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Oracle Database 11g

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Oracle Database 11g
Oracle Database 11g
さまざまな顧 客課題を解決する「Real Cus tomer Releas e」
本カタログの情報は、2007年10月現在のものです。実際の製品とは内容が異なる場合があります。
*Oracle、JD Edwards、PeopleSoft、Siebel、Flashback Query及びLogMiner、Oracle Application Express、Oracle Application Server、Oracle Audit Vault、Oracle Clusterware、Oracle Content Database、
Oracle Content Database Suite、Oracle Data Guard、Oracle Data Mining、Oracle Data Provider for .NET、Oracle Data Pump、Oracle Database、Oracle Database 10g、Oracle Database Vault、
Oracle Developer Tools for Visual Studio .NET、Oracle Enterprise Manager、Oracle Flashback Database、Oracle Flashback Table、Oracle Frashback、Oracle Messaging Gateway、
Oracle Multimedia、Oracle Objects、Oracle Objects for OLE、Oracle Programmer、Oracle Real Application Clusters、Oracle Records Database、Oracle Scheduler、Oracle Secure Backup、
Oracle Secure Backup Express、Oracle Spatial、Oracle SQL Developer、Oracle Streams、Oracle Text、Oracle Total Recall、Oracle Virtual Private Database、Oracle Warehouse Builder、
Oracle XML Database、Oracle XML DB、Oracle7、Oracle8、Oracle8i、Oracle9i、Oracle9i Database、PL/SQLは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、
関連会社の米国及びその他の国における登録商標又は商標です。
その他の名称はそれぞれの会社の商標の可能性があります。
Copyright © 2007, Oracle. All rights reserved.
代理店名
〒102-0 0 9 4 東 京 都 千 代 田区紀尾井町4 -1
お問い合わせ窓口
TEL
URL
0120-155-096
http://www.oracle.co.jp/contact/
OSE00728-SS
お 客 様 の さまざ ま な 課 題 に 対 応 す る
O r a c l e デ ータベ ース
「Real Customer Release」
30年の革新
オラクルは世界初の商用リレーショナル・データベースを開発した会社であり、それ以降30年にわたって、
Oracle Database 11gでは、技術をメインとしたこれまでの進化の方向性を転換し、
世界中の政府機関および企業の情報管理の課題を解決してきました。
お客様の声を取り入れ、さまざまなIT課題を解決するための機能を提供しています。
オラクルはデータベースにおけるリーダーとして常に最先端の技術をデータベースに搭載し、
これが「Real Customer Release ‒ お客様のバリューを第一に考えたリリース」であり、
それが業界の標準を形成してきました。多種のプラットフォームへの移植性、データの信頼性を保証する読取り一貫性、
400を超える新機能を搭載しました。
制限のない完全な行レベル・ロック、スケールアウトと可用性を両立するクラスタである
これにより、お客様のITコストの8割を占めるといわれる「運用管理・維持コストの削減」や
Oracle Real Application Clusters、多様なデータ型、XMLサポートなどはその例で、
データの肥大化に対する「ストレージ・コストの削減」、
Oracle データベースの圧倒的な技術的優位性の源泉となっています。
お客様のもつ「すべての情報の管理および活用」、
さらには「複数のアプリケーション環境下におけるパフォーマンスの向上」などを実現しています。
2007
とくに「運用管理・維持コストの削減」の面では、システムの設計、構築、運用、
そしてシステム変更に至るシステムのライフサイクルにおいて自動化を推進しただけでなく、
システム変更時のテスト工数を大幅に削減し、
Audit Vault
Database Vault
Oracle Database 10g
Grid Computing
Automatic Storage Management
Self Managing Database
Oracle Database 9i
XML Database
Oracle Data Guard
Real Application Clusters
Flashback Query
さらには精度の高いテストが実行可能なOracle Real Application Testingを実装しています。
このソリューションはコスト削減にとどまらず、
システム障害を極小化し、安定稼動というお客様のバリューにつながります。
また、高可用性が必須なシステムにおいて課題となっていた、
スタンバイ環境の有効活用を実現する
Oracle Active Data Guardも搭載しています。
さまざまな課題を解決するOracle Database 11gのメリットは、
あらゆる規模のシステムで享受できます。
中小規模のシステムでは、高いパフォーマンス、障害対応、豊富な開発環境、
Virtual Private Database
Built in Java VM
Oracle Database 8i
Oracle Database 8
Oracle Database 7
Oracle Database 6
Oracle Database 5
Oracle Database 2
Partitioning Support
Built in Messaging
Object Relational Support
Multimedia Support
Data Warehousing Optimizations
Parallel Operations
そして自動管理データベースなどがシステム基盤強化に大きく寄与します。
また、大規模システムにおいては、運用管理、可用性、情報管理、
データウェアハウスなどが大幅に強化されており、
グリッド・コンピューティングによる
IT基盤を提供することで顧客の競争力強化に大きく貢献します。
Distributed SQL & Transaction Support
Cluster and MPP Support
Multi-version Read Consistency
Client/Server Support
Platform Portability
Commercial SQL Implementation
1977
1
2
Grid Computing
ITインフラストラクチャの共有化によるコスト削減
企業内のITインフラストラクチャはアプリケーションごとに分散され、管理されています。インフラを分散すると管理が複雑になり、
ITリソースの効率的な活用が難しいため、企業の課題である高いITの運用管理・維持コストの根本原因となっています。
グリッド・コンピューティングでは、分散した複数のコンピュータを巨大な1台の仮想コンピュータとして利用することができます。
クラスタウェアの標準搭載と管理の統合
Oracle RACのためのクラスタウェアとしてOracle Clusterware
以外のアプリケーションに関しても高可用性を提供します。また、ク
を標準で搭載し、管理を統合化しました。クラスタの管理・接続、メッ
ローニングによるOracle RACのノード追加をサポートし、サーバー
グリッド・コンピューティングにより、効率的なリソースの分配と高い信頼性が実現され、
セージ交換とロック、サービス提供フレームワークなどがすべてのプ
を容易かつ迅速にOracle RACに追加して処理能力を拡張するこ
企業内のインフラの統合・共有化が可能になります。また、Oracle Database 11gの高い基本性能で
ラットフォームで一貫しておこなえるため、管理が容易になります。
とができます。
Oracle ClusterwareはClusterware APIにより、Oracle RAC
共有インフラを構築することにより、大幅なコスト削減が実現します。
Next GRID
複数アプリケーション基盤共通化
フューチャーデザイン
■ Oracle Grid 次世代インフラへの潮流
GRID
●データベースとアプリケーションの
自由なリソース配分
共通インフラ基盤
GRID
●データベースとアプリケーション・
サーバの統合
共通データベース基盤
●プラットフォーム運用自動化
(Oracle Enterprise Manager)
単体アプリケーション基盤構築
RAC
●複数データベース仮想化による
リソース効率
スケールアウト
RAC
EM
●拡張性
HA
AS
AS
AS
AS
AS
AS
