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プロジェクト デザイン ガイド

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プロジェクト デザイン ガイド
プロジェクト デザイン ガイド
Analytics Enterprise
文書番号 : 09330941
第 16 版、 Analytics Enterprise
お客様がラ イ セ ン ス を受けた ソ フ ト ウ ェ アに対応する ド キ ュ メ ン ト かど う かを確認する ため、 ご使用の ソ フ ト ウ ェ アの [ ヘルプ ] メ
ニ ュ ーにあ る [ バージ ョ ン情報 ] に表示 さ れる ソ フ ト ウ ェ アのバージ ョ ン と 、 こ のバージ ョ ン番号を比較 し て く だ さ い。
文書番号 : 09330941
Copyright © 2014 by MicroStrategy Incorporated.All rights reserved.
お客様が、 MicroStrategy ま たは MicroStrategy の正規販売店 と 書面ま たは電子的な文書に よ る契約を交わ し ていない場合は、 次の
条件が適用 さ れます。
こ の ソ フ ト ウ ェ アおよび ド キ ュ メ ン テーシ ョ ンは、 MicroStrategy Incorporated の所有物かつ機密情報であ り 、 第三者に譲渡する こ
と はで き ません。 Copyright © 2001-2014 by MicroStrategy Incorporated.All rights reserved.
こ の ソ フ ト ウ ェ アお よび ド キ ュ メ ン テーシ ョ ンは現状のま ま提供 さ れ、 MICROSTRATEGY INCORPORATED ま たは ソ フ ト ウ ェ ア
ま たは ド キ ュ メ ン ト の作成、 製造、 配布に関わ っ た個人に よ る、 あ ら ゆる種類の明示的保証ま たは限定保証はあ り ません。 こ れに
は、 商品性、 特定目的への適合性、 譲渡可能な権限 と 不侵害、 品質または正確性に関する黙示の保証が含まれますが、 これ ら に限定
さ れる ものではあ り ません。 こ の ソ フ ト ウ ェ アおよび ド キ ュ メ ン テーシ ョ ンの品質 と 性能に関するすべての損害は、 お客様の責任に
な り ます。 ソ フ ト ウ ェ アや ド キ ュ メ ン テーシ ョ ンの欠陥が判明 し た場合は、 (MICROSTRATEGY, INC.、 あ るいはソ フ ト ウ ェ ア また
は ド キ ュ メ ン テーシ ョ ンの作成、 製作、 または配布に関わっ た個人ではな く ) お客様が、 必要なすべてのサービ ス、 修理、 または訂
正にかかる費用を全額負担する もの と し ます。一部の国では黙示の保証の除外を認めていませんので、上記の除外はお客様には適用
さ れない場合があ り ます。
いかな る場合で も 、 MicroStrategy, Inc. あ るいは ソ フ ト ウ ェ アの作成、 製作、 ま たは配布に関わ っ た個人は、 利益の損失、 預貯金の
損失、 その他の特殊な、 付随的、 結果的、 懲罰的な損害賠償を含む、 どのよ う な損害の支払い請求について も お客様に対 し て責任を
負いません。 こ の損害には、 ソ フ ト ウ ェ アおよび ド キ ュ メ ン テーシ ョ ンの使用、 使用の不可、 品質、 または性能のために、 お客様が
課せ られた損害ま たはお客様が第三者に支払 っ た損害も含まれますが、 限定は さ れません。 こ れは、 MicroStrategy, Inc. または前記
の関係者ま たは団体が、 そのよ う な損害や第三者によ る請求の可能性を忠告 さ れていた場合も 同様です。 さ ら に、 MicroStrategy, Inc.
またはソ フ ト ウ ェ アの作成、 製作または配布に関わっ た個人は、 契約保証、 過失、 補償または負担の怠慢についての厳格責任、 本来
の目的を達成する ための修正の不履行の原則、 あるいはその他に基づ き、 ソ フ ト ウ ェ アおよび ド キ ュ メ ン テーシ ョ ンの使用、 使用不
可、 品質、 または性能に よ り 発生 し た損害についてのお客様ま たは第三者から の請求に責任を負いません。 MicroStrategy, Inc. の全
責任およびお客様の唯一の救済措置は、 MicroStrategy, Inc. の選択に よ り 、 購入額の全額返金またはソ フ ト ウ ェ アの交換に限られま
す。 提供 さ れた口頭または書面の情報によ り 、 MicroStrategy, Inc. の責任が上記の責任の限度で指定 さ れた範囲よ り も拡張 さ れる こ
と はあ り ません。 一部の国では、 付随的または結果的な損害に対する責任の限定または除外は認め ら れていませんので、 上記の制限
がお客様に適用 さ れない場合があ り ます。
こ の マ ニ ュ ア ル ( ド キ ュ メ ン テ ー シ ョ ン) お よ び ソ フ ト ウ ェ ア に含 ま れ る 情報は、 著作権 で 保護 さ れ て お り 、 すべ ての権利は
MicroStrategy, Inc. が所有 し ています。 MicroStrategy, Inc. は、 個人または団体に通知する義務を負 う こ と な く 、 ソ フ ト ウ ェ ア ま たは
ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン を定期的に変更する権利を留保 し ます。 MicroStrategy, Inc. の正式代表者の書面によ る事前の許可な し に、 ソ
フ ト ウ ェ ア または ド キ ュ メ ン テーシ ョ ンの一部を コ ピー、 複製、 販売、 またはその他の方法で配布する こ と は禁止 さ れています。 米
国政府の制限付き権利。 こ のソ フ ト ウ ェ ア と ド キ ュ メ ン テーシ ョ ンは民間の費用で開発 さ れた こ と 、 いずれの部分も 公有財産ではな
い こ と 、 また こ のソ フ ト ウ ェ ア と ド キ ュ メ ン テーシ ョ ンは、連邦調達規則およびそれに対する政府機関によ る補足に従っ た制限付き
権利を伴 っ て提供 さ れる商業 コ ン ピ ュ ー タ ー ソ フ ト ウ ェ ア である こ と が認識 さ れています。 米国政府に よ る使用、 複製ま たは情報
開示は、 DFAR 252.227-7013 の 「Rights in Technical Data and Computer Software」 条項の (c)(1)(ii) 項ま たは FAR 52.227-19 の
「Commercial Computer Software - Restricted Rights」 条項の (c)(1) および (2) 項で規定 さ れている制限の う ち該当する も のの対象
にな り ます。 契約者は、 1850 Towers Crescent Plaza, Tysons Corner, VA 22182 所在の MicroStrategy, Inc. です。 ソ フ ト ウ ェ アの未
公開部分に関する権利は、 米国著作権法のも と で保護 さ れています。
以下は、 MicroStrategy Incorporated の米国および他の特定の国における商標または登録商標です。 MicroStrategy、 MicroStrategy 6、
MicroStrategy 7、MicroStrategy 7i、MicroStrategy 7i Evaluation Edition、MicroStrategy 7i Olap Services、MicroStrategy 8、MicroStrategy
9、 MicroStrategy Distribution Services、 MicroStrategy MultiSource Option、 MicroStrategy Command Manager、 MicroStrategy
Enterprise Manager、 MicroStrategy Object Manager、 MicroStrategy Reporting Suite、 MicroStrategy Power User、 MicroStrategy
Analyst、MicroStrategy Consumer、MicroStrategy Email Delivery、MicroStrategy BI Author、MicroStrategy BI Modeler、MicroStrategy
Evaluation Edition、 MicroStrategy Administrator、 MicroStrategy Agent、 MicroStrategy Architect、 MicroStrategy BI Developer Kit、
MicroStrategy Broadcast Server、MicroStrategy Broadcaster、MicroStrategy Broadcaster Server、MicroStrategy Business Intelligence
Platform、 MicroStrategy Consulting、 MicroStrategy CRM Applications、 MicroStrategy Customer Analyzer、 MicroStrategy Desktop、
MicroStrategy Desktop Analyst、 MicroStrategy Desktop Designer、 MicroStrategy eCRM 7、 MicroStrategy Education、 MicroStrategy
eTrainer、 MicroStrategy Executive、 MicroStrategy Infocenter、 MicroStrategy Intelligence Server、 MicroStrategy Intelligence Server
Universal Edition、 MicroStrategy MDX Adapter、 MicroStrategy Narrowcast Server、 MicroStrategy Objects、 MicroStrategy OLAP
Provider、 MicroStrategy SDK、 MicroStrategy Support、 MicroStrategy Telecaster、 MicroStrategy Transactor、 MicroStrategy Web、
MicroStrategy Web Business Analyzer、MicroStrategy World、Application Development and Sophisticated Analysis、Best In Business
Intelligence、Centralized Application Management、Information Like Water、Intelligence Through Every Phone、Intelligence To Every
Decision Maker、Intelligent E-Business、Personalized Intelligence Portal、Query Tone、Rapid Application Development、MicroStrategy
Intelligent Cubes、The Foundation For Intelligent E-Business、The Integrated Business Intelligence Platform Built For The Enterprise、
The Platform For Intelligent E-Business、 The Scalable Business Intelligence Platform Built For The Internet、 Office Intelligence、
MicroStrategy Office、 MicroStrategy Report Services、 MicroStrategy Web MMT、 MicroStrategy Web Services、 Pixel Perfect、
Pixel-Perfect、 MicroStrategy Mobile、 MicroStrategy Integrity Manager、 お よ び MicroStrategy Data Mining Services は す べ て、
MicroStrategy Incorporated の登録商標または商標です。
その他のすべての社名および製品名は、 関連する各社の商標であ る可能性があ り ます。 仕様は、 予告な し に変更 さ れる場合があ り ま
す。 MicroStrategy は、 誤 り や欠落に関す る責任を負いません。 MicroStrategy は、 開発予定ま たは開発中であ る将来の製品やバー
ジ ョ ンの入手可能性について、 一切保証や確約はいた し ません。
特許情報
こ の製品は特許を受けています。 本契約に基づき販売 さ れる製品に、 以下の特許の う ち 1 つ以上が、 適用 さ れる可能性があ り ます。
米国特許番号 6,154,766、 6,173,310、 6,260,050、 6,263,051、 6,269,393、 6,279,033、 6,400,265、 6,567,796、 6,587,547、 6,606,596、
6,658,093、 6,658,432、 6,661,340、 6,662,195、 6,671,715、 6,691,100、 6,694,316、 6,697,808、 6,704,723、 6,741,980、 6,765,997、
6,768,788、 6,772,137、 6,788,768、 6,798,867、 6,801,910、 6,820,073、 6,829,334、 6,836,537、 6,850,603、 6,859,798、 6,873,693、
6,885,734、 6,940,953、 6,964,012、 6,977,992、 6,996,568、 6,996,569、 7,003,512、 7,010,518、 7,016,480、 7,020,251、 7,039,165、
7,082,422、 7,113,993、 7,127,403、 7,174,349、 7,181,417、 7,194,457、 7,197,461、 7,228,303、 7,260,577、 7,266,181、 7,272,212、
7,302,639、 7,324,942、 7,330,847、 7,340,040、 7,356,758、 7,356,840、 7,415,438、 7,428,302、 7,430,562、 7,440,898、 7,486,780、
7,509,671、 7,516,181、 7,559,048、 7,574,376、 7,617,201、 7,725,811、 7,801,967、 7,836,178、 7,861,161、 7,861,253、 7,881,443、
7,925,616、 7,945,584、 7,970,782、 8,005,870、 8,051,168、 8,051,369、 8,094,788、 8,130,918、 8,296,287、 8,321,411、 8,452,755、
8,521,733、 および 8,522,192。 その他は特許出願中です。
各種の MicroStrategy 製品に、 第三者が著作権を所有する テ ク ノ ロ ジが含まれています。 こ の製品には、 著作権で保護 さ れた以下の
テ ク ノ ロ ジーの 1 つ以上が含まれる可能性があ り ます。
Graph Generation Engine Copyright © 1998-2014.Three D Graphics, Inc. All rights reserved.
Actuate® Formula One.Copyright © 1993-2014 Actuate Corporation.All rights reserved.
XML Parser Copyright © 2003-2014 Microsoft Corporation.All rights reserved.
Xalan XSLT プ ロ セ ッ サー。 Copyright © 1999-2014.The Apache Software Foundation.All rights reserved.
Xerces XML parser.Copyright © 1999-2014.The Apache Software Foundation.All rights reserved.
FOP XSL フ ォ ーマ ッ テ ィ ング オブ ジ ェ ク ト 。 Copyright © 2004-2014.The Apache Software Foundation.All rights reserved.
Intelligence Server メ モ リ 管理の一部 Copyright © 1991-2014 Compuware Corporation.All rights reserved.
ASIHTTPRequest library.Copyright © 2007-2014, All-Seeing Interactive.All rights reserved.
こ の製品 に は、 OpenSSL Toolkit で の使用の た めの OpenSSL プ ロ ジ ェ ク ト に よ っ て 開発 さ れ た ソ フ ト ウ ェ ア が含 ま れ ま す。
(http://www.openssl.org/)
International Components for Unicode
Copyright © 1999-2014 Compaq Computer Corporation
Copyright © 1999-2014 Hewlett-Packard Company
Copyright © 1999-2014 IBM Corporation
Copyright © 1999-2014 Hummingbird Communications Ltd.
Copyright © 1999-2014 Silicon Graphics, Inc.
Copyright © 1999-2014 Sun Microsystems, Inc.
Copyright © 1999-2014 The Open Group
All rights reserved.
Real Player お よ び RealJukebox は、 Real Networks, Inc. か ら ラ イ セ ン ス の 許可 に 基 づ い て 含 ま れ て い ま す。 Copyright ©
1999-2014.All rights reserved.
目次
ガイドの概要とその他
の参考資料
このガイドの説明 ....................................................................... xiii
このガ イ ド について ............................................................................................... xv
その他のフ ォ ーマ ッ ト .................................................................................. xv
ビ ジネス シナ リ オ と 例の探 し 方 ............................................................xvi
このガ イ ド の新規内容 .................................................................................xvi
前提条件...............................................................................................................xvi
このガ イ ド の対象読者 ................................................................................xvii
リ ソ ース ......................................................................................................................xvii
ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン ................................................................................xvii
ト レーニ ング ..........................................................................................................xxvii
コ ンサルテ ィ ング ........................................................................................xxvii
イ ン タ ーナシ ョ ナル サポー ト ..............................................................xxvii
テ ク ニ カル サポー ト .................................................................................xxviii
ご意見........................................................................................................................xxxiii
1. MicroStrategy プラッ
はじめに ........................................................................................ 1
トフォームの BI アーキ
ビ ジネス イ ン テ リ ジ ェ ン スのアーキテ ク チ ャ .......................................... 2
テクチャ
デー タ 収集のソ ース シ ス テム .................................................................... 2
抽出、 変換、 およびロー ド のプ ロ セス.................................................. 4
デー タ ウ ェ アハウスのデー タ 保存 と リ レーシ ョ ナル設計......... 4
MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォ ーム........................................................................ 7
MicroStrategy メ タ デー タ .............................................................................. 8
MicroStrategy Intelligence Server...............................................................10
MicroStrategy Developer ................................................................................11
MicroStrategy Web および MicroStrategy Web Universal ...............12
MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト ........................................................................13
© 2014 MicroStrategy, Inc.
v
目次
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
MicroStrategy Architect..................................................................................14
プ ロ ジ ェ ク ト のデザイ ン プ ロ セス ................................................................14
2. 論理データ モデル
ビジネス モデルとレポート
対象データの概念化
はじめに ...................................................................................... 17
論理デー タ モデルの概要....................................................................................17
フ ァ ク ト : ビ ジネスのデー タ と 測定値 .........................................................20
ア ト リ ビ ュ ー ト : デー タ のレ ベルを表す コ ン テキス ト ......................21
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト : デー タ のレ ベル値............................22
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係 .......................................................................................23
階層 : デー タ 関係の組織化..................................................................................23
デー タ モデルの一例..............................................................................................24
論理デー タ モデルの作成....................................................................................25
ユーザーのニーズ ............................................................................................25
既存のソ ース シ ス テム.................................................................................26
ソ ース デー タ から 分析デー タ への変換 ..............................................26
論理デー タ モデルの表記法...............................................................................31
一意の識別子......................................................................................................32
カ ーデ ィ ナ リ テ ィ と 比率 .............................................................................33
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム............................................................................34
3. 論理データ モデルの
ウェアハウスの構造
物理ウェアハウス スキーマ
はじめに ...................................................................................... 37
列 : デー タ の識別子 と 値.......................................................................................39
テーブル : 関連するデー タ の物理的なグループ化 ................................39
キー構造によ る テーブル内のデー タ の一意な識別 .......................40
ル ッ ク ア ッ プ テーブル : ア ト リ ビ ュ ー ト の保存場所..................41
関係テーブル : ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係付けの特殊な
ケース .....................................................................................................................42
フ ァ ク ト テーブル : フ ァ ク ト デー タ と 集計レ ベル .....................43
異種の列名 と 同種の列名 .............................................................................47
スキーマの種類 : デー タ 取得のパフ ォ ーマ ン ス と 重複保存.............49
高度に正規化 さ れたスキーマ : 最小限の保存領域 ........................50
中度正規化スキーマ : 保存領域 と ク エ リ パフ ォ ー
マ ン スのバラ ン ス ............................................................................................51
高度に非正規化 さ れたスキーマ : 高い ク エ リ パフ ォ ー
マ ン ス .....................................................................................................................53
デザイ ンのバラ ン ス ...............................................................................................55
vi
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
目次
各種スキーマの比較 ...............................................................................................57
デー タ の国際化のサポー ト ................................................................................58
テーブル と 列またはデー タ ベースによ る国際化 ............................58
デー タ ベース内の さ ま ざ ま な文字セ ッ ト のサポー ト ..................64
地図デー タ およびジオ ロ ケーシ ョ ンのサポー ト ...................................64
4. プロジェクトの作成お
よび構成
はじめに ...................................................................................... 69
プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要 .....................................................................................70
プ ロ ジ ェ ク ト に補足デー タ を含める方法...........................................72
プ ロ ジ ェ ク ト の接続 コ ンポーネ ン ト .............................................................82
MicroStrategy メ タ デー タ ............................................................................82
メ タ デー タ シ ェ ル...........................................................................................83
プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース......................................................................................83
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス .......................................................................84
プ ロ ジ ェ ク ト ......................................................................................................85
プ ロ ジ ェ ク ト 接続の要約 .............................................................................85
メ タ デー タ リ ポジ ト リ の作成 ..........................................................................86
メ タ デー タ リ ポジ ト リ と デー タ ソ ースへの接続 .................................87
メ タ デー タ リ ポジ ト リ への接続 .............................................................87
デー タ ソ ースへの接続.................................................................................87
実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成 ................................................................................88
プ ロ ジ ェ ク ト の計画 .......................................................................................89
Architect と プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト .....................................90
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト に よ る新規プ
ロ ジ ェ ク ト の作成 ............................................................................................91
Architect によ る新規プ ロ ジ ェ ク ト の作成..........................................98
プ ロ ジ ェ ク ト のデー タ 国際化の有効化................................................98
SQL ク エ リ によ るデー タ 国際化の有効化 ..........................................99
スキーマ エデ ィ タ ーの読み取 り 専用および編
集モー ド の使用 .............................................................................................. 103
フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト の作成............................................................... 104
他のスキーマ レベル設定の構成.................................................................... 105
プ ロ ジ ェ ク ト の配備 と レポー ト の作成..................................................... 106
5. Architect によるプロ
ジェクトの作成
© 2014 MicroStrategy, Inc.
はじめに .................................................................................... 109
プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更 ............................................................................. 110
プ ロ ジ ェ ク ト 作成 / 表示オプ シ ョ ンの定義................................... 110
Architect によ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成................................................. 124
Architect によ る プ ロ ジ ェ ク ト への変更............................................ 128
vii
目次
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
[Architect] ツールバーの使用 ................................................................. 130
テーブルの追加、 削除、 および管理.......................................................... 130
Architect でのデー タ ソ ースの表示 .................................................... 132
テーブルの追加 .............................................................................................. 133
テーブルの削除 .............................................................................................. 135
テーブルの更新、 変更、 および管理.................................................. 137
プ ロ ジ ェ ク ト 内のテーブルの編成 : [ レ イヤー ] ......................... 142
フ ァ ク ト の作成 と 変更 ....................................................................................... 144
フ ァ ク ト の作成 .............................................................................................. 144
複数のフ ァ ク ト の作成 と 変更 ................................................................ 148
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更......................................................................... 157
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 ............................................................................... 158
複数のア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更.................................................. 162
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の定義 ............................................................................. 182
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の自動定義............................................................ 186
ユーザー階層の作成 と 変更 ............................................................................. 189
ユーザー階層の作成 .................................................................................... 189
6. ビジネス データの構築
ブロック : ファクト
はじめに .................................................................................... 193
フ ァ ク ト の作成 ...................................................................................................... 195
複数の単純な フ ァ ク ト の同時作成....................................................... 196
単純な フ ァ ク ト と 高度な フ ァ ク ト の作成および変更 ............... 198
フ ァ ク ト の構造 ...................................................................................................... 204
フ ァ ク ト の定義 ...................................................................................................... 205
物理列のフ ァ ク ト へのマ ッ ピ ング : フ ァ ク ト 式 .......................... 206
フ ァ ク ト 列の名前 と デー タ 型 : 列別名 ...................................................... 212
フ ァ ク ト がレポー ト さ れる レベルの変更 : レベル拡張 ................... 214
テーブル関係を使用 し た フ ァ ク ト テーブル上の結合
の定義.................................................................................................................. 216
フ ァ ク ト 関係を使用 し た フ ァ ク ト テーブル上の結合
の定義.................................................................................................................. 220
フ ァ ク ト の強制的なア ト リ ビ ュ ー ト への関連付け :
直積結合............................................................................................................. 222
フ ァ ク ト デー タ のレ ベルの低下 : フ ァ ク ト 分解......................... 223
特定レ ベルでのフ ァ ク ト のレポー ト 禁止........................................ 228
7. ビジネス データのコン
テキスト : アトリ
ビュート
はじめに .................................................................................... 231
ア ト リ ビ ュ ー ト の概要 ....................................................................................... 232
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 ....................................................................................... 234
viii
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
目次
複数のア ト リ ビ ュ ー ト の同時作成....................................................... 235
ア ト リ ビ ュ ー ト の追加 と 変更 ................................................................ 240
ア ト リ ビ ュ ー ト 情報の一意のセ ッ ト : ア ト リ ビ ュ ー
ト エ レ メ ン ト .......................................................................................................... 246
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト のデー タ 国際化のサポー ト ......... 250
列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム....................... 253
表示 フ ォ ーム : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームのプ ロパテ ィ .......... 255
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム式.................................................................... 257
ア ト リ ビ ュ ー ト のデー タ 型の変更 : 列別名 .................................... 267
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム と 個別のア ト リ ビ ュ ー ト ................... 270
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係 ............................................................................................ 271
親ア ト リ ビ ュ ー ト と 子ア ト リ ビ ュ ー ト の表示および編集 ..... 273
多対多関係および結合子関係のサポー ト ........................................ 275
同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用する ア ト リ ビ ュ ー ト :
ア ト リ ビ ュ ー ト ロール...................................................................................... 285
ア ト リ ビ ュ ー ト ロールの指定............................................................... 288
複数の ID 列を持つア ト リ ビ ュ ー ト : 複合ア ト リ ビ ュ ー ト ............ 294
例 : 複合ア ト リ ビ ュ ー ト の作成............................................................. 295
ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し たデー タ のブ ラ ウズ と レポー ト ............. 297
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームのデ フ ォル ト 表示の定義................... 298
8. プロジェクトの最適化
と管理
はじめに .................................................................................... 301
MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト スキーマの更新......................................... 302
デー タ ウ ェ アハウス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 :
ウ ェ アハウス カ タ ログ...................................................................................... 304
ウ ェ アハウス カ タ ログの使用を開始する前の準備................... 305
ウ ェ アハウス カ タ ログへのア ク セス ................................................ 305
プ ロ ジ ェ ク ト のテーブルの追加および削除................................... 306
ウ ェ アハウス と プ ロ ジ ェ ク ト のテーブルの管理 ......................... 307
デー タ ウ ェ アハウス接続 と 操作のデ フ ォル ト の変更.............. 313
カ タ ログ SQL ス テー ト メ ン ト のカ ス タ マ イ ズ............................ 320
テーブル と 列の メ ッ セージの ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ング .......... 326
プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セス...................... 327
デー タ ソ ース と プ ロ ジ ェ ク ト と の接続 ........................................... 328
プ ロ ジ ェ ク ト へのデー タ の追加............................................................ 332
デー タ ベースの挿入パフ ォ ーマ ン スの向上 : パラ メ ー
タ ー化 さ れた ク エ リ ............................................................................................ 341
要約テーブルを使用するデー タ の保存 : 集計テーブル ................... 343
集計テーブルを使用する状況 ................................................................ 343
特定レ ベルにおける ク エ リ の頻度の決定........................................ 347
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ix
目次
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
関連する親子関係の検討 .......................................................................... 348
圧縮率.................................................................................................................. 349
集計テーブルの作成 .................................................................................... 350
プ ロ ジ ェ ク ト 内のテーブル サイ ズ : 論理テー
ブル サイ ズ ...................................................................................................... 350
パフ ォ ーマ ン ス を向上 さ せる ためのテーブルの分割 :
パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ング ............................................................................ 351
サーバーによ るパーテ ィ シ ョ ン と ア プ リ ケー
シ ョ ンに よ るパーテ ィ シ ョ ンの違い.................................................. 351
メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ.......................................... 352
ウ ェ アハウス パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ング..................................... 354
メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ と ウ ェ ア
ハウス パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ングの違い..................................... 356
9. アトリビュートの構成
とブラウズを行うため
の階層の作成
はじめに .................................................................................... 357
ユーザー階層の作成 ............................................................................................ 358
Architect によ るユーザー階層の作成................................................. 360
階層の タ イ プ ........................................................................................................... 361
シ ス テム階層 : プ ロ ジ ェ ク ト スキーマ定義................................... 361
ユーザー階層 : 論理ビ ジネス関係........................................................ 362
階層の構成 ................................................................................................................ 363
階層の構造........................................................................................................ 363
階層の表示 : 階層ビ ュ ーアー.................................................................. 364
階層表示オプ シ ョ ンの設定 ............................................................................. 365
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の表示制御 ........................................... 365
階層内のア ト リ ビ ュ ー ト のフ ィ ル タ ー処理................................... 369
エ ン ト リ ポ イ ン ト ........................................................................................ 371
階層ブ ラ ウズ ................................................................................................... 373
階層ビ ュ ーアー と テーブル ビ ュ ーアーの使用..................................... 378
階層ビ ュ ーアーの使用 ............................................................................... 378
テーブル ビ ュ ーアーの使用.................................................................... 380
10. 時間ベースや他の比較
を定義するトランス
フォーメーションの作
成
はじめに .................................................................................... 381
ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ンの作成............................................................... 382
式ベースの ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ン と テーブル
ベースの ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ンの違い ................................... 383
テーブル ベースの ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ンの作成.............. 384
式ベースの ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ンの作成.............................. 385
ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ンの構成要素..................................................... 387
ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク および結合子
x
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
目次
ア ト リ ビ ュ ー ト ...................................................................................................... 388
11. 財務レポートのための
プロジェクトのデザ
イン
はじめに .................................................................................... 391
前提条件..................................................................................................................... 392
物理ウ ェ アハウスの要件 .................................................................................. 393
階層構成を提供する ためのテーブルの作成................................... 393
財務デー タ の保存 ......................................................................................... 400
財務レポー ト プ ロ ジ ェ ク ト のデザイ ン ................................................... 402
財務行項目のア ト リ ビ ュ ー ト の作成.................................................. 402
財務デー タ のスキーマ オブ ジ ェ ク ト の作成 ................................. 405
財務デー タ のレポー ト オブ ジ ェ ク ト の作成 ......................................... 406
フ ィ ル タ ーを使用 し た財務行項目の指定........................................ 406
メ ト リ ッ ク で財務デー タ を返す............................................................ 408
財務デー タ のレポー ト の作成 ................................................................ 414
A. MicroStrategy Tutorial はじめに .................................................................................... 419
MicroStrategy Tutorial と は ............................................................................... 419
MicroStrategy Tutorial のデー タ モデル..................................................... 423
デー タ モデ リ ン グの表記......................................................................... 424
地理階層............................................................................................................. 424
製品階層............................................................................................................. 426
顧客階層............................................................................................................. 427
時間階層............................................................................................................. 430
MicroStrategy Tutorial のデー タ モデルの表示 .............................. 431
MicroStrategy Tutorial のスキーマ ................................................................ 432
MicroStrategy Tutorial スキーマの探索 .............................................. 433
テーブル列の情報 ......................................................................................... 436
B. 論理テーブル
はじめに .................................................................................... 455
論理テーブル ........................................................................................................... 455
論理テーブルの作成 ............................................................................................ 458
論理テーブル サイ ズ値の定義............................................................... 458
テーブルの第一キーの定義 ..................................................................... 462
論理表示の作成 ...................................................................................................... 463
論理表示の例 ........................................................................................................... 466
ビ ジネス ケース 1: 重複 し ないア ト リ ビ ュ ー ト
のル ッ ク ア ッ プ テーブル......................................................................... 467
ビ ジネス ケース 2: 複数のテーブルにわた る ア ト
リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム式.............................................................................. 468
© 2014 MicroStrategy, Inc.
xi
目次
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネス ケース 3: 緩やかに変化するデ ィ メ ン シ ョ ン ............ 469
ビ ジネス ケース 3: 1 対多の ト ラ ン ス フ ォ ー メ ー
シ ョ ン テーブル............................................................................................. 479
ビ ジネス ケース 5: 複数のア ト リ ビ ュ ー ト ル ッ ク
ア ッ プ テーブルの外部結合.................................................................... 480
C. データ型
はじめに .................................................................................... 485
外部デー タ 型から MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ング ...... 485
MicroStrategy のデー タ 型.................................................................................. 503
フ ォ ーマ ッ ト タ イ プ ........................................................................................... 504
デー タ 型 と フ ォ ーマ ッ ト タ イ プの互換性 .............................................. 505
BLOB フ ォ ーマ ッ ト 型のサポー ト ....................................................... 506
Big Decimal................................................................................................................. 507
Big Decimal デー タ 型の使用 .................................................................... 507
MicroStrategy の 2 進数デー タ 型のサポー ト .......................................... 510
VarChar を使用 し たバーでのサポー ト ...................................................... 511
用語集 ....................................................................................................................................... 513
索引........................................................................................................................................... 539
xii
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ガイドの概要とその他の参考資料
このガイドの説明
こ の 『MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド 』 には、 MicroStrategy で
のプ ロ ジ ェ ク ト の計画、 作成、 お よ び変更に関す る 包括的な情報を記載 し
てお り 、 プ ロ ジ ェ ク ト 関連の ト ピ ッ ク を幅広 く 網羅 し てい ます。 以下に具
体的な ト ピ ッ ク を示 し ます。
•
1 章、 「MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームの BI アーキテ ク チ ャ 」 では、 ビ
ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス アーキ テ ク チ ャ と 、 MicroStrategy プ ラ ッ ト
フ ォームのい く つかの主要 コ ン ポーネ ン ト について簡単に紹介 し ます。
•
2 章、 「論理データ モデル」 では、 論理デー タ モデ リ ン グの概要を示 し
ます。 ビ ジネ ス デー タ 内の さ ま ざ ま な要素を識別 し てプ ロ ジ ェ ク ト の
計画を立て る う えで、 こ の手法を ど の よ う に役立て る こ と がで き る かを
示 し ます。
•
3 章、 「論理データ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造」 では、 物理ウ ェ アハ
ウ ス ス キーマに含まれ る 列やテーブルな ど の各種 コ ン ポーネ ン ト につ
いて説明 し 、 論理デー タ モデルか ら デー タ ベース に コ ン ポーネ ン ト を
マ ッ ピ ン グ し て、 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマ を形成す る 方法を示 し ま
す。
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xiii
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
•
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
4 章、 「プ ロ ジ ェ ク ト の作成およ び構成」 では、 プ ロ ジ ェ ク ト の作成に
関連す る 主な コ ン ポーネ ン ト について説明 し 、 MicroStrategy でプ ロ ジ ェ
ク ト を作成す る プ ロ セ ス を、 手順を追っ て紹介 し ます。
•
5 章、 「Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成」 では、 MicroStrategy で
Architect を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト を作成する プ ロ セ ス を、 手順を追っ て
紹介 し ます。
•
6 章、 「ビ ジネ ス データ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 」 ではフ ァ ク ト の構
造を説明 し ます。 さ ま ざ ま な種類の フ ァ ク ト を紹介 し て、 それ ら が ビ ジ
ネ ス デー タ に ど の よ う に関係す る か を示 し ます。 こ の章では、 プ ロ
ジ ェ ク ト 用の フ ァ ク ト の作成に必要なすべての手順 も 説明 し ます。
•
7 章、 「ビ ジネ ス データ の コ ン テキ ス ト : ア ト リ ビ ュー ト 」 では、 ア ト
リ ビ ュ ー ト の概念的構造について説明 し ます。 さ ま ざ ま な種類のア ト リ
ビ ュ ー ト を紹介 し て、 それ ら が ビ ジネ ス デー タ に ど の よ う に関係す る
かを示 し ます。 こ の章では、 プ ロ ジ ェ ク ト 用のア ト リ ビ ュ ー ト 作成に必
要なすべての手順 も 説明 し ます。
•
9 章、 「ア ト リ ビ ュー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成」 で
は、 MicroStrategy に含まれ る 各種の階層について説明 し 、 ユーザー階
層を作成 し てプ ロ ジ ェ ク ト の編成 と 拡張に利用す る 方法を示 し ます。
•
8 章、 「プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理」 では、 プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 、
短期的お よ び長期的な保守を、 よ り 効果的に実施す る ための手法を説明
し ます。
•
10 章、 「時間ベースや他の比較を定義する ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの
作成」 では、 MicroStrategy に含まれ る 各種の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン
について説明 し 、 プ ロ ジ ェ ク ト で ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を作成す る
方法を示 し ます。
•
11 章、 「財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン」 では、 お客様
ご自身のデー タ を使用 し て、 損益レ ポー ト な ど の財務レ ポー ト お よ び分
析のプ ロ ジ ェ ク ト をデザ イ ンす る 例を順を追っ て説明 し ます。
付録には次に示す参照用の追加情報が含まれてい ます。 こ れ ら の情報は、
ユーザーの必要に応 じ て取捨選択 し て利用で き ます。
•
「MicroStrategy Tutorial」 (419 ページ) には、 MicroStrategy Tutorial プ ロ
ジ ェ ク ト に関す る 情報が記載 さ れてい ます。 こ のプ ロ ジ ェ ク ト には、 メ
タ デー タ と ウ ェ アハ ウ ス のほか、 MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームの機能
の理解に役立つ よ う に設計 さ れた一連のサンプル アプ リ ケーシ ョ ンが
含まれてい ます。
•
「論理テーブル」 (455 ページ) では、 論理テーブル、 さ ま ざ ま な種類の
論理テーブル、 お よ び MicroStrategy で論理テーブル と ビ ュ ーを作成す
る 方法を説明 し ます。
xiv
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
「データ 型」 (485 ページ) には、 MicroStrategy で使用で き る 各種デー タ
型に関す る 情報があ り ます。
MicroStrategy をお手持ちの MDX キ ュ ーブ ソ ース (SAP BW、 Microsoft
Analysis Services、 Hyperion Essbase な ど) に統合す る 方法は、
『MicroStrategy MDX Cube Reporting Guide』 で説明 さ れてい ます。
こ のガ イ ド について
こ のガ イ ド はい く つかの章に分かれてお り 、 各章は、 内容の簡単な概要か
ら 始ま り ます。
次の項では、 付随 し てい る 例の参照先 と 、 こ のガ イ ド を使用す る 際の前提
条件を説明 し ます。 ま た、 こ のガ イ ド の情報の対象 と な る ユーザ ロ ールに
ついて も 説明 し ます。
Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト 内の日付は、 現在の年を反映す る
MicroStrategy
よ う 更新 さ れてい ます。 こ のガ イ ド 内のサンプル ド キ ュ メ ン ト 、 イ
メ ージ、 お よ び手順は、 Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に現在含まれていない
日付で作成 さ れた も のがあ り ます。 こ れ ら は、 ご使用の Tutorial プ
ロ ジ ェ ク ト のデー タ の最初の年で置 き 換え て く だ さ い。
その他の フ ォ ーマ ッ ト
こ のガ イ ド は、 Apple iBookstore で電子出版 と し て入手す る こ と も で き 、
iBooks アプ リ が イ ン ス ト ール さ れた iPhone ま たは iPad で読む こ と がで き ま
す。 こ のガ イ ド を ダ ウ ン ロ ー ド する には、 iBookstore の検索バーでガ イ ド の
タ イ ト ルを検索す る か、 デバ イ ス のカ メ ラ を使用 し て下の QR コ ー ド を ス
キ ャ ン し て く だ さ い。
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こ のガ イ ド について
xv
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジ ネ ス シナ リ オ と 例の探 し 方
こ のガ イ ド で説明 し てい る 多 く の概念には、 ビ ジネ ス シナ リ オ ま たはその
他の説明付 き の例が付随 し てい ます。 例の多 く では、 MicroStrategy の ウ ェ
アハ ウ スお よ びプ ロ ジ ェ ク ト のサンプルであ る MicroStrategy Tutorial を使
用 し てい ます。 MicroStrategy Analytics Modules の一部 と し て含まれてい る
MicroStrategy Tutorial に関す る 情報は、 『MicroStrategy 基本レ ポーテ ィ ン グ
ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
こ のガ イ ド の他の例では、 さ ま ざ ま な業務分野か ら のサンプル レ ポー ト
集を含む、 Analytics Modules プ ロ ジ ェ ク ト を使用 し てい ます。 サンプル レ
ポー ト には、 財務レ ポー ト 、 人事、 お よ び顧客分析な ど の業務分野の分析
のためのデー タ が提示 さ れます。
高度な レ ポー ト 作成機能の詳細な例は、 『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ
ガ イ ド 』 に記載 さ れてい ます。
こ のガ イ ド の新規内容
MicroStrategy Analytics Enterprise
MicroStrategy Desktop は、 MicroStrategy Developer に名前を変更 し ま し た。
MicroStrategy 9.4
こ のガ イ ド の更新はどれ も 小規模であ り 、 MicroStrategy 9.4 には直接の関係
はあ り ません。 MicroStrategy 9.4 の新機能の リ ス ト は、 その リ リ ース用の
MicroStrategy の README を参照 し て く だ さ い。
前提条件
こ のガ イ ド を利用す る 前に、 次の こ と に関す る 知識が必要です。
•
『導入 と 構成ガ イ ド 』 に記載 さ れてい る 情報。
•
ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス アプ リ ケーシ ョ ンで使用す る デー タ の性質
お よ び構造。
xvi こ のガ イ ド について
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
こ のガ イ ド の対象読者
こ の ド キ ュ メ ン ト は、 MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォーム を使用 し て
MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト をデザ イ ン、 作成、 お よ び変更する 方法を理解
す る 必要があ る すべてのユーザーを対象 と し てい ます。
端的に言えば、 次の ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス アプ リ ケーシ ョ ン ユー
ザーが対象です。
•
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ナー
•
デー タ ベース ア ド ミ ニ ス ト レー タ ー
リ ソ ース
ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン
MicroStrategy では、 マニ ュ アル と オン ラ イ ン ヘルプの両方を提供 し てい ま
す。 こ れ ら 2 つの情報源は、 以下に説明す る よ う に異な る タ イ プの情報を
提供 し ます。
•
マニ ュ アル : 一般に、 MicroStrategy マニ ュ アルでは次の情報を提供 し ま
す。
概要情報お よ び概念
例お よ び イ メ ージ
開始に必要なチ ェ ッ ク リ ス ト お よ び手順の概要
マニ ュ アルにア ク セ スす る 方法は、 「マニ ュ アルお よびその他の ド キ ュ
メ ン テーシ ョ ン ソ ースへのア ク セ ス」 (xxiv ページ) を参照 し て く だ さ
い。
こ れ ら のマニ ュ アルのほ と ん どは、 ソ フ ト カバー形式で製本 さ れた も
の も で も 提供 さ れてい ます。 印刷版のマニ ュ アルを購入す る には、 発注
番号 と と も に、 MicroStrategy 営業担当者にお問い合わせ く だ さ い。
•
ヘルプ : 一般に、 MicroStrategy ヘルプでは次の情報を提供 し ます。
手順を実行す る ための詳細な ス テ ッ プ
ソ フ ト ウ ェ アのすべての画面の各オプシ ョ ンの説明
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リ ソ ース
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ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
翻訳
MicroStrategy ド キ ュ メ ン テーシ ョ ンの最新翻訳版は、 MicroStrategy ナレ ッ
ジ ベース を参照 し て く だ さ い。 翻訳に時間を要す る ため、 英語以外の言語
のマニ ュ アルは、 1 つ前ま たはそれ よ り 前の リ リ ース の情報が含まれ る 場
合があ り ます。 バージ ョ ン番号は各マニ ュ アルの タ イ ト ル ページに記載 さ
れてい ます。
情報の検索
www.google.co.jp の簡単な Google ™ 検索を使用 し て、すべての MicroStrategy
のガ イ ド お よ びヘルプ内の単語ま たは語句を検索で き ます。 た と えば、
Google 検索に「MicroStrategy derived metric」 (MicroStrategy 派生 メ ト リ ッ ク )
ま たは 「MicroStrategy logical table」 (MicroStrategy 論理テーブル) と 入力 し
ます。 前述の と お り 、 通常、 マニ ュ アルは、 一般的な コ ン セプ ト お よ び例
について説明 し ます。 ヘルプでは、 通常、 詳細な手順お よ び画面オプ
シ ョ ン を提供 し ます。 検索を MicroStrategy のガ イ ド に制限す る 場合は、
Google の メ イ ン ページで、[ も っ と 見る ] を ク リ ッ ク し て、[ 書籍 ] を選択 し
ます。
MicroStrategy の概要および評価のためのマニュアル
•
『Introduction to MicroStrategy : Evaluation Guide』
MicroStrategy ソ フ ト ウ ェ アの評価版の イ ン ス ト ール、 構成、 お よ び使用
の手順を説明 し てい ます。 こ のガ イ ド では、 MicroStrategy Tutorial プ ロ
ジ ェ ク ト お よ びそのサンプルの ビ ジネ ス デー タ を使用 し て レ ポー ト 作
成を行 う こ と がで き る MicroStrategy 機能の評価プ ロ セ ス を、 詳 し く 、
順を追っ て説明 し てい ます。
•
『MicroStrategy Evaluation Edition Quick Start Guide』
イ ン ス ト ールお よ び評価のプ ロ セ ス の概要、 お よ びその他の情報を提供
し てい ます。
•
『MicroStrategy Suite : Quick Start Guide』
部門で使用す る ソ リ ュ ーシ ョ ン と し て MicroStrategy を評価 し ます。
MicroStrategy Suite を ダ ウ ン ロ ー ド 、 イ ン ス ト ール、 構成、 お よ び使用
す る 方法についての詳細情報が記載 さ れてい ます。
xviii リ ソ ース
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
ID およびロイヤリティーに関するリソース
•
『Alert Commerce Management System (CMS) Guide』 お よ び 『Alert API
Reference』
Alert モバ イ ル アプ リ ケーシ ョ ン を通 し て、 マーケ テ ィ ン グお よ び コ
マース の コ ン テ ン ツ を配信お よ び管理す る ための手順を提供す る コ ン
テ ン ツ リ ソ ース です。
•
『Usher Administration Guide』
Usher モバ イ ル ID ネ ッ ト ワ ー ク を使用 し てユーザーを識別す る 電子バ ッ
ジ を発行す る こ と に よ っ て、 モバ イ ル ID 検証を実行す る 手順を説明 し
ます。
クエリ、レポート、および分析に関するマニュアル
•
『MicroStrategy 導入 と 構成ガ イ ド 』
MicroStrategy 製品を Windows、 UNIX、 Linux、 お よ び HP プ ラ ッ ト
フ ォームに イ ン ス ト ール し て構成す る ための情報を、 基本的な保守のガ
イ ド ラ イ ン と 共に提供 し てい ます。
•
『MicroStrategy ア ッ プグ レー ド ガ イ ド 』
既存の MicroStrategy 製品を ア ッ プグ レー ド する 手順を説明 し てい ます。
•
『MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド 』
MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト を作成お よ び変更する ための情報、 お よ び、
フ ァ ク ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 階層、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン、 高度な
ス キーマ、 お よ びプ ロ ジ ェ ク ト 最適化を理解す る ための情報を提供 し て
い ます。
•
『MicroStrategy 基本レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』
MicroStrategy Developer お よ び MicroStrategy Web で作業を開始す る ため
の手順 と 、 レ ポー ト 内のデー タ の分析方法を説明 し てい ます。 レ ポー
ト 、 メ ト リ ッ ク 、 フ ィ ル タ ー、 お よ びプ ロ ンプ ト の作成方法の基本が含
ま れてい ます。
•
『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド : ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス
応用の拡張』
『基本レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 の情報を基礎 と し て構成 さ れてお り 、
MicroStrategy シ ス テ ムでの高度な ト ピ ッ ク に関する 手順を説明 し てい ま
す。 ト ピ ッ ク には、 フ リ ーフ ォーム SQL レ ポー ト 、 ク エ リ ビルダ レ
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リ ソ ース
xix
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ポー ト 、 フ ィ ル タ ー、 メ ト リ ッ ク 、 Data Mining Services、 カ ス タ ム グ
ループ、 コ ン ソ リ デーシ ョ ン、 お よ びプ ロ ンプ ト が含まれてい ます。
•
『Document and Dashboard Analysis Guide』
『基本レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 で説明す る プ ロ ジ ェ ク ト お よ びレ ポー ト
についての基本概念を基ついて、 ビ ジネ ス アナ リ ス ト が MicroStrategy
Developer お よ び MicroStrategy Web で、 ド キ ュ メ ン ト を実行お よ び分析
す る 方法を説明 し てい ます。
•
『MicroStrategy Report Services ド キ ュ メ ン ト 作成ガ イ ド : 高品質の ド キ ュ
メ ン ト の作成』
『Document and Dashboard Analysis Guide』 での情報に基づいて、 Report
Services ド キ ュ メ ン ト のデザ イ ン と 作成の手順を説明 し てい ます。 こ の
ガ イ ド は、 ド キ ュ メ ン ト の作成自体か ら 、 新規 ド キ ュ メ ン ト へのオブ
ジ ェ ク ト の追加お よ び ド キ ュ メ ン ト と そのオブジ ェ ク ト の書式設定ま
で、 新規 ド キ ュ メ ン ト 作成の全過程を ガ イ ド す る よ う に構成 さ れてい ま
す。
•
『MicroStrategy ダ ッ シ ュ ボー ド およ びウ ィ ジ ェ ッ ト 作成ガ イ ド : データ
に関する イ ン タ ラ ク テ ィ ブ ダ ッ シ ュ ボー ド の作成』
MicroStrategy Report Services ダ ッ シ ュ ボー ド (オン ラ イ ン表示お よ び
ユーザー対話性のために最適化 さ れた ド キ ュ メ ン ト の タ イ プ) のデザ
イ ンお よ び作成の操作説明。 『MicroStrategy Report Services ド キ ュ メ ン
ト 作成ガ イ ド 』 で紹介 さ れてい る ド キ ュ メ ン ト についての基本概念に基
づいて説明 さ れてい ます。
•
『MicroStrategy OLAP Services Guide』
MicroStrategy Intelligence Server の拡張機能であ る MicroStrategy OLAP
Services に関する 情報を提供 し ます。 OLAP Services の機能には、 イ ン テ
リ ジ ェ ン ト キ ュ ーブ、 派生 メ ト リ ッ ク 、 派生エ レ メ ン ト 、 動的小計、
ビ ュ ー フ ィ ル タ ー、 お よ び動的 ソ ース が含まれます。
•
『MicroStrategy Office User Guide』
MicroStrategy Office を使用 し て Microsoft ® Excel、 PowerPoint、 お よ び
Word に MicroStrategy レ ポー ト お よ び ド キ ュ メ ン ト を表示 し 、 ビ ジネ ス
デー タ を分析、 書式設定、 お よ び配布す る 手順を説明 し てい ます。
•
『MicroStrategy Mobile 分析ガ イ ド : MicroStrategy Mobile でのデータ 分析』
MicroStrategy Mobile を使用 し てモバ イ ル デバ イ ス に MicroStrategy レ
ポー ト お よ び ド キ ュ メ ン ト を表示 し 、 デー タ の表示お よ び分析、 さ ら に
その他の ビ ジネ ス タ ス ク を実行す る 情報お よ び手順を説明 し てい ます。
xx リ ソ ース
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
『MicroStrategy Mobile デザ イ ンおよ び管理ガ イ ド : モバ イ ル イ ン テ リ
ジ ェ ン ス のプ ラ ッ ト フ ォーム』
MicroStrategy Mobile を イ ン ス ト ール し て構成す る ための情報お よ び手
順、 さ ら に MicroStrategy Developer ま たは MicroStrategy Web で作業す
る デザ イ ナーが、 MicroStrategy Mobile での使用を目的 と し た効果的な レ
ポー ト お よ び ド キ ュ メ ン ト を作成す る 手順が含まれます。
•
『MicroStrategy シ ス テ ム管理ガ イ ド : MicroStrategy ビ ジネ ス イ ン テ リ
ジ ェ ン ス シ ス テ ムの調整、 モニ タ ー、 お よび ト ラ ブルシ ューテ ィ ン グ』
MicroStrategy ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス シ ス テ ムの実装、 配置、 保守、
調整、 お よ び ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グの概念お よ び手順の概要を説明 し
てい ます。
•
『MicroStrategy シ ス テ ム管理補足 リ フ ァ レ ン ス : VLDB プ ロ パテ ィ 、 国
際化、 ユーザー権限、 およ びア ド ミ ニ ス ト レー ターのためのその他の補
足情報』
VLDB プ ロ パテ ィ の構成お よ びデー タ と メ タ デー タ の国際化の定義な ど
の MicroStrategy の管理 タ ス ク に関する 情報お よ び手順のほか、 その他
の管理 タ ス ク についての参照情報が含まれます。
•
『MicroStrategy 関数 リ フ ァ レ ン ス』
関数構文お よ び式の コ ン ポーネ ン ト について、 ま た、 メ ト リ ッ ク 、 フ ィ
ル タ ー、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームでの関数の使用手順について、 お よ
び、 ビ ジネ ス シナ リ オにおけ る 関数の例について説明 し てい ます。
•
『MicroStrategy MDX Cube Reporting Guide』
MicroStrategy を MDX キ ュ ーブ ソ ース に統合す る ための情報を記載 し て
い ます。 MDX キ ュ ーブ ソ ース か ら のデー タ を、 MicroStrategy のプ ロ
ジ ェ ク ト お よ びアプ リ ケーシ ョ ンに統合で き ます。
Analytics Modules に関するマニュアル
•
『Analytics Modules Installation and Porting Guide』
•
『Customer Analysis Module Reference』
•
『Sales Force Analysis Module Reference』
•
『Financial Reporting Analysis Module Reference』
•
『Sales and Distribution Analysis Module Reference』
•
『Human Resources Analysis Module Reference』
© 2014 MicroStrategy, Inc.
リ ソ ース
xxi
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Narrowcast Services 製品に関するマニュアル
•
『MicroStrategy Narrowcast Server Getting Started Guide』
Narrowcast Server の イ ン タ ーフ ェ イ スお よ び機能を習得す る ための
チ ュ ー ト リ アルの使用手順について説明 し てい ます。
•
『MicroStrategy Narrowcast Server Installation and Configuration Guide』
Narrowcast Server の イ ン ス ト ール と 構成の情報を提供 し てい ます。
•
『MicroStrategy Narrowcast Server Application Designer Guide』
Narrowcast Server アプ リ ケーシ ョ ンのデザ イ ンの基礎情報を提供 し てい
ます。
•
『MicroStrategy Narrowcast Server System Administrator Guide』
Narrowcast Server の実装、 保守、 調整、 お よ び ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グ
の概念 と おおま かな ス テ ッ プを説明 し てい ます。
•
『MicroStrategy Narrowcast Server Upgrade Guide』
既存の Narrowcast Server を ア ッ プグ レー ド する 手順を説明 し てい ます。
ソフトウェア開発キット
•
『MicroStrategy Developer Library (MSDL)』
MicroStrategy SDK を理解す る ための情報で、 アーキ テ ク チ ャ 、 オブジ ェ
ク ト モデル、 カ ス タ マ イ ズのシナ リ オ、 コ ー ド サンプルな ど の詳細を
含みます。
•
『MicroStrategy Web SDK』
SDK は、 MicroStrategy SDK の一部であ る MicroStrategy
Web
Developer Library に含まれてい ます。
•
『Narrowcast Server SDK Guide』
Narrowcast Server 機能のカ ス タ マ イ ズ、 Narrowcast Server と 他のシ ス テ
ム と の統合、 Narrowcast Server 機能の他のアプ リ ケーシ ョ ンへの組み込
みを行 う 手順を説明 し てい ます。 Narrowcast Server Delivery Engine と
Subscription Portal API、 お よ び Narrowcast Server SPI に関す る ド キ ュ
メ ン ト です。
xxii リ ソ ース
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
MicroStrategy Portlets に関するドキュメンテーション
•
『Enterprise Portal Integration Help』
ユーザーのエン タ ープ ラ イ ズ ポー タ ル内で MicroStrategy BI を実装お よ
び配置す る ために役立つ、 複数の主要なエン タ ープ ラ イ ズ サーバーに
対す る 事前設定 さ れた MicroStrategy Portlets の イ ン ス ト ールお よ び構成
の手順を含む情報です。
こ の リ ソ ース には、 「マニ ュ アルお よびその他の ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン
ソ ースへのア ク セ ス」 (xxiv ページ) の説明の よ う に、 「MicroStrategy
Product Manuals」 ページか ら ア ク セ ス で き ます。
MicroStrategy GIS Connectors に関するドキュメンテーション
•
『GIS Integration Help』
MicroStrategy と 地理情報シ ス テ ム (GIS) を統合す る ために役立つ、 さ
ま ざ ま なサー ド パーテ ィ の地図サービ ス と の統合についての具体例を含
む情報です。
こ の リ ソ ース には、 「マニ ュ アルお よびその他の ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン
ソ ースへのア ク セ ス」 (xxiv ページ) の説明の よ う に、 「MicroStrategy
Product Manuals」 ページか ら ア ク セ ス で き ます。
ヘルプ
各 MicroStrategy 製品には、 製品の さ ま ざ ま な イ ン タ ーフ ェ イ ス をは じ め、
製品を使用 し て達成で き る タ ス ク について補足す る 統合ヘルプ シ ス テ ムが
含ま れます。
一部の MicroStrategy ヘルプ シ ス テ ムは、 ウ ェ ブ ブ ラ ウ ザーを使用 し て参
照す る 必要があ り ます。 サポー ト さ れてい る ウ ェ ブ ブ ラ ウ ザーについて、
MicroStrategy の R E A DM E を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy には、 ヘルプへのア ク セ ス方法がい く つか用意 さ れてい ます。
•
[ヘルプ] ボ タ ン : [ヘルプ] ボ タ ン を使用す る か、 ま たは大部分の ソ フ ト
ウ ェ ア ウ ィ ン ド ウ に表示 さ れ る [?] (疑問符) ア イ コ ン を使用 し てその
ウ ィ ン ド ウ に関す る ヘルプを開 き ます。
•
[ヘルプ] メ ニ ュ ー : [ヘルプ] メ ニ ュ ーま たはいずれかの画面の上部に表
示 さ れた リ ン ク か ら 、 [MicroStrategy ヘルプ] を選択 し 、 ヘルプ シ ス テ
ムの目次、 検索フ ィ ール ド 、 お よ び索引を表示 し ます。
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リ ソ ース
xxiii
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
•
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
F1 キーを押 し て、 現在表示 し てい る ソ フ ト ウ ェ ア ウ ィ ン ド ウ の各オプ
シ ョ ン を説明す る 状況依存ヘルプを開 き ます。
Web、 MicroStrategy Web Administrator、 お よ び
MicroStrategy
MicroStrategy Mobile Server では、 F1 キーを押す と 、 こ れ ら の
MicroStrategy イ ン タ ーフ ェ イ ス にア ク セ スす る のに使用す る Web
ブ ラ ウ ザーで、 状況依存ヘルプが開 き ます。 [ヘルプ] メ ニ ュ ー ま
たは [?] (疑問符) ア イ コ ン を使用 し て、 こ れ ら の MicroStrategy
イ ン タ ーフ ェ イ ス のヘルプにア ク セ ス し ます。
マニュアルおよびその他のドキュメンテーション ソースへのア
クセス
マニ ュ アルは、 http : // www.microstrategy.com/ producthelp、 MicroStrategy
デ ィ ス ク 、 ま たは MicroStrategy が イ ン ス ト ール さ れた コ ン ピ ュ ー タ ーか ら
入手で き ます。
こ れ ら のマニ ュ アルを表示す る には、 Adobe Acrobat Reader が必要で
す。
Acrobat Reader が コ ン ピ ュ ー タ ーに イ ン ス ト ール さ れていない場
合は、 http : // get.adobe.com/ jp/ reader/ か ら ダ ウ ン ロ ー ド で き ます。
すべてのユーザーが最初に読むのに最 も 適 し たガ イ ド は、 『MicroStrategy 基
本レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 です。
イ ン ス ト ール済みのマニ ュ アルお よ びその他の ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン ソ ー
ス を利用す る には、 以下の手順を参照 し て く だ さ い。
•
「任意の場所か ら ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン リ ソ ース を利用する には」 (xxiv
ページ)
•
「Windows で ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン リ ソ ース を利用する には」 (xxv ペー
ジ)
•
「UNIX およ び Linux で ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン リ ソ ース を利用する には」
(xxv ページ)
任意の場所から ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン リ ソ ース を利用するには
1 http : // www.microstrategy.com/ producthelp にア ク セ ス し ます。
xxiv リ ソ ース
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
Windows で ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン リ ソ ース を利用するには
1 Windows の [ ス タ ー ト ] メ ニ ュ ーか ら 、[ プ ログ ラ ム ] (ま たは [ すべてのプ
ログ ラ ム ])、 [MicroStrategy Documentation]、 [Product Manuals] を
順に選択 し ます。 ブ ラ ウ ザー内にページが開いて、 使用可能な PDF 形
式のマニ ュ アルお よ びその他の ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン ソ ース の リ ス ト
が表示 さ れます。
2 目的のマニ ュ アルま たはその他の ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン ソ ース の リ ン
ク を ク リ ッ ク し ます。
3 『Narrowcast Server SDK』 の リ ン ク を ク リ ッ ク す る と 、 [フ ァ イ ルのダ
ウ ン ロ ー ド ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。 こ の ド キ ュ メ ン テー
シ ョ ン リ ソ ース は、 ダ ウ ン ロ ー ド す る 必要があ り ます。 [ こ のフ ァ イ
ルを上記の場所から 開 く ] を選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。
(PDF) マニ ュ アルの左側に し お り が表示 さ れていない場合
Acrobat
は、 [ 表示 ] メ ニ ュ ーの [ナビ ゲーシ ョ ンパネル] か ら [ し お り ] を ク
リ ッ ク し ます。 こ の手順は、 Adobe Acrobat Reader のバージ ョ ンに
よ っ て多少異な る 場合があ り ます。
UNIX および Linux で ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン リ ソ ース を利用する には
1 UNIX ま たは Linux の コ ン ピ ュ ー タ ーで、 MicroStrategy を イ ン ス ト ール
し たデ ィ レ ク ト リ へ移動 し ます。 デフ ォ ル ト の場所は /opt/
MicroStrategy です。 ま たは、 /opt/MicroStrategy への書 き 込み
許可がない場合は、 $HOME/MicroStrategy/install です。
2 MicroStrategy の イ ン ス ト ール デ ィ レ ク ト リ で、 ヘルプ フ ォ ルダーを開
き ます。
3 Product_Manuals.htm フ ァ イ ルを ウ ェ ブ ブ ラ ウ ザーで開 き ます。 ブ
ラ ウ ザー内にページが開いて、 使用可能な PDF 形式のマニ ュ アルお よ
びその他の ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン ソ ース の リ ス ト が表示 さ れます。
4 目的のマニ ュ アルま たはその他の ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン ソ ース の リ ン
ク を ク リ ッ ク し ます。
5 『Narrowcast Server SDK』 の リ ン ク を ク リ ッ ク す る と 、 [フ ァ イ ルのダ
ウ ン ロ ー ド ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。 こ の ド キ ュ メ ン テー
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リ ソ ース
xxv
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
シ ョ ン リ ソ ース は、 ダ ウ ン ロ ー ド す る 必要があ り ます。 [ こ のフ ァ イ
ルを上記の場所から 開 く ] を選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。
(PDF) マニ ュ アルの左側に し お り が表示 さ れていない場合
Acrobat
は、 [ 表示 ] メ ニ ュ ーの [ナビ ゲーシ ョ ンパネル] か ら [ し お り ] を ク
リ ッ ク し ます。 こ の手順は、 Adobe Acrobat Reader のバージ ョ ンに
よ っ て多少異な る 場合があ り ます。
ドキュメンテーション標準
MicroStrategy のオン ラ イ ン ヘルプお よ び PDF マニ ュ アル (オン ラ イ ンお
よ び印刷の両形式で利用可能) は、 標準規格に従っ て作成 さ れてい る ため、
特定の タ イ プの内容を容易に特定で き ます。 次の表に、 こ れ ら の標準を示
し ます。
こ れ ら の標準は、 マニ ュ アルの言語に よ っ て異な る 場合があ り ます。
一部の言語では次の表
よ り も 優先す る 規則があ る ためです。
Type
太字
意味
• 操作の対象 と な るボ タ ン名、 チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス、 オプ シ ョ ン、 リ ス ト 、 メ ニ ュ ー、
またはそれ ら の GUI エ レ メ ン ト および定義の リ ス ト の一部
例 : [ ウ ェ アハウス を選択 ] を ク リ ッ ク し ます。
斜体
• ほかの製品マニ ュ アルおよび ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン リ ソ ースの名前
• コ マ ン ド 構文の一部であ る場合は、 ユーザーが置き換え る必要のあ る変数情報
例 : 集計レ ベルは、 メ ト リ ッ ク の計算のレ ベルです。
例 : copy c:\filename d:\foldername\filename と 入力 し ます。
Courier
フォント
• 計算
• コー ド例
• レ ジ ス ト リ キー
• パスお よび フ ァ イル名
• URL
• 画面に表示 さ れる メ ッ セージ
• ユーザーが入力する テキス ト
例 : Sum(revenue)/number of months.
例 : cmdmgr -f scriptfile.scp と 入力 し 、 Enter を押 し ます。
+
複数のキーを使用するキーボー ド コ マ ン ド (SHIFT + F1 な ど)。
注意ア イ コ ンは、 特定の状況に関 し て役に立つ情報を示 し ます。
xxvi リ ソ ース
警告ア イ コ ンは、 潜在的なセキ ュ リ テ ィ 上の リ ス ク な どの重要な情報を示す警告です。
先に進む前に警告の内容を読んで く だ さ い。
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
ト レ ーニ ン グ
MicroStrategy ト レーニ ン グ サービ ス では、 広範囲のカ リ キ ュ ラ ム を提供
し 、 ト レーニ ン グ コ ンサル タ ン ト は高度な ス キルを備え てい ます。 すでに
800 を超え る さ ま ざ ま な組織の多 く のお客様やパー ト ナーの方々に
MicroStrategy の ト レーニ ン グ を活用 し ていただいてい ます。
こ のガ イ ド を使用す る 前に利用す る と 役立つ コ ース、 ま たは こ のガ イ ド に
関連す る 情報が含まれてい る コ ース には、 以下の も のがあ り ます。
•
MicroStrategy 設計者 : プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン入門
ト レーニ ン グ コ ース の最新情報、 お よ び コ ース のカ リ キ ュ ラ ムの詳細につ
いては、 www.microstrategy.co.jp/ Education を参照 し て く だ さ い。
コ ンサルテ ィ ン グ
MicroStrategy コ ンサルテ ィ ン グ サービ ス では、 先端のテ ク ノ ロ ジ ソ リ ュ ー
シ ョ ン を導入す る ための実績あ る 方法を提供 し てい ます。 サービ ス には複
雑なセキ ュ リ テ ィ アーキ テ ク チ ャ のデザ イ ン、 パフ ォーマ ン ス と チ ュ ー
ニ ン グ、 プ ロ ジ ェ ク ト と テ ス ト の方法お よ び推奨事項、 戦略的プ ラ ン ニ ン
グ、 な ど が含まれます。 コ ンサルテ ィ ン グ サービ ス の詳細は、 http : //
www.microstrategy.co.jp/ Consulting を参照 し て く だ さ い。
イ ン タ ーナシ ョ ナル サポー ト
MicroStrategy は、 複数の ロ ケールをサポー ト し てい ます。 ロ ケールのサ
ポー ト には、 一般に、 ネ イ テ ィ ブ デー タ ベース と オペレーテ ィ ン グ シ ス テ
ムのサポー ト 、 日付、 数値の書式、 通貨記号のサポー ト 、 翻訳 さ れた イ ン
タ ーフ ェ イ スお よ び特定の ド キ ュ メ ン ト が使用可能であ る こ と な ど が含ま
れます。
MicroStrategy は、 英語 (米国)、 フ ラ ン ス語、 ド イ ツ語、 イ タ リ ア語、 日本
語、 韓国語、 ポル ト ガル語 (ブ ラ ジル)、 スペ イ ン語、 中国語 (簡体)、 中
国語 (繁体)、 デン マー ク 語、 ス ウ ェーデン語での同種構成 (すべての コ ン
ポーネ ン ト の言語が同 じ ) での動作が保証 さ れてい ます。 前述の各言語で
は、 翻訳 さ れたユーザー イ ン タ ーフ ェ イ ス が使用可能です。 個々の
MicroStrategy シ ス テ ム コ ン ポーネ ン ト におけ る 特定の言語サポー ト の詳細
は、 MicroStrategy README を参照 し て く だ さ い。
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ト レーニ ン グ
xxvii
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
MicroStrategy は、 異種構成 (一部の コ ン ポーネ ン ト の ロ ケールが異な る )
も 限定的にサポー ト し てい ます。 詳細は、 MicroStrategy テ ク ニ カル サポー
ト に問い合せて く だ さ い。
テ ク ニ カ ル サポー ト
特定の MicroStrategy 製品に関 し て疑問があ る 場合は、 以下のいずれかを
行っ て く だ さ い。
1 製品ガ イ ド 、 ヘルプ、 お よ び README フ ァ イ ルを参照 し ます。 それぞ
れへのア ク セ ス場所は前述の と お り です。
2 MicroStrategy Knowledge Base オン ラ イ ン (https : //
resource.microstrategy.com/ support) を参照 し ます。
よ っ ては、 組織内のテ ク ニ カル ア ド ミ ニ ス ト レー タ ーに
問題に
相談す る と 、 すぐ に解決で き る 場合 も あ り ます。
3 前述の ス テ ッ プで リ ス ト し た リ ソ ース で回答が得 ら れない場合は、
MicroStrategy テ ク ニ カル サポー ト に直接問い合せて く だ さ い。
MicroStrategy テ ク ニ カル サポー ト での対応が最 も 生産的に行われ る よ
う 、 http : // www.microstrategy.com/ Strategy/ media/ downloads/
services-support/ MicroStrategy-Technical-Support-Policies.zip の
「Policies and Procedures (テ ク ニ カル サポー ト 規定)」 の日本語版の ド
キ ュ メ ン ト を参照 し て く だ さ い。 利用で き る サポー ト の タ イ プを判断す
る には、 購入契約の条件を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy テ ク ニ カル サポー ト へは、 社内のサポー ト 連絡担当者を通 じ
て ご連絡 く だ さ い。 サポー ト 連絡担当者 と は、 MicroStrategy サポー ト 担当
者 と の連絡窓口 と し て指定 さ れた御社内の担当者の こ と です。 お客様か ら
のお問い合せお よ びケース に関す る ご連絡はすべて、 こ れ ら 指定 さ れた担
当者を通 じ て行 う 必要があ り ます。 お客様は、 サポー ト 連絡担当者 と し て
2 名の従業員を指定す る こ と がで き 、 サポー ト 連絡担当者の変更は、
MicroStrategy テ ク ニ カル サポー ト への書面に よ る 事前の通知を行 う こ と に
よ っ て、 年に 2 回ま で要請す る こ と がで き ます。
MicroStrategy ア ド ミ ニ ス ト レー タ ーの権限を持つサポー ト 連絡担当者を指
定す る こ と を推奨 し ます。 こ れに よ り セキ ュ リ テ ィ の問題を排除 し 、 ケー
ス の解決の時間を短縮で き ます。 問題の ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グお よ び調
査の際に、 MicroStrategy テ ク ニ カル サポー ト 担当者が推奨する 処置は
MicroStrategy 内で管理権限が必要な場合があ り ます。 ま た、 指定 さ れたサ
ポー ト 連絡担当者が MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト の完全な操作が許可 さ れ る
セキ ュ リ テ ィ レベルを有 し てお り 、 セキ ュ リ テ ィ フ ィ ル タ ー定義な ど の潜
xxviii ト レーニ ン グ
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
在的な機密プ ロ ジ ェ ク ト デー タ へのア ク セ ス権を有す る こ と を前提 と し て
助言す る 場合があ り ます。
問題の迅速な解決のために
MicroStrategy テ ク ニ カル サポー ト にケース を登録する 前に、 サポー ト 連絡
担当者は、 問題の迅速な解決のために次の ス テ ッ プに従っ て く だ さ い。
1 問題が MicroStrategy ソ フ ト ウ ェ アに関する も のであ り 、 サー ド パー
テ ィ ソ フ ト ウ ェ アではない こ と を確認 し ます。
2 シ ス テ ムで使用 さ れてい る MicroStrategy ソ フ ト ウ ェ アが、 現在サポー
ト さ れてい る バージ ョ ンであ る こ と を製品サポー ト 有効期限ス ケ ジ ュ ー
ル ( http://www.microstrategy.com/Support/Expiration.asp) で確認 し ます。
3 問題の再現を試みて、 常に発生す る か ど う かを確認 し ます。
4 原因を特定す る ために、 シ ス テ ム ま たはプ ロ ジ ェ ク ト オブジ ェ ク ト 定
義の複雑度を最小化 し ます。
5 その問題が、 ロ ーカル コ ン ピ ュ ー タ ー上で発生 し てい る のか、 ご利用
の環境の複数の コ ン ピ ュ ー タ ー上で発生 し てい る のかを判別 し ます。
6 問題に関す る 質問を MicroStrategy 顧客フ ォー ラ ム (https : //
resource.microstrategy.com/ forum) に投稿 し て、 ほかのユーザー と 問題に
ついて論議 し ます。
次の表に、 MicroStrategy テ ク ニ カル サポー ト に連絡する 際の場所、 時間、
お よ び方法を示 し ます。 サポー ト 連絡担当者が MicroStrategy テ ク ニ カル サ
ポー ト に営業時間中に電話で連絡で き ない場合は、 ボ イ ス メ ール メ ッ セー
ジ を残すか、 電子 メ ールま たは FAX を送信す る か、 オン ラ イ ン サポー ト
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ト レーニ ン グ
xxix
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
イ ン タ ーフ ェ イ ス を使用 し て ケース を記録 し て く だ さ い。 個々のテ ク ニ カ
ル サポー ト セ ン タ は、 特定の公休日には休業いた し ます。
北米
メ ール : [email protected]
ウ ェ ブ : https : // resource.microstrategy.com/ support
Fax : (703) 842 – 8709
電話 : (703) 848 – 8700
時間 : 月曜~金曜 (休日を除 く )、 東部標準時 午前 9 : 00 ~午後 7 : 00
EMEA :
ヨ ーロ ッ パ
中東
アフ リ カ
メ ール : [email protected]
ウ ェ ブ : https : // resource.microstrategy.com/ support
Fax : +44 (0) 208 711 2525
European Technical Support Centre は、 それぞれの国の法定公休日に休業いた し ます。
電話 :
• ベルギー : + 32 2792 0436
• フ ラ ン ス : +33 17 099 4737
• ド イ ツ : +49 22 16501 0609
• ア イルラ ン ド : +353 1436 0916
• イ タ リ ア : +39 023626 9668
• ポー ラ ン ド : +48 22 459 52 52
• ス カ ン ジナビ アおよび フ ィ ン ラ ン ド : +46 8505 20421
• スペ イ ン : +34 91788 9852
• オ ラ ン ダ : +31 20 794 8425
• 英国 : +44 (0) 208 080 2182
• 国際代理店 : +44 (0) 208 080 2183
時間 :
• 英国 : 月曜~金曜 (休日を除 く )、 グ リ ニ ッ ジ標準時の午前 9 : 00 ~午後 6 : 00
• EMEA (英国を除 く ) : 月曜~金曜 (休日を除 く )、中央 ヨ ーロ ッ パ標準時の午前 9 : 00 ~午後
6 : 00
ア ジ ア太平洋
メ ール : [email protected]
ウ ェ ブ : https : // resource.microstrategy.com/ support
電話 :
• オース ト ラ リ ア : +61 2 9333 6499
• 韓国 : +82 2 560 6565 FAX : +82 2 560 6555
• 日本 : +81 3 3511 6720 FAX : +81 3 3511 6740
• シ ン ガポール : +65 6303 8969 Fax : +65 6303 8999
• ア ジ ア太平洋 (オース ト ラ リ ア、 日本、 韓国、 およびシ ン ガポールを除 く ) : +86 571 8526
8067 Fax : +86 571 8848 0977
時間 :
• 日本および韓国 : 月曜~金曜 (休日を除 く )、 日本標準時 (東京) 午前 9 : 00 ~午後 6 : 00
• ア ジ ア太平洋 (日本および韓国を除 く ) : 月曜~金曜 (休日を除 く )、 午前 7 時~午後 6 時
(シ ン ガポール)
ラテン ア メ リ カ
メ ール : [email protected]
ウ ェ ブ : https : // resource.microstrategy.com/ support
電話 :
• 中南米 (ブ ラ ジルおよびアルゼン チ ン を除 く ) : +54 11 5222 9360 Fax : +54 11 5222 9355
• アルゼン チ ン : 0 800 444 MSTR FAX : +54 11 5222 9355
• ブ ラ ジル : +55 11 3054 1010 FAX : +55 11 3044 4088
時間 :
• ラ テ ン ア メ リ カ (ブ ラ ジルを除 く ): 月曜~金曜 (休日を除 く )、午前 9 時~午後 7:00 時 (ブ
エ ノ ス ア イ レ ス)
• 月曜~金曜 (休日を除 く )、 (サンパウロ) 午前 9 時~午後 6 時
xxx ト レーニ ン グ
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
サポー ト 連絡担当者は、 MicroStrategy ソ フ ト ウ ェ アの ラ イ セ ン ス を取得 し
たテ ク ニ カル サポー ト セ ン タ 、 ま たは指定を受けたテ ク ニ カル サポー ト
セ ン タ に連絡 し ていただ く 必要があ り ます。
お電話の際に必要な情報
MicroStrategy テ ク ニ カル サポー ト に連絡する 際には、 次の情報をお知 ら せ
く だ さ い。
•
個人の情報 :
氏名 (姓お よ び名)
会社名お よ びお客様のサ イ ト (会社 と 異な る 場合)
連絡先情報 (電話番号お よ び FAX 番号、 電子 メ ール ア ド レ ス)
•
ケース の詳細 :
MicroStrategy ソ フ ト ウ ェ ア製品お よ びバージ ョ ン を含む、 構成情報
現象、 エ ラ ー メ ッ セージ、 お よ びそのケース に対 し こ れま で実行 し
た ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グの手順を含むケース の詳 し い説明
•
ビ ジネ ス上/シ ス テ ム上の影響
サポー ト 連絡担当者が初めて電話 さ れ る 場合には、 次の情報 も お知 ら せ く
だ さ い。
•
住所
•
電話番号
•
FAX 番号
•
メ ール ア ド レ ス
テ ク ニ カル サポー ト 担当者が問題に迅速かつ効率的に問題に対処で き る よ
う 、 次の追加情報 も 準備 し ておいて く だ さ い。
•
ケース番号 : MicroStrategy テ ク ニ カル サポー ト に記録 さ れてい る ケース
ご と に割 り 当て ら れてい る 番号を メ モ し 、 既存の問題に関す る お問い合
せの際にお知 ら せ く だ さ い。
•
ご使用の MicroStrategy ソ フ ト ウ ェ ア製品の ソ フ ト ウ ェ ア バージ ョ ン と
製品登録番号。
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ト レーニ ン グ
xxxi
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
•
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ケース の説明 :
問題状況の発生原因
問題状況は散発的に発生す る か、 ま たは特定の操作を実行す る たび
に発生す る か
問題状況はすべての コ ン ピ ュ ー タ ーで発生す る か、 ま たは 1 台での
み発生す る か
問題状況が最初に発生 し た時期
問題状況が最初に発生す る 直前に発生 し た イ ベン ト (た と えば、 大
き なデー タ ベース負荷、 デー タ ベース の移動、 ま たは ソ フ ト ウ ェ ア
のア ッ プグ レー ド な ど)
エ ラ ー メ ッ セージが表示 さ れた場合、 その正確な表現
問題を特定お よ び解決す る ために実行 し た手順 と 、 その結果
•
シ ス テ ム構成 (必要な情報は問題の性質に よ っ て異な り 、 次に リ ス ト さ
れてい る すべての項目に関す る 情報が必要なわけではあ り ません) :
コ ン ピ ュ ー タ ー ハー ド ウ ェ アの仕様 (プ ロ セ ッ サ速度、 RAM、 デ ィ
ス ク 容量な ど)
使用 し てい る ネ ッ ト ワ ー ク プ ロ ト コ ル
ODBC ド ラ イ バの製造業者 と バージ ョ ン
デー タ ベース ゲー ト ウ ェ イ ソ フ ト ウ ェ アのバージ ョ ン
(MicroStrategy Web 関連の問題の場合) ブ ラ ウ ザーの製造業者 と バー
ジョン
(MicroStrategy Web 関連の問題の場合) Web サーバーの製造業者 と
バージ ョ ン
問題に追加の調査ま たはテ ス ト が必要な場合、 サポー ト 連絡担当者 と
MicroStrategy テ ク ニ カル サポー ト 担当者 と の間で、 特定の作業項目の実行
について合意が必要です。 サポー ト 連絡担当者は、 問題について
MicroStrategy テ ク ニ カル サポー ト に再び問い合せ る 前に、 合意 し た作業を
実行 し ていただ く 必要があ り ます。 テ ク ニ カル サポー ト 担当者が作業項
目を実行す る 場合は、 サポー ト 連絡担当者は問題の状況を MicroStrategy テ
ク ニ カル サポー ト に随時問い合せ る こ と がで き ます。
xxxii ト レーニ ン グ
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
ご意見
MicroStrategy 製品のユーザー ド キ ュ メ ン テーシ ョ ンに関す る ご意見ま たは
ご提案は、 次の宛先にお寄せ く だ さ い。
[email protected]
製品の機能向上に関す る ご提案は、 次の宛先にお寄せ く だ さ い。
[email protected]
ご意見をお寄せ く だ さ る 場合は、 現在使用 し てい る 製品名 と バージ ョ ン を
記載 し て く だ さ い。 皆様のご意見は、 今後の リ リ ース の参考 と さ せていた
だ き ます。
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ご意見
xxxiii
ガ イ ド の概要 と その他の参考資料
xxxiv ご意見
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
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1
1.
MICROSTRATEGY プラット
フォームの BI アーキテク
チャ
はじめに
MicroStrategy でプ ロ ジ ェ ク ト の計画 と 作成を行 う 前に、 ビ ジネ ス イ ン テ リ
ジ ェ ン ス シ ス テ ムの機能の し く み、 特に MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームが
ビ ジネ ス デー タ と ど の よ う に関わ る こ と で、 多様な機能が提供 さ れ る の
かを理解す る こ と が重要です。
ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス (BI) シ ス テ ム は、 デー タ を複数の観点か ら 見
る 機能を提供す る こ と に よ り 、 大量にあ る 複雑なデー タ の分析を容易に し
ます。 最適な ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス アプ リ ケーシ ョ ンの条件は次の と
お り です。
•
ユーザーが さ ま ざ ま な詳細レベルでデー タ にア ク セ ス で き る
•
ユーザーが情報を要求 し 、 正確かつ迅速に応答が得 ら れ る
•
シ ス テ ムの購読者に情報を事前配信す る ための基盤を提供す る
こ の章では、 BI シ ス テ ムの基本的な アーキ テ ク チ ャ を紹介 し ます。 ビ ジネ
ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス の作成 と 分析を可能にす る MicroStrategy プ ラ ッ ト
フ ォームの一部の コ ン ポーネ ン ト について も 紹介 し てい ます。
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MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームの BI アーキテ ク チ ャ
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジ ネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン スのアーキテ ク
チャ
BI のアーキ テ ク チ ャ には、 次の コ ン ポーネ ン ト が含まれます。
•
ソ ース シ ス テ ム。 通常はオン ラ イ ン ト ラ ンザ ク シ ョ ン処理 (OLAP) シ
ス テ ムですが、 代わ り に他のシ ス テ ムやフ ァ イ ルを使用 し て、 特定の
デー タ を取得ま たは保持す る こ と も で き ます。
•
抽出、 変換、 お よ び ロ ー ド (ETL) のプ ロ セ ス。
•
デー タ ウ ェ アハ ウ ス。 通常はオン ラ イ ン分析処理 (OLAP) シ ス テ ムで
す。
•
MicroStrategy な ど のビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス プ ラ ッ ト フ ォーム。
イ ア グ ラ ムは、 ソ ース シ ス テ ムか ら デー タ を取得 し て正規化
上のダ
し 、 MicroStrategy に転送する ための一般的なセ ッ ト ア ッ プを示 し て
い ます。 MicroStrategy は、 テ キ ス ト フ ァ イ ル、 Excel フ ァ イ ル、 SAP
BI、 Hyperion Essbase、 Microsoft Analysis Services、 お よ びその他の
デー タ ソ ース のデー タ にア ク セ スす る こ と も で き ます。
MicroStrategy でデー タ ソ ース にア ク セ スする 方法の詳細は、 「デー
タ ウ ェ アハ ウ ス のデータ 保存 と リ レーシ ョ ナル設計」 (4 ページ) を
参照 し て く だ さ い。
デー タ 収集の ソ ース シ ス テム
ソ ース シ ス テ ム と は、 対象 と な る デー タ を取得ま たは保持す る シ ス テ ムや
フ ァ イ ルの こ と です。 銀行は、 多数の ソ ース シ ス テ ム を運用 し てい る 企業
の一例です。 平均的な銀行は、 口座入出金の更新、 貸付実行な ど さ ま ざ ま
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なサービ ス を提供 し てお り 、 それ ら のサービ ス をい く つ も の ソ ース シ ス テ
ムで支え てい ます。 た と えば、 ソ ース シ ス テ ムの 1 つ と し て、 銀行のサー
バー上のデー タ ベース フ ァ イ ルが預入 と 引 き 出 し を随時記録す る 一方で、
サーバー上の他の フ ァ イ ルが別の ソ ース シ ス テ ム と し て、 顧客の連絡先情
報を追跡 し ます。
ソ ース シ ス テ ムは通常、 オン ラ イ ン ト ラ ンザ ク シ ョ ン処理 (OLTP) の最 も
重要な部分です。 ト ラ ンザ ク シ ョ ン処理には、 ト ラ ンザ ク シ ョ ンやその他
の ビ ジネ ス デー タ (売上、 在庫、 電子商取引、 口座への入金、 ウ ェ ブ サ イ
ト 利用状況、 受注処理な ど) の単純な記録が含まれます。 医療、 通信、 製
造な ど ほぼすべての業界が、 こ の処理に日常的に依存 し てい ます。
OLTP シ ス テ ムは、 リ アル タ イ ム で処理 さ れ る デー タ を保存す る デー タ
ベース ま たは メ イ ン フ レームで、 以下の特徴があ り ます。
•
シ ス テ ムで日常的に膨大な量のデー タ を記録す る 必要があ る ため、 デー
タ ア ク セ ス は頻繁な読み取 り と 書 き 込み用に最適化 さ れてい ます。 こ
の種の最適化が効果を発揮す る デー タ と し ては、 OLTP シ ス テ ムが 1 日
に記録す る ク レ ジ ッ ト カー ド 決済の件数な ど があ り ます。 こ れはデー
タ ウ ェ アハ ウ ス と は対照的です。 デー タ ウ ェ アハ ウ ス は通常、 分析用
のデー タ 読み取 り を最優先 し 、 更新、 挿入、 お よ び削除を最小限に抑え
る よ う に設計 さ れます。 デー タ ウ ェ アハ ウ ス の設計の詳細は、 「デー タ
ウ ェ アハ ウ ス のデータ 保存 と リ レーシ ョ ナル設計」 (4 ページ) を参照 し
て く だ さ い。
•
デー タ は用途 (業務活動 と ワ ー ク フ ロ ー) に よ っ て配置 さ れます。
•
デー タ 形式は、 シ ス テ ム ご と に必ず し も 共通ではあ り ません。
•
デー タ 履歴は最近ま たは最新の も のに限定 さ れます。
前述の銀行の例では、 銀行が提供 し てい る さ ま ざ ま なサービ ス に関連す る
デー タ が、 複数の ソ ース シ ス テ ムに保存 さ れてい ま し た。 こ れ ら の ビ ジネ
ス サービ ス の ワ ー ク フ ロ ーは、 それぞれのサービ ス特有であ り 、 互いに異
な っ てい ます。
銀行の ATM では、 現金の引 き 出 し 、 預け入れ、 お よ び残高照会を行 う こ と
がで き ます。 一方、 為替を現金化す る には、 銀行の窓口ま で行 き 、 所定の
手続を行 う 必要があ り ます。 こ れは、 こ れ ら のサービ ス をサポー ト す る 運
用シ ス テ ムが特定の タ ス ク 専用に設計 さ れてお り 、 それぞれのサービ ス に
異な る 運用シ ス テ ムが必要なためです。
ATM 利用状況、 貸付状況、 口座残高、 MMA (マネー マーケ ッ ト ア カ ウ ン
ト ) 情報な ど、 特定顧客のすべての情報を一括確認す る には、 こ れ ら の各
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シ ス テ ムに保存 さ れてい る 顧客情報を統合す る 必要があ り ます。 こ の統合
は、 抽出、 変換、 お よ び ロ ー ド (ETL) のプ ロ セ ス に よ っ て実現 さ れます。
ETL プ ロ セ ス はデー タ を統合 し 、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス に保存で き る よ う に
し ます。
抽出、 変換、 お よ び ロ ー ド のプ ロ セ ス
抽出、 変換、 およ びロ ー ド (ETL) のプ ロ セ ス は、 複数の異な る ソ ース シ
ス テ ムか ら デー タ を抽出 し て統合 し 、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス に移動す る ため
に必要なすべての ス テ ッ プの総称です。
ETL プ ロ セ ス には次の ス テ ッ プが含まれます。
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さ ま ざ ま な ソ ース シ ス テ ムか ら デー タ が収集 さ れます。
2 デー タ が変換 ( ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン) さ れ、 デー タ ウ ェ アハ ウ
ス に ロ ー ド す る 準備が整い ます。 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン プ ロ シー
ジ ャ では、 デー タ 型や名前の変換、 不要なデー タ の削除、 入力 ミ ス の修
正、 不完全なデー タ の補完、 お よ び同様なプ ロ セ ス を通 じ て、 デー タ の
形式 と 構造が正規化 さ れます。
3 デー タ がデー タ ウ ェ アハ ウ ス に ロ ー ド さ れます。
こ のプ ロ セ ス は、 銀行で ATM 利用状況、 貸付状況、 口座残高な ど、 特定顧
客の さ ま ざ ま な情報を統合す る 状況を例に考えれば、 よ り 良 く 理解で き ま
す。 こ れ ら のデー タ は通常、 それぞれ異な る ソ ース シ ス テ ムか ら 収集 さ れ
ます。 各 ソ ース シ ス テ ムにはそれぞれ固有の命名規則があ る ため、 ソ ース
シ ス テ ムか ら 取得 さ れ る デー タ は、 他の ソ ース シ ス テ ムか ら 得 ら れたデー
タ と 互換性があ る と は限 り ません。
その場合、 デー タ は ETL プ ロ セ ス に よ っ て各 ソ ース シ ス テ ムか ら 抽出 さ
れ、 正規化 さ れ整合性が得 ら れ る ま で変換 さ れた後、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス
に ロ ー ド さ れます。
デー タ ウ ェ アハウスのデー タ 保存 と リ レ ーシ ョ ナル設計
設計に優れ、 堅牢な データ ウ ェ アハ ウ ス が、 意思決定支援シ ス テ ムやビ ジ
ネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス シ ス テ ムのデー タ の ソ ース にな り ます。 その よ う な
デー タ ウ ェ アハ ウ ス は、 ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス の優位性を活用す る た
めに役立ち ます。 デー タ ウ ェ アハ ウ ス は通常、 リ レーシ ョ ナル デー タ ベー
ス か、 なん ら かの リ レーシ ョ ナル データ ベース管理シ ス テ ム (RDBMS) の
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プ ラ ッ ト フ ォームに基づ き ます。 こ れ ら の リ レーシ ョ ナル デー タ ベース に
は、 RDBMS ソ フ ト ウ ェ ア と の連携専用に開発 さ れた 構造化照会言語
(SQL) で直接、 ク エ リ を実行で き ます。 ただ し 、 MicroStrategy には リ レー
シ ョ ナル デー タ ベース にデー タ を保存す る 必要はあ り ません。
MicroStrategy ではテ キ ス ト フ ァ イ ル、 Excel フ ァ イ ル、 MDX キ ュ ーブな
ど、 種類の異な る デー タ ソ ース を統合で き ます。 代替デー タ ソ ース に保存
さ れてい る デー タ へのア ク セ ス方法の詳細は、 「代替デー タ ソ ース に よ る
データ の保存 と 分析」 (6 ページ) を参照 し て く だ さ い。
OLTP シ ス テ ム な ど の前述 し た ソ ース シ ス テ ムは通常、 ト ラ ンザ ク シ ョ ン
処理用に設計 さ れ最適化 さ れてい ますが、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス は多 く の場
合、 分析処理用にデザ イ ン さ れ、 最適化 さ れます。 MicroStrategy の ツール
お よ び製品 と 組み合わせ る こ と で、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス は堅牢な オン ラ
イ ン分析処理 (OLAP) シ ス テ ムの構築基盤に も な り ます。 分析処理には、 月
次売上デー タ の表示を選択 し 、 売上傾向、 成長パ タ ーン、 全体に占め る 貢
献率、 傾向レ ポー ト 、 お よ び利益分析の計算に使用す る メ ト リ ッ ク を選択
す る ア ク テ ィ ビ テ ィ な ど が含まれます。
ほ と ん ど のデー タ ウ ェ アハ ウ ス には、 以下の特徴があ り ます。
•
デー タ ア ク セ ス は通常、 読み取 り 専用。 最 も 一般的な操作は、 分析す
る デー タ の選択です。 デー タ の挿入、 更新、 削除はほ と ん ど行ない ま
せん。 こ れは、 デー タ の収集に伴い頻繁に更新処理を実行で き る 必要の
あ る 大部分の OLTP ソ ース シ ス テ ム と は対照的です。 ソ ース シ ス テ ム
の詳細は、 「データ 収集の ソ ース シ ス テ ム」 (2 ページ) を参照 し て く だ
さ い。
•
デー タ はビ ジネ ス のテーマ別に配置 さ れます。
•
デー タ 形式は ETL 処理を使用 し て均一に統合 さ れます (「抽出、 変換、
およ びロ ー ド のプ ロ セ ス」 (4 ページ) を参照)。
•
デー タ 履歴は長期間 (通常は 2 ~ 5 年) に渡 り ます。
•
デー タ ウ ェ アハ ウ ス には、 既存の運用シ ス テ ムか ら ETL プ ロ セ ス を使
用 し てデー タ が移入 さ れます (「抽出、 変換、 お よび ロー ド のプ ロ セ ス」
(4 ページ) を参照)。
タ ウ ェ アハ ウ ス内のデー タ の構造、 お よ びデー タ 構造 と
デー
MicroStrategy 環境 と の関係は、 論理デー タ モデル と 物理 ウ ェ アハ ウ
ス ス キーマ を通 じ て定義 し 、 理解で き ます。 プ ロ ジ ェ ク ト の論理
デー タ モデル と 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマ を定義す る こ と は、
MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト 用のデー タ を用意する ための重要な ス
テ ッ プです。 プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン プ ロ セ ス の ス テ ッ プの詳細は、
2 章、 「論理データ モデル」 お よ び 3 章、 「論理データ モデルの ウ ェ
アハ ウ ス の構造」 を参照 し て く だ さ い。
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代替データ ソースによるデータの保存と分析
デー タ ウ ェ アハ ウ ス と し て一般的な リ レーシ ョ ナル デー タ ベース と の統合
に加え、 MicroStrategy は さ ま ざ ま な代替デー タ ソ ース と も 統合で き ます。
代替データ ソ ース と し ては、 MicroStrategy で ク エ リ 、 レ ポーテ ィ ン グ、 お
よ び分析に使用 さ れ る デー タ を保存す る フ ァ イ ル、 シ ス テ ム、 ま たは保存
場所が使用可能です。 デー タ ウ ェ アハ ウ ス はデー タ ソ ース の一種 と 考え る
こ と がで き ますが、 よ り 具体的に、 デー タ ソ ース と し て使用 さ れ る デー タ
ベース を意味 し ます。
MicroStrategy と 統合で き る 各種の代替デー タ ソ ース を次に示 し ます。
•
MDX キ ュ ーブ ソ ース : MicroStrategy は、 SAP BW、 Microsoft Analysis
Services、 Hyperion Essbase、 お よ び IBM Cognos TM1 のデー タ セ ッ ト と
統合で き ます。 こ れ ら のデー タ ソ ース は MDX キ ュ ーブ ソ ース と 総称 さ
れます。 MicroStrategy は、 リ レーシ ョ ナル デー タ ベース に効果的にア
ク セ ス し なが ら 、 同時に こ れ ら のデー タ ソ ース と 統合で き ます。
MicroStrategy で MDX キ ュ ーブ ソ ース に接続 し 、 統合す る 方法の詳細
は、 『MicroStrategy MDX Cube Reporting Guide』 を参照 し て く だ さ い。
•
テキス ト フ ァ イル と Excel フ ァ イル : MicroStrategys の フ リ ーフ ォーム
SQL 機能 と ク エ リ ビルダ機能に よ っ て、 テ キ ス ト フ ァ イ ルや Excel
フ ァ イ ルに保存 さ れてい る デー タ を対象に、 ク エ リ 、 分析、 お よ びレ
ポー ト を実行で き ます。 上記の MDX キ ュ ーブ ソ ース の場合 と 同様、
MicroStrategy は こ れ ら の代替デー タ ソ ース に関する レ ポー ト を作成 し
なが ら 、 並行 し て リ レーシ ョ ナル デー タ ベース にア ク セ ス し 、 すべて
のデー タ を 1 つのプ ロ ジ ェ ク ト に完全に統合で き ます。 フ リ ーフ ォーム
SQL 機能 と ク エ リ ビルダ機能でテ キ ス ト フ ァ イ ル と Excel フ ァ イ ルを
使用す る 方法の詳細は、 『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を
参照 し て く だ さ い。
さ ら に、 デー タ イ ン ポー ト 機能に よ り 、 MicroStrategy Web を使用 し て、 最
小限のプ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン要件を満たすだけで、 Excel フ ァ イ ル、 デー
タ ベース内のテーブル、 ま たは SQL ク エ リ の結果な ど の さ ま ざ ま なデー タ
ソ ース か ら デー タ を イ ン ポー ト す る こ と がで き ます。 デー タ イ ン ポー ト を
使用 し て さ ま ざ ま なデー タ ソ ース か ら プ ロ ジ ェ ク ト にデー タ を統合す る 方
法についての詳細は、 「プ ロ ジ ェ ク ト に補足デー タ を含め る方法」 (72 ペー
ジ) を参照 し て く だ さ い。
デー タ イ ン ポー ト 機能の使用方法 と 詳細については、 MicroStrategy Web ヘ
ルプ を参照 し て く だ さ い。
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MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォ ーム
ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス プ ラ ッ ト フ ォームは、 ビ ジネ ス イ ン テ リ
ジ ェ ン ス アプ リ ケーシ ョ ン を作成、 配置、 サポー ト 、 お よ び保守す る ため
に必要なすべての ツールを提供 し ます。 MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームの
主要 コ ン ポーネ ン ト のい く つか を次に示 し ます。
•
「MicroStrategy メ タ データ 」 (8 ページ) - MicroStrategy オブジ ェ ク ト の
定義 と 、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス に関す る 情報を保存す る リ ポジ ト リ 。
•
「MicroStrategy Intelligence Server」 (10 ページ) - エン タ ープ ラ イ ズ ク エ
リ 、 レ ポーテ ィ ン グ、 お よ び OLAP 分析に最適化 さ れた分析サーバー。
•
「MicroStrategy Developer」 (11 ページ) - レ ポー ト の配置を円滑化す る よ
う に設計 さ れた分析関数を幅広 く 網羅 し た、 高度な Windows ベース の環
境。
•
「MicroStrategy Web お よび MicroStrategy Web Universal」 (12 ページ) レ ポーテ ィ ン グ と 分析のための高度な対話型ユーザー環境。 保守の必要
性を抑えた イ ン タ ーフ ェ イ ス です。
•
「MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト 」 (13 ページ) - MicroStrategy 環境の レ ポー
ト な ど のアプ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ ク ト を作成す る ために必要なすべ
ての ス キーマ オブジ ェ ク ト と 情報を作成 し 、 保存す る 場所です。
MicroStrategy 環境 と の組み合わせで、 柔軟性に優れた レ ポーテ ィ ン グ環
境が提供 さ れます。
•
「MicroStrategy Architect」 (14 ページ) - 一元管理 さ れた イ ン タ ーフ ェ イ
ス か ら プ ロ ジ ェ ク ト に必要なすべての コ ン ポーネ ン ト を定義で き る プ ロ
ジ ェ ク ト デザ イ ン ツール。
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MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォーム
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MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームの BI アーキテ ク チ ャ
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームの各コ ン ポーネ ン ト は、 次のダ イ ア グ ラ ム
に示す よ う に互いに連携 し て機能 し 、 分析 と レ ポーテ ィ ン グのための環
境を ユーザー コ ミ ュ ニテ ィ に提供 し ます。
以下の項では、 こ れ ら の各 コ ン ポーネ ン ト の概要を簡単に示 し ます。 こ れ
ら の コ ン ポーネ ン ト な ど、 MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォーム を構成 し てい る
コ ン ポーネ ン ト の詳細は、 『MicroStrategy 導入 と 構成ガ イ ド 』 を参照 し て く
だ さ い。 MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォーム を管理お よ び調整する 方法を学ぶ
には、 『MicroStrategy シ ス テ ム管理ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy メ タ デー タ
MicroStrategy メ タデー タ は、 MicroStrategy オブジ ェ ク ト の定義 と 、 デー タ
ウ ェ アハ ウ ス に関す る 情報を保存す る リ ポジ ト リ です。 情報は リ レーシ ョ
ナル デー タ ベース に独自形式で保存 さ れます。 メ タ デー タ は、 レ ポー ト の
作成 と デー タ 分析に使用 さ れ る MicroStrategy オブジ ェ ク ト を、 デー タ ウ ェ
アハ ウ ス の構造 と デー タ にマ ッ プ し ます。 メ タ デー タ には、 テ ンプ レー ト 、
レ ポー ト 、 メ ト リ ッ ク 、 フ ァ ク ト な ど、 MicroStrategy Developer お よ び
MicroStrategy Web で作成 さ れたすべてのオブジ ェ ク ト の定義 も 保存 さ れま
す。
通常、 MicroStrategy での レ ポー ト 作成では、 デー タ を表す さ ま ざ ま な種類
のオブジ ェ ク ト を、 レ ポー ト の構築ブ ロ ッ ク と し て使用 し ます。
8 MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォーム
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームの BI アーキ テ ク チ ャ 1
MicroStrategy では、 基本的に種類が異な る 複数のオブジ ェ ク ト を作成 し て
操作で き ます。 それ ら のオブジ ェ ク ト について、 以下に説明 し ます。 いず
れのオブジ ェ ク ト も メ タ デー タ リ ポジ ト リ 内に作成 さ れ、 保存 さ れます。
•
構成オブジ ェ ク ト - 接続、 ユーザー権限、 お よ びプ ロ ジ ェ ク ト 管理に関
す る 重要情報や適用パ ラ メ ー タ ーを提供す る オブジ ェ ク ト 。 デー タ ベー
ス イ ン ス タ ン ス、 ユーザー、 グループな ど。 こ れ ら のオブジ ェ ク ト は、
レ ポーテ ィ ン グに直接使用 さ れ る こ と はあ り ませんが、 プ ロ ジ ェ ク ト の
設計者や管理者に よ っ てプ ラ ッ ト フ ォームの構成 と 管理のために作成 さ
れます。 基本的なルール と し て、 構成オブジ ェ ク ト は MicroStrategy
Developer で、 [管理] ア イ コ ン内にあ る マネージ ャ ーに よ っ て作成 さ れ、
保守 さ れます。 構成オブジ ェ ク ト の作成 と 管理の詳細は、
『MicroStrategy シ ス テ ム管理ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
•
ス キーマ オブジ ェ ク ト - アプ リ ケーシ ョ ンで、 テーブル、 ビ ュ ー、 列
な ど のデー タ ベース オブジ ェ ク ト に対応す る ために作成 さ れ る オブ
ジ ェ ク ト 。 ス キーマ オブジ ェ ク ト には、 フ ァ ク ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、
階層、その他 MicroStrategy Desktop の フ ォ ルダー リ ス ト 内の [ス キーマ
オブジ ェ ク ト ] フ ォ ルダーに保存 さ れ る オブジ ェ ク ト が含まれます。
フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト 、 お よ び階層は、 すべての ビ ジネ ス イ ン テ
リ ジ ェ ン ス アプ リ ケーシ ョ ンに不可欠な要素です。 こ れ ら の ス キーマ
オブジ ェ ク ト は通常、 MicroStrategy の設計者に よ っ て作成、 管理 さ れま
す。
フ ァ ク ト : デー タ ウ ェ アハ ウ ス か ら 得 ら れた数値デー タ を、
MicroStrategy の レ ポーテ ィ ン グ環境に関連付け ます。 フ ァ ク ト は メ
ト リ ッ ク (レ ポー ト に表示 さ れ る 分析計算) の作成に使用 さ れます。
売上数量はフ ァ ク ト の一例です。 フ ァ ク ト の詳細は、 6 章、 「ビ ジネ
ス データ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 」 で説明 し ます。
ア ト リ ビ ュー ト : フ ァ ク ト デー タ に関連す る ビ ジネ ス コ ン テ キ ス
ト を表 し ます。 た と えば、 南東部の地域売上では、 南東部が売上
デー タ のア ト リ ビ ュ ー ト ( コ ン テ キ ス ト ) にな り ます。 ア ト リ
ビ ュ ー ト は、 レ ポー ト の数値デー タ を表示す る レベルの定義に使用
さ れます。 ア ト リ ビ ュ ー ト の詳細は、 7 章、 「ビ ジネ ス デー タ の コ ン
テキ ス ト : ア ト リ ビ ュー ト 」 で説明 し ます。
階層 : 表示にア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係が反映 さ れ る よ う に、 複数の
ア ト リ ビ ュ ー ト を グループ化 し たオブジ ェ ク ト 。 こ のグループ化は、
デー タ の レ ポーテ ィ ン グ と 分析の際に、 ア ト リ ビ ュ ー ト 間の論理接
続を作成す る ために役立ち ます。 階層の最 も 一般的な例 と し ては、 "
年 "、 " 月 "、 " 四半期 " な ど のア ト リ ビ ュ ー ト を含む時間階層があ
り ます。 階層の詳細は、 9 章、 「ア ト リ ビ ュー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を
行 う ための階層の作成」 で説明 し ます。
•
アプ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ ク ト - 関連デー タ の分析 と 考察に使用 さ れ
る オブジ ェ ク ト 。 アプ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ ク ト には、 レ ポー ト 、 ド
キ ュ メ ン ト 、 フ ィ ル タ ー、 テ ンプ レー ト 、 カ ス タ ム グループ、 メ ト
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MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォーム
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MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームの BI アーキテ ク チ ャ
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
リ ッ ク 、 お よ びプ ロ ンプ ト があ り ます。 アプ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ ク
ト は、 ス キーマ オブジ ェ ク ト を構築ブ ロ ッ ク と し て使用 し て作成 さ れ
ます。 すべてのアプ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ ク ト の作成 と 保守は、
MicroStrategy Developer で行い ます。 レ ポー ト と ド キ ュ メ ン ト は、
MicroStrategy Web で も 作成お よ び管理で き ます。 アプ リ ケーシ ョ ン オ
ブジ ェ ク ト の作成については、 『基本レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 お よ び
『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
Web の詳細は、 「MicroStrategy Web お よび
MicroStrategy
MicroStrategy Web Universal」 (12 ページ) を参照 し て く だ さ い。
メ タ デー タ はすべてのオブジ ェ ク ト 定義の一元的な リ ポジ ト リ と し て、 複
数の MicroStrategy アプ リ ケーシ ョ ン間でのオブジ ェ ク ト の共有を可能に し
ます。 MicroStrategy Intelligence Server が最 も 効率的なデー タ 呼び出 し のシ
ナ リ オを評価 し 、 優れた ク エ リ のパフ ォーマ ン ス を実現 し ます。
MicroStrategy の メ タ デー タ は、 MicroStrategy アプ リ ケーシ ョ ン使用時の
デー タ ウ ェ アハ ウ ス か ら のデー タ 呼び出 し も 円滑化 し ます。 ユーザー要求
は メ タ デー タ に よ っ て SQL ク エ リ に変換 さ れ、 SQL ク エ リ の結果 も 、 分析
と 理解が容易にな る よ う に、 メ タ デー タ に よ っ て レ ポー ト や ド キ ュ メ ン ト
な ど の MicroStrategy オブジ ェ ク ト に変換 さ れます。
MicroStrategy Intelligence Server
MicroStrategy Intelligence Server は、 エン タ ープ ラ イ ズ ク エ リ 、 レ ポー
テ ィ ン グ、 お よ び OLAP 分析に最適化 さ れた分析サーバーです。
MicroStrategy Intelligence Server の重要な機能には、 以下の も のがあ り ます。
•
オブジ ェ ク ト の共有
•
デー タ の共有
•
管理 さ れたセキ ュ ア な環境でのデー タ と オブジ ェ ク ト の管理お よ び共有
•
メ タ デー タ 内の情報の保護
MicroStrategy Intelligence Server は、 150 個を超え る 複雑な数学関数 と 統計
関数を含む ラ イ ブ ラ リ も 備え てい ます。 ま た、 独自の関数を追加お よ び定
義す る こ と も で き ます。 こ れ ら の関数の詳細は、 『MicroStrategy Functions
Reference』 を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy Intelligence Server の イ ン ス ト ール方法お よ び構成方法は、
『MicroStrategy 導入 と 構成ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。 MicroStrategy
Intelligence Server の機能 と 推奨 さ れ る 調整の詳細は、 『MicroStrategy シ ス テ
ム管理ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
10 MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォーム
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームの BI アーキ テ ク チ ャ 1
MicroStrategy Developer
MicroStrategy Developer は、 レ ポー ト の配置を円滑化す る よ う に設計 さ れた
分析関数を幅広 く 網羅 し た、 高度な Windows ベース の環境です。
MicroStrategy Developer は、 プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ナーに、 MicroStrategy
Developer と MicroStrategy Web の両方のユーザー コ ミ ュ ニテ ィ に役立つス
キーマ オブジ ェ ク ト と アプ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ ク ト を作成す る ために必
須の機能を提供 し ます。
MicroStrategy Desktop では、 直感的な グ ラ フ ィ カル イ ン タ ーフ ェ イ ス を使
用 し て アプ リ ケーシ ョ ン を モデル化で き ます。 ま た、 ビ ジネ ス イ ン テ リ
ジ ェ ン ス プ ロ ジ ェ ク ト を作成お よ び保守す る ための統合環境が提供 さ れま
す。 ビ ジネ ス情報の表示やデー タ のモデル化の方法を変更す る 必要があ る
と き 、 Developer ではアプ リ ケーシ ョ ンの一面を、 その他の面に影響を与え
る こ と な く 変更す る こ と がで き ます。
Developer では、 レ ポー ト 、 フ ィ ル タ ー、 メ ト リ ッ ク な ど のアプ リ ケー
シ ョ ン オブジ ェ ク ト を管理で き ます。 ただ し 、 アプ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ
ク ト を作成す る 前に、 ス キーマ オブジ ェ ク ト を先に作成す る 必要があ り ま
す。 ス キーマ オブジ ェ ク ト に よ っ て、 アプ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ ク ト は
デー タ ウ ェ アハ ウ ス と 連携 し 、 分析す る デー タ にア ク セ ス で き る よ う にな
り ます。 フ ァ ク ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 階層、 お よ びその他の ス キーマ オブ
ジ ェ ク ト は、 レ ポー ト や ド キ ュ メ ン ト な ど のアプ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ ク
ト の構築ブ ロ ッ ク です。 た と えば、 フ ァ ク ト は メ ト リ ッ ク の作成に使用 さ
れ、 メ ト リ ッ ク は レ ポー ト のデザ イ ンに使用 さ れます。 レ ポー ト な ど のア
プ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ ク ト は、 関連デー タ の分析 と 考察のために使用 さ
れます。
その他に も MicroStrategy Developer では、 機能の 1 つ と し てプ ロ ジ ェ ク
ト を作成で き ます。 プ ロ ジ ェ ク ト については、 4 章、 「プ ロ ジ ェ ク ト の作成
およ び構成」 で説明 し ます。
以下の例では、 MicroStrategy Developer で ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス アプ
リ ケーシ ョ ン を モデル化す る 方法を紹介 し ます。
•
すべての レ ポー ト や ク エ リ は、 アプ リ ケーシ ョ ンに含め る テーブルの メ
リ ッ ト を自動的に享受 し ます。 MicroStrategy 内のテーブルはデー タ
ウ ェ アハ ウ ス内のテーブルへの参照であ る ため、 MicroStrategy 内のテー
ブルにア ク セ スす る こ と でデー タ にア ク セ ス で き ます。
•
ビ ジネ ス階層の構造は、 並び替えに よ っ て変更で き ます。 その よ う な変
更は、 階層に新 し い レベルのデー タ を追加 し た り 、 特定のデー タ レベ
ルを削除す る 要件が生 じ た と き に必要にな り ます。 こ の変更はアプ リ
ケーシ ョ ン内で、 デー タ ベース にはいっ さ い変更を加え る こ と な く 、 自
動的に有効にな り ます。
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MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォーム
11
1
MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームの BI アーキテ ク チ ャ
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
レ ポー ト の作成後、 レ ポー ト のデザ イ ナー と アナ リ ス ト は MicroStrategy
Developer、 MicroStrategy Web、 MicroStrategy Office な ど、 異な る イ ン タ ー
フ ェ イ ス を使用 し て レ ポー ト を配置で き ます。
MicroStrategy Developer を構成 し てい る 各種の コ ン ポーネ ン ト については、
『MicroStrategy 導入 と 構成ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy Developer で レ ポー ト な ど のアプ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ ク
ト を作成す る 方法の詳細は、 『MicroStrategy 基本レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を
参照 し て く だ さ い。 Developer の高度な機能については、 『MicroStrategy 上
級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy Web お よ び MicroStrategy Web Universal
ユーザーは、 MicroStrategy Web か ら 提供 さ れた高度な対話型環境お よ び保
守作業の少ない イ ン タ ーフ ェ イ ス を使用 し て レ ポー ト 作成お よ び分析を行
え ます。 Web イ ン タ ーフ ェ イ ス に よ り 、 ユーザーは さ ま ざ ま なオペレー
テ ィ ン グ シ ス テ ムで任意の Web ブ ラ ウ ザーを使用 し て、 デー タ へのア ク セ
ス、 分析、 お よ び共有を行 う こ と がで き ます。 MicroStrategy Web では、 ア
ド ホ ッ ク な ク エ リ 、 業界最先端の分析、 短時間での配置、 お よ び迅速な カ
ス タ マ イ ズが可能であ る ため、 ユーザーは情報に基づ く ビ ジネ ス上の意思
決定を簡単に実現で き ます。
MicroStrategy Web Universal は、 以下の項目をサポー ト する よ う に拡張 さ れ
た MicroStrategy Web のバージ ョ ンです。
•
オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム (Oracle Solaris ™、 IBM AIX ®、 Red Hat ®
Linux ®、 HP-UX な ど)
•
アプ リ ケーシ ョ ン サーバー (BEA WebLogic ™、 IBM WebSphere ®、
Oracle ®、 Apache Tomcat な ど)
•
MicroStrategy Web でサポー ト さ れてい る すべての Web サーバーお よ び
ブ ラ ウ ザー
Web 製品を使用 し てデー タ ウ ェ アハ ウ ス か ら 情
MicroStrategy
報を取得す る には、 MicroStrategy Intelligence Server が動作 し てい
る 必要があ り ます。 MicroStrategy Web の配置の詳細は、
『MicroStrategy 導入 と 構成ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
プ ロ ジ ェ ク ト 関連の用語を含む、 その他の MicroStrategy の定義について
は、 「プ ロ ジ ェ ク ト の接続コ ン ポーネ ン ト 」 (82 ページ) で説明 し ます。
12 MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォーム
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームの BI アーキ テ ク チ ャ 1
MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト と は、 MicroStrategy 環境の レ ポー ト な ど のアプ リ ケーシ ョ ン
オブジ ェ ク ト を作成す る ために必要なすべての ス キーマ オブジ ェ ク ト と 情
報を作成 し 、 保存す る 場所です。 プ ロ ジ ェ ク ト と MicroStrategy 環境を組み
合わせ る こ と でで、 柔軟性に優れた レ ポーテ ィ ン グ環境が提供 さ れます。
プ ロ ジ ェ ク ト は、 デー タ ソ ース、 メ タ デー タ リ ポジ ト リ 、 お よ びユーザー
コ ミ ュ ニテ ィ が交差す る 部分で も あ り ます。 MicroStrategy Developer では、
プ ロ ジ ェ ク ト はフ ォ ルダー リ ス ト 内でプ ロ ジ ェ ク ト ソ ース の 1 レベル下に
表示 さ れます。
プ ロ ジ ェ ク ト は、 以下の特徴があ り ます。
•
使用 さ れ る デー タ ウ ェ アハ ウ ス テーブルを決定 し ます。 し たが っ て、
分析で き る 範囲を決定 し ます。
•
こ れ ら のテーブルのデー タ の解釈に使用 さ れ る 、 すべての ス キーマ オ
ブジ ェ ク ト を含みます。 ス キーマ オブジ ェ ク ト には、 フ ァ ク ト 、 ア ト
リ ビ ュ ー ト 、 階層な ど があ り ます。 ス キーマ オブジ ェ ク ト については、
こ のガ イ ド の次章以降で説明 し ます。
•
レ ポー ト の作成お よ びデー タ 分析に使用 さ れ る すべての レ ポーテ ィ ン グ
オブジ ェ ク ト を含みます。 レ ポーテ ィ ン グ オブジ ェ ク ト には、 メ ト
リ ッ ク 、 フ ィ ル タ ー、 レ ポー ト な ど があ り ます。 レ ポー ト オブジ ェ ク
ト については、 『MicroStrategy 既存レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 お よ び
『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 で説明 し てい ます。
•
こ れ ら のオブジ ェ ク ト にア ク セ スす る ユーザー コ ミ ュ ニテ ィ のセキ ュ
リ テ ィ ス キーマ を定義 し ます。 セキ ュ リ テ ィ オブジ ェ ク ト には、 セ
キ ュ リ テ ィ フ ィ ル タ ー、 セキ ュ リ テ ィ ロ ール、 権限、 ア ク セ ス コ ン ト
ロ ールな ど があ り ます。 セキ ュ リ テ ィ お よ びその他のプ ロ ジ ェ ク ト レ
ベルの管理機能については、 『MicroStrategy シ ス テ ム管理ガ イ ド 』 で説
明 し てい ます。
プ ロ ジ ェ ク ト には任意の数の レ ポー ト のほか、 シ ンプルな レ ポーテ ィ ン グ
お よ び高度な レ ポーテ ィ ン グの要件をサポー ト す る その他多数のオブジ ェ
ク ト を含め る こ と がで き ます。 概念的には、 プ ロ ジ ェ ク ト はすべての関連
レ ポー ト が実行 さ れ る 環境です。 プ ロ ジ ェ ク ト には、 ア ト リ ビ ュ ー ト や
フ ァ ク ト な ど の ス キーマ オブジ ェ ク ト で作成で き る フ ィ ル タ ー、 プ ロ ンプ
ト 、 メ ト リ ッ ク 、 レ ポー ト と いっ た アプ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ ク ト な ど、
さ ま ざ ま な種類のオブジ ェ ク ト を含め る こ と がで き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト は通常、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス か ら 得 ら れたデー タ を、 ユー
ザー要件に合致す る 関連デー タ の集ま り に分割す る 手段 と し て使用 さ れま
す。 た と えば、 1 つのプ ロ ジ ェ ク ト ソ ース は、 人事、 販売流通、 在庫、 顧
客満足度 と い う 4 つの分析領域に応 じ て、 4 つの異な る プ ロ ジ ェ ク ト に分
割す る こ と がで き ます。 こ れに よ り 、 人事部門の全ユーザーは人事プ ロ
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MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォーム
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MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームの BI アーキテ ク チ ャ
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ジ ェ ク ト を使用 し 、 興味の対象外であ る 在庫デー タ を見 る 必要がな く な り
ます。
プ ロ ジ ェ ク ト の作成に着手す る 前に理解すべ き 、 い く つかの主な概念を次
に示 し ます。
•
プ ロ ジ ェ ク ト は指定 さ れた メ タ デー タ リ ポジ ト リ 内に作成 さ れます。
こ の メ タ デー タ リ ポジ ト リ は、 プ ロ ジ ェ ク ト の作成に使用す る プ ロ
ジ ェ ク ト ソ ース に よ っ て決定 さ れます。
•
プ ロ ジ ェ ク ト の ウ ェ アハ ウ ス の場所は、 プ ロ ジ ェ ク ト を該当す る デー タ
ベース イ ン ス タ ン ス と 関連付け る こ と に よ っ て指定 し ます。
こ れ ら の概念に関連す る 手順は、 「実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成」 (88 ペー
ジ) で説明 し ます。
MicroStrategy Architect
MicroStrategy 9.0 では、 Architect と 呼ばれ る 新 し いプ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン
ツールが導入 さ れま し た。 Architect を使用する と 、 一元管理 さ れた イ ン
タ ーフ ェ イ ス か ら プ ロ ジ ェ ク ト の必須 コ ン ポーネ ン ト をすべて定義で き ま
す。 ま た、 Architect を使用する と 、 プ ロ ジ ェ ク ト を作成 し なが ら そのプ ロ
ジ ェ ク ト を視覚的に表現で き る ため、 ワー ク フ ロ ーを直感的に捉え る こ と
がで き ます。 Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更は、 4 章、 「プ ロ
ジ ェ ク ト の作成およ び構成」 お よ び 5 章、 「Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の
作成」 で説明 し ます。
プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン プ ロ セ ス
MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト を作成す る と き には複数の接続を作
成 し ます。 その 1 つがプ ロ ジ ェ ク ト と デー タ ウ ェ アハ ウ ス間の接続です。
こ の接続を作成す る と 、 ウ ェ アハ ウ ス内の列 と テーブルを基に、 プ ロ ジ ェ
ク ト 内に ス キーマ オブジ ェ ク ト を作成で き ます。 次の イ メ ージは、 デー タ
のモデ リ ン グ、 ス キーマのデザ イ ン と 実装、 お よ びプ ロ ジ ェ ク ト の作成の
14 プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン プ ロ セ ス
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームの BI アーキ テ ク チ ャ 1
概要を示 し てい ます。 こ れ ら の ス テ ッ プについては、 後続の章で説明 し ま
す。
プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン プ ロ セ ス に フ ィ ー ド バ ッ ク ループが含まれてい る
こ と に注意 し て く だ さ い。 プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ンが、 1 本の直線的なプ
ロ セ ス にな る こ と は、 まずあ り ません。 プ ロ ジ ェ ク ト が配置 さ れ、 テ ス ト
さ れ る に伴い、 ユーザーか ら 新 し い要求が寄せ ら れ、 プ ロ ジ ェ ク ト を拡張
す る ために、 プ ロ ジ ェ ク ト の初期デザ イ ンに変更が必要にな り ます。 プ ロ
ジ ェ ク ト のデザ イ ンでは、 こ の こ と に留意 し て、 次の開発フ ェーズの計
画を立て る こ と が重要です。
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プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン プ ロ セ ス
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MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームの BI アーキテ ク チ ャ
16 プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン プ ロ セ ス
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
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2
2.
論理データ モデル
ビジネス モデルとレポート対象データの概念化
はじめに
ビ ジネ ス デー タ のモデルを考案す る こ と は、 デー タ の構造 と 、 その さ ま ざ
ま な部分の相互関係を分析す る う えで役立ち、 さ ら にデー タ か ら 何を得 る
かを決定す る ために も 役立ち ます。
こ の章では、 デー タ モデ リ ン グの主要 コ ン ポーネ ン ト の 1 つであ る 論理
デー タ モデルについて説明 し ます。 論理デー タ モデル と は、 一般のユー
ザーやビ ジネ ス アナ リ ス ト の観点に立っ たデー タ の論理的な配置の こ と で
す。 こ れは、 デー タ ベース を効率的に使用で き る よ う にデー タ を配置す る
物理デー タ モデルやウ ェ アハ ウ ス ス キーマ と は異な り ます。 論理デー タ
モデルは、 ビ ジネ ス環境でのデー タ の フ ロ ー と 構造を視覚的に表 し 、 デー
タ を異な る ビ ジネ ス上の観点か ら 分析で き る よ う に構成す る 手段を提供 し
ます。
論理デー タ モデルの概要
論理デー タ モデルは概念的には、 地図 と 日程表を持っ て旅に出 る こ と に似
てい ます。 目的地が ど こ であ り 、 ど の よ う に し て目的地に行 く かを知 る 必
要があ り ます。 ま た、 計画を視覚的な計画 と し て、 正 し く レ イ ア ウ ト す る
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論理デー タ モデルの概要
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2
論理デー タ モデル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
こ と も 必要です。 た と えば、 小売業者の簡単な論理デー タ モデルでは、 小
売業界関連の最 も 一般的な ビ ジネ ス上の観点であ る 店舗、 製品、 お よ び時
間ご と に、 必要なすべての フ ァ ク ト を編成で き ます。
論理デー タ モデルは、 物理的なデー タ 保存デバ イ ス に依存 し ません。 こ れ
は論理デー タ モデルの も っ と も 重要な概念です。 論理デー タ モデルを テ ク
ノ ロ ジに依存 さ せてはな ら ない理由は、 テ ク ノ ロ ジが急速に変化 し てい る
か ら です。 論理デー タ モデルの下で生起す る こ と がニーズやテ ク ノ ロ ジに
よ っ て変わ る こ と があ っ て も 、 骨子は変化 し ないため、 完全に最初か ら や
り 直す必要はあ り ません。
ィ メ ン シ ョ ン デー タ モデ リ ン グに詳 し い方には、 論理デー
マルチデ
タ モデ リ ン グはマルチデ ィ メ ン シ ョ ン デー タ モデ リ ン グに似てい
る と も 言 う こ と がで き ます。 MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォーム では
デ ィ メ ン シ ョ ン を明示的に定義す る 必要がないため、 「論理的」 の方
が 「マルチデ ィ メ ン シ ョ ン」 よ り 表現 と し ては的確です。 マルチ
デ ィ メ ン シ ョ ン デー タ モデルには少な く と も 1 つのデ ィ メ ン シ ョ ン
が必要ですが、 論理デー タ モデルには、 明示的に定義 さ れたデ ィ
メ ン シ ョ ンは特に必要ではあ り ません。
論理デー タ モデルの範囲 と 複雑 さ は、 ユーザー コ ミ ュ ニテ ィ が必要 と す る
レ ポー ト の要件 と 、 利用可能な ソ ース デー タ に左右 さ れます。 レ ポー ト 要
件 と ソ ース デー タ が複雑で高度にな る ほ ど、 論理デー タ モデル も 複雑にな
り ます。
論理デー タ モデ リ ン グのプ ロ セ ス では、 次に示す よ う なダ イ ア グ ラ ムが作
成 さ れます。
18 論理デー タ モデルの概要
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論理デー タ モデル 2
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理デー タ モデルは、 技術的ま たは概念的な、 あ る いはビ ジネ ス環境にお
け る デー タ の定義 と 特性、 お よ び関係を表 し た も のです。 こ のプ ロ セ ス は、
企業の ビ ジネ ス デー タ を構成 し てい る さ ま ざ ま なエ レ メ ン ト と 、 それ ら の
間の関係を考え る う えで役立ち ます。
ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス環境の論理デー タ モデルを考案す る こ と で、 ビ
ジネ ス デー タ をデー タ ウ ェ アハ ウ ス に物理的に保存す る さ ま ざ ま な方法を
考え る こ と がで き ます。 こ れは通常、 次のダ イ ア グ ラ ムに示す よ う にプ ロ
ジ ェ ク ト デザ イ ンの最初の ス テ ッ プの 1 つです。
こ の章では、 論理デー タ モデル と その中に存在す る エ レ メ ン ト の概念的情
報を提供 し 、 論理デー タ モデルを作成す る ための一般的な手順 と ガ イ ド ラ
イ ン を示 し ます。
論理デー タ モデルは、 次の概念の視覚的表現です。
•
「フ ァ ク ト : ビ ジネ ス のデータ と 測定値」 (20 ページ)
•
「ア ト リ ビ ュー ト : データ の レベルを表すコ ン テキ ス ト 」 (21 ページ)
•
「階層 : データ 関係の組織化」 (23 ページ)
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論理デー タ モデルの概要
19
2
論理デー タ モデル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
フ ァ ク ト : ビ ジ ネ スのデー タ と 測定値
論理デー タ モデルを作成す る と き に最初に行 う べ き こ と の 1 つは、 フ ァ ク
ト の特定です。 概念的には、 フ ァ ク ト は通常、 数値 と し て集計に適 し てい
る ビ ジネ ス の測定値、 デー タ 、 ま たは変数 と 考え る こ と がで き ます。 た と
えば、 売上や在庫、 口座残高は、 ビ ジネ ス の測定値 と し て使用で き る フ ァ
ク ト です。
フ ァ ク ト に よ っ て、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内のデー タ へのア ク セ ス が可能に
な り ます。 ユーザーが必要 と す る 分析やレ ポー ト の大部分は、 フ ァ ク ト が
その土台を形成 し ます。 MicroStrategy では、 フ ァ ク ト はデー タ ウ ェ アハ ウ
ス か ら MicroStrategy の レ ポーテ ィ ン グ環境にデー タ 値 (通常は数値デー
タ ) を関連付け る ス キーマ オブジ ェ ク ト です。
フ ァ ク ト は、 デー タ への洞察を得 る 元にな る ビ ジネ ス の測定値や メ ト リ ッ
ク の作成に使用 さ れ る 構築ブ ロ ッ ク です。 デー タ モデルの残 り の大部分
は、 フ ァ ク ト に よ っ て ア ク セ ス可能にな る デー タ の コ ン テ キ ス ト を提供 し
ます。
デー タ ウ ェ アハ ウ ス内では、 フ ァ ク ト はフ ァ ク ト テーブルの列 と し て存在
し ます。 こ れ ら の列の値は、 複数の異な る ソ ース シ ス テ ムか ら 取得 さ れた
り 、 詳細レベルが互いに異な る 場合があ り ます。 た と えば、 1 つのシ ス テ
ムか ら 売上デー タ を取得 し て毎日記録す る 一方で、 株式 と 在庫のデー タ は
別のシ ス テ ムか ら 取得 し 、 週 1 回ずつ記録す る 場合な ど です。
SQL の観点では、 フ ァ ク ト は通常、 SQL 集計 (SUM、 AVG な ど) を実
行す
る デー タ ベース テーブル内の数値列です。
た と えば、 次の SQL ス テー ト メ ン ト では、 ウ ェ アハ ウ ス内の
ORDER_AMT 列は、 MicroStrategy 環境の " 注文金額 " フ ァ ク ト に相当
し ます。
SELECT sum(a21.ORDER_AMT) EMP_NAME
FROM ORDER_FACT a21
JOIN LU_EMPLOYEE a22
ON (a21.EMP_ID = a22.EMP_ID)
WHERE
a22.CALL_CTR_ID in (5, 9, 12)
ま た、 ORDER_AMT はフ ァ ク ト であ り 、 sum(a21.ORDER_AMT) は
メ ト リ ッ ク を表 し ます。 メ ト リ ッ ク (多 く の場合フ ァ ク ト を使用 し て
作成 さ れ る ビ ジネ ス計算) については、 『MicroStrategy 基本レ ポー
テ ィ ン グ ガ イ ド 』 で説明 さ れてい ます。
フ ァ ク ト については、 6 章、 「ビ ジネ ス データ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 」
で、 よ り 詳 し く 説明 し てい ます。
20 フ ァ ク ト : ビ ジネ ス のデー タ と 測定値
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論理デー タ モデル 2
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト : デー タ のレ ベルを表す
コ ン テキス ト
フ ァ ク ト を決定 し た後に、 ア ト リ ビ ュ ー ト を特定す る 必要があ り ます。 ア
ト リ ビ ュ ー ト を使用す る こ と に よ り 、 フ ァ ク ト についての疑問に答え、 こ
れ ら の フ ァ ク ト で レ ポー ト 作成お よ び分析す る ための コ ン テ キ ス ト を提供
す る こ と がで き ます。
た と えば、 会社の売上額について考え てみま し ょ う 。 会社の売上が 10,000
ド ルだ と 知 ら さ れて も 、 それ自体はほ と ん ど有用ではあ り ません。 こ の
値を意味あ る も のにす る には、 次の よ う な売上額の ソ ース について、 よ り
良 く 知 る 必要があ り ます。
•
売上に要 し た期間
•
売上総額に誰が、 お よ び何人が貢献 し たか
•
ど の部門の ど の製品が売れたか
•
売上の範囲 (国内、 地域、 地区、 店舗な ど)
ア ト リ ビ ュ ー ト は、 デー タ を容易に要約 し て条件付けす る ための コ ン テ キ
ス ト と レベルを提供 し 、 上記の よ う な質問に答えやす く し ます。 ア ト リ
ビ ュ ー ト は、 フ ァ ク ト に関す る ビ ジネ ス上の質問に、 さ ま ざ ま な詳細レベ
ルで答え る ために使用 さ れます。 た と えば、 売上デー タ を日単位で保存 し
てい る 場合、 " 月 " ア ト リ ビ ュ ー ト を使用すれば、 同 じ 売上デー タ を月単位
で要約 し て見 る こ と がで き ます。
の観点では、 ア ト リ ビ ュ ー ト は通常、 デー タ ベース テーブル内
SQL
の数値以外の、 集計不能な列に相当 し ます。 その よ う な列は、 フ ァ
ク ト デー タ への条件付け と グループ化に使用 さ れます。
た と えば、 次の SQL ス テー ト メ ン ト では、 ウ ェ アハ ウ ス内の
MONTH_ID 列は、 MicroStrategy 環境の " 月 " ア ト リ ビ ュ ー ト に相当
し ます。
SELECT a11.MONTH_ID MONTH_ID,
max(a12.MONTH_DESC) MONTH_DESC,
sum(a11.TOT_DOLLAR_SALES) DLRSALES
FROM MNTH_CATEGORY_SLS a11
join LU_MONTH a12
on (a11.MONTH_ID = a12.MONTH_ID)
WHERE a11.MONTH_ID in
(200201,200202,200203)
GROUP BY al1.MONTH_ID
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ア ト リ ビ ュ ー ト : デー タ の レベルを表す コ ン テ キ ス ト
21
2
論理デー タ モデル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームには、 特定のア ト リ ビ ュ ー ト に関す る 追加説明情
報が含まれてい ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームについては、 「ア ト リ
ビ ュー ト フ ォーム」 (34 ページ) で論理デー タ モデルの観点か ら 説明 し ま
す。
ア ト リ ビ ュ ー ト についての詳細は、 7 章、 「ビ ジネ ス データ の コ ン テキ ス
ト : ア ト リ ビ ュー ト 」 を参照 し て く だ さ い。
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト : デー タ のレ ベル値
ア ト リ ビ ュー ト エ レ メ ン ト と は、 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト を構成す る 一意の
値ま たは内容です。 た と えば、 "2005" お よ び "2006" は " 年 " ア ト リ ビ ュ ー
ト のエ レ メ ン ト であ り 、 "New York" お よ び "London" は " 都市 " ア ト リ
ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト です。 レ ポー ト では、 レ ポー ト を作成す る ためにア
ト リ ビ ュ ー ト が使用 さ れ、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト は実行 さ れた レ ポー
ト の行ま たは列に表示 さ れます。
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト は、 デー タ に条件を適用 し 、 特定の結果を得 る
ために も 使用で き ます。 た と えば、 " 顧客 " ア ト リ ビ ュ ー ト では売上デー
タ を顧客単位で見 る こ と がで き ますが、 " 顧客 " ア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン
ト で条件付ければ、 姓が 「h」 で始ま る 顧客グループの売上デー タ を見 る こ
と が可能です。
次のダ イ ア グ ラ ムに、 ア ト リ ビ ュ ー ト と ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト のい く
つかの例を示 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト を認識 し て理解すれば、 デー タ モデル と プ ロ
ジ ェ ク ト を よ り 適切にデザ イ ンで き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト は論
理デー タ モデルには含まれませんが、 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を理解す る う え
で必要です。
22 ア ト リ ビ ュ ー ト : デー タ の レベルを表す コ ン テ キ ス ト
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理デー タ モデル 2
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の詳細は、 「ア ト リ ビ ュー ト 情報の一意のセ ッ
ト : ア ト リ ビ ュー ト エ レ メ ン ト 」 (246 ページ) で説明 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
MicroStrategy で効果的なプ ロ ジ ェ ク ト を作成する には、 プ ロ ジ ェ ク ト に含
め る すべてのア ト リ ビ ュ ー ト と 、 それ ら のア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係を確実
に理解す る 必要があ り ます。
ア ト リ ビ ュー ト 関係 と は、 ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係 と 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 間
の接続情報の指定であ り 、 論理デー タ モデルに欠かせない も のです。 ア ト
リ ビ ュ ー ト 関係がなければデー タ 間の連携は存在せず、 論理構造 も 存在 し
ません。 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係は、 ビ ジネ ス ルールに基づ く ア ト リ ビ ュ ー ト
間の論理関係を提供す る こ と に よ り 、 デー タ に意味を付与 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 間の直接的な関係には、 常に親 と 子 と い う 2 つの部分が存
在 し ます。 子は常に 1 つの親を持ち、 親は複数の子を持つ場合があ り ます。
親ア ト リ ビ ュ ー ト は、 子 よ り 上位の論理レベルに位置 し ます。 た と えば、 "
年 " と " 四半期 " の関係では、 " 年 " が親ア ト リ ビ ュ ー ト 、 " 四半期 " が子
ア ト リ ビ ュ ー ト にな り ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 間には関係があ る 場合 と 、 関係がない場合があ り ます。 関
係のあ る ア ト リ ビ ュ ー ト と 関係のないア ト リ ビ ュ ー ト の例、 お よ びア ト リ
ビ ュ ー ト 関係の詳細については、 「ア ト リ ビ ュー ト 関係」 (271 ページ) を参
照 し て く だ さ い。
階層 : デー タ 関係の組織化
論理デー タ モデル内の階層は、 ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係を反映す る よ う に
配置 さ れ、 秩序付け ら れた ア ト リ ビ ュ ー ト のグループの こ と です。 通常、
論理的な ビ ジネ ス領域に合わせて ア ト リ ビ ュ ー ト を配置ま たはグループ化
す る と 、 最適なデザ イ ンの階層が得 ら れます。 た と えば、 " 年 "、 " 月 "、 "
日 " の各ア ト リ ビ ュ ー ト を グループに し て、 " 時間 " 階層を形成で き ます。
論理デー タ モデルの階層には、 直接的な相互関係があ る ア ト リ ビ ュ ー ト が
含ま れます。 1 つの階層内のア ト リ ビ ュ ー ト と 、 他の階層内のア ト リ
ビ ュ ー ト の間には、 直接的な関係は存在 し ません。
た と えば、 " 年 " ア ト リ ビ ュ ー ト と " 四半期 " ア ト リ ビ ュ ー ト は通常、 相互
に直接関係 し てい ます。 1 年間には複数の四半期があ り 、 ど ち ら のア ト リ
ビ ュ ー ト も " 時間 " 階層に含まれます。
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階層 : デー タ 関係の組織化
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論理デー タ モデル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
" 年 " ア ト リ ビ ュ ー ト と " 顧客 " ア ト リ ビ ュ ー ト は通常、 同 じ 階層には含ま
れず、 直接的な相互関係 も あ り ません。 ただ し 、 特定の年におけ る 顧客の
購入に関す る 情報を示すレ ポー ト を作成す る 場合は、 こ れ ら 2 つのア ト リ
ビ ュ ー ト を何 ら かの方法で関連付け る 必要があ り ます。 " 年 " と " 顧客 " は
フ ァ ク ト を通 じ て関係 し ます。 " 時間 " 階層を " 顧客 " 階層に関連付け る の
は、 フ ァ ク ト の存在です。 こ の場合は、 顧客の購入が フ ァ ク ト にな り ます。
し たがっ て、 フ ァ ク ト は階層間の交差部に存在 し ます。 フ ァ ク ト は複数の
ア ト リ ビ ュ ー ト に よ っ て識別 さ れ、 それ ら のア ト リ ビ ュ ー ト が、 フ ァ ク ト
が保存 さ れ る レベルを表 し ます。 フ ァ ク ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 お よ び階層
が ど の よ う に関係 し て、 論理デー タ モデルの全体を形成 し てい る かを示す
図は、 次の 「データ モデルの一例」 (24 ページ) の項にあ り ます。
階層については、 9 章、 「ア ト リ ビ ュー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階
層の作成」 で詳 し く 説明 し ます。
デー タ モデルの一例
すべての コ ン ポーネ ン ト (フ ァ ク ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 関係、 お よ び階
層) を 1 つのダ イ ア グ ラ ムに配置す る と 、 論理デー タ モデルが大ま かに形
成 さ れます。
次のダ イ ア グ ラ ムは、 論理デー タ モデルの一例です。
24 デー タ モデルの一例
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理デー タ モデル 2
論理デー タ モデルの作成
論理デー タ モデルを作成す る 前に、 デザ イ ンに影響を与え る 因子について
検討す る 必要があ り ます。 論理デー タ モデルを作成す る 際に考慮すべ き 事
項 と し て、 た と えば次の項目が挙げ ら れます。
•
「ユーザーのニーズ」
•
「既存の ソ ース シ ス テ ム」
•
「 ソ ース データ か ら 分析データ への変換」
ユーザーのニーズ
論理デー タ モデルを作成す る 主目標は、 ユーザーの レ ポー ト ニーズに応え
る こ と です。 その よ う なモデルの作成では、 次の活動を行い ます。
•
ユーザーのニーズの特定
•
ソ リ ュ ーシ ョ ンのデザ イ ン
•
ソ リ ュ ーシ ョ ンの評価
論理デー タ モデルの作成には繰 り 返 し が伴い ます。 論理デー タ モデルの草
案がで き る たびに、 新 し い疑問 と 懸念点が生まれ る か ら です。
ユーザー コ ミ ュ ニテ ィ に属す る 人々のニーズは さ ま ざ ま に異な っ てい ま
す。 た と えば、 一般に企業の経営陣は全般的な傾向に関心を持ち、 企業全
体にわた っ て集計 さ れた長期的なデー タ の レ ポー ト を必要 と し ます。 一方、
管理職は自分の責任範囲のデー タ に興味を持つ傾向があ り ます。 その よ う
な管理職は、 担当 し てい る 特定地域の レ ポー ト を必要 と し てい る 場合があ
り ます。 レ ポー ト の対象期間 も 、 短期の場合 も あれば、 長期にわた る 場合
も 考え ら れます。
論理デー タ モデルを作成す る と き には、 ユーザーの多様性を考慮 し 、 さ ま
ざ ま に異な る ニーズに ど の よ う に対応す る かを考え なければな り ません。
ソ ース シ ス テ ム内のデー タ が不十分で、 対応で き る ユーザーのニーズが限
ら れ る 場合 も あ り ます。 ユーザーのニーズに広 く 応え る ため、 「既存の ソ ー
ス シ ス テ ム」 (26 ページ) で説明す る よ う に、 ソ ース シ ス テ ム内に存在 し
ない追加デー タ を得 る こ と も で き ます。
ユーザーのニーズは、 プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ンの初期プ ロ セ ス におけ る 重要
な要素です。 ただ し 、 プ ロ ジ ェ ク ト の配置後にユーザーが拡張領域を見 る
につれ、 ユーザーのニーズが新たに判明す る こ と も あ り ます。 新たに判明
し たニーズに よ っ ては、 ユーザーが必要 と す る 種類のデー タ の分析や取得
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論理デー タ モデルの作成
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論理デー タ モデル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
に よ り 良 く 対応す る ため、 論理デー タ モデルの変更が必要にな る 可能性 も
あ り ます。
既存の ソ ース シ ス テム
利用可能なデー タ を把握す る こ と は、 論理デー タ モデルの作成におけ る 重
要な ス テ ッ プです。 通常は、 多数の フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト で構成 さ れ
る 十分な量のデー タ が存在 し 、 ユーザー コ ミ ュ ニテ ィ の意思決定を支援す
る う えで、 既存デー タ 内の ど の フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト が必要であ る
かを特定す る 必要があ り ます。
デー タ の確認は、 最初に論理デー タ モデルの コ ン ポーネ ン ト を識別す る と
き に役立ち ますが、 ニーズに対応す る ために必要なすべての フ ァ ク ト と ア
ト リ ビ ュ ー ト がデー タ 内に常に存在 し てい る と は限 り ません。 既存のデー
タ か ら 多 く の フ ァ ク ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 お よ び関係が示唆 さ れますが、
適切な論理デー タ モデルを作成す る 作業のかな り の部分は、 ユーザー コ
ミ ュ ニテ ィ のニーズ を満たすために必要な追加 コ ン ポーネ ン ト の特定に充
て ら れます。
た と えば、 保険会社の ト ラ ンザ ク シ ョ ン シ ス テ ムに顧客お よ び都市の単位
でデー タ が記録 さ れてい る と き 、 ビ ジネ ス アナ リ ス ト は州や地域ご と の
デー タ を見たい場合を想定 し ます。 こ の場合、 既存の ソ ース デー タ 内に州
と 地域が存在 し ないため、 他の ソ ース か ら 抽出す る 必要があ り ます。 ま た、
ソ ース シ ス テ ム内に日単位のデー タ が保存 さ れてい る と き に、 ユーザーが
月や年単位のデー タ も 見たい場合があ り ます。 こ の場合には、 デー タ モデ
ル内にア ト リ ビ ュ ー ト を追加す る こ と に よ っ て、 フ ァ ク ト を分析す る レベ
ルを追加す る こ と が可能です。
ソ ース シ ス テ ム内に存在 し ないデー タ があ っ て も 、 それをデー タ モデルに
含めてはな ら ない理由にはな り ません。 逆に、 ソ ース デー タ 内のデー
タ を、 論理デー タ モデルにすべて含め る 必要 も あ り ません。 何を含め、
何を含めないかは、 ユーザーのニーズに基づいて決定 し ます。
ソ ース デー タ か ら 分析デー タ への変換
シ ス テ ムが ま だ存在 し てお ら ず、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス の計画に着手 し たば
か り の段階であれば、 現在のユーザー ニーズ を大幅に反映 し た論理デー タ
モデルを作成す る こ と が可能です。 ただ し 、 既存のシ ス テ ムの開発 と 実装
がいっ たん完了すれば、 ほ と ん ど の論理モデルの作成は、 ソ ース デー タ の
確認か ら 開始す る こ と にな り ます。 ソ ース デー タ には通常、 なん ら かの文
書化 さ れた物理構造が存在 し ます。 た と えば、 ほ と ん ど の OLTP シ ス テ ム
には、 エン テ ィ テ ィ 関係図 (ERD) があ り ます。 ERD と は、 ソ ース シ ス テ ム
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論理デー タ モデル 2
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
内のデー タ の物理構造を視覚的に表現 し た も のであ り 、 こ れに よ り テーブ
ル と 列、 お よ び列に含まれ る デー タ を容易に識別で き ます。
タ モデルは、 概念的には ERD に似てい ます。 ただ し 、 こ の
論理デー
ガ イ ド で言及 し てい る 論理デー タ モデルには、 デー タ を
MicroStrategy に統合 し て、 ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス ソ リ ュ ー
シ ョ ン を開発す る ための方法 も 勘案 さ れます。
既存の ソ ース シ ス テ ムが存在 し ない場合、 既存の ソ ース シ ス テ ム を使用す
る 場合の ど ち ら で も 、 論理デー タ モデルは次の手順で作成 し ます。
•
「ステ ッ プ 1 : フ ァ ク ト を特定する 」 (27 ページ)
•
「ステ ッ プ 2 : ア ト リ ビ ュ ー ト を特定する 」 (28 ページ)
•
「ステ ッ プ 3 : ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を指定する 」 (29 ページ)
•
「ス テ ッ プ 4 : 階層を定義する」 (30 ページ)
こ れ ら の ス テ ッ プの詳細は、 既存の ソ ース シ ス テ ムの使用に左右 さ
れます。
ス テ ッ プ 1: ファクトを特定する
既存のデー タ を使用 し て、 MicroStrategy で フ ァ ク ト と し て表現で き る すべ
てのデー タ の リ ス ト を作成 し ます。 フ ァ ク ト は計算可能で、 売上や利益な
ど、 通常は集計可能な数値であ る こ と に留意 し て く だ さ い。 すべての フ ァ
ク ト の リ ス ト を作成 し た後、 それぞれの フ ァ ク ト を記録す る ビ ジネ ス レベ
ルを決定 し ます。 た と えば、 小売モデルの売上フ ァ ク ト は通常、 店舗、 商
品、 ま たは日付の レベルで保存 さ れます。 こ れ ら の レベルは、 それぞれ特
定の店舗、 商品、 ま たは日付の売上を意味 し ます。 一方、 製品在庫フ ァ ク
ト は、 地域、 商品、 ま たは週の レベルで保存で き ます。 こ れ ら の ビ ジネ ス
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論理デー タ モデルの作成
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論理デー タ モデル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
レベルが、論理デー タ モデル内のア ト リ ビ ュ ー ト にな り ます (「ステ ッ プ 2 :
ア ト リ ビ ュー ト を特定する」 (28 ページ) を参照)。
ス テ ッ プ 2: アトリビュートを特定する
レ ポー ト に表示す る フ ァ ク ト の レベルを考慮 し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト を特定
し ます。 各フ ァ ク ト を ど の レベルで記録す る かを検討 し 、 そ こ か ら 構築に
着手 し ます。
た と えば、 既存デー タ 内に日単位だけで記録 さ れ る フ ァ ク ト が存在 し てい
る と し ます。 と こ ろが、 ユーザーは日以外の レベルでデー タ を分析す る こ
と に も 興味を持っ てお り 、 年、 月、 お よ び週単位でデー タ を見 る こ と も
望んでい ます。 こ の情報が、 プ ロ ジ ェ ク ト の配置後に、 よ う や く 表面化す
る 場合があ り ます。 し か も 、 ユーザーの多 く が売上デー タ を年単位で見て
い る こ と が判明 し た と し ます。 こ の分析を行 う には、 MicroStrategy で日レ
ベルの売上デー タ を年レベルに集計す る 必要があ り ます。 パフ ォーマ ン
ス を改善 し なが ら 大部分のユーザーのニーズに応え る 手段 と し て、 年レベ
ルの売上デー タ を保存す る 集計テーブルを追加す る 方法があ り ます (「要約
テーブルを使用するデータ の保存 : 集計テーブル」 (343 ページ) を参照)。
その後、 プ ロ ジ ェ ク ト の " 年 " ア ト リ ビ ュ ー ト をデザ イ ン し ます。 場合に
よ っ ては、 プ ロ ジ ェ ク ト 配置後に確認 さ れたユーザー要件に対す る 処置 と
し て、 こ の方法が取 ら れ る こ と があ り ますが、 こ の よ う な事項は、 プ ロ
ジ ェ ク ト デザ イ ンの初期段階で考慮に入れてお く 必要があ り ます。
フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト を含めない よ う に注意 し て く
必要以上の
だ さ い。 通常、 ソ ース シ ス テ ム内のすべてのデー タ を分析環境に取
り 込む必要はあ り ません。 ユーザー コ ミ ュ ニテ ィ に役立つフ ァ ク ト
と ア ト リ ビ ュ ー ト だけ を含め る よ う に し て く だ さ い。 論理デー タ モ
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理デー タ モデル 2
デルの作成は繰 り 返 し を伴な う プ ロ セ ス であ り 、 必要にな っ た ら い
つで も ア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト を追加す る こ と がで き ます。
ス テ ッ プ 3: アトリビュート関係を指定する
MicroStrategy でア ト リ ビ ュ ー ト と し て定義する デー タ を特定 し た ら 、 続い
て ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係を特定す る 必要があ り ます。 た と えば、 Sales
Force Analysis Module では、 商談情報が " 商談 " ア ト リ ビ ュ ー ト と 共に保存
さ れますが、 こ のア ト リ ビ ュ ー ト は " 商談終了日 "、 " 商談開始日 "、 " 主
な競合会社 " な ど のア ト リ ビ ュ ー ト と 直接関係 し てい ます。 こ れ ら のア ト
リ ビ ュ ー ト は、 いずれ も 商談情報に関す る 質問に答え る も のであ り 、 すべ
て " 商談 " ア ト リ ビ ュ ー ト に関係 し てい ます。
さ ら に、 関係の種類 も 決定す る 必要があ り ます。 た と えば、 次のダ イ ア グ
ラ ムでは "Year" (年) と "Month" (月) の間に 1 対多関係があ り 、 "Month"
(月) は "Day" (日) と の間に 1 対多関係があ り ます。 こ の 1 対多関係は、 す
べての年に複数の月が存在 し 、 すべての月に複数の日が存在す る こ と を示
し てい ます。 視点を逆にす る と 、 こ の関係は (12/ 01/ 2005 の よ う な形式の)
複数の日付に対応す る (Dec 2005 の よ う な形式の) 月が 1 つだけ存在 し 、 複
数の月に対応す る 年が 1 つだけ存在す る こ と を示 し ます。
こ の例では、 ユーザーが時間情報を保存す る 方法を正確に定義で き
ない可能性があ
り ます。 た と えば、 "Year" (年) ア ト リ ビ ュ ー ト と
"Month" (月) ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係について考えてみま し ょ う 。仮
に "Month" ア ト リ ビ ュ ー ト を単な る 月の名前 (Dec, Jan な ど) と し て
定義 し て、 年 (Dec 2005、 Jan 2006 な ど) に直接接続 し なければ、 両
者の関係は 1 対多ではな く 、 多対多にな り ます。
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論理デー タ モデルの作成
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論理デー タ モデル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
既存デー タ に関す る ド キ ュ メ ン ト (ERD な ど) をお持ちであれば、 デー タ の
特徴 と 固有の関係について、 ド キ ュ メ ン ト で詳 し い情報が得 ら れ る 場合が
あ り ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係については、 「ア ト リ ビ ュー ト 関係」 (23 ページ) で詳
し く 説明 し ます。
ステップ 4: 階層を定義する
階層はデー タ の構造を提供 し 、 ユーザーが関連す る ア ト リ ビ ュ ー ト を容易
かつ直感的にブ ラ ウ ズ し て、 レ ポー ト に含め る ために役立ち ます。 論理
デー タ モデルの コ ン テ キ ス ト では、 階層はア ト リ ビ ュ ー ト を ビ ジネ ス領域
ご と に論理的に配置 し た も の と 考え る こ と がで き ます。 た と えば、 時間に
関係す る すべてのア ト リ ビ ュ ー ト は、 "Time" (時間) 階層に編成で き ます。
同様に、 顧客関連のすべてのア ト リ ビ ュ ー ト は " 顧客 " 階層に、 仕入先
デー タ に関連す る すべてのア ト リ ビ ュ ー ト は " サプ ラ イ ヤー " 階層に、 そ
れぞれ含め る こ と がで き ます。
る 階層の数は、 デー タ の複雑 さ と ビ ジネ ス の特徴に よ っ て非
作成す
常に少ない場合 も あれば、 多 く な る 場合 も あ り ます。 すべてのデー
タ が直接関係 し てお り 、 1 つの大 き な階層だけにな る こ と も あ り え
30 論理デー タ モデルの作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理デー タ モデル 2
ます。 必要な階層を決め る 場合 も 、 ユーザー コ ミ ュ ニテ ィ のニーズ
が判断材料にな り ます。
論理デー タ モデルの表記法
論理デー タ モデルの作成時には、 さ ま ざ ま な表記法を使っ て論理デー タ モ
デルの効果を高め る こ と がで き ます。 こ れ ら には、 以下が含まれます。
•
「一意の識別子」
•
「カーデ ィ ナ リ テ ィ と 比率」
•
「ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム」
こ れ ら の論理モデルの表記法は、 シ ス テ ムの最適化機会の手がか り と な り 、
シ ス テ ムの保守に役立ち、 論理デー タ モデルの堅牢性を高め ます。 十分に
最適化 さ れ、 保守 さ れたシ ス テ ムか ら 最大の恩恵を受け る のはユーザー コ
ミ ュ ニテ ィ ですが、 こ れ ら の表記法は主にプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ナー、 管
理者、 お よ び熟練 し た レ ポー ト デザ イ ナーを対象 と し てい ます。
それぞれの表記法が、 デー タ に関す る 追加情報を論理デー タ モデルに付与
し ます。 こ の追加情報は、 シ ス テ ムについて学ぶ と き に特に役立ち ます。
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論理デー タ モデルの表記法
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2
論理デー タ モデル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
一意の識別子
論理デー タ モデルの表記法の 1 つは、 個々のア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト に
対す る 一意の識別子の付与です。 該当す る 場合、 一意の識別子に よ っ て、
ア ト リ ビ ュ ー ト を ソ ース シ ス テ ム内の ソ ース デー タ にマ ッ プす る キーが表
さ れます。 こ の情報は、 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマ内で主キーを定義す る
と き に役立ち ます (「キー構造に よ る テーブル内のデータ の一意な識別」 (40
ページ) を参照)。
フ ァ ク ト は通常、 複数のア ト リ ビ ュ ー ト に よ っ て識別 さ れ る ため、 一意の
識別子を複数持つ こ と に注意 し て く だ さ い。 次のダ イ ア グ ラ ムは、 一意の
識別子を付与 し た論理デー タ モデルを示 し てい ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト に
よ っ ては、 そのエ レ メ ン ト の識別に複数の ID 列を必要 と す る 場合 も あ り ま
す。 た と えば、 "Item" (商品) ア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト を一意に識別す
る には、 Item_ID 列 と Class_ID 列の両方が必要です。
32 論理デー タ モデルの表記法
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理デー タ モデル 2
カ ーデ ィ ナ リ テ ィ と 比率
論理デー タ モデルの も う 1 つの表記法が、 各ア ト リ ビ ュ ー ト へのカーデ ィ
ナ リ テ ィ と 比率の付与です。 カーデ ィ ナ リ テ ィ は、 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト
内の一意なエ レ メ ン ト の数を意味 し ます。 比率 は、 互いに関係す る ア ト リ
ビ ュ ー ト 間のカーデ ィ ナ リ テ ィ の比率です。
カーデ ィ ナ リ テ ィ は、 デー タ ベース管理者がデー タ ウ ェ アハ ウ ス のサ イ
ズ を予測す る と き に役立ち ます。 ま た、 MicroStrategy でユーザーが階層内
のデー タ をナビ ゲー ト す る 場合の最適な経路を、 プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ナー
が決定す る 際に も 利用で き ます (9 章、 「ア ト リ ビ ュー ト の構成 と ブ ラ ウ
ズ を行 う ための階層の作成」 を参照)。 比率は、 ど こ で集計テーブルを作成
すれば最 も 効果的であ る かを決定す る と き に、 特に役立ち ます。 デー タ
ベース管理者 と プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ナーは、 こ の追加情報を極めて効果的
に利用で き ます。
次のダ イ ア グ ラ ムは、 カーデ ィ ナ リ テ ィ と 比率を含む論理デー タ モデルを
示 し てい ます。 カーデ ィ ナ リ テ ィ はア ト リ ビ ュ ー ト を示す長方形の右上、
比率は一部のア ト リ ビ ュ ー ト 関係の横に示 さ れてい ます。 "Date of Birth"
(誕生日) な ど一部のア ト リ ビ ュ ー ト のカーデ ィ ナ リ テ ィ が不明にな っ てい
る こ と に も 着目 し て く だ さ い。 こ れは、 情報が不定で予測で き ないためで
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論理デー タ モデルの表記法
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論理デー タ モデル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
す。 た と えば、 誕生日の異な る 顧客が何名、 ウ ェ アハ ウ ス に含まれてい る
かを特定す る こ と は不可能です。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム
論理デー タ モデルにア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を含め る と 、 プ ロ ジ ェ ク ト で
利用可能なすべての情報を、 よ り 包括的に把握す る こ と がで き ます。
ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム には、 特定のア ト リ ビ ュ ー ト を説明す る 追加情報
が含まれます。 た と えば、 シ ス テ ム内の顧客を表すア ト リ ビ ュ ー ト と し て "
顧客 " を作成 し 、 それを " 顧客 " 階層に含めた と し ます。 " 顧客 " ア ト リ
ビ ュ ー ト 内の個々のエ レ メ ン ト が、 それぞれ異な る 顧客を表 し ます。 さ ら
に、 デー タ には顧客に関す る 次の情報を保存 し ます。
•
顧客番号 (顧客の一意な識別に使用 さ れ る 数値 コ ー ド )
•
名
•
姓
34 論理デー タ モデルの表記法
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
住所
•
メ ール ア ド レ ス
論理デー タ モデル 2
こ れ ら の情報は、 いずれ も "Customer" (顧客) ア ト リ ビ ュ ー ト と 1 対 1 関係
にあ る 別のア ト リ ビ ュ ー ト と し て、 論理デー タ モデルに含め る こ と が可能
です。 と こ ろが実際には、 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト は "Customer" (顧客) ア
ト リ ビ ュ ー ト に関す る 追加情報を提供す る も のに過ぎず、 "Customer" (顧
客) 階層内で異な る レベルを構成す る も のではあ り ません。 ア ト リ ビ ュ ー ト
と その説明の間に 1 対 1 関係が存在する 場合、 それ ら の説明情報はア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォーム と し てモデル化で き ます。 次のダ イ ア グ ラ ムは、 ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォーム を追加 し た論理デー タ モデルを示 し てい ます。
ォームについては、 「列デー タ の説明 と 識別子 : ア
アト リト ビリ ビューュ ート トフ フォーム」
(253 ページ) で、 MicroStrategy におけ る
ロ ールの観点か ら 説明 し ます。
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論理デー タ モデルの表記法
35
2
論理デー タ モデル
36 論理デー タ モデルの表記法
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
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3
3.
