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Vol.12 - 愛知県立大学

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Vol.12 - 愛知県立大学
愛知県立大学
広報誌
Vol.12
2013.3
国際人への第一歩はここから
在学生と未来の在学生のための愛知県立大学広報誌
43名!
大学入試センター試験利用型推薦入試〈グローバル人材〉を
平成26年度入試〈平成25年度実施〉より導入いたします。
センター試験実施教科・配点など詳細は平成25年7月にホームページで発表します!
愛知県立大学 長久手キャンパス
〒480-1198 愛知県長久手市茨ケ廻間1522番3
TEL 0561-64-1111 http://www.aichi-pu.ac.jp/
定員は外国語学部合計
Vol.12
2013.3
愛知県立大学 外国語学部
全国枠の推薦入試スタート!
!
Vol.12 Contents
p.2
卒業生、修了生のみなさんへ
愛知県立大学 守山キャンパス
〒463-8502 名古屋市守山区大字上志段味字東谷
TEL 052-736-1401 http://www.nrs.aichi-pu.ac.jp/
編 集 後 記
慌ただしく出会いや別れが訪れるこの時期。近年はメディアの発達により出会いや別れに対する感動が軽くなったとも言われま
すが、学生時代の出会いや別れとは、社会生活の長さに比例してその感動が増し宝ものであると感じるようになってくるものです。
これから新たなステージに向かう皆さんは少なからず不安や悩みを抱えることもあるかと思いますが、そんな時こそ、気持ちを
共有できる人や自分の力になってくれる人との出会いが訪れるものです。
「出会い」
と
「別れ」
、
この積み重ねは人間を大きく成長させてくれるものです。皆さんもこれからの、
そしてこれまでの「出会い」や
「別れ」
を大切にしていただければと思っています。
8
p.3
学内企業説明会開催
p.4
サテライトキャンパスの就職支援
KIZUNA プロジェクト開催
看護学部のFacebookのご紹介
p.5
学生自主企画研究発表会開催
p.6
企画展示のご紹介by図書館
p.7
進学相談会のご案内by入試広報室
P.8
外国語学部全国枠推薦入試について
編集後記
1
卒業・修了生へのメッセージ
2012年度 「学内企業説明会」報告
丸山真司(キャリア支援室長)
学長 高島 忠義
皆さん、
ご卒業おめでとうございます。本学の教職員を代表して、皆さんに心から
お祝いの言葉を申し上げます。私は、他大学の先生・学生から聞いた話しや、私の他
大学での講師の経験に照らして、本学を卒業することがいかに大変なことであるか
を十分に理解しています。その意味で、皆さんは、本学の学位を修得されたことに
「自信と誇り」を持って頂いて良いと思います。
本学は、
今年度、
ロシアのシベリア連邦大学と連携協定を締結しました。早速、
今春
には連邦大学から何人かの学生が本学に留学してくる予定です。私は、その協定に
署名するために、昨年の夏、連邦大学のあるシベリアのクラスノヤルスクを訪問し、
合わせて大学近くにある日本人シベリア抑留者の慰霊碑に花を手向けてきました。
私の宿泊したホテルの近くに日本人抑留者の建設した建物が、今なお残されてい
ました。人通りのない建物の側面に回ってみると、驚くべきことに、建物の赤レンガ
の上に当時の日本人抑留者の方の彫ったメッセージが残されていたのです。そこに
は「郷愁」
とか「祖国」
といった文字が記されていましたが、その中で取り分け私の目
を引いたのは、彫りにくいレンガの上に苦労して書き込まれた長文のメッセージで
す。そこに記されていたのは、
「平和で明るい日本を俺達の手でつくるのだ」という
文章でした。
本年1月12日−13日に愛知県立大学体育館において
人気があると思われる。病院・福祉施設の出展もあり、社
「学内企業説明会」を開催した。本学においては4回目の
会福祉学科の学生の参加が顕著に伸びているのも特徴的
「学内企業説明会」である。採用広報期間の短縮に伴う過
であった。
密スケジュール化が懸念される中、愛知県庁を始め、中部
今年度も、両日に渡って「説明会」開始前に「県大生のた
地区を中心に96社の企業(1月12日;48社、1月13日;
めの『ノウハウ満載!就職活動実践講座』」を開催した。1月
48社)
が出展した。参加学生数は、
1月12日に284名、
1月
12日には「志望動機の作り方 ∼本日見るべき大事なポイ
13日には262名、計546名であった。学部別に見ると、
ント∼」
(参加57名)、1月13日には「OG・OBに聞く 就
外国語学部が289名、