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
AS
AS
AS
AS
AS
AS
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
AS
タベースが使用するディスク領域の最適配置を自動的におこない、
データの冗長化による信頼性の向上とストライピングによる高いパ
AS
EM
RAC
●ストライピングによるホットスポット解消
●データの冗長配置によるデータ保護
●HTTP/FTP/WebDAVによるアクセス
ることができるので、管理者の負担が大幅に減少します。ASMはデー
●可用性
RAC
スを管理できます。ディスク領域の管理やファイルの管理を自動化す
EM
●2ノード
(ホットスタンバイ)
RAC
■ Automatic Storage Management
ス専用に開発されたストレージ管理ソフトウェアで、複数のデータベー
●データベース運用自動化
(Oracle Enterprise Manager)
●3ノード以上
ストレージ管理の仮想化を実現するAutomatic Storage Management
Automatic Storage Management( ASM)は、Oracleデータベー
●運用自動化の強化
フォーマンスを動的に実現します。
Automatic Storage Management
RAC
ディスクを追加/削除するとディスク内のデータの再配置を自動的に実
ディスクの動的追加
RAC
行するため、常に最適なパフォーマンスと耐障害性を提供します。同時
RAC
に、ディスクの特定箇所にアクセスが集中しない配置といった、I/O
RAC
チューニングがおこなわれます。
将来
ファイル1
ファイル2
ファイル3
ASM上のデータの管理には、OSコマンドと同等のコマンドライン・
Oracle GRID
Oracle Database 10g∼
データの動的再配分
ツールが添付されるほか、仮想フォルダをサポートしており、HTTPや
FTP、WebDAVといったプロトコルでアクセスすることができます。
Oracle RAC
Oracle9i
RAC:Oracle Real Application Clusters
EM:Oracle Enterprise Manager
AS:Oracle Application Server
Oracle Real Application Clustersによるワークロード管理
実績に裏打ちされた高い基本性能
Oracle Database 11gは、行レベルのロッキングを採用しています。
■ ロック・エスカレーションが発生しない行レベル・ロック
対象の行だけがロックされる行レベル・ロックでは、ほかの多くのデータ
Oracleデータベース
他のRDBMS
問い合わせは
読取りをロック
しません
問い合わせは
ページ・レベル
のロックを
行います
ベースが採用しているページ・レベルでのロッキングに比べて、アクセ
Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)は、10年以
幅に向上させています。
スの競合による待ち時間を大幅に削減できます。また、ほかのデータ
上の経験と実績を誇るオラクルの高可用な共有ディスク・クラスタ技
Oracle RACには、グリッド・コンピューティングを実現するためのワー
ベースでみられるように、制限以上の行をロックするとページ単位、さら
術 を ベ ー スとし て 、各ノード( サ ー バ ー )間 を 高 速 に 同 期 させ る
クロード管理機能が実装されています。アプリケーションをサービスと
にはテーブル単位でのロックへとエスカレーションされることがないた
Cache Fusion技術を実装しました。他社製データベースが実装し
して定義し、処理リソースを必要に応じて動的にサービスに割り当てる
め、ボトルネックは発生しません。
ている非共有ディスク・クラスタ技術と異なり、アプリケーションを変
ことが可能です。サービスに対してルールを定義することで、細かなビ
もう1つの重要な基本機能として読取り一貫性があります。読取り一貫
更することなくクラスタのノード追加がおこなえるほか、1つのノード
ジネスニーズに応じた処理リソースの配置を実現します。
性の機能をもたないデータベースでは、データの読取り中に変更が発生
に障害が発生しても処理が停止することはありません。さらに、共有
また、ワークロード管 理にはサー バ ーの 適 切な負 荷 分 散 や 迅 速な
した場合、問い合わせ結果の不整合が発生する場合があります。これ
ディスク・クラスタ技術の弱点とされてきたスケールアウトによる高い
イ ベ ント 通 知 の 機 能 が 欠 か せ ま せ ん 。F a s t A p p l i c a t i o n
は、ダーティ・リードと呼ばれ、会計システムなどの業務処理ではこのよ
スケーラビリティを実現しており、高可用性とパフォーマンスを両立
Notificationでは、データベースとアプリケーションを統合させて、
した、まさに至高のクラスタ技術です。Oracle Database 11gで
アプリケーションに構成情報やイベントなどを通知することができます。
は新しいロック技術の搭載により、データウェアハウスでの性能を大
■ ランタイム・コネクション・ロードバランシング
Application
Server Grid
60% 10% 30%
うなデータベースは使用できません。Oracle Database 11gでは、読
取り一貫性の機能によりOLTPと非定型的な検索処理が同時に実行さ
ページロック
問い合わせは
待ちを生じます
スナップショット
ページロックを
使用する更新
アクセスの競合が生じない
問い合わせにより、
ユーザーは待たされることがありません
アクセスの競合が生じる
問い合わせにより、
ユーザーは待たされます
■ 読取り一貫性によるデータの保護
オラクルのデータベース(読取り一貫性あり)
Aが読み込んだデータ
COL1 COL2 時間の
経過
10
100
れるようなアプリケーションにおいても、性能を低下させることなく高い
20
30
100
スループットを実現できます。Oracle Database 11gは、データに関
10
200
20
100
する統計情報をもとにアクセス・パス(検索経路)の最適化をおこないま
60
200
70
150
80
200
わせごとに各表の大きさや問い合わせ条件の選択状況の統計を考慮しな
90
150
100
200
他のデータベース(読取り一貫性なし)
Aが読み込んだデータ
COL1 COL2 時間の
経過
10
100
200
す。Oracle Database 11gのコストベースのオプティマイザは、問い合
がら、もっとも効率的なアクセス・パスと結合メソッドを動的に判断します。
ページロック
別のユーザーによる
データの更新
UPDATE SET COL2=150
WHERE COL2<200
更新後のデータでなく
スナップショットの
データを読み込む
一貫性が保証される
20
200
30
100
10
200
20
100
60
200
70
150
80
200
90
150
100
200
読込みが完了
しているので
古いデータを取得
別のユーザーによる
データの更新
UPDATE SET COL2=150
WHERE COL2<200
読込む前なので
別のユーザーのデータ
更新が反映されてしまう
データに一貫性がない(ダーティ・リード)
先進的なグローバリゼーション・サポート
Oracle Database 11gは、世界中のさまざまな地域、言語、タイ
Database
Grid
データベース負荷
データベース負荷
データベース負荷
小
大
中
Instance 1
Instance 2
Instance 3
はUnicode 5.0をサポートし、Microsoft Windows Vistaでも
ムゾーンをサポートしており、世界中のユーザーが1つのデータベー
採用されている新しい日本語文字コードであるJIS X 0213:2004
スを使用できるように設計されています。Oracle Database 11g
も完全にサポートしています。
強力なアプリケーション開発環境
Storage
Grid
3
データベースの負荷情報はアプリケーション・サーバーに伝達され
均等に負荷がかかるように全体最適化をするので、
少ないリソースを最大限に利用することが可能
Oracle Database 11g はさまざまな開発環境で使用できるよう最適
GUIの開発環境としては、Webベースのリッチ・アプリケーション開発
化され、JDBC、ODBC、OLEDB、.NET、PHPに対応したミドルウェ
環境であるOracle Application ExpressやSQLのコーディング、
アを提供しています。また、C/C++、COBOL、Javaといったさまざま
PL/SQLのデバッグ、さらには他社データベースからの移行をサポー
な開発言語をサポートする埋込み型SQL開発環境を提供します。
トするOracle SQL Developerを標準で提供しています。
4
Oracle Maximum Availability Architecture
低コストでより高い可用性を実現
Oracleデータベースには高可用性を実現する多くの機能が実装されています。しかしながら、高可用性を実現するには、
スナップショット・スタンバイは、スタンバイ・データベースをテスト目
■ スナップショット・スタンバイと Oracle Real Application Testing
的で使用するための機能です。スタンバイ・データベースを一時的に
使用する技術やアーキテクチャだけではなく、構築手法や運用管理も必要不可欠な要素です。
また、システム全体を見てサービスレベルを維持するための設計をおこなわないと、十分な可用性を得ることはできません。