論理データ モデルのウェア
ハウスの構造
物理ウェアハウス スキーマ
はじめに
直前の章で説明 し た よ う に、 論理デー タ モデルはビ ジネ ス デー タ の論理構
造 と 、 その情報の中に存在す る 多 く の関係について考察す る と き に役立ち
ます。
物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマ と は、 論理デー タ モデルに基づ き 、 デー タ
ウ ェ アハ ウ ス に保存 さ れてい る ビ ジネ ス デー タ を詳 し く 、 かつ視覚的に表
現 し た も のです。 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマは、 デー タ ベース の観点か ら
意味のあ る 方法で論理デー タ モデルを編成 し ます。
し て論理デー タ モデルは、 一般的なユーザーやビ ジネ ス ア
ナこ れに対
リ ス ト の視点か ら デー タ を論理的に配置 し た も のです。 論理デー
タ モデル と その作成方法についての詳細は、 2 章、 「論理デー タ モ
デル」 を参照 し て く だ さ い。
論理デー タ モデルは、"Day" (日)、"Item" (商品)、"Store" (店舗)、"Account"
(口座) な ど、 ビ ジネ ス モデルの論理オブジ ェ ク ト だけ を対象 と し てい ます。
物理 ウ ェ アハ ウ ス ス キーマは、 1 つの論理デー タ モデルか ら 複数、 得 ら れ
る 場合があ り ます。 ス キーマの構造は、 論理オブジ ェ ク ト を表 し てい る
デー タ が、 ウ ェ アハ ウ ス内に ど の よ う に保存 さ れ る かに左右 さ れます。 た
と えば、 複数の論理オブジ ェ ク ト は、 すべて同 じ テーブルに保存 し た り 、
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論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
それぞれ別のテーブルに保存 し た り 、 あ る いは複数のテーブルに複製 し て
保存で き る ほか、 それ以外の配置で保存す る こ と も で き ます。
論理デー タ モデルは作成す る フ ァ ク ト やア ト リ ビ ュ ー ト を示 し ますが、 物
理 ウ ェ アハ ウ ス ス キーマはそれ ら のオブジ ェ ク ト の基礎 と な る デー タ の保
存場所を示 し ますす。 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマは、 デー タ がデー タ ウ ェ
アハ ウ ス内に保存 さ れ る 方法 と 、 保存 さ れたデー タ を分析用に呼び出す方
法を示 し ます。
次に示す よ う に、 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマの作成は、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成
前に行 う ビ ジネ ス デー タ の編成の第 2 ス テ ッ プです。
物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマ を構成す る 主要な コ ン ポーネ ン ト は、 列 と テー
ブルです。
物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマ内の列 と テーブルは、 それぞれ論理デー タ モデ
ルの フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト に基づいてい ます。 テーブル内の行は、 ア
ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト と フ ァ ク ト のデー タ を表 し ます。
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
列 : デー タ の識別子 と 値
ウ ェ アハ ウ ス内の列 には、 ア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト のデー タ が含まれま
す。 列には以下の種類があ り ます。
•
ID 列 には、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の識別 コ ー ド が含まれます。 通
常、 こ れ ら の コ ー ド は数値です。 コ ン ピ ュ ー タ ーが数値を文字列 よ り 速
く 処理で き る か ら です。 すべてのア ト リ ビ ュ ー ト には ID 列が 1 つ必要
です。
•
説明列 には、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の説明 (文字列ま たは数値) が
含まれます。 説明列は省略可能です。
ID 列は ID と 説明の両方の用途に使用で き ます。 た と えば、 "Date" (日
付) ア ト リ ビ ュ ー ト には通常、 説明列はあ り ません。
通常、 大部分のア ト リ ビ ュ ー ト には ID 列が 1 つ、 説明列が少な く と も
1 つ存在 し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト に多数のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム (特
定ア ト リ ビ ュ ー ト に関す る 追加の説明) があ る 場合、 それ ら は追加 さ れ
た説明列 と し て表 さ れます。
•
フ ァ ク ト 列 にはフ ァ ク ト デー タ が含まれます。
テーブル : 関連す る デー タ の物理的な グ
ループ化
テーブルには次の種類があ り ます。
•
「ル ッ ク ア ッ プ テーブル : ア ト リ ビ ュー ト の保存場所」 (41 ページ)
•
「関係テーブル : ア ト リ ビ ュー ト 間の関係付けの特殊な ケース」 (42 ペー
ジ)
•
「フ ァ ク ト テーブル : フ ァ ク ト データ と 集計レベル」 (43 ページ)
デー タ ウ ェ アハ ウ ス内でのテーブルの機能は種類ご と に異な り ますが、 ど
の種類のテーブルに も 、 テーブル内のエ レ メ ン ト を一意に識別す る 主
キーを割 り 当て る こ と がで き ます。
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列 : デー タ の識別子 と 値
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論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
キー構造に よ る テーブル内のデー タ の一意な識別
リ レーシ ョ ナル デー タ ベース では、 すべてのテーブルに主キー が 1 つ存在
し てお り 、 こ のキーに よ っ てデー タ レ コ ー ド や行を識別す る 一意の値が作
成 さ れます。 こ れはデー タ ウ ェ アハ ウ ス内のすべてのテーブルに、 テーブ
ルの種類に関係な く 当ては ま り ます。
テーブルには次の種類のキーを割 り 当て る こ と がで き ます。
•
シ ンプル キー : 1 つの列だけでテーブル内の レ コ ー ド を一意に識別 し ま
す。
•
複合キー : 複数の列を使用 し て レ コ ー ド を一意に識別 し ます。
テーブル内のア ト リ ビ ュ ー ト を一意に識別す る ために使用す る キーの構造
は、 デー タ と ビ ジネ ス ニーズの性質に よ っ て決ま り ます。 次の図は、 それ
ぞれのキー構造に よ る コ ール セ ン タ ーの識別の し く みを示 し てい ます。
シ ンプル キーの場合は、 Call_Ctr_id だけで コ ール セ ン タ ーが識別 さ れ
てい ます。 こ れは、 すべての コ ール セ ン タ ーに一意の ID があ る こ と を意
味 し ます。
複合キーの場合は、 Call_Ctr_id と Region_id で コ ール セ ン タ ーが識
別 さ れてい ます。 こ れは、 違 う 地域にあ る コ ール セ ン タ ー間で
Call_Ctr_id の値が同 じ にな る 場合があ る こ と を意味 し ます。 た と えば、
A 地域の コ ール セ ン タ ー と B 地域の コ ール セ ン タ ーの ID が ど ち ら も 1 の
よ う な場合です。 その場合は Call_Ctr_id と Region_id の両方を知 ら
なければ、 コ ール セ ン タ ーを一意に識別す る こ と はで き ません。
通常、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内での取 り 扱いはシ ンプル キーの方が複合キー
よ り も 容易です。 使用す る 保存領域が よ り 少な く 、 よ り 簡単な SQL で操作
で き る か ら です。 複合キーは SQL ク エ リ を複雑化 し 、 ク エ リ 時間が長 く な
り 、 必要な保存領域 も 大 き く な る 傾向があ り ます。 ただ し 、 複合キーの方
が ETL プ ロ セ ス の効率は向上 し ます。
特定のア ト リ ビ ュ ー ト に ど ち ら のキー構造を使用す る かは、 完全にデー タ
と シ ス テ ムの性質に よ っ て決ま り ます。 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマでル ッ
ク ア ッ プ テーブルを作成す る と き には、 ど ち ら のキー構造が適 し てい る
かを考慮 し て く だ さ い。
40 テーブル : 関連す る デー タ の物理的な グループ化
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論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト に含まれてい る テーブルの主キーの定義につい
ては、 「テーブルの第一キーの定義」 (462 ページ) を参照 し て く だ さ い。
ル ッ ク ア ッ プ テーブル : ア ト リ ビ ュ ー ト の保存場所
ル ッ ク ア ッ プ テーブル は、 ア ト リ ビ ュ ー ト の物理的表現です。 ル ッ ク ア ッ
プ テーブルに よ っ て、 デー タ を さ ま ざ ま な レベルで集計す る こ と が可能に
な り ます。 ル ッ ク ア ッ プ テーブルは、 ア ト リ ビ ュ ー ト の情報を ID 列 と 説
明列 (「列 : データ の識別子 と 値」 (39 ページ) を参照) に保存 し ます。
物理ス キーマの編成方法に よ り 、 ル ッ ク ア ッ プ テーブルには 1 つのア ト リ
ビ ュ ー ト 、 ま たは複数の関連する ア ト リ ビ ュ ー ト の情報を保存で き ます。 1
つのア ト リ ビ ュ ー ト のデー タ だけ を保存す る テーブルは、 正規化 テーブル
と 呼ばれます。 複数のア ト リ ビ ュ ー ト のデー タ を保存す る テーブルは、 非
正規化 テーブル と 呼ばれます。
次の図は、 同 じ ア ト リ ビ ュ ー ト 情報の編成が、 テーブルの種類に よ っ て ど
の よ う に異な る かを示 し てい ます。 非正規化テーブルに保存 さ れてい る
デー タ と 、 正規化テーブルに保存 さ れてい る デー タ が、 完全に同 じ であ る
こ と に着目 し て く だ さ い。 非正規化テーブルではア ト リ ビ ュ ー ト に関す る
すべて情報が 1 つのテーブルに保存 さ れてい る のに対 し 、 正規化テーブル
ではア ト リ ビ ュ ー ト に関す る すべての情報のサブセ ッ ト が、 各テーブルに
保存 さ れてい ます。
ど ち ら の構造 も 、 ウ ェ アハ ウ ス ス キーマ内のすべてのテーブルに使用で き
ますが、 それぞれの構造には、 以下の項お よ び 「各種ス キーマの比較」 (57
ページ) の表に示す長所 と 欠点があ り ます。
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テーブル : 関連す る デー タ の物理的な グループ化
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論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係 と ル ッ ク ア ッ プ テーブルの構造
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係は、 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマ内のル ッ ク ア ッ プ テー
ブルの構造を決定す る 主要因子の 1 つです。 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の一般的
なガ イ ド ラ イ ン を次に示 し ます。
•
1 対 1 関係は通常、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが存在 し てい る こ と を示 し
ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの説明列は、 そのア ト リ ビ ュ ー ト の
ル ッ ク ア ッ プ テーブルにその ま ま列 と し て追加 し ます。
•
多対多関係は通常、 ど のア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブル と も
別の関係テーブルを使用す る 必要があ り ます。 関係テーブルには、 関係
す る 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト の ID 列を含め ます。 関係テーブルの使用方
法の詳細は、 「関係テーブル : ア ト リ ビ ュー ト 間の関係付けの特殊な
ケース」 (42 ページ) を参照 し て く だ さ い。
関係テーブル : ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係付けの特殊な
ケース
ア ト リ ビ ュ ー ト に関す る 情報を保存す る ル ッ ク ア ッ プ テーブルに対 し 、 関
係テーブルには 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係に関す る 情報が保存 さ れま
す。 関係テーブル は 2 つ以上のア ト リ ビ ュ ー ト の ID 列を含み、 それ ら の
ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係を定義 し ます。 関係テーブルは通常、 多対多関係
にあ る ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係の作成に使用 さ れます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 間に直接的な 1 対多 関係があ り 、 親ア ト リ ビ ュ ー ト の各エ
レ メ ン ト と 、 子ア ト リ ビ ュ ー ト の複数のエ レ メ ン ト の間に関係が存在 し う
る 場合は、 親ア ト リ ビ ュ ー ト の ID 列を子ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ
テーブル内に配置 し て親子関係を定義 し ます。 子テーブル内の親の ID 列は
外部キー と 呼ばれます。 こ の手法に よ っ て、 ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ
プ テーブル内でア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係を定義で き る ため、 次の図に示す
よ う にル ッ ク ア ッ プ テーブルが関係テーブルの機能 も 兼ね る よ う にな り ま
す。
42 テーブル : 関連す る デー タ の物理的な グループ化
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論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
多対多 関係の場合 (親ア ト リ ビ ュ ー ト の複数のエ レ メ ン ト と 、 子ア ト リ
ビ ュ ー ト の複数のエ レ メ ン ト と の間に関係が存在す る 場合) は、 次の図に示
す よ う に関係テーブルを別に作成す る 必要があ り ます。
フ ァ ク ト テーブル : フ ァ ク ト デー タ と 集計レ ベル
フ ァ ク ト テーブル は、 フ ァ ク ト デー タ の保存に使用 さ れます。 フ ァ ク ト
値にはア ト リ ビ ュ ー ト に よ っ て コ ン テ キ ス ト が付与 さ れ る ため、 フ ァ ク ト
テーブルにはフ ァ ク ト 列 と ア ト リ ビ ュ ー ト ID 列の両方が含まれてい ます。
フ ァ ク ト は、 間接的に関係 し てい る ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関連付けに役立ち
ます。 フ ァ ク ト テーブルに含まれてい る ア ト リ ビ ュ ー ト ID 列は、 その
テーブル内の フ ァ ク ト が保存 さ れてい る レベルを表 し ます。
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テーブル : 関連す る デー タ の物理的な グループ化
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論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
た と えば、 売上 と 在庫のデー タ を含むフ ァ ク ト テーブルは、 次のダ イ ア グ
ラ ムのテーブルの よ う にな り ます。
フ ァ ク ト デー タ の集計レベルの詳細は、 「フ ァ ク ト テーブル レベル : デー
タ の コ ン テキ ス ト 」 (46 ページ) を参照 し て く だ さ い。
44 テーブル : 関連す る デー タ の物理的な グループ化
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論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
基本フ ァ ク ト 列 と 派生フ ァ ク ト 列
フ ァ ク ト 列には、 基本フ ァ ク ト 列 と 派生フ ァ ク ト 列 と い う 2 つの種類があ
り ます。
•
基本フ ァ ク ト 列 は、 フ ァ ク ト テーブル内で 1 つの列 と し て表 さ れます。
次の図は、 基本フ ァ ク ト 列を含むフ ァ ク ト テーブルを示 し てい ます。
•
派生フ ァ ク ト 列 は、 他の既存フ ァ ク ト 列を数学的に組み合わせて作成
さ れます。 次のダ イ ア グ ラ ムはフ ァ ク ト テーブルの一例 と 、 基本フ ァ
ク ト 列か ら 派生フ ァ ク ト 列を作成す る 方法を示 し てい ます。
こ の例の派生フ ァ ク ト "Tot_Dollar_Sales" は、 フ ァ ク ト 列 Qty_Sold、
Unit_Price、 お よ び Discount を使用 し て作成 さ れます。 ま た、 派生
フ ァ ク ト は複数のテーブル (Item_Mnth_Sls お よ び City_Ctr_Sls) 内に
存在 し てい ます。
フ ァ ク ト テーブルが異なれば、 その中に保存 さ れてい る フ ァ ク ト の レベル
も 通常は異な る ため、 派生フ ァ ク ト 列に含め る こ と がで き る フ ァ ク ト 列は、
同 じ フ ァ ク ト テーブルか ら 得 ら れた も のだけです。
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テーブル : 関連す る デー タ の物理的な グループ化
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論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
派生フ ァ ク ト 列を作成すべ き か ど う か検討す る 際には、 長所 と 欠点を考慮
すべ き です。 派生フ ァ ク ト 列を ウ ェ アハ ウ ス に保存す る と 、 デー タ の計算
があ ら か じ め実行 さ れ、 デー タ と は別に保存 さ れます。 その結果、 よ り 簡
単な SQL で操作で き る ため、 レ ポー ト 実行時の ク エ リ が高速化 さ れます。
ただ し 、 派生フ ァ ク ト 列は ETL プ ロ セ ス で、 よ り 多 く の保存領域 と 処理時
間を要 し ます。
同様のデー タ 分析は、 MicroStrategy で メ ト リ ッ ク を使用 し て作成で き ます。
メ ト リ ッ ク を使用すれば、 1 つ以上の フ ァ ク ト 列か ら 得 ら れた フ ァ ク ト
デー タ の計算 と 集計を実行で き ます。 メ ト リ ッ ク の説明 と 作成方法につい
ては、 『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy の各種フ ァ ク ト の詳細 と 定義方法については、 「フ ァ ク ト の定
義」 (205 ページ) を参照 し て く だ さ い。
ファクト テーブル レベル : データのコンテキスト
フ ァ ク ト と フ ァ ク ト テーブルには、 フ ァ ク ト テーブル内のア ト リ ビ ュ ー ト
ID 列に基づいて関連付け ら れた レベルがあ り ます。 次の イ メ ージは、 商
品、 日、 お よ び コ ール セ ン タ ーの レベルを持つ 2 つの フ ァ ク ト を示 し てい
ます。
こ のテーブルの列 Item_id、 Day_id、 お よ び Call_Ctr_id は、 売上 と
在庫のデー タ を レ ポー ト で実用的に分析で き る レベルを表 し てい ます。
"Sales" (売上) フ ァ ク ト と "Inventory" (在庫) フ ァ ク ト は、フ ァ ク ト テーブル
内の ID 列に存在する レベル (商品、 日、 コ ール セ ン タ ー) で分析で き ます。
フ ァ ク ト テーブルには、 必要以上のル ッ ク ア ッ プ列 ID を含め る 必要はあ
り ません。 た と えば、 上図のテーブルには、 Customer_id 列は含まれて
い ません。 こ れは、 在庫デー タ を顧客レベルで分析 し て も 、 実用的な ビ ジ
ネ ス計算にな ら ないか ら です。 フ ァ ク ト テーブルには、 特定の フ ァ ク ト
デー タ の分析に使用す る レベルを表すア ト リ ビ ュ ー ト ID 列だけ を含め る べ
き です。
フ ァ ク ト が保存 さ れ る レベルは、 複数のテーブル内に互いに異な る レベル
で保存 さ れてい る 複数の フ ァ ク ト に対 し 、 複雑な ク エ リ を実行す る よ う に
な っ た と き 、 お よ びレ ポー ト 要求に異な る レベルが含まれ る 場合に、 特に
46 テーブル : 関連す る デー タ の物理的な グループ化
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
重要にな り ます。 フ ァ ク ト レ ポー ト は、 ユーザーが必要 と す る ビ ジネ ス レ
ベルで作成 さ れなければな り ません。
異種の列名 と 同種の列名
デー タ ウ ェ アハ ウ ス に 2 つの ソ ース シ ス テ ムか ら 取 り 込まれた情報が含ま
れてお り 、 次のダ イ ア グ ラ ムに示す よ う に一方の ソ ース シ ス テ ムでは
Region_id 列で地域が識別 さ れ、 も う 一方の ソ ース シ ス テ ムでは
Reg_id 列で識別 さ れ る と し ます。 こ の よ う な名前の不一致は、 ソ ース シ
ス テ ムで収集 し たデー タ に名前を付け る 規則が異な っ てい る か ら です。
Region_id 列 と Reg_id 列は、 名前は異な っ てい ますが、 保存す る デー
タ はど ち ら も 地域に関す る 情報です。 こ の よ う な列名は、 異種の列名 と 呼
ばれます。
Lookup_Region テーブル と Lookup_Call_Ctr テーブルのデー タ は互い
に異な る ソ ース シ ス テ ムか ら 得 ら れてお り 、 こ れ ら の ソ ース シ ス テ ムは互
いに異な る 名前付け規則を使用 し てい ます。 こ の理由に よ り 、 地域に関す
る 同 じ 情報が、 名前の異な る 2 つの列で表 さ れてい ます。
MicroStrategy Developer で フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト を定義す る と き には、
異種の列名が ソ ース シ ス テ ムに存在す る 可能性を考慮 し て く だ さ い。 正確
で不足のない レ ポー ト の結果を得 る ためには、 異種の列名を対応す る フ ァ
ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プす る 必要があ り ます。
た と えば、 上の例のテーブルに "Region" (地域) ア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る
場合には、 こ のア ト リ ビ ュ ー ト が使用 さ れ る と き に、 地域に関す る すべて
の情報が正 し く 計算 さ れ、 レ ポー ト に表示 さ れ る よ う に、 Region_id 列 と
Reg_id 列の両方を "Region" ア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プする 必要があ り ます。
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テーブル : 関連す る デー タ の物理的な グループ化
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論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
整合性を確保す る ために、 複数の列が同 じ デー タ を保存す る 場合には、 そ
れ ら の列に同 じ 名前を付け る のが適切です。 その よ う な列名は、 同種の列
名 と 呼ばれます。 こ の場合は次の図に示す よ う に、 両方のテーブルの列
名を Region_ID に し ます。
同 じ ア ト リ ビ ュ ー ト デー タ が複数の異な る ル ッ ク ア ッ プ テーブル内に存在
す る こ と があ る よ う に、 同 じ フ ァ ク ト デー タ が複数の異な る フ ァ ク ト テー
ブル内に存在す る こ と も あ り え ます。 次の図に示す よ う に、 同 じ フ ァ ク ト
列の名前がテーブルご と に異な る 可能性 も あ り ます。
48 テーブル : 関連す る デー タ の物理的な グループ化
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論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
スキーマの種類 : デー タ 取得のパ フ ォ ー
マ ン ス と 重複保存
デー タ ウ ェ アハ ウ ス の構造は さ ま ざ ま な方法で構築可能であ り 、 絶対的に
正 し い (ま たは正 し く ない) 方法 と い う も のは存在 し ません。 適切な ウ ェ ア
ハ ウ ス の構造は、 デー タ の性質、 利用可能な保存領域、 お よ びユーザー コ
ミ ュ ニテ ィ のニーズに左右 さ れます。 通常は、 許容限度内のデー タ 保存領
域を確保 し なが ら ク エ リ のパフ ォーマ ン ス を高め る ために、 いずれかの種
類の ス キーマか、 それ ら の組み合わせが使用 さ れます。 ス キーマには次の
種類があ り ます。
•
「高度に正規化 さ れた ス キーマ : 最小限の保存領域」
•
「中度正規化ス キーマ : 保存領域 と ク エ リ パフ ォーマン ス のバ ラ ン ス」
•
「高度に非正規化 さ れた ス キーマ : 高い ク エ リ パフ ォーマン ス」
ど の種類の ス キーマで も 、 1 つの基本フ ァ ク ト テーブル と 任意の数の集計
フ ァ ク ト テーブルが使用 さ れます (集計フ ァ ク ト テーブルの詳細は、 「要約
テーブルを使用するデータ の保存 : 集計テーブル」 (343 ページ) を参照)。
フ ァ ク ト テーブルのキーは、 そのテーブルに保存 さ れてい る デー タ の レベ
ルに対応す る ア ト リ ビ ュ ー ト キーで構成 さ れます。 以下の ス キーマ例は、
商品、 コ ール セ ン タ ー、 お よ び日付の レベルでデー タ を表示 し ます。
種類が異な る ス キーマ を比較す る と き には、 次の概念を留意 し て く だ さ い。
•
デー タ の重複は、 い く つかの欠点の原因にな り ます。 最 も 明 ら かな欠点
は、 デー タ の重複のないシ ス テ ムに比べ、 同 じ 量のデー タ を保持す る た
めに必要な保存領域が大 き く な る こ と です。
ま た、 重複す る デー タ が複数の場所に存在す る ため、 デー タ の更新が よ
り 負荷の大 き い、 困難なプ ロ セ ス にな り ます。 デー タ に重複がなけれ
ば、 1 つの場所にあ る デー タ を更新す る だけです。
•
結合は、 2 つのテーブルを結合 し てデー タ を呼び出すために必要な SQL
操作です。 こ の操作は必要ですが、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス に対 し て実行
す る 他の処理 と 同様、 ク エ リ に含め る 結合の数は、 ク エ リ のパフ ォー
マ ン ス に影響を与え ます。
•
以下の項では、 すべての種類の ス キーマが網羅 さ れてい る わけではあ り
ません。 こ れ ら の項は、 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマの開発で、 最 も 一
般的に使用 さ れ る ス キーマの種類について説明 し てい ます。
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ス キーマの種類 : デー タ 取得のパフ ォーマ ン ス と 重複保存
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3
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
高度に正規化 さ れた スキーマ : 最小限の保存領域
次のダ イ ア グ ラ ムは、 高度に正規化 さ れた ス キーマ の一例です。 高度に正
規化 さ れた ス キーマでは、 次の図の Call_Ctr_id、 Dist_Ctr_id、 お よ
び Region_id の よ う に、 ル ッ ク ア ッ プ テーブルに開発者がデザ イ ン し た
一意のア ト リ ビ ュ ー ト キーが含まれます。 ま た、 Call_Ctr_desc、
Dist_Ctr_desc、 お よ び Region_desc の よ う な ア ト リ ビ ュ ー ト の説明列 も
含ま れます。 ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブルには、 さ ら に親ア ト
リ ビ ュ ー ト の ID 列 (Lookup_Call_Ctr テーブルの Dist_Ctr_id な ど)
も 含まれてい ます。
50 ス キーマの種類 : デー タ 取得のパフ ォーマ ン ス と 重複保存
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論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
次の図は、 物理ル ッ ク ア ッ プ テーブルが ウ ェ アハ ウ ス内で ど の よ う に見え
る かを示 し てい ます。
高度に正規化 さ れた ス キーマ を使用す る 利点の 1 つは、 使用す る ル ッ ク
ア ッ プ テーブルが他の種類の ス キーマに比べ小 さ いため、 ウ ェ アハ ウ ス内
に必要な保存領域が最低限で済む こ と です。
ただ し 、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内で小 さ なテーブルだけ を使用す る 方法には
欠点 も あ り ます。 上図の Lookup_Region の よ う な上位レベルのル ッ ク
ア ッ プ テーブルにア ク セ スす る と き には、 情報を呼び出すために多数の結
合操作が必要にな り ます。 各テーブルには、 特定のア ト リ ビ ュ ー ト に関す
る 限 ら れた情報 し か保存 さ れていないため、 必要な列が見つか る ま で複数
のテーブルを結合す る 必要があ る か ら です。
中度正規化スキーマ : 保存領域 と ク エ リ パ フ ォ ーマ ン ス
のバ ラ ン ス
次のダ イ ア グ ラ ムは、 中度正規化ス キーマ の一例を示 し てい ます。 こ の ス
キーマの基本的な構造は、 高度に正規化 さ れた ス キーマ と 同 じ です。 ただ
し 、 こ の ス キーマでは、 関連す る ア ト リ ビ ュ ー ト の各テーブルに、 上位レ
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ス キーマの種類 : デー タ 取得のパフ ォーマ ン ス と 重複保存
51
3
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ベルのア ト リ ビ ュ ー ト の ID 列が存在 し てい ます。 た と えば、
Lookup_Call_Ctr テーブルには、 Region_id が含まれてい ます。
52 ス キーマの種類 : デー タ 取得のパフ ォーマ ン ス と 重複保存
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論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
中度正規化ス キーマの フ ァ ク ト テーブルの構造は、 高度に正規化 さ れた ス
キーマの も の と 同 じ です。 次のダ イ ア グ ラ ムは、 物理ル ッ ク ア ッ プ テーブ
ルが ウ ェ アハ ウ ス内で ど の よ う に見え る かを示 し てい ます。
中度正規化ス キーマは、 正規化ス キーマ と 非正規化ス キーマの長所 と 短所
のバ ラ ン ス が取れた ス キーマです。 ア ト リ ビ ュ ー ト の親 と その親の両方の
ID 列が複数のテーブル内に存在す る ため、 ア ト リ ビ ュ ー ト の情報の取得に
必要な結合操作の数が少な く な り ます。
ただ し 、一部のテーブルは同 じ ID 列を含む (上の例では Region_ID 列) た
め、 こ の種の ス キーマ内のテーブルは ウ ェ アハ ウ ス は、 あ る 程度の保存領
域を重複 し て使用 し ます。
高度に非正規化 さ れた スキーマ : 高い ク エ リ パ フ ォ ー
マンス
次のダ イ ア グ ラ ムは、 高度に非正規化 さ れた ス キーマ の一例です。 高度に
非正規化 さ れた ス キーマ も 、 基本的な構造は他の 2 種類の ス キーマ と 同 じ
です。 こ の ス キーマでは、 上位レベル ア ト リ ビ ュ ー ト の ID 列が、 関係す
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ス キーマの種類 : デー タ 取得のパフ ォーマ ン ス と 重複保存
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3
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
る すべてのテーブルに存在す る だけでな く 、 説明列 も 存在 し ます。 た と え
ば、 Lookup_Call_Ctr テーブルには、 Region_desc が含まれてい ます。
高度に非正規化 さ れた ス キーマ を使用す る と 、 ア ト リ ビ ュ ー ト の説明を呼
び出すために必要な結合の数が さ ら に少な く な り ます。 た と えば、 コ ール
セ ン タ ー、 配送セ ン タ ー、 地域、 お よ び ド ル単位での売上を 1 つの レ ポー
ト に含めて も 、 結合す る のは Lookup_Call_CTR テーブル と
Fact_Sales テーブルだけです。 こ れは、 Lookup_Call_CTR 列に コ ール
セ ン タ ー、 配送セ ン タ ー、 お よ び地域に必要なすべてのデー タ (説明デー
タ を含む) が保存 さ れてい る か ら です。
ただ し 、 高度に非正規化 さ れた ス キーマではル ッ ク ア ッ プ テーブルが大 き
いため、 ウ ェ アハ ウ ス内に必要な保存領域が最 も 大 き く な り ます。 さ ら に、
こ の ス キーマではデー タ の重複度 も 最 も 高 く な り ます。
スター スキーマ : ルックアップ テーブルの統合
高度に非正規化 さ れた ス キーマでは、 以下の図に示す よ う に、 ル ッ ク ア ッ
プ テーブルが非常に少な く な る 場合があ り ます。 こ の方法で ウ ェ アハ ウ ス
ス キーマ を編成 し たのが、 ス タ ー ス キーマ です。 ス タ ー ス キーマでは、
54 ス キーマの種類 : デー タ 取得のパフ ォーマ ン ス と 重複保存
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
特定階層のア ト リ ビ ュ ー ト ID と 説明列がすべて 1 つのテーブル内に存在す
る よ う にル ッ ク ア ッ プ テーブルが統合 さ れます。
高度に非正規化 さ れた ス キーマでは、 各階層 ("Geography" な ど) は複数の
ル ッ ク ア ッ プ テーブルか ら 構成 さ れます。 それに対 し て ス タ ー ス キーマで
は、 次に示す よ う に、 特定階層のすべてのア ト リ ビ ュ ー ト ID 列 と 説明列が
1 つのル ッ ク ア ッ プ テーブルに含ま れます。
他の ス キーマ と 同様、 ス タ ー ス キーマに も 長所 と 欠点があ り ます。 ス タ ー
ス キーマでは、 高度に非正規化 さ れた ス キーマ と 同 じ よ う に結合操作の数
が少な く な り ます。 さ ら に、 高度に非正規化 さ れた ス キーマに比べ、 必要
な保存領域を減 ら す こ と がで き る 場合 も あ り ます。 ただ し 、 ス タ ー ス キー
マには通常、 大 き なル ッ ク ア ッ プ テーブルが必要なため、 よ り 小 さ いテー
ブルを使用す る 他の ス キーマに比べ、 検索時間が長 く な る 可能性があ り ま
す。
デザ イ ンのバ ラ ン ス
論理デー タ モデル と 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマの作成は、 見直 し を繰 り 返
し 、 長所 と 短所のバ ラ ン ス を探 る プ ロ セ ス です。 次のダ イ ア グ ラ ムは、 効
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デザ イ ンのバ ラ ン ス
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3
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
果的なシ ス テ ム を作成す る ためにバ ラ ン ス を取 る べ き 主な 3 つの要件を示
し てい ます。
こ れ ら のカ テ ゴ リ のそれぞれが、 他のカ テ ゴ リ に影響を与え ます。 ユー
ザーのニーズ を簡単な も のか ら 複雑な も の ま で完全に満たそ う と す る と 、
多方面を包括す る デー タ モー ド と ス キーマ を作成 し なければな り ません。
そ う す る と ウ ェ アハ ウ ス の負荷が増大 し 、 ク エ リ のパフ ォーマ ン ス が低下
し 、 デー タ ベース管理者の保守の手間 も 大 き く な っ て し ま い ます。 ご自身
の環境で ど の因子が最 も 重要であ る かを見極め、 その因子を他の因子 と 比
較検討す る 必要があ り ます。
た と えば、 ス タ ー ス キーマでデー タ を収容す る ために十分な保存領域があ
る 場合は、 ス キーマ を正規化す る 必要はない と 思われます。 と こ ろが、 1
つに統合 さ れたテーブルに対す る SQL ク エ リ には DISTINCT 演算子を使用
す る 必要があ り 、 その よ う な ク エ リ はデー タ ベース リ ソ ースへの負荷 と 処
理時間の面で、 非常に コ ス ト が大 き く な り ます。 リ ソ ース負荷の大 き い
DISTINCT ク エ リ を使用する と 、 上位レベルのル ッ ク ア ッ プ テーブル間の
結合が少ない と い う 利点は打ち消 さ れます。
上記の点に加え、 上位レベルのル ッ ク ア ッ プ テーブルで集計テーブルを活
用す る 必要があ る 場合があ り ます (集計テーブルについては、 「要約テーブ
ルを使用するデータ の保存 : 集計テーブル」 (343 ページ) を参照)。
こ の章で説明 し た各種ス キーマ間の比較については、 「各種ス キーマの比
較」 (57 ページ) で詳 し く 説明 し ます。
56 デザ イ ンのバ ラ ン ス
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論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
各種スキーマの比較
ス キーマ デザ イ ンで さ ま ざ ま な長所 と 欠点のバ ラ ン ス を取 る 方法の 1 つ と
し て、 物理 ウ ェ アハ ウ ス ス キーマで各種の ス キーマ を併存 さ せ る 方法があ
り ます。 た と えば、 いずれか 1 つの階層を高度に正規化 し 、 他の 1 つを高
度に非正規化 し ます。 1 つの階層内で複数の異な る ス キーマ を使用す る こ
と も で き ます。 次の表に、 各種の ス キーマの比較を示 し ます。
スキーマの種類
ル ッ ク ア ッ プ テーブ
ルの構造
メリット
デメ リ ッ ト
高度に正規化 さ
れたスキーマ
• ア ト リ ビ ュー ト
ID
• ア ト リ ビ ュー ト
の説明列
• 親の ID 列
必要な保存領域が最小限。
デー タ の重複 も最小限であ る
ため、 デー タ 更新の負荷が他
のスキーマ よ り 小 さ い。
上位レ ベルのル ッ ク ア ッ プ
テーブルか ら 情報を呼び出す
には多数の結合が必要。
中度正規化ス
キーマ
• ア ト リ ビ ュー ト
ID
• ア ト リ ビ ュー ト
の説明列
• 親の ID 列
• 親の親の ID 列
高度に正規化 さ れたスキーマ
に比べ、 ア ト リ ビ ュ ー ト を親
の親に関連付け る ために必要
な結合の数が大幅に少ない。
あ る程度の重複保存が必要。
高度に非正規化
さ れたスキーマ
• ア ト リ ビ ュー ト
ID
• ア ト リ ビ ュー ト
の説明列
• 親の ID 列
• 親の説明列
• 親の親の ID 列
• 親の親の説明列
中度正規化スキーマに比べ、
ア ト リ ビ ュ ー ト の説明を呼び
出すために必要な結合の数が
さ ら に少ない。
必要な保存領域が最 も大き く 、
デー タ が重複 し ている ため、
よ り 負荷の大き い更新処理が
必要。
ス タ ー スキー
マ
• 階層全体を 1 つ
のル ッ ク ア ッ プ
テーブルに統合
する。
• 中度正規化スキーマに比
べ、 ア ト リ ビ ュ ー ト の説
明を呼び出すために必要な
結合の数が さ ら に少ない。
• 必要な保存領域 と デー タ の
重複は、 高度に非正規化 さ
れたスキーマに比べれば少
ないため、 デー タ の更新 も
比較的容易。
ル ッ ク ア ッ プ テーブルのサイ
ズが大き いため、 テーブルの
検索時 と DISTINCT 操作が必
要な と き に、 ク エ リ のパ
フ ォ ーマ ン スが低下する場合
があ る。
デー タ のモデル化 と フ ァ ク ト お よ びア ト リ ビ ュ ー ト の役割については、 す
でに学んでいただ き ま し た。 こ こ では、 同 じ ス キーマ オブジ ェ ク ト につい
て、 MicroStrategy 環境で ど の よ う に存在する か、 と い う 視点か ら 説明 し ま
す。 フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト は MicroStrategy を使用 し て作成す る レ ポー
ト の基礎であ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト の作成前に、 こ れ ら の各ス キーマ オブジ ェ
ク ト の構造を理解す る こ と が不可欠です。
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各種ス キーマの比較
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3
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ の国際化のサポー ト
MicroStrategy は、 デー タ をユーザーに必要な言語にする 国際化をサポー ト
し てい ます。 こ れに よ り 、 ユーザーの言語ニーズに応 じ て、 デー タ を さ ま
ざ ま な言語で表示で き ます。
デー タ を さ ま ざ ま言語で提供す る には、 翻訳 し たデー タ をデー タ ベース内
に含め る 必要があ り ます。 翻訳 し たデー タ をデー タ ベース に含め る 戦略は、
多 く の因子に左右 さ れます。 国際化が MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト でサポー
ト さ れ、 容易にプ ロ ジ ェ ク ト に統合で き る よ う な戦略を定義す る には、 次
のガ イ ド ラ イ ンが役立ち ます。
•
「テーブル と 列ま たはデータ ベース に よ る国際化」 (58 ページ)
•
「データ ベース内の さ ま ざ ま な文字セ ッ ト のサポー ト 」 (64 ページ)
MicroStrategy での国際化全般の概要については、 『MicroStrategy シ ス テ ム管
理補足 リ フ ァ レ ン ス』 を参照 し て く だ さ い。
テーブル と 列ま たはデー タ ベースに よ る国際化
MicroStrategy は、 2 種類の手法に よ る 国際化をサポー ト し てい ます。 翻訳
し たデー タ を、 テーブル と 列を追加 し て提供す る 手法 と 、 個別のデー タ
ベース に保存す る 手法です。 それぞれの手法について、 以下に説明 し ます。
•
「テーブル と 列を使用 し た国際化」 (58 ページ)
•
「個別のデータ ベース に よ る国際化」 (62 ページ)
テーブルと列を使用した国際化
デー タ ベース内のデー タ の国際化は、 テーブル と 列を新たに作成 し て、 そ
の中に翻訳デー タ を保存す る こ と でサポー ト で き ます。 デー タ ベース内の
翻訳デー タ をサポー ト お よ び識別す る ために、 テーブル と 列を さ ま ざ ま に
組み合わせて使用で き ます。
58 デー タ の国際化のサポー ト
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
た と えば、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト には、 次に示す
LU_MONTH_OF_YEAR テーブルか ら 主情報を呼び出す "Month of Year" (カ
レ ン ダー月) ア ト リ ビ ュ ー ト があ り ます。
月の名前を複数の言語で表示で き る よ う にす る には、 翻訳 し た月の名前を
言語ご と に同 じ テーブル内の別の列に保存 し ます。 それぞれの列の名前に
は、 特定の言語に翻訳デー タ を識別す る 接尾語を付け る こ と がで き ます。
同 じ LU_MONTH_OF_YEAR テーブルに スペ イ ン語 と ド イ ツ語の翻訳を追加
し た例を次に示 し ます。
スペ イ ン語のデー タ は接尾語 _ES が付いた MONTH_OF_YEAR_NAME 列に、
ド イ ツ語のデー タ は接尾語 _DE が付いた MONTH_OF_YEAR_NAME 列に、 そ
れぞれ保存 さ れてい ます。
同 じ テーブル内に翻訳用の列を追加す る 代わ り に、 翻訳用のテーブルを個
別に追加す る こ と も で き ます。 こ の場合は、 それぞれのテーブルに 1 つの
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デー タ の国際化のサポー ト
59
3
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
言語のデー タ を同 じ 列名で保存で き ます。 次の図は、 スパン語 と ド イ ツ語
のデー タ を それぞれ別のテーブルに保存 し た状態を示 し てい ます。
スペ イ ン語のデー タ は接尾語 _ES が付いた LU_MONTH_OF_YEAR テーブル
に保存 さ れてい ますが、 MONTH_OF_YEAR 列の名前は英語の
LU_MONTH_OF_YEAR テーブル と 同 じ です。 ド イ ツ語のデー タ も 同 じ 手法
で、 接尾語 _DE が付いた LU_MONTH_OF_YEAR テーブルに保存 さ れてい ま
す。
翻訳デー タ を保存お よ び識別す る ために両方の手法 (別のテーブル と 列の追
加) を併用す る こ と も で き ます。 こ の方法は、 個々のテーブル と 列に使用 さ
れてい る 言語の識別に役立ち ます。 ま た、 主言語を 1 つのテーブルに保存
し 、 その他のすべての言語を 1 つの国際化テーブルに保存す る こ と も で き
60 デー タ の国際化のサポー ト
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
ます。 た と えば、 スペ イ ン語 と ド イ ツ語のデー タ を、 次に示す よ う に同 じ
国際化テーブルに保存で き ます。
こ の例では、 LU_MONTH_OF_YEAR_LANG テーブルに、 主言語を除 く すべ
ての言語に よ る MONTH_OF_YEAR_NAME 列の翻訳が含まれてい ます。 それ
ぞれの列の名前には、 翻訳デー タ の言語を表す接尾語が付け ら れてい ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
•
上記の例では、 翻訳デー タ の言語の識別にテーブル と 列の接尾語
が使用 さ れてい ます。 識別に接尾語を使用す る のは必須ではあ り
ませんが、 MicroStrategy で定義お よ びサポー ト する 方法 と し ては
最 も 容易です。 接頭語やその他の命名法を使用す る 場合は、 翻訳
デー タ の場所を認識 さ せ る ために、 い く つかの関数を使用す る 必
要があ り ます。
•
デー タ の国際化をサポー ト す る プ ロ ジ ェ ク ト では、 翻訳デー タ を
使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブル と し て論理表
示を使用す る こ と はで き ません。 論理表示の詳細は、 「論理テー
ブル」 (455 ページ) を参照 し て く だ さ い。
テーブルや列を使用 し てデー タ の国際化を有効にす る よ う にプ ロ ジ ェ ク
ト を定義す る 方法の詳細は、 「SQL ク エ リ に よ るデー タ国際化の有効化」
(99 ページ) を参照 し て く だ さ い。
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デー タ の国際化のサポー ト
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3
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
個別のデータベースによる国際化
デー タ ベース内のデー タ の国際化は、 対応す る 言語ご と に別のデー タ ベー
ス を使用 し てサポー ト す る こ と も で き ます。 その後、 接続マ ッ ピ ン グ を通
じ て、 望ま し い言語を含むデー タ ベースへのア ク セ ス をユーザーに許可 し
ます。
た と えば、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト には、 次に示す
LU_MONTH_OF_YEAR テーブルか ら 主情報を呼び出す "Month of Year" (カ
レ ン ダー月) ア ト リ ビ ュ ー ト があ り ます。
こ のデー タ が "Tutorial (English)" と い う 名前のデー タ ベース に保存 さ れてい
る も の と 想定 し ます。 こ のプ ロ ジ ェ ク ト を スペ イ ン語 と ド イ ツ語で も 提供
す る には、 スペ イ ン語のデー タ ベース と ド イ ツ語のデー タ ベース も 用意す
62 デー タ の国際化のサポー ト
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
る 必要があ り ます。 こ れ ら のデー タ ベース のテーブル と 列の構造、 お よ び
命名法は、 次に示す よ う に共通に し ます。
こ の方法でデー タ を国際化す る には、 ど の国際化デー タ ベース で も 同 じ
デー タ が利用で き る 状態にす る 必要があ り ます。
タ の国際化をサポー ト す る プ ロ ジ ェ ク ト では、 翻訳デー タ を使
デー
用す る ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブル と し て論理表示を使
用す る こ と はで き ません。 論理表示の詳細は、 「論理テーブル」 (455
ページ) を参照 し て く だ さ い。
個別のデー タ ベース を使用 し てデー タ の国際化を有効にす る よ う にプ ロ
ジ ェ ク ト を定義す る 方法の詳細は、 「接続マ ッ ピ ン グに よ るデー タ国際化の
有効化」 (101 ページ) を参照 し て く だ さ い。
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デー タ の国際化のサポー ト
63
3
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース内の さ ま ざ ま な文字セ ッ ト のサポー ト
言語には、 デー タ を表す多様な文字セ ッ ト が必要です。 MicroStrategy プ ロ
ジ ェ ク ト での使用を計画 し てい る 言語をサポー ト す る には、 必要な文字
セ ッ ト をサポー ト し 、 それに応 じ て構成 さ れたデー タ ベース を使用す る 必
要があ り ます。 サポー ト す る 言語に必要な文字セ ッ ト をデー タ ベース がサ
ポー ト し てい る か ど う かを判断す る には、 サー ド パーテ ィ デー タ ベース の
ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン を参照 し て く だ さ い。 MicroStrategy での国際化サ
ポー ト についてのベス ト プ ラ ク テ ィ ス情報は、 『MicroStrategy シ ス テ ム管
理補足 リ フ ァ レ ン ス』 を参照 し て く だ さ い。
地図デー タ お よ びジ オ ロ ケーシ ョ ンのサ
ポー ト
MicroStrategy では、 重要な情報を他の地理情報 と と も に含め る こ と がで き
る 対話型の地図の一部 と し て、 デー タ を表示す る こ と がで き ます。 こ の地
理デー タ は、 ビ ジ ュ アル イ ンサ イ ト に含まれ る 地図ビ ジ ュ ア リ ゼーシ ョ ン
な ど の機能を使用す る か、 地図ウ ィ ジ ェ ッ ト を使用す る こ と に よ っ て、 表
示す る こ と がで き ます。 こ れに よ り 、 東海岸の店舗の利益な ど の情報をす
ばや く 知 る こ と がで き ます。
地図ウ ィ ジ ェ ッ ト は、 地理デー タ を使用 し て、 MicroStrategy Mobile ユー
ザーの位置を返す こ と も で き ます。 こ の情報を使用す る こ と に よ り 、 こ の
情報お よ び Mobile ユーザーの位置に基づいた追加分析を行 う こ と がで き ま
す。 た と えば、 現在の位置を使用 し て、 会社に最 も 近い 5 か所の配送セ ン
64 地図デー タ お よ びジオ ロ ケーシ ョ ンのサポー ト
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
タ ーについての詳細情報を返す こ と がで き ます。 次に、 こ の情報を、 下の
例に示す よ う に、 地図形式で表示す る こ と がで き ます。
MicroStrategy で地理的位置の機能を利用する には、 位置デー タ がデー タ
ソ ース に保存 さ れてい る 必要があ り ます。 MicroStrategy が地理的位置を認
識す る ためには、 緯度 と 経度のデー タ が必要です。
さ ま ざ ま な方法で、 地理的位置の リ ス ト を作成で き ます。 下記の手順では、
サー ド パーテ ィ の無償ユーテ ィ リ テ ィ を使用 し て、 有効な緯度 と 経度の
値を測定 し ます。
こ のガ イ ド で説明す る サー ド パーテ ィ 製品は、 MicroStrategy と は無
関係のベン
ダーに よ っ て製造 さ れた も のです。 MicroStrategy は、 こ
の製品に関 し てパフ ォーマ ン ス ま たは信頼性を含め、 明示、 黙示、
ま たはその他一切の保証を負わない も の と し ます。
MicroStrategy で地図機能をサポー ト する ための位置デー タ を作成する には
位置データを作成するには
選択 し たデー タ ソ ース内に、 MicroStrategy で地図機能を使用す る 際に
認識で き る 位置デー タ を作成す る 必要があ り ます。 こ の位置デー タ は、
緯度 と 経度の両方、 お よ び各位置に表示す る 必要な説明を含んでい る 必
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地図デー タ お よ びジオ ロ ケーシ ョ ンのサポー ト
65
3
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
要があ り ます。 こ の手順では、 サー ド パーテ ィ の無償ユーテ ィ リ テ ィ を
使用 し て、 指定 さ れた住所の有効な緯度経度点を測定 し ます。
1
ウ ェ ブ ブ ラ ウ ザーで、 次の URL に移動 し ます。
http : // www.gpsvisualizer.com/ geocoder/
GPS Visualizer の Address Locator (住所 ロ ケー タ ー) が開 き ます。
2 [Input] (入力) フ ィ ール ド に、 緯度 と 経度を測定 し たい住所を入力 し ま
す。 た と えば、 「1600 Pennsylvania Avenue Washington DC 20500」 の よ う
に入力 し ます。
同時に複数の住所の緯度 と 経度を返す こ と がで き ます。 こ の手順では、
1 つの住所の緯度 と 経度を返す手順を説明 し ます。
3 [Source] ( ソ ース) ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト で、 [Google] を選択 し ます。
4 位置についての追加情報を含め る 場合は、 [Include extra fields in
output (precision, city, country, etc.)] (出力に追加フ ィ ール ド (精度、
市、 国、 な ど) を含め る ) チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。 こ の追加情
報は必須ではあ り ませんが、 位置 と と も に表示で き る 追加の詳細情報を
提供 し ます。
5 [Start geocoding] (ジオ コ ーデ ィ ン グ開始) を ク リ ッ ク し ます。 ページ
が更新 さ れた ら 、 [Create a GPX file] (GPX フ ァ イ ルを作成) を ク リ ッ ク
し ます。 新 し いページが開いて、 XML ス ク リ プ ト が表示 さ れます。 緯
度 と 経度の値は、 それぞれ “lat” と “lon” と し て XML に埋め込まれて
い ます。 下の イ メ ージでは、 こ れ ら の値は強調表示 さ れてい ます。
6 位置の緯度 と 経度 と し て、 それぞれ lat= と lon= の後に値を二重引用符
で囲んで含め ます。 こ のデー タ は、 こ れ ら の値の小数点以下の精度をサ
ポー ト で き る 数値 と し て保存す る 必要があ り ます。
7 デー タ ソ ース に、 緯度 と 経度を保存す る 各位置の追加情報を含め ます。
こ れには、 地理的位置検索か ら 返 さ れ る 情報お よ び必要に応 じ たデー
タ を使用で き ます。 た と えば、 配送セ ン タ ーの住所を保存 し てい る 場
合、 配送セ ン タ ーの名前お よ びその他の関連情報を含め る こ と がで き ま
す。
66 地図デー タ お よ びジオ ロ ケーシ ョ ンのサポー ト
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造 3
8 MicroStrategy の地図機能を使用する と き にサポー ト し たいすべての位置
について、 こ の手順の上記の ス テ ッ プを繰 り 返 し ます。
し た緯度経度点のエン ト リ がない場合は、 その地理的位置に
指定
ついての情報を返す こ と はで き ません。
位置データを地図ウィジェットと統合するには
9 MicroStrategy で、 各エン ト リ に対 し てすべての位置デー タ を返す こ と が
で き る ア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し ます。 緯度 と 経度に別々のア ト リ ビ ュ ー
ト フ ォーム を作成 し て く だ さ い。 ま た、 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームは、 こ れ ら の値の数値デー タ をサポー ト し てい る 必要 も あ り ま
す。 緯度 と 経度のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームは、 それぞれのア ト リ
ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト を識別す る 値 と し ての役割を果た し ます。 複数の
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を ID フ ォーム と し て使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト
は、 複合ア ト リ ビ ュ ー ト と 呼ばれます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成についての
追加の詳細情報は、 7 章、 「ビ ジネ ス データ の コ ン テキ ス ト : ア ト リ
ビ ュー ト 」 を参照 し て く だ さ い。 各ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト を識別す
る ために 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を使用す る 方法については、
「複数の ID 列を持つア ト リ ビ ュー ト : 複合ア ト リ ビ ュー ト 」 (294 ペー
ジ) を参照 し て く だ さ い。
10 追加の説明を表示のために準備 し たい場合は、 その説明のために、 追加
のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成 し ます。
11 こ のア ト リ ビ ュ ー ト の作成後は、 以下を行 う こ と がで き る よ う にな り ま
す。
•
こ の位置デー タ を表示す る 地図ウ ィ ジ ェ ッ ト を作成す る 。 地図ウ ィ
ジ ェ ッ ト の作成については、 MicroStrategy Web ヘルプ を参照 し て く
だ さ い。
•
ビ ジ ュ アル イ ンサ イ ト を使用 し て、 こ の位置デー タ を表示す る 地図
ビ ジ ュ ア リ ゼーシ ョ ン を作成す る 。 ビ ジ ュ アル イ ンサ イ ト を使用 し
て、 地図ビ ジ ュ ア リ ゼーシ ョ ン を含む ク イ ッ ク ダ ッ シ ュ ボー ド を作
成す る 手順は、 MicroStrategy Web ヘルプ を参照 し て く だ さ い。
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地図デー タ お よ びジオ ロ ケーシ ョ ンのサポー ト
67
3
論理デー タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造
68 地図デー タ お よ びジオ ロ ケーシ ョ ンのサポー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
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4
4.
プロジェクトの作成および
構成
はじめに
ビ ジネ ス デー タ の論理モデルを作成 し 、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内にデー タ を
配置 し た ら 、 MicroStrategy でプ ロ ジ ェ ク ト の作成に着手で き ます。
こ の章では、 MicroStrategy でプ ロ ジ ェ ク ト を作成する 際に、 最初に実行す
る い く つかの主な ス テ ッ プを紹介 し ます。 ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス アプ
リ ケーシ ョ ン を作成 し て分析す る ために必要な MicroStrategy プ ラ ッ ト
フ ォームの コ ン ポーネ ン ト の定義 と 説明は、 1 章、 「MicroStrategy プ ラ ッ ト
フ ォームの BI アーキ テ ク チ ャ」 を参照 し て く だ さ い。
プ ラ ッ ト フ ォームには、 サンプル プ ロ ジ ェ ク ト と し て
MicroStrategy
MicroStrategy Tutorial が用意 さ れてい ます。 こ の Tutorial は、
MicroStrategy の さ ま ざ ま な機能を学習する ために使用で き る サンプ
ル デー タ ウ ェ アハ ウ スお よ びデモ プ ロ ジ ェ ク ト です。 Tutorial プ ロ
ジ ェ ク ト は、 すぐ に使用で き 、 その他の構成 タ ス ク は必要あ り ま
せん。 Tutorial の詳細は、 『基本レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て
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4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
く だ さ い。 MicroStrategy Tutorial の構造は、 「MicroStrategy Tutorial」
(419 ページ) で示 し ます。
プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要
MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト の作成手順の主な ス テ ッ プを以下に示 し ます。
こ れ ら の ス テ ッ プに よ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト の作成プ ロ セ ス の概要を知 る こ と
がで き ます。 こ のガ イ ド の残 り の部分を読み進む と き には、 こ れ ら のプ ロ
セ ス を念頭に置いて く だ さ い。
ロ ジ ェ ク ト の接続コ ン ポーネ ン ト 」 (82 ページ) では、
「プ
MicroStrategy Developer でのプ ロ ジ ェ ク ト 作成で使用 さ れ る 基本的な
用語の一部について、 その定義を示 し ます。 こ のガ イ ド で使用 し て
い る 一部の用語を理解 し ていただ く こ と が、 こ の項の目的です。
1 「 メ タ データ リ ポジ ト リ の作成」
メ タ デー タ リ ポジ ト リ には、 プ ロ ジ ェ ク ト に関連す る オブジ ェ ク ト と
定義が含まれてい ます。 こ の リ ポジ ト リ は、 ビ ジネ ス デー タ と レ ポー
テ ィ ン グ環境の中継点 と し て機能 し ます。 し たが っ て、 プ ロ ジ ェ ク ト 作
成プ ロ セ ス の最初の ス テ ッ プでは、 メ タ デー タ リ ポジ ト リ を作成 し ま
70 プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
す。 詳 し い操作手順は、 「 メ タデー タ リ ポジ ト リ の作成」 (86 ページ) を
参照 し て く だ さ い。
2 「 メ タ デー タ リ ポジ ト リ と デー タ ソ ースへの接続」
メ タ デー タ リ ポジ ト リ を作成 し て初期デー タ を組み込んだ ら 、 メ タ
デー タ リ ポジ ト リ と デー タ ソ ース の両方への接続を確立す る 必要があ
り ます。 詳 し い操作手順は、 「 メ タデー タ リ ポジ ト リ と デー タ ソ ースへ
の接続」 (87 ページ) を参照 し て く だ さ い。
3 「実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成」 (88 ページ)
メ タ デー タ リ ポジ ト リ を作成 し 、 MicroStrategy 環境の さ ま ざ ま な部分
の間で必要な接続を確立 し た ら 、 プ ロ ジ ェ ク ト の基本的な定義を作成で
き ます。 詳 し い操作手順は、 「実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成」 (88 ペー
ジ) を参照 し て く だ さ い。
4 「フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュー ト の作成」
フ ァ ク ト やア ト リ ビ ュ ー ト な ど の ス キーマ オブジ ェ ク ト は、 プ ロ ジ ェ
ク ト の論理構造の基本 コ ン ポーネ ン ト です。 ユーザー コ ミ ュ ニテ ィ が
レ ポー ト し たい と 望んでい る ビ ジネ ス デー タ は、 MicroStrategy では ス
キーマ オブジ ェ ク ト に よ っ て表 さ れます。 し たが っ て、 レ ポー ト を作
成す る 前に ス キーマ オブジ ェ ク ト を設定す る 必要があ り ます。 こ の ス
テ ッ プについては、 こ の章の 「フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュー ト の作成」 (104
ページ) で説明 し ます。
のデザ イ ンで ス キーマ オブジ ェ ク ト を作成す る には、
レク エポーリ トビルダ
ま たはフ リ ーフ ォーム SQL を使用 し ます。 こ れ ら
の機能の詳細は、 『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を
参照 し て く だ さ い。
5 「他の ス キーマ レベル設定の構成」
最初の ス キーマ オブジ ェ ク ト を作成 し た ら 、 追加の ス キーマ レベルを
設定 し ます。 こ れに よ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト 内のオブジ ェ ク ト お よ びプ ロ
ジ ェ ク ト 全体に、 複雑 さ と 奥行 き を追加で き ます。 た と えば、 特定の結
果セ ッ ト を呼び出す高度な フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト を作成で き ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し て、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン と 呼ばれ る 時系
列分析ス キーマ オブジ ェ ク ト を作成 し 、 さ ま ざ ま な ツールを実装 し て、
プ ロ ジ ェ ク ト を継続的に最適化 し 、 保守す る こ と も で き ます。 関連す る
各 ト ピ ッ ク と 、 その説明の記載場所は次の と お り です。
•
高度な フ ァ ク ト の作成については、 「単純な フ ァ ク ト と 高度な フ ァ ク
ト の作成およ び変更」 (198 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
高度な ア ト リ ビ ュ ー ト の作成については、 「ア ト リ ビ ュー ト の追加 と
変更」 (240 ページ) を参照 し て く だ さ い。
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プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要
71
4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
階層 と その作成については、 9 章、 「ア ト リ ビ ュー ト の構成 と ブ ラ ウ
ズ を行 う ための階層の作成」 を参照 し て く だ さ い。
•
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン と その作成については、 10 章、 「時間
ベースや他の比較を定義する ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成」 を
参照 し て く だ さ い。
•
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 保守については、 8 章、 「プ ロ ジ ェ ク ト の最
適化 と 管理」 を参照 し て く だ さ い。
プ ロ ジ ェ ク ト に補足デー タ を含める方法
上記の 「プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要」 に記載 さ れてい る ス テ ッ プは、 デー タ
ベースやその他のデー タ ソ ース (テ キ ス ト フ ァ イ ル、 Excel フ ァ イ ルな ど)
に接続す る プ ロ ジ ェ ク ト の作成プ ロ セ ス に関係 し てい ます。
MicroStrategy は、 MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト に補足デー タ を含め る 方法 も
サポー ト し てい ます。 こ れ ら の方法には、 以下の も のが含まれます。
•
SAP BW、 Microsoft Analysis Services、 Hyperion Essbase、 お よ び IBM
Cognos TM1 シ ス テ ムに保存 さ れたデー タ への接続。 MicroStrategy と 統
合 さ れた と き 、 こ れ ら のシ ス テ ムは MDX キ ュ ーブ ソ ース と 呼ばれま
す。 ど の MDX キ ュ ーブ ソ ース に も 、 デー タ ベース に接続 し てい る プ ロ
ジ ェ ク ト か ら 接続 し 、 デー タ の レ ポー ト と 分析を並行 し て実行で き ま
す。 MDX キ ュ ーブ ソ ースへの ス タ ン ド ア ロ ン接続を作成す る こ と も で
き ます (『MicroStrategy MDX Cube Reporting Guide』 を参照)。
•
MicroStrategy Web を使用す る こ と に よ っ て、 最小限のプ ロ ジ ェ ク ト デ
ザ イ ン要件を満たすだけで、 Excel フ ァ イ ル、 デー タ ベース内のテーブ
ル、 ま たは SQL ク エ リ の結果な ど の さ ま ざ ま なデー タ ソ ース か ら デー
タ を イ ン ポー ト 。 Salesforce.com デー タ ソ ース か ら も デー タ を イ ン ポー
ト す る こ と がで き ます。
MicroStrategy Web を使用 し てデー タ を イ ン ポー ト す る こ の機能は、 デー
タ イ ン ポー ト と 呼ばれ、 次の 「パー ソ ナ ラ イ ズ し たデー タ の使用お よ
び概念実証の開発」 で詳 し く 説明 さ れてい ます。
パーソナライズしたデータの使用および概念実証の開発
デー タ イ ン ポー ト 機能では、 以下の方法で、 プ ロ ジ ェ ク ト の主要デー タ を
補足す る こ と がで き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト の主要デー タ の作成については、 「プ ロ ジ ェ ク ト 作成の
概要」
(70 ページ) に記載 さ れてい る 手順を参照 し て く だ さ い。
72 プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
•
さ ま ざ ま なデー タ ソ ース か ら のパー ソ ナ ラ イ ズ し たデー タ を含め る 。
MicroStrategy のすべての標準レ ポー ト お よ び分析機能を使用 し て、 プ ロ
ジ ェ ク ト 内で提供 さ れてい る 主要デー タ と と も に、 独自のパー ソ ナ ラ イ
ズ し たデー タ に基づいて レ ポー ト を作成す る こ と がで き ます。 こ のパー
ソ ナ ラ イ ズ し たデー タ は、 Report Services ド キ ュ メ ン ト を使用 し て、 ご
使用のプ ロ ジ ェ ク ト 内の主要デー タ と と も に表示す る こ と も で き ます。
•
概念実証の一部 と し て レ ポー ト 環境を開発す る 。 デー タ イ ン ポー ト は、
こ のガ イ ド でプ ロ ジ ェ ク ト 作成の一部 と し て説明 さ れてい る デー タ モ
デ リ ン グ要件を完全に満たす必要な く 、 MicroStrategy にデー タ をすばや
く 統合す る 機能を持つ、 高機能な概念実証ツールです。
MicroStrategy は、 デー タ イ ン ポー ト を使用 し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 メ ト
リ ッ ク 、 お よ びその他のオブジ ェ ク ト を、 MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト に含
ま れ る デー タ に自動的にマ ッ プ し ます。 こ れ ら のオブジ ェ ク ト は、 管理オ
ブジ ェ ク ト と し て作成 さ れます。
ェ ク ト は、 プ ロ ジ ェ ク ト 内の別のオブジ ェ ク ト か ら 参照
管理オブジ
さ れな く な っ た ら 、 削除す る こ と がで き ます。 使用 さ れていない管
理オブジ ェ ク ト の削除は、 通常はア ド ミ ニ ス ト レー タ ーに よ り 行わ
れます。 デー タ ベース イ ン ス タ ン スお よ びそれに関連す る 管理オブ
ジ ェ ク ト の削除の詳細は、 『シ ス テ ム管理ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ
い。
管理オブジ ェ ク ト に よ り 、 デー タ イ ン ポー ト を使用 し てデー タ をすばや く
統合で き ますが、 こ のデー タ は残 り のプ ロ ジ ェ ク ト ス キーマに直接関係が
あ り ません。 つま り 、 デー タ イ ン ポー ト シ ョ リ を使用 し て統合 さ れたデー
タ のみを所定の レ ポー ト に含め る こ と がで き 、 付加的な ア ト リ ビ ュ ー ト 、
メ ト リ ッ ク 、 お よ びその他のオブジ ェ ク ト を含め る こ と はで き ない と い う
こ と です。
ただ し 、 MicroStrategy に自動的にア ト リ ビ ュ ー ト デー タ の管理オブジ ェ ク
ト を作成 さ せないで、 リ レーシ ョ ナル ス キーマの一部であ る MicroStrategy
プ ロ ジ ェ ク ト 内の既存のア ト リ ビ ュ ー ト に手動でデー タ を マ ッ プす る こ と
がで き ます。 デー タ イ ン ポー ト 機能を使用 し て MicroStrategy に統合 さ れた
デー タ を定義す る のにプ ロ ジ ェ ク ト ア ト リ ビ ュ ー ト を使用す る 利点につい
ては、 下記の 「データ イ ン ポー ト のプ ロ ジ ェ ク ト ア ト リ ビ ュー ト へのマ ッ
プ」 で説明 さ れてい ます。
Report Services ド キ ュ メ ン ト には、 1 つの ド キ ュ メ ン ト 内で異な る デー タ
ソ ース か ら のデー タ を一緒に分析す る レ ポー ト を含め る こ と がで き る 追加
のオプシ ョ ンが用意 さ れてい ます。 こ れは、 複数の レ ポー ト を ド キ ュ メ ン
ト の別々のデー タ セ ッ ト と し て含め る こ と に よ っ て達成す る こ と がで き 、
それぞれのデー タ セ ッ ト を ド キ ュ メ ン ト 上で レ ポー ト 、 グ ラ フ レ ポー ト 、
ウ ィ ジ ェ ッ ト 、 ま たはその他の ド キ ュ メ ン ト 分析ツール と し て別々に表示
す る こ と がで き ます。
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プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ド キ ュ メ ン ト では、 使用 し てい る プ ロ ジ ェ ク ト のその他の部分か ら のデー
タ と 、 デー タ イ ン ポー ト 機能を使用 し て イ ン ポー ト さ れたパー ソ ナ ラ イ ズ
し たデー タ の両方を、 単一の分析ビ ュ ーに含め る こ と がで き ます。 た と え
ば、 下の ド キ ュ メ ン ト には、 現在の顧客の電話サービ ス プ ラ ンお よ びそれ
ら の顧客の解約の可能性についての さ ま ざ ま な情報が表示 さ れてい ます。
ド キ ュ メ ン ト 上のデー タ の一部は、 解約予測、 売上 リ ス ク 指標、 お よ びオ
フ ピー ク 時の分数な ど、 主要プ ロ ジ ェ ク ト か ら 取得す る こ と がで き ます。
契約 と 利用明細お よ び顧客の人口統計な ど の追加の詳細情報はそれぞれ、
別のデー タ ソ ース か ら 、 デー タ イ ン ポー ト を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト に含め
る こ と がで き ます。 ド キ ュ メ ン ト は別々のデー タ のセ ッ ト を 1 つの ビ ュ ー
ま たは場所に表示で き る ので、 通常のプ ロ ジ ェ ク ト デー タ と パー ソ ナ ラ イ
ズ し たデー タ を、 統合 さ れたデー タ の よ う に表示 し て分析す る こ と がで き
ます。
デー タ イ ン ポー ト 機能の重要な前提条件お よ びチ ュ ーニ ン グに関す る 情報
は、 『シ ス テ ム管理ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。 デー タ イ ン ポー ト 機能の
使用方法の詳細は、 MicroStrategy Web ヘルプ を参照 し て く だ さ い。
74 プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
デー タ イ ンポー ト のプ ロ ジ ェ ク ト ア ト リ ビ ュ ー ト へのマ ッ プ
デー タ イ ン ポー ト 機能を使用 し て MicroStrategy にデー タ を イ ン ポー ト す る
処理中に、 自動的に生成 さ れた管理オブジ ェ ク ト ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し
て、 デー タ の レベルを識別お よ び定義す る こ と がで き ます。
代わ り に、 リ レーシ ョ ナル ス キーマの一部であ る MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク
ト 内の既存のア ト リ ビ ュ ー ト に、 デー タ を手動でマ ッ プす る こ と も で き ま
す。 こ の方法でデー タ を マ ッ プす る と 、 デー タ を表すために使用 さ れ る 管
理オブジ ェ ク ト が、 MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト と 置き
換え ら れます。 イ ン ポー ト さ れたデー タ を、 リ レーシ ョ ナル ス キーマの一
部であ る ア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プす る と 、 以下の利点があ り ます。
•
レ ポー ト デザ イ ナーは、 プ ロ ジ ェ ク ト の論理モデルを、 イ ン ポー ト さ
れたデー タ と 統合で き る ので、 2 つのデー タ のセ ッ ト の関係を作成す る
こ と がで き ます。 その後、 異な る ソ ース間のデー タ を、 1 つの Report
Services ド キ ュ メ ン ト 内で結合する こ と がで き ます。 さ ら に、 ア ト リ
ビ ュ ー ト に基づいて ド キ ュ メ ン ト に表示 さ れ る デー タ を制限で き る セ レ
ク タ ーお よ びグループバ イ な ど の Report Services ド キ ュ メ ン ト 機能 も 適
用 さ れます。
た と えば、 Report Services ド キ ュ メ ン ト に、 デー タ イ ン ポー ト を使用す
る レ ポー ト と 、 標準レ ポー ト が含まれ、 ど ち ら も 同 じ " 年 " ア ト リ
ビ ュ ー ト を使用 し てい る と し ます。 Report Services ド キ ュ メ ンには、 "
年 " ア ト リ ビ ュ ー ト に基づ く セ レ ク タ ー も 含まれてい ます。 ど ち ら の レ
ポー ト も 年デー タ を同 じ " 年 " ア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プす る ので、 セ レ
ク タ ーに よ っ て、 両方の レ ポー ト のデー タ を制限す る こ と がで き ます。
デー タ イ ン ポー ト の レ ポー ト が年デー タ に管理オブジ ェ ク ト を使用 し
た場合は、 セ レ ク タ ーは、 ド キ ュ メ ン ト 上のその レ ポー ト には適用 さ れ
ません。
•
ア ド ミ ニ ス ト レー タ ーは、 依存オブジ ェ ク ト を検索 し た り 、 両方をデー
タ ウ ェ アハ ウ スお よ び別のデー タ ソ ース にマ ッ プす る ア ト リ ビ ュ ー ト
のア ク セ ス コ ン ト ロ ール リ ス ト (ACL) を管理 し た り す る こ と がで き ま
す。
•
MicroStrategy セキ ュ リ テ ィ フ ィ ル タ ーを、 イ ン ポー ト さ れたデー タ を
使用す る レ ポー ト お よ び ド キ ュ メ ン ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト に適用す る こ
と がで き ます。 た と えば、 デー タ イ ン ポー ト 機能を使用 し て
MicroStrategy に統合 さ れた列を、 使用 し てい る プ ロ ジ ェ ク ト の " 年 " ア
ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プす る こ と がで き ます。 " 年 " のセキ ュ リ テ ィ フ ィ
ル タ ーを持つユーザーが、 " 年 " を含む こ の イ ン ポー ト デー タ を使用す
る レ ポー ト ま たは ド キ ュ メ ン ト を実行す る と 、 " 年 " のセキ ュ リ テ ィ
フ ィ ル タ ーが適用 さ れます。
プ ロ ジ ェ ク ト ア ト リ ビ ュ ー ト へのデー タ のマ ッ プは、 デー タ イ ン ポー ト 機
能を使用 し て、 MicroStrategy へのデー タ の統合処理中に実行 さ れます。 こ
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プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
の処理中に、 以下の条件を満た し 、 かつプ ロ ジ ェ ク ト ア ト リ ビ ュ ー ト と し
て表 さ れ る 、 デー タ 列に有効な ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を選択す る 必要が
あ り ます。
•
プ ロ ジ ェ ク ト ア ト リ ビ ュ ー ト の ID フ ォーム を、 2 つのデー タ のシ ス テ
ム を関連付け る ために作成 し たデー タ イ ン ポー ト のデー タ ソ ース内の
列にマ ッ プす る 必要があ り ます。 こ れ ら の列は、 同 じ デー タ 型を共有 し
てい る 必要があ り ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト の ID フ ォーム を表すには、 通
常、 整数な ど の数値デー タ 型が使用 さ れます。
•
プ ロ ジ ェ ク ト ア ト リ ビ ュ ー ト のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームにマ ッ プ さ れ
た他のすべての列に、 そのア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに関連す る デー タ
が含まれてい る こ と を確認 し ます。 こ のデー タ は、 内容だけでな く デー
タ 型で も 、 関連 し てい る 必要があ り ます。 イ ン ポー ト さ れた列デー タ と
プ ロ ジ ェ ク ト ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームにデー タ の不整合があ る 場合、
プ ロ ジ ェ ク ト ア ト リ ビ ュ ー ト を使用す る と 、 レ ポーテ ィ ン グの問題が
発生す る 可能性があ り ます。 た と えば、 2 つの Microsoft Excel ス プ レ ッ
ド シー ト か ら のデー タ を下に示 し ます。
1 つの ス プ レ ッ ド シー ト 内のデー タ は、 プ ロ ジ ェ ク ト デー タ ベース内の
"Customer" (顧客) プ ロ ジ ェ ク ト ア ト リ ビ ュ ー ト のデー タ と 整合性があ
る ので、 こ の ス プ レ ッ ド シー ト は、 こ のプ ロ ジ ェ ク ト ア ト リ ビ ュ ー ト
のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を ス プ レ ッ ド シー ト の列にマ ッ プす る のに
適 し てい ます。 し か し 、 も う 1 つの ス プ レ ッ ド シー ト は、 デー タ の不整
合があ る ので、 "Customer" ア ト リ ビ ュ ー ト のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォー
ム をデー タ にマ ッ プす る 代わ り に、 管理オブジ ェ ク ト を使用 し てデー
タ を表す必要があ り ます。
76 プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
デー タ イ ン ポー ト 機能を使用 し たデー タ の統合プ ロ セ ス については、
MicroStrategy Web ヘルプ で説明 さ れてい ます。 デー タ をプ ロ ジ ェ ク ト ア
ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プす る 方法な ど、 こ のプ ロ セ ス を実行す る 手順につい
ては、 ヘルプを参照 し て く だ さ い。
イ ンポー ト し たデー タ と 地理情報 と の統合
デー タ イ ン ポー ト 機能を使用 し た MicroStrategy へのデー タ の イ ン ポー ト の
処理中に、 追加の地理情報を、 イ ン ポー ト し たデー タ と 統合す る こ と がで
き ます。 こ れに よ り 、 デー タ に使用で き る 地理情報を深め る こ と がで き 、
ま た、 地図ウ ィ ジ ェ ッ ト お よ び地図ビ ジ ュ ア リ ゼーシ ョ ン な ど の
MicroStrategy の地図機能 と 簡単に統合する こ と も で き ます。 MicroStrategy
で使用で き る 地図分析 タ イ プの例を下に示 し てい ます。
デー タ が イ ン ポー ト さ れ る と き に、 列ヘ ッ ダー と デー タ 自体が
MicroStrategy に よ っ て分析 さ れ、 地理情報が使用で き る 場合は、 ど の タ イ
プの地理情報を使用で き る かが判断 さ れます。 MicroStrategy は、
"Country"、 "State"、 "City"、 "Zipcode"、 "Location"、 "Latitude"、 お よ び
"Longitude" の地理カ テ ゴ リ に関連す る デー タ を認識 し よ う と し ます。
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プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
MicroStrategy は、 以下の条件を満たす地理デー タ を自動的に認識する こ と
がで き ます。
•
以下の名前がデー タ の列ヘ ッ ダーに使用 さ れてい る 場合 :
Country (国): United States (ア メ リ カ)、Germany ( ド イ ツ)、 Italy ( イ タ
リ ア) な ど のデー タ が含まれます。
は、 さ ま ざ ま な国の略名、 コ ー ド 、 お よ び同意
MicroStrategy
語に類似す る デー タ も 認識で き ます。
State (州) : Virginia (バージニア)、 California (カ リ フ ォ ルニア)、 お よ
び Oklahoma (オ ク ラ ホマ) な ど のデー タ が含まれます。
は、 さ ま ざ ま な州の略名、 コ ー ド 、 お よ び同意
MicroStrategy
語に類似す る デー タ も 認識で き ます。
City (都市): New York (ニ ュ ー ヨ ー ク )、Miami (マ イ ア ミ )、お よ び Las
Vegas ( ラ スベガ ス) な ど のデー タ が含まれます。
は、 さ ま ざ ま な都市の略名、 コ ー ド 、 お よ び同
MicroStrategy
意語に類似す る デー タ も 認識で き ます。
Zipcode (郵便番号) : 5 桁の米国の郵便番号に類似す る デー タ が含ま
れます。
Location (位置) : 以下の形式のいずれかに類似す る 位置が含まれま
す。
Address (住所) , City, State, Country
例 : 1850 Towers Crescent Plaza, Tysons Corner, Virginia, United
States
Address, City, State
例 : 1850 Towers Crescent Plaza, Tysons Corner, Virginia
City, State
Tysons Corner, Virginia
Latitude (緯度) : 緯度の値に類似す る デー タ が含まれます。 緯度の
値を別のア ト リ ビ ュ ー ト と し て認識す る だけでな く 、 緯度の値を上
記の任意の地理カ テ ゴ リ のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム と し て、 自動的
に適用す る こ と も で き ます。 こ の機能については、 下記で説明 し ま
す。
Longitude (経度) : 経度の値に類似す る デー タ が含まれます。 経度の
値を別のア ト リ ビ ュ ー ト と し て認識す る だけでな く 、 経度の値を上
記の任意の地理カ テ ゴ リ のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム と し て、 自動的
78 プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
に適用す る こ と も で き ます。 こ の機能については、 下記で説明 し ま
す。
デー タ の列が こ れ ら の地理カ テ ゴ リ のいずれかに関係す る と 認識 さ れた場
合、 MicroStrategy へのデー タ の イ ン ポー ト の一部 と し て、 追加の地理デー
タ を含め る こ と がで き ます。
•
自動的に新 し いア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し て、 "Country"、 "State"、 お よ
び "City" のデー タ を設定す る こ と がで き ます。 こ れ ら のオプシ ョ ンは、
こ れ ら の地理カ テ ゴ リ が認識 さ れた場合に使用す る こ と がで き ます。
デー タ 列が "Zipcode" と し て認識 さ れた場合、 イ ン ポー ト 処理中に、
"City of Zipcode" (郵便番号の都市)、 "State of Zipcode" (郵便番号の
州)、お よ び "Country of Zipcode" (郵便番号の国) のア ト リ ビ ュ ー ト を
自動的に作成す る こ と がで き ます。
デー タ 列が "City" と し て認識 さ れた場合、 イ ン ポー ト 処理中に、
"State of City" (都市の州)、 お よ び "Country of City" (都市の国) のア
ト リ ビ ュ ー ト を自動的に作成す る こ と がで き ます。
デー タ 列が "State" と し て認識 さ れた場合、 イ ン ポー ト 処理中に、
"Country of State" (州の国) のア ト リ ビ ュ ー ト を自動的に作成す る こ
と がで き ます。
こ れ ら の地理カ テ ゴ リ のいずれかのデー タ の列が既に存在す る 場合は、
デー タ を イ ン ポー ト す る と き に、 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し ない
で、 その代わ り に既存のデー タ を基に作成 さ れた ア ト リ ビ ュ ー ト を使用
す る よ う にす る こ と がで き ます。
•
"Country"、 "State"、 "City"、 お よ び "Zipcode" の緯度お よ び経度の値を
定義す る ために、 新 し いア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を自動的に作成す る
こ と がで き ます。 こ れ ら の緯度お よ び経度の値を自動的に作成す る 場合
は、 以下の事項に注意 し て く だ さ い。
"Country"、 "State"、 "City"、 お よ び "Zipcode" の緯度お よ び経度の
値は、 City.csv、 Country.csv、 State.csv、 お よ び
ZipCode.csv の フ ァ イ ルに よ っ て指定 さ れます。 こ れ ら の フ ァ イ
ルは、 Intelligence Server イ ン ス ト レーシ ョ ンに含まれてい ます。 こ
れ ら のテーブルを変更す る こ と に よ っ て指定 さ れた位置の緯度お よ
び経度の値を変更す る こ と がで き ます。 ま た、 新 し い位置を追加 し
て、 MicroStrategy にデー タ を イ ン ポー ト する と き に緯度 と 経度の
値を自動的に割 り 当て る こ と も で き ます。 こ れ ら の .csv フ ァ イ ル
への変更は、 ユーザーが関連付け ら れた Intelligence Server に接続 し
てデー タ を MicroStrategy に イ ン ポー ト する と き に反映 さ れます。
国お よ び州 (州、 地区な ど の州に代わ る 地域の種類 も 含む) の緯度お
よ び経度の値は、 Country.csv お よ び State.csv フ ァ イ ルを参
照 し て く だ さ い。 デフ ォ ル ト では、 ア メ リ カ国内の位置の都市お よ
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プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要
79
4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
び郵便番号に対す る 緯度 と 経度の値のみが、 それぞれ City.csv お
よ び ZipCode.csv フ ァ イ ルで定義 さ れて提供 さ れてい ます。 必要
に応 じ て、 他の位置を こ れ ら の フ ァ イ ルに追加す る こ と がで き ます。
"Country"、 "State"、 "City"、 お よ び "Zipcode" が認識 さ れた場合は、
.csv テーブルで最初に見つかっ た有効な緯度 と 経度の値が、 緯度 と
経度のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに自動的に割 り 当て ら れます。 こ の
ため、 一部のシナ リ オでは、 間違っ た緯度 と 経度の値が割 り 当て ら
れ る こ と があ り ます。
た と えば、デー タ 内の "Springfield" (ス プ リ ン グ フ ィ ール ド ) 市が認識
さ れた場合、 City.csv フ ァ イ ル内で最初に見つか る 、 一致する 緯
度 と 経度の値は、"Colorado" ( コ ロ ラ ド ) 州の "Springfield" 市の も ので
す。 し か し 、 ア メ リ カには "Springfield" 市が複数存在 し ます。
間違っ た緯度 と 経度の値を自動的に割 り 当て る こ と を避け る には、
以下のベス ト プ ラ ク テ ィ ス を実行 し ます。
.csv テーブルは、 ご使用のデー タ に関連する 位置を含め る ため
にのみ、 変更す る こ と がで き ます。
ア メ リ カ国内の位置の場合は、 ご使用のデー タ に都市情報を直接
含め る 代わ り に、 郵便番号情報のみを含め る こ と がで き ます。 こ
の郵便番号デー タ を使用す る こ と に よ り 、 MicroStrategy は位置の
緯度 と 経度を正確に判定で き 、 お客様は "City of Zipcode" (郵便番
号の都市)、 "State of Zipcode" (郵便番号の州)、 お よ び "Country of
Zipcode" (郵便番号の国) のア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る こ と も で き
ます。
地理デー タ を MicroStrategy に イ ン ポー ト し た後で、 地図ウ ィ ジ ェ ッ ト お よ
び地図ビ ジ ュ ア リ ゼーシ ョ ン を使用 し て、 地理デー タ を表示お よ び分析す
る こ と がで き ます。 地図ウ ィ ジ ェ ッ ト を作成お よ び構成す る 手順は、
『MicroStrategy Mobile デザ イ ンおよ び管理ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。 ビ
ジ ュ アル イ ンサ イ ト の一部 と し て地図ビ ジ ュ ア リ ゼーシ ョ ン を作成お よ び
使用す る 手順は、 MicroStrategy Web ヘルプ を参照 し て く だ さ い。
イ ンポー ト し たデー タ の時間に関する追加デー タ の作成
デー タ イ ン ポー ト 機能を使用 し た MicroStrategy へのデー タ の イ ン ポー ト の
処理中に、 MicroStrategy に、 イ ン ポー ト し たデー タ のために時間に関す る
追加情報を作成 さ せ る こ と がで き ます。 こ れは、 デー タ を時間情報に関 し
て さ ら に具体的に定義す る のに役立ち ます。
デー タ の イ ン ポー ト 字に、 デー タ の内容が分析 さ れて、 デー タ が日付ま た
は時刻をサポー ト す る 形式であ る か ど う かが判断 さ れます。 MicroStrategy
80 プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
は、 以下の条件を満たす日付お よ び時刻のデー タ を自動的に認識す る こ と
がで き ます。
•
こ のデー タ は、 有効な日付ま たは日付 と 時刻の形式を使用 し ます。 日付
デー タ には、 月、 日、 年の情報を MM/ DD/ YYYY (MM は 2 桁の月、 DD
は 2 桁の日、 YYYY は 4 桁の年) の形式で含め る こ と がで き ます。 日付
と 時刻のデー タ には、 月、 日、 年の情報を上記 と 同 じ 形式で含め、 時刻
情報を HH : MM : SS の形式で含め る こ と がで き ます。 時刻デー タ では、
HH は 2 桁の時間の値、 MM は 2 桁の分の値、 SS は 2 桁の秒の値です。
日付 と 時刻の情報を含む完全なデー タ 入力は、 MM/ DD/ YYYY
HH : MM : SS の形式です。
デー タ の列が日付ま たは時刻のデー タ を含む と 認識 さ れた場合、
MicroStrategy へのデー タ の イ ン ポー ト の一部 と し て、 追加の時間デー タ を
含め る こ と がで き ます。
•
以下の新 し いア ト リ ビ ュ ー ト を自動的に作成 し て、 日付デー タ が認識 さ
れた場合は、 それ ら のア ト リ ビ ュ ー ト にデー タ を設定す る こ と がで き ま
す。
Year (年) : 2010、 2011、 お よ び 2012 な ど のデー タ が含まれます。
Quarter (四半期): Q1 2011 (2011 年第 1 四半期)、Q2 2011 (2011 年第
2 四半期)、お よ び Q3 2011 (2011 年第 3 四半期) な ど のデー タ が含ま
れます。
Quarter of Year (年の四半期) : Q1 (第 1 四半期)、 Q2 (第 2 四半期)、
お よ び Q3 (第 3 四半期) な ど のデー タ が含まれます。
Month (月) : January 2011 (2011 年 1 月)、 February 2011 (2011 年 2
月)、 お よ び March 2011 (2011 年 3 月) な ど のデー タ が含まれます。
Month of Year (年の月) : January (1 月)、 February (2 月)、 お よ び
March (3 月) な ど のデー タ が含まれます。
Week (週) : Week 50, 2011 (2011 年第 50 週)、Week 51, 2011 (2011 年
第 51 週)、 お よ び Week 52, 2011 (2011 年第 52 週) な ど のデー タ が含
まれます。
Week of Year (年の週) : 50、 51、 お よ び 52 な ど のデー タ が含まれま
す。
Day of Month (月の日) : 28、 29、 お よ び 30 な ど のデー タ が含まれま
す。
Day of Week (曜日): Sunday (日曜日)、Monday (月曜日)、Tuesday (火
曜日) な ど のデー タ が含まれます。
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プ ロ ジ ェ ク ト 作成の概要
81
4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Date (日付): 1/27/2011、1/28/2011、お よ び 1/29/2011 な ど のデー タ
が含まれます。
こ れ ら の日付カ テ ゴ リ のいずれかのデー タ の列が既に存在す る 場合は、
デー タ を イ ン ポー ト す る と き に、 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し ない
で、 その代わ り に既存のデー タ を基に作成 さ れた ア ト リ ビ ュ ー ト を使用
す る よ う にす る こ と がで き ます。
•
以下の新 し いア ト リ ビ ュ ー ト を自動的に作成 し て、 時間デー タ が認識 さ
れた場合は、 それ ら のア ト リ ビ ュ ー ト にデー タ を設定す る こ と がで き ま
す。
Hour (時間) : 12、 13、 お よ び 14 な ど のデー タ が含まれます。
Minute (分) : 57、 58、 お よ び 59 な ど のデー タ が含まれます。
Second (秒) : 57、 58、 お よ び 59 な ど のデー タ が含まれます。
こ れ ら の時間カ テ ゴ リ のいずれかのデー タ の列が既に存在す る 場合は、
デー タ を イ ン ポー ト す る と き に、 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し ない
で、 その代わ り に既存のデー タ を基に作成 さ れた ア ト リ ビ ュ ー ト を使用
す る よ う にす る こ と がで き ます。
•
上記のすべてのア ト リ ビ ュ ー ト を自動的に作成 し て、 日付 と 時間デー タ
が認識 さ れた場合は、 それ ら のア ト リ ビ ュ ー ト にデー タ を設定す る こ と
がで き ます。
デー タ を MicroStrategy に イ ン ポー ト し た後は、 イ ン ポー ト プ ロ セ ス中に自
動的に作成 さ れた時間ア ト リ ビ ュ ー ト の中か ら 任意の も の を、 レ ポー ト 、
ド キ ュ メ ン ト 、 お よ びビ ジ ュ アル イ ンサ イ ト ク イ ッ ク ダ ッ シ ュ ボー ド に
含め る こ と がで き ます。 デー タ イ ン ポー ト を使用 し て イ ン ポー ト し たデー
タ を分析す る 手順は、 MicroStrategy Web ヘルプ を参照 し て く だ さ い。
プ ロ ジ ェ ク ト の接続 コ ン ポーネ ン ト
こ の項では、 MicroStrategy Developer でのプ ロ ジ ェ ク ト 作成で使用 さ れ る 基
本的な用語の一部について、 その定義を示 し ます。 こ のガ イ ド で使用 し て
い る 一部の用語を理解 し ていただ く こ と が、 こ の項の目的です。
MicroStrategy メ タ デー タ
ス キーマ オブジ ェ ク ト 、 アプ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ ク ト 、 構成オブジ ェ ク
ト 、 お よ びプ ロ ジ ェ ク ト 設定は、 すべて MicroStrategy メ タ デー タ に保存 さ
82 プ ロ ジ ェ ク ト の接続 コ ン ポーネ ン ト
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
れます。 メ タ デー タ は、 あ ら か じ め定義 さ れた構造を持つ リ レーシ ョ ナル
デー タ ベース に保存 さ れます。 メ タ デー タ と ウ ェ アハ ウ ス に、 同 じ
RDBMS を使用す る 必要はあ り ません。
ト さ れてい る RDBMS プ ラ ッ ト フ ォームは、 MicroStrategy 製
品サポー
と 共に イ ン ス ト ール さ れ る Readme に一覧 さ れてい ます。
Readme を表示す る には、 [ ス タ ー ト ] メ ニ ュ ーで [ プ ログ ラ ム ]、
[MicroStrategy] の順に選択 し 、 [Readme] を選択 し ます。
メ タ デー タ シ ェ ル
メ タ デー タ リ ポジ ト リ にデー タ を組み込むには、 デー タ を保存す る テーブ
ルが存在 し てい る 必要があ り ます。 メ タデー タ シ ェル と は、 MicroStrategy
ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス環境を最初に実装 し た と き に作成 さ れ る 一連の
空のテーブルです。
メ タ デー タ シ ェ ルは MicroStrategy Configuration Wizard で作成 し ます。 一連
の空 き テーブルが作成 さ れ、 一部のテーブルに基本的な初期デー タ が保存
さ れます。
こ のプ ロ ジ ェ ク ト 作成プ ロ セ ス の第 1 ス テ ッ プについては、 「 メ タ デー タ
リ ポジ ト リ の作成」 (86 ページ) で概要を示 し ます。
プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース
プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース と は、 メ タ デー タ リ ポジ ト リ への接続を表す構成オ
ブジ ェ ク ト です。 MicroStrategy Developer では、 プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース は
フ ォ ルダー リ ス ト 内のア イ コ ン と し て表示 さ れます。 こ のア イ コ ンは接続
の種類に よ っ て変わ り ます。 メ タ デー タ リ ポジ ト リ には、 次の ど ち ら かの
方法で接続 し ます。
•
直接ま たは 2 層モー ド ( ) : DSN、 メ タ デー タ リ ポジ ト リ への ロ グ
イ ン、 お よ びパ ス ワ ー ド を指定 し て メ タ デー タ に接続 し ます。
直接モー ド での接続はいっ さ い使用 し ない こ
実稼働環境では、
と を推奨 し ます。 メ タ デー タ への接続では、 高度なセキ ュ リ テ ィ
と ス ケー ラ ビ リ テ ィ を提供す る MicroStrategy Intelligence Server を
経由す る こ と を強 く 推奨 し ます。 プ ロ ト タ イ プ環境の実装時を除
き 、 メ タ デー タ には直接接続 し ないで く だ さ い。
•
サーバー ま たは 3 層モー ド ( ) : Intelligence Server の定義を指定 し て メ
タ デー タ に接続 し 、 Intelligence Server で メ タ デー タ への接続を管理、 検
証 し ます。 プ ロ ジ ェ ク ト メ タ デー タ が第 1 層、 MicroStrategy Developer
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プ ロ ジ ェ ク ト の接続 コ ン ポーネ ン ト
83
4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
が第 2 層、 Intelligence Server が第 3 層です。 Intelligence Server がすべて
のデー タ ベース接続を管理 し 、 セキ ュ リ テ ィ を適用 し 、 メ タ デー タ の整
合性を確保 し ます。 こ の理由に よ り 、 すべての実稼働環境で Intelligence
Server は不可欠です。
サーバー (3 層) 接続を Web サーバー上に配備 し
4た層接続では、
MicroStrategy Web と の組み合わせで使用 し ます。
次の図は、 MicroStrategy メ タ デー タ リ ポジ ト リ 、 Intelligence Server、 お よ
び MicroStrategy Developer 間のサーバー接続を示 し てい ます。MicroStrategy
で実稼働可能なプ ロ ジ ェ ク ト を作成す る と き には、 こ の タ イ プの接続を使
用 し ます。
メ タ デー タ への接続を確立す る と 、 プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース内で作成す る すべ
てのオブジ ェ ク ト 定義が、 その メ タ デー タ に保存 さ れます。 こ れには、 同
じ プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース内で定義 し たすべてのプ ロ ジ ェ ク ト のアプ リ ケー
シ ョ ン オブジ ェ ク ト 、 ス キーマ オブジ ェ ク ト 、 お よ び構成オブジ ェ ク ト が
含ま れます ( こ れ ら の種類のオブジ ェ ク ト の定義については、
「MicroStrategy メ タデータ 」 (8 ページ) を参照。)
プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース は 1 つの メ タ デー タ リ ポジ ト リ に接続 し ます。 一方、
1 つの メ タ デー タ リ ポジ ト リ は、 複数のプ ロ ジ ェ ク ト ソ ース か ら ア ク セ ス
さ れ る 場合があ り ます。 プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース には、 任意の数のプ ロ ジ ェ ク
ト を含め る こ と がで き ます。
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス
データ ベース イ ン ス タ ン ス と は、 1 つのデー タ ソ ースへの接続を表す構成
オブジ ェ ク ト です。 プ ロ ジ ェ ク ト の定義時に、 適切な接続パ ラ メ ー タ ーを
84 プ ロ ジ ェ ク ト の接続 コ ン ポーネ ン ト
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
持つデー タ ベース イ ン ス タ ン ス を作成 し 、 それを選択す る こ と に よ っ て
デー タ ソ ース の場所を指定 し ます。
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス の詳細については、 『MicroStrategy 導入 と 構成
ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を介 し たデー タ ソ ースへの接続については、
「データ ソ ースへの接続」 (87 ページ) で詳 し く 説明 し ます。
プロジ ェ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト と は、 レ ポー ト な ど のアプ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ ク ト を
MicroStrategy 環境で作成する ために必要な、 すべての ス キーマ オブジ ェ ク
ト と 情報を作成 し 、 保存す る 場所です。 プ ロ ジ ェ ク ト は、 デー タ ソ ース、
メ タ デー タ リ ポジ ト リ 、 お よ びユーザー コ ミ ュ ニテ ィ が交差す る 部分で も
あ り ます。 MicroStrategy におけ る プ ロ ジ ェ ク ト の詳細については、
「MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト 」 (13 ページ) を参照 し て く だ さ い。
プ ロ ジ ェ ク ト 接続の要約
MicroStrategy の メ タ デー タ 、 プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース、 デー タ ベース イ ン ス
タ ン ス、 お よ びプ ロ ジ ェ ク ト を十分に理解 し た ら 、 それ ら の要素を ど の よ
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プ ロ ジ ェ ク ト の接続 コ ン ポーネ ン ト
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
う に組み合わせ、 統合ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス環境を形成す る かについ
て、 次の図の よ う な構想の立案に着手で き ます。
メ タ デー タ リ ポジ ト リ の作成
プ ロ ジ ェ ク ト の作成では、 最初の ス テ ッ プ と し て メ タ デー タ リ ポジ ト リ を
作成 し ます。 プ ロ ジ ェ ク ト をサポー ト す る ために必要なすべてのオブジ ェ
ク ト が、 こ の リ ポジ ト リ に保存 さ れます。
空の メ タ デー タ リ ポジ ト リ をデー タ ベース内の任意の場所に作成す る に
は、 Configuration Wizard で [ メ タ デー タ テーブルを作成] オプシ ョ ン を使用
し ます。
メ タ デー タ リ ポジ ト リ が Microsoft Access 以外
次の項に進む前に、
のデー タ ベース内に存在 し てい る こ と を確認 し て く だ さ い。 Access
デー タ ベース は実稼働プ ロ ジ ェ ク ト には適 し てい ません。
『MicroStrategy 導入 と 構成ガ イ ド 』 の 「Intelligence Server の構成およ び接
続」 の章に示 さ れてい る ガ イ ド ラ イ ンに従っ て メ タ デー タ リ ポジ ト リ を作
成 し ます。
86 メ タ デー タ リ ポジ ト リ の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
メ タ デー タ リ ポジ ト リ を作成す る と 、 MicroStrategy に よ っ て リ ポジ ト リ 内
にデフ ォ ル ト 構成が作成 さ れます。 こ のデフ ォ ル ト 構成に よ り 、 デフ ォ ル
ト のプ ロ ジ ェ ク ト フ ォ ルダー構造や基本接続情報な ど、 メ タ デー タ に必要
な基本デー タ がテーブルに組み込まれます。
こ れ ら のテーブルには、 「実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成」 (88 ページ) で説明
す る プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト でのプ ロ ジ ェ ク ト 作成ス テ ッ プ中に、
プ ロ ジ ェ ク ト 情報が移入 さ れます。
タ ベース内に メ タ デー タ リ ポジ ト リ を作成す る 方法について
デー
は、 『MicroStrategy 導入 と 構成ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
メ タ デー タ リ ポジ ト リ と デー タ ソ ースへ
の接続
メ タ デー タ リ ポジ ト リ を作成 し た ら 、 次の ス テ ッ プ と し て、 MicroStrategy
Developer を メ タ デー タ リ ポジ ト リ お よ びデー タ ソ ース に接続 し ます。
メ タ デー タ リ ポジ ト リ への接続
MicroStrategy Developer ま たは MicroStrategy Web 内の メ タ デー タ リ ポジ ト
リ には、 プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース を介 し て接続 し ます。 前述 し た よ う に、 プ ロ
ジ ェ ク ト ソ ース は メ タ デー タ リ ポジ ト リ を指す一種のポ イ ン タ ーです。 プ
ロ ジ ェ ク ト ソ ース は、 適切なデー タ ベース の場所を指す DSN を介 し て、 ま
たは Intelligence Server の イ ン ス タ ン ス を指定す る こ と に よ っ て接続 し ます
(指定 さ れた イ ン ス タ ン ス が メ タ デー タ リ ポジ ト リ の場所を指 し ます)。
Intelligence Server を構成 し 、 メ タ デー タ 、 Intelligence Server、 お よ び
MicroStrategy Developer 間のサーバー接続を確立す る には、 『MicroStrategy
導入 と 構成ガ イ ド 』 に記載 さ れてい る ス テ ッ プに従っ て く だ さ い。
デー タ ソ ースへの接続
デー タ ソ ース には、 分析 と 考察の対象 と な る ビ ジネ ス デー タ が含まれま
す。 Intelligence Server 経由で メ タ デー タ リ ポジ ト リ に接続す る と 、 次の ス
テ ッ プ と し てプ ロ ジ ェ ク ト か ら 接続可能なデー タ ソ ースへの接続を作成 し
ます。 デー タ ソ ース に接続す る には、 MicroStrategy Developer でデー タ
ベース イ ン ス タ ン ス を作成 し ます。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
メ タ デー タ リ ポジ ト リ と デー タ ソ ースへの接続
87
4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
『MicroStrategy 導入 と 構成ガ イ ド 』 の 「Intelligence Server の構成およ び接
続」 の章に示 さ れてい る 手順に従っ てデー タ ベース イ ン ス タ ン ス を作成 し
ます。
MicroStrategy には、 MultiSource Option と 呼ばれ る 、 Intelligence Server の拡
張機能が含まれてい ます。 こ の機能を使用す る と 、 1 つのプ ロ ジ ェ ク ト を
複数のデー タ ソ ース に接続で き ます。 こ れに よ り 、 さ ま ざ ま なデー タ ベー
スや他の リ レーシ ョ ナル デー タ ソ ース か ら の情報をすべて、 1 つの
MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト に統合 し 、 レ ポー ト 作成お よ び分析がで き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト を複数のデー タ ソ ース に接続す る 方法については、 「プ ロ
ジ ェ ク ト 内の複数のデータ ソ ースへのア ク セ ス」 (327 ページ) を参照 し て
く だ さ い。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
•
MultiSource Option の ラ イ セ ン ス をお持ちでない場合、 プ ロ ジ ェ
ク ト が接続で き る デー タ ソ ース は 1 つだけです。
•
MicroStrategy では、 SAP BW、 Microsoft Analysis Services、 お よ び
Hyperion Essbase のデー タ ソ ース に も 接続で き ます。 こ れ ら の
MDX キ ュ ーブ ソ ース に接続す る 方法については、 『MicroStrategy
MDX Cube Reporting Guide』 を参照 し て く だ さ い。
実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
こ の時点で、 メ タ デー タ リ ポジ ト リ と デー タ ソ ース に接続す る
MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト の作成に着手で き ます。 プ ロ ジ ェ ク ト の作成で
は、 基本的なプ ロ ジ ェ ク ト 定義を作成 し 、 プ ロ ジ ェ ク ト の最初の ス キーマ
オブジ ェ ク ト を作成 し ます。
こ の項では、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト ま たは Architect を使用 し て、
実稼働可能な MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト を作成する 手順を示 し ます。
こ こ では、 プ ロ ジ ェ ク ト に接続す る 手段 と し て直接 (2 層) 接続は
使用せず、
ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス環境に Intelligence Server を実
装す る 場合を想定 し ます。 直接接続を作成す る 方法は、
『MicroStrategy 導入 と 構成ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト ま たは Architect を
使用す る と 、 実稼働環境をサポー ト で き る 、 機能的に高度で複雑なプ ロ
ジ ェ ク ト を作成で き ます。 こ れに よ り 、 新規プ ロ ジ ェ ク ト を作成 し て次の
オブジ ェ ク ト を追加 し た り 、 こ れ ら のオブジ ェ ク ト を既存プ ロ ジ ェ ク ト に
追加す る こ と がで き ます。
88 実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
テーブル
•
ファク ト
•
ア ト リ ビ ュー ト
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト や Architect では、 プ ロ ジ ェ ク ト と 、 その中
に含め る 一部の基本ス キーマ オブジ ェ ク ト を作成 し て構成 し ます。 こ れ ら
の ツールの対象ユーザーは、 すべての フ ァ ク ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 お よ び
デー タ 関係の計画を作成 し た、 経験豊かなプ ロ ジ ェ ク ト 作成者です。 こ れ
に関す る 情報は、 こ のガ イ ド の他の部分で説明 し ます。 各章で取 り 上げて
い る 情報については、 以下の 「プ ロ ジ ェ ク ト の計画」 に一覧があ り ます。
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト と Architect の多 く の利点の う ちの 1 つは、
複数の ス キーマ オブジ ェ ク ト を一度に作成で き る こ と です。 効率的に複数
のテーブルを追加 し て多数のア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト を作成で き る ため、
多 く のテーブル と ス キーマ オブジ ェ ク ト を含む大規模プ ロ ジ ェ ク ト に特に
適 し てい ます。 プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト や Architect では、 多対多関
係を持つア ト リ ビ ュ ー ト も 作成で き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト の計画
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト や Architect を使用する 前に、 プ ロ ジ ェ ク ト
の計画を立て、 次の点を考慮す る 必要があ り ます。
•
作成す る プ ロ ジ ェ ク ト に使用す る 論理デー タ モデル。 論理デー タ モデ
ルについては、 2 章、 「論理データ モデル」 で説明 し てい ます。
•
プ ロ ジ ェ ク ト に使用す る テーブル。 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマ モデル
については、 3 章、 「論理データ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造」 で説明
し てい ます。
•
プ ロ ジ ェ ク ト に含め る フ ァ ク ト と 、 その識別に使用 さ れ る 各種のデー
タ 。 フ ァ ク ト については、 6 章、 「ビ ジネ ス データ の構築ブ ロ ッ ク :
フ ァ ク ト 」 で説明 し ます。
•
プ ロ ジ ェ ク ト 内に作成す る ア ト リ ビ ュ ー ト と 、 その識別に使用 さ れ る 次
の よ う なデー タ 。
説明列の名前
他のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
子ア ト リ ビ ュ ー ト
ア ト リ ビ ュ ー ト については、 7 章、 「ビ ジネ ス データ の コ ン テキ ス ト :
ア ト リ ビ ュー ト 」 で説明 し ます。
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実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
89
4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
•
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト と グ ラ フ ィ カルな Architect の ど ち ら を
使用す る か。 こ れ ら のプ ロ ジ ェ ク ト 作成ツールについては、 次の
「Architect と プ ロ ジ ェ ク ト 作成アシ ス タ ン ト 」 で比較 し てい ます。
Architect と プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト
MicroStrategy には、 独自の方法でプ ロ ジ ェ ク ト を作成する 手段 と し て、 プ
ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト と Architect と い う 2 つの ツールが用意 さ れて
い ます。
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト は、 ウ ィ ザー ド 式の直線的ワー ク フ ロ ーを
通 じ てプ ロ ジ ェ ク ト を作成 し ます。 こ れに よ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成に必要
な さ ま ざ ま な ス テ ッ プを論理的順序に従っ て進め る こ と がで き ます。 プ ロ
ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト では通常、 プ ロ ジ ェ ク ト に必要なオブジ ェ ク ト
の追加や定義は、 別の ス テ ッ プ を通 じ て実行 し ます。
プ ロ ジ ェ ク ト には複数のテーブル、 フ ァ ク ト 、 お よ びア ト リ ビ ュ ー ト を追
加お よ び定義で き ますが、 こ れ ら の タ ス ク はプ ロ ジ ェ ク ト 作成フ ロ ー中の
別の ス テ ッ プにな っ てい ます。
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト は、 プ ロ ジ ェ ク ト の新規作成を意図 し て設
計 さ れてお り 、 既存プ ロ ジ ェ ク ト の変更には使用で き ません。 作成 し たプ
ロ ジ ェ ク ト に変更を加え る には、 Architect を使用する か、 適切な ス キーマ
エデ ィ タ ーやウ ィ ザー ド を使用す る 必要があ り ます。
Architect では、 プ ロ ジ ェ ク ト に必要なすべての コ ン ポーネ ン ト の定義 と 、
プ ロ ジ ェ ク ト 作成の さ ま ざ ま な タ ス ク を、 すべて 1 つの イ ン タ ーフ ェ イ ス
で実行で き ます。
Architect を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト を作成する と き には、 プ ロ ジ ェ ク ト に情
報を含め る 最初の ス テ ッ プ と し て、 複数のテーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加
し ます。 Architect では、 いっ たんプ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加すれば、
プ ロ ジ ェ ク ト を柔軟な順序で作成で き る よ う にな り ます。 Architect でのプ
ロ ジ ェ ク ト 作成中に、 テーブルの追加、 フ ァ ク ト の作成、 ア ト リ ビ ュ ー ト
の作成、 ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係の定義、 ユーザー階層の作成、 お よ びそ
の他プ ロ ジ ェ ク ト の作成に必要な タ ス ク を容易に切 り 替え て実行で き ます。
こ れ ら の タ ス ク の実行中には、 Architect にプ ロ ジ ェ ク ト の視覚的表現が表
示 さ れ る ため、 ワ ー ク フ ロ ーを直感的に把握で き ます。
ど ち ら の ツールに も 、 デー タ ソ ース内の列 と デー タ に基づいて、 フ ァ ク ト
と ア ト リ ビ ュ ー ト を自動作成す る オプシ ョ ンがあ り ます。 フ ァ ク ト と ア ト
リ ビ ュ ー ト の自動作成を利用すれば、 プ ロ ジ ェ ク ト の作成時間を大幅に短
縮す る こ と が可能です。
90 実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
上に要約 し た よ う に、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト と Architect は、 それ
ぞれ異な る ワ ー ク フ ロ ーを通 じ てプ ロ ジ ェ ク ト の作成を支援 し ます。 プ ロ
ジ ェ ク ト の作成に ど ち ら の ツールを使用すべ き か判断す る 材料 と し て、 次
の表に 2 つの ツールの比較を示 し ます。
プ ロ ジ ェ ク ト 作成 タ ス
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト
ク/機能
Architect
ウ ィ ザー ド 式の直線的ワー ク フ ローを
通 じ て、 テーブル、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、
お よび フ ァ ク ト を プ ロ ジ ェ ク ト に追加
1 つのイ ン タ ー フ ェ イ スから 一元的
に、 必要に応 じ た順序でオブ ジ ェ ク
ト を柔軟にプ ロ ジ ェ ク ト に追加で き る
プ ロ ジ ェ ク ト の新規作成のみ
プ ロ ジ ェ ク ト の作成のほか、 プ ロ ジ ェ
ク ト の ラ イ フ サイ ク ルのどの時点で
も、 プ ロ ジ ェ ク ト に随時変更を加え る
こ と がで き る
ユーザー階層の作成
ユーザー階層の作成は不可
ユーザー階層を作成で き る
フ ァ ク ト とア ト リ
ビ ュ ー ト の自動作成
規則に基づいて フ ァ ク ト と ア ト リ
ビ ュ ー ト を自動作成で き る
規則に基づいて フ ァ ク ト と ア ト リ
ビ ュ ー ト を自動作成で き る
新規プ ロ ジ ェ ク ト オブ ジ ェ ク ト を作
成可能
Architect を使用する前に、 プ ロ ジ ェ ク
ト 作成ア シ ス タ ン ト を使用 し て新規プ
ロ ジ ェ ク ト オブ ジ ェ ク ト を作成する
必要があ る
プ ロ ジ ェ ク ト 作成の
ワー ク フ ロー
既存プ ロ ジ ェ ク ト への
変更
新規プ ロ ジ ェ ク ト オ
ブ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト に よ る新規プ ロ ジ ェ ク ト
の作成
プ ロ ジ ェ ク ト の計画を作成 し 、 前提条件を満た し た ら 、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成
ア シ ス タ ン ト でプ ロ ジ ェ ク ト を作成 し 、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内のデー タ 構
造に基づいて メ タ デー タ を組み込む こ と がで き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト は次の手順で使用 し ます。
1 プ ロ ジ ェ ク ト を初期化/作成 し ます。
プ ロ ジ ェ ク ト の初期化 と は、 プ ロ ジ ェ ク ト に名前を付け、 作成す る プ ロ
ジ ェ ク ト を含め る メ タ デー タ リ ポジ ト リ (プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース) を選
択す る こ と です。 メ タ デー タ オブジ ェ ク ト 情報を国際化す る ために、
プ ロ ジ ェ ク ト で利用可能な言語を定義す る タ ス ク も 含まれます。
こ れ ら の設定を行 う と 、 プ ロ ジ ェ ク ト のシ ェ ルが メ タ デー タ 内に作成 さ
れます。 その結果、 フ ォ ルダー構造 と 接続のデフ ォ ル ト 設定が構成 さ れ
ます。 こ の処理は完了ま でに、 あ る 程度の時間を要す る こ と に注意 し て
く だ さ い。
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実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
91
4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
2
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グか ら テーブルを選択 し ます。
こ の ス テ ッ プでは、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を使用 し て、 プ ロ ジ ェ ク ト
に含め る デー タ ウ ェ アハ ウ ス テーブルを指定 し ます。
3
フ ァ ク ト を作成 し ます。
4 ア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し ます。
ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト では、 すべての ス テ ッ プを一度に済
プませロ ジる 必要があ
り ます。 不完全なプ ロ ジ ェ ク ト 定義 も 保存で き ます
が、 後でプ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト を使用 し て、 プ ロ ジ ェ ク ト
の作成を完了す る こ と はで き ません。 不完全なプ ロ ジ ェ ク ト の作
成を完了す る には、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ、 フ ァ ク ト 作成ア シ ス
タ ン ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ア シ ス タ ン ト な ど、 適切な イ ン タ ー
フ ェ イ ス を使用す る 必要があ り ます。
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト で新規プ ロ ジ ェ ク ト を作成するには
1 MicroStrategy Developer で、 プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース に ロ グ イ ン し ます。
Intelligence Server 経由でデー タ に接続す る プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース を作成す
る 方法については、 『MicroStrategy 導入 と 構成ガ イ ド 』 の 「Intelligence
Server の構成およ び接続」 の章を参照 し て く だ さ い。
92 実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーで、[ 新規プ ロ ジ ェ ク ト を作成 ] を選択 し ます。次に
示すプ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト が開 き ます。
3 [ プ ロ ジ ェ ク ト の作成 ] を ク リ ッ ク し ます。 [新規プ ロ ジ ェ ク ト ] ページが
開 き ます。
4 次のプ ロ ジ ェ ク ト 構成を定義 し ます。
•
[ 名前 ] : プ ロ ジ ェ ク ト の名前。 こ の名前は、 プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース内の
プ ロ ジ ェ ク ト の識別に使用 さ れます。
•
[ 説明 ] : プ ロ ジ ェ ク ト の説明 (省略可)。 プ ロ ジ ェ ク ト の用途を、 他の
プ ロ ジ ェ ク ト と 比較 し て簡潔に説明 し ます。
•
[デ フ ォル ト ド キ ュ メ ン ト デ ィ レ ク ト リ ]: プ ロ ジ ェ ク ト のデフ ォ ル ト
ド キ ュ メ ン ト デ ィ レ ク ト リ と は、 すべての HTML ド キ ュ メ ン ト を保
存す る デ ィ レ ク ト リ の場所です。 プ ロ ジ ェ ク ト の HTML ド キ ュ メ ン
ト を セ ッ ト ア ッ プす る 方法の詳細は、 『MicroStrategy 導入 と 構成ガ イ
ド 』 を参照 し て く だ さ い。
•
[ このプ ロ ジ ェ ク ト に Web ゲス ト ユーザー ア カ ウン ト を有効化 ] :
ユーザー認証情報な し の ロ グ イ ン をユーザーに許可す る 場合、 こ の
チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。 選択 し た場合、 ユーザーは (Public
グループで定義 さ れた) 限 ら れた権限 と 許可だけで Intelligence Server
に接続で き ます。
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実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
93
4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
[ このプ ロ ジ ェ ク ト に変更履歴を有効化 ]: プ ロ ジ ェ ク ト の変更履歴を
有効にす る 場合、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。 プ ロ ジ ェ ク
ト 内のオブジ ェ ク ト に変更が加え ら れ る たびに、 履歴に自動的に
エン ト リ が追加 さ れます。 こ れに よ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト の変更の追跡
が可能にな り ます。 変更履歴の詳細は、 『シ ス テ ム管理ガ イ ド 』 を参
照 し て く だ さ い。
•
[ 言語 ]: こ のプ ロ ジ ェ ク ト 内の メ タ デー タ オブジ ェ ク ト で利用可能な
言語を定義す る 場合は、 こ のボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 こ こ で選択
す る 言語は、 メ タ デー タ オブジ ェ ク ト の国際化に利用可能な言語で
も あ り ます。 プ ロ ジ ェ ク ト で利用可能な言語を指定す る と 、 オブ
ジ ェ ク ト 名、 説明、 その他の情報を、 複数の言語で提供す る こ と が
可能にな り ます。 た と えば、 プ ロ ジ ェ ク ト 内でア ト リ ビ ュ ー ト 、 メ
ト リ ッ ク 、 フ ォ ルダー、 その他のオブジ ェ ク ト の名前を、 複数の言
語で提供で き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 メ ト リ ッ ク 、 フ ォ ルダー、 そ
の他の メ タ デー タ オブジ ェ ク ト 用に、 翻訳 し た文字列を用意す る 方
法については、 『シ ス テ ム管理補足 リ フ ァ レ ン ス』 を参照 し て く だ さ
い。
MicroStrategy には、 デフ ォ ル ト で利用可能な言語の リ ス ト に含まれ
る 各言語に翻訳 し た、 一般的な メ タ デー タ オブジ ェ ク ト 用の文字列
が含まれてい ます。 た と えば、 " パブ リ ッ ク オブジ ェ ク ト " フ ォ ル
ダーや、 その他の一般的なオブジ ェ ク ト の名前 と 説明を、 デフ ォ ル
ト で利用可能な言語の リ ス ト に含まれ る 各言語に翻訳 し た文字列が
用意 さ れてい ます。 リ ス ト に含まれない言語を追加す る 場合は、 一
般的な メ タ デー タ オブジ ェ ク ト のすべての翻訳文字列を、 お客様側
で用意す る 必要があ り ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
新規プ ロ ジ ェ ク ト の作成時には言語チ ェ ッ ク が実行 さ れ、 ロ ーカ
ル コ ン ピ ュ ー タ ーのユーザー プ ロ フ ァ イ ル (CURRENT_USER レ
ジ ス ト リ キー) の言語設定、 ロ ーカル コ ン ピ ュ ー タ ー
(LOCAL_MACHINE レ ジ ス ト リ キー) の言語、 お よ びプ ロ ジ ェ ク ト
の ロ ケール プ ロ パテ ィ が一致 し てい る か ど う かが検証 さ れます。
こ れ ら のプ ロ パテ ィ が一致 し ない と 、 言語表示の不整合の原因に
な り ます。 言語チ ェ ッ ク に よ っ て、 その よ う な不整合がな く な
り 、 言語表示がプ ロ ジ ェ ク ト 全体で一貫 し てい る 状態が確保 さ れ
ます。
こ れ ら の言語オプシ ョ ンは、 デー タ ソ ース か ら MicroStrategy に
渡 さ れ る 翻訳デー タ の整合性 と は関係あ り ません。 デー タ の国際
化をサポー ト す る よ う にデー タ ソ ース を定義す る 方法について
は、 「データ の国際化のサポー ト 」 (58 ページ) を参照 し て く だ さ
い。
デー タ ソ ース か ら 得 ら れた翻訳済みデー タ をプ ロ ジ ェ ク ト 内の
ア ト リ ビ ュ ー ト で使用す る には、 デー タ の国際化を有効にす る 方
94 実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
法を、 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成前に定義する必要があります。デー
タの国際化を有効にする方法については、「プ ロ ジ ェ ク ト のデー
タ 国際化の有効化」 (98 ページ) を参照 し て く だ さ い。
5 [OK] を ク リ ッ ク す る と 、 プ ロ ジ ェ ク ト オブジ ェ ク ト が作成 さ れます。
6 次の項 (「ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グに よ る テーブルの追加」) に進み、 プ
ロ ジ ェ ク ト で使用す る テーブルを決定 し ます。
ウェアハウス カタログによるテーブルの追加
プ ロ ジ ェ ク ト の ウ ェ アハ ウ ス テーブルは、 プ ロ ジ ェ ク ト で分析可能なデー
タ セ ッ ト を決定 し ます。 プ ロ ジ ェ ク ト に ウ ェ アハ ウ ス テーブルを追加す る
には、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を使用 し ます。 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グには、
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を通 じ て接続 さ れ、 デー タ ベース ロ グ イ ンが読
み取 り 権限を持っ てい る デー タ ソ ース内のすべてのテーブルが一覧 さ れま
す。
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グは、 デー タ ソ ースへの ク エ リ を実行 し 、 その中に存
在す る テーブル と 列を リ ス ト し ます。 こ の リ ス ト か ら 、 新規プ ロ ジ ェ ク ト
に使用す る ル ッ ク ア ッ プ テーブル、 フ ァ ク ト テーブル、 お よ び関係テーブ
ルを選択 し ます。 さ ら に、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン テーブル、 集計テー
ブル、 パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ テーブルな ど、 プ ロ ジ ェ ク ト を完成 さ せ
る ために必要な、 その他すべてのテーブルを含め ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 、 フ ァ ク ト 、 テーブルな ど の MicroStrategy ス キーマ オブ
ジ ェ ク ト は、 デー タ ソ ース内のテーブル と 列に基づいて抽象化 さ れた項目
です。 デー タ ソ ース か ら テーブルを選択 し てプ ロ ジ ェ ク ト に追加す る と 、
そのテーブルは MicroStrategy で論理テーブル と 呼ばれ る ス キーマ オブジ ェ
ク ト にな り ます。 論理テーブルは、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の利用可能な
テーブルを表 し てい ます。 論理テーブルについては、 「論理テーブル」 (455
ページ) で詳 し く 説明 し ます。
る デー タ ベース ロ グ イ ンには、 選択 し た ウ ェ アハ ウ ス内の
使用す
テーブルを表示で き る よ う に、 読み取 り 権限が必要です。 デー タ
ベース イ ン ス タ ン ス と デー タ ベース ロ グ イ ンは、 プ ロ ジ ェ ク ト が接
続す る ウ ェ アハ ウ ス を決定す る MicroStrategy オブジ ェ ク ト です。 こ
れ ら のオブジ ェ ク ト の詳細については、 『MicroStrategy 導入 と 構成ガ
イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
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実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
95
4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ウ ェ アハウス カ タ ログ を使用 し て、 プ ロ ジ ェ ク ト で テーブルを追加または削除す
る には
1 プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト で、 [ ウ ェ アハウス カ タ ログから テーブ
ルを選択 ] を選択 し ます。 [ ウ ェ アハ ウ ス デー タ ベース イ ン ス タ ン ス] ダ
イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
2
ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択 し 、
[OK] を選択 し ます。 こ のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス で選択 し たデー タ ベース
イ ン ス タ ン ス に よ っ て、 ア ク セ ス先のデー タ ソ ース が決ま り ます。
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グが開 き ます。
MultiSource Option の ラ イ セ ン ス を所有 し てい る 場合は、 複数のデー タ
ソ ース か ら テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加で き ます。 ウ ェ アハ ウ ス カ
タ ロ グ を使用 し て複数のデー タ ソ ース か ら テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に
追加す る 方法の詳細は、 「プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア
ク セ ス」 (327 ページ) を参照 し て く だ さ い。
タ ベース イ ン ス タ ン ス は、[ 編集 ] を ク リ ッ ク し て編集で き ま
デー
す。
3
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グの左側には、 使用可能なすべてのテーブル、 お
よ び各テーブルの行数が リ ス ト さ れます。 プ ロ ジ ェ ク ト で現在使用 さ れ
てい る テーブルがあれば、 それ ら のテーブルが右側の リ ス ト に表示 さ れ
ます。
96 実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
4 左側で、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グか ら 追加す る テーブルを選択 し 、 [>] を
ク リ ッ ク し て選択 し たテーブルを追加 し ます。 リ ス ト さ れたテーブルを
すべて追加す る には、 [>>] を ク リ ッ ク し ます。
5 プ ロ ジ ェ ク ト か ら テーブルを削除す る には、 右側の リ ス ト で削除す る
テーブルを選択 し て [<] を ク リ ッ ク し ます。 [<<] を ク リ ッ ク す る と 、 プ
ロ ジ ェ ク ト 内のすべてのテーブルが削除 さ れます。
ウェアハウス カタログのオプション
6 いずれかのテーブルを右 ク リ ッ ク す る と 、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グの追
加機能を使用で き ます。
追加機能には、 テーブル内の行の表示、 テーブルの接頭語の指定、 テー
ブルの コ ピー、 テーブルのデー タ ベース イ ン ス タ ン ス の指定な ど があ
り ます。 こ れ ら の機能 と 使用方法の詳細は、 「ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ
ク ト のテーブルの管理」 (307 ページ) を参照 し て く だ さ い。
7 詳細オプシ ョ ン を設定す る には、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グの ツールバー
で [ オプ シ ョ ン ] を ク リ ッ ク し ます。
た と えば、 デー タ ベース イ ン ス タ ン ス の変更、 デー タ ベース シ ス テ ム
カ タ ロ グか ら テーブル と 列を読み取 る 方法のカ ス タ マ イ ズ、 テーブル と
行の追加情報の表示、 ス キーマ オブジ ェ ク ト を自動、 手動の ど ち ら で
マ ッ ピ ン グす る かの選択な ど を実行で き ます。 こ れ ら の機能 と 使用方法
の詳細は、 「データ ウ ェ アハ ウ ス接続 と 操作のデフ ォ ル ト の変更」 (313
ページ) を参照 し て く だ さ い。
8
ツールバーの [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て、変更内容を ウ ェ アハ ウ
ス カ タ ロ グに保存 し ます。 テーブル定義が メ タ デー タ に書 き 込まれま
す。 こ のプ ロ セ ス が完了す る ま で、 時間がかか る こ と があ り ます。
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス ト を終了 し た後 も 、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グにア ク
セ ス し てテーブルを追加で き ます。 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グにア ク セ ス し て
プ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加す る ス テ ッ プについては、 「プ ロ ジ ェ ク ト の
テーブルの追加およ び削除」 (306 ページ) を参照 し て く だ さ い。
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ウ ィ ザー ド の次の ス テ ッ プでは、 フ ァ ク ト と ア ト リ
ビ ュ ー ト と い う 2 種類の ス キーマ オブジ ェ ク ト を作成 し ます。 こ れ ら の ス
キーマ オブジ ェ ク ト の作成方法 と 、 こ れ ら のオブジ ェ ク ト に ス キーマ レベ
ルで追加設定を行 う 方法については、 「フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュー ト の作成」
(104 ページ) お よ び 「他の ス キーマ レベル設定の構成」 (105 ページ) で紹
介 さ れてい る 手順を参照 し て く だ さ い。
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実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
97
4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る新規プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト では ウ ィ ザー ド 式のプ ロ セ ス を通 じ てプ ロ
ジ ェ ク ト を作成 し ますが、 その代わ り に Architect を使用 し て、 プ ロ ジ ェ ク
ト に必要な全 コ ン ポーネ ン ト を一元的な イ ン タ ーフ ェ イ ス か ら 定義す る こ
と も で き ます。 ま た、 Architect を使用する と 、 プ ロ ジ ェ ク ト を作成 し なが
ら そのプ ロ ジ ェ ク ト を視覚的に表現で き る ため、 ワー ク フ ロ ーを直感的に
捉え る こ と がで き ます。 Architect を使用 し て実稼働プ ロ ジ ェ ク ト を作成す
る 方法については、 「Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成」 (124 ページ) を
参照 し て く だ さ い。
プ ロ ジ ェ ク ト のデー タ 国際化の有効化
MicroStrategy は、 デー タ をユーザーに必要な言語にする 国際化をサポー ト
し てい ます。 し たがっ て、 翻訳済みのデー タ をデー タ ソ ース か ら 取 り 込
み、 MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト に統合する こ と が可能です。 デー タ はユー
ザーの言語ニーズに応 じ て、 さ ま ざ ま な言語で表示で き ます。
よ り 具体的に言えば、 デー タ の国際化に よ っ て、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン
ト を さ ま ざ ま な言語で表示す る こ と が可能にな り ます。 た と えば、 次の レ
ポー ト に示す "Month of Year" (カ レ ン ダー月) ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト
のデー タ を、 英語の代わ り に ド イ ツ語で表示で き ます。
こ の "Month of Year" ア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト を、 デー タ の国際化を通
じ て、 別の言語で表示す る こ と が可能にな り ます。 た と えば、 ア ト リ
ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の January、 February、 March は、 ド イ ツ語でデー タ を
98 実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
見 る よ う に定義 さ れてい る ユーザーには Januar、 Februar、 M ä rz と 表示 さ れ
ます。
タ の国際化は、 メ タ デー タ の国際化 と は異な り ます。 メ タ デー
デー
タ の国際化では、 MicroStrategy の さ ま ざ ま な メ タ デー タ オブジ ェ ク
ト の名前、 説明、 その他の文字列を多言語で表示可能に し ます。 た
と えば、 プ ロ ジ ェ ク ト 内でア ト リ ビ ュ ー ト 、 メ ト リ ッ ク 、 フ ォ ル
ダー、 その他のオブジ ェ ク ト の名前を、 複数の言語で提供で き ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 、 メ ト リ ッ ク 、 フ ォ ルダー、 その他の メ タ デー タ オ
ブジ ェ ク ト 用に、 翻訳 し た文字列を用意す る 方法については、 『シ ス
テ ム管理補足 リ フ ァ レ ン ス』 を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy は、 2 種類の手法に よ る 国際化をサポー ト し てい ます。 翻訳
し たデー タ を、 テーブル と 列を追加 し て提供す る 手法 と 、 個別のデー タ
ベース に保存す る 手法です。 こ れ ら の方法の詳細については、 「デー タ の国
際化のサポー ト 」 (58 ページ) を参照 し て く だ さ い。
国際化 さ れたデー タ を ア ト リ ビ ュ ー ト で使用す る には、 デー タ の国際化を
有効にす る 方法を、 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成前に定義す る 必要があ り ます。
国際化 さ れたデー タ がデー タ ソ ース内で ど の よ う に表現 さ れ る かを定義す
る こ と に よ っ て、 Architect、 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド 、 お よ びフ ァ
ク ト 作成ウ ィ ザー ド が、 ア ト リ ビ ュ ー ト の自動作成時に国際化デー タ を認
識で き る よ う にな り ます。 その結果、 国際化デー タ を認識 し て使用す る よ
う にア ト リ ビ ュ ー ト を変更す る ために、 作業を遡 る 手間 と 時間が省け ます。
ど ち ら の方法でデー タ を国際化す る かに応 じ て、 次の該当す る 手順に従っ
て く だ さ い。
•
「SQL ク エ リ に よ るデータ 国際化の有効化」 (99 ページ)
•
「接続マ ッ ピ ン グに よ るデータ 国際化の有効化」 (101 ページ)
SQL ク エ リ に よ る デー タ 国際化の有効化
テーブル と 列を使用 し て国際化デー タ を識別す る よ う にデー タ ソ ース を構
成 し た場合は、 必要な言語のデー タ を返す SQL ク エ リ を作成す る よ う に
MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト を定義で き ます。 SQL ク エ リ は自動的に生成 さ
れ、 翻訳デー タ の保存場所 と し て指定 し たテーブル と 列に基づ き 、 ユー
ザーが選択 し た言語で情報を返 し ます。
テーブル と 列を使用 し て翻訳デー タ を識別す る よ う にデー タ ソ ース を構成
す る 方法については、 「テーブル と 列を使用 し た国際化」 (58 ページ) を参
照 し て く だ さ い。
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実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
99
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
SQL ク エ リ を通 じ てデー タ の国際化を有効にす る には、 以下の手順に示す
よ う に、 国際化 さ れたデー タ に使用す る テーブル と 列を定義す る 必要があ
り ます。
前提条件
•
プ ロ ジ ェ ク ト が作成済みであ る こ と 。
SQL ク エ リ を通 じ てデー タ の国際化を有効にするには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 プ ロ ジ ェ ク ト を右 ク リ ッ ク し 、 [ プ ロ ジ ェ ク ト 構成 ] を選択 し ます。 プ ロ
ジ ェ ク ト 構成エデ ィ タ ーが開 き ます。
3 [ カ テ ゴ リ ] リ ス ト で [ 言語 ] を展開 し 、 [ デー タ ] を選択 し ます。
4 [ デー タ イ ン タ ーナシ ョ ナ リ ゼーシ ョ ン を有効化 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
選択 し て [SQL に基づ く デー タ イ ン タ ーナシ ョ ナ リ ゼーシ ョ ン ] オプ
シ ョ ン を選択 し ます。
5 翻訳デー タ を使用可能にす る 言語の横にあ る チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択
し ます。
デー タ の国際化を有効にす る 言語を追加す る には、 次の手順に従い ま
す。
a
[ 追加 ] を ク リ ッ ク し ます。 [使用可能な言語] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が
開 き ます。
b
[ メ タ デー タ 言語のみ表示 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し ます。
c
デー タ の国際化を有効にす る 言語のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て、
[OK] を ク リ ッ ク し 、 プ ロ ジ ェ ク ト 構成エデ ィ タ ーに戻 り ます。
6 翻訳デー タ を保存す る 列 と テーブルの接尾語を、 言語ご と に入力 し ま
す。
言語の [ 列パ タ ーン ] 内で [...] を ク リ ッ ク し 、 列の接尾語を入力 し ます。
言語の [ テーブル パ タ ーン ] 内で [...] を ク リ ッ ク し 、 テーブルの接尾
語を入力 し ます。 た と えば、 デー タ ソ ース内の末尾が _ES の列に スペ
イ ン語デー タ を含め る 場合は、 [列パ タ ーン] に _ES と 入力 し ます。
[列パ タ ーン] オプシ ョ ン と [テーブル パ タ ーン] オプシ ョ ンには、 国際
化 さ れた列 と テーブルを識別す る ための接尾語を入力 し ます。 接頭語や
100 実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
その他の命名法を使用す る 場合は、 次の関数を使用す る こ と で、 翻訳
デー タ を含む列 と テーブルを識別で き ます。
•
LStrCut(string s, integer x) : 文字列 s の先頭か ら x 文字を
削除 し 、 残っ た文字列を返 し ます。 た と えば、 LStrCut(Apple,2)
は ple を返 し ます。
•
RStrCut(string s, integer x) : 文字列 s の末尾か ら x 文字を
削除 し 、 残っ た文字列を返 し ます。 た と えば、 RStrCut(Apple,2)
は App を返 し ます。
•
Concat(string s1, string s2) : 文字列 s1 の末尾に文字列
s2 を連結 し た結果を返 し ます。 た と えば、 Concat(App,le) は
Apple を返 し ます。
こ れ ら の関数を組み合わせ る こ と で、 列 と テーブルの さ ま ざ ま な表記法
に対応で き ます。 #0 パ ラ メ ー タ ーを使用すれば、 列ま たはテーブルの
名前を関数に渡す こ と がで き ます。 接尾語の代わ り に接頭語を使用す る
場合は、 次の構文で対応で き ます。
Concat(Prefix,#0)
た と えば、 スペ イ ン語のデー タ を含む列を接頭語 ES_ で識別す る には、
次の関数を使用で き ます。
Concat(ES_,#0)
7 [OK] を ク リ ッ ク し て、 変更を保存 し てプ ロ ジ ェ ク ト 構成エデ ィ タ ーを
閉 じ ます。
接続マッピングによるデータ国際化の有効化
デー タ ベース内のデー タ の国際化は、 翻訳言語ご と に個別のデー タ ベー
ス を使用 し てサポー ト す る こ と も で き ます。 その後、 接続マ ッ ピ ン グ を通
じ て、 望ま し い言語を含むデー タ ベースへのア ク セ ス をユーザーに許可 し
ます。
国際化 さ れたデー タ を個別のテーブル と 接続マ ッ ピ ン グ を使用 し て識別す
る よ う にデー タ ソ ース を構成す る 方法については、 「個別のデー タベース
に よ る国際化」 (62 ページ) を参照 し て く だ さ い。
個別のデー タ ベース と 接続マ ッ ピ ン グ を通 じ てデー タ の国際化を有効にす
る には、 以下の手順で各言語に使用す る デー タ ベース を定義す る 必要があ
り ます。
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実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
101
4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
前提条件
•
プ ロ ジ ェ ク ト が作成済みであ る こ と 。
個別のデー タ ベース と 接続マ ッ ピ ング を通 じ てデー タ の国際化を有効にするには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 プ ロ ジ ェ ク ト を右 ク リ ッ ク し 、 [ プ ロ ジ ェ ク ト 構成 ] を選択 し ます。 プ ロ
ジ ェ ク ト 構成エデ ィ タ ーが開 き ます。
3 [ カ テ ゴ リ ] リ ス ト で [ 言語 ] を展開 し 、 [ デー タ ] を選択 し ます。
4 [ デー タ イ ン タ ーナシ ョ ナ リ ゼーシ ョ ン を有効化 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
選択 し て [ 接続マ ッ プに基づ く デー タ イ ン タ ーナシ ョ ナ リ ゼーシ ョ ン ]
オプシ ョ ン を選択 し ます。
5 翻訳デー タ を使用可能にす る 言語の横にあ る チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択
し ます。
デー タ の国際化を有効にす る 言語を追加す る には、 次の手順に従い ま
す。
a
[ 追加 ] を ク リ ッ ク し ます。 [使用可能な言語] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が
開 き ます。
b
[ メ タ デー タ 言語のみ表示 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し ます。
c
デー タ の国際化を有効にす る 言語のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て、
[OK] を ク リ ッ ク し 、 プ ロ ジ ェ ク ト 構成エデ ィ タ ーに戻 り ます。
6 言語ご と に [ デー タ ベース接続 ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、 その言語
に使用す る デー タ ベース接続を選択 し ます。 デー タ ベース接続に よ っ
て、 翻訳 さ れたデー タ お よ びデー タ ソ ース に接続す る ための ロ グ イ ン
情報を保存す る デー タ ソ ース が決定 さ れます。 こ の ド ロ ッ プダ ウ ン リ
ス ト を空白にす る と 、 プ ロ ジ ェ ク ト のデフ ォ ル ト デー タ ベース イ ン ス
タ ン ス のデー タ ベース接続を使用す る こ と がで き ます。
7 [OK] を ク リ ッ ク し て、 変更を保存 し てプ ロ ジ ェ ク ト 構成エデ ィ タ ーを
閉 じ ます。
102 実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
スキーマ エデ ィ ターの読み取り専用および編集モー ドの使用
Architect、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ー、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーな ど の ス キー
マ エデ ィ タ ーを開 く と き に、 そのエデ ィ タ ーを読み取 り 専用モー ド ま たは
編集モー ド で開 く こ と がで き ます。 こ れ ら の 2 つのモー ド を使用す る と 、
他ののユーザーが ス キーマ オブジ ェ ク ト の定義を表示 し てい る (読み取 り
専用モー ド ) 最中に、 あ る 1 人のユーザーが ス キーマ オブジ ェ ク ト を変更
す る こ と がで き ます (編集モー ド )。
プ ロ ジ ェ ク ト を作成お よ び変更す る には、 プ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ オブ
ジ ェ ク ト を変更す る 権限を持っ てい る 必要があ り ます。 別のユーザーが ス
キーマ オブジ ェ ク ト を編集 し てい る 場合は、 その ス キーマは ロ ッ ク さ れ、
他のユーザーは編集で き ません。 こ れに よ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマの整
合性が保たれます。
ただ し 、 一部のユーザーが、 プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマ オブジ ェ ク ト の定義を
表示 し て情報を得 る ためのみに、 各種の ス キーマ エデ ィ タ ーを使用す る 必
要があ る 場合は、 こ れ ら のユーザーは、 読み取 り 専用モー ド を使用で き ま
す。 こ う す る こ と に よ り 、 他のユーザーが ス キーマ オブジ ェ ク ト を変更 し
ないで表示のみを行っ てい る と き に、 別の 1 人のユーザーが ス キーマ を変
更す る こ と がで き ます。
モー ド は、 ス キーマ エデ ィ タ ーを起動 し た と き に開 く [読み取 り 専用] ダ イ
ア ロ グ ボ ッ ク ス で選択で き ます。 こ のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス には、 以下のオ
プシ ョ ンがあ り ます。
•
[ 読み取 り 専用 ]: 読み取 り 専用モー ド を使用す る と 、ス キーマ を他のユー
ザーに対 し て ロ ッ ク す る こ と な く 、 ス キーマ オブジ ェ ク ト を表示す る
こ と がで き ます。 ただ し 、 ス キーマ オブジ ェ ク ト を変更す る こ と はで
き ません。
ス キーマ エデ ィ タ ーを読み込み専用モー ド で開 く と 、 プ ロ ジ ェ ク ト 全
体に読み取 り 専用モー ド が使用 さ れます。 つま り 、 すべての ス キーマ
エデ ィ タ ーが自動的に読み取 り 専用モー ド で開かれ る と い う こ と です。
ただ し 、 Developer 内の [ス キーマ] メ ニ ュ ーの [読み取 り 専用] オプ
シ ョ ン を ク リ アす る こ と に よ っ て、 編集モー ド に切 り 替え る こ と がで き
ます。 ス キーマ エデ ィ タ ーが開いてい る 場合は、 その ス キーマ エデ ィ
タ ーを編集モー ド に切 り 替え る ために、 ス キーマ エデ ィ タ ーをいっ
たん閉 じ て、 再度開 く 必要があ り ます。
読み取 り 専用モー ド で作業 し てい る 場合は、 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ
ザー ド 、 フ ァ ク ト 作成 ウ ィ ザー ド 、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ、 MDX
キ ュ ーブ カ タ ロ グ、 お よ びプ ロ ジ ェ ク ト ス キーマ を更新す る オプ
シ ョ ン な ど の、 プ ロ ジ ェ ク ト を更新す る 権限を必要 と す る ス キーマ エ
デ ィ タ ーにはア ク セ ス で き ません。
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実稼働プ ロ ジ ェ ク ト の作成
103
4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
•
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
[ 編集 ] : 編集モー ド は、 ス キーマ オブジ ェ ク ト を編集す る ための標準機
能を提供 し 、 他のすべてのユーザーは変更で き ない よ う に ス キーマ を
ロ ッ ク し ます。 し たがっ て、 1 つのプ ロ ジ ェ ク ト に対 し て、 一度に 1 人
のユーザーのみが編集モー ド を使用で き ます。
ス キーマ エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 く と 、 プ ロ ジ ェ ク ト 全体に編集
モー ド が使用 さ れます。 つま り 、 すべての ス キーマ エデ ィ タ ーが自動
的に編集モー ド で開かれ る と い う こ と です。 ただ し 、 Developer 内の [ス
キーマ] メ ニ ュ ーの [読み取 り 専用] オプシ ョ ン を選択す る こ と に よ っ
て、 読み取 り 専用モー ド に切 り 替え る こ と がで き ます。 ス キーマ エ
デ ィ タ ーが開いてい る 場合は、 それ も 自動的に読み取 り 専用モー ド に切
り 替わっ て、 ス キーマ オブジ ェ ク ト を変更で き な く な り ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド 、 フ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー ド 、 ウ ェ アハ ウ
ス カ タ ロ グ、 MDX キ ュ ーブ カ タ ロ グ、 お よ びプ ロ ジ ェ ク ト ス キーマ を
更新す る オプシ ョ ン な ど の、 プ ロ ジ ェ ク ト を更新す る 権限を必要 と す る
ス キーマ エデ ィ タ ーにはア ク セ スす る には、 編集モー ド を使用す る 必
要があ り ます。
別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を既に ロ ッ ク し てい る 場合は、
メ ッ セージが表示 さ れ、 読み取 り 専用モーでのみス キーマ エデ ィ
タ ーを開 く こ と がで き ます。
•
[ 今後のセ ッ シ ョ ンのデ フ ォル ト 基本設定 と し て、こ の選択を記憶 ]: こ の
オプシ ョ ンが選択 さ れてい る 場合は、 選択 し たモー ド が、 ス キーマ エ
デ ィ タ ーを開 く と き に使用 さ れ る デフ ォ ル ト モー ド と し て定義 さ れ、
ど の ス キーマ エデ ィ タ ーに対 し て も モー ド を選択す る よ う に再度要求
さ れ る こ と はあ り ません。 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス が ク リ ア さ れてい る 場
合は、 ユーザー セ ッ シ ョ ン を終了 し て Developer を閉 じ る ま での間の
み、 選択 し たモー ド がすべての ス キーマ エデ ィ タ ーに使用 さ れます。
こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択す る と 、 こ れがすべての ス キーマ
エデ
ィ タ ーのデフ ォ ル ト モー ド にな り 、 デフ ォ ル ト モー ド を変
更す る こ と はで き ません。 ただ し 、 Developer で、 [ スキーマ ] メ
ニ ュ ーの [読み取 り 専用モー ド ] オプシ ョ ン を選択ま たは ク リ アす
る こ と に よ っ て、 読み取 り 専用モー ド と 編集可モー ド を切 り 替え
る こ と はで き ます。
フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
こ の段階のプ ロ ジ ェ ク ト 作成プ ロ セ ス では、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン
ト ま たは Architect を使用 し て、 フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト と い う 2 種類の
ス キーマ オブジ ェ ク ト を作成 し ます。
104 フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
ただ し 、 フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る 前に、 フ ァ ク ト と ア ト リ
ビ ュ ー ト と は何であ り 、 ど の よ う な特性に よ っ て定義 さ れ る のかを理解す
る こ と が重要です。 こ の情報は、 6 章、 「ビ ジネ ス データ の構築ブ ロ ッ ク :
フ ァ ク ト 」 お よ び 7 章、 「ビ ジネ ス データ の コ ン テキ ス ト : ア ト リ ビ ュー
ト 」 で説明 し ます。
他のスキーマ レ ベル設定の構成
プ ロ ジ ェ ク ト 作成プ ロ セ ス の最後の ス テ ッ プでは、 他の ス キーマ レベルの
設定を構成 し て ス キーマ オブジ ェ ク ト の分析に奥行 き を与え、 プ ロ ジ ェ ク
ト 全体を最適化 し ます。 こ の設定には、 次の も のが含まれます。
•
[ フ ァ ク ト 定義]: フ ァ ク ト エデ ィ タ ーで フ ァ ク ト を一度に 1 つずつ作成、
編集、 お よ び構成で き ます。 こ れについては、 「単純な フ ァ ク ト と 高度
な フ ァ ク ト の作成およ び変更」 (198 ページ) で説明 し ます。
Architect で も 、 プ ロ ジ ェ ク ト のいずれか、 ま たはすべての フ ァ ク ト を作
成、 編集、 お よ び構成で き ます。 こ れについては、 「フ ァ ク ト の作成 と
変更」 (144 ページ) で説明 し ます。
•
[ ア ト リ ビ ュ ー ト 定義 ]: ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーで、ア ト リ ビ ュ ー ト 、
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム、 お よ びア ト リ ビ ュ ー
ト フ ォーム式を一度に 1 つずつ作成、 編集、 お よ び構成で き ます。 こ
れについては、 「ア ト リ ビ ュー ト の追加 と 変更」 (240 ページ) で説明 し
ます。
Architect で も 、 プ ロ ジ ェ ク ト のいずれか、 ま たはすべてのア ト リ ビ ュ ー
ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム、 お よ びア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォーム式を作成 し 、 編集す る こ と がで き ます。 こ れについ
ては、 「ア ト リ ビ ュー ト の作成 と 変更」 (157 ページ) お よ び 「ア ト リ
ビ ュー ト 関係の定義」 (182 ページ) で説明 し ます。
•
[ ユーザー階層 ] : 階層エデ ィ タ ーでユーザー階層を作成で き ます。 ユー
ザー階層に よ っ て、 ア ト リ ビ ュ ー ト と エ レ メ ン ト のブ ラ ウ ズや ド リ ルが
容易にな り ます。 こ れについては、 9 章、 「ア ト リ ビ ュー ト の構成 と ブ
ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成」 で説明 し ます。
Architect で も 、 プ ロ ジ ェ ク ト のいずれか、 ま たはすべてのユーザー階
層を作成で き ます。 こ れについては、 「ユーザー階層の作成 と 変更」
(189 ページ) で説明 し ます。
•
[ 詳細構成 :] : 該当す る オブジ ェ ク ト には、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン、
集計テーブル、 お よ びパーテ ィ シ ョ ン と そのマ ッ ピ ン グがあ り ます。
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他の ス キーマ レベル設定の構成
105
4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン エデ ィ タ ーでは ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ン を作成で き ます。 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは、 時系列分析
に使用 さ れ る ス キーマ オブジ ェ ク ト です。 ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ンについては、 10 章、 「時間ベースや他の比較を定義する ト
ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成」 で説明 し ます。
集計テーブル と パーテ ィ シ ョ ンの作成には、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ
グ、 メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ エデ ィ タ ー、 お よ び
ウ ェ アハ ウ ス パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ エデ ィ タ ーを使用 し ます。
こ の ト ピ ッ ク については、 8 章、 「プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理」 で
説明 し ます。
こ の時点で、 新規プ ロ ジ ェ ク ト 作成の主な ス テ ッ プの大部分が完了 し ま し
た。 続いて、 上記の該当す る 章に進み、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成プ ロ セ ス の次の
ス テ ッ プを実行 し て く だ さ い。
プ ロ ジ ェ ク ト の配備 と レ ポー ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト の作成が完了す る と 、 MicroStrategy Web を使用 し て、 作成 し
たプ ロ ジ ェ ク ト を ユーザー コ ミ ュ ニテ ィ に配備で き ます。 なお、 こ の章で
説明 し た ス テ ッ プだけ を完了 し て も 、 プ ロ ジ ェ ク ト には基本的な フ ァ ク ト
と ア ト リ ビ ュ ー ト が含まれてい る に過ぎ ません。 前述 し た適切な章に進ん
で、 プ ロ ジ ェ ク ト に分析の奥行 き と 機能を追加 し て く だ さ い。
フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト は、 レ ポー ト デザ イ ナーが作成す る レ ポー ト と
ド キ ュ メ ン ト の土台にな り ます。 フ ァ ク ト は メ ト リ ッ ク の作成に使用 さ れ
ます。 メ ト リ ッ ク と ア ト リ ビ ュ ー ト は、 レ ポー ト に欠かせない コ ン ポー
ネ ン ト です。
メ ト リ ッ ク と その他の レ ポー ト オブジ ェ ク ト (フ ィ ル タ ー、 カ ス タ ム グ
ループ、 プ ロ ンプ ト な ど) は、 こ のガ イ ド の対象には含まれません。 メ ト
リ ッ ク 、 フ ィ ル タ ー、 レ ポー ト 、 お よ びその他の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の
詳細は、 『MicroStrategy 基本レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 と 『MicroStrategy 上
級基本レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy Web を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト を配備す る 方法の詳細は、
『MicroStrategy 導入 と 構成ガ イ ド 』 の 「MicroStrategy Web に よ る プ ロ ジ ェ
ク ト の配置」 の章を参照 し て く だ さ い。
レ ポー ト の作成には、 MicroStrategy Developer と MicroStrategy Web を使用
で き ます。 MicroStrategy Developer でのプ ロ ジ ェ ク ト の作成については、
『MicroStrategy 基本レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を、 MicroStrategy Web での レ
106 プ ロ ジ ェ ク ト の配備 と レ ポー ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成 4
ポー ト の作成については MicroStrategy Web ヘルプ を、 それぞれ参照 し て
く だ さ い。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
•
MicroStrategy では、 SAP BI、 Microsoft Analysis Services、 お よ び
Hyperion Essbase のデー タ ソ ース に接続で き ます。 MDX キ ュ ー
ブ ソ ースへの接続の詳細については、 『MicroStrategy MDX Cube
Reporting Guide』 を参照 し て く だ さ い。
•
レ ポー ト の作成に、 カ ス タ マ イ ズ し た SQL ス テー ト メ ン ト を使
用す る 方法については、 『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ
ド 』 の 「Custom SQL Queries : Freeform SQL and Query Builder」 の
章を参照 し て く だ さ い。
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プ ロ ジ ェ ク ト の配備 と レ ポー ト の作成
107
4
プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び構成
108 プ ロ ジ ェ ク ト の配備 と レ ポー ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
© 2014 MicroStrategy, Inc.
5
5.
ARCHITECT によるプロジェ
クトの作成
はじめに
MicroStrategy には、 Architect と い う プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ツールがあ り
ます。 Architect を使用する と 、 一元管理 さ れた イ ン タ ーフ ェ イ ス か ら プ ロ
ジ ェ ク ト の必須 コ ン ポーネ ン ト をすべて定義で き ます。 ま た、 Architect を
使用す る と 、 プ ロ ジ ェ ク ト を作成 し なが ら そのプ ロ ジ ェ ク ト を視覚的に表
現で き る ため、 ワ ー ク フ ロ ーを直感的に捉え る こ と がで き ます。
Architect はプ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト と 共に提供 さ れます。 プ ロ ジ ェ
ク ト 作成ア シ ス タ ン ト は、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成プ ロ セ ス を段階的に実行で き
る ウ ィ ザー ド 型の ツールです。 Architect では、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成プ ロ セ
ス を段階的に進め る 代わ り に、 プ ロ ジ ェ ク ト を作成 し なが ら 、 その変化を
視覚的に確認で き ます。 Architect と プ ロ ジ ェ ク ト 作成アシ ス タ ン ト の違い
については、 「Architect と プ ロ ジ ェ ク ト 作成アシ ス タ ン ト 」 (90 ページ) を
参照 し て く だ さ い。
Architect では、 多岐にわた る プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び変更 タ ス ク が実行
で き ます。 こ の章では、 こ れ ら の タ ス ク について、 以下の項で説明 し てい
ます。
•
「プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更」 (110 ページ)
•
「テーブルの追加、 削除、 およ び管理」 (130 ページ)
© 2014 MicroStrategy, Inc.
