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（本会議資料抜粋）[PDF形式:6.34MB]
第 130 回火山噴火予知連絡会 気象庁 第２図 御嶽山 噴煙の状況 （中部地方整備局の滝越カメラによる。2014 年９月 27 日 11 時 56 分） ・山の南西方向に火砕流が３km 程度流下した。 噴火前 噴火後 第３図 御嶽山 噴火発生前後の状況（2014 年９月 27 日 11 時 50 分と 12 時 40 分の比較） （中部地方整備局設置の滝越カメラによる） ・山の南西側斜面を火砕流が３km を超えて流下した。右図四角枠内に火砕流が堆積している。 1 御嶽山 ᮾிᏛᆅ㟈◊✲ᡤ ➨130ᅇⅆᒣᄇⅆண▱㐃⤡ 䠏䠊ᢞฟᒾሢ䠄ᄇ▼䠅䛾ศᕸ≧ἣ㻌 㻌 ᢞฟᒾሢ䛾ศᕸ≧ἣ䜢ᅇᙳ䛧䛯┿䛛䜙䜎䛛䛻᥎ᐃ䛧䠈㻭䡚㻯䛾䠏䝌䞊䞁䛻༊ศ䛧䛯䠄ᅗ䠏䠅䠊ᇶᮏⓗ 䛻䛿ⅆཱྀ䛛䜙䛾㊥㞳䛻䜘䛳䛶ศᕸᐦᗘ䛜పୗ䛩䜛䠊ⅆཱྀ䛻㏆䛔㻭䝌䞊䞁䛷䛿䠈ᴟ䜑䛶㧗䛔ᐦᗘ䛷ᢞฟᒾሢ 䛜ศᕸ䛧䛶䛔䜛䠄䍐㻝㻜ಶ௨ୖ䠋㻌㻠㼙㼤㻠㼙䠅䠊┿䛷㆑ู䛷䛝䛺䛔ᑠ䛥䛔䜒䛾䜢ྵ䜑䜛䛸䠈䛣䛾㡿ᇦ䛷䛿䛝䜟䜑䛶 㔞䛾ᨺฟᒾሢ䛜㝆ୗ䛧䛯䛣䛸䛜᥎ᐃ䛥䜜䜛䠊㻯䝌䞊䞁䜘䜚እഃ䛻䛿┿䛷㆑ู䛷䛝䜛䜘䛖䛺䝃䜲䝈䛾䜒䛾䛿 Ꮡᅾ䛧䛺䛔䠊㻌 㻌 䜲䞁䝟䜽䝖䜽䝺䞊䝍䇷䛾䛝䛥䛿┤ᚄ䠍䠌䟛䡚䠍㼙⛬ᗘ䛷䛒䜛䠊㻌 䛣䛾䜘䛖䛺䜲䞁䝟䜽䝖䜽䝺䞊䝍䞊䜢䛴䛟䛳䛶䛔 䜛ᢞฟᒾሢ䛾䛝䛥䛿䜽䝺䞊䝍䞊እ䛻㌿䛜䜚ฟ䛯ᒾሢ➼䜒ཧ⪃䛻䛩䜛䛸ᣙ䛛䜙ே㢌䛸ᛮ䜟䜜䜛䠄᭱㧗䛷 㻡㻜䡚㻢㻜䟛䠛䠅䠊㻌 㻌 㻝㻥㻣㻥ᖺ䛾㻌 ⅆཱྀ䛾⠊ᅖ㻌 ᅗ䠏㻌 ᢞฟᒾሢ䛾ศᕸ≧ἣ䠊␒ྕ䛿┿䛾ሙᡤ䜢♧䛩䠊㽢䛿☜ㄆ䛥 䜜䛯⿕⅏⪅䛾⨨䠊㻌 䈜㻌 ༑ศ䛺┿䝕䞊䝍䛜䛺䛟ㄗᕪ䛿䛝䛔䠊㻌 䛣䛾ᅗ䛾సᡂ䛻䛿ᆅ⌮㝔ᆅᅗ䠄㟁ᏊᅜᅵWeb䠅䜢⏝䛧䛯䠊㻌 ┿䠓䠊䐟㻌 㻭䝌䞊䞁䠋ᚚᕌᒣ㡬ᒣⲮ䠊㻌 ᭱฿㐩㊥㞳䜢1000m䠄ᅗ3䠅䛸䛧䛶䠈✵Ẽᢠ䛺䛧䠈ᡴฟ䛧ྛ45ᗘ䛸䛧䛶ᙎ㐨ィ⟬䜢䛩䜛䛸䠈 ึ㏿ᗘ䛿⣙100m/S ⛬ᗘ䛸ぢ✚䜒䜙䜜䜛䠊 2㻌 ᚚᓅᒣ 第130回火山噴火予知連絡会 気象庁 約１．５ｋｍ 約２．５ｋｍ 第１図 御嶽山 火口の位置と火砕流の先端が到達したと思われるおおよその位置 （2014年９月28日 陸上自衛隊の協力による上空からの観測により気象庁で解析） ・火口列から南西側約２．５ｋｍ、北西側約１．５ｋｍまで流下したとみられる。 御嶽山 3 第 130 回火山噴火予知連絡会 N 気象庁 N 第９図 御嶽山 赤外熱映像装置による山頂付近の観測 （2014 年９月 28 日 15 時 30 分、陸上自衛隊の協力により山頂北側の上空海抜約 3,600ｍから撮影） ・剣ヶ峰の南西側で、活発な噴煙が上がっている主に３ヶ所（右図円内）の高温域を観測した。 ・噴火口周辺を除いては、日射の影響があるものの地熱域は特に認められなかった。 他に比べて小さ い火口列 剣ヶ峰山頂 最も活発な火口 79-7 火口 小さな火口が 複数あり 1979 年噴火で形成された火口列 火口の詳細不明 このあたりに火 口があるが詳細 位置は不明 国土地理院 火山基本図を使用 第 10 図 御嶽山 火口位置 ・剣ヶ峰山頂の南西側に北西から南東に伸びる火口列が形成されていた。 