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pdfで内容を見る - ものづくりテクノセンター
名 古 屋 工 業 大学 も の づ く りテ ク ノ セ ン ター センターニュース No.13 2015 年 3 月 Nagoya Institute of Technology Quality Innovation Techno-Center CENTER NEWS No.13 March 2015 ●センター長挨拶 ものづくりテクノセンター長 教授 中村 隆 水 野 直 樹 教 授 の 後 を 引 き 継 ぎ ,2014 年 4 月 か ら も の づ く り テ ク ノ セ ン タ ー 長 に 就 任 しました.ものづくりテクノセンターの前身である実験実習工場の時代から永く係わ ってきましたので,ご挨拶としてそのころの話をします. 私 が 名 工 大 の 学 生 の 時 ( 1971 年 入 学 ) は , 工 作 実 習 が 1,2 年 生 で 実 施 さ れ , 今 の 本 部あたりで木工実習,今の大学会館あたりで鋳造実習を行いました.大変厳しい実習 で ,同 窓 会 な ど で 大 学 時 代 の 話 と し て 出 る の は い つ も 工 作 実 習 で 泣 か さ れ た こ と で す . 現 在 の セ ン タ ー 建 屋( 15 号 館 )は 私 が 3 年 生( 1973 年 )の 時 に 建 設 さ れ ま し た が ,卒 業 研 究 で 先 輩 の 院 生 か ら 聞 か さ れ た の は「 実 習 以 外 で は 使 わ せ て く れ な い 」で し た .し か た な く ,水 力 棟 の LS 旋 盤 で 軸 流 ポ ン プ の 羽 根 車 を 自 力 で 作 り ま し た .つ ま り 実 験 実 習 工 場 は 全 学 の 工 作 実 習( 機 械 科 だ け で な く 金 属 や 経 営 も 行 っ て い た )を 担 当 す る だ け の組織でした. し ば ら く 外 に 居 て , 1983 年 に 講 師 と し て 名 工 大 に 赴 任 し て 以 降 , 馬 渕 先 生 と と も に 機 械 工 学 科 の 実 習 を 担 当 し ま し た .何 と い っ て も 圧 巻 は 鋳 造 実 習 で ,担 当 者 と し て は 事 故が無いことをただ祈るばかりでしたが,職員の太田さんは学生を怒鳴り散らしなが らも的確に作業を進めていました.準備のため 1 週間前から 1 人で耐火煉瓦を乾かし ながらキューポラ内に隙間なく積み上げるときは口も利いてくれませんでした. そ の よ う な 実 習 工 場 が 変 わ っ た の は 1991 年 に 学 内 共 通 組 織 の 工 作・試 験 セ ン タ ー と な っ て か ら で す . 1985 年 の 60 年 改 組 か ら 実 習 実 施 は 機 械 工 学 科 だ け と な り 工 場 配 置 人員 3 名が定員削減の対象となりました.実験装置製作など全学支援を強化すること を 前 提 に セ ン タ ー 構 想 を 提 案 し ま し た が ,「 機 械 の 生 き 残 り 策 だ 」と 中 川 先 生 に 罵 倒 さ れ ま し た .長 野 先 生 が 矢 面 と な り ,そ の 意 義 を 丁 寧 に 説 明 さ れ た こ と で 学 内 共 通 組 織 と し て 認 め ら れ ま し た .確 か に 工 作 実 習 は 機 械 工 学 科 だ け と な り ま し た が ,実 習 を 続 け る ことで加工機械やスキルが維持発展でき,学内の研究支援に貢献できるのです. そ の 後 , 工 作 ・ 試 験 セ ン タ ー の 実 績 が 認 め ら れ , 2002 年 に 教 育 施 設 と し て も の づ く りテクノセンターが省令設置されました.昨年からは技術部の組織改革で装置開発課 が 編 成 さ れ , セ ン タ ー と 技 術 職 員 が 連 携 し て 依 頼 加 工 や 実 習 を 行 っ て い ま す . 2018 年 か ら は 学 科 改 組 が 始 ま り ,実 習 実 施 に 余 裕 が 生 ま れ そ う で す .依 頼 業 務 の 割 合 が 増 え る 一方,改組の目玉である 6 年一貫の創造工学教育課程では,ものづくりに興味のある 多くの学生が実習を受講することを望みます.これまでも工学創成プログラムの学生 が 履 修 す る こ と が あ り ま し た が ,6 年 一 貫 教 育 に お け る も の づ く り 実 習 体 験 は 貴 重 な 学 習になると思います. 最 後 に ,今 の 学 生 気 質 を 考 え れ ば 昔 の 様 に 厳 し く は 出 来 な い ま で も ,教 室 で は 教 え ら れないものづくり体験を学生に与えてほしいと思います.