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受講者の募集について(PDF/347KB)

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受講者の募集について(PDF/347KB)
特許庁委託事業「英語知財研修プログラム推進事業」
受講者応募要領(日本語版)
平成 28 年 11 月
事業部門・知的財産部門の管理職の皆様
みずほ情報総研株式会社
(委託元
特許庁)
グローバルビジネス戦略研修
~グローバルな事業展開と知的財産の戦略的活用~
(英語研修プログラム)
に係る受講者の募集について
みずほ情報総研では、特許庁より受託しました「英語知財研修プログラム推進事業(平成 27~28
年)」において、グローバルな事業展開において知的財産を戦略的に活用できる人材を育成するための
研修プログラムの開発を行っています。このたび、その効果等の検証を行うべく、「グローバルビジネ
ス戦略研修
~グローバルな事業展開と知的財産の戦略的活用~」と題した研修を開催いたします。
グローバルな産業構造、競争ルールの変化や IoT、人工知能、ビッグデータ等の技術の進展に伴い、
日本企業には新しい産業形成を主導していくためのグローバルな事業戦略が求められています。この
ような戦略の策定・推進にあたり、従来の自前による研究開発と知的財産の権利化を超えて、知的財
産の戦略的な活用が重要な要素になっています。また、グローバルに事業を展開する企業の人材には
グローバルビジネスの発想や取り組み事例についての理解を有し、海外企業と渡り合って知財活用を
企画・実行する能力の向上が重要です。
そこで、事業部門・知的財産部門のリーダー・管理職候補の方々を主な対象に、グローバルにビジ
ネスを展開していくための戦略と知的財産の戦略的な活用を学ぶための研修を開催します。本研修は
一方的な講義形式だけではなく、グローバル企業に在籍している外国人社員、外国人弁護士等を交え、
英語によるディスカッション形式を採ります。このため研修の使用言語は英語としています。
受講者を募集いたしますので、奮ってご応募いただきますようお願いいたします。
なお、本事業では研修プログラムおよび教材の人材育成効果の検証を目的としており、受講料は無
料ですが、受講者には研修受講後の評価にご協力をいただきます。
《本応募要領に関するお問い合わせ》
みずほ情報総研株式会社
TEL:03-5281-5406
経営・IT コンサルティング部
E-mail: [email protected]
《事業の趣旨に関するお問い合わせ》
特許庁
総務部
担当:堀野、鈴木
企画調査課
担当:山本、宮川
TEL:03-3592-2911
1
1.応募対象者
本研修では、企業においてビジネスモデルや事業戦略を立案・推進している「事業部門のリーダ
ー・管理職候補」「知的財産部門のリーダー・管理職候補」を主な対象としています。
本研修の使用言語は英語のため、受講者には英語での講義の理解、グループ・クラス討議ができる
水準の語学力が必要です。ただし、必ずしもネイティブの水準である必要はありません。
2.受講人数
研修テーマごとに 10~20 名程度を予定しています。
3.各科目の実施概要
本研修では5科目の研修を実施します。科目の構成の考え方と概要は以下の通りです。なお、1科
目からの申し込みも可能です。
(1)本研修の考え方と科目の構成
本事業では企業からのニーズが高く、既存の人材育成プログラムで十分な手当てができていない
「戦略」に関するテーマの科目を中心に5科目開発しました(下の図を参照)。
まず、グローバルな戦略策定のための基礎的なスキルを「科目1」で学んだ上で、この戦略を推進
するために必要となる社内外からの技術の調達に関するスキルを「科目2」で学び、コア技術をベー
スとしたアライアンスの進め方に関するスキルを「科目3」で学ぶことができます。さらに、ライフ
サイエンス産業に特化したスキルを「科目4」、事業構造を変革するスキルを「科目5」で学ぶことが
できます。
本研修の科目の全体構成
本研修の対象
科目1.グローバルビジネス戦略概論
戦略系
科目2.テクノロジーソーシング
・M&A戦略
科目4.ライフ
科目5.事業
サイエンス
ポートフォリ
業界の事業
オの転換と
戦略と知財
知財マネジ
マネジメント
メント
科目3.ライセンシングエコシステム
~ライセンスによる多角的アライアンス~
実務系
本研修の対象外
法律系
知的財産出願実務、知的財産調査実務、権利行使実務
知的財産法制度など
基礎科目
応用科目
2
(次ページに続く)
(2)各科目の概要
各科目の概要は以下の表の通りです。各科目の内容については、本応募要領の別紙の「シラバス概
要」(6~11 頁)をご参照下さい。
各科目の概要
No.
