言する▽TPP交渉 医療保険制度を除外するこ 将来にわたって日本の公的 対 し て ▽ T P P に お い て、 19 褒章受章者 ︻追加︼ 叙勲受章者 地方教育行政功労 本委員会では、日歯の求心 力の一つであり多くの会員諸 いる。 代議員会で基本方針を示して 大会は、吉田元彦・岩手 部身元確認班班長が﹁東日 県歯副会長の閉会の辞で幕 を閉じた。 事項の審議が主なる仕事であ 厚生委員会︻常任委員会︼ ■構成人員 氏が加入されている福祉共済 認可取得を踏まえた福祉共済 ついて、認可特定保険業者の 現在、執行部は福祉共済制 度の見直しと保険業法対応に る。 部へ意見具申を行う予定であ とができるよう、今後、執行 志している若人に受け継ぐこ 性を保ち、また、歯科医師を る。 口県︶始め8名 制度の見直しに関する論点整 制度について、恒久的に健全 ■主要検討事項 理を行い、9月の第169回 た。 の活動などについて協議し 長を選出するとともに、今後 回全体委員会では、正副委員 日歯常任委員会規程によ り、福祉共済・日歯年金・ ついて歯科医学的見解を構築 疑義解釈委員会︻常任委員会︼ その他会員の福祉に関する 大 舘 満 委 員 長︵ 神 奈 川 県︶、安元重実副委員長︵山 年秋の叙勲 ︱我々は何をしたか︱ の身元確認作業における身 宮城県歯大規模災害対策本 員会委員長︶ の参加を認めることはでき と、医療に株式会社を参入 平成 出羽厚二・岩手医科大学医 %を超えてい 本大震災における宮城県の 疑応答が行われた。 学部法医学講座教授 る。これは﹁現場力﹂によ 身元確認活動﹂、菊月圭吾・ ない﹂旨の見解を示した。 さ せ な い こ と な ど を 個 別、 それぞれ特有の事情を抱 下、﹁ 東 日 本 大 震 災 に お け え、その対応に苦慮しなが ていないことを緊急時だか るものと確信している。 三師会は、米韓FTAの 枠組みをはるかに超える高 具体的に国民に約束する︱ 元判明率は らと言って成し得る訳はな 東日本大震災の反省点を 一 言 で 言 え ば、 ﹁日常行っ 次の﹁足踏み﹂は許され い ﹂ と い う こ と に 尽 き る。 いレベルでの経済連携に ■構成人員 著 町田幸雄 ︵東京歯科大学名誉教授・日本小児歯科研究所長︶ A 4判 上 製 ● オールカラー ● 1 9 2頁 定 価 9,9 7 5 円 ︵ 本 体 9,5 0 0円 + 税 ︶ 送 料 実 費 FAX. 03-5982-7751 TPP交渉参加に懸念示す よって混合診療が全面解禁 ことを国民の立場から要請 なメール会議等を行い、各委 TEL. 03-3952-5141 A4判上製 ● オールカラー ● 184頁 定価9,450円︵本体9,000円+税︶送料実費 〒161-8558 東京都新宿区下落合2-6-22 三師会が共同で記者会見 されることや、医療への株 した。 日歯執行部からの疑義事項 し、診療報酬改定議論上の根 ︵6項目︶の諮問に対し綿密 拠の確立を目的とする。 員は推薦母体学会や関連学会 佐藤裕二委員長︵昭和大 学歯学部高齢者歯科学教室 教授︶、袋布充副委員長︵京 本年4月の新執行部発足に 併 せ、 各 学 会 を 推 薦 母 体 と とも意見を調整し、 月6日 ■主要検討事項 名 する9名及び臨床医代表2名 に第2回委員会を開催し、 都府︶始め からなる委員会が立ち上がっ 日付で答申している。 今までにない多くの臨床例で解説。 71 月 た時期の成長発育をフルに活用した咬合誘導を、 23 た。6月1日に開催した第1 日常臨床における社会保 険診療上の取扱いの疑義に [HP]http://www.issei-pub.co.jp 一世出版 療の全面解禁を行わないこ 式会社の参入などに危機感 助の精神による国民皆保険 大 久 保 満 男 日 歯 会 長 は、 を 示 し、 ﹁政府の公的医療 保険制度はTPPの議論の ﹁ 政 府 に は、 日 本 が 誇 る 互 対象になっていない模様と 制度を守るため、医療にお いては我が国の利益、国民 おいてほしい﹂ と強調した。 咬合誘導の最重要時期“混合歯列期”を中心とし ○料金 電話での相談は無料(通話料は別途負担) 取 り 込 ま れ る 恐 れ が あ る ﹂ の利益を守ることを念頭に 10 ○相談曜日・時間 毎週木曜日 10 時∼ 12 時、14 時∼ 16 時 と指摘。その上で、政府に 10 11 ○相談専用電話番号 090 1051 3992(相談窓口直通) 三師会は 月2日︵水︶ 、 の姿勢が楽観的過ぎる。公 厚労省内で共同記者会見を 的医療保険制度がTPPに 開き、環太平洋経済連携協 11 記者会見で見解を述べる大久保満男日歯会長(右) 90 日歯 の 委員会 ① 日歯は 10 月1日から「心のケア相談窓口」を設置しています。 相談窓口では、被災者及び被害者支援の臨床経験のある臨床 心理士が心の健康に関する相談や情報提供を行っています。 定︵TPP︶交渉への参加 シリーズ! 東日本大震災に係る 日歯「心のケア相談窓口」 ◉ 設置のお知らせ ◉ 11 2011年(平成23年)11月15日 第1546号(毎月3回5の日発行)[2] 日 歯 広 報 (昭和35年10月24日第三種郵便物認可)