4 御嶽山 第 130 回火山噴火予知連絡会 気象庁 遠望カメラによる 9/27 11:52 の噴火 遠望カメラによる噴煙の高さは視界不良のため不明 気象レーダーで火口上約 7000ｍと推定 噴火直前の 9/27 11:41 から 10 月７日までほぼ連続的に発生。 9/27 483回 9/28 114回 第 20 図 御嶽山 日別地震回数（2014 年８月 15 日∼10 月 13 日（速報値含む）） 5 御嶽山 第 130 回火山噴火予知連絡会 気象庁 9/27 11:52 噴火発生 要更新 以降、検知できるような火山性微動は観測されていない 第 21 図 御嶽山 田の原上観測点（剣ヶ峰の南東約２km）の 上下動地震波形の１分間振幅平均値の推移 （2014 年９月 27 日 00 時∼10 月７日 24 時 00 分） ・噴火発生の 11 分前の９月 27 日 11 時 41 分頃から火山性微動が発生し、振幅の増減を繰り返しな がら継続した。10 月１日 19 時頃からは検知できない程度の大きさになったが、10 月２日 19 時 30 分頃から再び観測され始めた。その後振幅は小さいながらも継続していた。10 月７日以降は、検 知できるような火山性微動は観測されていない。 ※ 火山活動以外の地震による。 6 御嶽山 第 130 回火山噴火予知連絡会 気象庁 2014/09/27 11:52 噴火 1.0μradian 0.05 degree 60 mm/d 500 count/d トレンドの延長 第 27 図 御嶽山 田の原観測点（剣ヶ峰南東約３km）の傾斜変動 （2014 年８月１日 00 時∼10 月 16 日 00 時、時間値、潮汐補正済み） ・剣ヶ峰山頂の南東３km の田の原観測点で.北西上がり（山側上がり）の変化を、その約７分後の 11 時 52 分頃に南東上がり（山側下がり）の変化を観測している。その後変位は戻りつつあるが、噴火前の 状態までは戻っていない。 ・田の原観測点では、しばしば原因不明のステップがみられる（図中下向き矢印）。 ・主に東西成分に降水によるとみられる変動が現れている（図中点線丸印） 。 7 御嶽山 第 130 回火山噴火予知連絡会 カメラのよる最高高度 は火口縁上 800m(9/28) 遠望カメラによる高度 噴火 気象庁 噴火 9/27 11:52 からの噴火について、遠望カメラに よる噴煙の高さは視界不良のため不明だが、気 象レーダーでは火口上縁約 7000ｍと推定。 噴火直前の 9/27 11:41 から 10/7 までほぼ 連続的に発生したため、グラフの縦軸のプ ロットは継続時間を示していない。 計数基準：田の原上振幅 1.5μm/s 以上、S−P１秒以内 計数基準の変更 2006 年 12 月１日 S−P２→１秒以内 計数基準：田の原上振幅 1.5μm/s 以上、S−P１秒以内 計数基準：田の原上振幅 1.5μm/s 以上、S−P１秒以内 第 33 図 御嶽山 最近の火山活動経過図（2006 年１月１日∼2014 年 10 月 13 日） 2010 年 10 月以降の GNSS データについては解析方法を改良し、対流圏補正と電離層補正を行っている。 