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地域 ICT 利活用モデル構築事業実施地域 における効果検証等
地域 ICT 利活用モデル構築事業実施地域 における効果検証等に関する調査 (概要版) 総務省 平成 21 年 3 月 目 1 次 北海道美唄市 「美唄郷土情報による地域活性化モデル事業」 2 青森県弘前市 「快適でふれあいのある雪国生活の実現モデル事業」 3 岩手県遠野市 「遠野型すこやかネットワークによる保健福祉情報活用モデル事業」 4 福島県南相馬市 「南相馬市ICT活用介護システムモデル」 5 千葉県市川市 「地域連携基盤を活用した安全・安心・健康課題解決モデル」 6 東京都世田谷区 「地域ICT利活用によるライフステージ別地域活動ネットワークシステムの構築」 7 東京都三鷹市 「三鷹市ユビキタス・コミュニティ推進事業」 8 神奈川県厚木市 「厚木市地域連携ポータルサイト構築事業」 9 山梨県中央市 「健康観光ICT利活用モデル事業「はじめる・つづける健康あっぷ」 10 長野県松本市 「Webサービス技術による地域参画型観光情報発信流通モデル事業」 11 富山県南砺市 「地域産業の国際展開と定住促進に向けた対面型情報ネットワークによる高度連携基盤形成事業」 12 石川県金沢市 「ICTを活用した図書館子ども育成推進事業」 13 岐阜県岐阜市 「岐阜市地域防災ICT利活用モデル構築事業」 14 静岡県磐田市 「ICTを活用した地域防災体制強化モデル事業」 15 三重県津市 「ICTを活用した子育て支援モデル」 16 京都府京丹後市 「地域ビジネスSNSを活用した地域情報交流モデル構築事業」 17 兵庫県神戸市 「携帯端末を活用した観光客等支援モデル事業」 18 和歌山県那智勝浦町 「介護サービスの適切な提供に向けたネットワークシステムの構築」 19 島根県海士町・京都府宮津市 「映像配信システムを利用した交流促進事業」 20 岡山県岡山市 「地域SNS等を活用した安全・安心の実現モデル事業」 21 広島県安芸太田町 「行政のユニバーサルサービス提供に向けた地域情報分析システム」 22 徳島県神山町 「かみやまの特色ある文化と双方向のWeb通信技術を活用した地域活性化モデル事業」 23 愛媛県松山市 「ICT利活用による地域を担う人づくりと地域コミュニティ活性化事業」 24 高知県津野町 「地域の見守り・助け合い活動へのICT利活用モデル事業」 25 福岡県添田町 「添田町子育て支援連携システムモデル構築事業」 26 熊本県天草市 「地域活性化課題解決モデル「Webの駅」天草情報タワー」 27 鹿児島県奄美市 「奄美の健康な暮らしに根差したビジネスモデル構築事業」 28 沖縄県伊江村 「地域ビジネスSNSを活用した地域情報交流モデル構築事業」 1 北海道美唄市 「美唄郷土情報による地域活性化モデル事業」 事業概要 特産品・農産品等のブランド化、観光資源の知名度向上、地域内および地域間の交 流促進を目的とした、美唄郷土ポータルサイト「Pipa」および、「農 産品・特産品販 売管理システム」の構築 効果 ■ 農産品・特産品販売管理システムにより、農産品の売上高が、平成 19 年度の約 830 万円から、平成 20 年度の約 1000 万円へと約 20%増加している。 ■ 売上状況をリアルタイムに把握出来るため、生産者は自らの販売努力の結果を確 認することができ、生産者のモチベーション向上に好影響を与え、特に高齢の生 産者においては、日々の生活に対する意欲が向上している。 システム構成 事業費 今後の課題 データベース、QR コード(リーダー/プリンター)、携帯電話・パソコンなど 平成 19 年度:6,900 万円、平成 20 年度:6,900 万円 美唄郷土ポータルサイト「Pipa」における、情報発信先のターゲット方針の明確化、 および利用ユーザー数の増加のための方策。 農産品・特産品販売管理システム ポータルサイト「Pipa」 売上状況を 携帯電話に メール配信 美唄に関する情報 を市内外に発信 ・適切な在庫管理 による売上向上 ・日々の生活に 対する意欲向上 生産者 美唄関連情 報にアクセス 直売所 生産者や 価格など の情報を QRコード で管理 美唄ファン 1 2 青森県弘前市 「快適でふれあいのある雪国生活の実現モデル事業」 事業概要 従来、行政と住民との間での、積雪情報などの授受が不十分であったことから、市内 に設置した Web カメラからの気象情報や除雪車運行の情報提供の仕組みと、市民が行 政担当へ、携帯電話を使って画像添付したメールで除雪要望を伝える仕組みを構築 効果 ■ システムを構築してニーズの高い生活情報の伝達ルートを確立したことで、 「市民 から行政担当へ連絡がとれない」といった状況は改善し、 「道路除排雪の不満度」 を大幅に減少(不満度 32%)することができた。 ■ 月間アクセス数が約 200 万件ある既存の弘前市ポータルサイト「Ring-O Web」を 活用することで、利用者の確保に成功している。 システム構成 事業費 今後の課題 カメラ・センサー、ポータルサイト、携帯電話・パソコンなど 平成 19 年度:6,200 万円、平成 20 年度:7,100 万円 ■ 除排雪情報メールの、受信する時間帯指定などの機能追加。 (現状では、利用者の必要以上の頻度でメールが配信されるため) ■ 防災や農業の作物管理などを含め、冬季だけではなく、通年の情報提供の検討。 積雪・除排雪情報提供システム センター 除雪車 運行情報 気象情報 (積雪、除排雪) 市街地設置 カメラ・センサー 生活情報伝達ルートの確立 市内に設置し たWebカメラ により、気象 情報を収集 •携帯電話による 情報配信 •タイムリーな情報 配信 除排雪や冬季間の生活に 対する市民の不満足度軽減 市民 2 3 岩手県遠野市 「遠野型すこやかネットワークによる保健福祉情報活用モデル事業」 事業概要 ライフステージに応じた健康・福祉情報をインターネット経由で住民に提供し、健康 の自己管理に役立てることを目的とした、「すこやか親子電子手帳」(電子母子手帳) および「すこやか健康増進手帳」(成人用電子手帳)システムの構築 効果 ■ 新規母子手帳の交付者のうち、「すこやか親子電子手帳」の利用者の割合は、現在 約 30%と当初目標を 10 ポイント程度上回っており、子育てを行う母親に好評であ る。また、助産師によるアドバイスがメニュー化されており、情報サービスの付 加価値となっている。 ■ 成人を対象とする「すこやか健康増進手帳」の「食べて健康」(食事記録)は、摂取カ ロリーが簡単に分かることからシステムの利用促進に繋がっている。 システム構成 事業費 今後の課題 データベース、携帯電話・パソコンなど 平成 19 年度:6,900 万円、平成 20 年度:14,800 万円 ■ 「すこやか健康増進手帳」は、サービスが開始されたばかりであり、利用者として 想定した中年層に対する利用推進の PR。 ■ 事業成功に向けて医療機関との連携の促進。 健康福祉情報管理システム アドバイス 相談 すこやか親子 電子手帳 健康増進情報の提供 子育て中の母親 (電子母子手帳) 助産師 すこやか健康 増進電子手帳 すこやか子育て すこやか長寿 電子手帳 電子手帳 子どもの健康 管理や、助産 師からのアド バイス 「すこやか親子電子手帳」は、 助産師からのアドバイスが受けられ 子育てする母親等からは好評 3 4 福島県南相馬市 「南相馬市ICT活用介護システムモデル」 事業概要 Web カメラによる「在宅介護見守りシステム」および、介護事業者向けの施設予約シス テムの「共通利用プラットホームシステム」の構築 効果 ■ 「在宅介護見守りシステム」により、介護者の家族は、外出先で要介護者の状況 の確認でき、短時間の外出が可能となり、付きっ切りでの介護から開放された。 ■ システム利用者の安心度は 90%と高く、見守り機能のほか、誰が訪問したか確認で きるなど、独居高齢者宅の防犯面でも副次的に利用できると好評である。 システム構成 事業費 Web カメラ、画像解析システム、携帯電話・パソコンなど 平成 19 年度:4,300 万円、平成 20 年度:4,800 万円 今後の課題 ■ 「在宅介護見守りシステム」は、画像認識のより高い精度が求められる一方、コ ストの低廉化が課題(現在利用のカメラは 11 万円/台)。 ■ 施設予約システムにおける、各介護事業者が使用しているパッケージソフトの互 換性の確保。 在宅介護見守りシステム 異常時には、 アラーム送信 要介護者宅 要介護者 24時間付きっ切り の介護から開放 介護者の家族 Webカメラを 使用した要介 護者の見守り •短時間の外出可能 •要介護者の家族の負担軽減 4 5 千葉県市川市 「地域連携基盤を活用した安全・安心・健康課題解決モデル」 事業概要 市民自らの健康管理を実現する「電子私書箱・電子交付システム」の構築と、防災時の 要援護者情報を適切に管理するための「防災情報システム」の構築(予定) 効果 -(調査時点で、本システムは未稼働) システム構成 事業費 データベースなど 平成 19 年度:4,000 万円、平成 20 年度:6,700 万円 今後の課題 早期のシステム開発・完成、事業の開始。 防災情報システム 電子私書箱・電子交付システム 電子交付 システム 電子私書箱 システム 防災情報 システム 要援護者 個人DB 防災DB 連携基盤 検診結果等に アクセスするこ とで、自己健 康管理を可能 にする予定 要援護者 開発中 要援護者の情 報を一元管理 開発中 5 6 東京都世田谷区 「地域ICT利活用によるライフステージ別地域活動ネットワークシステムの構築」 事業概要 地域コミュニティの活性化と、中高年齢者への地域活動の場の提供を目的とした、「地 域教育情報基盤」および「生涯現役ポイントシステム」の構築 効果 ■ 「地域教育情報基盤」により、教職員が容易かつ頻繁に学校サイトを更新すること ができるようになり、地域に対して学校情報が公開されるようになった。 ■ 「生涯現役ポイントシステム」には、約 400 人が登録しており、うち 9 割以上の人 がボランティア行事に参加している。 システム構成 事業費 今後の課題 データベース、パソコン、カードリーダー、交通系 IC カードなど 平成 19 年度:6,700 万円、(平成 20 年度:1,400 万円) ■ ユーザーが「生涯現役ポイントシステム」で入手したポイントが、各種サービス等 に積極的に利用される方策の検討。 ■ 現在は世田谷区の税収で賄われている、ポイント原資の今後の確保。 生涯現役ポイントシステム 地域教育情報基盤 ポイント付与による、 ボランティア活動の インセンティブ向上 教職員 学校サイトを更新 ボランティア参加 者の増加 CMS ポイントは、交通 系ICカードで管理 地域住民 学校情報を公開 •教職員のサイト更新の負担軽減 •学校情報を地域住民に公開 •地域に開かれた学校に 貯まったポイントは、 公共施設利用時に交換 6 7 東京都三鷹市 「三鷹市ユビキタス・コミュニティ推進事業」 事業概要 ICT 活用により、「いつでも、どこでも、誰でも」が、くらしの豊かさ、便利さ、楽 しさを実感できる地域社会(ユビキタス・コミュニティ)の実現を目指し、GPS 機能付 き携帯電話を活用した「親子安心システム」、 「市民自らが情報発信し交流する三鷹ナ レッジネットワーク」などの構築 効果 ■ 親子安心システムは、子供の位置確認できることが有効、便利であることが保護 者に確認され、現在はモニター利用から民間事業者による有料サービス(月額 315 円、GPS 携帯電話の端末代金・通信料等は別)に移行し継続利用中(当初のモニタ ー利用者 100 名のうち、継続利用者 20 名) ■ 市外の私立小学校へ通学するなど長距離通学の児童について、ニーズがより高い。 ■ 地域 SNS の登録者数は現在約 900 人まで伸びてきている。地元 NPO を中心に、ネ ット上の活動だけでなく、実際の活動を盛り上げる取組を実施予定。 ■ 三鷹ナレッジネットワークのアクセスは、87,000 件以上に上っている。 システム構成 データベース、パソコン、携帯電話(GPS 機能)など 事業費 平成 19 年度:6,200 万円、平成 20 年度:11,400 万円 今後の課題 ■ 「親子安心システム」は、学校における携帯電話の所持についての十分な検討。 ■ GPS については子供の位置測定の誤差(300~400m)の解消。 親子安心システム GPS 三鷹ナレッジネットワーク 児童の登下校情報 を保護者に配信 質問者 Q&A 三鷹に関する 質問と回答を 市民同士でやりとり •ボランティアをしたい •美味しいお店は ・・・ みたか教えて ネット 回答者 現在位置 の確認 三鷹に関する情 報を市民が集約 保護者は子どもの 安全を確認 児童の安全確認に有効 (特に長距離通学の児童に有効) みたかwiki 7 8 神奈川県厚木市 「厚木市地域連携ポータルサイト構築事業」 事業概要 地域経済とコミュニティの活性化および、生涯学習機会の情報の提供を目的とした、 「あつぎ地域 SNS」を構築した。また、退職者や主婦から成るサポーターズクラブが、 コンテンツ作成やヘルプサポートを担当した。 効果 ■ 団塊世代の退職者や主婦に街角レポーターとして地域の情報発信活動の場を提供 することで、地域コミュニティの活性化へと繋がっている。(現在 76 人) ■ 地域 SNS は自立的・持続的な運用を目標に、民間事業者の店舗・サービス情報に は料金を課しており、平成 20 年度は 260 万円の課金・広告収入を得ている。 システム構成 事業費 データベース、パソコンなど 平成 19 年度:7,200 万円、(平成 20 年度:1,700 万円) 今後の課題 民間企業が「あつぎ地域 SNS」へ参加し、講座情報の公開を促進するよう、講座案内 を Web 上で公開することのメリットの PR が必要。 あつぎ地域SNS マイタウン クラブ サポーターズ クラブ ・地域情報の集約 ・企業の講座情報・バナー広告 講座情報課金・広告収入(260万円) あつぎ地域 SNS 共通認証基盤 団塊世代退職者や主 婦からなる「サポー ターズクラブ」が、コン テンツ作りやヘルプデ スクを担当 共通認証基盤活用による ・シングルサインオンの実現 ・利用ユーザーの囲いこみ •退職者や主婦の活躍(「サポーターズクラブ」) •講座情報課金・広告収入の確保(平成20年度260万円) ⇒地域コミュニティの活性化へ 8 9 山梨県中央市 「健康観光ICT利活用モデル事業「はじめる・つづける健康あっぷ」 事業概要 携帯電話端末を用いて日々の健康管理を行う日常型プラン、および、湯村温泉との協 働により、観光客に適切な健康指導を行う滞在型プランの実施 効果 ■ 日々の入力を促すメールにより、参加者に健康管理に対する意識を喚起させるこ とが、結果として健康改善へと繋がっている。 ■ モニター事例では、滞在型プラン参加者の BMI 値(体重/身長²)は月を追うごとに 低下しており、湯村温泉から帰宅後も自己の健康管理に好影響を与えていると推 測される。 システム構成 事業費 今後の課題 分析プログラム、携帯電話など 平成 19 年度:4,200 万円、平成 20 年度:5,450 万円 滞在型プラン参加への一般観光客からの応募がないため、今度の周知活動の進め方に ついて方策の再検討。 はじめる・つづける健康あっぷ 参加者の健康診 断結果を入力し、 適切な定量目標 を出力 日常型プラン 保健師と相談し、健康改 善の目標を設定 元気生活 ナビゲーター (山梨大学) 滞在型プラン 観光客に健康指導を行 うとともに、温泉リピー ター客増加を目指す 双方向のコミュニケーションにより、 健康管理への意識向上 •参加者:日々の結果を携帯電 話で入力、自己管理 •保健師:携帯電話のメールを 通じて参加者に対して、アド バイス等を実施 参加者の主観的・客観的 健康度の向上 保健師 9 10 長野県松本市 「WEBサービス技術による地域参画型観光情報発信流通モデル事業」 事業概要 松本市に関する観光情報の集約・一元管理・発信を目的とした、「観光情報プラット フォーム」、および、「松本ロケーションガイド」の構築 効果 大手民間ポータルサイト goo に情報提供するなど、観光産業における行政と民間の連 携を進めることとなった。 システム構成 事業費 データベース、パソコンなど 平成 19 年度:7,500 万円、平成 20 年度:6,800 万円 今後の課題 観光事業者や観光組合は既に独自でインターネットサイトを運営しているため、「観 光情報プラットフォーム」へ接続することのメリットの周知。 観光情報プラットフォーム 松本市観光情報 (松本市の観光情報を集約) 松本ロケーションガイド ポータルサイト「goo」 ・・・・・・ 観光情報 プラットフォーム 観光情報 の発信 ・・・・・・ 「観光情報プラットフォーム」に 集約された松本市観光情報を、 民間Webサイトに提供 10 松本への 観光客 11 富山県南砺市 「地域産業の国際展開と定住促進に向けた対面型情報ネットワークによる高度連携基盤形成事業」 事業概要 オフショア企業や大都市圏の企業、企業の拠点間の円滑な連携を目的とした、テレ ビ会議システムによる「対面型オフィス間連携システム」の構築 効果 ■ 市内に事業所を有する企業と中国大連市の企業を結んで、ソフトウェアのオフシ ョア開発が行われ、低コスト・リアルタイムでの協業を実現している。 ■ 発注企業と約 30km離れた下請け企業の間の協業では、移動コストと手間を大 きく省くことができた。特に、あまり重要度は高くないが参加が望ましい打合せ や迅速な対応が求められる業務で効果が大きい。また、図面を共有できることで 情報伝達の正確性・効率性が向上している。 ■ 1:N の同報で離れた拠点(東京等)を結んだ研修を効果的に行うことができ、出張 コストの削減に繋がっている。 システム構成 事業費 今後の課題 パソコン、テレビ会議システムなど 平成 19 年度:6,500 万円、平成 20 年度:7,800 万円 CATV 網の普及によりブロードバンド利用環境整備が進んでいるが、主なサービス 対象は一般家庭であることから、集落から離れた工場などの拠点までサービス範囲 が伸びていないケースがあり、こうしたエリアでのサービス拡充・確保。 対面型オフィス間連携システム 南砺 低コスト・リアルタ イムの協業を実施 •移動コストや 手間の省略化 •遠隔コラボ レーション 地元拠点 インターネット 東京 海外 •PC上でのTV会議 •データ、アプリケーション共有 •遠隔研修の実施 オフショア先 取引先など 国内外間におけるコミュニケーションの 手間・コストの大幅削減 11 12 石川県金沢市 「ICTを活用した図書館子ども育成推進事業」 事業概要 子どもの読書促進を目的として、子どもの育成の中心拠点とする「たまがわこども図 書館」に、「デジタル絵本システム」および「インフォメーションシステム」の構築 効果 ■ 「デジタル絵本システム」の利用者からは、操作法が容易で、コンテンツ自体も面 白いといった評価を得ている。利用者のほぼ全員がデジタル絵本システムを再利 用したいと希望しており、約 8 割が、コンテンツの原作等を読みたいという読書 意欲を持つようになった。 ■ 音声機能を利用した、保護者が子どもに読み聞かせを行うといった、活用がされ ている。 