また研究支援ではこれまで の 部 品 加 工 で は な く「 も の づ く り テ ク ノ セ ン タ ー 製 」の 実 験 装 置 ,研 究 器 具 を 数 多 く 製 作 し ,世 界 中 の 他 で は 行 え な い 研 究 が「 名 工 大 で な ら で き る 」と 言 わ れ る よ う に な っ て ほしいと願います. センターの利用状況 も の づ く り テ ク ノ セ ン タ ー で は 各 種 工 作 機 械 や 工 具 等 が 設 置・準 備 さ れ て お り ,工 作 機 械 を 利 用 す る 各 種 試 料 や 部 品 等 の 加 工・製 作 や 作 業 者 に 対 す る 指 導 ,工 具 等 の 貸 し 出 し を 行 っ て い ま す .も の づ く り テ ク ノ セ ン タ ー に お け る 各 種 試 料 や 部 品 等 の 加 工・製 作 に は ,作 業 者 自 身 が 工 作 機 械 を 利 用 し て 加 工・製 作 を 行 う 独 自 作 業 と ,各 種 試 料 や 部 品 等を加工・製作をものづくりテクノセンターのスタッフに依頼する依頼作業の 2 種類 の方法があります. 2014 年 の 作 業 方 法 別 ,月 別 ,学 科 別 の 利 用 状 況 を 下 記 に 示 し ま す .独 自 作 業 は 回 数 , 時 間 共 に 昨 年 度 よ り 500 回 , 800 時 間 程 度 増 加 し , 割 合 と し て 約 20% 増 加 し ま し た . 一昨年から,より多くの利用者が高い安全意識を持った上で作業を行えるように安全 月別利用状況(2014年) 工具借用 月 点数 独自作業 利用回数 依頼作業 時間 依頼件数 利用回数 時間 2014年1月 13 225 257:13 11 28 68:00 2月 12 204 330:38 17 47 159:15 3月 9 350 671:31 7 42 111:45 4月 15 309 513:26 23 50 128:00 5月 17 262 418:25 10 14 36:25 6月 11 299 423:48 21 65 120:50 7月 1 198 422:52 17 57 83:20 8月 48 327 499:14 15 27 74:20 9月 6 137 194:15 28 98 276:05 10月 20 213 371:40 29 106 283:35 11月 6 209 330:50 15 31 61:35 12月 8 198 276:46 18 51 86:40 合計 166 2,931 4710:38 211 616 1489:50 講習会の実施回数の増加と内容の充実を図ってきましたが,それに伴い昨年に引き続 き 独 自 加 工 の 利 用 が 増 加 し た と 考 え ら れ ま す .月 別 利 用 状 況 は ,独 自 作 業 は 3 月 ~ 6 月 と 8 月 ,依 頼 作 業 は 9 月 と 10 月 の 利 用 が 特 に 多 く な っ て い ま す .こ れ ら の 時 期 は ,独 自作業はフォーミュラプロジェクト,依頼加工は研究室からの利用が主となっていま す .学 科 別 利 用 状 況 で は ,電 気・電 子 工 学 や も の づ く り テ ク ノ セ ン タ ー が 支 援 を 行 っ て いるフォーミュラプロジェクトの独自加工時間が昨年度と比べて増加しています. 依 頼 加 工 は 回 数 ,時 間 共 に 1 割 程 度 減 少 し ま し た .電 気・電 子 工 学 や 都 市 社 会 工 学 の 利用時間が減少しています.これまで依頼加工として製作していた製品の一部が独自 加 工 へ と シ フ ト し て い る 側 面 と ,大 型 加 工 物 の 加 工 の 有 無 が 影 響 し て い ま す .今 後 も 利 用が拡大するようセンタースタッフによる独自加工の支援や安全講習の充実,依頼加 工の技術向上に努めていきます. 学科別利用状況(2014年) 工具借用 学 科 点数 独自作業 利用回数 依頼作業 時間 依頼件数 利用回数 時間 環境材料工学 3 10 3:50 27 53 153:20 生命・物質工学 1 48 27:48 11 32 72:30 機械工学 78 1351 2048:33 122 389 897:05 電気・電子工学 58 229 648:51 10 17 27:05 建築デザイン工学 - - - 3 4 4:35 都市社会工学 - 91 149:55 3 27 48:50 情報工学 - 2 2:15 1 2 6:00 その他(大型基盤) - - - 2 2 0:40 技術部 2 2 0:40 1 1 1:30 24 1198 1828:46 31 89 278:15 166 2931 4710:38 211 616 1489:50 ものづくりテクノセンター (フォーミュラーその他) 合計 利 用 状 況 の 推 移 ( 2009 年 ~ 2014 年 ) 機械工学実習 機 械 工 学 科 の 授 業 と し て「 機 械 工 学 実 習 」が も の づ く り テ ク ノ セ ン タ ー で 行 わ れ て い ま す .