109
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
•
「フ ァ ク ト の作成 と 変更」 (144 ページ)
•
「ア ト リ ビ ュー ト の作成 と 変更」 (157 ページ)
•
「ア ト リ ビ ュー ト 関係の定義」 (182 ページ)
•
「ユーザー階層の作成 と 変更」 (189 ページ)
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
Architect では、 新規プ ロ ジ ェ ク ト の作成に関連する すべての タ ス ク と 、 プ
ロ ジ ェ ク ト の ラ イ フ サ イ ク ルを通 じ て必要にな る 変更を行 う こ と がで き ま
す。 実行で き る タ ス ク は、 次の と お り です。
•
「プ ロ ジ ェ ク ト 作成/表示オプシ ョ ンの定義」 (110 ページ)
•
「Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成」 (124 ページ)
•
「Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト への変更」 (128 ページ)
•
「[Architect] ツールバーの使用」 (130 ページ)
プ ロ ジ ェ ク ト 作成/表示オ プ シ ョ ンの定義
Architect では、 プ ロ ジ ェ ク ト の作成お よ び変更方法を、 さ ま ざ ま なオプ
シ ョ ン を通 じ て決定で き ます。 Architect を使用する 前に、 こ れ ら のオプ
シ ョ ン を確認 し て定義すれば、 プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更に要す る 時間を
短縮で き ます。
こ れ ら のオプシ ョ ン を定義す る こ と に よ っ て、 Architect が ど の よ う に し て
デー タ を表示 し 、 ス キーマ オブジ ェ ク ト を自動的に作成 し てマ ッ プ し 、
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を ロ ー ド し 、 プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマ を更新す る かが
決ま り ます。 こ れ ら のオプシ ョ ンの一部は、 [MicroStrategy Architect 設定]
ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス にあ り ます。 こ のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を表示す る 手順
については、 「Architect のオプシ ョ ンへのア ク セ ス」 (111 ページ) を参照
し て く だ さ い。 次に示す項で、 定義で き る 各オプシ ョ ン を説明 し ます。
•
「Architect 起動時の表示内容の選択」 (112 ページ)
•
「テーブルの追加の無効化」 (119 ページ)
•
「プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマの自動更新」 (120 ページ)
•
「プ ロ ジ ェ ク ト の フ ァ ク ト に基づ く メ ト リ ッ ク の作成」 (120 ページ)
110 プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
以下に説明す る よ う に、 Architect ツールバーか ら 様々な Architect のオプ
シ ョ ンにア ク セ スす る こ と も で き ます。
•
[ホーム] タ ブか ら :
[表示] 領域で、 矢印ア イ コ ン ( ) を ク リ ッ ク し て、 次の構成にア ク
セ ス し ます。
「テーブル内の列 と ア ト リ ビ ュー ト フ ォームの表示」 (117 ペー
ジ)
[自動整列] 領域で、 矢印ア イ コ ン ( ) を ク リ ッ ク し て、 次の構成に
ア ク セ ス し ます。
「Architect の作業領域の レ イ ア ウ ト の定義」 (123 ページ)
•
[デザ イ ン] タ ブか ら :
[自動認識] 領域で、 矢印ア イ コ ン ( ) を ク リ ッ ク し て、 次の構成に
ア ク セ ス し ます。
「フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュー ト の作成の自動化」 (112 ページ)
「既存のア ト リ ビ ュー ト フ ォームお よびフ ァ ク ト への列の自動
マ ッ ピ ン グ」 (116 ページ)
「ア ト リ ビ ュー ト 関係の自動定義」 (121 ページ)
[編集] 領域で、 [ テーブルの論理サイ ズを編集 ] ア イ コ ン (以下に表
示) を ク リ ッ ク し て、 次の構成へのア ク セ ス を提供す る 論理サ イ ズ
エデ ィ タ ーにア ク セ ス し ます。
「テーブルの論理サ イ ズの定義」 (123 ページ)
Architect のオプションへのアクセス
[MicroStrategy Architect 設定] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス は、 Architect か ら 開 く こ
と がで き ます。 Architect で、 [Architect ボ タ ン ] か ら [ 設定 ] を選択 し ます。
[MicroStrategy Architect 設定] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
111
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect 起動時の表示内容の選択
Architect の起動時にプ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー と 階層表示の ど ち ら を表
示す る か選択で き ます。 こ の選択には [デ フ ォル ト 表示を選択] ド ロ ッ プダ
ウ ン リ ス ト を使用 し ます。 こ の ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト は、 [MicroStrategy
Architect 設定] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス の [構成] タ ブにあ り ます。 Architect が
開いた と き に表示 さ れ る 内容を、 次のオプシ ョ ンか ら 選択で き ます。
•
[ 最後に使用 し た表示 ] : Architect を前回使用 し た と き に、 最後に使用 さ
れていた表示を選択 し ます。
•
[ プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー ] : プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ーを表示
し ます。
•
[ 階層表示 ] : 階層表示を選択 し ます。
ファクトとアトリビュートの作成の自動化
プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ンでは、 Architect にア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト を自
動作成 さ せ る こ と に よ っ て、 ス キーマ作成プ ロ セ ス に要す る 時間を短縮で
き ます。 Architect は、 プ ロ ジ ェ ク ト にテーブルが追加 さ れた と き に、 ア ト
リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト を自動的に作成で き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク
ト は、 デー タ 型、 デー タ ベース の列名、 主キー と 外部キー、 お よ びその他
の ス キーマ作成 ヒ ュ ー リ ス テ ィ ッ ク に基づいて作成 さ れます。
プ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加 し た と き にア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト が作
成 さ れ る 方法は、 自動列認識の規則を定義す る こ と に よ っ て指定で き ます。
次に リ ス ト さ れ る オプシ ョ ンにア ク セ スす る には、 [ デザイ ン ] タ ブか ら 、
[ 自動認識 ] 領域で、 矢印ア イ コ ン ( ) を ク リ ッ ク し ます。
•
[ 自動認識 し ない ] : Architect でプ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加 し た と き
に、 ア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト が自動作成 さ れない よ う にす る オプ
シ ョ ンです。
こ のオプシ ョ ンは、 既存プ ロ ジ ェ ク ト を更新 し てお り 、 既に多数のプ ロ
ジ ェ ク ト ス キーマが定義済みの場合に適 し てい ます。 こ のオプ
シ ョ ン を選択す る と 、 Architect はプ ロ ジ ェ ク ト に必要でない可能性があ
る ア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト を自動定義 し ません。 プ ロ ジ ェ ク ト にその
他のテーブルを追加 し た後、 現在のプ ロ ジ ェ ク ト ス キーマに適 し た方
法で、 必要な ア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト を作成で き ます。
•
[ 自動認識 ] : Architect でプ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加 し た と き に、 ア
ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト が自動作 さ れ る よ う にす る オプシ ョ ンです。
112 プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
こ のオプシ ョ ンで Architect にア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト を自動作成 さ
せ る こ と に よ っ て、 プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ンの ス キーマ作成プ ロ セ ス に
要す る 時間を短縮で き ます。
こ のオプシ ョ ン を選択す る と 、 数値デー タ 型を使用 し 、 ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームに使用 さ れないデー タ ベース列に フ ァ ク ト が作成 さ れます。 ア
ト リ ビ ュ ー ト と ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームは、 さ ま ざ ま な ス キーマ作成
ヒ ュ ー リ ス テ ィ ッ ク と 、以下に示す [ 高度なオプ シ ョ ン ] で定義 し た規則
に基づいて作成 さ れます。
[ 区切 り ]: デー タ ベース列名の区切 り と し て使用す る 文字を入力 し ま
す。 た と えば、 USER_ID の よ う なデー タ ベース列名では、 下線 (_)
が区切 り にな り ます。
[ ア ト リ ビ ュ ー ト 命名規則 ] : 新 し いア ト リ ビ ュ ー ト に ID フ ォーム と
し てマ ッ プすべ き 列を示すデー タ ベース列名の接尾語を入力 し ます。
通常、 ア ト リ ビ ュ ー ト に ID フ ォーム と し てマ ッ プ さ れ る デー タ ベー
ス列には、 接尾語 と し て ID が使用 さ れます。
新規ア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プすべ き 接尾語の区切 り には、 セ ミ コ
ロ ン (;) を使用 し て く だ さ い。
ア ト リ ビ ュ ー ト 名の作成方法 も 定義で き ます。 接尾語を他の文字列
で置 き 換え て ア ト リ ビ ュ ー ト 名を作成す る には、 縦線 (|) を使用 し
ます。 縦線 (|) の左側に接尾語を指定 し 、 作成 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー
ト 名の中で接尾語を置 き 換え る 文字列を | の右側に指定 し ます。
た と えば、 ID|; と 指定する と 、 接尾語 ID を持つすべてのデー タ
ベース列に新規ア ト リ ビ ュ ー ト が作成 さ れ、 接尾語 ID がア ト リ
ビ ュ ー ト 名か ら 削除 さ れます。 し たが っ て、 USER_ID の よ う な列を
含むテーブルがプ ロ ジ ェ ク ト に イ ン ポー ト さ れ る と 、 User と い う 名
前の新規ア ト リ ビ ュ ー ト が作成 さ れます。 DT|DATE; と 指定する と 、
接尾語 DT を持つすべてのデー タ ベース列に新規ア ト リ ビ ュ ー ト が作
成 さ れ、 DT を DATE で置き 換えたア ト リ ビ ュ ー ト 名が付け ら れま
す。 し たがっ て、 YEAR_DT の よ う な列を含むテーブルがプ ロ ジ ェ ク
ト に イ ン ポー ト さ れ る と 、 Year Date と い う 名前の新規ア ト リ ビ ュ ー
ト が作成 さ れます。
[ ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム命名規則 ] : 新 し いア ト リ ビ ュ ー ト フ ォー
ム と し てマ ッ プすべ き 列を示すデー タ ベース列名の接尾語を入力 し
ます。 通常、 説明ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームにマ ッ プ さ れ る デー タ
ベース列には、 接尾語 と し て DESC が使用 さ れます。
新規ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームにマ ッ プすべ き 接尾語の区切 り には、
セ ミ コ ロ ン (;) を使用 し て く だ さ い。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム名の作成方法 も 定義で き ます。 接尾語を他
の文字列で置 き 換え て ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム名を作成す る には、
縦線 (|) を使用 し ます。 縦線 (|) の左側に接尾語を指定 し 、 作成
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
113
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム名の中で接尾語を置 き 換え る 文字
列を | の右側に指定 し ます。
DSC|DESC; と 指定す る と 、 接尾語 DSC を持つすべてのデー タ ベー
ス列に新規ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが作成 さ れ、 DSC を DESC で置
き 換えた ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム名が付け ら れます。 し たが っ て、
PRODUCT_DSC の よ う な列を含むテーブルがプ ロ ジ ェ ク ト に イ ン
ポー ト さ れ る と 、 Product Desc と い う 名前の新規ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームが作成 さ れます。
こ れ ら の規則を使用 し た ア ト リ ビ ュ ー ト と ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
の定義に加え、 [ 自動認識 ] オプシ ョ ンでは他の ス キーマ作成 ヒ ュ ー
リ ス テ ィ ッ ク も 使用 さ れます。
「既存のア ト リ ビ ュー ト フ ォームお よびフ ァ ク ト への列の自動
マ ッ ピ ン グ」 (116 ページ) で説明す る 自動列マ ッ ピ ン グ規則に
よ っ て、 列はそれを定義で使用 し てい る 既存ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームにマ ッ プ さ れます。
主キーま たは外部キー と し て定義 さ れてい る すべての列にア ト リ
ビ ュ ー ト が作成 さ れ、 主キーの列名に基づ く ア ト リ ビ ュ ー ト 名が
付け ら れます。 主キーの列名は、 プ ロ ジ ェ ク ト に主キーの列が含
まれていない場合で も 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 名の定義に使用 さ れま
す。
すべての列が 1 つの フ ァ ク ト ま たはア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プ さ れ
る 必要があ り ます。 ス キーマ作成 ヒ ュ ー リ ス テ ィ ッ ク 、 ユーザー
定義の規則のいずれで も 、 フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト の ど ち ら を
列に作成すべ き か判定で き ない場合には、 ア ト リ ビ ュ ー ト が作成
さ れます。
[ フ ォ ーム書式を自動認識 ]: こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て、ア ト
リ ビ ュ ー ト フ ォーム書式を新 し く 作成 さ れた ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォー
ムに適用す る と き に定義 し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム書式 タ イ
プ : ど の よ う に フ ォームが表示 さ れ、 フ ィ ル タ ーが定義 さ れ る かを
制御 し ます。 た と えば、 書式 タ イ プ と し て [Big Decimal] を指定す る
と 、 桁数が 15 桁を超え る フ ォームに条件を適用す る と き に精度を維
持で き ます。 各フ ォーム書式 タ イ プの詳細は、 「フ ォーマ ッ ト タ イ
プ」 (504 ページ) を参照 し て く だ さ い。
次に リ ス ト す る [ オプ シ ョ ン ] を使用す る こ と に よ っ て、 ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォーム書式を適用す る と き の規則を定義で き ます。
[ デ フ ォル ト フ ォ ーム書式 ] : フ ォーム書式を選択 し て、 他の ど の
フ ォーム書式規則に も 当ては ま ら ない フ ォームに使用 し ます。 デ
フ ォ ル ト の選択は、 [テ キ ス ト ] です。 すべての他の フ ォーム書式
規則が当ては ま ら ない場合に使用す る ために暗黙的に定義 さ れ る
114 プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
ため、 いつデフ ォ ル ト フ ォーム書式を使用す る かを定義す る こ
と はで き ません。
[ フ ォ ーム フ ォ ーマ ッ ト ] : フ ォーム フ ォーマ ッ ト を選択 し て、新
規に作成 さ れた ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに フ ォーム フ ォーマ ッ
ト を適用す る ための規則を定義 し ます。 特定の フ ォーム フ ォー
マ ッ ト を適用す る と き の規則は、 次に リ ス ト す る オプシ ョ ンで定
義 さ れます。 フ ォーム フ ォーマ ッ ト に列デー タ タ イ プ も 列命名
規則 も ど ち ら も 提供 し ない場合は、 フ ォーム フ ォーマ ッ ト は、
新規に作成 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに自動的に適用 さ れ
る こ と はあ り ません。
•[ 列デー タ タ イ プ ] : フ ォーム フ ォーマ ッ ト に関連す る 列デー タ
タ イ プを選択 し ます。 選択 し たデー タ タ イ プの う ち 1 つ を持
つ列のみが、 関連す る フ ォーム フ ォーマ ッ ト と し て定義 さ れ
ます。 た と えば、 [数値] フ ォーム フ ォーマ ッ ト は、 デフ ォ ル
ト で、 decimal、 double、 float、 integer、 numeric、 お よ び real
デー タ タ イ プを持つ列に使用 さ れ る よ う 定義 さ れます。
フ ォーム フ ォーマ ッ ト に関連す る デー タ タ イ プを選択 し ない
場合は、 次に説明す る 列命名規則のみ使用 し て、 関連す る
フ ォーム フ ォーマ ッ ト をいつ適用す る かを指定 し ます。
•[ 命名規則 ] : フ ォーム フ ォーマ ッ ト に関連す る 列名を、 セ ミ コ
ロ ン (;) で区切っ て入力 し ます。指定 し た列名の う ちの 1 つ を
持つ列のみが、 関連す る フ ォーム フ ォーマ ッ ト と し て定義 さ
れます。 た と えば、 [図] フ ォーム フ ォーマ ッ ト は、 デフ ォ ル
ト で、 Picture、 Image、 Icon、 Drawing、 Figure、 Photo、 お よ び
Print の列名の列に使用 さ れ る よ う 定義 さ れます。 フ ォーム
フ ォーマ ッ ト に関連す る 列名を入力 し ない場合は、 上で説明
し た列デー タ タ イ プ規則のみ使用 し て、 関連す る フ ォーム
フ ォーマ ッ ト をいつ適用す る かを指定 し ます。
ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの フ ォーム フ ォーマ ッ ト は、 1 つ
アのみです。
各フ ォーム フ ォーマ ッ ト の規則は、 すべてが
相互排他的にな る よ う に定義す る 必要があ り ます。 ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームが、 複数の フ ォーム フ ォーマ ッ ト の規
則の要件に合致す る 場合は、 フ ォームに、 [フ ォーム
フ ォーマ ッ ト ] リ ス ト の最初の フ ォーム フ ォーマ ッ ト が適
用 さ れます。
•
[ オブ ジ ェ ク ト を認識 し ない場合、 メ ッ セージ を表示 ] : こ のチ ェ ッ ク
ボ ッ ク ス が選択 さ れてい る 場合 (デフ ォ ル ト で選択済み)、 ス キーマ オブ
ジ ェ ク ト の自動作成中に、 こ れ ら のオブジ ェ ク ト の一部が作成 さ れな
かっ た場合に、 メ ッ セージが表示 さ れます。 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
ク リ アす る と 、 こ の メ ッ セージは表示 さ れな く な り ます。
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
115
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
既存のアトリビュート フォームおよびファクトへの列の自動
マッピング
Architect を使用 し て、 プ ロ ジ ェ ク ト 内の定義済みのア ト リ ビ ュ ー ト フ ォー
ム と フ ァ ク ト に列を自動的にマ ッ プ さ せ る こ と に よ っ て、 プ ロ ジ ェ ク ト デ
ザ イ ンの ス キーマ作成プ ロ セ ス に要す る 時間を短縮で き ます。 Architect は、
プ ロ ジ ェ ク ト にテーブルが追加 さ れた と き に、 既存のア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォーム と フ ァ ク ト に列を自動的にマ ッ プで き ます。
テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加 し た と き に、 列を ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
と フ ァ ク ト に自動的にマ ッ プ さ せ る には、 [自動列マ ッ プ を使用] チ ェ ッ ク
ボ ッ ク ス を選択 し ます。 こ のオプシ ョ ンにア ク セ スす る には、 [デザ イ ン]
タ ブか ら 、 [自動認識] 領域内で、 矢印ア イ コ ン ( ) を ク リ ッ ク し ます。
こ のオプシ ョ ンが有効な と き にプ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加す る と 、
テーブルに含まれ る 列式が、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム と フ ァ ク ト で使用 さ
れてい る 列式 と 比較 さ れます。 列式が一致す る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム ま
たはフ ァ ク ト が見つか る と 、 列はそのア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム ま たはフ ァ
ク ト にマ ッ プ さ れます。 た と えば、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト で
は、 "Revenue" (売上) フ ァ ク ト が TOT_DOLLAR_SALES 列にマ ッ プ さ れま
す。 自動列マ ッ ピ ン グが有効な と き に、 Architect を使用 し て
TOT_DOLLAR_SALES 列を含むテーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加す る と 、 こ
のテーブルの TOT_DOLLAR_SALES 列は "Revenue" フ ァ ク ト に自動的に
マ ッ プ さ れます。
[自動列マ ッ プ を使用] オプシ ョ ンは、 新 し く 追加 さ れたテーブル内の列を、
フ ァ ク ト やア ト リ ビ ュ ー ト を新たに作成す る こ と な く 、 既存の フ ァ ク ト や
ア ト リ ビ ュ ー ト に自動的にマ ッ プす る 手段 と し て、 特に効果的です。 新 し
く 追加 さ れたテーブル内の列を既存の フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プ
し 、 同時に さ ま ざ ま な規則に基づいて新規の フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト を
作成す る には、 [ 自動認識 ] オプシ ョ ン を有効にす る 必要があ り ます (「フ ァ
ク ト と ア ト リ ビ ュー ト の作成の自動化」 (112 ページ) を参照)。
こ のオプシ ョ ン を有効ま たは無効にす る と き に、 [ オブ ジ ェ ク ト を認識 し な
い場合、 メ ッ セージ を表示 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択ま たは ク リ アする こ
と も で き ます。 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス が選択 さ れてい る 場合 (デフ ォ ル ト
で選択済み)、 ス キーマ オブジ ェ ク ト の自動作成中に、 こ れ ら のオブジ ェ ク
ト の一部が作成 さ れなかっ た場合に、 メ ッ セージが表示 さ れます。 こ の
チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ アす る と 、 こ の メ ッ セージは表示 さ れな く な り ま
す。
116 プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
テーブル内の列とアトリビュート フォームの表示
Architect を使用 し てテーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加する 際には、 そのテー
ブルに含まれてい る さ ま ざ ま な ス キーマ オブジ ェ ク ト と 、 ス キーマ オブ
ジ ェ ク ト の定義に使用 さ れてい る 列を見 る こ と がで き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト に含まれ る テーブルの使用可能なデー タ の表示は、 次に リ ス
ト す る オプシ ョ ン を使用 し て定義で き ます。
ョ ンにア ク セ スす る には、 [ホーム] タ ブか ら 、 [表示] 領
次のオプシ
域内で、 矢印ア イ コ ン ( ) を ク リ ッ ク し ます。
•
「[物理テーブル表示] 領域」 (117 ページ)
•
「[表示 リ ン ク ] 領域」 (119 ページ)
[物理テーブル表示] 領域
[プ ロ ジ ェ ク ト テーブル] 表示領域を選択す る 前に、 物理表示ま たは論理表
示でテーブルの使用可能なデー タ を表示す る よ う 選択 し てお く 必要があ り
ます。 次の [アーキ テ ク ト ] ツールバー オプシ ョ ン を使用 し て、 こ れを定義
で き ます。
•
[ テーブルを物理表示で表示 ]: ツールバーで、こ のオプシ ョ ン を選択
し て、 テーブルで使用可能な列を表示 し ます。 列は 「列の名前 : 列のデー
タ _ タイプ」 の形式で表示 さ れます。 た と えば、 MicroStrategy Tutorial プ
ロ ジ ェ ク ト の YR_CATEGORY_SLS は、 物理表示では次の よ う に表示 さ
れます。
テーブルを物理表示で表示す る 場合は、 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル表示] 領
域のオプシ ョ ンは、 Architect でのテーブル内のデー タ の表示には影響 し
ません。
•
[ テーブルを論理表示で表示 ]: ツールバーで、こ のオプシ ョ ン を選択
し て、 テーブルに含まれ る 列 と 、 MicroStrategy ス キーマ オブジ ェ ク ト
と 列の関係を表示 し ます。 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト の
LU_YEAR テーブル と LU_REGION テーブルの論理表示を次に示 し ます。
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
117
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
テーブル内の列 と ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの表示に使用で き る さ ま ざ
ま な論理表示オプシ ョ ンについて、 こ れ ら のテーブルを使用 し て説明 し
ます。
論理表示でテーブルを表示す る 場合は、 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル表示] 領
域のオプシ ョ ンは、 Architect 内でのテーブルのデー タ の表示を変更す る
ために使用で き ます。 こ れ ら のオプシ ョ ンについて、 以下で説明 し ま
す。
[ 論理テーブルに使用可能な列を表示 ] : テーブル内の列の う ち、 プ ロ
ジ ェ ク ト 内の ス キーマ オブジ ェ ク ト で使用 さ れていない列を表示す
る 論理表示オプシ ョ ンです。 列は 「列の名前 : 列のデータ _ タイプ」 の
形式で表示 さ れます。
上記に示 し た LU_YEAR テーブルでは、 こ のオプシ ョ ン を選択する
と 、 ま だ ス キーマ オブジ ェ ク ト に関連付け ら れていない
「PREV_YEAR_ID : INTEGER」列が表示 さ れます。
こ の情報は、 1 つのテーブルを対象に表示す る こ と も で き ます。
テーブルを右 ク リ ッ ク し て [プ ロパテ ィ ]、 [論理表示] を順に選択 し 、
[利用可能な列を表示] を選択 し ます。
こ のオプシ ョ ン を選択す る と 、 以下のオプシ ョ ン も 選択可能にな り
ます。
[ デー タ イ ン タ ーナシ ョ ナ リ ゼーシ ョ ンに使用 し た列を表示 ] :
テーブル内でデー タ の イ ン タ ーナシ ョ ナ リ ゼーシ ョ ンに使用で き
る 列を表示す る オプシ ョ ンです。 列は 「列の名前 : 列のデータ _ タ
イプ」 の形式で表示 さ れます。
こ のオプシ ョ ン を選択す る と 、 上に示 し た LU_REGION テーブル
内に、 地域名を さ ま ざ ま な言語に翻訳す る ために使用 さ れ る 複数
の REGION_NAME 列が表示 さ れます。
118 プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
デー タ ソ ース内で国際化 さ れたデー タ をサポー ト す る 方法につ
いては、 「データ の国際化のサポー ト 」 (58 ページ) を参照 し て く
だ さ い。
[ 論理テーブルにア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームを表示 ] : テーブルの列に
マ ッ プ さ れてい る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を表示す る オプシ ョ ンで
す。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームは、「アトリビュート フォームの名前 : ア
トリビュート フォームのカテゴリ (列名) の形式で表示 さ れます。
こ のオプシ ョ ン を選択す る と 、 上に示 し た LU_YEAR テーブルに、
"Year" ア ト リ ビ ュ ー ト に対応する ID フ ォーム と Date フ ォームが表
示 さ れます。
こ の情報は、 1 つのテーブルを対象に表示す る こ と も で き ます。
テーブルを右 ク リ ッ ク し て [プ ロパテ ィ ]、 [論理表示] を順に選択 し 、
[ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームを表示] を選択 し ます。
[表示 リ ン ク] 領域
•
[ 各テーブル行の最大表示 リ ン ク数 ]: テーブル内の列、 フ ァ ク ト 、ア ト リ
ビ ュ ー ト 、 ま たはア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を選択 し た と き に表示 さ れ
る リ ン ク 直線の数を定義 し ます。 こ れ ら のオブジ ェ ク ト のいずれかを
テーブル内で選択す る と 、 プ ロ ジ ェ ク ト 内の他のテーブルに存在す る す
べての同 じ オブジ ェ ク ト と の間に直線が表示 さ れます。 た と えば、
[LU_YEAR] テーブル内で "Year" ア ト リ ビ ュ ー ト を選択す る と 、 他の
テーブル内に存在す る すべての "Year" ア ト リ ビ ュ ー ト につなが る 直線
が表示 さ れます。
テーブルの追加の無効化
Architect のデフ ォ ル ト では、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ をブ ラ ウ ズ し てプ ロ
ジ ェ ク ト に新 し いテーブルを柔軟に追加で き ます。 ただ し 、 必要なすべて
のテーブルがすでにプ ロ ジ ェ ク ト に含まれてい る 場合は、 プ ロ ジ ェ ク ト に
テーブルを追加す る 機能を無効にす る こ と も で き ます。 こ れに よ り 、 不要
なテーブルがプ ロ ジ ェ ク ト に追加 さ れ、 不要な ス キーマ オブジ ェ ク ト の作
成を引 き 起 こ す事態を回避で き ます。 ま た、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ内のす
べてのテーブルを利用可能にす る 必要がないため、 Architect のパフ ォー
マ ン ス も 向上 し ます。
Architect でプ ロ ジ ェ ク ト に新 し いテーブルを追加する 機能を無効にする に
は、 [ウ ェ アハウス カ タ ログ ロー ド を無効化] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ま
す。 こ のオプシ ョ ンは、 [MicroStrategy Architect 設定] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス
の [構成] タ ブにあ り ます。 プ ロ ジ ェ ク ト に含まれていないテーブルは、 す
べて Architect の表示か ら 隠 さ れます。
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
119
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Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プロジェクト スキーマの自動更新
Architect で加えた変更は、 プ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマに影響を与え ます。 デ
フ ォ ル ト では、 プ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマは、 変更を保存 し て Architect を終
了す る と き に更新 さ れます。 こ れに よ り 、 変更がプ ロ ジ ェ ク ト に確実に反
映 さ れます。
Architect を終了す る たびにプ ロ ジ ェ ク ト ス キーマ を更新する 機能は、 無効
にす る こ と がで き ます。 ス キーマの更新は Intelligence Server に大 き な処理
負荷をかけ、 完了ま でにかな り の時間を要す る 場合があ り ます。 Architect
の使用後に、 他のプ ロ ジ ェ ク ト の更新予定が控え てい る ケース も 考え ら れ
ます。 その よ う な場合には、 プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマの自動更新を無効化 し
て、 ス キーマの更新を手動で適宜、 実行す る こ と がで き ます。 Architect を
閉 じ る と き にプ ロ ジ ェ ク ト ス キーマが更新 さ れない よ う にす る には、
[MicroStrategy Architect を閉 じ てから、 スキーマ を更新] チ ェ ッ ク ボ ッ ク
ス を ク リ ア し ます。 こ のオプシ ョ ンは、 [MicroStrategy Architect 設定] ダ イ
ア ロ グ ボ ッ ク ス の [構成] タ ブにあ り ます。
プロジェクトのファクトに基づくメトリックの作成
Architect では、 プ ロ ジ ェ ク ト 用に作成 し た フ ァ ク ト を基に メ ト リ ッ ク を作
成す る こ と がで き ます。 こ れに よ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト の基本的な メ ト リ ッ ク
の作成に要す る 時間を短縮で き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト の フ ァ ク ト を基に メ ト リ ッ ク を作成す る オプシ ョ ンは、
[MicroStrategy Architect 設定] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス の [ メ ト リ ッ ク 作成] タ ブ
にあ り ます。 こ の タ ブで、 以下の集計関数を使用 し て メ ト リ ッ ク を自動作
成す る こ と がで き ます。
•
Avg : フ ァ ク ト 式に平均値計算を実行す る メ ト リ ッ ク を作成 し ます。
•
Sum : フ ァ ク ト 式に合計計算を実行す る メ ト リ ッ ク を作成 し ます。
•
Count : フ ァ ク ト 式に回数計算を実行す る メ ト リ ッ ク を作成 し ます。
•
Min : フ ァ ク ト 式に最小値計算を実行す る メ ト リ ッ ク を作成 し ます。
•
Max : フ ァ ク ト 式に最大値計算を実行する メ ト リ ッ ク を作成 し ます。
•
Var : フ ァ ク ト 式に分散計算を実行す る メ ト リ ッ ク を作成 し ます。
•
[ 高度なオプ シ ョ ン ]: [高度なオプシ ョ ン] を ク リ ッ ク し て、メ ト リ ッ ク の
命名規則を定義す る [高度なオプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を開き ま
す。 メ ト リ ッ ク 命名規則は、 上で リ ス ト さ れてい る 各集計関数ご と に定
義で き ます。 集計関数用に メ ト リ ッ ク を作成す る と き は、 その集計関数
用の メ ト リ ッ ク 命名規則は、 メ ト リ ッ ク 名を定義す る のに使用 さ れま
120 プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
す。 %1 と い う 文字を使用 し て、 メ ト リ ッ ク 名に フ ァ ク ト 名を挿入で き
ます。 た と えば、 Avg 集計関数に基づいて作成 さ れた メ ト リ ッ ク に、 次
の メ ト リ ッ ク 命名規則を作成で き ます。
Average %1
"Cost" ( コ ス ト ) と い う フ ァ ク ト を作成 し て、 Avg 集計関数を使用す る メ
ト リ ッ ク を作成す る よ う 選択す る と 、 メ ト リ ッ ク 命名規則の %1 と い う
文字を フ ァ ク ト 名 と 置 き 換え る こ と に よ っ て、 "Average Cost" (平均 コ ス
ト ) と い う メ ト リ ッ ク が作成 さ れます。
プ ロ ジ ェ ク ト の フ ァ ク ト が作成 さ れ る と き に、 選択 し た集計関数を使用 し
て、 その フ ァ ク ト か ら メ ト リ ッ ク が自動的に作成 さ れます。 フ ァ ク ト の集
計ご と に、 対応す る メ ト リ ッ ク が個別に作成 さ れます。 メ ト リ ッ ク が作成
さ れ る 場所は、MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト の Public Objects/Metrics
フ ォ ルダー内です。
アトリビュート関係の自動定義
Architect では、 デー タ ソ ース内のデー タ のデザ イ ンに基づいて、 ア ト リ
ビ ュ ー ト 関係を作成で き ます。 こ れに よ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト 内のア ト リ
ビ ュ ー ト 間の関係作成に要す る 時間を短縮で き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト オプシ ョ ン内でア ト リ ビ ュ ー ト 間のア ト リ ビ ュ ー ト 関係を自
動的に作成す る オプシ ョ ンにア ク セ スす る には、 [デザ イ ン] タ ブか ら 、 [自
動認識] 領域内の矢印ア イ コ ン ( ) を ク リ ッ ク し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
の自動作成に適用す る 規則を、 以下のオプシ ョ ンか ら 選択 し ます。
•
[ 自動作成を使用 し ない ] : デー タ ソ ース内のデー タ のデザ イ ンに基づ く
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の自動作成を無効に し ます。 Architect でア ト リ
ビ ュ ー ト 関係を手動で定義す る 方法については、 「ア ト リ ビ ュー ト 関係
の定義」 (182 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
自動作成を使用 : プ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加す る と き に、 デー タ
ソ ース内のデー タ のデザ イ ン を基にア ト リ ビ ュ ー ト 関係が自動的に作成
さ れます。 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト 関係は、 プ ロ ジ ェ ク ト に適用可能な
ア ト リ ビ ュ ー ト を追加 し た後、 初めて階層表示に切 り 替え た と き に自動
的に作成 さ れます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の自動定義ア ク シ ョ ン を手動で
実行す る には、 「ア ト リ ビ ュー ト 関係の自動定義」 (186 ページ) で説明
し てい る よ う に [シ ス テ ム階層] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を使用 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係は、 [高度なオプ シ ョ ン] で選択 し た規則に基づいて
作成 さ れます。 以下の規則があ り ます。
[主キー/外部キーに基づ く ]: テーブル内で定義 さ れてい る 主キー と 外
部キーを基にア ト リ ビ ュ ー ト 関係を作成 し ます。 テーブルの外部
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
121
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
キー と し て機能す る 各ア ト リ ビ ュ ー ト は、 同 じ テーブルの主キー と
し て機能す る 各ア ト リ ビ ュ ー ト の親ア ト リ ビ ュ ー ト です。 ア ト リ
ビ ュ ー ト 関係は、 外部キー ア ト リ ビ ュ ー ト (親ア ト リ ビ ュ ー ト ) か
ら 主キー ア ト リ ビ ュ ー ト (子ア ト リ ビ ュ ー ト ) への 1 対多関係 と し
て定義 さ れます。
[ ル ッ ク ア ッ プ テーブルに基づ く ]: 主キーや外部キーを含ま ないル ッ
ク ア ッ プ テーブルを基にア ト リ ビ ュ ー ト 関係を作成 し ます。 テーブ
ルを ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブル と し て定義す る 方法に
ついては、 「ア ト リ ビ ュー ト の作成」 (158 ページ) を参照 し て く だ さ
い。 ル ッ ク ア ッ プ テーブル と し て定義 さ れたテーブルを持つ各ア ト
リ ビ ュ ー ト が、 同 じ テーブル内の他の全ア ト リ ビ ュ ー ト (ル ッ ク ア ッ
プ テーブル と し て定義 さ れたテーブルを持たないア ト リ ビ ュ ー ト )
の子ア ト リ ビ ュ ー ト にな り ます。 各ア ト リ ビ ュ ー ト 関係は、 親ア ト
リ ビ ュ ー ト か ら 子ア ト リ ビ ュ ー ト への 1 対多関係 と し て定義 さ れま
す。
[ テーブルからのサン プル デー タ に基づ く ] : 同 じ ル ッ ク ア ッ プ テー
ブルを共有す る 複数のア ト リ ビ ュ ー ト のア ト リ ビ ュ ー ト 関係を作成
し ます。 テーブルを ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブル と し て
定義す る 方法については、 「ア ト リ ビ ュー ト の作成」 (158 ページ) を
参照 し て く だ さ い。
Architect がテーブルのサンプル デー タ を分析 し ます。 固有値の少な
いア ト リ ビ ュ ー ト が、 親ア ト リ ビ ュ ー ト か ら 子ア ト リ ビ ュ ー ト への
1 対多関係を使用 し て、 固有値の多いア ト リ ビ ュ ー ト の親にな り ま
す。 た と えば、 4 行のデー タ を含むル ッ ク ア ッ プ テーブルに、 年 と
四半期に関連す る デー タ が含まれてい る と し ます。 各行には同 じ 年
(2009 な ど) が含まれてい ますが、 四半期は行ご と に異な っ てい ま
す (Q1、 Q2、 Q3、 Q4)。 こ の場合、 "Year" (年) ア ト リ ビ ュ ー ト が
"Quarter" (四半期) ア ト リ ビ ュ ー ト の親 と し て作成 さ れます。
[ プ レ ビ ュ ー結果を表示 ]: [結果プ レ ビ ュ ー] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス に、
自動的に作成 さ れた ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係を表示 し ます。 こ のダ
イ ア ロ グ ボ ッ ク ス か ら 、 ど のア ト リ ビ ュ ー ト の関係を作成す る か、
ど のア ト リ ビ ュ ー ト の関係を除外す る かを選択で き ます。 こ れがデ
フ ォ ル ト の動作です。 [プ レ ビ ュ ー結果を表示] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
ク リ アす る と 、 最初に [結果プ レ ビ ュ ー] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス に表示
せず、 すべての可能な ア ト リ ビ ュ ー ト 関係が自動的に作成 さ れます。
選択 し た規則に よ っ てすべての関係が決定 さ れ る と 、 それ ら のア ト リ
ビ ュ ー ト 関係に対 し て Architect が最終分析を実行 し ます。 その結果、
冗長 と 判定 さ れた ア ト リ ビ ュ ー ト 関係は作成 さ れません。 こ れに よ り 、
デー タ ソ ース内のデー タ のデザ イ ン を適切に反映 し た ア ト リ ビ ュ ー ト
関係が作成 さ れます。 作成 さ れた ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を変更す る 方法に
ついては、 「ア ト リ ビ ュー ト 関係の定義」 (182 ページ) を参照 し て く だ
さ い。
122 プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
[ オブ ジ ェ ク ト を認識 し ない場合、 メ ッ セージ を表示 ] : こ のチ ェ ッ ク
ボ ッ ク ス が選択 さ れてい る 場合 (デフ ォ ル ト で選択済み)、 ア ト リ ビ ュ ー
ト 関係の自動作成中に、 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト 関係の一部が作成 さ れ
なかっ た場合に、 メ ッ セージが表示 さ れます。 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク
ス を ク リ アす る と 、 こ の メ ッ セージは表示 さ れな く な り ます。
Architect の作業領域のレイアウトの定義
Architect を使用す る と 、 [Architect] ツールバー上の自動整列オプシ ョ ン を
使用 し て、 Architect の [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル表示] お よ び [階層表示] の
作業領域の レ イ ア ウ ト を定義す る こ と がで き ます。 次に リ ス ト さ れてい る
オプシ ョ ン を使用 し て、 こ の作業領域の余白を定義す る こ と も で き ます。
ョ ンにア ク セ スす る には、[ ホーム ] タ ブか ら 、[ 自動整列 ]
次のオプシ
領域内で、 矢印ア イ コ ン ( ) を ク リ ッ ク し ます。
•
[ 左からの余白 ] : Architect の作業領域の左側か ら の余白 と し て使用す る
ピ ク セル数を入力 し ます。 こ れに よ り 、 作業領域の左の余白に空白を持
たせ る こ と がで き 、 作業領域お よ び Architect イ ン タ ーフ ェ イ ス で使用
可能なその他のペーン と オプシ ョ ン間を視覚的に区別で き ます。
•
[ 右からの余白 ] : Architect の作業領域の右側か ら の余白 と し て使用す る
ピ ク セル数を入力 し ます。 こ れに よ り 、 作業領域の右の余白に空白を持
たせ る こ と がで き 、 作業領域お よ び Architect イ ン タ ーフ ェ イ ス で使用
可能なその他のペーン と オプシ ョ ン間を視覚的に区別で き ます。
テーブルの論理サイズの定義
Architect では、 論理サ イ ズエデ ィ タ ーを使用 し て、 プ ロ ジ ェ ク ト のテーブ
ルの論理サ イ ズ を表示お よ び定義で き ます。 論理テーブル サ イ ズに よ り 、
複数の論理テーブルで同 じ デー タ が提供 さ れ る 場合に、 ど の論理テーブ
ルを ク エ リ の回答に使用す る か を決定 し ます。 論理テーブル サ イ ズが小 さ
いほ ど集計レベルが高い こ と を意味す る ため、 最小論理テーブル サ イ ズ を
持つテーブルが使用 さ れます。 通常、 集計レベルの低いテーブルへア ク セ
スす る よ り も 、 集計レベルの高いテーブルへア ク セ スす る ほ う がパフ ォー
マ ン ス が良いです。
次のオプシ ョ ンにア ク セ スす る には、 [エデ ィ タ ー] 領域で、 [ テーブ
ルの論理サイ
ズを編集 ] ア イ コ ン (以下参照) を ク リ ッ ク し て、 論理
サ イ ズ エデ ィ タ ーにア ク セ ス し ます。
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
123
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理サ イ ズ エデ ィ タ ーには、 次の よ う ない く つかの列が表示 さ れます。
•
[ ロ ッ ク し たサイ ズ ]: テーブルのサ イ ズ を ロ ッ ク (選択済み) ま たは ロ ッ
ク 解除 ( ク リ ア) す る か ど う かを表示 し ます。 すべてのテーブルは、 デ
フ ォ ル ト でサ イ ズは ロ ッ ク 解除 さ れてい ます。 テーブルの論理サ イ ズが
ロ ッ ク さ れてい る 場合は、 そのテーブルは、 ス キーマの更新が実行 さ れ
る と き に論理テーブル サ イ ズの計算か ら 除外 さ れます。 こ れは、 手動
で定義 さ れたテーブル サ イ ズ を保持す る のに役立ち ます。
•
[ テーブル名 ] : ウ ェ アハ ウ ス内の各テーブルの名前を表示 し ます。
•
[ サイ ズ値 ]: 各テーブルの現在のサ イ ズ値を表示 し ます。まず、Architect
は、 ア ト リ ビ ュ ー ト 列の数 と 、 それぞれの階層内でア ト リ ビ ュ ー ト 列が
存在す る レベルを考慮 し た アルゴ リ ズ ムに基づいた論理テーブル サ イ
ズ を割 り 当て ます。 テーブルサ イ ズの計算方法についての詳細は、 「論
理テーブル サ イ ズ値の定義」 (458 ページ) を参照 し て く だ さ い。
テーブルの [サ イ ズ値] セル内を ク リ ッ ク し て、 テーブルの論理サ イ ズ を
手動で定義で き ます。 それか ら 、 テーブルのテーブル サ イ ズ を ロ ッ ク
し て、 こ の手動設定の値が保持 さ れ る よ う にで き ます。
•
[ 行数 ] (オプシ ョ ン) : こ の列には、 各テーブルの行数を表示 し ます。 [エ
デ ィ タ ーに各テーブル行数を表示] ア イ コ ン (
) を ク リ ッ ク し て [行
数] 列を表示 し ます。
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト では、 段階的なプ ロ セ ス を通 じ てプ ロ ジ ェ
ク ト を作成 し ますが、 Architect を使用すれば新規プ ロ ジ ェ ク ト を視覚的に
作成で き ます。 ただ し 、 Architect を使用する 前に、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成アシ
ス タ ン ト でプ ロ ジ ェ ク ト オブジ ェ ク ト を作成 し 、 さ ま ざ ま な Architect プ ロ
ジ ェ ク ト 作成オプシ ョ ン を定義す る 必要があ り ます。
前提条件
•
プ ロ ジ ェ ク ト を作成す る 前に、 次に示す項の説明に従っ て メ タ デー タ
リ ポジ ト リ と デー タ ソ ース に接続す る 必要があ り ます。
「 メ タ データ リ ポジ ト リ への接続」 (87 ページ)
「データ ソ ースへの接続」 (87 ページ)
さ ら に、 Architect でプ ロ ジ ェ ク ト を作成する 前に、 4 章、 「プ ロ ジ ェ ク
ト の作成およ び構成」 に記載 さ れてい る 情報を再確認 し て く だ さ い。
124 プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
Architect を使用 し て新規プ ロ ジ ェ ク ト を作成するには
1 MicroStrategy Developer で、 プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース に ロ グ イ ン し ます。
Intelligence Server 経由でデー タ に接続す る プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース を作成す
る 方法については、 『MicroStrategy 導入 と 構成ガ イ ド 』 の 「Intelligence
Server の構成およ び接続」 の章を参照 し て く だ さ い。
2 [スキーマ] メ ニ ュ ーで、 [新規プ ロ ジ ェ ク ト を作成] を選択 し ます。 次に
示すプ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト が開 き ます。
3 [プ ロ ジ ェ ク ト の作成] を ク リ ッ ク し ます。 [新規プ ロ ジ ェ ク ト ] ページが
開 き ます。
4 次のプ ロ ジ ェ ク ト 構成を定義 し ます。
•
[ 名前 ] : プ ロ ジ ェ ク ト の名前。 こ の名前は、 プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース内の
プ ロ ジ ェ ク ト の識別に使用 さ れます。
•
[ 説明 ] : プ ロ ジ ェ ク ト の説明 (省略可)。 プ ロ ジ ェ ク ト の用途を、 他の
プ ロ ジ ェ ク ト と 比較 し て簡潔に説明 し ます。
•
[ デ フ ォル ト ド キ ュ メ ン ト デ ィ レ ク ト リ ] : すべての HTML ド キ ュ
メ ン ト を保存す る デ ィ レ ク ト リ の場所。 プ ロ ジ ェ ク ト の HTML ド
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
125
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
キ ュ メ ン ト を セ ッ ト ア ッ プす る 方法の詳細は、 『導入お よび構成ガ イ
ド 』 を参照 し て く だ さ い。
•
[ このプ ロ ジ ェ ク ト に Web ゲス ト ユーザー ア カ ウン ト を有効化 ] :
ユーザー認証情報な し の ロ グ イ ン をユーザーに許可す る 場合、 こ の
チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。 選択 し た場合、 ユーザーは
(Public グループで定義 さ れた) 限 ら れた権限 と 許可だけで
Intelligence Server に接続で き ます。
•
[ このプ ロ ジ ェ ク ト に変更履歴を有効化 ]: プ ロ ジ ェ ク ト の変更履歴を
有効にす る 場合、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。 プ ロ ジ ェ ク
ト 内のオブジ ェ ク ト に変更が加え ら れ る たびに、 履歴に自動的に
エン ト リ が追加 さ れます。 こ れに よ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト の変更の追跡
が可能にな り ます。 変更履歴の詳細は、 『 シ ス テ ム管理ガ イ ド 』 を参
照 し て く だ さ い。
•
[ 言語 ]: こ のプ ロ ジ ェ ク ト 内の メ タ デー タ オブジ ェ ク ト で利用可能な
言語を定義す る 場合は、 こ のボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 こ こ で選択
す る 言語は、 メ タ デー タ オブジ ェ ク ト の国際化に利用可能な言語で
も あ り ます。 プ ロ ジ ェ ク ト で利用可能な言語を指定す る と 、 オブ
ジ ェ ク ト 名、 説明、 その他の情報を、 複数の言語で提供す る こ と が
可能にな り ます。 た と えば、 プ ロ ジ ェ ク ト 内でア ト リ ビ ュ ー ト 、 メ
ト リ ッ ク 、 フ ォ ルダー、 その他のオブジ ェ ク ト の名前を、 複数の言
語で提供で き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 メ ト リ ッ ク 、 フ ォ ルダー、 そ
の他の メ タ デー タ オブジ ェ ク ト 用に、 国際化 さ れたデー タ を用意す
る 方法については、 『MicroStrategy シ ス テ ム管理補足 リ フ ァ レ ン
ス』 を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy には、 利用可能なデフ ォ ル ト 言語の リ ス ト に含まれ る
各言語に翻訳 し た、 共通 メ タ デー タ オブジ ェ ク ト 用の国際化デー タ
が含まれてい ます。 た と えば、 " パブ リ ッ ク オブジ ェ ク ト " フ ォ ル
ダーや、 その他の共通オブジ ェ ク ト の名前 と 説明を、 デフ ォ ル ト で
利用可能な言語 リ ス ト に含まれ る 各言語に翻訳 し たデー タ が用意 さ
れてい ます。 その他の言語を追加す る 場合は、 共通 メ タ デー タ オブ
ジ ェ ク ト のすべての国際化デー タ を用意す る 必要があ り ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
新規プ ロ ジ ェ ク ト の作成時には言語チ ェ ッ ク が実行 さ れ、 ロ ーカ
ル コ ン ピ ュ ー タ ーのユーザー プ ロ フ ァ イ ル (CURRENT_USER レ
ジ ス ト リ キー) の言語設定、 ロ ーカル コ ン ピ ュ ー タ ー
(LOCAL_MACHINE レ ジ ス ト リ キー) の言語、 お よ びプ ロ ジ ェ ク
ト の ロ ケール プ ロ パテ ィ が一致 し てい る か ど う かが検証 さ れま
す。 こ れ ら のプ ロ パテ ィ が一致 し ない と 、 言語表示の不整合の原
因にな り ます。 言語チ ェ ッ ク に よ っ て、 その よ う な不整合がな く
な り 、 言語表示がプ ロ ジ ェ ク ト 全体で一貫 し てい る 状態が確保 さ
れます。
126 プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
こ れ ら の言語オプシ ョ ンは、 デー タ ソ ース か ら MicroStrategy に
渡 さ れ る 国際化デー タ の整合性 と は関係あ り ません。 デー タ の国
際化をサポー ト す る よ う にデー タ ソ ース を定義す る 方法につい
ては、 「データ の国際化のサポー ト 」 (58 ページ) を参照 し て く だ
さ い。
デー タ ソ ース か ら 得 ら れた国際化デー タ をプ ロ ジ ェ ク ト 内のア
ト リ ビ ュ ー ト で使用す る には、 デー タ の国際化を有効にす る 方
法を、 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成前に定義す る 必要があ り ます。 デー
タ の国際化を有効にす る 方法については、 「プ ロ ジ ェ ク ト のデー
タ 国際化の有効化」 (98 ページ) を参照 し て く だ さ い。
5 [OK] を ク リ ッ ク す る と 、 プ ロ ジ ェ ク ト オブジ ェ ク ト が作成 さ れます。
6 [Architect] を指す矢印を ク リ ッ ク し ます。 [ウ ェ アハ ウ ス デー タ ベース
イ ン ス タ ン ス] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト でプ ロ ジ ェ ク ト 作成を継続す る 場
合は、
「プ ロ ジ ェ ク ト 作成アシ ス タ ン ト に よ る新規プ ロ ジ ェ ク ト
の作成」 (91 ページ) を参照 し て く だ さ い。
7
ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択 し ます。
こ のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス で選択 し たデー タ ベース イ ン ス タ ン ス に よ っ
て、 ア ク セ ス先のデー タ ソ ース が決ま り ます。
8 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
9 [Archit ボ タ ン] か ら [ 設定 ] を選択 し ます。[MicroStrategy Architect 設定]
ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
10 Architect が ど の よ う に し てデー タ を表示 し 、 ス キーマ オブジ ェ ク ト を
自動的に作成 し てマ ッ プ し 、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を ロ ー ド し 、 プ ロ
ジ ェ ク ト ス キーマ を更新す る かを、 さ ま ざ ま なオプシ ョ ンで定義 し ま
す。
Architect を使用す る 前に、 こ れ ら のオプシ ョ ン を確認 し て定義すれば、
プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更に要す る 時間を大幅に短縮で き ます。 利用可
能なすべてのオプシ ョ ンについては、 「プ ロ ジ ェ ク ト 作成/表示オプ
シ ョ ンの定義」 (110 ページ) を参照 し て く だ さ い。
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
127
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
11 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 こ の時点で、 プ ロ ジ ェ ク ト へのテーブルの追
加を開始 し 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 フ ァ ク ト 、 ユーザー階層な ど を作成で き
ます。 こ れ ら の タ ス ク を以下に示 し ます。
a
「テーブルの追加」 (133 ページ)
b
「フ ァ ク ト の作成」 (144 ページ)
c
「ア ト リ ビ ュー ト の作成」 (158 ページ)
d
「ア ト リ ビ ュー ト 関係の定義」 (182 ページ)
e
「ユーザー階層の作成」 (189 ページ)
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト への変更
プ ロ ジ ェ ク ト の作成後に ス キーマ オブジ ェ ク ト に変更を加え る には、 フ ァ
ク ト エデ ィ タ ー、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ー、 階層エデ ィ タ ーな ど、 個別
のエデ ィ タ ーを使用 し ます。 こ れ ら のエデ ィ タ ーは、 単純な も のか ら 高度
な も の ま で、 ス キーマ オブジ ェ ク ト のすべての機能を備え てお り 、 ス キー
マ オブジ ェ ク ト を一度に 1 つずつ作成 し 、 変更を加え る こ と がで き ます。
Architect では、 プ ロ ジ ェ ク ト 全体に適用する 変更や、 個々の ス キーマ オブ
ジ ェ ク ト の作成ま たは変更を、 1 つの統合 さ れた環境で実行で き ます。 ス
キーマ オブジ ェ ク ト を 1 つずつ作成ま たは変更す る 代わ り に、 プ ロ ジ ェ ク
ト の複数の ス キーマ オブジ ェ ク ト を一括 し て作成 し た り 、 それ ら に変更を
加え る こ と がで き ます。 さ ら に Architect では、 プ ロ ジ ェ ク ト へのテーブル
の追加 と 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 フ ァ ク ト 、 お よ びユーザー階層の作成や変
更を、 すべて同 じ イ ン タ ーフ ェ イ ス で実行で き ます。
Architect でプ ロ ジ ェ ク ト に変更を加え る と き には、 プ ロ ジ ェ ク ト の ス キー
マ を ロ ッ ク す る こ と が可能です。 こ れに よ り 、 予定 さ れたプ ロ ジ ェ ク ト の
保守作業中に、 ユーザーが レ ポー ト の問題に直面 し た り 、 古 く な っ たデー
タ が返 さ れ る 事態を回避で き ます。
を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト を開 く 場合、 プ ロ ジ ェ ク ト 内のす
Architect
べてのオブジ ェ ク ト に対 し て基本情報が ロ ー ド さ れます。 こ れ ら の
オブジ ェ ク ト には、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 フ ァ ク ト 、 テーブルな ど があ
り ます。 プ ロ ジ ェ ク ト が開 き 、 Architect でア ク セ ス可能にな る と 、
オブジ ェ ク ト についての追加情報が段階的お よ び必要に応 じ て ロ ー
ド さ れます。 こ れに よ っ て、 Architect を最初に開 く と き に、 プ ロ
ジ ェ ク ト のすべての情報を ロ ー ド す る よ り も プ ロ ジ ェ ク ト の ロ ー ド
が早 く な り ます。
Architect を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト に変更を加え る 手順を次に示 し ます。
128 プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
前提条件
•
プ ロ ジ ェ ク ト が作成済みであ る こ と 。
Architect を使用 し て プ ロ ジ ェ ク ト に変更を加え る手順
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [Archit ボ タ ン] か ら [ 設定 ] を選択 し ます。[MicroStrategy Architect 設定]
ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
5 Architect が ど の よ う に し てデー タ を表示 し 、 ス キーマ オブジ ェ ク ト を
自動的に作成 し てマ ッ プ し 、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を ロ ー ド し 、 プ ロ
ジ ェ ク ト ス キーマ を更新す る かを、 さ ま ざ ま なオプシ ョ ンで定義 し ま
す。
Architect を使用す る 前に、 こ れ ら の Architect のオプシ ョ ン を確認 し て
定義すれば、 プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更に要す る 時間を大幅に短縮で き
ます。 利用可能なすべてのオプシ ョ ンについては、 「プ ロ ジ ェ ク ト 作成/
表示オプシ ョ ンの定義」 (110 ページ) を参照 し て く だ さ い。
6 [OK] を ク リ ッ ク し て Architect に戻 り ます。 こ の時点で、 テーブルのプ
ロ ジ ェ ク ト への追加やプ ロ ジ ェ ク ト か ら の削除に着手 し 、 ア ト リ ビ ュ ー
ト 、 フ ァ ク ト 、 ユーザー階層な ど を作成お よ び変更で き ます。
•
「テーブルの追加、 削除、 お よび管理」 (130 ページ)
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プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更
129
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
•
「フ ァ ク ト の作成 と 変更」 (144 ページ)
•
「ア ト リ ビ ュー ト の作成 と 変更」 (157 ページ)
•
「ア ト リ ビ ュー ト 関係の定義」 (182 ページ)
•
「ユーザー階層の作成 と 変更」 (189 ページ)
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
[Architect] ツ ールバーの使用
次の図に示す よ う に、 Architect では、 プ ロ ジ ェ ク ト を作成お よ び変更する
タ ス ク を円滑にす る ための一連の ツールバー ア イ コ ン を提供 し ます。
ツールバーで使用可能なオプシ ョ ンは、 プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ーか階
層表示の ど ち ら を使用 し てい る かに よ っ て決定 し ます。 Architect を開いて
い る と き に各ツールバー オプシ ョ ンの詳細情報を確認す る には、 F1 を押 し
て Architect ヘルプ 開いて、 「Architect : Toolbar options」 と い う ト ピ ッ ク を
検索 し ます。
テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
プ ロ ジ ェ ク ト の ウ ェ アハ ウ ス テーブルは、 プ ロ ジ ェ ク ト で分析可能なデー
タ セ ッ ト を決定 し ます。 プ ロ ジ ェ ク ト のテーブルは、 Architect を使用 し て
追加、 削除、 更新、 お よ び管理で き ます。
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グは、 「ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グに よ る テーブル
の追加」
(95 ページ) で説明 し た よ う に、 テーブルのプ ロ ジ ェ ク ト へ
の追加やプ ロ ジ ェ ク ト か ら の削除に も 使用で き ます。
130 テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
Architect は次の図に示す よ う に、 プ ロ ジ ェ ク ト に利用可能なすべてのデー
タ ソ ース を [ウ ェ アハ ウ ス テーブル] ペ イ ンに表示 し ます。
で [ ウ ェ アハ ウ ス テーブル] ペ イ ンが表示 さ れていない場合
Architect
は、[ ホーム ] タ ブの、[ パネル ] 領域で、[ ウ ェ アハウス テーブル セ ク
シ ョ ン を表示 ] を ク リ ッ ク し ます。 [Warehouse Tables] ペ イ ン を利用
で き る のは、 Architect のプ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ーだけです。
各デー タ ソ ース内には、 デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を介 し て接続 し てい る
デー タ ソ ース内のすべてのテーブルが リ ス ト さ れます。 こ の リ ス ト か ら 、
新規プ ロ ジ ェ ク ト に使用す る ル ッ ク ア ッ プ テーブル、 フ ァ ク ト テーブル、
お よ び関係テーブルを選択 し ます。 さ ら に、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン
テーブル、 集計テーブル、 パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ テーブルな ど、 プ ロ
ジ ェ ク ト を完成 さ せ る ために必要な、 その他すべてのテーブルを含め ます。
る デー タ ベース ロ グ イ ンには、 選択 し たデー タ ソ ース内の
使用す
テーブルを表示で き る よ う に、 読み取 り 権限が必要です。 デー タ
ベース イ ン ス タ ン ス と デー タ ベース ロ グ イ ンは、 プ ロ ジ ェ ク ト が接
続す る デー タ ソ ース を決定す る MicroStrategy オブジ ェ ク ト です。 こ
れ ら のオブジ ェ ク ト の詳細については、 『MicroStrategy 導入 と 構成ガ
イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
Architect を使用 し て次の タ ス ク を実行す る こ と で、 プ ロ ジ ェ ク ト のテーブ
ルの追加、 削除、 更新、 お よ び管理を行 う こ と がで き ます。
•
「Architect でのデータ ソ ース の表示」 (132 ページ)
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テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
131
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
「テーブルの追加」 (133 ページ)
•
「テーブルの削除」 (135 ページ)
•
「テーブルの更新、 変更、 およ び管理」 (137 ページ)
•
「プ ロ ジ ェ ク ト 内のテーブルの編成 : [レ イ ヤー]」 (142 ページ)
Architect でのデー タ ソ ースの表示
シ ス テ ム内の ど のデー タ ソ ース を Architect に表示する かを定義で き ます。
デー タ ソ ース が表示 さ れ る と 、 そのデー タ ソ ース か ら テーブルをプ ロ ジ ェ
ク ト に追加で き ます。
前提条件
•
デー タ ソ ース のデー タ ベース イ ン ス タ ン ス が作成済みであ る こ と 。
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス に関す る 情報 と 作成例については、 『導入 と
構成ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
•
Architect を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト を作成ま たは変更 し てい る こ と 。 手順
は、 「プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更」 (110 ページ) を参照 し て く だ さ い。
Architect にデー タ ソ ース を表示するには
1 Architect でプ ロ ジ ェ ク ト を開いてい る 状態で、 [Architect ボ タ ン ] か ら
[ デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択 ] を選択 し ます。 [デー タ ベース イ ン
ス タ ン ス を選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
2 デー タ ソ ース の リ ス ト で、 デー タ ソ ース の表示、 非表示を指定 し ます。
•
Architect に表示する デー タ ソ ース のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ま
す。 デー タ ソ ース が表示 さ れ る と 、 そのデー タ ソ ース か ら テーブ
ルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加で き ます。
•
Architect に表示 し ないデー タ ソ ース のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し
ます。 プ ロ ジ ェ ク ト で使用 さ れてい る デー タ ソ ース を非表示にす る
こ と はで き ません。
3 [OK] を ク リ ッ ク し て変更を保存 し 、 Architect に戻 り ます。
132 テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
テーブルの追加
プ ロ ジ ェ ク ト のア ト リ ビ ュ ー ト 、 フ ァ ク ト 、 お よ び階層を作成す る には、
その前にプ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加す る 必要があ り ます。
プ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加す る と 、 プ ロ ジ ェ ク ト でデー タ が利用可能
にな る だけでな く 、 ア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト の作成、 お よ びア ト リ
ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト への列のマ ッ ピ ン グが可能にな り ます。 プ ロ ジ ェ ク ト
にテーブルを追加す る と き に、 ア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト が ど の よ う に作
成 さ れ、 マ ッ プ さ れ る かを定義す る 方法については、 「フ ァ ク ト と ア ト リ
ビ ュー ト の作成の自動化」 (112 ページ) お よ び 「既存のア ト リ ビ ュー ト
フ ォームおよ びフ ァ ク ト への列の自動マ ッ ピ ン グ」 (116 ページ) を参照 し
て く だ さ い。
タ ソ ース か ら テーブルを選択 し てプ ロ ジ ェ ク ト に追加す る と 、
デー
そのテーブルは MicroStrategy で論理テーブル と 呼ばれ る ス キーマ オ
ブジ ェ ク ト にな り ます。 論理テーブルは、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の
利用可能なテーブルを表 し てい ます。 論理テーブルについては、 「論
理テーブル」 (455 ページ) で詳 し く 説明 し ます。
Architect を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加する 手順を次に示 し ま
す。
前提条件
•
Architect を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト を作成ま たは変更 し てい る こ と 。 手順
は、 「プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更」 (110 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
Architect でテーブルを追加する 機能が有効にな っ てい る こ と 。
Architect を使用 し てテーブルを追加する 機能の有効化/無効化について
は、 「テーブルの追加の無効化」 (119 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
テーブルのデー タ ソ ース内でテーブルへの変更が行われた場合、
MicroStrategy のテーブルの構造を更新 し 、 正常にプ ロ ジ ェ ク ト に追加で
き る よ う に確認す る 必要があ り ます。 テーブル構造を更新す る 手順は、
「テーブルの更新」 (137 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
テーブルが正常に追加 さ れてい る かを確認す る には、 以下を実行 し ま
す。
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テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
133
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect を使用 し て プ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加するには
1 Architect でプ ロ ジ ェ ク ト を開き 、 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] を選
択 し ます。
2 [ウ ェ アハウス テーブル] ペ イ ンでデー タ ソ ース を展開 し ます。
MultiSource Option 機能の ラ イ セ ン ス をお持ちの場合は、 複数のデー タ
ソ ース か ら テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加で き ます。 ウ ェ アハ ウ ス カ
タ ロ グ ま たは Architect を使用 し て、 複数のデー タ ソ ース か ら テーブ
ルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加す る 方法については、 「プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数
のデータ ソ ースへのア ク セ ス」 (327 ページ) を参照 し て く だ さ い。
3 追加す る テーブルを右 ク リ ッ ク し 、 [テーブルを プ ロ ジ ェ ク ト へ追加] を
選択 し ます。 テーブルがプ ロ ジ ェ ク ト に追加 さ れ、 Architect のプ ロ ジ ェ
ク ト テーブル ビ ュ ーに表示 さ れます。
デー タ を表示す る には、 テーブルを右 ク
テーブル内のサンプル
リ ッ ク し て [サン プル デー タ を表示] を選択 し ます。
4
ス キーマ作成 ヒ ュ ー リ ス テ ィ ッ ク (「フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュー ト の作成の
自動化」 (112 ページ) お よ び 「既存のア ト リ ビ ュー ト フ ォームおよ び
フ ァ ク ト への列の自動マ ッ ピ ン グ」 (116 ページ) を参照) に基づいて、
ア ト リ ビ ュ ー ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム、 お よ びフ ァ ク ト を自動的
に作成す る よ う 選択 し た場合は、 [結果プ レ ビ ュ ー] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス
が開 き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト に追加 さ れ る テーブルの列に基づいて作成で き る ア ト リ
ビ ュ ー ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームお よ びフ ァ ク ト が表示 さ れます。
各オブジ ェ ク ト のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て、 テーブルがプ ロ ジ ェ
ク ト に追加 さ れ る 場合に、 テーブル内に作成 し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト で
の作成に使用可能な ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが複数あ る 場合は、 ID
フ ォーム を選択す る 必要があ り ます。 そのア ト リ ビ ュ ー ト の他のア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームは、 オプシ ョ ンです。 [OK] を ク リ ッ ク し て、 テーブ
ルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加 し て選択 さ れた ア ト リ ビ ュ ー ト 、 ア ト リ ビ ュ ー
ト フ ォーム、 お よ びフ ァ ク ト を作成す る プ ロ セ ス を完了 し ます。
134 テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
5 プ ロ ジ ェ ク ト のテーブルの イ ン ポー ト が完了 し た ら 、 次の よ う なプ ロ
ジ ェ ク ト デザ イ ンの他の タ ス ク を実行で き ます。
a
「フ ァ ク ト の作成 と 変更」 (144 ページ)
b
「ア ト リ ビ ュー ト の作成 と 変更」 (157 ページ)
c
「ア ト リ ビ ュー ト 関係の定義」 (182 ページ)
d
「ユーザー階層の作成 と 変更」 (189 ページ)
テーブルの削除
不要にな っ たテーブルが残っ てプ ロ ジ ェ ク ト が無秩序にな ら ない よ う に、
その よ う なテーブルはプ ロ ジ ェ ク ト か ら 削除で き ます。 プ ロ ジ ェ ク ト か ら
テーブルを削除す る には、 Architect のプ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ーでテー
ブルを右 ク リ ッ ク し 、 [ 削除 ] を選択 し ます。
ただ し 、 プ ロ ジ ェ ク ト 内の ス キーマ オブジ ェ ク ト が依存 し てい る テーブル
は、 プ ロ ジ ェ ク ト か ら 削除で き ません。 た と えば、 ル ッ ク ア ッ プ テーブル
と し て設定 さ れたテーブルを持つア ト リ ビ ュ ー ト は、 そのテーブルに依存
し ます。
依存関係にあ る オブジ ェ ク ト を持つテーブルを削除す る 際には、 そのテー
ブルに依存 し てい る オブジ ェ ク ト の リ ス ト を表示で き ます。 テーブルを削
除す る 前に、 それ ら の依存 し てい る オブジ ェ ク ト を、 すべてプ ロ ジ ェ ク ト
か ら 削除す る 必要があ り ます。
データ ソースから削除されたテーブルのプロジェクトからの削除
プ ロ ジ ェ ク ト に含まれ る テーブルがデー タ ソ ース か ら 削除 さ れ、 利用不能
にな っ た場合は、 Architect を使用 し て、 そのテーブルをプ ロ ジ ェ ク ト か ら
削除で き ます。 こ れに よ り 、 選択 し たデー タ ソ ース か ら プ ロ ジ ェ ク ト に追
加 さ れたテーブルの リ ス ト が、 プ ロ ジ ェ ク ト に正 し く 表示 さ れます。
こ の タ ス ク を Architect を使用 し て実行する 手順を次に示 し ます。 こ れ ら の
テーブルを ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グで削除す る 方法については、 「デー タ
ソ ース か ら 削除済みのテーブルの ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グか ら の削除」 (311
ページ) を参照 し て く だ さ い。
ク ト に含まれていないテーブルがデー タ ソ ース か ら 削除 さ
れプ るロ ジと 、ェ 該当す
る テーブルは Architect の利用可能なテーブルの表示
か ら 自動的に削除 さ れます。
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テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
135
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ソ ースから削除 さ れた テーブルを プ ロ ジ ェ ク ト から 削除するには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [ウ ェ アハ ウ ス テーブル] ペ イ ンが表示 さ れていない場合は、[ ホーム ] タ
ブの、 [ パネル ] 領域で、 [ ウ ェ アハウス テーブル セ ク シ ョ ン を表示 ] を
ク リ ッ ク し ます。
5 [ ウ ェ アハウス テーブル ] ペ イ ン で、 テーブルが削除 さ れたデー タ ソ ー
ス のデー タ ベース イ ン ス タ ン ス を展開 し ます。[ ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ]
ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。 こ のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開かない
場合、 プ ロ ジ ェ ク ト か ら 削除すべ き テーブルはあ り ません。
6 プ ロ ジ ェ ク ト か ら 削除す る テーブルのチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。
7 削除す る すべてのテーブルを選択 し た後、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 選
択 し たテーブルが削除 さ れ、 Architect に戻 り ます。
8 依存関係にあ る オブジ ェ ク ト が存在す る ためテーブルを削除で き ない こ
と を通知す る メ ッ セージが返 さ れた場合は、 [Yes] を ク リ ッ ク し て依存
し てい る オブジ ェ ク ト の リ ス ト を表示 し ます。 依存 し てい る オブジ ェ ク
ト をすべて削除す る と 、 テーブルが削除可能にな り ます。
9 [ ホーム ] タ ブの [ 保存 ] 領域で、[ スキーマ を保存 し て更新 ] を ク リ ッ ク し
て変更を保存 し ます。
136 テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
テーブルの更新、 変更、 お よ び管理
Architect では、 プ ロ ジ ェ ク ト 内のテーブルを更新お よ び管理 し て、 プ ロ
ジ ェ ク ト 内のデー タ を最新かつ正確な状態に保つ こ と がで き ます。 次に示
す各項で、 その方法を説明 し ます。
•
「テーブルの更新」 (137 ページ)
•
「テーブル定義の変更 と 表示」 (138 ページ)
•
「データ ウ ェ アハ ウ ス接続 と 動作のデフ ォ ル ト の変更」 (141 ページ)
テーブルの更新
Architect では、 テーブルを個別に更新で き る ほか、 デー タ ソ ース が共通の
すべてのテーブルを一括 し て更新す る こ と も で き ます。 こ れに よ り プ ロ
ジ ェ ク ト 内のデー タ が、 デー タ ソ ース内のテーブルに加え ら れたすべての
変更を反映 し た最新状態にな り ます。 Architect を使用 し てテーブルを更新
す る 手順を以下に示 し ます。
前提条件
•
Architect を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト を作成ま たは変更 し てい る こ と 。 手順
は、 「プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更」 (110 ページ) を参照 し て く だ さ い。
Architect を使用 し て テーブルを更新する には
1 Architect でプ ロ ジ ェ ク ト を開き 、 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] を選
択 し ます。
2 [ウ ェ アハウス テーブル] ペ イ ンで、 デー タ ソ ース が同 じ すべてのテー
ブルを一括 し て更新す る か、 個々のテーブルを更新す る こ と がで き ま
す。 次に手順を示 し ます。
•
デー タ ソ ース が同 じ テーブルをすべて更新す る には、 デー タ ソ ー
ス を右 ク リ ッ ク し て [更新] を選択 し ます。 そのデー タ ソ ース の全
テーブルが更新 さ れ、 デー タ ソ ース内の定義が反映 さ れます。
•
特定のテーブルを更新す る には、 デー タ ソ ース を展開 し てテーブ
ルを右 ク リ ッ ク し 、 [構造を更新] を選択 し ます。 テーブルが更新 さ
れ、 デー タ ソ ース内の定義が反映 さ れます。
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テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
137
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
テーブル定義の変更と表示
テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加す る と 、 Architect の [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ン を
使用 し て、 テーブル定義を変更お よ び表示す る こ と がで き ます。 Architect
でテーブルの各種プ ロ パテ ィ と 内容を表示す る には、 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ン
の [テーブル] タ ブで、 ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 対象のテーブルを選択 し
ます。 次に示す MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト の YR_CATEGORY_SLS
テーブルを通 じ て、 Architect でテーブル定義を変更お よ び表示する 方法を
説明 し ます。
Architect でテーブルを選択する と 、 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンでテーブル定義を
変更お よ び表示で き ます。 その方法を以下に説明 し ます。
ロ パテ ィ ] ペ イ ン でプ ロ パテ ィ を選択すれば、 そのプ ロ パテ ィ の
[プ
説明を表示で き ます。 説明は [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンの最下部に表示 さ
れます。
•
「テーブル定義の変更 と 表示 : [定義] セ ク シ ョ ン」 (139 ページ)
•
「テーブル内のア ト リ ビ ュー ト の変更 : [マ ッ プ済ア ト リ ビ ュー ト ] セ ク
シ ョ ン」 (140 ページ)
138 テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
•
「テーブル内の フ ァ ク ト の変更 : [マ ッ プ済フ ァ ク ト ] セ ク シ ョ ン」 (141
ページ)
•
「テーブル内の列の名前 と デー タ型の変更 : [ メ ンバー列] セ ク シ ョ ン」
(141 ページ)
テーブル定義の変更 と 表示 : [定義] セ ク シ ョ ン
Architect でテーブルを選択する と 、 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンの [定義] セ ク
シ ョ ンに、 そのテーブルの各種プ ロ パテ ィ が表示 さ れます。 こ れ ら のプ ロ
パテ ィ と 、 その使用方法を次に示 し ます。
•
[ID] : テーブルの識別子。 こ の値は変更で き ません。
•
[ 名前 ] : MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト 内のテーブルの名前。 デフ ォ ル ト で
は、 デー タ ソ ース内の対応す る テーブルか ら 継承 し た名前にな り ます。
•
[ 説明 ]: テーブルの説明。説明は、プ ロ ジ ェ ク ト 内でのテーブルの用途を
知 る ために役立ち ます。
•
[ 非表示 ] : テーブルが非表示 と し て定義 さ れ る か ど う かを指定 し ます。
チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て値を [ 真 ] に設定 し ます。 テーブルを非表
示にす る よ う 定義 し ます。
非表示のオブジ ェ ク ト は、 ユーザーが Developer 基本設定を変更 し て
[隠 し オブ ジ ェ ク ト を表示] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ない限 り 表示 さ れ
ません。 し たがっ て、 オブジ ェ ク ト を非表示 と し て定義 し て も 、 ユー
ザーに よ る オブジ ェ ク ト の表示やア ク セ ス を確実に防止で き る わけでは
あ り ません。 ユーザーに よ る オブジ ェ ク ト の表示やア ク セ ス を防ぐ最善
の方法は、 そのオブジ ェ ク ト に対す る ユーザー権限を制限す る こ と で
す。
•
[ 位置 ] : プ ロ ジ ェ ク ト 内でのテーブルの位置。
•
[ デー タ ベース名 ] : デー タ ソ ース内でのテーブルの名前。デー タ ソ ース
内でテーブル名が変更 さ れた場合は、 こ のプ ロ パテ ィ にテーブルの新 し
い名前を入力で き ます。 こ れに よ り 、 デー タ ソ ース内で名前が変更 さ
れたテーブルを、 MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト で確実に特定で き ます。
•
[ 行数 ] : テーブル内の行の数。 テーブルの行数を計算す る には、 テーブ
ルを右 ク リ ッ ク し て [行数を計算] を選択 し ます。
オプシ ョ ンが表示 さ れ る のは、 テーブルのデー タ
[行数を計算]
ソ ース が [ウ ェ アハ ウ ス テーブル] ペ イ ン で展開 さ れてい る 場合
だけです。
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テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
139
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
[ テーブル名スペース ] : デー タ ソ ース内のテーブルのテーブル名スペー
ス。 テーブル名スペース については、 「テーブル移行時のテーブル名前
空間の無視」 (319 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
[ 論理サイ ズ ] : テーブルの論理サ イ ズ。 こ の値は、 テーブル内のア ト リ
ビ ュ ー ト 列の数 と 、 それぞれの階層内でア ト リ ビ ュ ー ト 列が存在す る レ
ベルを考慮 し た アルゴ リ ズ ムに基づ き ます。 論理サ イ ズ を手動で入力
し 、 テーブルの論理サ イ ズ を変更す る こ と も で き ます。 論理テーブル
サ イ ズは、 MicroStrategy SQL エン ジ ンが ク エ リ で使用す る テーブルを決
定す る 方法に大 き く 影響 し ます。
•
[ロ ッ ク し た論理サイ ズ]: テーブルの論理サ イ ズが変更可能か ど う かを指
定 し ます。 チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て値を [真] に設定 し ます。 テー
ブルの論理テーブル サ イ ズ を ロ ッ ク し ます。
•
[ 第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス ]: テーブルの第一デー タ ベース イ ン ス
タ ン ス。
プ ロ ジ ェ ク ト 内のテーブルを複数のデー タ ソ ース内のテーブルにマ ッ
プで き る 場合は、 [第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス] を選択 し て [...] (ブ
ラ ウ ズ) ボ タ ン を ク リ ッ ク す る と 、 [使用可能なデー タ ベース イ ン ス
タ ン ス] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が表示 さ れます。 こ のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス
でテーブルのデー タ ソ ース を確認で き ます。 テーブルの第一デー タ
ベース イ ン ス タ ン ス と し て使用 さ れてい る デー タ ベース イ ン ス タ ン ス
(お よ び関連付け ら れてい る デー タ ソ ース) を変更す る こ と も で き ま
す。 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ ま たは Architect を使用 し て、 複数のデー タ
ソ ース か ら テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加す る 方法については、 「プ ロ
ジ ェ ク ト 内の複数のデータ ソ ースへのア ク セ ス」 (327 ページ) を参照
し て く だ さ い。
テーブル内のア ト リ ビ ュ ー ト の変更 : [マ ッ プ済ア ト リ ビ ュ ー ト ] セ ク
ション
Architect でテーブルを選択する と 、[プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンの [マ ッ プ済ア ト リ
ビ ュ ー ト ] セ ク シ ョ ンに、 そのテーブル内の列にマ ッ プ さ れてい る ア ト リ
ビ ュ ー ト が表示 さ れます。 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ン でア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
にマ ッ プ さ れてい る 列を選択 し 、 [...] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、 [フ ォーム
式を変更] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が表示 さ れます。 こ のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス
で、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式を変更で き ます。
Architect でア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成お よ び変更する 方法について
は、 「ア ト リ ビ ュー ト の作成 と 変更」 (157 ページ) を参照 し て く だ さ い。 ア
ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに関す る 情報 と 、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーでア ト
リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成お よ び変更す る 方法については、 「列デー タ の
説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム」 (253 ページ) を参照 し て く だ さ
い。
140 テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
テーブル内の フ ァ ク ト の変更 : [マ ッ プ済 フ ァ ク ト ] セ ク シ ョ ン
Architect でテーブルを選択する と 、[プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンの [マ ッ プ済フ ァ ク
ト ] セ ク シ ョ ンに、 そのテーブル内の列にマ ッ プ さ れてい る フ ァ ク ト が表示
さ れます。 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ン で フ ァ ク ト にマ ッ プ さ れてい る 列を選択 し 、
[...] (ブ ラ ウ ズ ボ タ ン) を ク リ ッ ク す る と 、 [フ ァ ク ト 式の変更] ダ イ ア ロ グ
ボ ッ ク ス が表示 さ れます。 こ のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス で、 フ ァ ク ト 式を変更
で き ます。
Architect で フ ァ ク ト を作成お よ び変更する 方法については、 「フ ァ ク ト の作
成 と 変更」 (144 ページ) を参照 し て く だ さ い。 フ ァ ク ト に関す る 情報 と 、
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーで フ ァ ク ト を作成お よ び変更す る 方法については、 6
章、 「ビ ジネ ス データ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 」 を参照 し て く だ さ い。
テーブル内の列の名前 と デー タ 型の変更 : [ メ ンバー列] セ ク シ ョ ン
Architect でテーブルを選択する と 、 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンの [ メ ンバー列] セ
ク シ ョ ンに、 そのテーブル内で利用可能な列が表示 さ れます。 [プ ロ パテ ィ ]
ペ イ ンで列を選択 し て [...] ボ タ ン を ク リ ッ ク す る と 、 [列エデ ィ タ ー] ダ イ
ア ロ グ ボ ッ ク ス が表示 さ れます。 こ のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス で、 列の名前 と
デー タ 型を変更で き ます。
列の名前 と デー タ 型を変更で き る のは、 デー タ ソ ース内の対応す る 情報が
変更 さ れた場合だけです。 こ れに よ り MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト は、 デー
タ ソ ース内で名前が変更 さ れた列 も 確実に特定で き ます。
データ ウェアハウス接続と動作のデフォルトの変更
Architect では、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス の接続お よ び操作の さ ま ざ ま なデフ ォ
ル ト 設定を指定で き ます。 こ れ ら の設定は、 「デー タ ウ ェ アハ ウ ス接続 と
操作のデフ ォ ル ト の変更」 (313 ページ) で説明 さ れてい る ウ ェ アハ ウ ス カ
タ ロ グ オプシ ョ ンの一部です。
Architect か ら ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ オプシ ョ ンのサブセ ッ ト にア ク セ スす
る 手順を、 以下に示 し ます。
前提条件
•
Architect を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト を作成ま たは変更 し てい る こ と 。 手順
は、 「プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更」 (110 ページ) を参照 し て く だ さ い。
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テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
141
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ウ ェ アハウスの接続および操作のデ フ ォル ト を変更するには
1 Architect でプ ロ ジ ェ ク ト を開き 、 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] を選
択 し ます。
2 [ウ ェ アハウス テーブル] ペ イ ンでデー タ ソ ース を右 ク リ ッ ク し 、 [ウ ェ
アハウス カ タ ログ オプ シ ョ ン] を選択 し ます。 [ ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
3 Architect か ら ア ク セ ス し てい る 場合は、 次の項目を含むウ ェ アハ ウ ス
カ タ ロ グ設定のサブセ ッ ト だけが表示 さ れます。
4
•
[ ウ ェ アハウス接続 ]: デー タ ウ ェ アハ ウ ス をプ ロ ジ ェ ク ト に接続す る
ために使用 さ れ る デー タ ベース イ ン ス タ ン ス と デー タ ベース ロ グ
イ ン を変更で き ます。 こ れ ら のオプシ ョ ンの詳細は、 「デー タ ウ ェ
アハ ウ ス接続 と 読み取 り 操作」 (314 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
[読み取 り 設定]: Microsoft Access 以外の各プ ラ ッ ト フ ォームの ウ ェ ア
ハ ウ ス カ タ ロ グ を読み取 る SQL を カ ス タ マ イ ズで き ます。 こ れ ら の
オプシ ョ ンの詳細は、 「デー タ ウ ェ アハ ウ ス接続 と 読み取 り 操作」
(314 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
[ テーブル接頭語 ]: テーブルの接頭語を テーブル名の表示に含め る か
ど う か、 お よ びプ ロ ジ ェ ク ト に追加 し たテーブルの接頭語が ど の よ
う に し て自動定義 さ れ る かを指定で き ます。 こ れ ら のオプシ ョ ンの
詳細は、 「テーブル接頭語、 行数、 お よび名前空間の表示」 (317
ページ) を参照 し て く だ さ い。
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ オプシ ョ ンの設定が完了 し た ら 、 [OK] を ク リ ッ
ク し て変更を保存 し 、 Architect に戻 り ます。
プ ロ ジ ェ ク ト 内のテーブルの編成 : [レ イ ヤー]
Architect では、 テーブルを グループ化 し て ア ク セ ス を容易化 し 、 焦点を絞
り やす く す る こ と で、 プ ロ ジ ェ ク ト の編成 と 分か り やす さ を高め る こ と が
で き ます。 テーブルのグループは レ イ ヤー と 呼ばれ、 多数のテーブルが必
要な MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト の編成に役立ち ます。
Architect のプ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ーで 1 つ以上のテーブルを選択 し 、
レ イ ヤー と し てテーブルのグループを定義で き ます。 こ の レ イ ヤーには [レ
イ ヤー] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら ア ク セ ス し 、 レ イ ヤーに含まれてい る
テーブルだけに焦点を絞 る こ と がで き ます。 レ イ ヤーの表示中に加え た変
更は、 すべてプ ロ ジ ェ ク ト 全体に適用 さ れます。
142 テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
た と えば、 プ ロ ジ ェ ク ト 内のすべての フ ァ ク ト テーブルを選択 し 、 「フ ァ
ク ト テーブル」 と い う 名前の新 し い レ イ ヤーを作成す る こ と がで き ます。
こ れに よ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト に含まれ る フ ァ ク ト テーブルだけに容易に焦
点を絞 る こ と がで き ます。
[すべてのプ ロ ジ ェ ク ト テーブル] レ イ ヤーがデフ ォ ル ト の レ イ ヤーで、 プ
ロ ジ ェ ク ト 内のすべてのテーブルを含んでい ます。 こ の レ イ ヤーは削除で
き ません。
Architect で レ イ ヤーを作成する 手順を次に示 し ます。
Architect で レ イヤーを作成するには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] で、 レ イ ヤーに含め る すべてのテーブ
ルを選択 し ます。
ら テーブルを削除す る には、 そのテーブルを右 ク リ ッ
レク しイ ヤーか
て [レ イヤーから削除] を選択 し ます。
5 [ ホーム ] タ ブの、 [ レ イ ヤー ] 領域で、 [ 新規レ イ ヤーを作成 ] オプ
シ ョ ン を ク リ ッ ク し ます。 レ イ ヤーに名前を付け る ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク
ス が表示 さ れます。
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テーブルの追加、 削除、 お よ び管理
143
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
6 [レ イヤー名を入力 し て く だ さ い] フ ィ ール ド に レ イ ヤー名を入力 し 、
[OK] を ク リ ッ ク し ます。 Architect に戻 り 、 プ ロ ジ ェ ク ト テーブル
ビ ュ ーに新 し い レ イ ヤーが表示 さ れます。
7
レ イ ヤー間を切 り 替え る には、 [レ イ ヤー] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト を使用
し ます。
フ ァ ク ト の作成 と 変更
フ ァ ク ト は、 ビ ジネ ス デー タ モデルに不可欠な要素の 1 つです。 デー タ
ウ ェ アハ ウ ス か ら 得 ら れた数値デー タ は、 フ ァ ク ト に よ っ て MicroStrategy
の レ ポーテ ィ ン グ環境に関連付け ら れます。 フ ァ ク ト は通常、 ユーザーが
レ ポー ト に含め る ビ ジネ ス上の質問への答え を表 し ます。 フ ァ ク ト の概念
については、 6 章、 「ビ ジネ ス データ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 」 を参照 し
て く だ さ い。
こ こ では、 Architect を使用 し て フ ァ ク ト を作成お よ び変更する 方法を、 次
の 2 つの項を通 じ て説明 し ます。
•
「フ ァ ク ト の作成」 (144 ページ)
•
「複数の フ ァ ク ト の作成 と 変更」 (148 ページ)
ロ ジ ェ ク ト の フ ァ ク ト を作成す る 前に、 フ ァ ク ト が作成 さ れ る と
プき に自動作成
さ れ る メ ト リ ッ ク の種類を選択で き ます。 こ れに よ り 、
プ ロ ジ ェ ク ト の基本的な メ ト リ ッ ク の作成に要す る 時間を短縮で き
ます。 基本的な メ ト リ ッ ク を自動作成す る よ う に Architect を構成す
る 方法については、 「プ ロ ジ ェ ク ト の フ ァ ク ト に基づ く メ ト リ ッ ク の
作成」 (120 ページ) を参照 し て く だ さ い。
フ ァ ク ト の作成
Architect ではフ ァ ク ト を、 最初のプ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ンの一部 と し て作成
で き る ほか、 プ ロ ジ ェ ク ト の ラ イ フ サ イ ク ルを通 じ て随時、 作成す る こ と
も で き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト に必要なすべての フ ァ ク ト の作成に要す る 時間を短縮す る た
め、 テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加 し た と き に Architect に フ ァ ク ト を自動
作成 さ せ る こ と がで き ます。 Architect を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト にテーブ
ルを追加す る と 、 テーブル内で数値デー タ 型を使用 し 、 ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームに使用 さ れていない列に フ ァ ク ト が作成 さ れます。 フ ァ ク ト の自
144 フ ァ ク ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
動作成を有効にす る 方法については、 「フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュー ト の作成の
自動化」 (112 ページ) を参照 し て く だ さ い。
Architect で フ ァ ク ト を作成する 手順を次に示 し ます。
前提条件
プ ロ ジ ェ ク ト オブジ ェ ク ト を既に作成 し 、 プ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加
し てい る こ と 。 Architect でプ ロ ジ ェ ク ト を作成する 方法については、
「Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成」 (124 ページ) を参照 し て く だ さ い。
Architect で フ ァ ク ト を作成するには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] で、 フ ァ ク ト 定義に使用す る 1 つ以上
の列を含むテーブルを見つけ、 それを選択 し ます。
5 テーブルを右 ク リ ッ ク し て [フ ァ ク ト を作成] を選択 し ます。 フ ァ ク ト に
名前を付け る ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
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フ ァ ク ト の作成 と 変更
145
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
フ ァ ク ト 式を手動で作成 し て フ ァ ク ト を作成す る 代わ り に、 1 つの列で
定義 さ れ る 単純な フ ァ ク ト を Architect で自動的に作成す る こ と も で き
ます。 こ の手順は次の と お り です。
a
テーブルを右 ク リ ッ ク し て [ 認識 ] を ポ イ ン ト し 、[ フ ァ ク ト ] を選択
し ます。 [結果プ レ ビ ュ ー] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開き ます。
b
フ ァ ク ト が表示 さ れてい る 場合、 こ れ ら の フ ァ ク ト は、 次に説明す
る よ う に作成 さ れ る 場合があ り ます。
「フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュー ト の作成の自動化」 (112 ページ) の説
明の よ う に、 数値デー タ 型を使用 し 、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
に使用 さ れていない列を対象に、 フ ァ ク ト が作成 さ れます。
「既存のア ト リ ビ ュー ト フ ォームお よびフ ァ ク ト への列の自動
マ ッ ピ ン グ」 (116 ページ) の説明の よ う に、 フ ァ ク ト は、 プ ロ
ジ ェ ク ト で既に定義 さ れてい る フ ァ ク ト に列を自動的にマ ッ プす
る こ と に よ っ て作成 さ れます。
フ ァ ク ト に対 し てチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て、 フ ァ ク ト を作成 し
ます。
c
6
[OK] を ク リ ッ ク し ます。 作成に選択 し た フ ァ ク ト がテーブル内で作
成 さ れます。 こ のオプシ ョ ン を使用 し て単純な フ ァ ク ト を作成す る
場合は、 以下の手順を ス キ ッ プ し て 「フ ァ ク ト 式 と 列別名を定義す
る には」 (147 ページ) に進んで く だ さ い。
フ ァ ク ト の名前を入力 し て [OK] を ク リ ッ ク し ます。 フ ァ ク ト 式を作成
す る [新規フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開き ます。
7 [利用可能な列] ペ イ ンか ら 列を ド ラ ッ グ し 、 [フ ォーム式] ペ イ ンに ド
ロ ッ プ し ます。
複数の列を含め る こ と が可能で、 数値定数、 数学演算子、 お よ び関数を
使用 し て フ ァ ク ト 式を作成で き ます。 さ ま ざ ま な種類の フ ァ ク ト 式の作
成方法については、 「物理列の フ ァ ク ト へのマ ッ ピ ン グ : フ ァ ク ト 式」
(206 ページ) を参照 し て く だ さ い。
8 [マ ッ ピ ング] 領域で [自動] ま たは [手動] を選択 し ます。
•
自動マ ッ ピ ン グでは、 フ ァ ク ト 式で列が使用 さ れてい る プ ロ ジ ェ ク
ト 内の全テーブルが、 フ ァ ク ト の利用可能な ソ ース テーブル と し て
選択 さ れます。 その後、 自動マ ッ ピ ン グ さ れたすべてのテーブルを
削除 し 、 他のテーブルを選択す る こ と も で き ます。
•
手動マ ッ ピ ン グで も 、 フ ァ ク ト 式で列が使用 さ れてい る プ ロ ジ ェ ク
ト 内の全テーブルが見つけ ら れますが、 フ ァ ク ト の利用可能な ソ ー
ス テーブル と し て自動選択 さ れ る こ と はあ り ません。 その後、 フ ァ
146 フ ァ ク ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
ク ト の ソ ース テーブル と し て使用す る テーブルを手動で選択 し ま
す。 手動マ ッ ピ ン グは、 次の よ う な状況で使用 し ます。
プ ロ ジ ェ ク ト テーブル内の物理列に基づかない定数式を作成 し
てい る 場合。 定数式を適用す る テーブルを手動で選択す る 必要が
あ り ます。
複数のテーブルに存在す る 同 じ 名前の列に含まれ る デー タ が共通
でない場合。 フ ァ ク ト ご と に適切な ソ ース テーブルを手動で選
択す る 必要があ り ます。
た と えば、 Sales と い う 名前の列が Fact_Sales テーブル と
Fact_Discount テーブルの両方に存在す る と し ます。
Fact_Sales テーブル内の Sales 列には売上デー タ が保存 さ れて
い ます。 一方、 Fact_Discount テーブル内の Sales 列にはデ ィ ス
カ ウ ン ト 売上デー タ が保存 さ れてい ます。 言い換えれば、 ど ち ら の
テーブルで も 列の名前は同 じ (Sales) ですが、 こ れ ら の列にはテー
ブルご と に異な る フ ァ ク ト デー タ が保存 さ れてい ます。 "Revenue"
(売上) フ ァ ク ト を作成す る と き には、 "Revenue" フ ァ ク ト の ソ ース
テーブル と し て Fact_Sales テーブルを選択す る ために手動マ ッ
ピ ン グ を使用す る 必要があ り ます。 "Discount" (デ ィ ス カ ウ ン ト 売
上) フ ァ ク ト を作成す る と き に も 、 "Discount" フ ァ ク ト の ソ ース
テーブル と し て Fact_Discount を選択で き る よ う に、 手動マ ッ
ピ ン グ を使用 し なければな り ません。 ど ち ら の場合 も 自動マ ッ ピ ン
グ を使用す る と 、 MicroStrategy SQL Engine が正 し く ない列を フ ァ ク
ト に使用す る 可能性があ り ます。
9 [OK] を ク リ ッ ク し て [新規フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉
じ 、 フ ァ ク ト を作成 し ます。 フ ァ ク ト の作成に使用 さ れたテーブル内
に、 作成 し た フ ァ ク ト が表示 さ れます。
ファクト式と列別名を定義するには
10 フ ァ ク ト の定義を続行す る には、 フ ァ ク ト を右 ク リ ッ ク し て [編集] を選
択 し ます。 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーが開 き ます。 次に説明す る よ う に、
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーの タ ブを使用 し て フ ァ ク ト 式を定義 し 、 列別名を
作成 し ます。
•
[ 定義 ] : こ の タ ブで フ ァ ク ト 式を定義 し ます。 フ ァ ク ト の定義につい
ては、 「フ ァ ク ト の定義」 (205 ページ) で説明 し ます。
•
[ 列別名 ] : こ の タ ブで フ ァ ク ト の列別名を作成 し ます。 列別名につい
ては、 「フ ァ ク ト 列の名前 と デー タ型 : 列別名」 (212 ページ) で説明
し ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
フ ァ ク ト の作成 と 変更
147
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーの各 タ ブにあ る オプシ ョ ンの詳細について
は、MicroStrategy Developer ヘルプ (以前の MicroStrategy Desktop
ヘルプ) を参照 し て く だ さ い。
Architect ではフ ァ ク ト レベル拡張は作成で き ません。 フ ァ ク ト
レベル拡張の作成方法については、 「フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る
レベルの変更 : レベル拡張」 (214 ページ) を参照 し て く だ さ い。
11 変更が完了 し た ら [OK] を ク リ ッ ク し 、 Architect に戻 り ます。
12 [ ホーム ] タ ブの [ 保存 ] 領域で、[ スキーマ を保存 し て更新 ] を ク リ ッ ク し
て変更を保存 し ます。
複数の フ ァ ク ト の作成 と 変更
Architect では、 プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数の フ ァ ク ト を、 統合 イ ン タ ーフ ェ イ
ス か ら 迅速に作成お よ び変更で き ます。 Architect で フ ァ ク ト を作成、 変更
す る 方法は、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ー と ほぼ同 じ です。
ではフ ァ ク ト レベル拡張は作成で き ません。 フ ァ ク ト レベ
Architect
ル拡張の作成方法については、 「フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの
変更 : レベル拡張」 (214 ページ) を参照 し て く だ さ い。
フ ァ ク ト の概念お よ び詳 し い例は、 6 章、 「ビ ジネ ス データ の構築ブ ロ ッ
ク : フ ァ ク ト 」 を参照 し て く だ さ い。 次に示す各 ト ピ ッ ク を通 じ て、
Architect で さ ま ざ ま な フ ァ ク ト 定義を行 う 手順を示 し ます。
•
「[プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンでのフ ァ ク ト の変更」 (148 ページ)
•
「フ ァ ク ト 式の作成」 (151 ページ)
•
「フ ァ ク ト の列名 と データ 型の作成お よび変更 : [列別名]」 (155 ページ)
[ プロパティ ] ペインでのファクトの変更
フ ァ ク ト を作成す る と 、 Architect の [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ン を使用 し て フ ァ ク
ト 定義を変更お よ び表示で き ます。 Architect で フ ァ ク ト の各種プ ロ パ
テ ィ を表示す る には、 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンの [フ ァ ク ト ] タ ブで、 ド ロ ッ プ
ダ ウ ン リ ス ト か ら フ ァ ク ト を選択 し ます。 次に示す MicroStrategy Tutorial
148 フ ァ ク ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
プ ロ ジ ェ ク ト の "Cost" (経費) フ ァ ク ト を通 じ て、 Architect で フ ァ ク ト を
変更お よ び表示す る 方法を説明 し ます。
Architect で フ ァ ク ト を選択する と 、 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンで フ ァ ク ト を変更
お よ び表示で き ます。 その方法を以下に説明 し ます。
ロ パテ ィ ] ペ イ ン でプ ロ パテ ィ を選択すれば、 そのプ ロ パテ ィ の
[プ
説明を表示で き ます。 説明は [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンの最下部に表示 さ
れます。
•
「ア ト リ ビ ュー ト 定義の変更 と 表示 : [定義] セ ク シ ョ ン」 (164 ページ)
•
「ア ト リ ビ ュー ト フ ォームの変更 : [フ ォーム] セ ク シ ョ ン」 (165 ペー
ジ)
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フ ァ ク ト の作成 と 変更
149
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
フ ァ ク ト 定義の変更 と 表示 : [定義] セ ク シ ョ ン
Architect で フ ァ ク ト を選択する と 、 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンの [定義] セ ク
シ ョ ンに、 その フ ァ ク ト の各種プ ロ パテ ィ が表示 さ れます。 こ れ ら のプ ロ
パテ ィ と 、 その使用方法を次に示 し ます。
•
ID : フ ァ ク ト の識別子。 こ の値は変更で き ません。
•
[ 名前 ] : MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト 内の フ ァ ク ト の名前。
•
[ 説明 ]: フ ァ ク ト の説明。説明は、プ ロ ジ ェ ク ト 内での フ ァ ク ト の用途を
知 る ために役立ち ます。
•
[ 非表示 ] : フ ァ ク ト が非表示 と し て定義 さ れ る か ど う かを指定 し ます。
チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て値を [真] に設定 し ます。 テーブルを非表
示にす る よ う 定義 し ます。
非表示のオブジ ェ ク ト は、 ユーザーが Developer 基本設定を変更 し て
[隠 し オブ ジ ェ ク ト を表示] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ない限 り 表示 さ れ
ません。 し たがっ て、 オブジ ェ ク ト を非表示 と し て定義 し て も 、 ユー
ザーに よ る オブジ ェ ク ト の表示やア ク セ ス を確実に防止で き る わけでは
あ り ません。 ユーザーに よ る オブジ ェ ク ト の表示やア ク セ ス を防ぐ最善
の方法は、 そのオブジ ェ ク ト に対す る ユーザー権限を制限す る こ と で
す。
•
[ 位置 ] : プ ロ ジ ェ ク ト 内での フ ァ ク ト の位置。
フ ァ ク ト 式の変更 : [フ ァ ク ト 式] セ ク シ ョ ン
Architect で フ ァ ク ト を選択す る と 、 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンの [フ ァ ク ト 式] セ
ク シ ョ ンに、 その フ ァ ク ト を含む各テーブル と 、 それ ら のテーブル内で
フ ァ ク ト に使用 さ れ る フ ァ ク ト 式が表示 さ れます。
「[プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンでのフ ァ ク ト の変更」 (148 ページ) に示 し た "Cost"
フ ァ ク ト の例では、 ほ と ん ど のテーブルの フ ァ ク ト 式 と し て TOT_COST が
表示 さ れてい ます。 ただ し 、 ORDER_DETAIL テーブルでは、 "Cost" フ ァ ク
ト は派生フ ァ ク ト 式を使用 し ます (派生フ ァ ク ト 式については、 「派生
フ ァ ク ト と フ ァ ク ト 式の作成」 (151 ページ) を参照)。 ま た、 ORDER_FACT
テーブルでは、"Cost" フ ァ ク ト は異な る 列名を使用 し ます (異種の列名につ
いては、 「名前の異な る列を使用 し た フ ァ ク ト の作成 : 異種の列名」 (153
ページ) を参照)。
[プ ロパテ ィ ] ペ イ ン で フ ァ ク ト にマ ッ プ さ れてい る 列を選択 し 、 [...] (ブ ラ
ウ ズ) ボ タ ン を ク リ ッ ク す る と 、 [フ ァ ク ト 式の変更] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス
が表示 さ れます。 こ のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス で、 フ ァ ク ト 式を変更で き ま
す。
150 フ ァ ク ト の作成 と 変更
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
ファクト式の作成
フ ァ ク ト 式は、 デー タ ソ ース内の特定の フ ァ ク ト 情報へのマ ッ ピ ン グ を表
し ます。 フ ァ ク ト 式の概念については、 「物理列の フ ァ ク ト へのマ ッ ピ ン
グ : フ ァ ク ト 式」 (206 ページ) を参照 し て く だ さ い。
「フ ァ ク ト の作成」 (144 ページ) で説明 し た よ う に、 フ ァ ク ト 式は通常、
列を フ ァ ク ト にマ ッ プす る こ と に よ っ て作成 さ れます。 Architect では、 次
に示す よ う に フ ァ ク ト を作成 し 、 定義す る こ と も で き ます。
•
「派生フ ァ ク ト と フ ァ ク ト 式の作成」 (151 ページ)
•
「名前の異な る列を使用 し た フ ァ ク ト の作成 : 異種の列名」 (153 ページ)
派生フ ァ ク ト と フ ァ ク ト 式の作成
派生フ ァ ク ト と は、 テーブル内の 1 つの列 よ り 多 く の要素を含む式に よ っ
て値が決定 さ れ る フ ァ ク ト の こ と です。 定数の追加、 他の列の値の追加、
式の絶対値設定な ど、 列に対す る あ ら ゆ る 操作が派生フ ァ ク ト を生成 し ま
す。 言い換えれば、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内で利用可能な情報か ら フ ァ ク
ト を作成す る こ と です。
派生フ ァ ク ト と 派生フ ァ ク ト 式の詳細は、 「派生フ ァ ク ト と 派生フ ァ ク ト
式」 (207 ページ) を参照 し て く だ さ い。 Architect を使用 し て派生フ ァ ク
ト を作成す る 手順を次に示 し ます。 こ の手順は、 「例 : 派生フ ァ ク ト の作
成」 (208 ページ) のシナ リ オ例に基づいてい ます。
Architect で派生フ ァ ク ト を作成するには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
シナ リ オの例に従い、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し
ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
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フ ァ ク ト の作成 と 変更
151
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] で、 フ ァ ク ト 定義に使用す る 1 つ以上
の列を含むテーブルを見つけ、 それを選択 し ます。
シナ リ オの例に従い、 ORDER_DETAIL テーブルを選択 し ます。
5 テーブルを右 ク リ ッ ク し て [ フ ァ ク ト を作成] を選択 し ます。 [新規
フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
6 [利用可能な列] ペ イ ンか ら 列を ド ラ ッ グ し 、 [フ ォーム式] ペ イ ンに ド
ロ ッ プ し ます。
シナ リ オの例に従い、 QTY_SOLD 列を ド ラ ッ グ ア ン ド ド ロ ッ プ し て
[フ ォーム式] ペ イ ンに追加 し ます。
派生ファクト式を完成させるには
派生フ ァ ク ト 式には、 列、 数値定数、 お よ び数学演算子の組み合わせが
含まれます。 以下の ス テ ッ プではシナ リ オの例に従っ て、 派生フ ァ ク ト
式の作成方法のガ イ ド ラ イ ン を示 し ます。
7
カー ソ ルを [フ ォ ーム式] ペ イ ン内に置いた状態で、 [*] (乗算演算
子) を ク リ ッ ク し て、 その演算子を式に追加 し ます。
8 [使用可能な列] ペ イ ン で UNIT_PRICE 列を ダブル ク リ ッ ク し 、 フ ァ ク
ト 式の末尾に追加 し ます。
9 [マ ッ プ方法] で [自動] を選択 し ます。
152 フ ァ ク ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
10 [検証] を ク リ ッ ク し 、 式の構文が正 し いか ど う かをチ ェ ッ ク し ます。 式
は次の よ う に表示 さ れます。
11 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 Architect に戻 り ます。 派生フ ァ ク ト にデフ ォ
ル ト の名前がつけ ら れ、 ORDER_DETAIL テーブル内に表示 さ れます。
•
フ ァ ク ト のデフ ォ ル ト の名前を変更す る には、 テーブル内の フ ァ ク
ト を右 ク リ ッ ク し て、 [ 名前の変更 ] を選択 し ます。 表示 さ れ る ダ イ
ア ロ グ ボ ッ ク ス に新 し い名前を入力 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て保存
し 、 Architect に戻 り ます。
12 [ ホーム ] タ ブの [ 保存 ] 領域で、[ スキーマ を保存 し て更新 ] を ク リ ッ ク し
て変更を保存 し ます。
名前の異な る列を使用 し た フ ァ ク ト の作成 : 異種の列名
ウ ェ アハ ウ ス内では、 1 つの フ ァ ク ト が名前の異な る 複数の列にア ク セ ス
す る 場合があ り ます。 MicroStrategy では、 フ ァ ク ト ご と に異種の フ ァ ク ト
列名を識別す る こ と がで き ます。 異種の列名に よ り 、 複数のテーブルに存
在 し 、 名前が異な り 、 量的に同 じ 値を含む複数の列を 1 つの フ ァ ク ト か ら
参照で き ます。
異種の列名の詳細は、 「名前の異な る列を使用する フ ァ ク ト : 異種の列名」
(209 ページ) を参照 し て く だ さ い。 Architect を使用 し て、 異種の列名を持
つフ ァ ク ト を作成す る 手順を次に示 し ます。 こ の手順は、 「例 : 異種の フ ァ
ク ト 列のマ ッ ピ ン グ」 (210 ページ) のシナ リ オ例に基づいてい ます。
Architect を使用 し て異種の列名を持つ フ ァ ク ト を作成するには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
シナ リ オの例に従い、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し
ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
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フ ァ ク ト の作成 と 変更
153
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] で、 フ ァ ク ト 定義に使用す る 1 つ以上
の列を含むテーブルを見つけ、 それを選択 し ます。
シナ リ オの例に従い、 ORDER_FACT テーブルを選択 し ます。 こ れは、
"Units Sold" フ ァ ク ト の異種の フ ァ ク ト 列を含むテーブルの 1 つです。
5 テーブルを右 ク リ ッ ク し て [ フ ァ ク ト を作成] を選択 し ます。 [新規
フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
6 [利用可能な列] ペ イ ンか ら 列を ド ラ ッ グ し 、 [フ ォーム式] ペ イ ンに ド
ロ ッ プ し ます。
シナ リ オの例に従い、 QTY_SOLD 列を ド ラ ッ グ ア ン ド ド ロ ッ プ し て
[フ ォーム式] ペ イ ンに追加 し ます。
7 [マ ッ プ方法] 領域で [自動] を選択 し ます。
8 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 Architect に戻 り 、 派生フ ァ ク ト が
ORDER_FACT テーブル内に表示 さ れます。
9 新 し い フ ァ ク ト を右 ク リ ッ ク し 、 [編集] を選択 し ます。 フ ァ ク ト エデ ィ
タ ーが開 き 、 作成 し た フ ァ ク ト 式が [式] ペ イ ンに表示 さ れます。
ファクトに異種の列を追加するには
続いて、 異種の フ ァ ク ト 列を フ ァ ク ト の別の式 と し て追加す る 必要があ
り ます。
10 [ 新規作成 ] を ク リ ッ ク し ます。[新規フ ァ ク ト 式の作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ
ク ス が開 き ます。
154 フ ァ ク ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
11 [ソ ース テーブル] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら CITY_CTR_SALES テー
ブルを選択 し ます。 こ れ も 、 "Units Sold" フ ァ ク ト の異種の フ ァ ク ト
列を含むテーブルの 1 つです。
12 [使用可能な列] ペ イ ン で TOT_UNIT_SALES 列を ダブル ク リ ッ ク し 、 右
側の [フ ァ ク ト 式] ペ イ ンに追加 し ます。
13 [マ ッ プ方法] 領域で [自動] を選択 し ます。
14 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーに戻 り 、 作成 し た フ ァ ク
ト 式が [式] ペ イ ンに表示 さ れます。 こ れで、 作成 し てい る フ ァ ク ト が異
種の フ ァ ク ト 列に正 し く マ ッ プ さ れます。
15 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 Architect に戻 り ます。 フ ァ ク ト にデフ ォ ル ト
の名前がつけ ら れ、 こ こ で、 テーブル内に表示 さ れます。
ク ト のデフ ォ ル ト の名前を変更す る には、 テーブル内の フ ァ
フク ァト を右
ク リ ッ ク し て、 [ 名前の変更 ] を選択 し ます。 表示 さ れ る
ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス に新 し い名前を入力 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し
て保存 し 、 Architect に戻 り ます。
16 [ ホーム ] タ ブの [ 保存 ] 領域で、[ スキーマ を保存 し て更新 ] を ク リ ッ ク し
て変更を保存 し ます。
ファクトの列名とデータ型の作成および変更 : [ 列別名 ]
列別名は、 一時テーブル内で使用 さ れ る 列の名前 と 、 フ ァ ク ト に使用 さ れ
る デー タ 型の両方を指定 し ます。 デフ ォ ル ト では、 フ ァ ク ト のデー タ 型は、
デー タ ウ ェ アハ ウ ス内でその フ ァ ク ト が定義 さ れてい る 列のデー タ 型を継
承 し ます。
列別名については、 「フ ァ ク ト 列の名前 と デー タ型 : 列別名」 (212 ペー
ジ) を参照 し て く だ さ い。 Architect で列別名を作成する 手順を次に示 し ま
す。
前提条件
こ の手順は、 既に フ ァ ク ト を有効な フ ァ ク ト 式で作成 し てい る こ と が前提
です。
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フ ァ ク ト の作成 と 変更
155
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect で フ ァ ク ト の列別名を作成する には
1 MicroStrategy Developer で、 新 し い列の別名を作成す る フ ァ ク ト を含む
プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4
フ ァ ク ト を右 ク リ ッ ク し 、[ 編集 ] を選択 し ます。 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーが
開 き ます。
5 [列別名] タ ブを選択 し ます。
6 [列別名] 領域で [選択] を ク リ ッ ク し ます。[列エデ ィ タ ー - 列を選択] ダ
イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
7 [新規作成] を選択 し て新 し い列別名を作成 し ます。 [列エデ ィ タ ー - 定
義] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
8 列別名の次のプ ロ パテ ィ を変更で き ます。
•
[ 列別名 ] : 列別名の名前。 こ の名前は、 選択 し た フ ァ ク ト の列を含む
すべての SQL ス テー ト メ ン ト で使用 さ れます。
•
[ デー タ タ イ プ ] : フ ァ ク ト のデー タ タ イ プ。 MicroStrategy でサポー
ト さ れてい る デー タ 型については、 「デー タ型」 (485 ページ) を参
照 し て く だ さ い。
156 フ ァ ク ト の作成 と 変更
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
選択す る デー タ 型に よ っ ては、 列別名のバ イ ト 長、 ビ ッ ト 長、 精度、
ス ケール、 ま たは タ イ ム ス ケールを指定で き ます。 こ れ ら の各プ ロ
パテ ィ の詳細については、 MicroStrategy Developer ヘルプ (以前の
MicroStrategy Desktop ヘルプ) を参照 し て く だ さ い。
9 [OK] を ク リ ッ ク し て変更を保存 し 、 [列エデ ィ タ ー - 列を選択] ダ イ ア
ロ グ ボ ッ ク ス に戻 り ます。
10 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーに戻 り ます。
11 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 Architect に戻 り ます。
12 [ ホーム ] タ ブの [ 保存 ] 領域で、[ スキーマ を保存 し て更新 ] を ク リ ッ ク し
て変更を保存 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
フ ァ ク ト で表 さ れ る ビ ジネ ス デー タ は、 ビ ジネ ス の概念 と コ ン テ キ ス ト が
なければ、 さ ほ ど意義深い も のにはな り ません。 MicroStrategy でビ ジネ ス
の概念 と コ ン テ キ ス ト を形にす る のがア ト リ ビ ュ ー ト です。 ア ト リ ビ ュ ー
ト はビ ジネ ス モデルに、 フ ァ ク ト を レ ポー ト お よ び分析す る ための コ ン テ
キ ス ト を提供 し ます。 会社の総売上を知 る こ と が有益であ る 一方で、 その
売上がいつど こ で発生 し た も のかがわかれば、 ユーザーは必要な詳細分
析を日々行 う こ と がで き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト の概念については、 7 章、
「ビ ジネ ス データ の コ ン テキ ス ト : ア ト リ ビ ュー ト 」 を参照 し て く だ さ い。
こ こ では、 Architect を使用 し て ア ト リ ビ ュ ー ト を作成お よ び変更する 方
法を、 次の 2 つの項を通 じ て説明 し ます。
•
「ア ト リ ビ ュー ト の作成」 (158 ページ)
•
「複数のア ト リ ビ ュー ト の作成 と 変更」 (162 ページ)
こ れ ら の項では、 ア ト リ ビ ュ ー ト と ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの作成に焦
点を当ててい ます。 Architect の階層表示でア ト リ ビ ュ ー ト 関係を作成 し 、
定義す る 方法については、 「ア ト リ ビ ュー ト 関係の定義」 (182 ページ) を参
照 し て く だ さ い。
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ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
157
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
Architect ではア ト リ ビ ュ ー ト を、 最初のプ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ンの一部 と し
て作成で き る ほか、 プ ロ ジ ェ ク ト の ラ イ フ サ イ ク ルを通 じ て随時、 作成す
る こ と も で き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト に必要なすべてのア ト リ ビ ュ ー ト の作成に要す る 時間を短縮
す る ため、 テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加 し た と き に Architect にア ト リ
ビ ュ ー ト を自動作成 さ せ る こ と がで き ます。 Architect を使用 し てプ ロ ジ ェ
ク ト にテーブルを追加す る と 、 Architect で定義 し た自動列認識の規則に基
づいて ア ト リ ビ ュ ー ト が作成 さ れます。 ア ト リ ビ ュ ー ト の自動作成を有効
化 し 、 定義す る 方法については、 「フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュー ト の作成の自動
化」 (112 ページ) を参照 し て く だ さ い。
Architect でア ト リ ビ ュ ー ト を作成する 手順を次に示 し ます。
前提条件
プ ロ ジ ェ ク ト オブジ ェ ク ト を既に作成 し 、 プ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加
し てい る こ と 。 Architect でプ ロ ジ ェ ク ト を作成する 方法については、
「Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成」 (124 ページ) を参照 し て く だ さ い。
Architect で ア ト リ ビ ュ ー ト を作成する には
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
158 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
4 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] で、 ア ト リ ビ ュ ー ト 定義に使用す る 1
つ以上の列を含むテーブルを見つけ、 それを選択 し ます。
5 テーブルを右 ク リ ッ ク し て [ア ト リ ビ ュ ー ト を作成] を選択 し ます。 [新
規フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が表示 さ れます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 式を手動で作成 し て ア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る 代わ り
に、 1 つの列で定義 さ れ る 単純な ア ト リ ビ ュ ー ト を Architect で自動的に
作成す る こ と も で き ます。 こ の手順は次の と お り です。
a
テーブルを右 ク リ ッ ク し て [ 認識 ] を ポ イ ン ト し 、 [ ア ト リ ビ ュ ー
ト ] を選択 し ます。 [結果プ レ ビ ュ ー] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ま
す。
b
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが表示 さ れてい る 場合、 こ れ ら のア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームは、 次に説明す る よ う に作成 さ れ る 場合があ り ま
す。
「フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュー ト の作成の自動化」 (112 ページ) の説
明の よ う に、 定義 し た こ れ ら の自動列認識規則に基づいて ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームが作成 さ れます。
「既存のア ト リ ビ ュー ト フ ォームお よびフ ァ ク ト への列の自動
マ ッ ピ ン グ」 (116 ページ) の説明の よ う に、 ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームは、 プ ロ ジ ェ ク ト で既に定義 さ れてい る ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームに列を自動的にマ ッ プす る こ と に よ っ て作成 さ れます。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに対 し てチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て、 ア
ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成 し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト での作成に使
用可能な ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが複数あ る 場合は、 ID フ ォーム を
選択す る 必要があ り ます。 そのア ト リ ビ ュ ー ト の他のア ト リ ビ ュ ー
ト フ ォームは、 オプシ ョ ンです。 た と えば、 ア ト リ ビ ュ ー ト の説明
フ ォーム を作成す る ために、 ア ト リ ビ ュ ー ト の ID フ ォーム と 一緒に
説明フ ォーム を選択す る 必要があ り ます。
c
[OK] を ク リ ッ ク し ます。 作成に選択 し た ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが
テーブル内で作成 さ れます。 こ のオプシ ョ ン を使用 し て単純な ア ト
リ ビ ュ ー ト を作成す る 場合は、 以下の手順を ス キ ッ プ し て 「ア ト リ
ビ ュー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブル、 フ ォーム式、 お よび列別名を定
義する には」 (161 ページ) に進んで く だ さ い。
6 作成 し てい る ア ト リ ビ ュ ー ト の IF フ ォーム用の フ ォーム式を、 次に説
明す る 方法で作成 し ます。
•
単純な ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式 (「ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム式」
(257 ページ)) を作成す る には、 [使用可能な列] ペ イ ンか ら 列を ド
ラ ッ グ し 、 [フ ォーム式] ペ イ ンに ド ロ ッ プ し ます。
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ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
159
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
•
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
よ り 高度な ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式を作成す る 場合は、 次の手
法を適切に組み合わせます。
定数を二重引用符で囲んで入力 し ます。
関数を挿入ウ ィ ザー ド を使用 し て関数を作成す る には、 フ ォーム
式ツールバーの [f(x)] を ク リ ッ ク し ます。
式に演算子を挿入す る には、 フ ォーム式ツールバーにあ る 必要な
演算子を ク リ ッ ク し ます。
7 式が有効であ る こ と を確認す る ために、 [検証] を ク リ ッ ク し ます。
8 [マ ッ プ方法] で [自動] ま たは [手動] を選択 し ます。
•
自動マ ッ ピ ン グでは、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式で列が使用 さ れて
い る プ ロ ジ ェ ク ト 内の全テーブルが、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの使
用可能な ソ ース テーブル と し て選択 さ れます。 その後、 自動マ ッ
ピ ン グ さ れたすべてのテーブルを消去 し 、 他のテーブルを選択す る
こ と も で き ます。
•
手動マ ッ ピ ン グで も 、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式で列が使用 さ れて
い る プ ロ ジ ェ ク ト 内の全テーブルを見つけ ら れますが、 ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームの使用可能な ソ ース テーブル と し て自動選択 さ れ
る こ と はあ り ません。 その後、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの ソ ース
テーブル と し て使用す る テーブルを手動で選択 し ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
最初に作成す る ア ト リ ビ ュ ー ト やア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式に
は、 デフ ォ ル ト では自動マ ッ ピ ン グが使用 さ れます。 式がシ ス テ
ムに よ っ て、 各 ソ ース テーブルにマ ッ プ さ れます。 2 番目以降の
ア ト リ ビ ュ ー ト では、 手動マ ッ ピ ン グがデフ ォ ル ト にな り ます。
定数値だけ を使用す る 式には、 自動マ ッ ピ ン グは使用で き ま
せん。
る 分析のためにア ト リ ビ ュ ー ト を使用す る には、 定義内
意味のあ
に フ ァ ク ト テーブルか ら の列が含まれてい る 必要があ り ます。
た と えば、 分析に "Month" (月) ア ト リ ビ ュ ー ト を使用する には、
"Day" (日) ア ト リ ビ ュ ー ト への関係を作成す る 必要があ り ます。
こ れを行 う には、 定義内に フ ァ ク ト テーブルか ら の "DAY" 列が
含まれてい る 必要があ り ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係を作成す
る には、 「ア ト リ ビ ュー ト 関係の定義」 (182 ページ) を参照 し て
く だ さ い。
160 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
9 [OK] を ク リ ッ ク し て [新規フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉
じ 、 ア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト にデフ ォ ル ト の名前
がつけ ら れ、 テーブル内に表示 さ れます。
ア ト リ ビ ュ ー ト のデフ ォ ル ト の名前を変更す る には、 テーブル内
のア
ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し て、 [ 名前の変更 ] を選択 し ま
す。 表示 さ れ る ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス に新 し い名前を入力 し 、
[OK] を ク リ ッ ク し て保存 し 、 Architect に戻 り ます。
アトリビュートのルックアップ テーブル、フォーム式、および列別名を定義
するには
10 ア ト リ ビ ュ ー ト の定義を続行す る には、 ア ト リ ビ ュ ー ト の ID フ ォー
ム を右 ク リ ッ ク し て [編集] を選択 し ます。 [ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を
変更] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
11 [ソ ース テーブル] ペ イ ンでテーブルを選択 し て [ル ッ ク ア ッ プ と し て設
定] を ク リ ッ ク し 、 そのテーブルを ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テー
ブルに設定 し ます。 ル ッ ク ア ッ プ テーブルは、 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト の
情報を保持す る 主要テーブル と し て機能 し ます。 手動マ ッ ピ ン グ を選択
し た場合は、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームにマ ッ プす る テーブルのチ ェ ッ
ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。
12 次に説明す る よ う に、 [ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を変更] ダ イ ア ロ グ
ボ ッ ク ス の タ ブを使用 し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式を定義 し 、 列
別名を作成 し ます。
•
[ 定義 ]: こ の タ ブでア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式を定義 し ます。ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームについては、 「列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ
ビ ュー ト フ ォーム」 (253 ページ) で説明 し ます。
•
[ 列別名 ] : こ の タ ブで フ ァ ク ト の列別名を作成 し ます。 列別名につい
ては、 「ア ト リ ビ ュー ト のデー タ型の変更 : 列別名」 (267 ページ) で
説明 し ます。
ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を変更] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス内の各 タ
[ア
ブにあ る オプシ ョ ンの詳細については、 MicroStrategy Developer
ヘルプ (以前の MicroStrategy Desktop ヘルプ) を参照 し て く だ さ
い。
13 変更が完了 し た ら [OK] を ク リ ッ ク し 、 Architect に戻 り ます。
14 [ ホーム ] タ ブの [ 保存 ] 領域で、[ スキーマ を保存 し て更新 ] を ク リ ッ ク し
て変更を保存 し ます。
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ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
161
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
複数のア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
Architect では、 プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のア ト リ ビ ュ ー ト を、 統合 イ ン タ ー
フ ェ イ ス か ら 迅速に作成お よ び変更で き ます。 Architect でア ト リ ビ ュ ー
ト を作成、 変更す る 方法は、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ー と ほぼ同 じ です。
ア ト リ ビ ュ ー ト の概念お よ び詳 し い例は、 7 章、 「ビ ジネ ス データ の コ ン テ
キ ス ト : ア ト リ ビ ュー ト 」 を参照 し て く だ さ い。 次に示す各 ト ピ ッ ク を通
じ て、 Architect で さ ま ざ ま な ア ト リ ビ ュ ー ト 定義を行 う 手順を示 し ます。
•
「[プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンでのア ト リ ビ ュ ー ト の変更」 (162 ページ)
•
「ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム式の作成」 (167 ページ)
•
「ア ト リ ビ ュー ト のデータ 型の作成 と 変更 : 列別名」 (172 ページ)
•
「複数の ID 列を持つア ト リ ビ ュー ト の作成 : 複合ア ト リ ビ ュ ー ト 」 (174
ページ)
•
「ア ト リ ビ ュー ト を使用 し てデー タ のブ ラ ウ ズお よびレ ポー ト を行 う 方
法の変更」 (176 ページ)
•
「ア ト リ ビ ュー ト ロ ールの指定 : 同 じ ル ッ ク ア ッ プを使用する ア ト リ
ビ ュー ト 」 (178 ページ)
•
「ア ト リ ビ ュー ト エ レ メ ン ト のデータ 国際化のサポー ト 」 (180 ページ)
[ プロパティ ] ペインでのアトリビュートの変更
ア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る と 、 Architect の [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ン を使用 し て
ア ト リ ビ ュ ー ト 定義を変更お よ び表示で き ます。 Architect でア ト リ ビ ュ ー
ト の各種プ ロ パテ ィ を表示す る には、 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンの [ア ト リ ビ ュ ー
ト ] タ ブで、 ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を選択 し
ます。 次に示す MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト の Category ア ト リ
162 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
ビ ュ ー ト を通 じ て、 Architect でア ト リ ビ ュ ー ト を変更お よ び表示する 方
法を説明 し ます。
Architect でア ト リ ビ ュ ー ト を選択する と 、 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンでア ト リ
ビ ュ ー ト を変更お よ び表示で き ます。 その方法を以下に説明 し ます。
ロ パテ ィ ] ペ イ ン でプ ロ パテ ィ を選択すれば、 そのプ ロ パテ ィ の
[プ
説明を表示で き ます。 説明は [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンの最下部に表示 さ
れます。
•
「ア ト リ ビ ュー ト 定義の変更 と 表示 : [定義] セ ク シ ョ ン」 (164 ページ)
•
「ア ト リ ビ ュー ト フ ォームの変更 : [フ ォーム] セ ク シ ョ ン」 (165 ペー
ジ)
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ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
163
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト 定義の変更 と 表示 : [定義] セ ク シ ョ ン
Architect でア ト リ ビ ュ ー ト を選択する と 、 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンの [定義] セ
ク シ ョ ンに、 そのア ト リ ビ ュ ー ト の各種プ ロ パテ ィ が表示 さ れます。 こ れ
ら のプ ロ パテ ィ と 、 その使用方法を次に示 し ます。
•
[ID] : ア ト リ ビ ュ ー ト の識別子。 こ の値は変更で き ません。
•
[ 名前 ] : MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト の名前。
•
[ 説明 ] : ア ト リ ビ ュ ー ト の説明。 説明は、 プ ロ ジ ェ ク ト 内でのア ト リ
ビ ュ ー ト の用途を知 る ために役立ち ます。
•
[非表示]: ア ト リ ビ ュ ー ト が非表示 と し て定義 さ れ る か ど う かを指定 し ま
す。 チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て値を [真] に設定 し ます。 テーブルを
非表示にす る よ う 定義 し ます。
非表示のオブジ ェ ク ト は、 ユーザーが Developer 基本設定を変更 し て
[隠 し オブジ ェ ク ト を表示] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ない限 り 表示 さ れ
ません。 し たがっ て、 オブジ ェ ク ト を非表示 と し て定義 し て も 、 ユー
ザーに よ る オブジ ェ ク ト の表示やア ク セ ス を確実に防止で き る わけでは
あ り ません。 ユーザーに よ る オブジ ェ ク ト の表示やア ク セ ス を防ぐ最善
の方法は、 そのオブジ ェ ク ト に対す る ユーザー権限を制限す る こ と で
す。
•
[ 位置 ] : プ ロ ジ ェ ク ト 内でのア ト リ ビ ュ ー ト の位置。
•
[ ロ ッ ク タ イ プ ] : デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーのシ ス テ ム階層内で、 ア ト リ
ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト をブ ラ ウ ズす る 方法を指定 し ます。 下記のオプ
シ ョ ンがあ り ます。
[ ロ ッ ク済 ]: ア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト をデー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ー
のシ ス テ ム階層内に表示 し ません。 た と えば、 "Year" (年) ア ト リ
ビ ュ ー ト を ロ ッ ク す る と 、 "Year" を シ ス テ ム階層で展開 し て も 、 そ
のエ レ メ ン ト はデー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーに表示 さ れません。
ロ ッ ク 解除 : ア ト リ ビ ュ ー ト のすべてのエ レ メ ン ト を、 デー タ エ ク
ス プ ロ ー ラ ーのシ ス テ ム階層内に表示 し ます。 た と えば、 "Year" ア
ト リ ビ ュ ー ト を ロ ッ ク 解除す る と 、 "Year" を シ ス テ ム階層で展開 し
た と き に、 そのすべてのエ レ メ ン ト (2005、 2006、 2007 な ど) が
デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーに表示 さ れます。
[ 制限 ]: ア ト リ ビ ュ ー ト に設定 さ れてい る エ レ メ ン ト 数ずつ呼び出 し
ます。 た と えば、 "Year" ア ト リ ビ ュ ー ト の制限が 1 に設定 さ れてい
る 場合には、 エ レ メ ン ト が要求 さ れ る たびに 2005、 2006、 2007 が 1
つずつ呼び出 さ れます。
164 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
•
[ ロ ッ ク制限 ] : ロ ッ ク タ イ プ と し て上記の [ 制限 ] を選択 し た場合は、
デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーのシ ス テ ム階層に一度に呼び出 し て表示す る
エ レ メ ン ト 数を定義で き ます。
•
[ セキ ュ リ テ ィ フ ィ ル タ ーを適用 ]: エ レ メ ン ト 要求でセキ ュ リ テ ィ フ ィ
ル タ ーを使用す る か ど う かを指定 し ます。 こ の設定は、 エ レ メ ン ト
キ ャ ッ シ ュ の作成にセキ ュ リ テ ィ フ ィ ル タ ーを使用す る か ど う かの決
定に も 適用 さ れます。
こ の設定に よ っ て、 エ レ メ ン ト 要求に対す る セキ ュ リ テ ィ フ ィ ル タ ー
の適用が、 一部のア ト リ ビ ュ ー ト に限 り 必要にな る 状況に対処で き ま
す。 た と えば、 外部の仕入先向けにデー タ ウ ェ アハ ウ ス を運用 し てい
る 場合は、 ど の仕入先 も 他の仕入先の製品を見 る こ と がで き ない よ う
に、 セキ ュ リ テ ィ フ ィ ル タ ーを製品デ ィ メ ン シ ョ ンのア ト リ ビ ュ ー ト
に適用 し ます。 一方、 時間デ ィ メ ン シ ョ ンのア ト リ ビ ュ ー ト には、 セ
キ ュ リ テ ィ フ ィ ル タ ーを適用す る 必要はあ り ません。 し たが っ て、 セ
キ ュ リ テ ィ フ ィ ル タ ーは適用せず、 エ レ メ ン ト キ ャ ッ シ ュ を共有で き
ます。
•
[ エ レ メ ン ト キ ャ ッ シ ュ を有効化 ] : ア ト リ ビ ュ ー ト の レベルでエ レ メ ン
ト キ ャ ッ シ ュ を有効ま たは無効に し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン
ト を キ ャ ッ シ ュ に入れ る こ と に よ り 、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト のブ
ラ ウ ズ時に、 キ ャ ッ シ ュ か ら 高速にエ レ メ ン ト が返 さ れます。 こ れは、
エ レ メ ン ト への変更が稀であ る か、 あ る いはエ レ メ ン ト が ま っ た く 変更
さ れないア ト リ ビ ュ ー ト に、 特に有効です。 エ レ メ ン ト が変更 さ れ る 頻
度は、 ア ト リ ビ ュ ー ト に よ り 大幅に異な り ます。 た と えば、 "Order
Number" (注文番号) ア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト は (在庫状況に よ り )
毎日変更 さ れ る 可能性があ り ます。 一方、 "Product Number" (製品番号)
ア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト が変更 さ れ る のは通常、 1 週間ま たは 1 か
月に一度程度です。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームの変更 : [フ ォ ーム] セ ク シ ョ ン
Architect でア ト リ ビ ュ ー ト を選択する と 、 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンの [フ ォー
ム] セ ク シ ョ ンに、 そのア ト リ ビ ュ ー ト のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに関す
る 情報が表示 さ れます。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームのプ ロ パテ ィ と 、 その使
用方法を次に示 し ます。
•
[ ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム カ テ ゴ リ ]: ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの 1 番目
のプ ロ パテ ィ には、 そのア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに使用 さ れてい る カ
テ ゴ リ が反映 さ れます。 「[プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンでのア ト リ ビ ュー ト の変
更」 (162 ページ) に示 し た例では、 "Category" の最初のプ ロ パテ ィ と し
て ID が表示 さ れてい ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームのプ ロ パテ ィ を選
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ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
165
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
択 し て [...] ボ タ ン を ク リ ッ ク す る と 、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を変更で
き ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが複数のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を組
み合わせた
フ ォーム グループの場合、 その フ ォーム グループに
含まれ る 各ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を変更で き ます。 Architect
で フ ォーム グループを作成す る 方法については、 「複数の ID
列を持つア ト リ ビ ュー ト の作成 : 複合ア ト リ ビ ュー ト 」 (174 ペー
ジ) を参照 し て く だ さ い。
•
[名前]: MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの名前。
•
[ 地理ロール ] : 様々な MicroStrategy のマ ッ プ機能 と 一緒に、 ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォーム を地理デー タ と し て ど の よ う に使用で き る かを定義
し ます。 [ イ ン ポー ト デー タ ] を使用する 場合、 こ の タ イ プの地理情報
は、 自動的に検出 さ れます。 イ ン ポー ト デー タ に よ る デー タ への地理
ロ ールのアサ イ ン方法についての詳細は、 「 イ ン ポー ト し たデー タ と 地
理情報 と の統合」 (77 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
[ シ ェ イ プ フ ァ イル]: 様々な MicroStrategy マ ッ プ機能でア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォーム を表示す る ために使用す る シ ェ イ プを定義 し ます。 イ メ ージ
レ イ ア ウ ト ウ ィ ジ ェ ッ ト の一部 と し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの表
示を定義す る ためのシ ェ イ プ フ ァ イ ルの使用の詳細は、 『ダ ッ シ ュ ボー
ド およ びウ ィ ジ ェ ッ ト 作成ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
•
[ カ テ ゴ リ ] : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに使用 さ れ る カ テ ゴ リ 。 ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームのグループ化や識別に役立ち ます。 ド ロ ッ プダ ウ ン
リ ス ト か ら 、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに使用す る カ テ ゴ リ を選択 し ま
す。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームのグループ化でのカ テ ゴ リ の利用方法に
ついては、 「ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム式」 (257 ページ) を参照 し て く だ
さ い。
•
[ 書式 ] : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの書式。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの表
示方法 と フ ィ ル タ ーの定義方法は、 こ の書式で制御 さ れます。 ド ロ ッ プ
ダ ウ ン リ ス ト か ら 、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに使用す る 書式を選択 し
ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの書式については、 「ア ト リ ビ ュー ト
フ ォーム式」 (257 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
[ レポー ト の並べ替え ] : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を レ ポー ト に含め る と
き のデフ ォ ル ト の並べ替え順序。 ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら [昇順]、
[降順]、 [な し ] のいずれかを選択 し ます。 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト の複数
のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームでデフ ォ ル ト の並べ替え順序が定義 さ れて
い る 場合のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの並べ替え順序については、 「複数
のア ト リ ビ ュー ト フ ォームの レ ポー ト でのデフ ォ ル ト 並べ替え順序」
(256 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
[ ブ ラ ウズ並べ替え ] : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームがデー タ エ ク ス プ ロ ー
ラ ーに表示 さ れ る と き のデフ ォ ル ト の並べ替え順序。 ド ロ ッ プダ ウ ン
166 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
リ ス ト か ら [昇順]、 [降順]、 [な し ] のいずれかを選択 し ます。 デー タ エ
ク ス プ ロ ー ラ ーについては、 「レ ポー ト での階層ブ ラ ウ ズの有効化 :
データ エ ク ス プ ロ ー ラ ー」 (375 ページ) で説明 し ます。
•
[ ブ ラ ウズ フ ォ ーム と し て使用 ] : デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーにア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームが表示 さ れ る か ど う かを指定 し ます。 ア ト リ ビ ュ ー
ト フ ォーム をデー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーに表示す る には、 チ ェ ッ ク ボ ッ
ク ス を選択 し て、 値に [ 真 ] を選択 し ます。 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーに
ついては、 「レ ポー ト での階層ブ ラ ウ ズの有効化 : デー タ エ ク ス プ ロー
ラ ー」 (375 ページ) で説明 し ます。
•
[ レポー ト フ ォ ーム と し て使用 ] : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが レ ポー ト に
デフ ォ ル ト で表示 さ れ る か ど う かを指定 し ます。 デフ ォ ル ト で レ ポー ト
に表示 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を定義す る には、 チ ェ ッ ク ボ ッ
ク ス を選択 し て、 値に [ 真 ] を選択 し ます。
•
[ 複数言語をサポー ト ] : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの情報が、 デー タ の国
際化を使用 し て複数言語で表示で き る か ど う かを指定 し ます。 ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームがデー タ を複数言語で表示で き る よ う に指定す る に
は、 [真] を選択 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームのデー タ の国際化を有効にす る 方法は、 「ア ト
リ ビ ュー ト エ レ メ ン ト のデータ 国際化のサポー ト 」 (180 ページ) で説
明 し ます。
ト リ ビ ュ ー ト の ID フ ォームは識別用途だけに限 ら れ る ため、
アこ のオプシ
ョ ンは ID フ ォームにはあ り ません。
•
[ 列別名 ]: ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの列別名。列別名を使用す る こ と で、
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームのデフ ォ ル ト のデー タ 型の代わ り に、 新たに
デー タ 型を定義で き ます。 [列別名] プ ロ パテ ィ を選択 し て [...] ボ タ ン を
ク リ ッ ク す る と 、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの列別名を変更で き ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの列別名については、 「ア ト リ ビ ュー ト のデー
タ 型の変更 : 列別名」 (267 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
[ ア ト リ ビ ュ ー ト 式 ] : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに使用 さ れ る 式。 ア ト リ
ビ ュ ー ト 式を選択 し て [...] ボ タ ン を ク リ ッ ク する と 、 ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォーム式を変更で き ます。
アトリビュート フォーム式の作成
ア ト リ ビ ュ ー ト 式は、 デー タ ソ ース内の特定のア ト リ ビ ュ ー ト 情報への
マ ッ ピ ン グ を表 し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム と ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォー
ム式の概念については、 「列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュー ト フ ォー
ム」 (253 ページ) お よ び 「ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム式」 (257 ページ) を参
照 し て く だ さ い。
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ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
167
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
「ア ト リ ビ ュー ト の作成」 (158 ページ) で説明 し た よ う に、 ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォーム式は通常、 列を ア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プす る こ と に よ っ て作成 さ
れます。 Architect では、 次に示す よ う にア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し 、 定義す
る こ と も で き ます。
•
「派生ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム式の作成」 (168 ページ)
•
「異な る列名の結合 : 異種マ ッ ピ ン グ」 (170 ページ)
派生ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム式の作成
派生式は、 ウ ェ アハ ウ ス内の列、 数学演算子、 関数、 お よ び定数を組み合
わせて作成 さ れます。 単純な式は ウ ェ アハ ウ ス テーブル内の 1 つの列だけ
で値が決ま り ますが、 派生式は 1 つ以上の列 と 演算子、 お よ び値を使用 し
て定義 さ れます。 定数の追加、 他の列の追加、 式の絶対値設定な ど、 列に
対す る あ ら ゆ る 操作が派生式を生成 し ます。
派生ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式の詳細は、 「派生式」 (260 ページ) を参照
し て く だ さ い。 Architect を使用 し て派生ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式を作成
す る 手順を次に示 し ます。 こ の手順は、 「例 : 派生式に よ る ア ト リ ビ ュー ト
フ ォームの作成」 (261 ページ) のシナ リ オ例に基づいてい ます。
Architect を使用 し て派生式を持つア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームを作成するには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
シナ リ オの例に従い、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し
ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
168 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] で、 ア ト リ ビ ュ ー ト 定義に使用す る 1
つ以上の列を含むテーブルを見つけ、 それを選択 し ます。
シナ リ オの例に従い、 LU_CUSTOMER テーブルを選択 し ます。
5 "Customer" ア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し て [新規ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォ ーム] を選択 し ます。 [新規フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス
が開 き ます。
6 CUST_LAST_NAME 列を ダブル ク リ ッ ク し て右側の [フ ォーム式] ペ
イ ンに追加 し ます。
7 [フ ォ ーム式] ペ イ ン で、 カー ソ ルを [CUST_LAST_NAME] の右側に置 き 、
「+ ", " +」 と 入力 し ます。
8 CUST_FIRST_NAME 列を ダブル ク リ ッ ク し て右側の [フ ォーム式] ペ
イ ンに追加 し ます。 式が次の よ う に定義 さ れます。
9 マ ッ ピ ン グ方法 と し て [手動] を選択 し ます。
10 [OK] を ク リ ッ ク し て Architect に戻 り ます。 新 し いア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォーム式が "Customer" ア ト リ ビ ュ ー ト の一部 と し て LU_CUSTOMER
テーブル内に表示 さ れます。
11 [プ ロパテ ィ ] ペ イ ン で新 し いア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を見つけ ます。
12 [名前] フ ィ ール ド に 「Last Name, First Name」 と 入力 し ます。
13 「Last Name, First Name」 は "Customer" の ID フ ォームで も 第一説明
フ ォームで も ないため、[カ テ ゴ リ ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら [な し ] を
選択 し ます。
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ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
169
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
14 こ れはひ と つの例ですので、 変更を保存せずに Architect を閉 じ る こ と
がで き ます。
異な る列名の結合 : 異種マ ッ ピ ング
異種マ ッ ピ ン グに よ り 、 Intelligence Server は異な る 複数の列名を結合で き
ます。 特定の フ ォームに複数の式を定義 し た場合、 テーブル と 列名に よ っ
て必要 と さ れ る と き に、 異種マ ッ ピ ン グが自動的に実行 さ れます。
ア ト リ ビ ュ ー ト の異種マ ッ ピ ン グの詳細は、 「異な る列名の結合 : 異種マ ッ
ピ ン グ」 (263 ページ) を参照 し て く だ さ い。 Architect を使用 し て、 異種列
マ ッ ピ ン グ を持つア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る 手順を次に示 し ます。 こ の手
順は、 「異な る列名の結合 : 異種マ ッ ピ ン グ」 (263 ページ) のシナ リ オ例に
基づいてい ます。
Architect を使用 し て異種列マ ッ ピ ング を持つア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームを作成す
る には
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
シナ リ オの例に従い、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し
ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
170 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
4 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] で、 ア ト リ ビ ュ ー ト 定義に使用す る 1
つ以上の列を含むテーブルを見つけ、 それを選択 し ます。
シナ リ オの例に従い、 LU_DAY テーブルを選択 し ます。
5 "Customer" (顧客) ア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し て [ 新規ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォ ーム ] を選択 し ます。 [新規フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ
ボ ッ ク ス が開 き ます。
6 DAY_DATE 列を ダブル ク リ ッ ク し て右側の [フ ォーム式] ペ イ ンに追加
し ます。
7 マ ッ ピ ン グ方法 と し て [自動] を選択 し ます。
8 [OK] を ク リ ッ ク し て Architect に戻 り ます。 新 し いア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームが "Day" ア ト リ ビ ュ ー ト の一部 と し て LU_DAY テーブル内に表
示 さ れます。
9 新 し いア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を右 ク リ ッ ク し て [編集] を選択 し ます。
[ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を変更] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開き ます。
10 [ 新規作成 ] を ク リ ッ ク し ます。[新規フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ
ク ス が開 き ます。
11 [ソ ース テーブル] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら ORDER_DETAIL テーブ
ルを選択 し ます。
12 ORDER_DATE 列を ダブル ク リ ッ ク し て右側の [フ ォーム式] ペ イ ンに
追加 し ます。
13 マ ッ ピ ン グ方法 と し て [自動] を選択 し ます。
14 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [新規ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成] ダ イ ア
ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
こ れで 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム定義に 2 つの式が追加 さ れま し
た。 こ れ ら の式は互いに異な る テーブルを情報の ソ ース と し て使用 し ま
す。 こ の手順を繰 り 返 し て、 異種の列を必要な数だけア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームに追加で き ます。
15 [OK] を ク リ ッ ク し て Architect に戻 り ます。
16 [プ ロパテ ィ ] ペ イ ン で新 し いア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を見つけ ます。
17 [ 名前 ] フ ィ ール ド に Date Example と 入力 し ます。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
171
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
18 こ れは例であ る ため、 [カ テ ゴ リ ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら [な し ] を
選択 し ます。
19 こ れはひ と つの例ですので、 変更を保存せずに Architect を閉 じ る こ と
がで き ます。
アトリビュートのデータ型の作成と変更 : 列別名
列別名を使用す る と 、 特定のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに、 デフ ォ ル ト の
デー タ 型の代わ り に使用す る デー タ 型を指定で き ます。 列別名で さ ら に適
切なデー タ 型を指定すれば、 SQL のエ ラ ーを回避 し やす く な り ます。 ま た、
デー タ ウ ェ アハ ウ ス内のデー タ も 、 よ り 効果的に利用で き ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト の列別名については、 「ア ト リ ビ ュー ト のデー タ型の変更 :
列別名」 (267 ページ) を参照 し て く だ さ い。 Architect を使用 し て列別名を
作成す る 手順を次に示 し ます。 こ の手順は、 「ア ト リ ビ ュー ト のデー タ型の
変更 : 列別名」 (267 ページ) のシナ リ オ例に基づいてい ます。
前提条件
こ の手順は、 有効な ア ト リ ビ ュ ー ト 式を持つア ト リ ビ ュ ー ト が作成済みで、
そのア ト リ ビ ュ ー ト に列別名を新規作成す る 場合を想定 し てい ます。
Architect で ア ト リ ビ ュ ー ト の列別名を作成する には
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
シナ リ オの例に従い、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し
ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
172 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] で、 列別名を作成す る ア ト リ ビ ュ ー
ト を含むテーブルを見つけ、 それを選択 し ます。
5 列別名を作成す る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を右 ク リ ッ ク し て、 [編集] を
選択 し ます。 [ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を変更] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が
開 き ます。
6 [列別名] タ ブを選択 し ます。
7 [列別名] 領域で [選択] を ク リ ッ ク し ます。[列エデ ィ タ ー - 列を選択] ダ
イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
8 [新規作成] を選択 し て新 し い列別名を作成 し ます。 [列エデ ィ タ ー - 定
義] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
9 列別名の次のプ ロ パテ ィ を変更で き ます。
•
[ 列別名 ] : 列別名の名前。 こ の名前は、 選択 し た フ ァ ク ト の列を含む
すべての SQL ス テー ト メ ン ト で使用 さ れます。
•
[ デー タ タ イ プ ] : フ ァ ク ト のデー タ タ イ プ。 MicroStrategy でサポー
ト さ れてい る デー タ 型については、 「デー タ型」 (485 ページ) を参
照 し て く だ さ い。
•
選択す る デー タ 型に よ っ ては、 列別名のバ イ ト 長、 ビ ッ ト 長、 精度、
ス ケール、 ま たは タ イ ム ス ケールを指定で き ます。 こ れ ら の各プ ロ
パテ ィ の詳細については、 MicroStrategy Developer ヘルプ (以前の
MicroStrategy Desktop ヘルプ) を参照 し て く だ さ い。
10 [OK] を ク リ ッ ク し て変更を保存 し 、 [列エデ ィ タ ー - 列を選択] ダ イ ア
ロ グ ボ ッ ク ス に戻 り ます。
11 [OK] を ク リ ッ ク し て変更を保存 し 、 [ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を変更]
ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス に戻 り ます。
12 [OK] を ク リ ッ ク し て Architect に戻 り ます。
13 [ ホーム ] タ ブの [ 保存 ] 領域で、[ スキーマ を保存 し て更新 ] を ク リ ッ ク し
て変更を保存 し ます。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
173
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
複数の ID 列を持つアトリビュートの作成 : 複合アトリビュート
複合ア ト リ ビ ュ ー ト と は、 ID 列 と し て指定 さ れてい る 列を複数持つア ト リ
ビ ュ ー ト の こ と です。 こ れは、 その よ う な ア ト リ ビ ュ ー ト を一意に識別す
る ために、 複数の ID 列が必要であ る こ と を意味 し ます。 通常、 複合ア ト リ
ビ ュ ー ト を作成す る のは、 論理デー タ モデルに複合キー関係の存在が反映
さ れてい る 場合です。 リ レーシ ョ ナル デー タ ベース内の複合キーは、 デー
タ ベース の複数の列か ら 構成 さ れ る 主キーです。
複合ア ト リ ビ ュ ー ト については、 「複数の ID 列を持つア ト リ ビ ュー ト : 複
合ア ト リ ビ ュー ト 」 (294 ページ) を参照 し て く だ さ い。 Architect を使用 し
て複合ア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る 手順を次に示 し ます。 こ の手順は、 「例 :
複合ア ト リ ビ ュー ト の作成」 (295 ページ) のシナ リ オ例に基づいてい ます。
Architect で複合ア ト リ ビ ュ ー ト を作成するには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
シナ リ オの例に従い、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し
ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] で、 複合ア ト リ ビ ュ ー ト に使用す る
列を含むテーブルを見つけ、 それを選択 し ます。
シナ リ オの例に従い、 LU_DIST_CTR テーブルを選択 し ます。
174 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
5 テーブルを右 ク リ ッ ク し て [ア ト リ ビ ュ ー ト を作成] を選択 し ます。 [新
規フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
6 COUNTRY_ID 列を ダブル ク リ ッ ク し て右側の [フ ォーム式] ペ イ ンに追
加 し ます。
7 マ ッ ピ ン グ方法 と し て [自動] を選択 し ます。
8 [OK] を ク リ ッ ク し て Architect に戻 り ます。 新 し いア ト リ ビ ュ ー ト が
LU_DIST_CTR テーブル内に表示 さ れます。
ト の名前を変更す る には、 ア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク
アリ ット クリ ビし てュ ー[名前の変更]
を選択 し ます。
9 [プ ロパテ ィ ] ペ イ ン で新 し いア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を見つけ ます。
10 [名前] フ ィ ール ド に ID 1 と 入力 し ます。
11 ア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し て [新規ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム] を ク
リ ッ ク し 、 ア ト リ ビ ュ ー ト ID フ ォーム を も う 1 つ作成 し ます。 [新規
フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
12 DIST_CTR_ID 列を ダブル ク リ ッ ク し て右側の [フ ォーム式] ペ イ ンに追
加 し ます。
13 マ ッ ピ ン グ方法 と し て [自動] を選択 し ます。
14 [OK] を ク リ ッ ク し て Architect に戻 り ます。 新 し いア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームが LU_DIST_CTR テーブル内に表示 さ れます。
フ ァ ク ト を右 ク リ ッ ク し て、 [ 名前の変更 ] を選択す
テーブル内の
る こ と に よ っ て、 フ ァ ク ト のデフ ォ ル ト の名前を変更で き ます。
15 [プ ロパテ ィ ] ペ イ ン で新 し いア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を見つけ ます。
16 [名前] フ ィ ール ド に ID 2 と 入力 し ます。
17 [ カ テ ゴ リ ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら [ID] を選択 し ます。 フ ォーム グ
ループを作成 し てい る こ と を通知す る メ ッ セージが表示 さ れます。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を ド ラ ッ グ し 、 同 じ ア ト リ ビ ュ ー ト の
別のア
ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに ド ロ ッ プす る 方法で も 、 フ ォー
ム グループを作成で き ます。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
175
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
18 [はい] を ク リ ッ ク し て フ ォーム グループを作成 し ます。 2 つのア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームが 1 つの フ ォーム グループに含ま れます。
フ ォーム グループを使用 し て複合ア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る 方
法の詳細は、
「複数の ID 列を持つア ト リ ビ ュー ト : 複合ア ト リ
ビ ュー ト 」 (294 ページ) を参照 し て く だ さ い。
19 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの 1 番目の [名前] フ ィ ール ド に ID と 入力 し ま
す。
20 こ れはひ と つの例ですので、 変更を保存せずに Architect を閉 じ る こ と
がで き ます。
アトリビュートを使用してデータのブラウズおよびレポートを
行う方法の変更
作成 し た ア ト リ ビ ュ ー ト は、 主にブ ラ ウ ズ と レ ポー ト と い う 2 つの用途に
使用 し ます。 ユーザーはア ト リ ビ ュ ー ト を手がか り にブ ラ ウ ズ し 、 レ ポー
ト で使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト を見つけ る と レ ポー ト に配置 し ます。 こ れに
よ り 、 配置 し た ア ト リ ビ ュ ー ト の詳細 と 、 そのア ト リ ビ ュ ー ト が フ ァ ク ト
デー タ に ど の よ う に関係 し てい る かを レ ポー ト に表示で き ます。 ア ト リ
ビ ュ ー ト は さ ま ざ ま な形で表示で き る ため、 プ ロ ジ ェ ク ト 内の各ア ト リ
ビ ュ ー ト のデフ ォ ル ト 表示を指定す る 必要があ り ます。 こ の タ ス ク は レ
ポー ト 単位で実行で き ますが、 プ ロ ジ ェ ク ト 全体にグ ロ ーバルに適用 さ れ
る 各ア ト リ ビ ュ ー ト のデフ ォ ル ト も 指定 し なければな り ません。
レ ポー ト と ブ ラ ウ ズに使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を変更す る 方法に
ついては、 「ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し たデータ のブ ラ ウ ズ と レ ポー ト 」 (297
ページ) を参照 し て く だ さ い。 Architect でア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの表
示を定義す る 手順を次に示 し ます。 こ の手順は、 「ア ト リ ビ ュー ト フ ォー
ムのデフ ォ ル ト 表示の定義」 (298 ページ) のシナ リ オ例に基づいてい ます。
Architect を使用 し てア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームを レポー ト およびデー タ エ ク ス プ
ロー ラ ーに表示するには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
シナ リ オの例に従い、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し
ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
176 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
© 2014 MicroStrategy, Inc.
