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2008年研修レポート(ドイツ)

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2008年研修レポート(ドイツ)
2010 年度イアエステ研修レポート
第⼀部:研修報告 1. 研修の概要を A4 判用紙 1 枚以内にまとめよ。
2008 年 8 月 1 日から 9 月 30 日までの約 8 週間,ドイツの TU Dresden の電気工学科で研修を行った。研修
は週 5 日,フレックスタイム制でコアタイムもなかったため,大学が開いている朝 7 時~夜 8 時までの間の自分の
好きな時間帯に働くことが可能であった。自分のオフィスで他の研修生が 5 人ほど働いており,疲れたときなどに
は自由に会話もすることができるようなほのぼのとした雰囲気があり,楽しく研修を行うことができた。研修プロジェ
クトは”Design Parameters for the Inflow Cavities of Circumferentially Cooled Machines with Direct
Lamination Cooling”という題で電気モータの冷却の問題であった。これは長年研究されているモータに生じる
摩擦熱の対処法として,層状にカナルを複数本,演習方向に切ってそこに空気を流すことでより効率的な冷却を
実現するという近年提案された革新的な冷却方法に関する研究プロジェクトである。これは提案されているだけ
で全く研究がなされていなかったため,研究の導入として効率的な冷却を実現するための最適なキャビティ形状,
カナル入り口部の形状を数値シミュレーションで決定するというものであった。解析は ANSYS という有限要素解
析ソフトを用いて進めた。ANSYS を用いて各々のカナルにおける平均流速を導出し,それを各条件で比較する
ことによって最適化を行った。流体を扱うという点では自分の専門分野に近く特に難はなかったが,電気モータを
扱うという点では自分の分野と異なり,更に使い慣れないソフトということもあって研修を開始したばかりの頃は具
体的なイメージがわかない,専門用語がわからない,どのようなコマンドを使ったらよいのかわからないといった問
題が生じ,とにかく大変であった。このような問題のうち,初歩的なことはインターネットで検索することで対応し,
やや難しいこと,ANSYS に関することは SV の方に質問したり図書館で文献にあたることで対応した。そうこうす
るうちに 1 ヶ月も経つ頃には ANSYS の使い方にも大分慣れ,キャビティ内流れを解析するプログラムを作成する
ことに成功した。その後は発散しない計算条件,平均流速を算出するプログラム,ファイルへ入出力するプログラ
ムを作成した。最終的には全ての条件で最適値を求めることはできなかったが,いくつかの条件で最適値を求め
ることに成功し合理的な理由を付け加えることができた。その結果をレポートにまとめて SV と教授に提出して研
修を終了した。この 2 ヶ月で ANSYS の初歩的な使い方をマスターすることができ,英語力も向上したように思え
る。非常に有意義な海外インターンシップであった。
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2010 年度イアエステ研修レポート
2. 研修のまとめ
・研修について
以下に研修内容についてのおおまかな流れを記す。
7 月 29 日~7 月 30 日
29 日の夜の便で日本を発った。道中は預かり荷物の制限重量オーバーというトラブルに見舞われたが,
それ以外は特に大きなトラブルもなく無事研修地ドレスデンに到着することができた。しかし到着駅で迎えの
LC のメンバーが現れないという事態が起こった。事前にメールのやり取りを行って到着時刻に駅まで迎えに
来てくれることになっていたのだが,現れたのは 1 時間以上経ってからであった。日本ほど時間に正確でな
いという異国の文化をこのとき初めて認識させられた。
8月1日
研修日初日。研修の SV の方と受け入れ研究室の教授に挨拶に行った。その後,SV の方から大学の研
究設備の紹介,図書館の使い方,契約書のサインなどを教えてもらう。最後に今回の研修プロジェクトの説明
を受けた。プロジェクトは電気モータの冷却に最適なキャビティ形状,カナル入り口部の形状を FEM 解析ソ