システム構成 事業費 今後の課題 パソコンなど 平成 19 年度:1,120 万円、平成 20 年度:3,000 万円 「デジタル絵本システム」は、いまだコンテンツ数が 10 作品ほどであり、また著作権 上の問題から、他地域への展開時のコンテンツ整備・拡充が必要。 デジタル絵本システム ストーリーにあ わせて、絵が動 いたり、せりふが 音声で流れる デジタル絵本を子供に 読ませたり、読み聞か せに用いて、読書への 興味を持たせる 玉川こども図書館に 端末を設置 玉川こども図書館 12 デジタルではなく、原作 に対する読書意欲向上 デジタル絵本での読書体験が 子どもの読書意欲を喚起 13 岐阜県岐阜市 「岐阜市地域防災ICT利活用モデル構築事業」 事業概要 市の総合防災体制を支える基盤として、災害情報を迅速・的確に収集・一元管理し、 庁内、出先機関、避難所等との情報共有を行う防災情報システム等の構築 効果 ■ 従前は避難所名簿の情報を各避難所から本部に FAX 送信していたが、システム化 により、現地で直接入力が可能となり、業務の大幅な効率化を図れた。実証実験 では目標の1日以内の全データ登録完了を達成し時間短縮が図れた。 ■ 住民基本台帳ネットワークの情報と収集情報を突き合わせ、避難していない住民 の情報が明らかになるメリットもある。 ■ 職員の参集・配備要求機能は有効で、配備のスピードアップ化が図れた。防災訓 練ツールとしても有効で、通常業務では関わりの薄い職員への理解・意識向上に も効果があった。 システム構成 事業費 今後の課題 メール配信システム、パソコンなど 平成 19 年度:9,530 万円、平成 20 年度:8,730 万円 システム導入について充分な定着を図るための、職員の理解・意識の向上、および行 政内部の体制、県との連携などの体制や運営方法の強化。 総合防災情報システム 配備体制管理 被害情報管理 岐阜市災害防災本部 召集メールによる 迅速な職員参集 体制の確立 被災現場 被災現場の被災状況、活動 状況に関する情報を迅速・ 的確に収集し、一元管理 避難所情報管理 避難所 避難所 避難所の状況、避難者情 報の登録等を行い、避難 所情報を一元管理 被災現場 •システム導入による 業務の迅速化・効率化 •職員の防災に対する意識向上 13 14 静岡県磐田市 「ICTを活用した地域防災体制強化モデル事業」 事業概要 市民と行政の間で防災情報を共有・活用することを目的とした総合防災情報システム の構築 効果 ■ 総合防災情報システムを導入していく中で、システムを活用する協議を深め、防 災体制作りや被災者情報収集の必要性に対する自治防災会の理解が促進された。 ■ 市民の防災意識が高まり、災害時のメール配信サービスの登録が伸びている。 ⇒事業最終年度の平成 23 年度目標:17,000 人(市人口の 1 割) 平成 20 年度現在、 「市民版」と「防災版」の合計で約 7,200 人を達成 システム構成 事業費 今後の課題 メール配信システム、パソコンなど 平成 19 年度:7,600 万円、平成 20 年度:6,700 万円 情報システムによる情報収集に対して不安感・不信感を抱いている、自治防災会のメ ンバー(特に高齢者)に対する、 「総合防災情報システム」のメリットの周知。 総合防災情報システム 行政 災害情報サブシステム 災害情報広報サブシステム 市民 映像情報サブシステム メール配信サービスによる 災害情報の共有 災害情報配信サービスに登録し、 市民の防災意識の向上 14 15 三重県津市 「ICTを活用した子育て支援モデル」 事業概要 子育て環境を支援することを目的とした、子育てに関する地域 SNS の構築と、テレビ 電話会議システムの導入による保健センターの子育て教室の遠隔開催の実施 効果 地域 SNS「元気っ津+plus」から、リアルへの活動「元気っ津まつり」が開催されており、 その後さらに SNS の登録者が増加した。 システム構成 事業費 パソコンなど 平成 19 年度:2,770 万円、平成 20 年度:6,920 万円 今後の課題 ■ SNS を盛り上げることでどのように子育て環境を支援することができるのか、より 一層の検討。 子育て支援地域SNS「元気っ津+プラス」 「元気っ津+プラス」 行政 子育てママ 地域SNS「元気っ津+プラ ス」を通じて、子育て環 境を整え、保護者を支援 バーチャルからリアルへ 「元気っ津まつり」の開催 SNS「元気っ津+プラス」を 未成年に門戸を開放 15 16 京都府京丹後市 「地域ビジネスSNSを活用した地域情報交流モデル構築事業」 事業概要 産業の活性化と雇用創出、定住や交流の促進を目的とした地域ビジネス SNS「T-WAVE」 の構築 効果 公認コミュニティの「観光相談」や「移住相談」では、利用者が活発に書き込みを行って おり、サイトへの参加意識の高まりが感じられる。(約 500 人が参加) システム構成 事業費 今後の課題 パソコンなど 平成 19 年度:5,700 万円、平成 20 年度:2,900 万円 民間事業者にシステムを委譲後の、システム運用コストを賄えるだけの広告収入は得 られておらず、今後の運用の財源確保の検討。 