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アンケート結果 - 博報堂亜女子会議

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アンケート結果 - 博報堂亜女子会議
亜女子アンケート #2
「亜女子のSNS事情」
2015年7月 株式会社博報堂
Ⓒ 2014 HAKUHODO Inc., All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
1. 調査概要
■調査対象者: 亜女子メンバー20代〜30代前半女性
回収人数:16名
■調査国:
中国(上海)3名、ミャンマー(ヤンゴン)3名、ベトナム(ホーチミン)3名、インドネシア(ジャカルタ)1名
タイ(バンコク)2名、マレーシア(クアラルンプール)3名、韓国(ソウル)
*韓国は未回収
■調査時期: 2015年2月4日〜2月20日
■調査方法: メール文通法
■調査企画/実施: 博報堂亜女子会議
Ⓒ 2014 HAKUHODO Inc., All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
2. 質問内容
【質問1】
あなたは、SNSを普段やっていますか。
やっている方は、Twitter、Facebook、LINE、WhatsApp、インスタグラム、その他何をやっていますか。全部教えてください。
【質問2】
SNSをすることで、あなたの人間関係はやっていない時と比べてどう変わりましたか。
(例えば、ずっと会っていない友達や遠くの友達ともすごく近い関係になりました・・・など)
【質問3】
Facebookについて教えてください。
あなたはFacebookをやっていますか。
Facebookはやっていない人は、どうしてですか。理由を教えてください。
【質問4】
(Facebookをやっている人に)
Facebookの友達は何人登録していますか。
そのうち何人の人が本当の知り合いですか。
知らない人からのお友達申請はオッケーしていますか。
毎日何をアップしますか。見ているだけですか。
Facebookを介して、何か売ったり買ったりしたことはありますか。
Facebookにどれくらい時間を割きますか。
Facebookはどこで見ていますか。(例:通勤途中、仕事中、家に帰ってからなど)
どんな情報や何を見るのがおもしろいですか。
【質問5】
SNSについてどう思いますか。
あなたは、SNSの情報、ニュースを信じますか。
どんな情報に価値を見い出しますか。
情報がおもしろいと(SNSで)拡散したりしますか。
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3. ファインディングス①
■亜女子たちの、SNSにおける「重心」は、個、友達、家族、コミュニティのどこにあるのか?
→基本的な共通価値は持ちながらも、国による傾向があるのかもしれない
・“古くからの友達、離れていた友達と連絡ができる”、“友達と緊密につながれる”、“近況を知ることできる”などは、
恐らく万国共通のSNSに対する評価だと考えられるが、上海亜女子においては、“セルフブランディング(自己PR)”を挙げる人、
クアラルンプール亜女子では、“家族やコミュニティ(少数民族)とのつながり“を挙げる人がいるなど、
国民性や国情が反映する部分もありそうだ
■SNSの情報の信憑性に対しては、国によって意識が違いが見られた
・「SNSの情報、ニュースを信じますか」との問に回答したのは、ヤンゴン、上海、バンコクの亜女子
・ヤンゴン亜女子、上海亜女子は、SNSの情報を全面的に信じる様子はない。
興味深いのは上海の亜女子で、2名が「伝統メディアの情報を信じる」と答えている。日本であれば、SNSのよさは、
“既存メディア(マス)だけではわからないことを草の根の情報(ネット/SNS)がカバーしている“との認識がありそうなところである。
中国では、外から情報が入ってきても、なかなか浸透しにくい意識構造ができあがっているのかもしれない
・一方、バンコクの亜女子からは、「(古くからある)コミュニケーションの統制を弱体化するもの」との回答があり、
SNS(FB) によって、情報の流れの本来の姿を取り戻せると考えているようだ
・クアラルンプールの亜女子は、個人や家族がつながることに(一長一短を感じつつも)大きな価値を見出しており、
情報源としての信憑性に関する回答は見受けられなかった
(クアラルンプール亜女子の回答者3名は、FBの友達が「1000人」「1200人以上」「582人」と、3名とも多い)
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3. ファインディングス②
■国によって、FB上でのショッピング利用が活発
・ホーチミン、クアラルンプールの亜女子にとって、Facebook利用の一つの目的に、「ネットショッピング」があるようだ
■今回のアンケートから感じられた、SNSによる友達ネットワークへの影響は、次の3つ:
(SNSによって、“友達ネットワークが充実したり便利になった”という良い方向に向かう人もいれば
“直接合わなくなってしまって友人との人間関係が変わってしまった“という負の印象意見も
挙がっており、SNSによる影響は一長一短・・・)
・①友達関係の情報化=「最近の状況」 ニュースと一緒にタイムラインに流れる情報の一つ
・②友達関係の掘り起こし、フィルタリング
・③友達とのコミュニケーションの自動化
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4. 回答サマリー① SNSによるネットワークの価値
■亜女子たちの、SNSにおける「重心」は、個、友達、家族、コミュニティのどこにあるのか?