フトウェア ANSYS を用いて決定するというものであった。具体的に説明すると,キャビティの出口にはカナル
が複数本,層状に切ってあって各々のカナルの入り口における流速分布を等しくすることができれば最も効
率的な冷却が可能であり,そうなるようにキャビティの形状を変えて解析を行うというものであった。プログラム
を作成してしまえばあとはキャビティを形成するパラメータを変化させるだけなので特に難しくない。プログラ
ムを作成するまでがヤマである。数値シミュレーションは初めてということでまずは SV の方が作成したカナル
内流れプログラムを理解することで ANSYS に慣れるように言われた。
8 月 4 日~8 月 7 日
ANSYS の使い方を勉強する。ANSYS 解析の幹となるフローチャートはすぐ理解できたのだが,特有のコ
マンドである vglue や accat といったコマンドの概念がなかなか理解できずに苦戦した。参考までに ANSYS
の大まかな流れ(流体解析)は以下のようになる。
1. 定義:用いる単位系,形状を作成する際に重要となるパラメータを定める。
2. 形状作成:1 で定めたパラメータを用いて解析モデルを作成する。
3. メッシング:2 で定めた解析モデルに対してメッシュを作成する。
4. 条件の設定:境界条件,解析条件,用いる流体の種類,詳細を設定する。
5. 解析:解析を実行する
6. ディスプレイ:得られた解析結果を表示する。
8 月 8 日~8 月 14 日
ANSYS の使い方に慣れてきたのでいよいよ解析モデルの作成を開始した。まずはキャビティの作成を行
った。これは SV の方に作成する際に必要となるパラメータだけ示してもらって後は自力で計算して座標点,
エリア,ボリュームを作成していった。それが終わってからはカナルの入り口部分を作成した。ここは比較的す
ぐ作成できた。
8 月 15 日~8 月 25 日
次に作成した解析モデルにメッシュを施すという課題を与えられた。この過程が ANSYS の最大のヤマ場
であり,最も時間がかかった。解析時間が短縮でき,かつ正確な解析が可能ということで始めは mapped
mesh といって一定形状(3 次元の場合は直方体形状か四角錐形状)のメッシュを作成しようと試みた。しかし
ながらなぜか分からないがメッシングがなされず,時間ばかりが無駄に過ぎていった。途中から Free mesh
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2010 年度イアエステ研修レポート
に切り替えたところ,すぐにうまくいった。
8 月 26 日~8 月 27 日
次に境界条件を定めた。キャビティ入り口部の全てのノードに速度をもたせるのに DO WHILE 構文を用い
るのというのが思いつかず,SV の助けを借りてなんとか成功した。流体パラメータ,解法パラメータはすぐに
設定できた。
8 月 28 日
研修開始からおよそ 1 ヶ月。ようやくシミュレーションを行う準備が完了した。実際にシミュレーションを実行す
ると何度か解が発散してしまうという事態が生じたがメッシュ密度,流体パラメータを見直すことで解を得ること
ができた。何度か SV に教えてもらったところがあったが自力で作成したプログラムで解が得られたという感動
はすさまじかった。
8 月 29 日~9 月 12 日
この期間はより現実的なキャビティ内流れを模擬しようといろいろな条件,パラメータを変化させて解析を行っ
た。例えば流速を上げると解が発散してしまうので,細かいメッシュを作成して解析を行ったりした。細かいメ
ッシュを作成すると計算時間が非常に長くなるのでこの辺はトレードオフであった。
9 月 15 日~9 月 17 日
前回まででどれくらいの値,条件で解析を行えば結果が発散せず,少ない計算時間で解が得られるかおお
よそ分かった。しかしながら流速分布を評価するためには新たな基準を設ける必要があった。そこで評価基
準として平均流速を導入し,そのプログラムをこの期間に作成した。それほど難しくなく,各々のエレメントの
持つ速度を足してその数で割ればよいのである。比較的すぐ作成することができた。
9 月 18 日
平均流速はエクセルで結果を表示する予定であったので,テキストエディタに結果を入出力するプログラムを
作成した。これもそれほど難しくなく 1 日で作成することができた。従来は簡単なプログラムを作成するのにも