地域ビジネスSNS「T-WAVE」 「T-WAVE」 地域情報の集約 住民が書き込んだ 地域情報を集約 地域の情報の集約と発信により、 地域社会の活性化 16 17 兵庫県神戸市 「携帯端末を活用した観光客等支援モデル事業」 事業概要 神戸を訪れた観光客に対する、携帯電話を利用した観光案内システム「KOBE ケイな び」および、購入品を宿泊施設へ配送する「U コードを用いた配送システム」の構築 *U コード:一意に識別できる固有 ID を持った QR コード 効果 ■ 「KOBE ケイなび」については、平成 20 年度調査結果の満足度が 6 割程度と概ね好 評である。 ■ 「ケータイ・有馬温泉めぐり」(参加者:120 名)の完走者のアンケート結果で「面 白かった」は 97%と非常に高い評価を得ている。 ■ ウォークラリーの途中まで知らなかった道や店などを知り、街歩きで「新たな気 づき」を与える効果が確認された。 システム構成 事業費 今後の課題 U コード、携帯電話など 平成 19 年度:7,500 万円、平成 20 年度:9,000 万円 「KOBE ケイなび」運用のための、計画当初想定していた広告主の確保。 観光案内システム 「KOBE ケイなび」 Uコードを用いた手ぶら観光 Uコード配送で、 荷物はホテルへ ホテル お土産屋 ・観光客向けの観光案内サイ ト「KOBE ケイなび」を構築 ・観光名所や地図検索、経路 検索を表示 観光客には概ね好評 買い物後、荷物は持たず に手ぶらで観光へ 17 18 和歌山県那智勝浦町 「介護サービスの適切な提供に向けたネットワークシステムの構築」 事業概要 行政・住民・介護事業者間の情報共有を目的とした介護ネットワークシステムの構築 効果 -(当事業には、2 介護事業者が参加した) システム構成 事業費 介護パッケージソフト、パソコンなど 平成 19 年度:3,600 万円、平成 20 年度:4,996 万円 今後の課題 多数ある介護パッケージソフト間の互換性の問題解決に向けた、行政、関係機関、ベ ンダー等が一丸となった検討。 介護ネットワークシステム 行政・住民・介護支援事業 者・介護サービス事業者間 の情報共有を図る 要介護者 行政 家族 システム サーバー 「介護ネットネットワークシステム」 介護支援事業者 介護サービス事業者 18 19 島根県海士町・京都府宮津市 「映像配信システムを利用した交流促進事業」 事業概要 観光振興と地元特産品の販売促進を目的とした、公衆ディスプレイの設置と地域密着 型の映像コンテンツの配信 (公衆ディスプレイは、海士町・宮津市だけではなく、東京など都市部にも設置) 効果 ■ 海士町と地元特産品を販売・提供している東京の飲食店(ディスプレイ設置店)が、 当事業を通じて連携を実現し、特産品(ex.いわがき等)の売上向上に寄与した。 ■ スポンサーとして、7 企業の獲得見込みがあり、広告収入が期待できる。 (海士町:3 件、宮津市 4 件) ■ 海士町、宮津市ともに、交流人口が 10%増加した。 システム構成 事業費 今後の課題 映像コンテンツデータベース、ディスプレイ、パソコンなど 平成 19 年度:4,700 万円、平成 20 年度:4,500 万円 ■ 行政だけではなく、地域的活動として交流促進事業を拡大していくための、地域 特産品の販売業者などへの説明やアピール。 ■ スポンサーの継続的な確保と、一層の拡大。 映像交流プラットフォーム 東京など都市 部に設置した ディスプレイ 地元住民が作成した 映像コンテンツを集約 東京 映像コンテ ンツや地元 特産品情 報を配信 •映像コンテンツ •地元特産品情報 住民ディレクター 交流の活発化 島根・京都 海士町の認知度向上・交流の活発化 19 20 岡山県岡山市 「地域SNS等を活用した安全・安心の実現モデル事業」 事業概要 地域全体で子供の安全に取り組む、IC タグとカメラを利用した児童見守りシステム の構築 効果 地域に児童見守りシステムを導入していることによる、子どもを巻き込む犯罪や事故 への抑止力となって期待される。 システム構成 事業費 今後の課題 カメラ、IC タグ、パソコンなど 平成 19 年度:9,500 万円、平成 20 年度:11,700 万円 児童見守りシステムについては、学校の事務負担増加や、PTA や地域住民のプライバ シーの問題があり、関係団体での了解を得るために、事前の十分な説明が必要。 児童見守りシステム ICタグとカメラを利用し て、児童の登下校情報 を保護者に配信。 ICタグ 子供の識別にはICタグを使 用するため、学校に携帯電 話を持ち込む必要がない。 