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
– 読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示
さ れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編
集 し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終
え、 ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
–
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お
よ び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ター
の読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参
照 し て く だ さ い。
4 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] で、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームのデフ ォ
ル ト 表示を定義す る ア ト リ ビ ュ ー ト を含んでい る テーブルを見つけ、 そ
れを選択 し ます。
シナ リ オの例に従い、 LU_DIST_CTR テーブルを選択 し ます。 こ のテー
ブルには "Distribution Center" (配送セ ン タ ー) ア ト リ ビ ュ ー ト が含まれ
てい ます。
5 ア ト リ ビ ュ ー ト を選択 し ます。
シナ リ オの例に従い、 "Distribution Center" ア ト リ ビ ュ ー ト を選択 し ま
す。
6 [プ ロパテ ィ ] ペ イ ン でア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を見つけ ます。
こ の Tutorial の例では、 "ID 2" ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を見つけ ます。
7 以下の表示オプシ ョ ン を指定で き ます。
•
[ レポー ト の並べ替え ]: ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を レ ポー ト に含め る
と き のデフ ォ ル ト の並べ替え順序。 ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら [昇
順]、 [降順]、 [な し ] のいずれかを選択 し ます。 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト
の複数のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームでデフ ォ ル ト の並べ替え順序が定
義 さ れてい る 場合のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの並べ替え順序につい
ては、 「複数のア ト リ ビ ュー ト フ ォームの レ ポー ト でのデフ ォ ル ト
並べ替え順序」 (256 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
[ ブ ラ ウズ並べ替え ] : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームがデー タ エ ク ス プ
ロ ー ラ ーに表示 さ れ る と き のデフ ォ ル ト の並べ替え順序。 ド ロ ッ プ
ダ ウ ン リ ス ト か ら [昇順]、 [降順]、 [な し ] のいずれかを選択 し ます。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
177
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーについては、 「レ ポー ト での階層ブ ラ ウ ズ
の有効化 : データ エ ク ス プ ロ ー ラ ー」 (375 ページ) で説明 し ます。
•
[ ブ ラ ウズ フ ォ ーム と し て使用 ] : デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーにア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームが表示 さ れ る か ど う かを指定 し ます。 ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォーム をデー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーに表示す る には、
チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て、 値に [ 真 ] を選択 し ます。 デー タ エ
ク ス プ ロ ー ラ ーについては、 「レ ポー ト での階層ブ ラ ウ ズの有効化 :
データ エ ク ス プ ロ ー ラ ー」 (375 ページ) で説明 し ます。
•
[ レポー ト フ ォ ーム と し て使用 ]: ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが レ ポー ト
にデフ ォ ル ト で表示 さ れ る か ど う かを指定 し ます。 デフ ォ ル ト で レ
ポー ト に表示 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を定義す る には、
チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て、 値に [真] を選択 し ます。
8
レ ポー ト お よ びデー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーに表示す る ア ト リ ビ ュ ー ト の
デフ ォ ル ト の並べ替え順序 も 指定で き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
の並べ替えオプシ ョ ンの詳細は、 「表示フ ォーム : ア ト リ ビ ュー ト
フ ォームのプ ロ パテ ィ 」 (255 ページ) を参照 し て く だ さ い。
9
こ れはひ と つの例ですので、 変更を保存せずに Architect を閉 じ る こ と
がで き ます。
アトリビュート ロールの指定 : 同じルックアップを使用するア
トリビュート
ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールを使用すれば、 同 じ デー タ で 2 つのア ト リ ビ ュ ー
ト を定義 し 、 サポー ト で き ます。 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト に複数の ロ ール
(役割) があ る と 判断 し た場合は、 それ ら の ロ ールご と に 1 つのア ト リ
ビ ュ ー ト を論理モデル内で作成す る 必要があ り ます。 こ れに よ り 、 複数の
ロ ールを持つア ト リ ビ ュ ー ト を含むレ ポー ト が、 正 し いデー タ を返す よ う
にな り ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールについては、 「同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用す
る ア ト リ ビ ュー ト : ア ト リ ビ ュー ト ロ ール」 (285 ページ) を参照 し て く だ
さ い。 明示的テーブル別名を使用 し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールを指定す る
方法を以下に示 し ます。 こ の手順は、 「明示的テーブル別名に よ る ア ト リ
ビ ュー ト ロ ールの指定」 (291 ページ) のシナ リ オ例に基づいてい ます。
ュ ー ト ロ ールは、 自動 ロ ール認識を使用 し て定義す る こ と
アも でト きリ ビます。
自動 ロ ール認識では、 MicroStrategy の VLDB プ ロ パ
テ ィ が利用 さ れます。 自動 ロ ール認識については、 「自動ア ト リ
ビ ュー ト ロ ール認識の使用」 (289 ページ) を参照 し て く だ さ い。
178 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
Architect で明示的テーブル別名を使用し てア ト リ ビ ュー ト ロールを作成するには
こ の手順では、 「明示的テーブル別名に よ る ア ト リ ビ ュー ト ロールの指定」
(291 ページ) で説明する 明示的テーブル別名の例を作成す る ス テ ッ プを示
し ます。 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト には LU_STATE テーブルは含
ま れてい ません。 それで も 、 大ま かな手順 と 概念を把握すれば、 それを ガ
イ ド ラ イ ン と し て、 プ ロ ジ ェ ク ト にア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールを作成で き ま
す。
1 MicroStrategy Developer で、 明示的テーブル別名を使用 し て ア ト リ
ビ ュ ー ト ロ ールを作成す る プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] で、 ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールの定義対象
と な る ア ト リ ビ ュ ー ト を含むテーブル LU_STATE を見つけ、 それを選
択 し ます。
5 LU_STATE テーブルを右 ク リ ッ ク し て [テーブル別名を作成] を選択 し
ます。 LU_STATE (1) テーブルが作成 さ れます。
6 LU_STATE(1) を右 ク リ ッ ク し て [名前の変更] を選択 し 、
LU_STATE_STORE と 入力 し ます。
7 LU_STATE テーブルを右 ク リ ッ ク し て [テーブル別名を作成] を選択 し
ます。 LU_STATE (1) テーブルが作成 さ れます。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
179
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
8 LU_STATE(1) を右 ク リ ッ ク し て [名前の変更] を選択 し 、
LU_STATE_VENDOR と 入力 し ます。
アトリビュートを作成します。
9 LU_STATE_STORE テーブルを右 ク リ ッ ク し て [ア ト リ ビ ュ ー ト を作
成] を選択 し ます。 [新規フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き
ます。
10 [使用可能な列] ペ イ ン で、 ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールを識別する
STATE_ID を ダブル ク リ ッ ク し ます。
11 [手動] を選択 し て [OK] を ク リ ッ ク し ます。 Architect に戻 り ます。
LU_STATE_STORE テーブル内に新 し いア ト リ ビ ュ ー ト が作成 さ れてい
ます。
12 新 し いア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し て [名前の変更] を選択 し 、 State
Store と 入力 し ます。
13 "State Store" (州の店舗) ア ト リ ビ ュ ー ト テーブルを右 ク リ ッ ク し て
[新規ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム] を選択 し ます。 [新規フ ォーム式を作成]
ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
14 "State Store" ア ト リ ビ ュ ー ト のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに、 他のすべて
の列を マ ッ プ し ます。 すべての "State Store" ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォー
ム を LU_STATE_STORE テーブル内の列にマ ッ プ し て く だ さ い。
15 [OK] を ク リ ッ ク し て "State Store" ア ト リ ビ ュ ー ト を保存 し ます。
16 上記の "State Store" の作成 と 同 じ 手順 (「ア ト リ ビ ュー ト を作成 し ます。」
(180 ページ)) で "Vendor State" (ベン ダーの州) ア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し
ます。 ただ し 、 LU_STATE_STORE テーブルの代わ り に
LU_STATE_VENDOR テーブルを使用 し て く だ さ い。
アトリビュート エレメントのデータ国際化のサポート
MicroStrategy は、 デー タ をユーザーに必要な言語にする 国際化をサポー ト
し てい ます。 こ れに よ り 、 ユーザーの言語ニーズに応 じ て、 ア ト リ ビ ュ ー
ト エ レ メ ン ト のデー タ を さ ま ざ ま な言語で表示で き ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト 用にデー タ の国際化の有効化について、 お よ び
その利点の例は、 「ア ト リ ビ ュー ト エ レ メ ン ト のデー タ国際化のサポー ト 」
(250 ページ) を参照 し て く だ さ い。 Architect を使用 し て ア ト リ ビ ュ ー ト エ
レ メ ン ト のデー タ 国際化を有効にす る 手順を以下に示 し ます。
180 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
前提条件
•
•
国際化デー タ がデー タ ソ ース に保存 さ れてい る こ と (「デー タ の国際化
のサポー ト 」 (58 ページ) を参照)。
プ ロ ジ ェ ク ト のデー タ 国際化が有効にな っ てい る こ と (「プ ロ ジ ェ ク ト の
データ 国際化の有効化」 (98 ページ) を参照)。
•
ア ト リ ビ ュ ー ト が作成済みであ る こ と 。
Architect を使用 し てア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームのデー タ 国際化を有効または無効
にするには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] でア ト リ ビ ュ ー ト を見つけ ます。
5 [プ ロパテ ィ ] ペ イ ン でア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を見つけ ます。
6 [ 複数言語をサポー ト ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て、値を [ 真 ] に設定
し 、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームのデー タ 国際化を有効に し ます。 こ の
チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し 、[ 偽 ] に設定す る こ と で、ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームの国際化を無効に し ます。
ト リ ビ ュ ー ト の ID フ ォームは識別用途だけに限 ら れ る ため、
アこ のオプシ
ョ ンは ID フ ォームにはあ り ません。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更
181
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
7 [ ホーム ] タ ブの [ 保存 ] 領域で、[ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て変更を
保存 し 、 Architect を閉 じ ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の定義
プ ロ ジ ェ ク ト のア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る と 、 エン ジ ンが SQL を生成す る
方法、 テーブル と 列の結合/使用方法、 お よ びテーブル間の関係を、 ア ト リ
ビ ュ ー ト 関係を定義 し て決定で き ます。
親子関係を定義す る こ と に よ っ て、 直接的な関係があ る 複数のア ト リ
ビ ュ ー ト を相互に リ ン ク で き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 間に定義す る 関係は、
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト (ア ト リ ビ ュ ー ト の実際のデー タ 値) に よ っ て
決ま り ます。
る 親子関係に よ っ て、 プ ロ ジ ェ ク ト 内のシ ス テ ム階層が決定
作成す
さ れます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係には、 1 対 1、 1 対多、 多対 1、 多対多 と い う 4 つ
の種類があ り ます。 こ れ ら の直接的関係に関す る 情報 と 、 こ れ ら の関係を
ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーで定義す る 手順については、 「ア ト リ ビ ュー ト
関係」 (271 ページ) を参照 し て く だ さ い。
ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係は Architect で も 定義で き ます。 Architect では、 よ
り 直感的で親切な ワ ー ク フ ロ ーに よ っ て、 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を定義 し な
が ら 、 複数のア ト リ ビ ュ ー ト を表示 し て変更で き ます。
た と えば、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト の "Time" (時間) 階層には、
"Year" (年)、 "Quarter" (四半期)、 "Month of Year" (カ レ ン ダー月)、
"Month" (月)、 "Day" (日) の各ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係が含まれてい ま
す。 Architect では、 親子関係を ア ト リ ビ ュ ー ト ご と に 1 つずつ定義す る 代
わ り に、 視覚的な環境で複数のア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係を一度に定義で き
ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 間の親子関係を手動で定義す る 手順を以下に示 し ます。 さ
ら に、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト で "Year"、 "Quarter"、 "Month of
Year"、 "Month"、 "Day" の各ア ト リ ビ ュ ー ト 間に関係を作成する シナ リ オ
の一例 も 示 し ます。
Architect では、 「ア ト リ ビ ュー ト 関係の自動定義」 (186 ページ) で説明す る
よ う に、 デー タ のデザ イ ンに基づいて ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を自動的に定義
す る こ と も 可能です。
前提条件
182 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の定義
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
プ ロ ジ ェ ク ト に複数のア ト リ ビ ュ ー ト をすでに作成 し てい る こ と 。
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を定義するには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
シナ リ オの例に従い、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し
ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [ 階層表示 ] か ら 、[ ホーム ] タ ブの、ツールバーの [ 階層 ] 領域の ド ロ ッ プ
ダ ウ ン リ ス ト で、 [ シス テム階層ビ ュ ー ] を選択 し ます。 シ ス テ ム階層が
表示 さ れます。
5 関係を定義す る 前に、 Architect の階層表示内の同 じ 領域に、 相互に関係
付け る ア ト リ ビ ュ ー ト を集め る 必要があ り ます。 た と えば、
MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト の "Year"、 "Quarter"、 "Month of
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ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の定義
183
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Year"、 "Month"、 "Day" の各ア ト リ ビ ュ ー ト は、 次に示す よ う に階層表
示内で互いに近い位置に集め ら れてい ます。
アトリビュート関係の作成手順
6 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係で親ア ト リ ビ ュ ー ト にな る ア ト リ ビ ュ ー ト を選択 し
ます。 そのア ト リ ビ ュ ー ト の中央を ク リ ッ ク し 、 その ま ま選択 し た親ア
ト リ ビ ュ ー ト の子にな る ア ト リ ビ ュ ー ト ま で ド ラ ッ グ し ます。 2 つのア
ト リ ビ ュ ー ト 間に 1 対多関係を示す線が表示 さ れます。
た と えば次の図では、 "Year" ア ト リ ビ ュ ー ト と "Quarter" ア ト リ ビ ュ ー
ト 間に関係が作成 さ れてお り 、 "Year" が "Quarter" の親ア ト リ ビ ュ ー ト
にな っ てい ます。
184 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の定義
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
上の例では、 "Year" ア ト リ ビ ュ ー ト は、 "Quarter" の親ア ト リ ビ ュ ー ト
です。
7
こ の方法で作成 さ れた ア ト リ ビ ュ ー ト 関係は、 デフ ォ ル ト で 1 対多関係
にな り ます。 関係の種類を変更す る には、 関係線を右 ク リ ッ ク し て、 次
に示すいずれかの関係の種類を選択 し ます。
•
一対一
•
1 対多
•
多対 1
•
多対多
各種の関係については、 「ア ト リ ビ ュー ト 関係」 (271 ページ) を参照 し
て く だ さ い。
8 両方のア ト リ ビ ュ ー ト が存在 し てい る テーブルが、 ア ト リ ビ ュ ー ト 関
係をサポー ト す る 関係テーブル と し て選択 さ れます。 関係テーブルを変
更す る には、 関係線を右 ク リ ッ ク し て [関係テーブル] を ポ イ ン ト し 、
テーブルを選択 し ます。
その他の手法でアトリビュート関係を定義するには
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の定義が完了 し た ら 、 変更を保存 し て Architect を
閉 じ る こ と がで き ます。 残 り の手順では、 他の手法でア ト リ ビ ュ ー ト 関
係を定義す る 方法を示 し 、 シナ リ オ例を完了 し ます。
9 "Quarter" ア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し て [子の関係を編集] を選択 し
ます。 [子の関係] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開き 、 "Quarter" ア ト リ ビ ュ ー
ト に関係付け る こ と が可能な ア ト リ ビ ュ ー ト の リ ス ト が表示 さ れます。
10 "Month" ア ト リ ビ ュ ー ト の場合、 [関係 タ イ プ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト
か ら [1 対多] を選択 し ます。 [関係 タ イ プ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト では、
必要な関係を作成す る ために適 し た関係を、 利用可能な関係の中か ら 選
択 し ます。
11 "Month" ア ト リ ビ ュ ー ト の場合、 [ 関係テーブル ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス
ト は、 デフ ォ ル ト の [LU_MONTH] か ら 変更 し ません。
12 リ ス ト に含まれてい る 他の各ア ト リ ビ ュ ー ト については、 [関係 タ イ プ]
ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト は [な し ] の ま ま に し ておき ます。 "Quarter" は、
こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト のいずれ と も 直接関係 し ないか ら です。
13 [OK] を ク リ ッ ク し て [子の関係] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉 じ 、"Quarter"
と "Month" 間にア ト リ ビ ュ ー ト 関係を作成 し ます。
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ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の定義
185
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
14 "Month of Year" ア ト リ ビ ュ ー ト の中央を ク リ ッ ク し て、 その ま ま
"Month" ア ト リ ビ ュ ー ト ま で ド ラ ッ グ し ます。 こ れ ら 2 つのア ト リ
ビ ュ ー ト 間に 1 対多関係を示す線が表示 さ れます。
15 "Month" ア ト リ ビ ュ ー ト の中央を ク リ ッ ク し て、 その ま ま "Day" ア ト リ
ビ ュ ー ト ま で ド ラ ッ グ し ます。 こ れ ら 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト 間に 1 対多
関係を示す線が表示 さ れます。
こ れで必要な ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の定義は完了です。 表示は次の よ う に
な り ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の自動定義
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を手動で定義す る 方法 (「ア ト リ ビ ュー ト 関係の定義」
(182 ページ) を参照) 以外に、 デー タ ソ ース内のデー タ のデサ イ ンに基づ
いて、 Architect に自動的にア ト リ ビ ュ ー ト 関係を定義 さ せる こ と も で き ま
す。
デー タ ソ ース内のデー タ のデサ イ ンに基づいて、 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を自
動定義す る 手順を以下に示 し ます。
186 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の定義
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Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
前提条件
•
プ ロ ジ ェ ク ト に複数のア ト リ ビ ュ ー ト をすでに作成 し てい る こ と (「ア ト
リ ビ ュー ト の作成 と 変更」 (157 ページ) を参照)。
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を自動定義するには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
•
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示
さ れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編
集 し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終
え、 ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
•
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お
よ び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ター
の読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参
照 し て く だ さ い。
4 [ 階層表示 ] か ら 、[ ホーム ] タ ブの、ツールバーの [ 階層 ] 領域の ド ロ ッ プ
ダ ウ ン リ ス ト で、 [ シス テム階層ビ ュ ー ] を選択 し ます。 シ ス テ ム階層が
表示 さ れます。
5 プ ロ ジ ェ ク ト のア ト リ ビ ュ ー ト を表示 し てい る 領域内を右 ク リ ッ ク し 、
[関係自動作成] を選択 し ます。 [シ ス テ ム階層] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開
き ます。
6 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の自動定義に適用す る 規則を、 以下のオプシ ョ ンか
ら 選択 し ます。
[主キー/外部キーに基づ く ]: テーブル内で定義 さ れてい る 主キー と 外
部キーを基にア ト リ ビ ュ ー ト 関係を作成 し ます。 テーブルの外部
キー と し て機能す る 各ア ト リ ビ ュ ー ト は、 同 じ テーブルの主キー と
し て機能す る 各ア ト リ ビ ュ ー ト の親ア ト リ ビ ュ ー ト です。 ア ト リ
ビ ュ ー ト 関係は、 外部キー ア ト リ ビ ュ ー ト (親ア ト リ ビ ュ ー ト ) か
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の定義
187
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ら 主キー ア ト リ ビ ュ ー ト (子ア ト リ ビ ュ ー ト ) への 1 対多関係 と し
て定義 さ れます。
[ ル ッ ク ア ッ プ テーブルに基づ く ]: 主キーや外部キーを含ま ないル ッ
ク ア ッ プ テーブルを基にア ト リ ビ ュ ー ト 関係を作成 し ます。 テーブ
ルを ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブル と し て定義す る 方法に
ついては、 「ア ト リ ビ ュー ト の作成」 (158 ページ) を参照 し て く だ さ
い。 ル ッ ク ア ッ プ テーブル と し て定義 さ れたテーブルを持つ各ア ト
リ ビ ュ ー ト が、 同 じ テーブル内の他の全ア ト リ ビ ュ ー ト (ル ッ ク ア ッ
プ テーブル と し て定義 さ れたテーブルを持たないア ト リ ビ ュ ー ト )
の子ア ト リ ビ ュ ー ト にな り ます。 各ア ト リ ビ ュ ー ト 関係は、 親ア ト
リ ビ ュ ー ト か ら 子ア ト リ ビ ュ ー ト への 1 対多関係 と し て定義 さ れま
す。
[ テーブルからのサン プル デー タ に基づ く ] : 同 じ ル ッ ク ア ッ プ テー
ブルを共有す る 複数のア ト リ ビ ュ ー ト のア ト リ ビ ュ ー ト 関係を作成
し ます。 テーブルを ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブル と し て
定義す る 方法については、 「ア ト リ ビ ュー ト の作成」 (158 ページ) を
参照 し て く だ さ い。
Architect がテーブルのサンプル デー タ を分析 し ます。 固有値の少な
いア ト リ ビ ュ ー ト が、 親ア ト リ ビ ュ ー ト か ら 子ア ト リ ビ ュ ー ト への
1 対多関係を使用 し て、 固有値の多いア ト リ ビ ュ ー ト の親にな り ま
す。 た と えば、 4 行のデー タ を含むル ッ ク ア ッ プ テーブルに、 年 と
四半期に関連す る デー タ が含まれてい る と し ます。 各行には同 じ 年
(2009 な ど) が含まれてい ますが、 四半期は行ご と に異な っ てい ま
す (Q1、 Q2、 Q3、 Q4)。 こ の場合、 "Year" (年) ア ト リ ビ ュ ー ト が
"Quarter" (四半期) ア ト リ ビ ュ ー ト の親 と し て作成 さ れます。
7 適切なオプシ ョ ン を選択 し た ら 、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。
•
[プ レ ビ ュ ー結果を表示] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て自動的に定義
さ れた ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の結果を確認す る 場合は (「ア ト リ ビ ュー
ト 関係の自動定義」 (121 ページ) を参照)、 [結果プ レ ビ ュ ー] ダ イ ア
ロ グ ボ ッ ク ス が表示 さ れます。 こ のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス か ら 、 ど の
ア ト リ ビ ュ ー ト の関係を作成す る か、 ど のア ト リ ビ ュ ー ト の関係を
除外す る かを選択で き ます。 すべての選択を完了 し た ら 、 [OK] を ク
リ ッ ク す る と Architect が自動的にア ト リ ビ ュ ー ト 関係を定義 し ま
す。
•
[プ レ ビ ュ ー結果を表示] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス (「ア ト リ ビ ュー ト 関係の
自動定義」 (121 ページ) を参照) を ク リ アする と 、 Architect が最初
に [結果プ レ ビ ュ ー] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス に表示せず、 すべての可能
な ア ト リ ビ ュ ー ト 関係が自動的に作成 さ れます。
選択 し た規則に よ っ てすべての関係が決定 さ れ る と 、 それ ら のア ト リ
ビ ュ ー ト 関係に対 し て Architect が最終分析を実行 し ます。 その結果、
冗長 と 判定 さ れた ア ト リ ビ ュ ー ト 関係は作成 さ れません。 こ れに よ り 、
188 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の定義
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
デー タ ソ ース内のデー タ のデザ イ ン を適切に反映 し た ア ト リ ビ ュ ー ト
関係が作成 さ れます。 作成 さ れた ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を変更す る 方法に
ついては、 「ア ト リ ビ ュー ト 関係の定義」 (182 ページ) を参照 し て く だ
さ い。
ユーザー階層の作成 と 変更
ユーザー階層に よ っ て、 エ レ メ ン ト のブ ラ ウ ズ と レ ポー ト の ド リ ルが柔軟
に行え る よ う にな り ます。 ユーザー階層 と は、 ア ト リ ビ ュ ー ト のグループ
と それ ら の間の関係を、 ビ ジネ ス組織に と っ て意味のあ る 方法で配置 し た
も のです。 ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス シ ス テ ムの構造が進化す る に伴っ
て、 ユーザー階層のデザ イ ン も 、 よ り 多 く のア ト リ ビ ュ ー ト を含む よ う に、
あ る いはユーザーのア ク セ ス を特定ア ト リ ビ ュ ー ト に制限す る よ う に変更
で き ます。
ユーザー階層の概念については、 9 章、 「ア ト リ ビ ュー ト の構成 と ブ ラ ウ
ズ を行 う ための階層の作成」 を参照 し て く だ さ い。
こ こ では、 Architect を使用 し てユーザー階層を作成お よ び変更する 方法を
説明 し ます。
ユーザー階層の作成
Architect では階層を、 最初のプ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ンの一部 と し て作成で き
る ほか、 プ ロ ジ ェ ク ト の ラ イ フ サ イ ク ルを通 じ て随時、 作成す る こ と も で
き ます。
こ の項では、 ア ト リ ビ ュ ー ト のブ ラ ウ ズ と ド リ ルに役立つユーザー
階層の作成について説明
し ます。 シ ス テ ム階層は、 プ ロ ジ ェ ク ト 内
のア ト リ ビ ュ ー ト 間に定義 さ れた関係に従っ て作成 さ れます。 シ ス
テ ム階層は 「ア ト リ ビ ュー ト 関係の定義」 (182 ページ) で説明 し た
よ う に、 定義 し た ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を基に自動的に作成 さ れます。
Architect でユーザー階層を作成する 手順を以下に示 し ます。
前提条件
プ ロ ジ ェ ク ト オブジ ェ ク ト を既に作成 し 、 プ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加
し てい る こ と 。 Architect でプ ロ ジ ェ ク ト を作成する 方法については、
「Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成」 (124 ページ) を参照 し て く だ さ い。
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ユーザー階層の作成 と 変更
189
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect を使用 し てユーザー階層を作成するには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。
3 読み取 り 専用モー ド ま たは編集モー ド で Architect を開き たい場合に
メ ッ セージ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、
Architect を編集モー ド で開 き プ ロ ジ ェ ク ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド で Architect を開 く オプシ ョ ンのみが表示 さ
れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を編集
し てい る こ と を意味 し てい ます。 別のユーザーが変更を終え、
ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、 編集モー ド で
Architect を開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [ 階層表示 ] で階層に含め る ア ト リ ビ ュ ー ト を選択 し 、 ツールバーの [ 新
規階層 ] オプシ ョ ン を ク リ ッ ク し ます。 階層に名前を付け る ダ イ ア ロ グ
ボ ッ ク ス が表示 さ れます。
5 [階層名を入力 し て く だ さ い] フ ィ ール ド に階層の名前を入力 し 、 [OK] を
ク リ ッ ク し ます。 階層表示に戻 り ます。 階層には、 選択 し たア ト リ
ビ ュ ー ト が含まれてい ます。
6 階層にア ト リ ビ ュ ー ト を追加す る には、[ 階層表示 ] 内を右 ク リ ッ ク し て
[ ア ト リ ビ ュ ー ト を階層へ追加 / 削除 ] を選択 し ます。[オブジ ェ ク ト を選
択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
7 [ 使用可能なオブ ジ ェ ク ト ] ペ イ ンで階層内で使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト を
選択 し 、矢印を ク リ ッ ク し て [選択 し たオブジ ェ ク ト ] ペ イ ンに追加 し ま
す。
8 [OK] を ク リ ッ ク し て [ア ト リ ビ ュ ー ト を選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉
じ 、 Architect に戻 り ます。 選択 し たア ト リ ビ ュ ー ト が階層表示に表示 さ
れます。
190 ユーザー階層の作成 と 変更
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成 5
9 ブ ラ ウ ズ関係や ド リ ル関係を作成す る には、 他のア ト リ ビ ュ ー ト にブ ラ
ウ ズ/ ド リ ル可能な ア ト リ ビ ュ ー ト を見つけ ます。 そのア ト リ ビ ュ ー ト
の中央を ク リ ッ ク し 、 その ま ま他のア ト リ ビ ュ ー ト ま で ド ラ ッ グ し ま
す。 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト 間に、 ブ ラ ウ ズ関係ま たは ド リ ル関係が作成
さ れます。
10 階層を ド リ ル階層 と し て使用す る には、 [階層表示] 内を右 ク リ ッ ク し 、
[ ド リ ル階層 と し て使用] を選択 し ます。 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア
す る と 、 階層はブ ラ ウ ズにのみ使用 さ れます。
ド リ ル階層は、 ド リ ルだけでな く ブ ラ ウ ズに も 使用で き ます。 ド リ ル階
層の詳細は、 「階層を使用する ド リ ル」 (375 ページ) を参照 し て く だ さ
い。
11 ユーザー階層の各ア ト リ ビ ュ ー ト には、 階層でのア ト リ ビ ュ ー ト の表示
方法やア ク セ ス方法に影響す る プ ロ パテ ィ があ り ます。 ア ト リ ビ ュ ー
ト を右 ク リ ッ ク し て、 次のプ ロ パテ ィ を設定で き ます。
•
[ ブ ラ ウズ ア ト リ ビ ュ ー ト を定義 ] : 選択 し た ア ト リ ビ ュ ー ト か ら 、
ユーザーがブ ラ ウ ズや ド リ ルで き る 先のア ト リ ビ ュ ー ト を定義 し ま
す。 こ れ ら の関係 も 、 こ の手順で前述 し た 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト か
ら 他のア ト リ ビ ュ ー ト への ド ラ ッ グ ア ン ド ド ロ ッ プ操作で定義で き
ます。
•
[ ア ト リ ビ ュ ー ト フ ィ ル タ ーを定義 ]: 階層をブ ラ ウ ズす る と き に、取
得す る デー タ ま たは表示す る デー タ に対 し て、 任意の指定条件に よ
り 補完やフ ィ ル タ ー処理を行 う か ど う かを指定 し ます。 階層をブ ラ
ウ ズす る と き に、 フ ィ ル タ ー条件を満たすデー タ のみが表示 さ れま
す (「階層内のア ト リ ビ ュー ト の フ ィ ル ター処理」 (369 ページ) を参
照)。
•
[ エ ン ト リ ポ イ ン ト と し て設定 ]: こ のア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し て こ の
階層内のブ ラ ウ ズ を ユーザーが開始で き る か ど う かを指定 し ます
(「エン ト リ ポ イ ン ト 」 (371 ページ) を参照)。
•
[ エ レ メ ン ト 表示 ] : ユーザーが表示で き る エ レ メ ン ト を指定 し ます。
エ レ メ ン ト 表示は、[ ロ ッ ク済 ]、[ ロ ッ ク 解除済 ]、ま たは [ 制限 ] にで
き ます (「ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の表示制御」 (365 ページ) を参
照)。
12 [ ホーム ] タ ブか ら 、 [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て変更を保存 し 、
Architect を閉 じ ます。
13 ユーザー階層は、 任意の フ ォ ルダーに保存で き ます。 ただ し 、 デー タ
エ ク ス プ ロ ー ラ ーでユーザー階層のエ レ メ ン ト ブ ラ ウ ズがで き る よ う
に、 [Hierarchies] (階層) フ ォ ルダーの [Data Explorer] (デー タ エ ク ス
プ ロ ー ラ ー) サブ フ ォ ルダーに入れ る 必要があ り ます。 こ れについて
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ユーザー階層の作成 と 変更
191
5
Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
は、 「レ ポー ト での階層ブ ラ ウ ズの有効化 : デー タ エ ク ス プ ロー ラ ー」
(375 ページ) で説明 さ れてい ます。
14 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ スキーマ を更新 ] を選択 し ます。
192 ユーザー階層の作成 と 変更
© 2014 MicroStrategy, Inc.
6
6.
ビジネス データの構築ブ
ロック : ファクト
はじめに
フ ァ ク ト は、 ビ ジネ ス デー タ モデルに不可欠な要素の 1 つです。 デー タ
ウ ェ アハ ウ ス か ら 得 ら れた数値デー タ は、 フ ァ ク ト に よ っ て MicroStrategy
の レ ポーテ ィ ン グ環境に関連付け ら れます。 フ ァ ク ト は通常、 ユーザーが
レ ポー ト に含め る ビ ジネ ス上の質問への答え を表 し ます。
MicroStrategy 環境におけ る フ ァ ク ト は、 MicroStrategy ユーザーに よ っ て作
成 さ れ、 共有 さ れ る ス キーマ オブジ ェ ク ト です。 MicroStrategy で作成す る
フ ァ ク ト に よ っ て、 ユーザーはデー タ ウ ェ アハ ウ ス に保存 さ れてい る デー
タ にア ク セ ス し ます。 フ ァ ク ト は メ ト リ ッ ク の土台 と な り ます。 メ ト リ ッ
ク は、 ユーザーが MicroStrategy で作成で き る 大部分の分析 と レ ポー ト で使
用 さ れます。
フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト は、 プ ロ ジ ェ ク ト の定義に必要です。
MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト では、 フ ァ ク ト は数値デー タ 、 ア ト リ ビ ュ ー ト
はフ ァ ク ト の コ ン テ キ ス ト に関す る デー タ です。 た と えば、 特定の店舗の
1 月の売上額を分析す る 場合には、 売上額が フ ァ ク ト 、 店舗 と 月がア ト リ
ビ ュ ー ト にな り ます。 プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ナーは、 プ ロ ジ ェ ク ト を フ ァ ク
ト と ア ト リ ビ ュ ー ト を含む形で作成す る 必要があ り ます。 それに よ り 、
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193
6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ユーザーはフ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト を、 メ ト リ ッ ク と レ ポー ト の構築ブ
ロ ッ ク と し て使用で き る よ う にな り ます。
フ ァ ク ト は、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の フ ァ ク ト テーブル に保存 さ れます。
フ ァ ク ト テーブルは複数の異な る 列か ら 構成 さ れてお り 、 こ れ ら の列の
個々のセルが特定の情報を表 し ます。 MicroStrategy で レ ポー ト のために
フ ァ ク ト 情報が要求 さ れ る と 、 こ れ ら の列か ら 必要な情報が取 り 込まれま
す。 こ のデー タ は、 ビ ジネ ス の評価基準 と な る メ ト リ ッ ク (利益な ど) の
作成に使用 さ れます。
フ ァ ク ト は次に示す よ う に、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の物理列に基づいてい
ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト な ど他の ス キーマ オブジ ェ ク ト と 同様、 フ ァ ク ト は対応す
る 物理的な列 と テーブルを持つ MicroStrategy の論理オブジ ェ ク ト です。 ア
194
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
ト リ ビ ュ ー ト と は異な り 、 フ ァ ク ト にはデー タ の説明はあ り ません。 フ ァ
ク ト は、 特定の フ ァ ク ト レベルで保存 さ れてい る 実際のデー タ 値です。
フ ァ ク ト の エン ト リ レベル と は、 フ ァ ク ト が保存 さ れてい る 最低レベル
のア ト リ ビ ュ ー ト 群の こ と です。
フ ァ ク ト の作成はプ ロ ジ ェ ク ト の新規作成の重要な ス テ ッ プですが、 通常
はプ ロ ジ ェ ク ト の ラ イ フ サ イ ク ルの間に も 、 フ ァ ク ト の変更や作成が必要
にな り ます。 こ れ ら の タ ス ク の実行手順については、 こ の章の最初の項
(「フ ァ ク ト の作成」 (195 ページ)) で説明 し ます。 第 2 項以降では、 フ ァ ク
ト の概念 と 、 よ り 高度ない く つかの フ ァ ク ト デザ イ ンの手法 と 手順につい
て説明 し ます。
フ ァ ク ト の作成
フ ァ ク ト は、 数値であ り 、 ま た集計可能であ る と い う 2 つの共通 し た特
性を持っ てい ます。 フ ァ ク ト には、 た と えば売上、 販売台数、 利益、 経費
な ど があ り ます。
デー タ ウ ェ アハ ウ ス には、 デー タ の用途に よ っ て種類の異な る フ ァ ク ト が
含ま れます。 た と えば、 "Tenure" (在職期間) と "Compensation Cost" (報
酬 コ ス ト ) は、 人事デー タ を保存 し たデー タ ウ ェ アハ ウ ス に含まれ、
"Quantity" (数量) と "Item Cost" (品目原価) は、 販売 と 流通のデー タ を保存
し たデー タ ウ ェ アハ ウ ス に含まれます。
フ ァ ク ト は、 ほ と ん どすべての メ ト リ ッ ク の土台 と な る ため、 フ ァ ク ト の
定義方法を理解す る こ と は重要です。 フ ァ ク ト に よ っ て、 高度な メ ト リ ッ
ク の作成 も 可能にな り ます。 高度な メ ト リ ッ ク のデー タ は ウ ェ アハ ウ ス に
は保存 さ れず、 フ ァ ク ト を拡張す る こ と で呼び出 し 可能です。
こ の項では、 プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン プ ロ セ ス の複数の異な る 段階で、 複
数の異な る 手法お よ び MicroStrategy イ ン タ ーフ ェ イ ス を使用 し て、 フ ァ ク
ト を作成す る 手順を説明 し ます。
•
「複数の単純な フ ァ ク ト の同時作成」 (196 ページ) では、 フ ァ ク ト 作成
ウ ィ ザー ド を使用 し て、 新規プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン段階お よ びプ ロ
ジ ェ ク ト の ラ イ フ サ イ ク ルの途中で、 複数の単純な フ ァ ク ト を作成す
る 手順を示 し ます。
新規プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン段階で Architect を使用 し て、 複数の単純
な、 ま たは高度な フ ァ ク ト を作成す る こ と も で き ます。 こ れに関 し て
は、 「Architect に よ る 単純な フ ァ ク ト と 高度な フ ァ ク ト の作成およ び変
更」 (203 ページ) で説明 し ます。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
フ ァ ク ト の作成
195
6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
•
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
「単純な フ ァ ク ト と 高度な フ ァ ク ト の作成お よび変更」 (198 ページ) で
は、 既存プ ロ ジ ェ ク ト に単純な フ ァ ク ト や高度な フ ァ ク ト を追加す る 手
順、 お よ び既存プ ロ ジ ェ ク ト 内の こ れ ら の フ ァ ク ト に変更を加え る 手
順を説明 し ます。
複数の単純な フ ァ ク ト の同時作成
新規プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン段階では、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト 、
フ ァ ク ト 作成 ウ ィ ザー ド 、 お よ び Architect を使用 し て、 複数の単純な フ ァ
ク ト を作成で き ます。 ただ し 、 フ ァ ク ト の作成 と 変更は、 プ ロ ジ ェ ク ト の
ラ イ フ サ イ ク ルの ど の時点で も 実行で き ます。 フ ァ ク ト は、 MicroStrategy
の以下の ツールを含む、 さ ま ざ ま な手法で作成お よ び変更で き ます。
•
フ ァ ク ト 作成 ウ ィ ザー ド : 手順を段階的に実行す る イ ン タ ーフ ェ イ ス。
通常、 新規プ ロ ジ ェ ク ト の作成時に使用 し ます。 こ の ツールでは、 一度
の作成プ ロ セ ス で複数の フ ァ ク ト を作成で き ます。
ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト では、 新規プ ロ ジ ェ ク ト の作成中
プに容易に
フ ァ ク ト を作成で き る よ う に、 フ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー
ド を使用 し ます。 フ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー ド は、 MicroStrategy
Developer の [ スキーマ ] メ ニ ュ ーか ら 開 く こ と も で き ます。
•
フ ァ ク ト エデ ィ タ ー : 既存の フ ァ ク ト に高度な機能を追加 し た り 、 プ ロ
ジ ェ ク ト の進化に応 じ て単純な フ ァ ク ト や高度な フ ァ ク ト を新規作成す
る ために使用 し ます。 詳細は、 「単純な フ ァ ク ト と 高度な フ ァ ク ト の作
成およ び変更」 (198 ページ) で説明 し ます。
•
Architect : 単純な フ ァ ク ト や高度な フ ァ ク ト を、 統合 さ れた環境で視覚
的に作成お よ び変更で き ます。 詳細は、 「Architect に よ る 単純な フ ァ ク
ト と 高度な フ ァ ク ト の作成お よび変更」 (203 ページ) で説明 し ます。
フ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー ド で フ ァ ク ト を作成するには
こ の手順は、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト で新規プ ロ ジ ェ ク ト を作成す
る 際に、 その一部 と し て実行 し ます。 プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト か ら
フ ァ イ ル作成ウ ィ ザー ド を開 き 、 フ ァ ク ト 作成 タ ス ク を完了 さ せます。 プ
ロ ジ ェ ク ト 作成 ウ ィ ザー ド を開 く 方法については、 「プ ロ ジ ェ ク ト 作成アシ
ス タ ン ト で新規プ ロ ジ ェ ク ト を作成する には」 (92 ページ) を参照 し て く だ
さ い。 フ ァ ク ト 作成 ウ ィ ザー ド は、 MicroStrategy Developer の [ スキーマ ]
メ ニ ュ ーか ら 開 く こ と も で き ます。
196 フ ァ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
1 プ ロ ジ ェ ク ト 作成ウ ィ ザー ド で [フ ァ ク ト を作成] を選択 し ます。次に示
すフ ァ ク ト 作成 ウ ィ ザー ド が開 き ます。
2 [ 規則定義 ] を ク リ ッ ク し 、 フ ァ ク ト 作成の基本的な規則をい く つか設定
し ます。 [フ ァ ク ト 作成規則] ページが開き ます。
規則は、 フ ァ ク ト 作成プ ロ セ ス の自動化 と 管理に役立ち ます。 ウ ェ アハ
ウ ス内の名前付け規則が [フ ァ ク ト 作成規則] ページのデフ ォ ル ト に適合
し ない場合は、 こ れ ら の規則を変更す る 必要があ り ます。
3 [列デー タ 型] 領域では、 フ ァ ク ト ID 列に使用可能なデー タ 型を選択 し
ます。 ウ ィ ザー ド がデー タ ウ ェ アハ ウ ス内で利用可能な列を検索す る
際の検索対象に含め る デー タ 型のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。
た と えば、 [ 文字 ] と [ 数値 ] を選択 し 、 残 り のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ
アす る と 、 デー タ 型が数値ま たは文字の列だけが、 フ ァ ク ト に使用で き
る 列 と し て フ ァ ク ト 作成 ウ ィ ザー ド に表示 さ れます。
ク セ ス で き る 大部分のア ト リ ビ ュ ー ト と は
複数の説明情報列にア
異な り 、 フ ァ ク ト には説明情報はあ り ません。 し たが っ て、 フ ァ
ク ト ID 列のデー タ 型だけ を選択 し ます。
4 [フ ァ ク ト 名] 領域では、 デフ ォ ル ト の フ ァ ク ト 名の作成方法を指定で き
ます。 具体的には、 フ ァ ク ト 名に含まれ る 下線を スペース で置 き 換え る
か ど う か、 お よ び先頭文字を大文字にす る か ど う かを指定 し ます。 適切
なチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て、 デフ ォ ル ト の フ ァ ク ト 名の作成方
法を決定 し ます。
5 [OK] を ク リ ッ ク し て規則の変更を保存 し 、 フ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー ド に
戻 り ます。
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フ ァ ク ト の作成
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ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
フ ァ ク ト 列の選択
6 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [列を選択] ページが開 き ます。 プ ロ ジ ェ ク ト
で現在使用 さ れていない列の リ ス ト が、 [利用可能な列] ペ イ ンに表示 さ
れます。
7 [利用可能な列] ペ イ ン で フ ァ ク ト に使用する 列を選択 し 、 [>] を ク リ ッ
ク し てプ ロ ジ ェ ク ト に追加 し ます。 [>>] を ク リ ッ ク する と 、 リ ス ト に含
ま れ る すべての列を一度に追加で き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
フ ァ ク ト を右 ク リ ッ ク し て [ 名前の変更 ] を選択すれば、その フ ァ
ク ト の名前を、 よ り 分か り やすい も のに変更で き ます。
フ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー ド では、 同 じ 情報を保持 し てい る 、 名前の
異な る 複数の列 (異種の列) には対応で き ません。 フ ァ ク ト を異
種の列にマ ッ プす る 方法の詳細は、 「名前の異な る列を使用する
フ ァ ク ト : 異種の列名」 (209 ページ) を参照 し て く だ さ い。
8
フ ァ ク ト 列をプ ロ ジ ェ ク ト か ら 削除す る には、 対象の各フ ァ ク ト を
[フ ァ ク ト ] ペ イ ン で選択 し て [<] を ク リ ッ ク し ます。 選択 し たすべての
フ ァ ク ト が左側のペ イ ンに移動 し ます。 [<<] を ク リ ッ ク する と 、 プ ロ
ジ ェ ク ト 内のすべての フ ァ ク ト を一度に削除で き ます。
9 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [終了] ページが開 き ます。
10 [終了] ページの要約情報を確認 し 、問題がなければ [ 終了 ] を ク リ ッ ク し
て フ ァ ク ト を作成 し ます。
選択 し た フ ァ ク ト の定義が メ タ デー タ に保存 さ れます。 プ ロ ジ ェ ク ト 作成
ア シ ス タ ン ト でプ ロ ジ ェ ク ト 作成を継続す る には、 「複数のア ト リ ビ ュー ト
の同時作成」 (235 ページ) を参照 し て く だ さ い。
単純な フ ァ ク ト と 高度な フ ァ ク ト の作成お よ び変更
プ ロ ジ ェ ク ト の作成後は、 フ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー ド 、 フ ァ ク ト エデ ィ
タ ー、 ま たは Architect を使用 し て、 そのプ ロ ジ ェ ク ト 内に フ ァ ク ト を作成
し た り 、 プ ロ ジ ェ ク ト 内の既存フ ァ ク ト に変更を加え る こ と がで き ます。
•
Architect では、 次の タ ス ク を実行で き ます。
単純な フ ァ ク ト の作成
複数の フ ァ ク ト の迅速な作成
198 フ ァ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
プ ロ ジ ェ ク ト の作成中に多数の フ ァ ク ト を追加す る
単純な フ ァ ク ト と 高度な フ ァ ク ト の作成
既存の フ ァ ク ト の編集、 その他の ス キーマ レベルの設定
Architect では、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーで利用可能な、 単純な フ ァ ク ト お
よ び高度な フ ァ ク ト に関す る 全機能をサポー ト し てい ます。 一度に 1 つ
の フ ァ ク ト を対象 と す る フ ァ ク ト エデ ィ タ ー と は異な り 、 Architect で
は 1 つのプ ロ ジ ェ ク ト を対象に、 一度に複数の フ ァ ク ト を作成お よ び変
更で き ます。 Architect の使用方法は、 「Architect に よ る単純な フ ァ ク ト
と 高度な フ ァ ク ト の作成およ び変更」 (203 ページ) を参照 し て く だ さ
い。
•
フ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー ド では、 次の タ ス ク を実行で き ます。
単純な フ ァ ク ト の作成
複数の フ ァ ク ト の迅速な作成
プ ロ ジ ェ ク ト の作成中に多数の フ ァ ク ト を追加す る
フ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー ド では、 複数の フ ァ ク ト を迅速かつ容易に作成で
き ます。 ただ し 、 こ の ウ ィ ザー ド の機能は単純な フ ァ ク ト の作成に限定
さ れ、 既存の フ ァ ク ト を編集す る こ と はで き ません。 通常、 フ ァ ク ト 作
成ウ ィ ザー ド を使用す る のは、 新規プ ロ ジ ェ ク ト の作成中だけであ り 、
その際にプ ロ ジ ェ ク ト の大部分の フ ァ ク ト を作成 し ます。 フ ァ イ ル作成
ウ ィ ザー ド の使用手順は、 「フ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー ド での 1 つま たは複
数の単純な フ ァ ク ト の作成」 (200 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーでは、 次の タ ス ク を実行で き ます。
単純な フ ァ ク ト と 高度な フ ァ ク ト の作成
既存の フ ァ ク ト の編集、 その他の ス キーマ レベルの設定
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーでは、 既存フ ァ ク ト の編集、 フ ァ ク ト 式 と 列別名
の作成、 レベル拡張、 複数の (ま たは異種の) 列へのマ ッ ピ ン グ、 お よ
びその他の設定を行 う こ と がで き ます。 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーでは一度
に 1 つの フ ァ ク ト を編集 し ます。 こ れは、 プ ロ ジ ェ ク ト 内で変更が必要
な フ ァ ク ト 数が限 ら れてい る と き に役立ち ます。 フ ァ ク ト エデ ィ タ ー
の使用手順については、 「フ ァ ク ト エデ ィ ターでの単純な フ ァ ク ト と 高
度な フ ァ ク ト の作成」 (200 ページ) お よ び 「フ ァ ク ト エデ ィ タ ーでの
単純な フ ァ ク ト と 高度な フ ァ ク ト の変更」 (203 ページ) を参照 し て く だ
さ い。
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フ ァ ク ト の作成
199
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ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ファクト作成ウィザードでの 1 つまたは複数の単純なファクト
の作成
フ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー ド は主に、 新規プ ロ ジ ェ ク ト の作成中に大部分の
フ ァ ク ト を作成す る ために使用 さ れますが、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成後に適宜、 1
つま たは複数の単純な フ ァ ク ト を作成す る ために も 使用で き ます。
フ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー ド で フ ァ ク ト を作成するには
1 MicroStrategy Developer で、 対象のプ ロ ジ ェ ク ト を含むプ ロ ジ ェ ク ト
ソ ース に ロ グ イ ン し 、 そのプ ロ ジ ェ ク ト を展開 し ます。
の権限があ る ロ グ イ ン を使用す る 必要があ り ます。 権限
Architect
の詳細は、 『シ ス テ ム管理補足 リ フ ァ レ ン ス』 の 「権限の リ ス ト 」
の章を参照 し て く だ さ い。
2 MicroStrategy Developer の フ ォ ルダー リ ス ト で、 フ ァ ク ト を追加す る プ
ロ ジ ェ ク ト を選択 し ます。
3 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーで、[ フ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー ド ] を選択 し ます。フ ァ
ク ト 作成ウ ィ ザー ド が開 き ます。
フ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー ド で フ ァ ク ト を追加す る には、 「フ ァ ク ト 作成
ウ ィ ザー ド で フ ァ ク ト を作成する には」 (196 ページ) に示す手順に従い
ます。
ファクト エディターでの単純なファクトと高度なファクトの作成
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーでは、 プ ロ ジ ェ ク ト の拡張に合わせて フ ァ ク ト を追加
し た り 、 既存の フ ァ ク ト に変更を加え る こ と がで き ます。 フ ァ ク ト エデ ィ
タ ーでは、 フ ァ ク ト に拡張を追加 し た り 、 フ ァ ク ト の追加設定を行 う こ と
も 可能で、 さ ま ざ ま な分析上のニーズに対応で き ます。
テーブル内の 1 つの フ ァ ク ト 列を基に、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーで単純な フ ァ
ク ト を作成す る 手順を次に示 し ます。
200 フ ァ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーで単純な フ ァ ク ト を作成する には
1 MicroStrategy Developer で、 対象のプ ロ ジ ェ ク ト を含むプ ロ ジ ェ ク ト
ソ ース に ロ グ イ ン し 、 そのプ ロ ジ ェ ク ト を展開 し ます。
の権限があ る ロ グ イ ン を使用す る 必要があ り ます。 権限
Architect
の詳細は、 『シ ス テ ム管理補足 リ フ ァ レ ン ス』 の 「権限の リ ス ト 」
の章を参照 し て く だ さ い。
2 MicroStrategy Developer の フ ォ ルダー リ ス ト で、 フ ァ ク ト を追加す る プ
ロ ジ ェ ク ト を選択 し ます。
3 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーか ら [ 新規作成 ]、 [ フ ァ ク ト ] の順に選択 し ます。
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーが開 き 、 [新規フ ァ ク ト 式の作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ
ク ス が最前面に表示 さ れます。
4 [ ソ ース テーブル ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、 作成する フ ァ ク ト の
ソ ース テーブルを選択 し ます。
ソ ース テーブル と は、 作成す る フ ァ ク ト の元にな る フ ァ ク ト
列を含むテーブルま
たは論理表示の こ と です。
5 [ 利用可能な列 ] ペ イ ンか ら 列を ド ラ ッ グ し 、 [フ ァ ク ト 式] ペ イ ンに ド
ロ ッ プ し ます。
複数の列を含め る こ と が可能で、 数値定数、 数学演算子、 お よ び関数を
使用 し て フ ァ ク ト 式を作成で き ます。 さ ま ざ ま な種類の フ ァ ク ト 式の作
成方法については、 「物理列の フ ァ ク ト へのマ ッ ピ ン グ : フ ァ ク ト 式」
(206 ページ) を参照 し て く だ さ い。
6 [ マ ッ ピ ング ] 領域で [ 自動 ] ま たは [ 手動 ] を選択 し ます。
•
自動マ ッ ピ ン グでは、 フ ァ ク ト 式で列が使用 さ れてい る プ ロ ジ ェ ク
ト 内の全テーブルが、 フ ァ ク ト の利用可能な ソ ース テーブル と し て
選択 さ れます。 その後、 自動マ ッ ピ ン グ さ れたすべてのテーブルを
削除 し 、 他のテーブルを選択す る こ と も で き ます。
•
手動マ ッ ピ ン グで も 、 フ ァ ク ト 式で列が使用 さ れてい る プ ロ ジ ェ ク
ト 内の全テーブルが見つけ ら れますが、 フ ァ ク ト の利用可能な ソ ー
ス テーブル と し て自動選択 さ れ る こ と はあ り ません。 その後、 フ ァ
ク ト の ソ ース テーブル と し て使用す る テーブルを手動で選択 し ま
す。 手動マ ッ ピ ン グは、 次の よ う な状況で使用 し ます。
プ ロ ジ ェ ク ト テーブル内の物理列に基づかない定数式を作成 し
てい る 場合は、 定数式を適用す る テーブルを手動で選択す る 必要
があ り ます。
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フ ァ ク ト の作成
201
6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
複数のテーブルに存在す る 同 じ 名前の列に含まれ る デー タ が共通
でない場合。 フ ァ ク ト ご と に適切な ソ ース テーブルを手動で選
択す る 必要があ り ます。
た と えば、 Sales と い う 名前の列が Fact_Sales テーブル と
Fact_Discount テーブルの両方に存在す る と し ます。
Fact_Sales テーブル内の Sales 列には売上デー タ が保存 さ れ
てい ます。 一方、 Fact_Discount テーブル内の Sales 列には
デ ィ ス カ ウ ン ト 売上デー タ が保存 さ れてい ます。 言い換えれば、
ど ち ら のテーブルで も 列の名前は同 じ (Sales) ですが、 こ れ ら の
列にはテーブルご と に異な る フ ァ ク ト デー タ が保存 さ れてい ま
す。 "Revenue" (売上) フ ァ ク ト を作成す る と き には、 "Revenue"
フ ァ ク ト の ソ ース テーブル と し て Fact_Sales テーブルを選択
す る ために手動マ ッ ピ ン グ を使用す る 必要があ り ます。
"Discount" (デ ィ ス カ ウ ン ト 売上) フ ァ ク ト を作成す る と き に も 、
"Discount" フ ァ ク ト の ソ ース テーブル と し て Fact_Discount を
選択で き る よ う に、 手動マ ッ ピ ン グ を使用 し なければな り ま
せん。 ど ち ら の場合 も 自動マ ッ ピ ン グ を使用す る と 、
MicroStrategy SQL Engine が正 し く ない列を フ ァ ク ト に使用す る
可能性があ り ます。
7 [OK] を ク リ ッ ク し て [新規フ ァ ク ト 式の作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉
じ ます。
8 次に説明す る よ う に、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーの タ ブを使用 し て フ ァ ク ト
式を定義 し 、 列別名を作成 し て拡張を作成 し ます。
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーの各 タ ブにあ る オプシ ョ ンの詳細について
は、
MicroStrategy Developer ヘルプ (以前の MicroStrategy Desktop
ヘルプ ) を参照 し て く だ さ い。
•
[ 定義 ] : こ の タ ブで フ ァ ク ト 式を定義で き ます。 フ ァ ク ト の定義につ
いては、 「フ ァ ク ト の定義」 (205 ページ) で説明 し ます。
•
[ 列別名 ] : こ の タ ブで フ ァ ク ト の列別名を作成で き ます。 列別名につ
いては、 「フ ァ ク ト 列の名前 と デー タ型 : 列別名」 (212 ページ) で説
明 し ます。
•
[ 拡張 ]: こ の タ ブで フ ァ ク ト レベル拡張を作成で き ます。フ ァ ク ト の
拡張については、 「フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル
拡張」 (214 ページ) で説明 し ます。
9 必要な変更が完了 し た ら 、 [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し ます。
10 [名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス で、 フ ァ ク ト を保存す る 場所ま
で移動 し ます。 フ ァ ク ト の名前を入力 し 、 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。
フ ァ ク ト が保存 さ れ、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーが閉 じ ます。
202 フ ァ ク ト の作成
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
11 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーで [ スキーマ を更新 ] を選択 し 、 プ ロ ジ ェ ク ト ス
キーマ を更新 し ます。
ファクト エディターでの単純なファクトと高度なファクトの変更
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーで既存のフ ァ ク ト を変更する には
1 MicroStrategy Developer で、 変更す る フ ァ ク ト を含んでい る フ ォ ル
ダーを開 き ます。
2
フ ァ ク ト を ダブル ク リ ッ ク し て フ ァ ク ト エデ ィ タ ーを開 き 、 フ ァ ク
ト を編集 し ます。
よ り 高度な フ ァ ク ト の作成方法については、 以下の複数の項で説明 し ます。
Architect による単純なファクトと高度なファクトの作成および
変更
Architect では、 単純な フ ァ ク ト や高度な フ ァ ク ト を、 統合 さ れた環境で視
覚的に作成お よ び変更で き ます。 Architect では、 テーブル、 ア ト リ ビ ュ ー
ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係、 フ ァ ク ト 、 ユーザー階層、 お よ びプ ロ ジ ェ ク ト
のデザ イ ン時に含めたその他のプ ロ ジ ェ ク ト オブジ ェ ク ト を表示で き ま
す。
Architect では、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーで利用可能な、 単純な フ ァ ク ト お よ び
高度な フ ァ ク ト に関す る 全機能をサポー ト し てい ます。 一度に 1 つの フ ァ
ク ト を対象 と す る フ ァ ク ト エデ ィ タ ー と は異な り 、 Architect では 1 つのプ
ロ ジ ェ ク ト を対象に、 一度に複数の フ ァ ク ト を作成お よ び変更で き ます。
Architect に関す る 情報 と 、 Architect で フ ァ ク ト を作成お よ び変更す る 手順
については、 次の章 と 項を参照 し て く だ さ い。
•
5 章、 「Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成」
•
「プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更」 (110 ページ)
•
「フ ァ ク ト の作成 と 変更」 (144 ページ)
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フ ァ ク ト の作成
203
6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
フ ァ ク ト の構造
次の図に示す よ う に、 フ ァ ク ト は以下の コ ン ポーネ ン ト か ら 構成 さ れてい
ます。
•
フ ァ ク ト 定義 : 1 つ以上の フ ァ ク ト 式か ら 構成 さ れます。 すべての フ ァ
ク ト に式が 1 つ以上必要です。 フ ァ ク ト 定義の詳細は、 「フ ァ ク ト の定
義」 (205 ページ) で説明 し ます。
•
列別名 : フ ァ ク ト に関係す る 一時テーブルの作成時に、 MicroStrategy に
よ っ て SQL ス テー ト メ ン ト の生成に使用 さ れ る 列名を保存 し ます。 す
べての フ ァ ク ト に、 列別名が 1 つ必要です。 列名を新規作成 し ない場合
は、 フ ァ ク ト の種類に基づ き 、 デフ ォ ル ト の列別名が MicroStrategy に
よ っ て選択 さ れます。 列別名については、 「フ ァ ク ト 列の名前 と デー タ
型 : 列別名」 (212 ページ) で詳 し く 説明 し ます。
•
フ ァ ク ト レ ベル拡張 : デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の特定レベルに保存 さ れ
てい る フ ァ ク ト を、 無関係な レベルの レ ポー ト に含め る こ と がで き ま
す。 ま た、 特定レベルに保存 さ れてい る フ ァ ク ト を、 その レベルの レ
ポー ト か ら 除外す る こ と も で き ます。 レベル拡張は、 高度なデー タ モ
デルのシナ リ オで非常に効果的です。 レベル拡張については、 「フ ァ ク
ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張」 (214 ページ) で詳 し く
説明 し ます。
MicroStrategy Developer では、 フ ァ ク ト の作成にはフ ァ ク ト 作成 と フ ァ ク ト
エデ ィ タ ーを使用 し ます。 フ ァ イ ル作成ウ ィ ザー ド での フ ァ ク ト の作成中
に、 フ ァ ク ト の表現に使用 さ れ る 数値列を選択す る と 、 フ ァ ク ト 定義 と 列
別名が自動的に定義 さ れます。 レベル拡張はオプシ ョ ンです。
204 フ ァ ク ト の構造
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ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
フ ァ ク ト の作成に使用 さ れ る ツール と その使用手順については、 「フ ァ ク ト
の作成」 (195 ページ) を参照 し て く だ さ い。
フ ァ ク ト の定義
フ ァ ク ト 定義には、 フ ァ ク ト と その コ ン ポーネ ン ト を定義す る プ ロ パテ ィ
が含まれてい ます。 フ ァ ク ト 定義は、 少な く と も 1 つの フ ァ ク ト 式 と 、
フ ァ ク ト に関す る 基本情報 (フ ァ ク ト 名、 式、 使用す る ソ ース テーブルな
ど) ら 構成 さ れます。
次の表に フ ァ ク ト 定義の一例を示 し ます。 こ の定義には、 フ ァ ク ト 名、 式、
お よ び ソ ース テーブルが含まれてい ます。
ファク ト名
式
ソ ース テーブル
単価
All_Sales
LU_ITEM
ORDER_DETAIL
こ の例では、 フ ァ ク ト 式に よ っ て フ ァ ク ト が ウ ェ アハ ウ ス内の LU_ITEM
テーブル と ORDER_DETAIL テーブルにあ る All_Sales 列にマ ッ プ さ れま
す。 こ の定義に含まれ る フ ァ ク ト 式は、 フ ァ ク ト が MicroStrategy で ど の よ
う に計算 さ れ る かを表 し ます。 こ の例の フ ァ ク ト 式は、 デー タ のデー タ を
保存 し てい る 列の名前です。 ただ し 、 フ ァ ク ト に よ っ ては、 複数の列の
デー タ を対象に計算を実行 し て 1 つの フ ァ ク ト を返す、 よ り 高度な式が使
用 さ れ る こ と も あ り ます。
フ ァ ク ト は ウ ェ アハ ウ ス ス キーマ内の複数のテーブルに存在す る 場合があ
り 、 通常はテーブルご と に計算 も 異な り ます。 "Unit Price" フ ァ ク ト の式は
1 つだけですが、 1 つの フ ァ ク ト 定義には複数の式を含め る こ と がで き ま
す。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
•
個々の フ ァ ク ト 式は、 フ ァ ク ト を含む 1 つ以上の関連す る テーブ
ルを対象 と し ます。
•
フ ァ ク ト 式は、 フ ァ ク ト が ど の よ う に計算 さ れ る かを テーブルご
と に定義 し ます。
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フ ァ ク ト の定義
205
6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
物理列の フ ァ ク ト へのマ ッ ピ ン グ : フ ァ ク ト 式
フ ァ ク ト 式 は、 フ ァ ク ト を ウ ェ アハ ウ ス内の物理列にマ ッ プ し ます。 こ れ
ら の式は、 ウ ェ アハ ウ ス か ら 取 り 込んだ フ ァ ク ト 列の名前の よ う に単純な
場合 も あれば、 複数の フ ァ ク ト 列名 と 数値定数を含む式の よ う に複雑な場
合 も あ り ます。 フ ァ ク ト 式は、 その定義に関わ ら ず、 ウ ェ アハ ウ ス内の特
定の フ ァ ク ト 情報へのマ ッ ピ ン グ を表 し ます。 フ ァ ク ト 定義には、 1 つま
たは複数の フ ァ ク ト 式が必要です。
次の図は、 フ ァ ク ト テーブル内の列 と 、 関連す る フ ァ ク ト 式を示 し てい ま
す。
有効な フ ァ ク ト 式は、 常に フ ァ ク ト 列を含み、 数値定数や数学演算子を含
む場合 も あ り ます。 フ ァ ク ト 式では次の数学演算子が使用可能です。
•
加算 (+)
•
減算 (-)
•
乗算 (*)
•
除算 (/)
フ ァ ク ト 式の作成には、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーを使用 し ます。 こ の手順は、
「単純な フ ァ ク ト と 高度な フ ァ ク ト の作成お よび変更」 (198 ページ) で説明
し てい ます。
フ ァ ク ト は ApplySimple 関数を使用 し て定義で き ます。 各種の Apply
関数は、
『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 の付録 「パ ス ス
ルー式」 で説明 さ れてい ます。
フ ァ ク ト の多 く は、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の物理列を表 し ます。 ただ し 、
ウ ェ アハ ウ ス内に存在せず、 以下の項で説明す る よ う に、 別の方法で定義
さ れ る フ ァ ク ト も あ り ます。
206 フ ァ ク ト の定義
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
暗黙のファクトと暗黙のファクト式
暗黙の フ ァ ク ト と は、 デー タ ベース内に物理的に存在 し ない、 仮想の ま た
は一定の フ ァ ク ト の こ と です。 暗黙の フ ァ ク ト は、 デー タ の呼び出 し 先の
フ ァ ク ト テーブルを示 し ます。 暗黙の フ ァ ク ト は式を定数値 と し て定義で
き ますが、 テーブル列には何 も 保存 さ れません。
た と えば、 暗黙の フ ァ ク ト 式を使用 し て、 すべての行の値が 「1」 の 「一時
列」 をデー タ ベース内に作成すれば、 特定のア ト リ ビ ュ ー ト で返 さ れ る 行
数を知 る こ と がで き ます。 暗黙の フ ァ ク ト は メ ト リ ッ ク の作成時に、 定数
列の値を合計 し て回数を計算す る 手段 と し て も 役立ち ます。 た と えば、
Sum (1) と し て定義 さ れ る メ ト リ ッ ク を作成する 場合は、 定数 「1」 と 等 し い
フ ァ ク ト を定義で き ます。 メ ト リ ッ ク の詳細は、 『MicroStrategy 上級レ ポー
テ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
派生ファクトと派生ファクト式
派生フ ァ ク ト と は、 テーブル内の 1 つの列 よ り 多 く の要素を含む式に よ っ
て値が決定 さ れ る フ ァ ク ト の こ と です。 定数の追加、 他の列の値の追加、
式の絶対値設定な ど、 列に対す る あ ら ゆ る 操作が派生フ ァ ク ト を生成 し ま
す。 言い換えれば、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内で利用可能な情報か ら フ ァ ク
ト を作成す る こ と です。 た と えば、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内のテーブルに、
次の要素が含まれてい る と し ます。
こ の場合、 次の派生フ ァ ク ト を作成す る こ と に よ り 、 新 し い フ ァ ク ト
"Sales" (売上) が得 ら れます。
Sales = Quantity_Sold * Price
派生フ ァ ク ト を作成す る 利点の 1 つは、 複数のテーブルか ら 中間的な フ ァ
ク ト を複数呼び出す代わ り に、 1 つの フ ァ ク ト をプ ロ ジ ェ ク ト 内に一貫 し
て保持で き る こ と です。 1 つの フ ァ ク ト を使用す る こ と で保存領域が節約
さ れ、 ク エ リ で使用 さ れ る SQL の受け渡 し 回数 も 少な く な り ます。
派生フ ァ ク ト を作成す る 代わ り に、 MicroStrategy で メ ト リ ッ ク を使用 し て
同様の分析を作成す る こ と も で き ます。 メ ト リ ッ ク では、 フ ァ ク ト デー タ
の計算 と 集計を実行で き ます。 メ ト リ ッ ク の説明 と 作成方法については、
『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
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フ ァ ク ト の定義
207
6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
例 : 派生 フ ァ ク ト の作成
MicroStrategy Tutorial の "Cost" (経費) フ ァ ク ト には、 派生フ ァ ク ト 式
Qty_Sold * Unit_Cost が含まれてい ます。 こ の式は、 商品の販売数量
に関す る デー タ と 、 単位原価に関す る デー タ を含む列を掛け合わせ る こ と
で、 ビ ジネ ス に役立つ計算がで き る こ と を示唆 し てい ます。 こ の例では、
「顧客への販売数量に占め る 合計原価はい く ら にな る のか」 と い う ビ ジネ ス
上の計算に答え る ために、 こ れ ら の列が使用 さ れます。
上記の派生フ ァ ク ト 式を使用す る 派生フ ァ ク ト の作成手順を以下に示 し ま
す。 派生フ ァ ク ト 式を使用す る 派生フ ァ ク ト は Architect で も 作成で き ま
す。 手順については、 「派生フ ァ ク ト と フ ァ ク ト 式の作成」 (151 ページ) で
説明 し ます。
派生フ ァ ク ト を作成するには
1 MicroStrategy Developer で MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ
イ ン し ます。
2 [ マ イ オブ ジ ェ ク ト ] フ ォ ルダーに移動 し 、[ マ イ オブ ジ ェ ク ト ] フ ォ ル
ダーを開 き ます。
3 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーか ら [ 新規作成 ] を選択 し 、[ フ ァ ク ト ] を選択 し ま
す。 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーが開 き 、 [新規フ ァ ク ト 式の作成] ダ イ ア ロ グ
ボ ッ ク ス が最前面に表示 さ れます。
4 [ ソ ース テーブル ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら ORDER_DETAIL テーブ
ルを選択 し ます。
5 [ 使用可能な列 ] ペ イ ンで QTY_SOLD 列を ダブル ク リ ッ ク し 、 右側の
[フ ァ ク ト 式] ペ イ ンに追加 し ます。
派生ファクト式を完成させるには
派生フ ァ ク ト 式には、 列、 数値定数、 お よ び数学演算子の組み合わせが
含まれます。 以下の ス テ ッ プではシナ リ オの例に従っ て、 派生フ ァ ク ト
式の作成方法のガ イ ド ラ イ ン を示 し ます。
6
カー ソ ルを [フ ァ ク ト 式] ペ イ ン内に置いた状態で、 [*] (乗算演算子) を
ク リ ッ ク し て、 その演算子を式に追加 し ます。
7 [ 使用可能な列 ] ペ イ ンで UNIT_PRICE 列を ダブル ク リ ッ ク し 、 フ ァ ク
ト 式の末尾に追加 し ます。
8 [ マ ッ プ方法 ] で [ 自動 ] を選択 し ます。
208 フ ァ ク ト の定義
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
9 [ 検証 ] を ク リ ッ ク し 、 式の構文が正 し いか ど う かをチ ェ ッ ク し ます。 式
は次の よ う に表示 さ れます。
10 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 派生フ ァ ク ト 式が フ ァ ク ト エデ ィ タ ーの
[フ ァ ク ト 式] ペ イ ンに表示 さ れます。
11 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーか ら 、[ 名前を付けて保存 ] を選択 し ます。[名前を付
けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
12 派生フ ァ ク ト の名前を入力 し て [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。
13 プ ロ ジ ェ ク ト の フ ァ ク ト を作成 し てい る 場合は、 こ の時点でプ ロ ジ ェ ク
ト ス キーマ を更新す る 必要があ り ます。 こ の手順の場合は例に過ぎ な
いため、 ス キーマの更新は必要あ り ません。
名前の異なる列を使用するファクト : 異種の列名
ウ ェ アハ ウ ス内では、 1 つの フ ァ ク ト が名前の異な る 複数の列にア ク セ ス
す る 場合があ り ます。 次の例では、 ウ ェ アハ ウ ス内の 2 つの フ ァ ク ト テー
ブルに、 ド ル単位の売上額を含む列があ り ます。 テーブル 1 には
"Dollar_Sales" フ ァ ク ト が含まれてお り 、 テーブル 2 には
"Dollar_Sls" フ ァ ク ト が含まれてい ます。 こ れ ら の項目は、 ど ち ら も 同
じ 情報を表 し てい ます。
MicroStrategy では、 フ ァ ク ト ご と に異種の フ ァ ク ト 列名を識別する こ と が
で き ます。 異種の列名に よ り 、 複数のテーブルに存在 し 、 名前が異な り 、
量的に同 じ 値を含む複数の列を 1 つの フ ァ ク ト か ら 参照で き ます。
上の例では、 ド ル単位の売上額の異種の フ ァ ク ト 列名を作成す る こ と で、
Dollar_Sales 列 と Dollar_Sls 列が同 じ フ ァ ク ト を表 し てい る こ と を
シ ス テ ムに通知 し ます。 こ の情報を メ ト リ ッ ク を使用 し て レ ポー ト 内で呼
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フ ァ ク ト の定義
209
6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
び出す と 、 両方の フ ァ ク ト 列が SQL で使用 さ れ、 フ ァ ク ト が レ ポー ト に正
し く 表示 さ れます。
例 : 異種の フ ァ ク ト 列のマ ッ ピ ング
MicroStrategy Tutorial の "Units Sold" (売上数量) フ ァ ク ト は、 ウ ェ アハ ウ
ス内の 2 つの フ ァ ク ト 列 (Qty_Sold、 Tot_Unit_Sales) か ら 構成 さ れ
てい ます。 こ れ ら の フ ァ ク ト 列は互いに異な る 名前で、 異な る テーブル内
に存在 し てい ますが、 ど ち ら も 同 じ デー タ を表 し てい る ため、 両方が "Unit
Sold" フ ァ ク ト にマ ッ プ さ れます。
正確で欠落のないデー タ が レ ポー ト に表示 さ れ る よ う に、 異種の フ ァ ク ト
列は対応す る フ ァ ク ト にマ ッ プす る 必要があ り ます。
MicroStrategy Tutorial に含まれてい る "Units Sold" フ ァ ク ト の作成手順を以
下に示 し ます。 こ の手順では、 "Units Sold" フ ァ ク ト を作成 し て、 それを対
応す る 異種の フ ァ ク ト 列にマ ッ プ し ます。 異種の フ ァ ク ト 列名を持つフ ァ
ク ト は Architect で も 作成で き ます。 こ の手順は、 「名前の異な る 列を使用
し た フ ァ ク ト の作成 : 異種の列名」 (153 ページ) で説明 し てい ます。
異種の列名を持つ フ ァ ク ト を作成するには
1 MicroStrategy Developer で MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ
イ ン し ます。
2 [ マ イ オブ ジ ェ ク ト ] フ ォ ルダーに移動 し 、[ マ イ オブ ジ ェ ク ト ] フ ォ ル
ダーを開 き ます。
3 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーか ら [ 新規作成 ] を選択 し 、[ フ ァ ク ト ] を選択 し ま
す。 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーが開 き 、 [新規フ ァ ク ト 式の作成] ダ イ ア ロ グ
ボ ッ ク ス が最前面に表示 さ れます。
4 [ ソ ース テーブル ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら ORDER_FACT テーブ
ルを選択 し ます。 こ れは、 "Units Sold" フ ァ ク ト の異種の フ ァ ク ト 列を
含むテーブルの 1 つです。
5 [ 使用可能な列 ] ペ イ ンで QTY_SOLD 列を ダブル ク リ ッ ク し 、 右側の
[フ ァ ク ト 式] ペ イ ンに追加 し ます。
6 [ マ ッ プ方法 ] 領域で [ 自動 ] を選択 し ます。
7 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーが開 き 、 作成 し た フ ァ ク
ト 式が [フ ァ ク ト 式] ペ イ ンに表示 さ れます。
210 フ ァ ク ト の定義
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
続いて、 異種の フ ァ ク ト 列を "Units Sold" フ ァ ク ト の別の式 と し て追加
す る 必要があ り ます。
8 [ 新規作成 ] を ク リ ッ ク し ます。[新規フ ァ ク ト 式の作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ
ク ス が開 き ます。
9 [ ソ ース テーブル ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら CITY_CTR_SALES テー
ブルを選択 し ます。 こ れは、 "Units Sold" フ ァ ク ト の異種の フ ァ ク ト
列を含む、 も う 1 つのテーブルです。
10 [ 使用可能な列 ] ペ イ ンで TOT_UNIT_SALES 列を ダブル ク リ ッ ク し 、右
側の [フ ァ ク ト 式] ペ イ ンに追加 し ます。
11 [ マ ッ プ方法 ] 領域で [ 自動 ] を選択 し ます。
12 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーが開 き 、 作成 し た フ ァ ク
ト 式が [フ ァ ク ト 式] ペ イ ンに表示 さ れます。 こ れで、 作成 し てい る
"Units Sold" フ ァ ク ト が、 異種の フ ァ ク ト 列に正 し く マ ッ プ さ れます。
13 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーで、[ 名前を付けて保存 ] を選択 し ます。[名前を付け
て保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
14 新 し い フ ァ ク ト の名前を入力 し 、 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。
15 プ ロ ジ ェ ク ト の フ ァ ク ト を作成 し てい る 場合は、 こ の時点でプ ロ ジ ェ ク
ト ス キーマ を更新す る 必要があ り ます。 こ の手順の場合は例に過ぎ な
いため、 ス キーマの更新は必要あ り ません。
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フ ァ ク ト の定義
211
6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
フ ァ ク ト 列の名前 と デー タ 型 : 列別名
列別名 は、 一時テーブル内で使用 さ れ る 列の名前 と 、 フ ァ ク ト に使用 さ れ
る デー タ 型の両方を指定 し ます。
デフ ォ ル ト では、 フ ァ ク ト のデー タ 型は、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内でその
フ ァ ク ト が定義 さ れてい る 列のデー タ 型を継承 し ます。 ただ し 、 こ れには
変更が必要にな る 場合 も あ り ます。
た と えば、 2 つの日付間の日数を フ ァ ク ト と し て定義 し て、 開始日か ら 終
了日ま での平均日数を計算す る 場合、 こ の フ ァ ク ト は次の式で作成で き ま
す。
ApplySimple("DateDiff(day,#0, #1)", [Start_Date_Id],
[End_Date_Id])
デー タ ベース の種類に よ り 異な り ます。 こ れは
式の構文は、
Microsoft SQL Server 特有の構文であ り 、 実際に作成す る SQL と は異
な る 場合があ り ます。
こ の フ ァ ク ト のデー タ 型は、 Start_Date_ID と End_Date_ID が Date デー タ 型
であ る ため、 自動的に Date に設定 さ れます。 と こ ろが、 計算結果は 2 つの
日付間の日数であ り 、 整数にな り ます。
こ れは、 計算のために一時 SQL テーブルを作成す る 必要があ る 場合に使用
さ れます。 列別名のデー タ 型を変更 し ない と 、 シ ス テ ムは Date デー タ 型を
使用 し 、 こ の列に整数デー タ を挿入 し よ う と し ます。 その結果、 デー タ
ベース プ ラ ッ ト フ ォームに よ っ てはエ ラ ーにな る こ と があ り ます。 デー タ
212 フ ァ ク ト 列の名前 と デー タ 型 : 列別名
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ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
型の不一致に よ る エ ラ ーを回避す る には、 こ の フ ァ ク ト の列別名のデー タ
型を、 デフ ォ ル ト の Date か ら Integer に変更す る 必要があ り ます。
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーを使用 し て列別名を作成す る 手順を以下に示 し ます。
列別名は Architect で作成す る こ と も で き ます。 手順は 「フ ァ ク ト の列名 と
データ 型の作成およ び変更 : [列別名]」 (155 ページ) で説明 し てい ます。
前提条件
こ の手順は、 有効な フ ァ ク ト 式を持つフ ァ ク ト が作成済みで、 その フ ァ ク
ト に列別名を新規作成す る 場合を想定 し てい ます。
フ ァ ク ト の列別名を作成する には
1 MicroStrategy Developer で、 新 し い列の別名を作成す る フ ァ ク ト を含む
プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース に ロ グ イ ン し ます。
2
フ ァ ク ト を右 ク リ ッ ク し 、 [ 編集 ] を選択 し ます。 読み取 り モー ド と 編集
モー ド の ど ち ら を使用す る かを尋ね る メ ッ セージが表示 さ れた場合は、
フ ァ ク ト を変更で き る よ う に、[ 編集 ] を選択 し て [OK] を ク リ ッ ク し て、
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き ます。 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーが
開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
•
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーを読み取 り 専用モー ド で開 く オプシ ョ ン
のみが与え ら れた場合は、 こ れは、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ
ク ト の ス キーマ を変更 し てい る と い う こ と を意味 し ます。 別
のユーザーが変更を終了 し て ス キーマの ロ ッ ク を解除す る ま
で、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 く こ と はで き ま
せん。
•
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーで読み取 り 専用モー ド お よ び
編集モー ド を使用す る 方法は、 「ス キーマ エデ ィ ターの読み
取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照 し て
く だ さ い。
3 [ 列別名 ] タ ブを選択 し ます。
4 [ 列別名 ] 領域で [ 変更 ] を ク リ ッ ク し ます。[列エデ ィ タ ー - 列を選択] ダ
イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
5 [ 新規作成 ] を選択 し て新 し い列別名を作成 し ます。 [列エデ ィ タ ー - 定
義] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
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フ ァ ク ト 列の名前 と デー タ 型 : 列別名
213
6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
6 列別名の次のプ ロ パテ ィ を変更で き ます。
•
[列名]: こ の フ ァ ク ト 列を含む SQL ス テー ト メ ン ト で使用 さ れ る 列の
別名。
•
[ デー タ タ イ プ ]: メ ト リ ッ ク のデー タ 型を指定 し ます。MicroStrategy
でサポー ト さ れてい る デー タ 型については、 「デー タ型」 (485 ペー
ジ) を参照 し て く だ さ い。
•
選択す る デー タ 型に よ っ ては、 列別名のバ イ ト 長、 ビ ッ ト 長、 精度、
ス ケール、 ま たは タ イ ム ス ケールを指定で き ます。 こ れ ら の各プ ロ
パテ ィ の詳 し い説明は、 MicroStrategy Developer ヘルプ (以前の
MicroStrategy Desktop ヘルプ ) を参照 し て く だ さ い。
7 [OK] を ク リ ッ ク し て変更を保存 し 、 [列エデ ィ タ ー - 列を選択] ダ イ ア
ロ グ ボ ッ ク ス に戻 り ます。
8 [OK] を ク リ ッ ク し て変更を保存 し 、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーに戻 り ます。
9 [ 保存 し て閉 じ る ] を選択 し て変更を保存 し ます。
フ ァ ク ト がレ ポー ト さ れる レ ベルの変更 :
レ ベル拡張
フ ァ ク ト は、 ウ ェ アハ ウ ス内の特定の ビ ジネ ス レベルに保存 さ れます。
フ ァ ク ト の レベルは、 テーブル内に存在す る ア ト リ ビ ュ ー ト ID に よ っ て定
義 さ れます。 た と えば、 次に示すフ ァ ク ト テーブルには、 "Item" (商品)、
"Quarter" (四半期) な ど複数のア ト リ ビ ュ ー ト ID が含まれてい ます。 こ れ
ら のア ト リ ビ ュ ー ト ID は、 フ ァ ク ト がデフ ォ ル ト では商品や四半期の レベ
ルで レ ポー ト さ れ る こ と を示唆 し てい ます。
レベル拡張は、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の特定レベルに保存 さ れてい る フ ァ
ク ト を、 別の レベルで レ ポー ト す る と き に必要にな り ます。 すべての フ ァ
ク ト は複数のア ト リ ビ ュ ー ト に関連付け ら れてい ますが、 それ ら のア ト リ
ビ ュ ー ト でユーザーの レ ポー ト ニーズがすべて満た さ れ る と は限 り ま
214 フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
せん。 フ ァ ク ト 拡張が必要にな る のは、 レ ポー ト に含まれ る ア ト リ ビ ュ ー
ト と フ ァ ク ト と の間に、 直接的に も 間接的に も 関係が存在 し ない場合です。
フ ァ ク ト のエン ト リ レベルが階層の最下位レベルの場合は、 その階層内で
上位の特定レベルにあ る 全ア ト リ ビ ュ ー ト が、 レベル拡張な し で利用可能
です。 た と えば、 " 時間 " 階層内の " 日 " ア ト リ ビ ュ ー ト レベルに " 経費 "
フ ァ ク ト があ る 場合、 MicroStrategy では " 年 " ア ト リ ビ ュ ー ト レベルの "
経費 " フ ァ ク ト のデー タ を集計で き ます。 こ れは " 年 " ア ト リ ビ ュ ー ト が "
日 " ア ト リ ビ ュ ー ト と 同 じ 階層内で、 よ り 上位レベルにあ る か ら です。 た
だ し 、 フ ァ ク ト のエン ト リ レベル と 同 じ 階層内で、 よ り 下位の レベルにあ
る ア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト を関連付け る 場合は、 フ ァ ク ト の レベル拡張
が必要にな り ます (「フ ァ ク ト データ の レベルの低下 : フ ァ ク ト 分解」 (223
ページ) を参照)。
レベル拡張は、 フ ァ ク ト の レベルを変更 し 、 完全に異な る 階層内の レベル
に フ ァ ク ト レベルを拡張す る ために使用で き ます。 た と えば、 " デ ィ ス カ
ウ ン ト " フ ァ ク ト を " 商品/日 " レベルで レ ポー ト す る 場合、 デ ィ ス カ ウ ン
ト は特定の日に特定商品に適用 さ れます。 デ ィ ス カ ウ ン ト 販売 し てい る 商
品数が特に多い コ ール セ ン タ ーがないか ど う かを確認す る には、 " デ ィ ス
カ ウ ン ト " フ ァ ク ト の レベルを、 別の階層内のア ト リ ビ ュ ー ト であ る "
コ ール セ ン タ ー " の レベルに拡張す る 必要があ り ます。
レベル拡張は、 フ ァ ク ト を ど の よ う に拡張 し 、 下位レベルに関連付け、 ス
キーマ内の他のア ト リ ビ ュ ー ト への関連付け を禁止す る かを定義 し ます。
レベル拡張を作成す る こ と に よ り 、 特定の レベルで取得 さ れた フ ァ ク ト や
ア ト リ ビ ュ ー ト を、 レ ポー ト ニーズに応 じ て他の レベルに拡張で き ます。
レベル拡張は、 フ ァ ク ト 定義や列別名の よ う に必須ではな く 、 特定のケー
ス だけで使用 さ れ る 傾向があ り ます。
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フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
215
6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
フ ァ ク ト を含む メ ト リ ッ ク で、 ア ト リ ビ ュ ー ト のエン ト リ レベル と は異な
る (ま たは関係 し ない) レベルにあ る ア ト リ ビ ュ ー ト を扱 う には、 その
フ ァ ク ト の レベル拡張を定義す る 必要があ り ます。 フ ァ ク ト が保存 さ れて
い る レベル と 、 レ ポー ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト と の間に関係がない場合、
フ ァ ク ト のデー タ を そのア ト リ ビ ュ ー ト に関連付け る には、 レベル拡張が
不可欠です。 レベル拡張が存在 し ない と 、 フ ァ ク ト のデー タ と ア ト リ
ビ ュ ー ト を関連付け る 手段があ り ません。
フ ァ ク ト レベル拡張は、 次に挙げ る いずれかの方法で作成で き ます。
•
「テーブル関係を使用 し た フ ァ ク ト テーブル上の結合の定義」 (216 ペー
ジ)
•
「フ ァ ク ト 関係を使用 し た フ ァ ク ト テーブル上の結合の定義」 (220 ペー
ジ)
•
「フ ァ ク ト の強制的なア ト リ ビ ュー ト への関連付け : 直積結合」 (222
ページ)
•
「フ ァ ク ト データ の レベルの低下 : フ ァ ク ト 分解」 (223 ページ)
•
「特定レベルでの フ ァ ク ト の レ ポー ト 禁止」 (228 ページ)
こ れ ら の方法については、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーの レベル拡張ウ ィ ザー ド の
オン ラ イ ン ヘルプで詳 し く 説明 さ れてい ます。
フ ァ ク ト レベル拡張の作成には、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーを使用 し ます。
テーブル関係を使用し た フ ァ ク ト テーブル上の結合の定義
テーブル関係は、 テーブル上に結合を定義 し ます。 フ ァ ク ト と 結合す る
テーブルを指定す る と 、 フ ァ ク ト を拡張す る テーブル関係が作成 さ れます。
フ ァ ク ト 拡張は、 フ ァ ク ト テーブルに よ っ て フ ァ ク ト を ア ト リ ビ ュ ー ト に
関連付け る ために使用で き ます。 テーブルにはエン ト リ レベルのア ト リ
ビ ュ ー ト と 、 拡張先のア ト リ ビ ュ ー ト が含まれ る ため、 こ の結合が重要に
な り ます。
た と えば、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に含まれてい る "Freight"
(運送費) メ ト リ ッ ク には、 "Item" (商品) ア ト リ ビ ュ ー ト へのテーブル関
係フ ァ ク ト 拡張があ り ます。 運送費を定義 し てい る ORDER_FACT テーブル
には "Item" ア ト リ ビ ュ ー ト の ID 列が存在 し ないため、 "Freight" フ ァ ク
ト を "Item" の レベルで レ ポー ト す る こ と はで き ません。 注文に含まれ る 商
品別の運送費を レ ポー ト に表示す る には、 フ ァ ク ト 拡張が必要です。 こ の
216 フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
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ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
例では次の理由に よ り 、 "Freight" フ ァ ク ト の "Item" への拡張に
ORDER_DETAIL テーブルを使用 し ます。
1 ORDER_FACT テーブル と ORDER_DETAIL テーブルは、 ど ち ら も 互いを
結合す る "Order" (注文) ア ト リ ビ ュ ー ト の ID 列を含んでお り 、 さ ら に
ORDER_DETAIL にはフ ァ ク ト を "Item" に拡張す る "Item" ア ト リ ビ ュ ー
ト の ID 列が含まれてい ます。
2 "Freight" フ ァ ク ト を "Item" 情報を含むテーブルに単純に結合 し て、 商
品別の正 し い運送費を得 る こ と はで き ません。 "Freight" を "Item" レベ
ルに拡張す る には割 り 当て式が必要です。 ORDER_FACT テーブル と
ORDER_DETAIL テーブルには、 "Order" レベルの "Units Sold" (売上数
量) 列 と "Item" レベルの "Units Sold" 列がそれぞれ含まれてい る こ と に
着目 し て く だ さ い。 以下の手順では、 こ れ ら 2 つの列を使用 し て フ ァ ク
ト 式を割 り 当て ます。
以下の手順では、 Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト の "Freight" フ ァ ク ト 用に作成 さ れ
た フ ァ ク ト 拡張の作成方法を、 順を追っ て説明 し ます。 さ ら に、 プ ロ ジ ェ
ク ト の フ ァ ク ト に使用で き る フ ァ ク ト 拡張の作成の全般的なガ イ ド ラ イ ン
も 示 し ます。
テーブル関係を使用 し て フ ァ ク ト 拡張を定義するには
1 Developer で MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 Facts フ ォ ルダーに移動 し て "Freight" フ ァ ク ト を ダブル ク リ ッ ク し ま
す。 読み取 り モー ド と 編集モー ド の ど ち ら を使用す る かを尋ね る メ ッ
セージが表示 さ れた場合は、 フ ァ ク ト を変更で き る よ う に、 [ 編集 ] を選
択 し て [OK] を ク リ ッ ク し て、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き
ます。 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーが開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーを読み取 り 専用モー ド で開 く オプシ ョ ンの
みが与え ら れた場合は、 こ れは、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク
ト の ス キーマ を変更 し てい る と い う こ と を意味 し ます。 別の
ユーザーが変更を終了 し て ス キーマの ロ ッ ク を解除す る ま で、
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 く こ と はで き ません。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーで読み取 り 専用モー ド お よ び編
集モー ド を使用す る 方法は、 「ス キーマ エデ ィ ターの読み取
り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照 し て く
だ さ い。
3 [ 拡張 ] タ ブを ク リ ッ ク し ます。
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フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
217
6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
4 [ 商品の拡張 ] を選択 し て [ 変更 ] を ク リ ッ ク し ます。レベル拡張ウ ィ ザー
ド が開 き ます。
ァ ク ト 拡張を新規作成す る 場合は通常 [新規作成] を ク リ ッ ク し
フますが、
こ の例では [商品の拡張] で "Freight" フ ァ ク ト 拡張が ど
の よ う に作成 さ れたかを、 順を追っ て示 し ます。
5 [ よ う こ そ] の メ ッ セージ を確認 し てか ら 、[ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。[概
要] ページが開 き ます。
ファクト エントリ レベルを低下、拡張、または禁止するには
6
フ ァ ク ト 拡張の名前 と 説明を入力 し ます ( こ の例では入力済みです)。 続
いて、 次のいずれかの操作を選択 し ます。
•
[ フ ァ ク ト エ ン ト リ レ ベルを下げる ] : フ ァ ク ト 分解を定義 し ます
(「フ ァ ク ト データ の レベルの低下 : フ ァ ク ト 分解」 (223 ページ) を
参照)。
•
[ フ ァ ク ト エ ン ト リ レ ベルを拡張 ] : テーブル関係、 動的フ ァ ク ト 関
係、 ま たは直積結合を使用 し て フ ァ ク ト 拡張を定義 し ます。
•
フ ァ ク ト エ ン ト リ レ ベルを部分的または完全に禁止 : 特定レベルで
の フ ァ ク ト の レ ポー ト を禁止す る フ ァ ク ト 拡張を定義 し ます (「特定
レベルでの フ ァ ク ト の レ ポー ト 禁止」 (228 ページ) を参照)。
こ の例ではテーブル関係を使用 し て フ ァ ク ト 拡張を作成す る ため、
[ フ ァ ク ト エ ン ト リ レ ベルを拡張] を選択 し て [次へ] を ク リ ッ ク し ます。
[拡張 し たア ト リ ビ ュ ー ト ] ページが開 き ます。
ファクトの拡張先アトリビュートを選択するには
7
フ ァ ク ト を別の レベルで レ ポー ト で き る よ う に、 フ ァ ク ト の拡張先ア ト
リ ビ ュ ー ト を選択 し ます。 こ の例では "Item" が選択 さ れてい ます。 [ 次
へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [拡張 タ イ プ] ページが開 き ます。
ど の レベルで も レ ポー ト で き る よ う に フ ァ ク ト を拡張す
階層内の
る には、 階層の最下位レベルにあ る ア ト リ ビ ュ ー ト を選択 し ま
す。
ファクト拡張の種類を選択するには
8 次のいずれかの フ ァ ク ト 拡張方法を選択 し ます。
•
[ フ ァ ク ト 拡張に使用する関係テーブルを指定 ]: 関係テーブルを選択
し て ア ト リ ビ ュ ー ト を結合 し ます。
•
[ 関係テーブルを動的に選択 ]: フ ァ ク ト を選択 し て ア ト リ ビ ュ ー ト を
結合 し ます。 こ のオプシ ョ ンでは MicroStrategy Engine に よ っ て フ ァ
218 フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
ク ト を含むテーブルが選択 さ れ、 指定 し た ア ト リ ビ ュ ー ト が自動的
に結合 さ れて フ ァ ク ト 拡張が作成 さ れます (「フ ァ ク ト 関係を使用 し
た フ ァ ク ト テーブル上の結合の定義」 (220 ページ) を参照)。
•
[ 直積拡張を実行 ]: 直積結合を適用 し ます (「フ ァ ク ト の強制的なア ト
リ ビ ュー ト への関連付け : 直積結合」 (222 ページ) を参照)。
こ の例では [フ ァ ク ト 拡張に使用する関係テーブルを指定] を選択 し 、
[次へ] を ク リ ッ ク し て、 テーブル関係を使用 し た フ ァ ク ト 拡張の定義を
続行 し ます。 [テーブル選択] ページが開き ます。
テーブルを選択し、アトリビュートを結合して割り当て式を定義するには
9
フ ァ ク ト を新 し い レベルに拡張す る ために使用す る テーブルを選択 し ま
す。 こ の例では、 ORDER_DETAIL テーブルが選択 さ れてい ます。 [ 次
へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [結合 タ イ プ] ページが開 き ます。
10 結合に使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト を Intelligence Server に動的に選択 さ せ る
か、 手動で選択す る かを指定 し ます。 こ の例では ORDER_FACT テーブ
ル と ORDER_DETAIL テーブルを "Order" ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し て結
合す る ため、 "Order" を選択 し て [次へ] を ク リ ッ ク し ます。 [結合ア ト
リ ビ ュ ー ト の方向] ページが開 き ます。
11 選択 し た ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し て結合す る か、 ア ト リ ビ ュ ー ト と その
子を使用 し て結合す る かを選択で き ます。 こ の例では "Order" は子を持
たないため、矢印に対する [結合] を ク リ ッ ク し てデフ ォ ル ト を変更す る
必要はあ り ません。 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [割 り 当て] ページが開 き
ます。
12 フ ァ ク ト を新 し い レベルで計算す る 割 り 当て式を入力 し ます。 こ の例で
は、割 り 当て式 と し て ((Freight * [Item-level Units Sold])
/ [Order-level Units Sold]) が既に入力 さ れてい ます。
り 当て式を確認 し 、 処理内容を把握 し て く だ さ い。 こ の式は、
割注文の商品別の平均運送費を返
し ます。 し たが っ て、 "Freight" の
拡張で得 ら れ る のは注文に含まれ る 商品別の運送費の概算値であ
り 、 正確な計算値ではあ り ません。 こ の理由については、 こ の手
順の後で よ り 詳 し く 説明 し ます。
13 [ 終了 ] を ク リ ッ ク し て フ ァ ク ト 拡張を作成 し ます。
"Order"、 "Item"、 お よ び "Freight" を含むレ ポー ト を処理す る と き 、
MicroStrategy Engine は ORDER_FACT と ORDER_DETAIL を結合 し 、 結果 と
し て得 ら れたテーブルを、 "Item"、 "Day"、 "Order"、 "Employee" (従業員)、
"Promotion" (販促) の レベルにあ る 1 つの論理フ ァ ク ト テーブル と 見な し ま
す。 "Order"、 "Item"、 お よ び "Freight" を含むレ ポー ト 用に生成 さ れ る SQL
( メ ト リ ッ ク を "Freight" フ ァ ク ト にマ ッ ピ ン グ) は次の と お り です。
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フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
219
6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
select a11.[ORDER_ID] AS ORDER_ID,
max(a11.[ORDER_DATE]) AS ORDER_DATE,
a12.[ITEM_ID] AS ITEM_ID,
max(a13.[ITEM_NAME]) AS ITEM_NAME,
sum(((a11.[FREIGHT] * a12.[QTY_SOLD]) /
a11.[QTY_SOLD])) AS WJXBFS1
from [ORDER_FACT] a11, [ORDER_DETAIL] a12,
[LU_ITEM] a13
where a11.[ORDER_ID] = a12.[ORDER_ID] and
a12.[ITEM_ID] = a13.[ITEM_ID]
group by a11.[ORDER_ID], a12.[ITEM_ID]
こ の SQL ス テー ト メ ン ト は Access デー タ ベース用です。 レ ポー ト
用に生成
さ れ る SQL は、 使用 し てい る DBMS の種類に よ り 異な る 場
合があ り ます。
フ ァ ク ト 拡張が ど の よ う に し て注文に含まれ る 商品別の運送費の概算値に
な る のかを確認す る には、 注文に含まれ る 商品別の数量を計算す る メ ト
リ ッ ク を追加 し た、 次に示す最初の注文を ご覧 く だ さ い。
"Freight" メ ト リ ッ ク は注文に含まれ る 商品別に運送費の平均額を示 し てい
ますが、 比較的大 き な運送費がい く つか表示 さ れてい ます。 こ れは、 い く
つかの商品が複数、 注文 さ れてい る ためです。 こ の例は、 フ ァ ク ト 拡張が
正確な計算値ではな く 、 異な る レベルでの概算値を提供す る 場合が多い こ
と を示 し てい ます。 特定レベルの正確な値を得たい場合は、 通常は該当す
る デー タ を取得 し て、 デー タ ソ ース に保存す る 必要があ り ます。
フ ァ ク ト 関係を使用し た フ ァ ク ト テーブル上の結合の定義
フ ァ ク ト 拡張は、 テーブル関係の代わ り に フ ァ ク ト 関係に よ っ て定義す る
こ と も で き ます。 フ ァ ク ト 関係では、 その フ ァ ク ト を含むど のテーブルで
220 フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
も テーブル結合を実行で き ます。 その結果、 テーブルを手動で選択す る 代
わ り に MicroStrategy Engine に よ っ て結合に適 し たテーブルが選択 さ れ る た
め、 よ り 柔軟に関係を定義で き ます。
次の図は、 「テーブル関係を使用 し た フ ァ ク ト テーブル上の結合の定義」
(216 ページ) に示 し た例に 2 つの要約テーブルを追加 し た後の ス キーマ を
示 し てい ます。
"Freight" フ ァ ク ト のエン ト リ レベルを "Customer" (顧客) に拡張す る には、
"Order Unit Sales" (注文レベルの売上数量) フ ァ ク ト を使用 し て フ ァ ク ト 関
係を作成 し ます。
MicroStrategy Engine が、 "Freight" を含むテーブルの "Order Unit Sales" を含
むテーブルへの結合を試みます。 指定 さ れた結合ア ト リ ビ ュ ー ト に よ っ て、
次の結合が作成 さ れます。
•
Table 1 と Table 2 (結合ア ト リ ビ ュ ー ト が "Distribution Center" と
"Order" の場合)
•
Table 1 と Table 4 ("Distribution Center" の場合)
•
Table 2 と Table 3 ("Distribution Center" の場合)
•
Table 3 と Table 4 ("Distribution Center" の場合)
こ れ ら の結合は、 結合ア ト リ ビ ュ ー ト が "Distribution Center" と "Order" の
場合 と 、 "Distribution Center" だけの場合の違いを示 し てい ます。
フ ァ ク ト 関係は、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーの レベル拡張ウ ィ ザー ド で定義で き
ます。 "Order Unit Sales" フ ァ ク ト を開 き 、 "Distribution Center" と "Order"
の両方、 ま たは "Distribution Center" に拡張 し ます。 次に [関係テーブルを
動的に選択] オプシ ョ ン を選択 し 、 拡張に使用す る テーブルを指定 し ます。
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フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
221
6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
こ のオプシ ョ ンは、 「フ ァ ク ト 拡張の種類を選択する には」 (218 ページ) で
前述 し た手順の直後の ス テ ッ プで設定 さ れます。 上に示 し た よ う に、 こ の
ウ ィ ザー ド で指定す る テーブル と ア ト リ ビ ュ ー ト に よ っ て、 作成 さ れ る 結
合の種類 も 異な り ます。
結合ア ト リ ビ ュ ー ト と し て "Distribution Center" だけ を指定 し た場合に、
"Distribution Center"、 "Customer"、 お よ び "Freight" を含むレ ポー ト 用に生
成 さ れ る SQL を次に示 し ます。
select a1.DIST_CENTER, a2.CUSTOMER,
sum(a1.Freight)
from TABLE3 a1, TABLE4 a2
where a1.DIST_CENTER = a2.DIST_CENTER
group by a1.DIST_CENTER, a2.CUSTOMER
こ の SQL ス テー ト メ ン ト は Access デー タ ベース用です。 レ ポー ト
用に生成
さ れ る SQL は、 使用 し てい る DBMS の種類に よ り 異な る 場
合があ り ます。
テーブル関係の場合 と 同様、 最適な組み合わせを指定 し て、 エン ジ ンに結
合を計算 さ せ る こ と がで き ます。 最適な結合では、 左側の フ ァ ク ト テーブ
ル (上の SQL 例では Table 3) のすべてのキーが、 使用す る 結合ア ト リ
ビ ュ ー ト に含まれていなければな り ません。
フ ァ ク ト の強制的な ア ト リ ビ ュ ー ト への関連付け : 直積
結合
結合が存在せず、 フ ァ ク ト を拡張 し て強制的に フ ァ ク ト を ア ト リ ビ ュ ー ト
に関連付け る 必要があ る 場合は、 直積結合を使用で き ます。 直積結合 と は、
1 つの フ ァ ク ト 値を関係のないア ト リ ビ ュ ー ト の全エ レ メ ン ト に関連付け
る こ と が可能な結合です。 こ の方法では、 デー タ の繰 り 返 し や二重カ ウ ン
ト が発生す る 場合があ る ため、 正 し く ないデー タ が生成 さ れ る 可能性があ
り ます。
他に フ ァ ク ト を拡張す る 方法がない場合のみ使用 し て
直積結合は、
く だ さ い。 直積結合を指定 し て フ ァ ク ト を ア ト リ ビ ュ ー ト に関連付
け る 際には、 ル ッ ク ア ッ プ ア ト リ ビ ュ ー ト のデカル ト 積が作成 さ れ
ます。 こ の方法では効率が悪 く な る 場合があ る ため、 直接結合を使
用す る のは極力避けて く だ さ い。
222 フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
た と えば、 次の ス キーマでは "Distribution Center" と "Dollar Sales" の間に
関係は存在 し ません。
配送セ ン タ ー別に ド ル単位の売上額を レ ポー ト す る には、 直積結合を使用
す る 必要があ り ます。
こ の直積結合は、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーの レベル拡張ウ ィ ザー ド で定義で き
ます。 "Dollar Sales" フ ァ ク ト を開いて "Distribution Center" ア ト リ ビ ュ ー ト
ま で拡張 し ます。 次に [ 直積拡張を実行 ] オプシ ョ ン を選択 し ます。 こ のオ
プシ ョ ンは、 「フ ァ ク ト 拡張の種類を選択する には」 (218 ページ) で前述 し
た手順の直後の ス テ ッ プで設定 さ れます。 こ の例では、 割 り 当て式を指定
す る 必要はあ り ません。
結合ア ト リ ビ ュ ー ト が指定 さ れていない こ と に注目 し て く だ さ い。 こ の拡
張に含まれ る ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブルは、 常に
MicroStrategy Engine に よ っ て直積 ( ク ロ ス結合) さ れます。
"Customer"、 "Distribution Center"、 お よ び "Dollar Sales" を含むレ ポー ト 用
に生成 さ れ る SQL を次に示 し ます。
select a1.DIST_CENTER, a2.CUSTOMER,
sum(a2.DOLLAR_SALES)
from TABLE1 a1, TABLE2 a2
group by a1.DIST_CENTER
こ の SQL ス テー ト メ ン ト は Access デー タ ベース用です。 レ ポー ト
用に生成
さ れ る SQL は、 使用 し てい る DBMS の種類に よ り 異な る 場
合があ り ます。
フ ァ ク ト デー タ のレ ベルの低下 : フ ァ ク ト 分解
分解 と はフ ァ ク ト レベルを低下 さ せ る こ と であ り 、 論理的に集計の逆の処
理です。 フ ァ ク ト デー タ を、 フ ァ ク ト が保存 さ れてい る レベル よ り 下位の
論理レベルで表示す る には、 フ ァ ク ト を その レベルま で分解す る 必要があ
り ます。 こ の処理が必要にな る のは、 レ ポー ト で最 も 一般的に使用 さ れ る
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フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
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6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
レベルに フ ァ ク ト を保存 し た後、 その フ ァ ク ト のデー タ を よ り 低い論理レ
ベルで表示お よ び分析す る ユーザー ニーズが生 じ た と き です。
た と えば、 人事分析モジ ュ ールには "Department" (部門) レベルに保存 さ れ
てい る "Planned Compensation" (予定報酬) フ ァ ク ト が含まれてお り 、
"Employee" (従業員) レベルに フ ァ ク ト 分解 さ れてい ます ( こ の例で使用 さ れ
てい る ア ト リ ビ ュ ー ト 、 フ ァ ク ト 、 お よ び メ ト リ ッ ク は、 こ の分析モ
ジ ュ ールにすべて含まれてい ます)。 こ の フ ァ ク ト 拡張では、 割 り 当て式を
使用せずに "Planned Compensation" を "Employee" レベルに分解 し てい る た
め、 次に示す よ う に、 リ ス ト に表示 さ れ る 全従業員の予定報酬が、 所属部
門 と 同 じ 値にな り ます。
こ の フ ァ ク ト 分解の分析値は、 こ の状態ではあ ま り 意味があ り ません。 た
だ し 、 "Planned Compensation" が "Employee" レベルで利用可能にな っ たた
め、 "Employee" レベルに保存 さ れてい る 他の フ ァ ク ト を使用す る こ と で、
よ り 意味のあ る 分析を行 う こ と がで き ます。 た と えば、 "Employee" レベル
に保存 さ れてい る "Compensation Cost" (報酬コ ス ト ) フ ァ ク ト を使用 し
て、 "Actual as % Planned Compensation" メ ト リ ッ ク が作成 さ れてい ます。 こ
れは、 特定の従業員に支払われた報酬が、 部門全体の予定報酬に占め る 割
合 (%) を計算する メ ト リ ッ ク です。 メ ト リ ッ ク 定義は ([Compensation
Cost]/[Planned Compensation]) で、 "Compensation Cost" フ ァ ク ト
と "Planned Compensation" フ ァ ク ト か ら それぞれ定義 さ れ る メ ト リ ッ ク を
224 フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
除算 し ます。 こ の結果、 次に示す よ う に、 各従業員に支払われた報酬が、
部門全体の予定報酬に占め る 割合を見 る こ と がで き ます。
"Planned Compensation" を "Employee" ま で分解 し ない と 、 "Department" と
"Employee" を こ れ ら の メ ト リ ッ ク と 共に レ ポー ト に含め、 正 し い値を返す
こ と はで き ません。
以下の手順では、 人事分析モジ ュ ールの "Planned Compensation" フ ァ ク ト
用に作成 さ れた フ ァ ク ト 分解の作成方法を、 順を追っ て説明 し ます。 さ ら
に、 プ ロ ジ ェ ク ト の フ ァ ク ト に使用で き る フ ァ ク ト 分解の作成の全般的な
ガ イ ド ラ イ ン も 示 し ます。
フ ァ ク ト 分解を定義するには
1 Developer で人事分析モジ ュ ールに ロ グ イ ン し ます。
2 Facts / Compensation/ Planning フ ォ ルダーに移動 し て "Planned
Compensation" フ ァ ク ト を ダブル ク リ ッ ク し ます。 読み取 り モー ド と
編集モー ド の ど ち ら を使用す る かを尋ね る メ ッ セージが表示 さ れた場合
は、 フ ァ ク ト を変更で き る よ う に、 [ 編集 ] を選択 し て [OK] を ク リ ッ ク
し て、 フ ァ ク ト エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き ます。 フ ァ ク ト エデ ィ
タ ーが開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーを読み取 り 専用モー ド で開 く オプシ ョ ンの
みが与え ら れた場合は、 こ れは、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク
ト の ス キーマ を変更 し てい る と い う こ と を意味 し ます。 別の
ユーザーが変更を終了 し て ス キーマの ロ ッ ク を解除す る ま で、
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 く こ と はで き ません。
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フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
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6
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーで読み取 り 専用モー ド お よ び編
集モー ド を使用す る 方法は、 「ス キーマ エデ ィ ターの読み取
り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照 し て く
だ さ い。
3 [ 拡張 ] タ ブを ク リ ッ ク し ます。
4 [Degradation to Employee] (従業員への低下) を選択 し て [ 変更 ] を ク
リ ッ ク し ます。 レベル拡張ウ ィ ザー ド が開 き ます。
フ ァ ク ト 分解を新規作成す る 場合は [新規作成] を ク リ ッ ク し ます
が、
こ の例では [Degradation to Employee] で "Planned
Compensation" フ ァ ク ト 分解が ど の よ う に作成 さ れたかを、 順を
追っ て示 し ます。
5 [ よ う こ そ] の メ ッ セージ を確認 し てか ら 、[ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。[概
要] ページが開 き ます。
6
フ ァ ク ト 拡張の名前 と 説明を入力 し ます ( こ の例では入力済みです)。
続いて、 次のいずれかの操作を選択 し ます。
•
[ フ ァ ク ト エ ン ト リ レ ベルを下げる ] : フ ァ ク ト 分解を定義 し ます。
•
[ フ ァ ク ト エ ン ト リ レ ベルを拡張 ] : テーブル関係、 動的フ ァ ク ト 関
係、 ま たは直積結合を使用 し て フ ァ ク ト 拡張を定義 し ます (「テーブ
ル関係を使用 し た フ ァ ク ト テーブル上の結合の定義」 (216 ページ)
お よ び 「フ ァ ク ト 関係を使用 し た フ ァ ク ト テーブル上の結合の定
義」 (220 ページ) を参照)。
•
フ ァ ク ト エ ン ト リ レ ベルを部分的または完全に禁止 : 特定レベルで
の フ ァ ク ト の レ ポー ト を禁止す る フ ァ ク ト 拡張を定義 し ます (「特定
レベルでの フ ァ ク ト の レ ポー ト 禁止」 (228 ページ) を参照)。
こ の例ではフ ァ ク ト 分解を作成 し てい る ため、 [ フ ァ ク ト エ ン ト リ レベ
ルを下げる ] を選択 し て [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [拡張 し た ア ト リ
ビ ュ ー ト ] ページが開 き ます。
7
フ ァ ク ト を別の レベルで レ ポー ト で き る よ う に、 フ ァ ク ト の分解先ア ト
リ ビ ュ ー ト を選択 し ます。 こ の例では "Employee" が選択 さ れてい ます。
[ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [結合 タ イ プ] ページが開 き ます。
ど の レベルで も レ ポー ト で き る よ う に フ ァ ク ト を拡張す
階層内の
る には、 階層の最下位レベルにあ る ア ト リ ビ ュ ー ト を選択 し ま
す。
8 結合に使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト を選択 し ます。 こ の例では、
"Department" ア ト リ ビ ュ ー ト が選択 さ れてい ます。[ 次へ ] を ク リ ッ ク し
ます。 [結合ア ト リ ビ ュ ー ト の方向] ページが開き ます。
226 フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
9 選択 し た ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し て結合す る か、 ア ト リ ビ ュ ー ト と その
子を使用 し て結合す る かを選択で き ます。 こ の例では、 "Department" ア
ト リ ビ ュ ー ト と その子に結合を実行 し ます。 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。
[割 り 当て] ページが開き ます。
10 フ ァ ク ト を新 し い レベルで計算す る 割 り 当て式を入力 し ます。 こ の例で
は、 割 り 当て式を含め る 必要はあ り ません。 フ ァ ク ト 分解で割 り 当て
式を使用す る 方法については、 「割 り 当て式を使用する フ ァ ク ト 分解」
(227 ページ) の例を参照 し て く だ さ い。
11 [ 終了 ] を ク リ ッ ク し て フ ァ ク ト 分解を作成 し ます。
割り当て式を使用するファクト分解
フ ァ ク ト 分解では、 レベルを ただちに下げ る こ と がで き る と は限 り ません。
通常は、 割 り 当て式を追加す る 必要があ り ます。 こ れに よ り 、 指定 し た計
算に従っ て値を分配 し 、 レベル拡張で フ ァ ク ト の定義を変更す る こ と が可
能にな り ます。
こ れは概念的には、 デー タ を上位レベルで集計す る と き に集計関数
(Sum、
Avg な ど) を選択す る タ ス ク に似てい ます。
た と えば、 フ ァ ク ト が年の レベルに保存 さ れてお り 、 そのデー タ を月レベ
ルで レ ポー ト す る 場合は、 フ ァ ク ト に分解を作成 し て月レベルに関連付け
ます。 分解先のア ト リ ビ ュ ー ト と し て "Month" を選択 し ます。 その後、 割
り 当て式 と し て fact/12 を指定 し ます。
割 り 当て式を作成す る こ と に よ り 、 上位レベルの フ ァ ク ト を下位レベルの
ア ト リ ビ ュ ー ト に ど の よ う に分解す る かを定義 し ます。 割 り 当て式は、
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーの レベル拡張ウ ィ ザー ド でア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト
に設定す る 操作に よ っ て定義 さ れます。
フ ァ ク ト 分解で得 ら れ る 値は通常、 低い論理レベルの フ ァ ク ト デー タ の正
確な値ではな く 、 デー タ の概算値です。 た と えば、 "Year" か ら "Month" へ
の分解用の割 り 当て式 fact/12 は、 1 年の フ ァ ク ト デー タ を 12 カ月に均
等に分割 し ます。 1 年間のすべての月の フ ァ ク ト デー タ が同 じ にな る こ と
は不可能ではあ り ませんが、 通常、 その可能性は限 ら れます。 その よ う な
フ ァ ク ト 分解を使用す る のは、 フ ァ ク ト デー タ が低い論理レベルに保存 さ
れてお ら ず、 フ ァ ク ト デー タ を低い論理レベルに直接関連付け る 方法がな
い場合に限定すべ き です。
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フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
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ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
特定レ ベルでの フ ァ ク ト のレ ポー ト 禁止
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーの [ フ ァ ク ト エ ン ト リ レ ベルを部分的または完全に禁
止 ] の設定は、 特定レベルで フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る こ と を禁止す る 一種
の ロ ッ ク 機能です。 こ の設定に よ り 、 ル ッ ク ア ッ プ テーブルへの不要な結
合が回避 さ れます。 フ ァ ク ト エン ト リ レベルの禁止が役立つ状況につい
て、 以下に例を通 じ て説明 し ます。
こ の機能は通常、 フ ァ ク ト のエン ト リ レベル よ り 下位の レベルにおけ る
フ ァ ク ト デー タ の複雑 さ と 分析負荷を回避す る ために、 その よ う な低い レ
ベルへの フ ァ ク ト 拡張を禁止す る ために使用 さ れます。 フ ァ ク ト が
"Minute" (分) や "Second" (秒) な ど、 ク エ リ の処理負荷が大 き く な る レ
ベルに保存 さ れてい る 場合、 その よ う な下位レベルの ク エ リ を禁止す る こ
と がで き ます。 た と えば、 3 年分のデー タ が存在す る 場合に "Minute" や
"Second" レベルで ク エ リ を実行す る と 、 非常に多 く の リ ソ ース が消費 さ れ、
過剰に詳 し いデー タ が返 さ れます。 こ れ ら の レベルでの ク エ リ を禁止 し た
場合、 "Minute" や "Second" レベルの フ ァ ク ト を含むレ ポー ト の作成を試み
る と 、 それ ら の レベルで レ ポー ト を実行で き ない こ と を通知す る エ ラ ーが
返 さ れます。
こ こ では一例 と し て、 地理、 時間、 製品 と い う 3 つのデ ィ メ ン シ ョ ン を含
むス キーマ を想定 し ます。 製品デ ィ メ ン シ ョ ンの "Item" (商品) レベルで
"Sales" (売上) フ ァ ク ト を作成 し 、 "Sales" フ ァ ク ト を集計す る "Sales" メ ト
リ ッ ク を作成 し た と し ます。 "Month" ア ト リ ビ ュ ー ト と "Sales" メ ト リ ッ
ク を含むレ ポー ト を作成す る と き 、 分析エン ジ ンは動的に ク ロ ス結合を実
行 し て レ ポー ト を評価 し ます。 "Sales" フ ァ ク ト の時間デ ィ メ ン シ ョ ンへの
拡張を明示的に禁止す る には、 [ フ ァ ク ト エ ン ト リ レ ベルを部分的または
完全に禁止 ] 設定を使用 し 、 時間デ ィ メ ン シ ョ ンの最下位ア ト リ ビ ュ ー ト
("Day" な ど) を選択 し ます。 こ のオプシ ョ ンは、 「フ ァ ク ト エン ト リ レベ
ルを低下、 拡張、 ま たは禁止する には」 (218 ページ) で前述 し た フ ァ ク ト
拡張手順の直後の ス テ ッ プで設定 さ れます。 その後、 ス キーマ を更新 し て
レ ポー ト を再実行す る と 、 ル ッ ク ア ッ プ テーブル と フ ァ ク ト テーブル間の
ク ロ ス結合が禁止 さ れてい る ため、 こ の レ ポー ト の実行は失敗 し ます。 一
方、 こ の設定は通常の結合には影響を与え ません。
"Sales" フ ァ ク ト を対象に "Month" ア ト リ ビ ュ ー ト への
上記の例で、
拡張を指定 し 、 "Month" の親ア ト リ ビ ュ ー ト であ る "Year" への拡
張を禁止 し た後、 "Year" ア ト リ ビ ュ ー ト と "Sales" メ ト リ ッ ク を含む
レ ポー ト を実行す る と 、 レ ポー ト は正常に実行 さ れます。 こ の場合、
分析エン ジ ンは何 ら かの順序で指定 さ れた拡張条件を並べ替え、 並
べ替えた拡張の順序に基づいて レ ポー ト を計算 し ます。 その結果、
エン ジ ンは有効な SQL を返 し ますが、 こ れはデザ イ ンで意図 し た状
態 と は異な っ てい ます。 相互に矛盾す る 拡張定義を含むフ ァ ク ト 定
義は使用 し ない こ と を推奨 し ます。
228 フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 6
フ ァ ク ト エン ト リ レベルの禁止設定が適用 さ れ る のは、 拡張ア ト リ ビ ュ ー
ト と し て解釈可能な ア ト リ ビ ュ ー ト だけです。 た と えば、 "Subcategory"
(サブカ テ ゴ リ ) ア ト リ ビ ュ ー ト と "Item" ア ト リ ビ ュ ー ト 、 お よ び
"Revenue" (収入) フ ァ ク ト を集計す る "Revenue" メ ト リ ッ ク を含むレ ポー
ト を作成 し た と し ます。 その後、 "Revenue" フ ァ ク ト の "Item" ア ト リ
ビ ュ ー ト への拡張を禁止 し 、 ス キーマ を更新 し ま し た。 こ の場合、 レ ポー
ト を再実行 し て も 商品別の収入は表示 さ れます。 言い換えれば、 フ ァ ク ト
拡張の禁止が機能 し てい ません。 こ れは、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク
ト 内で "Revenue" が "Item" と 同 じ レベルに存在す る ためです。 し たが っ
て、 通常の結合が行われ る だけで、 拡張は実行 さ れません。 特定レベルで
の フ ァ ク ト の レ ポー ト を禁止す る には、 有効な理由が必要です。 こ の例で
は、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内で "Revenue" フ ァ ク ト が保存 さ れてい る レベル
で レ ポー ト を禁止 し てお り 、 こ れは論理的に無意味です。
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フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
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ビ ジネ ス デー タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト
230 フ ァ ク ト が レ ポー ト さ れ る レベルの変更 : レベル拡張
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
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7
7.
ビジネス データのコンテキ
スト : アトリビュート
はじめに
フ ァ ク ト で表 さ れ る ビ ジネ ス デー タ は、 ビ ジネ ス の概念 と コ ン テ キ ス ト が
なければ、 さ ほ ど意義深い も のにはな り ません。 MicroStrategy でビ ジネ ス
の概念 と コ ン テ キ ス ト を形にす る のがア ト リ ビ ュ ー ト です。 ア ト リ ビ ュ ー
ト はビ ジネ ス モデルに、 フ ァ ク ト を レ ポー ト お よ び分析す る ための コ ン テ
キ ス ト を提供 し ます。 会社の総売上を知 る こ と が有益であ る 一方で、 その
売上がいつど こ で発生 し た も のかがわかれば、 ユーザーは必要な詳細分
析を日々行 う こ と がで き ます。
た と えば、 "Month" (月)、 "Year" (年)、 "Region" (地域) の各ア ト リ
ビ ュ ー ト を テ ンプ レー ト に持ち、 さ ら に "Revenue" (売上) フ ァ ク ト に基づ
く "Revenue" (売上) メ ト リ ッ ク を持つレ ポー ト があ る と し ます。 こ の レ
ポー ト を実行す る と 、 会社の売上が地域、 月、 お よ び年の各レベルで表示
さ れます。 レ ポー ト のア ト リ ビ ュ ー ト に よ っ て、 売上が最 も 少なかっ た地
域や売上が最 も 伸びた年な ど、 かな り の量の情報が得 ら れます。 レ ポー ト
か ら ア ト リ ビ ュ ー ト を取 り 除いて し ま う と 、 わか る のは会社の売上合計だ
けです。
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231
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト の概要
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成は、 プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ンの初期段階で重要な 1 つ
の ス テ ッ プであ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト で フ ァ ク ト を作成 し た
後に行い ます。 ユーザー と アプ リ ケーシ ョ ンに関す る 要件は、 プ ロ ジ ェ ク
ト の途中で も 新たに発生す る ため、 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成 と 変更は、 プ ロ
ジ ェ ク ト の ラ イ フ サ イ ク ル全体にわた っ て重要な位置を占め ます。
デー タ ウ ェ アハ ウ ス内では、 ア ト リ ビ ュ ー ト は通常、 ル ッ ク ア ッ プ テーブ
ル内の一意の ID 列に よ っ て識別 さ れます。 MicroStrategy の レ ポー ト では、
ア ト リ ビ ュ ー ト は レ ポー ト の列ヘ ッ ダーに よ っ て識別 さ れます。
レ ポー ト デザ イ ナーは、 レ ポー ト の作成 タ ス ク の一環 と し て、 こ れ ら の レ
ポー ト の列ヘ ッ ダーを決定 し ます。 Intelligence Server は、 こ の レ ポー ト 定
義を使用 し て、 レ ポー ト の SQL の作成方法を エン ジ ンに指示 し ます。 レ
ポー ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト の式に よ っ て、 SQL コ マ ン ド の
SELECT 句が定義 さ れます。
次の例を ご覧 く だ さ い。
Select Store_ID, Date, sum(Sales)
From Store_Fact
Group By Store_ID, Date
232 ア ト リ ビ ュ ー ト の概要
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
こ の SQL は、 売上情報を店舗別お よ び日付別に取得 し ます。 レ ポー ト 内の
ア ト リ ビ ュ ー ト と メ ト リ ッ ク が、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の ど こ に必要な情
報が存在 し 、 その情報を取得す る SQL を ど の よ う に作成す る かを
Intelligence Server に指示 し ます。 こ のプ ロ セ ス に よ っ て、 デー タ ウ ェ アハ
ウ ス か ら 情報を抽出す る SQL を知 ら な く て も 、 ユーザーは レ ポー ト 分析を
行 う こ と がで き ます。
レ ポー ト に含め る こ と が可能な最下位レベルのア ト リ ビ ュ ー ト ("Day"
(日) な ど) が、 レ ポー ト の最下位レベルの詳細情報にな り ます。 上位レベ
ルの レ ポー ト 、 た と えば " 年 " レベルの レ ポー ト には "Year" (年) ア ト リ
ビ ュ ー ト が含まれてい ます。 こ の レ ポー ト に表示 さ れ る 情報は、 "Month"
(月) や "Week" (週) な ど低位レベルのア ト リ ビ ュ ー ト を含む同様の レ
ポー ト ほ ど詳細ではあ り ません。 デー タ 自体は同 じ も のであ り 、 単に集計
さ れていないだけであ る こ と を理解 し てお く こ と が重要です。
メ ト リ ッ ク 、 フ ィ ル タ ー、 お よ びレ ポー ト の説明は、 こ のガ イ ド の
対象範囲に含まれてい
ません。 こ れ ら については、 『MicroStrategy 上
級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 で説明 し てい ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト は以下のプ ロ パテ ィ で定義 さ れます。
•
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム : ア ト リ ビ ュ ー ト の識別子ま たは記述子を含み
ます。 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト が複数のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を持つ こ
と も あ り ます。 た と えば、 "Customer" (顧客) ア ト リ ビ ュ ー ト の場合、
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム と し て、 "Customer Email" (顧客 メ ール ア ド レ
ス)、 "Customer First Name" (顧客の名)、 "Customer Last Name" (顧客
の姓) な ど を持つ こ と があ り ます。 「列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ
ビ ュー ト フ ォーム」 (253 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
ア ト リ ビ ュ ー ト 式 : MicroStrategy のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を、 ウ ェ ア
ハ ウ ス内の 1 つ以上の列にマ ッ プ し ます。 「ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム
式」 (257 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係 : 概念レベルが異な る デー タ 間の連携を可能に し
て、 プ ロ ジ ェ ク ト 内のデー タ 間の関係を示 し ます。 「ア ト リ ビ ュー ト 関
係」 (271 ページ) を参照 し て く だ さ い。
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ア ト リ ビ ュ ー ト の概要
233
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
次の図は、 上記のア ト リ ビ ュ ー ト プ ロ パテ ィ 間の関係を示 し てい ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成は、 プ ロ ジ ェ ク ト の初期段階で重要な 1 つの ス テ ッ
プですが、 プ ロ ジ ェ ク ト の ラ イ フ サ イ ク ル全体を通 じ て、 ア ト リ ビ ュ ー ト
の変更や作成が必要にな る こ と も 多 く あ り ます。 こ れ ら の タ ス ク の実行手
順については、 こ の章の最初の項 (「ア ト リ ビ ュ ー ト の作成」 (234 ページ))
で説明 し ます。 以降の項では、 ア ト リ ビ ュ ー ト の概念 と 、 さ ら に高度な ア
ト リ ビ ュ ー ト デザ イ ンの方法 と 手順について も い く つか説明 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
ア ト リ ビ ュ ー ト は主に、 フ ァ ク ト デー タ を グループ化お よ び集計 し て、
フ ァ ク ト デー タ に ビ ジネ ス コ ン テ キ ス ト を追加す る ために使用 さ れます。
デー タ の レ ポー ト や分析を行 う には、 デー タ に ビ ジネ ス コ ン テ キ ス ト が必
要です。 こ の こ と か ら 、 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成は、 プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン
で常に重要な ス テ ッ プ と な り ます。
234 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
こ の項では、 プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン プ ロ セ ス の異な る 段階で、 異な る 方法
と MicroStrategy イ ン タ ーフ ェ イ ス を使用 し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト を作成する
手順について説明 し ます。
•
「複数のア ト リ ビ ュー ト の同時作成」 (235 ページ) では、 プ ロ ジ ェ ク ト
デザ イ ンの初期段階、 あ る いはその後のプ ロ ジ ェ ク ト の ラ イ フ サ イ ク
ルで、 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド を使用 し て複数のア ト リ ビ ュ ー
ト を作成す る 手順を示 し ます。
•
「ア ト リ ビ ュー ト の追加 と 変更」 (240 ページ) では、 既存のプ ロ ジ ェ ク
ト にア ト リ ビ ュ ー ト を追加 し 、 変更す る 手順を示 し ます。 こ の説明に
は、 既存のア ト リ ビ ュ ー ト へのア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの追加やプ ロ
ジ ェ ク ト の拡張に応 じ た新規ア ト リ ビ ュ ー ト の追加な ど の高度な機能の
追加手順 も 含まれてい ます。
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ンの ど の段階において も 、 Architect を使用 し て ア ト リ
ビ ュ ー ト を作成お よ び変更す る こ と がで き ます。 Architect でア ト リ ビ ュ ー
ト を作成お よ び変更す る 方法については、 「Architect に よ る 単純な ア ト リ
ビ ュー ト と 高度なア ト リ ビ ュー ト の追加お よび変更」 (246 ページ) を参照
し て く だ さ い。
複数のア ト リ ビ ュ ー ト の同時作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ンの初期段階やそれ以降のプ ロ ジ ェ ク ト の ラ イ フ サ イ
ク ルにおいて、 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド を使用 し て複数のア ト リ
ビ ュ ー ト を作成で き ます。
を使用 し て、 複数のア ト リ ビ ュ ー ト を作成する こ と も で き
Architect
ます。 こ の手順は 7 章、 「Architect に よ る 単純なア ト リ ビ ュ ー ト と 高
度なア ト リ ビ ュー ト の追加お よび変更」 で説明 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド でア ト リ ビ ュ ー ト を作成するには
こ れは、 プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ンの初期段階におけ る 手順です。 プ ロ ジ ェ ク
ト 作成ア シ ス タ ン ト を使用 し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド を起動 し 、
ア ト リ ビ ュ ー ト 作成 タ ス ク を完了 し ます。 プ ロ ジ ェ ク ト 作成ウ ィ ザー ド を
開 く 方法については、 「プ ロ ジ ェ ク ト 作成アシ ス タ ン ト で新規プ ロ ジ ェ ク
ト を作成する には」 (92 ページ) を参照 し て く だ さ い。 ま た、 ア ト リ ビ ュ ー
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ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
235
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ト 作成ウ ィ ザー ド は、 プ ロ ジ ェ ク ト の開発中に MicroStrategy Developer の
[ スキーマ ] メ ニ ュ ーか ら いつで も 開 く こ と がで き ます。
1 プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト で [ア ト リ ビ ュ ー ト を作成] を ク リ ッ ク し
ます。 次に示すア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド が開 き ます。
2 表示 さ れ る イ ン ト ロ ダ ク シ ョ ン ページの内容を確認 し ます。
アトリビュートの作成規則を定義する
作成規則を定義す る こ と で、 ア ト リ ビ ュ ー ト 列の選択 と ア ト リ ビ ュ ー ト
の命名がかな り 容易にな り ます。 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の命名規則 と
デー タ 型に一貫性があ る 場合は特に効果的です。 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成
ウ ィ ザー ド は、 以下の規則を使用 し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成プ ロ セ ス の
自動化に役立ち ます。 ウ ェ アハ ウ ス内の命名規則やデー タ 型の規則が、
デフ ォ ル ト に準拠 し ない場合は、 こ れ ら の規則を変更 し ます。
3 [規則定義] を ク リ ッ ク し 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成の基本的ない く つかの規
則を設定 し ます。 [ア ト リ ビ ュ ー ト 作成規則] ページが開き ます。
4 [列デー タ 型] 領域では、 ア ト リ ビ ュ ー ト ID 列に使用可能な列デー タ
型を選択 し ます。 含め る デー タ 型のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。
こ こ で指定 し たデー タ 型のア ト リ ビ ュ ー ト ID 列が、 ウ ィ ザー ド に よ っ
てデー タ ウ ェ アハ ウ ス内で検索 さ れます。
5 [ア ト リ ビ ュ ー ト 名] 領域では、 デフ ォ ル ト のア ト リ ビ ュ ー ト 名の作成方
法を指定で き ます。 該当す る チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し て、 次に示す
ア ト リ ビ ュ ー ト 名のデフ ォ ル ト の作成方法を設定 し ます。
•
ア ト リ ビ ュ ー ト 名に含まれ る 下線を スペース で置 き 換え る 。
•
名前か ら 「ID」 と い う 文字列を削除す る 。
236 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
先頭文字を大文字にす る 。
6 [ウ ェ アハ ウ ス検索] 領域では、 ウ ェ アハ ウ ス オブジ ェ ク ト の位置を特定
す る のに役立つ命名規則を指定 し ます。 デフ ォ ル ト では、 ID 列は ID、
説明列は DESC、 ル ッ ク ア ッ プ テーブルは LOOKUP と な っ てい ます。
7 [OK] を ク リ ッ ク し て規則の変更を保存 し 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ
ザー ド に戻 り ます。
ID 列を選択する
ID 列は、 ア ト リ ビ ュ ー ト の各エ レ メ ン ト を一意に識別す る 列ま たは列
のグループです。
8 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [ID 列を選択] ページが開き ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト の ID 列を選択す る と き は、 列のすべての値が一
意であ
る こ と 、 お よ び NULL 値が含まれていない こ と を確認 し て
く だ さ い。 NULL 値や重複す る 値を含む列は、 ア ト リ ビ ュ ー ト の
ID 列 と し て使用 し ないで く だ さ い。 こ れ ら を使用す る と 、 予期
し ない動作を引 き 起 こ し エ ラ ーが発生 し ます。
[ID 列を選択] ページには、 前述の ス テ ッ プで定義 し た規則に合致する
デー タ 型の列だけが表示 さ れます。 ウ ェ アハ ウ ス内で設定 し てい る 識別
子の命名規則に合致す る 列の名前が、 自動的に強調表示 さ れます。
9 [使用可能な列] ペ イ ン でア ト リ ビ ュ ー ト ID に使用する 列を選択 し 、
[>] を ク リ ッ ク し てプ ロ ジ ェ ク ト に追加 し ます。 [>>] を ク リ ッ ク する と 、
リ ス ト に含まれ る すべての列を一度に追加で き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
ア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し て [名前の変更] を選択 し 、 ア ト リ
ビ ュ ー ト の名前を も っ と わか り やすい名前に変更で き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト か ら ア ト リ ビ ュ ー ト ID 列を削除す る には、 [ア ト リ
ビ ュ ー ト ] ペ イ ンで削除す る ア ト リ ビ ュ ー ト ID を選択 し 、 [<] を
ク リ ッ ク し て [使用可能な列] ペ イ ンに移動 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド では、 同 じ 情報を保持 し ていて も
名前の異な る 複数の列 (異種の列) には対応で き ません。 ア ト リ
ビ ュ ー ト を異種の列にマ ッ プす る 方法の詳細は、 「異な る列名の
結合 : 異種マ ッ ピ ン グ」 (263 ページ) を参照 し て く だ さ い。
複合アトリビュートの作成
複合ア ト リ ビ ュ ー ト と は、 ID 列 と し て複数の列を指定 し た ア ト リ
ビ ュ ー ト の こ と です。 こ れは、 ア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト を一意に識
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ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
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7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
別す る ために、複数の ID 列が必要であ る こ と を意味 し ます (「複数の ID
列を持つア ト リ ビ ュー ト : 複合ア ト リ ビ ュー ト 」 (294 ページ) を参照)。
10 複合ア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る には、 次の手順を実行 し ます。
a
[複合ア ト リ ビ ュ ー ト ] を ク リ ッ ク し 、 さ ら に [追加] を ク リ ッ ク し ま
す。 [新規複合ア ト リ ビ ュ ー ト ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開き ます。
b
ア ト リ ビ ュ ー ト の名前を入力 し ます。
c
複合ア ト リ ビ ュ ー ト を一意に識別す る ために必要な列を選択 し 、
[OK] を ク リ ッ ク し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド に戻 り ま
す。
説明列を選択する
説明列には、 ア ト リ ビ ュ ー ト に コ ン テ キ ス ト と 意味を付与す る デー タ が
含まれます。
11 必要な ア ト リ ビ ュ ー ト ID 列をすべて追加 し た後、 [次へ] を ク リ ッ ク し
ます。 [説明列を選択] ページが開き ます。
12 ア ト リ ビ ュ ー ト の説明 と し て ID 列を使用す る か、 その他の列を使用す
る かを選択 し ます。 ウ ェ アハ ウ ス内で設定 し てい る 説明の命名規則に合
致す る 列が自動的に選択 さ れます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
通常は、 各ア ト リ ビ ュ ー ト のデフ ォ ル ト の説明列を使用 し て く だ
さ い。 ただ し 、 ID 列が適切な説明列 と し て使用で き る 場合 (" 年
" 列な ど) も あ り ます。
その他のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームは、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス
タ ン ト で手順を完了 し た後、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーで作成
す る 必要があ り ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの詳細は、 「ア ト
リ ビ ュー ト エデ ィ タ ーに よ る ア ト リ ビ ュー ト の追加」 (242 ペー
ジ) を参照 し て く だ さ い。
ルックアップ テーブルを選択する
ル ッ ク ア ッ プ テーブルは、 ア ト リ ビ ュ ー ト の物理的表現であ り 、 ID 列
と 説明列に保存 さ れてい る デー タ を通 じ て、 ア ト リ ビ ュ ー ト に関す る 情
報を提供 し ます。
13 ア ト リ ビ ュ ー ト の説明列の選択が完了 し た後、 [次へ] を ク リ ッ ク し ま
す。 [ル ッ ク ア ッ プ テーブルを選択] ページが開き ます。
14 各ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブルを選択 し ます。
238 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
ウ ェ アハ ウ ス内で設定 し てい る ル ッ ク ア ッ プの命名規則に合致す る テー
ブルが自動的に選択 さ れます。 通常は、 各ア ト リ ビ ュ ー ト のデフ ォ ル ト
のル ッ ク ア ッ プ テーブルを選択 し ます。
15 次の よ う に、 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。
•
複合ア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し た場合は、 [複合ア ト リ ビ ュ ー ト 定義]
ページが開 き ます。 複合ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブル と
説明列を選択 し 、 [次へ] を ク リ ッ ク し ます。 [関係定義] ページが開
き ます。
•
複合ア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し なかっ た場合は、 [関係定義] ページが
開 き ます。
関係を定義する
ア ト リ ビ ュ ー ト ご と に、 子 と 関係の種類 (1 対 1、 1 対多、 ま たは多対
多) を指定 し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係は、 プ ロ ジ ェ ク ト の ロ ーカ
ル デー タ モデルのデザ イ ン (2 章、 「論理データ モデル」 を参照) 時に
明確に し なければな り ません。 "City" (都市)、 "State" (州)、 "Region"
(地域) な ど の互いに関係のあ る ア ト リ ビ ュ ー ト は、 通常 1 つのグルー
プ と し て同 じ 階層 (" 場所 " な ど) 内に ま と めて置かれます。 論理デー
タ モデルでは、 同 じ 階層に属す る ア ト リ ビ ュ ー ト 間には互いに関係が
なければな り ません。 一方、 異な る 階層のア ト リ ビ ュ ー ト 間には関係が
存在 し てはな り ません。
16 ア ト リ ビ ュ ー ト ご と に、 次の手順で子ア ト リ ビ ュ ー ト を定義 し ます。
a
[ア ト リ ビ ュ ー ト ] ペ イ ン でア ト リ ビ ュ ー ト を選択 し 、 [追加] を ク
リ ッ ク し ます。 [子ア ト リ ビ ュ ー ト を選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開
き ます。
b
使用可能な子ア ト リ ビ ュ ー ト の リ ス ト か ら 子ア ト リ ビ ュ ー ト を選択
し 、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド に戻 り
ます。
c
[次の親の子 : ア ト リ ビ ュー ト 名] ペ イ ン で、 ア ト リ ビ ュ ー ト と その
子の間に定義す る 関係の種類を選択 し ます。 各種のア ト リ ビ ュ ー ト
関係の詳細については、 「ア ト リ ビ ュー ト 関係」 (271 ページ) を参照
し て く だ さ い。
17 子を必要 と す る すべてのア ト リ ビ ュ ー ト に対 し て子を定義 し た ら 、 [ 次
へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [終了] ページが開 き ます。
18 [終了] ページの要約情報を確認 し 、問題がなければ [終了] を ク リ ッ ク し
て ア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し ます。
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ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド のすべての ス テ ッ プを完了す る と 、 ア ト リ
ビ ュ ー ト が作成 さ れます。 こ れで、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア シ ス タ ン ト に よ る 、
プ ロ ジ ェ ク ト 作成の初期段階が完了 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト の追加 と 変更
作成済みのプ ロ ジ ェ ク ト に フ ァ ク ト を追加で き る の と 同様に、 ア ト リ
ビ ュ ー ト も 必要に応 じ て作成 し 、 追加す る こ と がで き ます。 企業の成長 と
と も に レ ポー ト のニーズ も 変化 し ます。 その結果、 デー タ ウ ェ アハ ウ スや
MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト 内の ス キーマへの変更が必要にな る こ と があ り
ます。
た と えば、 米国の医療分野で事業展開 し て き た企業が、 欧州 と ア ジ アの市
場への参入を決定 し た と し ます。 こ の企業は新規参入に先立ち、 参入先各
国に関す る 情報を含むル ッ ク ア ッ プ テーブルを、 自社のデー タ ウ ェ アハ ウ
ス内に持っ てい ません。
そのため、 欧州 と ア ジ アに支社を開設 し た後、 こ れ ら の支社に関す る 情
報を含むル ッ ク ア ッ プ テーブルをデー タ ウ ェ アハ ウ ス に追加す る 必要があ
り ます。 さ ら に、 それ ら のテーブルを MicroStrategy のプ ロ ジ ェ ク ト に追加
し 、 レ ポー ト ユーザーがそれぞれの国で ビ ジネ ス デー タ を分析で き る よ う
に、 適切な ア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し ます。
次の さ ま ざ ま な手法お よ び イ ン タ ーフ ェ イ ス を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト のア
ト リ ビ ュ ー ト を作成お よ び変更で き ます。
•
ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド では、 次の タ ス ク が実行で き ます。
単純な ア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る
複数のア ト リ ビ ュ ー ト を迅速に作成す る
プ ロ ジ ェ ク ト の作成中に多数のア ト リ ビ ュ ー ト を追加す る
ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド は、 多数のア ト リ ビ ュ ー ト を最初に作成
す る 手段 と し て効果的ですが、 既存のア ト リ ビ ュ ー ト に変更を加え た
り 、 さ ら に高度な ア ト リ ビ ュ ー ト を定義す る アプ リ ケーシ ョ ンには不向
き です。 通常、 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド を使用す る のは、 プ ロ
ジ ェ ク ト 作成の初期段階だけで、 こ の と き にプ ロ ジ ェ ク ト のほ と ん ど の
ア ト リ ビ ュ ー ト が作成 さ れます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド の使用
手順については、 「複数のア ト リ ビ ュー ト の同時作成」 (235 ページ) お
よ び 「ア ト リ ビ ュー ト 作成ウ ィ ザー ド に よ る ア ト リ ビ ュー ト の追加」
(241 ページ) を参照 し て く だ さ い。
240 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーでは、 次の タ ス ク を実行で き ます。
単純な ア ト リ ビ ュ ー ト お よ び高度な ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
既存のア ト リ ビ ュ ー ト の編集お よ びその他の ス キーマ レベルの設定
ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーでは、 既存のア ト リ ビ ュ ー ト の編集、 ア ト
リ ビ ュ ー ト フ ォームの追加作成、 異種の列名のマ ッ ピ ン グ、 高度な式
の定義、 追加設定な ど を行 う こ と がで き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ
タ ーでは一度に 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト を編集 し ます。 こ れは、 プ ロ ジ ェ
ク ト 内で変更が必要な ア ト リ ビ ュ ー ト 数が限 ら れてい る と き に役立ち ま
す。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーの使用手順については、 「ア ト リ ビ ュー
ト エデ ィ タ ーに よ る ア ト リ ビ ュー ト の追加」 (242 ページ) お よ び 「ア
ト リ ビ ュー ト の変更」 (245 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
Architect では次の タ ス ク を実行で き ます。
単純な ア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る
複数のア ト リ ビ ュ ー ト を迅速に作成す る
プ ロ ジ ェ ク ト の作成中に多数のア ト リ ビ ュ ー ト を追加す る
単純な ア ト リ ビ ュ ー ト お よ び高度な ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
既存のア ト リ ビ ュ ー ト の編集お よ びその他の ス キーマ レベルの設定
Architect は、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーで使用可能な、 単純な ア ト リ
ビ ュ ー ト お よ び高度な ア ト リ ビ ュ ー ト に関す る 全機能をサポー ト し てい
ます。 一度に 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト を対象 と す る ア ト リ ビ ュ ー ト エ
デ ィ タ ー と は異な り 、 Architect では 1 つのプ ロ ジ ェ ク ト を対象に、 一度
に複数のア ト リ ビ ュ ー ト を作成お よ び変更で き ます。 Architect の使用方
法は、 「Architect に よ る 単純なア ト リ ビ ュ ー ト と 高度な ア ト リ ビ ュ ー ト
の追加およ び変更」 (246 ページ) を参照 し て く だ さ い。
アトリビュート作成ウィザードによるアトリビュートの追加
ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド は主に、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成の初期段階でプ
ロ ジ ェ ク ト のほ と ん ど のア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る ために使用 し ますが、
ウ ェ アハ ウ ス内の残 り のル ッ ク ア ッ プ列か ら 複数のア ト リ ビ ュ ー ト を作成
す る 必要があ る 場合に も 役立ち ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド を使用 し て単純な ア ト リ ビ ュ ー ト を複数、
一括作成す る 手順を次に示 し ます。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド で単純なア ト リ ビ ュ ー ト を複数、 一括 し て作成す
る には
1 MicroStrategy Developer で、 対象のプ ロ ジ ェ ク ト を含むプ ロ ジ ェ ク ト
ソ ース に ロ グ イ ン し 、 そのプ ロ ジ ェ ク ト を展開 し ます。
の権限があ る ロ グ イ ン を使用す る 必要があ り ます。 詳細
Architect
は、 『MicroStrategy シ ス テ ム管理補足 リ フ ァ レ ン ス』 の 「権限の
リ ス ト 」 の章を参照 し て く だ さ い。
2
フ ォ ルダー リ ス ト で、 ア ト リ ビ ュ ー ト を新 し く 追加す る プ ロ ジ ェ ク
ト を選択 し ます。
3 [スキーマ] メ ニ ュ ーで、 [ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド ] を選択 し ま
す。 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド が開 き ます。
4 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成ウ ィ ザー ド でア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る には、 「複
数のア ト リ ビ ュー ト の同時作成」 (235 ページ) に示 し た手順に従っ て く
だ さ い。
アトリビュート エディターによるアトリビュートの追加
ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーは、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム な ど の高度な機
能を、 既存のア ト リ ビ ュ ー ト に追加す る ために使用 し ます。 プ ロ ジ ェ ク ト
に新規ア ト リ ビ ュ ー ト を追加す る こ と も で き ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーで ア ト リ ビ ュ ー ト を作成する には
1 MicroStrategy Developer で、 対象のプ ロ ジ ェ ク ト を含むプ ロ ジ ェ ク ト
ソ ース に ロ グ イ ン し 、 そのプ ロ ジ ェ ク ト を展開 し ます。
2 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーか ら [ 新規作成 ]、[ ア ト リ ビ ュ ー ト ] の順に選択 し ま
す。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーが開き 、 [新規ア ト リ ビ ュ ー ト 式の作成]
ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が最前面に表示 さ れます。
3 [ ソ ース テーブル ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、 作成する ア ト リ ビ ュ ー
ト のデー タ 列を含むテーブルを選択 し ます。 選択 し たテーブル内の列が
[使用可能な列] ペ イ ンに リ ス ト さ れます。
4 作成 し てい る ア ト リ ビ ュ ー ト の ID フ ォーム用の フ ォーム式を作成 し ま
す。
242 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
•
単純な ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式 (「ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム式」
(257 ページ)) を作成す る には、 [使用可能な列] ペ イ ンか ら 列を ド
ラ ッ グ し 、 [フ ォーム式] ペ イ ンに ド ロ ッ プ し ます。
•
よ り 高度な ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式を作成す る 場合は、 次の手
法を適切に組み合わせます。
定数を二重引用符で囲んで入力 し ます。
フ ォーム式ツールバーの [f(x)] を ク リ ッ ク し 、 関数を挿入 ウ ィ
ザー ド を使用 し て関数を作成 し ます。
フ ォーム式ツールバーで演算子を ク リ ッ ク し て式に挿入 し ます。
5 式が有効であ る こ と を確認す る ために、 [検証] を ク リ ッ ク し ます。
6 [マ ッ プ方法] で [自動] ま たは [手動] を選択 し ます。
•
自動マ ッ ピ ン グでは、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式で列が使用 さ れて
い る プ ロ ジ ェ ク ト 内の全テーブルが、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの使
用可能な ソ ース テーブル と し て選択 さ れます。 その後、 自動マ ッ
ピ ン グ さ れたすべてのテーブルを消去 し 、 他のテーブルを選択す る
こ と も で き ます。
•
手動マ ッ ピ ン グで も 、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式で列が使用 さ れて
い る プ ロ ジ ェ ク ト 内の全テーブルを見つけ ら れますが、 ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームの使用可能な ソ ース テーブル と し て自動選択 さ れ
る こ と はあ り ません。 その後、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの ソ ース
テーブル と し て使用す る テーブルを手動で選択 し ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
最初に作成す る ア ト リ ビ ュ ー ト やア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式に
は、 デフ ォ ル ト では自動マ ッ ピ ン グが使用 さ れます。 式がシ ス テ
ムに よ っ て、 各 ソ ース テーブルにマ ッ プ さ れます。 2 番目以降の
ア ト リ ビ ュ ー ト では、 手動マ ッ ピ ン グがデフ ォ ル ト にな り ます。
定数値だけ を使用す る 式には、 自動マ ッ ピ ン グは使用で き ま
せん。
る 分析のためにア ト リ ビ ュ ー ト を使用す る には、 定義内
意味のあ
に フ ァ ク ト テーブルか ら の列が含まれてい る 必要があ り ます。
た と えば、 分析に "Month" (月) ア ト リ ビ ュ ー ト を使用する には、
"Day" (日) ア ト リ ビ ュ ー ト への関係を作成す る 必要があ り ます。
こ れを行 う には、 定義内に フ ァ ク ト テーブルか ら の "DAY" 列が
含まれてい る 必要があ り ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係を作成す
る には、 「ア ト リ ビ ュー ト 関係」 (271 ページ) を参照 し て く だ さ
い。
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ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
243
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
7 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [新規ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成] ダ イ ア
ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。 こ のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス でア ト リ ビ ュ ー ト
のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成 し ます (「列デー タ の説明 と 識別子: ア
ト リ ビ ュー ト フ ォーム」 (253 ページ) を参照)。
8 [ソ ース テーブル] ペ イ ンでテーブルを選択 し て [ル ッ ク ア ッ プ と し て設
定] を ク リ ッ ク し 、 そのテーブルを ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テー
ブルに設定 し ます。 ル ッ ク ア ッ プ テーブルは、 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト の
情報を保持す る 主要テーブル と し て機能 し ます。 手動マ ッ ピ ン グ を選択
し た場合は、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームにマ ッ プす る テーブルのチ ェ ッ
ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。
9 [フ ォ ーム概要] 領域で、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの名前 と 説明を該当す
る フ ィ ール ド に入力 し ます。
10 [使用する カ テ ゴ リ ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト で、 次のいずれかを行い ま
す。
•
ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら フ ォームのカ テ ゴ リ を選択す る (フ ォー
ム カ テ ゴ リ の詳細は、 「表示フ ォーム : ア ト リ ビ ュー ト フ ォームの
プ ロ パテ ィ 」 (255 ページ) を参照)。
•
[変更] を ク リ ッ ク し て新 し い フ ォーム カ テ ゴ リ を作成す る 。
ビ ュ ー ト の ID 列 と し て数値以外のデー タ 型の列を使用す
アる とト 、リ SQL
生成で問題が発生す る こ と があ り ます。 し たが っ て、
数値型以外のデー タ 型の列を ID 列 と し て選択す る と 、 [新規ア ト
リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス で [OK] を ク
リ ッ ク し た と き に、 デフ ォ ル ト では警告 メ ッ セージが表示 さ れま
す。
11 [フ ォ ーム フ ォ ーマ ッ ト ] 領域で、 表示の種類 と デフ ォ ル ト の並べ替えオ
プシ ョ ン を、 それぞれの ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 選択 し ます。
カ ス タ ム グループの並べ替えには、 [レ ポー ト 表示フ ォーム] の先
頭に表示
さ れ る フ ォームのデフ ォ ル ト の並べ替えが使用 さ れま
す。 カ ス タ ム グループの詳細は、 『MicroStrategy 上級レ ポー
テ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
12 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームにおいて複数言語での表示を可能にす る 必要
があ る 場合は、 [ 複数言語をサポー ト ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。
複数言語でのデー タ 表示のサポー ト については、 「ア ト リ ビ ュー ト エ レ
メ ン ト のデータ 国際化のサポー ト 」 (250 ページ) を参照 し て く だ さ い。
13 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーが開 き ます。
244 ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
14 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーか ら 、[ 名前を付けて保存 ] を選択 し ます。[保存] ダ
イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
15 フ ァ イ ルの保存先フ ォ ルダーま でナビ ゲー ト し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト の
名前を入力 し ます。 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。
16 [スキーマ] メ ニ ュ ーで [スキーマ を更新] を選択 し 、 プ ロ ジ ェ ク ト ス
キーマ を更新 し ます。 こ れに よ り プ ロ ジ ェ ク ト が更新 さ れて、 新 し いア
ト リ ビ ュ ー ト 定義が認識 さ れ る よ う にな り ます。
アトリビュートの変更
ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーを使用すれば、 作成 し た ア ト リ ビ ュ ー ト に、 必
要に応 じ て、 いつで も 変更を加え る こ と がで き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成
ウ ィ ザー ド では、 既存のア ト リ ビ ュ ー ト に変更を加え る こ と はで き ません。
既存のア ト リ ビ ュ ー ト を変更するには
1 MicroStrategy Developer で、 変更す る ア ト リ ビ ュ ー ト が含まれ る フ ォ ル
ダーを開 き ます。
2 編集対象のア ト リ ビ ュ ー ト を ダブル ク リ ッ ク し ます。 読み取 り 専用モー
ド ま たは編集モー ド で使用 し たいか ど う かを尋ね る メ ッ セージ を表示す
る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ
デ ィ タ ーを編集モー ド で開 き ア ト リ ビ ュ ー ト に変更を行 う こ と がで き ま
す。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーが開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーを開 く オプ
シ ョ ンのみが表示 さ れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク
ト の ス キーマ を編集 し てい る こ と を意味 し てい ます。 別の
ユーザーが変更を終え、 ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、
編集モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ー を開 く こ と はで き ま
せん。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーでア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る と き に使用可
能なすべてのオプシ ョ ン を変更で き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 作成時に使用
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ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
245
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
可能なオプシ ョ ンについては、 「ア ト リ ビ ュー ト エデ ィ ターでア ト リ
ビ ュー ト を作成する には」 (242 ページ) で説明 し てい ます。
さ ら に高度な ア ト リ ビ ュ ー ト の作成方法については、 こ の章のい く つかの
項で説明 し てい ます。
Architect による単純なアトリビュートと高度なアトリビュート
の追加および変更
Architect では、 単純な ア ト リ ビ ュ ー ト や高度な ア ト リ ビ ュ ー ト を、 統合 さ
れた環境で視覚的に作成お よ び変更で き ます。 Architect では、 テーブル、
ア ト リ ビ ュ ー ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係、 フ ァ ク ト 、 ユーザー階層、 お よ び
プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン時に含めたその他のプ ロ ジ ェ ク ト オブジ ェ ク ト を
表示で き ます。
Architect は、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーで使用可能な、 単純な ア ト リ
ビ ュ ー ト お よ び高度な ア ト リ ビ ュ ー ト に関す る 全機能をサポー ト し てい ま
す。 一度に 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト を対象 と す る ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ー
と は異な り 、 Architect では 1 つのプ ロ ジ ェ ク ト を対象に、 一度に複数のア
ト リ ビ ュ ー ト を作成お よ び変更で き ます。 Architect に関する 情報 と 、
Architect を使用 し て ア ト リ ビ ュ ー ト を作成お よ び変更する 手順については、
以下の章お よ び項を参照 し て く だ さ い。
•
5 章、 「Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成」
•
「プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更」 (110 ページ)
•
「ア ト リ ビ ュー ト の作成 と 変更」 (157 ページ)
ア ト リ ビ ュ ー ト 情報の一意のセ ッ ト : ア ト
リ ビ ュー ト エレ メ ン ト
ア ト リ ビ ュー ト エ レ メ ン ト と は、 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト を構成す る 情報 と
値の一意のセ ッ ト です。 た と えば、 次の図では "Customer" (顧客) がア ト
246 ア ト リ ビ ュ ー ト 情報の一意のセ ッ ト : ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
リ ビ ュ ー ト で、 "New York NY"、 "Baltimore BA"、 お よ び "Boston BN" は
"City" (都市) ア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト です。
次の例は、 "Customer" (顧客) ア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト と デー タ を保
存す る 物理 ウ ェ アハ ウ ス内のテーブルを示 し てい ます。 次に示す よ う に、
各ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト が、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内ではア ト リ ビ ュ ー
ト ル ッ ク ア ッ プ テーブル内の 1 行にな っ てい ます。
こ の例の "Customer" (顧客) ア ト リ ビ ュ ー ト は、 ア ト リ ビ ュ ー ト の コ ン
ポーネ ン ト と 、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の概念を理解す る 上で効果的で
す。 "Customer" (顧客) ア ト リ ビ ュ ー ト の場合、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン
ト は個々の顧客です。 顧客 (ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト ) ご と に、 ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームで定義 さ れた姓、 名、 メ ール ア ド レ ス な ど、 それぞれの
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ア ト リ ビ ュ ー ト 情報の一意のセ ッ ト : ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト
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7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
情報セ ッ ト があ り ます (「列データ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュー ト フ ォー
ム」 (253 ページ) を参照)。
こ の図に示す よ う に、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト は、 ア ト リ ビ ュ ー ト のア
ト リ ビ ュ ー ト フ ォームで定義 さ れた情報の一意のセ ッ ト です。 ア ト リ
ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト は、 ブ ラ ウ ズ フ ォームに よ っ て識別 さ れます。 ブ ラ ウ
ズ フ ォーム と は、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の一般的な説明を提供す る
フ ォームの こ と です。 た と えば上図では、 "First Name" (名) フ ォーム と
"Last Name" (姓) フ ォームがア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の識別に使用 さ れ
てい ます。 顧客を住所で参照 し ない よ う に、 "Address" (住所) フ ォームは
通常、 "Customer" (顧客) ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の識別には使用 し ま
せん。 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の識別に使用 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームの選択方法の詳細は、 「ア ト リ ビ ュー ト を使用 し たデー タ のブ ラ ウ
ズ と レ ポー ト 」 (297 ページ) を参照 し て く だ さ い。
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト は、 論理デー タ モデル内で識別で き ます。 次の
図では、 "Division" (事業部) ア ト リ ビ ュ ー ト に "Men Õ s Clothing" (男性衣
248 ア ト リ ビ ュ ー ト 情報の一意のセ ッ ト : ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
料)、 "Shoes" (靴)、 "Sporting Goods" (ス ポーツ用品) な ど複数のア ト リ
ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト があ り ます。
MicroStrategy レ ポー ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の表示は、 関連す る
ア ト リ ビ ュ ー ト キーの位置 よ っ て決ま り ます。 た と えば、 Sales and
Distribution Analysis Module (SDAM : 販売分析モジ ュ ール) か ら 作成 さ れた
次の レ ポー ト には、 "Sales Organization" (販売組織) と "Year" (年) と い う
2 つのア ト リ ビ ュ ー ト があ り ます。 "Sales Organization" はそのア ト リ ビ ュ ー
ト エ レ メ ン ト ("USA Central" (米国中央部) な ど) と 共に レ ポー ト の行を
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ア ト リ ビ ュ ー ト 情報の一意のセ ッ ト : ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
構成 し てお り 、 "Year" がそのア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト ("2005" な ど) と
共に レ ポー ト の列を構成 し てい ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト と ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の表示は、 レ ポー ト 内の メ ト
リ ッ ク の位置に も 影響 さ れます。 上の レ ポー ト では、 メ ト リ ッ ク ("Sales
Orders Quantity (Base Units) " (発注数量 (基本ユニ ッ ト )) と "Cost Sales
Orders" (受注 コ ス ト )) は通常的な慣習に従い、 レ ポー ト の列に使用 さ れ
てい ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト のデー タ 国際化のサポー ト
MicroStrategy は、 デー タ をユーザーに必要な言語にする 国際化をサポー ト
し てい ます。 こ れに よ り 、 ユーザーの言語ニーズに応 じ て、 ア ト リ ビ ュ ー
ト エ レ メ ン ト のデー タ を さ ま ざ ま な言語で表示で き ます。
た と えば、 年間の利益を月別に表示す る 、 次の単純な レ ポー ト について考
え てみま し ょ う 。
こ れは、 地域設定を英語 (English) に し てい る ユーザーが、 レ ポー ト を実
行 し た と き に表示 さ れます。 国際化デー タ をサポー ト す る こ と で、 地域設
250 ア ト リ ビ ュ ー ト 情報の一意のセ ッ ト : ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
定を ド イ ツ語 (German) に し てい る ユーザーには、 同 じ レ ポー ト は次の
デー タ を返 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト のデー タ が ド イ ツ語で表示 さ れてい ます。 た と
えば、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト January、 February、 March は、 それぞれ
Januar、 Februar、 M ä rz にな っ てい ます。
デー タ 国際化は、 さ ま ざ ま な言語に翻訳 さ れたデー タ ソ ース内のデー
タ を、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト のデー タ と し て提供 し ます。 ア ト リ
ビ ュ ー ト 名 (上の レ ポー ト の "Month of Year"、 "Monat im Jahr" な ど)、 説
明、 お よ びその他のオブジ ェ ク ト 情報を国際化す る には、 メ タ デー タ の国
際化を使用 し 、 設定す る 必要があ り ます。 メ タ デー タ の国際化の構成につ
いては、 『MicroStrategy シ ス テ ム管理補足 リ フ ァ レ ン ス』 を参照 し て く だ さ
い。
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト のデー タ の国際化は、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
ご と に有効ま たは無効にで き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの国際化を有
効ま たは無効にす る 手順を、 以下に説明 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト のデー タ の国際化は、 Architect で有効ま たは無
効にす る こ と も で き ます。 詳細は、 「ア ト リ ビ ュー ト エ レ メ ン ト のデー タ
国際化のサポー ト 」 (180 ページ) を参照 し て く だ さ い。
前提条件
•
•
翻訳デー タ がデー タ ソ ース に保存 さ れてい る こ と (「デー タ の国際化の
サポー ト 」 (58 ページ) を参照)。
プ ロ ジ ェ ク ト のデー タ 国際化が有効にな っ てい る こ と (「プ ロ ジ ェ ク ト の
データ 国際化の有効化」 (98 ページ) を参照)。
•
ア ト リ ビ ュ ー ト が作成済みであ る こ と 。
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ア ト リ ビ ュ ー ト 情報の一意のセ ッ ト : ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト
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7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームのデー タ 国際化を有効または無効にするには
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ オブ ジ ェ ク ト ] フ ォ ルダーま でナビ ゲー ト し て [ ア ト リ ビ ュ ー
ト ] フ ォ ルダーを開き 、 続いてデー タ 国際化を有効ま たは無効にする ア
ト リ ビ ュ ー ト を含むフ ォ ルダーを開 き ます。
3 ア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し て [編集] を選択 し ます。 読み取 り 専用
モー ド ま たは編集モー ド で使用 し たいか ど う かを尋ね る メ ッ セージ を表
示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト
エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き ア ト リ ビ ュ ー ト に変更を行 う こ と がで き
ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーが開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーを開 く オプ
シ ョ ンのみが表示 さ れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク
ト の ス キーマ を編集 し てい る こ と を意味 し てい ます。 別の
ユーザーが変更を終え、 ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、
編集モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ー を開 く こ と はで き ま
せん。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム] ペ イ ンでア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を選択 し 、
[変更] を ク リ ッ ク し ます。[ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を変更] ダ イ ア ロ グ
ボ ッ ク ス が開 き ます。
5 選択 し た ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームのデー タ 国際化を有効にす る には、
[複数言語をサポー ト ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームの国際化を無効にす る には、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア
し ます。
ト リ ビ ュ ー ト の ID フ ォームは識別用途だけに限 ら れ る ため、
アこ のオプシ
ョ ンは ID フ ォームにはあ り ません。
6 [OK] を ク リ ッ ク し て ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーに戻 り ます。
7 [保存 し て閉 じ る] を ク リ ッ ク し て変更を保存 し 、 Developer に戻 り ます。
252 ア ト リ ビ ュ ー ト 情報の一意のセ ッ ト : ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォ ーム
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームは、 ア ト リ ビ ュ ー ト の識別子ま たは記述子です
(「論理データ モデルの表記法」 (31 ページ) を参照)。
すべてのア ト リ ビ ュ ー ト には 1 つ以上の フ ォームが必要です。 大部分の
フ ォームは次の必須フ ォーム を 1 つ と その他の フ ォーム を 1 つ以上持っ て
い ます。
•
ID フ ォーム (必須)
•
説明フ ォーム
ID フ ォーム (識別フ ォーム) は、 すべてのア ト リ ビ ュ ー ト に必須です。 同
じ ア ト リ ビ ュ ー ト の他のエ レ メ ン ト か ら の各ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト
は、 ID フ ォームに よ っ て一意に識別 さ れます。 た と えば、 "Customer" (顧
客) ア ト リ ビ ュ ー ト の ID フ ォーム Customer_ID が顧客を一意に識別す る
数値列だ と し ます。 John Smith、 Fred Black な ど顧客個人を識別す る ために、
顧客ご と に異な る 値を設定す る 必要があ り ます。 こ の場合、 John Smith は
Customer_ID 列の値が 1、 Fred Black は Customer_ID 列の値が 2 と い う
よ う にで き ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト には、 説明フ ォームが存在す る 場合 も あ り ます。
MicroStrategy Tutorial の "Customer" ア ト リ ビ ュ ー ト には、 "Customer
Name"、 "Address" な ど さ ま ざ ま な フ ォームがあ り ます。 こ れ ら 各種の説明
フ ォームは、 "Customer" ア ト リ ビ ュ ー ト に関す る コ ン テ キ ス ト お よ び情
報を提供 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト に よ っ ては、 主説明フ ォーム以外に主説明フ ォームに と し
ては機能 し ない追加説明フ ォームが存在す る 場合 も あ り ます。 次の図に示
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列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
す よ う に、 "Customer" ア ト リ ビ ュ ー ト には追加説明フ ォーム と し て EMAIL
が含まれてい ます。
こ のデー タ ウ ェ アハ ウ ス では、 次に示す よ う にル ッ ク ア ッ プ テーブル内の
3 つの列に、 それぞれ異な る フ ォームが保存 さ れてい ます。
•
Customer_ID : 顧客を識別す る 一意の数字 (ID フ ォーム)
•
Customer_Full_Name : 顧客の名前 (説明フ ォーム)
•
Customer_Full_Name : 顧客の メ ール ア ド レ ス (追加説明フ ォーム)
こ の例では、 LU_CUSTOMER テーブルに "Customer" ア ト リ ビ ュ ー ト のすべ
ての フ ォームのデー タ が記録 さ れてい ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト には少な く と も 1 つの ID フ ォームが必要です。 ア ト リ
ビ ュ ー ト は ID フ ォームに よ っ て一意に識別 さ れます。 作成す る フ ォームに
は、 1 つのル ッ ク ア ッ プ テーブルへの参照を含め る 必要があ り ます。 ま た、
フ ォームには複数の式を含め る こ と がで き ます。 各テーブルには 1 つの ID
フ ォームが必須です。 ID フ ォームはテーブルの結合に使用 さ れます。 ア ト
リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成す る と き 、 プ ロ ジ ェ ク ト 内のテーブルの リ ス ト
か ら 、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーでル ッ ク ア ッ プ テーブルを選択で き ま
254 列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
す。 ウ ェ アハ ウ ス内にあ る 名前の異な る 2 列が、 同 じ ア ト リ ビ ュ ー ト に関
す る 情報を表す場合があ り ます。 レ ポー ト でア ト リ ビ ュ ー ト を使用す る と
き に完全で正確な結果を得 る ためには、 こ れ ら の名前の異な る 2 列を同 じ
ア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プす る 必要があ り ます。 異種の列名については、 「異
な る列名の結合 : 異種マ ッ ピ ン グ」 (263 ページ) で説明 し ます。
た と えば、 Customer_ID、 Name、 SSN と い う 3 つの フ ォーム を含むテー
ブル と 、 Customer _ID、 Email と い う 2 つのテーブルを含むル ッ ク ア ッ
プ テーブルがあ る と し ます。 こ の場合、 ア ト リ ビ ュ ー ト は Customer_ID、
Name、 SSN、 Email と い う 4 つの フ ォーム を持ち、 2 つのテーブルは共通
す る 列 (ID 列) に よ っ て結合 さ れます。
表示 フ ォ ーム : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームのプ ロパテ ィ
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームのプ ロ パテ ィ は、 フ ォームの表示に影響を与え る
設定です。 MicroStrategy Developer でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーま たは
Architect を使用 し て フ ォーム を作成する と き に、 フ ォーム ご と にプ ロ パ
テ ィ を選択す る 必要があ り ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーでは、 新規ア
ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの作成時、 ま たは既存ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの変
更時に、 こ れ ら のプ ロ パテ ィ を利用で き ます。 Architect では、 こ れ ら のプ
ロ パテ ィ は [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンで変更で き ます (「[プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンでの
ア ト リ ビ ュー ト の変更」 を参照)。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームのプ ロ パテ ィ には次の も のがあ り ます。
•
カ テ ゴ リ : 各種フ ォーム を グループ化す る 際に役立ち ます。 標準のカ テ
ゴ リ は 「ID」、 「DESC」、 「な し 」 です。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーで新
規フ ォーム カ テ ゴ リ を作成で き ます。
複数の説明フ ォーム を必要 と す る ア ト リ ビ ュ ー ト があ る 場合は、 最 も 使
用頻度が高いか、 最 も 重要度の高い説明フ ォーム を ア ト リ ビ ュ ー ト の
DESC フ ォームにマ ッ プす る のが賢明です。 各ア ト リ ビ ュ ー ト に DESC
フ ォームは 1 つだけです。 その他の説明フ ォームは 「な し 」 フ ォームに
マ ッ プす る 必要があ り ます。 DESC ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム と 「な し 」
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームは MicroStrategy では区別 し ないで使用 さ れま
すが、 使用頻度の高い説明フ ォームや最 も 重要度が高い説明フ ォーム を
マ ッ プすれば、 プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ナーがそのア ト リ ビ ュ ー ト フ ォー
ム を その他の副次的な ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームか ら 識別 し やす く な り
ます。
•
書式 タ イ プ : ど の よ う に フ ォームが表示 さ れ、 フ ィ ル タ ーが定義 さ れ る
かを制御 し ます。 た と えば、 書式 タ イ プ と し て [Big Decimal] を指定す る
と 、 桁数が 15 桁を超え る フ ォームに条件を適用す る と き に精度を維持
で き ます。 Big Decimal については、 「デー タ型」 (485 ページ) で詳 し く
説明 し ます。
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列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
255
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
レポー ト の並べ替え : レ ポー ト に含め る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームのデ
フ ォ ル ト の並べ替え順序を指定 し ます。 ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら [昇
順]、 [降順]、 [な し ] のいずれかを選択 し ます。 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト の
複数のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームでデフ ォ ル ト の並べ替え順序が定義 さ
れてい る 場合のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの並べ替え順序については、
以下の 「複数のア ト リ ビ ュー ト フ ォームの レ ポー ト でのデフ ォ ル ト 並
べ替え順序」 を参照 し て く だ さ い。
•
ブ ラ ウズ並べ替え : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム をデー タ エ ク ス プ ロ ー
ラ ーで表示す る と き の、 デフ ォ ル ト の並べ替え順序を指定 し ます。 ド
ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら [昇順]、 [降順]、 [な し ] のいずれかを選択 し ま
す。 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーについては、 「レ ポー ト での階層ブ ラ ウ ズ
の有効化 : データ エ ク ス プ ロ ー ラ ー」 (375 ページ) で説明 し ます。
ポー ト の並べ替え] お よ び [ブ ラ ウ ズ並べ替え] のオプシ ョ ン を
[レ
使用 し て ア ト リ ビ ュ ー ト の情報を表示す る こ の他の例は、 「ア ト
リ ビ ュー ト を使用 し たデー タ のブ ラ ウ ズ と レ ポー ト 」 を参照 し て
く だ さ い。
•
[ 地理ロール ] : 様々な MicroStrategy のマ ッ プ機能 と 一緒に、 ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォーム を地理デー タ と し て ど の よ う に使用で き る かを定義
し ます。 [ イ ン ポー ト デー タ ] を使用する 場合、 こ の タ イ プの地理情報
は、 自動的に検出 さ れます。 イ ン ポー ト デー タ に よ る デー タ への地理
ロ ールのアサ イ ン方法についての詳細は、 「 イ ン ポー ト し たデー タ と 地
理情報 と の統合」 (77 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
[ シ ェ イ プ フ ァ イル]: 様々な MicroStrategy マ ッ プ機能でア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォーム を表示す る ために使用す る シ ェ イ プを定義 し ます。 イ メ ージ
レ イ ア ウ ト ウ ィ ジ ェ ッ ト の一部 と し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの表
示を定義す る ためのシ ェ イ プ フ ァ イ ルの使用の詳細は、 『ダ ッ シ ュ ボー
ド およ びウ ィ ジ ェ ッ ト 作成ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
•
[ 複数言語をサポー ト ] : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの情報が、 デー タ の国
際化を使用 し て複数言語で表示で き る か ど う かを指定 し ます。 デー タ を
複数言語で表示で き る よ う にア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を定義す る 方法
については、 「ア ト リ ビ ュー ト エ レ メ ン ト のデー タ国際化のサポー ト 」
(250 ページ) を参照 し て く だ さ い。
複数のアトリビュート フォームのレポートでのデフォルト並べ
替え順序
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの作成時には、 「表示フ ォーム : ア ト リ ビ ュー ト
フ ォームのプ ロ パテ ィ 」 で説明 し た、 [レ ポー ト の並べ替え] オプシ ョ ン を
選択す る こ と に よ り 、 レ ポー ト での並べ替え順序を ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォー
ム ご と に指定で き ます。
256 列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
同 じ ア ト リ ビ ュ ー ト の複数のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームで昇順ま たは降順の
並べ替え順序を指定 し た場合は、 デフ ォ ル ト の並べ替え順序で先頭に く る
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが、 レ ポー ト でのア ト リ ビ ュ ー ト の並べ替えに使
用 さ れます。 デフ ォ ル ト の並べ替え順序で先頭に く る ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームが レ ポー ト に含まれない場合は 2 番目、 2 番目 も 含ま れない場合
は 3 番目のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが使用 さ れます。
た と えば、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト の "Customer" ア ト リ ビ ュ ー
ト には、 次に示す 5 つのア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが含まれてい ます。
5 つのア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの う ち、 "Last Name" だけに レ ポー ト のデ
フ ォ ル ト の並べ替え順序が定義 さ れてい ます。 こ こ で "Address" フ ォーム
に降順の並べ替え順序が指定 さ れ る よ う に変更 し ます。 "Customer" を含む
レ ポー ト で "Last Name" と "Address" の両方を使用する と 、 顧客は "Last
Name" の昇順に並べ替え ら れます。 こ れは、 "Last Name" フ ォームが
"Address" フ ォーム よ り 先に作成 さ れたため、 並べ替えで も 先に使用 さ れ る
か ら です。 レ ポー ト か ら "Last Name" フ ォーム を削除す る と 、 顧客は 「住
所」 の降順で並べ替え ら れます。
こ れは、 レ ポー ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト を ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに よ っ て
並べ替え る 機能のデフ ォ ル ト の動作です。 レ ポー ト 内でア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォーム を並べ替え る 方法は変更で き る こ と に注意 し て く だ さ い。 レ ポー
ト で高度な並べ替え を使用 し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム、 メ ト リ ッ ク 、
お よ びその他の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の並べ替え を指定で き ます。 レ ポー
ト で定義 さ れた並べ替えは、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームで定義 さ れてい る デ
フ ォ ル ト の並べ替え よ り も 優先 さ れます。 高度な並べ替えの詳細は、
『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム式
ア ト リ ビ ュ ー ト は一種の情報の入れ物 と し て機能 し 、 フ ァ ク ト デー タ に
コ ン テ キ ス ト を提供 し ます。 た と えば、 "Customer" ア ト リ ビ ュ ー ト は顧客
に関す る 情報 (名前、 住所な ど) を保持 し ます。 こ れ ら の情報を ま と めた
も のを、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム と 呼びます。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式
は、 ウ ェ アハ ウ ス内の ど の列が、 SQL 内でア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの表現
と し て使用 さ れ る かを定義 し ます。 すべてのア ト リ ビ ュ ー ト には、 少な く
と も 1 つの式が必要です。
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列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
257
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
た と えば、 "Customer First Name" ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの フ ォーム式は
CUST_FIRST_NAME、 "Customer Last Name" ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの
フ ォーム式は CUST_LAST_NAME です。 こ の場合、 ウ ェ アハ ウ ス内の
CUST_FIRST_NAME 列 と CUST_LAST_NAME 列に よ っ て、 名前 と 姓の情報
がそれぞれ提供 さ れます。
複数の式を それぞれ異な る テーブルに持つ こ と は可能ですが、 1 つの
フ ォームで 1 つの ソ ース テーブルに 2 つの異な る 式を持つ こ と はで き ま
せん。
式はア ト リ ビ ュ ー ト 列 と 定数を使用 し て作成 し 、 数学演算子 (+、 -、 /、 *
な ど) を使用で き ます。 ただ し 、 暗黙のア ト リ ビ ュ ー ト の式は列を含みま
せん。 暗黙のア ト リ ビ ュ ー ト は宣言 さ れた定数だけ を使用す る か ら です。
フ ォーム式は Apply 関数で も 作成で き ます。 こ れ ら の関数は、
『MicroStrategy 関数 リ フ ァ レ ン ス』 で説明 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式には次の種類があ り ます。
•
「シ ンプル式」 (258 ページ) : シ ンプルな フ ォーム式は、 デー タ ウ ェ ア
ハ ウ ス内の列を通 じ てデー タ にア ク セ ス し ます。
•
「派生式」 (260 ページ) : 派生フ ォーム式は、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の
列に何 ら かの数学計算を実行す る こ と で、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を
作成 し ます。
•
「異な る列名の結合 : 異種マ ッ ピ ン グ」 (263 ページ) : 異種のマ ッ ピ ン グ
に よ っ て、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の名前が異な る 複数の列を、 1 つのア
ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム と し て使用で き ます。
•
「暗黙の式」 (266 ページ) : 暗黙の フ ォーム式は、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス
内に保存 さ れてい る デー タ と は、 直接的には関係があ り ません。 こ の種
の フ ォーム式は、 複数の列を結合ま たは使用 し てデー タ を生成 し 、 仮想
デー タ を作成 し ます。
シンプル式
シ ンプル式は、 ウ ェ アハ ウ ス内の 1 列に基づいて生成 さ れます。 シ ンプル
式の定義には、 対象の列が存在す る テーブルが含まれます。
た と えば、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に含まれてい る "Category"
ア ト リ ビ ュ ー ト には、 シ ンプル式で定義 さ れ る ID、 Description と い う 2 つ
のフ ォームがあ り ます。 ID フ ォームの式は CATEGORY_ID 列、 Description
フ ォームの式は CATEGORY_DESC 列です。 ど ち ら の列 も LU_CATEGORY
テーブルに含まれてい ます。
258 列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
例 : シ ン プル式に よ る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームの作成
あ る 小売業者が、 自社ウ ェ ブ サ イ ト にあ る フ ィ ー ド バ ッ ク ア ン ケー ト に協
力す る こ と を条件に、 顧客の購入額か ら 20% 割引す る キ ャ ンペーン を開始
し ま し た。 こ の小売業者は、 ア ン ケー ト で集めたデー タ を分析 し て、 将来
の製品マーケ テ ィ ン グの向上に役立てたい と 考え てい ます。
顧客はア ン ケー ト を通 じ て、 生年月日な ど さ ま ざ ま な情報を提供 し ます。
デー タ が収集 さ れ る と 、 生年月日デー タ は最終的に小売業者のデー タ ウ ェ
アハ ウ ス に保存 さ れ、 適切なル ッ ク ア ッ プ テーブルが MicroStrategy プ ロ
ジ ェ ク ト に追加 さ れます。
こ の時点でプ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ナーは、 顧客の生年月日を含む列を
"Customer" (顧客) ア ト リ ビ ュ ー ト のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム と し て追加
す る 必要があ り ます。 こ れに よ り 、 レ ポー ト デザ イ ナーは、 レ ポー ト の顧
客名の横に生年月日を表示で き る よ う にな り ます。
"Customer" ア ト リ ビ ュ ー ト にア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム と し て "Customer
Birth Date" (顧客の生年月日) を作成す る には、 次の手順に従い ます。
シ ンプル式に よ る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの作成は、 Architect で も 実行で
き ます (「ア ト リ ビ ュー ト の作成」 (158 ページ) を参照)。
シ ン プル式でア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームを作成する には
1 MicroStrategy Developer で MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト を含むプ
ロ ジ ェ ク ト ソ ース に ロ グ イ ン し 、 さ ら に MicroStrategy Tutorial に ロ グ
イ ン し ます。
2 [スキーマ オブ ジ ェ ク ト ] フ ォ ルダーま でナビ ゲー ト し て [ア ト リ ビ ュ ー
ト ] フ ォ ルダーを開 き 、 さ ら に [顧客] フ ォ ルダーを開 き ます。
3 "Customer" ア ト リ ビ ュ ー ト を ダブル ク リ ッ ク し ます。 読み取 り 専用
モー ド ま たは編集モー ド で使用 し たいか ど う かを尋ね る メ ッ セージ を表
示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト
エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き ア ト リ ビ ュ ー ト に変更を行 う こ と がで き
ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーが開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーを開 く オプ
シ ョ ンのみが表示 さ れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク
ト の ス キーマ を編集 し てい る こ と を意味 し てい ます。 別の
ユーザーが変更を終え、 ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、
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列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
259
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
編集モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ー を開 く こ と はで き ま
せん。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [ 新規作成 ] を ク リ ッ ク し ます。[新規フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ
ク ス が開 き ます。
5 [ソ ース テーブル] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら LU_CUSTOMER テーブ
ルを選択 し ます。 こ のテーブルに顧客の生年月日デー タ が保存 さ れてい
ます。
6 CUST_BIRTHDATE 列を ダブル ク リ ッ ク し て右側の [フ ォーム式] ペ
イ ンに追加 し ます。 マ ッ ピ ン グ方法は、 デフ ォ ル ト の [自動] の ま ま変更
し ません。
7 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [新規ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成] ダ イ ア
ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
8 [フ ォーム概要] 領域で、 [名前] フ ィ ール ド に 「Customer Birth Date」
と 入力 し ます。
9 「Customer Birth Date」 は "Customer" の ID フ ォームで も 主説明フ ォーム
で も ないため、 [使用する カ テ ゴ リ ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら
[DATE] を選択 し ます。
10 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーの [ア ト リ ビ ュ ー
ト フ ォーム] ペ イ ンに、 "Customer Birth Date" ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
が新たに追加 さ れます。
11 こ れは例に過ぎず、 変更を保存 し な く て も ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ
タ ーを閉 じ る こ と がで き ます。
派生式
派生式は、 ウ ェ アハ ウ ス内の列、 数学演算子、 関数、 お よ び定数を組み合
わせて作成 さ れます。 単純な式は ウ ェ アハ ウ ス テーブル内の 1 つの列だけ
で値が決ま り ますが、 派生式は 1 つ以上の列 と 演算子、 お よ び値を使用 し
て定義 さ れます。 定数の追加、 他の列の追加、 式の絶対値設定な ど、 列に
対す る あ ら ゆ る 操作が派生式を生成 し ます。
260 列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
た と えば、 年齢や誕生日を計算す る 派生ア ト リ ビ ュー ト を作成で き ます。
Date of Birth (生年月日) 列 と Current Date (現在日付) 列の差を計算す る
こ と に よ り 、 2 つの列か ら 派生 さ せた、 顧客や社員の年齢を保持す る ア ト
リ ビ ュ ー ト を作成で き ます。 こ の方法で年齢を計算す る ア ト リ ビ ュ ー ト を
作成 し ておけば、 年齢が変わっ て も ア ト リ ビ ュ ー ト の値が自動的に更新 さ
れます。 年齢を表すア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る 場合に定数を組み込む と 、
顧客や社員が誕生日を迎え る たびにア ト リ ビ ュ ー ト の更新す る 必要があ り
ます。
例 : 派生式に よ る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームの作成
顧客名をデー タ ベース内の 2 列 (CUST_FIRST_NAME、
CUST_LAST_NAME) に保存 し てお り 、 レ ポー ト では顧客の名前 と 姓を組み
合わせて、 1 つのエン ト リ と し て表示す る 場合を想定 し ます。 こ の場合は、
2 つの文字列か ら 構成 さ れ る 派生フ ォーム式 Name を使用 し ます。
"Customer" ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し て、 Name の派生式を次の よ う に定義
し ます。
CUST_FIRST_NAME + “ “ + CUST_LAST_NAME
レ ポー ト では、 こ の情報は Name 列の下に Mary Jones の よ う に表示 さ れ
ます。 Name の派生式を次の よ う に Last Name, First Name の表記で作成す る
こ と も で き ます。
CUST_LAST_NAME + “, “ + CUST_FIRST_NAME
こ の式を使用す る と 、 Name 列の下に Jones, Mary と い う 表記で名前が表
示 さ れます。
る 計算 と 関数は、 デー タ ベース か ら デー タ を取得す
派生式で使用す
る ために役立ち ますが、 使用 し てい る デー タ ベース特有の SQL 構文
に式を適合 さ せ る 必要があ り ます。 デー タ ベースやその他のデー タ
ソ ース でサポー ト さ れていない構文を使用す る と 、 SQL ク エ リ と 結
果レ ポー ト が正 し く ない こ と があ り ます。
派生式に よ る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの作成は、 Architect で も 実行で き ま
す (「派生ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム式の作成」 (168 ページ) を参照)。
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列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
261
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
派生式で ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームを作成するには
1 MicroStrategy Developer で MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト を含むプ
ロ ジ ェ ク ト ソ ース に ロ グ イ ン し 、 さ ら に MicroStrategy Tutorial に ロ グ
イ ン し ます。
2 [スキーマ オブ ジ ェ ク ト ] フ ォ ルダーま でナビ ゲー ト し て [ア ト リ ビ ュ ー
ト ] フ ォ ルダーを開 き 、 さ ら に [顧客] フ ォ ルダーを開 き ます。
3 "Customer" ア ト リ ビ ュ ー ト を ダブル ク リ ッ ク し ます。 読み取 り 専用
モー ド ま たは編集モー ド で使用 し たいか ど う かを尋ね る メ ッ セージ を表
示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト
エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き ア ト リ ビ ュ ー ト に変更を行 う こ と がで き
ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーが開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
•
読み取 り 専用モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーを開 く オプ
シ ョ ンのみが表示 さ れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク
ト の ス キーマ を編集 し てい る こ と を意味 し てい ます。 別の
ユーザーが変更を終え、 ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、
編集モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ー を開 く こ と はで き ま
せん。
•
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お
よ び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ター
の読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参
照 し て く だ さ い。
4 [ 新規作成 ] を ク リ ッ ク し ます。[新規フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ
ク ス が開 き ます。
5 [ソ ース テーブル] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら LU_CUSTOMER テーブ
ルを選択 し ます。 こ のテーブルには、 顧客の名前 と 姓が保存 さ れてい ま
す。
6 CUST_LAST_NAME 列を ダブル ク リ ッ ク し て右側の [フ ォーム式] ペ
イ ンに追加 し ます。
7 [フ ォーム式] ペ イ ン で、 カー ソ ルを [CUST_LAST_NAME] の右側に置 き 、
「+ “, “ +」 と 入力 し ます。
262 列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
8 CUST_FIRST_NAME 列を ダブル ク リ ッ ク し て右側の [フ ォーム式] ペ
イ ンに追加 し ます。 式が次の よ う に定義 さ れます。
9 マ ッ ピ ン グ方法 と し て [自動] を選択 し ます。
10 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [新規ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成] ダ イ ア
ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
11 [フ ォーム概要] 領域で、 [名前] フ ィ ール ド に 「Last Name, First Name」
と 入力 し ます。
12 「Last Name, First Name」 は "Customer" の ID フ ォームで も 主説明フ ォー
ムで も ないため、 [使用する カ テ ゴ リ ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら [な
し ] を選択 し ます。
13 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーの [ア ト リ ビ ュ ー
ト フ ォーム] ペ イ ンに、 新 し いア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが追加 さ れま
す。
14 こ れは例に過ぎず、 変更を保存 し な く て も ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ
タ ーを閉 じ る こ と がで き ます。
異なる列名の結合 : 異種マッピング
異種マ ッ ピ ン グ よ り 、 Intelligence Server は異な る 複数の列名を結合で き ま
す。 特定の フ ォームに複数の式を定義 し た場合、 テーブル と 列名に よ っ て
必要 と さ れ る と き に、 異種マ ッ ピ ン グが自動的に実行 さ れます。
ソ ース シ ス テ ムが異な る と 、 情報が保存 さ れ る コ ン テ キ ス ト も 一様ではな
いため、 同 じ ビ ジネ ス概念を表す複数の列が、 さ ま ざ ま なテーブルに分散
し てい る 可能性があ り ます。 た と えば、 MicroStrategy Tutorial の "Day"
(日) ア ト リ ビ ュ ー ト の ID フ ォームには 2 つの式が含まれてい ます。
Day_Date 列は LU_DATE テーブルに、Order_Date 列は ORDER_DETAIL
テーブル と ORDER_FACT テーブルにあ り ます。
上の例で異種マ ッ ピ ン グ を使用すれば、 "Day" ア ト リ ビ ュ ー ト を、 デー タ
ウ ェ アハ ウ ス内で同 じ "Day" の概念を表 し てい る すべての列にマ ッ プで き
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列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ます。 Order_Date お よ び Day_Date を "Day" ア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プで
き ます。 こ れに よ り 、 "Day" ア ト リ ビ ュ ー ト についての情報が レ ポー ト 上
に表示 さ れ る と き に、 両方の列が使用 さ れ る よ う にな り ます。
式は、 その中で使用 し てい る 列を含む複数の ソ ース テーブルに リ ン ク さ れ
ます。 それ ら の列を含むテーブルの う ち、 ア ト リ ビ ュ ー ト 定義の一部 と し
て使用す る 列を、 必要な数だけ選択で き ます。
し たテーブルは、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーの [フ ォーム式] 領
選択
域の右側にあ る [ ソ ース テーブル] 領域に表示 さ れます。
じ ア ト リ ビ ュ ー ト に異種マ ッ ピ ン グす る 各列は同 じ デー タ 型であ
同る か、
使用 し てい る RDBMS で適切に結合で き る 、 一意ま たは類似
し たデー タ 型でなければな り ません。 た と えば、 ほ と ん ど のデー タ
ベース では Text 型のデー タ と Number 型デー タ を結合する こ と はで
き ません。 ただ し 、 Number デー タ 型の列は、 デー タ ベース プ ラ ッ
ト フ ォームに よ っ ては Integer デー タ 型の列 と 結合で き る 場合があ り
ます。
異種列マ ッ ピ ン グに よ る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの作成は、 Architect で も
実行で き ます (「異な る列名の結合 : 異種マ ッ ピ ン グ」 (170 ページ) を参
照)。
異種列マ ッ ピ ン グ を使用 し て ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームを作成するには
1 MicroStrategy Developer で MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト を含むプ
ロ ジ ェ ク ト ソ ース に ロ グ イ ン し 、 さ ら に MicroStrategy Tutorial に ロ グ
イ ン し ます。
2 [スキーマ オブ ジ ェ ク ト ] フ ォ ルダーま でナビ ゲー ト し て [ア ト リ ビ ュ ー
ト ] フ ォ ルダーを開 き 、 さ ら に [時間] フ ォ ルダーを開 き ます。
3 "Day" ア ト リ ビ ュ ー ト を ダブル ク リ ッ ク し ます。 読み取 り 専用モー ド ま
たは編集モー ド で使用 し たいか ど う かを尋ね る メ ッ セージ を表示す る 場
合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ
タ ーを編集モー ド で開 き ア ト リ ビ ュ ー ト に変更を行 う こ と がで き ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーが開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーを開 く オプ
シ ョ ンのみが表示 さ れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク
ト の ス キーマ を編集 し てい る こ と を意味 し てい ます。 別の
ユーザーが変更を終え、 ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、
264 列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
編集モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ー を開 く こ と はで き ま
せん。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
4 [ 新規作成 ] を ク リ ッ ク し ます。[新規フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ
ク ス が開 き ます。
5 [ソ ース テーブル] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら LU_DAY テーブルを選択
し ます。
6 DAY_DATE 列を ダブル ク リ ッ ク し て右側の [フ ォーム式] ペ イ ンに追加
し ます。 マ ッ ピ ン グ方法は、 デフ ォ ル ト の [自動] の ま ま変更 し ません。
7 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [新規ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成] ダ イ ア
ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
8 [ 新規作成 ] を ク リ ッ ク し ます。[新規フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ
ク ス が開 き ます。
9 [ソ ース テーブル] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら ORDER_DETAIL テーブ
ルを選択 し ます。
10 ORDER_DATE 列を ダブル ク リ ッ ク し て右側の [フ ォーム式] ペ イ ンに
追加 し ます。 マ ッ ピ ン グ方法は、 デフ ォ ル ト の [自動] の ま ま変更 し ま
せん。
11 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [新規ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成] ダ イ ア
ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
こ れで 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム定義に 2 つの式が追加 さ れま し
た。 こ れ ら の式は互いに異な る テーブルを情報の ソ ース と し て使用 し ま
す。 こ の手順を繰 り 返 し て、 異種の列を必要な数だけア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームに追加で き ます。
12 [フ ォーム概要] 領域で、 [名前] フ ィ ール ド に 「Date Example」 と 入力
し ます。
13 こ れは例であ る ため、 [使用する カ テ ゴ リ ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら
[な し ] を選択 し ます。
14 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーの [ア ト リ ビ ュ ー
ト フ ォーム] ペ イ ンに、 Date Example ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが新たに
追加 さ れます。
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列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
265
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
15 こ れは例に過ぎず、 変更を保存 し な く て も ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ
タ ーを閉 じ る こ と がで き ます。
暗黙の式
ほ と ん ど のア ト リ ビ ュ ー ト は ウ ェ アハ ウ ス内の 1 列以上の物理列に直接
マ ッ プ さ れますが、 暗黙のア ト リ ビ ュー ト は ウ ェ アハ ウ ス内に実際には存
在 し ない仮想的な (ま たは一定の) ア ト リ ビ ュ ー ト です。 その よ う な ア ト
リ ビ ュ ー ト は暗黙の式を持ち ます。 暗黙の式は定数で、 実際の列には保存
さ れません。 暗黙の式は列の名前では定義 さ れず、 指定す る 定数で定義 さ
れます。 ど の よ う な定数 も 使用可能で、 た と えば RushOrder= "Yes" の よ う
に指定 し ます。 一部のア ト リ ビ ュ ー ト 定義は、 列の代わ り に特定テーブル
内の 1 つの行の有無に よ っ て示唆す る こ と も で き ます。 暗黙のア ト リ
ビ ュ ー ト は、 情報の分析 と 取得に役立ち ます。
ト リ ビ ュ ー ト は通常は使用 し ませんが、 下記の よ う な特殊
暗黙のア
な ケース で役立ち ます。
MicroStrategy Tutorial に含まれてい る "Rush Order" (特急注文) は暗黙のア
ト リ ビ ュ ー ト の一例です。 こ のア ト リ ビ ュ ー ト は、 よ り 確実に出荷記録を
管理す る ため、 ど の注文が特急注文であ る かを レ ポー ト に示す場合に使用
で き ます。
"Rush Order" ア ト リ ビ ュ ー ト は、 暗黙式の "Y" に よ っ て定義 さ れ、 こ れは
Yes を意味 し てい ます。 こ の暗黙式は、 テーブルの列に基づいてい る ので
はな く 、 RUSH_ORDER テーブルの注文の存在に基づいてい ます。 こ れは、
次の図に表示 さ れ る よ う に、 RUSH_ORDER テーブルお よ び ORDER_FACT
テーブルを表示 し 、 後者が "Order" ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブ
ルにな り ます。
テーブルには、 次に示す も の よ り 多 く の ス キーマ オブ
ORDER_FACT
ジ ェ ク ト が含まれてい ますが、 こ の例では重要ではないため、 非表
示に さ れてい ます。
266 列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
上記に示す RUSH_ORDER テーブルでは、 "Order" ア ト リ ビ ュ ー ト お よ び
"Rush Charge" (緊急料金) フ ァ ク ト は、 両方 と も 、 式に使用す る テーブルの
列を表示 し ます。 "Rush Order" には、 暗黙式を定義する 関連のあ る テーブ
ル列がないため、 暗黙ア ト リ ビ ュ ー ト と し て指定で き ます。
Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト に も 、 "Rush Order" ア ト リ ビ ュ ー ト が レ ポー ト 上に表
示 さ れ る "Rush Orders by Call Center" ( コ ール セ ン タ ー別緊急注文数) レ
ポー ト が含まれてい ます。 次に示す よ う に、 緊急注文の各注文には、 "Rush
Order" 列に "Y" が表示 さ れます。
上に示すレ ポー ト では、 緊急注文 と し て注文を提出す る ために課金 さ れ る
追加の出荷 コ ス ト を表示す る ための "Rush Charge" も 表示 さ れます。
ア ト リ ビ ュ ー ト のデー タ 型の変更 : 列別名
列別名を使用す る と 、 特定のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに、 デフ ォ ル ト の
デー タ 型の代わ り に使用す る デー タ 型を指定で き ます。 列別名で さ ら に適
切なデー タ 型を指定すれば、 SQL のエ ラ ーを回避 し やす く な り ます。
ま た、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内のデー タ も 、 よ り 効果的に利用で き ます。 ア
ト リ ビ ュ ー ト の場合 も 、 列別名の機能はフ ァ ク ト の場合 と 同様です。 デ
フ ォ ル ト では、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームのデー タ 型は、 フ ォームの定義に
使用 さ れた列のデー タ 型を継承 し ます。 こ の継承は MicroStrategy に よ っ て
管理 さ れ、 デー タ ベース ま たはその他のデー タ ソ ース内でのデー タ 型に可
能な限 り 近いデー タ 型の使用が試み ら れます (MicroStrategy に よ る 合致
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列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
267
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
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デー タ 型の選択方法については、 「デー タ型」 (485 ページ) を参照)。 ただ
し 、 状況に よ っ てはデー タ 型の変更が必要にな る こ と も あ り ます。 以下に、
その よ う な状況のい く つかの例を示 し ます。
デー タ ウ ェ アハ ウ ス内に "Accounts" (口座) ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ
プ テーブルがあ り 、 ID 列は口座番号で、 デー タ ベース内に DECIMAL (18,
0) の値 と し て保存 さ れてい る と し ます。 こ の列は高精度であ る ため、 ア ト
リ ビ ュ ー ト フ ォームの列別名を変更 し 、 特殊なデー タ 型 Big Decimal にマ ッ
プす る 必要があ り ます。 こ れに よ り 、 "Account" (口座) ア ト リ ビ ュ ー ト に
フ ィ ル タ リ ン グや ド リ ル、 ま たはページバ イ を実行 し て も 精度を維持で き
ます。
も う 1 つの例 と し て、 年情報のル ッ ク ア ッ プ テーブルが ウ ェ アハ ウ ス内に
存在 し ない と き に "Year" ア ト リ ビ ュ ー ト を作成する 場合を考え ます。 多 く
のデー タ ベース プ ラ ッ ト フ ォームには、 Date デー タ 型か ら 日付情報の一部
分を抽出す る 関数があ り ます。 た と えば、 SQL Server には日付か ら 年だ
け を抽出す る Year 関数があ り ます。 その よ う な場合は、 次の フ ォーム式で
"Year" ア ト リ ビ ュ ー ト を作成で き ます。
ApplySimple("Year(#0)",[Date_Id])
こ の ApplySimple 式の構文は SQL Server 向けです。 使用 し てい る
デー
タ ベースやデー タ ソ ース の タ イ プに よ っ ては、 構文を変更 し な
ければな ら ない場合 も あ り ます。
こ のア ト リ ビ ュ ー ト のデー タ 型は、 自動的に Date に設定 さ れます。 こ れは
Date_ID のデー タ 型が Date だか ら です。 し か し 、 ApplySimple 計算の
結果は、 2011 な ど の指定 し た年を示す整数値です。
列別名のデー タ 型を変更 し ない と 、 シ ス テ ムは一時 SQL テーブルを作成す
る と き に Date デー タ 型を使用 し 、 こ の列に整数デー タ を挿入 し よ う と し ま
す。 こ れはすべてのデー タ ベース プ ラ ッ ト フ ォームで問題にな る と は限 り
ませんが、 デー タ ベース に よ っ てはエ ラ ーを返 し ます。 デー タ 型の不一致
に よ る エ ラ ーを回避す る には、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの列別名のデー タ
型を、 デフ ォ ル ト の Date か ら Integer に変更す る 必要があ り ます。
列別名に よ っ て、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームで使用 さ れ る デー タ 型を指定で
き る ほか、 MicroStrategy が生成する SQL で使用 さ れ る 列別名を指定する こ
と も で き ます。 カ ス タ ム式や複数の列を使用 し て フ ォーム式を作成 (「ア ト
リ ビ ュー ト フ ォーム式」 (257 ページ) の説明を参照) する 場合、 ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームの列別名はデフ ォ ル ト で CustCol (2 番目以降は
CustCol_1、 CustCol_2) にな り ます。 次に示す SQL 例では、 太字部分
が列別名です。
SELECT Year(a12.Date_Id) CustCol_1,
sum(a11.Tot_Dollar_Sales) WJXBFS1
FROM YR_CATEGORY_SLS a11
268 列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
cross join TRANS_DATE_LW_LY a12
GROUP BY Year(a12.Date_Id)
列別名自体は、 実際の結果やレ ポー ト には影響 し ませんが、 も っ と わか り
やすい名前に変更で き ます。 上の例は単純ですが、 列別名がわか り やすい
名前だ と 、 特に複雑な レ ポー ト の SQL の ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グの と き に
役立つ場合があ り ます。
列別名はア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーで作成 し ます。 Architect を使用 し て列
別名を作成す る こ と も で き ます (「ア ト リ ビ ュー ト のデー タ型の作成 と 変更:
列別名」 (172 ページ) を参照)。
前提条件
•
こ の手順は、 有効な ア ト リ ビ ュ ー ト 式を持つア ト リ ビ ュ ー ト が作成済み
で、 そのア ト リ ビ ュ ー ト に列別名を新規作成す る 場合を想定 し てい ま
す。
ア ト リ ビ ュ ー ト の列別名を作成するには
1 MicroStrategy Developer で、 新 し い列の別名を作成す る ア ト リ ビ ュ ー
ト を含むプ ロ ジ ェ ク ト ソ ース に ロ グ イ ン し ます。
2 ア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し 、 [編集] を選択 し ます。 読み取 り 専用
モー ド ま たは編集モー ド で使用 し たいか ど う かを尋ね る メ ッ セージ を表
示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト
エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き ア ト リ ビ ュ ー ト に変更を行 う こ と がで き
ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーが開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーを開 く オプ
シ ョ ンのみが表示 さ れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク
ト の ス キーマ を編集 し てい る こ と を意味 し てい ます。 別の
ユーザーが変更を終え、 ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、
編集モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ー を開 く こ と はで き ま
せん。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
3 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を選択 し て [変更] を ク リ ッ ク し ます。 [ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォーム を変更] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
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列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
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4 [列別名] タ ブを選択 し ます。
5 [列別名] 領域で [変更] を ク リ ッ ク し ます。[列エデ ィ タ ー - 列を選択] ダ
イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
6 [新規作成] を選択 し て新 し い列別名を作成 し ます。 [列エデ ィ タ ー - 定
義] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
7 列別名の次のプ ロ パテ ィ を変更で き ます。
•
[ 列名 ] : こ のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム列を含む SQL ス テー ト メ ン ト
で使用 さ れ る 列の別名。
•
[ デー タ タ イ プ ] : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームのデー タ タ イ プ。
MicroStrategy でサポー ト さ れてい る デー タ 型については、 「データ
型」 (485 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
選択す る デー タ 型に よ っ ては、 列別名のバ イ ト 長、 ビ ッ ト 長、 精度、
ス ケール、 ま たは タ イ ム ス ケールを指定で き ます。
8 [OK] を ク リ ッ ク し て変更を保存 し 、 [列エデ ィ タ ー - 列を選択] ダ イ ア
ロ グ ボ ッ ク ス に戻 り ます。
9 [OK] を ク リ ッ ク し て変更を保存 し 、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーに戻 り
ます。
10 [保存 し て閉 じ る] を選択 し て変更を保存 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム と 個別のア ト リ ビ ュ ー ト
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームは、 ア ト リ ビ ュ ー ト への一種の追加説明です。 一
方、 個別のア ト リ ビ ュ ー ト は互いに 1 対多、 ま たは多対多の関係にあ る レ
ポー ト エ レ メ ン ト ま たはグループバ イ エ レ メ ン ト と 見なす こ と がで き ま
す。 ア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プす る デー タ は、 別のア ト リ ビ ュ ー ト 、 ま たは
ア ト リ ビ ュ ー ト のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム と し て表現で き ます。
次に該当す る 場合、 デー タ はア ト リ ビ ュ ー ト ではな く ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームにマ ッ プ し て く だ さ い。
•
ア ト リ ビ ュ ー ト と デー タ の間に 1 対 1 関係が存在す る 。
•
デー タ を グループ分け し ない。
デー タ を特定のア ト リ ビ ュ ー ト のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームにす る か、 あ る
いは単独のア ト リ ビ ュ ー ト にす る かは、 通常、 プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ンの論
270 列デー タ の説明 と 識別子 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
理デー タ モデ リ ン グ段階で決定 し ます。 デー タ を ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
と し てモデル化す る か、 単独のア ト リ ビ ュ ー ト と し てモデル化す る かの判
断の詳細は、 「ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム」 (34 ページ) を参照 し て く だ さ
い。
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
プ ロ ジ ェ ク ト のア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る と 、 エン ジ ンが SQL を生成す る
方法、 テーブル と 列の結合/使用方法、 お よ びテーブル間の関係を、 ア ト リ
ビ ュ ー ト 関係を定義 し て決定で き ます。
親子関係を定義す る こ と に よ っ て、 直接的な関係があ る 複数のア ト リ
ビ ュ ー ト を相互に リ ン ク で き ます (「ア ト リ ビ ュー ト 関係」 (23 ページ) を参
照)。 ア ト リ ビ ュ ー ト 間に定義す る 関係は、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト (ア
ト リ ビ ュ ー ト の実際のデー タ 値) に よ っ て決ま り ます。
る 親子関係に よ っ て、 プ ロ ジ ェ ク ト 内のシ ス テ ム階層が決定
作成す
さ れます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の有無は、 レ ポー ト の作成に影響を与え ます。 互いに
関係のあ る 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト を含むレ ポー ト は、 問題な く 実行で き ま
す。 た と えば、 "Country" (国) と "City" (都市) を一緒に、 同 じ レ ポー ト に含
む こ と は簡単です。 一方、 互いに関係のない 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト を含む
レ ポー ト には、 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト と 同 じ か、 よ り 下位の レベルの フ ァ
ク ト に基づ く メ ト リ ッ ク が必要です。 その よ う な メ ト リ ッ ク がない と デカ
ル ト 結合が行われますが、 こ れは通常、 望ま し く あ り ません。 デカル ト 結
合 (直積結合) では、 テーブル内のすべての行が他のテーブル内のすべて
の行に結合 さ れ る ため、 デー タ ベース負荷が非常に大 き く な り ます。
プ ロ ジ ェ ク ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト の関係は、 MicroStrategy Developer で定義
で き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト の関係を定義す る 方法について、 プ ロ ジ ェ ク ト
デザ イ ンの初期段階で行 う 場合は、 「複数のア ト リ ビ ュー ト の同時作成」
(235 ページ) で、 プ ロ ジ ェ ク ト 作成後に行 う 場合は、 「親ア ト リ ビ ュー ト と
子ア ト リ ビ ュー ト の表示およ び編集」 (273 ページ) でそれぞれ説明 し てい
ます。
複数のア ト リ ビ ュ ー ト 間には、 関係が存在す る 場合 と 存在 し ない場合があ
り ます。
•
関連あ り : 互いに関係す る 2 つ以上のア ト リ ビ ュ ー ト 間に親子関係が定
義 さ れます。 こ の関係は、 ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブルま
たは関係テーブルを通 じ て定義 さ れます。
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ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
271
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト 間には 4 種類の関係があ り ます。 こ れ ら の関係は、 関連
す る ア ト リ ビ ュ ー ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト に よ っ て定義 さ れ
ます。 それぞれの種類の関係について、 以下に説明 し ます。
1 対 1 : 親ア ト リ ビ ュ ー ト の各エ レ メ ン ト が子ア ト リ ビ ュ ー ト の 1 つ
のエ レ メ ン ト だけに対応 し 、 すべての子ア ト リ ビ ュ ー ト が親ア ト リ
ビ ュ ー ト の 1 つのエ レ メ ン ト だけに対応す る 関係。 1 対 1 関係の一
般的な例 と し ては、 市民 と 納税者 ID の関係があ り ます。 一人の市民
が保有で き る 納税者 ID は 1 つだけで、 1 つの納税者 ID は一人の市
民だけに割 り 当て ら れます。
1 対多 : 親ア ト リ ビ ュ ー ト の各エ レ メ ン ト が子ア ト リ ビ ュ ー ト の 1 つ
以上のエ レ メ ン ト に対応 し 、 すべての子ア ト リ ビ ュ ー ト が親ア ト リ
ビ ュ ー ト の 1 つのエ レ メ ン ト だけに対応す る 関係。 こ れが最 も 一般
的な ア ト リ ビ ュ ー ト 関係です。 た と えば、 年 と 四半期の間には 1 対
多関係があ り ます。 1 年には複数の四半期があ り 、 ど の四半期 も 1
つの年だけに属 し ます ( こ の場合の四半期は、 2006 年第 4 四半期、
2007 年第 1 四半期な ど、 年を伴 う 形で定義 さ れてい る も の と し ま
す)。
多対 1 : 親ア ト リ ビ ュ ー ト の各エ レ メ ン ト が子ア ト リ ビ ュ ー ト の 1 つ
のエ レ メ ン ト だけに対応 し 、 すべての子ア ト リ ビ ュ ー ト が親ア ト リ
ビ ュ ー ト の 1 つ以上のエ レ メ ン ト に対応す る 関係。 多対 1 関係は 1
対多関係 と 同種の関係を、 異な る 視点か ら 定義 し た も のです。 た と
えば、 前述 し た よ う に年 と 四半期 と の間には 1 対多関係があ り ます
が、 こ れは四半期 と 年 と の間で多対 1 関係があ る こ と を意味 し ます。
多対多 : 親ア ト リ ビ ュ ー ト の各エ レ メ ン ト が複数の子を持つ こ と が
あ り 、 子ア ト リ ビ ュ ー ト の各エ レ メ ン ト も 複数の親を持ち う る 関係。
銀行の顧客 と 口座は多対多関係の一例です。 一人の顧客が複数の口
座を持つ こ と が可能で、 口座は複数の顧客に関連す る 場合があ り ま
す (行動名義の口座な ど)。
ア ト リ ビ ュ ー ト も 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の連鎖を通 じ て他のア ト リ
ビ ュ ー ト と 関係を持つ場合があ り ます。 こ の よ う な ア ト リ ビ ュ ー ト は通
常、 同 じ 階層に属 し ます。 た と えば、 顧客分析モジ ュ ール (Customer
Analysis Module) の "Geography" (地理) 階層には、 ア ト リ ビ ュ ー ト
"Customer Region" (顧客地域)、 "Customer State" (顧客州)、 お よ び
"Customer City" (顧客都市) が含まれてい ます。
こ の場合、 "Customer Region" と "Customer State" は直接の関係があ り 、
"Customer State" と "Customer City" の間に も 直接の関係があ り ます。
272 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
"Customer City" と "Customer Region" には直接の関係はあ り ませんが、
両者は "Customer State" に よ っ て関連付け ら れてい ます。 こ れに よ り 、
"Customer Region" と "Customer City" を同 じ レ ポー ト に含めて、 顧客地
域別に顧客の都市を表示で き ます。
•
関係な し : ア ト リ ビ ュ ー ト 間に親子関係が何 も 定義 さ れてお ら ず、 ア ト
リ ビ ュ ー ト 関係の連鎖に よ る 関係 も 存在 し ません。 こ れ ら のア ト リ
ビ ュ ー ト の場合、 ル ッ ク ア ッ プ テーブルに も 関係テーブルに も 関係は
存在 し ません。 関係が存在 し ない複数のア ト リ ビ ュ ー ト も 、 同 じ フ ァ ク
ト テーブルに共存 し て、 フ ァ ク ト に コ ン テ キ ス ト を付与で き ます。 た
と えば、 "Customer" ア ト リ ビ ュ ー ト と "Day" ア ト リ ビ ュ ー ト には互い
に関係があ り ません。 特定の顧客 と 日の組み合わせが意味を持つのは、
フ ァ ク ト が関連付け ら れた場合だけです。 た と えば、 あ る 医療関係の会
社に勤めてい る Don Addison さ んが、 2003 年 1 月 5 日に社用で 2500 ド
ルの支払いを行っ た と し ます。 こ の場合、 1 つの レ ポー ト で関係のない
複数のア ト リ ビ ュ ー ト を使用す る と き に注意が必要です。 ただ し 、 プ ロ
ジ ェ ク ト デザ イ ンでは、 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト は通常、 比較的容易
に扱え ます。
親ア ト リ ビ ュ ー ト と 子ア ト リ ビ ュ ー ト の表示お よ び編集
ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係は、 ア ト リ ビ ュ ー ト に割 り 当て る 親子の指定に
よ っ て決ま り ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 間に ど の よ う な関係があ り 、 ど の種類
の関係を共有す る かに よ っ て、 SQL の生成に使用 さ れ る シ ス テ ム階層が定
義 さ れます。 さ ら に、 生成 さ れ る SQL に よ っ て レ ポー ト の出力内容が決定
さ れます。
親子関係は、 新規プ ロ ジ ェ ク ト のア ト リ ビ ュ ー ト を選択 し た と き に指定 さ
れます。 ただ し 、 プ ロ ジ ェ ク ト の作成後 も 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係は必
要に応 じ て適宜変更で き ます。
た と えば、 "Distribution Center" ア ト リ ビ ュ ー ト は "Call Center" ア ト リ
ビ ュ ー ト の親であ り 、 "Distribution Center" と "Call Center" の間には 1 対 1
関係が存在 し ます。 こ れは、 1 つの配送セ ン タ ー内に設置 さ れてい る コ ー
ル セ ン タ ーが 1 つだけであ る こ と を意味 し ます。 一方、 "Country" は
"Distribution Center" の親であ り 、 1 つの国には複数の配送セ ン タ ーがあ り
ます。 し たがっ て、 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト の間にあ る のは 1 対多関係で
す。
ア ト リ ビ ュ ー ト に親子関係を割 り 当て る と 、 ユーザー階層内でア ト リ
ビ ュ ー ト を互いに接続す る こ と が可能にな り ます (「ア ト リ ビ ュー ト の構成
と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成」 (357 ページ) を参照)。 ま た、 レ ポー
ト に不正な SQL と 結果が生成 さ れた場合の ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グでは、
親子関係の表示 と 変更が必要にな る 場合があ り ます。
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ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
273
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
"Distribution Center" ア ト リ ビ ュ ー ト の親子関係を表示 し て編集する には、
以下の手順に従い ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係は Architect で も 定義で き ます。 Architect では、 よ
り 直感的で親切な ワ ー ク フ ロ ーに よ っ て、 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を定義 し な
が ら 、 複数のア ト リ ビ ュ ー ト を表示 し て変更で き ます (「ア ト リ ビ ュー ト 関
係の定義」 (182 ページ) を参照)。
ア ト リ ビ ュ ー ト の親子関係を表示および編集するには
1 MicroStrategy Developer で MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト を含むプ
ロ ジ ェ ク ト ソ ース に ロ グ イ ン し 、 さ ら に MicroStrategy Tutorial に ロ グ
イ ン し ます。
2 [スキーマ オブ ジ ェ ク ト ] フ ォ ルダーま でナビ ゲー ト し て [ア ト リ ビ ュ ー
ト ] フ ォ ルダーを開 き 、 さ ら に [地理] フ ォ ルダーを開 き ます。
3 "Distribution Center" ア ト リ ビ ュ ー ト を ダブル ク リ ッ ク し ます。 読み取
り 専用モー ド ま たは編集モー ド で使用 し たいか ど う かを尋ね る メ ッ セー
ジ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、 ア ト リ
ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き ア ト リ ビ ュ ー ト に変更を行 う
こ と がで き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーが開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
•
読み取 り 専用モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーを開 く オプ
シ ョ ンのみが表示 さ れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク
ト の ス キーマ を編集 し てい る こ と を意味 し てい ます。 別の
ユーザーが変更を終え、 ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、
編集モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ー を開 く こ と はで き ま
せん。
•
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お
よ び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ター
の読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参
照 し て く だ さ い。
4 [子] タ ブを ク リ ッ ク し ます。 "Call Center" ア ト リ ビ ュ ー ト の リ ス ト が、
"Distribution Center" と 共有 し てい る 関係の種類、 お よ び関係が属 し てい
る 関係テーブル と 共に表示 さ れます。
配送セ ン タ ー内に複数の コ ール セ ン タ ーが設置 さ れ、 関係が 1 対 1 で
はな く な っ た と し ます。 こ の場合、 "Call Center" と "Distribution Center"
間の関係の種類を変更す る 必要があ り ます。
274 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
5 関係の種類を変更す る には、 [関係 タ イ プ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら
[1 対多] を選択 し ます。
6
こ の 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係は LU_Call_Ctr テーブル内で定義
さ れてい ますが、 LU_Employee テーブルで定義す る よ う に変更 し ま
す。 関係テーブルを変更する には、 [関係テーブル] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス
ト か ら LU_Employee テーブルを選択 し ます。
7 [ 親 ] タ ブを ク リ ッ ク し ます。 "Country" ア ト リ ビ ュ ー ト の リ ス ト が、
"Distribution Center" と 共有 し てい る 関係の種類、 お よ び関係が属 し てい
る 関係テーブル と 共に表示 さ れます。
[親] タ ブで、 新 し い親ア ト リ ビ ュ ー ト 関係の作成ま たは削除 と 同様に、
既存の親ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を表示ま たは編集で き ます。
8
こ れは例に過ぎず、 変更を保存 し な く て も "Distribution Center" ア ト リ
ビ ュ ー ト を閉 じ る こ と がで き ます。
多対多関係お よ び結合子関係のサポー ト
多対多関係 と 結合子関係 と い う 2 種類のア ト リ ビ ュ ー ト 関係を適用す る と 、
ス キーマ と ウ ェ アハ ウ ス のデザ イ ン プ ロ セ ス が さ ら に複雑な も のにな る 可
能性があ り ます。 以下の項では、 こ れ ら の関係特有の特長を勘案 し 、 ウ ェ
アハ ウ ス を効果的にデザ イ ンす る ために考慮すべ き ポ イ ン ト について説明
し ます。
説明す る 内容は主に論理モデル デザ イ ンに関連す る も のですが、 こ れ ら の
内容に関係のあ る 問題に直面 し た と き には、 物理ス キーマに関す る 実用レ
ベルの知識が役立ち ます。
以下の項に進む前に、 論理デー タ モデル と 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマ と は
何であ り 、 ど の よ う に し て読み取っ て解釈す る かを理解 し てい る 必要があ
り ます。 論理デー タ モデル と 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマについては、 2
章、 「論理データ モデル」 お よ び 3 章、 「論理データ モデルの ウ ェ アハ ウ ス
の構造」 でそれぞれ説明 し てい ます。 こ れ ら の章では、 ビ ジネ ス イ ン テ リ
ジ ェ ン ス デー タ の概念的枠組みを計画 し 、 作成す る 方法が説明 さ れてい ま
す。
多対多関係
多対多関係を適用す る と 、 ウ ェ アハ ウ ス のデザ イ ン プ ロ セ ス が さ ら に複雑
にな り ます。 多対多関係が存在す る 場合に、 デザ イ ン を効果的に計画す る
には、 い く つかの点に考慮す る 必要があ り ます。
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ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
275
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
以下に、 多対多関係の現実的な例をい く つか示 し ます。 こ れ ら の関係は、
デー タ モデル と ス キーマで注意 し て扱 う 必要があ り ます。
•
組織に よ っ ては各販売員が複数の コ ール セ ン タ ーを掛け持ち し てい る
場合があ り ます。 同様に、 1 つの コ ール セ ン タ ーには多数の販売員が所
属 し てい ます。
•
製造プ ラ ン ト ではい く つ も の型の自動車が製造 さ れ、 車両の色 も さ ま ざ
ま です。 つま り 、 型が同 じ で色が異な る 自動車があ る 一方で、 色は同 じ
で型が異な る 自動車 も あ り ます。
以下の項では、 商品 と 色の例を通 じ て多対多関係を示 し 、 こ の関係に対応
す る ために取 り う る 選択肢について説明 し ます。 同 じ 商品で色が違 う 場合
(赤、 青、 緑の帽子な ど) も あれば、 異な る 商品の色が同 じ 場合 (赤い ド レ
ス、 帽子、 靴、 ソ ッ ク ス な ど) も あ り ます。
通常、 多対多関係に伴っ て起 こ り 得 る 問題は次の 2 つです。 こ れ ら はど ち
ら も 、 関係を正 し く モデル化す る こ と で回避す る こ と が可能です。
•
「分析機能の喪失」 (276 ページ)
•
「重複カ ウ ン ト 」 (278 ページ)
分析機能の喪失
色 と 商品の多対多関係で、 ユーザーが答え を求め る ビ ジネ ス上の質問は通
常、 次の 2 点です。
1 特定の商品にはど の色があ る か
2 何通 り の商品 と 色の組み合わせが販売 さ れてい る か
最初の質問に答え る には、 商品 と 色の可能なすべての組み合わせを リ ス ト
し たテーブルが必要です。 1 対多関係は通常、 子のル ッ ク ア ッ プ テーブル
内で定義 さ れ る こ と を思い出 し て く だ さ い。
276 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
多対多関係では、 その方法は使え ません。 代わ り に、 ウ ェ アハ ウ ス内に別
の関係テーブルを確保す る 必要があ り ます。 次の図は、 商品 と 色のル ッ ク
ア ッ プ テーブル と 関係テーブルを示す も のです。
Rel_Color_Item テーブルの各行が、 商品 と 色の組み合わせを表 し ます。
2 番目の質問に答え る には、 色 と 商品の情報に加え、 売上情報を含むフ ァ
ク ト テーブルが必要にな り ます。 次の図は、 上図 と 同 じ シナ リ オに、 商
品、 色、 お よ び日付のキーを含む売上情報のシ ンプルなテーブルを追加 し
た も のです。
こ の図の フ ァ ク ト テーブルだけでは、 最初の質問に答え る には不十
分です。
こ の フ ァ ク ト テーブルか ら 呼び出せ る のは、 実際に売上が
記録 さ れた商品 と 色の組み合わせだけです。 こ の フ ァ ク ト テーブル
では、 商品 と 色の可能なすべての組み合わせの リ ス ト が得 ら れ る わ
けではな く 、 購入可能であ っ て も 、 実際に販売 さ れた こ と のない商
品 と 色の組み合わせは得 ら れないため、 最初の質問に答え ら れない
こ と にな り ます。
つま り 、 ア ト リ ビ ュ ー ト の多対多関係で分析の柔軟性を維持す る ためには、
次の条件を満たす必要があ り ます。
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ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
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7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
ア ト リ ビ ュ ー ト 間で可能なすべてのア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の組み
合わせを識別す る 、 独立 し た関係テーブルを用意す る こ と 。
•
両方のア ト リ ビ ュ ー ト の ID 列を フ ァ ク ト テーブルに含め る こ と 。
こ れ ら の条件はい く つかの異な る 方法で実装で き ます。 こ れ ら の方法につ
いては、 「多対多関係の扱い」 (280 ページ) で説明 し ます。
重複カ ウ ン ト
分析機能の喪失は、 多対多関係を扱 う と き の問題のひ と つに過ぎ ません。
こ れ と 同様に重要な問題が、 重複カ ウ ン ト です。 重複カ ウ ン ト は、 次のす
べての条件がそ ろ っ た と き に発生 し ます。
•
多対多関係にあ る ア ト リ ビ ュ ー ト の ど ち ら かの レベル と 同 じ か、 それ よ
り 上位の レベルでデー タ 集計を試みた。
•
関係が独立 し た関係テーブル内にあ る 。
•
多対多関係にあ る すべてのア ト リ ビ ュ ー ト が、 フ ァ ク ト テーブルに含
ま れていない。
こ こ では、 上に示 し た例の フ ァ ク ト テーブルか ら 色を取 り 除いた場合を考
え ます。
帽子、 ド レ ス、 お よ び ソ ッ ク ス を含む 3 つの商品があ る と し ます。 こ れ ら
の商品には、 赤、 青、 お よ び緑を含む 3 色があ り 、 ソ ッ ク ス には、 緑お よ
278 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
び青のみがあ る と し ます。 次の図は、 こ のデー タ を含むル ッ ク ア ッ プ テー
ブル と 、 簡単な売上デー タ の一部を示 し てい ます。
複数カ ウ ン ト が発生す る 可能性があ る のは、 色別の売上を要求す る ク エ
リ を実行 し 、 実質的には多対多関係の "Item" ア ト リ ビ ュ ー ト レベルで集計
す る 場合です。 商品別の売上情報を含むフ ァ ク ト テーブルには色が記録 さ
れていないため、 こ の ク エ リ にはフ ァ ク ト テーブル と 関係テーブルの両方
が必要です。
フ ァ ク ト テーブルに色が含まれていない こ と が問題の原因にな り ます。
フ ァ ク ト テーブル内の特定商品の売上を、 その商品の色 と 直接的に関連付
け る 手段がないか ら です。 た と えば、 色が赤の商品の売上を計算す る 代わ
り に、 ク エ リ で色が赤のすべての商品の売上を、 関係テーブルに基づいて
集計 し た と し ます。 その場合、 合計には青 と 緑の帽子 と ド レ ス も 含まれ る
ため、 色が赤の商品の実際の売上 よ り 大 き な数字にな っ て し ま い ます。
以上のデー タ では、 た と えば以下の質問すべてに正確に答え る こ と はで き
ません。
•
帽子の売上総額は ?
答えは 35 ド ルで、 こ れはフ ァ ク ト テーブルか ら 直接計算で き ます。
•
色が赤の商品の売上総額は ?
正確な答えは出せません。 得 ら れ る 値は 85 ド ルですが、 こ れは赤い
ソ ッ ク ス がないため、 帽子 と ド レ ス の売上総額にな り ます。 購入 さ れた
ド レ ス がすべて緑であ る 可能性 も ゼ ロ ではあ り ませんが、 フ ァ ク ト
テーブルに色が記録 さ れていないため、 こ れを確認す る 手段はあ り ま
せん。
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ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
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7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
•
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
色が赤の ド レ ス の売上総額は ?
こ れについて も 、 正確な答えは出せません。 購入 さ れた ド レ ス がすべて
本当に緑であれば 0 ド ルですが、 フ ァ ク ト テーブル内のデー タ に基づ
いて得 ら れ る 値は 50 ド ルです。
次の項では、 多対多関係を扱 う と き に複数カ ウ ン ト を回避す る い く つかの
方法を説明 し ます。
多対多関係の扱い
すでに説明 し てい る よ う に、 多対多関係に関連す る ケース では、 一見単純
な質問で も 、 答え を得 る ま でにい く つ も の ス テ ッ プを経 る 必要があ り ます。
多対多関係が存在す る 場合に、 正確な回答が得 ら れない質問に具体的に対
処す る には、 3 種類の方法を利用で き ます。 こ れ ら の 3 種類の方法はいず
れ も 柔軟性の レベルが異な っ てお り 、 柔軟性が高いほ ど複雑にな り ます。
いずれの場合 も 、 次の 2 つの基本的 コ ン ポーネ ン ト が存在 し てい る こ と が
前提にな り ます。
•
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を定義す る 関係テーブル
•
両方のア ト リ ビ ュ ー ト の ID 列を含むフ ァ ク ト テーブル
SQL Engine が レ ポー ト 要求に応 じ て SQL を生成す る と
MicroStrategy
き に使用す る 規則は、 MicroStrategy に よ っ て作成 さ れます。 上記の
両方のテーブルを物理的に実装 し ておけば、 レ ポー ト に メ ト リ ッ ク
が含まれていない場合、 SQL Engine は関係テーブルを使用 し ます。
レ ポー ト に メ ト リ ッ ク が含まれてい る 場合は、 ク エ リ に回答す る た
めに フ ァ ク ト テーブルを使用 し ます。
フ ァ ク ト テーブルに追加デー タ が必要で
以下のすべての手法で、
す。 つま り 、 ソ ース シ ス テ ム内で追加デー タ を取得 し なければな り
ません。 た と えば、 購入 さ れた各品目の色に関す る デー タ が、 ソ ー
ス シ ス テ ム内に存在す る 必要があ り ます。 追加デー タ が ソ ース シ ス
テ ム内で取得 さ れない と 、 多対多関係を完全には解決 さ れず、 特定
の色の商品の売上を計算す る こ と はで き ません。
280 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
方法 1
こ れは、 多対多関係を効果的に管理す る ためには最 も わか り やすい方法で
す。
こ の方法では、 関係テーブルを別に作成 ( こ の例では Rel_Color_Item)
し 、 次に示す よ う に両方のア ト リ ビ ュ ー ト の ID を フ ァ ク ト テーブルに含
め る 必要があ り ます。
方法 2
方法 2 では多対多関係を解消 し ます。 関係テーブルを別に作成す る 必要 も
あ り ません。
多対多関係か ら 変換 し た複合ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を次に示 し ます。 1 つの
ア ト リ ビ ュ ー ト を も う 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト の子 と し て扱い、 最下位レベ
ルのア ト リ ビ ュ ー ト の複合キーを作成 し ます。 さ ら に、 両方のア ト リ
ビ ュ ー ト の ID ( こ の例では Item_ID と Color_ID) を フ ァ ク ト テーブルに
追加 し てい ます。
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ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
281
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
こ の方法では関係テーブルを別に作成す る 必要がない代わ り に、 商品の情
報を色に関係な く 表示 し た り 、 あ る いはその逆の表示を行 う こ と がで き ま
せん。
方法 3
方法 3 は最 も 実用的な ソ リ ュ ーシ ョ ンであ り 、 次の よ う な特長があ り ます。
•
方法 2 の複合ア ト リ ビ ュ ー ト 関係を単純な ア ト リ ビ ュ ー ト 関係に簡素化
する。
•
商品 と 色の情報を個別に ま たは組み合わせて表示で き る 。
•
フ ァ ク ト テーブルに必要な ア ト リ ビ ュ ー ト 列が 1 列だけで、 2 列の場合
よ り 柔軟性が高い。
こ の方法では、 "Color" ま たは "Item" よ り 下位の レベルに新 し いア ト リ
ビ ュ ー ト を作成す る 必要があ り ます。 こ のア ト リ ビ ュ ー ト は基本的に
"Color" と "Item" を連結 し た も のであ り 、 こ れ ら の親ア ト リ ビ ュ ー ト と の
間には 1 対多関係があ り ます。 こ れが "SKU" ア ト リ ビ ュ ー ト であ り 、 小売
デー タ モデルや小売デー タ 関係の状況で特に一般的に用い ら れます。
最後に、 "Color" と "Item" を フ ァ ク ト テーブルに追加す る 代わ り に、 次の
図の よ う に新 し い子ア ト リ ビ ュ ー ト "SKU" だけ を追加 し ます。
こ の方法は、 方法 1 と よ く 似てい ます。 主な違いは、 方法 1 で別に作成 し
た関係テーブルに "SKU" 列が追加 さ れてい る こ と です。 こ れに よ り 、 商品
と 色の個々の組み合わせの関係が 1 つの値に展開 さ れます。 その結果、 こ
の単一の値を フ ァ ク ト テーブルで使用で き ます。
方法 3 の主な問題点は、 ビ ジネ ス モデルで既に同様な構造が使用 さ れてい
る 場合を除いて新規ア ト リ ビ ュ ー ト の作成が必要にな る こ と 、 お よ び ETL
プ ロ セ ス が さ ら に複雑にな る 可能性があ る こ と です。
282 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
結合子関係
一部のア ト リ ビ ュ ー ト は、 他の間接的に関連す る 複数のア ト リ ビ ュ ー ト の
交点に存在 し ます。 その よ う な ア ト リ ビ ュ ー ト は、 結合子 と 呼ばれます。
結合子関係は、 ク ロ スデ ィ メ ン シ ョ ン ア ト リ ビ ュ ー ト 、 テ キ ス ト フ ァ ク
ト 、 あ る いは品質 と も 呼ばれ る 特殊な ア ト リ ビ ュ ー ト 同士を結合す る も の
です。 こ の関係は、 こ れま でに説明 し たモデル化ス キームにはほ と ん ど合
致 し ません。 結合子関係は こ れま でのア ト リ ビ ュ ー ト と 同様にモデル化す
る こ と で概念化で き ますが、 フ ァ ク ト と 同 じ よ う に複数のア ト リ ビ ュ ー ト
レベルの交点に存在 し ます。
く の ソ ース シ ス テ ムでは、 こ の特殊な ア ト リ ビ ュ ー ト はフ ラ グ と
多呼ばれます。
し たがっ て、 ソ ース シ ス テ ムのマニ ュ アルで フ ラ グに
言及 さ れてい る 場合、 それは結合子関係を指 し てい る 可能性が高い
と 考え る こ と がで き ます。
結合子関係は、 実際には多対多関係の一種であ り 、 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト
が他の 2 つの、 本来な ら 関連 し ないア ト リ ビ ュ ー ト と の多対多関係を持ち
ます。 " 販促 "、 " 商品 "、 " 四半期 " と い う 3 つのア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係
がその一例です。 こ の場合、 次の図に示す よ う に、 " 販促 " は " 商品 " お よ
び " 四半期 " の両方 と 多対多関係にあ り ます。
販促の例 と し ては、 赤い色の商品を安 く 販売す る 「Red Sale」 があ る 。 こ の
販促は通常、 バレ ン タ イ ン デーの前後や ク リ ス マ ス シーズ ンに実施 さ れま
す。
結合子関係のサポー ト
多対多関係の解決策の 1 つは、 多対多関係に含まれ る ア ト リ ビ ュ ー ト の関
係テーブルを用意す る 方法です。 こ の例では 2 つの関係テーブルを作成で
き ます。 1 つは "Promotion" (販促) と "Item" (商品) の関係テーブルです。
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ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
283
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
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も う 1 つは "Promotion" と "Quarter" (四半期) の関係テーブルです (下図参
照)。
こ の 2 つのテーブルに よ っ て、 次の よ う な質問に答え る こ と がで き ます。
•
ど の商品が、 ど の販促の対象にな っ たか
•
ど の四半期に、 ど の販促が実施 さ れたか
一方、 こ れ ら のテーブルだけでは、 よ り 詳 し い分析が必要 と な る 以下の質
問に答え る こ と はで き ません。
•
特定の四半期で、 ど の商品が ど の販促の対象にな っ たか
•
特定商品が、 特定の種類の販促対象にな っ たのは、 ど の四半期であ る か
こ れ ら の質問に答え る には 2 つの関係テーブルを結合 し て、 3 つのア ト リ
ビ ュ ー ト すべての関係を定義す る テーブルを 1 つ作成す る 必要があ り ます。
し く 定義 さ れ る ためには、 こ の関係テーブル内に関
結合子関係が正
係が存在 し なければな り ません。 ただ し 、 必ず し も 専用の関係テー
ブルを、 別に作成す る 必要があ る と は限 り ません。 結合子の親 ( こ
の例では "Promotion") のル ッ ク ア ッ プ テーブル内で、 関係を直接定
義す る こ と も 可能です。 ま た、 フ ァ ク ト テーブル内で直接、 関係を
作成す る こ と も で き ます。
こ の例では、 3 つのア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係に着目す る こ と が重要です。
"Promotion" ア ト リ ビ ュ ー ト は、 "Item" と "Quarter" の特定の組み合わせ と
関係 し てい ますが、 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト と の直接的な関係はあ り ま
284 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
せん。 こ れが結合子関係の本質部分です。 次の図は、 こ の関係を示 し てい
ます。
1 対多、 多対多の ど ち ら の場合 も あ る こ と に注意
結合子関係には、
し て く だ さ い。 多対多関係の問題点であ る 分析機能の喪失 と 重複カ
ウ ン ト は、 多対多の結合子関係に も 当ては ま り ます。
デー タ に結合子関係があ る 場合は、 結合子ア ト リ ビ ュ ー ト で親ア ト リ
ビ ュ ー ト を使用す る レ ポー ト のデー タ が正 し く 取得 さ れ る よ う に、
MicroStrategy で結合子関係を定義する こ と が重要です。 こ れに よ り 、 結合
子関係の親ア ト リ ビ ュ ー ト に フ ァ ク ト テーブルを結合す る と き (た と えば、
販促別の売上を見 る 場合) に、 常に ど ち ら か一方ではな く 両方の結合子が結
合に使用 さ れます。
同じル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用するア ト
リ ビ ュー ト : ア ト リ ビ ュー ト ロール
ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールを使用すれば、 同 じ デー タ で 2 つのア ト リ ビ ュ ー
ト を定義 し 、 サポー ト で き ます。 同 じ デー タ 定義を持ち、 ビ ジネ ス モデル
内での役割が異な る 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト を定義 し た と 仮定 し ます。 た と
えば、 次の図中の "Origin Airport" (出発点空港) と "Destination Airport"
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同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト : ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ール
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
(到着点空港) は、 同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブル (LU_AIRPORT) と 列
(AIRPORT_ID) を使用 し て定義 さ れてい ます。
レ ポー ト で出発点 と し ての JFK 空港 と 、 到着点 と し ての JFK 空港を区別す
る こ と に意味があ る のは、 到着点空港のデー タ が出発点空港のデー タ と 異
な っ てい る こ と が前提です。 出発点空港 と 到着点空港の論理的概念に対応
す る 必要はあ っ て も 、 同 じ デー タ を持つ 2 つのル ッ ク ア ッ プ テーブルを作
成す る のは望ま し い こ と ではあ り ません。 2 つのル ッ ク ア ッ プ テーブルを
作成す る と デー タ に重複が生 じ 、 保存スペース が増え、 保守 も 面倒にな る
か ら です。
同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブル と 列を使用 し て複数のア ト リ ビ ュ ー ト が定義 さ
れ る 場合、 それ ら のア ト リ ビ ュ ー ト は基本的に異な る ア ト リ ビ ュー ト ロ ー
ルを持ち ます。 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト が ど の よ う に し て複数の ロ ールを兼
ね る かは、 ア ト リ ビ ュ ー ト ご と に異な り ます。
"Origin Airport" ア ト リ ビ ュ ー ト と "Destination Airport" ア ト リ ビ ュ ー ト は、
同 じ ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム (ま たは説明、 場所な ど ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームの さ ま ざ ま な側面) を共有 し てい ます。 一方、 フ ァ ク ト テーブル
内には ロ ールご と に列が存在 し てい ます。 次の図では
286 同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト : ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ール
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
ORIGIN_AIRPORT_ID と DESTINATION_AIRPORT_ID が、 こ れ ら の フ ァ
ク ト 列です。
レ ポー ト デザ イ ナーが MIA 空港の出発便数 と LGA 空港の到着便数を取得
す る ため、 "Origin Airport" ア ト リ ビ ュ ー ト と "Destination Airport" ア ト リ
ビ ュ ー ト の両方を同 じ レ ポー ト に含め る と 、 空の結果セ ッ ト が返 さ れます。
こ れが起 き る のは、 SQL ス テー ト メ ン ト が、 MIA であ る と 同時に LGA で も
あ る 空港 (Airport_ID = "MIA" AND Airport_ID = "LGA") の説明を取得
し にい こ う と す る か ら です。
1 つのア ト リ ビ ュ ー ト に複数の ロ ールがあ る と 判断 し た場合は、 論理モデ
ル内で ロ ールご と に 1 つずつア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る 必要があ り ます
(「ア ト リ ビ ュー ト ロ ールの指定」 (288 ページ) を参照)。 こ れに よ り 、 複数
の ロ ールを持つア ト リ ビ ュ ー ト を含むレ ポー ト が、 正 し いデー タ を返す よ
う にな り ます。
次の図中の "State" (州) も 、 2 つの ロ ールを持つア ト リ ビ ュ ー ト の一例で
す。 こ のア ト リ ビ ュ ー ト は "Vendor" (ベン ダー) ア ト リ ビ ュ ー ト と "Store"
(店舗) ア ト リ ビ ュ ー ト の両方に関係 し てお り 、 一方でベン ダーの所在地を
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同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト : ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ール
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
参照 し 、 他方で店舗所在地を参照 し ます。 し たが っ て、 "State" ア ト リ
ビ ュ ー ト には 2 つの ロ ールがあ る と い う こ と にな り ます。
OLTP シ ス テ ム では通常、 ロ ールは上図の よ う な 1 つのテーブル と し て実
装 さ れます。 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内では、 "Vendor State" (ベン ダーの州)
と "Store State" (店舗の州) の両方を含む ク エ リ は、 一度の実行で State
テーブルを 2 回使用す る 必要があ り ます。 た と えば、 所在地がアーカ ン
ソ ー州で、 ニ ュ ー ヨ ー ク 州の店舗に販売 し てい る ベン ダーを表示す る レ
ポー ト を作成 し た と し ます。 こ の レ ポー ト の結果は、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス
の構造が正 し く 設定 さ れていない と 空にな る 場合があ り ます。 同時に
Arkansas であ り New York であ る 州の説明を SQL ス テー ト メ ン ト が取得 し
よ う と 試み、 空の結果セ ッ ト が生成 さ れます。
ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールの指定
2 つの ロ ールを同 じ レ ポー ト に表示す る には、 それ ら の ロ ールを異な る ア
ト リ ビ ュ ー ト と し て扱 う 必要があ り ます。 言い換えれば、 ロ ールご と に異
な る ア ト リ ビ ュ ー ト 名が必要にな る わけです。 一意のア ト リ ビ ュ ー ト の作
成方法には、 次のオプシ ョ ンがあ り ます。
•
自動ア ト リ ビ ュ ー ト ロール認識 : 同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブルを持つ複
数のア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し 、 複数の ロ ールを MicroStrategy に自動認
識 さ せます。 自動認識は、 VLDB プ ロ パテ ィ の [Engine Attribute Role
Options] に よ っ て、 デー タ ベース イ ン ス タ ン ス の レベルで有効にな り ま
す。 VLDB プ ロ パテ ィ についての詳細は、 『シ ス テ ム管理補足 リ フ ァ
レ ン ス』 を参照 し て く だ さ い。
288 同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト : ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ール
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•
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
明示的テーブル別名 : 同 じ 物理テーブルを指す論理テーブルを 2 つ作成
し 、 それ ら の論理テーブルを 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ
テーブル と し て定義 し ます。
ト リ ビ ュ ー ト ロ ール認識が有効にな っ てい る (デー タ
自動ア
ベース イ ン ス タ ン ス レベルの VLDB プ ロ パテ ィ であ る [Engine
Attribute Role Options] が有効にな っ てい る ) MicroStrategy プ ロ
ジ ェ ク ト では、 1 つのル ッ ク ア ッ プ テーブル内の同 じ 列に対 し
て、 最大 99 個のア ト リ ビ ュ ー ト を定義で き ます。 こ れを上回 る
数のア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る と エ ラ ーにな り 、 プ ロ ジ ェ ク ト
ス キーマの更新や Intelligence Server の再起動が無効にな り ます。
テーブルの別名は上級ユーザーの制御の幅を広げます。 ス キーマ を更新 し
てい る か、 ス キーマが非常に複雑な場合には、 こ の方法が適 し てい ます。
MicroStrategy に十分に習熟 し ない う ちは、 自動ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ール認識
の方が容易に使用で き ます。 モデル化の ロ ジ ッ ク やデー タ ベース の詳細を
理解す る ま では、 自動ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ール認識を利用す る こ と を推奨 し
ます。
対象のア ト リ ビ ュ ー ト がすべて同 じ 階層に属 し てい る
自動認識は、
(子ア ト リ ビ ュ ー ト を共有 し てい る ) 場合には機能 し ません。 た と え
ば、 上に示 し た例では、 2 つの "State" ア ト リ ビ ュ ー ト には共通の子
ア ト リ ビ ュ ー ト はあ り ません。
つま り 、 いずれか 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト に複数の ロ ールがあ る と 判断 し た
場合は、 論理モデル内で ロ ールご と に 1 つずつア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る
必要があ り ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールを識別す る と き には次の点に留意
し て く だ さ い。 同 じ ア ト リ ビ ュ ー ト を レ ポー ト で (「出荷月」、 「注文月」 の
よ う な形で) 複数回、 表示す る 必要があ る 場合、 そのア ト リ ビ ュ ー ト には
複数の ロ ールがあ り ます。 こ の場合は、 "Month" (月) が複数の ロ ールを持
つア ト リ ビ ュ ー ト です。 ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールは、 自動ア ト リ ビ ュ ー ト
ロ ール認識、 明示的テーブル別名の ど ち ら で も 作成で き ます。
自動アトリビュート ロール認識の使用
デー タ ウ ェ アハ ウ ス内で "Vendor State" (ベン ダーの州) と "Store State"
(店舗の州) の両方を含む ク エ リ が正 し い結果を得 る ためには、 その ク エ リ
内で State テーブルを 2 回使用す る 必要があ り ます。 こ の場合、 同 じ ル ッ ク
ア ッ プ テーブルを使用す る 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト "Store State" と "Vendor
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同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト : ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ール
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
State" を作成で き ます。 その結果、 LU_State テーブル と の自己結合を含
む SQL コ ー ド が生成 さ れます。 論理モデルは次の よ う にな り ます。
"State" ア ト リ ビ ュ ー ト の 2 つの ロ ールが ど ち ら も 論理モデルに含まれてい
る ため、 "State" は 2 通 り の視点か ら 捉え る こ と がで き ます。 ベン ダーの所
在地があ る 州 と 、 店舗が位置 し てい る 州は互いに異な る 事象であ り 、 そ
れを論理モデルに反映す る 必要があ り ます。 自動認識では、 こ の 2 つのア
ト リ ビ ュ ー ト ("Vendor State" と "Store State") が、 同 じ 式に異な る ア ト リ
ビ ュ ー ト 名を使用 し て、 同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブルにア ク セ ス で き ます。
ロ ール認識が機能す る のは、 ア ト リ ビ ュ ー ト で使用 さ れ る 式が
自動
完全に同 じ 場合だけです。 ほ と ん ど の場合、 式はル ッ ク ア ッ プ テー
ブル内の 1 つま たは複数の列を表 し ます。
次に レ ポー ト の見出 し 部分の一例を示 し ます。
こ の場合の要求は 「アーカ ン ソ ー州 (Store State ID = 15) にあ る 当社の全
ベン ダーを対象に、 店舗の州別に売上総額を表示」 です。 ア ト リ ビ ュ ー ト
ロ ールが使用 さ れてい る 場合、 "Vendor State" と "Store State" の両方のア ト
リ ビ ュ ー ト に同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブル (LU_State) を使用で き ます。 2
つのア ト リ ビ ュ ー ト は、 こ のテーブル内の同 じ 列を参照 し ます。
自動ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ール認識を使用す る には、 [ ク エ リ 最適化] の下にあ
る デー タ ベース イ ン ス タ ン ス レベルの VLDB プ ロ パテ ィ で [Engine
Attribute Role Options] を選択す る 必要があ り ます。 こ の VLDB プ ロ パテ ィ
の設定手順は、 MicroStrategy Developer ヘルプ (以前の MicroStrategy
Desktop ヘルプ) ま たは 『シ ス テ ム管理補足 リ フ ァ レ ン ス』 を参照 し て く だ
さ い。
290 同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト : ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ール
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
明示的テーブル別名によるアトリビュート ロールの指定
明示的テーブル別名の機能は自動認識 よ り 強力で、 上級ユーザーに推奨 さ
れ る ソ リ ュ ーシ ョ ンです。
"State" の よ う な ア ト リ ビ ュ ー ト はデー タ ウ ェ アハ ウ ス内で複数の ロ ールを
持つ場合があ り ます。 た と えば、 "State" は "Vendor State" と "Store
State" を表す こ と がで き ます。 こ の場合、 "State" ア ト リ ビ ュ ー ト には 2 つ
の ロ ールがあ り ます。 1 つはベン ダー所在地の参照、 も う 1 つは店舗所在
地の参照です。
明示的テーブル別名を使用 し て複数の ロ ールを持つア ト リ ビ ュ ー ト を指定
す る と 、 "State" ア ト リ ビ ュ ー ト の両方の ロ ールが論理デー タ モデルに含ま
れ、 "State" を 2 通 り の視点か ら 捉え る こ と がで き ます。 論理デー タ モデル
は次の よ う にな り ます。 こ れは自動認識を使用 し た場合 と 同様です。
自動認識 と 明示的テーブル別名の違いは、 明示的テーブル別名を使用す る
と 、 ス キーマ内に同 じ 物理テーブルを指すル ッ ク ア ッ プ テーブルが個別に
作成 さ れ る こ と です。
"Store" ア ト リ ビ ュ ー ト に明示的テーブル別名を使用す る と 、 "Store State"
ア ト リ ビ ュ ー ト を含むテーブル (LU_STATE_STORE) と 、 "Vendor State"
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同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト : ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ール
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト を含むテーブル (LU_STATE_VENDOR) が次の図の よ う に
作成 さ れます。
次に レ ポー ト の見出 し 部分の一例を示 し ます。 こ の レ ポー ト は、 アーカ ン
ソ ー州 (Store State ID = 15) にあ る 全ベン ダーを対象に、 店舗の州別に売
上総額のデー タ を提供 し ます。
明示的テーブル別名を使用す る と 、 2 つのル ッ ク ア ッ プ テーブル
(LU_STATE_STORE お よ び LU_STATE_VENDOR) が使用 さ れます。 こ れ ら
は同 じ 物理テーブルの別名に過ぎ ないため、 次の SQL 例に示す よ う に、 ど
ち ら の州名について も レ ポー ト は同 じ 物理テーブル (LU_STATE) にア ク
セ ス し ます。
SELECT a12.State_Desc as State_Desc
SELECT a13.State_Desc as State_Desc
FROM LU_STATE a12
LU_STATE a13
テーブル別名の作成時には選択 し たテーブルが コ ピー さ れ、 こ の コ ピーの
名前を変更で き ます。 上に説明 し た例で、 新 し いア ト リ ビ ュ ー ト を作成す
る 準備が整っ た ら 、 適切なテーブルを各ア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プで き ます。
上の例では "Store State" ア ト リ ビ ュ ー ト に LU_STATE_STORE テーブル、
"Vendor State" ア ト リ ビ ュ ー ト に LU_STATE_VENDOR テーブルを それぞれ
選択 し ます。
テーブル別名は、 一種の論理テーブルです。 論理テーブルについて
は、
「論理テーブル」 (455 ページ) を参照 し て く だ さ い。
292 同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト : ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ール
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
明示的テーブル別名に よ る ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールの作成は、 Architect で も
実行で き ます (「ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールの指定 : 同 じ ル ッ ク ア ッ プを使用す
る ア ト リ ビ ュー ト 」 (178 ページ) を参照)。
明示的テーブル別名を使用 し て ア ト リ ビ ュ ー ト ロールを作成するには
こ の手順では、 こ のガ イ ド で後述す る 明示的テーブル別名の例を作成す る
ス テ ッ プを示 し ます。 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト には LU_STATE
テーブルは含まれてい ません。 それで も 、 大ま かな手順 と 概念を把握すれ
ば、 それを ガ イ ド ラ イ ン と し て、 プ ロ ジ ェ ク ト にア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールを
作成で き ます。
1 MicroStrategy Developer で、 明示的テーブル別名を使用 し て ア ト リ
ビ ュ ー ト ロ ールを作成す る プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [スキーマ オブ ジ ェ ク ト ] フ ォ ルダーま でナビ ゲー ト し て [テーブル]
フ ォ ルダーを選択 し ます。
3 LU_STATE テーブルを右 ク リ ッ ク し て [テーブル別名を作成] を選択 し
ます。 LU_STATE (1) テーブルが作成 さ れます。
4 LU_STATE(1) を右 ク リ ッ ク し て [名前の変更] を選択 し 、 テーブル名を
LU_STATE_STORE に変更 し ます。
5 LU_STATE テーブルを右 ク リ ッ ク し て [テーブル別名を作成] を選択 し
ます。 LU_STATE (1) テーブルが作成 さ れます。
6 LU_STATE(1) を右 ク リ ッ ク し て [名前の変更] を選択 し 、 テーブル名を
LU_STATE_VENDOR に変更 し ます。
アトリビュートを作成します。
7 [ア ト リ ビ ュ ー ト ] フ ォ ルダーを選択 し ます。
8 [フ ァ イル] メ ニ ュ ーか ら [新規作成]、 [ア ト リ ビ ュ ー ト ] の順に選択 し ま
す。 [新規フ ォーム式を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開き ます。
9 [ソ ース テーブル] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら LU_STATE_STORE テー
ブルを選択 し ます。
10 [使用可能な列] ペ イ ン で、 ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールを識別する
STATE_ID を ダブル ク リ ッ ク し ます。
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同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト : ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ール
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
11 [手動] を選択 し て [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [新規ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォーム を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
12 [ソ ース テーブル] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、同 じ LU_STATE_STORE
テーブルを選択 し ます。
13 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーが開 き ます。
14 [新規作成] を ク リ ッ ク し 、 "State Store" ア ト リ ビ ュ ー ト のア ト リ ビ ュ ー
ト フ ォームに他のすべての列を マ ッ プ し ます。 すべての "State Store"
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を LU_STATE_STORE テーブル内の列にマ ッ プ
し て く だ さ い。
15 LU_STATE_STORE テーブルの列にア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を マ ッ プす
る 作業が完了 し た ら 、 "State Store" ア ト リ ビ ュ ー ト を保存 し ます。
16 上記の "State Store" の作成 と 同 じ 手順 (「ア ト リ ビ ュー ト を作成 し ます。」
(293 ページ)) で "Vendor State" (ベン ダーの州) ア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し
ます。 ただ し 、 LU_STATE_STORE テーブルの代わ り に
LU_STATE_VENDOR テーブルを使用 し て く だ さ い。
複数の ID 列を持つア ト リ ビ ュ ー ト : 複合
ア ト リ ビ ュー ト
複合ア ト リ ビ ュー ト と は、 ID 列 と し て指定 さ れてい る 列を複数持つア ト リ
ビ ュ ー ト の こ と です。 こ れは、 その よ う な ア ト リ ビ ュ ー ト を一意に識別す
る ために、 複数の ID 列が必要であ る こ と を意味 し ます。 通常、 複合ア ト リ
ビ ュ ー ト を作成す る のは、 論理デー タ モデルに複合キー関係の存在が反映
さ れてい る 場合です。 リ レーシ ョ ナル デー タ ベース内の複合キー は、 デー
タ ベース の複数の列か ら 構成 さ れ る 主キーです。
た と えば、 あ る 小売プ ロ ジ ェ ク ト に "Class" (類別) と "Item" (商品) と い
う 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト が含まれてい る と し ます。 "Class" は "Item" の親
で、 "Item" と の間に 1 対多関係があ り ます。 Item_ID 列の値は、 商品を一
意に識別す る も のではあ り ません。 商品 「シ ャ ツ」 の Item_ID は 1 です
が、 シ ャ ツ には類別 (男性用、 女性用、 子供用) に よ り 複数の種類があ り ま
す。 し たがっ て、 男性用シ ャ ツ を一意に識別す る には、 Item_ID と
Class_ID を グループ化 し て複合ア ト リ ビ ュ ー ト を作成する 必要があ り ま
す。
ト リ ビ ュ ー ト のすべての ID フ ォームは、 同 じ ル ッ ク ア ッ プ
複合ア
テーブルに含まれていなければな り ません。
294 複数の ID 列を持つア ト リ ビ ュ ー ト : 複合ア ト リ ビ ュ ー ト
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
例 : 複合ア ト リ ビ ュ ー ト の作成
複合ア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る のは、 ア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト を一意
に識別す る ために 2 つ以上の列が必要な場合です。 MicroStrategy Tutorial プ
ロ ジ ェ ク ト の "Distribution Center" は複合ア ト リ ビ ュ ー ト の一例です。 配送
セ ン タ ーを一意に識別す る には、 配送セ ン タ ーに関す る 2 つの詳細情報が
必要です。 1 つは配送セ ン タ ーの ID、 も う 1 つは配送セ ン タ ーの所在す る
国です。 こ れ ら のデー タ は、 Dist_Ctr_ID 列 と Country_ID 列でそれぞ
れ表 さ れます。 配送セ ン タ ーの ID 番号は重複す る こ と があ り ますが、 国内
に限れば、 各配送セ ン タ ーの ID 番号は一意です。
し たがっ て、 Country_ID 列 と Dist_Ctr_ID 列を、 "Distribution Center"
ア ト リ ビ ュ ー ト と し て グループ化す る 必要があ り ます。 こ れに よ り 配送
セ ン タ ーの正 し いデー タ が、 レ ポー ト に完全に表示 さ れます。 こ の機能を
使用す る には、 フ ォーム グループの作成が必要です。 フ ォーム グループ
と は、 複合ア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る ためにグループ化 し たア ト リ ビ ュ ー
ト フ ォームの集ま り です。
複合ア ト リ ビ ュ ー ト "Distribution Center" を作成する 手順を以下に示 し ま
す。
複合ア ト リ ビ ュ ー ト は、 Architect を使用 し て作成す る こ と も で き ます (「複
数の ID 列を持つア ト リ ビ ュー ト の作成 : 複合ア ト リ ビ ュー ト 」 (174 ペー
ジ) を参照)。
複合ア ト リ ビ ュ ー ト "Distribution Center" を作成するには
1 MicroStrategy Developer で MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト を含むプ
ロ ジ ェ ク ト ソ ース に ロ グ イ ン し 、 さ ら に MicroStrategy Tutorial に ロ グ
イ ン し ます。
2 [ マ イ オブ ジ ェ ク ト ] フ ォ ルダーに移動 し て [ マ イ オブ ジ ェ ク ト ] フ ォ ル
ダーを開 き ます。
3 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーか ら [ 新規作成 ]、[ ア ト リ ビ ュ ー ト ] の順に選択 し ま
す。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーが開き 、 [新規ア ト リ ビ ュ ー ト 式の作成]
ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が最前面に表示 さ れます。
4 [ソ ース テーブル] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら LU_DIST_CTR テーブ
ルを選択 し ます。 こ のテーブル内に "Distribution Center" の 2 つの ID 列
が存在 し ます。
5 COUNTRY_ID 列を ダブル ク リ ッ ク し て右側の [フ ォーム式] ペ イ ンに追
加 し ます。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
複数の ID 列を持つア ト リ ビ ュ ー ト : 複合ア ト リ ビ ュ ー ト
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
6 [自動] を選択 し て [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [新規ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォーム を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
7 [フ ォ ーム概要] 領域で、 [名前] フ ィ ール ド に Country ID と 入力 し ます。
8 その他の設定はデフ ォ ル ト の ま ま で、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。
9 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーで [新規作成] を ク リ ッ ク し 、 ア ト リ ビ ュ ー
ト ID フ ォーム を も う 1 つ作成 し ます。 こ のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
は、 "Distribution Center" ア ト リ ビ ュ ー ト の定義を完成す る ために必要な
配送セ ン タ ーの ID 列にマ ッ プ し ます。
10 DIST_CTR_ID 列を ダブル ク リ ッ ク し て右側の [フ ォーム式] ペ イ ンに追
加 し ます。
11 [自動] を選択 し て [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [新規ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォーム を作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
12 [フ ォ ーム概要] 領域で、 [名前] フ ィ ール ド に Distribution Center ID と
入力 し ます。
13 [フ ォーム カ テ ゴ リ ] 領域で、 [使用する カ テ ゴ リ ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス
ト か ら [ID] を選択 し ます。 [OK] を ク リ ッ ク し ます。
こ のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームは ID 列 と し て指定 し なければな り ま
せん。 そ う す る こ と で Country_ID フ ォーム と 組み合わせて、
"Distribution Center" ア ト リ ビ ュ ー ト の一意な ID を作成で き る よ う にな
り ます。
フォーム グループの作成
14 他の フ ォーム ( こ の例では COUNTRY_ID) が既に ID フ ォーム カ テ ゴ
リ を使用 し てお り 、 フ ォーム グループを作成 し て 2 つの ID 列を結合す
る 必要があ る こ と を通知す る ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が表示 さ れます。 [ は
い ] を ク リ ッ ク し ます。 [新規ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成] ダ イ ア ロ
グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
15 [名前] フ ィ ール ド に Distribution Center と 入力 し て [OK] を ク リ ッ ク し
ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーが開 き 、 作成 し た フ ォーム グループ
が [ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム] ペ イ ンに表示 さ れます。
16 こ れは例に過ぎず、 変更を保存 し な く て も "Distribution Center" ア ト リ
ビ ュ ー ト を閉 じ る こ と がで き ます。
複合ア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し た ら 、 ス キーマ を更新 し てプ ロ ジ ェ ク ト に
変更を反映す る 必要があ り ます。 すべてのエデ ィ タ ーを閉 じ ます。 [ス
キーマ] メ ニ ュ ーか ら [スキーマ を更新] を選択 し ます。
296 複数の ID 列を持つア ト リ ビ ュ ー ト : 複合ア ト リ ビ ュ ー ト
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し たデー タ のブ ラ ウ
ズ と レ ポー ト
作成 し た ア ト リ ビ ュ ー ト は、 主にブ ラ ウ ズ と レ ポー ト と い う 2 つの用途に
使用 し ます。 ユーザーはア ト リ ビ ュ ー ト を手がか り にブ ラ ウ ズ し 、 レ ポー
ト で使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト を見つけ る と レ ポー ト に配置 し ます。 こ れに
よ り 、 配置 し た ア ト リ ビ ュ ー ト の詳細 と 、 そのア ト リ ビ ュ ー ト が フ ァ ク ト
デー タ に ど の よ う に関係 し てい る かを レ ポー ト に表示で き ます。 ア ト リ
ビ ュ ー ト は さ ま ざ ま な形で表示で き る ため、 プ ロ ジ ェ ク ト 内の各ア ト リ
ビ ュ ー ト のデフ ォ ル ト 表示を指定す る 必要があ り ます。 こ の タ ス ク は レ
ポー ト 単位で実行で き ますが、 プ ロ ジ ェ ク ト 全体にグ ロ ーバルに適用 さ れ
る 各ア ト リ ビ ュ ー ト のデフ ォ ル ト も 指定 し なければな り ません。
デフ ォ ル ト のア ト リ ビ ュ ー ト 表示を、 ブ ラ ウ ズ用 と レ ポー ト 用にそれぞれ
選択す る 必要があ り ます。 レ ポー ト 表示フ ォームは、 完成 し た レ ポー ト 内
に列 と し て表示 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームです。 ブ ラ ウ ズ フ ォーム
は、 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーを使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト
のエ レ メ ン ト リ ス ト をブ ラ ウ ズす る と き に表示 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームです。 し たがっ て、 ブ ラ ウ ズ フ ォームはア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン
ト を識別 し ます。 こ の よ う に分け ら れてい る ため、 用途に応 じ て柔軟にア
ト リ ビ ュ ー ト を表示で き ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト のブ ラ ウ ズ フ ォームは、 Report Services ド キ ュ メ ン ト のプ
ロ ンプ ト 詳細オー ト テ キ ス ト コ ー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト を表示
す る ために も 使用 さ れます。 Report Services ド キ ュ メ ン ト の作成について
は、 『Report Services ド キ ュ メ ン ト 作成ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
ト リ ビ ュ ー ト の作成時には、 すべての フ ォームがデフ ォ ル ト で、
アレ ポー
ト 表示フ ォームお よ びブ ラ ウ ズ フ ォーム と し て追加 さ れま
す。 ただ し 、 複数のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を作成す る 場合は例外
です。 その場合、 最初に作成す る フ ォームは、 レ ポー ト 表示フ ォー
ムやブ ラ ウ ズ フ ォーム と し ては追加 さ れません。
ア ト リ ビ ュ ー ト の レ ポー ト 表示フ ォームは、 レ ポー ト が実行 さ れた と き に
デフ ォ ル ト で表示 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を決定 し ます。 ア ト リ
ビ ュ ー ト に複数の異な る フ ォーム を選択すれば、 表示す る 値セ ッ ト を選択
で き ます。 た と えば、 "Region" (地域) ア ト リ ビ ュ ー ト を含むレ ポー ト で、
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム と し て ID を選択す る と 、 1 つの数字 (4 な ど) が
表示 さ れます。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム と し て Description (説明) を選択
す る と 、 表示は名前 (Northwest な ど) にな り ます。 店舗を展開 し てい る 都
市の リ ス ト を表示す る レ ポー ト では、 Long Description (長い説明) フ ォーム
(Chicago な ど) や URL ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム (www.chicago.com な ど) の
表示を選択で き ます。
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ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し たデー タ のブ ラ ウ ズ と レ ポー ト
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
レ ポー ト 結果で呼び出 さ れ、 グ リ ッ ド には表示 さ れないア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォーム も 選択で き ます。 こ れ ら のブ ラ ウ ズ フ ォームは [レ ポー ト オブ
ジ ェ ク ト ] ペ イ ンで確認で き ます。 グ リ ッ ド 表示では、 レ ポー ト を再実行 し
な く て も 、 [レ ポー ト オブジ ェ ク ト ] 内のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を レ ポー
ト に追加で き ます。 た と えば、 都市の URL ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム をブ ラ
ウ ズ フ ォーム と し て追加すれば、 その フ ォーム をユーザーが選択 し て レ
ポー ト に表示で き ます。
表示 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームは、 次の方法で変更で き ます。
•
レ ポー ト ま たはテ ンプ レー ト でア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し 、 必要な
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を選択す る 。
•
[デー タ ] メ ニ ュ ーか ら [ア ト リ ビ ュ ー ト 表示] を選択 し 、 [ア ト リ ビ ュ ー
ト 表示] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を開 く 。
レ ポー ト やテ ンプ レー ト にア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を表示す る 手順につい
ては、 オン ラ イ ン ヘルプ と 以下の項を参照 し て く だ さ い。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ームのデ フ ォ ル ト 表示の定義
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームは さ ま ざ ま な方法で表示で き ます。 た と えば、
MicroStrategy Tutorial の "Distribution Center" ア ト リ ビ ュ ー ト には、 ID
フ ォーム グループ と 説明フ ォームが含まれてお り 、 ID フ ォーム グループ
は 2 つの ID 列 (Country_ID お よ び Dist_Ctr_ID) か ら 構成 さ れてい ま
す。
レ ポー ト には Dist_Ctr_ID フ ォームが、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の特定配
送セ ン タ ーの ID 番号が表示 さ れます。 一方、 "Distribution Center" の説明
フ ォームには、 配送セ ン タ ーの実際の名前 (「San Diego」 な ど) が表示 さ れ
ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが レ ポー ト で ど の よ う に表示 さ れ る かを指定す る
には、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーを使用 し ます。 "Distribution Center" ア ト
リ ビ ュ ー ト の場合は、 各配送セ ン タ ーの ID 番号、 配送セ ン タ ーの名前、 ま
たはその両方を表示す る か ど う か指定で き ます。 ま た、 デー タ エ ク ス プ
ロ ー ラ ーでプ ロ ジ ェ ク ト をブ ラ ウ ズす る と き に表示 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォーム も 指定で き ます。
"Distribution Center" ア ト リ ビ ュ ー ト の フ ォームの 1 つを、 レ ポー ト 内お よ
び MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト のブ ラ ウ ズ中に表示 さ れ る よ う に設
定す る 手順を以下に示 し ます。
298 ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し たデー タ のブ ラ ウ ズ と レ ポー ト
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ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト 7
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
レ ポー ト でのア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの表示方法は、 Architect を使用 し て
定義す る こ と も で き ます (「ア ト リ ビ ュー ト を使用 し てデー タ のブ ラ ウ ズお
よ びレ ポー ト を行 う 方法の変更」 (176 ページ) を参照)。
ア ト リ ビ ュー ト フ ォームを レポー ト およびデー タ エ ク スプ ローラーに表示するには
1 MicroStrategy Tutorial で [スキーマ オブ ジ ェ ク ト ] フ ォ ルダーま でナビ
ゲー ト し て [ア ト リ ビ ュ ー ト ] フ ォ ルダーを開 き 、 さ ら に [地理] フ ォ ル
ダーを開 き ます。
2 "Distribution Center" ア ト リ ビ ュ ー ト を ダブル ク リ ッ ク し ます。 読み取
り 専用モー ド ま たは編集モー ド で使用 し たいか ど う かを尋ね る メ ッ セー
ジ を表示す る 場合は、 [ 編集 ] 選択 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し て、 ア ト リ
ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き ア ト リ ビ ュ ー ト に変更を行 う
こ と がで き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーが開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーを開 く オプ
シ ョ ンのみが表示 さ れ る 場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク
ト の ス キーマ を編集 し てい る こ と を意味 し てい ます。 別の
ユーザーが変更を終え、 ス キーマの ロ ッ ク が解除 さ れ る ま で、
編集モー ド でア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ー を開 く こ と はで き ま
せん。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーでの、 読み取 り 専用モー ド お よ
び編集モー ド の使用方法について、 「ス キーマ エデ ィ ターの
読み取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照
し て く だ さ い。
3 [表示] タ ブを ク リ ッ ク し ます。
右側の [レ ポー ト 表示フ ォーム] ペ イ ン内で、 "Distribution Center" の説
明フ ォームが唯一の表示フ ォーム と し て設定 さ れてい ます。 こ れは、
"Distribution Center" ア ト リ ビ ュ ー ト を レ ポー ト で使用する と 、 配送セ ン
タ ーの実際の名前が表示 さ れ る こ と を意味 し てい ます。 [使用可能な
フ ォーム] ペ イ ン内の ID 2 フ ォームは、 配送セ ン タ ーの識別番号を表 し
てい ます。
4 ID 2 フ ォームは、 次の方法で表示 さ れ る よ う に設定で き ます。
•
ID 2 フ ォーム を レ ポー ト にデフ ォ ル ト で表示 さ れ る フ ォーム と し て
設定す る 場合 : [使用可能な フ ォーム] ペ イ ンで ID 2 を選択 し 、 最上
部の [>] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て右側の [レ ポー ト 表示フ ォーム] ペ
イ ンに追加 し ます。
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ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し たデー タ のブ ラ ウ ズ と レ ポー ト
299
7
ビ ジネ ス デー タ の コ ン テ キ ス ト : ア ト リ ビ ュ ー ト
•
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ユーザーが "Distribution Center" ア ト リ ビ ュ ー ト をブ ラ ウ ズする と き
に、 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーに ID 2 フ ォームが表示 さ れ る よ う に設
定す る 場合 : [使用可能な フ ォーム] ペ イ ン で ID 2 を選択 し 、 最下部
の [>] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て右側の [ブ ラ ウ ズ フ ォーム] ペ イ ンに追
加 し ます。
デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーでは階層を利用 し て、 レ ポー ト にオブジ ェ
ク ト を効率的に配置で き ます。 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーについて
は、 「レ ポー ト での階層ブ ラ ウ ズの有効化 : デー タ エ ク ス プ ロー
ラ ー」 (375 ページ) で説明 し ます。
5
レ ポー ト お よ びデー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーに表示す る ア ト リ ビ ュ ー ト の
デフ ォ ル ト の並べ替え順序 も 指定で き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
の並べ替えオプシ ョ ンの詳細は、 「表示フ ォーム : ア ト リ ビ ュー ト
フ ォームのプ ロ パテ ィ 」 (255 ページ) を参照 し て く だ さ い。
6
こ れは例に過ぎず、 変更を保存 し な く て も ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ
タ ーを閉 じ る こ と がで き ます。
ユーザーが レ ポー ト を編集お よ び表示す る と き に、 ア ト リ ビ ュ ー ト が ど の
よ う に表示 さ れ る かを設定す る こ と も で き ます。 詳細は、 『MicroStrategy 基
本レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
300 ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し たデー タ のブ ラ ウ ズ と レ ポー ト
© 2014 MicroStrategy, Inc.
8
8.
プロジェクトの最適化と管理
はじめに
お使いの MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト を設定 し て ス キーマ オブジ ェ ク ト を組
み込んだ ら 、 プ ロ ジ ェ ク ト の良好な管理方法、 お よ び短期 と 長期の両方に
ついてプ ロ ジ ェ ク ト を最適化す る 方法を検討で き ます。
こ の章では、 お使いのデー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用の
チ ュ ーニ ン グ、 集計テーブルの作成、 パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ な ど の
メ ン テナン ス と 最適化の概念を紹介 し 、 こ れ ら の方法を使用 し てプ ロ ジ ェ
ク ト を拡張す る 方法を説明 し ます。 こ れ ら の情報は、 次に示す項に記載 さ
れてい ます。
•
「MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマの更新」 (302 ページ) : お使いの
プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン と 機能を継続 し て拡張す る と き に、 ス キーマの
さ ま ざ ま な変更が必要です。 プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマの拡張内容や変更
内容を確認す る には、 プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマ を更新す る 必要があ り ま
す。
•
「データ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ
ロ グ」 (304 ページ) : デー タ 記録に関する 新 し い要件に合わせてお使い
のデー タ ウ ェ アハ ウ ス が変化す る ので、 お使いのプ ロ ジ ェ ク ト にそれ
ら の変更内容を反映す る 必要があ り ます。 こ の反映方法 と し て、 プ ロ
ジ ェ ク ト への新 し いテーブルの追加、 ま たは使用 し ないテーブルの削除
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301
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
があ り ます。 ま た、 お使いのデー タ ウ ェ アハ ウ ス と MicroStrategy プ ロ
ジ ェ ク ト と の相互作用をチ ュ ーニ ン グ し て、 要件に合わせた方法でデー
タ を MicroStrategy に取 り 込む こ と も で き ます。
•
「プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス」 (327 ページ) :
Intelligence Server の MultiSource Option 機能を使用 し て、 1 つのプ ロ
ジ ェ ク ト を複数の リ レーシ ョ ナル デー タ ソ ース に接続で き ます。 こ れ
に よ り 、 さ ま ざ ま なデー タ ベースや他の リ レーシ ョ ナル デー タ ソ ース
か ら の情報をすべて、 1 つの MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト に統合 し 、 レ
ポー ト 作成お よ び分析がで き ます。
•
「データ ベース の挿入パフ ォーマン ス の向上 : パ ラ メ ー ター化 さ れた ク
エ リ 」 (341 ページ) : MicroStrategy のパ ラ メ ー タ ー化 し た ク エ リ のサ
ポー ト に よ り 、 情報をデー タ ベース に挿入す る 必要があ る シナ リ オでパ
フ ォーマ ン ス を向上で き ます。
•
「要約テーブルを使用するデー タ の保存 : 集計テーブル」 (343 ページ) :
集計テーブルは、 当初デー タ がデー タ ウ ェ アハ ウ ス に収集 さ れた レベ
ル よ り も 高い レベルにデー タ を保存 し ます。 こ れ ら の要約テーブルで
は、 頻繁に使用す る デー タ に一層速 く ア ク セ ス で き 、 入出力やその他の
リ ソ ース要件を低減 し 、 実行時に集計や並べ替えが必要なデー タ の量を
削減 し ます。
•
「パフ ォーマン ス を向上 さ せる ためのテーブルの分割 : パーテ ィ シ ョ ン
マ ッ ピ ン グ」 (351 ページ) : パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グは、 大 き い論理
テーブルを小 さ い物理テーブルに分割 し ます。 パーテ ィ シ ョ ンに よ り 、
ウ ェ アハ ウ ス に対 し て発行 さ れた ク エ リ に答え る ために読み込むテーブ
ル数お よ びテーブル内で読み込むレ コ ー ド 数が低減 さ れ、 ク エ リ のパ
フ ォーマ ン ス が向上 し ます。
MicroStrategy プ ロジ ェ ク ト スキーマの更新
プ ロ ジ ェ ク ト 内の フ ァ ク ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 階層、 ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ン な ど、 すべての ス キーマ プ ロ ジ ェ ク ト を使用 し て、 プ ロ ジ ェ ク ト の
ス キーマが構成 さ れます。
概念は似てい ますが、 プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマは、 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キー
マ と 同 じ ではあ り ません。 プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマ と は、 プ ロ ジ ェ ク ト 内の
ア ト リ ビ ュ ー ト の関係、 フ ァ ク ト レベル、 テーブル サ イ ズな ど を追跡す る
ために MicroStrategy が使用す る 内部マ ッ プを指 し ます。
ス キーマ プ ロ ジ ェ ク ト を変更す る と き はいつで も 、 新 し い ス キーマ プ ロ
ジ ェ ク ト 定義が追加 さ れた こ と 、 お よ び こ れ ら の定義を メ モ リ ーに ロ ー ド
す る 必要があ る こ と を MicroStrategy に指示する 必要があ り ます。
302 MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマの更新
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマ を更新す る には、 次のいずれかの手順を実行 し ま
す。
•
サーバー接続 (3 層) モー ド にな っ てい る 場合は、 MicroStrategy
Intelligence Server を停止 し て、 再起動 し ます。
•
直接 (2 層) モー ド にな っ てい る 場合は、 プ ロ ジ ェ ク ト ま たはプ ロ ジ ェ
ク ト ソ ース を切断 し て、 再接続 し ます。
•
ス キーマ を手動で更新 し ます。
ス キーマの手動更新では、 ス キーマで更新す る 特定のエ レ メ ン ト を
指定で
き ます。
スキーマ を手動で更新するには
1 MicroStrategy Developer で、[ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ スキーマ を更新 ] を
選択 し ます。
2 [ス キーマ を更新] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス にあ る 次のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
選択ま たは ク リ ア し ます。
•
[ スキーマ論理情報を更新 ] : ス キーマ プ ロ ジ ェ ク ト の追加、 変更、 ま
たは削除を行っ た場合は、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。
•
[ テーブル キーおよび フ ァ ク ト エ ン ト リ レ ベルを再計算 ] : テーブル
のキー構造を変更 し た場合、 ま たはフ ァ ク ト が保存 さ れ る レベルを
変更 し た場合に、 こ のオプシ ョ ン を使用 し ます。
•
[ テーブル論理サイ ズを再計算 ] : MicroStrategy Developer のアルゴ リ
ズ ム を使用 し て、 論理テーブル サ イ ズ を再計算 し 、 論理テーブル サ
イ ズに対 し て こ れま で行っ た変更を上書 き す る には、 こ のチ ェ ッ ク
ボ ッ ク ス を選択 し ます。
サ イ ズは、 MicroStrategy SQL エン ジ ンが ク エ リ で
論理テーブル
使用す る テーブルを決定す る 方法に大 き く 影響 し ます。
•
[ プ ロ ジ ェ ク ト ク ラ イ ア ン ト オブ ジ ェ ク ト キ ャ ッ シ ュ サイ ズを再計
算]: プ ロ ジ ェ ク ト のオブジ ェ ク ト キ ャ ッ シ ュ サ イ ズ を更新す る には、
こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。
3 [ 更新 ] を ク リ ッ ク し ます。
ツールバーの [ スキーマ を更新 ] を ク リ ッ ク し て、最後に保
存ま た、
し た設定で ス キーマ を更新す る こ と も で き ます。
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MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマの更新
303
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ウ ェ アハウス と プ ロ ジ ェ ク ト と の
相互作用 : ウ ェ アハウス カ タ ロ グ
こ の節では、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト のデー タ ベース イ ン ス
タ ン ス と の相互作用を ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グで制御す る 方法説明 し ます。
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グは、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス に対 し て ク エ リ を実行 し 、
そのデー タ ウ ェ アハ ウ ス に存在す る テーブル と 列を リ ス ト し ます。 こ の リ
ス ト か ら 、 プ ロ ジ ェ ク ト に追加す る テーブルを選択で き ます。 各プ ロ ジ ェ
ク ト は、 ウ ェ アハ ウ ス テーブルの一意のセ ッ ト を持つ こ と がで き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト に ウ ェ アハ ウ ス テーブルを追加す る には、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ
ロ グ ま たは Architect を使用で き ます。 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グは、 既存のプ
ロ ジ ェ ク ト に使用す る ウ ェ アハ ウ ス テーブルを管理す る のに必要な特性を
十分に備え てい ます。 Architect の詳細は、 5 章、 「Architect に よ る プ ロ ジ ェ
ク ト の作成」 を参照 し て く だ さ い。
こ の節では、 カ タ ロ グの SQL ス テー ト メ ン ト のカ ス タ マ イ ズ、 SQL カ タ ロ
グの構造、 お よ び各デー タ ベース に使用 さ れ る デフ ォ ル ト の SQL ス テー ト
メ ン ト について も 説明 し ます。
こ の項では、 以下の事項について説明 し ます。
•
「ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グの使用を開始する前の準備」 (305 ページ)
•
「ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グへのア ク セ ス」 (305 ページ)
•
「プ ロ ジ ェ ク ト のテーブルの追加お よび削除」 (306 ページ)
•
「ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト のテーブルの管理」 (307 ページ)
•
「データ ウ ェ アハ ウ ス接続 と 操作のデフ ォ ル ト の変更」 (313 ページ)
•
「カ タ ロ グ SQL ス テー ト メ ン ト のカ ス タ マ イ ズ」 (320 ページ)
•
「テーブル と 列の メ ッ セージの ト ラ ブルシ ューテ ィ ン グ」 (326 ページ)
以下の点に注意 し て く だ さ い。
•
MicroStrategy ク エ リ ビルダ を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト にテーブ
ルを追加す る こ と も で き ます。 ク エ リ ビルダの詳細は、
『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
•
リ レーシ ョ ナル デー タ ベース の代わ り に、 MDX キ ュ ーブ ソ ース
(SAP BW、 Hyperion Essbase、 Microsoft Analysis Services な ど) に接
続で き ます。 こ の場合、 MDX キ ュ ーブ カ タ ロ グは、 ウ ェ アハ ウ
ス カ タ ロ グ と 同様な タ ス ク を処理 し ます。 詳細は、
『MicroStrategy MDX Cube Reporting Guide』 を参照 し て く だ さ い。
304 デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ウ ェ アハウス カ タ ロ グの使用を開始す る前の準備
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グの使用を開始す る 前に、 次の こ と を理解 し てお く 必
要があ り ます。
•
お使いの ス キーマ。 お使いのデー タ ウ ェ アハ ウ ス の情報を
MicroStrategy に ど の よ う に取 り 込む必要があ る かが分か り ます。
•
プ ロ ジ ェ ク ト の作成方法。
ウ ェ アハウス カ タ ロ グへのア ク セ ス
ウ ェ アハウス カ タ ログにア ク セスするには
1 Windows の [ ス タ ー ト ] メ ニ ュ ーの [ プ ログ ラ ム ]、 [MicroStrategy
Products]、 [Developer] を順に選択 し ます。
2 MicroStrategy Developer でご使用のプ ロ ジ ェ ク ト を含むプ ロ ジ ェ ク ト
ソ ース に ロ グ イ ン し 、 そのプ ロ ジ ェ ク ト ソ ース を展開 し て ご使用のプ
ロ ジ ェ ク ト を選択 し ます。
の権限があ る ロ グ イ ン を使用す る 必要があ り ます。 権限
Architect
の詳細は、 『シ ス テ ム管理補足 リ フ ァ レ ン ス』 の 「権限の リ ス ト 」
の章を参照 し て く だ さ い。
3 プ ロ ジ ェ ク ト に読み取 り 専用モー ド を使用 し てい る 場合は、 [ スキーマ ]
メ ニ ュ ーで [ 読み取 り 専用モー ド ] オプシ ョ ン を ク リ ア し て、編集モー ド
に切 り 替え ます。
一度に 1 人のユーザーのみが 1 つのプ ロ ジ ェ ク ト を編集で き ます。 し た
がっ て、 他のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト を変更 し てい る 場合は、 ウ ェ アハ
ウ ス カ タ ロ グは使用で き ません。 読み取 り 専用モー ド お よ び編集モー
ド の詳細は、 「ス キーマ エデ ィ タ ーの読み取 り 専用お よび編集モー ド の
使用」 (103 ページ) を参照 し て く だ さ い。
4 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ ウ ェ アハウス カ タ ログ ] を選択 し ます。 ウ ェ ア
ハ ウ ス デー タ ベース か ら テーブル情報を取得 し た後に、 ウ ェ アハ ウ ス
カ タ ロ グが開 き ます。
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デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
305
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト のテーブルの追加お よ び削除
レ ポー ト デザ イ ナーやユーザーか ら の追加ニーズに気付いた と き に、 デー
タ ウ ェ アハ ウ ス か ら テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加す る 必要が発生す る こ
と があ り ます。 ま た、 プ ロ ジ ェ ク ト を作成 し てか ら 時間が経っ た と き に、
使用せずに メ タ デー タ の スペース を占めてい る テーブルを削除す る 必要が
発生す る こ と も あ り ます。
いつで も ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グにア ク セ ス し て、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス か ら
テーブルを追加 し た り 、 プ ロ ジ ェ ク ト か ら テーブルを削除す る こ と がで き
ます。
デー タ ソ ース か ら 削除 し たプ ロ ジ ェ ク ト か ら テーブルを削除す る 方法の詳
細は、 「データ ソ ース か ら 削除済みのテーブルの ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グか
ら の削除」 (311 ページ) を参照 し て く だ さ い。
プ ロ ジ ェ ク ト の作成後にテーブルの追加や削除を行 う には
1 プ ロ ジ ェ ク ト の ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グにア ク セ ス し ます (「ウ ェ アハ ウ
ス カ タ ロ グにア ク セ スする には」 (305 ページ) を参照)。 MicroStrategy
Developer で、 お使いのプ ロ ジ ェ ク ト を含むプ ロ ジ ェ ク ト ソ ース に ロ グ
イ ン し 、 そのプ ロ ジ ェ ク ト を展開 し ます。
2
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グの左側には、 使用可能なすべてのテーブル、 お
よ び各テーブルの行数が リ ス ト さ れます。 右側には、 プ ロ ジ ェ ク ト で既
に使用 さ れてい る テーブルがすべて リ ス ト さ れます。
•
テーブルを追加するには : 左側で、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グか ら 追加
す る テーブルを選択 し 、 [>] を ク リ ッ ク し て選択 し たテーブルを追加
し ます。 リ ス ト さ れたテーブルをすべて追加す る には、 [>>] を ク
リ ッ ク し ます。
•
テーブルを削除するには : 右側で、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グか ら 削除
す る テーブルを選択 し 、 [<] を ク リ ッ ク し て選択 し たテーブルを削除
し ます。 リ ス ト さ れたテーブルをすべて削除す る には、 [<<] を ク
リ ッ ク し ます。
•
MultiSource Option の ラ イ セ ン ス を所有 し てい る 場合は、 複数のデー
タ ソ ース か ら テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加で き ます。 ウ ェ アハ ウ
ス カ タ ロ グ を使用 し て複数のデー タ ソ ース か ら テーブルをプ ロ ジ ェ
ク ト に追加す る 方法の詳細は、 「プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ
ソ ースへのア ク セ ス」 (327 ページ) を参照 し て く だ さ い。
306 デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
3
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
ツールバーの [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て、変更内容を ウ ェ アハ ウ
ス カ タ ロ グに保存 し ます。 テーブル定義が メ タ デー タ に書 き 込まれま
す。 こ のプ ロ セ ス が完了す る ま で、 時間がかか る こ と があ り ます。
4 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ スキーマ を更新 ] を選択 し て、プ ロ ジ ェ ク ト ス
キーマ を更新 し ます。
ウ ェ アハウス と プ ロ ジ ェ ク ト のテーブルの管理
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グでは、 プ ロ ジ ェ ク ト に含まれ る テーブル、 お よ びプ
ロ ジ ェ ク ト には ま だ含まれていない、 ウ ェ アハ ウ ス内の使用可能なテーブ
ルを表示で き ます。 プ ロ ジ ェ ク ト の ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グにア ク セ スす る
方法は、 「ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グへのア ク セ ス」 (305 ページ) を参照 し て
く だ さ い。
ウ ェ アハ ウ ス内のテーブルを変更 し た ら 、 更新内容を定期的に ウ ェ アハ ウ
ス カ タ ロ グに ロ ー ド す る 必要があ り ます。 更新する には、 [ 操作 ] メ ニ ュ ー
の [ ウ ェ アハウス カ タ ログの読み取 り ] を選択 し ます。
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グには次のセ ク シ ョ ンがあ り ます。
•
[ 現デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択 ] : ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、
テーブルを表示す る 、 デー タ ソ ース のデー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選
択 し ます。 こ のオプシ ョ ンは MicroStrategy MultiSource Option の一部 と
し て使用で き 、 こ れに よ り 、 1 つのプ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ー
ス にア ク セ ス で き ます (「プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア
ク セ ス」 (327 ページ) を参照)。
•
[ デー タ ベース イ ン ス タ ン スで使用可能な テーブル ] : 選択 し たデー タ
ベース イ ン ス タ ン ス のデー タ ソ ース内にあ る が、 プ ロ ジ ェ ク ト に含ま
れていないテーブルを表示 し ます。 プ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加す る
には、 そのテーブルを ダブル ク リ ッ ク す る か、 テーブルを選択 し て
[>] を ク リ ッ ク し ます。
•
[プ ロ ジ ェ ク ト で使用中のテーブル]: プ ロ ジ ェ ク ト の一部 と し て選択 さ れ
たテーブルを表示 し ます。 プ ロ ジ ェ ク ト か ら テーブルを削除す る には、
そのテーブルを ダブル ク リ ッ ク す る か、 テーブルを選択 し て [<] を ク
リ ッ ク し ます。
ク シ ョ ンか ら も う 一方のセ ク シ ョ ンにすべてのテーブルを
一方のセ
追加す る には [>>] ボ タ ン、 削除する には [<<] ボ タ ン を ク リ ッ ク し
ます。
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デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
307
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グには、 次の メ ニ ュ ー オプシ ョ ンがあ り ます。
メ ニュー
説明
フ ァ イル
• 保存
ウ ェ アハウス カ タ ロ グの現在の設定およびス テー タ ス を保存 し ます。
• 終了
ウ ェ アハウス カ タ ロ グ を終了 し ます。
ツール
• パーテ ィ シ ョ ン を表示 選択 し たパーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ テーブルが参照する テーブルの リ ス
ト を、 [テーブル パーテ ィ シ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スに表示 し ます。 こ の
オプ シ ョ ンは、 パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ テーブルが選択 さ れてい る場合
に有効にな り ます。
• テーブル構造
ウ ェ アハウス カ タ ロ グで選択 し た テーブルの構造を表示 し ます。
• テーブル行数を計算
選択 し た テーブルの行数を計算 し ます。
• テーブル接頭語
選択 し た テーブルのテーブル接頭語を追加ま たは削除で き ます。
• テーブル デー タ ベー
ス インス タ ンス
こ のオプ シ ョ ン を使用 し て、 次のいずれかをサポー ト で き ます。
• MicroStrategy では、 テーブルの第二デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を指定
で き ます。 こ の第二デー タ ベース イ ン ス タ ン スは、 デー タ ベース ゲー
ト ウ ェ イ をサポー ト する ために使用 さ れます。 デー タ ベース ゲー ト ウ ェ
イ をサポー ト する方法の詳細は、 「デー タベース ゲー ト ウ ェ イ を
サポー ト する 第二データ ベース の指定」 (312 ページ) を参照
し て く だ さ い。
• MultiSource Option のラ イ セ ン ス を所有 し ている場合は、 複数のデー タ
ソ ースか ら テーブルを プ ロ ジ ェ ク ト に追加で き ます。 ウ ェ アハウス カ タ
ロ グ を使用 し て複数のデー タ ソ ースか ら テーブルを プ ロ ジ ェ ク ト に追加
する方法の詳細は、 「プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへ
のア ク セ ス」 (327 ページ) を参照 し て く だ さ い。
• 接頭語を イ ンポー ト
ウ ェ アハウスのテーブル名前空間か ら接頭語を イ ンポー ト で き ます。
• オプ シ ョ ン
デー タ ベース イ ン ス タ ン スの変更、 デ フ ォ ル ト のテーブル接頭語 と テーブ
ル構造の変更または割 り 当て、 自動マ ッ ピ ン グ、 行計算な ど、 ウ ェ アハウ
ス カ タ ロ グの さ ま ざ ま な設定を指定で き ます。
操作
• ウ ェ アハウス カ タ ロ
グの読み取 り
ヘルプ
ウ ェ アハウス内のテーブルに対 し て行 っ た変更を更新お よび反映で き ます。
MicroStrategy ヘルプ オプ シ ョ ン を表示 し ます。
こ れ ら のオプシ ョ ンの一部には、 ツールバーのボ タ ンや右 ク リ ッ ク メ
ニ ュ ーか ら も 簡単にア ク セ ス で き ます。
308 デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
テーブル構造の表示
テーブル構造を表示す る には、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ内のテーブルを右 ク
リ ッ ク し て (「ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グへのア ク セ ス」 (305 ページ) を参照)、
シ ョ ー ト カ ッ ト メ ニ ュ ーの [ テーブル構造 ] を選択 し ます。ま た、[ ツール ]
メ ニ ュ ーの [ テーブル構造 ] を選択す る こ と も で き ます。 選択 し たテーブル
のテーブル構造が、 ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス に表示 さ れます。
ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス には、 選択 し たテーブルで使用可能な列、 お よ び各列
のデー タ 型が表示 さ れます。 [ 構造を更新 ] を ク リ ッ ク し て、 そのテーブル
に対す る 最近の変更を反映す る こ と も で き ます (「テーブル構造の更新」
(309 ページ) を参照)。
1 つ以上の列のデー タ 型が変更 さ れた場合は、 こ の変更について警告 メ ッ
セージが表示 さ れ、 次のオプシ ョ ン を選択で き ます。
•
こ の列が含まれ る すべてのテーブルに変更内容を適用す る には、 [OK] を
ク リ ッ ク し ます。
•
デー タ 型の変更をすべて元に戻すには、 [ キ ャ ン セル ] を ク リ ッ ク し ま
す。 こ の操作を行 う と 、 テーブルま たは列には変更内容が適用 さ れま
せん。
メ ッ セージは、 [ ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ
警告
ボ ッ ク ス で [ テーブル構造を更新中に列デー タ 型が変更 さ れた場合、
警告を表示 ] オプシ ョ ン を選択 し た場合にのみ表示 さ れます。 こ のオ
プシ ョ ンは、 デフ ォ ル ト で選択 さ れてい ます。
テーブル構造の更新
ウ ェ アハ ウ ス テーブルの構造が変化 し た と き はいつで も 、 変更内容が
MicroStrategy シ ス テ ムで反映 さ れ る よ う に、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グのテー
ブル構造を更新す る 必要があ り ます。 こ の よ う な タ イ プの変更の例 と し て、
プ ロ ジ ェ ク ト に関連付け ら れたテーブル内の列の追加、 列の削除、 お よ び
列名の変更があ り ます。
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デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
309
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
テーブル構造を更新するには
1 プ ロ ジ ェ ク ト の ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グにア ク セ ス し ます (「ウ ェ アハ ウ
ス カ タ ロ グへのア ク セ ス」 (305 ページ) を参照)。 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ
グが開 き ます。
2 [プ ロ ジ ェ ク ト で使用中のテーブル] リ ス ト で、 変更 さ れたテーブルを右
ク リ ッ ク し 、 [ 構造を更新 ] を選択 し ます。
1 つ以上の列のデー タ 型が変更 さ れた場合、 こ の変更の警告 メ ッ セージ
が表示 さ れます。 開いた情報ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス で変更内容を確認 し 、
[OK] を ク リ ッ ク し て、 こ の列の変更内容を、 こ の列が含まれ る すべて
のテーブルに適用 し ます。
3 [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て、[ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ] ダ イ ア ロ グ
ボ ッ ク ス を閉 じ ます。
•
オブジ ェ ク ト 定義が変更 さ れていない場合、 [構造を更新] コ マ ン ド
で ウ ェ アハ ウ ス の構造は完全に更新 さ れます。 た と えば、 こ れは、
テーブル内の列の名前を変更 し 、 その列が フ ァ ク ト 式で使用 さ れて
いない場合に適用 さ れます。
•
オブジ ェ ク ト 定義が変更 さ れた場合は、 [構造を更新] コ マ ン ド では
テーブル構造の一部のみが更新 さ れます。 こ の場合、 古い構造に依
存す る ス キーマ オブジ ェ ク ト を手動で更新す る 必要があ り ます。
た と えば、 テーブル内の列の名前を変更 し た場合、 こ の列を使用す
る フ ァ ク ト を手動で更新す る 必要があ り ます。 フ ァ ク ト を手動で更
新す る 手順は、 次の と お り です。
a
フ ァ ク ト を右 ク リ ッ ク し 、 [ 編集 ] を選択 し ます。 フ ァ ク ト エデ ィ
タ ーが開 き ます。
b
フ ァ ク ト 式を選択 し 、[ 変更 ] を ク リ ッ ク し ます。[フ ァ ク ト 式の変更]
ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
c
ソ ース テーブルの リ ス ト か ら 、 フ ァ ク ト の作成元の ソ ース テーブ
ルを選択 し ます。 フ ァ ク ト 式を編集 し 、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。
フ ァ ク ト エデ ィ タ ーに戻 り ます。
d
[ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て、 変更を保存 し 、 フ ァ ク ト エデ ィ
タ ーを閉 じ ます。
310 デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
e
[ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ スキーマ を更新 ] を選択 し ます。[ス キーマ を
更新] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
f
[ 更新 ] を ク リ ッ ク し ます。
g
こ の手順の ス テ ッ プ 1、 2 を繰 り 返 し て、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を
開いてテーブル構造を更新 し ます。
h
[ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て、 変更を保存 し 、 [ウ ェ アハ ウ ス カ
タ ロ グ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉 じ ます。
サンプル データの表示
テーブルのサンプル デー タ を表示す る には、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ内の
テーブルを右 ク リ ッ ク し (「ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グへのア ク セ ス」 (305 ペー
ジ) を参照)、 シ ョ ー ト カ ッ ト メ ニ ュ ーの [ サン プル デー タ を表示 ] を選択
し ます。[ ツール ] メ ニ ュ ーの [ サン プル デー タ を表示 ] を選択す る こ と も で
き ます。 テーブルの最初の 100 行が、 サンプル デー タ と し て [値] ダ イ ア ロ
グ ボ ッ ク ス に表示 さ れます。
テーブル デー タ を更新す る には、 [ テーブル値を再ロー ド ] を ク リ ッ ク し ま
す。
データ ソースから削除済みのテーブルのウェアハウス カタログ
からの削除
プ ロ ジ ェ ク ト に含まれてい る テーブルが、 使用可能だ っ たデー タ ソ ース か
ら 削除 さ れた場合、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を使用 し て、 プ ロ ジ ェ ク ト に含
ま れ る テーブルの リ ス ト か ら こ れ ら のテーブルを削除で き ます。 こ れに よ
り 、 選択 し たデー タ ソ ース か ら プ ロ ジ ェ ク ト に含め ら れたテーブルの正確
な リ ス ト を表示で き ます。
次の手順は、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を使用 し て こ の タ ス ク を実行す る 方法
です。 MicroStrategy Architect を使用 し て こ れ ら のテーブルを削除す る 方法
の詳細は、 「データ ソ ース か ら 削除 さ れたテーブルのプ ロ ジ ェ ク ト か ら の
削除」 (135 ページ) を参照 し て く だ さ い。
プ ロ ジ ェ ク ト に含まれていないテーブルがデー タ ソ ース か ら 削除 さ
れた場合、
こ れ ら のテーブルは、 使用可能なテーブルを示すウ ェ ア
ハ ウ ス カ タ ロ グの表示か ら 自動的に削除 さ れます。
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デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
311
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ソ ースから削除済みのプ ロ ジ ェ ク ト テーブルの表示を削除する には
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ ウ ェ アハウス カ タ ログ ] を選択 し ます。 ウ ェ ア
ハ ウ ス カ タ ロ グが開 き ます。
3
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グの ツールバーにあ る [ 削除 し た カ タ ログ テーブ
ルを確認 ] を ク リ ッ ク し ます。 [削除 し た カ タ ロ グ テーブル] ダ イ ア ロ グ
ボ ッ ク ス が開 き ます。
4 [プ ロ ジ ェ ク ト で使用中のテーブル] ペ イ ンか ら 削除する テーブルの [ 削
除 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。
5 削除す る テーブルをすべて選択 し た後、 [OK] を ク リ ッ ク し て ウ ェ アハ
ウ ス カ タ ロ グに戻 り ます。
6 [ 操作 ] メ ニ ュ ーの [ ウ ェ アハウス カ タ ログの読み取 り ] を選択 し ます。
[削除 し た カ タ ロ グ テーブル] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス で削除する よ う に選
択 し たテーブルがすべて、 [プ ロ ジ ェ ク ト で使用中のテーブル] ペ イ ンか
ら 削除 さ れます。
7 [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し 、変更内容を保存 し て ウ ェ アハ ウ ス カ タ
ロ グ を閉 じ ます。
データベース ゲートウェイをサポートする第二データベースの
指定
MicroStrategy では、 テーブルの第二デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を指定で き
ます。 こ の第二デー タ ベース イ ン ス タ ン ス は、 デー タ ベース ゲー ト ウ ェ
イ をサポー ト す る ために使用 さ れます。 た と えば、 お使いの環境で、
Oracle デー タ ベース と DB2 デー タ ベース な ど の 2 つのデー タ ベース の間に
ゲー ト ウ ェ イ があ る 場合があ り ます。 その う ちの一方が第一デー タ ベース、
も う 一方が第二デー タ ベース です。 第一デー タ ベース は、 すべての SQL 要
求を受け取 り 、 正 し いデー タ ベース に渡 し ます。 こ の環境内にあ る
MicroStrategy 製品の観点では、 第一デー タ ベース と 第二デー タ ベース に 1
つずつ、 合わせて 2 つのデー タ ベース イ ン ス タ ン ス を定義す る 必要があ り
ます。 プ ロ ジ ェ ク ト のデフ ォ ル ト のデー タ ベース イ ン ス タ ン ス が、 第一
デー タ ベース に設定 さ れます。 第二デー タ ベース か ら 検出 さ れ る テーブル
について、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グで第二デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を設定
す る 必要があ り ます。 こ れに よ り 、 MicroStrategy 製品は各テーブルについ
て ど の よ う に SQL を生成す る かが分か り ます。
312 デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース ゲー ト ウ ェ イ サポー ト を使用す る 場合は、MultiSource Option
の機能を使用 し て複数のデー タ ソ ース か ら テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加
す る こ と はで き ません。 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を使用 し て複数のデー タ
ソ ース か ら テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加す る 方法の詳細は、 「プ ロ ジ ェ ク
ト 内の複数のデータ ソ ースへのア ク セ ス」 (327 ページ) を参照 し て く だ さ
い。
テーブルの第二デー タ ベース を指定するには
1 プ ロ ジ ェ ク ト の ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グにア ク セ ス し ます (「ウ ェ アハ ウ
ス カ タ ロ グへのア ク セ ス」 (305 ページ) を参照)。 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ
グが開 き ます。
2 プ ロ ジ ェ ク ト で使用中のテーブルを右 ク リ ッ ク し て (右側のペ イ ン)、
[ テーブル デー タ ベース イ ン ス タ ン ス ] を選択 し ます。 [使用可能なデー
タ ベース イ ン ス タ ン ス] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
3 [ 第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、 テーブ
ルの第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択 し ます。
4 第二デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を 1 つ以上選択 し ます。
タ ベース イ ン ス タ ン ス を第二デー タ ベース イ ン ス タ ン
第一デー
ス と し て選択す る こ と はで き ません。
5 [OK] を ク リ ッ ク し 、 変更内容を適用 し て ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グに戻 り
ます。
6
ツールバーの [ 保存 し て閉 じ る ] を選択 し て、 変更内容を ウ ェ アハ ウ ス
カ タ ロ グに保存 し て閉 じ ます。
デー タ ウ ェ アハウス接続 と 操作のデ フ ォ ル ト の変更
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を使用 し て、 デー タ ベース ウ ェ アハ ウ ス接続、 お よ
び操作のデフ ォ ル ト の さ ま ざ ま な設定を指定で き ます。 設定の例 と し て、
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス の変更、 デフ ォ ル ト のテーブル接頭語 と テーブ
ル構造の変更ま たは割 り 当て、 自動マ ッ ピ ン グ、 行計算な ど があ り ます。
[ ツール ] メ ニ ュ ーの [ オプ シ ョ ン] を選択 し て、設定を ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ
グか ら 使用で き ます ( ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グにア ク セ スする 方法は、 「ウ ェ
アハ ウ ス カ タ ロ グへのア ク セ ス」 (305 ページ) を参照)。 ウ ェ アハ ウ ス カ
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デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
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8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
タ ロ グの [オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き 、 次の タ ス ク を実行で き
ます。
•
「データ ウ ェ アハ ウ ス接続 と 読み取 り 操作」
•
「テーブル接頭語、 行数、 およ び名前空間の表示」
•
「ス キーマ オブジ ェ ク ト のマ ッ ピ ン グ、 お よびテーブルの論理サ イ ズの
計算」
データ ウェアハウス接続と読み取り操作
デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の接続に使用 さ れ る デー タ ベース
イ ン ス タ ン ス、 お よ びデー タ ベース ロ グ イ ン を変更で き ます。 ま た、 デー
タ ベース カ タ ロ グ テーブルの読み取 り 方法 も 変更で き ます。 こ の タ イ プの
変更は [カ タ ロ グ] カ テ ゴ リ か ら 実行で き 、 [カ タ ロ グ] カ テ ゴ リ は次のサブ
カ テ ゴ リ に分かれてい ます。
•
[ ウ ェ アハウス接続 ] : プ ロ ジ ェ ク ト に使用す る デー タ ベース イ ン ス タ ン
ス、 お よ びカ ス タ ム デー タ ベース ロ グ イ ン を選択 し ます。
[ デー タ ベース イ ン ス タ ン ス ] : ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、 ウ ェ ア
ハ ウ ス カ タ ロ グの第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択で き ます。
第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス はプ ロ ジ ェ ク ト の主要デー タ ソ ース
