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10.第4回九州・中高校生吃音者のつどい

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10.第4回九州・中高校生吃音者のつどい
10.第4回九州・中高校生吃音者のつどい
第4回九州・中高校生吃音者のつどい
~悩みへの心理的支援~
~悩みへの心理的支援~
グループ名
福岡言友会
代表者名
立川
英雄
①活動の目的
≪趣旨≫中学生・高校生の吃音者およびその保護者に、分かち合い・気づきの場を提供すること
「3つの分かち合い(体験・知恵・情報)により、新たな気づきを経験する」
②活動の概要
多感な思春期の中学生・高校生時代に、吃音の悩みを分かち合う場所はほとんどありません。中学校のことば
の教室は全国的にも少なく、自分の将来について、また自分と吃音の関係について、ひとりで悩みを抱えている
中高校生は多いと思われます。共通の悩みを抱えた同世代の人たちと出会うことで、悩みや体験を分かち合い、
共に考え、新たな気づきを経験し、吃音に負けない力をつけることが期待できます。言友会として、私たち吃音
者の生の言葉を伝え、共に考える時間を持つことで、中高校生の吃音問題解決に少なからずお役に立てるの
ではないかと考えています。保護者の方にもぜひご参加頂ければと思います。
③今回の取り組み
・8/7 準備会として中高校生、保護者、言友会会員らでバーベキューを開催。
懇談しながら、第 4 回に向けて展望を語り合う。(15 名参加)
・9/23 第 1 回実行委員会を開催(5名)
つどいの日程、会場、テーマ、体験談などについて話し合った。
・10/23 第 2 回実行委員会を開催(4名)
テーマ、体験談の人数、各グループの内容を考える、パンフレット作成
・11/23 第 3 回実行委員会を開催(7名)
パンフレット作製について(内容、名義後援)、PR、中学・高校グループのテーマを考える。1 月まで 後援依頼
・2/3 県難言(ことばの教室)研修会にてPR、(2名)
・2 月、3 月に実行委員会(以下の写真は実行委員会の様子)
・3/20 第 4 回九州・中高校生のつどい当日 (様子は購入させていただいたビデオカメラにて撮影をしました。)
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第 4 回九州・中高校生吃音者のつどい
パンフレットより。
日時:平成 24 年3月 20 日(火・祝)
13:00~17:00 (受付:12:30~)
場所:麻生リハビリテーション専門学校
〒812-0007 福岡市博多区東比恵 3-2-1
「地下鉄東比恵駅」5番出口
(エレベーター)出てすぐ。
テーマ:「吃音者の生の声を聞こう」
当日の主な内容
○言友会の紹介
○体験談発表(高校生、大学生、成人)
○グループに分かれて
(吃音に関するDVDの鑑賞あり)
・中学生グループ
・学校生活について
…部活、先生、友人についてなど思っていることを語りましょう。
・高校生グループ
・進路について
…将来についての不安、迷い、希望など思っていることを語りましょう。
・保護者グループ
・中学生・高校生の保護者に分かれてグループでの分かち合い
…学校(先生)との連携、子どもの吃音の変化、将来についてなど。
各グループでは、吃音についての基本的な学びや語り合いなどが行われます。
※ 申込みの段階で、希望グループがあればお伝えください。最終的には当日決定します。
参加費:無料
(大同生命厚生事業団サラリーマン(ウーマン)ボランティア活動助成により
助成金を受けて開催しています)
げんゆうかい
言 友 会 とは
主催
福岡言友会、NPO法人全国言友会連絡協議会
後援
福岡県、福岡市、福岡県教育委員会、福岡市教育委員会
福岡県難聴・言語障害教育研究会、福岡県言語聴覚士会
申請中含む(順不同)
吃音(どもり)者のセルフヘルプ・グループ(自助グループ)です。
一人で悩むのでなく、皆で力を合わせて吃音問題に取り組んでいこうと活動しています。
各地の言友会が協力してNPO法人全国言友会連絡協議会(略称:全言連)を作り、年1回
ワークショップ(全国大会)を開いたり、隔月で機関誌全言連ニュースを発行しています。
どもりは治りにくいという現実があります。私たち吃音者は、現実を受け入れた上で、どもりと
どうつきあっていくかを考える必要があります。
現在、各地の言友会が、それぞれ主体性を持ちながら、例会や会報の発行などを通じて、
吃音に関わる様々な情報交換を行い、吃音問題の克服と解決へ向けて活動しています。