科目名
講師
狙い
日程
会場
本事業の基礎科目として、近年の事
業環境の変化を踏まえ、グローバル
な事業展開に知的財産や標準を活用
田中義敏(東京工業大学)
1
するための基本的な考え方を学びま
グローバルビジ 勝沼依久(味の素)
す。
ネス戦略概論
小山隆史(外務省)
基礎科目としての位置づけのため、
守屋文彦(金沢工業大学)
科目 2 から 5 までの応用科目を受講
2016 年 12 月
18 日(日)9
時~18 時
する受講者は本科目の受講を推奨し
ます(ただし、受講は必須ではあり
ません)。
広瀬正(大阪府立大学)
テクノロジーソ
2
ーシング・M&
A戦略
エリックマークス(サウスゲ
イト法律事務所)
尾関雄治(東レ)
小林誠(デロイトトーマツ)
高木真人(横河電機)
自前による研究開発だけでなく、外
部の技術を社内に取り込むテクノロ 2017 年 1 月
ジーソーシング(技術の調達)やM 29 日(日)9
&Aに焦点を当て、近年の新たな動 時~18 時
向と実行方法を学びます。
荻野誠(東京理科大学)
都内会議
ライセンシング 上野剛史(日本アイ・ビー・ 自社が新しい産業形成の主導権を握
エコシステム~ エム)
3
るため、異業種や複数企業など多様 2017 年 1 月 室を予定
ライセンスによ 原嶋克巳(太陽国際特許事務 な主体とのアライアンスのあり方、 22 日(日)9
る多角的アライ 所)
知的財産を活用したビジネス・エコ 時~18 時
アンス~
システム形成を学びます。
波々伯部自克(オブロン)
吉田直樹(フィネガン)
寺西豊(京都大学)
早乙女周子(京都大学)
4
ライフサイエンス業界に特化した科
ライフサイエン 小柳智義(京都大学)
目です。医薬品だけでなく、医療機
ス業界の事業戦 内海潤(がん研究会)
器、再生医療も含めて近年の事業環
略と知財マネジ 仙石慎太郎(東京工業大学)
境の変化、対応するための事業戦略
メント
デービッドアルバグリ(ホワ と 知 的 財 産 マ ネ ジ メ ン ト を 学 び ま
イト&ケース)
2017 年 2 月 4
日(土)9 時
~18 時
す。
八木雅和(大阪大学)
延岡健太郎(一橋大学)
5
グローバルな競争環境の変化、技術
事業ポートフォ 浅見正弘(富士フイルム)
の進展を背景とした事業ポートフォ 2017 年 2 月
リオの転換と知 鈴木崇(日立製作所)
リオの転換、ビジネスモデルの変革 11 日(土)9
財マネジメント 德田佳昭(パナソニック)
を学びます。また、これに対応する 時~18 時
吉岡(小林)徹(東京大学) 知的財産マネジメントを学びます。
※終了時刻は予定であり、若干延長する可能性があります。
(次ページに続く)
3
4.研修の特徴
(1)英語によるディスカッションを通じたグローバルビジネスに関するスキルの向上
本研修は一方的な講義形式だけでなく、グローバル企業に在席している外国人社員、外国人弁護士
等を交え、英語によるディスカッション形式も採ります。これにより受講者はグローバルビジネスに
関する発想や事例を直接取り入れることができます。
(2)グローバルビジネスと知的財産に精通した講師陣によるクラス運営
本研修は、グローバルビジネスと知的財産に精通した講師陣により実施されます。講師陣は、各科
目のテーマに精通した大学研究者だけでなく、第一線で活躍する企業の有識者により構成されます。
本事業で作成した教材は企業の先端的な知見・経験が結集されたものとなっています。
(3)e ラーニングによる先端的な知識の習得