こ れ は 第 一 部 一 年 生 を 対 象 と し た も の で ,毎 年 前 期 に 行 わ れ ま す .平 成 26 年 度 は 189 名 が 受 講 し ま し た . 実習を行うにあたり,ものづくりセンター常駐の技術職員だけでは人員が不足する ためその他の職員も指導を行います.本年度は常駐の技術職員を含め,教員 2 名,技 術 職 員 10 名 , 技 術 補 佐 員 1 名 で 実 技 指 導 を 行 い ま し た . 機 械 ,機 材 ,内 容 等 の 制 約 に よ り ,同 時 に 実 習 を 行 う こ と が で き る 人 数 が 限 ら れ ま す . 機械工学科は 3 クラスあり,それぞれのクラスの受講日時が火曜日,水曜日,金曜日 の 13:00~ 16:00 と な っ て い ま す .そ れ ら の ク ラ ス を 6 つ の グ ル ー プ( 各 グ ル ー プ は 10 ~ 11 人 ) に 分 け ま す . 最 初 の 週 は ガ イ ダ ン ス と な っ て い ま す .ガ イ ダ ン ス で は ,ま ず ,ま ず 受 講 に 関 す る 諸 注 意 を 行 い ま す .そ の 後 ,グ ル ー プ ご と に 分 か れ て ,各 課 題 の 受 講 場 所 の 確 認 ,主 要 工 作機械の見学及び基本的な測定器であるノギスとマイクロメータの使い方の講習を行 います. ガイダンスが終了すると,次の週からグループごとに決められたスケジュールに沿 っ て 課 題 を 進 め て い き ま す .た だ ,グ ル ー プ ご と と い っ て も 加 工 や 作 業 を 共 同 し て 行 う わ け で は な く , 基 本 的 に 一 人 で 行 い ま す (エ ン ジ ン の 分 解 ・ 組 立 だ け は 二 人 一 組 ). 以下に課題一覧を示します. 機械工学実習の課題一覧 普通旋盤(丸棒) 普通旋盤(カラー) NC 旋 盤 プ ロ グ ラ ム 説 明 NC 旋 盤 プ ロ グ ラ ム 作 成 NC 旋 盤 加 工 ワイヤ放電加工 アーク溶接 エンジンの分解・組立 アナログ回路の作製 デジタル回路の作製 全 部 で 10 課 題 が 用 意 さ れ て い ま す . 内 容 と し て は , 汎 用 機 械 ( 普 通 旋 盤 ) に よ る 加 工 が 2 課 題 , NC 旋 盤 関 連 が 3 課 題 , ワ イ ヤ 放 電 加 工 , 溶 接 , エ ン ジ ン 分 解 ・ 組 立 は 1 課題ずつ,回路関連が 2 課題となっています. 安全技術講習会 も の づ く り テ ク ノ セ ン タ ー に は ,各 種 工 作 機 械 が 設 置 さ れ て お り ,教 職 員 を は じ め 学 生 が 自 由 に 利 用 で き る 環 境 を 提 供 し て い ま す .独 自 に 作 業 す る 者 は ,先 輩 や 研 究 室 ス タ ッフからの指示に従い機械加を行いますが,作業者自身が安全操作や作業意識などを しっかりと理解・認識しているか疑問です. そ こ で , 15 号 館 も の づ く り テ ク ノ セ ン タ ー に 設 置 さ れ る 各 種 工 作 機 械 の 安 全 操 作 を 習 得 し ,安 全 衛 生 お よ び 作 業 に 対 す る 問 題 意 識 の 高 い 学 生・技 術 者 を 育 成 す る と 供 に 本 講習会に参加して得た安全意識を研究室,実験室内で反映してもらうことを目的とし て「 安 全 教 育 プ ロ ジ ェ ク ト 」が 2006 年 7 月 よ り 実 施 さ れ て い ま す .こ の プ ロ ジ ェ ク ト を「 安 全 講 習 会 」と 呼 ん で い ま す .学 内 か ら 開 催 要 望 が 寄 せ ら れ れ ば ,随 時 開 催 す る 方 向 で 調 整 し ま す .研 究 室 や プ ロ ジ ェ ク ト 関 係 ,ク ラ ブ ,サ ー ク ル 単 位 で の 要 望 が 多 い で す. 本年度も昨年同様,安全講話を受講してから各々使用したい機械の講習を受けるこ と を 義 務 化 し ま し た . ま た , 多 忙 な 参 加 希 望 者 が 出 席 し や す い よ う 配 慮 し て , 2014 年 は 春 , 夏 , 秋 に そ れ ぞ れ 開 催 し ま し た . 2014 年 に 開 催 し た 講 習 題 目 と 参 加 人 数 は , 以 下 の と お り で す . 