九州には、北九州、熊本、大分に言友会が存在。長崎は、ながさき吃音 110 番という仲間もいます。
― 309 ―
第4回九州・中高校生吃音者のつどいを行ってみて…(内容とアンケート感想)
去る3月20日(火・祝)、博多区東比恵の麻生リハビリテーション専門学校にて開催。
総参加者:61 名(スタッフ 26, 中学男 7, 女 1, 高校男 3, 女 2, 小学 男 1, 保護者 13, その他 8)。
【内容】( )の数字は写真の様子を表します。
開会の挨拶、言友会の紹介、(1)吃音について伝えたい事[定義、中高校生・保護者に伝えたい事」、
体験談発表「成人2名、大学生1名、(2)保護者1名」
(1)
(2)
(3)
(4)
【中高校生グループ】
(3)ゲーム、DVD、中学・(4)高校生のグループに分かれて語り合い
【保護者グループ】
保護者が知っているといい知識、3つのグループに分かれての語り合い。
まとめの全体会では各グループの代表者による感想、
みんなで歌を歌う(手紙~拝啓十五の君へ~)、最後の挨拶
≪全体写真≫
≪総評≫
吃りながらも頑張って生きている姿、頑張ってしている仕事、学業の話、つどい当日の運営を頑張って
いる姿を観てもらうことでテーマであった「吃音者の生の声を伝えよう」はある程度は出来たと思う。
≪今後≫
中高校生にとっては思春期の多感な時期ではありますが、想いを語り合って欲しいし、もっと他愛のな
い話しも出来たら嬉しいです。「また来年会いましょう」なんてこともあったらいいですね。
保護者の方々も想いを語り合って欲しいと思います。今後も、私たちが中高校生、保護者の受け皿とし
てできることをやっていけたらと思います。
継続していくことでさらに意味のあるつどいにしていきたいです。
― 310 ―
以下、アンケートより。
【参加された動機など】
ちゃんと話せるようになりたいから。私と同じ年代の子たちに会いた
かったから。去年参加しなかったので後悔したから。子供と相談のうえ参加したいと希望したた
め。子供の中学入学を迎え親としての配慮など気になることがあったので。
【グループワーク】 色々話せて「私は1人じゃないということ」を知る事が出来ました。心が軽くな
った。私と同じ人たちがいるというだけで良かった。同学年のお母さんと話ができて良かったです。
同年代のひとたちと話す事が出来て楽しかった。大人の人と話せたのはとても良かった。先輩方のお話
しが聞けて良かった。今後の通級指導に大いに役立つと思う。心が少し軽くなりました。
【体験談発表】
「頑張った分強くなれる」という言葉にとても感動をして涙が出ました。
将来や進路についてもっとよく考えたいと思いました。人との出会いが大切だと解った。
似たような体験をした人がいたのが知れて良かった。スタッフ(大学生)の話しで自分よりもとても吃り
ながらも話していたのですごいと思った。吃音者の方の発表は生の声でとてもいい経験が出来た。
悩んだ時に一人ではない仲間がいるという内容で本当にそうだなと思いました。
とても胸に迫るお話しばかりで話が聞けて良かった。息子のこれからの未来に夢を持てるお話しでした。
その他、お気づきになられたこと等ご自由にお書き下さい
周りに同じような悩みを持つ人がいることも解りとても安心感が高まった。
自分よりも将来がはっきりしている人がいて驚いた。自分もしっかりしていかなければいけないと思っ
た。前回は衝撃の連続で自分が小さく見えたけど、今回は心が成長したので他の人を助けたいと思うよ
うになった。吃音を自分の心の中で認めるようになった事がすごく嬉しかった。
体験発表を聞きながら涙をボロボロ零していた女の子、一人で電話をして参加してきた女の子、二人が
「一人ではない。良かった。」というのを聞いて本当に良かった。
④収支決算報告
単位は(円)
収入
公益財団法人大同生命厚生事業団 助成金
100,000
支出
ビデオカメラ、DVD ディスク
27,299
プリンタインク
3,610
準備会(中高校生、保護者、成人吃音者)交通費補助
8,602
パンフレット作成費(用紙、印刷)
2,204
パンフレット発送(第 1~3 回つどい参加者、大分県、佐賀県、長崎県ことばの教室事務局)
5,470
PR 交通費補助(ことばの教室研修会)
4,780
実行委員会交通費補助 1回目(5名)2回目(4 名)3回目(7 名)4回目(10 名)5回目(10 名)
34,910
警備員費用(会場の専門学校を無償で借りる条件に警備員の配置が義務の為)
13,125
合計
100,000
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