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PA520 ハンドヘルドコンピュータ

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PA520 ハンドヘルドコンピュータ
PA520 ハンドヘルドコンピュータ
- PA520 -
取扱説明書
バージョン 1.0
Copyright 2015 Unitech Electronics Co., Ltd. All rights reserved. Unitech is a registered trademark of Unitech Electronics Co., Ltd.
Copyright 2015 Unitech Electronics Co., Ltd. All rights reserved. Unitech is a registered trademark of Unitech Electronics Co., Ltd.
初めに
本マニュアルについて
本マニュアルは、PA520 ハンドヘルドコンピュータのインストール、操作、
そして保守方法について説明しています。
本書のいかなる部分もユニテック社からの書面による許可なしで、いかなる形
式でも、電子的あるいは機械的を問わず複製することはできません。これは、
フォトコピー、レコーディング、あるいは情報の保存と検索システム等の電気
的もしくは機械的な方法を含んでいます。本書の内容は予告なく変更すること
があります。
© Copyright 2015 Unitech Electronics Co., Ltd. 版権所有。
ユニテック・ジャパン Web サイトアドレス: http://jp.ute.com
Bluetooth は、Bluetooth SIG の登録商標です。
Microsoft, Windows と ActiveSync は
Microsoft Corporation の登録商標もしく
は商標です。 本マニュアルで記述されてい
る他の商品名は、それぞれの会社の商標ま
たは登録商標です
Unitech は オラクル Embedded
Software Licensing Program のメンバー
です。
i
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認証について
FCC 認証について
本装置は、FCC 規則パート 15 に対応するクラス B デジタルデバイスに対
する制限に従ってテストされ、作られています。これらの制限は、居住のため
の設置における有害な干渉に対して適当な保護を提供するために設計されま
した。本装置は、無線周波数エネルギーを生成、使用そして放射することがで
き、そして、規定に従ってインストールおよび使用がされない場合、無線通信
に有害な干渉を引き起こす可能性があります。しかし、干渉が特定のインスタ
レーションで起こらないという保証はありません。もし本装置がラジオやテレ
ビの受信に有害な干渉を引き起こす場合、これは機器の電源をオンまたはオフ
にすることによって解決することが出来ます。ユーザは、以下のいずれかの方
法で干渉をなくするようにすることができます。
–受信アンテナの方向を変えるか、場所を変える。
–本装置と受信機の間を離す。
–本装置の電源を受信機が接続されている電源と別なところからとる。
–販売店または経験のある無線/テレビ技術者に相談する。
1. 本送信機は、他のアンテナあるいは送信機と結合して配置もしくは操作し
てはいけません。
2. 本装置は、規制を受けない環境に対する FCC 電波放射制限に適合してい
ます。FCC 電波放射の要求に対応し続けるには、送信中に送信アンテナに
直接触れることは避けて下さい。
3. 製造者によって明示的に許可されない本装置の何らかの変更または修正
(アンテナを含む) は、機器を使用するユーザの許可が無効になることがあ
ります。
ii
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FCC ラベルについて
本装置は、FCC 規則パート 15 に対応します。動作は以下の二つの条件によ
ります:
本装置は有害な干渉を起こさないかもしれません、そして、本装置は、予測し
ない動作を起こすかもしれない干渉を含む何らかの干渉を受けることを認め
ます。
無線電波放射防護について
人体に装着して操作する場合において、内蔵されている携帯電話は、金属を含
まないアクセサリと共に使用した場合、そして人体から最小 1.5 cm のハン
ドセットの位置で、FCC の無線電波防護指針によりテストし合致しておりま
す。他のアクセサリの使用については、FCC 無線電波防護指針には対応して
いないことがあります。
カナダの認証について
このクラス B デジタル装置は、Canadian Interference-Causing
Equipment Regulations(カナダ干渉発生機器規定)のすべての要求を満たし
ています。
欧州における規定について
R&TTE 1999/5/EC および EMC 89/336/ EEC 指令に関する適合宣言。
RoHS について
本装置は欧州連合の規定である電子機器で使用され
る有害物質の含有についての制限 RoHS
(Reduction Of Hazardous Sub-stances) に適合し
ております。
iii
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台湾 NCC 警告について
交通部電信總局低功率電波輻射性電機管理辦法 (930322)
根據交通部低功率管理辦法規定:
第十二條 經型式認證合格之低功率射頻電機,非經許可,公司、商號或使用者
均不得擅自變更頻率、加大功率或變更原設計之特性及功能。
第十四條 低功率射頻電機之使用不得影響飛航安全及干擾合法通信;經發現有
干擾現象時,應立即停用,並改善至無干擾時方得繼續使用。前項合
法通信,指依電信法規定作業之無線電通信。
低功率射頻電機須忍受合法通信或工業、科學及醫療用電波輻射性電
機設備之干擾。
レーザについて
Unitech PA520 シリーズは、 DHHS/CDRH 21CFR Subchapter J 要件と
IEC 825-1 要件に適合するために米国で認証されております。 Class II と
Class 2 製品は危険であるとは考えられておりません。
PA520 シリーズは
上記の規制の最大値を越えることのない可視レーザダイオード(VLD) を内蔵
しています。 スキャナは通常の使用、メインテナンスあるいは規定のサービ
ス操作では人体に害のあるレーザ光ではないように設計されています。
PA520 シリーズについて DHHS/IEC によって要求されるレーザ警告ラベル
は本体の背面にあります。
注意!
この仕様以外の方法でコントロールあるいは調整もしくは使用す
ることは、レーザ光が危険になることがあります。スキャナと光
学機器を使用すると目の危険が増加します。光学機器は、双眼鏡、
顕微鏡、そして拡大鏡を含みます。 これにはユーザがかけている
眼鏡は含みません。
iv
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バッテリについて
PA520 はリチウムイオンバッテリパックとニッケル水素バックアップバッテ
リを内蔵しています。いずれのバッテリも長時間使用されなかった後ではバッ
テリが放電します。
両方のバッテリが放電した場合、メインバッテリとバックアップバッテリを完
全に充電するために本装置を 4.5 時間以上充電します。以下の方法で PA520
を充電します。
1. PA520 に USB・充電ケーブルを接続し、USB コネクタの DC ジャックに
5V/3A AC-DC アダプタを接続します。
2. PA520 をクレードルに置いて、5V/3A
AC-DC アダプタの DC プラグを
クレードルの DC ジャックに接続します。
もしメインバッテリを外した場合、バックアップバッテリは SDRAM にデー
タを2時間以上保持します。データが失われることを避けるために、PA520
のメインバッテリを長期間にわたり充電しないか、あるいは外さないで下さい。
詳しくは、バッテリの充電方法をご覧下さい:
ノート: 充電可能なバッテリは、最適な性能を保持するためには、毎年、ある
いは 500 回の充電/放電を行ったら交換して下さい。一年以上の使用、
または 500 回以上の充電を行ったバッテリが、膨張するのは一般的で
す。これは危害を起こすことはありませんが、バッテリは使用できませ
ん。また、処分するには、地方公共団体の安全廃棄物の方法に従って下
さい。もしリチウムイオンバッテリの性能低下が20%以上あれば、こ
のバッテリの寿命は終りです。続けて使用をしないで下さい。また、バ
ッテリを適切に廃棄処理して下さい。
バッテリ電源の使用時間は、バッテリの種類と装置での使われ方によります。
以下の方法でバッテリの使用可能時間を維持します:

完全放電を繰り返さない。これはバッテリに余計なストレスをかけます。
一部を放電し充電を何度も行う方が完全放電よりも望ましいと言えます。
リチウムイオンバッテリを部分的に充電することは、メモリ効果がないの
で、問題になることはありません。

リチウムイオンバッテリは涼しい場所において下さい。暑い車の中は避け
v
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て下さい。 長期間保存する場合は、バッテリを 40% 程度の充電で保存
して下さい。
リチウムイオンバッテリを放電したまま長期間使わずに放置しないで下

さい。バッテリは消耗し、寿命は充電を繰り返す場合より半分以下と短く
なります。
バッテリの充電について
リチウムイオンバッテリを充電する場合は、周囲の温度を考慮することが重要
です。充電は室温あるいはやや涼しい温度で行うのが最も効果的です。バッテ
リは 0°C から 40°C の範囲で充電を行うのが基本です。この範囲外でバッテ
リを充電すると、バッテリにダメージを与え、充電する寿命が短くなります。
注意!
0°C以下でバッテリを充電しないで下さい。内部抵抗が増加し、発
熱し、バッテリが不安定で、安全を損ないます。安全な温度範囲
で充電を行うために、バッテリの温度センサーを使用して下さい。
保存と安全について
数ヶ月間使用されなかった充電済みのリチウムイオンバッテリの容量は、内部
抵抗により消耗します。この場合、使用する前に充電する必要があります。リ
チウムイオンバッテリは、-20℃ から 60℃ の間で保存することが出来ます
が、高い温度ではより早く消耗します。バッテリは室温で保存されることをお
勧めします。
保証期間について
ユニテック社の保証でカバーされる以下の項目は、通常の使用状況で発生した
故障に対して適用されます:

PA520 – 1 年間

リチウムイオンバッテリ – 6 ヶ月間
保証は、機器の改造、不適切なインストールや使用、事故または不注意による
損傷、あるいは何らかのパーツが不適切にインストール、もしくはユーザによ
って交換された場合等は対象外となります。
付属または当社製のアダプタのみ使用して下さい。間違ったアダプタを使用す
ると、機器に損傷を与えるだけではなく保証も無効になります。
vi
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目
次
内容
初めに ............................................................................................................... I
本マニュアルについて ...................................................................................... I
認証について ................................................................................................... ii
FCC 認証について ....................................................................................... ii
FCC ラベルについて ................................................................................... iii
無線電波放射防護について ......................................................................... iii
カナダの認証について................................................................................. iii
欧州における規定について ......................................................................... iii
RoHS について ........................................................................................... iii
台湾 NCC 警告について.............................................................................. iv
レーザについて ............................................................................................... iv
バッテリについて ............................................................................................ v
バッテリの充電について ............................................................................. vi
保存と安全について .................................................................................... vi
保証期間について ........................................................................................... vi
第 1 章.............................................................................................................. 1
概要.................................................................................................................. 1
PA520 について .............................................................................................. 1
PA520 基本仕様 .............................................................................................. 2
vii
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PA520 各部の名称 ........................................................................................... 4
第 2 章............................................................................................................ 11
ハードウェアの使用方法 ............................................................................... 11
バーコードレーザスキャナの使用方法 .......................................................... 13
第 3 章............................................................................................................ 16
通信................................................................................................................ 16
デバイスと PC の接続を確立する ................................................................. 16
Microsoft ActiveSync のインストール...................................................... 16
コンピュータとの接続................................................................................ 17
WiFi 接続....................................................................................................... 18
Summit ユーティリティの使い方............................................................. 18
第 4 章............................................................................................................ 24
バーコードスキャナの使い方 ........................................................................ 24
スキャナ設定 ................................................................................................. 24
Scan2Key ...................................................................................................... 24
バーコードシンボル ................................................................................... 25
バーコードシンボル 2D ............................................................................ 26
第 5 章............................................................................................................ 28
詳細な設定 ..................................................................................................... 28
ハードリセットの実行 ................................................................................... 28
ウォームブートの実行................................................................................ 28
コールドブートの実行................................................................................ 29
付録 I ............................................................................................................. 32
システム仕様 ................................................................................................. 32
付録 II ............................................................................................................ 35
MCA モデルの消毒と清掃 ............................................................................. 35
viii
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付録 III .......................................................................................................... 38
ワールドワイドサポート ............................................................................... 38
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第1章
概要
PA520 について
Unitech PA520 ハンドヘルドコンピュータをご購入
いただいたことを心から感謝申し上げます。
PA520 は、今日の活発なビジネス環境で、移動が必
要な作業者をサポートする頑丈なハンドヘルトコン
ピュータとして設計されました。生産性と効率性が成
功の鍵になりますので、PA520 は、現場の皆様にデ
ータ収集ツールと強力な無線通信プラットフォーム、
すべてをコンパクトに実装し、高い耐久性を持ち、そ
して持ち易い形状を提供いたします。
1
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PA520 基本仕様
システム
オーディオ
Microsoft Windows Embedded 

スピーカ
Handheld 6.5 オペレーティング 拡張スロット
システム

TI OMAP3 AM3703 プロセッサ

800MHz
システムメモリ

512MB Mobile DDR

512MB NaNDFlash
ディスプレィ
MicroSD メモリカードスロット、
32GB までサポート
無線接続

WLAN, 802.11a/b/g/n

WPAN, クラス II, Bluetooth
2.1+EDR

RFID/HF (PA520MCA)
3.5” TFT LCD マルチタッチスク

リーン、480 (W) x 640 (H) 解像 ユーザフレンドリインターフェース

度 (VGA)または

キーパッド、18 キー
240x320(QVGA)

バーコードスキャン用キー
回転表示をサポート
バーコードスキャナエンジン
通信

1D レーザバーコードスキャナ

USB 1.1 ホスト & クライアント 
2D イメージャ

Bluetooth 2.1 EDR (Bluetooth 
バーコードスキャナなし
プリンタ, Bluetooth モデム,
Bluetooth ActiveSync, と
周波数: 13.56MHZ
Bluetooth ヘッドセットをサポー 
タグサポート: ISO15693,
ト)
ISO14443A, ISO14443, および
OS

