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第13回会議録(PDF:197KB)

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第13回会議録(PDF:197KB)
千 葉 県 教 育 委 員 会 会 議 録
平成21年度第13回会議(定例会)
1
2
3
期
日
出席委員
出席職員
1月20日(水)
開会
午後1時30分
閉会
午後2時30分
長
鬼澤
佳弘(再掲)
長
森
満
長
和田
行孝
長
齋藤
ひろみ
企画管理部参事兼教育総務課長
渡邉
清秋
教
長
大久保
長
石野
天笠
茂
山田
純子
白鳥
豊
鈴木
明美
野口
芳宏
鬼澤
佳弘
教
育
教
育
次
企画管理部
企
企
財
画
管
画
管
育
理
理
政
務
施
部
部
次
策
設
課
課
課
利宏
利明
企画管理部副参事兼財務施設課施設室長
溝口
敏行
県 立 学 校 改 革 推 進 課 長
山口
喜弘
福
長
月岡
正美
長
赤羽
良明
利
課
教育振興部
教
育
振
興
部
教
育
振
興
部
次
長
佐伯
明
教
育
振
興
部
参
事
市原
健治
生
涯
学
指
習
導
課
課
長
御代川
長
髙岡
薫
正幸
教育振興部副参事兼指導課教育課程室長
特
別
教
学
文
体
支
援
職
校
教
育
員
安
化
全
課
保
健
財
育
課
課
課
課
吉開
潔
長
岡根
茂
長
小山
慶一
長
重栖
聡司
長
上野
純司
長
佐久間
嘉宏
教育政策課主幹兼広報室長
高橋
英雄
指 導 課 学 力 推 進 室 主 幹
川戸
功一
教 職 員 課 主 幹 兼 管 理 室 長
小野
祐司
教 職 員 課 主 幹 兼 人 事 室 長
奥山
慎一
-1-
教 職 員 課 管 理 室 管 理 主 事
同
同 人
事
主
正吉
長谷川
昌男
幹
渡邉
功吉
管 理 主 事
田中
順勝
同
松田
裕二
同
藤谷
誠
同
堀子
榮
企画管理部教育総務課副課長
黒川
浩一
同 主 幹 兼 委 員 会 室 長
東條
三枝子
同
室
鵜之沢
事務局
同 主幹兼人事給与室長
金子
英孝
同 主幹兼文書・情報室長
大木
清
同
田中
公夫
松本
実
東條
三枝子
委員会室副主幹
同
4
委員長開会宣告
5
署名人の指定
6
前回会議録の承認
白鳥
主
豊委員
査
事務局職員
平成21年度第12回(定例会)の会議録を全員異議なく承認。
7
非公開の決定
本日の案件は第72号議案から第74号議案の議案3件、報告4件である。
第73号議案は教育委員会会議規則第13条第1項第4号「知事又は議会に対する意見
の申出等」に該当し、第74号議案は、教育委員会会議規則第13条第1項第1号「人事
に関する事項」に該当することから、非公開による審議に決定。
8
審議事項
第72号議案
平成23年度千葉県立千葉中学校入学者決定の日程について
【指導課長】
第72号議案、平成23年度千葉県立千葉中学校入学者決定の日程について説明する。
議案資料は1-1ページである。
この入学者決定の日程は、県立中学校管理規則第25条を受け、生徒の募集及び入学者
の決定方法等の一部である日程を決定するものである。
主な内容を説明する。来年度実施する平成23年度県立千葉中学校の入学者決定までの
流れは平成22年度と大きな変更はない。検査は一次と二次に分け、それぞれ平成22年
12月11日土曜日と、平成23年1月23日日曜日に実施する。なお、検査の実施日は
小学校の教育活動に支障がない休日とし、二次検査実施日は、県立高等学校入学者前期選
-2-
抜等の事務処理上の日程や関係諸機関等の日程も考慮した上で、平成22年度よりも7日
遅くした。
また、入学者決定の具体的な方法等を定める決定要綱については、平成22年度6月の
教育委員会会議で決定いただく予定であるが、各小学校と県立千葉中学校において、計画
的で円滑な学校運営を行なうために、資料にある「入学願書提出期間」から「二次検査結
果の発表」までの6項目の日程について、先立って決定するものである。
本議案が議決され次第、この入学者決定に係る日程について、報道発表するとともに教
育委員会ホームページで公表する。
《質疑》
【委員長】
改めて確認をする上からも、二次検査実施日を7日遅くする意図やねらいについて説明
して欲しい。
【指導課長】
県内の私立の中学が1月20日から一斉に入試が始まる。これまでは千葉中学校がその
前に始まる。私学には影響が大きい。私学の要望も入れ、かつ千葉中学校で入試の処理等
