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自転車道整備 第2回社会実験Q&A
自転車道整備 1 実験の目的 2 実験の概要 3 実験中の注意事項 第2回社会実験Q&A (1)自転車 (2)自動車 (3)歩行者 1 実験の目的 Q101:なぜ自転車道設置の社会実験の行うのか A 自転車は、環境にやさしく健康的な交通手段として利用ニーズが高まっています。 しかし、県内の交通事故の内、約12%は自転車が絡む事故です。県や県警などで は、平成20年度から大分港線をモデルとして、自転車の通行環境を整備する方法 を検討しています。 当路線については整備方法として2つの方法が考えらました。 ①歩道を歩行者用と自転車用に分ける方法 ②片側3車線ある車道の1車線を自転車専用の「自転車道」にする方法 2つの方法について、利用者の安全確保の方法など課題の整理を確認するため、 現地で実験を実施して、実験結果を踏まえて2つの方法の比較検討を行い、実際の 整備方法を決定しようと考えています。 21年2月に①歩道内で歩行者と自転車の通行する部分を分ける実験を行いまし た。今回は、22年1月に②車道に自転車の通行する部分を設ける実験を行います。 Q102:なぜ車道を利用して社会実験を行うのか A 当路線については整備方法として2つの方法が考えらました。 ①歩道を歩行者用と自転車用に分ける方法 ②片側3車線ある車道の1車線を自転車専用の「自転車道」にする方法 21年2月に①歩道内で歩行者と自転車の通行する部分を分ける実験を行いまし た。 -1- 車道の1車線を自転車専用の「自転車道」にするためには、自動車の交通量が比 較 的 少 な い こ と が 条 件 と な り ま す .大 分 港 線 で は 、 1 2 時 間 の 交 通 量 が 約 1 3 , 6 00台で、計算上では片側2車線あれば足ります。しかし、自動車にとって通りに くくなりますから、いきなり車道を減らすのではなく、社会実験を行い多くの方の 意見を伺った上でどちらの方法で整備するのか検討していくことにしています。 なお、今回の実験は、バス事業者のご理解を得て、バスレーンを自転車用にしま す。自動車の通行にご迷惑をおかけするかもしれませんが、短期間の実験でありま すので、ご理解とご協力をお願いします。 Q103:平成21年2月(歩道内分離)の社会実験と、どこが違うのか A 前回は歩道を三角コーンで歩行者用と自転車用に分離しましたが、今回は車道の 1車線をバリケードで分離し、自転車専用の「自転車道」とします。 前回(歩道分離)の様子 今回(車道分離)のイメージ Q104:自転車道設置の社会実験はだれがしているのか A 道路を管理する国や県、大分市と大分県警察本部などの関係機関でつくる「大分 県自転車通行環境整備モデル地区協議会」が実験を行います。大分県土木建築部道 路整備促進室が事務局をしておりますので、質問等は までお願いいたします。 -2- 097-506-4584 Q105:社会実験とは何か A 「社会実験」とは、新たな制度や政策を導入する際に、区間と期間を限定して試 行し、その有効性を検証したり、課題を把握したりするものです。その結果によっ て、制度や政策を本格的に導入をするか、しないかを判断することもあります。 Q106:社会実験で何を検証するのか A 今回の社会実験では、自転車、歩行者、自動車が安全に通行できるか検証します。 具体的には、自転車が通行する部分へ誘導する看板をどれぐらいの自転車や歩行者 に守ってもらえるか。車線数を減らしたことで自動車やバスへの影響はどうなるか。 交差点やバス停での危険はないかなどの検証を行います。 検証項目 ・歩行者、自転車交通量 ・通行帯を守った人の割合 ・自動車交通量 ・自動車走行速度 ・自転車走行速度 ・バス運行への影響(定刻からの遅延時間) ・沿道施設への影響(沿道施設アクセス車両数) ・バス停での安全性の観察 ・交差点での安全性の観察 ・自転車が信号機を守れていたかの観察 Q107:実際の整備はどうするのか A 2回の実験で得られたデータや課題、寄せられたご意見を元に、道路を管理する 国や県、大分市および大分県警察本部などの関係機関でつくる「大分県自転車通行 環境整備モデル地区協議会」で比較検討、議論していきます。 ま た 県 道 大 分港 線 と つ な が る 、( ト キ ハ 前 の) 市 道 中 央 通 り 線 は 、大 分 市 が 策 定 し て い る 「 大 分市 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本計 画 」 の 中 で 、「 ひ と 優 先 の道 路 と し て 再 構築する」ことが謳われています。現在6車線ある車道を4車線にすることも議論 されています。両路線は大分駅からつながる、県都大分市の顔となる通りでありま すので、中央通りの計画とも調整していきます。 -3- Q108:実際の整備はいつするのか A 平成22年度には、大分駅付近連続立体化事業で、国道210号の大道陸橋(田 室跨線橋)の撤去工事が始まります。大分港線での実際の整備は、大道陸橋の撤去 スケジュールと調整しながら検討していくことになります。 