RFID リーダ (PA520MCA)
NFC
Windows Embedded Handheld
6.5 classic バージョン、Office オ
プション
2
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PA520 パッケージの内容とアクセサリキット
ボックスを開けた後で、PA520 と以下のアクセサリが入っていることを御確
認下さい。
PA520 本体
AC アダプタ
バッテリパック
リストストラップ
USB 充電ケーブル
USB クレードル
(オプション)
マニュアル CD-ROM*
*日本語マニュアルおよび最新マニュアルは、ユニテック・ジャパン Web サ
イト http://jp.ute.com よりダウンロードして下さい。
3
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PA520 各部の名称
以下のセクションでは、PA520 主要部分の名称と機能を説明します。
PA520 正面図
1.バーコードスキャナ
5. キーパッド
2. ステータスインジケータ
6. 未使用
3. 電源ボタン
7. 左スキャナトリガキー
4. LCD タッチスクリーン
8. コードホルダー
4
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PA520背面図
9. MicroSD
13. メインバッテリ
10. スピーカー
14. ユニバーサルコネクタ
11. バッテリリリースラッチ
15. 右スキャナトリガキー
12. リセットボタン
バッテリの取り付け
警告!
バッテリパックを正しく取り扱わなかった場合には、発火や焼
損の危険があります。分解、破壊、穴を開ける、コンタクトを
ショートさせる、あるいは火中または水中に投入することは行
わないで下さい。バッテリパックを開いたり、修理しようとし
ないで下さい。廃棄する場合は、地方自治体のリサイクルに関
するガイドを参照するか、当社にご相談下さい。
メインバッテリパックが外されたり、バッテリが完全に放電した場合にデータ
が失われることを避けるために、デバイスにはバックアップバッテリが内蔵さ
れています。バックアップバッテリは、メインバッテリが外された場合にデー
タとシステム設定を約 2 時間保持します。
ノート:
バックアップ電源を供給するために内部のバックアップバッテ
リセルを有効にするには、メインバッテリパックで少なくとも 3
時間半以上充電します。
1. バッテリパックの位置を合わせます。バッテリパックがバッテリ収容部の形に合って
いることを確認します。
2. バッテリパックをバッテリトレイにスライドします。バッテリパックが本体とロック
したら、クリック音が出ます。
5
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3. メインバッテリを外して、バックアップバッテリがなくなる前に取り付けたら、
PA520 はウォームスタートします。
4. メインバッテリを外して、バックアップバッテリがなくなってから取り付けた場合、
PA520 は、クリーンブートします。
6
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バッテリの充電
初めて使用する場合、PA520 を 16 時間以上充電して下さい。その後は、通常
の充電で完全充電にすることが出来ます。付属の USB 充電ケーブル、もしく
はオプションのクレードルを使用して充電します。
注意!
AC アダプタを使用しないで初めて PA520 を使用し、バックア
ップバッテリが完全に充電されていないと、RAM メモリに保存
されているデータを失う可能性があれます。
ノート:
入力したデータは、内部のバックアップバッテリが完全に充電
されるまでは正しく保存されないことがあるかもしれません。
USB 充電ケーブルを使用してデバイスを充電する方法:
1. 必要なら、AC アダプタにクリッププラグを差し込みます。クリッププラグを AC ア
ダプタ本体にクリック音がするまでスライドします。
2. USB 充電ケーブルのコネクタボタンを押したまま、これを PA520 に差し込みます。
3. AC アダプタの DC プラグを USB 充電ケーブルの電源ジャックに差し込みます。
4. AC アダプタをコンセントに接続します。
7
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クレードルを使用してデバイスを充電する方法:
1. クレードルの DC ジャックに AC アダプタの DC プラグを差し込みます。
2. AC アダプタをコンセントに接続します。
3. デバイスをクレードルにスライドさせ、しっかりと差し込みます。
8
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PA520 の底部がクレードルにスムースに当たると確実に接続が行われ、クレ
ードルと PA520 の LED インジケータが赤く点灯します。
LED のステータスは、充電中以下の様になります。
● 赤点灯: 充電中
● 緑点灯: 充電終了
バッテリの容量が少なくなったら、PA520 のスクリーン上に、電圧低下を示
す
または、電圧が極めて低いことを示す
ステータスアイコンが現れま
す。
どちらの場合も、Windows Mobile デバイスセンターを使用してデータをバッ
クアップし、そして速やかにバッテリを充電します。バッテリ容量が、低のス
テータスに達したら、PA520 は、スリープモードに入り、バッテリが充電さ
れるまで電源を入れることはできません。Windows Embedded Handheld
6.5 デバイスは、メインバッテリが完全に放電しても、ある時間の間はインス
トールされたアプリケーションとデータを保持します。
初めて PA520 の電源を入れる
最初に約 16 時間 PA520 を充電した後で、PA520 は使用可能な状態になりま
す。必要なシステム設定を行い、使い方を学習します。
1. フロントパネルの電源ボタン
を押して電源を入れます。
Unitech PA520 の
Welcome スクリーンが現れます。
2. タッチスクリーンの補正
通常は、タッチスクリーンの補正をする必要がありませんが、タッチスクリー
ンの位置がずれている場合は補正を行います。スタート -> 設定 -> システ
ムタブ -> スクリーンをタップします。
PA520 は、スクリーンに十字で表示される位置を連続してタップすることに
よって補正することができます。丁寧にそして確実にタップします。一連のタ
9
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ップが終了したら、ENTER ボタンを押します。
3.タイムゾーン、日付と時刻の設定
現在の日付、時刻、タイムゾーンが合っていなかった場合、タイムゾーンのド