各科目の事前学習・事後学習のためにインターネットによる e ラーニング(30~60 分程度)を視聴
していただきます。各テーマに関する海外の有識者による先端的な知識を習得することができます。
5.受講料
本研修の受講料は無料です。研修参加に係る交通費、宿泊費、食事代等はご負担願います。
6.受講条件
(1)クラスへの貢献
本研修の形式はディスカッション形式のため、受講者には研修事前の e ラーニングの視聴、教材の
読み込み、研修当日のグループワークおよびクラス討議での積極的な発言等、クラス全体の学習に対
する主体的な貢献が求められます。なお、特別な理由がない限り、原則として欠席・遅刻・途中退席
は認められませんので、スケジュールをご確認いただいた上で、本研修の受講をご検討ください。
(2)調査への協力
本研修では人材育成効果を検証するため、研修受講前後に受講者を対象としたアンケート調査、研
修終了直後に座談会形式のインタビュー調査(30~60 分程度)を随時実施しますので、ご協力をよろ
しくお願い致します。
(次ページに続く)
4
7.申し込み・選考方法
各科目の締切日時までに、みずほ情報総研株式会社のホームページからお申し込みください。
申し込みホームページは以下の通りです。
みずほ情報総研
グローバルビジネス戦略研修
~グローバルな事業展開と知的財産の戦略的活用~(英語研修プログラム)
に係る受講者の募集について
URL:https://www.mizuho-ir.co.jp/seminar/info/2017/chizai/index.html
申込締切日時は以下の通りです。
申込締切日時
科目 No.
科目名
申込締切日時
1
グローバルビジネス戦略概論
2016 年 12 月 5 日(月)17 時
2
テクノロジーソーシング・M&A戦略
2016 年 12 月 28 日(水)17 時
3
ライセンシングエコシステム
~ライセンスによる多角的アライアンス~
2016 年 12 月 22 日(木)17 時
4
ライフサイエンス業界の事業戦略と知財マネジメント
2017 年 1 月 13 日(金)17 時
5
事業ポートフォリオの転換と知財マネジメント
2017 年 1 月 20 日(金)17 時
受講者応募者が多数の場合は、事務局および各テーマの講師が受講者の選考を実施いたします。選
考結果は研修の2週間程度前までに事務局よりご連絡いたします。
8.留意事項
本研修の様子は、写真・ビデオ撮影を行う場合があります。写真・動画は、研修の効果検証あるい
は広報を目的として、本事業に関連する資料、Web サイト等に用いられる場合があります。ただし、受
講者の所属組織名や個人名は公開されません。
5
英語知財研修プログラム推進事業
受講者応募要領
別紙
シラバス概要
《目次》
科目 No.1 グローバルビジネス戦略概論 ··········································· 7
科目 No.2 テクノロジーソーシング・M&A戦略···································· 8
科目 No.3 ライセンシングエコシステム~ライセンスによる多角的アライアンス~ ······ 9
科目 No.4 ライフサイエンス業界の事業戦略と知財マネジメント ······················ 10
科目 No.5 事業ポートフォリオの転換と知財マネジメント···························· 11
6
1.科目 No.