Q109:実験に対して意見を言いたい A 実験期間中に現地でアンケート用紙を配りますが、大分県庁のHPにアンケート を掲載していますので、道路整備促進室あてEメールで送付してください。大分県 庁のHPから「組織」から「土木建築部」へ進んでください。社会実験のページへ 進みます。 http://www.pref.oita.jp/soshiki/17120/jitennsya.html 2 実験の概要 Q201:自転車道設置の社会実験を行う場所はどこか A 昭和通り交差点~新川交差点の間、約700m間です。 -4- Q202:自転車道設置の社会実験の内容は A 1.バスレーンの端にバリケードを立て、約2mの自転車専用の「自転車道」をつ くります。 2.交差点では、自転車横断帯の位置を変更します。 3.自転車が従う信号は、歩行者自転車用です。 -5- 4.バス停は、「自転車道」の一部をバスへの乗り降りの場所とします。 5.実験期間中は、自転車用の道路へ誘導する看板を立てます。 6.その他自転車が守るべき信号機を示す看板や、バス停付近での自転車一旦停 止看板など看板類を立てます。 -6- 以上のように、通行方法を変えており、自転車、歩行者、自動車が混乱無く安全 に通行できる対策を取っています。これらの看板を見て通行してください。 今回の社会実験では、自転車、歩行者、自動車が安全に通行できるかの確認を行 い、実際の整備方法を検討する材料とします。具体的には、自転車が通行する部分 へ誘導する看板をどれぐらいの自転車や歩行者に守ってもらえるか。車線数を減ら したことでの自動車やバスへの影響はどうなるか。交差点やバス停での危険はない かなどの検証を行います。 検証項目 ・歩行者、自転車交通量 ・通行帯を守った人の割合 ・自動車交通量 ・自動車走行速度 ・自転車走行速度 ・バス運行への影響(定刻からの遅延時間) ・沿道施設への影響(沿道施設アクセス車両数) ・バス停での安全性の観察 ・交差点での安全性の観察 ・自転車が信号機を守れていたかの観察 Q203:実験の期間や時間帯は A バスレーンの端にバリケードを立て、約2mの自転車専用の「自転車道」をつく ります。自転車がこの部分を通れるのは、1月18日(月)の朝7時から22日(金) の19時までです。 バリケードを立てたり、車道の矢印などの路面標示を変更するため、1月16日 (土)の9時から車道の通行規制が始まります。車道の通行規制が終了するのは、 24日(日)の17時を予定しています。 -7- Q204:社会実験中、交通規制などはどうなっているのか A 車道の通行規制は、1月16日(土)の朝9時から24日(日)17時までです。 バスレーンは、1月18日(月)から22日(金)の間は、無くなります。交差 点付近の直進、右折、左折の車道を示す矢印は一部変更します。通行の際はご注意 ください。交差点では、自転車横断帯の位置を変更します。自転車は自転車横断帯 を通行してください。 バス停での乗り降りは、自転車用の道路を横断することになりますので、ご注意 して通行してください。 歩道は、現在「自転車通行可」となっていますが、1月18日(月)の朝7時か ら22日(金)の19時まで間は、自転車通行可ではなくなります。 -8- ①現在の状態 ②【実験準備】1/16(土)朝9時~1/18(月)朝7時(2日間) 片側3車線→2車線 バスレーンにつくる自転車専用の「自転車道」の部分は、1月18日(月)の朝7 時から22日(金)の19時まで間は自転車専用となります。 ③【実験期間】1/18(月)朝7時~1/22(金)夜19時(5日間) 片側3車線→2車線 歩道=歩行者専用 自転車道=自転車専用 車道2車線=車両専用 ④【撤去】1/22(金)夜19時~1/24(日)夜17時(2日間) 片側3車線→2車線 -9- Q205:規制期間と実験期間の違いは何か A ○規制期間は、車道が片側3車線から2車線となる期間は、 1月16日~24日までの9日間 (準備2日間 + 実験期間5日間 + 撤去2日間を加えた期間) ○実験期間は、自転車が自転車専用の「自転車道」を通行できる期間で、 1月18日~22日までの5日間 この間に自転車、歩行者、自動車が安全に通行できるかの検証をするため、様 々な調査観測を行います。 Q206:自転車道は、いつ(何日の何時)から自転車道を走行できるのか A 平成22年1月18日(月)の朝7時からです。 Q207:混雑が激しくても実験を続けるのか A 混雑があまりにも激しくなった時などは、県警本部と協議し実験を中止します。 Q208:実験期間の安全対策は A 自転車と歩行者に対しては、通行していただく場所を示す誘導看板を設置します。 自動車に対しては、交差点付近に、車線が減少していることを注意する看板を立て ます。車道と区分するためのバリケードには点滅灯を取り付け、夜間もわかりやす くするなどの対策をとります。 この他、警備員が24時間体制で現地を巡回します。 Q209:前回の社会実験の成果は A アンケート結果では、約6割の方から分けたら通行しやすくなったとの回答をい ただきました。 実験中の観察では、交差点での信号待ちの人や自転車が、歩道や自転車道を塞い だ状態になっていたりと、課題も見られました。 - 10 - 3 実験中の注意事項 (自転車) Q311:社会実験中は、自転車は、どこを走行すれば良いか A 自転車専用の規制標識を設置します。さらに、自転車と歩行者に対しては、通行 していただく場所を示す誘導看板を設置しまので、これらの表示に従ってください。 社会実験中でも、13才未満の人や70才以上の人などは、歩道を走行すること も可能です。 昭和通り交差点と新川交差点の付近では、これまで通り自転車通行可の歩道を自 転車で通ることになります。現地の看板を確認して走行してください。 - 11 - Q312:社会実験中でも、自転車で、歩道を走行しても良いか A 自転車道を走行してください。ただし、13才未満の人や70才以上の人などは、 歩道を走行することも可能ですが、歩行者に注意して走行してください。 Q313:夜間は、自転車で歩道上を走行できるか A 夜間も、自転車は自転車道を走行してください。 - 12 - Q314:自転車は、交差点もまっすぐに、自転車道を直進して良いか A 大きな交差点以外は、直進できます。自転車横断帯の白線に従ってください。 検察庁前の交差点では、現在の横断歩道横の自転車通行帯を自転車で通行してくだ さい。昭和通り交差点付近と新川交差点付近はこれまで通りです。それ以外の交差 点では、自転車通行帯の位置を変更し、交差点をまっすぐに直進できるようにして います。 Q315:自転車は、交差点でどの信号を見ればいいのか A 実験区間の交差点では、歩行者自転車専用の信号機が設置されています。バスレ ーンにつくる自転車専用の「自転車道」を通る自転車が、車両用の信号機に従わな い よ う 、 車 両 用信 号 機 の 横 に 、「 自 転 車 の 方 は歩 行 者 用 信 号 を 」 と いう 注 意 喚 起 の 看板を設置します。 - 13 - Q316:赤信号の場合、自転車はどこで停止すれば良いですか。 A 実験区間の交差点では、自転車用の停止線を設置します。 Q317:バス停で危険はないか A 自転車専用の「自転車道」の一部をバスの乗り降りのためのスペースにしていま す。自転車とバスを利用する人が交差することになります。このため、歩道から横 断歩道を設置します。歩行者が横断歩道を通る時は、自転車が一旦停止するように、 停止線と看板を設置しています。 Q318:建物から自転車で外出する時、歩道上を自転車で走行しても良いか A 歩道を横断する時は、歩行者に注意して走行してください。 Q319:社会実験中、自転車で、走行する際の注意事項はなにか A 交差点やバス停などでは、歩行者との接触に注意してください。信号は、歩行者 自転車専用を守ってください。 - 14 - (自動車) Q321:いつから、交通規制が始まるのか A バリケードを立てたり、車道の矢印などの路面標示を変更するため、1月16日 (土)の朝9時から車道の通行規制が始まります。車道の通行規制が終了するのは、 24日(日)の17時を予定しています。 Q322:規制期間中は、24時間交通規制がかかるのか A バリケードを立てたり、車道の矢印などの路面標示を変更しているため、1月1 6日(土)の朝9時から24日(日)の17時までは、車道の通行規制を行います。 Q323:大分港線沿いの駐車場に車を止めているが、自転車道を横切っても良 いか A 車での沿線の施設への出入りは、これまで通りの場所でできます。施設への出入 りのため、自転車専用の「自転車道」を横切ることができますが、自転車と歩道の 歩行者の通行に注意してください。 Q324:社会実験中、実験区間が渋滞する可能性はないか A 大分港線の交通量から見て、大きな渋滞となることはないと判断しています。混 雑があまりにも激しくなった時は、県警本部と協議し実験を中止します。 Q325:渋滞する場合、迂回路はあるか A 大分港線の交通量から見て、大きな渋滞となることはないと判断しています。そ のため、特別な迂回路の用意はありません。 Q326:社会実験中、荷下ろしのために実験区間で車道に一時停車できるか A 車の通行の支障にならないよう、短時間でお願いします。 - 15 - Q327:社会実験中、一時停車できる場所があるか A 昭和通り交差点付近のバスレーンに、一時駐車できるスペースがあります。 (歩行者) Q331:歩行者への影響はあるか A これまで通りの通行方法です。 Q332:注意することがあるか A 建物への出入り口では、車だけでなく、自転車も歩道を横断します。 Q333:歩行者は、自転車道を歩いても良いか A 歩道を通行してください。 Q334:バス停でバスを待つのは、どこで待つのか A 自転車専用の「自転車道」の一部をバスの乗り降りのためのスペースにしていま す。自転車とバスを利用する人が交差することになります。このため、歩道から横 断歩道を設置します。自転車道を横断する時は、自転車に注意してください。 Q335:車椅子でバスを利用するときはどうなるのか A これまでにように、バス会社の担当営業所への運行予定の事前のご確認とご予約 をしていただければ、警備員が乗り降りをお手伝いします。 - 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