ができる、ぎりぎりの線ということでこの週の日曜日にさせていただいた。
【委員長】
このことによって、これまでと比較して受験者数が減るのか、増えるのか、あるいは変
化がないのか、その見通しはどのように考えているか。
【指導課長】
倍率の推移は、1年目が27倍、2年目は16.9倍、今年度は14.7倍であり、落
ち着いてきたと考えている。それほど大きな影響はないと考えている。
【委員長】
大きな変化はないということか。
【指導課長】
はい。
第72号議案は異議なく原案どおり可決。
【教職員課長】
第Ⅰ号・第Ⅱ号・第Ⅲ号報告、公立小中学校長の人事について報告する。
この3件の人事については、千葉県教育委員会行政組織規則第12条第1項第2号の規
定により、教育長専決とさせていただいた。
人事の内容は、1件目は柏市立大津ヶ丘第一小学校、舘野敏明校長57歳が健康上の理
由で休職となった。それに伴い後任者として、東葛飾教育事務所指導室指導主事、戸丸俊
文54歳を、平成22年1月1日付けで柏市立大津ヶ丘第一小学校長として採用した。
2件目は南房総市立八束小学校、鈴木安明校長60歳が健康上の理由で退職した。それ
に伴い後任者として、南房総市教育委員会主任指導主事、石井陸雄56歳を、平成22年
1月1日付けで南房総市立八束小学校長として採用した。
3件目は長生村立長生中学校、市原信三校長55歳が在外教育施設への派遣のため、平
成21年12月31日をもって現職を退いた。それに伴い後任者として、東上総教育事務
所指導室指導主事、米本惠一55歳を平成22年1月1日付けで長生村立長生中学校長と
して採用した。
-3-
《質疑》
【委員】
健康上の理由とは、身体的な問題だけか。
【教職員課長】
その通りである。職務に耐えられないと本人が判断したものである。
【委員長】
体調を崩して、その職を続けることが難しい方が最近多い。特に管理職に就かれている
方の健康管理への対策等はどのような状況なのか。
【学校安全保健課長】
学校安全保健課の立場から答える。一般疾病等については、法に定められた健康診断の
中で対応している。特に管理職に限ってというわけではない。いろいろな疾病障害がある
が、極端に管理職が多い、あるいは教員が多いといった傾向はなく、近年その率も変わら
ない。どちらかというとメンタル面で管理職、教頭クラスが、やや心配だと感じている。
それについては様々な対策を現在講じているところである。
【委員長】
管理職はストレスが集中する立場だと思う。ぜひ、そういったところにも配慮をお願い
したい。
【委員】
体調や様々な事情で校長が退いた場合、各教育事務所の指導主事等が校長に採用される
が、教頭から校長に採用されることは考えられないのか。
【教職員課長】
考えられないことではない。まず、学校現場の方にできるだけ影響させない。可能な限
り行政関係から採用している。学校現場で直接子どもの指導にあたっている方は、途中で
それを切り替えることのないようできるだけ配慮をして後任の人選にあたっている。
【委員長】
3つ目の報告で在外教育施設への派遣ということであったが、これについてはある程度
計画を立てることが可能ではないか。予定が立たない状況なのか、説明を願う。
【教職員課長】
これは、在外教育施設派遣のために本人が受験をし、選考に合格している者の中から文
部科学省が指定をする。管理職については4月1日からの派遣となるが、1月1日から派
遣に対する準備のための研修が入る。そのため、やむを得ず12月31日で現職を退く形
となる。
【委員】
どういったところへ行くのか。
【教職員課長】
派遣先については、まだ正式な辞令が出ていないため、公表できる状況にない。
【委員】
日本人学校か。
【教職員課長】
日本人学校の校長としての準備に入る。
報告
【教育長】
報告1「千葉県の教育を元気にする有識者会議」の提言について報告する。
-4-
報 告 資 料 は 1 ペ ー ジ で あ る 。 昨 日 、「 千 葉 県 の 教 育 を 元 気 に す る 有 識 者 会 議 」 議 長 の 木
村治美氏、副議長の町田義昭氏から、知事及び教育委員会に提言が提出された。その際、
白鳥委員にも出席いただいた。
この会議は、千葉県の未来を担う子どもたちを育てていくために、幅広い視点で大所高
所から検討を行っていただく目的で9月から12月まで4回の会議で議論いただいた。
この提言では、21世紀の教育が、個性重視・個性尊重が強調されるあまり、社会にお
け る 人 と 人 と の 関 わ り が 希 薄 に な っ て い る の で は な い か と い う 認 識 に 立 ち 、「『 ふ れ る 』、