No.1
2.テーマ名称
グローバルビジネス戦略概論
○田中義敏(東京工業大学 工学院 経営工学系・経営工学コース 教授)
3.講師
○勝沼依久(味の素株式会社
知的財産部
Group Executive Professional)
○小山隆史(外務省 経済局
知的財産室
室長)
○守屋文彦(金沢工業大学大学院工学研究科知的創造システム専攻客員教授)
グローバルな産業構造や競争環境、競争ルールが大きく変化している中で、
グローバルに産業形成を主導していく事業戦略が求められており、そのために
知的財産や標準化の新たな戦略的活用が求められています。
そこで研修では、それらの事業や知的財産における新しい潮流を様々な視
点・ケース教材を通じて幅広く学びながら、グローバルかつ戦略的な思考法を
4.狙い
身につけることを狙いとします。
本科目を受講した後、受講者は、自社の事業が置かれた内部・外部の事業環
境を分析し、知的財産・標準化を活用した事業戦略を検討することができるよ
うになることを目標とします。
本科目は本研修全体の中で基礎科目としての位置づけのため、科目2から科
目5までの応用科目を受講する受講者は、本科目の受講を推奨します(ただ
し、受講は必須ではありません)。
5.受講対象者
6.日程・場所
○事業部門、知的財産部門、標準化部門のリーダークラス、管理職候補者。
○グローバルな事業戦略、知財戦略の企画担当者。
○日程:12 月 18 日(日)9 時 00 分~18 時 00 分
○場所:都内会議室を予定
○ガイダンス ~グローバルな産業構造における知的財産戦略の位置づけと、
求められる人材~(解説教材:知財戦略と人材像)
○グローバルビジネス展開と法制度活用(解説教材:ビジネスと知的財産法、
7.研修の進行概要、教
材の予定(※)
競争法、経済連携協定等)
○グローバルビジネスのための知的財産戦略(解説教材:知財戦略の策定方
法、仮想事例)
○グローバルビジネス戦略に関する演習1(ケース教材:キャンベル・スー
プ・カンパニーなど)
○グローバルビジネス戦略に関する演習2(ケース教材:ゴープロなど)
※研修の進行概要、教材は受講者募集時点の予定であり、変更になる可能性があります。
7
1.科目 No.
No.2
2.テーマ名称
テクノロジーソーシング・M&A戦略
○広瀬正(大阪府立大学 21 世紀科学研究機構 産学協同高度人材センター 特認
教授)
○小林誠(デロイト トーマツ
3.講師
知的財産グループ
ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
シニアヴァイスプレジデント)
○高木真人(横河電機株式会社 オープンイノベーション室 室長)
○エリックマークス(サウスゲイト法律事務所・外国法共同事業 弁護士)
○尾関雄治(東レ株式会社名古屋事業場オートモーティブセンター)
日本企業のイノベーションは「自前の研究開発」と「知的財産の権利化」と
いう技術・知的財産を起点とするモデルが中心ですが、海外企業は事業戦略や
ビジネスモデルを構想した上で、その実現に必要な技術・知的財産を社内外か
ら“調達する(ソーシング)”という発想でイノベーションを推進しています。
1社単独ではグローバルな市場形成が困難になっている競争環境の中で、日
本企業が自前主義を脱却し、競争力を高めていくためには、研究開発を事業実
現のための“技術調達”として捉えることが重要です。
4.狙い
そこで本科目では、近年の新しいテクノロジーソーシングの戦略事例や、テ
クノロジーソーシングにおける知的財産・標準化のマネジメントの位置づけ、
関係性を学びます。また、グローバルな事業展開のために重要性を増している
M&Aについても新規事業進出やトラブル克服といった切り口から重点的に取
り上げます。
なお、本科目2は科目3「ライセンシングエコシステム」とも関連が深い内
容となっています。本科目2では事業戦略を実現するための技術調達について
学び、科目3では技術をもとにして市場形成の主導権を握る戦略について学び
ます。
5.受講対象者
6.日程・場所
○事業部門、知的財産部門のリーダークラス、管理職候補者。
○オープンイノベーション、M&A 戦略の企画担当者。
○日程:2017 年1月 29 日(日)9 時 00 分~18 時 00 分
○場所:都内会議室を予定
○イントロダクション ~グローバルなイノベーションを実現するためのテク
ノロジーソーシング~(ケース教材:VMware)
7.研修の進行概要、教
材の予定(※)
○事業戦略・ビジネスモデルとテクノロジーソーシングの関係(ケース教材:
素材系企業の事例)
○テクノロジーソーシングの基本(解説教材:海外企業の事例)
○M&Aによる新規事業・異業種参入(ケース教材:グーグル)
○ベンチャー買収のトラブルと克服策(ケース教材:海外企業の事例)
※研修の進行概要、教材は受講者募集時点の予定であり、変更になる可能性があります。
8
1.科目 No.