オープンし、書込み可能な状態にすることで、さまざまなテスト用途
に活用できます。テストを実施している際も、スタンバイ・データベー
オラクルではこのような背景から、高可用性技術を組み合わせた検証を実施し、検証結果をもとに最適な設計と構成を提示した
スとして機能し、本番データベースからデータの同期をおこなってい
ベストプラクティスであるOracle Maximum Availability Architecture(Oracle MAA)を提供しています。
るため、万が一テスト中に本番データベースに障害が発生した場合
Oracle MAAはOracleデータベースの高可用性技術を連携させ、求められる可用性に応じた構成を
にも対 応 す ることが 可 能 で す 。O r a c l e R e a l A p p l i c a t i o n
低コストで素早く構築するための指針となります。Oracle Database 11gに搭載されている技術を活用すれば、
従来以上に低コストで高可用性構成を構築することが可能となります。
キャプチャ
Replay
疑似クライアント
ワークロード履歴
ワークロードの実行
Oracle Data Guard
T e s t i n gと組み合わせ て使 用 すると、テスト環 境が容 易に構 築で
き、本番データベースの負荷をそのままスタンバイ・データベースで
データベースへの更新の同期
テストすることが可能です。
■ Oracle MAAの構成
本番
データベース
プライマリ・サイト
ルーター
ファイヤーウォール
プライマリ
スタンバイ
WAN Traffic
Manager
WAN Traffic
Manager
ロードバランサー
ロードバランサー
スナップショット
スタンバイ
ルーター
ロードバランサー
アプリケーションサーバー Oracle Internet
Directory
ロードバランサー
Webサーバー
ファイヤーウォール
アプリケーションサーバー Oracle
OracleInternet
Internet
Directory
Direct
ファイヤーウォール
ルーター
高速かつ正確なバックアップ・リカバリ ― Recovery Manager、Oracle Secure Backup
ファイヤーウォール
Oracle Application Server Guard
Webサーバー
REDOログ
スタンバイ・サイト
ルーター
Recovery Manager( RMAN)では、データベースのバックアッ
RMANと連携してテープ・デバイスへのバックアップ・リカバリをお
プおよびリカバリを自動管理できます。ブロック・メディア・リカバリ
こないます 。テープ・デ バイスの自動 管 理のほか、異 機 種 間 環 境で
機能が破損ブロックだけを回復して、高速かつ正確にデータベース
のバックアップの集 中 化が可 能です 。R M A N 、O r a c l e S e c u r e
をリカバリします。また、ブロック変更トラッキングの実装により、高
Backupともにバックアップデータの暗号化を実現し、セキュリティ
速な増分バックアップを可能にします。
に対するニーズに応えます。
Oracle Secure Backupは統合バックアップ・ユーティリティで、
Oracle Data Guard
Oracle Real Application Clusters
Oracle Real Application Clusters
人的ミスへの対応 ― Oracle Total Recall
フラッシュバック機能では、人為的なミスが発生した際に、その直前の
易に復元することが可能です。Oracle Database 11gはフラッシュ
時点まで戻ることでエラーの修正ができます。フラッシュバック・デー
バック機能を大幅に強化したOracle Total Recallを提供し、データ
タベースは、時間指定することで容易にPoint-in-timeリカバリができ
の変更履歴をデータベース内にアーカイブして、特定のある時点の
るほか、フラッシュバック・
ドロップでは誤って削除してしまった表も容
データの検索を可能としています。
スタンバイ・データベースの有効な活用
Oracleデータベースに実装されているOracle Data Guardは、
また、プライマリおよびスタンバイ・データベース間で役割を交互に切
本番データベースのスタンバイ・コピーを作成、保持し、Oracleデー
り替える機能(スイッチオーバー、スイッチバック)により、ストレージ
データ障害への迅速な対応 ― データ・リカバリ・アドバイザ
タベースの障害時にリカバリ計画の基盤となる機能です。REDOロ
障害やメンテナンス作業でのダウンタイムを最小化します。サイト障
データ・リカバリ・アドバイザはOracle Database 11gの新機能で、障
グを転送・適用して、物理的に本番データベースと同一にするフィジ
害に対応するための自動フェイルオーバーの構成も可能です。
害内容の診断、障害の影響分析、管理者へのリカバリに関するアドバイ
カル・スタンバイは、障害やデータ・エラーからの保護機能として有
Oracle Database 11gではOracle Active Data Guardが搭載
スなどを提供することで、迅速な障害の診断およびリカバリシナリオの
効です。REDOログからSQLトランザクションに変換し、それをスタ
され、フィジカル・スタンバイ構成のデータベースを読取り専用として
作成が可能です。
ンバイ・データベースに適用するロジカル・スタンバイの機能は、シ
使用でき、バックアップも可能となりました。Oracle Active Data
また、Oracle Database 11gでは、データ障害を未然に防止するため
ステムを停 止させることなくアップグレードをおこなうローリング・
Guardを用いれば、従来、平常時は待機させておくしかなかったフィ
にUltra Safeモードが搭載されています。Ultra Safeモードで動作さ
アップグレードのために使用できます。Oracle Data Guardの最
ジカル・スタンバイによる災害対策用サイトを、本番環境に負荷をかけ
せると、自動的にデータベースのブロック・チェック・レベルを向上させ、
大保護モードでは、スタンバイ・サイトへのログ転送サービスにより、
ることなく、レポーティングやほかのアプリケーションからの参照と
データ破損からデータベースを保護します。
災害発生時にプライマリ・データベースでコミットされたデータの損
いった用途に使用できます。また、バックアップについては、本番環境
失を防ぐことが可能です。
に負荷をかけずに増分バックアップを高速に実行可能です。
■ データ・リカバリ・アドバイザ
プランの選択
データ
障害発生
障害内容
診断
障害の
影響分析
リカバリ
プランの提案
データの整合性、
一貫性をチェック
修復の実行
フィジビリティ
チェック
計画停止の最小化 ― オンライン・パッチ適用とローリング・アップグレード
■ スタンバイ・データベースの活用例
通常業務でのスタンバイ利用例
プライマリ・サイト
スタンバイ・サイト
・帳票ツール
・データ検索、分析
クライアント
●スタンバイ側を参照用途として利用可能なため、
帳票ツールやデータ検索などをスタンバイ側でおこなうことが可能
ビジネスへの影響を最小化します。Oracle Database 11gでは一時
Oracle Database 11gでは対応した個別パッチに関しては、オンライ
的にロジカル・スタンバイを構築したり、フィジカル・スタンバイをロジカ
ンでの適用が可能です。また、バージョンアップについては、Oracle
ル・スタンバイに変換して使用することができるので、より柔軟な構成が
Data Guardのロジカル・スタンバイを使用したアップグレード作業も
可能となりました。
ローリング方式でおこなえ、計画停止時間を最短に抑えることによって、
クライアント
Oracle Database 11g
計画停止の大きな目的の1つにパッチ適用やアップグレードがあります。
■ ローリング・アップグレード
Oracle Database 11g
プライマリ・サイト
1
管理・開発・検証でのスタンバイ利用例
プライマリ・サイト
Oracle Database 11g
5
3
4
5
スタンバイ・サイト
・バックアップ取得
・開発・テストサイト
クライアント
2
スタンバイ・サイト
管理者
Oracle Database 11g
●スタンバイ側をバックアップ用途として利用可能なため、
バックアップ負荷をスタンバイ側に集約
●一時的に更新可能にすることにより、
本番データを用いた開発・テスト環境として利用可能
アップ
グレード
A
B
A
B
SQL Applyを停止
ノードBをアップグレード
アップ
グレード済
A
B
SQL Applyを再開
スイッチオーバー
アップ
グレード
アップ
グレード済
A
B
SQL Applyを停止
ノードAをアップグレード
アップ
グレード済
アップ
グレード済
A
B
SQL Applyを再開
6
Manageability & Change Assurance
運用管理コストを削減しながらシステム障害を極小化
システム障害は、ハードウェア構成やOSの設定などの変更時に多く発生します。
ベースの負荷が高く接続が難しいような環境でも正確な情報を取得す
それらを防ぐためには事前検証テストの徹底が必要ですが、多くの企業では工数、コストとのトレードオフにより、
ることが可能です。
システム変更時の検証が十分に実施できていないのが実情です。Oracle Database 11gでは、システム管理を自動化し、
■ サポート・ワークベンチ
また、ターゲットの停止やしきい値を超えたパフォーマンス測定値、エ
ラーなどのシステムの異常は、アラート機能によりただちに管理者に通
システム変更におけるリスクを最小化するための画期的なテスト機能が提供されています。