合 計 42 回 開 催 し て , 380 名 が 参 加 し ま し た . ・安全講話 春期 3 回夏期 4 回秋期 2 回 160 名 ・普通旋盤作業 春期 4 回夏期 4 回秋期 2 回 42 名 ・のこ盤/ボール盤作業 春期 4 回夏期 3 回秋期 3 回 79 名 ・フライス盤作業 春期 2 回夏期 3 回秋期 2 回 67 名 ・動力シャー作業 春期 2 回夏期 2 回秋期 2 回 32 名 上記課題の中で, 「安全講話」 「 動 力 シ ャ ー 作 業 」は ,本 学 安 全 衛 生 委 員 会 と 共 催 で す . 普通旋盤作業をする受講者 ボール盤作業をする受講者 ライセンスカードの導入 ものづくりテクノセンターは独自加工を推進していますが,工作機械の使用は便利であ る反面,危険を伴います.そのため,利用者自身が安全に対する心構え及び使用する機 械の基本的な操作手順・加工技術を習得してから独自加工で利用することが望ましい, という観点から講話・講習会を行ってきました.また,実際の使用にあたり講習会だ けでは習得できない技術や操作の指導やサポートを,講習会受講の有無に関わらずス タッフが必要に応じて行ってきました. しかし,利用者の増加や加工の多様化により依頼加工の納期,工具や工作機械のメ ンテナンス等への影響が出てきています.そのため,ものづくりテクノセンターに設 置されている工作機械のうち使用頻度が高く,事故発生時に致命的な危険やケガを被 る 可 能 性 の あ る 下 記 の 5 種 の 工 作 機 械 の 使 用 に あ た っ て は , 2014 年 に 開 催 し た 講 習 会から安全講話及び工作機械別の安全技術講習会の受講を義務付けさせていただきま した. 2015 年 よ り 独 自 加 工 で の 使 用 に ラ イ セ ン ス が 必 要 と な る 工 作 機 械 ■旋盤 ■フライス盤 ■ノコ盤 ■ボール盤 ■動力シャー 安全講話受講者にはライセンスカードを発行し,安全技術講習会の受講者には工作 機械別のライセンスをカードに色別にシールを張り付けることによってライセンスの 有無を一目でわかるようにしました.また,過去に講習会を受講された方や,過去に 十分な使用実績があると認定できる方に関しては,申請があれば随時ライセンスカー ドの発行を行います.その上で,作業時にはライセンスカードを携帯してもらい,ラ イセンス未所持者の上記の工作機械のご利用をお断りさせていただくこととしまし た.ライセンスカードはものづくりテクノセンターで保管しています. 2014 年 は ラ イ セ ン ス カ ー ド 制 度 の 全 学 へ の 浸 透 を 図 る た め , 3 期 に わ た っ て 安 全 講 話 及 び 工 作 機 械 別 の 安 全 技 術 講 習 会 を 行 い ま し た .全 て の 講 話 ,講 習 会 の 終 了 後 ,2015 年 1 月より正式に運用を開始し,上記の工作機械の使用時にはライセンスカードの掲 示 を 義 務 化 し ま し た .2015 年 3 月 末 ま で は 経 過 措 置 と し て ,ラ イ セ ン ス を 持 っ て い な くてもライセンス所持者の立会いの下に上記の工作機械での作業を認めています.運 用に当たり課題も出てくると思いますが,ものづくりテクノセンターをより安全に利 用していただくため,ご理解をいただければと思います. 独自加工利用者用ライセンスカード(左)とスタッフ用ネームプレート(右) 平 成 26 年 度 公 開 講 座 ものづくりテクノセンターでは,金属の切削加工を一般市民の方々に体験していた だくために,公開講座を開催いたしました.開催概要は以下の通りです. 名称 機械工作体験講習会 日程 平 成 26 年 9 月 24 日 (水 ) 9:30~ 16:30 本公開講座では普通旋盤とフライス盤で切削加工を体験していただくのがねらいで す .鋳 鉄 丸 棒 を 普 通 旋 盤 で 外 径 切 削 ,フ ラ イ ス 盤 で 平 面 切 削 ,ボ ー ル 盤 で 穴 あ け ,タ ッ プ で ネ ジ き り を し て ,文 鎮 を 作 製 し ま し た .午 前 中 は 普 通 旋 盤 ,午 後 は フ ラ イ ス 盤 と ボ ール盤とタップの作業を行いました.受講者は未経験者を含む 5 名であり,熱心に取 り 組 ま れ ま し た .初 め て の 機 械 作 業 で 最 初 は 緊 張 し た 様 子 で し た が ,次 第 に 慣 れ て 夕 方 には全員完成しました. 技 術 職 員 の 指 導 の も と ,も の づ く り の 楽 し さ を 満 喫 さ れ ,来 年 も 参 加 し た い と い う ご 意見をいただきました. ものづくりに挑戦!(未来への体験) も の づ く り テ ク ノ セ ン タ ー は , 平 成 26 年 8 月 5 日 (火 )~ 7 日 (木 )に 技 術 部 主 催 で 行 わ れ た 「 第 14 回 も の づ く り に 挑 戦 ! ( 未 来 へ の 体 験 )」 事 業 を 共 催 い た し ま し た . こ の 事 業 は , 中 学 生 を 対 象 に 行 わ れ た も の で , 参 加 し た 人 数 は 3 日 間 で の べ 113 名 ( 応 募 人 数 166 名 、 欠 席 8 名 ) で し た . 