No.3
2.テーマ名称
ライセンシングエコシステム~ライセンスによる多角的アライアンス~
○荻野誠(東京理科大学大学院
イノベーション研究科
知的財産戦略専攻
教授)
○上野剛史(日本アイ・ビー・エム株式会社
3.講師
知的財産部
部長)
○原嶋克巳(特許業務法人 太陽国際特許事務所 理事)
○波々伯部自克(オブロン外国法事務弁護士事務所 シニア・アドバイザー)
○吉田直樹(フィネガン・ヘンダーソン・ファラボー・ギャレット&ダナー外
国法事務弁護士事務所パートナー弁護士)
グローバルな産業構造や競争ルールが大きく変化する中で、1社単独ではグ
ローバルな市場形成・拡大が困難になっており、異業種企業や競合企業などの
多様な企業との戦略的なアライアンスが不可欠となっています。
また、知財の無償開放やOSSの活用など、自社が新しい産業形成の主導権
を握るためにライセンスを戦略的に活用する事例もみられています。
そこで本科目では、ビジネス・エコシステム形成の重要性やその実現のため
の知的財産の活用に関連するスキルを身に付けることを狙いとします。
4.狙い
本科目の受講後、受講者は自社の参入している/しようとしている市場の特
徴(技術、競争状況等)を踏まえて、様々な選択肢の中から最適なアライアン
ス戦略や、それに伴うライセンス活用方法を検討できるようになることを目標
とします。
なお、本科目3は科目2「テクノロジーソーシング・M&A戦略」とも関連
が深い内容になっています。科目2では事業戦略を実現するための技術調達に
ついて学び、本科目3では技術をもとにして市場形成の主導権を握る戦略につ
いて学びます。
5.受講対象者
6.日程・場所
○事業部門、知的財産部門のリーダークラス、管理職候補者。
○アライアンス戦略を立案している企画担当者。
○日程:1月 22 日(日)9 時 00 分~18 時 00 分
○場所:都内会議室を予定
○ライセンスの基礎(解説教材:ライセンスのパターン)
○非独占型のオープン&クローズ戦略(ケース教材:サンディスク)
7.研修の進行概要、教
○通信技術の進化と戦略的知財マネジメント(ケース教材:クアルコム)
材の予定(※)
○ライセンスによるグローバルな素材市場の拡大(ケース教材:TOTO)
○ソフトウェア業界の戦略~オープンソースソフトウェアを活用したエコシス
テム形成~(解説教材:リナックス、Apache Hadoop、Spark 等の事例解説)
※研修の進行概要、教材は受講者募集時点の予定であり、変更になる可能性があります。
9
1.科目 No.