ロップダウンリストからタイムゾーンを選択し、そして次へをタップします。
4.設定を終了するためにスクリーンの指示に従います。セットアップウイザー
ドは、ポップアップメニューの使い方のヒントを提供し、そして PA520 へア
クセスするためのロックパスワードを指定します。
デバイスをセットアップしたら、コンピュータと PA520 間の情報を同期する
ために Windows Mobile デバイスセンターのパートナーシップを作成しま
す。この方法については、ユーザマニュアルの第 3 章、PC とデバイスの接続
を確立する、をご覧下さい。
10
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第2章
ハードウェアの使用方法
キーパッドの使い方
PA520 キーパッドは、二つのナビゲーションキー、数字キー、そして4つの
特別なキーがあります。
No
名称
説明
1
ナビゲーション 上と左矢印キーとして使用します。
2
FUNC
FUNC キーを押すと青色のキーが働きます。
3
ESC
ESC を押すと、入力したセクションを止めます。
4
ナビゲーション 下と右矢印キーとして使用します。
5
ALPHA
ALPHA を押すと、オレンジのキーが働きます。
6
ENT
ENT を押すと、選択した入力を実行します。
11
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MicroSD スロットの使い方
PA520 には、microSD メモリカードと互換性のある拡張スロットがありま
す。これは主にファイルとデータのバックアップに使用されます。
メモリカードの入れ方:
1. PA520 をしっかりと持ち、バッテリを外します。
MicroSD スロット
からゴムカバーを持ち上げ、MicroSD カードをスロット
に差し込みます。
メモリカードの外し方:
1.PA520 をしっかりと持ち、バッテリを外します。
2.スロットからカードを外します。
12
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バーコードレーザスキャナの使用方法
PA520 は高い性能で、ほとんどの主要なバーコードを読み取るレーザスキャ
ナを内蔵しています。
注意: スキャナを使用するには、読み取り用のソフトウェアを有効にしなけ
ればなりません。これはユーザが準備したアプリケーション、もしく
は Scanner Settings と Scan2Key の様な、組み込まれているユーテ
ィリティです。
スキャナコントロールパネルを起動するには, 次のように行います:
1.
スタート→ 設定→ システムをタ
ップします。
2.
スキャナアイコンをタップする
と、スキャナコントロールパネル
が表示されます。
ノート: もしくは Func キーと“7” ボ
タンを同時に押し、スキャナコ
ントロースパネルのスクリー
ンを立ち上げます。
スキャナコントロールパネルスクリーンでは、バーコードシンボルの読み取り
有効/無効、データ送信オプションの設定、近接リーダのオプション、そして
電源管理オプションの設定等を行うことが出来ます。バーコードシンボルのセ
クションをご覧下さい。
バーコードレーザスキャナをテストするには、次のように行います。
1.
テストタブをタップして、デモプログラムを起動します。
13
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2.
ツール→ スキャンを有効にする
をタップします。
もしくは、ツール→ 自動スキャン
→ 自動スキャンを開始 をタップ
します。
スキャン間隔をセット、開始 をタ
ップします。
3.
選択したバーコードにレーザスキ
ャナを向けて、いずれかのスキャ
ナトリガボタンを押します。
自動スキャンが有効の場合には、
ボタンを押す必要はありません。
レーザが出ている間に、選択した
バーコードにレーザスキャナを向
けます。スキャンしたバーコード
データがスクリーンに表示されま
す。
4.
ツール→ 自動スキャン→自動スキャンを停止 をタップします。
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15
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第3章
通信
PA520 は RS232 ケーブル、 Bluetooth、WiFi、そして GPRS を使用してデ
ータ通信のためにホストコンピュータとリンクすることができます。本章は
PA520 の通信オプションの概要を説明しています。
デバイスと PC の接続を確立する
Microsoft ActiveSync のインストール
PC と PA520 との間でデータを交換するために、Windows XP PC では、
Microsoft ActiveSync をコンピュータにインストールしなければなりません。
PA520 と PC を接続するには、RS232 ケーブル、USB・充電ケーブル、も
しくはクレードルを使用します。
ノート:
もし旧バージョンの Microsoft ActiveSync が PC にインスト
ールされている場合、最新版の Microsoft ActiveSync をインス
トールする前に先ずアンインストールします。
Windows Vista/Windows 7/Windows 8 を使用する場合は、
Windows Mobile デバイスセンターを使用します。
Microsoft ActiveSync を Windows XP PC にインストールする方法:
1. スタートアップから起動したプログラム、ウイルススキャンソフトウェア
を含む実行しているプログラムを終了します。
2. Microsoft ActiveSync、ダウンロードページから
http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=9e
641c34-6f7f-404d-a04b-dc09f8141141
ソフトウェアをダウンロードし
ます。
3. ダウンロードしたファイルのアイコンをダブルクリックします。インスト
ールウイザードが始まります。
4. スクリーンに表示される説明に従って Microsoft ActiveSync をインスト
ールします。
16
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コンピュータとの接続
1.ActiveSync をインストールし
た後で PA520 を PC と接続しま
す。
2. PA520 の電源を入れます。
3. ActiveSync は自動的に起動
し、PA520 と接続するために
USB ポートを設定します。新し
いパートナーシップの設定ウイ
ザードが自動的に始まります。
ノート:ActiveSync が自動的に開始しない場合、スタート-> プログラム ->