知されます。スケジューラ機能を使用すると、特定の時間にジョブを実行
このテスト機能「Oracle Real Application Testing」では、運用管理コストを大幅に削減しながらシステム障害を極小化し、
し、管理作業を自動化することができます。複数のジョブを連鎖させ、条
コスト効率の高い迅速なシステム管理を支援します。
件によって分岐させるといった高度なジョブ設定も可能です。
パッケージング
障害(インシデント)情報
さらに、サポート・ワークベンチが提供され、データベース障害時のエ
ラーの調査、レポートなど、システム管理者が障害に対応する際に必要
本番環境で発生したワークロードを
すべてキャプチャし、テスト環境で再現可能
■ Oracle Real Application Testingによるテスト期間の短縮
な一連の作業をサポートします。重大なエラーが発生した場合には、サ
ポート・ワークベンチを通じてシステム管理者にエラーが通知され、
Automatic Diagnostic Repositoryに出力されたログ、
トレース情報
の調査をおこなうことができ、各種ツールを呼び出すことも可能です。
「問題の詳細」画面へ
疑似クライアント
本番環境
テスト環境
障害診断インフラストラクチャ
Oracle Database 11gの障害診断インフラストラクチャは、デー
■ 障害診断インフラストラクチャ
Oracle Enterprise Manager
- サポート・ワークベンチ
タベースに障害が発生した場合の一連の確認手順を自動化し、正確
ワークロード履歴
キャプチャ
か つ 短 時 間 で の 解 決に導きます 。障 害 発 生 時 のアラートやログは
Replay
GUIで操作
解析/診断 → 修正方法、回避策の推奨
SQLリカバリ・アドバイザ
Automatic Diagnostic Repositoryに集中管理され、インシデ
データ・リカバリ・アドバイザ
ント番号で管理されます。エラーの種類に従い、自動的に適切なヘ
障害情報のパッケージング
ルスチェックがおこなわれると、システム管理者はSQLテスト・ケー
ス・ビルダーにより障害再現ケースを作成し、必要な診断情報をパッ
IPS
ファイル
SQL テスト・ケース・ビルダー
ケージ化できます。このパッケージ化した情報をサポートセンターに
送付することによって、迅速な診断が実現します。
より少ない工数でより正確なテストを実現するOracle Real Application Testing
チェック結果登録
ヘルス・チェック
また、データ障害に対応するデータ・リカバリ・アドバイザ、SQL障害
O r a c l e D a t a b a s e 1 1 g で 新 たに 導 入され た O r a c l e R e a l
のワークロードを取得するので、システム管理者は検証環境にてデー
Application Testingでは、少ない工数・期間でより精度の高い事
タベースが稼動する環境の構成変更をおこない、本番環境で取得し
に対 応 するS Q Lリカバリ・アドバイザにより、従 来は診 断が困 難で
あった障害に関しても迅速な復旧が可能になるので、復元に伴うダ
たワークロードを再実行することができます。
は、最小のリスクで迅速なシステム変更が可能になります。
SQL Performance Analyzerは、本番環境で実行されるSQLおよ
情報取得
参照
Automatic Diagnostic Repository
●
●
●
●
自動起動
データ
障害発生
自動診断データ 取得
Incidents
Traces、Dumps
Alert Log
HM Checker Reports
診断データを出力(メモリのダンプ情報など)
ウンタイムを大きく削減できます。
前検証をおこなえるので、情報システム部門(とくにシステム管理者)
(障害解決の作業画面)
自己管理型データベース
Oracle Real Application Testingは、Database Replayと
び統計情報などを取得し、検証環境でデータベースのスキーマ定義な
S Q L P e r f o r m a n c e A n a l y z e r から 構 成 さ れ て い ま す 。
どをおこなって、変更前後でのパフォーマンスを比較評価します。SQL
Oracle Database 11gはグリッド・コンピューティングを実現す
Automatic Workload Repositoryは、Oracle Database
Database Replayでは、大量のユーザーがアクセスした状態の本
Performance AnalyzerはSQL Tuning Setや、SQLチューニン
るための洗練された自動管理機能を備え、システムの効率的な管理
11gの自己管理データベースの根幹となる機能です。過去の負荷や
番環境のワークロードを、検証用のデータベース上で、擬似的ではな
グ・アドバイザ、そしてSQL Plan Managementと連携して動作し、
を可能にします。
パフォーマンス統計を自動的に収集して、データベース内に履歴と
く完全に再現することができます。アプリケーションの同時実行性、依
システム変更時に最適なチューニングの実施を支援します。
Automatic Database Diagnostic Monitorは、データベー
して保持し自動的にレポートを作成します。過去の情報からしきい値
存 性 、タイミングなどを含 め、本 番システムからデータベース全 体
■ SQL Performance Analyzer
クライアント
ス・カーネル内に搭載された自己診断エンジンです。データベースの
を設定して、自動でアラートを上げることもできます。
状 態を 一 定 間 隔 で 自 動 的 に 監 視し、稼 動 中 の デ ータベ ー ス の パ
さらにOracle Database 11gではデータベースで使用されるす
フォーマンスを随時診断します。問題が見つかった場合には、診断結
べてのメモリを自動的に最適化するため、オンライン・トランザクショ
果をもとに自動的に解決するか、管理者へリコメンデーションをおこ
ン処理やバッチ処理といった異なるメモリ設定を要求される処理も、
ないます。Oracle Enterprise Managerを使用すると動作状況
それぞれ高いパフォーマンスを維持できます。
がグラフィカルに表示されるので、状況が一目でわかります。
自動SQLチューニング
Middle Tier
本番環境
テスト環境
Oracle
データベース
再チューニングのために
SQLチューニング・
アドバイザを実行
SQL Tuning Set
SQLの再実行
Oracle Database 11gのSQLチューニング機能は、システム管理者
を悩ませるチューニングの工数を大幅に削減します。SQLチューニング・
Storage
す。データベースが負荷の高いSQLを検出して推奨プランを自動検証
7
Oracle Enterprise Managerは、GUIベースのデータベース管理
で把握することが可能です。
ツールです。システム全体の稼動状況やパフォーマンス・ステータスが
サーバーのCPU、メモリ、ディスクI/Oの使用状況、セッションやトラン
一目でわかる統合的なビューを提供します。システム管理者は、管理コ
ザクションの状況などがわかりやすいグラフで目視確認できるので、
ンソールからシステムの稼動状況、パフォーマンス、アラート、セキュリ
可 用 性 と パ フォー マ ン ス の 監 視 が 容 易 に お こ な えま す 。S G A
ティやポリシー違反、ジョブの状態など、管理すべき多くの情報を一目
(System Global Area)から直接情報を入手できるため、データ
③ 高負荷のSQLをチューニングし、
SQLプロファイルを自動作成
自動タスク
な索引やパーティション方法を提示します。
加えて、SQLを完全に自動的にチューニングする機能が提供されていま
Oracle Enterprise Managerによるシステム全体の統合管理
SQLチューニング・アドバイザ
アドバイザではSQL文を総合的に診断し、チューニングの推奨を提示す
るほか、SQLアクセス・アドバイザでSQLのパフォーマンス向上に最適
Storage
■ 自動SQLチューニング・アドバイザ
② 自動タスクが
SQLアドバイザを
定期起動
し、3倍以上のパフォーマンスが得られる場合には、システム管理者の
手を介することなく自動的にチューニングを実装します。
① アプリケーションが
SQLを実行
3倍のパフォーマンス向上が
確認されたSQLについては
全自動チューニングを実現
高負荷SQL
SQLプロファイル
データベース管理者
必要に応じてチューニング
結果レポートを参照
④ SQLプロファイルにより
新しい実行計画で実行
→ パフォーマンスが向上
8
VLDB & Data Warehousing
大規模データを低コストかつ高パフォーマンスで管理
多くの企業では、データ量の増大とそれに伴うストレージ容量の増大、ひいてはストレージ・コストの増加という課題を抱えています。
一般的に企業内のデータ量は、2年間で3倍のペースで増え続けているといわれますが、とくにSOX法などの法的な規制に伴う
ビットマップ・スター結合によるスター・スキーマの高速検索
データウェアハウス環境において一般的なスター・スキーマの問い
トで、条件のマージをビット演算でおこなうため、処理が非常に速い
データ保持期間の長期化や幅広い観点での分析ニーズ増加がデータ量の増大に拍車をかけています。
合わせは、ビットマップ・スター結合により高速化できます。この問い
という特徴をもっています。また、ビットマップ結合索引は、索引にあ
Oracle Database 11gでは、パーティショニング、データ圧縮、データウェアハウス技術により
合わせ方法は、スター・スキーマ検索に最適化されており、ビットマッ
らかじめ表結合情報を含めることでさらに処理を高速化します。