日本文化学部が76名、教育福祉学
活の話・仕事の話」
(参加74名)
を開いた。
「説明会」を企業
部が75名、情報科学部が67名、大学院が37名であった。
ブースへの訪問だけに終わらせず、実践的な講座とセット
全体の参加者数は昨年に比べると少々減少傾向にあった
にすることで内容が充実するものになったと思われる。ま
が、その理由としては、平成23年から経団連の「採用選考
た講座参加学生がそのまま企業ブースへスムーズに訪問
に関する企業の倫理憲章」が改定され、企業と大学3年生
する流れをつくることができたこともよかった。
が接触を始める解禁日が、従来の10月から12月に後ろ倒
来年度に向けての課題としては、①学生の活動モチベ
しになったことで、すでに企業に対する絞込みが行われて
ーションを高める働きかけ、②学外での他の説明会と重な
いることがあげられる。
しかしながら、二日間で500名以
らない日程の調整、③在京・在阪大手企業や東海地区の人
上の学生が参加している、愛知県立大学独自の「説明会」
気企業等の誘致と企業種のバランスを考えた出展企画、
の意義は大きい。
④本学学生に向けての「説明会」事前告知の工夫があげら
企業ブースへの学生来訪数を業種別に見てみると、
「銀
れる。キャリア支援室として、
これらの課題に積極的にチャ
行・証券」、
「通信」などの業種、
また昨年度から設けた「官
レンジしていきたいと考えている。
公庁エリア」への訪問数が多く、安定志向の業種に一定の
シベリアという極寒の地(冬には気温がマイナス30度近くまで下がります)
で、果
たして生きて祖国の地を踏めるかどうか分らない過酷な環境(日本人シベリア抑留
者の約1割の方が現地で死亡したと言われています)の中で、彼がなお日本の将来
に思いを馳せている姿を想像すると、思わず目頭が熱くなりました。
今日の卒業式の日に当たって、私は、
このメッセージを、
これから社会に旅立つ若い
皆さんにも是非伝えておきたいと思います。
2
3
サテライトキャンパスにて就職支援を実施しています!
平成24年度「学生自主企画研究発表会」が開催されました。
平成24年度「学生自主企画研究発表会」
3年生や4年生を中心に、
まずは自分を振り返り、強みや弱み、
自分らしさをどうアピールするか等、
就職活動のサポートをしています。応募書類の書き方や面接実技講座など実践的なものから、
日常の
平成25年1月23日(水) 於 H005教室
相談事まで広く利用していただいています。
また「就職活動って何からすればいいの?」
「何がしたいか分からない」などの疑問や不安を抱いて
いる学生の方々も相談に訪れています。
サテライトキャンパスは相談だけではなく
「就職」をキーワードに学生主体の企画講座や情報交換
の場にもなっています。
就職活動生だけでなく、
まだ訪れたことの無い方は是非一度、
お気軽にお立ち寄りください。
大学は授業だけが学びの場ではありません。愛知県
◆発表グループ一覧
立大学教育研究センターでは、学生のみなさんが自
代表者
分から問題を発見し、探求し、解決策を考える力、
自分
阿部 貴子
(中国学科)
から他者に働きかける力をつけてほしいとの願いを
込めて、学生グループの自主企画研究を支援してい
眞野 綾
(ヨーロッパ学科)
ます。
KIZUNA プロジェクト開催
去る2012年12月17日に外務省の震災復興支援事業である「キズナ強化プロジェクト」の
一環で、豪州とニュージーランド
(以下NZ)の大学生26名と引率大学院生1名が、国境を越えた
若者同士の「キズナ」を深めるために、愛知県立大学長久手キャンパスを訪れ、本学学部生36名
と半日交流しました。この行事は、外務省の委託を受けた日本国際協力センター(JICE)名古屋
事務局が東海地区の大学に108名の受入れを打診し、本学と3大学(名古屋外国語大学、常葉
学園大学、静岡県立大学)
が応えて実現したものです。
当日は、
まず高島学長による英語でのウィットに富む歓迎の挨拶を皮切りに、桑村学生支援セ
ンター准教授(国際交流担当)
による本学概要の英語での説明の後、
メインイベントである双方
学生による交流行事が始まりました。まず、豪州・NZ学生代表4人が本学訪問直前に滞在した被
災地福島県内陸の仮設住宅での体験について同県の魅力を交えて語った後、本学スペイン語圏
2年の藤井みなみさんと鳥居愛さんが津波被災地での復興支援体験の発表を英語で行ないまし
た。続いて、双方総勢63名の学生が12支の名の付いた日豪NZ混合グループに分かれ、復興支
2013年2月 国際交流室
援の方法や防災について考える
“Your way of developing disaster relief efforts”
と題し
たプロジェクトに取り組みました。学生たちは、日英両語を駆使して互いに意思疎通を図りなが