Microsoft ActiveSync をクリックします。
ノート:接続を検出できないことを示すメッセージが現れたら、キャンセルボ
タンをクリックして、マニュアルで通信設定を行います。
4. スクリーンの指示に従います。
5. 設定プロセスが終わったら、
ActiveSync ウインドウが現れ
ます。
6. 同期が始まり、選択した同期間隔、または接続のたびに同期が行われます。
ノート: PC は複数の PA520 とパートナーシップを作ることが出来ます。ま
た、PA520 は二つのコンピュータとパートナーシップを作ることが
出来ます。
17
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WiFi 接続
無線ネットワークは、ネットワークが検出された場合、もしくはマニュアルで
設定情報が入力された場合のいずれかに追加されます。以下の設定をする前
に、認証情報が必要であるかどうかを確認して下さい。
Summit ユーティリティの使い方
設定あるいは WiFi 設定変更のために SUMMIT クライアントユーティリティツ
ール(SCU)を使用することができます
Admin ログイン
1.
スタート → Summit フォルダ →
scu をタップします。
Summit クライアントユーティリティ
ウインドウが開きます。
18
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2.
メインページが開きます。
3.
使用可能なアクセスポイントをスキャ
ンするために Profile をタップします。
19
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使用可能なアクセスポイントのスキャン
1.
Profile タブの下で、使用可能なアクセ
スポイントを探すために Scan をタッ
プします。
2.
新しいプロファイルを選択するために
接続したいアクセスポイントを選択し
ます。Configure をタップします。
20
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3.
「はい」をタップして、新しいプロフ
ィルを作ります。
4.
WEP キーまたはネットワークキーを
入力します。OK をタップします。
21
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Commit(コミット)と Activate(アクティベート)
1. 設定を有効にするために Commit をタ
ップします。
2. Main タブの下で、Active Profile のドロ
ップダウンメニューで使用したいプロ
ファイルを選択します。
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3. Status タブの下で、IP アドレス、信号
強度と信号の質が見えます。
4. OK をタッブして、SUMMIT クライアントユーティリティを終了します。
5. もしアクセスポイントを切断する場合
は、Disable Radio をタップします。
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第4章
バーコードスキャナの使い方
PA520 は、バーコードスキャナを内蔵することができ、各種の 1D/2D バー
コードをスキャンしてデコードすることができます。
スキャナ設定
ユーザは、アプリケーションによってバーコードシンボルのデフォルト設定の
変更が必要な場合、スキャナコントロールパネルで、シンボルの変更、デリミ
タキャラクタ(区切り文字)をスキャンしたデータの後ろに付け、そしてこの
設定を保存することができます。
スタート -> 設定 -> システム ->
Scanner をタップします。
スキャナコントロールパネルが表示されま
す。
ノート:FUNC キーと “7” ボタンを押しま
す。
Scan2Key
Scan2Key アプリケーションは、スキャナポートからの入力をキーボードバ
ッファへ転送し、すべてのスキャナからの入力をキーボードからの入力にエミ
ュレートします。Scan2Key を使用してスキャンしたデータは、スキャナポー
トから Microsoft Mobile Word のような入力待ちしている(アクティブな /
フォーカスされている)テキストエディタ等またはテキストボックスのあるア
プリケーションに渡されます。
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バーコードシンボル
バーコード
有効 /
シンボル
無効
Australian
チェック文 チェック文字
字 /デジッ /デジット送
ト検証
その他
信
YES
バー幅データ送信
Post
British Post YES
Canadian
YES
Post
Codabar
YES
YES
Code 11
YES
YES
Code
YES
YES
スタート/ストップ文字, *データ長送信
*データ長
*データ長
128/EAN
128
Code 39
YES
YES
YES
ASCII の場合、スタート/ストップ文字送
信、アペンドモード、*データ長
Code 93
YES
Dutch
YES
*データ長
(KIX) Post
EAN 13
YES
YES
2 桁補助、5 桁補助、補助必要、補助セ
パレータ含む
EAN 8
YES
YES
2 桁補助、5 桁補助、補助必要、補助セ
パレータ含む
IATA 2 of 5 YES
Interleaved YES
*データ長
YES
YES
*データ長
2 of 5
ISBT
YES
Japanese
YES
Post
Korean
YES
*データ長
Matrix 2 of YES
*データ長
Post
5
MSI
YES
YES
Planet
YES
YES
Postnet
YES
YES
RSS
YES
*データ長
*データ長
(Databar)
UPC A
YES
YES
2 桁補助、5 桁補助、補助必要、補助セ
パレータ含む、数字システム送信
UPC E
YES
YES
2 桁補助、5 桁補助、補助必要、補助セ
パレータ含む、数字システム送信、UPC-E
拡張
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バーコード
有効 /
シンボル
無効
UPC E1
チェック文 チェック文字
字 /デジッ /デジット送
ト検証
YES
その他
信
YES
2 桁補助、5 桁補助、補助必要、補助セ
パレータ含む、数字システム送信、UPC-E
拡張
ノート:*スキャナコントロールパネル V 5.14 以降で対応
バーコードシンボル 2D
バーコードシンボル
有効 /
無効
チェック文字 チェック文字
/ デジット検 /デジット送
証
Others
信
Aztec
YES
Runes, *データ長
Codablock F
YES
*データ長
