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つばさのゴミ削減活動
つばさのゴミ削減活動 東京都立つばさ総合高校 ISO委員会 そうごくん つばさちゃん ISO委員会とは クラス代表で作る 生徒の委員会ですが… 環境統括責任者 内部監査主任 企画調整会議 環境管理責任者 ISO推進委員会 内部監査委員 ISO事務局 ISO推進責任者 (教員) ISO推進責任者 (経営企画室) ISO推進責任者 (生徒会) ISO推進責任者 (保護者) 生徒・教職員 学校自体の環境活動を企画する「ISO推進委員会」に、 ISO委員会の生徒も、教職員と同じ資格で加わっています。 だから、つばさの環境活動は 生徒にとっても「自分たちが決めたこと」です。 ISO委員会が担う取り組み ◆省エネルギーの推進 ◆ゴミの排出量の削減 ◆他校の 環境活動との交流 など このうち、今日はゴミ削減の活動に ついてご紹介します ゴミ削減のための活動・1 「今月の目標」(つばさ環境の日) 毎月、環境に関する「今月の目標」を定めて、「つばさ環境の 日」に呼びかけなどをします。 この「目標」で、 ★ゴミを増やさないための行動 ★捨てるものを減らすための行動 なども取り上げます。 ゴミ減量関係の「今月の目標」の例 ●ハシは抜け! ●マイボトルで涼しい夏を ●包装の少ない食べ物を買おう ●食べ残したらゴミになる ●紙は「紙資源」へ! 広報紙「USO 800」 「今月の目標」のために必要な行動や、目標の意味などを知ら せる新聞です。原則月一回、委員が交替で作成。ゴミ削減を目 標にした月には、 そのための工夫 や効果を紹介し ます。 ゴミ削減のための活動・2 他校や地域との交流 毎年11月に、公開行事「高校生環境サミット」を実施 その中で、つばさの活動を知らせるメニューも用意します 高校生の他、大学生や地元の 企業、地域の方々を学校に集め てイベントをします。 この中で、つばさの活動の発表 をしたり、来場者に「ゴミ分別」を 体験してもらったりしています。 今回の「環境サミット」の内容 毎年11月23日頃の開催です。ぜひご来場・ご参加ください。 講 演 意見交換・南極の氷体験 パネル展示・体験企画 高校生の実践発表 「環境サミット」以外でも・・・ 私たちの活動内容が、地域や 他の学校にとって参考になれば・・・ そんな思いから、地域の行事など に出て、展示や発表をしています。 ★大田区生活展 ★エコプロダクツ展 ★大田区環境フォーラム ★高校生環境フォーラム など 私たちでお役に立つなら、 喜んで発表にうかがいます。 「ゴミ」の定義 ここで、以下の発表に登場する言葉の定義を。 「ゴミ」・・・リサイクルのできないもの + 「リサイクル資源」・・・再生利用できるもの 「捨てるもの」・・・ゴミ・資源を問わず、不要 になって廃棄されるもの全部 私たちは今まで、「ゴミ」の削減を考えてきました。 ゴミ削減のための活動・3 「捨てるもの」の9分別回収 ①紙資源 →リサイクル ②可燃ゴミ(布・木・ホコリ・汚れた紙など) ③プラスチック資源→リサイクル ④特殊ゴミ(アルミ箔・金属部品・割れたガラスなど) ⑤ペットボトル →リサイクル ⑥缶 →リサイクル ⑦古紙 →リサイクル ⑧残飯 ⑨ペットボトルキャップ→リサイクル →以上の分別を全校で実施。クラスにはゴミ箱を置かず、 ゴミ・資源は各階の「ゴミステーション」で集めます。 環境週間・日々の回収 毎月一週間を「環境週間」と して、委員が昼休みに、校内 6カ所の「ゴミステーション」に 立ちます。 (分別の種類が多いため、 教室にはゴミ箱がありません) なお、日々の回収は 各クラスから当番が出て行います。が、 この時もただ集めるのではなく、 分別状況をチェックします。 当番に 遅れちゃう~ 木曜放課後の 再分別作業 木曜の朝にリサイクル 資源の回収業者さん が来ますが、 ●分別ができていない と置いて行かれます。 ●また、可燃ゴミとして 出されたゴミにも資源 がよく混じっています。 これを委員がチェック し、本当に「ゴミ」だけ にして、金曜日に来る ゴミの回収業者さんへ。 そして、これら 一連の成果は・・・・ 燃えるゴミの動向 2003年度(環境活動を始める前)と比べて 1/6程度の排出量を維持しています。 ゴミ削減のための活動・4 ペットボトルキャップ回収 ◆校内だけでなく、大田区とも協力して地域のものも回収。 ◆2年間で約69万個。焼却処分に比べ、 CO2を5,467kg削減。 ゴミ削減のための活動・5 地域資源回収 • 毎月第3日曜に、自 治会の方々と地域 の資源を(古紙・段 ボール)回収してい ます。 • 学校の古紙、段ボ ールもこの回収に 寄付しています。 以上、いろいろなことを取り組んできましたが・・・ 捨てるものを、もっと減らしたい 捨てるものの分別をして ゴミの量を減らしたが、 捨てるもの全体も減らせ ないだろうか。 ・ゴミをもっと減らす ・リサイクルできるものも なるべく減らしたい そこで「28分別」に挑戦 • 大阪府堺市が家庭ごみの成分を調べるた め、実験的に40分別をしたそうです。 • それをアレンジして、学校でもゴミ・資源を 28分別して、どんな種類のものが多く捨 てられているか調べることにしました。 • 多く出ている資源・ゴミを特定し、それを減 らす対策を取ればいいと思ったのです。 28分別の様子 6月の暑い中、学校 で捨てられた1週間 分のものを、3日か けて分別しました。 28分別の結果 (単位:kg) 資源 ゴミ 資源 ゴミ 28分別から分かったこと • ペットボトルや紙パックなど、飲料水の容 器(=資源)が一番多かった。 →ペットボトル1,958本、紙パック1,410箱、空き缶601本 =合計3,969本、一人当たり5.5本 1人が一週間で500円を飲み物に使うとすると、 つばさ全体で一年間で1,870万円が飲み物代に! • 次に多いのは、プラスチック容器やビニー ル袋など、食べ物の容器(=資源) 「プラ容器や可燃ゴミが一番多く、2番目がペットボトル」だと予想 していた。が、こちらが2番目で、可燃ゴミはとても少なかった。 • ゴミは意外と少ない=現在の方法ではゴミ をこれ以上減らすのは難しい。 • ゴミは減っているが、リサイクル資源の重 さも加えると、「捨てられているもの」全体 の重さは以前とさほど変わっていない。 ↓ ★課題は、リサイクル資源 リサイクル資源の排出を減らすことはで きるだろうか? (特に、多くを占める飲み物・食べ物の容器) まとめ、そしてこれから • 飲み物・食べ物の容器を 減らすには、私たちの生 活習慣を大きく変える必 要がある。 ↓ • ひとまず、「Myボトル」な どの呼びかけを始めた。 今は、「つばさMyバッグ」などのアイ デアを出しながら、次にやることを みんなで考えています。 最後にひとこと 分別で「ゴミ」を減らす 「捨てるもの」を減らすように呼びかける ・・・・・・・・ これは皆さんの学校や地域でも、 ちょっと頑張ればすぐに始められます。 ぜひ、考えてみてください! ご清聴、 ありがとうございました。