と し て機能 し 、 プ ロ ジ ェ ク ト に追加 さ れたテーブルのデフ ォ ル ト
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス と し て使用 さ れます。 デー タ ベース に関
連 し ない VLDB プ ロ パテ ィ の設定 も 、 第一デー タ ベース イ ン ス タ ン
ス か ら 継承 さ れます。
目的のデー タ ベース イ ン ス タ ン ス が [デー タ ベース イ ン ス タ ン ス]
ボ ッ ク ス に表示 さ れない場合、 ま たは表示 さ れていて も 変更の必要
がない場合は、 次の操作を選択で き ます。
選択 し たデー タ ベース イ ン ス タ ン ス を変更する には、[ 編集 ] を ク
リ ッ ク し ます。 [デー タ ベース イ ン ス タ ン ス] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク
ス の [一般] タ ブが開き ます。
新 し いデー タ ベース イ ン ス タ ン ス を作成する には、[ 新規作成 ] を
ク リ ッ ク し ます。 デー タ ベース イ ン ス タ ン ス ウ ィ ザー ド が開 き
ます。
こ れ ら のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス の詳細は、 『MicroStrategy シ ス テ ム
管理ガ
イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
314 デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
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[ カ ス タ ム デー タ ベース ロ グ イ ン ] : デー タ ベース ロ グ イ ン を選択す
る か、 ま たはデー タ ベース ロ グ イ ンに使用 し ない場合は ロ グ イ ン を
ク リ アす る こ と がで き ます。
デー タ ベース ロ グ イ ンの詳細は、 MicroStrategy Developer ヘルプ
(以前の
MicroStrategy Desktop ヘルプ ) を参照 し て く だ さ い。
•
[ 読み取 り 設定 ] : Microsoft Access を除 く すべてのプ ラ ッ ト フ ォームで、
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を読み取 る SQL を カ ス タ マ イ ズで き ます。 [ 設
定 ] を ク リ ッ ク す る と 、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グの使用可能なテーブルお
よ び選択 し たテーブルの列の リ ス ト を取得す る ために使用 さ れ る カ タ ロ
グ SQL ス テー ト メ ン ト を直接編集で き ます。 Microsoft Access デー タ
ソ ース に接続 し た と き には、 [設定] オプシ ョ ンは無効にな り ます。 デ
フ ォ ル ト のカ タ ロ グ SQL は、 すべてのユーザーのテーブルお よ び列の
DISTINCT リ ス ト を取得 し ます。 た と えば、 特定の条件お よ びテーブル
所有者を指定す る こ と に よ り 、返 さ れ る 情報を限定で き ます (「カ タ ロ グ
SQL ス テー ト メ ン ト のカ ス タ マ イ ズ」 (320 ページ) を参照)。 ま た、 次
のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択す る こ と も で き ます。
[ テーブル主キーおよび外部キーを読み取る ] : デー タ ソ ース で、 主
キーま たは外部キー と し て定義 さ れてい る 列を MicroStrategy で表示
す る には、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。 主キー と 外部キー
は、 テーブルの結合を容易に し て ク エ リ ビルダ レ ポー ト の作成に役
立ち ます (『上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照)。
MicroStrategy に主キーま たは外部キーの情報を表示する こ と に よ り 、
プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン時に、 ア ト リ ビ ュ ー ト の識別列 と し て適切
に機能す る デー タ 列を指定す る 役に立ち ます。 MicroStrategy プ ロ
ジ ェ ク ト に含まれてい る テーブルの主キーの定義については、 「テー
ブルの第一キーの定義」 (462 ページ) を参照 し て く だ さ い。
[ デー タ ベース カ タ ログ読み取 り 時に、 すべてのテーブルの行数を カ
ウン ト ] : デー タ ウ ェ アハ ウ ス か ら の ロ ー ド 時に、 各テーブルの行
数を ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グで取得す る 必要があ る か ど う かを制御す
る 場合に、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。 こ のオプシ ョ ン
は、 フ ァ ク ト テーブルお よ び集計テーブルを識別す る 場合に役立ち
ます。 パフ ォーマ ン ス が低下す る ため、 行数の取得 よ り も パフ ォー
マ ン ス が重要な場合は選択 し ないで く だ さ い。 デフ ォ ル ト では、
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を初めて開いた と き に、 こ のオプシ ョ ンが選
択 さ れてい ます。
[ デー タ ベース カ タ ログの読み取 り 時に現在のテーブル スペース を
無視 し 、 新規テーブル名スペース を利用 し 更新 ] : こ のオプシ ョ ン を
選択す る と 、 異な る デー タ ベース名前空間にあ る 複数の ウ ェ アハ ウ
ス間の切 り 替えがで き ます。 詳細は、 こ の付録の 「テーブル移行時
のテーブル名前空間の無視」 (319 ページ) を参照 し て く だ さ い。 デ
フ ォ ル ト では、 こ のオプシ ョ ンが選択 さ れてい ます。
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デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
[ テーブル構造を更新中に列デー タ 型が変更 さ れた場合、 警告を表
示 ] : プ ロ ジ ェ ク ト に保存 さ れてい る 列のデー タ 型がデー タ ウ ェ アハ
ウ ス か ら 読み取 ら れた列のデー タ 型 と 異な る と き に警告を行 う 場合
に、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。 デー タ 型の変更のチ ェ ッ
ク は、 テーブル構造の更新時にのみ実行 さ れます。 デフ ォ ル ト では、
こ のオプシ ョ ンが選択 さ れてい ます。
[ デー タ ベース カ タ ログ読み取 り 時に、 すべてのパーテ ィ シ ョ ン
マ ッ プ テーブルの情報を自動的に更新 ] : 現在プ ロ ジ ェ ク ト に存在す
る パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ テーブル (PMT) の最新情報を読み取 る
場合に、 こ のオプシ ョ ン を選択 し ます。 プ ロ ジ ェ ク ト 内の PMT の数
が多いために、 構造の読み取 り に よ り ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を開 く
と き にパフ ォーマ ン ス の問題が発生す る 場合は、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ
ク ス を ク リ アす る 必要があ り ます。 デフ ォ ル ト では、 こ のオプ
シ ョ ンが選択 さ れてい ます。
[ 列結合オプ シ ョ ン]: デー タ ウ ェ アハ ウ ス に新 し いテーブルを追加す
る と き に、 プ ロ ジ ェ ク ト に含まれ る 列のデー タ 型を再定義で き ます。
た と えば、 名前が Table1、 デー タ 型が char (1) の列 C1 を持つテーブ
ルがプ ロ ジ ェ ク ト に存在す る と し ます。 次に、 名前が Table2 で、 C1
列のデー タ 型が char (4) のテーブルを追加 し ます。 こ の例は、 次に示
すオプシ ョ ンの説明に使用 し ます。 テーブル構造を更新す る と き に、
選択 し たオプシ ョ ンに従っ て、 3 つの方法のいずれかで ス キーマの
整合性を維持す る よ う に列のデー タ 型が変更 さ れます。
タ 型が互換性のないデー タ 型に変更 さ れた場合、 次のオプ
デー
シ ョ ンは結合を処理 し ません。 た と えば、 列のデー タ 型が char
か ら 整数に変更 さ れた と し ます。 デー タ 型が互換性のないデー タ
型に変更 さ れた場合、 警告が表示 さ れ、 新 し いデー タ 型を使用す
る か ど う かが尋ね ら れます。
[ 最新のデー タ 型を使用 ]: こ のオプシ ョ ンは、最新の列定義を使用
す る よ う に列デー タ 型を更新 し ます。 前述の例では、 C1 列の
デー タ 型が char (4) に変更 さ れます。 こ れは、 Table2 が Table1 の
後に追加 さ れたか ら です。
[ 最大分母のデー タ 型を使用 ] : こ のオプシ ョ ンは、 精度ま たは ス
ケールが最大のデー タ 型を使用す る よ う に列デー タ 型を更新 し ま
す。 前述の例では、 C1 列のデー タ 型が、 Table2 に定義 さ れてい
る char (4) に変更 さ れます。 こ の理由は、 char (4) の精度が、
Table1 に定義 さ れてい る char (1) の精度 よ り も 高いか ら です。
デー タ 型が互換性のあ る 別のデー タ 型に変更 さ れた場合、 次の図
316 デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
に示す よ う に、 精度ま たは ス ケールが最大のデー タ 型が使用 さ れ
ます。
[ 結合 し ない ]: こ のオプシ ョ ンは、新 し く 追加 し たテーブル内の列
の名前を変更 し ます。 こ れに よ り 、 列は異な る デー タ 型を持つ こ
と がで き ます。 前述の例では、 Table1 の列 C1 は、 char (1) のデー
タ 型を使用 し ます。 Table2 の列 C1 は C1 の別の コ ピー と し て定
義 さ れ、 char (4) のデー タ 型を使用 し ます。 こ のオプシ ョ ンに よ
り 、 意図 し ない ス キーマの変更が発生す る こ と があ る ので、 必要
な場合にのみ使用 し て く だ さ い。
•
[ 読み取 り モー ド ] : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グは、 開いた と き に自動的に読
み取 り を実行す る こ と も 、 読み取 り を手動で要求 し た と き にのみ実行す
る よ う に制限す る こ と も で き ます。
[ 自動 ]: こ のオプシ ョ ンは、カ タ ロ グ ブ ラ ウ ザーを ロ ー ド し た直後に
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グのテーブルが読み取 ら れ る よ う に設定 し ま
す。
[ 手動 ] : こ のオプシ ョ ンは、 カ タ ロ グの読み取 り 動作を選択 し た場合
にのみウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グが読み取 ら れ る よ う に設定 し ます。
テーブル接頭語、行数、および名前空間の表示
[表示] カ テ ゴ リ を使用 し て、 テーブル接頭語、 行数、 お よ び名前空間の表
示/非表示を選択で き ます。 こ のカ テ ゴ リ は、 次のサブカ テ ゴ リ に分かれて
い ます。
•
[ テーブル接頭語 ]: テーブル接頭語を テーブル名に表示す る か ど う か、お
よ びプ ロ ジ ェ ク ト に追加 し たテーブルに接頭語を自動的に定義す る 方
法を指定で き ます。 下記のオプシ ョ ンがあ り ます。
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デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
317
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
[ メ イ ン ダ イ ア ログにテーブル接頭語を表示 ]: プ ロ ジ ェ ク ト に追加 さ
れ る 新規テーブルを含めて、 テーブル名のすべての接頭語を表示す
る には、 こ のオプシ ョ ン を選択 し ます。 デフ ォ ル ト では、 こ のオプ
シ ョ ンが選択 さ れてい ます。
[ プ ロ ジ ェ ク ト に追加 し たすべてのテーブルの接頭語を自動的に定
義 ] : こ の設定は、 次のオプシ ョ ン を有効/無効に し ます。
[ ウ ェ アハウス テーブル名スペース または所有者に基づ く 接頭
語を設定 ( 接頭語を イ ンポー ト )]: こ のオプシ ョ ンが選択 さ れてい
る 場合、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グは、 追加 さ れ る 各テーブルの名
前空間を読み取 り 、 名前空間 と 同 じ テ キ ス ト を持つ接頭語を作成
し て、 追加 さ れ る テーブルにその接頭語を関連付け ます。
[デ フ ォル ト 接頭語を設定]: プ ロ ジ ェ ク ト への追加時にテーブルに
接頭語を追加す る には、 こ のオプシ ョ ン を選択 し ます。 こ のオプ
シ ョ ンは、 デー タ ベース が接頭語をサポー ト し てい る 場合にのみ
ア ク テ ィ ブにな り ます。 [デフ ォ ル ト 接頭語] ボ ッ ク ス の ド ロ ッ プ
ダ ウ ン リ ス ト か ら デフ ォ ル ト 接頭語を選択す る こ と も 、 [ 接頭語
リ ス ト を変更 ] を ク リ ッ ク し て新 し いテーブル接頭語を作成す る
こ と も で き ます。
[ 接頭語 リ ス ト を変更 ]: こ のオプシ ョ ン を選択す る と 、新 し いテー
ブル接頭語の作成、 ま たは既存の接頭語の削除がで き ます。
[テーブル接頭語] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開き ます。 接頭語 リ ス
ト を変更す る 方法の詳細は、 オン ラ イ ン ヘルプを参照 し て く だ
さ い。
•
[ テーブル行数 ] : こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を使用 し て、 各テーブルの行数
の表示/非表示を切 り 替え る こ と がで き ます。
[各テーブルの行数を表示]: テーブルの行数について計算値の表示/非
表示を切 り 替え る こ と がで き ます。 デフ ォ ル ト では、 こ のオプ
シ ョ ンが選択 さ れてお り 、 行数が表示 さ れます。
•
[ テーブル名スペース ] : こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を使用 し て、 各テーブル
の名前空間の表示/非表示を切 り 替え る こ と がで き ます。
[ 必要な らば各テーブルに名前スペース を表示 ]: ウ ェ アハ ウ ス にあ る
テーブルの所有者、 ま たはそのテーブルが存在す る テーブル名前空
間の表示/非表示を切 り 替え る こ と がで き ます。 デフ ォ ル ト では、 こ
のオプシ ョ ンは選択 さ れてお り 、 名前空間が表示 さ れます。
スキーマ オブジェクトのマッピング、およびテーブルの論理サ
イズの計算
[ス キーマ] カ テ ゴ リ は、 次のサブカ テ ゴ リ に分かれてい ます。
318 デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
[ 自動マ ッ ピ ング ] : 新 し いテーブルを ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グに追加す る
と き に、 次のオプシ ョ ン を使用 し て、 プ ロ ジ ェ ク ト 内の既存の ス キーマ
プ ロ ジ ェ ク ト を こ れ ら の新 し いテーブルに自動的にマ ッ プす る か ど う
かを指定で き ます。
[ スキーマ プ ロ ジ ェ ク ト を新規テーブルに自動的にマ ッ ピ ング ] : ス
キーマ内の既存のオブジ ェ ク ト が、 プ ロ ジ ェ ク ト に追加 し たテーブ
ルに自動的にマ ッ プ さ れます。
[ スキーマ プ ロ ジ ェ ク ト を新規テーブルにマ ッ ピ ング し ない ]: ス キー
マ内のオブジ ェ ク ト は、 プ ロ ジ ェ ク ト に追加 し たテーブルに自動的
にはマ ッ プ さ れません。
こ れ ら の自動マ ッ ピ ン グ方法は、 テーブルが ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グに
追加 さ れた と き に、 既存の ス キーマ プ ロ ジ ェ ク ト についてのみ適用 さ
れます。 た と えば、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが YEAR_ID にマ ッ プ さ れ
てい る ア ト リ ビ ュ ー ト " 年 " がプ ロ ジ ェ ク ト に含まれてい る と し ます。
次に、 YEAR_ID 列を含む新 し いテーブルが、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グに
追加 さ れます。 [ス キーマ プ ロ ジ ェ ク ト を新規テーブルに自動的にマ ッ
ピ ン グ] オプシ ョ ン を選択 し てい る 場合、 新 し いテーブルを追加す る と
き に " 年 " ア ト リ ビ ュ ー ト が自動的にマ ッ プ さ れます。
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グにテーブルが追加 さ れ、 その後
はにアじ めに
ト リ ビ ュ ー ト が作成 さ れた場合、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グの
自動マ ッ ピ ン グ設定は、 ア ト リ ビ ュ ー ト と テーブルを自動的に
マ ッ プす る か ど う かを決定 し ません。 プ ロ ジ ェ ク ト にア ト リ
ビ ュ ー ト やフ ァ ク ト が追加 さ れた と き の ス キーマ プ ロ ジ ェ ク ト
へのテーブルの自動マ ッ ピ ン グは、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ー、
お よ びフ ァ ク ト エデ ィ タ ーでそれぞれ制御 さ れます。
•
[ テーブル論理サイ ズ ]: 次のいずれかのオプシ ョ ン を使用 し て、ウ ェ アハ
ウ ス カ タ ロ グが新 し いテーブルの論理サ イ ズ を計算す る か ど う かを選
択で き ます。
[ テーブル論理サイ ズの自動計算 ]: プ ロ ジ ェ ク ト に追加 し たテーブル
について、 論理サ イ ズが自動的に計算 さ れます。
[ テーブル論理サイ ズを計算 し ない ]: プ ロ ジ ェ ク ト に追加 し たテーブ
ルの論理サ イ ズは計算 さ れません。
テーブル移行時のテーブル名前空間の無視
通常は、 開発お よ びテ ス ト 用 と し て、 第一ウ ェ アハ ウ ス よ り も 少ない情報
量で、 第二ウ ェ アハ ウ ス を設定 し ます。 実稼働シ ス テ ムに移行す る 前に、
第一ウ ェ アハ ウ ス を ポ イ ン ト す る よ う にプ ロ ジ ェ ク ト を変更 し ます。
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デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
319
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ほ と ん ど のデー タ ベース管理シ ス テ ム (Oracle、 DB2 な ど) は、 テーブル名
前空間 の概念をサポー ト し てい ます。 テーブル名前空間は、 デー タ ベース
テーブルを さ ま ざ ま な保存領域に編成す る 方法です。 こ の方法に よ り 、 同
じ テーブル名を異な る テーブル名前空間で繰 り 返 し 使用で き ます。 た と え
ば、 テーブル名前空間 dbo に LU_STORE を持ち、 admin と い う 別のテー
ブル名前空間に別のテーブル LU_STORE を持つ こ と がで き ます。 こ れに よ
り 、 dbo.LU_STORE お よ び admin.LU_STORE と い う 2 つのテーブルを持
つ こ と にな り ます。 テーブル名前空間は、 テーブルを一意に識別す る ため
の追加情報を提供 し ます。
プ ロ ジ ェ ク ト にテーブルを追加す る と 、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グは、 適切な
テーブル名前空間に情報を保存 し ます。 こ れに よ り 、 あ る 名前空間に存在
す る ウ ェ アハ ウ ス か ら 別のテーブル名前空間にあ る 別の ウ ェ アハ ウ ス に移
行す る と き に、 問題が発生す る こ と があ り ます。 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
は、 テーブルが既にプ ロ ジ ェ ク ト に存在 し 、 新 し い ウ ェ アハ ウ ス か ら 検出
さ れない と 解釈 し ます。 こ れは、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グが dbo.LU_STORE
と い う 名前のテーブルを検索 し たが、 新 し い実稼働 ウ ェ アハ ウ ス ではテー
ブルが実際には admin.LU_STORE と し て保存 さ れてい る こ と が原因です。
こ の問題を解決す る には、 [ デー タ ベース カ タ ログの読み取 り 時に現在の
テーブル スペース を無視 し 、 新規テーブル名前空間を利用 し 更新 ] チ ェ ッ
ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス は、 [ウ ェ アハ ウ ス カ タ
ロ グ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス の [カ タ ロ グ - 読み取 り 設定] オプ
シ ョ ン サブカ テ ゴ リ にあ り ます。 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し た場合、
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グは、 カ タ ロ グ情報を読み取 る と き に現在のテーブル
名前空間を無視 し ます。 こ のため、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グは、 2 つのテー
ブルを同 じ テーブル と し て認識 し 、 新 し いテーブル名前空間の情報を保存
し ます。 こ の設定に よ り 、 ウ ェ アハ ウ ス間での移行が よ り 簡単にな り ます。
こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し た場合、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グは、 デ
フ ォ ル ト でテーブル名前空間 と テーブル名の両方を使用 し てテーブルを識
別 し ます。
カ タ ロ グ SQL ス テー ト メ ン ト の カ ス タ マ イ ズ
Microsoft Access を除 く 、 サポー ト す る すべての ウ ェ アハ ウ ス プ ラ ッ ト
フ ォームで、 MicroStrategy は SQL ス テー ト メ ン ト を使用 し て リ レーシ ョ ナ
ル デー タ ベース管理シ ス テ ム (RDBMS) のカ タ ロ グ テーブルに ク エ リ を実
行 し 、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ情報を取得 し ます。 こ の情報 と し て、 カ タ ロ
グ テーブル、 列、 お よ び列デー タ 型があ り ます。
320 デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
こ れ ら のカ タ ロ グ SQL ス テー ト メ ン ト はプ ラ ッ ト フ ォーム ご と に異な り 、
特定の ウ ェ アハ ウ ス の特徴に合わせて カ ス タ マ イ ズで き ます。
Access にはカ タ ロ グ テーブルがないので、 Access のテー
Microsoft
ブルや列に関す る 情報を取得す る には、 ODBC 呼び出 し を使用す る
必要があ り ます。 デフ ォ ル ト では、 汎用 DBMS デー タ ベース タ イ プ
には同様の ODBC 呼び出 し が使用 さ れますが、 必要に応 じ て、 汎用
タ イ プのカ ス タ ム カ タ ロ グ SQL を使用す る こ と も で き ます。
単一パ ス ま たは 2 パ ス の SQL モー ド でカ タ ロ グ情報を読み取 る よ う に、
MicroStrategy の ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を設定で き ます。 2 パ ス の SQL モー
ド では、 は じ めにデー タ ベース か ら テーブルのみを読み取 り ます。 テーブ
ルを選択 し た と き には、 各テーブルの構造は読み取 り 専用です。 こ れは、
対話型の ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を作成す る と き の推奨オプシ ョ ンです。 こ
の理由は、 デー タ ベース か ら 不要な カ タ ロ グ情報が読み取 ら れず、 処理速
度が上昇す る か ら です。 一方、 単一パ ス の SQL モー ド は、 1 つの SQL ス
テー ト メ ン ト ですべてのテーブル と 列を読み取 り ます。 こ のオプシ ョ ンは、
返すデー タ 量を制限す る よ う にカ タ ロ グ SQL が適切にカ ス タ マ イ ズ さ れて
い る 場合にのみ推奨 さ れます。
2 つの取得オプシ ョ ンは異な る カ タ ロ グ SQL を使用 し ますが、 両方 と も 、
[ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス でカ ス タ マ イ ズ
で き ます。 後続の節では、 カ タ ロ グ テーブル SQL と い う 名前は、 ウ ェ アハ
ウ ス のテーブルを取得す る カ タ ロ グ SQL、 つま り 2 パ ス のカ タ ロ グ取得で
使用 さ れ る 最初の SQL を指 し ます。
フル カ タ ロ グ SQL と い う 名前は、 単一パ ス でテーブル と 列をすべて読み取
る ために使用 さ れ る SQL を指 し ます。
カ タ ロ グ SQL を カ ス タ マ イ ズす る には、 い く つかの重要な概念 と 手順を理
解す る 必要があ り ます。
•
「テーブル名前空間」 (322 ページ)
•
「SQL のプ レース ホルダー文字列 と 不完全な カ タ ロ グ SQL」 (322 ペー
ジ)
•
「カ タ ロ グ テーブル SQL の構造」 (322 ページ)
•
「フル カ タ ロ グ SQL の構造」 (323 ページ)
•
「カ タ ロ グ SQL の変更」 (324 ページ)
•
「デフ ォ ル ト のカ タ ロ グ SQL」 (325 ページ)
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デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
321
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
テーブル名前空間
典型的な RDBMS プ ラ ッ ト フ ォームでは、 特定のデー タ ベース内でテーブ
ル名は一意に特定 さ れません。 テーブル名前空間はデー タ ベース のパー
テ ィ シ ョ ンで、 その内部ではテーブル名は一意です。 RDBMS の タ イ プに
よ っ ては、 こ の名前空間は、 デー タ ベース の名前、 テーブル所有者、 お よ
びデー タ ベース と 所有者の組み合わせのいずれにな り ます。 カ タ ロ グ テー
ブル SQL と フル カ タ ロ グ SQL の両方で、 名前空間に よ り 各テーブルに一
意の名前が決ま り ます。 こ れに よ り 、 同 じ テーブル名を持つ複数のテーブ
ルを混同す る こ と が防止 さ れます。
テーブル名前空間はオプシ ョ ンです。 重複す る テーブル名に よ り ウ ェ アハ
ウ ス デー タ ベース で問題が発生 し ない場合は、 カ ス タ マ イ ズ し た カ タ ロ グ
SQL で名前空間を省略で き ます。
SQL のプレースホルダー文字列と不完全なカタログ SQL
デフ ォ ル ト のシ ス テ ム カ タ ロ グ SQL には特定のプ レース ホルダー文字列を
含め る こ と がで き 、 こ のプ レース ホルダー文字列は、 実行時に解決で き る
か、 ユーザーが手動で補完す る 必要があ り ます。 こ の よ う なプ レース ホル
ダーを示 し ます。
•
#LOGIN_NAME# —実行時に、 デー タ ベースへの接続に使用 さ れた ロ グ
イ ン名に自動的に置換 さ れます。 使用す る ウ ェ アハ ウ ス の ロ グ イ ンに合
わせて カ タ ロ グ SQL か ら 異な る 結果を得 る 場合は、 こ のテ ンプ レー
ト を カ ス タ ム SQL に残す こ と がで き ます。 それ以外の場合は、 こ の
テ ンプ レー ト は、 目的の ウ ェ アハ ウ ス テーブルを所有す る デー タ ベー
ス ユーザーの名前に置換 さ れます。
•
#?Database_Name?#、 #?Schema_Name?# — こ のカ タ ロ グ SQL のプ
レース ホルダーは、 実行す る 前にユーザーが入力す る 必要があ る 不完全
な SQL 文字列です。 文字列は #? で始ま り 、 ?# で終わ り ます。
Teradata で使用 さ れ る コ マ ン ド #?Database_Name?# は、 デー タ ベー
ス テーブルを含むデー タ ベース の名前に置換す る 必要があ り ます。 DB2
AS/ 400 お よ び MySQL で使用 さ れ る #?Schema_Name?# は、 プ ロ ジ ェ
ク ト のデー タ ベース テーブルが存在す る ス キーマの名前に置換す る 必
要があ り ます。
カタログ テーブル SQL の構造
カ タ ロ グ テーブル SQL は、 テーブルの名前空間を示す列、 お よ びテーブル
名を示す列の 2 列を返 し ます。 名前空間を指定 し ない場合、 テーブル名の
列のみが必要です。 SQL の結果の各行は、 テーブルを一意に示す必要があ
り ます。 重複す る こ と はで き ません。 テーブル名前空間を示す列は、 SQL
322 デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列別名 NAME_SPACE を使用 し ます。 テーブル名を示す列は、 別名
TAB_NAME を使用 し ます。 次の例は、 Oracle 8.0 のデフ ォ ル ト のカ タ ロ グ
テーブル SQL です。
SELECT DISTINCT OWNER NAME_SPACE, TABLE_NAME TAB_NAME
FROM ALL_TAB_COLUMNS
WHERE OWNER = '#LOGIN_NAME#'
フル カタログ SQL の構造
フル カ タ ロ グ SQL は、 RDBMS プ ラ ッ ト フ ォーム と カ ス タ マ イ ズ内容に よ
り 、 5 ~ 7 列を返 し ます。
次の別名が、 返 さ れ る 各列を示 し ます。
•
NAME_SPACE (オプシ ョ ン) : テーブル名前空間
•
TAB_NAME (必須) : テーブル名
•
COL_NAME (必須) : 列名
•
DATA_TYPE (必須) : の主要デー タ 型を示す文字列ま たは数値
•
DATA_LEN (必須) : デー タ の長 さ ま たはサ イ ズ を表す数値
•
DATA_PREC (オプシ ョ ン) : 列デー タ の精度を表す数値
•
DATA_SCALE (オプシ ョ ン) : 浮動小数点数の列デー タ の ス ケールを表す
数値
フル カ タ ロ グ SQL は、 行を NAME_SPACE (使用で き る 場合)、 TAB_NAME
の順序で返 し ます。
次の例は、 Microsoft SQL Server 7.0 のデフ ォ ル ト の フル カ タ ロ グ SQL で
す。
SELECT U.name NAME_SPACE, T.name TAB_NAME, C.name
COL_NAME, C.type DATA_TYPE, C.length DATA_LEN, C.prec
DATA_PREC, C.scale DATA_SCALE
FROM sysobjects T, syscolumns C, sysusers
WHERE T.id = C.id and T.type in ('U', 'V')
AND T.uid = U.uid
ORDER BY 1, 2
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デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
323
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
カタログ SQL の変更
各プ ロ ジ ェ ク ト のデー タ ベース に対 し て実行す る カ タ ロ グ SQL のカ ス タ マ
イ ズや変更がで き ます。 カ タ ロ グ SQL は、 プ ロ ジ ェ ク ト の ウ ェ アハ ウ ス カ
タ ロ グ オプシ ョ ンで変更で き ます。
プ ロ ジ ェ ク ト のカ タ ロ グ SQL を変更するには
1 プ ロ ジ ェ ク ト の ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グにア ク セ ス し ます (「ウ ェ アハ ウ
ス カ タ ロ グへのア ク セ ス」 (305 ページ) を参照)。 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ
グが開 き ます。
2 [ ツール ] メ ニ ュ ーで、 [ オプ シ ョ ン ] を選択 し ます。 [ウ ェ アハ ウ ス カ タ
ロ グ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
3 [ カ タ ログ ] カ テ ゴ リ を展開 し 、[ 読み取 り 設定 ] を選択 し ます。[Catalog Read Settings] オプシ ョ ンが表示 さ れます。
4 [ 設定 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 次のカ タ ロ グ SQL のオプシ ョ ンが表
示 さ れます。
プ ロ ジ ェ ク ト が Microsoft Access デー タ ベース に接続 し てい る 場
合、
カ タ ロ グ SQL の設定は使用で き ません。
324 デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
上側のペ イ ンはカ タ ロ グ テーブル SQL を制御 し 、 下側のペ イ ンはフル カ
タ ロ グ SQL を制御 し ます。
デフォルトのカタログ SQL
お使いのデー タ ベース に対 し て実行す る カ タ ロ グ SQL を カ ス タ マ イ ズす る
と き には、 さ ま ざ ま なデー タ ベース プ ラ ッ ト フ ォーム をサポー ト す る ため
に MicroStrategy が使用す る デフ ォ ル ト のカ タ ロ グ SQL を調べる こ と を推
奨 し ます。 お使いのプ ロ ジ ェ ク ト が接続す る デー タ ベース について、
MicroStrategy でデフ ォ ル ト カ タ ロ グ SQL を生成で き ます。
デ フ ォル ト のカ タ ログ SQL を生成 し て表示するには
1 プ ロ ジ ェ ク ト のカ タ ロ グ SQL のオプシ ョ ンにア ク セ ス し ます (「カ タ ロ
グ SQL の変更」 (324 ページ) を参照)。 カ タ ロ グ SQL のオプシ ョ ン を持
つダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
•
上側のペ イ ンは、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グで使用で き る テーブルの リ
ス ト を取得す る カ タ ロ グ テーブル SQL を制御 し ます。
•
下側のペ イ ンは、 選択 し たテーブルの列情報を取得す る フル カ タ ロ
グ SQL を制御 し ます。
ス テ ッ プを実行す る 前に、 2 つのペ イ ンの SQL ス テー ト メ ン
次の
ト を切 り 取っ てテ キ ス ト エデ ィ タ ーに貼 り 付けて く だ さ い。 こ れに
よ り 、 カ タ ロ グ SQL ス テー ト メ ン ト に対 し て以前行っ た変更内容を
保存 し 、 その後、 生成す る デフ ォ ル ト の ス テー ト メ ン ト と 比較で き
ます。
2 お使いのデー タ ベース プ ラ ッ ト フ ォームに対応す る デフ ォ ル ト のカ タ
ロ グ SQL を生成 し て表示 し ます。 両方のペ イ ンのテ キ ス ト が、 デフ ォ
ル ト のカ タ ロ グ SQL ス テー ト メ ン ト で上書 き さ れます。
•
お使いのデー タ ベース プ ラ ッ ト フ ォームに対応す る デフ ォ ル ト のカ
タ ロ グ テーブル SQL を生成 し て表示す る には、 最上部にあ る [ デ
フ ォル ト を使用 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
•
お使いのデー タ ベース プ ラ ッ ト フ ォームに対応す る デフ ォ ル ト の フ
ル カ タ ロ グ SQL を生成 し て表示す る には、 最下部にあ る [ デ フ ォル
ト を使用 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
デフ ォ ル ト のカ タ ロ グ SQL ス テー ト メ ン ト を使用す る こ と も 、 独自にカ ス
タ マ イ ズ し た カ タ ロ グ SQL ス テー ト メ ン ト と 比較 し た り 組み合わせ る こ と
も で き ます。
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デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
325
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
テーブル と 列の メ ッ セージの ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グ
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を使用 し てい る と き に、 次の メ ッ セージが表示 さ れ
る こ と があ り ます。
•
「テーブルが見つか り ません」
•
「列のデータ 型が変更 さ れま し た」
•
「テーブルの列が見つか り ません」
テーブルが見つかりません
こ れは、 プ ロ ジ ェ ク ト 内に既に存在す る 1 つ以上のテーブルがデー タ ウ ェ
アハ ウ ス か ら 削除 さ れた場合に発生 し ます。 次の 2 つのケース があ り ます。
•
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グが起動 し てデー タ ウ ェ アハ ウ ス か ら テーブル情
報を取得す る と き に、 プ ロ ジ ェ ク ト に既に含まれ る 1 つ以上のテーブル
が欠落 し てい る こ と を検出 し た場合は、 エ ラ ー メ ッ セージが表示 さ れ
て、 以下のオプシ ョ ンが提示 さ れます。
[ プ ロ ジ ェ ク ト のテーブルを残す ] : こ のオプシ ョ ンでは、 プ ロ ジ ェ ク
ト メ タ デー タ 内のすべての情報がその ま ま残 さ れます。 ただ し 、 プ
ロ ジ ェ ク ト の定義が、 ウ ェ アハ ウ ス内の実際の物理構造 と 矛盾す る
場合があ り ます。 こ れに よ り 、 存在 し ないテーブルのデー タ を必要
と す る レ ポー ト を実行す る と き に、 SQL エ ラ ーが発生す る こ と があ
り ます。
[ テーブルを プ ロ ジ ェ ク ト から削除 ] : こ の場合、 変更内容を保存す る
ま で ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グは依存関係をチ ェ ッ ク し ません。 依存関
係があ る 場合はそれが表示 さ れ、 先に進むか操作を キ ャ ン セルす る
かを選択で き ます。
•
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グが、 ウ ェ アハ ウ ス にないテーブル構造の更新を
試行す る と 、 テーブルが ウ ェ アハ ウ ス か ら 検出 さ れないためにテーブル
構造の更新を実行で き ない こ と を示す メ ッ セージが表示 さ れます。 こ の
場合、 変更は行われず、 元のテーブル構造の ま ま にな り ます。
列のデータ型が変更されました
1 つ以上のテーブルのテーブル構造が更新 さ れ、 かつその列デー タ 型が変
更 さ れてい る 場合は、 テーブル名、 列名、 元のデー タ 型、 お よ び新 し い
デー タ 型を示す警告 メ ッ セージが表示 さ れます。 [ キ ャ ン セル ] を ク リ ッ ク
し て、 いつで も デー タ 型の変更をすべて元に戻す こ と がで き ます。 こ の結
果、 変更はテーブルお よ び列に適用 さ れません。
326 デー タ ウ ェ アハ ウ ス と プ ロ ジ ェ ク ト と の相互作用 : ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
テーブルの列が見つかりません
欠落 し てい る 列は、 [構造を更新] を実行する と き に検出 さ れます。 こ の状
況が発生 し た場合、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グでは次の こ と がチ ェ ッ ク さ れま
す。
•
[ 列がスキーマ オブ ジ ェ ク ト にマ ッ プ さ れていない ] : こ の場合は、 エ
ラ ー メ ッ セージが表示 さ れません。
•
[ 列がスキーマ オブ ジ ェ ク ト にマ ッ プ さ れている ] : こ の場合は、 存在 し
ない列にマ ッ プ さ れてい る オブジ ェ ク ト の詳細を示す メ ッ セージが表示
さ れ、 構造の更新操作がキ ャ ン セル さ れます。 構造の更新を続行す る 前
に、 マ ッ ピ ン グ を削除す る よ う に求め ら れ、 元のテーブル構造が復元 さ
れます。
プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへ
のア ク セ ス
MicroStrategy は、 MultiSource Option と 呼ばれ る Intelligence Server の拡張機
能を装備 し てい ます。 MultiSource Option 機能を使用す る と 、 プ ロ ジ ェ ク
ト を複数の リ レーシ ョ ナル デー タ ソ ース に接続で き ます。 こ れに よ り 、 さ
ま ざ ま なデー タ ベースや他の リ レーシ ョ ナル デー タ ソ ース か ら の情報をす
べて単一の MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト に統合 し 、 レ ポー ト 作成お よ び分
析を行 う こ と がで き ます。 MultiSource Option を使用 し て取 り 込まれたすべ
てのデー タ ソ ース は、 同 じ リ レーシ ョ ナル ス キーマの一部 と し てプ ロ ジ ェ
ク ト に統合 さ れます。
1 つのプ ロ ジ ェ ク ト に含ま れ る 複数の リ レーシ ョ ナル デー タ ソ ース にア ク
セ スす る こ と で、 多 く の メ リ ッ ト と レ ポー ト 作成の ソ リ ュ ーシ ョ ンが得 ら
れます。 さ ま ざ ま なデー タ ソ ース の情報を 1 つのプ ロ ジ ェ ク ト に統合で き
る こ と には、 明 ら かな メ リ ッ ト があ り ます。 中央サーバーが提供す る デー
タ ソ ース のデー タ にア ク セ スす る だけでな く 、 個人の リ レーシ ョ ナル デー
タ ソ ース に も ア ク セ ス で き ます。
た と えば、 営業マネージ ャ ーが、 営業担当者の ロ ーカル コ ン ピ ュ ー タ ーに
保存 さ れてい る ス プ レ ッ ド シー ト の予測デー タ を含め る と し ます。 リ レー
シ ョ ナル デー タ ソ ース と し て ス プ レ ッ ド シー ト に接続す る こ と に よ り 、 中
央デー タ ベース か ら の実際の売上デー タ と 共に、 予測デー タ を表示で き ま
す。
ま た、 MultiSource Option では、 標準レ ポー ト の フ ィ ル タ ー と し て第二デー
タ ソ ース にア ク セ スす る フ リ ーフ ォーム SQL、 ク エ リ ビルダ、 お よ び
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プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス
327
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
MDX キ ュ ーブの レ ポー ト を使用で き ます。 フ リ ーフ ォーム SQL レ ポー ト
お よ び ク エ リ ビルダ レ ポー ト の詳細は、 『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン
グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。 MDX キ ュ ーブ レ ポー ト の詳細は、 『MDX
Cube Reporting Guide』 を参照 し て く だ さ い。
MultiSource Option の ラ イ セ ン ス を所有 し てい る 場合は、 次に示す方法で、
プ ロ ジ ェ ク ト の複数のデー タ ソ ース にア ク セ ス で き ます。
•
「データ ソ ース と プ ロ ジ ェ ク ト と の接続」 (328 ページ)
•
「プ ロ ジ ェ ク ト へのデータ の追加」 (332 ページ)
•
第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス のデー タ ソ ース以外のデー タ ソ ース に
ついての論理表示を作成で き ます。 こ の手法お よ び論理表示の作成手順
は、 「論理表示の作成」 (463 ページ) で説明 さ れてい ます。
•
複数のデー タ ベース に渡っ てパーテ ィ シ ョ ン分割 さ れた フ ァ ク ト テー
ブルをサポー ト で き ます。 メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ンの使用について
は、 「 メ タ データ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ」 (352 ページ) で説明 さ れ
てい ます。
•
MDX キ ュ ーブ デー タ を標準レ ポー ト に含め る こ と がで き る ので、 MDX
キ ュ ーブ デー タ を、 ご使用の リ レーシ ョ ナル プ ロ ジ ェ ク ト か ら のデー
タ お よ び他の MDX キ ュ ーブか ら の MDX キ ュ ーブ デー タ と 一緒に含め
る こ と がで き ます。 こ の機能の例お よ び こ れ ら の タ イ プの レ ポー ト の作
成手順は、 『MDX Cube Reporting Guide』 を参照 し て く だ さ い。
デー タ ソ ース と プ ロ ジ ェ ク ト と の接続
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を使用 し て、 プ ロ ジ ェ ク ト をデー タ ソ ース に接
続で き ます。 デー タ ベース イ ン ス タ ン ス は、 ウ ェ アハ ウ ス の接続情報を指
定 し ます。 た と えば、 デー タ ソ ース名、 ロ グ イ ン ID と パ ス ワ ー ド 、 その
他のデー タ ソ ース に固有の情報な ど です。 デー タ ベース イ ン ス タ ン ス の作
成方法の詳細は、 『導入 と 構成ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
デー タ ソ ース のデー タ ベース イ ン ス タ ン ス を作成 し た後、 そのデー タ ベー
ス イ ン ス タ ン ス をプ ロ ジ ェ ク ト に接続で き ます。 ただ し 、 複数のデー タ
ソ ース を 1 つのプ ロ ジ ェ ク ト に含めた場合、 すべてのデー タ ソ ース が、 プ
ロ ジ ェ ク ト 用に計画 し た同 じ 論理デー タ モデルお よ びウ ェ アハ ウ ス構造に
適合す る 必要があ り ます。 論理デー タ モデル と 物理ウ ェ アハ ウ ス構造を計
画す る 方法の詳細は、 2 章、 「論理データ モデル」、 お よ び 3 章、 「論理デー
タ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造」 を参照 し て く だ さ い。
次の手順は、 複数のデー タ ソ ース を 1 つのプ ロ ジ ェ ク ト に含め る 方法を示
し ます。
328 プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
前提条件
•
プ ロ ジ ェ ク ト が作成済みであ る こ と 。
•
プ ロ ジ ェ ク ト に含め る デー タ ソ ース について、 デー タ ベース イ ン ス
タ ン ス が作成済みであ る こ と 。
•
複数のデー タ ソ ース をプ ロ ジ ェ ク ト に接続す る には、 MultiSource
Option の ラ イ セ ン ス が必要です。
プ ロ ジ ェ ク ト に複数のデー タ ソ ース を含めるには
1 Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 プ ロ ジ ェ ク ト を右 ク リ ッ ク し 、 [ プ ロ ジ ェ ク ト 構成 ] を選択 し ます。 プ ロ
ジ ェ ク ト 構成エデ ィ タ ーが開 き ます。
3 [ カ テ ゴ リ ] リ ス ト の [ デー タ ベース イ ン ス タ ン ス ] を展開 し 、[SQL デー
タ ウ ェ アハウス ] を選択 し ます。
4 [ デー タ ベース デー タ ソ ース ] ペ イ ンで、 プ ロ ジ ェ ク ト に含め る デー タ
ソ ース のデー タ ベース イ ン ス タ ン ス の横にあ る チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選
択 し ます。
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択す る と 、 その
デー タ ソ ース が ク エ リ ビルダやフ リ ーフ ォーム SQL で も 使用で き る よ
う にな り ます。 ク エ リ ビルダやフ リ ーフ ォーム SQL で複数のデー タ
ソ ース を使用す る には、 MultiSource Option の ラ イ セ ン ス は不要です。
ただ し 、 ク エ リ ビルダ レ ポー ト やフ リ ーフ ォーム SQL レ ポー ト で使用
で き る デー タ ソ ース は一度に 1 つのみです。 ク エ リ ビルダお よ びフ
リ ーフ ォーム SQL の詳細は、 『上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て
く だ さ い。
5 上部近 く にあ る ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、 第一デー タ ベース イ ン ス
タ ン ス と し て機能す る デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択 し ます。
第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス はプ ロ ジ ェ ク ト の主要デー タ ソ ース と
し て機能 し 、 プ ロ ジ ェ ク ト に追加 さ れたテーブルのデフ ォ ル ト デー タ
ベース イ ン ス タ ン ス と し て使用 さ れます。 デー タ ベース に関連 し ない
VLDB プ ロ パテ ィ の設定 も 、 第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス か ら 継承 さ
れます。
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プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス
329
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
データ ソースへのアクセスの順序を指定するには
同 じ デー タ が複数のデー タ ソ ース か ら 取得で き る 場合に、 MultiSource
Option の一部 と し てデー タ を提供する ために使用する デー タ ソ ース の
順序を指定す る こ と がで き ます。
6 [ カ テ ゴ リ ] リ ス ト の [ レポー ト 定義 ] を展開 し 、[SQL 定義 ] を選択 し ま
す。
7 次の説明の よ う に、 [ デー タ ベース イ ン ス タ ン ス順序 ] 領域で、
MultiSource Option の一部 と し てデー タ を提供す る ために を使用す る
デー タ ソ ース順序を定義で き ます。
a
MultiSource Option の一部 と し てデー タ にア ク セ スす る ために各デー
タ ソ ース が使用 さ れ る 優先順位を定義す る には、 [ 変更 ] を ク リ ッ ク
し ます。 [オブジ ェ ク ト を選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開き ます。
b
プ ロ ジ ェ ク ト の該当す る デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を、 [選択 し たオ
ブジ ェ ク ト ] ペ イ ンに移動 し ます。
c
その後、 上矢印 と し た矢印を使用 し て、 各デー タ ベース イ ン ス タ ン
ス の優先順位を変更す る こ と がで き 、 リ ス ト の最上部のデー タ ベー
ス イ ン ス タ ン ス が優先順位が一番高 く な り ます。 優先順位が最 も 高
い と い う こ と は、 そのデー タ ベース イ ン ス タ ン ス が、 要求 さ れた
デー タ を取得す る ために使用で き る デー タ ベース の 1 つであ る 場合
は、 そのデー タ ベース が最初に使用 さ れ る と い う こ と です。
Developer ヘルプ (以前の MicroStrategy Desktop ヘルプ ) の説明の よ
う に、 プ ロ ジ ェ ク ト に こ の順序を使用す る ほかに、 個々の レ ポー ト
に対 し て こ の順序の使用を有効ま たは無効にす る こ と がで き ます。
d
プ ロ ジ ェ ク ト にデー タ ソ ース を選択す る 順序を指定す る ために、 以
下のオプシ ョ ンが用意 さ れてい ます。
[MultiSource Option のデ フ ォル ト の順序を使用 ] (デフ ォ ル ト ) :
デー タ が MultiSource Option に よ っ て複数のデー タ ソ ース に存在
す る 場合、 第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス (必要なデー タ が存在
す る 場合) が使用 さ れます。 デー タ が他の第二デー タ ソ ース にの
み存在す る 場合は、 そのデー タ を含む第二デー タ ソ ース の 1 つ
が使用 さ れて、 あ る 基本的な内部 ロ ジ ッ ク を使用 し て必要なデー
タ を取得 さ れます。 [デー タ ベース イ ン ス タ ン ス順序] を使用 し て
定義 し たデー タ ソ ース優先順位は、 無視 さ れます。
こ のオプシ ョ ン を選択す る と 、 デフ ォ ル ト に よ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト
内のすべての レ ポー ト に、 こ の MultiSource Option のデフ ォ ル ト
順序が使用 さ れます。 Developer ヘルプ (以前の MicroStrategy
Desktop ヘルプ ) の説明の よ う に、 個々の レ ポー ト に対 し て こ の
順序の使用を有効ま たは無効にす る こ と がで き ます。
330 プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
[ プ ロ ジ ェ ク ト レベルのデー タ ベース イ ン ス タ ン ス順序 ]: デー タ
が MultiSource Option に よ っ て複数のデー タ ソ ース に存在す る 場
合、 デー タ を取得す る ために使用 さ れ る デー タ ソ ース は、 [デー
タ ベース イ ン ス タ ン ス順序] を使用 し て定義 し たデー タ ソ ース優
先順位に基づいて決定 さ れます。 デー タ が、 優先順位 リ ス ト に含
まれていないデー タ ソ ース にのみ存在す る 場合は、 デー タ ソ ー
ス は、 標準の MultiSource Option ロ ジ ッ ク を使用 し て選択 さ れま
す。
こ のオプシ ョ ン を選択す る と 、 デフ ォ ル ト に よ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト
に定義 し たデー タ ソ ース優先順位 リ ス ト が、 プ ロ ジ ェ ク ト 内の
すべての レ ポー ト に使用 さ れます。 Developer ヘルプ (以前の
MicroStrategy Desktop ヘルプ ) の説明の よ う に、 個々の レ ポー ト
に対 し て こ の順序の使用を有効ま たは無効にす る こ と がで き ま
す。
変更を保存して構成を完了するには
8 [OK] を ク リ ッ ク し て、 変更を保存 し てプ ロ ジ ェ ク ト 構成エデ ィ タ ーを
閉 じ ます。
9 MicroStrategy には、 特定のシナ リ オで MultiSource Option のパフ ォー
マ ン ス を向上す る ためのその他の手法が含まれてい ます。
•
MultiSource Option で使用す る デー タ ソ ース がパ ラ メ ー タ ー化 し た ク
エ リ をサポー ト す る 場合は、 パ ラ メ ー タ ー化 し た ク エ リ の使用を有
効に し て、 MultiSource Option のパフ ォーマ ン ス を向上で き ます。 パ
ラ メ ー タ ー化 し た ク エ リ の使用を有効にす る 方法の詳細は、 「デー タ
ベース の挿入パフ ォーマン ス の向上 : パ ラ メ ー ター化 さ れた ク エ リ 」
(341 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
MultiSource Option の使用に よ り 、 SQL の複数パス が実行 さ れて、 複
数のデー タ ソ ース か ら 結果が返 さ れます。 SQL 並列実行を使用す る
こ と に よ っ て、 こ れ ら の SQL の複数パ ス を同時に実行す る こ と がで
き ます。 SQL 並列実行の機能方法お よ び [Parallel SQL Execution]
VLDB プ ロ パテ ィ を使用 し て SQL 並列実行を有効にす る 方法につい
ての詳細は、 『シ ス テ ム管理補足 リ フ ァ レ ン ス』 を参照 し て く だ さ
い。
こ れで、 プ ロ ジ ェ ク ト に含めたデー タ ソ ース に ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グや
Architect か ら ア ク セ ス し て、 テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に イ ン ポー ト で き ま
す (「プ ロ ジ ェ ク ト へのデータ の追加」 を参照)。
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プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス
331
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト へのデー タ の追加
デー タ ソ ース をプ ロ ジ ェ ク ト に接続 し た後、 こ れ ら のデー タ ソ ース か ら
デー タ をプ ロ ジ ェ ク ト に追加で き ます。 こ れは、 デー タ ソ ース か ら テーブ
ルをプ ロ ジ ェ ク ト に イ ン ポー ト す る こ と で行い ます。
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グや Architect を使用 し て、 テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に
イ ン ポー ト で き ます。 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グでは、 次に示す [ 現デー タ
ベース イ ン ス タ ン ス を選択 ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト を使用 し て、 テーブル
の イ ン ポー ト 元のデー タ ソ ース を切 り 替え る こ と がで き ます。
Architect では、次に示す [ ウ ェ アハウス テーブル ] ペ イ ン を使用 し て、 テー
ブルの イ ン ポー ト 元のデー タ ソ ース を切 り 替え る こ と がで き ます。
さ ま ざ ま な ソ ース か ら イ ン ポー ト す る テーブルがすべて、 異な る テーブル
名を使用 し てい る 場合は、 1 つのデー タ ソ ース を使用 し てい る と き と ま っ
た く 同様にテーブルが イ ン ポー ト さ れます。 ま た、 同 じ 名前を持つ複数の
テーブルを異な る デー タ ソ ース か ら イ ン ポー ト す る こ と も で き ます (「複数
のデータ ソ ース にあ る重複テーブルのサポー ト 」 を参照)。
332 プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
複数のデータ ソースにある重複テーブルのサポート
MultiSource Option を使用 し て、 複数のデー タ ソ ース にあ る 重複テーブルの
統合をサポー ト で き ます。 こ れに よ り 、 MicroStrategy SQL エン ジ ンは、 情
報が保存 さ れたデー タ ソ ース か ら 必要な ア ト リ ビ ュ ー ト 情報を取得で き ま
す。 レ ポー ト や ド キ ュ メ ン ト のデザ イ ナーが追加の検討や タ ス ク を行 う こ
と な く 、 こ のプ ロ セ ス は、 こ の情報を レ ポー ト や ド キ ュ メ ン ト に返す こ と
がで き ます。
さ ま ざ ま なデー タ ソ ース か ら 重複す る テーブルの コ ピーを含め る こ と に よ
り 、 MicroStrategy は特定 タ イ プの ク エ リ を 1 つのデー タ ソ ース内で実行で
き ます。
た と えば、 デー タ ソ ース が 2 つあ る と し ます。 一方のデー タ ソ ース は、 会
社の履歴デー タ を保存 し てい ます。 他方のデー タ ソ ース は、 同 じ ビ ジネ ス
分野の予測デー タ を保存 し てい ます。 各デー タ ソ ース には、 デー タ の コ ン
テ キ ス ト を表すア ト リ ビ ュ ー ト 情報を保存す る 、 テーブルの重複 コ ピーが
含ま れてい ます。 各デー タ ソ ース は、 履歴デー タ と 予測デー タ のいずれが
使用で き る か と い う 点で異な り ますが、 フ ァ ク ト と メ ト リ ッ ク を使用す る
こ と で、 こ れ ら のデー タ がお使いの MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト に統合 さ れ
ます。
こ のシナ リ オでは、 両方のデー タ ソ ース か ら ア ト リ ビ ュ ー ト 情報を持つ
テーブルの各 コ ピーを含め る こ と に よ り 、 1 つのデー タ ソ ース内で一部の
ク エ リ を処理で き ます。 こ れ ら の重複 コ ピーを含め る こ と に よ り 、 履歴
デー タ の表示のみが必要なユーザーは、 一方のデー タ ソ ース内でその ク エ
リ を解決で き ます。 同様に、 予測デー タ の表示のみが必要なユーザーは、
他方のデー タ ソ ース内でその ク エ リ をすべて解決で き ます。 こ れに よ り 、
こ れ ら の タ イ プの ク エ リ に必要な時間 と シ ス テ ム リ ソ ース が低減 さ れま
す。 こ れは、 1 つのデー タ ソ ース内での操作は、 複数のデー タ ソ ース にわ
た る ク エ リ の実行 よ り も 効率が高いか ら です。
リ オでは、 MultiSource Option を使用す る こ と に よ り 、 こ れ
らこ のシナ
の異な る デー タ ソ ース か ら 1 つの レ ポー ト に履歴デー タ と 予測
デー タ の両方を含め る こ と も で き ます。 ただ し 、 履歴デー タ と 予測
デー タ は個別のデー タ ソ ース か ら のみ使用で き る ため、 こ の ク エ リ
には両方のデー タ ソ ース を含め る 必要があ り ます。
異な る デー タ ソ ース か ら 同 じ テーブルの複数 コ ピーをプ ロ ジ ェ ク ト に イ ン
ポー ト す る には、 次の要件を満たす必要があ り ます。
•
テーブル名 と 列名が厳密に一致す る 必要があ り ます。
•
テーブルの コ ピーの 1 つが、 プ ロ ジ ェ ク ト で使用す る 第一テーブル と し
て機能す る 必要があ り ます。 こ のテーブルのすべての列が、 他のデー タ
ソ ース にあ る テーブルの も う 1 つの コ ピーに存在す る 必要があ り ます。
第二テーブル と し て使用 さ れ る テーブルの も う 1 つの コ ピーには、 追加
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プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス
333
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
の情報を持つ列を含め る こ と がで き ます。 ただ し 、 追加 し た こ れ ら の列
は、 テーブルの追加時にはプ ロ ジ ェ ク ト に含め ら れません。
•
複数のデー タ ソ ース か ら テーブルの複数の コ ピーを イ ン ポー ト す る と
き には、 は じ めに、 第一テーブル と し て機能す る テーブルを イ ン ポー ト
し ます。 第一テーブルを イ ン ポー ト し た後に、 他方のデー タ ソ ース か
ら 第二テーブルの イ ン ポー ト を開始で き ます。
第一テーブルをは じ めに イ ン ポー ト し ない場合、 一部のテーブルを削除
し て、 第一テーブルを イ ン ポー ト し た後に、 プ ロ ジ ェ ク ト にそれ ら の
テーブルを追加す る 必要が発生す る こ と があ り ます。 以前 MultiSource
Option を使用 し ていなかっ た既存のプ ロ ジ ェ ク ト を更新する には、 こ の
ワ ー ク フ ロ ーが必要にな る こ と があ り ます。
•
一致す る 列のデー タ 型には互換性が必要です。 列デー タ 型の互換性につ
いて、 説明 し ます。
ス ケールが 0 の 10 進数デー タ 型は、 整数デー タ 型 と 互換性があ り ま
す。
ス ケールが 0 の 数値デー タ 型は、 整数のデー タ 型 と 互換性があ り ま
す。
10 進数デー タ 型は、 数値デー タ 型 と 互換性があ り ます。
倍精度浮動小数点型、 浮動小数点型、 お よ び実数のデー タ 型はすべ
て、 相互に互換性があ り ます。
Date デー タ 型は、 タ イ ム ス タ ンプ デー タ 型 と 互換性があ り ます。
Time デー タ 型は、 タ イ ム ス タ ンプ デー タ 型 と 互換性があ り ます。
Char デー タ 型は、 VarChar デー タ 型 と 互換性があ り ます。
その他のデー タ 型は、 同 じ デー タ 型 と のみ互換性があ り ます。
Date デー タ 型は Time デー タ 型 と は互換性がな く 、 NVarChar と
NChar のデー タ 型は、 VarChar や Char のデー タ 型 と は互換性がない
こ と に注意 し て く だ さ い。
次の手順は、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ ま たは Architect を使用 し て、 同 じ テー
ブルの複数 コ ピーを MicroStrategy に イ ン ポー ト する 方法を示 し ます。
•
「ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を使用する、 複数のデー タ ソ ース か ら プ ロ ジ ェ
ク ト へのテーブルの イ ン ポー ト 」 (335 ページ)
•
「Architect を使用する、 複数のデータ ソ ース か ら プ ロ ジ ェ ク ト へのテー
ブルの イ ン ポー ト 」 (336 ページ)
334 プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ウ ェ アハウス カ タ ロ グ を使用する、 複数のデー タ ソ ースか ら プ ロ
ジ ェ ク ト へのテーブルのイ ンポー ト
前提条件
•
複数のデー タ ソ ース をプ ロ ジ ェ ク ト に接続す る には、 MultiSource
Option の ラ イ セ ン ス が必要です。
ウ ェ アハウス カ タ ログ を使用 し て、 複数のデー タ ソ ースから プ ロ ジ ェ ク ト にテー
ブルを イ ンポー ト する には
1 Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーで、[ ウ ェ アハウス カ タ ログ ] を選択 し ます。ウ ェ ア
ハ ウ ス カ タ ロ グが開 き ます。
3 [ 現デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択 ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、
テーブルが存在す る いずれかのデー タ ソ ース のデー タ ベース イ ン ス
タ ン ス を選択 し ます。 テーブルの イ ン ポー ト に使用す る 最初のデー タ
ソ ース は、 テーブルの第一デー タ ソ ース と し て使用す る も のであ る 必
要があ り ます。
「プ ロ ジ ェ ク ト の第一データ ベース イ ン ス タ ン ス の一部であ る テーブル
の イ ン ポー ト 」 (338 ページ) の説明の よ う に、 プ ロ ジ ェ ク ト の第一デー
タ ベース イ ン ス タ ン ス か ら テーブルを イ ン ポー ト す る か、 非第一デー
タ ベース イ ン ス タ ン ス か ら テーブルを イ ン ポー ト す る かに よ っ て、 プ
ロ ジ ェ ク ト の第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス が変更 さ れた と き にテー
ブルが ど の よ う に更新 さ れ る かに影響 し ます。
4 [ デー タ ベース イ ン ス タ ン スで使用可能な テーブル ] ペ イ ンか ら 、 プ ロ
ジ ェ ク ト に追加す る テーブルを選択 し て [>] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
テーブルの最初の コ ピーがプ ロ ジ ェ ク ト に追加 さ れ、 [プ ロ ジ ェ ク ト で
使用中のテーブル] ペ イ ンに表示 さ れます。
他のデータベース インスタンスからテーブルのコピーを追加するには
5 [ 現デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択 ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、
テーブルを含む別のデー タ ソ ース のデー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択
し ます。
6 [ デー タ ベース イ ン ス タ ン スで使用可能な テーブル ] ペ イ ンか ら 、 プ ロ
ジ ェ ク ト に追加す る テーブルを選択 し て [>] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。
テーブルの複数の コ ピーを イ ン ポー ト す る ために必要な条件 (「複数の
データ ソ ース にあ る重複テーブルのサポー ト 」 (333 ページ) を参照) が
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プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス
335
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
すべて満た さ れてい る 場合、 [ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ ブ ラ ウ ザー] ダ イ
ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。 テーブルの コ ピーをプ ロ ジ ェ ク ト に含め
る には、 [TABLE_NAME は現デー タ ベース イ ン ス タ ン スから も 使用可
能な こ と を、 指定 ] を選択 し て、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 テーブルの コ
ピーがプ ロ ジ ェ ク ト に追加 さ れ、 [プ ロ ジ ェ ク ト で使用中のテーブル] ペ
イ ンに表示 さ れます。
別のデー タ ソ ース か ら テーブルの コ ピーの イ ン ポー ト を試行す る と き
に表示 さ れ る メ ッ セージ を確認 し ます。
他のテーブルを追加して、プロジェクトに含まれるテーブルを設定するには
7 他のデー タ ソ ース か ら テーブルを追加す る には、 前述の 「他のデー タ
ベース イ ン ス タ ン ス か ら テーブルの コ ピーを追加する には」 の手順を繰
り 返 し ます。
8 [ プ ロ ジ ェ ク ト で使用中のテーブル ] ペ イ ンにあ る テーブルを右 ク リ ッ ク
し 、 [ テーブル デー タ ベース イ ン ス タ ン ス ] を選択 し ます。 [使用可能な
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
9 [ 第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、 プ ロ
ジ ェ ク ト の第一テーブルを保存す る デー タ ソ ース のデー タ ベース イ ン
ス タ ン ス を選択 し ます。 こ の第一テーブルのすべての列が、 他のデー タ
ソ ース にあ る テーブルの も う 1 つの コ ピーに存在す る 必要があ り ます。
第二テーブル と し て使用 さ れ る テーブルの も う 1 つの コ ピーにあ る 追加
の列は、 MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト には含まれません。
10 [第二デー タ ベース イ ン ス タ ン ス] ペ イ ンには、 プ ロ ジ ェ ク ト で使用で き
る テーブルの他のデー タ ソ ース が リ ス ト さ れます。 プ ロ ジ ェ ク ト か ら
テーブルの コ ピーを削除す る には、 デー タ ソ ース の横にあ る チ ェ ッ ク
ボ ッ ク ス を ク リ ア し ます。
11 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グに戻 り ます。
12 [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し 、変更内容を保存 し て ウ ェ アハ ウ ス カ タ
ロ グ を閉 じ ます。
Architect を使用する、 複数のデー タ ソ ースから プ ロ ジ ェ ク ト への
テーブルのイ ンポー ト
前提条件
•
複数のデー タ ソ ース をプ ロ ジ ェ ク ト に接続す る には、 MultiSource
Option の ラ イ セ ン ス が必要です。
336 プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect を使用 し て、 複数のデー タ ソ ースか ら テーブルを プ ロ ジ ェ ク ト に イ ン
ポー ト するには
1 Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。 MicroStrategy
Architect が開 き ます。
3 [ ウ ェ アハウス テーブル ] ペ イ ンの [ プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] で、
テーブルが存在す る いずれかのデー タ ソ ース のデー タ ベース イ ン ス
タ ン ス を展開 し ます。 テーブルの イ ン ポー ト に使用す る 最初のデー タ
ソ ース は、 テーブルの第一デー タ ソ ース と し て使用す る も のであ る 必
要があ り ます。
「プ ロ ジ ェ ク ト の第一データ ベース イ ン ス タ ン ス の一部であ る テーブル
の イ ン ポー ト 」 (338 ページ) の説明の よ う に、 プ ロ ジ ェ ク ト の第一デー
タ ベース イ ン ス タ ン ス か ら テーブルを イ ン ポー ト す る か、 非第一デー
タ ベース イ ン ス タ ン ス か ら テーブルを イ ン ポー ト す る かに よ っ て、 プ
ロ ジ ェ ク ト の第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス が変更 さ れた と き にテー
ブルが ど の よ う に更新 さ れ る かに影響 し ます。
4 [ ウ ェ アハウス テーブル ] ペ イ ン で、プ ロ ジ ェ ク ト に追加す る テーブルを
右 ク リ ッ ク し 、 [ テーブルを プ ロ ジ ェ ク ト へ追加 ] を選択 し ます。 テーブ
ルの最初の コ ピーがプ ロ ジ ェ ク ト に追加 さ れ、 Architect の [プ ロ ジ ェ ク
ト テーブル ビ ュ ー] に表示 さ れます。
他のデータベース インスタンスからテーブルのコピーを追加するには
5 [ ウ ェ アハウス テーブル ] ペ イ ン で、 テーブルを含む別のデー タ ソ ース
のデー タ ベース イ ン ス タ ン ス を展開 し ます。
6 [ ウ ェ アハウス テーブル ] ペ イ ン で、プ ロ ジ ェ ク ト に追加す る テーブルを
右 ク リ ッ ク し 、 [ テーブルを プ ロ ジ ェ ク ト へ追加 ] を選択 し ます。
テーブルの複数の コ ピーを イ ン ポー ト す る ために必要な条件 (「複数の
データ ソ ース にあ る重複テーブルのサポー ト 」 (333 ページ) を参照) が
すべて満た さ れてい る 場合、 [オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ま
す。 テーブルの コ ピーをプ ロ ジ ェ ク ト に含め る には、 [TABLE_NAME
は現デー タ ベース イ ン ス タ ン スから も 使用可能な こ と を、 指定 ] を選択
し て、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 テーブルの コ ピーがプ ロ ジ ェ ク ト に追
加 さ れ、 Architect の [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] に表示 さ れます。
別のデー タ ソ ース か ら テーブルの コ ピーの イ ン ポー ト を試行す る と き
に表示 さ れ る メ ッ セージ を確認 し ます。
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プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス
337
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
他のテーブルを追加して、プロジェクトに含まれるテーブルを設定するには
7 他のデー タ ソ ース か ら テーブルを追加す る には、 前述の 「他のデー タ
ベース イ ン ス タ ン ス か ら テーブルの コ ピーを追加する には」 の手順を繰
り 返 し ます。
8 [ プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー ] か ら テーブルを選択 し ます。 テーブル
の情報が、 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンに表示 さ れます。
9 [プ ロ パテ ィ ] ペ イ ンの [ 第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス ] オプシ ョ ン を
選択 し 、 [...] (ブ ラ ウ ズ) を ク リ ッ ク し ます。 [使用可能なデー タ ベース
イ ン ス タ ン ス] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
10 [ 第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、 プ ロ
ジ ェ ク ト の第一テーブルを保存す る デー タ ソ ース のデー タ ベース イ ン
ス タ ン ス を選択 し ます。 こ の第一テーブルのすべての列が、 他のデー タ
ソ ース にあ る テーブルの も う 1 つの コ ピーに存在す る 必要があ り ます。
第二テーブル と し て使用 さ れ る テーブルの も う 1 つの コ ピーにあ る 追加
の列は、 MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト には含まれません。
11 [第二デー タ ベース イ ン ス タ ン ス] ペ イ ンには、 プ ロ ジ ェ ク ト で使用で き
る テーブルの他のデー タ ソ ース が リ ス ト さ れます。 プ ロ ジ ェ ク ト か ら
テーブルの コ ピーを削除す る には、 デー タ ソ ース の横にあ る チ ェ ッ ク
ボ ッ ク ス を ク リ ア し ます。
12 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 Architect に戻 り ます。
13 [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し 、変更内容を保存 し て ウ ェ アハ ウ ス カ タ
ロ グ を閉 じ ます。
プロジェクトの第一データベース インスタンスの一部である
テーブルのインポート
プ ロ ジ ェ ク ト の第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス か ら テーブルを イ ン ポー ト
す る か、 非第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス か ら テーブルを イ ン ポー ト す る
かに よ っ て、 プ ロ ジ ェ ク ト の第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス が変更 さ れた
と き にテーブルが ど の よ う に更新 さ れ る かに影響 し ます。
•
プ ロ ジ ェ ク ト の第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス か ら テーブルを イ ン
ポー ト す る 場合、 プ ロ ジ ェ ク ト の第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス が変
更 さ れた と き に、 テーブルの第一デー タ ソ ース が更新 さ れます。 こ れ
は、 テ ス ト 環境か ら 実稼働環境への移動な ど の、 環境に よ っ て異な る
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス が使用 さ れ る よ う なシナ リ オ をサポー ト し
ます。
338 プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
た と えば、 テーブルがプ ロ ジ ェ ク ト の第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス
か ら プ ロ ジ ェ ク ト に イ ン ポー ト さ れ る と し ます。 こ の第一デー タ ベース
イ ン ス タ ン ス は、 テ ス ト 目的の も のです。 シ ス テ ムが実稼動に切 り 替え
ら れ る と き に、 新 し い実稼動デー タ ベース イ ン ス タ ン ス がプ ロ ジ ェ ク
ト の新 し い第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス と し て定義 さ れます。 第一
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス の切 り 替え中に、 元の (テ ス ト 用) 第一デー
タ ベース イ ン ス タ ン ス と 一緒に イ ン ポー ト さ れたすべてのテーブルが、
新 し い (実稼動用) 第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を使用す る よ う に変
更 さ れます。 こ のサンプル シナ リ オでは、 下に示す よ う に、 テーブル
は新 し い第一デー タ ベース イ ン ス タ ン スへの接続を維持 し ます。
•
プ ロ ジ ェ ク ト の非第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス か ら テーブルを イ ン
ポー ト し た場合は、 最初の イ ン ポー ト に使用 さ れたデー タ ベース イ ン
ス タ ン ス が、 テーブルの第一デー タ ソ ース と し て維持 さ れます。 こ れ
は、 テーブルが、 プ ロ ジ ェ ク ト の第一デー タ ソ ース ではない第二デー
タ ソ ース にのみ提供 さ れてい る シナ リ オ をサポー ト し ます。
常に第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を第一デー タ ソ ース と し て使用す
る よ う に、 テーブルを変更す る こ と がで き ます。 次に、 テーブルのデー
タ ベース イ ン ス タ ン ス を切 り 替え る 手順を示 し ます。
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プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス
339
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
テーブルの第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を切 り 替え る には
1 MicroStrategy Developer でプ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
2 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ ウ ェ アハウス カ タ ログ ] を選択 し ます。 ウ ェ ア
ハ ウ ス カ タ ロ グが開 き ます。
3 [ プ ロ ジ ェ ク ト で使用中のテーブル ] 領域でテーブルを右 ク リ ッ ク し 、
[ テーブル デー タ ベース イ ン ス タ ン ス ] を選択 し ます。 [使用可能なデー
タ ベース イ ン ス タ ン ス] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
4 以下に従っ て、 [ 第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス
ト か ら 、 テーブルの第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス と し て機能す る
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択 し ます。
•
プ ロ ジ ェ ク ト の第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス と し て使用 さ れ る
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス は、 ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト に 2 回表示 さ
れてい ます。 こ の例を次に示 し ます。
プ ロ ジ ェ ク ト の第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス と し て リ ス ト さ
れてい る デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択す る と 、 プ ロ ジ ェ ク
ト の第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス が変更 さ れた と き に、 テー
ブルの第一デー タ ソ ース が更新 さ れます。
プ ロ ジ ェ ク ト の第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス の区別な し で リ
ス ト さ れてい る デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択す る と 、 新 し
いプ ロ ジ ェ ク ト 第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択 し て も 、
こ のデー タ ベース イ ン ス タ ン ス が第一デー タ ソ ース と し て維持
さ れます。
•
プ ロ ジ ェ ク ト の第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス でない リ ス ト 内の他
のデー タ ベース イ ン ス タ ン ス も 、 選択す る こ と がで き ます。 こ の よ
う なデー タ ベース イ ン ス タ ン ス が選択 さ れ る と 、 そのデー タ ベース
イ ン ス タ ン ス がテーブルの第一デー タ ソ ース と し て維持 さ れます。
5 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 警告が表示 さ れた場合は、 情報を読んで、 必
要な操作を行っ て く だ さ い。
340 プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
6
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グで、[ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て変更を保存
し ます。
デー タ ベースの挿入パ フ ォ ーマ ン スの向
上 : パ ラ メ ー タ ー化 さ れた ク エ リ
MicroStrategy のパ ラ メ ー タ ー化 し た ク エ リ のサポー ト に よ り 、 情報をデー
タ ベース に挿入す る 必要があ る シナ リ オで、 パフ ォーマ ン ス を向上で き ま
す。 パ ラ メ ー タ ー化 し た ク エ リ を使用す る こ と で メ リ ッ ト があ る シナ リ オ
と し て、 次の場合があ り ます。
•
MicroStrategy の MultiSource Option を使用 し て、 複数のデー タ ソ ース の
デー タ を組み合わせ る レ ポー ト 。 MultiSource Option の詳細は、 「プ ロ
ジ ェ ク ト 内の複数のデータ ソ ースへのア ク セ ス」 (327 ページ) を参照
し て く だ さ い。
•
主要なデー タ ウ ェ アハ ウ ス用のデー タ ベース と は別のデー タ ベース に
保存 さ れた MicroStrategy デー タ マー ト 。 デー タ マー ト の作成方法 と 使
用方法の詳細は、 『上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
•
分析エン ジ ンが評価す る 関数を使用す る メ ト リ ッ ク 。 関数の詳細は、
『Functions Reference』 を参照 し て く だ さ い。
•
通常の計算式 と し て評価 さ れ る バン ド 条件を使用す る カ ス タ ム グルー
プ。 カ ス タ ム グループの詳細は、 『上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照
し て く だ さ い。
パ ラ メ ー タ ー化 し た ク エ リ は、 デー タ のプ レース ホルダーを使用で き る
SQL ク エ リ です。 プ レース ホルダーを使用す る こ と に よ り 、 こ れ ら の ク エ
リ を再使用で き ます。 こ の よ う な再使用の一般的な用途は、 デー タ ベース
へのデー タ 挿入を複数組み合わせて 1 つの ク エ リ にす る こ と です。 パ ラ
メ ー タ ー化 し た ク エ リ の例を示 し ます。
INSERT INTO DMTABLE (Customer_ID, Customer_Name) VALUES
(?, ?)
複数の INSERT ス テー ト メ ン ト を組み合わせて 1 つの ク エ リ にす る こ と に
よ り 、 デー タ ベースへのデー タ 挿入のパフ ォーマ ン ス を向上で き ます。 次
の手順は、 MicroStrategy でパ ラ メ ー タ ー化 さ れた ク エ リ の使用を有効にす
る 方法を示 し ます。
デー タ 型を使用する デー タ を含む Netezza デー タ ベース にパ
WCHAR
ラ メ ー タ ー化 さ れた ク エ リ を有効化す る と 、 一部の文字が誤っ た疑
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デー タ ベース の挿入パフ ォーマ ン ス の向上 : パ ラ メ ー タ ー化 さ れた ク エ リ
341
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
問符 (?) と し て返 さ れます。 こ の種のデー タ の不整合が発生 し た場
合は、 [Use Column Type Hint for Parameterized Query] VLDB プ ロ パ
テ ィ を構成す る こ と に よ っ て、 WCHAR デー タ が正確に返 さ れ る よ
う にす る こ と ががで き ます。 こ の VLDB プ ロ パテ ィ の構成について
は、 『シ ス テ ム管理補足 リ フ ァ レ ン ス』 を参照 し て く だ さ い。
前提条件
•
パ ラ メ ー タ ー化 し た ク エ リ は、 特定のデー タ ベース でのみサポー ト さ れ
てい ます。 お使いのサー ド パーテ ィ デー タ ベース の ド キ ュ メ ン ト を参
照 し て、 パ ラ メ ー タ ー化 し た ク エ リ をデー タ ベース がサポー ト で き る か
ど う かを確認 し て く だ さ い。
•
プ ロ ジ ェ ク ト が作成済みであ る こ と 。 パ ラ メ ー タ ー化 し た ク エ リ のサ
ポー ト を有効にす る には、 こ のデー タ ベース イ ン ス タ ン ス がデー タ
ベース に接続 し てい る 必要があ り ます。
パラ メ ー タ ー化 し た ク エ リ の使用を有効にするには
1 MicroStrategy Developer か ら 、 管理権限のあ る ユーザー ア カ ウ ン ト を使
用 し てプ ロ ジ ェ ク ト ソ ース に ロ グ イ ン し ます。
2 [ フ ォルダー リ ス ト ] で、 [ 管理 ]、 [ 構成マネージ ャ ー ] の順に展開 し 、
[ デー タ ベース イ ン ス タ ン ス ] を選択 し ます。 プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース の
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス が表示 さ れます。
3 デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を右 ク リ ッ ク し 、[ 編集 ] を選択 し ます。デー
タ ベース イ ン ス タ ン ス エデ ィ タ ーが開 き ます。
4 [デー タ ベース接続] 領域の右側にあ る [ 変更 ] を ク リ ッ ク し ます。 [デー
タ ベース接続] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
5 [ 上級 ] タ ブの [ パラ メ ー タ ー化 し た ク エ リ を使用 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を
選択 し ます。
6 次に示すデー タ ベース のいずれかについてパ ラ メ ー タ ー化 し た ク エ リ を
有効にす る 場合は、 次のパ ラ メ ー タ ー も 含め る 必要があ り ます。
•
Oracle 10g、 Oracle 10gR2、 Oracle 11g、 Oracle 9i、 Sybase Adaptive
Server 12.x、 ま たは Sybase ASE 15.x についてパ ラ メ ー タ ー化 し た ク
エ リ を有効にす る には、 次のパ ラ メ ー タ ーを [ 接続の追加文字列パラ
メ ー タ ー ] フ ィ ール ド に入力 し ます。
EnableDescribeParam=1
342 デー タ ベース の挿入パフ ォーマ ン ス の向上 : パ ラ メ ー タ ー化 さ れた ク エ リ
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
Teradata 12.0 ま たは Teradata V2R6.2 についてパ ラ メ ー タ ー化 し た ク
エ リ を有効にす る には、 次のパ ラ メ ー タ ーを [ 接続の追加文字列パラ
メ ー タ ー ] フ ィ ール ド に入力 し ます。
EnableExtendedStmtInfo=Yes
7 [OK] を ク リ ッ ク し て、 変更内容を確定 し て [デー タ ベース接続] ダ イ ア
ロ グ ボ ッ ク ス を閉 じ ます。
8 [OK] を ク リ ッ ク し 、 デー タ ベース イ ン ス タ ン ス エデ ィ タ ーを閉 じ ま
す。
要約テーブルを使用す る デー タ の保存 : 集
計テーブル
集計テーブル と は、 デー タ を当初収集 し て保存す る と き に保存 し た レベル
よ り も 、 高い レベルでデー タ を保存す る 要約テーブルです。 集計テーブル
は頻繁に要求 さ れ る 情報に短時間でア ク セ スす る 一方、 デー タ ベース に ク
エ リ を直接実行 し て質問に答え る 従来の ROLAP の能力を保持 し てい ます。
こ の節では、 集計テーブルを使用す る 理由 と 方法について説明 し ます。
MicroStrategy では、 フ ァ ク ト テーブルについてのみ集計が作成 さ れます。
こ の理由は、 ル ッ ク ア ッ プ テーブル と 関係テーブルは通常、 非常に小 さ い
か ら です。 集計テーブルについて理解す る には、 デー タ モデ リ ン グ と デー
タ ウ ェ アハ ウ ス の観点か ら フ ァ ク ト テーブルについて詳 し く 知 る 必要があ
り ます。 こ れ ら の ト ピ ッ ク の詳細は、 2 章、 「論理データ モデル」、 3 章、
「論理データ モデルの ウ ェ アハ ウ ス の構造」、 お よ び 6 章、 「ビ ジネ ス デー
タ の構築ブ ロ ッ ク : フ ァ ク ト 」 を参照 し て く だ さ い。
集計テーブルを使用す る状況
MicroStrategy では、 ユーザーの質問に答え る ために、 最適化 し た SQL を使
用 し て、 リ レーシ ョ ナル デー タ ベース に直接 ク エ リ を実行 し ます。 ユー
ザーは、 ウ ェ アハ ウ ス に含まれ る デー タ がサポー ト す る 質問を行い、 その
後、 正確な回答が得 ら れ る ま でその結果を分析で き ます。
こ の リ レーシ ョ ナル OLAP (ROLAP) 手法のデ メ リ ッ ト は、 膨大な フ ァ ク ト
テーブルにア ク セ スす る と 時間がかか る 可能性があ る こ と です。 マルチ
デ ィ メ ン シ ョ ン OLAP (MOLAP ) が、 こ の問題を解決す る と 考え る 人 も い ま
す。 ただ し 、 MOLAP は、 集計のあ ら ゆ る 組み合わせを多数のア ト リ ビ ュ ー
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要約テーブルを使用する デー タ の保存 : 集計テーブル
343
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ト と し て管理す る こ と が困難で、 デー タ 量が増加す る ので、 大型プ ロ ジ ェ
ク ト では ス ケー ラ ブルであ り ません。 MicroStrategy の ソ リ ュ ーシ ョ ンは、
集計テーブルを使用 し て、 頻繁にア ク セ スす る デー タ に短時間でア ク セ ス
で き る だけでな く 、 ユーザーの ク エ リ を処理す る 能力を保持 し てい ます。
集計テーブルに メ リ ッ ト があ る 理由は次の と お り です。
•
入出力、 CPU、 RAM、 お よ びス ワ ッ プの要件が低減 さ れます。
•
動的計算の実行が不要にな り ます。
•
物理デ ィ ス ク の読み取 り 数、 お よ び ク エ リ に回答す る ために読み取 る 必
要があ る レ コ ー ド 数が減少 し ます。
•
実行時に集計 と 並べ替えが必要なデー タ 量が低減 さ れます。
•
複雑な論理や膨大な演算を持ち時間がかか る 計算が、 レ ポー ト の実行時
に実行 さ れ る 動的 SQL か ら 、 バ ッ チ ルーチンに移動 さ れます。
つま り 、 MicroStrategy SQL エン ジ ン、 お よ び集計テーブル と キ ャ ッ シ ュ を
組み合わせ る こ と に よ り 、 MOLAP と ほぼ同 じ 処理速度で結果が得 ら れま
す。 こ の組み合わせに よ る ソ リ ュ ーシ ョ ンでは、 質問に対 し て即座に回答
が得 ら れ、 ま た大型デー タ ベース の ス ケー ラ ビ リ テ ィ も 得 ら れます。
集計と事前集計の違い
レ ポー ト のデー タ を、 デー タ を当初収集 し た レベル と は別の レベルで表示
す る 必要があ る 場合は常に、 集計、 つま り デー タ の合算を実行す る 必要が
あ り ます。 デフ ォ ル ト では、 集計は レ ポー ト の実行時に SQL ス テー ト メ ン
ト を使用 し て動的に実行 さ れます。
た と えば、 売上デー タ が毎日フ ァ ク ト テーブルに保存 さ れ る と し ます。 月
次レベルのデー タ を要求す る レ ポー ト を実行 し ます。 次の図に示す よ う に、
344 要約テーブルを使用す る デー タ の保存 : 集計テーブル
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
フ ァ ク ト テーブルの日次の値の選択、 並べ替え、 お よ び追加が行われ、 月
次合計が得 ら れます。
ま た、 レ ポー ト を実行す る 前に、 集計を完了す る こ と も で き ます。 集計結
果は、 集計テーブルに保存 さ れます。 こ のプ ロ セ ス は、 事前集計 と 呼ばれ
ます。 ETL プ ロ セ ス の一部 と し て、 こ れ ら の事前集計テーブル、 ま たは集
計テーブルを作成で き ます。 前述の例に示す よ う に、 月次レベルの売上
デー タ が頻繁に要求 さ れ る と き には、 売上デー タ を月次レベルに ま と め る
集計テーブルが便利です。
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要約テーブルを使用する デー タ の保存 : 集計テーブル
345
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
前述の例に示す よ う に、 事前集計に よ り 、 実行時に大型の低い レベルの
フ ァ ク ト テーブルにあ る 多数のデー タ ベース行か ら のデー タ の読み取 り 、
並べ替え、 お よ び計算が不要にな り ます。
日次売上の フ ァ ク ト テーブルが最低レベルの フ ァ ク ト テーブルであ り 、 か
つ ア ト ミ ッ ク レベルのデー タ を含む場合、 こ の フ ァ ク ト テーブルはベース
テーブル と 呼ばれます。 こ の よ う な関係では、 集計テーブルは、 既存の
ベース テーブルの集計デー タ か ら 派生 し たデー タ を持つフ ァ ク ト テーブル
です。
集計の程度
MOLAP は、 質問に答え る と き に高速のパフ ォーマ ン ス を発揮で き ますが、
大部分の質問に回答す る にはフルに集計 し た ス キーマが必要です。 つま り 、
マルチデ ィ メ ン シ ョ ン キ ュ ーブが作成 さ れ る と き に、 集計の関連付けのあ
ら ゆ る 組み合わせを生成す る 必要があ り ます。 こ れに よ り 、 すべての質問
に確実に回答で き ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト の個数 と デー タ 量が増加 し 、 こ の
ためあ ま り ス ケー ラ ブルではないので、 こ のシナ リ オ を維持す る こ と は非
常に困難にな り ます。
346 要約テーブルを使用す る デー タ の保存 : 集計テーブル
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ROLAP 環境では、 集計の程度はユーザーに合わせて疎 と 密のいずれに も で
き ます。 密集計 さ れた ウ ェ アハ ウ ス には多数の集計テーブルがあ り 、 疎集
計 さ れた ウ ェ アハ ウ ス には少ない数の集計テーブルがあ り ます。 疎集計 と
は、 あ る プ ロ ジ ェ ク ト でユーザーに役立つ個数だけ、 フ ァ ク ト テーブルを
集計す る 必要があ る こ と を指 し ます。
こ のため、 ROLAP は、 MOLAP よ り も 柔軟性が非常に高 く な り ます。 有用
と 判断 し た集計の組み合わせのみを作成す る 必要があ り ます。 つま り 、 集
計テーブルが頻繁に実行す る ク エ リ への回答に役立つ場合、 集計テーブル
が存在す る こ と に よ り 、 MOLAP シ ス テ ムが提供で き る も の と 同等の速度で
応答で き ます。 ただ し 、 あ る 集計の組み合わせを ま っ た く 、 ま たはほ と ん
ど使用 し ない場合、 RDBMS の スペース を使用す る 必要はな く 、 バ ッ チ プ
ロ セ ス でそのテーブルを作成す る ための リ ソ ース を使用す る 必要があ り ま
せん。
すべてのア ト リ ビ ュ ー ト レベルや階層の交差が、 事前集計に適す る わけで
はあ り ません。 ユーザーに有用な集計テーブルのみを作成 し ます。 こ の理
由は、 集計テーブルの作成や メ ン テナン ス には、 デー タ ベース ア ド ミ ニ ス
ト レー タ ーの追加作業が必要だか ら です。 ま た、 使用 し ないテーブルに、
デー タ ベース領域を無駄に使用 し ないで く だ さ い。
集計テーブルを作成す る か ど う かを決定す る と き には、 次の要件を考慮 し
て く だ さ い。
•
その レベルの ク エ リ の頻度 : 「特定レベルにおけ る ク エ リ の頻度の決
定」 (347 ページ)
•
親 と 子の関係 : 「関連する親子関係の検討」 (348 ページ)
•
圧縮率 : 「圧縮率」 (349 ページ)
特定レ ベルにおけ る ク エ リ の頻度の決定
ユーザーに役立つ可能性があ る 場合にのみ、 集計テーブルを作成 し ます。
決 し て ア ク セ ス さ れない集計テーブルは、 デ ィ ス ク 領域を消費 し 、 抽出、
翻訳、 お よ び ロ ー ド のプ ロ セ ス、 さ ら にデー タ ベース のバ ッ ク ア ッ プ ルー
チンで不要な負荷が発生 し ます。
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要約テーブルを使用する デー タ の保存 : 集計テーブル
347
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ただ し 、 有用性を容易に定量化で き ない と き があ り ます。 た と えば、 次の
階層について考え て く だ さ い。
部門レベルにおけ る デー タ の要約は、 集計テーブルの優れた候補 と 考え ら
れます。 ただ し 、 ユーザーが非ア ク テ ィ ブな商品を頻繁に除外す る 場合、
ク エ リ では商品レベルのデー タ を使用 し 、 部門デー タ を動的に要約す る 必
要があ り ます。 こ のため、 部門の集計テーブルは、 こ の状況では使用 さ れ
ない可能性があ り ます。
お使いの ウ ェ アハ ウ ス を実稼働に し た後、 集計テーブルの使用状況を追跡
し て、 毎日の ビ ジネ ス環境で集計テーブルが使用 さ れ る 頻度を調べます。
使用 さ れないテーブルは、 ウ ェ アハ ウ ス か ら 除外 し ます。
MicroStrategy Enterprise Manager では、 テーブルの使用状況を簡単に追跡で
き ます。 Enterprise Manager の詳細は、 『MicroStrategy シ ス テ ム管理ガ イ
ド 』 を参照 し て く だ さ い。
関連す る親子関係の検討
集計テーブルを作成す る と 、 子レ コ ー ド は通常、 関係テーブルのキーの組
み合わせに基づいて親レ コ ー ド に要約 さ れます。 階層の関係では、 親子関
係を変更す る と 、 その関係ま たは関係に関連す る デー タ を持つすべての
テーブルを更新す る 必要があ り ます。 こ れ ら の関係が動的か静的かに よ り 、
テーブルへの集計方法が異な り ます。
動的関係
親エ レ メ ン ト と 子エ レ メ ン ト の関係が変化す る 場合、 こ の関係は動的 と 呼
ばれます。 こ の よ う な変化は多 く の場合、 組織的ま たは地理的な再編成、
商品やサービ ス の追加、 再分類、 廃止に よ り 発生 し ます。 た と えば、 店舗
で商品が属す る 部門を再分類す る よ う に決定す る こ と があ り ます。
動的関係を含む集計テーブルは、 関係が変化す る たびに再計算す る 必要が
あ り ます。 テーブルが大 き い場合、 こ のプ ロ セ ス には長い時間がかか り 、
348 要約テーブルを使用す る デー タ の保存 : 集計テーブル
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
リ ソ ース を消費 し 、 バ ッ チ プ ロ セ ス が複雑にな る こ と があ り ます。 頻繁に
変化す る 場合、 集計テーブルが こ の状況に合わせて最適化 さ れていない こ
と を意味 し ます。 変化の頻度、 テーブル サ イ ズ、 お よ びバ ッ チ プ ロ セ スへ
の影響を検討 し て、 集計テーブルを持つ こ と の メ リ ッ ト と デ メ リ ッ ト の釣
り 合いを調整 し ます。
ま た、 階層全体を集計す る こ と に よ り 、 関係の変化に よ る 多 く の問題を防
ぐ こ と がで き ます。 た と えば、 テーブルには、 すべての店舗の合計であ る
1 つの値が含まれ る と し ます。 こ れは、 地理階層内の再構成の影響を受け
ません。
静的関係
エ レ メ ン ト の関係が ま っ た く 、 ま たはめっ たに変化 し ない場合、 こ れ ら の
エ レ メ ン ト は静的関係 を構成 し ます。 こ の よ う な場合、 集計テーブルの管
理は非常に簡単です。 た と えば、 時間階層が動的にな る こ と はめっ たにあ
り ません。 日付は別の週に移行す る こ と はな く 、 会計週は、 別の月に移動
し ません。
圧縮率
デー タ 集計のプ ロ セ ス は、 合計や平均な ど の集計関数 を子レ コ ー ド セ ッ ト
に適用 し 、 親レ コ ー ド を 1 つ生成 し ます。 1 つの親レ コ ー ド を計算す る た
めに組み合わせ る 子レ コ ー ド の平均数は、 圧縮率 と 呼ばれます。 集計テー
ブルの効果を表す 1 つの尺度は、 こ の数値か ら 概算で き ます。 圧縮率は、
その レベルにおけ る ク エ リ に応答す る ために、 読み取 る 必要があ る レ コ ー
ド 数を表すか ら です。
集計テーブルを作成す る 理由 と し て、 デ ィ ス ク の入出力、 お よ び動的に並
べ替えや集計が必要な レ コ ー ド 数の削減があ り ます。 こ のため、 事前集計
デー タ は、 圧縮率が大 き い場合にのみ効果があ り ます。 た と えば、 圧縮率
が 3 : 2 の場合、 集計テーブルにはベース テーブルの保存領域の 2/ 3 が必要
ですが、 レ コ ー ド 数は 1/ 3 のみ減少 し ます。 反対に、 圧縮率が 4 : 1 の場合、
集計テーブルは レ コ ー ド 数を 3/4 削減 し 、保存領域は 1/4 のみ使用 し ます。
同 じ 階層にあ る 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト 間でエ レ メ ン ト 数の差が大 き い場合、
圧縮率は、 集計テーブルを使用す る こ と に よ り 一層効率的な ク エ リ を提供
で き る こ と を示 し ます。 ま た、 小型のベース テーブルでは、 動的集計に よ
る デー タ ベース サーバーに対す る リ ソ ース の要件が低減 し 、 同様に事前集
計の効果 も 同様に低減 し ます。 お使いのシ ス テ ムで事前集計が有用な状
況を判断す る には、 ク エ リ 応答時間の速 さ の重要性 と 、 ス キーマ を管理す
る ために使用で き る デ ィ ス ク 容量や リ ソ ース のバ ラ ン ス を と る 必要があ り
ます。
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要約テーブルを使用する デー タ の保存 : 集計テーブル
349
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
圧縮率の詳細は、 「カーデ ィ ナ リ テ ィ と 比率」 (33 ページ) を参照 し て く だ
さ い。
集計テーブルの作成
MicroStrategy Developer の ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を使用 し て、 お使いのプ
ロ ジ ェ ク ト に集計テーブルを統合す る には、 次の大ま かな手順に従い ます。
既存のプ ロ ジ ェ ク ト で集計テーブルを使用するには
1
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を使用 し て、 テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加 し
ます。 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を使用 し てテーブルを追加す る 手順は、
「プ ロ ジ ェ ク ト のテーブルの追加お よび削除」 (306 ページ) を参照 し て
く だ さ い。
2 目的の フ ァ ク ト 式お よ びア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式で新 し いテーブ
ルを使用 し ます。
お使いの集計テーブル構造 と 基本フ ァ ク ト テーブルの構造に矛盾がない場
合は、 Architect に よ り 、 既存のア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト の定義に集計
テーブルが追加 さ れます。 つま り 、 Architect は、 集計を認識 し ます。 集計
テーブル と 基本フ ァ ク ト テーブルのいずれで も ク エ リ に回答で き る と き
に、 Architect ど の よ う に し て、 基本フ ァ ク ト テーブルではな く 集計テーブ
ルを使用す る こ と を知 る ので し ょ う か。 こ の答えは、 論理テーブルのサ イ
ズです。
プ ロ ジ ェ ク ト 内のテーブル サ イ ズ : 論理テーブル サ イ ズ
プ ロ ジ ェ ク ト に最初にテーブルを追加す る と き に、 MicroStrategy Developer
はプ ロ ジ ェ ク ト 内の各テーブルにサ イ ズ を割 り 当て ます。 こ れ ら のサ イ ズ
割 り 当ては メ タ デー タ に保存 さ れ、 テーブルの列、 お よ び列に対応す る ア
ト リ ビ ュ ー ト に基づいて計算 さ れます。 Developer はサ イ ズ を割 り 当て る と
き に、 概念的な ア ト リ ビ ュ ー ト 定義、 つま り 論理ア ト リ ビ ュ ー ト 定義を使
用す る ので、 こ の計算値は、 論理テーブル サ イ ズ と 呼ばれます。
レ ポー ト の実行時に、 分析エン ジ ンは、 論理テーブル サ イ ズに基づいて、
ク エ リ に回答で き る 十分なデー タ を持つすべてのテーブルの う ちで最 も 小
さ いテーブルを選択 し ます。 論理テーブル サ イ ズの初期値は、 ア ト リ
ビ ュ ー ト 列数、 お よ び対応す る 階層に論理テーブルが存在す る さ ま ざ ま な
350 要約テーブルを使用す る デー タ の保存 : 集計テーブル
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
レベルに基づ き ます。 テーブルの論理テーブル サ イ ズの定義については、
「論理テーブル サ イ ズ値の定義」 (458 ページ) を参照 し て く だ さ い。
パ フ ォ ーマ ン ス を向上 さ せる ためのテーブ
ルの分割 : パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ
パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ では、 月や部門な ど の定義可能なデー タ レベ
ルに基づいて、 大 き い論理テーブルを よ り 小 さ い物理テーブルに分割 し ま
す。 パーテ ィ シ ョ ンに よ り 、 ウ ェ アハ ウ ス に対 し て発行 さ れた ク エ リ に答
え る ために読み込むテーブル数お よ びテーブル内で読み込むレ コ ー ド 数が
低減 さ れ、 ク エ リ のパフ ォーマ ン ス が向上 し ます。 複数のテーブルに処
理を分散す る こ と に よ り 、 パーテ ィ シ ョ ンはデー タ ベース ク エ リ の処理速
度 と 効率を向上 し ます。
時間は、 デー タ ベース のパーテ ィ シ ョ ン を作成す る ための一般的な カ テ ゴ
リ です。 時間別のパーテ ィ シ ョ ンに よ り 、 デー タ ベース テーブルの増加が
制限 さ れ、 安定性が上昇 し ます。
サーバーに よ るパーテ ィ シ ョ ン と ア プ リ ケーシ ョ ン に よ
るパーテ ィ シ ョ ンの違い
パーテ ィ シ ョ ンの作成は、 デー タ ベース サーバー、 ま たは MicroStrategy ア
プ リ ケーシ ョ ンに よ り 管理で き ます。 いずれの場合で も 、 テーブルには
デー タ ベース の レベルでパーテ ィ シ ョ ンが作成 さ れます。 「アプ リ ケー
シ ョ ン」 と 「サーバー」 の用語は、 パーテ ィ シ ョ ンが作成 さ れたテーブル
の管理を行 う も のを指 し ます。 テーブルが分割 さ れた場所を指 し てい る わ
けではあ り ません。
サーバー レベル パーティション
MicroStrategy ではな く 、 デー タ ベース サーバーが、 RDBMS の サーバーレ
ベルのパーテ ィ シ ョ ン 内のパーテ ィ シ ョ ン化 さ れたテーブルを管理 し ま
す。 元の フ ァ ク ト テーブルが、 物理的に小 さ いテーブルに分割 さ れ る わけ
ではあ り ません。 デー タ ベース ア ド ミ ニ ス ト レー タ ーが指定 し たパ ラ メ ー
タ ーに従っ て、 デー タ ベース サーバーに よ り テーブルが論理的にパーテ ィ
シ ョ ンに分け ら れます。 パーテ ィ シ ョ ン をサポー ト す る ために、
MicroStrategy でのユーザーの操作は不要です。
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パフ ォーマ ン ス を向上 さ せ る ためのテーブルの分割 : パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ
351
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
エン ド ユーザーに対 し ては論理テーブルのみが表示 さ れ る ため、 パーテ ィ
シ ョ ンは MicroStrategy に対 し て透過的です。 一方、 アプ リ ケーシ ョ ン レベ
ルでパーテ ィ シ ョ ン を作成 し た場合、 リ レーシ ョ ナル デー タ ベース はパー
テ ィ シ ョ ンで分割 さ れたテーブルを認識 し ません。
お使いのプ ラ ッ ト フ ォームのサーバー パーテ ィ シ ョ ンの詳細は、 お使いの
デー タ ベース の ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン を参照 し て く だ さ い。
アプリケーション レベル パーティション
アプ リ ケーシ ョ ン レベル パーテ ィ シ ョ ン では、 RDBMS サーバーではな
く 、 アプ リ ケーシ ョ ンがパーテ ィ シ ョ ン テーブルを管理 し ます。 パーテ ィ
シ ョ ン ベース テーブル (PBT) と は、 大型のデー タ セ ッ ト の一部を含む
ウ ェ アハ ウ ス テーブルです。 パーテ ィ シ ョ ン テーブルは通常、 時間や地理
な ど の論理的な ラ イ ンに沿っ て分割 さ れます。 MicroStrategy は、 次の 2 つ
の タ イ プのパーテ ィ シ ョ ン をサポー ト し ます。
•
「 メ タ データ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ」 (352 ページ) : マ ッ ピ ン グ情
報をプ ロ ジ ェ ク ト メ タ デー タ に保存 し ます。
•
「ウ ェ アハ ウ ス パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ」 (354 ページ) : 特殊な ウ ェ
アハ ウ ス テーブルを使用 し て、 ア ク セ スす る テーブルを決定 し ます。
メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ
メ タ データ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ と は、 パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ
が実行 さ れ、 アプ リ ケーシ ョ ン ( こ の場合は MicroStrategy) がプ ロ ジ ェ ク
ト メ タ デー タ 内で管理す る パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グです。 MicroStrategy
が、 論理テーブル と 物理テーブル と の間のマ ッ ピ ン グ を管理 し ます。 こ の
手法に よ り 、 柔軟なパーテ ィ シ ョ ン ス キーマ を よ り 簡単に指定で き ます。
メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グでは、 メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ン
マ ッ ピ ン グ エデ ィ タ ーでパーテ ィ シ ョ ン ア ト リ ビ ュ ー ト を 1 つ以上指定 し
ます。 次に、 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト 内の ど のア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト
が ど の PBT を ポ イ ン ト する かを定義 し ます。 こ こ で、 適切な PBT を選択す
る ルールをすべて作成 し ます。 こ れ ら のルールは、 MicroStrategy の メ タ
デー タ に保存 さ れます。
MultiSource Option (「プ ロ ジ ェ ク ト 内の複数のデー タ ソ ースへのア ク セ ス」
(327 ページ) を参照) の ラ イ セ ン ス を保持 し てい る 場合は、 複数のデー タ
ベース に渡っ てパーテ ィ シ ョ ン分割 さ れてい る フ ァ ク ト テーブル も サポー
ト で き ます。
352 パフ ォーマ ン ス を向上 さ せ る ためのテーブルの分割 : パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ を作成す る 手順は、 MicroStrategy
Developer ヘルプ (以前の MicroStrategy Desktop ヘルプ ) を参照 し て く だ さ
い。
同種および異種のパーティション
メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ンは、 同種に も 、 異種に も で き ます。 異種パー
テ ィ シ ョ ンでは、 PBT は、 異な る レベルに異な る 量のデー タ を保存で き ま
す。 た と えば、 あ る テーブルには 6 か月分の売上デー タ があ り 、 別のテー
ブルには 1 年間の売上デー タ があ り ます。 PBT の レベル、 つま り キーは、
デー タ の保存方法を指 し ます。 た と えば、 現在の年の売上デー タ は日次レ
ベルで保存で き ますが、 履歴の売上デー タ は月別でのみ保存 さ れます。 こ
のため、 異種パーテ ィ シ ョ ンには追加の長期 メ ン テナン ス と 構成が必要で
す。 こ の理由は、 こ れ ら のパーテ ィ シ ョ ンに含まれ る デー タ は、 パーテ ィ
シ ョ ン内の さ ま ざ ま な レベルに保存 さ れ る か ら です。
MicroStrategy は、 各パーテ ィ シ ョ ンについて PBT の 1 つの レベルを保存 し
ます。 あ る パーテ ィ シ ョ ン内のすべての PBT が同 じ レベルに保存 さ れてい
ない場合、 PBT の最高レベルが、 パーテ ィ シ ョ ンの PBT レベル と し て使用
さ れます。 た と えば、 前述の例の売上デー タ はすべて、 1 つのパーテ ィ
シ ョ ンに保存 さ れます。 日次レベルで現在の売上にア ク セ スす る こ と はで
き ません。 こ の理由は、 そのパーテ ィ シ ョ ンの PBT レベルが月次であ り 、
日次 よ り 上位であ る か ら です。 現在のデー タ を日次レベルのパーテ ィ
シ ョ ンに保存 し 、 履歴デー タ を月次レベルの別のパーテ ィ シ ョ ンに保存す
る と 、 デー タ に フルにア ク セ ス で き ます。
一方、 同種パーテ ィ シ ョ ンでは、 同 じ PBT レベルに同 じ 量のデー タ を保存
す る 必要があ り ます。 PBT の論理構造は同一にする 必要があ り 、 つま り 、
同 じ フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト が定義 さ れ る 必要があ り ます。 前述の例を
続け る と 、 各テーブルの月次レベルに 1 年間のデー タ を保存す る 必要があ
り ます。 同種パーテ ィ シ ョ ンは、 前年の情報な ど、 頻繁にア ク セ ス さ れ る
デー タ で良好に機能 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト の リ ン ク 先であ る 特定の PBT を MicroStrategy で定義す る と
き には、 PBT が同種 と 異種のいずれであ る かを指定する 必要はあ り ません。
PBT にデー タ が ど の よ う に保存 さ れてい る かに一部基づいて、
MicroStrategy が自動的に区別 し ます。
データ スライス
PBT を作成 し た後、 デー タ ス ラ イ ス を定義 し ます。 データ ス ラ イ ス は、
パーテ ィ シ ョ ン テーブルにデー タ の ど の部分を配置す る かを表すフ ィ ル
タ ー と し て機能 し ます。 こ のデー タ ス ラ イ ス に基づ き 、 MicroStrategy エン
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パフ ォーマ ン ス を向上 さ せ る ためのテーブルの分割 : パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ
353
8
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ジ ンは、 SQL の生成時に ど のテーブルか ら デー タ を取得す る かが分か り ま
す。
デー タ ス ラ イ ス は、 パーテ ィ シ ョ ンの元にな る パ ラ メ ー タ ー (Month=
January な ど) を保持 し ます。 すべての月のデー タ を取得す る のではな く 、
サーバーは、 1 月のみのデー タ を持つ特定のテーブルにア ク セ スす る こ と
が分か り ます。 デー タ ス ラ イ ス と パーテ ィ シ ョ ン を作成す る こ と に よ り 、
時間がかか る 結合や検索を行 う こ と な く 、 即座に特定のデー タ を取得で き
ます。
MicroStrategy はデー タ ス ラ イ ス の正確 さ や関連を検証で き ないので、 妥当
で有効なデー タ ス ラ イ ス を作成す る こ と が重要です。 デー タ ス ラ イ ス は、
デー タ が意味を持つ よ う な も のにす る 必要があ り ます。 デー タ ス ラ イ ス が
適切に作成 さ れていない場合、 間違っ た SQL の生成や間違っ たデー タ の取
得に よ り エ ラ ーが発生す る こ と があ り ます。
デー タ ス ラ イ ス は、 メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ンについてのみ表示 さ れ、 変
更可能です。 各パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ テーブルには、 デー タ ス ラ イ
ス を 1 つ以上含め る 必要があ り ます。 異種マ ッ ピ ン グでは、 デー タ ス ラ イ
ス は さ ま ざ ま な レベルに存在す る こ と がで き 、 さ ま ざ ま な キーで構成で き
ます。
アトリビュート条件
デー タ ス ラ イ ス を作成す る には、 ア ト リ ビ ュ ー ト 条件を使用 し ます。 ア ト
リ ビ ュー ト 条件 と は、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームに適用 さ れ る フ ィ ル タ ーの
タ イ プです。 こ れ ら の条件を使用す る こ と で、 レ ポー ト に返すデー タ の タ
イ プ と 量を制限で き ます。 た と えば、 ア ト リ ビ ュ ー ト " 国 " を含むレ ポー
ト を作成 し たが、 フ ラ ン ス のデー タ のみを返す よ う にす る 場合、 ア ト リ
ビ ュ ー ト " 国 " について条件を作成 し 、 レ ポー ト に表示す る エ レ メ ン ト と
し て " フ ラ ン ス " を選択 し ます。
デー タ ス ラ イ ス を作成す る 手順は、 MicroStrategy Developer ヘルプ (以前の
MicroStrategy Desktop ヘルプ ) を参照 し て く だ さ い。
ウ ェ アハウス パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ
ウ ェ アハ ウ ス パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ と は、 パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン
グの実行 と 管理が行われ る 、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内のパーテ ィ シ ョ ン マ ッ
ピ ン グです。 MicroStrategy の ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を使用 し て、 ウ ェ アハ
ウ ス パーテ ィ シ ョ ン を定義 し 、 特殊な構造を持つテーブルを追加で き ま
す。 こ のテーブルにはパーテ ィ シ ョ ンのマ ッ プがあ り 、 こ のテーブルは
ウ ェ アハ ウ ス に保存 さ れます。 ウ ェ アハ ウ ス パーテ ィ シ ョ ンは、 任意のア
354 パフ ォーマ ン ス を向上 さ せ る ためのテーブルの分割 : パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理 8
ト リ ビ ュ ー ト 数でテーブルを物理的に分割 し ますが、 こ れはユーザーには
表示 さ れません。
ウ ェ アハ ウ ス パーテ ィ シ ョ ンは、 メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ン と は異な り 同
種にす る 必要があ り ます。 こ れに よ り 、 同 じ 量のデー タ が同 じ PBT レベル
に保存 さ れ、 同 じ フ ァ ク ト と ア ト リ ビ ュ ー ト が定義 さ れます。 同種パー
テ ィ シ ョ ンは、 1 月や 2 月の よ う に、 同 じ レベルでデー タ を分割 し ます。
月の フ ァ ク ト テーブルお よ び ウ ェ アハ ウ ス パーテ ィ シ ョ ンの例を示 し ま
す。 同 じ 年の異な る 月な ど、 同 じ レベルに ど の よ う にデー タ が存在す る か
に注意 し て く だ さ い。
デー タ をすべて含む元の フ ァ ク ト テーブルは、 プ ロ ジ ェ ク ト には取 り 込ま
れません。 デー タ ベース ア ド ミ ニ ス ト レー タ ーが、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内
に小 さ い物理テーブルを複数作成 し ます。 各テーブルには、 元の フ ァ ク ト
テーブルのデー タ のサブセ ッ ト が含まれます。 パーテ ィ シ ョ ンに矛盾がな
く 、 最新に維持す る のは、 デー タ ベース ア ド ミ ニ ス ト レー タ ーの責任で
す。 ま た、 デー タ ベース ア ド ミ ニ ス ト レー タ ーは、 パーテ ィ シ ョ ン マ ッ
ピ ン グ テーブル (PMT) の作成 と 管理を行い ます。 PMT は、 論理全体の一
部 と し てパーテ ィ シ ョ ン ベース テーブルを識別 し 、 追跡す る ために使用 さ
れます。
PMT の作成後、 Developer ま たは Web で、 いずれかの PBT か ら の情報を必
要 と す る レ ポー ト を実行す る と 、 ク エ リ エン ジ ンはは じ めに PMT に対 し
てプ レ ク エ リ を実行 し 、 デー タ を レ ポー ト に取 り 込むためにア ク セ スす る
PBT を決定 し ます。 プ レ ク エ リ は、 フ ィ ル タ ー条件か ら 、 ア ト リ ビ ュ ー ト
ID に関連す る PBT 名を要求 し ます。 PBT の名前が検出 さ れ る と 、 SQL
エン ジ ン を呼び出 し て ウ ェ アハ ウ ス用の適切な SQL を書 き 込みます。
ウ ス パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ を使用す る と き には通常、
各ウ ェPBTアハテーブルをプ
ロ ジ ェ ク ト に取 り 込む必要はあ り ません。 取 り
込みを行 う と 、 こ の よ う なテーブルが間違っ て ス キーマ プ ロ ジ ェ ク
ト に直接マ ッ プ さ れてい る 場合、 エ ラ ーが発生す る こ と があ り ます。
プ ロ ジ ェ ク ト には PMT テーブルのみを含め る 必要があ り ます。 こ の
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パフ ォーマ ン ス を向上 さ せ る ためのテーブルの分割 : パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ
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プ ロ ジ ェ ク ト の最適化 と 管理
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
方法に よ り 、 関連す る すべての ス キーマ プ ロ ジ ェ ク ト を PMT に
マ ッ プで き ます。 こ れに よ り 、 PMT は ウ ェ アハ ウ ス内の正 し い PBT
にア ク セ ス し ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
•
ウ ェ アハ ウ ス パーテ ィ シ ョ ン内には、 デー タ ス ラ イ ス はあ り ま
せん。
•
MicroStrategy は、 ア ッ プグ レー ド し たプ ロ ジ ェ ク ト 、 お よ び新規
作成 し たプ ロ ジ ェ ク ト の両方で、 ウ ェ アハ ウ ス パーテ ィ
シ ョ ン をサポー ト し ます。 こ れ ら のプ ロ ジ ェ ク ト は、 ウ ェ アハ ウ
ス カ タ ロ グ ブ ラ ウ ザーを使用 し て追加 し ます。 ウ ェ アハ ウ ス
パーテ ィ シ ョ ン を追加す る 手順は、 MicroStrategy Developer ヘル
プ (以前の MicroStrategy Desktop ヘルプ ) を参照 し て く だ さ い。
メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ と ウ ェ アハウス
パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グの違い
メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グでは、 ウ ェ アハ ウ ス に追加のテーブ
ルは不要です。 MicroStrategy では通常、 ウ ェ アハ ウ ス パーテ ィ シ ョ ン マ ッ
ピ ン グ よ り も メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グが推奨 さ れます。 ただ
し 、 ウ ェ アハ ウ ス パーテ ィ シ ョ ン テーブルを既に設定済みであ り 、 新バー
ジ ョ ンの MicroStrategy に移行す る 予定であ る 場合は、 ウ ェ アハ ウ ス パー
テ ィ シ ョ ンの使用を続行で き ます。 ただ し 、 初めてパーテ ィ シ ョ ン を作成
す る 場合は、 メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ を実行す る こ と を推奨
し ます。
メ タ デー タ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グが推奨 さ れ る 理由は、 レ ポー ト を実
行す る ために SQL の生成に ク エ リ エン ジ ンが使用す る ルールを
MicroStrategy で作成す る か ら です。 メ タ デー タ 内に直接パーテ ィ シ ョ ン を
作成す る ので、 管理が一層容易にな り ます。
ま た、 ウ ェ アハ ウ ス パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ と は異な り 、 メ タ デー タ
パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グでは同種 と 異種の両方のパーテ ィ シ ョ ン を使用
で き ます。 異種パーテ ィ シ ョ ンでは、 PBT は、 異な る レベルに異な る 量の
デー タ を保存で き ます。 ウ ェ アハ ウ ス パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グでは、 同
種のパーテ ィ シ ョ ンのみを使用で き ます。 パーテ ィ シ ョ ン を マ ッ ピ ン グす
る 手順は、 MicroStrategy Developer ヘルプ (以前の MicroStrategy Desktop ヘ
ルプ ) を参照 し て く だ さ い。
356 パフ ォーマ ン ス を向上 さ せ る ためのテーブルの分割 : パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ
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9
9.
アトリビュートの構成とブ
ラウズを行うための階層の
作成
はじめに
階層 と は、 プ ロ ジ ェ ク ト 内にあ る ア ト リ ビ ュ ー ト の関係を表す よ う にア ト
リ ビ ュ ー ト を グループ化 し た も ので、 ア ト リ ビ ュ ー ト の並べ替え を行わず
に、 ま たは並べ替え を行っ てか ら 表示で き ます。
2 章、 「論理データ モデル」 では、 階層を使用 し て実際の ビ ジネ ス分野の関
連ア ト リ ビ ュ ー ト を グループ化す る 方法を説明 し ま し た。 た と えば、 " 日
"、 " 週 "、 " 月 "、 お よ び " 年 " のア ト リ ビ ュ ー ト で構成 さ れ る 時間階層を
モデルに含め る こ と がで き ます。
こ の章では、 MicroStrategy の環境に存在する 階層について説明 し 、
MicroStrategy の 2 つの異な る タ イ プの階層の情報を示 し ます。 こ れ ら の タ
イ プの階層は、 シ ス テ ム階層 と ユーザー階層です。 シ ス テ ム階層は、 プ ロ
ジ ェ ク ト の作成時に自動的に作成 さ れ、 プ ロ ジ ェ ク ト 内にあ る ス キーマ プ
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9
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ロ ジ ェ ク ト の関係に よ り 維持 さ れます。 ユーザー階層は、 レ ポー ト デザ イ
ナー専用に作成す る 階層です。
こ の章では、 MicroStrategy でユーザー階層を作成 し て構成する 方法を説明
し 、 さ ら に MicroStrategy Developer の階層機能の追加情報を示 し ます。
ユーザー階層の作成
MicroStrategy Developer では、 階層エデ ィ タ ーま たは Architect を使用 し て
ユーザー階層を作成 し ます。 ユーザー階層 と シ ス テ ム階層の概要は、 「階層
の タ イ プ」 (361 ページ) を参照 し て く だ さ い。
階層エデ ィ タ ーでユーザー階層を作成す る には、 次の手順に従い ます。
Architect の使用方法は、 「Architect に よ る ユーザー階層の作成」 (360 ペー
ジ) を参照 し て く だ さ い。
358 ユーザー階層の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成 9
新 し いユーザー階層を作成するには
1 MicroStrategy Developer でお使いのプ ロ ジ ェ ク ト を含むプ ロ ジ ェ ク ト
ソ ース に ロ グ イ ン し 、 プ ロ ジ ェ ク ト を開 き ます。
2 [フ ォ ルダー リ ス ト ] で、 [Schema Objects] (ス キーマ プ ロ ジ ェ ク ト )
フ ォ ルダーに移動 し て開 き ます。
3 [Hierarchies] (階層) フ ォ ルダー、[Data Explorer] (デー タ エ ク ス プ ロ ー
ラ ー) フ ォ ルダーの順に開 き ます。
4 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーの [ 新規作成 ]、[ ド キ ュ メ ン ト ] を順に選択 し ます。
階層エデ ィ タ ーが開 き 、 その後すぐ に [ア ト リ ビ ュ ー ト を選択] ダ イ ア ロ
グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
5 [使用可能なオブジ ェ ク ト ] ペ イ ンか ら 階層内で使用する ア ト リ ビ ュ ー
ト を選択 し 、矢印を ク リ ッ ク し て [選択 し たオブジ ェ ク ト ] ペ イ ンに追加
し ます。 [OK] を ク リ ッ ク し て、 [選択 し たオブジ ェ ク ト ] ダ イ ア ロ グ
ボ ッ ク ス を閉 じ ます。 選択 し た ア ト リ ビ ュ ー ト が、 階層ビ ュ ーアーに表
示 さ れます。
6 特定のア ト リ ビ ュ ー ト に接続す る 矢印は、 接続す る 複数のア ト リ ビ ュ ー
ト の関係を示 し ます。 こ れ ら の関係を階層のブ ラ ウ ズ関係や ド リ ル関係
と し て使用す る こ と も 、 独自の関係を作成す る こ と も で き ます。
ブ ラ ウ ズ関係や ド リ ル関係を作成す る には、 別のア ト リ ビ ュ ー ト へのブ
ラ ウ ズや ド リ ルダ ウ ン を有効にす る ア ト リ ビ ュ ー ト の中央を選択 し ま
す。 ア ト リ ビ ュ ー ト の中央か ら 、 関連ア ト リ ビ ュ ー ト ま で ド ラ ッ グ し ま
す。 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト 間に、 ブ ラ ウ ズ関係ま たは ド リ ル関係が作成
さ れます。
7 階層を ド リ ル階層 と し て使用す る には、 階層エデ ィ タ ーの下部にあ る
[ ド リ ル階層 と し て使用 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。こ のチ ェ ッ ク
ボ ッ ク ス を ク リ アす る と 、 階層はブ ラ ウ ズにのみ使用 さ れます。
ド リ ル階層は、 ド リ ルだけでな く ブ ラ ウ ズに も 使用で き ます。 ド リ ル階
層の詳細は、 「階層を使用する ド リ ル」 (375 ページ) を参照 し て く だ さ
い。
8 ユーザー階層の各ア ト リ ビ ュ ー ト には、 階層でのア ト リ ビ ュ ー ト の表示
方法やア ク セ ス方法に影響す る プ ロ パテ ィ があ り ます。 ア ト リ ビ ュ ー
ト を右 ク リ ッ ク し て、 次のプ ロ パテ ィ を設定で き ます。
•
[ ブ ラ ウズ ア ト リ ビ ュ ー ト を定義 ] : 選択 し た ア ト リ ビ ュ ー ト か ら 、
ユーザーがブ ラ ウ ズや ド リ ルで き る 先のア ト リ ビ ュ ー ト を定義 し ま
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ユーザー階層の作成
359
9
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
す。 ま た、 こ れ ら の関係は、 こ の手順で前述 し た方法で、 あ る ア ト
リ ビ ュ ー ト か ら 別のア ト リ ビ ュ ー ト に ド ラ ッ グ ア ン ド ド ロ ッ プ し て
も 定義で き ます。
•
[ ア ト リ ビ ュ ー ト フ ィ ル タ ーを定義 ]: 取得す る デー タ ま たは表示す る
デー タ に対 し て、 任意の指定条件に よ り 補完やフ ィ ル タ ー処理を行
う か ど う かを指定 し ます。 階層の フ ィ ル タ ーは、 レ ポー ト の フ ィ ル
タ ー と 同様に動作 し ます。 フ ィ ル タ ー条件を満たすデー タ のみが表
示 さ れます (「階層内のア ト リ ビ ュ ー ト のフ ィ ル タ ー処理」 (369 ペー
ジ) を参照)。
•
[ エ ン ト リ ポ イ ン ト に設定 ]: こ のア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し て こ の階層
内のブ ラ ウ ズ を ユーザーが開始で き る か ど う かを指定 し ます (「エン
ト リ ポ イ ン ト 」 (371 ページ) を参照)。
•
[ エ レ メ ン ト 表示 ] : ユーザーが表示で き る エ レ メ ン ト を指定 し ます。
エ レ メ ン ト 表示は、[ ロ ッ ク済 ]、[ ロ ッ ク 解除済 ]、ま たは [ 制限 ] にで
き ます (「ア ト リ ビ ュー ト エ レ メ ン ト の表示制御」 (365 ページ) を
参照)。
9 [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し ます。 [名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ
ボ ッ ク ス が開 き ます。
10 階層の名前を入力 し ます。 次に、 階層を保存す る 場所にナビ ゲー ト し ま
す。
ユーザー階層は、 任意の フ ォ ルダーに保存で き ます。 ただ し 、 デー タ
エ ク ス プ ロ ー ラ ーでユーザー階層のエ レ メ ン ト ブ ラ ウ ズがで き る よ う
に、 [Hierarchies] (階層) フ ォ ルダーの [Data Explorer] (デー タ エ ク ス
プ ロ ー ラ ー) サブ フ ォ ルダーに入れ る 必要があ り ます。 こ れについて
は、 「レ ポー ト での階層ブ ラ ウ ズの有効化 : デー タ エ ク ス プ ロー ラ ー」
(375 ページ) で説明 さ れてい ます。
11 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ スキーマ を更新 ] を選択 し ます。
Architect に よ る ユーザー階層の作成
Architect を使用 し て、 視覚的な統合環境でユーザー階層の作成や変更がで
き ます。 Architect では、 テーブル、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 関係、
フ ァ ク ト 、 ユーザー階層、 お よ びプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン時に含めたその
他のプ ロ ジ ェ ク ト オブジ ェ ク ト を表示で き ます。
Architect は、 階層エデ ィ タ ーで使用可能なすべての機能をサポー ト で き ま
す。 階層エデ ィ タ ーで一度に 1 つの階層に着目す る のではな く 、
Architect を使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト の複数の階層を一度に作成 し た り 変更で
360 ユーザー階層の作成
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成 9
き ます。 Architect、 お よ び Architect を使用 し てユーザー階層の作成や変
更を行 う 手順の詳細は、 次に示す章や節を参照 し て く だ さ い。
•
5 章、 「Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成」
•
「プ ロ ジ ェ ク ト の作成 と 変更」 (110 ページ)
•
「ユーザー階層の作成 と 変更」 (189 ページ)
階層の タ イ プ
MicroStrategy には、 次の 2 つの タ イ プの階層があ り ます。
•
[ シス テム階層 ]: シ ス テ ム階層は、プ ロ ジ ェ ク ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト 間に
定義 さ れた関係に従っ て作成 さ れます。 ユーザーがシ ス テ ム階層を作成
す る 必要はあ り ません。 プ ロ ジ ェ ク ト の作成時に、 Developer に自動的
に作成 さ れます。 シ ス テ ム階層は、 プ ロ ジ ェ ク ト 内のすべてのア ト リ
ビ ュ ー ト について順序付 き セ ッ ト を指定 し ますが、 ア ト リ ビ ュ ー ト の並
べ替えやグループ化は定義 し ません。 ア ト リ ビ ュ ー ト の並べ替えやグ
ループ化は、 他の設定 と 共にユーザー階層に定義 さ れます。
•
[ ユーザー階層 ]: ユーザー階層は、ア ト リ ビ ュ ー ト お よ びア ト リ ビ ュ ー ト
関係のグループで、 ビ ジネ ス組織に と っ て意味を持つ よ う に構成 さ れま
す。 ユーザー階層はユーザー定義であ り 、 論理デー タ モデルに従 う 必
要はあ り ません。 お使いの ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス シ ス テ ムの構造
が進化す る に従っ て、 ユーザー階層のデザ イ ン を変更 し て、 追加のア ト
リ ビ ュ ー ト を含めた り 、 特定ア ト リ ビ ュ ー ト へのユーザー ア ク セ ス を
制限 し た り で き ます。 こ の タ イ プの階層は、 エ レ メ ン ト ブ ラ ウ ズやレ
ポー ト ド リ ルの柔軟性が得 ら れ る よ う に作成 し ます。 ユーザー階層の
作成手順は、 次の節を参照 し て く だ さ い。
「ユーザー階層の作成」 (358 ページ) : 階層エデ ィ タ ーを使用 し て
ユーザー階層を作成す る 方法を説明 し てい ます。
「ユーザー階層の作成 と 変更」 (189 ページ) : Architect を使用 し て
ユーザー階層を作成す る 方法を説明 し てい ます。
シ ス テム階層 : プ ロ ジ ェ ク ト スキーマ定義
シ ス テ ム階層 は、 ユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト を作成す る たびに MicroStrategy
に よ り 設定 さ れ る デフ ォ ル ト の階層です。 シ ス テ ム階層には、 プ ロ ジ ェ ク
ト のア ト リ ビ ュ ー ト がすべて含まれ、 ス キーマ定義の一部を実際に構成 し
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階層の タ イ プ
361
9
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ます。 は じ めにプ ロ ジ ェ ク ト を作成す る と き にプ ロ ジ ェ ク ト に唯一含まれ
る 階層が、 シ ス テ ム階層です。
シ ス テ ム階層は、 プ ロ ジ ェ ク ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト 関係の情報を保持 し ま
す。 シ ス テ ム階層は編集で き ませんが、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ー でア ト
リ ビ ュ ー ト の親/子の追加や削除を行 う たび、 ま たは プ ロ ジ ェ ク ト 作成ア
シ ス タ ン ト でア ト リ ビ ュ ー ト の子を定義す る と き に、 シ ス テ ム階層が更新
さ れます。
シ ス テ ム階層は、 プ ロ ジ ェ ク ト 内にあ る すべてのオブジ ェ ク ト 間の関係を
決定す る のに便利です。 シ ス テ ム階層のア ト リ ビ ュ ー ト は、 明示的に定義
さ れたユーザー階層の一部であ る 必要はあ り ません。 ユーザー階層に割 り
当て ら れないア ト リ ビ ュ ー ト は、 レ ポー ト オブジ ェ ク ト 、 フ ィ ル タ ー条
件、 お よ び コ ン ソ リ デーシ ョ ンの構成要素 と し てシ ス テ ムが使用で き ます。
こ れ ら の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の詳細は、 『MicroStrategy 上級レ ポー
テ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
シ ス テ ム階層は、 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーま たは階層ビ ュ ーアーで表示で
き ますが、 階層エデ ィ タ ーでは表示で き ません。 階層ビ ュ ーアーには、 [ ス
キーマ ] メ ニ ュ ーの [ グ ラ フ ィ ッ ク 表示 ] か ら ア ク セ ス で き ます。 階層
ビ ュ ーアーの詳細は、 「階層ビ ューアーの使用」 (378 ページ) を参照 し て く
だ さ い。
ユーザー階層 : 論理ビ ジ ネ ス関係
ユーザー階層 は、 ア ト リ ビ ュ ー ト セ ッ ト お よ びその関係であ り 、 論理的な
ビ ジネ ス組織用に特定の順序で並べ ら れます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 間のブ ラ ウ
ズや ド リ ルの関係を定義す る には、 ユーザー階層を作成 し ます。 た と えば、
時間階層には、 " 年 "、 " 四半期 "、 " 月 "、 お よ び " 日 " のア ト リ ビ ュ ー
ト を含む時間階層を作成で き ます。 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーでア ト リ
ビ ュ ー ト をブ ラ ウ ズす る と き には、 " 年 " を ダブル ク リ ッ ク す る と " 四半期
" に移動 し 、 " 四半期 " を ダブル ク リ ッ ク す る と " 月 " に移動す る と い う よ
う にな り ます。
ブ ラ ウ ズはデー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーか ら 実行 さ れますが、 ド リ ルでは、 レ
ポー ト 内の上下の レベルへの移動、 ま たは異な る 階層内の レベルへの移
動を ユーザーが実際に選択 し ます。 た と えば、 レ ポー ト 内の " 四半期 " ア
ト リ ビ ュ ー ト を ド リ ルす る 場合、 下の " 月 "、 上の " 年 "、 ま たは別の階層
内のア ト リ ビ ュ ー ト に ド リ ルで き ます。
シ ス テ ム階層内のア ト リ ビ ュ ー ト を 1 つ以上使用 し て、 階層エデ ィ タ ーで
ユーザー階層を作成で き ます。
362 階層の タ イ プ
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成 9
ユーザー階層は、 ユーザーが定義で き る 唯一の タ イ プの階層であ り 、 各プ
ロ ジ ェ ク ト に任意の個数のユーザー階層を作成で き ます。 ユーザーは、 所
属す る 会社の ビ ジネ ス モデルの特定分野、 お よ びデー タ ウ ェ アハ ウ ス ス
キーマに対応す る ユーザー階層を定義す る 必要があ り ます。
階層の構成
ユーザー階層の最良のデザ イ ンは、 ア ト リ ビ ュ ー ト を複数の論理ビ ジネ ス
分野に構成、 つま り グループ化す る こ と です。 こ れに よ り 、 ユーザーはプ
ロ ジ ェ ク ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト を よ り 簡単に見つけ る こ と がで き 、 あ る ア
ト リ ビ ュ ー ト か ら 別のア ト リ ビ ュ ー ト にナビ ゲー ト で き ます。 た と えば、
関連す る 複数のア ト リ ビ ュ ー ト を その レベル別に階層内に配置で き ます。
次の例は、 "Location" (所在地) と "Customer" (顧客) の階層を示 し ます。
"Location" (所在地) 階層には、 相互の関係に従っ て "State" (県/州)、
"City" (市区町村)、 お よ び "Store" (店舗) が構成 さ れます。 ま た、
"Customer" (顧客) 階層は、 "Company" (会社)、 "Contact" (連絡先)、 お
よ び "Customer" (顧客) のア ト リ ビ ュ ー ト を グループ化 し ます。
ユーザー階層を作成す る と き には、 複数の階層を相互に分離す る 必要がな
い こ と 、 ま た、 お使いの論理デー タ モデルのデ ィ メ ン シ ョ ン構造に必ず し
も 従 う 必要がない こ と に注意 し て く だ さ い。
階層の構造
シ ス テ ム階層 と ユーザー階層の両方でプ ロ ジ ェ ク ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト に
ナビ ゲー ト で き ますが、 ア ト リ ビ ュ ー ト グループの論理的な定義や並べ替
えがで き る のはユーザー階層のみです。
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階層の構成
363
9
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
こ の章の こ こ か ら は、 ユーザー階層、 お よ びプ ロ ジ ェ ク ト でのユーザー階
層の作成方法や構成方法を説明 し ます。
ユーザー階層内でア ト リ ビ ュ ー ト を グループ化す る と き には、 ア ト リ
ビ ュ ー ト の表示機能やブ ラ ウ ズ機能が効果的に動作す る デザ イ ン を設計 し
ます。 次の例には、 "Region" (地域) 階層の イ ン ス タ ン ス が 2 つあ り ます。
一方の階層は、 "Region" (地域) に複数の "States" (県/州) があ り 、
"States" (県/州) に複数の "Stores" (店舗) があ る こ と を示 し ます。
こ の階層では、 レ ポー ト の "Region" (地域)、 "States" (県/州)、 お よ び
"Stores" (店舗) を表示す る 、 下の レベルへの ド リ ルやブ ラ ウ ザーのオプ
シ ョ ン を作成で き ます。 ただ し 、 右側の例の よ う に "Region" (地域) 階層
に "Stores" (店舗) のみを含めた場合、 ド リ ルやブ ラ ウ ズのオプシ ョ ンは、
"Region" (地域) お よ び "Stores" (店舗) の レベルのみです。
階層の表示 : 階層ビ ュ ーアー
階層ビ ュ ーアーは、 ユーザー階層 と シ ス テ ム階層を視覚的に表示 し ます。
シ ス テ ム階層では、 ア ト リ ビ ュ ー ト 間の接続は親子関係を表 し ます。 ユー
ザー階層では、 こ の接続はア ト リ ビ ュ ー ト 間のブ ラ ウ ズ パ ス を示 し ます。
エア リ アル パースペ ク テ ィ ブに よ り 、 階層の概要が示 さ れます。 ス ケー
ルを小 さ く す る と プ ロ ジ ェ ク ト 全体をナビ ゲー ト で き ます。
階層ビ ュ ーアーには、[ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ グ ラ フ ィ ッ ク表示 ] か ら ア ク
セ ス し ます。 階層ビ ュ ーアーの詳細は、 「階層ビ ューアーの使用」 (378
ページ) を参照 し て く だ さ い。
364 階層の構成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成 9
階層表示オ プ シ ョ ンの設定
ユーザー階層の各ア ト リ ビ ュ ー ト には、 階層でのア ト リ ビ ュ ー ト の表示方
法やア ク セ ス方法に影響す る プ ロ パテ ィ があ り ます。 次の手順に示す よ う
に、 階層エデ ィ タ ーを使用 し て こ れ ら の各プ ロ パテ ィ を設定で き ます。
•
[エ レ メ ン ト 表示] : ユーザーが表示で き る エ レ メ ン ト を指定 し ます。 エ レ
メ ン ト 表示は、 [ ロ ッ ク 済]、 [ ロ ッ ク 解除済]、 ま たは [制限] にで き ます
(「ア ト リ ビ ュー ト エ レ メ ン ト の表示制御」 (365 ページ) を参照)。
•
[ア ト リ ビ ュ ー ト フ ィ ル タ ー] : 取得する デー タ ま たは表示する デー タ に
対 し て、 任意の指定条件に よ り 補完やフ ィ ル タ ー処理を行 う か ど う かを
指定 し ます。 階層の フ ィ ル タ ーは、 レ ポー ト の フ ィ ル タ ー と 同様に動作
し ます。 フ ィ ル タ ー条件を満たすデー タ のみが表示 さ れます (「階層内の
ア ト リ ビ ュー ト の フ ィ ル タ ー処理」 (369 ページ) を参照)。
•
[エン ト リ ポ イ ン ト /エン ト リ ポ イ ン ト ではあ り ません] : こ のア ト リ
ビ ュ ー ト を使用 し て こ の階層内のブ ラ ウ ズ をユーザーが開始で き る か ど
う かを指定 し ます (「エン ト リ ポ イ ン ト 」 (371 ページ) を参照)。
•
[ア ト リ ビ ュ ー ト をブ ラ ウ ズ]: 特定のア ト リ ビ ュ ー ト か ら ユーザーがブ ラ
ウ ズで き る 先のア ト リ ビ ュ ー ト を表示 し ます。 あ る ア ト リ ビ ュ ー ト と 別
のア ト リ ビ ュ ー ト を接続す る 線で表 さ れます (「階層ブ ラ ウ ズ」 (373
ページ) を参照)。
次の複数の節で、 こ れ ら のプ ロ パテ ィ 、 お よ び階層エデ ィ タ ーを使用 し て
各プ ロ パテ ィ を設定す る 方法を説明 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の表示制御
こ の節では、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の表示を制御す る さ ま ざ ま な手
法を説明 し ます。
•
「ロ ッ ク 済/ロ ッ ク 解除済のア ト リ ビ ュー ト エ レ メ ン ト 」 (365 ページ)
•
「制限付き のア ト リ ビ ュー ト エ レ メ ン ト 」 (368 ページ)
ロック済 / ロック解除済のアトリビュート エレメント
階層を ロ ッ ク す る と 、 特定のア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト 、 お よ びその下
の レベルにあ る すべてのエ レ メ ン ト をユーザーが表示で き な く な り ます。
その階層にあ る 1 つ以上のア ト リ ビ ュ ー ト について [エ レ メ ン ト 表示] オプ
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階層表示オプシ ョ ンの設定
365
9
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
シ ョ ンが [ ロ ッ ク 済] に設定 さ れた場合、 その階層は ロ ッ ク 済 であ る と いい
ます。 階層内で、 それ よ り 高い レベルにあ る も のはすべて表示 さ れます。
セキ ュ リ テ ィ 上の理由か ら 、 ま たは長い階層を よ り よ く 管理す る ために、
階層を ロ ッ ク し て、 エ レ メ ン ト お よ びそれ よ り 下の レベルにあ る ア ト リ
ビ ュ ー ト のユーザーに対す る 表示を制限で き ます。 デー タ エ ク ス プ ロ ー
ラ ーで、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト 、 お よ びそれ よ り 下の レベルにあ る ア
ト リ ビ ュ ー ト の表示を制限す る こ と に よ り 、 シ ス テ ム リ ソ ース を消費す る
可能性があ る 長いア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト リ ス ト の展開を防ぐ こ と がで
き ます。 エ レ メ ン ト 表示を ロ ッ ク 済に設定す る と 、 ア ト リ ビ ュ ー ト 名の横
に南京錠ア イ コ ンが表示 さ れます。
一例 と し て、 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーでア ト リ ビ ュ ー ト "Order " (注
文) を ロ ッ ク し た例を示 し ます。
ユーザーは、 "Customer Region" (顧客地域) と "Customer City" (顧客都市)
のア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト を表示で き ますが、 各顧客の注文情報を表示
す る こ と はで き ません。 権限のないユーザーが顧客の注文に関す る 機密情
報にア ク セ スす る こ と を防ぐ ために、 "Order " (注文) ア ト リ ビ ュ ー ト を
ロ ッ ク で き ます。
前提条件
•
階層が作成済みであ る こ と 。
階層内のア ト リ ビ ュ ー ト のロ ッ ク / ロ ッ ク 解除を行 う には
1 MicroStrategy Developer で、 次に示す手順に従っ て、 階層エデ ィ タ ーま
たは Architect を使用 し て階層を開き ます。
•
[ フ ォルダー リ ス ト ] か ら 階層を見つけて右 ク リ ッ ク し 、 [ 編集 ]を選
択 し ます。 階層エデ ィ タ ーが開 き ます。
366 階層表示オプシ ョ ンの設定
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成 9
[ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。 MicroStrategy
Architect が開き ます。
[ 階層表示 ] の [ 階層 ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、 階層を選択 し ま
す。
読み取 り モー ド と 編集モー ド の ど ち ら を使用す る かを尋ね る メ ッ セージ
が表示 さ れた場合は、 階層を変更で き る よ う に、 [ 編集 ] を選択 し て
[OK] を ク リ ッ ク し て、 ス キーマ エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド を使用す る オプシ ョ ンのみが与え ら れた場合
は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を変更 し てい る
と い う こ と です。 別のユーザーが変更を終了 し て ス キーマの
ロ ッ ク を解除す る ま で、 編集モー ド を使用す る こ と はで き ま
せん。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーで読み取 り 専用モー ド お よ び編
集モー ド を使用す る 方法は、 「ス キーマ エデ ィ ターの読み取
り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照 し て く
だ さ い。
2 次に示すオプシ ョ ン を使用 し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト の ロ ッ ク ま たは ロ ッ ク
解除を行い ます。
•
ア ト リ ビ ュ ー ト を ロ ッ ク す る には、 ア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し 、
[ エ レ メ ン ト 表示 ]、[ ロ ッ ク 済 ] の順に選択 し ます。ロ ッ ク し たア ト リ
ビ ュ ー ト の横に南京錠ア イ コ ンが表示 さ れ、 ユーザーは こ のア ト リ
ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト を表示で き な く な り ます。
•
ロ ッ ク 済のア ト リ ビ ュ ー ト を ロ ッ ク 解除す る には、 ア ト リ ビ ュ ー
ト を右 ク リ ッ ク し 、[ エ レ メ ン ト 表示 ]、[ ロ ッ ク解除済 ] の順に選択 し
ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト か ら 南京錠ア イ コ ンの表示が消え、 ユーザー
は こ のア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト を表示で き る よ う にな り ます。
3 階層エデ ィ タ ーま たは Architect の [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て、
変更内容を保存 し て Developer に戻 り ます。
4 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ スキーマ を更新 ] を選択 し ます。
ま た、 ア ト リ ビ ュ ー ト を編集す る と き に、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーの
[表示] タ ブで、 ア ト リ ビ ュ ー ト の ロ ッ ク / ロ ッ ク 解除がで き ます。 ただ し 、
こ の操作は、 シ ス テ ム階層内のア ト リ ビ ュ ー ト の ロ ッ ク / ロ ッ ク 解除を行 う
も ので、 ア ト リ ビ ュ ー ト を含むユーザー階層には機能 し ません。 た と えば、
ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーでア ト リ ビ ュ ー ト " 年 " を ロ ッ ク し た場合、
デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーで " 年 " を展開 し た と き には " 年 " のエ レ メ ン ト
は表示 さ れません。
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階層表示オプシ ョ ンの設定
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9
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
制限付きのアトリビュート エレメント
デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーでユーザーが表示す る ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン
ト を制限す る 別の方法は、 一度に表示 さ れ る エ レ メ ン ト 数を制限す る こ と
です。 こ の方法は、 1 つの階層に膨大な数のア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト が
存在す る と き に便利です。 一度にすべてのア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト を
ロ ー ド す る のではな く 、 一度に ロ ー ド す る 数の制限を 5 件、 ま たは 10 件に
設定で き ます。 ま た、 一度に多数のエ レ メ ン ト を取得す る と 、 シ ス テ ム パ
フ ォーマ ン ス に悪影響を及ぼす こ と があ り ます。 こ の場合、 ユーザーは矢
印を ク リ ッ ク し て、 そのア ト リ ビ ュ ー ト の次のエ レ メ ン ト セ ッ ト を表示で
き ます。
た と えば、 次に示す "Chocolate" (チ ョ コ レー ト ) サブカ テ ゴ リ には、 多 く
の項目があ り ます。 一度に こ れ ら の項目をすべて表示 し てユーザーを圧倒
す る のではな く 、 項目 5 件の制限が設定 さ れてい ます。 次の図に、 こ の
デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーの表示を示 し ます。
前提条件
•
階層が作成済みであ る こ と 。
階層に表示 さ れる ア ト リ ビ ュ ー ト の数を制限するには
1 MicroStrategy Developer で、 次に示す手順に従っ て、 階層エデ ィ タ ーま
たは Architect を使用 し て階層を開き ます。
•
[ フ ォルダー リ ス ト ] か ら 階層を見つけて右 ク リ ッ ク し 、 [ 編集 ]を選
択 し ます。 階層エデ ィ タ ーが開 き ます。
•
[ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。 MicroStrategy
Architect が開き ます。
[ 階層表示 ] の [ 階層 ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、 階層を選択 し ま
す。
368 階層表示オプシ ョ ンの設定
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成 9
読み取 り モー ド と 編集モー ド の ど ち ら を使用す る かを尋ね る メ ッ セージ
が表示 さ れた場合は、 階層を変更で き る よ う に、 [ 編集 ] を選択 し て
[OK] を ク リ ッ ク し て、 ス キーマ エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド を使用す る オプシ ョ ンのみが与え ら れた場合
は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を変更 し てい る
と い う こ と です。 別のユーザーが変更を終了 し て ス キーマの
ロ ッ ク を解除す る ま で、 編集モー ド を使用す る こ と はで き ま
せん。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーで読み取 り 専用モー ド お よ び編
集モー ド を使用す る 方法は、 「ス キーマ エデ ィ ターの読み取
り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照 し て く
だ さ い。
2 制限す る ア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し 、 [ エ レ メ ン ト 表示 ]、 [ 制限 ] の
順に選択 し ます。 [制限] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開き ます。
3 一度に表示す る エ レ メ ン ト 数を入力 し て、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。
4 階層エデ ィ タ ーま たは Architect の [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て、
変更内容を保存 し て Developer に戻 り ます。
5 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ スキーマ を更新 ] を選択 し ます。
階層内のア ト リ ビ ュ ー ト の フ ィ ル タ ー処理
こ の節を読む前に、 『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 の 「フ ィ ル
タ ー」 の章を参照 し て、 フ ィ ル タ ー と は何か、 お よ び MicroStrategy での
フ ィ ル タ ーの作成方法を理解 し て く だ さ い。
階層に フ ィ ル タ ーを追加 し て、 デー タ の取得方法 と 表示方法を制御で き ま
す。 フ ィ ル タ ーを使用す る こ と で、 階層内に表示す る ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ
メ ン ト を厳密に選択で き ます。 た と えば、 1 四半期のみのデー タ 、 ま たは 1
四半期内の数日のみのデー タ を表示す る よ う に階層を フ ィ ル タ ー処理で き
ます。 フ ィ ル タ ーは、 特定のデー タ のみの表示を許可す る こ と に よ り 、
デー タ の取得時間を短縮 し ます。
ト ベース の フ ィ ル タ ーを使用 し て階層を フ ィ ル タ ー処理す
プる ロこ ンプ
と はで き ません。
階層内の各ア ト リ ビ ュ ー ト に、 複数の フ ィ ル タ ーを適用で き ます。 階層内
のア ト リ ビ ュ ー ト を フ ィ ル タ ー処理す る こ と は、 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ー
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階層表示オプシ ョ ンの設定
369
9
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
でブ ラ ウ ズす る と き に返 さ れ る デー タ のエ レ メ ン ト 数を制限す る こ と です。
制限付 き 階層を作成す る と 、 一度に表示 さ れ る エ レ メ ン ト 数が減少 し ます。
ただ し 、 フ ィ ル タ ーは、 ユーザーが表示で き る エ レ メ ン ト 数を制限す る の
で、 あ る タ イ プのセキ ュ リ テ ィ を実行 し ます。
フ ィ ル タ ーを使用す る と 、 デー タ 取得時の効率が上昇 し ます。 こ の理由は、
フ ィ ル タ ーを ア ト リ ビ ュ ー ト に適用す る と 、 階層内でユーザーがア ク セ ス
す る 部分を制限で き る か ら です。 フ ィ ル タ ーを使用す る と 、 デー タ エ ク ス
プ ロ ー ラ ーは、 ユーザーが選択 し た条件のみを表示で き 、 階層内のその他
のデー タ を ユーザーが表示す る こ と はで き ません。
た と えば、 30 才未満の顧客のみを表示す る と し ます。 は じ めに、 " 顧客年
齢 " が 30 未満の フ ィ ル タ ーを作成 し ます。 階層エデ ィ タ ーで、 こ の フ ィ ル
タ ーを " 顧客 " ア ト リ ビ ュ ー ト に追加 し ます。 プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマ を更
新 し 、 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーで " 顧客 " 階層を表示 し ます。 30 才未満の
顧客のみが表示 さ れます。
ト リ ビ ュ ー ト に フ ィ ル タ ーを追加す る と き には、 各フ ィ
階層内のア
ル タ ーがア ト リ ビ ュ ー ト の情報に関連 し てい る こ と を確認す る 必要
があ り ます。 MicroStrategy は、 関連付けた フ ィ ル タ ーがア ト リ
ビ ュ ー ト に対 し て妥当か ど う かを検証 し ません。
前提条件
•
フ ィ ル タ ーが作成済みであ る こ と 。
•
階層が作成済みであ る こ と 。
階層内のア ト リ ビ ュ ー ト に フ ィ ル タ ーを適用するには
1 MicroStrategy Developer で、 次に示す手順に従っ て、 階層エデ ィ タ ーま
たは Architect を使用 し て階層を開き ます。
•
[ フ ォルダー リ ス ト ] か ら 階層を見つけて右 ク リ ッ ク し 、 [ 編集 ]を選
択 し ます。 階層エデ ィ タ ーが開 き ます。
•
[ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。 MicroStrategy
Architect が開き ます。
[ 階層表示 ] の [ 階層 ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、 階層を選択 し ま
す。
370 階層表示オプシ ョ ンの設定
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成 9
読み取 り モー ド と 編集モー ド の ど ち ら を使用す る かを尋ね る メ ッ セージ
が表示 さ れた場合は、 階層を変更で き る よ う に、 [ 編集 ] を選択 し て
[OK] を ク リ ッ ク し て、 ス キーマ エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド を使用す る オプシ ョ ンのみが与え ら れた場合
は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を変更 し てい る
と い う こ と です。 別のユーザーが変更を終了 し て ス キーマの
ロ ッ ク を解除す る ま で、 編集モー ド を使用す る こ と はで き ま
せん。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーで読み取 り 専用モー ド お よ び編
集モー ド を使用す る 方法は、 「ス キーマ エデ ィ ターの読み取
り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照 し て く
だ さ い。
2
フ ィ ル タ ー処理す る ア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し て、 [ ア ト リ ビ ュ ー
ト フ ィ ル タ ーを定義 ] を選択 し ます。
3
フ ィ ル タ ー処理に関す る ヒ ン ト が開いた場合は、 [OK] を ク リ ッ ク し ま
す。 [オブジ ェ ク ト を選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開き ます。
4 [使用可能なオブジ ェ ク ト ] ペ イ ンか ら 適用す る フ ィ ル タ ーを選択 し 、
[>] を ク リ ッ ク し て、 それ ら の フ ィ ル タ ーを [選択 し たオブジ ェ ク ト ] ペ
イ ンに追加 し ます。
5 [OK] を ク リ ッ ク し て [オブジ ェ ク ト を選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉 じ
ます。 フ ィ ル タ ーを適用 し た ア ト リ ビ ュ ー ト が、 フ ィ ル タ ー ア イ コ ン
と 共に階層内に表示 さ れます。
6 階層エデ ィ タ ーま たは Architect の [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て、
変更内容を保存 し て Developer に戻 り ます。
エン ト リ ポイ ン ト
エン ト リ ポ イ ン ト は、 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーのア ト リ ビ ュ ー ト への
シ ョ ー ト カ ッ ト です。 エン ト リ ポ イ ン ト を作成す る と 、 階層の さ ま ざ ま な
レベルに到達す る ために複数のア ト リ ビ ュ ー ト をブ ラ ウ ズす る こ と な く 、
目的のア ト リ ビ ュ ー ト に即座にア ク セ ス で き ます。 こ れは特に、 頻繁に使
用す る ア ト リ ビ ュ ー ト にア ク セ スす る と き に便利です。
ユーザー階層を作成す る と 、 階層、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 お よ びそのエ レ メ ン
ト がデー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーに表示 さ れます。 ア ト リ ビ ュ ー ト をエン ト リ
ポ イ ン ト と し て設定す る こ と は、 そのア ト リ ビ ュ ー ト にア ク セ スす る さ ら
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階層表示オプシ ョ ンの設定
371
9
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
に短い経路を作成す る こ と です。 た と えば、 典型的な階層は " 時間 " です。
" 時間 " を ク リ ッ ク す る と 、 "2007"、 "2006"、 "2005" な ど、 各年のエ レ メ ン
ト が開 き ます。 "2006" を ク リ ッ ク す る と 、 "Q1"、 "Q2"、 "Q3"、 "Q4" な ど、
各四半期のエ レ メ ン ト が開 き ます。 " 第 24 週 " を探 し てい る 場合、 正 し い
デー タ レベルであ る " 週 " に到達す る には、 複数のア ト リ ビ ュ ー ト の レベ
ルを開 く 必要があ り ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト " 週 " をエン ト リ ポ イ ン ト と し
て設定 し た場合、 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーでは、 " 年 " と 同 じ レベルにア
ト リ ビ ュ ー ト " 週 " が表示 さ れます。 エン ト リ ポ イ ン ト と し て設定 し ない
ア ト リ ビ ュ ー ト は、 階層構造の通常の位置に表示 さ れます。
ロ ッ ク 済ア ト リ ビ ュ ー ト を エン ト リ ポ イ ン ト と し て設定 し た場合、 こ のア
ト リ ビ ュ ー ト は階層内に表示 さ れますが、 南京錠ア イ コ ンが付いてい ます。
ロ ッ ク 済ア ト リ ビ ュ ー ト の表示はで き ますが、 その レベルの下にあ る エ レ
メ ン ト やア ト リ ビ ュ ー ト にア ク セ スす る こ と はで き ません。
前提条件
•
階層が作成済みであ る こ と 。
階層内にエ ン ト リ ポ イ ン ト を作成するには
1 MicroStrategy Developer で、 次に示す手順に従っ て、 階層エデ ィ タ ーま
たは Architect を使用 し て階層を開き ます。
•
[ フ ォルダー リ ス ト ] か ら 階層を見つけて右 ク リ ッ ク し 、 [ 編集 ]を選
択 し ます。 階層エデ ィ タ ーが開 き ます。
•
[ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。 MicroStrategy
Architect が開き ます。
[ 階層表示 ] の [ 階層 ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、 階層を選択 し ま
す。
読み取 り モー ド と 編集モー ド の ど ち ら を使用す る かを尋ね る メ ッ セージ
が表示 さ れた場合は、 階層を変更で き る よ う に、 [ 編集 ] を選択 し て
[OK] を ク リ ッ ク し て、 ス キーマ エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド を使用す る オプシ ョ ンのみが与え ら れた場合
は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を変更 し てい る
と い う こ と です。 別のユーザーが変更を終了 し て ス キーマの
ロ ッ ク を解除す る ま で、 編集モー ド を使用す る こ と はで き ま
せん。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーで読み取 り 専用モー ド お よ び編
集モー ド を使用す る 方法は、 「ス キーマ エデ ィ ターの読み取
372 階層表示オプシ ョ ンの設定
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ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成 9
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照 し て く
だ さ い。
2 エン ト リ ポ イ ン ト と し て設定す る ア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し て、
[ エ ン ト リ ポ イ ン ト に設定 ] を選択 し ます。ア ト リ ビ ュ ー ト に、エン ト リ
ポ イ ン ト であ る こ と を示す緑のチ ェ ッ ク マー ク が付 き ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト か ら エン ト リ ポ イ ン ト を削除す る には、 ア ト リ ビ ュ ー
ト を右 ク リ ッ ク し て [ エ ン ト リ ポ イ ン ト を削除 ] を選択 し ます。
3 階層エデ ィ タ ーま たは Architect の [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て、
変更内容を保存 し て Developer に戻 り ます。
4 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ スキーマ を更新 ] を選択 し ます。
階層ブ ラ ウズ
階層に配置す る ア ト リ ビ ュ ー ト を選択 し た後、 それ ら のア ト リ ビ ュ ー ト 間
の関係を定義で き ます。 こ れ ら の関係は、 [Hierarchies] (階層) フ ォ ルダー
か ら ユーザーが ど の よ う にア ト リ ビ ュ ー ト をブ ラ ウ ズで き る かを決定 し ま
す。
た と えば、 "Catalog" (カ タ ロ グ)、 "Category" (カ テ ゴ リ )、 "Subcategory"
(サブカ テ ゴ リ )、 お よ び "Item" (商品) が、 ユーザー階層 "Catalog Items"
(カ タ ロ グ商品) を構成す る ア ト リ ビ ュ ー ト であ る 場合、 こ の階層は次の図
の よ う にア ト リ ビ ュ ー ト 間の親子関係を示 し ます。 た と えば、 次の階層で
は、 "Category" (カ テ ゴ リ ) は "Subcategory" (サブカ テ ゴ リ ) の親ア ト リ
ビ ュ ー ト であ り 、 "Category" (カ テ ゴ リ ) は "Catalog" (カ タ ロ グ) の子ア
ト リ ビ ュ ー ト です。
こ れ ら の直接関係を定義す る 必要はあ り ません。
ユーザー階層には、
ユーザー階層は単に、 ア ト リ ビ ュ ー ト の集合です。
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階層表示オプシ ョ ンの設定
373
9
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
階層内のア ト リ ビ ュ ー ト 間には、 ブ ラ ウ ズ関係 と ド リ ル関係の両方があ り
ます。 ブ ラ ウ ズ ア ト リ ビ ュー ト と は、 ユーザー階層内の特定のア ト リ
ビ ュ ー ト か ら 直接ブ ラ ウ ズで き る よ う に指定 し た ア ト リ ビ ュ ー ト です。 階
層内のア ト リ ビ ュ ー ト にブ ラ ウ ズ ア ト リ ビ ュ ー ト を適用す る と き には、
デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーでブ ラ ウ ズす る と き に表示 さ れ る 詳細レベルを指
定 し ます。 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーに階層を含め る と 、 プ ロ ジ ェ ク ト で レ
ポー ト やユーザーがその階層を使用で き る よ う にな り ます。 デー タ エ ク ス
プ ロ ー ラ ーで階層を含め る 方法の詳細は、 「レ ポー ト での階層ブ ラ ウ ズの有
効化 : データ エ ク ス プ ロ ー ラ ー」 (375 ページ) を参照 し て く だ さ い。
階層の各ア ト リ ビ ュ ー ト に、 ブ ラ ウ ズ ア ト リ ビ ュ ー ト を 1 つ以上割 り 当て
る こ と がで き ます。 前述の例を使用 し て、 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト のい く
つかがブ ラ ウ ズ ア ト リ ビ ュ ー ト に割 り 当て ら れてい ます。 具体的には、 次
の よ う にな り ます。
階層ア ト リ ビ ュ ー ト
ブ ラ ウズ ア ト リ ビ ュ ー
ト
Catalog (カ タ ロ グ)
Category (カ テ ゴ リ )、
Subcategory (サブ カ テ
ゴ リ)
Category (カ テ ゴ リ )
Subcategory (サブ カ テ
ゴ リ)
Subcategory (サブ カ テ ゴ
リ)
Catalog (カ テ ゴ リ )、
Item (商品)
Item (商品)
こ れ ら のブ ラ ウ ズ ア ト リ ビ ュ ー ト を追加す る こ と に よ り 、 "Subcategory"
(サブカ テ ゴ リ ) に到達す る ためには じ めに "Category" (カ テ ゴ リ ) をブ ラ ウ
ズ ダ ウ ンせずに、 ユーザーは "Category" (カ テ ゴ リ ) ア ト リ ビ ュ ー ト か ら 直
接 "Subcategory" (サブカ テ ゴ リ ) のエ レ メ ン ト を表示で き ます。 よ り 直接的
に階層内をブ ラ ウ ズす る 機能は、 次の図の よ う に表す こ と がで き ます。
374 階層表示オプシ ョ ンの設定
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成 9
デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーでは、 前述の階層は、 次の例の よ う にな り ます。
こ れに よ り 、 は じ めに "Category" (カ テ ゴ リ ) をブ ラ ウ ズせずに、 ユーザー
は "Catalog" (カ タ ロ グ) 内の "Subcategory" (サブカ テ ゴ リ ) を表示で き ます。
レポートでの階層ブラウズの有効化 : データ エクスプローラー
"Data Explorer" (デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ー) に階層を保存する こ と に よ り 、
階層をブ ラ ウ ズ し た り 、 レ ポー ト に含め る こ と がで き ます。 ま た、 こ の
フ ォ ルダーの内外に階層を移動す る こ と に よ り 、 ユーザーに対 し て一部の
階層を表示 し 、 残 り の階層を非表示にす る こ と がで き ます。 デー タ エ ク ス
プ ロ ー ラ ー はオブジ ェ ク ト ブ ラ ウ ザーの ツールの 1 つで、 シ ス テ ム階層 と
ユーザー階層を保持 し ます。 プ ロ ジ ェ ク ト を作成す る と 、 そのプ ロ ジ ェ ク
ト のシ ス テ ム階層が自動的にデー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーに配置 さ れます。
ユーザー階層は、 任意の フ ォ ルダーに保存で き ます。 ただ し 、 デー タ エ ク
ス プ ロ ー ラ ーでユーザー階層のブ ラ ウ ズがで き る よ う に、 "Data Explorer"
(デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ー) フ ォ ルダーにユーザー階層を入れ る 必要があ り
ます。 こ の フ ォ ルダーは、 "Schema Objects" (ス キーマ オブジ ェ ク ト ) フ ォ
ルダー内にあ る "Hierarchies" (階層) フ ォ ルダーのサブ フ ォ ルダーです。
階層を使用するドリル
ド リ ルは MicroStrategy レ ポー ト の機能であ り 、 指定 し たパ ス に沿っ て ア ト
リ ビ ュ ー ト の さ ま ざ ま な レベルをブ ラ ウ ズで き ます。 ド リ ルの指定に含め
た ア ト リ ビ ュ ー ト の レベルに従っ て、 ユーザーは上下、 ま たは横方向の異
な る 詳細レベルに ド リ ルで き ます。
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階層表示オプシ ョ ンの設定
375
9
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
レ ポー ト 内の ド リ ル パ ス を選択す る と 、 レ ポー ト が更新 さ れ、 選択 し た詳
細レベルが表示 さ れます。 た と えば、 " 年 " ア ト リ ビ ュ ー ト と " 売上 " メ ト
リ ッ ク を持つレ ポー ト では、 " 年 " ア ト リ ビ ュ ー ト を、 " 月 " ア ト リ ビ ュ ー
ト の よ う な下の レベルに ド リ ル ダ ウ ンで き ます。 新 し い レ ポー ト が自動的
に実行 さ れます。 新 し い レ ポー ト では、 " 月 " レベルで " 売上 " デー タ が レ
ポー ト さ れます。
ユーザー階層を ド リ ル可能にす る こ と がで き ます。 こ のオプシ ョ ンに よ り 、
他のア ト リ ビ ュ ー ト か ら ユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト レベルで ド リ ルで き る 先
のア ト リ ビ ュ ー ト を決定で き ます。 " 年 " と " 月 " のア ト リ ビ ュ ー ト の例で
は、 こ の 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト を含む時間階層での ド リ ルが有効にな り ま
す。 こ れに よ り 、 ユーザーは " 年 " か ら " 月 " に ド リ ル ダ ウ ンで き 、 必要
な場合は " 月 " か ら " 年 " に ド リ ル ア ッ プで き ます。
ド リ ル パ ス と し てユーザー階層を有効にす る には、 階層エデ ィ タ ーで、 ド
リ ル階層 と し て使用す る ユーザー階層を有効にす る 必要があ り ます。 ユー
ザー階層を有効に し ない場合、 シ ス テ ム階層に よ り デフ ォ ル ト の ド リ ル パ
ス が定義 さ れます。
こ のため、 ユーザー階層のブ ラ ウ ズ パ ス を、 潜在的な ド リ ル パ ス と し て考
え る こ と がで き ます。 た と えば、 次の階層では、 "Subcategory" (サブカ テ
ゴ リ ) は "Catalog" (カ タ ロ グ) のブ ラ ウ ズ ア ト リ ビ ュ ー ト です。 こ れはつ
ま り 、 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ーで、 "Catalog" (カ タ ロ グ) のエ レ メ ン ト に
ア ク セ スせずに、 "Subcategory" (サブカ テ ゴ リ ) のエ レ メ ン ト にア ク セ ス
で き る と い う こ と です。 こ の階層での ド リ ルを有効にす る と 、 レ ポー ト で、
"Catalog" (カ タ ロ グ) か ら "Subcategory" (サブカ テ ゴ リ )、 お よ び
"Catalog" (カ タ ロ グ) のその他のブ ラ ウ ズ ア ト リ ビ ュ ー ト に ド リ ル ダ ウ ン
で き ます。
ド リ ル階層は、 ド リ ルだけでな く ブ ラ ウ ズに も 使用で き ます。 ただ し 、 ア
ト リ ビ ュ ー ト を ブ ラ ウ ズす る 方法は、 レ ポー ト でア ト リ ビ ュ ー ト を ド リ ル
す る 方法 と 同 じ ではない こ と があ り ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト 間の ド リ ル パ ス
と ブ ラ ウ ズ パ ス が異な る 場合、 個別に ド リ ル階層 と ブ ラ ウ ズ階層を作成す
る 必要があ り ます。
376 階層表示オプシ ョ ンの設定
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成 9
前提条件
•
階層が作成済みであ る こ と 。
ユーザー階層を ド リ ル階層 と し て定義するには
1 MicroStrategy Developer で、 次に示す手順に従っ て、 階層エデ ィ タ ーま
たは Architect を使用 し て階層を開き ます。
•
[ フ ォルダー リ ス ト ] か ら 階層を見つけて右 ク リ ッ ク し 、 [ 編集 ]を選
択 し ます。 階層エデ ィ タ ーが開 き ます。
•
[ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [Architect] を選択 し ます。 MicroStrategy
Architect が開き ます。
[ 階層表示 ] の [ 階層 ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、 階層を選択 し ま
す。
読み取 り モー ド と 編集モー ド の ど ち ら を使用す る かを尋ね る メ ッ セージ
が表示 さ れた場合は、 階層を変更で き る よ う に、 [ 編集 ] を選択 し て
[OK] を ク リ ッ ク し て、 ス キーマ エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
読み取 り 専用モー ド を使用す る オプシ ョ ンのみが与え ら れた場合
は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を変更 し てい る
と い う こ と です。 別のユーザーが変更を終了 し て ス キーマの
ロ ッ ク を解除す る ま で、 編集モー ド を使用す る こ と はで き ま
せん。
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーで読み取 り 専用モー ド お よ び編
集モー ド を使用す る 方法は、 「ス キーマ エデ ィ ターの読み取
り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照 し て く
だ さ い。
2 ユーザー階層を ド リ ル階層 と し て定義す る には :
•
階層エデ ィ タ ーを使用 し て、 その下部にあ る [ ド リ ル階層 と し て使
用 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。
•
Architect で、[ 階層表示 ] 内を右 ク リ ッ ク し て、[ ド リ ル階層 と し て使
用 ] を選択 し ます。
3 階層エデ ィ タ ーま たは Architect の [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て、
変更内容を保存 し て Developer に戻 り ます。
4 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ スキーマ を更新 ] を選択 し ます。
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階層表示オプシ ョ ンの設定
377
9
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ユーザー階層の ド リ ルを有効にす る と 、 その階層は、 その中にあ る ア ト リ
ビ ュ ー ト の ド リ ル パ ス に寄与 し ます。 ド リ ルの追加情報は、 『MicroStrategy
上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
階層ビ ュ ーアー と テーブル ビ ュ ーアーの
使用
階層ビ ュ ーアーを介 し て、 MicroStrategy Architect に よ り 、 シ ス テ ム階層、
お よ びお使いのユーザー階層のすべて を 1 か所に表示で き ます。 テーブル
ビ ュ ーアーは、 MicroStrategy Architect の も う 1 つの ツールで、 プ ロ ジ ェ ク
ト 内にあ る 一部の情報の鳥瞰図を表示 し ます。 テーブル ビ ュ ーアーは、 プ
ロ ジ ェ ク ト 内のすべてのテーブルを視覚的に表示す る ために使用 し ます。
階層ビ ュ ーアーの使用
階層ビ ュ ーアーでは、 調べ る 階層を選択で き 、 その階層を構成す る ア ト リ
ビ ュ ー ト に直接ア ク セ ス で き ます。 階層ビ ュ ーアーを使用 し て、 シ ス テ ム
階層、 ま たは任意のユーザー階層を表示で き ます。
•
シ ス テ ム階層を表示す る と 、 プ ロ ジ ェ ク ト の作成時にシ ス テ ムが定義 し
た、 ア ト リ ビ ュ ー ト 間の実際の関係が表示で き ます。
•
ユーザー階層を表示す る と き には、 実際のア ト リ ビ ュ ー ト の関係は表示
さ れませんが、 プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ナーが定義 し たユーザー階層の構
造が表示 さ れ、 ユーザーに よ る ブ ラ ウ ズやレ ポー ト 開発が促進 さ れま
す。
階層ビ ュ ーアーには、 特定の階層を一度に ど の程度表示す る かをユーザー
が選択で き る 柔軟性があ り ます。 階層のエン ト リ ポ イ ン ト を一度にすべて
表示す る こ と も 、 一度に 1 つのみ選択す る こ と も で き ます。 エン ト リ ポ
イ ン ト の詳細は、 「エン ト リ ポ イ ン ト 」 (371 ページ) を参照 し て く だ さ い。
ま た、 階層ビ ュ ーアーでは、 表示す る よ う にユーザーが選択 し た階層内の
任意のア ト リ ビ ュ ー ト に直接ア ク セ ス で き ます。 階層のア ト リ ビ ュ ー ト に
直接ア ク セ スす る と き に、 ア ト リ ビ ュ ー ト をエン ト リ ポ イ ン ト と し て定義
で き ます。 エン ト リ ポ イ ン ト を作成す る 方法の詳細は、 「エン ト リ ポ イ ン
ト 」 (371 ページ) を参照 し て く だ さ い。
378 階層ビ ュ ーアー と テーブル ビ ュ ーアーの使用
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成 9
階層ビ ュ ーアーで シ ス テム階層を表示するには
1 MicroStrategy Developer で、 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ グ ラ フ ィ ッ ク 表
示 ] を ポ イ ン ト し ます。
2 [ 階層 ] を選択 し ます。
階層ビ ュ ーアーでユーザー階層を表示するには
1 階層ビ ュ ーアーで、 [ 階層 ] メ ニ ュ ーか ら 表示す る 階層を選択 し ます。
2 横に緑のチ ェ ッ ク マー ク が付いてい る ア ト リ ビ ュ ー ト がエン ト リ ポ
イ ン ト です。 エン ト リ ポ イ ン ト を作成す る 方法の詳細は、 「エン ト リ ポ
イ ン ト 」 (371 ページ) を参照 し て く だ さ い。
階層ビ ュ ーアーから ア ト リ ビ ュ ー ト を編集するには
1 階層ビ ュ ーアーで、 編集す る ア ト リ ビ ュ ー ト を右 ク リ ッ ク し ます。
2 [ 編集 ] を選択 し ます。
階層ビ ュ ーアーのエア リ アル パースペ ク テ ィ ブに よ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト 内の
階層の概要が得 ら れます。 ス ケールを小 さ く す る と 、 プ ロ ジ ェ ク ト 全体を
ナビ ゲー ト で き ます。
階層ビ ュ ーアーのエ ア リ アル パースペ ク テ ィ ブ モー ド にア ク セスする には
1 階層ビ ュ ーアーで、[表示] メ ニ ュ ーの [ エ ア リ アル パースペ ク テ ィ ブ ] を
選択 し ます。 現在表示 し てい る 階層のエア リ アル ビ ュ ーが表示 さ れま
す。 緑の四角は、 エン ト リ ポ イ ン ト であ る ア ト リ ビ ュ ー ト を示 し ます。
2 エア リ アル ビ ュ ー内でナビ ゲー ト す る 場所に合わせて、 階層ビ ュ ー
アー内の階層がシ フ ト し ます。 エア リ アル ビ ュ ーのセ ク シ ョ ン を ク
リ ッ ク す る と 、 階層の ビ ュ ーがそのセ ク シ ョ ンにシ フ ト し ます。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
階層ビ ュ ーアー と テーブル ビ ュ ーアーの使用
379
9
ア ト リ ビ ュ ー ト の構成 と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
テーブル ビ ュ ーアーの使用
テーブル ビ ュ ーアーを使用す る と 、 プ ロ ジ ェ ク ト 内のすべてのテーブル、
こ れ ら のテーブル間の結合や関係、 お よ び各テーブルの個々の列名が表示
で き ます。
テーブル ビ ュ ーアーに表示 さ れ る テーブルは、 論理テーブルです。 こ れ ら
のテーブルは、 プ ロ ジ ェ ク ト の作成時に取 り 込まれたテーブルを Architect
が ど の よ う に認識す る かを示 し ます。
タ ウ ェ アハ ウ ス内の実際のテーブルを変更す る 場合、 論理テー
デー
ブル構造を更新す る 必要があ り ます。 論理テーブル構造を更新す る
方法の詳細は、 「プ ロ ジ ェ ク ト 内のテーブル サ イ ズ : 論理テーブル
サ イ ズ」 (350 ページ) を参照 し て く だ さ い。
ま た、 Architect を使用 し て、 こ の情報をすべて表示する こ と も で き ます。
こ の方法の詳細は、 5 章、 「Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成」 を参照 し
て く だ さ い。
テーブル ビ ュ ーアーで プ ロ ジ ェ ク ト のテーブルを表示するには
1 MicroStrategy Developer で、 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ グ ラ フ ィ ッ ク 表
示 ] を ポ イ ン ト し ます。
2 [ テーブル ] を選択 し ます。
プ ロ ジ ェ ク ト 内の各テーブルについて表示 さ れる情報を増減するには
1 前述の方法で、 テーブル ビ ュ ーアーを開 き ます。
2 テーブル ビ ュ ーアーの [ オプ シ ョ ン ] を選択 し ます。
3 テーブル ビ ュ ーアーに表示す る 項目に合わせて、[ オプ シ ョ ン ] メ ニ ュ ー
にあ る 次のオプシ ョ ン を選択ま たは ク リ ア し ます。
•
結合を表示
•
循環結合を使用
•
関係を表示
•
関係 タ イ プ を表示
•
列を表示
380 階層ビ ュ ーアー と テーブル ビ ュ ーアーの使用
© 2014 MicroStrategy, Inc.
10
時間ベースや他の比較を定
義するトランスフォーメー
ションの作成
10.
はじめに
自社の昨年の売上の増加 と 、 今年の売上の増加を比較す る 場合を考え ます。
こ の タ イ プの分析は TY/ LY (当年/前年) 比較 と 呼ばれ、 時系列で一般的に
使用 さ れ る フ ォームであ り 、 小売、 バン キ ン グ、 お よ び電気通信を含む多
く の さ ま ざ ま な業種に関連 し ます。
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは、 プ ロ ジ ェ ク ト 内のア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し
て作成で き る ス キーマ オブジ ェ ク ト であ り 、 時系列分析を実行す る ために
使用 さ れ る 多数の MicroStrategy の手法の う ちの 1 つです。
た と えば、 昨年の売上対今年のの よ う な分散や増加率の計算には、 ト ラ ン
ス フ ォー メ ーシ ョ ン を使用す る こ と が非常に便利な方法です。 多 く の場合、
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは最 も 汎用的な手法であ り 、 再使用や他の時系
列分析への適用 も で き ます。 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を使用す る には、
レ ポー ト デザ イ ナーが メ ト リ ッ ク を作成 し 、 その メ ト リ ッ ク に ト ラ ン ス
フ ォー メ ーシ ョ ン を適用 し ます。
MicroStrategy に含まれ る Lag お よ び Lead の関数を使用 し て、 ト ラ ン ス
フ ォー メ ーシ ョ ン的分析をサポー ト す る こ と も で き ます。 こ れ ら の関数を
使用す る こ と に よ り 、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を使用せずに、 異な る 期
間の値を比較す る メ ト リ ッ ク を定義で き ます。 こ れ ら の関数を使用 し た ト
© 2014 MicroStrategy, Inc.