今 年 度 実 施 さ れ た の は ,「 NC プ ロ グ ラ ム で 楽 し い プ レ ー ト を 作 ろ う 」, 「 万 華 鏡 を 作 ろ う 」, 「 液 体 窒 素 を 使 っ て - 196℃ の 世 界 を 体 験 し よ う 」, 「 ホ バ ー ク ラ フ ト の 科 学 」, 「 ガ ラ ス ア ー ト を 体 験 し よ う 」, 「ライントレースカ ー の 作 製 」,「 光 触 媒 実 験 と 色 素 増 感 太 陽 電 池 づ く り に 挑 戦 」,「 電 池 ひ と つ で 光 る LED ラ イ ト 」, 「 霧 箱 de 放 射 線 観 察 ! 」 の 9 テ ー マ で し た .参 加 者 は 10 名 の グ ル ー プ ( ホ バ ー ク ラ フ ト は 20 名 )に 分 か れ ,テ ー マ 別 の 複 数 の 会 場にて,ものづくりに挑戦しまし た.大勢の技術職員が丁寧に指導 し,楽しい夏休みの思い出になり ま し た .写 真 は「 NC プ ロ グ ラ ム で 楽しいプレートを作ろう」で参加 者がプログラムを作り,実際に出 来上がった製品です. マ シ ニ ン グ セ ン タ ー ・ 2DCAD/CAM 講 習 会 萩 達也 技 術 部 職 員 1 名 と フ ォ ー ミ ュ ラ プ ロ ジ ェ ク ト 学 生 1 名 対 象 に 平 成 26 年 4 月 ~ 6 月 の 期 間 ( 週 1 回 2 時 間 ) マ シ ニ ン グ セ ン タ ー ・ 2DCAD/CAM 講 習 会 を 開 催 し た . 今 年 で 4 回 目 を 迎 え た .狙 い は マ シ ニ ン グ セ ン タ ー の 基 本 操 作 と 、そ の NC プ ロ グ ラ ム 技 術 を 習得することである.マシニングセンターは工具自動交換装置の搭載したフライス盤 で,複数の切削工具を次々に取り換え,連続的な加工を行う工作機械である. 本 年 度 講 習 会 は 基 本 操 作 習 得 後 に フ ォ ー ミ ュ ラ カ ー の 部 品「 左 デ フ マ ウ ン ト 」を 製 作 し た ( 写 真 1). 数 あ る 部 品 の 中 で は 比 較 的 加 工 が 容 易 で 製 作 時 間 も か か ら な い た め 教 材とした.本部品の加工工程の流れは以下のとおりである. ① CAD モ デ ル 作 成 →② 普 通 旋 盤 加 工 →③ NC プ ロ グ ラ ム 作 成 → ④ マ シ ニ ン グ セ ン タ ー 加 工 ( 裏 表 ) →⑤ ワ イ ヤ 放 電 加 工 ( 外 周 切 り 落 と し ) ワ イ ヤ 放 電 加 工 だ け は 筆 者 が 担 当 し た .受 講 者 は 筆 者 の 指 導 の も と ,熱 心 に 取 り 組 み , ①~④の加工工程を 3 週間ほどで終了させた.ケミカルウッドで試作してから本番材 料 の 超 々 ジ ュ ラ ル ミ ン を 加 工 し た .加 工 時 の 注 意 点 は エ ン ド ミ ル の 扱 い 方 ,切 削 速 度 , 切込み量などで,経験則や参考資料から決定した.材料寸法は旋盤加工時の「つかみ 代 」, マ シ ニ ン グ セ ン タ ー 加 工 や ワ イ ヤ 放 電 加 工 時 の「 載 せ 代 」を 考 慮 す る こ と を 指 導 した.設計図面の製品寸法だけに固執して,このことを見落とす場合がある. 写真 1 左デフマウント裏面(左)表面(右) 講 習 会 終 了 後 は さ ら に 加 工 難 度 の 高 い 「 リ ヤ ハ ブ 」 部 品 の 製 作 に も 取 り 組 ん だ . 3D 加工が必要な箇所を除いてほぼ完成させることができた.機械工作は日頃の訓練が重 要で継続しないと操作を忘れてしまう.汎用機械の運転と同様に切削工具を使いこな す た め ,「 場 数 」 を 踏 む こ と が 上 達 の 近 道 で あ る . 技術職員の抱負 萩 達也 ものづくりテクノセンターには工作機械などの装置や各種材料が揃っていて,これ ら は 宝 の 山 で す .古 い も の が 目 立 ち ま す が ,ま だ ま だ 使 え ま す .ま た ,最 近 で は コ ン ピ ュータ制御装置やパソコンも揃って高度なものづくりが可能となりました.本年度は 3D プ リ ン タ ー が 研 究 室 か ら 導 入 さ れ ま し た .新 し い も の づ く り が 始 ま ろ う と し て い ま す .そ れ に 伴 う 新 し い 技 術 習 得 の た め ,技 術 職 員 は 講 習 会 や 研 修 に 参 加 し 努 力 し て お り ま す .陳 腐 化 し て 使 わ な く な っ た 機 械 が 残 っ て い ま す が ,時 代 と 共 に 新 旧 交 代 が 続 き ま す . 