ら、
昼食を交えての熱い議論を重ねました。極めて限られた時間ではありましたが、
グループの総意を何とか日英両語でまとめ上げ、最後に
講堂ラウンジでポスター発表を行いました。会場には学内からも学生や教員が訪れ、参加者と意見を取り交わしていました。
平成25年1月23日
(水)
には、本年度で6年目とな
神谷 沙樹
(国際関係学科)
る
「学生自主企画研究」の発表会が開催され、助成対
象となった10グループによる熱のこもった研究成果
発表が行われました。
各グループメンバーの発表は、
8ヶ月間の研究を通
じた成長が感じられる、
レベルの高いものでした。
銀賞
発表会には学生・教職員延べ88名が参加し、熱心な
質疑が交わされるとともに、発表会終了後には教職
員も交えた交流会が行われました。交流会では後援
時間となりました。
国文学科)のグループ、銀賞には倉知真由美さん(歴
史文化学科)、加茂友望さん(看護学科)のグループ
が選ばれ、鎌倉副学長から副賞の図書カードが授与
外国籍児童とその保護者への日本語学習支援
及び情報提供
「やさしい日本語」を用いた地域外国人への
情報伝達方法に関する実践的研究
澤井 祥子
(社会福祉学科)
学生出版の在り方と可能性
−学生団体、出版企業を通して−
倉知 真由美
(歴史文化学科)
弓張山系と中世社会 −文化遺産の発見と創造−
安藤 駿
(歴史文化学科)
現代における若者の社会化
∼若者と労働を接続するもの∼
銀賞
加茂 友望
(看護学科)
金賞
加藤 華
(国語国文学科)
また、昨年度に引き続き、参加者の投票により金賞・
銀賞・銅賞を選定しました。金賞には加藤華さん(国語
災害時の外国人向け支援についての提案
水野 みち代
発達障害研修講座を通して見た、地域の保育・教育の課題
(人間発達学研究科)
会の支援を得てお茶とお菓子が用意され、
くつろい
だ雰囲気の中で学生と教職員が意見交換する貴重な
研究テーマ
培養細胞を用いたアトピー症状によるアレルギー性
サイトカインを指標とした症状改善物質の探索
愛知県立大学所蔵「本朝月鑑」の解読
三尾 由紀
新生児集中ケア看護教育における家族ケアの視点に関する考察
(人間発達学研究科) ∼看護師と医療ソーシャルワーカーの視点を比較する∼
されました。
ポスター発表の後、参加者全員が主会場の小ホールに戻り、双方代表(本学からは、英米4年佐藤和美さんと荒井俊充さん)の見事な日
本語と英語による別れの挨拶が交わされました。締めくくりには、豪州・NZ学生の申し出による土着のパフォーマンスが披露されて場内が
大いに盛り上がり、
この日の交流に花を添えました。講堂外での記念写真撮影後、学生たちは互いに最後まで別れを惜しんでいました。
本行事の成果の一つとして学生諸君が短時間でまとめた日英語によるポスターが、現在国際交流室(E-101)前の掲示板付近に張り出
されていますので、是非お立ち寄り下さい。
■当日の交流行事の様子(JICE提供)
http://sv2.jice.org/kizuna/2013/01/17/pdf/ausnzOApicture20130117.pdf
■感想文(本学フランス語圏2年長島美紀さんと日高愛美さんの寄稿)
http://sv2.jice.org/kizuna/2013/01/post-79.htm
研究発表
授賞式
【学生自主企画研究参加者の声】
看護学部 Facebookのご紹介
看護学部では、看護学部Facebookのページを設け、守山キャンパスの行事や出来事をご紹介して
います。看護学部在学生や卒業生はもちろんのこと、高校生や現役看護師の方も楽しみにしていらっ
しゃるようです。
特に最近アップされた守山キャンパス開催の就職相談会の様子は、高校生の皆さんが大学入学後
に就職活動の時期を迎える際の参考になる1コマかと思いますので、高校生の方はぜひ一度ご覧いた
日本文化学部国語国文学科4年 加藤 華
愛知県立大学長久手キャンパス図書館所蔵の『本朝月鑑』
大変な作業が多々ありましたが、その度に皆で意見を出し合
は、
とても美しい挿絵を持つ折本形式の書物です。本文には歴
い、新しい考えを見出すことで乗り越えてきました。その過程
史的人物の逸話が収められ、その内容と挿絵の意味を多くの
では、企画した研究が一歩一歩進んで行くことに喜びを感じる
人に知って貰いたいという思いから、私達はこの学生自主企画
と同時に、研究の成果を外へ発信することの責任も強く感じま
研究を通して、
『 本朝月鑑』
を解読し、注釈書を製本するための
した。また、他分野の人たちの中で発表をする機会が持てたこ
研究活動を行いました。
とは、自分達が学ぶ国文学を見つめ直すきっかけにもなり、書
国語国文学科で学ぶ私達が、研究を進める際に必要とする