時間がかかっていたのだがこの頃にはプログラミングの腕が上がっていることを実感することができた。
9 月 19 日~9 月 22 日
ひたすら解析を行うと同時にエクセルで平均流速のグラフを作成した。エクセルはドイツ語であって数字もド
イツの書式であったため,苦戦した。結果が得られたらなぜそのようなグラフになったのか考察を行った。
9 月 23 日~9 月 30 日
最終レポートを作成した。英語ということもあってなかなか書き進まなかった。
9 月 30 日
研修最終日。午後に教授とミーティングが会ってこのときに最終レポートを提出した。抜き打ちでプロジェクト
の内容を 5 分間で説明するよう求められたが,日本語でプレゼンを行うようにスムーズに話すことができなか
った。SV の方のフォローもあってなんとか切り抜けることができた。数値シミュレーションという自分にとってチ
ャレンジングな内容であり,当初は無事成し遂げられるか不安であったが自分なりに納得のいく結果は得ら
れたと思う。SV の方も 2 ヶ月の研修期間での成果としては上出来と褒めて下さった。
10 月 1 日
出発の準備や SV の方に最後の挨拶をした。
10 月 2 日
早朝にイギリスに向けて出発。午後ロンドン着。
10 月 3 日~10 月 5 日
ロンドン観光。
10 月 6 日
早朝にイギリス発。フランスを経由して翌日の朝,日本に到着。
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2010 年度イアエステ研修レポート
・生活全般について
研修地ドレスデンは中心部にエルベ川が流れるザクセン州の州都で,昔ながらのドイツ風の建物が立ち並
ぶ非常に美しい街である。非常に涼しく,夏の日中でも 30℃以上になることは稀で夜は長袖のコートが必須
であった。人々は明るく親切で,ほとんどの人が英語が堪能であって,街を歩く際にも特に苦労しなかった。
治安に関しても特に危険ということはなく,深夜に一人歩きしていても平気であった。
滞在場所は学生が 100 人近く住む大型の寮であった。大学から徒歩 10 分ほどの大変良い立地にあり,
少々古いものの家賃が月 190€で割安であった。当初は大学がセメスター期間中で学生が数多く残っ
ていたため,現地の学生とルームシェアすることとなった。ルームシェアは初めてということもあり,
最初のうちは気を使っていたが徐々に慣れてくるとそれが当たり前となり苦にならなくなった。シェ
アメイトは大変明るくフレンドリーなドイツ人で英語も堪能であったため,分からないことは何でも
質問することができた。彼は自転車を貸してくれたり,大学や街の主要な部分を紹介してくれたり,
ホームパーティや遊びに誘ってくれた。最初の 15 日間は IAESTE の研修生と過ごすよりも彼と行動
を共にすることが多く,おかげでドイツの生活スタイルに慣れ,ドイツ人の友達や楽しい思い出を作
ることができた。
研修場所は建設されたのが 1905 年という古いレンガの建物であった。TUD の建物の中でも珍し
く中は博物館のようになっていて,しばしば観光客も目にすることがあった。そこには所狭しとモー
タや発電機が置かれており,熱心な学生たちが日々研究に励んでいた。SV の方は Ph.D コースの学
生であった。非常に親切な方で,英語も聞き取りやすく,研究以外の話もよくしてくれた。研究に関
しては,始めの頃は分野違い,電気工学に関する英語の専門用語が数多く出てくるということもあっ
て理解するのか困難であった。事前に SV の方とのメールのやり取りでどのような研修を行うのか分
かっていたのだから,少しは勉強しておけばよかったと後悔したことを覚えている。以後 SV の説明
で出てきた意味の分からない専門用語はしっかり記憶にとどめ,あとで自発的に調べるようにし,イ
メージがわかないこと,ANSYS について分からないことなどは理解するまで SV に聞いたり,イン
ターネットで調べることで対応した。そうすることで 1 ヶ月経つ頃には専門用語にも対応できるよう
になり電気モータに関する知識も増やすことができた。
ドイツは日本と比べて物価はだいたい同じか少し高いくらいであったため,月額 650€という給料
は生活するのに十分であった。ただ,24 時間営業のコンビニエンスストアやスーパーマーケットと
いうものが無く,平日は 8 時まで営業,日曜日は休みというところが多かった。そのため,来た最初
の週末に日曜日の夜には食べるものが何も無かったという事態が起こった。日本の便利さとドイツの