381
10
時間ベースや他の比較を定義す る ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン的分析のサポー ト については、 『Functions
Reference』 を参照 し て く だ さ い。
こ の章では、 さ ま ざ ま な タ イ プの ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン と その作成方
法を説明 し ます。 メ ト リ ッ ク について あ る 程度理解 し てい る こ と を前提に
し て、 こ の章では ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク について説明 し ま
す。 メ ト リ ッ ク 、 お よ び メ ト リ ッ ク やレ ポー ト で ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ン を使用す る 方法の詳細は、 『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ
ド 』 の 「 メ ト リ ッ ク 」 の章を参照 し て く だ さ い。
ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ンの作成
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン と は ス キーマ オブジ ェ ク ト であ り 、 典型的な用
途は、 オ フ セ ッ ト 値を適用 し て (現在の月か ら 1 か月差 し 引 く 、 な ど)、 指
定 し た期間を別の期間にマ ッ プす る こ と です。
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは通常、 プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ナーが定義 し 、 メ
ト リ ッ ク の定義で使用 し てその メ ト リ ッ ク の動作を変更 し ます。 その よ う
な メ ト リ ッ ク は、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク と 呼ばれます。 た
と えば、 時間関連の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは一般的に メ ト リ ッ ク で使
用 さ れ、 今年 と 昨年、 現在の日付 と 月初か ら の現在の日付ま で、 な ど の異
な る 時点におけ る 値を比較 し ます。 メ ト リ ッ ク の定義の一部 と し て任意の
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を含め る こ と がで き 、 複数の ト ラ ン ス フ ォー
メ ーシ ョ ン を 1 つの メ ト リ ッ ク に適用で き ます。 ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ン メ ト リ ッ ク は こ のガ イ ド の範囲を超え てい ます。 ト ラ ン ス フ ォー
メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク の詳細は、 『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ
ド 』 を参照 し て く だ さ い。
「は じ めに」 で使用 し た TY/ LY 比較の例を思い出 し て く だ さ い。 今年の売
上を計算す る には、 " 売上 " メ ト リ ッ ク を今年の フ ィ ル タ ー と 組み合わせて
使用 し ます。 同様に、 昨年の売上を計算す る には、 " 売上 " メ ト リ ッ ク を昨
年の フ ィ ル タ ー と 組み合わせて使用 し ます。 ただ し 、 こ れに代わ る よ り 柔
軟な方法 と し て、 事前に作成 さ れた " 前年 " ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を、
" 前年売上 " と い う 新規 メ ト リ ッ ク の定義で使用す る 方法があ り ます。 た と
えば 2003 年に対する 1 つの フ ィ ル タ ー と 、 " 売上 " お よ び " 昨年の売上 "
と い う 2 つの メ ト リ ッ ク を使用す る と 、 それぞれ 2003 年 と 2002 年の売上
結果が返 さ れます。
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンはルールを示 し 、 さ ま ざ ま な レベルでのその
ルールに よ る 影響を記述で き ます。 た と えば " 前年 " ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ンは、 特定の年 と その前年 と の関係を直観的に表 し ます。 さ ら に、 あ
る 年の各月が前年の月 と ど の よ う に対応す る か も 表す こ と がで き ます。 同
様に、 あ る 年の各日が前年の各日に ど の よ う にマ ッ プ さ れ る か も 記述で き
382 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
時間ベースや他の比較を定義す る ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成 10
ます。 こ の情報に よ り 、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンが定義 さ れ、 すべての
ケース が一般的な概念に抽象化 さ れます。 つま り 、 レ ポー ト に含まれ る 時
間ア ト リ ビ ュ ー ト に関係な く 、 1 つの メ ト リ ッ ク に " 前年 " ト ラ ン ス フ ォー
メ ーシ ョ ン を使用で き ます。
多 く の場合、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンはデー タ の時間的な傾向の検出 と
分析に使用 さ れますが、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは必ず し も 時間ベース
にす る 必要はあ り ません。 時間ベース以外の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの
例 と し て、 Catalog_ID-1 を使用 し て ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を実行
す る " 今号カ タ ロ グ/前号カ タ ロ グ " があ り ます。
式ベースの ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ン と テーブル ベース
の ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ンの違い
元の値 と ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン後の値 と の関係を表す定義は、 ウ ェ ア
ハ ウ ス の列、 定数、 算術演算子、 お よ び数学関数を使用す る 式で表す こ と
がで き ます。 こ れは、 式ベース の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン と 呼ばれます。
ただ し 、 こ れ ら の値を事前計算 し 、 得 ら れた値を ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ン用に設計 さ れたテーブルに保存す る こ と が望ま し い場合があ り ます。
こ の方法は、 テーブル ベース の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン と 呼ばれ る こ と
があ り ます。
テーブル ベース の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの メ リ ッ ト は、 イ ンデ ッ ク
ス を使用 し て ク エ リ の処理時間を短縮で き る こ と です。 テーブル ベース の
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンが持つ も う 1 つの メ リ ッ ト は、 式 よ り も 柔軟性
があ る こ と です。 こ の よ う な タ イ プの ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンのデ メ
リ ッ ト は、 ウ ェ アハ ウ ス内に追加テーブルを作成 し て管理す る 必要があ る
こ と です。 ただ し 、 テーブルを一度作成す る と 、 ク エ リ の処理時間が大幅
に短縮 さ れます。 TY/ LY の例に戻っ て説明す る と 、 ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ンの定義で Year_ID - 1 の よ う な単純な式を使用す る こ と も 、 デー
タ を事前計算 し て得 ら れた値を テーブルの列に保存す る こ と も で き ます。
ベース の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは、 多対多の ト ラ ン ス
テーブル
フ ォー メ ーシ ョ ン を実行す る と き に必要です。 その例は、 年次累計
の計算です。
式ベース の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの動的計算を行 う と き の大 き な メ
リ ッ ト は、 デー タ ベース ア ド ミ ニ ス ト レー タ ーが ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ン テーブルの作成 と 管理を行 う 必要がない こ と です。 デ メ リ ッ ト は、
シ ス テ ムが計算を その度に実行す る 必要があ る こ と です。
1 つの ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンで、 テーブル ベース の ト ラ ン ス フ ォー
メ ーシ ョ ン と 式ベース の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を組み合わせて使用で
き ます。 た と えば、 " 年 " と " 月 " に基づいて、 前年の ト ラ ン ス フ ォー メ ー
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成
383
10
時間ベースや他の比較を定義す る ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
シ ョ ン を作成で き ます。 " 年 " ア ト リ ビ ュ ー ト の ID の フ ォーマ ッ ト は
YYYY なので、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン では式 Year_ID - 1 を使用で
き ます。 " 月 " ア ト リ ビ ュ ー ト の ID の フ ォーマ ッ ト は 「MonthName」 なの
で、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンでは数式を簡単には使用で き ません。 その
代わ り にテーブルを使用す る 必要があ り ます。 次の節では、 テーブル ベー
ス の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン と 式ベース の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの
両方を作成す る 手順を詳 し く 説明 し ます。
テーブル ベースの ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ンの作成
次の例は、 各年 と 前年を対応 さ せ る MicroStrategy Tutorial のル ッ ク ア ッ プ
テーブルに基づいて、 前年の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を作成す る 方法を
示 し ます。 こ の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは次に示すレ ポー ト で使用 さ れ、
今年の売上を前年の売上 と 比較 し ます。
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク 、 お よ レ ポー ト の作成方法の
詳細は、
『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 の 「 メ ト リ ッ
ク 」 の章にあ る 「 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク 」 を参照 し
て く だ さ い。
テーブルに基づいて前年の ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ン を作成するには
1 MicroStrategy Developer で、 お使いのプ ロ ジ ェ ク ト を含むプ ロ ジ ェ ク ト
ソ ース に ロ グ イ ン し 、 そのプ ロ ジ ェ ク ト を展開 し ます。
2 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーの [ 新規作成 ]、[ ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ン] を順に
選択 し ます。 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン エデ ィ タ ーが開 き 、 [ メ ンバー
ア ト リ ビ ュ ー ト の選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が表示 さ れます。
384 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
時間ベースや他の比較を定義す る ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成 10
3 [ 時間 ] フ ォ ルダーを ダブル ク リ ッ ク し て開き 、次に [ 年 ] を ダブル ク リ ッ
ク し ます。 [年 - 新規 メ ンバー ア ト リ ビ ュ ー ト 式を定義] ダ イ ア ロ グ
ボ ッ ク ス が開 き ます。
4 [テーブル] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら [LU_Year] テーブルを選択 し ま
す。 [使用可能な列] リ ス ト にテーブルの列が表示 さ れます。 こ のテーブ
ルには、 今年を前年にマ ッ プす る 前年の列が含まれてい る こ と に注意 し
て く だ さ い。
5 [PREV_YEAR_ID] 列を ダブル ク リ ッ ク し て、 こ の列を式のボ ッ ク ス に
入れます。
6 [OK] を ク リ ッ ク し ます。
7
ツールバーの [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し ます。ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ンに " 前年 ( テーブル) " の名前を付け ます。
こ れで、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンが作成 さ れま し た。 こ れで、 レ ポー ト
デザ イ ナーは売上 メ ト リ ッ ク の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を使用 し て前年
の売上を計算で き 、 次にその ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク を使用
し て前年の売上を取得す る レ ポー ト を作成で き ます。
式ベースの ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ンの作成
こ の例では、 テーブルではな く 、 式を使用 し て前年の ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ン を作成す る 方法を示 し ます。 Year_ID の フ ォーマ ッ ト は YYYY なの
で、 前年は単純に 「Year_ID - 1」 で表 さ れます。 た と えば、 2005 年か ら
1 を差 し 引 く と 、 その前の年であ る 2004 年が得 ら れます。
前述 し たテーブル ベース の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの例に示 し た レ ポー
ト に、 こ の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を追加 し ます。 その結果の レ ポー ト
は、 次の よ う にな り ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
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ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成
385
10
時間ベースや他の比較を定義す る ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク 、 お よ レ ポー ト の作成方
法の詳細は、 『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 の 「 メ
ト リ ッ ク 」 の章にあ る 「 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ
ク 」 を参照 し て く だ さ い。
•
式ベース の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を使用す る レ ポー ト のパ
フ ォーマ ン ス は、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの最適化の VLDB プ
ロ パテ ィ を使用す る 特定のシナ リ オで向上す る こ と があ り ます。
VLDB プ ロ パテ ィ 、 お よ びレ ポー ト のパフ ォーマ ン ス を向上 さ せ
る 方法の詳細は、 『シ ス テ ム管理補足 リ フ ァ レ ン ス』 を参照 し て
く だ さ い。
式に基づいて前年の ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ン を作成するには
1 MicroStrategy Developer の [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーか ら 、 [ 新規作成 ]、 [ ト
ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ン ] を順に選択 し ます。 ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ン エデ ィ タ ーが開 き 、 [ メ ンバー ア ト リ ビ ュ ー ト の選択] ダ イ ア ロ
グ ボ ッ ク ス が表示 さ れます。
2 [ 時間 ] フ ォ ルダーを ダブル ク リ ッ ク し て開き 、次に [ 年 ] を ダブル ク リ ッ
ク し ます。 [年 - 新規 メ ンバー ア ト リ ビ ュ ー ト 式を定義] ダ イ ア ロ グ
ボ ッ ク ス が開 き ます。
3 [テーブル] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら [LU_Year] テーブルを選択 し ま
す。 [使用可能な列] リ ス ト にテーブルの列が表示 さ れます。
4 [YEAR_ID] 列を ダブル ク リ ッ ク し て、 こ の列を式のボ ッ ク ス に入れま
す。
5 式ボ ッ ク ス に -1 を入力 し ます。 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンに よ り Year
ID か ら 1 を差 し 引いて、 前年の ID が計算 さ れます。
6 [ 検証 ] を ク リ ッ ク し ます。 メ ッ セージ 「有効な式です。」 と 緑のチ ェ ッ
ク マー ク が表示 さ れます。
7 [OK] を ク リ ッ ク し ます。
8
ツールバーの [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し ます。ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ンに " 前年 ( 式) " の名前を付け ます。
こ れで、 前年の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンが作成 さ れま し た。 こ れで、 レ
ポー ト デザ イ ナーは売上 メ ト リ ッ ク の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を使用 し
て前年の売上を計算で き 、 次に前の例で作成 し た レ ポー ト に こ の ト ラ ン ス
フ ォー メ ーシ ョ ン を追加で き ます。
386 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
時間ベースや他の比較を定義す る ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成 10
ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ンの構成要素
すべての ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンには、 次の構成要素があ り ます。
•
[ メ ンバー ア ト リ ビ ュ ー ト ] こ の構成要素には、 ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ンが適用 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト 、 つま り ルールが適用 さ れ る さ ま ざ
ま な レベルが含まれます。
た と えば、 MicroStrategy Tutorial の " 前年 " ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン
では、 メ ンバー ア ト リ ビ ュ ー ト は " 年 "、 " 四半期 "、 " 月 "、 お よ び "
日 " です。
•
[ メ ンバー テーブル] : こ れ ら のテーブルは、 メ ンバー ア ト リ ビ ュ ー ト の
デー タ を保存 し ます。
式ベース の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンでは、 各 メ ンバー式は、 特定
のテーブル (通常は変換 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト に対応す る ル ッ ク
ア ッ プ テーブル) に基づ き ます。
テーブル ベース の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの場合、 こ れは関係を
定義す る ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン テーブルです。 た と えば、 " 前
年 " ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンでは、 メ ンバー テーブルは
LU_YEAR、 LU_QUARTER、 LU_MONTH、 お よ び LU_DAY であ り 、 そ
れぞれ メ ンバー ア ト リ ビ ュ ー ト " 年 "、 " 四半期 "、 " 月 "、 お よ び "
日 " に対応 し ます。
•
[ メ ンバー式] 各 メ ンバー ア ト リ ビ ュ ー ト に、 対応する 式があ り ます。
式ベース の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンでは、 こ れは数式です。 最 も
一般的な ケース では、 こ の式では、 定数、 算術演算子、 数学関数、
お よ びウ ェ アハ ウ ス の列 (通常はア ト リ ビ ュ ー ト の ID の列) が使用
さ れます。
た と えば、 式 と し て 「Year_ID-1」 を使用 し て、 " 前年 " ト ラ ン ス
フ ォー メ ーシ ョ ン を作成で き ます。 ただ し 、 デー タ を こ の よ う な計
算に使用で き ない多 く の場合があ り ます。 た と えば、 月を 200001
(2000 年 1 月) と し て保存 し た場合、 1 を引いて も 結果 と し て 1999
年 12 月は得 ら れません。
テーブル ベース の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンでは、 こ れは単純に、
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン をサポー ト す る デー タ を組み込んだ特定
の ウ ェ アハ ウ ス テーブルの列です。 こ の場合、 ルールは式に組み込
まれず、 列のデー タ に直接組み込まれます。 デー タ がルールを定義
す る ので、 こ の手法では ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの定義で大 き な
柔軟性が得 ら れます。 こ れは、 簡単な式でルールを表す こ と がで き
ない場合に、 特に効果的です。 実際、 多対多の ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ンの場合、 別のテーブルが必要です。
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ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの構成要素
387
10
時間ベースや他の比較を定義す る ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
た と えば、 " 前年 " ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの メ ンバー式は、
LY_DAY_DATE、 LY_MONTH_ID、 LY_QUARTER_ID、 お よ び
PREV_YEAR_ID です。 こ れ ら は、 メ ンバー テーブルの フ ィ ール ド に
設定 さ れたル ッ ク ア ッ プ テーブルのすべての列です。
•
[マ ッ プ タ イ プ] : こ の構成要素は、 デー タ の特性に基づいて ト ラ ン ス
フ ォー メ ーシ ョ ン を作成す る 方法を決定 し ます。 マ ッ ピ ン グは、 次のい
ずれかにな り ます。
[1 対 1] : 典型的な 1 対 1 の関係は、 「前年 と 当年」 です。 当年のあ る
日ま たはあ る 月が、 前年のあ る 日ま たはあ る 月に正確にマ ッ プ さ れ
ます。
[多対多] : 典型的な多対多の関係は、 年次累計です。 年次累計の計算
では、 あ る 日付について、 その他多 く の日付が含まれます。
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンでは、 2 重カ ウ ン ト が発生す る
多対多の
こ と があ り ます。 た と えば、 多対多の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン と
し て "YearToDate"、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク と し て "
売上 (YTD) " を定義 し た場合を考え ます。 こ の メ ト リ ッ ク が、 テ ン
プ レー ト の メ ンバー ア ト リ ビ ュ ー ト であ る " 日 " ア ト リ ビ ュ ー ト を
含ま ない レ ポー ト で使用 さ れ る と 仮定 し ます。 こ の レ ポー ト では、
日付範囲が フ ィ ル タ ーに指定 さ れます。 こ の場合、 " 売上 (YTD) "
メ ト リ ッ ク は 2 重にカ ウ ン ト さ れません。
ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク お
よ び結合子ア ト リ ビ ュ ー ト
こ の節の内容に進む前に、 「結合子関係」 (283 ページ) の結合子ア ト
リ ビ ュ ー ト と 関係の説明を参照 し て く だ さ い。
レ ポー ト の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク は、 変換 し たデー タ ( ト
ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの値) を持つ現在のア ト リ ビ ュ ー ト を表示 し ます。
た と えば、 レ ポー ト に "Quarter" (四半期)、 お よ び ト ラ ン ス フ ォー メ ー
388 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク お よ び結合子ア ト リ ビ ュ ー ト
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
時間ベースや他の比較を定義す る ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成 10
シ ョ ン メ ト リ ッ ク "Last Year’ s Revenue" 9 前年売上) が含まれます。 次に
示す よ う に、 各四半期、 お よ び前年の売上が表示 さ れます。
結合子ア ト リ ビ ュ ー ト (他の間接的に関係す る ア ト リ ビ ュ ー ト の交差部に存
在す る ア ト リ ビ ュ ー ト ) が追加 さ れ る と き に、 こ れが、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ
レ メ ン ト お よ び ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン値が表示 さ れ る 方法に影響 し ま
す。
た と えば、 結合子ア ト リ ビ ュ ー ト "Promotion" (販促) を前述の レ ポー ト に
追加 し ます。 レ ポー ト には、 四半期、 特定の四半期に関連す る 販促、 お よ
び日付 と 販促の組み合わせに よ る 1 年前の売上デー タ が表示 さ れます。 こ
れに よ る レ ポー ト 上のデー タ の表示への影響をデモン ス ト レーシ ョ ンす る
ために、 下の レ ポー ト には、 2009 年お よ び 2010 年の前四半期の売上が、
ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン し ないで表示 さ れてい ます。
上に示すレ ポー ト 内の強調表示 さ れたデー タ は、 2009 年 第 4 四半期に
"Memphis Special Sale" ( メ ン フ ィ ス特別セール) 販促に関連す る 売上が
52,529 ド ルあ っ た こ と を示 し てい ます。 ま た、 こ の レ ポー ト で、 2010 年第
4 四半期に "Memphis Special Sale" 販促が実施 さ れなかっ た こ と も わか り ま
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ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク お よ び結合子ア ト リ ビ ュ ー ト
389
10
時間ベースや他の比較を定義す る ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
す。 下の レ ポー ト は、 デー タ の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンが使用 さ れた と
き に、 こ のデー タ が ど の よ う に表示 さ れ る かを示 し てい ます。
上に示すレ ポー ト で、 "Memphis Special Sale" が 2010 年第 4 四半期にに表示
さ れ、 2009 年 第 4 四半期には こ の販促が リ ス ト さ れていない こ と に注意 し
て く だ さ い。 こ れは、 デー タ の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンが含まれていな
い前の レ ポー ト と 比 し て、 矛盾 し てい る よ う に思え ます。 し か し 、 こ れは、
"Last Year’ s Revenue" (前年売上) メ ト リ ッ ク が各ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン
ト の前年のデー タ を表示 し てい る ためです。 結合子ア ト リ ビ ュ ー ト は時間
に依存す る ので、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト も 、 デー タ の ト ラ ン ス フ ォー
メ ーシ ョ ン を反映す る よ う に変化す る 必要があ り ます。 こ の結果、 レ ポー
ト は、 2010 年第 4 四半期に "Memphis Special Sale" デー タ を表示 し ます。 こ
れが前年の こ の四半期に計上 さ れた売上であ る ためです。
390 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク お よ び結合子ア ト リ ビ ュ ー ト
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11
財務レポートのためのプロ
ジェクトのデザイン
11.
はじめに
財務レ ポー ト の作成お よ び分析は、 すべての ビ ジネ ス に と っ て重要な も の
です。 こ れには、 企業の利益 と その損失の比較について分析を提供す る 損
益レ ポー ト な ど の標準的な レ ポー ト が含まれます。 損益レ ポー ト の例を下
に示 し ます。
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391
11
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
財務レ ポー ト 作成は、 ど の企業で も 重要な側面ですが、 標準の リ レーシ ョ
ナル デー タ ベース を し よ う し てサポー ト お よ び達成す る こ と が困難な場合
があ り ます。 こ れは、 1 つには、 追加の コ ン テ キ ス ト 、 お よ びデー タ に必
要な階層構造が原因です。
MicroStrategy では、 Revenue (売上)、 Gross Revenue (総売上) な ど のデー タ
は通常、 メ ト リ ッ ク にマ ッ プ さ れます。 一方、 追加の コ ン テ キ ス ト お よ び
こ のデー タ に必要な構造は、 MicroStrategy シ ス テ ム内のア ト リ ビ ュ ー ト に
よ り 適 し てい ます。 MicroStrategy では、 ご使用の リ レーシ ョ ナル デー タ
ベース か ら のデー タ を メ ト リ ッ ク ま たはア ト リ ビ ュ ー ト のいずれか と し て
柔軟に統合す る こ と がで き る ので、 財務レ ポー ト の作成お よ び分析の要件
に対応す る こ と がで き ます。
前提条件
こ の章に記載 さ れてい る ベス ト プ ラ ク テ ィ ス は、 MicroStrategy で財務レ
ポー ト プ ロ ジ ェ ク ト をデザ イ ンす る 場合に役に立ち ます。 MicroStrategy で
こ の タ イ プの財務レ ポー ト プ ロ ジ ェ ク ト を作成す る には、 以下の事項 も 理
解 し ておいて く だ さ い。
•
デー タ ベース にデー タ を保存 し て保守す る 方法の理解。 MicroStrategy で
財務レ ポー ト プ ロ ジ ェ ク ト をサポー ト す る ために提示 さ れてい る ベス
ト プ ラ ク テ ィ ス では、 特定の物理的な ウ ェ アハ ウ ス のデザ イ ンが必要
です。
•
以下の MicroStrategy の手法お よ び機能の知識。
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン
メ ト リ ッ ク と レ ポー ト の作成
•
以下を含む使用す る 財務デー タ の知識。
使用す る 財務デー タ がア カ ウ ン ト 、 仕入先、 顧客、 お よ び時間を含
む追加の コ ン テ キ ス ト を必要 と す る か ど う かな ど の、 財務デー タ の
論理デー タ モデル。 提示 さ れたベス ト プ ラ ク テ ィ ス には、 財務デー
タ の コ ン テ キ ス ト の作成についての大ま かな手順が含まれてい ます
が、 使用す る 財務デー タ に論理デー タ モデルが定義 さ れてい る こ
と を前提 と し てい ます。
使用す る 財務デー タ を作成す る には、 計算が必要です。 財務計算の
例はい く つか提供 さ れてい ますが、 必要な財務レ ポー ト 作成の要件
に関連 し た財務デー タ を返すための計算を把握 し てい る こ と を前提
と し てい ます。
392 前提条件
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン 11
物理ウ ェ アハウスの要件
多 く の場合、 財務レ ポー ト では、 通常は MicroStrategy に メ ト リ ッ ク と し て
統合 さ れ る よ う なデー タ が、 MicroStrategy 内でア ト リ ビ ュ ー ト の よ う に機
能す る 必要があ る ので、 物理ウ ェ アハ ウ ス は、 こ の特異点に対応す る こ と
がで き る 必要があ り ます。
階層構成を提供す る ためのテーブルの作成
下の財務レ ポー ト の例に示す よ う に、 メ ト リ ッ ク デー タ は、 MicroStrategy
内のア ト リ ビ ュ ー ト の階層構成に似た階層構成内に表示 さ れます。
こ の構造を作成す る には、 各エ レ メ ン ト をル ッ ク ア ッ プ テーブルに保存 し
てか ら 、 関係テーブルを使用 し てエ レ メ ン ト 間の階層関係を定義 し ます。
ルックアップ テーブルの作成
ル ッ ク ア ッ プ テーブルは、 財務レ ポー ト に表示す る ために財務デー タ の階
層構成を定義 し ます。
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物理ウ ェ アハ ウ ス の要件
393
11
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
こ れ ら の手法を説明す る ために、 「は じ めに」 (391 ページ) に挙げた財務レ
ポー ト の例のために作成す る 必要があ る 、 Level 1、 Level 2、 お よ び Level 3
と い う テーブルの例を下に示 し ます。
394 物理ウ ェ アハ ウ ス の要件
Level1_ID
Level1_DESC
1
売上
2
粗利益
3
営業利益
4
EBITDA
5
純利益
Level2_ID
Level2_DESC
1
売上 コ ス ト
2
売上総利益率
3
操業費用
4
減価償却費
5
営業利益率
6
EBIT
7
受取利子
8
支払利子
9
税
-1
NULL
-2
NULL
-3
NULL
-4
NULL
-5
NULL
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財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン 11
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Level3_ID
Level3_DESC
1
その他の収入
2
イ ン タ レ ス ト カバレ ッ ジ
レ シオ
-1
NULL
-2
NULL
-3
NULL
-4
NULL
-5
NULL
-6
NULL
-7
NULL
-8
NULL
-9
NULL
-10
NULL
-11
NULL
-12
NULL
-13
NULL
-14
NULL
ル ッ ク ア ッ プ テーブルを作成するには
1 以下の情報を収集 し ます。
•
財務レ ポー ト のエ レ メ ン ト の最 も 深い レベルは、 ど の レベルですか。
つま り 、 財務レ ポー ト 内の任意のエ レ メ ン ト を表すために使用 さ れ
る レベルの最大数。
財務レ ポー ト の例では、 " その他の収入 " エ レ メ ン ト お よ び " イ ン タ
レ ス ト カバレ ッ ジ レ シオ " エ レ メ ン ト は両方 と も 、 3 つの レベルを
使用す る 財務レ ポー ト の最 も 深い レベルにあ り ます。
必要な レベル数は、 物理ウ ェ アハ ウ ス内に こ の構成を表すために作
成す る 必要があ る ル ッ ク ア ッ プ テーブルの数です。
•
各レベルには、 い く つのエ レ メ ン ト が含まれますか。
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物理ウ ェ アハ ウ ス の要件
395
11
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
財務レ ポー ト の例では、 Level 1 に 5 項目、 Level 2 に 9 項目、 Level 3
に 2 項目があ り ます。
各レベル内の項目の数を使用 し て、 各ル ッ ク ア ッ プ テーブル内に必
要なエ レ メ ン ト の数が決定 さ れます。
こ の情報を使用 し て、 Level 1 を最高レベル と し て、 各レベルのル ッ ク
ア ッ プ テーブルを作成で き ます。
2 最初のル ッ ク ア ッ プ テーブルを作成す る には、 項目を一意に識別す る
ID 列、 お よ び財務レ ポー ト に表示す る と き のエ レ メ ン ト の名前を指定
す る 説明列を作成 し ます。 ID 値には、 単純な正の数値の連番を使用す
る こ と をお勧め し ます。 こ のル ッ ク ア ッ プ テーブルは、 Level 1 ア ト リ
ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト を定義 し ます。 こ のテーブルには、 最高レベルに
表示 さ れ る すべてのエ レ メ ン ト が含まれます。 Level 1 テーブルの例は、
「ル ッ ク ア ッ プ テーブルの作成」 (393 ページ) に示 さ れてい ます。
3 その他の必要なエ レ メ ン ト の各レベルのル ッ ク ア ッ プ テーブルを作成
し ます。 最初のル ッ ク ア ッ プ テーブルのすべての要件を共有す る 上に、
その後の各テーブルは、 以下の要件 も 満たす必要があ り ます。
•
関連付け ら れた レベルに各エ レ メ ン ト を保存す る だけでな く 、 NULL
ま たはダ ミ ー エ レ メ ン ト も 含め る 必要があ り ます。 こ れ ら のエ レ
メ ン ト は、 MicroStrategy レ ポー ト で階層構造をサポー ト で き る よ う
にす る ために必要です。 ダ ミ ー エ レ メ ン ト を作成す る と き は、 以下
のガ イ ド ラ イ ン を使用 し ます。
連番 ID 値お よ び説明情報 と い う 同 じ 標準を使用 し て、 標準エ レ
メ ン ト を テーブルの最初のエ レ メ ン ト と し て含め ます。
次に高い レベルのル ッ ク ア ッ プ テーブルに、 標準エ レ メ ン ト と
ダ ミ ー エ レ メ ン ト の両方を含むエ レ メ ン ト の総数 と 等 し い数の
ダ ミ ー行を含め ます。
た と えば、 Level 2 テーブルを作成す る 場合は、 Level 1 テーブル
内のエ レ メ ン ト の総数 と 等 し い数のダ ミ ー エ レ メ ン ト を作成す
る 必要があ り ます。 Level 3 テーブルを作成す る 場合は、 Level 2
テーブル内のエ レ メ ン ト の総数 と 等 し い数のダ ミ ー エ レ メ ン
ト を作成す る 必要があ り ます。
各ダ ミ ー エ レ メ ン ト には、 ID 値に連番の負の値を使用す る こ
と をお勧め し ます。 た と えば、 テーブルの 1 つ目のダ ミ ー エ レ
メ ン ト の ID 値は -1、 2 つ目のダ ミ ー エ レ メ ン ト の ID 値は -2 と
い う よ う に使用 し ます。
すべてのダ ミ ー エ レ メ ン ト の説明列を空白の ま ま に し て、 値が
NULL ま たは空白にな る よ う に ます。
396 物理ウ ェ アハ ウ ス の要件
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財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン 11
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Level 2 テーブル と Level 3 テーブルの例は、 「ル ッ ク ア ッ プ テーブルの
作成」 (393 ページ) に示 さ れてい ます。 こ れ ら のテーブルの例で、
Level 2 テーブルに 5 個のダ ミ ー エ レ メ ン ト があ る こ と に注意 し て く だ
さ い。 こ れは、 Level 1 テーブルに合計 5 個のエ レ メ ン ト があ る か ら で
す。 Level 3 テーブルに 14 個のエ レ メ ン ト があ り ます。 こ れは、 標準エ
レ メ ン ト と ダ ミ ー エ レ メ ン ト の両方を数え る と 、 Level 2 テーブルに合
計 14 個のエ レ メ ン ト があ る か ら です。 各テーブルのダ ミ ー エ レ メ ン ト
も 、 ダ ミ ー エ レ メ ン ト の ID 値に連番の負の値を使用 し ます。
関係テーブルの作成
ル ッ ク ア ッ プ テーブルを作成 し た後で、 レベル ア ト リ ビ ュ ー ト の階層構
成を定義す る ための関係テーブルを作成す る 必要があ り ます。
関係テーブルを作成するには
1 ル ッ ク ア ッ プ テーブル間で一致す る エ レ メ ン ト を割 り 当て る 法方を指
定す る には、 最終レ ポー ト に必要な階層構成を真似て、 すべてのテーブ
ルのすべての標準エ レ メ ン ト を ま と め る 必要があ り ます。 た と えば、 上
記の 3 つのル ッ ク ア ッ プ テーブルの例を使用す る と 、 標準エ レ メ ン ト
お よ びその ID 値は次の よ う に ま と め ら れます。
Level1_ID
Level1_DESC
Level2_ID
Level2_DESC
1
売上
1
売上 コ ス ト
2
2
売上総利益率
2
3
操業費用
2
4
減価償却費
3
5
営業利益率
3
5
3
6
1
2
3
Level3_ID
Level3_DESC
1
その他の収入
粗利益
営業利益
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EBIT
物理ウ ェ アハ ウ ス の要件
397
11
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
Level1_ID
Level1_DESC
Level2_ID
Level2_DESC
4
EBITDA
4
7
受取利子
4
8
支払利子
4
8
4
9
5
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Level3_ID
Level3_DESC
2
イ ン タ レ ス ト カバレ ッ
ジ レ シオ
税
純利益
こ れは、 最終的に必要な レ ポー ト の構成を真似て、 3 つの レベル ル ッ ク
ア ッ プ テーブルのすべての標準エ レ メ ン ト の関係を し てい ます。
2 構造を埋め る よ う にダ ミ ー エ レ メ ン ト を割 り 当て ます。 こ れ ら のエ レ
メ ン ト は、 逆順に割 り 当て る こ と をお勧め し ます。 た と えば、 最初のエ
レ メ ン ト " 売上 " には、 Level 2 テーブルの最低のダ ミ ー エ レ メ ン ト 値
が割 り 当て ら れます。 こ の方法で、 テーブルを次の よ う に定義 し ます。
Level1_ID
Level1_DESC
Level2_ID
1
売上
-5
1
2
1
粗利益
Level2_DESC
Level3_ID
-14
売上 コ ス ト
-4
-13
-12
2
2
売上総利益率
-11
2
3
操業費用
-10
2
4
減価償却費
-9
3
営業利益
-3
3
5
3
5
3
6
4
EBITDA
-8
営業利益率
-7
1
EBIT
-2
-5
7
受取利子
-4
4
8
支払利子
-3
4
8
4
9
純利益
398 物理ウ ェ アハ ウ ス の要件
-1
その他の収入
-6
4
5
Level3_DESC
2
税
イ ン タ レ ス ト カバレ ッ
ジ レ シオ
-2
-1
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財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン 11
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
3 関係テーブルは、 レベル ア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係を作成す る ためにの
み必要なので、 すべての説明情報を こ のテーブルか ら 削除す る こ と がで
き ます。 こ れを行 う と 、 上の例の レベル ア ト リ ビ ュ ー ト の階層構成を
定義す る 次の関係テーブルが得 ら れます。
Level1_ID
Level2_ID
Level3_ID
1
-5
-14
1
1
-13
2
-4
-12
2
2
-11
2
3
-10
2
4
-9
3
-3
-8
3
5
-7
3
5
1
3
6
-6
4
-2
-5
4
7
-4
4
8
-3
4
8
2
4
9
-2
5
-1
-1
上の例の、 こ のテーブル内の最低の レベル ア ト リ ビ ュ ー ト の ID 列
Level3_ID に注目 し て く だ さ い。 こ の ID 列には各エン ト リ に一意の値が
含ま れ る ので、 こ の列を テーブルの主キー と し て使用す る こ と がで き ます。
さ ら に、 こ の単一の ID 列を使用 し て、 各財務行項目を一意に識別す る ため
に使用す る こ と がで き ます。 こ の値は、 後で、 各財務行項目を識別す る た
めに使用 さ れます。
こ のテーブル デー タ を使用 し て、 財務レ ポー ト に財務行項目を表すための
ア ト リ ビ ュ ー ト が作成 さ れます。 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト の作成について
は、 「財務行項目のア ト リ ビ ュー ト の作成」 (402 ページ) で説明 さ れてい ま
す。
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物理ウ ェ アハ ウ ス の要件
399
11
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
財務デー タ の保存
財務デー タ の階層構造を作成す る ためのル ッ ク ア ッ プ テーブルお よ び関係
テーブルを作成 し た ら 、 財務デー タ 自体を保存お よ び分類す る 必要があ り
ます。 こ のデー タ には、 財務レ ポー ト に含め る 予定の さ ま ざ ま な財務ア カ
ウ ン ト をすべて含みます。 た と えば、 次の財務レ ポー ト の例を振 り 返っ て
みま し ょ う 。
レ ポー ト 上のそれぞれの個別の行項目がア カ ウ ン ト です。 MicroStrategy が
財務レ ポー ト 作成のために取得で き る よ う に、 こ のデー タ を保存す る 必要
があ り ます。
デー タ ベース にデー タ を保存す る 方法は、 い く つかあ り ます。
MicroStrategy での財務レ ポー ト 作成を容易にする ために、 すべての財務ア
カ ウ ン ト のすべてのデー タ を、 最低の論理レベルの 1 列内に保存す る こ
と をお勧め し ます。 こ う す る と 、 MicroStrategy 内でア ト リ ビ ュ ー ト と し て
モデル化 さ れ る 複数の列を含み、 すべての財務デー タ が 1 列内に保存 さ れ
たテーブルにな り ます。 た と えば、 テーブルは次の よ う な構造にな り ます。
日
他のア ト リ ビ ュ ー ト
財務ア カ ウ ン ト
デー タ
1/ 1/ 2012
ア カ ウ ン ト 、 仕入先、 顧客な ど
-14 (売上)
300
1/ 1/ 2012
ア カ ウ ン ト 、 仕入先、 顧客な ど
-13 (売上 コ ス ト )
500
1/ 1/ 2012
ア カ ウ ン ト 、 仕入先、 顧客な ど
-12 (粗利益)
125
...
...
...
...
400 物理ウ ェ アハ ウ ス の要件
© 2014 MicroStrategy, Inc.
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン 11
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
日
他のア ト リ ビ ュ ー ト
財務ア カ ウ ン ト
デー タ
1/ 2/ 2012
ア カ ウ ン ト 、 仕入先、 顧客な ど
-14 (売上)
480
1/ 2/ 2012
ア カ ウ ン ト 、 仕入先、 顧客な ど
-13 (売上 コ ス ト )
320
1/ 2/ 2012
ア カ ウ ン ト 、 仕入先、 顧客な ど
-12 (粗利益)
95
...
...
...
...
こ の構造を持つテーブル内にデー タ を保存す る 場合 :
•
財務デー タ の コ ン テ キ ス ト を提供す る 各カ テ ゴ リ ご と に 1 つの列を含め
ます。 た と えば、 特定の財務デー タ について、 ア カ ウ ン ト 、 仕入先、 ま
たは顧客、 お よ び ト ラ ンザ ク シ ョ ンが発生 し た日を知 る 必要があ る 場合
があ り ます。 こ のデー タ には、 財務デー タ のすべての面を、 最低のデー
タ の論理レベルに含めて く だ さ い。 こ の概念については、 「フ ァ ク ト
テーブル レベル : データ の コ ン テキ ス ト 」 (46 ページ) に詳 し く 説明 さ
れてい ます。
使用す る デー タ の完全な分類に関連す る 概念は、 2 章、 「論理デー タ モ
デル」 で説明 さ れてい ます。 必要な各カ テ ゴ リ は、 デー タ ベース に完全
に定義 さ れてい る 必要があ り ます。 つま り 、 こ れ ら のカ テ ゴ リ を説明す
る 必要な説明情報を提供す る ために、 ル ッ ク ア ッ プ テーブルを作成す
る 必要があ る と い う こ と です。 ル ッ ク ア ッ プ テーブルのデザ イ ンにつ
いての追加の詳細情報は、 「ル ッ ク ア ッ プ テーブル : ア ト リ ビ ュー ト の
保存場所」 (41 ページ) を参照 し て く だ さ い。
•
デー タ が関連付け ら れてい る 財務行項目を識別す る ための列を含め ま
す。 こ れ ら の ID 番号は、 最終の財務レ ポー ト の階層構成を定義す る た
めに作成 し た最低レベルのル ッ ク ア ッ プ テーブルの ID 列 と 一致す る 必
要があ り ます (「階層構成を提供する ためのテーブルの作成」 (393 ペー
ジ) を参照)。 こ の例のシナ リ オでは、 [売上] 列は最低レベルのル ッ ク
ア ッ プ テーブルであ る LU_LEVEL3 内の -14 と い う 値に関連付け ら れ
てい ます。 し たがっ て、 " 売上 " デー タ のエン ト リ はすべて、 " 売上 "
デー タ と し て識別す る ために、 こ の財務ア カ ウ ン ト 列に -14 と い う 値を
使用す る 必要があ り ます。
•
個々の財務行項目についてのすべての財務デー タ を保存す る 列を含め ま
す。 こ のデー タ を、 該当す る すべての レ コ ー ド の各行に入力 し ます。
パーセ ン ト の財務行項目のデー タ は、 含めないで く だ さ い。 こ れには、
利益率お よ び比率な ど の財務行項目が含まれます。 た と えば、 " 売上総
利益率 " な ど のデー タ は、 こ のテーブルに含めないで く だ さ い。 こ の
デー タ は、 後で、 MicroStrategy 内で メ ト リ ッ ク を使用 し て作成 さ れま
す。
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物理ウ ェ アハ ウ ス の要件
401
11
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
結果のテーブルには、 列数 よ り も 多 く の数の行が含まれます。 こ れは、 財
務デー タ が別々の列に保存 さ れ る のではな く 、 各エン ト リ が 1 つの列に保
存 さ れ る か ら です。
財務レ ポー ト プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
「物理ウ ェ アハ ウ ス の要件」 (393 ページ) の説明に従っ て財務デー タ をデー
タ ベース に保存 し た ら 、 デー タ を MicroStrategy に統合す る 準備がで き ま し
た。 こ れは、 作成 し たテーブルを MicroStrategy に追加 し 、 財務情報をサ
ポー ト す る のに必要な ア ト リ ビ ュ ー ト 、 フ ァ ク ト 、 お よ びその他の ス キー
マ オブジ ェ ク ト を作成す る こ と に よ っ て可能です。
財務行項目のア ト リ ビ ュ ー ト の作成
ル ッ ク ア ッ プ テーブルお よ び関係テーブルをデー タ ベース内に作成 (「階層
構成を提供する ためのテーブルの作成」 (393 ページ) を参照) し た ら 、 それ
ら を財務レ ポー ト 用の MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト に含め る こ と がで き ま
す。 テーブルを MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト に含めた ら 、 ア ト リ ビ ュ ー ト に
値を割 り 当て る こ と がで き ます。 MicroStrategy Architect を使用 し て、 下記
に概要を示す タ ス ク を実行す る こ と がで き ます。 Architect の使用手順の詳
細は、 5 章、 「Architect に よ る プ ロ ジ ェ ク ト の作成」 に記載 さ れてい ます。
財務レ ポー ト プ ロ ジ ェ ク ト の場合、 各ル ッ ク ア ッ プ テーブルが
MicroStrategy 内で、 そのエ レ メ ン ト の レベルを表す 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト
(ア ト リ ビ ュ ー ト ID フ ォームが テーブル内の ID 値を表 し 、 ア ト リ ビ ュ ー ト
説明フ ォームがテーブル内の説明値を表す) と し て表 さ れます。 下の イ メ ー
ジは、 上の例に基づいてプ ロ ジ ェ ク ト に含まれ る 、 3 つのル ッ ク ア ッ プ
テーブル と 1 つの関係テーブルを示 し てい ます。
402 財務レ ポー ト プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン 11
財務行項目のア ト リ ビ ュ ー ト を作成するには
1 各レベルのア ト リ ビ ュ ー ト を作成 し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム を レ
ベル ル ッ ク ア ッ プ テーブル内の対応す る デー タ 列にマ ッ プ し ます。
2 財務情報の階層構造を表すために、 作成 し た レベル ア ト リ ビ ュ ー ト 間
の関係を作成 し ます。 関係は、 1 番目に高い レベル ア ト リ ビ ュ ー ト が 2
番目に高い レベル ア ト リ ビ ュ ー ト に直接関係 し 、 2 番目に高い レベル
ア ト リ ビ ュ ー ト が 3 番目に高い レベル ア ト リ ビ ュ ー ト に直接関係す る 、
単純な 1 対多関係にす る こ と がで き ます。 下の イ メ ージは、 こ の例のア
ト リ ビ ュ ー ト Level1、 Level2、 お よ び Level3 について示 し てい ます。
3
こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト を 1 つの論理グループ と し て表す階層を作成 し
ます。 こ の階層は、 「 メ ト リ ッ ク で財務デー タ を返す」 (408 ページ) の
説明の よ う に、 後で、 プ ロ ジ ェ ク ト に メ ト リ ッ ク を作成す る と き に使用
さ れます。 階層についての基本情報は、 9 章、 「ア ト リ ビ ュー ト の構成
と ブ ラ ウ ズ を行 う ための階層の作成」 を参照 し て く だ さ い。 こ れ ら のア
ト リ ビ ュ ー ト に新 し い階層を作成す る ガ イ ド 付 き 手順は、 「ユーザー階
層の作成」 (358 ページ) を参照 し て く だ さ い。
エクスポートした結果への財務行項目アトリビュートの表示
財務行項目のア ト リ ビ ュ ー ト を定義す る と き に、 MicroStrategy Web を使用
し て財務レ ポー ト が Microsoft Excel ま たは PDF にエ ク ス ポー ト さ れた場合
に こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト が正 し く 表示 さ れ る よ う に定義す る こ と がで き
ます。
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財務レ ポー ト プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
403
11
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
こ れ ら の財務行項目ア ト リ ビ ュ ー ト を含むレ ポー ト が MicroStrategy Web を
使用 し て Excel ま たは PDF にエ ク ス ポー ト さ れ る 場合、 すべての行のデー
タ がエ ク ス ポー ト さ れます。 こ れ ら の財務行項目ア ト リ ビ ュ ー ト には、 財
務デー タ の階層構成をサポー ト す る ために空のエ レ メ ン ト が含まれ る ので、
エ ク ス ポー ト さ れた レ ポー ト の一部の行 も 空白にな り ます。
こ れを防止す る ために、 空のエ レ メ ン ト を含む財務行項目ア ト リ ビ ュ ー
ト を特定す る こ と がで き ます。 こ れに よ り 、 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト を含
むレ ポー ト が MicroStrategy Web でエ ク ス ポー ト さ れ る と き に、 こ れ ら のエ
レ メ ン ト は無視 さ れます。
エ ク スポー ト し た結果に財務行項目ア ト リ ビ ュ ー ト を表示するには
1 次の方法で、 ア ト リ ビ ュ ー ト オブジ ェ ク ト の ID 値を指定 し ます。
a
MicroStrategy Developer で、 ア ト リ ビ ュ ー ト に移動 し 、 ア ト リ ビ ュ ー
ト を右 ク リ ッ ク し て、 [ プ ロパテ ィ ] を選択 し ます。 [プ ロ パテ ィ ] ダ
イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
b
ID 値 と し て示 さ れ る 英数文字列を書 き 留め ます。 空のエ レ メ ン ト を
含む各ア ト リ ビ ュ ー ト の ID 値を確定す る 必要があ り ます。 「財務行
項目のア ト リ ビ ュー ト の作成」 (402 ページ) で説明 さ れてい る 例で
は、 こ れは Level2 お よ び Level3 です。
2 財務デー タ が保存 さ れてい る プ ロ ジ ェ ク ト を右 ク リ ッ ク し て、 [ プ ロ
ジ ェ ク ト 構成 ] を選択 し ます。 プ ロ ジ ェ ク ト 構成エデ ィ タ ーが開 き ます。
3 左側で、 [ プ ロ ジ ェ ク ト 定義 ] カ テ ゴ リ を展開 し て、 [ 上級 ] を選択 し ま
す。
4 [分析エン ジ ン VLDB 設定] 領域で、 [ 構成 ] を ク リ ッ ク し ます。 VLDB プ
ロ パテ ィ エデ ィ タ ーが開 き ます。
5 [ ツール ] メ ニ ュ ーで、[ 高度な設定を表示 ] が選択 さ れてい る こ と を確認
し ます。
6 [VLDB 設定] ペ イ ン で、 [ エ ク スポー ト エ ン ジ ン ] を展開 し 、 [GUID of
attributes in profit and loss hierarchy (separated by ‘:’ ) that has
dummy rows to be removed] VLDB プ ロ パテ ィ を選択 し ます。
7 [ デ フ ォル ト 継承値を使用 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し ます。
8 テ キ ス ト フ ィ ール ド に、 空のエ レ メ ン ト を含むすべての財務行項目ア
ト リ ビ ュ ー ト のそれぞれの ID を入力 し ます。 各ア ト リ ビ ュ ー ト ID 値を
区切 る には、 コ ロ ン (:) を使用 し ます。
404 財務レ ポー ト プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン 11
9 [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て、 変更を保存 し 、 VLDB プ ロ パテ ィ エ
デ ィ タ ーを閉 じ ます。
MicroStrategy Web を使用 し て財務行項目ア ト リ ビ ュ ー ト を含むレ ポー ト を
エ ク ス ポー ト す る と 、 エ ク ス ポー ト さ れたデー タ 内に空のエ レ メ ン ト は表
示 さ れません。
財務デー タ のスキーマ オ ブ ジ ェ ク ト の作成
「財務データ の保存」 (400 ページ) の手順は、 財務デー タ をデー タ ベース の
MicroStrategy フ ァ ク ト テーブルに含め る 法方を示 し てい ます。 こ のデー
タ を フ ァ ク ト テーブルに保存 し た ら 、 財務デー タ を MicroStrategy プ ロ ジ ェ
ク ト に統合す る ための ス キーマ オブジ ェ ク ト を作成す る 準備がで き ま し
た。
フ ァ ク ト テーブルは、 すべての財務ア カ ウ ン ト の財務デー タ を保存す る 1
列を含めて く だ さ い。
財務デー タ のスキーマ オブ ジ ェ ク ト を作成するには
1 MicroStrategy Architect を使用 し て、 デー タ をプ ロ ジ ェ ク ト に統合す る た
めの フ ァ ク ト を作成す る 必要があ り ます。 こ れには、 財務デー タ を保存
し てい る デー タ ベース内の列を直接ポ イ ン ト す る 単純な フ ァ ク ト を使用
す る こ と がで き ます。 フ ァ ク ト を作成す る 手順は、 「フ ァ ク ト の作成 と
変更」 (144 ページ) を参照 し て く だ さ い。
2
こ の フ ァ ク ト テーブル内のデー タ の レベルを定義す る のに使用 さ れ る
各カ テ ゴ リ は、 ア ト リ ビ ュ ー ト と し て MicroStrategy に含め る 必要があ
り ます。 フ ァ ク ト テーブルのほかに、 こ れ ら のカ テ ゴ リ の説明デー
タ を提供す る 追加のル ッ ク ア ッ プ テーブルを準備す る 必要があ り ます。
フ ァ ク ト テーブル内に、 各カ テ ゴ リ の ID 列を含めて く だ さ い。 次の イ
メ ージは、 1 フ ァ ク ト 列 (Data) の財務デー タ 、 お よ び財務デー タ を分類
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財務レ ポー ト プ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
405
11
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
す る 追加のア ト リ ビ ュ ー ト を含むフ ァ ク ト テーブルが、 MicroStrategy
で ど の よ う にな る かを示 し た例です。
上の フ ァ ク ト テーブルに Level3 ア ト リ ビ ュ ー ト が含ま れてい る こ と に
注意 し て く だ さ い。 こ れは、 「財務行項目のア ト リ ビ ュー ト の作成」
(402 ページ) で説明 し た、 財務行項目の作成の一部 と し て含ま れ る 最低
の レベル ア ト リ ビ ュ ー ト です。 こ のデー タ の列に よ っ て [Data] 列内の
それぞれの値に関連付け ら れた財務行項目が識別 さ れ る ので、 こ の フ ァ
ク ト 列に こ のデー タ の列お よ び関連付け ら れた ア ト リ ビ ュ ー ト を含め る
こ と が重要です。 こ の列がない と 、 こ のデー タ を MicroStrategy に統合
す る ための "Data" フ ァ ク ト の値を正確に識別す る こ と がで き ません。
3 財務デー タ を分類す る ために必要な他のア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る 方法
の詳細は、 7 章、 「ビ ジネ ス デー タ の コ ン テキ ス ト : ア ト リ ビ ュー ト 」 を
参照 し て く だ さ い。
財務デー タのレポー ト オブジ ェ ク ト の作成
財務デー タ を MicroStrategy に統合する ための基本的なプ ロ ジ ェ ク ト のデザ
イ ンが完了 し たので、 財務デー タ の レ ポー ト に必要な残 り のオブジ ェ ク
ト を作成 し ます。 こ れには、 フ ィ ル タ ーお よ び メ ト リ ッ ク な ど のパーツ、
お よ びポー ト 自体が含まれます。
フ ィ ル タ ー を使用 し た財務行項目の指定
「財務データ の保存」 (400 ページ) の説明の よ う に、 すべての財務デー タ が
1 フ ァ ク ト 列で表 さ れます。 MicroStrategy では、 レ ポー ト に表示 さ れ る 各
406 財務デー タ の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン 11
財務行項目にデー タ が ど の よ う に関係す る かを指定す る ために、 フ ィ ル
タ ーが必要です。
こ れは、 各財務行項目に フ ィ ル タ ーを作成す る こ と に よ っ て行 う こ と がで
き ます。 それぞれの フ ィ ル タ ーは、 次の定義でア ト リ ビ ュ ー ト 条件 と し て
定義 さ れます。
LevelN
(ID) Exactly Value
上記の定義で :
は、 「階層構成を提供する ためのテーブルの作成」 (393 ページ)
の説明に従っ て財務行項目の階層構成を定義す る ために使用 し た、 最低
の レベル ア ト リ ビ ュ ー ト です。
•
LevelN
•
Value
は、 「階層構成を提供する ためのテーブルの作成」 (393 ページ)
で作成 し た関係テーブルに定義 さ れた、 財務行項目に対応す る 値です。
た と えば、 「階層構成を提供する ためのテーブルの作成」 (393 ページ) で、
下に示すレ ポー ト の構成を形成す る ために レベル ア ト リ ビ ュ ー ト と 関係
テーブルを作成 し ま し た。
売上が他の財務行項目 と と も に レ ポー ト に表示 さ れてい ます。 こ の例の関
係テーブルでは、 [Revenue] (売上) 財務行項目に関連付け ら れた最低の レベ
ル ア ト リ ビ ュ ー ト (Level3) の [ID] 列の値は、 -14 です。 し たが っ て、 こ の
行項目の フ ィ ル タ ー定義は、 次の と お り です。
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財務デー タ の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の作成
407
11
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Level3 (ID) Exactly -14
「階層構成を提供する ためのテーブルの作成」 (393 ページ) で作成 し た関係
テーブルを使用 し て各財務行項目の値を指定 し 、 次に こ の情報を使用 し て
各財務行項目の フ ィ ル タ ーを作成 し ます。 フ ィ ル タ ー作成の詳細は、 『基本
レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 お よ び 『上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て
く だ さ い。
メ ト リ ッ ク で財務デー タ を返す
メ ト リ ッ ク を使用す る こ と に よ り 、 さ ら にデー タ を MicroStrategy に統合 し
て、 こ のデー タ を レ ポー ト に表示す る こ と がで き ます。 こ の財務レ ポー ト
プ ロ ジ ェ ク ト をサポー ト す る には、 特定の メ ト リ ッ ク をい く つか作成す る
必要があ り ます。
データベースからのデータの取得
すべての財務デー タ を 1 つの フ ァ ク ト 列に保存す る よ う にデー タ をモデル
化 し たので、 デー タ ベース に保存 さ れたデー タ をすべて返す メ ト リ ッ ク を
作成す る 必要があ り ます。 こ の メ ト リ ッ ク の定義は次の と お り です。
Sum(Fact) {~+, <[Level]+}
上記の定義で :
は、 「財務データ の ス キーマ オブジ ェ ク ト の作成」 (405 ページ) の
説明に従っ て、 ご使用の財務デー タ のために作成 し た 1 つの フ ァ ク ト で
す。 こ こ に示す例では、 こ の フ ァ ク ト は Data (デー タ ) と い う 名前が付
け ら れてい ます。
•
Fact
•
Level
は、 「階層構成を提供する ためのテーブルの作成」 (393 ページ)
の説明に従っ て財務行項目の階層構成を定義す る ために使用 し たア ト リ
ビ ュ ー ト に対 し て作成 さ れた階層です。 こ こ に示す例では、 こ の階層は
Level (レベル) と い う 名前が付け ら れてい ます。
こ の メ ト リ ッ ク の レベルは、 {~+, <[Level]+} と 定義 さ れます。 こ の
定義は、 こ の メ ト リ ッ ク が、 財務行項目の階層構造を定義す る "Level"
ア ト リ ビ ュ ー ト のすべてに渡っ て集計 さ れない こ と を示 し てい ます。 こ
れに よ り 、 小計が正 し く 計算 さ れます。
た と えば、 こ の メ ト リ ッ ク は次の よ う に定義で き ます。
Sum(Data) {~+, <[Level]+}
408 財務デー タ の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン 11
こ の メ ト リ ッ ク には、 任意の名前を使用で き ます。 こ の例では、 こ の メ ト
リ ッ ク に StoredData (保存 さ れたデー タ ) と い う 名前が付け ら れてい ます。
パーセント値を含む財務行項目のためのメトリック
「財務データ の保存」 (400 ページ) の説明の よ う に、 パーセ ン テージ、 利益
率、 比率な ど の財務行項目のすべてが、 デー タ ベース に保存 さ れ る わけで
はあ り ません。 こ れ ら は、 MicroStrategy 内で メ ト リ ッ ク と し て作成 さ れ る
必要があ り ます。
た と えば、 下に示すレ ポー ト では、 デー タ ベース に保存 さ れない財務行項
目には、"Gross Profit Margin" (売上総利益率)、"Operating Margin" (営業利益
率)、 お よ び "Interest Coverage Ratio" ( イ ン タ レ ス ト カバレ ッ ジ レ シオ) が
あ り ます。
こ れ ら の メ ト リ ッ ク のそれぞれに、 一般的な計算を指定 し ます。 こ の例で
は、 こ れ ら の メ ト リ ッ ク には、 以下の一般的な計算が定義 さ れます。
•
"Gross Profit Margin" は、Gross Profit / Revenue (粗利益 / 売上) と 定義で
き ます。
•
"Operating Margin" は、 Operating Income / Revenue (営業利益 / 売上) と
定義で き ます。
•
"Interest Coverage Ratio" は、 Operating Income / Interest Expense (営業利
益 / 支払利子) と 定義で き ます。
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財務デー タ の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の作成
409
11
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
こ れ ら の一般的な定義を使用 し て、 こ れ ら の値を表す よ う に メ ト リ ッ ク を
定義す る 必要があ り ます。 こ れ ら の メ ト リ ッ ク のそれぞれは他の財務行項
目に依存す る ので、 各財務行項目に値を返す方法を指定す る 必要があ り ま
す。 こ れは、 次の構文の定義で行 う こ と がで き ます。
Sum(Fact) {~+, !Level+} <[FinancialLineItemFilter]; @2; ->
上記の定義で :
は、 「財務データ の ス キーマ オブジ ェ ク ト の作成」 (405 ページ) の
説明に従っ て、 ご使用の財務デー タ のために作成 し た 1 つの フ ァ ク ト で
す。 こ こ に示す例では、 こ の フ ァ ク ト は Data (デー タ ) と い う 名前が付
け ら れてい ます。
•
Fact
•
Level
は、 「階層構成を提供する ためのテーブルの作成」 (393 ページ)
の説明に従っ て財務行項目の階層構成を定義す る ために使用 し たア ト リ
ビ ュ ー ト に対 し て作成 さ れた階層です。 こ こ に示す例では、 こ の階層は
Level (レベル) と い う 名前が付け ら れてい ます。
こ の メ ト リ ッ ク の レベルは、 {~+, !Level+} と 定義 さ れます。 こ の定
義は、 こ の メ ト リ ッ ク に、 財務行項目の階層構造を定義す る "Level" ア
ト リ ビ ュ ー ト のグループバ イ が含まれない こ と を示 し てい ます。 こ れに
よ り 、 除算が正確に実行 さ れます。
•
FinancialLineItemFilter は、 特定の財務行項目のデー タ を指定す
る ために使用 さ れ る フ ィ ル タ ーです。 こ れ ら の フ ィ ル タ ーの作成につい
ては、 「フ ィ ル タ ーを使用 し た財務行項目の指定」 (406 ページ) で説明
さ れてい ます。
•
メ ト リ ッ ク 定義パ ラ メ ー タ ー @2; お よ び - は、 フ ィ ル タ ーが メ ト リ ッ
ク に適用 さ れ る 方法を定義 し ます。
こ の例では、 こ の定義を使用 し て、 "Gross Profit Margin" の計算に必要な次
の 2 つの値を計算で き ます。
•
Gross Profit = Sum(Data) {~+, !Level+} <[GrossProfit]; @2;
->
•
Revenue = Sum(Data) {~+, !Level+} <[Revenue]; @2; ->
"Gross Profit Margin" の メ ト リ ッ ク を作成す る には、 次の よ う に、 こ れ ら の
2 つの財務行項目の定義を、 1 つの "Gross Profit Margin" メ ト リ ッ ク の定義
に含め ます。
Sum(Data) {~+, !Level+} <[GrossProfit]; @2; -> /
Sum(Data) {~+, !Level+} <[Revenue]; @2; ->
410 財務デー タ の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン 11
財務行項目のすべての メ ト リ ッ ク を、 こ れ と 同 じ 形式で作成で き ます。 こ
の例では、 以下の メ ト リ ッ ク 定義を作成 し ます。
•
Operating Margin = Sum(Data) {~+, !Level+}
<[OperatingIncome]; @2; -> / Sum(Data) {~+, !Level+}
<[Revenue]; @2; ->
•
Interest Coverage Ratio = Sum(Data) {~+, !Level+}
<[OperatingIncome]; @2; -> / Sum(Data) {~+, !Level+}
<[InterestExpense]; @2; ->
こ れ ら の メ ト リ ッ ク は、 必要な財務行項目を識別す る ために使用 さ れ る
フ ィ ル タ ーのみが異な る こ と に注意 し て く だ さ い。
こ れ ら の メ ト リ ッ ク のそれぞれを、 ス マー ト メ ト リ ッ ク と し て定義す る 必
要があ り ます。 メ ト リ ッ ク エデ ィ タ ーで メ ト リ ッ ク を作成す る と き に、 [小
計/集計] タ ブで、 [ スマー ト メ ト リ ッ ク を許可 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し
ます。 こ れに よ り 、 除算が正 し く 計算 さ れます。 ス マー ト メ ト リ ッ ク の使
用におけ る ベス ト プ ラ ク テ ィ ス については、 『上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ
ド 』 を参照 し て く だ さ い。
財務データ メトリック
財務デー タ の レ ポー ト を表示す る 際、 すべての値が、 1 つの メ ト リ ッ ク を
使用 し て表示 さ れます。 こ の メ ト リ ッ ク で、 デー タ ベース に保存 さ れてい
る 値 と 、 パーセ ン ト 財務行項目を計算す る メ ト リ ッ ク の値が、 1 つの メ ト
リ ッ ク に ま と め ら れます。
財務デー タ メ ト リ ッ ク を作成するには
1 財務行項目のデー タ のすべて を 1 つの メ ト リ ッ ク に ま と め る メ ト リ ッ
ク を作成す る ためには、 以下の メ ト リ ッ ク を作成す る 必要があ り ます。
a
デー タ ベース に保存 さ れてい る 財務デー タ のすべて を取得す る メ ト
リ ッ ク 。 こ の メ ト リ ッ ク の作成については、 「デー タベース か ら の
データ の取得」 (408 ページ) で説明 さ れてい ます。
b
デー タ ベース に保存 さ れず、 MicroStrategy 内で作成 さ れ る 財務行項
目を計算す る メ ト リ ッ ク 。 こ れ ら の メ ト リ ッ ク の作成については、
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財務デー タ の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の作成
411
11
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
「パーセン ト 値を含む財務行項目のための メ ト リ ッ ク 」 (409 ページ)
で説明 さ れてい ます。
c
財務行項目のデー タ をデー タ ベース か ら 取得す る か、 MicroStrategy
内の メ ト リ ッ ク か ら 取得す る かを決定す る 役割を果たす メ ト リ ッ ク 。
こ の メ ト リ ッ ク の構文は、 次の よ う にな り ます。
Min([LevelN]@ID) {<Level+}
上記の定義で :
は、 「階層構成を提供する ためのテーブルの作成」 (393
ページ) の説明に従っ て財務行項目の階層構成を定義す る ために
作成 し た、 最低の レベル ア ト リ ビ ュ ー ト です。 こ こ に示す例で
は、 こ のア ト リ ビ ュ ー ト は Level3 (レベル 3) と い う 名前が付け ら
れてい ます。
LevelN
は、 「階層構成を提供する ためのテーブルの作成」 (393
ページ) の説明に従っ て財務行項目の階層構成を定義す る ために
使用 し た ア ト リ ビ ュ ー ト に対 し て作成 さ れた階層です。 こ こ に示
す例では、 こ の階層は Level (レベル) と い う 名前が付け ら れてい
ます。
Level
こ の例では、 こ の メ ト リ ッ ク は次の よ う に定義 さ れます。
Min([Level3]@ID) {<Level+}
こ の メ ト リ ッ ク を定義す る だけでな く 、 こ の メ ト リ ッ ク の小計関
数を [最小] に定義す る 必要があ り ます。 メ ト リ ッ ク エデ ィ タ ーで メ
ト リ ッ ク を作成す る と き に、[小計/集計] タ ブの [小計機能 (合計)] ド
ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト で、 [ 最小 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。
こ の メ ト リ ッ ク には、 任意の名前を使用で き ます。 こ の例では、 こ
の メ ト リ ッ ク に Levels (レベル) と い う 名前が付け ら れてい ます。
2
こ れ ら の メ ト リ ッ ク を定義 し た ら 、 すべての財務行項目を 1 つに ま と め
る 単一の メ ト リ ッ ク を作成す る 準備がで き ま し た。 こ の メ ト リ ッ ク の構
文は、 次の よ う にな り ます。
Case(([Levels] = Value1), [PercentageMetric1], ...,
([Levels] = ValueN), [PercentageMetricN], [StoredData])
上記の定義で :
•
Levels は、 財務行項目のデー タ をデー タ ベース か ら 取得する か、
MicroStrategy 内の メ ト リ ッ ク か ら 取得する かを決定する ために、 上
で作成 し た メ ト リ ッ ク です。
•
([Levels] = Value1), [PercentageMetric1], ... ,
([Levels] = ValueN), [PercentageMetricN] は、 「パーセン ト
412 財務デー タ の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン 11
値を含む財務行項目のための メ ト リ ッ ク 」 (409 ページ) の説明の よ
う に、 MicroStrategy 内で メ ト リ ッ ク を使用 し て作成 さ れ る すべての
財務行項目の値を取得す る メ ト リ ッ ク 定義の部分です。
か ら ValueN は、 財務行項目に対応す る 値を指 し ます。 「階層
構成を提供する ためのテーブルの作成」 (393 ページ) で作成 し た関
係テーブルを使用 し て、 各財務行項目の値を指定す る こ と がで き ま
す。
Value1
か ら PercentageMetricN は、 パーセ ン ト をサ
ポー ト す る ために メ ト リ ッ ク と し て作成 し た財務行項目の メ ト リ ッ
ク を指 し ます。
PercentageMetric1
•
は、 デー タ ベース に保存 さ れてい る 財務デー タ のすべ
て を取得す る メ ト リ ッ ク です。 こ の メ ト リ ッ ク の作成については、
「データ ベース か ら のデー タ の取得」 (408 ページ) で説明 さ れてい ま
す。
StoredData
こ の例では、 こ の メ ト リ ッ ク は、 4 つの異な る メ ト リ ッ ク の う ちの 1
つを財務行項目のデー タ ソ ース と し て使用す る か ど う かを指定す る 必
要があ り ます。 こ れには、 "Gross Profit Margin"、 "Operating Margin"、
"Interest Coverage Ratio" の メ ト リ ッ ク のほか、 デー タ ベース に保存 さ れ
てい る すべての財務デー タ を取得す る "StoredData" メ ト リ ッ ク が含まれ
ます。 こ れ ら の メ ト リ ッ ク のいずれかを選択す る ための メ ト リ ッ ク の定
義は、 次の よ う にな り ます。
Case(([Levels] = -11), [GrossProfitMargin], ([Levels]
= -7), [OperatinMargin], ([Levels] = 2),
[InterestCoverageRatio], [StoredData])
こ の メ ト リ ッ ク は、 それぞれの財務行項目の正 し い ソ ース か ら デー タ を
選択 し ます。 こ の メ ト リ ッ ク には、 任意の名前を使用で き ます。 こ の例
では、 こ の メ ト リ ッ ク に Values (値) と い う 名前が付け ら れてい ます。
"Values" メ ト リ ッ ク は、 各財務レ ポー ト プ ロ ジ ェ ク ト の レ ポー ト に直接
含め ら れ る メ ト リ ッ ク です。
3 "Values" メ ト リ ッ ク が正 し く 表示 さ れ る よ う にす る には、 こ の メ ト リ ッ
ク に以下の構成 も 行 う 必要があ り ます。
a
メ ト リ ッ ク エデ ィ タ ーで メ ト リ ッ ク を開 き 、[ 小計 / 集計 ] タ ブに切 り
替え ます。
b
[ 小計機能 ( 合計 )] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、[ デ フ ォル ト ] を選択
し ます。
c
イ ン タ ーフ ェ イ ス の下部にあ る [ スマー ト メ ト リ ッ ク を許可 ] チ ェ ッ
ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。
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財務デー タ の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の作成
413
11
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
d
[ ツール ] メ ニ ュ ーか ら 、[ メ ト リ ッ ク結合 タ イ プ ] を選択 し ます。[ メ
ト リ ッ ク 結合 タ イ プ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
e
[ デ フ ォル ト 継承値を使用 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し ます。
f
[ 外部 ] オプシ ョ ン を選択 し てか ら 、[OK] を ク リ ッ ク し て メ ト リ ッ ク
エデ ィ タ ーに戻 り ます。
g
[ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し 、 変更内容を保存 し て メ ト リ ッ ク エ
デ ィ タ ーを閉 じ ます。
財務デー タ のレ ポー ト の作成
財務プ ロ ジ ェ ク ト に必要なすべての メ ト リ ッ ク 、 フ ィ ル タ ー、 お よ びその
他のサポー ト オブジ ェ ク ト を作成た ら 、 財務デー タ に関す る レ ポー ト を作
成す る 準備がで き ま し た。
こ れ ら の レ ポー ト を作成す る 際に、 レ ポー ト に以下のオブジ ェ ク ト を含め
ます。
財務デー タ のレ ポー ト を作成するには
1 財務行項目の階層構成を作成す る ために使用 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト を含
め ます。 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト の作成については、 「財務行項目のア
ト リ ビ ュー ト の作成」 (402 ページ) で説明 さ れてい ます。 下の レ ポー ト
の強調表示で示す よ う に、 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト に よ っ て、 財務行項
目の名前お よ びそれ ら の全体的な構造が提供 さ れます。
414 財務デー タ の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン 11
2 財務行項目のすべてのデー タ を返す 1 つの メ ト リ ッ ク を含め ます。 こ の
メ ト リ ッ ク の作成については、 「財務デー タ メ ト リ ッ ク 」 (411 ページ)
で説明 さ れてい ます。 こ の単一の メ ト リ ッ ク は、 次の レ ポー ト で強調表
示 さ れてい ます。
3 必要な メ ト リ ッ ク 書式を異な る 財務行項目に適用す る ための し き い値を
作成 し ます。 た と えば、 一部の財務行項目をパーセ ン ト と し て書式設定
す る こ と がで き ます。 パーセ ン ト と し て書式設定すべ き 財務行項目のす
べてに、 こ の書式を適用す る ための し き い値を作成す る 必要があ り ま
す。 た と えば、 下に示すレ ポー ト では、 パーセ ン ト と し て表示す る 必要
があ る 財務行項目が、 Level2 に 2 つ、 Level3 に 1 つあ り ます。
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財務デー タ の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の作成
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財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
各レベルの財務項目に、 し き い値を作成 し ます。 た と えば、 次に示す し
き い値は、 上の レ ポー ト に示 さ れた財務行項目にパーセ ン ト の書式を定
義 し ます。
4
こ れ ら のパーセ ン ト 書式の し き い値を定義す る だけでな く 、 パーセ ン ト
書式が誤っ て財務行項目に適用 さ れない よ う にす る 必要 も あ り ます。
た と えば、 パーセ ン ト 書式を "Operating Margin" (営業利益率) 財務行項
目に適用す る と 、 "Other Income" (その他の収入) 財務行項目に も パー
セ ン ト 書式が適用 さ れます。 こ れは、 "Other Income" が "Operating
Margin" グループ内にあ る ためです。 "Other Income" 財務行項目がパー
セ ン ト 書式を使用 し ない よ う にす る ために、 こ の財務行項目に、 必要な
書式を持つ別の し き い値を適用す る こ と がで き ます。 こ の し き い値は、
"Operating Margin" の し き い値の上に含めて く だ さ い。 こ う す る こ と に
よ っ て、 "Operating Margin" し き い値が最初に実行 さ れて、 次に "Other
416 財務デー タ の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン 11
Income" し き い値がその し き い値を オーバー ラ イ ド し ます。 こ れ ら の し
き い値を、 下に示 し ます。
ツールバーの最 も 右側にあ る メ ト リ ッ ク /小計のア イ コ ンが選択 さ れて
い る こ と でわか る よ う に、 こ れ ら の し き い値は メ ト リ ッ ク 値 と 小計値の
両方に適用 さ れます。
5
こ れ ら の必要なオブジ ェ ク ト のほかに、 財務デー タ に追加の コ ン テ キ ス
ト を提供す る ために必要なその他のア ト リ ビ ュ ー ト を含め る こ と も で き
ます。
財務レ ポー ト プ ロ ジ ェ ク ト に こ れ ら の最初のポー ト を作成す る と 、
MicroStrategy で提供 さ れてい る 他の レ ポー ト 作成お よ び分析の機能を利
用す る こ と がで き る よ う にな り ます。 MicroStrategy での レ ポー ト 作成お
よ び分析の詳 し い手順、 例、 お よ びベス ト プ ラ ク テ ィ ス は、 『基本レ
ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 お よ び 『上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し
て く だ さ い。
財務デー タ の レ ポー ト を作成 し た後で、 MicroStrategy Web を使用 し て、 そ
れ ら を表示お よ び分析す る こ と がで き ます。 MicroStrategy Web でア ウ ト ラ
イ ン モー ド 、 グ ラ フ、 お よ びその他の分析な ど の機能を使用す る こ と に
よ っ て、 財務デー タ の レ ポー ト 作成お よ び分析の機能を さ ら に向上 さ せ る
こ と がで き ます。
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財務デー タ の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の作成
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財務レ ポー ト のためのプ ロ ジ ェ ク ト のデザ イ ン
418 財務デー タ の レ ポー ト オブジ ェ ク ト の作成
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
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A
MICROSTRATEGY TUTORIAL
A.
はじめに
こ の付録では、 デー タ モデルや物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマ も 含めて、
MicroStrategy Tutorial について説明 し ます。
MicroStrategy Tutorial と は
MicroStrategy Tutorial は MicroStrategy のプ ロ ジ ェ ク ト の 1 つで、 プ ラ ッ ト
フ ォームの豊富な機能を説明す る ためにデザ イ ン さ れた ウ ェ アハ ウ ス、 お
よ び一連のデモ アプ リ ケーシ ョ ンが含まれてい ます。MicroStrategy Tutorial
レ ポーテ ィ ン グ メ タ デー タ は、 MicroStrategy Analytics Modules メ タ デー タ
の一部 と し て提供 さ れます。
プ ロ ジ ェ ク ト と は、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス、 メ タ デー タ リ ポジ ト リ 、 お よ び
ユーザー コ ミ ュ ニテ ィ が交わ る 最上位のオブジ ェ ク ト です。 概念的に、 プ
ロ ジ ェ ク ト と は、 すべての関連レ ポー ト が実行 さ れ る 環境です。 一般的な
プ ロ ジ ェ ク ト には、 レ ポー ト 、 フ ィ ル タ ー、 メ ト リ ッ ク 、 お よ び関数が含
ま れます。 レ ポー ト を実行す る ためにユーザーがア ク セ スす る プ ロ ジ ェ ク
ト を作成 し ます。
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MicroStrategy Tutorial と は
419
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
MicroStrategy Tutorial のプ ロ ジ ェ ク ト では、 電子機器、 書籍、 映画、 お よ び
音楽製品を販売す る 小売店舗の 2009 ~ 2012 年の期間を扱い ます。
MicroStrategy Tutorial のプ ロ ジ ェ ク ト には、 次の主要な機能があ り ます。
•
" 顧客 "、" 地理 "、" 製品 "、お よ び " 時間 " な ど の階層があ り ます。各階層
は、 MicroStrategy Developer お よ び MicroStrategy Web か ら グ ラ フ ィ カル
に表示で き ます。
•
多数の顧客 と 販売商品があ り ます。
•
" 顧客分析 "、" エン タ ープ ラ イ ズ パフ ォーマ ン ス マネージ メ ン ト "、" 人
事分析 "、 " 在庫お よ び物流サプ ラ イ チ ェーン分析 "、 " 売上高 と 収益性
分析 "、 お よ び " サプ ラ イ ヤー分析 " の レ ポー ト 領域があ り ます。
•
" 顧客 "、" 在庫 "、" 時間 "、" 製品 "、" 従業員 "、" コ ール セ ン タ ー" な ど
の特定の分析領域に着目 し て、 MicroStrategy Developer や MicroStrategy
Web か ら レ ポー ト を作成する オプシ ョ ンがあ り ます。
MicroStrategy Tutorial のレポート領域
MicroStrategy Tutorial の レ ポー ト や ド キ ュ メ ン ト は、 MicroStrategy Tutorial
のプ ロ ジ ェ ク ト の Public Objects\Reports フ ォ ルダー内にあ る さ ま ざ
ま な フ ォ ルダーに ま と め ら れてい ます。 こ れ ら の レ ポー ト や ド キ ュ メ ン ト
は、 次の フ ォ ルダーに ま と め ら れてい ます。
•
ビ ジネス ロール : こ の フ ォ ルダーには、 請求マネージ ャ ー、 ブ ラ ン ド
マネージ ャ ー、 カ テ ゴ リ マネージ ャ ー、 経営者、 地区営業マネー
ジ ャ ー、 運用管理者、 地域営業マネージ ャ ー、 サプ ラ イ ヤーな ど、 組織
内の さ ま ざ ま な タ イ プの ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス ユーザー向けのサ
ブ フ ォ ルダーがあ り ます。
各サブ フ ォ ルダーには、 サブ フ ォ ルダーの名前 と な っ てい る ビ ジネ ス
ユーザーの関心を引 く レ ポー ト が用意 さ れてい ます。 た と えば、 [請求
マネージャー] フ ォ ルダーには、 イ ン ボ イ ス レ ポー ト や顧客レベルの取
引明細レ ポー ト があ り ます。 [サプライヤー] フ ォ ルダーにはサプ ラ イ
ヤー売上レ ポー ト 、 [ブ ラ ン ド マネージ ャ ー] サブ フ ォ ルダーには、 地域
別のブ ラ ン ド パフ ォーマ ン ス の レ ポー ト が保存 さ れてい ます。
•
ダ ッ シ ュ ボー ド と ス コ ア カ ー ド : こ の フ ォ ルダーには、 異な る タ イ プの
ス コ ア カー ド やダ ッ シ ュ ボー ド の さ ま ざ ま な例があ り ます。
MicroStrategy の Report Services ド キ ュ メ ン ト を使用 し て、 ス コ ア カー ド
やダ ッ シ ュ ボー ド を作成で き ます。 こ の タ イ プの Report Services ド キ ュ
メ ン ト は、 状況を簡単に確認で き る よ う に、 主要な ビ ジネ ス指標を ま と
めたデー タ を視覚的にわか り やす く 表示 し ます。 ダ ッ シ ュ ボー ド は通
常、 対話型の機能を備え てお り 、 ユーザーは こ の機能を使用 し てダ ッ
シ ュ ボー ド のデー タ の表示方法を変更で き ます。 ダ ッ シ ュ ボー ド 、 ス コ
420 MicroStrategy Tutorial と は
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
MicroStrategy Tutorial A
ア カー ド 、 その他の Report Services ド キ ュ メ ン ト の使用方法は、 『 ド
キ ュ メ ン ト 分析ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
•
エ ン タ ープ ラ イ ズ レポー ト ド キ ュ メ ン ト : こ の フ ォ ルダーには、 ス コ
ア カー ド と ダ ッ シ ュ ボー ド 、 管理 メ ト リ ッ ク レ ポー ト 、 実動 と 運用の
レ ポー ト 、 請求書 と 明細書、 ビ ジネ ス レ ポー ト な ど、 さ ま ざ ま な タ イ
プの標準的なエン タ ープ ラ イ ズ レ ポー ト ド キ ュ メ ン ト の例が含まれて
い ます。 こ れ ら は、 MicroStrategy Report Services を使用 し て作成で き る
い く つかの レ ポー ト ド キ ュ メ ン ト のサンプルです。
•
MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォ ーム機能 : こ の フ ォ ルダーには
MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームに含まれ る さ ま ざ ま な高機能のサンプル
が含まれます。 ソ フ ト ウ ェ アの評価担当者、 お よ び顧客は、 こ れ ら の
例を使用 し て多 く のプ ラ ッ ト フ ォーム機能に慣れ る こ と がで き ます。 顧
客は こ れ ら の例を、 独自の MicroStrategy アプ リ ケーシ ョ ン を開発する
と き の参考 と し て使用で き ます。
こ れ ら の フ ォ ルダーの下にあ る サブ フ ォ ルダーには、 その中の レ ポー ト
が持つ機能を表す名前が付け ら れてい ます。 た と えば、 " グラフ スタ
イル " フ ォ ルダーには、 MicroStrategy で作成可能なほ と ん ど のグ ラ フ
タ イ プの例が含まれてい ます。 "MicroStrategy Data Mining
Services" フ ォ ルダーには、 MicroStrategy 内で構築 さ れた線形回帰モ
デル と その他のデー タ マ イ ニ ン グ モデルの例が含まれてい ます。
"MicroStrategy Mobile" フ ォ ルダーには、 MicroStrategy Mobile を
使用 し て BlackBerry、 iPhone、 ま たは iPad で表示で き る レ ポー ト お よ び
ド キ ュ メ ン ト の例が含まれてい ます。
•
サブ ジ ェ ク ト エ リ ア : こ の フ ォ ルダーには、 さ ら に ト ピ ッ ク 別に分類で
き る レ ポー ト があ り ます。 ト ピ ッ ク には、 " 顧客分析 "、 " エン タ ープ ラ
イ ズ パフ ォーマ ン ス マネージ メ ン ト "、 " 人事分析 "、 " 在庫お よ び物
流サプ ラ イ チ ェ ーン分析 "、 " 売上高 と 収益性分析 "、 お よ び " サプ ラ イ
ヤー分析 " があ り ます。
顧客分析 : " 顧客の所得 "、 " 顧客数 "、 "1 顧客当た り の売上 "、 " 売上
成長率 " な ど の領域を調査 し て、 顧客ベース を分析す る レ ポー ト が
あ り ます。
日次分析 : 会社の一般的な ワ ー ク フ ロ ーの分析に使用 さ れ る 、 販売、
コ ス ト 、 売上、 売上予測、 利益お よ び利幅についての情報を含む
ダ ッ シ ュ ボー ド と レ ポー ト があ り ます。 ダ ッ シ ュ ボー ド と レ ポー ト
は、 基本的な MicroStrategy のデモン ス ト レーシ ョ ンに役立ち ます。
エ ン タ ープ ラ イ ズ パフ ォ ーマ ン ス マネージ メ ン ト : こ の レ ポー ト
は、 売上の合計 ・ 傾向 ・ 見通 し 、 利益 ・ 利益率 ・ 利益見通 し が含ま
れてい ます。 経営者は、 こ れ ら の レ ポー ト を見て、 会社全体、 ま た
は地域、 カ テ ゴ リ 、 お よ びサブカ テ ゴ リ の任意の レベルで会社のパ
フ ォーマ ン ス を容易に理解で き ます。
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MicroStrategy Tutorial と は
421
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
人事分析 : 従業員の人数、 生年月日、 勤続期間、 売上が ト ッ プ 5 の
従業員な ど、 従業員に関す る 情報を持つレ ポー ト があ り ます。 こ れ
ら の レ ポー ト は、 従業員、 時間、 地理、 お よ び売上をベース に し て
い ます。 " 人事分析 " レ ポー ト に よ り 人材に対す る 見識が得 ら れ る の
で、 マネージ ャ ーは従業員の効率 と 効果を引 き 上げ る こ と がで き ま
す。 人事担当者は、 パフ ォーマ ン ス の低い従業員、 お よ び不適切な
人員配置を特定で き ます。 マネージ ャ ーは、 すべての レベルで、 従
業員のパフ ォーマ ン ス に着目 し て、 各従業員の詳細レベルへの ド リ
ル ダ ウ ン、 傾向の表示、 お よ び他の方法では明白にな ら なかっ た
イ ン テ リ ジ ェ ン ス の抽出がで き ます。
棚卸資産 と サプ ラ イ チ ェ ーン分析 : " 在庫 と 売上数量 "、 " 四半期別サ
プ ラ イ ヤーか ら の受取 り 在庫 " な ど、 サプ ラ イ ヤー、 製品、 コ ス ト 、
売上、 利益に基づ く 情報を持つレ ポー ト があ り ます。 " 在庫 " レ ポー
ト は、 社内、 お よ びサプ ラ イ ヤーにいた る ま での在庫情報を追跡 し
ます。 基本的に、 こ れ ら の レ ポー ト には、 在庫商品数、 特定サプ ラ
イ ヤーか ら の入庫予定数、 お よ び こ れま での販売数が示 さ れます。 "
在庫 " レ ポー ト は、 サプ ラ イ チ ェーンが可能な限 り 効率的であ る こ
と の確認に使用 し ます。 従業員は、 こ れ ら の レ ポー ト を使用 し て、
傾向 と 詳細の分析、 在庫 と 配送の短時間での調整、 お よ びベース と
な る サプ ラ イ チ ェ ーンの コ ス ト や非効率性について理解で き ます。
売上高 と 利益分析 : 複数の観点か ら 売上 と 利益を分析す る レ ポー ト
があ り ます。 た と えば、 " 地域別売上 "、 " 経時変化売上 "、 " 地域別
のブ ラ ン ド パフ ォーマ ン ス " な ど です。 マネージ ャ ーやアナ リ ス ト
は、 " 製品売上 " レ ポー ト を使用 し て、 売上傾向のモニ タ ー と 分析、
会社の売上目標の追跡、 お よ び店舗別のパフ ォーマ ン ス の比較を行
い、 市場か ら の フ ィ ー ド バ ッ ク に対 し て よ り 短期間で正確に対応で
き ます。 ま た、 経営者は、 売上の傾向 と 詳細の分析、 価格 と 販売促
進の短期間での調整、 製品の親和性や主要な事業部の特定、 お よ び
コ ス ト と 売上の傾向の理解がで き ます。
サプ ラ イ ヤー分析 : " 仕入先ご と のブ ラ ン ド 売上 "、 " サプ ラ イ ヤーご
と の販売実績 (%) "、 " サプ ラ イ ヤー別ユニ ッ ト 単位の売上 と 収益 "
な ど、 サプ ラ イ ヤー、 営業、 収益、 お よ び売上情報を持つレ ポー ト
があ り ます。 " サプ ラ イ ヤー " レ ポー ト に よ り 、 マネージ ャ ーやアナ
リ ス ト はベン ダーのパフ ォーマ ン ス のモニ タ ー と 分析がで き る ので、
パフ ォーマ ン ス上の問題を即時に特定で き ます。 こ れ ら の レ ポー ト
は、 特定ベン ダーのブ ラ ン ド お よ び販売商品を追跡 し ます。 ま た、
レ ポー ト は利益 と 売上の情報を特定サプ ラ イ ヤー と 関連付け る ので、
主要ベン ダー と の関係を強化で き ます。
ド キ ュ メ ン ト の コ ン テ ン ツ を独自のプ ロ ジ ェ ク ト オブジ ェ ク ト に調整す る
こ と に よ っ て、 事前に設定 さ れた ド キ ュ メ ン ト をプ ロ ジ ェ ク ト に配置す る
こ と がで き ます。 た と えば、 前述の Tutorial の ド キ ュ メ ン ト ま たはダ ッ
シ ュ ボー ド 、 ま たは自身のプ ロ ジ ェ ク ト の Analytical Modules 内の ド キ ュ
メ ン ト お よ びダ ッ シ ュ ボー ド を使用で き ます。 こ れを行 う には、 ポー タ ブ
422 MicroStrategy Tutorial と は
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
MicroStrategy Tutorial A
ル ド キ ュ メ ン ト 機能を使用 し ます。 ポー タ ブル ド キ ュ メ ン ト には、 デー タ
な し で、 ド キ ュ メ ン ト のすべてのデザ イ ンが含まれ る ので、 同 じ メ タ デー
タ が存在 し ないプ ロ ジ ェ ク ト 間で も ド キ ュ メ ン ト を コ ピーす る こ と がで き
ます。 ド キ ュ メ ン ト を代替プ ロ ジ ェ ク ト に イ ン ポー ト す る と き に、 ド キ ュ
メ ン ト を新 し いプ ロ ジ ェ ク ト にマ ッ プ し ます ( こ れを ド キ ュ メ ン ト の調整
と いい ます)。 ポー タ ブル ド キ ュ メ ン ト の作成お よ び調整の操作手順は、
『 ド キ ュ メ ン ト 作成ガ イ ド 』 の 「高度な ド キ ュ メ ン ト 」 を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy Tutorial のデー タ モデル
論理デー タ モデルは、 ビ ジネ ス環境でのデー タ の流れ と 構造を視覚的に表
し ます。 論理デー タ モデルはフ ァ ク ト の編成方法の 1 つで、 さ ま ざ ま な ビ
ジネ ス上の観点か ら フ ァ ク ト を分析で き ます。 た と えば、 小売会社の単純
な論理デー タ モデルは、 小売業務に通常、 関連付け ら れ る 一般的な ビ ジネ
ス上の 3 つの観点であ る 、 店舗別、 製品別、 お よ び時間別に、 必要なすべ
ての フ ァ ク ト を編成で き ます。
デー タ モデ リ ン グの詳細は、 2 章、 「論理データ モデル」 を参照 し て く だ さ
い。
MicroStrategy Tutorial では、 前述 し た分析領域であ る " 顧客分析 "、 " 人事
分析 " な ど が、 次の階層グループに編成 さ れてい ます。
•
「地理階層」 (424 ページ)
•
「製品階層」 (426 ページ)
•
「顧客階層」 (427 ページ)
•
「時間階層」 (430 ページ)
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MicroStrategy Tutorial のデー タ モデル
423
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ モデ リ ン グの表記
階層を視覚的に表す場合、 次の表記を使用 し ます。
記号
意味
定義
エン ト リ ポ
イン ト
エ ン ト リ ポ イ ン ト は、 デー タ エ ク ス プ ロー ラ ーのア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン
ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト です。 エ ン ト リ ポ イ ン ト を作成する と 、 階層の さ ま ざ
ま な レ ベルに到達する ために複数のア ト リ ビ ュ ー ト を ブ ラ ウズ し な く て も、
目的のア ト リ ビ ュ ー ト に即座にア ク セス で き ます。
アト リ
ビ ュー ト
シ ス テム設計者に よ り 定義 さ れ、 デー タ ウ ェ アハウス ル ッ ク ア ッ プ テーブ
ル内の 1 つ以上の列 と 関連付け られるデー タ レ ベル。 ア ト リ ビ ュ ー ト には、
" 地域 "、 " 注文番号 "、 " 顧客 "、 " 年齢 "、 " 商品 "、 " 都市 "、 " 年 " な ど
のデー タ 分類が含まれる。 ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し て、 特定のレ ベルで集計
と フ ィ ル タ リ ン グ を行 う こ と がで き ます。
1 対多関係
親ア ト リ ビ ュ ー ト の各エ レ メ ン ト が子ア ト リ ビ ュ ー ト の複数のエ レ メ ン ト に
関連 し 、 子ア ト リ ビ ュ ー ト の各エ レ メ ン ト が親ア ト リ ビ ュ ー ト の 1 つのエ レ
メ ン ト にのみ関連する ア ト リ ビ ュ ー ト の関係。 1 対多ア ト リ ビ ュ ー ト 関係は、
デー タ モデルで最 も 一般的であ る。
地理階層
" 地理 " 階層には、 " 国 " や " 地域 "、 " 配送セ ン タ ー "、 " コ ール セ ン タ ー
" な ど のア ト リ ビ ュ ー ト 、 お よ び従業員に固有のア ト リ ビ ュ ー ト があ り ま
す。 " 国 " や " 地域 " が " 地理 " 階層に含まれ る こ と は簡単にわか り ます
が、 " 配送セ ン タ ー "、 " コ ール セ ン タ ー " お よ び従業員に関連する ア ト リ
ビ ュ ー ト はど う で し ょ う か。
MicroStrategy Tutorial で使用 さ れ る デー タ は、 電子機器、 映画、 音楽製品、
書籍を販売す る 架空の会社をベース に し てい ます。 こ の会社には物理的な
店舗はあ り ませんが、 その代わ り にカ タ ロ グ と Web での販売事業を行っ て
い ます。 顧客は印刷カ タ ロ グやオン ラ イ ン カ タ ロ グで商品を調べて、 電話
で注文 し ます。 こ の注文は、 いずれかの コ ール セ ン タ ーにい る 従業員が処
理 し ます。 次に、 こ の注文は、 該当商品の在庫があ る 配送セ ン タ ーに よ っ
て処理 さ れ、 いずれかの配送会社に よ り 注文商品が送付 さ れます。
424 MicroStrategy Tutorial のデー タ モデル
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MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
地理階層には、 次のア ト リ ビ ュ ー ト があ り ます。
ア ト リ ビ ュー ト
説明
例
Call Center
( コ ール セ ン
タ ー)
電話注文を受け る と こ ろ です。 コ ール セ ン タ ーは、 さ ま ざ
ま な市区町村にあ り ます。
ア ト ラ ン タ 、 ボス
ト ン、 チ ャ ールス
ト ン。
Country (国)
会社が現在事業を行 っ ている国、 または将来、 事業展開を
希望 し てい る国。 また、 従業員が勤務 し てい る国を指す こ
と も あ り ます。
米国、 スペ イ ン、 フ
ラ ン ス。
Distribution
Center (配送
セ ン タ ー)
商品注文を顧客に配送する配送元。 現在、 各配送セ ン タ ー
は、 対応する コ ール セ ン タ ー と 同 じ 市町村にあ り ます。
マ イ ア ミ 、 ニ ュ ーオー
リ ンズ、 フ ァ ーゴ。
Employee (従業 地理階層で最 も 下のレ ベルであ り 、 各注文を担当する個
員)
人を表 し ます。
Jennifer Lee、 Laura
Kelly
Employee Age
(従業員年齢)
29、 36、 52
各従業員の年齢。
Employee Birth
各従業員の生年月日。
Date (従業員生
年月日)
5/ 6/ 66、 1/ 1/ 77
Employee
Experience (従
業員勤続年数)
従業員が組織に勤務 し ている年数。
3、 5、 6
Employee FTE
Flag (従業員
FTE フ ラ グ)
従業員のス テー タ スが フル タ イ ムかど う かを示す。
はい、 いいえ。
Hire Date (入社 特定の従業員が入社 し た日付。
日)
2/ 16/ 97、 3/ 15/ 99
Manager (マネー 特定の コ ール セ ン タ ーの責任者。
ジ ャ ー)
Peter Rose、 Alice
Cooper。
MicroStrategy
User
(MicroStrategy
ユーザー)
MicroStrategy ユーザーのロ グ イ ン ID。 こ のア ト リ ビ ュ ー ト Administrator、
は、 シ ス テム プ ロ ン プ ト を使用 し てデー タ セキ ュ リ テ ィ を Business User、 User。
実装する ために使用 さ れます。
Region (地域)
それぞれの国は、 複数の地域に分割 さ れます。
中央部、 北西部、 南西
部。
Salary (給料)
従業員に 1 年間に支給する金額。
24,000、 35,000.
上の表に示 し た ア ト リ ビ ュ ー ト は、 最 も よ く 使用 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト の
一部であ り 、 地理階層の論理定義に組み込まれてい ます。 地理階層にあ る
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MicroStrategy Tutorial のデー タ モデル
425
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
すべてのア ト リ ビ ュ ー ト の論理関係を詳細に理解す る には、 次の図を参照
し て く だ さ い。
製品階層
製品階層には、 " カ テ ゴ リ "、 " ブ ラ ン ド "、 " カ タ ロ グ "、 " 仕入先 " な ど
のア ト リ ビ ュ ー ト があ り ます。
製品階層には、 次のア ト リ ビ ュ ー ト があ り ます。
ア ト リ ビ ュー ト
説明
例
Brand (ブ ラ ン ド )
特定の商品の製造元またはアーテ ィ ス ト 。
Ayn Rand、 3Com、 ソ
ニー。
Catalog (カ タ ロ グ)
商品の販売に使用する媒体。
2006 年春号、 2007 年秋
号。
Category (カ テ ゴ リ ) 商品は、 最高レ ベルのカ テ ゴ リ に分類 さ れます。
電子機器、 音楽。
Discontinued Code
(廃止 コ ー ド )
0 = 廃止 さ れた商品、 1 = 廃止 さ れていない商品。
0、 1
Item (商品)
販売する個々の商品。
The Great Gatsby、 Sony
Discman。
426 MicroStrategy Tutorial のデー タ モデル
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MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュー ト
説明
例
Subcategory (サブ カ カ テ ゴ リ 内で商品のサブ セ ッ ト を さ ら に分類する た
テゴ リ)
めに使用 し ます。
ビ ジネス、 カ メ ラ 、 ド
ラ マ。
Supplier (仕入先)
ブ ラ ン ド セ ッ ト の供給者。
McGraw Hill、 Disney
Studios。
Warranty (保証)
故障 し た商品を製造元が修理する期間の月数
(Narrowcast Server に固有)。
3、 5
上の表に示 し た ア ト リ ビ ュ ー ト は、 最 も よ く 使用 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト の
一部であ り 、 顧客階層の論理定義に組み込まれてい ます。 顧客階層にあ る
すべてのア ト リ ビ ュ ー ト の論理関係を詳細に理解す る には、 次の図を参照
し て く だ さ い。
顧客階層
顧客階層には、 顧客年齢、 所得階層、 支払方法、 発送日な ど、 顧客が属す
る 層や購入に関す る 情報があ り ます。
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MicroStrategy Tutorial のデー タ モデル
427
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
顧客階層には、 次のア ト リ ビ ュ ー ト があ り ます。
ア ト リ ビ ュー ト
説明
例
Age Range (年齢 特定の年齢グループ間の顧客の区分。
層)
24 才以下、 28 才以上。
Customer (顧客) 各顧客の名前。
Selene Allen、 Chad Laurie。
Customer
顧客の郵便宛先。
Address (顧客住
所)
1717 Mcknight Ln, 1734 Benson
St.
Customer Age
(顧客年齢)
特定顧客の現時点での年齢。
26、 38、 59
Customer Birth
Date (顧客生年
月日)
顧客の生年月日。
8/ 4/ 50、 4/ 30/ 72
Customer City
(顧客都市)
顧客が住んでい る都市。
アルバニー、 シ カ ゴ、 メ ン
フ ィ ス。
Customer
顧客が住んでい る国。
Country (顧客の
国)
米国、 スペ イ ン、 フ ラ ン ス。
Customer Email
(顧客 Email)
[email protected][email protected]
顧客の メ ール ア ド レ ス。
Customer
顧客の メ ール ア ド レ ス。
Gender (顧客性
別)
男性、 女性。
Customer Region
(顧客地域)
顧客が住んでい る地域。
北東部、 南部、 フ ラ ン ス。
Customer State
(顧客州)
顧客が住んでい る州。
メ イ ン、 ノ ースダ コ タ 。
Days to Ship (配 配送セ ン タ ーか ら注文が配送 さ れる ま でに残 さ れた
達日数)
日数。
1、 5、 6
Education Level
(最終学歴)
顧客の最終学歴。
高校、 大学、 大学院。
First Order Date
(初注文日)
顧客に よ る初回注文日。
2/ 14/ 2007
Household Count
(家族人数)
顧客の持つ家族数。
2、 4、 6 以上。
Housing Type (住 顧客の持つ住居の タ イ プ。
居 タ イ プ)
賃借者、 自宅保有者、 扶養。
Income Bracket
(所得階層)
$31,000 - 40,000、 $61,000 70,000。
顧客が通知 し た所得範囲。
428 MicroStrategy Tutorial のデー タ モデル
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MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュー ト
説明
例
Last Order Date
(最終注文日)
顧客に よ る最終注文日。
2/ 28/ 2009
Marital Status
(婚姻区分)
顧客の婚姻区分。
既婚、 未婚。
Order (注文)
購入商品の特定グループに関連付け られた追跡番
号。
167、 2635
Payment Method
(支払方法)
注文に対 し て顧客が支払 う 方法。
Amex、 小切手。
Phone Plan (電話 顧客の購入 し た電話のプ ラ ン。
計画)
学生、 独身、 2 人、 家族 _ 小。
Phone Usage (電 通話の時刻、 日付、 お よび請求の詳細を含む、 現在
話の使用率)
の顧客の電話使用状況。
ア ク テ ィ ブ な月 : 24、 オ フ
ピー ク時の平均分数 :
412.60294、 ピー ク時の平均分
数 : 91.54584、 有効期限 : 12/
14/ 2009 12 : 00 : 00 am。
Promotion (販促) 商品が販売 さ れる特定のデ ィ ス カ ウ ン ト 期間の日付
範囲 (セールス日付)。
9/1/06 - 9/4/06、2/16/07 - 2/
19/ 07。
Promotion Type
(販促 タ イ プ)
デ ィ ス カ ウ ン ト 期間の提供 タ イ プ (セール タ イ プ)。 ク リ ス マス セール、 新学期
セール
Rush Order (特
急注文)
顧客が注文の特急配送を選択 し たかど う かを示 し ま
す。
1 (特急注文)、 0 (特急注文で
はない)。
Ship Date (発送 配送セ ン タ ーか ら注文が発送 さ れた日付。
日)
9/ 15/ 06、 3/ 26/ 07。
Shipper (発送会 製品を顧客に発送する ために使用 し たベン ダー。
社)
Pronto Packages、 MailFast。
Status (ス テー
タ ス)
顧客の現在のア カ ウ ン ト 区分。
新規、 ア ク テ ィ ブ。
Store (店舗)
モバイル デバイ スの使用か らの特定をサポー ト する
位置情報を含む小売店舗。
New Design Export、 General
Associates Enterprise、 Goods
Goods Goods。
Store City (店舗 店舗が位置する都市。
都市)
Council Bluffs、 Elk River、
Liverpool
Store Country
(店舗国)
店舗が位置する国。
カ ナダ、 ド イ ツ、 ア メ リ カ合
衆国。
Store State (店
舗州)
店舗が位置する州。
AB、 PA、 TX
Store Zipcode
(店舗郵便番号)
店舗の郵便番号。
00682、 22043
Zip Code (郵便番 顧客の住む地域の郵便番号。
号)
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07026、 36303
MicroStrategy Tutorial のデー タ モデル
429
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
上の表に示 し た ア ト リ ビ ュ ー ト は、 最 も よ く 使用 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト の
一部であ り 、 顧客階層の論理定義に組み込まれてい ます。 顧客階層にあ る
すべてのア ト リ ビ ュ ー ト の論理関係を詳細に理解す る には、 次の画像を参
照 し て く だ さ い。
時間階層
時間階層には、 "Year" (年)、 "Quarter" (四半期)、 "Month" (月)、 "Day"
(日) な ど の時間に固有のア ト リ ビ ュ ー ト があ り ます。
430 MicroStrategy Tutorial のデー タ モデル
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MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
時間階層には、 次のア ト リ ビ ュ ー ト があ り ます。
ア ト リ ビ ュー ト
説明
例
Day (日)
購入日のカ レ ン ダー上の日付。
5/ 14/ 09、 12/ 26/ 12
Month (月)
購入を行っ た月。
7 月 10 日、 8 月 12 日。
Month of Year (カ
レ ン ダー月)
購入を行っ た カ レ ン ダー上の月。
1 月、 11 月。
Quarter (四半期)
購入を行っ た カ レ ン ダー上の四半期。
2010 年第 2 四半期、 2012 年第 3
四半期。
Year (年)
購入を行っ た カ レ ン ダー上の年。
2009、 2010、 2011
時間階層にあ る すべてのア ト リ ビ ュ ー ト の論理関係を詳細に理解す る には、
次の画像を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy Tutorial のデー タ モデルの表示
MicroStrategy Tutorial のデー タ モデルは前のページに示 し ま し たが、
MicroStrategy Architect を使用 し て、 直接表示す る こ と も で き ます。
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MicroStrategy Tutorial のデー タ モデル
431
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect を使用 し て MicroStrategy Tutorial のデー タ モデルを表示するには
1 MicroStrategy Tutorial を現在使用 し ていない場合は、 MicroStrategy
Tutorial を含むプ ロ ジ ェ ク ト ソ ース に ロ グ イ ン し て、 [MicroStrategy
Tutorial] プ ロ ジ ェ ク ト を展開 し ます。 管理権限を持つユーザー と し て ロ
グ イ ンす る 必要があ り ます。
ォ ル ト では、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト は、
デフ
MicroStrategy Analytics Modules プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース の一部 と し て
提供 さ れます。
2 [MicroStrategy Tutorial] プ ロ ジ ェ ク ト を右 ク リ ッ ク し て、
[Architect] を ク リ ッ ク し ます。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
3 [ 階層表示] の [ 階層 ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト にあ る [ シス テム階層 ] を ク
リ ッ ク し ます。 シ ス テ ム階層が表示 さ れます。
プ ロ ジ ェ ク ト のシ ス テ ム階層は、 プ ロ ジ ェ ク ト 内にあ る すべてのア ト リ
ビ ュ ー ト の関係を定義 し ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト の関係は、 エン ジ ンが
SQL を生成す る 方法、 テーブル と 列の結合方法 と 使用方法、 お よ びテー
ブル間の関係の有無を規定 し ます。 Architect を使用 し て ア ト リ ビ ュ ー ト
の関係を定義す る 方法の詳細は、 「ア ト リ ビ ュー ト 関係の定義」 (182
ページ) を参照 し て く だ さ い。
4 階層の ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、[ 顧客 ]、[ 地理 ]、[ 製品 ]、[ 時間 ] な
ど、 さ ま ざ ま な階層を選択で き ます。 こ れ ら の階層は、 ア ト リ ビ ュ ー ト
間のブ ラ ウ ズや ド リ ルの機能を定義す る ユーザー階層です。 Architect を
使用 し てユーザー階層を作成す る 方法の詳細は、 「ユーザー階層の作成
と 変更」 (189 ページ) を参照 し て く だ さ い。
5 階層の レ イ ア ウ ト 表示を保存す る には、 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーの [ イ メ ー
ジ を エ ク スポー ト ] を ク リ ッ ク し ます。 名前を入力 し 、 イ メ ージ を保存
す る 種類を選択 し て、 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。
MicroStrategy Tutorial のスキーマ
ス キーマ と は、 論理デー タ モデルか ら 派生 し た、 ウ ェ アハ ウ ス のデー タ エ
レ メ ン ト 、 物理特性、 お よ び関係の論理的かつ物理的な定義です。
論理デー タ モデルは、 デー タ 、 お よ びデー タ が ビ ジネ ス に ど の よ う に関係
す る かを理解す る ために必要な情報の全体像を示 し ます。 論理デー タ モデ
432 MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
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MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ルの作成はグ ラ フ ィ ッ ク を多用す る 手法で、 ビ ジネ ス、 技術、 ま たは概念
の各環境でデー タ の定義、 特性、 お よ び関係を表 し ます。
物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマは、 " 日 "、 " 商品 "、 " 店舗 "、 " ア カ ウ ン ト "
な ど の論理デー タ モデルに基づ き ます。 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマは、 1
つの論理デー タ モデルか ら 複数、 得 ら れ る 場合があ り ます。 論理デー タ モ
デルは作成す る フ ァ ク ト やア ト リ ビ ュ ー ト を示 し ますが、 物理ウ ェ アハ ウ
ス ス キーマはそれ ら のオブジ ェ ク ト の基礎 と な る デー タ の保存場所を示 し
ますす。 物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマは、 デー タ がデー タ ウ ェ アハ ウ ス に ど
の よ う に保存 さ れ る かを表 し ます。
MicroStrategy Tutorial スキーマの探索
MicroStrategy Architect には、 MicroStrategy Tutorial の ス キーマ を探索する
ための直感的な方法が用意 さ れてい ます。 Architect を使用 し て Tutorial の
ス キーマの探索を開始す る 前に、 Tutorial の ス キーマ全体の理解に役立つ表
記規則 と フ ァ ク ト の情報をい く つか示 し ます。
次の接頭語 と 接尾語を使用 し て、 さ ま ざ ま な タ イ プのテーブルを示 し ます。
記号
意味
定義
LU_
ルッ クア ッ プ
テーブル
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の一意な識別に使用 さ れるデー タ ベース
テーブル。 通常、 ル ッ ク ア ッ プ テーブルはデ ィ メ ン シ ョ ンの説明か
ら 構成 さ れ、 内部のデ ィ メ ン シ ョ ン ア ト リ ビ ュ ー ト に よ っ て フ ァ ク
ト テーブル と 結合 さ れて、 フ ァ ク ト テーブル内の数値 フ ァ ク ト を グ
ループ化する。
REL_
関係テーブル
ル ッ ク ア ッ プ テーブルは 1 つ以上のア ト リ ビ ュ ー ト に関する情報を
保存 し ますが、 関係テーブルは 2 つのア ト リ ビ ュ ー ト 間の関係に関
する情報を保存 し ます。 関係テーブルには 2 つ以上のア ト リ ビ ュ ー
ト の ID 列があ り 、 それ らのア ト リ ビ ュ ー ト の関係を定義 し ます。
_SLS
営業情報を持
つテーブル
複数の論理レ ベルで営業デー タ (売上、 利益、 コ ス ト な ど) を保存
するデー タ ベース テーブル。 こ れ らのテーブルには、 ア ト リ ビ ュ ー
ト と フ ァ ク ト の定義の組み合わせがあ り ます。 た と えば、
YR_CATEGORY_SLS テーブルには、 " 年 " および " カ テ ゴ リ " のア
ト リ ビ ュ ー ト 、 お よび " 売上 "、 " コ ス ト "、 " 収益 " な どの フ ァ ク
ト があ り ます。 こ れ ら のフ ァ ク ト を こ のテーブルに保存する こ と に
よ り 、 " 年 " と " カ テ ゴ リ " のレ ベルでデー タ を使用で き る よ う に
な り ます。
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MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
433
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
多 く のテーブルには、 ア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト の定義の組み合わせがあ
り ます。 MicroStrategy Tutorial で作成 さ れた メ ト リ ッ ク の元にな っ てい る 基
本フ ァ ク ト を次の表に示 し ます。
ファクト
説明
当初在庫
月初時での各商品の在庫個数。
解約
獲得顧客、 維持顧客、 お よび喪失顧客の傾向お よびプ ロ フ ァ イル。
コス ト
仕入先が会社に課金する総額。
顧客 ID
会社が顧客に割 り 当て る一意の識別番号。
デ ィ ス カウン ト
通常価格か らの減額。
末在庫
月末時での各商品の在庫個数。
運送料
商品の運送に支払 っ た金額。
総売上
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製品売上か ら 得 られた合計収入。
商品在庫
期末および期首 タ イ プの在庫計算に使用する月レ ベルの商品在庫。 こ の フ ァ
ク ト は、 年累計お よび月累計分析 も サポー ト し ます。
受注数量に対 し て
顧客に よ る注文数。
利益
商品の売価 と コ ス ト の差額。
最新の購入日
顧客の最後の購入時か ら経過 し た日数。
売上
特定の ソ ース会計について、 全製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン ト 額を差 し 引
いて得 ら れた合計収入。
特急料金
特急配送サービ スに課金する金額。
目標数量
商品の売上数量に設定 さ れた目標。
在職期間
従業員が雇用 さ れた期間。
単位 コ ス ト
購入 し た商品ご と に、 仕入先が会社に課金する金額。
単価
販売 し た商品ご と に、 会社が顧客に課金する金額。
単品利益
単価 - 単品 コ ス ト
入荷数
仕入先か ら受け取 っ た各商品の数量。
売上数量
顧客が購入 し た各商品の個数。
次の手順は、 Architect を使用 し て MicroStrategy Tutorial の ス キーマ を探索
す る 方法を示 し ます。
434 MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Architect を使用 し て MicroStrategy Tutorial のスキーマ を探索するには
1 MicroStrategy Tutorial を現在使用 し ていない場合は、 MicroStrategy
Tutorial を含むプ ロ ジ ェ ク ト ソ ース に ロ グ イ ン し て、 [MicroStrategy
Tutorial] プ ロ ジ ェ ク ト を展開 し ます。 管理権限を持つユーザー と し て ロ
グ イ ンす る 必要があ り ます。
ォ ル ト では、 MicroStrategy Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト は、
デフ
MicroStrategy Analytics Modules プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース の一部 と し て
提供 さ れます。
2 [MicroStrategy Tutorial] プ ロ ジ ェ ク ト を右 ク リ ッ ク し て、
[Architect] を ク リ ッ ク し ます。 MicroStrategy Architect が開 き ます。
3 [ プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー ] を ク リ ッ ク し ます。 MicroStrategy
Tutorial のプ ロ ジ ェ ク ト に含まれ る テーブルがすべて表示 さ れます。
4 各テーブルの物理的な列を表示す る には :
a
[オプ シ ョ ン] メ ニ ュ ーか ら [設定] を選択 し ます。 [MicroStrategy
Architect 設定] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
b
[ 設定を表示 ] タ ブか ら [ テーブルを物理表示で表示 ] を選択 し ます。
c
[OK] を ク リ ッ ク し て Architect に戻 り ます。
各テーブルに列、 お よ び列名 と デー タ 型が表示 さ れます。
5 各テーブルの物理的な列、 お よ び列で定義す る MicroStrategy の ス キー
マ オブジ ェ ク ト を表示す る には :
a
[オプ シ ョ ン] メ ニ ュ ーか ら [設定] を選択 し ます。 [MicroStrategy
Architect 設定] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が開 き ます。
b
[ 設定を表示 ] タ ブか ら [ テーブルを論理表示で表示 ] を選択 し ます。
c
[ 高度なオプ シ ョ ン ] を ク リ ッ ク し ます。
d
[ テーブルを論理表示で表示 ] オプシ ョ ンのチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス をすべ
て選択 し ます。 各オプシ ョ ンの説明は、 「テーブル内の列 と ア ト リ
ビ ュー ト フ ォームの表示」 (117 ページ) を参照 し て く だ さ い。
e
[OK] を ク リ ッ ク し ます。
f
[OK] を ク リ ッ ク し て Architect に戻 り ます。
テーブルに、 ス キーマ オブジ ェ ク ト 、 お よ びス キーマ オブジ ェ ク ト
の定義に使用 し た列が表示 さ れます。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
435
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
6 [プ ロ ジ ェ ク ト テーブル ビ ュ ー] にア ト リ ビ ュ ー ト の関係を表示す る に
は、 [ 表示 ] メ ニ ュ ーか ら [ 関係を表示 ] を選択 し ます。
7 [ プ ロパテ ィ ] ペ イ ンの [ ア ト リ ビ ュ ー ト ]、[ フ ァ ク ト ]、お よ び [ テーブ
ル ] の各 タ ブを使用 し て、 Tutorial project の さ ま ざ ま なテーブルやス
キーマ オブジ ェ ク ト をブ ラ ウ ズで き ます。
8 Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト を さ ら に詳細に調べ ら れ る よ う なテーブルを編成
す る には、 レ イ ヤーを作成 し ます。 Architect を使用 し て レ イ ヤーを作成
す る 方法の詳細は、 「プ ロ ジ ェ ク ト 内のテーブルの編成 : [レ イ ヤー]」
(142 ページ) を参照 し て く だ さ い。
9 Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマの レ イ ア ウ ト 表示を保存す る には、 [ フ ァ
イル ] メ ニ ュ ーか ら [ イ メ ージ を エ ク スポー ト ] を選択 し ます。名前を入
力 し 、 イ メ ージ を保存す る 種類を選択 し て、 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。
テーブル列の情報
こ の項では、 Tutorial プ ロ ジ ェ ク ト で使用 さ れ る 各物理テーブルの列につい
て説明 し ます。
列名
デー タ タ イ プ
説明
テーブル : CITY_CTR_SLS
都市および コ ール セ ン タ ー論理レ ベルでの店舗売上デー タ を保持する フ ァ ク ト テーブル。
CALL_CTR_ID
整数 (2)
コ ールセ ン タ ーの値の一意識別
子。
CUST_CITY_ID
整数 (2)
顧客都市の値の一意識別子。
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
仕入先が会社に課金する総額。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引いて得 られた合計
収入。
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
テーブル : CITY_MNTH_SLS
都市および月の論理レ ベルでの店舗売上デー タ を保持する フ ァ ク ト テーブル。
CUST_CITY_ID
整数 (2)
顧客都市の値の一意識別子。
MONTH_ID
整数 (4)
月の一意の識別子。
436 MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
仕入先が会社に課金する総額。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引いて得 られた合計
収入。
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
テーブル : CITY_SUBCATEG_SLS
都市およびサブ カ テ ゴ リ の論理レ ベルでの店舗売上デー タ を保持する フ ァ ク ト テーブル。
CUST_CITY_ID
整数 (2)
顧客都市の値の一意識別子。
SUBCAT_ID
整数 (2)
商品のサブ カ テ ゴ リ の一意の識
別子。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引いて得 られた合計
収入。
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
仕入先が会社に課金する総額。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
テーブル : CUSTOMER_SLS
顧客の論理レ ベルでの売上デー タ を示す フ ァ ク ト テーブル。
CUSTOMER_ID
整数 (4)
会社が顧客に割 り 当て る一意の
識別番号。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引いて得 られた合計
収入。
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
テーブル : DAY_CTR_SLS
日および コ ール セ ン タ ーの論理レ ベルでの売上デー タ を示す フ ァ ク ト テーブル。
DAY_DATE
© 2014 MicroStrategy, Inc.
タ イ ムス タ ン プ
取引が発生 し た曜日 と 日付。
MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
437
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
CALL_CTR_ID
整数 (2)
コ ールセ ン タ ーの値の一意識別
子。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引 く 前の合計収入。
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
仕入先が会社に課金する総額。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
テーブル : INVENTORY_CURR
現在の在庫の論理レ ベルでのデー タ を示す フ ァ ク ト テーブル。
ITEM_ID
整数 (2)
商品の一意の識別子。
TARGET_QTY
倍精度浮動小数点型
商品の売上数量に設定 さ れた目
標。
EOH_QTY
倍精度浮動小数点型
月末時での各商品の在庫個数。
ON_ORDER_QTY
倍精度浮動小数点型
顧客に よ る注文数。
UNIT_COST
倍精度浮動小数点型
購入 し た商品ご と に、 仕入先が
会社に課金する金額。
テーブル : INVENTORY_ORDERS
在庫および注文の論理レ ベルのデー タ を示す フ ァ ク ト テーブル。
ITEM_ID
整数 (2)
商品の一意の識別子。
UNITS_RECEIVED
倍精度浮動小数点型
仕入先か ら受け取 っ た各商品の
数量。
MONTH_ID
整数 (4)
月の一意の識別子。
MONTH_DURATION
倍精度浮動小数点型
在庫を計算する期間の月数。
テーブル : ITEM_CCTR_MNTH_SLS
商品、 コ ールセ ン タ ー、 および月の論理レ ベルでの売上デー タ を示す フ ァ ク ト テーブル。
CALL_CTR_ID
整数 (2)
コ ールセ ン タ ーの値の一意識別
子。
MONTH_ID
整数 (4)
月の一意の識別子。
ITEM_ID
整数 (2)
商品の一意の識別子。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引 く 前の合計収入。
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
438 MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
仕入先が会社に課金する総額。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
テーブル : ITEM_EMP_SLS
商品および従業員の論理レ ベルでの売上デー タ を示す フ ァ ク ト テーブル。
ITEM_ID
整数 (2)
商品の一意の識別子。
EMP_ID
整数 (2)
従業員の一意の識別子。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引 く 前の合計収入。
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
仕入先が会社に課金する総額。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
テーブル : ITEM_MNTH_SLS
商品および月の論理レ ベルでの売上デー タ を示す フ ァ ク ト テーブル。
ITEM_ID
整数 (2)
商品の一意の識別子。
MONTH_ID
整数 (4)
月の一意の識別子。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引 く 前の合計収入。
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
仕入先が会社に課金する総額。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
テーブル : LU_AGERANGE
顧客統計 (年齢層) のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
AGERANGE_ID
整数 (4)
年齢層の一意識別子。
AGERANGE _DESC
NVarChar (20)
年齢層の説明。
テーブル : LU_BRAND
特定の商品の製造元またはアーテ ィ ス ト を リ ス ト する ブ ラ ン ド のデー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブ
ル。
BRAND_ID
整数 (2)
ブ ラ ン ド の一意識別子。
BRAND_DESC
NVarChar (50)
ブ ラ ン ド の説明。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
439
A
MicroStrategy Tutorial
列名
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ タ イ プ
説明
テーブル : LU_CALL_CTR
電話注文を受け る コ ール セ ン タ ーの詳細を リ ス ト する、 コ ール セ ン タ ー デー タ のル ッ ク ア ッ プ
テーブル。
CALL_CTR_ID
整数 (2)
コ ールセ ン タ ーの値の一意識別
子。
CENTER_NAME
NVarChar (50)
コ ール セ ン タ ーの名前。
COUNTRY_ID
整数 (2)
国の値の一意識別子。
REGION_ID
整数 (2)
地域の値の一意識別子。
DIST_CTR_ID
整数 (2)
配送セ ン タ ーの値の一意識別
子。
MANAGER_ID
整数 (2)
マネージ ャ ーの一意識別子。
テーブル : LU_CATALOG
カ タ ロ グで使用可能な商品を リ ス ト する カ タ ロ グ デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
CAT_ID
整数 (2)
カ タ ロ グの値の一意識別子。
CAT_DESC
NVarChar (50)
カ タ ロ グの値の説明。
テーブル : LU_CATEGORY
最上位レ ベルで分類 さ れた商品を リ ス ト する カ テ ゴ リ デー タ のル ッ ク ア ッ プ テーブル。
CATEGORY_ID
整数 (2)
カ テ ゴ リ の値の一意識別子。
CATEGORY_DESC
NVarChar (50)
カ テ ゴ リ の値の説明。
テーブル : LU_COUNTRY
会社が将来ビ ジネス をする、 または将来ビ ジネス を希望する国を表す、 国デー タ のル ッ ク ア ッ プ テー
ブル。 また、 従業員が勤務 し ている国を含みます。
COUNTRY_ID
整数 (2)
国の値の一意識別子。
COUNTRY_NAME
NVarChar (50)
国の名前。
テーブル : LU_CUST_CITY
顧客地理情報 (都市) のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
CUST_CITY_ID
整数 (2)
顧客都市の値の一意識別子。
CUST_CITY_NAME
NVarChar (50)
顧客が滞在する都市の名前。
CUST_STATE_ID
整数 (2)
顧客州の値の一意識別子。
テーブル : LU_CUST_REGION
顧客地理情報 (地域) のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
CUST_REGION_ID
整数 (2)
顧客地域の値の一意識別子。
CUST_REGION_NAME
NVarChar (50)
顧客が滞在する地域の名前。
CUST_COUNTRY_ID
整数 (2)
顧客の国の値の一意識別子。
440 MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
テーブル : LU_CUST_STATE
顧客地理情報 (州) のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
CUST_STATE_ID
整数 (2)
顧客州の一意識別子。
CUST_STATE_NAME
NVarChar (50)
顧客が滞在する州の名前。
CUST_REGION_ID
整数 (2)
顧客地域の一意識別子。
テーブル : LU_CUSTOMER
顧客デー タ のル ッ ク ア ッ プ テーブル。 こ のテーブルは、 ビ ジネス よ り も消費者 と し ての顧客を対象 と
し ます。
CUSTOMER_ID
整数 (4)
会社が顧客に割 り 当て る一意の
識別番号。
CUST_FIRST_NAME
NVarChar (255)
顧客の名前。
CUST_LAST_NAME
NVarChar (255)
顧客の姓。
CUST_BIRTHDATE
タ イ ムス タ ン プ
顧客の生年月日。
ADDRESS
NVarChar (255)
顧客の住所。
INCOME_ID
整数 (2)
顧客の収入の一意識別子。
EMAIL
NVarChar (50)
顧客の メ ール ア ド レ ス ID。
CUST_CITY_ID
整数 (2)
顧客都市の値の一意識別子。
ZIPCODE
NVarChar (255)
顧客の住む住所の郵便番号。
GENDER_ID
整数 (4)
顧客の性別の一意識別子。
AGE_YERS
実数
顧客の年齢。
AGERANGE_ID
整数 (4)
特定の年齢グループ間の顧客の
区分の一意識別子。
MARITALSTATUS_ID
整数 (4)
顧客の婚姻区分の一意識別子。
EDUCATION_ID
整数 (4)
顧客の学歴区分一意識別子。
HOUSINGTYPE_ID
整数 (4)
顧客の持つ住居の タ イ プの一意
識別子。
HOUSEHOLDCOUNT_ID
整数 (4)
顧客の持つ家族数の一意識別
子。
FIRST_ORDER
タ イ ムス タ ン プ
顧客に よ る初回注文日。
LAST_ORDER
タ イ ムス タ ン プ
顧客に よ る最終注文日。
STATUS_ID
整数 (4)
顧客の現在のア カ ウ ン ト 区分の
一意識別子。
TENURE
実数
従業員が雇用 さ れた期間。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
441
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
RECENCY
実数
顧客の最後の購入時か ら経過 し
た日数。
テーブル : LU_CUSTOMER_TELCO
顧客の電話プ ラ ンの詳細を リ ス ト する、 顧客の電話デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
CUSTOMER_ID
整数 (4)
会社が顧客に割 り 当て る一意の
識別番号。
PLAN_ID
整数 (2)
顧客が購入 し た電話プ ラ ンのの
一意識別子。
AVG_MIN_PEAK
倍精度浮動小数点型
ピー ク 時の顧客の平均通話分。
AVG_MIN_OFFPEAK
倍精度浮動小数点型
オ フ ピー ク時の顧客の平均通話
分。
MONTHLY_PROFIT
倍精度浮動小数点型
商品の売価 と コ ス ト の月別差
額。
HELPDESK_CALLS
整数 (2)
顧客がヘルプデス ク に電話 し た
回数。
DROPPED_CALLS
整数 (2)
予期せず中断または切断 さ れた
通話数。
ACTIVE_MONTHS
倍精度浮動小数点型
顧客が電話プ ラ ン を継続 し た合
計月数。 こ れには、 2 年契約で
の月数 と 、 過去のすべての契約
での月数が含まれます。
CURRENT_MONTHS
倍精度浮動小数点型
現在の 2 年契約の月数。
LIFETIME_VALUE
倍精度浮動小数点型
一定期間において会社に利益を
も た ら す と みな さ れる顧客を特
定する顧客ス コ ア。
NET_PRESENT_VALUE
倍精度浮動小数点型
電話計画の正味現在価値。
REMAINING_VALUE
倍精度浮動小数点型
電話計画の残高。
START_DATE
タ イ ムス タ ン プ
顧客の電話計画の開始日。
EXPIRE_DATE
タ イ ムス タ ン プ
顧客の電話計画の有効期限。
RENEWALS
整数 (2)
顧客に よ っ て実行 さ れた更新。
CANCEL_DATE
タ イ ムス タ ン プ
顧客が電話計画のキ ャ ン セルを
行 っ た日付。
CHURN
整数 (2)
獲得顧客、 維持顧客、 お よび喪
失顧客の傾向お よびプ ロ フ ァ イ
ル。
LIFETIMEVALUESCORE
NVarChar (50)
顧客の生涯価値ス コ ア。
CREDITRISKSCORE
NVarChar (50)
顧客の信用 リ ス ク ス コ ア。
442 MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
CREDITRISKVALUE
NVarChar (50)
顧客の信用 リ ス ク値。
テーブル : LU_CUSTSTATUS
顧客ス テー タ スのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
STATUS_ID
整数 (4)
顧客ス テー タ スの一意識別子。
STATUS_DESC
NVarChar (20)
顧客ス テー タ スの説明。
テーブル : LU_DAY
顧客 ト ラ ンザ ク シ ョ ンのカ レ ン ダー日付を リ ス ト する、 日のデー タ のル ッ ク ア ッ プ テーブル。
DAY_DATE
タ イ ムス タ ン プ
曜日 と 日付。
MONTH_ID
整数 (4)
日付の月。
QUARTER_ID
整数 (2)
日付の四半期。
YEAR_ID
整数 (2)
日付の年。
テーブル : LU_DIST_CTR
商品の注文を顧客に発送する場所を リ ス ト する、 配送セ ン タ ー デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブ
ル。
DIST_CTR_ID
整数 (2)
配送セ ン タ ーの一意識別子。
DIST_CTR_NAME
NVarChar (50)
配送セ ン タ ーの名前。
COUNTRY_ID
整数 (2)
国の一意の識別子。
テーブル : LU_EDUCATION
顧客心理特性 (学歴) のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
EDUCATION_ID
整数 (4)
顧客の学歴の一意識別子。
EDUCATION_DESC
NVarChar (20)
顧客の学歴の説明。
テーブル : LU_EMPLOYEE
会社に勤務する代わ り に給料 と 手当を受給する個人の詳細を リ ス ト する、 従業員デー タ のためのル ッ
ク ア ッ プ テーブル。
EMP_ID
整数 (2)
従業員の一意の識別子。
EMP_LAST_NAME
NVarChar (50)
従業員の姓。
EMP_FIRST_NAME
NVarChar (50)
従業員の名。
EMP_SSN
NVarChar (50)
従業員の ソ ーシ ャル セキ ュ リ
テ ィ 番号。
CALL_CTR_ID
整数 (2)
コ ールセ ン タ ーの値の一意識別
子。
DIST_CTR_ID
整数 (2)
配送セ ン タ ーの値の一意識別
子。
COUNTRY_ID
整数 (2)
国の値の一意識別子。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
443
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
MANAGER_ID
整数 (2)
マネージ ャ ーの一意の識別子。
給料
整数 (4)
従業員に 1 年間に支給する金
額。
BIRTH_DATE
タ イ ムス タ ン プ
各従業員の誕生日。
HIRE_DATE
タ イ ムス タ ン プ
特定の従業員が入社 し た日付。
FTE_FLAG
NVarChar (50)
従業員のス テー タ スが フル タ イ
ムかど う かを示す。
テーブル : LU_GENDER
顧客の性別を リ ス ト する、 顧客性別デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
GENDER_ID
整数 (4)
顧客の性別の一意識別子。
GENDER_DESC
NVarChar (20)
顧客の性別の説明。
テーブル : LU_HOUSEHOLDCOUNT
顧客の家族人数の詳細を リ ス ト する、 家族人数デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
HOUSEHOLDCOUNT_ID
整数 (4)
顧客の家族人数の一意識別子。
HOUSEHOLDCOUNT_DESC
NVarChar (20)
顧客の持つ家族数の説明。
テーブル : LU_HOUSINGTYPE
顧客が所有する住居 タ イ プの詳細を リ ス ト する、 住居 タ イ プ デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
HOUSINGTYPE_ID
整数 (4)
顧客の住居 タ イ プの一意識別
子。
HOUSINGTYPE_DESC
NVarChar (20)
顧客の持つ住居 タ イ プの説明。
テーブル : LU_INCOME
顧客がレ ポー ト する所得範囲を リ ス ト する、 顧客所得デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
INCOME_ID
整数 (2)
顧客の収入の一意識別子。
BRACKET_DESC
NVarChar (50)
顧客の収入の説明。
テーブル : LU_ITEM
販売する個々の商品の詳細を リ ス ト する、 商品デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
ITEM_ID
整数 (2)
商品の一意の識別子。
ITEM_NAME
NVarChar (255)
販売 さ れる製品の名前。
SUPPLIER_ID
整数 (2)
製品を供給する仕入先の一意識
別子。
ITEM_FOREIGN_NAME
NVarChar (50)
他の仕入先が商品に付けた名
前。
SUBCAT_ID
整数 (2)
商品が属するサブ カ テ ゴ リ の一
意識別子。
444 MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
DISC_CD
倍精度浮動小数点型
商品が使用可能または廃止であ
るかを示す一意の コ ー ド 。
ITEM_LONG_DESC
NVarChar (255)
商品の詳細な説明。
WARRANTY
NVarChar (50)
故障 し た商品を製造元が修理す
る期間の月数。
UNIT_PRICE
倍精度浮動小数点型
販売 し た商品ご と に、 会社が顧
客に課金する金額。
BRAND_ID
整数 (2)
特定の商品の製造元またはアー
テ ィ ス ト の一意識別子。
UNIT_COST
倍精度浮動小数点型
購入 し た商品ご と に、 仕入先が
会社に課金する金額。
テーブル : LU_MANAGER
特定の コ ール セ ン タ ーの責任者の詳細を リ ス ト する、 マネージ ャ ー デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ
テーブル。
MANAGER_ID
整数 (2)
特定の コ ール セ ン タ ーの責任
者の一意識別子。
MGR_LAST_NAME
NVarChar (50)
特定の コ ール セ ン タ ーの責任
者の姓。
MGR_FIRST_NAME
NVarChar (50)
特定の コ ール セ ン タ ーの責任
者の名。
EMAIL
NVarChar (50)
特定の コ ール セ ン タ ーの責任
者の メ ール ID。
ADDRESS_DISPLAY
NVarChar (50)
「姓、 名」 の フ ォ ーマ ッ ト で表
示 さ れる マネージ ャ ーの名前。
DEVICE_ID
NVarChar (50)
デバイ スの一意識別子。
MSTR_USER
NVarChar (50)
MicroStrategy ユーザーのロ グ
イ ン ID。 こ のア ト リ ビ ュ ー ト
は、 シ ス テム プ ロ ン プ ト を使
用 し てデー タ セキ ュ リ テ ィ を
実装する ために使用 さ れます。
テーブル : LU_MARITALSTATUS
顧客の婚姻詳細を リ ス ト する、 顧客の婚姻区分のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
MARITALSTATUS_ID
整数 (4)
顧客の婚姻区分の一意識別子。
MARITALSTATUS_DESC
NVarChar (20)
顧客の婚姻区分の説明。
テーブル : LU_MONTH
顧客 ト ラ ンザ ク シ ョ ンの月を リ ス ト する、 月のデー タ のル ッ ク ア ッ プ テーブル。
MONTH_ID
© 2014 MicroStrategy, Inc.
整数 (4)
日付の月の一意識別子。
MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
445
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
MONTH_DESC
NVarChar (50)
月の説明。
MONTH_OF_YEAR
整数 (2)
購入を行 っ た カ レ ン ダー上の
月。
QUARTER_ID
整数 (2)
四半期の一意識別子。
YEAR_ID
整数 (2)
日付の年の一意識別子。
MONTH_DATE
タ イ ムス タ ン プ
購入日のカ レ ン ダー上の曜日。
MONTH_DURATION
倍精度浮動小数点型
期間 (月)。
テーブル : LU_MONTH_OF_YEAR
購入のカ レ ン ダー月を リ ス ト する、 カ レ ン ダー月デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
MONTH_OF_YEAR
整数 (2)
購入を行 っ た カ レ ン ダー上の
月。
MONTH_OF_YEAR_NAME
NVarChar (50)
購入のカ レ ン ダー月の名前。
テーブル : LU_PROMO_TYPE
セール品の値引き タ イ プ を リ ス ト する、 販促 タ イ プ デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
PROMO_TYPE_ID
整数 (2)
商品の値引き期間の タ イ プの一
意識別子。
PROMO_TYPE_DESC
NVarChar (50)
商品の値引き期間の タ イ プの説
明。
テーブル : LU_PROMOTION
セール品への値引き を リ ス ト する、 販促デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
PROMOTION_ID
整数 (4)
商品が購入 さ れる特定のセール
期間の日付範囲の一意識別子。
PROMOTION_DESC
NVarChar (50)
商品が購入 さ れる セール期間の
説明。
PROMOTION_DISCOUNT
整数 (4)
商品が購入 さ れる特定のセール
期間に通常価格か ら の減額。
PROMO_TYPE_ID
整数 (2)
商品の値引き期間の タ イ プの一
意識別子。
テーブル : LU_PYMT_TYPE
顧客が注文への支払に使用 し た支払モー ド を リ ス ト する、 支払 タ イ プ デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ
テーブル。
PYMT_TYPE
整数 (2)
顧客が注文の支払いに使用する
モー ド 。
PYMT_DESC
NVarChar (50)
注文に対する顧客の支払方法の
説明。
446 MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
テーブル : LU_QUARTER
購入のカ レ ン ダー四半期の詳細を リ ス ト する、 四半期デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
QUARTER_ID
整数 (2)
購入のカ レ ン ダー四半期の一意
識別子。
QUARTER_DESC
NVarChar (50)
購入のカ レ ン ダー四半期の説
明。
YEAR_ID
整数 (2)
購入のカ レ ン ダー年の一意識別
子。
QUARTER_DATE
タ イ ムス タ ン プ
四半期の開始カ レ ン ダー日付。
QUARTER_DURATION
整数 (2)
四半期の期間。
テーブル : LU_REGION
国を分割する地域を リ ス ト する、 地域デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
REGION_ID
整数 (2)
地域の値の一意識別子。
REGION_NAME
NVarChar (50)
国の一部であ る地域に付け られ
た名前。
COUNTRY_ID
整数 (2)
国の値の一意識別子。
テーブル : LU_SHIPPER
商品を顧客に発送する ために使用する ベン ダーの詳細を リ ス ト する、 配送会社デー タ のためのル ッ ク
ア ッ プ テーブル。
SHIPPER_ID
整数 (2)
製品を顧客に発送する ために使
用 し たベ ン ダーの一意識別子。
SHIPPER_DESC
NVarChar (50)
製品を顧客に発送する ために使
用 し たベ ン ダーの説明。
テーブル : LU_STORE
位置情報を含む小売店舗の詳細を リ ス ト する店舗デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
STORE_ID
整数 (4)
店舗の値の一意識別子。
STORE_NAME
NVarChar (100)
店舗の名前。
CUSTOMER_ID
整数 (4)
会社が顧客に割 り 当て る一意の
識別番号。
STORE_ADDRESS
NVarChar (255)
店舗の住所。
STORE_ZIPCODE
NVarChar (10)
店舗の郵便番号。
STORE_STATE
NVarChar (50)
店舗が位置する州。
STORE_CITY
NVarChar (100)
店舗が位置する都市。
STORE_PHONE
NVarChar (50)
店舗の電話番号。
STORE_EMAIL
NVarChar (100)
店舗の メ ール ア ド レ ス。
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MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
447
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
STORE_USER_RATING
整数 (2)
顧客に よ る店舗の評価。
STORE_WIFI
整数 (4)
Wi-Fi が使用可能かど う かを示
す。
STORE_DRIVE_THRU
整数 (4)
ド ラ イ ブ スルーの施設が使用
可能かど う かを示す。
STORE_SERVICE_CENTER
整数 (4)
サービ ス セ ン タ ーの施設が使
用可能かど う かを示す。
STORE_SUPER
整数 (4)
店舗がスーパー ス ト アかど う
かを示す。
STORE_LATITUDE
倍精度浮動小数点型
店舗の位置の緯度座標。
STORE_LONGITUDE
倍精度浮動小数点型
店舗の位置の軽度座標。
STORE_WEBSITE
NVarChar (100)
店舗のウ ェ ブサイ ト の URL。
STORE_SPECIALITY
整数 (4)
店舗が専門店かど う かを示す。
STORE_STATE_DESC
NVarChar (255)
店舗が位置する州の フル ネー
ム。
STORE_COUNTRY
NVarChar (50)
店舗が位置する国。
テーブル : LU_SUBCATEG
1 つのカ テ ゴ リ 内で商品のサブ セ ッ ト を さ ら に分類するサブ カ テ ゴ リ デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ
テーブル。
SUBCAT_ID
整数 (2)
商品のサブ カ テ ゴ リ の一意識別
子。
SUBCAT_DESC
NVarChar (50)
商品のサブ カ テ ゴ リ の説明。
CATEGORY_ID
整数 (2)
商品のカ テ ゴ リ の一意識別子。
テーブル : LU_SUPPLIER
ブ ラ ン ド セ ッ ト の供給者を リ ス ト する、 仕入先デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
SUPPLIER_ID
整数 (2)
仕入先の値の一意識別子。
SUPPLIER_NAME
NVarChar (50)
ブ ラ ン ド セ ッ ト の供給者の名
前。
CONTACT_LAST_NAME
NVarChar (50)
仕入先の担当者の姓。
CONTACT_FIRST_NAME
NVarChar (50)
仕入先の担当者の名。
テーブル : LU_TELCO_PLANS
電話プ ラ ンの詳細を リ ス ト する、 電話計画デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
PLAN_ID
整数 (2)
顧客が購入 し た電話計画の一意
識別子。
PLAN_DESC
NVarChar (255)
電話計画の名前。
448 MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
PLAN_MINUTES
倍精度浮動小数点型
顧客が選択 し た計画で可能な通
話時間 (分)。
PLAN_PRICE_MO
倍精度浮動小数点型
電話計画の月額。
PLAN_COST_ACQ
倍精度浮動小数点型
電話計画の調達 コ ス ト 。
PLAN_COST_FIX_MO
倍精度浮動小数点型
電話計画の月別固定 コ ス ト 。
PLAN_COST_VAR_MO
倍精度浮動小数点型
電話計画の月別変動 コ ス ト 。
PLAN_PRICE_MINPK
倍精度浮動小数点型
ピー ク 時の 1 分あた り の料金。
PLAN_PRICE_MINOP
倍精度浮動小数点型
オ フ ピー ク時の 1 分あた り の料
金。
テーブル : LU_YEAR
購入のカ レ ン ダー年を リ ス ト する、 年デー タ のためのル ッ ク ア ッ プ テーブル。
YEAR_ID
整数 (2)
年の一意識別子。
YEAR_DATE
タ イ ムス タ ン プ
年 と 日付の詳細。
YEAR_DURATION
整数 (2)
期間 (年)。
テーブル : MNTH_CATEGORY_SLS
月および カ テ ゴ リ の論理レ ベルでの売上デー タ を保持する フ ァ ク ト テーブル。
CATEGORY_ID
整数 (2)
カ テ ゴ リ の値の一意識別子。
MONTH_ID
整数 (4)
月の値の一意識別子。
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引いて得 られた合計
収入。
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
仕入先が会社に課金する総額。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
テーブル : MTD_DAY
特定の日付についての月累計期間を定義する テーブル。
DAY_DATE
タ イ ムス タ ン プ
曜日 と 日付。
MTD_DAY_DATE
タ イ ムス タ ン プ
月累計の曜日 と 日付。
テーブル : ORDER_DETAIL
注文詳細を保持する フ ァ ク ト テーブル。
ORDER_ID
整数 (4)
注文の一意の識別子。
ORDER_DATE
タ イ ムス タ ン プ
注文日付。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
449
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
ITEM_ID
整数 (2)
商品の一意の識別子。
QTY_SOLD
倍精度浮動小数点型
売上数量。
UNIT_PRICE
倍精度浮動小数点型
販売 し た商品ご と に、 会社が顧
客に課金する金額。
PROMOTION_ID
整数 (4)
商品が購入 さ れる特定のセール
期間の日付範囲の一意識別子。
DISCOUNT
倍精度浮動小数点型
通常価格か ら の減額。
EMP_ID
整数 (2)
従業員の一意の識別子。
UNIT_COST
倍精度浮動小数点型
購入 し た商品ご と に、 仕入先が
会社に課金する金額。
CUSTOMER_ID
整数 (4)
会社が顧客に割 り 当て る一意の
識別番号。
テーブル : ORDER_FACT
注文デー タ を含む フ ァ ク ト テーブル。
ORDER_ID
整数 (4)
注文の一意の識別子。
EMP_ID
整数 (2)
従業員の一意の識別子。
ORDER_DATE
タ イ ムス タ ン プ
注文日付。
ORDER_AMT
倍精度浮動小数点型
注文に対 し て会社が顧客に課金
する合計金額。
FREIGHT
倍精度浮動小数点型
商品の運送に支払 っ た金額。
SHIP_DATE
タ イ ムス タ ン プ
配送セ ン タ ーか ら注文が発送 さ
れた日付。
QTY_SOLD
倍精度浮動小数点型
注文で販売 さ れた商品数。
ORDER_COST
倍精度浮動小数点型
注文 さ れた商品について、 仕入
先が会社に課金する総額。
CUSTOMER_ID
整数 (4)
会社が顧客に割 り 当て る一意の
識別番号。
PYMT_TYPE
整数 (2)
顧客が注文の支払いに使用する
モー ド 。
SHIPPER_ID
整数 (2)
製品を顧客に発送する ために使
用 し たベ ン ダーの一意識別子。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
整数 (2)
商品の一意の識別子。
テーブル : PROMOTIONS
販促の詳細の フ ァ ク ト テーブル。
ITEM_ID
450 MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
DAY_DATE
タ イ ムス タ ン プ
取引が発生 し た曜日 と 日付。
テーブル : QTD_DAY
特定の日付についての四半期累計期間を定義する テーブル。
DAY_DATE
タ イ ムス タ ン プ
曜日 と 日付。
QTD_DAY_DATE
タ イ ムス タ ン プ
四半期累計の曜日 と 日付。
テーブル : QTR_CATEGORY_SLS
都市およびサブ カ テ ゴ リ の論理レ ベルでの売上デー タ を保持する フ ァ ク ト テーブル。
CATEGORY_ID
整数 (2)
カ テ ゴ リ の値の一意識別子。
QUARTER_ID
整数 (2)
四半期の一意識別子。
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引いて得 られた合計
収入。
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
仕入先が会社に課金する総額。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
テーブル : REL_CAT_ITEM
カ テ ゴ リ と 商品の関係を示す関係テーブル。
ITEM_ID
整数 (2)
商品の一意の識別子。
CAT_ID
整数 (2)
カ テ ゴ リ の値の一意識別子。
テーブル : RUSH_ORDER
顧客が注文の急送を選択 し たかど う かを示す特急注文デー タ のテーブル。
ORDER_ID
整数 (4)
注文の一意の識別子。
RUSH_CHARGE
実数
特急配送サービ スに課金する金
額。
テーブル : STATE_REGION_MNTH_SLS
都市および月の論理レ ベルでの売上デー タ を保持する フ ァ ク ト テーブル。
CUST_STATE_ID
整数 (2)
顧客州の値の一意識別子。
REGION_ID
整数 (2)
地域の値の一意識別子。
MONTH_ID
整数 (4)
月の一意の識別子。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引いて得 られた合計
収入。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
451
A
MicroStrategy Tutorial
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
仕入先が会社に課金する総額。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
テーブル : STATE_SUBCATEG_MNTH_SLS
州、 サブ カ テ ゴ リ 、 お よび月の論理レ ベルでの売上デー タ を保持する フ ァ ク ト テーブル。
CUST_STATE_ID
整数 (2)
顧客州の値の一意識別子。
SUBCAT_ID
整数 (2)
商品のサブ カ テ ゴ リ の一意の識
別子。
MONTH_ID
整数 (4)
月の一意の識別子。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引いて得 られた合計
収入。
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
仕入先が会社に課金する総額。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
テーブル : STATE_SUBCAT_REGION_SLS
州、 サブ カ テ ゴ リ 、 お よび地域の論理レ ベルでの売上デー タ を保持する フ ァ ク ト テーブル。
CUST_STATE_ID
整数 (2)
顧客州の値の一意識別子。
SUBCAT_ID
整数 (2)
商品のサブ カ テ ゴ リ の一意の識
別子。
REGION_ID
整数 (2)
地域の値の一意識別子。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引いて得 られた合計
収入。
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
仕入先が会社に課金する総額。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
テーブル : SUBCAT_MNTH_CTR_SLS
サブ カ テ ゴ リ 、 月、 お よび コ ール セ ン タ ーの論理レ ベルでの売上デー タ を保持する フ ァ ク ト テーブ
ル。
SUBCAT_ID
452 MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
整数 (2)
商品のサブ カ テ ゴ リ の一意識別
子。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial A
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名
デー タ タ イ プ
説明
MONTH_ID
整数 (4)
月の一意の識別子。
CALL_CTR_ID
整数 (2)
コ ールセ ン タ ーの値の一意識別
子。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引いて得 られた合計
収入。
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
仕入先が会社に課金する総額。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
テーブル : YR_CATEGORY_SLS
年および カ テ ゴ リ の論理レ ベルでの売上デー タ を保持する フ ァ ク ト テーブル。
CATEGORY_ID
整数 (2)
カ テ ゴ リ の値の一意識別子。
YEAR_ID
整数 (2)
購入の年の一意識別子。
TOT_UNIT_SALES
倍精度浮動小数点型
顧客が購入 し た各商品の個数。
TOT_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
特定の ソ ース会計について、 全
製品の売上額か ら デ ィ ス カ ウ ン
ト 額を差 し 引いて得 られた合計
収入。
TOT_COST
倍精度浮動小数点型
仕入先が会社に課金する総額。
GROSS_DOLLAR_SALES
倍精度浮動小数点型
経費を差 し 引 く 前の、 会社の製
品売上か ら得 られた合計収入。
テーブル : YTD_DAY
特定の日付についての年累計期間を定義する テーブル。
DAY_DATE
タ イ ムス タ ン プ
取引が発生 し た曜日 と 日付。
YTD_DAY_DATE
タ イ ムス タ ン プ
年累計の曜日 と 日付。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
453
A
MicroStrategy Tutorial
454 MicroStrategy Tutorial の ス キーマ
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
© 2014 MicroStrategy, Inc.
B
B.
論理テーブル
はじめに
MicroStrategy では、 論理テーブルを使用 し て、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス に保存
さ れてい る デー タ が、 MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト を構成す る ス キーマ オブ
ジ ェ ク ト に関係付け ら れます。 論理テーブル と 論理テーブル別名は、 デー
タ ウ ェ アハ ウ ス内の物理テーブルを表 し ます。 論理表示 は、 デー タ ウ ェ
アハ ウ ス に対す る SQL ク エ リ を使用 し て定義 さ れます。 こ れに よ り 、 複数
の物理テーブルのデー タ を MicroStrategy 内の 1 つの論理テーブルに よ る 表
現に ま と め る こ と がで き ます。
こ の章では、 さ ま ざ ま な タ イ プの論理テーブルを紹介 し 、 論理表示機能を
使用 し て、 MicroStrategy の拡張ス キーマのサポー ト を活用する 方法を詳 し
く 説明 し ます。
論理テーブル
論理テーブル と は、 あ る ス キーマの基礎を構成す る MicroStrategy のオブ
ジ ェ ク ト です。 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の物理テーブルは複数の列で構成 さ
れていて、 MicroStrategy ス キーマの論理テーブルは、 こ の列デー タ を複数
のア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク ト に関係付け ます。 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト と
© 2014 MicroStrategy, Inc.
論理テーブル
455
B
論理テーブル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
フ ァ ク ト は、 レ ポー ト の実行時に MicroStrategy のエン ジ ンが参照す る レ
ポー ト 定義の一部です。
論理テーブルには、 次の タ イ プがあ り す。
•
論理テーブル : SQL を生成す る ために MicroStrategy が使用する 物理
テーブルの論理表現。 論理テーブルは、 プ ロ ジ ェ ク ト に イ ン ポー ト さ れ
る 物理テーブルご と に、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を使用 し て作成 さ れま
す。 こ の タ イ プの論理テーブルは、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の物理テー
ブルに直接マ ッ プ さ れます。 こ れ ら の物理テーブルは、 レ ポー ト 用に生
成 さ れ る SQL で参照 さ れます。
こ の タ イ プの論理テーブルが、 最 も 一般的な論理テーブルです。 こ れ ら
のテーブルに基づいて、 ア ト リ ビ ュ ー ト やフ ァ ク ト な ど の MicroStrategy
ス キーマ オブジ ェ ク ト を作成で き ます。 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グの使用
方法の詳細は、ヘルプを参照 し て く だ さ い (「Warehouse Catalog」 ( ウ ェ ア
ハ ウ ス カ タ ロ グ) を検索)。
ま た、 論理テーブルを使用す る こ と に よ っ て、 以下の構成をサポー ト で
き ます。
「論理テーブル サ イ ズ値の定義」 (458 ページ)
「テーブルの第一キーの定義」 (462 ページ)
•
論理テーブル別名 : 物理テーブルに異な る 名前を使用す る 論理テーブ
ル。 1 つの物理テーブルに複数の論理テーブル別名を付け る こ と がで き
ます。 論理テーブル別名を使用 し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールが作成 さ
れます。
1 つのア ト リ ビ ュ ー ト が複数の ロ ールを持つ場合、 ロ ールご と にア ト リ
ビ ュ ー ト を論理モデル内に作成す る 必要があ り ます。 こ れを実行す る に
は、 同一の物理テーブルを ポ イ ン ト す る 複数の論理テーブルを作成 し 、
こ れ ら の論理テーブルを、 異な る ロ ールを持つア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク
ア ッ プ テーブル と し て定義 し ます。
た と えば、 " 顧客 " テーブルを使用 し て配送先顧客 と 請求先顧客の両
方を表す場合、 論理テーブル別名を作成 し て、 2 重に使用す る ケース を
解決で き ます。 は じ めに、 既存の論理テーブルを コ ピー し て論理テーブ
ル別名を作成 し 、 別の名前を指定 し ます。 次に、 適切なテーブルを使用
し て、 新 し いア ト リ ビ ュ ー ト を定義 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト ロ ールの詳細は、 「同 じ ル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用す
る ア ト リ ビ ュー ト : ア ト リ ビ ュー ト ロール」 (285 ページ) を参照 し て く
だ さ い。 論理テーブル別名を作成す る には、 論理テーブル名を右 ク リ ッ
ク し て、 [ テーブル別名を作成 ] を選択 し ます。 手順の ス テ ッ プご と の説
明は、ヘルプを参照 し て く だ さ い (「Create a table alias」 (テーブル別名の
作成) を検索)。
456 論理テーブル
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
論理テーブル B
論理表示 : 物理テーブルを直接表現す る す る 代わ り に、 SQL ス テー ト
メ ン ト を使用 し て作成 さ れ る 論理テーブル。 作成後は、 論理テーブル と
同 じ よ う に、 論理表示を使用す る こ と がで き ます。 ま た、 論理表示は、
レ ポー ト 用に生成 さ れ る SQL で参照 さ れます。 他の論理テーブルの標
準 と 同 じ よ う に、 SQL ク エ リ 全体が物理テーブルの代わ り に表示 さ れま
す。 論理表示は、 テーブル エデ ィ タ ーを使用 し て作成 さ れます。
タ の国際化をサポー ト す る プ ロ ジ ェ ク ト では、 翻訳デー タ を
デー
使用す る ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ プ テーブル と し て論理表
示を使用す る こ と はで き ません。 デー タ の国際化をサポー ト す る
方法の詳細は、 「データ の国際化のサポー ト 」 (58 ページ) を参照
し て く だ さ い。
論理表示は、 次の理由に よ り 、 前述の論理テーブルや論理テーブル別名
と は異な り ます。
論理表示は、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の物理テーブルに直接マ ッ プ さ
れないで、 代わ り に SQL ク エ リ を使用 し て定義 さ れます。
論理表示は、 潜在的に複数の物理テーブルか ら 1 つの論理テーブル
と し てデー タ を返す こ と がで き る よ う に、 手動で作成 さ れます。 論
理テーブルお よ び論理テーブル別名は、 1 つの物理テーブルか ら の
デー タ のみを取得で き ます。
ただ し 、 論理表示が作成 さ れた後で、 それ ら を、 論理テーブル と 論理
テーブル別名 と 同様に使用す る こ と がで き ます。 こ れはつま り 、 論理表
示を使用 し て ア ト リ ビ ュ ー ト やフ ァ ク ト を作成で き る こ と 、 お よ び論理
表示用に論理テーブル別名を作成で き る こ と を意味 し ます。
論理表示を使用す る 最大の メ リ ッ ト は、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の物理
テーブル構造のみではサポー ト で き ない MicroStrategy ス キーマ を モデ
ル化で き る こ と です。 一般的なモデ リ ン グ シナ リ オの多 く は、 論理表
示を使用す る と 、 管理 し やす く な り ます。 以下はその例です。
緩やかに変化す る デ ィ メ ン シ ョ ン
複数のテーブルか ら のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式
デ ィ メ ン シ ョ ン テーブルの連結
再帰的階層
一般的な使用例は、 「論理表示の例」 (466 ページ) を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy Tutorial では、 論理テーブルやその他すべての ス キーマ オブ
ジ ェ ク ト は、 " ス キーマ オブジ ェ ク ト " フ ォ ルダーに保存 さ れます。 論理
テーブル エデ ィ タ ーで、 SQL ス テー ト メ ン ト を使用 し て論理表示を定義 し
た り 、 すべての論理テーブルお よ び関連す る ウ ェ アハ ウ ス テーブルを表示
で き ます。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
論理テーブル
457
B
論理テーブル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理テーブル、 論理テーブル別名、 ま たは論理表示を作成 し た り 、 プ ロ
ジ ェ ク ト に追加 し た り す る と き にはいつで も 、 ス キーマ を更新す る 必要が
あ り ます。 [ スキーマ を更新 ] オプシ ョ ンには、 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーか ら ア
ク セ ス で き ます。
論理テーブルの作成
論理テーブルは ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ ま たは Architect を使用 し てプ ロ ジ ェ
ク ト 内に取 り 込まれ、 テーブル別名は既存の論理テーブルを複製 し て作成
さ れます。 論理テーブルをプ ロ ジ ェ ク ト に追加す る 、 こ れ ら の両方の方法
については、 下記で説明 し ます。
•
Architect を使用する 方法 : 「テーブルの追加、 削除、 およ び管理」 (130
ページ)
•
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を使用す る 方法 : 「プ ロ ジ ェ ク ト のテーブルの追
加およ び削除」 (306 ページ)
論理テーブル サ イ ズ値の定義
プ ロ ジ ェ ク ト に最初にテーブルを追加す る と き に、 MicroStrategy はプ ロ
ジ ェ ク ト 内の各テーブルにサ イ ズ を割 り 当て ます。 こ れ ら のサ イ ズ割 り 当
ては、 テーブル内の列、 お よ びそれ ら の列が対応す る ア ト リ ビ ュ ー ト に基
づいて行われます。 MicroStrategy は概念ま たは論理ア ト リ ビ ュ ー ト 定義を
使用 し てプ ロ ジ ェ ク ト 内の各テーブルにサ イ ズ を割 り 当て る ので、 こ の測
定値は、 論理テーブル サ イ ズ と 呼ばれます。
論理テーブル サ イ ズは、 複数の論理テーブルが同 じ デー タ を提供す る 場合
に ど の論理テーブルを使用 し て ク エ リ に回答す る かを決定 し ます。 論理
テーブル サ イ ズが小 さ いほ ど集計レベルが高いので、 論理テーブル サ イ ズ
が最小のテーブルが使用 さ れます。 高い レベルの集計を使用 し てテーブル
にア ク セ スす る 方が、 低い レベルの集計を使用 し てテーブルにア ク セ スす
る よ り も 優れてい ます。
MicroStrategy は、 こ の値は、 ア ト リ ビ ュ ー ト 列の数 と 、 それぞれの階層内
でア ト リ ビ ュ ー ト 列が存在す る レベルを考慮 し た アルゴ リ ズ ムに基づいて、
テーブルの論理サ イ ズ を割 り 当て ます。 こ れが要件を満た さ ない場合は、
必要に応 じ てテーブルの論理テーブル サ イ ズ を定義す る こ と がで き ます。
た と えば、 基本フ ァ ク ト テーブルに、 取引レベルのデー タ が数百万行あ る
と し ます。 他のテーブルには、 それ よ り 高い レベルの情報、 つま り 要約
デー タ のみがあ り ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト の レベルは基本フ ァ ク ト テーブル
458 論理テーブルの作成
© 2014 MicroStrategy, Inc.