籍の形にして多くの人に示せたことは、私達にとって大きな力
だき愛知県立大学看護学部への理解を深めていただければと思います。
注釈書を、自らの手で作成することは、
とても貴重な経験でし
となりました。
皆さんの「いいね!」お待ちしています…。
た。全く注釈書の無い『本朝月鑑』の注釈を一から作らなけれ
今回の研究が、今後少しでも『本朝月鑑』を読み解くための手
ばならず、漢文を書き下したり、逸話の前後関係を考えたりと
掛かりになればと切に願っています。
4
5
企画展示のご紹介
by
図 書 館
進学相談会のご案内
by
入 試 広 報 室
「世界のMANGA展」
図書館では1月21日
(月)
より2月末まで、本学高等言語教育研究所主催による
「世界の
MANGA展」を企画展示しました。おなじみの日本のマンガを通じていろいろな言語表現に
触れていただくことを目的とし、
「ONE PI
ECE」
「のだめカンタービレ」
「毎日かあさん」など
国内で多くの人に読まれている人気マンガのフランス語版や中国語版などを、
多くの皆さんに
楽しんで読んでいただきました。
世界に広まる日本のマンガの素晴らしさを好きな言語で読むことは、マンガを通じてその言
愛知県立大学を「もっと知りたい!」、愛知県立大学につ
また、
キャンパスを直接見たいという方には、夏に開催し
語を学ぶことができるだけでなく、その言語独特の表現などを深く理解することができる良い機
いて「もっと聞きたい!」そんな高校生の皆さん!愛知県立
ますオープンキャンパスがおススメです。愛知県立大学の
会となります。展示は終了しましたが、
「外国語多読コーナー」で皆さんもおなじみの作品を好き
大学入試広報室では平成25年度もさまざまな会場に本
オープンキャンパスは、模擬授業や大学全体説明、学部全
な言語で読んでみてはいかがでしょうか。
学教職員が出向いて進学ガイダンスを行います。高校生
体説明など、在学生を中心としたメンバーに教職員も加わ
の皆さんはもちろん、保護者の皆さまも大歓迎です。でき
り皆さんに納得いただける1日を提供いたします。この模
るだけ皆さんのご質問に分かりやすくお応えして参ります
擬授業や大学全体説明、学部全体説明は申込制となって
ので、愛知県立大学に興味をお持ちいただいている方は
おります。
是非一度お越しください。
オープンキャンパスの開催日時は6月初旬には愛知県
寒い日にはこたつでゆったり読書に耽るのも楽しいものですよね。全国的に
なお、
会場によっては多少混雑する場合がありますので、
立大学ホームページで確認いただけます。参加申込の方
暖かくなってきていますが地域によってはまだまだ大活躍していることでしょう!
予めご質問内容をまとめたうえでお越しいただきますと有
法や日時についてはそこで確認いただけますので、参加ご
そ ん なこたつで読 んだら楽しいだろうなと思う本を図 書 館ボランティア
り難いです。
希望の方は是非ご確認のうえお申込みください。
「こたつで読みたい本」
【apul-s(アップルズ)】のメンバーが選び、
2月末まで展示を行いました。ゆっく
りそしてのんびり読むには程よい本ばかりで好評いただきました。
こうした展示は今後も行っていきますので、ぜひ学術情報センター長久手キャ
平成25年度 進学相談会(予定)
★会場に直接問い合わせないようお願いします!
2013年 4月11日
(木) 16:00∼18:30
名古屋市中小企業振興会館
(吹上ホール)
2013年 4月18日
(木) 13:30∼18:30
名古屋市中小企業振興会館
(吹上ホール)
2013年 6月15日
(土) 10:00∼16:00
愛知県体育館
2013年 6月18日
(火) 14:00∼19:00
ツインメッセ静岡
「今月の5冊」
2013年 6月29日
(土) 13:00∼16:30
岐阜市文化センター
2013年 7月23日
(火) 12:00∼17:00
ポートメッセなごや
毎月図書館から
「今月の5冊」
としておススメ本を紹介・展示しています。
2013年 8月 3日
(土) 11:00∼16:00
名古屋国際会議場
ンパス図書館のホームページでご確認ください。
学生さんにぜひ読んで欲しい本を本学教職員が選書しています。今回は
※上記以外にも進学相談会の開催は随時ホームページで更新しております。
2013年2月の本5冊をご紹介します。
『幕府のふみくら』
長澤孝三著
『同性愛と異性愛』
風間孝 河口和也著
『プラハを歩く』
いつ相談に行こうかな??
田中充子著
今でしょ!
!
『オリガ・モリソヴナの反語法』 米原万里著
『狩猟伝承』
千葉徳爾著
丹羽入試・広報課長
(左から2番目)
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