なお、解析には、IGS（International GNSS Service： 国際 GNSS 事業）から提供される超速報暦を 用いている。 図中⑥は第 36 図の GNSS 基線②に対応し、空白期間は欠測を示す。 ・2007 年３月後半の噴火前に山体膨張の地殻変動がみられ、火山性地震が増加し、微動が観測された。 ・②の基線において、2014 年 10 月中旬までのデータの解析により、2014 年９月上旬頃以降ごくわずかな 変化があることがわかった。このような基線変化は地殻変動の他、気象擾乱等でも生じることがある。 8 御嶽山 ➨ ᅇᄇⅆண▱㐃⤡ ᪥࣭ྡ࣭ி࣭࣭࣭ᮾ⃰ᆅ㟈◊ ⢭ᐦỈ‽ 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②火口(縁)上の噴煙の高さ(日最高)(昭和火口：白色及び不明を除く) ▲は は爆発的噴火を示す ③火口(縁)上の噴煙の高さ(日最高)(昭和火口：白色) 20 回 15 回 ④日別爆発的噴火回数 日別爆発的噴火回数 ④日別爆発的噴火回数 10 5 0 2013/10 2013/11 2013/12 2014/01 2014/02 2014/03 2014/04 2014/05 2014/06 2014/07 2014/08 2014/09 2014/10 ⑤火山ガス（二酸化硫黄）放出量 ⑥月別火山灰総噴出量 第７図 桜島 最近１年間の噴煙、火山灰、火山ガスの状況（2013 年 10 月∼2014 年 10 月 13 日） ＜2014 年５月∼10 月 13 日の状況＞ ・昭和火口では、噴火は 397 回発生し、そのうち爆発的噴火が 265 回であった。 ・南岳山頂火口では、５月８日∼10 日、７月 28 日、９月７日に、ごく小規模な噴火（噴煙の最高は、 ５月８日 11 時 51 分の火口縁上 400ｍ）が発生した。 ・二酸化硫黄の放出量は、概ね多い状態で経過した。 ・火山灰の月別噴出量は、５月 20 万トン、６月 30 万トン、７月 30 万トン、８月 10 万トン、９月 60 万トンで経過した。 桜島 19 ➨㸯㸱㸮ᅇⅆᒣᄇⅆண▱㐃⤡ ᅜᅵᆅ⌮㝔 ᱜᓥ ᱜᓥᓥෆࡢᇶ⥺࡛ࡣࠊᖺ㸰᭶㡭ࡽఙࡧࡢഴྥࡀぢࡽࢀ࡚࠸ࡲࡋࡓࡀࠊྠᖺ㸵᭶ 㡭ࡽẼ࡛ࡍࠋ㮵ඣᓥ㘊Ụ‴ࢆᣳࡴ୍㒊ࡢᇶ⥺࡛ࠊ㛗ᮇⓗ࡞ఙࡧࡢഴྥࡀ⥆ ࠸࡚࠸ࡲࡋࡓࡀࠊᖺ㸴᭶㡭ࡽẼ࡛ࡍࠋ ᱜᓥ࿘㎶ࠉ*166㐃⥆ほ ᇶ⥺ᅗ 㞙ே ͛ ͛ 㮵ඣᓥ㒆ᒣ ͛ ᱜᓥ 㮵ඣᓥ⚟ᒣ ͛ 㮵ඣᓥ㸰 ᱜᓥ ͛ 㮵ඣᓥ㸱 r͛ 㮵ඣᓥ㸯 r͛ ᆶỈ ͛ ͛ ͛ ͛ ͛ ͛ ͛ ͛ ͛ ᱜᓥ࿘㎶ࡢྛほ ᒁሗ Ⅼ␒ྕ Ⅼྡ 㻥㻢㻜㻣㻝㻥 ᱜᓥ 㻥㻢㻜㻣㻞㻜 㻥㻢㻜㻣㻞㻝 㻜㻞㻝㻜㻤㻥 㻥㻢㻜㻣㻣㻢 㻥㻢㻜㻣㻞㻞 㻥㻡㻜㻠㻤㻥 ᪥ 㻞㻜㻝㻜㻜㻟㻜㻟 㻞㻜㻝㻞㻝㻜㻞㻣 㮵ඣᓥ䠎 㻞㻜㻝㻜㻜㻟㻜㻟 㻞㻜㻝㻞㻝㻜㻞㻢 㮵ඣᓥ䠏 㻞㻜㻜㻣㻜㻥㻝㻝 㻞㻜㻝㻜㻜㻟㻜㻟 㻞㻜㻝㻞㻝㻜㻞㻢 㞙ே 㻞㻜㻝㻞㻜㻥㻞㻢 㮵ඣᓥ㒆ᒣ 㻞㻜㻝㻞㻜㻟㻞㻢 㻞㻜㻝㻞㻜㻥㻞㻡 ᆶỈ 㻞㻜㻝㻞㻜㻥㻞㻣 㮵ඣᓥ⚟ᒣ 㻞㻜㻝㻞㻜㻥㻞㻢 ಖᏲෆᐜ 䝺䝗䞊䝮㛤㛢䞉ཷಙᶵ 䜰䞁䝔䝘 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：2013 年 12 月１日∼2014 年４月 30 日の震源 第 20 図 霧島山（えびの高原（硫黄山）周辺） 領域ごとの地震回数積算図 （2013 年 12 月１日∼2014 年 10 月 13 日） ＜2014 年５月１日∼10 月 13 日の状況＞ 硫黄山付近（領域②）では、６月頃から地震が増加した。 