『 か か わ る 』、 そ し て 『 つ な が る 』」 と い う キ ー ワ ー ド が 掲 げ ら れ て い る 。
この提言は、網羅的ではなく、焦点を絞った内容となっていること、理念だけではなく
具体性を重視した内容になっていること、委員の生の声を生かしてコンパクトな記載にな
っていることが特徴である。
内 容 に つ い て は 、千 葉 県 教 育 が 目 指 す べ き 理 念 、そ し て そ の 理 念 を 実 現 す る た め の 方 策 、
条件整備等について3つのプロジェクトのもとに、12項目の提言が行われている。
1 つ 目 は 、「 過 去 と 未 来 を つ な ぎ 世 界 に は ば た く 人 材 を 育 て る ~ 夢 ・ チ ャ レ ン ジ プ ロ ジ
ェクト~」と表題がつけられている。ここでは今後の千葉県の教育が目指すべき方向とし
て 、「 志 を 持 っ て 、 失 敗 を 恐 れ ず チ ャ レ ン ジ を す る 人 材 を 育 て る 」 な ど で 3 つ の 提 言 が あ
る。
2 つ 目 は 、「 ち ば の ポ テ ン シ ャ ル ( 潜 在 能 力 ) を 生 か し た 教 育 立 県 の 土 台 づ く り ~ 元 気
プ ロ ジ ェ ク ト ~ 」 で あ る 。 こ こ で は 具 体 的 な 方 策 と し て 、 ま ず 「 読 書 県 『 ち ば 』」 を 推 進
する。また「多様な千葉の自然、産業、人材などを生かした体験活動」を推進する。知・
徳・体のバランスの取れた子どもたちを育てていくための、提言4から9までの6項目の
提言がある。
3 つ 目 は 、「 教 育 の 原 点 と し て の 家 庭 の 力 を 高 め 、 人 づ く り の た め の 力 を つ な げ る ~ チ
ームスピリットプロジェクト~」である。ここでは、家庭教育の支援や人材づくりのネッ
トワーク構築、様々な困難を抱えている子どもとその家族を支援する教育のセーフティー
ネットの確保について、提言10から12の3つの提言がある。
今後はこの提言をもとに、千葉県教育委員会のみならず、関係部局とも連携しながら、
千葉県の教育振興基本計画を策定し、質の高い千葉県の教育の実現を目指していきたいと
考えている。
《質疑》
【委員長】
提言の提出が昨日であり、細部まではなかなか目が届かないかもしれないが、この会議
に は 、我 々 委 員 が 交 代 で 参 加 し て い た 経 緯 も あ り 、全 く 初 め て と い う こ と で は な い と 思 う 。
改めてこういった形で提言がまとめられたことについて、委員から意見・質問はないか。
【委員】
プロジェクトとはどういう意味なのか。こういったプロジェクトをつくって分かれて進
めていくということなのか、それとも単に第1部、第2部ということなのか。
【教育長】
プ ロ ジ ェ ク ト と い う 言 葉 自 体 を 、有 識 者 会 議 で 掘 り 下 げ て 議 論 し た と い う こ と で は な い 。
ある程度の共通理解の上に立ち、それを前提として審議が行われ、大きな柱として関連す
る提言を取りまとめた部分をプロジェクトと呼んでいると思われる。
3つの大きい柱のうち、一つ目は理念、夢にチャレンジしていこう、志を持っていこう
という面、二つ目はそのための条件整備や教育内容で、どこにどういった重点を置くかと
いう内容面。三つ目は戦略的なイメージを恐らく持たせたかったということになると思わ
-5-
れるが、連携、つないでいくというようなことである。概ね関連するもの大きく3つにま
とめて全体を整理したというイメージで議論されたと思われる。ただ、このプロジェクト
という言葉は、外来語であることから、日本語で言えばどういうものが適当かというとこ
ろまでの議論はしなかった。大きく3つの柱をもとに、こういった教育施策を展開してい
こうという大きなくくりという程度に受け止めさせていただいた。
【委員】
昨今、委員としての活動で、各教育現場を見ていく中において、生徒と学校、学校と先
生、先生と地域、生徒と家庭等、いろいろな意味で希薄化が進んでいる気がする。それが
我々の活動についても非常にネックとなる場面が多い訳であるが、この有識者会議の方々
が4回という短い回数の中で非常によく気がついてまとめている。そういう視点であらた
めて内容を見たところ、やはり我々が日頃考えていること、課題にぶつかっていることと
同じようなところがある。