苦 労 し て 覚 え た 技 術 で も 数 年 経 過 す る と ,役 に 立 た な く な り ま す .3D プ リ ン タ ー がものづくりの頂点に立ち,何でも作ってしまうと工作機械を動かすプログラム技術 は 将 来 必 要 な く な る の か と 心 配 に な り ま す .旋 盤 や フ ラ イ ス 盤 を 使 わ な く て も 3D プ リ ンターが代行するようになると,便利で楽になりますが複雑な心境です. 今 の 職 場 に は 昔 の よ う に 10 年 も 20 年 も か け て 熟 練 技 術 職 員 を 育 む ゆ と り は あ り ま せ ん .短 期 間 で 人 材 を 一 人 前 に 教 育 訓 練 し な け れ ば な り ま せ ん .も ち ろ ん 五 感 に 頼 る 手 作業のような熟練技は残さなければなりません.先輩から後輩へ受け継ぐ取り組みも 行 っ て い ま す .宝 の 山 を 活 か す も 殺 す も 技 術 次 第 で す .実 験 の 失 敗 が 大 発 見 や 発 明 を 生 む よ う に ,も の づ く り に お い て も 失 敗 を 恐 れ て い て は ス キ ル ア ッ プ で き ま せ ん .イ チ ロ ー 選 手 も 三 振 の 数 で は 負 け て い ま せ ん .私 自 身 も 機 械 工 作 で は 随 分 失 敗 し ま し た .経 済 的 な 損 失 も 伴 い ,周 囲 の 方 々 に 多 大 な 迷 惑 を か け ま し た .過 去 に 機 械 操 作 中 に 火 災 を 起 こ し ,ヒ ヤ リ と し た 経 験 も あ り ま す .幸 い 発 見 が 早 か っ た の で 大 事 に は 至 り ま せ ん で し た.それ以降慎重に作業するようになりました.二度と同じ過ちを繰り返さないよう 日々業務に専念しております. はじめから完璧なものは存在しません.機械加工で独自作業される方は講習会に参 加しただけでは分からないことばかりです.技術職員が指導しますので失敗を重ねて 良 い も の を 作 っ て く だ さ い .技 能 習 得 に は コ ツ コ ツ 時 間 を か け な け れ ば い け ま せ ん .少 し辛抱すれば上達します.完成したときの達成感は格別です. 昔の実習工場には気難しい職人気質の職員が多く,敷居が高かった印象がありまし た が 今 は 違 い ま す .あ る 時 ,加 工 依 頼 に 訪 れ た 学 生 が ,部 品 の は め あ い で ゆ る か ら ず , き つ す ぎ ず で「 し っ く り 」作 っ て ほ し い ,と 言 わ れ ま し た .公 差 h7 と 図 面 表 記 す る よ う ア ド バ イ ス し ま し た が ,難 し い 表 現 よ り 返 っ て 分 か り や す い で す .も の づ く り テ ク ノ セ ン タ ー の 技 術 職 員 と 学 生 や 教 職 員 も「 し っ く り 」し た 関 係 を 築 い て い け れ ば い い な と 願っています. ご意見があればものづくりテクノセンターまでお寄せください. 名古屋工業大学フォーミュラプロジェクト活動報告 2015 年 度 プ ロ ジ ェ ク ト リ ー ダ ー 機械工学科 3 年 前田 真吾 当 プ ロ ジ ェ ク ト は 2002 年 よ り も の づ く り テ ク ノ セ ン タ ー の 教 育 プ ロ ジ ェ ク ト と し て活動しており,実践的ものづくり教育を通して若手エンジニアとして成長すること を目的としています.目標は,全日本学生フォーミュラ大会での上位入賞です. 2014 年 度 で こ の 大 会 は 12 回 目 を 迎 え ,2014 年 9 月 2 日 か ら 6 日 に か け て 静 岡 県 に あるエコパ(小笠山総合運動公園)にて開催されました. 全日本学生フォーミュラ大会の大きな特徴は車両の走行性能を競う動的審査と車両 の企画を評価される静的審査の 2 つのパートに分かれていることです.エンジンの排 気 量 は 610cc ま で ,リ ス ト リ ク タ( 吸 気 量 制 限 装 置 )の 装 着 ,安 全 面 の 徹 底 な ど の 指 定 はありますが,基本的に学生が自由な発想で車両を作ることができるよう配慮されて います. 車 両 の 走 行 性 能 だ け で な く ,そ の 設 計 思 想 (デ ザ イ ン 審 査 )や 車 両 の 諸 経 費 見 積 も り の 妥 当 性 (コ ス ト 審 査 ), 市 場 展 開 に 対 す る 考 え 方 (プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 審 査 )も 評 価 基 準 と なり,動的審査と静的審査の合計得点で競われます. 