生活の違いを強く認識し,自分の無知をひどく悔やんだことを覚えている。以後は計画的に購入,消
費するように気を使うようになった。今思えばこのおかげで先を見通す力がつき,研修にも生かすこ
とができたように感じる。
研修生はおよそ 30 名ほどいてヨーロッパ,南米,アフリカ,中東,東南アジア,アジア,オセア
ニアといった世界の様々な地域から集まり,国際色豊かであった。彼らも皆フレンドリーで来た当初
からすぐに溶け込むことができた。彼らとはいろいろな会話を楽しんだ。驚いたことに日本の文化に
興味ある研修生が多く,アニメ,ゲーム,挨拶,文化に関する話題でよく盛り上がった。特に面白か
った質問は侍や忍者に関してであった。侍はなんで腹を切るのか?侍と忍者の違いは?武士道って
何?という質問は自分の英語力の無さも相まって説明するのが困難であった。思えばドイツ国内でも
日本製の車,バイクが数多く走り,研修生の多くが日本製のデジタルカメラを所持していた。日本の
影響力というものは自分が想像していた以上であって日本という国の凄さを実感することができた。
彼らは他にも政治,宗教,教育といった高度な話題についても激しく議論を行っていた。そのような
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2010 年度イアエステ研修レポート
話題は英語力の低さも相まって自分は聞いているのが精一杯で参加することができなかった。母国語
でない言語でそのような話題で議論できる他国研修生のレベルの高さを痛感した。また,彼らは勉学,
研究に対するモチベーションも非常に高く,ときには尊敬の念を抱くことさえあった。例えばシリア
人の女の子は,勉強する理由がエンジニアが頑張れば頑張るほど愛する母国が豊かになるからと答え
ていた。自分はただ大学院を卒業するため,成績がよいほうが就職に有利といった理由で勉強してい
たため,このような意見は非常に印象的であり,格の違いを見せ付けられた思いがした。
平日の夜は誰とも無くプランが出され集まってビールを飲んだりサッカーやバレーボールをして
過ごした。週末はドイツ国内を旅行した。ドイツでは週末切符というものがあり,わずか 7€で鈍行
電車や急行電車に一日乗り放題となるため,非常に安く旅をすることができる。研修生たちとする旅
は男子研修生だけの場合無茶な計画が多かった。例えば土曜日の朝 5 時に出発して夜は駅や電車内で
寝て,帰ってくるのが日曜日の 23 時というような計画もあった。旅の途中では,接続に失敗したり
警察に事情聴取にあったりと何度かトラブルにも見舞われたが,こういったこともそうそう体験でき
ることではないので大変貴重な経験であった。2 ヶ月でシュトットガルト,フランクフルト,ベルリ
ン,ハンブルク,プラハ,マイセンといったドイツ国内,チェコ国内の主要な都市に赴き,見聞を広
げることができた。
・研修全般を通して
いろいろな困難が伴ったインターンシップであったが,異国の文化に触れ,自分を見つめ直し,様々
なトラブルに対処することで自分を大きく成長することができたように思う。そういった意味では海
外インターンシップに参加して本当によかったと思える。
このような機会を与えて下さった IAESTE
JAPAN,IAESTE LC DRESDEN のメンバーの方々,TU Dresden の Festa 氏,Hofmann 教授,
ドイツで出会った愉快な研修仲間たち,研修中日本から私を応援してくれた友達や家族には大変感謝
している。本当にありがとうございました。
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2010 年度イアエステ研修レポート
第⼆部:アンケート 以下の質問にお答えください。
A. 研修内容について
1.
研修内容は、O-form に記載されていたとおりでしたか。(はい・いいえ)
「いいえ」と答えた場合、どこが違っていたか具体的に記述してください。
はい
2.
就業時間は、O-form に記載されていたとおりでしたか。(はい・いいえ)
実際の就業時間:
3.
全(
40
)時間
週(
5
)日間;(
月
)曜日から(
金
)曜日
研修先から支払われた“滞在費”は、現地の通貨で週いくらでしたか。“滞在費”の内訳と日本円に換算し
た金額と併せて書いてください。
現地通貨:162.5€/week
日本円:2.25 万円/week
4.