こ れ は 我 々 の 参 考 、 あ る い は ヒ ン ト に な る と 思 わ れ る が 、「 提 言 を 貫 く メ ッ セ ー ジ 『 ふ
れ る 』、『 か か わ る 』、 そ し て 『 つ な が る 』」 の 5 つ 目 の 注 釈 に 記 載 さ れ て い る 「 日 本 人 の
国 民 性 第 1 2 次 全 国 調 査 ( 統 計 数 理 研 究 所 )」 に よ る と 「 自 分 の 好 き な こ と か ど う か は と
もかく、人のためになることをしたい」という人の割合が、20歳代で43パーセント、
30歳代では52パーセントといずれも過去最大の値になっているとのことである。今、
人 間 関 係 が 希 薄 で 、「 今 の 若 者 は 」 と よ く 口 癖 で 出 て し ま う が 、 逆 に 今 の 若 者 に 期 待 で き
るのは、ここなのではないかと思う。今後は自分自身の教育委員会活動、委員としての活
動の中においても、この点に着目しながら見ていくことができれば面白いのではないかと
感じた。
【委員】
今の委員の話に続く形になるが、今、実際子どもたちが職業を決めるときのポイントと
して、人のために役立つ仕事をしたいと言っている子どもがとても多いと実感している。
しかし、そのために何をしていいかわからない。人のために役に立ちたい、プラスそこに
自分のやりたいことや好きなこと、得意なことが加わっていけばいい。教育の中で子ども
たちのそういったよい面や自分の得意なところを引き伸ばしていけたらいいと思う。
私もこの有識者会議に1回出席したが、委員の方々から、とても熱心に様々な話が出さ
れていた。実際に県民の方々の期待、この会議に対する関心がとても高い。県民の皆さん
が千葉県の子どもたちを元気にして欲しいという気持ちがあらわれているのだろうと思
う。これをいかに実行していくかが我々教育委員会の本当の使命であると考えている。
特 に こ の 3 番 目 の 「 つ な が る 」、「 チ ー ム ス ピ リ ッ ト プ ロ ジ ェ ク ト 」 と い う と こ ろ が こ
れからとても大事であると思う。2つ目のプロジェクトにはすでに実施されているものも
あ る 。 例 え ば 「 読 書 県 『 ち ば 』」 と あ る が 、 も う す で に 読 書 好 き な 子 ど も が 多 い 。 特 別 支
援教育も随分力を入れ、今は進んでいると思う。これからはやはり3つ目、地域の力や家
庭 の 力 が や や 今 弱 く な っ て い る 現 在 に お い て 、連 携 を と る こ と は 非 常 に 重 要 な こ と で あ る 。
どのように連携を進めていくかは非常に難しい問題である。言うことは簡単だが、現実に
はとても難しい。この提言を生かして、具体的にどう進めていくか、工夫を凝らし、知恵
を絞って進めていく必要がある。
【委員】
こ の プ ロ ジ ェ ク ト の 具 体 的 な 縦 糸 で あ る 「『 ふ れ る 』、『 か か わ る 』、『 つ な が る 』」 は 、
実際の行政の組織を考えるとあまりつながっていないという状態である。
今 ま で も 千 葉 県 は 様 々 な 案 を 出 し て い る 。ま た 、様 々 な 会 議 や 審 議 会 な ど の 組 織 が あ り 、
例えば私たちのような教育委員会という組織もある。いろいろな時にいろいろな形で様々
な案や組織がでてくるが、それらをできるだけ実質的に役に立つものとして、つなげて具
-6-
体的な形にしていくことが必要である。そして自分自身、私たち自身の会議も組織の一部
としてつながりを持ち、実質的な事を担い、必要な横糸を入れていくことで総合的な形と
して一つの織物にしていくことが重要である。
いろいろな人がいろいろなことを言ったとしても、実質的なものをおさえて今後に利用
していきたい。否定するものではないが、新しいところもあり、十分な論議が必要な部分
もあるように感じる。
国家や国旗、愛国心など、そういうことに対して、様々な意見が出されると思う。個人
的な体験としては、アメリカに行ったときに、アメリカの方は、何か始めるとき必ず、胸
に手を当てて国と自分との関係を考える。戦前のイメージが非常に強いものであるが、今
後のことを考え、私たちも少しリセットしなくてはいけない時代にあるのかなと思う。あ
まり保守的な意味で言っている訳ではないのが、そういったことも今後、議論していかな
ければならない問題だと感じた。個人的な意見だが。
【委員長】