Code 49
YES
*データ長
Data Matrix
YES
*データ長
EAN-UCC
YES
UPC コンポジット, *データ
Composite
長
MaxiCode
YES
*データ長
MicroPDF417
YES
*データ長
OCR
YES
OCR モード, OCR 方向, テ
ンプレート, グループ G, グ
ループ H, チェック文字
PDF-417
YES
QR Code
YES
*データ長
TLC-39 (TCIF Linked YES
Code 39)
ノート:*スキャナコントロールパネル V 5.14 以降で対応
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第5章
詳細な設定
リセットの実行
PA520 がフリーズした場合(ボタンを押すか、スクリーンをタップしてもしば
らく反応がない)、リセットを実行することが出来ます。
ソフトリセットは、コンピュータのリブートと同様に、PA520 をフレッシュ
な状態にします。
これは PA520 をリスタートし、メモリの割り付けを調整します。すべての保
存されているデータやファイルは、ソフトリセットの後でも保持されます。開
かれているプログラムで保存されていないデータは失われます。
ウォームブートの実行
方法 1: ハードウェアから
1.
背面のバッテリリリースラッチの右側にあるリセットボタンに先をとが
ったものを軽く押し当てます。
リセットポタン
28
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方法 2: Windows Embedded OS から
1. スタート → Bootmode をタップしま
す。
BootMode スクリーンが現れます。
2. ウォームブートをタップします。
システムはリセットされ、保存していな
いデータは失われます。
コールドブートの実行
コールドブートは、PA520 に追加したすべてのデータとプログラムを消去し、
PA520 を工場出荷時の標準値にセットします。
ウォームブートによって問題が解決しない場合以外はコールドブートを実行
しないでください。ActiveSync を次回実行する場合、以前にコンピュータの
リブートと同期したデータを復元するか、あるいはメモリカードに保存したデ
ータを復元します。
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方法 1: Windows Embeddedから
1.
スタート → BootMode をタップしま
す。
BootMode スクリーンが現れます。
2.
Cold Boot をタップします。
システムはリセットされ、RAM メモリ
にある全てのファイルを含むデータは
失われます。
ノート: ハードリセットを実行した時に、データと時刻設定は保持されません。
フォーマット、地域情報、その他の設定は標準の工場設定値に戻ります。
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方法 2: ハードウェアから
1. バッテリを外します。バッテリ取り付けの説明をご覧下さい。
2. バックアップバッテリのスイッチをオフにします。
3. バッテリバックアップのスイッチをオンにします。
4. バッテリを取り付けます。
ノート:
コールドブート(ハードリセット)を行うと、データと時刻設
定は保持されません。フォーマット、地域設定、その他の
設定は、工場出荷時のデフォルト設定に戻ります。
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付録 I
システム仕様
CPU
メモリ
OS
言語サポート
キーパッド
ディスプレィ
バーコード
スキャナ
TI OMAP3 AM3703 800MHz
Mobile DDR: 512MB
NaNDFlash: 512MB
Windows Embedded Handheld 6.5 classic version
英語, 簡体中国語, 繁体中国語, 日本語, スペイン語, ドイツ
語,フランス語
数字キーパッドと両側にスキャンキー – 合計 20 キー
VGA または QVGA, 3.5’’ カラー半透過 TFT-LCD マルチタ
ッチスクリーン、バックライト付き
1D レーザバーコードスキャナ
2D イメージャ
バーコードスキャナ無し
HF/NFC
RFID リーダ 周波数: 13.56MHz
(PA520MCA) タグサポート: ISO15693, ISO14443A, ISO14443B
NFC サポート
インジケータ LED
オーディオ
スピーカ
拡張スロット microSD メモリカードスロット
電源
メインバッテリ(Li-ion)
バックアップバッテリ
通信
2200mAh / 3.7V, 完全充電 3.5 時
間
2 時間以内
USB
USB 2.0 クライアントとホスト
WLAN
IEEE 802.11 a/b/g/n CCX4 互換
Bluetooth Bluetooth 2.1 + EDR
重量
外観
寸法
220g、バッテリ含む
約 125.9 mm (L) x 25.0 mm (H)
x 76.0 mm (W)
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環境
動作温度範囲
0 °C ~ 50 °C
充電温度範囲
0 °C ~ 40 °C
保存温度範囲
-20 °C ~ 60 °C
相対湿度
5% ~ 95% (結露無いこと)
落下テスト
防塵・防水
1.0 メートル高からコンクリート
床
IP42
レーザバーコードスキャナ付き
モデル
二次元バーコードスキャナ付き
バーコードスキャナ無し
二次元バーコードスキャナ、HF RFID、抗菌 (PA520MCA)
認証
CE, FCC, VCCI, TELEC, CCC, NCC
開発ソフトウ Microsoft Visual Studio 2005/2008
ェア
Microsoft Windows Embedded Handheld 6.5 SDK
マニュアル CD
バッテリ
標準付属品
リストストラップ
USB・充電ケーブル
電源アダプタ
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付録 II
MCA モデルの消毒と清掃
概要
ヘルスケア環境でUnitech MCAモデルを使用して、患者さんへの対応のたび
に、あるいはデバイスが埃、汚物、あるいは皮脂などに日常的にさらされる倉
庫作業の後で消毒の必要があるかどうかは関係なく、お使いのデバイスは定期
的な清掃が必要になります。この章では、 Unitech MCA モデルを毎日安全
に清掃する方法と、デバイスを長持ちさせるための月次のメインテナンスを詳
しく説明しています。
使用可能なクリーニング薬剤
皆様の選択されたクリーニング薬剤には、以下のリストにあるいずれかの活性
成分を含んでいなければなりません。