研修先から支払われた“滞在費”は、生活するのに十分なものでしたか。(はい・いいえ)
「いいえ」と答えた場合、何にいくらぐらい足りませんでしたか。
はい
5.
“滞在費”はどのように支払われましたか。(例:現金手渡し・銀行振込)
現金手渡し
6.
研修中の滞在先について、宿舎の形態、周辺地域の環境や治安について詳しく記述してください。
ドレスデンはザクセン州の州都で昔ながらのドイツ風の建物が立ち並ぶ非常に美しい景観の街であった。
人々は明るく陽気で,街全体活気にあふれていた。治安も非常に良く,研修期間中特に危険な思いをする
こともなかった。
7.
研修中の滞在先(宿舎)から研修地までの通勤について書いてください。(交通の便・手段・費用等)
徒歩,もしくは自転車。勤務先から徒歩 10 分という理想的な場所に滞在していたため,交通費もかから
なかった。
8.
研修先での職場環境(人間関係)は良かったですか。(はい・いいえ)
「いいえ」と答えた場合、不満だった点を書いてください。
はい
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2010 年度イアエステ研修レポート
9.
研修において、何か特別なプロジェクトに参加しましたか。(はい・いいえ)
「はい」と答えた場合、参加したプロジェクトの内容を詳しく記述してください。
いいえ
10. 研修において、あなたの語学力(O-form に記載されている Required Language)は客観的に見て十分だっ
たと思いますか。(はい・いいえ)
「いいえ」と答えた場合、反省点を書いてください。
いいえ
出発前は大学のセメスターの期末ということもあり大変忙しく十分に英語を勉強することができなかった。
そのため,研修序盤は聞き取れない,しゃべれないと大変苦労した。忙しくなる前から計画的に勉強してお
けばよかったと思う。
B. 普段の生活について
1.
研修以外の時間(余暇)はどのように過ごしていましたか。なるべく簡潔に書いてください。
平日の夕方は研修生とサッカーを楽しんだり,近くのバーへ行って酒を飲んだりした。
休日はドイツ国内や隣国へ旅行して過ごした。
2.
研修地でイアエステ委員会主催の催しに参加しましたか。(はい・いいえ)
「はい」と答えた場合、参加したプログラムの内容と併せて感想も書いてください。
いいえ
3.
研修国で、その国の伝統文化に触れるような機会はありましたか。(はい・いいえ)
「はい」と答えた場合、どのようなものに参加したか、感想も詳しく書いてください。
いいえ
4.
研修国の印象を詳しく書いてください。
ドイツは北海道よりも緯度の高い場所に位置しているということもあってか,寒い国という印象がある。真
夏の日中でも 30℃を越えることは稀であり,朝方や夜は長袖が必需品であった。9 月の中旬では研修先で
暖房が入っていた。
人々は親切で真面目,勤勉という印象がある。バスや電車の乗り方で困っていたときや道に迷ったとき
には親身になって教えてくれた。大学でも研究中に日本の学生のように眠ることなく集中して研究に打ち
込んでいた。また若者は底抜けに明るく,初めて会ったときも気兼ねなく話すことができた。
5.
研修国で、日本のことについて質問をされましたか。(はい・いいえ)
「はい」と答えた場合、特に印象に残った質問、面白かった質問、あなたが返答に困った質問などがあれ
ば、それにどう答えたかも含めて書いてください。
日本に関して聞かれた質問で特に印象的だったのがアニメについてであった。ドラゴンボール,ドラえも
ん,ワンピースのキャラクターや技の名前の由来などをよく聞かれた。また侍に関しても広く知られており,
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2010 年度イアエステ研修レポート
腹切りをするなんておかしくないか,武士道とは何かという質問は自分の語彙力の無さも相まってか説明す
るのが困難であった。前者については侍は失敗を許されない,後者については侍の規則,例えば一度決
めたことを最後まで貫き通すこと,主君に忠誠を誓うことといったように答えた。
C. イアエステとの連絡
1.
研修出発前、手続き上何か問題はありましたか。(はい・いいえ)
「はい」と答えた場合、問題点を詳しく書いてください。
いいえ
2.