す で に 話 題 に な っ て い る が 、「 つ な が る 」 と い う 意 味 、 こ の キ ー ワ ー ド が や は り 大 切 で
あ る 。 ご 一 緒 さ れ た 方 は 、 記 憶 に あ る と 思 う が 、 前 伊 藤 委 員 長 は 「 つ な が る 」「 つ な げ る 」
と い う こ と を 折 々 に 話 を し て い た 。 具 体 例 と と も に マ ネ ー ジ メ ン ト と い う の は 、「 つ な げ
る」ことだと話をしていたことを思い出す。前伊藤委員長の話との「つながり」もあり、
まさにこのキーワードを大切にしていく必要があると思う。
提言10、11、12というのは、どちらかと言うと比較的外枠の整備、環境整備とい
うことでとらえている。それももちろん大切であるが、学校の中の先生方もまたつながっ
ていただきたいと思う。また、あるいは学校の内と外とのつながりでは、ミニ集会等も、
継 続 性 を 持 っ て さ ら に つ な げ た り 、深 め た り す る と い う こ と も で き る の で は な い か と 思 う 。
そういった視点で見ると、提言6が比較的学校の中に関わる提言であり、それぞれの取
組 に つ い て は 今 後 と も し っ か り 見 届 け て い き た い 。そ の 中 で 私 も 意 を 同 じ く す る と こ ろ が 、
長 期 研 修 制 度 で あ る 。千 葉 県 の 優 れ た 制 度 で あ り 、本 質 的 に 私 も 提 言 同 様 に 認 識 し て い る 。
しかし、その優れた研修制度が、千葉県の現状の課題等と合致した形でその機能を発揮し
ているか、私は疑問視しているところもある。そういった意味において、研修制度に変革
が必要である。現場に強い教職員を育てる、そういった研修制度に変革する必要がある。
これは個人の意見かもしれないが、提言から現状を見直す一つの例があげられているので
はないかと思う。このことについて今度は事務局の立場から検討いただきたい。
そういった視点で質問をするが、先ほど教育長から話があったが、教育振興基本計画に
ついてはどのようなスケジュールで作成されるのか。また、どの程度のことを現在の段階
で 考 え て い る の か 、ま た 、こ れ を ど の よ う に 実 行 に 移 そ う と し て い る の か 、教 え て 欲 し い 。
【教育政策課長】
千葉県の教育振興基本計画については、今年度末までに作成するということになってい
る。この教育振興基本計画に提言を反映するということも伝えてきたので、昨日いただい
た提言をもとに、また、一方で教育の戦略的ビジョンを基盤にするため、これを整理し、
明らかにしていくことが今後の作業である。
委員報告
【委員長】
1月9日土曜日、平成22年度市町村立学校管理職候補者第二次選考に行ってきたので
報告する。
これは、これから管理職を目指そうとしている方々に対しての選考過程の一つとして面
接が行なわれた。そこで、面接委員の方々の所に伺い、あいさつをさせていただいた。面
-7-
接委員の方々に対していくつかのことを伝えたが、その面接の場には620万の県民の視
線が注がれている。また、県民から、優れた管理職を選び抜いて欲しいという重い期待が
込められているというメッセージを委員長の立場として、委員の方々に伝えさせていただ
いた。面接事項等、必要な用件、公平性、公正性の確保等はしっかりと維持されて進めら
れていると受け止めた。
今後、面接を含め管理職の選考のあり方について、千葉県にとってよりよい管理職、そ
れにふさわしい方々を選ぶために知恵を絞っていただきたいということをその場で関係の
方に伝えさせていただいた。この場においても、今後とも千葉県の学区、学校においてマ
ネージメントを展開するにふさわしい資質、力量を持つ方を公平、公正に選考し、選び抜
いていただきたいということ重ねて申し上げさせていただきたい。
〈傍聴・報道関係者
第73号議案
退出〉
千葉県学校職員定数条例の一部を改正する条例の原案について
教職員課長から説明のあった後、審議に入った。
第73号議案は、全員異議なく原案どおり可決。
〈関係職員以外
第74号議案
退出〉
学校職員の懲戒処分について
教職員課長から説明のあった後、審議に入った。
第74号議案は、全員異議なく原案どおり可決。
9
委員長閉会宣告
平成22年2月17日
署名人
-8-
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