児童見守りシステム導入による、子ども を巻き込む犯罪や事故への抑止力向上 20 保護者は子どもの 安全を確認 21 広島県安芸太田町 「行政のユニバーサルサービス提供に向けた地域情報分析システム」 事業概要 GIS(地図情報システム)を活用し、町内の住民の活動可能性(ある条件のもと、目的地 に移動できる住民が、全人口を占める割合)を可視化し、公共交通に対する政策立案 のための共通材料とした。 効果 町内の住民の活動可能性を可視化し、安芸太田町が抱える公共交通の問題に対し共有 意識を持つようになった。 システム構成 事業費 GIS システム、サーバー、パソコンなど 平成 19 年度:7,200 万円、平成 20 年度:6,200 万円 今後の課題 今後、可視化した町内の情報をどのように活用していくかを検討する必要がある。 地域情報分析システム 安芸太田町の課題 •少子高齢化 •公共交通(JRの廃線) •過疎化など 地域問題の可視化 生活の活動 可能性データ •行政手続き •診療科毎の通院など 公共交通の問題に焦点 町民の属性(性別、年齢、運転免許 証の有無、など)を調査し、町民の 活動可能性を算出 •データ分析 •ユニバーサルサービスの検討 町内が抱える公共交通に関する問題を可視化 ⇒政策立案のための情報共有 21 22 徳島県神山町 「かみやまの特色ある文化と双方向のWEB通信技術を活用した地域活性化モデル事業」 事業概要 地域の観光資源や特産物の情報発信と、「神山アーティスト・イン・レジデンス(KAIR)」 の活動を支援を目的とした、ポータルサイト「イン神山」の構築 *神山アーティスト・イン・レジデンス:国内外から招聘した芸術家に創作活動の場 を提供するとともに、地域との交流を図る NPO 活動 効果 ■ 「イン神山」の「神山で暮らす」情報を見て神山町に興味を持った他地域在住の市 民 10 世帯 22 名(神山町全世帯のうち約 0.4%)が移住してきており、さらに 60 世帯 (神山町全世帯のうち約 2.3%)が空き家提供待ちの状況。 ■ 過疎地域である神山町の移住者や交流人口の増加に少なからず寄与している。 システム構成 事業費 データベース、パソコンなど 平成 19 年度:7,670 万円、(平成 20 年度:14 万円) 今後の課題 当初想定していた、コンテンツ視聴料や遠隔講義料の収入が見込めないため、事業の 自立化のための収益源の確保。 ポータルサイト「イン神山」 •NPO法人がサーバーを運用 •コンテンツの品質確保 「イン神山」 •神山町の情報を集約 •「神山アーティスト・イン・ レジデンス」の活動支援 NPO法人 外部との交流活発化 神山町情報 •ポータルサイトのアクセス増加 •海外からの反応増加 •観光資源、特産物 •芸術家の活動情報 移住情報 へアクセス 交流・流入人口増加 22 23 愛媛県松山市 「ICT利活用による地域を担う人づくりと地域コミュニティ活性化事業」 事業概要 ボランティア活動の促進のためのポイント付与システムおよび、地域の資源を動画で 配信する情報発信蓄積システムの構築、動画コンテンツ制作に関わる人材の育成 効果 モデル公民館の主事を対象とするコンテンツ制作研修を実施し、6 件の地域情報の動 画コンテンツを作成し、地域活動の活性化を図っている。 システム構成 データベース、ポイントシステム、パソコンなど 事業費 平成 19 年度:3,130 万円、平成 20 年度:3,560 万円 今後の課題 ■ ポイントシステム付与システムに関する、民間のポイント運用会社との連携の検 討。 ■ 個人情報登録等への抵抗感があり、伸び悩んでいる人材データベース登録者数の 増加方策の検討。 ■ 動画コンテンツの更なる充実と一般公開・ ボランティア・ポイントシステム 人材データベース 学びコンテンツ •人材育成目的の人材 データベースを構築 •コンテンツ制作スタッフ の育成 ポイント付与 ボランティア活動促進 による、地域活性化へ 公民館 23 24 高知県津野町 「地域の見守り・助け合い活動へのICT利活用モデル事業」 事業概要 地域の重点活動として以前から行われてきた、高齢者等の見守り・助け合い活動に ICT を導入し、社会福祉協議会、地域包括支援センター、診療所、消防団、など地域 の関係主体が密接に連携した、見守り・助け合い情報共有システム等の構築・運用 効果 ■ 効率的かつ効果的な高齢者等の見守り・助け合いサービスを実現し、高齢者など約 760 名(津野町の高齢者約 2500 人のうち 3 割以上)が登録している。 ■ 住民アンケート結果では約 9 割が「期待できる」、またシステム登録者(高齢者等) の約 8 割が「大変有意義である」と回答している。 ■ 関係者間の密な体制構築を促進しており、例えば急病人搬送時、搬送先の地域拠 点病院や町外の家族などへ迅速な情報伝達が行えるようになった。 システム構成 事業費 データベース、パソコンなど 平成 19 年度:5,300 万円、平成 20 年度:7,800 万円 今後の課題 各支援機関の職員に対するアンケート結果では、システム導入による業務量の増加を 懸念する声も多く、業務効率化に資するシステム機能追加や改善の検討が必要。 