国土地理院発行の『数値地図 50ｍメッシュ（標高） 』を使用した。 27 霧島山 第 130 回火山噴火予知連絡会 気象庁 μm/s 5.0 韓国岳北東観測点 UD 成分 0 -5.0 韓国岳北東観測点 傾斜計（秒値） 北上がり 東上がり 0.1 μrad 01:35 08/20 01:40 第 33 図 01:45 01:50 01:55 時:分 月/日 霧島山（えびの高原（硫黄山）周辺） 2014 年８月 20 日に発生した 火山性微動と傾斜変動(８月 20 日 01 時 35 分∼01 時 55 分) 韓国岳北東 NS ８月 20 日 01 時 36 分に発生し た火山性微動に伴う傾斜変動 NEup 0.1μrad （分値） 韓国岳北東 EW 大浪池南西 NS 大浪池南西 EW 高千穂河原 NS 高千穂河原 EW 時:分 月/日 第 34 図 霧島山（えびの高原（硫黄山）周辺） 火山性微動に伴う傾斜変動 （８月 19 日 00 時 00 分∼21 日 00 時 00 分） ８月 20 日 01 時 36 分の火山性微動発生時に、わずかな傾斜変動を観測した（赤破線部 分）。 28 霧島山 ➨㸯㸱㸮ᅇⅆᒣᄇⅆண▱㐃⤡ ᅜᅵᆅ⌮㝔 㟝ᓥᒣ 㟝ᓥᒣ࿘㎶࡛ࡣࠊࠕ࠼ࡧࡢࠖ㸫ࠕ∾ᅬࠖࠊࠕ∾ᅬࠖ㸫ࠕ㒔ᇛ㸰ࠖࡢᇶ⥺࡛ࠊ ᖺ᭶௨㝆ࢃࡎ࡞⦰ࡳࡢഴྥࡀぢࡽࢀ࡚࠸ࡲࡋࡓࡀࠊࠕ࠼ࡧࡢࠖ㸫ࠕ∾ᅬࠖ ᇶ⥺࡛ࠊᖺ᭶㡭ࡽఙࡧࡢഴྥࡀぢࡽࢀࡲࡍࠋ 㟝ᓥᒣ࿘㎶ࠉ*166㐃⥆ほ ᇶ⥺ᅗ ࠼ࡧࡢ 㮵ඣᓥཱྀ 㹋㟝ᓥᒣ㸿 r 㔝ᑼ ືụ ͛ 㡑ᅜᓅ ᾉụ ᪂⇞ᓅ ᚚ㖊 㒔ᇛ㸰 ∾ᅬ ͛ ጸⰋ r͛ r͛ ͛ 㞙ே 㒔ᇛ ͛ ͛ ͛ r ͛ ͛ 㟝ᓥᒣ࿘㎶ࡢྛほ ᒁሗ Ⅼ␒ྕ 㻥㻡㻜㻠㻤㻢 Ⅼྡ ∾ᅬ 㻥㻢㻜㻣㻝㻠 䛘䜃䛾 㻥㻡㻜㻠㻤㻞 㒔ᇛ 㻜㻞㻝㻜㻤㻣 㻥㻡㻜㻠㻤㻝 㒔ᇛ䠎 㔝ᑼ 㻝㻜㻥㻜㻣㻤 㻝㻞㻥㻜㻤㻞 㻹㟝ᓥᒣ 㻹㟝ᓥᒣ䠝 ᪥ 㻝㻥㻥㻤㻝㻞㻝㻝 㻞㻜㻜㻤㻜㻡㻞㻟 㻞㻜㻝㻜㻜㻟㻜㻞 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中岳第一火口南西側定点から撮影した第一火口内の状況 ・期間を通して火口内にとどまる程度の灰白色の噴煙を確認した。 ・その他、火口内の状況に大きな変化はなかった。 