研修国入国時に何か問題はありましたか。(はい・いいえ)
「はい」と答えた場合、問題点を詳しく書いてください。
いいえ
3.
研修国到着後、研修地まで自分ひとりで行きましたか。(はい・いいえ)
「いいえ」と答えた場合、誰と行きましたか。
はい
4.
3で「研修国のイアエステ委員会」と答えた場合、イアエステ委員会はどのように関与していましたか。
5.
研修初日、研修先の受入準備体制は万全でしたか。(はい・いいえ)
「いいえ」と答えた場合、何に不備があったか書いてください。
はい
6.
研修期間中、研修国のイアエステ委員会のオフィスへ行く機会はありましたか。(はい・いいえ)
はい
7.
研修先でのイアエステ委員会のオフィスについて書いてください。
① 委員会は何人体制でしたか。
5 人(途中から 4 人)
② 研修期間中、委員会との連絡はスムーズに行われましたか。
たまにメールが遅く帰ってくることがあったが,基本的にはメールのやり取りは滞りなく行うことができ
た。
③ 研修期間中、問題が起こったときに適切な対応もしくは助言をしてくれましたか。
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2010 年度イアエステ研修レポート
対応してくれた。週末に一人で電車旅行に出たときに正しい乗車券を持っていたのにも関わらず,
キセル乗車扱いされて罰金 40€を払わされそうになるというトラブルが起こった。後日,LC の
メンバーに相談して直接,鉄道会社に講義をしに行って解決してくれた。
D. その他
1.
今回のイアエステ研修を通して、最も良かったと思うことを詳しく書いてください。
他の国の研修生とさまざまな地域を旅行することができたということ。週末にベルリン,シュトットガルト,ハ
ンブルク,プラハ・・・・といったドイツ国内,周辺国の主要都市に旅行に行って見聞を広めることができた。
なかには無茶な旅行,例えば駅で一泊なんてこともあったが,このときしか経験できないことだったと思うの
で良かったと思う。
2.
研修に関して事前に勉強をして行きましたか。(はい・いいえ)
「はい」と答えた場合、何を勉強し、どう役立ったかを書いてください。
「いいえ」と答えた場合、事前に勉強をしなかった理由を記述してください。
いいえ
事前に SV の方に前もって準備する必要があるかどうか問い合わせたところ,特別な準備は必要ない旨
を言われたので,勉強しなかった。
3.
日本出国前に準備しておいたほうがいいと思われることを書いて下さい。
英語は日本人であれば少なからず難を感じると思われるので,日常会話が成立するレベルになるまで勉
強を行ったほうがよい。もし可能であれば挨拶程度の派遣国の言語,文化も調べておけばコミュニケーショ
ンを円滑に進めることができるものと思われる。
4.
来年以降、あなたが派遣された国へ、研修生として派遣される候補生に向けて助言(研修のことだけでな
く、語学面や生活面など、気がついたことはできるだけ詳しく)を記述して下さい。
スムーズに会話できるレベルまで英語を勉強することが大切である。もし可能であれば事前に研修に関
するまたドイツ語も事前に挨拶,数字を理解できる程度まで勉強すると街を歩くときにも困らないのでお勧
めする。
ドイツのスーパーマーケットは平日で夜の 8 時,日曜日は完全閉店なので日本と同じ感覚でいると日曜
日何も食べられないという事態が起こりかねない。計画的に買い物をし,消費する必要がある。また,買い
物の際には店員に笑顔で挨拶する必要がある。挨拶をしないと愛想悪く,適当に接客される可能性がある。
また,店員にしばしばお釣りをごまかされるケースがあるので,渡された時点で確認し,誤りがあれば抗議
することが大切。ドイツでは日本では傲慢と取れるくらいに自己主張をすべきである。
週末の旅行に行く際は,余裕を持った計画を立てることをお勧めする。というのもドイツでは電車が 10 分,
20 分遅れることは当たり前で,タイトなスケジュールだと乗り換えがうまくいかないことがしばしば起こるから
である。最低でも 25 分の乗り換え時間を見込んで計画を立てることが望ましい。
5.
研修終了時に、受入企業に研修レポート(Technical Report,Training Diary を含む)を提出しましたか。
はい
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ご協力ありがとうございました!
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