大量のデータを低コストで管理することができます。
プ索引を使用して条件をマージします。ビットマップ索引はコンパク
■ データベースによる情報ライフサイクル管理
情報ライフサイクル管理を活用していない場合
マテリアライズド・ビュー
高性能ストレージ
テープアーカイブ
マテリアライズド・ビューは巨大データのサマリーを管理して検索を高
■ キューブ・マテリアライズド・ビュー
速化する機能です。マテリアライズド・ビューでは、結合処理や集計処
SQLクエリー
理などの負荷が大きい操作を実行前に計算し、格納しておくことがで
アプリケーションの改変不要
→導入の容易さ
きます。ユーザーはオプティマイザの判断で自動的にリライトされた
高アクセス
低アクセス
履歴データ
アーカイブ
OLAPの使用で必要ディスク量削減
→コスト削減
サマリーにアクセスできるため、アプリケーションの変更なく劇的な検
索速度の向上が実現します。さらに、Oracle Database 11gでは
パーティショニングの活用
Region
クエリー・リライト
Date
マテリアライズド・
ビュー
サマリー表だけではなく、Oracle OLAPの多次元データベースへの
リライトが可能なキューブ・マテリアライズド・ビューをサポートしてい
OLAPキューブ
るので、従来のマテリアライズド・ビューと同じようにアプリケーション
の変更なく、検索速度のさらなる向上が見込めます。
Oracle Advanced Compressionによるデータ圧縮
高性能ストレージ
低コストストレージ
アーカイブストレージ
Product
Channel
自動リフレッシュ
テープアーカイブ
情報ライフサイクル管理を活用している場合
データウェアハウスを最大限に活かす豊富なETL機能
Oracle Database 11gにはさまざまなデータ抽出、転送、変換機
情報ライフサイクル管理
情報ライフサイクル管理とは、データのアクセス頻度や用途などに
がたちアクセス頻度が少なくなった情報は低コストのストレージに配
応じて、データを配置するストレージを変更し、ストレージ関連コスト
置します。従来の情報ライフサイクル管理はファイル・データのみの
を最適化する手法です。たとえば、時系列のデータがあった場合に、
ものでしたが、オラクルはパーティショニング技術などを用いること
最新でアクセス頻度の高い情報はハイエンドのストレージに、時間
で、データベースの情報ライフサイクル管理を実現します。
そのほかMERGE機能をサポートし、1つのSQLコマンドで条件指
能が提供されており、専用のETLサーバーを必要としません。
定による行( 行セット)の更 新 、もしくは挿 入の指 定が可 能です 。ま
まず、Oracle Warehouse Builderはデータウェアハウスの設
た、マルチテーブル・インサートにより、1回のDML文で複数表を対
計・構築を実現するGUIツールであり、データベースのパフォーマン
象にしたINSERTが可能になります。いずれも一括した処理により
スを最大限に活用したETL処理を設計できます。データウェアハウ
ETLパフォーマンスを向上させます。
スに対する影響・系統分析やデータ・プロファイリングといった高度
なETL機能をサポートしています。
■ Oracle Warehouse Builder
また、チェンジ・データ・キャプチャは、ソースとなるデータベースか
パーティショニング
CWM
Import
らデータを抽出する際に、対象となる更新された差分データだけを
パ ーティショニングは、大 規 模デ ータの 管 理 / 検 索 の パフォーマン
月別データなど範囲を指定して使用するレンジ・パーティション、部
抽出する機能です。非同期抽出も可能で、より効率的なデータの転
ス向上に不可欠な機能です。パーティショニングは大容量のデータ
門 別など値リストを指 定して 使 用 するリスト・パ ーティション、ハッ
送を実現します。
を複数に分割して管 理しますが、論理的には1つの表であるため、
シュ関数を使用してデータを分散させ検索・結合効率を向上させる
データ転送を効率化するトランスポータブル表領域は、表領域単位
S Q Lを変 更しなくてもパフォーマンスを向 上させることが可 能 で
ハッシュ・パーティション、そしてこれらを組み合わせたコンポジッ
でデータベース間を移動することで、高速にデータ転送をおこないま
す 。それ ぞれのパーティションはオンラインでメンテナンスできる
ト・パーティションが使用可能です。Oracle Database 11gでは、
す。運用中の表領域やデータベース間のプラットフォームが異なる
ので、データ特性の変化に応じたストレージに再配置することが可
パーティション・アドバイザなどの自動パーティション機能を搭載し、
ケースもサポートしているため、使用する環境を選びません。さらに
管理性を向上させています。
能になります。
Oracle Streamsは、REDOログを解析してデータベース内のデー
Oracle Advanced Compressionはデータベースに格納された
こなわれ、圧縮されたデータはOLTP、データウェアハウスを問わず
使用可能です。データ圧縮をおこなうとデータ・ブロックへのI/Oが
です。データ圧縮は平均2∼3倍の圧縮率を実現し、ストレージ容量
減少し、さらにメモリ上にも圧縮された状態でキャッシュされるため、
とコストの削減に寄与します。また、データ圧縮はブロック単位でお
大幅なパフォーマンス向上が見込めます。
より大規模なリアルタイム・データウェアハウス
■ データウェアハウス・プラットフォーム
フォーマンスが大幅に強化されています。特にグリッド環境でのデー
Oracle データベース
統合されたセキュリティ
ー監査
ー暗号化
ーアクセス制御
タウェアハウス性能が大幅に強化され、メモリの使用効率を強化する
(エクサバイト)のUltra Large Databaseをサポートし、高度な
ETL(Extraction, Transformation, and Loading)機能や分
析機能が拡張されています。
ソースデータ
(Oracle
データベース)
表、ビュー
ソースデータ
Oracle
Warehouse
Builder
ETLサーバー
不要
分析・統計関数
Oracle OLAP
スター・スキーマ
フラットファイル
Partitioning
マテリアライズド・ビュー
Oracle Data Mining
ETL処理機能
さまざまなインデックス
分析機能を統合
分 析ツール
能強化がはかられています。Oracle Database 11gは最大8EB
業 務 ア プ リ ケ ー ション
Server Result Cache、Oracle OLAPを利用したマテリアライズ
ド・ビューなど大規模データウェアハウスでの性能向上を見据えた機
ファイル
Oracle
Warehouse
Builder
ERP
Oracle
データベース
レガシー
システム
Oracle Discoverer
Oracle BI Beans
XPDL
ベース環境において、互いの情報を共有するためのオープンなアー
あらゆるデータを圧縮し、パフォーマンスを向上させる画期的な機能
O r a c l e D a t a b a s e 1 1 gでは、データウェアハウス環 境でのパ
Relational &
OLAP Catalogs
Oracle Scheduler, Workflow
Designer
iCal
タやメッセージをキャッチし通 知します 。これにより、複 数のデータ
Oracle Advanced Compression
カスタム
アプリケーション
キテクチャを提供します。
データベースと融合したOLAP
Oracle OLAPはOracleデータベースに完全に統合された多次元デー
の管理ツールであるAnalytic Workspace Managerを提供するほ
タベース・エンジンです。リレーショナル・データベースのオープンなアク
か、キューブの更新や集計のパラレル処理を実現し、キューブのメンテナ
セスや柔軟性、多次元データベースの分析力、パフォーマンスを併せ持
ンス時間を大幅に短縮しています。また、開発面ではマテリアライズド・
つことによって、従来は両立し得なかった特長を併せ持つことが可能と
ビューのクエリー・リライトの機能と組み合わせて使用することができ、
なりました。Oracle OLAPは、集計、アロケーション、財務関数、統計関
分析アプリケーションからはOLAPキューブを意識せずに、高いパフォー
数、時系列分析、予測などの高度な分析を実現します。管理面では、GUI
マンスを享受することが可能となっています。
データ・マイニング
データ・マイニングは、蓄積された膨大なデータの山からビジネスに有効
発生したデータをこのモデルに対して適用していくことで、個々のふる
な情報を取り出す技術です。Oracle Data Miningは、Oracleデータ
まいの予測、母集団の分類、または母集団の中の関連性の測定といった
ベースに統合されたマイニング・エンジンで、データベースに蓄積され
ことが可能になります。
た大量のデータを使用してモデルを構築し、法則を発見します。新たに
サーバーコスト削減
9
10
Security & Compliance
Manage Unstructured Information
企業コンプライアンスとリスク管理を強化するデータベース・セキュリティ
あらゆる企業データの情報活用を促進
今日のシステムでは、コンプライアンスやリスク管理の観点から、これまで以上に堅固なセキュリティが求められています。
企業は、業務で使用する構造化データだけでなくドキュメントや画像、地図情報などさまざまな種類の非構造化データを
情報漏洩に対する社会の監視の目は厳しく、情報資産の管理と保護は経営上の必須事項として位置づけられています。
保有しています。これらのデータを相互に連携させ戦略的な情報として有効活用するためには、すべてのデータを統合して管理し、