安心・安全お守り台帳 •基本情報 •緊急時の連絡先 •個人情報など 従前から実施されて いた見守り・助け合い 活動にICTを導入し、 より効果的・効率的な サービスを目指す。 民生委員 消防組合 社会福祉 協議会 安心・安全 お守り台帳 役場 独居高齢者など •訪問状況確認 •緊急時の対応 関係者で 共有・連携 要援護者の 情報をDB 地域包括 支援センター 関係者間の迅速かつ的確な情報伝達が実現 24 診療所 関係者関での 情報共有の円 滑化と連携強化 25 福岡県添田町 「添田町子育て支援連携システムモデル構築事業」 事業概要 子育てを地域ぐるみで支援することを目的として、子どもの健康情報を集約し連携さ せて地域住民が活用することを可能とした、子育て支援連携システム「子育てネット そえだ」の構築 効果 ■ 子育て、児童の居る家庭の半数以上が事業に参加しており、利用者満足度は、70% 以上と非常に高い評価を得ている。 ■ 保育所・幼稚園から、自分の子どもの様子の画像が携帯電話等に配信されること に対して、保護者からは好評である。 「安心」、 「便利」といった声以外に「楽しい」 といった評価を得ている。 システム構成 事業費 今後の課題 データベース、携帯電話、パソコンなど 平成 19 年度:3,500 万円、平成 20 年度:5,700 万円 データ登録に要する作業は、保育所・幼稚園の自主的な判断に任されており、現場担 当者の負荷軽減策の検討。 子育てネットそえだ 妊娠時から小学校 卒業までの情報を 電子化・集約 子育て利便性の向上 保育所・幼稚園 での、児童の画 像を保護者の携 帯電話に配信 子どもの様子が分か り、保護者の「安心」、 「便利」、「楽しい」と いった、好評の声 母子健康情報 (健診データ) 日中様子の分からないわが子の姿が 携帯電話に配信されることに高い満足度 25 26 熊本県天草市 「地域活性化課題解決モデル「WEBの駅」天草情報タワー」 事業概要 天草の情報を市内外に発信することを目的とした地域ポータルサイト「天草 Web の 駅」の構築 効果 システム構成 事業費 今後の課題 天草に関する地域情報を集約し、「天草」ブランドを PR している。 サーバー、パソコンなど 平成 19 年度:4,340 万円、平成 20 年度:7,780 万円 行政は「天草 Web の駅」を天草市外への情報発信の場と捉えているのに対し、ユーザー は、天草市内における情報集約・発信の場と考えており、利用目的にギャップが生じ ている。 Webの駅「天草情報タワー」 イメージ 地域住民 (天草市内外) 地域住民 行政 行政 住民や行政 からの地域 情報の集約 •地域サービスの活性化 •新サービスの創出 天草情報 (観光、資源、 行政、教育など) 26 27 鹿児島県奄美市 「奄美の健康な暮らしに根差したビジネスモデル構築事業」 事業概要 効果 地域産品の案内と、地域振興のためのポータルサイトの構築 ポータルサイトを活用し、生産者と消費者を繋ぐことで地域産品をより効果的にアピ ールしている。 システム構成 事業費 今後の課題 データベース、パソコンなど 平成 19 年度:5,400 万円、平成 20 年度:3,200 万円 システム利用を促進するため、生産者にポータルサイト利用のメリットやイメージの 十分な周知が必要。 地域住民 健康分析システム 地域住民 ポータルサイト 「奄美生活」 OnePoint アドバイスシステム •地域資源のPR •健康増進 27 28 沖縄県伊江村 「地域ビジネスSNSを活用した地域情報交流モデル構築事業」 事業概要 効果 民泊事業に関わる予約・受入・収支・分析を行う民泊事業支援システムの構築 ■ 年々民泊客が増加している中、伊江村観光協会および 155 世帯もの受入民家が民 泊事業支援システムを導入し、伊江村観光協会の事務作業(予約管理、受発注管理、 収支管理等)は導入前に比べて 1/10 程度に効率化された。 システム構成 事業費 データベース、VPN パソコンなど 平成 19 年度:5,400 万円、平成 20 年度:7,200 万円 今後の課題 ■ 伊江村を訪れた修学旅行生をターゲットに地域 SNS を構築し、村へのリピーター として期待したが、全国的に未成年の登録を規制する方向となり、今後の事業の 方向性の再検討が必要。 ■ 通常の観光客・訪問客を対象とする、事業の応用の検討。 民泊事業支援システム 民泊事業支援システム 旅行会社 民泊民家 旅行会社 伊江村観光協会 民泊民家 連携・効率化 民泊民家 民泊民家 民泊民家 伊江村観光協会と、 旅行会社、民泊民 家をシステムで連携 VPN構築 観光協会の民泊事業に関する 事務作業が1/10に軽減 28 予約、受入、収支、 分析などの事務作 業の効率化 旅行会社