No.4
2.テーマ名称
ライフサイエンス業界の事業戦略と知財マネジメント
○寺西豊(京都大学大学院医学研究科「医学領域」産学連携推進機構 特任教
授)
○早乙女周子(京都大学大学院医学研究科
社会健康医学系専攻 知的財産経
営学分野 特定教授)
○小栁智義(京都大学大学院医学研究科 「医学領域」産学連携推進機構 特定
3.講師
准教授)
○内海潤(がん研究会 研究本部 知財戦略担当部長)
○仙石慎太郎(東京工業大学
環境・社会理工学院 技術経営専門職学位課
程・イノベーション科学系 准教授)
○デービット アルバグリ(ホワイト&ケース外国法事務弁護士事務所弁護士)
○八木雅和(大阪大学ジャパン・バイオデザインプログラム・ダイレクター)
近年、製薬業界は新薬のパイプライン不足にともない、自前主義に依存せ
ず、ベンチャーの買収・提携、化合物(シーズ)をアカデミアや競合他社と共
有するオープンイノベーションなど、「新しいシーズ探索」によるパイプライン
の強化・維持が盛んになってきています。それに伴い製薬業界の事業戦略と知
財マネジメントに対しても新たな認識が必要になっています。
4.狙い
また再生医療の実用化を促進するための環境整備が進められている中で、医
薬品・医療機器・大学・医療機関など、異業種・異業態の連携が目下の課題に
なっており、知財戦略の在り方にも新たな議論が必要になると考えられます。
そこで本科目では、このような国内外のライスサイエンス業界を取り巻く環
境変化を理解し、日本企業が海外企業に対して優位に事業を進めるために学ぶ
べき、事業戦略と知財マネジメントを取り上げます。
○事業部門、知的財産部門のリーダークラス、管理職候補者。
5.受講対象者
○医薬品だけでなく、医療機器、再生医療、その他(個別化医療、ゲノム診
断・編集、医療ビッグデータ等の新事業)も含めてライフサイエンス関連の
事業を推進する/しようとしている企画担当者。
6.日程・場所
○日程:2017 年 2 月 4 日(土)9 時 00 分~18 時 00 分
○場所:都内会議室を予定
○ガイダンス 医薬品、医療機器、再生医療における事業戦略と薬事・知的財
産マネジメント(解説教材:ライフサイエンス分野の戦略の概要)
○オープンイノベーションによる医薬品開発(解説教材:製薬会社によるベン
チャー買収・統合事例)
7.研修の進行概要、教
材の予定(※)
○海外マーケットに合わせた医療機器開発戦略(解説教材:スタンフォード・
バイオデザインの事例、医療機器メーカーの事例)
○再生医療を取り巻く動向と戦略(解説教材:再生医療の動向、ジャパン・テ
ィッシュ・エンジニアリングの事例等)
○再生医療の事業戦略・知的財産マネジメントに関する演習(ケース教材:埋
め込み型人工肝臓)
※研修の進行概要、教材は受講者募集時点の予定であり、変更になる可能性があります。
10
1.科目 No.
No.5
2.テーマ名称
事業ポートフォリオの転換と知財マネジメント
○延岡健太郎(一橋大学 イノベーション研究センター
センター長
教授)
○浅見正弘(富士フイルム株式会社 執行役員 知的財産戦略担当 知的財産
本部管掌)
3.講師
○鈴木崇(株式会社日立製作所
知的財産本部長)
○吉岡(小林)徹(東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻特任助
教)
○德田佳昭(パナソニック株式会社 知的財産センター
知財戦略部長)
近年のグローバルな競争環境の変化、コモディティ化・モジュール化・デジ
タル化等の技術の進化によって、企業では既存事業の縮小・撤退を行うと同時
に新規事業の強化や新規事業の創出を行う事業ポートフォリオの転換に取り組
む必要が生じています。
たとえば企業の動向をみると、IoT・ビッグデータ等を活用してプロダクト事
4.狙い
業からサービス・ソリューション事業に転換する事例や、ICT 企業が自動車産
業に参入する事例など、事業構造をダイナミックに変化させています。
そこで本科目では、日本企業にとって大きな経営課題となっているダイナミ
ックな事業構造の変革を学びます。事業ポートフォリオやビジネスモデルの転
換に当たっての戦略的な意思決定とともに、これに伴う知的財産マネジメント
の対応にも焦点を当てます。
○事業部門、知的財産部門のリーダークラス、管理職候補者。
5.受講対象者
○事業ポートフォリオのマネジメント、全社戦略・事業ドメインの企画を担当
している経営企画部門の企画担当者。
6.日程・場所
○日程:2017 年 2 月 11 日(土)9 時 00 分~18 時 00 分
○場所:都内会議室を予定
○既存事業の撤退戦略(ケース教材:エレクトロニクスメーカーの事例)
7.研修の進行概要、教
材の予定(※)
○デジタル化による事業ポートフォリオ転換(ケース教材:富士フイルムとコ
ダックの比較)
○自動車産業における構造変化と自動運転によるビジネスモデル変革(ケース
教材:携帯電話産業と自動車産業との比較、自動運転)
※研修の進行概要、教材は受講者募集時点の予定であり、変更になる可能性があります。
11
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