とくにコンプライアンスの観点から見た場合、情報資産を格納するデータベースのセキュリティ対策は必要不可欠です。
アプリケーションから利用できるようにする必要があります。Oracleデータベースはこの要望に対応するため、
Oracle Database 11gは、監査、アクセス制御、認証、暗号化を含めた統合的なセキュリティ機能を提供しています。
従来からさまざまなデータ型をサポートしてきましたが、非構造化データのパフォーマンスが障害となっていました。
Oracle Database 11gでは新たにOracle SecureFilesを搭載し、ファイルシステム以上のパフォーマンスを実現しました。
また、XMLの格納ではスキーマレスXMLの操作を高速化するためのバイナリXMLを搭載、さらなる高速化を実現しています。
暗号化
これらの機能により、さらなる企業データの情報活用の促進が可能になります。
■ データベース・セキュリティ
セキュリティ状況のレポート
■ さまざまなビジネス・データの統合
経理部門
情報システム部門
XML File
Spatial
アクセス制御
監査ログ
人事部門
Images
Scanned
Documents
アクセス制御を実現するOracle Database Vault
■ Transparent Data Encryption
非構造化データの活用の促進
アプリケーションから
透過的に暗号化
コンプライアンスを実現するには、職務分掌という考え方が重要です。
ス可能となっていました。Oracle Database Vaultを組み合わせて
利用すると、データベース管理者のような特権ユーザーのデータへの
アクセス制御が実現し、職務分掌を可能にします。
また、Oracle Database 11gの仮想プライベート・データベース機能
盤がOracle SecureFilesです。Oracle SecureFilesは、データ
CREATE TABLE employee(
name VARCHAR2(30),
employee_id NUMBER
(10),
salary NUMBER(9)
ENCRYPT,
title VARCHAR2(30)
);
データの暗号化
暗号鍵は
データベース側で
自動管理
ベースでファイルデータを処理する方法を刷新し、まったく新しいアー
キテクチャで設計しています。基本的な問い合わせや挿入操作では
暗号化されたデータに
対しても索引を使用可能
列の暗号化を指定
ファイルシステムに匹敵するパフォーマンスを提供し、一般的なファイ
の高度な機能を利用できるので、コンテンツ管理におけるセキュリ
能です。アプリケーション・コンテキストを利用することにより、Webア
ティ強化やストレージの効率活用が実現できます。
プリケーションのようにスキーマを共有している場合でも、ユーザーご
ポリシーの設定、効率的な監査が可能です。
月曜∼金曜日
9:00∼18:00
Financial Data
Financial Admin
上記以外の
時間帯
経理部門
アクセス制御
Create
User
Data Dictionary
DBA Role
Create Table
ユーザーB
ネットワーク・データの保護
ミッションクリティカル環境をサポートするXMLの先進機能
Oracle Database 11gでは、従来のXMLのネイティブ・サポート
O r a c l e D a t a b a s e 1 1 gはさまざまなデータを活 用 するための
Oracle XML DBはXMLを直接XML形式で格納できるXMLType
データ型に対 応しているため、D T Dや X M Lスキーマによる検 証 、
XPath式によるXML文書の操作、XSL変換、XQueryなどXML固
データ構造と演算子をサポートしています。
有の技術を使用して意味のある構造をもったデータとして利用するこ
Oracle Textでは、Oracleデータベースに格納されたさまざまな
とが可能となります。さらに、ビューにより既存のリレーショナル・デー
形式/言語のドキュメントの高速全文検索や、SQLのオープンな開発
タをXML文書として、XML文書をリレーショナル・データとして操作
環境での高い信頼性・拡張性を維持した検索が可能です。
できるようになります。また、Oracle Database 11gではXMLス
ネットワーク上を流れるパケットは、基本的に暗号化されないデータ
Oracle Multimediaは、マルチメディア・コンテンツをほかの企業
キーマに依存しないXMLを高速に処理するバイナリXMLおよび索引
(平文)です。そこでOracleの通信プロトコルであるOracle Netの
情報に統合して管理し、オープンでスケーラブルなアプリケーション
をサポートします。これによりあらゆるXMLデータの高速化を実現し、
通信を暗号化して、通信経路上での盗聴などによる情報漏洩を防ぐこ
開 発 を 実 現しま す 。ま た 、医 療 用 の デ ー タ・フォー マットで あ る
データ活用を推進します。
とができます。
DICOMをサポートしています。
Oracle Spatialは空間データを管理し、地理情報アプリケーション
情報システム部門
(データベース管理者)
セキュリティ評価・認証への対応
データベースの自動的な暗号化
11
さまざまなデータを活用するためのデータ構造
Oracle Database 11gでは、より柔軟に監査を実行する手段として
ファイングレイン監査機能が提供されており、従来よりも詳細な監査
ユーザーA
3D空間情報
をさらに拡 張し、業 界 最 高 の X M L デ ータ管 理を実 現して います 。
柔軟な監査
■ Oracle Database Vaultによる強固なアクセス制御
DICOM:
医療用イメージ
RFIDデータ
ルシステムでは実現が難しい、
トランザクション管理や高度なバック
アップを可能にしました。また、自動的な暗号化やデータ圧縮など複数
を利用すると、表・ビューの各行ごとに柔軟なアクセス制御の設定が可
とのアクセス制御が実現できます。
■ Oracle Database 11g ― 新しいデータ型
Oracle Database 11gで非構造化データ活用を促進するための基
しかし、従来のデータベースでは、たとえば人事や会計情報などのデー
タに対して、本来の職務とは関係のないデータベース管理者もアクセ
Office
Documents
セキュリティに対する社会的関心の高まりとともに、各種のセキュリ
■ Oracle XML DB
の基盤の役割を果たします。R-Treeと呼ばれる専用の空間索引を
搭載することで、空間データに対して高速な検索を実現するほか、
JDBC
測地座標のサポートや座標変換、空間演算・集計など空間データに
.NET
ファイル
OCI
フォルダ
Oracle Database 11gは、機密性の高いデータを、表領域、表、列単
ティ関連国際標準が制定されています。これらは、中立的な第三者が
対する豊富な機能を提供しています。Oracle Database 11gで
位で自動的に暗号化して格納するTransparent Data Encryptionを
セキュリティ機 能を正しく評 価 することで 製 品の安 全 性を確 立し、
は、OpenGIS標準に対応したほか、新たに3次元のデータをサポー
搭載しています。Transparent Data Encryptionはアプリケーション
ユーザーにわかりやすい判断基準を提供するものとして、さまざまな
トし、設計情報の管理や建物の施設管理等、多数のアプリケーション
から透過的にデータベースを暗号化することが可能なので、アプリ
面で整備が進んでいます。
に活用できます。
ケーションを変更する必要はありません。管理面では表定義の変更の
オラクルでは、ISO/IEC 15408(Common Criteria)、FIPS
そのほか、Oracle Database 11gではRFIDやRDFなどの技術に
みで暗号化が利用でき、暗号鍵の管理も統合されています。また、暗
140-2など、各種国際標準の認証を取得しています。オラクルは、
対応した機能の強化が図られています。
号化した列に対しても索引付けをおこなうことができるので、高い検
データベース製品においてISO/IEC 15408(EAL4)を初めて取
索パフォーマンスは維持されたままです。
得したベンダーです。
XML
アプリケーション
SOAP
XML Type
XQuery
ACLS
XML文書
WebDav
スキーマレス XML
・バイナリ XML
・テキストデータ
構造化データ
SQL/XML
HTTP
FTP
XMLスキーマ
・XML Typeデータ型
XML Schema
バージョニング
・XMLビュー
XML索引
XSLT
メタデータ
DOM
・B-Tree 索引
・XML索引
・ファンクション索引
・テキスト索引
12
Technical Data
主要機能一覧
パッケージング
機能/オプション
Oracle Database 11gは4つのエディションで構成されています。いくつかの有償オプション製品が提供される
Enterprise Editionでは、さらなる機能強化をすることが可能です。プラットフォームごとの製品の出荷情報と
コンポーネントサポート状況については日本オラクルのホームページでご確認ください。
Oracle Database 11g
Enterprise Edition
Oracle Database 11g
Standard Edition
Oracle Database 11g
Standard Edition One
Oracle Database 11g
Personal Edition
中規模システムからエンタープライズ
Oracleデータベースの中位のエディ
低価格で導入可能な中小規模シス
S t a n d a r d E d i t i o n および