→基本的な共通価値は持ちながらも、国による傾向があるのかもしれない
・ずっと前から離れていた友達とも再会でき役に立つと思います(ヤンゴン・22歳)
・先輩の方とは実生活では敬語しか喋らないのに、LINEやFacebookでは、同年齢の友達同士になったような親しい関係になって、
やはり、SNSはコミュニケーションを円滑にさせる効果があると思います(上海・26歳)
・SNSを使ったセルフブランディングをしている中国人の友達は日本の友達より多い気がします。中国人はメンツを重んじて、いいことしか
言わないとなどの特徴がありますので、SNSの使い方は自己PR、セルフブランディングの傾向になってしまいます(上海・26歳)
・久しぶりの友達ともう一度連絡することが多いですね。例えば、小学校時代の隣の人など(上海・25歳)
・遠くの友達ともすごく近い関係になりました。また友達との連絡が早くできます(上海・27歳)
・FBのおかげで、古くからの友達と連絡を取り続けることができます。しかし、その反面、面と向かってお互いに話すことが少なくなったので、
人間関係が変わってきていることもあります(ホーチミン・29歳)
・FBの主な目的は、友達の近況を知ることかもしれません。何をどこでしているか等、友達とつながっていたいからかもしれません。
私達ジェネレーションYは、常にSNSを使って、友達とつながり、チャットをしてお互いのことを常に気にかけていることを知らせあわせなければ
ならないのです(ホーチミン・25歳)
・FBを通して、人間関係はもちろん変わりました。小学校や幼稚園時代の友達とも連絡をとれるようになりました(ホーチミン・23歳)
・FBを通しての人間関係については、FBは同じような考えの人々を一つのところに結びつける役割をしていると思います(バンコク・30歳)
・SNSは人々のいろいろな助けになることができます。人々をつなげ、友達の近況を知ることができ、ニュースやイベント、あるいは有名人の
生活までも知ることができるのです(バンコク・22歳)
・FBができて以来、私の社会でのネットワークは拡がり、いつでも近況を更新しているのを見ているので、人々と緊密につながり、親しいような
感覚を覚えるのは確かです。親しくしていたい人といつでもつながっていられる時代に生まれて幸せだと思います(クアラルンプール・34歳)
・Whatsappは毎日家族やメイドとのやりとりで使います。カカオトークは教え子の生徒たちと、Wechatは遠くに住んでいる甥や姪と話すのに
使っています(クアラルンプール・34歳)
・FBをしていない友達より、している友達の方がよい関係を持っていると言えます(クアラルンプール・27歳)
・我々はマレーシアでは少数派(少数民族)なので、FB上で我々のコミュニティーの人々をつなぐことができました(クアラルンプール・27歳)
・FBは学校時代の友達になかなか会うことができなくても、コンタクトをとることがしやすく、何をしているのか簡単にわかるようになりました
(クアラルンプール・25歳)
・外国にいる友達の近況をFBを通して知ることができるようになったことが大きく変わったことです(ジャカルタ・24歳)
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4. 回答サマリー② SNSの情報の信憑性
■SNSの情報の信憑性に対しては、国によって意識が違いが見られた
・SNSの情報とか信じません。噂ばかりだと思います(ヤンゴン・22歳)
・Facebookに限らず、インターネットの情報を全部信じることはないですね(ヤンゴン・32歳)
・SNSからの情報は50%しか信じません(ヤンゴン28歳)
・情報源によります。信頼している方や、メディアアカウントからの情報は信じます(上海・26歳)
・全部信じることはないです。ニュースの内容によって判断します。政治と国際に関するニュースは伝統メディアを信じてます(上海・25歳)
・半分信じています。中日間の違い、旅行、生活、美容の情報は価値があると思います(上海・27歳)