イソプロピルアルコール

漂白剤/次亜塩素酸ナトリウム

過酸化水素

マイルドディッシュソープ

塩化アンモニウム
上記にリストされていない活性成分を含んでいる清掃用薬剤を使用すること
はできません。
既知の有害な成分
以下の化学物質は、Unitech MCA モデルのプラスチックに損傷を与えること
が知られており、デバイスの清掃には使用できません:

アンモニア水

アミン類またはアンモニア化合物

アセトン

ケトン

エーテル

芳香族と含塩素炭化水素

水溶性またはアルコールの入ったアルカリを含有する溶剤

エタノールアミン

トルエン

トリクロロエチレン
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
ベンゼン

石炭酸

TB-lysoform
作業環境で使用されているビニール手袋についての注意
多くのビニール手袋は、フタル酸塩添加物を含んでおり、これは医療用として
は推奨されて無く、ケースにダメージを与えるかもしれません。当社の MCA
モデルは、以下の取扱をしてはいけません:

フタル酸塩を含むビニール手袋を使用している間、もしくは

フタル酸塩を含んだビニール手袋を脱いだ後、残留している汚染物の付い
た手を洗うまで
作業環境で使用されている手指除菌・消毒剤についての注意
ヘルスケアの環境で一般的に使用されているある手指除菌・消毒剤は、エタノ
ールアミンなどの上記でリストした有害成分を含んでいるかもしれません。わ
かっている有害な成分とプラスチックへのダメージについて不適切な汚染を
避けるために、MCA モデルを取り扱う前に手を完全に乾かさなくてはなりま
せん。
毎日の清掃と消毒
以下は、細菌の拡散を防ぐために、患者さんへの対応の後、もしくはデバイス
を共有して使用する売店やシフト作業者が MCA モデルの消毒を必要とするヘ
ルスケア従事者を含む方々が、毎日あるいは頻繁に清掃をするために必要な環
境での清掃あるいは消毒の方法を説明しています。
1.) 上記でリストした使用が可能な清掃用薬剤の一つを柔らかい布に含ませ
るか、あらかじめ湿らせた布を使用します:
a.
MCA モデルに液体を直接かけない。
b.
ディスプレィウインドウの周囲またはデバイスの他のエリアに液体
を残さない。
2.) 正面、背面、側面、上部と底部の各面を丁寧にぬぐいます – 布または湿
らせた布でデバイスを包まないで下さい。
a.
デバイスの正面を清掃する場合の特別な対応:

キー間を確実に清掃して下さい (キー間は綿棒を使用しま
す).

清掃の後、汚れが残るのを避けるために、すぐに柔らかい布で
ディスプレィを乾かして下さい。
3.) 使用する前にユニットをエアーで乾燥することは可能です。
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月次の丁寧なクリーニングとメインテナンス
Unitech MCA モデルとクレードルを正常に使用し続けるために、コネクタと
スキャナのウインドウ、そしてデバイスの表面に、毎日の使用により付着する
自然な汚れを取るために定期的により丁寧な清掃を行います。
1.) ケース: ケースの一般的な清掃については、前述の毎日の清掃の説明を三
晃にして下さい。
2) スキャナウインドウ: レンズクリーナーあるいはメガネ拭きなど光学品の
清掃に適したものでスキャナウインドウを拭いて下さい。
3.) MCA モデルコネクタ:
a. MCA モデルからバッテリを外し、バッテリカバーを閉めます。
b. イソプロピルアルコールに綿棒の先を浸けます。
c. Unitech MCA モデルのコネクタ部を前後に綿棒の先で拭います。コ
ネクタ部には綿を残さないで下さい。
d. 少なくとも 3 回繰り返します。
e. コネクタ部の周囲の手垢や汚れをアルコールに漬けた綿棒の先で取り
除きます。
f. 乾いた綿棒で、ステップ c、d と e を繰り返します。(ノート: アルコ
ールの付かない乾いた綿棒を使用します。)
4.) クレードルコネクタ:
a. クレードルから DC 電源ケーブルを外します。
b. イソプロピルアルコールに綿棒の先を浸けます。
c. コネクタのピンに沿って綿棒の先端で拭います。コネクタの片側を前
後にゆっくりと動かします。コネクタに綿の部分を残さないようにし
て下さい。
d. 綿棒でコネクタの反対側を拭います。
e. コネクタ面から 2-3 センチ離れたところからノズルを付けたエアスプ
レーで空気を吹き付けます。(注意: エアスプレーを使用する場合、常
に保護グラスを着用し、ノズルの先端を自身や他人に向けず、顔から
十分離し、そしてエアスプレーの注意書きをお読み下さい。)
f. 綿棒の残った糸くずを取り除きます。
g. クレードルの他の部分に手垢や汚れがあったら、糸くずの出ない布と
イソプロピルアルコールで拭いて下さい。
h. クレードルに電源を入れる前に少なくとも 10 から 30 分間 (周囲の
温度と湿度によります) イソプロピルアルコールを乾かします。
乾燥時間の注意: 気温が低く、湿度が高い場合、長い乾燥時間が必要です。気温が高く、乾燥
した湿度の場合は、乾燥時間が短くなります。
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付録 III
ワールドワイドサポート
ユニテック社の専門サポートチームは、皆様からのご質問や技術に関するサポ
ートに速やかにお応えしています。使用している機器について問題が起こった
場合、お近くのサービスセンターにご連絡下さい。連絡先の情報につきまして
は、以下の Web サイトをご覧下さい。
地域
Web サイト
本社
http://www.ute.com
台湾
http://tw.ute.com
Unitech アジアパシフィック & 中東
http://apac.ute.com
http://india.ute.com
中国(ユニテック中国)
http://cn.ute.com
日本(ユニテック・ジャパン)
http://jp.ute.com
米国(ユニテックアメリカ)
;
http://us.ute.com
http://can.ute.com
南米(ユニテックラテンアメリカ)
http://latin.ute.com
欧州(ユニテックヨーロッパ)
http://eu.ute.com
38
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