システムまで対応可能なエディショ
シ ョン で あ り 、基 本 機 能 に 加 え
テム向けのエディション。O r a c l e
Enterprise Editionとの完 全な互
ン。エンタープライズシステムに求め
Oracle Real Application Clusters
Database 11gの高 い 基 本 性 能 、
換 性 が 必 要 とさ れ る 、シ ン グ ル・
られる、パフォーマンス、スケーラビリ
を標準搭載して、低コストで高い可
管理性、信頼性を享受でき、アプリ
ユーザー開 発 および 運 用をサポー
ティ、セキュリティ、可用性、管理性を
用性の要求されるシステムにも対応
ケーション へ の 組 み 込 みや 部 門 用
トするエディションです。
すべて兼ね備えており、企業内のす
します。
途のデータベースに最適です。
SE/
SE One
備考
オンライン・バックアップおよびリカバリ
○
○
オンライン状態でのバックアップ/リカバリが可能
パラレル・バックアップおよびリカバリ
○
ー
バックアップ/リカバリのパラレル処理
表領域のPoint-in-Timeリカバリ
○
ー
指定したある時点まで表領域をリカバリ
トライアル・リカバリ
○
ー
リカバリする前に、リカバリのテスト
Recovery Manager(RMAN) ○
○
バックアップ/リカバリ処理全体の設定管理
Oracle Secure Backup
Express
○
○
テープへのバックアップを実現。別ライセンスのOracle
Secure Backupではバックアップの暗号化を実現
Ultra Safeモード
○
○
データ破損からデータベースを保護
データ・リカバリ・アドバイザ
○
○
データ障害からの復旧を支援するアドバイザ
Manageability
Database Replay
Op ー
本番システムの負荷をキャプチャし、テストシス
テムで完全に再現
SQL Performance
Analyzer
Op ー
本番システムのSQLの動作をキャプチャし、テ
ストシステムで再現
Oracle Enterprise Manager
Database Control
○
○
Webベースの管理ツール。特定の機能にはEE
および有償Pack要
べてのデータを統合するための基盤
Oracle Enterprise
Manager Grid Control
○
○
複数のDB/AS環境を統合管理。特定の機能を使
用する場合はEEおよび有償Pack要
となります。機能強化のための多くの
サポート・ワークベンチ
○
オプション製品も提供されています。
Oracle Change Management Pack Op ー
スキーマの比較、差分更新を実現
Oracle Configuration
Management Pack
サーバー/DBの構成情報比較・管理
Enterprise Editionのオプション
○
Op ー
データベース障害時の調査、対応を支援
Oracle Diagnostic Pack Op ー
監視・診断および問題のボトルネックの追跡
・Oracle Real Application Clusters
・Oracle Database Vault
・Oracle Records Database
Oracle Tuning Pack
Op ー
Oracle Diagnostics Packが別途必要。SQL
全般のチューニングをおこなうツール
・Oracle Partitioning
・Oracle Spatial
・Oracle Enterprise Manager Packs
Op ー
データベースの自己診断エンジン
・Oracle Advanced Security
・Oracle OLAP
-Oracle Diagnostics Packs
Automatic Database
Diagnostic Monitor(ADDM)
・Oracle Real Application Testing
・Oracle Data Mining
-Oracle Tuning Packs
Automatic Workload
Repository (AWR)
Op ー
データベースの統計情報を自動的に収集
・Oracle Advanced Compression
・Oracle Warehouse Builder Enterprise ETL
-Oracle Change Management Packs
AWR Baseline
Op ー
データベース負荷の移動平均を取得
・Oracle Active Data Guard
・Oracle Warehouse Builder Data Quality
-Oracle Configuration Management Packs
○
○
・Oracle Total Recall
・Oracle Content Database Suite
Oracle Scheduler
特定の時間にジョブを実行。カスタムのカレン
ダーを定義可能
Database Resource Manager
○
ー
機能/オプション
EE
SE/
SE One
備考
Grid Computingおよびデータベース・アーキテクチャ
Oracle Real Application
Clusters(RAC)
高可用性と拡張性を提供する次世代クラスタ
Op SE
環境。SEではCRSとASM必須
Read Mostoly Lock
Op SE 検索のみのシステムで大幅な高速化
Oracle Clusterware
○ SE RACで必要なクラスタウェア機能を標準搭載
Oracle ClusterwareのAPIを使用して3rd Partyア
プリケーションの高可用性を実現
機能/オプション
EE
Microsoft Transaction Serverとの統合 ○
Microsoft Cluster Servicesのサポート
○
Oracle Cluster File System
Op ー
○
データベース操作を監査
ファイングレイン監査
○
ー
詳細かつ柔軟な監査機能
プロキシ認証
○
○
複数のアプリケーションに対して認証可能
パスワードの暗号化
○
○
ネットワーク上のパスワードを暗号化
Unstructured Data Management
負荷のかかるSQLを自動的に最適なSQLに変換
ネットワーク・データモデル
Op ー
空間データのノード・リンクの概念を表現。さら
にRDFをサポート
自動UNDO管理
○
○
UNDOセグメントの自動管理
Oracle Database
Workspace Manager
○
○
表のバージョニング、ロング・
トランザクション
Oracle-Managed File
○
○
物理データベースの作成/削除を自動化
Windowsのみ提供、Oracle Fail Safe
Oracle Multimedia
○
○
マルチメディア・コンテンツを管理・格納
ローカル管理表領域
○
○
表領域のエクステント情報をローカル管理
RACで使用する専用のファイルシステム
DICOMサポート
○
ー
医療画像の標準規格であるDICOMをサポート
Automatic Diagnostic Repository
○
○
障害発生時に障害に関連するアラート、ログ情報を集約
Oracle Text
○
○
全文検索機能を提供
SQLテスト・ケース・ビルダー
○
○
障害時の再現ケース作成を支援
RFIDデータ型
○
○
EPC等のRFID標準データ形式をサポート
SQLリカバリ・アドバイザ
○
○
SQL障害からの復旧の支援
Oracle Content Database Suite
Op ー
使いやすく、スケーラブルなコンテンツ管理システム
Oracle JVM/Java
ストアド・プロシージャ
○
○
データベース上にJava VMを実装
Oracle JDBC Driver
○
○
OCI版とThin版の2種類。
NEW:JDBC 4.0標準をサポート
正規表現
○
○
SQL内で正規表現をサポート
PL/SQLストアド・プロシー
ジャとトリガー
○
○
データベースで実行するためのロジック開発
Java、PL/SQLのネイティ
ブ・コンパイル
○
○
NEW:PL/SQLのネイティブ・コンパイルのパ
フォーマンス強化
備考
Windowsのみ提供
○
ー
複数データベース環境での情報共有
○
○
データベースに統合されたメッセージ機能
ー
障害に対応のためデータベースを多重化
パラレル・クエリー
○
問合せを複数プロセスで分散実行
ー
REDOログを自動的に転送、適用することで物
理的に同一のスタンバイ構成
パラレル索引作成/スキャン
Op ー
パラレル処理で索引を作成
データ・セグメントの圧縮
○
データウェアハウス用の圧縮機能でI/Oを減少し性能向上
ー
プライマリ・データベースの変更をSQLベース
適用して論理的に同期
VLDB & Data Warehousing
ー
ー
Advanced Compression Op ー
OLTPを含むすべてのシステム、すべてのデー
タを圧縮し、高速化
開発プラットフォーム
スナップショット・スタンバイ
○
Oracle Application Express
○
○
Webブラウザからデータベースを簡単操作
Oracle Active Data Guard
Op ー
フィジカル・スタンバイでのリアルタイム・クエ
リーおよび高速バックアップ
Query Result Cache
○
ー
データ・ブロックではなく、結果でキャッシュ実
施し、メモリ利用効率を向上
Accessマイグレーション
○
○
Microsoft Accessからスムーズな移行を実現
SQLの実行計画を管理し、実行計画変更によ
るパフォーマンス劣化を防止
Oracle SQL Developer
○
○
SQL、PL/SQLでのアプリケーション開発を支
援するGUIツール
Oracle ODBC Driver
○
○