2014 年 度 の 当 プ ロ ジ ェ ク ト の 車 両 “ N.I.T-12” は 前 年 度 車 両 ま で の 設 計 思 想 を 引 き 継 ぎ ,単 気 筒 エ ン ジ ン に 10inch ホ イ ー ル を 採 用 し た 軽 量・コ ン パ ク ト な パ ッ ケ ー ジ ン グ の 車 両 を 設 計・製 作 し ,総 合 結 果 で の 表 彰 台 獲 得( 6 位 以 上 )を 目 標 に 1 年 間 活 動 し てまいりました. 2014 年 度 大 会 で は , ま ず 初 日 に 大 会 エ ン ト リ ー と 技 術 車 検 を 行 い ま し た . 技 術 車 検 ではドライバーとエンジンの間に搭載が義務付けられているファイアウォールやサス ペンション周りの部品にいくつかの指摘を受けましたが,ピットにて直ちに修正を行 い ,無 事 合 格 す る こ と が で き ま し た .そ の 後 は 車 両 の 重 量 測 定 や 騒 音 テ ス ト を 行 い ,初 日を終えました. 2 日 目 は ,静 的 審 査 と ブ レ ー キ 車 検 が 行 わ れ ま し た .コ ス ト 審 査 で は ,事 前 に 提 出 し た コ ス ト レ ポ ー ト と 車 両 の 整 合 性 の 点 で い く つ か の 指 摘 を 受 け て し ま い ま し た .ま た , プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 審 査 ,デ ザ イ ン 審 査 で は ,事 前 準 備 が 十 分 で な く ,審 査 員 に う ま く アピールできなかった部分がありました.ブレーキ車検は1度で無事合格することが で き た た め ,翌 日 か ら 始 ま る 動 的 審 査 へ の 参 加 資 格 を 得 る こ と が で き ま し た .残 り の 時 間では,動的審査に向けて車両セッティング・整備等を行いました. 3 日目は,動的審査のアクセラレ ー シ ョ ン( 加 速 ),ス キ ッ ド パ ッ ド( 定 常 円 ),オ ー ト ク ロ ス( 周 回 走 行 )が 行われました.アクセラレーション とスキッドパッドは前年度大会にお いてトラブルのために出走できなか った競技ですが,どちらとも無事に 出走することができました.午後か らはオートクロスに出走し,1 人目 の ド ラ イ バ ー が 57.880 秒 と 全 体 2 位 の タ イ ム を 記 録 し , ”N.I.T.-12”の 速 さ を 証 明 す る こ と が で き ま し た .し か し ,2 人 目 の ド ラ イ バ ー 出 走 時 に エ ン ジ ン が 破 損し,出走することができませんでした. 4 日 目 は ,前 日 の オ ー ト ク ロ ス の 結 果 か ら エ ン デ ュ ラ ン ス( 耐 久 走 行 )の 出 走 が 最 終 日 と な っ た た め ,破 損 し た エ ン ジ ン の 整 備 や ,他 チ ー ム と の 交 流 を し ま し た .破 損 し た エ ン ジ ン を そ の 場 で 修 復 す る こ と が 不 可 能 だ っ た た め ,予 備 の エ ン ジ ン に 載 せ 替 え ,再 車検を受けました. 最 終 日 は オ ー ト ク ロ ス の コ ー ス 20 周 の 合 計 タ イ ム で 競 わ れ る エ ン デ ュ ラ ン ス が 行 わ れ ま し た .1 人 目 の ド ラ イ バ ー ,2 人 目 の ド ラ イ バ ー 共 に 安 定 し た タ イ ム で 周 回 を 重 ね る こ と が で き ,最 終 周 に エ ン ジ ン の 点 火 不 良 の た め ペ ー ス ダ ウ ン し て し ま い ま し た が , 2 年連続のエンデュランス完走を達成することができました. 総 合 結 果 は 90 チ ー ム 中 7 位 と 目 標 で あ っ た 表 彰 台 獲 得 に は あ と 一 歩 及 び ま せ ん で し た.しかし,日本自動車工業会会長賞,オートクロス賞第 2 位,省エネ賞第 2 位,最 軽量化賞第 2 位,パワートレイン賞第 2 位など 5 つの表彰を頂き,昨年度以上の結果 を 出 す こ と が で き ま し た . 2014 年 度 大 会 の 結 果 を 次 の 表 1 に 示 し ま す . 表 1 各審査における当プロジェクトの順位・得点 車両の総合的な速さを競うオー トクロスにおいて全体 2 位のタイム を 記 録 で き た こ と か ら ,車 両 の 走 行 性能については十分に上位チーム と 戦 え る こ と が 証 明 で き ま し た .し か し ,静 的 審 査 に お い て 前 年 度 大 会 から大きく得点を失ってしまった ことは新たな課題であると考えて お り ま す .現 在 、当 プ ロ ジ ェ ク ト は 2015 年 9 月 の 大 会 に 向 け , 新 車 両 “ N.I.T.-13”の 製 作 を 行 っ て お り ま す . 