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6-4-3-53 4.3.3 社内システムとのインタフェース ここでは、受注側
4.3.3 社内システムとのインタフェース ここでは、受注側クライアントプログラムと社内システムとのインタフェースにつ いて説明します。 ・社内システムとのインタフェースとなるディレクトリ ……………… (1)参照 ・Uploadディレクトリに関する仕様 ……………………………… (2)参照 ・Downloadディレクトリに関する仕様 ………………………… (3)参照 ・エラーファイルディレクトリに関する仕様 …………………………… (4)参照 ・Uploadディレクトリに保管されたファイルのチェック仕様…… (5)参照 6-4-3-53 (1)社内システムとのインタフェースとなるディレクトリ 社内システムとのインタフェースとなるディレクトリを表4.3.3−1に示し ます。 表4.3.3−1 社内システムとのインタフェース用ディレクトリ 名称 用途 Upload ディレクトリ 初期値:「インストール先」¥Upload 受注側クライアントプログラムが EDI サ ーバへ送込むデータファイル(回答デー タファイル)を社内システムが保管する 領域。 Download ディレクトリ 受注側クライアントプログラムが EDI サ 初期値: 「インストール先」¥Download ーバから取得したデータファイルを保管 する領域。 社内システムはこのディレクトリに保管 されているデータファイルを取り込む。 エラーファイルディレクトリ Upload ディレクトリに保管されたデータ 初期値: 「インストール先」¥ErrorFile ファイルのうち、受注側クライアントプ ログラムが実施したチェックに不合格と なったデータファイルを格納する領域。 ※各ディレクトリの初期値について、プログラムインストール時にインストール 先を変更しなかった場合、「インストール先」は「C:¥Program Files¥EDIClient」 になります。 ※各ディレクトリは変更可能です。変更方法については、「3.4.1(4) 一 括送受信設定手順」を参照してください。 6-4-3-54 (2)Upload ディレクトリに関する仕様 Upload ディレクトリに関する仕様を表4.3.3−1に示します。 表4.3.3−2 Upload ディレクトリに関する仕様 No 仕様 備考 1 受注側社内システムは、名称.tmp でファイ 書込み中ファイルの排他制御 ル書込みを行い、書込み完了後に名称.xml を行うための仕様 にリネームする。 2 名称については特に規定しない。 エラーファイルの上書き防止 のために、各ファイル名がシス テムの稼動期間中ユニークに なるようにすることが望まし い。 3 本ディレクトリに保管されているファイル 受注側クライアントプログラ は、受注側クライアントプログラムが EDI ムが主導権を持っているため。 サーバへの送信処理終了後に削除を行う。 4 Upload ディレクトリに保管するファイルの 受注側クライアントプログラ 最大サイズは 1 ファイルあたり 30MB 以内と ムでのレスポンス向上対策に する。 よる。 6-4-3-55 (3)Download ディレクトリに関する仕様 Download ディレクトリに関する仕様を表4.3.3−3に示します。 表4.3.3−3 Download ディレクトリに関する仕様 No 仕様 備考 1 受 注 側 ク ラ イ ア ン ト プ ロ グ ラ ム は 、 名 書込み中ファイルの排他制御 称.tmp でファイル書込みを行い、書込み完 を行うための仕様 了後に名称.xml にリネームする。 受注側社内システムは拡張子 が xml であるファイルを対象 に取込み処理を実施すること。 2 名称は以下のルールで設定する。 EDI サーバから取得するデー sessionID-情報区分コード-EDI サーバコー タは、100 メッセージ毎に 1 フ ド--受注者コード ァイルに結合されます。 つまり、1 ファイルには最大 sessionID:EDI サーバが設定するセッショ 100JPTRM タグが存在すること ン識別子(yyyymmddhhmmssnnn) になります。 nnn は 3 桁の連番 情報区分コード:ファイルに含まれるデー これは、受注側クライアントプ タの情報区分コード 4 桁 ログラムでのレスポンス向上 EDI サーバコード:データ取得元 EDI サーバ 対策によります。 の統一企業コード 12 桁 受注者コード:受注者の統一企業コード 12 桁 3 受注側社内システムがファイル削除を実施 受注側社内システムが主導権 する。 を持っているため。 6-4-3-56 (4)エラーファイルディレクトリに関する仕様 エラーファイルディレクトリに関する仕様を表4.3.3−4に示します。 表4.3.3−4 エラーファイルディレクトリに関する仕様 No 仕様 備考 1 受注側クライアントプログラムは、Upload 受注側社内システムがチェッ ディレクトリに保管されているデータファ ク NG ファイルの原因調査を行 イルのうち、チェック NG のファイルをエラ うため。 ーファイルディレクトリに移動する。 2 エラーファイルディレクトリへのファイル 書込み中ファイルの排他制御 の移動にあたっては、名称.tmp でファイル を行うための仕様 書込みを行い、書込み完了後に名称.xml に リネームし、Upload ディレクトリより該当 ファイルを削除する。 3 ファイルの移動にあたっては、移動元ファ 同名ファイルがエラーファイ イルのファイル名を維持する。 ルディレクトリに存在する場 合は上書きする。 4 受注側社内システムがファイル削除を実施 受注側社内システムが主導権 する。 を持っているため。 6-4-3-57 (5)Upload ディレクトリに保管されたファイルのチェック仕様 Upload ディレクトリに保管された EDI サーバへ送込むデータファイルのチェッ ク仕様について表4.3.3−5に示します。 表4.3.3−5 ファイルのチェック仕様 No チェック仕様 備考 1 DOCTYPE 宣言の存在チェック XML 妥当性検証に DOCTYPE 宣言は不可欠 2 XML 妥当性検証 3 MGH の存在チェック MGH に設定されている内容に従い、データ 送信先の EDI サーバの特定、クライアン ト認証キーの特定を行うため MGH の存在 は必須。 4 MGH の JPC06 ノード(発信者コー ド)にセットされた受注者コード と、メッセージに含まれる Supplier-code ノードにセットさ れている受注者コードが一致し ているかどうか? チェック NG のデータが存在する場合、チェック NG となった原因を記述したメ ールが送付されます。 エラーの内容と対策については、3.4.1(7)エラー時の対処方法を参照 してください。 6-4-3-58