Windowsに加え、Linux、Solarisでもサポート
ー
障害発生時に自動的にフェイルオーバー
Oracle SecureFilesの
データ圧縮、重複の排除
Op ー
非構造化データを圧縮し、重複を排除して、ス
トレージ容量を削減
基本スタンバイ・データベース
○
○
基本的なスタンバイ・データベース。ログ転送や適用は手動
SQL Plan Management
○
ー
LogMiner
○
○
REDOログ情報をSQLで表示するツール
オンラインパッチ適用
○
○
オンラインで 個 別 パッチを適 用 。
NEW:シングル環境でもパッチ適用が可能
分析関数
○
○
高度な分析計算を提供する組み込みSQL関数
一時表
○
トランザクション中またはセッション中のみ有効
○
な一時的な表
PIVOT/UNPIVOT関数
○
○
SQL関数でピボットをサポートし、クロス集計を簡易化
サマリー管理:マテリアライズド・ビュー
○
ー
集計表の利用で検索時間を大幅に短縮
オブジェクト・データベース
○
○
オブジェクト型およびメソッド
グローバリゼーション・サポート
○
○
Unicode機能を拡張した各国語サポート
キューブ・マテリアライズド・
ビュー
Op ー
OLAPキューブに自動的にクエリー・リライト
し、さらなる高速化を実現
JIS2004サポート
(Unicode 3.2以降対応)
○
ー
識別値の少ない列に対して有効な索引
○
データベース・キャラクタセットでUnicode 3.2
以降をサポートし、JIS2004に対応。
NEW:Unicode 5.0対応
ビットマップ・インデックス
○
ビットマップ・ジョイン・インデックス
○
ー
表の結合情報をあらかじめ索引の中に格納
○
○
アイドル状態のデータベース接続を他の接続用に開放
ビットマップ・スター・ジョイン
○
○
表の結合をビットマップによる論理演算で実現
○
データウェアハウスを構築するための設計・開
発ツール
Op ー
影響分析、系統分析、複雑なETLフローの制御
を実現
Windows 2003のみ提供。より効率的な処理を実現
○
メモリサイズの動的変更と自動管理
NEW:SGAだけではなくPGAも含めて自動管理
○
動的に処理能力を変更可能
○
○
○
○
行レベルのアクセス制御
基本監査
データベースのアクセス権限を管理
○
Oracle Data Guard
○
ー
自動メモリ管理
フィジカル・スタンバイ
(REDO Apply)
○
○
自動SQLチューニング
マイニング・エンジンを統合
○
Op ー
仮想プライベート・データベース(VPD)
空間データのデータベースへの格納
Op ー
Windows ファイバ サポート
Oracle Database Vault
ラスター・データに対して空間索引を作成
Oracle Data Mining
CPU、ディスク、メモリーの動的変更
データベース内のデータを暗号化するためのパッケージ
○
Op ー
Maximum Availability Architecture
1つのネットワーク接続で複数のDB接続を実現
○
3Dサポート
多次元データベースを統合
Oracle Netの通信をInfinibandで高速化
表領域全体を自動的に暗号化
暗号化ツールキット
Op ー
Op ー
ー
Op ー
XMLアプリケーションの開発キット
Oracle OLAP
○
表や列を自動的に暗号化
表領域暗号化
Op ー
最適なパーティション構成を提案
○
ネットワークの暗号化、さまざまな認証を統合
Op ー
Oracle Spatial
2フェーズ・コミットおよびXAサポート
○
Op ー
Transparent Data Encryption
SQLの最適なアクセスパスを提案
○
Oracle Netにおける
Infinibandのサポート
ネットワークの暗号化
最適なSQLを推奨
○
Oracle Connection Manager
セキュリティ
Op ー
分散トランザクション
接続プーリング
データ差分抽出およびロードを非同期化。
NEW:データ差分削除にも対応
SQLアクセス・アドバイザ
大容量のデータを複数に分割・管理
非構造化データを扱うLOB型の全く新しい
アーキテクチャ。ファイルシステムに匹敵する
パフォーマンスを実現
ー
SQLチューニング・アドバイザ
Op ー
○
○
XPath式でデータベースからデータの取得
Op ー
○
更新された差分だけを抽出する機能
非同期チェンジ・データ・キャ
プチャ
○
パーティション・アドバイザ
Oracle SecureFiles
データを複数のターゲット表に挿入
○
○
Oracle Streams (REDOからSQLへの変換)
○
○
○
Oracle XML Developer's Kit
Oracle Partitioning
ラージ・オブジェクトを格納
○
同期チェンジ・データ・キャプチャ
Op ー
マルチマスター・レプリケーション
○
マルチテーブル・インサート
W3Cで勧告予定であるXQueryのサポート
ー
○
外部ファイルに読取り専用表としてアクセス
○
○
ラージ・オブジェクト(LOB)サポート
複数の作業を単一のSQL文で同時に実行
○
○
アドバンスト・キューイング
ロジカル・スタンバイ
(SQL Apply)
○
○
XPath式によるXML文書の操作
アドバンスト・レプリケーション
イベントの発生時に、
トリガーを起動
○
外部表
リソースを詳細に割当て
Op SE 構成情報やイベントをアプリケーションに通知
○
MERGE
XML Typeに特化した索引で検索を高速化
Fast Application Notification
○
データベース単位での一括移動が可能。同じエ
ンディアンのプラットフォーム間で可能
○
IBM WebSphere MQシリーズとの連携
データベース・イベント・トリガー
ー
○
データのスナップショットをローカルに複製
不整合を起こさない読取り一貫性の保証
○
○
○
○
トランスポータブル・データ
ベース
○
ー
○
表領域単位での一括移動やコピーが可能。異
機種間環境もサポート
XQuery 1.0サポート
○
○
ー
XML Index
○
読取り一貫性によるデータの保護
○
XML文書をバイナリで保存し、すべてのXML
処理を高速化
基本レプリケーション
行レベル・ロック
高速なエクスポート、インポート
トランスポータブル表領域
XMLの構造をデータベースに格納
Oracle Messaging Gateway
ページ単位や表単位にエスカレートしない完全な
○
行レベル・ロック
○
○
Op SE サービス毎に自動的に負荷分散
○
Oracle Data Pump Export/Import ○
○
Automatic Workload Management
○
Op ー
備考
データ・プロファイリングにより高度なデータ品
質を実現
○
○ SE
高速で信頼性の高いストレージ環境。
NEW:高速かつ柔軟な復旧
SE/
SE One
○
Oracle Clusterware
OpenAPI
Automatic Storage
Management (ASM)
Oracle Warehosue
Builder Data Quality
EE
バイナリ XML
SE/
SE One
○
機能/オプション
Oracle XML DB
各エディションで使用可能な機能
13
EE
ローリング・アップグレード
オンライン索引ビルド
○
○
ー
ロジカル・スタンバイを利用してローリング・アップグレード
が可能。NEW:フィジカル・スタンバイからでも可能
ー
オンラインで索引の構築/再構築
オンライン表再編成/再定義
○
ー
オンラインで表の論理/物理構造を再定義
透過的アプリケーションフェイルオーバー
○
○
障害発生時に自動的に接続先を変更
Oracle Flashback Query
○
○
過去のある時点のデータを問合せ
Oracle Flashback Table/Database
Flashback Data Archive
データベースの静止
○
ー
Op ー
表全体、データベース全体を過去のある時点に変更
従来のフラッシュバック技術を拡張し、データ
ベースの履歴をセキュアに保存
○
ー
管理者のみアクセス可能な状態(静止)にしてメンテナンス
ブロックレベル・メディア・リカバリ
○
ー
ブロック単位でのリカバリが可能
増分バックアップおよびリカバリ
○ ○※1
変更済ブロックのみをバックアップ/リカバリ
Oracle Warehouse
Builder
Oracle Warehouse
Builder Enterprise ETL
○
Oracle Objects for OLE
(OO4O)
○
○
Windowsのみ提供
Oracle Data Provider
for .NET
○
○
Windowsのみ提供。Oracleデータベースに
ネイティブに対応した .NET Data Provider
Oracle Developer Tools
for Visual Studio .NET
○
○
Visual Studio .NETにアドオンして、.NET環
境での開発生産性を大幅に向上
Common Language
Runtime(CLR)上でのスト
アド・プロシージャの実行
○
○
ストアド・プロシージャを.NET上で実行可能
Oracle Programmer
(Pro*C/Pro*COBOL)
○
○
別ライセンス(Oracle Programmer)要
※1ブロック・チェンジ・
トラッキング機能を使用した増分バックアップはSE/SE Oneでは使用できません。
NEWはOracle Database 11gで追加された新機能です。
「Op」はEnterprise Editionのオプションです。
「SE」はStandard Editionのみに搭載されています。
14
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