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学籍番号 科目名 環境化学科: 薄 膜 工 学 名 前 課 題 宿題 3(2016 年
学籍番号 名 科目名 前 課 環境化学科: 薄 膜 工 学 題 宿題 3(2016 年 6 月 27 日出題)【解答例】 【問題】 【解】 教科書 p.164 の 「図 4.26 干渉分光法で観測される分光ス 式 (4) に基づき作図するだけである.図 1 はグラフ作成 ペクトル」 と同様の図を,計算式および作図の過程を明らか ツール gnuplot(MS-Windows では wgnuplot というコマン にして描いてみなさい. ド)で作成した.スクリプトを以下に示す. ■ヒント 教科書 p.164 の (4.34) 式は,透明基板側から光を 入射させた場合の式であり,少し複雑であるので,薄膜側から 光を入射させた場合の式 (4.19) を用いるとよい.垂直入射で は,s, p 偏光の区別なく,空気の屈折率を n0 = 1 とし, 1 − nF n − n∗ 4πnF d , r2 = F , δ= ∗ 1 + nF nF + n λ r1 + r2 e−iδ r= 1 + r1 r2 e−iδ r1 + r2 e−iδ r̄1 + r̄2 eiδ̄ Ir = rr̄ = · −iδ 1 + r1 r2 e 1 + r̄1 r̄2 eiδ̄ r1 = (1) Ir(d,l) = (r1**2 + 2*r1*r2*cos(delta(d,l)) + r2**2)/\ (1 + 2*r1*r2*cos(delta(d,l)) +(r1*r2)**2) (3) set set set set set set set 合には,r1 , r2 , δ は実数であるから, r12 + 2r1 r2 cos δ + r22 1 + 2r1 r2 cos δ + (r1 r2 )2 # Normal incident set samples 400 ns = 1.5 nf = 1.8 n0 = 1.0 r1 = (n0 - nf)/(n0 + nf) r2 = (nf - ns)/(nf + ns) delta(d,l) = 4*pi*nf*d/l (2) ここに,z̄ は z の複素共役である.薄膜も基板も透明である場 Ir = (4) term emf enh font "Times,10" color size 560, 400 out "Ir.emf" xlabel "Wavelength [nm]" font ",12" ylabel "Energy reflection" font ",12" offset 1,0 grid key bottom ytics 0.05 plot [300:800][0:] \ Ir(500,x) t "500 nm" lw 2,\ Ir(300,x) t "300 nm" lw 2 dt 4 を用いて,エネルギー反射強度 Ir が算出できる. 0.15 ベクトル画像とは,図形を,その形状で表現(例えば,円で あれば,中心位置と半径)したものであり,拡大縮小しても 画像の品質が劣化しないよう設計されている.MS-Windows 0.1 においては,標準の保存形式 EMF(enhanced metafile) が備 わっている.従って,写真のようなビットマップ画像ではな く,線画やグラフを保存するのに適したベクトル画像を保存 0.05 するには,EMF を用いるとよい.次の図は,EMF を PDF 500 nm 300 nm 0 300 400 500 600 700 (これもまたベクトル画像を扱える)に変換したものである. 800 0.15 ∗ 図 1 nF = 1.8, n = 1.5 の場合の作図例:薄膜側からの入射,すな Energy reflection わち式 (4) による計算. 0.1 0.05 0 300 500 nm 300 nm 400 500 600 Wavelength [nm] 700 800