32 阿蘇山 第 130 回火山噴火予知連絡会 気象庁 ① 月別地震回数（1978 年１月１日∼2014 年 10 月 13 日） 2014 年５月 566 回 Ｂ Ａ ②日別地震回数（2011 年１月 1 日∼2014 年 10 月 13 日） 東北地方太平洋沖地震 Ｂ (μm/s) 150 ③火山性地震の最大振幅（水釜北東観測点ＵＤ成分 2011 年 1 月 1 日∼2014 年 10 月 13 日） 120 90 60 30 0 2011/01 2012/01 2013/01 2014/01 (年月日) ④火山性微動の最大振幅および継続時間（2004 年１月 1 日∼2014 年 10 月 13 日） 2004年10月23日 新潟県中越地震 2007 年７月 16 日 新潟県中越沖地震 2011 年３月 12 日 長野県北部の地震 第３−２図 草津白根山 火山活動経過図（1978 年１月１日∼2014 年 10 月 13 日） 計数基準（Ａまで）：水釜北東振幅 0.05μm 以上、S-P 時間２秒以内 2005 年１月 21 日まで （Ａ∼Ｂ） ：水釜北東振幅 1.0μm/s 以上、S-P 時間２秒以内 2005 年１月 21 日∼2012 年２月 29 日まで （Ｂ以降） ：水釜北東振幅 1.0μm/s 以上、S-P 時間 1.5 秒以内 2012 年３月１日から 注）①② 検測対象波形を変位から速度に変更（変更Ａ：回数に差が生じないよう計数基準を調整）。 ・３月上旬から湯釜周辺を震源とする火山性地震が増加したが、８月 20 日以降少ない状態で推移している。 第４−２図 第４−１図 草津白根山 GNSS 連続観測点配置図 図中の GNSS 基線①∼⑧は第５図の①∼⑧に対応する。 この地図の作成には、国土地理院発行の『数値地図 25000 （行政界・海岸線） 』及び『数値地図 50ｍメッシュ（標高）』 を使用した。 33 草津白根山 全磁力連続観測点配置図 図中の観測点は第３−１図⑦に対応する。 草津白根山 第 130 回火山噴火予知連絡会 気象庁 東北地方太平洋沖地震 解析方法変更等 青葉山西：運用開始 2010 年 11 月 12 日 青葉山西：運用開始 2010 年 11 月 12 日 解析開始 2010 年 10 月１日 青葉山西：運用開始 2010 年 11 月 12 日 解析開始 2010 年 10 月１日 渋峠：運用開始 2012 年 11 月 12 日 渋峠：運用開始 2012 年 11 月 12 日 第５図 草津白根山 GNSS 連続観測による基線長変化 （2002 年１月１日∼2014 年９月 30 日） （国）：国土地理院 ・2010 年 10 月以降のデータについては解析方法を改良し、対流圏補正と電離層補正を行っている。 ・①の基線長変化にみられる冬季の伸びと夏季の縮みの傾向は季節変動による変化である。 ・東北地方太平洋沖地震（2011 年３月 11 日）に伴うステップ状の変化がみられる。 ・湯釜を挟む基線⑦⑧で 2014 年４月頃からわずかな伸びの傾向が認められる。 ・①∼⑧は第４−１図の①∼⑧に対応している。グラフの空白部分は欠測を示す。 草津白根山 ・青い破線で示したデータの乱れは解析方法の変更や観測機器の更新によるものである。 34 第 130 回火山噴火予知連絡会 気象庁地磁気観測所 草津白根山における地磁気全磁力変化 地磁気全磁力観測の結果、2014 年 5 月頃から湯釜近傍地下で小規模な熱消磁によると考えられ る変化が観測された。この変化は、7 月頃からは停滞している。 ・地 地磁気全磁力観測 第 1 図に草津白根山における全磁力連続観測点 P、Q、R および新 P 点と全磁力繰り返し観測点 （観測点番号 1 から 23）の配置図を示す。 第 2 図∼第 5 図に、八ヶ岳地球電磁気観測所(東京大学地震研究所、草津白根山から南方約 62 km) で観測された全磁力値を基準とした全磁力連続観測点および繰り返し観測点の全磁力変化を示す。 地磁気全磁力観測の結果、2014 年 5 月頃から湯釜近傍地下で小規模な熱消磁によると考えられ る変化が観測された。この変化は 7 月頃からは停滞している。 また、全磁力繰り返し観測によれば、1996 年以降、湯釜近傍地下の岩石の再帯磁（冷却）による と考えられる全磁力変化（湯釜の南側の観測点で増加、北側で減少）が継続していたが、2014 年以 降、再帯磁は停止している。 16 15 11 10 7 6 12 23 14 13 19 8 9 5 4 21 20 3 17 1 2 第 1 図 草津白根山の全磁力観測点配置図 ■：連続観測点（観測中） □：連続観測点（2012 年 5 月観測終了） ●：繰り返し観測点 この地図の作成には国土地理院発行の「数値地図 50m メッシュ（標高） 」を使用し（承認番号 平 23 情使、第 467 号） 、道路（破線）の記載には、 「国土数値情報（道路データ）国土交通省」を 使用した。 草津白根山 35 第 130 回火山噴火予知連絡会 第2図 気象庁地磁気観測所 全磁力連続観測による全磁力値の変化及び月別地震回数（1990 年∼2014 年 10 月 5 日） 連続観測点 P、Q、R および新 P における八ヶ岳地球電磁気観測所(東京大学地震研究所)(Y)との全 磁力の夜間日平均値差。最下段に草津白根山で観測された月別地震回数を示す。 第3図 全磁力連続観測による全磁力値の変化及び日別地震回数（2013 年 9 月∼2014 年 10 月 5 日） 連続観測点 P、Q、R および新 P における八ヶ岳地球電磁気観測所(東京大学地震研究所)(Y)との全 磁力の夜間日平均値差。最下段に草津白根山で観測された日別地震回数を示す。 草津白根山 36 第130回火山噴火予知連絡会 東工大・草津 北側噴気 110 105 100 95 Temp.(℃) 90 1.5 SO2 % 1 0.5 0 60 40 20 H2S % 0 0.1 0.075 SO2/H2S 0.05 0.025 0 1.5 H2 in R-gas % 1 0.5 0 100 80 CO2 % 60 40 00/1/1 05/1/1 10/1/1 15/1/1 800 600 地震回数 400 200 0 草津白根山 37 ➨ ᅇⅆᒣᄇⅆண▱㐃⤡ Ẽ㇟ᗇ ➨㸳ᅗ ⶶ⋤ᒣ ⅆᒣάື⤒㐣ᅗ㸦 ᖺ㸷᭶㹼 ᖺ ᭶ ᪥㸧 ࣭ ᖺ㸷᭶㸯᪥ࡽほ 㛤ጞࠋ ࣭㸶᭶ࡽ ᭶ࡅ࡚ⅆᒣᛶᚤືࡀⓎ⏕ࡋࡓࠋ ࣭㸶᭶㸴᪥ࡢᚤືⓎ⏕┤ᚋࡽⅆᒣᛶᆅ㟈ࡢቑຍࡀࡳࡽࢀࡓࠋ ⶶ⋤ᒣ 38 ➨ ᅇⅆᒣᄇⅆண▱㐃⤡ Ẽ㇟ᗇ ᚚ㔩 ڸ ⶶ⋤ᒣ ە㸸 ᖺ㸳᭶㸯᪥㹼 ᭶ ᪥ ە㸸 ᖺ㸷᭶ ᪥㹼 ᖺ㸲᭶ ᪥ ➨㸴ᅗ ⶶ⋤ᒣ ᆅ㟈άື㸦 ᖺ㸷᭶㹼 ᖺ ᭶ ᪥㸧 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