論理テーブル B
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
内の下の方なので、 基本フ ァ ク ト テーブルには、 高い レベルのア ト リ
ビ ュ ー ト を持つ要約テーブル よ り も 大 き い論理テーブル サ イ ズが割 り 当て
ら れます。 こ れは、 同 じ ク エ リ に回答す る のに両方の タ イ プのテーブルを
使用で き る 場合、 ト ラ ンザ ク シ ョ ン レベルのデー タ を含むテーブルではな
く 、 要約情報を含むテーブルを使用 し て、 デー タ が返 さ れ る と い う こ と す。
ただ し 、 上記の例のシナ リ オでは、 要約情報を含むテーブルの代わ り に ト
ラ ンザ ク シ ョ ン レベルのデー タ 含むテーブルにア ク セ スす る 理由があ る 場
合があ り ます。 こ の よ う な タ イ プのシナ リ オでは、 下記のオプシ ョ ン と と
も にテーブルの論理テーブル サ イ ズ を手動で定義す る こ と がで き ます。
•
「1 つのテーブルの論理テーブル サ イ ズの定義」 (459 ページ)
•
「すべてのプ ロ ジ ェ ク ト テーブルの比較 し なが ら 論理テーブル サ イ ズの
定義」 (460 ページ)
1 つのテーブルの論理テーブル サイズの定義
テーブル エデ ィ タ ーを使用 し て 1 つのテーブルの論理テーブル サ イ ズ を定
義す る 手順を下に示 し ます。
1 つのテーブルの論理テーブル サイ ズを定義するには
1 MicroStrategy Developer か ら プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
テーブルを保存す る 場所に移動 し て、 目的のテーブルを ダブル ク リ ッ ク
し ます。 読み取 り モー ド と 編集モー ド の ど ち ら を使用す る かを尋ね る
メ ッ セージが表示 さ れた場合は、 テーブルを変更で き る よ う に、 [ 編
集 ] を選択 し て [OK] を ク リ ッ ク し て、 テーブル エデ ィ タ ーを編集モー
ド で開 き ます。 テーブル エデ ィ タ ーが開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
•
読み取 り 専用モー ド を使用す る オプシ ョ ンのみが与え ら れた
場合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を変更 し て
い る と い う こ と です。 別のユーザーが変更を終了 し て ス キー
マの ロ ッ ク を解除す る ま で、 編集モー ド を使用す る こ と はで
き ません。
•
さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーで読み取 り 専用モー ド お よ び
編集モー ド を使用す る 方法は、 「ス キーマ エデ ィ ターの読み
取 り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照 し て
く だ さ い。
論理テーブルの作成
459
B
論理テーブル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
2 [ 論理表示 ] タ ブの [ 論理サイ ズ ] 領域に、テーブルの論理サ イ ズの値を入
力 し ます。
じ ク エ リ に回答す る のに複数のテーブルを使用で き る 場合は、
同論理テーブル
サ イ ズ最小のテーブルが使用 さ れます。
3 テーブルの論理テーブル サ イ ズ を ロ ッ ク す る には、 [ スキーマ情報更新
時に、 こ の論理サイ ズを保存 ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。 テーブ
ルの論理サ イ ズが ロ ッ ク さ れ る と 、 ス キーマ更新が実行 さ れ る と き に、
そのテーブルが論理テーブル サ イ ズ計算か ら 除外 さ れます。
4 [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て、 テーブルの変更を保存 し 、 テーブル
エデ ィ タ ーを閉 じ ます。
5 新 し い論理テーブル サ イ ズ を有効にす る には、 ス キーマ を更新す る 必
要があ り ます。 すべてのエデ ィ タ ーを閉 じ てか ら 、 [ スキーマ ] メ ニ ュ ー
か ら [ スキーマ を更新 ] を選択 し ます。
すべてのプロジェクト テーブルの比較しながら論理テーブル サ
イズの定義
すべてのプ ロ ジ ェ ク ト テーブルの比較 し なが ら 、 テーブルの論理テーブル
サ イ ズ を定義す る 手順を下に示 し ます。
すべてのプ ロ ジ ェ ク ト テーブルの比較 し ながら 、 テーブルの論理テーブル サイ
ズを定義する手には
1 MicroStrategy Developer か ら プ ロ ジ ェ ク ト に ロ グ イ ン し ます。
[ スキーマ ] メ ニ ュ ーか ら [ 論理サイ ズを編集 ] を選択 し ます。 読み取 り
モー ド と 編集モー ド の ど ち ら を使用す る かを尋ね る メ ッ セージが表示 さ
れた場合は、 テーブルの論理サ イ ズ を変更で き る よ う に、 [ 編集 ] を選択
し て [OK] を ク リ ッ ク し て、 論理サ イ ズ エデ ィ タ ーを編集モー ド で開 き
ます。 論理サ イ ズ エデ ィ タ ーが開 き ます。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
•読み取 り 専用モー ド を使用す る オプシ ョ ンのみが与え ら れた場
合は、 別のユーザーがプ ロ ジ ェ ク ト の ス キーマ を変更 し てい
る と い う こ と です。 別のユーザーが変更を終了 し て ス キーマ
の ロ ッ ク を解除す る ま で、 編集モー ド を使用す る こ と はで き
ません。
460 論理テーブルの作成
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理テーブル B
• さ ま ざ ま な ス キーマ エデ ィ タ ーで読み取 り 専用モー ド お よ び編
集モー ド を使用す る 方法は、 「ス キーマ エデ ィ ターの読み取
り 専用およ び編集モー ド の使用」 (103 ページ) を参照 し て く
だ さ い。
2 テーブルの [ サイ ズ値 ] 列に、 希望のテーブル論理サ イ ズ値を入力 し ま
す。
以下の点に注意 し て く だ さ い。
•同 じ ク エ リ に回答す る のに複数のテーブルを使用で き る 場合は、
論理テーブル サ イ ズ最小のテーブルが使用 さ れます。
•論理サ イ ズ エデ ィ タ ーでは、 任意の列の見出 し を ク リ ッ ク す る
こ と に よ っ て、 その列で並べ替え る こ と がで き ます。
•[ 編集 ] メ ニ ュ ーか ら [ テーブル行数を表示 ] を選択す る こ と に
よ っ て、 各テーブル内の行数を表示で き ます。
3 テーブルのサ イ ズ を ロ ッ ク す る には、 そのテーブルの [ ロ ッ ク し たサイ
ズ ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択 し ます。 テーブルの論理サ イ ズが ロ ッ ク さ
れ る と 、 ス キーマ更新が実行 さ れ る と き に、 そのテーブルが論理テーブ
ル サ イ ズ計算か ら 除外 さ れます。 こ れが、 手動で定義 さ れたテーブル
サ イ ズ を保持す る 役割を果た し ます。
テーブルのサ イ ズの ロ ッ ク を解除にす る には、 [ ロ ッ ク し たサイ ズ ]
チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し ます。
さ れてい る すべてのテーブル値を ロ ッ ク ま たは ロ ッ ク 解除す
表示
る には、[ すべて ロ ッ ク ] ま たは [ すべて ロ ッ ク 解除 ] ツールバー
オプシ ョ ン を ク リ ッ ク し ます。
4 MicroStrategy がすべてのテーブルのテーブル論理サ イ ズ を自動的に計算
で き る よ う にす る には、 [ すべて計算 ] ア イ コ ン を ク リ ッ ク し ます。
5 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーか ら [ 保存 ] を選択 し 、 変更を保存 し ます。
6 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーか ら [ 閉 じ る ] を選択 し て、 論理サ イ ズ エデ ィ
タ ーを閉 じ ます。
7 新 し い論理テーブル サ イ ズ を有効にす る には、 ス キーマ を更新す る 必
要があ り ます。 すべてのエデ ィ タ ーを閉 じ てか ら 、 [ スキーマ ] メ ニ ュ ー
か ら [ スキーマ を更新 ] を選択 し ます。
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論理テーブルの作成
461
B
論理テーブル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
テーブルの第一キーの定義
MicroStrategy では、 各テーブルに、 それぞれの異な る デー タ レ コ ー ド ま た
は行を識別す る 一意の値であ る 第一キーを指定す る 必要があ り ます。 第一
キーは、 テーブル内の 1 つ以上の列に よ っ て定義す る こ と がで き ます。 第
一キーの詳細は、 「キー構造に よ る テーブル内のデー タ の一意な識別」 (40
ページ) を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy は、 テーブルの列にマ ッ プ さ れたア ト リ ビ ュ ー ト に基づいて
テーブルの第一キーを決定 し ます。 テーブル エデ ィ タ ーの [レ イ ア ウ ト ] タ
ブでは、 ア ト リ ビ ュ ー ト 名の横に表示 さ れ る キーは、 そのア ト リ ビ ュ ー ト
が こ のテーブルの第一キーの一部であ る こ と を表 し ます。 こ の第一キーは、
い く つかの最低レベルのア ト リ ビ ュ ー ト で構成 さ れてい ます。 た と えば、
ウ ェ アハ ウ ス テーブルの第一キーが、 CUSTOMER_ID、 PRODUCT_ID、 お
よ び ORDER_ID の列を使用 し て定義 さ れてい る と し ます。 こ れ ら の 3 列が
MicroStrategy 内のア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プ さ れていれば、 第一キーは正 し
く 表 さ れます。 こ の場合、 テーブル エデ ィ タ ーの [レ イ ア ウ ト ] タ ブで、
[ 指定 し たキーはウ ェ アハウス テーブルの真のキーです ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク
ス を選択で き ます。 こ れが、 MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト に追加 さ れたすべ
てのテーブルのデフ ォ ル ト 動作です。
ウ ェ アハ ウ ス テーブルの第一キーが、 MicroStrategy 内のテーブルのキー ア
ト リ ビ ュ ー ト と し て示 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト と 同一でない場合は、 [ 指定 し
たキーはウ ェ アハウス テーブルの真のキーです ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ
ア し ます。 上で説明 し た例を使用 し て、 CUSTOMER_ID お よ び
PRODUCT_ID が MicroStrategy ア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プ さ れてい る が、
ORDER_ID は MicroStrategy 内のア ト リ ビ ュ ー ト にマ ッ プ さ れていないシナ
リ オを検討 し てみま し ょ う 。 こ の場合、 CUSTOMER_ID お よ び
PRODUCT_ID のみが、 MicroStrategy に よ っ てテーブルの第一キーの一部 と
し て認識 さ れます。 こ のシナ リ オの場合は、 ウ ェ アハ ウ ス テーブルの第一
キーを確認で き る よ う に、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し て く だ さ い。
こ れを行わずに、 こ の よ う なシナ リ オに こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択す る
と 、 無効なデー タ ま たはエ ラ ーのあ る デー タ が返 さ れ る 可能性があ り ます。
462 論理テーブルの作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理テーブル B
論理表示の作成
論理表示は、 MicroStrategy Developer で、 下の イ メ ージに示すテーブル エ
デ ィ タ ーを使用 し て作成で き ます。
左側のオブジ ェ ク ト ブ ラ ウ ザーには、 プ ロ ジ ェ ク ト に イ ン ポー ト さ れたす
べてのテーブル と 列が一覧表示 さ れます。 プ ロ ジ ェ ク ト デー タ ベース イ ン
ス タ ン ス内の物理テーブルは、 SELECT ス テー ト メ ン ト で使用で き ます。
上部の右側に表示 さ れ る [SQL ス テー ト メ ン ト ] パネルは、 SQL ク エ リ を入
力す る 場所です。[SQL ス テー ト メ ン ト ] パネルのす ぐ下に表示 さ れ る [マ ッ
プ] ペ イ ンは、 SQL ク エ リ に よ っ て返 さ れ る 列を マ ッ プす る 場所です。
SQL ク エ リ は論理表示を作成す る ために必要なので、 論理表示の機能を使
用す る 前に、 SQL の使用方法に慣れてお く 必要があ り ます。 SQL ス テー ト
メ ン ト の正確 さ と 妥当性を確認す る のは、 ユーザーの責任です。 さ ら に、
論理表示用 と し て入力 し た SQL ク エ リ を MicroStrategy が ま っ た く 変更 し
ない こ と も 理解す る 必要があ り ます。 こ のため、 作成 し た ク エ リ が答え を
返す よ う に、 お使いの RDBMS が最適化 さ れてい る こ と を確認 し て く だ さ
い。
MicroStrategy エン ジ ンは SQL 構文を解析 し ないので、 ア ク セ ス さ れた実際
の物理テーブルに関す る 情報は、 統計 ロ グには記録 さ れません。 その代わ
り に、 論理表示が記録 さ れます。 こ れは、 デー タ ベース で表示を使用 し た
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論理表示の作成
463
B
論理テーブル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
場合に も 当ては ま り ます。 こ の場合 も 、 ア ク セ ス さ れたテーブル オブジ ェ
ク ト は記録 さ れません。
レ ポー ト 用に生成 さ れた SQL では、 使用す る デー タ ベース の タ イ プに従っ
て、 論理表示は派生テーブルま たは共通テーブル式 (CTE) と し て生成 さ
れます。 一部のデー タ ベース では CTE も サポー ト さ れてい ますが、 論理表
示の定義には、 派生テーブルを使用す る こ と を推奨 し ます。 派生テーブル
は、 エン ジ ンが生成す る SQL 内でネ ス ト さ れ る ので、 メ リ ッ ト があ り ま
す。 一方、 CTE はネ ス ト す る と SQL 構文が不正にな る ので、 ネ ス ト さ れま
せん。 該当す る SQL 構文の要件については、 ご使用のサー ド パーテ ィ デー
タ ベース の ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy エン ジ ンが、 物理デー タ ベース テーブルに直接マ ッ プ さ れ る
論理テーブルを使用す る 必要があ る 場合、 テーブル名が FROM 句に挿入 さ
れます。 SQL ス テー ト メ ン ト にマ ッ プ さ れ る 論理表示の場合は、
MicroStrategy エン ジ ンに よ っ て SQL 構文が FROM 句に挿入 さ れます。
エン ジ ンは派生テーブルの構文を生成 し て、 論理表示を表 し ます。
キ ャ ッ シ ュ さ れません。 論理表示は、
論理表示の結果は、
MicroStrategy に よ っ て生成 さ れ る レ ポー ト SQL 内に、 追加の構文 と
し て表示 さ れます。
論理表示を作成す る 手順は、 次に説明 し ます。
前提条件
•
第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス のデー タ ソ ース以外のデー タ ソ ース に
ついての論理表示を作成す る には、 MultiSource Option の ラ イ セ ン ス が
必要です。 MicroStrategy MultiSource Option を持たない場合は、 第一
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス に含まれ る デー タ ソ ース の論理表示のみを
作成す る こ と がで き ます。
テーブル エデ ィ タ ーで論理表示を作成する には
1 [ フ ァ イル ] メ ニ ュ ーの [ 新規作成 ]、[ 論理テーブル ] を順に選択 し ます。
デフ ォ ル ト では、 [物理表示] タ ブが選択 さ れた状態で、 テーブル エデ ィ
タ ーが表示 さ れます。
2 MultiSource Option の ラ イ セ ン ス があ る 場合は、 [ 現デー タ ベース イ ン ス
タ ン ス を選択 ] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら 、 論理表示のためのデー タ を
取得す る デー タ ソ ース を選択 し ます。 論理表示に使用す る デー タ ソ ー
ス のデー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択 し ます。
MicroStrategy MultiSource Option を持たない場合は、 第一デー タ ベース
イ ン ス タ ン ス に含まれ る デー タ ソ ース の論理表示のみを作成す る こ と
464 論理表示の作成
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理テーブル B
がで き ます。 こ れは、 デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択す る ための ド
ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト は存在 し ない と い う こ と です。
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス を選択す る と き に、 プ ロ ジ ェ ク ト の第一
デー タ ベース イ ン ス タ ン ス と し て表示 さ れてい る デー タ ベース を選択
し た場合は、 プ ロ ジ ェ ク ト の第一デー タ ベース イ ン ス タ ン ス が変更 さ
れ る と 随時、 論理表示のデー タ ベース イ ン ス タ ン ス が変更 さ れます。
各オプシ ョ ン を使用す る 場合の例は、 「プ ロ ジ ェ ク ト の第一デー タベー
ス イ ン ス タ ン ス の一部であ る テーブルの イ ン ポー ト 」 (338 ページ) を
参照 し て く だ さ い。
3 [SQL ス テー ト メ ン ト ] パネルに、 SQL ス テー ト メ ン ト を入力 し ます。 オ
ブジ ェ ク ト ブ ラ ウ ザーか ら 列を ド ラ ッ グ ア ン ド ド ロ ッ プ し て、 ス テー
ト メ ン ト に挿入で き ます。
論理表示の定義には、 派生テーブルを使用す る こ と を推奨 し ます。 こ の
理由は、 エン ジ ンが生成す る SQL ス テー ト メ ン ト 内で、 論理表示の
SQL 構文がネ ス ト さ れ る か ら です。 一部のデー タ ベース では共通テーブ
ル式 (CTE) も サポー ト さ れてい ますが、 SQL 構文が不正にな る ために
SQL 内で こ れ ら の式を ネ ス ト す る こ と がで き ません。 該当す る SQL 構
文の要件については、 ご使用のサー ド パーテ ィ デー タ ベース の ド キ ュ
メ ン テーシ ョ ン を参照 し て く だ さ い。
4 デフ ォ ル ト では、 [SQL 式を をかっ こ で囲む ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス が選択
さ れてい ます。 こ れに よ っ て、 SQL ス テー ト メ ン ト が実行 さ れ る と き
に、 [SQL ス テー ト メ ン ト ] パネルで入力 し た SQL ス テー ト メ ン ト 全体
が囲まれます。 こ れは、 SQL ス テー ト メ ン ト が SELECT 句を使用する
場合に有効です。
ただ し 、 テーブルを作成す る ための SQL 関数を含め る と 、 かっ こ に
よ っ て SQL 構文が無効にな る 可能性があ り ます。 SQL ス テー ト メ ン ト
内のテーブル作成構文には、 TABLE (arg1, arg2, ..., argN) の
形式を使用で き ます。 SQL ス テー ト メ ン ト 全体を囲む括弧をサポー ト で
き ないテーブル作成 SQL 関数ま たはその他の SQL 関数を含め る 場合
は、 こ のチ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し ます。 該当す る SQL 構文の要件
については、 ご使用のサー ド パーテ ィ デー タ ベース の ド キ ュ メ ン テー
シ ョ ン を参照 し て く だ さ い。
5 [ 追加 ] を ク リ ッ ク し て、 SQL ス テー ト メ ン ト が返す列を マ ッ プ し ます。
6 [ 列オブ ジ ェ ク ト ] に列の名前を入力 し ます。 新 し い列が作成 さ れます。
別の方法 と し て、 オブジ ェ ク ト ブ ラ ウ ザーか ら 列を [列オブジ ェ ク ト ]
セルに ド ラ ッ グ ア ン ド ド ロ ッ プす る こ と も で き ます。 こ れに よ り 、 既
存の列が論理表示にマ ッ プ さ れます。
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論理表示の作成
465
B
論理テーブル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
列名は、 SQL ス テー ト メ ン ト で定義 し た列別名 と 正確に一致す る 必要が
あ り ます。 ただ し 、 列名の順序は、 SQL ス テー ト メ ン ト に列別名が現れ
る 順序 と 一致 し な く て も か ま い ません。
7
ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト を使用 し て、 列のデー タ 型を選択 し ます。
こ の ス テ ッ プのマ ッ ピ ン グに既存の列を使用 し た場合は、 その列のデー
タ 型が継承 さ れます。 デー タ 型を変更 し た場合、 その列を持つすべての
テーブルに影響 し ます。
8 次の方法で、 必要に応 じ て、 列の精度 と スケールを変更 し ます。
9
•
[ 精度 ] : 数値を定義す る のに使用 さ れ る 総桁数。 た と えば、
1234.56789 と い う 数値は、 精度が 9 で、 ス ケールが 5 です。
•
[ スケール ] : 数値を定義す る のに使用 さ れ る 、 小数点の右側の桁数。
デー タ 型の ス ケールは、 そのデー タ 型の精度以下にす る 必要があ り
ます。 た と えば、 1234.56789 と い う 数値は、 ス ケールが 5 で、 精度
が 9 です。
ツールバーで [ 保存 し て閉 じ る ] を ク リ ッ ク し て、 論理テーブルを保存
し 、 テーブル エデ ィ タ ーを閉 じ ます。
10 [ スキーマ ] メ ニ ュ ーの [ スキーマ を更新 ] を選択 し て、新 し い論理表示を
プ ロ ジ ェ ク ト に確実に ロ ー ド し ます。
た っ た今作成 し た論理表示に基づいて、 他の論理テーブルを使用す る 場合
と 同様に (「ア ト リ ビ ュー ト の作成」 (234 ページ) お よ び 「フ ァ ク ト の作
成」 (195 ページ) を参照)、 新 し いア ト リ ビ ュ ー ト お よ びフ ァ ク ト を作成で
き ます。 ま た、 論理テーブルの列を、 既存のア ト リ ビ ュ ー ト お よ びフ ァ ク
ト にマ ッ プす る こ と も で き ます。 こ れは、 論理テーブルを ソ ース テーブル
と し て含め る ために、 ア ト リ ビ ュ ー ト ま たはフ ァ ク ト を変更す る こ と に
よ っ て、 行 う こ と がで き ます。
論理表示の例
次に示すビ ジネ ス ケース は、 お使いのアプ リ ケーシ ョ ンで論理表示機能を
ど の よ う に使用で き る かを理解す る ための参考 と し て用意 さ れてい ます。
466 論理表示の例
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論理テーブル B
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジ ネ ス ケース 1 : 重複 し ないア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク
ア ッ プ テーブル
多 く の ス タ ー ス キーマの特長は、 1 つのル ッ ク ア ッ プ テーブルを、 あ る
デ ィ メ ン シ ョ ンのすべてのア ト リ ビ ュ ー ト が共有す る こ と です (次の例を
参照)。 こ の よ う なデ ィ メ ン シ ョ ン テーブルを持つス キーマ をモデル化す
る こ と は可能ですが、 多 く の場合、 次の 2 つの問題が発生 し ます。
•
キー以外のア ト リ ビ ュ ー ト の レベルにあ る フ ァ ク ト テーブルを、 モデ
ルがサポー ト で き ません。 こ の制限は、 要約テーブル、 お よ び SQL
エン ジ ンが生成す る 中間結果に適用 さ れます。
通常、 1 パ ス の SQL レ ポー ト では、 MicroStrategy エン ジ ンは、 フ ァ ク
ト テーブルを 1 つのル ッ ク ア ッ プ テーブル と 結合 し 、 集計を行い ま
せん。 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の重複 し ない リ ス ト が存在せず、 そ
のア ト リ ビ ュ ー ト がキーの一部であ る テーブルに結合す る 必要があ る 場
合、 2 重にカ ウ ン ト し て し ま う 可能性があ り ます。
•
デ ィ メ ン シ ョ ン テーブルの行数が多すぎ る 場合、 SELECT DISTINCT ク
エ リ の処理速度が低下す る こ と があ り 、 プ ロ ンプ ト の ピ ッ ク リ ス ト に
デー タ を組み込む と き な ど、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の リ ス ト を表
示す る エ レ メ ン ト ブ ラ ウ ズ要求に影響す る こ と があ り ます。
" 店舗 "、 " 市場 "、 お よ び " 地域 " のル ッ ク ア ッ プ テーブルの例を示 し ま
す。
Lookup_store
Store_ID
Store_Name
Market_ID
Market_Name
Region_ID
Region_Name
Level
こ のテーブルでは、 " 市場 " と " 地域 " はキーではあ り ません。 こ のため、
要求 し た フ ァ ク ト テーブルが " 市場 " ま たは " 地域 " の レベルにあ る 場合、
フ ァ ク ト テーブル と 前述のル ッ ク ア ッ プ テーブルを直接結合す る と 2 重に
カ ウ ン ト さ れ る こ と があ り ます。 こ れを防ぐ には、 次に示す よ う に、 論理
表示機能を使用 し て別の論理テーブル Lookup_Market を定義 し ます。
Select Market_ID, Market_Name, Region_ID
From Lookup_store
Where level=1
次に、 こ のテーブルを " 市場 " のル ッ ク ア ッ プ テーブル と し て使用 し ます。
こ のテーブルが " 市場 " レベルの フ ァ ク ト テーブル (Market_Sales) と 結合
さ れ る と 、 次の レ ポー ト SQL が生成 さ れます。
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論理表示の例
467
B
論理テーブル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
Select a11.Market_ID,a11.Market_Desc,
SUM(a12.Sales)
From (select Market_ID, Market_Name, Region_ID
from Lookup_Store
where level=1) a11,
Market_Sales a12
Where a11.Market_ID = a12.Market_ID
Group by a11.Market_ID,
a11.Market_Name
ビ ジ ネ ス ケース 2 : 複数のテーブルにわた る ア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォ ーム式
お客様か ら 複数のテーブルにわた る ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式の生成機
能を要求 さ れ る こ と が よ く あ り ます。 通常、 こ れは " 日付 " 列です。 た と
えば、 次に示す方法で、 2 つの異な る テーブルにあ る 2 つの " 日付 " 列
(Ship_Date と Order_Date) の日付の差に基づ く ア ト リ ビ ュ ー ト を定義で き
ます。
F_Table1
Ship_Date
Order_ID
Fact1
Order_Date
Order_ID
Fact2
F_Table2
論理表示機能を使用す る こ と で、 次の SQL ク エ リ を使用 し て日付の差を計
算す る 論理テーブルを作成 し 、 次にその新 し い列にア ト リ ビ ュ ー ト を定義
で き ます。
Select Ship_Date-Order_Date Cycle_time,
F_table1.Order_ID, Fact1, Fact2
From F_table1, F_table2
Where F_table1.Order_ID=F_table2.Order_ID
新 し い論理テーブル (論理表示) は次に示すテーブルの よ う にな り 、 新 し い
ア ト リ ビ ュ ー ト を Cycle_Time 列に定義で き ます。
468 論理表示の例
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論理テーブル B
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理表示
Cycle_Time
Order_ID
Fact1
Fact2
ビ ジ ネ ス ケース 3 : 緩やかに変化す る デ ィ メ ン シ ョ ン
緩やかに変化す る デ ィ メ ン シ ョ ン (SCD) は、 多 く のビ ジネ ス イ ン テ リ
ジ ェ ン ス環境に共通の特性です。 通常、 デ ィ メ ン シ ョ ンの階層は、 時間に
依存 し ない も の と し て表 さ れます。 た と えば、 会社は年ご と に営業組織を
再構築 し た り 、 小売シーズ ン ご と に製品階層を再構成 し た り す る こ と があ
り ます。 「緩やかに」 と は通常、 数か月後、 ま たは数年後 と い う こ と を意味
し ます。 実際、 デ ィ メ ン シ ョ ンの関係が も っ と 頻繁に変化す る 場合は、 別
のデ ィ メ ン シ ョ ン を モデル化す る ほ う が よ い こ と があ り ます。
SCD は、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス の文献に詳 し く 説明 さ れてい ます。 Ralph
Kimball 氏は、 SCD のデ ィ メ ン シ ョ ン モデ リ ン グ手法を説明す る こ と で、
特に大 き な影響を与え ま し た (た と えば、 『デー タ ウ ェ アハ ウ ス ツール
キ ッ ト 』 を参照)。 Kimball 氏は さ ら に、 デ ィ メ ン シ ョ ン モデルで SCD を扱
う 方法を、 異な る 特徴を持つ複数の方法に分類 し ま し た。 た と えば、 タ イ
プ 1 の SCD は現在のデ ィ メ ン シ ョ ンの関係のみを表 し 、 タ イ プ 2 の SCD
はデ ィ メ ン シ ョ ンの関係の履歴を保持す る 、 と い う よ う な も のです。
次の説明は、 時間の経過 と 共に販売地域が再構成 さ れ る (営業担当者の受
け持ち地区が変わ る な ど) こ と に よ り 、 緩やかに変化す る 営業組織の例を
元に し てい ます。
現状分析と過去分析の違い
緩やかに変化す る デ ィ メ ン シ ョ ンに使用で き る 機能の 1 つ と し て、 「現状」
分析ま たは 「過去」 分析を実行す る 機能があ り ます。
•
「現状」 分析は、 緩やかに変化す る 関係の現在の状態を示 し ます。 た と
えば、 現在の地区の構成方法に従っ て、 地区別の売上を表示 し ます。
•
「過去」 分析は、 緩やかに変化す る 関係の履歴を示 し ます。 た と えば、
売上取引が発生 し た時点におけ る 地区の構成方法に従っ て、 地区別の売
上を表示 し ます。
こ こ で説明す る 手法に よ り 、 各 タ イ プの分析を柔軟に実行で き ます。 ま た、
実行す る 分析の タ イ プを簡単に指定で き ます。
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論理表示の例
469
B
論理テーブル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
例 1: 発効日と失効日を持つ複合キー
SCD を物理的に保存する 方法の 1 つは、 " 発効日 " と " 失効日 " の列を使
用 し て、 各エ レ メ ン ト の関係が存在す る 期間を捕捉す る こ と です。 次の例
では、 営業担当者 Rep Jones が、 2004 年 1 月 1 日に地区 37 か ら 地区 39 に
異動 し 、Kelly が 2004 年 7 月 1 日に地区 38 か ら 地区 39 に異動 し てい ます。
「ル ッ ク ア ッ プ テーブル : ア ト リ ビ ュー ト の保存
複合キーの詳細は、
場所」 (41 ページ) を参照 し て く だ さ い。
LU_SALES_REP
Sales_Rep_ID
Sales_Rep_Name
District_ID
Eff_Dt
End_Dt
1
Jones
37
1900/ 01/ 01
2003/ 12/ 31
2
Smith
37
1900/ 01/ 01
2099/ 12/ 31
3
Kelly
38
1900/ 01/ 01
2004/ 06/ 30
4
Madison
38
1900/ 01/ 01
2099/ 12/ 31
1
Jones
39
2004/ 01/ 01
2099/ 12/ 31
3
Kelly
39
2004/ 07/ 01
2099/ 12/ 31
こ の タ イ プのデ ィ メ ン シ ョ ン ル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用す る と き には、
フ ァ ク ト テーブルに取引日な ど の日付フ ィ ール ド を含め る 必要があ り ま
す。
FACT_TABLE
470 論理表示の例
Sales_Rep_ID
Trans_Dt
Sales
1
2003/ 09/ 01
100
2
2003/ 09/ 10
200
3
2003/ 09/ 15
150
1
2004/ 03/ 01
200
2
2004/ 03/ 10
250
3
2004/ 03/ 15
300
2
2004/ 09/ 05
125
3
2004/ 09/ 15
275
4
2004/ 09/ 20
150
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理テーブル B
MicroStrategy スキーマ を指定するには
1 現在の地区 と 営業担当者の関係のみを表す論理表示を作成 し ます。
LVW_CURRENT_ORG
select Sales_Rep_ID, District_ID
from LU_SALES_REP
where End_Dt = '12/31/2099'
2 ル ッ ク ア ッ プ テーブル と フ ァ ク ト テーブルを 「過去」 結合 し て " 地区 "
レベルに フ ァ ク ト 表示を作成す る 、 別の論理表示を作成 し ます。
ら れ る 表示は 「過去」 表示、 つま り 履歴表示で、 取引の発生時点
得に存在
し た営業担当者 と 地区の関係を捕捉 し ます。
LVW_HIST_DISTRICT_SALES
select District_ID, Trans_Dt, sum(sales)
sales
from LU_SALES_REP L
join FACT_TABLE F
on(L.Sales_Rep_ID = F.Sales_Rep_ID)
where F.Trans_Dt between L.Eff_Dt and
L.End_Dt
group by District_ID, Trans_Dt
3 LU_DISTRICT のテーブル別名 LU_CURRENT_DISTRICT を作成 し ます。
4 次のア ト リ ビ ュ ー ト を定義 し ます。
•
営業担当者 :
@ID = sales_rep_id; @Desc = sales_rep_name
テーブル : LU_SALES_REP (ル ッ ク ア ッ プ)、 LVW_CURRENT_ORG、
FACT_TABLE
•
現在の地区 :
@ID = district_id; @Desc = district_name
テーブル : LU_CURRENT_DISTRICT (ル ッ ク ア ッ プ)、
LVW_CURRENT_ORG
子 : 営業担当者の代理
© 2014 MicroStrategy, Inc.
論理表示の例
471
B
論理テーブル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
過去の地区 :
@ID = district_id; @Desc = district_name
テーブル : LU_DISTRICT (ル ッ ク ア ッ プ) , LU_SALES_REP、
LVW_HIST_DISTRICT_SALES
子 : 営業担当者の代理
•
日付 :
@ID = date_id, trans_dt
テーブル : LU_TIME (ル ッ ク ア ッ プ)、 FACT_TABLE,
LVW_HIST_DISTRICT_SALES
•
月:
@ID = MONTH_ID
テーブル : LU_TIME (ル ッ ク ア ッ プ)
5 " 売上 " フ ァ ク ト を定義 し ます。
•
式 : sales
•
テーブル : FACT_TABLE、 LVW_HIST_DISTRICT_SALES
6 必要に応 じ て メ ト リ ッ ク を定義 し ます。
•
売上 : SUM (sales)
こ の結果、 次に示す よ う な論理ス キーマが得 ら れます。
472 論理表示の例
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理テーブル B
過去分析
レ ポー ト で " 過去の地区 " ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し て、 「過去」 分析を指定
し ます。
•
レポー ト 定義 : " 過去の地区 "、 " 月 "、 " 売上 "
•
得ら れる SQL
Select a11.District_ID District_ID,
max(a13.District_Name) District_Name,
a12.Month_ID Month_ID,
sum(a11.SALES) WJXBFS1
From (select District_ID, Trans_dt,sum(sales) sales
from LU_SALES_REP L
join FACT_TABLE F
on (L.Sales_rep_ID = F.Sales_rep_ID)
where F.trans_dt between L.EFF_DT and
L.END_DT
group by District_ID, Trans_dt)
a11
join LU_TIME a12
on (a11.Trans_dt = a12.Date_ID)
join LU_DISTRICT a13
on (a11.District_ID =a13.District_ID)
group by a11.Distrcit_ID,
a12.Month_ID
•
レポー ト 結果
現状分析
レ ポー ト で " 現在の地区 " ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し て、 「現状」 分析を指定
し ます。
•
レポー ト 定義 : " 現在の地区 "、 " 月 "、 " 売上 "
•
得ら れる SQL
select a12.District_ID District_ID,
max (a14.District_Name) District_Name,
© 2014 MicroStrategy, Inc.
論理表示の例
473
B
論理テーブル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
a13.Month_ID Month_ID,
sum(a11.SALES) WJXBFS1
from FACT_TABLE a11
join (select Sales_rep_ID, District_ID
from LU_SALES_REP
where END_DT = '12/31/2099')a12
on (a11.Sales_Rep_ID =
a12.Sales_Rep_ID)
join LU_TIME a13
on (a11.Trans_dt = a13.Date_ID)
join LU_DISTRICT a14
on (a12.District_ID = a14.District_ID)
group by a12.District_ID,
a13.Month_ID
•
レポー ト 結果
例 2: 変化する各エレメント用の代理キー
SCD を物理的に保存する ための一層柔軟的な方法は、 代理キーを使用 し て、
デ ィ メ ン シ ョ ンの関係が変化 し た と き にデ ィ メ ン シ ョ ン テーブルに新 し い
行を導入す る こ と です。 も う 1 つの一般的な特徴は、 現在の関係レ コ ー
ド を示す イ ン ジ ケー タ ーの フ ィ ール ド を含め る こ と です。 レ コ ー ド セ ッ ト
の例を示 し ます。
LU_SALES_REP
Sales_Rep_CD
Sales_Rep_ID
Sales_Rep_Name
District_ID
Current_Flag
1
1
Jones
37
0
2
2
Smith
37
1
3
3
Kelly
38
0
4
4
Madison
38
1
5
1
Jones
39
1
6
3
Kelly
39
1
474 論理表示の例
© 2014 MicroStrategy, Inc.
論理テーブル B
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
こ の タ イ プのデ ィ メ ン シ ョ ン ル ッ ク ア ッ プ テーブルを使用す る と き には、
フ ァ ク ト テーブルに も 代理キーを含め る 必要があ り ます。 ト ラ ンザ ク
シ ョ ンの日付フ ィ ール ド はあ っ て も な く て も か ま い ません。
FACT_TABLE
Sale-Rep_CD
Sale
1
100
2
200
3
150
5
200
2
250
3
300
2
125
6
275
4
150
MicroStrategy スキーマの指定
1 現在の地区 と 営業担当者の関係のみを表す論理表示を作成 し ます。
LVW_CURRENT_ORG
select Sales_rep_ID, District_ID
from LU_SALES_REP
where Current_flag = 1
2 LU_DISTRICT のテーブル別名 LU_CURRENT_DISTRICT を作成 し ます。
3 次のア ト リ ビ ュ ー ト を定義 し ます。
•
営業担当者の代理 :
@ID = sales_rep_cd
テーブル : LU_SALES_REP (ル ッ ク ア ッ プ)、 FACT_TABLE
•
営業担当者 :
@ID = sales_rep_id; @Desc = sales_rep_name
テーブル : LU_SALES_REP (ル ッ ク ア ッ プ)、 LVW_CURRENT_ORG
© 2014 MicroStrategy, Inc.
論理表示の例
475
B
論理テーブル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
子 : 営業担当者の代理
•
現在の地区 :
@ID = district_id; @Desc = district_name
テーブル : LU_CURRENT_DISTRICT (ル ッ ク ア ッ プ)、
LVW_CURRENT_ORG
子 : 営業担当者の代理
•
過去の地区 :
@ID = district_id; @Desc = district_name
テーブル : LU_DISTRICT (ル ッ ク ア ッ プ)、 LU_SALES_REP
子 : 営業担当者の代理
•
日付 :
@ID = date_id, trans_dt
テーブル : LU_TIME (ル ッ ク ア ッ プ)、 FACT_TABLE
•
月:
@ID = MONTH_ID
テーブル : LU_TIME (ル ッ ク ア ッ プ)
子 : 日付
4 " 売上 " フ ァ ク ト を定義 し ます。
•
式 : sales
•
テーブル : FACT_TABLE、 LVW_HIST_DISTRICT_SALES
5 必要に応 じ て メ ト リ ッ ク を定義 し ます。
•
476 論理表示の例
売上 : SUM (sales)
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理テーブル B
論理ス キーマの結果は次の よ う にな り ます。
過去分析
レ ポー ト で " 過去の地区 " ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し て、 「過去」 分析を指定
し ます。
•
レポー ト 定義 : " 過去の地区 "、 " 月 "、 " 売上 "
•
得ら れる SQL
select a12.District_ID District_ID,
max(a14.Distrcit_Name) Distrcit_Name,
a13.Month_ID Month_ID,
sum(a11.SALES) WJXBFS1
from FACT_TABLE a11
join LU_SALES_REP a12
on (a11.Sales_Rep_CD =
a12.Sales_Rep_CD)
join LU_TIME a13
on (a11.Trans_dt = a13.Date_ID)
join LU_DISTRICT a14
on (a12.District_ID =
a14.District_ID)
group by a12.District_ID,
a13.Month_ID
© 2014 MicroStrategy, Inc.
論理表示の例
477
B
論理テーブル
•
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
レポー ト 結果
現状分析
レ ポー ト で " 現在の地区 " ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し て、 「現状」 分析を指定
し ます。
•
レポー ト 定義 : " 現在の地区 "、 " 月 "、 " 売上 "
•
得ら れる SQL :
select a13.District_ID District_ID,
max(a15.Distrcit_Name) District_Name,
a14.Month_ID Month_ID,
sum(a11.SALES) WJXBFS1
from FACT_TABLE a11
join LU_SALES_REP a12
on (a11.Sales_Rep_CD =
a12.Sales_Rep_CD)
join (select Sales_rep_ID, District_ID
from LU_SALES_REP
where current_flag = 1)
a13
on (a12.Sales_Rep_ID =
a13.Sales_Rep_ID)
join LU_TIME a14
on (a11.Trans_dt = a14.Date_ID)
join LU_DISTRICT a15
on (a13.District_ID =
a15.District_ID)
group by a13.District_ID,
a14.Month_ID
•
478 論理表示の例
レポー ト 結果
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理テーブル B
ビ ジ ネ ス ケース 3 : 1 対多の ト ラ ン ス フ ォ ー メ ーシ ョ ン
テーブル
月次累計お よ び年次累計の計算な ど の時系列分析をサポー ト す る には、 ト
ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を定義す る 必要があ り ます。 前月の よ う な 1 対 1
の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは式で定義で き ますが、 1 対多の ト ラ ン ス
フ ォー メ ーシ ョ ンの場合は、 それぞれの日付を、 「月次累計」 を構成す る そ
の日 よ り 前のすべての日付にマ ッ プす る テーブルがデー タ ベース内に必要
です。
ウ ェ アハ ウ ス に こ の よ う なテーブルが存在せず、 かつデー タ ベース にテー
ブルを追加で き ない状況であ る 場合は、 " 日 " ア ト リ ビ ュ ー ト のル ッ ク ア ッ
プ テーブルが既に存在 し てい る 限 り 、 論理表示の手法を使用 し て こ の問題
に対処で き ます。
次の SQL を使用 し て、 " 日 " ア ト リ ビ ュ ー ト を含む論理テーブル
MTD_DATE を定義で き ます。 次に、 MTD_DATE 列を使用 し て、 MTD の ト
ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を定義で き ます。
Select day_date day_date, B.day_date mtd_date
From lu_day A, lu_day B
Where A.day_date >= B.day_date
And MONTH(A.day_date)= MONTH(B.day_date)
同 じ 手法を使用 し て、 年累計への ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン を定義で き ま
す。
Select A.day_date day_date, B.day_date
ytd_date
From lu_day A, lu_day B
Where A.day_date >= B.day_date
And YEAR(A.day_date) = YEAR(B.day_date)
© 2014 MicroStrategy, Inc.
論理表示の例
479
B
論理テーブル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ビ ジ ネ ス ケース 5 : 複数のア ト リ ビ ュ ー ト ル ッ ク ア ッ プ
テーブルの外部結合
一般的に要求 さ れ る 機能 と し て、 ア ト リ ビ ュ ー ト のみを含む ( メ ト リ ッ ク
のない) レ ポー ト を実行す る ために、 ア ト リ ビ ュ ー ト ル ッ ク ア ッ プ テーブ
ルの外部結合を生成す る 機能があ り ます。 た と えば、 次のテーブルを見て
く だ さ い。
従業員
緊急連絡先
部署
EMP_ID
EMP_ID
DEPT_ID
FIRST_NAME
CONTACT_FIRST_NAME
DEPT_NAME
LAST_NAME
CONTACT_LAST_NAME
BUS_UNIT_ID
HIRE_DATE
CONTACT_PHONE_NUMBER
DEPT_ID
こ の構造の場合、 ア ト リ ビ ュ ー ト 階層を次の よ う にモデル化で き ます。
•
事業単位 -< 部署 -< 従業員
•
入社日 -< 従業員
•
緊急連絡先 -< 従業員
さ ら に、 従業員 と 緊急連絡先 と の関係は、 各従業員が持つ連絡先が最大 1
つであ る 関係であ り 、 レ コ ー ド に連絡先を持たない従業員 も 含まれてい る
こ と を意味 し ます。 作成す る レ ポー ト の 1 つは、 次の よ う にな り ます。
従業員
部署
緊急連絡先
電話番号
Gonzalez, James
マーケテ ィ ン グ
Dawson, John
財務
Dawson, Jane
555-1212
Larkins, Abraham
研究開発
Taylor, Mary
555-3456
Walker, George
財務
Walker, Martha
555-9876
...
...
...
...
緊急連絡先を持たない従業員の場合は、 NULL が表示 さ れます。
480 論理表示の例
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理テーブル B
ただ し 、 次に示す よ う にア ト リ ビ ュ ー ト をモデル化す る と 、 目的の出力が
得 ら れない こ と があ り ます。
•
従業員 :
@ID = EMP_ID, @ [First Name] = FIRST_NAME, @ [Last Name] =
LAST_NAME
テーブル : EMPLOYEE (ル ッ ク ア ッ プ)、 EMERGENCY_CONTACT
•
部署 :
@ID = DEPT_ID
テーブル : DEPARTMENT (ル ッ ク ア ッ プ)、 EMPLOYEE
子 : 従業員
•
入社日 :
@ID = HIRE_DATE
テーブル : EMPLOYEE (ル ッ ク ア ッ プ)
子 : 従業員
•
緊急連絡先 :
@ID = CONTACT_PHONE_NUMBER, @ [First Name] =
CONTACT_FIRST_NAME, @ [Last Name] = CONTACT_LAST_NAME
テーブル : EMERGENCY_CONTACT (ル ッ ク ア ッ プ)
子 : 従業員
こ のモデルを使用す る と 、 生成 さ れ る SQL は EMPLOYEE テーブル と
EMERGENCY_CONTACT テーブルを結合 し 、 緊急連絡先を持つ従業員のみ
が最終的な結果に表示 さ れます。 すべての従業員を表示す る には、 次に示
す論理表示を使用 し て、 外部結合を実行 し ます。
外部結合の論理表示の使用
前述のケース で外部結合を実行す る には、 次の SQL と 列の リ ス ト を使用 し
て、 表示にマ ッ プ し ます。
select E.EMP_ID,
E.FIRST_NAME,
E.LAST_NAME,
E.HIRE_DATE,
© 2014 MicroStrategy, Inc.
論理表示の例
481
B
論理テーブル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
E.DEPT_ID,
C.CONTACT_FIRST_NAME,
C.CONTACT_LAST_NAME,
C.CONTACT_PHONE_NUMBER
from EMPLOYEE E
left outer join EMERGENCY_CONTACT C
on (E.EMP_ID = C.EMP_ID)
LVW_EMERGENCY_CONTACT
EMP_ID
FIRST_NAME
LAST_NAME
HIRE_DATE
DEPT_ID
CONTACT_FIRST_NAME
CONTACT_LAST_NAME
CONTACT_PHONE_NUMBER
元の子テーブル (EMPLOYEE な ど) のすべての列を必ず含めて く だ さ い。
こ れに よ り 、 新 し い論理テーブル LVW_EMERGENCY_CONTACT を使用 し
て、 次の よ う にア ト リ ビ ュ ー ト を定義で き ます。
•
従業員 :
@ID = EMP_ID, @ [First Name] = FIRST_NAME, @ [Last Name] =
LAST_NAME
テーブル : EMPLOYEE (ル ッ ク ア ッ プ)、
LVW_EMERGENCY_CONTACT
•
部署 :
@ID = DEPT_ID
テーブル : DEPARTMENT (ル ッ ク ア ッ プ)、 EMPLOYEE、
LVW_EMERGENCY_CONTACT
子 : 従業員
•
入社日 :
@ID = HIRE_DATE
482 論理表示の例
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
論理テーブル B
テーブル : EMPLOYEE (ル ッ ク ア ッ プ)、
LVW_EMERGENCY_CONTACT
子 : 従業員
•
緊急連絡先 :
@ID = CONTACT_PHONE_NUMBER, @ [First Name] =
CONTACT_FIRST_NAME, @ [Last Name] = CONTACT_LAST_NAME
テーブル : EMERGENCY_CONTACT (ル ッ ク ア ッ プ)、
LVW_EMERGENCY_CONTACT
子 : 従業員
ア ト リ ビ ュ ー ト は元の EMERGENCY_CONTACT テーブルに
"従業員"
は示 さ れず、 EMPLOYEE テーブルに示 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト はすべ
て、 LVW_EMERGENCY_CONTACT テーブルに も 示 さ れます。
こ こ で、 " 従業員 " と " 緊急連絡先 " のア ト リ ビ ュ ー ト を含むレ ポー ト を実
行す る と 、 EMPLOYEE テーブルが EMERGENCY_CONTACT テーブルに外
部結合 さ れ、 緊急連絡先を持たない従業員には、 NULL が返 さ れます。 ま
た、 " 従業員 " ア ト リ ビ ュ ー ト のみを含むレ ポー ト を実行す る と 、
EMPLOYEE テーブルに対 し て レ ポー ト が実行 さ れ る こ と に も 注意 し て く だ
さ い。 EMERGENCY_CONTACT テーブルは必要な と き にのみ結合 さ れます。
こ の手法は、 ル ッ ク ア ッ プ テーブルを常に外部結合す る 必要があ る と き は
いつで も 使用で き ます。 こ の手法は、 ル ッ ク ア ッ プ テーブルを あ る と き に
は外部結合 し 、 別の と き には内部結合す る 必要があ る 場合には使用で き ま
せん。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
論理表示の例
483
B
論理テーブル
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
484 論理表示の例
© 2014 MicroStrategy, Inc.
C
C.
データ型
はじめに
SQL の生成、 ま たはデー タ ソ ース か ら のデー タ の取得を行 う には、 お使い
のデー タ ベース に存在す る デー タ 型を MicroStrategy で認識する 必要があ り
ます。 各 RDBMS が さ ま ざ ま なデー タ 型のセ ッ ト をサポー ト し てい る ので、
MicroStrategy ではそれ ら のデー タ 型を MicroStrategy に固有のデー タ 型の
セ ッ ト に一般化 し てい ます。
外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ
型へのマ ッ ピ ン グ
プ ロ ジ ェ ク ト を作成 し 、 お使いのデー タ ウ ェ アハ ウ ス か ら MicroStrategy の
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グにテーブルを追加す る と き に、 MicroStrategy は、 お
使いのテーブルにあ る 列を MicroStrategy に固有のデー タ 型に自動的にマ ッ
プ し ます。 お使いのデー タ ベース の各列が、 MicroStrategy のデー タ 型に関
連付け ら れます。
デー タ ベース のデー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グが必
要な理由の 1 つは、 各デー タ ベース でデー タ 型の名前が異な る か ら です。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
485
C
デー タ 型
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
概念的には同一のデー タ 型が、 異な る 名前を持つ こ と があ り ます。 こ のた
め、 MicroStrategy は、 プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマに取 り 込む各列を、 内部デー
タ 型にマ ッ プす る 必要があ り ます。
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グにテーブルを追加す る と 仮定 し ます。 関係テーブル
で、 そのテーブル内の列に “SMALLINT” のデー タ 型にな っ てい ます。
MicroStrategy は、 こ の列を、 “INTEGER” な ど の MicroStrategy 固有のデー
タ 型にマ ッ プ し ます。 こ れに よ り 、 MicroStrategy は、 一貫性のあ る SQL 生
成プ ロ セ ス を維持す る こ と がで き ます。
MicroStrategy のデー タ 型はデー タ 値を内部お よ び メ タ デー タ リ ポジ ト リ に
保存 し 、 後で、 中間テーブルやデー タ マー ト テーブルを定義す る と き や リ
テ ラ ルの正 し い構文を生成す る と き の SQL 生成でデー タ 型が使用 さ れま
す。 ま た、 デー タ 型は、 カ ス タ ム グループ と 同様に、 複数パ ス の SQL を使
用す る と き にはいつで も 使用 さ れます。 デー タ マー ト やカ ス タ ム グループ
の詳細は、 『MicroStrategy 上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ
い。
次の表に、 サポー ト す る デー タ ベース のデー タ 型、 お よ び MicroStrategy で
デー タ を定義す る と き に使用 さ れ る MicroStrategy のデー タ 型を示 し ます。
MicroStrategy のデー タ 型については、 「MicroStrategy のデー タ型」 (503
ページ) を参照 し て く だ さ い。 こ の表に含まれ る デー タ ベース は次の と お
り です。
•
「Access」 (487 ページ)
•
「Composite」 (488 ページ)
•
「DB2」 (489 ページ)
•
「Generic」 (490 ページ)
•
「HP Neoview」 (491 ページ)
•
「Informix」 (492 ページ)
•
「MetaMatrix」 (493 ページ)
•
「MySQL」 (494 ページ)
•
「Netezza」 (495 ページ)
•
「Oracle」 (496 ページ)
•
「PostgreSQL」 (497 ページ)
•
「Red Brick」 (498 ページ)
•
「SQL Server」 (499 ページ)
486 外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
デー タ 型 C
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
•
「Sybase」 (500 ページ)
•
「Sybase IQ」 (501 ページ)
•
「Teradata」 (502 ページ)
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
Access
BOOLEAN
整数
BYTE
符号な し 整数
CURRENCY
数値
DATE
タ イ ムス タ ン プ
DATETIME
タ イ ムス タ ン プ
DOUBLE
倍精度浮動小数点型
FLOAT
倍精度浮動小数点型
INT
整数
INTEGER
整数
INTEGER2
整数
INTEGER4
整数
LONG
整数
LONG BINARY
LongVarBin
MEMO
LongVarChar
NUMBER
倍精度浮動小数点型
NUMERIC
倍精度浮動小数点型
REAL
実数
SHORT
整数
SINGLE
実数
SMALLINT
整数
TEXT
Char
© 2014 MicroStrategy, Inc.
外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
487
C
デー タ 型
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
Composite
BIT
2 進数
BIT VARYING
VarBin
CHAR
Char
CHAR VARYING
VarChar
CHARACTER
Char
CHARACTER VARYING
VarChar
DATE
日付
DECIMAL
10 進数
DOUBLE PRECISION
浮動小数点型
FLOAT
浮動小数点型
INT
整数
INTEGER
整数
NUMERIC
数値
REAL
実数
SMALLINT
整数
TIME
時間
TIMESTAMP
タ イ ムス タ ン プ
VARBIT
VarBin
VARCHAR
VarChar
488 外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
デー タ 型 C
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
DB2
BIGINT
Big Decimal
BLOB
LongVarBin
CHAR
Char
CHARACTER
Char
CLOB
LongVarChar
DATE
日付
DEC
数値
DECIMAL
数値
DOUBLE
倍精度浮動小数点型
DOUBLE PRECISION
倍精度浮動小数点型
FLOAT
倍精度浮動小数点型
GRAPHIC
NChar
INT
整数
INTEGER
整数
LABEL
VarChar
LONG
VarChar
LONG VARCHAR
VarChar
LONGVAR
VarChar
NUM
数値
NUMERIC
数値
RAW
VarBin
REAL
実数
SMALLINT
整数
TIME
時間
TIMESTAMP
タ イ ムス タ ン プ
TIMESTMP
タ イ ムス タ ン プ
VARCHAR
VarChar
VARGRAPHIC
NVarChar
© 2014 MicroStrategy, Inc.
外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
489
C
デー タ 型
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
Generic
BIT
2 進数
BIT VARYING
VarBin
CHAR
Char
CHAR VARYING
VarChar
CHARACTER
Char
CHARACTER VARYING
VarChar
DATE
日付
DECIMAL
10 進数
DOUBLE PRECISION
浮動小数点型
FLOAT
浮動小数点型
INT
整数
INTEGER
整数
NUMERIC
数値
REAL
実数
SMALLINT
整数
VARBIT
VarBin
VARCHAR
VarChar
490 外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
デー タ 型 C
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
HP Neoview
CHAR
Char
DATE
日付
DECIMAL
10 進数
DOUBLE PRECISION
倍精度浮動小数点型
FLOAT
浮動小数点型
INTEGER
整数
LARGEINT
整数
NCHAR
NChar
NVARCHAR
NVarChar
NUMERIC
数値
REAL
実数
SMALLINT
整数
TIME
時間
TIMESTAMP
タ イ ムス タ ン プ
VARCHAR
VarChar
© 2014 MicroStrategy, Inc.
外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
491
C
デー タ 型
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
Informix
BOOLEAN
Char
BYTE
LongVarBin
CHAR
Char
CHARACTER
Char
DATE
日付
DATETIME
タ イ ムス タ ン プ
DATETIME HOUR TO SECOND
タ イ ムス タ ン プ
DATETIME HOUR TO SECOND
タ イ ムス タ ン プ
DEC
10 進数
DECIMAL
10 進数
DOUBLE PRECISION
倍精度浮動小数点型
FLOAT
倍精度浮動小数点型
INT
整数
INT8
Big Decimal
INTEGER
整数
LVARCHAR
LongVarChar
MONEY
数値
NCHAR
NChar
NUMERIC
10 進数
NVARCHAR
NVarChar
REAL
実数
SERIAL
整数
SERIAL8
整数
SMALLFLOAT
実数
SMALLINT
整数
TEXT
LongVarChar
VARCHAR
VarChar
492 外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
デー タ 型 C
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
MetaMatrix
BIGDECIMAL
数値
BIGINTEGER
整数
BLOB
VarBin
BOOLEAN
2 進数
BYTE
整数
CHAR
Char
CLOB
VarChar
DATE
日付
DOUBLE
倍精度浮動小数点型
FLOAT
浮動小数点型
INTEGER
整数
LONG
整数
SHORT
整数
STRING
VarChar
TIME
時間
TIMESTAMP
タ イ ムス タ ン プ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
493
C
デー タ 型
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
MySQL
BIGINT
整数
BINARY
2 進数
BIT
符号な し 整数
BLOB
LongVarBin
CHAR
Char
DATE
日付
DATETIME
タ イ ムス タ ン プ
DECIMAL
10 進数
DOUBLE
倍精度浮動小数点型
ENUM
Char
FLOAT
浮動小数点型
INT
整数
LONGBLOB
LongVarBin
LONGTEXT
LongVarChar
MEDIUMBLOB
LongVarBin
MEDIUMINT
整数
MEDIUMTEXT
LongVarChar
NCHAR
NChar
NVARCHAR
NVarChar
SET
Char
SMALLINT
整数
TEXT
LongVarChar
TIME
時間
TIMESTAMP
タ イ ムス タ ン プ
TINYBLOB
LongVarBin
TINYINT
整数
TINYTEXT
LongVarChar
VARBINARY
VarBin
VARCHAR
VarChar
YEAR
整数
494 外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
デー タ 型 C
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
Netezza
BIGINT
Big Decimal
BIT
2 進数
BIT VARYING
VarBin
BYTEINT
整数
CHAR
Char
CHAR VARYING
VarChar
CHARACTER
Char
CHARACTER VARYING
VarChar
DATE
日付
DATETIME
タ イ ムス タ ン プ
DECIMAL
数値
DOUBLE
浮動小数点型
DOUBLE PRECISION
浮動小数点型
FLOAT
浮動小数点型
FLOAT4
浮動小数点型
FLOAT8
浮動小数点型
INT
整数
INT1
整数
INT2
整数
INT4
整数
INT8
Big Decimal
INTEGER
整数
NCHAR
NChar
NUMERIC
数値
NVARCHAR
NVarChar
REAL
実数
SMALLINT
整数
TIME
時間
TIMESTAMP
タ イ ムス タ ン プ
VARBIT
VarBin
VARCHAR
VarChar
© 2014 MicroStrategy, Inc.
外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
495
C
デー タ 型
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
Oracle
BLOB
LongVarBin
CHAR
Char
CLOB
LongVarChar
DATE
タ イ ムス タ ン プ
DECIMAL
数値
FLOAT
浮動小数点型
INTEGER
数値
LONG
LongVarChar
LONG RAW
LongVarBin
LONG VARCHAR
LongVarChar
NCHAR
NChar
NUMBER
数値
NVARCHAR2
NVarChar
RAW
VarBin
REAL
浮動小数点型
SMALLINT
数値
TIMESTAMP (6)
タ イ ムス タ ン プ
VARCHAR
VarChar
VARCHAR2
VarChar
496 外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
デー タ 型 C
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
PostgreSQL
BIGINT
整数
BIGSERIAL
整数
BIT
2 進数
BIT VARYING
VarBin
BOOLEAN
整数
CHAR
Char
DATE
日付
DECIMAL
10 進数
DOUBLE PRECISION
倍精度浮動小数点型
INTEGER
整数
NUMERIC
10 進数
REAL
実数
SERIAL
整数
SMALLINT
整数
TEXT
LongVarChar
TIME
時間
TIMESTAMP
タ イ ムス タ ン プ
VARBIT
VarBin
VARCHAR
VarChar
© 2014 MicroStrategy, Inc.
外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
497
C
デー タ 型
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
Red Brick
CHAR
Char
CHAR VARYING
VarChar
CHARACTER
Char
CHARACTER VARYING
VarChar
DATE
日付
DEC
数値
DECIMAL
数値
DOUBLE
倍精度浮動小数点型
DOUBLE PRECISION
倍精度浮動小数点型
FLOAT
倍精度浮動小数点型
INT
整数
INTEGER
整数
NUM
数値
NUMERIC
数値
REAL
実数
SERIAL
整数
SMALLINT
整数
TIME
時間
TIMESTAMP
タ イ ムス タ ン プ
TINYINT
整数
VARCHAR
VarChar
498 外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
デー タ 型 C
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
SQL Server
BIGINT
数値
BINARY
VarBin
BIT
2 進数
CHAR
VarChar
CHARACTER
VarChar
DATE
タ イ ムス タ ン プ
DATETIME
タ イ ムス タ ン プ
DEC
数値
DECIMAL
数値
DOUBLE
浮動小数点型
FLOAT
浮動小数点型
IMAGE
LongVarBin
INT
整数
INTEGER
整数
MONEY
数値
NCHAR
NChar
NTEXT
LongVarChar
NUMERIC
数値
NVARCHAR
NVarChar
REAL
浮動小数点型
SMALLDATETIME
タ イ ムス タ ン プ
SMALLINT
整数
SMALLMONEY
数値
TEXT
LongVarChar
TIME
タ イ ムス タ ン プ
TIMESTAMP
VarBin
VARBINARY
VarBin
VARCHAR
VarChar
© 2014 MicroStrategy, Inc.
外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
499
C
デー タ 型
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
Sybase
BINARY
2 進数
BIT
2 進数
CHAR
Char
DATETIME
タ イ ムス タ ン プ
DECIMAL
数値
FLOAT
浮動小数点型
IMAGE
LongVarBin
INT
整数
INTEGER
整数
LONG VARCHAR
LongVarChar
MONEY
数値
NCHAR
VarChar
NTEXT
LongVarChar
REAL
実数
SMALLDATETIME
タ イ ムス タ ン プ
SMALLINT
整数
SMALLMONEY
数値
TEXT
LongVarChar
TINYINT
符号な し 整数
UNICHAR
NChar
UNIVARCHAR
NVarChar
VARBINARY
VarBin
VARCHAR
VarChar
500 外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
デー タ 型 C
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
Sybase IQ
BIGINT
整数
BINARY
2 進数
BIT
2 進数
CHAR
Char
DATE
日付
DATETIME
タ イ ムス タ ン プ
DECIMAL
数値
DOUBLE
倍精度浮動小数点型
FLOAT
浮動小数点型
INT
整数
INTEGER
整数
LONG BINARY
LongVarBin
LONG VARCHAR
LongVarChar
MONEY
数値
NUMERIC
数値
REAL
実数
SMALLDATETIME
タ イ ムス タ ン プ
SMALLINT
整数
SMALLMONEY
数値
TIME
時間
TIMESTAMP
タ イ ムス タ ン プ
TINYINT
符号な し 整数
UNSIGNED BIGINT
符号な し 整数
UNSIGNED INT
符号な し 整数
UNSIGNED SMALLINT
符号な し 整数
VARBINARY
VarBin
VARCHAR
VarChar
© 2014 MicroStrategy, Inc.
外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
501
C
デー タ 型
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ベース
サポー ト さ れてい るデー タ ベースのデー タ 型
MicroStrategy のデー タ 型
Teradata
BLOB
LongVarBin
BYTE
2 進数
BYTEINT
整数
BYTEINTEGER
整数
BYTES
2 進数
CHAR
Char
CHARACTER
Char
CHARACTERS
Char
CHARS
Char
CLOB
LongVarChar
DATE
日付
DEC
10 進数
DECIMAL
10 進数
DOUBLE PRECISION
倍精度浮動小数点型
FLOAT
倍精度浮動小数点型
INT
整数
INTEGER
整数
LONG VARCHAR
VarChar
NCHAR
NChar
NVARCHAR
NVarChar
NUMERIC
10 進数
REAL
倍精度浮動小数点型
SMALLINT
整数
TIME
時間
TIMESTAMP
タ イ ムス タ ン プ
VARBYTE
VarBin
VARCHAR
VarChar
502 外部デー タ 型か ら MicroStrategy のデー タ 型へのマ ッ ピ ン グ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
デー タ 型 C
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
MicroStrategy のデー タ 型
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グか ら デー タ ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ を読み取 る と き
に、 デー タ ベース のすべての列が、 次に示す MicroStrategy のデー タ 型のい
ずれかに自動的にマ ッ プ さ れます。
デー タ 型
説明
Big Decimal
高精度の固定小数点数。
2 進数
固定長のビ ッ ト 文字列。
ANSI の BIT と 同様。
Char
固定長の文字列。
ANSI の CHAR と 同様。
日付
カ レ ン ダー上の日付。
ANSI の DATE と 同様。
10 進数
精度が最大 15 桁の固定小数点数。
ANSI の DECIMAL と 同様。
倍精度浮動小
数点型
8 バイ ト の浮動小数点数。
浮動小数点型
4 バイ ト の浮動小数点数。
ANSI の DOUBLE PRECISION と 同様。
ANSI の FLOAT と 同様。
整数
符号付き整数値。
ANSI の INTEGER と 同様。
LongVarBin
長いビ ッ ト 文字列。
ANSI の BLOB と 同様。
LongVarChar
長い文字列。
ANSI の CLOB と 同様。
NChar
さ ま ざ ま な文字セ ッ ト のサポー ト に使用 さ れる固定長
の文字列。
数値
精度が最大 15 桁の固定小数点数。
ANSI の NUMERIC と 同様。
NVarChar
さ ま ざ ま な文字セ ッ ト のサポー ト に使用 さ れる可変長
の文字列。
実数
4 バイ ト の浮動小数点数。
ANSI の REAL と 同様。
時間
時刻。
ANSI の TIME と 同様。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
MicroStrategy のデー タ 型
503
C
デー タ 型
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ 型
説明
タ イ ムス タ ン
プ
カ レ ン ダー上の日付 と 時刻の組み合わせ。
ANSI の TIMESTAMP と 同様。
符号な し 整数
符号な し 整数値。
VarBin
可変長のビ ッ ト 文字列。
ANSI の BIT VARYING と 同様。
VarChar
可変長の文字列。
ANSI の VARCHAR と 同様。
ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グのあ る 列のデー タ 型が 「不明」 と し て表示 さ
れた場合、
デー タ ベース のデー タ 型が MicroStrategy のデー タ 型に
マ ッ プ さ れなかっ た こ と を意味 し ます。
フ ォ ーマ ッ ト タ イ プ
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームは、 MicroStrategy の イ ン タ ーフ ェ イ ス にア ト リ
ビ ュ ー ト フ ォームの値を ど の よ う に表示す る かを指定す る MicroStrategy の
フ ォーマ ッ ト タ イ プ と も 関連付け ら れてい ます。 ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム
のフ ォーマ ッ ト タ イ プは、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーの [ フ ォ ーム フ ォ ー
マ ッ ト : タ イ プ ] ド ロ ッ プダ ウ ン メ ニ ュ ーで指定 し ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームの フ ォーマ ッ ト タ イ プを次の表に示 し ます。
フ ォ ーマ ッ ト
タ イプ
説明
Big Decimal
高精度の固定小数点数を表す Big Decimal の形式で、 情報が保存および表示 さ れます。
Big Decimal の詳細は、 「Big Decimal」 (507 ページ) を参照 し て く だ さ い。
2 進数
2 進数デー タ 型の情報は、 文字列 と し て保存および表示 さ れます。 2 進数デー タ 型のサ
ポー ト の詳細は、 「MicroStrategy の 2 進数デー タ型のサポー ト 」 (510 ペー
ジ) を参照 し て く だ さ い。
日付
日付の計算を実行する ために、 日付 と し て連続する形式で情報が保存お よび表示 さ れ
ます。 日付を MM/ DD/ YYYY の フ ォ ーマ ッ ト で表 し ます。
日時
情報は、 デー タ に固有の フ ォ ーマ ッ ト で、 日付 と 時刻の両方 と し て保存および表示 さ
れます。日付は MM/ DD/ YYYY の フ ォ ーマ ッ ト 、時刻は HH : MM : SS の フ ォ ーマ ッ ト に従
います。
メ ール
メ ール ア ド レ スの形式で、 情報が保存お よび表示 さ れます。
HTML タ グ
HTML タ グ と し て情報が保存お よび表示 さ れます。
504 フ ォーマ ッ ト タ イ プ
© 2014 MicroStrategy, Inc.
デー タ 型 C
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
フ ォ ーマ ッ ト
タ イプ
説明
番号
数値 フ ォ ーマ ッ ト で、 情報が保存お よび表示 さ れます。
図
ビ ッ ト マ ッ プ、 JPG、 GIF な どのイ メ ージ フ ァ イルの形式で保存お よび表示 さ れます。
テキス ト
テキス ト の フ ォ ーマ ッ ト で、 情報が保存お よび表示 さ れます。
時間
HH : MM : SS の フ ォ ーマ ッ ト で、 情報が保存お よび表示 さ れます。 こ れは時刻のみを表示
し 、 日付は表示 し ません。
URL
絶対または相対のユニバーサル リ ソ ース ロ ケー タ と し て、 情報が保存および表示 さ れ
ます。
デー タ 型 と フ ォ ーマ ッ ト タ イ プの互換性
た と えば、 列別名を使用 し て、 プ ロ ジ ェ ク ト 内にあ る いずれかの列の
MicroStrategy のデー タ 型を変更する 場合、 ア ト リ ビ ュ ー ト の フ ォーマ ッ ト
タ イ プ も 変更す る 必要があ り ます。 列のデー タ 型 と 、 選択 し た フ ォーマ ッ
ト タ イ プには互換性があ る 必要があ り ます。 こ の理由は、 フ ォーマ ッ ト タ
イ プ と デー タ 型に互換性がない場合、 SQL 生成で問題が発生す る 可能性が
あ る か ら です。 列のデー タ 型 と 互換性のない フ ォーマ ッ ト タ イ プを選択す
る と 、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーに警告が表示 さ れます。
た と えば、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーで " 年 " ア ト リ ビ ュ ー ト の ID
フ ォーム を編集す る と し ます。 [列別名] タ ブで、 " 年 " ア ト リ ビ ュ ー ト に
「整数」 デー タ 型が割 り 当て ら れてい る こ と がわか り ます。 こ こ で、 新 し い
列別名を作成 し て、 「日付」 デー タ 型を割 り 当て ます。
ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーの [定義] ペ イ ンに戻っ た後、 [ フ ォ ーム フ ォ ー
マ ッ ト : タ イ プ ] ド ロ ッ プダ ウ ン メ ニ ュ ーか ら 適切な フ ォーマ ッ ト タ イ
プを選択す る 必要があ り ます。 こ の フ ォーマ ッ ト タ イ プは、 [列別名] タ ブ
で割 り 当てたデー タ 型 と 互換性があ る 必要があ り ます。 デー タ 型 と 互換性
のない フ ォーマ ッ ト タ イ プを選択 し 、[OK] を ク リ ッ ク し て ア ト リ ビ ュ ー ト
エデ ィ タ ーを終了す る と 、 互換性がない こ と を通知す る 警告 メ ッ セージが
表示 さ れます。 [ はい ] を ク リ ッ ク し て続行す る こ と も で き ますが、 SQL 生
成の問題が発生す る 可能性があ り ます。
次の表は、 列に割 り 当てたデー タ 型 と 互換性があ る フ ォーマ ッ ト タ イ プを
割 り 当て る と き の参考 と し て作成 さ れてい ます。
タ に よ っ て、 あ る フ ォーマ ッ ト タ イ プについて互換
列の特定のデー
性があ る デー タ 型は異な り ます。 こ のため、 次の表に示すデー タ 型
© 2014 MicroStrategy, Inc.
デー タ 型 と フ ォーマ ッ ト タ イ プの互換性
505
C
デー タ 型
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
と フ ォーマ ッ ト タ イ プの一部の組み合わせは、 お使いの特定デー タ
には当ては ま ら ない こ と があ り ます。
デー タ 型
互換性のあ る フ ォ ーマ ッ ト タ イ プ
Big Decimal
Big Decimal
2 進数
番号、 テキス ト 、 図
Char
テキス ト 、 URL、 メ ール、 HTML タ グ
日付
日付、 日時
10 進数
番号
倍精度浮動小
数点型
番号
浮動小数点型
番号
整数
番号
LongVarBin
図、 BLOB、 テキス ト (デー タ に よ る)
LongVarChar
番号、 テキス ト
数値
番号
実数
番号
時間
時間、 日時
タ イ ムス タ ン
プ
日時、 日付、 または時間 (デー タ に よ る)
符号な し 整数
番号
VarBin
番号、 テキス ト
VarChar
テキス ト 、 URL、 メ ール、 HTML タ グ、 図
BLOB フ ォ ーマ ッ ト 型のサポー ト
BLOB フ ォーマ ッ ト 型を使用す る デー タ ソ ース内の列を、 MicroStrategy 内
のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームお よ びフ ァ ク ト にマ ッ プす る こ と がで き ます。
BLOB フ ォーマ ッ ト 型は、 MicroStrategy 内で LongVarBin デー タ 型 と し て表
さ れます。 こ のデー タ 型は、 バ イ ナ リ デー タ の長い文字列 と し て処理 さ れ
ます。 こ の MicroStrategy での表現は、 BLOB フ ォーマ ッ ト 型か ら のデー
タ を MicroStrategy の レ ポー ト ま たは ド キ ュ メ ン ト に含め る 上で、 以下の効
果があ り ます。
•
BLOB フ ォーマ ッ ト 型は LongVarBin デー タ 型 と し て表 さ れ る ので、 バ
イ ナ リ ま たは 16 進数で表示 さ れます。 デー タ は、 イ メ ージ ま たは PDF
形式な ど の他の形式には変換 さ れません。 し たが っ て、 イ メ ージ、
506 デー タ 型 と フ ォーマ ッ ト タ イ プの互換性
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ 型 C
PDF、 ま たはその他のバ イ ナ リ ま たは 16 進数以外のデー タ を表すため
に BLOB フ ォーマ ッ ト 型を使用す る デー タ ソ ース内の列は、
MicroStrategy に含めないで く だ さ い。
•
MicroStrategy は、 最高 32 キ ロ バ イ ト ま でのデー タ レ コ ー ド を含む
BLOB フ ォーマ ッ ト 型をサポー ト し てい ます。 32 キ ロ バ イ ト を超え る
デー タ を含む BLOB が レ ポー ト に含まれてい る 場合は、「文字列データ
の右側が切り捨てられました」な ど の メ ッ セージのエ ラ ーが発生 し ま
す。
Big Decimal
Big Decimal は MicroStrategy に固有のデー タ 型であ り 、 BIGINT や DECIMAL
(精度、 ス ケール) のデー タ 型な ど、 精度が 15 桁を超え る 高精度のア ト リ
ビ ュ ー ト ID 値をサポー ト で き ます。 こ れ ら のア ト リ ビ ュ ー ト ID 値の例 と
し て、 ア カ ウ ン ト 番号、 ク レ ジ ッ ト カー ド 番号、 長整数があ り ます。
Big Decimal デー タ 型の使用
Big Decimal のデー タ 型の場合、 MicroStrategy は ID 表示やフ ィ ル タ ー処理、
ド リ ル、 ページバ イ な ど の動作を実行す る と き に、 ア ト リ ビ ュ ー ト ID 値 と
ア ト リ ビ ュ ー ト ID フ ォームの精度を保持 し ます。 こ れ ら の動作の詳細は、
『MicroStrategy 基本レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
デー タ ベース の数値列で指定 さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト を定義で き ます。 こ れ
ら の数値列には、 ア カ ウ ン ト 番号やその他の長い整数な ど、 精度が 15 桁を
超え る 数値を入れ る こ と がで き ます。 こ れ ら の値を扱 う には、 Big Decimal
のデー タ 型を使用す る 必要があ り ます。 こ の理由は、 こ れ ら のデー タ 値は
精度が高 く 、 通常の数値のデー タ 型で保存で き ないか ら です。
タ ベース フ ィ ール ド に Big Decimal のデー タ 型を関連付
高精度のデー
けない場合、 16 桁目以降が切 り 捨て ら れて表示 さ れ る こ と があ り ま
す。 ド リ ル レ ポー ト の SQL ス テー ト メ ン ト の WHERE 句が数値の
16 桁目以降を切 り 捨てた り 、 ページバ イ が結果を返 さ ない こ と があ
り ます。
Big Decimal のデー タ 型を使用す る と き には、 次に示す規則に従っ て く だ さ
い。
•
定数 : 定数をハ ッ シ ュ 記号で囲む こ と に よ り 、 強制的に Big Decimal 値
と し て保存で き ます。 た と えば、 フ ィ ル タ ーを 「Customer@ID exactly
© 2014 MicroStrategy, Inc.
Big Decimal
507
C
デー タ 型
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
#12345678#」 と 定義で き ます。 ただ し 、 12345678 は必ず し も Big
Decimal のデー タ 型を必要 と す る わけではあ り ません。
•
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ーム : ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーの [列別名] タ ブ
で列のデー タ 型を [Big Decimal] に変更 し た場合、 [定義] タ ブの
[ フ ォ ーム フ ォ ーマ ッ ト : タ イ プ ] ド ロ ッ プダ ウ ン メ ニ ュ ーで フ ォーム
の フ ォーマ ッ ト タ イ プ と し て [Big Decimal] を選択す る 必要 も あ り ま
す。
•
ア ト リ ビ ュ ー ト ID: MicroStrategy Developer ヘルプ (以前の MicroStrategy
Desktop ヘルプ ) にあ る ト ピ ッ ク 「Defining attributes with high-precision
ID forms」 (高精度 ID フ ォームでのア ト リ ビ ュ ー ト の定義) の手順に従っ
て く だ さ い。
•
メ ト リ ッ ク : メ ト リ ッ ク 値のデー タ 型 と し て Big Decimal を定義で き ま
すが、 次の欠点を考慮 し て く だ さ い。
分析エン ジ ンで計算を実行す る と き 、 ド キ ュ メ ン ト のデー タ フ ィ ー
ル ド で メ ト リ ッ ク を使用す る と き 、 メ ト リ ッ ク を小計す る と き 、 ま
たは メ ト リ ッ ク 値を グ ラ フ表示す る と き に、 精度が失われます。
MicroStrategy でサポー ト さ れてい る 数値フ ォーマ ッ ト の文字列は、
Big Decimal デー タ 型に適用 さ れた場合、 異な る 効果があ り ます。 ig
Decimal デー タ 型を使用す る 場合の数値フ ォーマ ッ ト の説明お よ び例
は、 「数値データ の書式」 (509 ページ) を参照 し て く だ さ い。
Big Decimal の メ ト リ ッ ク に条件を設定す る と き に、 値をハ ッ シ ュ
(#) 記号で囲んで明示的に高精度定数を指定す る 必要があ り ます。
その例は、 #1234567890123456# です。
精度が 15 桁を超え る 場合で も 、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グは、 DECIMAL (p, s)
や NUMERIC (p, s) の列を MicroStrategy の Big Decimal のデー タ 型には自動
的にマ ッ プ し ない こ と に注意 し て く だ さ い。 Big Decimal を使用する 必要が
あ る のは、 ア ト リ ビ ュ ー ト ID フ ォーム と し て列を使用す る と き に限 ら れ る
ためです。
508 Big Decimal
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ 型 C
数値データの書式
次の数値デー タ の書式を Big Decimal デー タ 型に適用す る こ と がで き ます。
で数値デー タ の書式が他のデー タ 型に適用 さ れ る 方法
MicroStrategy
に付いては、 『上級レ ポーテ ィ ン グ ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
シ ンボル
説明
0 (ゼロ)
桁のプ レ ースホルダー。
• 書式に含まれる プ レ ースホルダーの桁数よ り 数値の桁数が少ない場合、 その数
値はゼロ で埋め られます。
たとえば、書式コードが 00000 の場合、数値 12 は 00012 のように表示されま
す。
• 小数点の右側の桁数が書式のプ レ ースホルダーの桁数よ り 多い場合、 小数部は、
プ レースホルダーで指定 さ れた桁数に四捨五入 さ れます。
• 小数点の左側の桁数が書式のプ レ ースホルダーの桁数よ り 多い場合、 あふれた
桁は保持 さ れます。
• 書式の小数点の左側にゼロが含まれる場合、 1 未満の数値は、 小数点の左側にゼ
ロが付いた状態で表示 さ れます。
#
桁のプ レ ースホルダー。
• こ の桁のプ レ ースホルダーでは、 有効な桁および無効なゼロが表示 さ れます。
たとえば、書式コードが ##.### の場合、数値 0025.630 は 25.630 のように表
示されます。
• 小数点の右側の桁数が書式のプ レ ースホルダーの桁数よ り 多い場合、 小数部は、
プ レースホルダーで指定 さ れた桁数に四捨五入 さ れます。
• 小数点の左側の桁数が書式のプ レ ースホルダーの桁数よ り 多い場合、 あふれた
桁は保持 さ れます。
• 書式の小数点の左側に数値記号 (#) し か含まれていない場合、 1 未満の値はゼロ
で始ま る形式で表示 さ れます。
たとえば、書式コードが #.00 の場合、数値 0.43 は 0.43 のように表示されま
す。
, (カ ン マ)
3 桁区切 り 。
• # または 0 で区切 られた カ ン マが書式に含まれている場合は、 カ ン マに よ っ て 3
桁が区切 られます。 実際に使用 さ れる 3 桁区切 り は、 セ ッ シ ョ ンのロ ケールに
よ っ て決ま り ます。
. (ピ リ オ ド )
小数点。 実際に使用 さ れる小数点は、 セ ッ シ ョ ンのロ ケールに よ っ て決ま り ます。
カ ス タ ム数値書式設定の例を次の表に示 し ます。 こ の表には、 書式記号、
レ ポー ト デー タ 、 お よ びその書式を Big Decimal デー タ 型に適用 し た後に
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Big Decimal
509
C
デー タ 型
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ が ど の よ う に表示 さ れ る かが含まれます。
書式
セル デー タ
表示
#.##
250.436
0.43
250.44
0.43
#.0#
250.436
125
250.44
125.0
#,###
1500
1,500
" 売上 ="0.0
123.45
売上 =123.5
"X="0.0;"x="-0.0
-12.34
x=-12.3
"Cust.No. " 0000
1234
Cust.No. 1234
ALT+0163 #.##
250.45
£ 250.45
MicroStrategy の 2 進数デー タ型のサポー ト
MicroStrategy は、 デー タ ベース の 2 進数デー タ 型を、 MicroStrategy の 2 進
数ま たは Varbin のいずれかのデー タ 型にマ ッ プ し ます。 た と えば、 一部の
デー タ ベース について、 その さ ま ざ ま な 2 進数デー タ 型、 お よ び
MicroStrategy のマ ッ プ先のデー タ 型を次の表に示 し ます。
デー タ ベース
2 進数にマ ッ プ さ れるデー タ 型
Varbin にマ ッ プ さ れるデー タ 型
Oracle
適用不可
Raw
Teradata
Byte
Varbyte
SQL Server
2 進数
Varbinary
Sybase IQ
2 進数
Varbinary
Sybase ASE
2 進数
Varbinary
MySQL
2 進数
Varbinary
PostgreSQL
Bit
Bit Varying
510 MicroStrategy の 2 進数デー タ 型のサポー ト
© 2014 MicroStrategy, Inc.
デー タ 型 C
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
MicroStrategy で 2 進数デー タ 型を使用す る 場合 と その方法を決定す る ため
に、 2 進数デー タ 型について、 次の MicroStrategy の機能がサポー ト さ れて
い ます。
•
MicroStrategy は、 ID フ ォームが 2 進数デー タ 型にマ ッ プ さ れ る ア ト リ
ビ ュ ー ト について、 次の機能をサポー ト し てい ます。
エ レ メ ン ト リ ス ト の条件。
ド リ ル。
エ レ メ ン ト ブ ラ ウ ズ。
ページバ イ 。
並べ替え。
エ ク ス ポー ト 。 2 進数デー タ を文字列 と し てエ ク ス ポー ト し ます。
•
MicroStrategy は、 ID 以外のア ト リ ビ ュ ー ト フ ォームが 2 進数デー タ 型
にマ ッ プ さ れ る ア ト リ ビ ュ ー ト について、 次の機能をサポー ト し てい ま
す。
デー タ マー ト の イ ン ク ルー ド (SQL Server のみ)
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム条件。 Like や Contains な ど の文字の比較演
算子を使用す る 条件を除 き ます。
VarChar を使用 し たバーでのサポー ト
MicroStrategy Mobile for iPhone では、 バー コ ー ド 情報を ス キ ャ ンお よ び入力
し て、 商品の在庫の確認お よ び他の タ イ プの分析を行 う こ と がで き ます。
バー コ ー ド は、 通常、 数字 と 文字の組み合わせです。 従っ て、 バー コ ー ド
デー タ は、 数値 よ り も テ キ ス ト 値 と し て表すのが最 も 良い方法です。 こ の
バー コ ー ド デー タ は、 MicroStrategy プ ロ ンプ ト を作成する こ と に よ っ て、
MicroStrategy Mobile for iPhone で使用す る こ と がで き ます。 バー コ ー ド ス
キ ャ ン をサポー ト す る プ ロ ンプ ト の作成については、 『MicroStrategy Mobile
デザ イ ンおよ び管理ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
MicroStrategy Mobile for iPhone を使用 し てバー コ ー ド ス キ ャ ン をサポー ト
す る には、 関連付け ら れたプ ロ ンプ ト で使用 さ れ る バー コ ー ド デー タ を、
テ キ ス ト デー タ をサポー ト す る デー タ ベース デー タ 型で保存す る 必要があ
り ます。 MicroStrategy では、 VarChar デー タ 型を使用 し てデー タ ベース に
バー コ ー ド デー タ を保存す る こ と を推奨 し ます。 デー タ ベース の VarChar
デー タ 型が MicroStrategy のデー タ 型にマ ッ プ さ れ る 方法については、 「外
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VarChar を使用 し たバーでのサポー ト
511
C
デー タ 型
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
部データ 型か ら MicroStrategy のデータ 型へのマ ッ ピ ン グ」 (485 ページ) を
参照 し て く だ さ い。
512 VarChar を使用 し たバーでのサポー ト
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用語集
1 対 1 (one-to-one) 親ア ト リ ビ ュ ー ト の各エ レ メ ン ト が子ア ト リ ビ ュ ー ト の 1
つのエ レ メ ン ト にのみ関連 し 、 子ア ト リ ビ ュ ー ト の各エ レ
メ ン ト が親ア ト リ ビ ュ ー ト の 1 つのエ レ メ ン ト にのみ関連
す る ア ト リ ビ ュ ー ト 関係。
関連項目 :
•
1 対多
•
多対 1
•
多対多
•
関係
1 対多 (one-to-many) 親ア ト リ ビ ュ ー ト の各エ レ メ ン ト が子ア ト リ ビ ュ ー ト の複数
のエ レ メ ン ト に関連 し 、 子ア ト リ ビ ュ ー ト の各エ レ メ ン ト が
親ア ト リ ビ ュ ー ト の 1 つのエ レ メ ン ト にのみ関連す る ア ト
リ ビ ュ ー ト の関係。 1 対多ア ト リ ビ ュ ー ト 関係は、 デー タ
モデルで最 も 一般的であ る 。
関連項目 :
© 2014 MicroStrategy, Inc.
•
1対1
•
多対多
•
多対 1
•
関係
用語集 : 1 対 1 (one-to-one)
513
用語集
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ID 列 (ID column) ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の識別 コ ー ド を含む列。 すべて
のア ト リ ビ ュ ー ト には ID 列が 1 つ必要です。
MDX キ ュ ーブ (MDX MDX キ ュ ーブ ソ ース か ら 取得 し たデー タ の集合ま たはセ ッ
cube) ト 。 デー タ の ク エ リ 、 レ ポー ト 、 お よ び分析のために
MicroStrategy に イ ン ポー ト さ れ、 さ ま ざ ま なオブジ ェ ク ト
にマ ッ ピ ン グ さ れ る 。
「MDX キ ュ ーブ ソ ース」 も 参照。
MDX キ ュ ーブ ソ ース サー ド パーテ ィ の ツールであ る SAP BW や Microsoft
(MDX cube source) Analysis Services、 Hyperion Essbase は、 MicroStrategy と 統合
さ れ る と 、 MDX キ ュ ーブ ソ ース と 呼ばれ る 。 こ れ ら の
MDX キ ュ ーブ ソ ース か ら MicroStrategy にデー タ を イ ン
ポー ト し てマ ッ ピ ン グ し 、 MicroStrategy でデー タ の ク エ リ 、
レ ポー ト 、 お よ び分析を行 う こ と がで き る 。
MicroStrategy は MDX キ ュ ーブ デー タ と 統合で き る ほか、
リ レーシ ョ ナル デー タ ベース のデー タ に並行ア ク セ スす る
こ と も で き る。
関連項目 :
•
MDX キ ュ ーブ
•
デー タ ソ ース
MOLAP マルチデ ィ メ ン シ ョ ン オン ラ イ ン分析処理 (Multidimensional
Online Analytical Processing)。
MultiSource Option さ ま ざ ま なデー タ ベースや他の リ レーシ ョ ナル デー タ ソ ー
ス か ら の情報をすべて単一の MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト に
統合 し 、 レ ポー ト 作成お よ び分析を行 う こ と を可能にす る 、
MicroStrategy Intelligence Server の拡張機能。 MultiSource
Option を使用 し て取 り 込まれたすべてのデー タ ソ ース は、
同 じ リ レーシ ョ ナル ス キーマの一部 と し てプ ロ ジ ェ ク ト に
統合 さ れます。
514 用語集 : ID 列 (ID column)
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
用語集
圧縮率 (compression 1 つの親レ コ ー ド を計算す る ために結合 さ れ る 子レ コ ー ド の
ratio) 平均数。 た と えば、 月別デー タ と 年別デー タ の圧縮率は
12 : 1 であ る 。 圧縮率は、 集計テーブルにおいて影響が最大
と な る 場所を判断す る ために使用 さ れ る 。 2 つのア ト リ
ビ ュ ー ト 間の圧縮率が大 き いほ ど、 上位レベルのデー タ を事
前に計算す る 集計テーブルを作成 し た場合の メ リ ッ ト が大 き
く な る。
ア ト リ ビ ュ ー ト シ ス テ ム設計者に よ り 定義 さ れ、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス ル ッ
(attribute) ク ア ッ プ テーブル内の 1 つ以上の列 と 関連付け ら れ る デー
タ レベル。 ア ト リ ビ ュ ー ト には、 " 地域 "、 " 注文番号 "、 "
顧客 "、 " 年齢 "、 " 商品 "、 " 都市 "、 " 年 " な ど のデー タ 分
類が含まれ る 。 ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し て、 特定の レベルで
集計 と フ ィ ル タ リ ン グ を行 う こ と がで き る 。
関連項目 :
•
ア ト リ ビ ュ ー ト エレメント
•
アトリビュート フォーム
•
子アトリビュート
•
定数アトリビュート
•
派生アトリビュート
•
親アトリビュート
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト を表す一意の情報セ ッ ト 。 ア ト リ
メ ン ト (attribute ビ ュ ー ト フ ォームで定義 さ れ る 。 た と えば、 "New York" と
element) "Dallas" はア ト リ ビ ュ ー ト " 都市 " のエ レ メ ン ト で、 "1 月
"、 "2 月 " お よ び "3 月 " はア ト リ ビ ュ ー ト " 月 " のエ レ
メ ン ト であ る 。
ア ト リ ビ ュ ー ト 関係 「関係」 を参照。
(attribute relationship)
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ー 同 じ 項目の異な る 側面を表す、 ア ト リ ビ ュ ー ト に関連付け ら
ム (attribute form) れてい る 複数の列の 1 つ。 た と えば、 ア ト リ ビ ュ ー ト " 顧
客 " の フ ォームには "ID"、 " 名前 "、 " 姓 "、 " 説明 " お よ び
" 住所 " な ど があ る 。 各ア ト リ ビ ュ ー ト には、 独自の フ ォー
ムが含まれ る 。
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用語集 : 圧縮率 (compression ratio)
515
用語集
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォ ー ウ ェ アハ ウ ス内の列へのマ ッ ピ ン グ。 SQL で特定のア ト リ
ム式 (attribute form ビ ュ ー ト フ ォームの表現に使用 さ れ る 。
expression)
ア ト リ ビ ュ ー ト ロール 複数のア ト リ ビ ュ ー ト の定義に使用 さ れ る デー タ ベース列。
(attribute role) た と えば、 " 請求先都市 " と " 出荷先都市 " は、 ル ッ ク ア ッ
プ テーブル と し て同 じ テーブル と 列が定義 さ れてい る 2 つ
のア ト リ ビ ュ ー ト であ る 。
ア プ リ ケーシ ョ ン オブ 関連デー タ の分析 と 考察に使用 さ れ る オブジ ェ ク ト 。 レ ポー
ジ ェ ク ト (application ト 、 ド キ ュ メ ン ト 、 フ ィ ル タ ー、 テ ンプ レー ト 、 カ ス タ ム
object) グループ、 メ ト リ ッ ク 、 プ ロ ンプ ト な ど のアプ リ ケーシ ョ ン
オブジ ェ ク ト の定義は、 ス キーマ オブジ ェ ク ト か ら 派生 さ
れ る 。 こ れ ら のオブジ ェ ク ト はいずれ も 、 MicroStrategy
Developer で構築お よ び操作で き る 。 レ ポー ト と ド キ ュ メ ン
ト は、 MicroStrategy Web で も 作成お よ び操作で き る 。
ア プ リ ケーシ ョ ン レベ
ル パーテ ィ シ ョ ン
(application-level
partition)
アプ リ ケーシ ョ ン レベルのパーテ ィ シ ョ ン化では、 デー タ
ベース サーバーではな く 、 アプ リ ケーシ ョ ンがパーテ ィ
シ ョ ン テーブルを管理す る 。 MicroStrategy では、 メ タ デー
タ パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グお よ び ウ ェ アハ ウ ス パーテ ィ
シ ョ ン マ ッ ピ ン グ と い う 2 つのアプ リ ケーシ ョ ン レベルの
パーテ ィ シ ョ ン化がサポー ト さ れ る 。
「デー タ ベース レ ベル パーテ ィ シ ョ ン」 と 比較。
暗黙のア ト リ ビ ュ ー ト アプ リ ケーシ ョ ン レベルで作成 さ れ る ため、 デー タ ベース
(implicit attribute) には物理的に存在 し ないア ト リ ビ ュ ー ト 。 こ の よ う な ア ト リ
ビ ュ ー ト には、 定数値 と し て式が定義 さ れてい る が、 列には
何 も 保存 さ れていない。 た と えば、 各行の値が 1 であ る
列をデー タ ベース に作成 し て、 COUNT 制限を迂回で き る 。
ただ し 、 ア ト リ ビ ュ ー ト エデ ィ タ ーで式に 「1」 と 入力す る
だけで個数を作成で き る ため、 実際に列を作成す る 必要はな
い。 暗黙のア ト リ ビ ュ ー ト は、 情報の分析お よ び取得に役立
つ。 デー タ を分析する 際に、 定数ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し て
COUNT を作成 し 、 返 さ れ る 行数を追跡で き る 。 ま た、 メ ト
リ ッ ク の作成時に定数ア ト リ ビ ュ ー ト を使用 し 、 定数を保持
す る 列を合計 し て COUNT を作成する こ と も で き る 。 ま た、
任意の定数を使用で き る 。
「派生ア ト リ ビ ュ ー ト 」 と 比較。
516 用語集 : ア ト リ ビ ュ ー ト フ ォーム式 (attribute form expression)
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
用語集
異種の列名 同 じ デー タ ベース内の複数のテーブルに存在す る 、 同 じ デー
(heterogeneous タ を含み、 名前が異な る 列。 た と えば、 " 顧客 " 列 と " 顧客
column naming) 名 " 列が互いに異な る テーブル内にあ り 、 ど ち ら も 顧客名を
含んでい る 場合な ど。
エ レ メ ン ト ブ ラ ウズ ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の階層のナビ ゲー ト 。 た と えば、
(element browsing) 1 年間の月の リ ス ト を閲覧す る プ ロ セ ス。
エ ン テ ィ テ ィ 関係図 ソ ース シ ス テ ム内のデー タ の物理構造を グ ラ フ ィ カルに表
(ERD: entity し た図。 テーブル と 列、 お よ び列に含まれ る デー タ を容易に
relationship diagram) 認識で き る 。
エ ン ト リ ポ イ ン ト (ntry ユーザー階層内で、 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ー内のア ト リ
point) ビ ュ ー ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト 。 ユーザーはエン ト リ ポ イ ン
ト を使用す る こ と で、 デー タ エ ク ス プ ロ ー ラ ー内の使用頻
度が高いア ト リ ビ ュ ー ト に よ り 容易にア ク セ ス で き る 。
エ ン ト リ レベル (entry 分析に フ ァ ク ト を使用で き る 最下位レベルのア ト リ ビ ュ ー ト
level) セ ッ ト 。
オブ ジ ェ ク ト (object) 概念的には、 オブジ ェ ク ト と は、 あ る 概念に関す る 情報の最
上位のグループ化レベルであ り 、 指定 し たデー タ 分析を実行
す る ためにユーザーに よ り 使用 さ れ る 。 よ り 具体的に言え
ば、 オブジ ェ ク ト と は選択お よ び操作で き る 任意の項目であ
り 、 フ ォ ルダー、 レ ポー ト 、 フ ァ ク ト 、 メ ト リ ッ ク な ど であ
る。
親ア ト リ ビ ュ ー ト 1 つ以上の子を持つア ト リ ビ ュ ー ト 関係におけ る 上位レベル
(parent attribute) のア ト リ ビ ュ ー ト 。
関連項目 :
オ ン ラ イ ン ト ラ ンザク
シ ョ ン処理 (OTLP:
online transaction
processing)
© 2014 MicroStrategy, Inc.
•
子ア ト リ ビ ュ ー ト
•
関係
一般に ト ラ ンザ ク シ ョ ン デー タ を保存す る デー タ ベース ま
たは メ イ ン フ レーム。 ト ラ ンザ ク シ ョ ン処理には、 売上、 在
庫、 口座か ら の出金、 入金な ど の ト ラ ンザ ク シ ョ ンの単純な
記録 も 含まれ る 。
用語集 : 異種の列名 (heterogeneous column naming)
517
用語集
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
オ ン ラ イ ン分析処理 ト ラ ンザ ク シ ョ ン レ コ ー ド を操作 し て売上傾向、 成長パ
(OLAP: online タ ーン、 全体に占め る 貢献率、 傾向レ ポー ト 、 お よ び利益分
analytical processing) 析を計算す る ア ク テ ィ ビ テ ィ な ど を含む分析処理を行 う シ ス
テ ム。
カ ーデ ィ ナ リ テ ィ ア ト リ ビ ュ ー ト の中の一意のエ レ メ ン ト の数。
(cardinality)
階層 (hierarchy) エ レ メ ン ト のブ ラ ウ ズ ま たは ド リ ルに有効なパ ス を定義す
る 、 一連のア ト リ ビ ュ ー ト 。 通常、 ア ト リ ビ ュ ー ト の順序
は、 上位のア ト リ ビ ュ ー ト が子ア ト リ ビ ュ ー ト と 1 対多関
係にな る よ う 定義 さ れ る が、 例外 も あ る 。
仮想キ ュ ーブ (virtual 1) OLAP デー タ モデルにおけ る デー タ の概念的なマルチ
cube) デ ィ メ ン シ ョ ン表現。 仮想キ ュ ーブはデー タ 呼び出 し を実行
し ないため、 物理キ ュ ーブ と は異な り 、 パフ ォーマ ン ス の問
題やサ イ ズ制限が存在 し ない。 仮想キ ュ ーブは階層や メ ト
リ ッ ク な ど の MicroStrategy オブジ ェ ク ト を OLAP OLE DB
オブジ ェ ク ト にマ ッ ピ ン グす る 。
2) プ ロ ジ ェ ク ト か ら 階層 と メ ト リ ッ ク を選択 し た後、 論理
デー タ モデルを OLAP OLE DB マルチデ ィ メ ン シ ョ ン モデ
ルにマ ッ ピ ン グ し た結果。 物理キ ュ ーブは作成 さ れず、 ロ ー
ド さ れ る こ と も ないが、 仮想キ ュ ーブ構造の定義が
MicroStrategy メ タ デー タ に保存 さ れ る 。
関係 (relationship) あ る ア ト リ ビ ュ ー ト (親) と 1 つ以上の他のア ト リ ビ ュ ー ト
(子) と のつなが り を指定す る 関連。 た と えば、 " 都市 " は "
州 " の子であ る 。
関連項目 :
•
親ア ト リ ビ ュ ー ト
•
子ア ト リ ビ ュ ー ト
•
部分関係
•
ク オ リ テ ィ 関係
•
1対1
•
1 対多
518 用語集 : オン ラ イ ン分析処理 (OLAP : online analytical processing)
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
用語集
•
多対 1
•
多対多
関係テーブル (relate 2 つ以上のア ト リ ビ ュ ー ト の ID 列を含み、 それ ら の間の関
table) 係を定義 し てい る テーブル。
管理オブ ジ ェ ク ト プ ロ ジ ェ ク ト ス キーマには関係のない ス キーマ オブジ ェ ク
(managed object) ト 。 シ ス テ ムに よ っ て作成 さ れ、 別のシ ス テ ム フ ォ ルダー
に保存 さ れ る 。 管理オブジ ェ ク ト は、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 メ ト
リ ッ ク 、 階層、 お よ び、 フ リ ーフ ォーム SQL、 ク エ リ ビル
ダー、 MDX キ ュ ーブ レ ポー ト 、 お よ びデー タ イ ン ポー ト を
使用 し て作成 さ れ る レ ポー ト に対す る 他の ス キーマ オブ
ジ ェ ク ト へデー タ を マ ッ プす る ために使用 さ れ る 。
基本 フ ァ ク ト 列 (base フ ァ ク ト テーブル内の 1 つの列で表 さ れ る フ ァ ク ト 列。
fact column)
キ ャ ッ シ ュ (cache) 最近ア ク セ ス さ れた情報を保持 し 、 こ の情報への高速ア ク セ
ス を可能にす る 特殊なデー タ ス ト ア。 通常は、 頻繁に要求
さ れ る レ ポー ト に対 し て使用 さ れ る 。 こ れに よ り 、 レ ポー
ト をデー タ ベース に対 し て実行す る 必要がな く な る ため、 高
速な実行が可能にな る 。 デー タ ウ ェ アハ ウ ス か ら の結果は
個別に保存 さ れ、 同 じ デー タ を必要 と す る 新 し いジ ョ ブ要求
で使用 さ れ る 。 MicroStrategy 環境では、 ユーザーが レ ポー
ト を初めて実行 し た と き には、 ジ ョ ブがデー タ ベース に発行
さ れ、 処理 さ れ る 。 ただ し 、 こ の レ ポー ト の結果がキ ャ ッ
シ ュ に保存 さ れた場合、 次に レ ポー ト が実行 さ れ る と き に
は、 デー タ ベース でのジ ョ ブの処理を待たずに結果がすぐ に
返される。
行 (row) レ ポー ト の横方向の軸。
関連項目 :
© 2014 MicroStrategy, Inc.
•
軸
•
列
用語集 : 関係テーブル (relate table)
519
用語集
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ク オ リ テ ィ 関係 (quality 親ア ト リ ビ ュ ー ト と 2 つ以上の 「結合子」 ア ト リ ビ ュ ー ト
relationship) 間の関係。 親ア ト リ ビ ュ ー ト は結合子の交差部でのみ定義 さ
れ る ため、 「 ク オ リ テ ィ 」 と も 呼ばれ る 。
結合子 (joint children) 結合子関係は、 多対多関係の一種で、 1 つのア ト リ ビ ュ ー ト
と 他の 2 つの関連 し ないア ト リ ビ ュ ー ト が多対多関係にあ
る 。 こ れ ら の関係は、 従来のア ト リ ビ ュ ー ト と 同様にモデル
化お よ び概念化で き る が、 フ ァ ク ト と 同様に複数のア ト リ
ビ ュ ー ト レベルの交差部に存在す る 。 た と えば、 " 販促 "、
" 商品 "、 お よ び " 四半期 " と い う 3 つのア ト リ ビ ュ ー ト の
関係を考え てみ る 。 こ の場合、 " 販促 " は " 商品 " と " 四半
期 " の両方 と 多対多の関係にあ る 。 販促の例 と し ては、 赤い
色の商品を安 く 販売す る 「Red Sale」 があ る 。 こ の よ う な販
売促進は、 バレ ン タ イ ン デー (Q1 (第 1 四半期)) の前後や、
ク リ ス マ ス シーズ ン (Q4 (第 4 四半期)) に行われ る こ と が多
い。
子ア ト リ ビ ュ ー ト (child ア ト リ ビ ュ ー ト 関係におけ る 下位レベルのア ト リ ビ ュ ー ト 。
attribute)
関連項目 :
•
親ア ト リ ビ ュ ー ト
•
関係
列 1) テーブル内の縦方向の値の 1 次元配列。
2) 1 つのテーブル内のすべての行に含まれ る 、 特定の名前 と
デー タ 型の フ ィ ール ド のセ ッ ト 。
3) ス キーマ レ イ ヤー内の MicroStrategy オブジ ェ ク ト で、 物
理テーブル内の 1 つ以上の列、 ま たは列がない こ と を表す。
関連項目 :
•
軸
•
行
構成オブ ジ ェ ク ト シ ス テ ム レ イ ヤに存在 し 、 複数のプ ロ ジ ェ ク ト で使用で き
(configuration object) る MicroStrategy オブジ ェ ク ト 。 構成オブジ ェ ク ト のオブ
ジ ェ ク ト タ イ プには、 ユーザー、 デー タ ベース イ ン ス タ ン
ス、 デー タ ベース ロ グ イ ン ID、 ス ケ ジ ュ ールがあ る 。
520 用語集 : ク オ リ テ ィ 関係 (quality relationship)
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
用語集
構造化 ク エ リ 言語 (SQL: 1986 年に米国規格協会 (ANSI : American National Standards
Structured Query Institute) に よ っ て標準化 さ れた ク エ リ 言語。 リ レーシ ョ ナ
Language) ル デー タ ベース内のテーブルの情報の要求やテーブルの構
造お よ びデー タ の操作に使用 さ れ る 。
高度に正規化 さ れたス ル ッ ク ア ッ プ テーブルに開発者がデザ イ ン し た一意のア ト
キーマ (highly リ ビ ュ ー ト キーを含む タ イ プの ス キーマ。
normalized schema)
高度に非正規化 さ れたス 関連す る すべてのテーブルに上位レベルのア ト リ ビ ュ ー ト
キーマ (highly ID 列が存在す る だけでな く 、 説明列 も 存在す る タ イ プの ス
denormalized schema) キーマ。
サーバー イ ン ス タ ン ス 特定のサーバー定義 と 実行 さ れてい る MicroStrategy
(server instance) Intelligence Server の組み合せ。
サーバー定義 (server メ タ デー タ に保存 さ れてい る MicroStrategy オブジ ェ ク ト 。
definition) MicroStrategy Intelligence Server の構成に関する 情報が含ま
れる。
サー フ (surf) フ ィ ル タ ー、 ア ト リ ビ ュ ー ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト 、
メ ト リ ッ ク お よ び関数を既存の分析オブジ ェ ク ト に追加す る
こ と。
関連項目 :
•
ド リル
•
ページバイ
•
ピボ ッ ト
•
並べ替え
•
小計
し き い値 (threshold) メ ト リ ッ ク 値の条件付 き 書式設定の作成に使用 さ れ る 。 た と
えば、 200 ド ルを超え る 売上を含むセルの書式について、 背
景を青に、 文字を太字に設定す る 。
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用語集 : 構造化 ク エ リ 言語 (SQL : Structured Query Language)
521
用語集
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
軸 (axis) デー タ が表示 さ れ る ベ ク ト ル。 行、 列、 お よ びページ と い う
3 つの軸があ る 。 レ ポー ト のテ ンプ レー ト を定義す る と き 、
ユーザーは各軸に沿っ てテ ンプ レー ト ユニ ッ ト (ア ト リ
ビ ュ ー ト 、 デ ィ メ ン シ ョ ン、 メ ト リ ッ ク 、 コ ン ソ リ デー
シ ョ ン、 カ ス タ ム グループ) を配置す る 。
関連項目 :
•
列
•
行
シ ス テム階層 (system プ ロ ジ ェ ク ト 内のすべてのア ト リ ビ ュ ー ト を含むスーパー
hierarchy) セ ッ ト 階層。 ブ ラ ウ ズ階層 と は異な り 、 明示的には作成 さ れ
ない。 MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォームに よ り 、 使用可能な
情報か ら 自動的に導出 さ れ る 。
「ユーザー階層」 と 比較。
事前集計 レ ポー ト の実行前に完了 し た、 特定のア ト リ ビ ュ ー ト レベ
(pre-aggregation) ルでの数値デー タ の計算ま たは集計。 結果は集計テーブルに
保存 さ れ る 。
関連項目 :
•
集計テーブル
•
集計
集計関数 (aggregate デー タ の列に対 し て実行 さ れ、 単一の結果を生成す る 数値関
function) 数。 例 と し て、 SUM、 COUNT、 MAX、 MIN お よ び AVG が
あ る。
集計テーブル 1 つ以上のデ ィ メ ン シ ョ ンについて集計 さ れたデー タ を保存
(aggregate table) す る フ ァ ク ト テーブル。
「事前集計」 を参照。
主キー (primary key) リ レーシ ョ ナル デー タ ベース において、 テーブル内の レ
コ ー ド を一意に識別す る ために必要な一連の列。
522 用語集 : 軸 (axis)
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
用語集
シ ョ ー ト カ ッ ト オブ レ ポー ト 、 フ ィ ル タ ー、 メ ト リ ッ ク な ど、 他の
ジ ェ ク ト (shortcut MicroStrategy オブジ ェ ク ト への リ ン ク を表す MicroStrategy
object) オブジ ェ ク ト 。
小計 (subtotal) 結果セ ッ ト の一部に対 し て実行 さ れ る 集計演算。
関連項目 :
•
ド リル
•
ページバイ
•
ピボ ッ ト
•
並べ替え
•
サー フ
条件 (conditionality) メ ト リ ッ ク の条件に よ っ て、 フ ィ ル タ ー条件を満たすデー タ
のみが計算に含まれ る よ う に、 既存の フ ィ ル タ ー オブジ ェ
ク ト を メ ト リ ッ ク に関連付け る こ と がで き る 。
条件 (qualification) デー タ が レ ポー ト に含まれ る ために満たす必要のあ る 実際の
条件。 た と えば、 「地域 = 北東部」 ま たは 「売上 >
$1,000,000」 の よ う に指定 し ます。 条件はフ ィ ル タ ーお よ び
カ ス タ ム グループで使用 さ れ る 。 1 つの フ ィ ル タ ーやカ ス
タ ム グループに複数の条件を作成す る こ と が可能で、 それ
ら の条件を組み合わせ る 方法を論理演算子 (AND、 AND
NOT、 OR、 ま たは OR NOT) で設定で き る 。
シ ン プル キー (simple リ レーシ ョ ナル デー タ ベース で、 テーブル内の レ コ ー ド を
key) 1 つの列だけで一意に識別で き る 主キー。
スキーマ (schema) 1) 論理デー タ モデルに関連付け ら れた、 デー タ ウ ェ アハ ウ
ス内のテーブルのセ ッ ト 。 テーブル内のア ト リ ビ ュ ー ト お よ
びフ ァ ク ト 列は、 ス キーマの一部 と みな さ れ る 。
2) デー タ ベース シ ス テ ムの レ イ ア ウ ト ま たは構造。 リ レー
シ ョ ナル デー タ ベース では、 ス キーマはテーブル、 各テー
ブル内の フ ィ ール ド 、 フ ィ ール ド と テーブル間の関係を定義
する。
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用語集 : シ ョ ー ト カ ッ ト オブジ ェ ク ト
(shortcut object)
523
用語集
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
スキーマ オブ ジ ェ ク ト 通常はプ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ナーに よ り 作成 さ れ る
(schema object) MicroStrategy オブジ ェ ク ト であ り 、 論理デー タ モデルお よ
び物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマ内の情報を MicroStrategy 環境
に関連付け る 。 こ れ ら のオブジ ェ ク ト は、 MicroStrategy
Developer か ら ア ク セ ス で き る MicroStrategy Architect で作成
さ れ る 。 ス キーマ オブジ ェ ク ト には、 ウ ェ アハ ウ ス構造が
直接反映 さ れ る 。 ス キーマ オブジ ェ ク ト には、 ア ト リ
ビ ュ ー ト 、 フ ァ ク ト 、 関数、 階層、 演算子、 パーテ ィ シ ョ ン
マ ッ ピ ン グ、 テーブルお よ び ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンがあ
る。
ス タ ー スキーマ (star 高度に非正規化 さ れた物理ウ ェ アハ ウ ス ス キーマの 1 つ。
schema) 特定の階層の属性 ID と 説明列がすべて 1 つのテーブル内に
存在す る よ う に複数のル ッ ク ア ッ プ テーブルが統合 さ れ る 。
接頭語 (prefix) 接頭語は、 1 つま たは複数のテーブルに関連付け ら れてい る
プ ロ ジ ェ ク ト メ タ デー タ に保存 さ れ、 SQL を生成す る ため
にエン ジ ンに よ り 使用 さ れ る 。 ま た、 カ タ ロ グ サーバーは、
接頭語を使用 し てテーブルのサンプル値 と 行数を取得す る 。
ほ と ん ど の場合、 接頭語は特定の所有者ま たは名前空間に属
す特定のテーブルの条件設定に使用 さ れ る ため、 名前空間
フ ィ ール ド と 一致す る 。 接頭語は、 ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グ
イ ン タ ーフ ェ イ ス か ら 定義お よ び変更で き る 。
「テーブル名前空間」 も 参照。
説明列 (description ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト を説明す る テ キ ス ト を含むオプ
column) シ ョ ンの列。
ソ ース シ ス テム (source 対象 と な る デー タ を取得ま たは保持す る シ ス テ ムやフ ァ イ
system) ル。
524 用語集 : ス キーマ オブジ ェ ク ト (schema object)
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
用語集
多対 1 (many-to-one) (1) 親ア ト リ ビ ュ ー ト の複数のエ レ メ ン ト が子ア ト リ ビ ュ ー
ト の 1 つのエ レ メ ン ト にのみ関連 し 、 (2) 子ア ト リ ビ ュ ー ト
の各エ レ メ ン ト が親ア ト リ ビ ュ ー ト の複数のエ レ メ ン ト に関
連す る ア ト リ ビ ュ ー ト 関係。
関連項目 :
•
1対1
•
1 対多
•
多対多
•
関係
多対多 (many-to-many) 親ア ト リ ビ ュ ー ト の複数のエ レ メ ン ト が子ア ト リ ビ ュ ー ト の
複数のエ レ メ ン ト に関連 し 、 子ア ト リ ビ ュ ー ト の複数のエ レ
メ ン ト が親ア ト リ ビ ュ ー ト の複数のエ レ メ ン ト に関連す る ア
ト リ ビ ュ ー ト 関係。
関連項目 :
•
1対1
•
1 対多 (one-to-many)
•
多対 1 (many-to-one)
•
関係 (relationship)
抽出、 変換およびロー ド 1) 既存の異な る デー タ ベース シ ス テ ムか ら デー タ ウ ェ アハ
(ETL: extraction, ウ ス にデー タ を移入す る ために使用 さ れ る プ ロ セ ス。
transformation, and
loading) 2) こ のプ ロ セ ス を容易に実行す る ために使用 さ れ る サー ド
パーテ ィ 製 ソ フ ト ウ ェ ア。
中度正規化スキーマ 高度な正規化ス キーマ と 基本構造は同 じ だが、 関連す る すべ
(moderately normalized てのテーブルに上位レベルのア ト リ ビ ュ ー ト ID 列を含む タ
schema) イ プの ス キーマ。
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用語集 : 多対 1 (many-to-one)
525
用語集
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
デー タ ウ ェ アハウス 1) 企業の履歴デー タ が保存 さ れ る 、 通常は非常に大規模な
(data warehouse) デー タ ベース。 意思決定支援ま たはビ ジネ ス イ ン テ リ
ジ ェ ン ス に使用 さ れ、 デー タ を整理 し 、 更新お よ び ロ ー ド の
調整を可能にす る 。
2) ク エ リ 、 レ ポー ト お よ び分析の目的で構成 さ れた ト ラ ン
ザ ク シ ョ ン デー タ の コ ピー。
「デー タ ソ ース」 を参照。
デー タ エ ク ス プ ロー ウ ェ アハ ウ ス に含まれ る デー タ のブ ラ ウ ズに使用 さ れ る イ ン
ラ ー (Data Explorer) タ ーフ ェ イ ス。 ユーザーは、 ア ド ミ ニ ス ト レー タ ーに よ り 定
義 さ れた ア ト リ ビ ュ ー ト の階層をナビ ゲー ト し 、 必要なデー
タ を探す こ と がで き る 。
デー タ ソ ース (data MicroStrategy で ク エ リ 、 レ ポーテ ィ ン グ、 お よ び分析に使
source) 用 さ れ る デー タ を保存す る フ ァ イ ル、 シ ス テ ム、 ま たは保存
場所。
デー タ ウ ェ アハ ウ ス はデー タ ソ ース の一種 と 考え る こ と が
で き る が、 よ り 具体的に、 デー タ ソ ース と し て使用 さ れ る
デー タ ベース を意味す る 。 その他のデー タ ソ ース には、 テ
キ ス ト フ ァ イ ル、 Excel フ ァ イ ル、 お よ び SAP BW、
Microsoft Analysis Services 2000/ 2005、 Hyperion Essbase な ど
の MDX キ ュ ーブ ソ ース があ る 。
関連項目 :
•
デー タ ウ ェ アハウス (data warehouse)
•
MDX キ ュ ーブ ソ ース (MDX Cube source)
デー タ ベース イ ン ス 1) MicroStrategy Developer で作成 さ れ る MicroStrategy オブ
タ ン ス (database ジ ェ ク ト で、 ウ ェ アハ ウ スへの接続を表す。 デー タ ベース
instance) イ ン ス タ ン ス は、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス DSN、 ロ グ イ ン ID と
パ ス ワ ー ド 、 お よ び他のデー タ ウ ェ アハ ウ ス固有の情報な
ど の ウ ェ アハ ウ ス接続情報を指定す る 。
2) 特定の コ ン ピ ュ ー タ ー上で実行 さ れ る デー タ ベース サー
バー ソ フ ト ウ ェ ア。 1 台の コ ン ピ ュ ー タ ーで複数の イ ン ス
タ ン ス を実行す る こ と は技術的には可能であ る が、 通常は
コ ン ピ ュ ー タ ーご と に 1 つだけ実行 さ れ る 。
526 用語集 : デー タ ウ ェ アハ ウ ス (data warehouse)
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
用語集
テーブル サイ ズ (table 行数で見積 も ら れたデー タ ベース テーブルのサ イ ズ。
size)
テーブル名前空間 (table ウ ェ アハ ウ ス カ タ ロ グか ら 読み取 ら れ、 デー タ ベース の編
name space) 成に使用 さ れ る フ ィ ール ド 。 こ の フ ィ ール ド は ウ ェ アハ ウ ス
内に実際に保存 さ れてい る ため、 MicroStrategy 製品で変更
す る こ と はで き ない。 メ タ デー タ 内の各テーブル オブジ ェ
ク ト には、 名前空間か、 その取得元の所有者が保存 さ れてい
る 。 こ れは、 メ タ デー タ 内のテーブル情報を ウ ェ アハ ウ ス内
の実際のテーブルに比較す る と き に、 プ ロ ジ ェ ク ト に保存 さ
れてい る 各テーブルを一意に識別す る ために必要であ る 。
定数ア ト リ ビ ュ ー ト 「暗黙のア ト リ ビ ュ ー ト 」 を参照。
(constant attribute)
テ ン プ レー ト (template) MicroStrategy オブジ ェ ク ト は同 じ タ イ プのその他のオブ
ジ ェ ク ト を作成す る ための基準 と し ての役割を果た し ます。
フ ィ ル タ ーま たは レ ポー ト な ど、 ほ と ん ど あ ら ゆ る 種類の
MicroStrategy オブジ ェ ク ト のテ ンプ レー ト を作成で き ます。
•
オブジ ェ ク ト テ ンプ レー ト を使用す る と 、 定義済みの構
造か ら 作業を始めて新 し いオブジ ェ ク ト を作成で き ます。
メ ト リ ッ ク 、 ド キ ュ メ ン ト 、 レ ポー ト お よ びレ ポー ト
テ ンプ レー ト な ど の多数の MicroStrategy オブジ ェ ク ト 用
オブジ ェ ク ト テ ンプ レー ト を使用す る こ と がで き ます。
•
レ ポー ト テ ンプ レー ト は、 レ ポー ト 内の一般的な カ テ ゴ
リ の情報に対す る レ イ ア ウ ト を定義 し ます。 レ ポー ト
テ ンプ レー ト で、 デー タ ソ ース か ら 取得 し たい情報、 ま
たはグ リ ッ ド 表示でデー タ を表示す る 方法を指定す る こ
と が必要です。 レ ポー ト テ ンプ レー ト については説明 し
てい ません。 レ ポー ト テ ンプ レー ト は一般に、 テ ンプ
レー ト と 呼ばれます。
統計テーブル (statistics MicroStrategy シ ス テ ムの使用法 と パフ ォーマ ン ス に関す る
tables) 各種統計情報を記録す る ために使用 さ れ る テーブル。
同種の列名 同 じ デー タ ベース内の複数のテーブルに存在す る 、 同 じ デー
(homogeneous column タ を含み、 名前 も 同 じ 列。
naming)
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用語集 : テーブル サ イ ズ (table size)
527
用語集
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
動的関係 (dynamic 親ア ト リ ビ ュ ー ト と 子ア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト 間の関係
relationship) が変化す る 場合。 こ の よ う な変化は多 く の場合、 組織的ま た
は地理的な再編成、 商品やサービ ス の追加、 再分類、 廃止に
よ り 発生 し ます。 た と えば店舗で、 商品が属す部門の再分類
が行われ る よ う な場合であ る 。
ト ラ ン ス フ ォ ー メ ー オ フ セ ッ ト 値を適用 し て (現在の月か ら 1 カ月引 く 、 な ど)、
シ ョ ン (transformation) 指定 し た時期を別の時期にマ ッ プす る ス キーマ オブジ ェ ク
ト 。 ほ と ん どは時系列のマ ッ プだが、 現在使用 さ れていない
製品 コ ー ド を新 し い コ ー ド にマ ッ プす る な ど、 さ ま ざ ま なオ
ブジ ェ ク ト のマ ッ プ も 可能。
時間 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは メ ト リ ッ ク で使用 さ れ、 今
年 と 昨年、 ま たは該当日 と 月初か ら 該当日ま でな ど、 異な る
時点で値を比較す る 。
ト ラ ン ス フ ォ ー メ ー 適用 さ れてい る ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンのプ ロ パテ ィ を取
シ ョ ン メ ト リ ッ ク 得す る シ ンプル メ ト リ ッ ク 。 た と えば、 総売上を計算す る
(transformation metric) メ ト リ ッ ク があ る と す る 。 前年の ト ラ ン ス フ ォー メ ー
シ ョ ン を追加す る と 、 メ ト リ ッ ク は前年の合計売上を計算す
る。
ド リ ル (drill) レ ポー ト の実行後に補足情報を取得す る 方法。 新規デー タ
は、 ア ト リ ビ ュ ー ト ま たはフ ァ ク ト レベルで、 イ ン テ リ
ジ ェ ン ト キ ュ ーブ ま たはデー タ ベースへの ク エ リ を再実行
す る こ と に よ り 取得 さ れ る 。
関連項目 :
•
ページバイ
•
ピボ ッ ト
•
並べ替え
•
小計
•
サー フ
528 用語集 : 動的関係 (dynamic relationship)
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
用語集
並べ替え (sort) デー タ 自体の特性 (アルフ ァ ベ ッ ト の降順、数値の昇順な ど)
に従っ てデー タ を配置す る こ と 。
関連項目 :
•
ド リル
•
ページバイ
•
ピボ ッ ト
•
小計
•
サー フ
ナローキ ャ ス ト ア プ リ ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス環境で、 購読ユーザーご と に
ケーシ ョ ン (narrowcast パー ソ ナ ラ イ ズ し た ビ ジネ ス情報を配信で き る アプ リ ケー
application) シ ョ ン。 MicroStrategy では Narrowcast Server を情報事前配
信サーバー と し て、 電子 メ ール、 プ リ ン タ ー、 フ ァ イ ル
サービ ス、 SMS、 お よ びモバ イ ル デバ イ ス を通 じ て、 パー
ソ ナ ラ イ ズ さ れた ビ ジネ ス情報を配信で き る 。
パーテ ィ シ ョ ン ベース 大 き なデー タ セ ッ ト の一部を含むウ ェ アハ ウ ス テーブル。
テーブル (partition base パーテ ィ シ ョ ン テーブルは通常、 時間や地理な ど の論理的
table) な ラ イ ンに沿っ て分割 さ れます。 PBT と も 呼ばれ る 。
「パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ング」 も 参照。
パーテ ィ シ ョ ン マ ッ 月や部門な ど定義可能なデー タ レベルに基づいて、 大 き な
ピ ン グ (partition 論理テーブルを よ り 小 さ な物理テーブルに分割す る こ と 。
mapping) パーテ ィ シ ョ ンに よ り 、 ウ ェ アハ ウ ス に対 し て発行 さ れた ク
エ リ を満たすために読み込むテーブル数お よ びテーブル内の
レ コ ー ド 数が最小化 さ れ る 。 複数のテーブルに処理を分散す
る こ と に よ り 、 パーテ ィ シ ョ ンはデー タ ベース ク エ リ の処
理速度 と 効率を向上 し ます。
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用語集 : 並べ替え (sort)
529
用語集
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
パーテ ィ シ ョ ン マ ッ パーテ ィ シ ョ ン化 さ れたベース テーブルを論理テーブル全
ピ ング テーブル 体の一部 と し て識別す る ために使用 さ れ る 情報を含むウ ェ ア
(partition mapping ハ ウ ス テーブル。 PMT と も 呼ばれ る 。
table)
関連項目 :
•
パーテ ィ シ ョ ン ベース テーブル
•
パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ング
派生ア ト リ ビ ュ ー ト ウ ェ アハ ウ ス テーブルの列での数学演算に よ り 算出 さ れた
(derived attribute) ア ト リ ビ ュ ー ト 。 た と えば、 " 年齢 " は次の式で計算 さ れ
る。
Current Date–Birth Date
「暗黙のア ト リ ビ ュ ー ト 」 と 比較。
派生フ ァ ク ト 列 (derived 他の既存フ ァ ク ト 列を数学的に組み合わせて作成 さ れた フ ァ
fact column) ク ト 列。
派生 メ ト リ ッ ク (derived レ ポー ト で既に使用可能なデー タ に基づ く メ ト リ ッ ク 。 デー
metric) タ ベース ではな く MicroStrategy Intelligence Server で計算 さ
れ る 。 派生 メ ト リ ッ ク を使用 し 、 デー タ ベース か ら 返 さ れた
レ ポー ト デー タ の列計算 (他の メ ト リ ッ ク に対す る 計算) を
実行す る 。
ビ ジネス イ ン テ リ 複数の観点か ら デー タ を表示す る 機能を提供す る こ と に よ
ジ ェ ン ス (BI) シ ス テム り 、 大量の複雑なデー タ の分析を容易にす る シ ス テ ム。
(business intelligence
(BI) system)
530 用語集 : パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピ ン グ テーブル (partition mapping table)
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プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
用語集
ピボ ッ ト (pivot) レ ポー ト オブジ ェ ク ト (ア ト リ ビ ュ ー ト 、 メ ト リ ッ ク 、 コ ン
ソ リ デーシ ョ ン) を別の軸に配置す る こ と に よ り 、 グ リ ッ ド
レ ポー ト のデー タ を再構成す る こ と 。 ま た、 行ヘ ッ ダー と 列
ヘ ッ ダーを交換 し て関連デー タ を入れ替え る こ と に よ り 、 グ
リ ッ ド レ ポー ト を再構成す る こ と 。 ク ロ ス集計のサブセ ッ
ト。
関連項目 :
•
ド リル
•
ページバイ
•
並べ替え
•
小計
•
サー フ
比率 (ratio) 関連す る ア ト リ ビ ュ ー ト のカーデ ィ ナ リ テ ィ 間の数量、 金
額、 ま たはサ イ ズの関係。
「カ ーデ ィ ナ リ テ ィ 」 も 参照。
フ ァ ク ト (fact) 1) デー タ ウ ェ アハ ウ ス に保存 さ れ る 測定値。 数値であ る 場
合がほ と ん ど で、 通常は集計が可能。
2) デー タ ウ ェ アハ ウ ス テーブル内の列を表 し 、 基本ま たは
集計済みの数値を含むス キーマ オブジ ェ ク ト 。 通常は、 価
格、 売上金額、 棚卸数量な ど。
「 メ ト リ ッ ク 」 も 参照。
フ ァ ク ト 式 (fact ウ ェ アハ ウ ス内の物理列への フ ァ ク ト のマ ッ プ。 フ ァ ク ト 式
expression) は ウ ェ アハ ウ ス の フ ァ ク ト 列の名前の よ う に単純な場合 も あ
れば、 フ ァ ク ト 列 と 定数を含む式の よ う に複雑な場合 も あ
る 。 フ ァ ク ト には複数の フ ァ ク ト 式を含め る こ と がで き る 。
フ ァ ク ト テーブル (fact 1 つ以上のデ ィ メ ン シ ョ ンについて集計が可能な数値デー
table) タ を含むデー タ ベース テーブル。 フ ァ ク ト テーブルには、
ア ト ミ ッ ク デー タ ま たは要約デー タ を含め る こ と がで き る 。
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用語集 : ピ ボ ッ ト
(pivot)
531
用語集
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
フ ァ ク ト 列 (fact デー タ ベース テーブル内で フ ァ ク ト デー タ を含む列。
column)
フ ィ ル タ ー (filter) デー タ が レ ポー ト 結果に含まれ る ために満たす必要のあ る 条
件を指定す る MicroStrategy オブジ ェ ク ト 。 レ ポー ト はデー
タ ウ ェ アハ ウ ス に保存 さ れたすべてのデー タ に対 し てデー
タ ベース を ク エ リ す る ため、 レ ポー ト 上で フ ィ ル タ ーを使用
す る と 、 ビ ジネ ス の問いへの答えに関連す る 情報のみに検討
対象のデー タ を絞 る こ と がで き る 。
フ ィ ル タ ーは、 デー タ が レ ポー ト に含まれ る ために満たす必
要のあ る 実際の条件の少な く と も 1 つか ら 構成 さ れ る 。 1 つ
の フ ィ ル タ ーに複数の条件を含め る 場合は、 論理演算子を使
用 し て組み合わせ る 。 た と えば、 「地域 = 北東部」 ま たは
「売上 > $1,000,000」 の よ う に指定 し ます。
フ ィ ル タ ーは通常、 SQL WHERE 句で実装 さ れ る 。
フ ォ ーム グループ (form 1 つの複合ア ト リ ビ ュ ー ト を作成す る ためのア ト リ ビ ュ ー ト
group) フ ォームのグループ。 フ ォーム グループの作成は複合キー
の作成に必要であ る 。 複合キーに よ っ て、 ア ト リ ビ ュ ー ト
フ ォームのエ レ メ ン ト の一意な識別に、 複数の ID 列が必要
であ る こ と が示 さ れ る 。
「複合キー」 も 参照。
複合ア ト リ ビ ュ ー ト 複数のキー (ID) フ ォーム を持つア ト リ ビ ュ ー ト 。
(compound attribute)
複合キー (compound リ レーシ ョ ナル デー タ ベース で、 複数のデー タ ベース列か
key) ら 構成 さ れ る 主キー。
物理ウ ェ アハウス ス デー タ ウ ェ アハ ウ ス に保存 さ れてい る ビ ジネ ス デー タ の状
キーマ (physical 態を詳細かつグ ラ フ ィ カルに表現 し た も の。 デー タ ベース の
warehouse schema) 観点か ら 意味のあ る 方法で論理デー タ モデルを編成す る 。
「スキーマ」 も 参照。
532 用語集 : フ ァ ク ト 列 (fact column)
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
用語集
部分関係 (partial あ る ア ト リ ビ ュ ー ト のエ レ メ ン ト が別のア ト リ ビ ュ ー ト のエ
relationship) レ メ ン ト に関連す る が、 その逆は必ず し も 正 し く ないア ト リ
ビ ュ ー ト 関係。
関連項目 :
•
関係
•
1 対多
•
多対 1
•
多対多
ブ ラ ウズ ア ト リ ビ ュ ー ユーザー階層内にあ る 1 つの特定ア ト リ ビ ュ ー ト か ら 、
ト (browse attribute) ユーザーが直接ブ ラ ウ ズで き る ア ト リ ビ ュ ー ト 。
プ ロ ジ ェ ク ト (project) 1) デー タ ウ ェ アハ ウ ス、 メ タ デー タ リ ポジ ト リ 、 お よ び
ユーザー コ ミ ュ ニテ ィ の最上位レベルの交差部。 レ ポー ト 、
フ ィ ル タ ー、 メ ト リ ッ ク 、 関数を含む。
2) (1) で定義 さ れてい る よ う なプ ロ ジ ェ ク ト の定義を含むオ
ブジ ェ ク ト 。 プ ロ ジ ェ ク ト オブジ ェ ク ト は、 セ ッ シ ョ ンの
確立を要求す る と き に指定 さ れ る 。
プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース メ タ デー タ リ ポジ ト リ への接続を定義 し 、 プ ロ ジ ェ ク ト へ
(project source) のア ク セ ス のために各種の MicroStrategy 製品に よ っ て使用
さ れ る 。 ダ イ レ ク ト プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース は、 メ タ デー タ リ
ポジ ト リ に直接つなが る 2 層接続であ る 。 サーバー プ ロ
ジ ェ ク ト ソ ース は MicroStrategy Intelligence Server への 3 層
接続であ る 。 1 つのプ ロ ジ ェ ク ト ソ ース は多 く のプ ロ ジ ェ
ク ト を含む こ と がで き 、 プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース レベルにあ る
管理ツールを使用 し て、 プ ロ ジ ェ ク ト ソ ース内のすべての
プ ロ ジ ェ ク ト を モニ タ ーお よ び管理で き る 。
プ ロ セス (process) 1 つま たは複数の ス レ ッ ド か ら 構成 さ れ る 実行中のアプ リ
ケーシ ョ ン。 プ ロ セ ス は、 一時的なプ ラ イ ベー ト ア ド レ ス
領域を使用 し 、 フ ァ イ ル、 動的な メ モ リ 割 り 当て、 パ イ プ、
同期オブジ ェ ク ト な ど のオペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム リ ソ ー
ス を制御す る 。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
用語集 : 部分関係 (partial relationship)
533
用語集
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
プ ロ ン プ ト (prompt) 1) デザ イ ン段階では不完全な、 レ ポー ト 定義内の
MicroStrategy オブジ ェ ク ト 。 ユーザーは、 レ ポー ト 実行の
解決フ ェ ーズで、 情報を完成 さ せ る ための回答の入力を求め
ら れ る 。 フ ィ ル タ ーを使用 し た典型的な例 と し ては、 条件を
設定す る 特定のア ト リ ビ ュ ー ト の選択があ る 。
2) 一般的に、 「プ ロ ンプ ト で ロ グ イ ン ID と パ ス ワ ー ド を入
力 し て く だ さ い」 と い う よ う な、 ユーザー入力を要求す る
ウ ィ ン ド ウ。
分解 (degradation) あ る 集計レベルの値を、 こ れ よ り も 下位のア ト リ ビ ュ ー ト
レベルで レ ポー ト す る フ ァ ク ト 拡張機能の タ イ プ。
「割 り 当て」 と 比較。
ページバイ (page-by) 使用可能な ア ト リ ビ ュ ー ト 、 コ ン ソ リ デーシ ョ ンお よ び メ ト
リ ッ ク を、 ページ軸 と 呼ばれ る 軸に配置す る こ と に よ り 、 グ
リ ッ ド レ ポー ト 内のデー タ を セグ メ ン ト 化す る こ と 。 グ
リ ッ ド は 2 次元であ る ため、 キ ュ ーブの ス ラ イ ス を一度に 1
つだけ表示で き る 。 ス ラ イ ス は、 ページ軸のエ レ メ ン ト の選
択に よ り 指定 さ れ る 。 エ レ メ ン ト の選択を変え る と 、 ユー
ザーはキ ュ ーブの さ ま ざ ま なページ を参照で き る 。
関連項目 :
•
ド リル
•
ピボ ッ ト
•
並べ替え
•
小計
•
サー フ
ポー ト 番号 (port サーバー プ ロ セ ス は、 こ のポー ト 番号に基づいて、 現在稼
number) 働中の コ ン ピ ュ ー タ ーで自身を識別す る 。 た と えば、
MicroStrategy Intelligence Server コ ン ピ ュ ー タ ーが ク ラ イ
ア ン ト (Developer、 Web、 Narrowcast Server、 Command
Manager な ど) か ら ネ ッ ト ワ ー ク 呼び出 し を受信する と 、 そ
の コ ン ピ ュ ー タ ーは、 呼び出 し で指定 さ れてい る
MicroStrategy Intelligence Server のポー ト 番号に呼び出 し を
転送す る 。
534 用語集 : プ ロ ンプ ト (prompt)
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
用語集
マルチス レ ッ ド 複数の ス レ ッ ド を同時実行で き る プ ロ セ ス の特性。 起動 コ ー
(multithreaded) ド が main 関数のア ド レ ス をオペレーテ ィ ン グ シ ス テ ムに渡
し た と き にプ ロ セ ス のプ ラ イ マ リ ス レ ッ ド が開始 さ れ、 プ
ラ イ マ リ ス レ ッ ド が終了す る と プ ロ セ ス も 終了す る 。
メ タ デー タ (metadata) 基礎 と な る デー タ ベース構造に ビ ジネ ス ビ ュ ー、 条件、 お
よ びニーズ を マ ッ ピ ン グで き る よ う に、 デー タ ウ ェ アハ ウ
ス のテーブル と 列をユーザー定義のア ト リ ビ ュ ー ト と フ ァ ク
ト に関連付け る デー タ を持つ リ ポジ ト リ 。 メ タ デー タ は、
デー タ ウ ェ アハ ウ ス と 同 じ サーバーま たは別のデー タ ベー
ス サーバーに置 く こ と がで き る 。 ま た、 別の RDBMS で も
保持で き る 。
「 メ タ デー タ シ ェ ル」 も 参照。
メ タ デー タ シ ェ ル MicroStrategy ビ ジネ ス イ ン テ リ ジ ェ ン ス環境を最初に実装
(metadata shell) し た と き に作成 さ れ る 一連の空のテーブル。
「 メ タ デー タ 」 も 参照。
メ ト リ ッ ク (metric) 1) 関数、 フ ァ ク ト 、 ア ト リ ビ ュ ー ト ま たは他の メ ト リ ッ ク
で作成 さ れた式に よ り 定義 さ れ る ビ ジネ ス計算。 例 :
sum(dollar_sales) ま たは [Sales] - [Cost]
2) メ ト リ ッ ク 定義を含む MicroStrategy オブジ ェ ク ト 。
「フ ァ ク ト 」 も 参照。
リ レーシ ョ ナル デー タ
ベース管理シ ス テム
(relational database
management system)
リ レーシ ョ ナル デー タ ベース管理シ ス テ ム (RDBMS) と は、
リ レーシ ョ ナル デー タ ベース の作成、 更新、 お よ び管理に
使用す る プ ロ グ ラ ムであ る 。 リ レーシ ョ ナル デー タ ベース
と は、 正式に定義 さ れてい る 複数のテーブルのセ ッ ト と し て
編成 さ れたデー タ 項目の集合であ り 、 デー タ ベース内のテー
ブルを再構成す る こ と な く 、 さ ま ざ ま な方法でデー タ にア ク
セ ス し た り 、 デー タ の組み立て を変え る こ と がで き る 。
主要な RDBMS 製品 と し ては、 Oracle、 IBM DB2、 お よ び
Microsoft SQL Server があ る 。
© 2014 MicroStrategy, Inc.
用語集 : マルチ ス レ ッ ド (multithreaded)
535
用語集
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ル ッ ク ア ッ プ テーブル ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト の一意な識別に使用 さ れ る デー
(lookup table) タ ベース テーブル。 通常、 ル ッ ク ア ッ プテーブルはデ ィ
メ ン シ ョ ンの説明か ら 構成 さ れ、 内部のデ ィ メ ン シ ョ ン ア
ト リ ビ ュ ー ト に よ っ て フ ァ ク ト テーブル と 結合 さ れて、
フ ァ ク ト テーブル内の数値フ ァ ク ト を グループ化す る 。
レ イヤー (layer) Architect で作成で き る テーブルのグループ。 レ イ ヤーは、
多数のテーブルを必要 と す る MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト の
編成に役立つ。
列別名 (column alias) フ ァ ク ト 定義で、 一時テーブルや一時的な SQL ス テー ト
メ ン ト に使用す る ための列の具体名。 列別名には、 定義 し て
い る フ ァ ク ト に使用す る デー タ 型 も 含まれ る 。 列別名を使用
す る こ と で、 既存 メ ト リ ッ ク の名前をデー タ マー ト レ ポー
ト で使用で き る よ う に、 元の メ ト リ ッ ク に影響を与えずに変
更で き る 。
レポー ト (report) 意思決定支援ツールの中心的な存在であ る レ ポー ト に よ り 、
ユーザーは、 デー タ の ク エ リ を実行 し て分析 し 、 見やすい方
法で表示で き る 。
関連項目 :
•
フ ィ ルター
•
テ ン プ レー ト
レポー ト 作成 (report MicroStrategy Developer ま たは MicroStrategy Web 内の既存
creation) の定義済レ ポー ト か ら レ ポー ト を作成す る プ ロ セ ス。
レポー ト デザイ ン MicroStrategy Developer ま たは MicroStrategy Web で レ ポー
(report design) ト エデ ィ タ ーを使用 し て基本的な レ ポー ト コ ン ポーネ ン ト
か ら レ ポー ト を作成す る プ ロ セ ス。
ロ ッ ク済の階層 (locked エン ド ユーザーがブ ラ ウ ズで き ないア ト リ ビ ュ ー ト が少な
hierarchy) く と も 1 つ含まれ る 階層。 一般に階層が ロ ッ ク さ れ る のは、
ア ト リ ビ ュ ー ト エ レ メ ン ト 数が非常に多 く 、 エ レ メ ン ト の
ブ ラ ウ ズが効果的でない場合であ る 。
536 用語集 : ル ッ ク ア ッ プ テーブル (lookup table)
© 2014 MicroStrategy, Inc.
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
用語集
論理デー タ モデル デー タ ベース を効率的に使用で き る よ う にデー タ が配置 さ れ
(logical data model) る 物理デー タ モデルやウ ェ アハ ウ ス ス キーマ と は対照的
に、 一般ユーザーのために論理的に並べ ら れたデー タ のグ ラ
フ ィ カルな表現。
論理テーブル (logical デー タ ウ ェ アハ ウ ス に保存 さ れてい る デー タ を、
table) MicroStrategy プ ロ ジ ェ ク ト を構成す る ス キーマ オブジ ェ ク
ト に関係付け る 、 MicroStrategy オブジ ェ ク ト 。 論理テーブ
ル と 論理テーブル別名は、 デー タ ウ ェ アハ ウ ス内の物理
テーブルを直接表 し ます。
関連項目 :
•
論理テーブル サイ ズ
•
論理表示
論理テーブル サイ ズ プ ロ ジ ェ ク ト 内の論理テーブルの相対サ イ ズ ま たは相対的な
(logical table size) 重み。 論理テーブル サ イ ズは、 複数の論理テーブルが同 じ
デー タ を提供す る 場合に ど の論理テーブルを使用 し て ク エ リ
に回答す る かを決定 し ます。 論理テーブル サ イ ズが小 さ い
ほ ど集計レベルが高いので、 論理テーブル サ イ ズが最小の
テーブルが使用 さ れます。 高い レベルの集計を使用 し てテー
ブルにア ク セ スす る 方が、 低い レベルの集計を使用 し てテー
ブルにア ク セ スす る よ り も 優れてい ます。
関連項目 :
•
論理テーブル
•
論理表示
論理表示 (logical view) デー タ ウ ェ アハ ウ ス に対す る SQL ク エ リ を使用 し て定義 さ
れ る 論理テーブルで、 複数の物理テーブルのデー タ を
MicroStrategy 内の 1 つの論理テーブルに よ る 表現に ま と め
る こ と が可能。
関連項目 :
© 2014 MicroStrategy, Inc.
•
論理テーブル
•
論理テーブル サイ ズ
用語集 : 論理デー タ モデル (logical data model)
537
用語集
プ ロ ジ ェ ク ト デザ イ ン ガ イ ド
ユーザー階層 (user ア ト リ ビ ュ ー ト と その関係に名前を付け、 論理的な ビ ジネ ス
hierarchy) 組織用に特定の順序で並べたセ ッ ト 。 ユーザーに よ っ て定義
さ れ、 ア ト リ ビ ュ ー ト 間のブ ラ ウ ズお よ び ド リ ル関係の定義
に使用 さ れ る 。
538 用語集 : ユーザー階層 (user hierarchy)
© 2014 MicroStrategy, Inc.
索引
数字
照
1 対 1 関係 定義は 272
1 対多関係 定義は 272
E
A
ERD, 「エンティティ関係図」を参照
ETL, 「抽出、変換、およびロードのプロ
セス」を参照
Android、地図ウィジェットのサポー
ト 64
Architect 定義は 14, 109
ツールバー オプション 130
データ ソースの表示 132
テーブルの更新 137
テーブルの削除 135
テーブルの追加 133
テーブルの変更 138
2
C
Configuration Wizard 86
D
Developer, 「MicroStrategy Developer」を参
© 2014 MicroStrategy, Inc.
iPad、地図ウィジェットのサポート
iPhone
64
スキャン、バーコードの 511
地図ウィジェットのサポート 64
M
MicroStrategy Developer 11
MicroStrategy Mobile
B
BI のアーキテクチャ
I
地図ウィジェットのサポート 64
バーコードのスキャン、iPhone で
の 511
MicroStrategy Tutorial 419
スキーマ 432
データ モデル 431
表示、データ モデルの 431
表示、物理スキーマの 433
539
索引
ア ッ プグ レー ド ガ イ ド
物理ウェアハウス スキーマ 433
物理スキーマ 433
論理データ モデル 423, 432
MicroStrategy Web Universal 12
用
あ
MicroStrategy メタデータ , 「メタデー
タ」を参照
MOLAP 定義は 343
MultiSource Option 定義は 327
SQL 並列実行 331
サポート、重複テーブルの 333
接続、データ ソースへの 328
含める、プロジェクトにデータを 332
ライセンス 328
論理表示 464
O
OLAP 定義は 5
OLTP 定義は 3
P
PBT, 「パーティション ベース テーブ
ル」を参照
PMT, 「パーティション マッピング テー
ブル」を参照
R
RDBMS 定義は 4
サーバー レベル パーティション
351
S
SQL 定義は 5
アトリビュートと列 21
カタログ 320
デフォルトのカタログ SQL 325
ファクトと列 20
SQL 並列実行、MultiSource Option との使
540
331
アクセス
ウェアハウス カタログ 305
プロジェクト作成アシスタント 92
圧縮率 定義は 349
アトミック 定義は 346
アトリビュート 定義は 9
1 対多関係 272
1 対 1 関係 272
アトリビュート エディター 241
アトリビュート作成ウィザード 235
暗黙 266
異種マッピング 170, 263
エレメント , 「アトリビュート エレ
メント」を参照
親 23
カーディナリティ 33
階層内の 23
概要 21
仮想 266
関係 , 「アトリビュート関係」を参照
クロスディメンション ,「結合子関
係」を参照
結合子関係 283
子 23
コンポーネント ,「レポート表示
フォーム」および「ブラウズ
フォーム」を参照
作成、アトリビュート エディターを使
用 242
作成、プロジェクト作成アシスタント
での 236
式 233
システム階層 182, 271
条件 354
シンプル式 258
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ア ッ プグ レー ド ガ イ ド
互いに関係のない 273
多対 1 関係 272
多対多関係 272, 275
定数 266
特定 28
派生アトリビュート 261
派生式 168, 260
表示 176, 297
比率 33
フィルター、階層内の 369
フォーム , 「アトリビュート フォー
ム」を参照
複合 174, 294
複合キー 174, 294
複数カウント、関係での 278
ブラウズ フォーム 297
プロパティ 233, 234
マップ、データ インポートでの 75
例 21
列の別名 267
レポート表示フォーム 297
ロール ,「アトリビュート ロール」を
参照
アトリビュート フォーム
表示 176
アトリビュート エディター 241
更新、階層の 362
作成、アトリビュートの 242
作成、アトリビュート フォーム
の 255
アトリビュート エレメント 定義は 22,
246
概要 22
例 22
アトリビュート関係 定義は 23, 182, 271
概要 23
特定 29
プロパティとして、アトリビュート
の 233
© 2014 MicroStrategy, Inc.
索引
ルックアップ テーブルにおける 42
例 23
アトリビュート作成ウィザード 235
使用 236
アトリビュートのコンポーネント ,「レ
ポート表示フォーム」および「ブ
ラウズ フォーム」を参照
アトリビュート フォーム 定義は 34
グループ 295
作成、アトリビュート エディター
で 255
式 257
条件 354
表示 297
アトリビュート ロール 定義は 286
自動認識 288, 289
明示的テーブル別名 289, 291
アプリケーション レベル パーティ
ション 定義は 352
暗黙のアトリビュート 定義は 266
暗黙のファクト 207
い
移行、テーブルの 319
異種
アトリビュート マッピング 170, 263
パーティション マッピング 353, 355
ファクト列 153, 209
異種の列名 定義は 47
一意の識別子 32
1 対 1 関係
ルックアップ テーブル 42
1 対多関係
関係テーブル 42
例 29
インターナショナリゼーション
表示、列の 118
インターナショナル サポート xxvii
541
索引
ア ッ プグ レー ド ガ イ ド
う
お
ウェアハウス、物理スキーマ 37, 433
ウェアハウス カタログ
アクセス 305
管理 307
更新、テーブル構造 310
使用法および設定 304
接続操作 314
データ型 326
データベース ゲートウェイ サポー
ト 312
デフォルトのカタログ SQL 325
トラブルシューティング 326
表示、情報の 317
表示、テーブル構造 309
マップ、スキーマ オブジェクト
の 318
読み取り操作 314
列が見つからない 327
ウェアハウス テーブル、プロジェクト作
成アシスタント内の 95
ウェアハウス パーティション マッピン
グ 354
パーティション ベース テーブル 355
パーティション マッピング テーブ
ル 355
メタデータ パーティション マッピン
グとの違い 356
オブジェクト、ユーザー 9
親アトリビュート 23
親子関係 23, 348
静的 349
動的 348
オンライン トランザクション処理
(OTLP) 3
え
エアリアル パースペクティブ、階層
の 364, 379
エレメント、アトリビュート 246
エンティティ , 「階層」を参照
エンティティ関係図 (ERD) 定義は 26
エントリ ポイント 371
エントリ レベル 定義は 195
542
オンライン分析処理(online analytical
processing(OLAP)) 5
か
カーディナリティ、アトリビュートの 33
階層 357
アトリビュート 23
アトリビュート エディター 362
アトリビュート フィルター 369
エアリアル パースペクティブ 379
エントリ ポイント 371
階層エディター 362, 365, 376
階層ビューアー 364
構成 363
構造 363
作成 358
システム階層 361
制限付き 368
データ エクスプローラーおよび 191
データ エクスプローラーと 360, 375
定義 30
ドリル 375
表示 365
ファクト 24
フィルター、アトリビュートの 369
ブラウズ 374, 375
ブラウズ、アトリビュートの 374
プロジェクト作成アシスタント 362
ユーザー階層 362
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ア ッ プグ レー ド ガ イ ド
索引
有効化、ブラウズの 375
例 348, 362
ロック済み 366
論理データ モデルと 23
階層エディター 362, 365, 376
階層ビューアー 364
拡張、レベルの 214
カスタマイズ、カタログ SQL の 320
仮想アトリビュート 266
カタログ SQL 321
カテゴリ , 「階層」を参照
関係
親子 348
関係テーブル 42, 43
静的 349
多対多 275
動的 348
関係、ファクト 220
関係テーブル 42
管理オブジェクト
データ インポート 73
関連アトリビュート , 「アトリビュート関
係」を参照
き
キー
シンプル 40
複合 40
行数、テーブルの 317
禁止、ファクト エントリ レベルの
228
く
クエリの頻度 347
クラス , 「階層」を参照
クロスディメンション アトリビュート ,
「結合子関係」を参照
© 2014 MicroStrategy, Inc.
け
ゲートウェイ サポート、データベース
の 312
計画、プロジェクトの 89
計算
増加率 381
分散 381
論理テーブル サイズ 318
結合、直積 222
結合子アトリビュートとトランスフォー
メーション メトリック 388
結合子 定義は 283
結合子関係 283
こ
子アトリビュート 23
更新
テーブル構造 310
プロジェクト スキーマ 303
構造
階層の 363
テーブルの 309
構造化照会言語 , 「SQL」を参照
高度に正規化されたスキーマ 50
高度に非正規化されたスキーマ 54
上位レベルのルックアップ テーブ
ル 54
国際化 98
アトリビュート エレメントと 180
アトリビュート フォームと 181
情報 58
定義、言語の 94
文字セット 64
有効化 98
例 59, 62, 94, 250
543
索引
さ
サーバー レベル パーティション 351
削除、プロジェクトからのテーブルの 96
作成
アトリビュート 242
階層 358
ファクト 195
複合アトリビュート 295
プロジェクト 88
ユーザー階層 358
論理データ モデル 25
作成、論理データ モデルの 25
サポート
インターナショナル xxvii
サポート , 「テクニカル サポート」を参
照
サポートされているデータ型 486
し
式のマップ 206
式ベースのトランスフォーメー
ション 383
作成 385
メンバー式 387
メンバー テーブル 387
時系列分析 381
システム階層 182, 271, 定義は 361
事前集計 定義は 345
圧縮率 349
親子関係 348
クエリの頻度 347
集計テーブル 343
統合、集計テーブルの 350
ベース テーブル 346
論理テーブル サイズ 350
自動アトリビュート ロール認識 288
集計 定義は 344
544
ア ッ プグ レー ド ガ イ ド
クエリの頻度 347
疎 346
程度 346
動的 344
密 346
集計関数 定義は 349
集計テーブル 定義は 343
圧縮率 349
親子関係 348
事前集計 345
統合、プロジェクトへの 350
ベース テーブル 346
有効性 349
利点 344
論理テーブル サイズ 350
集計の認識 350
主キー 定義は 40
条件、アトリビュート フォームの 354
使用する、アトリビュート フォームと特
性アトリビュート 270
シンプル
キー 40
式 258
す
スキーマ
MicroStrategy Tutorial プロジェク
ト 432
オブジェクト 13
更新 303
高度に正規化された 50
高度に非正規化された 54
作成ヒューリスティック 112
種類 , 「スキーマの種類」を参照
スター 54
中度正規化 52
物理ウェアハウス 37
プロジェクト 302
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ア ッ プグ レー ド ガ イ ド
スキーマの種類 49
比較 57
スター スキーマ 54
せ
正規化されたスキーマ 50, 52
制限付き階層 368
静的関係 定義は 349
接続、データベースへの 314
接頭語 318
説明列 定義は 39
そ
ソース システム 定義は 2, 5, 26
増加率の計算 381
疎集計 346
た
第一キー
論理テーブル 462
互いに関係のないアトリビュート 273
多対 1 関係 定義は 272
多対多関係 定義は 272
関係テーブル 43
デザイン上の考慮点 275
ルックアップ テーブル 42
例 29
多対多のトランスフォーメーション
2 重カウント 388
テーブル ベースのトランスフォーメー
ションと 383
ち
地図ウィジェット 64
抽出、変換、およびロード (ETL) のプロ
セス 定義は 4
© 2014 MicroStrategy, Inc.
索引
抽出、変換、およびロード(ETL)のプ
ロセス 5
中度正規化スキーマ 51
重複カウント 276
直積結合 222
つ
ツールバー、Architect の 130
追加、テーブルのプロジェクトへの
130
95,
て
データ ウェアハウス
物理ウェアハウスと 37
変更、デフォルト オプションの 141
データ エクスプローラー
有効化、階層ブラウズの 360, 375
データ ソース
定義、MultiSource Option の 328
データ インポート 72
データ ソース 6
データ ウェアハウス 定義は 4
ウェアハウス カタログ 304
構造 49
スキーマの種類 49
接続 87
データ エクスプローラー 定義は 375,
375
階層表示の有効化
データ型
Big Decimal 507
191
ウェアハウス カタログ 503
高精度 507
変更された、列で 326
マップ 485
例 486
データ スライス 353
545
索引
データ ソース 定義は 6
Architect での表示 132
Excel ファイル 6
MDX キューブ ソース 6
データ インポート 6
テキスト ファイル 6
データ プロバイダー , 「プロジェクト
ソース」を参照
データベース
カスタム ログイン 315
ゲートウェイ サポート 312
接続操作 314
第一データベース インスタンス 140,
314, 338
第二 312
読み取り操作 314
データベース インスタンス 定義は 84
第一 140, 314, 338
データベース管理システム 320
データベース ゲートウェイの例 312
データ モデル , 「論理データ モデル」を
参照
テーブル
移行 319
ウェアハウス テーブル、プロジェクト
作成アシスタント内の 95
関係 216
管理、プロジェクトのための 307
キー 40
行数 317
計算、サイズの 318
計算、論理サイズの 318
更新 137
更新、構造の 310
サイズ 定義は 350
作成、論理テーブルの 458
サポート、MultiSource Option を使用し
た重複の 333
サンプル データ 311
546
ア ッ プグ レー ド ガ イ ド
集計 343
主キー 40
シンプル キー 40
接頭語 317
追加、プロジェクトへの 95, 130, 133
テーブル エディター 459
テーブル別名 456
定義、論理テーブル サイズの 458
トランスフォーメーション 383
名前空間 308, 315, 317
表示、構造の 309
ファクト テーブル 定義は 43, 194
複合キー 40
物理ウェアハウス スキーマ 38
プロジェクトからの削除 135
別名 289, 291
変更 138
要約 343
ルックアップ 41, 42
論理テーブル 456
論理表示 456
テーブル エディター 459
テーブル ベースのトランスフォーメー
ション 383
作成 384
メンバー テーブル 387
テーブル ベースのメンバー式 387
定数アトリビュート 266
ディメンションディメンション , 「階
層」を参照
デカルト結合 271
テキスト ファクト ,「結合子関係」を参照
テクニカル サポート xxviii
と
同種
列名 48
動的関係 定義は 348
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ア ッ プグ レー ド ガ イ ド
動的集計 344
トラブルシューティング
データ ウェアハウス接続 326
テーブルが見つからない 326
列が見つからない 327
列データ型が変更されました 326
トランスフォーメーション 定義は 382
1 対 1 のマップ タイプ 388
2 重カウント 388
コンポーネント 387
式ベース 383, 385
多対多 383
テーブル ベース 383, 384
マップ タイプ 388
メトリック 382
メトリック メトリック , 「トランス
フォーメーション メトリッ
ク」を参照
メンバー アトリビュート 387
メンバー式 387
メンバー テーブル 387
例 382
トランスフォーメーションメトリック 定
義は 382
結合子アトリビュート 388
ドリル、階層を使用した 375
は
バーコードのサポート、iPhone での 511
パーティション ベース テーブル 定義は
352, 355
パーティション マッピング 定義は 351
アトリビュート条件 354
アプリケーション レベル 352
異種 353, 355
ウェアハウス 354, 356
サーバー レベル 351
タイプ 352
© 2014 MicroStrategy, Inc.
索引
データ スライス 353
テーブル 308, 355
パーティション ベース テーブル 355
メタデータ 352, 356
例 353
パーティション マッピング テーブル 定
義は 355
派生
アトリビュート 261
ファクト 151, 207
例 208
ファクト列 45
ひ
ビジネス インテリジェンス(BI)システ
ム 定義は 1
ヒューリスティック、スキーマ作成
の 112
表示
サンプル ウェアハウス スキーマ 433
サンプル データ モデル 431
サンプルのテーブル データ 311
テーブル構造 309
開く
ウェアハウス カタログ 305
プロジェクト作成アシスタント 92
比率、アトリビュートの 33
品質 , 「結合子関係」を参照
ふ
ファクト 20, 定義は 193
暗黙の 207
異種のファクト列 209
異種ファクト列 153
階層と 24
拡張 214
基本ファクト列 45
547
索引
禁止 228
作成 195
識別例 193
直積結合 222
テーブル 43
テーブル , 「ファクト テーブル」を参
照
テーブル関係 216
特定 27
派生 151, 207
派生ファクト列 45
ファクト エディター 196, 200
ファクト エントリ レベル 195
ファクト関係 220
ファクト作成ウィザード 196
ファクト定義 204, 205
列 , 「ファクト列」を参照
列別名 155, 204, 212
レベル拡張 204, 214
割り当て式 227
ファクト テーブル
列名 48
ファクト エディター 196, 201
ファクト作成ウィザード 196
ファクト式 定義は 206
ファクト テーブル 定義は 194
ウェアハウスと 43
概要 20
レベル 46
ファクト分解 定義は 223
ファクト列 定義は 39
異種 153, 209
基本 45
派生 45
フィルターされた階層 369
フォーム
アトリビュート 253
グループ 295
548
ア ッ プグ レー ド ガ イ ド
式 257
フォーム グループ 定義は 295
複合アトリビュート 174, 定義は 294
作成 295
複合キー 定義は 40
複合アトリビュートと 174, 294
物理ウェアハウス スキーマ 定義は 37
MicroStrategy Tutorial 用 433
サンプル 433
デザインの因子 55
例 37
ブラウズ 374
アトリビュート 374
フォーム 297
有効化、階層内での 375
フラグ 283
プロジェクト 定義は 13
MultiSource Option 327
ウェアハウス カタログ 95
ウェアハウス テーブル 95, 130
管理、テーブルの 306
計画 89
削除、テーブルの 96
作成 88
サンプル プロジェクト 419
集計テーブル 350
スキーマ 302
ソース , 「プロジェクト ソース」を参
照
第一データベース インスタンス 314,
338
ダイイチデータベースインスタン
ス 140
追加、テーブルの 95, 96, 130
データ ウェアハウス 95
テーブルの管理 306
テーブルの更新、Architect を使用し
た 137
テーブルの削除、Architect を使用し
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ア ッ プグ レー ド ガ イ ド
索引
た 135
テーブルの追加、Architect を使用し
た 133
テーブルの変更、Architect を使用し
た 138
統合、集計テーブルの 350
プロジェクト作成アシスタント 93,
96, 125
プロジェクト作成アシスタント 362
プロジェクト ソース 定義は 83
作成 91
接続先 87
プロジェクト作成アシスタント 91
分解 定義は 223
分散の計算 381
分析、時系列 381
へ
ベース テーブル 定義は 346
事前集計 345
別名
アトリビュート列 267
テーブル 289, 291
ファクト列 204, 212
ほ
基本ファクト列キ
45
ま
マッピング、ウェアハウス カタログ内の
スキーマ オブジェクトの 318
マップ タイプ 388
1 対 1 388
多対多 388
マルチディメンション OLAP
(MOLAP) 343
マルチディメンション データ モデル ,
© 2014 MicroStrategy, Inc.
「論理データ モデル」を参照
み
密集計
346
め
明示的テーブル別名 289, 291
メタデータ 定義は 8
シェル 83
接続先 87
テーブル 86
メタデータ シェル 定義は 83
メタデータ パーティション マッピン
グ 352
アトリビュート条件 354
ウェアハウス パーティション マッ
ピングとの違い 356
データ スライス 353
メトリック トランスフォーメー
ション 382
メンバー
アトリビュート 387
式 387
テーブル 387
ゆ
ユーザー オブジェクト 9
ユーザー階層 定義は 362
エントリ ポイント 371
構造 363
作成 358
制限付き 368
ドリル 375
表示 365
フィルター、アトリビュートの 369
ブラウズ 374
ブラウズ、アトリビュートの 374
549
索引
ア ッ プグ レー ド ガ イ ド
一意の識別子 32
親子関係 273
階層 348, 362
構成オブジェクト 9
国際化 59, 62, 94, 250
シンプル キーと複合キー 40
ダッシュボードおよびスコアカー
ド 420
追加、オブジェクトへの複雑さと深さ
の 71
データ型 486
データベース ゲートウェイ 312
データ モデル サンプル 24
データを取得するソース システム 2
テーブル関係 217
テーブルのデータ サンプル 311
ドキュメント 421
トランスフォーメーション 382
ドリル、階層を使用した 376
並べ替え順 257
パーティション 353
派生ファクト 208
ファクト
禁止、レポートの 228
識別 193
定義 205
分解 224
ファクトとアトリビュートの自動作
成 113
複合アトリビュート 295
複数データ ソース 327
物理スキーマ 37, 433
プロジェクト 419
列別名 212
論理データ モデル 18, 24, 423
論理テーブル 456
論理表示 466
有効化、ブラウズの 375
ロック済み 366
ユーザー定義オブジェクト , 「ファクト
式」を参照
よ
要約テーブル 343
読み取り操作、データベースの
314
り
リレーショナル データベース管理システ
ム , 「RDBMS」を参照
る
ルックアップ テーブル 定義は 41
アトリビュート関係と 42
1 対 1 関係 42
多対多関係 42
統合 54
別名 456
ルックアップ テーブルの統合 54
れ
例
ETL 4
MultiSource Option 327
アトリビュート 21
異種マッピング 263
エレメント 22, 246
関係 23, 271
条件 354
フォーム 233
フォーム式 257
ブラウズ表示 297
ロール 285
暗黙のファクト 207
異種の列名 209
550
列
物理ウェアハウス スキーマ
38, 39
© 2014 MicroStrategy, Inc.
ア ッ プグ レー ド ガ イ ド
レイヤー 定義は 142
列 定義は 39, 309
ID 39
異種の名前 47
基本ファクト列 45
説明 39
データ型 , 「列データ型」を参照
同種の名前 48
派生ファクト 45
ファクト 39
列データ型
変更された 326
列の別名
アトリビュート 267
列別名 定義は 212
ファクト 155, 204, 212
ファクト列 155
レベル拡張 214
レポート表示フォーム 297
索引
作成 458
定義、論理テーブル サイズの 458
論理テーブル サイズ 350, 定義は 458
論理表示 定義は 455, 456
作成 463
例 466
わ
割り当て式
227
ろ
ログイン、カスタム 315
ロック済の階層 定義は 366
論理データ モデル 定義は 17
MicroStrategy Tutorial 用 423, 432
アトリビュート 23
一意の識別子 32
カーディナリティ 33
構造のソース 27
作成 25
サンプル 24
スキーマの種類 49
デザインの因子 55
表記法 31
比率 33
例 18, 24
論理テーブル 定義は 455, 456
© 2014 MicroStrategy, Inc.
551
索引
ア ッ プグ レー ド ガ イ ド
552
© 2014 MicroStrategy, Inc.
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