2015 年 度 大 会 こ そ は 表 彰 台 を 獲 得 で き る よ う 引 き 続 き 努 力 し て ま い り ま す の で , 今後とも名古屋工業大学フォーミュラプロジェクトをよろしくお願い致します. 最後になりましたが,このような活動の機会を与えていただいている大学の関係者 様,スポンサー様,大会関係者様に感謝を申し上げます. こ の 活 動 を ホ ー ム ペ ー ジ (http://www.qitc.nitech.ac.jp/formula/index.html) で 紹 介 しております.是非お尋ねください. 堀 川 エ コ ロ ボ ッ ト コ ン テ ス ト 2014 報 告 坂口 正道 2014 年 8 月 17 日 ( 日 ) に , 名 古 屋 堀 川 ラ イ オ ン ズ ク ラ ブ と 名 古 屋 工 業 大 学 の 共 催 で , 堀 川 納 屋 橋 桟 橋 付 近 を 会 場 と し て ,「 堀 川 エ コ ロ ボ ッ ト コ ン テ ス ト 2014」 が 開 催 さ れ ま し た.雨が心配される局面もありましたが,安全に楽しく実施することができました.今回 は 21 の 学 校 や チ ー ム か ら 28 台 の ロ ボ ッ ト が 出 場 し ,水 上 や 陸 上 か ら 様 々 な 方 法 で の 堀 川 浄 化・美 化 を 呼 び か け ま し た .今 年 は 午 前 10 時 過 ぎ が 満 潮 で し た の で ,川 の 流 れ は 比 較 的 穏やかでした. 発表終了後,名古屋工業大学教員とライオンズクラブ会員により審査が行われ,堀川の 浄 化 や 美 化 に 役 立 つ か と い う 観 点 か ら 多 面 的 に 審 査 し ,一 般 賞 と 特 別 賞 が 授 与 さ れ ま し た . また,競技が終了してから表彰式までのお昼休みには,名古屋工業大学ロボコン工房によ る NHK 大 学 ロ ボ コ ン で 優 勝 し た ロ ボ ッ ト の 実 演 や , 愛 知 県 内 の 工 業 高 校 化 学 学 科 ( Love Chemical) の 生 徒 に よ る 科 学 実 験 シ ョ ー も 行 わ れ ま し た . 本エコロボットコンテストの開催に際し,主催者である名古屋堀川ライオンズクラブを 始め,多数の団体や個人から協力をいただきましたことをここに記し,謝意を表します. 2005 年 に コ ン テ ス ト を 始 め て か ら 10 回 目 を 迎 え ,出 場 ロ ボ ッ ト の 累 計 が 400 台 と な り ま した.来年からはコンテストの内容や実施体制を見直して実施される予定です. ●新スタッフから一言 北村 憲彦(副センター長) 大 学 や 世 の 中 の 動 き が 大 き く 変 わ り つ つ あ り ま す .セ ン タ ー の 役 割 も そ の 都 度 見 直 し て , 学生が直にモノづくりに接する貴重な機会を失わないように,学生のニーズを大事に考え ていきたいと思います.また,何かの縁でこのセンターに関わった若い職員が技能の腕を 磨き,独立していくくらいの志がもてるくらいだと,学生にとっても良い影響があると思 います.これからは企業で工作機械などを使いなれた人材の協力などが得られれば,セン ター業務もさらに活発になり,設備の稼働率も依頼業務の納期短縮などにも役立つと思い ます.まずは大学の先生や学生たちにセンターをちゃんと知ってもらうことから始めなく てはいけないかもしれません.そのためにもこのセンターニュースが活用されることを期 待します. 牧野 武彦 平 成 26 年 10 月 か ら 当 セ ン タ ー の 所 属 に な り ま し た ,牧 野 武 彦 で す .機 械 工 学 教 育 類 の 担当で,塑性加工における摩擦を専門としております.近年,小型の数値制御の工作機械 や,扱いやすいマイコンが身近になってきており,これらを使って新たな実験装置を試行 錯 誤 し な が ら 作 っ て き ま し た .こ の よ う な 敷 居 の 低 い も の づ く り 手 法 を 指 導 す る 一 端 を 担 えれば幸いです.どうぞよろしくお願いいたします. 名古屋工業大学 ものづくりテ クノセンター 〒 466-8555 名 古 屋 市 昭 和 区 御 器 所 町 Tel & Fax: (052) 735-5634 E-mail: [email protected] ホ ー ム ペ ー ジ : http://www.qitc.nitech.ac.jp 担 当 職 員 ( 2015 年 3 月 1 日 現 在 ) センター長 中村 隆 副センター長 北村 憲彦 准教授 坂口 正道 助教 牧野 武彦 技術専門職員 萩 技術専門職員 加藤 光利 技術専門職員 田中 宏和 技術専門職員 山本 幸平 再雇用技術職員 坂井 孝弘 事務補佐員 髙木 陽子 達也 セ ン タ ー ニ ュ ー ス N o . 13 編 集 日 : 平 成 27 年 3 月 1 日 発 行 日 : 平 成 27 年 3 月 15 日