・FBは自由に情報交換ができ、情報を流れやすくするよいツール。本来あるべき姿の情報の流れを統制しようとする古いコミュニケーション
の形を弱体化させるものだと思う(バンコク・30歳)
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4. 回答サマリー③ Facebookにおけるショッピング
■国によって、FB上でのショッピング利用が活発
・FB上でのネットショッピングはします。ネット上はいつも安いからです(ホーチミン・29歳)
・ネットショッピングはします。2つのアカウントがあります。一つは洋服を売るもので、もう一つは実家が故郷で経営するレストランの
ものです(ホーチミン・25歳)
・FB上のオンラインショッピングは自ら解説したことはありませんが、物を買うことはあります(ホーチミン・23歳)
・ネットショッピングをFBですることはたまにあります。いとこと友達と共にネットショップを開こうとしたこともあります(バンコク・22歳)
・(FBの)もう一つの目的はオンラインショッピングです。最新商品情報などが載っているので、それに目を通すこともよくあります。
洋服や入れ物、本、ベビーグッズなどなど、いろいろなものを買ったりします。ショッピングモールに行って買うより楽しいですし、
まとめて買うと送料も安くなるからです(クアラルンプール・34歳)
・(FB上で)ネットショッピングでは私はインドの伝統的な意匠を注文するのによく使っています(クアラルンプール・27歳)
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4. 回答サマリー④ SNSによる友達ネットワークへの影響
■今回のアンケートから感じられた、SNSによる友達ネットワークへの影響は、次の3つ:
①友達関係の情報化=「最近の状況」 ニュースと一緒にタイムラインに流れる情報の一つ
・FBについて言えば、友達の近況を知ることができ、今話題になっていることも知ることができます(ホーチミン・23歳)
・FBは友達と連絡を取り合い、最近の状況を把握するのに使います(バンコク・30歳)
②友達関係の掘り起こし、フィルタリング
・ずっと前から離れていた友達とも再会でき役に立つと思います(ヤンゴン・22歳)
・小学校や幼稚園時代の友達とも連絡をとれるようになりました(ホーチミン・23歳)
・数回チャットして親しく感じるようになったら、コーヒーを飲みに行ったり、映画を見に行ったり、食事をするようになったり
します(ホーチミン・25歳)
③友達とのコミュニケーションの自動化
・FBのおかげで、古くからの友達と連絡を取り続けることができます。しかし、その反面、面と向かってお互いに話すことが少なくなった
ので、人間関係が変わってきていることもあります(ホーチミン・29歳)
・コンタクトをとることがしやすく、何をしているのか簡単にわかるようになりました(クアラルンプール・25歳)
Ⓒ 2014 HAKUHODO Inc., All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
4. 回答サマリー⑤ その他トピックス
■その他、気になる発言・・・
・中国では、SNSの制限があるため(FBが使えないなど)、上海亜女子の場合、中国の友達と中国以外の友達のハブに
なっているケースが見られた
・私は中国のSNSと日本(中国と日本以外の第三国を含む)のSNSという2つのネットワークで生きています。中国にいる友達に向けて、
私の日本で起きたことを発信したり、中国に戻ったら、日本にいる友達(第三国にいる友達)に向けて、中国で起きたことなどを発信します
(上海・26歳)
Ⓒ 2014 HAKUHODO Inc., All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
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